• 工業団地(/)
ツイート シェア
  1. 大田区議会 2021-04-20
    令和 3年 4月  交通臨海部活性化特別委員会-04月20日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 3年 4月  交通臨海部活性化特別委員会-04月20日-01号令和 3年 4月  交通臨海部活性化特別委員会 令和3年4月20日                午前10時00分開会 ○松原〔元〕 委員長 ただいまから、交通臨海部活性化特別委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。感染症拡大防止の観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの症状が見られた場合、委員長の判断により傍聴人には退室をお願いする場合がございます。あらかじめご了承をお願いいたします。  では、継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎神保 公共交通臨海部担当課長 私からは、4件の報告があります。  まず、まちづくり推進部資料番号22番、(仮称)平和島六丁目防災船着場整備に関する個別協定の締結について報告します。  平成27年5月に締結した基本協定書で、東京団地冷蔵株式会社地域貢献として、船着場を1基整備することが規定されています。基本協定では船着場と規定されているため、役割分担を明確に定めた個別協定を、令和3年3月12日に締結しました。  整備する箇所は平和島六丁目で、京浜運河の環状7号線の南側を予定地としています。  役割分担は、防災船着場本体を東京団地冷蔵株式会社とし、その他の附属している施設を大田区の役割としています。  次に、23番、東京港防災船着場羽田空港一丁目(仮称)の整備に関する覚書の締結について報告します。  東京都港湾局では、東京港防災船着場整備計画に基づき、表記の防災船着場の整備を進めています。東京都は、適地であるため、整備を予定している旧整備地区への歩道橋の右岸取付部防災船着場を接続させたい旨要望があり、費用負担などについて別途協定などの締結を求めることを条件に、令和3年4月1日に覚書を締結しました。  場所は、羽田旭町から海老取川を渡り、羽田空港側に設置します。  役割分担は、財産の帰属、管理の役割分担、管理の費用負担について、記載のとおり定めております。  続きまして、24番、沿道区民移動利便性確保についての要望に対する回答について報告します。  区から、1月27日に、沿線区民移動利便性の確保に特段の配慮を要望したことに対し、京浜急行電鉄株式会社からは、区との連携を重視しつつ、需要と供給のバランスを図りながら、沿線区民移動利便性を考慮したダイヤ編成を目指すといった趣旨の回答内容となっています。  今後も引き続き、交通事業者との連携を図ってまいりたいと考えております。
     次に、25番、平和島駅のホームドア設置開始について報告します。  京浜急行電鉄株式会社では、既に令和3年3月27日に運用を開始した、上り3・4番線のホームドアに続き、下り1・2番線にホームドアの設置を予定しています。  1番線を4月17日、2番線を4月24日から工事を予定し、運用開始予定は6月下旬となっています。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 私からは、2点ご報告がございます。  まず、鉄道・都市づくり部資料番号1番、下丸子駅周辺地区まちづくり構想(案)をご覧ください。この構想(案)を策定する経緯としまして、平成29年1月に改正踏切道改良促進法により、当地区の下丸子1号、2号踏切が、令和2年度末までに抜本的な対策を行うか、改良の方法を示した改良計画書の作成、提出が義務づけられたことを受けて、調査、検討をしてきました。  その抜本的な対策に合わせて、下丸子地区まちづくりの在り方について、有識者、国交省、鉄道事業者、区、オブザーバーで東京都が参画した研究会を発足し、検討してきたところです。  この検討会の途中経過については、令和元年7月の当委員会で抜本的な対策方法と課題などを示させていただき、昨年、令和2年7月には駅周辺のまちづくりの計画の中で、20年後の想定される出来事や、土地利用整備計画案、駅広の位置の考え方などを報告させていただきました。そして、今回、研究会で検討を重ねて、今回、別紙のとおり取りまとめができました。  1ページ目、上段をご覧ください。この下丸子駅周辺地区まちづくり構想(案)は、ここのオレンジの一番上のところでございます。今回これを策定させていただきましたので、今後は、地域住民民間事業者等の意見を聞いて、下丸子駅周辺地区まちづくり構想、案を取ったものの作成、その後、(仮称)下丸子駅周辺まちづくりグランドデザインの策定に入っていきたいと考えてございます。  同ページの下をご覧ください。まちづくり構想案検討範囲を示してございます。  2ページ目から5ページ目は、下丸子駅周辺地区の現状・課題について整理しております。  6ページ目をご覧ください。こちらは地区の強み・弱みを。上段ではそれぞれの地区の状況を書き、下段では、それを地区の強み・弱みに分けて示してございます。  7ページ目をご覧ください。こちらは下丸子駅周辺地区の20年後の姿とまちづくりの方向性を示させていただきました。特に7ページ目の下段には、20年後の姿として、①から④の4点を示し、それをイメージしたのが8ページ目の図でございます。  9ページ目からは、この地区のまちづくり方針を三つのゾーンと四つのネットワークで整理し、目標と方針を示しております。  三つのゾーンとは、駅前拠点ゾーン、図のピンク色のところでございます。旧下丸子村ゾーンが黄色のところ、その外側が住工調和ゾーンの青のところとし、四つのネットワークを鉄道、自動車、歩行者、自転車から構成をし、道路と鉄道の立体化をすることにより、よりネットワークの充実を図るものとしております。  12ページをご覧ください。こちらは、この地区のまちづくりの推進に向けての進め方でございます。こちらに書いてある3点のとおり進めていきたいと考えてございます。  今後は、この資料をもって、地域の方々の意見を聞き、先ほども言いました、まちづくり構想グランドデザイン等の策定をし、鉄道と道路の立体交差に合わせたまちづくりを進めていきたいと考えてございます。  続きまして、資料番号2をご覧ください。こちらは新空港線及び沿線まちづくり等の促進に関する協議の場、第3回の開催についてでございます。  1ページ、送っていただけますでしょうか。こちらは議事概要でございます。開催日時は令和3年3月31日、13時から開催しております。  開催方法については、WEB会議で行わせていただきました。  大まかな議事でございますが、一つ目の丸でございます、乗換利便性の向上、沿線開発の動向、事業費の縮減等の各項目についての検討状況を確認をし、2番目の丸で、乗換利便性の向上については、基本となる案を整理できたというところでございます。  引き続き、まちづくりの要素を踏まえ、深度化をして、実現に向けた関係者調整を行っていくとなっております。  また、その他の項目については、検討のベースとなる基本的な情報についても整理できております。  丸四つ目でございます。第4回以降については、引き続き、状況に応じて開催し検討を進めるというところでございます。  現在は、第4回の開催に向けて、担当者間で協議、調整を行っているというところでございます。 ◎五ノ井 都市基盤計画調整担当課長 私からは、都市基盤整備部資料番号9番、大田区通学路交通安全プログラムについてのご報告をいたします。  1番のプログラムの背景及び目的でございます。平成24年度に、全国各地で児童が死傷する事故が相次いで発生したことを受けまして、区では、各小学校の通学路の緊急合同点検を実施するとともに、通学路の交通安全対策を継続的に行うため、平成28年3月に本プログラムを策定いたしました。今回は、前プログラムの実績を踏まえまして策定したものでございます。  2番の実施期間でございますが、令和3年4月から5年間でございます。  3番の通学路交通安全確保に向けた取り組み方針でございますが、資料にもございますとおり、PDCAサイクルを回しながら、通学路における安全向上を図ってまいります。  4番の通学路合同点検スケジュールでございますが、5か年をかけまして、全ての区立小学校の通学路を合同点検してまいります。  次ページ以降は、本プログラムを載せております。  