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入札経過調書をご覧ください。
入札年月日は、令和3年4月12日、第1回の入札におきまして、
菱熱工業株式会社が落札をしております。
予定価格が6,496万円でございましたので、
落札率は94.82%でございました。
なお、
本件工事でございますが、第1回
定例会で
建築工事の議決を頂きましたが、その
関連工事となりますので申し添えます。
○押見
委員長 計2件の報告が終わりまして、委員の皆様の質疑に入ります。
では、まず
企画経営部からの報告に関する質疑、
蒲田西特別出張所の件ですね。質疑をお願いします。
◆庄嶋 委員
蒲田西特別出張所の旧庁舎が思ったよりも劣化が進んでいたということが判明して、工事が中止ということになるということでございますが、これは、工事が中止になることでの余分な費用というのですかね、
工事契約をして、
事業者の
皆さんは取り組まれていたと思うのですけど、違約金というか、そちらの
事業者のほうに余分にお支払いするお金というのは発生したりするのでしょうか。
◎宮本
施設保全課長 ご指摘のとおり、工事の
契約そのものは締結して着手しているというところで、これまでに既に作業が発生しているというところがございます。その発生した作業に関する費用につきましては、お支払いするという基本的な考えのもと、約款に基づきまして、
業者側と協議しまして、そのお
支払金額のほうは調整させていただくということで話のほうを進めさせていただいております。
◆庄嶋 委員 既にやっていただいた分を払うのは当然かなと思いますので、それ以外に何か発生するかどうかは、まだその協議次第ということですか。
◎宮本
施設保全課長 区側の
考え方としては、今申し上げたところでございまして、当然
業者側のほうからも一定の
見積もりというのを出していただいて、その中で金額を調整・協議していくというところで、区の
考え方としては、かかった
金額プラス設計、いわゆる
積算基準等に基づく根拠のある数字というところで調整してまいりたいと考えているところでございます。
◆庄嶋 委員 工事、実際
老朽化が進んでいたというのがちょっと分かったということで、
工事中止自体はやむを得ないことかなと思うのですが、やはり区民の
皆さんの税金を使ってやっていることですので、余分に大きなお金が発生するとか、そういったことになってくると、やはり
説明責任を問われる部分があるかなと思うので、その
あたりをしっかりとやっていただきたいなと思います。
もう1点、この仮
庁舎整備のところで、先ほど
プレハブの庁舎を解体後のところに建てる方法と、
賃貸床を探してそちらに借りるという方法があるということでしたが、これはどちらのほうがリーズナブルというか、そういったことになりますか。
◎宮本
施設保全課長 現在、
リースにつきましては、
見積もり等をとって、金額のほうはある程度把握しているところでございます。4年間程度の
リース料、プラスちょっとした
外構工事を加えて、2億円中盤ぐらいというところで把握しているところでございます。
賃貸床に関しましては、これと比較する形で物件等の調査をしているところでございますが、現在のところの調査では、やはり
リースに対して、
賃貸床のほうが少し
コストは抑えられるのではないかというところで調査を進めているところでございます。
◆庄嶋 委員 どうしても賃貸のほうは出物というか、物件が適切な場所にないとということはあると思うのですけれども、できるだけお金はかからないほうがいいにこしたことはないのと、あと何といっても、
蒲田西地区の
皆さん、住民の
皆さんの利便性ということもありますので、その
あたりを早急に
調査等をしていただいて、
取り組みを進めていただければと思います。
◆福井 委員 この
工事費用なのですが、去年11月30日に第109号議案で入札の金額が出ているのですけど、これは話し合いをして返ってくる部分もあるということでいいのですか。
◎宮本
施設保全課長 契約後の
工事費の支払いにつきましては、
前払金とそれから最後の
精算金という形が通常の支払い方です。その間、
部分払い等は状況によって出てくるということでございます。
本工事につきましても、
前払金のほうのお支払いのほうは済んでおります。今回、協議によって精算額というのが調整できたというところで、その調整額と、それから
前払金の金額、こちらで差分が出た場合、
精算金として区のほうに返していただくということも考えられるかと思います。
◆福井 委員 工事について、
コストのところですね、新築と同等以上の
