議事担当係長 水谷 敦
調査係主査 島根大樹
出席説明員
政策経営部
部長
板谷雅光
政策企画課長 笹部昭博
財政課長 加賀谷 実
総務部
部長 岡田 篤
総務課長 星 正彦
庁舎計画担当課長 長岡光春
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.
報告事項
(1) 本
庁舎等整備に係る今後の
検討の
進め方について
(2) その他
2.
協議事項
(1) 次回
委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午後一時五十九分開議
○
桜井稔 委員長 ただいまから
地方分権・本
庁舎整備対策等特別委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
桜井稔 委員長 本日の
委員会に
中塚委員より欠席の
届け出が、また、
河野委員より遅参の
届け出が出ておりますので、御報告いたします。
本日は、
報告事項の
聴取等を行います。
それでは、1
報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)本
庁舎等整備に係る今後の
検討の
進め方について、
理事者の説明をお願いします。
◎長岡
庁舎計画担当課長 本
庁舎等整備に係る今後の
検討の
進め方について御報告いたします。
お手元の資料をごらんください。本
庁舎等の整備に関しましては、第三回
定例会以降、第四回
定例会を通じまして、
区議会からさまざまな御意見をいただいたところであります。これまでの
検討の
進め方の反省に立ちまして、いただきました意見を踏まえ、
区議会、区民とともにつくる本
庁舎等の
基本構想とするため、今後の
検討の
進め方を組み立て直すことといたしますということが趣旨とさせていただきます。
2の
検討の具体的な
進め方についてです。
(1)
基本構想(
検討素材)についてです。今まで二十八年二月に
基本構想の素案、秋に案を
まとめるというふうな説明をさせていただきましたが、若干
スケジュールを変更させていただきまして、二十八年の二月に
検討素材という形で
特別委員会のほうに報告させていただくというような内容でございます。
それでは、(1)の1)平成二十八年二月までにというところをごらんください。平成二十八年二月までに
基本構想(
検討素材)を
まとめまして、
特別委員会に報告をいたします。この
検討素材では、本
庁舎等整備の
必要性、
基本的考え方、備えるべき機能、規模、
事業手法等について記載するとともに、
庁舎の
配置計画、総
事業費につきましては
複数案を例示して議論の素材といたします。
(2)
仮称基本構想検討委員会の開催です。二十八年三月以降
委員会を設置いたしまして、
基本構想の
検討素材をもとにしながら
基本構想に盛り込むべき内容について議論を行います。この
委員会は、
災害対策、
行政経営、
建築等に知見を有する
専門家の方々に参画いただくとともに、区の
担当者のほか、区民の方々にも参加いただき、二十八年七月までの間におおむね五回
程度開催をいたしたいと考えております。
委員会の議論の内容につきましては、「区の
おしらせ」、
ホームページ等におきまして広く区民に公開し、御意見を伺う機会もつくりながら、
委員会の議論に反映をしていきます。
また、
委員会の議論の内容につきましては、この
特別委員会に逐一報告いたしまして御議論いただくとともに、議論の内容を設置する
委員会のほうの議論にも反映してまいります。この
委員会では、
庁舎の
配置計画については結論を出すものではありませんが、
複数案の
メリット、
デメリットについて議論を深め、その内容を広く公表してまいります。
(3)
基本構想(素案)の
まとめについてです。二十八年の八月には、
委員会の議論を踏まえまして素案を
まとめまして、九月の
特別委員会に報告した上で
パブリックコメントを実施するとともに、
区民説明会を開催して御意見をいただきます。
裏面をごらんください。(4)
基本構想(案)の
まとめです。二十八年十一月を目途にいただきました
区民意見を反映させた
基本構想案を
まとめ、
区議会の議論を経て
基本構想を策定いたします。
基本構想におきましては、
検討素材の内容を初め、二月以降の議論を反映させた内容として、区として目指す新
庁舎のコンセプトを明らかにしてまいります。
(5)
設計事業者選定プロポーザルの実施です。策定した
基本構想をもとにしまして、
設計事業者選定のための
プロポーザル実施要綱を定め、良質な
庁舎を確実に実現できる
設計事業者の
選定プロセスに入ります。
本
