まず、
諮問内容でございますが、
諮問理由に書かれているとおり、
東京港を取り巻く環境や
社会情勢の
変化、
災害においても
物流機能を維持できる
取り組み、
東京オリンピック・
パラリンピック競技大会のレガシーの継承といった様々な
取り組みが必要とされるため、
長期構想を
策定するものです。
この
港湾審議会の中で行われました主な
審議内容としましては、
諮問事項については
検討部会を設置し、
検討することとされています。
区長の
意見です。当日は、
区長が出席いたしまして、
長期構想や
まちづくり構想について区との連携が必要といった趣旨の発言をしています。
このことに対し、
港湾局からは区へ適宜情報提供し、
意見をいただくとの回答がありました。
今後の
方針ですが、区は引き続き
港湾局と連携し、
改定作業中の
空港臨海部グランドビジョン2030との
整合性を図っていきます。
○
松原〔元〕
委員長 それでは、
委員の
皆様からの
質疑に入ります。
まず、
空港臨海部グランドビジョン2030
改定(将来像(案)などの
修正)について、
質疑をお願いいたします。
◆
庄嶋 委員 大体、この
空港臨海部グランドビジョン2030の
改定については、3か月ごとぐらいですか、
事務報告があるかなと思っておりますけれども、ちょうど前回、9月のときに
地域の
意見交換会ということの
スケジュールが出されまして、これから行っていくという
お話だったかと思います。今回の
報告の中でも、2の将来像(案)、
基本方針(案)の
修正内容というところに、
新型コロナウイルスの
影響や
地域との
意見交換などを踏まえてとありますので、9月以降に実施された
意見交換会、こちらのほうは何人ぐらいの方が参加されて、また
企業の
方々が参加されるということでしたけど、
経営者とか、どういう
階層の方が参加されたのか、それから、
あとどんな
意見が出たかといった
辺りをご
報告いただければと思います。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 9月に
報告した
意見交換会の結果でございますが、
対象地域を全て行いまして、合計で75名の方にご参加いただきました。
どのような
内容かということなのですが、
内容につきましては、もともとのあった
課題も多く
意見として出まして、例えば、
交通渋滞、
あと待機車両の
スペースが少ない、
あとは通勤時における、アクセスについての不足している
部分などについての
意見がございました。
また、どういった
階層の方が出ているかということでございますが、主に
経営者、
あとは
企業の
管理職の方が多く参加していただいたと思っております。
◆
庄嶋 委員 毎日ここに通勤されたり、
仕事で関わられたりしている
方々の貴重なご
意見かなと思います。時々しかここに行かない
区民というのもいるわけですけれども、その両方、いろんなご
意見を併せて、反映していただければなと思います。
もう1点、
質問なのですけども、将来像(案)というのと、
基本方針(案)というのが今回示されていて、過去の
事務報告の
資料を見ていましたら、将来像(案)については以前にも出ていて、それを今回
修正したということで分かるのですけれども、この
基本方針(案)というのは、これまで出ていましたか。それとも今回初めて示されたものですか。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 将来像(案)につきましては、過去にもお出ししておりまして、今回はそれを
修正したものとなっております。ただ、今回の
基本方針(案)は、この将来像を
検討していくにあたって、どういった
方針で行うべきかということを今回お出ししていますので、今後はこういった
基本方針(案)の
策定に向けても
検討を進めてまいりたいと思っております。
◆
庄嶋 委員 分かりました。そうですね。将来像(案)は一番大きな
部分ですので、それをより具体的にしていくもののまず
最初のところが
基本方針(案)かと思います。
今回、
ポイントの1、2、3という形でご
説明がありまして、それらの
内容を踏まえて、この将来像(案)の
修正や
基本方針(案)の新たな提示ということがあったかなと思いますが、感想といたしまして、
一つは、やはり
羽田イノベーションシティが実際に稼働し始めたということもあって、
ポイント1にあるような新
製品の
