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  1. 大田区議会 2021-03-03
    令和 3年 3月  防災安全対策特別委員会−03月03日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 3年 3月  防災安全対策特別委員会−03月03日-01号令和 3年 3月  防災安全対策特別委員会 令和3年3月3日                午前10時00分開会 ○高瀬 委員長 ただいまから、防災安全対策特別委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。  感染症拡大防止の観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの症状が見られた場合、委員長の判断により傍聴人には退室をお願いする場合がございます。あらかじめご了承願います。  それでは、調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、案件一覧報告順に行いたいと思いますが、まずは、臨時出席説明員の対応がある報告1番について、理事者説明及び質疑を行います。その後、総務部の6件の所管事務報告について行います。  それでは、報告1番について理事者の説明をお願いいたします。 ◎上田 災害時医療担当課長 私からは、健康政策部資料1番、令和2年度に実施しました災害時医療体制の活動について、ご報告をいたします。  まず、情報伝達訓練の実施についてでございます。区は、災害拠点病院をはじめとした病院へ災害時の情報共有を目的に、インターネットを活用したグループウェアを導入しております。  これまで、緊急医療救護所の開設・運営訓練の際に、情報伝達訓練を実施しておりましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため訓練を中止しました。しかしながら、災害時に情報を伝達するスキルの習熟と向上は必要であることから情報伝達訓練は実施してまいりました。  1回目は、9月29日に水害時を想定した情報伝達訓練として実施しました。1回目の訓練を開始する前に、訓練本番での混乱を防ぐことを目的に1週間程度準備期間を設定し、グループウェア立上げ方法を確認していただきました。訓練当日は、発信する情報を確認するとともに、浸水被害への備え、準備情報などアドリブを交えて報告していただきました。  このグループウェアでございますが、令和元年東日本台風の際にも活用をしておりますし、昨年の台風接近時にも同様の運用をしているところでございます。  訓練のおかげで、本番では混乱なく情報の伝達ができておりました。  2回目の訓練でございます。11月21日、東邦大学医療センター大森病院で実施する訓練に、大田区と品川区が参加しました。品川区が参加した理由でございますが、東京都が設定する医療圏が大田区と品川区が一緒であり、災害時には東邦大学医療センター大森病院が中心となることから、今回、品川区にも声をかけ、情報伝達訓練に参加していただくこととなりました。  品川区とは、医療圏が同じことから平時から連携を取っており、災害時には特に品川区東大井にあります総合病院東京品川病院との連携、患者の受入れなどが必要になるため、訓練に参加していただきました。  3回目の訓練は、12月2日、大規模地震を想定し、緊急医療救護所を開設する病院を対象に実施いたしました。  これまでの情報伝達訓練で得られた成果でございますが、これまで緊急医療救護所開設運営訓練の際には、訓練に参加する病院間での小規模な情報伝達訓練が中心でありました。このように、災害時を想定し多くの病院が参加する情報伝達訓練はほとんど実施してこなかったことから、改めて円滑な情報伝達体制を構築するために、災害時グループウェアでの使用方法や明確なルール、統一的な使用方法を改めて確立していくことが必要であることが認識されました。
     裏面にまいります。  裏面の大田区災害時医療フォーラム動画作成について、ご報告いたします。  これまで、災害時医療フォーラムは、年に1回集客して実施しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、集客による開催はいたしませんでした。  そこで、今回動画を作成し、配信することといたしました。動画は作成中でございますが、聴覚障がい者にも配慮し、字幕を付け、大田区ユーチューブチャンネルへ掲載をいたします。字幕をつけたことで、音声が流せない環境でも内容を確認することができるようになっております。  動画の内容ですが、まず私のほうから大田区の災害医療体制について説明をしております。続きまして、日本DMAT事務局長であります小井土先生からダイヤモンド・プリンセス号での医療活動やそこから得られました感染症対策などについて講演をしていただきました。あんどうりすさんには、一般区民向けの講演としてWithコロナ生活でのアドバイスをしていただきました。最後に、大田区災害時医療コーディネーターであります松本先生の進行の下、簡単な座談会を行った様子を収録いたしました。 ○高瀬 委員長 それでは、委員の皆様、質疑ございますか、この件に関して。 ◆荒木 委員 この大田区の病院で、例えば日赤とか、今、荏原病院もそうだと思うけれども、松井病院なんかは、救急患者なんかも受け入れもしていないよね。あと、外来を止めているところ。そんな状況の中で、今、こんな気楽なラインでやっているなんて言ったって、本当に災害が起こったらどうするのだろうと、そういう感覚は、連絡は取り合っているの。今の状況で、例えば救急車も入れないような状況で、本当に災害が、この間の地震なんかあったのだけども、あれがもうちょっと大規模になったらえらいことだよ。それは、どうですか。 ◎上田 災害時医療担当課長 今の状況で、大地震が発生した際の対応は、すみません、具体的に病院のほうとは、今、何も実際には取れてはおりませんが、ほかの病院でも受入れはできると思っておりますので、ちょっとそこは持ち帰って、きちんと対応させていただきます。 ◆荒木 委員 特に、大森の日赤とか荏原病院とか松井病院の近隣に住まいしている人たちはどうなってしまうのだろうという話だよ。私もこの間の土曜日の地震があったときに、最初に考えたのはそれなのだ。地震ではなくても、例えば大雨が降ったとか、そこのときに明確にやらないと、これは本当にやばいことになるなと思っているのだけれども、今、答えてくれたのか、それ、最後に持ち帰ってという話。どうぞ、これ、ちょっと答えて、どうするのか。 ◎上田 災害時医療担当課長 すみません。今、病院のほうでコロナ患者受入れで大変な状況になっていることは認識をしておりますが、災害時の受入れがどのぐらいできるかということは、現在調べておりませんので、持ち帰ってきちんと各病院のほうにも確認をしていきたいと考えております。 ◆荒木 委員 ここまで覚悟できているのなら、それはそれでやってもらいたいのだけれども、とにかく、交通事故の人も迎え入れないで、とにかく救急車は一切駄目だと、そういう現状をよく理解は、当然理解しているのだろうけれども、よろしくひとつお願いします。みんな、心配しています。 ◆平野 委員 私は、今、ちょっと反省したというか、荒木委員の指摘があって、災害は本当にいつ起こるか分からないので、コロナの状況で確かにできないのは分かるのですけれども、こういう状況のときに起きたときのほうがより混乱すると思うので、ぜひそのことを含めて、今、課長のほうから調べて確認していただけるとのことだったので、ぜひ、私のほうからも要望したいと思います。  それとは別に、この成果として情報伝達訓練、これはこれで私は対面ではなくてグループウェアを使って遠隔地でやる情報伝達スキルを磨く、向上するのはすごく大事なことだと思うので、その中で情報伝達訓練から得た成果についてというお話があったのですが、実際にやる中で、詳しくもう少し情報を出せるところでそごがあったりとかというのがあれば、ちょっと教えていただきたいと思っております。 ◎上田 災害時医療担当課長 訓練の際には、特に大きな混乱というのはなかったのですが、訓練の内容としましては、まず病院の参集状況から始まりまして、一応想定としましては、水害時の訓練の場合ですと、患者の対応ですとか、外来の対応などをどうするかということを情報として出していただきました。それで、情報のやり取りをさせていただいたところでございます。  地震の際の訓練につきましても、同様な訓練として実施をしておりまして、こちらも参集状況の報告をしていただくとともに、区のほうからも想定での被害状況などを発出することで、病院として患者の受入れですとか、また地震ですと大勢の患者が来ているので、ほかの病院で受け入れてほしいなどのやり取りを実際にしております。 ◆平野 委員 実際に災害が起こったときに、そういったほかの病院に患者を振るとかという対応はすごい大事になってくると思うので、ぜひ今後も積み重ねて訓練をしていただければと思います。 ◆北澤 委員 この災害時グループウェアというのが、ちょっとイメージができないので、ちょっとお聞きするのですけれども、例えば災害時に各病院で受入れ可能だとか、こういう設備があるだとか、例えばパソコンを開いたら、もうぱっとそれが分かるような形になるとか、どう具体的に。グループウェアでその医療体制を確認するというのは、具体的にはどういうことなのですか。 ◎上田 災害時医療担当課長 災害時グループウェアは、一つのアプリケーションでございますので、パソコンを立ち上げていただいて、そのソフトウェアを立ち上げていただくことになりますので、そこでまた文字での情報入力が必要となります。ですので、病院の被害状況ですとか、参集状況をその都度入力していただくものになります。 ◆北澤 委員 病院の被害状況、では、その各病院が今どういう状況にあるのかということなのですね。私は、受入体制がどうなっているのかと思っていたのですけれども、そうではないのですね。 ◎上田 災害時医療担当課長 受入体制も含めて、被害状況を報告していただき、外来の対応、受入れの対応など、病院としての現状を報告していただくものになっております。 ◆北澤 委員 大変な状況の大災害だとしたら、このときにパソコンを立ち上げて、それを文字入力するというのはとても大変なことだと思うのですけれども、例えば、もう簡単な入力の仕方のマニュアルというのかしら、決まりというのがあるのですか。大変な状況だとか、簡単な、そうではなくて落ち着いて全部文字入力ができるような状況ばかりとは限らないのですけれども、それはどうなのでしょうか。 ◎上田 災害時医療担当課長 システム開発をしたものではなくて、既存のものを実際には使っていますので、文字での入力というツールでございますので、その辺は、こちらの場合は文字で入れていただく必要があります。  また、一方で、厚生労働省が導入していますEMISというパソコン上での情報伝達ツールがあるのですが、そちらのほうはある程度ボタンなどで状況が分かるような仕組みになっております。 ◆北澤 委員 その情報伝達ツールというものがあれば、それに慣れていて、本当に災害時でもぱっと反応できるような形にすればいいと思うのですけれども、本当に大変なときはなかなかパソコンの前に向かって文字入力するということは難しいと思うので、その辺も含めたやりやすい訓練方法というのを考えたほうがいいかと思いますけれども、どうなのでしょうか、その辺は。 ◎上田 災害時医療担当課長 実際、災害が起きた場合は、この大田区が用意していますグループウェアのほかに、先ほどの厚生労働省が用意しているEMISというものを両方立ち上げる形になるのですが、主たるツールとしては、やはり厚生労働省EMISが優先されるところでございますので、大田区はその両方を、EMISのほうもアクセスできますので、その双方を活用しながら情報を収集していくことになります。 ◆佐藤 委員 この情報伝達訓練というのは、これまでも毎年行ってきたものだと思うのですけれども、グループウェアを使ったのは今回初めてですか。 ◎上田 災害時医療担当課長 訓練は、特に初めてということではなくて、大規模に全病院で実施したのが今回初めてということでございます。 ◆佐藤 委員 伝達訓練情報伝達訓練はこれまでもやってきたという認識はあるのですけれども、グループウェアを使ったのは初めてなのでしょうか。 ◎上田 災害時医療担当課長 これまでも継続して実施しておりまして、導入してから3年ほどたっております。 ◆佐藤 委員 それで、今回の情報伝達訓練で、1番の水害時を想定した訓練のほうは、対象が27病院で、当日参加は24病院だったと、大規模地震を想定した情報伝達訓練は対象が16病院で、訓練当日は14病院だったと、それぞれ参加できなかった理由というのは把握されていますか。 ◎上田 災害時医療担当課長 9月29日の水害時の訓練については3病院が参加できなかったところでございますが、それぞれ、訓練の時間の錯誤でアクセスできなかったというのが主な理由でございます。  12月2日に実施しました訓練につきましては、一つが閉院するというところで参加しなかったというのと、コロナの患者の関係で対応ができなかったというのが理由でございます。 ◆佐藤 委員 そうすると、どちらも閉院するというところは別として、設備はあって、対応しようと思えば対応できたけれども、コロナの患者というのは急なことだったとは思うのですけれども、設備上などでは問題なかったということでいいですか。 ◎上田 災害時医療担当課長 設備としては問題ございません。ですので、本番で動かないということがないように、9月29日の前1週間には稼働の状況を全病院に確認していただいております。 ◆佐藤 委員 やはり訓練ですから、全病院が参加できるというほうが、よりいいデータも取れて、本番に備える訓練にもなると思いますので、今後対象病院とも話し合っていただいて、全病院参加でまたできるような日時というのもあるのかどうか分かりませんけれども、ちょっとそういうことも工夫していただいて、努めていただきたいと思います。 ◆松本 委員 いろいろな分野で、この情報を一元化した形で共有していくということが大事だと思うのですけれども、今後、区が導入しようとしている総合防災情報システム、これによって今後この方向性としてはこういったこのシステムを中心にこういった訓練も行われていくと予想されると思うのですが、そこら辺はいかがでしょうか。 ◎長沼 防災危機管理課長 現在、私どもで開発を進めております総合防災情報システムにつきまして、この中では、先ほどご審議のやり取りございました自動集計機能でありますとか、その情報の重要度の印をつけて送るとか、これは重要情報ですよという情報の目印をつけて相手に送信するとか、そういった機能も用意する予定でございます。  この辺を使っていただくと、区内のやり取りにつきましては、今以上に円滑になるものと考えております。ただ、3年にわたりまして、現場でドクターをはじめ、通信員の方々の習熟してこられた分もございますので、その辺の意向につきましては、健康政策部としっかり連携を取り、現場の混乱を生じないような形で、ご指摘のございましたデータの一元化を目指して取り組んでまいりたいと考えております。 ◆松本 委員 例えば、こういった訓練、情報伝達訓練イメージとしてはこのシステムを使った場合、同じようにこの文字情報というか、そういう形になるのでしょうか。それとも、テレビ電話的な、そういった形、Zoom的な形になるのでしょうか。 ◎長沼 防災危機管理課長 現在、緊急医療救護所タブレットを使って、そのガルーンの運用をしていただいております。これは、インターネットを介して行う通信でございまして、新しい総合防災情報システムインターネットを介すものですから、URLを入れてソフトをダウンロードすればアカウントを配布したのに応じてすぐ扱えると、そういうものでございます。  ですから、タブレット上二つのシステムを同時に利用できるというものでございます。  文字情報も入れる欄もございますし、参集情報、それから収容者受入情報、病院への送り込み情報等を設定すれば、そこの枠に数字を入れる、そういうものもございまして、数字を入れるものについては自動集計機能もできていくと、そういった機能ができていきますので、今よりは文字情報を手集計したり、添付したエクセルを貼り合わせ集計し直したりという手間はなくなるものと考えております。 ◆松本 委員 このシステムの導入のスケジュールといいましょうか、予定をお知らせください。 ◎長沼 防災危機管理課長 システム自体は3月末、今月末で何とか導入をしていきたいということで、今必死に取り組んでいるところでございます。  それから、職員の習熟を図りまして、次の出水期に向けて何とか運用してまいりたいと取り組んでおります。 ◆松本 委員 早期に導入すると同時に、その中身というか、システムの確立を早急にお願いしたいと思います。 ◆奈須 委員 そもそものところでいうと、何人かの委員も指摘していたのですけれども、私、コロナで、逆にやるべきことをしなくなったり、大切なものが失われるのではないかなという心配を、今回の一般質問を聞いていただいて、どこまでお伝えできたか分からないのですけれども、そういう問題意識を持っています。だから、本当に救急患者を受け入れないとか、地域の中核病院の機能が放棄してしまったみたいな、全く逆のことをやっているのではないかなという、すごい心配があります。  そういう中で、今日、こうやってコロナも一つの災害として位置づけられているわけですけれども、災害時の医療体制の訓練の活動報告と言っているのだけれども、私はやはりこういう、特に通常もそうだし、緊急時もそうですけれども、医療を受ける必要のある人、医療を受けたい人と、医療を提供できる施設、あるいは医療を提供できる人、医師とか、看護師とか、あるいは機器を扱う方とか、あるいは医薬品というものと、どうつないでいくのかということです。アクセスの権利をどうやって確保するかというのが、行政の役割だろうなと思っているわけですけれども、そこにシステムを導入すると、だから今日もそのシステムというものでの訓練をしましょうねというのが、今日の報告だと思うのですけれども、そもそも本来やろうと思っていた緊急医療救護所開設運営訓練の実施が困難となったということで、当初やろうと思っていたこと、今回やったことという中で、できなかったことは何なのかというのは、どなたがお答えいただけます。 ◎上田 災害時医療担当課長 今回できなかったことというのは、病院で実施する緊急医療救護所に医師ですとか、薬剤師が集まって、現場での開設の仕方ですとか、運営の仕方を年1回訓練することで確認をしてきたところですが、今回は、その場所がそもそも活用できないということで中止になっております。 ◆奈須 委員 まさに、さっきちょっと申し上げたのですけれども、薬剤師を入れなくて申し訳なかった。お医者様とか、看護師とか、薬剤師とか、ほかにもいろいろ機器を扱われる方もいらっしゃるかとは思うのですけれども、そういう皆さんが、通常病院内であれば何がどこにあるかも分かっているし、どうやって提供することで安全に提供できるかということもよく分かっているものが、急に違う場所で、あるいは違う体制かもしれないですね、私も病院のシステムは分かりませんけれども、小児科だとか、整形だとか、いろいろな科がある中で、でも急に集まりなさいと言われたときには、必ずしも、日頃医療を提供しているシステムの中で人が集まって、しかも自分の専門のことの患者だけが来ることではない中で、お医者様は全ての知識をお持ちでいらっしゃいますから、その知識を駆使しながら、本当に緊急な方もいれば、そうでもない方もいる中で提供していくということは、さすがに患者はいないし、災害にはなっていなくてもある種の緊張感を持ってできるという、とても大切なことだと思うのです。  それについて、コロナだからということでないというのが、とても心配なのですけれども、例えば医薬品はここにあるから、これについてはこうやって持っていけるよとか、あるいは、分からない、管理の仕方があるから、例えば炎天下で管理してはいけないものがある場合に、どうやって置いておけばそれは使えるよとか、あるいは衛生管理の問題なんかもあると思うのですけれども、そこら辺はやはり集まってできなくてもやっておくべきことなのかと思うのですけれども、そのあたりはどうなのですか。 ◎上田 災害時医療担当課長 例えば、災害時に使用する医薬品ですと、病院と近隣の薬局に保管をしていただいております。年に1回点検をしていただくことになっておりますので、そのあたりはしっかりと体制を取らせていただいております。 ◆奈須 委員 私、この間議会で質問をしたときに、飲食店と、そこに卸す人たちの関係の中でご説明しながらコロナのことでという話をしたのですけれども、ちょっと似ているなと思ったのが、物というのはただ、だからこの場合だったら医薬品とか機器だと思うのですけれども、ただそこにあれば使えるものではなくて、衛生的な管理、ばい菌がつかないようにするとか、あるいは蓋を開けたままでそこに置かないとか、もう当然医療に関わっている方だったらどなたもご存じのことだと思うのですけれども、そういう細かいノウハウというか、日頃培われている知見があってこそ、適正な提供もできるし、質の高い医療になっていく、それはごめんなさい、和食のところで教えていただいたので、きっと医療もそうなのではないかなという拙い知識の中での話なのですけれども。そうすると、今、日本のいろいろな場でそれが失われ来つつあるなという問題意識ももちろんあるし、災害時はそれがなかなかできないのではないかなというのが、だからこそ皆さんがこうやって訓練を大切にしようと言って今までやってきたことだと思うのです。  それを途絶えさせてしまうということが、本当にやはり、幾らシステムで立派なものができて、重要度とかを選別するとか言っていますけれども、目の前で見たり、こうやって話で聞いて、ああ、その人大変だからすぐ連れてきてとか、今行くよとかというものがあってこその医療の提供なのに、味気ない文字情報だけで出血多量とか、ちょっとよく分からないですけれども、骨折あるかもしれないとか、高熱とか、そういうのが出てきても、そういう方が何人もいた場合に、どの人からどこで見ようかとかということが判断できなくなるのではないかなというおそれがあるとすると、やはり人なのではないかなと。  今回のご報告の中でもその人の訓練がない中でやりました、大丈夫ですということでいいのかなという心配をすごく思ってしまうのです。だから、そこはやはり欠かしてはいけないのではないかなと、それはもちろん立派なシステムがあって、便利になっていいことかもしれませんけれども、それはそれを使いこなせる、やはり技術を持っている医療関係者がいてこそのものなのではないかと思うのですけれども、そこは大丈夫なのでしょうか。 ◎上田 災害時医療担当課長 委員おっしゃいますとおり、これまで緊急医療救護所に従事する医師、看護師、また薬剤師の方々には年に2回、実際に大森赤十字病院の先生方が中心になって講習などを半日かけてやってきていただいていたり、人材育成には努めてきております。ただ、今年1年できなかったところもございますが、これまでしっかりとそういう研修会ですとか、訓練などを通じてある程度のスキルは皆さんつけてきていらっしゃると考えております。コロナが収束次第、また復活させて、その辺、しっかりと人材育成に取り組んでいきたいと考えております。 ◆奈須 委員 今回の議会質問で、やはり私一文、一文に本当にもう気持ちを込めて、この1行がなくなったら次の行につながらないぐらいに、いろいろな情報を盛り込んで質問しているので、聞き逃しているのかもしれないのですけれども、やはりコロナが収束するとおっしゃっているけれども、法律の改正では2年を上限の時限立法の指定感染症を永久的に、インフルエンザ、新型インフルエンザと同じように位置づけたということでいうと、今後、恒久的にコロナの状態が続くことを国は想定している法体制がもうできてしまっているのです。  だから、終わったらではなくて、終わらなくても今でもと思わないと、システムだけに頼っていることの恐ろしさというのは、システムだけになってしまって、人がそこで育たなくなって、いざやろうと思ってもできる人がどこにもいないということだと思うのです。  私は、やはり日本の医療は世界に誇るべきすばらしいもの、課題はたくさんあると思いますけれども、すばらしいお医者様の技術と、看護師薬剤師という、もっとほかにもたくさんいるのですけれども、医療関係者の方は。そういう方の本当に努力の下に、積み重ねの下に今の医療体制があるものが、この一つの訓練を見ても大丈夫なのと思うし、救急医療を受け入れなくなった病院が、これ、3年も、5年も、10年も救急医療を受け入れなくなったら、救急医療を受け入れられる体制を取れる関係者がいなくなるのではないかなという心配にもつながることなのです。  だから、もう本当にいろいろ、これを言い始めてしまうと、いろいろなことになってしまうのですけれども、そこを本当に、気をつけていらっしゃるということですけれども、これはやはり今年1年、2年頑張れば収まるものだったらいいとみんな思っていますけれども、そうではないときのことも考えて、しっかりと守っていくのだ、つなげていくのだとしていただきたいと、これは要望しておきます。 ○高瀬 委員長 一つだけ、私が、ちょっと聞きたいのですけれども、こちらのほうで1の(2)で東邦大学医療センター大森病院との連携と、品川と医療圏が一緒だということで、こういうのがあるのですけれども、ちょっと話がずれるかもしれませんけれども、昭和大学とは何かやっているのですか。 ◎上田 災害時医療担当課長 大田区は直接昭和大学とは訓練だとか、そういうことは行っておりません。昭和大学は、品川区とやっております。 ○高瀬 委員長 分かりました。  品川区とやっていると、今回、昭和大学、場所が品川区ですからなのですけれども、ここのところ東邦大と品川が一緒だと言っているから、近さで言ったら昭和大学というのはほとんど大田区のすぐ横なのです。調布圏の方とか、馬込もそうですし、上池台もそうですし、もう本当に近いものですから、返って東邦大学より全然近いものがある。そういうのはどうなのかと思いながら聞きました。 ○高瀬 委員長 質疑は、以上でよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高瀬 委員長 それでは、質疑は以上とします。  臨時出席説明員の方は、ご退席いただいて結構でございます。どうもありがとうございます。  (臨時出席説明員退室) ○高瀬 委員長 続きまして、総務部の所管報告を行います。  なお、報告3番につきましては、説明者が羽田空港対策特別委員会での質疑対応が終わらないため、最後に説明と質疑を行いたいと思います。  それでは、報告3番を除く、報告2番から7番について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎長沼 防災危機管理課長 私からは、総務部資料1番、大田区防災会議の開催につきまして、ご報告をさせていただきます。  この防災会議は、災害対策基本法に基づきまして、設置する会議体でございますけれども、今年度は感染症拡大防止の観点から書面で開催をさせていただくことになりました。  3番にあります防災会議委員につきましては57名いらっしゃいますが、当特別委員会の高瀬委員長と黒沼副委員長にも委員をお願いしているところでございます。  4番目にあります議題でございます。  