• "南六郷創業支援施設"(1/8)
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  1. 大田区議会 2020-09-15
    令和 2年 9月  地域産業委員会−09月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年 9月  地域産業委員会−09月15日-01号令和 2年 9月  地域産業委員会 令和2年9月15日                午前10時00分開会 ○松本 委員長 ただいまから地域産業委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。感染症拡大防止の観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの症状が見られた場合、委員長の判断により傍聴人には退室をお願いする場合がございます。あらかじめご了承願います。  初めに、本日の審査予定について申し上げます。  昨日の委員会で確認させていただきましたとおり、本日は、まず、付託議案の討論及び採決を行い、次に陳情の取扱いを決定いたします。  続いて、補正予算の説明及び質疑を行った後、所管事務報告の質疑を行いたいと思います。  委員並びに理事者の皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。  それでは、本委員会に付託されました4件の議案の審査を行います。  第84号議案 大田区立消費者生活センター条例の一部を改正する条例ほか3件を一括して議題といたします。  議案に対する質疑は前回行っておりますので、本日はよろしいですね。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、議案の質疑を終結いたします。  これより討論を行います。  討論は4件の議案を一括して、大会派から順次お願いいたします。  なお、会派名は略称とさせていただきます。  では、自民からお願いいたします。 ◆岸田 委員 自由民主党大田区民連合は、第84号議案 大田区立消費者生活センター条例の一部を改正する条例及び第85号議案 大田区立池上会館条例の一部を改正する条例は、ともに利用者の利便性を向上することから賛成いたします。
     次に、第90号議案 大田区田園調布せせらぎ館の指定管理者の指定については賛成いたします。  なお、管理者に任せるだけではなく、地域、区、指定管理者が地域活動及び文化活動を促進し、地域力の向上を図り、公園内の区民の憩いの場としての活用をする目的のため協力していただくようお願いいたします。  次に、第91号議案 大田区南六郷創業支援施設の指定管理者の指定については賛成いたします。  産業のまち大田区や日本が元気になるよう、創業者や企業が大きく育つよう、区もバックアップを十分に行っていただくことをお願いいたします。 ○松本 委員長 続いて公明。 ◆田島 委員 大田区議会公明党は、ただいま上程されました第84号から第91号までの四つの議案全てに賛成いたします。  ここで一言申し述べさせていただきます。  第84号議案 大田区立消費者生活センター条例の一部を改正する条例については、40年前に制定された条例では、大田区立消費者生活センターの施設使用料が指定された団体にのみ減額の対象としていたものを区長が必要と認めた場合に減免の対象とするよう改正することで、より一層、区民が使用しやすくなるものであり賛成をいたします。  第85号議案 大田区立池上会館条例の一部を改正する条例について、池上会館の展示ホールは展示利用と集会利用の2種類で使用されており、これまで展示ホールの展示利用の使用料は区長が必要と認めた場合の減免の対象から除外されていましたが、このたびの改正で館内のほかの集会室などと同様に減免の対象となるもので、区民生活の状況に応じ、使いやすくなることから賛成をいたします。  続いて、第90号議案 大田区田園調布せせらぎ館の指定管理者の指定については、応募事業者が1事業者のみであったというのが残念ですが、自然と暮らしの共生、地域のにぎわいや発展、良好な地域コミュニティの形成、地域連携、地域協働、健康で豊かな暮らしの応援などの面で優れた提案がなされたということであり、豊かな自然と調和した付加価値の高い公園づくりに期待して賛成といたします。  第91号議案 大田区南六郷創業支援施設の指定管理者の指定について、指定管理候補者は区の基準に基づき行った選考で評価点が高かったとのことであり、小規模で不安定な経営環境という特有の事情を理解し、創業事業者が力強く羽ばたくことへの最大限の支援を期待できることから賛成といたします。  なお、区におかれましては、単に創業だけに終わらせることなく、事業継続への切れ目のない支援を要望いたします。 ○松本 委員長 続いて共産。 ◆佐藤 委員 日本共産党大田区議団は、第84号議案 大田区立消費者生活センター条例の一部を改正する条例、第85号議案 大田区立池上会館条例の一部を改正する条例に賛成をし、第90号議案 大田区田園調布せせらぎ館の指定管理者の指定について、第91号議案 大田区南六郷創業支援施設の指定管理者の指定についてに反対をいたします。  第84号議案は大田区立消費者生活センターの施設使用料の減額免除の規定に、その他区長が必要と認めるときを追加し、第85号議案は大田区立池上会館の施設使用料の減免ができる施設の対象に展示ホールを加えるものです。  昨日の委員会質疑でも明らかになったように、使用料が発生する区施設のうち、大田区立消費者生活センター大田区立池上会館の展示ホールの使用料規定のみに区長の特任規定がないため、他施設に合わせるための改正であり賛成をいたします。  次に、第90号議案 大田区田園調布せせらぎ館の指定管理者の指定については、大田区田園調布せせらぎ館大田区立田園調布せせらぎ公園を一体に管理する事業者指定管理者へ指定するものです。  昨日の審議でも問題になりましたが、今年5月13日から22日まで行われた応募受付期間で応募したのは、今回の議題になっている指定管理者、田園調布せせらぎハーモニーだけでした。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の時期とはいえ、公募型のプロポーザル方式での競争性発揮に疑問が残ります。  また、指定管理者制度は、経費削減とサービス向上が目的で2004年から導入されてきました。制度導入の効果については広範な検証を行った上に総合的に判断すべきものです。  この間、日本共産党区議団は、指定管理者制度などのアウトソーシング、外部委託には経費削減が優先され、低賃金で不安定な労働者を自治体自らが率先してつくりだしていることを問題として、改めて指摘しておきます。  次に、第91号議案は、大田区南六郷創業支援施設の運営を、株式会社ツクリエを代表企業、構成企業を野村不動産パートナーズ株式会社からなる南六郷創業支援施設運営共同事業体に指定管理者として指定するものです。  野村不動産パートナーズは、区内では工場アパートの運営の指定管理を受けていて、施設管理の経験はありますが、創業支援などの事業には不向きではないでしょうか。  その点、運営共同事業体代表企業株式会社ツクリエは全国の15を超える自治体での創業支援や企業支援事業に関わっているとのことですが、従業員規模が30人台の株式会社ツクリエから当該施設に専門職員が常駐し、入居事業者に切れ目のない創業支援などを行えるか疑問です。  また、指定管理については、指定管理者制度の性格上の問題から反対をいたします。 ○松本 委員長 続いて令和。 ◆須藤 委員 令和大田区議団は、第84号議案、第85号議案に対して賛成いたします。  理由は、第84号議案、第85号議案ともに使用規定の整備を行うことにより、施設利用の向上を図るものであるからであります。  次に、第90号議案に対して賛成いたします。  理由は、第90号議案での指定管理者候補者は施設運営上問題がないと判断できるからであります。  最後に、第91号議案に対して賛成いたします。  第91号議案での指定管理者候補者は、施設を安全に運営できると判断できるからであります。 ○松本 委員長 続いてエール。 ◆野呂 委員 エールおおた区議団は、まず、第84号議案 大田区立消費者生活センター条例の一部を改正する条例に賛成いたします。  このたび、条例第8条5号で使用料について区長に委任する規定が新たに設けられ、この改正により区長が別に定める額を減額し、または免除すると利用規定を整備することで、これまでの4団体の減免からNPOなどへの拡大も図るというご説明でした。より多くの区民団体等が利用しやすい状況となるため賛成いたします。  第85号議案 大田区立池上会館条例の一部を改正する条例についても、青少対や障がい者団体、さらにはこのコロナ禍で集会開催は厳しいけれども成果物の展示は可能というそういった状況の中で、これまでの展示ホールを展示使用する場合は除くという規定を削除し、減免が進むなど利用しやすくなるため賛成いたします。  続いて、第90号議案 大田区田園調布せせらぎ館の指定管理者の指定について、指定管理者として4団体で構成された田園調布せせらぎハーモニーを指定する議案であり、熟慮を重ね賛成いたしますけれども、若干、意見、要望を述べさせていただきます。  せせらぎ館は、国分寺崖線及び崖線景観に配慮した区民の憩いの場、地域力の推進を図るための施設として指定管理者の募集がなされました。  指定管理者の団体を見れば、国分寺崖線などの景観にしっかり配慮し次世代に継承できるか、いささか私は不安も覚えましたが、今後、協定を結ぶときには、何よりも緑あふれる貴重な国分寺崖線を守り、次世代にしっかりと継承するという一文を指定管理者と取り交わしていただくよう要望いたします。  また、都市公園法では改正のときに、国は公園をより利活用できるよう地域住民も含めた協議会の設置を提唱し、公園利用者の利便性に配慮し必要な協議を行うよう求めておりましたので、指定管理者と区民の協議会の設置等、しっかり検討し、地域と寄り添った形での運営をお願いいたします。  さらに3か月ごとの指定管理料の支払いにおいて事業報告を受けるかと思いますが、せせらぎ館運営における情報共有を区と密接に行い、区民の貴重な財産を守る事業運営となっているかの検証に努めていただくよう要望いたします。  せせらぎ館の業務基準によれば、指定管理者は、せせらぎ公園内で公益的な区民活動を行う団体と連携・協働しながら公園管理を行うものとするとしておりますが、構成団体として区内で活動してきた田園調布グリーンコミュニティなど、連携・協働の視点を大切に、区民が利用できるよう取り組んでほしいと願うものです。  また、区が水防、除雪体制を敷いたとき、またはそれが予想される場合で、区から連絡があったときは、必要な作業体制を整え待機し、区からの連絡で出動に協力することとし、緊急避難場所の開設を求めるとしておりますが、昨日のご答弁で、27名の職員体制ですが常勤が15名とのこと。非常時の人員体制が災害時に十分機能できるのか不安な点もありますので、日頃からの把握と協議を求めます。  今回、協力企業として、東急ファシリティサービス株式会社など7者が参入予定ですが、この中に、20年間、公園づくりを市民協働で取り組んできたNPO法人birthが入っております。