以前より、度々申し上げておりますが、私が危惧をしておりますのは、商店街が解散ないしは商店街の自前の
商店街装飾灯の維持を断念し、その際に区内の
夜間照明環境が悪化、変化をするという点にあります。
商店街装飾灯が区にもたらす恩恵は絶大でありまして、夜間における区民の安全・安心に多大な貢献をしております。今後、有事、本当に先ほど申し上げたような維持ができないような状態になった際、商店街側の
費用負担補助、また都市基盤の装飾灯がなくなれば、区の街路灯を速やかに設置しないといけないわけでありますので、
都市基盤整備部との連携について、ご答弁を願います。
◎大木
産業振興課長 商店街が、苦渋の選択として解散を余儀なくされたり、装飾灯の維持が難しくなるといった際には、装飾灯につきましては撤去をしていただく必要がございます。
装飾灯の撤去につきましては、区は撤去経費の補助を行うことで、商店街の
費用負担軽減を図ってございます。
また、装飾灯の撤去により道路が暗くならないよう、
都市基盤整備部と連携をして、区の街路灯の設置なども行っております。やむなく装飾灯の撤去が必要となる商店街に対しましては、引き続き、まちの安全・安心の維持を最優先に支援を行ってまいります。
◆松原〔元〕 委員 本当に厳しい、厳しい商店街が多くありますので、
都市基盤整備部との連携は密にお願いを申し上げます。
それで、装飾灯はこれまでにしまして、もう1問、
若手商人ネットワークについて、事業についてお伺いをいたします。
私も、この
若手商人ネットワークの事業の、数年前ですか、所属しております商店街の青年部で1年間参加をしたことがございます。本事業は、本当に区内商店街の次世代を担う青年らの交流の場、また自己研さんの場になっていると高く評価をし、また本当に有意義な事業であると、私は考えております。
昨年度は、実施が3講座6回でありまして、その成果のご答弁をいただきたいのと、また本年度のこのコロナ禍における事業の進捗等もご答弁を願います。
◎大木
産業振興課長 本事業における具体的な取り組みといたしましては、
次世代リーダー育成塾の開催を通じた育成講座の開催、メンバーによる活動事業のサポート及び報告会等を行ってまいりました。令和元年度は25の商店街から26名の若手の皆様にご参加をいただいており、累計では41商店街より延べ120名の皆様にご参加をいただいてございます。
これまで、ご参加の皆様が発案した取り組みの実施によりまして、参加者同士の連携はもとより、各商店街における世代間交流にも一役買っているというお声を伺ってございます。
令和2年度は、7月に
次世代リーダー育成塾の今年度第1回を実施いたしました。初回は、お互い顔の見える形での開催をという参加者のお声が多かったため、オリエンテーション、
グループワークを実施いたしました。2回目以降は、感染症対策として、SNSや
オンライン会議での開催といたしております。
区といたしましては、引き続き商店街活動を通じて、区民生活の新たな日常を支える若手人材の育成に取り組んでまいります。
◆松原〔元〕 委員 本当に、本事業は
イベント主体の商店街支援とは一線を画すものであると考えている次第です。ただ、今、その内容についてお答えいただき、区も大きな評価をされていると感じたところです。この思いを共有できたのは、大変うれしいなと思っております。ただ、この毎年事業を継続していく中で、やはりこの枠をはめと申し上げますか、各商店街の自主性を若干軽んじる取り組みとなっていないか危惧し、そしてそうならないように希望するところであります。
本年においては、例年とは異なる趣の取り組みが進められていると聞き及んでおります。ぜひ、様々な議論はあると思いますが、本当に商店街の、特に若手の、未来を担う若手の方々が気持ちよく、そして実効性のある事業にしていただきたいと要望をいたします。
○田島 副委員長 以上で、第5
款産業経済費の審査を終結いたします。
次に、第6款土木費の審査を行います。
この款には、自民、公明、令和から通知がありますので、順次これを許します。
それでは、自民、質疑願います。
◆岸田 委員 私は、272ページ、
道路新設改良費、