改修費用がかかる見込みですよと。やはり本来私たちは
長寿命化をやってもらいたいのだけど、躯体がもたない場合はしようがないのでやる必要があると思っているのですけど、ただ今回変更したことによって、仮庁舎の整備、
プレハブとか借りますよと。ここの新たな費用も発生してくるわけですね。新しく建てることによって。それを全部含めても、やはり新築のほうが安いですよと考えていらっしゃるのですか。
◎宮本
施設保全課長 新築に関しましては、想定の費用ということでございますので、それに対して実際高い低いというところは想定の範囲ということでございますけれども、実際、今回の工事において、工事を中止して仮庁舎を整備するということにつきましては、新築の場合でも今、
都税事務所のほうに入居して仮住まいという形で入居しているというところで、新たに出てくるものとして、やはり仮庁舎の整備、確保というところが出てきますので、その点については、今回のこの
工事中止に伴って、新たに発生する経費であると認識しております。
◆福井 委員
長寿命化を理由にしたところの一つは、
セットバックをして、面積が小さくなってしまうから
長寿命化のほうが
ワンフロアあたりの面積が広く使えるから当初はこのように判断しますよと議事録に載っているのですけど、今回建て直すことによって小さくなりますよね、面積が。それについて、今まで当初予定していたものが変わるわけですから、例えば、
蒲田西特別出張所の
延べ床面積が742平米かな、これは必ず確保ができるようになったということでいいのですか。
◎宮本
施設保全課長 仮庁舎の整備ということにおいては、
リースで跡地に仮庁舎を整備する場合、こちらは
仮設建物ということで、新築に対して、いわゆる
歩道状空地等については免除されることを前提に計画のほうは検討しているということでございます。また、賃貸の床につきましても、
出張所の
窓口機能等が十分できるような
床面積が確保される物件のほうを調査しております。
◆福井 委員 平成29年11月15日の資料によれば、面積が1,416平米なのですね、土地の。
延べ床面積が7,400平米ということなのだけど、実際にはこれよりはやはり建てる面積は小さくなるから、この
延べ床面積はちょっと厳しいということなのですか。
◎宮本
施設保全課長 建て替えた場合に面積が小さくなるというのは、いわゆる建坪が小さくなるという
考え方でございまして、いわゆる
蒲田西出張所の
庁舎機能、
窓口機能等を確保するためには、建ぺい、いわゆる建坪が足りないというところで今回
長寿命化の手法をとったということでございます。
今後の施設につきましては、
地域活動拠点ということを中心に新たにまた検討する面もございますが、それは新築の建物の建てられる形状、
床面積、そういったものを踏まえまして、施設のほうをまた新たに検討していくということになると思います。
◆福井 委員 最後なのですが、ここに概況のところで、
改修工事着手後に一部
解体工事を実施したところ、隠れた部分で
老朽化が見られますよということなのですけど、今後
長寿命化をやっていくにあたっては、同じようなケースが出てくると思うのですね。これは、どう防いでいくとか、整備を考えていくのかというのを教えてください。
◎宮本
施設保全課長 今回、工事の後に見つかった
補修箇所というのが、やはり1階の床面、あるいはその床面から下の部分ということで、事前の調査というところでいうと、なかなかそういう
解体工事までやってできるかという、
コスト面との兼ね合いで今まで調査できていなかったというところの部分でもございます。
今後でございますけれども、やはり今回のこういった
施工の状況とか、建物の状況というのは、
長寿命化をしていく建物を判断する上での一つの経験として、例えば、
施工時期でありますとか、その当時の
耐震基準でございますとか、そういったことの背景をしっかりと踏まえた上で、
長寿命化に適すか、適さないかというところは判断していくという、そういう判断の側面を新たに追加していくということになっていくかと思います。
◆黒沼 委員 ことは、
出張所に関わることですよね。
出張所というのは、行政において最も中心的であり、また多様な用途に役割を果たしている、
避難場所にも相当するところで、果たして普通のビル、
建築物のフロアを借りての役割などあり得ないのではないかなと思うわけです。これまでアロマスクエアに
教育委員会が移ったり、それから、京急蒲田の西口再開発に基づくビルの床を借りたときなど多々あるわけですけれども、それとは違って、
出張所の役割というのを考えると、何が条件かというと、
