世田谷区議会 > 2005-02-16 >
平成17年  2月 福祉保健常任委員会-02月16日-01号
平成17年  2月 都市整備常任委員会-02月16日-01号

  • "広場条例施行規則"(/)
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  1. 世田谷区議会 2005-02-16
    平成17年  2月 都市整備常任委員会-02月16日-01号


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    平成17年  2月 都市整備常任委員会-02月16日-01号平成17年 2月 都市整備常任委員会 世田谷区議会都市整備常任委員会会議録第一号 平成十七年二月十六日(水曜日)  場  所 第四委員会室  出席委員(九名)    委員長       あべ力也    副委員長      小泉たま子              小畑敏雄              菅沼つとむ              畠山晋一              竹村津絵              谷 逸子              長谷川義樹              木下泰之  事務局職員    議事担当係長    望月敬行    調査係主事     越智則之  出席説明員    助役        平谷憲明   世田谷総合支所
       街づくり部長    志村千昭    土木課長      杉本義徳   北沢総合支所    総合支所長     真野源吾    街づくり部長    安水實好    街づくり課長    吉村靖子    土木課長      桐山孝義   玉川総合支所    街づくり部長    岡沢充雄    街づくり課長    北川秀雄    土木課長      安藤武男   砧総合支所    街づくり部長    井伊和子    土木課長      五十嵐慎一   烏山総合支所    街づくり部長    伊澤 節    街づくり部参事   佐藤久武    土木課長      小野田 眞   都市整備部    部長        株木孝男    参事        大塚保道    都市計画課長    春日敏男    街づくり推進課長  磯山 稔    交通企画課長    工藤健一    住宅課長      野徳浩保   道路整備部    部長        栗下 孝    土木管理課長    吉田 博    土木調整課長    山口浩三    道路計画課長    青山雅夫    副参事       近江善仁   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.請願の審査   ・ 平一五・八号 成城学園前駅近くの緑地保存に関する陳情  2.報告事項   (1) 平成十七年第一回区議会定例会提出予定案件について   〔議案〕    ① 世田谷区立公園条例の一部を改正する条例    ② 世田谷区立身近な広場条例の一部を改正する条例    ③ 世田谷区みどりの基本条例    ④ 世田谷区国分寺崖線保全整備条例    ⑤ 世田谷区斜面地における建築物の制限に関する条例    ⑥ 世田谷区地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例    ⑦ 世田谷区環七に係る沿道地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例    ⑧ 世田谷区住宅修築資金融資あっ旋条例を廃止する条例    ⑨ 世田谷区公共物管理条例の一部を改正する条例    ⑩ 世田谷区私道整備及び私道排水設備の助成に関する条例の一部を改正する条例    ⑪ 世田谷区自転車条例の一部を改正する条例    ⑫ 世田谷区立自転車等駐車場の指定管理者の指定    ⑬ 特別区道路線の廃止(七件)※世田谷総合支所所管分    ⑭ 特別区道路線の廃止(一件)※北沢総合支所所管分    ⑮ 特別区道路線の認定(三件)※砧総合支所所管分    ⑯ 特別区道路線の廃止(二件)※砧総合支所所管分    ⑰ 特別区道路線の認定(二件)※烏山総合支所所管分   〔報告〕    ① 議会の委任による専決処分の報告(自動車損傷事故に係る損害賠償額の決定)   (2) 豪徳寺駅周辺地区地区街づくり計画のたたき台について   (3) 桜上水三・四丁目地区地区計画の素案について   (4) 世田谷区梅丘高架下放置自転車等保管所の開設について   (5) 世田谷区立羽根木公園再整備基本計画の策定について   (6) 小田急梅ヶ丘第二駐車場、小田急豪徳寺第三駐車場の開設及び区立豪徳寺南自転車等駐車場の廃止について   (7) 世田谷区立身近な広場条例施行規則の一部改正について(二件)※北沢、玉川総合支所所管分   (8) 第三回等々力駅地下化工事技術検討委員会の開催について   (9) 「区立等々力渓谷公園拡張用地の供用開始」について   (10) 歩行者転倒事故の発生について   (11) 小田急線成城学園前駅「小田急駐車場」の開設について   (12) 区立成城三丁目緑地の区域変更について   (13) 成城三丁目緑地園路周辺の斜面対策について(最終報告)   (14) 東京都市計画地区計画の決定(南烏山二丁目南部地区地区計画)及び一団地の住宅施設の変更について   (15) 天井等吹付け材(アスベスト)の調査について   (16) 世田谷区都市整備方針(案)の縦覧について   (17) 世田谷区基本計画(案)及び世田谷区実施計画(案)、世田谷区行政経営改革計画(案)について   (18) 公共施設整備方針(案)について   (19) 「指定管理者制度導入に係る指針」に係る検討状況について   (20) 平成十七年四月一日組織改正(案)について   (21) 外郭団体改善方針(案)について   (22) 外郭団体の改善について   (23) 世田谷区福祉のまちづくり「特区」モデル事業区域内における福祉的環境整備補助金交付要綱について   (24) 水と緑の風景軸(素案)に対する区民意見と今後の指定について   (25) 建築基準法等の改正に伴う手数料規定の一部改正について   (26) 民間賃貸住宅改造費補助事業の廃止について   (27) 照明用安定器の調査結果について   (28) 撤去自転車等の撤去及び保管に要した費用の改定について   (29) 東京都市計画道路補助線街路第二一六号線(大蔵五丁目一番~三丁目三番先)の事業化に向けた取り組み状況について   (30) その他  3.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時三十分開議 ○あべ力也 委員長 ただいまから都市整備常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 本日は、請願の審査等を行います。  それでは、請願の審査に入ります。  平一五・八号「成城学園前駅近くの緑地保存に関する陳情」を議題といたします。  本陳情は、平成十五年七月に審査され、継続審査となったものです。そのときの審議の中では物納等の動きがあれば再度取り上げましょうということになっておりました。昨年の十二月の委員会で理事者より物納の動きがあったとの報告があり、本日再審査することといたしました。  それでは、前回の委員会で物納のことについて理事者より説明を受けましたが、改めてこの間の経緯等について理事者の説明を求めます。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 前回の常任委員会で平成十六年七月に物納されましたということで当該地。今回は、まずそこら辺の陳情箇所の確認から一応させていただきたいと思います。こちらの張り図をごらんください。  赤で囲ってあるこの部分が、約四千百平米なんですけれども、平成十六年七月に物納された箇所でございます。紫色で囲われた部分が物納されていない箇所、今相続人の共有名義の方がお持ちなんですけれども、そういった形になっておりまして、この二つを合わせたものが今回の陳情の当該地という形になります。この絵を見ていただければわかると思うんですけれども、黒いグリーンの部分が樹木だとか竹林になっている部分でございます。薄いグリーンが草地になっているような場所になっております。このような形で緑があるということでございます。  今私どもは樹木を残す方向として考える手だては何かということで一応お話しさせていただきますと、こちらの物納された箇所につきましては競売等はまだかかっておりませんけれども、新たな所得者に対する指導がまず考えられるかと思います。保存樹、保存樹林地制度や市民緑地契約によって既存樹林を残す方法、自然的環境の保護及び回復に関する条例による敷地内緑化の指導によりまして緑地面積、樹木の確保をしていくといった方法がまずございます。区が買収するという方法もございますけれども、本陳情箇所につきましては国分寺崖線地区に入っていないこと、現在の財政状況をかんがみますと大変厳しいものがございます。
     物納されていない部分につきましては当然土地所有者のご同意が前提となりますけれども、市民緑地契約等により既存樹林を残す方法があろうかと思います。  以上、審査のほどよろしくお願いしたいと思います。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆竹村津絵 委員 今物納されていない南側の部分というのは市民緑地制度が有効になるような可能性というのはございますか。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 先ほど申しましたように土地所有者の方の同意がまず前提になりますけれども、当然これからトラスト協会さんと連携しまして強力にお願いしていこうとは思っております。 ◆木下泰之 委員 きのう現地を見てきたんですけれども、かなり大きな木が何本もあるんですね。そういった樹木については、例えば保存樹木とかいうものに指定したことがあるのかということと、指定するに値するものであると思うかどうか。かなり大きなものがありました。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 今、木下委員がおっしゃられたのはちょうどこの位置に大きなヒマラヤスギがあろうかと思うんです。確かに巨木ではあるんですが、手が加えられていないので、杉自体がすごく変形してしまっているところもあります。ただ、そうはいいましても貴重な樹木ではございますので、そこら辺は指定に向けて一応考えてみたいとは思っております。 ◆長谷川義樹 委員 屋敷林の保護というのは緑のスペースを確保していくということについての世田谷区の重要な一つの要素だと思うんです。みどりの基本条例というのを今回つくるのかな。このみどりの基本条例、前に一応ざっと見たんだけれども、緑のスペースの中で屋敷林の占める割合ってかなりのものだと僕は思うんだけれども、例えばこうやって競売にかけられてここにマンションが建ったり何かして切られてしまうとそれだけ緑は減ります。そうなると、世田谷区のみどりの基本条例という観点から見て屋敷林というのはどういう考え方のもとで対応しているのか、教えてくれますか。 ◎磯山 街づくり推進課長 屋敷林のお話ですけれども、私どもとしては確かに貴重な緑の資源として考えております。できることであるならば保存はしていきたいとは思います。しかし、それは所有者の方々の意向との関係でもありますので、その所有者の意向を勘案しながら何とか保存するような方向では考えております。 ◆長谷川義樹 委員 僕が言ったのはみどりの基本条例の関連でどうなっているのと聞いたんだよ。今のはさっき言った答弁と同じものだよ。みどりの基本条例では屋敷林について対応される要素は何も書いていないんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 屋敷林という定義はないんですけれども、それは先ほどお話にありましたように保存樹木なり保存樹林という形でその指定の要件に合えば……。先ほどの形態もそうですし、大きさもそうですし、一番重要なのは先ほど申しましたように所有者の意向というものがあれば保存樹林地に指定してその保存に支援していくこともできるということになるかと思います。 ◆長谷川義樹 委員 質問に対して答えていないんだよ。保存樹林だとか保存樹木だとかというものはもう既に今までやっていた経緯であって、今度新たにみどりの基本条例をつくる。その中で屋敷林についてはどういう取り扱いになっているんですかと僕は聞いているんだ。新しい条例の中で。 ◎磯山 街づくり推進課長 まさに屋敷林という林はたくさんあるわけですけれども、その中で先ほど言ったような条件に合うものが保存樹林となり、あと小樹林地というものも一応あるんですけれども、そこについてもトラスト協会なんかと協力しながら保存を図るようには考えております。 ◆木下泰之 委員 今の長谷川委員からの質問にもまだきちんと答えていないと思うんですけれども、緑のセクターが、みずとみどりの課が都市整備委員会の所管に移ったのは大分前ですよね。ですから、当然水と緑、特に緑等についてはもう少し都市整備の分野ということを離れてもというか、より以上にもっと緑についてはきちんと守るべき価値のあるものかどうかというようなこともきちんと検討しなければいけないと思うんですよ。例えばかなり広い樹林地になっているわけだけれども、そういったところの植生であるとか、あるいは動植物の問題であるとかについては何かこういう屋敷林について調べるようなことをしているんですか、していないんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 緑の基本調査等でそういうふうな植生なり量についての調べはやっております。確かにだんだん緑被率が下がっている状況の中で世田谷区の緑全体については本当に貴重なものとして考えております。しかし、それは行政側としては先ほどお話ししましたように、保存樹林なり、小樹林地なり、保存樹木なりといったような制度の中で対応しているのが現状でして、あとそれ以外のところにつきましては区民の皆様方に協定を締結していただくなり、努力を図っていただきたいとは考えております。 ◆木下泰之 委員 でも、これは大分前から陳情が出ているんですよね。継続審査にも大分前からなっていたと。担当セクションとしては、例えばここの緑地についていろいろ関心を持って調査を試みるとか、そういったことは今までしてきたんですか、してこないんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 それは、先ほどもお話ししましたように全体的な緑の資源調査の中でやっていっているものでありまして、ここの緑地を特に詳細にやるかというふうなことについては今のところ資料としてはありません。 ◆木下泰之 委員 私は今後屋敷林も含めて緑を守っていくに当たっては緑の全体的な分布とか、そこにつながるある意味でコリドーみたいなもの。つまり緑のラインがどういうふうにつながっているかとかいうことも含めて、もちろん民有地ですから個人宅の了解を得なければ詳細な調査はできないでしょう。しかし、少なくともそういう調査をやる気があれば全体の緑の分布、特に砧のところの緑の分布でこの緑地がどういう位置を占めているかといったこともきちんと把握しておく必要があると思うんですよ。そういうことをきちんと把握した上で全体の緑地政策というか、緑をどう保存していくかといったことを考えなければいけないし、例えば区が財政出動して買うか、買わないかの判断をする際にも非常に有益な資料になると思うんです。都市整備セクターにみずとみどりの課がやってきているわけだから、そういう努力、調査こそやっぱり総合的にやっておくべきだと思いますけれども、今後そういうことをやるつもりはございませんか。 ◎磯山 街づくり推進課長 今委員ご指摘の調査の内容なんですけれども、全体の緑の分布なり概要とかについては緑の資源調査の中でやっております。  ただ、では、ここの地域に何メートルのどういった樹種の木があるとか、そういった詳細な調査についてはやっておりません。それについては、今私どもで行っていますみどりの資源調査の中で全体の今おっしゃったような緑の分布なり概要については十分つかめるのかなとは思っております。 ◆木下泰之 委員 あそこの緑の大きさというのは、あそこを歩いてみればわかりますけれども、かなりのものです。あそこがもし消失した場合には、やはり全体のバランスがかなり崩れるというふうにも思えるわけです。ですから、そういった面でトータルな把握として、まずはこの緑がどういう位置づけというか、どういう役割を果たしているのかみたいなことについては、やはりきちんと学術的にも把握する努力はするべきだと思います。これから都市整備部所管の中でトラスト協会が都市整備公社と統合されたりというような方向にあるわけだから、やはり土地政策と緑の関係についてはきちんとやっておくべきだと思いますよ。だから、今後どうするかということについて方針はいかがですかと聞いているんです。 ◎平谷 助役 先ほど長谷川委員にも十分なご答弁ができませんで失礼いたしました。全体的に申し上げれば、基本的には世田谷区全体の緑を守っていこうという基本姿勢の中で具体的に役所が関与する部分といたしましては、前回の本委員会の中でもご報告申し上げておりますように、いわゆる公園緑地といった関係に関して今、東京都と二十三区の中で東京都の役割分担の部分と世田谷区の役割分担の部分である種一定の計画を持って今後整備していこうではないかという検討を一つは進めているわけです。そういう意味において区が積極的に関与できる部分と、もう一つは公共施設の緑を高めていこう。もう一つは、後ほど出てまいりますように今議会に国分寺崖線を優先的にまず考えていこうではないかというあれも今回お出しをしているわけです。そんな中で個別具体の部分に関しては、いわゆる財政状況等を勘案しながら検討せざるを得ない。その中で先ほど五十嵐が言っていますように市民の方との協力関係の中でできる手法というものも整えてきているということがございますものですから、そういった全体像の中で私どもとしては緑全体を考えていこうということでご理解を賜りたいと思います。 ◆小畑敏雄 委員 この場所は砧八丁目という町名にはなっているんですけれども、成城の昔からの町の生い立ちなんかを考えてみると、昭和四十二、三年ごろだったと思いますけれども、町名が一斉に変更になった。あのときに私なんかはこの地域は本来成城という町名になるべき場所ではなかったかなと考えております。しかしながら、過去の出張所の問題とか、区割りとか何かで最終的には砧という町名になったという理解をしているわけですけれども、都市計画道路二一六号線だったと思います。旧成城警察のところから南へ延びるあの道路の成城学園前駅側に位置するわけでございまして、今そのようなことを申し上げた。  そこで、一つ伺いたいのは、その砧八丁目も含めた成城学園前駅南側には成城一丁目、二丁目と三丁目があります。その大きなスパンの中で今助役がおっしゃられた国分寺崖線沿いには緑ということで、区債もかなり発行して区民の方々の経済力を利用させていただきながら区が大きな土地を緑として確保してくださっているのは評価しますけれども、国分寺崖線以外の高台にある部分の三丁目も含めるとかなり大きな地図がそこに描かれると思いますが、その中に区立の公園は何カ所ぐらいありますか。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 おおむね十公園ぐらいです。(「十個ある」と呼ぶ者あり)はい。 ◆小畑敏雄 委員 問題は、それでは、当該の砧八丁目に一番近い公園の名前と距離を教えてください。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 砧八丁目児童遊園というのがございまして、こちらがおおむね三百メートルぐらいです。あと北側に祖師谷三丁目公園というのがありまして二百メートルぐらいです。小田急の北側になりますけれども、それが直近である公園でございます。 ◆木下泰之 委員 今の小畑委員のご発言にも関連するんですけれども、当該の地域というのは小田急の開発というよりも、成城の開発で第二次分譲になった地域だと聞いているんですよ。ですから、歴史的に見ても、成城の町並みとか成城地域の町並みや緑を考えていく場合、この地域も含めて考えていかなければいけないと思っているんですけれども、そういう歴史的に見た町並みとか緑とかについてはこの地域についてはどういう認識をお持ちになって、どういうことを考えていらっしゃるのか、教えていただきたいのが一点。  もう一点は、ここは仙川沿いなんですね。ですから、国分寺崖線を守るというのはそれはそれでいいんですけれども、当然仙川も河川でして、それは非常に密接な関係があると思うんです。そういった河川沿いの緑についての方策というのはどう考えているのか、教えていただきたい。 ◎井伊 砧総合支所街づくり部長 木下委員のご質問の中でこちらの開発が成城学園前駅一帯の開発の中で行われた歴史的な位置づけについてということでございますけれども、当初非常に田園とか樹林が多い中で築造された町でして、この町一帯の中では公園というのはむしろ整備がされないで、それぞれの敷地の中で緑を確保してきた町並みであったかというぐあいに考えております。  河川沿いの緑につきましては区の地域整備方針の中でも緑として位置づけておりますし、水際の散歩道の整備ということでも位置づけをして緑を形成していきたいというぐあいに考えております。 ○あべ力也 委員長 それでは、以上で質疑を終わります。  それでは、本件に対するご意見と取り扱いについてあわせてお願いをいたします。  自由民主党さんから。 ◆小畑敏雄 委員 当陳情につきましてはこの議会が誕生する以前にも請願が出されて、審議未了、継続ということで同じような請願が十五年の六月二日に出されて審査をされております。そのときの審査結果も継続ということにはなっているんですけれども、相続についての土地がまだ国有地になっていないような状況の中で当委員会が決断を下すのはいかがなものであろうかということで、とりあえずは物納がされるまで、財務省のものとなるまで様子を見ようということでの継続だったと記憶しているわけです。その中で事情が変わったと。地図にもありました。半分以上の土地が物納されたということであれば、情報によると、当然のことながらこの四月とか六月とかに財務省では競売にかける手続を進めているんだというようなことでございます。競売で落札をした方もしくは法人がここにどのようなものを建てるかということに関してはわからないわけで、これだけ大きなものとなれば一般的にはマンションが建つであろうということが容易に推測される中で緑が失われてしまうという危惧は非常に大きいものがあると理解できます。  そんな中で世田谷区の緑被率というものが、特に成城・砧地域では屋敷林に依存をして三〇%を維持しているようなところがあるわけで、世田谷区内でも三〇%を維持している緑被率というのは砧地域だけであり、唯一の財産であります。そんなことからすれば、屋敷林というか、緑を守っていただくことにできるだけの努力をしていただくことが区長も掲げている緑の保存につながってくるのではなかろうかと理解をするわけでございます。  そこで、どのような努力ができるかについてはそれぞれまた勉強していかなければいけないところはありますけれども、そういう意味で本陳情の趣旨を採択していくのが妥当であろうと理解をしますので、趣旨採択ということでお願いします。 ○あべ力也 委員長 次に、区民連さん、どうぞ。 ◆竹村津絵 委員 今の自民党さんのお話にもありました。成城はやはり屋敷林によって緑を守ってきたという経緯もありますし、実際に公園というものが非常に少ない。児童公園などがないということを私も町を歩いて感じております。今回区はこういう早い時期に競売からこの土地がどのようになるかという情報を得て動くことができるという現状ですので、先ほど五十嵐課長からは新たな取得者への指導をしっかりすることができるというお話でした。ぜひこれを進めていただいて、緑を守った開発は十分可能ではないかと思うんですね。一種住居専用地域でありますから、それほど大きなボリュームのものがここに建つわけでもないですので、できる限り今の緑を残したり、もし古くてちょっと傷んでいるような木であれば新たなものを植えるということで、今の緑被率を下げないような形で新たな開発をしていただくことも可能ではないかと感じておりますので、その方向。  それと今示された図を見ますと、実際に競売にかからない、まだ住んでいる方のいらっしゃるエリアも非常に大きな緑のボリューム。もしかすると、今の時点ですとそちらの方が大きいかもしれないなと思いますので、こちらは市民緑地の制度を積極的にトラストと協力して進めて、ぜひぜひ守っていただきたいと思います。  扱いとしまして、区民連も趣旨採択でお願いいたします。 ○あべ力也 委員長 次に、公明党さん、どうぞ。 ◆長谷川義樹 委員 基本的には同じです。僕もある時期ちょっと成城の方に住んでいたことがあって、やっぱり屋敷林というのは生活の中で緑としてかなり有効に機能しているな、町をつくり上げている。だから、そういうのは世田谷の貴重な財産であると基本的に思っています。もしそれが失われればまた回復ができないということなので、みどりの基本条例をつくって、きょうもこれの審査があるんだろうけれども、国分寺崖線だけでなくて、やっぱり成城なら成城。僕は砧も成城に近い意味だとこの地域は思っていますけれども、そういうものに対して区がある意味ではかなり強力に取り組むべき大きな課題だろうと思っています。  陳情はこれを買えという話ではないわけです。買ったら十七億円からかかるとかという話だけれども、そういう話ではなくて、貴重な財産と考え、できるだけ今のまま存続させ、区民の憩いの場というふうに。だから、あらゆる方策を検討してくださいということでございますので趣旨採択ということで。区は趣旨採択の趣旨をぜひとらえて、今、竹村委員がおっしゃったようなさまざまな方法があるとは思うんだけれども、住民にとって緑が残されたなという結果が得られるような努力をしていただきたいということで、趣旨採択で結構でございます。 ○あべ力也 委員長 次に、無党派市民、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 皆さんからも同じようなことが語られているわけですけれども、屋敷林。日本の都市計画というのは明治に入ってからできたわけですけれども、日本の町というのはもともと公園というのはなかったわけです。具体的な公園はなくて、寺社仏閣であるとか、あるいは基本的に民有地の屋敷林が緑を形成して、外国人が江戸時代の末期に江戸に訪れたときにモザイクのような緑が広がっている町だというので非常にびっくりした、日本の文化性の高さを非常に評価したようなこともありますように、基本はやはり屋敷林だと思うんです。それが特に残っているのが成城地域として三〇%残っているということですので、これの積極保存に努めなければいけないというのは区の責務だと思うんです。そういった中でどういう方策を使っていけるかということをいろいろ考えていかなければいけないと思います。  それから、仙川沿いでもあるわけです。河川の近くの緑ということでもあります。ぜひ区に今後留意していただきたいのは、今残っている屋敷林の分布をきちんと把握して、個々の屋敷林が全体の連関の中でどういう役割をそれぞれ持っているのか、植生がどうなっていて、動植物の分布がどうなっているのかということもあらかじめいろいろ把握された上で方策をきちんと立てていただきたいと思います。そういう全体把握をしていけば、ここの緑の重要性というのはより――今の制度ではかからないかもしれないですけれども、例えば全体的なアセスなどをやってみて、とにかくここは重要であるということだってわかると思うんです。そういうことも含めて新しいみどりの基本条例もつくるようですけれども、そういったものにも反映させていっていただきたいと思っております。  扱いとしては、文章自体が適切に対応していただくことを陳情いたしますということで、区があらゆる方策を検討しということで、当然のことだと思うんですね。趣旨採択といっても、この陳情そのものがある趣旨を含んでいるようなものですので、私は採択でよろしいのではないかと思いますので採択していただきたいと思います。 ○あべ力也 委員長 せたがや政策会議、どうぞ。 ◆小泉たま子 委員 皆さんが言われたことと同じようなんですけれども、物納された土地に建物がいずれ建つと思うんですけれども、この近くにもとの緑を生かしたマンション、建物があるんですね。非常にいいなと思って見てきましたけれども、そのようなあらゆる方策をとって緑を残していくことを事業者に積極的に働きかけていただくということ。  それから、市民協定、トラストも両方で知恵を出しながら、喜多見にも竹林でやって成功していますけれども、区民の方で積極的に参加して楽しんでいる方もいらっしゃいますし、生きがいになっている方もいらっしゃいます。そういう方策でその残された部分ですね。それは持っている方の許可が必要なわけですので、ご協力をいただいて、それを守っていくようにしていただきたいということ。  それから、屋敷林のことが今出ているんですけれども、屋敷林を確保していくというのは持っている方にとっては本当に大変なことなんです。ですから、屋敷林を残すということは理想ではありますけれども、やむを得ずなくしていかなければいけないという片一方の持ち主のこともありますので、その辺でどのようにして緑を守っていくかということは、これから区としての本当に大きな課題だと思います。今は砧のことばかりが出ていますけれども、これはバランス、世田谷全体ではどうなのかということも考えていかなくてはいけないことだと私は思っております。  そんなことを申し上げましたけれども、この陳情については趣旨採択ということでお願いをいたします。 ○あべ力也 委員長 それでは、採択、趣旨採択といったご意見が出ておりますが、趣旨採択ということでいかがでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○あべ力也 委員長 それでは、お諮りをいたします。本件を趣旨採択とすることにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○あべ力也 委員長 ご異議なしと認め、平一五・八号は趣旨採択とすることに決定いたしました。  以上で請願の審査を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、報告事項の聴取に入ります。  (1)平成十七年第一回区議会定例会提出予定案件について、まず〔議案〕①世田谷区立公園条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 世田谷区立公園条例の一部を改正する条例につきまして、世田谷総合支所所管分砧総合支所所管分及び烏山総合支所所管分を一括いたしましてご説明申し上げます。