世田谷区議会 2019-09-02
令和 元年 9月 区民生活常任委員会-09月02日-01号
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中村公太朗 委員長 では続きまして、②世田谷区
住民基本台帳事務の適正管理に関する条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。
◎泉 住民記録・戸籍課長 それでは、世田谷区
住民基本台帳事務の適正管理に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。
初めに、主旨でございますが、このたび
住民基本台帳法が改正され、住民票の除票及び戸籍の附票の除票の取り扱いが明確に規定されたため、本条例においてもその管理について定める必要がありますことから、令和元年第三回区
議会定例会に条例の一部を改正する条例案を提案するものでございます。
次に、2改正内容及び3
新旧対照表でございます。改正内容につきましては、別紙の
新旧対照表をごらんください。下線部が改正箇所でございます。具体的には、本条例第二条第一項の請求等に、除票の写しまたは
除票記載事項証明書の交付の請求と、戸籍の附票の除票の写しの
交付請求等を追加いたします。また、第七条第一項に、除票及び戸籍の附票の除票を追加いたします。
除票は、従前より住民票に準ずるものとして、戸籍の附票の除票は戸籍の附票に準ずるものとして本条例の対象となっておりましたが、このたびの
住民基本台帳法の改正により、その取り扱いが明確に位置づけられたもので、
住民基本台帳事務の適正管理に関する取り扱いに変更はございません。
4改正条例は、公布の日から施行いたします。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 ③世田谷区印鑑条例の一部を改正する条例につきまして、理事者の説明を願います。
◎泉 住民記録・戸籍課長 それでは、世田谷区印鑑条例の一部を改正する条例について御説明いたします。
初めに、主旨でございます。本条例におきまして、印鑑の登録は
住民基本台帳に記録されている氏名等をもって登録することができると規定されております。このたび
住民基本台帳法施行令の改正に伴い、住民票に旧氏、旧姓の記載を求めることができるとされましたので、旧氏による印鑑登録及びその証明書について定める必要が生じました。また、
印鑑登録証明書の交付媒体として、多
機能端末機の利用がございますが、この多
機能端末機を区が設置することといたしましたので追加するとともに、既定の整備をあわせて図る必要から、令和元年第三回区
議会定例会に条例の一部を改正する条例案を提案するものでございます。
次に、2改正内容及び3
新旧対照表でございます。改正内容につきましては、別紙の
新旧対照表をごらんください。下線部が改正箇所でございます。具体的には、旧氏を追加し、住民票に旧氏の記載をした者は、印鑑の登録も旧氏を使用することができることになります。また、多機能端末の設置主体として、
民間事業者を、区または
民間事業者に改めます。
4
施行予定日です。改正条例は公布の日から施行いたします。ただし、旧氏に関する改正規定は令和元年十一月五日から施行いたします。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 では、④世田谷区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、理事者の説明を願います。
◎嶋津 窓口調整・
番号制度担当課長 世田谷区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。
1の主旨でございます。このたび
日本年金機構等との情報連携の開始及び地方税法の改正に伴いまして、規定の整備を図る必要があるため、
マイナンバー制度に係る当条例の一部を改正する条例を第三回区
議会定例会に提案するものでございます。
2の改正内容でございますが、個人番号、いわゆる
マイナンバーを利用する事務に係る
特定個人情報に、
年金給付関係情報に関する規定を追加いたします。また、地方税法の改正により軽自動車税を種別割に改めるものでございます。
なお、
年金給付関係情報に関する規定の追加につきましては、例えば世田谷区では低所得者の負担を軽減するため、
介護保険サービスの
利用者負担等の一部軽減助成を行っております。これまでは区への申請手続において、
年金等決定額通知書などの書類の添付が必要でございましたが、今後は
日本年金機構等との情報連携が可能となりますので、
年金等決定額通知書などの添付が省略できるようになるというものでございます。
3の
新旧対照表につきましては別紙のとおりで、下線部が改正箇所でございます。
4の
施行予定日につきましては、公布の日から施行としております。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 では続きまして、報告事項の①議会の委任による専決処分の報告(
自動車事故に係る
損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。
◎笹本 市民活動・生涯
現役推進課長 議会の委任による専決処分の報告(
自動車事故に係る
損害賠償額の決定)につきまして御報告いたします。
御報告の前に、今回の事故につきましては改めておわび申し上げます。申しわけございませんでした。車両の運行につきましては、職員に対して事故防止をより一層徹底してまいります。
それでは、資料をごらんください。本件は七月三日の当委員会にて御報告しました八幡山二丁目六番先路上で発生しました
自動車事故の案件でございます。
このたび物損の
損害賠償額が決定したため、専決処分を行いました。第三回定例会に提出をいたしますので御報告申し上げる次第でございます。
事故の概要ですが、先日御報告させていただいた内容から変更があった箇所を報告させていただきます。
まず、(3)の相手方ですが、事故車両の使用者である
株式会社バディ企画研究所に改めさせていただいております。次に、(6)過失の割合ですが、甲である世田谷区側が十割、相手側がゼロ割となっております。
損害賠償額でございますが、物損分としまして九十六万三百五十六円でございます。こちらにつきましては、加入しております
自動車保険により全額補填されるものでございます。人身部分につきましては、現在相手方の治療が継続中であり、示談交渉中でございますので、引き続き誠意を持って対応させていただき、示談が成立し次第、改めて御報告させていただきます。
最後に、
専決処分日ですが、令和元年八月二十日でございます。
御報告は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 では続きまして、②議会の委任による専決処分の報告(
自動車事故に係る
損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。
◎畑中
世田谷清掃事務所長 議会の委任による専決処分の報告(
自動車事故に係る
損害賠償額の決定)について御説明いたします。
本年四月十六日の本件事故の発生につきましては、五月二十八日の当委員会にて御報告させていただいたものでございまして、区車両と
原動機付自転車、バイクとの接触事故でございます。
発生場所は、世田谷区世田谷一丁目四十八番先路上でございます。相手方、運転者は、福井県福井市安原町在住の男性、
原動機付自転車、バイクの所有者は世田谷区駒沢五丁目在住の男性でございます。
ここで発生時の報告の変更がございます。一つは、発生場所を世田谷一丁目四十八番先交差点(
世田谷通り)と記載してございましたが、警察側の事故処理の記載に合わせまして四十八番先路上と訂正させていただきます。
次に、相手方の運転者を練馬区在住の男性としておりましたが、住民登録地は練馬区にはなく、福井県福井市でございました。さらに、バイクにつきましては、運転者の所有ではなく、所有者は世田谷区駒沢五丁目の男性でございました。
裏面をごらんください。下のほうの現場説明図をごらんください。事故の状況でございます。区車両が
世田谷通りを
教育センター通りへ入ろうとして左折したところ、交差点を直進のため、左脇をすり抜けてきた相手方のバイクと接触したものでございます。
表面にお戻りいただきまして、損傷の程度でございます。記載のとおりでございますが、今回の専決処分につきましては、このうちの物損の部分が対象でございます。過失の割合は区側が八割、相手側は二割となり、
相手方バイク所有者への
損害賠償額は記載のとおりでございます。この費用につきましては、加入の
自動車保険より全額補填いたします。
専決処分日は令和元年八月十六日で、これをもって示談に入る予定でございます。
なお、人身事故の部分につきましては、
相手方運転者のけがは既に完治しておりますけれども、手続が完了しておりませんので、
損害賠償請求額が確定し次第、直近の区議会にて御報告させていただきます。大変御迷惑と御心配をおかけしました。
説明は以上でございます。
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中村公太朗 委員長 御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 では続きまして、③議会の委任による専決処分の報告(
自動車汚損事故に係る
損害賠償額の決定)について、理事の説明を願います。
◎大石
玉川清掃事務所長 それでは、議会の委任による専決処分の報告(
自動車汚損事故に係る
損害賠償額の決定)について御報告します。
本件については、七月三十日、当委員会に収集作業中における
車両損害事故の発生について御報告したところです。その後、相手方と誠意を持って示談交渉に当たり、このたび
損害賠償額が決定したため専決処分を行いました。第三回定例会に、この専決処分について報告されますので御説明する次第です。
それでは、1事故の概要ですが、発生日時、発生場所、相手方は記載のとおりです。
(4)の事故内容ですが、裏面をごらんください。矢澤橋のそばの集積場において、
玉川清掃事務所職員二名で可燃ごみを持ち上げ、
積み込み作業中、発煙を確認したため作業を中断し、可燃ごみに入っていた袋をあけたところ、中身が噴出している
塗装スプレー缶を発見いたしました。これを取り出そうとした際に、缶を路上に落下させてしまい、ちょうどその際に、
ごみ収集車両の脇を通過した乙車両の前方左側に、缶から飛散した塗料が付着したというものです。
表面にお戻りください。損害の程度ですが、記載のとおりです。
過失の割合は、区が十割となっています。
2乙への
損害賠償額は記載のとおりです。なお、この費用については、特別区
自治体総合賠償責任保険により全額補填されます。
3
専決処分日につきましては、令和元年八月二十日です。
日ごろから、朝のミーティング時に職員全体に対して
安全作業手順などの遵守を注意喚起しているところですが、今後も工夫しながら、さまざまな機会を捉えて、
安全作業等への意識向上を促してまいります。
報告は以上です。申しわけありませんでした。
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中村公太朗 委員長 御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 続きまして、(2)世田谷区
債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)の推進状況について、理事者の説明を願います。
◎笹本 市民活動・生涯
現役推進課長 それでは、世田谷区
債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)の推進状況につきまして御報告いたします。
なお、本件は五
常任委員会のあわせ報告となっております。
資料の1の主旨でございますが、区では
債権管理重点プランを策定しまして、収納率の向上と
収入未済額の縮減に取り組んでおります。このたび平成三十年度における実績が確定しましたので、世田谷区
債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)の推進状況として取りまとめましたので報告するものでございます。
続きまして、2の内容につきましては、添付しております冊子をごらんください。
一枚おめくりいただいて、一ページ。本プランの基本的な考え方を記載しております。(1)の現年分の徴収の徹底から始まり、五つの基本的な考え方を柱に各種の取り組みを実施してまいりました。
次のページをごらんください。二ページ目からは、平成三十年度における債権の状況につきまして記載しております。平成三十年度決算の区の保有する全債権の概況としましては、
収入未済額が約百十九億円で、前年度と比べて約十五億円の減となっております。各会計別の内訳でございますが、(2)の表に記載のとおり、一般会計の
収入未済額が約九億円の減額となっております。また(3)には、区の保有する全ての債権につきまして、平成三十年度の
収入未済額及び決算数値を記載しております。後ほどごらんください。
次のページをお開きください。四ページ目以降につきましては、本プランで掲げております九つの債権の
収入未済額と収納率につきまして、前年度との比較をそれぞれ記載しております。
四ページ下段の表1にありますように、
特別区民税で説明させていただきますと、
収入未済額は前年度と比べまして約十億円の減少となっております。先ほど御説明した区全体の
収入未済額の減少は、主にこのことと、
国民健康保険料の約六億円の減少による影響が大きいものと考えております。
続きまして、六ページをごらんください。他部署の事例を取り入れた収納率の向上の取り組みや、一部の債権での延滞金の徴収を開始したことなど、平成三十年度に行いました実績について記載しております。
具体的には、ここから八ページにかけまして、主な取り組みとして、
口座振替利用促進と納付機会の拡大など五つの項目について記載しております。
続きまして、九ページをごらんください。ここから一〇ページ目にかけましては、令和元年度以降の取り組みとしまして、具体的な取り組みを七点記載しております。
続きまして、一一ページをごらんください。債権ごとの取り組みについて記載しております。5の(1)対象債権に掲げる①から⑨の債権については、それぞれ個票を作成しまして、債権ごとに平成三十年度の実績と取り組みを記載しております。
続きまして、一四ページをお開きください。
特別区民税について御説明させていただきます。平成三十年度までの収納の現況について、推移と目標及び実績を記載しまして、右ページの2に、三十年度実績に対する評価と本プラン期間中の目標実現に向けた取り組みを記載しております。
次ページ以降に、その他の八つの債権につきまして、同様な形でまとめております。
かがみ文にお戻りいただければと思います。3の今後の
スケジュールでございますが、本プランの推進状況につきまして、九月に区のホームページに掲載しまして公表する予定でございます。
説明は以上でございます。
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中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(3)本
