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  1. 世田谷区議会 2020-05-26
    令和 2年  5月 区民生活常任委員会-05月26日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 2年  5月 区民生活常任委員会-05月26日-01号令和 2年  5月 区民生活常任委員会 世田谷区議会区民生活常任委員会会議録第四号 令和二年五月二十六日(火曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         中村公太朗    副委員長        岡本のぶ子                阿久津 皇                畠山晋一                福田たえ美                いそだ久美子                ひえしま進                小泉たま子                たかじょう訓子                田中みち子  事務局職員    議事担当係長      長谷川桂一    調査係主事       小山内沙希  出席説明員    副区長         岡田 篤
      世田谷総合支所    総合支所長       志賀毅一   北沢総合支所    総合支所長       髙木加津子    地域振興課長      土屋雅章   玉川総合支所    総合支所長       工藤 誠    地域振興課長      荒  学    地域施設整備担当課長  荒井久則   砧総合支所    総合支所長       原田茂実    地域振興課長      河野雄治   烏山総合支所    総合支所長       皆川健一   生活文化政策部    部長          松本公平    市民活動・生涯現役推進課長                加野美帆    人権・男女共同参画担当課長                小野恭子   地域行政部    部長          清水昭夫    地域行政課長      舟波 勇    住民記録・戸籍課長   泉 哲郎    番号制度・マイナンバーカード交付推進担当課長                齋藤 稔   環境政策部    部長          竹内明彦    環境計画課長      安藤良徳    エネルギー施策推進課長 池田あゆみ   経済産業部    部長          田中耕太    商業課長        中西成之    工業・ものづくり・雇用促進課長                香山桂子   清掃・リサイクル部    部長          辻  正    世田谷清掃事務所長   畑中 健   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.請願審査   ・ 令二・二号 世田谷区に脱炭素・再生可能エネルギーの活用と促進を求める陳情  2.報告事項   (1) 令和二年第二回区議会定例会提出予定案件について   〔議案〕    ① 世田谷区出張所設置条例の一部を改正する条例    ② 世田谷区印鑑条例の一部を改正する条例    ③ 世田谷区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例   (2) 事務事業等の緊急見直し状況について   (3) 令和二年度主要事務事業について   (4) 仮称世田谷区立松原複合施設整備工事について   (5) 玉川総合支所区民会館改築工事について   (6) 世田谷区たまがわ花火大会及び多摩川クリーン作戦について   (7) 世田谷区犯罪被害者等支援の検討状況について   (8) マイナンバー制度における通知カードの交付等の廃止について   (9) 世田谷区における気候変動への取組み推進について   (10) 新型コロナウイルス感染症に係る事業者等に対する支援について   (11) 自動車事故の発生について   (12) その他  3.資料配付   (1) 世田谷区立千歳台地区会館の空調設備改修工事に伴う休館について  4.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午後零時一分開議 ○中村公太朗 委員長 ただいまから区民生活常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 本日は、請願審査等を行います。  まず、委員会運営に関しまして、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応を皆さんお願いいたします。  また、今回から、発言に当たりましては、今説明がありましたワイヤレスマイクを使用いただきますようにお願いいたします。  それでは、1請願審査に入ります。(1)令二・二号「世田谷区に脱炭素・再生可能エネルギーの活用と促進を求める陳情」を議題といたします。  なお、本件につきましては、三百五十四名分の署名の追加があり、代表者を含め総計三千二十一名となりましたことを御報告をいたします。  それでは、本件について理事者の説明を求めます。 ◎安藤 環境計画課長 それでは、私から説明させていただきます。  本陳情の要旨は、次の三点がございます。一つ目、全ての公共施設で再エネ一〇〇%電力を導入するよう取り組むこと。二つ目、再エネを巡る自治体間連携をさらに積極的に進めること。三つ目、区内の建築物のZEB化、ZEH化を進めるための取組を強化することでございます。  脱炭素、再エネに関する社会動向でございますが、二〇一五年のパリ協定では、平均気温の上昇を産業革命以前から二度以下に保つとともに、一・五度以下に抑えるために努力していくことを目標としており、そのために今世紀後半に温室効果ガス排出を実質ゼロを目指すとしています。  国の動きですが、エネルギー基本計画において、電源構成率において、再エネの主力電源化を目指すとしております。また、昨年十二月には、国のほうから各自治体に対し、二〇五〇年温室効果ガス排出実質ゼロにすることを目指す旨を表明してほしいとの要請が来ております。  ZEB、ZEHに関しては、国の計画では、二〇三〇年までに新築建築物、新築戸建て住宅の半数以上でZEB、ZEHの実現を目指すとしております。また、建築物省エネ法が改正され、来年度から建築士から建築主に、戸建て住宅の省エネ性能の説明義務化や省エネ基準への適合義務制度の対象が拡大される予定です。  続きまして、区の取組でございます。区施設への再エネ電力導入については、環境基本計画(後期)において、脱炭素社会に役立つエネルギーの利用拡大と創出を目指すことを基本目標として定めており、区民、事業者、区が連携して、区内全体で再エネを利用拡大するせたがや版RE一〇〇の実現に向けて取り組むこととしております。  区施設に再エネ電力導入については、昨年度からの本庁舎に加え、今年度以降、出張所やまちづくりセンター、地区会館などの施設に加え、総合支所にも広げる予定としております。今後、未導入施設については電力の供給状況を踏まえつつ、再エネの電力電源構成や価格面などに注視しながら導入拡大を検討していく予定です。  次に、再エネに関する自治体間連携につきましては、現在、長野県産の水力発電電力を区立の保育園三十八園、児童館六館、幼稚園八園に導入しているほか、川場村・弘前市産の電力を区民に提供する取組を進めています。建築物のZEB化、ZEH化については、国や東京都の補助制度を積極的にPR協力し、活用を促しております。  区では、区民向けに省エネ住宅や、ZEHに関するセミナーを開催し、国や東京都の助成制度や区のリノベーション補助金の紹介、省エネ住宅相談会も同時に行っております。今年度は、新たに区民向け蓄電池導入補助事業をはじめ、再エネの有効活用の促進を図っているところです。大規模な建築物等を計画する事業者に対しては、環境配慮制度に基づき、再生可能エネルギーの有効利用や省エネルギー対策などを要請し、環境負荷の低減を図っております。  説明は以上です。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小泉たま子 委員 一つ伺います。ここに本庁舎再エネ一〇〇%電力の導入を踏まえとあるんですけれども、この中に新庁舎が入っているかどうかということで伺います。 ◎池田 エネルギー施策推進課長 現在の本庁舎につきましては一〇〇%電力を導入しておりますけれども、今後の新庁舎建て替えに際しましては、電力の契約は単年度で毎年契約しているものですので、今後どうなるかというのは検討材料となります。 ○中村公太朗 委員長 以上で質疑を終わります。  それでは、本件に対する御意見と取扱いについて、併せてお願いをいたします。 ◆阿久津皇 委員 環境問題に関しましては、我が会派もこれまで積極的に取り組んできたところでございます。今説明にもありましたように、国としても二〇五〇年に温室効果ガスの排出実質ゼロを目指すということで方針を示されていますし、区としても、それに沿って様々施策を今打ち出してきているというところですので、我々としては、当面の間は、そうした国や区の政策に対してしっかりと注視して、それを後押ししていくといったことが必要なのかなというふうに考えています。  また、今般のコロナウイルスの影響で大変な経済の落ち込みも予想されるというところで、今後の環境問題といったものに対する取組も大きく変化があるんじゃないかということも鑑みまして、現在のところは、今回の請願に対しては継続ということで取扱いをお願いしたいと思います。 ◆福田たえ美 委員 公明党は、継続ということで意見を申し上げさせていただきます。  昨年の台風十九号など自然災害の脅威を目の当たりにした本区といたしましては、この地球温暖化対策を実行していくことを今改めて実感をしております。陳情者の方からいただきましたこの趣旨説明も読ませていただきました。その中で趣旨を理解する部分もございますが、区民の方々の御協力が大変必要であるというふうにも考えますので、まずは区民の方々の行動につながる御理解を進めていく必要があると考えますので、継続とさせていただきます。 ◆いそだ久美子 委員 立憲民主党社民党といたしましては、趣旨採択とさせていただきます。 ◆ひえしま進 委員 F行革としましては、気候変動にまつわる災害の深刻化は多くの区民の生活に大変な影響を与えております。再生可能エネルギーの活用とその促進に力を入れて取り組むことは重要なことと考えます。以上のことから、趣旨採択とします。 ◆小泉たま子 委員 先ほども質問いたしましたけれども、本庁舎再エネ一〇〇%電力導入を踏まえというところでは、新庁舎も含まれる、新庁舎に変わってもこれを実現していくというふうに捉えられる可能性もありますので、これはしっかりと、今の本庁舎に対してはそうだけれども、これからは年度ごとであるし、そのときの価格もあるということの説明でしたので、やはりこういうことは慎重にきちっと区民に説明しながら進めるべきことだと思います。  これは正式に取り上げられると、できなかったりした場合には約束を破ることになりますし、丁寧にやっていくべきだと思います。やっぱり区のこれからの姿勢が問われると思いますので、趣旨はいいと思いますので、区がしっかりと進めていくということを前提にして、継続でお願いします。 ◆たかじょう訓子 委員 脱炭素、再生可能エネルギーを拡充していくということは、世界の流れとして当然区が目指すべきところですし、区も政策にも位置づけているところです。  私どもとしては、この問題については、立場としては趣旨採択とさせていただきます。今後、区の施設などで積極的に活用できるよう求めていきたいというふうに思っています。 ◆田中みち子 委員 私たち生活者ネットワークは、採択とさせていただきます。  今回、二月に陳情・請願が付託されたわけですけれども、この間コロナということになって趣旨説明に来られなかったということで、残念な思いされているんじゃないかなと思います。その間に、またたくさんの方も賛同されて、三千人を超える方ということで、大変多くのたくさんの方が、もっともっと世田谷区、積極的に進めてくれという気持ちの表れだと捉えさせていただいています。
