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  1. 大田区議会 2020-12-03
    令和 2年12月  交通臨海部活性化特別委員会−12月03日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年12月  交通臨海部活性化特別委員会−12月03日-01号令和 2年12月  交通臨海部活性化特別委員会 令和2年12月3日                午前10時00分開会 ○松原〔元〕 委員長 ただいまから、交通臨海部活性化特別委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。感染症拡大防止の観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの症状が見られた場合、委員長の判断により傍聴人には退出をお願いする場合がございます。あらかじめご了承をお願いいたします。  それでは、調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者のご説明をお願いいたします。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 私からは、2件の報告があります。  まず、まちづくり推進部資料番号12番、空港臨海部グランドビジョン2030改定(将来像(案)などの修正)についてを説明いたします。  今年3月2日の委員会報告した内容新型コロナウイルス感染症影響などを検討し、追記、修正などを行いました。  修正ポイントです。1点目、感染拡大期などにおいても、産業を継続し、企業国内回帰や新しい生活様式の定着や顧客ニーズ変化などに対応するため、製品開発研究協業などが進展する可能性検討しました。  2点目、道路公園などのスペースの新たな利活用、再整備などが進展する可能性検討しました。  3点目、テレワークやインターネットの利便性快適性により、デジタル技術自動運転などが発展する可能性検討しました。  修正内容です。主な修正箇所朱書きしています。将来像(案)に産業継続性海上公園や海辺の利活用としてのレクリエーション、健康の視点を追記しています。また、表現を整理しております。  右下基本方針(案)でございますが、こちらは将来像(案)を踏まえて、三つの点でまとめたものです。コロナ影響検討したものを朱書きで書いてございます。  また、今後のスケジュールでございますが、令和2年度に将来像、将来都市方針図基本方針を定めまして、来年度からプロジェクト、ロードマップ、素案などを検討してまいります。  以前から報告しているとおり、令和3年度にパブコメを実施し、ビジョン策定する予定となっております。  続きまして、資料番号13番、東京港第9次改訂港湾計画に向けた長期構想についてご説明いたします。  11月19日に第96回東京港湾審議会が開催されました。この中で、長期構想策定について諮問があった内容でございます。
     まず、諮問内容でございますが、諮問理由に書かれているとおり、東京港を取り巻く環境や社会情勢変化災害においても物流機能を維持できる取り組み東京オリンピックパラリンピック競技大会のレガシーの継承といった様々な取り組みが必要とされるため、長期構想策定するものです。  この港湾審議会の中で行われました主な審議内容としましては、諮問事項については検討部会を設置し、検討することとされています。  区長意見です。当日は、区長が出席いたしまして、長期構想まちづくり構想について区との連携が必要といった趣旨の発言をしています。  このことに対し、港湾局からは区へ適宜情報提供し、意見をいただくとの回答がありました。  今後の方針ですが、区は引き続き港湾局と連携し、改定作業中の空港臨海部グランドビジョン2030との整合性を図っていきます。 ○松原〔元〕 委員長 それでは、委員皆様からの質疑に入ります。  まず、空港臨海部グランドビジョン2030改定(将来像(案)などの修正)について、質疑をお願いいたします。 ◆庄嶋 委員 大体、この空港臨海部グランドビジョン2030の改定については、3か月ごとぐらいですか、事務報告があるかなと思っておりますけれども、ちょうど前回、9月のときに地域意見交換会ということのスケジュールが出されまして、これから行っていくというお話だったかと思います。今回の報告の中でも、2の将来像(案)、基本方針(案)の修正内容というところに、新型コロナウイルス影響地域との意見交換などを踏まえてとありますので、9月以降に実施された意見交換会、こちらのほうは何人ぐらいの方が参加されて、また企業方々が参加されるということでしたけど、経営者とか、どういう階層の方が参加されたのか、それから、あとどんな意見が出たかといった辺りをご報告いただければと思います。