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  1. 大田区議会 2020-06-16
    令和 2年 6月  こども文教委員会−06月16日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年 6月  こども文教委員会−06月16日-01号令和 2年 6月  こども文教委員会 令和2年6月16日                午前10時01分開会 ○勝亦 委員長 ただいまから、こども文教委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの体調不良の症状が見られた場合、周囲への影響を鑑み、委員長の判断により、傍聴人には退室いただくことをお願いする場合があります。今般の社会情勢に鑑み、このような対応をさせていただく場合があることをご理解いただきますとともに、あらかじめご了承願います。  それでは、本日は、新規付託分の陳情の取扱いの決定を行います。そして、補正予算案及び所管事務報告の質疑を行います。委員並びに理事者の皆様のご協力をお願いいたします。  それでは、これより請願・陳情の審査を行います。  審査事件を一括して上程いたします。  本委員会に新たに付託された19件の陳情について、取扱いを決定をしてまいります。  質疑は昨日に行っておりますが、答弁を保留していたものについて、理事者から説明をしていただきたいと思います。  それでは、理事者から保留答弁を、まずお願いいたします。 ◎長岡 大田図書館長 昨日の答弁で、図書館システム更新では全館一斉に休館しなければならないのかというご質問がございました。確認しましたところ、サーバーを交換する必要があるため、文化の森情報館なども含め、全館一斉での休館が必要とのことでございます。 ◎荒井 教育総務部副参事〔施設調整担当〕 2第65号の理事者見解について、訂正を申し上げます。この中でガス式と電気式の対比を8対1と申し上げましたが、詳しく述べますと、ガスの学校が69校、電気式が8校予定しておりまして、対比はガス式10に対して電気式1となります。  また、復旧の計画について、東京都の地域防災計画からと申し上げましたが、実際は、首都圏直下地震の被害想定と対策について(最終報告)、これは平成25年12月、中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループの結果でございます。おわびして、訂正します。 ○勝亦 委員長 では、初めに、大田図書館長からの保留答弁について、何かありますか、よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 あと、今、荒井教育総務部副参事のほうから、2第65号の理事者見解について、一部訂正がありました。理事者見解をもとに、委員の皆様はそれぞれ採択、不採択とか、いろいろ見解を考えていたと思うのですが、今訂正があったので、また変わる可能性もあると思います。そういう意味で、この2第65号については、とりあえず、本日は継続という形でいかがでしょうか。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、また改めて審議したいと思いますので、2第65号については、本日のところは継続ということで、よろしくお願いいたします。
     それでは、これより各陳情について、1件ずつ各会派の取扱いを伺いたいと思います。  取扱いの順序につきましては、昨日に議題とした順序と同様とし、1件ずつ取扱いを伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、まず、2第23号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する運用・法整備を求める陳情について、各会派に取扱いを伺います。  発言は、大会派から順次お願いいたします。なお、会派名は略称とさせていただきます。  では、自民からお願いいたします。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、2第23号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する運用・法整備を求める陳情に対して、不採択を主張いたします。  若干の意見を述べさせていただきます。別居・離婚後の親子の断絶を防止する運用・法整備を求める陳情につきましては、昨年提出された同様の陳情の際にも述べさせていただきましたが、国では、超党派による親子断絶防止議員連盟により親子断絶防止法案が提出されるなど、離婚後の面会交流や共同親権についての議論が活発化をしております。この状況を踏まえた上で、我々としても、陳情の取扱いについて議論をしてまいりました。  意見書を上げるという趣旨でありますが、この陳情者が出されている意見書のとおりに意見書を出すということについては、残念ながら、賛同を致しかねるものであります。  なお、単独親権、共同親権のことについては、今後、どのように取り扱っていくべきなのか、しっかりと今後も継続をして我が会派の中でも議論をし、また議会の中でも皆さんとしっかりと勉強をしていきたいと考えております。 ○勝亦 委員長 次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第23号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する運用・法整備を求める陳情については、不採択を主張します。  昨年より、国において、有識者や法務省の担当者らによる家族法研究会が発足されており、共同親権等に関する議論がなされており、まずは、この議論の経過を見守ることが肝要と考えます。現段階で細かな論点に触れる意見書を提出することについては、望ましくないと考えます。  なお、今後、議会としても、単独親権や共同親権などについては、議論を深めていく場を設けていくことについては必要であろうと考えていることは、意見として申し述べさせていただきます。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆清水 委員 2第23号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する運用・法整備を求める陳情は、日本共産党大田区議団は継続を求めます。  共同養育や、子を監護しない親と子の交流を図ることには賛同いたします。日本が児童の権利条約、ハーグ条約の履行状況が不十分であることも、陳情者の指摘のとおりと考えます。面会交流が実施できないケースの苦悩も聞いており、適切な面会を設定する事例もあるようです。しかし、要望している意見書を見てみますと、3、4、5項では、DVを原因として子を連れ出して出ていった場合に戻さなければならなくなる事例や、離婚の成立が困難になる事例や、DV被害者の避難が遅れ、最悪の事態を招きかねない例や、離婚が遅れ、子の養育環境が不安定になる例、DV被害から避難をちゅうちょする例などが心配されます。  本陳情の求める意見書は、子の利益を最善に据える子どもの権利条約、ハーグ条約、日本の民法の趣旨に合致するかが問われています。共同養育の理念自体は賛同できますが、それぞれの例に応じて、子の連れ去りとDVについて、偏ることなく子の利益を最重要視する観点を第一とすべきと考えます。両親から子への愛情を育む取り組みと、DV被害の防止を考慮した検討が必要と考えます。  よって、本陳情は、継続することを求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第23号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する運用・法整備を求める陳情は、不採択を求めます。  私の所属する国政政党の日本維新の会では、単独親権と共同親権の選択制を主張している国会議員もおり、本陳情は、国会で十二分に議論すべき問題であると認識をしております。  しかし、陳情に記載されている意見書の中身については、慎重な議論が必要であることから、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第23号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する運用・法整備を求める陳情の、継続を求めます。  現状の日本の制度、単独親権では、養育費は十分に支払われていないことが多いこと、子どもが別れた親に会いたいと思う場合があることなど、多くの問題を抱えています。  しかし、ここで求められている共同養育に関しては、DVが行われた場合には連れ去りもやむを得ないこと、DVの判断を警察の捜査を義務付け、証拠主義とすることなど、必ずしも子どもの利益になるとは言えない状況です。  子どもの権利に関わる重要な制度の見直しであり、早期の解決を望むところですが、全体的な支援体制、法整備が必要であり、意見書を上げるには、もっと研究や議論が必要であり、継続を希望いたします。 ○勝亦 委員長 それでは、継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りをいたします。  本件につきましては、継続することに賛成の方は、挙手をお願いします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、これより採決を行います。  なお、採決の際は、採択に賛成の方の挙手を求めます。挙手されない場合は不採択に賛成とみなしますので、ご注意を願います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手を願います。