• "事業主体等"(1/1)
ツイート シェア
  1. 世田谷区議会 2004-05-27
    平成16年  5月 区民生活常任委員会-05月27日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-04
    平成16年  5月 区民生活常任委員会-05月27日-01号平成16年 5月 区民生活常任委員会 世田谷区議会区民生活常任委員会会議録第六号 平成十六年五月二十七日(木曜日)  場  所 第二委員会室  出席委員(九名)    委員長       山口 拓    副委員長      中里光夫              下山芳男              山内 彰              飯塚和道              佐藤弘人              関口太一              桜井純子              羽田圭二  欠席委員(一名)              宍戸教男  事務局職員    議事担当係長    横山文男    調査係主事     佐々木 崇  出席説明員
       助役        山田真貴子   世田谷総合支所    総合支所長     長原敏夫    区民部長      石井一義    区民課長      西原ふみ子    地域振興課長    栗原康夫    すぐやる課長    畠山育也    地域窓口調整担当課長              澤谷 昇   北沢総合支所    区民部長      亀田 都    地域振興課長    田中文子   玉川総合支所    総合支所長     大西哲夫    区民部長      室本修司   砧総合支所    区民部長      溝口 猛   烏山総合支所    総合支所長     佐藤 洋    区民部長      河合岳夫    地域振興課長    石橋久哉   生活文化部    部長        青木俊雄    市民活動推進課長  根津典史    区民健康村・ふるさと交流課長              金澤弘道   環境総合対策室    室長        板垣正幸    環境課長      堀川雄人   産業振興部    部長        堀 恵子    商業課長      杉本 亨    工業・雇用促進課長 山﨑廣孝    都市農地課長    寺林敏彦    副参事       板谷雅光   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 平成十六年度主要事務事業について   (2) 新たな出張所のあり方に関する報告について   (3) 遊具の安全管理について   (4) 北沢区民会館二階ホールの使用休止について   (5) 「(仮称)NPOセンター」の整備について   (6) 臨海斎場の利用状況について   (7) 環境基本計画・一般廃棄物処理基本計画の改定に係る区民意見交換会の開催について   (8) 旧国立小児病院跡地の医療廃棄物処理に関する住民説明会の開催結果について   (9) 産業振興基本条例の一部改正後の動きについて   (10) 「(仮称)ものづくり学校」について   (11) 「せたがや観光夢舞台」~等々力渓谷・春編~の開催について   (12) 行事予定等について      ・ 第十四回北沢音楽祭の開催について      ・ 第二十七回ふるさと区民まつりの開催について      ・ 「第五十一回世田谷夏季農産物品評会」の開催について   (13) その他  2.協議事項   (1) 行政視察について   (2) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前十時開議 ○山口拓 委員長 ただいまから区民生活常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 本日の委員会に宍戸委員より公務のため欠席の届けが出ておりますので、ご報告いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行います。  それでは、報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)平成十六年度主要事務事業について、理事者の説明をお願いします。 ◎石井 世田谷総合支所区民部長 それでは、お手元の資料、平成十六年度主要事務事業に基づき、各総合支所の主要事務事業について一ページから六ページまでの七事業を一括ご説明させていただきます。  まず最初に、一ページの住民参加の促進でございますけれども、この事業は各総合支所や各出張所の地区ごとに地域、地区の身近な課題をテーマといたしまして区民の皆さんと懇談会を開催いたしまして、情報や意見交換を行うものでございます。昨年度は、各地区で安全なまちづくり活動、あるいは生活道路整備、歩きたばこ対策、それから防犯対策などをテーマといたしまして、身近なまちづくり推進協議会や出張所が主催者となって開催しております。本年度につきましても、昨年同様、各地区でそれぞれのテーマを設定いたしまして懇談会を開催する計画でございます。  次に、身近なまちづくりの推進事業の目的でございますけれども、地区の住民によるまちづくりを推進するために、出張所を単位といたしまして身近なまちづくり推進協議会を設けるとともに、部会を設置いたしまして課題や問題点の解決を図り、豊かな地域社会を形成するものでございます。また、この推進協議会が実施する多くの活動に対しまして、区職員から成ります地区まちづくり支援職員や担当職員制度を活用いたしまして、区民と一体となって地区に根差したまちづくりに取り組むものでございます。  平成十五年度の活動状況でございますけれども、各地区によって異なりますが、地域合同防災訓練、あるいは放置自転車クリーンキャンペーン、ふれあいまつりなど、多くのイベントや活動を行っております。  続きまして、相談事業でございますけれども、相談事業は昨年新たに設置されましたすぐやる課の事業とこれまでの一般的な相談事業がございます。すぐやる課は、昨年六月、区民相談や要望等について早期解決を図るために設置されました。本年三月までの相談件数は、すぐやる課及び分室を含めまして六千六百六十八件ございました。その中で出動件数は二千九百九十八件でございました。また、相談件数の一番はカラスの問題、二番目が騒音、振動、悪臭等の問題、三番目が道路に関するものとございます。  続きまして、一般的な総合支所で行っている相談事業でございますけれども、区民相談、弁護士相談、夜間の弁護士相談の三相談がございます。また、世田谷総合支所のみの相談事業は、税務・登記・不動産相談、身の上相談、ほか二件ございます。件数等が出ておりますが、これにつきましては表にはございませんが、これを申し上げると時間がかかりますので、別途、必要があればお出ししてまいりたいと考えております。  それから、地域広報の推進でございますけれども、二ページをごらんいただきたいと思います。この事業につきましては、区民の皆さんにコミュニティー活動の紹介や身近な町の話題等を提供するため、毎月二十五日に地域広報紙を発行しております。また、広報広聴課と連携いたしましてホームページの開設やインターネットチャンネル放送の広報媒体を行っております。  続きまして、三ページ、ふるさとまつりの協賛事業でございますけれども、この事業は、地域の特性を生かした各種のおまつりや文化活動に対しまして区が側面的な支援を行うことによりまして、各地域の区民の皆さんの連帯意識を醸成するとともに、自主的なまちづくり活動を促進するものでございます。区の支援及び支援事業の主なものにつきましては、右に記載のとおりでございます。  続きまして、四ページをごらんいただきたいと思います。区民の防災行動力の向上事業でございますが、災害時における区民の相互の協力あるいは救助体制を確立するために助け合いネットワークづくりを地域と行政が協働して進めることによりまして、地域防災力の強化を図るものでございます。また、災害時に区民が適切な行動、効果的な連携ができるよう、防災区民活動組織の活動を支援するための活動支援奨励金を交付するほか、地域防災訓練、あるいは避難所体験訓練、防災教室等への資機材の供与等も行い、組織の充実強化を図るものでございます。  なお、防災区民組織の現況や活動内容等につきましては、右側の記載のとおりでございます。  続きまして、六ページをお開きください。現在、戸籍簿や戸籍の利用等は紙原本で管理しております。原本の記載や証明等の交付に時間を非常に要しております。このようなことから、戸籍原本をデータベース化することによりまして、証明書の交付時間等の短縮など区民サービスの向上や行政事務の省力化あるいは効率化を図るものでございます。既にこの事業につきましては平成十五年十二月に着手いたしまして、随時稼働しているものでございます。 ◎青木 生活文化部長 引き続きまして、生活文化部の事業についてご説明をさせていただきます。  七ページをお開きいただきたいと思います。市民活動推進課の事業でございますが、まず、市民活動の推進は、公益的な市民活動に対してその自立を促す、あるいは支援をしていく、情報提供していく等々の活動でございまして、事業の手法としては、右側、1市民活動支援事業の実施から4いい・こみゅにてぃの推進まで四つほど挙げてございます。  今年度は特に、3市民活動施設整備の実施ということで、中町二丁目にございます旧中町職員寮を改修いたしまして、NPO活動の拠点として整備をしていく。これは後ほど別途ご報告をさせていただきたいと思います。  八ページに参りまして、臨海斎場運営、本年一月十五日から稼働しておりますけれども、なかなか世田谷区の利用が伸びていないという悩みがありますが、これも後ほど利用状況につきましては別途ご報告を申し上げますが、そういう課題を抱えて今年度もこれは頑張っていきたいと思います。  九ページにお移りをいただきまして、区民利用施設の利用促進、これは基本的には十五年度と同様の手法でやってまいります。けやきネットの問題、特にインターネットを利用した利用がすごく伸びてきておりますが、この辺の普及をさらに図っていきたいなと思っております。  それから、区民の葬祭の場の確保ということで、専用施設としてはみどり会館がございますけれども、あわせまして地区会館等を幅広く活用できるよう、今年度もまた力を入れてまいりたいと思います。  一一ページに移っていただきまして、文化・国際・男女共同参画課の事業でございます。  文化事業の推進については記載のとおりで、市民大学の運営についても今年度特に目新しい点はございません。  一二ページ、文化施設の運営ということで、これは財団を統合いたしまして新しくせたがや文化財団が活動を始めております。特に、今までは統合したてということで同居を始めたのかなという程度だったと思いますけれども、昨日、理事会がございまして、ちょっと話題になりましたけれども、どうして一体化を高めていくかというようなことが話題になっておりました。美術館、文学館、文生センターをいかに連携させながら新しく財団のメリットを生かすか、そういうことを課題として今年度取り組んでまいります。細かい事業については記載のとおりでございます。  一五ページにお移りをいただきたいと思います。国際交流ですが、これもほぼ前年同様でございます。姉妹都市の交流の促進で、今年度、ドゥブリング区との交流、提携二十周年ということで親善訪問を予定してございます。  一六ページ、「男女が共に生きるせたがやプラン」調整計画の推進ということで、これは平成十六年度から十八年度までの調整計画をベースにいたしましていろいろやっていくということで、特に、従来からの課題でございます審議会等の女性委員の登用率の向上、あるいはDVの対策、その辺に力を入れたいと思います。  あわせまして、一七ページ、3男性の育児参画促進、この辺も大きなテーマとして部としては頑張っていきたいなと思っております。  一九ページにお移りをいただきたいと思います。区民健康村・ふるさと交流課の事業でございます。地域交流・まつり事業支援、これも後ほど行事予定でご報告をいたしますが、今年度、第二十七回目を迎えますふるさと区民まつり、この辺がメーンになってまいります。  二〇ページ、指定保養施設の管理、これもいろいろ課題は多い事業ではございますが、昨年度、補助率の見直し等々を行いまして、少しでも幅広くご利用いただけるような仕組みを少しずつ整備をしてきております。その辺を視野に入れまして今年度も改善に取り組んでまいりたいと思います。  二一ページでございます。健康村ふるさとづくりの推進、それから友好の森事業の推進、これはいずれも川場村関連の事業でございます。これも十五年度と同様の中身でまいりたいと思いますが、特にふるさとづくりの推進の方で1、(3)仮称棚田オーナー制度というのを記載してございますが、この辺は新しい試みとして実施していきたいと思います。  二二ページ、消費生活課の事業でございます。消費者の自立した生活を支える人材の確保、あるいは体制の整備、消費生活相談の充実、特に消費者相談、この辺が本当に最近の時代には珍しい右肩上がりで件数が増加しておりまして、内容も非常に高度化というんですか、悪質化といいますか、その辺が際立ってきております。その辺を十分心しながら、こういう事業の充実に今年度も取り組んでまいります。  生活文化部は以上でございます。 ◎板垣 環境総合対策室長 それでは、環境総合対策室の事業についてご説明申し上げます。  二三ページでございますが、まず最初に地球温暖化対策の推進でございます。これにつきましては、今年度につきましては環境基本計画及び環境行動指針の見直しに取り組みたいというふうに思っております。事業の内容及び手法等につきましては記載のとおりでございます。  次に、環境マネジメントシステム、いわゆるISO14001の推進でございますが、これも引き続き取り組んでまいります。特に、内容及び手法のところの4でございますけれども、今年度は更新審査の受審ということです。平成十三年の十一月にISOの認証取得をしてございますが、三年で更新の年になってございますので、更新審査を受審してまいります。  次に二四ページでございますが、ダイオキシン類等の有害化学物質対策の推進ということで、これも引き続き取り組んでいるところでございます。事業の内容及び手法等に記載しておりますように、ダイオキシン類の調査、あるいは大気汚染の測定、河川水質環境の調査等につきまして引き続き行ってまいります。  次の二五ページでございます。自動車公害対策の推進ということでございます。これも例年どおりでございますけれども、事業の内容及び手法に記載のとおりでございますが、7ディーゼル車への粒子状物質減少装置の装着助成につきまして、平成十五年度に引き続きまして助成を実施してまいります。助成条件等につきましては、そこに記載のとおりでございます。  次に二六ページでございますが、ポイ捨てごみゼロとエコアップ活動の推進ということでございます。ポイ捨て防止等につきましては、総合支所の地域振興課とも連携をしながら取り組んでまいります。事業の内容及び手法のところの1、(3)でございますが、路上禁煙地区の指定、啓発、清掃活動の推進ということで、三月に条例改正をいたしまして路上禁煙地区の指定が可能になりましたので、今年度、何カ所かの指定に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
