世田谷区議会 2018-05-28
平成30年 5月 オリンピック・パラリンピック・環境対策等特別委員会-05月28日-01号
平成30年 5月 オリンピック・パラリンピック・
環境対策等特別委員会-05月28日-01号平成30年 5月 オリンピック・パラリンピック・
環境対策等特別委員会
世田谷区議会オリンピック・パラリンピック・
環境対策等特別委員会会議録第四号
平成三十年五月二十八日(月曜日)
場 所 第四委員会室
出席委員(十二名)
委員長 山内 彰
副委員長 村田義則
石川ナオミ
菅沼つとむ
畠山晋一
板井 斎
岡本のぶ子
福田妙美
羽田圭二
桃野よしふみ
阿久津 皇
高岡じゅん子
事務局職員
議事担当係長 下村義和
調査係主任 髙橋千恵子
出席説明員
スポーツ推進部
部長 内田政夫
スポーツ推進課長 須藤剛志
オリンピック・
パラリンピック担当課長
玉野宏一
調整担当課長 山田一哉
環境政策部
部長 畝目晴彦
環境計画課長 安藤良徳
エネルギー施策推進課長 池田あゆみ
環境保全課長 鈴木 勲
参考人
公益財団法人世田谷区
スポーツ振興財団
理事長 野原 明
事務局長 尾﨑眞也
事務局次長 中潟信彦
施設課長 久木田謙介
管理課長 小野道子
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.報告事項
(1)
公益財団法人世田谷区
スポーツ振興財団における平成三十年度事業について
(2) 平成三十年度主要事務事業について
(3) 第十三回世田谷246ハーフマラソンの実施について
(4) 平成三十年度東京二〇二〇大会に向けた気運醸成事業について
(5) 馬事公苑観客ルート(素案)に示されたシャトルバス等における区の考え方について
(6) 「環境エネルギー・ラボ2018inせたがや」の開催について
(7) 弘前市との電力連携に関する協定の締結及び購入者募集について
(8) 世田谷及び千歳清掃工場の操業協定書について
(9) その他
2.資料配付
(1) 東京二〇二〇大会時のキャンプ実施に伴う大蔵運動場と大蔵第二運動場利用休止のお知らせ
(2) 平成三十年度「
省エネポイントアクション」の参加者を募集しています
(3) ハクビシン・アライグマ被害対策講習会
3.協議事項
(1) 次回委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午前十時開議
○山内彰 委員長 ただいまからオリンピック・パラリンピック・
環境対策等特別委員会を開催いたします。
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○山内彰 委員長 本日の委員会に畠山委員より遅参の届けが出ておりますので、御報告を申し上げます。
本日は、まず当委員会で所管する外郭団体、
公益財団法人世田谷区
スポーツ振興財団の平成三十年度事業について報告を行います。
その後、その他の報告事項等を行います。
議事の進行ですが、まず、区理事者により平成三十年度事業計画等について説明をいただき、その後、世田谷区
スポーツ振興財団より経営方針についての説明をお願いいたします。その説明が終了した後、質疑応答に入りたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、報告事項(1)
公益財団法人世田谷区
スポーツ振興財団における平成三十年度事業についての報告に入ります。
本件に関し、参考人として、世田谷区
スポーツ振興財団より野原理事長、尾﨑事務局長、中潟事務局次長、小野管理課長、久木田施設課長に御出席をいただいております。お忙しい中、本委員会のために御出席いただきまして本当にありがとうございます。
それではまず、区理事者により、平成三十年度事業計画等の報告をお願いしたいと思います。
◎須藤
スポーツ推進課長 それでは、世田谷区
スポーツ振興財団の三十年度の事業について御報告をさせていただきます。資料のほうをごらんください。
まず、事業計画のほうになります。概略を申し上げます。
一番といたしまして、スポーツ及び
レクリエーションの振興事業でございます。子どもから高齢者まで個々のレベルに合った事業を展開し、区民のスポーツ・
レクリエーション活動の振興を図っておるものとなります。
特に④障害者対象事業といたしまして、昨年度、二十九年度、区の委託事業として実施をしておりました
ユニバーサルスポーツの体験会を、今年度、三十年度は財団の自主事業として回数をふやして実施するなど、障害のある方がスポーツ、
レクリエーションに親しむ機会の充実をさせてまいりたいと考えております。
続きまして、五番の競技力向上事業におきましては、十三回目となります。後ほど御報告をさせていただきます。246ハーフマラソンや健康マラソンなどとあわせまして、こちらを十一月十一日に実施する予定としております。
また、区民体育大会や八回目となります世田谷区子ども駅伝など、各種大会、
ジュニア育成事業などによりまして、競技力の向上やスポーツのさらなる普及促進をしてまいりたいと考えております。
七番の施設活性化事業におきましては、玉川中学校の温水プールで新たなジュニア教室の実施など、各施設の特徴を生かした多様なプログラムを提供いたしまして、施設利用の促進、活性化を図ってまいります。
続きまして、二番のスポーツ及び
レクリエーション普及啓発事業でございます。
区民スポーツまつりや元旦あるこう会、多摩川ウォークなど、子どもから高齢者、障害のある方も気軽に楽しんでいただけるイベントの開催、それから、「世田谷区スポーツのしおり」の発行、指導者の養成・活用事業など、スポーツ・
レクリエーション活動の普及啓発を図ってまいります。
続きまして、三番の団体育成事業となります。こちらは、賛助会員や
総合型地域スポーツ・文化クラブなど、区内のスポーツ・
レクリエーション団体を支援いたしまして、地域における区民のスポーツ・
レクリエーション活動の支援、こういったものをしてまいりたいというふうに考えております。
続きまして、四番の区のほうから受託するスポーツ・
レクリエーションの事業でございます。引き続き
スポーツ推進委員と連携して各種事業を実施いたしまして、地域スポーツの推進を図ってまいるものということになっております。
五番目、区から受託する社会体育施設の管理及び運営でございます。記載の施設の管理運営を行ってまいる予定としてございます。
恐れ入ります。裏面をごらんください。
スポーツ振興財団の会計につきましては、こちらにあります、先ほど御説明いたしました(1)から(5)までの事業並びにそれに伴う人件費などの
公益目的事業会計及び収益事業等会計、法人会計の三区分に分かれております。
それでは、内訳表の一番右の合計欄のところで御説明をさせていただきたいと思います。
まず、
一般正味財産増減の部でございます。経常収益(A)の合計となりますところですけれども、二十二億五千三百六万一千円となっております。その内訳は、上のほうに記載がございます。ハーフマラソンなどへの協賛金、それから各種事業等の参加費、自動販売機等の手数料収益をしたものが事業収益、それから、区などからの補助金である受取補助金等、それから、区からの指定管理料、施設利用料金収入などの受託事業収益、財団の賛助会員や協賛会員の会費、受取会費などとなってございます。
支出の部となります。経常費用計(B)をごらんいただければと思います。こちらは二十二億七千六百三十万円となっております。経常収益から経常費用を差し引き、法人税等の支出を加えました
当期一般正味財産増減額(I)はマイナス二千六百二十一万四千円となってございます。
この一般正味財産の期首残高の増減によりまして、一般正味財産の期末残高計のほうが三億三千百三十三万三千円となっております。
次に、
指定正味財産増減の部をごらんください。こちら、
当期指定正味財産増減額、Lの部分ですけれども、こちらが一般正味財産への振りかえとなりまして、指定正味財産の期首残高Mと合わせた期首残高のNのほうが五億一千八百七十九万五千円となっております。したがいまして、最後の欄に記載されておりますように、
一般正味財産期末残高計と指定正味財産の期末残高Nを合わせました正味財産の期末残高は八億五千十二万八千円でございます。
公益財団法人スポーツ振興財団の経営状況につきましての概略の御説明は以上となります。
○山内彰 委員長 それでは次に、経営方針等について
スポーツ振興財団より説明をお願いいたします。
◎野原 理事長 それでは、概略の説明をさせていただきます。
常日ごろお世話になっております。ありがとうございます。世田谷区
スポーツ振興財団については、世田谷区の体育協会、世田谷区
レクリエーション連盟を発展的に解散し、全国でも類のない新たなスポーツ、
レクリエーションの振興を図る法人として平成十一年に設立され、今年で二十年目を迎えることになりました。現在、
区内スポーツ関連団体は四十八団体を賛助会員として迎え、体育協会の役割を果たすとともに、いつでも、どこでも、誰でも、いつまでもをスローガンに、生涯スポーツ社会の実現を目指す世田谷区の施策目標の達成を補完し、スポーツ・
レクリエーションの振興、発展に寄与しているところでございます。
当財団の経営につきましては、生涯スポーツ社会の実現に向け、行政の信頼性、確実性、公平性を継承しつつ、効率的、専門性を追求した公益法人ならではの弾力的な経営を目指し、経営基盤の強化、区民サービス向上、経営の透明化といった三つの方針を掲げております。
これらの方針のもとに、区の
スポーツ推進計画の基本理念を踏まえ、当財団の策定した世田谷区
スポーツビジョンを着実に推進し、施設管理と一体となった各種事業展開を、自主財源のさらなる確保を図りつつ、効果的で柔軟な運営に取り組んでまいりたいと思います。
また、区の従前取り組みの項目の一つである東京二〇二〇オリンピック・
パラリンピック競技大会に向けた取り組みは、区との連携を一層強化し、やっていく所存でございます。
次に、当財団の事業については、自主事業と受託事業の二つございます。まず自主事業でございます。世田谷区246ハーフマラソン、区民体育大会など、各種競技大会、世田谷区
ジュニアアカデミーや区民スポーツ祭りなど
各種スポーツ教室、イベントなど、世田谷区の特性を生かしたスポーツ、
レクリエーションの振興や普及啓発を事業とし、幅広く実施しております。特に本年は十三回目を迎える世田谷246ハーフマラソンにつきましては、十一月十一日開催に向け準備を進めております。元オリンピックの選手によるゲストランナー、
箱根駅伝常連出場校の選手の出場、全国の他の自治体から注目されている大会となっており、引き続きスポーツの秋を象徴するイベントとして、多くの関連団体の皆様の御協力のもと、盛大に開催してまいりたいと思っております。
次に、受託事業でございます。総合運動場及び大蔵第二運動場、千歳温水プールの指定管理施設を初め、中学校温水プール及び尾山台地域体育館など八カ所の受託施設、さらに、区内九十の小中学校の学校施設開放業務など、区内全域を網羅するスポーツ施設の管理運営を行っております。
当財団は、多くの
区立スポーツ施設を一元的に管理し、ハード、ソフト一体となった事業展開により、効率かつ効果的な運営を行うことが最大の強みであり、財団の特色であると考えております。これまで培ってきたノウハウや経験を生かし、さらに利用者のサービスの向上に努めてまいりたいと考えております。
最後に、当財団といたしましては、設立目標に沿った専門性、独自性を発揮し、今後も施設管理と一体となった魅力的な公益性の高い事業を展開しつつ、自主自立に向けた努力を継続し、区民ニーズを反映して柔軟な運営に取り組んでまいりたいと考えております。
以上、簡単ですが、説明をさせていただきました。ありがとうございました。
○山内彰 委員長 それでは、これまでの報告、説明に対しまして御質疑がございましたら、委員のほうからどうぞ。
◆桃野よしふみ 委員 施設管理について伺いたいんですけれども、ある区民の方から御相談があって、この時期、運動会の季節ということもあって、ある世田谷区内にある小学校の運動会を大蔵運動場でやるということで予約をしていたんだけれども、結果、予約がうまくとれていなくて、運動会を半日で終わらせざるを得なかったと。小学校の運動会なので当然朝から夕方まで運動会、そこで予定を組んでいたんだけれども、いろいろ調整した結果、伺っていると、
スポーツ振興財団のほうでもいろいろ御努力をされたというふうには聞いているんだけれども、結果、午前中のみと非常に短い運動会になってしまったというようなことで御相談を受けたんですが、当然経緯はよく御存じだと思いますけれども、まず、なぜそんなことが起きてしまった、非常に残念なことだなと思ったんですが、どういうところに原因があるのかというのを教えていただきたいんですが。
◎中潟 事務局次長 まず、私どもの施設の管理の部分で施設利用に関してなんですけれども、一般的にはけやきのほうに登録をいただいて、抽せんをして、場所を確保していただく。また、運動会のような大きな事業を予定している場合につきましては、総合運動場であれば、陸上競技場、体育館、会議室兼軽運動室、大蔵第二運動場であれば体育館、こちらをある程度一日単位で全面をお使いになるという方に対しましては六カ月前より申請を受け付けるというものがございます。通常手続が完了しておれば、そのようなケースというのは起こらないところではあるんですけれども、今回運動会を陸上競技場で実施していただいたことがあります。陸上競技場につきましては、現在、観覧席の改修工事をしておりまして、多くの観客、お客様が入るときに、今、工事中であることについて大丈夫なのかどうかという確認をしながら、手続をいつまでにしてほしいという話をしていたところ、その手続が完了していなかったという状況がございまして、ただ、それぞれ準備をされているというお話もいただきましたので、私どものほうで当該関係団体にお話をさせていただいて、譲り合うような形で実施をできたというような状況でございます。
◆桃野よしふみ 委員 恐らく、大きな運動会なので、学校側も事前に、この日はあいていますか、使えますかという問い合わせがあって、あいているならあいていますよという事前確認があって実際に正式な申し込みは多分進んでいくと思うんですけれども、その連絡が、今の話だと、スタンドは使えないですけれども、大丈夫ですか云々という連絡がうまくとれずにほかのところに貸し出されてしまったというようなことが起きたということなんですか。
◎尾﨑 事務局長 その学校は前年にもお使いいただいて、たまたまそのときはいつも使っていらっしゃる運動会場が工事で使えないというので、では、総合運動場で、そのときは御連絡いただいて、今、次長が申し上げました六カ月特例というんですか、一日、団体で、区内の小学校――公立、私立も問わずですけれども、そういうふうな団体のほうでお使いいただくときというのは、それを受けるような形での制度もございます。例えば料金面の免除、減額みたいなこともあって、積極的に利用したいというのであれば、六カ月の特例でもって受け入れていると。
前年度は、それでどこがあいているのか、なかなか稼働率が大きいものですから、そんなに幾つも土日があいているというわけではないので、六カ月前であいているところを、では、そこを押さえますというふうな形で、今年度については、そのときたまたま陸上競技場が観客席を工事していて、前年度は観客席も父兄の方がお使いいただいてできたものが御利用いただけない状況になるんだけれども、それでもよろしいですかという確認、その辺の担当同士でやりとりをしていたところが、それならやめるという話なのか、いや、それでもいいからとりますよ、手続はその後行きますよという連絡が来るのかというところと、学校のほうはその辺が、もう一度確認というところが、例えばこの日なら今あいていますよというので、昨年も同じようにとれたという、どっちがどっちというわけではないし、六カ月が過ぎた後、どうなりましたかというのもうちのほうからも確認してあげればよかったんですけれども、実際六カ月前から随分たっているものですから、ほかの業務とかに追われてそこまでだめ押し的なことはうちのほうもぬかったんだろうと。それで一般開放になったものですから相手は電算上押さえていないわけです。だから、そこで申し込みが午前と午後に分かれて入ってきた。その後で学校側はとれていると思って準備を進めていて、実際に手続に来たときに、とれていないですよ、申し込みを受けていませんよというところからのスタートというか、どたばたになった。