開発や
研究開発、異
業種の
協業とか、あるいは
ポイント3の
自動運転等といったところが、具体的なものとして、より見えてきているのかなと思いました。
それからもう1点、
ポイント2のところで3
密回避により
オープンスペース利用が見直されということで、私は先日の
一般質問で
公園の話題を取り上げさせていただいたのですけれども、こういう
新型コロナの時代になってきて、
公共施設の中でも
公園の
価値というものが非常に重要になっているのかなと感じます。この
エリアは区立の
公園だけではなくて、都立の
公園などもあるわけですけれども、その
辺りが明示されて、今回将来像2のところに余暇の充実や
健康維持に役立つと入ったのは非常にいいかなと思っております。
◆
荻野 委員 今回の
新型コロナウイルス感染症の
影響も
分析し、というところで、この
空港臨海部グランドビジョン2030
改定というところで出ているのですけれども、その
内容の中には、
感染症発生時の
BCP評価というところも例えば
基本方針では入っていて、これは事業の
継続性というところだと思うのですが、
ポイント1に、
修正の
ポイントのほうだと1、2、3のところで見ると、2の
オープンスペースはそうですけど、1とか3というと、いろいろと加速・普及だとか、発展しているだとか、
企業の
国内回帰とかという話があるのですが、これは
大田区のほうとかで、これはもしくは
東京都が集計しているのかもしれないですけれども、例えば、この
コロナ禍において、まだ
コロナ禍といってもここ半年ぐらいの話で出てくるのですけれども、そういう人の流れだとか、
企業の
動きとかというのは何か
分析とかをされた上で、こういうことを考えているのでしょうか。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 一般的な
社会状況の中で行われていることをここのところに書いてございます。
あと、
地域からの
意見も聞きまして、やはり
感染の
拡大の初期の頃は、やはり
中国からの輸出が途絶えたということで、
サプライチェーンの崩壊もあったと聞いております。そういったことで
産業の
継続性は今後も起きたときには必要なことだろうということで、試験として取り組んでおります。
◆
荻野 委員 今、
地域から聞いたとか、一般的な
社会の
動きでと答弁があったのですけれども、これはぜひとも
調査というか、
研究もぜひ進めていただきたいと思っていて、やはり私も今
サプライチェーンの話は本当にそのとおりで、
最初5月ぐらいですかね、
地域の
町工場をやられている人から聞いたのが、実際に大きく
日本国内だと3月、4月とかから
コロナという話が出てきたのですけれども、やはり
工場の人とかは、1月、2月が今度は
中国が先に止まっていて、やはりそこでまず部品の輸入とかが止まっているところがあって、さらに3月、4月から止まっている。
中国の場合は12月ぐらいからかもしれないですけども、本来、我々が思っているよりももう数か月前からこの
コロナの
影響というのはずっと受けているという
お話もすごく聞いていたので、本当にそうした
動きをぜひ
調査していただいて、それも
一般論としてもこうだというのもあるのですけれども、
大田区の中でもそういう
影響というのは大きくあると思います。ほかの区以上にある
部分も出てくると思いますので、その辺もぜひ
調査していただきたいと
要望しておきます。
◆
荒尾 委員 グランドビジョンの
改定案のところの
ポイント1と将来像1のところで、
産業の
継続性というのが新たに加えられていますけれども、とても重要な
視点かなと私は思いました。今、
先ほども
荻野委員がおっしゃっていましたけれども、やはり
区内の
産業をいかに維持するか、さらに発展させるかということが、この
コロナ禍の下でも非常に重要になってきていますし、多分この間の
意見聴取だったり、アンケートとかでもやはり今のこの
大田の
ものづくり含めて、
産業を何とかしたい、してほしいという
意見も当然あったと思うのですけれども、そうした声を受けて、こうした文言を盛り込んで、1番のところにこれを打ち出したという、そういうことでいいのでしょうか。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 産業の
継続性に関しましては、今までの
コロナウイルスの
感染の
影響を
検討しまして、そのとおり