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 9月に報告した意見交換会の結果でございますが、対象地域を全て行いまして、合計で75名の方にご参加いただきました。  どのような内容かということなのですが、内容につきましては、もともとのあった課題も多く意見として出まして、例えば、交通渋滞あと待機車両スペースが少ない、あとは通勤時における、アクセスについての不足している部分などについての意見がございました。  また、どういった階層の方が出ているかということでございますが、主に経営者あと企業管理職の方が多く参加していただいたと思っております。 ◆庄嶋 委員 毎日ここに通勤されたり、仕事で関わられたりしている方々の貴重なご意見かなと思います。時々しかここに行かない区民というのもいるわけですけれども、その両方、いろんなご意見を併せて、反映していただければなと思います。  もう1点、質問なのですけども、将来像(案)というのと、基本方針(案)というのが今回示されていて、過去の事務報告資料を見ていましたら、将来像(案)については以前にも出ていて、それを今回修正したということで分かるのですけれども、この基本方針(案)というのは、これまで出ていましたか。それとも今回初めて示されたものですか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 将来像(案)につきましては、過去にもお出ししておりまして、今回はそれを修正したものとなっております。ただ、今回の基本方針(案)は、この将来像を検討していくにあたって、どういった方針で行うべきかということを今回お出ししていますので、今後はこういった基本方針(案)の策定に向けても検討を進めてまいりたいと思っております。 ◆庄嶋 委員 分かりました。そうですね。将来像(案)は一番大きな部分ですので、それをより具体的にしていくもののまず最初のところが基本方針(案)かと思います。  今回、ポイントの1、2、3という形でご説明がありまして、それらの内容を踏まえて、この将来像(案)の修正基本方針(案)の新たな提示ということがあったかなと思いますが、感想といたしまして、一つは、やはり羽田イノベーションシティが実際に稼働し始めたということもあって、ポイント1にあるような新製品開発研究開発、異業種協業とか、あるいはポイント3の自動運転等といったところが、具体的なものとして、より見えてきているのかなと思いました。  それからもう1点、ポイント2のところで3密回避によりオープンスペース利用が見直されということで、私は先日の一般質問公園の話題を取り上げさせていただいたのですけれども、こういう新型コロナの時代になってきて、公共施設の中でも公園価値というものが非常に重要になっているのかなと感じます。このエリアは区立の公園だけではなくて、都立の公園などもあるわけですけれども、その辺りが明示されて、今回将来像2のところに余暇の充実や健康維持に役立つと入ったのは非常にいいかなと思っております。 ◆荻野 委員 今回の新型コロナウイルス感染症影響分析し、というところで、この空港臨海部グランドビジョン2030改定というところで出ているのですけれども、その内容の中には、感染症発生時のBCP評価というところも例えば基本方針では入っていて、これは事業の継続性というところだと思うのですが、ポイント1に、修正ポイントのほうだと1、2、3のところで見ると、2のオープンスペースはそうですけど、1とか3というと、いろいろと加速・普及だとか、発展しているだとか、企業国内回帰とかという話があるのですが、これは大田区のほうとかで、これはもしくは東京都が集計しているのかもしれないですけれども、例えば、このコロナ禍において、まだコロナ禍といってもここ半年ぐらいの話で出てくるのですけれども、そういう人の流れだとか、企業動きとかというのは何か分析とかをされた上で、こういうことを考えているのでしょうか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 一般的な社会状況の中で行われていることをここのところに書いてございます。あと地域からの意見も聞きまして、やはり感染拡大の初期の頃は、やはり中国からの輸出が途絶えたということで、サプライチェーンの崩壊もあったと聞いております。そういったことで産業継続性は今後も起きたときには必要なことだろうということで、試験として取り組んでおります。 ◆荻野 委員 今、地域から聞いたとか、一般的な社会動きでと答弁があったのですけれども、これはぜひとも調査というか、研究もぜひ進めていただきたいと思っていて、やはり私も今サプライチェーンの話は本当にそのとおりで、最初5月ぐらいですかね、地域町工場をやられている人から聞いたのが、実際に大きく日本国内だと3月、4月とかからコロナという話が出てきたのですけれども、やはり工場の人とかは、1月、2月が今度は中国が先に止まっていて、やはりそこでまず部品の輸入とかが止まっているところがあって、さらに3月、4月から止まっている。中国の場合は12月ぐらいからかもしれないですけども、本来、我々が思っているよりももう数か月前からこのコロナ影響というのはずっと受けているというお話もすごく聞いていたので、本当にそうした動きをぜひ調査していただいて、それも一般論としてもこうだというのもあるのですけれども、大田区の中でもそういう影響というのは大きくあると思います。ほかの区以上にある部分も出てくると思いますので、その辺もぜひ調査していただきたいと要望しておきます。 ◆荒尾 委員 グランドビジョン改定案のところのポイント1と将来像1のところで、産業継続性というのが新たに加えられていますけれども、とても重要な視点かなと私は思いました。今、先ほど荻野委員がおっしゃっていましたけれども、やはり区内産業をいかに維持するか、さらに発展させるかということが、このコロナ禍の下でも非常に重要になってきていますし、多分この間の意見聴取だったり、アンケートとかでもやはり今のこの大田ものづくり含めて、産業を何とかしたい、してほしいという意見も当然あったと思うのですけれども、そうした声を受けて、こうした文言を盛り込んで、1番のところにこれを打ち出したという、そういうことでいいのでしょうか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 産業継続性に関しましては、今までのコロナウイルス感染影響検討しまして、そのとおり産業継続性を盛り込んだものでございます。 ◆荒尾 委員 この臨海部に限った話ではないとは思ってはいるのです。大田区全体での取り組みとして、これは据えていくべきかなと思っています。空港の近くでという、空港あと臨海部を含めてのところで、この将来都市方針図というのがありますけれども、その中でものづくり城南島等々がそのエリアとして指定されていますけれども、このエリアでの今の産業の在り方だったり、あと今後このエリアでどのような産業、将来像のところでは工程の自動化、高い付加価値とあるのですけれども、基本的なものをつくるということについては、このエリアでは付加価値のあるものということよりも、基礎的なものというものをつくるという、そうした場所として、このものづくりの場というのは捉えているのかどうかということを教えていただけますか。 ◎堀江 工業振興担当課長 臨海部ものづくりにつきましては、従前より基盤技術を中心とした比較的重厚長大的な業種が集積しているエリアではございますが、近年区に寄せられる立地需要、こういった中には研究開発的な活動をするところ、あるいはものづくり産業等をつなぐ、そういった機能を持つ企業等立地も進んでいるところでございます。  産業経済部といたしましては、区全体を捉える中で、この臨海部については引き続き製造業の集積の重点的なエリアとして捉える一方、これから多様化していく製造業需要に対してもしっかり答えるべき土地であると考えて、これが今後企業誘致、あるいは産業支援施設等整備等を考えてまいりたいと思います。 ◆荒尾 委員 内発型の経済産業への転換というのが、これから求められてくると思うのですよ。このコロナ禍を経験して、本当はものをつくれる技術を持っているのに、大田区の工場などもそういうものがつくれる工場があるのに、これまで外需頼み経済というのが続いてきたので、そうなるとコロナみたいな危機が起こったときに、災害も含めて、自前で物資を、ものをつくれない、用意できないという、そういうすごく弱い経済という、そうした姿が明らかになったので、ぜひとも大田区のものづくりを守って、生かして発展させて、ここ大田区がものづくりまちと今後も続いていくように、そうした姿勢をぜひとも打ち出して、この計画を進めていただきたいと、計画だけではなくて、大田区全体の産業の考え方として、ぜひ取り組んでいただきたいということを要望します。 ○松原〔元〕 委員長 ご要望で。 ◆秋成 委員 今回、本当にコロナ禍部分でこの修正というのが出てきたと思うのですけれども、例えば、まさにこの修正ポイントポイント2に3密回避とありました。  