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第23号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第28号 エアコン設置について、さざなみ学校対象外の理由の回答を求める陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆大森 委員 自由民主党大田区民連合は、2第28号のエアコン設置について、さざなみ学校対象外の理由の回答を求める陳情については、不採択を主張いたします。  私は、もともとさざなみ学校は存続派でございまして、もう何回も学校を訪問して、実情はよく理解しているつもりでありますが、もともと私の考えの中でも、子どもたちは自然の空気の中で、通風が伴った中で育てるべきだという考え方をしております。そういった意味合いにおいては、子どもたちがたくさんいないことは事実なのですけど、密集されて体育館を利用しての授業とか、運動とかということにはならない環境なのかなと思います。  そして、ましてや房総半島の上の高台のところに位置しているということで、都内の学校とは、もう格段に通風環境がいいかなと思います。そういったことで、汗をかいても乾くということが、運動して汗をかくということが大事だなと思っておりますので。あとは、教室、寄宿舎のほうには空調が入っております。  そういったことで、私は、この陳情者のおっしゃっていることについては、行政のほうでも、さざなみ学校を、一時避難所であるが、避難所に指定されてないということも含めまして、不採択にしたほうがいいかなと考えます。  ですから、自民党は、不採択を主張させていただきます。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第28号 エアコン設置について、さざなみ学校対象外の理由の回答を求める陳情については、不採択を主張します。  体育館へのエアコン設置については、昨今、激甚化する風水害などの影響から、体育館を避難所として使用する際、暑さ対策がなされていない場合には、その機能が担えない実情が問題視され、近年、全国的に進んでいるものであります。現状では、地元自治体からも避難所として利用したいとの要請は届いておらず、また、学校からの暑さ対策の要望についても来ていないと聞いておりますので、区の判断は妥当と考えます。  その上で、温暖化の影響により、今後暑さによって体育館が使用できない状況などが多く発生するようなことが起きた場合には、改めて設置についてご検討をいただければと思います。 ○勝亦 委員長 では次に、共産、お願いします。 ◆清水 委員 2第28号 エアコン設置について、さざなみ学校対象外の理由の回答を求める陳情ですけれども、日本共産党大田区議団は、採択を求めます。  区教育委員会が対象外とした説明が昨日行われましたけれども、避難所に指定されていない、児童数が少ない、高台にあり風通しがよい等でしたけれども、陳情者の思いである、なぜ対象外になっているかの説明をしてほしいという思いに応えるものとなっていないと思われます。温暖で快適な気候の地域ではありますが、今般の異常気象もある中、児童が体育館での活動が1年を通じて快適にできる環境を整備する責務が区にあり、検討をすべきです。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第28号 エアコン設置について、さざなみ学校対象外の理由の回答を求める陳情は、不採択を求めます。  陳情者がさざなみ学校の体育館への空調設備整備が含まれないことに納得がいかないのは、理解するところです。しかし、理事者答弁にもありましたように、所在地の風通しはよく、学校や保護者から体育館への空調設置の要望も上がっていないことを鑑み、今時点で学校体育館への空調設備は不要であると考え、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第28号 エアコン設置について、さざなみ学校対象外の理由の回答を求める陳情について、不採択を求めます。  現在、26名の在籍なので密になることはなく、高台にあるので風通しもよいし、夏はプールに入ることも多く、体育館の使用頻度も高くないとの説明を聞いています。最も重要なことは、子どもたちの健康に際して必要かどうかということなので、今後、温暖化の影響があることからも、常駐している養護教諭や看護師の意見を聞きながら、検討課題としてほしいということはつけ加えておきます。 ○勝亦 委員長 それでは、採択、不採択が分かれましたので、本件につきまして、採択することに賛成の方は挙手をお願いします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第28号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第29号 さざなみ学校体育館避難所指定を検討してほしい陳情について、各会派の取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆大森 委員 2第29号 さざなみ学校体育館避難所指定を検討してほしい陳情につきまして、自由民主党大田区民連合は、不採択を主張いたします。  陳情書のほうにも記載があるのですが、陳情者も館山市役所へ問い合わせたということで、館山市としても公式の避難所としては指定していないということで、現行ではそういう取り組みがなされていないということであります。  また、区内の避難所は、まず学校を活用するというのは、自治会・町会との関係の中で地域等に委ねている、そしてその中で運営するということで今、進めて、内容を充実させてきているところであります。そういった意味合いにおいては、その周辺地域の方たちとの取り組みということになりますと、一時避難所としての関わり合い方がなされているということで、館山市との話がなされていなくても、連携上の問題については、発災時には対応するという形になっているのかなと思います。  よって、この陳情に対して、不採択を主張したいなと思います。 ○勝亦 委員長 次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第29号 さざなみ学校体育館避難所指定を検討してほしい陳情について、不採択を主張します。  避難所の指定については、先ほども述べましたとおり、地元自治体からの要請は、現段階では来ていないと聞いております。地域への貢献については、昨年の台風の際にも、区として職員の派遣や、支援物資を届ける形で一定程度行われていると理解しております。  よって、不採択を主張します。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆清水 委員 2第29号 さざなみ学校体育館避難所指定を検討してほしい陳情は、日本共産党大田区議団は、採択を求めます。  災害時の避難所の開設は多いにこしたことはない、大変重要な課題だと思っております。しかし、区内の小中学校の避難所の開設においては、区長が発令し、日頃から訓練している避難所運営協議会が行うこととなっています。現状では、さざなみ学校の体育館を避難所として開設するには、いろいろな困難が考えられます。  しかし、昨年の台風15号、19号の風水害の被害、また地震、津波の被害が想定されている館山市において、館山市が区に要請しないからとするのではなく、今後協議をし、災害に備える、命を守る立場ということで、協議をすることについて採択すべきと考えます。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第29号 さざなみ学校体育館避難所指定を検討してほしい陳情は、不採択を求めます。  館山市から避難所要請は受けておらず、一方で、現状のままでも災害対策基本法に基づき、相互に学校施設を一時避難場所として活用できることから、本陳情が求める体育館の避難所指定は、今時点では不要と考え、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第29号 さざなみ学校体育館避難所指定を検討してほしい陳情の不採択を求めます。  避難所になることは、館山市からの要請がないこと、常駐する人がいないので、避難所になるということへの責任、備えを持つことは難しいと考えます。館山市の災害時には、大田区は最大限支援・協力をしているということですので、今後も館山市と友好関係を維持していただきたいと願います。  しかし、この陳情に対しては、不採択を希望いたします。 ○勝亦 委員長 それでは、意見が分かれましたので、これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第29号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第81号 さざなみ学校の定員割の解消のために広報などをしてほしい陳情について、各会派の取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆大森 委員 2第81号 さざなみ学校の定員割の解消のために広報などをしてほしい陳情につきまして、自由民主党大田区民連合は、不採択を主張いたします。  現行ですが、体験入校が、先日の説明でも、年2回実施しているということで、そのための広報も行っていて、区立の小学校59校へのチラシの配布等も今なされているということで、広報は行っているということで、酌んでもいいのかなと考えます。  学校として今存在をして、これからも存在していってほしいと、私は考えているほうなのですが、そういった取り組みの現行を考えますと、特に問題はないかなと。また、何かいろいろな年間行事等もある中でアピールする場面もあって、OTAフェスタなどでも、卒業生やPTAの方たちがブースを設けてやっていただいているところは、毎年顔を出させていただいていますけど、非常に熱心に取り組んでいるというところを踏まえましても、ご家庭において必要性を、その存在、学校の取り組みを理解していただくということは非常に大事なことでありますし、また、その取り組みをしている支援学校の存在ということに対しても、非常に理解しているところでもあります。  これからも行政においては、今まで以上に、さらに対応をしていただきたいとは考えますが、そういったことで陳情につきましては、現行いろいろと取り組んでいるということを踏まえまして、不採択を主張いたします。 ○勝亦 委員長 次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第81号 さざなみ学校の定員割の解消のために広報などをしてほしい陳情について、不採択を主張します。
