(案)3は、
羽田空港やふ頭などの
港湾機能、多くの
物流企業が立地することから、
東京湾岸の
物流幹線網の一翼や、
内陸部との
交通網を担うとしています。
将来
都市方針図(案)は、右側に記載しているとおり、ゾーニングの案としております。
今後の展開としましては、区民の意見を計画に反映するため、
アンケートを実施しています。また
新型コロナウイルス感染予防のため、
事業者との
意見交換会を延期しましたが、適切な時期に
意見交換を行う予定です。引き続き、
新型コロナウイルス感染症の影響などを考慮しながら、策定に向けて取り組んでまいります。
次に右側、
重点プロジェクト地区における
まちづくりについてです。羽田旭町
周辺地区です。
令和元年6月に
開発事業が完了し、公園や緑道が整備されました。今後は協定に基づき、
羽田空港内の旧
整備地区への
アクセス整備や、
地域課題の解決に向けた検討などを進めてまいります。
流通センター駅
周辺地区についてです。
開発事業者と連携し、船着場の整備に取り組んでまいります。
大森ふるさとの
浜辺公園周辺地区です。公園のさらなる利活用や公園への
アクセスルートなどの検討を行ってまいります。
右下、3、
京浜島の
まちづくりでございます。
京浜島アクションプランに基づき、
京浜島オープンファクトリーを実施しました。
島内企業間の交流の
活発化や連携につながることを目的とし、
京浜島工業団地協同組合連合会と区が連携して行っております。
連携拡大の兆しが見え始めていることから、今後も
連合会と連携して、
まちづくりに取り組んでまいります。
右下、
京浜島3丁目区有地の
駐車場整備についてです。平成30年度に
京浜島の企業を対象に行った
アンケートから、駐車場不足問題の解決を図るため、区有地を駐車場として整備し、改善を図っております。
次の
ページに移ります。Ⅱ、
空港臨海部の
交通ネットワーク、
水上交通ネットワーク形成事業です。昨年度は、
民間事業者と連携し、
プレ運航イベントとして
シーサイドクルーズを実施しました。また
民間事業者が
国土交通省関東運輸局から
定期航路の許可を受けており、
安全確認検査にも合格しています。また、災害時における物資など、
輸送協力に関する協定を締結しております。
今後の展開としましては、
民間事業者による
定期運航に向けて、東京都や
民間事業者と連携し、取り組んでまいります。また、
空港臨海部の
まちづくりを含めた舟運の
利活用方法の検討や、
周知活動を行ってまいります。
右側に移ります。国道357
号東京湾岸道路(東京港
トンネル及び
多摩川トンネル)の
整備進捗と
影響検討です。東京港
トンネル東行き開通の
効果検証ですが、
令和元年6月に東京港
トンネル東行きが開通し、全線開通しました。この結果、城南島を経由していた
自動車交通量が減少し、
旅行速度が改善されております。
羽田空港から
台場地区間の所要時間が約4割短縮するとともに、区の調査では
二酸化炭素排出量も削減されております。
環境改善に対する一定の効果も確認しております。今後は引き続き、
臨海部における
道路ネットワークのさらなる改善に向けて、
調査検討を進めてまいります。
右下、
多摩川トンネル整備促進についてです。
国土交通省に
早期整備を働き続けた結果、今年2月に
本体工事に向けた
準備工事に着手しました。令和2年度は
調査設計及び
羽田地区改良工事の予定となっています。今後も引き続き、
国土交通省から
情報収集・連携し、
早期完成に向けて取り組んでまいります。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 私からは、大田区
コミュニティバス矢口地域本格運行事業の
令和元年度の
実施状況について、報告をいたします。
資料番号2をご覧ください。まず1番、
本格運行の内容でございます。
運行本数は1日18便、
運行間隔は37分から43分ごとでございます。また平日、土休日ともに同一ダイヤで運行をしてございます。
その下をご覧ください。
運行実績でございます。昨年度の
運行日数は366日、
運行便数は6,588便でございました。
利用人数は7万3,201人です。1便
当たりの
平均利用人数は11.1人、1日
当たりでは200人でございます。
収入ですが、収入は902万7,152円でございます。これに対して、支出額は1,797万7,233円でございます。
収支欠損額は895万81円。
収支率は50.2%でございました。
収支率は
本格運行を継続する目標値であります50%を超えてございます。
次の
ページをご覧ください。3番、
経年比較でございます。まず(1)
利用状況でございますが、運行を開始した平成21年度からの
利用者数、
運行本数、1便
当たり平均乗車人数の推移を表にしてございます。
令和元年度の
利用者数は、平成30年度と比べて1,854人、増えてございます。
その下、(2)
収支状況でございます。こちらは平成21年度からの収支を
事業費、収入、
収支欠損額の順に表示してございます。
次の
ページをご覧いただきたいと思います。
令和元年度の
利用者数及び
収入状況でございます。この表は、月ごとに集計したものでございます。こちらの左下の
棒グラフをご覧いただきたいと思います。水色の棒が平成30年度、赤色の棒が
令和元年度の
利用人員を比較したものでございます。そうしまして、その右のグラフが平成21年度からの
年間利用人員の推移を
棒グラフであらわしたものでございます。後ほど、ご覧いただければと思います。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 私からは、
都市基盤整備部資料番号1番、大田区
コミュニティサイクル事業についてのご報告でございます。本事業は、3月の当
委員会におきまして期待される
事業効果や
本格実施への移行を含めた今後の方針について、ご報告をさせていただいているものでございます。今回は主に昨年度末までの
事業実績のご報告をいたします。
まず1番目、
事業実施の背景でございます。3年間の
試行事業を経て、今年度からは
本格実施へ移行するか否か、総合的に判断をしていく段階でございます。
次に2番、
サイクルポート設置場所につきましては、平成28年度に7
ポート、自転車100台で開始し、昨年度末までには76
ポート、自転車300台まで発展をしております。
次に3番、
実績報告につきましては、平成29年度から
令和元年度までの推移を載せております。
利用回数につきましては、単月の
利用回数を、
登録者数につきましては累計を計上しております。
利用回数におきましては、3月で比較いたしますと、前年度比で約1.7倍の伸び率になっております。冬時期の利用は落ち込む傾向にございますが、暖かくなりますと伸びてくる傾向がございます。引き続き、
利用回数など状況を把握しながら、
運営事業者と連携をして
ポート設置を積極的に進め、
本格実施へ移行するか否か、総合的に判断をしてまいります。
○松原〔元〕
委員長 それでは、委員の皆様からの質疑に入ります。
まず、
まちづくり推進部の令和元
年度空港臨海部まちづくり・
交通ネットワーク等調査報告についての質疑をお願いをいたします。
◆庄嶋 委員 今年度から
交通臨海部活性化特別委員会に初めて入りましたので、初歩的なこととか全体的なことを伺う機会も多いかなと思うのですけれども、まず最初に、この
空港臨海部まちづくりの
グランドビジョンということで今、2030というのがあって、今2040に向けて作業をされているということで、先ほども
新型コロナウイルスの
感染拡大の影響で多少予定がずれているものもあるというお話が、
事業者との
意見交換会とかあったかと思うのですが、今のところ全体の
