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  1. 世田谷区議会 2019-02-25
    平成31年  2月 企画総務常任委員会-02月25日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成31年  2月 企画総務常任委員会-02月25日-01号平成31年 2月 企画総務常任委員会 世田谷区議会企画総務常任委員会会議録第二号 平成三十一年二月二十五日(月曜日)  場  所 第一委員会室  出席委員(十名)    委員長         上山なおのり    副委員長        中里光夫                阿久津 皇                上島よしもり                河野俊弘                板井 斎                岡本のぶ子                中村公太朗                田中優子                小泉たま子  事務局職員    議事担当係長      下村義和    調査係主任       高橋千恵子  出席説明員    副区長         宮崎健二
      政策経営部    部長          岩本 康    財政制度担当参事    松永 仁    政策企画課長      田中耕太    経営改革・官民連携担当課長                中西成之   総務部    部長          中村哲也    総務課長        菅井英樹   財務部    部長          進藤達夫    経理課長        渡邉謙吉   施設営繕担当部    施設営繕第一課長    高橋一久    施設営繕第二課長    青木 徹   会計室    会計管理者       菊池弘明   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.議案審査   ・ 議案第 六 号 平成三十年度世田谷区一般会計補正予算(第四次)   ・ 議案第 七 号 平成三十年度世田谷区国民健康保険事業会計補正予算(第二次)   ・ 議案第 八 号 平成三十年度世田谷区後期高齢者医療会計補正予算(第二次)   ・ 議案第 九 号 平成三十年度世田谷区介護保険事業会計補正予算(第二次)   ・ 議案第 十 号 世田谷区組織条例の一部を改正する条例   ・ 議案第 十一 号 世田谷区手数料条例の一部を改正する条例   ・ 議案第 十二 号 仮称世田谷区営豪徳寺アパート一号棟新築工事請負契約   ・ 議案第 十三 号 世田谷区立総合福祉センター利用施設改修工事請負契約   ・ 議案第 十四 号 世田谷区立総合福祉センター利用施設改修電気設備工事請負契約   ・ 議案第 十五 号 世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修工事(平成三十一年度)請負契約   ・ 議案第 十六 号 世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修電気設備工事(平成三十一年度)請負契約   ・ 議案第 十七 号 世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修機械設備工事(平成三十一年度)請負契約  2.報告事項   (1) 行政評価の再構築について   (2) 平成三十年度工事請負契約締結状況(十二月分・一月分)   (3) 世田谷区の新公会計制度活用計画(案)について   (4) その他  3.請願の継続審査について  4.閉会中の特定事件審査(調査)事項について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時五十九分開議 ○上山なおのり 委員長 ただいまから企画総務常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 本日は、議案の審査等を行います。  まず、議案第六号「平成三十年度世田谷区一般会計補正予算(第四次)」、議案第七号「平成三十年度世田谷区国民健康保険事業会計補正予算(第二次)」、議案第八号「平成三十年度世田谷区後期高齢者医療会計補正予算(第二次)」、議案第九号「平成三十年度世田谷区介護保険事業会計補正予算(第二次)」の四件を一括して議題としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 御異議なしと認め、議案第六号から議案第九号までの四件につきましては一括議題といたします。  それでは、本四件について、理事者の説明を求めます。 ◎松永 財政制度担当参事 それでは、議案第六号から第九号までの補正予算案四件につきまして御説明を申し上げます。  お手元の補正予算書の三ページをお開きください。議案第六号「平成三十年度世田谷区一般会計補正予算(第四次)」でございます。  まず第一条でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ八十億五千五百三十七万七千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ三千百六十三億二千九百十万九千円とするものでございます。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、四ページから六ページの「第一表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。  次に、第二条の繰越明許費でございます。こちらにつきましては、七ページから九ページの「第二表繰越明許費補正」のとおりでございます。  また、第三条の債務負担行為につきましては、一〇ページから一一ページの「第三表債務負担行為補正」のとおりでございます。  次に、一五ページをお開きください。議案第七号「平成三十年度世田谷区国民健康保険事業会計補正予算(第二次)」でございます。  本件は、財源更正のみの補正となっておりまして、予算の追加による予算規模の変更はございません。  第一条の歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額でございますが、一六ページの「第一表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。  次に、一九ページをお開きください。議案第八号「平成三十年度世田谷区後期高齢者医療会計補正予算(第二次)」でございます。  第一条といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ一億三千九百五十一万二千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ二百十六億七千四百六十一万八千円とするものでございます。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、二〇ページの「第一表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。  次に、二三ページをお開きください。議案第九号「平成三十年度世田谷区介護保険事業会計補正予算(第二次)」でございます。  第一条といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれマイナス十四億八百三十二万二千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ六百九十一億八千七百七万四千円とするものでございます。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、二四ページから二五ページの「第一表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。  続きまして、補正予算説明書に基づき御説明いたします。なお、参考資料といたしまして、冊子の二〇九ページ以降に各会計歳出事業の概要を掲載させていただいておりますので、説明とあわせて御確認いただければと思います。  まず一般会計でございます。三六ページをお開きください。こちらは一般会計の財政計画になります。表につきましては、左から順に、区分、年間収入見込額、既計上額、今次計上額、今後計上予定額となっております。  既計上額欄ですが、第三次補正予算までの計画をあらわしておりまして、今次計上額欄が今般の補正関係をお示ししております。  この今次計上額欄ですが、一般財源といたしまして、特別区交付金の普通交付金五十八億円、前年度からの繰越金四十九億三千七百万円、その下、その他につきましては、財政調整基金の繰り入れ抑制でマイナス四億七千三百万円、一般財源全体では百二億六千五百万円を計上しております。  その下の特定財源ですが、国庫支出金が保育施設整備の進捗に伴う保育所等整備交付金の減などによりマイナス十六億一千八百万円、その下の都支出金も同様に待機児解消区市町村支援事業費の減などによりましてマイナス七億三千百万円、その二つ下のその他は、基金利子や寄附金の増などによりまして一億三千九百万円、特定財源全体ではマイナス二十二億九百万円を計上しております。  次に、四〇ページをお開きください。こちらは歳入歳出補正予算事項別明細書(第四次)をお示ししております。歳入では各款別の補正額、また右側、四一ページの歳出では各款別の補正額並びに財源内訳をあらわしております。  四二ページをお開きください。こちらは補正予算款別計上額(第四次)を見開きでお示ししております。左から款、補正前の予算額、補正予算額、計、構成比、合計額の性質別内訳、財源内訳を一覧にしております。  四五ページ以降は、歳入の状況を記載しておりますが、歳出の説明の際にあわせて御説明をさせていただきます。  七六ページをお開きください。歳出となります。最初に、総務費でございます。まず、総務管理費の一般管理費でございますが、私立幼稚園指導助成につきましては、支給対象者数の減などに伴い減額をするものでございます。  次の庁舎等建設等基金積立金につきましては、基金の積み増し及び運用利子の積み立てでございます。  その下の企画調整費でございますが、計画行政の推進につきましては、国のプレミアムつき商品券の発行準備に伴うシステム改修及び周知を行うものでございまして、財源は全額国庫支出金を計上しております。  次の寄附文化の醸成でございますが、北海道胆振東部地震被災地へのふるさと納税代理受け付け分を被災地へ寄附するため、寄附金を計上するものでございます。  その下の電子計算費でございますが、システム開発及び改善のほか、記載の三つの予算事業につきましては、各情報システムの改修、改善の前倒しによる経費を計上するものでございます。  七八ページをお開きください。財産管理費でございますが、公共建築保全業務の推進につきましては、北沢まちづくりセンターや資源循環センター「リセタ」、鎌田区民センターなどの施設改修について、前倒しによる工事費の計上を行うものでございます。  八〇ページをお開きください。徴税費の賦課徴収費でございますが、特別区税等歳出還付及加算金につきまして、修正申告に伴う還付金の増により増額するものでございます。  八二ページをお開きください。区民費の支所費ですが、世田谷総合支所出張所改築工事につきましては、仮称若林複合施設の新築工事におきまして、事業費の確定に伴い工事費を減額するものでございます。  その下の区民施設費でございますが、北沢・砧・烏山地域の区民施設改修につきましては、それぞれ六所橋区民集会所、砧地区会館及び鎌田区民集会所、上祖師谷一丁目区民集会所の改修工事設計の実施時期延伸による減額でございます。  その下の防災対策費でございますが、防災施設整備につきましては、防火水槽設置工事の事業費確定に伴い工事費を減額するものでございます。  次の災害対策基金積立金につきましては、運用利子の積み立てでございます。  その下の健康村費でございますが、区民健康村施設整備につきましては、ふじやまビレジ既存温泉館改修工事の実施時期変更に伴い工事費を減額するものでございます。  その下の文化・国際費でございますが、文化振興基金及び国際平和交流基金につきましては、運用利子の積み立てを行うものでございます。  その下のスポーツ振興費でございますが、スポーツ施設改修工事につきましては、北烏山地区体育室の改修工事設計の実施時期延伸による減額でございます。  次のスポーツ推進基金積立金につきましては、基金の積み増し及び寄附金運用利子の積み立てでございます。  その下の生涯現役推進費でございますが、生涯現役施設整備工事につきましては、ひだまり友遊会館の改修工事設計の実施時期延伸による減額でございます。  次に、民生費でございます。八六ページをお開きください。社会福祉費の社会福祉総務費でございますが、地域保健福祉等推進基金積立金につきましては、寄附金及び運用利子の積み立てでございます。  次の障害者グループホーム整備助成とその次の地域密着型サービス拠点等整備助成につきましては、整備の進捗状況等により減額を行うものでございます。  その下の梅ヶ丘拠点整備につきましては、埋設物の撤去工事費を増額するものでございまして、財源は全額、東京都からの負担金を計上しております。  次のケアハウス整備促進等事業につきましては、都市型軽費老人ホームの整備の進捗状況によりまして減額を行っております。  その下、介護保険事業会計繰出金国民健康保険事業会計繰出金後期高齢者医療会計繰出金につきましては、それぞれの特別会計における補正予算の計上に連動して繰出金につきまして減額または増額としてございます。  特別会計につきましては後ほど御説明をいたします。  次の介護人材確保・定着支援事業につきましては、認知症介護サポート事業として、区内特別養護老人ホームへの介護ロボット、ICT機器経費の一部助成費用を計上しており、特定財源といたしまして、寄附金及び地域保健福祉等推進基金からの繰り入れを計上してございます。  次の高齢者福祉施設用地取得につきましては、移転後に高齢者施設の整備を予定しております現在の若林小学校敷地内にあります国有地を取得するものでございます。  その下の障害者福祉費でございますが、障害者日常生活用具等給付につきましては、受給者数の増などにより給付費を増額するものでございます。  次の障害者自立支援給付につきましては、受給者数の増などに伴い増額するものでございまして、特定財源といたしまして国庫支出金及び都支出金を計上しております。  その下の障害者施設費でございますが、グループホーム運営助成につきましては、新規施設の開設に伴う運営費補助の増額、次の障害者施設改修につきましては、九品仏生活実習所中町分場の改修工事設計の実施時期延伸による減額でございます。  八八ページをお開きください。児童福祉費の児童福祉総務費でございますが、認証保育所事業と次の保育料負担軽減補助につきましては、認証保育所の在園児数が当初の見込みより下回ったことなどに伴い補助金などについて減額するものでございます。  次の子育て支援事業につきましては、保育士等の住宅確保支援事業において対象者が増加したことなどによる増額でございまして、特定財源といたしましては、国の制度改正による国庫支出金の減とそれを踏まえた都支出金の増を反映しております。
