世田谷区議会 2018-04-24
平成30年 4月 区民生活常任委員会-04月24日-01号
平成30年 4月
区民生活常任委員会-04月24日-01号平成30年 4月
区民生活常任委員会
世田谷区
議会区民生活常任委員会会議録第四号
平成三十年四月二十四日(火曜日)
場 所 第三委員会室
出席委員(十名)
委員長 高橋昭彦
副委員長 桃野よしふみ
石川征男
加藤たいき
畠山晋一
福田妙美
中塚さちよ
村田義則
田中みち子
あべ力也
事務局職員
議事担当係長 岡本俊彦
調査係主事 仲松孝文
出席説明員
副区長 岡田 篤
(1)
仮称世田谷区立若林複合施設他新築工事について、説明を願います。
◎竹内
世田谷総合支所地域振興課長 仮称世田谷区立若林複合施設他新築工事について御説明いたします。
なお、本件につきましては
福祉保健常任委員会及び
都市整備常任委員会とのあわせ報告でございます。
1の主旨でございますが、本件につきましては、平成三十年第一回区議会臨時会に契約議案として提出する予定となっておりますので、その内容を御報告するものでございます。
2の工事概要でございますが、若林一丁目三十四番二号、敷地面積は千百六十六・三一平方メートル、構造・階数は鉄骨造り地上三階建て、建築面積等は記載のとおりでございます。
3の主な施設内容でございますが、恐れ入りますが、別紙A3の三ページをお開きください。
三ページの左側の図が一階平面図で、
若林まちづくりセンター、
若林あんしんすこやかセンター、
社会福祉協議会、
若林地区事務局が入ります。右側の図が二階平面図でございます。
世田谷公園管理事務所、
世田谷土木管理事務所、
若林区民集会所が入ります。
四ページをお開きください。四ページ、左側の図が三階の平面図で、活動フロアーになります。右側の図が、屋上の平面図でございます。
このほか、別紙の一ページには案内図、二ページには配置図、五ページには立面図をお示ししておりますので、後ほど御確認いただければと思います。
最初のページにお戻りいただきまして、4の契約金額及び相手方でございますが、契約金額は五億八千四百二十八万円、相手方は
株式会社協栄組でございます。
5の工期でございますが、ことしの五月二十一日から平成三十二年十月十六日まででございます。
6の今後の
スケジュールでございますが、本件を区議会で御議決いただいた後、ことしの九月に第一工区の解体、
新築工事着工、平成三十一年九月ごろに第一工区が竣工し、
世田谷公園管理事務所、
世田谷土木管理事務所を開設する予定でございます。
平成三十一年十月ごろに第二工区の解体、新築工事を着工し、平成三十一年十月ごろに第二工区を竣工し、全施設を開設する予定でございます。
説明は以上でございます。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○高橋昭彦 委員長 次、(2)
世田谷区立世田谷区民会館の指定管理者の選定について、説明願います。
◎竹内
世田谷総合支所地域振興課長 世田谷区立世田谷区民会館の指定管理者の選定について御報告をいたします。
本件は、
世田谷区民会館の
指定管理期間が平成三十一年三月で終了することから、その後の指定管理者を
世田谷区民会館条例第六条、七条に基づき、三十一年四月からの
指定管理者候補を選定するものでございます。
指定管理者を適用する施設につきましては、2に記載のとおりでございます。
3
指定管理者制度の理由、効果でございますが、当区民会館では、
指定管理制度を適用することによりまして、利用料金制を導入したり、また、指定管理者の自主的な経営努力によりますいろいろな保守管理等の効率化、あるいは区民ニーズに応えたさまざまな企画等を行うということで、
提供サービスの向上に努めているところで、施設の効果的な運営を図ることができておりますので、引き続き
指定管理制度を適用するというものでございます。
指定期間でございますが、平成三十一年四月一日から三十二年三月三十一日までの一年間、これは本庁舎等整備の関係で一年間とさせていただきます。
5の
指定管理者候補者の選定方法についてでございますが、こちらにつきましては、世田谷区
区民集会施設等指定管理者選定委員会を開きまして、指定管理者による自己評価及び区による評価の結果等を踏まえまして、特別の事情に該当する――これは告知に記載してございますけれども、
指定管理者制度運用に係る指針の中にございます期間が非常に短い、上限二年程度より短い一年間ということでございますので、新たに指定管理者を選定しましても、一年間ではなかなか効果を上げることは難しいという特別な事情に該当するということで、公募によらず
指定管理者候補者を選定するということで選定委員会において意見が出され、そのことにつきまして、区といたしましても決定したところでございます。
審査体制でございますが、引き続き選定委員会を開いて、選定委員会において決定していくという形でございます。
裏面を御参照いただければ、選定委員会の所掌事務、あるいは選定委員会の構成につきましては、別紙に記載のとおりでございます。
7の選定基準でございますが、
世田谷区立区民会館条例第七条第三項に定めております指定管理者の選定基準の中で、公募によらない場合の選定基準でございます。区民会館に関する業務を十分に行う能力、実績があり、また、効用を最大限発揮させる、そして管理を効率的かつ安定的に行う能力を有しているといったことにつきまして、可、不可という形で審査をしていきたいと考えております。
今後の
スケジュールでございますが、三十年四月から七月まで選定期間。九月の本委員会に選定結果を御説明申し上げ、その後、御議決をいただく予定でございます。平成三十一年四月より一年間、指定管理者による運営を開始する予定でございます。
説明は以上でございます。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○高橋昭彦 委員長 (3)
世田谷区立桜上水南地区会館の工事休館について、説明願います。
◎長岡
北沢総合支所地域振興課長 世田谷区立桜上水南地区会館工事休館について御報告いたします。
1の主旨でございます。
公共施設中長期保全計画に基づきまして、
桜上水南地区会館の改修工事を実施するのに伴いまして、工事期間中は地区会館を休館するものでございます。
2の改修内容です。外部・内装、防水、空調、電気、
給排水衛生設備改修等でございます。
3の経費概算は、約一億五千百八十一万円でございます。
4の休館期間につきましては、三十年九月一日から三十一年二月二十八日までの六カ月間を予定しております。
5の周知方法につきましては、ごらんのとおりでございます。
6の
近隣区民利用施設につきましては、
六所橋区民集会所、
松沢区民集会所でございます。
7の施設概要につきましては、構造は
鉄筋コンクリート造、地上二階建て、施設内容につきましては、一階が大会議室、和室、二階が小会議室、大広間でございます。
恐れ入りますが、裏面をごらんいただきますと、
桜上水南地区会館の周辺図となっております。
説明は以上です。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○高橋昭彦 委員長 次、(4)
世田谷区立北沢区民集会所の工事休館について、説明願います。
◎長岡
北沢総合支所地域振興課長 世田谷区立北沢区民集会所の工事休館について、続きまして報告させていただきます。
1の主旨についてです。
北沢区民集会所の改修工事を実施するのに伴いまして、工事期間中は休館とさせていただくものでございます。
2の改修内容につきましては、ごらんのとおりでございます。
3の経費概算につきましては、約七千五十一万円でございます。
4の休館期間につきましては、三十年十月一日から三十一年二月二十八日までの五カ月間を予定しております。
5の周知方法はごらんのとおりでございます。
6の
近隣区民利用施設につきましては、
大原区民集会所、
北沢地区会館でございます。
7の施設概要です。構造につきましては、鉄骨造地上二階建て、施設内容につきましては、一階が東北沢つどいの家、二階が大会議室、小会議室となっております。
恐れ入ります、裏面をごらんください。
北沢区民集会所周辺図となっております。
説明は以上でございます。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○高橋昭彦 委員長 次、(5)
世田谷区立区民センターの指定管理者の選定について、説明願います。
◎加藤
玉川総合支所地域振興課長 世田谷区立区民センターの指定管理者の選定について報告させていただきます。
最初に主旨でございます。
区民センターは、平成十八年四月より、
指定管理者制度を適用してまいりました。平成二十九年度に指定管理の期間が十一年を経過したことを受けまして、
区民センター連絡協議会を設けまして、組織の活性化など運営上の課題を検討してまいりました。
この検討の中で、
区民センターの運営に関しては、区民主体の自主的な活動を担っている運営協議会がこれまでどおり指定管理者として運営することが適切であるとの検討結果が示されまして、この点を踏まえまして、
区民センターにつきましては、
指定管理者制度を適用することとし、このたび指定管理者の候補者の選定をするものでございます。
次に、
指定管理者制度を適用する施設及び指定管理者の候補者でございます。このように、対象者は全ての
区民センター、十二施設でございまして、審査の対象者はそれぞれの運営協議会となります。
裏面をごらんください。
指定管理者制度適用の理由と効果です。
区民センターは、地域住民の
コミュニティーの形成を促進しまして、区民福祉の増進を目的とした施設でございまして、この
コミュニティーの形成に資する事業の実施に当たっては、創意工夫や柔軟な発想で
利用者ニーズに適した対応や、サービスの提供が必要であり、
指定管理者制度を適用することでこれらの点が期待できるということです。
指定期間は平成三十一年四月から三十六年三月までの五年間でございます。
次に、
指定管理者候補者の選定方法でございます。本年三月に選定委員会を開催し、特別の事情により公募によらず、
指定管理者候補者の選定をするための可否につきまして審議を行いまして、公募によらず指定管理者を選定することを決定いたしました。
その理由ですけれども、運営協議会は平成二十八年まで指定管理者として
地域コミュニティーの形成を促進するため、効率的、効果的な業務を行っていることや、
区民センター運営協議会で地域の特性を生かした区民主体の自主的な活動を担ってきた運営協議会が指定管理者となることが適しているとの考え方が示されたことなどでございます。
