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  1. 大田区議会 2020-07-15
    令和 2年 7月  地域産業委員会−07月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年 7月  地域産業委員会−07月15日-01号令和 2年 7月  地域産業委員会 令和2年7月15日                午前10時00分開会 ○松本 委員長 ただいまから、地域産業委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、傍聴人が激しく咳込むなどの体調不良の症状が見られた場合、周囲への影響を鑑み、委員長の判断により傍聴人には退室いただくことをお願いする場合があります。  今般の社会情勢に鑑み、このような対応をさせていただく場合があることをご理解いただきますとともに、あらかじめご了承願います。  継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、本日も資料の理事者説明は省略とさせていただきますが、各部の事業概要について補足説明を行いたい旨、理事者から申し出がありましたので、これを許可いたします。  それでは、事業概要について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎近藤 地域力推進課長 地域力推進部資料番号3をご覧いただければと思います。補足説明のほうをさせていただきます。  令和2年度の地域力推進部事業概要として、部の目標、重点項目、組織、職員配置、各課の主な課題や事務事業をまとめております。  5ページ目をご覧いただければと思います。  令和2年度の部の目標を記載しております。今般の新型コロナ感染症がまん延する中、区として、区民の生命と健康、生活を守るため感染症対策を徹底するとともに、区民生活事業者、地域の関係団体等の活動を支援していくべき、重大な局面にあります。  また、感染症や大規模災害を含め、社会経済状況の先行きを見通すことが難しい時代にあっては、状況の大きな変化にも柔軟に対応できる、強くしなやかな行政運営及び地域づくりへと見直ししていくことが重要です。これらを踏まえ、令和2年度の地域力推進部の目標として、五つ設定いたしました。  以下、重点項目等を記載しております。詳細につきましては、説明は、割愛をさせていただきます。後ほどお目通しをいただき、何かございましたら、個別に対応させていただければと存じます。 ◎白根 観光課長 観光・国際都市部資料番号1をご覧ください。令和2年度観光・国際都市部事務事業概要として、部の目標、重点項目、組織、職員配置、各課の主な課題や事務事業をまとめております。  1ページをご覧ください。冒頭に部の目標を掲げております。  現在、区内経済は極めて厳しい局面に立たされておりますが、新型コロナウイルスとの共存という新しい日常への対応が求められる中、観光・国際都市部は、様々な資源を総動員し、区民のQOL、生活の質を高める事業を展開してまいります。  また、新型コロナ収束を見据え、本年度、最大限の波及効果を生み出す準備期間と位置づけ、職員が一丸となって取り組み、区政始まって以来の最大の難局を乗り越えてまいりたいと考えております。
     以下に、重点項目等を記載しております。  なお、詳細につきましては、説明を割愛させていただきます。後ほど、お目通しをいただき、何かございましたら、個別に対応させていただければと存じます。 ◎大木 産業振興課長 それでは、私のほうからは、産業経済部資料番号1番、事業概要についてご報告を申し上げます。  令和2年度の産業経済部事業概要といたしまして、部の目標、重点項目、組織、職員配置、主な課題、事務事業についてまとめてございます。  詳細につきましては、後ほどお読み取りをいただければと考えてございますが、10ページにございます、産業経済部の目標につきまして、簡単にご報告を申し上げます。  新型コロナウイルスの状況につきましては、いまだ不透明な見通しが続いておりますが、そんな中でも、産業経済部といたしましては、区内産業新型コロナウイルス感染症による危機を乗り越えることができるよう、人員や予算などの経営資源を重点的かつ効果的に投下をし、産業経済部と大田区産業振興協会の総力を挙げて、中小企業小規模事業者をはじめとする、区内の様々な事業者を支援していかなければならないと考えてございます。そのために必要な事業を速やかに展開してまいりたいというところでございます。  取組の詳細につきましては、ご意見・ご質問などございましたら、後日、個別にお聞かせいただければ、お答えをさせていただきたいと考えます。  今後とも、ご理解、ご協力のほどをよろしくお願いいたします。 ○松本 委員長 それでは、委員の皆様からの質疑に入りますけれども、ただいま説明のありました各部の事業概要につきましては、何かございましたら個別にご対応いただくということで、委員の皆様のご理解、ご協力をお願いしたいと思います。  それでは、まずは、地域力推進部からの報告に対する質疑をお願いいたします。報告順で、特別出張所所管施設改修工事等による使用休止について。 ◆田島 委員 こちらのほうなのですけれども、対象施設として4施設掲げられております。  それぞれ、いろいろな照明とか、床の改修とかあるのですけれども、その中でコミュニティセンター羽田旭は、床部分補修となっておりまして、嶺町のほうは床改修ということで、この表記の仕方が違うのですけれども、コミュニティセンター旭部分改修について教えていただけますでしょうか。 ◎近藤 地域力推進課長 今回、それぞれの工事を行うわけなのですが、コミュニティセンター羽田旭につきましては、施設の更新が迫っており、今後の施設の整備も含めた上で、今回は全面改修ではなく、部分的な破損箇所の補修にとどめているということでございます。 ◆田島 委員 建物の更新が迫っているということなのですけれども、それは、具体的にはいつからになりますでしょうか。 ◎竹田 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 こちらにつきましては、今年度、基本計画を策定しまして、来年度以降、業者を選定しまして、それ以降、設計工事に入ります。  令和5年度以降、供用開始というスケジュールで今考えているところです。 ◆田島 委員 そうすると、1、2年ほど工事まであるということなのですけれども、それまでの間の部分改修というか、つなぎの改修ということで、よろしいのでしょうか。 ◎近藤 地域力推進課長 そのとおりでございます。 ◆荒木 委員 嶺町文化センターだけれども、これは、かなり古いよね。  それで、とても気になっているのは、体育館も今、床がべこべこなのだけれども、利用率は、今までどのくらいあったのですか。 ◎近藤 地域力推進課長 委員お話しのとおり、嶺町文化センターなのですけれども、こちらは昭和62年に設置ですので、築年数は30年を超えております。  利用率なのですけれども、体育施設は一般的に非常に高くなっておりまして、令和元年度で言いますと、97.8%の利用率、前年の平成30年度も同様に97.8%ということで、ほぼ全面的な利用率は高いという状況です。 ◆荒木 委員 総合施設で、できた当時は、みんなで見に行って、大変な人気で、なかなか合理的な建物だなと思って見ていたのだけれども、2階の講堂の壁が、もう薄汚くなっていたりしているのだけれども、それも全部直してあるのですか。そこは、まだ入ったことがないのだけれども。  よく田園調布の消防団があそこで始式をやるのだよね。それで、すごく印象に残っているのだけれども。 ◎近藤 地域力推進課長 個々のところについては少し確認させていただきたいのですが、全般的に当然施設管理の中で、利用者にとって安全上問題があるようなところは、優先的に入っていきます。  また、当然壁面は、利用者にとって、使いやすい、あるいは気持ちよく利用していただけるように、そのことについては、施設管理者とは十分連携を取りながら対応していきたいと思っております。 ◆荒木 委員 役所言葉で何て言うのだか知らないのだけれども、普通自分の家だったら、軽微でも、何か壊れてしまったら、すぐ直すでしょう。役所は、それをやらないのだよね。何か一斉に直すのかよという、そこまで待っているのという感じがしてならないのだけれども、そういう考え方は、何て言うのだっけ。昔は、そういう考え方があったのだけれども、今はもう、例えば本当は少し壊れたら、養生をしたほうが長もちをするに決まっているのだけれども、その辺はどうですか。 ◎近藤 地域力推進課長 当然、日頃の維持管理、メンテが非常に大事でございます。施設部門からも定期的に施設管理者が、年間を通してそれぞれの施設を運用するに当たってチェックしなければいけない項目というのは指示が出ておりまして、これからの水の時期になれば、当然、排水溝とかそういうところの点検とかも必要になっております。  個々の内容につきましては、小破修繕の当然予算は組んでおりますので、必要に応じてきちんと対応はしていきたいと思っております。 ◆荒木 委員 嶺町のところだけではなくて、全施設をそう思うから、よろしくお願いします。 ○松本 委員長 続いて、資料番号5番、地域力応援基金助成事業について、質問。 ◆佐藤 委員 この地域力応援基金助成事業なのですが、昨年度はスタートアップ助成が、申請団体が8団体で、4団体に助成をしたと。ステップアップ助成は、昨年度、9団体から申請があって、7団体に助成をしたということなのですが、今回は、スタートアップが、申請事業数が6団体で、助成決定事業が5団体。ステップアップ助成のほうは、申請事業数3団体全てに助成をされているということなのですけれども、これは、昨年と今年を比べてみて、審査の仕方が変わったのか。それとも、なるべく多く出そうということでこうなっているのか。その辺の違いというのが、もしあれば教えていただけますか。 ◎中村 区民協働担当課長 制度として、昨年度に改定しておりますので、大きな変更はございません。