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  1. 世田谷区議会 2020-02-05
    令和 2年  2月 オリンピック・パラリンピック等特別委員会-02月05日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 2年  2月 オリンピックパラリンピック等特別委員会-02月05日-01号令和 2年  2月 オリンピックパラリンピック等特別委員会 世田谷区議会オリンピックパラリンピック等特別委員会会議録第二号 令和二年二月五日(水曜日)  場  所 第四委員会室  出席委員(十二名)    委員長         田中優子    副委員長        阿久津 皇                おぎのけんじ                和田ひでとし                岡本のぶ子                津上仁志                桜井純子                中山みずほ                神尾りさ                田中みち子                あべ力也                そのべせいや  事務局職員    議事担当係長      長谷川桂一    調査係主事       小山内沙希
     出席説明員   スポーツ推進部    部長          内田政夫    スポーツ推進課長    須藤剛志    オリンピックパラリンピック担当課長                中潟信彦   交流推進担当部    部長          小澤弘美    交流推進担当課長    山田一哉   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) (仮称)上用賀公園施設整備事業基本構想(案)の策定につい   (2) 台風第十九号に伴う二子玉川緑地運動場復旧作業の検討状況について   (3) 「パラ駅伝二〇二〇」への出場について   (4) 東京二〇二〇オリンピックパラリンピック競技大会におけるコミュニティライブサイトの検討状況について   (5) 二〇二〇年の「オール世田谷」に向けた取り組みについて   (6) その他  2.協議事項   (1) 参考人の出席要請について   (2) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前十時開議 ○田中優子 委員長 ただいまからオリンピックパラリンピック等特別委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 それでは、1報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)(仮称)上用賀公園施設整備事業基本構想(案)の策定について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、(仮称)上用賀公園施設整備事業基本構想(案)の策定についての報告をさせていただきます。  主旨のところをごらんいただければと思います。区では、上用賀公園の拡張用地の整備につきまして、平成二十九年三月に公園拡張用地の全体の基本構想といったものを策定いたしまして、その後、スポーツ施設を中心に、周辺住民の方やスポーツ施設利用団体等へのアンケート、それから民間事業者へのヒアリングなどを行い、施設整備の検討を重ねてまいりました。 このたび、こうした結果を踏まえまして基本構想案をまとめましたので、御報告をさせていただくものとなります。  2の計画施設の概要をごらんいただければと思います。計画敷地は、所在地、上用賀四丁目、面積が約三万一千平米となっております。用途地域等の要件につきましては記載のとおりです。  恐れ入ります、資料の二枚目についておりますA3の上用賀公園施設整備事業基本構想案の概要をごらんいただければと思います。  まず、下段のスケジュールのところをごらんいただければと思うんですけれども、この上用賀公園の拡張用地の整備につきましては、平成二十六年度、国家公務員宿舎の跡地の取得を国に要望して以降、平成二十七年度に都市計画決定、二十八年度から三十年度にかけまして用地取得を行い、その間に公園全体の基本構想スポーツ施設の整備状況をまとめた上、昨年度から二カ年かけまして施設整備基本構想の策定をしてまいりました。  この間、民間活力のサウンディング調査ですとか、区民スポーツ団体アンケートなどを実施いたしまして、このたび基本構想案としてまとめましたので、本日の御報告ということになってございます。  上段をごらんいただければと思います。まず左側です。計画条件といたしまして、拡張計画地の位置づけ、それから敷地の条件など、続きまして、スポーツ施設に関しての地域住民やスポーツ施設の利用団体の方からのアンケート調査、また民間事業者からのサウンディング調査の結果をそれぞれ整理させていただきまして、中央にあります計画課題とさせていただいております。  計画課題につきましては、既存の緑、地形を生かすことから、官民連携の整備手法といったことまで記載のとおりの内容とさせていただいております。  こうした課題等を踏まえまして、一番右側になります。今回基本方針ですとか、施設整備の考え方を案としてまとめさせていただきました。基本方針につきましては、三点大きくございまして、安全・安心の公園づくり、みどりをつなぎ、広げる空間づくりスポーツを中心としたレクリエーションの空間づくりということで、以前策定した公園全体の基本構想の内容を引き継がせていただいております。  施設整備の考え方というところなんですけれども、主要な施設として、体育館ですとか多目的広場といったスポーツ施設、それから防災の倉庫、広場といった防災施設、スポーツと防災施設の配置、こういったものを踏まえての検討ということに今後なりますけれども、各種広場ですとか園路、駐車場、トイレといった公園施設を考えておるところでございます。配置につきましては、後ほど別の資料で御説明をさせていただきます。  下段の事業手法についてですけれども、民間活用のサウンディング調査におきまして、整備につきまして民間事業者の参入の可能性があるということで、今回、民間事業者の整備、運営によりまして、経費面での一定のメリットが得られる。それから、提案、ノウハウの活用により新たなサービスや付加価値の期待がされる。こういったことから、来年度、二〇二〇年度にPFI等導入可能性調査というのを、政策経営部が中心となりますけれども、そちらのほうで実施をいたしまして、さらなる検討を重ねまして、従来手法のやり方、それから、このPFI等のやり方というところを来年度判断してまいりたいと考えてございます。  今後のスケジュールの部分を下段のところに記載させていただいております。点線が入っている真ん中より右側の部分になります。二〇二〇年度に今回の基本構想案を踏まえまして基本計画を策定する。こうした中で、PFI等導入可能性調査を実施させていただき、民間事業者の参入をより現実的なものとするための事業協力者の選定、こういったものとあわせて実施をいたしまして、住民の方々の意見を聞きながら、最終的に事業手法も含め判断をしてまいりたいと思います。  その結果によりまして、従来手法、またはPFI等官民連携手法、それぞれで進むスケジュールが異なりますので、二段記載をさせていただいております。こうしたスケジュールで進む予定としております。  基本構想の冊子の後ろのほうからおめくりいただきまして、二一ページをごらんください。カラーのものになりまして、施設の配置、ゾーニング案となってございます。  三案、今回提示させていただいております。まず、一案目といたしまして、体育館を右側の世田谷通り側に配置し、敷地全体の中央部分に多目的広場を設置するというのが、ゾーニングの①案になります。また、ゾーニングの②案、二二ページ右側に行っていただきまして、こちらは多目的広場と体育館の位置を逆転させた形。一枚めくっていただいて、二三ページになります。こちらは、多目的広場は先ほどの②案と同様世田谷通り側なんですけれども、体育館を敷地全体の左下のほうに持ってきての③案ということでの提示を、今回基本構想としてさせていただいております。こうしたものの配置も含めまして、今後住民の方の意見を聞き判断をしてまいりたいと考えてございます。  説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆田中みち子 委員 5の(3)事業協力者の公募・選定のところの選定委員のメンバーというのはどういう方になるんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 政策経営部のほうで、今後、事業協力者の選定というのをやっていくことになるんですけれども、詳細はまだこれからになりますが、専門家の方も入れての検討かというふうに考えてございます。 ◆田中みち子 委員 では、決まりましたらまた教えていただきたいですけれども、いいですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 情報提供させていただきます。 ◎須藤 スポーツ推進課長 今、御説明いただいた①、②、③の案なんですけれども、ここは西用賀通り、図面で言うと上側というんでしょうか、西用賀通りのほうが関東中央病院で、その南側が用賀小学校がありまして、特に用賀小学校の通学路になっているところが、世田谷通りと反対側の南側に当たるんですけれども、通行量の調査というのは、この三つの配置で通行量調査なども住民説明会では説明をしていただいた上で決めていただくということでよろしいんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 今回の中で、今後の交通の動きについても、出入りも含め確認をして、車については、世田谷通り側からだと交通渋滞も含めてなかなか厳しいところがありますので、そういったものも踏まえて丁寧に説明をしていきたいというふうに考えてございます。 ◆岡本のぶ子 委員 用賀の中町通り側から、一方通行の道で、この南側の通学路に当たるところに車が入ってこられるという流れはあると思いますので、そこも含めて通行量がどの程度見込まれるのかということをお示しいただいたほうがよろしいかなというふうに思います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 その点も踏まえて確認をしていきたいと思います。 ◆神尾りさ 委員 このゾーニングの例えば体育館のサイズとか多目的広場のサイズというのは、もうこのサイズで決まっているんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 こちらのサイズにつきましては、区のほうで、今の段階でこのぐらいを想定しているというサイズになります。詳細は今後、基本計画を踏まえて配置を決めた上で、最終的なところは基本設計、実施設計の中で具体的な面積の詳細が決まっていくというイメージですけれども、体育館と、この多目的広場は実はスポーツ施設という位置づけですので、敷地全体の五〇%を超えられない。公園の中のスポーツ施設の面積というのが五〇%を超えられないというような要件もございますので、そういった条件を踏まえて、今後大きさについて検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆おぎのけんじ 委員 大変細かい話で恐縮なんですけれども、一八ページの主要施設の中の体育館のところの構成施設の中に、会議室(大会関係者室)とあるんですけれども、ここは会議室を使えるのは大会関係者のみという想定でこういう書かれ方をされているのでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 実際にスポーツ大会を実施する場合は大会関係者の会議室になりますけれども、その他、上のほうに多目的室といったものもございますが、利用していないときは、一般開放も含めて今後検討はしていきたいというふうに考えてございます。 ◆おぎのけんじ 委員 所管のほうにもお耳に入っているかと思うんですけれども、この辺の方々の活動する場所として、やっぱり用賀まで行くのは遠いという声は結構根強くありますから、ちょっとそこら辺は地域住民の方への開放というところも視野に入れて今後検討していただくよう要望しておきます。 ◆岡本のぶ子 委員 道路関係でもう一点なんですけれども、世田谷通りに面した体育館、もしくは多目的広場をつくられるというところで、ここは西用賀通りから世田谷通りにぶつかる丁字路のところと、用賀中町通りから世田谷通りにぶつかる丁字路のところには横断歩道があるんですけれども、ちょうどこの中間点にあるエリアに横断歩道がなくて、割と高齢者の方たちが横断歩道がない中を渡ってしまうという課題が常にあります。  特にゾーニング案の①がわかりやすいと思うんですが、この体育館のところの西側にある通りから北側に向かっていく、南側の北側に向かうところですね。そこに横断歩道をつけてほしいという声が割と多く寄せられているものですから、せっかくこの整備をするときに、信号はつけられるかどうかわかりませんけれども、横断歩道をぜひ設置してほしいというのは常々言われているので、御考慮いただきたいと思いますが、警察との話し合いというのにつなげていただけますでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 今後、周辺の施設の配置が決まりましたら、そこに対するアクセスというような形の中で、交通管理者を含めまして協議を施設全体の中で進めてまいりますので、そうした中で、きょういただいた御意見も踏まえまして検討させていただきたいと思います。 ◆岡本のぶ子 委員 よろしくお願いします。  それから、先ほどおぎの委員も言われたんですが、町会・自治会、この地域の諸団体から、会議室がない、寄り合う場所がないというお声があるので、そこは考慮いただきたいことを重ねてお願いするのと、あと消防団の格納庫というんですけれども、積載車を入れるところがこの地域の消防団にないので、用賀駅のビルの下を格納庫として積載車を入れられていない、積載車がないんですね。  