なお、本案件につきましては、4月15日に開催されました、こども文教委員会におきましてもご報告をしております。 ○松原〔元〕 委員長 それでは、委員の皆様からの質疑に入ります。  なお、臨時出席説明員の関係から、本日は、都市基盤整備部の報告に対する質疑から行いたいと思います。都市基盤整備部のただいま報告のありました、大田区通学路交通安全プログラムについて、質疑を願います。 ◆大竹 委員 平成28年3月に大田区通学路交通安全プログラムを策定して、その前プログラムの実績を踏まえたと書かれているのです。それで、報告は毎年やっているのかな、やっているのですか、これ。まず、その点を、その実績についての報告というのを毎年やられているのですか。 ◎五ノ井 都市基盤計画調整担当課長 前回のプログラムにつきまして、大変申し訳ございませんが、報告のほうは失念をしておりまして、今回が最初になってございます。 ◆大竹 委員 実績について、この5年間やってきているわけだけど、その実績についての報告はありましたかということを聞いている。 ◎五ノ井 都市基盤計画調整担当課長 前回の、それぞれの年度については、報告も、過去の状況を確認しましたが、なかったと認識しております。 ◆大竹 委員 ここにも実績を踏まえて次のプログラムを組んだと書いてあるではないですか。まず一つは、前回の実績について、ちゃんと報告をしていただきたいと思うわけです。それを踏まえてだから、前回の実績等で、どこにいろいろな問題点等もあるだろうし、良かった面、悪かった面も含めて検討して、その上に立って次期のプログラムというのは組まれるべきではないのですか。 ◎五ノ井 都市基盤計画調整担当課長 その点につきましては、大変申し訳ございませんでした。前回の実績でございますが、平成28年度策定の以前に、平成24年、全国で死傷事故が起きたのを踏まえまして、区内でも、区立小学校に一斉に合同点検を入っております。その後は、プログラム実施後につきましては、各学校で課題のあるところ、通学路変更でございますとか、そういったところを順次、随時点検をさせていただきまして、そこについて対策を施したところでございます。 ◆大竹 委員 今回と前回のプログラムの違いは何ですか。 ◎五ノ井 都市基盤計画調整担当課長 大きくは、前回は一斉合同点検も間に挟みましたので、今回につきましては、まずはスケジュールにのっとって、毎年、年度当たり12校から13校、まず計画的に入ること。  また、前点検から数年たっている箇所もございますので、改めて通学路点検をさせていただきまして、舗装が薄くなっているところであるとか、または道路状況交通状況も変化している場所もあると思いますので、そういったこと、また改めまして関係機関が集まって点検をしていくとしてまいりたいと考えております。 ◆大竹 委員 それぞれ小学校に関係する人たちというのは、区民も含めているわけですから、できるだけ実績等も知らせながら、改善等を一緒にやっていくということになるわけではないですか。だから、そこは十分そういうことを含めて、やっていっていただきたいなと思いますので、それは要望しておきます。 ◆伊佐治 委員 私も大竹委員がおっしゃるとおりで、やはり前回の計画を調べようとしたら、どこもヒットしなくて、何なのだろうなと正直思っていたところなので。今、答弁を聞いて、別に今回の担当が悪いのではなくて、前の担当が悪いわけですから、その辺は気にしなくていいと思いますので、これからしっかり改善をしていただければと思います。  やはり大田区は、指定校変更が結構容易にできる地域であるわけです。これを見ると、国の基準として、通学路というのはこういう基準ですよというのが定められているのですけど、やはり指定校変更をある程度緩やかにしている状況を考えていくと、これだけの点検だと、私は課題があるのではないかなと思いますが、その点はいかがですか。 ◎五ノ井 都市基盤計画調整担当課長 前回に比べて、やはり通学の状況等も変わってくる可能性がありますので、この辺りは本日の委員会終了後に、教育委員会から小学校に危険箇所、今年該当している小学校に教育委員会のほうから調査依頼をするのですが、その点も踏まえまして、やはり実際に子どもたちが通学する箇所を、PTAとか、親御さんとか、ご意見を集約していただきながら挙げていただいて、それを実際に合同点検とどう結びつけていくのかというのは、都市基盤整備部も含めて点検をしてまいりたいと考えております。 ◆伊佐治 委員 ぜひ、そのとおり取り組んでいただきたいと思います。  私もPTA会長をやっていたときに、やはりこのプログラムの策定時期にちょうど携わったというか、ちょうど調査が来た年度だったのですけど。やはり学校によって、結構まばらなのです。しっかりPTAの声を聞いたりとか、地域の声を聞いているところもあれば、学校判断で、もう報告を出してしまったみたいなところもあるので、その点はしっかり教育委員会にも、そういうことがないようにぜひお伝えいただければと思います。よろしくお願いします。 ◆秋成 委員 これまでも大田区では、様々なこの学校環境関係交通安全対策をやっていただいていると思います。また、各地域での総点検も含めて、今回のこの安全プログラムもそのような中身だと感じました。  そういう中で、ガードレールの中の電柱について、やはり危険だというお声をかなりいただくことがありました。そういう中にあって、やはり先の3月のまちづくり環境委員会常任委員会のほうで、電柱地中化、無電柱化の推進計画が出されました。ただ、今後10年の推進していく地域のこの計画の中に入っていないようなところでも、やはり子どもたちが通学をする道において、かなり心配な場面があるというのも現実だと思います。その優先の路線に入ってないところにおいて、ではどのように対応していただくかと考えたときに、やはり今回のこの交通安全プログラムが本当に重要になってくると感じました。  では、前にも歩道が狭く、危険な登校の場面が見受けられるというまちの方の声を基に、そういった所管をする委員会であったり、また、担当する課長ともいろいろチェックをいただきながら、この安全に務めてきていただいているのですけれども、例えば、今回の子どもたちが家を出て、保護者の方の目がある、見送っている以降の学校に着くまでの間の、その中で、例えばまちの方が気づいたような、そういった場面をどのように拾い上げるかという辺りで、どのようにお考えか教えてください。 ◎五ノ井 都市基盤計画調整担当課長 今回のプログラムは、名称が通学路とはございますけれども、やはり地域の方も点検に入っていく中では、やはりそういった通学路以外の危険な箇所、もしくはガードレールというところも出てくるとは思います。この辺りも、そこの通学路にはなるべくこだわらずに、まずは通学路というのを中心に点検をしていきながらも、その箇所について該当が出てくれば、当該の道路管理者交通管理者と情報共有をしながら、どういった対策ができるかというのは情報共有してまいりたいと考えております。 ◆秋成 委員 では、そのような地域の方の気づきも含めて、子どもたちの安全の環境がまた改善されるような形で、また進めていっていただけたらと思います。要望です。 ◆岸田 委員 小学校の児童はいいのですけれども、いいというのは一生懸命やっていただいているのですけど、例えば保育園とか、そういう子たちが、今、保育園は園庭のない保育園が多いので、結構公園に連れていく行き帰りを、やはりそういうのも安全を確保していただきたいなと思うのですけれども、そういうところはどういうことを考えているのかお伺いしたい。 ◎五ノ井 都市基盤計画調整担当課長 保育園の園児の園外活動につきましては、以前、令和元年度に滋賀の大津のほうで女児の、保育の園外活動時に車が突っ込んで死傷者が出たというのを受けまして、大田区も区内の認可保育園、私立も含めて、一斉合同点検をしております。その後に、国のほうからは、キッズゾーンという、そういった提唱もございまして、こちらの部分につきましては、施設を所管するこども家庭部が、どのようにそれを運用していくかというところになってくるかと思います。  この緊急合同点検のときも、ほかに代替の歩道通路がないかどうか、総合的に点検をしていただいて、危険な箇所につきましては、巻き看板であるとか、そういった対応もしているところでございます。  ですので、今後は、またその関係機関、特にこども家庭部とも連携を取りながら、危険な箇所というのがあれば、道路管理者、ここも交通管理者も絡んできますけれども、どんな対応ができるかと、引き続き見てまいりたいと思っております。 ◆岸田 委員 やはり小さいお子さんとか、それを保護していく先生方、保育士たちもとても大変ですので、仕事柄。だからやはり、それは区のほうも一生懸命考えながらやっていただきたいと思います。  