○
高久則男 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
高久則男 委員長 次に、(2)ひきこもり
実態調査(
アンケート)の実施について、理事者の説明を願います。
◎山本
生活福祉担当課長 ひきこもり
実態調査(
アンケート)の実施について御報告と御説明をさせていただきます。
記書きの1にございます背景及び目的でございます。
昨今、報道等でも話題となっておりますが、仕事や学校に行けず、家族以外の方との交流をほとんど行わず、長期間にわたって自宅に引きこもっている状態の方、いわゆるひきこもりの状態にある方の年齢が高齢化してきていることが社会問題となってきております。とりわけ八十代の親がひきこもりの状態にある五十代の子どもと同居していることで、経済問題や介護の問題などにつながっている八〇五〇問題は、区といたしましても、
当事者たちだけの問題ではなく、地域の問題として取り組んでいかなくてはならない問題と考えております。
昨年十二月に内閣府で四十歳から六十五歳の方について、ひきこもりの方について調査を行ったところ、およそ一・四五%の方がひきこもり状態である可能性があるという結果が出されました。世田谷区に当てはめますと、およそ四千八百人程度がひきこもり状態にあると推測されております。
以上の背景を踏まえ、具体的な支援のあり方について検討を進めるために、まずは民生・
児童委員に御協力いただき、区内の四十歳以上を含むひきこもりの方の
状況把握を目的とし、
実態調査(
アンケート)を実施いたします。
2の
アンケートの概要でございます。
対象は、世田谷区の全
民生委員・
児童委員の
担当地区を持つ方、五百四十五名でございます。調査の時期は、ことしの六月中旬から七月下旬で、内容は、
民生委員・
児童委員として受け持っている地域、
担当区域において次に該当する方がいるかどうか、また、該当者がいる場合、その方の状況等を
アンケート形式で回答するものでございます。
別にホッチキスどめで民生・
児童委員宛ての依頼文と
アンケートの調査票をつけてございますので、後ほどごらんいただければと思います。
また、該当となる方は、こちらに記載のとおりで、年齢が十五歳から六十五歳前後の方で、次のいずれかに該当する方と設定しております。こちらは国の調査や、ほかで民生・
児童委員向けに
アンケートを行っている茨城県、島根県の調査を参考にさせていただき、設定をしております。
①が、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに六カ月以上続けて自宅に引きこもっている状態の方、②仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流はないが、時々は買い物や自分の趣味のために外出することもある方と設定しております。
配布方法は、六月の
民生委員児童委員協議会の
地区民協において配布をしまして、七月の
地区民協で回収をするということです。
また、こちらの
アンケートと並行しまして、家族会や
支援機関等を通じて、ひきこもり当事者の声、家族会の、あるいは団体等の意見を聴取する予定でございます。
また、さらなる
実態把握のための
調査実施も含め、検討を進めてまいります。
裏面をごらんいただきまして、スケジュール(予定)ですが、繰り返しになりますが、六月中旬から下旬にかけて各
地区民生委員児童委員協議会にて調査票を配布し、ひきこもり当事者や
関係支援機関、
関係団体等への意見聞き取り等も並行して行う予定でございます。また、七月下旬から随時、
地区民協にて調査票を回収しまして、八月上旬から中旬にかけて調査票の集計作業、
調査報告書を作成する予定でございます。また
報告書等ができましたら、結果の報告ということでさせていただく予定でございます。
○
高久則男 委員長 ただいまの説明に対し、御質疑ありましたらどうぞ。
◆菅沼つとむ 委員 これは、一点目が、十五歳から六十五歳まで絞ったという理由が一点。
それから、これは、ひきこもりの人に
アンケートってとれるの。親だとか、ほかのほうからもらってくるの、これは。
◎山本
生活福祉担当課長 まず、一点目、年齢が十五歳から六十五歳前後の方としておりますのは、やはり十四歳以下の方は子どものカテゴリーに入りまして、今、我々が課題としているのが四十歳以上のひきこもりというところになっております。十五歳以上の方々を調査することで、長期間ひきこもりにある状態の方をある程度把握できるものと考えて設定をしております。
それから、二点目のひきこもりの方への
アンケートを直接できるかというお話ですが、今、この
アンケートにつきましては民生・
児童委員へ
アンケートをする予定でございます。民生・
児童委員がお知りになる範囲で、こういった該当となる方がいるかどうかということをお聞きする調査となっております。
委員お話しのように、ひきこもりの方に直接
アンケートをするのは非常に難しい状況だと考えております。今後は、そういった方の声も、やはり聞く必要はあるとは考えておりますので、家族会や、あるいは
支援機関等を通じまして、ひきこもりの方の声を聴取するということも検討してまいりたいと考えております。
◆菅沼つとむ 委員 ちなみに、教えてもらいたいんだけれども、世田谷というのは何人ぐらいいるの。大ざっぱで。全部で。
◎山本
生活福祉担当課長 世田谷区にひきこもり全体の数ということでおっしゃられているのかと思うんですが、まず、三十九歳未満では四千四百人というふうに推定されております。また、四十歳以上が、先ほど申し上げた四千八百人になりますので、合計で九千二百人ということで推定されております。
◆