それとともに、区内で緑を育て活動してきたNPOも大田区にはございますので、そうした団体と地域に根づいた区民との連携、緑を守り子供たちに学びの機会をもたらす活動など、地元区民が大切に育ててきたせせらぎ公園をより有機的な場所となるよう育成してくださることを要望し、賛成いたします。  第91号議案 大田区南六郷創業支援施設の指定管理者の指定について、賛成いたしますが、一言意見を言います。  本来、区が直接運営できることを願うものですが、専門職の配置など、まだ課題があるため、指定管理者として株式会社ツクリエが指定されました。  南六郷創業支援施設は、創業5年以内の方々を対象とした企業や創業を目指す方々を支援する施設です。その要となるインキュベーションマネージャーの配置とコミュニティマネージャーの配置が昨日説明されました。  創業当初に不足するノウハウや有効な施設運営、事業化、区内の企業との連携のためにも重要であり、入居する企業が区内ものづくり企業とネットワークを結び、今後、新技術につなげていくため尽力していただきたく賛成いたします。  願わくば、中小企業のまち大田区としては、今後、大田区産経部や公益財団法人産業振興協会インキュベーションマネージャー資格の取得などにより区内で起業したい方々を支援できる体制が取られることを要望し、賛成といたします。 ○松本 委員長 それでは、以上で討論を終結いたします。  それでは、採決を行います。  まず、第90号議案 大田区田園調布せせらぎ館の指定管理者の指定について及び第91号議案 大田区南六郷創業支援施設の指定管理者の指定についての2件を一括して採決いたします。  本案を原案どおり決定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○松本 委員長 賛成者多数であります。よって、第90号議案及び第91号議案はいずれも原案どおり決定いたしました。  次に、第84号議案 大田区立消費者生活センター条例の一部を改正する条例及び第85号議案 大田区立池上会館条例の一部を改正する条例の2件を一括して採決いたします。  本案を原案どおり決定することにご異議ございませんでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 ご異議なしと認めます。よって、第84号議案及び第85号議案はいずれも原案どおり決定いたしました。  以上で付託議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長及び理事にご一任いただくということでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 では、そのようにさせていただきます。  それでは、議案審査に伴う臨時出席説明員の方、池上特別出張所長ご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○松本 委員長 次に、審査事件を一括して上程いたします。  本委員会に新たに付託された2件の陳情について取扱いを決定してまいりたいと思います。  まず、2第123号 区立集会施設に「オンライン会議」が可能な機材・設備の設置を求める陳情の審査に入ります。  それでは、各会派に取扱いをお伺いしたいと思います。  自民からお願いいたします。 ◆岸田 委員 自由民主党大田区民連合は、2第123号 区立集会施設に「オンライン会議」が可能な機材・設備の設置を求める陳情は不採択でお願いいたします。  オンライン会議は今後多くなると思いますが、区の集会施設全ての施設に機材・設備の設置は今のところ難しいとのことですので、不採択でお願いいたします。 ○松本 委員長 続いて公明。 ◆小峰 委員 大田区議会公明党は、ただいま上程されました2第123号 区立集会施設に「オンライン会議」が可能な機材・設備の設置を求める陳情について不採択を求めます。  本陳情では設置を求めるオンライン会議の機材・設備がいかなるものか明記されておらず、ご要望を明確に捉えることがかないませんでした。  また、定員50名以上の集会施設を一律にして設置を求めていますが、区はICT環境の整備に向け検討に着手しているとのことであり、施設ごとに使用用途、今後の施設の更新計画なども踏まえる必要があることから不採択を求めます。 ○松本 委員長 続いて共産。 ◆佐藤 委員 日本共産党大田区議団は、2第123号 区立集会施設に「オンライン会議」が可能な機材・設備の設置を求める陳情の採択を求めます。  現在、大田区では、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、3密状況を回避するため施設の収容可能定員を大幅に縮小する措置を取っています。そこで、定員50人以上の集会施設でのオンライン会議などが可能になる機材・設備の設置を求める内容がこの陳情です。  昨日の委員会審議で、定員50名以上の区施設は31室で、そのうち陳情で求められているオンライン会議などが可能な設備が整っている施設は産業プラザPiOの4室のみです。  しかし、消費者生活センターや整備中の田園調布せせらぎ館に整備を検討、計画中とのことでした。また、今年度、策定中の情報化推進計画において区の大まかな方針を出す予定になっています。  区議会として本陳情を採択し、区民の声に応える計画の推進を求めます。 ○松本 委員長 続いて令和。 ◆須藤 委員 ただいま上程されました、2第123号 区立集会施設に「オンライン会議」が可能な機材・設備の設置を求める陳情に対して、令和大田区議団は不採択を主張します。  新型コロナウイルス感染症の拡大が心配され始めた令和2年2月中旬以降、大田区内施設を利用したセミナーなどは中止、延期が続き、集会施設の利用も著しく減りました。  大型集会施設でのセミナーにオンラインでの参加という形式がありますが、コロナ禍の中でのオンライン会議は集まる機会を減らすことも目的であり、各家庭や各事務所などからの参加が基本であると考えます。  今後、どのぐらい要望があるのかを調査する必要はありますが、現時点ではどの程度要望があるのかを確認もできていないのが現状であり、不採択であります。 ○松本 委員長 続いてエール。 ◆野呂 委員 エールおおた区議団は、2第123号 区立集会施設に「オンライン会議」が可能な機材・設備の設置を求める陳情は採択でお願いします。  現在、50名以上の集会室は31室と説明がありました。同時に、産業プラザの4室には設備が整っているとのこと、やはりものづくりのまちとしてこうした点は評価するものです。  コロナの影響で集会が制限されている今、オンライン会議が盛んに行われていますけれども、その対策は急務と考えます。  私が案内をいただいた講演会や研究会では、会議室での参加とオンラインの参加のどちらを希望するかという選択を求め、その中で講演会等が開催されていることが主流になっています。集会を開催しその様子をオンラインでつなぐとき、会場全体の音声を拾う音響装置がZoomなどと異なり必要となってきます。それが整備されていなければならないと陳情者は訴えていると私は捉えました。  区としても検討しているとのこと。大田区情報化推進計画策定業務支援委託をデロイトトーマツと結んでおりますが、この結果を受け、今後、区として4年の時間をかけて様々整備していくことと思いますけれども、コロナの影響が収束を見通せない状況の中で、人々が集まって言葉を交わすこと、そして、オンライン、その両方から区民活動を支える視点で考えることが大切と考え、陳情採択を求めます。 ○松本 委員長 それでは、これより採決を行います。  本件につきまして、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○松本 委員長 賛成者少数であります。よって、2第123号は不採択と決定いたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第132号 田園調布せせらぎ公園の今後の整備の見直しを求める陳情の審査に入ります。
     それでは、各会派に取扱いをお伺いしたいと思います。  自民からお願いいたします。 ◆岸田 委員 自由民主党大田区民連合は、2第132号 田園調布せせらぎ公園の今後の整備の見直しを求める陳情は不採択でお願いいたします。  田園調布せせらぎ公園の施設整備は田園調布地区の長年の悲願であり、地域の声を取り入れて、可能な限り地域の環境に配慮して整備を進めていると考えられております。  今後も十分に地域と協議をしていただき、よりよい公園となるよう整備管理を進めるようお願いいたします。 ○松本 委員長 続いて公明。 ◆小峰 委員 大田区議会公明党は、2第132号 田園調布せせらぎ公園の今後の整備の見直しを求める陳情について不採択を求めます。  田園調布地域における文化やスポーツ活動などを通じ、幅広い世代が交流できる場などとして大田区立田園調布せせらぎ公園整備方針などが策定され、それを踏まえて区は整備を進めてきました。区は湧水や崖線の保護、移植などを重ね、貴重な自然資源をできる限り保護しながら整備をしていると認識しています。  陳情者は体育施設の見直しを訴えていますが、現状は調布地区に体育施設は少なく、地域の長年の悲願であり、たくさんの方からの要望をいただいていることも事実です。  体育施設の必要性を考えると、災害発生時においては区民の皆様の安全、平時においては健康づくりの拠点となる場所になると考えます。  災害発生時に関しては、避難拠点として体育施設が使える状況であれば安全が確保できるだけでなく、防災備蓄倉庫も新設されると聞いていますので、区民にとって有益であると思います。  さらに、田園調布四丁目、五丁目にお住まいの高齢者の方が避難する場合は、避難所である田園調布小学校までは急勾配がきつい坂であり、そこを上るよりは比較的歩きやすい経路でせせらぎ公園内の体育施設に避難することができると、昨日の理事者説明がありました。  また、平時においては人生100年時代における高齢者の閉じこもり防止や健康維持、増進のためのフレイル予防対策の場として大きな成果が生まれる可能性もあります。  陳情者からは、本区の財政の懸念もありましたが、この事業は地域住民の方々の将来を見据えた整備になると考えます。また、体育施設の設置場所はもともと駐車場であった敷地であり、体育施設建設によってたくさんの木が伐採されることはないと認識しています。  陳情者の求める意見交換会もこれまで9回に及ぶ地域住民の皆様との機会があり、今後もワークショップを予定していると聞いています。  以上のことから、本陳情につきましては不採択とさせていただきます。  災害発生時のさらなる安全を考え、民間との避難所や避難場所の協定、今後、特別出張所機能が含まれる富士見会館においても柔軟に対応していただくこと、さらなる崖線の整備などを要望します。その上で、今後も協議を重ねていただきたいと思います。  時代とともに変化が求められるものですが、どこまでも区民の皆様に愛される公園を目指していくことを併せて要望いたします。 ○松本 委員長 続いて共産。 ◆佐藤 委員 日本共産党大田区議団は、2第132号 田園調布せせらぎ公園の今後の整備の見直しを求める陳情は継続審議を主張します。  この陳情は、田園調布せせらぎ公園の施設整備にあたり、地域住民の意思を反映させてほしい、新型コロナウイルス感染症が拡大している下で、区民の意見を取り入れて今後の整備の見直しを求める内容です。  