出席説明員
スポーツ推進部
部長
内田政夫
スポーツ推進課長 須藤剛志
オリンピック・
パラリンピック担当課長
中潟信彦
◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
本日の会議に付した事件
1.
報告事項
(1) 区における東京二〇二〇
オリンピック及び
パラリンピック聖火リレーについて
(2) 上用賀公園拡張用地の東京二〇二〇大会時の利用について
(3) 東京二〇二〇大会二〇〇日前
イベント「VR de
パラスポーツ!」
パラスポーツ体験について
(4) その他
2.
協議事項
(1) 次回
委員会の開催について
◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
午後一時五十九分開議
○
田中優子 委員長 ただいまから
オリンピック・
パラリンピック等特別委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 それでは、1
報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)区における東京二〇二〇
オリンピック及び
パラリンピック聖火リレーについて理事者の説明を願います。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 それでは、区における東京二〇二〇
オリンピック及び
パラリンピック聖火リレーにつきまして御報告させていただきます。
1の主旨でございますが、東京二〇二〇
組織委員会より、
オリンピック聖火リレーにおけます
世田谷区の
詳細ルート、
パラリンピック聖火リレーにおけます
世田谷区内での走行、さらに
パラリンピック聖火リレーを盛り上げるための仕組みといたしまして、採火及び
聖火ビジットについて公表されております。つきましては、区における
オリンピック・
パラリンピック聖火リレーの概要、また、
パラリンピック聖火リレーにおきます採火及び
聖火ビジットにつきまして御報告させていただきます。
まず、2の東京二〇二〇
オリンピック聖火リレーについてでございます。
東京都内の
実施期間につきましては、令和二年七月十日から七月二十四日となっております。
(2)の都内の
実施自治体でございますが、
資料別紙1をごらんください。
組織委員会の公表の資料の抜粋でございます。こちらの一番上にあるとおり、一日目の
スタートが
世田谷区となります。順に狛江市、稲城市、町田市が
走行ルートとなってございます。都内の
実施期間でございますが、十五日間となります。また、一日当たり四から六の
市区町村を走行するものでございます。
次に、別紙2をごらんください。
世田谷区の
走行ルートでございます。こちらにつきましては、十二月十七日にポスティングをさせていただいた資料となります。
まず、
世田谷区の
聖火リレーの
実施日でございます。令和二年七月十日金曜日、午前を予定しております。
出発地でございますが、
駒沢オリンピック公園中央広場となります。
到着地につきましては、
馬事公苑前けやき広場となってございます。
走行距離につきましては、約六キロとなってございます。
真ん中の図面、地図が
聖火ルートになりまして、赤の線が
ルートとなってございます。
駒沢オリンピック公園からけやき広場となってございます。
下の米印の二つ目でございます。
出発予定地及び
到着予定地では、
セレモニーが予定されてございます。
世田谷区につきましては、けやき広場のほうで到着を迎える
セレモニーを今検討している状況でございます。
表紙に戻っていただけますでしょうか。次に、3の
パラリンピックの
聖火リレーでございます。こちらも都内の
実施期間につきましては、令和二年八月二十一日から八月二十五日の五日間となっております。
東京都内の
実施自治体でございますが、資料の別紙3をごらんください。表紙に東京二〇二〇
パラリンピック聖火リレーの
都内自治体の
ルート概要でございます。
こちらの裏面をごらんください。表の下段のほうでございます。左側の開催都
市内聖火リレーでございますが、
世田谷区におきましては、八月二十四日月曜日に走行するということが公表されております。八月二十四日につきましては、西東京市、三鷹市、府中市、調布市、最後に
世田谷区という順番でございます。また、
走行ルートにつきましては、まだ
出発地、
到着地とも示されてございません。東京都
聖火リレー実行委員会において検討中という状況でございます。
次に、また表紙に戻っていただきまして、3の(4)でございます。
パラリンピックの
聖火リレーの
聖火ランナーでございますが、現在、東京都
聖火リレー実行委員会におきまして、募集をしているところでございます。募集の期間につきましては、昨年、
令和元年十二月十六日から令和二年二月十五日までとなってございます。応募の数につきましては、七十五名と公表されております。
次に、裏面をごらんください。4の
パラリンピック聖火リレーにおける採火及び
聖火ビジットについてでございます。こちらも資料の別紙4、A4横の
カラー刷りのものをごらんください。
パラリンピックの
聖火リレーにつきましては、
オリンピックの
聖火リレーに比べまして、
走行日数が少ないということなどから、東京都におきましては、
ランナーの走行のほかに、
ランタンに入れた聖火が
施設等を訪問する
聖火ビジットというものを実施いたします。
まず、東京都の
実施日でございますが、令和二年八月二十一日金曜日となります。
それぞれの概要でございます。2の
参加方法の(1)のところ、赤枠のところでございますが、各
市区町村が午前中に採火、方法は任意でございます。採火し、
ランタン等によりまして、都の
集火式会場へ持ち込むというものでございます。下に図があるんですけれども、一番左に赤枠で採火、こちらは任意でできるというものでございます。
次に、その採火というのは、いわゆる
世田谷の火という形になり、
世田谷区
自治体の採火の火ということになります。その採火、
世田谷で採火したものを
世田谷区内の施設に訪問、
ランタン等に入れて置くことができるということでございます。その
設置場所につきましては、こちらの事例でいきますと、
福祉施設等ということになってございます。
まず、
世田谷でつけた火を
世田谷区内の施設に置くことができると。その置く期間、時間というものが次の下の表の左から三番目のところでございますが、都採火・
集火式というのがございます。こちらには、この採火をした
自治体、都内の
自治体がそれぞれの
自治体の火を持って集めて東京都の火とする
集火式というものでございます。午前中に置いたものについては、この
集火式まで火を置けるというものでございます。
次に、東京都の採火・
集火式によって東京都の火となったものにつきまして、(2)の
聖火ビジットの青枠のところでございます。東京都で採火、集火した後の火につきましても分火をしまして、八月二十一日の
聖火リレーしていく火、また、その火を持って
自治体のほうにもまた持ってこられるというものでございます。
その後、下の図の右から二番目のオレンジの枠のところでございます。午前中は
東京都内の火を集火するものでございますが、夜につきましては、全国から火を集めて一つの火にするというものでございます。午後、
聖火ビジットとして置いた火につきましては、全国の
集火式のときには消火をするというものでございます。八月二十一日の夜に全国から集まった火、こちらを八月二十二日からの
聖火リレーの火、また、そのほか実施する都の
聖火ビジットの火という形になるものでございます。
こちらの
実施主体につきましては、
市区町村となってございます。また、その他としまして、採火・
聖火ビジットの実施に当たりましては、現在、庁内の
関係所管部と調整しながら検討を進めている状況でございます。
表紙の裏面にお戻りください。5の今後のスケジュールでございます。この採火・
聖火ビジットにつきましては、
実施概要調査がございまして、一月二十日が締め切りとなってございます。次の
特別委員会等におきまして、その
内容等を報告したいと考えてございます。また、春ごろ、
パラリンピックの
聖火リレー、採火及び
聖火ビジットの内容について公表がされるというものでございます。
世田谷区といたしましては、ぜひ採火・
聖火ビジットを実施したいというところでございます。
説明は以上でございます。
○
田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
岡本のぶ子 委員 まず、
東京オリンピックの
聖火リレーの
詳細ルートの発表が十二月に行われて、私たちのほうにも、議会にも御報告いただいたわけですけれども、この
ルートというのは、
世田谷区側から
