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  1. 世田谷区議会 2016-05-27
    平成28年  5月 災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会-05月27日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成28年  5月 災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会-05月27日-01号平成28年 5月 災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会 世田谷区議会災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会会議録第三号 平成二十八年五月二十七日(金曜日)  場  所 第二委員会室  出席委員(十三名)    委員長         津上仁志    副委員長        田中優子                安部ひろゆき                石川ナオミ                菅沼つとむ                山内 彰                河村みどり                諸星養一                藤井まな                たかじょう訓子                阿久津 皇                高岡じゅん子                青空こうじ  事務局職員    議事担当主査      岡本俊彦
       調査係主査       島根大樹  出席説明員   烏山総合支所    総合支所長       進藤達夫    副支所長        伊藤美和子    地域振興課長      皆川健一   危機管理室    室長          澤谷 昇    災害対策課長      荒  学    危機管理担当課長    髙野真弘    副参事         山梨勝哉 ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 平成二十八年度主要事務事業について   (2) 熊本地震に伴う区の対応について   (3) オウム真理教問題対策(状況)について   (4) 世田谷区地域防災計画〔平成二十九年修正〕(素案)について   (5) 防災行政無線(固定系)デジタル化工事について   (6) 平成二十七年度の防災塾の実施状況及び今後の取り組み等について   (7) 危険薬物及び特殊詐欺の根絶に関する協定について   (8) その他  2.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時五十九分開議 ○津上仁志 委員長 ただいまから災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行いますが、まず、議事に先立ち、四月一日付の人事異動に伴い、出席理事者に変更がございましたので、自己紹介をお願いいたします。 ◎進藤 烏山総合支所長 烏山総合支所長の進藤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  私のほうからは、烏山総合支所の管理職を紹介させていただきます。  伊藤副支所長でございます。  皆川地域振興課長でございます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ◎澤谷 危機管理室長 危機管理室長の澤谷でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  私からは、危機管理室の異動者の管理職を御紹介させていただきます。  荒災害対策課長でございます。  山梨危機管理室副参事でございます。  どうぞよろしくお願いいたします。  以上で紹介を終わります。 ○津上仁志 委員長 なお、説明理事者のほか、連絡員の方が一名入りますので、御了承ください。  次に、事務局書記についても自己紹介させます。 ◎岡本 書記 議事担当の岡本でございます。よろしくお願いいたします。 ◎島根 書記 調査係、島根と申します。よろしくお願いいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 それでは、1報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)平成二十八年度主要事務事業について、理事者の説明を願います。 ◎荒 災害対策課長 私のほうから、平成二十八年度主要事務事業を御説明いたします。  災害対策課の分につきましては私から、危機管理担当課の分につきましては危機管理担当課長の髙野より御説明いたします。  それでは、災害対策課主要事務事業を御説明いたしますので、A4横の「平成二十八年度主要事務事業」と書かれた資料の一ページ目をお開きください。  初めに、実施計画事業該当事務事業地域防災力の向上から御説明します。  予算総額は七千八百九万円でございます。区民による共助を推進するために実施している防災塾につきましては、平成二十八年度に地区防災計画の作成を目指し、出張所、まちづくりセンターの二十七地区で実施してまいります。  次に、震災時の同時多発火災、延焼火災に対応するため、平成二十五年度より防火水槽の設置を進めております。昨年度、公園工事のおくれから、防火水槽一カ所の設置が今年度になりました。そのため、平成二十八年度は、当初予定しました防火水槽の地上型一カ所、地下型四カ所、それと平成二十七年度の延期による一カ所を増加し、合計六カ所の設置を予定しております。  次に、備蓄体制等の整備ですが、予算総額一億百九十四万二千円でございます。避難所運営物品を計画的に購入し、入れかえを進めていきます。また、ソーラーパネルを設置している区立小中学校に対して蓄電池を配備し、災害時等の停電時に電力供給ができるよう備えてまいります。  