都市計画道路の整備、大岡山の周辺の地区の整備ということで、区画街路1号線について、ちょっと伺いいたします。
東急目黒線の地下化になりまして、上部が活用した
大岡山駅前広場から環状7号線まで約710メートルの
都市計画道路区画街路1号線が、平成10年12月11日に事業認可を取得して、今日で22年経過いたしました。大分、事業も進捗して、車幅が広く大変見通しもよくということで、本当に住んでいた方々が移動していただく、ご協力していただいたおかげで、とてもいい空間になってはきたのですけれども、ただ直線が約500メートルぐらいありまして、とても周りが何もないという、住宅街ですので高い建物がなく、圧迫感がないということで、時速、普通30メートル、30メートルの
スピード制限があるのに、ちょっと見る感じでは、もうそれ以上に大分走っている車が多いので、交通事故が結構心配されます。
これから完全に整備が終わってきれいになると思いますけれども、区はどのように対応しようとしているのか、まずお伺いいたします。
◎浦瀬
建設工事課長 本道路は、道路区分第4種2級、車両の想定台数1日1万台、
設計速度時速40キロの道路として設計しております。
また、交通管理者である警視庁や地元の
田園調布警察と協議を行い、
速度制限規制を時速30キロに定めております。
さらに、
交通規制標識の設置や歩道と車道を横断防止柵で分離した
セミフラットの道路形式とするなど、引き続き交通管理者と協議をしながら
交通安全対策に努めてまいります。
◆岸田 委員 事故の、結構子どもたちが、その整備されたところで遊んでいるのですよ。ですから、交通事故、大分心配しますけれども、ぜひよろしくお願いいたします。
それで、この上部空間、もう少しで完成すると思うのですけれども、この散策路にはなっているということで、周りが無電柱化になります。なると思いますけれども、その整備状況と、あとどのぐらいで完成するのかお伺いしたいと思います。
◎浦瀬
建設工事課長 本散策路は、東京工業大学や地元自治会・町会など、地域の方々とのワークショップを通して導かれた
整備コンセプトである夏場は木漏れ日の中に憩いの場を提供し、冬場は日だまりから富士山を望むことができる四季折々の表情を見せる植栽とともに、歩いて楽しい道を創出するという考え方を基に、遊歩道、愛称名ふれあい
ロード桜新道と無電柱化の整備を進めております。
桜新道の整備につきましては、西の島、中の島、東の島の3ブロックに分割して整備を行っております。平成30年度に中の島、令和元年度には東の島の一部が完成いたしました。
令和2年度は、東京都で行っている環状7号線
無電柱化事業との調整により、昨年度着手できなかった環状7号線交差点部及び西の島の整備を進めております。
都市計画道路区画街路1号線と併せて整備を進めている無電柱化と、桜新道の最終的な完成につきましては、令和6年度を予定しております。
◆岸田 委員 今日、たまたま雨が、小雨なのですけれども、地域の方々が草取りをしていただいて、45リットルの袋に4袋ぐらいできたということで、地域の人たちは本当にいいところができたなと、とても喜んでおりますので、またこれからいろいろと地域の方々とお話を重ねながらいいところにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それから、
勝海舟記念館の周りの道路について、ちょっとお伺いしたいと思います。
一応、今回終わったような感じなのですけれども、まだ整備があるのかどうかをちょっとお伺いしたいと思います。
◎浦瀬
建設工事課長 全国初となる
勝海舟記念館の完成に併せ、来訪者の多くが通行する記念館への
アクセス道路として、平成29年度からの3か年計画にて中原街道から
記念館メインエントランスまでの約260メートルの道路整備を行いました。
この道路整備では、大森第六中学校や
東急バス転回所沿いの区有地を活用して、歩道部を拡幅し、安全な歩行空間を確保いたしました。また、
勝海舟記念館のイメージや
洗足池図書館などの周辺景観との調和を図るとともに、洗足池公園の周遊園路としても活用するため、趣のある石畳舗装としました。
さらに、本年9月には、記念館開館1周年を記念して、文化振興課と連携を図り、石畳の歩道部に