実行委員会のほうに、ここを走ってもらいたいだとか、そういった要望が事前に出されたものなんでしょうか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 世田谷区のほうに、当初、
聖火リレーの
ルートを検討する際にどこをという各
自治体の調査がございまして、例えば
馬事公苑ですとか福祉の施設、梅丘ですとかというようなところは、意見としては上げさせていただいてはいるんですけれども、実際に決めているものについては、東京都の
聖火リレー実行委員会のほうで
ルートを全部選定し、選考して、決定しているというものでございます。
◆
岡本のぶ子 委員 では、これからの
パラリンピックの
聖火リレーのほうで、今、御説明いただいた、区としては、この採火と
ビジットということをやりたいという意向を示されたわけですけれども、ここについては、
世田谷区の意向が、
ルート的には全て通るというものなのか、また、ここも最終的に
実行委員会で選定するものなのか伺いたいんですけれども。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 聖火リレーの
ルートにつきましては、決定につきましては東京都
聖火リレー実行委員会のほうになります。区のほうに
意見聴取という形での
照会等はありますけれども、最終的には
聖火リレー実行委員会のほうでの決定という形になります。
◆
岡本のぶ子 委員 この採火と
聖火ビジットというのは、
聖火リレーとは別だと思っているんですか、いかがでしょうか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 こちらの採火・
聖火ビジットにつきましては、任意で実施できるものでございますので、
世田谷区のほうで
実施内容等を検討できるというものでございます。
◆
岡本のぶ子 委員 そうしますと、
パラリンピックのほうの採火・
聖火ビジットについては、
世田谷区がこれから
ルートを検討して、決めていかれるということなんですが、今、御説明いただいた
パラリンピックの
聖火リレーのほうは
実行委員会が決めますので、かぶらないようにするというのは、タイミングとしては可能なのかどうか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 採火と
聖火ビジットにつきましては、
リレーというものではなくて、起こした火を施設、場所に置けるというもので、
リレーとしては使えないものとなってございます。また、
世田谷区の
聖火リレーは、今、日程は八月二十四日となってございますので、採火と
聖火ビジットについては八月二十一日と日程が分かれてございますので、重なることはないと思います。
◆
岡本のぶ子 委員 わかりました。
ルートという意味では重ならなく、かつ
ビジットという施設という点でも基本的には重ならないと思えばよろしいんですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 まだ
パラリンピック聖火リレーの
ルートが示されておりませんので、可能性とすると、ありなしというのは今の現段階ではわからないですが、ただ、日にちが違いますので、重なるということはないと思います。
◎内田
スポーツ推進部長 今の
検討状況なんですけれども、
ビジットにつきましては、
世田谷の火をどこから持ってくるんだというところが、今検討している段階なんですけれども、一つの候補としては、
世田谷公園にある平和の灯を使ったらいいのではないかというところがございます。
所管部等々で、ほかにあるのかどうなのかというところで検討していきたいというふうに思ってございます。また、
ビジットにつきましては、別紙4にも書いてあるとおり、パラということで、
福祉施設等々でございますので、例えば、これもまだ例でございますけれども、梅丘にある新しい施設、例えばああいうところはどうなのかというところで今考えているところでございます。いずれにしても
関係所管部と調整をし、案として東京都のほうに出していきたい、このように考えております。
◆あべ力也 委員 今、部長が言ったのは、平和の灯は何に使うんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 採火ということで、どの火を持ってくるかということなんですね。いろんな火がございますよね。それは各
自治体のほうで考えて持っていけばいいというところなんです。そのときに、
世田谷で火と考えたときに、まだ
検討段階でございますけれども、やはり平和の灯というのが一番ふさわしいのではないか。ですので、
世田谷区が採火ということで火を持っていくのであれば、
世田谷公園の火が一番適しているんじゃないかということで、今検討しているところです。
◆あべ力也 委員 何かちょっとよくわからないのが、
オリンピック・
パラリンピックは、僕は一体だと思っていたんだけれども、全く別なんですね。例えば
オリンピックだったら、
ギリシャのほうで採火したものを
リレーをしていくということなんでしょうけれども、そうじゃないのね。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 オリンピックの火につきましては、
ギリシャのオリンピアから採火をしという形で来ているんですけれども、
パラリンピックにつきましては、そういう一体的なものではないというふうに今回伺っております。
ただし、今回、東京都は八月二十一日に、任意ですけれども、それぞれの火を集めて、東京の火とすることができる。それ以外にも全国、その前にそれぞれの
自治体、各都道府県でやられておりまして、それの火も、
全国集火式、八月二十一日の夜に採火された火が集まってきて、そこにまた、
パラリンピック発祥の地のイギリスのストーク・マンデビル、
病院施設のほうからの火もあわせて、それを
聖火リレーの火としまして、それをもって、最後、開催都市内を
リレーする火となるというのが、今回示されている
パラリンピックの
聖火リレーとなっております。
◆あべ力也 委員 よくわからないのは、せっかく
オリンピックの火があるんだから、それを二次的に使うというようなことも、それはだめですよということなんですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 オリンピックと
パラリンピックにつきましては、それぞれ違うものということで、今示されているというところでございます。
◆あべ力也 委員 それで、先ほど
岡本委員が質問されたのにちょっとつけ足しで聞きますけれども、
オリンピックの
組織委員会から
世田谷区には、
聖火リレーの
ルートに関して御相談というか、そういうものがあったんですよね。その上で、
世田谷区は
オリンピックの
組織委員会にどういう返答というか提示をしたんですか。先ほど課長の話だと、
馬事公苑と
駒沢オリンピック公園があって、それを出発とか終着というのか、そういうのにしたらどうですかというようなことを言ったということなんでしょうけれども、
ルートに関しては、
世田谷区内の道路というのは、区道もあれば、都道もあったり、国道もあるわけだけれども、そういう管理者の仕切りもあるんでしょうけれども、
世田谷区としては、どういう意見を述べたんですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 世田谷区につきましては、
意見照会のあった際に、レガシーという部分で、前回、一九六四の
東京大会で会場となりました
馬事公苑というところはどうだろうかという形の
意見照会の回答をしてございます。
◆あべ力也 委員 だから、道路とか
ルートに関しては、一切、区から意見は言っていないということなんですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 場所としての回答という形で、回答させていただいてございます。
◆
津上仁志 委員
オリンピックの
聖火リレーについては、
スタートと
ゴールで、
ゴールの地点で
セレブレーション会場ということで
イベントを開催されますけれども、パラのほうは、
世田谷は幸いというか、また
ゴールのほうに今度はなっているんですけれども、ここでそういう
セレブレーションみたいなことは検討できるんでしょうか。それとも、そこはなかなか難しいんでしょうか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 今現在、
ルートとして
世田谷を走るというところまでの公表でございまして、その後については、まだ何も公表されていないという状況でございます。
◆
津上仁志 委員 ぜひパラのほうも、そういう
セレブレーション会場で、
ゴールを祝うじゃないんですけれども、次への引き継ぎみたいなものを盛大にできるように、これは
実行委員のほうで決めるんでしょうけれども、ぜひ