次に、審査体制でございます。こちらは先ほど報告いたしました
世田谷区民会館と同じ委員会でございます。
選定基準ですけれども、センターに関する業務を十分に行う能力や実績を有していることなど、記載の基準で選定いたします。
最後に、今後の
スケジュールでございます。本年三月までに選定を終えまして、九月の当委員会におきまして、選定結果を報告させていただき、第三回の議会定例会で指定管理者や指定期間の提案をさせていただきます。そして来年、三十一年四月から指定管理者として
区民センターの運営を開始したいと考えております。
報告は以上でございます。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
◆あべ力也 委員 審査体制についてですけれども、選定委員会の構成は外部委員が五名と区職員が二名とするということになっておりますけれども、今回、メンバーが三十・三十一年度と変更になって、北沢の区民の方で烏山地域の町会・
自治会連合会の会長さんと、砧地域の町会・
自治会連合会の会長が入っているということなんですが、世田谷は五支所あって、地域が五つあるじゃないですか。二十九年度までは北沢地域の町会連合会の会長さんが入っていたということで、区としても住民参加とか何か言っているわけですから、特に地域の皆さんに関係のある
区民集会施設なんかは、五つの総合支所にかかわる町会連合会の会長さんがメンバーとして皆さん入っていたほうが僕はいいんじゃないかと思うんです。持ち回りでチェンジして、何年か交代でこれをやっているようだけれども、でも、審査するのは自分の地域の分もあるわけじゃないですか。そのときにここのメンバーに入っていないというのは、ちょっといかがなものかなということを感じるんですが、その上で、この審査体制で外部委員が五名ということになっていますが、これを再検討するということはできないんですか。副区長、どうでしょうか。
◎岡田 副区長 今回の選定委員会につきましては、
学識経験者等ということで、
コミュニティー施設等に明るい学識経験者と、町会の連合会から御推薦をいただいた方お一人ということでお願いしております。
三十年度につきましては、烏山地域の水野会長が途中でおやめになりたいということでお話がありましたので、再度、町会連合会のほうで御推薦いただいて、砧地域の宮﨑さんをお願いしたということでございまして、今お話しの構成についてはまた今後検討はさせていただきたいと思いますが、代表で出ていただいているという位置づけでございます。
◆あべ力也 委員 そうすると、町会関係の町会連合会のほうから推薦で一名入れているということですけれども、その代表で出ている会長さんというのは、各町会連合会の意見を集約してこの場に出られているという認識でよろしいんでしょうか。例えば選定委員会の中で御発言されるのは、全ての町会連合会の代表の御意見という認識でいいということですね。
◎加藤
玉川総合支所地域振興課長 ただいま副区長から説明がありましたとおり、ここには砧地域の町会・
自治会連合会の会長と書いてありますけれども、全ての世田谷区の町会・
自治会連合会の会長ということで出ていただいていますので、御指摘のとおりでございます。
◆あべ力也 委員 そうすると、ここで審査をしたものに関しては、こういう発言をしたとか、こうであるとかいうことは、町会連合会のほうに持ち帰って報告されたいということはあるんですか。
◎加藤
玉川総合支所地域振興課長 まず、こちらの選定委員会につきましては、議事録については公表されております。それと同様に、委員さんは、この会議が終わりますと、町会の会議等でこうした話があったというのは、報告されるというふうに聞いてはございます。
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○高橋昭彦 委員長 (6)
世田谷区立砧区民会館の指定管理者の選定について、説明願います。
◎林
砧総合支所地域振興課長 世田谷区立砧区民会館の指定管理者の選定について御報告いたします。
1の主旨でございますが、砧区民会館の指定期間が平成三十一年三月で終了することから、この間の
指定管理者制度適用の効果等を検証いたしまして、
区民会館条例に基づき、平成三十一年四月からの指定管理者の候補者を選定するものでございます。
2の
指定管理者制度を適用する施設についてでございます。現在の指定管理者は、記載のとおり
アクティオ株式会社でございます。現在の指定期間につきましては、平成二十六年四月から三十一年三月までの五年間でございます。
3の
指定管理者制度適用の理由、効果についてでございます。砧区民会館では、
指定管理者制度の適用によりまして、
利用料金制度を導入するため指定管理者の自主的な経営努力を発揮しやすいこと、また
施設維持管理経費を削減するとともに、創意工夫による
提供サービスの向上によりまして、施設の効果的な運営を図ることができるため、
指定管理者制度を継続いたします。
4の指定期間につきましては、平成三十一年四月からの五年間とし、5に記載のとおり、公募により選定いたします。
6の審査体制につきましては、先ほど報告がございました
世田谷区民会館、
区民センターと同様でございます。
恐れ入ります、裏面をごらんください。7の選定基準についてでございます。
区民会館条例に定める事項及びこれまでの指定期間の検証結果を踏まえまして選定を進めてまいります。
8の
スケジュールでございますが、第三回定例会での御提案を経まして、手続を進めてまいります。
私からの説明は以上でございます。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
◆村田義則 委員 これは、アクティオの前はどこが指定管理をしていましたか。あるいは、その前の前もわかったら教えてください。
◎林
砧総合支所地域振興課長 現在アクティオで、その前、平成二十一年から指定管理を始めまして、その際もアクティオでございます。その前は区直営でございます。
◆村田義則 委員 ほかの区民会館は、現状どうなっていましたか。
◎竹内
世田谷総合支所地域振興課長 世田谷区民会館は
世田谷サービス公社が指定管理を担っております。
◎長岡
北沢総合支所地域振興課長 北沢総合支所は、タウンホールは
サービス公社の指定管理、別館の
梅ヶ丘パークホールにつきましては
サービス公社の指定管理でございます。
◎加藤
玉川総合支所地域振興課長 玉川区民会館は、現在ホールは工事中でございまして、それ以外の二子玉川にございます集会室を現在委託として
サービス公社にお願いしているところです。
◎片桐
烏山総合支所地域振興課長 烏山につきましては、
烏山区民センターの運営協議会が指定管理となっております。
◆村田義則 委員 それと、この選定基準(1)、(2)、(3)とありますよね。(1)区民会館に関する業務を十分に行う能力及び実績を有している、効用を最大限に発揮させることができる、それから、効率的かつ安定的、この基準で、管理を担っている幾つかの指定管理者の相手が違うわけですけれども、基準は同じなのに、どういう違いで変わっているんですか。
◎林
砧総合支所地域振興課長 現在のアクティオを指定された際の選定でございますが、選定基準を設けまして書類審査、それからプロポーザルによる二次審査がありまして、その結果、一番評価が高かったところが指定管理者として選定されたという経緯でございます。
◆村田義則 委員 当時、
サービス公社も公募で一緒にやったんじゃないの。結果としてアクティオになった、その辺の経過を教えてください。
◎林
砧総合支所地域振興課長 前回の指定管理の選定の際でございますが、たしか
サービス公社も手を挙げていたと思います。それで、詳しく点数の配分等々は今手元にございませんが、結果として総合的に
アクティオ株式会社が優位だったと。その結果、アクティオが指定管理者として選定されているという状況でございます。
◆村田義則 委員 基準は同じなのにそういうふうに変わってきているというのは、役所としては選定委員会の議論を見た上で、どうして
サービス公社だったり、アクティオだったり、どういうところで変わってきていると思っていますか。
◎林
砧総合支所地域振興課長 財務状況の審査等々は共通だと思います。それからあと、地域貢献だとか、自主事業の提案等々、それぞれ受ける指定管理を目指すところの特色が出るのかと思います。そういったところで総合的に差が出てくるかなと思っております。
◆田中みち子 委員 今答弁を聞きながら思ったんですけれども、大体が
サービス公社ですよね。ここがアクティオということになると、逆に皆さんの中で、その差というのを具体的にこういうところだよなと、もし感じているものがあったら教えていただきたいなと思います。
◎林
砧総合支所地域振興課長 私が
地域振興課長になって
アクティオ株式会社の指定のところで見ておりまして、
サービス公社との比較というのは、実際私自身してございませんが、
アクティオ株式会社はいろいろ自主事業をしておりまして、落語だとかジャズだとかいうような事業もされているとは聞いております。ただ、
サービス公社との差という部分は私は把握してございませんので、ちょっと難しいと思います。
◆村田義則 委員 その辺がよくわからないからね。北沢区民会館は、たしかアクティオから
サービス公社になったんじゃなかったっけ、そうだよね。その辺はどんな事情だったんでしたか。
◎長岡
北沢総合支所地域振興課長 確かにおっしゃるとおり、今まで北沢タウンホールはアクティオでした。それで、昨年度の選定の中で、
サービス公社になったという経緯がございます。
選定基準に基づきまして、財務審査も含めて審査した結果そうなったということではあるんですが、先ほど砧の話もありましたけれども、要は自主事業の面ですとか、自主事業も何というんですか、事業者によっていろいろな特徴があって、それでどちらかというと、一言で言うと難しいんですけれども、北沢タウンホールの利用率の悪い部屋というのもあって、十二階のスカイサロンだったんですけれども、そこの使い方の提案ですとか、あるいは障害者の雇用の話ですとか、幾つかの点で
サービス公社のほうがすぐれていたという判断を選定委員の方々がなさったというふうに思っております。
◆村田義則 委員 だから、この三つの基準だけ私たちは報告されて、これで選んでみたら、あるときはアクティオから
サービス公社になったり、
サービス公社がアクティオになったり、それぞれの選定委員会で違うわけですよね。その辺の違いがよくわからないと、基準はこうですと言われて、結果こうなりましたというだけだと、繰り返し言っているように、最終的な議決はここでやるわけですから、その辺のところはもう少しきちっと、この基準以外にどういう議論でそうなったのか、その辺のところは詳しく、きちっと特徴的なところは報告していただくように、これは要望していただきたいと思います。