     それで、特に今回、本庁舎が再生エネルギー一〇〇%になったということで、大変御苦労された中でやってらっしゃると思っております。  そして、今行政のほうでの話の中でも、電源構成とか価格に注視していきたいというお話がありましたが、やはり価格ということにこだわってしまって、この電源構成の中で再エネの比重が低いということにならないように、ここはしっかりと対策を取っていただきたいというのと、さらに学校の中の電力というのも、ごみの焼却をされた熱エネルギーを使っていらっしゃるということもあるかと思います。ごみを燃やすことによって二酸化炭素がやはり出てきてしまうということもあると思いますので、できるだけそのあたりも積極的に進めていただきたいと思います。  さらに、ZEB、ZEHということで、国のほうでも新たな説明を義務化するというお話も今ありましたが、期待したいところではありますが、今回コロナによって随分在宅の、外出自粛によって皆様在宅ですよね。二月、三月、四月はエネルギーを家の中で使わなくてもいけたと思うんですけれども、第二波、第三波となったときに、お家の中で冷房とか暖房が必要になったら、もっともっと省エネも進めていかなきゃならないんだと思うんです。  以前、気候変動の非常事態宣言というのも区長自ら発信していってほしいということも、この間求めてきたわけですけれども、ぜひここはコロナの非常事態ということと、気候変動も一緒に両輪という形でぜひ対策を進めていただきたいと要望いたします。 ○中村公太朗 委員長 それでは、本件の取扱いについてお諮りをしたいと思います。  本件については、採択、趣旨採択、継続審査と意見が分かれておりますので、本日のところは継続審査とすることでお諮りをしたいと思います。  本件を継続審査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中村公太朗 委員長 御異議なしと認め、令二・二号は、継続審査とすることに決定をいたしました。  以上で、1の請願審査を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 次に、2の報告事項の聴取に入ります。  まず(1)令和二年第二回区議会定例会提出予定案件について、議案①世田谷出張所設置条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎舟波 地域行政課長 それでは、世田谷区出張所設置条例の一部を改正する条例について御説明をいたします。  まず、1の主旨でございますが、公共施設等総合管理計画に基づき複合化する若林まちづくりセンターにつきまして、条例に定める位置を変更する必要があるため、世田谷区出張所設置条例の一部を改正する条例を令和二年第二回区議会定例会に御提案するものでございます。  改正内容といたしましては、若林まちづくりセンターの位置を記載のとおり変更いたします。  新旧対照表は裏面のとおりでございます。  施行につきましては、令和二年十一月を予定し、規則で定める日から条例を施行してまいります。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 それでは続きまして、②世田谷区印鑑条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎泉 住民記録・戸籍課長 それでは、世田谷区印鑑条例の一部を改正する条例について御説明いたします。  初めに、主旨でございます。成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、国の印鑑登録証明事務処理要領が改正されたことから、印鑑の登録資格の取扱いを変更する必要がありますことから、令和二年第二回区議会定例会に条例の一部を改正する条例案を提案するものでございます。  次に、2改正内容につきましては、具体的には、従来、印鑑登録を受けることができないものと定めていた成年被後見人につきまして、法定代理人が同行する場合、印鑑登録を受けることができるものと変更するものでございます。  3新旧対照表は記載のとおりでございます。  4施行予定日です。こちらは公布の日から施行いたします。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、議案③世田谷区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎齋藤 番号制度・マイナンバーカード交付推進担当課長 世田谷区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。  1主旨といたしましては、国の制度である幼児教育・保育の無償化に伴い、令和二年二月にマイナンバー制度に基づく自治体独自利用事務情報連携拡大について、国の個人情報保護委員会から通知がありました。区立保育園等の給食費に関する事務についても規定の整備を図る必要があるため、世田谷区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例を令和二年第二回区議会定例会に提案いたします。  2改正内容につきましては、個人番号を利用する事務に、区立保育園等の給食費に関する事務について規定を追加いたします。  3新旧対照表は別紙のとおりでございます。  4施行予定日は公布の日からでございます。  説明は以上となります。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中村公太朗 委員長 ここで理事者の入れ替えを行いますので、しばらくお待ちください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 それでは次に、(2)事務事業等の緊急見直し状況について、理事者の説明を願います。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 事務事業等の緊急見直し状況について御説明をいたします。  なお、本件は、企画総務、区民生活、福祉保健、都市整備、文教の五常任委員会、併せ報告とさせていただきます。  1主旨でございます。四月二十二日の企画総務常任委員会において、五月中を目途に議会に報告するとしていた緊急見直しの取組状況をこのたび取りまとめましたので御報告申し上げます。  2取組み内容でございます。区民生活への影響や緊急性等の観点から検証を行い、必要不可欠な場合を除き事業の拡充は行わないことに加え、休止、先送り、事業規模の縮小等の見直しを行いました。  別紙1を御覧ください。緊急見直し状況の概要になります。概要に記載のない緊急見直し内容については、本日、当委員会に御提出している主要事務事業に緊急見直しである旨を表示してございますので、後ほど御確認ください。  初めに、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休止等する事業で、主にイベント等でございます。オリンピック・パラリンピック機運醸成事業をはじめとした多くの集客や移動のある事業になります。  中段は建設、工事です。公共施設の新設、改築や中期保全改修工事等になります。学校の耐震改修や台風十九号の浸水被害を踏まえた水防対策などの安全性緊急性の観点から、必要不可欠な事業については計画どおり実施することとしており、それらを優先する中で、先送りの判断をさせていただいたものです。  続いて、新実施計画(後期)事業についてです。区民生活への影響を考慮し、前年度と同規模までは実施することとし、新規拡充は行わないこととしました。  その他も含めますと、歳出総額で約マイナス二十九億七千万円、特定財源を除いた一財ベースではマイナス二十三億四千万円の見直し結果となりました。しかしながら、今回のコロナ禍による財政への影響はリーマンショック時を大きく上回る見込みで、今回の見直しにより捻出される財源はその一部を補填するにすぎない状況です。  かがみ文の3今後の取組みについてでございます。引き続き事務事業等の見直しを進めていく必要があるため、第二次補正予算の内示の際に各部宛てに依命通達を発出しました。別紙2として写しを添付しておりますので、後ほど御確認ください。  恐れ入ります、かがみ文にお戻りください。4今後のスケジュールにつきましては記載のとおりでございます。  私からは以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたらどうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 それでは次に、(3)令和二年度主要事務事業についてですが、これは内容が多岐にわたる大変ボリュームのある資料ですので、要点を絞って御説明いただきますようによろしくお願いいたします。  それでは、理事者の説明を願います。 ◎松本 生活文化政策部長 令和二年度の主要事務事業について御説明をさせていただくのに当たりまして、冒頭私から、表紙をおめくりいただきまして、裏面について御説明をさせていただきます。  現在、区内の事業活動、あるいは区民生活を支える緊急対策に取り組むとともに、財源不足への対応といたしまして事務事業の緊急見直しを行っております。そのため、この目次のページでは、各総合支所、各部の事務事業の右の欄に、緊急見直し対象事業、それから緊急対策事業、こういった項目を設けまして該当のページを記載しております。  