世田谷のほうからもやらせてほしいということも言ってもいいんじゃないかなと思うんですけれども、その辺どうでしょうか。
◎内田
スポーツ推進部長 御指摘のとおり、
オリンピックの部分につきましては、
セレブレーションというところで明確になってございます。パラの部分につきましては、確かに明確になっていないんですけれども、当然に
オリンピックのほうで
セレブレーションをやるわけですから、
パラリンピックではないということは考えにくいと思うんですね。今回示された八月二十四日、
世田谷区は一番最後ということになりますので、一番最初と最後というのは、やはり
真ん中よりも、
セレブレーションということはにぎやかしをやるわけですから、私どももそれを期待しておりますし、私どもとしても実際にやりたいというふうに考えています。
◆
津上仁志 委員
あと聖火リレーの
スタートと
ゴールでの
イベントはわかるんですけれども、その沿道なんかは、
道路規制とかそういうのも入るんでしょうけれども、観戦は、特に誘導してというようなことはなかなか難しいんですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 現在、
組織委員会との話の中で、走行路の
警備等の話は出ているところでございますが、観戦については、まだ現在、特に公表されているものはないんですが、
ルートにつきましては、それぞれ車道を規制してというところでございます。また、歩道の
場所等もあるかと思うんですけれども、観戦について、特に禁止という話もないというところが現状でございます。
◆
津上仁志 委員
イベント会場で盛り上げるのも一つなんでしょうけれども、身近に聖火が走っていくというところをやっぱり
皆さん観戦もしたいんじゃないかなと思うので、交通の規制とか、また安全の確保とか、さまざま課題あると思うんですけれども、その辺も考慮したような取り組みもしていただければなと思います。
◎内田
スポーツ推進部長 現段階において、いわゆる道路の規制がどういうふうにかかるかというのは、まだ決まっていないというのが、これが一点なんです。それによっても違いますし、例えば
箱根駅伝を見ても、沿道から結構応援をしているという部分がありますので、我々としても、どういう形が応援としていいのかという部分と、あれを見ていると、マラソンのときも警備がついていますよね。ですので、そういう部分をどういう形でやるのか、安全面も含めてありますので、そこはこれからの研究になりますけれども、まず規制がどうなるかという部分が示されておりませんので、そこの部分は、例えば
対面交通の場合は全面的にだめなのか、それとも片方だけになるのかという部分もありますので、そこも含めてこれから検討させていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 大変基本的なことで申しわけないんですけれども、
委員会の名前も
オリンピック・
パラリンピック等特別委員会だから、
パラリンピックの話をちょっと聞きたいんですが、先ほど課長、部長の話では、
オリンピックと実行の
実施主体が違うということだと思うんですよ。そうすると、例えば
世田谷区が意見を
パラリンピックに関して述べたりなんかするという
パラリンピックの
実施主体というのはどこにあれするんですか。
それと、
オリンピックの場合だと、
国際オリンピック委員会とか、皆さん、それは普通に聞く話だから、
IOCとか、ああいう話でしょうけれども、
パラリンピックの場合には、どこになるんですか。極めて基本的なことなんだけれども、僕は一緒なのかなと思っていたら、全然違うんだね。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 オリンピックにつきましては
IOC、
パラリンピックにつきましては
IPCという
所属団体に、我々も
組織委員会から、例えばいろいろなアクセシブルの関係だと、
パラリンピックの競技になりますと、
IPCに確認をしという言葉をいただくことはございます。
◆あべ力也 委員 本当によくわからないので聞きたいんですけれども、
IPCはどこにあるの。日本の
IPC、JPCというのかな、そこはどなたがやっていて、どうなっているんですか。よくわからないんだよね。
世田谷区として、そこと協議をしながら、今後の
パラリンピックの、例えば
聖火ビジットとか何とかかんとかをやっていくということなんでしょう。その相手の主体がよくわからないので、そこをちょっとはっきりしていただきたいなということなんです。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 私
どもオリンピック・
パラリンピックに関して進めていくことに関しましては、東京都の
オリンピック・
パラリンピック準備局だったり、東京二〇二〇
組織委員会となりまして、それぞれ
オリンピック担当、
パラリンピック担当というところと調整をさせていただきます。
今現在、日本の
パラリンピック、
IPCの
所在地等、詳細なものがございませんので、申しわけございませんが、後ほど報告させていただきます。
◎内田
スポーツ推進部長 少し複雑なんですけれども、
リレーについていきますと、東京都の
聖火リレー実行委員会というところがありまして、そこが案をつくり、当然に
市区町村も意見を言うときは言うというところがあり、そこから
組織委員会に話が持ち上がり、
組織委員会として決定をし、今度、それがいわゆる日本の中の
オリンピック・
パラリンピックのところと協議をすると。最終的には国際のところまでいくという形で、四段階ぐらいに分かれているというところがございます。ですので、私どもが直接
IOCですとか、そういうところに物を申すのではなくて、
実行委員会なり、あるいは
組織委員会、
組織委員会というのは
事務局を東京都がやっておりますので、そこと協議をしながら話を詰めていくという形になっております。
◆
岡本のぶ子 委員 今、
さまざま手順が難しいんですよというお話はわかったんですけれども、まず、
オリンピックの
聖火リレーが
世田谷区
スタートという、この時間とか、そのコースを通る時間とか、そういった詳細はいつごろ発表になるものなんでしょうか。七月十日というのは金曜日なので、本当だったら近隣の子どもたち、学校の子たちもみんな沿道で、ボロ市通りですとか、あそこは割と広いので、みんな声援に行きたいかなと思うんですが、学校がやっている日ではないかとも思いますので、そこら辺も含めて、どのように調整を今後されるのかをちょっと伺えればと思います。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 聖火リレーの七月十日につきましては、
スタートでありますので、午前中だろうというところの時間帯というのは公表されていないところではあるんですけれども、ただし、
聖火リレーの
ランナーが決まって、誰がどこを走るんだというところは今後決まってくるタイミングがあろうかと思いますので、そのタイミングの際に、ある程度、公表される時期があるかと思いますので、その際には早急に御報告したいと考えております。
◆
岡本のぶ子 委員 そのときには、子どもたちが観戦できるような、そういう場も、場面設定もつくられるんですかね。駒沢と、集まれるところでは。どうなんでしょうか。
◎内田
スポーツ推進部長 別紙2の
ルートが示されまして、これを見ますと、近くに学校もあれば、大学もあります。特に、ここで言うと、駒澤大学ですとか本当に通るところに隣接しているところ、あとは農大ですとか、そういう部分がありますので、そういうところとは話をしなければいけないですし、今お話しの小学生、中学生という部分が、
世田谷で
ルートができるということですので、ぜひ見ていただきたいと思います。ですので、そういう方々がどこで応援をすればいいのかというところがありますので、そこは交通管理者の警察との協議ですとかというところがありますので、そこは詰めていきたいと思いますし、多くの方に応援をしてもらいたいというふうに思っております。
ルートの部分と、あと出発の部分と、あと、けやき広場というところも人が集まるスペースがありますので、そういう意味では、ここに集まればいいのかというアナウンスもしたいと、このように思っております。
◆
岡本のぶ子 委員 もう一つ、パラのほうで、八月二十一日に任意で採火を行ってというところの採火と
ビジットの部分の御説明をいただいたんですが、たしか昨年、区として、これからの予定という中で、六月、七月に、
世田谷公園の平和の灯を活用して、
世田谷区内の小学生を中心にした
リレー、平和の灯の
リレーをするという御報告をいただいていたと思うんですけれども、すごくタイミングとして、
パラリンピックの
聖火リレーにつながっていくものかなと思うんですが、ここら辺は何か今後考えて、つながりを考えられるだろうなと思うんですが、いかがでしょうか。