◆田中みち子 委員 この選定基準は、(1)、(2)、(3)とそれぞれ余りにも漠然としていて、どういう基準でそれになったのかがちょっとわかりにくいと思うので、例えば今障害者の雇用とかのお話が出ましたけれども、そうしたら、選定の事業者の中で障害者の雇用がどれぐらいのパーセンテージを占めているのかとか、具体的にわかる基準というのを示していただければ、もっと私たちも判断基準の目が、私たち自身も養えると思うので、そういったところを改善いただけたらと思いますが、いかがでしょうか。
◎林
砧総合支所地域振興課長 ただいまの審査基準でございます。今後、選定委員会の中で選定基準の細かいところは打ち合わせをして、その配点だとかも今後詰めていきます。そういったものを五月以降区のホームページ等々で公募するに当たって条件等を示していきます。そこは明らかになってまいりますので、そういった点を踏まえまして、今後御報告する際は特徴的な部分を踏まえて委員会のほうに御報告してまいりたいと思います。
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○高橋昭彦 委員長 (7)世田谷区立烏山区民会館の指定管理者の選定について、説明願います。
◎片桐
烏山総合支所地域振興課長 それでは、私より世田谷区立烏山区民会館の指定管理者の選定について御報告いたします。
1の主旨ですが、平成三十一年度から
指定管理者制度を適用するとの検討結果を受けました
烏山区民センターと同一施設内にある烏山区民会館について、
区民会館条例第六条、七条に基づき、指定管理者の候補者を選定するものです。
候補者については、2の(3)に記載のとおり、烏山
区民センター運営協議会となります。
3
指定管理者制度適用の理由、効果、4指定期間につきましては記載のとおりでございます。
5の
指定管理者候補者の選定方法についてですが、三月二十七日に開催されました世田谷区
区民集会施設等指定管理者選定委員会において、評価の結果等を踏まえ、
指定管理者制度運用に係る指針の第六の一による特別の事情により、公募によらず、指定管理者の候補者を選定することについて了承されました。
特別の事情とした理由ですが、烏山区民会館ホール及び集会室は
区民センターと同一施設内に設置されており、効率的な施設運営を行うには
区民センターと一体的に管理していくことが必要となります。また、烏山
区民センター運営協議会による
地域コミュニティーにかかわる企画事業など、ホール集会室と
区民センター会議室を同時に使用して実施する催しも多く、施設の有効利用を図っていく上でも、烏山
区民センター運営協議会が区民会館の指定管理業務をあわせて担っていくことが適当であると判断したものです。
恐れ入りますが、裏面をお開きください。6の審査体制、7選定基準、8今後の
スケジュールにつきましては、記載のとおりでございます。
説明は以上です。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
◆村田義則 委員 やっぱりさっき聞いておいたほうがよかったんですが、途中でやめてしまったもので、済みませんでした。
区民センターの指定管理者の指定は、運営についてのたしか限定的な指定にしたんだと思うんですね。それで、施設については、今まではたしか運営協議会が一体でやっていたものを別々にするのかな。その辺の経過を聞いておきたいことと、それとのかかわりで、烏山区民会館の指定管理者については、施設も含めて運営協議会に全部指定管理、運営だけではなくてなっているのかなと思うんですが、その辺の関連と違いというか、その辺の問題についてちょっと教えてください。
◎片桐
烏山総合支所地域振興課長 施設の運営につきましては、ただいま御説明しましたとおり、烏山
区民センター運営協議会が担っておりまして、施設の維持管理等につきましては、別事業者、ここで言いますと
サービス公社が担っていると。そういう形の中で運営しております。
◆村田義則 委員 烏山区民会館も、運営についてだけの指定管理ね。区民会館、
区民センター、両方とも。
◎片桐
烏山総合支所地域振興課長 基本的には運営につきまして、センターの運営協議会が担っているという形になっております。
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○高橋昭彦 委員長 (8)姉妹都市提携二十五周年記念 バンバリー市長一行の来訪に伴う
受け入れプログラム等の概要について、説明願います。
◎梅原 国際課長 姉妹都市提携二十五周年記念バンバリー市長一行の来訪に伴う
受け入れプログラム等の概要について御報告いたします。
本件につきましては、二月五日の当委員会におきまして御報告させていただいたところでございますが、日程、来訪者が確定いたしましたので、御報告させていただくものでございます。
1の主旨でございます。このたびバンバリー市長一行が、姉妹都市提携の再確認書の取り交わし及び区民との交流を目的として、世田谷区に来訪されることを受け、この間、庁内において検討会を設け、受け入れプログラムを検討してまいりました。本日は、バンバリー市側の意向も踏まえて調整させていただいた一行の視察訪問先等についても、あわせて御報告させていただきます。
市長一行の滞在日程につきましては、2に記載のとおりでございます。バンバリー市からの来訪者につきましては、3に記載のとおり、ゲーリー・ブレナン市長夫妻を初め、合計十二名となります。
4の受け入れ期間中の主な行程をごらんください。市長一行は、来月九日水曜日に来日され、滞在期間中は二子玉川にございますエクセルホテル東急に御宿泊されます。主な内容といたしましては、五月十一日の午前中、弦巻小学校、世田谷中学校の教育交流事業の訪問、午後は区長、教育長、区議会議長の表敬訪問でございます。
裏面をごらんください。五月十三日は、ことしで五周年を迎える宇奈根一丁目の多摩川河川敷で行われる宇奈根の渡しに市長一行も参加させていただき、渡し船の乗船や昔遊び体験などを通じ、区民の皆様と交流を深めます。また、当日夕刻からは、三軒茶屋のスカイキャロットにおきまして、歓迎レセプションを行います。
翌日の十四日の午後は、本会議終了後、再確認宣誓書調印式と、今回ブレナン市長が初めての世田谷区の来訪となるため、特別名誉区民の授与を行います。また、同日、区議会歓迎レセプションが行われます。
次に、5の区民周知に向けた主な取り組みでございます。今回のバンバリー市長の来訪につきましては、広く区民の皆様に、姉妹都市バンバリーを知っていただき、魅力をPRできるよう「区のおしらせ」四月二十五日号のほか、関係機関のホームページの掲載等もいたします。また、三軒茶屋スカイキャロットでの来訪記念フードフェア、本庁舎でのPRのほか、来訪される砧総合支所での懸垂幕や三軒茶屋銀座商店街関係フラッグ掲示等などもいたします。
6の区民との協働による取組みでございます。今回の来訪に当たりまして、区と区民が一体となって訪問団を歓迎し、両市の交流を一層深めていけるよう、区民との協働によるおもてなしの取り組みを企画しております。
今回は、外国人おもてなし語学ボランティアや、世田谷多文化ボランティアを受講された区民の皆様に御協力をいただき、市長一行の区内視察の際のサポートをお願いしております。
また、五月十一日の世田谷美術館を御見学いただいた後、世田谷フィルハーモーニー管弦楽団、世田谷区民合唱団による演奏を披露していただく予定もございます。
五月十三日は、三軒茶屋スカイキャロットにおきまして、姉妹都市交流事業で昨年度バンバリーへ派遣された区立小学校児童生徒や、これまでにバンバリーマラソンに参加された区民の方にも御参加いただき、バンバリー市での思い出や交流について発表いただくほか、区民活動団体による琴の演奏や日本舞踊を披露していただくなどのプログラムを盛り込んでおります。
今回の取り組みを通じて得られた成果や課題につきましては、十分に検証させていただき、今後の姉妹都市交流事業の発展と、東京二〇二〇大会を見据えた国際交流の推進に一層取り組んでまいりたいと思います。
説明は以上です。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
◆中塚さちよ 委員 五月十三日の歓迎レセプションについてちょっと教えていただきたいんですけれども、今いろいろ踊りですとか、そういったイベントを区民の方と協働でやる予定ということなんですけれども、これはレセプションの食事とかが出るような話のものなんですか。
◎梅原 国際課長 五月十三日の区民歓迎レセプションにつきましては、区民の方の交流の意見交換、スピーチ、それから踊りや歌を御披露いただいた後、事業の中での会食等が一体となっているものでございます。
◆中塚さちよ 委員 どんな方々が区民の方というのはここにいらっしゃるんですか。
◎梅原 国際課長 平成二十九年度にバンバリー市に小学生交流派遣として行かれた区内小学生の児童生徒、保護者の皆様、バンバリーマラソンに参加されたランナーの皆様、それから、これまでお琴の演奏や、バンバリーに行かれた区民団体の皆様ほか、区内で国際交流活動で基金を使って活動なさっている団体、国際メッセに御参加いただいた団体などが御出席いただきます。
◆中塚さちよ 委員 では、その方々と会食ということなんですけれども、その費用はどうなるんですか。
◎梅原 国際課長 こちらに係る経費につきましては、区の中の委託料の中で支払います。
◆中塚さちよ 委員 ちょっと事前に我が会派のほうで、既に海外に行かれた方々が、それはある意味税金で行ってきたわけですけれども、またここにきて食事、飲食を伴うものを、自費で参加されるんだったらあれですけれども、またこれを区のお金で、スカイキャロットで飲食をするというような形の税金の使い方というんですか、それはどうなのかなということはちょっとうちの会派のほうで意見として出てきているんですけれども、その辺はどのようにお考えですか。
◎梅原 国際課長 今回の歓迎レセプションにつきましては、区民企画委員の皆様が、合計三回、区にお集まりいただき、今回のおもてなしについて、企画運営をいただいたところでございます。内容が固まるのにかなり時間がかかったこと、また区民の皆様からさまざまな意見を聞きながら、行程全体への意見、それからどういうおもてなしがいいかも含めて意見をいただきながら、今回初めて協働という形でおもてなしを企画させていただきました。