     次に、区民、事業者等による環境配慮行動の実践ということでございますが、これにつきましてもエコライフ世田谷大作戦を昨年度展開してございますが、本年度もさらに四万世帯を目標にいたしましてエコライフの取り組みをしていきたいというふうに思っております。  次に二七ページでございます。開発事業等に対する環境配慮の推進ということでございます。これにつきましては、環境配慮制度の対象となる開発事業等に対しまして適切な指導に引き続き取り組んでまいります。  さらに、環境学習・啓発事業の推進につきましても、例年どおり取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。  最後でございますが、新規事業としまして、本年度、都市・生活型公害等の対策ということで、いわゆるカラス対策を実施してございます。本年度、七百万円の予算をつけていただきまして、巣の撤去を行ってございます。予定件数二百件と書いてございますが、既に五月中旬ぐらいで百三十件を超えるような巣の撤去の陳情等がございまして、既にそういうような実績を上げているところでございます。  環境総合対策室につきましては以上でございます。 ◎堀 産業振興部長 それでは、十七事業を掲載させていただきましたので、ご説明申し上げます。  二八ページ、まず、区内中小企業の経営基盤の安定等に行っている事業でございまして、右端の方に三項目掲げさせていただきました。中小企業振興事業資金融資あっせん及び利子補給、2事業用融資に対する利子補給、3融資・経営相談でございます。二九ページは、その詳細でございます。  三〇ページに行きまして、創業支援塾、産業表彰、勤労者福祉の促進、勤労者福祉の促進は通称セラ・サービスという形で行っている事業でございます。  三一ページに参りまして、三一ページは、活力ある商店街育成事業のハード事業、街路灯の立てかえとか案内板の設置、カラー舗装等でございまして、右側の三二ページにソフト事業を掲載させていただいております。こちらは、ポイントカード、ホームページの開設等の事業でございます。それから、「新・元気を出せ!商店街事業」を活用したイベント支援事業、それと、ことしは新規で商店街加入促進支援事業、後ほどご報告させていただきますが、改正産業振興基本条例の取り組みについての事業でございます。それから、区内共通商品券の普及拡大事業に取り組ませていただきます。  三三ページに参りまして、地域産業の活性化に向けて行っている取り組みでございます。三点書かせていただきました。観光による産業の振興、これにつきましても後ほどご報告させていただきます。それから、産学公連携の推進と、スタンプ・プラス・ワンという地域通貨的な取り組みでございます。  三四ページに参りまして、雇用の創出、拡大、就業促進への支援ということで、合同就職面接会、キャリアカウンセリング相談、社会保険・労働相談を行っております。  三五ページ、継続ですが、今年度は新規で、5にありますように若年者トライアル雇用促進奨励金、これはハローワークと連携して行う予定でございます。それから、6若年者向け就業支援事業は、昨年、就職支援プログラムという形で取り組ませていただきました。この事業等を想定して考えております。それから、はつらつ高齢者就業機会創出支援事業、五十五歳以上の高齢者の事業でございますが、秋口以降を考えております。  三六ページに参りまして、シルバー人材センターの事業、それと緊急地域雇用創出特別交付金でございます。これは今年度が最後の事業でございます。  三七ページへ参りまして、新規でものづくり学校の開設を考えております。二十三日に説明会を行いましたので、後ほど、その報告をさせていただきます。それから、せたがや未来博。今までは青年の祭典・産業フェアということで行っておりましたが、ことしはせたがや未来博と名称を変えまして、十月十六、十七日に開催したいと思っております。  三八ページ以降は都市農地課の事業でございますが、有機農業の促進、区内農産物の即売市、せたがや農業塾、三九ページに参りまして、ブランド化推進、今年度は新規事業で花ブランドの開発を考えております。ふれあい農業の促進ということで、野菜のもぎ取りとか果実のもぎ取りの事業を行っております。  最後になりますが、区民農園の整備で、ファミリー農園、砧クラインガルテン、学童・ふれあい農園を行っております。砧クラインガルテンにつきましては、区内に一つございますが、昨年末、所有者の方がお亡くなりになりました。現在、ご遺族の方々が協議中ですので、具体的な状況がわかりましたら、その後またご報告させていただきたいと思っております。  以上、産業振興部の主要事務事業でございます。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆羽田圭二 委員 最初の一ページなんですけれども、住民参加の促進ということで、この間、地域懇談会なり地区懇談会をやられてきたということなんですが、ここ数年言われていることなんですけれども、やや形骸化しているのではないか。つまり、集まるメンバーだとか、そういう点で、非常に限られた方しか集まっていないのではないか、あるいは、質問だとか要望、意見等々がある意味で事前に準備をしなくてはならないみたいなことも、振り返るとあったのではないか。そういう点を踏まえて、ことしまた新たにということだとは思うんですが、その辺で何かお考えがあればお聞きしておきたいと思います。 ◎西原 世田谷総合支所区民課長 今、形骸化というようなご指摘がございましたけれども、手法にも書いてございますけれども、多くの区民の方に気軽にご参加いただけるように、時期、それからテーマを絞り、また、周知方法等につきまして地域の実情に合わせて工夫をしていきたいと考えております。 ◆羽田圭二 委員 あと、ちょっと飛びますけれども、産業振興の関係とか幾つかあるんですけれども、要するに、見直しはこの間それなりにやってきて、予算もそれで通ったということだとは思うんですけれども、それぞれ決める場合の経緯で十分住民に伝わっていなかったりだとか、十分相談がされていなかったというのが結構あるのではないかと思われるんです。そういう抽象的なことを言ってもわからないと思うので、例えば具体的に言うと、観光ということで産業振興部の関係で、これから五月の下旬に等々力渓谷で会があるかと思うんですが、例えば等々力渓谷のその会などについても周辺住民によく伝わっていなかったりだとか、その点はこの間も指摘されてきていると思うんです。  それで、特に等々力渓谷というのは、この間、議会でも議論になっていますけれども、湧水問題が、今後どういうふうに保全をしていくのかだとか、それなり関心が高いところだと思うんです。そういう点を踏まえるならば、もう少し丁寧にやる必要があるのではないか。言いかえれば、玉川は玉川でそれなりに日常的にも地下水の保全の問題だとか湧水の保全の問題で一定程度、住民から指摘があって考えざるを得ない。その一方で、産業振興部が今度のようなイベントを開くということで、その辺の連携という意味ではきちんと行われているのかどうか、そういう不安もあるんですけれども、その辺はどうなんですか。 ◎板谷 産業振興部副参事 等々力渓谷に関しましては、後で事業報告しますように、五月二十九、三十日で渓谷の公園の整備拡張用地を活用しまして、等々力商店街さんと共催で行います。  最初のご指摘のありました町会等のご案内なんですけれども、商店街さんと町会の会長さんに改めてご案内状を送付するとともに、近隣の方にはポスティングということで、玉川の土木課の職員と一緒に事業のご案内をさせていただいております。  今回、準備期間が短かったので、少しその辺の配慮が欠けたところもございますが、今後、秋に向けて、その辺、地域のご理解も含めまして進めていきたいと思っております。 ◎大西 玉川総合支所長 今のご指摘は、確かに多少のことはあったと思います。明日の都市整備委員会で、今、羽田委員がおっしゃられた等々力渓谷の整備については報告をさせていただきまして、二十九、三十日については、玉川総合支所としても整備の前の状況をいろんな方に見ていただいて、いろんなご意見をいただく、そういうふうな進め方をしております。 ◆羽田圭二 委員 そういう点で、その連携みたいなことは今はどうなんですかね。助役さんに伺いますけれども、要するに、産業振興部がやろうとしていることと玉川がやろうとしていることが、今言っているのは一つの例ですけれども、それが何か考えていることが一致していないんじゃないですかということなんです。 ◎山田 助役 委員ご指摘のとおり、世田谷区は非常に大きな組織でございますので、一つの事業に関して複数の所管がかかわるというところがございまして、そういう意味では横の連携が非常に重要になってくるというふうに考えております。そういった意味では、それぞれの事業に関しまして十分な連携がとれるように、まずは所管同士で連絡体制をしっかりとるということは日ごろから心がけているところでございます。特に必要な事業で連携が重要になるものにつきましては、きちんと仕組みをつくりまして対応していくようにしてまいりたいと従来から心がけておりますけれども、今後ともそのようにしてまいりたいと思っております。 ◎堀 産業振興部長 申しわけありませんが、実務レベルで事実経過をお話しさせていただきたいと思っております。今回の件に関しましては、先ほど大西総合支所長からお話もありましたように、産業振興部としては単独で動いたわけではなくて、総合支所と土木課、それから前の所属名で公園、そういうところと十分な打ち合わせをしてまいりました。最後になりまして町会の方といろいろありましたが、そういう意味では横の連携という点ではかなり連携を密にして取り組んでまいったと思っております。 ◆羽田圭二 委員 最初に住民参加の促進ということが言われているわけで、ある意味で一番大事なところが欠けたのではないかと私は思うんです。ですから、言い方は大変失礼ですけれども、独走で区がやって、住民は後回しみたいなことにもなりかねないという指摘もありましたので、それは意見として申し上げておきます。 ◆飯塚和道 委員 下北沢にハローワークが誘致されて、私も行ってきましたけれども、特徴的なのは、パソコンでやると世田谷の企業が出てくる。パソコンが十五台、若者を中心にしながら順番待ちというぐらい、そういう意味で、私は場所もよかったなと。  ただ、一つ、これは今後ぜひ連携をとっていただきたいのは、新卒は六本木の方に行かないとだめということなんですね。あくまでも現在職がないとか、そういう意味で学生さんは六本木の方にという話を何人か言われたらしい。そういう意味で、スペース的な問題もあると思うんですけれども、できれば新卒であっても就職活動を、その辺の連携を含めてあの辺でできないかなと。その辺はどういうお考えか、お伺いします。 ◎山﨑 工業・雇用促進課長 下北沢のワークプラザにつきましては、今ご指摘のとおり非常に好評でございまして、区としましてはそのほかに、先ほどもご説明申し上げましたけれども、五十五歳以上のアクティブシニア事業も考えてございます。今、委員からご指摘のありました新卒者及び若年層の就職活動につきましても、ハローワーク等と連携をとりながらさまざまな方法を考えてまいりたいと思います。 ◆山内彰 委員 一六ページなんですが、審議会等の女性委員の登用率三〇%を目指すと書かれていて、最初これを見たときは新鮮に感じたんだけれども、今の世田谷区の感じだったら、別に三〇%にこだわらないで、五〇%でも六〇%でも構わないんだから、逆にこの数字をとっちゃった方がすっきりするのではないかなという気持ちに今なったので、これは要望です。  それからもう一つ、二四ページの環境総合対策室で、ダイオキシン類の調査が年六回ということだけで固定されちゃっているような気がするんだけれども、新しい清掃工場云々の問題があるので、ある程度柔軟性を持たせておいて、この調査というのが難しくてお金がかかって何とかというのか、自分もわからないんだけれども、もう少し柔軟性を持たせておいて、住民の要望があれば緊急にできるというような幅をつくっておいた方がいいんじゃないかなと思うんですが、そのことについて。 ◎堀川 環境課長 ただいまご指摘をいただきましたダイオキシンの調査は年六回と申しますが、こちらにつきましては一般大気中のものでございます。それで、玉川総合支所、砧総合支所の屋上でこれは測定調査しておるところでございますが、基本的にダイオキシンの環境基準等の測定につきましては年間の平均値を用いるということになっております。そういうことで年六回程度測定、連続して十日間程度であったかと存じますが、そういうものを測定して平均値を出しておるわけでございます。  ご指摘をいただきましたような、区民からの調査に関する要望等について、今後柔軟な体制も考えていけるように検討してまいりたいと存じます。 ◆佐藤弘人 委員 二七ページの一番上に開発事業等に対する環境配慮の推進、その右側に大規模な開発事業等に対する環境配慮の誘導とあるんですが、この環境だけの一言だと抽象的なんですけれども、具体的にどういった環境に配慮をするという重点項目がもしあるのであれば教えていただきたいんです。 ◎板垣 環境総合対策室長 これにつきましては、環境配慮制度の中にいろんな項目を設けていまして、例えば騒音、振動とか、工事中に対する配慮から、緑に対する配慮とか、項目をかなり細かく決めてございます。それに対する環境計画書を出させて、それに対しまして私どもの方で指導していく、あるいは環境審議会の意見をいただいたものをさらに指導していくというような体制で今取り組んでいるところでございまして、項目につきましてはかなりきめ細かに決めて指導している状況でございます。 ◆佐藤弘人 委員 その計画書というのは区の独自様式と解釈していいんですか。 ◎板垣 環境総合対策室長 環境計画書の様式がございますので、それに基づいてそういう配慮事項等について記載させたものを提出させているという状況でございます。 ◆関口太一 委員 七ページをあけていただきたいんですが、NPOとのネットワークの構築が主要事業内容に述べられているんですけれども、具体的にネットワーク化はどのように考えていられるんでしょうか。 ◎青木 生活文化部長 きのうの段階で私どもの方で確認できているNPO法人の数が区内で一八五団体ございます。そのすべてが加入しているわけではないんですけれども、NPO法人連絡会という集まりがございまして、実はその連絡会としてまた新たに法人格を取ろうというような動きがございます。区としてもその辺を核にしながら有機的なネットワークを組めればいいなというので、今お会いしてお話ししたり、どんなふうにすれば支援できるのか、いろいろ相談させながらやっております。そんなふうなことで連携という、そういう道筋を見きわめていきたいと考えています。 ◆関口太一 委員 あと一点お聞きしたいんですが、路上禁煙地域の指定を今年度中にというお話があったんですけれども、幾つの地域を大体いつまでにと今考えられていますか。 ◎板垣 環境総合対策室長 今、少し相談もさせていただいている地域もございます。二カ所ほど進めていきたいなというところもございます。これにつきましては、地元の合意といいますか、ある程度の理解もいただかないと、場合によっては商店街等の中ではそういう必要もないというようなご意見もちらほらあったりとかということも聞いてございますので、ある程度の合意形成も必要だと思っております。指定をする際には何らかの説明会等も行いながら合意を得ながら進めたいと思っております。  時期等につきましては、できるだけ早く指定をしていきたいと思っております。 ◆下山芳男 委員 三〇ページなんですけれども、いわゆる勤労者福祉の促進ということで、セラ・サービスということでかなりの金額の予算が計上されているんですが、会員数一万一千七百四十人、十六年三月ということになっているんですけれども、これは現状としてふえている傾向なのか、私としては自分の周りを見ると加入している方が少ないように思うんですけれども、そういった点はどういう傾向なのか、ちょっとお知らせいただきたい。 ◎杉本 商業課長 ご指摘のように、会員数については十年来下降線というか漸減に近い形で、ふえている傾向はないです。それにつきましてセラ・サービスとしましては、会員の獲得のために新規事業とか、それから、福利厚生事業の各区でやっている合同の、金額を下げて安く事業を普及する等の努力をされていると聞いております。 ◆中里光夫 委員 一六ページの、先ほどの審議会の女性登用率は、三〇%をできているものばかりではないと思うので、私はこれは残すべきだと思いますし、さらに上を目指すような姿勢がいいと思います。これは意見として。  質問なんですけれども、最後に区民農園のお話が四〇ページにあったかと思いますけれども、今後、区民農園をふやす計画というか予定はあるのかということと、先ほどの砧クラインガルテンで、所有者の方が亡くなったということですけれども、どのようになっているのか、教えて下さい。 ◎寺林 都市農地課長 二つご指摘いただきました。区民農園をふやす方策、まず前段の件ですけれども、これについては、相続発生等によりまして、その際については相続税をお支払いのために返還を求められることがあります。それがマイナス要因なんですが、とはいいましても、年間何件かの区民農園として利用してほしいという声もございますので、この場合については積極的にアプローチするなどの方策によりまして、なるべく数の減少については食いとどめたいと考えております。  後段のクラインガルテンの件の現状につきましてですが、先ほど部長からもご案内がございましたように、現在、相続人間で協議中でございます。この結果がわかり次第、ご案内させていただきたいと思います。 ◆羽田圭二 委員 二二ページの消費生活相談の充実というところで、先ほど、件数の増加と内容の高度化というか、内容自体が非常に難しくなっているという話がありましたけれども、最近の傾向として、若い人が能力開発等々、例えばどこの学校に行ったりだとか、専門的なそういう学校に行こうとした場合に大変なお金を取られて、それを解除しようとした場合になかなか解除ができなかっただとか、そういう相談等があったというふうに――これは私のところに直接寄せられた相談ということもあるんですけれども、そのように非常に若い人がそういう被害に遭うケースが多くなっているかと思うんです。  それとあわせて、相談件数が多くなっているということで、ここには二番目に相談員の資質向上と書かれているんですが、現実、今の相談員制度というのは、たしか非常勤といいますか、常勤ではないですよね。そういうことで十分な対応がとれるのかどうか、あるいは、それをどういうふうに補おうとしているのか、その辺も含めてちょっとお聞きしておきたいと思います。 ◎青木 生活文化部長 相談員につきましては、一六年度二名、委託でございますが、増員を図っております。  それから、高度なケースに対応できるような相談員の資質の確保でございますけれども、実は弁護士さんですとか、いろいろそういう専門の方にお入りいただきました消費生活審議会、そこでいろいろ具体的な内容を検討いただきまして、それにのっとって養成を図るというようなこともやってございます。  今、羽田委員がお話しになりました、特に若い世代の、男性と女性の感性をうまく利用したような悪質な商法が――キャッチセールスの形を変えたようなケースなんですが――増加しているのとあわせまして、パソコンですとか携帯電話、ああいったIT技術の進展が、我々の予測を上回る勢いで消費者問題というより、私に言わせれば犯罪だと思っていますけれども、そういうケースを生み出しているという状況で、なかなか大変は大変なんですけれども、とにかく安心安全というのは何も防犯、治安だけではなくて、こういったところに力を入れるのも安全安心のかなめの部分だろうと思っていますので、その辺はしっかり頑張っていきたいと思っております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(2)新たな出張所のあり方に関する報告について、理事者の説明をお願いします。 ◎石井 世田谷総合支所区民部長 それでは、お手元に配付されております「新たな出張所のあり方に関する報告」に基づきご説明をさせていただきます。  なお、この報告につきましては、企画総務常任委員会とのあわせ報告となっております。  「新たな出張所のあり方に関する報告」は一五ページから成っておりますが、お手元の資料の一番上に概要が添付してございますので、概要に沿って順次説明させていただきまして、本文の方もごらんいただく形になりますので、よろしくお願いいたします。  主旨でございますが、本文一ページをごらんいただきたいと思います。新たな出張所のあり方につきましては、これまでの経緯を踏まえ、平成十三年度までにまとめられました新たな地域行政推進の方針を受けて、平成十五年度に設置されました出張所検討部会により同年十二月に中間まとめが作成されました。この間、中間まとめをもとに、本年一月から二月末にかけまして二十七カ所の出張所地区ごとに説明会を開催し、方向性を説明してまいりました。今回の報告は、中間まとめに寄せられました区議会や地区説明会のご意見、要望等を踏まえて庁内の検討部会でまとめた新しい出張所のあり方に関する報告でございます。  2出張所の現状と課題でございますけれども、これも本文の一ページにございます。出張所は地域行政制度の中で区民に身近な行政拠点といたしまして、窓口事務とまちづくり事務を担ってまいりました。窓口事務におきましては、処理件数の半数が七つの出張所と世田谷総合支所の区民係に集中しております。また、今後の少子・高齢化社会を見据えた地域コミュニティーの活性化が課題となっております。  3基本的な考え方についてでございますが、これは本文の二ページにございます。少子・高齢化等の進展の中で、より一層の地域コミュニティーの活性化が求められる今日、地区まちづくりの強化と窓口サービスの見直しなど、効率的な事務運営を両立させた新たな出張所の再構築が必要でございます。  4中間報告でございますが、本文の三ページでございます。中間報告に寄せられた意見についてでございます。寄せられたご意見は五つに分類しております。(1)はあり方全般に関するご意見、(2)は区民窓口に関するご意見、(3)が活動ひろばに関するご意見、(4)が自動交付機に関するご意見、(5)が広報に関する意見をいただいておりますが、後ほどこれにつきましてはごらんいただきたいと存じます。  それから、新たな出張所の概要でございますが、一四ページ、一番最後から二枚目にございますけれども、新たな体制概要図に基づきましてご説明をさせていただきます。新たな体制概要図を見ますと、一番上が現在の出張所、中ほどが新たな出張所の体制、一番下が七カ所の出張所及びまちづくり出張所二十カ所を支える体制ということで区分けしてございます。現在の出張所二十七カ所におきましては、事務を大きく分けますと、窓口サービス、それとまちづくり事業の二つに分かれております。新たな出張所七カ所につきましては、現行の二十七カ所の出張所と同じ体制、事務を実施いたします。新たな事務、サービスといたしまして、自動交付機の設置というのがございます。また、この中に福祉相談というのが一番下の枠の中に入っておりますが、出張窓口というのもございます。これを新たに検討していきたいというふうに思っております。  それから、仮称まちづくり出張所二十カ所についてでございますけれども、窓口サービス、この中では保険証の再交付など、それから相談事業を展開してまいりたいと考えております。それから、まちづくり部分は、今までの二十七の出張所でやっていた機能をそのまま継続していくというものでございます。そのほかに新たな部分といたしましては、自動交付機、それから福祉相談の出張窓口の設置を新たに検討してまいる所存でございます。  それから、支援体制といたしまして、一番下になりますけれども、転入通知処理や郵送請求、あるいは不在者実態調査、不現住実態調査などの業務を集約いたして取り扱う集中事務処理組織を新設する考えでございます。  また、(2)といたしまして、現在の地区まちづくり支援職員並びに担当職員の制度を見直しまして、七カ所の出張所と二十カ所の仮称まちづくり出張所におけるまちづくり機能への支援を図ってまいりたいと考えております。  そのほかに、(3)といたしまして総合支所のバックアップ体制でございますが、今後の地域行政制度のあり方検討にあわせて実施方法を探っていきたいと考えております。  それから、一番下の福祉相談の受け入れでございますが、在宅介護支援センター等と連携により、スペースを活用した福祉出張相談の実施の方向で検討してまいりたいと思っております。  次に、四ページをお開きいただきたいと思います。出張所の名称でございますけれども、駅周辺七カ所の出張所はこれまでの出張所と基本的に同じ機能を有することから、これまでと同じ出張所としております。そのほかの二十カ所につきましては、いろいろな提案がございましたけれども、仮称まちづくり出張所をもっての提案といたしております。  続きまして、(2)七カ所の出張所及び二十カ所の仮称まちづくり出張所の設置場所でございますけれども、まず最初に五ページをお開きください。七カ所の出張所につきましては、鉄道主要駅周辺で窓口取扱件数を考慮いたしまして、太子堂、経堂、北沢、等々力、用賀――用賀につきましては二子玉川分室も含めてございます――それと成城、烏山としております。また、二十カ所のまちづくり出張所でございますけれども、これは七ページをお開きいただきたいと思います。池尻から祖師谷出張所の二十カ所となっております。  次に、取扱業務についてでございますけれども、最後の一五ページをごらんいただきたいと思います。ここに新旧体制における取扱業務の比較ということで左右分かれておりますが、左側は現在の出張所の事務。その出張所の事務につきましても、一般事務と渉外事務、まちづくり事務というふうな三つに分けてございまして、この事務を七カ所の出張所と二十カ所のまちづくり出張所に分けてございます。  まず最初に、新しい出張所七カ所分の窓口サービス機能でございますけれども、左の表の(1)の1)から11)まで、それから13)から15)まで、17)、21)の部分を行うことになっております。それから、17)、21)につきましては、一部の出張所のみで行う事務でございます。それから、まちづくり機能につきましては、(1)の12)、16)、18)から20)、(2)、(3)という形で記載されておりまして、この事務につきましては、現在の出張所と同じ形で実施する予定となっております。  それから、新しいサービスといたしまして自動交付機の設置が全七カ所の出張所にも予定されております。この自動交付機の設置につきましては、住民票の写し、あるいは印鑑登録証明書、納課税証明書等を発行してまいる所存でございます。  それから、二十カ所のまちづくり出張所でございますけれども、一般事務といたしましては、ここに記載のように12)と16)、18)、19)、20)の事務を実施していきます。そのほかに渉外事務といたしましては、現在までやっていた事務、それからまちづくり事務につきましては、今までどおりの事務を実施していくことになっております。  それから、取扱う窓口事務というのがございまして、これは国民健康保険証、あるいは国民健康保険の高齢受給者証、介護保険保険証、資格者証、そういうものをこの窓口で交付していくことになっております。  それから、自動交付機につきましては、先ほどご説明申し上げましたけれども、二十カ所のまちづくり出張所におきましても自動交付機を設置していくことでございます。  それから、新たなサービスといたしまして、一番下に四角で囲ってございますが、自動交付機の設置、休日窓口開設の試行ということで一カ所を検討しております。それから、コンビニ収納の実施ということで、これも検討してございます。そのほかに福祉相談、出張窓口ということでございます。  次に、本文の六ページをお開きいただきたいと思います。出張所、まちづくり出張所の体制でございますけれども、まず七カ所の出張所でございますが、これは一番下の3)体制となっております。