申請団体を数多く採用したということではなく、あくまでも審査をさせていただいて、地域の皆様の貢献度につながる視点を持って審査をいたしましたので、それに該当する団体は、全て審査の中で評価をさせていただいております。 ◆佐藤 委員 もちろん予算が伴う事業にはなるのですけれども、その予算の中でやるのか、今、課長がお答えになったように、ある程度の基準を満たしていれば、予算の中という制約は、ある程度あるのかもしれませんけれども、採用するということでやっているのか。その辺で何か違うのかなと思っているのですが、教えていただけますか。 ◎中村 区民協働担当課長 委員がおっしゃるとおり、予算の上限というのは確かにございます。今回も前年もですけれども、予算を超える申請というものは、ございませんでした。  ですので、今回、申請いただいた皆様、団体に対しては、審査基準にのっとって審査させていただきました。 ◆佐藤 委員 予算内だったという話なのですけれども、そうなってきますと、昨年、スタートアップで8団体、ステップアップで9団体の申請があったということで、今年はそれよりも、結果的に申請団体数が下回ってしまったということになるのですが、この結果について、誰でも彼でも申請すればいいということだと私は思っているわけではないのですけれども、もう少し広報の仕方だとか、いろいろな団体がこういうことをやれば使えるのだという宣伝の仕方というのもあったのかなと思うのですけれども、その辺で、今考えていらっしゃることはありますか。 ◎中村 区民協働担当課長 お話のとおりに、皆様にこの制度を知っていただくということは、非常に重要なことだと思っております。  募集に当たりましても、募集期間スタート前から広報をさせていただき、募集期間も1月以上設定させていただきました。  申請件数が減っているということに関しましては、新規に関しまして、次に続く新たな取組への継続ですとか、また、違った分野、スタートからステップへの変更ですとか、そういった工夫もしていただきながら、団体の成長という点では、生かされているかと思います。  また、初めて助成をする団体、これから育っていただきたいという団体に関しましては、活動報告の場ですとか、昨年度ですと協働のフォーラムなどを実施いたしまして、広く皆様に知っていただく機会を設けてまいりました。  おっしゃるように、情報の提供については、今後も引き続き、可能な限り努めてまいりたいと思っております。 ◆佐藤 委員 特に、スタートアップ助成というのが、私は見ているところではあるのですけれども、地域力と、この間、区は言っているわけですけれども、様々な市民団体皆さんが、この地域力に貢献をして、それで大田区を盛り上げているということにつながっているものだと思うのですけれども、やはりそういう観点で考えると、いろいろな団体が活動されているということは間違いないと思うのですが、それをどのような視点で応援していくかというところで、やはり皆さんが、ある程度使えるものだという認識にするというか、ハードルを下げるということが、私は大事だと思いますので、これまで受けられたのはどういうものかと、全ての団体を私も全部つまびらかに把握しているわけではないのですけれども、こういうものでこういうことができたということも含めて、もっと広報で力を入れていただいて、多くの区民の皆さんが利用できる基金にしていただきたいということを要望しておきます。 ◆野呂 委員 このコロナの状況が続いている中で、各団体が申請した時期と、それから今の状況は、随分と変わっているかなと受け止めたのですね。  もう既にホームページでこの助成を受けた団体が、活動をアップしているところもあったのですけれども、やはり皆さん、お集まりになることが困難なために、例えばスカイプやズームで話し合いをして、その内容をアップするとしていましたけれども、今回、スタートアップ助成を見ても、いずれも皆さん、例えば高齢者が参加しやすくするとか、シンポジウムやセミナーの開催とか、コンサートを介護施設でデリバリーするとなっていますけれども、決定した時点と今の状況が大分違うので、団体のその活動の在り方を区のほうから何かサポートしたり、アドバイスしたり、そういった状況については、把握していらっしゃいますか。 ◎中村 区民協働担当課長 ご指摘のとおり、コロナウイルス感染拡大に関しましては、この二つの助成の申請時期は、まずスタートアップが4月6日からでした。そして、ステップアップが、2月4日からでございました。  ちょうどかぶる時期であり、まさに、その最中に応募をいただきました。団体の皆様からは、やはり申請をしたものの、この申請内容で果たして事業の実施が可能なのかというご相談は、書類審査の時点からございました。  審査する場合も、その事業が影響を受ける可能性がどんなことにあるのか。そうした場合には、事業の変更や見直しなど、早期の相談に応じるという準備をしていますというご案内もさせていただきました。  その上で、書類審査に出していただく規定の書類に加えて、プレゼンテーションという形で審査をいたしましたが、その際も、そういった点での配慮を中心にお話を伺いました。  それぞれの団体が、体を動かす場合、それから大勢来たら来たで、また対処が大変だというお悩みの声も頂いておりますので、審査で実施させていただく決定をした団体には、引き続き寄り添い、サポートしながら、伴走しながら、効果的な事業となるよう努めてまいりたいと思っております。 ◆野呂 委員 申請した当初と、また今もなかなか感染拡大が収まらない状況の中で不安を抱えながら、それでも、このスタートアップステップアップについて、区民を巻き込んで何とか頑張りたいという思いがあふれていらっしゃるかと思うので、若干やり方が変わっても、人数が少なくてもうまく進むように、やはり区のほうで、本当に丁寧に連絡を取って頑張っていただきたいなと思うのです。  事業者を見ると、区内の保育園のベテランの保育士が、この事業に参加していたりとか、様々な方たちで、自分たち専門性を生かして取り組みたいという思いがあふれていらっしゃる方もおいでになりますので、これは仮に、例えば1であっても2であっても、きちんと年間を通してやれるように、よろしくお願いいたします。 ◆荒木 委員 これは、こういう時期に、こんなに夢のある話が見られるととてもうれしいので、これは、もっといっぱいお願いしますと申し込みは来なかったですか。 ◎中村 区民協働担当課長 お申し込みの前に、申請に至る前にご相談は数回ございまして、ご相談いただいた団体には、ほぼご申請頂いております。 ◆荒木 委員 本当は、例えばこれ、内容を見ると、「ダンスで繋がる輪」、そんなところは、すごく夢のある話なのだから、これからも待っているのではなくて、こういうたちは、自分たちがやっていることは、必ずあるはずなのだ、もっともっと。こちらから探す姿勢でやってもらいたいのだけど、どうかな。  ただホームページに出しました、待っています、来ませんでしたと、それでは駄目だよ。どうですか。 ◎中村 区民協働担当課長 委員のお話にございましたように、確かに皆様、本当にこの困難な時期においても取り組みたいという意欲が、本当に前面に出ている皆さんでした。  そして、待ちではなく、今回、今年度から取り組ませていただいておりますが、パートナーシップということに着目して、助成を受ける団体だけではなくて、広く区民協働推進会議などを通してお声掛けを進めてまいりたいと思っております。18の地区を回らせていただく機会もありますので、そうした機会を捉えて、お声掛けを進めてまいります。 ◆小峰 委員 関連してです。今、お話を伺って感じたのですが、このコロナが、あと何年続くか分からないという状況下で、事業の内容が変わってくると思います。ズームを活用してとか、オンラインでとか、そういうことも広報の時に、例えば、こういうことも応募して構わないという、それも含めた上での広報活動を要望しますが、いかがでしょうか。 ◎中村 区民協働担当課長 事業を実施しようと、これから団体を立ち上げようという皆様にとりましては、事例の提示というのは、非常に有効な方法だと思っております。事例の提示には、何かご自身が考えていることとつながるものであったり、こうした実施するものも自分たちの団体のやっていることと通じるのではないかと感じていただく機会というのは、非常に大事だと思っております。  今までは、1日のイベントでNPOの活動などをご紹介する機会がありましたけれども、逆に1か所でできなくなることによって、小さくではありますけれども、情報発信に小まめに努めてまいります。 ○松本 委員長 続いて、資料番号6番、蒲田西地区都区合同庁舎」の整備計画の延期につきまして、質疑をお願いします。 ◆野呂 委員 まちづくり環境委員会には去年は、これはきっと報告が出なかったので、私は改めて今見ているのですけれども、実施設計は、ずれるのですよね。基本設計は、ほぼ同じで、実施設計がずれる理由は、どういうことなのですか。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 今回の報告の要旨といたしましては、具体的には、委員お話しのとおり、都区合同庁舎実施設計が1年ほど延期されるというものでございます。  この理由といたしましては、変更理由のところに書かせていただきましたけれども、東京都からの通知に基づくものでございます。  東京都からは、東京都においては新型コロナ感染症の影響により、都民の生命・財産への直接の関連性が低く、未着手、未発注、一時停止が可能な事業は、原則、延期または、中止しており、大田合同庁舎事業継続計画について検討した結果、今年度は、事業を実施せず、来年度に延期する予定としたため、ご理解、ご協力のほどをよろしくお願い申し上げますといった内容の通知を受けたところでございます。  こうした通知を踏まえまして、内部検討いたしました結果、このようなスケジュールの変更のご報告を申し上げているところでございます。 ◆野呂 委員 この間も、ずれてきましたよね。当初、平成36年度に合同庁舎完成予定だったのが、それが平成37年度にずれてきて、今度、またずれる。  