大庭正明 委員 社会的な事件等があって、それが報道されることによって、その周辺にいらっしゃる方の相談が、問い合わせとか相談が急増しているというような報道があったんですけれども、世田谷区ではどうなっておりますか。
◎山本
生活福祉担当課長 現場の感覚では、ちょっと正確には把握しておらず、正確なお答えができないので申しわけないですが、今、現状としては、それほど区の
相談機関でふえたということは、報告は上がってきておりません。
ただ、東京都の、よく報道で目にされるかと思うんですが、東京都のほうではひきこもり
サポートネットという、ひきこもりのための
相談機関がございます。そちらでは倍増しているということで聞いております。
◆
大庭正明 委員 世田谷区では
相談窓口というのはないの。
◎山本
生活福祉担当課長 世田谷区では、三十九歳以下のひきこもりの方については
メルクマール世田谷という機関がございます。四十歳以上の方のひきこもりに関する
支援機関というのは、今のところはそういった対象者ということで絞ったものはございません。
◆
大庭正明 委員 今回の調査というのは、三月の
予算委員会のときに、うちの
田中優子議員がこの件について質問していて、当面、「まずは、
民生委員児童委員への
アンケート調査の実施や、当事者の声を直接聞いた上で、引き続き効果的な
調査手法を含め、
実態調査の実施について検討してまいります」というのを、三月の中旬の段階で、まだそういう、何ていうか、世の中を刺激するような動きというのが報道されていない時点では、こういう答弁だったんだけれども、かなりちょっと切迫した状況というのは、社会的な情勢もあって、ちょっと早まったというかな。検討段階だったのが、答弁がね。
予算委員会では。余りそんなやる気があるような、なさそうな感じだったんだけれども、ここに来てやるということで、それはいいんですよ。
いいんですけれども、やる以上は、この調査をやって当然いろいろ出てきますよね。要するに、何件かというか、その対象の件数が出てくる。では、それに対してどういう今度は手当てをするんだというね。今度は、調査するというだけだと、しっ放しで、その先というのは当然出てくるわけだから、ゼロということはあり得ないわけだから。それの受け皿というか、その手当てはどういうふうなもくろみがあるのかということですよ。
当然これは先のある話ですから。先は結果が出る。結果が出たら、それに対して、今度は世田谷区としてはこういう手を打つということが用意されて初めて、この調査というのは意味があることというか、つながることで、調査すること自体が目的ではないから、その受け皿というの。今後、年末、年度末、八月以降か。夏以降、秋にかけて結果が出てくると。おおよその。それについてどうするつもりなの。世田谷区は。
◎山本
生活福祉担当課長 委員おっしゃられるとおり、
実態調査をやって終わりということではなく、やはりこれをもととしまして、区としての施策を今後検討していく必要があると考えております。ほかの調査の実施も含めて今後検討するという中で、やはり施策の検討ということも進めてまいりたいと考えております。
◎板谷
保健福祉部長 大庭委員おっしゃられたとおり、三月のほうで議会のほうからお話は受けております。それで、まずは調査ということで、その
調査自体も、どう実態に近い効果的な調査ができるかということで、この間もやったんですが、島根、
茨城あたりでは民生・
児童委員に聞いているということ。ただ、国のほうの調査でも、先ほど課長が言ったような調査はありましたけれども、全国で五千人の対象しかしていないということで、その
調査自体もどうなのかなと少し疑問は感じるところです。
現在、ひきこもりに対しましては、
都道府県、
政令指定都市に
支援センターということで二十一年度から事業は行われています。そこでは相談を受けたり、一部
アウトリーチをしたり、あるいは、先ほど少し話があったネットワークで集まる場みたいなところがあるようです。
今後どうするかということで、私どももどこから始めるのか、財源等々を継続するための確保ということもありますので、その辺から組み立てをしていかないといけないと思うんですけれども、ちょうど今回、六月に国の
経済財政諮問会議のほうで原案ということでまとまった中で、少しロスジェネという対策という、ちょっと観点もあるんですけれども、その中で、これからどうしようかということが少し記載がしてあって、まずは調査、少しあるんですけれども、そういう引きこもったりというような方に対して、まずは調査ということで、各
都道府県において
支援対象者が存在する
基礎自治体の協力を得て実態、ニーズを明らかにし、その結果に基づき必要な支援を構築することを目指すということで、今、国のほうでも方向が決まってきています。
都のほうでも、今回、青少年・
治安対策本部から
福祉保健局のほうにこの四月から担当がえがあったということで、
事務レベルでも接触をしているんですけれども、調査及びその先の支援ということで、これからその辺の国、東京都の動きもつかみながら組み立てていきたいというふうに考えています。
◆
大庭正明 委員 要するに、言わんとするのは、三月の十二日の日の
予算委員会のときに
山本課長が答えているのは、ほかの調査ね。子どもの
生活実態調査では、要するに一千三百万円ほどかけていると。それから、
若者施策に関する調査では五百六十万円ほどかけていると。でも、今回の調査では余りお金をかけていない。かけられないみたいなね。
要するに、答弁では、お金がないんですということを言っているんですよ。予算の仕組みの中では。だから、今回もこれをやると言っても、事前に聞いたら経費はほとんどかかっていないという話だったので、あなた方が言わんとするのは、こちらもそうだけれども、これが本腰というか、ちゃんとやるんだとすれば、ちゃんとした