産業の
継続性を盛り込んだものでございます。
◆
荒尾 委員 この
臨海部に限った話ではないとは思ってはいるのです。
大田区全体での
取り組みとして、これは据えていくべきかなと思っています。
空港の近くでという、
空港と
あと臨海部を含めてのところで、この将来
都市方針図というのがありますけれども、その中で
ものづくりの
城南島等々がその
エリアとして指定されていますけれども、この
エリアでの今の
産業の在り方だったり、
あと今後この
エリアでどのような
産業、将来像のところでは工程の
自動化、高い
付加価値とあるのですけれども、基本的なものをつくるということについては、この
エリアでは
付加価値のあるものということよりも、基礎的なものというものをつくるという、そうした場所として、この
ものづくりの場というのは捉えているのかどうかということを教えていただけますか。
◎堀江
工業振興担当課長 臨海部の
ものづくりにつきましては、従前より
基盤技術を中心とした比較的重厚長大的な
業種が集積している
エリアではございますが、近年区に寄せられる
立地需要、こういった中には
研究開発的な活動をするところ、あるいは
ものづくり産業等をつなぐ、そういった
機能を持つ
企業等の
立地も進んでいるところでございます。
産業経済部といたしましては、区全体を捉える中で、この
臨海部については引き続き
製造業の集積の重点的な
エリアとして捉える一方、これから多様化していく
製造業の
需要に対してもしっかり答えるべき
土地であると考えて、これが今後
企業誘致、あるいは
産業支援施設等の
整備等を考えてまいりたいと思います。
◆
荒尾 委員 内発型の
経済、
産業への転換というのが、これから求められてくると思うのですよ。この
コロナ禍を経験して、本当はものをつくれる
技術を持っているのに、
大田区の
工場などもそういうものがつくれる
工場があるのに、これまで
外需頼みの
経済というのが続いてきたので、そうなると
コロナみたいな
危機が起こったときに、
災害も含めて、自前で物資を、ものをつくれない、用意できないという、そういうすごく弱い
経済という、そうした姿が明らかになったので、ぜひとも
大田区の
ものづくりを守って、生かして発展させて、ここ
大田区が
ものづくりの
まちと今後も続いていくように、そうした姿勢をぜひとも打ち出して、この
計画を進めていただきたいと、
計画だけではなくて、
大田区全体の
産業の考え方として、ぜひ取り組んでいただきたいということを
要望します。
○
松原〔元〕
委員長 ご
要望で。
◆
秋成 委員 今回、本当に
コロナ禍の
部分でこの
修正というのが出てきたと思うのですけれども、例えば、まさにこの
修正の
ポイントの
ポイント2に3
密回避とありました。
今年を象徴するようなこの3密という
言葉がここでも出てきておりますけれども、この
オープンスペースの
利用について、何か見直しについてなのですけれども、例えば、この
基本方針2のくくりにもありますけれども、
公園、
緑地、
水辺、
道路空間との
オープンスペースとありました。
全国的にもコンサートホールや
コンサート会場、またホールが密を避けるためにかなりの
利用が制限されているという中で、区においても皆さんが本当に気持ちよく
利用してくださるように、この
公園、
緑地、
水辺等、天候にも左右されますけれども、この点はやはりこの
文化振興の部局とも連携しながら、進めていっていただけたらと
要望なのですけれども、例えば、この
オープンスペースの
利用について、何か国や都の指針みたいなものはあるのでしょうか。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 国からも8月の段階でございますが、
コロナの
影響に関する
調査が出ておりますので、そういったものは参考にしております。ただ、そのほかにも
道路の
活用というのは、もう既に国のほうからもそういった提案、考えは出ておりますので、今までの
道路としての
機能だけではなくて、
オープンスペースの使い方としても、今後
空港臨海部でもそういった
活用の仕方ができるだろうということで、そういった
視点も含めて書いてございます。
◆
秋成 委員 やはり区としても
一つの何か
方向性といいますか、具体的にやはりかなり今
区民の方が様々なことで不自由を強いられている
状況もあると思います。そういった