勝海舟記念館へ誘う意味を込め、洗足池を描いた浮世絵や版画、咸臨丸、旧清明文庫をデザインした路面タイルを設置いたしました。
◆岸田 委員 とても環境のいいこの洗足池、多くの方が散歩されたり、ジョギングしたり、また
勝海舟記念館にも随分お見えになるということなのですけれども、この中原街道から
勝海舟記念館までの歩道の整備はきれいになっているのですけれども、できればもうちょっと広げて、池全体というか、公園全体を、例えばああいう石畳風なところにしていただければいいなとは思うのですけれども、どのようなお考えか、ちょっとお伺いしたいと思います。
◎浦瀬
建設工事課長 洗足池公園周辺では、記念館への
アクセス道路以外にも、平成28年度に
洗足池図書館の入り口周辺、平成29年度に勝海舟夫妻の墓所へ続く公園内通路を石畳舗装で整備しております。
洗足池公園周辺における石畳舗装につきましては、東京都の名勝指定を受けた洗足池公園の景観への配慮が第一と考えております。今後の道路整備につきましては、公園利用者の利便性や周辺にお住まいの方の生活道路としての利用など、様々な条件を検証するとともに、関係各位との調整や区民の皆様との合意形成を図りながら検討してまいります。
また、洗足池の景観と調和を図ることができ、洗足池公園の周遊通路として石畳舗装を活用できる場所の検討も、併せて行ってまいります。
◆岸田 委員 ぜひ、いい公園にしていただき、さらにいい公園にしていただきたいと思いますので、多くの方がまだまだ来る余地がたっぷりありますので、よろしくお願い申し上げます。
次に、
勝海舟記念館の隣地を区が購入いたしました。この整備について、どのようになるのかと、できれば何回も言うようですけれども、洗足軒、勝海舟が住んでいた洗足軒を復元していただきたいなと思うのですけれども、いつも駄目だという話をされるのですけれども、どのようにお考えなのか、お伺いいたします。
◎大田
基盤工事担当課長 勝海舟記念館隣の区有地は、
洗足池公園用地として購入しており、令和2年度に
勝海舟記念館の外構と趣に合わせた公園として設計、整備を実施いたします。
整備にあたっては、以前に洗足軒が移築されていたことを記載した解説板の設置や、当時、洗足軒周辺に植えられていた
オトメツバキやヒノキ、もみじ、チャボヒバなどの樹木を再現する予定です。また、季節ごとの花を楽しんでいただけるよう配置を考えております。
園内は、
ユニバーサルデザインの機能を持たせ、
勝海舟記念館を訪れた皆様がパーゴラで休憩でき、開放的な空間で記念館と一体となったくつろぎのある庭園となるよう整備を進めてまいります。
◆岸田 委員 いい整備を進めていただきたいと思いますけれども、実際に勝海舟が住んでいた家というのが、やはり多分メインになるのかなという思いでおります。
勝海舟記念館、そして勝海舟のお墓、できれば勝海舟が住んでいた家を復元していただきたいと思います。何回でも言わせていただきます。
洗足池、本当におかげさまで随分よくなって、これから勝海舟の記念館の隣もきれいに整備されるということなのですけれども、それで、石畳のところにタイル、勝海舟がアメリカに行くのに乗った咸臨丸とか、歌川広重の洗足池の浮世絵とか、いろいろ設置していただいて、とても雰囲気がいいのですけれども、あれ、もうちょっといっぱい広げていただいてもいいのかなと思うのですけれども、どのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。
◎浦瀬
建設工事課長 洗足池公園が名勝指定されたことを踏まえ、公園周辺においてもよりよい環境の整備に努めております。
今後も、
勝海舟記念館が地域のシンボルとして区民の皆様に親しんでいただけるよう今回と同様なタイルの設置等につきましても、
洗足池公園周辺全体の景観整備として、引き続き検討してまいります。
◆岸田 委員 検討するというのは、やるということだと受け取ってよろしいですね。ぜひ、楽しく歩けるような、そういう場所にしていただきたいと思います。
次に、昨年の台風のことで、ちょっとお伺いしたいと思います。
大田区でも多摩川の増水によって、