割とこの地域の消防団の活動する範囲が広いので、できればここはちょっと消防団関係者の声も聞いていただきながら、防災に資する施設の整備ということが書かれているので、消防団の格納庫のようなものができるのかどうかも含めて御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎内田 スポーツ推進部長 構成施設ということで、多目的室等々あるんですけれども、いずれにしても、地域の方々が使えるようなところを確保するというのは必要だと思いますので、どこをするかというのは今後の検討にしたいと思います。  消防団の関係なんですけれども、ここは区で言うならば危機管理室が窓口となっておりますので、そこと十分意見調整をしたいと思います。 ◆あべ力也 委員 昨年いろいろ災害があって、世田谷区の災害対応ということでいろいろ方針を打ち出したり、計画をしているわけですけれども、避難所の問題とか、さまざまな課題がある中で、新しく施設を整備していく上で、災害に対する視点というのをしっかり入れていただいて、例えばこれだけ広大な敷地で整備をしていくからには、災害対応ということもしっかり考えてやっていただきたいと思います。  それと、これはもう基本構想じゃなくて、基本計画にことしからなるんですよね。だけれども、ちょっと聞きたいのは、そもそもここは公務員宿舎で、ここで生活して居住していた方というのが相当な数がいらっしゃったんですよね。それで、そこが全てなくなってしまうということになると、地域で生活をしている消費者の数がぽんと減るというようなこともありますし、地域の中でのここの考え方そのものがすごく地域に影響してくるということもあるんですけれども、スポーツ施設と、あと公園ということで今まで考えてきているわけですが、世田谷区としては、そういう施設だけじゃなくて、ここに居住のスペースというのも考えてもよかったんじゃないかと僕は思うんですけれども、そもそもが公共住宅というか、公務員宿舎があった場所ですから、もともとの居住者は、ここは全部でどれぐらいいたんでしたか。世帯数はどれぐらいあって、ここに住んでた方はマックスでどれぐらいいたんですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 済みません。ちょっと今承知しておりませんので、後ほどお知らせをさせていただきます。 ◆あべ力也 委員 ですから、もちろん施設としてスポーツ関係施設ということで、世田谷区も人口が多い割に、公共スペースというのがなかなかないので、公園とかスポーツ施設を地域につくってほしいという要望というのは今までたくさんあったわけで、国のそういう使用の転換によって、世田谷区が使える用地ができたということは大変いいことなんだけれども、それだけじゃなくて、せっかくある公共スペースだから、例えば今、区営住宅なんかが大変いっぱいですよね。そういうのを、もともとここに居住していた人数とかを考えると、公共住宅とかも検討できたんじゃないかと思うんだけれども、そういう考え方というのはなかったんですか、部長。 ◎内田 スポーツ推進部長 今回の大きな災害がございまして、その前からここの土地、約三万一千平米ございますけれども、ここは防災というところが結構色強く出ておりまして、補助金についても国のほうから防災というところでお金をとっている面があります。  防災の部分と、先ほど方針のところで申し上げた安全安心というところは、例えば広域的なまちづくりはどうするのか、ここの部分を空間として、災害があった場合に何にどう使うんだという部分と、あとは、世田谷区としてスポーツの施設が非常に少ないというところがありましたので、区民の方、団体の要望等も意見も踏まえつつ、今回こういう施設はどうかというところでお示しもしたところです。  規模等につきましては、プラス付帯の部分を何にするのか、収益施設をどうするのかというのは今後の話になりますけれども、まず基本としては、補助金もとっている災害というところで視点を当てて、プラス、スポーツというところ。あとは、ここは今、公園が既に開設しているというところがありますので、そこプラス三万一千平米ですので、公園として一体としての整備というところで考えていきたいと思います。  いろいろ御要望はあるんですけれども、まずは基本としては防災というところからスタートしていきたいと考えております。 ◆あべ力也 委員 世田谷区は公共施設整備方針がありますよね。それで、近年になって方針を見直して、限られた資産を有効活用していこうということで、公共施設に関しては、いろいろな施設を一緒にしましょうというようなことをやってきていますから、地域で必要な施設をぜひしっかり調査等もしていただいて、せっかくつくる公共施設ですから、いや、あれはつくっておけばよかったなということではなくて、例えば福祉的な施設であったり、そういうものと一緒にできたほうがいいので、所管がどうもスポーツとみどり33推進担当部になっているので、それを横断的にいろんなものを複合施設として検討していくというのがちょっと難しい部分もあるのかもしれませんけれども、少しその可能性も探っていただきながら、ああ、あのときこういう方針でつくっておけばよかったということがないように、ぜひ共同施設としての考え方も取り入れていただきたいというふうに要望しておきたいんですが、部長どうですか。今の段階でそういう可能性はあるんですか。 ◎内田 スポーツ推進部長 まず補助金の話をさせていただきましたけれども、ここは公園という位置づけがありますので、そういった場合、公園の中でできる上物というのは限られている。面積もそうですし、そこの中でどういうものを建てていくのかというところがあります。  これから基本計画の中で住民説明等々いたしますけれども、基本の部分は災害と、やはり既に公園がありますので、そことの一体的な整備プラス体育施設等スポーツというところを基本として、プラス、ここは構成施設ということでさまざまな打ち合わせのスペース等々がありますので、そういう中で、区民の方等の御意見を聞きながら調整をしたいと思います。 ◆あべ力也 委員 今、渋谷区が宮下公園の整備で民間活力を入れながら大変ユニークな開発をやっていますけれども、これに劣らないような発想で、ぜひいろいろ考えていただきたいと思うんです。  部長が言うように、補助金の関係とか、そういうことでいろいろ制約はあるんでしょうけれども、せっかく使えるスペースで、これだけ広大なスペースというのは今ないわけですから、その中で公園という縛りがあったり、スポーツ施設という縛りがあるのであれば、その中でどこまでできるのかということをしっかり考えていただきたいと思うんですね。  駒沢公園なんかは、実際に民間の事業者を取り入れて、カフェスペースがあって、すごく今繁盛していて成果もあるようですから、公園という中でどういうことが区民サービスの中で提供できるのかということを、固定的な考え方だけじゃなくて、あらゆる自治体でやっていることとか、駒沢公園は東京都がやったんですよね。あとは、渋谷区の宮下公園の問題とか、さまざまいろいろ検討していただいて、この上用賀の土地はフラットな土地ですけれども、どういうことが可能なのかということをしっかり検討していただきたいと要望しておきます。よろしくお願いします。 ◆中山みずほ 委員 ここでの議論じゃないかもしれない、政経部かもしれないんですが、このPFI等の導入に関して、先ほど事業協力者の公募選定で専門家を入れてというお話があったと思うんですが、このPFI導入の可否も含めた専門家も入るんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 詳細は今後、政策経営部との調整によって、政策経営部主導で決めていくような形になろうかと思いますけれども、こうしたことを含めた専門家というふうに考えてございます。 ◆桜井純子 委員 一三ページのところに、アンケートに協力していただいた賛助会員の方たちの協会の名前が書いてあるんですけれども、世田谷区は障害者スポーツとかの協会とか連盟とかのまとまりというのはないんですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 障害者スポーツという形での協会団体みたいなものというのは、済みません、今現時点で把握しておりません。 ◆桜井純子 委員 これはアンケートをとった先というのが、財団に加盟するということになっているので限られてしまっているのかもしれませんけれども、障害者の方々の御意見というのは、アンケートとしてはダイレクトにまとまってとっているということではないんですね。 ◎須藤 スポーツ推進課長 障害者の方限定でアンケートというのはまだとっていないんですけれども、この後、実際に施設の整備ですとかを検討する中では、ユニバーサルデザインのところでの意見を聞くとか、そういった部分も出てきますので、きちんと、特に我々、今後障害者スポーツを推進するという意味でも、ここでどういった配慮をしてやっていけるのかということを含めて検討していきたいと考えております。 ◆桜井純子 委員 ちょっと聞いた話なんですけれども、今オリパラに向けてつくっている国立競技場をつくるときに、設計、基本的なことを考えるメンバーに、障害者団体の方で、当事者ではなくて親御さんとかが入っていて、そういった中でトイレの要望があったんですって。あそこは、競技を見に行くというところが大きいので、すごく人がたくさんいるところで、知的障害の方でしたけれども、ふと目を離すとどこかに行ってしまう、大勢の人の中で例えば駅とかでも見失ってしまうということがあって、トイレに行くというと、私たちだと障害のある方が行くということしか目線がないんだけれども、障害のある方と一緒に来ている方もトイレに行きますよね。  そうすると、女性と男性の異性同士で来ていると一緒にトイレに入れなかったりする。別に誰でもトイレみたいな大きいのじゃなくても、ちょっと小さ目でも、カーテンで仕切れるとかそういう形で一緒に入れるトイレというのをつくってほしいと要望したらしいんです。  私も立ち話で聞いたお話なので、きっちりと想像ができるような話は聞いていないんですが、とにかくそういう本当に当事者じゃないとわからないけれども、安全にスポーツを楽しむため、安全にその場にみんなが来るためにはすごく必要なトイレのあり方というのを今まで余り聞いたことがなくて、ただ、それをそこに設置することができるようになったそうです。だから、そういうトイレができたということになると、そこから多分発信して、ユニバーサルデザインといったときに、何が必要なのかという、今あるもの以外にたくさんあるんだということが私もわかったので、ぜひこれからつくっていくものですから、ここがユニバーサルデザインの本当にモデルの場所になるように、当事者の方、それは障害当事者の方だけではなくて、家族の方が困っていることは何なのかということを踏まえて、大勢の方が集まってくるところ、スポーツ施設、いろんな要素を含めてモデルになるところをつくってもらいたいなと思うので、ぜひ今回のアンケートに入っていませんけれども、多くの方に、障害のある方、家族の方、支援している方、いろんな立場があると思うんですよ。だから障害者の団体の方一人入ってもらえばいいではなくて、発信地点にするぐらいの気持ちで構想、計画をつくっていただきたいなと思います。要望しておきます。何かあれば。 ◎内田 スポーツ推進部長 私どもも、希望丘の体育館ですとか、大蔵のスタジアムということで、障害のある方が使いやすくということで、かなり力を入れながらつくっていたつもりでございます。そこの利用勝手ですとかを、一人ではなくいろんな方々の意見を聞きながら、プラス障害のセクションが区の中にあるわけですから、そこと連携しながら、やはり誰もが安心して安全に使えるような施設にしたいというふうに頑張りたいと思います。ありがとうございます。 ◆あべ力也 委員 アンケートを見ると、上用賀公園スポーツ施設に関するアンケートというのがあって、アンケートでは、「したいスポーツ」と書いてあるんだけれども、世田谷区の実際のスポーツ人口というんですか、競技種目によって、そのスポーツをやっている方の人数というか、人口を把握していると思うんですけれども、その中で特に施設的に充実しているものと不足しているものを役所としては把握していると思うんですよね。  その点については、例えばサッカー施設がないとか、テニスの施設をもうちょっとつくってほしいとか、この間さまざま区民要望があったと思うんですけれども、それを今回のこれだけ広い敷地で、スポーツ施設に特化した、ある意味、公園とスポーツ施設に特化した施設を整備するということなんですから、その点、今まで足りないと言われていた部分に関して、この施設整備において、そこを充足していくというような考え方も私は必要だと思うんですが、この点については、今回の基本構想なり、基本計画に検討の素材として盛り込んでいくおつもりなのかどうか伺いたいと思います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 こちらの概要版でもちょっと整理させていただいておるところですけれども、実は平成二十九年度のときに、上用賀のここの拡張用地において、スポーツ施設の整備のまとめというのを一旦させていただいた中で、概要版の左上の計画条件のところに、スポーツ施設の現況を、字としては少ないんですけれども、中規模体育館の不足ですとか、屋外グラウンドということで、今あべ委員がおっしゃっていただいたように、これまでスポーツ施設整備方針は持っていますけれども、その方針の中で足りないと言われているものを一旦整理させていただきました。  その上で、今回そういった中での体育館とグラウンドという要素がありましたので、そこを基本として今回の基本構想等を策定させていただいているという状況ですので、今後そこのところを、再度、区民ニーズも含めて確認をした上で整備はしていきたいというふうに考えてございます。 ◆あべ力也 委員 オリパラを境に、また世田谷区でのスポーツ人口というのはふえていくと予想もされますし、競技自体をやる方がふえれば、どうしても提供する場所ということになってきますので、その辺の区民動向等、意識調査等も含めて、どういう施設をつくれば区民ニーズに合うのかということもしっかり検討していただきながら、今、体育館とグラウンドと言ったけれども、グラウンドもいろんな仕様があるでしょうから、この競技には使えるけれども、これには使えないとか、体育館もそうですね。いろいろ仕様があるので、どういうつくり方をすれば、さまざまなニーズに応えられるのかということをしっかり適格に設計等に反映をしていただきたい、これも要望しておきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 では次に、(2)台風第十九号に伴う二子玉川緑地運動場復旧作業の検討状況について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、台風第十九号に伴う二子玉川緑地運動場復旧作業の検討状況についての御報告させていただきたいと思います。  主旨をごらんいただければと思います。台風十九号による二子玉川の緑地運動場の復旧につきましては、昨年の十一月、十二月と当委員会に御報告をさせていただいております。今回、昨年の第四回定例会におきまして補正予算を議決いただきました災害復旧の工事及び今後の復旧作業につきまして、検討状況をまとめたので御報告させていただくものとなります。  2のこれまでの経過をごらんください。こちら、台風十九号による全面冠水がありまして、その後、十一月下旬にかけまして、通路それから災害復旧のための搬路となります園路の復旧工事を実施させていただきますとともに、フェーズ2ということで、施設の一部を災害復旧するということの実施検討を、それからあと補正予算の提案といったことを並行して、国庫補助の申請の準備も進めてまいりました。