意味では、本当に区が調整できるところを工夫していただいて、お考えいただいて、
区民の方の
利用が広がるような形をまたご
検討いただければと思います。
要望です。よろしくお願いします。
○
松原〔元〕
委員長 ご
要望で。
◆
大竹 委員 何回か、この
改定について
報告されて、これを見ていると、
最初の
改定で
改定の
ポイントは六つ挙げていますよね。平成31年2月27日に。
一つは現
ビジョンの
策定経緯と、2が10年間の
社会変化の把握、3が現
ビジョンの
達成状況、4、未解決の
課題整理、5で2040年に向けた
社会変化の予測、6で
区民・
企業等が望む将来イメージの設定と。
その都度、この
委員会で
報告はされているのですが、ただ、そのことをちゃんと整理してまず出してもらいたいと思っています。そこからどういう
方向を出すかということで出されていると思うので、いろいろと
委員会の中を見てみると、いろいろ
報告はされているけど、そういう
一つの、この
改定案の中にそういうものが出てくるのかはよく分からないですけど、それをまずやっていただきたいなというのは思っているところです。
それで、やはり
コロナの下で、
社会情勢が大きく変わったという、ここが
一つの
ポイントだと思うのですよ。そういうことから、
最初が
令和2年3月2日、これで一応の
方向が出たけど、ただその中でも
コロナの下で、さらにこの変更を余儀なくされたというのかな、そういう
部分があると思うのですよ。そこら辺があるのと、私もやはりここに
産業の
継続性というところが、この
産業振興課から出た
新型コロナウイルス感染症に関わる
区内産業の
影響調査についてを2回やっていますよね。非常に今、
区内の
産業が極めて深刻な
状況にあるという、その
認識は何ですか、まず。
◎
大木 産業振興課長 産業経済部といたしましては、
区内産業、今回の
コロナ禍において、大きな
影響を受けているという当然
認識はございますし、そういった
皆様方に対して、区として、行政としてどういった
支援をしていくべきかというところは、日々
検討して実行しているという
状況でございます。
◆
大竹 委員 先ほども出た
産業の
継続性、そういう中で、このいろいろな
支援策があると。それで日々
検討しているということだというご
報告がありました。ただ、ご
説明はあったのだけど、その
継続性のために、今、ただこういう書いてあるのと併せて、日々
検討しているのだと言われるけど、やはり今何が求められているのですか。
区内の
産業に。
継続性のために。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 すみません、今回の我々のほうで出している将来像というものに関しましては、この
グランドビジョン2030を
改定するにあたって、20年後の将来像を示しているものでございます。20年後の将来像に向けて、我々は今回の
コロナの
影響で
産業の
継続性が必要だろうということで、
視点で書いておりますので、我々のほうの将来像の今の
一つの案として受け取っていただければとは思っております。
◆
大竹 委員 将来像はいいのだけど、現在があって将来があるので、将来像を、ただ将来あるべき姿がこれだというのだけど、やはり現在があって将来があるのですよ。だから今、
危機に瀕しているこの
区内産業をどう救うかがなければ将来はないわけだよね。だから、そこは地に着いたものに、ぜひしてもらいたいなと思っています。
やはり今、
国内回帰か、この問題が書かれていますよ。確かに
空洞化が
一つの問題としてあるけど、では実際に
国内回帰のための政府は対策を取っているのかなと。それと、
区内、
大田区として何ができるのかというのもあるでしょう、実際問題。書いているけど。
可能性としてどういうものが
区内としてあるのですか、これ。例えば。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 今回の
グランドビジョンに関しては、
空港臨海部においての、その
地域についての
検討でございますが、例えば、
空港臨海部では大規模な
敷地がまだ残っております。例えば、そういった
敷地を
活用して、もし
企業が来たいのであれば、我々としてはそういったところで、
東京都なりと調整することは可能であると思っております。
◆
大竹 委員 確かに
臨海部、
土地はあると思いますよ。ただ、それは一応