田園調布せせらぎ公園の整備に関しては、昨年の第2回定例会にも田園調布の諸事業に関わる住民への丁寧な説明と民主的合意形成を求める陳情が提出され、議会で審議してきました。  昨年に続き、このような陳情が区議会に出されたことは、地域住民の方から大田区行政の公園整備や施設整備への進め方や本計画への疑問が投げかけられているものです。  区議会、地域産業委員会として現地視察や関係者各位から状況や主張をお聞きするなど、慎重に審査することが必要と考え、継続審議を主張します。 ○松本 委員長 続いて令和。 ◆須藤 委員 ただいま上程されました、2第132号 田園調布せせらぎ公園の今後の整備の見直しを求める陳情に対して、令和大田区議団は継続を主張します。  国分寺崖線を生かした豊かな植生、そして、多様な生き物が生息する田園調布せせらぎ公園、現状の植生を少しでも残したいと思う方々の気持ちには共感できます。  一方で、昨年の令和元年台風15号のような強風や令和元年台風19号のような浸水被害から命を守るために避難できる場所がほしいとの切実な地域住民の要望があるのも事実であり、まだ話し合う機会が必要と感じます。よって、継続を求めます。 ○松本 委員長 続いてエール。 ◆野呂 委員 エールおおた区議団は、2第132号 田園調布せせらぎ公園の今後の整備の見直しを求める陳情は採択でお願いします。  調布地域での体育施設の要望は悲願であると私も重く受け止めておりますけれども、なぜこの場所、貴重な緑の場所でなければならないのかということはずっと疑問が付きまといます。  陳情では、近隣住民の、せせらぎ公園とともに生きてきた区民の思いが込められており、このせせらぎ公園の歴史をたどれば、田園調布せせらぎ公園は区民公募で命名された公園でした。そこには国分寺崖線の緑を残して管理をしていくという思いが込められ、この名前がつけられてきた経緯があります。それだけ地域の方々の愛着がひとしおであり、行政も地域の方々と丁寧に向き合い今日に至った経緯があったことを忘れてはならないと思います。  今回、公園に体育施設が建設されることに地域から3,000筆の見直しを求める署名が提出されていることの重さを行政としてどう受け止めるのか。体育施設建設に至る説明や、住民との協議が不十分であり、公園全体の整備について当初からきちんと計画を発表し、合意の下で進めてくるべきだったのではないしょうか。そして、広く区民の協力を得ながら取り組むことが、区長が推し進める地域力だと考えます。  私は、このコロナ禍で区財政の財源不足への懸念も表明されたこの陳情により、改めてこの地域の体育施設の整備の見直しを求めるとともに、一度しっかりと立ち止まり、田園調布地域の避難所としてここが本当に機能するのか、もっと有効な場所はないのか、そうしたことを行政全体として地域と一体となって検証することを求め、今だからこそ再考すべきと考え、採択を求めます。 ○松本 委員長 継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りをいたします。  本件につきまして継続することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○松本 委員長 賛成者少数であります。よって、これより採決を行います。  なお、採決の際は採択に賛成の方の挙手を求めます。  本件につきまして採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○松本 委員長 賛成者少数であります。よって、2第132号は不採択と決定いたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 では、そのようにさせていただきます。  それでは、陳情審査に伴う臨時出席説明員の方、田園調布特別出張所長、ご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○松本 委員長 本日は以上で陳情の審査を終了し、審査事件を一括して継続といたします。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  まず、補正予算について理事者の説明をお願いいたします。 ◎近藤 地域力推進課長 地域力推進部の資料1番、令和2年度一般会計補正予算(第6次)案についてをご覧ください。  初めに、歳入の寄附金でございます。  事項別明細書では30、31ページに記載されております地域力応援基金助成事業に対する寄附金として15万6,000円を増額するものでございます。  次に、歳出です。  事項別明細書では32、33ページに記載されております総務費、総務管理費、複合施設建設費です。  (仮称)新蒲田一丁目複合施設の整備、区民活動支援施設の工事請負費で工事の契約変更に伴い4,038万9,000円の増額となるものでございます。  次のページをご覧ください。  事項別明細書では34、35ページに記載されております区民協働費でございます。  団体支援とネットワークの強化、区民団体の活動支援の負担金、補助及び交付金でございます。  新型コロナウイルス禍の中で、区民生活の支援やまちづくりなど地域に貢献する活動に対し助成を行うために1,500万円の増額となるものでございます。  次に、総務費、地域振興費、複合施設建設費です。  田園調布地区の公共施設の整備の委託料と、蒲田西地区公共施設の整備の工事請負費でございます。  田園調布せせらぎ公園体育施設の基本設計及び実施設計の延期、蒲田西特別出張所大規模改修工事の延期に伴い7,032万5,000円の減額を行うものです。  次のページをご覧ください。  債務負担行為補正でございます。  事項別明細書では86、87ページに記載されております。  総務費、総務管理費で(仮称)新蒲田一丁目複合施設、区民活動支援施設の契約変更に伴い、債務負担の追加として1億9,905万1,000円を計上するものでございます。  次に、総務費、地域振興費、(仮称)田園調布せせらぎ公園体育施設建設工事と蒲田西特別出張所の大規模改修工事について令和2年度と3年度の債務負担行為の変更がございます。  詳細は資料をご確認いただければと存じます。  最後に事務事業見直しによる減額でございます。  総務費、地域振興費、消費行政費で消費者被害の防止と消費者への啓発で171万7,000円、区民協働費で青少年健全育成事業の子どもガーデンパーティーで1,299万5,000円をそれぞれ減額しております。 ◎白根 観光課長 私からは、補正予算案の説明の前に資料修正の報告をさせていただきます。  資料番号1番、令和2年度一般会計補正予算(第6次)案について誤字がございましたので、サイドブックスに修正前と修正後の資料を配信させていただきました。  修正箇所は資料1ページ目の歳入の寄附金の表内の寄附の附の字が2か所誤っていたものです、大変失礼いたしました。謹んで修正の報告をさせていただきます。  改めまして、観光・国際都市部資料1番、令和2年度一般会計補正予算(第6次)案の説明をいたします。  まず、歳入でございますが、都支出金はスポーツとオリンピック、パラリンピックの事業の見直しにより、合計で2,935万8,000円の減で計上いたしました。  次に、寄附金は、勝海舟基金にお寄せいただいた3万6,000円を増額で計上いたしました。  諸収入では、事務事業の見直しに伴う冊子発行の取りやめにより、予定していた広告料収入の12万円は全て減額で計上しております。  変わりまして、歳出になります。  観光国際費の主なものでございますが、第1目観光国際総務費は、各種イベントに従事する予定であった職員の人件費の減でございます。  第2目観光振興費は、観光案内サインの設置見直しや観光統計マーケティング調査の取りやめに伴う減額等でございます。  第3目文化国際費は、OTAふれあいフェスタの中止、姉妹・友好都市との交流事業の見合せに伴う減額等でございます。  第4目スポーツ振興費は、東京2020大会の明年への延期に伴う減額等でございます。  全体の歳出補正額としまして、本資料の最終ページに表で記載しております。  歳出補正の合計額は3億1,900万7,000円の減でございます。 ◎大木 産業振興課長 私からは、産業経済部資料番号2番におきまして、令和2年度一般会計補正予算(第6次)案、産業経済費についてご報告申し上げます。  資料の3ページ目に、別紙という形で横書きの資料をご用意させていただいておりますので、こちらをご覧いただければと思います。  今回、産業経済費の中では増額の補正を2項目、それから、事業見直しにおける減額補正がございます。  まず一つ目、増額の補正でございますが、(仮称)大田区感染拡大防止協力金、こちらの新設ということでございます。こちらが2億530万円という形になります。  こちらは新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴いまして、東京都が8月1日から31日までの間に要請をいたしました営業時間短縮に協力をした飲食店等に対して東京都が支給する協力金に区が上乗せ支給をするものでございます。  区内で営業する飲食店、カラオケ店のうち、東京都の支給対象となる店舗をおおむね2,000件程度と想定をいたしまして、これに対し10万円を区が支給することにより、合計で30万円の協力金を受け取れることになるということを想定して計上した予算でございます。  なお、東京都による申請の受付、この8月分につきましては9月1日から30日、こちらの募集要項が8月26日に公表されてございます。  大田区の受付につきましては、補正予算の議決をいただいた後に速やかに実施できるように現在、準備をしているところでございます。  なお、8月27日に東京都が発表しました協力期間の延長、これは9月1日から9月15日までという形になってございます。  こちらに対する協力金15万円の支給につきまして、大田区も同期間における協力金の上乗せ支給を実施予定でございます。  続いて二つ目、ものづくり工場立地助成、こちらは既存制度の拡充でございます。こちらに1億50万円を計上させていただいてございます。  これまで、この事業は、助成対象の経費の下限額、こちらを500万円以上と設定していたものを100万円以上に下限額を引き下げることで事業対象を拡充し、区内ものづくり企業のニューノーマルへの対応、また、操業環境の向上に向けた取組をさらに支援していくものでございます。  こちらは補助率3分の1と設定してございます。  これによる申請件数、設定では助成額500万円が10件、150万円が20件、100万円が20件という形で、合計1億円、50件を想定してございます。  また、こちらの助成金につきましては、従来は助成を3か年に分けて支出をしておりましたが、今回、下限額を引き下げて対象経費500万円未満、今回、引き下げた部分につきましては、一括交付という形で想定してございます。