予算組みが必要だということを、今、部長が答えたのは、予算どりをしっかり考えていきますということを、簡単に言うと言ったわけですよね。予算がないところに受け皿としてできないわけですから。こういう受け皿としての対策というのはできないわけでしょう。
それが調査にしても、当初予算についても、調査費が出ているわけじゃないから、とりあえず児童・
民生委員で余り経費のかからない形で、ざあっとやってみますということで始めますよと言っているんだけれども、それだけじゃ済まないでしょうということを言ったのは、要するに、ちゃんとした予算を組まないと、調査とか、ケアだとか、これは非常にセンシティブというかデリケートな調査で、一歩間違うと人権問題にもなりかねないような部分が非常にあるわけですよ。難しい問題が。
だから、非常に雑にやるということが、かえって問題を引き起こすこともあるわけだし、対策の受け皿をしっかりしていないと、調査だけして問題を浮き彫りにするだけで対策が全然放置されるというかね。そういう形になるといけませんよねということなので、それは財政当局とちゃんと話し合って、これは調査が始まった以上は、補正でしっかりしたこれに対する受け皿づくりの予算を、僕はとるべきだということをね。
要するに、世の中、財源がないと施策が打てないわけですから、特にこういう難しい、難しいというのかな。何と言うのか、当事者がいて、周りは心配して、当事者はいろんなタイプに分かれると。余計なお世話だと言う人もいるし、何かを求めているのかもしれないし、それがよくわからない中で、非常に難しい福祉の形でね。形が見えないような福祉の施策になると思うので、それは予算を立てないとできないだろうということなんだけれども、それはちゃんとしっかり補正とか、今後、予算に請求していくんですかということですよ。
◎板谷
保健福祉部長 まず、その調査に関して言いますと、先ほどの国の調査のほうともお話ししましたし、菅沼委員からもお話があったように、非常にセンシティブな調査で、実態がどこまでつかめるのかというと、非常に難しい調査だというふうに思っています。
予算で言いますと、その辺の調査のほうの、これはこういう調査であれば実態により近づけるというようなところの感覚といいましょうか、そこら辺のものがつかめたときに、それは正式に予算のほうの要求もしたいと思いますし、また、先ほどちょっと触れましたけれども、今後、東京都のほうでも国の方針に基づいて調査をやるとしたら、そこに一緒に話をして、調査項目あるいは調査の内容ということを絞りながら、財源のことも含めて相談、協議というのはしてまいりたいと思います。
◆
大庭正明 委員 僕が言いたかったのは、区長が、やっぱりこういう問題を、感受性は豊かで、敏感で、対応は早いんだけれども、意外とその対応というのが、いろいろな形で奥深い問題で、そう簡単に何か、話題性と言ってはあれかもしれないけれども、事件化して問題化していることに対して、ちゃっちゃっとできるような問題ではないよねという意識を、区長には持ってもらいたいよねという意見です。
◆
中塚さちよ 委員
民生委員の方に調査をお願いするということなんですけれども、ちょっと
民生委員は、なかなか今、なり手もいなくて、欠員が出ているかのような話を聞いていたと記憶があるんですが、今、そのあたりはどういうふうになっているんですかね。
◎山本
生活福祉担当課長 民生委員の方にお願いをするに当たりまして、やはり
民生委員の御負担にならないようにということで配慮はしております。
まずは、この調査のために個別の訪問は必要としておりませんということを説明しております。また、この調査につきましては、自分の
担当区域の中で、こういう方がいるように聞いたとか、うわさのことでも構わないので情報として入れてほしいということで、お願いをしております。
◆
中塚さちよ 委員 それはこれを読めばわかるんですけれども、欠員が出ていたんじゃないかなと。記憶違いかもしれないんですが、実際、全員の担当のエリアは、つまり、
民生委員さんは埋まっているという認識でよろしいんですか。
◎山本
生活福祉担当課長 民生委員は現在欠員がございます。欠員の区域に関しましては、ほかの担当地域を持っている
民生委員が補助といいますか、そこで重ねて担当として持っている状態にございますので、全ての
担当区域に
民生委員が配置されている状態でございます。
◆
中塚さちよ 委員 今、あとは部長のほうから、島根とか茨城でこうした調査もやられたということで、私もちょっと義理の家族が地方に住んでいるものですから、ちょうどたまたま、その家族が全員入所したり入院したりしていたときに、家のポストに郵便物がすごいたまってしまって、私がとりに行ったときに、
民生委員の方が気になって見回ってくださっていたのに鉢合わせをしたことがあって、もう本当にありがたいなとか、こんなきめ細かく見ていただいているんだなというのを実感したんですけれども、世田谷のようなところで果たしてそこまでの活動ができているのか。
難しい面も、いろいろ人の出入りもありますので、あるのかなというふうに感じているので、やっぱり
民生委員さんの調査だけでは十分ではないということは、区もそんなふうに考えているとは思うんですが、特に介護の事業者とかも、特にケアマネジャーは、そういったケースをたくさん持っているので、そうしたところに聞いていただければ、特に、よく区の方が事業者に来ることというと、もう監査、指導、そんなときばかり来てやっている。そういうときに来られて、いろいろと細かく質問とかされるわけですけれども、そういったときに、指導、監査ということだけではなくて、あわせてそういった情報提供、御相談なども聞いていただけるとありがたいかなと思うんですが、いかがですか。