庁舎等の具体的な配置や形状については、選定された
設計者の提案を受けて、
基本設計を作成する中で、区と調整いたしまして最終的に決定いたします。
以上、
スケジュールにつきましては若干延びるような形でございますが、全体
スケジュールはいろいろな工夫をしながら延びることのないように進めてまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。
○
桜井稔 委員長 ただいまの説明に対し御質疑ありましたら、どうぞ。
◆
小泉たま子 委員 ちょっと質問します。
作業部会との関係はどうなっていくのでしょうか。
◎長岡
庁舎計画担当課長 作業部会につきましては、先般御報告させていただきましたとおり、本
庁舎の備えるべき機能ですとか規模について今
検討を進めているところでございます。本日の全体的な
進め方の組み立ての中におきましては、平成二十八年二月の
基本構想検討素材を
まとめるその中身に関しましては、現在進めております
作業部会の
検討の内容を、この
基本構想の
検討素材の中で
まとめていく予定でございます。
◆
小泉たま子 委員 どういう
庁舎がいいとするかということがわからない中での
作業部会というのは、非常に私は作業する人は大変だと思うんですけれども、その
あたり、職員からはどんな意見が出ているんでしょうか。
◎長岡
庁舎計画担当課長 どういう
庁舎がいいのかという
考え方につきましては、前もお話しさせてもらったかもしれませんが、この二十六年の三月の段階でつくりました、これは二十年、二十一年度の
審議会の答申を踏まえましてつくらせていただきました
整備方針でありますけれども、この中に基本的な
考え方の部分が幾つかございまして、その
あたりを説明させていただきながら、
作業部会の中でも
検討を進めているところです。
作業部会の中で職員のほうからは、基本的な
考え方はどういう内容ですかというお話もあります。それにつきましては、今申し上げたとおり、この中で備えるべき機能に関して、規模に関してですとか、そういったものにつきまして説明をさせていただいた上で、
作業部会の
検討を進めているところでございます。
◎岡田
総務部長 今、
作業部会では鋭意各所管の
担当者に集まっていただいて議論を進めてもらっています。例えば、そういう中で
交通環境、
バスベイをどうするかとかということについて、建物の形状が決まらないとその先の議論がなかなか難しいというような意見もいただいております。そういう意味では、今回の
進め方については一度立ちどまってもとから議論し直すという部分も出てくると思いますけれども、今、
小泉委員から御指摘のあったような
作業部会のメンバーが
方向性について迷うことのないように、その辺については全体として進むべき方向について共有しながら、また、今こうして
進め方を変えたことについても共有しながら、みんなで力を合わせてやれるように努力していきたいと思っております。
◆
中里光夫 委員 私たちは、
庁舎問題について区民の理解が大前提だと。区民にきちんと説明をすることや、区民の意見を反映していくということが非常に大事だと思っているんですが、この流れの中で、最初に区民に示す案というのはどの段階のものかということと、そこから区民の意見を汲み取ったり区民の理解を得ていくための仕組みというのはどういうふうに考えているのか説明してください。
◎長岡
庁舎計画担当課長 この流れの中におきましては、まず、表面の2の(2)の
仮称基本構想検討委員会、この中で、まず、
学識経験者だけではなくて区民の方にも入っていただくというふうなことで今考えているところです。一緒に議論をいただきまして、
区民目線でいろいろ意見を言っていただくというのがまず一つあります。
さらに、この(2)の3)のところなんですけれども、この設置する
委員会のやり取りにつきましては、「区の
おしらせ」や
ホームページ等で広く区民の方々にお知らせをしていくと。何らかの形で意見もその中で伺えるような形で工夫していきたいというふうに考えています。
さらに、表のページの一番下の(3)のところですね。二十八年八月に
基本構想の素案を
まとめますが、この素案につきましては、その後九月にこちらの
特別委員会に御報告させていただいた上で、その後
パブリックコメント、それから
区民説明会を開催していきます。ここでは、この素案につきまして区民の方々に御説明した上で、意見をいただきながら、取り入れられるところは取り入れていくというような流れでございます。
とりあえず、今大きなところとしてはそういうところでございます。
◆
中里光夫 委員 区民に説明する機会もつくっていくということなんですけれども、前の