庁舎等整備に伴う
世田谷区民会館(ホール及び集会室)の休館について、(4)令和三年新成人のつどい(成人式)の会場変更について、一括して理事者の説明を願います。
◎玉野
世田谷総合支所地域振興課長 それでまず、私からは、本
庁舎等整備に伴う
世田谷区民会館(ホール及び集会室)の休館について御報告申し上げます。
2の休館期間をごらんください。令和三年一月五日から令和五年七月三十一日までを予定しております。
なお、この期間には物品の搬出や開設準備などの期間を含んでおります。また、今後、施工者の選定を進める中で、工期変更の可能性もあると休館期間が変更になることもあると、庁舎整備担当部から聞いております。
3の休館期間中の対応につきましては、利用者に対しまして十分な周知を図るとともに、他の区民会館ホールなどを御案内いたします。また、区が主催などをしているイベントにつきましても、同様に区施設の活用を図ることといたしますが、開催規模などによって対応が困難な場合は、大学施設を活用する方向で区内大学と調整を行っております。
裏面に、令和三年に実施を予定している区が主催などをする主なイベントを記載しておりますので、後ほどごらんください。
4の今後の予定は記載のとおりですが、順次、積極的な周知に努めてまいります。
私からの御報告は以上です。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 続きまして、私のほうから、令和三年新成人のつどい(成人式)の会場変更について御報告させていただきます。
世田谷区では、毎年一月の成人の日に合わせて、新成人のつどいを
世田谷区民会館及び区役所中庭にて開催しておりますが、さきの報告のとおり、区民会館が令和三年一月から休館になるために、会場を変更して、令和三年及び令和四年は、日大文理学部百周年記念館で開催することといたします。
新会場の検討対象施設としては、区内にある二千席以上を設置可能な施設を最初に検討してまいりましたが、この間さまざまな施設と折衝してまいりましたが、日大文理学部百周年記念館以外に会場を確保することが難しいということで、百周年記念館で開催することとします。
会場変更に伴う主な変更点としましては、従前、式典の回数を三回行ってきたものを二回に分けて開催することが可能となります。一回目は十一時から十二時まで、二回目は十三時三十分から十四時三十分までの間というふうに今検討しております。時間については、今後成人式の運営の方法等の中で検討してまいりたいと思っております。
今後の
スケジュールですけれども、令和二年一月の今年度の新成人のつどいは、従前どおり区民会館、区役所中庭にて三回に分けて開催する予定です。令和三年一月、令和四年一月の成人式については、日大文理学部百周年記念館にて開催することとしますが、令和五年以降については、昭和女子大の人見記念講堂を中心に別の会場での開催も検討してまいりたいと考えております。
○
中村公太朗 委員長 では、ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆福田たえ美 委員 大体新成人のつどいは車で来られる方が毎年多いんですけれども、ここは周辺はどのように。車で近くまで来ても大丈夫な状況に区のほうでもやっていくのかどうか。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 基本的に新成人のつどいについては、車での来場はお断りしております。しかしながら、例年、晴れ着の女性の方を中心に、車での送迎が多く見込まれておりますので、今回の日大文理学部百周年記念館での開催に当たりましても、その周辺道路への影響を鑑みまして、警備計画等を新たに定めてまいりたいと考えております。
◆小泉たま子 委員 今、休館することについての御報告があったんですけれども、休館の式典、当然やんなきゃいけないと思うんですけれども、何か具体的に考えていることがあれば教えてください。
◎玉野
世田谷総合支所地域振興課長 現在、庁舎整備のほうでお伺いしている内容等の御報告をさせていただきましたが、現在閉館に関してのセレモニー的なものは、ちょっと検討のほうにはまだ入っておりません。
◆小泉たま子 委員 今、検討の俎上に上がってないということなんですけれども、もうすぐそういう時期は来ますので、休館の式典を、本当にやらなければいけないことなのでやってもらいたい。それを具体的に進めてもらいたいということですね。
それから、休館をしている間の文化活動、芸術活動の保障。先ほど大学ともとありましたけれども、大学でも今までやっているわけで、あとは区民会館も使っているわけですから、それが本当に安心して今以上にできるようになるかどうかということは大事だと思うんですけれども、文化活動をどういうふうに保障していくかということについて、もう少し具体的に考えていることを教えてください。
◎玉野
世田谷総合支所地域振興課長 私どものほうで、今回休館に当たりましては、基本的には公共施設ということで、区内ほかの支所等の区民会館ホールなどを御案内させていただきたいと考えてございます。また、規模の大きなイベントなどに関しましては、大学施設等の活用ということで、大学の了承が得られましたら、区のホームページなどにも掲載するなどして、そういった活動が継続して実施していただけるようなことで考えてございます。
◆小泉たま子 委員 丁寧にね、滞ることなく今まで以上に、新しいホールができるということで区民は楽しみにしているわけですから、今の活動がそれにつながるように丁寧に、ただ場所を紹介するということだけじゃなくて、一歩踏み込んで相談に乗るような体制も私は必要だと思いますので、区民の自主的な活動が、ますますこれによってそういう気持ちが高まるような方向でわかりやすく説明をしていくと。
なかなか間際にならないと動かないというようなこともある、わからないということもあると思いますけれども、ほかのところも見ながら、他区も見ながらやっていただきたいと思いますがどうでしょうか。同じようなことになると思いますが。
◎玉野
世田谷総合支所地域振興課長 今回の休館につきましては、皆様に大変御迷惑をおかけいたします。なるべく積極的な周知に努めますとともに、皆様に寄り添った形で丁寧な対応をしてまいりたいと考えてございます。
◆小泉たま子 委員 休館の式典、それからオープニングがあると思うんですね。だから、その休館とオープニングがつながるような、そういうことも考えなくてはいけない。誰も考えることが、これは区で考えなければいけないと思いますので、それもしっかりやって、機運醸成につながるというんですか、そういうことに、このことがその役に立つようなというんですか、ぜひ一生に一度しかない、なかなか体験できないことですので、それはぜひともお願いしたいと思いますので、よろしく。
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(5)世田谷区立寺町通り区民集会所空調設備更新に伴う工事休館について、理事者の説明を願います。
◎山本
烏山総合支所地域振興課長 世田谷区立寺町通り区民集会所空調設備更新に伴う工事休館について、御報告いたします。
1の主旨ですが、当施設は、平成八年に開設し、空調設備が老朽化したため設備を更新する改修工事を行い、これに伴い施設を休館いたします。
2の改修工事の内容ですが、施設全体の空調設備の更新です。
3経費概要は記載のとおりです。
4休館期間(予定)は記載のとおり、約二カ月間を想定しております。
5の周知方法は記載のとおりですが、「区のおしらせ せたがや」、区ホームページへの掲載、また寺町通り区民集会所を活動拠点としている、けやきネット登録団体については別途お知らせを送付いたします。
6近隣区民利用施設は、記載のとおりとなります。資料裏面をごらんください。当該施設と近隣施設の地図を掲載しております。
資料表面に戻っていただき、7施設概要は記載のとおりです。
私からの説明は以上です。
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中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(6)新たな国際施策の推進体制の整備について、理事者の説明を願います。
◎大澤 文化・
芸術振興課長 それでは、新たな国際施策の推進体制の整備について御説明いたします。
1主旨でございます。区では、在住外国人の増加や東京二〇二〇大会を契機とした区民の国際化機運の高まり、グローバル化の進展などを踏まえ、昨年度、国際施策の体系を、多文化共生の推進、国際交流の推進、国際協力・貢献の三つの柱立てに整理するとともに、施策の方向性をお示しし、せたがや文化財団に新たな国際施策の推進組織を整備することを御報告いたしました。
この間、区と文化財団とで具体的な事業及び推進体制を検討し、今般取りまとめましたので御報告するものでございます。
2の平成三十一年、ことしの二月四日
常任委員会の報告内容でございます。区の国際施策をさらに充実、発展させていくための事業展開に当たっては、人材確保、民間資金の活用、国際交流や活動団体支援のノウハウの活用などの課題があることから、新たな国際施策の推進体制を外部に新設すること、また、その推進体制を、これまで区民の国際交流事業や市民活動団体支援事業の実績があり、ノウハウや人的ネットワークを有することから、これらを生かした効果的な事業展開や、また三軒茶屋観光案内所との連携も期待できることから、文化財団に新設することとしたことを御報告しております。
3の区と文化財団の役割分担でございます。ことし二月の報告内容を踏まえ、区と文化財団の役割分担につきましては、A3の別紙1のとおり整理いたしました。
A3の別紙1をごらんください。区の国際施策の三つの柱、多文化共生の推進、国際交流の推進、国際協力・貢献に基づく事業の展開に当たり、まず、区(行政)では在住外国人の増加や国際を取り巻く状況の変化を捉えた国際施策に係る計画等の作成及び進行管理、外国人との共生に向けた意識啓発、生活相談支援や行政情報の多言語化、姉妹都市交流や海外諸都市との交流推進など、多文化共生プランなどに基づく国際施策を推進することとし、主な事業は記載のとおりでございます。
また、文化財団では、区と連携協力しながら、多文化共生や国際交流等に関する情報発信を行うとともに、地域で活動するきっかけとなる利便性や講座などを実施し、地域活動を希望する区民、団体が活動できる場を提供すること。また、イベントや講座参加者の交流や市民活動団体支援などによるネットワークの構築を進めることで、区民が主体的に行う活動を支援することとし、令和二年度でございますが、多文化ボランティア講座や国際交流ラウンジなどの事業を行っていく予定でございます。
また、まちなか観光との連携でございますけれども、後ほど御説明いたします(仮称)多文化情報コーナーと三軒茶屋観光案内所とが連携し、双方が役割分担した上で、外国人の幅広い問い合わせに対応すること。また、観光ボランティアガイドの協力を得ながら、外国人向けまち歩きツアーの実施、東京二〇二〇大会、ホストタウン事業に関連する観光イベントに、国際事業部の連携や国際交流団体の協力などにより、外国人を含めた交流の機会を充実するなど、観光事業とも連携した取り組みを行ってまいります。
別紙2をごらんください。(仮称)多文化情報コーナーの概要について御説明いたします。
多文化情報コーナーは、在住外国人に対し、行政情報、生活・文化情報、地域の活動団体情報の提供とともに、人と人、人と情報をつなぐ場や、世田谷区を訪れる外国人に対し、町の情報、区の魅力を発信、提供する場として、キャロットタワー低層棟二階の八角堂に整備いたします。
多文化情報コーナーの機能といたしましては、3の(1)情報発信~であう~では、行政情報や生活・文化情報、地域の活動団体情報など、人と情報を結びつける役割を果たすとともに、外国人などからの医療、子育て、雇用などの生活相談などにかかわる問い合わせに対し、必要なサービス情報を提供するとともに、適切な相談窓口へつなぐ役割を果たしていきたいと考えております。
(2)場の提供~つくる~では、国際交流団体の情報提供や紹介を行いながら、在住外国人、訪日外国人が区民や団体と出会い、交流活動を行う場としての機能を果たしていきたいと考えております。
(3)ネットワークの構築~ひろげる~では、国際関係団体を紹介しつつ、団体のニーズに応じた情報提供を行い、団体の連携の促進やネットワークの広がりなど、団体の支援につなげることや、まちなか観光事業との連携を考えております。
裏面をごらんください。4の運営時間、5開設までの
スケジュール、6事業費は記載のとおりです。
なお、運営時間につきましては、三軒茶屋観光案内所と連携を図るため、開設時間を合わせております。また、事業の実施については、新たな組織体制が整い次第、多文化情報コーナーの開設を待つことなく、可能なものから実施していきたいと考えております。
本編の資料の裏面、二ページをごらんください。4文化財団における組織体制の整備でございます。推進体制ですが、経験や専門性のある人材の確保、事業者や団体との連携、協働などの観点から、柔軟で機動力のある体制、区との連携、協力が円滑かつ密接に行える体制を視点に、文化生活情報センター内に(仮称)国際事業部を新設し、事業内容を踏まえ、国際事業部長など五名程度の人員を文化財団に置いて整えていきたいと考えております。
5新たな組織における令和二年度概算経費ですが、記載のとおりでございます。
6今後の
スケジュール(予定)ですが、来年四月の国際事業部の発足に向け、来年一月から事業実施準備など開設準備を行ってまいります。
報告は以上でございます。
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中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑、どうぞ。
◆小泉たま子 委員 今、文化財団の細かな報告をいただきましたけれども、文化財団は、財団でしっかり自分たちの責任においてやっていけばいいと思いますね。きょうは報告、細かにありました。
私が思うのは、こうなって、区のほうで骨太に何をこれからやっていくのか、どう大きく変わったのか、そこのことを教えていただきたいんですけれども。
◎松田 国際課長 区のほうの取り組みですが、別紙1の左側の部分に書いてあるように、国際施策については三つの柱、多文化共生、国際交流、それから国際協力・国際貢献というように示してございますので、それに基づいて、まず多文化共生については多文化共生プランというものを策定しましたので、外国人支援を含めて、あとでお話しさせていただくんですが、実態調査に基づいた外国人の支援等に取り組んでいきたいと考えております。
国際交流につきましては、国際交流の以前取りまとめたものに従いまして、三つの姉妹都市とはさらなる交流を促進していくこと、ほかの都市とは個別のテーマやプロジェクトごとに学校や関係機関が必要に応じて協議して交流事業を行っている、パートナーテーマ交流というふうに言っているんですが、そこの部分を行っていきたいと考えております。
◆小泉たま子 委員 今、先ほど説明あったのはここに書いてあるので、そういうことではなくて、何か骨太で今までできなかったことを大きくやってくということがあるのかどうか、今までのおさらいのようなことではなくてね、それを聞きたい。新しくなるこのときに、これまでできなかった何かをやるのかどうかということなんですね、私が聞きたいのは。