     対象と考えられる児童に対しては、各学校を通じて案内が行われており、併せて、年2回の体験入校も実施されております。そこには一定程度の生徒が参加しているものの、親元を離れて生活することなど、生徒や親としても慎重になる方がいることは、やむを得ないと思います。  また、学校の性質としても、生徒を増やすことが目的ではない面もあり、そうした観点からも、不採択を主張します。 ○勝亦 委員長 では次に、共産、お願いします。  2第81号 さざなみ学校の定員割の解消のために広報などをしてほしい陳情は、日本共産党大田区議団は、採択を求めます。  陳情者が述べておられるように、大田区立さざなみ学校は、ぜんそく児童が減少している現在でも、偏食、肥満、虚弱、不登校、家庭の養育環境の問題等々で行ってほしい児童は存在しており、重要な学校であることを、区も教育委員会も認めている学校です。体験入学を行っていることは大変よい試みと思いますが、さらに様々な周知、チラシ、ホームページ、卒業生の体験を聞く場など、親、子ともに広く行っていただき、児童や保護者を励まし、支えることを求めておきます。 ○勝亦 委員長 次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第81号 さざなみ学校の定員割の解消のために広報などをしてほしい陳情は、不採択を求めます。  大田区は、6月と11月に体験入校の案内を、区立小学校59校に25万枚配布し、ホームページにも公開することで、さざなみ学校の周知に努めています。  また、さざなみ学校が受入れ可能な人数に制限はありますが、必ずしも制限人数まで受け入れなくてはならないというものではないと認識しています。  このことから、本陳情は、さざなみ学校の特性に即したものとは考えにくく、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第81号 さざなみ学校の定員割の解消のために広報などをしてほしい陳情の採択を求めます。  ただ人数を増やせばよいということではなく、本当に必要な人が活用できるようにという意味で、効果的な広報はすべきであるという意味で、採択を希望します。  年2回の体験入校や2万枚のチラシをつくるなど、既に広報をされてはいますが、卒業生の声など具体的な生活がイメージできるものを採用するなど、さざなみ学校の意義を知らせる工夫をすることは必要だと考えます。 ○勝亦 委員長 意見が分かれましたので、これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第81号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第87号 さざなみ学校の体育館にエアコンを設置することを求める陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆大森 委員 2第87号 さざなみ学校の体育館にエアコンを設置することを求める陳情につきましては、自由民主党大田区民連合は、不採択を主張します。  先ほども、2第28号のところでも申し上げましたが、自然の通風の中で子どもたちは生活させることが非常に大事だと思っております。陳情書の中にも、35度が基準だからといって、34度で運動をさせて問題が起こった場合どうするのかという記述が見られますが、私も学校長たちとそういったエアコンをつけるときの考え方について、いろいろとお話ししたことが過去ありますけれども、やはり学校側としては、気温が高くて非常に問題が起こることがあり得るなと考えたときには、子どもたちをわざわざ運動、そこでの運動はほかの授業に振り替えて、空調のある教室に子どもたちを入れてということでの対応を常に考えておりますので、無理には運動させませんということでありました。  そういった意味合いでは、適切に学校も判断して、子どもたちを守っていただいていると思いますので、この陳情につきましても、不採択を主張したいなと思います。 ○勝亦 委員長 次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第87号 さざなみ学校の体育館にエアコンを設置することを求める陳情について、不採択を主張します。  理由については、先ほどの2第28号と同様の考えです。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆清水 委員 2第87号 さざなみ学校の体育館にエアコンを設置することを求める陳情は、日本共産党大田区議団は、採択を求めます。  大田区議会でも、何度もさざなみ学校に視察に伺っております。伺うたびに、体育館で歌や踊りのパフォーマンスなどを披露してくださっており、異年齢の子どもたちが力を合わせる姿に、常に感動をしております。  異常気象の中、7月、9月でも、屋外の活動は、危険な高温になる場合も増えております。それは東京都外でも同様です。ぜひ児童の教育環境の整備のために、さざなみ学校の体育館のエアコンの設置は必要と考えます。 ○勝亦 委員長 次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第87号 さざなみ学校の体育館にエアコンを設置することを求める陳情は、不採択を求めます。  さざなみ学校の建つ場所は、山の中腹の緑が豊かで、風通しのよい場所です。そのため、体育館が暑くて使用できないといった報告は、生徒からも先生からも、私は聞いたことがありません。  今後も、学校関係者の要望に耳を傾け、エアコン設置の要望が上がれば、そのときにしっかりと検討すべきものと考え、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第87号 さざなみ学校の体育館にエアコンを設置することを求める陳情に、不採択を希望します。  子どもたちの健康を考える中で、必ずしも体育館にエアコンを入れればよいということではないと考えます。多目的室など、校舎の中の広い部屋にもエアコンがあると聞いています。  しかし、体調管理は大事なので、養護教諭、看護師の意見も聞いて、今後、継続して適切な環境を検討していただきたいと思います。 ○勝亦 委員長 では、意見が分かれましたので、これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第87号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第49号 学校再開後の具体的対応策の公開およびICT環境の整備に関する陳情について、各会派の取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、2第49号 学校再開後の具体的対応策の公開およびICT環境の整備に関する陳情に対して、不採択を主張いたします。  趣旨の部分にご指摘をされているほとんどのことは、既にもう実行をされている内容であります。また、公園の開放のことについても一部触れられておりますが、公園については封鎖等の対応は行っておりません。よって、不採択を主張いたします。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第49号 学校再開後の具体的対応策の公開およびICT環境の整備に関する陳情について、不採択を主張します。  学校再開については、既に6月1日から分散登校により教育活動が再開され、図書館などの公共施設についても、段階的に開放されてきております。加えて、ICT教育の推進についても、1人1台の端末確保に向けて大胆な投資を決めたことや、受験を控える中学3年生には、端末の貸与も緊急で実施されていると聞いております。  ご要望については、おおむね満たされているものと判断をいたします。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆清水 委員 2第49号 学校再開後の具体的対応策の公開およびICT環境の整備に関する陳情は、日本共産党大田区議団は、採択を求めます。  突然の休校宣言から約3か月、陳情者が理由で述べられているように、家庭によっては十分な学習が行われなかったり、運動不足や栄養の偏り、生活時間の変化による十分な睡眠の確保など、子どもの権利が守られていなかった事態が危惧されております。子どもたちが傷ついている状況が心配されます。  学校再開にあたっては、感染リスクを考慮した対応はもちろんでありますが、一人ひとりの児童・生徒に寄り添った対応が求められています。7時間授業や土曜授業、夏季休業の削減など、子どもや教職員に過重負担のないよう要望します。  また、今後感染者が小中学校で出た際の対応についても、学級閉鎖の規模や再開の基準について、保護者への周知をお願いします。  ICT環境の整備については、区教育委員会は、1人1台のタブレットの配備、インターネット環境のない家庭へのWi−Fi機器等の設置も検討しており、今後、詳細な調査を行うとの説明でした。ハード面のみならず、学習を見てくれる家族がいるか等も含めた、一人ひとりに寄り添った指導をお願いし、各家庭で格差がないようにする責任がICT教育を教育の一環と進めていくならば、教育委員会にあることも申し述べておきます。 ○勝亦 委員長 次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第49号 学校再開後の具体的対応策の公開およびICT環境の整備に関する陳情は、不採択を求めます。  