二ページ目をごらんください。次に、医療救護体制の整備に向けて、必要な物品等の配備を進めてまいります。緊急医療救護所とは、都の指定する災害拠点病院及び災害拠点連携病院の近接地に設置する、運営する救護所で、疾病者のトリアージを行います。主な購入品目については記載のとおりです。  情報通信システムの整備は、予算総額二億五千三百三十五万九千円で、通信機器等の整備を行っております。  まず、昨年度から五カ年で固定系の防災行政無線塔デジタル方式への更新を行っておりますので、引き続き設備更新を行ってまいります。  次に、防災情報一括配信サービスについて新たに開始いたします。区内で、ドコモ、ソフトバンク、auの携帯電話等を持っている方に災害時の緊急メールを一括で配信いたします。これまでは一社ごとに配信する仕組みだったため、三社一斉に更新することで災害時の迅速な対応が期待できます。  そして次に、ツイッターの気象情報を、これまで手動配信だったことから、自動配信する民間のサービスを新たに開始します。  次に、医療救護体制の整備のため、緊急医療救護所及び医療救護所の合計二十六カ所にMCA無線機を配備してまいります。  三ページをごらんください。庁内電算機システム運用は、予算総額二千二百四十万五千円ですが、災害時に区民の生活再建に必要となる罹災証明書の迅速な発行のため、生活再建支援システムの導入をしてまいります。  災害対策・体制の整備は、予算総額七千七万七千円ですが、災害時の迅速な対応に備え、さまざまな施策を実施しております。  まず、平成二十八年度の新規事業であります感震ブレーカー設置・購入に対する補助事業でございます。対象地域につきましては、(1)のとおり、四つの基準で対象にしております。補助対象の器具は三つございまして、まず分電盤タイプを、昭和五十六年以前の旧耐震基準戸建て住宅を所有かつ居住している方に設置・購入費用の三分の二を上限五万円で補助いたします。次に、コンセントタイプは、医療器具等、住宅の全ての電気が遮断されると不都合な方たちに対して、設置・購入費用の三分の二を上限一万円で補助いたします。三つ目の簡易タイプは、町会・自治会を対象にしておりまして、二十戸を一口として購入費用の三分の二を補助するものでございます。  四ページをごらんください。平成二十七年度より世田谷区地域防災計画の修正に取り組んでおりますが、本年度も引き続き、特に女性の視点やボランティアを重点に部会を実施するとともに、説明会を開催し、広く区民の意見も取り入れながら、実効性のある計画の策定に取り組んでまいります。  次に、災害統括部訓練無線通信訓練災害対策本部運営訓練防災関係機関連携訓練など、各種訓練の実施を通じて区の災害対応力のさらなる充実を図ってまいります。今年度の災害対策本部運営訓練は八月三十日に実施する予定でございます。  次に、災害時の円滑な対応のために、民間団体との災害時協力協定の締結、自治体間の災害協定具体化等を進めてまいります。  次に、区民に対する防災士資格支援助成は、避難所運営組織の主となる町会・自治会から推薦をいただいて実施しておりますが、女性の避難所運営の担い手をふやしていくために、ことしより新たに女性を対象に推薦していただくことになりました。  次に、土砂災害防止法に基づく都の土砂災害警戒区域等の指定を踏まえ、ハザードマップを作成するなど、区民にわかりやすく周知を図りながら、警戒避難体制整備を行ってまいります。  次に、防災施設整備は、予算総額二千三百七十二万九千円でございます。災害用マンホールトイレの設置を進めるとともに、災害時に迅速に使える既存のマンホールトイレの設備点検や配管清掃を行ってまいります。  六ページをごらんください。国民保護法関連取り組みは、予算総額六百十九万円でございます。平成二十六年度末に、東京都国民保護計画の修正を踏まえ、世田谷区国民保護計画を修正してまいります。  災害対策関連事業については以上でございますので、引き続き、危機管理担当課の事業について危機管理担当課長より御説明いたします。 ◎髙野 危機管理担当課長 引き続きまして、危機管理担当課が所管いたします主要事務事業について御説明させていただきます。  六ページをごらんください。最初に、オウム真理教問題対策についてでございます。烏山地域に平穏な生活を取り戻すための事業で、六項目ございます。  (1)は区民への情報の提供でございます。区民に対して、ホームページ等を活用し、区や地域住民団体活動内容等の情報を提供するとともに、住民協議会に積極的に参加し、情報交換をしてまいります。  (2)は学生への注意喚起でございます。公安調査庁からの情報によりますと、教団は巧妙な信徒勧誘活動を続けていると指摘されています。区といたしましても、教団のこのような勧誘活動から大学の新入生等を守るために、入学時期に注意喚起のチラシを作成、配布してまいります。  (3)は地域住民団体活動への支援でございます。世田谷区安全安心まちづくり条例に基づきまして、教団に対する対策活動を自主的に行っている地域住民団体に対しまして補助金を交付するなど、その活動を支援してまいります。  (4)はオウム真理教問題講演会でございます。オウム真理教問題の風化を防ぎ、区民と連携した取り組みを進めていくため、区主催の講演会を十二月に玉川区民会館で開催する予定でございます。  七ページをごらんください。(5)は区職員の意識向上でございます。区が主催する講演会や住民協議会が主催する学習会に区職員を研修として参加させております。  (6)は、国への要請、関係自治体との連携でございます。平成二十六年十一月には、区、区議会、住民協議会が、国に対して団体規制法の存続強化と観察処分の更新を求める要請書を提出しまして、団体規制法の存続及び五回目の観察処分の更新が決定いたしました。今後もオウム真理教に関する問題を抱える関係自治体と連携を図りながら、国への要請活動に取り組んでまいります。  続いて、安全安心まちづくりの推進について御説明いたします。安全安心まちづくり条例に基づき区民が安全に安心して生活することができる地域社会の形成のための事業で、七項目ございます。  (1)は安全安心まちづくり協議会の運営でございます。