議題につきましては、大きく二つございまして、まず、(1)の大田区地域防災計画の修正についてということで、これにつきましては、いわゆる進め方につきましてお諮りする内容でございます。  それから、もう一つの令和3年修正の素案の審議についてという部分につきましては、具体的な今年度の修正内容についてお諮りをするという二つの大きな議題がございます。  それでは、資料の2枚目のほうに移りまして、ご説明をさせていただきますけれども、今回の修正の趣旨につきましては、この間ありました台風、それから感染症の対応で推進してきました施策をこの計画に反映するという観点が一つと、それから今後予定しております法改正、それから東京都の防災計画との整合性を図っていくという観点で取り組ませていただきます。  時期につきましては、今年度と来年度の2か年にかけて実施するという考えでございまして、今年度につきましては、主に区役所の中、庁内で修正を行うもの、それから来年度につきましては、関係機関も含めまして全体で修正を行うという取り組みを予定してございます。  それから、主な修正内容につきまして、2枚目の左下にございますのが、今年度の内容でございますけれども、大きくは風水害対策と、それから感染症対策、この内容につきまして庁内での修正を行ってまいりたいと考えております。  この内容につきましては、また後ほど詳細をご説明させていただきます。  2枚目の資料の右上に移りまして、これは来年度の取り組もうとする内容でございますけれども、関係機関を含めまして、まずは東京都の地域防災計画との整合性を確保してまいりたいと思っております。これは震災編、風水害編ともに対応を図ってまいります。  それから、もう一つ、その他として法令改正等の対応でございます。今、こちらのほうでつかんでおりますのが、避難情報の警戒レベルの見直しということで、避難勧告と避難指示、これが統合されると、そういう予定でございます。これへの対応を図るというもの。  それから、多摩川の治水対策ということで、流域の緊急プロジェクトがハード対策、ソフト対策ともに進行しております。この進捗につきましても、計画に取り込んでまいりたいと思います。  それから、3点目が要配慮者の避難対策でございますけれども、災害対策基本法の改正が予定されておりまして、個別の避難計画の策定が自治体の努力義務という形で改正が行われる予定でございます。この部分につきましても、区の取り組み方法をどうしていくかというところを盛り込んでまいりたいと考えております。  それから、この2枚目、右下の今後のスケジュールでございます。  まず、今年度の部分につきましては書面でございますけれども、防災会議でご了承いただいた後に公表をしてまいります。それから、来年度の部分につきましては、5月に関係機関を含む修正の依頼を行いまして、その間、明確となる都の計画、法改正の内容を組み入れながら修正の素案を取りまとめて、まず1回目の防災会議を開かせていただいて、そこで取りまとめていただいた内容でパブリックコメント、区民のご意見等をお受けして、そのご意見を反映した最終の修正案を1月の防災会議2回目でご了承いただいた後に公表してまいろうという考えでございます。  これが進め方のお諮りする内容でございます。  それから、先ほどちょっと飛ばしましたけれども、今年度の主な修正内容につきましては、資料2、3枚目をご覧いただきたいと思います。  大変申し訳ございません。今、この修正素案については、まだ作業をしているところでございまして、この修正素案は取りまとめ次第、後日、委員の皆様方にお届けしたいと考えております。ですから、今日の資料につきましては、修正へ反映する事項という形で、項目をお示しさせていただきたいと思います。具体的な計画の修正内容については、大変申し訳ございませんけれども、後日お届けさせていただきたいと思います。  この内容につきまして、大きく1番から4番までとその他という、そういう構成になってございますけれども、この1番から4番までが、今年度当初から4本柱で取り組んでまいりました風水害対策の強化の取り組みの成果の部分でございます。  1番の避難対策につきましては、主立ったところを上げますと、水害時緊急避難場所を増設して、条件つきのところもございますが89か所としたところでございます。  また、ハザードマップの全戸配布を行う等、区民への普及啓発の充実も図りました。  それから、避難所におきましては感染症対策物品の配備でありますとか、マニュアルの策定に取り組んでおります。  それから、2番目の情報伝達につきましては、防災行政無線の「サイレン」での運用を開始したり、今取り組んでおります総合防災情報システムにつきましても反映してまいりたいと思います。  それから、3番目の要配慮者対策につきましては、水害時緊急避難場所の要配慮者スペースにつきまして、福祉部の職員を複数名配置する等、運営体制の充実を図っております。  また、要配慮者向けのマイ・タイムライン講習会の実施も行ってきたところでございます。  それから、4番目の治水対策につきましては、田園調布地区の水防活動拠点、これの整備に取り組んでいるという部分と、それから19号で課題となりました樋門操作、この部分につきましては、下水道局、世田谷区との連携体制を強化して訓練等も行っていますが、この部分についても反映してまいろうと思います。  その他の部分に関しましては、災害対策本部事務局、従前は防災危機管理課20名で対応してまいりましたが、やはり19号の対応で、ちょっと脆弱なところも顕在化しましたので、内閣府の危機管理対応の基本モデルに沿いまして、機能集積を行って、その結果、災対企画経営部、災対総務部と統合を図り、水害時には都市基盤整備部も合流するという事務局体制の拡充を図っております。こういった内部の取り組みにつきましても、計画修正については反映してまいりたいと思います。
     それから、恐れ入ります、また1枚目の資料にお戻りをいただきまして、当面のスケジュールの部分でございます。  本日、所管報告させていただいておりますけれども、この後、5日の金曜日には、防災会議委員の皆様方に議案の資料をお送りさせていただきます。このタイミングで、当委員会の委員の皆様方にもお配りをさせていただく予定でございます。  それから、防災会議委員の意見照会の回答期限を3月19日に予定しておりますけれども、当委員会の委員の皆様におかれましては、ご意見を防災会議委員でございます高瀬委員長と黒沼副委員長のほうにお伝えをいただきたいと思っております。皆様方の意見も集約していただき、高瀬委員長と黒沼副委員長にはご意見を伺うと、そういった形でご協力を賜りたいと思います。  それで、順調に行けばですが、3月26日には区民周知という形に運びたいと思います。なお、いろいろ多数ご意見をいただく中で、複数全部調整を済ませてからの公表になりますので、その作業が延びると4月に入る可能性もございますが、一応予定としましては3月26日を予定しているところでございます。 ◎河井 防災支援担当課長 私からは、総務部資料番号3番から5番にかけまして、ご報告させていただきます。  まず、総務部資料3番、防災とボランティア週間における取り組みについて、ご報告させていただきます。  例年防災とボランティア週間に合わせまして、区役所1階北ロビーで展示等を実施しておりましたが、今年度はコロナ禍であることに配慮しまして、区設掲示板等におけるポスター掲示ですとか、ホームページへの特設ページの設置、デジタルサイネージや本庁1階プロジェクターによる映像コンテンツの放映などによりフェアを展開いたしました。  内容といたしましては、家庭内備蓄や家具の転倒防止対策の推進など、防災に関する普及啓発、消防団災害時支援ボランティア等の募集広報を実施しております。  また、2番、防災講習会でございます。1月16日に予定しておりました片づけ・整理収納術に関する防災講習会につきましては、合計165名の方にお申込みをいただきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえまして、一旦3月13日に延期させていただいたところでございます。しかしながら、現在も感染状況の先行きが見通せないことから、集合形式での講習会としては中止とさせていただきました。  なお、中止に伴う対応でございますが、講師とご相談させていただきまして、講師作成資料の送付ですとか、講師の説明動画を申込者に期間限定で公開するなどの対応を行う予定でございます。  続きまして、総務部資料4番、大田区地域コミュニティ電源確保事業補助金について、ご説明させていただきます。  防災市民組織は、初期消火や避難誘導、避難所運営支援など、災害のあらゆる場面で共助の要としての活躍が期待されておりますが、これらの活動を安全・確実に実施していただくためには、情報連絡体制の確立が重要でございます。  この災害時の情報連絡は、現在、携帯電話等で実施していただいておりますが、震災等の大規模災害では、長期間の停電の発生も想定されております。また、昨年の台風15号では、千葉県で大規模な停電も発生しております。こうした停電時においても地域コミュニティにおける防災活動に支障が生じないよう、東京都では今年度から、防災市民組織などが行う非常用発電機等の購入費用、こちらの2分の1を助成することとしております。大田区におきましても、この東京都の制度を活用できるよう補助制度を構築するものでございます。  対象は、防災市民組織及び臨海部企業連合の自主防災組織となります。  対象となる経費ですが、対象組織が防災活動拠点において使用する可搬式の非常用発電機、電池、充電器となります。スマートフォン等と接続するケーブル等付属品を含みますが、燃料などの維持管理経費は補助対象外となってございます。  補助額は、費用の2分の1となります。  当該事業の周知方法でございますが、自治会連合会定例会でご説明した上で、各組織に対しまして、通知を発出させていただきます。  次ページ、6、申請の流れをご覧ください。  東京都の制度が、区の補助金に対して充当するスキームとなっておりますので、防災市民組織の皆様には、区に申請書を出していただきます。その後、区が東京都に申請を行いまして、交付決定された後に防災市民組織の皆様に蓄電池等を購入していただき、その実績報告を区に出していただくと、その後補助金を支給するという流れで進めたいと考えております。  各防災組織の皆様には、申請と実績報告で2回に分けてご提出いただくことになりますが、これは一旦買ってしまったものが都の審査において補助対象外とならないよう2回に分けて行うものでございます。  新たな制度でございますので、各防災市民組織の皆様から問合せ等多数が予想されますので、一つ一つ丁寧に対応してまいります。  続きまして、総務部資料5番、令和3年度上半期大田区防災関係事業スケジュール(案)でございます。  例年、次年度の防災関係事業スケジュール(案)につきましては、1年分を3月の防災安全対策特別委員会でご報告してございますが、今年度はコロナ禍でございますので、なかなか事業の予定が現時点で立たないということもございまして、今回につきましては上半期のものをご提示させていただいております。  また、消防団、消防少年団など、各機関で実施するかどうか、実施の内容、実施の規模縮小なども現在検討中でございまして、今後の動向によりましては開催の自粛もしくは延期、または実施規模の縮小の可能性がございます。  主立ったところでいいますと、5月9日、日曜日、大田区合同水防訓練を大森ふるさとの浜辺公園で予定してございます。  また、6月、7月にかけまして、マイ・タイムライン講習会を開催予定でございます。  また、7月18日、日曜日には、全区民を対象とした有識者による水防災講演会を予定してございます。  9月中にはございますが、大田区総合防災訓練(風水害編)、会場等、現時点で未定ではございますが、事業として予定してございます。 ◎奥山 生活安全担当課長 私からは、総務部資料番号6番、令和2年大田区における刑法犯認知件数について、ご説明いたします。  昨年1年間の大田区の刑法犯認知件数は4,084件、前年比マイナス947件で、減少しております。  23区別の順位では、ワースト3位となっており、また人口1,000人に対する発生件数では13位となっています。  続きまして、特徴的な罪種ですが、大幅に減ったものと、その中でも増えているものを掲載させていただきました。  昨年の自転車盗の認知件数は1,479件、前年比マイナス594件と減少しており、23区別の順位は令和元年のワースト1位から2位と順位を下げることができました。しかし、刑法犯認知件数の約4割を占めている自転車盗難は課題といたしまして、刑法犯認知件数を減少させるべく継続した対策を行ってまいります。  また、特殊詐欺ですが、昨年は154件、被害金額は約3億2,997万円、前年比45件減少し、被害金額は約1,253万円増加しており、依然として高齢者を中心に被害が高い水準で発生しています。 ◎河井 防災支援担当課長 大変申し訳ございません。総務部資料4番の大田区地域コミュニティ電源確保事業補助金の資料なのですけれども、3番、対象経費のところに別紙参照とございまして、当初補助対象例の案を写真つきで別紙としてお示しする予定でしたが、サイドブックスへの反映が漏れておりまして、本件につきましては、サイドブックスへ再度反映させていただきたく議会事務局と調整の上、対応させていただきたいと考えてございます。 ○高瀬 委員長 分かりました。 ◎河井 防災支援担当課長 申し訳ございません。 ○高瀬 委員長 それでは、委員の皆様、順次質疑をお願いいたします。  まずは、2番、大田区防災会議の開催について。 ◆荒木 委員 これから話す話は、真意を分かってほしいのだけれども、私、子どもの頃からゴジラが大好きで、というのはゴジラ。 ○高瀬 委員長 ゴジラ。 ◆荒木 委員 うん、ゴジラ。それで、最近、最近って、もう2年ぐらいになるのかな、「シン・ゴジラ」という、これは笑い話ではなくて、映画が大好きで何回見直したか分からないのだけれども、なぜかというと、防災のときに、例えば都と国がどう作用するとか、区がどう作用するとか、ゴジラの撮影の現場がたまたま駅前で、ボコボコにゴジラにされてしまって、私はそれを考えてみるとコロナと一緒ではないかと。そういう防災会議とかの話がいっぱい出てくるのだよ。みんな真剣にやっていて、何かせりふであったのだよな、こういうときこそしっかり私が働かなければいけない、警察、消防、自衛隊、本当に見ていてすごいなと思うようなことがあるから、長沼課長はゴジラ見た。ちょっと言って。違う、これ、笑い話ではないのだから。どうぞ、私がどうぞと言うのではない。 ◎長沼 防災危機管理課長 私も、「シン・ゴジラ」見させていただきました。あそこの国の対策会議を開く場所が、江東区にあるそなエリアという国が造った施設でありまして、私どももあそこの防災の研修を受けに行って、実際に現場の確認等をさせていただいておりますけれども、やはりすごい設備だなと思っているのが、あのゴジラの中で印象に残って、それから国とやはり連携、それから都との連携、それから防災関係機関との連携の重要性というのが、非常にやはり大事だなと感じておりまして、今、こちらのほうで災害対策本部を設置するにあたりましては、警視庁、それから東京消防庁から、区内各署からリエゾンの方がいらしていただいたり、それから陸上自衛隊からも、実際24時間、いずれも24時間なのですけれども、体制で防災関係機関と密接にやらせていただいているという部分では、ちょっと規模の大小はございますけれども、そういったところを大事にしながら実践していかなければいけないと考えております。 ◆荒木 委員 あの映画で丸子橋がぶっ飛ばされたり、本当にリアルな話で、見ながら防災が、本当にこれは勉強になるなと思って見たのだよね。私、何回見たか分からないのだけれども、それを見ていて考えて、この大田区防災会議が書面会議、これはないのではないと思うのだ。最大の公式ではない、それは例えば本会議場でやるとか、本会議場はそれほど重要なことだと思うのだ。区民の皆さんが、普通に暮らしていて何のイベントもみんな中止になったのだよ。防災会議が書面会議になったといったらどんな感情を持つ。笑っているけれども、そうなのだよ。これ、本当にそれは残念でしようがないのだけれども、せめて防災会議ぐらい、本当に本会議場を使ってでも、本当にコロナの最高の対策をして開催してよ。普通にそうしないと、私も防災会議に行ったことがあるのだけれども、前に私はここの委員長やっていたことあるのだ。それのときに参加させてもらったけれども、やはりどの人が言うのだというのをちゃんと顔を見ないと話にならないのだよ、書面会議では。せめて今からでは、もう駄目か。防災会議を、ぜひ開いてほしいのだ。せめてこのぐらいはちゃんと残しておかないと、大田区はやる気なのだよというところを区民に見せないと、それは駄目でしょう。 ◎長沼 防災危機管理課長 委員おっしゃる、本当に顔を合わせての、本当に関係づくりが防災の一体にかなった総力を挙げた対応という面では、その基礎となるものですから、非常にその部分では同感で、私どもも非常に大事な部分だなと考えております。  ただ、いろいろな会議開催に関しまして、関係機関等々、委員の皆様を含めていろいろなご意見もありまして、今の今般の状況、情勢の中で実現する方法の具体策として、やむなく書面会議という形を取らせていただき、今回はこの形でちょっとやらせていただきたいと考えております。 ◆荒木 委員 こういう状況であるからこそやりますという決断も必要だと思うのだ。ほかの、例えば卒業式や入学式とか、今、最近手紙が来る、中止になりましたとか、そのような問題ではないのだから、そんな問題とは、そういうのも大切なのだけれども、それを肝に銘じてもらいたいのだ、次にやるときは。何とか、こう、どうなのだろうな、部長、どうですか。 ◎須川 危機管理室長 今回のこの防災会議の在り方については、かなり我々も議論を実はしました。当然、各関係機関の長が参加されるような会議で、様々なトータル50数人いますので、当初は当然会議でと、ではどうやってしつらえをするかというところまでは実際に考えてやってきたところですが、この間、緊急事態宣言等が発令されるという中で苦渋の決断といいますか、異例のことだとは、私も認識しています。  したがいまして、今回スケジュール案のお示しをさせていただいていますが、3年度に開くそのときには、今回修正させていただいた内容も含めて、皆さんご議論いただけるような形で進めていきたいなということで考えましたので、今回の書面会議については、ぜひちょっとご理解をいただければなと。軽く見ているわけではございませんので、最も重要なということで認識しております。そういったことで、ご承知いただければと思います。 ◆荒木 委員 部長のお答えですので、これでやめますけど、とにかく皆さん、「シン・ゴジラ」を見て、よろしくお願いします。本当にいいよ。 ◆奥本 委員 地域防災計画への反映事項のところで、ちょっとお伺いしたいのですけれども、要配慮者対策のところで、水害時緊急避難場所というのは89か所、区内にあるということなのですけれども、福祉避難所というのは、これは幾つあるのでしょうか。 ◎長沼 防災危機管理課長 福祉避難所の数でございますけれども、高齢者施設が27か所、障がい者施設が19か所の合計46か所を開設場所として予定しております。 ◆奥本 委員 では、それを利用される方というのは、もともとその施設に入られている方が限定という形になるのでしょうか。 ◎長沼 防災危機管理課長 施設に通所されている方のほうからのご希望が多いところではございますけれども、現状は、地震の場合は一次避難所となります学校を中心とした避難所で、そこでやはり、どうしてもそこでずっと生活するのは困難な方を福祉避難所そのものを開設してお移りいただくという考え方を取っておりました。ただ、水害時につきましては、その台風の接近等の、意外とその状況が予測できて、事前の準備も整う部分があるものですから、これは同時に開設できるのではないかという形で開設の取り組みを一部していただいております。ただ、そこへの割りつけというのでしょうか、につきましては、やはり利用者の方をということではなくて、例えば福祉のほうで今回取り組んでいただきましたのは、水害時に氾濫すると、家が流されるような家屋倒壊等氾濫想定区域なんかで、しかも低層でお住まいの方を優先的にそこに入っていただこうかとか、そういうお考えを福祉のほうで、一応検討いただいているという、そういう状況でございます。 ◆奥本 委員 それでしたら安心できると思います。  もう一つ、この水害時緊急避難場所内に設置する要配慮者スペースということなのですけれども、これは全ての避難所に設置をされるのでしょうか。 ◎甲斐 防災計画担当課長 要配慮者スペースにつきましては、91か所にある学校防災活動拠点、これは避難所になるのですけれども、ここに1室、または2室程度、それぞれお部屋のほうを特別に確保してございます。 ◆奥本 委員 すみません、91か所の学校とおっしゃいましたか。 ◎甲斐 防災計画担当課長 水害時緊急避難場所であれば89か所、そして震災時の指定避難所であれば91か所、いずれも要配慮者スペースについては確保してございます。 ◆奥本 委員 ということは、水害時緊急避難場所には全てあるということなのでしょうか。 ◎甲斐 防災計画担当課長 水害時緊急避難場所には全てございます。 ◆奥本 委員 大丈夫です。安心しました。  あと、もう一つ、聴覚障がい者への対応というのは、例えば手話通訳者を配置するとかという計画はございますか。 ◎甲斐 防災計画担当課長 各避難所に手話通訳者を配置するといった計画はございません。  その代替策としまして、筆談ボードとか、そういったものを各避難所に配備しておりまして、聴覚障がい者の方ともコミュニケーションが取れるようにしております。 ◆奥本 委員 分かりました。  あと、外国人への外国語での対応というのは検討されていますか。 ◎甲斐 防災計画担当課長 外国人等の対応につきましては、やさしい日本語ということで対応が基本になろうかと思うのですけれども、それ以外にも外国、簡便な外国人対応用のボードなどを準備しまして、これによってコミュニケーションを取れるようにしております。 ◆奥本 委員 分かりました。ありがとうございます。結構、そのボードでの対応だと、かなり言葉が通じない中で避難されるということで、相当外国人の方は、私たち以上に不安に感じるのではないかなと思ったので、質問させていただきました。引き続き、丁寧に対応お願いいたします。 ◆玉川 委員 別紙2のほうの避難対策で、区民への普及啓発でハザードマップと全戸配布ということで、またこれはいろいろと情報が変わるということで、それを考えているということでよろしいのでしょうか。ハザードマップ等の全戸配布やマイ・タイムライン講習会の実施、避難対策の中であるのですけれども。 ○高瀬 委員長 理事者の答弁を求めます。 ◆玉川 委員 言った場所が分からなかったですか、今の。別紙2の左上の避難対策の中。 ◎河井 防災支援担当課長 ハザードマップ等普及啓発物の全戸配布は、令和2年8月に実施いたしました。また、マイ・タイムライン講習会につきましても、区内7か所で12回にかけまして8月にマイ・タイムライン講習会を実施してございます。  令和3年度につきましても、マイ・タイムライン講習会の継続を予算要求させていただいているところでございます。  ハザードマップにつきましては、現在、災害対策基本法の法改正などがございますが、その内容を踏まえまして、今後改定の必要があれば改定し、何らかの方法で区民の方にお届けする必要があるかなと考えてございますが、現時点での予定はございません。 ◆玉川 委員 今気になっているところは、警戒レベルがまた変わるということで、ハザードマップが全戸配布されたということで、みんな大事に持っている方もいれば、もうどこかに行っちゃっているという人もいたり、いろいろ、これは差もあると思うのですけれども、結構、これ変わるのはすごい大事だと思うのですけれども、全戸配布は本当に情報がなかなか自分でインターネットとか検索ができない方に対してすごい大事だとは思うのですけれども、その反面、やはりこういった情報を、では手元にない人に、やはり情報がなかなかいかないというのであるので、ホームページでPDFファイルではあるのですけれども、やはりあれがなかなかたどりにくかったりとか、重たくて開けにくかったりとかもあるので、うまくアプリのほうですっと見られるような体制もつくることで、本当に、全戸配布が本当にいいのか、要は例えば地域の要配慮者とかにあえて配ることによって地域力の強化とともに配るとか、そういったこともしたほうが業者で全戸配布お願いするだけではなくて、そういった角度で、もう少し、そういう配布の仕方も、またいま一度見直したほうがいいのかな。全戸配布の効果が本当にどこまでよかったのかというところと、やはりいろいろな区の施設に行くと、いっぱいまだハザードマップが山積みになっているところとか、姿とか見たりして、全戸配布しているけれども、どこまでこれは必要なのかなとか、そう思うこともあるので、またこの伝え方というのも、いま一度、もう一度やはり検証して、また違うやり方というのも考えたほうがいいのではないかなと思いますので、要望させていただきます。 ○高瀬 委員長 要望ですね。 ◆佐藤 委員 まず、書面開催になったということで、その影響の一つなのかなと思うのですが、この防災計画の素案、素案というのが出ているのですが、全体的なものは、全体的というか、詳しい詳細のものは今作っていて、それでこの5日、だからあさってまでに作って送付するとなっていますけれども、これはもともと書面開催で早まったからまだできていないということなのか、何か事情があったのでしょうか。 ◎長沼 防災危機管理課長 庁内各部局と、その原案を出していただいたり、私どもで編集したり、ここはもうちょっとこうあげられないかと、いろいろなやり取りをさせていただくその過程も含めて、ちょっと時間をかけてしまったという部分がございまして、作業上、かなり、今、時間を要しているという状況がございます。  当初からこの予定で進めてまいりましたので、これに間に合う形で、委員会も今日あるということも分かっていましたので、なるべく今日お出しできればと思ったのですが、ちょっとそこに間に合うようなペースで、大変申し訳なかったのですけれども、ちょっと作業が間に合わなかったと、そういう実態でございます。 ◆佐藤 委員 分かりました。今、急きょ、急きょというか、急ピッチで作業中ということみたいですけれども、それで反映事項ということで、別紙2でその対応が今回報告されているわけですが、分量的にどれぐらいの冊子というか、ペーパーで何枚ぐらいとかとなるのか分からないですけれども、ちょっとその分量を教えていただけますか。 ◎長沼 防災危機管理課長 結構厚くなる状況でございまして、本編のほうは正誤表、新旧対照表ですか、新旧対照表でなるべくボリュームを圧縮かけようと思っております。ただ、資料編のほうは、変わった分を生で結構お出しさせてもらわざるを得ないような状況になりまして、小指の爪を超えるぐらいか、ちょっと厚いボリュームで5日、お配りさせてもらうようになりますけれども、大変お忙しい中恐縮ですけれども、ご協力をよろしくお願いいたします。 ◆佐藤 委員 大体容量は小指の爪ぐらいの厚さということですよね。分かったような、分からないようなことですけれども、でもボリュームは結構あるのだなというものを、今回1枚でまとめたのを出していただいていますが、ちょっともう一つ確認なのですが、この別紙2のところに4か所ほど末尾に黄色いマークがついているのです。