大田区教育委員会は、既に6月22日以降の対応についても公表していること、感染者が出た場合の対応方針は既に定まっていること、区立図書館の開放は、文科省の指示に従い順次開放していること、GIGAスクール構想に基づき、大田区立小学校・中学校の生徒1人1台体制のタブレット配備について、先日の臨時会で補正予算が組まれたことから、本陳情の願意はほぼ満たされていると判断し、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第49号 学校再開後の具体的対応策の公開およびICT環境の整備に関する陳情の採択を求めます。  ICT環境の整備は、既に学校では取り組みを始めており、その他のことも既に取り組んでいるところです。しかし、今後また感染者が出たときの対応、基準を設定することは、大変重要なことです。感染予防策を講じながらも科学的な知見を持って、子どもたちの育つ権利はもとより、子どもの最善の利益を考慮した環境整備には努めるべきであり、採択を希望いたします。 ○勝亦 委員長 それでは、意見が分かれましたので、これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第49号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第58号 学校給食での食事環境の改善を要望する陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆湯本 委員 2第58号 学校給食での食事環境の改善を要望する陳情に対して、自由民主党大田区民連合は、不採択を主張をいたします。  コロナウイルスの感染拡大、これの防止のために、まさに今までに直面をしたことがない事態にある中で様々な対応や工夫をしている、この状況をぜひご理解をいただきたいと思います。  また、ご指摘をいただいている、学校給食本来の目的の一つから離れてしまう懸念とありますが、我々自由民主党大田区民連合としては、そのような考えに立ってはおりません。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第58号 学校給食での食事環境の改善を要望する陳情について、不採択を主張します。  国難とも言うべき未曽有の事態であり、そのような中で、国や都の通知に従って最大限の配慮を行った上で、給食についても再開されました。通常ならば当たり前のことも、今は優先順位をつけながら各対応にあたる必要があり、この段階では、生徒の感染防止を最優先した現対応については問題ないものと考えます。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆清水 委員 2第58号 学校給食での食事環境の改善を要望する陳情は、日本共産党大田区議団は、継続を求めます。  区教育委員会は、6月10日から給食を再開しております。栄養士、調理師、委託業者、給食材料納入業者などの大変な努力があったことと思います。陳情にもあるように、文科省の指導マニュアルに沿って感染防止の観点から行われている給食は、配膳はフェイスシールドをつけた先生が行う、児童・生徒は向き合って座らない、私語はしない、献立は品数を減らし、食べやすい内容となっているようです。感染の動向を見ながら、この状態をいつまで続けるのか、現在は未定とのことです。保護者にとっては、ようやく再開された学校給食への期待が大きいからこそ、不安の声も出ているのだと思われます。  学校給食法では、栄養価を満たすだけでなく、心身の健全の発達、食育の推進を掲げています。感染予防の観点はもちろん、命を守る上で重要なことは言うまでもないことではありますが、陳情者の思いである、過度の指導はしないで児童・生徒が安心して楽しく食事ができるよう、努力をしていただきたいと思います。  陳情の趣旨である、区教育委員会が各学校が保護者に給食の現状を献立のみではなく、様子なども伝えて、不安の解消を図るべきであると考え、本陳情の継続審議を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第58号 学校給食での食事環境の改善を要望する陳情は、不採択を求めます。  給食は成長期に必要な栄養を確保するだけでなく、社交性や協働の精神を養う手段としても重要な役割を担っています。大田区では、月に1回、献立表を保護者に明示しておりますが、我が家では冷蔵庫に献立表を貼って、当世の給食事情を知る大きな手がかりとなっておりますし、子どもと好き嫌い等を話し合うきっかけともなっています。  また、献立表には、エネルギーやたんぱく質といった摂取栄養量が記載されていますが、併記されている学校給食摂取基準と照らし合わせることで、栄養バランス状況を把握することもできます。  さらには、アレルギーや宗教上の理由を持つ生徒への配慮もされていると伺っており、着実に食事環境は改善されているものと思慮しており、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第58号 学校給食での食事環境の改善を要望する陳情の不採択を要望します。  現在、学校は、緊急対応であるコロナ感染対策、飛沫感染予防のために食事の方法を工夫しているのであって、そのやり方をもって食事の時間が苦痛になるようなことはないと考えます。また、徐々に元どおりの給食になることを考えます。  しかし、これまでの長期の学校休業と、それに伴う学校生活への不安などは十分に調査し、子どもたちの心に寄り添い、安心して楽しく学校生活を送れるように、学校へは配慮していただくことを要望いたします。 ○勝亦 委員長 それでは、継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りをいたします。  本件につきましては、継続することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手
    ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第58号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第50号 新型コロナウイルスに関わる補償についての陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、2第50号 新型コロナウイルスに関わる補償についての陳情に対して、不採択を主張いたします。  大田区では、0、1、2歳児については、住民税非課税世帯や多子世帯の第3子以降を全て無償とすることに加え、区では、第2子の保育料について、保護者負担の軽減措置を講じています。また、大幅な収入減の対応につきましても、申請に基づき保育料の減額の対象となる制度もございます。  趣旨2の区独自の配置基準の引き上げについては、大田区はこれまでも国が求める基準を超えて職員配置をすることを求め、配置いただいた園には、区独自の配置加算の補助も行っております。また、さらなる職員の処遇改善としてのキャリアアップ補助制度に加え、保育士応援手当、保育従事職員宿舎借り上げ支援事業など、保育士処遇改善への対策がとられております。  以上のことから、本陳情につきましては、不採択を主張いたします。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第50号 新型コロナウイルスに関わる補償についての陳情について、不採択を主張します。  幼児教育・保育の無償化については、消費税の引き上げによる財源を用いて実現となった制度であり、子育て世帯の負担を軽減する意味でも、また幼児教育の機会を等しく保障する上でも、大きな意味を持つ政策です。0から2歳児についても、住民税の非課税世帯や多子世帯の第3子以降の方には一定の配慮がなされており、加えて、区では第2子以降の保育料についても負担軽減措置も行われております。  また、保育士の配置基準や処遇改善についても、既に区独自の加算を行うことで、加配の促進を図る対応をとっていることや、処遇についても都の助成制度や宿舎借り上げ制度、区の独自の手当なども重層的に対応していると認識しております。いずれも限られた財源の中で、一定の対策がとられていると判断をいたします。 ○勝亦 委員長 では次に、共産、お願いします。 ◆清水 委員 2第50号 新型コロナウイルスに関わる補償についての陳情は、日本共産党大田区議団は、採択を求めます。  新型コロナウイルス感染による緊急事態宣言が出された後も、保育園は休園することなく保育を続けてくれていました。保育の現場では、三密を避けることは難しく、保育労働者の心身ともにかかる負担を思うと、感謝の思いでいっぱいであります。  陳情趣旨の1、0、1、2歳児の保育料の無償化については、子育て世代にとっては重大な問題です。今まさにコロナ禍において、収入が減少したり失ったりしている父母の場合は、ことに深刻な事態になっています。一刻も早く実現されるよう要望します。  趣旨2の保育労働者の処遇改善については、大田区独自の支援も行われていますが、保護者の働く状況が長時間、複雑となる中、延長保育が増え、登園時間も早くなっているなど、保育労働者の確保が厳しい状況と聞いております。区においても、現場の状況、労働者の声をよく聞き、何より子の安全と豊かな成長のために努力する必要があります。  また、コロナ禍において、医療、介護等の労働者への危険手当が支給されています。保育労働者への手だてについても、都や国に要望していただくようお願いします。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第50号 新型コロナウイルスに関わる補償についての陳情は、不採択を求めます。  現行制度でも、0歳から2歳児までの乳児については、住民税非課税世帯を対象として利用料が無償化されておりますし、さらには子どもが2人以上の世帯の負担軽減の観点から、保育所等を利用する最年長の子どもを第1子とカウントし、0歳から2歳児までの第2子は半額、第3子以降は無償となっております。また、安全な保育環境拡充の観点から、区独自の加算も既に行っています。このことから、陳情の願意は、ほぼ満たされていると考えます。  