町会・自治会、警察、消防、PTA等で構成されます安全安心まちづくり協議会を毎年十月ころに開催いたしまして、さまざまな御意見をいただきながら、施策の実施に関して必要な事項を協議する予定でございます。  (2)は自主的な防犯活動支援でございます。住民によるパトロール活動に係る保険料の経費を補助するとともに、防犯パトロール用の腕章、たすき、青色合図灯、ベストの助成を行っております。  (3)は二十四時間安全安心パトロールの実施でございます。警備業者に業務を委託いたしまして、白黒ツートンカラー青色回転灯を装備した車両により、区内の警察署から情報提供を受けながら、区内の指定公園を初めとする巡回警備を実施中でございます。  八ページをごらんください。(4)は防犯カメラ設置促進でございます。商店街、町会・自治会が設置する防犯カメラ設置費用及び維持管理経費を補助するもので、商店街は平成十七年度から、町会・自治会は平成二十七年度から補助を開始し、現在、四十六の商店街、六の町会・自治会に設置されております。  (5)は世田谷区内犯罪ゼロの日の実施でございます。区民の防犯意識の高揚を図ることを目的に、町会・自治会などの防犯活動団体区内警察署等と連携して、一斉にパトロール活動広報啓発活動を行うものでございます。本年度は十月二十日木曜日を予定しております。  (6)は地域防犯リーダーへの支援でございます。本年度も、地域防犯リーダー及び区内警察署と連携して、防犯活動を行っている方々に対して犯罪抑止に関する研修会を実施いたします。  (7)は新規事業でございます。自動通話録音機無償貸与でございます。振り込め詐欺の被害を防止するため、東京都の二分の一補助を受けまして、自動通話録音機四百台を購入し、おおむね六十五歳以上の区民の方に無償貸与を実施するものでございます。  以上で危機管理担当課が所管いたします主要事務事業の説明を終わらせていただきます。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆安部ひろゆき 委員 この予算、ざっくりと記載はしているんですけれども、細かな内容、手法について、ある程度細かい金額は多分わかっているんでしょうけれども、そこら辺について多分記載があると、どういった手法でどのような予算がかかっているのかというのがある程度認識できるので、もしそういった情報が開示できるのであれば、できるだけ細かい数値というのをいただいたほうがいいのかなと思いました。 ○津上仁志 委員長 御要望ですか。 ◆安部ひろゆき 委員 要望です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 それでは次に、(2)熊本地震に伴う区の対応について、理事者の説明を願います。 ◎荒 災害対策課長 私のほうから、熊本地震に伴う区の対応について御報告させていただきます。  先月十四日午後九時二十六分ごろ、熊本県を中心にマグニチュード六・五の地震が発生し、同県益城町で震度七、熊本市でも震度六弱を観測いたしました。その後も強い地震が続きまして、四月十六日の午前一時二十五分ごろには再度マグニチュード七・三の地震が発生したところでございます。犠牲になられた方に対してはお悔やみ申し上げるとともに、区といたしましても一日も早い復興を願うところです。  区といたしましては、地震の後、救援物資の支援として、飲料水、アルファ米、おかゆ、それから肌着、これらを送らせていただきました。また、職員の派遣については、熊本市からの直接要請による派遣ということで、それぞれ管理職一名を班長といたしまして、四回に分けて職員を派遣したところでございます。  主な業務内容といたしましては、避難所運営罹災証明事務等、その他となっております。また、東京都や特別区長会を経由した要請に基づく派遣といたしまして、建築物の応急危険度判定に関する業務として二名、それから保健衛生に関する業務として四名、それから、再度罹災証明に関する業務として三名を派遣したところでございます。  裏面をごらんください。また、支援金といたしまして、熊本市を支援するため、四月二十四日から六月三十日までの間、熊本地震災害支援金の募集を行っているところです。このたび、区民の方々から多くの賛同をいただきまして一定の金額に達しましたので、その一部を寄贈することとしております。  募集状況なんですが、五月十七日現在で四百七十六万二千八百円、そのうちの四百万円を五月下旬に熊本市のほうに送金したいと思っております。それから、災害見舞金として、四月二十八日に熊本市の東京事務所を通じ五十万円を贈呈したところでございます。今後も熊本市の状況に応じまして、区としましても全庁挙げて支援を実施していきたいと考えております。
    津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆菅沼つとむ 委員 これは支援金のやつ、熊本に副区長が持っていったんじゃなかったっけ。 ◎荒 災害対策課長 現金につきましては四百万円という金額ですので、この報告の後、送金する予定でございます。宮崎副区長のほうは熊本のほうに行かれまして、その目録というか、それを渡して御挨拶したというふうに聞いております。 ◆高岡じゅん子 委員 災害救援物資についてなんですが、こちらに関して早急に送られたというのはとてもよかったと思いますが、これは区が持っていたものを送ったんでしょうか、それとも新たに買って送ったんでしょうか。 ◎荒 災害対策課長 飲料水につきましては、一万本のうちの約半分をうちのほうで既に備蓄していたものを送っております。その残りの約五千本につきましては、新規購入して、そのまま現地に速やかに配送できるようにいたしました。それから、アルファ米、おかゆ、肌着につきましては、それぞれ新規に購入して送らせていただいたところでございます。 ◆石川ナオミ 委員 今回職員の方々も現地に赴いてくださって派遣されて、そして現場対応してくださっていたということで、本当にお疲れだったと思います。その中で、やはりこの期間中に対応された避難所運営ですとか、罹災証明等のそうした対応の中で、課題点とか、今後に生かしていかなければいけないというようなこと、職員の方々でも何かあったかと思いますが、そういうことは情報共有はできているのでしょうか。