マンションの床とかというのは、今二つの案が示されたのですが、そうすると
プレハブしかないかと思うのですが、この二通りの考えというのは、
出張所という特別のものが関わっていることを考えると、二つを考えたというのはどういうことでしょうか。
◎宮本
施設保全課長 出張所の床として、いわゆる
仮設庁舎という、
リースというのは、
委員お話しのとおり
出張所の床として確保する手法として考えられるということと同時に、民間でもいわゆる
事務所床、
マンションとかそういったものではなくて、
事務所、あるいは1階のいわゆる店舗等にも利用できるオープンな床、こういったものに関しましては、
十分検討の上、
出張所にも適した床と判断できる可能性があるということで、両方、両面から調査をしているというところでございます。
◆黒沼 委員 当然期待するところですけど、例えば、
駐車場付きなどは絶対かなと思うのですが、ビルを丸ごと借りるとか、そして
出張所の役割が可能な限り果たせるということで、ぜひお考えいただきたいのと。急ぐわけですよね。今建築中の
マンション、ビルなどは結構あるのですけど、早目に捜査もし、調査もし、交渉もして、安心できる報告が
委員会に持ってこられるように、ぜひ要望しておきます。
次に、質問なのですけど、一般の
建築基準と比べて、公共物の
建築物は強度が大きいと思うのですけれども、
総務省の
建築基準と
一般建築学会での基準では結構違うと思うのですね。たしか1.5倍ぐらいあると思うのですけど、その強度はあの建物にはあったと考えていいのでしょうか。
◎宮本
施設保全課長 旧庁舎の建築時の
建築基準というのは、現在と比較してやはり
鉄筋量とかはそういった面においてはかなり少ない、そういう
建築基準になっています。いわゆる旧耐震という形で、地震のたびに
耐震基準というのは少しずつ改定しているわけですけれども、旧耐震の前の旧々耐震と呼ばれる基準になっていまして、その時代の基準ということでいうと、
鉄筋量は特に少ないという基準で建てられているということでございます。
◆黒沼 委員 政府の
長寿命化もそうなのですけど、
長寿命化を進めているわけなのですが、そのときも二つありまして、
耐震診断と
劣化診断があると思うのですね。
耐震診断は大田区はいち早く学校を先頭に、全ての
建築物を終えたと思うのですけど、この建物は
耐震診断を終えて、幾つだったのでしょうか。
◎宮本
施設保全課長 耐震診断は、当初たしか平成8年からやってございます。
耐震強度につきましては、やはり本建物につきましては、基準に満たないということで、当初より判断されているところで、今回の大
規模改修工事で
耐震基準を満たすような補強も含めた改修をやるという予定でございました。
◆黒沼 委員 すると、これまでこの
委員会に報告された一番最新は、平和島のいわゆる昔の
ユースセンターですね、今名前が変わったのですけど、あれは
長寿命化をやったのですよね。3,000万円か4,000万円安くできますよということで、ただホテルが加わりましたから、
宿泊施設が加わりましたので分からないのですが、あれはこういうことはなくて、
地下部門、土台部門を含めて成功した例だと思うのですが、今回はそうはいかなかったと、こう見ていいのですか。
◎宮本
施設保全課長 これまでやはりいわゆる
改修工事ということの中では、実際に部分的に解体をして、改修を行ってきたという事例というのは、
ユースセンター以外にも大なり小なりございます。そういった中で、開けて、補修が必要な箇所というのは、逐一
設計変更をさせていただく形で補修をしているというのが実態でございます。ただ、今回のように大きな金額と工期をかけないと補修が間に合わないとなったのは初めてということでございます。
◆黒沼 委員 そうすると、今回の教訓としては、初めての経験だと思うのですけど、
耐震診断はいいとしても、
劣化度診断の場合は、
総務省のホームページを見ると、外壁、内装、設備などの
劣化度を目視などで調査するしかないのですね。そうすると、はっと私は思い出したのですが、
ヒューザー事件、
偽装建築があったときに、私も立ち会ったのですが、
レントゲン検査をやったではないですか。梁に何本鉄筋が打たれているかとか、そういうことをやる以外には、建物を解体以前にこのことを発見するには、今回は解体して分かったわけですから、この内装、外壁、
設備等だけでは見えない。これからも起こり得るとすると、旧々耐震でできたものがあるかないかは分かりませんが、もう少しこの
劣化度調査を研究して、大田区にとって独特の
長寿命化を構築しなければならないということにならないのでしょうか。
◎宮本
施設保全課長 今、