スケジュール、たしか今年度の令和2年の10月とか11月とか、その辺りに
ビジョンの素案ができて、そして最終的には来年ですかね、令和3年の7月、8月あたりに
ビジョンが策定される予定かと思うのですけれども、その辺りの全体の
スケジュールに今のところ、大きな影響が出ているということはありませんか。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 今頂きました
スケジュールに関する質問でございますが、やはり
コロナウイルスの影響がございまして、区民との、特に
事業者との
意見交換会のほうも、やはり
コロナウイルスの影響でできていない状況でございます。ただやはり
事業者からの意見も聞くということは重要なことですので、そういったステップを踏みながらやっていくことになりますと、やはり
スケジュールのほうはもう1回修正、あるいは変更ということも必要になってくるのではないかなと思っております。今のところは、今まで予定していたことを1個1個やっていくことが重要だと考えておりまして、
スケジュールに関しましては、また精査させていただきたいと思っております。
◆庄嶋 委員 確認なのですけれども、こういったハード的な整備を伴う計画の場合って、どうしても通常のものより、より先の将来像を見ながらやるので、現在の計画が2030となっていて、次の計画は2040ということになっているのですけれども、この2030の、平成22年3月につくられた計画の、そもそもの計画の
対象期間というのはいつまでになっているのですかね、初歩的なことですみません、教えてください。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 現行の
グランドビジョン、2030でございますが、
対象期間となっているのは2030年となっております。ただ、2030年を待たずにもう策定、変更を行ったのは
社会情勢の変化等もございましたので、2030年を待たずに、2020年度の段階で既に改定を行っている次第でございます。
◆庄嶋 委員 計画というより
ビジョンということなので、
計画期間というよりは、この時点での姿というのが描かれていて、それが随時、状況に合わせて変わっていくと、そういう理解かなと思います。ですので、逆に言うと、この2040の今つくろうとしている
ビジョンは、いつまでにつくらなければいけないという期限はないということなのですか。そこだけ最後に確認させてください。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 今のつくっている
空港臨海部グランドビジョンがいつまでかということですが、今
同時並行で
都市計画マスタープランのほうも策定しております。それと
同時並行でつくっておりますので、つくる目安につきましては、策定の時期につきましては、
都市計画マスタープランと連動するということで考えております。
◆荻野 委員 私からも、1点質問をさせてください。こちらの
空港臨海部の
まちづくりの
グランドビジョンのところで、将来
都市方針図というところで
羽田空港周辺というのが出ているのですけれども、ちょうど
羽田空港アクセス線のほうで、この
エリアも
環境アセスメントのところも含めて一部入っているではないですか。このあたりとの関係というのが、大まかにはこの文言的に、意味合い的には入っているのでしょうけれども、具体的に何かここのあたりで、
コロナの影響でというのもあるかもしれないですけれども、ここを反映されたりだとか、今後進捗によって変わったりだとか、駅として使うのかという、また全然別の問題があると思うのですけれども、少なくとも路線の中には貨物の路線とかが入ってくるので、その辺りというのはどうなっているのでしょうか。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 将来
都市方針図(案)のところにも
羽田空港アクセス線は記載しておりまして、ここのところの位置づけとしましては、
交通交流拠点と位置づけております。やはり
コロナの影響を受けまして、今後どういった影響があるのかというのは検討していく必要があると思っていますので、そこのところは
コロナの影響はちゃんと踏まえまして、また計画の策定のほうにつなげていきたいと思っております。
◆荻野 委員 これは、ごめんなさい、私も不勉強で申し訳ないです。
羽田空港アクセス線の場合の今の計画で、今の区内にある空港から伸びている貨物も含めた駅のところの部分で、恐らく大きく影響を受けるだろう駅というのは、今の段階で構わないので、どこがあたるのかなというのを教えてもらっていいですか。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 JR羽田空港アクセス線については、今、
環境アセスメントの手続に入っているという状況が一つ、都とございまして、まず区内で駅として想定されているのは
羽田空港の駅でございますので、それ以外に区内の駅はないという認識でございます。
◆大竹 委員 私も久しぶりに
交通臨海部活性化特別委員になったものですから。先ほど
スケジュールの関係が述べられたのですが、
検討スケジュールということで
令和元年から2年、3年という形で、
パブコメを含めて出されているのです。遅れるということなのだけど、具体的にどういう感じになるのか、そこの点についてお聞きしたいなと思っているのです。例えば、素案について、それが今年、令和2年の、2020年の7月から9月とか出ているではないですか。
ビジョン、素案、
パブコメが2021年の4月から6月かな、
あと検討委員会、
ビジョン策定だとか、具体的に出ているので、そこらへんとの関係で具体的にどうなっていくか、分かれば教えてください。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 スケジュールのほうにつきましては、今また
コロナウイルスの影響を踏まえて、精査しているところでございますので、また正確に決まりましたら、言えるようになりましたら、またこの場をもちましてお伝えしたいと思っております。
◆大竹 委員 あと、今後の展開ということで、
アンケートを実施しているというのがあるではないですか。3月の時点でたしか
アンケートの話というのは出ていたけれども、実際にこれを実施しているとなっているのです。例えば、対象とか、あるいはどのぐらいの
人数等、分かったら教えてください。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 アンケートの対象でございますが、大田区の
ホームページのトップ
ページに掲載しておりまして、対象としましては大田区全域、
ホームページを見ていられる方全員が対象となっております。6月17日時点で
アンケートの回収結果でございますが、97件の回答が、今現時点である次第でございます。まだ、この
アンケートにつきましては、7月19日まで実施しておりますので、あと1か月程度、まだ
アンケートの実施をしているところでございます。
◆大竹 委員 何か申し訳ないですね、あまり私もよく見ていないので。いや、実際に対象、
区内全域だというのですけど、例えば、これは勝手にここから
アンケートで入れるという話になるのですか。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 区の
ホームページを開いていただきまして、そこのところに
空港臨海部の
まちづくり等がありますので、そこのところから入っていただくと
アンケートの実施がありますので、そこのところから入っていただければ見ることができます。5月30日付で20年後の
空港臨海部に関する