全部で六枚ございます。概要といたしましては、世田谷区立桜みんなの公園外七カ所を設置いたしますので、世田谷区立公園条例の別表第1に次のように加えるものであります。  済みません、恐れ入ります。一枚目をごらんください。まず、世田谷区立桜みんなの公園でございます。位置は東京農大第一高の北隣りでございまして、世田谷区桜二丁目三番四号でございます。  次に、世田谷区立若林ふれあいひろば公園でございます。位置につきましては環七と世田谷線が交わるところから北東側にございます。烏山緑道に隣接いたしました世田谷区若林一丁目三十二番一号であります。施行予定日は平成十七年三月三十一日でございます。恐れ入ります。二枚目の表面、裏面をごらんください。表面に桜みんなの公園、裏面に若林ふれあい広場公園の平面図を載せさせていただいております。  恐れ入ります。次に、三枚目をごらんください。別表第1に加えます公園といたしまして世田谷区立宇奈根中島公園でございます。位置は東名高速が多摩川と交わるところから北東にございます。住所といたしましては世田谷区宇奈根二丁目五番八号であります。  次に、世田谷区立谷川公園であります。位置は二子玉川の西にありまして、静嘉堂の南隣に位置します。世田谷区鎌田三丁目二十一番二十号であります。  次に、世田谷区立成城七丁目緑地でございます。位置は成城大学の北の方向にあります。世田谷区成城七丁目二十一番二十四号でございます。施行予定日につきましては平成十七年三月三十一日でございます。宇奈根中島公園等、三枚目の裏面に宇奈根中島公園、四枚目の表面に谷川公園、裏面に成城七丁目緑地の平面図を載せさせていただいております。  恐れ入ります。次に、五枚目をごらんください。別表第1に加えます公園といたしまして世田谷区立北烏山七丁目公園でございます。位置は世田谷区の北西で三鷹市境に近いところでございまして、世田谷区北烏山七丁目二十五番十二号でございます。  次に、世田谷区立大道北三十三志公園でございます。位置は上祖師谷中学校の東側で仙川との間にございます。世田谷区上祖師谷六丁目十六番三十三号でございます。  次に、世田谷区立給田四丁目緑地でございます。位置は給田小学校の北西でございまして、世田谷泉高校の南隣りでございます。世田谷区給田四丁目二十五番十八号でございます。施行予定日は平成十七年三月三十一日でございます。この図面につきましては、五枚目の裏面に北烏山七丁目公園、六枚目の表面に大道北三十三志公園、裏面に給田四丁目緑地の平面図を載せております。 ◎磯山 街づくり推進課長 引き続きまして、世田谷区立公園条例の一部を改正する条例についてご報告させていただきます。これは本則の部分について改正するものです。  都市公園法の一部改正に伴いまして除却を命ずるべき者を確知することができない工作物等につきまして、公園管理者が除却、保管した場合、それらを所有者等へ返還するための公示事項、方法、売却、返還の手続を条例で定め、あわせて規定の整備を図る必要があるので改正を行います。  詳細につきましては以下のページにありまして、特に関係いたしますのが、新の方を見ていただきますと、十七条の二で工作物等を保管した場合の公示事項を定めました。  その次の裏面を見ていただきますと、十七条の三で工作物等を保管した場合の公示の方法を定めていまして、これは保管を始めた日から起算して十四日間掲示いたしまして、特に貴重と認められるものについてはその要旨を規則で定める方法により公表するものとするとなっております。  次に、第十七条の四で工作物等価額の評価の方法につきまして書いております。これは専門的知識を有する者の意見を聞きながら定めることになります。  十七条の五といたしまして保管した工作物等を売却する場合の手続について定め、十七条の六として工作物等を返還する場合の手続について記載しております。  主な変更点については以上でして、施行日につきましては公布の日から施行することを考えております。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆長谷川義樹 委員 一番最初の桜みんなの公園というのは四、五百坪あるエリアで、住民の皆さん方とどういう公園であったらいいなみたいな話でいろいろ積み上げてきたと思うんですけれども、その辺の経過をちょっとだけでも教えていただけますか。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 この公園をつくるに当たりまして、地元の方々、周辺の方々、周辺の小学校等に声をかけまして、住民参加によりましてつくった公園でございます。昨年の六月から七月にかけまして住民とともにワークショップを実施いたしまして基本的な平面図等をつくりまして、実施設計に生かして現在工事を進めているという状況でございます。 ◆小泉たま子 委員 これをずっと見ていますと、舗装にいろいろな種類、五種類ぐらいの舗装の種類があるんですが、インターロッキングとか、透水性アスファルト舗装とか、透水性平板舗装や透水性砕石樹脂舗装とかあるんですが、これはどうしてなんでしょうか。それで、どういうふうに違うんでしょうか。どうして違うのか、簡単に説明していただければ。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 例えば公園の使い方がございます。ご利用の仕方ですね。広場を使う場合には広場ケースで、例えばゲートボールをやったたり、あるいはボール遊びをやったりするところにつきましてはできるだけ学校の校庭と同じようなダスト舗装をいたします。あと芝生を植えたり、草を植えたりすることがございます。これは自由に遊べる空間をつくるということでございます。あと透水性舗装につきましては雨水の地中の浸透ということを進めるためで、ほこりどめも兼ねまして、例えば入り口付近だとか、そういうところにいたします。インターロッキング舗装につきましては主に入り口付近でございます。例えば管理車両が入るときにやっぱり重たいのが入ります。そうすると、そこのところが平板だとかダスト舗装、芝生でしたら傷みます。したがいまして、そういう部分につきましては、面積はそんなに広くないんですけれども、インターロッキング舗装ということで、主に舗装はこんな考え方でやってございます。 ◆小畑敏雄 委員 今回大分公園、広場が出てきているんだけれども、トイレをつくるとか、つくらないとかいう基準みたいなものはあるんですか。これだけ出ていてトイレのあるものとないものとがあるんだけれども、基準みたいなものがあるんですか。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 基本的にはトイレはできるだけつくる方向で考えております。ただ、面積が小さいところにつきましてはなかなか難しいんですが、例えば誘致距離でいきますと二百五十メートルぐらいはトイレをつくってまいりたいと考えております。  ただ、トイレにつきましては必要施設なんですが、迷惑施設ということで周辺の住民の方々とご相談申し上げてなかなかできない場面もございますが、区のスタンスとしてはもうできるだけトイレをつくっていくという考えでございます。 ◆小畑敏雄 委員 成城なんかも外を散歩する人とか、天気のいい日なんかは町をただ見に来る人なんか、特にこれから桜の時期なんかになると結構来るんですよ。そういう人がお手洗いということになると、ないところが多いんですよ。それで公園ならできそうだな。まさか公衆トイレだけを町の真ん中につくったら、これはとんでもない話になると思うけれども、せっかく公園をつくるのなら雰囲気のいいような形の中で……。もちろん新しくつくる公園のすぐそばにそれらしき施設があるとかいうなら話は別ですけれども、やっぱり公園に遊びに来る子どもたちなんかがお手洗いといったときにないと、ではどうするのというと、木の陰で座ってしてしまいなさいみたいなことはあるわけで、そういうことから考えると、近所の人たちが反対をしたからという理由でトイレをつくらないというのはどんなものなのかなという気がするんだけれども、その辺のところは粘り強くその人たちを説得するようなことはないんですか。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 トイレをつくるに当たりまして、現実にはかなり粘り強くやってございます。例えば一年、二年かかった例もございますし、現在世田谷管内で三年目にやっと改修できたところもございます。おおむねですが、できるだけ二百五十メートルにつきまして一個トイレをつくってまいりたいという努力をしてまいりましたし、今後もまたやっていきたいと存じます。 ◆小畑敏雄 委員 そういう意味では確かに狭い公園だったらしようがないと思うけれども、ある程度のところだったら、緑で囲って入り口なんかもわからないようにするとか何か工夫をしてつくるということを条例の中にうたうのはいかがなものかな、どうなのかなというのもありながら、できるだけそういうことを考えていっていただかないと、それこそ困った人は緊急避難的にどうするんだというような言葉では言えない部分はあるけれども、そういう事例もあるようですから、ひとつ工夫をしてみてください。要望しておきます。 ◆木下泰之 委員 今トイレのお話があったんですけれども、もちろん公園で遊ぶ人たちの利便性にとってはあった方がいいに決まっているんですが、多分近隣の方々が反対する理由は、やっぱりトイレというものについて犯罪があったりとか、あるいは汚く使われたりとか、そういうことがあるからだと思うんです。ですから、トイレのあり方としても、トイレについての管理をどういうふうにケアしていくかということをきちんとしておかないと、幾ら利便性があるからつくりなさい、つくってくださいといっても、なかなか近隣の理解を得られないこともあると思うんですよ。だから、トイレについてはトイレを管理する、つまり目がきちんと行き届くような形でのトイレのあり方を考えておかないから恐らく反対が非常に強いものになっているんだと思うんですね。だから、その辺の総合対策をぜひ考えていただきたいということをこの際要望しておきたいと思います。 ◆長谷川義樹 委員 では、僕も一つだけ。トイレについてはこれから観光だとかというので、お花見だとかでさまざまな人が世田谷に来たりして必須の条件なんですね。今はコンビニトイレもかなり協力的にどんどん使わせてもらえるような形になって、かつて八頭司さんが助役の時代、この問題で区の施設。地区会館だとか、または交番だとか、あらゆる社会資源を利用して、さっき二百五十メートルと言ったけれども、もちろん公園も大きな要素の一つなんだけれども、全体像の中でトイレのありようというものを精査してやっていくべきだと僕は思っています。  ただ、これは世田谷区全体で交番も含めたみたいなことは多分まだやっていないのではないかなと思うんだけれども、公園のトイレの話題が出たので、都市整備領域でございますので、その辺をぜひもう一度検討して進めていただきたいということを要望しておきます。 ◆小泉たま子 委員 公衆トイレですけれども、最近思いのほかきれいになっています。多分一日二回掃除してくださっているのではないかと思うんですけれども、どなたに聞いてもきれいになったねと。飛び込んでいっても、覚悟して行っても嫌な思いをしないよということをたくさん聞いていますし、それからトイレは明るくないと、見えないと怖いです。緑で囲んだとおっしゃったそのイメージはちょっとわからないんですけれども、道路から見えるようなやり方で明るいトイレ。でも、本当にきれいになっていますので、個数については少ないと思いますけれども、私はありがたいと思っています。 ◆小畑敏雄 委員 ごめんなさい。烏山総合支所の図面を見てちょっと気がついたので。  まず北烏山七丁目公園ではOが公園灯ということで、黒い四角い塗りつぶしたもののわきにOという字があるから、この黒く塗りつぶしたのが公園灯なんだなと理解できました。その次に、大道北三十三志公園を見るとOというのは植栽であると書いてあって、丸い中にOと書いてあるからこれが植栽なんだなという理解ができるんですが。  さて、そこで問題は給田四丁目なんですけれども、Oというのが災害トイレ用枡と書いてあるんですよ。どれなんですか。ただの丸、大きいのや小さいのがいっぱいかいてあるんだよ。 ◎小野田 烏山総合支所土木課長 まことに申しわけございません。確かに樹木のOと凡例のOとが非常に似通ってしまっているんですが、ここで言っていますOの災害トイレ用枡というのはCという四角に書いてある、この左側のぽちぽちぽちと並んでいる十の点があらわしている部分でございます。まことに申しわけございません。 ◆小畑敏雄 委員 別に揚げ足をとるわけではないんだけれども、ちょっとわからなかったから。ああ、これなのね。ということは、ほかの大きいのや小さいのであちらこちらにいっぱいある丸はきっと木なんだね。だけれども、樹木、植栽とかいうのは記号がついているのに――まあ、それでいいや。  ついでにもう一点。ごめんなさい、揚げ足をとっているわけではないよ。公園条例の一部を改正する条例の方で都市公園法の一部改正云々でいろいろ文書がついているので伺いたいのですけれども、要するにこれを読むと「除却を命ずるべき者を確知することができない工作物等について」とあるんだけれども、具体的にどういうものを想定しているんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 例えばホームレスのものとか、その所有権があいまいなところで、今回の法律の改正についてはどちらかというとそういうふうなところを趣旨にやったものです。
    ◆谷逸子 委員 もう一回トイレの件で教えていただきたいと思います。北沢川緑道が五年かかって代沢小学校から環七に向かってせせらぎ公園になっているわけですけれども、今見事に本当にすばらしい緑道になりつつあります。その中に淡島の方にはトイレがありますけれども、環七に向かって全くないんです。あそこもすばらしい桜並木になっていますし、かなりの方たちがこれからまた三月、四月と集まられるところなんですけれども、町の皆さんにぜひトイレを設置できないかとよく聞かれたり要望があるので、この件について教えていただきたいと思います。(「いや、それはちょっとおかしいよ、議案でないもの。今は議案の説明に対しての質問だから」と呼ぶ者あり)済みません、だめですか。 ○あべ力也 委員長 では、ご質問されたことは関連ということで。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 今、委員のお話のありました緑道につきましては、これまでワークショップ形式で近隣の住民の方々のご意見、あと実際に現地を歩いていただいたりとか、チラシでの周知とか、そういったやりとりのキャッチボールを何回もさせていただきながら整備、計画設計、実施に反映してきているわけでございます。その中ではやはりトイレの話も正直言って出ております。その中で最終的に、総体的なお声としてはつけないで整備してくださいと。というのは、川、緑道ですので、いかんせん幅員が狭い。そういったことで水の流れを通すのもせせらぎの整備、復活というのを重要視してほしいというお声がある中で、トイレについては基本的にはワークショップ等のお声の中では最終的には見送るような形でのご提案をいただいておりますので、谷委員のご指摘もございましたけれども、そういった形で今現在設置をしていないような状況でございます。 ◆谷逸子 委員 どうも申しわけありませんでした。トイレに関連して緑道まで行ってしまいましたけれども、わかりました。ありがとうございました。 ◆竹村津絵 委員 桜みんなの公園の中には太陽電池式時計というのがあったりするんですが、トータルでたくさんあるんですけれども、太陽電池を使った公園灯というのはこの中にあるのかどうかを教えていただきたいんです。というのは、例えば災害のときに電気が途絶えた際に、もし公園に太陽電池の時計があったりすると、ちょっと明かりがぽっとともったりする。非常にほっとするのではないかと思っているんですけれども、何かそういう整備を進める方針とかもあるのかないのかというようなことを教えていただきたいんですけれども。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 公園の中にある時計でございますが、現在ほとんど太陽電池式になってございます。時計の丸い表示の上にちょっと四角のものがございます。それが太陽電池でございます。したがいまして、ほとんどが太陽電池ということでございます。 ◆竹村津絵 委員 公園灯の方はいかがですか。電気、明かりの方。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 公園灯につきましては現在大きな公園、例えば世田谷公園とか、羽根木公園とか、玉川野毛町公園につきましては十基近くは入れてございます。これは避難場所になるということで、まずそこから入れてございます。災害に強いということで、できればこれから入れられるものにつきましては入れてまいりたいと存じますが、そのときの財政状況とも相談しながらやっていきたいと思っています。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、②世田谷区立身近な広場条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 世田谷区立身近な広場条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。概要といたしましては、世田谷区立身近な広場の設置によります世田谷区立身近な広場条例別表第1に次のように加えるものでございます。  まず、世田谷区立二〇九号線とうばん広場でございます。位置は旧明治薬科大学の東側で、二〇九号線に接しているところでございます。世田谷区下馬三丁目三十五番五号であります。  次に、世田谷区立三宿イチイ広場でございます。位置につきましては三宿小学校のちょうど北の方に当たりますが、世田谷区三宿一丁目九番四号であります。施行予定日は平成十七年三月三十一日でございます。恐れ入ります。二枚目のところにございますが、二枚目の表面に二〇九号線とうばん広場の平面図、裏面に三宿イチイ広場の平面図を載せてございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小畑敏雄 委員 説明をもうちょっと……。例えば二〇九号線とうばん広場ってどこから来たのかなとか、イチイ公園ってどういう意味なのかなってわからないわけですよ。そのような特殊なものについては説明のときに一言加えていただくとこんな質問をしなくて済むんだけれども、委員長、どう思いますか。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 失礼しました。これにつきましては確かに特殊な公園でございます。  まず区立二〇九号線とうばん広場でございますが、これは二〇九号線という都市計画道路がございます。そこのところの横に九十四平米ぐらいなんですが、広場形式のものでつくります。地元の協議会の方が一緒にやってございまして、名称につきましてもどうしようかということの中で協議いたしまして、二〇九号線に面しているから二〇九号線。とうばんと申しますのは、近くの旭小学校、中里小学校の四年生、五年生、六年生が絵陶板を焼きましてそこへ設置するということでこの名称になったわけでございます。  次に、イチイ広場は三宿のところの通路形式の広場となるんですが、やはりここも地元の協議会の方たち、地元の方たちとお話をさせていただいた中で地元の方からイチイというのがいいのではないか。イチイと申しますのは木でございます。たまたま協議会のメンバーの中のお近くにイチイの木を庭に植えていらっしゃって、それを住民の方たちがいいなということでイチイをメーンに植えるということでイチイ広場となったと聞いております。 ◆小畑敏雄 委員 私のイメージでは、イチイというのはどちらかというと平仮名で書くのかなというのがイメージ的にあるんだけれども、片仮名で書くところまで地元の人たちが片仮名がいいと言ったんですか。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 平仮名、片仮名でございますが、まず「イチイ」と片仮名でお示し申し上げたんですが、もちろん地元が中心で動いています。それで異議がなく、これの名称になったということですから、平仮名、片仮名というところについての議論はなかったと聞いております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、③世田谷区みどりの基本条例について、理事者の説明を願います。 ◎磯山 街づくり推進課長 世田谷区みどりの基本条例についてご説明いたします。この条例につきましては、これまでも何度かこの委員会でご説明してきたものであります。  趣旨といたしましては、自然的環境の保護及び回復に関する条例がもとになっておりまして、これは昭和五十二年に制定されまして、世田谷区の自然的環境の保護及び回復に関する行政を進めるための大きな端緒となった条例でした。これまでも先ほどお話がありましたような保存樹木、樹林地や特別保護区の制度等によりまして大きな成果を上げてきたものとして考えております。  近年みどりの関連法制の整備がなされまして、国分寺崖線保全への新たな取り組みが現在行われているなど、こういったようなものと連携した新たなみどり施策の展開が必要とされております。こういった中、区民のみどりの保全及び創出活動に対する支援や社会状況の変化に対応した世田谷区のみどり施策の基本となる事項を定めるために自然保護条例を改正いたしまして本条例を提案いたします。  概要といたしまして改正の基本的な考え方ですけれども、まず条例の体系的位置づけを見直すということで、現在の自然保護条例は環境基本条例の下位条例として位置づけられておりますけれども、その位置づけを見直しまして、また関係する要綱を見直します。  (2)といたしまして、区民、事業者の責務を明らかにしております。  (3)といたしまして緑化基準を、現在要綱でしたけれども、条例、規則化するということです。  (4)といたしまして、みどりの重点地区を指定する。国分寺崖線地区等を重点的に緑化を推進する区域としてみどりの重点地区を指定いたします。  裏面に今お話ししましたもののもう一段詳しい概要を記載しておりまして、総則があってみどりの保全で先ほどのような保存樹木の話がありまして、みどりの創出ということで雨水浸透等の話が載っています。  みどりの保全及び創出の推進ということで重点地区の指定というものがありまして、みどりの保全及び創出に係る措置及び緑化基準につきまして開発緑化の緑化基準等の記載があります。  こういったような条例素案に基づきまして、三ページを見ていただきますと、住民の方々の意見聴取として説明会をやりまして、これを四日、六日、八日の三回行っています。また、業者に対する説明会として九日にやっております。  また、ホームページ等で意見募集を十二月二十四日までやりました結果、意見の数として四十六の意見が出てきました。意見の主な内容と区の考え方につきましては一一ページ以下に示しております。それを見ていただきますと、特に重点的なものにつきまして言いますと、例えば2といたしまして雨水の地下浸透が大切だと。この地下浸透については四十六の中で幾つかの点で意見がありました。その答えといたしましては、湧水保全重点地区などの湧水保全のために雨水浸透枡の設置促進などを行ってまいります。  例えばあと11あたりを見ていただきますと、炭酸ガス排出税等の環境に関する税についてもご要望がありました。  またずっと見ていただきますと、例えば21のところでは、やはり緑を所有していらっしゃる方につきましては相続税の話が随分ご心配だということで、相続面での優遇措置が何かできないかといったようなご意見がありました。大ざっぱにいうと大体そういったような意見が主なものとしてとらえております。  今後四月一日の施行を予定しておりまして、また制限を加えるような緑化基準及び計画書の届け出につきましては周知期間が必要ですので、三カ月間の周知期間をとりまして七月一日に施行を予定しております。  この条例につきましてのご説明は以上です。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 まず先ほどの説明で条例の体系的位置づけを見直すということで、環境基本条例の下位条例としての位置づけ及び関係する要綱を見直すということの見直すということは言ったんだけれども、何に位置づけるのかについて先ほど説明がなかったんですけれども、その辺はどうなんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 もとの条例につきましては環境基本条例に基づいて云々ということでありましたけれども、今度のみどりの基本条例につきましては何々に基づくということではなくて、そういった意味では単独の条例ということになると思います。 ◆木下泰之 委員 どうしてそういうふうに変えるんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 それは、例えば都市公園法の上位に都市緑地保全法が位置づけられたような流れで、国なり緑の施策全体が公園という公共がやるだけではなくて、民間の緑の方がもっと大きな範囲をカバーしておりまして重要だという観点から、そのみどりの施策の方が公園と別個に大きくなったというところもありまして、その流れを酌みまして環境基本条例の下というわけではなくて、もう緑は緑ということで独立して条例をつくる、独立したものになるということで考えております。 ◆木下泰之 委員 いや、そこにすごく大きな変化があると思うんです。自然保護条例を改正しと言うけれども、自然保護条例という形でいけば環境基本条例の下位として位置づけていたわけですね。その流れって大事なのではないですか。それを完全に緑だけ独立させて自然保護についての施策を改正したのであれば、それはあくまでも環境基本条例の下位にも位置づけられるのではないかと思うんですけれども、では、その辺は自然保護条例については一体どうなるんですか。もともとの要素については。 ◎磯山 街づくり推進課長 それはそれで体系としてはあって、環境基本条例との関係で、やはり私どもの面から見ますと、今までは環境の中でいろいろご意見をいただいたりということではあったわけですけれども、今度はみどり施策自体がより重要性を増してきたという点から独立したという意味でとらえております。 ◆木下泰之 委員 私は環境省系の緑の施策というのと造園系の緑の施策というのと、日本の緑の政策の中には二本立てがあると思うんですよ。どうもこの間の世田谷区の流れを見ると、造園系の緑の保全という形にシフトしてきている。私は世田谷で緑のことを考える場合には、やはり両面から見ていかなければいけないと思うんですよ。だから、自然保護条例を改正しというよりも、これは改正ではなくて廃止ですよね。つまり自然保護条例で大事な要素というものがやっぱりあるんですよ。それを緑に統合させてしまって下位条例として位置づけないという形で体系がつくられるということは、僕は造園系緑の施策にはシフトしているけれども、本来の自然保護という観点でのものが非常になくなってきていると思うんですけれども、その辺はどういうふうに考えますか。 ◎磯山 街づくり推進課長 その点につきましては今回のみどりの基本条例につきましても従来の自然保護条例はほとんど網羅しておりますし、何もそれによって施策の効力が少なくなったり、劣ったというふうな意味にはならないと思っております。 ◆木下泰之 委員 だとしたら、「環境基本条例の下位条例としての位置づけ及び関係する要綱を見直す」と書いてあるけれども、その位置づけについてはもう少し環境基本条例と、あるいはもっとほかの都市計画上のものと、両方を勘案した形でこれをつくるんだというような説明にしないと。これで見ると環境基本条例との関係は非常に希薄になってしまうという印象がぬぐえないんですけれども、いかがでしょう。 ◎株木 都市整備部長 基本的には自然保護条例を横置きしておるわけでございまして、連携は当然図っていくわけでございますけれども、先ほど言いましたように国等の緑地保全法が都市緑地法として都市公園法の上位というような位置づけになったということで、やはりそういった全体の流れの中でみどり施策を重点的にやっていくような姿勢を出すという面ではこういった形が一番いいのではないかと私どもは考えているものでございます。自然保護というのは基本的な考え方としては持っているものでございまして、その意味というのはこの条例の中でも十分反映しているものと考えております。 ◆長谷川義樹 委員 みどりの基本条例の二百五十平米以上の敷地では、事業所はみどりの保全及び創出に関する計画書を区に提出しなければいけないという形になっていますよね。みどりの計画をクリアできる範囲というのは条例ではなくて要綱等で決めていくんだろうけれども、現状として考えているのは、例えばこの屋敷林で開発行為というか、業者が入札してとった、ここに建物を建てますよ、緑がこんなにあるから、二百五十平米以上だから計画書を立てますね。これはどの程度の制約というか、みどりの計画のクリアすべきものというのはイメージとしてどの程度なのか、わからないので教えてくれますか。 ◎磯山 街づくり推進課長 今のお話は全体の面積に対して、例えばあそこでありますとどれぐらい緑化がなされるかというお話かと思いますけれども、そうすると、今のところ考えております緑化の基準につきましてはあそこの面積自体が三千平米以上で国分寺崖線と別のところですので、建ぺい率がよくわかりませんけれども、建ぺい率が五〇%で見ますと大体二五%のところを緑化しなければいけないことになるかと思います。 ◆長谷川義樹 委員 だから、国分寺崖線というのはこれからまた条例ができて、そこでかなりもっときつい話になるんだろうと思うけれども、ある意味では屋敷林というので確保されている世田谷の緑の現状を見ると、それなりの町ができている。そういうところではみどりの計画の基準を特別というか、ある程度緑が確保しやすい方向に。町全体の屋敷林が持っていた町並みみたいなものが、現状が壊されない形で町が保存できるような考えのもとのみどりの計画の基準みたいなものはこの条例で新たにつくれるんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 まず全体の緑化のところにつきましては現状のものを主にできれば、少しアップできるものについてはしたり、今の既存樹木の話につきましてはある程度大きなものにつきましては、その面積換算を少しふやすようなことで残すと、その分だけ大きく見てあげる。例えば保存樹木、保存樹林地、小樹林地ならば一・五倍見ますし、ある程度大きな一・五メートルの高さにおける幹の周囲が一・二メートル以上のものについては同様に一・五倍見るといったようなボーナスをつけることによりまして既存樹木の保存を図っていくことを考えております。 ◆長谷川義樹 委員 やっぱり緑を守るというのは、マンションを立てた場合に緑化基準みたいな空地の提供ということがそれなりにあって、この近辺のマンションならマンションでもっと欲しいと思うんだけれども、それなりの様相を呈してきているんですね。だから、緑を守るそういうみどりの計画というものを提出させた場合、その地域に合致したようなフレキシビリティーなものもとり得るのかな、それはとり得ないのかな。例えば建ぺい率五〇%だから、それについてはこうだとかというエリア独特の地域性みたいなものを加味したみどりの計画のかぶせ方というのは実際はできないんですか。そういうことはできないんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 確かに委員のおっしゃるようなことはよくわかりまして、そういったような方向でできればいいなとは思ってはいるんですけれども、審査の過程もありますし、緑の保存というのは例えば建築基準法みたいにある程度厳しくできるかというと、なかなかそういったところまではいきませんので、ある程度所有者の方々の意思が強く反映される部分もあります。ご協力いただかなければいけないというところの厳しい制約ができないという中で、ある程度相手方にも協力をしていただけるような範囲ということで今こういったような基準になっておりまして、それが各地域によっていろいろ区別ができるかというとなかなか……。本当に皆さん方が合意できるような国分寺崖線みたいなところにつきましても今回やっとその一歩を踏み出したようなことになるわけです。もしもこれからもっと本当にここの地域について自然が必要だというところがあれば、今後こういった中で重点地区なりをかけていくことは考えられるかと思います。 ◆小泉たま子 委員 何平米には何本植えなければいけないというのが今ありますよね。私が知る限りにおいては、今世田谷は緑のことについては非常にうるさい、厳しいという印象を区民は持っています。それはいいと思うんですが、木は大きくなりますよね。だから、この面積の中に何本植えなければいけないと言われますと、小さい木だけバーっと植えて、それで達成したということになるんですね。でも、こういうデザインがいいよねって持ち主はいろいろなことを考えているわけですよ。そうすると、それがなかなかクリアできなくて、とにかくしゃにむに植えなければいけない。だけれども、必ず大きくなるから、それはいずれ抜かなくてはいけなくなるわけですよ。だから、そういうことも現実に起きていますので、新しいこれをつくる中では今までと同じような方法でいくと問題があるのではないかな。これはどこかで変わらなければいけない。つまり緑のそういう将来的なものを描いてお互いにやっていく。区の責務、区民の責務とありますよね。このあたりは今までと同じなんでしょうか。それは私はちょっと問題があると思うんですけれども。 ◎磯山 街づくり推進課長 確かに非常に難しい問題があると思います。今のところの考え方としては、緑化基準を設けたときに十五平米に樹高三メートル以上の高木が一本だとか、中木が三平米に一本だとか、低木が一平米に一本だとか、現時点においての話としては一応そういったような形でやっております。  ただ、将来のところにつきましては、実際的に五年後なり、十年後なり、それがどういうふうになっているのかというのは樹種によっても違いますし、所有者の管理の仕方によって途中で枯れてしまう場合もありますし、未来を予測してというのはなかなか難しい点があるのかなとは思っております。そういった観点から先ほど申しましたように高木、中木、低木を一応その時点においてきちんと植えていただくような形で対応。それは従来のと同じなんですけれども、対応をしていこうと今のところは考えております。 ◆木下泰之 委員 生態系とか、植生であるとか、基本条例と言う以上はそういったものについてもにらんだものにしなければいけないと思うんですけれども、そういう配慮はあるんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 そういったような話につきましては難しい点もあるんですけれども、「みどり」と平仮名で書いた意味がグリーンの緑というだけではなくて、二条の定義にもありますけれども、「樹木、樹林地、草地、水辺地、動物生息地その他これらに類するもの及び地下水又は湧水が一体となって構成された環境をいう」という形で、もっと広い範囲を対象とするものとして考えております。  具体的というか、その中身といたしましては、農地の保全だとか、湧水なり、全体としては例えば二十八条であるような形でのみどりへの影響をなるべく回避してみどりを……。もしもどうしてもできなかった場合については仕方がないとかいったような表現だとか、十九条で動植物の生息環境等の保全ということで「区長は、動植物が生息し、又は生育する環境の保全に努めなければならない」といったなようなことも書いておりまして、今委員のおっしゃったようなことについては十九条で反映しているような形になります。 ◆木下泰之 委員 私は自然保護条例という名称で新たにそれを深化させていくということであれば、この間、やはり生態系の問題とか、外来種の問題であるとか、そういう話も最近はいろいろ出てきているわけだし、国際条約なんかでもラムサール条約で湿地の保全とかも出てきているわけだし、都市における残された自然、あるいは自然といっても人間の手の加えられた関係での自然という形もあると思うんですけれども、そういうものもきちんと評価しながら、世田谷に残された自然がどういうものであるかということもきちんと評価し、なおかつ開発するときにはそれに対するアセスメントをやるとか、そういうことも含めての施策が必要だと思うんですよ。  だから、自然保護条例を改正し、みどりの基本条例という形の中でここはまさに都市整備領域なわけで、都市整備的な関連で言ってはいるけれども、もっと基本的な自然保護を考える人たちであれば当然思いつくようなことがどうも欠落しているように思えてならないんですね。だから、その辺は今度の条例づくりに当たってはかなり補正をしないと非常に難しいのではないかなと思いますので、それだけ感想として述べておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、④世田谷区国分寺崖線保全整備条例について、理事者の説明を願います。 ◎磯山 街づくり推進課長 世田谷区国分寺崖線保全整備条例につきましてご報告いたします。  これにつきましてもこれまで何度かこの委員会でご説明してまいりましたけれども、国分寺崖線の保全整備についての基本理念や区、区民等及び事業者の責務を明らかにするとともに、国分寺崖線とその周辺地域における良好な景観の形成及び住環境の整備を図るために必要な建築に係る制限などを定めることによりまして、貴重な自然環境が残された国分寺崖線の保全整備を推進するために本条例を提案いたします。  概要につきましては別紙を見ていただきますと、崖線地区につきまして、ここの条例の主な内容といたしましてこの図にありますような形での階段状の建築物を制限するため、建築物が周囲の地面と接する位置の高低差は六メートル以下といたします。  次に、色彩の誘導を考えております。これを崖線地区の建築計画届出書に基づいて提出してもらいまして審査することになります。  三ページを見ていただきますと、これに対して住民の意見の聴取を行いまして、それが説明会です。これは先ほどのみどりの基本条例と同時に開催しておりまして、四日と六日、あと業者につきまして九日にやりまして、意見の募集といたしましてホームページ等で意見募集をいたしました結果、十六の意見が出てまいりました。  四ページから八ページまでがその内容につきまして、これまでご説明した条例本文と図についてありまして、その意見が九ページ以降にあります。例えば3を見ていただきますと等々力渓谷自体の話につきまして意見としてありまして、等々力渓谷については現在公園区域になっておりますので、そこで対応ができるということで今回については特に入れませんでした。  あと7といたしまして建築物の構造に係る制限についての規則の内容ですけれども、門や塀だとか、学校、病院、診療所、神社、教会といったようなものにつきましては対象外として考えております。いろいろな斜面にある神社等、清水寺みたいなところもありますので、そういった施設につきましては対象としないようにしようと。  12といたしまして罰則の規制みたいな話がありまして、今回の条例では建築基準法上に基づく条例となりますので、これにつきましてはその中で十分審査で担保ができるということから特別に罰則規定につきましては設けませんでした。主にはこういったものが出ました。  一番最初に戻っていただきますと、施行日といたしまして四月一日の施行を予定しておりまして、先ほどのみどりの基本条例と同様に建築制限につきましては七月一日の施行を予定しております。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆長谷川義樹 委員 国分寺崖線保全整備条例というのは斜面地の建築物というのが主なんだけれども、僕はこの辺は余り知らないのでお伺いしたいんだけれども、国分寺崖線のある意味では一番目玉というのは湧水とかという水の保全みたいなものが――湧水が何カ所かあるはずですよね。がけ沿いに川が流れているという、湧水の保全ということについての国分寺崖線全体の政策というか、事業とかというものは何か別建てであるんですか、ないんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 今回の国分寺崖線の保全に関するものにつきましては、私どもの考えといたしましては、国分寺崖線保全整備条例を主に斜面地の条例なり、みどりの基本条例なり、風景づくり条例に基づく水と緑の風景軸なりの四つの条例を連携させてやっていくことが一番ふさわしいということで考えておりまして、委員ご指摘の湧水の点につきましては先ほどご説明いたしましたみどりの基本条例の中で湧水の重点地区なり、あと雨水浸透施設の設置なり、そういったようなことから湧水については保全整備していくようなことを考えております。 ◆長谷川義樹 委員 意見なんだけれども、国分寺崖線では建築基準法上かなり厳しい、さらに厳しい条例にして、建築基準法違反になるから取り締まれるわけだけれども、湧水なんかについても、例えばみどりの基本条例は世田谷全体をクリアするけれども、あそこで水が出なくなって川がかれてしまったなんていったら、まさに国分寺崖線の大きな目玉の一つが消失するわけです。そういう意味で湧水を守るためのある程度の規制みたいなもの、区の行政のありようみたいなものをやっぱりどこかで考えていただいた方が将来的にいいのではないだろうかという意見だけ述べておきます。 ◆木下泰之 委員 意見の中にも2に「武蔵野の面影を残す雑木林と豊富な湧水によって、自然の生態系を涵養していることが、国分寺崖線の最大の特徴。見かけの緑でなく、緑環境の質的向上に取り組み、生態系の保全に努めることが大切である」という意見が出ていますけれども、区の考え方は必ずしもこれに対応した答えを出していないんですよ。といいますのは、武蔵野の雑木林といった場合には、昔はきちんとそれに人が手を加えて、ある意味で今はやりの言葉で言えば里山みたいな形で保全をされてきたというのがあるわけだけれども、そういう雑木林もかなり荒れてきていることがあるわけです。  みつ池なんかの例でこの議会でもいろいろ議論になったことがあるんですけれども、必ずしも間伐することがいいのか、悪いのかという議論もありました。だけれども、里山の話なんかでかなり深化して語られるようになってくると、やはり人の手が入りながら営々と武蔵野の雑木林が守られてきたという歴史を見るにつけ、そういった評価をきちんとしていかないと国分寺崖線上にある残されたある種の雑木林みたいなものを保全することはできないと思うんですよ。そういう観点をきちんととらまえた上での施策もできるようにしておかないと、世田谷の国分寺崖線上の自然的環境を守るといっても、ただ単に宅地造成のときの規制だけではなかなかやれないところもあると思うんですよ。例えば特別保護樹林地みたいな形できちんと指定ができるとか、何かそんなことをやって、そこに財政が出動できるとか、そういうことも含めて何か工夫をしていかないと、恐らく国分寺崖線上の緑あるいは生態系を含めて守れないと思うんですね。先ほどのみどりの基本条例でもそうなんですけれども、これもそういう視点がやっぱり欠けていると思うんですよ。だから、それはやはり補正していかなければいけないと思うんですけれども、いかがお考えですか。 ◎株木 都市整備部長 先ほどみどりの基本条例の中で国分寺崖線も重点地区と定めておりまして、その中には緑被率をアップすると同時に地面に根差した緑をも重視してやっているということもございますし、あとあの中では小樹林地みたいなものを新たに今回加えていますけれども、それについては地権者の方と協定なんかを結んで守っていこうというような新たなものを加えております。そういったことで、国分寺崖線については区全体の中でも、湧水についてもそうですけれども、より重点的に守っていきたいと考えてございます。条例のいろいろな運用の中でより強化させてやっていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ◆木下泰之 委員 例えば世田谷の象徴として、世田谷の樹木として位置づけられているケヤキにしても、ケヤキの問題は僕も最近いろいろ研究したんですけれども、ケヤキという木は非常に水を大量に吸う木なわけです。だから、国分寺崖線上にたくさんケヤキの木があるというのは非常に理にかなったことなわけですけれども、木のある種量的な問題だけで片づけてしまうと、武蔵野の雑木林を形成してきている広葉樹林の質とかいったものが守れなくなってしまうと思うんですよ。そういったところにも配慮を払うような形で運用を決めていくとか、ぜひそういうこともやっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎磯山 街づくり推進課長 確かに委員が指摘するような点も重要な点かと思います。今後詳細なところにつきまして、また検討はしていきたいと思っております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、⑤世田谷区斜面地における建築物の制限に関する条例について、理事者の説明を願います。 ◎大塚 都市整備部参事 それでは、世田谷区斜面地における建築物の制限に関する条例につきましてご説明申し上げます。さきの二件の条例案とともに、この条例案につきましても何回か説明をさせていただいております。第一種低層住居専用地域あるいは第二種低層住居専用地域におけます良好な住環境と調和した建築物を誘導するということを目的といたしまして条例を制定しようとするものでございます。  裏面をごらんいただきたいと思います。第一種住居専用地域は十メートルで、地下も含めて四階まで。第二種低層住居専用地域におきましては階数を五というふうなことで考えておるものでございます。  二番目の説明会は、さきの二条例と同じく説明会を実施してきてございます。条例の案文、三ページ、四ページにつきましては現在と同じ内容でございます。  五ページの意見ですけれども、もう少しきつくすべきではないかというふうなご意見が全体的には比較的強いのかなという感がいたします。3ですけれども、一低、二低ばかりでなくて、第一種中高層住居専用地域等も加えるべきであるとか、あるいは盛り土の禁止の規定をすべきではないかとか、そういった内容。それから、民間の指定確認検査機関に対してどういうふうな審査をするのか。これは建築確認とリンクしておりますので、条例ができれば自動的に発効するわけですが、十分都内の指定確認検査機関に周知を図ってまいりたいなと考えてございます。既存不適格の問題あるいは特例許可の問題等が意見として出てございます。  説明は以上でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、⑥世田谷区地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎大塚 都市整備部参事 世田谷区地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例につきましてご説明を申し上げます。  中段の改正概要でございますけれども、①が建築基準法の改正に基づく、それにリンクした文面の改正でございます。  ②が喜多見地区地区整備計画が都市計画決定の内容の変更に応じた条例の別表の改正という内容でございます。  それでは、三ページの括弧書きの部分ですけれども、建築基準法の五十二条の三項の改正による分限を引用したものでございます。  五ページの一番上の段、五十二条七項という部分があります。従前は六項だったんですけれども、基準法の五項が新規に挿入されたことによりまして項がずれたというところ。  十三条では基準法の八十六条、一団地認定という部分ですけれども、そこの定義の仕方の「二以上の構えを成す建築物」というところを「一又は二以上の構えを成す建築物」というふうに用語が改正されましたので、それを引用しているという内容でございます。  七ページの部分ですけれども、一番下の喜多見東住宅地区というところ、八ページの喜多見東沿道地区という部分が追加です。
     九ページにその位置図、一一ページが地区計画の計画図でございまして、横線の部分が喜多見東住宅地区、縦線の外環の沿道部分が喜多見東沿道地区の地区計画の都市計画決定に応じまして建築条例を改正していきます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、⑦世田谷区環七に係る沿道地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎大塚 都市整備部参事 世田谷区環七に係る沿道地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例につきましてご説明を申し上げます。これは単純に名称等を変更する都市計画決定がされたことに伴いまして改正するものでございます。  改正概要ですが、具体的には「東京都市計画環七野沢地区」という部分に「東京都市計画世田谷区環七野沢地区」と入れまして、最後は「沿道地区計画」と改正するものでございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 これは法律の方が改正されたんでしょうけれども、改正されると何がどう変わってくるんですか。つまり法律の方で。 ◎大塚 都市整備部参事 これは単純に名称の変更を都市計画法で変更しただけなんですけれども、沿環法が改正された経緯がございます。「沿道整備計画」を「沿道地区計画」と都市計画法が改正されたんですけれども、既に沿道整備計画という名称で幾つかの地区が地区決定されておりました。地区整備計画の内容が変更されるたびに沿道地区計画と名前を変えてきたんですけれども、ここだけが残ってしまって、条例上内容の変更はないんですが、都市計画の中身としてあった際に名称を「整備計画」から「地区計画」という形で統一的に直すということでございます。 ◆木下泰之 委員 だから、「沿道地区計画」という地区計画という名称がつくわけですよね。地区計画については新たに法律改正の中で位置づけられたものもあると思うんですよ。だから、その一環としてこれも全部網にかかると考えていいんですか。 ◎大塚 都市整備部参事 環七野沢地区の都市計画の中身あるいは建築条例の内容そのものについては変更点はございません。 ◆木下泰之 委員 だから、それは地区計画という名前になっていなくても地区計画と読みかえるという形で今までは運用されてきたかもしれないけれども、もともと地区計画という名前に法律の方が改正されたことによって、もとの整備計画であったときと法律が変わった時点で法律の方のいろいろな権限について変わったことがあるかということを聞いているんです。 ◎大塚 都市整備部参事 これは沿道整備、都市計画の方の話になろうかと思いますけれども、沿環法の改正理由としては、従来は沿道の指定をしますと整備計画をまずつくらないといけない。具体的な規制内容が加わったものとして都市計画として決めないといけないというのが従来の沿環法の仕組みだったわけです。そうしますと、すぐに規制がかかってくるというのは、都市計画とセットですからなかなかうまくいかないという部分もあるので、国の考え方としては地区計画と同じようにまず方針。具体的な規制内容が加わらなくても、都市計画として方針だけでも決定することができますよ。順次規制内容が加わる整備計画をある地区ごとにできるところからやっていく、これは地区計画の考え方と同じ考え方を沿道整備計画にも導入したという考え方で改正されたと理解しております。世田谷区の場合は環七については初めから整備計画という形で都市計画決定をして、その後、整備計画がいろいろ変わるたびに名称変更してきたという経緯の中で最後にここが残って、今回名称の変更に至ったという経緯でございます。 ◆木下泰之 委員 そうすると、法律が改正された時点で地区計画として位置づけられていたわけだから、沿道の地区計画内に住んでいる人たちがそのあり方についていろいろな意見が言えて、例えばそこからいろいろ発議していくこともできるというふうに法律上は変わっていたと考えてよろしいんですか。 ◎大塚 都市整備部参事 都市計画制度そのものもいろいろな形で変わってきていますから、変遷とともにそういう住民参加のありようは一般的には変わってきていると思いますけれども、沿道整備計画についていえば整備計画そのものはそのまま引き継がれているわけなので、その規制内容としては従前と変わらないものだと理解しております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、⑧世田谷区住宅修築資金融資あっ旋条例を廃止する条例について、理事者の説明を願います。 ◎野徳 住宅課長 概要につきまして、提案の理由からご説明をいたします。この住宅修築資金融資あっ旋制度を廃止するに当たりまして、条例の廃止ということで第一回定例会に提案するものでございます。  この制度は区民が住宅の修築などをされる際に、区が金融機関へ融資あっせんをいたしまして、特定の改修内容について利子補給を実施するものであります。区民の住環境改善を図ってきたものでございます。  しかしながら、昨今の低金利を背景にいたしまして、民間金融機関では同種の商品が大変充実してまいりました。区があっせんいたしましても各金融機関が自己の基準に即して融資の可否を審査されるということがございますので、金利や融資の容易性の面でメリットが失われておりました。このような状況から、この制度を取り巻く環境の変化や実績を踏まえまして廃止をするものでございます。  2経過措置ですが、既に融資済みの案件につきましては利子補給は継続をいたします。  3施行日は十七年四月一日でございます。  説明は以上です。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、⑨世田谷区公共物管理条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎吉田 土木管理課長 それでは、世田谷区公共物管理条例の一部を改正する条例につきましてご説明いたします。  まず趣旨でございますが、本条例で管理いたします区管理水路の占用料を改定するために条例の一部を改正する条例を提出するものでございます。  改定内容でございますが、区管理水路の占用料の単価を改定するものでございます。区管理水路、一般的には公共溝渠という呼び方もされておりますが、形態、性質等が河川に類似しております。その占用料につきましては従来から都の河川の占用料の単価に準じて定めております。今回東京都が河川の占用料を改定いたしましたので、世田谷区の区管理水路の占用料の単価についても改定するものでございます。  裏面をお開きください。そこに表がございまして、第一種から第六種、占用の内容につきまして一平方メートル当たり一年単位で金額が載ってございます。第一種と第五種については値上がりでございます。第二、三、四、六種につきましては値下がりでございます。  また表に戻っていただきまして、条例の施行予定でございますが、平成十七年の四月一日を予定してございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、⑩世田谷区私道整備及び私道排水設備の助成に関する条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎山口 土木調整課長 私道整備条例及び私道排水設備の助成に関する条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。  改正の概要と理由でございます。恐れ入りますが、最後のページについている表を見ながらご説明をさせていただきます。今回の条例改正は条例第三条を改定するものでございますが、表の右側下の部分「私道の一部分」と書いてあります。このところを新たに追加します。つまり十年以上経過し、著しく破損した箇所を補修する際に助成する、これを追加したものでございます。平たく申しますと、私道の一部がへこんだり、穴があいたり、あるいはL型ががたついたりした部分の部分的な補修に助成をしていくというものでございます。これによりまして私道の通行の安全性がより向上するものと考えてございます。  新旧対照表を別途につけてございますので、ご参照いただきたいと思います。  施行予定、広報につきましては記載のとおり予定してございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、⑪世田谷区自転車条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎山口 土木調整課長 世田谷区自転車条例の一部を改正する条例についてご説明をいたします。自転車等駐車場の設置、位置の変更及び廃止を行う必要性が生じましたので、条例十二条の別表を改正するものでございます。  新たに設置します自転車等駐車場でございますけれども、恐れ入りますが、三ページ目の位置図1をごらんいただきたいと思います。所在地は玉川一丁目十二番七号先にございまして、東急線の高架下部分の堤防上部を利用するものでございまして、収容台数は自転車百六十二台を予定してございます。利用方法、その他記載のとおりでございます。  次に、位置を変更する自転車等駐車場についてご説明いたします。三ページ、位置図2をご参照ください。現在京王線八幡山駅北側直近にございます駐輪場を約百メートルほど北に移設するものでございます。収容台数は、自転車八百六十台、原付二十八台を予定してございます。利用方法につきましては記載のとおりを予定してございます。  次に、廃止します自転車等駐車場について一括してご説明をいたします。四ページ、五ページをご参照いただきたいと存じます。位置図3から5にあります駐輪場でございまして、豪徳寺駅、梅ケ丘駅、成城学園前駅の周辺にあります駐輪場を廃止するものでございます。廃止に伴う代替の駐輪場でございますが、後ほど総合支所からご報告がございますが、小田急電鉄が整備した駐車場で対応してまいります。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆畠山晋一 委員 ちょっと気になったのは、(1)の二子玉川だけ原付自転車。成城のは隣合わせだから原付自転車がないのでしょうけれども、何でこの二子玉川のだけ原付自転車の設置場所がないんですか。 ◎安藤 玉川総合支所土木課長 場所が多摩川の堤防でございます。堤防の上部いわゆる台形の一番狭いところでございまして、お借りできる面積も非常に少のうございましたものですから、自転車の収容台数で精いっぱいという状況でありましたので、バイクの収容台数より自転車放置の台数稼ぎをしたいという考えに基づきまして自転車のみとさせていただきました。 ◆畠山晋一 委員 その代替案として、ほかにどこか設置するような考えはないんですか。 ◎安藤 玉川総合支所土木課長 周辺の利用地を引き続き探す努力を重ねているところでございます。 ◆木下泰之 委員 世田谷区立豪徳寺自転車等駐車場は連続立体交差事業で事業がずっと進められているところだと思うんですけれども、ここの側道については多分まちづくり側道になっていたのかな。この辺の整備はどうなっているんでしょうか。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 この場所につきましては保全という形で整備をしていきたいと考えております。 ◆木下泰之 委員 だから、ここの駐車場はまちづくり側道の中に入っているところでしょう。そうではないんですか。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 そのとおりでございます。 ◆木下泰之 委員 そうすると、まちづくり側道自体はどうなっているんですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 まちづくり側道については今後事業化というような方向で考えておりまして、その辺は全区的に考えていくということで、今事業化に向けて検討しているところでございます。 ◆木下泰之 委員 まちづくり側道は、例えば連続立体交差事業は平成十六年度末までに終わることになっていましたよね。そうすると、都市計画決定がちょうど同時にされていますので、当然平成十六年度末までに終わるということで準備をされてきたのではないんですか。その辺は関係なく来ていたと考えていいんですか。 ◎工藤 交通企画課長 まちづくり側道は都市計画決定はされていますけれども、事業認可ということではなくて、いつまでにということでお示ししているものではございません。都市計画道路として今後整備していく予定のものでございます。 ◆木下泰之 委員 だって、それは連続立体交差事業の高架事業の側道として関連施設として位置づけて、だからこそまちづくり側道分の都市計画決定の際には一緒に決定しているんですよね。同じような扱いでされているんですよね。 ◎工藤 交通企画課長 都市計画決定はされていますけれども、一緒にすべてできるというスケジュールで組んでいるものではございません。 ◆木下泰之 委員 そうすると、都市計画決定で決めていても、欠損していても都市計画決定上連続立体交差事業としては支障がないというお考えですか。 ◎工藤 交通企画課長 事業認可になって、いわゆる環境側道と言われているものとまちづくり側道はございますけれども、ここのまちづくり側道についていえば特に今回の事業と一緒にできなくても支障はないというものであります。 ◆木下泰之 委員 そういう場合は世田谷区はいつまでにこれを整備しようとしているんですか。 ◎工藤 交通企画課長 計画決定しているものでございますから、できるだけ早くやっていきたいと思いますが、予算等とも相談しながらやっていきたいと思っております。 ◆木下泰之 委員 これを見ますと、例えばコーポ片寄とか、豪徳寺コーポラスとか、民家がありますね。それに多少食い込むところもあるんでしょう。 ◎工藤 交通企画課長 今ちょっと手元に資料を持ってきていませんけれども、ここのところはまちづくり側道だったというふうに認識しております。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 工藤交通企画課長が申し上げたとおり、まちづくり側道でございます。 ◆木下泰之 委員 だから、買収地もあるんでしょう。今後事業化をどうしようとしているのか、聞いておきたいんですよ。 ◎工藤 交通企画課長 できるだけ早く事業化等を進めていきたいと考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 続きまして、⑫世田谷区立自転車等駐車場の指定管理者の指定ついて、理事者の説明を願います。 ◎山口 土木調整課長 それでは、世田谷区立自転車等駐車場の指定管理者の指定についてご報告をいたします。指定管理者の選定手続、審査基準等につきましては前回の当委員会にご報告をさせていただきましたが、これによりまして指定管理者の候補者が選定されましたので第一回定例会に提案するものでございます。  指定管理者の候補者でございますが、表の1でございまして、まず新規の二カ所。新代田、東松原でございますが、株式会社アイビーメンテナンスでございます。指定の期間は記載のとおりでございます。その下段にあります新規と既存につきましては世田谷区シルバー人材センターが相手方でございます。これにつきましては選定委員会の合意により選定をいたしてございます。  新規の二カ所の応募状況でございますが、これは公募いたしましたものですから、七団体の応募がございました。その中から一団体を選定いたしました。  選定委員会の開催でございますけれども、選定委員会は一回行ってございますが、そのほかに選定準備委員会として庁内の委員で協議をいたしましたものが一回。それと、区民委員及び学識経験者委員につきましてはスケジュール等、一堂に会すことがなかなか難しい点もございましたものですから、事務局が各委員個別に伺いまして事業計画書等をお渡しし、ご説明、ご意見を伺ってきております。  裏面になりますが、候補者の選定の経過についてご説明をいたします。新規の二カ所、アイビーメンテナンスが候補者となりました新代田、東松原の自転車等駐車場でございますが、応募がありました団体の事業計画書等の審査及びヒアリングを実施いたしまして、各選定委員会の合意により選定をいたしました。アイビーメンテナンスの特徴的なものでございますが、区内在住高齢者の雇用あるいは自転車駐車場周辺の放置自転車対策、この辺がかなり評価点が高かったところでございます。  既存の駐車場につきましてはシルバー人材センターが相手方でございます。シルバー人材センターにつきましても事業計画書の審査及びヒアリングを実施いたしまして、各選定委員の合意に基づきましてシルバー人材センターを候補者として選定したものでございます。  今後の予定は記載のとおりでございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆菅沼つとむ 委員 これは両方とも契約はどういうことになっているんですか。お金の流れだとか契約は。簡単でいいから説明してください。 ◎山口 土木調整課長 契約ということよりも、これは指定管理者との、条例で申しますと契約という言葉ではなくて、相手方を承認してやっていただくわけなんですけれども、お金につきましては前回もご説明いたしましたように利用料金制をとっていまして、利用料金の中で指定管理者が工夫をしまして、その中でやっていただく。したがいまして、今回の新規二カ所につきましても利用料金の中で実際やってもらいまして、収益が出た場合は区と相手方との事業計画に基づきます内容で最終的に収益を分配していくということでございます。 ◆菅沼つとむ 委員 前回も同じになるんですけれども、結局国で指定管理者制度といって民間にできることはなるべく民間にしろよという方向で進んでいると思います。その中で、では、今まで百万円かかっていたやつが百十万円の売り上げがあったから十万円よこせよというのではなくて、本来はそれを八十万円ぐらいでやって、努力できるようなものに変えていかなかったらいけないと思います。では、会社としてはどうなんだ。それをいろいろなところに使ってしまえばなかなか出ていかないんだから。逆に言うと指定管理者制度になった場合というのは努力しなかったらつぶれるよというのが前提だろうと思いますので、その辺でこれからしっかり会社選びなんかをしていただきたいと要望しておきます。 ◆竹村津絵 委員 株式会社アイビーメンテナンスの今までの事業というのは、具体的に代表的などんなことをしているところなのか、教えていただけますか。 ◎山口 土木調整課長 株式会社アイビーメンテナンスでございますが、建物の総合管理、あるいは設備の補修、道路、公園等の清掃のほか、杉並区と中野区では駐車場の管理も実際行っている。十五年度の売上高は実際七億八千四百四十万円ほどありました。 ◆竹村津絵 委員 わかりました。先ほどのご説明で利用料金を取っていて、利益が出た場合は区と事業者で分配ということなんですが、利益が出なかった場合にこの会社の方が何か負担するとかいうことは全くないんですか。 ◎山口 土木調整課長 今回の二カ所につきましてもある意味では当然利益が出ると見込んだ会社、団体が応募してきてございます。当初から利益がないという――結構引き合いはあったんですけれども、七団体については利益が出ると見込んで応募してきた。したがいまして、区はその損失補てんはしませんよという話が条件になっております。 ◆長谷川義樹 委員 関連なんだけれども、さっきのアイビーメンテナンスを指定管理者としたときに、ちょっと気になったのは、自転車駐車場の周りの放置自転車対策等も事業計画みたいなものの中に入っていたのかな。そんなので選んだみたいな話を山口土木調整課長はさっきしましたよね。自転車等駐車場の指定管理者は、入れてきて管理するからそのお金を取るんだけれども、それ以外のことも事業者としてやるような事業計画だったんですか。 ◎山口 土木調整課長 自転車駐車場の管理運営という視点だけで行いますと、仮に自転車駐車場に入らないような、周辺にとめてしまうような自転車。場合によっては駐車場運営に対してはマイナス効果ですので、当然管理者といたしましては駐車場を正しく使っていただくためにも放置をなくすというのはある部分では自転車駐車場の経営の部分からも当然出てくることでございます。また、従前ですと、そういう取り組みがなかなかされていなかったという点もございまして、そういう点は我々の方では、ある部分では各委員の方々も斬新に映ったのではないかと考えています。 ◆長谷川義樹 委員 その辺でひっかかったのは、民間がどんどんやってきてくれて、世田谷区は放置自転車対策にかなり経費をかけているわけで、民間の知恵でそういうのをどんどん指定管理者が意欲的にやっていくことによって、ある意味では民間活力が新しい角度のもとでかなり導入される可能性もなきにしもあらずだと思うんです。あくまでも行政がやるというのには限界があって、なかなかとり得ない部分があるので、そういう意味では指定管理者がそういうことを事業計画の中にどんどん入れていくことを選定基準の大きな判断の中に入れていけば、それはそれなりの動きも出てくると思うんです。だから、ぜひそういう判断を入れたことを評価したいなということで、意見として述べておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、⑬特別区道路線の廃止(七件)※世田谷総合支所所管分について、理事者の説明願います。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 特別区道路線の廃止(七件)※世田谷総合支所所管分につきましてご説明申し上げます。恐れ入ります。一枚めくっていただきまして、裏面と二枚目をごらんください。  まず整理番号の1から3でございますが、場所は経堂駅の東側に位置しています。整理番号1につきましては世田谷区宮坂二丁目二千百四十一番八から宮坂三丁目二千百四十一番五号までであります。次に、整理番号2でございますが、宮坂二丁目二千二百二十三番三十三から宮坂三丁目二千百四十一番六まででございます。次に、整理番号3でございますが、宮坂三丁目二千百四十一番七であります。  次に、整理番号4、5でございますが、場所は経堂駅と烏山緑道とのほぼ中間に位置するところでございます。整理番号4につきましては世田谷区経堂三丁目百四十二番三でございます。整理番号5につきましては世田谷区経堂三丁目三百二十番十六であります。以上の整理番号1から5につきましての廃止の延長、幅員、面積は下にございます表のとおりでございます。  次に、右のページをごらんください。整理番号6、7でございますが、千歳船橋駅と烏山緑道とのほぼ中間に位置いたします。整理番号6につきましては経堂四丁目五百五十九番十二でございます。整理番号7につきまして経堂四丁目五百五十九番十四でございます。以上の整理番号6、7につきましての廃止の延長、幅員、面積は下にあります表のとおりでございます。これらにつきましてはいずれも現道がなく、また出口への機能回復の管理上必要でないところから今回廃止するものでございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
    ◆木下泰之 委員 廃止されたものについての帰属はどうなるんですか。 ◎工藤 交通企画課長 帰属は世田谷区のものとなります。 ◎志村 世田谷総合支所街づくり部長 廃止されたものは小田急に行くわけです。ですから、その面積相当分以上のものが横断する道路につけかわっておりますので、その廃止された部分は小田急になるわけでございます。 ◆木下泰之 委員 そうすると、南北を横断するための一般道みたいな形であちらこちらに穴あけがありますよね。そういったところに使うということでいいんですか。新しくつくる一般道というか、区道みたいな形で。 ◎杉本 世田谷総合支所土木課長 現在交差道路のところにつきまして、高架も含めまして検討中ということでございます。主には交差道路等の交換に充てたいと思っております。 ◆木下泰之 委員 しかし、あらかじめ交差道路についてはどこにつくる、ここにつくるという話については事前に決めていたんですか、それとも今からですか。当然事前に決めていなかったら穴あけはできないですからね。そういうのは全部面積もどこにどうつくるかというのは決まっているのではないですか。 ◎工藤 交通企画課長 ご承知のように小田急の連続立体交差化事業が進んできて、もう完成間際という状況が見えてきた中で廃道すべきものは廃道し、つくるものはつくるということで道路を整備してきている中で今回こういう道路法に基づく手続をさせていただくということでございます。 ◆木下泰之 委員 でも、先ほどの説明だと廃止した道路の面積については新しくつくる道路について充当すると言った以上は、初めから廃止するものがどれであって、新しくつくるものがどれであるかということについてはあらかじめ計画がなければ、例えば路線の計画だってできないと思うんです。高架にして穴あけがなかったら、そこに道路を通せないんだから。だから、それはいつごろ決めたんですか。 ◎工藤 交通企画課長 交差する道路につきましては、先ほど申しましたように機能回復する必要がない、好ましくないということの中で廃止すべきということにつきましては、道路法に基づく手続をさせていただいている中で明らかにしていこうと思います。 ◆木下泰之 委員 だから、さっき志村世田谷総合支所街づくり部長が、つまり新しい道路に充当するんだというふうに言ったけれども、その辺は連続立体交差協議会だって国土交通省と東京都と世田谷区が入ってやっているわけだから、そういう協議はもうあらかじめしてあるわけでしょう。そういう協定等も全部できていなかったらおかしいし、もし世田谷区の土地について帰属が小田急のものになるというのであれば、例えばバーターで公租公課分一五%というけれども、区民の財産をきちんと守るという意味ではそれ以外にも世田谷区が使えるものとしてきちんと確保しなければいけないと思うんですよ。そういった意味でのその辺の協議等は一体どうなっているんですか。 ◎工藤 交通企画課長 今回出しているのは特別区道の廃止ということで、道路法に基づく廃道ということでお出ししています。旧国有地については区有地になるわけでございますけれども、そうした土地については今後のまちづくりに資するように小田急電鉄と交換とかいったことの中で対処してまいりたいと考えております。 ◆木下泰之 委員 だって、先ほど街づくり部長が道路に充当すると言っている以上、その辺についてはどこをどういうふうにどれだけ充当し、なおかつ余りがどのくらいあってということをそろそろやっておかないとというか、もうそれはできているんでしょう。 ◎工藤 交通企画課長 これは相手がある話でございます。電鉄会社といえども土地の所有権がございますから一方的には決められないわけで、これから十分に協議させていただいて、区として最も有利なように考えてまいりたいと思います。 ◆木下泰之 委員 代替する横断道路だけれども、それについてはもう穴あけがあるわけだから、どことどことどこにやるということについてはもう協議が決まって、その準備はしているんでしょう。どのくらいの面積だというのも決まっているんでしょう。いかがですか。 ◎工藤 交通企画課長 交差する道路につきましては緑道を含めますと全体で三十七本あります。そのうち新設というのが十二本ということで道路はできていくわけですが、今回お出ししたものについては、それ以外の現道がなかった踏切等について機能回復する必要がないということの中でこういう道路法に基づく手続をしようということで今回の議案としてお出しする予定のものでございます。 ◆木下泰之 委員 今まで都市計画の説明会などでは都市計画の新設道路とか、一般道の拡幅の部分とか、そういうことについての説明は確かにあったけれども、南北の道路をどうするかについては一切説明がなかったんですよ。宮坂地域でその種の説明があったとき、紛争にもなっているんですね。その計画等については一度きちんと全部示すべきだと思うんですが、これは廃止して帰属が変わるとおっしゃって、つまりここの部分が変わるんでしょう。そのかわりにバーターだと言った以上、それはそういうものとしてそういう図面を委員会に示していただけませんか。 ◎工藤 交通企画課長 どこをどういうふうにするということは細かく作業していきませんとなかなか言えるものではございません。相手がありますので、そういったものをきっちりしておかないとこういったことは容易に言えないことだと認識しております。 ◆木下泰之 委員 少なくともどこに穴あけをして、どこを通すという予定で今まで進めてきたかということについては協議しているわけだから委員会に明らかにしていただけませんか。 ◎工藤 交通企画課長 これはここの委員会がいいのか、公共交通機関対策等特別委員会がいいのか、ちょっとご相談させていただきながら、どこに交差道路ができるというようなことは廃道の手続までしている中であらかじめ明らかになってきておりますので、どこをどういうふうに交換するとかいうことはまだお示しすることはできないと思いますけれども、どこにどういった道路をつくるかということに関しましては、相談させていただいて、いずれしかるべき委員会でご報告させていただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、⑭特別区道路線の廃止(一件)※北沢総合支所所管分について、理事者の説明を願います。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 それでは、平成十七年第一回区議会定例会提出予定案件、特別区道路線の廃止(一件)※北沢総合支所所管分についてご説明させていただきます。  恐れ入りますけれども、お手元資料裏面の道路認定、廃止予定箇所案内図をごらんください。認定、廃止予定箇所につきましては世田谷区代田三丁目四百二十六番一地先無番から同代田三丁目五百七十三番三地先無番までの延長三十二・九二メートルでございます。場所につきましては世田谷代田駅と梅ケ丘駅の大体中間あたりに位置するような形になります。  この路線は昭和二十八年に東京都から移管を受けており、今回小田急線と交差する位置にあるものでございますけれども、小田急線の連続立体交差事業におきまして鉄道路線が高架橋の部分から地下部分に移行する区域になっておりまして、同位置での機能回復が困難なことから廃止するものでございます。  なお、幅員と面積につきましてはお手元資料に記載のとおりでございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、⑮特別区道路線の認定(三件)※砧総合支所所管分について、理事者の説明を願います。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 それでは、平成十七年第一回区議会定例会提出予定案件、特別区道路線の認定(三件)※砧総合支所所管分について説明させていただきます。  1、2につきましては東京都市計画事業世田谷北部千歳台六丁目土地区画整理事業による認定でございます。裏面をごらんいただければと思います。1につきましては千歳台六丁目六百四十三番地先無番から六百四十二番地先無番まででございます。延長、幅員、面積につきましては裏面に記載のとおりでございます。2につきましては千歳台六丁目六百三十七番六の内から六百四十二番の内まででございます。延長、幅員、面積につきましては表記のとおりでございます。  続きまして、3でございます。3につきましては東京都市計画事業世田谷南部喜多見東土地区画整理事業による認定でございます。住所で申しますと喜多見三丁目四千二百六十一番一地先無番から四千二百二十三番一の内まででございます。これにつきましてはこの間土地区画整理事業についての認定をしてきたところでございますけれども、現況で区管理道路になっておりまして、その部分が要するに今回の区画整理によって土地がセットバックする関係で区管理道路から認定道路に格上げされるということで認定するものでございます。このような特殊な事情がございましたために周辺地権者との調整に時間がかかりまして区画整理組合からの認定依頼の時期がずれたため、今回認定することになったものでございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、⑯特別区道路線の廃止(二件)※砧総合支所所管分について、理事者の説明を願います。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 平成十七年第一回区議会定例会提出予定案件、特別区道路線の廃止(二件)※砧総合支所所管分について説明させていただきます。  1、2ともに小田急連続立体交差複々線事業に伴う特別区道路線の廃止でございます。1につきましては船橋一丁目百二十四番二十一地先無番、2につきましては船橋一丁目二千九百八十九番五地先無番でございます。裏面の廃止予定箇所のとおり、廃止する延長、幅員、面積については表記のとおりでございます。廃止する位置での機能回復が好ましくないため、廃止するものでございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 言わずもがなのことですけれども、あちらこちらに区道の認定、廃止が出てきていまして、先ほど言ったような穴あけの問題が全線にわたって出てきているものですから、さっき言ったのは全線にわたってのことだということでぜひご理解いただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、⑰特別区道路線の認定(二件)※烏山総合支所所管分について、理事者の説明を願います。 ◎小野田 烏山総合支所土木課長 平成十七年第一回区議会定例会提出予定案件の特別区道路線の認定(二件)※烏山総合支所所管分について説明させていただきます。  裏面の案内図をごらんいただきたいと思います。場所でございますが、北烏山六丁目、高速道路と甲州街道の間に位置する松原通りの東側のところです。烏山病院近くの烏山つつじ緑地のそばの部分でございます。住所でございますが、北烏山六丁目千七百二十四番八から千六百七十七番八十六の内まででございます。延長、幅員、面積は裏面の表のとおりでございます。  続きまして、二枚目の案内図をごらんいただきたいと思います。これは三鷹市との境、北野一丁目と北烏山八丁目、日本女子体育大学の近くの部分でございます。住所でいきますと北烏山八丁目二千百九十三番九でございます。延長、幅員、面積は記載のとおりでございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○あべ力也 委員長 以上で議案の報告を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、報告事項に移ります。  〔報告〕①議会の委任による専決処分の報告(自動車損傷事故に係る損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。 ◎安藤 玉川総合支所土木課長 議会の委任による専決処分の報告(自動車損傷事故に係る損害賠償額の決定)を申し上げます。恐れ入りますが、裏面の事故発生箇所ごらんいただきながらご説明させていただきます。内容は自動車損傷事故に係る損害賠償額の決定であります。事故報告は平成十六年十一月十二日に開催されました当委員会にて報告申し上げたものであります。  内容でございますが、平成十六年十月十八日月曜日早朝に深沢三丁目十九番先路上、呑川緑道の側道でございますが、走行しておりましたダンプトラックが道路陥没による穴に落ちましてダンプトラックが損傷したものであります。  損傷の程度ですが、マフラー、サイドバンパー、タイヤ二本等の破損でございます。  原因でございますが、下の断面図をごらんいただきたいと思います。昭和四十七年に施工いたしました同路面に降りました雨を一たん集水枡に取り込んで本管に取り込む導水管の接続部が破損しておりまして、そこから砂が徐々に流れ出し、走行時に陥没したものでございます。  損害額ですが、十二万四千五百三十円です。  なお、これは特別区自治体総合賠償責任保険により全額補てんされてございます。  専決処分日ですが、平成十七年一月二十八日でございます。  ご報告は以上でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小畑敏雄 委員 説明の(5)を見るとマフラーと書いてあるんですね。タイヤ二本等の破損。これはどう考えても後ろからおっこったみたいな感じを受けるんですけれども、まず朝六時二十五分、こういう穴があいていた確認というのはその以前に区はしていたんですか。 ◎安藤 玉川総合支所土木課長 それ以前の確認はしてございません。それから、委員ご指摘のとおり後輪が落ちてございます。 ◆小畑敏雄 委員 ということは、確認していなくて、状況でそういう説明をされたんだと思うけれども、例えばそういう状況の中で前輪が穴をあけ、通り越した後に後輪が落ちたということが推測されるんだけれども、その辺はどうなんですか。 ◎安藤 玉川総合支所土木課長 通常後輪が重いものですから、後輪が通過時に落ちたのだと推測してございます。  なお、アスファルトの厚みである程度の重量は耐えられるんですが、その路盤材料がその間流れ出して、空洞になっていたというふうに推測しております。 ◆小畑敏雄 委員 この四トンダンプトラックの積載はどのぐらいでしたか。 ◎安藤 玉川総合支所土木課長 積載はございません。  なお、この道路については、トン規制、大型車規制はございません。 ◆小畑敏雄 委員 周辺で工事とかそういうものがあったんでしょうか。 ◎安藤 玉川総合支所土木課長 周辺の工事の車両ではございません。 ○あべ力也 委員長 それではここで、委員会を五十分ほど休憩いたします。     午後零時五分休憩    ――――――――――――――――――――――     午後零時五十九分開議 ○あべ力也 委員長 休憩前に引き、続き会議を開きます。  それでは、報告事項の聴取を続けます。  (2)豪徳寺駅周辺地区地区街づくり計画のたたき台について、理事者の説明を願います。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 それでは、ご報告申し上げます。豪徳寺駅周辺地区地区街づくり計画につきましては平成十六年七月に報告しているところでございますけれども、その後の経過等についてご報告いたします。  豪徳寺駅周辺地区は住宅の密集した地域が広がっておりまして、細街路率も高いところでございます。区では小田急線連続立体交差事業を契機にいたしまして、密集住宅地域整備促進事業等を活用いたしましてまちづくりを進めてまいりました。昨年三月及び十二月に二つの地区街づくり協議会より地区街づくり計画の提言が区に提出されたことを受けまして、この提言と現在までのまちづくりの経過などを踏まえまして地区街づくり計画のたたき台を作成いたしましたので報告いたします。  計画区域については豪徳寺一丁目全域を含めまして記載のとおりでございます。  現在までのまちづくりの概要でございますけれども、記載のとおりでございます。  地区街づくり計画の目標についてでございます。三点あります。(1)災害や犯罪に強い街づくり(安全で安心して暮らせる街)を目指します。(2)だれもが歩いて暮らせる街づくり(歩行者にやさしい街)を目指します。(3)歴史や地域特性に配慮した緑豊かな街づくり(個性とうるおいのある街)を目指すつもりでございます。  5今後の予定でございます。平成十七年三月、協議会等へたたき台の説明会等を行っていきます。平成十七年の九月までに地区街づくり計画の公告、縦覧、決定告示を行ってまいりたいと考えております。  めくっていただきまして、たたき台について説明してまいります。名称、位置、面積については記載のとおりでございます。  街づくりの目標でございますけれども、豪徳寺駅周辺地区が地区生活拠点として位置づけられております。また、都の防災都市づくり推進計画の重点整備地域に指定されているということで、防災上の問題が指摘されております。  そこで、二つの重要なテーマとして、1が災害に強い街づくり、2が駅前を中心としたコミュニティー活動の拠点を育成し、人々が安心して集えるように育成していくことを二つの大きな重点テーマに据えております。街づくりの目標の1、2、3については先ほど述べさせていただきました。  街づくりの基本方針といたしまして1から6を掲げております。それにつきましては、まず第一が災害に強い街づくりのための骨格形成の方針でございます。都市計画施設や主要生活道路等の都市基盤整備を基本といたしまして、地域の骨格交通網や防災生活圏及びミニ防災生活圏を形成いたします。  次に、土地利用の方針といたしまして、駅周辺の立地を生かした適切な土地利用を誘導し、安全で暮らしやすい住宅地と活気のある商店街が共存する市街地を形成いたします。  3につきましては道路交通施設の整備方針ということで、地区に必要かつ効果的な空地、道路の整備や高架下空間における公共施設の設置により、防災性の向上並びに地区レベルの交通施設を改善いたします。  4でございます。建築物等の整備方針でございます。建築物等の不燃化の促進や建て詰まりの防止等によりまして災害に強いまちを目指すとともに、地区緑化の推進に努め、一定の建築ルールのもと良好な居住環境の形成と身近な潤いづくりを推進いたします。  5公園、広場の整備方針といたしまして、身近なオープンスペースや買い物、散歩の間に一息つける空間の創出に努めてまいります。  6が安全安心で豪徳寺らしいまちづくりに関する整備の方針といたしまして、豪徳寺らしさを生かした個性的で親しみの持てるまちづくりを進めるということでございます。今申し述べました1から3の基本的方針につきまして、以降項目ごとに詳しい内容を記載しているところでございます。  内容については見ていただくということで、あけていただきまして、豪徳寺駅周辺地区につきまして地区街づくり計画のたたき台の図面がついております。最後から二番目のところでございますけれども、ここが地区街づくり計画の範囲でございます。その次のページに凡例等がございますので、あわせて見ていただきたいと思いますけれども、土地利用につきましては豪徳寺駅の周辺、オレンジ色部分について駅前地区としております。ピンクの部分が路線商店街地区、薄いベージュ色が住商複合地区でございます。薄い黄色いところがございますけれども、低中層住宅地区、緑色の部分が低層住宅地区になっております。これらの土地利用につきましてはおのおのの特性に応じながら土地利用を促進して良好な住環境及び地区コミュニティーの形成に努めてまいりたいと考えているところでございます。  ここにございます道路関係でございますけれども、下の方にあります大きな道路が都市計画道路の補助五二号線、東側の道路につきましては主要生活道路二一六号線でございます。北側に通っておりますのが赤堤通りでございます。真ん中に赤い点線であるところが商店街通りでございますけれども、都道でございます。グリーンの部分が北沢川緑道となっております。ポケットパークの整備とか駅前の小公園の整備等をグリーンで示しているところでございます。  簡単ではございますけれども、一応報告にかえさせていただきます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小畑敏雄 委員 都道四二七号線について教えてほしいんですけれども、赤で印がついているところ。普通四メートルから六メートルと指導するのが今までのあれだと思うんだけれども、遠慮して五・八メートルと書いてあるので、その辺のいきさつを教えてください。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 都道につきましては将来的には区道になる可能性もありますけれども、現道を中心としながら多少商店街の方々にセットバック等もお話ししていきながら歩道上の空間等をつくってまいりたいと考えておりまして、これはたたき台をお示しする中で商店街の皆さんとで検討を深めていきたいと考えております。 ◆小畑敏雄 委員 だから、そうであるならば、何で遠慮して五・八メートルになったんですか。普通六・〇メートルと誘導してセットバックして、中心線から十センチずつみたいにしているのではないですか。それを何で五・八メートルと遠慮したのか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 五・八メートルというのは現況の幅員でございまして、都道でございますので、そこの部分を拡幅するということではなくて、それをもとに歩道上の空間等を整備していくというふうなことで考えているところでございます。