     その結果、十二月下旬に国庫補助の申請が受理されまして、これに伴いまして、フェーズ2の工事の仕様が確定したという状況になってございます。一月下旬にかけて、この工事の発注、それから契約締結をさせていただいたという状況でございます。  3災害復旧工事(フェーズ2)についてということで、別紙2としてA3の配置図をつけさせていただいておりますので、ごらんいただければと思います。  右のほうにあります濃いグレーの部分なんですけれども、こちらが今回の災害復旧の工事の対象範囲となってございます。工事の細かな概要につきましては、別紙1、それから別紙3のほうを後ほど御確認いただければと思います。  表紙に一旦お戻りください。3の(4)になりますけれども、今回の工事の工期は六月三十日までということで、契約の相手方として奥アンツーカという事業者となっております。  (7)その他のところをごらんいただければと思います。本件は、土砂の撤去とスポーツ施設という二種類の工事がございまして、国庫補助の申請によりまして、当初予定をしておりました発注時期より発注がおくれてしまったという状況がございます。また、出水期となります六月より前に、早い段階で工事を完了することが必要であったため、工期の短縮として、この二種類の工事を一括で発注する必要性が今回生じました。これによりまして、当初予定していた契約金額が、両方合わせまして一億八千万円を超えることになりまして、本来であれば議会の議決により契約を締結する案件となりますけれども、必要な工期を確保する中で、議会の開催をお願いするいとまがなかったということで、区長の専決による契約の締結をさせていただいて、令和二年の第一回の定例会に専決処分の承認をお願いするという議案を提出させていただきたいというふうになったものでございます。  裏面をごらんください。その他の復旧作業といたしまして、二点ございます。まず、砂利が多く堆積しておりますサッカー場のB面及びピクニック広場につきまして、重機を利用してこれらを取り除くことが困難な砂利を拾う作業を、スポーツ振興財団が中心となりまして二子の運動場を利用しておりますサッカー協会さん、それから世田谷区のラグビー協会さんの御協力を得まして、ボランティアによる復旧の作業を実施していきたいと考えてございます。日時は二月九日の日曜日、人数としては三百名から四百名の方が御参加いただけるという予定となっております。  次に、指定管理者による復旧作業ということで、十二月の球技場の暫定利用ということで御報告させていただいたのと同様に、指定管理者が年間で維持作業として実施している範囲で、少年野球場のB面やサッカー場のB、C面、それから、ここで使われますトイレとかもあるので、水道の水道栓、こういったものを直したり、駐車場の料金小屋の復旧を検討、実施をしていく予定となってございます。内容につきましては記載のとおりでございます。  今後の予定なんですけれども、別紙3のカラーになっておりますものをごらんいただければと思います。別紙3のグレーになっている部分は、以前ちょっと御説明をさせていただいて、第四回定例会で補正予算を議決いただきました災害復旧の工事として実施をしていく部分になってございます。ベージュの色で示したところが、今回指定管理者による維持管理の作業。それから、黄色の部分は利用再開のめどを示したものとなってございます。  今後なんですけれども、こうした復旧の作業と並行いたしまして、最終的な第三フェーズに向けまして、今回の被害を受けての今後に向けてのリスク、それから課題の整理の検討を行いまして、残りの施設の復旧を含めまして、区議会に御報告をさせていただきながら、区民の方が一日でも早くスポーツ施設を利用していただけるよう検討を進めてまいりたいと考えてございます。  説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆津上仁志 委員 おととい、企画総務委員会のほうで、この契約の件で報告があったんですけれども、そのときにお聞きしたら、次にまた同じように災害が起こったときに備えて、何か対策をしたものを設置なりなんなりできないかというふうなお話をしたら、基本的にはもう原状復帰が条件になっていますというお話だったんですけれども、そういう今後に向けたというんですか、例えば水が来てもとか、そういうふうな対策というのは講じられないんですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 今回の中で講じるものについては、原状復帰というか、実は基礎がしっかりしているものはそれをそのまま復旧したほうが安いということがあるんですけれども、今後、実際に施設を本格的にほかの野球場のB、C面とかを復旧する中では、何て言うんでしょう、ポールをそのまま抜く作業が大変であれば倒す方式にするとか、いろいろな方式もございますので、そうした方式の検討はフェーズ3に向けてした上でやっていきたいと考えてございます。  現状としては、一日も早くこの部分については復旧させるという考え方で今回やっていますけれども、そういった部分を踏まえて、次のフェーズのところで、具体的にどうしていくかという検討はさせていただきたいと考えてございます。  また、今回特に大きなところは、やっぱり砂がこれだけ堆積してしまって、前回までは砂がここまで堆積はせずに、どちらかというと土が持っていかれて、そこに土を足したりとかということで復旧していく。実はほかの自治体ではそういうことで復旧が早く済んでいるところもあるんですけれども、そういう被害の程度によってお金のかかり方も違いますので、どういったお金のかかり方についての対応をするのかということと、ここにある以上、こういったことが二度と来ないとは限らないので、そういったことに対する本当にリスクとして、また同じようなものが来ると、こういう状態になりますということを再度検証した上で、ただ、区民の場がないというのも困りますので、それは区内の別の場所であれば、幾らぐらいかかって、どういうふうに、どのぐらいの量の整備ができるのかという考え方ですとか、そういうものをなるべくお示ししながら整理をかけていきたいと考えてございます。  短期的には、実はこちらは区民の方の利用で、東京都とかそういう大会に向けての利用で、年間の面数で言うと八百面分ぐらい時間としては使っているところがありまして、野球で言うとそのぐらいあって、それが現実的に全然足りない状態で、大会が正直言うとできなかったり、本当に規模を縮小して実施しなきゃいけないかということで、さまざま関係団体の方にも知恵を絞って工夫をしていただいているところがございますので、そういった現状も踏まえまして、区民の方がスポーツをしていくことと、それから毎年こうやって予算をかけてこれだけやって、またそれが無駄になってというようなことにならない方法が何か考えられるかという視点を持って進めていきたいと考えてございます。 ◆津上仁志 委員 今後に向けて、ぜひ対策ということで十分検討した上で実施していただきたいのと、あと、このフェーズ2で、今回やる部分については、もう終わっちゃうから、そこに何か対策を新たに講じるということは、検討状況によってやるということはもう難しいんですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 今回、原状復旧で、実際に発注するときに、前回ここをつくったときの図面を参考に事業者に発注はかけさせていただいております。  ただ、そうした中で、提案でもしいいものが、逆にこういうものがこの金額で安くできますよというような提案が事業者のほうからあれば、今度は逆に契約を変更する形になりますので、費用がどのぐらいかかるかということを検討した上で、もしそういった可能なものが出てくれば対応はできる限りしていきたいと考えております。 ◆あべ力也 委員 もちろん復旧作業を急がなくちゃならないということはあるんですが、今、課長が言われたように、今回復旧作業をして、その後また災害がないということはないわけですよね。その上で、急ぐということと同時に、今後また災害に遭った場合、災害に強い施設をつくらなくちゃならないという目線も必要だと思うんですが、復旧を急ぎながら、災害に強い施設整備ということに関しての視点は、どういうふうにやられるんでしょうか。 ◎内田 スポーツ推進部長 今回のような大規模な災害が来ないとは限らないし、来るという前提で考えなければいけないというふうに思っております。  そのときに、砂ですとか、瓦れきというのをとめることは、現実的に物理的にはかなり難しいですね。そうしますと、砂と瓦れきはもう来るものは来て、いわゆる河川敷、大雨が降ればそこは水が来るところになります。  問題は、スポーツ施設のフェンスですとか、そういう安全面で、どうしてもないと野球とかができないという部分がありますので、そこを被害があった場合に、復旧するときに、どうやってコストが安くできるのかですとか、あるいは期間を短くできるのかということを考えなければいけない。  先ほど課長が申し上げたとおり、それであれば、フェンス等を倒すことができれば被害が少なくなるのではないか、あるいは移動するのであれば、移動できるような重量的に軽いものですとか、そういうものをやっていかないと、多分工夫としてはそこの部分が大きいと思うんです。  あと、コスト面で言うならば、やはり世田谷区の税金のみではなくて、国等のいわゆる補助という部分で、いかにして一財を少なくするか、そういう工夫も必要になってくると思うので、根本的にこれから我々が判断しなければいけないんですけれども、じゃ、こういうたくさんのグランド等があるものを、世田谷区内のどこかでできるんですかという現実的になった場合に、かなり厳しいということを考えると、今の段階ではそういう方向での検討をしているということになります。  将来、例えば一年間に毎回このような部分が出てくると、そのときはまた違う考え方を持たなければいけないと思っております。 ◆あべ力也 委員 いずれにしても災害は多くなっていますので、その都度、復旧費が大変かさむということになると、いろいろ事業的な見直しもせざるを得なくなると思いますので、今回その復旧作業をするに当たって、災害はまた来るということを念頭に、次の復旧作業に関しては、今回の復旧作業が、今後の災害に関する視点を持って、次のときには災害復旧が早くできるような施設のあり方というんですか、そこをやっぱり検討していただきたいというふうに、これも要望しておきたいと思います。 ◆岡本のぶ子 委員 ここの現状というか、災害があったところが、私も中は入りませんけれども、外側から拝見して、十月十二、十三の後に拝見したんですけれども、かなり根こそぎ木が倒れてしまったりという状況も見まして、これから復旧作業に順次進めていただいているということは大変喜ばしいことなんですが、利用者の安全対策という点で伺いたいんです。  サッカー場のBとC面の中で、Bは、今度二月九日にラグビーの方とかサッカーの方たちが石を拾いますよということで、再開の時期も結構早目に出ているんですけれども、C面については芝生の養生を入れますよとなっているんですが、B面は芝生はあるんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 現状も、実はB面は今、芝が結構生えて、利用が余りされていないのでいい状態にはなっているんですけれども、そこに土とか泥がやっぱり中には入ってしまっているので、そういったものがどのぐらいプレーする中で固める必要があるかとか影響があるかということも確認をしたいと思っています。  ただ、その中で、今回はやっぱり砂利が拾えないので、それを人手で拾うには大量の人がいるので、サッカー協会さんのほうから逆にお声を実はいただいて、子どもたちへの教育というか、ボランティア的なところ、自分たちのところは自分たちでやるんだよという教育もしたいというお声もいただきましたので、そういう方向も含めて、今回実施をしていただくこととなっております。  安全対策ということでお話をいただきましたけれども、野球場はフェンスがあって、サッカーのところは余り実はフェンスがなくて、少年サッカー場はたまたまフェンスで覆われているんですけれども、そういったところの課題は、実は今回それも全部やってしまうと、国に新たにここの利用申請を全部出し直して、審査をして、二、三カ月かかってとか、ちょっと手続的な時期の問題もあったので、今回は植栽帯がどこまでふやせるかということはあるんですけれども、そこはもともとあったものなので、原状復帰という中でうまく調整をさせていただいて、実施していきたいと考えてございます。 ◆岡本のぶ子 委員 今言っていただいた野球場Aとサッカー場Bの間の通路、そこは一般の方が通るところでもある。そして、植栽帯が間、間はすき間があったというところでフェンスをつけて欲しいということが、サッカーを利用される方々からのお声だったと思いますが、この間見たときは、植栽帯は全部根こそぎなくなっていたので、密に植栽帯を復旧するとか、そういった対応をしていただければと思います。  