東京都の
土地になっていますよね。
あと、
令和島か、後で
港湾の関係がありますが、
令和島も結局
港湾関係からあると含めて、それと
臨海部では今第1ゾーンの
区活用スペースが4,000平米。これについても、実際問題17
ブースあって、まだ5
ブースでしたか、4
企業の5
ブース。そういう
状況があるわけですよ、実際問題。これもさっき言われた
研究開発の
一つの
大田区としての大きなものとして位置づけられて、それでやっているわけですよ。
やはりその中でも、今
コロナの下で、なかなかそれはそうは言いつつも、当初予定したことと大きくずれているという、そういう
状況があるではないですか。それはそれとして、やはり
区内の
中小企業の
仕事づくりだとか、マッチングだとか、いろいろと望む
方向で大いに進めていってもらいたいという気持ちはあります。ただ、それと今の
ギャップがどうなっていくのか。それは
コロナだからということで片づけられないと思っているのですよね。
ぜひ、そういう
部分を含めて、これはいわゆるこの
バックキャスティング方式が、将来を見据えた
計画の仕方だとなっているから、そこからしか出てこないから、将来の姿。今の
現実はどうなのですかと私などは思ってしまうわけですよ。そこら辺の
ギャップをどう埋めていくかというのは、これからの実際区のいろいろな
施策にかかってくると思っています。やはり、将来像だけ、夢も必要かも分からないですけど、もっと地に着いた
辺りを、もう少し地に着いた
計画を本当は作ってもらいたいなと思っているのだけど、そこら辺は私だけが思っている問題なのでしょうかね。
◎齋藤
まちづくり推進部長 委員のおっしゃることは、
一定程度理解はするのですが、あくまでこの
空港臨海部グランドビジョンというのは将来
構想ですので、それで
課長から申し上げたように、20年後の将来ということで、これは2030と今はなっていますけど、今度
改定した暁には2040になります。ですので、そこの時点の将来の姿を描くものがこの
ビジョンでございまして、当然現在がどうなっているかということではなくて、あくまで
未来の姿なのですよ。そうはいっても、
コロナというのが
現実に起こっていますので、その
影響というのは将来に及ぼすだろうということで、その
分析もしながら今回
修正を加えたということでございます。
それで、
現実の問題はどうするのだというのは、
委員がおっしゃられた問題は、
現状の
産業政策で解決すべきだと考えております。
◆
大竹 委員 そうなってくると思います。ただ、それに近づけて、ぜひ
現状から出発して、将来に近づけるために現在のいろいろな
施策を作っていくというのは、ぜひやっていただきたいということと、併せて、やはりもう少しこの
部分、例えば、
産業継続性を維持するという、ここら辺の問題も非常に中身としては大きい問題がありますよね。これを加えた
意味というのは大きいと思っているのですよ、非常に。これは将来の姿であっても、
現実から出発すれば、なかなかこれは今。だって、かつては
大田の
中小企業は9,000軒あったのだから。それが今は、3,000軒を割っているという、こういう
状況が生まれているわけですよ。この10年間を見ただけでも、実際、この
区内中小企業というのは減っているわけですよ。
こういう中で、さらなる再構築だとやられているけど、そういう
部分も含めて、大いに今の
現実を直視しながら、いろいろな手を打っていただきたいということは本当に
要望したいところなのです。そういうところで、これは将来像だからということで、20年後、ここに2040年という
言葉はなくなったのだけど、なくなっているのですよ、今回ね。
○
松原〔元〕
委員長 大竹委員、本当にこれは
未来へ向けた
計画ということだと。
◆
大竹 委員 分かっています。
○
松原〔元〕
委員長 コロナに関して
大木課長が何をすべきかということを日々考えているとおっしゃっていることをご
承知おきをいただいて。
◆
大竹 委員 分かっています。いいです。やはりそういう
部分を含めて、ぜひご
検討していただきたいなというのは、一応
要望しておきますので、よろしくお願いしたいと思います。
○
松原〔元〕
委員長 では、強い
要望ということで。
◆
庄嶋 委員 度々すみません。
質問ではなくて、
一つ思ったことがあったので、お伝えだけしておきます。
基本方針(案)という形で今回初めて提示されたということで、将来像をより具体的にした、