実施設計ということは、建築関係の方にお聞きしましたら、今、すごくテレワークが進んでいて、実際、それでできるので、設計等はしているのだと聞いていましたけれども、コロナの影響であっても、実施設計を後にしなくてはいけないということが、あまり私には、よく理解できない。  そうすると、当初は令和7年に移転ということでしたけれども、令和8年にずれる。そうすると、これが仮設で、新蒲田のところの蒲田西地区の場所で借りて入る予定が、そっちもずっとずれていくということですよね。これは、どこまで影響するのですか、区の施設。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 今回の都区合同庁舎実施設計が、1年ほど延期されます。これに伴いまして、現在、蒲田西特別出張所が入居しております大田都税事務所解体工事、新しく建設する都区合同庁舎の工事や合同庁舎の竣工が、全て1年ほど後ろ倒しされることになります。  それで、都区合同庁舎の竣工が後ろ倒しになりますので、合同庁舎への移転を予定していた蒲田西特別出張所や区の関連施設の移転の時期が、当初の令和7年度から令和8年度に変更されることになるものでございます。  なお、委員のお話の中にございました、都区合同庁舎基本設計実施設計については、当初予定どおり、これまでは進んできているものと認識してございます。  今回、改めてコロナの影響で変更をご報告申し上げるものでございます。 ◆野呂 委員 では、実施設計を進められているということでよろしいのですか。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 基本設計が終わって、実施設計に入るところの段階でございました。そのタイミングで実施設計を今度、1年後ろ倒しになるというものでございます。 ◆野呂 委員 蒲田西地区まちづくり活用用地、そこに合同庁舎も仮移転して、ずっとやっていくということになっていたではないですか。そして、新蒲田のところを新しく複合施設にして、その前のところに仮移転だったのではなかったですか。私の間違いかな。  そうすると、いろいろなものが次々と、そこの仮のものがずっとあったり、影響するのかなと思って、区のものにも影響していくなという、それは間違った認識でしたか。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 まず、蒲田西特別出張所につきましては、元あった場所における旧庁舎の改修の工事後、令和3年度に移転する予定であること自体、これは変わりございません。  また、都区合同庁舎に入る予定の地域包括支援センター等につきましても、現在の場所、社会福祉センターでございますか。そちらに留まることが可能でございますので、したがいまして、1年延期に伴いまして、区民サービス低下等につながるような影響は、ないものと考えているところでございます。 ◆野呂 委員 特別出張所のことではなくて、蒲田西地区まちづくり活用用地があったではないですか。そこは、あれなのですか。新蒲田のところではなかったですか。そうですよね。そこはずっとそのまま置くということですよね。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 現在の都税事務所が解体されて、移転される先は、新蒲田のところにあります移転用地に仮移転とする予定ではございます。 ◆野呂 委員 そのことを言っていて、複合施設を大田区は、平成33年に新蒲田のところをオープンする予定にしていましたでしょう。来年度かな。それの前のところに、蒲田西まちづくり用地合同庁舎の仮設の仮移転する場所があって、それがずっとやはりそのままあるということですね。そういうものがどんどん後ろにずれていってしまう状況の中で、何か様々影響を受けるのかなと思ったので、確認したのです。特別出張所のことではないです。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 新蒲田一丁目の複合施設につきましては、現在も竣工に向けて工事を進めてございます。  その横の大田都税事務所の仮庁舎の移転につきましては、お話のように1年ずれますけれども、それ以降ずれてまいりますが、都区合同庁舎の建設自体は進めてまいりますので、いずれ都区合同庁舎、現在の大田都税事務所のほうに東京都の庁舎も戻ってくることでございます。 ◆野呂 委員 基本設計については、もう済んでいるということですよね。そうすると、1階から3階までうちが使うとか。その図面は、皆さん、もうきちんと確認はしているのですか。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 こちらの蒲田西地区都区合同庁舎整備計画につきましては、平成30年の7月の地域産業委員会のほうでご報告を申し上げている経緯がございまして、その中で、合同庁舎の区入居施設概要等につきまして、ご報告を申し上げているところでございます。 ◆佐藤 委員 今のご答弁の中でもお話しされていましたけれども、今回のこのスケジュールの変更によって、区民サービスへの影響がないというお話でしたけれども、今、それをどうつなげていくかというところで考えられているので、今現在の変わったとしても、区民サービスには影響ないというお話だったと思うのですが、これは、変更に東京都のそういう基準にのって、東京都と大田区の合同庁舎ということですから、実施設計ができないということで、こういう変更になっていると思うのですけれども、実際に大田区の損害というのは、区民サービスには影響がないわけですけれども、契約問題も含めてないのですか。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 損害と認定するかどうかは別といたしまして、やはりこういった東京都からの通知に基づきまして、それに対応する東京都との間の協議といったところについては、時間を要しました。  その間、蒲田西特別出張所が、現在の大田都税事務所のところに在室している時間が長くなりましたので、それに伴う賃借料等につきましては、発生しているところでございますが、こちらは、契約上の諸用の行政財産使用許可に基づく支払いでございますので、そちらについては、損害とは考えてございません。必要な経費と考えているところでございます。 ◆佐藤 委員 今、そういうお話ですけれども、契約上、成立していないから、ないのかとは思いますけれども、違約金が発生しているとか、そういった損失というのは、出ていないのですか。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 現在のところ、発生してございません。 ◆佐藤 委員 それで、東京都が基準をつくって、特に急がないようなところは、こういった形で先送りするという基準なのですが、大田区におきましては、このように採用されているのはあるのですか。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 こちらの区の全体の方針に関わる部分かと存じますが、現在、限られた行政財産を適正に配分いたしまして、より効果的、効率的な行政経営を実現するための事務事業の見直しが実施されているところでございますので、区の公共施設整備に係る方針につきましても、こうした見直しの状況を踏まえまして検討されていくことになるものと考えているところでございます。 ◆野呂 委員 ふれあいはすぬまの一部施設機能が、蒲田の西地区施設整備完了後に、都の施設に移転するということを、かつて委員会で報告されていたと思うのですけれども、このふれあいはすぬまへの影響は何もないのですか。 ◎堀江 蒲田西特別出張所長 蒲田西特別出張所の跡地にふれあいはすぬまの機能が入ってくるところでございますので、蒲田西特別出張所が、都区合同庁舎に入居するタイミングがずれることによって、その点については遅れるというところはございます。 ○松本 委員長 それでは、地域力推進部の質疑は、以上といたします。  臨時出席説明員の方は、ご退席いただいて結構です。  (理事者退席) ○松本 委員長 それでは、続いて、観光・国際都市部からの報告に対する質疑をお願いいたします。
     まず、資料番号の2番、セーラム、また、朝陽区関係の訪問団受入の中止について。 ◆田島 委員 派遣と受入中止ということで、その新型コロナウイルスの影響ということで、大変残念なのですけれども、そのうち、このセーラムについて応援ビデオメッセージの送信など、代替案というか、そういったことを検討しているということなのですけれども、これは、6月30日に大田区のプレスリリースで、その動画をビデオメッセージをつくりましたという内容が出ていたのですけれども、これが、この応援ビデオメッセージの送信に当てはまるものなのでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 委員がおっしゃるとおりでございます。 ◆田島 委員 私も拝見したのですけれども、ユーチューブの大田区チャンネルから探すのに結構苦労したというか、なかなか見つけるのに大変だったのですけれども。  また、内容も松原区長をはじめ、また塩野目議長をはじめ、大田区の関係者、セーラムクラブとか、またセーラムに派遣された先生とか子どもたちがメッセージを述べているのですけれども、区長、議長は、日本語なのですが、それ以外の方は、ほとんど英語というところで、当然向こうの英語圏の方に伝えるメッセージなので、当然だと思うのですけれども、私は英語が苦手なので、何をお話をされているのかが、なかなか字幕も英語だったりとかしたので、そこが残念なところではあったのですけれども。  ただ、向こうの受け手側としては、皆さん、結構子どもたちも流ちょうにお話をされていたり、また、部長も流ちょうな英語でおっしゃられていたりとかして、向こうには、その気持ちは伝わるのかなと思ったのですけれども、相手側のその反応というか、もうこれは、送られたのでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 今、お話にございましたように、各立場の方々が、一生懸命心を込めてメッセージを伝えさせていただいたところもございまして、セーラム市長のほうから、私たちの姉妹都市大田区、はるか遠くから、彼らのサポートをいただくことをすばらしいということでツイートしていただいたところがございました。  