アンケートにご協力お願いしますというのがアップされておりますので、そこのところを確認していただければよろしいのかなと思います。
◆大竹 委員 今、97件回答があり、今後さらに7月19日までの
調査期間と言っていたね。大体一定の、予想というのはしていると思うのです。例えば、どのぐらいを想定して、なおかつこれによってどういうことを考えているのかという点はどうですか。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 回収する
アンケート結果につきましては、特に数値的なものは設けてはございません。頂いた意見を基にして、どういったことが我々の計画に反映できるかどうかということを確認しているものでございます。
また
アンケートのほかにも
意見交換会を行いますので、そういった意見も踏まえて、我々としては計画のほうに反映していきたいと思っております。
◆大竹 委員 今、
意見交換会と言われたのですけど、例えば、
アンケートを基に
意見交換会をやると。例えば、それは会場とかを設営して、それで
アンケートを出された方に対して呼びかけてやるという、そういう考え方なのですか。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 意見交換といいますのは、実際に島で働く、例えばですが、昭和島、
京浜島、城南島、東海、そういったところで働く方々を対象にする
意見交換でございますので、
アンケートを基にした
意見交換と考えてはございません。
また、
意見交換の方法なのですが、今までのやり方みたいに多くの方を集めてやるのかどうかというのは、今の
生活様式で、新しい
ニューノーマルのところに合いませんので、そういったやり方も検討していきたいなとは思っております。
◆大竹 委員 なかなか区民全体からして
臨海部というのは、なかなか分かりにくい部分があると思うのだよね。だから、どうしてもその
アンケートについても、やはり特定の人に限られるのかなという部分があるから、何かそういう部分で例えば、もっと関心を持てるような考え方、もう既に
アンケートをやっているのだけど、なかなか区民についてはなじみが薄いと思います。だから、そういう部分でどう取り入れるかというのは、再度やはりいろいろな点で今後、検討していただきたいなということを要望しておきます。よろしくお願いしたいと思います。
○松原〔元〕
委員長 ご要望で。
◆勝亦 委員
資料番号1番で、2の
重点プロジェクト地区における
まちづくりということで、このあさひ海老取川公園とか、整備された緑道とかというのは写真に出ておりますけれども、つい先日、ここに行ってみて、かなり雰囲気が変わったなということで、整備されているというのを実感したのですが、一つやはり海辺の
散策路ということで、この羽田からずっと
ふるさとの浜辺までということで一応計画ではないかなと考えているのですけど、やはり途中に川が幾つかあって、そこを橋が、
散策路のままだと渡れないような状況になっているのですけど、そこが課題かなと思うのですけど、例えば、呑川にしても東京都との連携が必要ではないかなと思うのですけど、その辺は何か考えていること等はあるのでしょうか。
◎保下
都市基盤管理課長 現在、海辺の
散策路の
河川部、また水門を撤去した周辺については橋等で、やはり
散策路の
連続性を確保するということで
関係機関と協議、また設計などを進めているという状況でございます。
◆勝亦 委員 では、区の方針としては新たな橋を、
散策路を迂回することなく行くような形では考えているということで理解していいのですか。
◎保下
都市基盤管理課長 委員のご指摘のとおりでございます。
◆勝亦 委員 あと、同じ
資料番号1番で、
多摩川トンネルの
整備促進ということで、
本体工事に向けた
準備工事に着手したということなのですが、非常に心待ちにしている方も多いのですけど、完成は今のところどのくらいを目途に考えているのですか。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 完成時期につきましては、
国土交通省、
川崎国道事務所のほうに問い合わせをしておりますが、今のところ、やはり現在まだ完成時期については未定ということになっておりますので、我々としては
完成スケジュールを早目に提示するようには、今後も要望してきたいと考えております。
◆勝亦 委員 ぜひ、ここを早期に完成できるように、また働きかけていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○松原〔元〕
委員長 ご要望で。
◆荒尾 委員 資料の1番の2
ページの2の国道357号線の
東京湾トンネルについてなのですけれども、去年の6月に内陸側が開通して、
旅行速度が改善、
あと羽田とお台場間の所要時間も4割短縮とあるのですけれども、CO2の
排出量も削減されたとあるのですが、この調査した場所というのはどこなのかと、あと何か所ぐらいでやったのかというのが分かりましたら、教えていただけますか。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 CO2の
排出量でございますが、こちらは
国土交通省から出されました資料を基に区が行った調査でございますので、
測定拠点というものではなく、区が計算して行った調査ということになります。
◆荒尾 委員 分かりました。この道路が開通する前と開通した後とでの、
排出量の削減率、何%ぐらい減ったのかというのは分かりますかね。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 率は計算しておりませんが、大田区が独自に行った調査によりますと、削減量は1日
当たり48トンと算出しております。
◆荒尾 委員 48トンの量が減ったということなのですか。もともとの
排出量というのは、どのぐらいだったのでしょうか。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 すみません、調査結果を確認させていただきたいと思いますが。
○松原〔元〕
委員長 すぐに出せませんか。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 すみません、調べて後ほど個別に対応させていただければなと思っておりますが、よろしいでしょうか。
○松原〔元〕
委員長 よろしいですか、
荒尾委員。
◆荒尾 委員 減ったということはいいことなので、
パーセンテージでどのぐらい減ったのかというのは、やはり分かるような形で示していただきたかったなというのは私の意見ですけれども、今後環境が改善されるということですから、やはりここの
エリアをどう生かしていくかということにも大きなデータになると思いますので、ぜひそこのところは今後も注意してお願いいたします。
あと削減率、
パーセンテージのほうも個別にということだったのですけれども、改めて
委員会のほうにも示していただければと思います。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 先ほど申し上げました開通前、開通後のCO2の
排出量でございますが、開通前が141.6トンに対しまして、開通後が93.6トンと、大田区のほうでは算出しております。
◆三沢 委員 この
水上交通ネットワーク形成事業のところなのですけれども、たしか今、東京ウォータータクシーとかというのが
定期航路を晴海とか、そちらのほう、品川区近辺でやっているかと思うのですけれども、東京ウォータータクシーが予約制であれば羽田の防災船着場とか、そういったところもたしか利用できた記憶があるのですが、そこら辺との関連は、大田区は如何なのでしょうか。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 我々のほうで取り組んでおります