◎内田
スポーツ推進部長 今のお話は、民間の方も入った
実行委員会においてのいわゆる取り組みの一つとして、
リレーの話ですとか、あるいはパレードというところの話だというふうに思っております。私どもも、そこのところとは連携をしたいというふうに思うんですけれども、一方で、
聖火リレーの部分と
実行委員会がやる
リレーというんですか、そこの部分が混同されないような形でのアナウンスをしないと、どっちがどっちかよくわからぬというふうに言われるのも、それは
オリンピックの関係でいきますと、指摘は受けるというふうに思いますので、名称も含めた形で考えなければいけないと思うんですけれども、
実行委員会のほうで、
世田谷公園の平和の灯を使い、私どものほうとしても、この採火の部分の平和の灯を使うということであれば、関連性は確かに持っていくことが、いわゆるストーリーができるなというふうには思っております。
◆
岡本のぶ子 委員 ぜひ多くの子どもたちが参加できた
オリンピック・
パラリンピックだったんだということがレガシーとして残るように、そのストーリー性も含めて御検討をお願いしたいと思います。これは要望です。
◆そのべせいや 委員
岡本委員、津上委員の先ほどのお話に加えて、もう要望にしますが、先日、丸の内でラグビーワールドカップの日本代表のパレードがあったのを見てきたんですが、すごい人数で、昼間のオフィス街に、平日に行ったので、すごい人数が一カ所に集中してしまったというのもあるのですが、七月十日、平日に
世田谷の住宅街ということだとは思うのですが、車椅子の方ですとか、あるいは小さなお子さんをお持ちの方、小学生ぐらいか以下ぐらいの子たちが多分見られるような状況で、丸の内のラグビーのほうのものは、てっきり車の上に乗ってのパレードか何かかと思ったら、道路を歩いているというふうになると、
聖火リレーも道路を走るということだと思いますので、高さがない分、前にどうしても視線が低くなる方が入れるようなスペースをどこかに、全体でなくてもいいので設けていただければと、これは要望にしておきます。
◆あべ力也 委員
オリンピックと違って
パラリンピックは、やっぱり障害を持っている方のスポーツの祭典ということでしょうから、
世田谷区にも障害者の団体さんもたくさんありますし、障害を持っていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいますし、そういう方の参加ということに関しては、
世田谷区としてはどういうふうにしていこうと思っているんですか。競技の参加者だけじゃなくて、一般の障害者の皆さん、お子さんが参加したりとか、小学生が参加したりするのもいいですけれども、そもそも障害者のスポーツの祭典ということですから、その点での参加であったり、そういう点については、どういうふうに考えていらっしゃいますか。
◎内田
スポーツ推進部長 御指摘のとおり、
パラリンピック、
オリンピックも含めて共生社会の実現ということになってきております。そういう意味では、障害のある方が
聖火リレー等々に関してかかわりを持つですとか、見ることができるというのは重要なことだというふうに思っております。
私どもの仕組みとして、今の
実行委員会ができておりまして、そこは民間の企業も含めて、大学であるとか、さまざまな町会の方々ですとか、いろんな方々が入っている団体ですので、まず、そことの連携を考えてみたいというふうに思っております。個別の部分というのは確かにあるんですけれども、いろんな団体がありますので、そういう意味では、まず
実行委員会と話をさせていただいて、
実行委員会がどういう形でこことのかかわりが持てることができるのか、そこのところは障害のある方も入っているわけですから、そこのところは考えたいと思います。ですので、障害のある方、そして御指摘の小さいお子さんですとか、そういう方がやはり
聖火リレーを見て、感動して、あっというふうに思ってもらえるような
イベントにしたいと思っておりますので、留意をしていきたいと思います。
◆あべ力也 委員 その点、よろしくお願いします。それは要望としておきますので、よろしくお願いします。
◆そのべせいや 委員 一点だけ、済みません。
先日、
オリンピックの
聖火リレーのほうの
ランナーの発表があったかと思いますが、それについて特に何も触れられていなかったと思います。推薦をした理由というのを
世田谷区がどうお考えなのか、有名人の方なんかもいらっしゃいましたし、極めて一般的な名前が通っている有名人というわけではない方もいらっしゃいましたし、そういうところについて、最終的に推薦をした理由みたいなことについて、報告がそもそもあるものなのか、ないものかということだけお伺いします。
◎内田
スポーツ推進部長 当
委員会につきましても、
世田谷区の推薦の視点ということで、
世田谷区に貢献している方、そして未来を担う子どもで、スポーツで優秀な成績をおさめた方ということで、視点につきましては、それに基づいて推薦をさせていただきますということで
委員会報告をさせていただきました。
東京都の
実行委員会のほうで名前が挙がっておりまして、ここは実はまだ二百人なんですね。
オリンピック関係の推薦という部分でいきますと、
実行委員会の枠が三百三十人で、プラス、スポンサー枠が九百七十名ということなんですね。まだまだ全体が示されていませんし、見ると、日にちだけしか載っていなくて、その日にちは各
自治体を幾つか複数回るというところですので、名前が出た方も、どこの
自治体も回るかというのがわかっていないというところがあります。
いずれにしても、どこかの段階では、例えば
世田谷区で言うと、
委員会で報告させていただきました、トータルとして三十三人走りますよということになると、そうすると、最初はAさんです、Bさんです、こうなるわけですよね。そこの部分が示されて、じゃ、
世田谷区としては推薦をどうしたんですかというところは、
委員会の中でもいろいろ御指摘いただいておりますので、お示しをしたいというふうに思っています。今の段階では、まだ全体が、特にスポンサー枠については全く示されていないという部分がありますので、そこはできた段階でというところでございます。
私どもとして推薦をしたとしても、一〇〇%その人がなったかどうかというのは、まだ私どもがわかっていないという状況がありますので、推薦をしても、もしかしたらというところもありますので、そこも含めた形で、ですので、名前については少し慎重に取り扱いをしたいというふうに思っております。
◆阿久津皇 委員 一点だけ、先ほど部長のほうで
パラリンピックの採火のところで、
世田谷公園の平和の灯が一番最適かななんていうことをおっしゃっていましたけれども、ほかにどういう火が候補としてというか、考えられるのかなと思いまして、ほかに何か考えられるものはあるんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 いろいろ内部でも検討したんですね。採火として、実際に火がずっとともっているというのは、実は今の段階では平和の灯しかないというふうに思っておりまして、特別に何かこのときだけ火をつけるというのはあるかもしれませんけれども、ずっと続いているというのは、今のところ、そこしか思い浮かばなくて、まだ検討しなければいけないと思っているんですけれども、今そこが有力な候補でございます。
◆阿久津皇 委員 わかりました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 それでは、次に移ります。(2)上用賀公園拡張用地の東京二〇二〇大会時の利用について理事者の説明を願います。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 上用賀公園拡張用地の東京二〇二〇大会時の利用につきまして御報告いたします。
1の主旨でございます。馬術会場となります
馬事公苑に近接します上用賀公園拡張用地につきまして、大会
組織委員会から関係者用駐車場、あるいはシャトルバス乗降場として、利用等の依頼がございました。平成三十年七月三十一日付で区といたしまして、拡張用地の利用について協力する旨を回答してございます。この間、都及び大会
組織委員会と拡張用地におけます区の活用可能なオープンスペースの確保、また関係者用の駐車場の使い方、みどりの保全等の確認を行ってきてございます。今般、その利用について、都及び
組織委員会と確認することができたということで、利用についての詳細な条件を記しました協定書を締結するとともに、周辺住民に対して工事説明会を実施するということでございます。
2の議会への報告の経緯でございます。平成三十年五月二十八日と七月二十五日に、
委員会等で記載の内容の報告をしてございます。また、今年度六月十九日につきましては、ポスティングではございますが、用賀駅及び成城学園前駅とシャトルバス乗降場であります拡張用地を結ぶバス