熊本区長の時代にこの
庁舎問題を議論したときに、二十七の
出張所ごとに
説明会を開いたりということがあったと思うんですけれども、そういう規模でやっていかないと区民的な議論というか、なかなかそういうのは広がっていかないように私は思うんですが、そういうことは
検討されているんでしょうか。
◎長岡
庁舎計画担当課長 どのぐらいの会場で
検討していくかというのは、今
検討中です。例えば、
支所ごとにやるとかいろいろなやり方があると思いますので、それにつきましては今後
検討させていただきながら進めていきたいと思っています。
◆お
ぎのけんじ 委員 この
検討委員会が設置されて議論された内容をこの
特別委員会でまた議論して、その
特別委員会の内容をまたそちらの
委員会で議論するという、それが何周かするんですかね。結局、この議論をオーソライズする場というのはどこになるのかということと、あと、
庁舎計画推進委員会でしたっけ、あそことの機能的な
役割分担というのはどのようになっているのか教えてください。
◎長岡
庁舎計画担当課長 今回、
仮称基本構想検討委員会につきましては、この中で
決定機関という位置づけではございませんので、いろんな議論をさせていただきまして、わかりやすいところで申し上げれば、この(2)の一番下の5)に書いてあるように、例えば、この
庁舎の
配置計画につきましては結論を出すものではないですけれども、
複数案の
メリット、
デメリットをいろいろ出していただいて、分類とかを
まとめるというか、そういうふうにしていくということをやらせていただきますので、
先ほどおっしゃられた、どういうふうにオーソライズというのはおありでしたけれども、議論につきましてはこちらの設置する
委員会で議論をし、また、それをこちらの
特別委員会のほうに御報告させていただきまして、出た意見についてはそっちの
委員会でもやりとりしていきながら整理をさせていただくというような形で考えています。
基本的に、そもそもこの
基本構想をつくっていくための
会議体となりますので、それにつきましては
先ほどお話があったみたいに庁内でやっている
庁舎計画推進委員会、そちらのほうにも今こういう形でやってきていますよという話はさせていただきます。
また、ここにちょっと詳しく書きませんでしたけれども、今
検討している、主に機能の
検討を庁内でやっている
作業部会、これにつきましても並行して
検討を続けていきまして、またその内容についてもこちらの設置する
委員会の中でもお話をさせていただきながら、関連づけて
検討を進めていきたいというふうに考えております。
◆お
ぎのけんじ 委員 一応この(2)の1)で
基本構想に盛り込むべき内容について議論を行うのがこの
委員会の
設置目的らしく書かれていると思うんですけれども、これは結構漠然と書かれていて、
基本構想に盛り込む内容を決めるのがこの
委員会としてのゴールなのか、何を盛り込むべきでしょうかということを議論する場なのかみたいなことを考えていくとちょっと曖昧で、二番目に
専門家を呼ぶというふうに書いていますけれども、何の
専門家を呼ぶのかというのが、1)がはっきりしていないのに、2)でこういう
災害対策、
建築等の
専門家を呼ぶというのは、ちょっと何か余りすっと腹に落ちてこないという感じがするんですけれども、その
あたりはいかがでしょうか。
◎長岡
庁舎計画担当課長 この資料の上半分の2の(1)の2)のところをごらんいただきたいんですけれども、今おっしゃられたとおり、この設置する
委員会の中では
基本構想の
検討素材をもとにしながら
検討をしていく、議論していくというふうになっています。それで、2の(1)の2)のところにその
検討素材ではどういう項目を入れ込んでいくかというところを書かせていただいています。これは最終的に
基本構想の
骨組みになる項目なんですけれども、本
庁舎整備の
必要性ですとか、
基本的考え方、
基本的考え方は
先ほど来言っているように、もう
整備方針がありますけれども、それをもう少しブラッシュアップしたものを入れていく予定ですけれども、備えるべき機能、それから規模、
事業手法等ですね。こういったものを
検討素材の
骨組みとしまして、今
作業部会の中で
検討している状況のものを
検討素材として入れ込むか、資料としてつけるかして、それについてこの設置する
委員会の中で
検討していただくというような形になります。
ですから、例えばその備えるべき機能の中で、これは一言で備えるべき機能と書いてありますけれども、
災害対策ですとか、
区民サービスですとか、そういったさらに内訳の項目がありますので、そういった中で専門的な分野についての
専門家、例えばそれが
災害対策ですとか