同時に、もちろんサッカー場Bについても、芝が生えていると今言われましたけれども、多分それは雑草なんだと思いますので、緑には見えるんだけれども、そばに行けば雌株が出ていたりしてでこぼこしているので、転圧などをきちんとしていただいて、利用者の方たちが骨折などしないような対策もあわせてお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 今回、指定管理者による維持作業ということでの復旧の中で、そうしたものも含めて、実際に仮にプレーをしていただいて、どうですかというのを確認しながら検証して、実施していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆中山みずほ 委員 国庫補助というのはどのぐらい活用したものなんですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 実際に国庫補助、以前は実は三億一千万円を想定して国庫補助を申請して認められた金額としては、査定があって、大体その三分の二ぐらいで、一億八千万円ぐらいを上限に予定をしていたんですけれども、今回入札によって、落札で実は金額が下がりましたので、補助金も当然それに従って下がっていきますので、その割合からいくと、恐らく一億三千万円ぐらいが今想定されるかなと思います。  今後、工事を実際に実施して経費を査定する中で最終的には決まりますが、おおむねそのぐらいの金額を予定しております。 ◆おぎのけんじ 委員 この多摩川下流域はいろんな自治体さんが絡んでいらっしゃると思うんですけれども、季節柄、二子エクセルの上のほうから河川敷を見ると、川崎のほうが結構土砂が大量にたまっているやに見えるんです、素人目に見ると。世田谷のほうは割と進んでいるのかなとも思えるんですけれども、そのあたりのこっち側と向こう側の土砂の持っていきぐあいによる今後またああいうシーズンが来て、どっちが偏って残っているからこっちに影響が多いとか、そういうことがあるのかないのかというあたりをどういうふうに考えているかということと、その復旧作業に関して、広域連携というのか、近隣自治体との足並みというのはどういう形でそろえようとしているのか、勝手にやるものなのか、そのあたりを教えてほしいんですけれども。 ◎須藤 スポーツ推進課長 まず、全体的な被害の状況につきましては、国土交通省の京浜河川事務所のほうで全体被害を想定しているのと同時に、多摩川流域の各自治体間におけます連携会議というものがありまして、そこの中で情報交換をしながら進めさせていただいております。そうした中で、それぞれ自治体によって国庫補助を申請するのに時間がかかるので、今回の部分なら自前でやったほうが早いし有利だと考えて自前でやられるところもありますし、我々と同様に、国庫補助を申請したという自治体も伺っております。  多摩市さんなんかは、たしか国庫補助を申請されて、大田区さんは、国に費用負担は何とかお願いしたいという話は聞きましたけれども、恐らく自前で十億円近くをかけて復旧をするというようなことで、早急にやりますことで、確か予算を補正でつけて、順次先行して作業を実施しているというふうに伺っております。  それぞれ自治体によって受けた被害と規模が違いますので、そうした対応について、個々の判断にはなりますけれども、流域の連携会議の中でも意見を交換させていただいたりとかしまして進めていきたいというふうに考えております。 ◆おぎのけんじ 委員 こだわるようで申しわけない。対岸側の川崎側さんがかなり残っているように思えるんです。素人目に見ても。あちらはどういう進捗なのか、もし把握していらっしゃれば教えてほしいんですけれども。 ◎須藤 スポーツ推進課長 川崎側につきましては、人的な被害があったことも含めて、なかなか河川の災害復旧まで早急に手が回らないということで伺っております。  ただ、園路といいますか、うちと同じように多摩川の河川沿いの園路を中心に早目に復旧していくという考え方で準備を進めているというところまではお聞きしていますけれども、それ以降の詳細の部分は、現時点では把握できておりません。 ◆神尾りさ 委員 野球場のBからFというのは、利用再開めどが立ってないということでしたか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 こちらにつきましては、先ほどの別紙3のカラーのところ見ていただきますと、白くなっているところについては、まだ利用再開のめどは立っておりません。今後、整備手法も含めまして検討ということになります。 ◆神尾りさ 委員 これ、六月から十月はフェーズ3に入れないですよね。フェーズ3というのは、二〇二一年の六月までに終わるんですよね。ということは、フェーズ4ということもあるということですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 この表の上の波線も含めて引いてあるところをごらんいただければと思うんですけれども、今回のがフェーズ2になりまして、フェーズ3は、六月から十月というのは実は出水期と言われる水が出てしまう時期なので、河川の工事ができない時期になります。フェーズ3を開始するのは、二〇二〇年の十一月以降になります。  この十一月以降で、土砂の撤去ですとか施設整備といった、フェーズ2のところで、おおむねこのぐらいの期間かかりますということがわかっていますので、それを当てた上で、場合によって芝生になるところは芝の養生があって、再開となると、場合によって二〇二一年の五月とか、そういう時期以降になるかと思います。今後スケジュールを含めて、そうしたところを検討して御報告していきたいと考えております。 ◆神尾りさ 委員 フェーズ1、2に比べてフェーズ3というのがすごく長くなる、二年またぐ可能性もあるということですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 そういう意味でいうと、長くなります。実際にフェーズ2で野球場のA面、それから少年野球場のAという形で復旧予定していたところ、大体三分の一の施設数ですので、残りの施設数を考えますと、やっぱり相当期間かかるのと、金額的にも今回で約三億円の補正予算を要求させていただきましたけれども、それが三分の一ですので、単純に残り三分の二と考えると、残りが六億円から七億円というような金額も想定しなければいけないかなというところで考えております。今後そこも含めて経費も検討していきたいと考えてございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 それでは次に、(3)「パラ駅伝二〇二〇」への出場について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、「パラ駅伝二〇二〇」への出場についての報告をさせていただきます。  主旨のところをごらんいただければと思います。区では、障害者スポーツの推進の取り組みの一つといたしまして、障害のある人とない人が一つのチームとなってたすきをつなぐパラ駅伝二〇一九に昨年度、参加をさせていただきました。今回、昨年度に引き続きまして、パラ駅伝二〇二〇が開催されるということで、今回は東京・神奈川の合同チームとしての出場が決まりましたので、それを御報告させていただくものとなります。  大会の概要のところをごらんください。パラ駅伝は、視覚、聴覚、車椅子ですとかの障害をお持ちの方と、それから障害のない健常者の方とで一つのチームとなって参加する駅伝大会となっております。開催は令和二年、ことしの三月十五日の日曜日、会場は駒沢オリンピック公園になります。  主催は日本財団パラリンピックサポートセンターというところが実施していくことになります。  続いて、3のチーム編成等のところをごらんいただければと思います。昨年度、二〇一九の際には世田谷区としてのチームということで独自に選手を選びまして出場させていただきましたが、今回は、主催であります日本財団パラリンピックサポートセンターが選手を公募で募集して、出身地等ゆかりのある都道府県ごとにチームを編成するということで決まっておりまして、この募集につきましては、昨年の八月三十日から十月三十一日までの間に募集を行い、十一月中ということで選考いたしました。  そうした中で、世田谷区と神奈川県というところで昨年度出ていたチームについて、応募者数がチーム編成に必要な人数に満たなかったということがありまして、そうした中で主催者と協議をさせていただいて、世田谷区が事務局を務めて混成チームで出場するということで協議が整いましたので、今回出場させていただくものとなります。  チーム名なんですけれども、(2)の出場チームというところをごらんいただきますと、昨年度は実は世田谷インクルーシブというチーム名で出場させていただきました。こうした現状を踏まえまして、チーム名につきましては、世田谷、神奈川、東京のそれぞれの頭文字をとりまして、SKTインクルーシブという名前での出場を予定しております。  出場選手につきましては、別紙で資料をおつけしておりますので参考にごらんいただければと思います。この中で、特に今回、監督につきましては出場するチームが独自に選定する必要がございました。今回は世田谷の弦巻中学、それから世田谷学園、日本体育大学を卒業されまして、現在、川崎で御自身の柔道の道場を開かれております、バルセロナオリンピックで金メダルをとられました柔道家の古賀稔彦さんにお願いするということで決めております。  ちなみに昨年度は、元サッカー日本代表で障害者サッカーの理事をしております北澤豪さんに監督をお願いしたところでございます。  資料の裏面にお戻りいただければと思います。4の練習会というところで、主催者による練習会を二月十六日に総合運動場の陸上競技場で開催をする予定となっております。  5の概算経費ですけれども、今回パラ駅伝に係る経費といたしまして、独自に選ぶ監督への謝礼として二十万円、それから手話通訳の方への謝礼ということで、今回、聴覚障害者の方がいらっしゃいますので、練習会と本番とあわせまして三万円で、約二十三万円ということでの金額を予定をしております。  その他、パラ駅伝当日、駒沢公園の中央広場でイベント等が開催されまして、そこで世田谷みやげですとか、障害者施設の自主生産品の出展、こういったものを行う予定となっております。  今後のスケジュールにつきましては、記載のとおりです。  説明は以上となります。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 それでは次に、(4)東京二〇二〇オリンピックパラリンピック競技大会におけるコミュニティライブサイトの検討状況について、理事者の説明を願います。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 それでは、東京二〇二〇オリンピックパラリンピック競技大会におけるコミュニティライブサイトの検討状況について、大会におけますコミュニティライブサイトについて、日程等の概要がまとまりましたので御報告させていただきます。  表紙、2のコミュニティライブサイトの目的でございます。(1)といたしまして、大会期間中、区民の身近な場所において、競技中継を通じて区民が一体となって大会の感動と興奮を共有し、大会の雰囲気を経験できる場を提供する。(2)といたしまして、大会を契機に来訪される国内外の人々と地域住民の方が交流ができる場を提供し、地域の盛り上げ等、魅力の発信を行うというものでございます。  3のコミュニティライブサイトの概要でございます。(1)にありますように、大会期間中に、競技会場外で区民が競技中継等を楽しむとともに、ステージイベントや大会パートナーの出展等の催しを同時に開催することができるものでございまして、コミュニティライブサイトの実施主体は各自治体となります。  (2)の区の基本的な考え方でございます。会場の選定に当たりましては、多くの区民が参加できることや、馬術競技観戦客も参加できること、またアンブッシュ対策、経費面、近隣住民への配慮といった点を考慮いたしまして、各総合支所を中心に五つの地域で展開するとともに、多くの競技観客者が訪れます馬事公苑周辺においても、コミュニティライブサイトを実施するというものでございます。  (3)の実施概要の予定でございます。恐れ入ります、資料別紙1、別紙2をつけてございますのでごらんください。  まず、別紙1、A4横のものでございます。一月現在の状況でございまして、担当所管部、実施場所、オリンピック・パラリンピックにおいてのコミュニティライブサイトの実施日、実施日数、一番右に任意のイベントということで、調整中の内容を記載してございます。任意のイベントにつきましては、実施の目的、会場に合わせて実施できるものでございます。  別紙2でございますが、それぞれ世田谷区の中で行う場所ということで、赤い丸をしまして会場図を示してございます。  表紙の裏面をごらんください。まず、コミュニティライブサイトのコンテンツでございます。まず、必須と言われるものが、競技中継を行うこと、また会場の装飾を行うというものでございます。その他、任意のイベントといたしまして、ステージイベント、競技体験、主催者の展示、飲食売店を行えるというものでございまして、別紙1の表の右に、各所管部で検討している内容を記載しているものでございます。  各コンテンツの内容におきましては、今後も組織委員会や警察、消防を初めとする関係機関と調整を図っていきます。また、コンテンツの実施に当たりましては、区のおもてなし・交流・参加実行委員会、また、区内商店街や町会、大会パートナー企業等との連携を検討しているところでございます。  なお、今回のコミュニティライブサイト、それぞれ実施するものでございますが、予算要求といたしまして、全体で七千八百三十万円という予算を計上しているところでございます。  4の今後のスケジュールでございます。現在、基本情報といたしまして、実施計画書の提出を組織委員会に出しているところでございます。この後、令和二年三月三十一日に実施計画書の詳細を提出いたします。その後、五月から六月ごろを見込んでおりますが、実際に流す競技映像の使用申請、また実際の運営計画書の提出となりまして、七月から九月にかけましてコミュニティライブサイトを実施するというものでございます。  説明以上でございます。 ○田中優子 委員長 ただいま説明に対し御指摘がありましたら、どうぞ。 ◆そのべせいや 委員 改めて、この飲食の売店についてなんですけれども、大会パートナー企業以外の出展について、例えば近隣の飲食店などの出展について、どのような規制、アンブッシュの話とかもされていましたけれども、どのようになってらっしゃいますか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 大会パートナー企業、例えばソフトドリンクであればコカ・コーラ、ビールであればアサヒビールに関してはそのまま出展はできるということなんですけれども、こちらのコミュニティライブサイト会場内での飲食売店につきましては、その場で消費ができるものという形になりまして、そういったものが出せるものと、またスポンサー以外のものであれば紙コップに移して提供するということになってございます。