劣化度調査という意味におきましては、基本的にこの建物においても、
総務省等、いろいろと基準が出ておりますけども、
国土交通省等の基準に照らして、外壁でございますとか、コンクリートの中性化とか、そういったことに関しては調査をしているところでございます。耐震の調査につきましても、先ほど申し上げましたとおり、現在の技術で必要とされる
耐震調査というのをやってきたところでございます。今回、やはり当時の工事の
施工技術とか、あるいは基準という観点が十分留意しなければならない点として出てきたということが教訓かと思いますので、今後そういったことをきちんと踏まえて、
長寿命化をする建物かどうかということは判断してまいりたいと思います。
◆黒沼 委員 ぜひともお願いしたいのですけど、最近一般の
建築物におきましても、建物を建てる前に土台ができ上がると、一旦お客さんがそれを見て、専門家に見てもらって、言うなれば手抜きをしていないなと、ちゃんと図面どおりできているということを見た上で上物をつくっていく、そういうシステムができ上がっていると思うのですけれども、そういう意味での土台の大事さが今回身に染みて分かったわけです。ぜひ、この
劣化度調査について研究をしていただいて、これからのそれぞれの
建築物の改修及び建て替え等々をやるときの参考にしていただけると思うのですが、ただ今回思うと、契約をし終わって、業者も準備をしていたと思うのですね。今度のコロナではないですけど、本当に十分な補償をしないと、大企業でない限り、さあやろうかなと思っていたときに、倒産もしかねないぐらいの大きな痛手を受けないだろうかと思うのです。こういう契約した企業を守るという考えでは、何度も委員の
皆さんが聞いているのですけど、こちらがお金が幾らかかりますかという心配もあるのですけど、
受注企業を守るという意味では、補償は大丈夫ですか。最後に聞いておきたいのですが。
◎宮本
施設保全課長 先ほど申しましたとおり、
業者側の
見積もりというものも出していただいて、その上で
十分協議をして、
双方合意という形で
契約解除に結び付けられますよう、協議のほうは継続してまいりたいと思います。
◆黒沼 委員 では要望ですけど、これからの
出張所を加えたことで区民への迷惑を極力防ぐ方法と、それから業者を守る上でのかつてない手腕が試されると思うのですけど、
関係者の
皆さんの努力を要望して終わっておきます。
◆広川 委員 ちょっと今後のことということで幾つか確認をさせていただきたいのですが、今
長寿命化を選択していく中で、今回のように築55年のものを選択されましたが、こうやっていわゆる
工事監理の基準みたいなものが多分その当時は今と違っていたので、そういってしまったというのがあると思うのですが、こういったいわゆる
工事監理がきちんとできていて、
基礎部分もきちんと確認ができるようになったというのは何年代ぐらいのことなのでしょうかね。
◎宮本
施設保全課長 ちょっと今いつぐらいというところは一概に申し上げることはできないのですけれども、今同時で並行して
内装改修を行っております田園調布の
富士見会館のほうは、やはり躯体については健全であると。
施工的にも非常に問題ないということでありまして、こちらの
富士見会館につきましては、平成3年の築なのですね。こういった実績なども踏まえまして、どういった年代のものであれば、どういった
施工状況かというのを想定しながら、
長寿命化に関する適合性というものを検討していきたいと思います。
◆広川 委員 やはり今後はデータベースでいろいろなものが保存できるようになると思いますので、やはりそういったこれまでの経緯というのを確認した上で、
長寿命化なり、また今後の改築とかの計画を立てていくということのスキームみたいなものをちょっとしっかり今後構築していただく必要があるのではないかなと思いますので、ぜひ検討していただければと思います。
○押見
委員長 企画経営部からの報告に関する質疑は以上でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○押見
委員長 では、次に
総務部からの報告ですね。
工事請負契約について質疑をお願いします。
よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○押見
委員長 では、
総務部からの報告に関する質疑も終了いたします。
では、対応の終了した
臨時出席説明員は退出していただいて結構です。
(
理事者退席)
○押見
委員長 所管事務報告に関する質疑は以上といたします。そのほか、委員の皆様、何かありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○押見