     3番目、事業見直しによる減額補正につきましては、合計で1億292万8,000円、こちらが事業見直しによる減額補正でございます。  内容については、事項別明細書52ページ、53ページに記載のとおりでございます。 ○松本 委員長 それでは、委員の皆さんからの質疑を行っていただきたいと思いますが、質疑は部局ごとに行いたいと思います。  まず、地域力推進部からの説明に対する質疑をお願いいたします。 ◆野呂 委員 区民協働費1,500万円ということで、これは区民協働を進める区としても、それから、コロナ禍で区がなかなか対処できない分野を区民の方たちが率先して支援してくださったことは本当に頭の下がる思いであり、この予算がついたということはとても本当にうれしく拝見させていただきました。  区民協働団体の方たちがきっと様々なお声を上げてこられたかと思うのですけれども、コロナ禍の状況の中で、その点について担当の所管としては何か受け止められていらっしゃいますか。 ◎中村 区民協働担当課長 今、委員のお話にありましたとおり、活動を続けていくにはこのコロナ禍では大変困難であったという声はたくさんいただいております。  そうした中でも工夫ができたこととして、様々コメントをいただいたこともあります。  コミュニケーションが取りにくかったこと、今まで訪ねていったりとか、お目にかかる機会をつくっていた団体などは、呼んで集まることができなくなった、その代替に対してどういうことができるのかということを工夫しているなど、日常の中にできる工夫を凝らしながら活動を続けていっているというお声でした。まだまだ、これが続いていく限りは、こうしたことに物理的な対応も必要であったりするとのお声もございました。  所管といたしましては、そういったお声を全てお聞きできているわけではございませんけれども、届いたお声の中からも、活動に対する支援は大変必要だと考えております。 ◆野呂 委員 介護や障がいの分野では、例えば通所に来なくても、ヘルパーが電話をかければそれを給付費として算定するとか様々工夫をしているのでお金が入ってくる部分もあるのですけど、区民協働の団体はそういったことがないので、それらを配慮してくださったということは大きなことだったなと思いますので、やはり今後も団体と連絡を取りながら支えてくださるよう、よろしくお願いいたします。 ○松本 委員長 ほかに、よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、地域力推進部の補正予算への質疑は以上といたします。  補正予算に伴う、地域力推進部の臨時出席説明員の方はご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○松本 委員長 次に、観光・国際都市部の補正予算への質疑をお願いいたします。  よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、観光・国際都市部の補正予算への質疑は以上といたします。  続いて、産業経済部からの説明に対する質疑をお願いいたします。 ◆高山 委員 さっき説明いただいた大田区の感染拡大防止協力金についてなのですけれども、先週の代表質問でも取り上げさせていただいたのですけれども、東京都の協力金に上乗せする形で、区内の事業者にこういった対応をしていただけるというのは本当にありがたいと思うのですけれども。  それで、2,000件程度を想定しているということなのですけれども、せっかくこういう予算をつけていただいたので、そういうのを知らなかったというのがないように、周知徹底していただきたいなというのが本当に思うところなのですけれども、その辺はどういう形で皆さんに周知していく予定なのでしょうか。 ◎大木 産業振興課長 この対象となるのは飲食店の方々ですので、その飲食店が構成団体になっている区内の様々な産業団体等を通じてご紹介するというところと、あとは、当然ながらホームページですとか、区報ですとか、そういった媒体、区のPRの媒体は全て活用していくという形で周知を図ってまいりたいと考えています。 ◆高山 委員 基本的には、商店会とかそういうところにお知らせして、それぞれの地域で周知していただくのが基本なのだと思うのですけれども、中には入ってないというお店もあると思いますので、特に、そういうお店なんかは、知らないうちにこういうのが終わっていたとかいうのも考えられるので、今、ホームページとかいろいろな方法でと言っていただきましたけれども、商店会に連絡する際も入ってないところにも声を掛けてあげてくださいみたいな感じで、それをきっかけに商店会入りませんかみたいな誘致にもつなげることもできると思いますので、いろいろな方法で周知していただいて、この予算が本当に区内の事業者に役立つような方向に進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◆佐藤 委員 私もまず、この(仮称)大田区感染拡大防止協力金なのですが、私たちも、大田区独自でこういった制度をつくるよう区に求めてまいりましたので、今回の大田区の独自の協力金をつくったということは大変よかったと評価させていただいております。  それで、今も報告の中でありましたけれども、都の協力金が、今、受付が開始をされていると。この補正予算が議決した後に速やかにということだったのですが、いつぐらいを想定しているのかということと、今、事業者はコロナ禍の中で大変苦労している。都の協力金もそうですし、持続化給付金とか家賃支援給付金も含めて書類が大変煩雑になっていて、大変苦労されているという話はよくお聞きするところなのですが、申請書類というのはどの程度のものを考えているのか教えていただけますか。 ◎大木 産業振興課長 まず、受付開始の時期につきましては、先ほど申し上げましたとおり、議決後速やかにということで、できるだけ早く、議決いただいた後に速やかに執行できるように準備を今進めているところでございます。  申請書類につきましては、これも委員ご指摘のとおり、できるだけ申請される方の手間を省きたいというところがございます。  ただ、一方で、間違った方に給付するという形がないように、必要最低限の確認はしなければいけないと考えてございますので、現時点では、今、想定しているのは東京都の協力金、これの交付決定通知と本人確認、それと銀行口座ですね。こちらについては、最低限ご提出いただく必要があるかと考えております。 ◆佐藤 委員 交付決定通知があれば、あとはいろいろな書類があると思うのですけれども、銀行口座も、それは当たり前なのですが、それぐらいでできるということでしたらそれはいいなと、今、聞きました。  もう一つ伺いたいのは、9月1日から本日15日まで東京都の協力金が延長しましたよね。これは、都は15万円を支給をするということになっているのですが、大田区は上乗せでどれぐらい今、考えてますか。 ◎大木 産業振興課長 こちらにつきましては、9月1日にリリースさせていただいておりますが、大田区の上乗せは5万円を現在、想定してございます。 ◆佐藤 委員 こちらの5万円、今、補正予算で組まれている10万円と5万円と延長分があるわけですけれども、この5万円分は補正予算の中に入っていると見ていいのですか。 ◎大木 産業振興課長 今回、計上させていただいている中には、この5万円の上乗せ分については含まれてございません。  財源につきましては現在、所管と調整中でございます。 ◆佐藤 委員 そうすると、この5万円は予備費で対応するのか、それとも、補正予算をまた組むのか、その辺はどうなりますか。 ◎大木 産業振興課長 現在、担当所管部局と調整中でございます。 ◆佐藤 委員 つまり、8月の都の協力金への上乗せ10万円というのが今回、出ているわけですけれども、今、課長のお話があったように、この分は都の給付決定通知などと含めて、実質的には10月ぐらいに申請することになるのかなと思うのですが、都の本日までの延長分というのはまだ出ていないから、これもこれから都から出てきて、その給付決定通知をまた使ってやるということになるから、10月の半ばとかとなるかと思っていて。  一つの事業所、お店などが都で2回、大田区で2回やるわけですよね。なかなかこれはこれで大変だなと思っているわけで、そういったものをどういうふうに煩雑さを省略していくかというのも、一つ行政としても事業者支援ですから、考えなくてはいけないところだとは思うのですが。  この辺は東京都からも情報を得ていると思いますけれども、いつ頃を考えていますか、この延長分は。 ◎大木 産業振興課長 委員お話しのとおり、東京都からまだ2回目の部分についての受付の詳細が発表されておりませんので、区としては、それが発表された後に受付の期間ですとか方法についてはしっかり組み立てていくということを考えております。 ◆佐藤 委員 先ほど高山委員からもありましたけれども、東京都の協力金を受けた事業所全てに、こういった大田区の上乗せの協力金があるということを全員に知らせられるようなそういう措置をしっかり取っていただきたいと思いますので、その辺はしっかりやっていただきたいと要望しておきます。  もう1点、ものづくり工場立地助成なのですが、今も説明がありましたけれども、今回、これまでは500万以上が助成の対象だったのを100万円以上に引き下げるということですが、これの狙いとしては何でしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 今回、コロナ禍を受けて、工場内の操業環境を改善するというニーズもかなりあるかと思います。  例えば換気の部分だったり、あるいは工場内の床材の部分を抗菌剤に塗り替える等々の対応などが想定されるかと思います。  こういった工事を想定した場合に、500万円以上の規模となるとかなりの大規模な工事が想定されるかと思います。  こういったところをより多くの方が対象となるような形で、今回、対象経費を100万円以上ということで引き下げたというところでございます。 ◆佐藤 委員 つまり500万円以上になるとある程度大規模になるので、使い勝手が悪いのではないかということも考慮したのだとは思うのですが、100万円以上でも中小零細のところではまだちょっと大変かなという話もあると思うのですね。それで補助率が3分の1ですから。  そういう意味では、今回、500万円から100万円まで下げたということは、私はいいことだとは思うのですが、さらに使い勝手をよくするために、100万円以上というのを50万円とか30万円とか20万円以上に引き下げるとか、補助率の3分の1というのももっと見直しをしてもいいのではないかと思いますが、今後こういった検討はされているでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 現時点では、そういった形の検討はしておりません。  まずはこの形で100万円以上ということで対象経費を下げる中で、事業者の皆様のお声等を聞いてまいりたいと考えているところです。 ◆佐藤 委員 操業環境の向上に向けた取組ということですし、あと、ここに書いてありますけれども、ニューノーマルという言葉も出てきているとおり、この新型コロナウイルス感染症の下でそれに対応した操業環境をどうつくっていくかというのは、工場の大きい小さい、また、従業者規模が多い少ない問わず課題だと思いますので、特に資金力が不足しているような零細事業者をどのように支援していくかというところにも目を向けていただきたいと思いますので、検討していただきたいということを要望しておきます。 ◆田島 委員 こちらの大田区感染拡大防止協力金ですけれども、間違った認識を持った区民の方が一部いらっしゃって、たった10万円なのかと受け取られた方がいらっしゃって。いやいや都の協力金に上乗せ支給をしますということで、そのあたりが、マスコミの報道もあったみたいなのですけれども、正しく、さらに事業者に支援をしていく、大田区独自に支援をしていくというところの姿勢をしっかり見せるために、上乗せ支給というところで、都の協力金プラス区の協力金で、これだけの協力金が受け取れますという形で、しっかりと伝えていただければと思います。  