また、本文中にも、緊急対策として、新規拡充事業については、緊急対策事業との表記、現段階で休止、先送り、規模の縮小等の見直しとなる事務事業につきましては、緊急見直し対象事業と記載をしております。  なお、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化することも想定されておりまして、今後、緊急対策及び事務事業の緊急見直しは継続的に実施してまいります。また、事務事業につきましても、従来どおり継続することを前提とせず、事業の在り方や手法をどう変えていくかなど、本質的な見直しを引き続き行ってまいります。  それでは、世田谷総合支所長より順次御説明をさせていただきます。 ◎志賀 世田谷総合支所長 私からは、各総合支所共通の部分と世田谷総合支所の部分について御報告を申し上げます。  一ページから一一ページまで、各総合支所共通の部分を記載させていただいております。  まず、三ページを御覧ください。ふるさとまつり協賛では、各総合支所ごとに各地区の祭りや文化活動を支援するものでございます。  続いて、五ページをお開きください。五ページから八ページにかけまして、区民の防災行動力の向上といたしまして、各種防災訓練や防災塾について実施状況等を記載させていただいております。  九ページは、地域包括ケアの地区展開、一〇ページから一一ページにかけまして、地域活性化事業について記載しております。  各総合支所共通の部分は以上でございます。  続きまして、世田谷総合支所分を御説明いたします。  一三ページを御覧ください。(仮称)若林複合施設整備でございます。ここにつきましては、まちづくりセンターあんしんすこやかセンター社会福祉協議会、区民集会所、公園管理事務所及び土木管理事務所の複合施設でございます。今年度、第二期工事が竣工し、まちづくりセンターあんしんすこやかセンター社会福祉協議会、区民集会所を開設いたします。  世田谷総合支所分は以上でございます。 ◎髙木 北沢総合支所長 続きまして、北沢総合支所所管分でございます。  一五ページを御覧ください。まず、小学校の跡地活用による複合施設整備でございます。(仮称)花見堂複合施設の来年度の開設に向けまして、今年度は新築工事に着工いたします。  次に、一六ページをお開きください。(仮称)松原複合施設の整備でございます。今年度は、来年度の開設に向けまして引き続きプールの解体工事を行うとともに、整備工事に着手いたします。  北沢総合支所分は以上でございます。 ◎工藤 玉川総合支所長 それでは、玉川総合支所の事務事業について御説明申し上げます。  まず、一七ページを御覧ください。玉川総合支所庁舎等の改築でございます。今年度は竣工の年でございますので、昨年度に引き続きまして建築工事に取り組んでまいります。なお、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令等に伴いまして、工期を予定しておりました六月末から十月末に延伸し、新庁舎の開設につきましては令和三年一月となる見込みでございます。  なお、詳細につきましては、本日の報告事項(5)で改めて担当より御報告いたします。  続いて、一八ページでございます。奥沢センタービル・三敬ビルの耐震工事等の取り組みでございます。昨年度は耐震工事の推進に向けまして、改めて工事見積りを複数の事業者より徴取したところ、当初予算を上回っていたため、全体管理組合の総会にお諮りしましたが、増額に関しまして否決され、現在も工事着手に至ってない状況でございます。  今後も、引き続き区分所有者の皆様と協力しながら、耐震工事の着手を目指し、粘り強く取り組んでまいります。  私からは以上です。 ◎皆川 烏山総合支所長 私からは、烏山総合支所主要事務事業について御説明申し上げます。  二〇ページをお願いいたします。烏山区民会館及び烏山区民センターの設備改修工事でございます。予定していた工事のうち、区民会館ホール舞台照明設備調光卓の改修工事を実施いたします。舞台照明設備調光卓はホールの照明操作を行う機器でございまして、経年劣化により施設の利用に支障が生じるおそれがあることから改修するものでございます。  烏山総合支所分は以上でございます。 ◎松本 生活文化政策部長 生活文化政策部でございます。  二一ページからになりますが、二三ページをお開きください。ボランティア活動の推進でございます。こちらは、東京二〇二〇大会に向けた世田谷区ボランティアでございますが、現在七百四十名余りの方に登録をいただいております。大会の延期に伴いまして、研修やボランティア体験を実施しまして、来年に備えてまいりたいと考えております。  続きまして、二五ページ、生涯現役社会づくりの支援でございます。こちらは、3としまして、高齢者の地域参加の促進に向けた新たな施策について検討、試行を進めてまいります。高齢者の生きがいづくり、健康づくり、孤立防止などのための社会参加の促進に向けまして、おたがいさまbankなども活用しながら、有償ボランティア活動への支援や高齢者の活動と人材を結びつける仕組みなどを検討、試行してまいります。  その下でございますが、老人休養ホームふじみ荘の廃止でございます。今年度末の廃止に向けまして、今後、丁寧な利用者説明などを行ってまいりたいと考えております。  続きまして、二六ページをお開きください。文化・芸術の振興でございます。第三期文化・芸術振興計画に基づきまして、重点政策一から四にお示しした取組を進めてまいりますが、第三期の計画が令和三年度をもって終了いたしますので、今年度より以降の計画策定に着手してまいります。  また、二九ページでございます。文化施設の運営でございますが、指定管理者でございます世田谷文化財団と連携を行いながら事業と施設の運営を行ってまいります。あわせまして、令和四年度からの次期指定管理者の選定作業に着手してまいります。  続きまして、三一ページをお開きください。国際交流の推進でございます。1姉妹都市等との交流でございますが、今年はカナダ・ウィニペグ市との姉妹都市提携五十周年の節目となっております。本来ですと、首長相互の訪問によりまして再調印式を予定をしておりましたけれども、コロナウイルスの感染拡大防止等の観点から相互訪問を中止しております。現在、代替の手法につきましてウィニペグ市側と調整をしておりまして、今年度、再調印を行ってまいりたいと考えております。  次に、三四ページを御覧ください。人権施策の推進でございます。こちらにつきましては、右手の2の(1)に、犯罪被害者等支援というふうに記してございます。こちらの検討を進めてまいりますが、後ほどこの間の検討状況について御報告を改めてさせていただきます。  三六ページをお開きください。男女共同参画の推進でございます。1の(3)男女共同参画センターらぷらすの運営について記しておりますが、一番下のところに、緊急対策事業としまして、女性のための悩みごと・DV相談の実施日、実施時間の拡充について触れさせていただいております。五月十日より拡充をしてございます。  四〇ページをお開きください。地域交流・まつり事業支援でございます。区民まつりにつきましてでございますが、今年度は東京二〇二〇大会の開催期間と重なるということで休止が決定しております。さらに大会が一年延びるということで、来年の区民まつりの取扱いにつきまして、今後、実行委員会の皆様と対応を協議してまいりたいと考えております。  四一ページを御覧いただきたいと存じます。新成人のつどいでございます。今回は、会場を日本大学文理学部の施設に移しまして開催いたします。あわせまして、令和四年四月から成年年齢の引下げがございますので、対象の年齢や事業の在り方を今年度中にまとめてまいります。  続きまして四二ページ、健康村ふるさとづくりの推進でございます。1の区民健康村づくりでは、令和三年度から向こう十か年にわたります区民健康村事業の取組の方向性をお示しします世田谷区民健康村第五期事業計画の策定に取り組んでまいります。
     私からは以上でございます。 ◎清水 地域行政部長 地域行政部所管の主要事務事業を御説明いたします。  四五ページをお開きください。区民利用施設の利用促進でございます。公共施設の利用案内システムけやきネットの運営によりまして、二百五十四施設を対象に約二万三千団体余りの団体の方が登録して御利用をいただいております。システムの安定的な運用を図るため、利用者ニーズに即した改善を進めてまいります。また、令和二年度につきましては、二年ごとの団体登録更新手続を進めてまいります。  次に、四七ページをお開きください。出張所等業務の支援、取りまとめでございます。出張所等の窓口業務支援を行うとともに、住民記録、印鑑システムや証明書のコンビニ交付、マイナンバーカード専用証明書自動交付機の安定的な運用による区民サービスの向上に努めてまいります。  次に、四九ページをお開きください。マイナンバー制度の運用でございます。個人番号を扱う事務や情報ネットワークシステムで情報提供する事務への対応など、マイナンバー制度及び情報連携の運用として適切に実施していくとともに、マイナンバーカードの利活用についても検討してまいります。  次に、五〇ページをお開きください。マイナンバーカードの交付促進でございます。平成二十八年一月からマイナンバーカードの交付を行い、令和二年三月末現在で十九万六千三百二十四枚を交付いたしました。今後も三軒茶屋の専用窓口や各地域での臨時窓口の実施などにより、マイナンバーカード交付促進の取組を進めてまいります。  地域行政部の説明は以上でございます。 ◎竹内 環境政策部長 続きまして、環境政策部に関する主要事務事業の御説明をさせていただきます。  五一ページからになります。環境啓発事業の推進でございます。1の環境基本計画(後期)の推進でございますが、昨年度改定作業を行いまして、今年度、令和二年度から六年度までの計画となっております。環境共生都市せたがやの実現に向け、エコ区役所の実現、区民事業者の環境行動の推進等により、着実に本計画を進めてまいります。  なお、脱炭素社会に向けた取組、気候変動に対応する取組につきましては、後ほど別途御報告させていただきます。  おめくりいただきまして、五二ページをお願いいたします。3の(2)環境エネルギーラボについて、新型コロナウイルス感染症対策に配慮しつつ、十月三十一日、十一月一日の二日間、東京都市大学夢キャンパスにおいて、子ども向け環境エネルギーに関する企画等を開催いたします。  五三ページでございます。(5)海洋プラスチックごみ問題への取組みにつきまして、本年七月より始まるレジ袋の有料化に合わせた、マイバッグ持参等の啓発、使い回し傘袋の区施設への導入など、プラスチックごみの発生抑制に努めてまいります。  五五ページをお開きください。ポイ捨てごみゼロ等の推進の取組でございます。まちの環境美化、迷惑喫煙の防止の取組といたしまして、クリーンアップ作戦の実施、たばこルールの周知徹底、東京都の補助制度を活用した喫煙場所の整備等を進めてまいります。  