七カ所の出張所は、これまでの出張所と同様の機能を有することになりますので、現行の所長、次長、まちづくり担当の体制として、窓口集中に伴う人員体制にも配慮することとしております。  それから、七ページをお開き願います。これは二十カ所のまちづくり出張所の体制でございますけれども、八ページに、新たな(仮称)まちづくり出張所においては、地域団体の活動や地区まちづくりへの支援の強化を図るため、所長、まちづくり担当係長、一般職員のほか非常勤職員の配置を基本とする執行体制を整備するというものでございます。  続きまして、新たなサービスにつきましてご説明をさせていただきます。先ほどもご説明申し上げましたけれども、自動交付機の設置と時間外利用、あるいは休日窓口の試行、コンビニ収納、福祉相談の四点について新たに実施の方向で検討を進めております。  それから、スケジュールについてでございますけれども、一三ページをお開きください。平成十七年四月の新組織のスタートを目途に記載してございます。このスケジュールにつきましては現在のところ案でございますので、移行計画検討の中で詳細化をしてまいりたいと思っております。  雑駁でございますが、説明は以上でございます。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆関口太一 委員 今ある出張所とまず比較したいんですが、七カ所の主要出張所は、前提として、今ある出張所の機能をそのまま一〇〇%維持するというふうにまず理解してよろしいですね。いかがでしょうか。 ◎長原 世田谷総合支所長 今後、細かいことは詰めていくことになりますが、考え方としては、七カ所の説明の部分については現在の出張所を想定していただいてよろしいかと思います。 ◆関口太一 委員 残りの二十カ所の出張所は、新旧比較表を見ているんですが、今ある出張所の仕事、機能と比べてどこがなくなるのかというのが非常にわかりづらいので、そこを少しご説明いただけますか。 ◎長原 世田谷総合支所長 現在の出張所と今お話しの仮称まちづくり出張所の部分だと思いますが、基本的にはいわゆるまちづくり機能というところが現在と変わらないとご理解いただいてよろしいかと思います。これは非常に雑駁な言い方で、考え方の問題でございますけれども。  大きく変わるのは、今までの出張所、先ほどちょっと報告書の中に出ていますが、昭和二十二年にできた当時の出張所と今の出張所の大きな違いというのは住民記録関係の窓口の部分でして、当時はいろいろな届け出そのものが自分の区域の出張所に行かなければ届け出ができなかった。それが、情報化等々の関係で今はオンライン化が進んでおりますから、どこの窓口でもできるようになったということで、特に交通の便のいい窓口のところへ集中してきている。要するに、窓口部門のところが出張所間で非常に件数等々で格差が出てきている。そういうようなこと。それから、今後のいろいろな需要等を考えると、トータルな面で出張所のあり方を見直して限られた財源を有効に活用してということで見直しをしてきているわけでございますけれども、その中で大きく変わるのは、今申し上げましたオンラインで行っている窓口の部分が、特に仮称まちづくり出張所の部分では現在の出張所と事務が変わってくるということでございます。 ◆関口太一 委員 ここに現在の出張所の役割として、一般事務で1)から21)まで書いてございますよね。右側の新しい仮称まちづくり出張所の取り扱う窓口事務(例示)のところに国民健康保険証等々を書いていらっしゃいますよね。ここに書いていないものが、今考え得る中ではまちづくり出張所では機能がなくなるというふうに考えていいんですか、 ◎長原 世田谷総合支所長 書いていないといいますか、ここで現在の出張所、今ある全体のものを七つの出張所と二十カ所の仮称まちづくり出張所に分類した表でございますので、当然、二十カ所の仮称まちづくり出張所のところで記載されていないものが、先ほど申し上げたいわゆるオンライン化等々で行われている事務でございますので、その部分については現在の出張所と仮称まちづくり出張所の事務の違いの部分というふうに理解していただいてよろしいと思います。 ◆桜井純子 委員 福祉相談についてちょっとお聞きしたいんですけれども、現在でも在宅介護支援センターは物すごく忙しくて、結構人員が不足しているという話が聞かれるんです。身近なところに福祉の相談ができる窓口があるというのはすごくいいことだとは思うんですけれども、このことを聞くと、現実的に大丈夫なのかどうなのかという気もするんですが、現在のところ、どこまで現実的な話が進んでいるのかということをお聞きしたいんですけれども。 ◎長原 世田谷総合支所長 あくまでも今回は報告書が最終的にまとまりまして、これからこれを具体化するために今移行計画のようなものをつくって、具体的な細かいところまで煮詰めていきますので、今お話しの福祉の部分も当然その中で検討はしてまいります。  この福祉相談は「(出張窓口)」というような書き方をしてございます。現時点での考え方としては、あくまでも出張所のところ、あるいは仮称まちづくり出張所のところのスペースを確保して、そして幾つかの福祉団体がそこへ、そのスペースを活用して相談窓口を開くとか、何か事業をやるとか、そういうような形のものを今イメージしておりまして、現時点では出張所の職員がそこで何かをやるのではなくて、そこのスペースを確保して、そこに福祉団体から出てきて、そこで何かをやるかというイメージのところまでは今イメージ的には固めております。  ただ、これにつきましても、具体的にどういうふうにするのかについては今後の移行計画の検討の中で具体的に固めていきたいと考えております。 ◆桜井純子 委員 このアイデアはすごくいいと私は思いますので、ぜひきちんとした話し合いと連携で現実的に中身のあるものになるように、そこら辺をよく注意してきちんと進めていただきたいと思います。 ◆羽田圭二 委員 町会だとか自治会等で一番不安に思われてきたことは、まちづくり機能が今後どうなのかという点だったと思うんです。要するに、今までやってきたイベントだとか、町会、自治会の協力を得てやってきたこと、あるいは自主的にやられてきたこと等々を含めて、それが後退するということが今回の改革によってあってはならないということだと思うんです。その辺はどうでしょうかね。
    ◎石井 世田谷総合支所区民部長 この点につきましては、執行体制の中で触れておりますけれども、今までの出張所長、まちづくり担当係長、そのほかに職員という形の中でサービスやまちづくり機能が後退しないような形で対応していきたいというふうに考えております。それから、先ほど申し上げましたけれども、身近なまちづくり支援職員、担当職員の機能を活用して支援体制をとっていくということでございます。 ◆羽田圭二 委員 もう一つは、自動交付機の設置ということが言われていますが、要するに、単純に言えば今までの住民票等々については自動交付機でとれる、どこでもとれます、二十カ所については自動交付機を設置するからとれるということなんですが、この説明によると、これから自動交付機利用可能カードをつくるということだと思うんです。つまり、カードがなければ自動交付機が利用できないということだと思うんです。これは当然、どういうカードをつくるかということも今後検討されていくとは思うんですが、恐らく、カードをつくるかつくらないかということも含めて、住民の意思決定が必要になるかと思うんです。つまり、ふだん住民票をしょっちゅう出すなんていうことはほとんどないわけであって、そうすると、カードをつくる必要があるかどうかということも含めてかなり丁寧にやっていく必要があるし、それから、もう一度戻りますけれども、自動交付機はカードがなければ使えないということをきちんとしておかないと、行ってみたらカードがないから使えませんということで返される、あるいは、ほかの駅前の出張所に行かされるということにもなりかねないと思うんです。その辺はどの辺までお考えなのか。 ◎長原 世田谷総合支所長 今お話しのように、自動交付機につきましては、機械だけ置いてすぐに使えるということでなくて、その前提として、それを使うためのカードをお持ちいただくということでございます。カードにつきましては、今いろいろと具体的にどのカードをどういうふうに使えるようにしていくかということは検討しているところでございます。  一つには、印鑑登録をしてある方は印鑑登録のカードをお持ちでして、新しいものはストライプが入っている、そういうカードを自動交付機でも使えるようにできないか。あるいは、住基カードもございますので、これも使えないか。今、カードがたくさん世の中にありますので、またこのためだけのカードを発行するというのもあれですから、なるべく既存のカードを使えるようにはしていきたいと思っております。  いずれにいたしましても、今お話しのように、自動交付機をつければだれでもすぐその場で使えるというものでなくて、カードという問題がございますので、事前にはその辺については十分周知徹底を図っていきたい、このように考えております。 ◆佐藤弘人 委員 一四ページの概要図の支援体制のところの(3)の総合支所のバックアップ体制がよくわからないんですけれども、今後の地域行政制度のあり方の検討にあわせて実施を図るとあることは、新たな出張所の体制はスタートしても、検討が間に合わなければ延びるということなんですか。これはどういうことなんですか。 ◎石井 世田谷総合支所区民部長 この件につきましては、それまでにその考え方を、いずれにしてもこれはあくまでも報告でございますので、これに沿って考え方を今後検討していくということでございます。 ◆佐藤弘人 委員 そうすると、総合支所のバックアップ体制というのは、この概念図で言う位置づけはどういうふうになるんですか。体制としてバックアップがあるのかどうなのかという話なんですけれども。 ◎長原 世田谷総合支所長 当然、出張所の見直しとともに、三層構造といいますか、特に本庁と総合支所のあり方が重点的になると思いますが、今後そういう全体的な見直しもしていかなければならない。その中で出張所をいかにバックアップしていくかを検討していくということでこの報告書の中で述べられておりますので、この図の中で具体的に総合支所は出張所をどういうふうにバックアップするかというところまではまだ煮詰まっておりません。特に移行計画、あるいは基本計画の策定に向けて、今後、三層構造等も検討してまいりますので、その中で出張所を念頭に置いて総合支所のあり方も検討していく、特に支援のあり方を検討していくという方向性が示されているということでございます。 ◆佐藤弘人 委員 もう一つ聞かせてもらいたんだけれども、その下の、さっきの桜井委員の話と関連するんですが、福祉相談の受け入れで、在宅介護支援センターのスタッフが出張所に出張して相談の窓口をするということだと思うんです。これが今現在考えられているのは常勤なのか、非常勤なのか、これをちょっと教えていただきたいんです。 ◎長原 世田谷総合支所長 まだ具体的にどういう形でそこに福祉の団体が――その福祉の団体も一つだけではありませんから、幾つかの団体がそのスペースを活用して事業を行う、活動をするかということはまだ固まっておりません。したがいまして、常勤、非常勤というのも、常設だと思うんですが、常設かそうではないかということになりますと、まだ具体的に固まっておりません。  今の段階では、あくまでも出張所にそういうスペースを設けて、今までは出張所の外にあった団体がそこへ来て、そのスペースを活用していろいろと福祉の相談をやったりということを考えておりますので、一つのものを常設するというイメージよりも、スペースをつくって、幾つかのところがスペースを活用して、そのたびごとに事業を行う、今のところはそんなようなイメージを持っております。  ただ、いずれにいたしましても、先ほど申し上げたとおり、これから移行計画をつくっていきますので、福祉部門とかそのほかの部門と連携を図ってつくっていきますので、そのときに具体的な窓口の開き方だとか活動の仕方、その辺については当然そこにあわせて煮詰めていくことになります。 ◆佐藤弘人 委員 では、煮詰めるということなので、今要望しますけれども、前にもお話ししたんですけれども、相談窓口というのは一つは、例えばホテルで言うコンシェルジェという概念が僕は非常に大事だと思うんです。例えば、今度、JR東京駅には鉄道のコンシェルジェというコーナーができているんです。これは別に鉄道のことだけではなくて、何でもいい相談窓口にいつもいるところにだれかが行って何でも相談して、何なりと対処してもらう。  せっかく新たな出張所の体制で、今、在宅介護支援センターが区内に二十七カ所あって、それがわざわざ出張所に来てもらわないとなかなか区民と接点がないということも問題なんでしょうけれども、やるのであれば、ちゃんとした概念をつくってもらわないと。相談窓口はたくさんありますので、それも定期だったり不定期だったりしていますから、新たな体制でもしやるのであれば、コンシェルジェという、例えば区民に対してできるだけサービスの提供を最大限に生かしてあげるという、その概念をぜひ持っていただいた窓口に、もしやるのであればしていただきたいということだけ要望させてください。 ◆飯塚和道 委員 さっき羽田委員からもあったんですけれども、十一月に自動交付機が試行導入、一月に自動交付。それで、カードの件なんですけれども、例えば住基ネットですと一人一枚ですよね。例えば印鑑証明ですと一人一枚ということはないよね。大体、一家で一枚か二枚、そういう場合、自動交付機を使う場合、例えば子どもの場合、印鑑証明でやれば一家全員がとれるのか、その辺。 ◎澤谷 世田谷総合支所地域窓口調整担当課長 自動交付機を導入するに当たっての所管でございますので、私からお答えさせていただきます。  先ほど総合支所長からもご説明がありましたが、自動交付機については現在所管で考えているところでは、認証カードが当然必要になるんですが、その認証カードについては印鑑登録証を考えております。印鑑登録証は、一人が一つの分しか登録してございませんので、あくまで印鑑登録証でとれるのはご本人のみでございます。ただ、印鑑登録証でそれぞれ暗証番号を登録していただきますと、住民票については同一世帯がとれるようになります。また、住基カードということも考えておりますので、住基カードでも課税証明はご本人のみ、印鑑登録証はご本人のみ、住民票は同一世帯ということで今区分して考えて検討しておるところでございます。 ◆飯塚和道 委員 カードにこだわるわけではないんだけれども、これは住民票だけとか、これはだめとか、正直言いまして、カードを何枚か用意しないと――例えば、一枚のカードでも家族全員がとれるようであればと思いますけれども、住基ネットの場合は一人一枚だよね。