定期航路でございますが、こちらのほうは東京ウォータータクシーではなくて、東京湾クルージング株式会社というところが
定期航路の許可を受けております。
定期航路の許可を受けたのが、ウォータータクシーは違いますが、我々のほうでは防災船着場のところから日本橋船着場までの
定期航路ということになっております。
ウォータータクシーの関連性につきましては、把握していない部分もございますので、今後検討させていただければと思っております。
◆三沢 委員 たしかあちらは天王洲とか、先ほど言った晴海とか、そちらのほうで
定期航路を持っているはずなので、大田区は絡んでいないとは思うのですけれども、一応社会実験として防災船着場を使えるはずだったので、関連性があれば積極的にそういったところも一緒にやっていけたほうがいいのかななんて思っているので、よろしくお願いします。
○松原〔元〕
委員長 ご要望でよろしいですか。
◆三沢 委員 はい。
◆荻野 委員 関連でよろしいですか。すみません、この水辺の関係の
まちづくりとかの話とはずれるのですけれども、昨年のふれあいフェスタのときに、この
臨海部まちづくり協議会イベントというところで大田市場の反対側の空き地というか、あれは都の土地でしたかね、空き地の部分というのを活用させていただいて、京浜運河沿いにプロジェクションマッピングをやらせてもらったというところもあるのですけれども、あれは今年どうこうというのではないのですけれども、あのあたりの土地というのは、昨年貸していただけたという形になって、プロジェクションマッピングも結構多くの方に来てもらったのかなと思うのですけれども、あそこというのは今後何か活用というか、ひと様の土地なので、これを使うぜとなかなか言うのはあれなのかもしれないですけれども、今後何か考えていくのかというのと、プロジェクションマッピングもかなり結構好評だったとも思うので、ああいう形で何かこういうソフトの面というのも、こういうにぎわいとか活用に入っているのかなというのがあれば教えてください。
◎神保
空港臨海部調整担当課長 昨年の大田市場前の公園予定地でやったイベントですが、大田
臨海部まちづくり協議会が開催したものでございます。あくまでも、あそこのところは将来的には公園予定地となっておりますので、暫定利用という形で昨年度は使っております。今後、どういった使い方になるのかというのは、
まちづくり協議会のほうとも連携しまして、検討していきたいと考えております。
○松原〔元〕
委員長 よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松原〔元〕
委員長 では、質疑は以上で終わります。
では、次に大田区
コミュニティバス矢口地域本格運行事業の
令和元年度
実施状況報告について、につきまして、質疑をお願いいたします。
◆伊佐治 委員 本当にこれまでの経緯を見ていくと、最初にこのたまちゃんバスが始まったときは大丈夫かなと思っていたのですけど、本当に担当課の皆さんの努力もあって、これだけ利用者が増えているということは本当に皆さんのおかげで、いい流れになっているのではないかなと感じているところです。今回は
新型コロナウイルス感染症の関係もあって、今後多分、多少は下向きになってしまう部分もあるのかなと思うのですけど、私としては基本的に、このたまちゃんバスは福祉政策だと思っているので、多少予算が増えるということについては批判的に捉える必要はないのかなというところは感じています。ただ、1点気になるのは、
事業費が毎年のように増え続けているということで、もちろんガソリンの単価が上がったりとか、人を集めにくいとかという理由はあるのですけど、それでもこれまでの間で500万円以上
事業費が増額になっているということについては、東急側としてはどのような見解を述べられているか、その辺を把握はされていますか。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 まずこの
事業費の増につきましては、一つの要因といたしまして、運転士の確保のための運転経費の増がございます。それと、たまちゃんバスは今11年目、購入してから11年目を迎えていまして、こちらの修理費が増えているという状況がございます。こういったところが
事業費として増えていっているところではございますが、引き続き、この
収支率を決定する上で重要な分母のところでございますので、東急バスとは、この
収支率向上に向けての経費の削減について、こちらとしては引き続き話をしていきたいと思ってございます。
◆伊佐治 委員 正直、こちらが弱い立場なのですよね。この交渉をしていく上で。だから、東急が足元を見ているなんていうことは思いたくはないですけど、これ実際にこの
事業費を示される場合というのは明細もちゃんと、ここにどれだけの予算が必要なのだよということで、あちらからは説明があるのですかね。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 事業費の内訳としては、人件費だとか燃料費、諸税、保険料等の内訳を示して、東急から来てございます。
◆伊佐治 委員 実際に、例えば、では人件費というか人にかかるお金というのは、これの中でどれぐらいの額がかかっているのですかね。実際にそこはどう伸びているのかというのが、もし分かれば教えていただきたいのですが。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 人件費の乗務員費につきましては、平成30年度の実績としまして、大体1,357万円ぐらいでございます。それに対して、
令和元年度の実績としては1,365万円で増えてはいますけれども、今回はそれほどではなかったかなと思ってございます。そのほかに修繕費が平成30年度が28万円ぐらいだったのが、
令和元年度が63万円になっていまして、経年による修理費が増えているという状況がございます。
◆伊佐治 委員 多少経費が増えていくのは仕方がないことなのですけど、できる限りもうここまでの限度というものは決めていったほうがいいと思いますので、そうしないと東急も、どうせ大田区は言えば出してくれるだろうぐらいになってしまったら、どんどん予算だけが増えていくだけなので、その点は注視をしながら、できるだけ、もうこれぐらいでおさめられるようにということは基準として定めていただきたいと思います。
○松原〔元〕
委員長 ご要望で。
◆三沢 委員 このコミュニティバスの事業、11年ということなのですけれども、以前、馬込地区とかいろいろな地区でも検討を経た上で、この矢口地区でやっているかとは認識しているのですが、これはどこまでこの検証を続ければ、ほかの地域への検討につながっていくのでしたか。私が不勉強ですみません。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 他地域についてもガイドラインを作成するということで検討しておりますが、このたまちゃんバスの
本格運行の状況を見た上で、ガイドラインへ反映したいと考えておりますので、今、検討の状況でございます。
◆庄嶋 委員 すみません、また初歩的な質問になってしまうのですけれども、先ほどご説明の中で
本格運行について、
収支率、50%を超えることが継続の条件だというお話だったのですけど、これは万が一、切ってしまった場合はどういうことになるルールなのですか。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 これが
収支率50%を切ってしまった場合ですと、地域と現状を共有して、対策を検討していくということになります。その収支改善に向けて検討をした上で、その結果を見てつなげていくということになります。