田園調布付近の床上、そして床下浸水ということで、大変大きな被害が出ました。また、被害に遭われた方々に対しては、改めてお見舞いを申し上げる次第なのですけれども、この台風のときに、19号のときに沼部の駅の田園調布南で漏水、要するに堤防の上から水がこぼれるのではなくて、下から水が出てきたということで、このときの区の対応はどのようにしたのかお伺いしたいと思います。
◎保下
都市基盤管理課長 田園調布本町の多摩川堤防の漏水につきましては、区職員や消防署などによる積み土のう工法で対応いたしました。その後、河川管理者である国土交通省へ早急に抜本的な対策を行うよう要望活動を行ったところでございます。
その結果、国土交通省にて、本年2月末より緊急工事として多摩川堤防の補強工事が実施がされ、6月の出水期までに完成いたしました。この工事により、漏水箇所を中心に、約70メートルの区間が鋼矢板やコンクリートブロックなどで強化され、洪水時における堤防の遮水性の向上が図られました。
今後も、関係機関と多摩川の治水対策のさらなる強化を図ってまいります。
◆岸田 委員 本当に、最初の計画だと2年ぐらいかかるようなことだったので、区から要望で早めに、早めに言って、6月に完成したということで、大変地域の方々は喜んでいると思います。
この漏水を発見したのは、こちらにいる長野委員、消防団で巡回していただいて、これを動画で送っていただいて、それを消防署に見せて、そして消防署のほうから確認して、区と国のほうに連絡して、すぐに対応していただいたと。もし、あれが、例えば見るのが遅くなったり、気がつかなかったりした場合には、ひょっとしたらあそこは崩れたかもしれない、相当大きな被害が出たのではないかなと思います。ああいうところは、国のほうでは1年に1回しか点検をしないという話も聞いておりますし、区のほうは今後どのような対応をしていくのか、お伺いしたいと思います。
◎保下
都市基盤管理課長 日常の多摩川の堤防の点検では、過去の漏水などの実績を基に、あらかじめ水防上重要な区間を重点的に河川管理者である国土交通省が点検を行ってございます。
さらに出水期の前には、区と合同で堤防の点検を行っており、危険箇所の早期発見につなげているところでございます。
引き続き、迅速かつ円滑な水防活動のために、日頃より関係機関と一層連携を深めてまいります。
◆岸田 委員 ぜひ、被害が大きくならないよう、そして住民の方々が安心して住めるようにしていただきたいと思います。
◆大森 委員 自由民主党の大森昭彦でございます。
土木費の款で、今回は平和島の公園、
キャンプ場等で質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
早速なのですが、平和島公園の
都市計画事業はどのようなものなのかを、まず伺います。
◎大田
基盤工事担当課長 本公園は、昭和45年1月に都市計画決定され、昭和45年6月に都立公園として開園しました。その後、昭和50年4月に区へ移管となり、昭和58年から平成元年にかけ改修整備を実施し、現在に至っております。整備後から30年以上が経過しており、施設の更新や移動円滑化に対応した新たな改修などが必要な状況にあります。
また、大田区
スポーツ推進計画による新
スポーツ健康ゾーンに位置づけられていることから、
都市計画公園として再度事業認可を取得して、誰もが利用でき、区民のスポーツを通じた健康で豊かな暮らしを支えるスポーツ・レクリエーションを核とした公園として、リニューアルを行うこととしております。
◆大森 委員 それでは、その具体的な計画内容について、伺いたいと思います。
◎大田
基盤工事担当課長 公園内の園路やトイレなど、施設の
バリアフリー化、利用者のニーズに合わせた
キャンプ場の区画や駐車場の増設、また
バスケットゴールなどの新たな
スポーツエリアの施設の整備などを計画しております。
◆大森 委員 いろいろな、今までにあの近辺で、プールのところにはゴールをつけさせてもらってはいるのですけれども、この
キャンプ場側のほうにはそういったものがないので、充実させた設備をお願いしたいなと思いますが、そういう中で、今の計画の進捗状況というのはどうなっているのでしょうか。お願いします。
◎大田