現在、二千人ぐらいしか登録を多分していないと思うので、ほとんどの区民の方は実は住基ネットに登録していないと思うんだね。これは大丈夫なの。あとわずか、もう数カ月しかないわけだね。設置はされた、果たしてという、その辺が非常に心配なもので、その辺は早急に対応策を考えないと間に合わないんじゃないかという感じもちょっとするんだよね。その辺を明確にやっていただければ。でないと、設置したけれども使われないではあれだと思うので、これは意外と一番大事な部分だと思うんです。早急に検討していただきたいと思います。 ◎長原 世田谷総合支所長 今いろいろお話がございましたとおり、自動交付機の導入については、機械そのものの導入よりも、むしろ今お話のあったような使う部分、特にカードの普及、周知徹底という部分がありまして、それもこのためだけのカードをまた一枚持つと何枚も持つような話になってしまうということで、なるべく既存のカードを有効に活用したい。  ただ、そこには、逆に言えばプライバシーといいますか、個人情報の部分もありますので、その辺も検討していかなければいけない。ただ、いずれにいたしましても、カードを使うためには条例改正も必要ですし、いろんな準備もありますので、早急に区民の方々には周知徹底を図って、そごのないように、これについては十分やっていきたいと考えております。 ◆羽田圭二 委員 関連なんですけれども、住基カードを使うというのは、この間、住基カードの利用の問題はいろいろ議論もありますよね。その辺の心配みたいなものはないんですか。 ◎澤谷 世田谷総合支所地域窓口調整担当課長 できるだけ自動交付機につきましては既存のカードを使うということで、今、住基カードについては五月現在で二千枚を突破したところなんですが、住基カードを自動交付機で使うということになりますと、当然条例をつくらなければいけないという規定に法令でなっております。そのときは条例を提案しまして、きちっとご審議していただくということで考えております。 ◆羽田圭二 委員 つまり、現状、住基カードにいろんな情報を入れるかどうかは議論がありますよね。住基カードを持ち歩くということ自体がどうなのかということも、この間議論としていろいろありましたよね。例えば印鑑登録の数というのは私は知りませんけれども、そちらの方で間に合えばそれでも構わないんじゃないですかということなんです。 ◎澤谷 世田谷総合支所地域窓口調整担当課長 住基カードのセキュリティーについてはこれまでもいろいろ議論していただいたところなんですが、住基カードは当然独自利用領域を幾つか持っておりまして、各自治体が独自利用をして区民の方に利便を図っていただくというのがカードの最終的な目的ということにもなっております。当然、セキュリティーにも十分に留意しながら議会とも相談させていただきながら、独自利用条例ということでご審議していただき、住基カードを自動交付機でも使えるようにということで、世田谷区でも電子政府世田谷の推進の中でもうたってきておりますので、そういったことでまた今後進めていきたいというふうに考えております。 ◎長原 世田谷総合支所長 カードにつきましては、あくまでもこれから具体的に検討していきますし、それから、今の住基カードについても条例改正等々の手続を踏まなければ実際には実現できない話で、またいろいろとご相談していくことになります。  いずれにいたしましても、先ほど言った、カードを使わなければ自動交付機は使えないということについて、十分区民の方々にはご説明していかなければいけない。その中でどういうふうにカードを使っていくか、どのカードを使うのか、これは有料、無料の部分もございますので、そういうことも含めまして今後移行計画の中で十分緻密に計画を立てていきたい、このように考えております。 ◆羽田圭二 委員 今の答弁でわかりましたけれども、住基カードを使うことについては慎重に扱う必要があるということなんです。そういうことを言いたいわけです。 ◆関口太一 委員 三点ほどあるんですが、まず体制についてお伺いしたいんですけれども、出張所が所長、次長、まちづくり担当係長で、仮称まちづくり出張所云々と書いておりますが、今回見直すまず一つの動機づけとして、二十七カ所それぞれ利用度が違う。行かれる区民の方々の色合いも違うし、頻度も違うし、いろんな違いがあるから見直しましょうという、まず一つの動機があったと思うんです。主要七カ所に関しては窓口集中があるので、こういう人員体制にしますというのはわかります。あと一点、残りの二十カ所に関してなんですけれども、一律でこの人員体制でいくんですか。まず、それを一点お伺いしたい。  あと、まちづくり出張所の機能の中で、私は特に主要七カ所の中で、例えばキャロットタワーにある文化生活情報センターの中のいわゆる活動ひろば的な機能がございますよね。プリンターを置いてあったり、区民の方々がビラをつくったり、ポスターをつくったりできるような機能。今回の見直しに当たって活動ひろばという名前が最初に出てきたものですから、私は、出張所、特に主要七カ所の中では、すべてとは言いませんが、あれに似た機能がまちづくり機能の中に入ってくるのかなというふうに少し思っていたんです。今見てみますと、その機能が入っていないんですが、その辺はどう考えているのかという点。  あと一点ですが、これもかねてから私がずっと申し上げているんですが、今回の中間報告書の中でも基本的な考え方として財政状況とか財源という言葉が出てきておりますので、果たして改革した後、具体的な数字的にどうなったのかというのも改めてきちっとご報告をいただければと思います。  以上三点についてお伺いします。 ◎長原 世田谷総合支所長 まず一点目の、二十カ所の仮称まちづくり出張所の部分の体制のお話でございます。これは具体的に例えば人員の問題、そういうものについては、今後人事当局が区全体の視点から最終的には内容を固めまして、区が最終的に判断するということで、現在、もちろんまだ具体的に煮詰まって決定しているものではありません。  その中で、今お話しのように、当初スタートするときに一律の体制でやるのか、それとも、先ほど言われたとおり、二十カ所といってもいろいろと内容的に格差があるんじゃないか。だから、格差をつけるのかということについて、実は今検討の中でもその論議はしているところでございます。  ただ、いずれにしても、出張所の新しい体制がスタートした後、一定期間を踏まえて検証はすることにしておりますので、一律にスタートしたときには検証を踏まえて、またその場で、そのときに格差があれば格差を是正するということもあり得ると思います。  それから、事前にスタートする前にいわゆる格差と言われる部分が、区民の方から見ても明らかにそうであるというふうな確証が持てれば、スタートの時点から一律ではなくて、ある程度格差をつけるということも考えられるんですが、今の最終報告書の段階ではまだそこをどちらにするかということは煮詰まっておりません。ただ、いずれにしても、スタートしていく中で二十カ所と一律に言うけれども、そこの中には内容的に格差という表現がいいのかどうかわかりませんが、内容が違うというのは事実だと思いますので、その辺については今後とも十分調べていきたいと思っております。  それから、七カ所の方でまちづくり機能の部分でございますが、現時点では当然まちづくり機能は今もありまして、それは検証していくわけですから、今と変わらないということでございますので、従来のまちづくり機能はそのまま引き継いでいきます。ですから、七カ所の部分についても当然まちづくり機能はございます。  そういう中で、今後、まちづくり機能をできればもっと拡充していきたいというふうに考えておりますから、それはほかの二十カ所の部分と同様にまちづくり機能は七カ所の部分についてもできる限り拡充していきたいということはございます。ですから、七カ所のところについてもまちづくり機能は当然十分にあるというふうに考えております。  最後の、これを行った後にコストの面だとかいろいろな効果はどうなんだというお話がございまして、これは当然検証しなければいけないと思っておりますが、何分にも今の段階ではまだ人員の体制自体も固まっておりません。今の段階ではその結果がどうだということは出ませんけれども、当然、スタートしたときにこういうものについてはどういう見通しがあるのか、あるいは、スタートした後どういうような効果があるのかということは検証して示していかなければいけないというような認識をしております。 ◆中里光夫 委員 まちづくり出張所の方ですけれども、中間まとめのときは窓口業務がなくなるような印象があるんですけれども、これだと、業務を限定して窓口を置くようなイメージなんですが、常設の窓口で職員がそこにいつもいるという体制を考えていらっしゃるんですか。 ◎長原 世田谷総合支所長 体制的に考え方としては、要するに、まちづくり出張所になったら、あちこちに出かけたり、いろいろな活動をしていて空っぽになってしまっている。よく交番なんかも今空っぽのところがありますが、そういうようなことがないように。これはなぜかといいますと、もちろん通常のまちづくりの活動でもそうなんですが、それ以外にも例えば、具体的になってきているのが、自動交付機。お年寄りが来られて、ちょっと使えないというときにだれもいなくて、結局そこで交付できなかったというようなことがないように介助する必要があるんじゃないかというご意見を大分強くいただいております。そういうことにも対応していけるような体制を考えていかなければいけないだろうと今思っておりますので、それ相当の体制は考えていきます。  そのときに窓口はどうなのかということなんですが、今回、先ほど言いました交付とか証明の関係は機械でできるだけ対応していくようにしますが、一時的な相談だとか、できれば補完的なものということで、窓口の部分もできる限りのことはやっていきたいと思っております。その部分については、今後、補完機能ですとか――補完という言葉がいいかどうかわかりませんが、まちづくり機能以外の部分でどういうことを一般事務的にやっていくのかということが固まるのとあわせて体制の方も考えていきたいと考えております。少なくとも、まちづくり出張所になったら、空っぽになってしまうようなことがないように、そういう体制だけは十分整えていきたいと考えております。  あと詳細については先ほど来申し上げていますが、今はまだ庁内の報告の段階で、これもすぐ実現できませんので、具体的には移管計画というものをこれからつくっていきますので、その中で詳細は煮詰めていきたいと考えております。 ◆中里光夫 委員 それから、出張所がまちづくり出張所という名前に変わって、空っぽにしない、だれか職員がいつもいるということで、住民の方はこれまでいろんなことを出張所でやってきたわけなので、出かけていくと思うんですけれども、いざ窓口で届けを出そうとか、いろいろ何かしようと思ったら、今までできていたことが、今度は機能を減らすということですから、このやり方だと、できないという場合がたくさん出てくると思うんです。そうすると、結局、七カ所の方に行ってやってくださいという話になると思うんです。地域行政を進めるということで、出張所で完結した形で住民サービスを提供するというのが、これまでの世田谷区の大方針だったと思うんですけれども、出張所間でたらい回しみたいなことが大量に発生するのではないかと思うんですが、その辺はどう考えていますか。 ◎長原 世田谷総合支所長 今回の新しい出張所のあり方を具体化していく中では、当然そういうことのないように考えていくわけでございますけれども、今回の出張所の見直しというのは、要するに、もっとトータル的に、今の時代の流れですとか、その一方で、地区ごとにかかわっているまちづくりのもっと充実強化というようなことを踏まえながら、限られた資源の中でどういうふうにやっていこうかということを今検討しております。そのためには、当然、本庁のあり方とか総合支所のあり方もかかわってくるとは思いますけれども、そういう中でトータル的に区民の方々にご理解いただいて改革していこうと考えております。その中では、今のように、行って、あれっというようなことがないように十分に周知、あるいはご理解をいただくように努めてまいります。 ◆中里光夫 委員 そうはいっても、名前も出張所ですし、そういう方がたくさん出るんじゃないかと思うので、これは大問題だというふうに思います。  それから、今、周知徹底するというお話もありましたけれども、前回、出張所ごとに説明会をやったというのが非常に限定されたものだったということで私もこの間ずっと言ってきたんですけれども、今後の説明はどういうふうにやるご予定でしょうか。 ◎長原 世田谷総合支所長 今のところ、七月ごろには区民の方々にご説明できるようにしたいということで検討しております。その方法についてももちろんいろいろとご意見をいただいております。今後煮詰めていきますけれども、少なくとも区民の方々からご意見をいただく方法として、「区のおしらせ」、あるいはホームページ等々で十分周知して、そういう形ででもご意見をいただく。それから、地区ごとに説明会のようなものを開いて、そこでもご意見をいただくというような形になろうかと思います。  地区の説明会の開催の仕方については、いろいろとご意見をいただいております。今はまだこの時点でどういう形でやるかということは決まっておりませんので、今後、詳細については詰めていきたいと考えております。 ◆中里光夫 委員 この間、ここの委員会でも説明会のあり方ということで、一方的な伝達で終わったりとか、住民が集まりにくい時間を設定したりだとか、そういうやり方は問題があるということが議論されてきたと思うんです。まだ検討中の問題もたくさん課題が残っているので、きちんと住民の意見を聞いて、それを反映させるようにしていただきたいと思うのと、もう一つ聞きたいんですけれども、中間まとめのときは三人程度ということを言っていて、今度新しく体制を置くということも出ています。具体的に何人程度とか、そういう数字はあるんでしょうか。 ◎長原 世田谷総合支所長 現時点で人員等の内容については固まっておりません。先ほど申し上げたとおり、人事当局の方で区全体の視点から最初に考え、それから区として最終的に確定をしていくんですが、検討の段階で中心になっているのは総合支所と地域情報政策担当部なんですが、その実務的検討の事務レベルでは、先ほど言ったように自動交付機の対応、お年寄りが来られて使えないときに介助するというようなことも含めて、どういうような体制が必要なのかということを検討しております。