    ◆小畑敏雄 委員 たたき台で出ているということは、そういう道路を今後どうしようかという部分に理解してしまうんだよ。ということは――カラー地図にたたき台って書いてあるではないですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 四から五・八メートルというのは都道の現状の幅員ということでご理解いただきたいと思います。都道なものですから区は事業等ができませんので、先ほど申しましたとおり、今後地元協議会等の説明の中で壁面線といいましょうか、区は歩道空間をとるように考えておりますが、いかがでしょうかという流れの中で、今度は素案の中で例えば一メートル程度のセットバックとか、そういうふうに今後やっていきたいなということでございます。 ◆小畑敏雄 委員 では、そういう意味にとりましょう。 ◆木下泰之 委員 ここの四二七号線ですけれども、ちょうど交差する駅前のけたあけはかなり広いけたあけがしてありますね。あれは何メートルありますか。 ◎志村 世田谷総合支所街づくり部長 私の記憶では二十メートルぐらい飛ばしてあると思います。 ◆木下泰之 委員 そうしますと、当然これの拡幅ということについては連続立交のときにそれなりに検討されていると思うんだけれども、その辺ではどうなっているんですか。 ◎志村 世田谷総合支所街づくり部長 交差協議の時点では、都道は都と都の協議なんですね。都の内部の建設局とその所管の交通企画課とかありますけれども、そういう協議をしています。区道は区とやっていますから、都の関係はどうしてこれだけ飛んでいるのかという理由というのは私どもは承知しておりません。 ◆木下泰之 委員 いや、ほかの地域では都道であってもこれだけのものになるとか、そういう話はもう既に出ていますよ。それから、連続立交をやるときにどのくらいの拡幅をするかというのは、それによってけたのあけを変えて、そのけたあけが長ければ長いほど金はすごいかかるわけですね。ですから、それを将来どうするかということは当然決めるわけですよ。だから、それをそのままにしていいかどうかというのはこれからの問題だけれども、当時どういうふうにそういう案が出ていたのかということについては当然区としては把握していますよね。 ◎志村 世田谷総合支所街づくり部長 私も今所管ではないので当時の記憶しかないんですが、都道の交差部分は区の小さい幅員の狭い道路よりはかなり飛ばしてあるような記憶がありまして、かなり余裕があるなという印象を持っていました。 ◆木下泰之 委員 だって、地区街づくり計画をたたき台でつくっている。しかも、街づくり協議会もつくって今までいろいろ議論してきたわけでしょう。そうすると、連続立体交差事業の最初の案のときに大体どういう……。だって、プランニングは連続立交だから、かなり広域についてどのくらいの道路の広さにしていくかということをあらかじめ東京都と区と、あるいは国土交通省まで含めて協議しながら一つの立案をしていくわけですよ。それがいいかどうかという議論はこれまでの街づくり協議会なりでそういうものも洗いざらい出して議論していくのが本筋だと思うんですよ。そういうことは一切やっていないんですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 都道に関しては都が拡幅するかどうかの判断をすると思うんですが、区といたしましては今志村部長がおっしゃいました約二十メートルの空間です。都道、そして歩道敷は今は小田急電鉄側が持っているわけなんですが、いずれにしても改札を出たところについては歩道を整備しておりますので、ああいう空間づくり。そして、経堂駅側もやはり歩道敷をつくるようなことで考えておりまして、今後この地区街づくり計画の中で明確に計画を練っていきたいと考えております。 ◆木下泰之 委員 それでは、区道の関係でいくと、逆にこれは経堂寄りの方で穴あけをして、今度一方通行で通そうとしているところがありますね。矢印の書いてあるところですよ。これについてはいつ決めたんですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 これは平成十四年だったと思うんですが、世田谷区の行政計画の中で豪徳寺駅前整備基本計画というのを議会にもご説明し、策定してまいりました。それに基づいてこの位置づけをしまして整備してきているところでございます。 ◆木下泰之 委員 だって、これは連続立体交差事業をやるときに、ここに将来道路を通そうという案があって初めて穴があくわけでしょう。そうしたら、区はここに穴をあけてくださいという要望は出しているわけでしょう。そうでしょう。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 交差協議等については、私が知っている限りにおいては平成三年にそういう協議がなされたと記憶しております。 ◆木下泰之 委員 そのときにここにあけて、将来は道路を通したいということを区としては申し入れたということですね。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 そういうことです。 ◆木下泰之 委員 そのことについて地域住民に説明等はしましたか、あるいは意見聴取等をやりましたか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 私はちょっとその件について知り得ないんですが。(「この報告から外れている」と呼ぶ者あり) ◆木下泰之 委員 いや、すごく大事な問題ですよ。だって、街づくり協議会もできて、将来のこの町をどうするかということについて議論するに当たって、穴をあけることについてはもう平成三年のときに申し入れてやったと。これは認可がおりるのが平成五年だけれども、実はその前の設計の段階からそういうことを決めなければとにかく穴あけができないわけだから、金もその分かかるわけですよ。さっきの道路廃止のバーターとかいう話も絡んでくるし、そういった意味ではあらかじめそういうものについては住民説明会等住民の意見を反映するよう形でやらなければいけなかったのではないですか。その辺はいかがですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 区といたしましては、この位置づけ等は協議会の中でご説明して理解いただいていると考えています。 ◆木下泰之 委員 わかりました。とにかく平成三年のときに決めたけれども、住民とは相談していなかったというのはわかりました。  それから、この地区計画の範囲ですけれども、これは何に基づいて決まっているんですか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 これにつきましては豪徳寺駅周辺街づくり協議会から、平成八年からできておりますけれども、いろいろな提言の中でこの範囲というふうな形で提言を受けてきております。 ◆木下泰之 委員 でも、範囲は区が示したのではないですか。この範囲でやりたいけれども、どうですかと。そうでしょう。住民が出したのではないんでしょう。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 先ほど吉村が申しましたとおり、これは提言を受けまして、区が作成するかどうかですが、区としては道筋を入れていますので地区街づくり計画を策定したいということで、その提言を踏まえて地区の設定等はやったところでございます。 ◆木下泰之 委員 連続立交の場合は、どういう手法を入れるかということも認可の前に全部ある程度決めてやっていくという形になっています。だから、これはもう当然区の方針があってこういうふうにしようというのがあって、その穴あけも全部そうですよ。そういうのがあって、後でこういうことで集まってくれませんかとやったのではないですか。そうでしょう。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 区といたしましては、今年度じゅうに連立複々線、そして駅舎等の工事が終わりますので、それに間に合うように、先ほどの繰り返しになりますが、駅前整備は区として地元の皆さんのご意見を賜って整備基本計画を策定し、整備してきております。ところが、面的に防災等の視点で改善してもらいたいというので地区を設定し、地元の協議会さんの方から提言が来たので、今回区としてもたたき台をつくった。それでご報告申し上げているということでございます。 ◆長谷川義樹 委員 ちょっと聞きたいんだけれども、豪徳寺のまちづくりは四二七号線の路線と駅前の広場というか、例えばタクシーが乗りつけて、タクシー利用者がスムーズに乗り継ぐというか、経堂みたいに来てまた乗っていけるとか。そういうアクセス部分も一つ大事だし、そうなると駅前の茶色っぽい色に塗った範囲内というものは既存の建物がかなりあって、例えばこの建物自体を再開発みたいな形にするのか、それとも既存の建物そのものは一切除去というか、取り払わないで、現在の高架下の空間だけと左右の沿道みたいなところで駅前をやるのか。この辺は大事な話なんだけれども、たたき台の考えとしてはそれはどういう形になるんですか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 駅前の周辺につきましては、現在はタクシーの乗り場とか、あるいは北側の小広場については今年度中に整備したいと考えてやっております。その他の駅前周辺につきましては共同化等の意向があれば、それについては積極的に支援等をしながら整備を考えていきたいと考えております。 ◆長谷川義樹 委員 例えば駅前広場を最低限整列させるためにはこの建物は何とか買収してやるとかという考え方は全然ないんですか。それはあるんですか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 駅前の広場につきましては現在工事中でございますけれども、あそこの部分については駅前広場として確保しておりますけれども、それ以上広場を獲得するということは現在は考えていないところですが、皆様方のお話し合いの中でどういったことになってくるかは今後たたき台をたたいていく中で意見をいただきながら決定していくことになると思います。 ◆谷逸子 委員 関連なので申しわけありません。駅前地区の今お話がありました山下駅から豪徳寺駅間のかけあし通りなんですけれども、ここには整備をすると書いてあるんですけれども、もうちょっと具体的に。小田急の改札が変わったことによって、ちょっと変わることによって人の流れは変わってくるんだなというのがすごく今回わかったんですが、かけあし通りの声がいろいろあるんですけれども、コミュニティーという場は設けられないのかどうなのか、その辺を教えてください。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 これにつきましては三ページの安全安心で豪徳寺らしい街づくりに関する整備方針の中の2の豪徳寺駅前らしい活気のある街づくりの①で豪徳寺~山下駅間を結ぶ通称かけあし通りを新たなコミュニティーの場(住民が集い、立ち話ができるような場)となるよう歩行者優先の歩きやすい路地空間として整備するというふうな形でたたき台にお示ししているところでございます。 ◆谷逸子 委員 あの空間ですよね。それを広げられるということなんですか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 それにつきましては皆様方とのお話し合いになると思いますけれども、現在はこのような形で歩きやすくて、皆さんがお買い物とか立ち話ができるような舗装とかいう形での整備を考えているところでございます。 ◆谷逸子 委員 以前にここの地域は再開発ということで話があったようですけれども、途中で途切れてしまって云々というのが今現在なんですね。(「そうなのか」と呼ぶ者あり)そうなんです。それで、駅の前の改札の高台のところを今崩して平らになりました。あれは側道なんでしょうか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 そこの部分につきましては、側道と広場という形で今後整備をしていくということでございます。 ◆木下泰之 委員 豪徳寺の駅広は何平米と決まったんでしたっけ。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 広場の広さについてはちょっと手元に資料がなくて、後で調べましてご報告申し上げます。 ◆木下泰之 委員 ただ、各駅の広場の広さというのはそれなりに連続立交のときに決めたはずで、それは当然将来の交通予測なんかにも絡んで決めていると思うんです。だから、四二七号が現道のままであればという話とか、拡幅した場合にどうするかとか、そういう形で駅前広場の広さというのは決まってくると思うんですよ。どういう機能をつけていくかと。それについては連続立交のときはどういうふうな計画になっていたんですか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 都道につきましては、全体を拡幅していくというふうなことは世田谷区の道路ではないということでなかなか難しいという判断をしておりまして、そういった計画というふうなことはございません。 ◆木下泰之 委員 では、そういう拡幅計画はないという前提でいろいろ考えてよろしいんですね。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 駅前広場については当然タクシーとか、先ほどございましたけれども、そういうものを最低寄りつかせることが必要ですし、そして集う空間関係も必要ですから、基本的には先ほどの北口のところですね。小広場、約二百平米弱ぐらいだと思うんですが、それと関連するような歩道を入れた小広場的なものを考えております。基本的に今、連立に合わせた広場云々というご質問でしたけれども、経堂とか、成城学園前駅とか、主要駅等については都市計画として定めてまいりますが、豪徳寺についてはできるだけ広場を確保するということが区の考えでございまして、何平米云々というところでは今は考えておらない状況でございます。 ◆木下泰之 委員 いや、区の方針として、もう既に平成元年の小田急・京王沿線まちづくりの調査報告書なるものを当時コンサルタントにも依頼して、区のお役人が入った形でつくっているでしょう。そういうやつとか、連続立体交差事業の調査報告書の中にもいろいろ出てきていますよね。そういうたたき台も街づくり協議会なんかに示しながら、どうしましょうかという議論をしてきたんですか。どうなんですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 区といたしましては、やはり広場が必要だ。協議会の皆さん方も広場が必要だという要望の中で、二ページにございますように区としても今整備している広場以外にも今後たたき台を説明する中で広場を整備するという形で考えていきたいと思います。 ◆木下泰之 委員 だから、今までの議論の進め方として、まず最初に連続立体交差事業の調査報告書なるものがあって、その中で出てきた駅前広場の考え方。それにほぼ一緒なんですけれども、世田谷区が平成元年の三月にまとめた駅前広場の考え方。後になっては平成五年に区議会に示された各駅交通施設のプランとか、そういうものを全部系統立ててどうしましょうかという議論の中では、当然それを一つのたたき台にしながら住民は話してきたのではないですか。そういうことをやっているんですか。ある時期まではそれは隠されていたとしても、オープンになった後は、それをきちんと示した上で議論すべきだったのではないんですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 協議会といいましょうか、区がたしか駅周辺の街づくり構想をお示ししてきたのは平成八年でございますが、その段階からやっぱり駅前広場等についてはお示ししてきたと私は理解しております。 ◆木下泰之 委員 そうすると、都道四二七号線については、構想の中では、たたき台としてはペンディングとしてきたということでよろしいんですか。広さですよ。たたき台というのは平成八年の計画ですよ。それからこの議論が始まっているわけでしょう。だから、平成八年の段階で四二七号線については区はどういう方針を持っていたんですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 区といいましょうか、これは東京都として拡幅するか云々の判断をしてきておりますので、区としては、やはりあれだけの空間がございますので、駅前広場的なといいましょうか、この空間を歩道空間にしてもらうべく都の方にも協議していますし、あと小田急が所有者でございますので、両方、双方にこれは働きかけていきたいというところで考えております。 ◆木下泰之 委員 そうすると、四二七号線がどうなるのかは商店街の人たちの一番関心のあるところだと思うのよ。そういうことについて、それはペンディングにしたままのたたき台という形で当面進もうとしているんですか、それとも多少はそういう部分についてきちんと決めていこうとしているんですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 繰り返しになりますけれども、都道の拡幅というのは区でできませんので、そういう意味では交差道路の部分は、今の空間を歩道空間にするように都なり小田急電鉄に働きかけるということと、それ以外のところについては壁面線。これは商店街通りですが、一階だけでもいいので下がっていただいて歩道空間にしたいというのが区の意向でございます。地元からもそういう意見がございますので、今回たたき台の説明会の中でそういう合意形成ができましたならば、そういうことで素案の中で明確に一メートルとかうたっていきたいというところでございます。 ◆長谷川義樹 委員 関連なんだけれども、僕も豪徳寺の駅前全体は都道四二七号線部分にかかっていると思うんですね。ここは細いし、常に自転車や車や、これは一方通行でしょう。もちろんシャットアウトする時期もあるし、これは非常に重要な道なんだよね。だから、例えばこれが農大通りみたいな――あれも細いんだけれども、ここに骨格をある程度据えないとやっぱり駅前の周辺のまちづくりというのは基本的にうまくいかないのではないか。だから、たたき台はできた。そのときにこの四二七号線を地元と区はどう考えていったらいいのか、安全安心のまちづくりだったら、大きな震災に遭ったらこの辺はみんなつぶれてしまって、実際は道路は通れませんよ。そういう意味で生命と財産を守るのが区の使命だとしたら、この道路の骨格をどうするか、僕はこれがある程度の決め手だと思うんですよ。そういう意味ではたたき台ができて、では、これをどうするんですか、どうしましょうかということを地元の皆さんとよく話し合って、それなりのある意味では思い切った交渉を……。百年河清を待つみたいな形での事業になるかもしらぬけれども、それが必要ではないかなと思うんです。それは今、僕は意見として言っておきます。 ◆木下泰之 委員 私は今長谷川委員がおっしゃったことは、普通にそういうふうに考えた人もいると思うんですよ。それで長い間、もう平成八年のころからその議論は積み重なってきたと思うんですよ。それでやっとたたき台ができたんだけれども、そういう要望になっていないわけだから、僕はやっぱりこれは拡幅しない方がいいというのが地域の住民の方々の判断だと思いますよ。そういう形でたたき台が出てきているんだから、そういうふうに私はとらえざるを得ないし、皆さんがあれは都道だからどうのこうのといって、二十メートルのけたがあいたことについても知らないよと言っているんだから、それはそういう話でしょう。だって、今まで四二七号線ついては拡幅したいみたいな議論だって大分あったはずです。でも、たたき台の中でそれはやめましょうとペンディングになっているというふうにとらえてよろしいんですね。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 都道なものですから、東京都にはそういう働きかけはしますけれども、区ができることは最低壁面線で歩道空間をとるように現段階ではしたいということを地元の方々に今後ご説明し、ご理解いただいたら素案の中でうたいたいということでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、(3)桜上水三・四丁目地区地区計画の素案について、理事者の説明を願います。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 桜上水三・四丁目地区地区計画の素案についてご報告申し上げます。  趣旨といたしましては、世田谷区といたしましては桜上水三・四丁目地区におきまして、平成四年以来、地区内の桜上水団地より建物の老朽化等によります団地建てかえの相談を受けております。桜上水団地建替推進委員会より、平成十五年十二月、地区計画案の提案を受けております。また、平成十六年三月、区は桜上水団地を含みます桜上水三・四丁目地区について地区計画策定の調査を行っております。そして、平成十六年九月、地区計画のたたき台を作成し、当委員会につきましても報告をいたしております。今回は地区計画のたたき台をもとにいたしまして、関係権利者との協議を重ね、このたび地区計画の素案を作成いたしましたので報告いたします。  経緯といたしましては記載のとおりでございます。  素案の主な内容でございますけれども、土地利用の方針、地区施設整備の方針、その他当該地区の整備、開発及び保全に関する方針、建築物等の整備の方針、ここまでにつきましては地区計画のたたき台の内容でございます。(5)につきまして、地区整備計画を集合住宅地区につきまして素案としてまとめました。  今後の予定でございます。十七年二月二十五日「区のおしらせ」に掲載して、三月十日、三月十二日、第一回、第二回の地区計画素案説明会を考えております。平成十七年度中に都市計画決定をしてまいりたいと考えております。  資料につきましてご説明いたします。あけていただきまして地区計画の素案ということで、名称、位置、面積につきましては記載のとおりでございます。区域の整備・開発及び保全に関する方針につきましては前回説明しておりますので省略させていただきます。  地区整備計画についてご説明申し上げます。これにつきましては計画図1、2、3を参考にしていただきながら見ていただければなと思います。地区整備計画としまして、地区施設の配置及び規模というふうなことで、主要生活道路、区画道路、区画道路の二号ということで書いております。これにつきましては計画図の2を見ていただきたいと思います。今回は集合住宅地区ですので、桜上水団地の部分について書いております。区画道路の一号につきましては北側の部分でございます。これが六メートルになっております。区画道路の二号は西側の部分でございまして、地区計画区域内は四メートル、外を合わせますと八メートルの整備を考えております。  主要生活道路、南側でございますけれども、これは地区内では六メートル、地区外を合わせますと十二メートルを考えております。  地区の広場でございます。二重丸をしてあるところが北の方にございますけれども、これにつきましては約千五百平米を考えております。  広場状空地といたしまして三つの丸がありますけれども、これらを合わせまして約千平米でございます。  道路に沿いまして緑地帯を設けようと考えておりまして、これが九百五十平米でございます。  歩道状空地につきましては幅員約二メートルで、延長約二百五十メートルということで、区画道路一、二号につきまして歩道状空地を整備したいと考えております。  建築物等の用途の制限でございますけれども、ここは第一種中高層住宅地域でございますので、そこの掲げる建築物のうち第二号、第三号と書いてあります大学等、それから病院については建築できませんけれども、その他のものについては建築ができるという形でございます。  建築物等の高さの最高限度につきましては、絶対的な高さについては四十五メートルとしております。これにつきましては、駐車場を含まない避難上有効な空地を四割以上設けていない場合につきましては三十メートルといたします。2)、3)、4)につきましては各道路沿いからの斜線制限で建築物の高さの最高限度を規定するというふうな内容でございます。  壁面の位置の制限でございます。これにつきましては計画図3をごらんください。①と書いておりますけれども、一号壁面線につきましては区画道路の境界から二メートルでございます。二号壁面線、南東の方になりますけれども、これにつきましては隣地の境界線から八メートル。③主要生活道路側でございますけれども、これは既存道路の中心から十メートルという壁面線の制限を考えております。  最後、地区整備計画の建築物等の形態又は意匠の制限でございますけれども、建築物の外壁またはこれにかわる柱の色彩というものについては落ちついた色調といたしまして、周辺の環境と調和したものとすること。それから、街区としてのまとまりを確保しつつも、単調にならないように建築物の分棟化や建築ファサードの分節化を図って良好な都市景観の形成に向けて町並みデザインの工夫をすることということです。  垣又はさくの構造の制限につきましては、道路及びその他公共空地に面する部分については生け垣またはネットに緑化したものであることということで考えているところでございます。  一番最後の方に方針附図という形でついております。これは地区計画の整備計画ということではございませんけれども、こういった方針でやっていただきたいという形でつけているものでございます。これについては真ん中の丸いところに点々とありますけれども、これが緑地という形で既存の桜並木等を保全あるいは可能な限り復原等ということでお願いしているところでございます。それから、防災通路というふうな形で避難時、災害時については避難路として歩行者等の通行ができるような形状をとっていただきたいということで考えているところでございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 経過を読んでいきますと、この中に桜上水団地の建てかえ問題が一緒に入っているわけなんですけれども、平成四年に団地居住者から世田谷区へ建てかえの相談が始まる、十一年に団地居住者と北沢総合支所との間での協議が始まるとなって、平成十四年十月に団地居住者から桜上水団地建てかえ計画が示されるとなっていますね。しかし、平成十四年の十月に建てかえ計画を示すに当たっては、一団地の解除と容積率の緩和というのが前提になければこういうプランは出てきませんよね。それを区は指導したんですか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 桜上水団地建てかえ計画につきましては一団地の住宅施設の建てかえ誘導指針という形で十五年の三月以降になっておりますので、それ以降、それをもとに桜上水団地建替推進委員会から地区計画案という形で提案を改めて受けたということでございます。 ◆木下泰之 委員 だって、平成四年から十五年までの経緯を見ると、むしろ先行して区との間で協議が始まって桜上水団地建てかえ計画が示されるという形になっていて、その後に一団地の住宅施設建てかえ誘導指針を区が発表しているわけですね。つまりまだ指針を発表する前に区としては桜上水団地の建てかえ計画に対して一つの示唆を与えて、こういうことができますよということで計画案が出てきたんでしょう。そういう経過でしょう。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 これにつきましては団地の居住者の方々から老朽化が著しいということとか、バリアフリーの観点からもエレベーターもついていないということでいろいろなご相談等を受けてきまして、その中で団地の居住者の方々から自主的な判断の中で団地の建てかえ計画が示されてきたものと考えております。 ◆木下泰之 委員 団地の方々の中にはこれに対して明確に反対する方々が一割ぐらいいて、一割といっても世帯数ですから人数にしてみれば百人を超えるような形の人が反対をしているわけです。それから、中間的なというか、賛成もしていない方、棄権に回った方も一割近くいて、八割以上の賛成がなければ建てかえ計画というのはゴーサインが出ないんでしょう。いかがですか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 マンションの建てかえの法律の中では五分の四以上という形でなっているところでございます。 ◆木下泰之 委員 賛成派の方々は区がそういう了解をして、一団地の指定解除もあってこういうことでやれるからということで、どんどんどんどん推進をしようとしているわけだけれども、実際問題としてはまさにそこの団地の方々の財産の問題だから、その人たちがどういうふうにきちんと考えるかというのには行政は余り関与してはいけないのではないかと思うんです。地区計画として解除の方向でやりますよということを今からやってしまったら、団地内のまともな議論ができないのではないですか。どう思いますか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 これにつきましては団地の方々のいろいろなご意見はあると考えますけれども、住宅団地の建てかえということについても区としては一団地の住宅施設建てかえ誘導指針を策定しておりますから、それに基づいた地区計画の提案を受けて、やはり区としてもそれに合わせて今回たたき台をお示ししたという内容でございます。 ◆木下泰之 委員 容積率も大分緩和するようですけれども、今の一団地認定だと建ぺい率二〇%で、容積率六〇%ですよね。そうすると、大体二〇〇%ぐらいまで緩和しようとしているわけでしょう。そういう形でやると、何か桜上水の一戸当たりの敷地共有部分というのは三十四坪から三十五坪ぐらいあるらしいんですね。そうしますと、容積率を緩和して、等価交換で、一銭も金を出さなくて高いマンションを建てようとしているらしいけれども、かえって今のままの方が非常によい資産であるのに、等価交換でそんなことをやったら非常に変なものになるという意見もあるんですけれども、その辺についてはどう考えているんですか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 それにつきましては、一方ではやはり高齢化が進んでいるということで現実的にお年寄りの方々が困っていらっしゃるという側面もございます。区といたしましては居住水準、居住環境といったものに合わせて考えていく必要があると考えております。 ◆木下泰之 委員 一斉に建てかえになりますと、五年間ぐらいはそこを一たん離れなければいけない。かなり高齢化している方がいて、それは待ってくれよ、そういうふうに一斉でやられて離れるのは非常に困るんだ、死んでしまうかもしれないということにもなっているわけですよ。一斉でなくても段階的にやるということだってあるとは思うんだけれども、こういうふうに一括して地区計画を網かけてしまってというのは、一斉にやることを前提にして動いていると思うんですよ。そういう団地内のいろいろな意見については当然ご承知ですよね。だから、そういった高齢者対策とかについてはどういうふうにお考えになっていますか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 いろいろなご意見があるとは存じておりますけれども、区としては一団地の住宅施設建てかえ誘導指針に基づきながら地区計画のたたき台をお示しするという形で、そこの地権者の方々がこういった内容にご賛成されるとか、あるいは皆さんのいろいろな意見をいただきながら決定していくものと考えております。 ◆木下泰之 委員 いや、むしろこの建てかえ計画をプッシュするために区が今回の地区計画も積極的にやるという形になっていると思うんですよ。何も団地の八割が全部固まったわけではないわけでしょう。そういった中でもうそれをやってしまうという話になれば、反対している人ももうそういうふうに制度も変えられてしまったらならば根拠がなくなってしまうということだってあるわけだし、まずは団地内の団地を一団地として維持していくのかどうかということも含めて、それは建てかえということになれば八割の同意が必要なわけだから、そういう非常に微妙な問題として一挙にこんな地区計画の中に組み入れてやるというのは行政が建てかえ派に加担していることになりませんか。 ◎吉村 北沢総合支所街づくり課長 それにつきましては都市計画の外枠についてはこちらの方でたたき台、素案という形でお示ししますけれども、団地の建てかえ自身につきましては団地の皆さん方で決められることと考えております。 ◆木下泰之 委員 政策全体として、要するにここの一団地認定を解除して新しい地区計画を立てていくようですけれども、世田谷区全体の指針としてこういう一団地については解除して全部やっていくんだという話になっていますね。ただ、ここの団地を見ますと非常に緑豊かな、しかも、そこに住んでいる方々が努力されて緑豊かな団地になっているわけですよ。それについてどう保全していくかということをきちんとやりませんと、高層マンション建てかえということにはなるけれども、普通のマンションだったら皆さん積み立てをしたりして、そのことによって建てかえ問題というのはいろいろ乗り越えてきているわけですよ。これをただでできるからといって――ただでできますからという話の前提は一団地を解除してこういう形で地区計画を立てるということが前提となって、皆さん非常に安直に乗ってしまっているけれども、そういうことをしていいのかというのは区の政策としてもあると思うんですよ。せっかく非常に緑豊かな地域であるところについて、容積率だって一〇〇%という選択肢だってあるわけです。そういうことも含めて、私はこれを強引にやっていくのはいかがなものかと思いますよ。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは、(4)世田谷区梅丘高架下放置自転車等保管所の開設について、理事者の説明を願います。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 それでは、小田急線梅ケ丘駅~豪徳寺駅間の鉄道高架下の一部に放置自転車等保管所を開設しますのでご報告いたします。  まず名称につきましてはお手元の資料をちょっと見ていただきたいと思いますけれども、世田谷区梅丘高架下放置自転車等保管所でございます。  次に、位置につきましては、恐れ入りますが、お手元資料の位置図をごらんください。開設の位置につきましては世田谷区梅丘一丁目四十三番でございまして、梅ケ丘駅と豪徳寺駅のおおむね中間のところに位置するものでございます。  敷地面積につきましては千四百九十四・三三平方メートルでございまして、施設規模につきましては記載のとおりでございまして、収容台数としましては自転車とバイクを合わせて千百六十二台となります。  撤去対象駅につきましては記載のとおりでございます。  開設日は平成十七年四月一日を予定しております。  なお、周知につきましては、各駅周辺にある放置自転車防止の啓発看板等においてチラシを掲げるなどして行ってまいります。