◎山本
生活福祉担当課長 今現在、そのほか
支援機関のほうに
アンケート調査を行う予定でいるところなんですが、具体の例としましては、ぷらっとホームせたがや、
メルクマール世田谷では地域障害者
支援センター、あるいは、あんしんすこやかセンターといったところを考えてございます。それにつながる、ちょっとケアマネジャーの方には今のところ予定はしてはいないところなのですが、委員の意見も踏まえ、より広く調査できるかどうか検討してまいりたいと思っております。
◆
中塚さちよ 委員 ケアマネジャーは世田谷区では連絡会もありますし、研修がすごく多いので、そういうところに大体区の課長さん、係長さんとかって大体来ていただいていますので、そういったときにでも、最後に何か一言まとめみたいなことを、必ず区の方って発言されたりしていますから、もしこういったことがありましたら一言お声がけくださいという一言でもあればいいのかなと思いますので、そうした機会を捉まえて、ぜひ聞いていただくように要望させていただきます。
◆
高岡じゅん子 委員 私も、せっかく八〇五〇問題、世田谷区の地域包括ケアのところでも、すごく問題に既になっているので、そちらの調査と今回の調査がきっちりかみ合っていくということが大事かなと思います。
ぜひ、こっちはこっち、あっちはあっちではなく、介護の事業者、ケアマネジャーさんにも、具体名は挙げないでくださいという、この調査でしたらケアマネジャーさんにも、これで任意の調査ですということで少しお声がけしてもいいのではないかと私も感じました。できるだけ、あんしんすこやかセンターとかを通じて、広くセンサーを出していただくのが有効ではないかと私も感じています。
あと、特に、一番最後のほうで、当事者の方にも声を聞くということがありますので、ぜひ当事者の方の声を丁寧に聞いていただくというか、この
アンケートをすることが当事者の方を追い詰めてしまうような形にならないように、ぜひそこは本当に、そこでどうやって調査したらいいのかというのがあれなんですが、気をつけていただきたいということと、あと、戸別訪問は不要です。
民生委員の方って、すごく善意の方で、すごく地域で大変だって今回の事件で思っていらっしゃるので、そこのところで勇み足になって追い詰めないようにするような、何かこれは、ただ渡してというのではなくて、丁寧に説明していただく、地区会にて配布というふうになっているんですけれども、これは配布だけではなくて、そういう意図をきちっと説明していただくということをお考えかというのを確認させてください。
◎山本
生活福祉担当課長 委員おっしゃられるように、まず、ひきこもりの方にケアマネジャーの方への
アンケート調査等も含めて今後検討していきたいと考えております。また、ひきこもりの方に直接お聞きするに当たっては、やはり配慮は必要というふうに考えております。やはり
支援機関を通じてですとか、家族会を通じてですとか、入っていっても大丈夫というふうにお答えいただいた方のみに聞き取りをするということで考えてございます。
また、最後の、個別に民生・
児童委員の
アンケートで、
アンケートのとり方の説明を丁寧にすべきということですが、実は、六月十三日に既に会長協議会ということで、地区の会長向けに説明を終えております。その中で、地区会長の方には、この説明、依頼文にのっとって説明をさせていただいたところです。
また、地区の民協につきましては、今時点では地区の会長の方、説明をお聞きになった地区の会長の方から御説明をいただくという予定になってございますが、何かありましたら事務局のほうでも対応したいと考えております。
◆
江口じゅん子 委員 今、各委員から
実態調査把握に当たって広く
支援機関というところの強化という意見が出されたと思うんですけれども、私も本当に同感で、やはり中高年のひきこもりですから、複合的な要因をもう既に抱えているわけですよね。さまざまな事件も報道されていますけれども、例えば、やっぱり精神領域というところの支援が必要な方というのもいらっしゃると思いますし、そして、それを抱えている親はもう既に高齢で、介護というところが発生しているわけですから、そういった意味では、実態を捉えるのに、あんすこのみならず、例えば区内の精神医療機関もさまざまあるので、まず、広く実態をつかむという努力はしていただきたいと、私のほうからも要望いたします。
それで、伺いたいのは、3のスケジュールで八月上旬から中旬で集計をして
調査報告書を作成とありますけれども、この報告書作成というのはあくまでも庁内でされるんですか。外部の方に参加をしていただいて分析をするとか、そういったことって考えていらっしゃるんですか。
◎山本
生活福祉担当課長 まずは民生・
児童委員向けの設問、5問の簡単な
アンケート調査でございますので、こちらにつきましては当課のほうで庁内で集計をする予定でございます。
◆
江口じゅん子 委員 集計は簡単で、あれだと思うんですけれども、
調査報告書というところが私は気になって、この後、認知症条例の報告もありますけれども、やはりこのメンバーを見ますと、どこに出しても恥ずかしくない方をそろえたんだなということで、よくわかりましたし、先ほど大庭委員もおっしゃっていましたけれども、子どもの貧困
実態調査では首都大学の先生に分析もお願いし、予算も立ててということで、やはり中高年のひきこもり施策をこれから展開するに当たっての基礎調査だし、基礎分析ということだと思うので、庁内で簡単にまとめ、そして報告書というのが、やはり外部の方の、有識者なり、また、区民代表の当事者の方に入っていただくということが必要だなというふうに思って質問しているんですけれども、そういった検討ってされているんですか。