ですから、ここに書いてあるのをもっと骨太にしたものが何かあるのかということを聞きたかったんですけれども、どうもちょっとかみ合わないみたいなんですけれども。
◎松田 国際課長 これまで国際に関しては、国際のボランティアをやりたいとか、区民で担い手になりたいという方がたくさんおりまして、私どものほうでもその方たちに講座等は実施しておりますけれども、その方たちが、国際の担い手となって活躍する部分というのが、私たち行政では限界というものがあったということもあり、今回文化財団に、役割分担で行うということで、区の行っていく部分と、それから区民が担っていく部分がうまく連携しながら、より国際交流が発展していけばというふうに考えております。
◎松本
生活文化部長 今、課長が具体的なところを申し上げましたけれども、これまでの国際の取り組みというのは、国際化の取り組みだったというふうに認識をしております。近年、外国人の方が、世田谷区でも在住される方が毎年千人ぐらいずつふえてきております。そういった観点を考えますと、外国人の方が世田谷区で住みやすい環境をつくっていく、それは外国人の方が地域にいらっしゃるということを理解していくということが日本の方にも必要なことですし、外国人の方が生活をするということで、地域に溶け込んでいただくということも一方では必要なことだろうと思っています。そういう意味でも、相互理解という極めて大事なことが一点あろうかと思います。
もう一点は、そういった外国人の方々がふえてらっしゃいますと、やはり生活の中で困ってくることというのが当然に出てきますので、その生活支援をいかにやっていくかと。困り事に対する相談体制などを充実させまして、いかに在住外国人の方、あるいは転入をされていらっしゃる方々が、地域で生活しやすいような相談体制を整えて、同じ区民として生活できる環境をつくっていく。この二点が極めて大事なことではないかというふうに考えております。
◆小泉たま子 委員 今度こういうことになることによって、国際施策というのは大きく変わっていかなきゃいけないと思っているんですけれども、例えば産業とかスポーツとか、そういうことはどういうふうに考えているんでしょうか。
◎大澤 文化・
芸術振興課長 まず、観光につきましては、先ほど御説明いたしましたが、まちなか観光事業との連携を考えております。今回の三軒茶屋、キャロットタワーの低層棟二階の八角堂に設けるという部分では、一階のところに三軒茶屋の観光案内所がございますので、そことの連携で、三軒茶屋、ここに来れば外国人の方がほぼほぼ外国人の問い合わせ等に対応できるような連携をしていきたいと思います。
例えば訪日外国人に対して、観光の案内については観光案内所で行いつつ、それ以上のもし問い合わせがあれば、二階の多文化情報コーナーに御案内をさせていただき、お話を丁寧に聞いた上で、そのお問い合わせに対応していきたいと考えております。
また、事業の面でいきますと、先ほどお話ししましたけれども、文化財団のほうで外国人向けのまち歩きツアーを行う予定になっております。その中で、今、産業振興公社のほうで観光ボランティアガイドがございますけれども、こういったボランティアガイドの協力を得ながら、まち歩きツアーを行うとか、あるいは文化財団のほうで、外国人に対しまして日本語コミュニケーション講座を行う予定でございますので、そういった方が、今度はまち歩きツアーの中で活躍していただいて、外国人と日本との通訳ですとか、その橋渡し的な役割を行っていくなど、そういった部分で連携を図っていきたいと思っております。
◆小泉たま子 委員 今、私、産業とスポーツって伺ったんですよね。観光に聞こえちゃったんですね、済みません。私の発音が悪いと思うんですが、産業も、スポーツも、私はそこから外せないと思うことなんですが、それが全然見えてきませんので、そこら辺はどう考えていますかということを聞きたい。
◎田中 経済産業部長 産業の視点での御質問をいただきまして、経済交流というのが、国際化が進展する上では必要な事項というのは認識はしています。ただ、自治体としてどういった形での経済交流をしていくかというのが、まだ明確には定まっていないというのが正直なところです。ただ、アメリカとのホストタウンというのですとか、今までさまざまな姉妹都市等、蓄積がございます。
それから、やはりSDGsの視点とかを踏まえると、日本の自治体だけで何か考えるというよりは、海外からのヒントもあろうかと思いますので、そういったことを踏まえて、経済交流というのをどういった形で国際化の進展で進めていかなきゃいけないというのは、重要な課題であると認識はしております。
◆小泉たま子 委員 今度の新しく公募してつくる国際事業ですね、事業課ですか。それは文化財団の中にできるわけですけれども、それは委託ですか。
◎大澤 文化・
芸術振興課長 この事業につきましては、財団の自主事業として考えておりまして、今、区からの一部移管も含めてなんですが、その部分で財団でしっかり企画を立てていただき、あくまでも事業というのは手段といいますか、その後の例えば人と人との交流ですとか、人と団体との交流、あるいはネットワークの構築に結びつくような形の事業展開を図っていきたいと考えております。
◆小泉たま子 委員 委託ですかって聞いたんですけれども、委託なんですか、そうじゃない。自主事業、文化財団としてしっかり独立してやっていくというふうに理解してよろしいですか。
◎大澤 文化・
芸術振興課長 失礼いたしました。自主事業ということになりますので、補助事業という形になります。
◆田中みち子 委員 外国人向けの生活相談というと、今の相談体制の現状ってどうなっているか教えてほしいんですけれども。
◎松田 国際課長 現在は
世田谷総合支所に外国人相談窓口がございまして、そこで相談をやっているという状況です。
◆田中みち子 委員 一カ所のみですか。
◎松田 国際課長 一カ所でございます。
◆田中みち子 委員 何カ国語ぐらいに対応しているんですか。
◎松田 国際課長 中国語と英語が話せる者が対応しております。
◆田中みち子 委員 そうすると、それ以外の言葉を話す方が来た場合というのは、今はどこかと連携して、現状ちゃんと相談を受けられるような体制にはなっているんでしょうか。
◎泉 住民記録・戸籍課長 例えば区民課の窓口とか住民票とかそういった関係ですと、電話を使いました通訳サービスというものを今実施しております。そちらのほうで必要な場合は、手続等に必要なものに関しては対応している状況でございます。
◆田中みち子 委員 これまでの相談件数だとか、どういう相談を、お困り事があったとか、そういうのはこれまでまとまっていたり、そういうのがもしあれば。
◎玉野
世田谷総合支所地域振興課長 実際の窓口の場所が、くみん窓口のちょうど向かい側ということで、住民票の関係、住居のいろいろな関係、入国の関係、パスポートの関係、そういった相談が主なものとなってございます。今、件数はちょっと手元にございませんので、申し上げられません。
◆ひえしま進 委員 この別紙1の中にも多言語化という言葉が出ていますが、具体的に何カ国語、そして何語を指しているんですか、教えてください。
◎松田 国際課長 現在、行政情報に関しては、日本語のほか英語、中国、ハングルでさまざまな情報紙を発行しております。
◆ひえしま進 委員 多言語化というのは、さらに、今挙げられた三カ国語以外にも広げていくということですか。
◎松田 国際課長 今、やさしい日本語ということで、日本語を少し易しく、行政用語は難しいものですから、易しく解説をした言語の大切さも言っておりまして、そのマニュアルみたいなものをつくって各窓口に配付しております。
今後なんですが、かなりさまざまな国の外国人が登録してくるということもございまして、今、人としては中国、ハングルという形で対応しておりますが、さまざまなツールを使いまして、より多くの言語で対応できるような検討もしたいというふうに考えております。
◆ひえしま進 委員 そうすると、中韓以外にも広げていくということで、それは言語を選定する上での根拠みたいなものは考えていらっしゃいますか。
◎松田 国際課長 今ツールであるもので、十四カ国語に対応しているものもございますので、そういったものを研究してまいりたいというふうに考えております。
◆福田たえ美 委員 先ほど田中みち子委員も少し伺っていたんですけれども、現在の世田谷区の外国人の相談窓口の変化なんですけれども、ここ最近の変化、数的な、先ほども登録する国の変化も起きていると思うんですけれども、ここ最近の状況として、何が大きな課題なのか、そしてそれを補填できるように今回文化財団があるのかという部分をちょっと教えていただきたいんですけれども。
◎松田 国際課長 外国人相談窓口の状況を、私どもの課も把握しておりまして、今現在、相談内容で一番多いのが、住民票や転入の手続、それから
マイナンバーに関する相談がここ数年多いです。また、区役所への行き方や閉庁時間等に対する相談、あと国民健康保険について、税金について、子どものことについてということが多く占めております。
今後、文化財団との役割ですが、先ほど大澤課長も御説明したとおり、文化財団で行う多文化情報窓口のところで、やはり相談する方も来られると思っております。その方たちの相談を直接やるには、やはり専門性が必要になってきますので、その方たちの話をきちっと聞き、専門の機関につなげていくというのが(仮称)多文化情報コーナーの役割と認識しております。
◆福田たえ美 委員 今お話がありました課題がやはり生活、暮らしに本当に密着したところで、非常に同じ日本人でも難しいなと思うような手続の部分もあったりする、それが言語が違うということで御苦労されていらっしゃるんだと思いますが、そこの部分で、この文化財団のほうで、ボランティアも含めていろいろな方を今後募ったり、育てていくような役割もあると思いますが、その伴走をするような形ですね。専門的なことは専門家じゃないとわからないと思いますが、そこに寄り添っていくようなボランティアというんでしょうか、そういったものも育成していくようなことはあるんでしょうか。
◎大澤 文化・
芸術振興課長 今回、例えば文化財団のほうで、日本語コミュニケーション講座、あるいは多文化ボランティア講座という講座を来年度から行っていきたいと考えております。これについては、生活をしていく中で、日本の文化と、それから在住外国人の出身の文化、もちろん言語も含めてですけれども、文化の違いがあり、例えばお互いがなかなか接触する機会がなくて不安を覚えているところもあろうかなというふうに思っております。
そういった部分で、例えば日本語コミュニケーション講座を受けた外国人の方が、地域の中に入り込んでいって、住民の方と、それから外国人の方とのつなぎ役といいますか、橋渡し的な形で、ボランティアとしての機会の場の提供ですとか、あるいは、その上でこういった講座なんかを受けて、自分たちも何か国際に関する活動をしていきたいんだといった場合の団体を立ち上げるための支援ですとか、あるいは交流ですね。そういった部分を、今まで文化財団のほうでは市民活動という形で行っておりますので、そういったノウハウも生かしながら、そちらのほうにもつなげていきたいというふうに考えております。
◆福田たえ美 委員 地域の中で支えていくという仕組みも大変重要だと思うんですけれども、なかなか外国人の方で孤立していらっしゃる方もよく見受けられるんですが、具体的にやっぱり保育園の申し込みのこと、また病院に関することなんかも、そこに一緒に行ってくださって、何か日本の文化とかルールを知らない方々が手続をしていく上でも、一緒に伴走していただく方というのを、もし提供していただくような場面があれば、地域の中でうまくマッチングができればいいんですけれども、そうすると地域包括等でも、どうやって外国人の方も相談に乗るのかまでしっかりと手を打っていかないと、今の課長のお話ですと、なかなかうまくマッチングが、時間もかかってしまって、課題解決につながっていかないんじゃないかなというふうに思ったんですけれども、そのあたりはどうでしょうか。
◎大澤 文化・
芸術振興課長 多文化情報コーナーの概要のところで、先ほどもちょっと御説明したんですが、3の機能の情報発信~であう~というところで、相談へのつなぎ、これは本当に今後のそういった多文化共生に向けた第一歩になろうかと思っておりますが、今まではやはり
世田谷総合支所の窓口でいろいろ対応等行っていましたけれども、なかなかそこまで行き着かないという部分も課題としてはあろうかと思いますし、また、入管法改正、国の制度の改正等々によって、今後そういった状況が変わってくるだろうと考えております。
そういったことも含めまして、まず文化財団、多文化情報コーナーの部分で、外国人等からの医療、子育て、雇用、まさに今委員がおっしゃったような、そういった生活相談等に関する問い合わせについて、まず丁寧に聞く体制というものを、この多文化情報コーナーで設けつつ、もちろんそこで必要なサービス情報があれば提供しつつ、さらに適切なそういった相談窓口を丁寧な案内をまずしていきたいと考えております。
◆た
かじょう訓子 委員 外国人向け日本語教室の拡充とありますけれども、今どれぐらいの件数、区内に日本語教室があるのか、まずそこを教えてください。
◎松田 国際課長 行政、私どものやっている日本語クラスにつきましては、四月からのクラス、十月からのクラス、一月からのクラスということで三回やっておりまして、それぞれ十五回で運営しております。人数については、日本語が全くわからない人を対象としておりまして、各回十人が対象になっております。
そのほか、世田谷区では昔から日本語のボランティアというものが何十名も活動しております。そのボランティアは、一回たしか五百円だったと思うんですけれども、五百円で、マンツーマンでやっているところで、実績があるところです。私ども日本語入門コースが終わったらそちらに案内をしたりしまして、それぞれ連携しながら、日本語について外国人が学ぶ機会を拡充、今充実しているところでございます。
◆た
かじょう訓子 委員 日本語のボランティアの数というか、一団体ということなんでしょうか。それとも地域に。
◎松田 国際課長 日本語のボランティアはJCAという団体でして、そちらは二つの教室を持っています。たしか千歳船橋の教室と玉川の教室を持っておりまして、それぞれどれくらいの人数のボランティアがいるかというのはちょっと把握していないので、今手元にございませんが、もしあれだったら後で御報告申し上げます。
◆いそだ久美子 委員 私、観光施策について前々からお伺いしたかったんですが、区の行政でやるほうの真ん中あたりに、公共施設案内表示の多言語化というのが出ていますけれども、もちろん案内所だけではなくて、町なかの番地の表示とか道路の標示。道路の標示の英語化は国際課主導でやるんでしょうけれども、海外に比べて圧倒的に表示が少ないんですね。
それで、最近、まち歩きで町なかを動いておられる外国人の方がふえていますので、いま一度、この番地の表示をきっちり、少なくともメーン通りに近いところでは、私有地の地主の方にも協力してもらってきっちり番地表示を、聞きたいなと思っているんですが、これはどこの部門で指導してやっていただけるんでしょうか。
◎泉 住民記録・戸籍課長 住居表示等に関しましては、区民課のほうで手続をとっていただく形になりますけれども、ただ、特に町のほうの案内板に関しましては、今設置の見直しといいますか、古くなったところの立てかえ等はやっております。実際に現状では、かなりスマートフォン等をお持ちの方もおりますので、そういったところも踏まえて今後の設置等については検討していきたいと思っております。