私どものほうでも、もう学校のほうも準備もずっと進めていられたので、いやいや、とれていませんよという話ではないし、区内の学校でもあるので、何とか今とっていただいている学校にほかの日に譲れませんかというお願いを、午前の部と午後の部と違う団体がとっていたものですから、そこにそれぞれお願いはうちのほうからしたんですけれども、午前中のほうは、では、移動しますよ、大丈夫ですよと言っていただいたんですけれども、午後のほうはもう案内を同じように出しているということもあって、それでなかなか譲ることは難しいと。実際は十二時までの約束なんですけれども、そこは譲っていただいて、十二時から準備に入って、一時から向こうも運動会のような形。十二時から一時というのも、お互いが片づけて、お互いが準備してという錯綜した形で、ちょっと足を踏み込んじゃうんですけれども、ちょっと時間をかしてもらえないかということまで午後の団体にも譲ってもらって、当該小学校のほうには、そういう中で何とか、雨天プログラムのような形になったのかとは思うんですけれども、とりあえず運動会そのものはやっていただいたというような経緯でございます。
◆桃野よしふみ 委員 今の説明ですと、相手方の学校はもう予約は完了したと、あとは運動会当日を待つばかりというような状況になっていたんだけれども、財団のほうは、最終的な返事はもう一回向こうから来ると、何かしらの返事が最後向こうから来て予約が完了だというような認識のずれがあって、結局何も連絡が来なかったのでけやきネットに開放したら予約が入っちゃったよという話ですよね。
そういうお話を聞いて、やっぱり事の性質上、学校の運動会ということであれば、御返事をこっちは待っていますけれども、返事はないですけれども、大丈夫ですかと、やっぱり財団側から一回連絡しないと、せずしてけやきネットに開放しちゃって、予約はとれていないんですか、とったつもりでこっちはもう進めていますというのは、ちょっと仕事の進め方として拙かったんじゃないかなという気はするんですけれども、その辺はやっぱりお互いに確認してミスがないようにということが多分常識だと思うので、財団のほうは、いや、向こうが返事をしてこなかったから、けやきに上げちゃったよというのはちょっと仕事の進め方としてどうかなと思うので、ぜひそこは改善を考えていただいて、連絡がなければ、こちら側から確認作業をするというのを作業の中に入れていただきたいというふうに思います。
◎尾﨑 事務局長 六カ月前のものは電話で申し込みが完了するものではないんです。ちゃんと申請書で出していただいて、それを受け付けた時点で登録をすると、それでフィックスされて誰もが入らない。だから、学校のほう、どっちがどっちというつもりはさらさらなくて、うちのほうも、では、何も問題もなかったというと、さっき申し上げたように、もう少し丁寧に見てあげる、そういうふうなことを怠ったのではないかと。
ただ、申請というのは電話でよろしくと言って成り立つものでもないし、それでうちが受けていると、ほとんどダブルブッキングなり穴あきということがふえてくるので、それでいつがあいているかというのはお知らせはいたします。そうすると、あいていてとる気になれば、早く申請書で出していただく、それを受け付けて初めて手続が双方完了する。
だから、前回のこともあったので、逆に学校側が一方的に怠ったのか、そういうわけでもなくて、いろいろとよかれと思ってやっていたことが、今回工事というふうなものがかんだために、逆に裏目に出てしまったというようなこともあって、ちょうど土曜日に運動会が終わった後で、火曜日に私と次長で学校のほうへ行ってまいりまして、ぜひともまた使わせてもらいたいということだったので、正式にはこういう流れになります。
担当の方にも、こういう流れで、このタイミングでお電話いただいて、その後このタイミングで申請書を出してくださいということで、学校のほうも了解いただいて、では、次年度から、まだ次年度も工事中かとは思うんですけれども、次年度からはそういう手続をお互いにきちっとするようにしましょうということで一応お話というか、二度とそごのないような反省というか、段取りはしてまいりましたので、あとはうまくやっていきたいと思っています。
◆桃野よしふみ 委員 今回の件はいろいろとそういう紆余曲折があって半日になってしまったのは残念だけれども、その後、今のお話を聞くと、今後の対応というのも先方ともお話しされたということだと思いますけれども、一般的に起こり得る話だと思うんですよね。今回は相手が学校でこうだったということはあると思うんですけれども、ほかの相手であっても起こることだと思うので、当然電話一本で予約がとれるということにはなってないと思うので、逆にいつまでにちゃんと書類を出してくださいねと、それまでに書類が出てこなければ、もう上げちゃいますよと。特に大きいイベントであれば、運動会とかそういうことであれば、上げちゃいますよ、いいですかというのはやっぱり一報を事前にするような全体的な手続の流れにされるべきではないかなというふうに思います。
それともう一点、これも区民の方からの御相談なんですけれども、大蔵のプールの周辺だとかテニスコートの周辺に自転車とかバイクがたくさんとまっていて、もちろん利用者がとめるのはいいんだけれども、もう年がら年中自分の駐輪場とか自分の車庫のように使っている人がいるというふうな、それはやっぱり公共施設の敷地内をそういう利用の仕方というのはよろしくないんじゃないかなという御意見を私のほうに寄せてきた方がいらっしゃるんですけれども、そういう状況について何か把握はされていますか。
◎中潟 事務局次長 私どもの施設、土日は特に園内につきましては、やはりテニスあるいは陸上競技場、体育館をお使いになる方自転車で来られる方が多いので、園内にかなりの駐輪の数があるというのはございます。その都度、警備員がおりますので、館内をくまなく歩きまして、整列させるですとか整列の案内を、イベントであれば、我々職員もやっているところでございます。
また、ずっと駐輪しているままの自転車につきましては、処分というようなことも含めて準備しているところはあるんですが、私どもが見ている限り、実際に利用者、朝の状況、帰りの状況を見ると、朝とまっている状況はない。帰りももうなくなっているという状況がございますので、私どもとすると、利用者がお使いになっているのかなというところはございますが、今御指摘をいただきましたので、また確認等はしてまいりたいと考えております。
◆桃野よしふみ 委員 実態というのは、その方も多分自分が見た印象でお話しされていると思うんですけれども、もしそういうことがあれば、例えばどこかから盗んできた自転車をそこにぽんと置いちゃうとか、バイクも含めてですけれども、全体的に荒れてくるとそういうことは起こってくるので、そういうことにならないように、ずっと置きっ放しの自転車であれば、警告のステッカーをつけるとか、そういうことをされて、しっかりそういう場が荒れてこないようにということはしていただきたいなというふうに思います。
◆岡本のぶ子 委員 この
スポーツ振興財団さんの、先ほど冒頭の御説明の中で、ここは世田谷区の体育協会と世田谷
レクリエーション連盟が所属していた団体が一緒になって、全国に類のない財団なんですという御説明から冒頭スタートしておりますが、ちょっと伺いたいのが、今、他自治体では、いろいろな体育館の運営をさまざまな民間事業者に、例えば目黒区ですとか港区もそうですか、いろいろな事業者に管理をしていただいて、それぞれが競争原理というんでしょうか、それぞれの地域でその特色ある体育館運営、スポーツ、
レクリエーション等を進めながら、そこに区民の方の参加が非常にいいところが評判を呼んで、さらに人を呼び込むみたいなことを競争原理の中でやっていらっしゃるというところを視察させていただいてきているんですけれども、世田谷区の場合は、
スポーツ振興財団さんがほぼそういったところを全部対応されているので、競争原理がある意味働かない部分もあるのかなと思うんですが、二ページの(1)の全事務事業の点検の中で、施策事業の必要性、有効性の精査に基づく対応を今まで平成二十八年度からやっていますよとおっしゃられているんですが、そういった区民の声というんでしょうか、財団の中だけで検証する、そういう努力があったればこそ二十年こうやって続いてはいるんですけれども、さらにこういうことが必要だよねという風通しのよさといいましょうか、そういったところは何か工夫されているのか、伺いたいんですけれども。
◎中潟 事務局次長 現在、世田谷区の拠点施設と言われるところにつきましては私ども指定管理者として管理をさせていただいております。委員おっしゃるように、他区では五つの体育館をそれぞれの業者にというふうな特色があるものというのも存じ上げているところでございます。
私どもといたしましても、直営でやらせていただいている部分というのは、やはり直接利用者のお声を聞き、反映できるという部分が大きいところがあるかと思います。指定管理施設として受託する際にも、外部評価を行ったり、あるいは区内にある大学の研究所に依頼しまして、実際にある一定期間施設に入っていただいて区民の声をいただいて、それを吸い上げている。あとは私どもに教室のほうに参加いただいている方の直接の声を聞いたりですとか、あるいはマーケティングをしながら、さまざまな声を聞きながら、まずは安全な場所である、安全な事業である、また次やってみたい事業であるというようなところは、一つ一つ事業見直しの中でそういったものを使いながら事業展開をしているところでございます。
◆岡本のぶ子 委員 では、例えば昨年度、そういった声を反映して改善した事業とか、もしあれば御紹介いただきたいんですが。
◎中潟 事務局次長 今年度新たに追加したものというところで、子どもの部分で言いますと、やはり水泳教室というところに需要が大きいところがございまして、スポットで水泳教室をですとか、あるいは今実際
ジュニアアカデミー、スイミングをやっているところなんですけれども、そこの枠の数をふやすですとかをしております。
また、障害者、高齢者の事業につきましては、東京都からの補助をいただきながら、また、私どもの賛助会員さん、その方の協議と協力をいただきながら、新たに事業をふやしていくというようなところで実施はしております。
◆岡本のぶ子 委員 わかりました。では、今後も引き続きそのように意見を取り入れながらブラッシュアップしていただきたいということと、あともう一つ伺いたいのは、障害者スポーツのことが若干触れられたので、やはり障害者スポーツを今後東京二〇二〇オリパラに向けていかに振興していけるかということは大きな鍵だと思っておりますが、この障害者スポーツの指導員の育成ですとか、もしくは
スポーツ振興財団さんの中に障害者スポーツに特化したセクションは多分まだないのかと思うんですが、その点のお考えを伺いたいんですが、育成の部分と特化したセクションについてです。
◎尾﨑 事務局長 まず育成という面では、今までスポ・レクネットでスポーツ指導員を把握はしておるんですが、その中で特に障害者スポーツに関心がある、興味がある、専門性のこういうふうな資格を持っているというのを障害者用に抜き出したのが今までなかったものですから、この四月から新たにもう一度、全体のスポーツのほかに、また障害者スポーツに特に関心のある、今、指導員として登録されている方で、そういう方をもう一回洗い直しというんですか、種類もいろいろ広いものですから、うちの財団のほうでやっている障害者スポーツとかにボランティアも含めて参加していただければ、それも経験値というような形で上位資格の取れるような制度というふうなものを今ちょうどつくり始めているところです。
障害者スポーツに対する体制の話なんですが、なかなか障害者スポーツ用に人は確保してはいないのが実態で、それぞれの係から、特に障害者スポーツの指導員の資格を持っている職員、さらには興味のある職員とか、そういうふうなものを集めまして、PT、障害者スポーツのプロジェクトチームをつくって、昨年いろいろボッチャとかブラインドサッカーとかは、そのPTのメンバーが土日出てきてもらって事業を展開していくというようなやり方で進めてきまして、人員の手当てというのは考えていかなきゃいけないんですけれども、当面はいわゆる意欲のある職員で障害者スポーツを進めて、さらに三十年度は二十九年度よりも拡大した形での事業予定をしておりますので、その辺をもう少し、先ほど言いました指導員の方の洗い出しで御協力いただきながら進めていければというふうに考えています。
◆岡本のぶ子 委員 やはり障害者スポーツを支える体制づくりというのは、もちろん世田谷区のスポーツ所管と連携になるとは思いますが、進めていただかないと、窓口がどこか見えないというか、PTというのはあくまでも財団の中のPTなので、窓口そのものがなければ、福祉所管というか、そういったところのサポートも必要だと思うんです。福祉所管が福祉団体とつながっていて、スポーツを公的な場所でやりたいというニーズもそこがかなり多く把握されているということを考えますと、細やかな今後の障害者スポーツをバックアップする体制に向けては、ぜひPTからさらに成長させていただけるように、もちろん人件費等がかかることでありますので。まず今年度を見据えていただきながら拡大していただきつつ、PTからさらなる体制の構築も視野に入れていただければと思いますが、いかがでしょうか。
◎尾﨑 事務局長 ぜひそういうふうにしていきたいとは思っております。あとは経常経費、固定経費の面でどうかということもいろいろ考え合わせて、どういうふうな補充ができるかというのはこれから考えていきたいと。
それと、お話がございましたように、障害者スポーツは幅が広くて、では、何名いればいいのというようなことすらもまだ私どもも実際わからない状態、手探りの状態ではあります。昨年やってきたのは、区の障害福祉所管と連携をとりながら、例えば福祉作業所とボッチャという種目に力を入れています。そういうふうなもので、障害のある人もない人もというときに福祉関係所管との連携をとっていくことと、それと、五月、ちょうどスタートさせたばかりなんですけれども、手をつなぐ親の会の団体が福祉所管でございます。そこの社団法人で知的障害の子ども中心で何かできないかということがあったので、共催でリトミック運動、小さな形ですけれども、それを月一回継続して行っていく。それの実際のノウハウ、運営というようなところは、そこの福祉関係の団体のほうと協力して、そちらのほうにお願いしながら事業として進めていくような今ちょうど始めたところがあるので、福祉関係ともそういうふうな形でどんどんお互いに理解を深めながら、できることからやっていければというふうに思います。
◆羽田圭二 委員 一つ、冊子の一四ページなんですけれども、幾つか具体に管理運営について書かれているんですけれども、そのうちの第二運動場のゴルフ練習場、このゴルフ練習場についての利用者の駐車場代というのは今どんなふうになっているのか、それをお聞きしたいんですけれども。
◎中潟 事務局次長 大蔵第二運動場ゴルフ練習場利用者の駐車場につきましては、使っていただいている方の三時間の無料券をお渡ししている状況でございます。
◆羽田圭二 委員 これは利用者からの話なんですけれども、ほかの施設を使う場合には普通に料金を取られるんですよね。それも確認なんですけれども。
◎中潟 事務局次長 今、委員おっしゃるとおり、他の利用者が一般的に施設を使用する場合には駐車料金を払っていただいております。また、トレーニングルームを利用される方につきましては二時間の無料券を配布しているところでございます。