今年を象徴するようなこの3密という言葉がここでも出てきておりますけれども、このオープンスペース利用について、何か見直しについてなのですけれども、例えば、この基本方針2のくくりにもありますけれども、公園緑地水辺道路空間とのオープンスペースとありました。  全国的にもコンサートホールやコンサート会場、またホールが密を避けるためにかなりの利用が制限されているという中で、区においても皆さんが本当に気持ちよく利用してくださるように、この公園緑地水辺等、天候にも左右されますけれども、この点はやはりこの文化振興の部局とも連携しながら、進めていっていただけたらと要望なのですけれども、例えば、このオープンスペース利用について、何か国や都の指針みたいなものはあるのでしょうか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 国からも8月の段階でございますが、コロナ影響に関する調査が出ておりますので、そういったものは参考にしております。ただ、そのほかにも道路活用というのは、もう既に国のほうからもそういった提案、考えは出ておりますので、今までの道路としての機能だけではなくて、オープンスペースの使い方としても、今後空港臨海部でもそういった活用の仕方ができるだろうということで、そういった視点も含めて書いてございます。 ◆秋成 委員 やはり区としても一つの何か方向性といいますか、具体的にやはりかなり今区民の方が様々なことで不自由を強いられている状況もあると思います。そういった意味では、本当に区が調整できるところを工夫していただいて、お考えいただいて、区民の方の利用が広がるような形をまたご検討いただければと思います。要望です。よろしくお願いします。 ○松原〔元〕 委員長 ご要望で。 ◆大竹 委員 何回か、この改定について報告されて、これを見ていると、最初改定改定ポイントは六つ挙げていますよね。平成31年2月27日に。一つは現ビジョン策定経緯と、2が10年間の社会変化の把握、3が現ビジョン達成状況、4、未解決の課題整理、5で2040年に向けた社会変化の予測、6で区民企業等が望む将来イメージの設定と。  その都度、この委員会報告はされているのですが、ただ、そのことをちゃんと整理してまず出してもらいたいと思っています。そこからどういう方向を出すかということで出されていると思うので、いろいろと委員会の中を見てみると、いろいろ報告はされているけど、そういう一つの、この改定案の中にそういうものが出てくるのかはよく分からないですけど、それをまずやっていただきたいなというのは思っているところです。  それで、やはりコロナの下で、社会情勢が大きく変わったという、ここが一つポイントだと思うのですよ。そういうことから、最初令和2年3月2日、これで一応の方向が出たけど、ただその中でもコロナの下で、さらにこの変更を余儀なくされたというのかな、そういう部分があると思うのですよ。そこら辺があるのと、私もやはりここに産業継続性というところが、この産業振興課から出た新型コロナウイルス感染症に関わる区内産業影響調査についてを2回やっていますよね。非常に今、区内産業が極めて深刻な状況にあるという、その認識は何ですか、まず。 ◎大木 産業振興課長 産業経済部といたしましては、区内産業、今回のコロナ禍において、大きな影響を受けているという当然認識はございますし、そういった皆様方に対して、区として、行政としてどういった支援をしていくべきかというところは、日々検討して実行しているという状況でございます。 ◆大竹 委員 先ほども出た産業継続性、そういう中で、このいろいろな支援策があると。それで日々検討しているということだというご報告がありました。ただ、ご説明はあったのだけど、その継続性のために、今、ただこういう書いてあるのと併せて、日々検討しているのだと言われるけど、やはり今何が求められているのですか。区内産業に。継続性のために。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 すみません、今回の我々のほうで出している将来像というものに関しましては、このグランドビジョン2030を改定するにあたって、20年後の将来像を示しているものでございます。20年後の将来像に向けて、我々は今回のコロナ影響産業継続性が必要だろうということで、視点で書いておりますので、我々のほうの将来像の今の一つの案として受け取っていただければとは思っております。 ◆大竹 委員 将来像はいいのだけど、現在があって将来があるので、将来像を、ただ将来あるべき姿がこれだというのだけど、やはり現在があって将来があるのですよ。だから今、危機に瀕しているこの区内産業をどう救うかがなければ将来はないわけだよね。だから、そこは地に着いたものに、ぜひしてもらいたいなと思っています。  