     説明は以上でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆菅沼つとむ 委員 バイクが三十五台ということで大変いいと思います。ほかにもこれからやっていくんだろうと思いますけれども、もし余裕のある駐輪場で置けるようだったらバイクも考えていただきたい。要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、(5)世田谷区立羽根木公園再整備基本計画の策定について、理事者の説明を願います。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 世田谷区立羽根木公園再整備基本計画を策定しましたのでご報告申し上げます。この計画策定の目的につきましては、世田谷区立羽根木公園施設の老朽化などに対応するために、当公園の再整備を計画的に進めるためでございます。  まず策定の経緯でございますけれども、本計画は世田谷区立梅丘中学校温水プールの整備を契機としました羽根木公園内の水泳場の廃止決定に伴いまして、水泳場跡地の利用のあり方などを主としまして、老朽化が進行しております羽根木公園内の施設の安全面やバリアフリーへの対応など施設更新の必要性を確認しまして、同公園の再整備基本計画を作成することになったものでございます。  策定におきましては、公園利用者からのアンケート調査や平成十三年度から平成十四年度の二カ年にわたり開催しました住民参加会議からの公園施設改修に関する提案を踏まえまして、また安全安心の視点を庁内でさらに考慮して策定しているところでございます。  策定における基本方針につきましては三点掲げております。恐れ入りますけれども、お手元配付資料の緑色のお知らせ、見開きの左下に記載しておりますのでごらんください。基本方針の1としましては防災対策の視点を考慮し、安全安心性の確保に努めること、2としまして公園施設のバリアフリーを図ること、3としまして多くの人により親しまれる公園整備を図ること、以上三点を基本方針としております。  次に、計画概要でございますけれども、水泳場跡地へテニスコートを移転することや防災機能の充実として現在のテニスコート付近に防火貯水槽を整備して、また新たに多目的広場を整備するとともに、その広場周辺に地元要望であります梅の木を補植すること、また段差が目立つ児童遊園や園路を改修することなどお手元の緑色のお知らせに記載したとおりでございます。  改修の計画期間につきましては平成十七年度から平成二十一年度の五カ年でございます。  今後のスケジュールにつきましては、来月近隣の区民の方々に今お配りしています緑色のチラシによって周知を図るとともに、また公園内に掲示物を掲げる、あとホームページによる周知を図ってまいりたいと考えております。また、平成十七年度以降再整備の着手を予定しております。  説明は以上でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 ちょっと気になるんですけれども、私、羽根木公園の近くなものですからよく歩くんですけれども、今まで普通の土だったところで舗装になった部分が出てきているんですね。この計画を見るとかなりのところを舗装しようとしているんですけれども、どうなんでしょう。だんだん普通の土の場所が区内にも少なくなってきているんですよ。根津山と言われたようなところであったことから普通の公園とは違ってかなり自然環境が豊かで、公園といってもいわゆる整備された公園ではなくてというものがある意味で非常に特徴にはなっていたと思うんですね。既に舗装されているところもありますけれども、そうでないところは結構毎日早朝からウオーキングをやったり、マラソンをやったりという人もいるわけです。だから、そういった舗装するのがいいのか、それとも土のままにしておくのがいいのかということについては十分区民の意見も聞きながらやらないといけないのではないかと思うんですよ。その辺についてはいかがですか。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 特に今委員ご指摘のところはメーンプロムナードのところを主としてあるかと思いますけれども、ここにつきましては先ほどの説明の中で触れました住民参加会議。平成十三年から十四年にかけて計七回行っておりますけれども、その中で出てきているものを反映しているものでございます。ここの部分についての仕上げは透水性で、地下水の涵養とかいったものにも配慮して考えております。 ◆木下泰之 委員 ただ、そこに集まっている方々の意見だけではなくて、やはりかなりの方々が利用しているわけですから、私なんかは余りそういうふうにいじるよりも、雨のときにはぬかるみができることがあったとしても、多少土を残すというのはこれからは非常に必要なことではないかなとも思うんですよ。ですから、その辺は十分検討していただきたいということを要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、(6)小田急梅ケ丘第二駐車場、小田急豪徳寺第三駐車場の開設及び区立豪徳寺南自転車等駐車場の廃止について、理事者の説明を願います。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 それでは、小田急梅ケ丘第二駐車場、小田急豪徳寺第三駐車場の開設及び区立豪徳寺南自転車等駐車場の廃止についてご報告いたします。  まず駐車場の開設関係でございますけれども、小田急線梅ケ丘駅並びに豪徳寺駅のそれぞれ西側の鉄道高架下に小田急電鉄が設置、運営します駐車場が開設される予定でございます。恐れ入りますけれども、お手元資料の一枚目の裏面記載の案内図をごらんください。梅ケ丘駅西側の都市計画道路一五四号線の西側に面する鉄道高架下で世田谷区梅ケ丘一丁目五十番に小田急梅ケ丘第二駐車場が平成十七年三月十六日に開設される予定でございます。収容台数につきましては、自転車が五百八十一台、原付が三十二台、大型バイクが十台で、内訳の詳細はお手元の資料一枚目の表面に記載のとおりでございます。  また、恐れ入りますが、お手元資料の二枚目の上段案内図をごらんください。豪徳寺駅西側に位置しまして、東急世田谷線の西側に隣接する鉄道高架下である世田谷区宮坂二丁目二十六番一号に小田急豪徳寺第三駐車場が平成十七年四月一日に開設される予定でございます。収容台数につきましては、自転車が合わせて五百十五台、原付が二十四台、大型バイクは四台で、詳細につきましてはお手元資料一枚目の表面に記載のとおりでございます。両駐車場とも利用料金につきましてはお手元資料一枚目の表面に記載のとおりでございます。  なお、駐車場の開設につきましては「区のおしらせ」二月二十五日号に掲載する予定でございます。  次に、自転車等駐車場の廃止についてでございますけれども、場所につきましては世田谷区宮坂二丁目四番三号に臨時的に開設しております無料自転車駐車場の豪徳寺駅南自転車等駐車場を平成十七年四月一日に閉鎖する予定でございます。位置につきましてはお手元資料の二枚目下段の案内図をごらんください。小田急線の南に隣接しまして、東急世田谷線の西に位置するところでございます。閉鎖につきましては現地掲示板にお知らせのチラシを掲げて周知いたします。  なお、閉鎖後の駐車場跡地につきましては平成十五年三月に策定しました豪徳寺駅前整備基本計画に基づきましてポケットパークとしての整備を十七年度に予定しております。  説明は以上でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆畠山晋一 委員 確認。大型バイクって排気量は幾つまで入るのでしたっけ。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 排気量につきましては小田急から聞いているところでございますけれども、一応七百五十cc相当までは入れられるようなものを想定していると聞いております。 ◆木下泰之 委員 梅ケ丘駅の高架下の駐車場ですが、候補地はいろいろあったと思うんですね。南北通路からちょうど今度予定されている駐車場の間、その辺に駐車場を入れるということは不可能だったんですか。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 基本的に平成十三年五月末で覚書を締結しました高架下利用において、おおむね駅改札口から百五十メートル離れたところを駐車場の最寄りの出入り口という形で考えておりますので、そういったものに倣っているものと思われます。 ◆木下泰之 委員 そうしますと、南北自由通路からの間は何になるんですか。聞くところによるとOXが入ると聞いているんですけれども、そのとおりですか。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 その件については私はちょっと存じ上げておりません。 ◆木下泰之 委員 そういうお話が大分町の中で広がっていまして、駐車場問題なども小田急OXがもしできたらその入り口近くにかなり放置されるのではないかと非常に心配をされているわけですよ。九百平米ぐらいのOXがここにできるそうだと聞いていますけれども、そうなりますと、南北入り口のところあたりには結構自転車が駐車されると。経堂のOXのすぐ近くを見ても現状がそうなっていますから、その辺については区としてはどういう対策を考えていらっしゃるでしょうか。 ◎山口 土木調整課長 自転車条例に大型店舗等に設置する場合の附置義務、駐輪場を規定してございまして、大型店舗。店舗面積二百平米以上ですと二十平米ごとに一台の自転車駐車場の設置を義務づけているところでございまして、どの程度のスーパーができるかわかりませんが、ここの条例に基づいてそのレベルのものができれば設置してもらうということでございます。 ◆木下泰之 委員 平成元年に作成した小田急沿線の街づくりについての調査報告書の中では、梅ケ丘駅の改札から一五四号線にかけてのコンコースには駐在所とインフォメーションセンターを入れる、通路としてあけていくようなレイアウトがかかれたことがあるんですよ。当然福祉のまちづくりということであれば、そういうのは車いすにも優しいまちづくりにはなったと思うんだけれども、その辺で高架下の利用について区と小田急とはどういう協議を今までされてきたんですか。(「関係ない」と呼ぶ者あり)いや、駐車場の位置との関係もありますから。(「今は関係ない」と呼ぶ者あり)どういう協議をされてきたんでしょうか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 高架下利用につきましては、東京都、小田急と協議した経緯はございますが、世田谷区案をまとめるに当たりましては支所としてまた考え、なおかつ地元の町会、商店街の懇談会も含めて要望書をいただいております。それを踏まえて区案にしてここに至っているということでございまして、それで区としての梅ケ丘駅周辺街づくり整備計画になったということでご理解いただきたいと思います。 ◆木下泰之 委員 高架下の利用については、どういうプランを区が示して、どういう議論をしてきたかということについては、ほとんどだれも相談にあずかっていなかったのではないですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 何回も申し上げて恐縮でございますけれども、高架下利用については懇談会から世田谷区あてに要望書が出ております。それの第一番目というのが駐輪場、二番目が南北通路、それ以外に公衆トイレとか駐車場等がございますので、そういうものについては網羅してきているところでございます。 ◆木下泰之 委員 ただ、一五四号線と改札の間というのは非常に大事なスペースですね。つまり福祉のまちづくりを考えても非常に大事なスペースなんですけれども、その観点で福祉のまちづくりとの関係で議論はされたんですか、されないんですか。 ◎安水 北沢総合支所街づくり部長 駅前までの歩道空間というのは関連側道がございますけれども、ここについて歩道関係を整備していくということで考えておりまして、これは福祉的環境整備推進地区でございますので、そういう視点で計画を地元にもお示しして理解が得られていると私は理解しております。 ◆木下泰之 委員 九百平米ものOXができるというのは、商店街にとっては普通だったら大問題になるはずだと思うんですけれども、そういうことについて当然そういう示唆はされてきただろうし、その辺についてはそういう情報も入っていると思うんだけれども、それでもそこにOXみたいなものができてもよろしいと周りの方々は思っているんですか。 ◎平谷 助役 いろいろな情報、ありがとうございます。  いずれにしましても、本日は先ほど申し上げましたようなことで報告をさせていただいております。よろしくご理解を賜りたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、(7)世田谷区立身近な広場条例施行規則の一部改正について(二件)※北沢、玉川総合支所所管分について、理事者の説明を願います。 ◎桐山 北沢総合支所土木課長 それでは、世田谷区立身近な広場条例施行規則の一部改正についてご報告申し上げます。概要につきましては、北沢総合支所管内の区立身近な広場を一カ所廃止しまして、玉川総合支所管内の区立身近な広場を一カ所設置するものでございます。  恐れ入りますけれども、お手元資料の一枚目の位置図をごらんください。まず廃止する広場についてでございますけれども、場所につきましては世田谷区桜上水1―9遊び場を廃止するため、世田谷区立身近な広場条例施行規則別表第1の2の部から一部を削除するものでございまして、削除する名称につきましては世田谷区立桜上水1―9遊び場でございます。位置につきましては世田谷区桜上水一丁目九番十三号でございます。場所につきましては赤堤通りにあります赤堤小学校バス停から約百五十メートル北側に位置するところになるものでございます。廃止の理由につきましては、同遊び場の土地所有者から土地使用貸借契約に基づきます契約解除の申し出によるものでございます。  施行日につきましては平成十七年三月三十一日でございます。  次に、お手元資料の二枚目裏面の位置図をごらんください。新たに設置する広場についてでございますけれども、世田谷区立二子玉川西地区ふれあい広場を設置するため、世田谷区立身近な広場条例施行規則別表第1の3の部に追加するものでございまして、追加する名称につきましては世田谷区立二子玉川西地区ふれあい広場でございます。名称につきましては名称の案を玉川町会や二子玉川西地区街づくり協議会など地域の皆様から募集をしまして決定しているところでございます。位置につきましては世田谷区玉川三丁目二十四番十六号先でございます。場所につきましては国道二四六号線のバイパスの高架下になっております。面積につきましては千二百八十四・五七平方メートルで、広場位置図につきましては記載のとおりでございます。  施行日につきましては平成十七年三月三十一日でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、(8)第三回等々力駅地下化工事技術検討委員会の開催について、理事者の説明を願います。 ◎北川 玉川総合支所街づくり課長 昨年十二月に第三回等々力駅地下化工事技術検討委員会が開催されましたので、議事の概要を報告いたします。  1の開催日時等は記載のとおりでございます。  2議事の概要、ポイントだけ説明させていただきます。(2)地下水の状況の説明、降水量データと過去の地下水位観測データを用いることにより、等々力駅周辺の地下水位を再現することができることがわかりました。  (3)等々力駅地下化工事における地下水影響解析の説明、①の対策を講じない場合の予測結果といたしまして、地下水の上流側で地下水位の上昇に伴う地盤の湿潤化の可能性がある、地下水の下流側で地下水位の低下に伴う井戸障害の可能性がある、地下水位の低下に伴う地盤沈下は生じない。不動の滝、谷沢川への影響は生じない、ゴルフ橋から不動の滝まで約四百メートル区間の谷沢川左岸にしみ出している湧水量は減少する。ちなみに、湧水量は谷沢川の水量の約〇・一%ぐらいです。ゴルフ橋付近の湧水量の減少に伴い、一部の植生に変化の可能性がある。  このため今後の対応といたしまして、地下水に影響を与えないため、地下水流動保全対策工を実施する必要があると判断されました。  下の方の3の次回開催予定でございますけれども、本年の五月ごろを予定しております。この中で地下水流動保全対策工の効果及び詳細の検討をいたしまして、対策を立てれば湧水等への影響が回避できるかを検証する予定であります。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆竹村津絵 委員 これは傍聴させていただいたんですけれども、実際に流動保全対策工のタイプが多分五つ示されたと思います。これについては区民のオブザーバーの方から実際どういうところにその実例があるんですかという質問をされましたけれども、それについては実例を挙げることはちょっと伏せたいという委員の方からのお返事がありまして明らかにされていないんですが、区としては五つの方法の実績というか、どこでどんな実績が上がっていて、どのような効果があるのかということを把握されているのかどうか、教えてください。 ◎北川 玉川総合支所街づくり課長 三回目の検討会で示されました工法につきまして、この工法をどれにするかということは次回の検討会で検討されると思いますが、この工法の実例につきまして区といたしましてもある程度実例が成功しているかどうかということについては関心がありまして、これについては今検討会の方と調整いたしまして、実際実例を今度お示しできるかどうか調整しておりますので、次回の検討会のときにその結果がわかると思います。 ◆竹村津絵 委員 検討会の方が実際に出してくるということですけれども、ぜひ区としてもそのあたりをしっかり把握していただいて指導にも当たっていただきたいと思います。これは要望としておきます。 ◆木下泰之 委員 やっぱり住民運動等が指摘して、結局こういういろいろな調査をしてやるという方法をとってよかったのではないかというまずは流れだと思うんですよ。そのままやっていたら当然地盤の湿潤化の可能性とか井戸障害の可能性が出てきたわけですから。いろいろ調査して初めてこういうのが出てきたわけですけれども、ただ、それに対しての対応もきちんと精査していかないと本当に大変なことにもなると思うんですね。ですから、ぜひ工法についてのやり方は詳細な資料、それからお金の問題もかかわってくると思うんですね。そういうことについても、この工法を使うとどのくらいかかるのかも含めて技術情報及び対策をとったときのいろいろな回避の道筋といったものをきちんとやはり区議会にも示していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。いかがですか。 ◎岡沢 玉川総合支所街づくり部長 大変ご見識のある検討委員会の委員の先生がやられております。それに東急がどういう形で答えるかというのは東急の問題ですが、我々も関心を持っていきたいと思うし、技術検討委員会とも相談をさせていただいて、この常任委員会にもご報告をさせていただきたい。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、(9)「区立等々力渓谷公園拡張用地の供用開始」について、理事者の説明を願います。 ◎安藤 玉川総合支所土木課長 「区立等々力渓谷公園拡張用地の供用開始」についてご報告申し上げます。  恐れ入ります。めくっていただきまして、裏側の箇所案内図をごらんいただきたいと思います。箇所は野毛一丁目十五番、十六番、面積は八千二百平米弱でございます。東急大井町線等々力駅をおりまして南側、案内には表示がございますが、谷沢川を渡っておりますゴルフ橋という橋がございます。そこをおりまして谷沢川沿いに下流に向かって歩きますと約十分ほどで到着するところでございます。案内図で川沿いに黒く塗りつぶしているところが既に等々力渓谷公園として開設しているところでありまして、そこに斜線部分で囲いました公園拡張用地供用開始箇所が新たに開設するところでございます。都市計画決定での面積ですが、七・八ヘクタールございまして、既に一・八ヘクタールが開設されております。これに今回の部分を加えますと二・六ヘクタールで、率にいたしますと三三・八%、計画面積に対するちょうど三分の一の開設となります。  右側のカラー刷りの資料1と表示してあるものをごらんいただきたいと思います。右手方向が北になりますので、A3を縦方向に見ていただければと思います。上が北側で谷沢川の上流側になります。右側が谷沢川で、左側に向かって渓谷の高さが上がってくるところです。土地の高さの差をあらわします等高線の幅が密でありますように非常に傾斜のきついがけ地になっているところで、高低差が約十六メートルございます。  開設する部分は着色している部分全体でありますが、真ん中東西方向に「切通し」という表示がございます。切り通しを挟みまして北側が渓谷の姿を一番あらわしている樹林地、竹林地でございます。南側、川下の方に向かってが取得時にありました民地であった状態のままであります。今般整備いたしましたのは、この姿をそのまま残すという基本的精神で取り組んでございます。大きく手を入れましたのは切り通しの部分の改修を行っております。特に階段につきましては全面改修を行っております。南側の切り通しと左側区道と丁字にぶつかる部分に入り口があるんですが、入りましたところにトイレを新設いたしました。入り口につきましては丁字の部分ともう一カ所、谷沢川までおりていただきまして一番南側下、とじ目あたりになるかと思いますが、「入口」と書いてございますけれども、その二カ所から出入りができるようになってございます。基本的には切り通しから北側についてはがけ地でありますので、余り人が入らないように行っております。  なお、開設につきましては昼間でも死角が非常にありますので、夜間は閉鎖を考えております。運営方法については検討しているところでございます。  今後の予定でございますが、三月二十五日、区報地域版で掲載いたしまして、供用開始は三月三十一日を予定しております。  ご報告は以上です。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小泉たま子 委員 区は、例えば小坂邸とかこういういろいろなものを整備するんですけれども、その後の使い方をなかなかうまく考えない、もったいないというのが私の感想ですので、これは産業振興部で去年やりましたね。とてもよかったと思うんです。ただ、やっぱりそこに行くための矢印とか案内板がなかなかなくて困っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいましたけれども、ここまでやったらたくさんの人が行けるように、都市整備だけでなくて、産業振興部あたりとも、それから教育もいいと思うんですね。いろいろ連絡をとりながら、連携をとりながら多くの区民の人に来てもらえるようにしてもらいたいと思います。これは要望です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 では次に、(10)歩行者転倒事故の発生について、理事者の説明を願います。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 それでは、歩行者転倒事故の発生についてご報告いたします。  事故の概要でございます。発生日時は平成十七年一月二十四日午後二時三十分ごろでございます。裏面をごらんください。  発生場所につきましては世田谷区喜多見八丁目二十一番先路上でございます。  相手方につきましては大和市西鶴間二丁目在住の方でございます。  事故内容でございます。相手方が喜多見八丁目二十一番先路上を歩行中、L型溝のずれにつまずき転倒しました。  損傷の程度でございます。頭部に全治三週間の負傷を負われました。  事後の対応でございます。該当箇所について調査した結果、L型溝が三センチ程度上下方向にずれを生じていたため、区職員によりずれ解消の応急措置をしました。また、がたついたL型溝の撤去及びアスコンのすりつけについては完了し、近日中に復旧をする予定でございます。当該場所は区道であり、区の管理瑕疵が認められるため、自治体賠償保険で処理することを予定しております。  今後は現場パトロールを強化し、地域住民の方からの協力を得ながら事故の再発防止に努めてまいる次第でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆菅沼つとむ 委員 お幾つぐらいの方ですか。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 八十歳の方です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、(11)小田急線成城学園前駅「小田急駐車場」の開設について、理事者の説明を願います。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 小田急線成城学園前駅「小田急駐車場」の開設について、ご説明申し上げます。小田急線成城学園前駅東側に小田急電鉄設置の有料自転車等駐車場が下記のとおり開設される予定でございます。  裏面をごらんください。北が下になっております。ですから、新宿方向は左側になります。名称につきましては小田急成城学園前第一駐輪場でございます。  所在地につきましては世田谷区成城二丁目三十八番先です。  敷地面積につきましては約千九百八十一平米でございます。  収容台数及び利用料金でございますけれども、合計で約九百三十五台、原付を含みます。内訳につきましては記載のとおりでございます。  事業者は小田急電鉄、開設日につきましては平成十七年四月一日になっております。  その他といたしまして「区のおしらせ」二月二十五日号に掲載予定でございます。