ルートについて情報提供をしているところでございます。
次の3の概要でございます。東京二〇二〇大会期間中の拡張用地の利用についてでございます。資料の別紙1をごらんください。配置図となってございます。A4横でございます。
真ん中の緑の部分が
馬事公苑でございます。左の赤枠で囲ったところ、こちらが上用賀公園の拡張用地となってございます。拡張用地につきましては、大会期間中、大会
組織委員会がシャトルバスの乗降場及び大会の関係者用駐車場として利用することとなってございます。利用に当たりまして、
組織委員会によります整備工事が計画をされてございます。
資料の別紙2、A3横の資料をごらんください。こちらが最終的なレイアウトとなってございます。この資料でございますが、左に縦に数字が1、2、3、4と書いてございます。こちら側が
世田谷通りとなりまして、上の部分、アルファベットのB、C、D、Eとなっている部分、こちら側に
馬事公苑があるという配置となってございます。
まず、左上のほうでございます。数字の1、2のB、Cのところでございますが、こちらがシャトルバスの乗降場のエリアとなるところでございます。少し見にくいですが、矢印の描いたところが六カ所ほどございまして、そこがバスの乗降場と記されてございます。
次に、右側の部分でございます。D、E、数字でいうと2の段でございます。こちらの黄色の部分と3のEの下のほうの黄色の部分につきましては、普通車駐車場としての活用ということでございます。中央下に見えます青で囲った部分につきましては、大型車両、バスの駐車場ということで使用するという内容のものでございます。
また、左上でございます。少し見にくいんですが、Bの2のところにございまして、仮設トイレとして、小さく四角で囲ってあるところの左に少し細い線がございます。こちらが区として使用したいという八十五平米のスペースとなってございます。
こちらの資料の裏面をごらんください。こちら、今回の整備に当たりまして、木の剪定、伐採等がございます。それを示させていただいた図でございます。少しわかりづらいんですけれども、左のほうの中に、点線の丸で囲った部分と丸で囲った部分、こちらが樹木で、上の二つが剪定する樹木、下に丸で囲ったものが撤去するというところで記載がされてございます。少し見にくいんですが、下の図でございます4のDのところに、丸がちょっと重なっているところがございまして、こちらの三本の樹木も撤去の対象ということとなっております。
表紙に戻りください。概要の(2)でございます。協定書についてでございます。このたびの拡張用地の利用に当たって具体的な条件等が確認できましたので、協定書を区と大会
組織委員会との間で締結するものでございます。
裏面をごらんください。その協定書の内容でございます。四角の枠の中でございます。オープンスペースの確保、拡張用地内に区が活用可能なオープンスペースとして八十五平米を確保する。二つ目、関係者用駐車場の共同利用、区が活用可能な駐車スペースとして普通自動車十台分を確保する。みどりの保存、整備工事に当たりましては、協議の上、既存の樹木の保存に努める。利用期間中の維持管理、大会
組織委員会が責任をもって管理する。大会後の土地返還、原状回復については区と協議の上、行うこととする。なお、工事の過程で
残土が発生した場合は大会
組織委員会の責任において処分するという内容を協定書の中に盛り込む予定でございます。
次に、(3)工事説明会についてでございます。周辺住民を対象といたしまして、大会
組織委員会主催で整備工事に関する工事説明会を実施いたします。大会
組織委員会による工事開始予定期間は、二月中旬を予定しております。説明会の実施につきましては、二月の上旬を予定しているものでございます。現在、日時等を調整しているところでございます。日程が決定次第、チラシの配布等を準備してまいりたいと考えております。
次に、4その他でございます。資料の別紙3をごらんください。こちらは
令和元年十二月二十三日に開催されました第十一回輸送連絡調整会議にて示された資料の抜粋となります。表面につきましては、
馬事公苑で行います馬術競技の競技日程等が記されてございます。
一枚おめくりいただきまして、一枚目の裏面をごらんください。こちらにつきましては、五駅からの
ルートが示されたものでございます。それぞれ小田急線の千歳船橋、経堂、
世田谷線の上町、田園都市線の用賀、桜新町の駅から、黄色い線で観客歩行
ルートが示されているものでございます。それぞれ駅のほうから
馬事公苑に向かいまして、けやき広場をとおり、
馬事公苑内に観戦に行くという
ルートでございます。
次のページの資料をごらんください。中央の黄色く塗られた部分につきましては、上用賀の拡張用地でございます。こちらにつきましては、シャトルバスの
ルートでございます。用賀駅から拡張用地に向かう
ルートが緑で示されております。また、帰りの時間帯でございますが、拡張用地から成城学園前駅に向かっていくバスの
ルートが示されてございます。また、拡張用地乗降場のほうから、黄色い矢印と茶色の点線の矢印で示されているものが拡張用地から
馬事公苑に向かう観客の歩行者の
ルートとなってございます。上用賀拡張用地からにつきましては、
世田谷通りを通り、
馬事公苑に向かうという
ルートが示されてございます。
次に、また表紙にお戻りください。5の今後のスケジュールでございます。記載のとおり、このスケジュールに沿って準備を進めてまいりたいと考えてございます。なお、先ほど説明しました工事説明会、日程の決定及び資料等につきましては、入手次第、ポスティング等、報告させていただきたいと考えてございます。
説明は以上でございます。
○
田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
岡本のぶ子 委員 今、示された大会
組織委員会の提供資料の別紙2のところなんですけれども、以前、
世田谷区として、この拡張用地を駐車場として、
オリンピック・
パラリンピックの際に活用していただくという前提の中に、言い方は変なんですけれども、レガシーとして何かしら残してもらいたいものだという話を、以前、副区長の御発言の中であったと思うんですけれども、今回示された図面の中で、何か
世田谷区として、終わった後に、ここにはスポーツ公園ができるわけですけれども、そこで活用できる何かを求めて、つくっていただくことになったんでしょうか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 今回お示しいたしましたこちらの図面につきましては、仮設のシャトルバス駐車場やバス乗降場、あとは駐車場としての図面でございます。レガシーの部分につきましては、現在も
組織委員会等と調整をしているところでございます。まだ何かというものは出てきていないところでございますが、継続して協議している内容でございます。
◆
岡本のぶ子 委員
世田谷区として、何か要望は出されているんでしょうか。
◎内田
スポーツ推進部長 区民として、区民の方々が利用するこの施設を、
オリンピックのためとはいえ、いわゆる開設がおくれてしまうという部分がありますので、そういう意味では、レガシーということも、私どもで求めているところでございます。当初は、ここの上用賀の拡張用地のところで使った何かグッズなり、あるいはテーブルなりというところはお話をしたんですけれども、そこの部分はレンタルという部分もあって、なかなか適当なものがないというところが今現在なんです。ですので、私どもとしては、そこではなくて、
馬事公苑の中のところも
組織委員会がかかわっておりますので、そこの部分も含めてレガシーがないかということで、ここで無理であるならば、そこのところでも何かあるかということで今調整をしているところでございます。
◆
岡本のぶ子 委員 私は以前、トイレとかをつくるのであれば、そのトイレをつくった後に壊すんじゃなくて、その後も転用できるような広場にトイレをつくってもらうだとか、そういった話もちらっと聞いていたような記憶があったんですけれども、今回、仮設トイレになってしまうのであれば、それもないのかなとか思ったんですが、外構の部分ですとか、何かしら工事を一度するところで、ここはそのときに整地してもらったところなんだとか、そういう
世田谷区がお金を出さなくても整えてもらえる部分というのを求めることは必要かななんて思ったんですが、その点はいかがなんでしょうか。
◎内田
スポーツ推進部長 私どももそこの部分も考えたんですけれども、まだ公園としての配置計画ができていない段階で、いわゆる箱物が、動かせない箱物をここに置いて、逆にそれは撤去しなきゃいけないという部分もありますので、そういう意味では、ある程度、簡易的に動かせるものでないと、まだ将来計画が固まっていない段階で、固定の部分はちょっとつらいなという部分がありますので、それ以外の部分というところで、今求めているところでございます。