また、あちらの窓口をしていただいているピーター・ドーランさんは、ビデオを見た時、涙が出るほど感動をしたというコメントもいただきました。  また、そのピーターさんは、あちらの在ボストンの日本総領事館とボストン日本協会にもこのことを情報提供していただきまして、そちらから、またツイートを通じて、アメリカのほう、セーラムの皆さんのほうに伝えていただくことも、協力していただいているところでございます。 ◆田島 委員 そういうことで、相手側にも、その応援のメッセージというか、心が伝わったということでよかったとは思うのですけれども、心に残るそのビデオメッセージと併せて、形に残る応援というものも、何かする必要があるのかなと思いました。  去年、セーラムを訪問させていただいて、現地の高校の玄関のところに折り鶴が大量と言うと変ですけれども、多くの折り鶴が天井からぶら下がっていまして、聞いたら、現地の高校生が、みんなそれを折って、ぶら下げているということで、鶴は、日本で言えば、祈りを込めて折ることが多いものでもあるので、そのコロナの早期収束というか、そういったところを込めて、形に残る応援ということでも、何か贈り物をするとか、そういったところも何か考えたらいいのではないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 本来でしたら、お互いの訪問ができれば、フェイス・トゥ・フェイスの関係ができて、一番望ましかったと思います。それが、今回については難しかったということで、応援メッセージをさせていただきました。  今、委員がおっしゃるように、今後も心が通い合う交流ということをお互いにやっていこうということも確認しているところです。  例えば、絵はがきですとか絵手紙とか、大田セーラムクラブ等、関係する方たちのお力も借りつつ、継続していくとか、また、クリスマスカードをお互い送り合うとか、プレゼント交換するとか、そんなことも含めてやっていこうと考えています。  また、時差があって難しいところではございますが、テレビ電話とかもしながら、お互いの心を伝えたり、また、これからやろうとしていることの情報交換を行うなんてことも今、検討しているところでございます。 ◆田島 委員 顔が見える交流というところでは、ぜひ工夫しながら、お願いしたいと思うのですけれども、今のお話、これはセーラムということで、アメリカとのやり取りということになっているのですけれども、大田区は、その下にも書いてありますけれども、北京市朝陽区とか、大連市などとも交流をしておりますので、そういったところもぜひこの応援のやり取りといいますか、そういったところもやる必要があるのではないかなと。  アメリカも今、大変だと思うのですけれども、中国もこれまですごく大変な苦労をされていると思いますので、そこら辺の応援の仕方というのを中国のほうも考えたほうがいいのではないかなと思ったのですけれども、いかがでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 大田区と大連市、または朝陽区、過去のこの交流がずっと継続していたことが、一つ力になったところもあると思うのですが、今年の2月には、大田区のほうから医療用のマスクを送らせていただいたり、逆に、4月、5月には、中国のほうからマスク等を医療機関のほうに送っていただいたり、そういう形で一番大変な時に、一番必要なものを送り合うという交流を、ここまではさせていただきました。  こちらのほうは時差が1時間ほどですので、メールや電話という形の情報交換は、常に行わせていただいているところでございます。  委員から今、お話があったように、こちらについても、例えば、今のところは年賀状のやり取りだとか、そういう心の通い合うやり方についても、今後、検討していこうということで、先ほど、テレビ電話の話をさせていただきましたけれども、こちらともそういう回線もチャンネルをつくりながら、検討していきたいと思っているところです。 ○松本 委員長 それでは続いて、郷土博物館の工事実施による休館について。 ◆佐藤 委員 この大田区立郷土博物館なのですが、開館から40年を超えたということで、老朽化が生じているという内容なのですが、修繕内容も空調設備、変電設備、エレベーター設備、便所洋式化工事と書いていますけれども、これは大規模修繕工事ですよね。  昭和54年に開館ということで、大分経っているわけですけれども、前に馬込の地域で様々な公共工事の見直しをするのだという話も出ているわけですが、ここは郷土博物館ですから、それのみを大規模修繕工事するという計画でよろしいのですよね。 ◎山本 文化振興課長 委員お話しのとおり、今回は、空調、変電、また昇降機、トイレの工事のみなので、躯体とか、また展示スペースの関係の計画が入っておりません。  そういう意味で、工事としては大規模修繕工事という位置づけではないところではございます。 ◆佐藤 委員 そうすると、躯体などは今はやらないということですから、長寿命化工事ということにはならないと思うのですけれども、躯体をやらないということだから、これをやったことによって、建物の経年劣化を防ぐとか、減価償却の使用期間を延ばすとかということにはつながっていないのですか。 ◎山本 文化振興課長 区の建物で、大規模な工事は一応50年を目途に計画をしていくというところで考えておりますので、郷土博物館について、今回、40年を超えるというところで、この部分的な工事ということで、まとめたところでございます。 ◆佐藤 委員 そうすると、50年を超えた時点で、大規模工事、躯体に係る工事をするかどうかを、今後、また検討していくということになるのですか。 ◎山本 文化振興課長 委員お話しのとおり、そのころを目途に、馬込地区全体の動きもございますので、そういう中での検討になると思います。 ◆野呂 委員 私も、ここまで修繕をするのであれば、もう少し郷土博物館を魅力的なものに、内装も少しだけ手を加えるとかしてくださればよかったかなと思いながら、見ていました。  せっかく勝海舟記念館を造って、やはりつながるもの、郷土博物館とか、そうしたものが、せめて今、区内の方だけでも、三々五々見ていただくとかということが、必要なのではないかなと思っていたところです。  というのは、先般、アプリコの修繕をした時に、音響工事のために止めて、また工事ですよね。あの時、同時にできればよかったのに、何か終わったかなと思ったら、また工事とか、そういう状況は本当に残念なことだなと思うので、これは、もう今回は決まったことなので、本当に使いやすくて、古いお手洗いとかも使いやすくしてくださるのはいいかと思うので、今後、ぜひ頑張ってください。  それから、あと一つだけ。郷土博物館で先般、大変すばらしい天明家の冊子をつくって、やはりとてもいい仕事をしてくださっていますよね、郷土博物館の学芸員の方たちが。やはりそこで、いい仕事をしてくれている方たちは、区民はもちろんですけれども、そこの方たちも支えられる建物になってほしいなと思います。 ○松本 委員長 それでは続いて、勝海舟記念館隣地の整備等について。 ◆野呂 委員 これは、せっかく隣地整備をしてくださるのですけれども、ベンチのことで、3掛け、これは1個しかないのですかね。結構高齢者の方たちが見に行って、鑑賞していらっしゃることも多いと思うのですけれども、せっかく外に、これはつくってくださっても、ベンチが1個では寂しいのかなと思いつつ、それとも、もう少し置いてくださるのかどうか、その点は、いかがですか。 ◎山本 文化振興課長 現在、この図面の中では、パーコラ、日よけの下に、一応ベンチを2個置く予定なのですけれども、お客様の来場とかをしっかりと調査しながら、増やす必要があれば、また、その時点での検討というところになると思います。 ◆野呂 委員 せっかくここを整備して、例えば、たまにはここにカフェテラスのようにしてお茶を飲めるようなイベントをするとか、今後、ぜひ考えていただきたいのです。よその施設へ行きますと、大抵お茶を飲むスペースがありますよね。ここは、たしか自販機を置いていたのでしたか。寂しい感じなので、今は大変ですけれども、おいおいそういうことも、ぜひ考えていただきたいと思います。 ◎山本 文化振興課長 この場所が、第1種低層住宅専用地域になっております。そのようなことから、基本的に飲食店などの建築ができないところでございます。  ここの公園の利用をいただいている方には、勝海舟記念館での自動販売機とかを入館料とか払わずにご利用いただけるようにご案内いたしますので、そちらでの飲食の購入とかをしていただければ。また、一時の休憩とか、勝海舟記念館の中でできるようになっています。あと、トイレの利用とか、そういうのは、勝海舟記念館での利用をご案内するようにいたします。 ◆岸田 委員 後ろの路面のタイルのことなのですけれども、あそこの道を改修してから、まだ1年経っていないのに、また、これを設置していただくというのは、地域のたちからすると、結構いいなとは思うのですけれども、このタイル、右側のほうは色がついていないのですか。 ◎山本 文化振興課長 資料のほうが白黒となっているのですが、全てカラーでの印刷で、右は、浮世絵のカラーでのプリントになります。 ◆岸田 委員 ほかにもデザインがまだ、咸臨丸とか、袈裟掛松とかという何種類かあるみたいなのですけれども、これは、全部別々に10種類ぐらいつけていただけるということですか。 ◎山本 文化振興課長 絵柄でございますが、こちらでご案内している広重の浮世絵、洗足池の松のデザインとか、あと川瀬巴水の版画のデザインとか、あと、委員お話しの咸臨丸とか、あと、地域の景観、洗足池の景観、灯籠流しとか、そういうものを配したもので、10種類別々のもので地域の方々にも親しんでもらえるような、また、来館者の方に関しましても、勝海舟記念館までの誘導として楽しんでいただけるデザインを考えているところでございます。 ◆岸田 委員 今、設置していただいているタイル、白黒というか、灰色の2種類なのですけれども、白のタイルが、何か表面がカビが出るものがあるのですよ。