例えば、3番の要配慮者対策の(3)の避難行動要支援者名簿(原簿)の活用の下の家屋倒壊等氾濫想定区域に居住する避難行動要支援者の避難行動を支援というところの後に黄色いマークがついているところ含めて4か所あるのですけれども、これは何か意味があるのですか。 ◎長沼 防災危機管理課長 確かに今拝見しているのですが、半角のスペース分ついている部分ございますけれども、特にここを強調したいとか、そういう意図はなく、何らかの原因でちょっと入ってしまったものということで、大変惑わしてしまいまして、申し訳ございませんでした。 ◆佐藤 委員 これは、全くの誤植ですね。何か、ここを強調するのかなと思って、私、資料を読んでいたものですから、そういう、ここが新規だとか、強調するとかと、そういう意味は全くないということでいいのですね。 ◎長沼 防災危機管理課長 はい。 ◆佐藤 委員 分かりました。 ◆北澤 委員 今、防災会議のメンバーは57名ということなのですけれども、このうち女性は何名でしょうか。 ◎長沼 防災危機管理課長 現時点で、女性の委員は6名、8名ですか、8名いらっしゃいます。 ◆北澤 委員 やはり、今、ジェンダーの問題が言われていることもありますし、8名というのはあまりにも少ないのではないかと思うのです。新しい、やはり地域防災計画をつくるにあたっては、女性の視点を反映させていただきたいと思うので、もっとメンバーを増やすということは考えられないでしょうか。 ◎長沼 防災危機管理課長 私どもも、今、委員のご懸念の部分を大変重要な部分だなと感じております。それで、私どもからの依頼を出させていく段階で、そういう女性の視点というものも各機関、その委員の出身母体がございますけれども、そこのところから十分引き上げていただいて、ご意見の中に反映していただきたいと、そういった部分を触れながらこのご意見募集の依頼を発送させていただく予定でございます。  なお、委員の構成につきまして、女性の部分でということでの増やし方というのは、なかなかやはりそれなりの意味合いがあって、その機関、団体等が委員になられているということで、そこの部分での意見集約という部分も方やございますので、どうしてもそこの代表者の方にお願いせざるを得ない部分がございます。そこが女性になる方もございますけれども、女性という視点でこれさらに倍にしていくとか、増やしていくという部分での委員構成については、ちょっと難しい部分があるかなと考えてございます。 ◆北澤 委員 57名というと、会議といっても本当に活発な議論ができるような人数ではないかなという気はするのですけれども、でもそれでも活発な議論ができる会議であってほしいとは思うのですけれども、そうではなくても、例えば別のところに女性の視点で考える女性部会ではないですけれども、そういうものをつくられて、そこからの意見を取り入れるとか、とにかくなかなかこれまで女性の視点ということが弱かったと思うので、それを幅広く受け入れる工夫をしていただきたいなと思います。  やはり、例えば、妊産婦がどうするのかとか、もちろん考えてはいらっしゃると思うのですけれども、各地域でどうするのかと悩んでいらっしゃる方もいると思いますし、その授乳する部屋があるのかどうかとか、あとやはり今までいろいろな大災害のときにやはり性被害が起きてしまったとか、トイレの在り方だとか、更衣室だとか、まずそういうこと。それから、やはり生理用品を配るだとか、やはり女性の視点ではないと、なかなか気がつかないところがあるので、ぜひそういうのを組み入れていただきたいなと思います。  それから、この地域防災計画をつくるときに、以前、案というのが、分厚いのが配られて、それでみんな見ていたわけなのですけれども、この特別委員会の中でそのことがじっくり話されなかったという記憶があるのですね、反映するタイミングがなかったという。だから、今度は、もうぜひしっかりこの中でも議論できて、反映できるような形にしていただきたいと思うのですけれども、スケジュール的にはどうなのでしょうか。 ◎長沼 防災危機管理課長 今日ご説明、5日にちょっと資料をお届けさせてもらいますけれども、大変短い間でお願いすること、大変申し訳なく思います。今回、その書面会議といえども、確定したバージョンがあって公表に至るのですが、その段階でまたこの場でこういった形でご承認をいただいてまとまりましたというご報告をさせていただく予定でございます。 ◆北澤 委員 そのまとまったというものは、その修正案の段階ですよね、まだ。 ◎長沼 防災危機管理課長 今、申し上げましたのは、決定のものでございます。  今、大変短い間でお願いして申し訳ないという形でお話しさせてもらったのですけれども、一応、そういった形で資料をお届けし、今日概要をご説明させてもらう中で、それを19日に締めではございますが、防災委員でございます高瀬委員長と黒沼副委員長のほうにご提出が間に合うような形で各委員の皆様方のご意見を集約いただけますと、大変ありがたいなと思っております。 ◆北澤 委員 そうなのですよね、では、また前回と同じというか、この中でじっくり議論をする時間は取れなかったということなのですね。それは、本当に残念なことだと思うので、ちょっと改善というか、今後のために、いろいろな場面でやはり議論をしていくということが必要だと思いますので、ご検討いただければと思います。
    ◆奈須 委員 私も今のご指摘がそのとおりだなと思っておりまして、特にこの防災計画というのが、こういう分厚いものができるようになってから見ておりますと、単にみんな災害時には何とか命を守ろうね、財産を守ろうねということで、気をつけましょうねというものだけではなく、当然なのですけれども、そこには財政負担も伴いますし、昨今のこの流れを見ておりますと、私たちの行動指針、行動にまで影響すると、こういうときにはこうしなさい、ああしなさい、特にコロナなんかだと、ああしては駄目、こうしては駄目、守らないのだったらば罰金ではないか、過料を取るよとか、かなり厳しいものですし、影響も大きいのです。  過料を伴うというものまで含まれるようになったこの防災計画というものに対し、ただ書面でこの防災会議を開催し、議会にも後で資料を配るから委員長と副委員長に意見を言っておいてと、これは公に議論が残らないですね。だから、もうとにかく行政がこれをやるよと言ったら、それについて嫌な言い方をすると密室でというか、水面下でというか、決めてしまって、この委員の中でとってもいい意見をおっしゃる方がいて、みんなそれはぜひ盛り込もうよとか、これは絶対入れてはいけないよねと、この視点はちょっとまずいかもねということについてはそうだよねと、議会で合意したり、あるいはこの委員の皆さんもそうだねと、その意見をお聞きになったらそうかもしれないと思っても、それが個々に出されてしまうと、共有することもできなくて、結果としてこの計画は誰がつくったのと言ったら、大田区の職員がつくった計画なのだとなってしまうのです。  そうならないために、これはやってはいけないことだと私は思っているので、何とか臨時で委員会を開催してでも、この委員会で議論すべきだと思うので、今、これは提案させていただきますけれども、行政としてもそういう指摘を受けて、そうではなくなるために何か努力をしますか。できますか。 ◎長沼 防災危機管理課長 ちょっと委員会開催については、ちょっと言及はできませんけれども、いろいろ諸制約ある中で、やはり進める方策としてちょっと今回進め方等、一応防災会議のほうにお諮りをするということでございまして、その前段として当委員会の委員の皆様方にも概要をご説明申し上げ、また当日の資料を防災会議委員と同様にお配りをさせていただいて、ご意見を賜りたいと、そういうやり方を取らせていただいたというところでございます。 ◆奈須 委員 私の希望するやり方があるとして、そうではないやり方をするけれども、議会にも意見を聞くよというのであれば、少なくとも私なんかは、やはりこの委員会を選ぶ皆さんですから、防災のご見識も高い委員が集まっておりますし、ほかの委員がどんなご意見をおっしゃっているのかということも気になります。その意見を伺った上で、ああ、いい意見を言っているなと、私の意見の中にもこの意見を加えてもう1回出そうという気持ちにもなる。  それは、多分、防災会議の皆様もそうなかと、議会の方たちは何を考えているのだろうということも、それはぜひ見ていただきたいですし、その中でやはり修正があればご意見も言っていただきたいなと思うわけなのですけれども、少なくともこうやって委員長、副委員長に意見を出させていただくということであれば、それを取りまとめたものがもう1回私たちの元にフィードバックされ、あるいは会議の皆さんにもご提供されたり、私たちもそれをもう1回ブラッシュアップした上で、その行政の皆さんプラスこの会議の皆さんにも見ていただけるような、そのぐらいの工夫だったらできるのかなと思うのですけれども、いかがでしょう。 ◎須川 危機管理室長 今回、この場でこれから5日の日に皆様にお示しをしますけれども、それにそれぞれ皆様にご意見をいただいて、それをどこかで我々のほうでしまってしまうわけではありませんので、それぞれ皆さんのご意見をいただいて、それを委員長、副委員長でおまとめいただいて、それを我々は検討して、最終的にまたご提示するという形でございます。  したがいまして、どこかでこそこそやる、当然ですけれども、そういう形にはしませんので、その点についてはちょっとご理解いただければなと思います。また、きちんとお示しをしますので。  今回、スケジュールの中にもございますが、来年度も防災会議ということで取りまとめをします。そのときにも、またご相談をさせていただきますので、そういった流れも活用しながら進めさせていただきたいと思います。 ◆奈須 委員 私たちは、一応選挙で選ばれているのです。仲よしが、今、会議しているわけではなくて、日本の法治国家という中の、やはり地方自治の二元代表の一つの議会の委員として公式に設置された委員会の中で、この防災について話し合いをしています。この記録については、しっかりと冊子になって保存されていくので、10年たっても、20年たっても残ります。  ところが、こそこそやっているわけではないとおっしゃいますが、私たちが、これを委員長に出した意見、それを皆様にお出しした意見、それがどうなったかは委員会で議論しなければ記録にも残りません。これを水面下とか、そういう言い方を私は申し上げましたけれども、これはやはり公式に記録を残すものと比べれば、こそこそとやっているという表現の仕方は、そんなに間違っていないのではないかなと。きちんと公に記録が残らないでしょうという指摘なのです。  やはりそこのところをちゃんとしていただきたいなというのが、私たちの希望です。それは、何よりもこの委員会の委員と皆様がよくご存じのように、今この防災計画というものが、地域防災計画というものが当初のときよりも、私はこれができたときにすごい何が起きたのかと思うぐらいすごい大げさなもの、大げさなものというか大きなものがつくられたと思ったのです。びっくりしました、こんな立派なものができまして。ところが、それにどんどんといろいろなものが盛り込まれるようになり、やはりそこの中で左右されるもの、影響力は極めて大きいです。  今回の法改正、コロナの、あるいは東京都の計画、私は本当に不勉強でどういう計画に変わったのかも存じ上げませんし、今日の委員会の報告の中でも、東京都がこう変わったので、大田区もこの方向でこの計画には盛り込まれるという具体的なお話もございませんでした。そういう中で行うということが、いかに、私に言わせると異常なものかというか、本来の議会制民主主義の中できちんと議論をし、それが区民の皆様へのある一種の行動の制約であったりとか、財政負担を伴うというものであれば、それがやはり私たち議会と行政の責任ではないかと思うわけなのですけれども、いかがでしょうか。 ○高瀬 委員長 奈須委員、そういう話は議会運営委員会でやってくれる。議会運営委員会の人に言ってくれる。 ◆奈須 委員 いや、だって地域防災計画、これはここの委員会でしょう。 ○高瀬 委員長 いや、いいのだけれども、組織の在り方とか、そこら辺の考え方をやるのだったら、議会運営委員会のほうに言ってくれる。今、ここで話す話ではないから、それは。 ◆奈須 委員 いや、そんなことないでしょう。 ◆深川 委員 防災会議については、これは毎年やっているわけですよね。何回も開いています。これは去年の委員会報告を見ても、この3年、3回やります。その前の委員会報告を見ても3回やります。大体年に3回ずつぐらい、2回か3回という形で、ここのところ災害が多いので、いろいろ見直しをしなければいけないということなので、今回、この4月、その3月、4月のタイミングで言わないと、もう一切反映されないというものではなくて、ここに書いてあるとおり、この後もまた来年度では2回開催をする予定で、その会議には、当然、防災安全対策特別委員会委員長、正副委員長が出ているということですから、そこで発言を妨げられているわけではないという、当たり前のことなのだけれども、確認したいのですけれども、いかがですか。 ◎長沼 防災危機管理課長 仕組みにつきましては、今、深川委員からお話しいただいたとおりでございます。 ◆深川 委員 いや、だから別に、これは今ここで発言できなかったから、反映されなかったからということではなくて、まだ反映するチャンスはあるわけだし、それは正副委員長のほうに伝えてくださいと最初にあったように、それは議会として防災会議に代表者たる正副委員長を選出しているということだと思いますので、それは隠しようのない事実だし、委員長、副委員長にこういった内容を伝えたということを次の委員会のときに、その他で発言されるのは自由ですし、当然それは記録に残るものだと思いますので、そういった形でやっていけばいいのではないかなと思います。  