また、それらのアンブッシュの関係がクリアできれば、地域の商店街としてこちらのほうに御協力いただくことはできるという状況でございます。 ◆中山みずほ 委員 スケジュールのところで、区民の方々に広報を解禁されるタイミングというのはいつになるんですか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 来年度に向けまして、オリンピック・パラリンピックの特集号等の計画もしてございます。実際に区民の周知につきましては、実施計画書を申請し、許可がおりたできる限り早い段階で周知をしたいと考えております。 ◆中山みずほ 委員 それでいくと、多分、今の運営計画書の提出等が五月、六月となっているんですが―実施計画が三月三十一、ということは来年度からということでよろしいですか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 来年度のできる限り早い時期に広報したいと思います。 ◆岡本のぶ子 委員 このコミュニティライブサイトの開催場所については、前回の当委員会でかなり議論が出たと思いますけれども、最終的にやはりものづくり学校が十一日間やられるということが載っているんですけれども、土日含めて、土日が七日間ぐらい入っていたり、一番人が出るときに、なぜものづくり学校なのかという、そこについてはちょっと私もまだ納得ができておりません。  世田谷区としてものづくり学校を選定されて、何人ぐらい集客、ここにコミュニティライブサイトの実施目的というのがありますけれども、地域の盛り上げと魅力の発信を行っていく、地域住民との交流ができる提供もさることながら、国内外の方々との交流の場ということで考えていったときに、このものづくり学校の場というところが適切なのかが非常に疑問なんですが、一応集客、十一日間でどのぐらい、ものづくり学校で見込み、どのような手法でここに人を呼び込もうとされているのか伺います。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 経済産業部が所管となりまして、ものづくり学校で今実施を計画してございます。オリンピック期間中で九日間、パラリンピック期間中に二日間ということでございます。  それぞれ集客のキャパにつきまして、現在、経済産業部のほうでは合計で二千二百名の動員を計画しております。また、ものづくり学校におきましては、会場装飾につきましては、映像に関して得意な業者もございますので、プロジェクションマッピング等の会場装飾ですとか、またキッチンカーによる飲食売店の展開をするとともに、実際に土日にイベントに来訪する、既存の夏休みであれば子ども向けのイベント等がございまして、その日程に合わせて実施する。さらに、ワークショップも同時開催をいたしまして、ものづくり学校ならではのオリジナルの商品を作成したりですとか、3Dプリンターの体験教室、ものづくり学校の特徴を生かした体験ワークショップを合わせながら実施し、集客につなげたいというところでございます。 ◆岡本のぶ子 委員 今、ものづくり学校で開催される十一日間で、集客目標が二千二百名ですか。一日当り二百人。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 一日当たりの来場者数を二百名と想定しております。 ◆岡本のぶ子 委員 では、コミュニティライブサイト全体では何人ぐらい見込まれていらっしゃるんですか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 現在、基礎情報として実施計画の中に載せさせていただく中で、区全体でありますと、約一万五千人の集客ということでの計画を立てているところでございます。 ◆岡本のぶ子 委員 もちろんこの設置をするに当たって費用がかかるという話も当然あるんですけれども、単純に言ってしまっても、ここの場所でやってくださいという意味ではないんですが、例えば小田急線の経堂駅とか千歳船橋駅とか、乗降客が一日六万人ぐらいいらっしゃるという、そこの人の動きがあるところでこのコミュニティライブサイトすれば、それだけで多くの方たちが、一日だけでも皆さんと体感できるということになると思うんですけれども、ものづくり学校だけ見ても、二百名しか一日体感できないものを、なぜ十一日間もやるのかが非常に疑問なんですけれども、これは庁内の中で話し合いをして、ここが適当というふうに決められたということですか。
    ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 このコミュニティライブサイトを実施するに当たりまして、庁内のほうにそれぞれ手を挙げる形の募集をかけさせていただきました。その中で地域展開を実施したいというところで各総合支所、また経済産業部につきましては、オリンピック・パラリンピックを契機といたしまして、区内の産業を知ってもらうというきっかけにもしたいというところもございましたので、その中で決定しているというものでございます。 ◆岡本のぶ子 委員 何度も済みません。区内の産業を知ってもらうために、ものづくり学校で十一日間もものづくり体験、ワークショップをやったものを紹介するというのは、十一日間も必要はないような気がしますし、もう少し集客、多くの方々に知っていただくには、用賀だとか、千歳船橋だとか、経堂だとか、そういった駅での開催ということも本来視野に入れるべきだと思いますが、そこでできない困難さというのは何でしょうか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 今おっしゃっていただきました千歳船橋ですとか経堂、いわゆるラストマイルと言われている駅が、あと用賀駅、桜新町駅、上町駅というところがあるんですけれども、ラストマイル上につきましては、いわゆるオリンピック関連施設、場所ということになりまして、そこの場所でのこういったコミュニティライブサイトのイベントというのはできないということがございます。そのために、そこの場所は選定ができなかったというような状況でございます。 ◆岡本のぶ子 委員 わかりました。ラストマイルの場所ではできないということは理解しましたけれども、これがもう決定、当委員会で発表されているということは、もうこれは動かせないものというふうに捉えたほうがいいんでしょうか。 ◎内田 スポーツ推進部長 前回も御議論いただいたんですけれども、考え方にもお示ししましたけれども、世田谷は地域が広いですので、五つの総合支所があります。総合支所でどこか選択をしようという部分と、馬術の競技がありますので、馬事公苑周辺のところで一カ所という部分が基本として考えております。  各総合支所で、どこがやれば一番いいのか。例えばの玉川支所であれば、ちょうどこの期間に玉川支所がオープンになるので、多くの区民が集まって記念になるというとこで、そこでやろうと。例えば北沢であるならば、やはり小田急線の上部が使えるのであそこでやりたい。そういうような形で、例えば世田谷総合支所で言うならば、オリンピック大会後に本庁舎の解体に入りますので、区民会館を使って記憶に残るような形のライブサイトをやりたいというような、各支所が、もちろん駅前のところも検討したんですけれども、どこがいいですかというところで選択をしたという内容でございます。  ものづくり学校なんですけれども、経済産業部のほうでもいろいろ考えた結果、やはり今、ものづくりという部分をなかなか発信しづらいという中で、あそこが世田谷区としてのものづくり等々、例としてプロジェクションマッピングという話がありましたけれども、ああいうところで、大人もそうですし、子供のことも、この期間は夏休み期間でもありますので来ていただけるというところで、それであれば室内でもあるし、コスト的にもそんなにかからないというところがあってあそこ選択をしたところでございます。 ◆岡本のぶ子 委員 ここがもう揺るがないんだという答弁なんだと思いますけれども、ここの全てのところでやる価値が見出せるように、多くの区民の方々、また国内外の方々に、ここに参加をして体感できるような工夫を、改めて求めさせていただきます。 ◆そのべせいや 委員 コミュニティライブサイトとは別に、パブリックビューイングが各団体、各地で開催をされると思いますが、それについて世田谷区として、どの程度把握をされていますか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 パブリックビューイングにつきましては、この四月に募集を開始するという状況でございます。今、自治体以外でも各団体でできるという情報がある中でございまして、世田谷区でどの団体がやるのかということにつきましても調査をしてまいりたいと考えております。 ◆そのべせいや 委員 さまざまな方が触れる機会になるように、せめてパブリックビューイングのほうもぜひ広げていただきたい。例えば玉川区民会館は、私、幼稚園のときから世田谷区にいますけれども、会社員時代も含めて二十年ぐらい一度も行ったことがなかったので、区民に身近な場と言われると、全く身近ではないという体感を持っています。これはほかの方も、これが全て身近な場所かと言われると、どう思われるかというところもあると思います。  というところで、先ほど予算を使われるという中で、結局のところ、コカ・コーラであるとか、アサヒビール、もちろんTier1とかだと百億円ですか、パートナーになるのに支払われていると。それをこうやって世田谷区なんかでこつこつ百億円分を取り返していく営業活動をしていくということも理解しますが、世田谷区が七千八百万円を払ってTier1のゴールドスポンサーみたいなところがどんどんお金を取り返していくという活動になったら、これは全く意味のないことだと思うので、七千八百万円分、可能な限り世田谷区の区内の経済が潤うような施策をぜひやっていただきたいと、これは要望しておきます。 ◆田中みち子 委員 今ぜひ盛り上がっていただきたいと思う中で、この飲食店というところでもかなりいろんなものが提供されると思うんですけれども、今紙コップなんかも配布されるとかいうお話だったんですけれども、そうなってくるとごみの対策もどうなってくるのかなというのが気になるんです。  これを見させてもらうと、関係の機関と調整を図っていくということで、清掃・リサイクルなんかが入ってこないなと思っているんですけれども、そのあたり、現状はどうなっているんでしょうか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 さまざまイベントを実施する際に、それぞれやはりごみ分別も含めましてやっていかなければならないということでございますので、今それぞれの所管が実施計画を立てる中で、その中に組み込んで計画をしているという状況でございます。 ◆田中みち子 委員 多分それぞれの所管にお任せになってしまうとなかなかやっぱり難しいんだと思うんですね。消費生活のほうも連携していただいて、区民に本当にキャッチーな言葉で、分別も図っていくというところもしっかりしていかなければいけないんだと思うので、例えば指針みたいなものとか、何かペラ一枚のリーフレットでも何でも構わないので、世田谷区全体でそのあたりを一緒に進めていただかないといけないんだと思うんですね。  先ほどラストマイルでのイベントなんかができないということでも、結果的にこの施設の中で行うということですけれども、やっぱりいろんなものを食べながら歩く方というのはどうしてもいらっしゃると思いますので、大会の後、ごみがいっぱい出てしまうとかいうのをやっぱり危惧してしまいますので、そこを何かぜひしっかり進めていただきたいんですけれど、もう一度お願いします。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 実際ラストマイル上というところでは、東京都の管轄になるんですけれども、その話し合いの中で、シティーゲストが立つ場所があるんですけれども、その際に喫煙の問題ですとかごみの問題、あれば拾っていただくだとかという話も実際させていただいているのと、大会終了後に、大体その日が終わった後にごみの収集を行うだとか、そういったところも含めて今話し合いを進めているところでございますので、ごみの関係と、あと、また庁内の関係所管との連携も図りながら実施してまいりたいと考えております。 ◆田中みち子 委員 環境のほうでも、プラスチックフリーの世田谷とかいって、チラシなんかもつくったりしていますので、あんなところも効果的に広報を一緒にしていただきながら、ごみを出さないというような取り組みも同時に進めていただきたいと思います。 ◆あべ力也 委員 何の事業でも予算がかかるのは仕方がないんですけれども、担当所管部というのが七つあって、予算が七千八百万円ですか。各所管部に一千万円と消費税もつけて投げたというふうに見えるのね。これは、予算の決済は各所管部なるんですか、それともスポーツ推進部の予算になるんですか。各部に実施をお任せするということ、各部が決済するということになるんですか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 コミュニティライブサイトというトータル的なもので、今、予算要求としましてはスポーツ推進部のほうで予算を要求し、管理しているものがございます。それは例えば統一的なものがあったりするようなものでございます。ただし、それぞれの所管が実施主体となりますので、契約行為ですとかにつきましてはそれぞれ所管が実施することになります。 ◆あべ力也 委員 予算をそれぞれの所管に投げて、それぞれがやってくださいという内容ですよね。一千万円が妥当なのかどうかという議論までするのはちょっと難しいと思いますけれども、いずれにしても、世田谷区は、オリンピック・パラリンピックでレガシーを残していくんだということなんだけれども、コミュニティライブサイトがレガシーにつながるのかどうかというのは、僕はちょっとよくわからないけれども、機運を盛り上げていったり、雰囲気を盛り上げる一つの材料にはなるということでやっているんだと思います。  ただ、公共だけがオリンピック・パラリンピックを盛り上げる役割を果たしているのではなくて、世田谷区には数多くの民間事業者がいるわけですよね。あとは、例えば商店街があったりということで、鉄道事業者さんもある。先ほど岡本委員が言ったように、世田谷は多くの民間の鉄道事業者があって、それぞれ毎日すごい数の利用者がいるというようなところに、機運を盛り上げるというのであれば、そういうところと連携をしていくということも当然考えられる話であろうし、もしくはそうした集客力のある事業者が独自にこうしたコミュニティライブサイトにかわるような事業をやるというようなことも、私はなくはないと思うんですよね。  