◆庄嶋 委員 今のところ、平成30年度、
令和元年度は、その50%を上回っているということで
本格運行になった。
本格運行ではないパターンというのは、何があるのかがよく分からなかったので、すみません、教えてください。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 運行基準を導入した際に、
本格運行に移行する、まず最初の条件を
収支率50%以上と設定をしてございます。その基準を設けた上で最初の年度であります平成30年度で50%を超えたので、
本格運行に移行したという状況でございます。
◆庄嶋 委員 その前が多分試行運行だったということだと思うのですけれども、試行運行で、それで
収支率が50%超えたので
本格運行。でも、万が一今後切ってしまって、それで対策を検討するのだけど、改善しそうにない場合には何運行が次にあるのかと。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 仮に切ってしまった場合は、1年目は地域ができる対策を検討していくということになってございます。そうした上で、それでも2年連続で基準を下回った場合、さらに収支改善に向けて検討ということで、それを3年目で結果を見ると。それで4年目、そこで
収支率50%を超えれば運行継続となりますが、4年目でそこがクリアできなかった場合は休廃止という扱いになります。
◎齋藤
まちづくり推進部長 補足でございます。大筋は今、課長が申し上げたとおりでございますが、特に今年度につきましては
コロナウイルス感染症の影響で、外出自粛要請が国家的にあったという状況で、交通機関、これはバスに限らず、どこも大幅に利用者が減少して、収益も減少しております。ということは、恐らく
収支率というところから見ると、今年度は50%いかないだろうと、こういう特殊事情のところで、そのままこれを原則どおり、割ったからといった扱いでいいのかというのは我々考えております。そこは除外をするか、特例扱いにするかというところの考えをもって、それで今後どうしていくのかというところの扱いになろうかなと考えてございます。
それから、先ほど伊佐治委員からもご指摘がありましたが、我々の運行経費につきましては厳しく精査をしていきたいと考えておりますが、これは先ほど課長からも申し上げたとおり、バス
事業者自体の事情、運転手不足であるとか、それから交通機関利用者が今後減っていくだろうということも十分想定されるわけでございます。というのは、テレワークの導入であるとか、それからリモート会議というのがあると、ますます交通
事業者の収益が減ってくるだろうといったことがございまして、それに対して我々はどうするのか。それから、コミュニティバスのほかへの広がりという以前に、既存のバス路線、要するに利用者が少ないバス路線が減便されたり、廃止されるという危機もございます。そこも考えていかないといけないので、総合的にそれらを勘案した上でバス
事業者とは交渉していきたいと、このように考えてございます。
◆庄嶋 委員 今、ちょうど部長が答えてくださった新型
コロナの影響とかを、やはり今年は避けられないと思いますので、その辺りをどうするのだろうということを聞くための、前提の質問を幾つかさせていただいていたので、今回資料の中にも
利用人員比較のところの
ページがありますけれども、やはり3月のところでは平成30年度から
令和元年度に向けては減っているという数字が出ていますので、やはり影響は避けられないなと思っていたところでしたので、その辺りのことも今後、検討しながら進めていただければと思います。
◆荒尾 委員
利用者数が本当に順調に増えていて、完全に地域では定着した感のあるたまちゃんバスだと思っています。区の職員の皆さんの努力も当然ですし、あと地域の皆さんが本当にこのたまちゃんバスを大切に思っている、その思いも、この間の
利用者数増に大きく貢献してきたのかなと思っています。今後、いろいろな地域からの要望というのがあると思うのですけれども、例えば、ルート変更、あとバス停の改善等々あると思うのですけれども、ルート変更については前に
委員会で聞いたのですが、バス停の改善とか、そういうことについては何か検討とかというのは今しているのでしょうか。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 バス停については、具体的には下丸子の駅のバス停が駅から遠いという状況がありまして、それが何とかならないかというのを地域の方々からお話がございまして、検討している状況でございます。ただ、これはいわゆる交通の、警察との協議も必要であるというところから、なかなか難しい状況ではありますが、我々と地域はまだ諦めておりませんので、引き続き、バス停の位置について最も望ましいところに持っていける検討をしていきたいと思ってございます。
◆荒尾 委員 下丸子の駅のバス停だったら利用者も多いですし、ここが改善されれば、またさらに利用者も増えるということになると思うので、引き続き、お願いします。
あと以前、
アンケートか何かで結構ネガティブな意見というのが多かったと思うのですけれども、この間、利用率も50%を超えて、いろいろな区民の方から、住民の方からの意見とか頂いているとは思うのですけれども、好意的な意見だったり、あとあまり好意的でない意見、様々だと思うのですが、今の状況下でどういった意見が出ているのかというのを教えていただけますか。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 今、我々は直接
アンケートを取っているという状況ではございませんが、地域のイベントとか区のイベントで、たまちゃんバスについてPRをするために出向いてございます。その中で、お話をお聞きしているという状況の中では、やはり実際に接してみて感じるのが、さほどご存じでなかった方が多かったのが、今は乗っているよというお話を聞くことが多くなったかなというところでございますので、私どもとしては引き続き乗ってもらうために、まずはたまちゃんバスに乗っていただくために啓発活動を引き続き、続けていきたいとは思っております。
ただ、今、
コロナの状況でございますので、その中でどのようなやり方がいいのかというのは考えていきたいと思っております。
◆荒尾 委員 引き続き、よろしくお願いします。本当に地域にとっては、もう欠かすことのできない交通機関になっているので、何とかこれからも愛される交通機関になってもらうことを、区としても、あと地域としても努力していただきたいと、我々も努力したいと思っていますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。
◆勝亦 委員 基本的なことなのですけれども、
運行実績の中で
令和元年度の補助金の確定額とありますが、これは補助金というのは国からでしたっけ。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 こちらは東急からの申請に基づき、区が補助している額でございます。
◆勝亦 委員 区が補助している額、申請に基づくというのは、例えば、申請に対してどのような査定をして、区が補助金を出しているのですか。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 具体的には、その前の年度に東急バスから、まず事前の協議をしていただいた上で交付申請額という予定額というのを出してございます。それに基づいて、予算を計上していると。東急と区との協定上では、東急からの交付申請に基づいて、予算の範囲の中で支払うということでございますので、今、その予算の範囲であります、この額で支払いをしているというところでございます。