つきましては、準備段階から区民の方にやっていただくことが非常に多かったこと、また限られた時間の中で区民の皆様に区からお願いをすることも非常に多かったことなどから、今回のおもてなしについては、交流に係る経費として、区の負担として考えております。
◆中塚さちよ 委員 企画をしている方々のほうが、要は区のお金で飲食をするようなイベントがいいという話で、それで区がお金を出すという話なんですか。
◎梅原 国際課長 飲食が目的ではなく、交流、歓迎レセプションの中で一体となって、会食も伴った歓迎レセプションという考え方でございます。
◆中塚さちよ 委員 中身はおもてなしとか、そういったのは悪いということではなくて、いい企画だなと思いますけれども、今本当に税金の使い方ということで、いろいろなことが言われている中で、一部の特定の人たちが、そういうふうにスカイキャロットで、区のお金で飲食があるというのはいかがなものなのかなというのが我々の感覚なので、例えば行政と私たちは違いますけれども、我々が例えば区民の方と集会なんかを企画して、皆さん手弁当でやっていただいて、お疲れさまと言って、私たちがその手伝ってくださった区民の方々に飲食を提供したら即アウトですよね。やっぱりそういう税金の使い方というのはちょっと考えていただきたいなと。うちの会派としては非常に厳しい意見が出ておりました。
◆あべ力也 委員 姉妹都市交流というのは、相手があるわけだから、世田谷区だけでは成り立たないわけですよね。世田谷区もバンバリーのほうに使節団を派遣して、例えば議会の使節団を派遣していますよね。その場合に、先方から歓迎レセプションとかはありますけれども、それは先方の費用でやられているんでしょうか。
◎梅原 国際課長 昨年、二十五周年で訪問させていただいた際には、歓迎レセプションは全て先方のお招きで参加させていただきました。
◆あべ力也 委員 いつもこういう議論のときには、先方との礼を失するかどうかという話も議論になりますので、こちらが行って御馳走になってきて、向こうがこちらに来たときに御馳走しちゃだめだというのは、それもおかしな話だけれども、ただ、参加する方がどういう経費で参加をするのかということに関しては、例えば会費にするとかそういうことも可能ですから、そういう発想も取り入れていただいたらどうかと思います。会費ということは可能ですか。
◎梅原 国際課長 今回の取り組みにつきましては、今後検証、検討し、今後さまざまなレセプション等が区のほうでも想定されることから、負担のあり方については今後議会の御意見もいただきながら検討していくこととしたいと思っております。
◆あべ力也 委員 ぜひその辺は余り疑念を抱かれないように、参加者が飲み食いするというのであれば、それは会費にしたほうがわかりやすいし、逆に痛くもないところを突つかれたくもないですから、それは会費を取っていただけるんだったら、取っていただいたほうがいいかなと思いますので、検討していただきたいと思います。
次の質問ですが、今回の来訪者の名簿というのを拝見いたしますと、市長と市議会議員と、それぞれの御婦人がいらっしゃるというところまではわかるんですが、その下に大学の学部長さんであるとか、教授さんであるとか、あとは、国際交流委員会の委員という肩書でございますけれども、これはバンバリー市の市政とはどういうかかわりでいらっしゃるんでしょうか。
◎梅原 国際課長 大学学部長、大学教授につきましては、前回の訪問団の中にはいらっしゃらず、今回初めての御参加につきまして、私どものほうでも先方に確認をしているところでございます。
また、御質問いただきました国際交流委員会の委員におかれましては、私ども世田谷区が訪問団として行った際も、市と一緒になっておもてなし、企画等をいただいたメンバーでございます。前回もこちらの皆様については訪問団としていらっしゃっております。
◆あべ力也 委員 何となくわかるんですけれども、国際交流委員会という組織そのものは、バンバリー市に所属しているものなんですか。それとも、民間の団体として国際交流を進めている市民団体なんですか、その辺をちょっとお聞かせください。
◎梅原 国際課長 市のほうに位置づけられている団体でございます。
◆あべ力也 委員 今回は市長さんと一緒に来られるということなので、世田谷区の訪問団で言えば、議員が何人か行って、議長と区長が参加するというような内容になっていますけれども、先方とのバランスで考えれば、世田谷区もそうした国際交流の団体さんに参加していただくとか、今後交流のあり方そのものも、固定的な考え方だけではなくて、検討すべきかなと思うんですが、もちろん議会派遣ですから議決もありますし、単純に役所だけの判断ではできない部分もあるんでしょうけれども、ただ、やっぱり今までの国際交流のあり方を見直していくという必要性もあるでしょうし、あとは相手があってのことですから、相手がどういう派遣団を派遣してくるのかということと、我々が派遣で行くときの価値基準というのも同等にしておかなければならないのかなと。
これは、どうしても議会と首長が出向いていってということなんですが、国際交流そのものが民間交流ということを目指しているわけですから、その代表団の中に民間交流の方も含めて、例えば姉妹都市交流の再確認書を締結するというようなことで、周年行事で行くわけですから、議会だけが行くのではなくて、そういう考え方もできるんじゃないかと思うんですが、議会でも検討しなくちゃならないことですが、行政としても検討していただきたいということは要望しておきたいと思います。
◆福田妙美 委員 6の区民との協働による取組みというところの一番上の、区長一行の区内視察時における外国人おもてなし語学ボランティアと世田谷多文化ボランティアの活用というところについてお伺いしたいんですけれども、まずこのボランティアの方々の募集基準はどのようになっていらっしゃるんでしょうか。
◎梅原 国際課長 今回は、区のほうでさまざまな養成講座等を開催しておりますが、東京都と共催でやっております外国人おもてなしボランティア講座、こちらは年間計三回行いました。また、世田谷多文化ボランティア講座のほうは年一回ということで、それぞれ卒業生が百名以上おります。この講座修了者の方々に、今回バンバリー市長一行の迎え入れに当たってボランティアを募集したところ、十五名の枠のところ六十名の方に応募いただいたということでございます。
◆福田妙美 委員 この方々が、今回の行程の中で、どこに何人ずつぐらい、どのような役割で参加されるのかを教えていただけますか。
◎梅原 国際課長 三回ございまして、まず、五月十二日土曜日の午後のせたがやがやがや館、世田谷ものづくり学校――失礼いたしました。豪徳寺、世田谷八幡宮の観光交流にボランティアの方に参加していただくのが一点。二点目が、五月十三日日曜日、午前中から午後二時にかけて行われます宇奈根の渡しの参加につきまして二回目の御協力、それから三回目の御協力といたしましては、五月十五日火曜日の午前の視察、次大夫掘公園民家園の視察に区民のボランティアの方をお願いしてあります。
◆福田妙美 委員 それぞれ今教えていただきましたが、そこでどのような役割でこのボランティアさんたちが、何人ずつ配置して行かれるんでしょうか。
◎梅原 国際課長 一行は十二名ということで、かなり大規模な人数でいらっしゃいます。通訳ガイド、それから意見交換等につきましては、通訳の方ということでお願いしておりますが、それ以外に十二名という大変大規模な人数ですので、同行、同伴いただいて、語学のサポートであったり、小グループに分かれるなどのことも想定されますので、それぞれのグループに区民の方に同行サポート等をいただきます。
◆福田妙美 委員 この方々は、通訳ということで入っていただくわけですけれども、そうしますと、これは全くの無償のボランティアになるのか、それともある程度の報酬があるのかというところを教えていただけますか。
◎梅原 国際課長 今回はさまざま区民の方との初めての協働があるものですから、課の中でも議論いたしましたが、今回は交通費等を含めて全て無償でのボランティアで御協力をお願いしました。
◆福田妙美 委員 通訳というのは大変重要な役割だと思うんですね。本当に姉妹都市交流のある意味大きなかけ橋となってくださるところで、このボランティアさんたちが無償で今回かかわってくださるということでございますが、こういった内容のときに、無償でどこまでレベルが確保できるのかというところも少々心配なところもあるんですけれども、多分皆さん精いっぱいやっていただけると思いますが、終わった後には検証と、今後のボランティアの育成などに生かしていけるような仕組みになっているんでしょうか。
◎梅原 国際課長 今回、皆様には通訳ガイドがほかにおりますので、そういった正式な通訳ということではないんですけれども、そのサポートというところでお願いします。また、今回初めてのボランティアの御協力をお願いしますので、参加いただいた方、あるいは私どもも同伴しますので、そういった中で、きちんと課題や今後につなぐべき問題点等があれば、そこで検証して、あり方の中で報告していきたいと思っております。
◆あべ力也 委員 世田谷側がバンバリー市に行ったときの姉妹都市交流の周年行事、区長と議会の議長と議員が行ったときというのは、訪問団の人数は、事務局も含めて何人でしたか。
◎梅原 国際課長 本日手元にないので後ほど報告させていただきます。
◆あべ力也 委員 先方の訪問団の方というのは、世田谷区が何人行ったというのに合わせて、世田谷は何人で行っているから、向こうも何人ぐらいで来ようという判断でこの人数になっているんですか。その辺はどうなんですか、人数に関してはどういうあれで考えていらっしゃるんですか。
◎梅原 国際課長 人数の調整等は、事前に意見を交換したということはございません。
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○高橋昭彦 委員長 (9)プレミアム付区内共通商品券の発行について、説明願います。
◎須田 商業課長 それでは、プレミアム付区内共通商品券の発行について御報告いたします。
まず、1の目的でございますが、区民の生活や地域経済の活性化に寄与するため、世田谷区商店街振興組合連合会が行うプレミアム付区内共通商品券の発行を支援するものでございます。
次に、2の事業内容でございます。
販売予定日は六月二十三日土曜日、販売総額は十二億円で、プレミアム分一億二千万円を加えまして、発行総額が十三億二千万円となります。今年度は、優先予約枠の一部を変更いたします。変更の内容といたしましては、優先予約枠に最優先予約枠を設け、昨年までの優先予約枠の方々がより優先されるよう変更させていただきました。