五六ページをお願いいたします。1のせたがや版RE一〇〇の実現に向けた取組では、公募により決定いたしましたロゴマークを活用し、再生可能エネルギー一〇〇%電力を導入した区施設への標示物による啓発を行ってまいります。  続きまして、五七ページでございます。自治体間連携の取組では、新潟県十日町市との連携協定に向けた調整を進めてまいります。十日町産の電力につきましては、区民をはじめとする区内で活用する方策を検討してまいります。  5区民向け蓄電池につきましては、新規事業としまして、本年四月より導入補助を始めておりまして、目標の二〇%程度のお申込みを一か月でいただきました。  五八ページから六〇ページまでは、環境汚染物質の監視・調査、放射線等対策、自動車公害調査、カラス・ハクビシン・アライグマの被害防止対応、開発事業等に対する環境配慮の推進、管理不全な状態にある住居等への対応についてです。これらにつきましては、これまでどおり環境の改善と保全に向けた調査、監視、指導を継続し、区民の快適で暮らしやすい生活環境の確保に努めてまいります。  また、とりわけアスベスト含有建材の適用範囲を広げる大気汚染防止法が今年度の改正、令和三年四月の法施行が予定されております。法改正に向け着実に準備を進めてまいります。  環境政策部に関しましては以上でございます。 ◎田中 経済産業部長 経済産業部の主要事務事業につきまして順次御説明いたします。  経済産業部では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う区内経済の対策について、ウィズコロナはもとより、アフターコロナを見据えて最優先に取り組んでまいります。  まず、六三ページを御覧ください。中小企業者経営支援ですけれども、こちら新型コロナウイルス感染症対策緊急融資を含めた融資あっせん制度を行っております。  飛びまして、六八ページを御覧ください。区内産業の基盤の強化です。1の起業・創業の推進、それから六九ページにございます2の経営支援コーディネーターによる支援、3のビジネスモデルの研究開発支援、こちらにおいても、コロナの状況下においても積極的に支援を行ってまいります。  七一ページを御覧ください。せたがや産業創造プラットフォームの構築についてです。アフターコロナを見据えまして経済政策を戦略的に推進していくため、各種連携機関とプロジェクトの実施に向けた検討を行い、区内産業全体の底上げを行ってまいります。  七二ページ、七三ページ、工業・ものづくりの振興になります。新たな技術や製品の開発などへの支援、それから建設・建築関連産業の振興についても、技術支援や製品開発等の情報を提供してまいります。  七四ページから七六ページにかけましては、就労雇用関係でございます。世田谷産業を担う人材の拡充と活用では、社会保険労務士による臨時の労働電話相談など、新型コロナウイルス感染症に伴う労働環境の改善について最優先に取り組んでまいります。  また、後ほど詳細は御説明いたしますけれども、高齢者の就労支援の強化では、高齢者のニーズに応じた就労、就業環境の整備として、AIを活用し、求人と求職の即時マッチング等の調整機能の研究、試行に取り組んでまいります。  七七、七八ページについては都市農業の関係、七九から八一ページまでは消費生活の関係でございます。  経済産業部につきましては以上です。 ◎辻 清掃・リサイクル部長 続きまして、清掃リサイクル部の所管の主な事業について説明させていただきます。  当部の資料は八二ページからでございます。大きな柱といたしまして、不用物の発生・排出抑制と、ごみの効率的・適正な処理の二つにまとめております。  不用物の発生・排出抑制としましては、環境学習の実施や普及啓発施設の運営などにより広く意識の醸成を図るとともに、区民、事業者、行政、それぞれのごみ減量リサイクル活動を促進しております。  八三ページを御覧ください。区民主体のごみ減量・リサイクル活動を促進するために、資源の集団回収活動への支援や食品ロス対策の一環として、フードドライブの実施などの各種取り組みを進めてまいります。  八四ページをお開きください。事業者主体のごみ減量リサイクルの取組として、レジ袋の不使用や簡易包装を進めていただくとともに、事業系リサイクルシステムの利用など事業者の取組を促進してまいります。  また、八五ページから八七ページに記載しております3行政による取組みの(1)の②資源の持ち去り対策につきましては、平成二十九年十二月に条例の一部を改正し、常習者に対する罰金規定を新設いたしました。加えて昨年四月から、八七ページに記載の回収員手渡し方式により、区内二十七か所の公共施設で区民からの新聞の持ち込みを受け入れるなど、持ち去られにくい環境整備に努めております。  続きまして、八八ページをお開きください。ここからはごみの効率的・適正な処理でございます。平成二十七年度にスタートいたしました十か年の世田谷区一般廃棄物処理基本計画につきましては、策定から五年が経過した令和元年度に中間の見直しを行いました。これまで計画を超えるごみの減量を達成していることから、令和六年度までの減量目標値を厳しく設定し直したところでございます。今般の新型コロナウイルス感染症の影響など懸念材料もございますが、当計画に基づき、ごみの減量や適正排出に向けた取組を着実に進めてまいります。  具体的には、九〇ページ以降にございますように、粗大ごみにおける金属類や羽毛布団の資源化、不燃ごみの全量選別及び蛍光管の資源化、回収ボックスによる小型電子機器の回収などを進めてまいります。  次に、九四ページをお開きください。2の(2)事業用大規模建築物の対象拡大につきましては、平成三十年四月から指導対象範囲を三千平米以上から一千平米以上に拡大いたしました。また、令和元年度から、全対象事業者に再利用計画書の提出を義務づけるなど、事業系ごみにつきましても、家庭ごみ同様、減量及び資源の再利用の促進を図っているところでございます。  なお、後日、今年度の事業概要を配付させていただきますので、各事業の詳細につきまして御高覧いただければ幸いと存じます。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 それでは質疑に入りますが、委員の皆様におかれましても、ここでの質疑は極力絞っていただき、後ほど個別に御対応いただくなど委員会運営に御協力をいただきたいと思いますが、ただいまの説明に対して、何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中村公太朗 委員長 それでは、ここで理事者の入れ替えを再度行いますので、しばらくお待ちください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 それでは次に、(4)仮称世田谷区立松原複合施設整備工事について、理事者の説明を願います。 ◎土屋 北沢総合支所地域振興課長 仮称世田谷区立松原複合施設整備工事について御報告いたします。  なお、本件は、福祉保健常任委員会と文教常任委員会との併せ報告となります。  資料を御覧ください。1の主旨でございます。仮称世田谷区立松原複合施設整備工事は、松原まちづくりセンター、松原あんしんすこやかセンター社会福祉協議会松原地区事務局の松原小学校敷地への移転整備及び松原ふれあいの家及び松原小学校プール、松原小新BOPの複合化について、令和二年四月七日に一般競争入札が行われ、令和二年第二回区議会定例会に契約議案として提出する予定であるため、その内容を御報告するものです。  2の工事概要につきましては記載のとおりでございますが、工事内容としましては、複合施設棟の新設工事と屋内運動場の器具庫やトイレ、渡り廊下などの附属棟の新築工事、校庭の整備工事でございます。  3の複合施設棟施設内容でございます。地下一階、地上二階建ての構造です。ただし、接続道路の傾斜の関係で学校敷地が道路より高くなっている部分があり、外観上は三階建てのように見える建物になる予定です。  恐れ入ります、添付されております図面の平面図の部分も併せて御覧いただけますでしょうか。地下一階の部分は、まちづくりセンターあんしんすこやかセンター社会福祉協議会地区事務局の事務室等が配置され、北側接続道路からの入り口はこの階からになります。  一階部分には、まちづくりセンターの活動フロアー、ふれあいルーム、多目的室、新BOP、倉庫等が配置されており、校庭からの学校利用施設入り口はこの階からになります。二階部分は、小学校のプールとなります。  かがみ文にお戻りください。4の契約金額及び相手方ですが、契約金額は十億百万円でございます。相手方は協栄・高野建設共同企業体です。  5の工期は、令和四年三月十五日までの予定でございます。  6の今後のスケジュールですが、本年六月の第二回区議会定例会で新築工事請負契約議案を提出し、八月に工事着工、令和三年九月に複合施設棟、附属棟、渡り廊下の竣工の予定でございます。供用開始は令和三年十月からの予定でございます。その後、校庭整備工事に着工し、令和四年三月に校庭の整備工事が竣工の予定でございます。  私からの御報告は以上です。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では続きまして、(5)玉川総合支所区民会館改築工事について、理事者の説明を願います。 ◎荒井 玉川総合支所地域施設整備担当課長 私からは、玉川総合支所及び区民会館改築工事について御報告をいたします。  資料を御覧ください。1の主旨でございます。玉川総合支所及び区民会館につきましては、昨年度の本委員会にて、工期の延長及び開設時期についてお知らせしてきたところでございますが、このほど新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言等を踏まえまして、事業者より工事の進め方の見直しと、それによる工期延伸の相談があり、協議の結果、工事期間、開設時期等を延伸することとしましたので御報告するものでございます。  内容としましては、現場での換気設備、十分な広さの複数の休憩スペースの整備等の感染防止策を講じるとともに、作業再開後も作業人数の抑制等、三密を避けながら作業を実施するものでございます。  なお、既に四月二十六日から五月十日までのゴールデンウイーク期間につきましては、資材搬入等を除き作業を中止しております。  2の開設等スケジュールを御覧ください。詳細は記載のとおりでございますが、契約工期が当初の六月末から十月末となりまして、その後の内部工事につきましても、三密を避けながら施工するということで、年明けの一月九日から十一日の間に移転作業を行い、一月十二日の業務開始という予定となってございます。  3の工期延伸に伴う支所業務でございますが、引き続き現在の仮設庁舎にて継続してまいります。