◆羽田圭二 委員 一般的に言うと、それが不公平感みたいに見えるんですよね。一般的というか、何でそうなっているのかということがわからないと。恐らくそれなりの経過があってのことだとは思うんですけれども、その辺は余り利用されている方、つまりゴルフ練習場とかトレーニングルームを使わない方には余り理解がされていないのかなと、そんなふうに思うんですが。要するに厚生年金からこちらに移るときのそういう経過か何かがあって、それでやったんですよね。そのときにそういう制度が残ったというような気がするんですけれども、その辺はどうでしょうか。
◎尾﨑 事務局長 ちょっと記憶は定かではないんですけれども、あのときにどうするかというのは区のほうで方針を出しまして、一回有料にしたんだと思うんです。そして利用率が激減して、通常ゴルフ練習場というのはどこでも駐車料金を取る民間の施設はないものですから、それで一球十一円とか売って、座席料と打球料というのでやっていると。長い人はやっぱり二時間ぐらいやられるので、それで駐車料金まで取られるんだったら、どこかよそに行くよというので、たしかあのとき六億円ぐらいだったのが、定かではないですけれども、三億五千万円とか、四億円行かないぐらいまで落ち込んで、それで区のほうで、では、もう一回無料に戻したという経緯があったというふうに、ちょうどその十二年ですか、移管のころの間の話だと思うんですけれども。
◆羽田圭二 委員 今の話でいけば、利用料金に含まれているという解釈もできますよね。それによって経営上要するに影響を受けていないといいますか、それだったら説明ができるんだと思うんですよ。ところが、先ほど言ったように、ここを使っていない、要するにゴルフ場とかトレーニングルームを使っていない方からすると、何でそういう格差があるのかみたいな、それだけしか受けとめられませんから、それは何らかの形でと言ったらおかしいですけれども、我々もそういう伝える義務はあるかもしれませんが、それはもしかしたら必要かもしれないということを言っておきたいと思います。
それからもう一つ、レストランの経営なんですが、これは最近何か類似施設みたいなものが付近にできたんですか。私はあの辺は余り行かないからわからないですけれども、要するにローソンとかそういうお店ができて、そこに非常に集客能力は向こうは持っているんでしょうから、そっちに行って、レストラン、要するに第二運動場のほうなのかな、喫茶はあるのかどうかわかりませんけれども、そこが余り利用されていないのではないかという不安を持っている方がいらっしゃったんですけれども、その点はどうですか。
◎尾﨑 事務局長 ちょうどプールの道路を挟んだ真向かいにローソンができて、すごく人の出入りも多いので繁盛していると思っています。大蔵第二のレストランは、ことしというか、二十九年度から指定管理を受けたので、うちのほうで使うように、時間帯とかメニューとかも改善しまして、それなりに利用はしていただいていると思っています。こっちのプールの上にも簡単な軽食のレストランがあって、競合とは思ったんですけれども、大蔵第二までテニスをしていた方々が歩いて行くというよりも、やっぱり二階は二階の需要があって、それなりに今すみ分けみたいなのができて、一番影響が大きいのは、自販機とか、ああいうテニスとか陸上競技とかでやった、喉が渇いてというときに、ローソン、自販機のほうが低価なものですから、大体ローソンのほうが選べて安いというのもあって、だから、そういう面で収益事業としての減少、打撃は受けていると思います。
ただ、結構距離があるので、例えばプールの入り口のところに自販機を今も置いているんですけれども、そのすぐ道路の向こうがコンビニであるならば、ここへ置かないで、置ける場所もちょっと考えなきゃいけないんですけれども、なるべくコンビニから遠いところへ置けば、もう少し利用率も上がるだろうとか、その辺のちょっと細かいことはこれからやっていかないとというふうに思っています。
◆羽田圭二 委員 障害者スポーツの話があったんですけれども、この間の取り組みは私は今後もぜひ進めていただきたいなと思っているのは、例えばオリンピック選手を呼ぶとかそういうことも必要なんですけれども、やっぱり実際の当事者がかかわっていけるとか、あるいは実際にスポーツに参加するということ、それを保障していくということは大事だなというふうに思うんです。そういう中でやっぱり障害理解というのは進むというふうに思いますので、これは意見ですけれども、それはぜひお願いしたいと思います。
◆菅沼つとむ 委員 羽田委員の関連なんですが、あれは世田谷区の失敗事例なんですよ。厚生年金のときには全国であって、赤字が多くてみんな切っていったんですけれども、あそこだけずっと黒字だった。だけれども、国のほうが厚生労働省のあれを全部なくすというので、区のほうが要するに買い取ったと。そうじゃなくて、あそこにマンションを建てられちゃったら、こっちのスポーツのほうもできないということで買い取ったんです。そのときに羽田委員が言うように駐車場の問題があった。こっちのグラウンドのほうと同じにするべきだと区のほうで決めようとしたんですけれども、それは絶対やるべきじゃないと。
なぜかというと、ゴルフ場というのは駐車料を取りませんから、ゴルフをやって、ゴルフでお金を落としていってもらって、それでレストランでお茶を飲んで食事をして帰るというパターンだった。それが同じだったら、ゴルフをちょこちょこっとやって駐車料を取られるのならといってがたんとへっ込んだんですよね。最初やったときにあの五、六台だけでほかのほうのあれが随分補填されるんじゃないかと期待したんですけれども、それで失敗してまた戻したという経過があるんです。だから、区民から言うと、こっちの駐車場とこっちのあれで関係ないじゃないかということはあるんだけれども、やっぱりもうけるものはもうけていただいて、それは区のほうに還元していただく。
それから、今、相続で結構ゴルフ場がなくなっているんですよ。そうすると、あそこは区ですから、もっとあそこで本当は区のほうも稼いでいただかなくちゃいけないというふうに思うんだけれども。一応今のは意見です。
それから、ちょっとお聞きするんですけれども、今、総合運動場で大規模改修をやっていますよね。そのときに、たしか私の記憶だと、初めてのあんな大きな改修だろうというふうに思います。そのときにほかのほうもスタンドがあるんですよね。スタンドがあって、それから奥は国分寺崖線の下ですから、ボールがおっこちたりいろんなことはあるんだけれども、区民の利用率を上げるときに、ちょこちょこやると、あのグラウンドは使えなくなっちゃうわけです。そのときにやるのは世田谷区だけけれども、現場の委託会社として、そういうものやなんか、例えば少しネットを張るとか、こっちも一緒にスタンドを直しちゃうとか、真ん中を人工芝にするとか、そういう話し合いというのはあるものなの。一方的に区がばっとやって、はい、終わりですよ、それでアウトですか。
◎尾﨑 事務局長 今回の陸上競技場の改修につきましては、ちょうどアメリカがキャンプに来て、トイレとかも和式で、いずれにしろ、大きく改修しなきゃいけないという状況にあって、そのときに区のほうから、スポーツ推進部のほうから、どうせ直すのなら、中途半端に直して、今ちょうど菅沼委員がおっしゃられたような懸念があるので、例えば直すとすればどこまで直したらずっともつか、そういう絵柄みたいなのを一つ書いてくれないかというのが財団のほうに依頼がありまして、財団のほうでいろいろよその陸上競技場とかも調査して、一つの図面に落として区のほうに返しました。
その結果、予算上があるんだと思うんですけれども、青天井で描いた絵がそのままというわけではなかったんですけれども、おおむねこれだけあれば、当面観客席も含めて直せるよというところで今の工事に入っているんだと。別に満額というわけではなかったとは思いますけれども、今の許される範囲での大規模。
人工芝の話も一緒に出ていたんです。ただ、人工芝はアメリカのほうが使うときに、人工芝だとちょっと困るというような話もあって、とりあえず人工芝はアメリカの合宿が終わるまでは今の天然でもう少し養生するかというふうに区のほうと調整してなっているというふうに記憶しています。
◆菅沼つとむ 委員 施設はそうなんですけれども、ちょこちょこやると金はかかるし時間はかかるし、その分だけその施設が使えないということになるわけですよね。だから、現場を預かっている者は、今、青写真みたいに出したと言ったけれども、これは区の話だから、やっぱりその辺は初めからきちんと議論してやるべきだというふうに思います。これからも現場の意見は区のほうに上げるように要望しておきます。
◆高岡じゅん子 委員 私も
ユニバーサルスポーツについての質問なんですが、
ユニバーサルスポーツ体験会を回数十二回ということで、これはほとんど毎月ということで、残念ながら時間帯と会場が未定になっているんですが、この辺、もしことしの第一回が既にあるとか、今後定期開催の予定が出たとかあったら教えてください。
◎中潟 事務局次長 ただいま御質問いただきました
ユニバーサルスポーツ推進事業でございますが、昨年度六回体験会を実施しているところでございます。今年度は、今おっしゃるとおり、十二回を計画してございまして、今、種目、会場、対象者につきましては、先ほど局長が申し上げました障害者スポーツPTの中で今調整中でございまして、まだ現在、第一回をいつやるかというところは決まってございません。また、たくさんの方に周知等を考えてございますので、その辺決まり次第、御通知をしたいと考えております。
◆高岡じゅん子 委員 やはり前回六回も結構後半に集中的になってしまって、冬になると障害のある方は出入り、動くのも難しいし、けがもふえてしまうので、いい季節にできるようにできるだけ早くに予定をつくっていただきたいと要望いたします。
◆板井斎 委員 今年度の事業の五ページの高齢者の対象事業として挙がっているんですけれども、これを読ませていただいて、非常にいいことをされていらっしゃるなというふうに見てとれるんですが、全体を見たら六十歳以上を対象にした事業はそんなに多くはないんですけれども、幾つかされていらっしゃる中で、これからますます障害健康、障害をなるべく介護が必要ないようにしていくという、ロコモとか言われていますけれども、この事業は今のところ人気というか、どういう状況で、男女比とか、もしわかるんだったら、まず状況を教えてほしいんです。
◎中潟 事務局次長 ただいまの高齢者対象事業でございますが、五ページにございます元気なシルバーいきいきトレーニングで、一ページめくっていただいた六ページのところにも高齢者対象事業としまして、生涯健康づくり体操、またシニアスポーツ振興事業、これは回数は未定でございますが、二十九年度は八団体、八つの競技を実施してございます。こちらは東京都の補助事業を使ってございます。今年度につきましても同等の数の種目を賛助会員に協力いただきまして実施する予定でございます。
元気ないきいきシルバーでございますが、募集のほうでございますけれども、毎回定員を超える数の御応募をいただいているところでございます。まず最初に体力測定をしていただいて、自分の体力の現在値を知っていただいて、それぞれ十八回のトレーニングをしていただいた後、最後にもう一度自分自身の体力測定をして、体力の向上率というところも含めて実施しているところで人気の事業でございまして、継続を求められているところでございます。今年度も引き続き実施予定回数を実施したいと考えております。
◆板井斎 委員 要望ですけれども、温水プールでもされていらっしゃるということで、水中訓練というか、そういうようなこともされていらっしゃるのかなと思うんですけれども、なかなか男性が集うようなトレーニングというか、介護予防の場というのがなかなかないということで、男性が参加しやすい、そういうような場を私は求められているんですけれども、それに非常に近いなと思って今の状況を聞いたら、抽せんもしているという状況なので、できれば地区展開を含めた場の数をふやしていただきたいとお願いしておきます。
◆阿久津皇 委員 私も見ていて、板井委員と同じ趣旨にはなるんですけれども、子ども対象と成人対象と比較して高齢者対象が随分事業が少ないんだなというのは率直な印象でした。もちろん人気があるということで、ぜひ拡大していただきたいというのが一つですけれども、これはなかなかこれまで高齢者対象の事業が少なかったことというのは、それは福祉がやっているとか、理由は何かあったんですか。
◎中潟 事務局次長 今こちらの事業計画の中で高齢者事業というところになると、この枠の中ではあるんですけれども、実際には八ページのところ、各施設で実施している事業、コース型ですとか、そのプログラムの中には高齢者の方も参加いただいている事業がございまして、高齢者に特化しているものではないんですけれども、そのようなところで広く参加いただけるような事業を実施しているところでございます。
◆阿久津皇 委員 そういうことであればいいんですけれども、板井委員もおっしゃっていましたが、高齢者の方々に出てきていただく、もちろん医療費のことも含めて高齢者のスポーツの事業があるというのはいいことだと思いますので、積極的に進めていただきたいなというのが一つと、あともう一つ、啓発事業のところで親子スポーツ観戦デーというのがありますけれども、これはどういった事業だったか、改めて教えていただけますか。
◎中潟 事務局次長 一一ページの一番上にございます親子スポーツ観戦デーでございます。こちらにつきましては、トップレベルの試合を観戦することでスポーツを身近に感じ、親子で観戦いただいていますので、お子様がスポーツを始めるきっかけになればということで始めている事業でございまして、ことしにつきましては六回予定をしております。
スポーツなんですけれども、私どもの事業等で協力いただいていますサッカーであればFC東京さん、東京ヴェルディさん、男女含めてございまして、そちらの観戦をさせていただく。ラグビーであれば、リコーブラックラムズさんの試合を観戦させていただいています。また、バスケットボールにつきましては、今般優勝しましたアルバルク東京さんの協力をいただきまして、その試合を観戦させていただいているというようなところでございます。
かなりリピーターの方も多い事業でございますし、企業のほうも御協力いただいているところでございますので、そういったところを利用しましてスポーツするきっかけをつくってまいりたいと考えております。
◆阿久津皇 委員 本当にスポーツはするだけじゃなくて、見ることで意欲も出たりとかというところもありますので、ぜひ区内でそういったトップレベルのスポーツが見られる、そういう機会をどんどんふやしていただきたいと思いますし、そういう施設なんかもつくっていただけるようになればいいのかなと思いました。
◆福田妙美 委員 世田谷区で多分スポーツ人口をふやすという目標を掲げて、そこに財団の方々の力は大変大きいと思うんですけれども、たしか国も健康とスポーツというところをしっかり組み合わせて進めていこうということで、所管を超えて進めようというような動きが出てきていまして、今、板井委員とかもずっとお話しされていましたが、スポーツ人口をふやすイコール健康づくりというのはすごいかなめになっていくと考えましたら、財団の中でいろいろなプログラムを用意してくださっていますけれども、そこの利用率というのがどれぐらいなのかなというところは気になりまして、非常に人気のあるものもあるかと思いますが、逆に五〇%もいかなかったりするものももししたらあって、それをもし今年度から新たに見直していったというものがあれば教えていただきたいんですけれども。
◎中潟 事務局次長 私ども、参加者の利用率で定員割れするような事業も実際にございます。成人事業で言いますと、例えばなぎなた教室ですとか、少し競技人口の少ないものに対しては定員を割れるような事業もあるんですけれども、それにつきましては、やはり賛助会員さんのほうにお声がけをして利用者をふやす、周知のほうも含めて、こういう機会があるというところを今周知に取り組んでいるところでございます。
あとは、トレッキング協会で実施しているトレッキングがあって、御参加いただいて、実際山を登っていただくというような事業もあるんですけれども、そこにつきましてもここ最近ちょっと参加率が下がっているというところがございますので、行く場所も含めて、そういったような選定も含めましてまた検討しなければならないと考えているところでございます。