ただ、この委員会の開催の前段で、今言った資料が出てくるべきだったところが出てこなかったということは、私は、それは問題だと思いますけれども、次善の策としてその後でフォローができない話ではないということだけはしっかりと確認しておきたいと思います。 ◆奈須 委員 中身のことについて議会運営委員会と言われてしまったので、あまりそこに関わるということについてよくないという委員長のご指摘もありましたから、そこは避けた上で、今回、やはり関係法令の改正と東京都の防災計画の修正というのがあるわけです。とても大きい変更だと思います。それに対して、言うチャンスはあったとはいえ、案について私たちが議論をできる場がないというのは、案をつくる前の段階で、それはやはりとても大きいと思うのです。  だから、そこのところはこれからチャンスがあるとは言っても、なかなかそうはなりませんし、私、東京都の都市計画マスタープランを決めるときに、東京都の都市マスの委員の人に全員にお手紙書いたことがあるのです、今回の都市マスの改定で。だけれども、その中の委員の一人を知っている人がいたので、その委員の方の話だと、私たちできたものについて修正できるような、そんな会議になっていないのだとおっしゃったのだって。それをいいとか、悪いとかということではなくて、残念ながら今の日本の制度は、行政が、これが案ですが皆様いかがでしょうかと言ったら、これのところは私はこう考えるけれども、ぜひこうならないようにしてくださいという意見にとどめる場合が多いのです。だからこそ、どういう案にするかというのがとても大切だと思うので、そこのところでこの委員会で議論ができないのは、とても残念だという、そういう視点で申し上げましたので、よろしくお願いいたします。 ◎長沼 防災危機管理課長 改めて、ちょっとご説明をさせていただきたいのですけれども、確かに資料1のところの進め方のところで、来年度の取り組みの中で東京都の防災計画との整合性を図り、それから関係法令が見直される予定でありますので、それにも対応してまいりますという形で、その案件につきましてご説明申し上げ、さらに今年度については風水害対策と感染症対策の区役所の中の庁内の取り組みを部分的に、具体的に修正しますという形で、今回素案ではなくて、反映項目ではございましたけれども、ご説明させていただいたところです。  ですので、今の東京都の部分のところの対応については、素案づくりは来年度以降、関係機関の原稿も頂戴しながら対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆奈須 委員 そうだとすると、余計に予定調和的かなと思ってしまうわけ。感染症、コロナのことと、風水害のことについてちょっと修正しますと、それは分かっているけれども、まだどう改正されるかも分からない法案と、それから東京都がどう修正するかも分からない計画を基にして、こんな大々的なことをするというのが出てくると、ああ、何か、すごい法改正と東京都の計画の変更があるのかなと思ってしまうわけです。  そういうこと自体も、皆さんはある程度情報を得ているからこそ、これについては備えて、大田区の地域防災計画も変えなくてはいけないなと、国もそれに伴って変えなさいということの通知文ももしかしたら来ているからかもしれないとか、そういうこともあるのかもしれないと。そこまで、ちゃんと情報提供した上で、とても大切なことのように、私は気配として感じるから申し上げているので、きちんと説明するべきだと思います。そういうことが分からないままに、いや、今はまだちょっとなのだけれども、これから改正することはどんなことも分からないから、そこの中でおいおい考えながらなんていう中途半端な情報の提供の在り方で、とっとと皆さんで進めていくこと自体に、私は議会が置いていかれてしまっている、私を選んでくださっている大田区民の皆さんが置いていかれているのではないかなという気がします。とても心配です。 ◆佐藤 委員 私は、先ほど議論したときに、あまり中身に入らない議論をしたのは、先ほど深川委員も言いましたけれども、これは案のところの話を防災会議に出すということだったので、まだ意見は言えるかなとは思っていたのですが、ただ、奈須委員が言っていることを私も理解できるわけです。いろいろな手続きで時間がかかってしまったという、先ほど答弁ありましたので、それは理解しているつもりなのですけれども、やはりより丁寧にやったほうがいいと思っていて、それは12月の防災安全対策特別委員会で災害時の情報通信システムの基本計画書もやりましたけれども、結局第2版というのが、私たちは見ていないところで、どうこれを進めていくかという報告だけあったわけです。第2版出され、もう計画書そのものはあったものを私たちが見ていないところで、これ、やりますよと言われても、なかなかこれを議論できないなという話があったということは、最近のことで、委員の皆さん記憶に新しいところで、今回、こういうやり方をスケジュール上やらざるを得ないという部分もあったのかなと理解しつつも、やはり丁寧に行かなければいけないと思いますし、私たちが意見を言って議論ができる場というのは、しっかりスケジュール上確保していただきたいと思いますので、今後、東京都や法改正のこと含めて、防災会議、あとパブリックコメントのいろいろな意見も聴取した上で、地域防災計画を練り上げていくということだと思いますけれども、その都度、その都度、議会がどう関与できるかというところで、しっかりスケジュールも確保していただきたいということを要望しておきます。 ◆北澤 委員 やはり、この地域防災計画はすごく重要だと思っていて、今までのこの防災安全対策特別委員会での議論が反映されていって、そしてそれの集大成にもなると思うのですけれども、例えば今まではっきりしていなかったものは福祉避難所をどうするのかという、例えば前回は3日後に、3日後というか、様子を見ながら3日後ぐらいに開設するというところで、やはり障がいを持っている方はとても不安を抱いた。そんな移動をするのも難しいような体調の人もいるのに、やはり福祉避難所は、もう初めから開設するべきだとか、そのようなことがいろいろありつつ、同時に開設することも協議中だという報告も受けていたところなので、そういうところがどうなるのかとか。  やはりあれはどうなるのだろうとか、いろいろなことがまだ分からないうちに、ここの中でもまた議論ができない、それぞれの意見を出しても、ではそれが必ずしも受け入れられるわけではないというところで、これができてしまうというやり方は、やはりおかしいなと思って、何でまた前回と同じことをやってしまうのかということは、本当に残念でならないのですけれども、やはりここの委員会の存在意義というのは、やはり議論をしていって、どうしたら区民を安全・安心な環境をつくりながら災害から逃すことができるかということを考えていくところなので、それが本当にみんなの知恵が集約されて、ここに反映されるという形になるべきだと思うのです。  だから、本当は、もうここに案が示されて、今日はここでがんがんこうではないか、ああではないかという、それからというのではないと、何か本当に私たち置いてけぼりになっているような感じがするのですけれども、いかがでしょうか。 ◎須川 危機管理室長 すみません、私、先ほどご説明がちょっと足りなかったのだと思うのですが、今回、ご提案させていただく修正は、この間ずっと皆様からご意見をいただきながら議論をしてきた内容ばかりでございます、実は。そういう意味で風水害、一昨年の台風19号を受けて、その後皆様からご指導いただきながらつくり込んできたと、そういうものを中心にお出しをさせていただきます。  例えば、都の防災計画であるとか、法律の修正であるとか、そういったことはまた次の段階で、また皆様にもご報告、ご相談させていただきながら進めればと、そんなことで考えておりますので、そこのところちょっとご理解いただければと思うのですが。 ◆北澤 委員 では、福祉避難所のことは協議中だと、前におっしゃっていたのですけれども、具体的にどうなったか教えてもらっていいですか。 ◎長沼 防災危機管理課長 今、所管の福祉部のほうで、やはりいろいろ団体のご意見とか、施設の意見とか、また今般の法改正の動向の情報も、いろいろつかみながら検討いただいているところでございます。  先ほどの議論でもありましたけれども、やはり通所されている方をそのままということにもなかなか難しいところもあると聞いていますし、その辺はやはり今後福祉部のほうで具体化に向けて鋭意、今検討いただいているところですので、そこは今後の法改正もにらみながら、そこは何らかの対策は打てるように、私どもも総合調整の中で関わって、福祉部と一緒に検討してまいりたいと思います。 ◆北澤 委員 保育園も福祉避難所の一つですよね、たしか。さっき奥本委員が聞かれたときには保育園は入っていなかったのですけれども、保育園はどういう扱いになるのでしょうか。 ◎長沼 防災危機管理課長 保育園は18園、区内の18園を災害時の福祉避難所という形で開設して、必要度の高い方の保育等に対応すると、そういう計画でございます。 ◆北澤 委員 そういうことも多くの区民には知られていなくて、では必要度の高い人というのはどういう人なのか、実際にそこに行っている人が中心なのか、小さな乳飲み子を抱えている人もそこに取り込んでいいのかどうか、それがもう知られていないという状況なので、そういうことも含めて、地域の中で何かあったときにはどうすればいいのかという情報とともにこれがつくられていくべきではないかなと思います。  それから、コロナで避難所には4分の1しか人が入らないということを聞きましたけれども、では、本当に家が壊れてしまって避難所に行ったときに、いや、4分の1だから、あなたは受け入れられませんという状況にしないためにはどうするのかという、やはりこのコロナの感染のことがあって、新たな対策は考えなければいけないと思うのですけれども、その辺もまだここの場では本当の本質的な議論というのか、やっていないと思うのですけれども、そういうことはどうなのでしょうか。何かお考えはありますか。 ◎長沼 防災危機管理課長 この委員会の中でも、そのコロナ対策をすると収容数は確かに減ってしまうのですけれども、ただ、その最中に風雨が強い中で避難所に来ていただいた区民の皆様の対応をどうするのだと、そんなやり取りがあったかと思うのですが、それは、今後また別のところに移ってくれとかというお願いできないような状況の中では、やはりその避難所のほうで受入れをして、配っているマスクとか消毒剤等を使いながら、そのスペースの中で工夫しながらそういった方も受け入れていくと、そんな考えはちょっとお示しさせていただいたところでございます。 ◆北澤 委員 やはりいろいろな災害の対策ということが、二転三転ではないですけれども、大きな水害が来るようになってきているということもありますので、計画をしっかりつくるというのと、区民に周知するということも同時にしっかりやっていかないといけないと思いますので、よろしくお願いします。 ◆平野 委員 今、様々な委員の方からご意見があったと思うのですが、やはりこの大田区の地域防災計画というのは、区民の方にすごい、奈須委員もおっしゃっていましたけれども、行動の制限とか、特にコロナ禍にあって、新型コロナ特措法とかでもそういう話が出ていますけれども、やはり制限があるとか、財産権の話とか出てくるので、もう本当に繰り返しになるかもしれないのですけれども、やはりできるだけ多くの場所で周知という意味も含めてご意見をいただく場は必要だと思っていまして、それは今までもやられていると思うのですが、でも私たちも区民の方の代表としてここにいるので、そういった機会は、今後は間に合わないということも重々理解しているのですが、次期にかけて、またそういった手続きを踏むような形で進めていただきたいなと思っております。  あと、ちょっと1点確認、2点確認したいのですけれども、1点目は、その前からちょっとお話があるのですが、コロナが長くなる状況で、もうこれは1年以上たって、緊急事態宣言が出ているのですが、例えば会議室とか、今、区も解放していると思うのです。夜だけ閉めるような対応をしていて、ただこういった会議はすごい書面会議が増えていて、そういったものに関して、例えば地域防災とか、結構重要度が高い会議もあれば、何が低いというとちょっと問題があるので言いませんけれども、そのランクがあると思うのですけれども、区の中でそういった会議体は、これは、今の時点までは緊急事態宣言で閉めなければいけなかったものを、1年たっていろいろ分かってきた中で、例えばマスクをしていれば大丈夫ではないか、やはり50人ぐらい集まる会議でやらなければいけないのではないかと、優先順位が高いものとか、低いものとかというのを分けているのはあるのでしょうか、ないのでしょうか、ちょっとお聞きしたのですが。 ◎須川 危機管理室長 この会議の在り方につきましては、結論から申し上げますと、その個々にその内容、それから集まってくる方々がどういう方々なのかという規模であったり、そのときの感染状況、そういったものを総合的に勘案して、個々に判断しているというのが回答になります。  とにかく今は緊急事態宣言ということですので、区民の皆様の生命を第一にということが当然ありますので、そういうことを含めながら今後の感染状況だとかも勘案しながらそれぞれ考えていくというのが今のやり方です。 ◆平野 委員 すごい、その生命、財産を守るという考え方は分かるのですけれども、やはり皆さん感じていると思うのですが、すごい矛盾を感じることがあって、そういうふうに会議室を開放している一方で、私の認識では、例えば、ものすごい小さい話かもしれない、自治会・町会もそこごとだと思うのですけれども、会議をしていない、うちでいうとしていなかったりするので、そういったものもやはり区民の方にいろいろな意見はあるのは分かるのですけれども、区の中でもやはり今ここで認識あったみたいに対面で進めていかなければいけないものもあるので、ちょっといろいろな調査研究とか、他自治体のことも考えながら、最後はちょっと覚悟を持ってやらなければいけない部分があると思うのです。  