やはり今、国内回帰か、この問題が書かれていますよ。確かに空洞化一つの問題としてあるけど、では実際に国内回帰のための政府は対策を取っているのかなと。それと、区内大田区として何ができるのかというのもあるでしょう、実際問題。書いているけど。可能性としてどういうものが区内としてあるのですか、これ。例えば。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 今回のグランドビジョンに関しては、空港臨海部においての、その地域についての検討でございますが、例えば、空港臨海部では大規模な敷地がまだ残っております。例えば、そういった敷地活用して、もし企業が来たいのであれば、我々としてはそういったところで、東京都なりと調整することは可能であると思っております。 ◆大竹 委員 確かに臨海部土地はあると思いますよ。ただ、それは一応東京都の土地になっていますよね。あと令和島か、後で港湾の関係がありますが、令和島も結局港湾関係からあると含めて、それと臨海部では今第1ゾーンの区活用スペースが4,000平米。これについても、実際問題17ブースあって、まだ5ブースでしたか、4企業の5ブース。そういう状況があるわけですよ、実際問題。これもさっき言われた研究開発一つ大田区としての大きなものとして位置づけられて、それでやっているわけですよ。  やはりその中でも、今コロナの下で、なかなかそれはそうは言いつつも、当初予定したことと大きくずれているという、そういう状況があるではないですか。それはそれとして、やはり区内中小企業仕事づくりだとか、マッチングだとか、いろいろと望む方向で大いに進めていってもらいたいという気持ちはあります。ただ、それと今のギャップがどうなっていくのか。それはコロナだからということで片づけられないと思っているのですよね。  ぜひ、そういう部分を含めて、これはいわゆるこのバックキャスティング方式が、将来を見据えた計画の仕方だとなっているから、そこからしか出てこないから、将来の姿。今の現実はどうなのですかと私などは思ってしまうわけですよ。そこら辺のギャップをどう埋めていくかというのは、これからの実際区のいろいろな施策にかかってくると思っています。やはり、将来像だけ、夢も必要かも分からないですけど、もっと地に着いた辺りを、もう少し地に着いた計画を本当は作ってもらいたいなと思っているのだけど、そこら辺は私だけが思っている問題なのでしょうかね。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 委員のおっしゃることは、一定程度理解はするのですが、あくまでこの空港臨海部グランドビジョンというのは将来構想ですので、それで課長から申し上げたように、20年後の将来ということで、これは2030と今はなっていますけど、今度改定した暁には2040になります。ですので、そこの時点の将来の姿を描くものがこのビジョンでございまして、当然現在がどうなっているかということではなくて、あくまで未来の姿なのですよ。そうはいっても、コロナというのが現実に起こっていますので、その影響というのは将来に及ぼすだろうということで、その分析もしながら今回修正を加えたということでございます。  それで、現実の問題はどうするのだというのは、委員がおっしゃられた問題は、現状産業政策で解決すべきだと考えております。 ◆大竹 委員 そうなってくると思います。ただ、それに近づけて、ぜひ現状から出発して、将来に近づけるために現在のいろいろな施策を作っていくというのは、ぜひやっていただきたいということと、併せて、やはりもう少しこの部分、例えば、産業継続性を維持するという、ここら辺の問題も非常に中身としては大きい問題がありますよね。これを加えた意味というのは大きいと思っているのですよ、非常に。これは将来の姿であっても、現実から出発すれば、なかなかこれは今。だって、かつては大田中小企業は9,000軒あったのだから。それが今は、3,000軒を割っているという、こういう状況が生まれているわけですよ。この10年間を見ただけでも、実際、この区内中小企業というのは減っているわけですよ。  こういう中で、さらなる再構築だとやられているけど、そういう部分も含めて、大いに今の現実を直視しながら、いろいろな手を打っていただきたいということは本当に要望したいところなのです。そういうところで、これは将来像だからということで、20年後、ここに2040年という言葉はなくなったのだけど、なくなっているのですよ、今回ね。 ○松原〔元〕 委員長 大竹委員、本当にこれは未来へ向けた計画ということだと。 ◆大竹 委員 分かっています。 ○松原〔元〕 委員長 コロナに関して大木課長が何をすべきかということを日々考えているとおっしゃっていることをご承知おきをいただいて。 ◆大竹 委員 分かっています。いいです。やはりそういう部分を含めて、ぜひご検討していただきたいなというのは、一応要望しておきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○松原〔元〕 委員長 では、強い要望ということで。 ◆庄嶋 委員 度々すみません。質問ではなくて、一つ思ったことがあったので、お伝えだけしておきます。  基本方針(案)という形で今回初めて提示されたということで、将来像をより具体的にした、ジャンル別というのですか、分野別の書き方が出てきたわけですけれども、ふと思ったのが、基本方針2にあたるぐらいになるのかと思うのですが、このエリアのやはり教育的な価値がすごくあると思うのですね。  今年は、新型コロナ影響で、修学旅行も中学生ができなかったりといったことがあって、区内の資源を活用して、それに代わるものができないかといったアイデアなども議会のほうで質問等もあったところですけれども、やはりこの産業を中心としたこういった資源が多くあるこのエリアですので、本当に社会科的なことに限らないとは思うのですけれども、様々なエリア空港臨海部の資源を教育という観点で生かしていくということもできるのではないかなと思いましたので、基本方針2の分野別方針の中辺りに位置づけるということも、今後少し考えていただけるといいかなと思います。 ○松原〔元〕 委員長 ご意見で。 ◆大竹 委員 令和2年3月2日の報告では、素案を令和2年度に作成すると。令和3年度にパブコメを実施、ビジョン策定すると書いています。まず、素案、これが素案なのですか。というか、素案という形で今年度中に作るとこれはなっているのですが、それはどうなのでしょうか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 6月の時点でもう報告していますが、コロナ影響を見定めながら、スケジュールのほうは検討していくと伝えておりまして、先ほど説明の中で、私のほうから令和2年度に関しましては、将来像、将来都市方針図基本方針のほうを定めると伝えております。  また、令和3年度から、こちらのほうのロードマッププロジェクト、あと素案などのほうを検討してまいりたいと説明しておりましたので、こちらのほうのコロナ影響を踏まえて、若干スケジュールのほうは、令和3年度に作るという基本的な方向性は変わりませんが、若干コロナ影響を踏まえまして、スケジュールのほうは調整しております。 ◆大竹 委員 あと、最終的にビジョンというのはいつできるのですか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 先ほども申し上げましたとおり、令和3年度に策定予定となっております。 ◆大竹 委員 素案とビジョン。素案が3年度と言いましたか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 素案につきましても、来年度から検討していきますので、令和3年度にて素案とビジョン策定をする予定となっております。 ◆松原〔秀〕 委員 すみません。基本的に、3のところに関係してくることになると思うのですが、要するに交通ネットワークのことなのですけど、従来から言っている、国道357号の延伸とか、それから高速道路の羽田ランプですかね。昔から問題になっていたけど、一向に進展していない気がするのですよ。そういったことも含んで、プランの中に入れてくれるのか。それから、臨海部で働く人たちの利便性があまりよくないので、そういったことも含まれているのか。アクションプランになってくるかもしれないけれども。それからあと、従来やっていた環7の混雑ですかね。そういったことなども含めた形でこれは検討されていくのでしょうか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 国道357号多摩川トンネルに関しましては、このグランドビジョンの中でも引き続き記載する予定でいます。ただ、多摩川トンネルのほうは今年度に、川崎国道事務所とも調整をしておりまして、日々進捗があることは確認しておりますので、また今後の進捗状況も踏まえて、このグランドビジョンのほうには記載する予定でいます。  あと、働く人たちの利便性とかに関しましては、やはり地域の方からもそういったご意見はいただいております。我々のほうのグランドビジョンでも働きやすい環境づくりという視点も考えておりますので、そういったことも、このグランドビジョンには入れていきたいと思っております。  