また、それを私たちも見せていただけるというか、そういうところの情報共有はできるのでしょうか。 ◎荒 災害対策課長 資料にありますとおり、五月二十四日、三日前に、一応今のところ派遣している職員について全員帰ってきましたところですので、来週、区長宛てに派遣した職員のほうから、まず現状について報告をする機会を設けたいと思います。  委員おっしゃられますとおり、やはり実災害から得る課題とその取り組みというのは非常に大事なものだと思いますので、後日、庁内の関係職員向け報告会等を開催しまして、情報共有だけではなく、その課題の洗い出しとか今後の取り組みについて積極的に勉強していきたいと考えております。 ◆青空こうじ 委員 支援物資が十九日というのは僕は遅いと思うんです。報道なんかを見ていると、よその都市のほうのは早目に送っているのがあるんだけれども、世田谷はそういう活字に余り出てこないんですね。何でこれはもうちょっと早くできなかったんでしょうか。 ◎荒 災害対策課長 おっしゃるとおり、ここより早い救援物資を送った自治体もございます。今回のことを踏まえまして、今後ももう少しできるだけ早く送れるようには考えていきたいと思っております。 ◆たかじょう訓子 委員 支援のほうは人的な支援を行って、本当にお疲れさまです。完了したということだったんですけれども、今後、継続する、あるいは意見などを聞くなどということは計画にあるんでしょうか。 ◎荒 災害対策課長 完了というか、今行っている職員が現在いないということで、今後も派遣職員については状況に応じて行っていく予定です。 ◆菅沼つとむ 委員 確認なんですけれども、救援物資を送りましたよね。それは向こうと話をして、こういうものが欲しいからということで送ったのか、向こうの話を聞いているということですか。 ◎荒 災害対策課長 この支援物資につきましては、特別区区長会のほうで担当幹事区のほうから、まず熊本市のほうにどのようなものが必要かという問い合わせを行いました。その中で幾つか必要な物品のリストが送られてきたところです。その中で区としましては、やはり水と食料がまず大事かなということで送らせていただいたところです。  なお、肌着五千着につきましては、熊本市の東京事務所のほうから肌着が足りないということを受けまして、世田谷区として送らせていただいたところでございます。 ◆田中優子 委員 一点だけ。裏面の4の災害見舞金なんですけれども、これは区が熊本市に東京事務所を通じて五十万円を送った、区として送ったということだと思うんですが、全国どこでも世田谷区として何か災害があったら一律五十万円送るという規定がどこかであるんですか。 ◎荒 災害対策課長 見舞金の支給に関する実施基準というのがありまして、その交流関係とか状況によって金額は変わってくるところでございます。 ◆田中優子 委員 その実施基準というのは世田谷区独自で決めているものですか。 ◎荒 災害対策課長 世田谷区独自で定めているものでございます。 ◆田中優子 委員 ちなみに、すごい震災だったと思うんですけれども、今回五十万円で、では、例えば東北のとき、三・一一のときはどうだったんですか。 ◎荒 災害対策課長 一番上限で五十万円というふうに定まっていますので、それ以上はその基準に基づいては支給できない形になっております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 では次に、(3)オウム真理教問題対策(状況)について、理事者の説明を願います。 ◎皆川 烏山総合支所地域振興課長 オウム真理教問題対策(状況)について御報告いたします。  まず現地の状況でございます。ひかりの輪の信者の居住状況ですが、関係機関からの情報によれば、GSハイム烏山には、前回の報告と同様、五名程度の信者が居住しているとの情報を得ております。  次に、烏山地域オウム真理教対策住民協議会活動状況です。  (1)に前回の当委員会開催以降の会議の開催状況を記載してございます。②の平成二十八年度総会が四月二十七日に開催されまして、平成二十七年度の事業及び決算報告並びに平成二十八年度の事業計画及び予算案について承認されております。その他、各月に実行委員会が開催されておりまして、当面の活動等に関する協議を行っております。  次に、(2)の協議会活動の資金調達の一つとして実施しているリサイクルバザーでございますが、四月九日土曜日に烏山区民センター前広場で行われました。当日は大変お天気に恵まれまして、多くの方に御来場いただき、今までで最高の売り上げを確保できたというふうに聞いております。  (3)第三十二回目となります抗議デモ・学習会が平成二十八年五月十四日に約二百二十名が参加して開催されております。抗議デモは、烏山区民センター前広場を出発し、GSハイム烏山の前で抗議文の読み上げを行いました。その後、教団の解散、解体を求めるシュプレヒコールを行いながら烏山区民センター前広場に戻ってまいりました。学習会は、抗議デモ終了後にフリーライターの藤倉善郎さんを講師に迎え、「ひかりの輪・上祐史浩の正体」と題して御講演をいただきました。  最後に、今後の予定といたしまして、平成二十八年度のオウム真理教対策関係市区連絡会総会が六月一日午後に行われます。関係市区町連絡会は、アレフ、ひかりの輪の信者が居住する施設を抱えている、あるいは過去に居住していたといった自治体で構成されておりまして、現在、全国で二十五の自治体が参加しております。総会には、区から職員二名、住民協議会メンバーから三名が参加する予定でございます。別添でオウム対策住民協議会のニュースを添付させていただいております。後ほどごらんください。  御報告は以上でございます。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、(4)世田谷区地域防災計画[平成二十九年修正](素案)について、理事者の説明を願います。 ◎山梨 危機管理室副参事 世田谷区地域防災計画[平成二十九年修正](素案)について御説明させていただきます。  