行政経営になるというふうに考えておりますので、具体的にどんな
専門家を呼ぶかというのは、この後またさらに
検討して精査してまいりますが、そういった形で基本的にその
基本構想を
検討素材の
骨組みの、ここにあらわしている
骨組みに基づきまして、この大きな項目に基づきまして、区側が
検討している内容のものをさらに御議論いただくというような
イメージでございます。
◆お
ぎのけんじ 委員 ちょっと今の話とは別なんですけれども、(1)の
基本構想(
検討素材)の
まとめということで、
基本構想の中に
庁舎の
配置計画については
複数案例示してということが書いてありますけれども、これは前のピンク色の冊子のときに十
パターン出てきたときって
久米設計さんというところがやられたということだったんですけれども、このときは、この二月の段階ではどこかまた外部の
事業者さんがやってくれるというようなことを
イメージしているんですか。
◎長岡
庁舎計画担当課長 今年度も、
基本構想二年目ということで
コンサルにお願いしてやってきています。ですので、来年の二月の段階も同じ
久米設計で継続して
検討を続けていくことになります。
◆
板井斎 委員 関連ですけれども、そうすると、2の2)の
複数案の例示というのはこの今まで示してきた十
パターンのものを
検討素材の具体的な例示の中で、十
パターンを示すというように理解してよろしいんですか。
◎長岡
庁舎計画担当課長 具体的にお示しする案については今後
検討なんですけれども、例えば、今申し上げるとすれば、一つは区のほうから九月に御案内した中低層での案、それから、今おっしゃられたように前に議会のほうからいろいろ言われました、集約した形で中高層の案とか、そういうふうな幾つかの異なる案を
複数案としてここで例示として出していきたいというふうに思っております。
◆
板井斎 委員 そうすると、この趣旨の、いただいた意見を踏まえての、何を踏まえたのかということになってくると思うんですけれども、その意見を踏まえてというのはどういうふうに踏まえて今の答弁になっているのかをお願いします。
◎長岡
庁舎計画担当課長 厳しい御意見をいただきまして、配置と形状につきましては、区のほうでお示しした案ではなくて集約した案がいいのではないかという意見を強くいただいたというふうに認識しております。ですから、そういった案もここに入れながら、それぞれの
メリット、
デメリットを整理させていただきながら、この後の
検討につなげていきたいというふうに考えております。
◆
板井斎 委員 そこがよくわからないところでして、そうすると、今までと何がどう違うのか。この
検討素材は、これはもう
庁舎の整備にかかわる本当にベーシックなことで、別にこれは
庁舎とか配備とかという以前にこれを考えて、それから、それを踏まえて
配置計画や総
事業費というふうになっていくものであるわけだから、これは当然やっていかなきゃいけないふうに思っているんですけれども、今まではそれは逆だったというか、あべこべだったというか、そういう観点から先行して、やっぱり配置だとかフォルムだとかという言葉が先行してしまったということがあるかと思います。
その配置、(2)の5)で
配置計画に結論を出すものではないがと言っていますけれども、結論は出さないけれども、今までの十
パターンはその
検討素材をもとにして比較
検討するということなんですか。それは意味がよくわからないんですけれども。
◎長岡
庁舎計画担当課長 まさに
委員おっしゃられたとおり、
検討素材の中では、配置とか形状だけではなく、備えるべき機能ですとか、規模ですとか、
事業手法とか、全般にわたって
検討の状況を
検討素材の中に入れ込ませていただきまして、それとの関連で
庁舎の
配置計画はどうなるかというところが、今度はまた、今よりは見えてくるというふうに思っています。
それで、(2)の一番下の5)の
庁舎の
配置計画について結論を出すものではないが、
複数案の
メリット、
デメリットというところにつきましては、ちょっと詳細については今後
検討しますが、
委員今おっしゃられたみたいに、このピンクの冊子で出している十
パターンという、たくさんの案というよりも、もっと特徴的な案を
二つ三つ例示をさせていただきまして、それについての
メリット、
デメリットを深く比較というか整理をさせていただければなと思っております。その二つ、三つの案というのは、
先ほど申し上げましたみたいに集約している案ですとか、九月にお示しした案ですとか、そういったもので機能も一緒に
検討、あるいは
事業費も
検討しながら、どうなってくるかというのを深く整理していきたいと、議論を重ねていきたいと、そのような