具体的には、2の(10)をごらんください。受付期間にございます①から③の記載のように変更いたしました。事前の予約制は昨年と同様ですが、昨年の優先予約枠六十五歳以上の高齢者の枠を七十五歳以上の高齢者に変更し、障害のある方、中学三年生までのお子さんがいらっしゃる世帯を対象として、最優先予約枠といたしました。また、新たに六十五歳以上七十五歳未満の高齢者という枠を設け、こちらを優先予約枠といたしました。
販売内容の内訳といたしましては、最優先予約枠を八億円、優先予約枠を二億円、それ以外の方を一般予約枠として二億円といたしました。枠を超えたお申し込みがあった場合は抽せんとなります。販売単位は、昨年と同様に一冊一万一千円分を一万円で販売し、購入限度は十冊までとなります。予約の受け付け期間は五月十五日火曜日から五月二十一日月曜日までで、専用はがきかインターネットで受け付けをいたします。
次に、3の周知方法でございますが、「区のおしらせ」、エフエム世田谷のほか、ツイッター、フェイスブック、ポスター、チラシ、新聞折り込み、ホームページなど、記載のとおり行ってまいります。
また、4のその他でございますが、来年度は事業の目的、効果を検証し、議会の御意見もいただきながら、あり方について検討いたします。
御報告は以上でございます。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
◆福田妙美 委員 昨年の申込者数と、実際に購入できた数を教えていただけますか。
◎須田 商業課長 まず、昨年、ABCD区分でございまして、昨年のA区分につきましては一万二千三百二十一人、B区分につきましては一千八人、C区分につきましては五千八百十三人、D区分については七千四百九十五人でございます。
申込者全体といたしましては、二万六千六百三十七人に対して、当せん者は一万四千七百二十四人でございます。
◆福田妙美 委員 うちの会派で、今回の予算委員会で、プレミアム商品券について取り上げているんですけれども、今の二万六千の申し込みで、当せん者が約半分ぐらいという数になっています。それに対して、一人でも多くの申し込んでいただいた方に購入していただけるようにするためにも、たしか区でお調べいただいた中でも、購入限度の十冊買われる方が半数以上だったということで、これを例えば五冊までという形にして、一人でも多くの区民の方に、申し込んだ方に使っていただけるような形で、当せんしていただけるようにしてはどうかという提案をしたんですけれども、それは御検討していただけているのかどうかということです。
◎須田 商業課長 十冊を、限度額を下げてということで、こちらとしては把握しておりまして、引き続き来年度の中で検証していきたいと思っております。
◆福田妙美 委員 税の公平性ということも考えたら、少しでも多くの方にというところも検討して、経済効果を上げていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆村田義則 委員 利用可能店舗で、商品券取扱店のステッカーのある区内の店舗とあるんですが、商連の会員さん以外の人も含めて、つまり商連の会員さんと、商連以外の事業所でステッカーを張っているというか、これに加入しているのは、それぞれどのくらいの件数なんですか。件数と割合。
◎須田 商業課長 加盟店は約三千四百あるんですが、内訳につきましては、済みません、今手元にございませんので、後ほど御報告させていただきます。
◆村田義則 委員 今、福田委員と同じですけれども、私も予算委員会で、商連以外、商店街に加入している以外の店舗でもこれは取扱店になれるんですよね。どういった場合になれるのか、どうすればなれるのか、その辺についての連合会の実施主体の姿勢はどうなっているのか、その辺を伺いたいと思います。
◎須田 商業課長 まことに申しわけございません。その点につきましても、改めて確認して御報告させていただきます。
◆中塚さちよ 委員 我が会派もプレミアム付区内商品券の発行については、もう見合わせたほうがいいんじゃないかということも、予算委員会で言ってきたところかと思うんですけれども、最優先予約枠八億円というこの方々というのは、今回初めてですか。
◎須田 商業課長 前回、高齢者枠を六十五歳以上としていたものを、これまでの議会の御議論を踏まえまして、高齢者枠をもうちょっと、後期高齢者の七十五歳以上とそれ以下という形で分けさせていただいて、よりそちらにシフトしていったと。当たりやすくなるように工夫したものでございます。
◆中塚さちよ 委員 実際ここに書かれているよう方々がかなりの数これまで買いに来られていたとか、希望していたというようなデータがあるんですか。
◎須田 商業課長 先ほどA区分という形で、二万六千六百三十七人のうちの約半数近くの一万二千三百二十一人が昨年度は希望されている人数でございます。
◆中塚さちよ 委員 希望されているというのは、この最優先予約に該当する対象者の方々ということでよろしいんですか。
◎須田 商業課長 昨年の内訳で今年度に当てはめますと、今年度その枠に該当する人数にいたしますと、約六千人と考えております。
◆中塚さちよ 委員 六千人ぐらいの方々を見込んでいるということで、そうすると八億円が売り切れるんですか。
◎須田 商業課長 八億円の内訳が、今の七十五歳以上の高齢者の部分と、障害のある方、子育て世帯の三区分で八億円という内容でございます。
◆中塚さちよ 委員 それはわかっているんですけれども、要はこの対象者の方々、ことし何千人、六千人ぐらい来るということで八億円を売り切る予定ということなんですか、そういうふうに見込んでいるということでよろしいですか。
◎須田 商業課長 そのとおりでございます。
◆中塚さちよ 委員 今後私たちの会派としてもこのプレミアム商品券については見きわめていきたいと思っております。
◆あべ力也 委員 プレミアム付区内商品券のそもそものスタートは、リーマンショックのときに消費が冷え込んで、国もその対策としてということでこのプレミアム付商品券というのがスタートしたと記憶しておりますけれども、世田谷区は、行政も住民も良好な住宅環境にある自治体だということですね。良好な住環境というのは、私は、商店街とか店舗がなくて、住宅だけきれいにあって、それが良好な住環境だとは決して言えないわけで、プレミアム付区内商品券の目的そのものは、例えば商店街での買い物の促進ということとか、区民生活や地域経済の活性化ということで言っているけれども、私は商店街とか、あるべきインフラ、それをやっぱり世田谷区としてしっかり守っていくために支援をしていくんだということを、私ははっきり言うべきだと思うんです。
ただ単に消費を喚起するとか何とかではなくて、今都市部でも買い物する場所がなくなったり、商店街が閉鎖をしたり、そういうことで、結果的には住民が買い物をする環境が大変悪化をして、住みづらい、環境はいいんだけれども、暮らしにくいという状況になっていると。そのためには住民にどういう住環境を提供していくのかということを自治体としてしっかり考えていく上で、プレミアム商品券は、買い物をする人たちの基盤をしっかり確保していくためにこういう事業をやるんですということも私はうたうべきだと思うんです。単なる買い物をする住民に、プレミアムで消費意欲を高めてもらいましょうということだけではなくて、やっぱり商店街を支援して、商店街それぞれの経営が継続できる、商店街が継続することによって、良好な住環境を維持していくというような決意を、区としてはしっかり示さないと、そこが曖昧だと、税金を投入しているのに何の役に立つんだということを言われることも、僕はあると思うんです。
でも、結局、住環境というのは住宅があればいいだけではなくて、それなりのインフラが必要なんですよね。やっぱり良好な住環境というのは、買い物もできたり、あとは公園があったり、緑があったり、さまざまな条件がそろって住環境というのは保たれているわけですから、その上で商店街とか、地域の商店、コンビニもそうですね。そういうのが大事なんだということをやっぱりしっかりこの事業の中に含まれているんだということを私は言うべきだと思うんですが、
経済産業部長、副区長、それについてちょっと伺っておきたいと思います。
◎久末
経済産業部長 今お話にございましたとおり、やっぱり商店街というのは、今回の産業ビジョンでも記載させていただきましたけれども、区民生活を守る公共的役割を果たすということで、いろいろイベントをやっていただいたり、区民の方々が顔の見える場所をつくるということでも、非常に重要な役割を果たしております。世田谷区といたしましても、やはり商店街が町にあることで区民生活が充実することもありますので、非常に大きな役割を果たしていると思っておりますので、そのような考え方も私どもは持ちながら、商店街を振興していきたいと思っております。
経済の活性化というのも一つ重要な点だと思うんですけれども、同時に商店街がなくなることで、シャッター街がふえてしまうことで、区民生活に影響があってはならないと思っていますので、商店街というのは守っていきたいという区としての考え方はございます。
◎岡田 副区長 今、産業ビジョンのことにつきましては、部長から御答弁申し上げましたけれども、世田谷区のまちづくりの方向性として、ハードのまちづくりもそうですけれども、歩いて通える範囲の中で豊かな生活が送れる、そういう町をつくっていくということの大きな方向性がありまして、その中で商店街も位置づけられていくものだと考えております。
このプレミアム商品券につきましては、お話しのとおり、このリーマンショックを契機に取り組んだものですけれども、まちづくりの大きな方向性として、そうした考え方を持って進めていきたいと考えております。
一方、この間、議会でもさまざま御指摘をいただいておりますけれども、効果についての検証であるとか、大型店に偏ることについてどうなのかとか、さまざま御指摘をいただいておりますので、そういったことも含めてしっかり検証して、この事業を進めていきたいと考えております。
◆あべ力也 委員 今るるお話ししましたけれども、私はプレミアム商品券の発行に関する目的の中に、やっぱり商店街とか、区内の店舗とかを支援するという意義について、区民の買い物環境を保全していくんだということを、この目的の中にしっかり入れていきたいと思うんですが、これは要望しておきたいと思います。
◆桃野よしふみ 委員 これまでもプレミアム商品券については、意見を言ってきたんですけれども、基本的には、税金を使って金券を発行するということですから、それは慎重にやらなければいけないというのは当然のことだと思うんですね。まず、区の負担は、プレミアム分一億二千万円と、あとは事務費の部分になると思うんですけれども、これは総額幾らぐらいになるんですか、今回は。