◎山本
生活福祉担当課長 まずは、当課のほうで結果を集計いたしまして、その集計結果を、また家族会や
支援機関のほうにはお持ちをして、意見を伺いたいというふうに考えております。
◆
江口じゅん子 委員 部長のほうから、これから予算どりするような御発言もありましたので、やはり、私もこの間の事件を受けて、世田谷区は若者の支援は、ひきこもりの支援は一生懸命やっているけれども、中高年はやっていないねと言われたことがあって、そのときに、ちょうど課長からお話も聞いていたので、いや、今度、世田谷区は調査をするんですよというふうにお答えしたんですけれども、区民関心も高まっていると思うんですね。
なかなか手が出なかった分野に、これから世田谷区として支援をしていくわけですから、しっかり予算どりもしていただいて、大庭委員もおっしゃっていましたけれども、ただやるだけではなくて、本当に必要なものになるように、そこは要望していきます。
◆
高橋昭彦 委員 さっき板谷部長が言っていた国の調査というのは、対象が五千人といったっけ。これ。これはどういうやり方をした調査だったのか、わかりますか。
◎山本
生活福祉担当課長 国の調査につきましては、地点を二百地点設けまして、一地点で二十五人で、抽出を層化二段無作為抽出法という、よく区民調査などでも行う調査法なんですけれども、抽出をして、その方に対して行っております。
あとは、母集団としましては、満四十歳から六十四歳までの方で、先ほど部長が申し上げたとおり、本人五千人と同居する成人に対してということで行っております。
◆
高橋昭彦 委員 ということは、ばあんと無作為で送りつけて、それにひきこもっていますよというふうに反応してきたのが一四・五%いたよという話でしょう、これは。ああ、一・四五か。ということなんですか。
◎山本
生活福祉担当課長 はい、おっしゃるとおりです。
◆
高橋昭彦 委員
民生委員の方にお願いをするという状況は、それはほかの方法は特に難しいかなとは思うんだけれども、まずは。ただ、
民生委員さんは、今、中塚委員も言っていたけれども、なかなか欠員も多いしね。現実に長年ちゃんとやって、もう本当に地域のことをよくわかっているなという人は、もう大分定年を迎えているんだよね。
民生委員ね。
で、次にやり手がいなくて、何とかやってほしいという。余りそんなに負担にならないからと言って、やってもらうわけだから。全然負担にならないからねって言ってね。もうどっちかというと、実態とは全然かけ離れた説明をしながらお願いしているんだよ。現実、町会ではね。
だから、なかなかね。で、今の
民生委員さんには負担をかけないために、ふれあい訪問も年齢を決めてやっている。だから、地域のことが本当にわかっているかというと、本当にわかっている人というのは、もう完全に分かれていると思うよ。今。それはもう僕の、自分の地域での実感なんだけれども。
今もお話があったとおり、いろんな
支援機関ってね。介護の部分と言うけれども、介護となったときには、もう家のことは全部わかっているんだよ。要は、なっていないところの家庭がわからないんだよ。そういうところで、何世帯もありますよ、うちの周りも。だけれども、介護に入っていないからわからない。そういうところに
民生委員がわかっているかというと、それも甚だ疑問もある。
だから、今回の調査でどこまでね。
実態調査と言いながら、本当の実態というのはつかみ切れないだろうと僕は思うんだよね。それは。本当に
町の中で、町場でよくわかっている人をどう捕まえながら情報をとっていくかで、その後、どうやってその家に入っていくかということを真剣に考えないと、もうその親が入院して、そこから介護になりましたというふうになるとわかるんだよ。というよりも、わかんないんです。それまで。わかんないから困っているわけでね。
だから、もう少し町場のところを、もうちょっと強化していかなきゃいけないと思うし、まずは、やることは大事なんだろうけれども、本当に、さっきも言っていたとおり、その後のことをどうやってやるのかということでやらないと、いや、本当にさっき大庭委員が言っていたように、やりましたというだけのパフォーマンスで終わっちゃうよ、これは。ここをしっかり、その後どうするんだということを、ちゃんと決めてやってもらいたいよね。これね。
地方に行けば、もう本当によく回っていらっしゃる
民生委員さんがたくさんいることはたしかだけれども、世田谷においては、なかなか
民生委員さんが、本当にできるだけ負担はありませんのでと、ずっと言い続けているということがね。そこにこれをお願いするというね。
だから、
民生委員さんにも、どんどんどんどん変わってきているから、若手の
民生委員さんは地域のことは余りよくわからない部分も多いので、周りのことをよくわかる人に聞いてもらいながら、
実態調査に協力してもらうという方向に少し話をしてあげないと、これを受けた
民生委員が、えっ、どうしよう、私、そんなによくわかっていないという人が結構ね。新しくなった人は状況的にはありますから、この辺をちゃんとやっていただきたいと思います。
◆
桜井純子 委員 今の話とちょっと近いような話なんですけれども、
アンケートの回答の仕方というのが、割とざっくりと、その人の感覚、感性というか、それに頼るところがすごくあるなというふうに思っているので、もちろん正確なものが本当に出てこないのかなと感じます。
例えば問題点として、女性のひきこもりの人が家事手伝いのカテゴリーで見過ごされるというのって、あるじゃないですか。それも、やっぱりその方を見たときの、その人その人の感性だったりとかするので、そこら辺が取りこぼされていくとか、それが取りこぼされると世田谷区の中のひきこもりの状況というのが、すごく正確には出ないとしても、全くないものになっていくという問題点もはらんでいるのかなというふうに思っています。