このタイルは、どういうつくりをしているのか分からないですけれども、せっかく設置していただいたのが、色が変わるとかないようなきちんとしたタイルにしていただきたいというか、お願いを、大丈夫なのですか。 ◎山本 文化振興課長 今回のタイルは、セラミック製のタイルに、カラープリントをしたものになります。タイルの大きさは比較的小さくて、30センチ、30センチぐらいです。現状のタイルの中に一部埋め込む形を考えております。  現在のタイルの、カビとか、そういうものについては、再度、現場とかを拝見させていただいて、都市基盤整備部と調整とか、確認とかをさせていただきます。新しいタイルについては、色落ちのしないものということで、検討しているところでございます。 ◆岸田 委員 あそこは、道は、車が通るところと通らないところがありますよね。どういう設置の仕方をするのかな。車が通るところだと、上に乗られると結構傷みやすいのだろうと思うのですけれども、どういう設置の仕方をするのか。 ◎山本 文化振興課長 大森第六中学校側が歩道になっていますので、できるだけ歩道のほうの部分に敷設するということで考えているところで、今、そういう計画でございます。 ◆岸田 委員 この資料を見ますと、来月設置の予定ですよね。ですから、結構車の出入りがあるところと、全然ないところがあるので、車が乗っていくと、やはりいろいろと汚れがついたりとか、壊れたりとかとするのがあるので、そこもきちんと場所をうまくやっていただいて、せっかくいいのをつくっていただけるのなら、壊れないというか、設置していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○松本 委員長 それでは続いて、資料番号5番、「平和のメッセージ動画」の作成について。 ◆野呂 委員 これは、もう事業者は、決まっているのですか。それとも、何か区民の力を使ってつくるとか、どのようになっていますか。 ◎山本 文化振興課長 現在、作業を進めておりまして、既に事業者のほうは決定をしております。 ◆野呂 委員 この中に、例えば、区内で生活している子どもたちからの平和のメッセージが入るとか、そういったこともあるのですか。私は、やはり子どもたちが平和の大切さを小さい時からしっかり学んでいくということが、とても大事なことだと思うのですけれども、やはりただ、業者がつくるとお上手かと、もちろん思うのですけれども、そういう区民の目線というのでしょうか。そういったものはどうなっているか、お願いします。 ◎山本 文化振興課長 現在、撮影をしているところでございますが、金澤翔子さんとか、また、若手のアーティストの方、アスリートの方など、4組、20名程度の皆さんにご出演していただく予定で今作り込んでおります。  その中には、太鼓連盟の子どもたちも、10名以上参加をして、その平和のメッセージを読んでいただいているところでございます。 ○松本 委員長 それでは、続いて、「OTAふれあいフェスタ」について。  よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、観光・国際都市部の質疑は、以上といたします。  続いて、産業経済部からの報告に対する質疑をお願いいたします。資料番号の2番、区内産業への影響調査について。 ◆佐藤 委員 先ほど、事業概要は個別に聞いてくれという話だったのですが、先ほどの課長の報告で、全体に関わることなので、それだけ聞きたいのですが、よろしいですか。細かいことではなくて。 ○松本 委員長 どうぞ。 ◆佐藤 委員 先ほど、課長のほうからこの事業概要の報告があった時に、今般の新型コロナウイルス感染症により区内経済は大きな影響を受けているということで、今事業は、人員や予算など経営資源を重点的かつ効率的に投下し、産業経済部と大田区産業振興協会の総力を挙げて中小企業小規模事業者をはじめとする区内の様々な事業者を支援していかなければならない、そういう事業概要だというご説明だったのですけれども、特徴的なところでいいと思うのですが、そういったことをやって、この事業をやっていると、その事業を少し紹介していただきたいと思うのですが。言ったような新型コロナに対応して、それで、人員や予算を重点的・効率的に投下していると。  だから、去年とは違うのですよという話だと思うのですけれども。 ◎大木 産業振興課長 事業概要の中で、特別、コロナウイルス対策にこれだというところの形とは離れる部分があるのですけれども、例えば、前回の第2回の定例会の中で、補正予算で上げさせていただきましたプレミアム付地域商品券ですとか、こういったところで地域の中での消費の喚起、また、これからものづくり等にも様々な形での支援というのも考えておりますので、これまで行っている事業をベースとして、そこにさらに現在、苦境に立たされている区内の中小企業皆さん、それから小規模事業者皆さん、こういった皆さんに対しての支援を積極的に行ってまいりたいと考えております。 ◆佐藤 委員 そうしますと、この目標のところに、そのため、「庁議指定事務事業」及び「部局重要事務事業」に加えて、取組を着実に実施していくということで、幾つか出されているわけですけれども、それを具体化して、この観点で進めていくということなのですかね。 ◎大木 産業振興課長 そういう意味では、先ほど、ご紹介を割愛させていただきましたが、この中で次の取組を着実に実行していくという、下に四つ書いておりますが、このうちの1番目の区内産業に与える影響調査及び分析が、こちらがまさに資料番号2番の影響調査を意味しているところでございます。 ◆佐藤 委員 その調査については、これから議論するということで、そちらのほうに譲りますけれども、例えば、19ページの商店街活性化推進事業ということで、この間、繁盛店創出事業の話も、ある程度のソーシャルディスタンスだとか何かを補正予算でつけたと思うのですが、これだけ見ますと、令和元年度の決算額が4,000万円で、令和2年度予算額が7,300万円ということになっているわけですが、この辺などもそういうことに入るのですか。 ◎大木 産業振興課長 まず、繁盛店創出事業につきましては、前回、緊急経済対策ということでご紹介をさせていただきましたが、補正予算の内容ではございません。あくまでも、産業振興協会の補助事業の中で行っていく繁盛店創出事業の拡充という形になってございます。  また、今年度の予算につきましては、予算編成のタイミングとの問題なのですけれども、コロナ対策に特別にこういう形で対応していくということが、この令和2年度の予算額の中には、必ずしも含まれてございませんので、今後の予算の取扱いにつきましては、フレキシブルにやっていきたいというところもございますし、場合によっては、ご相談をさせていただきながら、補正予算等の対応もやっていきたいと考えてございます。 ◆佐藤 委員 分かりました。  それで、やはりこの目標で掲げているように、今、新型コロナウイルス感染拡大の中で、区内経済に計り知れない影響が今も出ていますし、これからもさらにそれが拡大されるということが予想されていますから、これから議論する実態調査も含めまして、柔軟かつ、そして国や東京都の経済政策とも併せて、大田区独自でやることというのは様々あると思いますので、この目標達成をさせるという観点でやっていただきたいということを述べさせていただきます。 ◎山田 産業経済部長 今、佐藤委員のほうからご質問いただいて、課長のほうが申し上げたとおりでございます。  私のほうからもう少し加えさせていただきますと、例えば、重点的、効果的に行った例として、この間の補正というのは、まさにそうであるのですけれども、やはりその中でも、人員的なもの、、あと予算的なもの、やはり重点的に行ったものとしては、新型コロナウイルス対策緊急融資特別資金、これは、まさに庁内の各部から人員を過去の経験者を総力挙げてご協力いただきまして、兼務発令をいただきまして、また、財源的にも、既に現時点で今年度は約50億円の負担を区のほうで出すということもございますので、一つ一つ挙げれば、例は幾つもあるのですけれども、一番大きな例として、一つ、代表としてご説明をさせていただいた次第でございます。 ◆須藤 委員 新型コロナウイルス感染症の影響調査のところなのですけれども、これは、全国的に同じ観点でフォーマットがあって調査をするのですか。他の自治体と比較できる調査なのですか。 ◎大木 産業振興課長 今回、区のほうで行いますのは、全国的な調査の一つではなくて、区として、区内の事業者皆さんに、今の状況をお聞かせいただくという内容でございます。  一方で、全国的な調査につきましては、例えば、帝国データバンクですとか、東京商工リサーチですとか、そういったところが調査会社が行っているものがございますので、区が行う調査と、そういった全国的な調査の比較分析というのも、今回の作業の中では、やっていきたいと考えてございます。 ◆須藤 委員 今、二つのやり方があって、区でやるのは区独自のやり方でというのは分かったのですけれども、これは大体何規模ぐらいの調査を考えているのでしょうか。 ◎大木 産業振興課長 今回、区内の事業者皆さん、特に業種や業態ですとか、規模とかというのを限定せずに、全ての皆さんを対象にしていきたいと考えてございます。  ですので、やり方も例えば、何社抽出して、そこに資料をお送りするという形ではなくて、こういう調査をやっていますのでご協力をお願いしますということをお知らせをして、インターネットを介して回答を寄せていただく形を想定しています。  ですので、先ほど、何社ぐらいを対象にということで、直接的にお答えするのであれば、区内の事業所数が今、3万か所ございますので、その全ての皆さんが対象になると考えます。 ◆須藤 委員 では、呼びかけるとしたら、全ての会社のほうに、何かメールか何かで呼びかける、呼びかけ方法みたいなのは、どのようなものなのかなというのが、もし、分かりましたら、お伺いしたいです。 ◎大木 産業振興課長 資料6番に周知方法ということで記載させていただいてございますが、まず一般的な形でございますが、区のホームページですとか、公式ツイッター・LINE等を活用して周知してまいります。  