委員長 それでは、本日は以上で質疑等を終結し、
継続調査事件を一括して継続といたします。
次に、
継続審査事件を一括して上程します。継続分の陳情について、状況の変化等はございませんか。
理事者側はどうでしょうか。
◎梅崎
総務課長 状況の変化はございません。
○押見
委員長 委員の皆様はよろしいでしょうか。
◆黒沼 委員 この
委員会も最後に近づいてきていますので、確認だけする上で、
選択的夫婦別姓の陳情について上程をお願いしたいのですが。
○押見
委員長 黒沼委員からご相談がありましたので、それでは、元第30号の陳情ですね。上程をいたします。
請願・
陳情文書表のデータは、
サイドブックスの
委員専用フォルダに配信しておりますので、ご確認ください。
◆黒沼 委員
継続審査になっているわけなのですけれども、この1年間、ずっと全国の動きを見てみますと、東京23区でも20年、昨年度の10月に江戸川区で採択されて、今年の3月、21年に入って渋谷区で採択されまして、23区中14区で採択が進んでいます。残りはあと9区になったかな。そのうちに大田区が入っているのではという現状を鑑みて、ぜひ大田区でもこの14区の経験からも学んで、私たちも真剣な討議をさらにしていきたいのと、前回の
委員会までの第5次の
男女平等参画の作成が、全国でも、共同のね、行われております。文書的にはLGBTやSOGIも入ってくる中なのですけれども、最近もう一つの
進展具合として、
法学者と弁護士の方が1,000名以上、意見書を出されています。
法学者の方はみんな家族法とか、それに関わる方々の要望です。
この中に、有識者会議が作った第5次男女共同参画基本計画が
選択的夫婦別姓が入っていたにもかかわらず、審議の過程にも明らかにされないまま、自民党内で変わり、閣議決定されたのは問題だと。開かれた議論をしてほしいという意見が述べられているのがあります。
これでいきますと、
法学者302人、弁護士720人、計1,022人がこぞって、その動機としてこれを挙げていたということでいくと、やはりその流れとしては大きく変わってきているのかなと、実現に向かっているのかなと私は思っているのですけれども、改めて確認したいのは、OECDを含めて、全世界では、日本だけがこの規定が残っているということで、国際都市おおたを掲げているこの大田区で、パスポートに書かれている名前と自分が普段使っている名前が違っていることとか、非常に不便を感じている方々も多くなる中で、ぜひ再検討されるべきかなということと、朝日新聞と時事通信が世論調査をしているのですけど、一番近い2021年1月、時事世論調査では、
選択的夫婦別姓の導入について尋ねたところ、賛成が50.7%、反対の25.5%を大きく上回ったとあります。自民党支持層で賛成が41.5%、反対が36.9%、公明党支持層が賛成57.7%、反対が。
○押見
委員長 黒沼委員、もうちょっと要点をまとめてお願いします。
◆黒沼 委員 立憲民主党の支持者の方で賛成が65.8%、共産党支持層で賛成が60%、維新の会の支持が賛成が26%で、反対が36%で、維新の方々が非常に特異な存在となっているのですが、自民党の支持層の中でも。
○押見
委員長 黒沼委員、要点をまとめて簡潔にお願いします。
◆黒沼 委員 10%賛成が増えて、反対が10%減ったと、こういう流れがあります。そういう流れで、
委員会として、区民から出された陳情について、本当は改めて態度表明したいところなのですが、時間の進め方から含めて、私はそれまでは要望しませんけれども、ここの
委員会の議事録として、ここに真剣に関わって、真剣に考えて、真剣に取り組んできたということの意味を、この世論の変化、それから
法学者関係の変化、それから23区の変化等々を顧みて、一つこれからの
取り組みも進めていくことを望む要望を表明したく取り上げていただきました。
○押見
委員長 黒沼委員から状況の変化のご報告がありましたけど、質疑はどうですか。よろしいですかね。
それでは、本件については、引き続き継続とするということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○押見
委員長 では、そのようにさせていただきます。
それでは、
継続審査事件を一括して継続といたします。
次に、特別区議会議長会への要望事項調査についてを議題といたします。
このたび、渡司委員、及び広川委員からそれぞれ提案があり、提案のあった要望事項については、事前にタブレット型端末の
委員専用フォルダに配信をさせていただきました。この後、提案者から説明を受け、質疑があれば質疑を行った後、各会派に賛成、反対を含めたご意見を伺います。