◆いそだ久美子 委員 スマートフォンの情報と、また見ている情報を照合しながら歩くものだと思うので、あればあるにこしたことはないので、番地の表示などをいま一度わかりやすくしていただく工夫をしてほしいなと思います。よろしくお願いします。
◎岡田 副区長 今、住居表示に関連して御答弁申し上げましたけれども、やはり特に来年のオリンピック・パラリンピックに向けて、さまざまな表示物、サインをどう多言語化するかということについては、都市整備領域の中で、ユニバーサルデザインの考え方の中で整理をしておりまして、各所管と対応をさせていただいているところです。
例えば下北沢、今、小田急線の上部利用は基本的にはサイン類を四カ国語対応するとか、そのような考え方でやっておりまして、それぞれ具体的に関係所管と都市整備の都市デザイン課が調整をして対応をしているところでございます。
◆小泉たま子 委員 来年の四月から国際事業部というのが三軒茶屋の八角堂のところにできるわけですよね。そうなったら、やっぱり私はすごく期待します。あの見える一番の真ん中のところに国際事業部ができる。委託か何とかと言ったら補助事業だと言って、ちょっと私はどういう意味なのか理解できないんですけれども。そのときに、本当に区民に対して何をやっていくかというのは、今たくさんのいろんな話が出ましたけれども、いろいろな言葉が出ましたけれども、大きくインパクトがないとだめだと思うんですね。そこが全然私は聞き取れなくて、財団に全部はやらないけれども、どっちがやっていくのか。両方でやるのか、こっちが主体なのか、本当にこれじゃわからない。
例えばスポーツと言ったら、スポーツも全然答えられなかったわけですけれども、海外交流は今教育委員会で子どもたちがやっているだけなわけですよね。でも、区立の学校の子は行けるけれども、私立の学校には何もそういうのがないわけですよね、区としては。それから、ホームステイだってたくさんしたい人がいるけれども、それはどうしたらいいかっていうこともわからない。
私は、たくさん大きくやることが出てくると思う、変わるためにできることがあると思うんですけれども、そういうことをもっときちっと整理をして考えて、国際事業部が、あそこで本当に区民の中に回っていくようなものをつくってもらいたいと思うんですね。
今までだと連携、連携で、あっちにあり、こっちにありって、結局はできなかったということがあると思うんですけれども、これはそういうことないように、ぜひ成功してもらいたいと私は本当に思うんですけれども、私、理解できなくて、悪いですね。完全にお任せするんですか。だって職員も新しく雇うんですよね。つくるんですよね。国際事業部というのは財団の中にきちっと独立してできるということで理解していいんですか。それでいいですか。区の委託ではなくて、中にできるんですね、しっかり。それをちょっと部長、答えてください。
◎松本
生活文化部長 委託ではございませんで、せたがや文化財団の中に新たに、仮称ですけれども、国際事業部ができます。そこに、区からせたがや文化財団に補助金を出しまして、その事業運営をしていただくということになりますので、基本的に自主事業になっていくわけでございます。
ただ、そういった事業一切は、事業としては文化財団で行いますけれども、国際施策全体については区が全体を見ながら進めていくというようなことで考えております。
先ほど来お話があります外国人の方の生活の相談ですとか、あるいは海外との交流もまだまださまざま取り組まなければいけないことがございます。そういったことは、区が中心となって一つ一つ取り組んでいきたい、このように考えております。
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(7)姉妹都市教育交流事業について、理事者の説明を願います。
◎松田 国際課長 私からは、姉妹都市教育交流について御報告いたします。
なお、本件は文教
常任委員会とのあわせ報告でございます。
まず、1の第二十五回カナダ・ウィニペグ市中学生代表団派遣についてでございます。
主旨でございます。姉妹都市交流の一環といたしまして、ウィニペグ市とは二年に一度、中学生の親善訪問団の相互交流を行っており、このたび世田谷区の中学生代表団のウィニペグ市への派遣を行うものでございます。
(2)の期間については、九月十二日から二十七日の十六日間でございます。
(3)の人数についてでございます。男子七名、女子十四名の合計二十一名の派遣を予定しております。また、引率といたしまして、区内中学校の校長、教諭二名、区職員一名が随行いたします。
(4)の内容でございます。代表団はウィニペグ市の中学生の家にホームステイで滞在し、現地の学校に通学し、一緒に授業を受けます。また、現地生徒と交流をしたり、カナダの自然、文化、歴史等の学習を行う予定でございます。
続きまして、第二十三回オーストラリア・バンバリー市小学生親善訪問団の受入れについてでございます。
(1)の主旨でございますが、同じく姉妹都市交流の一環といたしまして、バンバリー市から小学生親善訪問団の受け入れを行うものでございます。
(2)の期間については、九月三十日から十月十日の十一日間でございます。
人数についてでございます。男子三名、女子十名の合計十三名の児童のほか、引率者四名の受け入れを予定しております。
(4)の内容でございます。親善訪問団は、区立小学校六年生の児童の家庭に週末のみホームステイを行うほか、区内小学校での授業体験や民家園での文化体験を行う予定でございます。また、滞在中、区長、教育長への表敬訪問、そして区議会への表敬訪問も予定しております。
報告は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(8)オーストリア・ウィーン市ドゥブリング区との
姉妹都市提携三十五周年記念事業及び台湾・高雄市の訪問結果について、理事者の説明を願います。
◎松田 国際課長 オーストリア・ウィーン市ドゥブリング区との
姉妹都市提携三十五周年記念事業及び台湾・高雄市の訪問結果について報告をいたします。
1のオーストリア・ウィーン市ドゥブリング区との
姉妹都市提携三十五周年記念事業についてです。
(1)の主旨でございます。世田谷区とウィーン市ドゥブリング区の
姉妹都市提携が三十五周年を迎え、ことしの六月にはダニエル・レッシュドゥブリング区長が世田谷区に来訪されました。このたびドゥブリング区より、世田谷区長、世田谷区議会議長、世田谷区議会議員に対し記念事業への招待があり、これを受けましてドゥブリング区を訪問し、
姉妹都市提携再確認宣言書調印式等に出席するものでございます。
(2)の訪問日程は記載のとおりです。
(3)の行事内容でございます。訪問期間中は、
姉妹都市提携再確認宣言書調印式を予定しているほか、時期を同じくして、世田谷区立小学校の五年生児童十六名が海外派遣事業の一環でドゥブリング区を訪問しているため、世田谷区の児童とドゥブリング区内の学校との交流事業の様子を視察することなども予定しております。その他、詳細については、現在ドゥブリング区との調整中でございます。
訪問者につきましては、区長を含め、記載の四名を予定しております。
続きまして、2の台湾・高雄市の訪問結果です。七月三日の当委員会において、高雄市において、高雄市交響楽団附設青少年交響楽団と、せたがやジュニア・オーケストラの交流コンサートを行うことや、区長を初め、区職員の訪問について報告をさせていただきましたが、その結果について報告をいたします。
(1)せたがやジュニア・オーケストラの訪問についてです。交流コンサートは、七月二十八日午後三時から、会場は高雄市文化センター至徳堂で行われました。収容人数千七百人の席は満席となりました。演奏は、せたがやジュニア・オーケストラの演奏を三曲行った後、高雄市の交響楽団との合同で二曲が演奏されました。曲目は記載のとおりです。
交流コンサートの終了後にはロビーで交流会が行われ、セレモニーや軽食で児童生徒のみならず、保護者も交流いたしました。参加者の声を記載してございますが、区のジュニア・オーケストラ児童生徒からは、昨年七月に世田谷区で行われた交流コンサート以来の再会がうれしかった、コンサートを通して交流できて楽しかったなどの声がありました。また、保護者からも、市民間で交流できる機会があることはありがたい、今後も続けてほしいとの声がありました。
裏面をごらんください。(2)自治体間の意見交換についてです。訪問中に行われた区長や区職員による自治体間の意見交換について御説明いたします。
まず、高雄市政府文化局長との意見交換についてです。日程は七月二十八日、台湾側の出席者は林文化局長以下記載のとおり、世田谷区側は区長以下記載のとおりです。
意見交換の内容ですが、高雄市は文化事業に力を入れており、図書館や美術館などの文化施設が充実しております。文化・芸術交流をさらに深めていきたいとの表明がございました。また、市民交流に当たっては、ホームステイやホームビジットの可能性について、さらに双方が有する文化資源や特性を生かした子どもたちによる、これは教育交流も含めてですが、今後の交流についても意見交換を行い、充実させていくことで意見が一致いたしました。
その後、訪問中に関係部署との意見交換を行いました。日本台湾交流協会高雄事務所、高雄市政府文化局、高雄市政府運動発展局を訪問し、世田谷区と高雄市との交流の経緯、文化芸術、スポーツ交流について意見交換を行いました。
添付資料といたしまして、台湾高雄市訪問の概略を添付させていただきました。後ほどごらんください。
説明は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆阿久津皇 委員 高雄のコンサートですけれども、これ千七百人収容で満席ということで、すごいなと思うんですけれども、これはどうなんでしょう。割と一般の方がいらしていたのか、それとも、どこか学校の生徒さんたちでたくさん招待して来られていたのか。その辺等がわかったら教えてください。
◎大澤 文化・
芸術振興課長 私たちも訪問した日に、販売状況についてお伺いしたときに、事前に画面を見せていただいて、完売しましたという御報告を受けております。
その中で、例えば日本側、ジュニア・オーケストラですけれども、保護者関係で約九十名訪問したと伺っております。これは団体行動としてではなくて、個別に来ていただいているという形ですが、約九十名。それから、向こうの保護者も確かにいらっしゃるかと思いますけれども、ただ、大半はやっぱり一般市民の方がごらんいただいていたのかなと考えております。
◆阿久津皇 委員 高雄のジュニア・オーケストラがこちらにいらしたときは、保護者とか関係者だけだったのかなという印象だったんですけれども、そのぐらい先方はすごい熱がやっぱり強くて、多分それだけ、販売とおっしゃいましたけれども、それを広報されて、世田谷の子どもたちが来るということもあわせて広報していただけたと思うので、大変高雄の我々に対する熱意というのはすごく感じる報告だなと思うところなんですけれども、今後も文化交流を続けるとか、ホームステイのことをお話しされたとか、スポーツのこともありましたけれども、今後の交流で何か決まっていることというか、何かあればお聞かせいただきたいんですけれども。
◎大澤 文化・
芸術振興課長 まず、今後の文化交流につきましてですけれども、来年度につきましては、もともと高雄市側のほうともお話をしておりますけれども、東京二〇二〇大会でもあり、どうしても子どもたち、ジュニア・オーケストラ同士のこういった交流コンサートをやるには、双方同じ夏休み期間であるここしかないんですけれども、ちょうどオリパラ期間中にもぶつかりますので難しいですよというお話をさせていただいているところです。
その上で、それ以降どうしましょうかというお話の中では、例えば今後はパートごとの交流ですとか、そのような形でそれぞれやっていけないのかというようなお話も出てきております。また、今回先方のほうからありましたように、ここもやはり文化都市といいますか、美術館ですとか、図書館という部分で、かなりお話をいただいておりますので、そういった部分でも、覚書に基づいてどういったことができるのかということも含めまして、今後も向こう側のほうとも検討していきたいなと考えております。
◆阿久津皇 委員 ぜひ継続させて、発展させていただきたいと思います。
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(9)世田谷区における
外国人区民の意識・実態調査の実施について、理事者の説明を願います。
◎松田 国際課長 それでは、世田谷区における
外国人区民の意識・実態調査の実施について御報告いたします。
1の主旨でございます。区内の在住外国人人口は、八月一日現在で二万二千三百八人となり、年々増加の傾向が続いており、この四月のいわゆる入管法の改正による外国人人材の受け入れの拡大も踏まえ、今後もますます増加していくことが想定されます。多文化共生社会の構築に向け、生活者としての外国人支援を充実させることは喫緊の課題であり、区においても、ことし三月に策定した世田谷区多文化共生プランにおける重点施策の一つとして、生活基盤の充実を掲げているところでございます。
つきましては、区内在住の外国人の標準的な生活状況並びに区に対しての満足度及びニーズ調査を明らかにすることで、在住外国人の傾向の把握、外国人支援策の充実を図るための基礎資料とするために、今回調査を実施するものです。
2の調査概要です。調査期間は九月二十日から十月十一日の間です。調査方法は郵送により実施します。調査対象・方法ですが、令和元年七月一日現在、世田谷区に在住する十八歳以上の外国籍の区民から、層化二段階無作為抽出により、二千人を対象に実施いたします。調査票は、英語、中国語、ハングルに翻訳しており、調査対象者一名に対し、日本語版調査票、ルビに加え、外国語版調査票、例えば中国や台湾の方については中国語と日本語、韓国や朝鮮の方に関しては、日本語版とハングル版、その他の国籍の方には英語版を加えて送付いたします。
3の質問項目ですが、質問内容は、回答者の属性、言葉、日常生活、行政サービス、交流活動について、記載の質問数と内容等で伺います。
裏面をごらんください。
スケジュールでございますが、九月二十日から十月十一日まで調査を行い、十月から十二月にかけて集計、分析を行い、来年一月の男女共同参画・多文化共生推進審議会を経て、
区民生活常任委員会へ御報告いたします。
報告は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑、どうぞ。
◆小泉たま子 委員 オリンピックに向けてアメリカのホストタウンになっているわけですけれども、特にアメリカ人の方に対しての意識調査をするということは考えていらっしゃいませんか。
◎松田 国際課長 これは無作為で二千人を抽出しておりますので、全ての国籍の人たちが対象になります。
◆小泉たま子 委員 だから、私の質問は、これはわかっています。でも、ほかにアメリカの方々に対して、オリンピックに対しての何か一緒にやれるとか、わかりませんが、そういうことは考えていませんかという質問なんですけれども、つまり考えていないということですよね。それでよろしいですか。
◎松田 国際課長 調査に関しては、アメリカの方のみを対象にしたものというのは今のところ考えておりません。