一方、文中に「給料が6割に減らされ」とあります。これが新型コロナウイルスの影響で登園を自粛する児童が増えたことにより、保育園側から特別休暇をとるように求められた保育士の給料が6割に減らされたのであれば、そちらのほうが問題と考えます。人件費を含む委託費が行政から100%出ているのであれば、正規、非正規問わず、きちんと休業中の補償することを、本区から保育園事業者に改めて指導をすることを求め、本陳情に対しては不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第50号 新型コロナウイルスに関わる補償についての陳情の継続を求めます。  保育料については、国の施策として、将来的には0、1、2歳の保育料の無償化も目指すべきですが、大田区独自に無償化を実現するのには、課題が多いのではないかと考えます。保育者への処遇も、キャリアアップ助成金や家賃助成など改善が目指されていますが、まだ他業種との比較では十分とは言えません。  近年、園庭がない保育園が増えており、小さな子どもたちを公園まで引率するのには、少ない保育者でとても神経を使うという話や、家庭を支える役目、発達に課題のある子どもたちが増えている中で、保育者の専門性はますます重要になります。現状の現場の課題を踏まえての配置基準の改善には、引き続き、取り組んでいただきたいと考えます。  よって、継続を希望します。 ○勝亦 委員長 それでは、継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りをいたします。  本件につきましては、継続することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第50号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第71号 大田区の小中学校のインターネットインフラの増強を求める陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆大森 委員 2第71号 大田区の小中学校のインターネットインフラの増強を求める陳情につきまして、自由民主党大田区民連合は、不採択を主張いたします。  行政の対応において、いろいろと周辺自治体等の取り組み等を鑑みるということは、よく聞かれる言葉なのですが、そういった意味合いでは、比較的慎重をしながら取り組んでいただいているところでもあろうかなと思います。一方では、そういったことが要因となって、若干スピード感が乏しくなる場合もあるかなと。そういったことでは、必ずしも満足いただくものとならないような場面も今までもあったかなと思いますが、この陳情にあるような、インターネットのインフラの増強ということにつきましては、着実に今日前向きに取り組んでいただいていることは、議会に対する報告等でも、よく承知しているところであります。今後も、しっかりそういったことで継続的に充実を図っていっていただくことは期待したいなと思います。  そういったことで、本陳情については、不採択を主張したいと思います。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いいたします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第71号 大田区の小中学校のインターネットインフラの増強を求める陳情について、不採択を主張します。  オンライン授業については、今後導入していくことは避けて通れない部分であろうと思います。国の方針に基づき、これまで端末配備や学校のネットワーク環境の整備を行ってきたと理解しております。  今回のコロナの災禍によって、今後計画をさらに前倒しすべく、教育委員会の中でプロジェクトチームを組み、検討を図っていくと聞いております。その中で、改善や機器についても十分な検討がなされていくものと思われます。その推移を見守るべきと判断をいたします。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆清水 委員 2第71号 大田区の小中学校のインターネットインフラの増強を求める陳情について、日本共産党大田区議団は、採択を求めます。  区教育委員会の見解は、オンライン授業の導入については、チームを立ち上げ研究していくこと、9月よりモデル校で実践を始め、具体的な課題に取り組んでいくので、現状では十分であるとのことでした。  しかし、陳情にあるように、現状のインターネット環境で遅延が起きる等の問題が発生する可能性も否めません。児童・生徒1人に1台のタブレット配付等の施策が、より学習に生かされるよう、そして学校や家庭によって格差がないよう取り組まれることを要望いたします。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第71号 大田区の小中学校のインターネットインフラの増強を求める陳情は、不採択を求めます。  学校側のインターネット回線状況を調べ、インターネットインフラ環境を整備していくことは、私も大切だと考えます。しかし、インターネットインフラ環境を増強することを前提とするのは、早計です。オンライン授業環境を論じるにあたっては、まず最初に、オンライン授業を通じて何を生徒たちに提供していくことが望ましいのかを論じ、その後で提供するために必要なハード、ソフト、データセンターのクラウド環境、運用や障害復旧などの手順、セキュリティ対策などをしていく必要があり、インターネットインフラ環境は数ある要素の一つであると思慮します。  このことから、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第71号 大田区の小中学校のインターネットインフラの増強を求める陳情の不採択を求めます。  学校は、ICT環境を整えていく中で、このたびの経験をもとに、今後の災害時のことも考えて、オンライン授業に関しても研究をしていくという方向性を打ち出しています。しかし、基本的には、オンラインは緊急的なものであり、通常は学校内でのタブレットを使っての授業をする予定です。したがって、同時に4万人の子どもたちが送受信をするということは考えられず、10Gインターネットは現時点では必要ないと考えます。  今後、状況に応じて必要なときに環境整備をしていけばよいと考え、この陳情は不採択を希望いたします。 ○勝亦 委員長 それでは、意見が分かれましたので、採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第71号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第103号 小中学校教室にコロナ対策の空気清浄機などを配備してほしい陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆大森 委員 2第103号 小中学校教室にコロナ対策の空気清浄機などを配備してほしい陳情につきまして、自由民主党大田区民連合は、不採択を主張いたします。  教室の換気について、三密にならないように取り組むというのは、現行も同様に取り組んでいるかなと思います。特に密閉状況を避けるための対策でありますが、暑さなどにより常時の換気が困難な状況では、密集や密接を避けるような教育活動の工夫、小まめな手洗い、それから、せきのエチケットなど、基本的な感染症対策を徹底することが、感染防止を図る上で非常に重要なことであるかなと考えます。  空気清浄機ということで陳情者がおっしゃっているのですが、その効果につきましては、各メーカーにおいても検証が必ずしもできていない状況であると認識しております。空気清浄機に対する効果検証を考慮して、その根拠についても現段階では乏しいかなと考えますので、この陳情につきましては、不採択を主張いたします。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第103号 小中学校教室にコロナ対策の空気清浄機などを配備してほしい陳情について、不採択を主張します。  空気清浄機については、明確にコロナウイルスを撃退できるとの科学的な根拠が現段階では示されていない中で、この主張を採用することは困難であります。一定時間ごとに窓を開ける換気対策で快適性はそがれる面もあろうかとは思いますが、現時点では、そうした生活にも工夫しながら対応していくことがベターであると考えます。 ○勝亦 委員長 では次に、共産、お願いします。 ◆清水 委員 2第103号 小中学校教室にコロナ対策の空気清浄機などを配備してほしい陳情について、日本共産党大田区議団は、継続を求めます。  新型コロナウイルス感染症の観点から教室の換気が必要ですが、夏の暑さの中での熱中症対策の観点からの学習環境が心配されております。区教育委員会では、1時間に1回の換気を指導していくとの説明でしたが、教室内の温度の上昇について、現時点では測ることができないと考えます。  空気清浄機については、効果検証はいまだに不十分でありますが、児童・生徒の感染症防止と熱中症対策の検討はすべきであると考え、継続を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第103号 小中学校教室にコロナ対策の空気清浄機などを配備してほしい陳情は、不採択を求めます。  陳情者は、新型コロナウイルス対策としてプラズマクラスターの空気清浄機導入を求めておりますが、医療業界において、何が有用なのか、確定的な情報はまだないのが現状です。そのことから、今は換気の徹底が最も必要であるとの理事者見解に賛同することから、本陳情に対しては、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第103号 小中学校教室にコロナ対策の空気清浄機などを配備してほしい陳情に、不採択を希望いたします。  空気清浄機がコロナに効果があるという科学的知見がないこと、まずは換気をすることに努めることで感染予防を考えるべきとして、陳情を不採択とします。 ○勝亦 委員長 継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りをいたします。  本件につきましては、継続することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第103号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第83号 図書館間配送作業者にアシストスーツを配備してほしい陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。