◆福田妙美 委員 せっかくですので、今、山登りに関しても御興味もある方も実は私の周りにもいらっしゃいます。広報の仕方を含めて内容とかも少しでも改善していけば、そこに御興味を持たれる方もいらっしゃるのではないかなと思いますので、せっかくであれば、参加率も上げていくという努力をさらにしていただきたいということを申し上げたいと思います。
あともう一つ、一一ページの七番のスポーツ・
レクリエーションの指導者養成、活用についてなんですけれども、こちらは予算が五十七万円というふうになっていますが、具体的にここでこの五十七万円でどのようなことをされていくのか、あと人数的なものもどれぐらいなのかも教えていただきたいんですけれども。
◎中潟 事務局次長 スポーツ・
レクリエーション指導者養成事業でございますが、現在、今年度新たな取り組みといたしましては、先ほど局長からありましたとおり、障害者スポーツに関するボランティアの方を今後集めていこうというところでございまして、実際指導するに当たりまして、私どもとしては基礎講習会というのを実施させていただいている。そちらに関する経費が主な事業の内容でございます。
◆福田妙美 委員 人数と実際具体的にどれぐらいの活動をされていらっしゃるのか、どのような活動をされているのかというところも教えていただけますか。
◎中潟 事務局次長 実際の昨年度の実績でございますが、一月に全四日間といたしまして、種目別の専門講習会を実施いたしまして、対象が二十歳以上というところで三十一名の方の参加がございました。専門種目といたしましては、ソフトテニス、ショートテニスというところに特化したものでございます。また、基礎講習会、こちらも一月に実施いたしまして、参加が二十歳以上の方で登録されている方で三十一名というところが実績でございます。
◆福田妙美 委員 そうしますと、この会員の方、指導者に関しては、一回受ければ、ずっとそのまま継続して行えるというようなことで人数がどんどんふえているということになりますか。その分、スポーツ人口に寄与がどれぐらいされているのかなというところなんですけれども、そのあたりを教えていただきたいんです。
◎中潟 事務局次長 講習会のほうなんですけれども、二年に一度受講していただいて、その受講いただいた方に資格を付与するという形でございまして、それぞれ競技でやる教室等に講師として来ていただくものがあったりですとか、あとは実際の登録者の数なんですけれども、ここ最近は横ばいといいますか、増減はないような状況でございまして、今こちらのスポ・レクネットに登録している方については部活動支援という側面もありまして、そこはなかなかうまくマッチングはしないところではあるんですけれども、そこも今教育委員会とも課題であるというところがございますので、講習の内容ですとか、あるいは区内の大学ですとかございますし、
総合型地域スポーツクラブに来ていらっしゃる方へのお声がけですとか、そういったところ、先ほど言っていただいたように、広報も含めまして検討してまいりたいと考えております。
◆福田妙美 委員 そこもスポーツの裾野を広げていく大きな役割を果たしているかと思いますので、ぜひまたそこのところも検討していただきたいと思います。
◆石川ナオミ 委員 ちょっとしつこいようでございますが、高齢者の対象の事業というところで、先ほどからの答弁でも内容を充実させていきますというようなことでございましたが、実際にこの内容がまだまだこれからいろいろとふやしていかなければいけないというところであろうかと思いますけれども、区民の方から直接こういうものをやってほしいとか、何かしらの要望を取り入れていくというようなアクションを実際にされていらっしゃるのでしょうか。ちょっと不勉強なので教えていただきたいと思います。
◎中潟 事務局次長 直接の声というところで、それが直接というところはあるかどうかというのはあるんですけれども、利用者の方にどういった事業というような話を伺うことはございます。ただ、私ども、事業を実施するに当たりまして、賛助会員であります各スポーツ団体さんによるところが大きいものでございまして、今回も東京都の助成金を使った事業を実際行うんですけれども、その際に各競技団体に補助金が出ますので、競技の普及の部分、競技人口をふやすという部分もありますので、手を挙げてくださいというようなところをやらせていただきまして、昨年度八団体からお声を上げていただいているところです。また今年度も少し都の補助の額も多目に要求をいたしまして、そちらについてまた進めて競技人口増につながる、また、それぞれの競技が普及できるような形で進めなければならないと考えています。
◆石川ナオミ 委員 本当に区民の皆さんが親しみやすいといいますか、そうしたもっともっと裾野を広げていくという意味でも、なるべく皆さんのお声を吸い上げていただいてこうした内容を充実していただきたいというふうに要望しておきます。
◆村田義則 委員 昨年来、利用料の見直しを区は進めております。施設は指定管理の利用料金制ですから、最終的にはそちらの判断でということですが、パブリックコメントの中でスポーツ施設について利用料が他区と比べて高いのではないかという声が結構私の印象では多くあったというふうに感じていまして、その辺は財団の方はパブリックコメントをごらんになったかが一つと、それから、実際の認識として世田谷区の声として出ていたのが、例えばテニスコートだとかプールは高いんじゃないかという声があったかと思うんですが、認識としては他区と比べて世田谷区の利用料はどういう認識か、二点伺いたいと思うんです。
◎尾﨑 事務局長 同じようなものかなという感じ、例えば何時間利用するかとか、二時間券とか一時間券とか、プールの利用なんかの場合で、それによって多少の誤差は出てくるんですが、大体他区も、例えば一時間、平均的な利用料金、二時間の単価というのはそんなに公立で差が出ているものではないと思います。
パブリックコメントをじかに見ていないかもしれないんですけれども、ただ、話で伺っているのでは、例えば二〇二〇オリンピック・パラリンピックに向けてスポーツ施設は据え置いてもいいんじゃないかというふうな御意見というのはあって、よその区ではそういうふうなことをやっている区もあるようなお話も出ていたような記憶はあります。
◎須藤
スポーツ推進課長 区の認識もということでしたので、昨年少し上げさせていただいた部分はこれから上がっていく部分はありますけれども、他のところも周辺も調べさせていただきつつ進めているところですので、これからそういった声も聞きながら、きちんとまた対応を考えていきたいと思います。
◆村田義則 委員 区の計画でもたしか週一回スポーツに親しむ人を六割だっけ、六五%にしようと。そのために、いつでも、どこでも、誰でもと。アンケートをとってみると、なかなかスポーツに親しめない理由というので、どこかでしゃべりましたが、忙しいというのが第一に出てくるんです。あと施設が少ないと、また利用料が高いというのが出てきておりますので、その辺もぜひ、実際いつでもどこでも誰でもというのを推進していく上で、何が鍵かということなんかも含めて財団の皆さんもぜひ御努力いただきたいとお願いしておきたいと思います。
○山内彰 委員長 他に質疑がなければ、以上で
公益財団法人世田谷区
スポーツ振興財団についての報告を終わります。
野原理事長を初め、参考人の皆様には改めて委員会を代表してお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。本日は出席いただき、委員会としても有意義な議論ができたのではないかと思います。本当にありがとうございました。
それでは、入れかえもございますので、二十分まで休憩にしたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。
午前十一時十四分休憩
──────────────────
午前十一時二十分開議
○山内彰 委員長 それでは、再開をいたしたいと思います。
(1)平成三十年度主要事務事業について、理事者の説明をお願いいたします。
◎内田 スポーツ推進部長 それでは、平成三十年度主要事務事業のまずスポーツ推進部のところから御説明をいたします。
資料を一枚おめくりいただきたいと思います。目次がございまして、スポーツ推進部は一ページから一二ページでございます。
まず一ページのところから御説明をいたします。特に重点的に取り組む事業につきまして御説明をいたします。
まず生涯スポーツ・地域スポーツでございます。区の
スポーツ推進計画に基づきまして、東京二〇二〇大会を機会と捉えまして、障害者のスポーツ等に取り組んでまいります。一ページの3のところでございますけれども、世田谷246ハーフマラソンでございます。
もう一枚めくっていただきまして二ページでございます。246ハーフマラソンにつきましては、この後、報告事項の3で細かく御説明いたしますけれども、今回の部分につきましては人数をふやしたというところが大きな点でございます。
次に、三ページをお開きいただきたいと思います。五番の障害者スポーツの推進でございます。二〇二〇大会、そして共生社会のホストタウンへの登録を契機といたしまして、障害のある人、ない人も楽しめるスポーツ・
レクリエーション交流活動を実施してまいります。
続きまして、五ページをお開きいただきたいと思います。6のところで世田谷区スポーツ推進基金の活用でございます。ここのところにつきましては、広く区民に周知をいたしまして寄附を募るとともに、活用方法について具体的に検討してまいります。前年度に引き続きましてクラウドファンディングの手法を検討してまいります。
次に、めくっていただきまして七ページをお開きいただきたいと思います。スポーツの場の整備でございます。改修ということで、まず(1)大蔵運動場陸上競技場のスタンドの改築、本年六月より実施をしてまいります。
次に、八ページをお開きいただきたいと思います。東京二〇二〇大会機運醸成とホストタウンの交流事業でございます。
次が九ページでございます。九ページはアメリカオリンピック委員会のキャンプ成功に向けた取り組みでございます。USOCと区民との交流事業の実施に向けまして調整をしてまいります。
3のところが普及啓発事業でございます。大会前の節目ごとに普及啓発イベントを実施いたします。この件につきましては、本日の報告事項の(4)で改めて御報告をいたします。
続きまして、一一ページをお開きいただきたいと思います。4の馬術競技大会の開催に関する情報の収集、共有化でございます。大会の組織委員会、そして関係所管等と連携をとりながら、馬術競技の開催に向けた調整を進めてまいります。
その下の5がアメリカ合衆国に対するホストタウンとしての取り組みでございます。ロゴの作成ですとかイベントの企画、実施をしてまいります。
最後が一二ページでございます。一二ページは新実施計画(後期)の推進というところでございます。右に掲げているとおり、事業の実施に取り組んでまいります。
スポーツ推進部の主要事務事業につきましては以上でございます。
◎畝目 環境政策部長 続きまして、私からは、環境政策部に関します主要事務事業の御説明をさせていただきます。
続いて、一三ページからになります。環境啓発事業の推進でございます。1の環境基本計画の推進といたしまして、(1)から(5)の基本目標に沿って進めてまいります。また、平成二十七年度から十年間の計画でございますが、関連計画との整合を図るため、中間年でございます平成三十一年度の改定に向け着手してまいります。当委員会にも節目ごとに検討の状況等を御報告させていただければと考えてございます。
続きまして、一四ページをお願いいたします。(1)の
省エネポイントアクションの事業では、みうら太陽光発電所の収益を活用し、区民、事業所の省エネ行動を推進してまいります。
(2)の環境エネルギー・ラボにつきましては、この後の報告事項で御説明をさせていただきます
一五ページでございます。(3)の例年実施してございます親子環境学習会(バス見学会)につきましては、八月二十三日にみうら太陽光発電所、かわさきエコ暮らし未来館等の見学を予定してございます。詳細が整いましたら、別途お知らせをさせていただきます。
一六ページをお願いいたします。エコ区役所の実現でございます。区役所全体での環境に配慮した率先行動といたしまして、区の施設のエネルギー使用量を毎年度一・一%上乗せして削減する目標を掲げ、取り組みを進めてまいります。
一七ページでございます。ポイ捨てごみゼロ等の推進の取り組みでございます。本年十月に全面施行いたしますたばこルールの周知を図るため、環境美化推進指導員による巡回体制の強化や町会、商店街と連携した啓発活動に取り組んでまいります。また、標語、マークを募集しまして、ポスター、啓発物等の活用も図るほか、禁煙所の整備等についても鋭意取り組んでまいります。
一九ページをお願いいたします。再生可能エネルギーの利用拡大と促進でございます。2の自治体間連携による取り組みでは、青森県弘前市の太陽光発電による電気購入者の募集及び現地見学会の開催等を行ってまいります。
引き続き、群馬県川場村産電気の区民への供給、そして長野県の水力発電によります区立保育園四十一園の電気供給に加えまして、今年度、さらに保育園一園、児童館三園に電気供給を行ってまいります。
二〇ページでございます。3の水素社会の実現に向けた取り組みとしまして、燃料電池自動車の活用として、小学校での出前講座や避難所運営訓練等での外部給電機能の紹介、移動式水素ステーションの運用と水素エネルギーの紹介リーフレットを発行してまいります。
二一ページは環境汚染物質の監視・調査についてで、二二ページでございますが、こちらは放射線等対策と自動車公害対策のための調査、カラス、ハクビシン、アライグマの被害防止対応を進めてまいります。ハクビシン、アライグマについては、昨年度に引き続き講習会を実施し、区民への普及啓発を図ってまいります。
二三ページは開発事業等に関する環境配慮の推進でございまして、引き続き事業者等への配慮要請を行ってまいります。また、管理不全な状況にございます住宅等、いわゆるごみ屋敷への対応でございますが、条例に基づきまして、居住者等に対する助言や福祉的な支援と改善に向けた取り組みを関係所管と進めてまいります。
最後、二四ページでございます。こちらは新実施計画(後期)の推進として、基本計画重点政策、行政経営改革に基づき取り組んでまいります。
環境政策部に関します事業につきましては以上でございます。
○山内彰 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆桃野よしふみ 委員 カラス、ハクビシン、アライグマ対策というところで今説明がありましたけれども、カラスじゃないんですが、ハトも私は結構御相談を受けることが多くて、一定のところにたまっているものですから、その下がふんでまみれてすごく汚れてしまうとということがよく相談を受けるんですね。当然区の、例えば区道だとか区の施設ということであれば直接区が何かやれるんだろうなというふうに思うんですけれども、多いのは、電線とか電柱とか、あと鉄道の高架下とかそういうところが多いんですね。そういった事業者との連携というのはどういう仕組みになって、具体的にどういう対策をやってもらえるのかというところを教えていただきたいんですけれども。
◎鈴木 環境保全課長 本年、ハト、カラス等の野鳥への餌やりに関する迷惑行為ということでポイ捨て条例を変えまして、環境美化等に関する条例の中で、区民のほうにそういう迷惑行為にならないようにということでの対応ということを四月以降始めておりますが、今の段階ではポスターとか、またはチラシ等の配布を行って普及啓発に努めているところでございます。また、個別の迷惑行為があるという相談もこちらのほうには来ておりますので、それについては、現場の確認とか、またその状況を確認した上で、その行為をしている方がわかれば直接お話等をするのですが、それ以外について、今、委員からお話がありました公共交通だとか、そういうようなところの事業者、そういうような連携についてなんですが、これについては今のところ条例の普及啓発ということで行っている状況ですので、今後そういうような連携して対応というようなことも考えていきたいと思っております。