ジャンル別というのですか、
分野別の書き方が出てきたわけですけれども、ふと思ったのが、
基本方針2にあたるぐらいになるのかと思うのですが、この
エリアのやはり教育的な
価値がすごくあると思うのですね。
今年は、
新型コロナの
影響で、修学旅行も中学生ができなかったりといったことがあって、
区内の資源を
活用して、それに代わるものができないかといったアイデアなども議会のほうで
質問等もあったところですけれども、やはりこの
産業を中心としたこういった資源が多くあるこの
エリアですので、本当に
社会科的なことに限らないとは思うのですけれども、様々な
エリア、
空港臨海部の資源を教育という観点で生かしていくということもできるのではないかなと思いましたので、
基本方針2の
分野別方針の中
辺りに位置づけるということも、今後少し考えていただけるといいかなと思います。
○
松原〔元〕
委員長 ご
意見で。
◆
大竹 委員 令和2年3月2日の
報告では、素案を
令和2年度に作成すると。
令和3年度に
パブコメを実施、
ビジョンを
策定すると書いています。まず、素案、これが素案なのですか。というか、素案という形で今年度中に作るとこれはなっているのですが、それはどうなのでしょうか。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 6月の時点でもう
報告していますが、
コロナの
影響を見定めながら、
スケジュールのほうは
検討していくと伝えておりまして、
先ほどの
説明の中で、私のほうから
令和2年度に関しましては、将来像、将来
都市方針図、
基本方針のほうを定めると伝えております。
また、
令和3年度から、こちらのほうの
ロードマッププロジェクト、
あと素案などのほうを
検討してまいりたいと
説明しておりましたので、こちらのほうの
コロナの
影響を踏まえて、若干
スケジュールのほうは、
令和3年度に作るという基本的な
方向性は変わりませんが、若干
コロナの
影響を踏まえまして、
スケジュールのほうは調整しております。
◆
大竹 委員 あと、最終的に
ビジョンというのはいつできるのですか。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 先ほども申し上げましたとおり、
令和3年度に
策定予定となっております。
◆
大竹 委員 素案と
ビジョン。素案が3年度と言いましたか。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 素案につきましても、来年度から
検討していきますので、
令和3年度にて素案と
ビジョンの
策定をする予定となっております。
◆
松原〔秀〕
委員 すみません。基本的に、3のところに関係してくることになると思うのですが、要するに交通ネットワークのことなのですけど、従来から言っている、国道357号の延伸とか、それから高速
道路の羽田ランプですかね。昔から問題になっていたけど、一向に進展していない気がするのですよ。そういったことも含んで、プランの中に入れてくれるのか。それから、
臨海部で働く人たちの
利便性があまりよくないので、そういったことも含まれているのか。アクションプランになってくるかもしれないけれども。それから
あと、従来やっていた環7の混雑ですかね。そういったことなども含めた形でこれは
検討されていくのでしょうか。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 国道357号多摩川トンネルに関しましては、この
グランドビジョンの中でも引き続き記載する予定でいます。ただ、多摩川トンネルのほうは今年度に、川崎国道事務所とも調整をしておりまして、日々進捗があることは確認しておりますので、また今後の進捗
状況も踏まえて、この
グランドビジョンのほうには記載する予定でいます。
あと、働く人たちの
利便性とかに関しましては、やはり
地域の方からもそういったご
意見はいただいております。我々のほうの
グランドビジョンでも働きやすい環境
づくりという
視点も考えておりますので、そういったことも、この
グランドビジョンには入れていきたいと思っております。
あと、環7の混雑
状況、これはやはり内陸部と
臨海部のアクセスの悪さというのは、
まちづくりビジョンでも記載していることでございますので、引き続き
グランドビジョンの中でも