まず、資料につきましては、かがみ文の「世田谷区地域防災計画[平成二十九年修正](素案)について」から御説明いたします。  1の趣旨でございますが、世田谷区地域防災計画の修正に当たりましては、平成二十七年八月十九日の防災会議を踏まえ、修正を推進してきたところでございます。このたび、世田谷区地域防災計画[平成二十九年修正](素案)を、庁内の各災害対策各部、防災関係機関の確認を受け、取りまとめましたので御報告いたします。  あわせて、防災会議に設置しました女性の視点部会とボランティア部会の実施状況についても御報告いたします。  まず、2の計画修正(素案)について御報告いたします。右上に別添1と記載があるA3横の資料をごらんください。「世田谷区地域防災計画[平成二十九年修正](素案)まとめ」と書いてあるものでございます。計画修正に当たりましては、左上の修正の視点にございますように、大きく分けて四つの項目で取り組んでまいりました。一つ目の(1)関係法令・計画等との整合については、右側に矢印で記載のとおりでございます。  (1)の主な関係法令の反映としましては、災害対策基本法改正と土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の改正の内容で記載のとおりでございます。  次に、(2)主な計画の反映ですが、防災基本計画及び東京都地域防災計画の内容を記載のとおり反映してございます。  また、(3)では、実災害での教訓を踏まえた内容を記載しております。  修正の視点の二つ目の(2)区民の参画につきましては、資料右側中段の区民の参画の(1)から(3)に記載のとおりでございまして、丁寧に区民に計画内容を説明し、区民の意見を取り入れた計画づくりを進めてまいります。  次に、修正の視点の(3)計画の構成ですが、平成二十四年に東京都地域防災計画の構成が全面的に修正されており、都の計画との整合を図るため、区の地域防災計画の構成も取り組みごとに、現時点での到達状況や課題を明らかにし、今後の対策の方向性や目標、取り組み等を提示するという内容に今回の修正で全面的に改定をしました。  次に、修正の視点の(4)主な修正項目を説明します。主な修正項目は大きく分けて二つあります。一つ目が①平成二十四年修正以降の主な修正項目となり、資料の下の部分に記載してございます。1から10の項目は災害対策総点検の項目ごとに分けまして、具体的に実施してきた内容を記載しております。  次に、主な修正項目の二つ目を御説明いたしますので、資料の裏面をごらんください。主な修正項目の二つ目は、重点項目として五つの項目がございます。  一つ目は部会を設けて検討している女性の視点の反映です。  二つ目は、こちらも部会を設けて検討しているボランティア受入体制の整備になります。この二つにつきましては、後ほどそれぞれの部会の説明とあわせて検討状況を御説明いたします。  三つ目は右上の避難行動要支援者対策になります。法改正により要援護者の言葉の定義が変わり、災害時要配慮者と避難行動要支援者に用語が変更になっております。また、現在、保健福祉部と関係所管で避難行動要支援者避難支援プランも調整しております。  四つ目は地区防災計画・区民等の参画です。現在、出張所、まちづくりセンターの各地区で防災塾を開催しておりますが、平成二十八年度に二十七地区で地区防災計画を策定し、地域防災計画に規定してまいります。  資料の右下、五つ目でございます。食料・水・生活必需品等の確保になります。これまで区民の備蓄につきましては、三日間以上の備蓄を呼びかけてまいりましたが、今後は一週間の備蓄を推奨していきます。また、発災後三日間は主として区内の備蓄や調達で食料や生活必需品等を確保し、四日目以降は、ライフライン等の復旧を踏まえ、区外からの物資で対応していきます。  別添1のまとめの資料の説明は以上でございます。  次に、別添2の「世田谷区地域防災計画[平成二十九年修正](素案)概要版」ですが、こちらをごらんください。こちらにつきましては、今御説明した以外の内容を抜粋して御説明いたします。  資料の三九ページをごらんください。こちらは風水害編の概要となっております。今回は地域防災計画との関係計画等の修正を反映するとともに、伊豆大島での土砂災害を踏まえた都の地域防災計画の修正を反映いたしました。また、新たに雪害対策を追記いたしました。  ページをおめくりいただきまして、四〇ページをごらんください。富士山等噴火降灰対策編でございますが、新たに区に影響があると考えられる富士山以外の火山噴火等の過去被害について記載する予定でございます。対応については、富士山の噴火降灰対策に準じて対応してまいります。  ページをおめくりいただきまして、四一ページをごらんください。大規模事故対策編でございますが、経年に伴い文言等を修正いたしました。詳細につきましては、別添3、「世田谷区地域防災計画[平成二十九年修正](素案)」を後ほどごらんください。  これまで説明しました別添1から別添3の資料を用いて、今後、本素案を防災会議に諮るとともに、パブリックコメントを実施し、計画修正を進めてまいります。  続きまして、3女性の視点部会について御説明いたしますので、資料の別添4―1をごらんください。まず、女性の視点部会と次に御説明しますボランティア部会は、防災会議に設置される部会として、今回の修正にあわせて、防災会議委員や区の内外からの女性委員、また関係団体の代表の方などに入っていただき議論をしているところです。  まず、女性の視点部会について御説明いたします。女性の視点部会のメンバーは、1の部会構成についてに記載のとおりでございます。  裏面をごらんください。部会の目的、達成目標につきましては、以前の本委員会でも御報告いたしましたが、記載のとおりでございます。  部会の実施したスケジュールは3のとおりでございまして、第一回目に応急対策について議論し、第二回目に復旧・復興、第三回目に、一回目、二回目を踏まえて、平常時に何をするかという予防の議論をいたしました。  次に、別添4―2の資料をごらんください。女性の視点部会の検討状況について(報告)の御説明をいたします。  1の女性の視点部会についてですが、背景や部会の設置の経緯については記載のとおりでございます。  