今後、また9月分もありますので、その際もしっかりと広報をお願いしたいと思います。  ものづくり工場立地助成についてですけれども、50件を想定されていらっしゃるということなのですが、この件数の根拠というのは何かあるのでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 昨年度の新規認定が21件ということで、実際の件数をベースに今回、100万円に引き下げるという中で、これまで使う域に達していなかった工事が出てくるかなということで、想定ということで一応50件ということを考えているところでございます。 ◆田島 委員 これまで事業者から相談とかがあって、大体このぐらいの件数なのかなということで、そういったところで見込みとして立てたのかなと思ったのですけれども、そういったことではないということでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 これまでの相談の中で、当然、申請に至らなかったケースというところもございます。そういったところも一つ参考にしながら、今回の件数をはじき出しているという経過はございます。 ○松本 委員長 よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、補正予算については以上といたします。  続いて、所管事務報告の質疑を行います。  資料の理事者説明は省略とさせていただきますけれども、地域力推進部、観光・国際都市部共通の報告、監査の結果に対する措置状況、これについて補足説明を行いたい旨理事者から申し出がありましたのでこれを許可いたします。  それでは、地域力推進課長、スポーツ推進課長より説明をお願いいたします。 ◎近藤 地域力推進課長 地域力推進部、観光・国際都市部共通資料1番をご覧ください、補足説明をさせていただきます。  令和元年度包括外部監査における「監査の結果」に対する措置状況につきまして、ご説明申し上げます。  本件につきましては、関連する他の常任委員会におきましても同様のご報告をさせていただいております。  令和元年度包括外部監査における「監査の結果」につきましては、地方自治法に基づきまして講じた措置を監査委員に通知し公表するものでございます。  令和元年度の特定の事件のテーマでございますが、スポーツ推進に関する事務の執行についてでございました。  監査の結果といたしましては、指摘事項65件をいただきました。  本日は、指摘事項65件に対する措置の状況がまとまりましたので、ご報告させていただくものでございます。  指摘事項及び措置状況につきましては詳細にわたるものでございますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。  なお、こちらの措置状況は、9月16日に区ホームページで公表する予定でございます。  指摘事項の措置状況の内容でございますが、当委員会、地域産業委員会の所管に関するものは地域力推進部と観光・国際都市部がございます。  地域力推進部でございますが、矢口区民センターにおける書類の記載不備などのご指摘をいただきましたので、記載漏れなどを防ぐため、内容の点検のためのダブルチェック体制の確立や人数の集計を手計算からパソコン入力に切り替え、計算ミスを防止するなど改善を図っております。  また、青少年交流センターに関しまして、書類不備など3件の指摘事項がございました。  書類不備につきましては、ご指摘を受け、指定管理者からの書類提出時に双方にて点検を行うなどダブルチェック体制を整備し、事務処理の見直しを行いました。  なお、個別の措置状況の詳細につきましては、所管課までお問合せをいただければと思います。 ◎堀 スポーツ推進課長 私からは、観光・国際都市部のスポーツ推進課所管に関してご説明を申し上げます。  当課には56件のご指摘をいただきました。  56件を分析いたしますと、会議の運営に関すること、事務手続に関すること、事業運営に関することと大きく分類でき、その中から主なものとして3例をご説明申し上げます。  第1に、スポーツ推進審議会に関するものでございます。  同審議会は区長の諮問に応じて、スポーツ推進に関する事項を調査・審議し、区長に建議をしております。  大田区スポーツ推進計画において、審議会が計画の進捗を評価・検証し、区が改善を図ること、その際に区の資料提供を効果的に行う点につきまして、不十分な点についてのご指摘を受け、審議会にその旨を伝え、一部方式を改めました。  第2に、当課、公益財団法人大田区スポーツ協会、各施設における文書管理等において、1、書類の記載ミスや不備、2、事務手続上の問題、3、施設の備品管理の不備に関するご指摘がございました。  1点目の書類の記載ミスや不備につきましては、当課及び大田区スポーツ協会各施設においてダブルチェックの体制を整えるなどの改善を図りました。  2点目の事務手続に関しては、指定管理者と当課との双方で規定の遵守や共通の手続、手順を設けるなど見直しました。  3点目の備品管理につきましては、備品シールと台帳の定期的な点検を行うなどの改善を図り、本年、年明けから徹底しているところでございます。  第3に、スポーツ事業の集計方法につきまして、参加数にイベントの協力団体及び連盟のスタッフを含めておりましたが、参加数にスタッフ数を含めることは適切でないとの指摘に基づき今年度から参加者とスタッフは区分して計上する見直しを図り、分かりやすい表示に改善をいたしました。  当課にいただいたご指摘につきましては、既に対応を図ってございますが、今回の指摘を踏まえ、今後とも適正な見直しに努めてまいります。  また、個々の措置状況の詳細につきましては、大変恐縮でございますが、個別のお問合せをいただきたく存じます。よろしくお願い申し上げます。 ○松本 委員長 それでは、報告順に質疑を行います。  まず初めに、先ほど説明がありました、地域力推進部、観光・国際都市部共通の報告に対する質疑をお願いいたします。よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、地域力推進部、観光・国際都市部共通の報告への質疑は以上といたします。  スポーツ推進課長はご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○松本 委員長 次に、地域力推進部からの報告に対する質疑をお願いいたします。  成人の日のつどいについて質疑のある方。
    ◆田島 委員 今回、コロナ禍の中での開催ということで、運営にも大変苦労されるのではないかなと思うのですけれども。  オンラインなどとか、例えば会場、これは大田区総合体育館ということなのですけれども、いつも通常、体育館の周りにかなりの新成人がお集まりになられて密になる状況がかなり見受けられるのですが、そういったところの対応というのは何か考えていらっしゃるのでしょうか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 ご指摘いただきました人数の区分につきましてでございますが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、時間帯をずらしまして分散での開催を予定しております。  分散で開催するということで、人数的にも分散をさせていただくということ、なおかつ入れ替えの際には、滞留を防ぐように人員を配置させていただきまして、なるべく屋外にたまらないような対策を講じていきたいと考えております。 ◆田島 委員 新成人の方にとっては久しぶりに友達に会うのが楽しみというか、多分それで来る方も多いと思います。  それだから、滞留するのを防いで、すぐ帰れというのでしょうか、すぐに会場に入れとかと言われると、かなり新成人にとっては鬱憤がたまりかねないのかなと思うので、そこら辺はちょっとうまく、うまくというとどうやっていいか分からないのですけれども、その辺はぜひ感染防止に最大限注意していただいて、なおかつ新成人の方に鬱憤がたまらないように運営をしていただきたいと思います。要望です。 ◆野呂 委員 様々な事務事業が中止になっている中で、成人のつどいを開催してくださるということは本当によかったなと思うのですね。  人生の一つの節目として、やはり思い出に残る場面であり、多くの方たちが久しぶりに会う友人たちと心通わす時間ですので、分散しながら開催してくださるということですけれども、その辺はもちろん、様々な手段を講じてくださると思うのですけれども、まずは開催に踏み切ってくださったということを、とてもうれしく拝見させていただきました。意見です。 ○松本 委員長 よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、地域力推進部への質疑は以上といたします。  青少年健全育成担当課長、ご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○松本 委員長 次に、観光・国際都市部からの報告に対する質疑をお願いいたします。  来〜る大田区大使の委嘱について。 ◆小峰 委員 今回も来〜る大田区大使に新任された方が6人いらっしゃるということで、今まで大田区の情報発信を区内または世界に向けてやっていただいたという内容を拝見しますと、イベントなどに参加されたりということが多かったと思いますが、今回のコロナ禍だからこそ何か、この来〜る大田区大使の方々に一工夫というものを期待したいのですけれども何かお考えがありますか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 昨年ですと、例えば43の事業に121人の方が参加していただきまして、母国語を使いながらとか、国内外に発信していただいたところがございました。  今年は委員おっしゃるように、多くの事業が中止になったり延期になったりしているようなところがございます。  仮に事業縮小しながらでもやれるようなところにつきましては、コロナの対策をやりつつ参加していただこうと思っています。  また、大使の方たちは、例えば多文化共生推進センターですとか、観光情報センターとかこの場所を知らないとか、やっている内容がよく分かっていないような方たちもいらっしゃいますので、今回につきましては、その方たちの研修等も含めて理解していただいて、情報発信をやっていただこうという工夫を考えております。 ◆小峰 委員 基本、メールで発信されているようなのですが、情報発信するルールとか条件とかというものはありますか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 特にこれをしてはいけないというのはございませんが、そもそもこちらの大使の方には、大田区の観光とか魅力についてPRをしていただくようなことを考えております。  また、発信するときには、報告としていただいておりますので、その辺で確認をさせていただきながら情報発信させていただいているというところでございます。 ◆小峰 委員 そうしましたら、今、動画の時代になっておりますので、ユーチューブで発信するということも含めながら拡充されていくことを希望するのですけれども、その取材の中身も、例えば大田の一品とか切子とか、工場に訪ねてみたけれど、インタビュー形式とか、それから、勝海舟記念館に行ってみたなど、このときだからこそゆっくりと、じっくりとできるという発信の焦点を一つ加えていただくということも考えますがいかがでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 すてきなご提案をいただきましてありがとうございます。  大使の方の中には、やはりこだわりを持って取り組んでいる方もいます。先日は勝海舟記念館に3時間ぐらい取材に行かれて、十分話を聞いたなんていう方もいらっしゃいました。  今、委員がおっしゃったように、大田の一品とか、その辺も大使の方たちに私たちのほうから情報を伝えつつ、いい情報を取っていただきまして、皆さんの感性で感想等を出していただくように取り組んでいきたいと思います。 ◆小峰 委員 あまり先走って、いろいろな提案をしてもあれなのですけれども。  やりたいと思って大使になってくださった方ですので、モチベーションをさらにアップしていただくためにも、1年間、情報発信を、優れた情報発信をされた方には何とか大賞みたいなのを差し上げるなどというふうに、一つ目指すもの、いい形で競い合える内容のものも考えてもいいのかなと思ったりしております。これは提案としてお伝えさせていただきます。 ◆須藤 委員 ちょっとお伺いしたいのですけれども、この大使は、大体何人ぐらい応募があって、去年は13人で今年は14人なのですけれども、何人というのは決まっているのですか、何人応募してとか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 特に上限を設けているわけではございません。  今年の13人につきましては、この制度自体が2年で1期という考え方をしておりまして、2年が終わった段階で再申請をする方がいらっしゃいます。  今年につきましては7名の方が再申請ということで、新しく初めて申請をなさった方が6名です。  その方は申請の際に作文を書いていただいたり、その後、私たちで面接等を行わせていただきまして、審査の結果、全員合格ということになっております。 ◆須藤 委員 今年を見ますと、インドネシアの方が多いのですけれども、これはたまたまでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 インドネシアの方は、昨年、申し込まれた方で、今年については2年目の方ですが、実はこちらの方たちは高齢者施設で働いている方が多くて、多くの方が申請をいただいたということでございます。 ◆須藤 委員 今年また、コロナの影響で、やはり日本に入ってくる人が、外国人が入りにくい状況になって、またこのメンバーも変わっていくということでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 今年につきましては、この27名の方たちでスタートを切ったというところでございます。 ◆須藤 委員 分かりました。よろしくお願いいたします。 ◆野呂 委員 この来〜る大田区大使ですけれども、フェイスブックで、来〜る大田区大使アンバサダーのページがございますけれども、これは何か観光・国際都市部のページに張りついているとか、大田区のホームページに張りつけてあって、いつもちゃんと全部見れるということになっているのですか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 委員おっしゃるとおりです。 ◆野呂 委員 分かりました。  せっかく発信しているので、いろいろな形で見てくださるということが大事かと思うので、今後も広報に努めながら、いながらにして大田区を知っていただくように頑張っていただきたいと思います。 ◆荒木 委員 これは多分、とても忙しいところ来てもらっていると思うのだけど、有償なのか、お金が発生しているのか、無料でやっているのか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 活動していただいたときに、活動費として少額ですがお支払いをさせていただいております。 ◆荒木 委員 少額ですって、どのぐらいが少額なのですか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 約3,000円です。 ◆荒木 委員 子どものお小遣いではないのだから、きちんともうちょっと、よそのところはどうなっているか分からないのだけれども、今どき、来てもらって、お金の多寡ではないよ、もちろん。志だと思うけど、それにしたって3,000円はなしでしょう。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 例えばイベントに参加していただいたら、その参加費用として3,000円、それから、情報発信等をしていただけると、それの謝礼としてもまた3,000円ということでプラスさせていただいているところでございます。 ◆荒木 委員 何で突然、手を挙げたかというと、やはりきちんとしたことはきちんとしないと。お金で釣るわけではないよ、お金で釣るから来てと言っているわけではないけれども、その辺、ちょっと分かってもらって、少し考えてもらいたいね。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 先ほど、ほかの委員の方からございましたが、この方たちの多くは、大田区が好きで、人が大好きで、皆さんの役に立ちたいと言っていただいている方たちがとても多くございます。  また、今、委員お話しのように、お仕事を持ちながらやっている方もいらっしゃいます。その方たちも無理のないように、例えば土日のときのイベント参加ですとかという形でやらせていただいているところがございます。  委員の話としては受け止めますが、今のところはこちらでやらせていただきたいと思います。 ○松本 委員長 続いて、ふれあい動画コンテストについて。 ◆小峰 委員 以前、私が区民の方に動画を募集したらどうかというご提案をさせていただいた記憶が本会議等でありますので、今回とてもわくわくしながら拝見をしました。  (2)の「手のひらたたけば」について説明いただければと思います。 ◎山本 文化振興課長 「手のひらたたけば」につきましては、大田区観光PR特使シクラメンさんが昨年作った、大田区からお願いして作った曲でございます。昨年の9月の中旬に発売しているところでございますが、まだそんなに広がっていないところでございます。  今回、OTAふれあいフェスタのふれあい動画コンテストとして、そして代替事業で実施させていただく中では、シクラメンさんに簡単な振りつけを作っていただいて、誰もが簡単に踊れるような動画を作成し、それをいろいろな学校とか児童館とか高齢者の施設とか障がい者の施設とか商店街、企業の皆様に簡単に踊ってもらって、応募をしていただきたいと思っております。  また、その集まった動画につきましては、シクラメンさんと同時にプロモーションビデオなどを制作して、また、大田区からこういうふれあい、絆づくりができたのだということを発信してまいりたいと思っております。 ◆小峰 委員 私もユーチューブで、この「手のひらたたけば」を拝見しまして、画像自体がとても大田区のいいところを網羅されていて、明るくて、振りつけも幼稚園からご高齢の方まですぐできるような工夫がありまして、見ていてわくわくしました。  これを拝見して、AKB48のフォーチュンクッキーも一緒に見たときに、すごく気持ちが高揚していったのですね。  コロナ禍において楽しいことがどんどん我慢に変わってきている中で、こうやってみんなでもう1回、大田区を盛り上げようよというこの企画はとてもすてきだなと思いました。  これを皆様に、例えば幼稚園から、保育園から高齢者施設までというお話がありましたけれども、広めていく、または応募していただけるような仕掛けというのはありますか。 ◎山本 文化振興課長 多くの方々にご応募をしていただく工夫がやはり一番大事だなと思っております。  区報、また、ホームページ等でのPRというところはさせていただくところでございますが、担当、また、私も含めて、各事業者のところにご案内にお伺いしたりすることを通じてPRに努めてまいりたいと思います。  また、OTAふれあいフェスタもそうですけれども、やはり人と人との関係性の中でこの事業について広まっていくことも期待しているところでございます。 ◆小峰 委員 テレビなどで拝見していると、大体そういうものが波及していくときには、振りつけ動画みたいなものが必ず出ているのですね。なので、それとともに踊ってみた、みたいな形で職員の代表の方に踊っていただくとか、誰でもできるのだなというような仕掛けというのも、区長というお話も出てきましたけれども、委員長もいいかなと思っておりますけれども。  何か見ていて心が元気になるような、みんなでやっていこうというような仕掛けというのをもう一歩、強く要望させていただきます。  そしてもう一つ、最後に、プロモーションビデオとして作成して広報するとありましたので、その広報の仕方も幅広く区民の方々の目に留まるようなご努力をいただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎山本 文化振興課長 1点目の振りつけを職員、また、区長はじめ区議会の議員方というところはまだ検討していないところでございますが、そういうような風土をこの区役所の中につくっていきたいなということは心がけてまいります。  また、プロモーションビデオのPRでございますが、ケーブルテレビはこの作成についてご協力をいただいておりますので、ケーブルテレビを通じてのプロモーションというところはご協力をいただけるところかなと思います。  また、様々なプレスリリースなどを通じて区民の方々に広く知ってもらう、また、感じてもらうような仕掛けづくりをしてまいりたいと思います。 ◆小峰 委員 鹿児島市だったかと記憶するのですが、やはり市をアピールするプロモーションビデオが群を抜いて楽しいものがあった記憶がよみがえってきました。  大田区ここにありという、そういうものを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆岸田 委員 いろいろなメディアを使ってという話の中で、今、池上線、多摩川線の新しい車両に、テレビ画面の広告の中に大田区の文化振興協会の本当に僅かな、多分5秒ぐらいだろうと思う、1サイクルが6分あるかないかの中で5秒ぐらいの、やっと大田区の名前が出てきたのですよね。これは多分、そちらで要請して出したのだろうとは思うのですけれども、これは入れていただいたということなのでしょうか。 ◎山本 文化振興課長 東急池上線、多摩川線の区間でのトレインチャンネル、ビデオですね。それについては、文化振興協会の広報の取組として、今年度からスタートしているところです。9月からスタートしているところですので、一番直近の映像をご覧いただいたのかなと存じます。  文化振興協会が独自に東急と契約をさせていただいて、ケーブルテレビの番組を、文化振興協会の様々な事業についてのPRを載せる番組をつくりまして、それについて東急のほうで広報していただいているものです。 ◆岸田 委員 いろいろな議員から、ぜひあそこに大田区の、品川区の広告ばかりというか品川区の案内ばかりだったので、やっと入れていただいて、本当に多分5秒か6秒ぐらいなのですけれども、とてもいいなと思うので。  