    ◆湯本 委員 2第83号 図書館間配送作業者にアシストスーツを配備してほしい陳情に対して、自由民主党大田区民連合は、不採択を主張をいたします。  理由としては、こういった様々な仕事をされる方に対する配慮等々は、事業者が考えていただき、対策を講じていただくことが望ましいと考えるからであります。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いします。 ◆大橋 委員 大田区議会公明党は、2第83号の陳情につきましては、陳情者は作業者の負担軽減のためを思っての陳情のお気持ちはよく分かりますが、図書資料の運搬につきましては、運搬業者との委託契約になっており、本来委託業者の配備と考えます。また、運行形態等におきましても、協議の上、執行されております。  よって、本陳情は、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、共産、お願いします。 ◆杉山 委員 2第83号 図書館間配送作業者にアシストスーツを配備してほしい陳情は、採択を求めます。  図書館業務は、指定管理者委託でされています。昨日の討論の中で、大森委員から、委託先の労使間で導入を決めるとの意見がありましたが、施設の運用上、必要な備品は原則区が準備する。備品の購入では、2万円未満は指定管理者が購入するとなっていますが、2万円以上は区が購入し、所有権は区に属するなどとなっています。  また、大森委員から、持ち運びや脱着に時間もかかるなど、取扱いに問題点があるとの意見もありましたが、現在、アシストスーツは進化しています。マッスルスーツEveryでは、本体重量3.8キロ、10秒で装着完了、操作も習熟いらず、電気不使用なので稼働制限なし、空気圧を利用して作動をアシストし、モノタロウでは価格14万前後で売っています。防じん・防水、屋外でも水場でも使用可能となっており、日本共産党は、そもそも図書館業務は区が直営で運営をすべきと考えておりますが、区図書館業務を指定管理で委託しておりますが、そこで働く労働者の労働環境にも責任を持つべきではないでしょうか。アシストスーツを配備することで、腰痛という労災を防止できます。  よって、この陳情の採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第83号 図書館間配送作業者にアシストスーツを配備してほしい陳情は、不採択を求めます。  図書館間配送の業務効率化は、配送業者を依頼した大田区が検討するというよりは、配送業者が検討すべきものであることから、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第83号 図書館間配送作業者にアシストスーツを配備してほしい陳情の不採択を求めます。  この事業は事業者に委託していることから、事業者が判断すべきことなので、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 それでは、意見が分かれました。これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第83号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第89号 図書館の指定管理者による運営をより改善するようにする方策を求める陳情について、各会派の取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、2第89号 図書館の指定管理者による運営をより改善するようにする方策を求める陳情に対しては、不採択を主張いたします。  理由といたしましては、趣旨は十分理解をいたしますが、当然このようなことを踏まえ、大田区でもモニタリングを行い、指定管理者がどのような事業展開をしているかチェックをし、評価をしているところであります。  また、定期的な契約の見直しであったり、指定管理者の選定というものが行われておりまして、適切な指定管理者の選定のもとに、よりよい図書館運営がなされていると判断し、不採択を主張いたします。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いします。 ◆大橋 委員 大田区議会公明党は、2第89号 図書館の指定管理者による運営をより改善するようにする方策を求める陳情につきましては、区は、指定管理者選定には厳正な審査を行い選定し、効率的・効果的な運用を行っており、ポイントも学びの場を創出するための事業への対応など、選定ポイントに付加される取り組みの実施をしており、また区民の皆様によりよい図書館を目指して、改善に向けて毎年利用者アンケートやモニタリング調査などの取り組みを行われております。  よって、本陳情は、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆杉山 委員 2第89号 図書館の指定管理者による運営をより改善するようにする方策を求める陳情は、不採択を求めます。  日本共産党大田区議団は、そもそも指定管理者制度に反対してきました。図書館の運営は、区が責任を持って直接運営することを求めてきました。陳情者が述べているように、指定管理者へ委託することにより、いろいろな問題が出てきており、委託しないで直接区が運営することで防げるのではないでしょうか。  この陳情には、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第89号 図書館の指定管理者による運営をより改善するようにする方策を求める陳情は、不採択を求めます。  大田区は、指定管理者の評価を定期的に行い、必要に応じて改善要望をしていることから、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第89号 図書館の指定管理者による運営をより改善するようにする方策を求める陳情の不採択を求めます。  大田区の場合は、それぞれの館でベストセラーばかりを購入するようなことはなく、大田図書館が取りまとめて集中選書をしているので、バランスよく配分されているそうです。常に改善に努めており、指定管理者はモニタリングや利用者アンケートで評価を受け、必要な改善がなされていくシステムを持っています。  今後、具体的な問題がある場合については、区民からの指摘を求めます。今回の陳情については、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 各会派、不採択とのご意見でありますので、2第89号については、不採択とすることでご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第92号 図書館の建て替え時の仮設図書館設置に関する陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、2第92号 図書館の建て替え時の仮設図書館設置に関する陳情に対して、不採択を主張いたします。  移動図書館というのも一つの手段ではあると思いますが、建て替え時の間、区民の皆様にご不便をおかけすることに対して、大田区としても今まで様々な方法でケアをしてまいりました。費用対効果、かかるコストに対してどのような成果を発揮をするのかといったときに、様々な方法、手法を、その館ごとによって工夫をしていく、この今までの大田区の取り組みに対して、我々は賛同し、支持するものであります。  よって、移動図書館の設置のみにおいて、建て替え時の不便さを解消するという主張に対しては、不採択を主張します。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いします。 ◆大橋 委員 大田区議会公明党は、2第92号 図書館の建て替え時の仮設図書館設置に関する陳情につきましては、本区におきましては、区立図書館16館と図書館類似施設、大田文化の森情報館と合わせて17館と、都内でも多くの図書館を有する状況であります。  移動図書館につきましては、現在難しく、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆杉山 委員 2第92号 図書館の建て替え時の仮設図書館設置に関する陳情は、採択を求めます。  陳情者は、入新井図書館、洗足図書館の建て替え時に3年9か月、2年の休館で不便を感じ、今後の図書館建て替え時には、代替えの仮設図書館を要望しましたが、現実には仮設は不可能とのことで、代替えの移動図書館を提案しております。  理事者見解では、図書館は5万人ごとに一つの図書館、半径900メートル、徒歩15分圏内であり、建て替え時には近隣の別の図書館を利用してもらいますとありましたが、建て替えで利用できなくなった地域では、隣接する図書館で徒歩30分となってしまいます。  図書館の案内には、駐車場がありません、自動車での来館はご遠慮くださいとあり、自動車で来る場合は、近隣の民間駐車場をご利用くださいと明記されています。利用者本位の住民サービスを考えるならば、高齢化が進む社会において、移動図書館のニーズも高まっています。  よって、採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第92号 図書館の建て替え時の仮設図書館設置に関する陳情は、不採択を求めます。  