また、それに伴いまして、仮設庁舎の土地、建物、駐車場等の借り上げ期間も延長する予定です。  4の今後の予定につきましては、記載のとおりでございます。  私からの報告は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、(6)世田谷区たまがわ花火大会及び多摩川クリーン作戦について、理事者の説明を願います。 ◎河野 砧総合支所地域振興課長 世田谷区たまがわ花火大会及び多摩川クリーン作戦について御報告いたします。  1の主旨でございます。第四十二回世田谷区たまがわ花火大会については、令和二年十月三日土曜日の開催を予定しておりました。しかし、約二十九万人もの来場者が見込まれるたまがわ花火大会では、いわゆる三密の状態が避けられないことから、このたび多摩川花火大会実行委員会において、今年度の開催見送りが決定されました。  これを受けまして、来年度以降、来場者の皆様が安心して花火を楽しめる状況になるまで、たまがわ花火大会と多摩川クリーン作戦の開催を休止することといたしました。  2の川崎市の対応でございます。川崎市との連携・協力に関する包括協定に基づき同時開催を予定しておりました川崎市制記念多摩川花火大会についても開催を見送るとのことを確認済みであり、本日十四時のプレス発表を予定しております。  3の今後のスケジュールでございます。本日、川崎市と同時にプレス発表を区のホームページと実行委員会ホームページにて周知を行います。また、「区のおしらせ」六月十五日号でも周知を行ってまいります。  私からの報告は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中村公太朗 委員長 では、ここで理事者の入れ替えを行いますので、しばらくお待ちください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では、(7)世田谷区犯罪被害者等支援の検討状況について、理事者の説明を願います。 ◎小野 人権・男女共同参画担当課長 私から、世田谷区犯罪被害者等支援の検討状況につきまして御説明申し上げます。  1主旨は記載のとおりでございます。  2検討体制にございますように、外部委員などで構成いたします検討委員会を中心に、3、検討項目に沿って検討を進めてまいりました。  恐れ入ります、別紙の犯罪被害者支援の検討状況概要版、A3の一ページを御覧ください。  検討状況を御説明いたします。左側の欄を御覧ください。  2区内の犯罪等の件数は、平成三十年の犯罪と交通事故の件数を合わせたもので、八千三百八十件でございました。  中央の欄の4関係機関の相談支援にございますように、犯罪被害者の支援は、警察署の初期支援、警視庁の相談など都道府県が中心となり取り組まれております。  (3)被害者支援都民センターは、犯罪被害に関する都民の総合相談窓口であり、相談、付添い支援、カウンセリングなどを実施し、平成三十年度は世田谷区民四十六人がここでの支援を受けました。  右側の欄は検討状況でございます。ここまでの検討委員会の意見といたしましては、相談対象は、被害届を出せない性被害者やDV被害者の相談を含め広く設けるべきである。身近な自治体での相談窓口の必要性と分かりやすい相談窓口として一本化が不可欠である。相談窓口は専任の相談員を配置し、相談員は犯罪被害を理解し、相談者の気持ちに寄り添い、必要な支援につなぐことができる高い対応力と専門性が必要である。このほか関係機関との連携、地域での啓発の重要性についても御意見をいただきました。  犯罪被害者支援条例に関しましては、条例は区の姿勢が明確となり、あればよいだろうが、何より大事なことは、まず区民の身近な自治体として明確な相談窓口での相談体制を整え、犯罪被害者に寄り添う支援を始めることとの御意見でございました。  裏面の二ページを御覧ください。左側の欄は、国、東京都の状況でございます。東京都はこの四月に条例を施行し、併せて新たに法律相談、転居費用助成、見舞金を支援策に加えました。  中央の欄を御覧ください。9犯罪被害者当事者が区市町村に望む支援といたしまして、専門の弁護士の紹介、カウンセリング、地域への啓発の割合が高く、性被害者ではその割合はより高い傾向でございました。  10課題でございます。ここまでの検討から、被害者が早く元の生活に戻れるために、身近な自治体が総合的に支援をすること、犯罪被害者の精神状態を踏まえ、区は身近な自治体として被害者に寄り添い、必要な支援につなぐ機能を整備することを課題としてまとめております。  11は性犯罪被害者の状況と支援でございます。後ほど御確認ください。  最後に、右側の欄の参考の①でございます。区が開設する相談窓口の相談実件数の想定で、八十から百件と試算をいたしました。  かがみ文にお戻りください。二ページを御覧ください。4今後の検討といたしまして、検討委員会でのこれまでの意見を踏まえ、引き続き相談窓口設置と支援体制、支援メニュー、性犯罪被害の支援策、犯罪の未然防止、犯罪被害者支援条例などの検討を進めてまいります。  5今後のスケジュールは記載のとおりでございます。令和三年四月から相談支援窓口の開設などを目指してまいります。
     なお、条例整備につきましては、施策の検討に合わせて整備時期を今後見定めてまいります。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では続きまして、(8)マイナンバー制度における通知カードの交付等の廃止について理事者の説明を願います。 ◎齋藤 番号制度・マイナンバーカード交付推進担当課長 それでは、マイナンバー制度における通知カードの交付等の廃止についてを御説明いたします。  主旨、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用などに関する法律の改正の施行に伴い、マイナンバー制度における通知カードの交付、再交付を含む記載事項の変更に係る事務を廃止いたします。  概要といたしましては、(1)通知カード、通知カードとは住民票を有する全ての住民に、平成二十七年十月からマイナンバーを通知するために郵送された紙製のカードでございます。(2)廃止する理由といたしましては、公的個人認証、個人番号カードの利用者、利用方法の拡大を企図し、マイナンバーカードへの移行拡大のために廃止するというふうにされております。(3)廃止以降のマイナンバーの通知につきましては、廃止以降、マイナンバーの通知は、通知カードに代わり、個人番号通知書、それにはマイナンバー、氏名、生年月日、個人番号通知書の発行の日などが記載されている書面ですが、これが地方公共団体情報システム機構、通称J―LISから送付されます。  今後のスケジュールといたしましては、令和二年六月に通知カード廃止に伴い、世田谷区手数料条例の一部を改正する条例を第二回区議会定例会に提案する予定でございます。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 この通知カードですけれども、マイナンバーカードとは違うわけですけれども、これを現在どういうふうに活用していたのか。区民の方が、もしこれが急になくなってどういうふうに困るのかということなどをちょっと知りたいと思っているんですけれども、どういうことに使っていたのかというのを御説明いただけるでしょうか。 ◎齋藤 番号制度・マイナンバーカード交付推進担当課長 今までの通知カードに関しましては、例えば幼稚園の入園の申込書であるとか、新たに銀行の口座を開設する場合に、例えばマイナンバーの記述をする欄がございました。そのマイナンバーを記述する際に、その方のマイナンバーであるということを確認するために、この通知カードを利用しておりました。あわせて、その方に住所異動や氏名変更がない限りは、通知カードを見て住所の確認等にも使っておりました。今回この通知カードが公的に使えなくなりますが、番号自体が突然変わるわけではないので、今後はマイナンバーが記載されている住民票をお使いいただくようになります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、(9)世田谷区における気候変動への取組み推進について、理事者の説明を願います。 ◎安藤 環境計画課長 それでは、世田谷区における気候変動への取組みの推進について御説明いたします。  気候変動に起因する強力な台風や集中豪雨による被害が年々甚大化してきており、区内でも昨年、台風第十九号によって大規模な浸水被害が生じました。以前にも増して顕著となってきた気候危機を強く認識し、区民、事業者と広くこの問題意識を共有し、共に行動することにより、SDGsが掲げる持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。  2の背景といたしまして、国連報告では、今世紀末には世界の平均気温が現在と比較して最大四・八度上昇すると予測されております。これに伴い、今世紀末までに極端な高温がより頻繁になることが確実に見込まれており、極端な大雨がより頻繁となる可能性が非常に高いとされております。また、平均気温の上昇を一・五度以下に抑えるためには、二酸化炭素の排出を二〇三〇年までに半減、二〇五〇年までに実質ゼロにする必要があるとしております。こうした状況を踏まえ、現在の気候危機への対策を図るとともに、未来を見据えた中長期的な取組が急務となっております。  3区民・事業者との気候危機問題の共有と取組みとしまして、気候変動への取組をより効果的に推進するためには、区の取組だけではなく、深刻化する気候危機問題を区民、事業者と広く共有し、それぞれが主体的に取り組むことが不可欠です。気候非常事態の宣言及び二〇五〇年二酸化炭素排出を実質ゼロ、いわゆるゼロカーボンシティの実現に向けた区民、事業者、区が一体となった取組について、区民意見や区議会での議論を踏まえながら検討を進めてまいります。  4主な取組みといたしまして、(1)現在の気候危機から区民を守る取組み、気候変動への適応策と言えるものです。①風水害対策等の強化、②ヒートアイランド対策の推進がございます。  裏面を御覧ください。(2)これからの気候変動を食い止める取組み、地球温暖化緩和策と言えるものです。①みどりの保全・創出、②再エネ・省エネ等の推進。  (3)区民・事業者の取組みとして、①気候変動への適応、②みどりの保全・創出、③再エネ・省エネ等の推進でございます。  5今後のスケジュールでございます。コロナウイルスの感染状況を見極めつつとなりますが、九月に気候危機を考える環境シンポジウムを開催するとともに、本委員会に、気候非常事態宣言案及び気候変動への取組について改めて御報告させていただきたいと存じます。  説明は以上です。