◎畝目 環境政策部長 済みません、補足させてください。都市整備の観点といったところはありますけれども、特に高架下の通路のところについて、ハト等がそこで巣をつくったりですとかとまったりしています。そういったものについては、とまれないような工夫といたしまして、高架下のとまりそうなところには番線を張りめぐらせるとか、そうしたことでとまれないような工夫はさせていただいているところであります。
ただ、どうしてもそうしたところにすき間等ができてしまうところがありますので、ハト等もそういったところを見つけながらとまっているところがありますが、そうしたところについても、御相談いただいた際には、道路管理者のほうから鉄道事業者のほうにそうした対策等を報告させていただいているといったところでございます。また、電線につきましても、同じように道路管理者のほうから東京電力のほうにお話をさせていただいて、電線のところでも、やはり同じように番線でとまれないようにしている工夫もしてあったりするところもございます。こうしたお話をいただければ、都市整備の所管のほうにも申し伝えまして、各事業者のほうに取り組んでいただくよう促してまいります。
◆桃野よしふみ 委員 全部が全部そういうことじゃないのかもしれませんけれども、区民の方から御相談いただいた中には、区に例えばここで電線のところでハトがいっぱいたまっていて下がふんだらけになるので何とかしてもらえないかというような相談をしたときに、これは区に言われても困ります、東電のほうに言ってくださいというふうに言われたというような話もあったんですけれども、今の説明ですと、そうではなくて、苦情というか、御相談があれば、それは区が間に入って事業者のほうに働きかけてくれるということでよろしいんでしょうか。
◎鈴木 環境保全課長 委員おっしゃるように、個別のいろいろと電線だとかある地区のところでそういうようなハト等が集まっているというような御相談があります。こちらのほうとしましては、東電に話をしろというようなことを直接言うことはないんですが、場合によってはその地域でハト等鳥がとまれないようなカバーというようなものもあります。そういうのは行政から言うよりは地域の方から言っていただくと、そういうのをつけてもらう対応が早い、そういうようなアドバイスはありますが、実際にはその現場のほう、また区民のお話をお聞きして、現場確認の上でまた対応とかそういうのを考えていくというような対応方法をしております。
◆桃野よしふみ 委員 カラスとか、ハトとか、ハクビシン、アライグマ、恐らく駆除だとかすみつかないようにするためのアイデアというのが、割と日進月歩というんですか、こういう方法がいいよというのがいろいろ出てきているようなんですよね。一昔前だったら電線に黄色いカバーをかけて電線にとまれないようなくるくる回っちゃうようなものが主流だったようなんですけれども、聞くと、そうじゃなくて、電線の上に一本ピアノ線みたいなのを渡して近づけないようにするというのが主流になっているだとか、最近新聞で見たのは、カラスから身を守るためにバンザイするとカラスが逃げていくというのが新聞の記事に出ていたりとか、割といろいろ研究している人が多いみたいで、いろいろな方法があるようですので、カラスの害というのは、たしか区民アンケートでも上位に毎年来ますよね。なので、その辺も新しいこういう方法が効果的だというのがどんどん情報が更新されていくみたいなので、ぜひとも区の方には注意深くその辺の知識も随時更新していただいて、より効果的な対策をとっていただきたいなというふうに思います。
◆岡本のぶ子 委員 二〇ページの再生可能エネルギーの利用拡大と促進という三番の(2)のところなんですけれども、移動式水素ステーションの運用等ということで、先ほど、週二日、月水に行うということですが、これは去年からスタートした、約半年ぐらいなんでしょうか、実績等がわかりましたら、まず教えていただきたいんですが。
◎池田
エネルギー施策推進課長 水素ステーションは昨年の十二月二十五日から開設しておりまして、一月の実績でいきますと、平均で一・一四台になっております。二月の実績としまして平均で約二・〇台、三月は平均で二・四三台となっております。四月の末の時点の平均でいきますと一・三八台というような状況になっております。
◆岡本のぶ子 委員 一カ月ということでしょうか。
◎畝目 環境政策部長 今、月の平均でということなんですけれども、週に二回やらせていただきまして、一月は七日間営業させていただきまして、トータルで八台だったんですが、これは月々だんだん周知されていっているのか、伸びていっている状況でございまして、二月は七営業日で十四台、そして最近ですと三月が同じく七日間で十七台ということで順調に伸びているといったところでございます。また、ゴールデンウイークとかについては今算定中でございますので、また改めて御報告できればと思います。
◆岡本のぶ子 委員 ここの利用される方というのは区内の方が限定なのか、区外の方も利用が可能なのか、そんなわざわざ区外か区内かをチェックというか、利用が可能だとして一応確認はとられているのかとか、そういうのはデータとしてありますか。
◎池田
エネルギー施策推進課長 特に区民限定というわけではございませんので、FCVを御利用されている方のカーナビのところにどこにステーションがあるという表示がございますので、それでドライバーの方が来るということになっております。四月に私は着任しまして水素ステーションを見学したんですが、世田谷ナンバーが今まで来ておりますので、ほかのナンバーはまだ見ていないという状況です。
◆岡本のぶ子 委員 今の段階ではもう混んじゃっているとかということもなく、順調でということなんでしょうか。
◎池田
エネルギー施策推進課長 事業者に話を聞きますと、大体同じような区民の方が御利用していると聞いております。
◆菅沼つとむ 委員 一七ページ、ポイ捨てで、最初はたばこのポイ捨てもあったけれども、ガムのポイ捨てもあるんですよ。だから、商店街やなんか皆さん行ったときに黒い点々がだあっとあるじゃないですか。一メートル四方、何十とあるんですよ。最近はたばこばかりだけれども、ガムのほうに入っていない。あれは本当の美化的に余りよくないので、やるのなら両方やっていただきたいということですけれども、大丈夫ですか。
◎安藤 環境計画課長 ポイ捨ての取り組みとしては、たばこや空き缶等ということで、ガムの食べかすを捨てた場合ももちろん環境美化の対象としてございます。また、ガムが地面に張りついているものについて、はがし機というのを一台区のほうで購入しておりまして、まちづくりセンター等で地域の方々が御利用になりたいといった場合は貸し出しをするという取り組みをしているところでございます。
◆菅沼つとむ 委員 自分たちで機械を買って区から借りてやったんですけれども、一メートルやるのに二、三時間かかります。それもきれいにとれません。その辺もあるので、前の資料を読んでいただくとわかるんですけれども、たばことガムというのは駅前でポイ捨てというのは多いのは事実なんですよ。だから、その辺も含めて、やるのなら両方一緒にやっていただきたいというふうに思います。最近はたばこばかりですけれども、ガムも大変によくないというふうに思います。私はガムなんて要らないと思っていますので、よろしくお願いいたします。
◆阿久津皇 委員 関連するんですけれども、五月三十日がごみゼロの日ということで、自治会とか町会によってはその日、駅前とかごみ拾い活動をしていると思うんですけれども、何か区のほうで五月三十日にちなんで啓発とかはされているんでしたか。
◎安藤 環境計画課長 ごみゼロデーの日に限らず、各総合支所、まちづくりセンターを中心に、年間を通して環境美化の取り組みを進めていただいておるところでございます。五月で実施しているまちづくりセンター、地域、町会、自治会等もございますが、具体的にこの期間のところでやっている団体数というところまでは現在把握できておりません。
◆阿久津皇 委員 わかりました。
もう一つなんですけれども、先ほど害虫というか、カラスの話がありましたけれども、先日、私も、用賀の公園でハクビシンが割と日中歩いている姿を見て、一緒にいた方たちは結構騒然となるようなところだったんですけれども、例えばみどり33で今後もっと緑をふやしていくとか農地を保全していくと、そういう被害というのは、達成できるかどうかは別として、そういったものはふえていくのか、あるいはそうじゃなくて、緑はふやすけれども、そういった害虫、害獣みたいなものは減らす、そこは矛盾するのか、しないのか、どうお考えなのか、お聞かせいただけますか。
◎鈴木 環境保全課長 今ハクビシンについて区内で見かけられるケースがあるということでの今後の対応と緑との関係ということだと思いますが、みどり33が目指した取り組みはあるかと思いますが、ハクビシンについては都内の二十三区に入ってきているというようなことで現在ふえてきているんですが、これについては、森とか木が多いからそちらにすみついていてふえていくというよりは、現在は住宅地のほうにも入り込んで、またその周辺で餌をとりながら繁殖しているという状況がありますので、みどり33とのバランスというのとは今またちょっと違うのかなと考えております。生態系にも影響があること、それから、現在、都心でも繁殖がどんどんふえているというようなことを考えていくと、二十三区及び東京都の防除計画に従って各区で駆除ということを進めているというのが現在取り組んでございます。
◆羽田圭二 委員 一四ページの環境啓発事業の実施ということなんですけれども、これの根幹といいますか、それはそれで重要な中身が含まれているのは、原子力発電所の事故から七年二カ月たって、廃炉計画なんですよね。つまり、廃炉計画はもちろん国策でやっていますから直接自治体は関係ないと言えば関係ないんですけれども、実際の廃炉計画がそんなにうまくいっていないですよね。この間いろんな報道はされているかと思いますけれども、実際ロボットを入れて、そこで撮影をして、それを持ち帰ってというか、遠隔操作でそれを実証実験を繰り返すみたいな、どうやって燃料棒の溶けた部分を取り出すかみたいなことも含めてやっているようなんですけれども、そういうことは余り伝わっていないんですよね。つまり啓発との関係で言うと、そういう廃炉計画、要するに福島第一原子力発電所は廃炉が決まっているんですけれども、廃炉自体の実際の進捗みたいなことは余り伝わっていないですよね。だから、その辺は何らかの形で、要するに見方を変えれば、ああいう大事故があって、それを計画的に廃炉していくという考え方が示されているんですけれども、ただ、やっぱりその困難さみたいなところはもう少し正確に伝える必要があるのではないかなと私は思っているんです。
これは国のほうというか、例えばいわきに廃炉何とかセンターがありますよね。研究センターみたいなのがね。そこでの具体のいろんな啓発みたいなものももちろんあるんですけれども、ただ、それはかなり限られた方法でしか伝わっていないという現状もありますから、一方で再生エネルギーの活用というふうに言うんだったら、現実に今の原発事故以降の原発廃炉計画がどうなっているかということについては何らかの形で伝える必要があるのではないかというふうに思っているんです。それは後ほどの実施されるエネルギー・ラボとか、そういう中でもできないことはないと思うので、それはぜひ検討していただけないかなというのが私の意見ですが、いかがでしょうか。
◎畝目 環境政策部長 委員おっしゃられたことは、まさにそういったことでは国策の一つとして廃炉計画というのがあってなかなか進んでいないというのは事実というふうに認識してございます。
我々はそうしたことも踏まえるということと、あわせて、どちらかというと地球温暖化対策ということで再生可能エネルギーのほうの普及啓発といったところでやっています。ただ、こうした大きい話といったところもございますので、御意見をいただいたようなところも取り入れながら、また今後もそうした検討もしてみたいと思います。
◆岡本のぶ子 委員 二一ページの環境汚染物質の監視・調査というところの三番なんですけれども、アスベスト対策の推進のところで伺いたいんですが、きょうは他の特別委員会で庁舎の建てかえの特別委員会のほうで質疑が出ているかどうかわかりませんが、今回、世田谷区民会館の建てかえというか、改修に当たって、かなり世田谷区民会館はアスベストが使われているというふうに伺っているんですが、環境対策のほうとして、世田谷区民会館のアスベストがどのぐらいあるかだとか事前に調べられているんでしょうか。
◎鈴木 環境保全課長 調査の解体に伴ってアスベストというようなことは、現在、庁舎整備担当のほうで業者のほうとの話をして、現在、調査をしているというふうには聞いております。ただ、具体的にどこがどの程度どういう場所にあるのかとか、そういうような報告についてはこちらの環境政策部のほうには来ておりません。
◆岡本のぶ子 委員 民間の建物以上に世田谷区民会館は大きい建物ですし、古い建物でもありますし、明らかにアスベストをたくさん含有しているということはちらほら関係者の方から私は伺っておりますが、こういったことを環境担当所管としてしっかり把握していただくことが大事かなと思いますが、そのときに、例えば全面改築の場合と改修の場合でアスベストの飛散というのはどっちが抑えられるのかというか、そこは何かお考えはありますか。参考に伺いたいんです。
◎鈴木 環境保全課長 今、委員のほうで使われているというようなお話は出ておりましたが、私どものほうは調査結果が出ていないので、その辺についてはお答えできないんですが、確かに改修とか全部建て直しというような工事の仕方、やり方は部分的にもいろいろあると思います。ということなんですが、アスベストの処置については、まず除去をするということが改修だとか建て直しでは必要になってくるということで、それについては基本的に国のマニュアル、または東京都のマニュアルがありますので、その状況については適正にやっていただく。ただ、その次にどういうふうに工事を進めていくかというのは、また庁舎のほうの計画というのをこちらの環境部署のほうでも確認をしながらアドバイスをするというような形になるかと思います。
◆岡本のぶ子 委員 まだ調査結果が出ていないということですけれども、やはり環境にかかわることですし、この世田谷区役所周辺の住民の方への周知ということも大切になってくると思いますので、ぜひこの特別委員会でも、世田谷区民会館の改修、ほかの庁舎そのもの。世田谷区の庁舎の建てかえにもあわせてアスベストに関しては御報告をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
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○山内彰 委員長 次に、(3)第十三回世田谷246ハーフマラソンの実施について、理事者の説明をお願いいたします。
◎須藤
スポーツ推進課長 それでは、第十三回世田谷246ハーフマラソンの実施についての資料をごらんいただければと思います。
目的は記載のとおり、ランニングを通じましてスポーツの振興を推進し、区民の健康増進、体力向上を図ることとしております。
二番の変更点ですけれども、まず定員のほうを募集をふやさせていただきたいというところです。現在、千六百名の定員を千八百名にふやさせていただき、二百名増員をさせていただきます。
次に、二番にございますように、二百名増員した分につきまして、ふるさと納税等々の影響を鑑みまして、出走権を体験型記念品として寄附の募集をさせていただきたいということで、別紙のほうをごらんください。別紙1のほうが、区への寄附に対する新たな体験型記念品ということになっております。
二番にあります記念品の内容ですけれども、第十三回のハーフマラソンの出走権、それから246ハーフマラソンのロゴ入りグッズというのを現在予定しております。