◆ひえしま進 委員 この種の調査はかつてやったことがありますか。
◎松田 国際課長 平成四年度に、この規模でやったことはございます。
◆ひえしま進 委員 こういった調査は今後も定期的にやっていくという計画はありますか。
◎松田 国際課長 多文化共生プランというものが、五年に一度、この次、二〇二四年に策定予定でございます。計画をつくるに当たって、調査等を行うというのは区の計画をつくるときにはやっておりますけれども、今回二〇二四年に合わせますと、二〇二二年が調査の対象となってきます。今回の調査との間隔が短いということもありまして、これからの外国人の人数、増加の推移や状況を踏まえまして、今後調査をしていくか検討してまいりたいと考えております。
◆いそだ久美子 委員 アンケートの形式なんですけれども、選択制と、あと自由記入欄が多分、日常生活についてみたいなのがあると思うんですけれども、これは過去の調査で、手書きでいただいている、それ判読は大丈夫でしたか。
◎松田 国際課長 判読は頑張ってやろうと思っております。私どもには、区の職員で国際協力員ということで、いろんな言語ができる方もいらっしゃるのと、東京都のボランティア制度というものも活用できますので、何とか手書きで書いた部分については判読していきたいというふうに考えております。
◆いそだ久美子 委員 私の経験からも、例えばパソコンで打って印字したものでも提出可としておくと、少し読みやすいものも出てくるのではないかと思いますので、質問の項目などで検討いただければと思います。
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(10)平成三十年度(二〇一八年度)世田谷区第二次男女共同参画プラン取組み状況について及び(11)男女共同参画に関する区民意識・実態調査の実施について、一括して理事者の説明を願います。
◎小野 人権・
男女共同参画担当課長 それでは、平成三十年度(二〇一八年度)世田谷区第二次男女共同参画プラン取組み状況について御説明をいたします。
1の趣旨でございます。区は、平成二十九年三月に策定いたしました世田谷区第二次男女共同参画プランに基づき、各所管で各施策に取り組んでまいりました。本プランは、年に一回、施策の取り組み状況を公表するものとしており、このたび平成三十年度の取り組み状況をまとめましたので、報告するものでございます。
2の経過は、各所管での取り組み状況をまとめ、庁内で確認の後、条例に基づきます男女共同参画推進部会におきましていただいた意見を掲載し、報告書として確定いたしました。
3の報告書の内容は、別紙概要版で説明いたしますので、概要版をごらんください。概要版の一ページ目の左側の枠でございますが、こちらには、まずプラン全体をまとめております。プランの体系として、四つの基本目標があります。また、その下にはプランの進行管理をあらわした横帯がございますが、このプランは十年間のプランでございますので、後半の五年間のプランにつきましては、令和三年度に必要な検討の見直しを行い、令和四年度より後半の調整計画としていく予定でございます。
中央の欄以降が、各基本目標ごとにまとめたものでございます。
では、基本目標Ⅰ、あらゆる分野における女性活躍推進をごらんください。各基本目標ごとに、実績、評価、課題等をまとめております。表にございますように、プランの策定時には、各基本目標に三つの指標と数値目標を決めており、表の太枠が直近の実績となっております。
次の数値目標に対する評価と課題では、その実績数値に対する評価と課題をまとめております。1の区の審議会等の女性の占める割合、2の庁内の管理監督者の女性の占める割合とも、目標に向けて徐々にですが上昇しており、今後も一層取り組んでまいります。
次に、基本目標Ⅰにおける課題と平成三十年度の実績内容をごらんください。プラン策定時には、各目標には課題を挙げており、その課題を踏まえ、目標に向けて各所管が事業に取り組んでおります。ここでは、所管が取り組みました事業を抜粋してまとめております。各事業の平成三十年度の実績、評価、詳細につきましては、後ほど本編を御確認いただければと存じます。
最後に、実施内容の評価と今後の取り組みといたしまして、各事業の実施内容や実績をもとに、課題も踏まえ、全体的な評価と今後の取り組みをまとめております。今後もさまざまな媒体を活用した啓発、事業者の理解促進に継続して取り組むとともに、多様な働き方や活躍できる環境づくりを進め、女性活躍推進に取り組んでまいります。
次に、基本目標Ⅱ、ワーク・ライフ・バランスの着実な推進をごらんください。
表の数値目標の実績にございますように、仕事と家庭生活をともに優先している人の割合は、策定時よりも三・六ポイント上昇しております。数値目標に対する評価と課題にございますように、両立できる環境づくりをさらに進めていく必要があります。
基本目標Ⅱにおける課題と平成三十年度の実施内容は記載のとおりでございます。
最後の実施内容の評価と今後の取り組みでございますがワーク・ライフ・バランスの普及、男性の家庭参画や地域での女性活躍につながる事業を一層取り組んでいき、ワーク・ライフ・バランスの着実な推進を進めてまいります。
裏面にお移りください。基本目標Ⅲ、女性に対する暴力の根絶です。
数値目標の実績にありますように、DVの法律については認知度は下がっておりますが、DVと児童虐待が複合する事件の報道など、DVについての認知度はふえているのではないかと考えております。
そうした影響も考えられますが、次の8の指標に対しての実績は上昇しており、今後もDV及び制度についての正しい理解と啓発に取り組んでいく必要がございます。
基本目標Ⅲにおける課題と平成三十年度の実施内容は記載のとおりでございます。
最後の実施内容の評価と今後の取り組みにつきましては、昨年十二月に、区に配偶者暴力相談支援センターの機能をつくり、また、DV相談専用ダイヤルを開設するなど整備に取り組んでまいりました。今後もDV被害者支援とともに、若年層へのDV予防に向けた啓発など、さまざまな機会を捉え、女性に対する暴力の根絶に取り組んでまいります。
最後に基本目標Ⅳ、すべての人が尊厳を持って生きることができる社会の構築です。
数値目標の実績にありますように、がん検診の受診率は下がっておりますが、これは制度を見直し、一部を有料化したことの影響が多少あるのではないかという所管の回答でございました。今後も引き続き、周知の工夫をしながら受診率向上への取り組みが必要です。
性的マイノリティーの認知度につきましては、徐々に上昇しております。区では、平成二十七年度から同性パートナーシップ宣言事業を開始いたしました。平成三十年度末で累計八十七組の方が宣誓いたしまして、この八月二十日には百組となりました。
今後も、DVについては正しい理解と啓発に取り組んでいく必要がございます。
基本目標Ⅳにおける課題と平成三十年度の実施内容は記載のとおりでございます。
最後の実施内容の評価と今後の取り組みにつきましては、今後も男女により異なる心と体の健康、性的マイノリティーなど多様性、ひとり親への支援の事業を進めながら、目標達成に向け取り組んでまいります。
最後の枠の推進体制でございますが、こちらは男女共同参画社会の実現に向けた方策について、これまで御説明した基本目標について推進するために、三つの方策に分けたものでございます。それを記載しておりますので御確認ください。
最後の枠は、本編でも最終ページに記載しておりますが、男女共同参画推進部会の意見を取りまとめたものでございます。全体といたしましては、徐々にでありますが、目標達成に向け数字が少しずつ上昇しているとは思います。今後も継続して事業を行っていきながら、啓発についても積極的に取り組んでいくことが必要と考えております。
説明は以上でございます。
続きまして、男女共同参画に関する区民意識・実態調査の実施につきまして御説明をいたします。
先ほど御報告いたしましたプランでございますが、策定推進に当たっては、定期的に男女共同参画の意識や実態調査を行い、基礎資料としております。それに基づき今回調査をするものでございますが、調査は五年ごとに実施しており、前回は平成二十六年度に調査を行いました。
2の調査概要でございます。(1)調査期間は記載のとおりでございます。
(2)の調査方法は、今回は郵送調査に加え、新たに若者世代へウェブ調査を実施いたします。①の郵送調査の対象抽出方法は、記載のとおりでございます。調査数は前回と同じ三千人でございますが、区の人口の約二・三%が外国籍者の方ですので、その割合から外国籍者の方は八十人としております。②のウェブ調査は今回初めて行うものでございます。過去の調査でも、どうしても二十から三十九歳の方につきまして回答率が低いことから、今回は民間調査会社のウェブ調査モニターに登録しているこの年代の区民の方を対象に調査を実施いたします。
3の質問項目でございますが、実態調査は、経年調査としておりますので、基本、同じ質問を行いますので、今回も前回と同じ三十九問としておりますが、このうち四問を新設、四問を削除いたしました。新設の質問につきましては、記載にありますとおりでございます。
二ページ目をごらんください。削除した項目でございますが、介護の性別、役割分担の意識につきましては、過去二回とも一定の低い割合で推移をしているため、今回は調査から除きました。また、男性相談の必要性に関する設問につきましては、既に男性相談を実施しているために今回は削除いたしました。
ウェブ調査の設問につきましては、特にこの年代の意識の把握に必要な十項目に絞り、選定をしております。
4の
スケジュールは記載のとおりでございます。令和二年の本委員会にて結果を報告する予定でございます。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(12)世田谷区犯罪被害者等支援策の検討について、理事者の説明を願います。
◎小野 人権・
男女共同参画担当課長 では、世田谷区犯罪被害者等支援策の検討について御説明を申し上げます。
1の主旨にございますように、区は、庁内に犯罪被害者支援連絡会を設けるとともに、各所管で犯罪被害者等を支援してまいりました。昨年八月に、犯罪被害者支援条例の制定を求める陳情が区に提出され、十二月の第四回定例会で趣旨採択され、犯罪被害者支援策の検討を進めるものでございます。
東京都は、令和二年四月に条例の施行を予定しております。区での施策の検討におきましては、東京都との効果的な連携を視野に入れ、協議しながら、区として必要な支援策について検討してまいります。
2の区のこれまでの取り組みは記載のとおりでございます。
3の検討内容でございます。まず、犯罪被害者の方の状況把握と課題の整理を行い、支援対象者の範囲ですとか、具体的な支援策について、また、関係機関との具体的な連携について検討してまいります。さらに、地域社会での犯罪被害者を支える仕組みについても、あわせて検討してまいる予定でございます。
4の検討体制といたしましては、記載にございますように、関係部課長による庁内の検討体制を設け、必要に応じて、学識経験者、支援機関、支援団体、また世田谷区の男女共同参画・多文化共生推進審議会の男女共同参画推進部会からの御意見も聞きながら進めてまいります。
5の検討の進め方と予定でございますが、令和元年九月より検討に着手し、令和二年夏までに中間まとめを行い、以降、令和三年度からの施策の実施に向け、具体的な調整を進めてまいります。状況は本委員会で報告をしていく予定でございます。
参考は、区内の犯罪状況でございます。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 御質疑がありましたら、どうぞ。
◆畠山晋一 委員 単純に質問なんですけれど、この犯罪被害者の中で、特殊詐欺被害がここの中に入ってこないのは、もちろん凶悪犯よりも僕は凶悪なのかなと感じているものなんですけれども、それが入ってこないというのは、それはそれでまた別の調査をしているから、これとは相違しないということの感覚でいいんですか。
◎小野 人権・
男女共同参画担当課長 特殊詐欺につきましても、この中に件数としては入っております。この中のその他の中にありますが、この中に入っておりまして、ここではその他として千五百一件となっておりますが、詐欺といたしましては五百十七件でございます。ただ、特殊詐欺なのかどうかという、ちょっとその詳細についてはわかりかねます。
◆畠山晋一 委員 マスコミが騒いでいるから云々ということではなくて、やっぱり被害に遭っている方がいて、被害に遭った方も、心のケアの仕方が非常に安易にいくものではないというふうに聞いていますので、できたらその辺の犯罪被害も上げていただけるとありがたいし、実はその特殊詐欺の犯罪以上に日本で最も大きな問題になっているのは万引き。商店に対して世田谷区内にはあるわけですから、もちろん凶悪犯罪は絶対許せないことではありますけれども、その辺の数値も出していただけたら、より区民の実態に伴った形での報告になるかと感じていますので、お願いいたします。
◆岡本のぶ子 委員 一点、伺いたいんですけれども、この犯罪被害を、被害者への支援ということの検討と、一方で犯罪を犯してしまう方々に対して、今、世田谷区も保護司の方たちもいらっしゃいますけれども、再犯をしてしまう、繰り返してしまう、そういう方々へのケアというんでしょうか、そういう支援策を国として今打ち出していると伺っているんですが、例えば少年鑑別所のその場所を使った心理のプロフェッショナルの方々による性犯罪を繰り返す方々へのケアですとか、そういったことも今始めていると伺っていますが、そういう再犯を繰り返す方々への支援というか、更生といいますか、そういったことへの何か世田谷区として対応というか、相談につなげるということは考えていらっしゃるんでしょうか。
◎小野 人権・
男女共同参画担当課長 今回は犯罪被害者支援での検討ということで始めますが、その中では、専門家の方の意見ですとか、あとは実際に被害に遭われた方の意見ということも入れながら検討を進めてまいりますが、必ずその中では、加害者についての支援だとか、ケアということのお話も出るかとは思っておりますので、その中で御意見を聞きながら、今後、区としてどうしていくかということは、検討が必要あれば検討していきたいと思っております。
◆岡本のぶ子 委員 やはり再犯、繰り返している方が多いと伺いますので、凶悪な犯罪でない部分で。なので、そういったところを、きちんと世田谷区としても体制を考えていただきたいと思います。要望です。
○
中村公太朗 委員長 では、ここで理事者の入れかえが入るんですけれども、昼も早いですし、あと十件ぐらいなのでいっちゃっていいですね。ということで、十分間、トイレ休憩をここで入れさせていただきたいと思います。五十五分開始でお願いします。
午前十一時四十二分休憩
──────────────────
午前十一時五十四分開議
○
中村公太朗 委員長 委員会を継続したいと思います。
では次に、(13)世田谷区
環境基本計画(後期)素案について、理事者の説明を願います。
◎安藤
環境計画課長 それでは、
環境基本計画(後期)素案について御説明いたします。
まず、かがみ文をごらんください。1主旨ですが、平成八年に
環境基本計画を策定し、おおむね五年ごとに計画を見直してきました。前回の平成二十七年の計画策定以降、このたびの改定では、パリ協定の締結を踏まえた国や区の地球温暖化対策に関する計画との整合性を図ることとし、検討を進め、素案を取りまとめました。