なので、それをここでご意見をいただきたいというか、全庁の中で話していただいて、例えば緊急事態宣言が出ているのだけれども、1回目は全部閉まっていたのですが、今回は会議室も開けていて、区民の方が会議しているのになぜやらないのだという話も出てくると思うので、例えばどこに線を引くか難しいと思うのですけれども、20人までだったらやるとか、30人まではやるとか分からないですけれども、線を引きながら私はやっていかないと、いつまででもずっと書面会議というわけにいかないと思いますし、やはり皆さん感じていらっしゃると思うのですけれども、オンラインでできると言っても、オンラインでこぼれ落ちるような情報があったりとかとあると思うので、ぜひそれはこの防災の方たちの中でも話していただいて、ここが多分最前線になると思うので、室長の中でもどこかで線を引いていただいて、区の中に提言ではないですけれども、やる、どこかで必要があるのではないですかというのは、今後の検討課題として考えていただければなと思います。これは要望です。 ○高瀬 委員長 よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高瀬 委員長 それでは、次に、こちら、先ほどの資料の黄色いところ、課長、それは2時ぐらいまでには直せますか。 ◎長沼 防災危機管理課長 確認します。 ○高瀬 委員長 いや、議会、全議員に配信しなくてはいけないから、これ。 ◎長沼 防災危機管理課長 申し訳ありません。 ○高瀬 委員長 それでは、議会事務局と連携取りながらやってください。 ◆荒木 委員 さっき、玉川委員が言ったことがすごい気になっているのだけれども。  全戸配布を、玉川委員の発言とは思えないことを言われて、びっくりしているのだよ。私は、そんなので町会長やっているのだ、それでやはり私のところは、まだ規模が小さいから目が届くけれども、ほかの町会なんか、例えば2,000戸ぐらいあるようなところ、もう全然行き届いていないところもあるのだよ、全戸配布しても。1家で1個ではなくて、例えばアパートなんかに住んでいる人たちは、1戸、1戸それこそ、もう本当に配布している人に命令してでも配っていくけれども、何でかというと、私、大森の商店街、私の事務所がある、その事務所の前に防災ハザードマップと、あと地震のものが裏表全部貼り出したのだ、でかく。そうすると何があるかというと、特にお年寄りとか、人たちがそこの前に立ってメモしているのだよ、見て。やはりすごい関心があるのに、私は見るたびに、もし余分があれば差し上げているけれども、これ、どうぞ持っていってくださいと。そんなに必要とされているのだから、改正の前から、私は全戸配布してくれと言っていたのだけれども、それを絶対にやめてほしくないし、もっともっと増やしてほしいのだよ、配るところを。一人でいる人は、本当に心配なのだよ。私、周りの方々によく話されるのだけれども、その辺どうですか。さっき、玉川委員の話を聞いていると、全戸配布、余っているからやめてしまう話に聞こえたのだけれども。  (「言っていないです」と呼ぶ者あり)  (「言っていないよ、そんなこと」と呼ぶ者あり) ◆荒木 委員 いや、いや、そうなの。余っているから検討しようと言っていたではないか。  (「だからこそ配っているのではない」と呼ぶ者あり)  (「玉川委員、説明をしたほうがいい」と呼ぶ者あり) ◆玉川 委員 先ほどのは、確かに配っている、そういうところも実態、集合住宅だとあるというところもあるのかもしれない、だからこそ地域で配るということで、要配慮者とかを確認することも含めて配るべきではないかと、そういうことです。 ◆荒木 委員 私には、そうは聞こえなかった。ごめんね、では。  それで、その話はどうですか。どなたかお答えして。 ◎河井 防災支援担当課長 防災に関する情報は非常に重要な情報ですので、しっかりと区民一人ひとりの皆様にお届けする必要があると考えてございます。  8月に全戸配布実施いたしました業者にお願いしておりますが、届いていないよという声も聞くこともございます。その場合は、教えていただければ区役所のほうでお届けしているのが、今実情でございます。  また、来年度でございますが、区の防災特集号、こちらにつきましても全戸配布する方向で、今、予算要求させていただいております。何らかの形で全ての世帯に防災に関する情報を1年に一度はお届けする必要があるのではないかということで、要求させていただいているものでございますので、引き続きあらゆる手段で区民の皆様に情報をお伝えしていきたいと考えてございます。 ◆荒木 委員 玉川委員、趣旨を私が勘違いしたのだったらごめんなさい。 ○高瀬 委員長 次に、防災とボランティア週間における取り組みについて、質疑ございますか。  今度から手を挙げるときに、一言委員長と言ってくれる。分からないのだよ。 ◆佐藤 委員 何であててくれないのかなと思って。 ○高瀬 委員長 静かだと、見落としてしまうから。 ◆佐藤 委員 この防災とボランティア週間における取り組みですが、災害への備えの充実の強化を図ることを目的として、防災に関する普及啓発を実施したということなのですが、先ほどの報告にもありましたように、コロナ禍の下で、区報への記事掲載や区掲示板におけるポスターの掲示、ホームページにおける特設ページ、デジタルサイネージでの映像のコンテンツの放映、本庁舎1階のプロジェクターにおける映像の放映というのは報告されましたけれども、これ、今年の1月15日から1月21日、いわゆる今もそうですけど、緊急事態宣言下でやられていますけど、あと緊急事態宣言と言いますか、コロナが今蔓延している中で、こういうボランティアだとか、防災に関する様々な普及啓発が停滞するということをしないようにという側面も私はあったと思っているのですが、その点についての取り組みとしてはどうでしょうか。 ◎河井 防災支援担当課長 防災に関する取り組みにつきましては、コロナ禍においても確実に進めていく必要があると考えてございまして、今回についてはこういった形で模索しながらではございますが実施いたしました。昨年度と比較いたしますと、消防団や災害時支援ボランティアの入団数については、昨年度と変わりはございませんが、例えば、家具転倒防止器具、こちらは区も助成をしていますが、この申込件数は昨年に比べて9倍の申し込みがございました。区設掲示板へのポスター掲示が効果があったのかなと分析してございます。今後、様々なやり方で区民の皆様にお伝えしていくよう努めてまいりたいと考えてございます。 ◆佐藤 委員 今、家具転倒防止器具の申し込みが9倍になったというご答弁があったのですが、来年度の家具転倒防止器具の予算はどうなっていますか。 ◎長沼 防災危機管理課長 ちょっと今手元に予算書はなくて、幾らという形はちょっとお答えできなくて申し訳ないのですけども、今年度ベースで予算要求していると記憶しておりますので、今年度を基本にした額で、そうすると、244万5,300円が今年度の予算でございましたので、それに近い額になると思っております。 ◆佐藤 委員 ちょっと私も確認を要するなと思っているのですが、たしか今年度よりも減っていて、それで聞きましたら、実績ベースで減らしたという話があったと思うのですけど、それは違いましたかね。 ◎長沼 防災危機管理課長 そうですね。事業見直しがかかりましたので、全事業実績等々を見て、一応減額になっているものは減額になっていると思います。ただ、要求ベースが高くなれば、その部分は予算の運用の中で財政課と協議して、その部分については対応するというのが基本的な考え方でございますので、家具転倒防止につきましても、そういう需要増を見込んで、そういう状況がありましたら、財政課と協議して、必要な対応はとってまいりたいと思います。 ◆佐藤 委員 やはり家具転倒防止器具は私はすごく大事だと思っていて、この間の東北地方の地震で亡くなられた方もたしか私の記憶だと、報道では家具の下敷きになられて亡くなられたという話があったと思うのですよね。ですから、こういう地震があったときに、やはりこういう家具転倒を防止するような器具があって、こういうところではこれぐらいの値段で売っているし、大田区としてはこういう支援をしているということを、今少しずつですけど広がっているし、それを啓発する取り組みをやりながら、実際に大田区ではその予算を減らしていたというのは本末転倒だと思いますから、今そういう要求があれば、増やすというお話もありましたので、ぜひちょっとこういういい取り組みをしているわけですから、区民の皆さんにさらに普及をしていただきたいと思いますので、ご検討をお願いいたします。 ◆玉川 委員 消防団と、あと災害時支援ボランティアの募集広報とあるのですけども、この災害時支援ボランティアというのは消防庁のほうがやられる、東京都のほうでよろしいのでしょうか。 ◎河井 防災支援担当課長 東京消防庁が主催しているものでございます。 ◆玉川 委員 社協でやっている大田区災害ボランティアというのもあると思うのですけども、あそこと東京都のほうのボランティアのものは、何か、多分そもそもミッションが違うのかもしれないのですけども、やはり普通に聞くと災害ボランティアは大田区社協でもやっているよね、東京都で、その辺の違いがよく分からないかと思うのですが、この辺はどんな関係性なのですかね。 ◎河井 防災支援担当課長 東京消防庁が主催してございます災害時支援ボランティアにつきましては、いわゆる消防活動を支援する目的で設置されたものでございます。阪神・淡路の後にボランティアの重要性が着目されまして創設されたものでございまして、例えば、消火ですとか、救助活動ですとか、あとは消防署の支援ですね。そういったものを専ら行っている組織となります。 ○高瀬 委員長 よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高瀬 委員長 次に、大田区地域コミュニティ電源確保事業補助金について、ございますか。 ◆荒木 委員 河井課長、この裏面を見ると矢印がいっぱい書いてあるよね。町会長はとても気にすると思うのだけど、交付金決定になって、申請交付金決定、購入、それから実績報告って何。こんなこと言って悪いのだけど、実績報告は今までのことなの。これは先にお金を払って、後でお金を戻しますよというそういう話。わけが分からないのだ、これ。 ◎河井 防災支援担当課長 説明不足で申し訳ございません。例えば、他の市町村の話になりますが、既に物を買ってしまって、実績報告をもって東京都に申請している自治体がございまして、その場合、それは補助金の対象にならないということで、せっかく買ったのに補助金をもらえないという自治体がございました。  大田区では、そういった反省というか、そういった教訓を踏まえまして、一旦申請していただいてどういったものを考えているのか、区に申請いただいて、それを東京都と相談をして、これならちゃんと交付できますよという交付決定を確実にもらったものについて、それぞれ防災市民組織にお伝えして、物を買っていただくと。実績報告につきましては、こういうものを買いましたよという報告になりまして、ちょっと手続きは二度手間になってしまうのですけれども、買ったものが補助金が支給されないということがないように確実にこういった方式で進めていきたいと考えています。 ◎近藤 地域力推進課長 ただいまありましたように、申請の流れはこれは一般的な補助金、助成金の流れなのですけれども、委員お話しのとおり、なかなかその辺の手続き等につきましては、きちんと特別出張所を通じて支援できるように体制を整えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆荒木 委員 町会長会議でも来ていただいて説明すれば大変役に立つのだけど、東京都の今回のコロナに対する各自治会に30万円というのがあったでしょう、補助しますよと。あれだって、何だと思って、先に買いなさいと、お金は後で送りますみたいな感じでやっているのだけど、そういうのは、今みんなそうなのかな。不思議でしようがないのだよ。 ◎近藤 地域力推進課長 今、委員のお話しの助成金は東京都のほうで急きょメニューとして挙げてきたもので、それについてはこのようなコロナ禍の部分での町会の活動に対する支援という部分がございましたので、さかのぼりとして、緊急事態宣言が入っているところからの部分を対象にしますということで、事前のものというのも対象になっていたということでございます。  今回のこのケースは、これから今後やっていくにあたって、整備するにあたって、原則は事前に計画を立てて、それで申請をして、それに対して承認をもらった上での購入という形なので、ちょっとその辺は今回都のほうの助成金は違う、さかのぼりができるというメニューでした。 ○高瀬 委員長 よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高瀬 委員長 それでは、次に令和3年度上半期大田区防災関係事業スケジュール(案)について、ありますか。 ◆平野 委員 ちょっと1点だけ。すみません、マイ・タイムライン講習会のことなのですけど、去年も要配慮者の方にマイ・タイムライン講習会をやられていたと思うのですが、ああいう試みはすごく大事だと思っていて、これは上半期だけなので下半期に入っているかもしれないのですが、そういう予定とかは何回とかが分かれば教えていただければと思います。 ◎河井 防災支援担当課長 すみません、回数までは承知してございませんが、福祉部主催で7月に実施予定とお聞きしてございます。 ◆平野 委員 さっきスケジュールの話もあったのですけど、1年間コロナがあって、去年の感じでいうと、冬にやはりすごく広がるので、冬はやはりこういう講習会とかができないなと分かってきたと思うので、何か必要なものを前倒しにして、ちょっと何か優先順位を考えていただいて、いろいろとやってもらえるといいかなと思います。7月は多分できるかなと思うので、それはそれでいいのですけど、全体のことに対してそういった要望です。