大田区内には、大田文化の森情報館も加えると17の図書館があり、23区の中では図書館数が比較的多く存在するため、代替図書館までも徒歩15分程度でたどり着けます。  私は、旧入新井図書館が移設のため閉館したときには、馬込図書館に行っていましたが、そんなに不便だった記憶はありません。よって、比較的図書館の充実している大田区において、移動図書館の必要性はそこまで高くないことから、本陳情は、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第92号 図書館の建て替え時の仮設図書館設置に関する陳情を、継続を求めます。  この陳情は、移動図書館の導入を求めるものです。図書館の建て替え時に仮設図書館となること、そうでなくても巡回することで、遠くの図書館まで行きにくい人にとっては、便利に利用できるからということです。確かに、高齢者や障がいを持つ人には、図書館が地域ごとにあるといっても、必ずしも近いとは言えないかもしれません。しかし、だからといって移動図書館へのニーズがあるのかどうかは、にわかには分かりません。アンケートなど公共サービスへの要望から区民の意向を聞き取ることが、まずは必要だと考え、継続を希望いたします。 ○勝亦 委員長 それでは、継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りをいたします。  本件につきましては、継続することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第92号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第99号 中央図書館機能を持つ大田図書館の老朽化対策で新中央図書館の建設を要望する陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、2第99号 中央図書館機能を持つ大田図書館の老朽化対策で新中央図書館の建設を要望する陳情に対して、不採択を主張いたします。  この中央図書館、大田図書館については、歴史的な経緯や、それから今まで果たしてきた役割、そしてこれから先の未来を踏まえた上で、図書館が社会的な中でどのような役割を果たしていくべきなのか等々を考える余地があります。  この陳情に書かれている趣旨だと、様々なものを特定の誰かがランキング化したもの、これを重視をし、このランキングのもとに面積はもっと大きいものが欲しいであったり、またはランキングをもとに充実度がもっと上げるために大田区としてやるべきことがあるのではないか等々のことが書かれております。私どもとしては、このランキングに振り回されて、本来の趣旨から見誤ってしまうことに対しては、非常な懸念を覚えるものであります。  よって、不採択を主張いたします。 ○勝亦 委員長 次に、公明、お願いします。 ◆大橋 委員 大田区議会公明党は、2第99号 中央図書館機能を持つ大田図書館の老朽化対策で新中央図書館の建設を要望する陳情につきましては、本区は平成29年、区立図書館の今後のあり方有識者懇談会を開催し、平成30年4月に区立図書館の今後のあり方についての報告をまとめるなど取り組みが行われており、今後の動向を見る必要があり、現時点では、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆杉山 委員 2第99号 中央図書館機能を持つ大田図書館の老朽化対策で新中央図書館の建設を要望する陳情は、採択を求めます。  陳情者は、昭和45年に建設され老朽化が進んでいるため、新中央図書館を建設して、大田区の図書館を機能強化し、住民サービスのレベルアップを図り、よりよくするよう要望しています。  建て替えには複合化せず、単独での中央図書館として、さらに指定管理者に委託せず、区直営で運営することを求めておきます。  よって、この陳情は採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第99号 中央図書館機能を持つ大田図書館の老朽化対策で新中央図書館の建設を要望する陳情は、不採択を求めます。  大田区では、既に平成30年4月に、大田図書館の今後のあり方について報告がなされております。陳情者の要望も参考とさせていただきつつ、大田区内の図書のさらなる充実を図っていただくことを理事者に要望し、本陳情につきましては、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第99号 中央図書館機能を持つ大田図書館の老朽化対策で新中央図書館の建設を要望する陳情の継続を希望いたします。  老朽化している中央図書館は、バリアフリーの面でも課題を持っています。ただ大きければよいとは言えませんが、今後、区民に喜ばれる機能を備えた中央図書館が必要です。多様な区民意見を聞く協議を持ち、計画を練っていただきたいと考え、継続を希望します。 ○勝亦 委員長 それでは、継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りをいたします。  本件につきましては、継続することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
     (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第99号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第101号 大田区の図書館に読書通帳を導入してほしい陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆湯本 委員 2第101号 大田区の図書館に読書通帳を導入してほしい陳情に対して、自由民主党大田区民連合は、不採択を主張いたします。  この読書通帳に対しては非常に興味深い、または読書に対してみんなの気持ちを喚起をするといった意味では、一定の役割を果たしていると評価をしているところであります。  各指定管理をされている図書館に、こういったことをぜひ自主事業でやっていただきたいという思いはございます。現在行っていることについて、指定管理者、また大田区の図書館行政に関わる皆さんに対しても、こういうことをやって成果を上げていますという事例については、紹介をしているところであります。なので、大田区としてこれを全てに展開をするということではなくて、個々の現場の中で何ができるのか、そういったところも加味をしながら、この読書通帳については取扱いをしていただきたいと考え、不採択を主張いたします。 ○勝亦 委員長 次に、公明、お願いします。 ◆大橋 委員 大田区議会公明党は、2第101号 大田区の図書館に読書通帳を導入してほしい陳情につきましては、陳情者の言われる読書通帳ですが、現在、本区では地域館の自主事業として読書通帳を作成し、希望される方に配布し、取り組まれている図書館が10館あるとともに、読書通帳システムの導入に関しましては、現時点では難しく、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆杉山 委員 2第101号 大田区の図書館に読書通帳を導入してほしい陳情は、不採択を求めます。  陳情趣旨では、読書通帳の導入により、児童・生徒の活字離れを防ぎ、読書通帳をつけるとありますが、何冊借りたなどポイント取得をあおりかねません。図書館の自由に関する宣言では、1、図書館は資料収集の自由を有する、2、図書館は資料提供の自由を有する、3、図書館は利用者の秘密を守る、4、図書館は全ての検閲に反対する、に抵触する恐れがあります。  通帳には、いつ、何を借りたかデータベースに集積されていきます。利用者の秘密が害される恐れがあり、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第101号 大田区の図書館に読書通帳を導入してほしい陳情は、不採択を求めます。  読書に関心を持ってもらうきっかけの一つとして、読書通帳は有意義だと、私も考えます。入新井図書館などで試行的に読書通帳を導入しましたが、私の子どもたちも読書通帳への記入が一つのモチベーションにつながっているのを感じています。  しかし、陳情者が求める導入時期については、慎重に検討を進めるべきものであると考え、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 では次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第101号 大田区の図書館に読書通帳を導入してほしい陳情の不採択を求めます。  区内の図書館は、指定管理者が自主事業によって活性化を図っており、大田区はそれを尊重しています。館同士の情報交換の中で向上していくことも望まれるところです。  機械式ではないですが、読書通帳事業を既に実施している図書館もあり、子どもたちに喜ばれているようですが、読書通帳機までの導入は必要がないと考えて、不採択を希望いたします。 ○勝亦 委員長 それでは、各会派、不採択とのご意見でありますので、2第101号については、不採択とすることでご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 ご異議なしと認めます。よって、2第101号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第102号 入新井図書館の読書通帳企画の効果調査を求める陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、2第102号 入新井図書館の読書通帳企画の効果調査を求める陳情に対しまして、不採択を主張いたします。  先ほどの2第101号でも述べましたとおり、これは事業者に対して個々の現場判断等によって行っていただきたいという考えに基づき、不採択を主張するものであります。  また、もう1点つけ加えさせていただくと、読書通帳のやり方についても、今携帯電話であったり、モバイル、IT環境が大分進化をしてきましたので、必ずしもこのやり方が絶対に正しいというものでもないような気がいたします。