なお、本件につきましては、前回の
委員会で確認したとおり、全会派一致で賛同の得られた要望事項は議長に申し送りをしたいと思います。
それでは、まず渡司委員から、要望事項について提案理由の説明をお願いします。
◆渡司 委員 今回、特別議長会への要望として、児童相談所設置に向けた財政措置を求める要望ということで調査票のほうを出させていただきました。
理由といたしましては、先行設置区であります世田谷区、私が独自に調べたことですので、きちんと正確な数字ではございませんけれども、議事録やそれから予算書などから拾い上げてみたところ、開設準備では、世田谷区では3年間で約20億円以上、開設初年度の運営費用は約30億円以上、令和3年度の当初予算においては、約25億円以上が児童相談所設置費用として計上されております。
江戸川区においては、さらに開設準備3年間で約35億円、初年度は約47億円、令和3年度の当初予算では50億円以上が計上されております。
これらは、一時保護所等の運営や子ども家庭支援センターの機能強化などの費用も含まれておりますけれども、多くの運営経費がかかっていくというところが読み取れるところでございます。
これらの状況を鑑みますと、今後開設を予定している特別区の財政の影響は相当な額となることが予想されております。
そういうことから、開設準備にかかる経費については、設置時期による不公平が生じないようにするためにも、特別交付金による全額算定を要望したいと思います。
また、運営経費については、需要額に算定し、その需要額相当額を配分割合に反映させた形での配分割合のさらなる引き上げを要望したいというところで提案をさせていただいたところです。
○押見
委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。
◆福井 委員 非常にいいことだと思うのですが、2番ですね、準備経費の特別交付金への全額算定と。現状はどうなっているのかというのを教えてください。
○押見
委員長 答えられる部分と。もし例えば、財政課長のほうとかで、ちょっとテクニカルな部分なのでフォローできるところがあったら。よろしいですか。
◎田村 財政課長 今のご質問は、設置経費についてどういう措置をされているかという認識でよろしいでしょうか。
◆福井 委員 はい。
◎田村 財政課長 それにつきましては、平成30年までの準備経費に係る財政調整制度の特別交付金、この交付状況として、4分の1が交付されているという状況でございます。もう一つは、財政調整制度の基準財政需要額に係る対応補正制度がございまして、これは地理的、あるいは需要の状況等を鑑みて、一定のインセンティブがある制度になっておりますけれども、この措置で4分の1相当分ということで、合計2分の1が措置されているという状況でございます。
○押見
委員長 よろしいですか。ほかにも大丈夫ですかね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○押見
委員長 では、以上で質疑を終結いたします。
これより、大会派から順次、賛成、反対を含めたご意見を伺います。
それでは、自民からお願いします。
◆鈴木 委員 今、私どもの会派の渡司委員が申し上げました提案理由のとおりでございまして、ぜひご賛同賜りますよう、賛成でございます。
○押見
委員長 続いて、公明。
◆田村 委員 今、ご説明いただいた内容で私たちもよいと思います。今、現下のコロナ禍の状況で、社会的な不安も広がっておりますので、一層加速度を増して、児童相談所の
取り組みを進めていきたいという部分でも賛同できる部分だと思いますので、よろしくお願いします。
○押見
委員長 続いて、共産。
◆福井 委員 日本共産党大田区議団は、賛成をいたします。虐待によって子どもの命が奪われる事件が相次ぐ中で、児童相談所の体制の拡充というのは、どうしても財政支援の強化が必要となってまいります。国は地方交付税の算定基準となる職員数については、総数は増えていますが、比較的給与の高いベテラン職員を意味する職員Aを大幅に減らし、経験年数が少ない職員Bの割合を増やすことで対応しています。経験豊かな職員を確保するほど自治体の持ち出しが増えることになります。しっかりと財政支援を行って、体制の拡充を求めます。
○押見
委員長 続いて、令和。
◆松原〔元〕 委員 令和大田区議団は、ただいま出されました調査票の要望に賛成をいたします。当区といたしましても、児童相談所の設置に向けて準備をしている中において、さらなる財政措置を求めることに賛意を示すものであります。