対象は、三番に記載のとおり、スポーツ推進基金へ五万円以上の寄附をしていただいた方。なお、マラソンのエントリーに別途参加費がかかりますので、この四千五百円は御負担をしていただく予定としております。
四番、スポーツ推進基金の使徒につきましては記載のとおりで活用をさせていただくということ。募集定員は、先ほど申し上げましたどおり、二百名で、先着順とさせていただきます。
それから六番ですけれども、受け付けの期間です。記載のとおり、六月十五日の金曜日から七月十五日の日曜日まで、※に記載のとおり、一般の受け付けにつきましては七月一日から七月三十一日までのエントリーということになります。
この間、六月十五日から七月十五日に寄附のほうをまず受け付けまして、その後、寄附者の方もマラソンエントリーが必要なので、七月三十一日までの間にエントリーを別途していただくというようなことになります。寄附をしたからといってマラソンのエントリーが完了するというわけではないという手続です。
続きまして、寄附の受け付け方法ですけれども、ふるさとチョイスのホームページで受け付けをさせていただきます。本大会は、記載のとおり、区民に限らず全国からの申し込みがあるということも考えられますので、前後どうだったということがないように一本で受け付けをさせていただきたいということです。
周知方法は、八番に記載のとおり、「区のおしらせ」六月十五日号等で予定をしております。
恐れ入ります。裏面をごらんください、その他のところなんですけれども、二番のところにありますように、今回は健康マラソンは対象外で、ハーフマラソンのみの出走権となります。また、三番の寄附者以外の出走も可とするということなんですけれども、こちらは、寄附の申し込みをいただく際に、どなたが走るかということはあらかじめ指定していただいて、他の方に転売できないようにして申し込みを受け付けていくというような形をとる予定としております。例えば祖母の方がお孫さんを走らせたいとか、そういうようなことを基本は想定をしております。
また、四番にありますように、二百名に満たなかった場合には、再募集は行わずに一般枠に振り分けをさせていただくという予定になります。
恐れ入ります、最初の資料の表紙のほうにお戻りいただければと思います。開催日時ですけれども、先ほど御説明も少しさせていただきましたが、三十年の十一月十一日の今回は日曜日となります。会場は駒沢オリンピック公園をスタート・フィニッシュということで考えております。主催、協力につきましては記載のとおりです。
恐れ入ります。裏面をごらんください。実施種目につきましては、ハーフマラソンから、それぞれの健康マラソン、特に昨年度との変更点、種目についてはございません。ハーフマラソンの定員が二百増となっております。
続きまして、コースについては記載のとおりで変更はございません。
今後の予定ですけれども、先ほど申し上げました六月十五日の寄附の受け付け開始から七月三十一日の参加申し込みの受け付け、それからその後は区民まつりのほうで少しPR活動をさせていただきまして、十月に実行委員会のほうを経て、246ハーフマラソンの実施ということにつなげてまいりたいと考えております。
なお、その他の部分ですけれども、(1)にあります、二百名の増員に当たりまして、交通規制の解除時間等に支障が生じないように、これまで四つの関門を設けておりましたけれども、第五の関門ということで、等々力六丁目、目黒通り沿いのコース、こちらの駒八通りとちょうど目黒通りが交差する産能短大のあそこの交差点になるんですけれども、そこの手前あたりに関門を一つ追加することで警察等と協議をしております。また、こちらは東日本大震災の復興支援の実施ですとか、オリンピック公園内にてイベント等を実施する予定とさせていただいております。
御説明は以上です。
○山内彰 委員長 ただいまの説明に関しまして何かありましたら、どうぞ。
◆岡本のぶ子 委員 今回のハーフマラソンの出走権を、ふるさと納税の返礼品といいますか、体験型としてつくられたということは、こちらも提案していたので高く評価いたします。その中で伺いたいのが、対象者なんですけれども、寄附者というのは個人を指すのか、区内の事業者の会社で健康づくりのために参加をしたいというふうに例えば社長さんが考えて、社長さんが寄附をして、社員の何名かに出させるみたいなお考えの会社もないとは限らないんですけれども、その対象者の決まりというのがありますか。
◎須藤
スポーツ推進課長 申し込みの対象者につきましては、今のところ個人、団体等を制限する予定とはなっておりません。
◆岡本のぶ子 委員 では、会社の方でも大丈夫ということでよろしいですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 はい、一口で五万円以上なので、例えば十名出したいから五十万円を一本で寄附されても、五万円以上の一つの寄附としてみなす予定にしていますので、変な話ですけれども、二百回やらないといけなくなるというふうに考えております。
◆菅沼つとむ 委員 一点だけお聞きしたいんですけれども、募集定員を千六百名から千八百名にしましたよね。二四六と瀬田の交差点、あの時間はふえるんですか、そのままなんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 関門を含めまして制限時間は変えませんので、あと出走いただく方の制限タイム、こちらのほうも基本設けておりますので、そのタイムで切らせていただいて、交通規制等には影響ないようにしたいと思っております。
◆岡本のぶ子 委員 済みません、先ほどの関連で伺いたかったんですけれども、四番目のスポーツ推進基金の使徒ということで、障害者スポーツ等の推進、(2)(3)というふうに書かれておりますが、東京マラソンは出走権に対して十万円の寄附というのもありますけれども、世田谷区はその半分で五万円というふうに決められたようですが、今回寄附していただく方に対しても、こういうところに使いますよと、もうちょっと具体的なものがアピールとしてあると、出走権を買っているかのように見えなくていいのかなというか、障害者スポーツを、もしいただいた寄附に対してはこういうところに使っていきますというところを具体的なものが見えたら本来はいいかなと思いますが、いかがでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 おっしゃるとおり、実はこのスポーツ推進基金の使い方について、先ほどの主要事務事業のほうにもありましたけれども、今年度その辺を含め、きちんと検討させていただいて、おっしゃるように形がちゃんとどういう形になっていくのかというのをしっかり見えるようにしていきたいというふうには考えております。今後その辺も含めて検討を進めてまいります。
◆岡本のぶ子 委員 この六月十五日から七月十五日までの受け付け期間ですけれども、これは六月十五日号の「区のおしらせ」に載せる際にそういった具体的なものが載るのでしょうか。今のこういった具体的な形として障害者スポーツにこういうものに使いますよだとか。
◎須藤
スポーツ推進課長 広報紙そのものは紙面の関係で大きなものは実際には載りません。ふるさとチョイスのページをごらんくださいといったような主な御案内がメーンかと思います。今申し上げましたどおり、検討の中でどこまで具体化が進むのかといったところはございますので、今年度できるか、次年度になってしまうか、そこは検討の課題とさせていただければと思います。
◆福田妙美 委員 確認なんですけれども、このマラソンに障害者の方は参加されていますか、もしくは参加できるでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 障害者の方は、御出走の部分では車椅子とかそういうのはございません。
◆福田妙美 委員 多分これは毎年第二球技場でやっている障害者スポーツの理解促進のイベントという、多分視覚の障害のある方の伴走者だったと思いますが、今回も同じ内容でいらっしゃいますでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 昨年度、今、委員の御紹介がありましたとおり、視覚障害の方のマラソンを伴走者の方と実施をさせていただいて、少数ではあったんですけれども、御参加いただいた部分がございます。今年度も引き続きそうしたものを含めまして、少しでもより多くの方に御参加いただくような形を検討はしていきたいと考えております。
◆福田妙美 委員 この健康マラソンなどでもいいんですけれども、やはり障害がある方でも挑戦していける、多分障害者の枠の中ででも、一つの枠という形でもいいのかもしれませんが、一緒に区民の方々と走れるというチャンスを何か本当につくっていただけたらなという、やはりそれを望んでいらっしゃる方々もいらっしゃいまして、順位というよりも、やはり一緒に参加ができたというところ、また、それを周りでも一緒に応援していける雰囲気というものが、もしこのハーフマラソンの中で実施できたら、一つその理解がまたさらに進むのではないかなと思っているんですが、さまざまなハード面とかでも準備が必要にはなるかと思いますが、その実現というのはかなり難しいんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 実現につきましては、他のマラソンも見ますと、必ずしもそれがだめだということではないと思いますが、まず安全面ですとか運営のほうの体制の工夫も含めまして、きちんと検証した上で行わせていただきたいということと、もう一個、福祉のほうで差別解消ということも言われておりますので、同じところに誰でもというようなところのスポーツの視点も入れまして、なるべくここら辺を実現できるように検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
◆福田妙美 委員 さまざま課題があると思いますが、ぜひよろしくお願いいたします。
◆桃野よしふみ 委員 今の障害のある方の参加なんですけれども、私もこれまで質問してきたことはあるんですが、確認なんですけれども、例えば視覚に障害のある方が応募されてきたときに、それは拒まないんでしょう。それは参加できるんですよね。
◎須藤
スポーツ推進課長 済みません、ちょっと今私の認識のところ、勉強不足のところがありまして、後ほどお答えをさせていただければと存じます。
◆桃野よしふみ 委員 恐らく安全面に十分配慮しながらそれは参加していただくというのが当然のことであって、視覚障害のある方は参加できませんというのは対応としてないと思いますし、恐らくこれまで参加している人はいないけれども、参加は拒まないというような、たしかそういう話だったと思いますが、ほかに部長、ほかの課長等でその辺御存じというか、記憶に残っている方はいらっしゃいませんか。
◎内田 スポーツ推進部長 担当課長が申し上げたとおり、正確なことは申し上げられないんですけれども、確かに委員言われるようなことがもしかしたら過去の経緯として実績としてあったのかもしれません。私どもとして、これは区もそうなんですけれども、実行委員会スタイルをとっていますので、今の部分については、できるのかできないかも含めて早急に調整をして御返事をしたいと思います。
◆桃野よしふみ 委員 これまで私も述べてきたんですが、将来的には東京マラソンなんかも、視覚障害だとか車椅子だとか、たしか臓器の移植者という枠もあったように記憶していますけれども、ぜひ多くの方が参加できるマラソンに、課題はあると思いますけれども、今回この枠がふえたというのも大会として成長しているという一環だと思いますので、ぜひより大きな成長を目指していただきたいというふうに思います。
質問もあるんですけれども、五万円以上の寄附ということなんですが、プライシングというのかな、値づけみたいなものの根拠はどういうところからこの五万円という数字が出てきたんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 他の自治体の事例も参考にさせていただいた部分もございますけれども、一つには、先ほどちょっと出ていましたが、東京マラソンのフルで十万円、ハーフなので五万円というような意見もありまして、それと他の自治体の事例を合わせて五万円というふうにさせていただきました。
◆桃野よしふみ 委員 初回なのでやってみて、この五万円という金額がどうなのかというのは多分検証する数字なんだというふうに思うんですけれども、恐らく寄附の動機として、五万円で出走権を買うというような感覚の方は、五万円寄附される方の中にはたくさんいらっしゃると思うんですね。
先ほど先着順というふうにありましたけれども、五万円以上寄附して走る気満々だったのに、先着順から漏れちゃって、二百一番目だったので自分は走れなくなっちゃったというようなことは起こるかどうかわかりませんけれども、起こり得ると思うんですけれども、そういうときはどう対応されるんですか。もうそれは寄附したんだから返しませんよということになるのか、どうなるのか。
◎須藤
スポーツ推進課長 寄附の申し込みを二百名で終わりにしてしまいますので、二百一人目からは寄附ができない状態です。
◆桃野よしふみ 委員 それはおかしくないですか。だって、純粋な気持ちでマラソン関係なく自分は寄附だという方も中には入ってくるわけですよね。二百を切っちゃったら、この大会枠二百というのはぴったりにならない可能性もあるんじゃないですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 ふるさとチョイスはこのマラソンの出走権の記念品をということで今回受け付けをさせていただいて、その中に、もしふるさとチョイスではなく、普通に受け付けをする中でこのことを見てマラソンのためにということで御寄附をいただく分にはこちらでも寄附はきちんといただきたいというふうに考えております。
◆桃野よしふみ 委員 その仕組みは今わかったんですけれども、ふるさとチョイスは寄附が簡単にできる仕組みだと思うので、このハーフマラソンの出走権つき以外でもスポーツ推進基金への寄附はそのふるさとチョイスではできるということでよろしいんですか。別枠でそういう仕組みはあるということでよろしいですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 ふるさとチョイスのページのほうで寄附の募集につきましては、それぞれ区の寄附というのを入れておりますので、その中でやっていただけると。
◆桃野よしふみ 委員 あと、ハーフマラソンについて出走権がくっついてくるということですけれども、ほかの健康マラソンを外した理由というのは何なんでしょうか。特に別に親子マラソンを走りたいから五万円寄附というのもいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、それはなぜなんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 まずは、実は昨年度、千六百名の定員に対しまして六千四百名近く、四倍近いお申し込みがあったハーフマラソンで実施をということで考えておりまして、今後、ほかのものも含めまして、内容を含め、広げられるようであれば、広げることも含め検討はしたいかと思っております。
◆桃野よしふみ 委員 二百名の方がこの五万円、出走権つきの寄附、二百という枠が埋まるのか埋まらないのかというのも多分やってみてだと思うんですけれども、埋まらなければ、当然ほかのところも健康マラソンも含めて寄附を募っていけばいい話だと思います。
でも、そもそも考え方として、親子マラソンを走りたいから五万円寄附するという人を対象にしない意味も何か余り合理的な理由がないような気がしますので、基本的には走りたいから五万円寄附するという人は幅広くハーフマラソン以外も受け入れるべきなのではないかなというふうに思いますので、それは検討していただければというふうに思います。