ですから、世田谷区内において公共も民間も一緒になって盛り上げていくというのであれば、民間の活動に関しても、しっかり行政としても把握をする必要があるだろうし、同じような場所で、同じような内容のことをやっても仕方がないので、民間がやっていただけることは民間に任せながら、手薄な部分を公共がやるとかというならわかるんですけれども、どうもその辺が見えてこない。  だから、そもそも、何回も言っていますけれども、現代オリンピックというのは収益主義で民間活動としてやっているわけですから、その点を公共の予算を投資をして、何らかの地域的な盛り上がりなりなんなりをつくっていくという作業の中で、民間活動を度外視して公共だけでやるというわけにはいかないと思いますので、その辺の考え方は、民間との協働に関してどうなっているんですか。 ◎内田 スポーツ推進部長 まず、コミュニティライブサイトの件に関して、民間との連携なんですけれども、行政だけがやると盛り上がらない部分もありますし、例えば売店で言うならば、ものを売るですとか、そういう部分については、先ほど話がありましたけれども、商店街の方々ですとか、あるいはPRだったら町会の方々もオーケーですし、あるいは、いわゆる電鉄会社との関係もあると思うんですね。  そういう形で連携をしていきたいし、このコミュニティライブサイトについて、例えば近くの大学と連携ということも考えとしてありますので、行政だけで完結するということではなくて、みんなと一緒にというふうに考えております。  そして、今パブリックビューイングが四月以降という話がありましたけれども、例えば大学等ともそれができるわけですね。大学も、自分の出身の学生のOBの方ですとかが出てくると、その種目のところだけパブリックビューイングをやろうだとか、そういう考え方も出てくると思うんですよね。そこは連携をとりながら実施をしたいと思いますし、全ての部分が行政だけではなくて、やはりボランティアの方の協力をいただきながらという事業展開をしていきたいと思います。  ですので、コミュニティライブサイトだけではなくて、この後、実行委員会でみんなで連携してという事業もありますけれども、とにかく行政だけでやると行政だけの税金でやるんですかということになりますので、知恵もいただきながら、みんなと一緒にやっていきたいというふうに思っております。 ◆あべ力也 委員 そういう意味で、民間とのシナジー効果は必要なんですが、民間の区内事業者と、そういう今後の実際のオリンピックの期間中の活動に関して情報交換等をできる場を現在持っているんですか。例えば電鉄さんとか、あとデパートもあるよね、髙島屋さんだとか、そういう大きな事業者さんと情報を、うちではこういうパブリックビューイングをやりますよとか、コミュニティライブサイトをやりますよとかというような情報交換の場を現在持っているんですか。持っていないような気がするんだけれども、もしないなら、そういう場を持って、どちらかというと公共は手薄なところを穴を埋めてくというならば、開催場所に関しても理解ができるんだけれども、同じような場所で同じようなことをやるというよりは、役割分担をしっかりしながら、効果を最大限にしていただきたいなというふうに思いますけれども、どうですか、部長。 ◎内田 スポーツ推進部長 世田谷区の枠組みとして、この後報告がある実行委員会スタイルという部分もありますけれども、それ以外の個別の話としての情報交換というのは重要だと思うんですね。ですので、例えば地域的なもの、今総合支所でやっていますけれども、地域でやるとするその地域の近くの大学ですとか、その地域の近くのというふうに多分なってくると思うんです。だから、トータルとしては情報交換というのはありますけれども、より具体的な事業展開となると、もう少し地域が狭くなってくるという部分がありますので、事業展開をやる上に当たって、そことやっていきたいというふうに思っております。  例えばコミュニティライブサイトのところで農大と書いてありますけれども、農大のキャンパスでやろうとしているわけですね。そうしますと、農大との連携もあるし、その周辺の方々との連携もとらなければいけないと思っておりますので、そういう形での事業展開をする上で、行政だけではなくてということの気持ちで実施をしていきたいと思います。 ◆あべ力也 委員 僕はね、気持ちも大事なんだけれども、民間でこういうコミュニティライブサイトみたいのを、ここの場所で、ピンポイントでここでやるんだという情報を持ってなくちゃ仕方ないんじゃないのとて言っているんですよ。だから、そういう意味で、これからはオリンピック・パラリンピックに向けて、企業側としてどういうことを企画として、イベントとかそういうことも含めてやるということがあるのか、そういう情報交換をしながら、それぞれ餅は餅屋で雰囲気を盛り上げてくということでの情報交換をぜひしてほしいということなんです。それは仕方ない、要望しておきますので、よろしくお願いします。 ◆おぎのけんじ 委員 パブリックビューイングで二点ほど確認したいんですけれども、さっきラストマイル上はコミュニティライブサイトは不可ということだったんですけれども、パブリックビューイングもそうなのかということと、あと学校、今、大学というお話もありましたけれども、区立の小中学校とかもパブリックビューイングの主体になり得るのかというのを教えてほしいんですけれども。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 パブリックビューイングのことでございますが、やはりラストマイル上ですとか、競技会場周辺ということになりますと、コミュニティライブサイト同様、パブリックビューイングもできないものに入ると考えます。  また、小学校自体でパブリックビューイングというのは、実施主体となり得るということが出ておりますので、実施は可能でございます。 ◆おぎのけんじ 委員 例えば区立の小中学校とか、せっかく体育館にエアコンも入ってきているというのもありますし、あと私は、やっぱりこどもたちにそういうオリンピックを感じる機会というのは最大限つくっていくべきだろうと思っていますので、教育委員会がどういう想定なのかちょっとわかりませんけれども、できるだけ多くの場所で開催できるようにしてほしいなと私は思っているんですけれども、そのあたりの協議というのは今どんな感じで行われているのか、いないのか、可能な範囲で教えてほしいんですけれども。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 区といたしましては、実施主体としまして、今回コミュニティライブサイトを実施したいと考えてございまして、区が主催とするパブリックビューイングという声は今上がっていない状況でございます。  また、まだこの後、それぞれの主体となってできるというところがございます。また詳細が、ガイドラインが出てきた際に御案内するというところは今後していきたいと考えております。 ◆おぎのけんじ 委員 例えば馬事公苑の周辺には用賀中学校、用小とか、京西とかあるわけですし、世田谷方面にもありますけれども、そのあたりで何もないというのは、やっぱりちょっと寂しい感じもするんですよ。  仮に例えば主体が用賀町会、用賀商店街で、場所は京西小の体育館とかというようなやり方というのもあり得るんですか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 主体、商店街、町会という形もできます。それはできる主体でございます。また、場所というところで、学校のほうで場所を提供するということが可能であれば、それは実施する可能性はあると思っております。 ◎内田 スポーツ推進部長 二〇二〇大会は、オリンピックは七月二十四日から八月九日、パラが八月二十五日から九月六日ということで、大部分が夏休みの期間になってきてしまうところもあると思うんですけれども、今お話をいただいておりますので、一度教育委員会と意見交換をさせていただきたいと思います。 ◆阿久津皇 委員 今、ラストマイルとか会場周辺ではなかなかパブリックビューイングも、コミュニティライブサイトも難しいということだったんですけれども、東京農大は隣ですけれども、これは開催可能なんですか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 実際のところはなかなか競技会場周辺ということで難しいというお話はあったんですけれども、コミュニティライブサイトと言われるもので組織委員会の許可を得るということで、農大についてはその許可をいただいて実施ができるという状況でございます。 ◆阿久津皇 委員 わかりました。 ◆あべ力也 委員 区としては、コミュニティライブサイトとか、あとパブリックビューイングとか、そういうことで機運を盛り上げていくという一つの材料にするんでしょうけれども、そもそもそういうニーズはあるんですか。  もちろん多くの人が集まった中でそういう雰囲気をという部分はあるんでしょうけれども、日本は開催国だから、実際やっているところがあるわけですよね。地球の裏側で、どこかの開催国のを夜中にみんなで集まって見ましょうという雰囲気ではなくて、それと今、スマホをみんな持っていて、幾らでもスマホで実況で見られるというような状況だし、開催国ですから、時間が突飛な時間で、夜中に見ないと見れないとか、みんなで集まって応援しようということよりは、それぞれ国民各自が、スマホなんかを持っていていつでも見れるというような状況にある中で、五十年前の東京オリンピックのときには、確かにテレビか何かに集まって見たというようなことがあるんでしょうけれども、今はちょっと、何て言ったらいいんですか。どうなのかなと。  もちろんサッカーの試合なんかで、みんなでスポーツバーで集まったりとかというので、わあわあ騒いだりして応援したりということも、一つ雰囲気を盛り上げたり何かするということには寄与している部分はあるんでしょうけれども、そもそも公共でやるといった場合の考え方自体がちょっと古めかしいというか、もうちょっと何か考える。七千何百万円も使って、一カ所二〇〇人しか来ませんというような事業をやろうということ自体がどうなのかなというふうに思っちゃうんですね。  先ほどおぎの委員が言ったように、各地域にそれぞれ学校、小中学校もありますから、学校なんかに地域の人が集まって見てもらうということも、これもいいことかなと思うんだけれども、ただ、よくよく考えてみると、オリンピックってやっているのは昼間ですよね。夜中にやるわけでも何でもない。それで、子どもたちは夏休みで学校には来ていないですし、普通の大人であれば、オリンピックだから会社はお休みということはないんでしょうから、その辺の集客というのか、実際に利用する人がどれぐらいになるのかということで考えると、そちらのほうで言っているように一カ所二百人ですかねということに、確かになるんだと思いますよ。  ですから、そもそもの考え方が今の時代にマッチしていないというか、五十年前に街頭テレビに集まってみんなが見たという時代とは全く違うわけですよね。それなりの仕掛けをしたり、パブリックビューイングに理解を求めたり、それぞれの応援する体制なり、誰をどう応援するのかとか、時間帯によっても違うでしょうし、自国でやるんですから、日本選手が出ていれば応援したいという気持ちにもなるんだろうけれども、年がら年中、日本選手が出ているわけでもないですし、その辺のスケジュールとかそういうことも含めて、どういう時間にどういうことをやるのかということもすごく大事になってくるので、何かどうも漠然としているし、その効果に関しても漠然としているし、先ほど来予算を使わないで事業実施というわけにもいかないから、仕方がないというような話をしましたけれども、あくまで仕方ないという話であって、それが本当に正当化できるのかというのはやってみないとわからないことでしょうけれども、いい事業になるようにしっかりやってほしいと思うんですよ。  ただ、ちょっと説明の中でも、一カ所二百人ですというのでは、九十万区民がいる、区長が今言っているのは九十二万ですよ。九十二万区民がいるという中で、七カ所やって一カ所二百人ですよというような事業に七千八百万円もつぎ込むということがどうなのかなと、疑問に思わない区民は僕はいないと思うよ。  それならば、やっぱりちゃんと人も集まってもらえるような体制も組むべきだと思うし、皆さんの事業が正当化できるような内容にしてもらわないと、ちょっと疑問に思いますよね。私、意見ですけれども。 ◎内田 スポーツ推進部長 今スマホの時代ですので、御自身で見ることができるし、家族の家庭内でというところの動きもあろうかと思います。ですので、昔のようにそこにいないと見れないというところではないというのは認識をしております。  一方で、ラグビーですとかサッカーですとか、実際に我々の経験として、スマホで見れたにしても、一堂に会してというところは、日本の国民性なのかもしれませんけれども、結構出てきているという部分がありますので、そういう意味ではニーズはあるというふうに思っております。  あとは、工夫ということでいろいろ御指摘をいただいておりますので、民間の力を入れるですとか、連携をするですとかいうところ、いかにして多くの方に来てもらえるか。先ほど二百名というのはものづくり学校の話ですので、例えば農大で行う部分は、キャンパスが広いですからもっと多くの方が来ていただけるというふうに思っておりますので、来ていただける来客数、それから内容について、終わった後にこれはよかったと思えるように、計画について綿密に立てたいと思います。 ◆あべ力也 委員 私、世田谷区というのはスポーツ系の大学があったり、それぞれの大学があって、いわゆるオリンピアンがいらっしゃるんですよね。実際にオリンピックに出られるというような方が世田谷区民でいらっしゃるというようなこともありますから、その応援を区として、区民として応援をするという一つの動機づけ、きっかけにはなるかなと思うんですけれども、そういう世田谷区出身だとか、世田谷区の学校に在学中だとか、いろいろな世田谷区とのゆかりのある方を区民一丸となって応援しようというような内容ならばコンセンサスがとれるんじゃないかと思うんだけれども、そういったパブリックビューイングなり、コミュニティライブサイトを活用してでもみんなと一緒になって応援をしたいというような動機づけになるような、あくまで世田谷区の事業ですから、世田谷区民が応援をしたくなるような動機づけなりなんなりというのを、この事業を通してできればと思っています。  