基盤工事担当課長 令和元年度は、公園東側に20台収容の第二駐車場を新たに設置いたしました。
今年度は、北側園路、約150メートルの
バリアフリー化などの改修整備を予定しています。
また、来年度は、
キャンプ場の改修を計画しております。
◆大森 委員 今、20台の駐車場というお話でしたけれども、そもそもゆいっつを、従来の
ユースセンター、これを改修してゆいっつにするときに、駐車場を移設するという話が我々のほうに伝わっていた話なので、そういったことと併せて、あそこの
キャンプ場周辺は非常に緑が結構多く、昔から楽しまれている空間であろうかなと思うのです。よく同僚議員からも緑被率だという言葉を使われるケースも多々あって、やはり緑をいかに大事に少ないものをやはりきちっと維持しながら、改修していくことは非常に大事かなと思いますので、配慮した施工をお願いしたいなと思います。
来年度予定している、今、
キャンプ場と話がありましたが、
キャンプ場の内容について伺いたいと思います。
◎大田
基盤工事担当課長 現在の
キャンプ場は、1区画当たり約100人程度を想定して造られており、公園内に計3区画ございます。
現在の利用実態は、家族や少人数のグループの利用が多く、
キャンプ場内に
空きスペースが多く見られ、有効に利用されていない状態となっています。また、
キャンプ場利用の際の抽せん状況も区画数が少ないため、高倍率となっており、利用しづらい状況になっています。
このことから、施設の
バリアフリー化整備工事も含め、現在の3区画を17区画へ細分化し、より多くの方々に利用できるよう計画しております。
◆大森 委員 今、有効利用というお話がありましたけれども、なかなか区立でああいった環境を持っているところも、そんなには多くないのかなと思いますので、ぜひとも有意義に使えるように計画していただきたいと思います。
この改修計画なのですが、区民利用の面で利便性について、最近の野外活動、割合とキャンプがブームになってきているのかなと報道でも伝えられますが、特にこのコロナ禍では、車で家族で郊外に出かけてという様子がよく見られております。
テント張りをしたり、自炊をするといった活動に対して、炊事場、かまど、
キャンプファイヤーをやる場、それからトイレ、駐輪場、駐車場等の整備が考えられるわけですが、安全確保のために、やはりいろいろな方たちが入ってくるとなると、防犯カメラの設置等も考慮した上で、一度に多くの区民の方、またそれらグループの方たちを受け入れる施設となろうかなと思いますので、設計、計画がどのようになっているか伺いたいと思います。
◎大田
基盤工事担当課長 今回の整備では、
キャンプファイヤー場、炊事場、かまど、トイレなどについて、一部改修も含め計画しております。駐輪場、駐車場につきましては、今後の利用状況を勘案しながら対応をしてまいります。
また、現在のような大人数の団体利用も想定して、一部区画の配置や形状を検討しているところです。大人数の
グループ利用の際は、複数区画の予約も可能となるよう、利用方法についても柔軟に対応してまいります。
◆大森 委員 結構同じ趣味を持つ方たちが誘い合って活動するというのは、得てしてありがちな話で、今、答弁では、複数の区画も予約可能になるように、これからちょっと考えていきたいという答弁でしたので、ぜひとも実行していただきたいなと思います。
この
キャンプ場で、いろいろと活動するにあたって、備品類がいろいろと使われることがあるわけです。以前の、私も10年以上前に、この小道具の問題をちょっと取り上げて質問したことがあったのですけれども、教育委員会の社会教育課というのが昔はありまして、最近はあまり社会教育課というのが、もう実質ないような感じで受け止められてしまうかなと思うのですけれども、社会教育というのは大事なことかなと思います。
その社会教育課で、当時、キャンプ用の備品を持っておりまして、それを管理して区民に貸していたということで、その備品類を管理していたという名残で、現在の
ユースセンター改修後のゆいっつで、建物の外、屋外に倉庫が併設されておりまして、ここに新調したキャンプ用の備品類が保管されているのを確認しています。