◎須田 商業課長 事務費につきましては、今年度二千三百万円を予算として計上しております。
◆桃野よしふみ 委員 その一億四千万円超を使ってやるということで、先ほど来、福田委員からもお話が出ていましたけれども、税金を使って金券を発行すると。だけれども、その金券は希望する人全員には行きませんよというのは、誰がどう見ても不公平だと思うんです。まず、その観点からすると、それはおかしいよということは、これまでもこういう委員会の場で申し上げてきたんだけれども、その問題は、まずこのやり方では解消されないんじゃないですかということ。それは、さっき福田委員が御質問されたので、それ以上問いませんけれども、それはその政策の弱点だと私は思いますよ。
それともう一つ、目的というところを見ても、目的と実態の乖離、これを見ても、もはや何をやりたいのかはわからないんです。というのは、先ほど意見が出ましたけれども、結局、いわゆる中小小売店、いわゆる商店街の小さなお店、こういうところで使われている分よりも、大型の小売店、もしくはチェーン店、こういうところで使われている割合のほうが甚だ多いということだから、いわゆる一般の人がイメージするところの商店街のサポートというところには、実態はつながっていないんじゃないかというのは、これも指摘として議会からあるわけじゃないですか。だから、それは目的とここに書いてあるけれども、それは外れているんじゃないですかということ。
それと、これも大事なことだと思うんですけれども、プレミアム商品券というのは結局カンフル剤だから、一次的にどんと消費をふやすためであれば効果はあるかもしれないけれども、それはあくまでカンフル剤で、結局効果というのはすぐに薄れてしまうわけですから、そういう意味でも、商店街の皆さんをサポートするという意味でも、一次的な効果しか見込めないんじゃないですかということなんです。
だから、当然商店街を守っていこうとか、区内の産業を活性化していこうというのは、それは多くの人の望むところだと思うし、反対する方はいるかもしれないけれども、余りいないと思うんです。だけれども、やり方として、余りうまくないんじゃないですかと。一億四千三百万円のお金があったら、ほかにもうちょっと商店街の皆さんをもっといい方法でサポートする、商店街じゃなくてもいいですけれども、区内の経済の活性化にもっといい方法があるんじゃないですかというのは、これは議会からも何度も指摘が出ているのに、漫然と同じ方法で、こういうそごが出てきている、こういう乖離が出てきているというのを具体的にも挙げられているにもかかわらず、また漫然と同じ方法をやるというのは、一体どういうことなのかと思うんですけれども、これは何で同じことをやり続けるんですか。
◎須田 商業課長 今、大型店の話も出ましたが、なるべく当課といたしましては、この事業を継続しつつ、ほかの商業施策も含めて、あとは先ほども十冊の枠のお話もありましたが、今後検証も含めてやりながら検討していきたいと思っています。
◆桃野よしふみ 委員 目的を見失って、結局プレミアム商品券を発行することが目的になってはいけないと思うんです。やっぱり目的は、世田谷区内で商いをしている人が強くなるということだと思うんです。その人たちが消費者に選ばれる存在にならなければいけないと思うんです。
でも、この商品券をぱんぱんと発行したって、その人たちが選ばれる対象に向けて成長していくような施策ではないと思うので、しっかりとそこを見失わないようにやっていただきたいというのが意見です。
それと、この優先予約みたいなところで、福祉的な観点も入っているかのように見えるんだけれども、先ほどその話に戻って、税金で金券を発行して、だけれども希望者全員には行き渡らないというところに帰っていくと、じゃ、どこでお金をもらえる人と、もらえない人の差が出てくるのかと言えば、一般的によく使われるのは所得制限じゃないですか。生活保護だって、本来は区営住宅だって、就学援助だって、結局所得の低い方、経済的に暮らしが厳しい方を中心にサポートしていく、そこにお金を入れていくというのが常道というか、一番使われる方法じゃないですか。それが全て当てはまるかどうかわかりませんよ。だけれども、よく使われる方法ですよね。
その中で、今回は七十五歳以上の方という年齢で区切ったり、障害のある方、障害のある方は合理性があるかもしれませんね。例えば外出しづらいとか、そういうことで合理性があるかもしれませんけれども、年齢で一律に切るというのは、今の私が前段で述べたような考え方で言えば余り合理性はないと思うんですけれども、これはなぜここは年齢で区切るんですか。
◎久末
経済産業部長 ただいまの年齢で区切った件ですけれども、確かに所得制限で区切ったほうが福祉的な強さというのは出てくると思いますが、今回、商店街振興組合連合会のほうが主体になっておりますので、そこまでの個人情報を出すことは非常に難しいということが一点あると思っています。
◆桃野よしふみ 委員 話は戻りますけれども、税金で金券を発行するということだから、皆さんが主体的に、それが公平か、公平じゃないかは、やっぱりそれは深く関与しないと、だって税金を扱っているわけですから、別に事業主体者が自分たちのお金で自由にやるというんだったら、それは介入する必要はないです。それこそ自由な競争に任せてやればいいと思うけれども、それはお金を投入してやるんだから、ここの考え方はどうなっているんですかというのは、それは公平なのか、不公平なのかというのは、皆さん確認しなければいけないんじゃないですか。
◎久末
経済産業部長 現状として、商店街振興組合連合会が発行している事業に支援しているということなので、区が主体的に商品券を発行するのであれば可能であるかと思うんですけれども、今、事業の目的を考えますと、商店街の振興組合の連合会が発行するということで進めておりますので、なかなかそこまでは届かないかなと。
ただ、そういった意味で、少しでも公平に、少しでも困っている方々に優先的にお渡しすることができる方法ということで、今回七十五歳以上。六十五歳ですとまだ働いている方も何人かいらっしゃいますけれども、七十五歳以上になると、やはり貯蓄を使い始めている、年金だけの生活になっている方がふえていると考えられますので、こちらの方を優先的に、最優先という枠で今回はつくらせていただきました。
来年度に向けましては、今回その他で書かせていただきましたけれども、検証、検討は必要だと思っておりますので、来年度に向けては、より公平な使い方、それから先ほど大型店というのはありましたけれども、ただ、私たちとしては、大型店イコール全て悪いと思っているわけではなくて、やはり大型店があることで、使えることで、区民の皆様の買い物の動向が流れているというのもありますので、そういった意味で、商店街として、個店が発展するかというのはちょっとあれかもしれないんですが、商店街としてはにぎやかになっていっているもので、ついでに個店にもよっていただく。
それから、前回の報告でもさせていただきましたけれども、商品券があることで、新たに行ってみたことのないお店に立ち寄る人たちが非常に数がふえているという結果も出ていますので、そういったこともあわせて来年度は検証を進めてまいりたいと考えております。今指摘いただいたことは認識をさせていただきます。
◆桃野よしふみ 委員 また別の場所でいろいろ意見はしたいと思うんですけれども、言いたいことは、やっぱり商売というのは常に皆さん工夫されて、一生懸命やって、やってみてもうからなかったら違う方法をやろうかということを繰り返して皆さんやられているんだと思うし、逆に行政は余りその辺はたけていないとは思うんだけれども、ただ単に同じようなことをやって同じ金額を入れ続けていけば、その効果が上がるようなものでは決してないと思うので、それはしっかり考えていただきたいと思うんです。
小さいことから大きなことまで、まだまだやれることはたくさんあると思うんし、私も具体的に、こうやったらどうだ、ああやったらどうだというのはこれまで予算委員会とか、決算委員会とか、一般質問なんかでも取り上げてきましたけれども、それが一番いいと私もうぬぼれているわけじゃありませんが、ぜひこういう同じことを繰り返していればいいみたいな感覚はちょっとやめていただきたいなということで終わりにいたします。
◆石川征男 委員 商店街の理事長をしている立場から、非常に言いにくい面もあるんですけれども、このプレミアム商品券というのは、商店街にとって非常に有効なものだと思っているんです。なぜかというと、一億二千万円で、約十億円以上の購買力を踏んでいるわけですから、皆さんができるだけ、有効というか、その有効さの中でこのプレミアム商品券ができてきているわけです。
何があったのかというと、なかったものをどうやって喚起していこうか、あるいは商店街をどうやって活性化していこうかということで発案が出たので、私は非常にいい案だと思っているんですけれども、あえてそこを言わせてもらうと、一億二千万円で十億円以上ということは非常に大きなあれです。
それと大型店がよくないということを言っている面も聞こえるんですけれども、実は商店街に入っていただいて、非常に会費もたくさんいただいているほうなんです。それも一つ入ってもらう理由になっておりますので、別に大型店がよくないということはないと私は思っております。以上のことで、できるだけやっていただきたいなと実は思っているところでございます。
◆あべ力也 委員 プレミアム商品券は、私は否定するつもりは全くありません。それなりの効果があって、商店街の振興であったり、区民生活にとってもプラスになっていると思っています。
ただ、議会で議論があるような内容がありますよね。それに対して行政は真摯に答えを出すべきだと思うんです。例えば不公平感があるんじゃないかというような問題であったり、漫然と継続するべきではないと、商店街振興であったり、個体の商店のそれぞれの振興ということであればほかにもいろいろな策があるんだろうというのであれば、それに対しての答えはしっかり用意をして、プレミアム商品券の目的と意義を明確にするということは、私は行政が果たすべき役割だと思います。
ここも曖昧にしながら継続をしましょうというのでは批判が出るのはいたし方ないのかなと思いますので、議会なりなんなりから出ている問題提起に関しては、しっかり答えを出していただきたい。その上で、プレミアム商品券の新たな役割として、どういう目的が区民としてのコンセンサスがとれるのか、その辺もしっかり目的に関する新たな枠組みというのを真剣に考えていただきたい。