イメージでございます。
◆
板井斎 委員 僕はやっぱり中庭を囲む云々というのが一番
メリットが少ない、逆に言えば
デメリットが多い案だというふうには理解しているんですけれども、
行政側はそういう理解はしていないということですか。
◎長岡
庁舎計画担当課長 いろいろな
考え方があるというふうに思っております。今まで言われてきたみたいに
真ん中に集約されていて周りがあいているものは、それはそれで
メリットがある。ただ、今その区のほうで出しているみたいな
真ん中に庭があって周りを囲むものにも、機能的に、例えば
区民サービスについて考えたときにどういうことができるのかというのは、今以上にちょっと整理をして比べて見ていきたいというふうに考えているところでございます。
◆
板井斎 委員 ちょっとその辺の議論は
平行線になるので、あと二点質問して終わりますけれども。
一点目は、この選考の
委員会の構成ですけれども、前回は一部保存というか残す、そういう方々の意見が非常に先鋭的に議論を引っ張ってきてしまったという点があると思うんですけれども、私はもうちょっと公平に、区長のお考えに近い人を入れるのではなくて、もうちょっと
庁舎問題、これから先五十年、百年使うものですから、長期の視点に立った方の意見もしっかり取り入れていただきたいということで、その
専門家の選考の仕方についてどう考えているのかということ。
それから、十二月五日か六日に
世田谷プロジェクトという学生を招いて区長が中庭を見学する形で
シンポジウムが行われました。そのときも、
庁舎を残すのか残さないのかという議論で
シンポジウムが行われたと聞いていますけれども、この議論と全く逆行する
シンポジウムに区長は出られていらっしゃる。あくまでも
庁舎が求めている機能というよりも、建物を残すか残さないか、
前川建設が歴史的に価値があるのかないのか、また、残すとしたらどうしたらいいのかという、そういう
シンポジウムに区長がお出になるということは、まさにこの議論を相矛盾する行為ではないかと思うんですけれども、それが、きょうは副区長もいないし、
担当としてどう考えるのか。二点だけお聞きします。
◎長岡
庁舎計画担当課長 一点目についてですけれども、
委員おっしゃるとおり、
専門家はどんな方をお呼びするか、非常に重要なことだと思っております。今、
災害対策と
行政経営と
建築等ということで書かせていただいていますけれども、具体的にはもう少し広げて
専門家をもう少し呼ぶ、三人とか四人とか五人とか呼ぶということになると思うんですけれども、いずれにしましても、今おっしゃられたみたいに公平な立場で広い視野の方をぜひ呼んで運営していただきたいというふうに思っております。
二点目につきましては、十二月五日のその
シンポジウムというのに区長が出るという話は聞いてはおりましたが、そこでどんな立場で出るか、中でどんな発言をするかということについては存じ上げない状況でございました。
◆
大庭正明 委員 一点は、要するに総務のほうとしても、これは
当事者能力を有して最後までこの
スケジュールどおりにやっていただけるということでよろしいんですかということを確認したいんですよね。
当事者能力を持って。
◎岡田
総務部長 私ども、この
担当として、この手順についてはしっかり踏んでいきたいと思っておりますし、
スケジュールについても、今考えている
スケジュールで乗っていけるように最大限努力したいと思っております。それは、
担当として責任を持って進めていきたいと思っております。
◆
大庭正明 委員 庁舎をつくった経験というのは皆さんないわけだから、一体
庁舎がどうやってできるのかということについては知らない部分も多いだろうと思うんですけれども、この二年間見ていると、どうも区長が余りにも出過ぎだと思うんですよね。
世田谷の風景みたいなものというのも、区長が言い出すとかというものじゃなくて、例えば今までだったら
担当の所管のところから湧き上がって、こういう風景を残すとか、またはこういう風景が価値があるんだという話が、たまたまそういう話が出てきて広がっていくという形で、そのことを後で区長が聞くみたいな順番だったと思うんですよ。
それを飛び越えて、区長があれが好きだ、これが嫌いだみたいなことを言い出すようなつくり方というのは、
公共建築をつくる場合のやり方として僕は間違っていたんじゃないかなと思うわけですよ。区長の出る局面というのは最後の最後の部分で出るべきものであって、何か自分の家をつくるみたいな形でデザインから何から口出しするようなことというのはどうなんですか。
今回やり直しみたいな話になって、これまでの二年間というのはちょっと無駄だったなと思うんですけれども、区長はもう関与しないということでいいんですか。