伺ったところ、飯ごうが30、鍋が24、鉄板が11、網が12の鉄棒が2という備品類がそこに収めてあって、これを
キャンプ場で使うように備品にしてもらっているのだろうなとは思うのですけれども、この備品はどういった手続で区民が利用することになり得るのかを伺いたいと思います。
◎佐藤 青少年健全育成担当課長 青年交流センターゆいっつで、現在保管しております野外活動物品につきましては、社会教育課において過去整備しました物品が、事業移管された際に引き継がれ、その後、老朽化に伴い新調したものでございます。
現在、青少年の健全育成に関連する区事業において使用しており、一般での貸出しの対象とはしていないのが現状でございます。
公園ご利用者の方への物品の貸出しを、ゆいっつにおいて行う場合には、窓口が二分化され、公園の利用者にご不便をおかけするという課題がございます。
委員お話しのとおり、最近の野外活動、キャンプブームを考えますと、
キャンプ場ご利用の皆様への必要な物品の貸出しにつきましては、利用者の立場に立った効果的な方法を検討し、区民ニーズに応える必要があることを感じております。
◆大森 委員 今までの経緯があって、現状ではやはり一般で申し込んでも貸出しができないというのが、先ほど言いました飯ごうですとか、鍋ですとか、鉄板ですとか、最もそこで使いたい備品類がそういう状況にあるということなのですが、ぜひとも、今、課長が答弁いただいたように借りる区民側のほうの目線に立って、せっかく個人利用に改修しようと、今までA、B、Cの3面しかなかったところを多くの個人利用のための17の区画をつくるということでありますので、やはりいろいろな方たちが子どもを連れてテントを張って、そして野外活動をするといった場を設けていただくというのは、大変結構なことだなと思いますし、また、そういったときのサービス面もしっかり考慮した上でやっていただけることをお願いしておきたいと思います。
最後に、
キャンプ場の改修は、個人向けに重点を置いた政策と受け取りました。利用するにあたり、区民の利便性を考えたとき、相変わらず、現状ですが、旧態依然とした手続がそこにあるというところで、今申し上げたとおりなのですけれども、気になっております。
キャンプ場と備品のそれぞれの申請先が異なることは、不便を感じさせるのではないかということであります。せっかく用途を拡充するのであれば、利用勝手も工夫されるよう期待します。今後の取り組みについて伺います。
◎大田
基盤工事担当課長 現在、家族や小グループでのキャンプがブームと言われている中、この
キャンプ場改修により、貸出区画が細分化され、利用しやすくなるものと考えております。
委員お話しの用途を拡充することによる利用勝手の工夫は、団体利用から個人利用にも拡大し、今後のレクリエーションの形態の変化に対応していく必要性のあるものと捉えております。将来的には、利用者の増加が見込まれますので、利用者に対するキャンプ道具の貸出しなどは、新たなニーズの一つになると考えております。また、コロナ禍の中、キャンプ道具などの持参が増えることも想定されます。
キャンプ場に対するサービス向上につきましては、関係部とも連携し、検討してまいります。
◆大森 委員 ぜひ、部局間で連携を取っていただいて、あっちに申し込んだり、こっちに申し込んだりということが、一つでも改善されますことを期待したいと思います。よろしくお願いいたします。
○田島 副委員長 次に、公明、質疑願います。
◆松本 委員 土木費の款の中から、私のほうからは道路損傷等通報アプリ、おおたみちパトについて、お尋ねをいたします。
以前、うちの広川委員をはじめといたしまして、私も一昨年の
決算特別委員会の総括質疑におきまして、こういったスマホのアプリを使って、区民の皆様から情報をいただいて、区民の皆様と共にこの道路管理をしていく、こういったことは情報集約のスピードの観点、また情報の共有化、そして区民との協働の視点などからも、これは重要だし、とてもまた便利ですよねということで、提案をさせていただきました。そして、昨年の11月からこの道路損傷等通報アプリ、おおたみちパトとして運用が開始されております。
さて、現在このアプリのダウンロード件数、推移としてはどうなっておりますでしょうか。