◆あべ力也 委員 ちょっと今の説明でよくわからないというか、おっしゃっていない部分があって、これはいわゆる使用貸借契約ですよね。ただ貸して、
世田谷区の区民の財産を
オリンピックでただ利用させると。それで原状復帰させるのは、それは当然ですよね。
今、ほかの委員が言われたように、ただ貸すのであれば、それなりに何かメリットがなければならないと思うの。でも
世田谷区は、自分のところの区内で、実際にその大会をやるということで、何か便宜を図れればということもあるんでしょうけれども、ただ部長が言われたように、本当は公園用地で整備をしなくちゃならない土地を、一時的にしろ、ただで貸すんですよね。それに対する大会
組織委員会なり何なりがどういう配慮をしてくれるのかなというところは、ちょっと見ていきたいところなんですよね。
というのは、何でそうふうに言うかというと、そもそも今の
オリンピックはすごい商業主義で、すごい高いチケットをばんばん売って、私は一枚も当たっていないけれども、それでレガシーだ云々かんぬんだと言っているけれども、じゃあ、実際、大会を運営する
組織委員会が、お世話になる
自治体なり何なりに、
世田谷区は相当の予算をつぎ込んで基盤整備したり、いろんな行事をやったり、それで大会を全体的に盛り上げていこうということもあるんでしょうけれども、でも、その使ったお金で、本来だったら何かもっと違うことにできたかもしれないようなお金を、
自治体として、お金を使っているわけじゃないですか。
それで、大会の
組織委員会というのは、国のお金も東京都のお金もつぎ込みながら、
オリンピックということを一つの契機に、国の今後のいろんな展開に結びつけていくということももちろんあるんだろうけれども、でも、今の現代
オリンピックというのはどうも商業主義で、もうけ主義なわけじゃないですか。なのに、その利益を活用させてもらう
自治体には、いや、それはボランティアでお願いしますというのでは、すごい割に合わない話だと僕は思うのね。そこは、やっぱり
世田谷区の区民の資産をお貸しするというのであれば、それなりにちゃんと協議なり契約をしっかり取りつけてきていただきたいということなんですが、どうですか。
◎内田
スポーツ推進部長 先ほども区民の財産をということでお話をさせていただきましたけれども、レガシーというのも一つでございますけれども、区民にとってプラスは何なのかというところの視点は重要だというふうに思っております。当然ながら、
世田谷区民がこの
オリンピックを成功させる、
馬事公苑のところを成功させる、盛り上げるというのも重要なんですけれども、ただ、その公園の施設の部分で考えますと、これから私どもとしては、公園を整備して、いわゆるスポーツ施設の部分の計画があるというところがございます。ですので、まだその計画の部分が固まっていませんけれども、そういう計画があるというところでございます。
ここは見ていただくとわかるんですけれども、
世田谷通りから少し上がっていって、南のほうに、別紙2の図面でいきますと、右側のほうにずっと下がっていて、高低差が大体六メートルぐらいあると。平らではないんですね。そういう意味では、バスベイを設けるに当たっては、
組織委員会のほうがやはり整備をする必要があるというふうに思っております。それが大会後の土地返還という中で、いわゆる土を削るという作業が出てくるということになっております。
そういう意味では、今後、私どもが施設を整備するに当たって、それをやらなければいけないというところがあった場合に、バスベイを整備するときに土を削る作業等々があれば、そこは本来、その後を考えると、私どもが施設整備をする部分というのは、結果的に
実行委員会のほうがそこの経費を持つということになりますので、ここは大会後の土地返還ということで、そういう平らにするという行為が発生したならば、その土の部分はいわゆる敷地外に持っていってくださいというような話をしているところなんです。
私どもとしては、公園等の部分について、ここのところに何をつくるという計画がまだ明らかになっていませんけれども、先ほど申し上げたとおり、土地が真っ平らじゃありませんので、そういう意味では、山になっているところを仮に削るということであれば、そこの部分は
組織委員会の費用でということになれば、結果的に
世田谷区の費用が、結果的に軽減されるというふうに思っております。
◆あべ力也 委員 それは区民にかわって、しっかり相手方と協議をして、実のあるものにしていただきたい、これは要望しておきたいと思います。
◆そのべせいや 委員 似たような話になったら恐縮なんですが、
馬事公苑もこの間、二年ぐらいですか、大会が終わった後も考えれば三年ぐらい利用が停止になると思いますが、その分の補填のようなことは
馬事公苑、JRAには生じていないのか、あるいは日本全国の
オリンピック・
パラリンピックが開催されることによって営業ができないような場所、あるいは土地の利用について、どのような扱いになっているかということは
世田谷区は把握されていますか。
◎内田
スポーツ推進部長 馬事公苑につきましては、
世田谷の区民まつりの利用ですとか、それ以外にも近隣の方々がそこを使っているというのは事実でございます。今回、
オリンピック・
パラリンピックを開催するに当たって、その施設をつくるというところがありまして、それは二つありまして、本来、JRAがその後も使う施設という部分と、それと
オリンピック・
パラリンピックを開催するために
組織委員会がつくる施設と二つに分かれているんですね。
オリンピック・
パラリンピックが終わってから二年間ぐらい使えないというのは、その施設の中で、
組織委員会がつくっている仮設の部分、スタンドなんですけれども、そこを壊すという作業と、本来的にJRAのほうがつくる施設というのをもう一回つくるというところで、期間がかかるというふうに思っております。JRAとその
組織委員会のほうで、その工事の部分のやりとりという部分につきましては、私どもはまだ把握しておりません。
◆そのべせいや 委員 JRA以外の施設について、何でそんなことを申しているかと申しますと、今、あべ委員からも指摘があったように、これは利用協力依頼というものに対して協力をするという回答は、多分、無償で用地を貸与するということだというふうに認識をしていますが、恐らくそうなんだと思いますが、それに対して
世田谷区として何も得るものがない状態というのは、これはほかの
市区町村、あるいはスポーツ団体が管理をしているようなところも含めて、そういう状況なのか、あるいは
世田谷区だけうまいぐあいにあいている土地をただで使わせてねというようなことになっているのか、どちらかという認識はありますか。
◎内田
スポーツ推進部長 例えば
組織委員会との話し合いなんですけれども、そこのところでは東京都も入れる形の中で、いわゆる公共施設、例えば道路の占用料ですとか、そういう部分も含めて公共の部分で対応する部分については、
オリンピックという性質のことがありますので、各
自治体のところにつきましては、その免除というところでやってくださいという依頼は来ております。
世田谷区にも来ておりますし、ほかの
自治体にも来ているというところがございますので、それにのっとった形で、極力、私どものほうとしても、地元で開催される
オリンピックが成功するようにということで協力をしたい、このように思っております。
◆
田中みち子 委員 今、この大会
組織委員会の提供資料の中身を説明いただいて、見ますと、裏面の樹木の伐採があるのが、やっぱり残念だなと思いました。
今回、皆さんから何も残りませんよということの御指摘があったと思うんですけれども、木を伐採してしまうと、逆に負のレガシーということになってしまうんじゃないかなということをちょっと危惧します。これまでも皆さんの中でみどりの保全の確認というのを行ってきたということではあるんですけれども、具体的にどんな確認をされた結果がこうなってしまったんですか。これはもうちょっと改善できることはないのか、確認させてください。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 樹木の撤去のところでございますが、
組織委員会に貸与するに当たりまして、区としては、こちらに書いてございますように、既存樹木の保全ということを前提として進めてきてございました。既存樹木の伐採につきましても、必要最低限となるように、みどりの所管のほうで協議を重ねて、現在の計画となっているというところでございます。今回、この敷地内に約三百九十六本の樹木がございまして、今回の整備に当たりまして剪定をする樹木が二本、残念ながら撤去するということになった樹木が六本ということになってございます。
◎須藤
スポーツ推進課長 今、実はここの部分について、今後、基本構想を含めて我々のほうで、みどりと検討させていただいておりまして、次回の二月の