なので、もうちょっと説明会も終わってしまったということなので、こういう課題が、実は、ひきこもりといってもあるんだということが伝わっていたほうがよかったなと私は思っているんですが、そこら辺も含めて、この
実態調査の一つの、取りこぼしていくかもしれないということをはらんでいるということを理解しながら、まとめをしていかなくてはならないなということと、やっぱりひきこもりということに支援をしていく必要な人たちなんだというのが、新しいカテゴリーですよね。
ですので、皆さん何人かおっしゃっていますけれども、報告書を作成した後に、どれだけ世田谷区がひきこもり
実態調査をすると言ったら、多分すごく期待が集まると思うんです。そこにどれだけの専門家にかかわっていただいて支援策を考えていくかということは、本当に私は重要だと思うので、この点について考えていただきたいということと、支援団体、家族会の方々、どれぐらいの家族会があったり、支援団体があったり、結びついているのかなということはわからないので、それを教えてほしいということと、ここのところが物すごくポイントになると思うので、聞き取り調査というのを誰がやっていくのか、どんなふうにやっていくのかということが、すごく課題だと思うんですが、これについてをちょっと教えていただければと思います。
◎山本
生活福祉担当課長 まず、まとめの段階でも、取りこぼしのないようなまとめをというようなお話の内容です。
それと、また、報告書については専門家の意見も交えて、きちんとした分析をするといったことですが、これも今後、結果をまとめていく中で、しっかりと委員からの意見も踏まえて検討してまいりたいと考えております。
また、家族会についてですが、今、こちらで把握しているのが二つございます。一つが、
メルクマール世田谷の家族会でございます。こちらは年齢を区切らずに開催をしているというふうに聞いております。また、もう一つが、楽の会リーラという世田谷の中で活動している団体がございます。この二つの団体につきましては、見学と、あと、家族の声をお聞きしたいと考えております。
また、聞き取り調査の、どのような手法でやるかということですが、これもまだ現段階では決まっておりませんので、さまざま意見を伺いながら検討してまいりたいと思います。
◆
桜井純子 委員 報告書をまとめるときに分析というのもあると思うので、専門家の方にかかわってもらうのもいいと思いますけれども、その後の支援をつくっていくということが、やっぱり新しくて、多分経験したことのない取り組みになっていくわけですよね。
そのときに、それほど多くないとは思いますけれども、ひきこもりというところで言えば、こういう専門家がいるという人たちも含めて一緒に考えていかないと、余りにも多様で、余りにも広くて、そして、一日一日時間がたっていけば対象の方は歳をとっていって、六十五歳が六十六歳になるわけですよね。
そういう状況を抱えながらなので、実は、すごくスピードアップしていかなくてはならないものだとも思うので、ぜひ、きちんとしたチームをつくって、支援策をしっかりとつくっていくんだということを考えていただければなというふうに思います。
◆
大庭正明 委員 最初の質問と予算の質問というので、ちょっと僕としては少しずつ締め上げているつもりなんですけれども、何を締め上げているかというと、要するに、区長にやってもらいたいのは、もう九十一万人都市だということで立派な人口を抱えているわけですよね。
その一番最初の質問というのは、社会を騒然とさせるようなことが起きて、相談が来ているのと言ったら、世田谷区のほうには余り相談件数は変わっていないと。でも、東京都のほうには倍増しているという報告があって、東京都のほうはそういう窓口があって、世田谷も四十歳未満まではあるようで、機関はあるとしても、上の六十五歳までというか、その辺は欠けているという形でしょう。
僕は、それでこれをやるのは当然、世田谷区の、区の事業というか、施策として、政策として、これはやるべきだと思うんですよ。身近な事業として。となれば、僕は、区長はもうそういうことを言っているわけですから、そういうことからすれば、これは都の事業なのか、区の事業なのか、都がやるべき、都がやる事業なのか、区がやるべき事業かということは、きっちり区長で蹴りをつけてきてほしいというのがあるわけですよ。
これは東京都もやっています、世田谷区もやっていますと言ったら、これは二重行政ですよね。いわゆる。二重行政で予算がふわふわしていると。どっちもどっちも使っているみたいなことでね。それはやっぱりよくないのではないかと。世田谷区が人口が少なければ、しようがないですよ。十四、五万ぐらいの市であればね。それは東京都の事業みたいな形で包括されるということもあり得るのかもしれないけれども、やはり九十一万人とすれば、当然こういう対象者もそれなりの数がいると。地域と、やっぱり切り離せない問題ですよね。これは。世田谷区の中でも、もう東西南北、地域に分かれて、それぞれの地域での問題だとすれば、東京都がそこに突っ込んできて何かやれるという話ではないですよね。
とすれば、これは先々、区の事業なんですと。都の事業ではないですよねという形で、しっかりその予算づけ。だから、さっき、締め上げるといった表現は変だけれども、要するに、予算が要るよねと言ったわけですよ。予算は要るよねと言ったときに、では、それは区の事業なの、都の事業なの、国の事業なのという区分けがあるわけですよ。国税と地方税の話からすればね。