◎岡田
総務部長 区長が関与しないということはあり得ないわけですけれども、今副
委員長がおっしゃったようなことについては、私
ども事務方として反省しなきゃいけないところがあるというふうに私は思っております。
この事業の
進め方については、やはり事務方としてしっかりと積み上げていくということで進めていきたいというふうに考えております。そのときに一番重要なのはオープンにするということで、この内容を公表しながら、議会、それから区民の皆さんに開いて御議論いただきながら進めていくということを、特に意を尽くしていきたいと。その辺については、これまでの
進め方で反省しなきゃいけないところだというふうに思っているところです。
◆
小泉たま子 委員 これからこの
委員会、これからこのことを進めるに当たって、2の(1)の2)ですよね。五つ書いてあるわけです。本
庁舎整備の
必要性、本
庁舎整備の
基本的考え方、備えるべき機能と書いてありますね。やっぱり本
庁舎と整備の
必要性って、本
庁舎ありきで、私は本
庁舎そのものがどういうふうにこれから必要となっていくかどうかというところから議論しなければいけないと思うんですね。人口が減っていくかもしれない、本
庁舎は本当に小さくて、もしかしたら総合支所が中心になっていくかもしれない、今そういう
考え方がある中での
庁舎の建てかえなわけですから、そういう本
庁舎の整備の
必要性、本
庁舎の中身ですね。そこからまずやっていただきたいということと。
それから、③までと④からはちょっと中身が違うと思うんですね。本
庁舎等の規模、前が③まであって、それから規模とか事業の手法というのが出てくるわけで、これをわかりやすくきちんと議論できるように整理したものを出していただきたいと思うんですね。区民の皆さんも困ると思うんです。何となくの報告じゃなくて、きちんと整理したものをわかりやすく出してもらって、区民がきちんと考えられるようにやってもらいたいと思うんですけれども、その
あたりはどうでしょうか。
◎長岡
庁舎計画担当課長 二つ御質問いただきました。
一つ目の本
庁舎の中身というか、そういったものをきちんと
検討してというお話だったと思います。この間いろいろと御質問いただきまして、本
庁舎の規模につきましては、例えば地域行政の進展の状況ですとか、マイナンバーですとか、あとは
世田谷総合支所の三軒茶屋の移転も、今地域行政部のほうで
検討しているというふうに聞いているところです。そういったもの、それからまた本
庁舎はどうあるべきかというのは、
先ほど整備方針の中でも
基本的考え方というところで入れさせてはいただいていますが、再度それも
検討して、そういったいろいろな取り巻く環境について、今の動きを踏まえながら本
庁舎のほうの規模、それから、その他関連することについてもあわせて
検討、取り入れていきたいというふうには考えております。
二点目の④の規模と⑤のところという、
事業手法等ですね。わかりやすく議論できるような整理をしてくださいということに関しましては、おっしゃるとおりいろいろな要因があって、規模、それから
事業手法も今さまざまな手法がありますので、これにつきましては極力わかりやすいような資料の整理をして、
検討素材、
基本構想、
検討素材の中に掲載していければというふうに考えております。
◆
小泉たま子 委員 ちょっと私の言い方が悪かったと思うんですが、この①から⑤までの、私は①から③までが一区切りで④、⑤だと思っているんですけれども、その①から③までのも、それから④、⑤についても、わかりやすくきちんと整理したものを区民に出していただきたいということを申し上げたつもりですけれども、そのようにやっていただけるでしょうかということです。
◎長岡
庁舎計画担当課長 ①から③につきましても、極力わかりやすい資料をつくりまして、
検討素材のほうに盛り込んでいければというふうに思っております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
桜井稔 委員長 次に、(2)その他ですが、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
桜井稔 委員長 なければ、以上で
報告事項の聴取を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
桜井稔 委員長 次に、2
協議事項に入ります。
(1)次回
委員会の開催についてですが、先日の
委員会で既に確認しているとおり、二月十日水曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