あと、先ほど言ったように、出走権を五万円で買うという気持ちで多分みんな来ると思うので、例えば、無事二百の枠に入って寄附できましたと、自分は走れますとなったんだけれども、例えばそういう方でマラソンが好きでいろんなところで走っていると。そうなったときに、例えばほかのマラソンでけがをしちゃって、246ハーフマラソンにはちょっと治らない、間に合わないということになったときに、例えばお金を返してくれというのはちょっとあれかもしれないけれども、ちょっと理屈に合わないかもしれないけれども、これを別の人に走らせたいと、そういう形で、先ほど言ったように出走権を売り買いはできないような仕組みにしているとおっしゃっているけれども、そういうやむを得ない事情みたいなものというのは考慮される範囲というか、こういう場合はいいですよとか、そういうことというのはあるんですか、ないんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 基本的には、そういう場合といいますか、どこの時点かにも当然よってくると思うんですけれども、基本的にはそういうケースも含めまして、売り買いがどこでというようなこともちょっとわかりませんので、基本今回はない方向で考えていきたいというところが一つです。
◆桃野よしふみ 委員 あと伴走教室なんですけれども、私も参加したことがありまして、障害者スポーツへの理解を深める意味でもすごくいいイベントだというふうに思います。私もアイマスクをして引っ張ってもらったことがあるんですけれども、非常にいい体験になったし、日常で視覚障害のある方をサポートするときも、こういうことに気をつければいいんだということも勉強になったし、すごくいいイベントだなと思うんですけれども、先ほど課長もおっしゃられたように、参加人数が余り多くないし、天気が悪くなっちゃうと、途端にもう人が来ないしということがあるので、ぜひ当日の会場でもアナウンスして、今ここでこういうのをやっているので気楽に参加してくださいとかという呼びかけだとか、あと、印刷物にもう少し目立つように入れるとか、単に伴走教室ということじゃなくて、日常でもそういう障害のある方をサポートするときの注意点なんかよくわかりますよとか、ぜひ魅力あるイベントだということを一生懸命もう少し広報していただきたいなというふうに思うんですけれども、何か昨年よりもこういうところに工夫していきますということがあれば、ぜひ教えてください。
◎須藤
スポーツ推進課長 今おっしゃっていただきましたとおり、当日アナウンス、それから周知の際の工夫というところで、まだ担当のほうと細かいところ、財団のほうとも詰めていくような中身になりますので、段階を踏まえまして検討させていただいて、今年度できないからといってやらないというわけではなくて、会場の工夫ですとかも含めて、なるべくよりよい中身にしていきたいというふうに考えております。
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○山内彰 委員長 (4)平成三十年度東京二〇二〇大会に向けた気運醸成事業について、理事者の説明をお願いいたします。
◎玉野 オリンピック・
パラリンピック担当課長 私からは、平成三十年度中に実施を予定しております東京二〇二〇大会に向けた気運醸成事業について御報告をいたします。
資料のほう、二番の実施概要以下をごらんください。(1)今月十六日の水曜日、大会八百日前イベントとして、烏山区民会館ホールにおきまして、体操協会副会長、またJOC理事でもあるメダリスト、塚原光男氏による講演会と映画「東京オリンピック」上映会を実施いたしました。
当日は約二百九十名ほどの来場者がございました。アンケートをとりましたが、中では、長編映画を見るよい機会をいただいた、また、デジタルの時代にフィルムで上映したことは趣があってよかったなどの御意見をいただきました。
(2)馬!ふれあい出張授業です。こちらは昨年同様、JRAとの共催事業として、今年度は四校実施する予定としております。
(3)東京オリンピック二年前イベントとして、七月二十八日土曜日、二子玉川ライズにおきまして実施する予定でございます。当日は、オリンピアンやパラリンピアンなどによるトークショーや東京五輪音頭などのツールを活用したイベントを行います。また競技体験などのブースだけでなく、大会オフィシャルパートナーになっている多くの企業にブースを出展して御協力をいただく予定としております。
(4)パラリンピック二年前イベントとして、八月二十六日の日曜日、三軒茶屋ふれあい広場におきまして、パラスポーツ体験やお子様を中心とした義足をつけて歩行体験などを実施する予定としております。
(5)パラリンピック体験プログラムとして、十月二十八日の日曜日、蘆花まつりの会場におきまして、ことしの二月にも実施いたしましたNO LIMITS CHALLENGEを行います。こちらは東京都主催イベントを誘致する形で実施するもので、競技はまだ未定でございます。
恐れ入りますが、裏面をごらんください。(6)大会六百日前には、馬術競技普及啓発イベントといたしまして、十二月二日日曜日、三軒茶屋ふれあい広場におきまして、馬術に関する著名な方をお招きしてトークショーを行うとともに、ポニーとの触れ合いやVRを活用した乗馬体験等を行う予定でございます。
(7)大会五百日前には、「パラスポーツにチャレンジ」と題して、三月十日の日曜日、来年ですが、大蔵運動場アリーナにおいて幅広くパラスポーツ体験会を実施する予定としております。
(8)のPRコーナー出展に関しましては、これまでと同様に、地域のお祭りなどでアメリカのキャンプや馬術競技のPRなどを行ってまいります。
(9)大会パートナー企業と連携した取り組みとして、①ブース出展、②PRポスターの作成、③応援ムービー制作体験授業などを行う予定としております。③の制作体験事業につきましては、日程、会場、内容は以下のとおりとなってございます。
以上のように、大会までの節目の日にイベントを実施するなど、引き続き民間の協力もいただきながら、中では障害者スポーツの普及啓発、また、子どもの競技体験などを中心にした機運醸成に努めてまいる所存でございます。
報告は以上です。
○山内彰 委員長 ただいまの御説明に対しまして質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○山内彰 委員長 (5)馬事公苑観客ルート(素案)に示されたシャトルバス等における区の考え方について、理事者の説明をお願いいたします。
◎山田 調整担当課長 それでは、恐れ入りますが、資料のほうをごらんいただきますようお願いいたします。
1の主旨でございますけれども、馬事公苑観客ルート(素案)に示されましたシャトルバスルート及び東京二〇二〇大会の馬術会場であります馬事公苑周辺の区立上用賀公園拡張事業用地の利活用についての区の考え方を御報告するものでございます。
2のシャトルバスルート設定でございますが、四月二十三日のオリンピック・パラリンピック・
環境対策等特別委員会におきまして、馬事公苑観客ルート(素案)に徒歩ルートとして示されましたごらんの四駅に加えまして、東急世田谷線上町駅を観客輸送ルートに加えるよう意見書を提出したこと、また、シャトルバスルートにつきましては、用賀駅が検討中として公表されていることを御報告いたしました。
ここで資料の二枚目の資料1をごらんください。馬事公苑を中心とした四駅がここで公表されてございまして、それに上町駅を追加するように意見書を提出してございます。矢印で示されておりますのが徒歩ルートとなってございます。シャトルバスルートにつきましては、資料の左下の枠囲み内に「用賀駅等からのシャトルバスを検討中」と記載がございます。
資料の一枚目にお戻りください。シャトルバスルートにつきましては、馬事公苑に訪れる観客等の利便性の観点から、区として、ごらんの①から④にあります四つの検討の方向性をもって、関係する商店街や町会等と調整に入りまして、その後、東京都及び東京二〇二〇組織委員会と協議してまいります。
具体的には、①はハード面としまして、駅にバスロータリーなどの整備済み駅を優先としていくこと、②は急行停車駅や交通結節機能のある駅を優先していくこと、③は東急田園都市線及び小田急線の両方に設定していきたいということ。④は、五ルートの駅を初めとした区内の観光、区内まち歩きの視点を考慮していくこと、こういった視点を持ちまして関係商店街、町会と調整いたしまして、東京都と組織委員会と協議してまいります。
続きまして、3の区立上用賀公園拡張事業用地活用でございます。
区は、馬術会場であります馬事公苑に訪れる観客等に対しまして、おもてなしの観点から、にぎわいの創出場所として、けやき広場及び区立上用賀公園拡張事業用地の一部等を想定してございます。
位置関係につきましては、資料2の二枚目の裏面の資料2をごらんください。そこに示されました図の右側に大きく黒線で囲まれているのが馬事公苑、その上に細長くありますのがけやき広場、図の中心付近にありますのが開園している上用賀公園、その左脇に黒線で囲まれているのが上用賀公園拡張事業用地、こういった位置関係になってございます。
資料の一枚目にお戻りください。今般、組織委員会からの拡張事業用地の利用依頼に対しまして、次の五つを検討の方向性の基本としまして東京都及び組織委員会と協議してまいります。
具体的には、①ですが、にぎわいの創出に実績のあるけやき広場等を活用したい点、②として、ただいま御説明いたしましたシャトルバスルートの設定、③として、イベント等には運搬車両が必須になりますので、その駐車場等の大会駐車場スペースとの共用、④としまして、当該用地におけます緑(樹木等)の保存、⑤として、公園整備の基本的考え方を踏まえました土地が区に返還されるときの対応を協議しましょうといった点、これらを基本としまして東京都と組織委員会と協議していきたいと考えてございます。
恐れ入りますが、裏面をおめくりください。4の今後のスケジュールでございます。
平成三十年五月から東京都と組織委員会との具体的協議をしているところでございます。九月には東京都と組織委員会による輸送ルート(案)の公表、今年度末、三十一年三月に輸送運営計画のV2(案)の公表、来年度中に輸送運営計画V2策定といった内容となってございます。
ちなみに、今御説明したスケジュールのうち、九月以降の案の公表、輸送運営関係につきましては、東京都と組織委員会のスケジュールとなってございます。
説明は以上です。
○山内彰 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がございましたら、どうぞ。
◆岡本のぶ子 委員 今シャトルバスの設定に関して、まだどこの駅ということは具体的にはここでは表明されておりませんけれども、やはり2の(1)の④にあるように、観光、区内まち歩きの視点を考慮するというところがここに掲げられておりますが、この五つのうままちあるき、うままちルートに歩行で来る観光客の方のサインを、これから馬の蹄鉄入りのタイルを張っていきますよということを区は既に表明されておりますし、そのかいわいで商店街の方や地域の方たちが昨年八月十一日にうままちあるきをして、どういうところを歩いていただければ安全で歩いていただけるかとか、おもてなしだったらこういうコースがいいねとか、そういう話し合いを既にしておりますので、そこから離れたようなところにシャトルバスの発着所がついてしまえば、ほとんど交流そのものがなくなってしまうということもあると思いますので、そういったことをきちんと考慮した上での設定をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎内田 スポーツ推進部長 御指摘のとおり、「馬事公苑界わい」まちの魅力向上構想というところで五つの駅の指定を区としてもさせていただいた。上町が除かれているが、それはだめですよという、それを東京都にお話をしたというところがこれまでの経緯です。
ですので、御指摘のとおり、私どものほうで安全面を考えるですとか、そういう意味では、駅としてのハード面の整備が行われているのかという部分ですとか、あと距離の問題ですとか、あと、ここの部分は経費の部分は世田谷区が出すということは想定しておりませんので、組織委員会がバスについての経費を持つというところがありますので、台数の部分ですとか、あと駅の部分につきましても、何駅ぐらいまでがオーケーなのかというところもございますので。
ただ、これまで五つの駅の方々と意見交換しながらという部分がありますので、そうした意味では、こういう基本的な考え方をしつつ、そうした方々の御意見を聞きながら、どういう形で組織委員会にボールを投げるかということで進めていきたい、このように考えております。
◆岡本のぶ子 委員 基本的なことですけれども、この大会期間中の、例えば一日当たりの馬事公苑に集まるであろう集客といいますか、人数はどれぐらいと今想定されているんでしょうか。
◎山田 調整担当課長 馬術会場の観客の席数というのが、今、組織委員会から言われているのが一万四千人程度ということで聞いております。それが変動があるという話も一部報道であるようなんですけれども、一応その範囲の中での来客が見込まれるのではないか、そのように考えてございます。
◆岡本のぶ子 委員 では、この一万四千人の方を輸送するシャトルバスというお考えであった場合に、シャトルバス一台に対して何人ぐらいで何往復というのが多分おのずと出てくるんだと思いますが、そういった数字は今出ているんでしょうか。
◎内田 スポーツ推進部長 細かな部分はまだ出ていないんです。ですので、例えばバスにしても、五十人乗りなんですか、それとももっと小さいバスなんですか。ですので、例えば一台のバスを何往復しようと考えているのかというところがあるかと思います。一方で前提といたしまして、馬術が行われる時間帯というのはまだコンクリートされていないんです。そういう意味では、終わる時間帯が夜遅くなるであろうということは言われておりますけれども、実際には何時に終わるかというのが出てきませんので、それが夜の九時なのか、いや、十時なのかという部分もありますので、そこの部分も含めて検討しなければいけないというふうに思っております。
まだ未確定の要素の部分があります。座席数の観客席の数もそうなんですけれども、それだけではなくて、馬事公苑周辺に中には入れないんだけれどもというお客様がどのぐらい来るのかという部分もありますので、そうした総体の中で今回のシャトルバスは何%の分を運ぼうとしているのかという部分は全体が見えにくい状況ですので、そこも含めて協議をしていきたい、このように考えております。
◆岡本のぶ子 委員 きのう、おとといと、けやき広場でガーデニングフェアをされていました。そこに何人来ていたのかなというのもあるんですけれども、恐らくふるさと区民まつりを毎年馬事公苑でやっていたときは、一回一日につき十五万人ぐらいでしたか、二日間で三十何万人、約十倍ふるさと区民まつりでは来ていて、ほとんど区民の人ですからそこの場所はわかりますけれども、ある意味で十分の一の観客の方たちをどこまでシャトルバスで輸送する必要性の台数もおのずと出てくるんだと思いますし、根こそぎみんなシャトルバスに乗っかってどうぞとなってしまうと、ほとんど交流そのものがそこにおりた駅でしかできないということにもなりかねないので、やはりおもてなしの心を醸成して地域と交流をしていくということのコンセプトをきちんと踏襲できるような輸送計画をするように求められますけれども、いかがでしょうか。
◎内田 スポーツ推進部長 視点のところで検討の方向性ということで。①から④ということで、④についても考慮するということで考え方に入っております。一方で区民まつりと違うのは、外国人も含めて馬事公苑に初めていらっしゃる方、今の想定で言いますと、終わるのが多分遅い時間になるだろうと。そうすると暗くなってしまうという部分がありますので、そうした部分の安全面ですとか交通面での安全の確保、これは警察等々なんですけれども、そういうことも考慮しながら。ですので、①から④のところで④はなしということではなくて、当然に考慮しますけれども、全体として考えないといけないと思いますので、いずれにしても、関係する、今五つの駅というお話がございましたので、そうした方々と意見交換をさせていただく、このように考えております。