そうすると、区の事業として、しっかり世田谷はやりますよということを宣言してもらって、東京都と話し合いをして、これは区の、世田谷は、他区は知らないけれども、区の事業としてやりますよという形をするのが区長の仕事だろうと僕は思うんだけれども、そういう方向性でやってよねと。曖昧な、これは未知の領域でね。今までどこも余り手を出してやっていない事業だから、何となく東京都もやっています、世田谷区もやっていますということじゃなくて、世田谷の事業として一括した予算の中で、きっちり世田谷の中で解決が図れるね。将来ね。すぐには解決ができる問題ではないですから。
でも、将来的にはそういう形できっちり、都の事業ではなくて区の事業で、世田谷区の事業としてこれはやるのであって、二重行政はやっぱりやめてもらいたいというような方向で、きっちり手厚く世田谷区でやるという方向性で区長には臨んでいただきたいなと。意見とします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
高久則男 委員長 それでは、次に、(3)(仮称)世田谷区
認知症施策推進条例の制定に向けたワークショップの開催について、理事者の説明を願います。
◎佐久間 介護予防・
地域支援課長 私からは、(仮称)世田谷区
認知症施策推進条例の制定に向けたワークショップの開催及びその内容について報告いたします。
本件は、五月二十九日の本常任委員会におきまして開催の報告をさせていただきましたが、本日は開催の狙い、申し込みの状況、ワークショップの進め方につきまして具体的に報告させていただきます。
1の主旨でございます。区では、認知症の方の意思が尊重され、住みなれた地域で安心して住み続けられる社会を実現することを目的に、世田谷区認知症在宅生活サポートセンター構想に基づき、認知症在宅支援施策を総合的に取り組んでおります。より一層の推進を図るため、認知症に関する条例制定に向けた検討を進めており、広く意見を聞き、今後の検討に生かしていくことを目的に開催するものでございます。
では、一枚おめくりいただき、認知症に関するワークショップ実施案について御説明させていただきます。
1ねらいでございます。認知症の方の意思が尊重され、住みなれた地域で安心して住み続けられる社会を実現するためには、区の認知症在宅支援施策に加え、区民、家族会、関係機関などの地域の方々の協力が必要と考えております。このため、いろいろな立場の方々から、地域全体では何ができるか、何が求められているか等の意見をいただき、今後の検討の参考といたします。
2開催日時、3開催場所、4テーマにつきましては記載のとおりでございます。
5申し込み人数でございます。五月十五日付「区のおしらせ」及びホームページで、定員四十名で参加者を募集しております。加えまして、認知症講演会や、もの忘れチェック相談会、家族会や介護事業者等、関係機関への募集案内を個別に行ったところ、六月十四日現在、公募で申し込みの方を初めとして、認知症講演会受講者や介護事業者等の関係機関から二十八名の参加の申し込みがございました。
申込者の内訳につきましては、区民十三名、家族会から三名、介護事業者からは七名、医療関係者からは三名、学識経験者では、(仮称)世田谷区
認知症施策推進条例検討委員会委員、東京医療保健大学大学院看護学研究科講師の村中先生、また、世田谷区地域包括
支援センター運営協議会委員であります日本大学文理学部社会福祉学科教授の上之園先生からも申し込みを受けております。
なお、当日参加希望がありましたら、可能な限り参加していただけるように考えております。
恐れ入ります。一枚おめくりください。6運営方法でございます。
まず、ワークショップの趣旨と進め方の説明を行った後、世田谷区が実施しております認知症施策についてのミニ講話を行います。ワークショップの形式として、リラックスした雰囲気で多くの意見が出るようワールドカフェ方式を取り入れ、第一セッションから第三セッションまで参加者がテーブルを移動して話し合い、結果を取りまとめ、各グループで出された意見を発表するという運びで考えております。
詳細につきましては記載のとおりとなりますので、後ほど御確認をお願いいたします。
報告は以上でございます。
○
高久則男 委員長 ただいまの説明に対し、御質疑ありましたらどうぞ。
◆佐藤美樹 委員 今回、区民の方で十三人ということですけれども、一般公募というところでは何人集まられたのか教えてください。
◎佐久間 介護予防・
地域支援課長 全くの一般公募という形では四、五名というような形でなっております。
◆
中塚さちよ 委員 私も、参加の申し込みがあったというところで、区民の方でもの忘れチェック相談会受講者というのは、これは御自身が認知症かなと思って受講した方ということですか。
◎佐久間 介護予防・
地域支援課長 そのとおりでございます。
◆
中塚さちよ 委員 今、例えば障害者のことで言うと、障害に関する政策とか制度を決めるときに、そういう当事者を抜きで決めてくれるなというような流れがあって、そうしたものには障害当事者が参加したりするのが一般的にもなってきていると思うんですけれども、事、認知症に関しても、例えば海外とかで言えば、認知症のことを決めるのにも認知症の当事者の方を必ず入れて決めるというような、諸外国のほうではそういった形でやっているところもふえてきているそうなんですね。
世田谷区民ではないんですけれども、実際、認知症の方が、自分が認知症といったカミングアウトをされて講演活動をされている方とか、そうした方もいらっしゃるのは御存知かと思うんですけれども、なかなかそういうふうに、では、認知症の方はどういうことを求めているのかを自分でしゃべれる認知症の方って、そう多くはないとは思うんですが、ぜひそうした視点をこういうものに入れていただいて、今後、認知症の当事者の方に入っていただくような機会があればいいのかなと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。