ぜひこういうビデオを、もちろんこれ、1分なんか入れていただけるかどうか分からないとしても、ぜひPRを積極的にお願いしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。頑張ってください。 ○松本 委員長 それでは、観光・国際都市部への質疑は以上といたします。  続いて、産業経済部からの報告に対する質疑をお願いいたします。  まず、区内産業への影響調査について。 ◆佐藤 委員 この新型コロナウイルス感染症に関わりまして、区内産業にどのような影響が出ているのか、まず調査をして、それで大田区の施策をしっかり進めていただきたいということは、私も予算特別委員会などでも求めましたので、今回、取りあえず1回目が終わったという、そういう報告になっていますが、まず一つ聞きたいのは、今回、回答数が530件であったということですが、当初予定していたものと、実際に全体でこれをやって何が見えてきたのかということを教えていただけますか。 ◎大木 産業振興課長 まず、想定した件数につきましては530件、これは評価が分かれると思っています。インターネット上での調査ですので、できるだけスマートフォンなども使って答えやすく設問を作ったという我々の意図としては、もう少し行ってもよかったなという部分と、逆に、ご協力いただいた方が、こういう大変な時期の中でご協力いただいた事業者の皆さんがこれだけいたのだということの表れでもありますので、ここについては若干評価が分かれるかなとは考えております。  2回目以降につきましても、この530件で満足することなく、できるだけ多くの事業者の皆さんにご回答いただけるように、周知徹底は努めてまいりたいと考えてございます。  今回の調査の中で見えてきたものという部分につきましては、何回か複数回、継続して調査していくことで、推移の中で分析なり見ていこうというところもありますので、1回目で何かがはっきり明確に見えたということはなかなか申し上げづらいなというところではありますが。  一つあるのが、別紙の影響調査の結果についてという資料の2ページ目、配信の資料ですと3ページ目に、調査結果で、前年同月を100とした場合の今年の2月から6月の売上げということを聞かせていただいています。  この中では、やはり2、3、4、5、6と、当然、前年に比べて大変だというお答えが多いのですけれども、一番底を打っているのが5月、6月は若干盛り返してきている部分が見えるかなと感じております。  ですので、今度9月の調査では、この6月、7月以降についても同様にお聞きする想定をしていますので、この辺で区内産業に対するコロナウイルス感染症の影響が、どこが一番底だったのかということについては見えてくるかなと。  感染状況も比例して4月、5月は緊急事態宣言が出ていた時期というところもありますので、そういったところとの関係性みたいなものももう少し、次回、またその次ということで調査をしていく中ではっきり見えてくるのかなとは考えております。 ◆佐藤 委員 ここに、2回目の調査についてということで、時期と1回目からの改善点が出されていますが、2回目もウェブ上でのアンケート形式と書いていますが、実際に、今、課長もスマートフォンという話をされましたけれども、ウェブを使える人と使えない人と、また、年代によってその差というのが出てきている部分もあると思うのですが。  今回、たしかウェブ中心にしながら、紙形式でもやっているはずなのですよね。その辺の割合、紙とウェブの割合。今回の割合と、あと2回目は、改善点で各団体などからお願いもする、郵送もやるということも書いていますけど、その辺の割合も、1回目はどうだったのか、それで2回目はどう考えているのか教えていただけますか。 ◎大木 産業振興課長 今、私の手元で、ウェブと紙の回答の比率については数字を持ち合わせてございませんので、後ほど個別にご報告させていただければと思います。  2回目につきましても、当然ながら、その1回目の530件をできるだけ多く増やしてご回答いただけるように働きかけ、周知については徹底をしてまいりたいと考えております。  特に、資料にも記載させていただきましたが、飲食店の皆さんの回答数がもう少し増えてくると、より傾向がはっきりするかなと考えてございますし、今回、協力金の給付もございますので、こういったところの周知と併せて、きちんとアンケートへのご協力のお願いと、それから、協力金がありますよというところの周知を図っていきたいと考えます。 ◆佐藤 委員 今、飲食店の話がありましたが、別紙を見ますと、業種ごとの内訳で回答数が出ていますけれども、これを見ますと、一番多いのは医療福祉関係で188件、全体の35.4%、続いて製造業が94件、全体の17.7%、それに続いてサービス業、その他、これが59件で全体の11.1%。飲食店は僅か10件ということですから、本当にこれは僅かだったなと見ているのですが。  内訳がこういうふうに偏ったと見ていいのかどうか分かりませんけれども、数字で分散しているのは、これはやはりウェブ方式だったからなのか、それとも各団体に頼んだところが、割とそこで答えやすかったのがこういうところだったのか、どう見ているのですか。 ◎大木 産業振興課長 回答の業種、業態の数字の違いにつきましては、なかなか一概にこういうことが理由だったのではないかというところが申し上げにくい部分があるかなと考えます。  委員ご指摘のとおり、様々なルートでご協力のお願いをさせていただきましたが、それがその団体を通じてどこまで行き届いたかというところも一つ理由としてあると思いますし、営業の形態によって、お答えをいただく時間的な余裕ですとか、そういったところがある方、ない方、また、場合によってはインターネットの形式というところがなかなか難しい部分があった業種も場合によってはあるかもしれませんけれども、ただ、こういったところをトータルで考えて、できるだけ業態ごとの偏りがないような形でお知らせ、アンケートのご協力依頼というのは、我々としても図っていかなければいけないとは考えております。  ただ、なかなかいかんせん、一軒一軒お伺いして用紙をお渡しして、それで回答をいただくというところまでの物理的な手数をかけておりませんので、そのお答えいただく方のご協力いただくお気持ちによってくる部分はどうしても出てしまうのですが。
     ただ、そうは言っても、できるだけ多くの方にお答えいただく、また、業態の偏りができるだけ出ないような形での周知に努めていきたいと考えてございます。 ◆佐藤 委員 これはやはり業種などによって、大分、結果が変わってくるのではないかと思います。  先ほど課長が紹介していただいた調査結果2の(1)前年同月比でどうだったのか、5月が底を打ったと。確かにこれを見るとそうなのですけれども、これは業種ごとというのも出ていませんし、下に出ているのは参考ということで、東京都中小企業の景況、都内全域ということで出ていますが。  区内で今回の調査で、飲食店は僅か10件しか取れなかったということなども踏まえて、また、宿泊業なども12件しか取れなかったところを踏まえると、これが正確か、何をもって正確かという話はあると思うのですが、実際に取りたかったものがどうだったのかというところで見ると、やはり各業種ごと、最低これぐらいは取らないといけない、あと、大田区は製造業が多かったら、製造業は最低これぐらいは取っておかないととか、そういうものは見えてくると思うのですよね。  もちろんウェブでやるのが一番早いということでやっているとは思うのですが、紙も含めまして、区内の実態がどうなっているのかというのをしっかり見ていただきたいと思うのですが、その辺の業種の偏りをつくらない、なるべく実態をどういうふうに正確に捉えるかというところでの調査の改善というのは必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎大木 産業振興課長 委員お話しのとおり、何が正確かというところについては評価が難しいかなと思います。  ただ、出てきた数字は客観的な数字として、これは我々は捉えなければいけないと思いますし、ご指摘のとおり、業種ごとに回答の傾向も分かれてくるかなと考えます。  今回のご報告は、第1回目の集計を、第1回目の速報という形で今回お示しをさせていただきました。今後、2回、3回と継続していく中で、クロス分析ですとか、そういったところも含めて、また、全体の傾向との比較みたいなところもやっていきながら、大田区としての傾向、どういった形が影響として表れてくるのか、こういったところはしっかりと把握してまいりたいと考えます。 ◆佐藤 委員 今後の見通しのところを見ましても、先が見えない、現在よりさらに悪化、当分変わらないを含めまして7割、8割を超えるという、そういう状況になっていて、徐々に改善というのは僅か11.3%で、急激に改善が0.2%とか、既に改善0.8%という状況ですから。やはり今も含めまして、今後の見通しを見ても、はっきり言って明るい材料がなかなか見つからないというのが状況ではないでしょうか。  各業種ごとによっても若干違う面もありますし、今、国や都や区が打っている施策についても、認知度もやはりまだまだ低いし足りない。足りないというのは、施策そのものがまだ不足しているというのが、私は今回のこの調査結果でも明らかになっていると思います。  引き続きこういう調査を定期的に行っていくということですから、区内の各業種も含めまして実態を正確につかんでいただいて、そして、その上に立って、今、何が施策として必要なのかというところを正確につかんだ上での施策展開というものを検討し実施していただくことを要望します。 ◆野呂 委員 このアンケートを継続してやってくださるということで、これがやはり今後とても大事だなと思うのですけれども。  530件の中で、大変厳しいと回答された方たちがたくさんいらっしゃって、その事業者に個別に電話等で聞き取りをするということはしていらっしゃいますか。 ◎大木 産業振興課長 今回のアンケートは、基本的には個人の属性が分かるものについての設問が入ってございません。無記名でお答えいただいておりますので、特定のお答えをいただいた方に対する個別のアプローチというのは今回のアンケートの中では想定しておりません。 ◆野呂 委員 そうすると、今、佐藤委員もおっしゃいましたけれども、ウェブ上だけではなくて、7月の委員会で、ウェブでの回答が困難な方にはファックスを送付するということでしたけど、そのウェブ上での回答が困難な方というのはどう把握してファックスを送っていますか。 ◎大木 産業振興課長 紙でお答えしたいという方、ご連絡をいただければそちらに対してお送りするという形になりますので、どうしてもお答えいただく方からのアクションが一旦必要になってまいります。  繰り返しになりますけれども、ウェブ上のアンケートの中で個別の属性が分かることを必須の回答として設定しているところがございませんので、そちらについてはご要望いただいた方に対しては紙の資料でお送りするという形になっています。 ◆野呂 委員 持続化給付金の申請で相談を受けた方が、全く分からないといって、一緒に行こうと思って蒲田の東口に、だけど、密になるから1人で来なさいということで行けなかったのですよ。でも、向こうには専門スタッフもいらっしゃるようだったので、一応、書類を全部準備して、必要な書き方とか申告の書類とかを準備して行ってもらったのですけれども。  本当にネット環境とかそういうこととは無縁で、たったお一人で事業していらっしゃる方たちが、うちの地域なんかは、結構、一人親方というのですか、いらっしゃるのですよね。  