     配置図の方で小田原側になるんですけれども、成城学園前につきましては最終的には三千九百台ということで、十七年の八月ごろに西側の二千五百台の小田急の駐車場も整備される予定になっております。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、(12)区立成城三丁目緑地の区域変更について、理事者の説明を願います。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 区立成城三丁目緑地の区域変更についてご説明いたします。  区域を変更する都市公園の概要でございます。名称につきましては世田谷区立成城三丁目緑地、所在地につきましては世田谷区成城三丁目十六番三十八号でございます。今回の区域の変更は区域の追加になります。  区域変更する面積でございます。裏面をごらんいただきたいと思いますが、黒い部分で既開園面積が三千七百十八・四二平米、追加面積の網かけをしてある部分が一万三千七百一・九八平米でございます。変更後の面積といたしましては一万七千四百二十・四〇平米となります。  変更の期日は平成十七年三月三十一日でございます。  説明は以上でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、(13)成城三丁目緑地園路周辺の斜面対策について(最終報告)、理事者の説明を願います。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 それでは、成城三丁目緑地園路周辺の斜面対策についての最終報告をさせていただきます。  平成十六年九月から通行どめにしておりました成城三丁目緑地園路につきましては、斜面の安全対策工事及び園路の補修工事が完了いたしまして、平成十七年二月一日より通行を再開しております。  説明は以上でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆竹村津絵 委員 この原因というのはわかったんですか。 ◎五十嵐 砧総合支所土木課長 原因につきましては中間報告のときにもお話ししたかと思うんですけれども、斜面樹林地ということで地表から二から三メートルの部分が落ち葉や土などが長年堆積した状態であって、その箇所が要するに動きやすいような状況がございまして、それを解消すべく今回対策をやって一応解消したということでございます。 ◆竹村津絵 委員 私もここは現地に足を運んでみたんですけれども、ことしは雨が非常に多くて地下水が豊富だったと言われております。新潟の地震も地下水が原因ではないかということで会派で視察に行ってまいりましたけれども、斜面地が陥没しているところがすごく多かったんです。防災地図を見せていただきますと、すべて陥没があったようなお話を現地の方から伺いました。ここも斜面地でありますし、すぐ近くに湧水地点がございますよね。私も現地を見たときに、もうザーザーと音を立てて湧水が流れていたんですね。やはり雨と湧水によって地下水がどのようにという調査をひとつ今後ぜひやっていただきたい。  気になるのがこの下にかなり大きなマンションができているので、よく地下水の専門家が言うのは大きな構造物で地下を掘るとそこに水を集めてくる。それでそれ以外のところから引っ張られるために地盤沈下が起きるようなことが言われているのが専門的な見解のようなので、ぜひ区としても今後の課題として国分寺崖線の開発が少なからずどうしても起こってくると思いますので、その辺もあわせて検討していただきたいということを感じておりますので、これは要望としてお願いしたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、(14)東京都市計画地区計画の決定(南烏山二丁目南部地区地区計画)及び一団地の住宅施設の変更について、理事者の説明を願います。 ◎佐藤 烏山総合支所街づくり部参事 それでは、ご説明させていただきます。  それでは、1の趣旨は前回ご説明させていただいていますので省略させていただきます。  2にこれまでの経緯というところがございますが、最後のところに平成十六年、昨年の十一月二十六日に地域住民への素案の説明会をさせていただきました。  3地区計画概要でございますが、ア、イ、ウとございまして、特にウの部分で建築物等に関する事項で下記の制限を定めるということで用途制限、以下全部で七項目を定めるということでございます。  4今後の予定でございますが、二月二十一日に都市計画審議会に報告させていただきまして、二月二十五日に住民説明会を行いたいと考えております。以下記載のとおりで、十七年度中に都市計画の決定をしたいと考えてございます。  それでは、二ページ、裏面をめくっていただきますと場所、位置図です。  三ページに区域図でございます。東京都の住宅供給公社の賃貸住宅の建てかえの地域でございます。右側といいますか、位置的にはちょっとあれなんですが、上の部分に千歳通りという主要生活道路が通っているということでございます。芦花公園駅からおりてきた道です。  次の四ページに行きますと、地区施設の整備計画の図が載ってございますが、今言った千歳通りが区画道路一号線ということで中心から六メートルバックして合計で十二メートルの幅員の道路を整備するという場所でございます。  それでは、五ページを見ていただきますと、まず地区計画の目標というのが①、②、③とございますが、緑を重視した町並みの形成、②に行きますと周辺市街地に配慮した定住性の高い住宅地の形成、③に人に優しい道路ネットワークの形成を目標としてございます。  次の六ページに行きまして、区域の整備・開発及び保全に関する方針のところで、土地利用の方針、地区施設の整備の方針、建築物等の整備の方針、その他の当該地区の整備、開発及び保全に関する方針、記載のとおりでございます。  地区整備計画でございますが、まず地区施設の配置及び規模でございます。道路でございますが、千歳通りは先ほど申し上げたとおりでございまして、そのほかに区画道路二号、三号がございますが、これを六メートルにするということでございます。拡幅整備するというものです。その他の公共空地としまして公園と緑地一号、二号ということでございます。  建築物等に関する事項でございますが、建築物等の用途の制限では、ここは第一種中高層住居専用地域になってございまして、ある程度までできますのはこの団地では基本的には共同住宅に限定するということで、そのほか附属するものとか公共性の高いものだけを認めるということで考えております。  容積率の最高限度は一五〇%ということでございます。用途地域では二〇〇%の地域でございます。  建ぺい率の最高限度が四〇%ということで、用途地域では六〇%を目指してございます。  壁面位置の制限でございますが、道路、隣地等から基本原則五メートル以上ということでございます。  建築物等の高さの最高限度では五メートルが規制でございますが、地区計画で三十メートルに抑えて、そのほかそれぞれ方位別に斜線制限をかけておるというものでございます。  建築物等の形態又は意匠の制限、垣又はさくの構造の制限等は記載のとおりでございます。  右側の下に「※は知事同意事項」というものがございますが、大変申しわけないんですが、容積率の最高限度の一五〇%に米印を入れていただきたいと思います。済みません。  八ページに行きまして都市計画の案の理由書でございます。  九ページは一団地の住宅の位置図というものと、一〇ページに行きまして区域の図面と、一一ページに行きまして一団地の住宅施設の内容が載っておりますが、これは変更となってございますが、一団地を廃止するということで、なぜかといいますと都市計画法十一条の一団地の施設は都内全域に一括でかかっておりますので、対象を一団地外す場合には変更という扱いになるということでご理解いただければと思います。  説明は以上です。よろしくお願いします。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 ここの団地では建てかえについてどういう議論が行われているんでしょうか。 ◎佐藤 烏山総合支所街づくり部参事 賃貸住宅でございまして、既に五十年ほどたっているということもございますので、老朽化とかバリアフリーの対応がぜひ必要だという意見と、中には住民の方、お住まいになっている方で不安がある。工事中の仮住居、仮住まいの不安とか、あるいは家賃に関する不安があるということが出ております。それに対しましては東京都の住宅供給公社に対しまして、できるだけわかりやすく、誠意を持って説明をしながらご理解を得られるよう努力してほしい旨を強く要望している状況がございます。そんなところです。 ◆木下泰之 委員 供給公社としては具体的なプランニングについては図は示してきているんですか。 ◎佐藤 烏山総合支所街づくり部参事 まだ事業説明という段階に来ていないものですから、細かい説明はなかなかできないんですが、概要は住宅供給公社も説明しながら、その不安解消等のためにできるだけ公社の現地の相談事務所を設けるとか、あるいは個別にその辺の不安に対して対応するとか、そのようなことで公社の方も努力をしている状況がございます。 ◆木下泰之 委員 一団地に指定されているところについて世田谷区は解除の方針でいろいろやっているわけですけれども、私は解除せずに違うやり方で保全すべきだと思っていますけれども、たとえ解除したとしても極めて有利な条件を昭和三十年代ぐらいに開発でつくって現在良好な団地みたいな形になっているわけです。だから、そういうものを保全していくに当たってボーナスをたっぷり使うよりも、そこの立地のよさを生かして世田谷に見合った、もう少しゆったりとした緑も配置できる、それほど高層にしないようなやり方にすべきだと私は思いますので、一律解除して、それでばんばんばんばんこういうことをやってしまうというのはこれからの世田谷の土地利用として非常に問題だと思います。そのことは指摘しておきたいと思います。 ○あべ力也 委員長 それではここで、理事者の入れかえを行いますので、それに合わせて十分間休憩をとらさせていただきたいと思います。それでは、再開を二時五十五分とさせていただきます。  それでは、休憩いたします。     午後二時四十二分休憩    ――――――――――――――――――――――     午後二時五十五分開議 ○あべ力也 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  報告事項の聴取を続けます。  (15)天井等吹付け材(アスベスト)の調査について、理事者の説明を願います。 ◎春日 都市計画課長 天井等吹付け材(アスベスト)の調査につきましてご報告申し上げます。  区の福祉施設におきましてアスベストが発見されたことから、区施設におきます天井等吹きつけ材の調査を行い、アスベストの実態を把握するものでございます。経緯につきましては記載のとおりでございます。  調査の概要でございますけれども、区の施設約五百施設を記載の図面調査、目視調査等を専門調査機関及び区の職員におきまして行うものでございます。  スケジュール等につきましては十六年、十七年度の二カ年度でございます。  調査経費概算につきましては記載のとおりでございます。  今後の対応につきましては調査結果及び対応をまとめまして議会に報告するとともに、区民への情報提供、アスベストが確認された場合につきましては可能な限り早期の対応を図っていくものでございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 前にこれは最初に調査があったときに十分な調査をと言ったんですけれども、割とおざなりで、結局はまたもう一回やらなければいけないことになったんですけれども、最初やったのにかかわらず、どうしてこういうふうになったんですか。欠けてしまった調査というのがあったんですか。 ◎春日 都市計画課長 全施設を対象に職員が仕上げ票等の調査、目視調査等を行いまして、必要に応じてサンプル調査という形で行ったものでございます。短期間に全施設を対象に行ったということで、見逃したものがあったかと存じております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 (16)世田谷区都市整備方針(案)の縦覧について、理事者の説明を願います。 ◎春日 都市計画課長 世田谷区都市整備方針(案)につきましては昨年の十二月に委員会に報告させていただきまして、一月に冊子を配付させていただいたところでございます。この案につきまして一月十一日から意見募集を行いまして、十四通、全体で十九名の方から意見をいただきました。それを報告するものでございます。  意見でございますけれども、防災復興街づくりの視点からの道路整備を優先順位にのっとってやっていけというようなご意見、外環につきまして必要性、効果等についてはまだ明らかになっていないというようなご意見、特に若林、区役所周辺の防災まちづくりの周辺のところでございますけれども、五二号線について反対だと。二一五号線、上北沢三丁目付近でございますけれども、廃止すべきだというようなご意見をいただいてございます。  今後の予定でございますけれども、二月二十一日に予定しております都市計画審議会に諮問させていただきまして、三月中に決定、四月一日の告示の予定で今後進めてまいりたいと思っております。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、(17)世田谷区基本計画(案)及び世田谷区実施計画(案)、世田谷区行政経営改革計画(案)について、理事者の説明を願います。 ◎春日 都市計画課長 世田谷区基本計画(案)及び世田谷区実施計画(案)、世田谷区行政経営改革計画(案)につきまして、五常任あわせ報告でございます。補正予算等で事前にご説明申し上げておりますけれども、十七年度を初年度といたします基本計画、実施計画、行政経営改革計画につきまして取りまとめましたのでご報告するものでございます。  本日、お手元に基本計画、冊子、区民からの意見・提案に対する区の考え方をまとめた冊子、それぞれA3の概要版をつけているところでございます。内容につきましては概要でございますけれども、基本計画の一ページを開いていただきますと、こちらの方に記載のとおり「安全安心のまちづくり」の五つの目標を合わせてまとめた全体目標として「いつまでも住み続けたい『魅力あふれる 安全・安心のまち世田谷』」という目標に基づきまして重点の取り組み、そしてこれを実現するための三年間の実施計画、そして取り組みのための区の体制づくりを定めました行政経営改革計画を定めたものでございます。  今後の予定でございますけれども、ここに記載のとおり区のホームページに掲載、冊子の設置等を行いながら三月末に計画決定いたしまして、四月中旬ごろ、特集号でお知らせをしていく予定でございます。  区民からの意見につきましては記載のとおり四百二十六人、千件の意見をいただいております。こうした考え方を基本計画とともに区民の皆さんに発表していく予定でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小泉たま子 委員 このところ区民の意見を聞くという方向にずっと動いていると思うんですが、トータルで区民の声は多く届くようになっていますか。それとも同じような状況でしょうか。そのあたりを伺いたいんですけれども。 ◎春日 都市計画課長 お手元の冊子の方の「区民からの意見・提案に対する区の考え方」ということで、四百二十六名の方からご意見をいただいておりますし、都市整備関連にも、例えば冊子の中の八ページ等にもありますけれども、安全に移動できる都市基盤と区民生活を支える公共交通の整備ということでかなりたくさんの皆さんからご意見をいただいてございます。項目は一つですけれども、それぞれ三十件、二十五件とかございますので、都市整備方針の意見も含めまして区民の皆さんのご提案等はふえてきているように思います。 ◆小泉たま子 委員 ふえてきているように思うと今おっしゃいましたか。 ◎春日 都市計画課長 そのとおりでございます。 ◆小泉たま子 委員 では、数年前から比べれば、区民の人にこういう冊子とか「区のおしらせ」なんかでの反応はあるというふうに見てよろしいですか。 ◎春日 都市計画課長 そのとおりでございます。 ◆木下泰之 委員 そういうふうに区民の関心がいろいろ集まっている中で、きょうの議案の多さといい、基本計画とかのあわせ報告にしても、短時間にやって終わらせるということは非常に問題だと思います。これ以上は言いませんけれども、とにかくきちんと時間もとってやるようにした方がいいと思います。それだけ指摘しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、(18)公共施設整備方針(案)について及び(19)「指定管理者制度導入に係る指針」に係る検討状況について、あわせて理事者の説明を願います。 ◎春日 都市計画課長 公共施設整備方針(案)につきましては、新たな基本計画の策定にあわせまして向こう十年間の公共施設整備の基本方針として定めたものでございます。方針の内容につきましては素案の段階と変わってございません。新たに加えたところでございます。中長期的な取り組みの案としてまとめましたので、それが八ページから一四ページに実施計画にあわせまして三年間の取り組みの方向を明らかにしてございます。都市整備関係につきましては一三ページに自転車対策施設、住宅ということで掲げてございます。  今後の予定でございますけれども、三月末に方針を策定しまして、方針に基づき計画的に取り組みを進めていくものでございます。  続きまして「指定管理者制度の導入に係る指針」に係る検討状況についてご説明申し上げます。この指針につきましても素案の段階と変わってございません。公の施設の管理に係る地方自治法の改正に対応しまして昨年の八月に指定管理者制度導入に係る指針をまとめたところでございます。この指針につきましては九月の委員会にご報告いたしまして、この間、指針に基づきまして施設ごとにそれぞれ管理のあり方の検討を進めてきました。その検討状況をご報告するものでございます。  裏面をお開きください。検討状況ということでございます。その欄に、指定管理者制度、業務委託、民間貸付等と書いてございますけれども、この三つに分類したところでございます。そして、一番右の欄の方に議案提案目途ということで条例を提案する予定の議会を明記してございます。都市整備につきましては中段の方に書いてございまして、六つの施設がございます。業務委託のところに書いてございますけれども、子育てファミリー借上げ住宅につきましては段階的に廃止ということで業務委託でございます。また、多摩川玉堤広場につきましては大田区と共同管理をしているということで業務委託ということで、それぞれ二定、三定の上程を予定してございます。  今後につきましては、それぞれにつきまして指定管理業務の範囲、管理基準、管理者選定方法等の検討を行っていく予定でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆長谷川義樹 委員 1つだけ。さっきの自転車駐車場の指定管理者がもう決まって、その選定する有識者等が集まれないので、それぞれ報告して指定管理者を決めたみたいな話がありましたよね。指定管理者制度というのは選定委員会等を設置して、選定委員会というのは何名で、どういう形でするか。必要に応じて外部委員を含むと言うんだけれども、選定委員会を設置するということは必要で、その内容については個々別々なんですか。 ◎春日 都市計画課長 それぞれの施設に応じまして選定委員のメンバーを考えてございます。今回の自転車につきましては、例えば住宅ですと住宅委員会とか、あるいは自転車ですと自転車対策協議会等といった組織を参考にしながら選定委員会を進めていくような方向で今それぞれの担当部署で検討しているところでございます。 ◆長谷川義樹 委員 これは公平性を担保するとか、良質な指定管理者制度を選ぶとかというときに、各選定委員会それぞれが多方面にいろいろありますよね。その辺がちゃんとやられているのならいいんだけれども、ずさんになったり、その部分ができてしまうと後々指定管理者制度そのものがいろいろ問題になる可能性もあると思うんです。その辺は走り出してつくっていっているという感じで、かなりきつい話ではないかなと僕は思っているんだけれども、ここの委員会ですからここだけですので、ともかくその辺はちゃんとしっかりやっていただくようにこの際要望しておきます。
       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、(20)平成十七年四月一日組織改正(案)について、理事者の説明を願います。 ◎春日 都市計画課長 平成十七年四月一日組織改正(案)でございます。  本改正案につきましては昨年九月の企画総務常任委員会に報告いたしました平成十七年度予算編成及び組織・職員定数の基本方針に沿いまして検討してまいりました。今後の新たな基本計画等を受けました事業の実施を推進するために、より効率的な執行体制ができることを目指しましてまとめたものでございます。  主な組織改正の内容につきましては記載のとおりでございます。都市整備領域につきましては(4)の総合支所の監察・安全担当係長の本庁集約による効率化を図るとともに耐震相談、診断、改修助成等に対応するための耐震促進担当係長の設置でございます。  関連の都市整備領域につきましてはお手元の資料の七ページを開いていただきたいと思います。都市整備部、道路整備部それぞれがございまして、課レベルでございますと道路整備部の副参事を道路事業推進担当課、交通広場整備担当課として課を設置してございます。その他記載の係組織の改正を行っているところでございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、(21)外郭団体改善方針(案)について及び(22)外郭団体の改善について、理事者の説明を願います。 ◎春日 都市計画課長 それでは、外郭団体改善方針(案)につきましてご報告申し上げます。  この方針につきましては各団体が担う役割や団体のあり方、区の関与のあり方等に関します課題や方向性を示すものでございます。新しい基本計画の方向性を踏まえたものでございます。九月に素案を報告させていただきましたけれども、方針につきましては素案と変わってございません。  今後の取り組みということで、2に記載のとおり四点ほど掲げてございます。その中で特に都市整備領域につきましては2今後の主な取り組み、(1)の①トラスト協会と都市整備公社の見直しということで、みどり、まちづくり等の視点から両団体について統合する方向で検討を進めるというところでございます。  今後の予定でございますけれども、三月末に方針を決定いたしまして、世田谷区における外郭団体における改善計画、別紙に表がございますけれども、この計画をまとめまして議会に報告するとともに七月以降に区民に公表してまいりたいと思っております。  続きまして、外郭団体の改善につきましてご報告申し上げます。今申し上げました外郭団体改善方針に基づきまして、昨年の十一月にトラスト協会、都市整備公社、区で検討委員会をつくりまして両団体の改善に係る検討指針を定めましたのでご報告するものでございます。  検討指針については別添のとおりございますけれども、今後みどりの保全や創造、住まいづくり、協働型まちづくりの三つの柱に、区民、事業者、行政のパートナーシップによりますまちづくりを総合的に支援、コーディネートしていく仕組みを強化充実してまいりたいと考えております。  今後の予定でございますけれども、四月以降統合の準備ということで都と協議を進めながら、十一月には当常任委員会、両財団の理事会、評議員会に統合計画を報告し、来年の四月に統合財団のスタートができるように準備を進めてまいりたいと思っております。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 私はトラスト協会のあり方については今までいろいろな批判をしてきました。区の天下り機関になっているとか、いろいろ多々問題はありますけれども、ただ、役割として、例えばみつ池の問題であるとかいろいろ果たしてきた役割もありますし、そこに集まったボランティアの方々がいろいろな努力をされていろいろな事業もされていることについては私は評価してきたつもりです。ですから、トラスト協会についてはもっと市民がきちんと動けるような形で余り区の天下りみたいな形にしないで、民間から事務局長でも据えるような形でどんどんやるべきだという意見を申し上げてまいりました。  しかし、今回の統合ということで出てきたのは、トラスト協会と都市整備公社の統合ということですけれども、私は区の組織のあり方自体もずっと批判してきましたけれども、これはどうもまちづくりとか土木関係の方が緑を包摂するような形で統合されていく形が顕著にあらわれてきて、今度は外郭団体までそうなってしまう。そうすると、本当の意味での環境とか、自然保護とか、そういった意味で一方での開発に歯どめをかけるセクションが全部一緒のものになってしまう。そうすると、歯どめがきかなくなってしまうというのを非常に恐れます。そういう形で統合されていくことについて私は根本的な批判を持っています。区民の方もそういうふうに思っている方は多いと思います。ですから、この問題については簡単に統合すればいいというような話ではないと思いますので、その辺は意見として申し上げて、もしそれについて何かございましたらご意見を聞いておきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、(23)世田谷区福祉のまちづくり「特区」モデル事業区域内における福祉的環境整備補助金交付要綱について、理事者の説明を願います。 ◎磯山 街づくり推進課長 世田谷区福祉のまちづくり「特区」モデル事業区域内における福祉的環境整備補助金交付要綱についてご説明いたします。  これにつきましてはこの場でも何度か世田谷総合支所からご報告があったかと思うんですけれども、松陰神社通り商店街を中心とした地区につきまして福祉のまちづくり「特区」モデル事業に選定されまして、それに基づいて総合的な取り組みをやっていくものです。その一つといたしまして、小規模な店舗、医療施設などの出入り口のバリアフリー化に対しまして現在全区に適用している要綱とは別に「特区」モデル事業の区域に限った要綱を制定する必要が生じましたので、今回策定するものです。  2を見ていただきますと、要綱の概要といたしまして対象施設はこういった店舗、診療所等で、それは現在のものと同じです。補助率につきまして対象金額の三分の二、そのうちの区の負担のうちの半分を都が補助する、全区のものにつきましては対象金額の三分の一ということで特区の方が厚くなっております。限度額につきましても特区のものが百万円、普通のものが三十万円となっております。  施行の期間といたしまして四月一日から十九年の三月三十一日までの二年間を予定しております。  経緯といたしまして六月に事業の募集をやりまして、七月に二区が指定されたということです。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 福祉のまちづくりということであると、ある意味で梅丘がそういう位置づけで今までずっと来ていたわけですね。梅丘については特に特区としないで松陰の方を特区とした理由というのは何でしょうか。 ◎磯山 街づくり推進課長 それは、基本的には各総合支所での取り組みの考え方にあるかと思うんですけれども、梅丘につきましては今でもある程度福祉の環境が整っておりますし、そういう点で見たらまだ松陰神社の方が十分でなかったということから、世田谷総合支所でそれを推進して提案した。それが最終的に東京都の審査に通って策定されたということだと思います。 ◆木下泰之 委員 どうも梅丘について生活拠点みたいな形に新たに指定したりして、当然今までずっと福祉のまちづくりというようなことでやってきたんですけれども、どうも最近動きが鈍くなっているのではないかと思いますので、その辺は福祉のまちづくりということで新しいバリアフリーというよりもユニバーサルデザインなんていう考え方もありますので、ぜひ積極的に北沢総合支所も頑張っていただきたいと申し上げておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、(24)水と緑の風景軸(素案)に対する区民意見と今後の指定について、理事者の説明を願います。 ◎磯山 街づくり推進課長 水と緑の風景軸(素案)に対する区民意見と今後の指定についてご報告いたします。これは午前中にご説明いたしました四つの条例に基づきまして国分寺崖線を保全していく一環のものであると考えておりますけれども、2の図にありますような形での水と緑の風景軸を指定して、その中で建築物等の誘導を図ることによって国分寺崖線の良好な景観なり自然なりを保全していこうというものであります。  ②の建設行為への適用方法を見ていただきますと、その内容といたしまして四十六の基準を策定いたしまして、その内容に基づいた建設行為を届け出制度を通して促進する。届け出の対象は建築物で敷地五百平米以上とする。その他、道路や公園についても届け出制度を実施するということで、内容につきましては以前のこの会議でご説明したとおりであります。  裏面を見ていただきますと、ご意見募集の経緯ということで、先ほどのほかの条例と一緒にやっておりまして、十二月四日と六日の二回行いました。また、ご意見募集の実施ということで「区のおしらせ」やホームページ等で十二月二十日までの一カ月強の間募集をいたしまして、提出者二十名の方からの意見がありました。その詳細につきましてが以下のページのところにあります。これだけの数の意見が出てきております。その中で主なご意見を抜き出してみますと、例えば届け出の効果につきましてどういったような効果があるのかという話だとか指定の範囲につきましてのお話。大規模な建設行為への対応についてのお話がありまして、特に指定の範囲につきましては、例えば喜多見三・四丁目なり宇奈根のあたりにつきましては歴史的に非常に価値がある寺社仏閣があるので入れたらどうかというお話もありまして、そういう話を受けまして、4の主な変更点といたしまして指定範囲の追加ということで、喜多見三・四丁目及び宇奈根三丁目を範囲に追加することにいたしました。  また、等々力渓谷につきましても範囲として入れておいてほしいというお話もありまして、そういったお考えを取り入れて等々力渓谷の名勝指定区域を風景軸づくりの範囲に追加いたします。  また、前回のものにつきましては河川の堤外地ですね。多摩川の堤外地にあります玉川一・三丁目の市街地につきましては河川の中ということで漏れておりましたので、その地域につきまして範囲に追加することにいたしました。この三点が主な変更点であります。  ご意見と区の考え方の公表といたしまして、区政情報センターなりホームページにこれを載せていきたいと思っております。  今後の予定といたしまして、三月に水と緑の風景軸の指定及び告示を行って、七月から水と緑の風景軸自体の施行となります。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 説明会・ご意見募集での意見の五ページのその他ところに「立派な庭のある大きな家が次々と壊されて、その後は細分化されて木を一本も植えない狭小住宅が建つ。