委員会に少し基本構想の案のようなものも含めて御報告をしようというふうに考えてございます。
そうした中で検討するに当たりましては、例えば体育館のような建物が建てられたりとか、それから、あと多目的広場を想定するような場所、そういった場所においては、逆にこの後、先ほどの土と同じなんですけれども、区として樹木を撤去しなきゃいけないというような場所があったり、出入り口の幅についても、既存の樹木が邪魔する場所がどうしても出てきますので、そういうところを中心に、みどりのほうで確認をしていただいて、見ていただくと、例えば先ほどのA3の図面の裏を見ていただきますと、下の関東中央病院側のところから入っていく
ルートの脇の出入り口のところの樹木で、ここの部分を少し伐採をするのであれば、今後、区が使っていくのに逆に大きな支障はないんじゃないかとか、それからコーナーのところ、それを上に上がっていったところの角のところも、あの角の曲がり角にある部分ですので、ここの部分であれば大丈夫かなというようなところを、
組織委員会と実は車の入る出入りのコースですとか、そういったものも少し考慮しながら検討させていただいて、みどりのほうで、こちらの樹木であれば大丈夫じゃないか、今後の整備には余り大きな影響がないんじゃないかということを確認していただいたというような状況がございます。
◆
田中みち子 委員 確認していただいた結果ですね。わかりました。
ただ、樹木の撤去の高さなんかを見ると、十四メートルとか、随分高い木が多く伐採されてしまうなということで、原状復帰に入らなくなってしまうというところもありますし、やっぱりこれだけ温暖化が進んで、暑いですよね。それで、公園の中にみどり、まして高い木というのを皆様、望んでいますので、環境的に言いますと、だから、できるだけこういったところを保存いただくように、もう一度、関係課にも動いていただいて、例えば出入り口をちょっとずらすとか、本当に出入り口のところに、三、四本まとめて切っていますよね。根元から切らないまでも、剪定だけで済むようにするとか、もう一度、保存するような方向で何とか再検討というのがお願いできないものでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちらの撤去などについて、これを全部再検討というのは非常に難しいところがあると思うんですけれども、今後、公園を整備する中で、こうした樹木があったことも踏まえまして、今のような御意見を含めて、特に多く残そうとしたのは、実は、低木も含めて多い木の樹林帯とか、みどりの種密度をちゃんと残していこうというようなところは、きちんとみどりのほうで計画を立てて、この伐採についても確認をしていただいていますので、今後、全体が整備されていく構想ですとか、実際に設計をしていく中で、こうしたことの木の部分も含めて、改めてきちんと整備できるように、こちらのほうで検討を進めたいと思います。
◆あべ力也 委員 田中委員が言いたかったのは、これはただで貸して、返してもらう土地でしょう。いわゆる使用貸借契約といった場合の原状復帰というのは、無条件で原状復帰じゃないんですか。貸したときの状態のまま返していただくというのが普通だと思うんです。ところが、
世田谷区は予定している公園整備計画に、この使用の内容をかぶせて、そのときに木を切るから、切ってもらってもいいやという考えなのか。新たにまた公園整備をするときに、じゃ、植樹しなくちゃならないといったら、その費用は誰が持つんですか。本来あった木をもとに戻してもらうというのは原状復帰費用でやるんだから、先方にやってもらえばいいじゃないですか。
世田谷区が新たに、もともとあった木の密度なり何なりを配慮して、
世田谷区の費用でやる話ではないんじゃないですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 説明が少し不足していたら大変申しわけありません。
今回、撤去というような木の部分については、今後の整備の中で一旦切ってどけなければいけないものなので、逆に原状復帰で戻されてしまうと、また区がどけるといういう必要が出てくる木だというふうに考えています。その上で、公園全体をもう一度見て、整備をしようといったときに、じゃあ、どんな公園にするのかという中で、実際に、昔、こういう木があったよね、だから、こういう場所が残してほしいよねという部分については、そういった御意見を踏まえて、新たな公園としての整備というのをすることになりますので、その部分は、やはり区のほうで、きちんとここの部分を見て整備していくという必要があるのかなというふうに考えています。
◆あべ力也 委員 理屈はわかるけれども、でも、もともとそこにあった木じゃないですか。環境の問題だったり、その木を保存しようとかという人というのは、そもそも木を伐採するということに関して、区民の中にもたくさんいますよ。成城で前にヒマラヤスギが切られるとか、梅丘のケヤキよケヤキと歌まで歌っていた人もいましたね。だから、そういったもともと地元で、そういう木があるということを切られるということに関して抵抗のある区民もいらっしゃるんじゃないかなと思うんですよ。
ですから、
世田谷区の公園整備に当たって、保存をするというような木を調査をされたんですか。これは保存したほうがいいというような木に関しては、上から押して、計画の中で、どこか違うところに、邪魔にならないところに植えておくとか、実際の公園計画のときに植え戻しをするとか、そういうことも配慮としてはできるじゃないですか。木だって生きているんだから、切ってしまえばいいという話では僕はないと思うのね。
その辺の住民感情もあるだろうし、そういうことに関する配慮というのは、もちろん
オリンピックが成功するのに、
世田谷区として何らかのお助けができて、それはそれとしてレガシーになるんだと、その考えもわかりますよ。でも、やっぱり
オリンピックが終わってからも
世田谷区に住み続ける住民の意見だってあるじゃないですか。一過性のものだけにとらわれてやるんじゃなくて、やっぱり
世田谷区全体の環境であったり、みどりの政策なんかも税金をつぎ込んでやってきているわけだから、そういうことに協力するということで、ぽんとやってしまって、ぽんと切っちゃうというのはどうなのかなと。その後、
世田谷区の予算で、また新たに木を植えますよなんてというと、どうなっているのかなと思っちゃいますよね。その辺に関しては、しっかり配慮をしながらやっていただきたいと思うんですけれども、どうなんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 みどりの保存につきましては、ペーパーの裏面でもお書きしましたけれども、工事に当たっては、区と協議の上、現存の樹木の保存に努めると。ですので、基本的な考え方はこの考え方でございます。あとは先方の使い勝手もあるんでしょうけれども、今後の公園の管理という意味で、どこの部分までだったら伐採という部分もオーケーなのかというところで、みどりのほうが、私どもとして先方と話をする中で、当初の計画よりも木の伐採を少なくして、ここの部分については入り口のところであるというようなところもあって、この計画になっているというところでございます。ですので、今後の計画の部分についての考え方については、みどりのほうとしても支障がないというふうに私どもは思っております。
◆あべ力也 委員 今、いみじくも部長が言われた先方の使い勝手でもし木を切るようなことがあれば、それはやっぱり原状復帰をするということで、しっかり協議してくださいよ。じゃないと、私も区民ですけれども、納得いかないですよね。そういう部分は、しっかり住民の利益を守れるようにやってください。木を守ろうという団体の人もいるだろうし、みどりを守ろうという団体の人もいるだろうし、そういうことをぽんと切られちゃうということに関して抵抗がある区民もいるんですよ。そういうことに対する配慮もしっかりしながら、先方の都合で切られるのであれば、ちゃんと原状復帰してもらうというのは、それは正当な考えじゃないですか。区民の利益を優先に考えてください。
オリンピック委員会の利益を優先に考えられたんじゃ僕も困っちゃうので、区民の利益はどこにあるのか、よく考えてやってください。要望しておきます。
◆
中山みずほ 委員 除草される部分についてなんですけれども、今回、
世田谷区の環境保全課のほうでは、グリホサートなど、そういった危険が言われている成分の除草剤は使わないという方向を打ち出していますので、その辺は何か東京都のほうと協議されたりはしているのでしょうか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 除草につきましては、具体的にどのようなことをするのかということを確認しているところ、除草剤は使わずに、表面上を軽く刈る程度の除草ということで伺っております。