     その下の子ども基金積立金は、寄附金及び運用利子の積み立てでございます。  次の病児・病後児保育事業につきましては、国・都支出金の償還金を計上しております。  次の認可外保育施設新制度移行支援につきましては、私立認可保育園等への移行の進捗に伴う整備費補助金の減などにより減額をするものでございます。  次の児童養護施設退所者等奨学基金積立金は、寄附金及び運用利子の積み立てでございます。  その下の児童措置費でございますが、私立保育園運営と、その三つ下にございます特定地域型保育事業につきましては、在園児数が当初の見込みより下回ったことなどに伴いまして扶助費などについて減額するものでございます。  二つ戻りまして、児童措置費の二番目、子ども医療費助成につきましては、支給件数の増による増額、その下の認定こども園運営につきましては、国・都支出金の償還金を計上しております。  九〇ページをお開きください。保育児童施設費でございますが、保育園改修につきましては、梅丘保育園解体工事及び希望丘保育園増築棟の屋上防水工事等の前倒しによる工事費の計上などによる増額でございます。  次の保育施設整備につきましては、私立認可保育園等の整備進捗に伴う整備費補助金の減などにより減額を行うものでございます。  九二ページをお開きください。生活保護費の扶助費でございますが、生活保護法に基づく保護費につきましては、国庫支出金の償還金を計上してございます。  九四ページをお開きください。衛生費でございます。公衆衛生費の成人病予防費でございますが、がん検診につきましては、胃がん内視鏡検診などの受診件数増により増額するものでございます。  その下の感染症予防費でございますが、感染症対策といたしまして、風疹の予防接種について、定期予防接種化に伴う個別勧奨経費を計上しておりまして、特定財源として国庫支出金を計上してございます。  九六ページをお開きください。産業経済費でございます。商工費の商工振興費でございますが、雇用促進事業につきましては、子育てしながら働くことができるワークスペース事業の事業費の確定に伴いまして減額するものでございます。  九八ページをお開きください。土木費でございます。土木管理費の土木総務費ですが、土木施設改修につきましては、烏山土木公園管理事務所の改修工事設計の実施時期延伸による減額でございます。  一〇〇ページをお開きください。道路橋梁費の道路維持費でございますが、道路側溝維持修繕といたしまして、三茶パティオ火災受信機の更新について、前倒しによる工事費を計上しております。  その下の道路新設改良費でございますが、路面改良につきましても工事の前倒しによる工事費の計上でございます。  次の都市計画道路用地取得につきましては、下北沢の区画街路第一〇号線の用地取得に伴い用地取得費を増額するものでございまして、特定財源として、国庫支出金及び都支出金を計上しております。  その下の交通安全対策費の自転車等駐車場等維持運営でございますが、コミュニティーサイクルポートのシステム改修経費につきまして、前倒しにより計上するものでございます。  その下の橋梁新設改良費でございますが、橋梁新設改良につきましては、給田三丁目の大川橋橋梁補修工事の計画変更により、工事費の減額を行うものでございます。  一〇二ページをお開きください。公園費の公園新設改良費でございますが、公園用地買収につきましては、路線価の上昇に伴いまして、上用賀公園の用地取得費を増額するものでございます。特定財源として、国庫支出金及び都支出金を計上してございます。  次の大規模公園改修につきましては、羽根木公園管理事務所の改修工事設計の実施時期延伸による減額でございます。  次の公園・身近な広場改修につきましては、工事の前倒しによる公園改修工事費を計上しております。  その下の緑化推進費のみどりのトラスト基金積立金につきましては、寄附金、運用利子及びみどり33ピンバッジ売上相当額の積み立てでございます。  一〇四ページをお開きください。建築費の建築行政費でございますが、建築物耐震診断補強工事につきましては、助成件数の減による減額を行っております。  その下の住宅費でございますが、住宅基金積立金につきましては、運用利子の積み立てを行うものでございます。  一〇六ページをお開きください。都市計画費の市街地開発費でございますが、都市整備基金積立金につきましては、運用利子の積み立てを行うものでございます。  次の木造住宅密集地域の解消につきましては、事業の進捗に伴う補助金及び用地取得費の減額でございます。  一〇八ページをお開きください。教育費でございます。教育総務費の教育指導費でございますが、世田谷遊びと学びの教育基金積立金につきましては、今回新たに設置予定の基金への積み立てを行うものでございます。  その下の教育振興費でございますが、私立幼稚園就園奨励につきましては、支給対象者の減により、減額するものでございます。  一一〇ページをお開きください。小学校費の学校管理費でございますが、通学路安全対策につきましては、下北沢小学校送迎用バス運行経費の確定に伴い減額するものでございます。  その下の教育振興費でございますが、要保護・準要保護児童に対する扶助につきましては、準要保護児童への中学校進学時の新入学用品費支給額の増による増額でございます。  その下の学校施設充実費でございますが、小学校施設改修工事につきましては、小学校体育館への空調設備設置工事費を計上するものでございまして、特定財源として都支出金を計上しております。  次の小学校施設改修事務につきましては、一部の学校施設における耐震診断の状況を踏まえた耐震補強設計費及び体育館の空調設備設置設計費を計上するものでございます。  次の学校施設建設費でございますが、小学校改築工事につきましては、松原小学校の工事内容変更に伴うプール解体工事費の減額でございます。  一一二ページをお開きください。中学校費の学校施設充実費でございますが、中学校施設改修工事につきましては、先ほどの小学校と同じく、中学校体育館への空調設備設置工事費を計上しておりまして、特定財源として都支出金を計上してございます。  次の中学校施設改修事務につきましても、小学校と同じく一部の学校施設における耐震診断の状況を踏まえました耐震補強設計費及び体育館の空調設備設計費を計上しております。  その下の学校施設建設費でございますが、義務教育施設整備基金積立金につきましては、寄附金、運用利子及び基金の積み増しによる積み立てを行うものでございます。  一一四ページをお開きください。社会教育費の文化財費でございますが、伝統的建築物の保存といたしまして、次大夫堀公園民家園改修工事の前倒しによる工事費を計上してございます。  一一六ページをお開きください。諸支出金の財政積立金でございますが、財政調整基金積立金につきましては、基金の積み増し及び運用利子の積み立てを行ってございます。  その下の減債基金積立金につきましては運用利子の積み立てでございます。  一二〇ページをお開きください。繰越明許費補正調書でございます。計画行政の推進ほか三十二件につきまして、公共工事の前倒しのほか、それぞれの事業の進捗に伴いまして予算を三十一年度に繰り越して執行するものでございます。  一二八ページをお開きください。債務負担行為補正調書でございます。1の変更につきましては、六所橋区民集会所改修に係る実施設計ほか八件につきまして、改修工事設計の実施時期を次年度以降に延伸するため、三十年度につきましては取り消すものでございます。  一三〇ページをお開きください。2の追加でございます。代沢小学校の改築につきまして、体育館への空調設備設置及び地中埋設物の撤去が必要となったため、債務負担行為を追加するものでございます。  以上が一般会計でございます。  次に、特別会計でございます。  一四二ページをお開きください。国民健康保険事業会計歳入歳出補正予算事項別明細書(第二次)でございます。特別会計につきましては、以降、この事項別明細書に基づきまして御説明をさせていただきます。なお、特別会計の補正は全て第二次補正となってございます。  初めに、表の上、歳入でございますが、今般の国民健康保険事業会計の補正につきましては、国民健康保険料の収納状況等によりまして、国民健康保険料と一般会計からの繰入金の財源更正を行うものでございます。  下の表、歳出につきましては、歳入面の財源更正のみのため、歳出予算としての数値の変動はございません。  次に、一六二ページをお開きください。後期高齢者医療会計でございます。  こちらの下の表、歳出でございますが、分担金及び負担金につきましては、広域連合への保険料軽減措置負担金が増となったことなどによる増額でございます。  次に、上の表の歳入でございます。まず、二行目の諸収入でございますが、広域連合からの返還金を計上しておりまして、一行目の繰入金につきましては、今般の補正の収支状況により、増額を行うものでございます。  次に、一七八ページをお開きください。介護保険事業会計でございます。  下の歳出でございますが、保険給付費につきましては、居宅介護サービス給付費の減などによる減額、基金積立金は、介護給付費準備基金への積立金の増額でございます。  地域支援事業費につきましては、歳入面の財源更正のみのため、歳出予算としての数値の変動はございません。  上の歳入の表でございますが、各歳出の事業と連動いたしました増減等を反映した内容で記載してございます。  説明につきましては以上となります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○上山なおのり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆上島よしもり 委員 一一〇ページ、一一一ページの小学校維持運営費の補正についてですけれども、下北沢小学校通学用バス送迎に関する減額ということでの説明でしたけれども、そもそも予算のうち、どれぐらいこのバス送迎に使われて、またバス送迎をおやめになられた後の対策費にどれぐらい使われたかというのがわかれば教えてもらいたいんです。 ◎松永 財政制度担当参事 まず、バス送迎の経費といたしましては、千五百万円ほどを六カ月間計上しておりまして、そのバスの終了後に見守り誘導員を追加で二名を配置いたしまして、それが約三百八十万円ほど、それを除きました当初予算額三千六百万円から千八百万円ほどを除きました千七百万円について、今回減額補正をさせていただくというものでございます。 ○上山なおのり 委員長 それでは、意見に入ります。  本四件について御意見がありましたら、どうぞ。 ◆中村公太朗 委員 代表でも一般でもテーマにしましたけれども、教育の世田谷遊びと学びの教育基金について二千万円計上されるということで、基金創設自体については承認をいたしますけれども、引き続き、格差拡大をするような使い道自体についてはあり得ないと思っていますので、注視をしていきたいと思いますし、予算審議の中でもやってまいりたいと思います。ということで、賛成します。 ◆板井斎 委員 公明党はこの補正予算に賛成をいたしますけれども、その理由としては、教育関連費で体育館への空調設備設置工事費の計上や、あとは基金です。耐震補強工事に備えた基金の積み立てと、それから庁舎への積み立ても行っているということで、そうした昨今の教育関連経費等の増大に備えた、また関連した補正予算ということで、賛成をいたします。 ◆中里光夫 委員 日本共産党は、学校耐震への対応であるとか、就学援助の拡充であるとかを評価いたしまして、一般会計及び介護保険事業会計については賛成、国民健康保険事業会計及び後期高齢者医療会計については、当初予算に反対でしたので、反対いたします。 ◆上島よしもり 委員 自民党といたしましては、補正予算には賛成するんですけれども、今回の世田谷遊びと学びの教育基金積立金の部分について、今後、使用については、我が会派の一般質問の中でも申し上げさせてもらいましたけれども、また質問させてもらいましたが、その他の部分のところが明確になっていないんですけれども、部活動のいろいろな活動、特に頑張っていらっしゃって、またいろいろ課題も多いという中に対してもしっかりと対応していただくような、教育委員会としての判断をしっかりとしていただくような基金の使われ方ということを期待しまして、またお願いしまして、これから運用していただきたいということを申し上げさせていただきたいと思います。 ○上山なおのり 委員長 これより採決に入ります。本四件を二回に分けてお諮りしたいと思います。  まず、議案第六号及び議案第九号の二件についてお諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 異議なしと認めます。よって議案第六号及び議案第九号の二件は原案どおり可決と決定いたしました。  次に、議案第七号及び議案第八号の二件についてお諮りいたします。意見が分かれておりますので、採決は挙手によって行います。  本二件を原案どおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○上山なおのり 委員長 挙手多数と認めます。よって議案第七号及び議案第八号の二件は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 次に、議案第十号「世田谷区組織条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎田中 政策企画課長 議案第十号「世田谷区組織条例の一部を改正する条例」について説明をいたします。  二月四日の本委員会にて組織改正案を説明しましたが、本日は条例改正を伴う部分でございます。  障害者の福祉に係る施策の推進体制の強化を図るため、組織を改正する必要があり、組織条例の一部を改正するものでございます。  条例改正の内容です。第一条の部について規定する条文ですが、高齢福祉部の項の次に障害福祉部を加えるものでございます。  第二条、部の分掌事務を定める条文になりますが、保健福祉部の項の第三号を削り、同項第四号を同項第三号といたします。さらに同表の高齢福祉部の項の次に障害福祉部の分掌事務として、(1)障害者の福祉施策に係る計画及び調整に関すること、(2)障害者の保健福祉施設の整備及びサービスに関することについて加えます。  附則で施行予定日につきましては、平成三十一年四月一日でございます。  説明は以上です。よろしく御審議をお願いいたします。 ○上山なおのり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 それでは、これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 次に、議案第十一号「世田谷区手数料条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎菅井 総務課長 それでは、議案第十一号「世田谷区手数料条例の一部を改正する条例」につきまして御説明いたします。  本件につきましては、高度地区の都市計画変更に伴い、建築物の絶対高さ制限の特例認定申請手数料等を定める必要があるため、御提案したものでございます。  議案の裏面、二ページをごらんください。条例別表第1におきまして、新たに百九の二の項で、高度地区における建築物の絶対高さ制限の特例認定申請手数料及び百九の三の項におきまして、特例許可申請手数料について記載のとおり定めるものでございます。  内容につきましては、前回の本委員会におきまして御説明したとおりでございます。
     施行日につきましては、附則の記載どおり、平成三十一年四月一日でございます。  説明につきましては以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○上山なおのり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十一号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 次に、議案第十二号「仮称世田谷区営豪徳寺アパート一号棟新築工事請負契約」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎渡邉 経理課長 では、議案第十二号「仮称世田谷区営豪徳寺アパート一号棟新築工事請負契約」につきまして御説明いたします。  本件は、予定価格が一億八千万円以上の工事請負契約であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づき提案するものでございます。  入札は一般競争入札により行いました。  契約の相手方は株式会社中島建設東京支店で、契約金額は五億二千九百九万二千円、工期は平成三十二年十月一日で、複数年にわたりますので、債務負担をとってございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○上山なおのり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆岡本のぶ子 委員 この入札で、四社の中で三社が辞退されているんですけれども、そこの説明をお願いします。 ◎渡邉 経理課長 辞退の理由ですけれども、二社が技術者の配置が困難であるということ、もう一つについては、他案件に応札したものが一社ということで理由を説明いただいてございます。 ○上山なおのり 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十二号は可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 次に、議案第十三号「世田谷区立総合福祉センター利用施設改修工事請負契約」、議案第十四号「世田谷区立総合福祉センター利用施設改修電気設備工事請負契約」の二件を一括して議題としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 御異議なしと認め、議案第十三号及び議案第十四号の二件につきましては一括議題といたします。  本二件について、理事者の説明を求めます。 ◎渡邉 経理課長 議案第十三号「世田谷区立総合福祉センター利用施設改修工事請負契約」、議案第十四号「世田谷区立総合福祉センター利用施設改修電気設備工事請負契約」につきまして一括して御説明いたします。  本二件は、いずれも予定価格が一億八千万円以上の工事請負契約であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づき御提案するものでございます。  入札はいずれも一般競争入札により行ってございます。  初めに、議案第十三号「世田谷区立総合福祉センター利用施設改修工事請負契約」につきまして御説明いたします。  契約の相手方はハザマ・エンジニアリング株式会社で、契約金額は二億八千五百十二万円でございます。  引き続き、議案第十四号「世田谷区立総合福祉センター利用施設改修電気設備工事請負契約」についてでございます。  契約の相手方は旭・大新建設共同企業体で、契約金額は二億七千九百十八万円でございます。  工期はいずれも平成三十二年二月十四日で、複数年にわたりますので、債務負担をとってございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○上山なおのり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆中村公太朗 委員 議案に対しては文句はないんですけれども、一点教えてもらいたいのが、これは先ほど言った辞退理由の複数案件の片方を落としたら辞退になりますということだと思うんですけれども、例えば、こっちのほうが安いじゃないですか。安いほうに落としたら、高いほうのものは自動的に辞退になってしまうのか、もしくは金額の多寡で優先順位というのは決まっているんですか。 ◎渡邉 経理課長 基本的には高いものから開札をしていきますので、そこが落ちた場合には次のものについては無効という扱いになります。今般の扱いでいけば、無効になっているのが中島建設ですけれども、その前の豪徳寺アパートのほうを落札したので、こちらが自動的に無効になったと、こういうことでございます。 ◆中村公太朗 委員 具体名はあれなんですけれども、例えば一個前の豪徳寺アパートのほうは、ハザマさんは辞退になっているじゃないですか。でも、先にこっちが開札していたとして、その後に行われたほうで落札をしたから過去にさかのぼって辞退になるということは、負けているけれども、辞退になるということなんですか。 ◎渡邉 経理課長 辞退の理由としては、ハザマ・エンジニアリングさんは、技術者の配置が困難ということですけれども、この理由で来ているんですけれども、ちょっと想像の範囲ですけれども、次の案件を落とすに当たっても技術者が不足するという理由になってくる部分もあると思うんです。辞退の書き方の問題だと思うんですが、まず一個目の豪徳寺アパートのほうについては、理由として技術者の配置が難しくなったため辞退いたします。されども、同日開札のこちらの総合福祉センターについてはそのまま開札したという流れになっているんです。だから、理由としていただいているのは、技術者の配置が難しくなったということには変わりはないんですけれども、中身の部分については、もしかしたら、こちらに応札するため技術者が足りなくなっているということもあるかもわからないんですけれども、そこまで詳しくはちょっと聞いていないんですけれども、理由としてはそういうことで伺ってございます。 ◆中村公太朗 委員 こっちの福祉センターのほうをハザマがとったから自動的にこっちが辞退になったというわけじゃないということなんですね。 ◎渡邉 経理課長 違います。むしろ、中島建設さんが無効が一件あるかと思うんですけれども、これが中島建設さんが一個目ので落札してしまって、二個目のほうは辞退していなかったので、そのまま無効になったと、こういう扱いでございます。 ◆板井斎 委員 関連してですけれども、そういう考えのもとだと、例えば金額の多いほうから入札をしていったとして、次の物件で一番目の物件と兼ねて入札に参加していたところが、二番目の物件よりも安い値段で入札していたということだってあり得ると思うんですけれども、その場合は、辞退者が出るということで、最低価格で入札した方がその仕事をとれないということは想像的にあるんですか。 ◎渡邉 経理課長 今、私の頭の整理ができていないんですけれども、もう一度、申しわけございません。 ◆中村公太朗 委員 例えば中島が二個目に一番低かった場合もとれないんですかという話。 ◎渡邉 経理課長 大変申しわけございません。二個目の案件で中島建設が一番低くても、その前の段階で、その日同日開札になっていますので、もう無効になっているので、落ちることはないです。 ◆板井斎 委員 金額的に、そういうことで安いほうが実際入札というのはとるんだけれども、そうじゃなくて、今のように高いところから順番に入れていったら、次の案件で安い値段でとっていた方が辞退になってしまったけれども、単体で見ると、安い値段でとった事業者が自動的に辞退になっている可能性はあるのではないでしょうかと聞いたんですが。 ◎進藤 財務部長 先ほど御質問いただいている部分を申し上げますと、同日で同種のものがある場合については、高い予定価格のものから順番に一般競争入札ということをさせていただいています。順番に開札をしていきますので、後でさかのぼってというようなこと、全体をあけてみて決めるということではなくて、最初のもので入札されたものについては、次のところ以降のものについては無効になるということでございますので、全部順番にやって、後で見てみたらということは、委員御質問のようなことはある可能性はゼロではございませんが、高いもののほうから一番いい条件で順番に入札をさせていくということでさせていただいているということでございます。御理解いただければと思います。 ◆板井斎 委員 可能性があるということがわかったので、いいです。 ○上山なおのり 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本二件を可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十三号及び議案第十四号の二件は可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 次に、議案第十五号「世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修工事(平成三十一年度)請負契約」、議案第十六号「世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修電気設備工事(平成三十一年度)請負契約」、議案第十七号「世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修機械設備工事(平成三十一年度)請負契約」の三件を一括して議題としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 御異議なしと認め、議案第十五号から議案第十七号に至る三件につきましては一括議題といたします。  本三件について、理事者の説明を求めます。 ◎渡邉 経理課長 では、議案第十五号「世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修工事(平成三十一年度)請負契約」、議案第十六号「世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修電気設備工事(平成三十一年度)請負契約」、議案第十七号「世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修機械設備工事(平成三十一年度)請負契約」につきまして一括して御説明いたします。  本三件は、予定価格がいずれも一億八千万円以上の工事請負契約であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づき御提案するものでございます。  入札はいずれも一般競争入札により行ってございます。  初めに、議案第十五号「世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修工事(平成三十一年度)請負契約」についてでございます。  契約の相手方は株式会社儘田組で、契約金額は一億八千三百六万円でございます。  次に、議案第十六号「世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修電気設備工事(平成三十一年度)請負契約」についてでございます。  契約の相手方は米沢・石野建設共同企業体で、契約金額は五億五百二十二万四千円でございます。  次に、議案第十七号「世田谷区立特別養護老人ホーム上北沢ホーム改修機械設備工事(平成三十一年度)請負契約」についてでございます。  契約の相手方は温調・杉山建設共同企業体で、契約金額は八億一千六百四十八万円でございます。  工期につきましては三件ともに平成三十二年三月十六日となってございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○上山なおのり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。 ◆中村公太朗 委員 この間の最初の事前説明のときにも聞きましたけれども、改修工事よりも電気設備工事と機械設備工事のほうが圧倒的に金額が高いという、少しこれまでにない特殊な案件だろうと思いますし、これも議会で申し上げましたけれども、改修工事のほうは極めて競争性が高いが、落札率が低いと、一方で、これだけ巨額な電気設備、機械設備については、非常に高落札で起きているということを考えると、やはり同じようなことが繰り返されているとはもちろん言いませんけれども、注意をして見ていかないと、果たして問題が起きた業種、工事のみだけでしかその抑止が働いていないということも十分考え得るので、引き続き、全体の工事種目に関係ない、抑止的な働きが働いているなということが見られるような対策というのはしっかりとっていただきたいということを意見として申し上げまして、賛成します。 ○上山なおのり 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本三件を可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十五号から議案第十七号に至る三件は可決と決定いたしました。  以上で1議案審査を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 次に、2報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)行政評価の再構築について、理事者の説明を願います。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 それでは、行政評価の再構築について御報告いたします。  資料をごらんください。1の趣旨ですが、これまでも評価を行っておりました新実施計画事業をより適切に評価し、またそれ以外の事業についても業務改善及び行政経営改革を推進するため、三十一年度より新公会計制度を活用した新たな手法により行政評価を行うことといたしましたので、御報告するものでございます。  再構築の背景、2でございますが、行政需要は多様化、複雑化し、区民ニーズや政策目的が事業と事業の間で相互に関連が深くなっておりまして、事業の見直しはかつてよりも難しくなってございます。一方で、今後、高齢者人口や公共施設の更新需要などが確実に増加することから、事業の見直し、経営改革は徹底しなければなりません。全庁を挙げて事業の評価を進め、政策目的が時代に即しているか、あるいは手法が有効であるかといった観点から見直し、改革を積み上げる必要がございます。このため、行政評価の見直しを行ったものでございます。
     3新たな行政評価における主な変更点でございます。  (1)新公会計を活用いたしまして、人件費や減価償却費、間接コストを含めた事業のフルコストを明確にできるようになります。これにより、区の事業と民間や他の自治体の事業などとのコスト比較ができるようになります。  (2)成果の達成状況と年度ごとの取り組みを数値で把握いたします。既に新実施計画後期では、行動量と成果指標を可能な限り数値により設定してございますが、これによりまして取り組みの単位当たりのコストを明確にすることができ、また成果に対し各取り組みの寄与度、成果達成に役立つ取り組みなのかどうかということを論理的に分析いたします。  (3)です。参加と協働の状況について明らかにいたしまして、事業のプロセスを分析することで、どこに参加と協働の成功要因があったのかを明確化いたします。  一枚おめくりいただけますでしょうか。各評価種別ごとの評価について御説明いたします。まず、対象ですけれども、そちらのピラミッド図がございますが、網かけの部分が実施計画にかかわる事業でございます。こちらについては、従前どおり、政策、施策、事務事業の三階層で評価を実施いたします。下にはみ出たようになっている白い部分が新実施計画に該当しない事務事業ですが、こちらにつきまして、対象を絞り込み、ロジックによる分析を行って事業の見直しを推進したいと考えております。  (1)はその白い部分、新実施計画以外の事務事業の評価ですけれども、新たな行政評価は、こちらで御説明する考え方が基本になります。  ①の目的ですが、近年、人口増や人口構成、家族のありようの変化、AI、ICTを初めとした技術の進化、多様性社会の進展など社会状況は急激に変化しておりますが、従来の事業のありようは必ずしもその変化に対応し切れていない場合も出てきております。さらに、公共サービスの需要のさらなる増大に対しまして、行政の持つ資源だけで対応することは難しくなっておりまして、民間の資源を生かした公共サービスの充実を求められております。このような状況を踏まえまして、事業のありようをいま一度整理いたしまして、目的、対象、手法が時代に即しているのか、また新たな技術や社会資源を活用できないか、事業間の連携や官民の連携が図れないかといった視点から評価いたしまして、事業の手法転換のみならず、事業そのものの再構築も含めた改善策の具体化を進めてまいります。  ②の対象です。今申し上げた目的を踏まえて絞り込みまして、例えば従来から長期間手法を変えていない事業ですとか、財源の創出や民間資源の活用が必要になってきている事業において実施したいと考えてございます。  ③評価の内容についてです。ポツの一番目ですけれども、まず、改めて事業の目的、対象、手法を確認いたしまして、目的と手法の間に論理的なそごがないかといった観点から、事業のありよう、今現在の事業がどのような実態になっているのかを明らかにいたします。  ポツの二番目ですが、参加と協働、横断的連携の状況の再確認をいたしまして、また他の自治体との手法の比較もし、行政の役割の範囲はどこにあるのか、民間資源の活用の可能性はないのかといった評価をいたします。  次のページでございます。一番上ですけれども、新公会計制度を活用いたしまして、事業のフルコスト、単位当たりコストと成果の達成状況から、費用対効果を明確に分析いたします。  以上申し上げたことによりまして、事業を取り巻く社会背景や他の政策とのかかわりを踏まえまして、当該事業をどのように評価すべきか。例えばですが、これ以上の需要増に対応できる持続可能性があるのかですとか、区民生活を守るためには、質の確保の観点から評価すべきではないのかといった点ですとか、あるいはこの事業はコスト面から評価すべきではないかといった各事業ごとに固有の分析評価の視点があると思いますので、そちらを明確にいたします。この視点に基づいて改善点の具体化を図り、考え方を整理してまいります。  このような評価分析を一つ一つの事業について丁寧な議論を重ねて行いまして、最終的には新実施計画の行政経営改革の取り組みに追加いたしまして、計画的に進めてまいります。  (2)と(3)ですけれども、こちらは新実施計画事業のそれぞれ事務事業と施策に当たりますが、こちらの評価については、今申し上げました(1)の実施計画以外の事務事業と基本的な評価の考え方は同様でございます。  下へ行きまして、(4)の「政策」の評価ですが、こちらは①の目的に記載のとおり、重点政策を構成いたします十前後の施策が横断的に連携すること、また参加と協働により、多様なニーズに対応した政策となることが政策推進には重要でございますので、参加と協働及び横断的連携を中心とした評価を実施いたします。  一枚おめくりいただけますでしょうか。5のこの評価の公表でございます。これまでと同様、新実施計画に係る政策評価及び施策評価は、各年度の決算附属資料、各会計主要施策の成果、主要事業の説明にまとめまして議会に御報告いたします。また、事務事業につきましては、具体的な改善の取り組みを新実施計画後期の推進状況に追記し、御報告してまいります。  6今後のスケジュールのところに、今申し上げました主要施策の成果、新実施計画後期の推進状況の御報告のスケジュールを表記してございます。  なお、今御説明申し上げた各階層の評価票を参考資料として添付してございますので、後ほどごらんいただければと思います。  説明は以上でございます。 ○上山なおのり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆岡本のぶ子 委員 今回、行政評価の再構築ということを打ち出されて、今後、財政の見える化が進んでいくということに期待をしております。  その上で、この新公会計制度の導入は、我が会派として長年求めてきたことなんですけれども、今回、3の新たな行政評価における主な変更点というところのフルコスト情報というか、ここについてなんですけれども、人件費を盛り込んでフルコスト情報として大切な評価の基準だと思うんですが、この人件費の中身なんですけれども、今世田谷区では、正規の職員の方と非常勤の方と、あとアルバイトですとか、さまざまパートの方とかが入っていらっしゃると思うんですが、この人件費というのはどこまでが人件費としてカウントされるのかを伺いたいんですけれども。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 今御指摘ございました人件費ですが、参考資料1をごらんいただきたいんですが、右側の二段目に事業に係る人員というのを各事業ごとに算出して、その上で人件費を算出しようと考えてございますが、こちらのように係長、係員、再任用、非常勤のそれぞれにつきまして人員を出し、これに対して単価を掛けて出そうとしておりまして、またいわゆる職員費になっていない事業費に入っている人件費につきましても、事業費のほうで算出いたしますので、フルの人件費を出していくというやり方をとろうと思っております。 ◆岡本のぶ子 委員 ちょっと私の理解が足りないんですが、アルバイトという方は世田谷区として雇用しているんですか。アルバイトという契約はあるんですか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 臨時職員ということで、ございます。 ◆岡本のぶ子 委員 その場合にこの事業に係る人員の中にはカウントされるんですか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 こちらにはカウントしませんが、事業費の中にその人件費をカウントして出していくということですので、フルの人件費も含めたトータルのコストを出していくということでございます。 ◆岡本のぶ子 委員 では、そこは事業費の中でも人件費を区分して読み取ることはできるということの理解でよろしいんでしょうか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 こちらのフルコストの表が一番下にございますけれども、この中で事業費の内訳を出していくので、ここでお示しするということになります。 ◆岡本のぶ子 委員 あともう一つ伺いたいのは、この新公会計制度を用いた上での行政評価をしつつ、世田谷区として、これから一年ごとに積み上げながら、世田谷としての経年の行政評価の比較というのは出てくると思うんですけれども、この中に他自治体との評価もやりやすくなっていくよというふうには書かれているんですが、世田谷と同様の手法を用いる他自治体というのは、今までは先行して、町田ですとか、江戸川がその自治体だったと思うんですけれども、今現在のところ、東京、例えば二十三区に絞ってでも結構なんですが、どれぐらいの自治体がこの評価手法でやられているんでしょうか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 大変申しわけないんですが、新公会計制度を導入いたしまして、行政評価をどのように改めたかということについて、改めて二十三区のやり方を調査してございませんので、ちょっとどのようになっているのかというのはこちらではまだ把握できておりません。 ◆岡本のぶ子 委員 では、この他自治体というのはどこを指しているんでしょうか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 まず、町田は自治体間ベンチマークをこれまでも実施しておりましたが、そういったところとの比較ができないかという検討をさせていただきたいと思っておりますのと、またフルコストの比較に限らずですけれども、これまでも行政評価を行うときには、他自治体、二十三区のほかのやり方と比較するということはございましたが、意識的、明示的にはやっておりませんでしたので、その事業の手法ですとか、行政の役割はどこまでで、どこからは例えば民間に任せるかといった、そういった手法についても比較ができないかと考えているところでございます。 ◆岡本のぶ子 委員 わかりました。では、今現時点では、町田さんとベンチマークしながらということは理解しました。  最後に一点伺いたいんですけれども、区議会への報告をしていただいて、区議会としてまたこの評価の内容をチェックするということは非常に有効なんですが、今度はさらに開かれて、区民の方々に、納税者の区民の方々にどうこの見える化ができるかという意味では、区民への情報提供のあり方はもう考えられていらっしゃるのか伺いたいんです。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 こちらの評価票のうち、参考資料2と3につきましては、議会への御報告とともに、区民への御報告という形になりますが、事務事業評価につきましては、まだどのような形で御報告するかというところをこれから整理するところでございまして、新実施計画の中にこの評価の結果としての事業の見直しの手法についてはもちろん御報告していくんですが、そのベースになります評価がどのようなものであったかというものの見せ方については、これからまた検討を進めてまいります。 ◆岡本のぶ子 委員 東京都も、また町田も、以前浜松市もそうでしたけれども、やはり区民、市民にわかりやすい評価の仕方というのでしょうか。先ほどおっしゃられたように、利用者は少ないかもしれないけれども、必要なものなんだというその行政判断だとか、そういったことも組み込んだものを日本の方にもお見せして、そして区民からの評価も得るということが今後大事だと思いますので、ぜひわかりやすい区民への情報提供のあり方もあわせて御検討いただきたいと思います。要望です。 ◆田中優子 委員 この資料の二ページ目の評価の三層のところで、新実施計画の部分とそれ以外の事務事業というふうに表があると思うんですけれども、この新実施計画以外の事業のほうが圧倒的に、約七百だから多いわけなんですが、それらは一切フルコストを出すというようなことはもうしないで、新実計画の部分のみですという理解でよろしいんですか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 いえ、(1)のところで御説明したのはこの白い部分でございまして、七百事業全てではございませんが、年度ごとに五十事業程度に絞りまして、深く突っ込んだ評価分析を行っていこうと考えてございます。 ◆田中優子 委員 少しずつふやしていって、最終的には全ての事業を、公会計を導入したフルコストを出すようなものにしていくということでよろしいんですか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 評価を進める中で、このようなやり方の評価になじむものがどのような事業であるのかといった分析もまた出てくると思いますので、まずは、毎年この実施計画の期間内の事業を四年間評価していきながら、七百事業全てに広げるのか、それとも対象を分けて別の評価の仕方を考えるのかといったことについても研究していこうと考えております。 ◆田中優子 委員 これはさまざま議論してやっていくということだったんだけれども、やっていくのはそれぞれの所管に所属する職員が自分たちの所管でやっていることはどうなのかという、そのコストも出していきながら、評価を担当者がしていくということでよろしいんですか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 もちろん各所管が一番事業について理解をしておりますので、所管ごとの作業が不可欠になるんですけれども、先ほど議論と申し上げましたのは、この評価の仕組みを私どもが整理いたしましたので、政策経営部と所管部とで議論をしながら、この評価の仕方は本当にこの視点でいいのか、こういう切り口もないのかといったものを積み上げながら形をつくっていこうと思っております。  ですので、一つ一つの事業については相当時間がかかるかと思うんですけれども、そういった議論を逆に積み上げないと、突っ込んだ分析は、評価はできないのかなと考えておりまして、そのやり方をとろうと思ってございます。 ◆田中優子 委員 伺ったのは、つまりずっと同じ形で、これでいいんだと信じ込んでというか、余り改革する気もなくやられている事業って結構たくさんあると思うんですよね。本当にそれが必要で続いている場合と、そろそろ本当だったらこれは要らないのかもとか、変えなきゃいけないのかもしれないけれども、所管はもう気づかないというんですか、それでいいと思ってやっていると気づかないことがすごく多いと思うんですよ。それはどうするのかなと思ったんですが、それは政策経営部が一緒に議論することによって、そこにメスを入れていけるというか、いくことになる、そういう感じですかね。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 既に一度庁内では説明会を実施したんですけれども、説明を聞いて、うちの事業がこれに該当するんじゃないかというような問い合わせも幾つか出ておりますので、各所管部のほうから問題意識を持っているものについて上げていただくというのが一つと、あとこちらのほうからも、こういうやり方が今の時代に本当に合っているんだろうかという課題認識を持っているものについて所管部に働きかけて、一緒に評価をして見直していかないかという呼びかけもしていこうと、両面から考えてございます。 ◆田中優子 委員 そうすると、政策経営部の負担が物すごく大きいというか、責任が大きいというか、今聞いていて気が遠くなりそうな感じがするんですけれども、それは大丈夫なんですかということと、政策経営部の評価に係るコストというんですか、フルコストはどうなるんですかというのが、そこをどう考えているのか伺いたいんですけれども。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 おっしゃるとおり、一つ一つの事業の見直しにかなり丁寧なやり方をしようと思ってございますので、そのこともあって年間五十事業が限度といいますか、ボリュームかなというふうに思っております。  当然、それにかかわる政策経営部のコストも考えなければならないので、自分たち自身の事業評価、行政評価もあわせてやりながら進めていきたいと考えます。 ◆田中優子 委員 政策経営部の評価に関するフルコストの評価みたいなものというのはどこかで報告されたりするんですか。 ◎宮崎 副区長 過去、事務事業見直しということを十年ぐらい前にやったときに、膨大な資料をつくり、それに対して議会側へ三年ぐらい御提出したんですが、結果として、この労力と見直した結果の部分がリンクしていないよということから、一度区民の方にもお出ししたんですけれども、なかなかやっぱり見ていただけなかった。これは先ほど岡本委員からありましたように、見える形のものが、我々はある意味全部を出したんですが、何を言っているかがわからぬというのでは意味がない。今度は、今回の手法としては、まずデータベースを、先ほどちょっと中西からも話がありましたけれども、フルコストという考え方の部分は全部に通すんです。新公会計です。ただし、どれをピックアップしてくるかというところがまずポイントになってくると思いますし、その評価の軸については、今お話しのように、当然政策経営部のほうもパワーが限られますから、どういうところに絞っていくのかということを、当然、区長を含め、協議しなきゃいけないと思います。  ただ、全てがベーシックなところで基礎自治体としてやっているものも当然あるわけですから、だんだん時代とともに変わってきているものについて、この手法でいいのかという振り返りは、これは査定をやると一番わかりやすいですけれども、財政のほうで協議をする際に、担当者からもいろいろヒアリングをかけるわけですけれども、当然担当者も、みずから執行しながらも、疑問に思っていることも多々出てきます。こういうこともなるべくその一つ一つの年度の部分での査定で反映をさせようとしますが、やっぱり限界がある。  それが一番ポイントになるのは、他の部署がどれぐらいのコストをかけているかというのは余り見えないんです。まずここの部分についてのものを、例えば同種のものは当然部によって違いますから、やり方は違うわけですけれども、例えばこれを同種で見たときには、こういう方法をこの部はやっているよということは、こういうことをやることによって見えてくる。こういうことも政策経営部では見えるわけですから、そういうことに使いながら、まず所管部とのキャッチボールがスタートしていないといけないんだろうと思っています。また、そこには、我々で言うとICT関係の部分なんかも、やっぱり若い人たちのほうがこういう方法をとれますよということの動きがありますので、こういうことも使いながら評価軸を少しずつ進化させていくという方式をとらないと、固定概念だけでやっていたのでは多分だめだと思っていますので、その辺はまさに政策経営部のパワーと、そのやり方の部分についての見合いをいろいろ考えてやらないと、やっぱり膨大な資料だけをつくることに追われてしまいますので、この辺をぜひ議会のほうともお出ししながら協議して、いいものにしていきたいと、こういうふうに考えております。 ◆田中優子 委員 倒れないようにやってくださいという感じなんですけれども、前のすごい膨大なものをせっかくつくって、三年ぐらいでしたっけ、やったのは、これは本当にこんなに労力をかけてつくったって、じゃ、誰が見るのみたいな状態だったから、あれは繰り返さないようなうまいやり方を考えていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ◆岡本のぶ子 委員 今回新公会計制度ということで、日々仕訳をやることから、従来の手法ではなく、圧倒的にエクセルや何かですぐ計算ができるような状態になっていくので、そんなに労力はさほどかからないかな、あと頭を使ってどう見せるかということのほうが重要になってくるんだと思うんです。その中で一番大きなコストがかかるのは公共施設だと思うんですけれども、公共施設の価格を改定するときというんですか、三年に一度とか料金改定をするときに、実際にこれがどうして何%なのかというのは常に問われてきたと思うんですね。でも、今回、新公会計制度を導入することで、いろいろな利用率から、老朽化した建物なのかどうなのかという、実際の行政サービスの部分から、さまざまがそこに加味できるようになると思うんですけれども、公共施設のマネジメントをするこの新公会計制度をもとにした担当部署というのはつくらないのでしょうか。 ◎田中 政策企画課長 今御質問、公共施設の使用料というか、利用料とか、その部分でということでお答えしたいと思うんですけれども、これまでさまざま改定するときに、例えば駅に近い利便性の高いところのほうが料金は高くするべきだとか、例えば新しい施設のほうが料金が高いほうがいいんじゃないかとか、そういったような意見はいろいろいただいている中で、ただそういったやり方はとらないで、かかっているコスト、それからそれにそうする部分、今までの積み重ねの部分で料金というのは改定させていただいたというのもございます。あとは消費税が上がっているとか、光熱水費の部分ですとか、そういったさまざまな要因がある中で、上げさせていただいたというのがあります。  昨年の九月に、また一定程度の考え方をお示ししているわけですけれども、そういった部分での利用料金の改定があった、政策企画課が取りまとめをしてやってきましたけれども、今後もこういった形での情報がまとまるわけですけれども、それは政策企画課のほうでやっていきたいというふうに考えているところです。 ◆岡本のぶ子 委員 ということは、政策企画課さんで、この公共施設のマネジメントをやるということですか。 ◎田中 政策企画課長 今まで、先ほど申し上げた使用料、利用料という部分でのお答えなんですけれども、例えば建物の維持管理経費、それから更新時の建てかえの経費、新築もそうですけれども、そういった部分をどういうふうに行うかということでは、施設営繕担当部のほうに公共施設マネジメントの担当課があるということで、そこではコスト管理を主にやってきたところです。  来年度の組織について、公共施設の利活用を推進する副参事、課長級のポストを政策経営部の中に設置するということがありまして、この部分、官民連携ですとかの民間活用の部分も推進していく副参事の予定なんですが、既存の公共施設の部分、それをどういうふうに、総合管理計画の見直しも含めてちょっとやっていきたいというふうに考えているところです。 ◆岡本のぶ子 委員 では、今おっしゃられた施設営繕のところと、あと政策企画のほうとで連携しながらなんだと思うんですが、今後、そこがきちんとした形になるように、かなりの課題がある部分にメスを入れていくんだと思うので、よろしくお願いしますということだけをまずお願いしておきます。 ◆中里光夫 委員 今回フルコストを見られるようになるんだと、その中で評価していくんだということだと思うんですけれども、単純にコストで比較するということじゃなくて、その政策目的に合わせた評価というのが大事になってくると思うんです。お金はかかるけれども、必要な事業というのは当然あるわけで、その一つ一つの事業なり政策なりの目的をどう評価していくのか、この中に織り込んでいくのかというのは重要なことだと思うんですけれども、そこについてはどのようにお考えなんですか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 参考資料1の表面の右上になりますけれども、分析・評価の視点という囲みがございまして、先ほど4の(1)で事務事業評価の評価のやり方を御説明させていただいたときに、各事業に固有の分析、評価の視点というのは何なのかということを明らかにするというふうに申し上げましたが、まさに今御指摘があったように、必ずしもコストと成果の分析だけではなく、仮にコストがかかったとしても、他の政策への波及効果等々を考えると、このコストは妥当なんだという考え方であるとか、あるいはちょっと別の話になりますが、この事業を持続可能な形にするには、行政だけで行うのではなく、区民、事業者にも参加と協働をしてもらって、事業自体をもう少し大きく再構築する必要があるんだというような、それぞれ違った評価の視点というのはあると思います。まずここをしっかり、今の事業のありようを明らかにした上で、どのようにこの事業であれば分析すべきなのかということを明らかにした上で、では、改善はどこを見直していくのかという議論を進めていくと、そういうプロセスを経て行っていこうと考えております。 ◆中里光夫 委員 それから、当然、行政サービスの質をどう維持していくのかだとか、行政としての責任がどこにあって、どう果たすのか、どこまでやるのか、そういうことも重要なポイントにはなってくるんだろうと思うんですが、そこについてはいかがですか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 御指摘の点につきましても、まずその分析、評価の視点のところで一つですけれども、裏面で、最終的な評価、参考資料1の裏面の右側になりますが、総合評価という形でしていきます。これまでコストによる評価や事業の成果がどうなのかという評価、また裏面の左下にございます視点別の評価といった、ポイントごとの評価はしていった上で、先ほどの分析、評価の視点も含め、最終的に総合評価で、御指摘のあったような行政の責任であるとか、どのように質を確保するのかということも含めた総合的な評価を行っていくということを考えてございます。 ◆中里光夫 委員 それから、施設の利用料みたいな話がありましたけれども、私たちは減価償却費を利用料に含めるべきではなくて、それは別の話だというふうにこれまでも言ってきましたけれども、施設を含めたトータルコストが見えてくるということでいうと、これまで施設のライフサイクルコストというのが盛んに言われてきたわけですね。それぞれの施設のライフサイクルコストもあるでしょうし、全体の中でいかにこの施設の費用を下げていくのかというような、そういう意味でのマネジメントというのが重要になってくるんじゃないかと思うんですけれども、そこについてはどんなふうに考えていますか。 ◎宮崎 副区長 確かに、サービスの向上を図るがために、いろいろ区としても工夫をしてきたというのも事実でございますし、当然その見返りが利用料という形のものではね返るものもございます。ですから、それは先ほど委員からもお話がありましたように、この目的は何のためにやっているんだということがまず前提にないと、多分その数字だけを見ていたのでは、当然これは高くなってきて、その分についてを、計算、ルールを見直すかどうかは別にしても、区民の方にこれで納得いただいているのかどうかということも当然反応を聞きながらやらないといけない。ただ、まずは全体をちょっと見ていただくということが絶対必要だと思うんです。その上で、やっぱりこの使い方を含めての部分のところを、例えばこういう使い方ならこの施設はもうちょっと変えたほうがいいんじゃないかという御提案も多分区民からも出てくるんじゃないかと思うんです。  そういうことをキャッチボールしながら、最終的な評価視点というのも定まってくると思いますし、そこはまずは区側のほうから発信しないと、やっぱりそこが見えてこないということがありますので、そのまず第一歩からやっていかないと、やはりサービスとの見合いと、それを多分受益される方々の部分の、区民の方々がそれで利用される部分と、結果が一致してくるのかどうかということが、これがポイントになると思いますので、その辺を十分考えながら、その政策目的もやっぱり出していかなきゃいけない、そう思っております。 ◆中里光夫 委員 区民とキャッチボールしながらというのはいいと思うんです。であればこそ、区民に誤解も与えないように、それから、先ほど岡本委員もわかりやすくということを言いましたけれども、区民にしっかりと伝わって、区民からちゃんと意見がもらえるようなやり方というのをよく検討して進めていただきたいと思います。これは要望しておきます。 ◆上島よしもり 委員 これは実際やるというのは結構大変だと思いますし、結構インパクトがあることじゃないかなと、期待を非常にするわけですが、いろいろ議論がありましたけれども、一つ、やっぱり成果をどう捉えるかというのは非常に難しいと思うんです。例えば国のほうで例として挙がっていましたけれども、自殺防止というものをどういうふうに成果として捉えるかといったところで、実際に施策にたしか落としていったときに、自殺についての意識をしっかり持ってもらっている人が四〇%持つというのが国のほうで出していたんですけれども、それと実際自殺防止とどう関係があるかというと、意外とないんじゃないかということで、最終的には、そういう成果目標というのはおかしいという結論が出たらしいんです。  ごめんなさい、これはちょっと内容が若干違っていたかわかりませんけれども、いずれにしても、その目標と成果目標というものをどうつくっていくかというのが非常に難しいというのが、国でも今研究されているというふうに聞いていますが、世田谷区として、その目標というのはもちろんみんなが理解できるものだと思うんですが、成果目標を数値化するという部分において、どういうふうにあらわすかということと、実際それを統計調査、社会調査等々でそれをどう分析するかというものの、そこが非常に難しくなってくると思うんですが、そう考えますと、今の所管だけで本当に対応できるのというふうな僕は懸念があるわけですよ。  例えば民間のそういった専門のところに、また大学等の協力を得るとか、そういうことまでして、そうじゃないと、行政評価のやり方を変えたとして、また力を注いだとしても、結局みんなに信頼されないものになってしまっては意味がないので、せっかくこれだけ力を入れていくんであれば、それなりの体制づくりを同時にやっていくべきだと思うんですが、その辺というのはいかがですか。 ◎宮崎 副区長 国の議論も、今ちょっと御指摘があったように、いろいろあるようでして、ただ、私がちょっと思うには、やっぱり我々は基礎自治体ですので、まず区民生活との視点のところを変えてはだめなんだろうと思っています。その中では、当然今回、これはスタートをもう一度、新公会計制度ができる段階でスタートを切るわけですけれども、まずやっぱり出すべきものの中に数字というのは、やっぱりこれは客観数字になってきますから、これはやっぱりきちっとお出しする。ただ、数字の読み方はどういうふうに読んでいるかということについてはやっぱりそこでちゃんと説明しないと、数字だけがひとり歩きするということになりますので、これが先ほど言ったどういう評価視点になっていくのかというのは、事業単位でやっぱり違うと思っていますが、とはいえ、じゃ、先ほどの新実施計画を外したところの七百事業単位の七百なら七百分のその評価があるかというと、それはやっぱり違うんだと思うんです。これだとまた区民がわからなくなってしまう。ですから、ある程度のまとめは必要になってくると思います。  その上で、今御指摘がありましたように、数字評価すべきところはやっぱり記述しなきゃいけない。その上で、ただ、これはこういう意味を持つんだということについてやはりあわせて説明する中で、例えば先ほど総合評価の御説明をちょっとしましたけれども、決して今のこの状況の中で、世田谷区だけで考えていていいかどうかという問題も多分にあると思っているんです。ここは、やはりいろいろこの間も議会からも御指摘いただいているように、サービスをふやしていく部分と、一方で、これは本当に基礎自治体だけでとどめておいていいのかという問題も当然、今までもずっと流れてきています。これを国のほうは法定受託事務なりなんなりというふうに制度改正はしてくれたわけですけれども、実際は今でもいろんな通知が流れてくる中でオーダーが入ってくる。そういう中で、これは世田谷区としてはやるべきだ、これは一回とめようとかということも今やっていますけれども、そういう事業の流れがやっぱり多分にあります。  そういう中も含めて区民の方に知っていただく中で、これはやっぱり私たちの部分から超えているのかどうかということも一緒に考えていただくということも必要になってくると思うんです。そういう意味では、先ほどの例が非常になかなか悩ましいテーマをちょっとおっしゃいましたけれども、あれ自体についても、やっぱりどこまでが区としてはどう見ているかということもちゃんと言った上で、こういう評価になりますということをあわせて説明することがまずは大事なんだろうと思いますし、ただ、先ほど言った新公会計の部分の中で数字が見えていることも全部オープンにする中で、議論を呼んでいければというふうに思っています。 ◆上島よしもり 委員 私はやっぱり専門的な知見というのを外部からもしっかりと取り入れてやっていただくことが非常に重要だと思っております。  その中で、ちょっと今、国の法定受託事務の話もございましたけれども、やはり国がやっていることも、実際、地域の我々も含めてですけれども、何でこんなやり方で、何でこんなことをやっているのと、よくわからないものもございますので、そういったものについても、やはり僕は行政評価していただいて、それをまた国のほうに、上のほうにでもしっかりと意見していくというような、そんな態勢で臨んでいただきたいというふうに思います。意見でございます。お願いします。 ◆小泉たま子 委員 どういう成果を上げて、目標をどこに置くかという区のきちっとした姿勢がないと、こういうことを幾らやってもまた失敗に終わると思うんです。私は、内部で自分たちがやったことを自分たちで評価するというのは本当に難しいというか、なかなかきちっとは出てこないと思うんです。会議は多くなるわ、それに時間をとられちゃって、何のための行政評価なのかなと。  その行政評価を生かすということを考えたときに、今一番区で私が懸念していることは、いろんな事業が縦割りになっていて、本当に風通しが悪くて、個々にやっている、それをまた評価するということなわけでしょう。だから、私はやっぱり評価を、自分たちがまずやった課で、その担当した者がまずすぐそれを評価する。これがどうだったかそれをきちっと評価する。まずそれがないと、時間がたってから、ああだこうだ言っていても私はだめだと思う。そこで評価したものが次のどこに生かされるか、同じようなものがあったら、どこに生かされるか。それで今度、ほかに同じようなものがあったときに、風通しがよくなって、それがまた生かされる。そういう全く基礎的なことがそこで行われないと、何のための行政評価をするかというのは出てこない。時間がたてばたつほど違うような解釈になっていきますから、まずやったそのときに、時間をとってまずやる。そこから私は始めるべきだと思うんです。  何でも私はそこのところが大事だと思うんです。誰のせいにもしない。自分たちがやったことは自分たちで、まず反省点も踏まえてやる。それがどういうふうに区民に、それこそ、成果を上げる、どの部分になっているか、これは絶対やらなきゃいけないかどうかと。私はやっぱりもうちょっと平たく、書類をつくることばっかりじゃなくて、現実に即した評価、それは必ず次につながる。次のものにすぐつながるというような新しい行政評価のやり方とか、ここではそれが見えないので、ぜひそれを考えるべきだなと私は思うんですけれども、言っている意味、わかるでしょうか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 御指摘のとおり、実際に事業を実施した所管部がみずから振り返る、それによって、次に生かしていくという習慣といいますか、それをやっていくのがもちろん大事だと考えてございます。  ただ、御説明もしましたけれども、所管の視点だけだとほかでどうやっているのかというのがちょっとわからないですとか、あるいは、そこで最適な改善をずっと続けてきたというのが、実は時代や社会状況に照らすと少しずれているというようなこともあろうかと思いますので、改めてありようについて一回きちんと振り返ってみようというのが今回のこの行政評価の機会だと考えてございます。その際に、とりあえず政策経営部ですけれども、他者との議論をすることで、今まで見えていなかったものが見えてくるというような、そういうプロセスを経て、なるほどと、見直しに当たっては、そういう多様な視点、第三者の視点みたいなものもないと見直しができないんだなというような、そういう気づきも持ってもらいたいというふうに思っています。このプロセスを庁内で回していく中で、徐々にですけれども、各所管部で多角的に自分の評価を客観的に見ていくというような習慣をもう一度構築していくといいますか、そういったことを目指していければと思っております。 ◆小泉たま子 委員 それはわかっているんです。それはわかった上で私は申し上げているんですけれども、ですから、自分たちでその反省点なり、次はこうするべきだねといったものが、すぐにどこかにちゃんと反映されるような、とにかくガラス張りのそういうもの、自分たちでやったから終わりじゃなくて、それがすぐ生かされるようにしないと、時間ばっかりかかって、ただ冊子をつくったということになるので、そういう成果も実際に見せてほしい。そこの風通しをよくするという、それが別の事業に成果としてあらわれるというような、これをやるに当たってのそういう組織体制をつくってほしい。そうすれば、今の世代はもうちょっと変わってくるんじゃないかと。  いい発想があってもなかなかできない。個々にいいことをやろうとしてもなかなかうまくいかない。連携、連携なんてばっかりやっている。やっぱり全体をチームでやっていくような、そういうものが芽生えてくると、これは成功すると思います。以上です。意見です。 ◆阿久津皇 委員 コストの出し方についてちょっとお伺いしたいんですけれども、多分今回の行政評価の肝となるそのフルコストのところですけれども、人件費、減価償却費もそうなんですけれども、職員だったりとか、固定資産だったりとかというのはいろんな事業で使われている中で、どうそれを切り分けていく。例えばその係長さん〇・八というのは、これはどのように算出するんですか。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 事務分担割合を各課において、予算事業が例えば五つありますと。そのほか予算事業という形にはなっていない、予算は持っていないけれども、やらなければいけない事務があと三つありますみたいな中で、正直、主観的な判断にはなってしまうんですが、この事務に対して、一年間どれだけのかかわり方をしているかというのを各所管課で、事務分担表というのを今つくってもらっているんですが、その表をもとに一人一人の職員の事務分担割合を出してもらい、それの積算で、ここには係長は三人いるけれども、合計すると〇・八だとか、そういう出し方をしていくというやり方をとってございます。 ◆阿久津皇 委員 先ほど上島委員からも指摘がありましたけれども、やっぱり第三者を入れればいいんですが、極力その評価の数字的なところは、もう主観が入らない形でいかないとなかなか信頼度がないだろうし、先ほど御説明の中でも、所管と政策経営部が議論をしながら、積み重ねていくというようなところがありましたけれども、やっぱりそれだけじゃなくて、第三者が見て納得いただけるような、そのためにはやっぱり数字だと思うんですよね。その評価のところもそうですし、そのコストのところも極力客観性を持たせる必要があるのかなと思って、そこが手前みそになってしまうといけないのかなと。そこをできるだけ透明性を持たせてほしいなというところ。  もう一つ、先ほど小泉委員がおっしゃったように、ここで評価したものをどう次に改善に生かしていくのかというところが、最悪、事業廃止まで含めてどのぐらいの覚悟で、翌年度なりに反映させていくのかというのがちょっと見えないのかなと思ったので、意見としてお伝えしておきます。 ◆河野俊弘 委員 皆さん、聞いている中でちょっと気になったのが、やはり今回の新公会計制度が活用されて、いろいろな部分で数値化ができるというところで変更点のところをたくさん書いてあるんですけれども、結果的に各所管で、もちろん目標はあるわけですよね、数字的な幾らだけ予算を増減していくかという。その目標に対して、例えばその書いてある行動量であったりとか、あとは各事業が横断的にというところで、ほかの委員の方もおっしゃっていましたけれども、やっぱり井の中の蛙になっちゃいけない。やっぱりほかの部分で、周りの事業を見直しながら、横断的にもちろんやっていったりとか、あとは3の変更点の(1)にある民間だったりとか、ほかの自治体、類似事業間の比較を行うことができると、ここは非常に多分大事かなと思うんですよね。  そこでやっぱりほかの横の目線が出てきて、僕もいろいろな行政視察とかに行ったときに、地方自治体ってもっともっと必死だと思うんですよ。やっぱり世田谷区のふるさと納税の額とかを見ていても、結果はわかっていたわけなのに、対策がやっぱり遅いとかと言われちゃう原因だと思うんですよね。やっぱり先を見越した、そういった行政評価をしていく中では、ここが欠点だった、そこを見直そう、もっともっと先の部分、やっぱり未来を見越して、こういった部分を改善していこうという先の目標っていうんですか、そういったところをこういった中で出していくべきだなと思うんですけれども、何かあれば。 ◎中西 経営改革・官民連携担当課長 おっしゃるとおり、行政単体では公共サービスを展開していくということは難しくなってくる中で、行政の中での横つなぎもそうですし、民間と連携してやっていくということが積極的に求められる時代に直面しておりますので、今回の議論の中では、従来のやり方というのは、行政の、しかもその所管部の中でどう完結させていくかというフルセットで考えていくということだったと思うんですが、そうではなく、ほかの資源も最大限利用して、どうやって効率的かつサービスを充実させていくのかという議論をやっていくことが必要だと考えております。  先の目標というのを具体的にどのように置けるかは、なかなか今即答は難しいんですけれども、少なくともそういった視点を必ず持っていただけるような議論をしていきたいと考えてございます。 ◆河野俊弘 委員 意見になりますけれども、やっぱり政策経営部だけでやるって結構難しい部分があると思うので、その各事業所管が横断的に、先ほども言いましたけれども、その一つ一つの所管の意識を持ってもらって、政策経営部のほうからこうしてというよりも、所管のほうからみずからこうしていきたいという意見が出るような数値化で、説得力があるような形で進めていただきたいなと思います。  以上です。 ◆板井斎 委員 行政評価は行政評価でいいんですけれども、私はやっぱり持続可能な世田谷区の町、継続して子どもたちの未来に世田谷の町をつないでいくという、そのための行財政評価でなければならないと思うんですよ。そのために、一番はやっぱり財源の確保ですよね。一番先に公共施設の更新需要が確実に増加する、この一つのテーマをとってみても大変なことだと思いますよ。これをどう縮小していくのかと。だから、それぞれの評価は評価としてとうといことかもしれないけれども、その前にやっぱり柱立てをしっかりやっていかないと、それはやっぱりコストの部分だと思いますよ。  例えば、私たちは三軒茶屋庁舎の問題でも、類似事業を見直してくださいと言ったけれども、そのときだけは盛り上がっていたけれども、結局どうなってしまったのかなと。そのときは盛り上がったかもしれないけれども、そのときはこの事業とこの事業は類似しているとかという具体的な事業等も挙がっていたかと思うんですよね。それさえできていないのに、そのときも時間をかけてそういう議論をし、議会にも提出していただいて、さあ、私たちも議論しましょうといったときに計画がお流れになったから、その事業もお流れになった。まさにそういうことにつながるんじゃないかなと心配をしておりますよ。  当然、事業の廃止、それから削減、類似事業の統一、それから私たちが言っている民間へのさらなる委託、こうしたことがやっぱりこの評価の先にあるのか、それはそれとして、評価は評価、今やっていることを評価として、参加と協働のプロセスを分析し、成功要因を明確化し、全庁で共有できる、これはよくわからない表現だけれども、そうじゃなくて、コストを削減できた部署を高く評価するとか、そういっためり張りのあることをしていかなければ、何のためにやるのか。削減した部署が損をするようなやり方では絶対うまくいかないと思うんですけれども、何のためにこの行政評価があるのかということがいまいちよくわからない。何を目的にやるのか。  行財政改革、コストの削減、民間委託、類似事業の廃止、統一、そういうものがやっぱり先にあるというものでなければ、やっても、職員の皆さんは、先ほど多くの委員が心配しているように、労が多くて益が少ないというふうになりかねないんですけれども、もう一度ちょっとその辺のなぜ行政評価をやるのかということをお答えいただきたいんです。 ◎岩本 政策経営部長 さまざま御指摘いただきまして、今、板井委員からも御指摘があったように、財源の確保というのは一つ大きな目標だと思います。ただ、今回、繰り返し、この中にも記載してございますけれども、いわゆる事業の廃止、見直しがなかなか、いわゆる統一的な視点、一つの視点だけでは難しくなってきているということは事実だと思っています。  ただ一方で、何もしないで財源が創出できると思っていませんので、そういう意味では、職員に対してゴールが非常にわかりづらいという御指摘は御指摘のとおりかなと思いますけれども、事業の廃止、例えば類似事業の統合といったような結果を生むことも当然目指してまいりますけれども、ただ、最終的には区民サービスの質の向上というところもございまして、いわゆるどうすればよりサービスの質が高まるのかと、そのためにはコストをさらにかけるべきなのか、民間を活用すべきなのかといったような、いわゆる事業分との中身について十分議論をしたいと考えています。ただ、この中でも記載をさせていただいていますけれども、何せ財源を確保していくというのは我々の最低限の条件でございますので、そこも当然理解いただいた上で、職員には頑張ってもらいたいなと思っています。
     年間のサイクルを考えますと、今、委員から御指摘いただいたような議論というのは、予算編成過程で一番凝縮して出てくるわけですけれども、やはり限られた時期で、十二月から一月に全部決着を出さなくちゃいけない中では、どうしても中途半端に終わる事例もあります。そういう意味では、行政評価という年度のサイクルをしっかり組み上げて、予算編成過程でやるとかやらないという議論を、その過程だけでするのではなくて、もうちょっと行政評価の中で丁寧に、廃止すべきものはしますし、充実するものはするといっためり張りがついた事業運営をしていきたいと思っています。 ◆板井斎 委員 職員の削減をこの間ずっと、バブルの崩壊以降、民間委託を中心として、退職不補充ということでやってきましたけれども、この三年ぐらいは逆に職員数がふえていますよね。ということは、人件費がかかってきているわけですよ。それで、児童相談所の移管だとか、また地方分権の流れ、今後ますますその業務量がふえると、また今までなかった行政の仕事もふえてくると。例えばそういった人件費との、トータルの職員数をもとにして逆算して、やっぱり私は個人的には、今の職員数を維持しながら、新しい行政需要に職員を回していくということは適当ではないかと思うんです。  そうすると、やっぱり今の職員数をふやさないで、新しいところに、例えばまちづくりセンターに職員を配置するとか、そういったところに職員を配置するとなると、当然、新たな仕事をふやすわけだから、職員の人数もふえるわけだし、そうするとやっぱり職員の定数ももっとふえていくと。そういうふうに考えたとき、職員の定数から見た業務の見直しということだけでも、この行財政改革というのは、こんな面倒くさい評価をしなくても十分できると私は思うんです、そういう部分において。  だから、職員の人数を変えないでやっていくのか、財政を、類似事業の廃止をしていく、統合していくとかという明確なものが見えていないと、何のためにやるんだということになりませんかね。私はやっぱり職員数を削減していく、あるいはこのままの数字をやっぱり維持していくという、その中で逆算をした事業というふうに目を向けていったほうがいいんじゃないですか。 ◎岩本 政策経営部長 定員適正化計画で千名削減ということを、十年以上前になりますか、目標を持ってやった時期がございまして、あのとき、議会とのやりとりのキャッチボールの中で、区としても定員適正化計画というのを定めてやってきました。あのとき、いわゆる現業系業務という部分がありまして、そこの民間委託という方針として区としては、さまざま御議論はありましたけれども、大きな流れとして、踏まえた上での見通しを持ち得たということだと思っています。  ただ、今、委員からもいろいろ御提案いただいていますけれども、区としてその他の業務の民営化というのをどう図るのかということは、まだ今回の行政評価も含めてですけれども、丁寧な議論が必要だというふうに考えていることと、あといっとき全事業点検ということで、例えば類型化していますと、区主催のイベントは原則廃止するんだというような旗を掲げて一斉に見直したといったようなことがございますけれども、たまがわ花火大会を含め事業のイベントのあり方等を大分議論した経緯もございます。やはりそういった、この間複雑化し、一律の見直しは難しくなっていると繰り返し申し上げていますけれども、そういった一定の見方で統一化して、全庁に見直しをかけるといったようなことは、多様性という言葉で簡単には言えないとは思いますけれども、そういったやり方自体が問われているというか、難しくなっていると思います。  そういう意味では、ちょっと時間がかかったのは政策経営部の力量の問題もございましたけれども、やはり事業そのもの、あとこの間言わせていただいたのは、区民の生活実態に着目した視点からできる限り事業ごとに評価の視点を定めながらやっていきたい。ただ、繰り返し申し上げていますように、持続可能性という面からすれば、当然、財政的制約、人的資源制約がございますので、そこもしっかり念頭に置きながら、見直しをさせていただければと思っています。 ◆板井斎 委員 ちょっと議論がかみ合わない。