リーマンショックのときにスタートしたわけですけれども、社会情勢も変わっている中で、国が始めたわけですけれども、全国全ての自治体がほとんどこれに乗っかったわけです。確かに商店街の衰退をしているという状況を打開するカンフル剤として一定の効果を上げてきたということは、これは認めざるを得ないわけですけれども、バージョンアップして、今の社会情勢にあったプレミアム商品券のあり方や、目標というものは、自治体自身がしっかり明確に区民に示すべきだと思いますので、この点についてはしっかり考えていただきたいと思います。どうですか、副区長。最後に一言。
◎岡田 副区長 この第一回定例会、予算委員会の中でもさまざま御意見をいただきましたので、その辺、御指摘は肝に銘じて、よりよい施策にするように努力していきたいと思います。
◆村田義則 委員 今の副区長の答弁に水を差すようで恐縮なんですけれども、きょうの議論を聞いていると、予算委員会も含めて、今までの議会での議論は何だったのかと。同じことを皆さんずっと繰り返しているわけですよ。今回の出てきた区側のアウトプットも、全然それがどう生きているかわからないような提案であるし、私の質問に対する答弁も、福田委員に対する答弁も、提案したことを検討した形跡がないわけです。例えば私で言えば、商連加盟以外の区内業者ももっと枠を広げたらどうですか、どのくらいあるんですかと聞いても、わかりませんですよ。全然検討した形跡がない。年度が変わって人が変わるとまた一から議論をし直しみたいなことはないように、そこはしっかりやっていただきたいという意見です。強く言っておきます。
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○高橋昭彦 委員長 (10)世田谷清掃工場整備手法検討委員会報告書について、説明願います。
◎辻 管理課長 世田谷清掃工場整備手法検討委員会報告書につきまして御説明いたします。
本件報告書は、三月十九日に清掃一部事務組合からの送付を受け、取り急ぎ全議員の皆様に情報提供させていただいたものでございます。
本日は、その概要版により報告書の内容を御説明させていただきたいと存じます。恐れ入りますが、カラー印刷の五ページものの薄い冊子をごらんください。
はじめににございますように、世田谷清掃工場では、二十八年七月の世田谷清掃工場対策検討委員会報告書に基づき対策を進め、各種データを収集しております。このたび工場での対策や各種データの検証作業を行うとともに、ガス化溶融炉の耐用年数、今後の当該施設の整備手法について、技術的な観点から清掃一部事務組合において評価検討したものでございます。
1基本的な考え方については、ごらんのとおりでございまして、報告書の内容は、主に対策の効果を検証した部分、ガス化溶融炉の耐用年数を検討した部分、その検討結果を踏まえて、今後の整備手法別に評価を加えた部分で構成されており、最後にまとめを行っております。
まず、対策の効果の検証部分につきまして、一ページの2世田谷清掃工場の対策効果の検証をごらんください。
稼働状況としては、平成二十八年四月以降、作業環境悪化による焼却炉停止はございません。故障による炉の計画外停止は、他工場と比較して多いものの、稼働率はおよそ九一%となっており、平成二十五年度の水準まで回復しております。
平成二十八年四月から三十年一月末までに、炉停止に至った故障の一覧表が二ページ下段から三ページ上段にございます。黄色の部分は、故障停止低減対策により減少すると考えているとのことでございます。
次に、三ページの中段、3計画耐用年数の検討で、現工場の耐用年数について検討しております。三ページ下段のグラフをごらんください。ガス化溶融炉とストーカ炉のメンテナンスコストを比較しております。竣工から約十五年を経過すると、ガス化溶融炉のコスト増が顕著になり、二十年で約二十四億円もの差が出ると試算しております。
恐れ入ります、四ページをごらんください。同様な工場を保有する全国自治体への調査、プラントメーカーへのヒアリングなどを実施した結果、ガス化溶融施設の施設整備は二十年程度で実施を検討するのが妥当との結論となっております。
次に、四ページ下段、4整備手法の課題と評価でございますが、今後の整備手法別の評価を行っております。整備手法といたしましては、改善して継続していく、炉換装、炉だけをストーカ炉に入れかえる。あと、建てかえるの三つの手法があり、それぞれの課題が四ページ下段に整理されております。
五ページをごらんください。三つの整備手法を評価するに当たっては、費用面だけではなく、あらゆる要素から正確に判断するとして、Ⅰ整備による影響、Ⅱ安全・安心で信頼される施設、Ⅲ環境に配慮した施設の三つの視点から総合的に評価しております。
それぞれの評価の合計点数は五ページ中段の施設整備における点数の表のとおりでございまして、③の建てかえ、つまり平成三十九年度まで既存施設で稼働し、ストーカ炉に建てかえを行うことがすぐれる結果となったものでございます。
報告書の最後に、5まとめとして、清掃一部事務組合は、この検討結果を一般廃棄物処理基本計画に反映していくとし、整備の実施時期については、他工場の整備計画を考慮しながら、二十三区と十分調整する必要があるなどと結んでおります。
報告書についての御説明は以上でございますが、詳細につきましては、
報告書本編を御確認いただければと存じます。
区は、これまでも清掃一組に対しまして、安定的な中間処理体制の確保と、工場周辺住民を初めとした住民の方の理解を得る取り組みを強く求めてまいりました。現在、世田谷清掃工場はさまざまな対策により改善され、安定的に稼働しているものと認識しておりますが、区といたしましては、今後も引き続き工場の状況を十分に注視していくとともに、一組に対し、継続的監視の継続、故障停止低減対策等の確実な実行を求めてまいります。また、本報告書の内容が今後三十一年度、一組策定予定の一般廃棄物処理基本計画にしっかりと位置づけられるよう、地元区として働きかけてまいります。
説明は以上でございます。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○高橋昭彦 委員長 (11)自動車事故の発生について、説明願います。
◎畑中
世田谷清掃事務所長 それでは、自動車事故の発生について御報告いたします。
まず、事故の概要でございますが、発生日時、発生場所、相手方につきましては、資料に記載のとおりでございます。
次に、事故の内容でございますが、恐れ入りますが、裏面の図をごらんください。
世田谷清掃事務所の軽貨物自動車が、収集した可燃ごみを搬送中、世田谷区弦巻五丁目二十二番先の交差点に通りかかった際に、傘を差しながらイヤホンをした相手方自転車が右方向から停止線を越え交差点に進入してきて、そのまま自転車の前輪が区車両の右側後部のタイヤに接触したものでございます。
表面にお戻りいただきまして、損傷の程度でございますが、区側、相手側とも人身への被害はなく、物損につきましては、警察による詳しい現場検証においても、双方とも傷などは見られず、損傷なしとなりました。現在、相手方と誠意を持って示談交渉を進めております。なお、今回の事故を踏まえまして、職員には改めて安全運転への意識づけのため啓発を促したところでございます。御心配をおかけし、申しわけございません。
報告は以上です。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○高橋昭彦 委員長 (12)自動車事故の発生について、説明を願います。
◎大石
玉川清掃事務所長 自動車事故の発生につきまして御報告させていただきます。
1事故の概要でございますけれども、発生日時は三月二十二日、午前八時二十五分ごろ、天気は曇りということでございます。
発生場所については、世田谷区尾山台三丁目二十二番地先です。
相手方、乙につきましては、川崎市多摩区在住の方で、男性で六十六歳です。
事故の内容でございますが、恐れ入りますが、裏面をごらんください。玉川清掃事務所職員が運転する甲の車両が、ふれあい指導で集積所の確認作業のため停車したところへ、ここはハッピーロード尾山台というところですが、走行中の乙車両の左側面が区車両後部ドアに接触したというもので、これはもらい事故でございます。
損傷の程度ですが、表面をごらんいただきたいと思います。幸いに、区職員、相手方ともけがはありませんでした。物損としては、記載のとおり、区車両後方ドアの破損等でした。なお、本件事故につきましては、乙の保険会社より、甲は無過失と判断されるとの確認があり、区車両の修理費用は、乙側により全額支出されるというものでございます。
2事故の対応ですが、本件発生後、朝のミーティング時に職員全体に対して改めて安全作業手順などの徹底を注意喚起し、安全作業等への意識向上を促したところです。
報告は以上です。
○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○高橋昭彦 委員長 (13)その他ですが、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高橋昭彦 委員長 それでは、以上で報告事項の聴取を終わります。
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○高橋昭彦 委員長 2資料配付ですが、レジュメに記載の資料を配付しておりますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
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○高橋昭彦 委員長 次に、3協議事項に入ります。
まず、(1)参考人の出席要請についてですが、こちらについては二月二十六日の委員会にてお諮りさせていただきましたが、四月の人事異動等を反映させた案をお配りしておりますので、ごらんください。
世田谷区産業振興公社については、事務局長が須田氏から小田桐氏に変更になりました。
世田谷区シルバー人材センターについては、宮内事務局長から青山参事に変更になります。
せたがや文化財団については、事務局長であった城倉氏の役職が副理事長に変更となり、事務局長が小湊氏に、文化生活情報センター副館長が伊佐氏から松下氏に、美術館副館長は河合氏から上村氏に、それぞれ変更になりました。
こちらの案のとおり参考人招致を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○高橋昭彦 委員長 御異議なしと認め、そのように経済的いたします。
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○高橋昭彦 委員長 次に、(2)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は、明日、四月二十五日午前十時から開催いたします。開催する委員会室は第五委員会室となりますので、よろしくお願いします。