あと、環7の混雑状況、これはやはり内陸部と臨海部のアクセスの悪さというのは、まちづくりビジョンでも記載していることでございますので、引き続きグランドビジョンの中でも検討してまいりたいと思っております。 ○松原〔元〕 委員長 では、次に、東京港第9次改訂港湾計画に向けた長期構想について、質疑をお願いいたします。 ◆庄嶋 委員 東京港の港湾計画ということに向けた、そのまた長期構想という前段の動きが始まったということで、港湾審議会ですか、そちらのほうで検討部会ができて、諮問がなされていったというご経過かと思います。  区長のご意見ということで、区長もこちらの審議会の委員をされているということもあって、ご報告があったところですけれども、内容の確認なのですが、やはり今回は令和島が大田区に加わったということで、その部分が今までにはなかったものとして、大田区にとってとても重要な港湾計画になると思うのですが、区長意見の2点目のところに書いてある、令和島地区のまちづくり構想という表現が出てくるのですけれども、このまちづくり構想というのはどういうものになりますか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 この令和島地区のまちづくり構想なのですが、これは今策定している最中の空港臨海部グランドビジョンで示している案でございます。 ◆庄嶋 委員 令和島という形で具体的に大田区の土地になったということで、要は先ほど検討していたグランドビジョン2030の改定、つまり2040のところで示されてくるものが、このまちづくり構想と捉えてよろしいですか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 そのとおりでございます。2040年の構想に向けての考えでございます。 ◆庄嶋 委員 分かりました。この5の今後の方針というところにも、改定作業中の空港臨海部グランドビジョン2030との整合性ということで、今日の1点目の事務報告とまたつながってくるところだと思いますので、しっかり都のほうとも連携を取りながら進めていただければと思います。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 先ほどの補足になりますが、国道357号多摩川トンネルの進捗状況について、もう少し丁寧に説明させていただきたいと思います。  多摩川トンネルにつきましては、今年度浮島地区と羽田空港エリアにおきまして、道路区域の変更がなされております。今後、11月の段階ではございますが、川崎国道事務所のホームページに多摩川トンネル立坑工事の入札を行うという公告もホームページで上がっております。それには、工期は令和5年度となっておりますので、工事に向けての状況も進捗があったと思っております。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 補足の補足で恐縮でございますが、川崎のほうの連絡橋、あちらのほうが地上部分ですので目に見える形で進んでおります。それで、多摩川トンネルがその反面どうなっているのかというお声はかなりいただくのですが、実は、川崎国道事務所のほうでかなりやっていただいておりまして、要するに首都高に隣接しているというところがございますので、しかも地下の工事ですので、川崎の連絡橋に比べてかなり工事の難易度が高いといった事情もございます。ただし、そういった困難な状況の中、立坑工事に向けて、今着々と準備を進めておりますので、進捗は着実に進んでいるということを報告いたします。 ○松原〔元〕 委員長 では、皆様、以上でよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松原〔元〕 委員長 では、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に議長宛継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松原〔元〕 委員長 では、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会日程ですが、12月は今回の報告以外に報告案件がない見込みとなっております。案件が生じれば必要に応じて招集はいたしますが、次回の委員会は、1月19日、火曜日、午前10時から開会することでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松原〔元〕 委員長 では、そのようにさせていただきます。よろしくお願いします。  では、以上で、交通臨海部活性化特別委員会を閉会いたします。                午前10時39分閉会...