やはりそういう方たちにウェブと言っても本当に分かりづらいので、今後、継続してやってくださるのですから、1回、紙ベースで送ってこういう調査をすると。紙が欲しい方はどうぞ、ウェブの人はURLを書いておいてくだされば全部そちらで申請できるので、そういった丁寧な取組をして、この530件という件数を上げていただくご努力をしてくださればいいと思うのですね。  その結果が今回の補正の予算の中にも産業経済部として組まれて、次々と打ち出されてくるかと思いますので、やはり今皆さん大変で、特に日銭が必要な飲食店は厳しくて、それが回答が10件という状況で、皆さん忙しくて何も、声を上げている暇もないのかなという気もするのですけれども、そういった丁寧な取組を要望させていただきます。  もう一つ、この4月、6月で101以上の回答した事業所が1割、これは業種として特定できるのですか。 ◎大木 産業振興課長 先ほども申し上げましたが、現時点では全体の数字が上がってきたものをそのままグラフ化していますので、業種によっての特定は、今後、クロスの分析をする中で明確になってくるかなと考えます。 ◆野呂 委員 区内企業が宝物のような中で、産業経済部としてそういうクロス集計も含めて、何が課題か、何が必要かということを今後、頑張っていただきたいと思います。 ◆荒木 委員 こういう調査資料を見ると必ず私は言うのだけれども、一つは、調査が目的ではないのだからね、それは毎回言っていますよね。調査をして、ではこの後に何をするのかというのが一番の課題なのだから、立派な調査ができたなんて喜んでいる場合ではないのだからね。  それともう一つ、これ本当に見ていると真っ暗なのだけれども。中には、レアケースでごく一部かもしれないけれども、荒木さん、実は去年より売れちゃってさなんて、回っていると分かるでしょう、いるのだよね。  例えば個人のお店でこつこつやっていたお店は、スーパーなんかに行くと密になるからとお客が回避してくるのだよね。例えば八百屋だのお肉屋だの、スーパーに行かないで、買物かごを持って、これください、コロッケください、お惣菜にするから何くださいって。  それで、もともと去年より売れたといったって大したことはないのだろうけれども、これはうれしい話なのだから、こういうのも一つのスポットとして取り上げる方法って、ないですかね。嫌がるのだよ聞くと、こんなにみんな商店街がシャッター閉めているところがあるのに、実は去年よりも売れちゃってさなんて、確かに気持ちは分かるのだけれども、そういうことがあるのだということは、ぜひ頑張ってくれという意味で、工業のことはよく知らないけど、特に商売、商店街の頑張っているところがあるから、それを励みにしてください。  それで、大田区に対しては喜んでいますよ、いろいろ気を使ってくれていると。 ◎大木 産業振興課長 ただいま委員からご指摘いただいた、まさにみんながみんな全てが悪いということではないという部分が、今回の調査結果の中でも、先ほど申し上げた5月、6月で、前年と比べて少し底を打って盛り返してきているというところ、また、(3)で今後の見通しについてというところで、やはり先が見えないとか悲観的なお答えが多いのですけれども、逆にこんな状況の中でも徐々に改善しているというのが11.3%、1割の方がいらっしゃるというところは、これはなかなか全体のパーセントとしては、たった1割と見える部分があるかもしれませんけれども、こういった少し先行きが明るく見えてきているというお答えをいただいている方もいらっしゃる、これも事実だと思っております。  こういった方々は、なかなか表だって声を上げていただけない、うち儲かっちゃってというのは、なかなか言いづらいというのも確かにそのとおりでございますが、ただ、客観的な数字としてこういったところも見えてきますので、この辺も含めて、今後、2回目以降の調査でさらに分析をしっかりとして発信していきたいと考えます。 ◆荒木 委員 私の大好きな例があるのだけれども、和菓子屋、どこだと特定はしないけど。  5月ってステイホームだったっけ、もともと家が菓子屋だったから敏感なのだけど、5月5日の、かしわ餅を売るのに、店を開けたら何かざわざわしているのだって。そうしたら、遠くに行かない、近所のお菓子屋で買うというので、店を開けたら80メートルぐらい並んでいたのだって。まじめな話よ。それで、喜んで、お客は1人ずつしか入れないようにしてやっていたのだけど、パトカーが来たという話なのだよね。  そういう、この例がすごいうれしい話でさ、そういうときこそ頑張っていればやれるのだなという話で、覚えといて。どこだか特定したら駄目だよ、後で怒られてしまう。 ◆田島 委員 この調査を行うという報告のときに、調査項目の中に危機を乗り越えるアイデアについても調査するとなっていたかと思うのですけれども、今回のこの調査結果の概要については、そのあたりの記載がなかったのですけれども、そのあたりの危機を乗り越えるアイデアについては調査できたのでしょうか。 ◎大木 産業振興課長 自由記載欄の部分でございますので、今回の報告の中には掲載してございませんが、私も全部つぶさに見たわけではございませんけれども、幾つか書いていただいている例はございますので、次回以降、ご報告させていただく中で、そういった部分も報告資料には反映していきたいと思います。 ◆田島 委員 今の売上げが伸びたところも、事業者もあるという中で、逆に反転攻勢で、今まで悪かったけど、これからよくしていこうという事業者がほとんどだと思いますので、ぜひそういったアイデアについても共有というのでしょうか、ぜひ広く周知していただいて、こういったことを参考に反転攻勢の一助にしていくというか、そういったところもぜひ気を配っていただければなと思います。 ◆小峰 委員 今のに関連してなのですけれども、わざわざ記入していただくということのハードルを考えるとすると、徐々に改善の11.3%の方たちがどんな努力をされたかというのが、またそこから枝に分かれてチェックができるようなものというところでの現状把握というのができるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎大木 産業振興課長 回答いただいている方の全ての方のフォームが保存されていますので、詳細な分析は可能だと考えます。  現時点ではそこまでまだたどり着いてはいませんけれども、当然、次以降の施策を検討していくために必要な材料だと思いますので、そういった分析もしっかりとやっていきたいと思います。 ◆小峰 委員 大変な公務の中の細かなところなのですが、すごく重要かなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○松本 委員長 それでは、最後、おおた商い観光展について。 ◆野呂 委員 ここにあるポスターというのでしょうか、カラーの「好きです、大田区〜我がまち再発見!〜」、これは各商店に掲示していただくポスターと考えればいいのですか。 ◎大木 産業振興課長 このイラストそのものではございませんが、これがベースとなってチラシなりポスターなりで、これから周知を図ってまいりたいと考えております。 ◆野呂 委員 商店街が、やはり密を避けるためにお客様の数も減らしていますし、席が1人おきになるように。ですから、経営していても昔のように戻らないという状況の中で、こういった商い観光展をストップさせずに、別形式でやるということは大変重要かなと思います。  先般、2定でプレミアム付商品券を含む補正予算が成立しましたけれども、なかなか取り組めない商店街もあるように聞いているのですね。そういったことも含めて全体として商店の底上げが必要なのですけれども。  これに関連して、プレミアム付きの商品券の取組状況を把握していらっしゃいますか。全部で幾つの商店で、その中で実施しているところ、していないところの状況はどうでしょうか。 ◎大木 産業振興課長 実は、現在、絶賛調整中といいますか、多くの商店街から区商連を通じてお問合せをいただいていまして、今後、検討していく予定というのが幾つもございます。  現在、そちらを状況として、今、集計している最中でございますので、次回の委員会でご報告させていただければと思います。 ◆野呂 委員 既に実施しているところもあると思うのですけれども、その数もまだ分からないですか。 ◎大木 産業振興課長 今、手元にございませんので正確な数字ではないのですけれども、たしか、売り出しをした、既に完了しているのが六つか七つぐらいの商店街、もしくは商店街の集まりという形だったと記憶しています。 ◆野呂 委員 せっかく補正を組んでいるので、そういったものを合わせて活性化ができるように。何か目立つようなポスターも作ってくださって、広報に努めてくださるようにお願いしたいと思います。 ◆佐藤 委員 私もこれを読んだのですが、あまり理解できなくて。  つまり、商い観光展はPiOを中心に、いつも2日間かな、やっているわけですけれども、大田区のまち全体を一つの会場で、10月1日から12月16日まで、開催エリアは区内各地だと書いてあるわけですが、予定来場者数が1万人で参加費が5,500円でと書いてあるわけですけれども。  これは分散をしてそれで開催すると。10月1日から12月16日に、それぞれいろいろなところで散発的に商い観光展だといって開きますよということなのかなと思っているわけですが。  それを冊子か何かにして、今日はここ、あしたはここ、2週間後にはここでこんなことをやっていますということを知らせてやっていくということなのですか。 ◎大木 産業振興課長 今回、この催しの企画の詳細につきましては、商い観光展の特設サイトをホームページ上に立ち上げます。その中で、例えば先ほどのプレミアム付地域商品券なんかも、この時期にはここで売りますよとか、こういったところでやりますよとか。  また、今、全部で事業者が、現時点で65事業者が参加を表明していただいています。そういった事業者各店舗での、こういったお得情報がありますよとか、そういったところについても、そのサイトを通じて発信をさせていただきます。  当然ながら、サイトがありますよというお知らせは、区の広報媒体を使ってしっかりとPRしていきたいと考えております。 ◆佐藤 委員 つまり、1か所に何人以上集まると密になるから、だから分散してということなのか、それで、同じ日にやってしまうと、やはりそれでもぞろぞろ、ぞろぞろとなるから日にちも分けるということなのかなと思うのですが、それを商い観光展と称するわけですけれども、やはりこのコロナ禍での下でも少しでもにぎわいをどうつくっていくかという、そういう工夫ですか。 ◎大木 産業振興課長 おっしゃるとおりでございます。 ○松本 委員長 それでは、産業経済部への質疑は以上といたします。  工業振興担当課長はご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席)  それでは、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  最後に次回の委員会日程について確認をさせていただきます。  次回の委員会は9月24日、木曜日、午前10時から開会ということでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 そのようにさせていただきます。  以上で地域産業委員会を閉会いたします。                午前11時55分閉会...