そういう例えばオリンピックに今度出場する方が、世田谷に在学している方だとか、世田谷区民だとか、パラリンピックも、世田谷出身の方だとかというようなことはすごく大事で、そういう発信をぜひしていただいて、こういうライブサイトとかに皆さんが来て、一緒になって応援できるような環境づくりというのもしっかりしていただきたいと思うんですが。 ◎内田 スポーツ推進部長 私どももそういうふうに今考えておりまして、プランの一つとしてはそこが入っております。  実はオリンピアン、パラリンピアンということで、二〇二〇ではなくて、もう既にオリンピアン、パラリンピアンという人もいるでしょうし、今回の二〇二〇のときに出場しますという選手もいると思うんですね。両方狙っておりまして、二〇二〇大会の部分はなかなかまだ選手が決まっていなくて、結構ギリギリにならないと決まらないという部分もありますけれども、今御指摘のオリンピアン、パラリンピアンの方々とも連携をしながらということで、区民が見たときに、やはり地元の方という部分も大切だと思いますので、特に大学との連携を大事にしたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、(5)二〇二〇年の「オール世田谷」に向けた取り組みについて、理事者の説明を願います。 ◎山田 交流推進担当課長 それでは、二〇二〇年の「オール世田谷」に向けた取り組みについて御説明申し上げます。  東京二〇二〇大会に向けまして、区に訪れる方々に、おもてなしであったり、世田谷の魅力といったものを発信し、大会終了後もレガシーを残していく目的として、区は、おもてなし・交流・参加実行委員会と連携いたしまして、このおもてなし・交流・参加プロジェクトを実施していこうという内容でございます。  1のプロジェクトの実施内容でございますが、まず二〇二〇大会の期間中に、区内各所で区が主体となって、ただいまありましたコミュニティライブサイト、また実行委員会と連携いたしましておもてなし事業をやっていく。そういったものを一体感を持って実施していく。また、大会期間中に、区民や世田谷区に訪れる方々に対しまして、安全安心に生活、また世田谷で過ごせるよう衛生監視面、環境対策も実施していこうというものでございます。  まず、(1)といたしまして、おもてなし事業でございます。こちらは東京二〇二〇大会前から実施していくことで、区民の東京二〇二〇大会の機運の盛り上げへ、また区を訪れる方々を世田谷流のおもてなしで迎えていこうというものでございます。内容としましては、記載の①から④の内容でございます。  A3縦の別紙1をごらんください。表形式になってございまして、左から、仮称でございますが、世田谷スーパーパレード二〇二〇、真ん中が、世田谷の灯プロジェクトのピースランタン、三つ目が、賑わいイベントと書かせていただきました。  左側のスーパーパレードにつきましては、時期が五月三日を予定してございます。場所につきましては、下北沢から三軒茶屋間の茶沢通りを考えてございます。最下段にあります内容の一番下のポチでありますのが、チアやバンドなどの区内外のプロアマ集団等によりますパフォーマンスを考えてございます。  真ん中の世田谷の灯のプロジェクトでございます。こちらについては、世田谷公園にともっております平和の灯と東日本大震災からの復興の灯をあわせまして世田谷の灯と、今のところ考えてございます。時期でございますが、ちょうど真ん中あたりに②とございまして、六月から七月ごろに、区内学校、またさまざまな施設を回りながら全区的にリレーをしていこうと考えてございます。  三つ目、賑わいイベントでございます。こちらは、ただいまお話がありましたコミュニティライブサイトの開催の場所周辺で賑わいイベントなどができればと考えてございます。こちらは、先ほどの飲食提供だったり、体験型のイベントなどができればと考えてございます。  また、欄外、下のほうでございます。民間支援事業といたしまして、今のところ三つでございますが、それだけというわけではなく、こういった団体また活動に関する運営の支援を行っていこうというものでございます。  恐れ入りますが、表紙にお戻りください。(2)コミュニティライブサイトでございます。表形式で記載してございますが、先ほどの案件と同様でございますので、記載のとおりでございます。  裏面をごらんください。(3)安全・安心に向けた取り組みでございます。こちらは、関係部によります二〇二〇大会及び区内各所で行われますおもてなし関係の円滑な事業に向けまして、予防、衛生管理面に取り組んでいくとしてございます。  ①は、衛生監視、感染症、また熱中症等々、保健所等が中心となって行っていく。②につきましては、家庭ごみであったり、環境美化であったり、そういった面を環境政策部、清掃・リサイクル部等々が中心となって取り組んでまいります。  2の全体像、3のスケジュールにつきましては、別紙で御説明いたします。  まず、三枚目の別紙2、A3横でございます。これが全体像をお示ししてございます。ちょうど真ん中あたりに、左側に行政の楕円、右側の区民・事業者の楕円、真ん中に重なるところが連携といたしまして網かけをしてございます。連携にかかっております三つの事業は、先ほどの事業でございます。  行政につきましては、ライブサイト以下さまざまな事業を取り組んでいき、その下、ホストタウン、共生社会ホストタウンの内容につきましても、こちらに網かけで少し記載してございます。右側の区民事業者の欄につきましては、記載の活動といいましょうか、イベントに対する支援を行っていく。  そういったものを、楕円の下にあります左側、保健・衛生対策、右側、環境・清掃対策、そういったものがさまざま活動していきながら、実際のおもてなしの取り組みを、下にありますおもてなし・交流・参加実行委員会が推進していく。それを、右側に世田谷区として協力支援していこうと。その取り組みが、上のほうにありますおもてなしの矢印から、東京二〇二〇大会に向けましてそれを行い、そこで終わることなく、レガシーとして、共生のまち世田谷の実現を目指していこうという全体像でございます。  次に、最後の紙、別紙3でございます。お開きいただきまして、これは来年度のおもてなしと、応援事業の年間スケジュール案でございます。時期として、四月から三月をお示ししまして、ちょうど七月から九月あたり、一番上に太い矢印で大会の期間、また、その下にアメリカのキャンプの期間をお示ししてございます。また、四角のところに書いてあるのが、それぞれの事業を行っていこうとする時期をお示ししてございます。細い矢印については、その期間中にやる事業、またその期間中のどこかでやりたい事業、そういった表現で書かせていただいてございます。  御説明は以上でございます。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆そのべせいや 委員 二〇二〇大会期間中に各地区で開催される賑わいイベントというのは、具体的にどのようなものを想定されているのかということと、先ほど来、コミュニティライブサイト及びパブリックビューイングについては、ラストマイル上で開催できないというお話ですけれども、どのようなものがラストマイル、恐らく本当におもてなしになることといったら、シティドレッシング、花のおもてなしみたいな、ラストマイル上で行われるようなことだという私は認識なんですが、どのようなものが開催できるのか、あるいは既に開催をされる予定、もう百八十日は切りましたよね。そういう中でどんなものが予定されているのか、把握をされていますか。 ◎山田 交流推進担当課長 賑わいイベントのお話だと思うんですけれども、賑わいイベントについては、コミュニティライブサイトと近い場所で、ただ、先ほど来お話がありましたとおり、コミュニティライブサイトでできることできないことがあろうかと思います。それを補完するじゃないですけれども、別紙1で書いてある実施に向けて検討を進めていく会場としまして、三つ会場が書いてございます。一番右側の賑わいイベントのちょうど真ん中あたりなんですが、実施に向けた検討を進める会場という表記をさせていただいてございます。こちらの会場に近接した場所で、コミュニティライブサイトの開催に合わせて、こういった賑わいイベントを、おもてなし・交流・参加実行委員会の主催として、つまりこれは民間事業者さん、区内の事業者さん等が御参加いただく委員会でございますので、そういった方々の協力を得ながら、にぎわいのことをしていきたいと思っております。  また、先ほどの年間スケジュールにありました花のおもてなしだったり、シティドレッシングというお話もございましたけれども、それはまさに、スポーツ推進部のほうで、特にシティドレッシングはやってまいります。花のおもてなしは、教育委員会のほうで進めていこうということで事業を書いてございます。  それ以外でおもてなしというものは、もちろんスーパーパレードなども時期的に五月ということで開催いたしますけれども、先ほど御説明させていただいたとおり、いわゆる世田谷流のおもてなしを、オリンピック・パラリンピックの期間前とか、通常の観光で来る方々とか、そういった方々にごらんいただけるような、また、いわゆる二〇二〇大会の区民への盛り上げなども効果としてこのパレードに御参加いただくことで機運を高めたいと考えてございます。  ここに書いてある実行委員会の三つの事業だけでなく、それぞれの所管部でやっていく事業によって全体的な盛り上げをしていきたい、また訪れる方々に対して、世田谷ってよかったなというふうに思ってもらえるような取り組みを実現できればと思っております。 ◎小澤 交流推進担当部長 済みません、ちょっと補足なんですが、別紙3に記載させていただいたのは、あくまでも、区のほうで予算組みをして実施する内容を主に記載させていただいています。これ以外にも、地域で例えば盆踊りであるとか、この大会期間中に何らかの取り組みがあると思っております。この辺につきましては、おもてなし・交流・参加実行委員会と事務局である産振公社と、その情報の収集について工夫しまして、トータル的に見せていくような工夫はしたいと思っておりますので、今回記載させていただいたのは、一応予算の内容を反映させていただいたということで御了解いただきたいと思います。 ◆そのべせいや 委員 今おっしゃっていただいたような盆踊りが、例えば会場近隣であるとか、あるいは各ラストマイルの駅であるとかというところで行われているほうが、よっぽど日本的なものを海外から来たインバウンドの観光の方が触れる機会になるように私は感じられて仕方がないです。ぜひどんなものがおもてなしなのか、あるいはおもてなし・交流・参加実行委員会が後ろについているということを、私はいろいろ前回わあわあ言っているときに気づいたので、どの文脈が交流・参加なのか、あるいはどの文脈のおもてなしなのかということを、ぜひ分けていろいろお伝えいただければ幸いです。  おもてなしについては、ぜひインバウンドの方、あるいは東京外から来られる方が体感をできるような文脈で予算を使うのであればやられる、あるいは経済効果がどの程度あったのか、外から人が来て、どの程度町にお金が落ちたのかということを、ぜひ計測いただきたいということを要望しておきます。 ◆岡本のぶ子 委員 おとといの区民生活常任委員会でも質疑が交わされて、質問させていただいたんですけれども、今、そのべ委員も言われた各地区での賑わいイベントについて、世田谷区が主体となってイベントをつくっていけば、これは書面に出るわけですけれども、あくまでも東京オリンピック・パラリンピックは、世田谷区としては地域住民の方とどう国際交流が活発化できるかということも、大きなおもてなしの意義があるということを言い続けてきているわけですので、ちょうど七月、八月は夏祭りのシーズンでもありますので、地域ごとのイベント、盆踊りとか、さまざま企画がもともとされておりますよね。そういった情報をどこが吸い上げて、そしてどう発信していくのかということがすごく重要になると思うんですね。  今回、イベントホームステイで百軒ほど募っていくという話も、一昨日の常任委員会でも発表になりましたけれども、諸外国の方々がこの世田谷区に宿泊をされて、その方たちが浅草などに昼間は出かけてしまうということが、あってはならないというか、昼間は盆踊りはなかなかやっていないんですけれども、やはりそういう方々が、世田谷区でこんな楽しいイベントを各地でやっているんだったら、各地の盆踊りに行ってみたいなとか、そこに行けば浴衣も着させてくれて、踊り方も教えてくれてという交流が、その地域地域でできるようなことは、何か世田谷区が予算を立てなくても、地元でやっていらっしゃるイベントになるわけですので、そういったつなぎをするのがこの実行委員会のやり方の一つとして、あってほしいなと私は思っているんですけれども、そこら辺の地域とのつながりというか、そうした情報発信の仕方というのはどのように考えていらっしゃいますか。 ◎山田 交流推進担当課長 つながりについては、やはり私たちも直接すぐアポイントがとれるような関係性がございませんので、まずはやはり地域振興課、支所の力をいただきながら、そういった情報の収集をまずさせていただきたいと思っています。  収集して、我々がどうやって発信するかということだと思いますので、そこについては年間スケジュールに書いてあるような、区主催でやっていくのもの、実行委員会でやっていくもの、またプラスして民間のいわゆる団体様、いわゆる地域で活動されている方々の、本当に来街者に対しておもてなしをしたいとか、見せたいとか、参加してほしいとか、さまざまいろんなイベントがあろうかと思いますので、そういうものをしっかり我々のほうで集約しまして、ホームページであったり、こういうものがありますよという発信ですね。そういったことをしたいと思っております。 ◆岡本のぶ子 委員 そのときに、仕掛け人じゃないんですけれども、せっかく区がこういうおもてなし、交流をする、実行委員会制にしているのであれば、ぜひ英語が堪能な方とか、いろんな多国籍の方たちが来られると思うので、多言語の方が来られると思いますので、留学生だとかを、世田谷区のボランティア協会の方たちは防災協定を結んだりして、留学生との交流もされていると思いますけれども、いろいろな町々で、今、市民活動をやっている方たちの中で国際交流に力を入れている方たちに参画していただいて、その地域の盆踊り大会に御案内していただくような、アテンドするようなことだとか、そういったことを仕掛けるのも、私は実行委員会がやっていただく。ただ、ここで盆踊りをやっているからと情報発信するのではなくて、何かお手伝いすることがあるのであれば、区としてお手伝いをしてくださる方とつなぎますよとか、そういったことまでできて初めて交流が成り立つというか、そういったことを考えられますけれども、いかがでしょうか。 ◎山田 交流推進担当課長 今のボランティア等の語学などの例示でありましたけれども、まさにおたがいさまbankで、生活文化部で取り仕切って、世田谷ボランティア協会でどんどん登録されている方がふえております。そういった方々への声かけといいましょうか、地域の活動での、地域と来街者をつなぐ役割としての依頼といいましょうか、我々がボランティア協会とか生活文化部のほうに相談しながら、ぜひ地域の活動に対して御協力いただきたいということは当然できますし、やっていくことがより地域と来街者の接着剤といいましょうか、つなぐ役割になろうかと思いますので、そこもしっかり検討してまいりたいと思います。 ◆岡本のぶ子 委員 ぜひよろしくお願いします。 ◆あべ力也 委員 おもてなし事業をしていく上で、国も観光立国ということで、多くの外国人を受け入れるということで、大変訪日観光客もふえてきているわけですが、オリンピックが恐らく頂点になっていくんだと思いますけれども、現時点でさまざまな課題がある中で、特にコロナウイルスの問題は今問題になっていますよね。中国が一番感染者が多くて、次がタイですか。三番目が日本なんですね。これは現実の問題として、さまざまな方を受け入れることによって、そういう感染症であったりということも入ってくる可能性があるということなんですね。  それで、オリンピックに向けて、世田谷区もいろんな方が入ってくる、おもてなしということで受け入れていくわけですけれども、その上で、このレジュメにも書いてあるように、プロジェクトの実施内容として、安心・安全に生活または過ごせるよう、また衛生監視、環境対策も実施していくということですけれども、衛生監視ということに関しては、具体的にどういうことを想定していらっしゃるんですか。 ◎小澤 交流推進担当部長 こちらの安全・安心に過ごすためにということで、各部会をもちまして、それぞれの部会で検討しております。ちょっと具体的にコロナウイルス対策ということではなくて、そういったことも含めて、この期間中なんですけれども、例えば衛生監視でありますと、体制をもうちょっと強化。監視の検疫したり、そういったところの体制の強化であるとか、あと動向調査であるとか、病原体の検査、また疫学調査、こういったものが感染症があると順番で段階を経て対応していくんですが、それぞれにおいてチーム編成であるとか、都との連絡強化、そういったものを実施していくということに今調整しております。  また、食中毒の防止対策につきましても、実際保健所の衛生監視が行っていくんですけれども、こちらにおきましても、キャンプ地も含めまして、衛生監視のほうが、段階的に配置人員も多くいたしまして、こちらの指導に当たるという計画を今つくっているところです。
     そのほか、今後の継続検討としまして、大会ボランティアへの連携した危機管理の実施でありますとか、大会期間中のBCPの策定でありますとか、こういった具体的な内容を詰めておりますので、ちょっとこの席で私が詳しい資料がございませんので、これ以上ちょっとお答えできないんですが、そういった形で個別具体的なものをそれぞれの所管が日常の仕事の中と整合性をとりながら検討しております。 ◆あべ力也 委員 報道によりますと、このコロナウイルスですか、終息に向けて、一番ピーク期というのが大体四月、五月ぐらいに患者数のピークというのが来るんじゃないかという予測もあって、そこから徐々に減って終息に向かうというような、これは予測ですけれども。  実際二〇二〇オリンピック、パラリンピック大会は七月に開催するということですから、現実の問題として、終息が間に合うのかどうかということも懸念の一つであるし、また、コロナウイルスだけじゃなくて、さまざまなそういう感染症の問題も今後発生しないとも限らないわけですから、いずれにしても、今回の例を見ても初期の対応が大変大事だということでありますから、災害対応もそうですけれども、一度経験してみないとなかなかわからない部分もあって、特に世田谷区も保健所が中心になって対応するんでしょうけれども、今まで経験をしたことがないような危機に対して、どういう対応をするのかということについても、しっかり事業の中で検討し、初期体制を間違えないような検討をしていただきたいと要望しておきたいと思います。 ◆神尾りさ 委員 先ほども出たイベントホームステイの方々というのが、普通に観光で来られる方と違って、滞在をされるということなので、そこの間にホストの方がいらっしゃる。ホストの方というのは区民だと思うんですけれども、その区民の方を通して情報を提供できるという意味で、ただ、ホームページなんかでこのおもてなしプロジェクトの告知をするよりも多分効果もあるし、来られた方々も、世田谷に来たという思い出をつくっていただくという意味で、すごく貴重な方々なんじゃないかなと思うんですけれども、それには、ホストになられる区民の方に、まずこの情報をお伝えする必要があると思っていて、それをするために、ただ、ホームページに載せましたとか、ツイッターとかそういうことではなく、今度イベントホームステイの相談というか説明会とかがあると思うので、そういうところで、こういうものがありますということを区の方が口頭でお伝えできたほうが効果があると思うんですけれども、そういうことは計画されていますか。 ◎山田 交流推進担当課長 イベントホームステイについては経済産業部で所管してございますので、そこへの今回のさまざまなにぎやかし、また、おもてなしの事業の概要、スケジュール、内容、そういったものをお伝えできるようなことを相談して、協議して、お渡しできるような体制を整えていきたいと思います。 ◆おぎのけんじ 委員 ちょっと今の神尾委員の質問ともかぶるんですけれども、この一大事業の広報をつかさどっているのはどこの部署になるんでしょうか。 ◎山田 交流推進担当課長 これは交流推進担当部になります。 ◆おぎのけんじ 委員 前の委員会のときにもちょっと触れたと思うんですけれども、これだけ一連のイベントが今までもこれからもやっていくわけで、広報戦略というところがとても大事だなと私は思っていて、今極めて弱いと思うんですよ。  前の委員会のときには、区のホームページだとか、産業振興公社のホームページで情報提供していきますみたいな答弁がありましたけれども、やっぱりそれだけだと広まらないと思うんですよね。あのときも言いましたけれども、SNS、フェイスブックでも、ツイッターでも、インスタでも、ユーチューブでも、何でも組み合わせでも構わないんですけれども、そういったものを使って拡散していって、盛り上がりというものを主体的にデザインしていかないとならないと思うし、もったいないと思うんですね。  今後、具体的にそういった取り組みをなされようとしているのかどうなのか、ちょっと改めて聞いておきたいんですけれども。 ◎山田 交流推進担当課長 まさに産業振興公社と委員会の事務局をやっていますので、単純にホームページに載せましたというのは、アクセスしてくれないとやはり見てもらえないということになりますから、本当に積極的にどんどん出す。ただ、それが興味を持ってもらわないと見てもらえないというのが、それは本当にお話ししています。そのときに、どうやって食いついてもらうかという、見やすさの面と伝え方の面と、どうすればいいかというのは本当に話し合っています。  そのときに、何か親しみやすい、興味を持ってもらえそうなものをつくらないか、ロゴ的なものをつくらないかという話もしているところなんですけれども、まだそこのつくるというところまでは具体的にはなってございませんで、そこをいろんな手法を使いながら、もう時間もないということも十分理解はしてございますので、なるべく早目に、時期が何月というのは今すぐにはあれなんですけれども、早目に産業振興公社とも詰めながら、しっかり漏れなくお伝えできるような体制は整えたいと思っています。 ◎小澤 交流推進担当部長 今、課長が説明したものは個々具体的な話なんですけれど、もちろん世田谷区も広報広聴課という所管もありまして、広報戦略がもともとありますので、先ほどコミュニティライブサイトの周知も含めてなんですが、どの時期にどのような発信をするかというのを改めて広報広聴課と、ここにいますスポーツ推進部、また産業振興公社、そういったところと改めてもう一度、実際はやっているんですけれども、まだはっきりお見せできておりませんので、改めまして進めていきたいと思っております。 ◆おぎのけんじ 委員 誤解なきようにもう一回言っておきますが、私が言いたいのは、ロゴとかキャラクターとかそういうことではなくて、発信量とか、もうちょっと回数とか、そういったことの問題なんですよ。最終的に行き着く先が区のホームページだとか産業振興公社のホームページであってもそれは構わないと思うんですけれども、その手前で、例えばパレードをやるときに写真を何枚も撮るわけですよね。それを全部とは言わないまでも、三十枚、五十枚ぐらい、フェイスブックページを、例えばおもてなし何とかというフェイスブックのページをつくってそこにアップをすると。そこに参加された方もどんどんアップしてくださいねというような仕掛けにするだとか、それに伴って、別にオフィシャルな管理人が、産業振興公社のページでもこういう情報が載っていますみたいな形で入れていくのはありだと思うんですけれども、もうちょっと発信して、参加している人も、こういうのをやっているんだなというのがわかって、じゃ、私も行ってみようかなといかに思わせるかというところのツールとして、利用できるものは最大限活用してほしいという意味で言っています。  だから、議論していくことも大事なんですけれども、立ち上げるのってすぐできることですから、アカウントをとってやればいいだけの話なので、そこに時間をかけているとすぐ時間がたっちゃいますから、何でもいいからやり始めていただきたいなということを要望したいんですけれども、どうですか。 ◎山田 交流推進担当課長 今の御意見を踏まえまして、早々に立ち上げるように、しっかり産業振興公社と話をします。それを数多くというお話がございましたので、単に定期的ではなく、本当にランダムにどんどんどんどん発信できるように、そこはしっかり一緒に連携してやっていきたいと思います。 ◆中山みずほ 委員 今のおぎの委員の話と続くんですけれども、世田谷区の情報だけフェイスブックとかで発信している民間の方々もいらっしゃるんですね。検索したらすぐ出てくるので、例えば区が独自でSNSを立ち上げて、その頻度を上げて、質も上げてとやったところでフォロワーが少ないとか、そういうこともあると思うんですけれども、世田谷区ニュースとか世田谷なんちゃらとか、いっぱい世田谷区の情報をとりに来る人たちがたまっているポータルサイトがありますので、ぜひそこを活用いただきたいという要望が一つです。  あと、話が広報ではないんですけれども、安全・安心に向けた取り組みのところで、これは杞憂だと思いますし、区だけの対応じゃない、テロ対策。例えばアメリカのホストタウンになるということで、国際情勢にもよると思うんですけれども、そういったことは東京都と話されたりはしているんですか。ここは今、衛生面とリサイクルということに集約されていますけれども、そういうのは話されるのもなんですか。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 オリンピックを契機にいろんな方が来る、それぞれでの対応がある中でございまして、組織委員会、東京都におきまして、いわゆるインシデントから、本当にテロというところに関しては、段階を追って対策本部をつくるということをやってございます。  また、区におきましても、それぞれと連携、情報連絡がとれるような体制というのを今現在構築している状況でございまして、そういう対応について、今検討している状況でございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、(6)その他ですが、ほかに報告事項はございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 以上で、1報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、2協議事項に入ります。  まず(1)参考人の出席要請について協議いたします。外郭団体の経営状況等の報告につきましては、議会運営委員会において各団体を所管する委員会で団体の職員を参考人として招致して報告を受けることとし、開催につきましては、一回目を九月、二回目を四月から五月の間とし、それぞれ各委員会の判断により実施することが確認されております。  当委員会が所管する外郭団体は、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団ですが、世田谷区スポーツ振興財団の職員を参考人として当委員会に招致するかどうか協議したいと思います。  御意見がございましたらお願いいたします。  招致したほうがよろしいですか。    〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 それでは、参考人として招致すべきとの御意見がありましたので、従来どおり、五月の当委員会に参考人として出席要請することでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 それでは、そのように決定いたします。  日程などについては、団体及び理事者との調整の上、次回の委員会で協議いたしますので御承知おきください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、(2)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は第一回定例会の会期中である二月二十七日木曜日午前十時から開催することで予定したいと思いますがよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 それでは、次回委員会は二月二十七日木曜日午前十時から開催予定とすることにいたします。  以上で、2協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 その他ですが、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 特にないようですので、以上で本日のオリンピックパラリンピック等特別委員会を散会いたします。     午後零時十五分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   オリンピックパラリンピック等特別委員会    委員長...