なお、明日の委員会には、事前に配付いたしました外郭団体の平成三十年度事業に関する書類を持参くださいますようお願いいたします。
以上で協議事項を終わりますが、何かございますか。
◆あべ力也 委員 私は、昨日これをメモということでもらいましたけれども、世田谷区のPVのことに関する報告は、なぜ委員会でやらないんですか。
◎久末
経済産業部長 プロモーションビデオにつきましては、契約は履行されていることから、あくまでも瑕疵担保責任という期間中で考えておりますので、特段議会に報告はいたしませんでした。ただ、情報提供といたしまして、昨年度中にプロモーションビデオは完成させますというような御報告をしていましたので、それが完成はしたけれども、再度つくり直しということになったので、口頭で各委員さんには御報告させていただいたものです。
◆あべ力也 委員 ちょっとおかしいと思うのは、こういう問題があるんだったら、委員会でちゃんと事前にビラまで配っているんだから、何で委員会でちゃんと説明しないんですか。
私は、これは三月末までと納品期限が決まっているわけじゃないですか。実際にはいろいろと問題があってそれが使えなくなったということであれば、契約上の考えからすれば、債務不履行じゃないですか。
◎久末
経済産業部長 契約事務の考え方からすると、三月三十日に納品をされていて、検査が合格ということで終わっております。ということから、納品がおくれているとか、債務不履行ということにはならず、課題、問題が起きたのが今年度になってからでしたので、一年間瑕疵担保責任があるということで、それを利用させていただきまして、今直しをかけているという状況になっております。
◆あべ力也 委員 瑕疵担保責任というのは、損害賠償の対象になるということですよね。瑕疵担保責任でしょう。それは製作者側、納品する側の事業者が、瑕疵担保責任を負うということですよね。違うんですか。
◎久末
経済産業部長 相手方が瑕疵担保責任の責任を負うということになっております。ただ、損害賠償につきましては、区が具体的な損害が発生しておりませんので、金額的なものは発生していないことから、単にやり直しをしていただくということで、今進めているところです。
◆あべ力也 委員 ちょっと考え方がおかしいんじゃないかと思うのは、世田谷区は三月三十一日までに納品をしてくださいと言って、四月一日からは、それを使える状況になくちゃならないんですよね。今は使えないんですよね。
それは世田谷区の行政側の事情で使わないというだけで、契約的には、三月三十一日に納品をして、四月一日からそれを使えるという状況にあるはずなのに使えないと。瑕疵担保責任の状況にあるから損害賠償をする必要がないというのは、それは区側の単なる判断であって、私は、損害賠償の対象になるんじゃないかと思うんです。それを、区側が自分たちの勝手な解釈で損害賠償請求しませんというのは、事業者さんとなれ合いがあるんじゃないかと思われるんじゃないですか。普通、こういう事例の場合には、それなりの相当な損害賠償が発生すると思いますよ。なのに世田谷区は損害がないと言い切っているんです。四月一日から使えたんじゃないですか。
五月の中旬ぐらいまで使えないという状況に関して、誰が損害がないと判断したんですか。
◎久末
経済産業部長 損害の証明は、債権者である区が行う必要があるんですけれども、現時点で具体的な損害が発生していないので、請求すべき金額が発生をしていないということになります。
◆あべ力也 委員 そんなことないじゃないですか。四月一日からホームページに掲載するなりなんなり使えたんですよ。では、今掲載しているんですか。していないんじゃないですか。それは損害って言うんじゃないですか。
◎久末
経済産業部長 年度内に納品はしていただいたんですけれども、そもそもホームページ等に掲載する時期というのは、四月一日はいろんな自治体が同じようなプロモーションビデオを一気に載せ始めるので、話題性に乏しいということで、時期をずらすというそもそもの考え方があったことから、四月一日からの予定ではなかったこともあり、損害が発生をしなかったという判断をしております。
◆あべ力也 委員 納期が三月三十一日で、何でその納期の設定をしたんですか。
◎久末
経済産業部長 納期につきましては、やはり年度内の契約ということを基本に行いましたので、年度内に納品をしてもらって、検査も済んでいる状況になっております。
◆あべ力也 委員 そうすると、納品は三月三十一日にできたけれども、皆さんの勝手な都合で四月一日から掲載をしないという判断をしたということでしょう。それって行政の怠慢と言うんじゃないですか。だって、区民の税金でつくって、三月三十一日に納品をしてもらっているものを、四月一日から掲載をしないと、あなたたちが勝手な判断をしたんでしょう。
◎久末
経済産業部長 先ほども申し上げましたけれども、四月一日ですとか、ゴールデンウイーク直前の時期に公開することは、他の自治体や企業のこういうビデオのアップが集中するため、インパクトに欠けるということで、そもそも最初からそういう計画であったために損害が発生していないということになっています。
◆あべ力也 委員 おかしな理屈だと思いますよ。ほかの自治体とか、企業とか、そういうのが四月一日にアップしているから、世田谷区は四月一日にアップしませんと、そんな理屈あるんですか。
◎久末
経済産業部長 やはり広報ですとか、そういうことは時期も非常に重要なことでして、その時期でニュースとか話題性をつくるためには、時期をずらしたほうがいいという判断を当初からしておりましたので、そういった意味で影響がなかったということになります。
○高橋昭彦 委員長 アップをするというのは、もともと日にちは決めていたんでしょう、いつからアップするというのは。
◎久末
経済産業部長 そうですね。四月一日じゃなく、ゴールデンウイーク直前の時期に公開はしても話題性に欠けるから、無駄だから、その後にしようというのは決定をしていました。
○高橋昭彦 委員長 今回のことがあったからというわけではない。
◎久末
経済産業部長 ではないです。
○高橋昭彦 委員長 あと、損害賠償というのは法的な問題にもなってくるんでしょうけれども、弁護士とかには相談したんですか。
◎久末
経済産業部長 はい。区政情報課を通じて相談はしております。実態的な金額的な、これこれこういう金額で損害を受けていますということがありませんので、金額的な請求はできないという判断はいただきました。
◆あべ力也 委員 今の話は、じゃ、アップするのは極めて曖昧な一次設定をして、後づけの理由づけみたいな話で、それが正当化できるのかというと、私はおかしな話だなと思いますよ。だって、納品が三月三十一日なのに、今の御説明で、この時期にアップするといっぱいいろんなところがアップするから、うちの話題性がなくなるからアップしません。こんな話、ネット上でありますか。毎日何万というアップがあって、世田谷区がそういうときに、違う時期にアップしたからといって話題性があるんですか。違う日にしたから、ほかはアップするものがないんですか。そんな理屈おかしいじゃないですか。
委員長、いずれにしても、私はこれは事前にメモという形で渡されましたけれども、委員会でしっかり報告をしていただく話題だと思いますよ。なのに実害がないからと、それは部長が判断されたのか、法的な弁護士さんが判断したのかよくわかりませんけれども、区側の説明によって弁護士だって受け取る印象も違うし、判断する材料だって違うと思いますよ。
私は、納品が三月三十一日だということをもとに考えれば、それは実害がないというのは、何かちょっと詭弁に聞こえて仕方がない。だから、それなりにちゃんと委員会でペーパーにしてまで事前に配って、私は逆に委員会でこれを報告事項にするのかと思ったら、入っていないから逆におかしいなと思った次第です。
これは委員長も事前に聞いたでしょう。
○高橋昭彦 委員長 いただきました。
◆あべ力也 委員 こういう問題については、ペーパーで済ませるのではなくて、委員会のほうでしっかり報告事項なりなんなりで入れていただきたいと、この点は要望しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○高橋昭彦 委員長 今後検討してまいります。
◆村田義則 委員 議会でも何回か取り上げさせていただきましたが、尾山台の駅のすぐ脇の踏切で、今月八日だったか、また死亡事故が、踏切事故が発生しまして、これで大井町線に急行が通ってから、あそこの踏切だけで三件目の事故。等々力の踏切でも死亡者が出ていますが、大変地域でも大きな問題になっておりまして、それで地域の方から、なぜか今回の問題は東急も余り公式には発表していないみたいで、新聞にも細かく出ていないんですよね。でも、地域の人はみんな知っているから、どうなったんですかと総合支所に電話したけれども、わかりませんというふうに言われて、それでやっぱり大きな問題ですから、総合支所がもし何か情報があったら教えていただきたいし、必要な対策、あるいは住民からもそういう声が出ているわけですから、きちんと東急に、区として申し入れるなり、対策を講ずるなりすべきと思いますが、当面何か情報があったら教えていただけますか。
◎岩元
玉川総合支所長 今のお話の件につきましては、交通の所管部とも調整して確認させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆村田義則 委員 これは先週、支所に私のほうからも連絡して、ぜひ調査して支所としても関心を持って情報提供してくださいとお願いしておいたのですが、引き続きよろしくお願いします。
所管はあっちの都市整備のほうなのかなと。総合支所ですから、そういう話かなとちょっと思いますので、その辺は総合支所での広い意味での役割として、積極的な情報収集をお願いしたいと思います。
◎加藤
玉川総合支所地域振興課長 今回の踏切に限らず、鉄道の安全性というのは非常に大きな問題と考えております。
玉川総合支所におきましては、東急の方々と乗降客の利便性だとか、安全性だとか、そうしたことを話し合う機会というのを設けておりますので、次回そのときに、今回の事故というよりも、トータルとして交通の安全性について、踏切ですか、こうした点について東急側にも改善の策というのを求めていきたいと考えてございます。
○高橋昭彦 委員長 それでは、以上で本日の
区民生活常任委員会を散会いたします。
午前十一時五十七分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
署名
区民生活常任委員会
委員長...