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆福田たえ美 委員 ただいまの御説明の中で、気候非常事態の宣言及び二〇五〇年二酸化炭素排出実質ゼロ、ゼロカーボンシティということで掲げていらっしゃいますけれども、今まで世田谷区としても様々なメニューをやってきたと思います。今、ここにきて宣言という言葉が入っているんですが、今回の緊急事態宣言とちょっと比較するのもあれですけれども、やはり宣言だけで終わってしまうと、本当にその目標を達成するまでの行動につながっていくかというところがポイントで、とても大切な行動だと思うんですけれども、なかなかいいことでも行動を起こせるか、区民の人がどれだけ御協力していただけるかというのが、今度二〇五〇年までの非常に大切な勝負だと思っておりますが、そのあたりは今までと同じでは進めにくいんではないかなと思いますが、その具体的な部分までも検討していく方向でしょうか。 ◎安藤 環境計画課長 ぜひ区民の皆さんとこの問題について共有しながら、気候変動対策について検討していく必要があると考えております。  先ほど御説明させていただいた環境シンポジウムだけではなく、広く様々な、区報ですとかホームページ等も活用しながら、区民、事業者とも共に取り組む施策について、今後進めていきたいと考えております。  説明は以上でございます。 ◆福田たえ美 委員 ぜひよろしくお願いいたします。  最後、要望なんですけれども、神奈川県なんかは、やはり私たちもそうですが、台風十九号のイメージが大変強く、神奈川県ではやっぱりそういった洪水対策というのがばんとテーマが一番上に出ていまして、そのために皆さんこういう行動をして気候変動に対して取り組んでいきましょうという、皆さんの心に突き刺さるような、行動につながるまず大きなテーマも掲げながら、そこにこのように行動していこうというのを訴えていかなくては、なかなかやはり本当に目標達成できないと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ◆小泉たま子 委員 同じようなことなんですけれども、数値目標を立てるというような考えはございませんか。 ◎安藤 環境計画課長 現行の地球温暖化対策地域推進計画は、二〇三〇年までに温室効果ガス二六・三%削減、二〇五〇年までに八〇%削減という目標を立てております。今後、再生可能エネルギー、それから省エネルギーの推進等を進めつつ、また、今般改定を行いました環境基本計画後期計画を策定しております。こちらのほうも各施策の中での数値目標も掲げておりますので、それらの施策を着実に推進していきたいと考えております。 ◆小泉たま子 委員 これを推進するために区民は何をするべきなのか、その数値目標を達成するためには、区民個人個人は何をすればいいのか。それが届かないと、これは絵に描いた餅になるわけですよ。今まではそういうやり方でしたけれども、本当に大事なことですので、先ほどの陳情もそうですね。やっぱりしっかりした区民に対してのこうしてください、こうすべきだ、指導的な立場になって私はやっていくべきだと思いますけれども、どうでしょうか。 ◎安藤 環境計画課長 委員、御趣旨のとおり、区民、事業者に主体的に取り組んでいただくということが大変重要でございます。今後、今回の気候変動の取組を推進するに当たり、区民、事業者の方々がより積極的に取り組んでいただけるよう、分かりやすくPRについて検討してまいりたいと存じます。 ◆小泉たま子 委員 その結果、このぐらい削減できましたよということを、やっぱり常にフィードバックして区民に知らせる、そしてやる気を起こしてもらう。そういう全く基本的なことが大事だと思いますので、ぜひ大事なことですので、お願いいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では続きまして、(10)新型コロナウイルス感染症に係る事業者等に対する支援について、理事者の説明を願います。 ◎中西 商業課長 新型コロナウイルス感染症に係る事業者等に対する支援について御報告いたします。  1の趣旨ですけれども、区内企業に対する経済対策の実施及び検討状況を今日は御報告させていただきます。  2実際の実施及び検討状況です。(1)の緊急融資ですが、①の世田谷区新型コロナウイルス感染症対策緊急融資、こちらは四月一日より実施しております。現在までの融資あっせん件数、先週の二十二日までですが、二千二百九十二件をあっせんいたしました。内訳ですけれども、サービス業が約三〇%、飲食業が約二三%、小売・卸売業がその後に続き、約一六%という内訳になってございます。  ②の世田谷区商店街特別融資についてはこれから実施するものですが、商店街では商店街を訪れる方たちの感染を回避すべく、例えばのぼり旗ですとか道路上の掲示ですとか、そういったもので様々な対策を打っているんですけれども、そういった活動を支援するために新たに融資あっせんの制度を設け、利子補給及び必要に応じて信用保証料の補助を行うというものでございます。融資の上限額は五百万円、ただし法人格のない未組織の商店街は百万円、年間会費収入の二分の一を限度として融資するというもので、返済期間六年、据置期間一年間、利率はゼロ%、担保・保証人は原則不要というものでございます。実施なんですが、金融機関との契約締結後、順次ですけれども、六月一日からになる見込みでございます。  事業経費は、①②合わせまして、六億二千四百六十六万二千円でございます。当初予算の範囲内で先行実施させていただいて、第二回定例会において補正予算を提案させていただきます。  (2)の社会保険労務士による臨時労働電話相談ですけれども、三月十一日から産業振興公社に委託し、相談を実施してございます。五月二十二日までで七百四十二件の相談を受けさせていただきまして、労働者の方の相談が全体の約半分、事業者の方からの相談が全体の三割、残りがフリーランスやその他の相談でございます。内容については、休業手当や失業の相談、各種支援策の問い合わせをいただいているところです。  事業経費は九百九十八万円、こちらにつきましても当初予算の範囲内で先行実施させていただき、第二回定例会にて補正予算を提案させていただきます。  (3)は今後の取組ですけれども、区内産業活性化に向けた新たな取組を検討してございます。①の事業概要ですけれども、現在区内の事業者は休業や営業時間の短縮に努めておりまして、運転資金の確保等において非常に厳しい状況にございます。また今後、感染予防を日常的に実施する新しい生活様式に入っていくわけですけれども、これへの対応や、アフターコロナ、コロナ後の対応を見据えました取組が必要になってございます。  区ではこれまで、職住近接の実現に向けた事業を展開してまいりましたが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、活動範囲が限定されている、経済活動の範囲も区内にかなり限定されているところがございますが、これを取って、ローカルな経済活動の推進をさらに進めていくという取組を進めたいと考えております。  これらを踏まえまして、二つ柱を立てさせていただきまして、コロナ時代に対応した事業者の事業継続、また業務転換及び新ビジネス創出の支援を行う事業と、もう一つは、地域産業活性化のための区民の就労促進の事業を行おうと考えございます。  事業経費ですが、第二回定例会の補正予算提案の範囲では、四千三百十七万五千円を計上させていただこうと考えております。特定財源として、東京都の地域産業活性化に向けた緊急支援事業補助金を活用する予定でございます。  なお、この事業については、一部を除きまして、世田谷区産業振興公社の補助事業として、区と産業振興公社の共同事業として実施する予定でございます。  今後のスケジュールは、今申し上げた東京都の補助金の交付決定がおりましたら、六月から順次実施させていただこうと考えてございます。  事業の詳細について別紙で御説明させていただきます。  別紙1をまず御覧いただけますでしょうか。こちらは柱の一本目の事業継続、業態転換新ビジネス創出支援事業でございます。三つの事業案を挙げてございます。  1ローカルメディアとの官民連携による区内デリバリー・テイクアウト広報事業です。  現在、飲食業、サービス業など様々、例えばデリバリー・テイクアウト事業等を行って工夫をしているわけですけれども、これをPRすることで支援しようというものです。  (2)事業内容に記載させていただきましたが、ウーバーイーツですとか出前館など多くのデリバリー手段があるんですけれども、掲載店を見ると、ランキングの上位にあるのは、フランチャイズとかチェーン店が多数です。それぞれ商店街にあるような個店についてはなかなか上位に上がってこないのでPRが難しいという状況にあります。それぞれ商店街ですとかまちメディア等では独自にチラシを作ったりホームページを作ったりしてPRを行っておりますけれども、なかなか十分に区民の方に伝わらないという状況がございますので、そこで出版社などと連携し、これらをPRしていく無料配布の冊子等やホームページを作成して、支援していこうと考えてございます。  事業効果として、それぞれの個店の取組をPRするということももちろんなんですけれども、今、各お店を取材しますと、外出自粛が余りにも続いたので、緊急事態宣言が解除されましたけれども、なかなかお店に行っていいんだろうかという、ちゅうちょする空気がかなりあるということなので、きちんと感染予防の対策を打っているのであれば飲食店を利用することは差し支えないというメッセージを出していくという効果もあるかと存じます。  また、アフターコロナ対策としても、飲食店の認知が広がることによる来店増加も見込まれる。あと、新型コロナの第二波、第三波ということも十分考えられますので、デリバリーやテイクアウトをきちんとやっておくことで、今後のBCPの促進にも有効だと考えています。  経費、スケジュールについては記載のとおりです。  めくっていただいて、四ページの2コロナ対応型業態転換及び新ビジネス創出支援補助、こちらは補助事業ですけれども、地域経済への影響はかなり長期化が予想される中で、新しい生活様式に対応した経済活動というのを企業は模索しています。  東京都では、飲食店向けにデリバリー、テイクアウト等の導入経費を補助していますけれども、飲食、小売のみならず、例えば介護事業ですとか教育事業などの対人サービス業や、製造業、建設業など産業全般にわたって生き残り策を模索しているところです。そこで、これらの業態転換、新ビジネス創出を支援し、区内経済循環を推進したいと考えています。  事業内容としては、飲食業のテイクアウトや小売業のEC導入、移動販売や商品配達、対人サービス業のオンライン化、介護事業や建設業等におけるICT導入における省力化、製造業等の製品多角化など、イノベーションを図る取組に対して補助を図るというものです。  事業効果としては、まず新しい生活様式においても事業が継続できるようになるということ。また、アフターコロナにおける需要を早期に確保する。