◆桃野よしふみ 委員 これまでも発言してきたんですけれども、シャトルバスというのも痛しかゆしの部分もあるなというふうに思っているんです。もちろん足が不自由な方だとか、いろんな方がいらっしゃると思うので、それはバスがあったほうが便利だし、バスに乗りたいという方はたくさんいらっしゃるとは思うんですけれども、先ほど岡本委員もおっしゃったことともちょっと関連するんですけれども、ある程度歩いていただくことで地域の経済、商業の活性化に資するという部分もあると思うんです。例えば徒歩ルートを見て、経堂駅から南に延びているルートというのは、駅から商店街をずっと歩いて馬事公苑につながるルートですから、そこで商売をやっていらっしゃる方からすれば、自分の店の前を歩いていく人が多いにこしたことはないし、そこで何とかお店に入ってもらおうとか、自分のお店のものを買っていただこうとか、そういうふうに考えるのが多分商売をやっている方の感覚だというふうに思いますのでね。
スポーツ推進部長は以前区内商業を活性化する所管の部長だったということもあるし、その辺バランスよく、シャトルバスはいいことばかりじゃないような気が私はするんだけれども、商業の活性化という意味での区全体として考えたときのその辺の部門を横断したすり合わせというか、話が必要なんじゃないかなと思うんですけれども、その辺、全体としてはどういう考え方になっているんでしょうか。
◎内田 スポーツ推進部長 御指摘のとおり、私どもの部だけではなくて、今御指摘の商業ですとか産業から見ますと、経済産業部、町の全体を考えると、ここは支所が三つ絡むんです。玉川と世田谷等々ありますので。あるいは交通の安全という部分がありますので、幾つかのセクションがまたがっておりますので、私どもで判断するのではなくて、今もそうしたセクションの方々と話をしながら、どういう形で進めていくかということで区の中では議論しているという部分と、あとは町の方々でも意見を聞きたいというところで、そんな形で進めていきたい、このように考えています。
◆桃野よしふみ 委員 馬事公苑に一万四千人の方が集まるというのはこれまでにないということなんでしょうか。馬事公苑でどういうイベントがこれまで行われているのか、ちょっと私もわかりませんけれども。ただ、大きなイベントであることには変わりないし、それはもう周辺で商売をやっている方からすれば、手ぐすね引いて待っていてしかるべきだと思いますので、それはいいことだと思いますね。
ぜひともそういう観点も忘れずに、シャトルバスがいいことばかりじゃないような気もするので、部長、ほかの担当とも話をされているということなので、ぜひその辺の意見もしっかり聞いてやっていただきたいと思います。
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○山内彰 委員長 (6)「環境エネルギー・ラボ二〇一八inせたがや」の開催について、理事者の説明をいただきたいと思います。
◎安藤 環境計画課長 環境エネルギー・ラボの開催について御説明いたします。
本事業は、昨年七月に成城ホールで開催した子ども環境イベントと十月に二子玉川で開催しました環境エネルギー・ラボ二〇一七、それからエコフェスせたがやを統合して開催するものです。
1、主旨として、未来を担う子どもたちが環境、エネルギーを科学的に捉え、楽しく学ぶさなざまな体験型教室をプログラムに盛り込みました。ワークショップと環境エネルギー施策の取り組みや技術の普及啓発を行うものです。
2の会場及び日時といたしまして、(1)第一会場の世田谷文化生活情報センターでは、七月二十一日、二十二日の土、日の二日間、午前十時から。(2)の第二会場の三軒茶屋ふれあい広場では、七月二十一日土曜日十一時から開催いたします。
3、実施主体は、川崎市、大学、NPO等で構成する実行委員会と世田谷区の共催となっております。
4、企画内容として、第一会場では、①主に小学生を対象とした環境・エネルギーに関するワークショップ、②環境教育の授業プログラムを通じた教育関係者の交流、③環境ポスターコンクール作品展と表彰式、④たばこルールの標語・マーク入賞作品の展示、表彰式を行います。第二会場では、再生可能エネルギー、省エネルギー、環境に配慮した取り組みの紹介、燃料電池自動車、家庭用燃料電池の紹介、交流自治体による物産展等を行います。
5の周知方法につきましては記載のとおりです。また、周知用のチラシを二枚目に添付しておりますので御参照ください。
説明は以上です。
○山内彰 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆岡本のぶ子 委員 今ちょっとチラシを拝見して、あるのかないのかがわからないんですけれども、今、環境問題の中で大きく話題というか、取り上げられているのは食品ロス削減の課題だと思うんですけれども、ここにはそういう子どもたちへの啓発という点でも、食品ロス削減の啓発というのはあらゆるところで取り上げることが重要かと思っています。そういったことがここには今回あるのかないのか、まず伺います。
◎安藤 環境計画課長 現在、第一会場の出展団体については調整中でございまして、その中でそういった視点についても取り込むことができるかどうか検討してまいりたいというふうに考えています。
◆岡本のぶ子 委員 さまざまなイベントでフードドライブの特設窓口もつくっていただいているという経緯はあると思いますので、今回の環境エネルギー・ラボも、エネルギーですけれども、環境とついているので、ぜひそういった視点のものも取り入れるように、もし時間が間に合うのであればお願いしたいと思います。
◆板井斎 委員 この参加団体の中に企業等が入っているんですが、チラシの中にはそういう企業名が見当たらないんですけれども、具体的には企業の社会貢献等も最近言われておりますし、また大いにに子どもたちの科学的な発想を高めていただくには、やっぱり本物と言ったら失礼ですけれども、そういう体験できるまたとない機会にしていただきたいと思うんですが、これからそういう企画が盛り込まれるんですか。
◎安藤 環境計画課長 昨年実施しました環境エネルギー・ラボの子ども向けワークショップの中で幾つか企業が出展したワークショップを紹介させていただきますと、テレビの現場お仕事体験ということでTBSが出ていただいております。そのほかにアジア航測株式会社が子ども向けのワークショップを実施したりというようなことでございました。今年度につきましてもそういった団体に現在働きかけを行いまして調整を行っているところでございます。ぜひ多くのそういった企業、NPO等に参加していただいて、子どもたちのための環境・エネルギーに関するワークショップを成功させていきたいというふうに考えております。
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○山内彰 委員長 (7)弘前市との電力連携に関する協定の締結及び購入者募集について、理事者の説明をお願いいたします。
◎池田
エネルギー施策推進課長 それでは、弘前市との電力連携に関する協定の締結及び購入者募集について御報告いたします。
本件は、先般二月二十八日に当特別委員会におきまして御報告いたしました内容の続きでございます。
まず1の主旨でございます。区は、環境基本計画におきまして、低炭素社会の実現に向けて、交流自治体との連携による自然エネルギーの創造と活用などを挙げております。また、環境基本計画においても、自然エネルギーの活用、拡大を目指すこととしております。こうした中、環境省による調査結果に基づきまして検討及び調整を行ってまいりました。
このたび、弘前市における太陽光発電による電気供給を通じた連携を図るため、弘前市と世田谷区における自然エネルギー活用を通じた連携・協力協定を去る五月七日に弘前市にて締結してまいりました。あわせまして、電気を購入する区民の募集について御報告するものでございます。
2の協定の締結につきましては記載のとおりでございます。
3の連携事業の内容としましては、電力の規模は五十キロワット、募集世帯は五十世帯としております。交流といたしまして、区民の現地学習会や環境啓発イベント等区のイベントに弘前市物産ブース等の出展を予定しております。
続きまして、4の区民募集についてでございます。募集世帯は、先ほど申し上げたとおり、五十世帯となります。募集期間は、今月十五日より開始しておりまして、六月八日までとなっておりますが、区民からの問い合わせで、電力を切りかえるための手続をもう少し時間をいただきたいという御要望もございまして、募集期間を広げておりまして、六月下旬まで期間を延長する予定でございます。
配付チラシにつきましては、既に委員の皆様にポスティングさせていただきましたチラシと同じものを別紙にて添付させていただいております。
次に、周知方法でございます。「区のおしらせ」五月十五日号に記載しております。また、区ホームページ広報版など、記載のとおりの周知を行っております。
恐れ入りますが、裏面をごらんください。5の今後のスケジュールにつきまして記載のとおりでございます。九月に電力供給の開始を予定しております。
私からの報告は以上でございます。
○山内彰 委員長 ただいまの説明に対しまして何か御質問がありましたら、どうぞ。
◆高岡じゅん子 委員 このチラシによりますと、二十六日に説明会が行われたというふうになっていますが、こちらへの参加者とかはどのぐらいあったのか。
◎池田
エネルギー施策推進課長 先日土曜日、五月二十六日に説明会を開催いたしましたが、参加者は六名となっておりました。
◆菅沼つとむ 委員 雪国対応型メガソーラーというのは、普通だったらどういうのか。一メートルとか二メートルが五メートルぐらい高くなっているという意味なの。
◎池田
エネルギー施策推進課長 通常の高さよりも一・八メートル高いところにパネルを設置しております。
◆菅沼つとむ 委員 雪が降るから高くしたんだ。ただそれだけですか。
◎池田
エネルギー施策推進課長 こちらは豪雪地域となっておりますので、通常二メートルほどの雪が積もる地域となっておりまして、あとはパネルの角度を三十度と雪が落ちやすいような角度となっております。
◎畝目 環境政策部長 今の雪国対応型というのは、高さの角度というのはあるんですけれども、太陽が当たって雪が解けてくる。上のほうから解けていきます。一般的な太陽光パネルというのは全体に当たってエネルギーを発生するといったところなんですけれども、お話を聞いたところ、上からどんどん解けていって、横にパネルが全部リレー式につながっているので、解けたところからどんどん発電を開始していくということで、それがどんどん下がっていくと、さらにエネルギーの発電量がふえていくということで、全部落ちたときには全体的な発電を開始するというので、部分部分にそういうリレーを設けているので発電効率は上がっているということでございます。それが雪国対応型といったところです。
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○山内彰 委員長 (8)世田谷及び千歳清掃工場の操業協定書について、理事者の説明をお願いいたします。
◎鈴木 環境保全課長 世田谷及び千歳清掃工場の操業協定書について御報告をいたします。
まず主旨でございます。区と東京二十三区清掃一部事務組合は、地域住民の健康で安全かつ快適な生活を守るという共通の責務に基づきまして、公害の発生を防止し、良好な地域環境を保全することを目的として世田谷清掃工場と千歳清掃工場の操業に関する協定を締結してきました。
このたび、水銀に関する水俣条約の発効により、ことし四月から大気汚染防止法の排出規制に水銀が追加されたことから、協定書の別表にある排ガスの規制値を修正することとなりました。また、あわせて、排ガスの窒素酸化物の規制値と千歳清掃工場の周辺大気環境調査測定場所の見直しをしましたことから、新たに協定の締結を三月三十日に行いましたので御報告いたします。
見直しの内容の報告の前に協定の概要について簡単に御説明いたします。協定は清掃工場の公害防止対策が中心で、排ガス、排水、ダイオキシン類について法基準の遵守を定めているものです。また、排ガスは法規制値より厳しい自己規制値を設定しております。さらに、工場に搬出入する清掃車両の対策、また、工場から生ずる熱エネルギーの利用などについても定めているものでございます。
世田谷清掃工場においては、このほかに公害防止対策として、騒音、振動、悪臭防止についても協定に盛り込むとともに、運営協議会の設置の規定もしておるものでございます。
資料に戻ります、2の協定書の別紙の見直しの内容でございます。一番目の水銀の規制値でございます。今まで自己規制値としておりましたが、大気汚染防止法による規制値が設定されたことにより法規制値といたしました。なお、法規制値と自己規制値は同じ値でございます。
続きまして、二番目です。窒素酸化物です。大気汚染防止法では濃度規制値と総量規制値が定められております、清掃一部事務組合では、今回、総量規制値の表記に統一化するということになりました。これによりまして。世田谷工場では濃度規制値の二百五十ppmとしていたものを、総量規制値の八十七ppmといたしました。また、千歳清掃工場では特に法規制値を表記はしておりませんでしたが、総量規制値の八十四ppmを表記することとなりました。
三番目でございます。周辺大気環境調査測定場所なんですが、千歳清掃工場は世田谷清掃工場と同様に環境調査の測定を実施しておりますが、その八地点のうち、二地点が杉並区内の小学校を使用しておりました。今回の見直しに際しまして安全性の拡充を図るために、杉並区内の小学校二地点を世田谷区内の小学校、上北沢小学校と武蔵丘小学校に移すことにいたしました。
3の操業協定の経緯でございますが、記載のとおり、昭和四十九年から締結され、清掃一部事務組合への事業移管や清掃工場の建てかえの際に締結をし直してきているということでございます。
御報告は以上でございます。
○山内彰 委員長 ただいまの説明に対しまして御質疑がございましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○山内彰 委員長 (9)その他でございますが、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山内彰 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。
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○山内彰 委員長 次に、資料配付ですが、レジュメに記載のとおり、お手元に資料が配付されておりますので、後ほどごらんになってください。
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○山内彰 委員長 次に、3協議事項に入ります。
次回委員会の開催についてですが、次回委員会は第二回定例会の会期中である六月二十日水曜日午前十時から開催することで予定したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山内彰 委員長 それでは、次回委員会は六月二十日水曜日午前十時から開催することに決定をいたします。
以上で協議事項を終わります。
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○山内彰 委員長 その他何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山内彰 委員長 特にないようですので、以上で本日のオリンピック・パラリンピック・
環境対策等特別委員会を散会といたします。
午後零時四十七分散会
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署名
オリンピック・パラリンピック・
環境対策等特別委員会
委員長...