それと併せて、区内の産業関係団体、様々な商工会議所をはじめとして、様々な産業関係団体の皆さんがございますので、そういったところから、それぞれの会員の企業の皆様へのご周知をお願いするだとか、いろいろなできる限りのルートを使って、ご案内をしてまいりたいと考えてございます。 ◆荒木 委員 山田部長、調査、調査とばかり調査をしていても、実に、私たちから言わせればくだらないのだよね。見ていて、現実的に商売をやっているたちは、やはりこんなに悪いのかと。それだけなのだよ。がっくりきてしまう。  それで、1か所でも2か所でもうまくいっているところ、ここはうまくいっているよとか、個人名は出せないかもしれないけれども、例えば私だって、今、必死になってバイクで回っていると、毎日行列している肉屋とか、必ずあるはずなのだよ。小売業でね。  そういうのを工夫によっては、頑張ったら、例えば、お弁当を一生懸命やっているところだったら、本当は、もうかっていないのかもしれないけれども、頑張っているところがある、もうかっているところがあるというのを必ず添えてもらわないと。このように悪かったですなんて、調査結果を見たくもないのだよ、本当に。余計がっくりしてしまうわけで。  その辺を、言っている意味は分かるよね。このことを含めて、元気出るようなところを一生懸命探してよ。 ◎山田 産業経済部長 今、まさに荒木委員のおっしゃるとおりのところは、我々も外せないというか、そこが一番大事だと思ってございます。とかく調査というと、役所の得意技といいますか、調査、調査で、では、その後どうするのとか、検証したけれども、それを単に取りまとめてという部分がありますが、今回、こういった危機的な状況、かつ緊急ということもございますので、まずは、この間のコロナでどれだけの、もう大体は状況がつかめてはいるのですけれども、やはり生の声をお聞かせいただきたい、可能な限りということで、まずは今回、これをやらせていただきたいと思ってございます。これは、この間も、議会などのほうでもご説明を申し上げてきたとおりでございます。  ただ、大事なのは、やはりこれをどう分析をして、どう次の施策につなげて、その際に、まさに今、委員がおっしゃられた、そのヒントになるような、例えば、これは区内の事例でもいいです。私自身の考えとしては、区内にこだわらず、ほかの自治体、全国でも参考となる例は、ぜひご紹介を差し上げて、ぜひその事業を進めていく上での参考にしていただければという思いも込めて、その分析をして、その後の展開につなげていきたいと考えてございます。 ◆荒木 委員 今までの景況調査みたいに、暗雲が立ち込めているとか、傘がいっぱい開いたとか、そんなのばかり見ていたら、嫌になってしまうのだよ、みんな。  それで、今、ちょうど高山委員が私に、ここに調査内容に危機を乗り越えるためのアイデア等というのを指を指して、私に見せてくれたのだけれども、必要なのはこれなのだよね。これは本当、これだけでいいよ。お願いします、本当に。 ◎山田 産業経済部長 まさにこのアイデアをお伝えするための、まず調査ということも考えてございますので、しっかり踏まえて対応してまいりたいと考えてございます。 ◆野呂 委員 せっかく緊急事態宣言が解除されて、皆さんが、少しずつまちへ出て、食事をしたりできるかなと思っていた矢先に、また増えてきて、本当に大変だというお声をたくさん聞きます。  これから、もっと大変になるのかなと思うと、今、荒木委員もおっしゃいましたけれども、私は、調査をしてくださるのは大事だと思うのですけれども、できるだけ、我が役所の方が、直接出向いて聞く場面もきちんと設けていただきたい。  2年前、3年前でしたか、調査をしましたよね。膨大な調査資料が皆さんに送られてきて、その時は、私が電話をいただいたのは、役所のは来てくれないのかと。ただこれを書いて、送り返して、これで、本当に私たちのことが分かるのかというご連絡をいただいて。  それで、所管と連絡を取りまして、直接、ぜひ会って話をしたいと言ったら、私たち出かけますからということだったので、大変ありがたく思っていたのですけれども、今、まさに何かそんな状況。私の知っている方も、ひと月、百数十万円の売上があったのに、それが、本当に5万円に落ちたということで、もう本当に泣きそうだったのですけれども、きっとその調査の数字からだけでは、分からない状況が出てくると思うのですね。  あと、もう一つ、これは産業経済部なのですけれども、個人事業主と入っているので、法人格を持たないクリニック、医院は、個人事業主ですよね。それらのは、今、患者が来ない、我慢していらっしゃるので、知り合いも融資を受けたと言っていました。院長が大変だと。  それで、少し増えてきたかなと思ったら、また、こういう状況で、我慢して薬だけいただくという方もすごく多くて、だから、今、クリニックが潰れていくのではないかなという危機感もあって。そうすると、せっかく保健所がかかりつけ医ということを進めてきたのに、壊れていってしまう。  そういった危機感もある中で、先ほど3万か所の事業所とおっしゃいましたけれども、法人格を持っていない個人事業主のクリニックが、この調査の対象に入るのかどうか。その点は、どうでしょうか。
    ◎大木 産業振興課長 先ほど申し上げましたとおり、業種業態ですとか、規模とかを問わずということで考えてございますので、その皆さんにピンポイントでこういう調査をやっていますよということのご案内ができるかどうかというところは、テクニック的な部分があると思いますけれども、個人事業主のクリニックが調査の対象に入らないということは、考えてございません。 ◆野呂 委員 本当に危機的な状況を皆さんが一番ご存じだとは思うのですけれども、私たちも食事に行きたいなと思っても、我慢しようかなとか、せいぜい2で、1でとか、考えながら行動をしなくてはいけなくて、申し訳ないのですけれども、やはり特に商店は、日銭が入らないと商いが成り立たない。それは町工場とまた違ったシステムだと思うので、やはりその辺の方たちに寄り添って、困った時は、ぜひ出かけていってお話を聞いていただければと思います。 ◎大木 産業振興課長 我々は、もうまさに委員のおっしゃるとおり、直接その事業者の皆様とお話をする機会というのをできる限りつくっていきたいと考えてございます。3万か所の事業所を全てを回るというのは、物理的に困難な部分があるかと思いますけれども、例えば、今回、区商連と我々の商業担当が、一緒になって各商店街、理事長中心という形になりますけれども、回ったりですとか、あとは区内の産業をやられている方のいろいろな団体の方とのお話の場につきましては、私もそうですし、部長もそうですけれども、できる限り参加をして、直接お話を伺う機会というのは、つくっていきたいと考えてございます。  また、いろいろな成功事例の紹介というのも、そういった場面ではやっていきたいと思っていますし、先ほど、お話にあった繁盛店創出事業の中でも、産業振興協会のコーディネーターなり、中小企業診断士等が回って、このようにやっていくといいよと、ほかの店でこういうことをやっているよというところもご紹介をさせていただきながら、事業化につなげていく。  また、昨年の3月に作成しました工業の調査、ものづくりの実態調査の中でも、概要版等で先進的な取組なども成功事例としてご紹介している部分もございますので、こういったところの情報もお伝えさせていただきながら、できる限りの寄り添った支援というものは、継続して行ってまいりたいと考えます。 ◆小峰 委員 重複するところも多々あるかと思いますが、まず緊急融資の特別資金に関しましては、持続支援という点では、かなりの方が出血を多くしながら、倒れそうなところを支えていただいたという評価をしております。  この次に考えなくてはいけないのは、このコロナ危機後の、どう生き残っていくかという、そこに大きな焦点がこれからあるのかなと捉えています。  その前には、世界大恐慌とか、逆オイルショックとか、いろいろなことが想定されている中で、生き残るというところでは、このアンケートをしていただいた、先ほど荒木委員もおっしゃっていた危機を乗り越えるためのアイデア等、皆さんが紹介しますということをおっしゃっていましたけれども、どのようなフィードバックの仕方をされるのか、まず、そこを伺いたいと思います。 ◎大木 産業振興課長 今回のアンケート調査につきましては、1回限りのアンケートではなくて、継続的にやっていきたいと考えております。年度内にできれば3回、4回という形でやっていって、今後の感染症の状況ですとか、社会動向の変化等もありますので、そういったところとの回答、区内の皆さんの状況の、例えば連動性ですとか、そういったところも含めて、継続して調査をやっていきたいなと思っています。  その中で、恐らく様々なアイデアですとか、ご要望とかも含めて、いろいろ出てくると思いますので、その辺はアンケートの集計、それから分析を毎回行っていく中で、しっかりと公表をさせていただきます。  また、例えば、1回目のアンケートの集計が終わった時点で、3回目のアンケートを行う場合には、そういったところもお伝えしていくとか、そういった形でできる限り迅速に集計、分析をして、フィードバックをしていきたいとは、考えております。 ◆小峰 委員 また、ホームページなどにも載せていただいたり、いろいろと工夫していただけるかなとは思うのですけれども、私たちは、このコロナ禍で、が動かず物だけが動いているということを経験して、これからコロナ危機とくくっていいのかどうか分からないのですが、コロナが流行する前と後では、その産業界も大きな変化が起こるということを想定しながら、皆さん、いろいろと工夫をされていらっしゃると思います。  一つは、持続をすること。そして生き残ることとの、この生き残るということに関しては、成功事例をご紹介するとか、様々なコーディネーターが寄り添うとか、今までにないことですので、今までと同じことでは、生き残るということは、かなり厳しくなってくるのではないかと捉えております。  プラスアルファをこれから、大田区という自治体として、どのように捉えていらっしゃるか、もし、何かあれば教えていただきたいと思います。 ◎大木 産業振興課長 率直に申し上げて、非常に難しい部分かなとは感じます。