敷地いっぱいに家を建て庭をつくらないケースを非常に多く目にする。建ぺい率の厳格運営をしてもらいたい」というのに対して「水と緑の風景軸は建築基準法の内容を審査するものではないので、建ぺい率の運用についての権限はありません。宅地分譲において、水と緑の風景軸の届出対象となる場合には、みどりを確保した魅力ある風景づくりを事業者へ求めてまいります」と書いてありますけれども、この風景軸に指定したところはほとんど多摩川風致地区に指定されているところだと思うんですよ。そういった意味でいえば、この回答は非常に不親切な回答、不適切な回答だと思うんですよ。つまりかなりのところで風致地区条例にある二〇%、四〇%の建ぺい率についてかなり緩和されてしまっているところがあるのではないでしょうか。それは今どうなんですか。風致地区の運用ということでは建ぺい率等についていかがでしょうか。 ◎磯山 街づくり推進課長 風致地区に関係していれば確かにその緩和規定がありまして、その条件によって緩和することができるようになっております。  ただ、それはあくまでも風致地区の条例に基づいた話でありまして、今回のものにつきましてはそれとは別に風景づくり条例の中での水と緑の風景軸ということでご理解いただければと思います。 ◆木下泰之 委員 私はここで意見を申された方は、多分今まで風致地区というのがありながら、どんどんどんどん緩和されて庭の緑なんかがどんどん減ってきたということを念頭に置いてこういう発言をされているんだと思うんですよ。今まで世田谷区自身がむしろ地主の方々なんかの要望を受けて東京都に対して緩和措置についてずっと運動してきた経緯もありますよね。そういった中でどんどん緑が消失してきたという歴史もあるわけですよ。そうしますと、風景軸を定める以上は、少なくとも風致条例に適したような形での建ぺい率運用、容積率運用に改めていくというお考えは区としてはないんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 建ぺい率等につきましては風致条例の中で対応しておりまして、ここの水と緑の風景軸の中でそういうものを規定していく――この条例自体につきましては誘導という方向を示すものでありまして、根本的に先ほどの風致条例なり、国分寺崖線の保全条例なり、そういうふうな規制的な意味合いがあるようなものとは違う条例として認識しております。 ◆木下泰之 委員 ですから、もう既に風致条例があって、それについての厳格運営をしていればそういうものは防げたということはあると思うんですよ。だから、この人なんかは厳格運営と言っているのであって、何も新しく厳しくしてくれとか、そういうことを言っているのではないと思うんですよ。ですから、世田谷区の風景軸に指定したエリアの中で大体どのくらいの風致地区について緩和がされてしまっているのか。必ずしも緩和されたところを全部再規制することが可能かどうかというのはいろいろありますよ。ただ、こういう意見が出たときに風致地区の緩和というものは実際にあったわけだから、そういったことに対してやっぱりきちんとそれなりに丁寧に答えて、それに対しての対応をどういうふうにしていくかについて明らかにしなければ答えたことにならないと思うんですよ。だから、風致地区は大体どのくらい緩和されているんですか。 ◎磯山 街づくり推進課長 風致地区の緩和の場合の話というのは地域に基づいたものではなくて、そこの土地の状況とかに基づいて緩和ができることになっておりますので、今どのぐらい緩和がなっているかというのはちょっとデータとして持っておりません。 ◆木下泰之 委員 水と緑の風景軸にしてもそうですし、国分寺崖線の問題にしてもそうなんですけれども、まずは古くからかけている風致条例の運用が実際にどうなってきたのか、その問題点がどこにあったのかということを解明していかなかったら、今まで世田谷区がそういうものについて緩和の方向にずっと動いてきて、今になってこういう条例をつくるから、世田谷区はさも一番新しいことをやっているかのように何となく全国で誤解されているけれども、そういった今までの問題点はきちんとあからさまにさらけ出してやらなかったらいい施策なんてできないと思いますよ。私はそれを申し上げておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、(25)建築基準法等の改正に伴う手数料規定の一部改正について、理事者の説明を願います。 ◎大塚 都市整備部参事 それでは、建築基準法等の改正に伴う手数料規定の一部改正ついてご説明申し上げます。昨年の六月二日に建築基準法等の一部が改正されたことに伴います関連する手数料の規定を整備するものでございます。  概要としまして、1につきましては項目で五十二条五項が入りましたので、その後の何項という数字が一項ずつずれていくという字句の修正でございます。  2が八十五条、これも制度が緩和されたことによりまして項目がふえましたので項がずれていくということでございます。  3が基準法の八十六条の規定の仕方が同一敷地内にあるものとして制限の適用をしていたものを、一または二以上の建築物という形で定義の仕方が変わってまいりましたので、字句の修正でございます。  4は八十六条の八という形で新たに設けられました条文ですけれども、既存不適格建築物を二つ以上の工事に分けて段階的に基準の不的確を解消していくという認定事務ということで新たに設けられた項目でございます。これにつきましては手数料の規定を新たに設けまして、認定事務として二万八千円という手数料を考えております。  説明は以上でございます。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは、(26)民間賃貸住宅改造費補助事業の廃止について、理事者の説明を願います。 ◎野徳 住宅課長 民間賃貸住宅改造費補助事業の廃止についてご説明をいたします。  本事業は賃貸住宅いわゆるアパート等でございますが、この所有者がバリアフリー改修工事をされる場合に助成をするというものでございます。しかしながら、時代の変化によりまして家賃が据え置き、または値下げの傾向という中で、アパート等のオーナーさんは既存改修よりも、むしろ新築を促進されまして家賃の収入の増加を図っているような傾向に変わってまいりました。事業実績はまことに少なく、こういったことを踏まえまして今回廃止するというものでございます。  廃止日は平成十七年四月一日を予定しております。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは次に、(27)照明用安定器の調査結果について、理事者の説明を願います。 ◎吉田 土木管理課長 それでは、照明用安定器の調査結果についてご報告申し上げます。この件につきましては昨年の十一月の当委員会で照明用安定器の調査を行うという旨の報告をさせていただきまして、調査結果がまとまりましたので今回ご報告するものでございます。  まず経緯でございますが、国、都の状況及び対策については記載のとおりでございます。  区の取り組みでございますが、平成十二年に昭和四十九年度以前の竣工施設について調査開始を実施しております。十六年の八月に都内の児童福祉施設の蛍光灯の安定器から漏えい事故が発生したことを踏まえまして、十二年の十月に調査について再確認を行っております。また、十月にはさらに事故防止の徹底を図るため、区が保有する昭和五十年、五十一年竣工の施設につきましても照明用安定器の実態について調査を実施したところでございます。  調査結果でございます。まず財務部の施設営繕課調査分でございますが、烏山福祉園、旧烏山福祉相談所でございますが、ここで五台、給田保育園で二台のPCBが使用されている安定器が確認されました。これにつきましては速やかに交換を実施しまして、撤去された安定期につきましては施設営繕課で現在保管しております。そのほかの施設営繕課分の施設については該当する機器はございませんでした。  土木課分でございますが、街路灯、公園灯等を調査しましたところ、該当する安定器はございませんでした。  また、教育委員会施設課分でございます。これは主に学校施設でございますが、調査しましたところ、該当する安定器はございませんでした。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、(28)撤去自転車等の撤去及び保管に要した費用の改定について、理事者の説明を願います。 ◎山口 土木調整課長 いわゆる自転車の返還手数料と言われるものの改定でございます。  改正の内容でございますが、条例の限度額いっぱいに値上げをするものでございます。自転車は二千五百円から三千円に、原付自転車は三千円から四千円にいたします。  あわせて区の方も撤去保管の委託化によりまして経費の縮減を図ってまいります。  ことしの四月から実施してまいりたいと考えています。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆菅沼つとむ 委員 とりに来るパーセンテージって、今どのぐらいありますか。 ◎山口 土木調整課長 大体六〇%ぐらいです。 ◆小泉たま子 委員 現実にはどのぐらいの費用がかかっているんでしょうか。 ◎山口 土木調整課長 大体自転車は五千円、バイクは七千円ぐらいです。 ◆小泉たま子 委員 そうしますと、「区のおしらせ」に出たとき、区民の方のどうしてこういうふうに上がったんだろうということがあると思うんですね。こういう理由をはっきり書いたらどうなんでしょうかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎山口 土木調整課長 毎年「区のおしらせ」の中には自転車に関する経費というものを区民の方々に明らかにしてございまして、この撤去にかかる費用も明らかにしております。 ◆小泉たま子 委員 では、済みません。全体的にはこうかかっておりますとなっていましたけれども、一台幾らということできちんと割り算はしてありましたか。 ◎山口 土木調整課長 割り算はしてあったと思っています。 ◆小泉たま子 委員 そうですか。では、またよろしくお願いいたします。 ◆長谷川義樹 委員 僕は前々から疑問に思っているんだけれども、一台五千円とか七千円だとかの撤去費用がかかる、これの経費が妥当であるかどうか。これは多分業務委託しているんだと思うんだよね。何というのか、よくわからないんだけれども、区が撤去費用のお金も払っているんだと思うんですけれども、その辺の業者への価格については実際はどうなんですか。かなり甘いのか、それともこれでは厳しいのか。その辺は区としてかなり精査しているのかしら。 ◎山口 土木調整課長 経費はもちろん委託の経費ですとか人件費、その他いろいろ主に自転車対策費として含まれております。委託の費用につきましては適正な価格で委託をしていると考えます。 ◆長谷川義樹 委員 これは随意なんですか。入札か何かにかけているんですか。 ◎山口 土木調整課長 トラックの借り上げにつきましては入札でございます。その他人件費、今保管所はシルバー人材センターがやっておりますので、それは随契ということでございまして、あと土地の使用料とかそういうのは相手方が特定されます。入札にかかっているのはトラックの借り上げ費用と処分する会社の分ということでございます。 ◆小泉たま子 委員 この自転車を撤去するだけでなくて、捨てるだけでなくて、前々からあるんですけれども、やっぱり再利用できるような方向にもっと積極的に進めるべきだと思うんですよ。いろいろな問題があるようですけれども、ほかの自治体がやれていて、世田谷がやれないということは私はないと思うんですよ。自転車の質は落ちるようですけれども、まだまだ使える自転車はあって、二万台ぐらいを捨てているわけですね。いかにも私はもったいないと思うんですけれども、そのあたりでそちらのお話は何か進んでいるんでしょうか。 ◎山口 土木調整課長 副委員長ご指摘のとおりある意味では大変もったいないところがあるんですが、現在海外譲与に向けている自転車があります。三団体に海外譲与で使っていただいております。ことし新しくベトナムに送らせていただきまして、一回に五百台持っていった経緯がございますので、その点でさらにそういった国外での再利用も含めて自転車の再利用を促進していくように努力していきたいと思っています。 ◆小泉たま子 委員 ちょっとくどいようですけれども、やっぱり物を大事にするというのは教育にも関係してきますし、捨てることが当たり前になっている。これだけ使われていますから、捨てないで大事にしましょう。ただそれだけではなくて、使われていますのことではだめだと思うんですよ。もっとやっぱり力を入れていかなければいけないことだと思うんです。国外とおっしゃったけれども、何で区内で何で使えないのでしょうかと思うんですね。だから、もっともっと積極的に進めて、五百台とおっしゃったけれども、二万台のうち五百台ですよね。そんなに一万九千五百台みんなが使えない自転車とは私は思えないですよ。ですから、そのあたりはもっともっとシルバーの方々でも私は何かできるのではないかと思いますし、用賀の調理場の跡もどういうふうになるかわかりませんけれども、もっとあらゆる方策を使って進めてほしいと思うんですけれども、そのあたりはどうですか。 ◎山口 土木調整課長 我々としてもその辺では努力をもっとしていかなくてはいけないと思っておりますので、さらに努力をしていくということでご理解いただきたいと思います。
    ◆小畑敏雄 委員 集めれば集めるほど赤字になるという図式ですよね。それが民間レベルでは考えられない、集めれば集めるほど赤字になるから、お金がかかるから余り集めないんだという発想が一つあるわけです。片一方ではやっぱりモラルの低下というのは前から言われていることなんだけれども、もうモラルの低下なんて今ごろ言っていても、私、何遍も言いますけれども、隅切りした角にまたとめていくようなあのこと一つをとってもモラルだけではもうだめです。そうなってくれば、集めれば集めるほどマイナスが出るような方式ではなくて、罰則の強化なりをして、上限に変えるんだということで今回は出ておりますけれども、上限をもう少し引き上げるなり、条例改正をするなり、何かそのようなことを考えながらやっていかなければおかしいと思う。  そこでとめておきましょう。あとは予算特別委員会で。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 では、(29)東京都市計画道路補助線街路第二一六号線(大蔵五丁目一番~三丁目三番先)の事業化に向けた取り組み状況について、理事者の説明を願います。 ◎青山 道路計画課長 それでは、東京都市計画道路補助線街路第二一六号線(大蔵五丁目一番~三丁目三番先)の事業化に向けた取り組み状況についてご報告させていただきます。  趣旨でございますが、記載のとおりでございます。  2概要でございます。名称、整備延長、幅員につきましては記載のとおりでございます。整備区間でございますが、裏面に案内図がございますのでごらください。南側が起点になりまして東名高速道路の高架下。これは打越土地区画整理事業組合で以前施工した部分で完成した場所がありますので、そこを起点といたしまして仙川の左岸側。この地図でいきますと右、東側に沿って北上いたしまして、あたご橋の先あたりを過ぎて、今度は仙川の右岸に移りまして世田谷通りの手前で再び仙川の左岸を通って世田谷通りに至るという延長約六百六十メートルの区間でございます。  経緯でございますが、表側に戻っていただいて、昭和四十一年七月に都市計画決定をして、その後、平成七年と平成九年に地元から本件道路の早期整備に関する陳情をいただいております。十二年三月には世田谷区道路整備方針次期十カ年整備優先路線に選定されております。十六年三月には早期事業化に向けた調査検討を行いまして、区部における都市計画道路の整備方針第三次事業化計画におきましても優先整備路線の区施行として選定されております。ことしの二月には地元の町会の要請によりまして現地の見学、地元の懇談会を開催しております。これは大分以前に陳情しているけれども、今補助二一六号線の進捗状況はどうなっているのかというようなことで説明してほしいという要請がございましたので開かせていただきました。  その現地見学会、地元懇談会の実施状況でございますが、日時、内容は記載のとおりでございますが、参加者が、見学会は五十八名、懇談会は五十七名と非常に多くの地域住民の方に参加していただいております。見学会におきましてはポイントを定めて、計画線に沿って中心的なポイントを見ていただいたような状況でございます。見学会の後の主な意見としては国分寺崖線を削るような道路の計画は見直してもらいたいだとか、今のままの計画線では地域の役に立たないような道路になってしまうのではないかというようなご意見もいただいております。  今後の予定といたしましては、今月の二十六日の土曜日でございますが、二回目の地元懇談会を開催させていただいて、三月に三回目、その後、十七年度には事業着手、二十五年度には完了という予定でおりますけれども、区といたしましては今後とも地元懇談会等を通じて地域住民の意見を聞きながら計画線の線形の一部変更も含む事業化のための計画案を検討してまいりたいと思っております。  いずれにいたしましても地域住民の理解がないと事業化が困難な場所でございますので、関係者とも協力しながら事業を進めてまいりたいと考えております。 ○あべ力也 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 地元懇談会開催と出ていますけれども、これは地域の住民に対して広く広報をして、それできちんといろいろな方が入れるような形で行われているんですか、それとも地元の町会の役員か何かを主軸にやっているんですか、どちらですか。 ◎青山 道路計画課長 二月五日に行われた見学会、懇談会につきましては地元町会であります石井戸会からの要請に基づきまして開かせていただいたという経緯がございますので、町会で自主的にビラ等を配っていただいたような経過もございます。非常に多くの方に参加していただいたと感じております。 ◆木下泰之 委員 二月二十六日、三月二十六日に開かれるようで、もちろん町会の方がそれなりに広報してくれるのはそれでいいとは思うんですけれども、こういうものはもう少し広く広報をかけるような形。例えば「区のおしらせ」に載せるとか、そういうこともやる必要があると思うんですけれども、そういうことはおやりになるんですか。 ◎青山 道路計画課長 委員ご指摘のとおり町会に入っていらっしゃらない方もいらっしゃいますので、二月五日の見学会と懇談会の結果をニュースにいたしまして約千三百ほど刷りまして、大蔵三・四・五丁目の関係するところについて配っていきたいと考えております。 ◆木下泰之 委員 それは実際に開催する説明会なりの広報もされるということですか。 ◎青山 道路計画課長 このニュースの中に次回、二回目、三回目以降のお知らせも入れさせていただきたいと思っております。 ◆木下泰之 委員 できるだけ漏れがないような形、かかるところだけではなくて、割と地域全体に広報するようにぜひきちんとしていただきたいと思います。懇談会というと、ちょっとアレルギーがありますのでよろしくお願いします。 ◆長谷川義樹 委員 ちょっとお伺いしたいんだけれども、道路がよくわからない。二一六号線というのは世田谷通りにアクセスするのはわかるんだけれども、こちらの下の方はどういう道路に……。これだけの十六メートルの道路というのは道路と道路のアクセスをしていかないとだめなんだけれども、東名高速道路の下に道路が通っているわけではないでしょう。 ◎青山 道路計画課長 補助二一六号線の全延長は、起点でいきますと世田谷区の鎌田三丁目というところなんですが、多摩堤通りのところから北に向かいまして、終点は杉並区の宮前五丁目というところまで、全延長は八・六キロございます。その間、区内の延長は約七キロございますが、完成しているのは約九百メートルほどでございます。完成しているところは、今お話しさせていただきました打越の区画整理組合で施行したところと、あと多摩堤通りからの取りつけ。鎌田前耕地区画整理で施行したところ。あと街路事業等でつくっている榎交差点、南烏山五丁目といったところでございまして、ほとんどできていないような道路でございます。  ただ、今回この六百六十メートルの区間を施行することによりまして世田谷通りから多摩堤通りまでを抜くための道筋が大分できるということでございます。残りの区間も第三次の事業化計画に入っております。これはまだ未整備でございますが、東名の高速道路の下から鎌田前耕地でできたところまでの区間につきましても都の第三次事業化計画の予定に入っている路線でございますので、行く行くはつながるものと考えております。 ◆長谷川義樹 委員 この都市計画道路は四十一年に計画決定されているわけだけれども、仙川が流れていますよね。道路というのは川沿いに走るのがあって、またいで、またいでというのは何かえらい不自然な感じがするんですけれども、もともとこういう計画だったんですか。 ◎青山 道路計画課長 四十一年の計画決定当時からこういう線形でございました。 ◆長谷川義樹 委員 地元は前から地域の役に立たない道路になってしまうと言っているけれども、こういう線というのは国分寺崖線を削るようなことを多少手直しすると言うんだけれども、その辺はやっぱり真っすぐでなくて、多少くねるような形にするということなんですか。 ◎青山 道路計画課長 まず基本的な考え方としては起終点は変えられないというよりは、世田谷通りと東名高速の下のこの点は変えられない点であろうと思っています。ただ、今の線形ですと、お話しのように河川をうねるような形になっております。ただ、直線で結ぶような形になりますと一方で仙川を縦断するような形になるということで、河川管理者である東京都の了解が得られないようなこともあります。  また、もう一つの考え方としては逆に仙川の反対側、右岸側にこの計画線を持ってきたらどうかというような意見もございました。これにつきましては新たに計画線がかかる方々も出てまいりますので、その辺の方の了解を得なければいけないだとかさまざまな問題がございまして、今まで内部でもいろいろ検討してきたわけでございますが、懇談会でまた改めて地域の方の意見をお聞きしまして、何とかこういう崖線の緑と水を保全するために計画の見直し、あるいは検討してほしいという要望がございましたので、区としてもその辺を踏まえて実施可能な計画案をつくってまいりたいと考えているところでございます。 ◆木下泰之 委員 道路についてアセスメントをきちんとやるべきだと思うんですよね。道路のアセスについては、例えば千メートルを超えないとどうのこうのとか、二車線の場合はやらなくていいとか、いろいろあるわけですけれども、やはりもうそういう時代ではないと思うんですね。特に世田谷区に関係した地域については国分寺崖線の問題もありますし、仙川沿いということもあって、仙川が持っている自然資産というものを壊す可能性だってあるし、大気汚染の問題だっていろいろ出てくると思うんですね。そういったことについて世田谷区としてはこの道路についてのアセスはどういうふうに考えているんでしょうか。 ◎青山 道路計画課長 整備延長は六百六十メートルありますので、区の環境基本条例の対象になりますので、環境条例の手続に従って進めてまいりたいと思っております。 ◆木下泰之 委員 ただ、区の環境基本条例でやるものは都条例に基づくような詳細なアセスにはならないですよね。その辺についてはどのようにお考えになっていますか。 ◎青山 道路計画課長 どのような道路を対象とするかということで、ある一定のところで、東京都も、世田谷区も、国も基準を設けてそういった制度をつくっているものと考えておりますので、その制度の趣旨に沿って我々としては手続を進めていただきたいと考えております。 ◆木下泰之 委員 六百六十メートルということだけれども、距離は八・何キロとおっしゃったようにつながっているわけですから、その辺についてはぜひ運用解釈をもう少しきちんと改めるような形でこういったものについてもやっていただきたいと思いますけれども、その辺はいかがですか。 ◎青山 道路計画課長 手続ということではなくて、当然環境に配慮した道路整備というのを我々は目指さなければいけないものだと思っておりますので、今回はできれば緑と水と道路がうまくマッチした、地域にも受け入れられるような道路づくりとなるような形で整備を進めたいと思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 (30)その他で何かございますか。 ◆木下泰之 委員 この前の委員会のときに梅丘のケヤキの問題が結構いろいろと話題になったわけですね。その後、地元にもいろいろなチラシが配られたりとかいうこともあって、一月十二日に一たん工事をするというチラシが配られた後、それが延期になっていたりもするわけです。そういったことについてきょうの委員会で何ら報告がないというのは、これは問題だと思うんですよ。そもそも平成八年の六月十二日に都市整備委員会の中で当時構想案が示されましたけれども、その後に案にするときには地元説明会までやると言っていたにもかかわらず、それもやっていない。それから、この委員会に対しては案は示されたけれども、その結果報告すらきちんとしていなかったというようなこともあるわけです。ですから、そういった意味でどうも梅ケ丘駅前整備の問題について、あるいはあそこの駅周辺地区計画の問題について、ここの委員会での約束も履行していないようなこともありますので、少なくともいろいろな動きがあったわけですから、きょうあたりはきちんと周辺に配ったチラシなりも示して延期になった経緯、それから繰り越し明許も出ているわけですよ。繰り越し明許については企画総務委員会でやっているかもしれませんけれども、それはこの委員会にとっても非常に大事なことですので、きょう報告があってしかるべきだと思うんですけれども、なぜないんでしょうか。 ◆小畑敏雄 委員 その他でかかったんですから、これを議題としてとるかどうかということを諮っていただきたい。(「委員長」と呼ぶ者あり) ○あべ力也 委員長 ちょっと待ってください。繰り越し明許については次回の委員会で取り上げて報告をさせていただくということです。 ◆木下泰之 委員 こういうものは延期になった経緯とか、梅まつりが終わったら切ってしまうような話もまだあるわけで、この委員会で継続審査になったというようなこともあったりするわけですから、私はそれはやはりきちんと報告をされてしかるべきだと思いますよ。しかも、報告について、ある意味で抑制するようなことを監査委員である小畑委員が言ってはいけませんよ。 ◆菅沼つとむ 委員 今、次回ご説明するということですから、そこでいいと思います。 ○あべ力也 委員長 それでは、次回の委員会で……。(「委員長」と呼ぶ者あり) ◆小畑敏雄 委員 ただいま木下委員から都市整備委員である私の発言を阻止しようとする発言があった。まことに遺憾であります。 ○あべ力也 委員長 今お話ししましたように次回に補正予算の関連の中で説明をさせていただくということでございますのでご了承いただきたいと思います。  ほかになければ、以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 次に、協議事項に入ります。  次回委員会の開催についてですが、次回委員会の開催は第一回定例会の会期中である三月七日月曜日午前十時から開催したいと思いますが、いかがでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○あべ力也 委員長 それでは、次回委員会は三月七日月曜日午前十時から開催するこことと決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 何かありますか。 ◆畠山晋一 委員 事前からこのように議案と報告等が多いとわかっている場合には、一月中は皆さんお忙しいかと思いますけれども、午前中を利用して委員会を行えば審議に対してもう少し集中できるのではないかと思いますので、委員長と副委員長でぜひお考えいただければと思います。 ◆長谷川義樹 委員 だから、一日でしなければならない特別な理由があるならば、それはいいと思うんですよ。皆さんに了承を得る。そうした場合、こういう理由できょう一日だけでやらなければいけないから、ぜひよろしくお願いします、終わる時間はこのぐらいかかりますということを言った上でやらないと、ばっと始まって四時という……。書記からいろいろ言ってきているけれども、実際は二日に分けてできなかったんですか。委員長としてはちゃんと説明しておいた方がいいよ。 ○あべ力也 委員長 今のお話でありますけれども、事務局とも協議をさせていただいて、一月中に委員会という話はなかったんですが、今回大変項目が多いということで二日間委員会を開ければという話もさせていただきましたが、どうしても二日間とるいとまがないということで、今回はどうしても一日でやってしまわなくてはならない。都市整備委員会の場合は監査委員さんが二人いたりとかというようなこともあって……。(「我々の方の都合なんですか。それとも理事者の都合なんですか。こちらの都合なんですか」と呼ぶ者あり)議会行事の関係です。(「議会行事の関係なんですか」と呼ぶ者あり)はい。それで、どうしても二回開くことが可能ではなかったということで、皆さんに多大な負担をおかけいたしましたことをおわびさせていただいて、また次の日程等に関しましては今ご発言がありましたようなことを勘案いたしまして、委員会の開催に向けて検討してまいりたいと思いますのでご了承いただきたいと思います。 ◆小畑敏雄 委員 今の発言中、監査委員が二人いるのを理由の一つに挙げられましたけれども、これは撤回していただきたい。なぜかといいますと、我々監査委員は監査委員であると同時に五つの常任委員会の委員になるという権利もあるわけです。そういう中で議会で選ばれて、好きこのんで立候補して監査委員になっているわけではないんです。選ばれてなっている以上、監査委員だから都市整備委員会で発言をしてはいけないとか、我々というよりも二人の監査委員は監査委員としての立場と都市整備委員としての立場をきちんと分けてそれぞれの業務を遂行しているのであって、それが公私混同するなり二つの役目が混同するような発言をしたのならば監査委員罷免の手続をとればいいのであって、少なくとも私たちはそういうことを今までした覚えはありません。ですから、そのことを理由にして委員会が開催できなかったという発言に対しては、これまた甚だ遺憾であります。 ○あべ力也 委員長 わかりました。しっかり受けとめさせていただきます。申しわけございません。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○あべ力也 委員長 それでは、以上で本日の都市整備常任委員会を散会いたします。     午後四時四分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   都市整備常任委員会    委員長...