◎佐久間 介護予防・
地域支援課長 今回のこの区民の中にも、実際に認知症のデイホームに通われている方も含まれておりまして、認知症御本人の意見が聞けるような場というような形で考えております。
◆
中塚さちよ 委員 非常にそういうのはいい取り組みだと思いますので、また、ぜひそうした視点もあるよということを打ち出していっていただければ、より多くの方が関心を持っていただけるのではないかなと思います。
◆菅沼つとむ 委員 認知症と認定された人と予備軍って、どのぐらいいるの。
◎佐久間 介護予防・
地域支援課長 区のほうで出しております認知症の方といいますと、介護保険のほうで認定を受けた方、その中で自立生活が二以上というような形で、ちょっと物忘れとかで問題行動があるというような形ですね。それが四月一日現在、二万三千四百四十一名の方がそういう形でなっております。
予備軍につきましては、ちょっと調査がされておりませんので、具体的な数字はちょっと今申し上げられません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
高久則男 委員長 それでは、次に移ります。(4)その他ですが、何かございますか。
◎須田
玉川総合支所生活支援課長 私からは、
玉川総合支所区民会館改築工事につきまして、口頭で失礼いたしますが御報告いたします。
なお、本件は区民生活常任委員会とのあわせ報告となっております。
玉川総合支所区民会館につきましては、平成三十二年、令和二年の五月のオープンということをこれまでお知らせしてきたところでございますが、事業者から工事が予定よりおくれているとの報告があり、この間、担当所管を交え協議を行いましたところ、二カ月程度工期の延長が見込まれるとの判断に至ったことから、今回御報告するものでございます。大変申しわけございませんでした。
原因等の詳細につきましては現在精査中でございますが、現時点では庁舎敷地が鉄道敷地と近接していることから、鉄道会社との協議の結果、地下作業の進め方について手順及び工法の見直しが必要になったことなどによるものと考えてございます。
また、これに伴い、仮庁舎の借用や区民会館の指定管理者の選定につきましても期間などの検討が必要となってまいります。そうした点も踏まえながら、開設時期などの詳細につきまして、改めまして本委員会の場等で順次御報告してまいりたいと考えております。
私からの御報告は以上でございます。
○
高久則男 委員長 ただいまの説明に対し、御質疑ありましたらどうぞ。
◆菅沼つとむ 委員 大体おくれて何月ぐらい。
◎須田
玉川総合支所生活支援課長 今のところ、まだ詳細がはっきりしておりませんが、今、報告を受けている段階では二カ月程度おくれが生じるというふうにお聞きしております。
○
高久則男 委員長 ほかに御質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
高久則男 委員長 以上で、2
報告事項の聴取を終わらせていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
高久則男 委員長 次に、3閉会中の
特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1. 社会福祉について
2. 保健衛生について
とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
高久則男 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
高久則男 委員長 次に、4
協議事項に入ります。
まず、(1)行政視察についてですが、当委員会の行政視察につきましては、前回の委員会において七月二十四日水曜日から七月二十六日の金曜日の二泊三日で行うこととし、視察先、視察内容等については正副委員長に一任をいただいておりました。
本日は正副委員長で調整をした案をお手元に配付させていただいておりますので、ごらんいただければと思います。
そういった形でございますので、お手元の案のとおり実施することでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
高久則男 委員長 では、そのように決定をさせていただきます。
詳細な視察内容の資料や行程等につきましては、事務局を通じて後日お知らせさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
次に、(2)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は年間予定表で七月四日木曜日午前十時からの開催としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
高久則男 委員長 それでは、次回委員会は七月四日木曜日午前十時から開催することと決定いたします。
以上で
協議事項を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
高久則男 委員長 そのほか何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
高久則男 委員長 なければ、以上で本日の
福祉保健常任委員会を散会いたします。
午前十一時六分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
署名
福祉保健常任委員会
委員長...