今回のコロナ感染症の影響で、大きく社会構造が変わっていくと言われておりますが、それが、どのように変わっていくのか、どこまで変わっていくのか。  また、場合によっては揺り戻しがあるのか。こういったところが、まだ今の段階では、先行きが明確に見通せていないというのが、正直なところだと思います。  ただ、そういった中でも、我々区内の事業者皆さんに、やはりしっかり寄り添っていかなければいけないと思いますので、委員がおっしゃるとおり、これまでにやってきた方法にプラスアルファでどんなことができるか。こういったところも今回の調査ですとか、分析等も踏まえて、しっかりと考えていきたいなとは思います。  今の段階で、明確にこのようにやっていきますというところが、お答えできないのは申し訳ないのですけれども、そういったところも含めて、しっかりと分析、研究してまいりたいと考えます。 ◎山田 産業経済部長 まさに、今、課長が申し上げたとおりで、はっきり言って、これだという道が今、見えない状況です。  ただ、一方で、やはり産業のまちをこれまで標榜してきていますし、ものづくりのまちということもございます。商業も都内で一番商店街が多いという、そういった我が大田区のほうで蓄積してきた産業の政策ノウハウがございます。そういった部分を当然、バックボーンとして生かしながら、やはり真骨頂としては、大田区として、何らかの方法は、打ち出していきます。  ただ、それが今、課長も申し上げたとおり、私もそうですけれども、100%成功するかどうかは、はっきり言って分かりません。これは、正直申し上げて。  ただ、失敗を恐れることなく、失敗したら失敗して、何が駄目だったのかというところをプラス思考で考えた形で、さらに発展進化した形で、いわゆるニューノーマルとか、ウィズコロナだということで、一緒にはなりたくないのですけれども、ウィズという名前も出ておりますので、そういった中で、委員がおっしゃったような区内産業がどのように生き残っていくのか。生き残るだけではなくて、V字回復をしていくのかというところを、しっかりと議員方とも連携させていただきながら、対応してまいりたいと考えてございます。 ◆小峰 委員 復旧ではなく、復興だという話も出ております。柔軟なご対応をしていただきながら、さらに、よくなる形での期待をしたいと思います。 ◆荒木 委員 常々私は、産業経済部は机に座っているのではない、表に出ろと言っているのだけれども、考えてみたら、気をつけてね、コロナ。本当に一番危なくなるところで、そこだけではないよ。ほかにも接している部署がいっぱいあるのだけれども、産業経済部だけ言うわけではないけれども、十分その辺は気をつけるように、出ていくたちには言ってください。それだけ心配しています。 ◎大木 産業振興課長 ご指摘ありがとうございます。我々も、自分たちが感染を広げていく元にならないように、改めて職員にも周知徹底してまいります。 ◆佐藤 委員 今回、緊急実態調査もやるということで、私も、3月の予算特別委員会で、今、新型コロナの影響を受けている中で、やはり足元の区内経済がどうなっているかという実態を、行政自体がしっかり把握しなければ、様々な産業施策の展開はできないのではないかという質問をしたので、よく覚えているのですが、今、お話があったように、区長がたしか挨拶の中で表明をして、今回、この区内産業への影響調査を実施するということになりましたけれども、実施時期ですけれども、これを見ますと、今月20日から来月3日まで2週間程度を第1回とすると。  何回か予定しているというお話がありますが、今、見通せるところで、いつ頃まで、何回ぐらいの規模でやる予定ですか。 ◎大木 産業振興課長 2回目以降は、その時の状況を踏まえてということがございますので、明確にいつですということは、お答えが難しいところですが、希望的と言いますか、できればいいなというところでは、2か月に1度ぐらいはやっていきたいなと思っています。  ですので、年内、最後に分析の時間も必要ですので、年内に3回から4回ぐらいやっていけると、その時の状況の推移といったものも把握できるのかなとは考えます。 ◆佐藤 委員 昨年度、ものづくり実態調査なども行いまして、悉皆調査にも数年ぶりに取り組んだわけですが、今年に入って、この新型コロナ感染拡大の中で、影響が全くがらっと変わったというところでの調査だと、私は認識をしているのですが、この調査内容ですね、形態、業種、従業員数などのほか、事業活動への影響、活用した支援策、危機を乗り越えるためのアイデア等と書いていますが、業種だとか、そのお店だとか事業所によっては、今、これをこうやると、うまく転換できるということもあるのかもしれませんけれども、ただ、全体的に経済が縮小して、仕事そのものが止まっていく中で、アイデアだけでは生き残れない部分というのは、かなり私は、あるのではないかと思っているわけです。  だから、前回、去年などやった調査と違う中身というのをしっかりつかんでいかなければいけませんし、あと、先ほど野呂委員からもクリニックの話がありましたけれども、今、大学病院のようなところでも、そのコロナの影響で医療機関がもたなくなって、それで、夏のボーナスも出ないという中で、大量の離職者が出るなんていう報道もあるわけです。  だから、大田区の中の様々な中小企業、中小業者の中でも、もう離職せざるを得ない、そういう今の働く環境の状況というのもあるのではないかと思いますが、働いているの状況なども、私は、やはり調査の中に入れたほうがいいと思いますけれども、この辺は、入っていますか。 ◎大木 産業振興課長 直接的に今の働いているがどうですかという聞き方にはならないと思うのですけれども、例えば、国の支援策等で、雇用調整助成金ですとかもございますので、そういったものを活用しているかとか、あとは、今回、コロナ危機になった時に行った対策としてどんなことがありますかというところは、確認をさせていただく予定ですので、そういった中で、例えば従業員の整理等も含めてやらざるを得なかったという会社があれば、そういったところは回答として出てくるかなと考えます。 ◆佐藤 委員 大田区でこの間、定期的に取っている調査で、中小企業の景況、大田区の景況というのがありまして、これが3か月ごとに出ているわけですけれども、1月から3月期のが、先般出ましたから、これを見ますと、もう全業種にわたって、新型コロナウイルスの影響で、もうがた落ちという状況が見て受け取れるわけですよ。先ほど、これを見て、めいってしまうという荒木委員の意見もありましたけれども、だけれど、これが実際の状況なのだなと思うわけですが、こういうものとは、今回、違うということになるわけですけれども、だから、違いを出さないといけないと思っているのです。  今、何が求められていて、どんなことをやる必要があるのかというのを、調査の中でしっかり浮き彫りにするということが大事だと思いますが、そういった中身というのは、内容の中でどういうものがありますか。 ◎大木 産業振興課長 大田区の景況は、四半期ごとに定期的に同じ内容で確認をさせていただいて、そこに例えば、産業振興協会のコーディネーターのコメントですとか、そういったものが入っているということで、これまでの経過が把握できる内容になっているかなと思います。  今回、行わせていただく影響調査も、今現状はどうですかというところが、まず大きな確認したいポイントなのですけれども、それに合わせて、先ほども、お話が出ましたけれども、危機を乗り越えるためのアイデア、こういったことを自分たちは、考えているのだよとか、こういったところに手が届くといいのだよというところも、直接ご意見としてお聞きできればと考えてございます。  ですので、そういった中と、あとは世の中で今行われている、国や都の支援策、我々大田区の支援策も含めまして、そういったところの比較分析をする中で、もう少しここを強化したほうがいいのではないかとか、こういったところは十分足りているのではないかというところの分析は、しっかり行っていきたいと考えます。 ◆佐藤 委員 この大田区の景況のように、定期的に同じことを聞いていって、それで、どう変化しているかというのをしっかり見るということは、一つの指標としてあると思うのです。  それと違った角度が今回、この影響調査の中に、私は入っているのだと思うのです。今、課長からお話があったように、どういうところに今困っているとか、そこら辺をやはり浮き彫りにできるものにしないと、せっかく調査をやるに当たって、意味はないとは言いませんけれども、やはりお金を使ってやるわけですから、そういった費用対効果の面からも必要だと思います。  やはり、ウェブなどで相手に負担を掛けないという配慮だと思うのですが、やりながら、なかなかアンケートでこうやって仕事しながら書いていくという、これはこれで、やはり負担になるので、先ほどの例などからもお話が出ていましたけれども、実際に足を運んで、いろいろ聞き取りもやっていくということをしっかり進めていかなければいけないなと思っています。  そこの調査をするに当たって、一つこの景況なども見たのですけれども、今回からこの景況の表現の仕方が変わったのですよね。今までは、AランクからGランクという見方をしていて、何かお天気マークみたいなのがずっとなっていたわけですが、今やると全部大雨になるからということもあるのかもしれませんけれども、そういう表記の仕方が今回変わってしまっているのですが、これは変わった理由というのは、何ですか。 ◎大木 産業振興課長 おっしゃるとおり、今回のこの令和2年1月から3月期の調査報告から、お天気マークではなくてグラフ表示に切り替えをさせていただいています。お天気マークが、あれも、この天気のマークの時には大体数字としては、このぐらいという指標が入っているのですけれども、お天気マークのほうにやはり目が行くので、どうしても抽象的な印象が残ってしまうというところで、客観的な比較がしづらいのかなというところは、一つ考えてございます。  また、先ほど委員がおっしゃいましたけれども、今回は、もう完全に土砂降りのお天気マークになるだろうなというところもございまして、その抽象的な印象ではなくて、客観的に前回とどう違うのかというところをしっかりと比較できるように、数値とグラフで表すという形にさせていただいたところです。 ◆佐藤 委員 正確なものを出すということは、それはそれで大事だと思いますが、やはり分かりやすく見やすくするというのも、こういう指標の中では大事な観点になりますので、その辺は、これでいいのかどうかというのは、しっかり見直ししていただいたほうがいいと思います。  ウィズコロナとか、コロナ後のという話が出ていますが、はっきり言って、このコロナ危機というのは、第2波、第3波と言われている中で、どこまで続くのか。さらにもっと拡大するのではないかという話が今、多くの有識者の方などからも出ているところなので、しっかりとして、大田区は、先ほど産業経済部事業概要の中に出ていた目標に沿って、この辺の観点に立って、区内経済を守り抜く立場で頑張っていただきたいということを最後に述べさせていただきます。 ◆荒木 委員 大木課長、弁当を産業経済部でとってくれているという話は、みんなに宣伝していたら、みんな喜んで、本当に涙ぐんで喜んでいたがいたよ。  それで、考えてみれば、皆さん、大田区以外から来ているが多いのだろうけれども、少なくとも2回に一遍ぐらいは、どこかの大型店で買ってこないで、例えば惣菜でも何でも、地元の個人でやっている八百屋とか、どこでもいいから見つけて、そこで買ってよ。ニンジン、ネギを持って電車に乗ってもいいではないですか。惣菜とか、いろいろあるのだから、大田区は優秀なので、品物はたくさんあるよ、菓子屋でも。  そういうことを考えないと、特に産業経済部が発信していかないと、具体的に日銭をもうけて、10円、20円もうけている小売のたちは、それで困っているのだから、ぜひ声掛けを、産業経済部の発信で、別に大型店を非難しているわけではないのだよ。  だから、大田区の個人のお店で買っていきましょうという運動でも、やってちょうだいよ。それが一番効くと思う。 ◎大木 産業振興課長 委員もご指摘されたとおり、大型店をないがしろにするというわけにはいきませんので、発信の仕方は工夫をさせていただきたいと思いますけれども、やはり我々産業経済部として、区内の事業者皆さんを支援する立場として、どういった行動ができるかというところについては、庁内にも改めて情報発信をしていきたいと思います。 ◆荒木 委員 出ていって、店に行ったら、ナスの1個でも買ってみなよ。結局そういうことでしょう、商売は。そういうことだからね。 ○松本 委員長 では続いて、資料番号3番、新製品・新技術開発新事業について。 ◆田島 委員 この資料の、選定状況のところ、4番のところなのですけれども、例年と比較して応募件数が多いということなのですけれども、これは、どういった理由かというのは、何か把握されていますでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 今回の応募件数でございますが、資料のほうにも記載をさせていただきましたとおり、昨年と比べて30件増えているということで、大変多く応募件数をいただいているところでございます。  これの要因は様々な要因が考えられますが、この間、本委員会でも、過去の報告をさせていただく中で、この事業は、区内企業にとって有益なものであるので、周知のほうを進めていくようにというご教授をいただいております。  そういった中で、事業を進めるに当たって、各方面を通じて事業の周知を展開してきたところでございます。それも一つの要因だと思いますし、あるいは企業の中でこの新製品・新技術、こういった開発の活動が、企業にとっても有益なものであるという認識が広がってきているというところが、この結果につながってきていると分析しております。 ◆田島 委員 産業振興協会では、経営サポート相談というのでしょうか、相談事業もされていらっしゃると思うのですけれども、そういったところから、この誘導というか、こちらのほうに来たという案件は、あるのでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 その辺、どういった経過でこの事業を応募したかという、そこら辺の細かい分析まではしてはおりませんが、産業振興協会は各事業をしていく中で、様々な事業のご案内をさせていただいているところでございます。当然、委員がご指摘の経営サポートの事業、こういった専門家派遣といった中でも、場合によっては、こういった事業に応募してみることを勧める場面もあろうかと思いますので、少なからず、いろいろな取組が、この結果につながったということで考えております。 ◆田島 委員 今、いろいろな補助金とか助成金とか給付金とか、このコロナに対応しての、国とか都とか区を挙げて、いろいろサポートしていこうということではしているのですけれども、この案件については、特に事業者というか、攻めの姿勢でというのですか、今までの事業を守ろうというよりも、さらに広げていこうというか、高いところを目指していこうという、何かそういう意図があるのかなと思っていますので、この増えているというのは、すごくいいことだなとは思っております。  ただ、この各案件のレベルも高いということなので、競争率が激しいのかなというのも思いますけれども、これは、やはり予算の中で件数を決めざるを得ないというところは、しようがないというか、そのように、やはり最後はいかざるを得ないところなのでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 毎年、予算のほうがございます。予算の制約というところは、もちろんございます。  ただ、その中で、できるだけ多くの案件を採択して、また採択後もしっかりサポートをして製品化につなげ、さらに、その先の販路のところまでつなげていきたいということで考えておりますので、その辺は、できるだけよい案件を採択できるよう、審査のほうを進めてまいりたいと考えております。 ◆田島 委員 例年と比べてレベルが高いというのであれば、その予算の枠というところも考えて、特にこれは前向きな話なので、そこは区としても前向きに受け入れていっていただきたいなというのは思いますので、そこら辺は、ぜひ検討していただきたいなと思います。 ◆佐藤 委員 私も全く同意見で、先ほどの地域力の助成金と違って、この3月5日から4月24日の募集期間、いわゆるコロナ禍の状況の中で、昨年に比べて30件多い応募件数があったということは、これは本当に前向きな状況があるのだと思います。  それで、ただ応募するだけではなくて、ここにもご指摘されていますが、各案件のレベルが高いという状況ですから、もちろん予算の枠というのは、無尽蔵にあるわけではないですから、おっしゃっていることは分かるのですが、やはり区内のこういったものづくり事業者皆さんが、このコロナ禍の中でどういうことができるのかというのを考えた一つの結果の状況が出ているのかなと思いますから、これをしっかり支援するというのは、大田区行政の大きな課題だと思います。  私は、予算もある程度確保して、当初予算よりも拡大させてやってもいいと思っているのですが、仮に、今回、採用されなかったとしても、その後、どうつなげていくかということも大事だと思いますので、その辺、しっかり考えていただきたいと思いますが、その点については、いかがでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 先ほどもご説明したとおり、どうしても予算の制約上漏れてしまう案件というところもございます。そういったところについては、例えば、国、東京都、その他の補助金へのご案内というところもございますし、また、どうして駄目だったのかというところも専門家等の分析等も活用していただきながら、より内容をブラッシュアップしていただいて、また次回、再度、挑戦をしていただくご案内も必要かなと考えております。  企業の皆様が、開発案件を進めようという心意気といいますか、その辺のご意欲、この辺が単に計画で終わらないように、次につなげていけるようなご支援、こういったところを区としてもしっかり取り組んでまいりたいと考えているところです。 ◎山田 産業経済部長 数々のご意見を本当にありがとうございます。まさに、私どもにとりまして、うれしい悲鳴というか、本当にもっともっとうれしい悲鳴を上げたいと思ってございます。  今、課長のほうから、いろいろとご説明を申し上げたとおり、予算の枠というのは当然ございますし、当然、ご決定いただいた議会のご意思ということで、しっかり執行機関のほうとしては、それを守っていく上での話ではございますが、今般、こういった状況もございまして、既に第2回の臨時会のほうの話もございまして、議案の送付もさせていただいたところですが、その中に今回のここに絡む部分も実はございまして、再度、さらなる補正予算として、産業経済部のほうからこの本件に関わる予算の増額につきまして、補正予算案として出させていただいておりますので、ぜひ委員方、議会のほうでのご審議を頂戴したいと思ってございます。よろしくお願いいたします。 ○松本 委員長 それでは、産業経済部の質疑は、以上といたします。  堀江課長、ご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○松本 委員長 その他、何かございますでしょうか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。  継続分の陳情について、状況変化はございますでしょうか。 ◎近藤 地域力推進課長 状況に変化はございません。  皆さん、いかがですか。ないですかね。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、継続審査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会日程について確認をさせていただきます。  次回の委員会は、8月14日、金曜日、午前10時から開会することでよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 そのようにさせていただきます。  以上で、地域産業委員会を閉会いたします。                午前11時41分閉会...