自転車の通行帯なども随分整備されてきたのですけれども、やはり結構そういう自転車との事故も多分増えてきているのだろうと思うのです。そういうことも考えながら、これからもぜひ学校ばかりではなく、保育園児とか、幼稚園児の時間帯が変わってきますので、1日見るようなことになると思いますけれども、よろしくお願いいたしたいと思います。 ◆庄嶋 委員 先ほど、最初に大竹委員からもお話があった中で、実績については、把握が十分にできてないような感じのご答弁だったのですけれども、やはり、先ほどの小学校のPTAとか、地域の実情とか、そういった危険箇所の抽出の手法を具体的にどのようにやったかといった記録もあまり残ってない感じですか。 ◎五ノ井 都市基盤計画調整担当課長 平成24年にやった記録は残っております。各学校に、何か所か危険箇所を抽出をして、実際にどの機関、道路管理者であるのか、警察であるのか、もしくは教育委員会とか、この対策の方法も各関係機関が保有をしております。それを踏まえながら、また、その箇所に差異がないかどうか、そういうのも含めて次の点検に生かしていきたいと。  次期点検につきましては、さらに通学路の地図を、これは表には出しませんけれども、関係機関にそれぞれ手持ちで持っていただいて、共通で通学路のどこに課題があるかというのは、それぞれに共通認識が持てるように可視化をして、共有してまいりたいと考えております。 ◆庄嶋 委員 何が聞きたいかというと、前回、前プログラムのときに点検をしたりした内容の引継ぎというのですか、要は全てが解消したわけではないものもあると思うのです。先ほど秋成委員が言われたような、やはり電柱を急に動かすというのはなかなか難しかったりする部分もあるので、それは引き継がれた状態で、今回のプログラムの中で点検がまた行われる感じなのでしょうか。 ◎五ノ井 都市基盤計画調整担当課長 そのとおりでございます。 ◆庄嶋 委員 この今回の点検は、5年に1度、一つの学校についてはやるということなので、しっかりそのタイミングでやっていただきたいのですが。どうしても、やはり通学路のお話は、我々議員のほうとかにも、日頃住民の方や、保護者の方で気がついた方からいろいろな声がやはりあって、例えば、巻き看板みたいな割とすぐにできるような対応というのは、割と役所のほうでもやっていただいているかなと思うのですが、先ほどのように電柱を動かすとかいう形になると、それは簡単にここ1、2年とかいう単位でできるものではなかったりすることもあるので、その辺りはしっかり、この学校にとっての通学路の課題はこうなのだということをちゃんと蓄積して、何がまだできてないのかとか、そういったところを課題として取り組めるように、しっかり取り組んでいただきたいなと思います。 ○松原〔元〕 委員長 ご要望で。よろしいですか。 ◆庄嶋 委員 はい。 ○松原〔元〕 委員長 都市基盤整備部からの報告に対する質疑は以上でよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松原〔元〕 委員長 それでは、都市基盤整備部の質疑は以上といたします。臨時出席説明員の方は、ご退室いただいて結構です。  (理事者退席) ○松原〔元〕 委員長 次に、まちづくり推進部からの報告に対する質疑を行います。質疑は番号順に1件ずつ行います。  まず、(仮称)平和島六丁目防災船着場整備に関する個別協定の締結について、質疑をお願いいたします。 ◆伊佐治 委員 船着場関係なので、23番も含めて聞いてもいいですか。 ○松原〔元〕 委員長 はい。 ◆伊佐治 委員 昔、天空橋の近くに防災船着場を造るときに、予算が結構多額で、いろいろな議論があったところでありまして、私も、この防災船着場の整備は、慎重にやるところが必要かなということを考えています。ただ、今回は、協定に基づいて船着場の部分だけは造ってくれるということで、正直スロープまで造ってくれればなと心の中では思っているのですけど、それはしようがないのかなというところなのですが。  この22番と23番の違いは、23番のほうは東京都の防災船着場整備計画の中で定められている、計画上で整備をされるもので、今回この平和島六丁目の防災船着場は、これは東京都の整備計画上は反映はされてないものなのですよね。 ◎神保 公共交通臨海部担当課長 こちらの平和島六丁目防災船着場整備計画につきましても、東京都が定めております東京港防災船着場整備計画にも位置づけられているものでございます。ただ、整備主体が、区と東京都とそれぞれ明記されているという状況でございます。 ◆伊佐治 委員 この22番の平和島六丁目は、これは区施工ということになるのですか、防災船着場計画上は。 ◎神保 公共交通臨海部担当課長 そのとおりでございます。こちらの平和島六丁目に関しましては、大田区で施工するということになってございます。 ◆伊佐治 委員 では、防災船着場計画上に入っているということなので、もう1回計画を確認したいと思いますけど、区の整備したものとして計画には出ているということで、今のお話をいただいたと思うのですけど。この平和島六丁目は、私、船着場は本当に必要なのかと考えてしまって。ここは陸続きではないですか、なおかつ、ふるさとの浜辺公園は船着場がありましたよね。何かそこを活用すれば、わざわざここに防災船着場がなければいけない理由はないのではないかなという気もするのですけど、その点は整合性というか、役割分担というか、例えば医療機関用に活用するとか、何かそういう、環7と接続できるとか、何かそういう想定があって整備するものなのかどうか、教えていただきたいと思います。 ◎神保 公共交通臨海部担当課長 大田区でも防災船着場整備計画のほうは策定しておりますが、各島に1基必要だと認識を持っております。例えばですが、帰宅困難者対策、あと物資の輸送などに関しまして、やはり島ごとが橋で渡ることしかできない状況ですので、水上輸送を利用した船着場のほうが必要であるという認識を持ってございます。 ◆伊佐治 委員 いや、私もその認識は正しいと思っているのですけど、平和島に限っては陸続きなので、あまりその想定とは違ってくるのではないかなというところを感じます。もちろん、この流通センターの協定書の下で、この団地冷蔵が全部やってくれるのだったら文句を言う必要もないと思うのですけど、やはり区として区費を投入するわけですから、もう少し慎重になる必要があるのかなというところを感じています。  もう一つ聞きたいのが、東京都の防災船着場整備計画を見ると、もう1か所、区施工として南六郷二丁目を整備する予定が書かれているのですけど、その辺というのは何か現在想定されていることはありますか。 ◎神保 公共交通臨海部担当課長 南六郷二丁目に関しましては、まだ東京都のほうからは情報は入ってございません。まだどのような状況かというのは、確認していない状況でございます。 ◆伊佐治 委員 ということは、確認なのですけど、東京都のこの船着場整備計画は、勝手に絵を描いてしまっているということなのですか。要は、区施工として印がついていて、南六郷二丁目と書いてあったのですけど、それは区には確認してないで、勝手に整備計画を立てているということなのですか。 ◎神保 公共交通臨海部担当課長 今、私のほうで説明しました、東京港防災船着場整備計画、港湾局で策定しているものでございますが、こちらにつきましては、大田区も参画しまして、一緒になって策定をしたという経過はございます。  南六郷二丁目のほうなのですが、多摩川のところでしょうか。  (「六郷水門辺り」と呼ぶ者あり) ◎神保 公共交通臨海部担当課長 六郷水門辺りだと思いますが、そちらのほうは役割のほうがありまして、港湾局管理ではないところでございますので、港湾局以外のところに関しましては、この船着場整備計画には記載してないという状況でございます。 ◆庄嶋 委員 今、伊佐治委員から質疑のあった件に絡んで、よろしいですか、少し関係するのですけれども、平和島六丁目もあって、その次の羽田空港一丁目も港湾局のほうの整備計画に載っていますよね。それで、この後、出てくる羽田空港一丁目のほうは都が関係するというので都と区の関係で記載がされるのですけど、こちら平和島六丁目のほうは民間が絡んでいるということで、先ほど区施工というお話はあったのですが、これいつまでに整備するかといったときに、区のほうから、民間が関わるので、例の平成27年5月の基本協定書にある、この船着場の件はどうなっているのですかみたいに区のほうから働きかけて、このタイミングでこの話が出てきたという流れでよろしいですか。 ◎神保 公共交通臨海部担当課長 こちらのほうは、今おっしゃったとおり、平成27年の協定に基づいて行うものでございますので、区のほうからも、整備の促進を促しているところでございます。ここのところは、今おっしゃったとおり、東京団地冷蔵が施工するものでございます。また、ここのところは、物資の輸送とかでも、団地冷蔵、団地倉庫とかと物資の集積地等もございますので、そういった利活用もできることから、民間事業者である東京団地冷蔵に対して、整備の促進を促しているというところでございます。 ◆庄嶋 委員 つまり、この港湾局の東京港防災船着場整備計画の中では、行政が主体となって造るものや、民間が造るものやいろいろ混じっているわけなのですけれども、このように民間が関わる部分については、やはり区のほうから、やはりより積極的に声をかけないと動いていかないという、そういう感じなのでしょうか。 ◎神保 公共交通臨海部担当課長 民間のほうもスケジュールとかがございますので、やはり我々としても、この民間業者と連携して行う必要がありますから、区としても積極的に働きかけていると。それに対して、民間事業者のほうも、区の求めに応じて協議を行っているという状況でございます。連携してやっているという認識でおります。 ◆庄嶋 委員 今回、この個別協定が締結されて、これはスケジュール感的には、今後どんなふうに進んでいくのですか。 ◎神保 公共交通臨海部担当課長 我々としては、一刻も早い整備を促しておりますので、できる限り早く、工事のほうを着工していきたいと考えてございます。  また、タイムスケジュールのほうは、今後詰めていくことになりますが、引き続き、民間事業者と連携してまいりたいと考えてございます。 ○松原〔元〕 委員長 次に、沿道区民移動利便性確保についての要望書に対する回答について、質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 前回の委員会で要望書の報告がありましたけれども、それに対しての回答をいただいたということなのですが、結果としては、もうゼロに近いような回答なのかなと、この文言を読んで思ったのですけれども、京急としても厳しい経営状況であるというのは理解はできるのですけれども、ただ、公共交通としての役割というのもあるわけで、そこのところのバランスというのは、なかなか難しいのかなというところはあるとは思うのですけれども。需要と供給のバランスを図りながらと回答には書いてありますけれども、大田区との連携を重視と前にありますけれども、この連携というのは、まちづくりだったり、あとバリアフリー、そうしたところに限っての連携ということなのか、それとも移動利便性とか、そういうことについても含めての連携ということを考えているのかと、これはどのような。 ◎神保 公共交通臨海部担当課長 バリアフリーの推進やまちづくりなどと書いてありますので、より一般的に、広範的に連携を図れるものと考えてございます。
    ◆荒尾 委員 区民としても、あと大田区としても、やはり便利で使いやすい交通機関であってほしいと願うわけなので、引き続きこうした要望というのを継続して続けていただいて、区民の利便性だったり、あとそうしたことを踏まえて、引き続き対応していただければと思っております。要望です。 ○松原〔元〕 委員長 ご要望で。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 補足なのですが、これまで区として京急電鉄に対して、ダイヤ改正等をはじめ様々な要望をしてきましたが、実は回答をもらったというのは、私の記憶では初めてです。したがいまして、ゼロ回答というお話もありましたが、回答が来ること自体が大きな進歩だと思っております。  まちづくりとか、いろいろ沿線の利便性とか、そういったところにも配慮してということで、ご指導、ご支援を賜りますようといったようなことでも締めくくっておりますので、そういう意味では、今後につながると私は考えております。 ◆勝亦 委員 今の部長の答弁で大きな進歩だということだったのですけど、今までは回答を求めていたのですか。これは求めていてくれたのか、それとも今までと同じように、求めてなくて回答があったのか、その辺が大きな違いだと思うのだけど、そこはどうなのですか。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 当然、要望をするからには、一定の返事はあるだろうといったようなことでの認識でやっていましたが、今まで残念ながら来ていませんでした。 ○松原〔元〕 委員長 次に、平和島のホームドア設置開始について、質疑をお願いいたします。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松原〔元〕 委員長 では、次に、鉄道・都市づくり部からの報告に対する質疑を行います。まず、下丸子駅周辺地区まちづくり構想(案)について、質疑をお願いいたします。 ◆荻野 委員 この下丸子駅周辺地区まちづくり構想(案)というところですけれども、まず、基本的なことからですが、これはこの検討案を基に、今後、地域の住民の皆さんだとかに、この意見を募っていくということでよろしいですよね。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆荻野 委員 この計画ですと、今まで課題となってきた補助28号線のことですとか、いろいろなことが書かれているのですけれども、ここでお聞きしたいのは、まだこの内容だと、これが課題であるということで、具体的にこうするとはまだ書かれてない、これは今後検討していくということだと思うのですが。  この中で、まず将来イメージの中で、クリエイティブな人材を活用する場であるというところで、これは8ページだとか、7ページに書かれていると思うのですが、これ例えば、羽田イノベーションシティだとかも、そういうクリエイティブなイノベーションの場ということでやられたりだとか、いろいろなところで今後新しく整備されるところで、クリエイティブだとか、オープンスペース等に書かれているのですが、これは何かクリエイティブといってもいろいろあると思うのですけれども、これはどういうことを予定されているのでしょうか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 ここでいうクリエイティブというのは、ここには住工一体の町工場がいっぱいあると。また、クリラボみたいなものもここには存在しておりますので、そういうことを踏まえながら、どういうものが活用できるかというのは、今後、そういう人たちの意見を聞きながら、私どもとしてはクリエイティブ、羽田イノベーションシティとも連携をしながらやっていきたいと考えた思いで書いているというところでございます。 ◆荻野 委員 町工場があって、そこには武蔵新田、下丸子、あの周辺を中心とした工業の関係の団体もあって、そうした場があるということは私も承知しているのですけれども。ここになると、今現在、工場が減っているというところと、住工のこの変遷の中で、いろいろ住民との間だとか、住居の問題というのがある中で、これは将来像としては、既存の工場が増えたりだとか、新しい工場も増えていくというところで理想というか計画としては書かれています。  一方で、まさに今現在ある課題のとおり、やはり町工場、今ある町工場の方との、この住民との間というのは、結構それは課題というか、問題もあるかなとは感じているところです。具体的には、町工場の方というのはいきなり来るという、もう前からあって、それを継いで今やられている方も2代目、3代目という方も多いかなと思うのですが、やはり新しく、これは学校とか保育園とか、そういうところの課題とも似ているのですけれども、やはり新しく越してこられた方との間で、工場がうるさいだとか、何か機材が出してあって邪魔だとか、いろいろそういうことが、例えば区のほうに通報が入ったりだとか、そういう話を町工場の方が聞いていく中で、東京都は幾ら、大田区もやはり地価が高かったりする中で、大田区でどこまでやっていく意味があるのかなというところも、率直な意見として、やはり町工場の方から、特に2代目、3代目とか若い方からいただくことも多いのですけれども。  そこのやはり環境というところを、改善というか、やはりできない中で、町工場が増えていくよ、拡充していくよという形で絵を描いても、なかなか難しいのかなと。特に新しく増やすという意味では、今ある方がそのままやってもらっているところという意味ではいいと思うのですけれども、そういう部分というのは区はどのようにお考えかなというのは、山田新空港線・沿線整備担当課長に聞かれても答えづらいかもしれないですけれども。 ◎大木 産業振興課長 産業経済部といたしましては、下丸子に限らず、大田区内の産業の重要な担い手である町工場、こういった皆さんの立地環境というのをしっかりと確保していかなければいけないと。ただ一方で、おっしゃるとおり、住工調和というところは非常に難しい部分がございますので、そういった町工場の新しい出店といいますか、新しく出てくるご希望の方に対しての立地の情報のご提供だとか、そういった形はさせていただいています。  また、工場アパートなども整備していますので、今そういったところをご利用いただくなど、区内の工場、ものづくり産業がこれ以上減らないように。工場も今までのそういう本当に大きな音だとか振動とかが出るというものから、もののつくり方自体も変わってきているところもございますので、そういったところへもしっかりと対応していけるような情報提供、そういった立地の情報提供、そういったものは進めていきたいと考えてございます。 ◆三沢 委員 下丸子のこの駅周辺といいますと、やはり大きく関わってくるのがキャノンと、あと、やはり駅周りは空き地というか、未活用の土地が多いと思うので、地主が所有しているところが多いと思うのですが、こういった大きなステークホルダーとなり得る方々と早い段階から取り組みは、これは一緒に進めているものなのでしょうか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 キャノンのほうには、下丸子駅の今回、法指定されたことを受けて、こういうことをやっていますということは情報提供はしております。キャノンのほうからは、もし連続立体が行われるのであれば、それはいいことですねと。どう協力できるかというのは、今後一緒にやっていきましょうという話はいただいております。  また、この低未利用地の地主のほうにも、こういうことを考えていますよというお話はしていますが、どうしていくかというのは、今後、皆様のご意見を聞きながらということで、あくまでも今回こういうものをつくりますのでということは言っているというところでございます。 ◆三沢 委員 例えば大森ですと、いすゞがやはり横浜に移転してしまうと。やはり、あそこはベルポートを中心にたくさんの働く方がいらして、まだ残ってますけれども、やはりキャノンも、もし工場のある地域のほうに移転するなんてことに万が一にでもなると、多分まちづくり計画そのものが根底から覆ると思うので、地主と含めて、キャノンにも早めから取り組みに巻き込んでいただくように、これは要望でお願いいたします。 ○松原〔元〕 委員長 ご要望で。 ◆大竹 委員 よく分からないので、聞きます。先ほど、この案をつくったのが研究会と言っていましたよね。研究会の参加というのですか、どういう人たちが入っていて、まず研究会をやっているかというのを教えてください。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 先ほども言いましたが、国、東京都、東京都はオブザーバーで入っています。国の中には、都市局と関東地方整備局、あと鉄道事業者、東急株式会社、あと大田区、あと学識経験者の教授ということになります。 ◆大竹 委員 それはどのぐらいやっているのですか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 昨年度は3回、一昨年度も3回やってございます。 ◆大竹 委員 それで皆さんでつくったのだということなのですが、一つは予算的なことについて、予算概要の中で、多摩川線沿線駅周辺地区まちづくりと、ここに下丸子1・2号踏切というのは出ているのです。結局、予算書を見ると、この予算の内訳というのは全くないのだけど、こういう一応研究会だから、まだ。そういう中で、どのぐらいの予算をつけて、こういう研究というのはやっているのですか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 研究会について、これは委託も出しておりますので、約1,000万円近くのお金を出してございます。 ◆大竹 委員 これは細かいことを聞いてもあれなので、予算書のどこに出ているの。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 委員がおっしゃっているのは、概要書のページでいいのですか、それとも予算書原本のほうでございますか。 ◆大竹 委員 できたら両方でお願いします。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 すみません、概要書のほうは、今、手持ちで持ってございますが、予算書本書のほうは持っていないので、そちらは後ほど、ページ数をご報告させていただきたいと思っております。  概要書のほうにつきましては、98、99ページでございます。 ◆大竹 委員 ではなくて、予算的にどうなっているのかなというのが、聞きたかったものだから。それで、いずれにしても、この踏切の解消というのは、一つ大きくあるということがあるので。例えば、この間も、京急の連立について、踏切解消も含めてやってきたわけですが、これにもいろいろ案が、下丸子も地下化と立体化というのは二つ案があるのかな。それぞれで予算も変わってくると思うのですが、例えば予算の割合というのは決まっているではないですか、国とか、区とか、あるいは事業者とか、あるいは主体の鉄道事業者が負担する割合とかといろいろあると思うのだけど、そういう割合というのは決まっているのですか、これ。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 この抜本的な対策の考え方を、先ほども言いましたが、一昨年度にお示しをさせていただいて、もし下丸子1号だけであれば、立体橋上化、もしくは立体横断施設、あと鉄道の立体化という三つをお示しさせていただいております。その中で、2号と一緒にやるのであれば、立体化がベストではないかということで、一昨年ご報告をさせていただいて、それで今回このような検討になっているというところでございます。費用負担割合につきましては、一概には言えませんが、連立をやるのであれば、都施工と区施工という考え方が、まずございます。  まず、事業者負担の考え方がありますので、事業者負担として、まず都市側、いわゆる国とか地方が出す分が、区部だと85%ぐらいです。鉄道事業者が15%ぐらいです。その都市側の中も国庫負担金と地方負担金で分かれるということで、国庫負担金が約55%で、地方負担金が45%ぐらいと。先ほど、地方負担分の割合で、都施工と区施工がまた分かれると。都施工になった場合は、都が7割、区は3割で、区施工の場合は、その逆になるということになりますが、区施工につきましても、東京都と協議をして、その費用負担割合が変わっていくということでございます。  足立区とか、そういうところでやっている区施工とか、墨田区でやっている区施工とかというのは、費用負担割合は変わっていると聞いているというところでございます。 ◆大竹 委員 基本的なことを聞かせていただきました。それで、これからそういう費用負担の問題も含めて協議がされていくと思っています。まず、それが一つと。  それといわゆる20年後だったよね、20年後のいわゆる姿というのが出されています。一つは、この新空港線が一つの目玉になっていますよね、いわゆるここに書かれているように。新空港線で、先ほど出ていた羽田イノベーションシティと一体に進めていくのだという、同じ工業ということで。全体が、いわゆる新空港線なのだと。では、この新空港線は、下丸子に停車するということを前提にしているのですか、これ。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 新空港線が中心だという書き方にはなってないと思うのです。下丸子1号・2号踏切の抜本的な改良、踏切状態がどうなっているかとか、道路状態がどうなっているかとかいう書き方をしておりますので、新空港線だけをフォーカスした書き方にはなってないというところでございます。 ◆大竹 委員 そうではなくて、20年後の姿で、いわゆる新空港線が前提にありますよと。もちろん踏切解消とか、そういうことから始まっているのだけど、結局この当地区の20年後の姿、新空港線とちゃんと書いてあるではないですか。私が聞いたのは、その新空港線は下丸子に止まりますか、止まらないですか、どっちなのですか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 停車駅につきましては、鉄道事業者が考えるものでございますので、まだ事業化が決まっているわけでもございませんので、お答えすることはできません。 ◆大竹 委員 だとするならば、この下丸子がいわゆる羽田イノベーションシティとの連絡だとかとならないではないですか。何でなるの、止まらなければ。止まらないで、どこかほかのところで止まるのでは、全然意味がないではないですか、この下丸子と結びつかないですよ、羽田イノベーションシティと。何で結びつくの。全然結びつかないではないですか。それを20年後の姿なんて、おかしいですよ、これ。それとも飛んでいくの。おかしいですよ、これ。 ○松原〔元〕 委員長 これからまちづくりを考えていくというところで。 ◆大竹 委員 いいのだけど、何で羽田イノベーションシティとつながっていけるの。このものづくりが。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 今、大竹委員からお話がありましたが、新空港線が止まる、止まらないという議論なのですが、全て多摩川線が新空港線になっているわけではありませんので、多摩川線の例えば普通列車自体は、新空港線が開通しようと残りますので、全然駅に誰も降りないということにはならないので、別にこの構想はおかしくないと私は思っています。 ◆大竹 委員 これは新空港線が前提、20年後の姿は前提になっているのです、どう見ても。下丸子ブランド確立ということを含めて、大田全体を見ているわけではないのだから。そこは、私は非常に疑問を持っています。  それと、いずれにしても、こういう問題を非常に感じたものだから、言わせてもらいました。  それから、今後のことです。住民との連携を強調しているのだけど、あと協働だとか、具体的に日程的なものというのはできているのですか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 本日、当委員会でご説明させていただきましたので、今後は、まず町会長会議、5月20日の町会長会議で、まず町会の会長の皆様にご説明をさせていただきたいと。その後、地域のほうに入っていきたいということを考えているというところでございます。 ◆大竹 委員 やはり、こういうまちづくりというのは、地域と一緒につくるということがぜひ必要だと思いますから、いつも地域といったら町会長という話になってしまうから、そうではないでしょうと言いたいのです。やはり幅広い住民と一体になったまちづくりをぜひ進めていっていただきたいということを要望しておきます。 ◆荒尾 委員 この資料の7ページのところ、将来像とまちづくりの方向性のところで、細かいのですけれども、強み・弱みと左側にありますけれども、強みのほうで上から4番目の丸の、夜間人口よりも昼間人口のほうが多いポテンシャルとあるのですけれども、潜在的な可能性ということを表しているのがポテンシャルという言葉なのですけれども、どういったことなのですか。どういった可能性なのかというのが、これよく分からないのですけれども。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 2ページを見ていただけますでしょうか。昼夜間人口で、夜間人口よりも昼間人口のほうが多い傾向であるということで、1.6となってございます。普通の住宅街だと、夜間人口が多くなります、ここは昼間人口のほうが多いという大変特徴的のある地域だと。これは、やはり住工一体型の町工場が多いだとか、キャノンがあるということでございますので、そこにポテンシャルがあるということでございます。 ◆荒尾 委員 確かに、下丸子のまちは、住宅街の中に小さい工場がいっぱいあって、しかも古い路地もあったりとか、昔ながらのまちの風景みたいなのがあって、一方で新しいマンションもどんどん建てたりとか、そういうまちなのですけれども、そうしたことがある、そういうまちなので、それがどのように、その産業の発展につながるのかというのがよく分からないのですけれども。ただ、こういうまちづくりをすれば、そうしたポテンシャルが発揮されて、ものづくりのまちだったり、このブランドが確立するという話になるとは思うのですけれども。  あと、先ほど大竹委員も言っていましたけれども、新空港線ができることで、都心部と羽田空港とのアクセスの利便性が、それによってさらに人の流れも呼び込んで、新たなイノベーションが生まれるということなのですけれども。羽田イノベーションシティのときにも、そういった話がよく出てきているのですけれども、全数調査をやったときに、区内のものづくり企業というのは、必ずしも羽田空港があることによって、そのメリットを感じているところというのは少ないのですけれども、そこの辺のところは、仮に新空港線ができるということを実現したら、そうしたことはクリアできるのかと、さらに産業が発展する可能性が見えるのかというのは、そういうことなのでしょうか。 ◎大木 産業振興課長 先ほどから羽田イノベーションシティのことを取り上げていただいていますけれども、まず、羽田イノベーションシティで今考えているのが、新産業創造発信拠点ということで、人々のいろいろな交流の中から新たな産業を生み出していく、新たなイノベーションを生み出していくということを考えています。  羽田イノベーションシティのもう一つ大きな特徴は、それだけで終わらせるのではなくて、そこで起きた様々な事業を区内企業と結びつけていくというところを非常に強化してやっていきたいと。そのために我々産業経済部、それから産業振興協会のほうで、今、交流空間のしつらえですとか、そういったところの整備を進めているという状況でございます。  ですので、これが下丸子のほうで新空港線があるかないかは別にして、こういったまちづくりが行われることで、そこに対して人の流れが多くなっていけば、そういったところの羽田イノベーションシティで新たに起きてきた、そういう新しいイノベーションの仕事の先として下丸子というのが有力な地域になっていくというのは、これは大きな効果になるかなと考えてございます。  ですので、この下丸子のまちづくりの将来像の一つとして、羽田との連携というところは、今まで地域の町工場ではつながらなかった仕事が、新しくつながっていく可能性が出てくるということになりますので、そういった部分でも産業の発展に少なからず寄与するのではないかと考えます。 ◆荒尾 委員 これまでも仕事回しとかそういうことで、地域の町工場というのは仕事を興してきた、今風な言い方でイノベーションを興してきたと思うのです。なので、そうしたまちの特徴というのがあるわけで、長年培ってきた、それにマッチしたものでないと、なかなかこれ難しいのではないかなと、私は正直思います。  人だったり、あと、ものとかということの流れがよくなるからとか、交通インフラを整備すれば産業がよくなるとかというのは、何か私はどうなのかなと、正直思っています。20年後の姿ということで下のほうにありますけど、7ページの下のほうです。健康寿命が長く生き生きと暮らせる環境の創出とあるのですけれども、そのためのモビリティの整備というのは当然求められるとは思うのですけれども。以前、委員会で駅広の話が出たときに、新たなバス路線も検討するというお話がありましたけれども、高齢化が進むと、やはりコミュニティバスのさらなる充実というのも必要だと思うのですけれども、そうしたことは検討されているのでしょうか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 5ページを見ていただけますでしょうか。バス交通の現状というところがございます。こちらの中でも、路線バスが通っていませんが、コミュニティバスが運行していると。しかし、コミュニティバスのバス停は駅から200メートル離れた位置にあり、駅での乗り継ぎの利便性が課題となっていると。今後は、バスやタクシー等の公共交通の乗り継ぎが容易になるような利便性の高い交通結節機能を求められているということを踏まえながら、今後、検討していくことになると思います。  そうなったときに、このコミュニティバスがどういう状態になっているかというのも踏まえながら、あと路線バスがどうなるかというのも考えていかなくてはいけませんので、今後、今この計画であるなし、どうするかというのではなくて、今後、皆様のご意見を聞きながら、どういうまちにしていって、どういう駅広をつくって、どういう路線を入れていくかというお話合いになっていくと考えてございます。 ◆荒尾 委員 一つの検討材料として、ぜひ検討していただきたいと思っています。将来イメージとして大ざっぱな図が8ページに出ていますけれども、こういうイメージでしか、今はない状況ですか、それはしようがないかなとは思うのですけれども。