また、大手のデリバリーやオンラインサービスに必ずしも頼らずに、独自の共有プラットフォームを区内でつくって、きめ細かいサービスを展開することにより、区民の顧客を獲得していくという効果。また、ICT等の導入がこれまでも遅れがちだった産業分野において、これを機に導入を加速し、省力化、持続化を進めていくという効果がございます。  経費についてですが、まず一千万円を計上させていただいておりまして、第一弾として主に対人サービス、飲食業、小売業を中心とした業態転換の取組についての補助金を始めさせていただこうと考えておりまして、一事業者当たりは十万円ですが、ここのみそは、複数事業者で共通のサービスを立ち上げることを目指してほしいと。そうすることによって、例えば二十事業者集まれば二百万円の補助を出させていただきますので、共通のインフラをつくるということを進めていただきたいなと思っております。補助率は三分の二です。第二弾以降につきましては、この第一弾の検証、需要がどのぐらいあるのか、どういった取組が望ましいのかといった検証と、各業種にヒアリングを行いまして需要を把握して、早急に制度設計をしてまいりたいと考えてございます。  スケジュールにつきましては、今お話しした第一弾を六月から実施し、第二弾については、九月頃に実施を考えてございます。  次のページです。3物販、サービス、飲食業、アーティスト等へのクラウドファンディング活用事業です。  業種によっては新しい生活様式の下でも、必ずしもビジネスが成り立たないというところもございますので、クラウドファンディングで資金を確保したいという動きは盛んになっております。これらの事例として、例えばさきめし券とか食事未来券みたいな飲食店を中心とした取組が多く見られるんですけれども、こちらについては、性格的には将来の売上げの先取りみたいなところがございまして、手元資金の確保としての性格が強くなっています。  ですが、実際ビジネスが成り立たないところにおいて、手元の資金を厚くしたとしてもビジネスはできないので、少し性格を変えました。サービスや商品の購入と、区民からの応援とを組み合わせたクラウドファンディング事業を展開できないかと考えてございまして、特典やサービスつきのクラウドファンディングを実施する飲食店、物販店、サービス業、アーティスト、そういったものを実施したいと考えてございます。  事業効果としては、売上げの寄与はもちろんですけれども、未来の客の確保、また魅力的な商品サービス開発などに事業者が挑むことの促進、寄附文化の醸成や芸術文化の灯の維持、そういった効果を考えてございます。  経費としては八百五十万円、スケジュールは記載のとおりでございます。  次に、柱の二番目の就労促進事業について、別紙2で御説明させていただきます。  こちらにつきましては、二つ目的がございまして、一つはホームページで仕事の情報提供するということと、もう一つは、AIを活用した求人求職のマッチングの試行をしたいということです。  現在、ハローワークや三茶おしごとカフェでは、対面による職業紹介ができない状況になっております。これから再開していきますが、人数を限らせていただくようなことになるかと思います。一方、今、臨時労働電話相談では、何とか働きたいという声も寄せられていますので、三茶おしごとカフェで受理した求人情報をホームページに掲載し、就労の促進を図っていきたいというものが一つ。  もう一つは、活動範囲が今限定されている中で、地域での就業を促進していくために、オンラインでの就業マッチングを行っていくというものです。これによって失業者、求職者にとどまらず、フリーランスだとか、高齢者の就労など幅広く区民が働きたいという意欲の支援を行っていくというものです。  具体的な事業内容は2以降ですけれども、まずホームページでの求人情報については、労働条件等の一般的な求人情報に加え、例えばその会社の働いている様子の動画だとか写真など視覚で分かりやすい情報を載せると。こちらについては、今、事業者と協議中ですけれども、AIを活用して誰でも十五秒ぐらいのCMがつくれるというような動画サービスがありますので、そちらを使って、この会社はこんなところだよというイメージアップの動画をつくりたい。こちらには、今アルバイトがないという学生さんなどに、会社を訪問してもらってインタビューや写真、動画を撮ってきてもらうというような活用も図ってまいりたいと考えています。  (2)のAIを活用した求人、求職のマッチングにつきましては、東京大学の先端技術研究所のほうでそのシステムをつくっていますので、先端研と運営事業者、区の三者で協定を結び、実証実験を行っていくということを考えております。こちらのシステムに掲載する情報につきましては、三茶おしごとカフェの求人開拓員による働きかけや、地域の中小企業へ呼びかけまして情報収集したいと考えてございます。先ほど申し上げたような失業された方やフリーランスのみならず、高齢者も含め、幅広い年齢層に利用できるような情報を載せて運用していきたいと考えております。  今年度は実証実験として、試行とアップデートを繰り返しながら、令和三年四月から本格実施を行い、その際には、就業だけではなく、地域の有償ボランティア等の情報も掲載していきたいと考えてございます。  長くなりましたが、説明は以上です。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆福田たえ美 委員 一点だけ確認をさせていただきたいんですけれども、2のコロナ対応型の新ビジネス創出支援援助というところで、(2)の移動販売というのがございますが、この移動販売は例えば今区の課題ともなっています買い物難民という課題とマッチングさせていくようなこともあり得ますでしょうか。 ◎中西 商業課長 この移動販売はもう少し広く捉えていますので、買い物に困っている方というところに、必ずしも販売に行くとは限らないものも入っていますけれども、需要と供給がうまくマッチングすれば、今お話しのあったような、買い物に困っている方に対するサービスの構築ができるかもしれません。ただ、移動販売は人件費の問題が非常に大きなネックになっているので、実現についてどのくらいの可能性かというと、なかなか難しいという見込みでございます。 ◆小泉たま子 委員 この間のコロナ対策での緊急融資、これについては本当によくやってくださっていると思います。そこを訪れた方からは、本当に親切にやっていただいたという感謝の言葉もいただいていますので、休みもなく本当によくやってくださっていると思います。  本当にこれがうまくいけば、もう多岐にわたってというか、区民生活が変わってくるんじゃないか、希望が湧いてくるんじゃないかというような、中身はもうすごいもので、一回だけじゃ、ちょっと今見ただけでは理解し切れないような内容だと思います。  ただ、もう一つ、私が聞こえてくるのが、私はなるほどなと思ったんですけれども、これだけのことを、やっぱりスピードを上げてやらないと、ほかの民間のところから追い越されるし、もう追い越さなきゃいけない状況にもあると思いますので、やっぱり遅いと言われないように、今頃かと言われないように、やっぱりスピードアップしてやっていかなきゃいけないんじゃないかと。  だから、後追いの姿が見えるようでは私は駄目だと思いますので、たくさんいろいろなものが満載されていますので、一つ一つ、スピード感を持ってやってもらいたい。やっぱり今非常に困っていますので、これからにかかっていると思います。ですので、お願いします。  それで、今後のことについては、もっと細かいこともたくさんあるんですけれども、大胆に進めていくということが大事だと思います。人数にも限りがあることですけれども、そのあたりはどのように考えていらっしゃるか、今の時点ででもあれば、お伺いしたいです。 ◎田中 経済産業部長 今回、スペイン風邪以来、百年ぶりの危機だという状況で、正直、私たちも委員御指摘のとおり、後追いになったり、必死に追いかけている状況もございます。ただ、経済産業部と産業振興公社、それから中小企業診断士の方々、それから地域の金融機関などと協力をしながら、まずはつなぎの融資を最優先に行うということで、大胆に多くの仕事を止めてそちらに注力してきたという状況にあります。  その中で、やはり多くの事業を止めましたけれども、限りある人材を活用して何をスピーディーにやるべきかという、ある意味そういう目が養われてきたかと、それは経済産業部の職員にも、産業振興公社の職員にも養われてきたかなと考えています。  今後、産業振興公社、例えば二〇二〇大会に向けてかなりいろんな準備をしてきたものがあります。そういったものを、ウィズコロナ、それからアフターコロナを踏まえた形での人員体制の転換というのをしていき、私たち経済産業部とともにやっていきたいと。とにかく、私、山中教授のホームページなんかを参考にしているんですけれども、これはマラソンだということで、かなり長く続くことを考えています。そういった意味で、ほかのいろんな業務を止めてでも、このウィズコロナ、アフターコロナへの対応を進めていかなければいけないと考えていますので、かなり大胆に、こちらのほうにシフトしていきたいというふうに、今準備を進めているところです。 ◆小泉たま子 委員 世田谷区が大きく何か変わることを区民に見せられるというか、区民が見ている一つでもあると思うんですね。だから何が大事か、どうするべきか。さっきも後追いと言いましたけれども、やっぱり先を切って、失敗してもいいからやってくということも本当に一つは決断が要ると思いますが、やっぱり大切なのはチームワークだと思うんですね。職場内の関わっている方々のチームワーク、それも一つ考えて、頭に入れて、皆さんで総力を挙げてやっていただきたいと思います。それを区が、今も副区長がいらっしゃいますけれども、やっぱりバックアップしてやっていくということが成功につながると思うし、区民が喜ぶことになると思いますので、ぜひそういうことはやっていただきたいと思います。 ◆ひえしま進 委員 緊急融資なんですけれども、これは申込みがあって、実際にその方にお金が届くまでどのぐらい時間を要しているのか教えていただけますか。 ◎中西 商業課長 実際に融資が実行されるまでですけれども、金融機関、結局、私どもでのまずあっせんがあり、信用保証協会での審査があり、最終的に金融機関での審査がございます。当初は、保証協会一か月、金融機関でさらに二週間みたいな時間がかかっていたというふうに聞いていたんですけれども、最近、信用保証協会で、おおよそ大体一週間から二週間ぐらい、御新規の方ですけれども、それで金融機関でさらに一週間、おおよそ三週間から一か月ぐらいというふうに聞いています。  これは、あくまで今回初めて融資を受けるという方については、実際事業の現場を見るような、実踏をして審査をする必要があるのでそれぐらいかかるというふうに聞いておりますので、既に金融機関と取引があるとか、信用保証を受けているところであればもっと早いと。