2中間見直しの視点とこれまでの主な議論の内容ですが、区民、事業者、区が連携した行動の推進を明記した構成や内容への変更のほか、新たな課題や社会情勢の変化を踏まえ、重視すべき視点を整理、反映したことなどとなっております。
3これまでの検討経緯は記載のとおりです。
裏面をごらんください。4今後の
スケジュール(予定)では、九月十五日からのパブリックコメント、区民説明会を実施し、計画案を取りまとめ、三月の改定を目指し取り組んでまいります。
次に、資料概要版をごらんください。表紙をお開きいただき、一ページです。1世田谷区のめざす環境像ですが、自然の力と人の暮らしが豊かな未来をつくることを通して、環境共生都市せたがやの実現を目指します。2環境像の指標は、図にあるように、みどり率やエネルギー消費量など四つの指標となります。
二ページです。3計画の基本目標と各主体の役割では前期計画を踏襲した五つの基本目標のもとに、下の図になりますが、区民、事業者、区の役割に応じて、環境行動指針や区の施策を定めるとともに、今回新たに、参加しやすく短期的に効果が期待できる取り組みを、三者の協働リーディングプロジェクトとして設定しております。
おめくりいただきまして、三、四ページです。4施策の体系においては、今回新たに基本目標ごとに、右二列にありますように、SDGsの十七のゴール、百六十九のターゲットとの関連性を示してございます。
おめくりいただき、五ページ、六ページは、区民、事業者の環境行動指針と区の施策、そして、七ページ、八ページは、七つのリーディングプロジェクトの中から抜粋して紹介しております。
九ページをごらんください。推進体制、進行管理は記載のとおりです。
次に、資料、素案の本編の冊子をごらんください。本編からは、幾つかピックアップして御説明いたします。
まず、四三ページ、めざす環境像の実現のための取り組みでは、SDGsの考え方を取り入れ、分野横断的な取り組みの考え方を示しております。
七〇ページをごらんください。基本目標2【エネルギー】のところです。方針2―1では、施策の①再生可能エネルギーの活用による地産地消の推進、④大規模建築物等におけるエネルギーの有効利用の促進など七つの施策を予定しております。
七四ページ、方針2―2では、施策の①交流自治体との連携による再生可能エネルギーの利用拡大や、③再生可能エネルギーの導入促進を取り上げております。
次に、七七ページ、基本目標3【ライフスタイル】でございます。方針3―1では、一枚おめくりいただきまして、七九ページ、施策の⑦海洋プラスチックごみ問題への対応として、環境教育などによる意識啓発や地域における環境美化の取り組み、八一ページをごらんください。こちらのコラムでは、プラスチックごみ問題の国際情勢や区の取り組みなどを紹介しております。
一一八ページをお開きください。協働リーディングプロジェクトとして、海洋プラスチックごみ問題は、ごみのポイ捨てなども要因となっていることから、みんなのまちのクリーン大作戦として取り組んでまいります。
次に、少しお戻りいただきまして、九三ページ、基本目標4、地球温暖化に対応した地域社会づくりでは、特に九七ページの方針4―3、地球温暖化に適応した豪雨対策やヒートアイランド対策の取り組みとしまして、①グリーンインフラとしての施設整備に触れ、九九ページでも、グリーンインフラに関してコラムとして紹介しております。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(14)世田谷プラスチック・
スマートプロジェクトについて、理事者の説明を願います。
◎安藤
環境計画課長 それでは、世田谷プラスチック・
スマートプロジェクトについて御説明いたします。
本事業は、主に環境政策部と清掃・
リサイクル部が連携協力しながら取り組んでいくため、連名としております。
1主旨ですが、近年、プラスチックごみの海洋流出が国内外で大きな環境問題となっており、区民の健康や生活を脅かすおそれのある問題として捉え、区としての海洋プラスチックごみ問題への取り組み策として、
スマートプロジェクトを実施してまいります。
2の取り組み方針としまして、(1)区民・事業者への啓発、(2)プラスチックごみの河川から海への流出の防止をするための清掃活動の展開、(3)プラスチックごみの発生抑制を掲げております。
3の事業概要としまして、(1)①チラシ等による区民、事業者への周知啓発、②子ども向け環境学習イベントにおける環境教育、③ごみの収集カレンダーへの掲載を行ってまいります。
(2)①多摩川クリーン作戦は、毎年五月三十日のごみゼロの日前後に、地元小学校や区民ボランティア等による多摩川河川敷での清掃活動を実施してまいります。
②東京二〇二〇大会せたがやクリーンアップ作戦は、大会で世田谷に来られる方々をきれいな町でお迎えするため、区が区民、事業者、大学、商店街等へ呼びかけ、道路や駅前広場、河川敷など公共スペースの中から参加団体が清掃箇所を選んでいただき、それぞれ主体的に区内における一斉清掃活動を行っていくことを計画しております。清掃実施期間は、オリンピックが始まる前の一週間程度を想定しております。身近なまちづくり推進協議会などでは、環境美化のクリーンアップキャンペーンなどに取り組んでいただいておりますが、町会・自治会等の会議、まちづくりセンターなどを通して、この時期での参加協力を呼びかけてまいります。また、この清掃活動は単発のイベントで終わらせることなく、世田谷のレガシーとして次年度以降にも引き継いでまいりたいと存じます。
③区民、団体等による環境美化活動支援は記載のとおりです。
(3)プラスチックごみの発生抑制、①せたがやスマートショップ推進事業でございますが、区内の事業所で発生するワンウェイプラスチックや食品ロスを抑制するために、削減に取り組む小売店や飲食店を、スマートショップとして支援するものです。事業者に協力をお願いする取り組みとして、例えばレジ袋の辞退促進や、はかり売りや、ばら売りの実施、調理残渣の削減などを掲げております。こうした取り組みに御協力をいただけるお店を区のホームページ等で紹介するほか、お店の店頭に協力店であることを示すシールを張っていただくことを想定しております。
②エコバッグシェアは、区民の皆さんの自宅等で使われていないエコバッグを、区施設や区主催のイベント会場に持参してもらい、希望する方に提供してもらう取り組みです。今年度、環境エネルギー・ラボの会場などで試行実施し、来年度から本格実施をしたいと考えております。
③区としての率先行動としまして、区民まつりなどのイベントや会議等において、使い捨てプラスチック製品の使用削減や紙製品などの容器等の利用に努める。区施設の食堂や売店等において、使い捨てプラスチック製品などをできる限り使わないよう受託事業者に要請すること。職員個人も、職場や日常生活の中でマイバッグ、マイボトルの持参等に努めることとしております。
4今後の
スケジュールにつきましては、記載のとおりです。
説明は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆福田たえ美 委員 店舗とかに御協力をいただく場合に、例えばなんですけれども、世田谷区のプラスチック・
スマートプロジェクトの、何かわからないですけれども、ステッカーみたいのを張って、こういうののために今回はレジ袋を有料化しています、皆様も御協力くださいとか、何かそんなようなものも考えていらっしゃいますか。
◎庄司 事業課長 こちらのスマートショップのほうは、清掃・
リサイクル部主体で取り組むことを考えておりますが、今御指摘いただきましたとおり、シールというふうな御説明も差し上げているんですけれども、何らかの表示物ですね。シールかもしれないですし、これからまだ検討してつくりますので、決めてはいないんですが、シールですとか、もしかしたらちょっと小さいのぼり旗みたいなものですとか、そういった何らかの表示物をお店のほうで掲示していただいて、区の考え方に御協力いただいている店舗であるということで、できたらなというふうに考えております。
◆福田たえ美 委員 ぜひとも区民の方にも、この運動が伝わっていくような何か工夫もしていただくと、より理解が深まっていくかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆た
かじょう訓子 委員 子ども向けの環境学習イベントにおける環境教育というふうにあります。子どもというと、対象が区内の小中学校ということになるかと思いますけれども、区内の高校、私立も含めて、私立の学校、高校にも何か取り組みがあるといいんじゃないかなと思いますけれども、その辺の検討ってどういうふうになっているんでしょうか。
◎安藤
環境計画課長 現段階では、高校を対象とした環境啓発事業につきましては検討していなかったところでございますが、今後、高校生も含め、どういったことができるか検討してまいりたいと思います。
◆た
かじょう訓子 委員 実はうちには高校生と社会人になる娘がおりますけれども、私よりも環境問題については詳しいんですね。やっぱりそれは学校で、小中学校のときに学んだことが割と大きかったというふうに思うんです。すごくこれは大事なことだなと実感していますので、もちろん都も取り組むと思いますけれども、特に都立高校には声がけしやすいのではないかと思いますので、いろんなこの地域で行うようなボランティアについて、高校でも来年度からボランティア活動というのが位置づけられるというふうに聞いていますので、その辺をぜひこういった地域の活動にということで、お誘いいただけるといいかなというふうに思います。
◆ひえしま進 委員 使い捨てプラスチック製品とか容器包装の使用抑制というのは大事だと思うんですけれども、世田谷区においては、プラスチックは分別すると燃えるごみなんですよね。だから、自治体によっては燃やせないごみに分別しているところもあるようで、このプラスチックごみ自体は燃やせるんだと徹底することによって、この海洋流出が防げるっていう考えはないですか。
◎庄司 事業課長 御指摘のとおり、海洋プラスチックごみ問題というのは、不適切なことをされた、要するにポイ捨てですとか、そういうことをされてしまったごみが川に流れ、海に流れということで問題になっておりますので、これが世田谷区におきましては、御指摘のとおり燃えるごみとして適切に焼却処分を行っているということになりますので、きちんと皆様がごみの分別をして、焼却のルートに乗せていただければ、この海洋プラスチックごみ問題というのは、ある意味、世田谷区としては問題が発生しないというふうに考えておりますので、この件に関する啓発も引き続き進めていきたいというふうに考えております。
◆ひえしま進 委員 つまり燃やせるごみなんだという周知ということですかね。プラスチックが。
◎庄司 事業課長 現在の分別では、プラスチックは燃えるごみということになっておりますので、これをきちんと分別するということについての周知を引き続き行っていきたいというふうに考えております。
◆岡本のぶ子 委員 表題で、世田谷プラスチック・
スマートプロジェクトということで、関連して一つずつ、せたがやクリーンアップ作戦ですとか、こういったことが書かれて、実施期間等も書かれて、これは調整中ということですが、これはこれで大切なことだと思うんですが、このせたがやスマートショップの推進事業という中で、食品ロスのこともここにあわせて記載されているんですが、特にプラスチックのことのキャンペーンが今ここにはメーンになっていますけれども、ちょうどことし食品ロス削減推進法ができて、ことしの十月が、日本全体で食品ロス推進月間ということで国が銘打ちましたので、やはりこの食品ロスということを区民の方に意識づけをして、国民運動にしていくためには、国全体で十月をある意味で月間として決めておりますので、そこはそこできちんと啓発をすべきと考えますが、今回十月十四日の環境エネルギー・ラボ、世田谷会場等でエコバッグのシェアを施行するということが書かれているんですが、十月にこの食品ロスをしっかりと啓発するという一番のタイミングだと思うんですね。ことしスタートしたところですので。ここについての世田谷区の取り組みはちょっと弱いように感じるんですけれども、いかがでしょうか。
◎庄司 事業課長 十月の食品ロス削減月間につきましては、今お話しのありました環境エネルギー・ラボのうち、十月十四日月曜日の回のときに、フードドライブということと、あとは食品ロスの啓発を行う予定になっております。そのほかに、十月二十日の日曜日に、世田谷清掃工場環境フェアという毎年行われているものがございまして、こちらでフードドライブと食品ロスの啓発を行います。
それからもう一つ、十月二十六日の土曜日に、世田谷産業フェスタが予定されておりますが、こちらちょっとスペースの関係もございまして、食品ロスに関する啓発のパネル展示、こちらをさせていただく予定になっております。一応こういった形で、十月、三回実施をさせていただきます。
◆岡本のぶ子 委員 ぜひこの食品ロス、世田谷区民の方々に、先進的に世田谷区は食品ロス削減を推進していると思いますので、ここが区民の方々にさらに意識づけになる、動機づけになる機会にしていただければと思います。意見です。
◆阿久津皇 委員 名称というか、呼び名についてなんですけれども、プラスチック・
スマートプロジェクト、これはこれでいいのかなと思うんですが、その後に、せたがやスマートショップ推進事業、関連する事業なのでスマートとつけたと思うんですけれども、これだけだとスマホ的な、ICT的な音がするのかなと思うので、例えばですけれども、せたがや環境スマートショップとか、その辺、少し工夫は必要かなとちょっと思ったので、意見として言わせていただきます。
◆田中みち子 委員 阿久津委員の御指摘で、私もそのとおりだと思って、やっぱりこの
スマートプロジェクトだといろんなことを連想されるので、本当にわかりやすくごみゼロとか、本当にそれこそキャッチーな言葉をぜひ使っていただきたい。
あと、せっかくだから、区民に名前、プロジェクトについても、こういうプロジェクトが始動しますといって、ネーミングみたいなものを募集をかけてみるとか、またここで使うロゴみたいなものも、やっぱり子どもたちにもエントリーしてもらうみたいな形で、啓発も含めて、そんなことも検討できるのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎庄司 事業課長 せたがやスマートショップ推進事業の名称につきましては、今いろいろ御指摘いただきましたので、よりわかりやすい名称ということで、いただいた御意見も参考に、またちょっと考えさせていただきたいと思います。
◆田中みち子 委員 それと、今、冒頭で、今回の報告というのが、環境と清掃と、やっぱりちょっと関連する2つの部署でということだったと思うんですけれども、やっぱりこのプラスチックの発生抑制といったら、私たち消費者一人一人の意識を変えることこそ重要ということで、やっぱり消費生活課のほうにも加わっていただいて、そこの啓発というのをしっかり進めていただきたいと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
◎田中 経済産業部長 消費生活の視点でということで御質問を受けまして、当然にそのような視点というのは必要ですので、ちょっと今資料も手元にないので、そういった視点での何らかの区民へのアプローチというのは必要ではないかと認識しております。