検討してまいりたいと思っております。
○
松原〔元〕
委員長 では、次に、
東京港第9次
改訂港湾計画に向けた
長期構想について、
質疑をお願いいたします。
◆
庄嶋 委員 東京港の
港湾計画ということに向けた、そのまた
長期構想という前段の
動きが始まったということで、
港湾審議会ですか、そちらのほうで
検討部会ができて、
諮問がなされていったというご経過かと思います。
区長のご
意見ということで、
区長もこちらの審議会の
委員をされているということもあって、ご
報告があったところですけれども、
内容の確認なのですが、やはり今回は
令和島が
大田区に加わったということで、その
部分が今までにはなかったものとして、
大田区にとってとても重要な
港湾計画になると思うのですが、
区長意見の2点目のところに書いてある、
令和島地区の
まちづくり構想という表現が出てくるのですけれども、この
まちづくり構想というのはどういうものになりますか。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 この
令和島地区の
まちづくり構想なのですが、これは今
策定している最中の
空港臨海部グランドビジョンで示している案でございます。
◆
庄嶋 委員 令和島という形で具体的に
大田区の
土地になったということで、要は
先ほど検討していた
グランドビジョン2030の
改定、つまり2040のところで示されてくるものが、この
まちづくり構想と捉えてよろしいですか。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 そのとおりでございます。2040年の
構想に向けての考えでございます。
◆
庄嶋 委員 分かりました。この5の今後の
方針というところにも、
改定作業中の
空港臨海部グランドビジョン2030との
整合性ということで、今日の1点目の
事務報告とまたつながってくるところだと思いますので、しっかり都のほうとも連携を取りながら進めていただければと思います。
◎
神保 空港臨海部調整担当課長 先ほどの補足になりますが、国道357号多摩川トンネルの進捗
状況について、もう少し丁寧に
説明させていただきたいと思います。
多摩川トンネルにつきましては、今年度浮島地区と羽田
空港の
エリアにおきまして、
道路区域の変更がなされております。今後、11月の段階ではございますが、川崎国道事務所のホームページに多摩川トンネル立坑工事の入札を行うという公告もホームページで上がっております。それには、工期は
令和5年度となっておりますので、工事に向けての
状況も進捗があったと思っております。
◎齋藤
まちづくり推進部長 補足の補足で恐縮でございますが、川崎のほうの連絡橋、あちらのほうが地上
部分ですので目に見える形で進んでおります。それで、多摩川トンネルがその反面どうなっているのかというお声はかなりいただくのですが、実は、川崎国道事務所のほうでかなりやっていただいておりまして、要するに首都高に隣接しているというところがございますので、しかも地下の工事ですので、川崎の連絡橋に比べてかなり工事の難易度が高いといった事情もございます。ただし、そういった困難な
状況の中、立坑工事に向けて、今着々と準備を進めておりますので、進捗は着実に進んでいるということを
報告いたします。
○
松原〔元〕
委員長 では、
皆様、以上でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
松原〔元〕
委員長 では、本日は以上で
質疑を終結し、
調査事件を一括して継続といたします。
なお、本定例会最終日に議長宛継続
調査要求書を提出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
松原〔元〕
委員長 では、そのようにさせていただきます。
最後に、次回の
委員会日程ですが、12月は今回の
報告以外に
報告案件がない見込みとなっております。案件が生じれば必要に応じて招集はいたしますが、次回の
委員会は、1月19日、火曜日、午前10時から開会することでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
松原〔元〕
委員長 では、そのようにさせていただきます。よろしくお願いします。
では、以上で、
交通臨海部活性化特別委員会を閉会いたします。
午前10時39分閉会...