お金があって、丁寧にやるということはお金をかけ続けるということですよ、結局は。お金がないと丁寧な仕事はできないじゃないですか。丁寧、丁寧と言うけれども、お金をかけて存続するって言っているふうにしか聞こえないんですよ。どうやったらお金をかけずにやるのかということが、ちゃんと庁内的にムーブメントしていかない限りは多分だめだと思うよ。  政策経営部長、丁寧にやるのはいいんだけれども、私たちが言っているように、民営化についてもこの中に議論として上がっていないなんていうのは、これはちょっととんでもない今の答弁だと思いますよ。それを先にやるのがいいんじゃないですか。今後ますます一個のピースを、今複雑に絡んでいるから、単純に全部削減できないというお話はわかるんですよ。私もそういうふうに感じますよ、議員としてね。だからこそやらないといけない。それを先延ばししていては、また余計複雑なピースの絡みになってくるということを言いたいんですよ。だからやるんですよというぐらいの決意がないとできないんじゃないですか。今の決意は、行財政改革の決意は弱いですね。行政評価は一生懸命やろうとしているんだけれども。どうなんですか。 ◎宮崎 副区長 今、委員のほうからもお話しいただいた、このまま時間をかけて本当にこの評価ということに執着すると、今ならまだできることが、本当に先に行ったときにできなくなりますよという警鐘だと思っています。  その観点についてはもちろん受けとめさせていただきますけれども、その前に、やっぱり今までのいろんな評価の方式をとってきた部分の中に、これも議会からも御提案いただいたように、新公会計という方式がとれたことが生かされるタイミングに来たので、まずこの第一歩から踏み出させてくださいということをこの間申し上げているつもりです。  おっしゃるように、これは我々も十分教訓として身についていますけれども、例えば海外のそういういろんな事情の中で、一気に日本に押し寄せたいわゆる財政上の危機感みたいなところというのは、当然享受しております。その中では、今御指摘いただいたように、非常にある意味見直しのやり方というのがスピードを伴わなきゃいけない、イコールそれは議論という間も、正直十分熟しているのかと言われれば、その当時も言われましたけれども、なかなかできない状態だった。そうあっちゃいけないということは十分受けとめております。  ですので、まずその一歩の部分のところと、ただ今はもう既に下降線にそろそろなりますよというふうな警鐘でしょうから、そのことも十分わきまえた上で、どの方法をとっていくのかということもあわせてやっていかなきゃいけないと思っていますから、これらを相関関係をつくりながら、行財政改革、改善、こういうことにもつなげていきたいと思っていますので、ぜひこの方式でまず一歩やらせていただければと思っております。 ◆板井斎 委員 最後、意見として言っておきますけれども、十四年後、平成四十四年を境にして納税者人口は減るんですよ。あと十何年で世田谷区はそんなに右肩上がりの財政にはならないはずですよ。この十年をどうやって蓄えておくのかということをやらないと、十年後にまた今のような議論をしていると思いますよ。  以上です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 それでは次に、ただいまの報告と関連することで、順番を入れかえて、(3)世田谷区の新公会計制度活用計画(案)について、理事者の説明を願います。 ◎菊池 会計管理者 それでは、世田谷区の新公会計制度活用計画(案)について御報告いたします。  主旨でございますが、新公会計制度による財務諸表を使いまして、行政経営改革へ取り組むための計画を策定することが目的でございます。九月に当委員会で御報告しました活用計画の素案をもとにこのたび案をまとめましたので、御報告申し上げる次第でございます。  それでは、別添の冊子で素案からの主な変更点を中心に御説明させていただきたいと思います。  まず一ページでございますが、計画策定に当たっての考え方が記載されております。自治体会計では、単式簿記・現金主義会計が採用されておりまして、減価償却費などの現金支出を伴わないコスト情報、あるいは資産や負債などのストック情報、これが明らかになっていないために、区では複式簿記・発生主義会計である企業会計の考え方を取り入れ、平成三十年度からこの制度を導入したところでございます。  中段にありますように、この新公会計制度を事業の改善、見直し等に活用するに当たりましては、自治体の主たる存立目的が住民福祉の向上であることから、区民生活を守るために質の確保が求められる事業、あるいは組織横断的なマッチングにより相乗効果を上げている事業など、費用対効果のみでは評価できない、いわゆる企業とは異なる自治体特有の事情も考慮していく必要があるというような内容を加筆させていただきました。  このような状況及び考え方を踏まえた上で、新公会計制度を有効に活用して、行政経営改革への取り組みを推進するため、本計画を策定するところでございます。  二ページから一一ページにかけましては、既に御説明したこの制度の説明を載せておりますので、九月以降変更はございませんので、省略させていただきます。  一二ページをお開きください。ここからが具体的な活用についてでございます。計画の柱、三本ありますが、1の財政の見える化への活用、2の行政経営マネジメントへの活用、3の活用に向けた人材育成、これにつきましては変更はございません。  一三ページからがこの三本の柱に基づく個別のテーマの活用計画になってございます。主に素案をもとにして、実現に向けた取組みというこの表組みの部分がございますが、この中が前回空欄でしたが、ここに年次計画、あるいはその後ろに取り組みのイメージ、こういったものを追加しております。そちらを中心に説明させていただきます。  まず一つ目、一三ページ、財務諸表の決算への活用及びこれに基づく対応につきましては、右側の表のとおり、三十一年度以降、会計別、あるいは各会計を合算した財務四表、それを説明する概要版というのを作成しまして、また、主要施策の成果における主要事業の説明に、先ほど行政評価のほうで説明がありましたように、行政コスト計算書等を掲載しまして、決算の参考資料として議会に提出いたします。  一五ページ、一六ページには、これは荒川区が作成している概要版のイメージでございますが、これを参考に載せさせていただいております。イラストなどを多く取り入れ、区民にもわかりやすい形でこの概要版を作成してまいります。  一七ページでございます。新公会計制度導入を踏まえた財務情報の充実ということで、新公会計制度の導入を踏まえ、財務情報の内容充実と精度向上を図り、三十一年度から自治体間比較など、区民にわかりやすい財務情報の作成、公表に取り組んでまいります。  一八ページは、固定資産台帳の整備充実・公表でございます。下の表にありますとおり、固定資産台帳の整備を図り、区民に見やすい形式を検討し、三十一年度中に公表してまいります。  一九ページ、二〇ページには、参考としまして、区のホームページで公表します固定資産台帳のイメージを載せております。  次に、二一ページでございます。これが先ほどの案件でありました行政評価の再構築の説明でございます。先ほど説明がありましたとおり、事業を取り巻く背景を含めまして総合的に評価してまいります。具体的には、右側の表のとおり、順次進めてまいります。参考資料としましては、二三ページ以降に、先ほどの案件とダブりますが、それぞれの政策、施策、事務事業の評価票のイメージを添付させていただいております。  続きまして、三三ページをお開きください。公共施設等総合管理計画に基づく取り組みでございますが、財務データを施設経営情報システムに取り込み、総合的な分析を行いまして、維持管理経費の抑制や運営改善に活用するほか、施設整備や再編に向けた分析データとして活用してまいります。また、施設別行政コストを公共施設白書の基礎データとしてホームページに掲載するとともに、施設コストに対する理解促進を図ってまいります。  具体的には右側の表のとおり、今年度施設経営情報システムの改修を行い、三十一年度以降取り組んでまいります。  三五ページ、三六ページには、そのイメージ、参考資料としてデータの活用についてのイメージを載せてございます。  次に、三七ページでございます。区民負担等の適切な見直しにつきましては、下の表にありますとおり、区民利用施設等の行政コスト計算書、使用料、利用料の検証、見直しの際の基礎資料として活用してまいります。  最後に、三八ページでございますが、新公会計制度活用に向けた人材育成でございますけれども、これにつきましては、三九ページに表を掲げておりますが、職員研修の実施を初めとした人材育成の取り組みを進めるとともに、管理監督者を初め職員の意識改革を図ってまいります。また、他自治体との交流、連携等も図りながら、計画的、段階的に取り組んでまいります。  四〇ページ、四一ページには、今年度実施しました職員研修の概要について載せておりまして、四二ページには今年度開催されました関係団体向けのミーティングにおきまして、世田谷の取り組みを発表した際の様子を載せてございます。三十一年度にはこのミーティング、世田谷を会場として成城ホールでの開催を予定しております。  なお、後ろにおつけしましたA3の資料につきましては、活用計画全体のイメージ図ですので、後ほどごらんいただきたいと思います。  頭紙、かがみ文にお戻りください。3の今後の予定でございます。三月中に本計画を策定した後に、新年度から順次動き出すことになります。平成三十一年六月から全てのベースとなります三十年度決算数値での財務諸表を作成し始め、九月には決算認定の参考資料として議会に御報告する予定となっております。  報告は以上でございます。 ○上山なおのり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆岡本のぶ子 委員 今ここに今後の流れが書かれていて、一つ伺いたいのは、評価をしました。評価した上で、業務改善というところも書いてあるんですけれども、先ほど区民へのわかりやすい説明という中で、区としては、今こういう現状ですよというわかりやすい説明資料とともに、次年度にはこの評価をもとに、区の中でこういった点を改善しましたよということも、今後、お見せいただくと、区民がさらに、区が発行するこの資料というものをより常に毎回見ようと、区はどういうふうにここに対して改善したのかなとか、ここに例えば区民の声を聞き入れて、さらに改善が進んで、今度利便性がもっとよくなったんだなとか、そういったことを盛り込んでいただくような、区の一方的な説明だけではなくて、改善もしたというところまで、初年度は改善は入ってこないのかもしれませんけれども、経年で見ていったときに、改善もあわせて見えるようなものをつくっていただきたいなと、これは要望なんですが、いかがでしょう。 ◎菊池 会計管理者 そういった全てを透明化するというのが目標、見える化するというのが全ての目標ですので、初年度はなかなか経年変化も出せなくて、似たような規模の他団体の情報ですとか、そういったものは比較検討できると思います。翌年度以降になりますと、経年でどう改善されてきたかというのはよりわかりやすくなると思いますので、そういった見える化は図ってまいりたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 それでは次に、(2)平成三十年度工事請負契約締結状況(十二月分・一月分)について、理事者の説明を願います。 ◎渡邉 経理課長 では、平成三十年度十二月分、一月分の工事請負契約の締結状況について御報告いたします。  契約の締結状況につきましては一覧表の記載のとおりでございます。まず、十二月分では、設備工事一件で、契約金額につきましては三千九百九万六千円でございます。  裏面の一月分では、建築工事一件で、契約金額の合計は七千四百九十七万一千五百四十八円となってございます。  説明は以上でございます。 ○上山なおのり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 では次に、(4)その他ですが、ほかに報告事項はございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 ほかになければ、これで2報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 次に、3請願の継続審査についてお諮りいたします。  平二七・四号「国民的合意のないまま、安全保障法制の審議を拙速に行わないよう意見書等の提出を求める陳情」外十一件を閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 次に、4閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。 1. 区政の総合的企画及び調整について 2. 行財政運営について とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上山なおのり 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上山なおのり 委員長 そのほか何かございますか。 ◆板井斎 委員 きょうで委員会は終わりですか。 ○上山なおのり 委員長 はい。一応今のところ、臨時でなければ、今回が通常の委員会はきょうが最後になります。  以上で本日の企画総務常任委員会を散会いたします。     午後零時九分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   企画総務常任委員会    委員長...