◆田中みち子 委員 前回の委員会でも、たしか消費生活課の課長からの報告などもあって、エシカル消費だとか、あんなことで結構イベントも行われているような形で、結構積極的に行っているようなんですね。だから、ぜひ関連所管と連携すればもっといいものができると思うので、ぜひ御検討いただきたいと思います。意見です。
◆いそだ久美子 委員 二ページの下のほうに出ているエコバッグシェアという試みなんですが、区民の自宅などで使われていないエコバッグを持ち寄って、ほかの欲しい人に提供したらどうかというお話ですが、区民の自宅などで使われていないエコバッグが相当数あるということで、私も、もらっても使っていないものも結構家にあるなという気はするんですが、それがほかの人が希望して、提供して、シェアしてうまくできるのはいいんですけれども、エコバッグが使われていないのであれば、そのデザインですとか、それだってプラごみになってしまいますので、デザインとか何が悪いのかというところを区のほうで、例えばデザインを研究してそういう何かコンペをしてみるなりして、もう少しこのエコバッグというもののあり方を検討したほうがいいのではないかなと思うし、私も柄が余り激しいものとか、特定のメッセージが入っているものは使いづらいことがあります。男性はよく無地のものを持っているなという気はします。
その辺、ちょっとエコバッグそのものの工夫というのも視野に入れてはいかがでしょうか。
◎安藤
環境計画課長 現在エコバッグシェアについては、新たに区でエコバッグを作成して区民の方々にお配りするということは、現在のところは想定しておりません。区民の方々の御自宅に眠っている使われていないものがあれば、それをお持ちいただいて、また欲しい方に持って帰っていただくという取り組みをしてまいりたいというところから、まずは始めてみようということで考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
◆いそだ久美子 委員 シェアの行く末を見守りたいと思います。
◆田中みち子 委員 エコバッグをシェアするということで、大変いい取り組みだと思うんですけれども、一点だけに気になっているのが、香りの、においの
害、
香害という、やっぱり柔軟剤とか洗剤なんかの香りの
害でお困りの方、
化学物質過敏症の方っていらっしゃって、区内にももちろんそういう方はいらっしゃるんですね。
そうすると、エコバッグでシェアするのはいいんですけれども、その際に、例えば周知するときに、香りの
害で悩んでいる方がいるので――どうしたらいいんですかね。余りにおいの強い洗剤では洗濯しないでくださいも変ですよね。でも、何というか、ちょっと香りでお困りの方もいらっしゃるのに、そういったところでそれをシェアして、例えば子どもがかわいい柄だといって持って帰ったら、お母さんが
化学物質過敏症だったとか、どういうところで症状が出るかもわからないというところで、少し配慮があったほうがいいんじゃないかなと思うんですけれども、どうでしょうか。
◎安藤
環境計画課長 現在想定しておりますエコバッグシェアでは、新品または新品同様のものを提供していただくことを想定しておりまして、何ていいましょうか、使った後の香りづけみたいなことについては、洗濯の中でもしかしたらあるかもしれないんですが、それはお避けいただけるように、掲示等で新品あるいは新品同様のものということで周知をしてまいりたいというふうに考えております。そこから、まずは試行してみたいということでございます。
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○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(15)羽田空港の機能強化に関する飛行検査の実施について、理事者の説明を願います。
◎坂本
環境保全課長 羽田空港の機能強化に関する飛行検査の実施について御報告いたします。
まず、主旨でございます。羽田空港の機能強化の一つである新飛行経路の運用につきましては、平成二十六年八月に、国から首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会に、飛行経路の見直しが提案されました。この間、協議会を初め、関係会議等において騒音対策や落下物対策などの環境影響に配慮した方策について情報提供、意見の伝達、要望等が行われ改善を図られてまいりました。
こうした中、国は本年八月に、令和二年三月二十九日より、羽田空港における新飛行経路の運用を開始し、国際線の増便をすることを発表し、これに伴いまして、新飛行経路の運用開始に当たり、世田谷区上空においても飛行検査が実施されることが判明しましたので、御報告させていただきます。
次に、新飛行経路についてですが、一枚おめくりください。資料1の上に、羽田空港における滑走路の運用・新飛行経路図がございます。左が、全運航期間のうちの四割を占める南風時の新飛行経路、右側が、残りの六割の運行期間である北風時の新飛行経路でございます。運行時間は、それぞれ十五時から十九時の間で、実質三時間程度の運用でございます。
資料1の下は、世田谷区から近いところの拡大図になります。
表紙にお戻りください。次に、飛行検査の概要でございます。まず、飛行検査の目的になりますが、羽田空港の機能強化、新飛行経路導入による新たな航空保安施設の作動確認や新システムなどの評価でございます。
次に、検査日程ですが、令和元年八月三十日から十二月下旬、午前六時ごろから八時ごろを中心に行います。
資料2をごらんください。裏面になります。世田谷区上空を飛行する二つの飛行コースになります。飛行回数に関してですが、資料2の上にあります飛行コース、アーク飛行①―Cですが、高度三千フィート、約九百十五メートルを、赤色と青色の航路、それぞれ二十五回程度、各五十回程度通過するものになります。資料下のコースは、高度二千五百フィート、約七百六十メートルを一回程度通過いたします。いずれも定員六名の小型ジェットセスナ機を用いての飛行になります。
表紙にお戻りください。国土交通省の今後の予定でございますが、本年九月に空港周辺における建物等の設置の制限手続の開始をいたします。
令和二年一月に、実機である旅客機を用いた試験飛行を経て、夏ダイヤが運用されます三月二十九日より、増便の開始と、それに伴う新飛行経路の運用が始まります。
最後に、区民周知についてでございます。この飛行検査について、九月十五日の「区のおしらせ」に掲載いたします。また、区ホームページにおいては、国土交通省と東京都のそれぞれの羽田空港担当所管のページにリンクさせてございます。
御報告は以上です。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(16)放射線対策に係る
東京電力ホールディングス株式会社からの賠償金(平成三十年度分)について、理事者の説明を願います。
◎坂本
環境保全課長 放射線対策に係る
東京電力ホールディングス株式会社からの賠償金(平成三十年度分)についての御報告になります。
主旨でございます。これまで区が実施しました放射線対策の費用につきましては、
東京電力ホールディングス株式会社より、平成二十三年度から平成二十九年度分まで賠償金を受けております。このたび平成三十年度分の賠償請求を行ったところ、記載のとおり、賠償金の提示がございましたので御報告するものでございます。
請求額及び賠償額についてですが、請求額につきましては、十三万六千七百五十一円に対しまして、賠償額は同額の十三万六千七百五十一円でございます。
内訳としましては、流通食品検査の経費――これは食材の購入費を充ててございます――として七万千九百五十一円、区民健康村井戸水の放射性
物質検査委託料が六万四千八百円でございます。
次に、本件の取り扱いですが、請求額と賠償額が同額であることから、今後、
東京電力ホールディングス株式会社と区で合意書の取り交わしを行います。
今後の
スケジュール(予定)ですが、十月に合意書を提出した後、十一月に賠償金が支払われる予定でございます。
最後に、今後の対応についてです。区では、区民の不安を払拭するため、放射線対策として食品の放射性
物質検査、定点測定を継続して行っている状況を
東京電力ホールディングス株式会社に伝えることと、
東京電力ホールディングス株式会社により、新たな賠償項目の案内があった場合は、精査の上、請求していくことを考えております。
御報告は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
中村公太朗 委員長 では、(17)八幡山一丁目
スーパー跡解体・除染工事について、理事者の説明を願います。
◎坂本
環境保全課長 八幡山一丁目
スーパー跡解体・除染工事について御報告いたします。
本件は、福祉保健
常任委員会、文教
常任委員会とあわせた御報告になります。
まず、主旨でございます。かつて高放射線量が検出されて対策を用いた八幡山一丁目の民有地におきまして、土地所有者である全国農業協同組合中央会より、現存するスーパー跡の建築物の解体工事に伴い、地中に残存するおそれのある放射性
物質の除染を行うに当たり、周辺の方々への説明等を行いたいという旨の連絡がございましたので御報告させていただきます。
経緯についてですが、敷地面積四千三百三十二平米ございます当該地では、平成二十三年十月に、土壌より国が定める基準値を超えた放射線量が検出され、原因
物質がラジウムであることが判明いたしました。このため、土地所有者により高放射線量が検出された箇所の放射線源の掘削撤去及びアスファルトなどによる遮蔽処理を行い、平成二十四年十一月に基準値以下であることが確認され、現在の原子力規制庁でございます文部科学省放射線対策課により、放射線障害のおそれはないことが公表されております。
敷地概要は記載のとおりでございまして、裏面に案内図を載せさせていただいております。
表紙にお戻りください。次に、本工事の進め方ですが、工事計画については、原子力規制庁の指導を受けた工法にて全中が工事を進めます。事前準備として、地表面の放射線量を再測定いたします。
建屋の解体工事は大きく二つに分かれ、地上部分の解体工事と地中の土壌にかかわる基礎や床の除去工事の二段階で行われます。地上部分は通常の解体工事を行い、基礎等の除去については、粉じん等が飛散しないように陰圧にした固定されたテントの中での工事になります。また、駐車場部分に関してはランダムにボーリング調査を実施し、基準値を超える数値が検出された場合は、可動式のテントを設置し、基準値以下になるまで除染を行います。
裏面をごらんください。区の対応についてですが、地域住民の安全と安心を確保するために、原子力規制庁及び警察、消防等の関係機関と連携を密にし、土地所有者であり、工事事業者でもあります全中に対して、近隣住民や周辺施設利用者等への工事状況の周知等について支援をしてまいります。
最後に、今後の
スケジュール(予定)につきましては、九月中旬以降、全中による説明会の後、工事開始と全中に確認しております。
御報告は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑、どうぞ。
◆た
かじょう訓子 委員 九月の中旬に地域住民を行うということですけれども、これは区が行うものではないですけれども、例えば区民生活には大変関心があった件だというふうに思うので、地域の方に広くぜひ知らせていくことが必要だというふうに思うんです。ぜひ全中のほうに、どの範囲に知らせるのかということなど聞き取りをしていただいて、それでなるべく広い地域の方に広報するように、ぜひお願いしたいと思いますけれども、どうでしょうか。
◎坂本
環境保全課長 今回の工事に関して、前回、二十三年度に放射線が検出されたときのチラシを配布した範囲をJAの全中に示し検討を行ってございます。また、近隣の公共施設がこの間、変わっていることもございまして、施設利用者への周知方法を各関係所管課と今後も検討してまいります。全中にもそういったことをお伝えしていく所存でございます。
◆た
かじょう訓子 委員 ぜひ進めてください。本当にこのことを覚えていらっしゃる方が多いですから、ぜひお願いしたいと思います。
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(18)学校等の耐震再診断を踏まえた補強工事の基本方針について、理事者の説明を願います。
◎香山 工業・ものづくり・
雇用促進課長 それでは、学校等の耐震再診断を踏まえた補強工事の基本方針について御報告いたします。
なお、本件は企画総務委員会、福祉保健委員会、文教委員会とのあわせ報告になっております。
まず、1の主旨でございますが、学校等の公共施設三十一施設の耐震性能の再診断につきましては、本年五月と六月に全ての確定値と今後の対応につきまして、また体育館につきましては、補強工事に必要な資材不足から、補強工事の施工時期の変更につきまして御報告するところでございます。
本件は、校舎棟、ものづくり学校(旧池尻中)及び職員研修会場・事務室、旧厚生会館も含めた補強工事計画を作成し、施設所管との調整を進めていくための御報告でございます。区民生活委員会では、ものづくり学校が該当しております。
2の基本方針についてですが、(2)のものづくり学校(旧池尻中)をごらんください。ものづくり学校は、事業者との契約終了後、令和二年度以降にIs値〇・六以上を確保する補強を行ってまいります。3の耐震補強工事計画ですが、原則として、2の基本方針に基づき進めてまいります。
裏面をごらんください。年度ごとに工事対象施設を記載しております。
次に、4のその他ですが、今後はこの計画に従い、工事経費等の予算要求を行ってまいります。第三回定例会にて、令和二年度の耐震補強工事の経費を計上する予定となっておりますが、ものづくり学校(旧池尻中)につきましては該当しておりませんので、含まれておりません。
御報告は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(19)世田谷区
一般廃棄物処理基本計画中間見直し(素案)について、理事者の説明を願います。
◎庄司 事業課長 それでは、世田谷区
一般廃棄物処理基本計画中間見直し(素案)について御説明いたします。
策定の目的でございますが、清掃・
リサイクル部では、平成二十七年度から令和六年度までの十年間を計画期間とした世田谷区
一般廃棄物処理基本計画を策定して事業を展開しているところでございます。当計画は法定計画で、区の一般廃棄物に関する施策の方向性を総合的に明らかにするものでございます。また、現計画の実施期間中ではありますが、計画策定から五年が経過し、2Rの推進という基本的な方向性については現計画と変更ありませんが、この間の国際的な流れや国の計画などを反映して、施策の追加や既存施策の充実を行う一方で、計画の指標の目標である区民一人当たりのごみ量の削減が計画以上に進んでいることから、目標についても修正し、中間見直しとして素案を作成いたしました。
なお、本素案の作成に当たり、環境審議会から御意見をいただいて反映しております。
それでは、修正内容の御説明です。A3判の概要版をごらんください。左上の計画の概要は、ただいま御説明した修正の背景等を記載しています。
次の清掃事業の課題については、人口のデータ等について最新のデータを加えていますが、課題自体に変更はございません。今回の一番大きな変更点は、左側一番下のごみ減量目標の変更です。現計画では、令和六年度の区民一人一日当たりのごみ排出量を四百九十二グラムとしていますが、計画以上にごみが減少している点を踏まえて、さらに十グラム削減し、四百八十二グラムに修正しています。