今のところ、先ほど言った、所長、まちづくり担当係長、一般事務、非常勤という体制の中で、実務的には実質五名程度が適切ではないかということを、総合支所とか地域情報政策担当部のサイドでは考えております。この辺について人事の方に、これでどうだろうかということは提案しておりますが、当然まだこれから先そういうことも踏まえていろいろと検討され、区として最終的に決定いたしますので、今の段階ではまだ具体的な人員とか、そういう体制は決まっておりません。 ◆中里光夫 委員 地域ごとにいろいろ状況も違うという話もありますので、よく検討していただきたいと思います。  それから、ちょっと話は戻るんですけれども、二十カ所の方でこれまでやっていたことができなくなる、結局その分が七カ所に集中することになるというふうに考えるんですけれども、どの程度集中するとか、そういう予測は立てていますか。 ◎長原 世田谷総合支所長 手元に具体的な数字はございませんが、この報告書の中にもありますとおり、当然、今まで二十七カ所でやっていた部分が七カ所に集約されますと、そこへ窓口の事務が集中するということは想定されますので、その部分についての対応は別途考えていくという姿勢ではございます。この報告書の中にもそういうふうに書いてございます。ただ、手元に具体的なデータはございませんが、そういうことは当然想定されますので、その対応はきちんとやっていきたいと考えております。 ◆中里光夫 委員 集中の度合いというか、数字的なものは出していないということですか。 ◎長原 世田谷総合支所長 検討の段階ではいろいろなデータは使っておりますが、それは一つ二つのデータでなく、いろいろなデータを使っておりますから、いろいろと検討はしておりますが、これがこうだからこうだというような部分で確定したデータというんですか、そういうものは持っていないということでございます。 ◆中里光夫 委員 意見というか要望なんですけれども、これまで世田谷区が進めてきた地域行政で、本当に住民の一番身近なところに職員が出かけていって、住民の目線で区民に取り組む。区民にしても、ワンストップサービスとか言われていますけれども、そこで用がすべて済む、何回も行ったりとか、たらい回しにされたりとかというのがないように、常駐の職員を置くのであれば、必ず空っぽにしないというのであれば、これができませんからあっちに行ってくださいというようなことがあってはならないと思うんです。私は基本的に窓口機能を削るというやり方には反対なので、検討していただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(3)遊具の安全管理について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎石橋 烏山総合支所地域振興課長 それでは、遊具の安全管理についてご報告申し上げます。  なお、これは各部のあわせ報告になっておりますが、一枚めくっていただきまして、別表の方をごらんいただきますと、施設が公園、児童遊園、プレーパーク等載っております。それぞれに遊具が設置されておるわけですが、烏山区民センターの広場が地域振興課の所管ということで、烏山地域振興課の方から報告をさせていただきます。  これにつきましては、平成十六年の四月二日、大阪府の高槻市の府営住宅内の公園に設置されていました回転型の遊具で児童の指が切断されるという事件が発端となりまして、遊具の安全点検を行いました。結果は別表にまとめたとおりでありますが、区内の施設には大阪府と同様の遊具はございませんでした。点検に際しまして、部品交換、ボルト締め等の補修を行いまして安全を確認しております。なお引き続き遊具の点検等をいたしまして、今後とも安全に万全を期したいと思っております。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆中里光夫 委員 公園の遊具で、この安全点検の結果だと思うんですけれども、最近撤去されて、なかなか新しいのができないというようなお話を区民の方から聞いているんですけれども、その辺の現状はどうなんでしょうか。 ◎石橋 烏山総合支所地域振興課長 今回の部分につきましては撤去になるものも余りないと思うんですが、烏山区民センターの場合ですと、去年の段階で新聞紙上等で問題になったときに、スプリング型の、上に乗る、パンダの形をした乗り物があったんですが、破損していまして修理がきかないということで撤去いたしました。  遊具については中小企業の製品が非常に多くなっておりまして、設置からかなり年月がたっているものに対して、この不況ですので倒産している場合がかなり多いのでございます。現在、烏山の滑り台についても、設置した業者が倒産という形になっておりまして、部品の補充がきかないものがかなりあります。これにつきまして、その業務を引き受けた会社に代替の部品を製造してほしいという依頼をしておるんですが、これについては、設計段階から安全性を考えてやらないと十分な強度があるかどうかわからない、だから基本的にはつくらない、できないというような返事をいただいております。PL法の関係で責任が持てない、そういうことだと思います。  それで、私どもとしましては、安全基準をつくっている協会があるんですが、これはもともとは国土交通省で指針が出ているんですが、社団法人日本公園施設業協会、ここで安全基準をつくっておりますので、そちらの方に個別に、故障なり何なりの事件があった場合には、こういう状態で十分な安全が確保できるのか、あるいは補修ができるのかというようなところを確認して対応を図りたいと思っております。  現在、烏山の施設についても一部キャップがとれているとか、そういうものがあって補修をしている段階でありますが、財政状況も非常に厳しいので、新たなものを設置となるとかなり計画的にやらなければいけない、低額の補修というのがなかなか難しい、こういう状態になっております。 ◆中里光夫 委員 世田谷の公園管理事務所で私は聞いたんですけれども、滑り台の支柱の根元が腐食していて撤去した例があるというようなお話をしていて、代替の設置のめどは立っていないというようなお話だったんですけれども、烏山以外でもそういうのがあるんじゃないかと思うんですが。 ◎河合 烏山総合支所区民部長 私どもが報告を今回の点検ということで受けているのはごらんになっているとおりで、三宿にあります烏山川緑道のところがちょっと腐食していて撤去したという案件だけなので、ほかはないというふうに認識をしているんですが。 ◆中里光夫 委員 私はあるというふうに聞いていますので、今回の点検というだけにとどまらずに、再度ぜひ報告していただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(4)北沢区民会館二階ホールの使用休止について、理事者の方の説明をお願いします。 ◎田中 北沢総合支所地域振興課長 それでは、資料に沿いましてご説明をいたします。  北沢区民会館の二階にありますホールで、タウンホールと呼ばれているホールですが、このホールにつきまして工事のため一部使用を休止するということでございます。  休止の期間ですが、本年の十二月一日から二十八日までの約一カ月間でございます。  休止の理由は、舞台装置の老朽化による改修工事ということで、北沢タウンホールは平成三年の開館以来十三年を経過しておりますので、舞台照明等の設備全般に経年による劣化が発生しているため改修工事を行うものでございます。  区民の皆様への周知方法ですが、施設内に掲示を出すとともに、「区のおしらせ せたがや」に掲載をいたしております。  なお、今回の改修工事はホール部分に関する工事でございますので、その他の集会室等の使用につきましてはこれまでと同じようにお使えいただけますので、申し添えます。 ○山口拓 委員長 ただいまのご説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(5)「(仮称)NPOセンター」の整備について、理事者の説明をお願いします。 ◎根津 市民活動推進課長 それでは、お手元の資料に基づきまして報告させていただきます。  仮称NPOセンターの整備についてでございますが、先ほど事務事業説明の中でも申し上げましたとおり、旧中町職員寮を活用してNPO等の事務所や活動スペース、連携、協力の場として提供していくものでございます。NPOに一括で賃貸借をして、NPOの知恵と力による管理運営を目指すということを考えてございます。  目的につきましては、記載のとおりでございます。  また、施設の概要につきましては、記載のとおり、中町の場所の職員寮をそのまま使います。面積とかはそのままでございます。  別紙に図面がございますのでご参照していただければと思いますが、ここの利用計画といたしましては、二階、三階が従前個室がございました。全部十平米ということだったんですが、二階の個室につきましてはぶち抜きをして二十平米で五室用意をしたい。それから、三階は十平米のまま十五室で事務室等ということで使いたい。ここも市民活動団体の自立促進支援スペースということで、これについてはNPOに管理をお任せすることから、オフィスに使う、あるいは会議室に使う、作業室に使う、いろんなそういう使い方を工夫していただくということがありますので、私どもとしてはそういう事務室ということで用意してございますが、使い方はNPOによって考えていただきます。  それから、談話室、和室、管理人室というのがございますが、これにつきましては、この図面には談話室、管理人室という記載はございませんが、これは私どもが改修を想定して建築許可申請上の図面できょうご提示したものですから、そこのところが表示が一部欠けておりまして申しわけございません。  会議室と書かれたところ、それから和室と書かれたところ、そういうところを活動交流スペースとしまして、区民との相談コーナー、あるいはNPO間の交流スペース、イベント等のスペースを考えております。  それから、一階の水防倉庫につきましては、倉庫の一部を使って、これで一階から三階までのエレベーターを設置する、そのエントランスということで水防倉庫を使ってまいります。  それから、4賃貸借契約の方法ということでございますが、普通財産の賃貸借契約によりまして建物を一括でNPOに貸し付けをしたいと考えております。契約相手方のNPOにつきましては、運営管理に関する企画を公募して、プロポーザルによって選定をしていきたいと考えております。  それから、5スケジュールでございますが、近隣住民説明とか公聴会、そういうものを済ませまして、六月に工事を着手して、八月、運営管理に関する企画の公募をいたします。それで、十月に契約相手方NPOを決定いたしまして、大体その時期に工事が竣工いたしますので、十一月くらいを目途に、仮称でございますが、NPOセンターを開設したいということを考えております。  予算につきましては、記載のとおりでございます。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆関口太一 委員 これは一括してNPOに建物をお貸しするということなんですか。賃貸料はどういうふうに考えられているんですか。 ◎根津 市民活動推進課長 貸付料につきましては、世田谷区財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の四条によりまして、NPOについては時価あるいは減額、免除というようなことが可能でございます。それで、私どもとしては、無料というのはNPOの活動の趣旨からも好ましくないと思いまして、賃料相当、賃料につきましては世田谷区の年間の維持費、そういうものをベースにしていただこうかなというぐあいに計算を現在しております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(6)臨海斎場の利用状況について、理事者の説明をお願いします。 ◎根津 市民活動推進課長 お手元に、臨海斎場の利用状況についてという資料がございます。名称、所在地、施設規模、事業主体等につきましては、既にご報告しているところでございます。
     今回、火葬場は一月十五日、葬儀式場は一月十六日から利用開始をいたしまして、ちょうど四カ月ほどたったところでございますが、五月二十四日までの利用状況を記載してございます。火葬場につきましては、世田谷区の利用が四カ月で五十二件ということでございます。それから、葬儀式場につきましては二十五件ということでございます。利用率がそのわきに出てございます。一月当初は、火葬場について三%程度だったんですけれども、ここ五月に来まして、率としては六%程度まで上がってきております。私どもも葬儀の業者の方に、この臨海斎場の利用をお願いしたいというようなことをPRしておりますけれども、まだまだPRが足りないかなと思いまして、今後こちらのPRに努めてまいりたいと思っております。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(7)環境基本計画・一般廃棄物処理基本計画の改定に係る区民意見交換会の開催について、理事者の説明をお願いします。 ◎堀川 環境課長 環境基本計画・一般廃棄物処理基本計画の改定に係る区民意見交換会の開催についてご報告いたします。  環境基本計画につきましては、既に本委員会にも報告させていただいておりますとおり、現在改定の準備を進めておるところでございますが、その改定を行うに当たり、区民等のご意見、ご提案の聴取を行うため、区民意見交換会を開催するものでございます。  なお、関連する一般廃棄物処理基本計画の改定に関しても区民意見交換会を開催するため、より多くの区民の皆様のご参加を得られるよう合同して開催することとしたものでございます。  日時、会場、周知方法については、資料記載のとおりでございます。  なお、本件につきましては、五月三十一日開催予定の清掃・リサイクル対策特別委員会においてもあわせて報告をさせていただく予定でございます。 ○山口拓 委員長 ただいまのご説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆中里光夫 委員 改定を行うに当たりということで、住民から意見をもらう議論のたたき台になるような提案は何かあるんですか。 ◎堀川 環境課長 環境基本計画につきましては、先日、各委員にも配付させていただいた環境施策評価報告書をまとめたところでございますので、そこでお示ししたような区の環境の現状あるいは課題について区の認識をご説明した上で、区の環境に関する目標とすべきもの、あるいは施策のあり方等についてご意見、ご提案等をいただければと考えております。 ◆中里光夫 委員 私も見させていただきましたけれども、ざっと見た感じで、最近世田谷で問題になっている土壌汚染、医療廃棄物であるとか、清掃工場の跡地であるとか、こういう問題が触れられていなかったような気がするんです。私は、これだけ問題になっているんですから、こういう問題にきちんと取り組んでいく、しかも、跡地ということで建物がなくなってからどれも発見されていますので、これは事業中のところの土壌汚染等について今後調べたりできるような、そういうことも考えていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎堀川 環境課長 土壌汚染につきましては、この間さまざまなところで、平成十四年度から区の事務となりまして対応してきたところでございますので、そのあたりについても機会を見て区民の皆様にご説明していきたいと考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(8)旧国立小児病院跡地の医療廃棄物処理に関する住民説明会の開催結果について、理事者の説明をお願いします。 ◎堀川 環境課長 旧国立小児病院跡地の医療廃棄物処理に関する説明会の開催結果についてご報告いたします。  本件、旧国立小児病院跡地の件につきましては、昨年度から本委員会にご報告させていただいておるところでございますが、先月、国立成育医療センターが工期延長に伴う説明会を開催しましたので、その内容等について報告するものでございます。  日時、会場、参加者等については、資料記載のとおりでございます。  成育医療センターからの説明内容でございますが、(1)概要に記載しておりますが、まず、十五年四月以降の経緯の説明がございまして、本委員会にも二月に報告させていただいておりますが、五月まで工期を延長して処理する予定となっておったわけでございます。ところが、本年二月に、追加処理に先立ちまして試掘調査を行ったところ、微量ではあるが医療廃棄物の存在が確認されたということでございまして、処理計画の見直しを行い、さらに工期を延長して追加処理を実施することとしたということでございます。  試掘調査の結果については(2)に記載しておりますが、深いところでは深さ六メートルまでの範囲で医療廃棄物が確認されるなどということでございます。  また、(3)医療廃棄物残留の原因として推察されることについては、記載のとおりでございますが、明治三十二年の病院設置以来のことなども推察されておるところでございます。  資料裏面をごらんいただきたいと存じます。医療廃棄物に関する追加処理につきましては、地山、これは関東ローム層になりますが、それの十センチ下まで掘削し、土壌を入れかえるなどの方策を実施することが表明されております。また、工期については、年明けの平成十七年二月までを目途に埋め戻しを終了していくということで予定されております。  検証、確認などにつきましては、資料記載のとおりでございます。  なお、去る五月十八日火曜日でございますが、こちらの土壌の処理工事中に白骨が発見されまして、世田谷警察署の現地確認では、人の骨であること、ほぼ一体であること、相当の年数を経ているというようなことが確認されまして、現在、警察当局により鑑識調査が行われているということを伺っております。  今後、区といたしましては、この人骨の問題も含めまして関係機関からの情報収集に努めるとともに、区民の皆様の不安を解消できるよう関係機関が適切な措置をとっていくことを確認してまいりたいと考えております。  なお、本件につきましては、明日開催予定の都市整備常任委員会においてもあわせて報告をさせていただく予定となっております。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆関口太一 委員 工期を延長して追加処理を実施されるということで、ここの地域は何度も何度もそういう医療廃棄物が出てきて、周りの区民の方々は心配が極度に達していると思うんですけれども、地山から十センチ下まで土壌を新たに入れかえるということで、これは期間はどれぐらいまでやるんですか。 ◎堀川 環境課長 廃棄物処理につきまして期間が長引き、区民の皆様の不安を払拭できていないことについては、区としても遺憾に存じております。今回の措置によりまして、この敷地は全体で二万六千平米程度あるわけでございますが、ただいま委員からもご指摘がありましたように、地山から十センチ以上掘るところがその約四分の三以上のところでございまして、かなりの時間がかかるということで、資料の裏面にも記載されておりますけれども、来年の二月ごろをめどにやっていくということで予定されておるところでございます。 ◆関口太一 委員 今お話のございました、五月十八日に出てきた件が入れかえ等に支障を来すというのは少しはあるんでしょうか。 ◎堀川 環境課長 人骨につきましては相当の年月を経ているというようなことで今お伺いしております。相当の年月ということで、四十年、五十年以上たっているのではないかというような推測がされておるところでございますが、そういうことでいえば、近年の事件というようなことはないだろうと見込まれております。今後、警察の鑑定結果を待ちたいとは考えておりますが、このこと自体が土壌の処理について大きな影響を与えるようなことは今はないものかと認識しております。 ◆関口太一 委員 引き続きこうやって新たに発見されたということは、結果としては、ある意味よかったことだと思っているんです。引き続き厳しい目で区としてもチェックの思いを持ち続けられることを要望しておきます。お願いいたします。 ◆飯塚和道 委員 人骨が出てきたということで、住民の方は非常に不安になっていますけれども、研究棟がいよいよ大蔵の方にできて、移設になりますね。そこの研究棟は、敷地面積で言うと約四分の一ですか。これをまた解体した場合に、医療廃棄物を含めて同じような、そういう可能性もなきにしもあらずということで、住民の方にすれば、その研究棟の跡地についても引き続き――当初、一切そういうものはないということで厚生労働省は打ち切ったわけですけれども、このようなことになると、そういう面で研究棟の跡地は今後、解体を含めてどのようにやっていくのか、それについても区の方でも十分協議していただきたいと思います。その辺は何かお聞きになっていますか。 ◎堀川 環境課長 ただいまご指摘いただきました研究棟の方につきましては、現在、秋ぐらいには大蔵の方に移転されるということで、十月ごろから解体撤去等が始まるのではないかということで私どもも認識しております。  現在解体済みのところで土壌汚染等の指導監督をしたところは東京都でございますので、こちらの指導監督官庁としての東京都、あるいは解体事業者である成育医療センター、そのあたりと十分に事前に協議をしまして、前回の件を教訓といたしまして徹底した措置をとるように協議を進めてまいりたいと思います。 ◆山内彰 委員 ここに関しては、私は小学校のときから中へ入って見ていたということを再三話したと思うんだけれども、それについて住民の方は見ているんですよね。そういうことも踏まえて、きちっとしたことをしないと、ちょっとしたことでもう大丈夫ですよなんていうやり方をしないようにね。今回はちょっと違うんだけれども、世田谷区でもこういうことがあったら十分にそういう調査をしてやってもらった方がかえってお金はかからないし、早く済むので、その辺のことを意見として述べておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(9)産業振興基本条例の一部改正後の動きについて、理事者の説明をお願いします。 ◎杉本 商業課長 四月一日に施行されました産業振興基本条例の一部改正、いわゆる商店街の加入促進の動きにつきましてご報告させていただきます。  三つに分けまして、まず区の動き、取り組みとしまして、周知を図るために、区の広報による周知を図りました。平成十五年の十二月十五日号におきまして条例の改正をご紹介させていただきました。それから、今年四月一日に条例施行をご紹介させていただきまして、六月十五日に、後で述べます加入促進大会のご紹介と区民参加の募集を載せる予定でございます。  次に、関係機関への周知を図るために、区振連、区商連――区の商店街連合会ですが――の役員会、総会等に毎回出席させていただきまして、改正内容の説明をさせていただきます。また、平成十六年度の補助金の説明会につきまして、各地区で改正内容の説明をさせていただきます。二番目に、東京都の商店街振興組合連合会によりまして、二月より毎月理事会に出席させていただきまして、改正内容の説明と各区のご協力を要請しているところでございます。次に、全国の商店街振興組合連合会には、六月に研修会で改正内容の協力要請を行う予定で進めております。また、東京都、神奈川におきまして、業界の専門誌に投稿させていただきまして、改正内容の周知を図っているところでございます。それから、二月になりますが、コンビニ、チェーン店等につきましては、区長名によりまして加入促進と協力の要請の文書を送らせていただきました。  次に、区商連の動きでございますが、早々に専属の委員会、加入促進委員会をつくっていただきまして活動していただいております。その活動をちょっとご説明いたしますと、委員会としまして四地区それぞれ二名、理事長クラスの方が選出されまして、動きとしましては、コンビニエンスストア等の本社、十二社になりますが、本社に協力要請の行動をそれぞれしていただきました。また、都内の宅地建物取引協会世田谷支部へ依頼行動を行わせていただきます。それから、六月二十九日になるんですが、商店街の加入促進に向けて、区の商店街全体の大会を砧区民会館で開く予定でございますので、この内容につきまして詳しくなりましたら、またご報告させていただきます。  それから、区商連の新しい広報誌として「パワーアップ商店街通信」というのを作成しまして、区内の商店街に向けて実績が上がるように周知を図っていくと聞いております。  3他自治体等の動きにつきましては、東京商工会議所の主催によりまして、二月より日本チェーンストア協会、日本フランチャイズチェーン協会、日本ボランタリーチェーン協会、それから都商店街振興組合連合会等の関係団体によりまして会議体を持ちまして、この件につきましてご検討されていると聞いております。五月までに三回開かれていると聞いております。  それから、港区、杉並区等につきましても条例制定の動きがあると聞いております。  今後も、このような動きを通しまして実効性があるように進めてまいりたいと思います。  なお、施行後の具体的な加入件数等につきましては、恐縮なんですが、六月二十九日の大会に向けまして、現在、区商連を通してアンケート調査をしております。それにつきまして、現在、細かい数字は出ませんが、判明次第、順次報告させていただくと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(10)「(仮称)ものづくり学校」について、理事者の説明をお願いします。 ◎山﨑 工業・雇用促進課長 お手元に、仮称ものづくり学校についての資料を配らせていただいております。この資料につきましては、去る五月二十三日に仮称ものづくり学校の説明会におきまして参加者の方々に配付した資料でございます。  内容をごらんいただきますと、A3の表、裏でございまして、A3の表にはものづくり学校の考え方等について説明をしております。右下の方にスケジュールについて書いてございますけれども、八月ぐらいにオープンということで住民の方にも周知をしてございます。  裏面につきましては、安全管理や施設の運営管理についてということで、今まで町会あるいはPTAと協議を重ねてまいりまして、当面の合意事項について説明をさせていただきました。  今までの一カ月間の状況をご説明申し上げます。四月二十二日に当常任委員会でご報告をさせていただいた後に、公式、非公式を含めまして地元の町会あるいはPTA、保育園の父母の会等と協議を重ねてまいったところでございます。この二十三日の住民説明会は、PTA、保育園の保護者、父母の会、地元の町会、あるいは地元の一般の住民の方々に対して区として初めて広く開催させていただいたものでございます。  その当日でございますけれども、約九十名弱の方がお見えになりまして、さまざまなご意見、あるいはご指摘をちょうだいしたところでございます。特に大きく三点に集約されますけれども、一点については、近隣に小学校あるいは保育園があることから、安全安心について、二点目は、イデー社というところが下馬にありますけれども、若干、一回だけトラブルがあったということで、イデー社の評判の問題がございます。三つ目は、これは昨年度より区としては幾たびもお話をさせていただいておりますけれども、手続論と申しますか、区の決定に関しての住民への説明のおくれというようなことで、この三点について議論がございました。少しずつ理解は得られていると感じておりますけれども、まだ住民の方、あるいは保育園の父母の会等から安全安心に関するさまざまな要望が出されております。  区としましては、今後も、町会からは毎月十二日に町会長会議があるので、そちらに来て説明を求められておりますので、毎月一回そちらには公式に伺うというふうに予定してございます。小学校のPTAにつきましては、月に二回、日曜日の夜にPTAの本部及び跡地対策委員会というのがございまして、そこの方々と協議を毎月二回平均でやっていく予定でございます。保育園の父母の会につきましても、正式に去る五月二十五日に父母の会から要望書が届けられましたので、それらの回答を踏まえながら、六月にもまた父母の会等にもご説明をさせていただくというふうに考えております。  その後、今度は事業主体となるイデー社の方から、イデー社としてもコンセプトをお話しされたいという意向がこの間の説明会でも表明がございましたので、六月以降、イデー社主催の説明会等が開催される、そこに区としても参加をさせていただく、こういうようなことで、まだまだ私どもとしてもさまざまな努力を重ねてまいりますが、住民の方々の理解を得るためにさまざまな努力を払ってまいりたいと考えてございます。 ○山口拓 委員長 ただいまのご説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆飯塚和道 委員 初めての試みで、確かに区の説明不足というのもかなりあったと思うんです。