◆
岡本のぶ子 委員 シャトルバスの
ルートをお示しいただいた図面の中で、徒歩
ルート、観客がシャトルバスをおりて徒歩で歩かれるところが、
世田谷通りに出て、そして
馬事公苑に向かうというオレンジのラインが示されているんですけれども、ちょうどこの拡張用地のところは、先ほど来、御説明いただいているように小高い丘になっておりますので、この小高い丘からシャトルバスでおりた方が、多分、足の不自由な方などがシャトルバスで来られるのかなと思うんですけれども、その方たちがこの勾配のところを車椅子なり、歩かれるというのは、かなり困難な気もしますが、そこの点はどのような配慮を
世田谷区として、また東京都の
組織委員会として行っていくのかというのは聞かれていますでしょうか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 アクセシブル、障害のある方、車椅子の方等につきましても同じ
ルートというところで、かなり勾配がきついというのは認識しております。その際に、補助をする方を置くだとかというようなフォローをするようなことを検討しているということは伺っております。
◆
岡本のぶ子 委員 人的なサポートということなんだと思いますけれども、ぜひ事故なく、そして安全に、ここは本当にかなり勾配があるので、気をつけていただきたいなと思います。
ここの周辺、ガードレールがかなり古かったのかなと思うんですけれども、ここら辺は何か整備は御検討されているんでしょうか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 現在、既存のまま使用したいというところで検討してございます。確かに歩道が狭く、ガードレールもかなり年数がたっているものというところは認識してございます。実際の
ルートとして歩く際に、その歩道のみとするのか、あるいは規制をかけて少し幅を持たせてもらうとかというところも含めて、今後、
組織委員会等との協議になると考えております。
◆
岡本のぶ子 委員 大会期間中はここに規制をかけて、車の出入りをなくさないと、恐らくシャトルバスからおりた方たちの乗降には、ガードレールだけを歩いてくださいというのは難しいところだと思いますし、その点、ぜひ区側からも安全面、交通管理者として伝えていただきたいと思います。要望です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 それでは、次に参ります。(3)東京二〇二〇大会二百日前
イベント「VR de
パラスポーツ!」
パラスポーツ体験について理事者の説明を願います。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 それでは、東京二〇二〇大会二百日前
イベント「VR de
パラスポーツ!」
パラスポーツ体験について御報告いたします。
1の主旨でございます。東京二〇二〇
オリンピック・
パラリンピック大会二百日前、
パラリンピック二百日前を控えまして、
パラスポーツ及び共生社会の理解促進を目的に、一九六四年の
パラリンピックの記録映画の上映及び
パラスポーツアスリートによるトークショー等を開催する、それとともに、若い世代の方が高い興味を示してございますVR等による
パラスポーツ体験を実施いたしまして、
パラスポーツへの興味関心を高め、大会の気運醸成を図るものでございます。
2の日時でございます。令和二年二月一日土曜日、正午から午後五時となってございます。
3の会場につきましては、北沢タウンホール二階でございます。
4の概算経費でございます。約二百四十万円の経費でございます。
5の事業内容でございます。一九六四年の東京
パラリンピック大会記録映画を上映いたします。さらに
パラスポーツアスリートのトークショー、車椅子の陸上競技選手、副島選手にトークショーを実施していただきます。また、VRの体験につきましては、車椅子レーサー、フェンシング、馬術の三競技でございます。そのほか、ボッチャ、ペガーボールの体験ブースを設置いたします。
6のスケジュールでございます。一月一日の「区のおしらせ」で周知をしてございます。また、一月七日より
イベントの周知をしてございます。
7の周知でございます。チラシの配布につきましては、記載の場所にチラシの配布等をしてございます。
説明は以上でございます。
○
田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆あべ力也 委員 これは区が直営でやるんですか。委託事業ですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 区のほうで直営で実施いたします。
◆あべ力也 委員 区がどこかの事業者さんにお任せする部分はないということですね。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 私どものほうで企画、計画をしてございます。
失礼いたしました。委託の部分につきましては、VRの馬術、フェンシング、レーサーにつきましては、委託でお借りするというものでございます。
◆あべ力也 委員 それは委託事業と言うんじゃないんですか。直営じゃないじゃないですか。それで、委託分は幾らでやるんですか。委託部分が全て二百四十万円ということなんですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 委託につきましては、約二百四十万円のうち百八十万円でございます。
◆そのべせいや 委員 二百四十万円を使って、成果を何に置いていらっしゃいますか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 パラリンピック競技に触れていただくというところで、体験をいただくことにしております。
◆そのべせいや 委員 意見にしますが、どれだけの方に
パラリンピック競技に触れていただいたというところになるのか、あるいは区内小中学校を初め、どれだけの方に
パラリンピックスポーツについての認識がどうなったかみたいなところも含めてでも構わないので、何か数字で目標を置いていただくことを要望しておきます。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 今回、VRにつきましては、それぞれ体験可能人数、時間でいきますと、約千名の方に御体験をいただきたいということで、計画を立ててございます。映画上映も含めてでございますが。
◎内田
スポーツ推進部長 目標というのは確かに大事で、それを目標に掲げて、いわゆる障害のある方がどのくらい参加していただけるかという部分と、あと、この
委員会でもたびたび御指摘いただいておりますけれども、委託ではなくて直営で映像を撮ろうというふうに思っております。ただ、どのくらいのレベルでできるかというのがちょっとありまして、映像をただ単に撮って流すということでは、なかなか厳しいのかなと思っておりまして、まず職員でやってみて、レベルがどうなのか。このレベルでは余りにもということであれば、委託も考えなきゃいけないんですけれども、今の段階においては、この部分は職員が直営で、映像の部分についても撮って流したい、このように考えております。
◆
神尾りさ 委員
世田谷区が共生社会ホストタウンであって、先導的共生社会ホストタウンでもあるということがどこにも触れられていなくて、私はそれこそがレガシーを残すということだと思っているんです。多分、チラシには東京都のマークと一緒のページにロゴを入れられないとか規制があるのかもしれないですが、何かこの大会に来た方々が、
世田谷区が今そういうことに力を入れているんだよということを覚えて帰っていただけるような工夫をしていただき、担当所管が異なると思うので、すごくそれが弊害だと私は思っていて、でも、こういうパラとかオリとかの
イベントをされるときに必ず頭の中に入れておいていただいて、そういう周知という意味で、一回の
イベントで終わらせないということが、経費を使ってされる意味でもあると思うので、そこを要望したいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 次に、(4)その他ですが、ほかに
報告事項がありますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田中優子 委員長 なければ、以上で1
報告事項の聴取を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 次に2
協議事項に入ります。
(1)次回
委員会の開催についてですが、次回
委員会は、前回の
委員会で確認しましたとおり、年間予定である二月五日水曜日、午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。