2の到達目標、3の検討の進め方は、先ほど別添4―1で御説明したとおりでございます。  次に、資料の左下の4主な検討項目が部会で出た意見をまとめたものでございます。黒い丸と白い丸がございますが、黒い丸が女性の視点での意見、白い丸がそのほかの多様性、地域の視点でございます。  項目で主なものを抜粋して御説明いたします。  まず応急対策では主に避難所運営における意見が出ており、女性の視点以外では、在宅避難者への対応や多様な被災者への配慮が必要という意見がございました。  次に、復旧・復興では、東日本大震災においては女性が多く解雇されたという課題を踏まえて、女性の就労支援など、生活再建支援策の実施について意見が出ました。  次に、予防対策では、平常時からの連携が重要であるという意見があり、予防対策の一つ目の黒丸に記載しておりますとおり、各団体が視点の共有をしていくことが重要と考えております。  これらの意見を踏まえて、右側の5の重点項目として三つ挙げさせていただきました。①平常時の取組の充実、②避難者対策における女性の視点の強化、③生活再建支援における女性の視点の強化でございます。  次に、6の具体的な取組みは、部会の検討内容を踏まえて、①から③の項目について取り組んでまいります。  次に、4のボランティア部会について御説明いたします。資料別添5―1をごらんください。1の部会構成につきましては記載のとおりでございます。  2の部会の設置でございますが、計画修正に当たり、迅速に応急活動、復旧活動を行うことで区民の生命、財産を守り、生活再建を早急に図るため、ボランティアの受け入れ体制の整備などについて、現状認識、課題、対応策を議論しています。  (2)の達成目標につきましては、記載のとおりの五つの項目です。  裏面をごらんください。3のスケジュールですが、これまで部会を三回開催いたしました。一回目にボランティア受け入れ数及び想定人数の共有をしました。第二回目に、各団体が連携したボランティア受け入れ体制の検討をし、第三回目に各団体の時系列行動目標の作成と共有を行いました。  続きまして、別添5―2をごらんください。部会における検討状況を報告するものです。  1のボランティア部会についてから3の検討の進め方までは別添5―1と重複いたしますので、説明は省略させていただきます。  資料の下の4主な検討項目について御説明させていただきます。三点ございまして、その一つ目は、(1)区・関係機関等のボランティア受け入れ体制等の確立でございます。ボランティア協会、社会福祉協議会、区内NPOとの連携や区内五カ所に設置を予定するボランティアマッチングセンターの設置と運営、そして、ボランティア等の受け入れに関する調整窓口の設置について検討してまいりました。  次に、(2)災害時に備えたネットワークづくりと人材育成です。各団体の時系列行動目標や人材を確保し、養成していくための取り組み表の作成、また、ネットワークの実効性を確保するための訓練の実施を検討してまいります。  最後に、(3)計画やマニュアルへの反映でございます。本部会で議論、検討した内容を、地域防災計画、そして区や各団体のマニュアル等に反映してまいります。  以上がボランティア部会についての説明となります。  次に、5の区民周知等について御説明いたします。  区民周知等については区民説明会とパブリックコメントを予定しています。区民周知については別添6をごらんください。区民説明会のチラシでございます。黒丸で書いてありますとおり、五地域で区民説明会を実施し、区民の方に丁寧に説明してまいります。また、パブリックコメントにつきましては、恐れ入りますが、一枚目のかがみ文にお戻りください。5の(2)に記載しておりますとおり、「区のおしらせ」特集号を発行いたしまして、六月十日から七月二十二日まで実施いたします。  次に、そのままかがみ文をごらんいただき、6の今後のスケジュールについて御説明いたします。  今後、六月一日の世田谷区防災会議で計画修正(素案)の審議をする予定でございます。そして、六月十日からパブリックコメント及び東京都への協議を開始し、六月から七月にかけて区内五地域において区民説明会を実施いたします。その後、十二月に災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会にて計画修正案の報告をいたします。平成二十九年一月下旬に世田谷区防災会議で計画修正案を審議、決定し、三月の災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会で計画修正の報告をした後に、地域防災計画[平成二十九年修正]の公表を予定しております。  説明は以上でございます。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆阿久津皇 委員 区民等の参画のところなんですが、地区防災計画の策定を目指すというふうにあるんですけれども、これは何か時期的なものとか、そういうものは何かしら考えていらっしゃいますか。 ◎山梨 危機管理室副参事 地区防災計画につきましては、各二十七地区で実施しております防災塾で各地域で検討しております。今現在、作成をしている途中でございますが、来年、平成二十九年の一月の地域防災計画に規定するのにあわせまして地区防災計画についても策定していく予定でございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、(5)防災行政無線(固定系)デジタル化工事について、理事者の説明を願います。 ◎荒 災害対策課長 防災行政無線(固定系)デジタル化工事について御説明いたします。  まず1の趣旨でございますが、区では、災害時に区民の方々にいち早く災害関連情報を伝達するため、固定系の防災行政無線を整備しております。当設備は整備から二十八年が経過しまして老朽化が進んでおります。また、現状のアナログ基地局無線設備は、電波法審査基準の改正によりまして、平成三十四年十一月三十日以降は使用できなくなることから、アナログ方式からデジタル方式への設備更新が必須となっております。