◆勝亦 委員 あと、イベント等を利用して乗車率を上げる云々という話がありましたけど、気になったのは平日、土日とも同一ダイヤなのですよね。要するにイベントとかを狙っているのであれば、その時間帯に車を余計に走らせるとか、平日を減らして休日を増やすとか、何かそんな工夫とかというのは考えていないのでしょうか。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 今現在、バス1台で1ルートを巡回してございますので、やはり1ルートを巡回する時間でダイヤが限られてきているというところがございます。地域の方の中でも、やはりバスの台数を増やせないかという話もございます。ただ検討する上で、バスの台数を増やすということは、それに合わせて経費も、運転士とバスの燃料費を含めて、上がってしまうというところがあるので、今のところはこの状態での運行となってございます。
◆勝亦 委員 あと先ほど、部長からもお話があった、今後テレワーク云々で乗客が変動す可能性があるという話がありましたが、乗車の人数、
利用者数というのは書いてあるのですけど、例えば、これもなかなか難しいかもしれませんが、どのくらいの年齢層の方が利用しているのかというのは、そういう統計みたいなものはないのでしょうか。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 平成28年度なのですけれども、運行実態調査を行ってございまして、そこで利用者の年齢別の調査をしてございます。これによりますと、大体、高齢者が70%ということで、ほかのバスとの比較ができませんけれども、やはり高齢者の方のご利用が多いバスであるということが分かってございます。
◆大竹 委員 先ほどの補助金の関係なのですが、
収支欠損額がありますよね、それと補助金の金額が違うのだけど、これは22万6,081円かな。これの差というのは何なのですか。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 この補助金確定額は、区が予算として確保している額でございます。それに対しての
収支欠損額との差は、東急バスが負担をしているという状況でございます。
◆大竹 委員 なるほど。東急の負担もあるという、そういう考え方なんだ。それで、先ほども
コロナの影響で今年度は下がるだろうということが言われまして、そう考えているのだなと。それと、車も11年たっているから、当然今度車の買い替えが予想されますよね。そういった場合の区の考え方というのは、どう考えているのか、それはどうですか。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 この運行基準を定めたときに、購入の基準も定めてございまして、その中では
本格運行を2年連続達成したときに、そうした購入の判断に移るということを定めておりますので、今回その基準をクリアしている状況ですので、今後、新車購入に向けた検討に入るという状況に上がってきているというところでございます。
◆大竹 委員 コミュニティバス、最初の導入のときは、たしか都の補助金が購入費補助であったはずなのです。当然2回目になると補助金が期待できないのだろうと思うのだけれども、そうすると、この購入にあたっては結局、誰が負担するかという話になるではないですか。考え方の上では区が全額負担するという考え方でいるのか、あるいはどう考えているのか、お聞かせください。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 今、購入に向けた検討に入るという段階でございますので、そういったところも含めて検討していくというところでございます。委員おっしゃるとおり、バスの最初の購入については、東京都の補助金は出ているという状況です。それと、
コロナウイルスに関連した様々な補助制度も、我々としては今後いろいろ調べていきたいと思ってございます。そういったところも含めての検討でございます。
◆大竹 委員 車は当然古くなるから、それなりにどこが負担していくということがあるということと、やはり私も福祉バスという考え方は、一定のやはり損失はしようがないのではないのかなという部分では、一定というか、区の負担もやむを得ないのではないかなと思っていますので、ぜひ購入にあたっては区が負担して、これを存続させていくということでお願いしたいなと。
それと、やはりコミュニティバスは交通不便地域をあれだけ調査しながら、地域を決めて、それでまず矢口地域を優先的に、地域の協力もあるということで、導入されてきた経過があるわけです。やはりそういう部分では交通不便地域、まだまだそういうところもあるから、ぜひこれを機に、いろいろやはり広げることについても調査研究していただきたいなということを要望しておきます。ぜひよろしくお願いします。
○松原〔元〕
委員長 ご要望で。
◆荻野 委員 今、ちょうど先ほどの勝亦委員のお話の中でもあったのですけれども、1台しかなくてルートも限られているというのはそうなのですけれども、二十一世紀桜まつりですとか、矢口地域周辺の大きいイベントのときに、たまちゃんバスそのものではないですけれども、同様に1回バスとかお借りして、二十一世紀桜まつりのときは多摩川の河川敷との間のピストン輸送とかしていますけれども、あの費用だとか、あのときの人数とか、そういうのは特に、前も何かマンションで雨の日だったのですけれども、たまちゃんバスの関係の、使って輸送とかって、そういうイベントのときとかに個別に輸送とか、協力してもらっていることってあると思うのですけれども、あのあたりの費用とか、例えば、乗客の人数とかは特にこちらには入っていないという感じですかね。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 二十一世紀桜まつりの、そのときのピストン輸送については、そこの実行
委員会の中でやっているというところでございます。そこにたまちゃんバスが行くことによって、通常の路線バスについては予備車として中型バスが行っているというところでございますので、二十一世紀桜まつりなどのイベントの人数はカウントに入ってございません。
◎山田 新空港線・
まちづくり調整準備担当課長 すみません、二十一世紀桜まつりにつきましては、実行
委員会がたまちゃんバスというか、東急にお金を出してたまちゃんバスを運転しているので、このたまちゃんバスは別個の考え方になっていますので、そこら辺はカウントは、今、遠藤課長が言ったとおり、カウントされていないというところでございます。
◆荻野 委員 すみません、私もその実行
委員会に入っているのであれなのですけども。ほかにも個別に輸送だとか、そういったところで協力してもらっていることとかって、何か式典とか大きいときに何回かあったかと思うのですけれども、特にそういったことは基本的には入れずに、本当にこのバスの通常の運行だけで、このあたりのことをやっているというところでいいのですよね。
◎遠藤
公共交通企画担当課長 おっしゃるとおり、通常運行の中の
利用人数等がカウントされております。
○松原〔元〕
委員長 よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松原〔元〕
委員長 では、次に都市基盤整備部の大田区
コミュニティサイクル事業についての質疑をお願いいたします。
◆荒尾 委員 コミュニティサイクルですけれども、今76
ポートで、有人窓口が5か所あるということなのですが、今後、有人窓口は増やす予定なのでしょうか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 現時点では増やす予定はございませんが、またご要望とか、そういったいろいろなご意見があったときには、ドコモのほうとまた調整をさせていただきたいと思っております。