ただ、一つ、例えば子どもの安心安全という観点からいいますと、世田谷区としては安心対策、例えば緊急通報システムを導入していますよね。残念ながら、そういうのが意外と学校のPTAの関係者は知らないのね。そういう意味で、これは教育委員会になるかもわからないけれども、区としても積極的に、例の池田小学校以来、今までも緊急システムとかをかなりやっている。そういうことをPTAの方にもはっきり積極的に言った方がいいんじゃないかと思うんだけれども、安全対策について全然知らない。  そういうことと、もう一つは、いよいよ七月に公募するんですよね。八月オープンということですと、今からある程度公募をやっておかないと、八月の開設は間に合わないような感じもするんだけれども、その辺はどうなの。スケジュール的には七月となっていますけれども、予定どおり進めるの。 ◎山﨑 工業・雇用促進課長 最初のご指摘の小学校等の安全管理につきましては、PTA等との協議の場に教育委員会の方と私どもが一緒に出ておりますので、教育委員会の担当の課長からその辺の安全管理については、今までも結構申し上げておりますが、今後さらにアピールしてまいりたいと思います。  それと、二点目のご指摘のオープンの時期でございますけれども、八月のオープンですけれども、プレオープンというような形で考えておりまして、本格的なオープンについては今後また微調整をする必要があろうかと考えております。  入居者の募集については、六月ぐらいを考えているんですけれども、その前にコンセプトをイデー社もしっかり固めて、そして、イデー社の方からインターネット等を通じて公表していく、公募をかけると聞いております。要するに、オープンについては、公募ということよりも、むしろ工事の関係でのスケジュール調整が必要になろうかというところでございますので、公募とオープンとの関係というのは余り影響はないのではないかと考えているところです。 ◆中里光夫 委員 今回の問題で住民の方からも、決める手続でいろいろご意見があったということですけれども、もともと学校の施設ですから、区民の財産なわけですよね。そこをどう使うのかというのを決めるときに、地域の住民の方との十分な話し合いがなかったということと、それから、ものづくり学校とするにしても、区の直営でやるのか、委託するのか、いろいろ検討しなければいけないことはたくさんあると思うんですが、それが結局、区民から見えないところで進められてしまったというのが今回の大きな問題だと思うんです。そのことは議会の中でも問題になったと思うんですけれども、こういうことを繰り返してはいけないと思うんです。区が物事を決めるときに、意思決定するまでは住民に知らせないんだというのではなくて、区民の財産をどうするかという話になっていくわけですから、広く意見も聞きながらオープンな議論で意思決定をしていくというのが大事じゃないかなと思うんですが、どうでしょうか。 ◎山﨑 工業・雇用促進課長 今、副委員長ご指摘の点につきましては、ものづくり学校にとどまらず、区政全体の大きな話だと思いますので、私の今後の公務員生活の中でもしっかり重点に置きながらまいりたいと思います。 ◆山内彰 委員 今、副委員長の言われたことと同じことを話そうかなと思ったんだけれども、それは今ちゃんと出ましたから結構なんですけれども、あそこの校舎に手をかけるときに、校章が残っているよね。あれはとらないで、残しておいてください。 ◎山﨑 工業・雇用促進課長 学校という場を残しながらコミュニティーの場に新たに創造していきたいというふうにイデー社も考えておりますので、今言われたようなご指摘だとか、あるいは子どもたちが、さようなら池尻中学校と黒板に寄せ書きみたいなものをしていますので、それらも私どもとしては、今の校章と同じように大事にしてまいりたいと考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(11)「せたがや観光夢舞台」~等々力渓谷・春編~の開催について、理事者の説明をお願いします。 ◎板谷 産業振興部副参事 本件につきましては、四月三十日に常任委員の皆様にはご案内してあるところなんですが、改めてご報告いたします。  今回、観光夢舞台ということで、観光施策に本格的に今年度から取り組むわけですが、今後をリーディングの三カ年としまして、観光夢舞台、世田谷の代表的な資源を活用して地域の活性、地域の産業振興をということで行っていきたいと思います。  本年度は、緑をテーマに、世田谷の代表的な、緑の代名詞であります等々力渓谷を舞台にしながら、春と秋ということで考えております。今回、その春編でございます。こちらは、等々力商店街さんと共催で、実施日時は記載のとおりで行います。  今回、実施場所としましては、玉川総合支所土木課が管理しております等々力渓谷公園拡張用地。こちらはすごく眺望のよろしいところで、旧個人の資産であったんですが、お茶室もあったということで、そちらを活用してということで今回考えております。  実施内容につきましては、渓谷のPRということで、土木課によるPRのブース、日本庭園、流れというのがあるんですが、傾斜地になっていまして、こちらは有名な作庭の方、飯田十基さんという方の作庭ということで、そちらの方に水を流して見学コースの設置。商店街のPRということで、会場内に等々力商店街の名品の紹介のブース、また、商店街にお客様が回遊するような割引券の配布を行います。  また、お茶室の方では、商店街さんが費用を持ちまして、日ごろのお客様を招待ということで、今回、招待券は既に出払っているということでございます。体験教室、こちらの方は、お茶室ではなくて、野外でいすと長机を使いまして、本格的なお茶をお子さんでも楽しんでいただく体験教室を設置いたします。  三十日だけ、模擬店なんですけれども、ゴルフ橋、商店街を通り過ぎまして渓谷に入る入り口なんですけれども、そちらのところで商店街さんがいろいろな模擬店をやる。きのう、整備のために伐採した竹を、商店街の皆さんに出てきていただきまして、いろいろ花瓶とか足踏みとかに加工もしていますので、模擬店にいらっしゃるお客様にそちらを配布するということでございます。  周知方法は記載のとおりでございますが、五月二十三日、読売新聞の都内版に出ましてから、商店街の方にはすごく問い合わせが来ているということでございます。また、「区のおしらせ」をごらんになりまして、区内、池尻、あるいは喜多見の方から、どういうふうに行ったらいいだろうかということを私どもの方にも問い合わせを多くいただいております。  今後は、こちらの春編を参考にしまして、もう少し活動を広げまして、秋の観光月間に合わせまして渓谷を中心としまして地域の活性と地域産業の活性化を図るようにしたいと思っています。  ちなみに、昨日、玉川総合支所の街づくり部と私どもと一緒に出まして、お茶室等も清掃してお出迎えの準備をしております。委員の皆様にもぜひともお越しいただきたいのですけれども、駐車場の準備がないので、新緑を楽しみながら駅の方からお運びいただければと思っております。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(12)行事予定等について、まず第十四回北沢音楽祭の開催について、理事者の説明をお願いします。 ◎田中 北沢総合支所地域振興課長 それでは、第十四回北沢音楽祭の開催についてご説明をいたします。  北沢音楽祭は、地域の活性化、地域振興を図ることを目的といたしまして、地域の皆様に生の音楽に触れる機会を提供すること、また、音楽に親しむきっかけを提供するとともに、音楽に親しむ方々への交流の場をつくろうということを目的にしてやっているものでございます。  実施主体は、町会、商店街の代表による実行委員会が主体となっておりまして、世田谷区が後援をしております。  本年度の実施期間は七月七日水曜日から十一日の日曜日までで、会場がタウンホール、小田急の用地並びに下北沢駅周辺のライブハウス、飲食店などでございます。  実施内容につきましては、資料に記載のとおりでございますが、ことしは特に町を挙げて音楽に親しむということを目的といたしまして、④インショップライブ――飲食店の中でライブ演奏を行うというような趣向ですが、この辺に力を入れていこうということで、今、商店街を中心に呼びかけをしております。  区民の皆さんへの周知方法ですが、「区のおしらせ」、ポスター掲示、チラシ、パンフレット配布のほか、インターネット等でも広くお知らせをしております。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、第二十七回ふるさと区民まつりの開催について、理事者の説明をお願いします。 ◎金澤 区民健康村・ふるさと交流課長 第二十七回ふるさと区民まつりの開催についてご報告いたします。  開催日が、十六年七月三十日金曜日から八月一日までの三日間、三十日は前夜祭となっております。  会場がJRA馬事公苑とけやき広場、主催及び後援は記載のとおりでございます。  内容についても記載のとおりでございますが、今回、環境まつりを統合して実施いたします。新たに、みどり部会、清掃・リサイクル部会による出店があり、例年以上にごみの減量やリサイクル、緑に関する情報を提供していきたいと考えております。
     広報ですが、「区のおしらせ」七月十五日号に掲載予定でございます。また、ポスター、パンフレット等の配布により周知をしてまいります。  その他でございますが、七月三十日金曜日にふるさと交流会を開催いたします。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆羽田圭二 委員 今説明がありましたけれども、環境まつりと統合して今回初めてやるわけですけれども、区の方の取り組みはわかるんですけれども、実際に今まで環境まつりに参加をしていた団体だとか企業もたしか入っていたと思いますけれども、その辺がどういうふうになっているのか。それから、具体的にスペース、あと実行委員会への参加、その辺はどういうふうになっているのか、お聞きしておきたいと思います。 ◎金澤 区民健康村・ふるさと交流課長 環境まつりに参加していただきました団体には、現在、区民まつりの参加について調整中でございます。もともと、環境まつりに参加している形態を今度区民まつりに考えますと、先ほど申し上げたように、みどり部会、あるいは清掃・リサイクル部会という新しいところに編入されるものもございますし、中身といたしましたら、暮らしの情報出店部会ですとか福祉団体出店部会にそのまま入っていただくのが適当というところもありまして、そうした視点から調整しております。  実行委員会の中では、今申し上げましたみどり部会、清掃・リサイクル部会、こういった部会として新たに設置いたしまして、その中で検討していただいております。 ◆羽田圭二 委員 あわせて、今回初めて統合するということなので、その辺の周知をぜひ徹底していただきたいと思います。 ◎金澤 区民健康村・ふるさと交流課長 関係の団体には、これまでも周知し、ご連絡をしてきたところでございます。また、区民に対しましてても、先ほど申し上げました「区のおしらせ」等により、このことについてお知らせしてまいりたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、第五十一回世田谷区夏季農産物品評会の開催について、理事者の説明をお願いします。 ◎寺林 都市農地課長 それでは、第五十一回世田谷区夏季農産物品評会の開催についてご案内させていただきます。  1開催目的から3協力団体につきましては、記載のとおりでございます。  4開催場所・事業内容でございますが、JRA馬事公苑前けやき広場をメーン会場といたしまして、こちらが十九、二十日の両日、野菜即売市ほかが行われ、その他延べ四会場で記載のとおり行われる予定でございます。  5周知方法につきましては、記載のとおりとなっております。 ○山口拓 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 (13)その他、その他報告事項はございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山口拓 委員長 なければ、以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、協議事項に入ります。  まず、(1)行政視察について協議いたします。  行政視察につきましては、本年は予算額六万円の範囲内で各常任委員会で決定することになっております。まず日程を先に決めていただきたいと思いますが、あらかじめ正副委員長で調整をさせていただきました、七月十四日水曜日から十六日金曜日の間の一泊二日で実施したいと思いますが、いかがでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○山口拓 委員長 それでは、日程につきましては、七月十四日水曜日から十五日木曜日または七月十五日木曜日から十六日金曜日のいずれかの一泊二日で実施することに決定いたします。  なお、本日欠席の宍戸委員にはあらかじめ了承をいただいております。  続きまして、視察先についてですが、委員からご提案等がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山口拓 委員長 それでは、正副委員長に案づくりをご一任いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○山口拓 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 次に、(2)次回委員会の開催についてですが、一昨日の議会運営委員会において、第二回区議会定例会会期日割り表案で示されましたとおり、六月十四日月曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○山口拓 委員長 それでは、次回委員会は六月十四日月曜日午前十時から開催することと決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山口拓 委員長 そのほか何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山口拓 委員長 以上で本日の区民生活常任委員会を散会いたします。     午後零時二十二分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   区民生活常任委員会    委員長...