そこで、昨年度、平成二十七年度より固定系防災行政無線を、国の補助金を活用しつつ、五カ年でデジタル方式へ設備更新を行うことといたしまして、今回はその二年目の工事を予定しております。  2の防災行政無線の現状でございますが、(1)の防災行政無線塔は、アナログ方式が百五十カ所、デジタル方式が三十九カ所の計百八十九カ所となり、設置場所は記載のとおりとなります。  2の戸別受信機は、アナログ方式が二百四十七カ所、デジタル方式が六十三カ所あり、設置場所につきましても同じく記載のとおりでございます。  3の工事の概要でございますが、今回も昨年度と同じ、更新数につきましては、屋外の拡声子局が三十七カ所、戸別受信機につきまして六十三カ所の変更を考えております。工事費につきましては一億八千七百五万六千円を予定しております。  工事期間等につきましては以下のとおりで、国庫補助につきましては、今年度につきましては対象工事費の五割を内示いただいているところでございます。  今後の予定としましては、第二回区議会定例会において付議案件となっておりますので、そこで承認された後、総務省関東総合通信局に免許申請、交付等をし、機器を製造し、工事、試験運用、平成二十九年三月から運用開始の予定でございます。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
    高岡じゅん子 委員 昨年度で三十九カ所変更され、今回三十七カ所ということなんですが、こちらの場所というのはどのように選んでいただいているのか。例えば地区ごとになっているのか、それともばらばらになっているのか、それについてお答えください。 ◎荒 災害対策課長 昨年度も三十七カ所を更新しております。2のところにデジタル方式三十九カ所とございますのは、東日本大震災が起きた後に一部聞こえにくいようなところがありましたので、二機追加で工事した関係で三十九カ所となっております。  設置につきましては、最終的には五年間で全て設置をするところなんですが、老朽化が進んでいるところとか、デジタル方式にすると、若干なんですが、聞き取りやすくはなりますので、その辺を総合的に勘案して定めているところでございます。 ◆高岡じゅん子 委員 確認です。それでは、例えば砧地区が一気にとかそういうのでなく、老朽化しているところとか個別の事情によって各区の三十七カ所ばらばらに選んでつけているということですか。 ◎荒 災害対策課長 今細かい資料は手元にないので、後ほど委員に報告させていただきます。 ◆菅沼つとむ 委員 確認なんですけれども、停電のときは使えないよね。 ◎荒 災害対策課長 停電のときなんですけれども、基本的に今放送を送るところが第三庁舎の三階の災害対策課の無線室の中にあります。第三庁舎につきましては三日間の電源が確保できていますので送信できると考えております。 ◆菅沼つとむ 委員 送信はできる……。 ◎荒 災害対策課長 申しわけありません。確認して、後ほど委員に回答させていただきます。 ◆田中優子 委員 これは変えたところは先ほどの説明で若干聞こえがよくなっているとあったんですけれども、実際区民から聞こえ方がよくなったという声を聞いたり職員の方が確認したりとかとされていますか。 ◎荒 災害対策課長 特に区民の方から聞こえやすくなったということは聞いていないです。要は物理的にデジタル化するとアナログのときよりは音声がクリアになるとは聞いておりますが、実際にはやはり建物の形状とか周りの建物の形状とかで聞こえやすい、聞こえにくいというところは出てくると聞いております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、(6)平成二十七年度防災塾の実施状況及び今後の取り組み等について、理事者の説明を願います。 ◎荒 災害対策課長 それでは、平成二十七年度の防災塾の実施状況及び今後の取り組み等について御説明いたします。  初めに、1の趣旨でございますが、防災塾は区の新実施計画の三年目でして、地区防災計画の策定の支援を目指し、防災塾を二十七カ所の出張所、まちづくりセンターで展開していくこととしております。このたび、平成二十七年度の実施状況や今後の取り組み、防災塾参加団体等における現在の防災対策、備蓄状況等の把握調査の実施結果をまとめましたので御報告いたします。  2の平成二十七年度の防災塾の実施状況でございますが、防災塾は、発災後七十二時間は地区の力で乗り切るをスローガンといたしまして、まず平成二十六年度には、災害時に想定される課題の発見、平成二十七年度は前年度の検討結果を踏まえた対応策の検討をテーマに二十七カ所で実施いたしました。今年度につきましては地区防災計画案の作成をテーマとして実施いたします。現在実施に向けた準備を進めておりますが、実施日等が決まりましたら改めて報告させていただきます。  平成二十七年度の実施内容でございますが、講師、参加者は記載のとおりでございます。  ③の実施内容の詳細は、添付させていただきました平成二十七年度防災塾報告書、こちらです。これを後ほど御参照いただければと思います。  裏面をごらんください。3の今後の取り組みでございますが、本年六月以降に防災塾を二十七カ所の出張所、まちづくりセンター地区防災計画案の作成をテーマとして実施してまいります。平成二十九年一月に区防災会議におきまして地域防災計画地区防災計画を規定しまして、地区防災計画案を提出いたします。ちなみに、来年度は策定しました地区防災計画の検証等をテーマとして実施してまいります。  最後に、4の防災塾参加団体等における防災対策・備蓄状況の調査結果についてです。本調査の実施につきましては、昨年九月四日の本委員会でも御報告したところでございますが、地区の防災力の現状を明らかにし、地区における防災対策の基礎資料として相互に高め合う地盤をつくることを目的に実施いたしました。調査項目、対象団体、実施方法は記載のとおりでございます。  今回は、もう一枚の別紙のとおり、二百十二団体からの調査票の集計を行いましたので御報告いたします。二百十二団体の内訳でございますが、町会・自治会が百八十九団体、商店街が七団体、マンションの管理組合などの防災区民組織が十四団体、その他は消防団と大学の二団体です。