◆荒尾 委員 以前に、この
委員会でも話したのですが、
ポートにある自転車の充電の電池の残量が少ないものが多いというのが意見としてあって、それについては努力していると回答があったのですけれども、今現在この状況というのは多少は改善されているのかなというのを、もし分かれば。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 大変ご不便をおかけしておりまして、ドコモのほうもこの辺の改善の強化をしておりまして、例えば、バッテリーの追加購入でございますとか、充電設備の増強、そういったのをいろいろやりまして、ドコモの調べですと昨年が大体充電率が平均83%だったのが、今年の1月から2月に95%に改善はしているというところはございますけれども、引き続きドコモのほうにも伝えていきたいと思っております。
◆荒尾 委員 改善はしているということだったのですけれども、やはりこれは利用する人も残量が多いものを選んでと、みんな乗っていってしまうので、そこのところがやはり利用者の利便性ということを一番に考えて、ドコモには対応をしていただきたいなということを要望しますけれども、あと最近の、このコミュニティサイクルを利用している人たちも、この間、変化しているのかなと私は思うのです。
コロナウイルスの影響でUber Eatsの利用者が結構増えていて、今日も自転車で来るときにUber Eatsの配達員の人が、このコミュニティサイクルに乗っていたのです。そうなると、利用している層だったり、あと利用者の状況というのが多分変化していると思うので、それを考えて、新たにサイクル
ポートを設置するということが今後求められると思うのですけれども、その辺の検討というのは今、されているのでしょうか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 今、直近の数字としましては、4月の
利用回数でありますとか、利用者登録数の情報がございまして、3月までが単月で、まず
登録者数が726件だったのが、4月の単独でいいますと1,371件ということで、去年の状況を見ますと大体4、500件ぐらいの新規
登録者数だったのが、4月に入って1,371件ということで、例年にない伸び率になっておりますが、一方で単月の
利用者数、3月が、この資料にもございますけれども3万件余だったのが、4月の1か月間で2万8,281件というところで若干減っていると。ですけれども、例年の
利用者数を見ても、そんなに増減が大きく変化があるところではないので、このあたりがドコモから来ている情報というのは属性とか性別とか、そこまで詳しい情報はございませんが、純粋に数字だけを見ますと
利用者数が増になっていて、
利用回数が大きく変動がないということが読み取れるかなと思っております。
◆荒尾 委員 やはり便利で使いやすいというのが、このコミュニティサイクルだと思いますので、そこのところも引き続き調査をしながら、より便利なコミュニティサイクルになるよう検討していただきますよう、要望します。
○松原〔元〕
委員長 ご要望で。
◆荻野 委員 私も
荒尾委員が今おっしゃった、Uber Eatsの話って、本当に何回かすれ違ったことがあって、確かに電動自転車で便利だからというので多分利用されると思うのですけれども、Uber Eatsっていわばもう個人事業主で、いろいろ労働の問題とか争議とかあったみたいですけれども、お金を稼いで、それで宅配でとやっているので、やはりそういう人たちが利用してしまうというのは、だめとは言わないのですけれども、やはり本来の趣旨とかも外れてくるのかなというのを思うのです。
レンタルだから、公共のものだから安く使えて、電動自転車ですから便利で使えてというところもあって、やはりこのあたり、今の属性のお話もありましたけれども、やはりそこはドコモとしっかりと連携していただいて、属性とか利用者の層とかも反映していただいて、ある意味でやはりどういう人に使ってほしいかとか、その本来の趣旨とか、そういったところもあると思うので、その辺りは今後の検討の中で区としての姿勢だとか、そういう意見というのを、やはり出してほしいなというのはあります。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 まず、このコミュニティサイクルの考え方でございますけれども、前回の
事業効果検証の中で他交通機関との補完になるものという考え方もございますので、どういうご利用をされるのかという、そういったところも広く、門戸を広げていくというのが、このコミュニティサイクルをどんどん活用してもらう一つの一端になるのかなと思っておりますので、Uber Eatsとか、そういういろいろな利用形態も、やはりそういったものも含めていくというのが一つあるのかなと思っております。
あとはドコモのほうのデータのやり取りにつきましては、こちらのほうも要望は、あちらのほうのまたセキュリティ基準もあるようでございますので、その辺も含めて、より活用が分析できるように、こちらのほうからも求めていきたいと思っております。
◆荻野 委員 すみません、これは5月でしたか、6月でしたか、自転車の保険の加入が義務になりましたよね、というところがあったと思うのですけれども、これはコミュニティサイクルの運用のほうで何か変化とか、注意とか、そこに変更とかは何かあったのでしょうか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 特にドコモのほうで方針を変えるということはないのですが、もともと自転車に保険が附帯されておりますので、またこれは別途、手前どものほうも協定を保険会社5社とやっておりまして、今
コロナウイルスの関係もございまして、なかなか今、会議体が開けないところがございますが、ここは情勢を見ながら、早く会議体を開いて、周知ができるように努めてまいりたいと思っております。
◆秋成 委員 今回のこのコミュニティサイクルのご報告なのですが、この利用者
アンケートの満足度といいますか、またこの利用継続も高かったりという部分で、本当に今、電車が新型
コロナでかなり通勤不安という部分の中では、本当にこれは区民にとっては助かる事業ではないかと思います。例えば、これを区のほうから、今回の
コロナの除菌の部分での、何か対策とか指示を出していらっしゃるのですか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 ドコモも自転車を動かすときに、当然自転車を拭いたりはするのですけれども、なるべくそのときにアルコール除菌をするとか、そういったものを心がけるようにしているという報告は頂いております。
◆秋成 委員 例えば、それで今も課長のほうから、どんどんまた4月に際しても登録も上がっているということだったのですが、平成28年から
ポート数と台数の報告が書いてあるのですが、例えば、またこれも利用実績に応じて台数が増えていくというか、これもまたドコモの実績によって、方向に応じて調整して、何か増えていくものでしょうか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 委員がおっしゃるとおり、今後、今年も当然
ポート数を増やすということで、今ドコモのほうの事業計画としては、おおむね14
ポートを目指していきたいと。そこの中で、当然、今300台まで展開ということがございますので、そこのまた自転車の利用の回転数とか、そういったものも鑑みながら、ドコモと調整をしていきながら適正な台数を整備してもらうように、こちらのほうからもまた調整をしていきたいと思っております。