    ○高瀬 委員長 要望でよろしいですか。  以上でよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高瀬 委員長 7番の、次に、令和2年大田区における刑法犯認知件数について、質疑はございますか。 ◆奥本 委員 大田区が人口が多いからこれだけ件数が多いというのはある意味仕方がないのかなとも思うのですけれども、自転車盗難がマイナス594件ということで、これはコロナで外出自粛があったせいかなとは思うのですが、例えば地域ごとの傾向だったり、区でやっている対策とか、あと防犯カメラの増設とかもたしか商店街ごとに申請があればという形で増やせたとは思うのですけど、都のほうも助成金を出しているので。その辺りは区としては、どうこれに対して対策をしていこうと思っているのか教えていただけますか。 ◎奥山 生活安全担当課長 まず、自転車盗難に関してですけども、盗難の多いところというのは、やはり蒲田の駅周辺が多くて、蒲田五丁目で一番多くて138件ありました。西蒲田七丁目で78件、蒲田四丁目で31件とか、やはり蒲田の駅前、あとは大森の駅の周辺も大森北一丁目で42件、大森西三丁目で29件と多いエリアがやはり蒲田の駅と大森の駅となっております。  また、防犯カメラの関係ですけども、令和3年度も予算要求しておりますけども、維持管理費を含めて設置のほうで検討しております。  区の対策ですけども、令和2年1月1日から自転車の鍵かけ義務化というのを条例の一部改正を行っておりまして、その効果もありまして減っているところもあります。あと、都内の都立高校の生徒たちを中心にはねぴょんのリフレクターというのですかね、自転車の鍵につけるキーホルダーのようなものを配布させていただいています。5,000個配布させていただいています。  あと、区営の駐輪場に毎月区の職員と警察と連携しまして、自転車義務化、鍵かけの呼びかけをポケットティッシュなどを配らせていただきまして、啓発を行っているところでございます。 ◆奥本 委員 防犯カメラについてもう少しお聞きしたいのですけれども、たしか町会とか自治会の申請があって、区が承認を出すという形だったと思うのですけれども、例えば、犯罪が多いエリアにとか、ちょっと近くで凶悪な事件があったというところに、区のほうからつけたほうがいいのではないですかとかといった働きかけというのはしていないのでしょうか。 ◎奥山 生活安全担当課長 実際に被害が多い場所ですとか、凶悪事件の起きそうな場所というところであれば、警察と連携しまして、警察のほうでも持っている、保管している防犯カメラはございますので、そういったものの設置の検討をお願いしているところでございます。 ◆奈須 委員 いろいろとこういうデータがあると思うのですけど、ちょっと調べてみると、犯罪件数はどんどん減っていると。過去最低ということもあって、だから何もしなくていいというわけではないのですけど、何か取り上げ方により、印象も変わるのかなと思うと、ちょっと私なんかはこの間のマスコミの報道を見ていても、行政が法改正したくなると、途端に児童虐待のことを報道してみたりとか、報道するなとか、どうでもいいとかということではなくて、ある種の報道には思惑があるなということをすごく感じるわけなのです。大田区駄目だよとかという数値を上げることが本当にいいのかとか。  放置自転車もそうなのですよ。あるとき、ワースト3で大田区は毎年、毎年悪くて、何が起きたかというと、駐輪場を作ったりとか、何か財政を投入するためのお墨付きみたいになっているところもあって嫌な感じがしました。やはり区民の生活が厳しくなれば、自転車を使わざるを得なかったり、とめるところがなければとかというのは、これは駐輪場がないという短絡的な見方もできますけれども、やはり都市計画だとか、一極集中はどうなのだとか、いろいろな問題に発展するわけで、こういう犯罪のことについても、もっと落ち着いてどういう社会を目指すのかと、こういう方たちがなぜ犯罪を犯してしまったのかということをただ厳しく件数だけを指摘しながらやるのはどうなのかなと。私としては、これは何年か前には推移のグラフも書いてくださった委員会報告がありました。やはりそういう形で減ってはいるもののまだまだもう少し頑張ろうよとか、高齢化社会における、それでも今年は何かたまたま減っていますけど、この振り込め詐欺は増えていたり、被害者の方の金額が多いとどんと5億円などという年もありましたから。その中身を見ながら、区民が本当に安心して暮らすためにどうしたらいいのかというのを考えないと、件数と順位だけが取り上げられると、何かただ不安をあおるだけのような感じがするので、そこはちょっと工夫していただきたいなという気持ちがあるのですけれども、いかがでしょうか。 ◎奥山 生活安全担当課長 委員ご指摘のとおり、今この表で見ると、やはり数字ばかり並べられているというところで、今後もう少し具体的な内容を盛り込んだご報告ができるように検討してまいりたいと思います。 ◆奈須 委員 先ほどの防災も含めてなのですけど、今ちょっと都市計画のお話にも触れましたけれども、福祉であったりとか、雇用であったりとか、所得であったりは、やはりある程度生活が満たされてこそ区民の方たちが安定して暮らせることが、やはりこういう犯罪などにも無関係とは言えないとは思うのですね。やはりそこら辺も含めて、多分こちらの部署だけの問題ではない、本当に大切な問題だと思いますので、全庁的にどうしようかと考える場面もぜひ作っていただきたいなと、これは要望しておきます。 ◆荒木 委員 またまた悪いのだけど。ここの分には関わりないのだけど、とても気になっていることがあって、今日報告があるのかなと思ったけど、最近多摩川で河川敷で川崎側が燃えているという、大分。何回かあって、それは放火ではないかという話があって、それは報告されないのですかね。みんな気にしているよ。世田谷ではないよ、川崎側だったよ。 ◎河井 防災支援担当課長 すみません。承知しておりませんので、消防署に確認をして、別途ご報告をさせていただきたいと思います。 ○高瀬 委員長 個別でよろしくお願いします。よろしいですか。  次に、報告3番について、福島県沖を震源とする地震に係る被害状況等についての説明をお願いします。 ◎甲斐 防災計画担当課長 私からは、総務部の資料番号2番、福島県沖を震源とする地震に係る被害状況等について報告をさせていただきます。  この地震につきましては、令和3年2月13日の夜23時7分に発生しました。震源は福島県沖でございまして、地震の規模はマグニチュード7.3、震源の深さは55キロメートルでございました。各地の震度は、震度6強が宮城県の蔵王町、福島県の相馬市、国見町、新地町ということで、福島県の海沿いの地域が強い震度があったということでございます。そのほか、6弱も宮城県の石巻市や福島県の福島市など、広い地域で記録をしております。  この地震に伴う人的・物的被害の状況ですが、最新の2月25日19時現在の消防庁が取りまとめたものによりますと、人的被害につきましては、死者1名、重傷者12名、軽症者が174名となっております。また、住宅等の被害につきましては、全壊24、半壊67、一部損壊は4,545件ということですが、まだ相馬市とか、揺れが激しかった地域の数字が出てきていませんので、この段階でも。もっと増えてくると想定されます。  そのほか、主な被害としましては、常磐道の相馬インターチェンジ、新地インターチェンジの間で法面崩壊により通行止めになりました。また、東北新幹線も長く運転見合わせになりまして、2月24日に復旧をしております。  そのほか、東北電力、東京電力管内での停電などが広く発生しましたが、地震の翌日には復旧しております。また、宮城県、福島県の断水が最大2万5,796戸以上発生しました。これについては、2,253戸とここにありますが、現在までには全て復旧をしております。  避難所は173か所が開設され、最も多いときで258名となっております。  協定先の自治体の状況ですが、宮城県東松島市は、震度5強でございまして、負傷者が3名、重傷者1名、軽症者2名でした。避難者は4名あったそうです。また、一部損壊の住宅が40件ございました。  東北地方には、秋田県美郷町、山形県長井市に協定先自治体がございますが、いずれも震度4で被害はありませんでした。  区内の被害状況ですけども、区内の震度は、全て区内に五つある地震計共に震度は3でございました。ただ、被害としましては、南馬込で水道管の本管となっていますけど、確認したところ水道管の本管からご家庭につながる部分で亀裂が入って漏水をしたというのが1件ございました。 ◆荒木 委員 これは、こちらの庁舎に引っ越したときから、ずっと私は言い続けていたのだけど、大田区の震度の発表は大抵よそに比べると1少ないのだよね。それで、前に聞いたときには、震度計の位置が地下3階だか、4階だかにあると。地下3階、4階で地震を測って、ちゃんとした測りができるのですかという話を聞いたのだけど、今は変わっているの。 ◎長沼 防災危機管理課長 地下1階にセンサーがございます。地下3階ではなく、地下1階のところにセンサーが設置しているという状況で、この庁舎開設時から同様の状況でございます。 ◆荒木 委員 それで、地下は震度計を置くのにふさわしいところなの。これは大切なことで、例えば、4以上だったら皆さん出動しなくてはいけないのでしょう。どうですか。 ◎長沼 防災危機管理課長 できれば地上、グランド階に設置できればよろしかったのですが、敷地の制約上適地がなくて、それで地下1階に設置したという経緯のようでございます。なお、区内に、ここにも書いていますが5か所気象庁が設置したセンサーがございまして、一応参集については、この辺の区内のセンサーの状況も見ながら、適切に対応しているところでございます。 ◆佐藤 委員 区内の被害状況で、南馬込で水道管本管の亀裂による漏水という話だったのですが、南馬込は結構揺れたのかなと思うのですけど、南馬込でマンションが翌日エレベーターが止まっているという、そういう話は聞いているのですね。だから、区内は結構マンションがあるので、そういうエレベーターなどが止まって、ほかに何かこれ以外の情報はありますか。 ◎近藤 地域力推進課長 当日、夜間の地震でしたので、各特別出張所長を通じて情報収集をしまして、地域力推進部の所管する施設の中では、大森西区民センターのエレベーターのみちょっと作動が止まったということで、直ちに復旧はすぐにできましたので、1件だけエレベーターのほうが止まりました。 ◆佐藤 委員 何か民間、今は区の施設ですけど、民間のほうでは聞いていないですか。 ◎甲斐 防災計画担当課長 地震が発生した際、警察署、あるいは消防署などに被害状況を確認したのですけども、こちらのほうで把握できたのは、水道管の亀裂による漏水ということでございました。 ◆佐藤 委員 結構、高層マンションなどもあったりして、特に高齢者がエレベーターが止まったりすると、買い物だとかいろんなことを含めて大変になるから、やはりこういうときというのは、エレベーターがよく、今、西区民センターでエレベーターが止まったという話がありましたけど、あると思いますので、何かしら何か情報をキャッチする、そういうことを考えたほうがいいと思いますので、ちょっと掴んでいただきたいということを要望しておきます。 ◆北澤 委員 結構大きな被害が全体的にはあったと思うのですけども、協定先自治体はそれほどではなかったのかどうか、ちょっとその辺は分からないのですけど、何か大田区で支援に行ったとか、協力したことはあったのですか。 ◎甲斐 防災計画担当課長 東松島市とも連絡をとりましたが、特に支援などの必要はないということでございました。 ○高瀬 委員長 よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高瀬 委員長 質疑は以上でよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高瀬 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、その他。はい、分かりました。 ◆北澤 委員 関連ですけど、昨日の暴風は結構ひどくて、東横線が止まったりなどしましたけど、大田区では何か被害はなかったのですか。特にない。 ◎長沼 防災危機管理課長 現時点で、区に届いている情報はなくて、報告に至っておりません。 ○高瀬 委員長 よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高瀬 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に議長宛継続調査要求書を提出することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○高瀬 委員長 では、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会日程について確認します。年間想定のとおり、4月20日、火曜日、午前10時からの開会とすることでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高瀬 委員長 では、そのようにさせていただきます。  以上で、防災安全対策特別委員会を閉会いたします。                午後 0時25分閉会...