詳細につきましては別紙を後ほどごらんください。  集計結果は現在計数調整中でございますので、今後地区ごとに分類いたしまして、調査結果を地区防災計画に掲載してまいります。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高岡じゅん子 委員 防災塾なんですが、例年ですと年に一回だけ行われていると思うんですが、ことしはいよいよ地区防災計画案の作成ということで予定がされています。例年どおり一回だけやって、それで自分たちの地区のものとして案をつくるというのは実際大変乱暴な話だと思うんですが、ことしは本当に案をつくるに当たって、以前より一歩踏み込んだ何か動きや取り組みについて考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎荒 災害対策課長 防災塾の開催につきましては、各地区ごとの団体様方のつくられている防災塾の参加者の方たちでお決めになっていますので、そこの団体ごとにどのような考え方でこの案をまとめていくかというところになります。また、全体で集まるのが例えば一回とか二回だとしても、その間、関係者との調整等は当然していくと思いますので、基本的には自主的にはそこの地区ごとに考えていただくことになると思います。 ◆高岡じゅん子 委員 そうしますと、その地区ごとで一月までに先ほど地区防災計画を各地区二十七カ所でつくるという、計画としてはすごくいい計画だと思うんですが、そこの中で本当に地区の方たち自身が動いていく、七十二時間を地区の力で乗り切れるための自分たちのツールとして使えるものをつくっていただくという、二年間やってきたんですが、なかなかそこまで、自分たちの地区でやろうと盛り上がっているところも幾つかありますが、はっきり言ってそうじゃないところが多いと思うので、ここに関しては、ことしもう少し、一回やればいいというのではなくて、自分たちで乗り切るということをぜひやってほしいということをもう少し啓発していただいて、地区防災計画の区民への周知のところがありますので、こういったところも使って、連動しているこの地区計画が本当に進むようにぜひ工夫をしていただきたいと思います。要望しておきます。 ◆石川ナオミ 委員 一点、高岡委員のに追加になるかと思いますが、その防災塾、例年開かれていて、やはりメンバーがある程度決まってきていると思います。新たな参加者の働きかけというところで何か周知を工夫されていくというようなことはございますでしょうか。今年度の取り組みの中でも教えてください。 ◎荒 災害対策課長 防災塾の参加者がある程度固定化しているという御意見もございましたので、今年度につきましては、建設団体防災協議会のほうを各地区に参加させようということで今調整を進めているところでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、(7)危険薬物及び特殊詐欺の根絶に関する協定について、理事者の説明を願います。 ◎髙野 危機管理担当課長 危険薬物及び特殊詐欺の根絶に関する協定について御報告いたします。なお、本件は福祉保健常任委員会とのあわせ報告となります。  まず、目的についてですが、東京都では、平成二十七年九月に東京都安全・安心まちづくり条例が一部改正されまして、危険薬物の乱用の根絶に向けた取り組みの推進及び特殊詐欺の根絶に向けた取り組みの推進について努力義務が規定されております。そうしたことも踏まえまして、区におきましても、建物が危険薬物の販売や特殊詐欺の用に供されないための協力体制を確立するために締結するものでございます。  協定の相手方につきましては、区内四警察署と公益社団法人東京都宅地建物取引業協会世田谷区支部及び公益社団法人全日本不動産協会東京都本部世田谷支部でございます。  次に、協定内容でございますが、区内四警察署は、世田谷区及び各協会に対して危険薬物及び特殊詐欺に関する情報を提供する。世田谷区、各協会及び協会員が危険薬物の販売、または特殊詐欺に関する情報を入手した場合は速やかに管轄警察署へ通報する。各協会は、協会員に対し、建物が危険薬物の販売や特殊詐欺の用に供された場合に契約を解除できる旨を盛り込んだ契約書等を使用するよう働きかける。必要に応じて情報交換を行い、相互連携の強化に努めるということを内容としてございます。  最後に、協定締結予定日でございますが、平成二十八年六月二日木曜日を予定しております。  別紙に協定案を添付してございます。本協定の締結によりまして、それぞれの役割を明確にするとともに、連携を強化して対策に取り組んでまいります。  以上で報告を終わります。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、(8)その他ですけれども、何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 ないようですので、以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、2協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、第二回定例会の会期中、六月二十日月曜日午前十時から開催することで予定したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 それでは、次回委員会は六月二十日月曜日午前十時から開催する予定といたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 その他ですが、何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 特にないようですので、以上で本日の災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会を散会します。     午前十時五十八分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会    委員長...