右ページの基本理念及び施策の体系図には変更がございません。
裏面をごらんください。ごみ減量目標の達成に向けて、国際的な流れや国の計画等を反映して、追加、充実した主な施策について御説明いたします。
施策1、2R行動の促進ですが、五月に制定された食品ロス削減の推進に関する法律により、より一層の施策の充実が求められることから、食品ロス削減に向けたさらなる取り組みを記載しています。また、プラスチックに関する国際情勢を反映して海洋汚染の原因となるレジ袋やストローなどの使い捨てプラスチックの削減について追加しています。
施策2の分別の徹底とリサイクルの推進では、現在、区として資源化ルートを設定しているのに分別されていない資源化可能物がごみの中に二〇%程度含まれていることから、資源回収の推進を追加、充実しています。
施策3については、安定的な収集、処理を推進するための適正排出を推進する施策について、記載のとおり追加、充実をしています。
施策4の情報提供と意識啓発ですが、ごみ減量のためには、区民や事業者へのごみ減量に対する普及啓発が重要ですので、施策の充実を図るとともに、モバイルデバイスを活用したアプリ等の情報提供ツールに関して追加しています。
最後の右下の囲みには、区はなぜ2Rをより重点的に推進するかという理由を、計画の本文から抜粋して記載してあります。
概要版は以上ですが、素案本体について若干補足説明させていただきます。
まず、冒頭の三ページをお開きください。こちらに、冒頭で説明しました国際的な変化や国の計画に関して、パリ協定やSDGsに加え、G20大阪サミットでの海洋プラスチックごみ問題についての議論を掲載しています。
これを受けまして、二六ページ、それから二七ページをごらんいただきたいんですけれども、この二ページにわたりまして、近年、特に話題となっております廃プラスチックの収集と処理に関して、区の現時点での考え方を追記いたしました。区としては、現状のサーマルリサイクル、燃えるごみとして焼却処分、これによる発電を継続しながら、より環境負荷の少ない手法について調査研究を続ける旨を記載しております。
それでは、かがみ文の裏面にお戻りください。こちらに今後の
スケジュール、記載のとおり、お示しさせていただいております。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑、いかがでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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中村公太朗 委員長 (20)家庭ごみの
組成分析調査及び計量調査(令和元年度)の結果について、(21)事業系ごみの
組成分析調査及び計量調査(令和元年度)の結果について、一括して理事者の説明を願います。
◎庄司 事業課長 それではまず、家庭ごみの
組成分析調査及び計量調査(令和元年度)の結果について御説明いたします。
1の調査の目的でございますが、家庭から排出されるごみの分別状況と排出状況を把握するとともに、一人一日当たりのごみ資源の排出量を把握し、廃棄物施策検討の基礎資料とするものでございます。
2の(1)調査対象地区、(2)調査日程は記載のとおりでございます。なお、過去の調査結果との比較を行えるよう、毎年同じ地区と日程で調査を実施しております。
2の(3)調査結果の概要でございます。可燃ごみの組成分析では、生ごみ、プラスチック類、紙類が上位三種類で、ここ数年同様の順位となっております。
表の下に記載してございます可燃ごみに含まれます現在分別回収していて、資源化ルートのある資源化可能物、これは二二・二%で、昨年より三・〇ポイント増加しております。内訳は、紙類、布類、ペットボトル等のプラスチック類などでございます。
次に、不燃ごみの組成分析では、陶磁器、缶類以外の金属類、小型家電が上位三種類で、昨年度と同様の順位となっております。表の下に記載してございます不燃ごみに含まれます現在分別回収していて資源化ルートのある資源化可能物は二四・六%で、昨年より四・二ポイント増加しております。内訳は小型家電、びん類、飲食用のスチール・アルミ缶などでございます。
なお、缶類以外の金属類につきましては、現在分別収集はしておりませんが、不燃ごみとして収集後に選別し、資源化をしております。
裏面をごらんください。計量調査の結果でございます。調査結果から、一人一日当たりのごみ・資源排出量を出しております。可燃ごみ、不燃ごみとも昨年より減少しております。資源につきましては、全体として昨年より増加しており、特にガラスびんが大きく増加をしております。
家庭ごみは以上でございます。
続きまして、事業系ごみの
組成分析調査及び計量調査の結果について御説明いたします。
1の調査の目的でございますが、事業者から排出されるごみの分別状況と排出状況を把握するとともに、一事業者一日当たりのごみ資源の排出量を把握し、廃棄物施策検討の基礎資料とするものでございます。
2の(1)調査対象、(2)調査日程は記載のとおりでございます。なお、過去の調査結果との比較を行えるよう、前年度に調査した事業所のリストに基づいて調査を実施しております。
2の(3)調査結果の概要でございます。可燃ごみの組成分析では、生ごみ、紙類、プラスチック類が上位三種類となっております。表の下に記載してございます可燃ごみに含まれます現在分別回収していて資源化ルートのある資源化可能物は二一・七%で、昨年より五・九ポイント減少しております。内訳はリサイクル可能な紙類などでございます。
次に、不燃ごみの組成分析では缶類以外の金属類、小型家電、その他不燃が上位三種類となっております。表の下に記載してございます不燃ごみに含まれます現在分別回収していて資源化ルートのある資源化可能物六・一%で、昨年より二・八ポイント増加しております。内訳は飲食用のスチール・アルミ缶、ガラスびんなどでございます。
次に、資源の組成分析では、段ボール、雑誌、本、ペットボトルが上位三種類となっております。
裏面をごらんください。事業所別の一日当たりのごみ資源の排出量を計量したものになります。事業系ごみについては以上でございます。
詳細につきましては、配付させていただきました世田谷区家庭ごみ・事業系ごみ・
組成分析調査及び計量調査報告書をごらんいただければと思います。
報告は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 御質疑がありましたら、どうぞ。
◆小泉たま子 委員 他の自治体で家庭ごみを有料化するとごみが激減するわけですけれども、世田谷では今そのことについて、世田谷区の家庭ごみの有料化については何か議論に入っているんでしょうか、何も出ていないんでしょうか、どうでしょうか。
◎庄司 事業課長 ごみ収集の有料化につきましては、先ほど御説明しました
一般廃棄物処理基本計画の中でも、三五ページの一番上のほうになりますが、ごみ減量に効果があると言われている家庭ごみの有料化について効果や課題、手数料の活用方法などについて検討を行いますということで、検討課題というふうには認識してございます。
◆小泉たま子 委員 もうそろそろ時期が来ているのではないかなという気もいたしますので、御検討してください。
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中村公太朗 委員長 では続きまして、(22)
自動車事故の発生について、(23)
自動車事故の発生について、あわせて理事者の説明をお願いいたします。
◎大石
玉川清掃事務所長 本件につきましては、七月三十日、当委員会に口頭で
自動車事故が発生したことについて報告させていただきました。今回改めて御報告するものです。
1の事故の概要でございますけれども、発生日時、発生場所、相手方は記載のとおりです。
事故内容につきましては、裏面をごらんください。
玉川清掃事務所職員二名が、ふれあい指導業務のため、軽小型貨物自動車で次の職場へ移動するために、世田谷区野毛三丁目二十二番地先の押しボタン式信号がある丁字路の交差点を多摩堤通りへ右折しようと一時停止いたしました。その後、建物、マンションにより確認しづらい左側に注意が集中し、確認を十分せずにゆっくりと右折したところ、車両右側より、右側というのは二子玉川から大田区方面ということでございますけれども、直進してきたバイク乙車両に気づくのがおくれ、衝突してしまったというものです。なお、乙は、その後病院に搬送されております。
表面にお戻りください。5損害の程度ですが、甲は人身なし、物損として車両前面損傷。乙は、人身が左足関節――これはくるぶしの医学用語のようです――開放骨折ほか、複数個所の骨折と、物損として自動二輪車の損傷になります。
2の事後の対応でございますけれども、相手方の入院先に、十分には確認せずに右折したためにこのようなことになったということにつきましては謝罪するとともに、誠意を持って示談交渉に当たっているところでございます。
再発防止を徹底する必要がありますので、ドライブレコーダーの映像を確認した上で、まずは当該職員から私が直接状況を確認しました。ゴールド免許の所持者でありながら、うっかりではあっても十分な確認を怠り、事故を起こしていることから、厳重注意するとともに、改めて交通法規を遵守することは当然のこと、右左折時には周辺車両に十分に注意を払い、安全確認を怠ることのないよう、当該職員を指導しました。
また、翌朝のミーティング時に全職員に対して、安全運転等の周知徹底を図ったところです。今後も事故防止に向けて職員への指導を行ってまいります。
報告は以上です。申しわけありませんでした。
◎金澤
砧清掃事務所長 引き続きの事故発生報告で申しわけございません。砧清掃事務所での
自動車事故の発生について御報告させていただきます。
それでは資料をごらんください。事故の状況ですが、(1)に記載のとおり、七月二十七日の午前に、船橋一丁目、有隣病院の近くの路地で清掃車両が民家の塀に接触してしまったということでございます。
事故の現場は、資料の裏面に位置図を載せましたので、ごらんいただければと思います。簡単に申し上げますと、当方の清掃車両、小型プレス車ですが、収集を行っている最中に、次の集積所に向かうため左折をいたしました。狭い路地でしたので、左側に車両を寄せる必要があったのですが、寄せ過ぎてしまったということ。それから、側溝が塀側に傾斜をしていたために、車両が左に傾いてしまって、民家の塀の上部をこすってしまったというものです。すぐに相手方におわびをして状況説明も行ったところでございます。
それでは、資料の表面にお戻りください。2の事後の対応をごらんください。(1)に記載しましたとおり、現在も相手方と誠意を持って示談交渉に当たっております。(2)ですが、再発防止を徹底する必要がございますので、当該運転手から私が直接状況を聞きまして、ドライブレコーダーの映像を見ながら問題点を確認いたしました。その上で厳重注意をしたところです。
また、玉川と同様に、全運転職員に対しても事故の発生を防ぐ必要がありますので、再発防止のため、事故状況を説明して注意徹底を図りました。大変申しわけございませんでした。
説明は以上でございます。
○
中村公太朗 委員長 御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
中村公太朗 委員長 では続きまして、(24)その他ですが、何かほかに御報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村公太朗 委員長 なければ、以上で1報告事項の聴取を終わります。
◆た
かじょう訓子 委員 聞き忘れたことが一点ありまして。
○
中村公太朗 委員長 何の話ですか。
◆た
かじょう訓子 委員
債権管理重点プランについてちょっとお伺いしたいんですけれども、いいですか。戻っちゃいますけれども。
○
中村公太朗 委員長 では、その他のところでお願いします。
◆た
かじょう訓子 委員 わかりました。
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○
中村公太朗 委員長 では、2の資料配付ですが、レジュメに記載の資料を席上に配付しておりますので、後ほどごらんください。
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○
中村公太朗 委員長 次に、3協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催についてですが、外郭団体から経営状況等の報告を聴取するための委員会を、明日、九月三日の午前十時から第五委員会室、いつものここではありません。第五委員会室で開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村公太朗 委員長 では、そのように決定いたします。
なお、明日の委員会には事前に配付した経営状況に関する書類を忘れずにお持ちくださいますように、お願いいたします。
以上で、3の協議事項を終わります。
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○
中村公太朗 委員長 その他、何かありますか。
◆た
かじょう訓子 委員
債権管理重点プランについてです。御報告の中で、ちょっと変化があったなと思っているんですけれども、もちろん債権を回収することは重要なんですけれども、学校の給食費のところで、ちょうど倍以上に債権がふえて、前年度と比べてふえたということですけれども、区民生活の中で何か大きな変化があったのかということとか、そういった背景について、研究というか、どういうことなのかということを、作業をされておられるかどうかというのをちょっと伺いたいと思います。
◎笹本 市民活動・生涯
現役推進課長 給食費につきましては、私会計から公会計、いわゆる校長先生が集めていたことから、制度を変えまして区の歳入として公金化するという変化がございましたので、それに伴って額のほうが変化しているというふうに、所管の教育委員会のほうから伺っております。
◆た
かじょう訓子 委員 変わった年の二十九年は下がった、微減したんですね。ところが倍にふえているということがありますので、そういった変化というのは区民生活に何らかの変化が起きたというふうに捉えていただければなと思うんですね。そういったことを踏まえた施策というのが多分必要だと思いますので、ただ強化するということではなくて、何らかの変化があったんだということで、そこをぜひ探っていただきたいというふうに思います。
というのは、子どものいる家庭の区民生活に変化があっただろうということだと思うんですね。そうなった場合に、例えば子どものいる家庭の暮らしが変わったということであったら、生活再建に何かつなげられるような取り組みが必要なのかとか、そういったことにつながると思うんですね。
その辺どのように見ておられるのか。先ほどお答えありましたけれども、そういった目で債権の状況についても捉えていただけたらと思います。意見です。
○
中村公太朗 委員長 ほかになければ、以上で本日の
区民生活常任委員会を閉会いたします。
午後零時五十六分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
署名
区民生活常任委員会
委員長...