◆秋成 委員 分かりました。よろしくお願いします。
そこでなのですけれども、やはり利用の登録を見ますと、クレジットカード決済とかというところで結構いろいろな声を頂きます。例えば、ドコモなのでドコモしかという部分もあるのですけれども、もう少し広く、これはもう公共的なものなので、全部が使えるようにしてほしいとか、あと今、この有人
ポートでは現金とかICカードは使っていたりするので、その辺り何か区として、そういったお声から、もう少し何か広くできないか、ご検討はされていますか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 確かに今、ドコモはバイクシェアというところがやっておりますので、当然ドコモ払いでとか、携帯払いとか、クレジットもございますが、あと先ほど委員お話しの、有人のところ、そういったところの、この辺の決済方法については、また研究をさせていただきたいなというところです。なるべく活用がしやすいところをPRするとか、そういったところを目指していきたいと思っております。
◆秋成 委員 最後にします。そういった意味では利用しやすい、本人確認のこともありますが、交通系のICカード払いとか、そういった部分もまたご検討いただければと思います。よろしくお願いします。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 現にICカードとか交通系のところは活用できるようにしておりますけど、またその辺も含めて、いろいろ検討して、調査をしてまいりたいと思っております。
◆庄嶋 委員 利用者
アンケートの話が幾つか出たのですけれども、この利用者
アンケートの中身で、どういう目的で使っているかとかというのは聞いている項目はあるのでしょうか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 やはり主に通勤、通学、あとお買い物、そういったところが主で、通勤であれば大体半分ぐらいの方がお使いになっている。あと買い物、業務、ビジネス、観光とそうつながっているところでございます。
◆庄嶋 委員 これって何年かにわたってというか、毎年取っているとか、何か経年の比較ができるのかということと、その場合に、こういう目的の需要が増えているとか、その辺の分析は何かありますか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 この
アンケートについては、毎年取っているわけではございません。今回、前回の試行実施の検証のために取った
アンケートでございまして、先ほどの答弁ともかぶるのですが、ドコモのほうからのデータというのはそこまでの属性が分からないところがございますが、例えば、実際に利用者の方に
アンケートを取って属性を確認して、どういう目的であったのか、そういったのを行っていると。ですので次回は、想定ではございますけれども、
本格実施に向けた、また再度の分析調査、そういったものを想定してございます。
◆庄嶋 委員 そうですね、あとは
ポートの利用されるものが多い、少ないとあると思うので、例えば、
ポートのどこが多く使われているかで多少、目的が推測できる部分もあったりとか。というのは、先ほどUber Eatsの話で、そういう事業目的が増えているのではないかとなったのですけど、私も個人的に自転車に乗るのが好きで、このコミュニティサイクルを使ってではなくて自分の自転車で結構
臨海部のほうをよく回るのですけど、最近よく見かけるのが、やはり
臨海部のほうで、このコミュニティサイクルを使っていらっしゃる方が、観光なのかなと思いつつ。特にやはり、この
コロナの時期で外出が自粛されているという中で、ただやはり運動とか、出かけられるところを多少求めている方々とかが、割と人にあまり接しなくていい広い空間のある
臨海部のほうを、このコミュニティサイクルで回られているのかなと思われる様子も結構見かけたものですから、そういう観光としての価値が結構コミュニティサイクルは大きいのだなというのを改めて実感していたところですので、何かそういうのが数字とかで検証できるといいなと、思っている次第です。これは意見というか要望というかそのようなところです。
○松原〔元〕
委員長 ご要望、意見でよろしいですか。
◆勝亦 委員
ポートの設置場所なのですけれども、区内に広がっている状況は分かるのですが、羽田にはないのですか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 現在は、来月なのですけれども、まず空港第1ゾーンのほうの駐車場の脇のところに、あそこに設置をする予定でございまして、羽田地区のほうが空いているところではございますので、そこは今、中間点の土地のほうを、どこに置けるかどうかというのを調整をしていきたいなと思っているところでございます。
◆勝亦 委員 できれば、今は
コロナの関係で外国からの行き来というのはないですけど、外国人の方が、例えば、羽田でトランジットで時間を潰すときに、そのコミュニティサイクルを利用して区内を回遊してもらうみたいな、そんな構想もあった気がするのですが、その第1ゾーンに設置ということもいいのですけど、例えば、空港ビルディング株式会社と交渉しているのだけど、なかなかOKがとれないとか、そこら辺の経緯とかはないのですか。
空港の国際線の目の前に
ポートがあるとか、そういう海外からのお客さんが次の乗り継ぎの飛行機を待っている間にコミュニティサイクルを利用して、区内を回遊してもらうとか、そんな構想とかというのはあるんだけどまだ課題があるとか、どんな状況ですか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 今、第2ゾーンのほう、ここがまだ先行き未定のところがございますが、そこと調整をしていきたいなとは思っております。そこと第1ゾーンのところで台数を増やして、内陸のほうに人が流れるような、そういうところをつくってまいりたいなと考えております。
◆勝亦 委員 ぜひ進めていただきたいと思います。
あと気になるのが、田園調布のほうには
ポートがないのですけど、ここはやはり難しいという理解でいいのですか。
◎五ノ井
都市基盤計画調整担当課長 まず、公的なところも今、あの辺の地域ですと、例えば、石川町文化センターとか、離れてしまうのですけれども、あと民地のところがなかなか適切な場所といいますか、そこもドコモのほうにも依頼はしてはいるのですけれども、こちらも情報の収集はしており、こういったところも職員も見て回って調査をしているところではございますが、そういったところもなるべく強化していくように進めてまいりたいと思っております。
◆勝亦 委員 ぜひよろしくお願いいたします。
○松原〔元〕
委員長 皆様、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松原〔元〕
委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、
調査事件を一括して継続といたします。
なお、本定例会最終日に議長宛て継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○松原〔元〕
委員長 では、そのようにさせていただきます。
最後に次回の
委員会日程について、確認をいたします。次回の
委員会は、7月21日、火曜日、午前10時から開会したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松原〔元〕
委員長 では、そのようにさせていただきます。
以上で、
交通臨海部活性化特別委員会を閉会いたします。
午前11時17分閉会...