一週間から二週間ぐらいだというふうに聞いております。 ◆ひえしま進 委員 この融資は本当に時間が勝負だと思うんですけれども、その新規の方が時間かかってしまうのは割と仕方がない面もあるかもしれませんけれども、今後これを早めるということはできますか。 ◎中西 商業課長 私どものところがボトルネックになっては話にならないので、ここについてはもうスピードを上げられるだけ上げて、届いたものはその日のうちに処理をする、翌日には返すというふうなところまでは加速ができましたが、あとは保証協会と金融機関の問題になってきます。  金融機関につきましては、お願いベースになるんですけれども、とにかく連携を図って、余計な時間が取られないようにしようと。例えば書類の不備があってやり直しみたいなことにならないように、事前によく連携を取ろうねということはやっております。あとは向こうのマンパワーにちょっとかかってくるかなというところがございます。 ◆たかじょう訓子 委員 今回の緊急融資を利用される方の業種の内訳のところが、サービス業が三〇%、飲食業が二三%ということで、対人サービスのところが最も影響を受けているのかなという実態が明らかになったかなと思っています。全体としても本当に大きな損害が皆さん、区民の皆さん、事業者にかかっていると思います。  そういった面で見ますと、今回、介護事業者やサービス業にもしっかりと日を当てるような施策をやろうとされているんだなというのはよく分かりました。  この間、私どももいろいろと事業者の方にもつながってお話を聞く中で、特に介護事業者のところでは、デイサービスなどのところでは利用をもうしないと、されていないというところで、今後存続の危機ということが、本当に深刻だと言われています。先日も言いましたけれども、一か月に五百万円も減収だというところがあると、小さいところはもっと本当に深刻な状況です。ぜひ介護事業者がなくなったらもう世田谷でも介護の崩壊が起こることになりますし、世田谷は教育や福祉に関する事業者が大変多いという特徴がありますから、ぜひ力を入れていただきたいなというふうに思っています。
     この介護事業者に対して、別紙1の2のところの事業なんですけれども、これは介護事業や教育事業も含む対人サービスに対するサービスというか、事業を行うって言っていたんですが、介護事業と教育のところでどういうイメージなんだろうというのがちょっと分かりづらかったんですけれども、ここを詳しく教えていただきたいなと思っています。 ◎中西 商業課長 こちらの補助ですけれども、何らかの業態転換だとか、経営の多角化だとか、変えていこうというものに対して支援しますよというものになりますので、介護事業所に対してですと、例えば今までIT機器を入れていなかったけれども、それを入れることによって職員の負担が減るだとか、対人接触を最小化することができるだとか、経営の持続ができるといった、そういう投資に対して出していこうというのがこの補助の直接の取組です。  ただ、今、委員御指摘あったように、そもそも利用がされないので収入自体が落ちているものに対してどう支えていくかというのは、これだけでは多分十分ではないので、それを事業者支援ということで、当部でやるのか、高齢福祉部でやるのかという議論は必要ですけれども、第二弾のところで、またさらに、もしかすると給付的なものも含めた事業者を支える支援策というのを考えなければいけないのかというふうに、今議論しているところです。 ◆たかじょう訓子 委員 ぜひ検討していただきたいなと思っています。  それから、下北沢などは今本当に、今日も朝の番組などでもやって、ワイドショーなどでも出ていましたけれども、ライブハウスなどの運営ができない、大変だというところだと、もう皆さん知られていると思うんですけれども、そういったところにお話を伺いましたら、地域の方々がそういった文化を、音楽文化を守ろうといった動きがあって、ライブハウスを守るためにドリンクチケットみたいなものを先に十万円で買ってあげるとか、そういうことを、地域でそこのライブハウスを支えようという動きが今あるというふうに伺っています。これはすごいことだなと思っているんですね。本当に文化を守ろうという機運があるんだなと思っています。  そういった意味で、今回のクラウドファンディングに着目したというのはすごくいいことだなと思いますし、ぜひこれは進めてというか、周知をしていただけると本当にいいかなと思っています。これは本当にいいと思っているので、ぜひ評価したいというふうに思っています。意見です。 ◆阿久津皇 委員 デリバリー、テイクアウトとか、事業者支援のお話なんですけれども、割と給付金だったりとか家賃補助とか、そういう資金注入型の支援策が多い中で、こういう自立支援みたいな政策というのは本当に必要だなと思いますし、早い段階で出てきたというのがすばらしいなというふうに評価させていただきたいんですけれども、それにしてはちょっとこのデリバリーの事業で一千五百万円とか、新ビジネス創出支援のところで一千万円とか、ちょっと資金的に心もとないのかなと。  事業者が恐らく数千、フリーランスなんかも入れたら万単位でいる中で、それら全てに周知もしていただきたいですし、もう少し対象も広げていかなきゃいけないのかなというところもあるので、そこら辺はぜひ第二弾、第三弾というのもあるのか分からないですが、ちょっと要望として、意見としてお伝えしておきたいなというところです。  あと、先ほど部長も、長期戦になるとか、我々の生活様式が変わっていく中で、このサービス、あるいはこの事業にしても、一発だけではなくて、恐らく恒久的なものにしていかなきゃいけないのかなというふうに思っていて、まずは行政がというところなんでしょうけれども、行く行くは受益者負担とか利用者負担のところも踏まえながら恒久的なサービスにしていく。それは産業振興公社が受けるのか、民間に引き渡していくのか分かんないですけれども、そういった将来的なものまで業態変化に対応してくような施策として考えていっていただきたいなというふうに、これも要望でお伝えしておきます。 ◆田中みち子 委員 職住近接ということを考えたら、本当にいい転換期になるんじゃないかなと思っています。今回、コロナによって非正規で働いている特に女性の方々から、やっぱり収入が途絶えてしまって困るというお声が出てきている中で、家の近くで働くことができるという環境が、本当にこれが進むことを期待したいと思います。  別紙2の就労促進事業ということで、特に仕事のマッチング機能というところに期待したいと思っているんですけれども、これまで例えばその求人とか求職、請負の案件ということで、これまでの求人開拓員だけの働きかけ、地域の中小企業に呼びかけということだとなかなか、これまでと同じようだったらどうなんだろうということをちょっと危惧していて、やっぱり仕事の切り出しとか、これまでにない新しい仕事にも目を向けて、そっちのほうを推進していってもらわないと、なかなかこれが現実的にならないんじゃないかと思うんですけれども、そのあたりはどうお考えでしょうか。 ◎香山 工業・ものづくり・雇用促進課長 田中委員がおっしゃるとおり、今まではハローワークだとか、一対一の雇用形態というのがされていたんですが、もちろん高齢者、主婦の方が短時間で働きたいという要望も大変あります。企業側にとっても、一人の方を雇うというよりも、短時間でピンポイント的に仕事が出てくる可能性もありますので、そういう形の仕事の出し方、働き方がマッチングするためにも、よりスピーディーにできるように、AIなどを活用した事業モデルをやっていきたいなというふうに考えています。 ◆田中みち子 委員 そうですね、AIも大変いいと思います。中身もよく分かるのでね。ただ、これまでにあった中小企業も含めて、区内の産業のところに、その仕事は切り出していいんじゃないでしょうかという、何も正社員じゃなくてもいいですよねというような、それというのは誰かが積極的に旗振り役になってやっていただかないと進まないと思うんですね。やっぱりそのあたりの体制というのをいま一度ちょっと御検討いただいて、本当に真の職住近接になるようにしっかり進めていただきたいと要望します。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、(11)自動車事故の発生について、理事者の説明を願います。 ◎畑中 世田谷清掃事務所長 自動車事故の発生につきまして、資料に沿いまして御報告させていただきます。  事故の発生日時でございますが、四月十一日土曜日午前九時四十分頃でございます。  場所でございますが、裏面の位置図を御覧ください。京王電鉄井の頭線の北側、環状七号線の西側、丸印で記した部分が現場となってございます。  下の現場説明図を御覧ください。事故の状況でございますけれども、世田谷清掃事務所職員が羽根木一丁目での排出調査など指導業務の終了後、停車していた車両を発進させた際に、前方左側のステンレス製のポールの存在に気づくのが遅れまして、破損させてしまったものでございます。  示談交渉ですが、現在、相手方と誠意を持って進めております。  今回の事故を踏まえまして、改めて、車両発進時には前後左右をよく確認して慎重に運転するよう所内周知いたしました。また、今後とも事故防止に向け、安全運転への意識づけを図るほか、職員の指導を継続して行ってまいります。  御迷惑と御心配をおかけし、大変申し訳ありません。報告は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、(12)その他ですが、ほかに報告事項はございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中村公太朗 委員長 ないようですので、以上で2報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 次に、3資料配付ですが、レジメに記載の資料を席上に配付しておりますので、後ほど御覧ください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 4協議事項に入ります。  次回委員会の開催についてですが、第二回定例会会期中の六月十五日月曜日正午から開催をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中村公太朗 委員長 それでは、そのように決定をいたします。  以上で協議事項を終わります。  その他、何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中村公太朗 委員長 では、不慣れなピンマイクでの御協力、まことにありがとうございました。  以上で本日の区民生活常任委員会を散会いたします。     午後一時五十四分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   区民生活常任委員会    委員長...