工場跡地、鉄道跡地の活用とあるのですけれども、多摩川線が立体化ということで、それで踏切の解消ということを検討していますけれども、それは上を走るのか、地下に潜るのかというのは、まだ検討中ですよね。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 高架化、地下化については、まだどちらにするというのは全然決まっておりませんので、あくまでもイメージでございます。 ◆荒尾 委員 工場跡地、ここ最近は、もうすぐ集合住宅、マンションになったりとかしていて、矢口とか下丸子も工場の跡地は、もう例外なくみんなマンションになってしまっているのです。なので、区として、その工場の跡地を活用するというのであれば、すぐにもう民間に買い取られて、マンションにされるよりは、より有効的に、空いた土地を有効に活用する、なるべく駅に近いほうがいいなというイメージなのかなと私は思っているのですけれども、工場の跡地を優先的にすぐに取得するという取り組みというのですか、そうしたことはどういったふうに考えているのでしょうか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 あくまでも、まちづくり構想案でございますので、今、土地を買うとかという、そういう話ではないと考えてございます。 ◆荒尾 委員 あくまで、これはまだ案だからというお答えだったのですけれども。やはり、大竹委員も言われましたけれども、やはり地域の人たちの意見というのをしっかり聞いて、まちづくりは進めていただきたいということを求めておきます。  新空港線を前提としたまちづくりというのではなく、あくまでもやはり地域の人たちが、どういう下丸子のまちにしたいと思っているのか、どういうまちでありたいのかと、その住民の声をやはり一番大切にしてまちづくりを進めていただきたいということを、最後に要望します。 ◆荻野 委員 先ほどの答弁からも聞きたいのですけど、まず、全然それてしまうのですけれども、今、伊佐治委員も言っていたのですけれども、8ページの下のイラストは、男性が歩きスマホをしているのはあまりよくないなと思うのですけど、でも、これは全然いいとして。  先ほどの大竹委員の質問の中で、新空港線というのは前提というか、重要ではないというか、この図においては、という話がされていましたけれども、ただ、7ページについても、新空港線の開通により20年後想定される出来事で、都心部との直結と。7ページの下の当地区の20年後の姿についても、ここは下丸子ブランドのところに、やはり開通によってできるということが書いてあります。9ページの図のほうにも、これは下丸子駅と鵜の木駅と武蔵新田駅がありますけれども、これは武蔵新田のほうに新空港線軸と、やはり文字があります。下丸子に止まるかどうかというのは鉄道事業者の判断ということで、今、先ほど部長もご答弁されていましたけれども、もちろんそれは大田区がこうだと、だからここに止まるのだということを決めるわけではないということは承知しておりますが、ただ一方で、この計画の中に、この計画をやるのであれば、やはり新空港線が重要な位置であるということは、そこはやはりちゃんと言っておかないと、別に何か新空港線はそこまで、ここの計画をやる中で重要ではないよというところの認識というのは、違うかな。先ほどのニュアンスの問題もあるかと思うのですけれども、新空港線をやらずに、これだけのものをつくれますよと言ってしまうと、それはそれであまり不適切ではないかなと思うのですけれども、それはいかがでしょうか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 先ほど私が答えたのは、下丸子駅に止まるかどうかに対して、まだ分かりませんよというお話をしております。新空港線は大田区の最重要課題でございますので、大田区としては、やっていくという観点の下で考えてございます。なので、新空港線についての書き方も出ていると。また、この9ページの新空港線軸というのは、大田区の都市づくりグランドビジョンの中で、この多摩川線は新空港線軸という扱いをしておりますので、そういう書き方をしているというところでございます。 ◆荻野 委員 これで終わりにしますけれども、ただ、止まらないのに、では、これだけ下丸子を開発しますというのも、それはいろいろ、まだ今の段階では言えないということで、そういう書き方なのですけれども。やはり、それは何か、言い方としてはどうかなと思うのですが、ただ、それはもう、あくまで大田区がこうだと言える話ではないというところもありますので、それはここで言っておきます。 ◆松原〔秀〕 委員 時間が押しているので、言いたくなかったのですが、2点だけ気になっているので、お伝えします。  一つ、やはり踏切と関連して、環8の右折、右折というか右折される横なのですけど、ガス橋通りに行く道の交差点が非常に危ないところなので、当然ここも含めて考えていらっしゃると思います。その点について、どうなのでしょうか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 そちらにつきましては、5ページの自動車交通の現状というところで、ご確認をいただければなと思います。一応、自動車交通の現状というところで、上から2段目でございます、今後ガス橋通りの環状8号線以北の整備や環状8号線の立体化ということで、今の都市計画上、環状8号線のあそこのエリアは立体交差事業になっているというところでございますので、それができれば通過交通、今言ったような危なさというのはなくなるのではないかと思いますが、逆に、補助28号線がつながることによって交通量は増えるということもあるということでございます。  なお、また、南武線の平間駅も今、鉄道の立体交差事業をやっておりますので、こちらからの通過交通も増えてくるということも考えられるというところで、こういうような書き方になっているというところでございます。 ◆松原〔秀〕 委員 あと、もう1点、やはり下からの盛り上がりというのですか、それが大事になってくるかと思います。先ほど三沢委員が地主のこともおっしゃいました。やはりキャノンもそうだし、それから工場関連のこともそうだと思うのです。あと、先ほど町内会にもお話しするとありました、あと商店会も考えてほしいですし、団地も考えてほしい。それから下丸子を渡ったところを、やはりかなりよい住宅になってますので、そういったところも考えなければいけないと思うのです。  それから、余計なことかもしれませんが、キャノンにつきましては、以前、キャノンの敷地の中に区道が通っていました。今から15、6年前だと思いますが、それをキャノンの端っこの土地と交換して、区道をなくして、たしか区道を端に寄せた経緯があると思うのです。そういった形も含めまして、この地区のやはり開発をうまく進めてほしいなと思っております。これは要望です。 ◆勝亦 委員 5ページの防災のところの風水害なのですけど、これ多摩川が氾濫するとうんぬんと書いてあるのだけど、今、氾濫しないようにいろいろ強化とか、国交省だとかで、多摩川は予算をかけてやってますよね。今後考えられるというと、何か何もやってないみたいに聞き取られるのではないか。やっているという、表現をうまくしたほうがいいのではないかなと思いました。 ◎保下 都市基盤管理課長 多摩川の浸水対策につきましては、現在、今、委員がおっしゃいましたように、多摩川の堤防強化、また、多摩川の堤防掘削を5か年かけて実施しているというところでございます。  こちらの今回のまちづくり構想(案)の5ページに書かれております、近年多発する都市型水害というのは、やはり内水の、下水道の負荷を超えて、やはり内水氾濫とか、様々な浸水被害というのが現在想定をされてございますので、そうしたことも見据えながら、やはりこの周辺のまちづくりを進める際には、やはり防災の視点をしっかり持って対策をしていくことが重要ということで、今回、(8)安全・防災対策ということで課題の抽出を行っているという状況でございます。 ◆勝亦 委員 今の課長がおっしゃるとおりなのですけど、多摩川が氾濫した場合という仮定の下に語っているので、ここ。その辺について、気になりました。  (「昔、氾濫したの」と呼ぶ者あり) ◆勝亦 委員 昔、氾濫したのですけど、だから氾濫しないように今やっているという文言がないと、要するに何もやってないみたいに取られるのではないかと。これからやるべき課題ですよねみたいなふうにとらわれるのでは、つい懸念があるのではないかという、そういうことです。 ○松原〔元〕 委員長 強いご意見ということで。  皆様、以上でよろしいでしょうか。 ◎高橋 鉄道・都市づくり部長 いろいろ皆様から、下丸子についてご意見をいただきましたので、一言だけお話をしたいと思います。  まさに下丸子は、町工場があって、まさにキャノンみたいな大企業があって、住工混在のいろいろな、先ほど山田のほうから答えましたけれども、昼夜間時間は1.6という中での、今後の可能性を秘めたまちでございます。  さらに、先ほど来、新空港線と下丸子の関係をというお話もありましたけれども、大田区の最重要課題である新空港線で、下丸子に停車するかどうかはいかんとして、やはりここを軸として、羽田までつながっていく軸ができていくと、できていこうとしているという中で、乗換えをすれば、羽田まで、仮に停車しなかったとしても、例えば蒲田で乗り換えれば羽田まで行けるという形になりますので、やはり羽田との関係というのはあるのだろうと思っています。  ただ、羽田だけが全てではないということです。羽田とつながることによって、先ほど羽田イノベーションシティも含めてですけれども、それが大きなプラス材料としてのファクターになることは間違いないだろうということでございます。こういう、やはり将来の夢のある姿をやはり見せて、これからまさに地元に入っていって、地元の方たちと共有する、当然、地域の方、そして地元企業の方たちと将来のまちづくりを共有しながら、よりよい下丸子のまちづくりを検討していくということをやっていきたいと思いますので、引き続き、ご指導のほどよろしくお願いいたします。 ○松原〔元〕 委員長 次に、新空港線及び沿線まちづくり等の促進に関する協議の場(第3回)の開催について、質疑をお願いいたします。 ◆荻野 委員 また、新空港線及び沿線まちづくり等の促進に関する協議の場、第3回ということで、これは議事の概要ということで。これは恐らく、今までどおり、都のほうのホームページのほうにも載せられるものかなとは思うのですけれども。先日の予算特別委員会で、第3回をいつやるのですかと言ったら、今年度中と答えられて、本当に3月31日に行われたので、すごい山田課長が言ったとおりに、今年度中ということで答弁どおりに開催されたということなのですが。  この最初の丸、乗換利便性の向上、沿線開発の動向、事業費の縮減というのは、これは今までどおりの文言かと思います。2番目のところで、乗換利便性の工場については、複数の案を比較検討しとあるのですが、この複数の案というのは、今まで区が示してきた案以外に、何か案があったのでしょうか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 こちらのほうは、大田区が今まで示してきた案以外に、もう少し乗換利便性として考えられるものがないかということで、9案ぐらい東京都と大田区のほうで出し合って、検討をしました。その中で、やはりここに書いてあるとおり、基本となる案、基本となる案というのは大田区が示した案でございますが、そちらで整理できたというところでございます。 ◆荻野 委員 東京都が出してきた案もあると思うので、そこは全部、9案こうという話でもないのですけれども、その幾つかの案というのは、これは都との交渉というよりも、区のほうでこういうことも考えられますよという内容として提示したわけですよね。それというのは、やはり、その前の予算特別委員会のときにも、情報提供とかいろいろなお話をさせてもらいましたけれども、いろいろな検討材料があったのだったら、そういったことも含めて、やはり報告していただきたかったかなとは思うのですけれども。今までの案が、やはり今までのこの進めていく中では、一番合意というか、整理される中では一番正しかったと。今後、区としても、今までのをベースに、抽出した案をベースに、しっかりとこの都との協議を進めていきたいという認識でよろしいでしょうか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 区が全て9案を出したというわけではなくて、東京都からも出ていると。その中で、もともと区が提示している案が最適という言い方が正しいかどうか分かりませんが、基本となる案となったというところでございます。  前回の予算特別委員会の中で、こういうことをやっていたということを言ってほしかったということでございますが、あの席でもお話しさせていただきましたが、関係者交渉の相手の関係上、全てにわたって細かくお話しすることはできませんとお答えさせていただいておりますので、今まだ交渉をやっている最中でございますので、すみませんが、そちらについてはご了承いただきたいと考えているというところでございます。
    ◆勝亦 委員 協議の時間が30分なのですけど、何か短いような気がするのだけど、こういうのはどうなのですか。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 この30分というのは、確かに、その前までに一応資料の確認は全て終わっておりまして、最終的に、両部長、ここの会は、前回の荻野委員からのご質問があったときに、誰がどこでやっているかというお話があったと思うのですが、そのとき両部長がトップでやっているというところで、それまでに両部長のほうで、それぞれ資料のほうの確認をして、両方が時間的にこの中で、できる範囲の中で確認をさせていただいたのが、この30分になったということでございます。この30分が、がっとやったというわけではなくて、それまでにちゃんといろいろやってきた中で、最終的にこの30分で話合いができたというところでございます、確認ができたというところでございます。 ◆勝亦 委員 時間の短い、長いで、それ以上に内容が濃ければいいと思うのですけど。少しずつ進んでいるというか、一つの課題が、新聞報道にもありました費用負担とかと、言えないかもしれないのですけど、着実に進んでいるという認識でよろしいのですよね。 ◎山田 新空港線・沿線整備担当課長 費用負担割合につきましては、新聞報道も出ているとおり、確かに課題となっていると。その課題については、今、確実に東京都と大田区が一歩一歩ですけれども、半歩半歩かどうかもしれませんが、確実に進んでいるというところでございます。 ○松原〔元〕 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、特別区議会議長会の要望事項調査について申し上げます。  例年、特別区議会議長会から、議長宛てに国及び東京都に対する予算等の要望事項の調査があります。令和2年度は、4月17日に照会通知があり、6月18日が回答期限となっておりました。  本件については、これまで現委員会において、要望事項を取りまとめ結果を次期委員会の委員長宛てに申し送りをしておりましたが、今後は、現委員会で全会一致で賛同の得られた要望事項について、議長会へ回答する旨、幹事長会で確認がされております。  つきましては、要望事項がございましたら、机上に配付をいたしました、議長会要望事項調査票により、次回の委員会開催日の3開庁日前、5月11日、火曜日までに委員長あるいは担当書記までご提出をください。  要望事項があった場合には、次回の委員会でご協議いただき、全会一致で賛同の得られた要望事項のみ、議長に申し送りをさせていただきます。  なお、調査票の様式データが必要な場合には、担当書記へお申し出願います。  次に、全国民間空港所在都市議会協議会の運動方針等に対する要望・意見調査について、議題といたします。  本件については、例年、本委員会及び羽田空港対策特別委員会で協議し、要望・意見を提出しているものでございます。つきましては、書記に周知をさせましたとおり、正副委員長で調整した案文を、事前にタブレット型端末の交通臨海部活性化特別委員専用フォルダに配信しております。案文について、委員の皆様から何かご意見などはございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松原〔元〕 委員長 特になければ、この正副委員長案を提出したいと思いますが、よろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松原〔元〕 委員長 では、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会日程について確認をいたします。  次回の委員会は、5月14日、金曜日、午前10時から開会したいと思いますが、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松原〔元〕 委員長 では、そのようにさせていただきます。  以上で、交通臨海部活性化特別委員会を閉会いたします。                午前11時23分閉会...