様々な柔軟な工夫や、今の時勢に合ったやり方等々を考え、どのような展開を図っていくのか、それは事業主の方に調査をしていただきたいという思いで、不採択を主張します。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いします。 ◆大橋 委員 大田区議会公明党は、2第102号 入新井図書館の読書通帳企画の効果調査を求める陳情につきましては、入新井図書館の読書通帳企画の効果を調査してくださいと陳情にございますが、区は既に把握をしております。さらに、現在、各館での自主事業は、館長会、業務責任者会議、児童担当者会議等で、それぞれの反響や効果の情報交換が行われている状況であります。読書通帳の導入につきましては、2第101号で述べたとおりであり、本陳情は不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆杉山 委員 2第102号 入新井図書館の読書通帳企画の効果調査を求める陳情は、不採択を求めます。  指定管理者制度の中で独自の取り組みとして、企画、実行された読書通帳ですが、理事者の説明でも、既に分析、評価がされていると説明がありました。図書館の自由に関する宣言の、利用の秘密を守るに抵触する恐れがあり、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第102号 入新井図書館の読書通帳企画の効果調査を求める陳情は、不採択を求めます。  さきにも述べたとおり、読書通帳には、読書に関心を持ってもらうきっかけの一つとして意味があると、私も考えております。入新井図書館の読書通帳企画も、読書通帳の有意義性を大田区が認めているから試行的に始められたものであり、2年間で得た知見を生かして、今後の在り方について検討が進められているものと認識をしております。  陳情者から頂きました貴重な意見も参考とさせていただきつつ、子どもたちに読書になれ親しんでもらう方策を様々な角度からご検討をいただきますことを要望し、本陳情につきましては、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第102号 入新井図書館の読書通帳企画の効果調査を求める陳情の不採択を求めます。  2第101号と理由は同じです。事業者の自主的な事業によって、子どもの読書習慣につながる事業を展開すべきであると考え、不採択を希望いたします。 ○勝亦 委員長 各会派、不採択とのご意見ですので、2第102号については、不採択とすることにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 ご異議なしと認めます。よって、2第102号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第96号 小中学校の図書館にもほかの小中学校の図書館からの貸出ができるようにしてほしい陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆大森 委員 2第96号 小中学校の図書館にもほかの小中学校の図書館からの貸出ができるようにしてほしい陳情につきまして、自由民主党大田区民連合は、不採択を主張いたします。  現行の学校図書館システムでは、その学校内の図書室の蔵書の登録、廃棄の管理を行い、貸出対象の児童・生徒情報及び蔵書の貸出し、返却情報について管理しております。その学校内に蔵書がなく、児童・生徒からのリクエストがあった場合には、地域図書館から団体貸出の制度を利用し、取り寄せていると教育委員会からは聞いております。  また、司書教諭等の業務、また現状の管理上の問題等を考慮し、そして学校や生徒たちの様子においても、特に不便を感じているという声は聞いていないところであります。  よって、本陳情は、不採択を主張させていただきます。 ○勝亦 委員長 では次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第96号 小中学校の図書館にもほかの小中学校の図書館からの貸出ができるようにしてほしい陳情については、不採択を主張します。  全小中学校の蔵書をネットワークでつなぐことのメリットがある一方で、学校単位で特性を持って選書を行い、管理するメリットもあろうかと思います。地域図書館との連携によって、必要な図書については取り寄せることも可能であると聞いております。現段階で、全ての学校をネットワークでつなぐ必要性は低いと考えます。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆杉山 委員 2第96号 小中学校の図書館にもほかの小中学校の図書館からの貸出ができるようにしてほしい陳情は、継続を求めます。  理事者からは、現在は各学校でどのような図書を設置するかは、自主的に裁量を任せている、各学校の特徴である図書館の運営ができているとありました。児童が他の学校の図書館構成がどのようになっているか関心を持つことも、子どもの育成には必要ではないでしょうか。  今後の中で、学校がどのように連携して、図書を有効に活用するかも含めて研究していく必要があるのではないでしょうか。よって、継続を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第96号 小中学校の図書館にもほかの小中学校の図書館からの貸出ができるようにしてほしい陳情は、不採択を求めます。  各小中学校が所有する図書を、ICタグを用いてネットワーク化する有意義性は理解するところです。将来的には、ネットワーク化する必要性が増すかもしれませんが、現状においては、子どもたちの図書離れを防ぐための取り組みのほうが優先されるべきと考えます。よって、本陳情は、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第96号 小中学校の図書館にもほかの小中学校の図書館からの貸出ができるようにしてほしい陳情の不採択を求めます。  この陳情は、学校間での本の貸し借りができるようにということですが、基本的な図書は各学校にそろっていること、近隣の図書館との連携をとっていることから、あまり必要性がないと考えられます。  しかし、これが研究熱心な児童・生徒たちからの要望であるならば、話は別です。しかし、まだ令和元年の平均読書数は、小学生、月10.99冊、中学生、2.45冊、年に1冊も読まないという不読者数が、小学生2%、中学生10.6%です。読書学習司書の導入によって、本を読む子どもが増えてきているという報告には喜んでいるところですが、現状は、まず本を読む子どもを増やすことに主眼を置くべきと考え、ICタグの導入や学校間での貸し借りは必要がないと考え、不採択を希望いたします。 ○勝亦 委員長 継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りをいたします。  本件につきましては、継続することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第96号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2第100号 大田区児童相談所開設に向けての計画の見直しを求める陳情について、各会派に取扱いを伺います。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆大森 委員 2第100号 大田区児童相談所開設に向けての計画の見直しを求める陳情につきまして、自由民主党大田区民連合は、不採択を主張いたします。  平成30年3月に区が策定しました、大田区児童相談所基本構想・基本計画においては、区としての児童相談所の在り方を明確にするとともに、目指す児童相談所を整備するための様々な条件が整理されています。この基本構想・基本計画に基づき、区は、従来の東京都児童相談所の持つ虐待対応、児童福祉、心理指導の機能と既存の子ども家庭支援センターにおける虐待対応、虐待の未然防止の機能に加え、緊急保護、生活指導、行動観察、学習指導等といった、一時保護の機能を併せ持つ、(仮称)大田区子ども家庭総合支援センターを整備し、深刻な事例の発生から子どもを守る体制を整備する予定と聞いております。  また、整備の条件としては、昨日の理事者見解でもありましたように、厚生労働省が定める指針や、基準以上の設備や人員の配置をうたっております。陳情で触れられている、新型コロナウイルスによる新しい生活様式としては、感染症対策として使用できる部屋を配置することや、余裕のある居室、事務室の整備、フレキシブル性を持った会議室の設置などを計画していることを確認しております。  現在進めている設計において、計画に記載のある視点を盛り込むことで、十分に新型コロナウイルスによる新しい生活様式にも対応できる施設となると判断します。  陳情では、用地規模について触れていますが、2か所で必要な規模の児童相談所をつくるとあり、その必要性はないと判断します。  よって、本陳情においては、不採択を主張いたします。 ○勝亦 委員長 次に、公明、お願いします。 ◆末安 委員 大田区議会公明党は、2第100号 大田区児童相談所開設に向けての計画の見直しを求める陳情について、不採択を主張します。  国の基準に基づき区の計画を策定し、必要となる機能を定めており、現計画では、都の平均保護人数の2倍の定員を設定しているほか、一人ひとり独立した部屋を確保できる計画と聞いております。  その上で、保護人数の増減にも柔軟に対応できるよう、一部のスペースではフレキシブル性も持たせており、感染対策にも考慮することは可能との説明を聞いております。一定の制約がかかることはやむを得ないまでも、現計画において大きな遜色があるとは認められないと判断をいたします。 ○勝亦 委員長 次に、共産、お願いします。 ◆杉山 委員 2第100号 大田区児童相談所開設に向けての計画の見直しを求める陳情は、採択を求めます。
     理事者からは、感染症対策も網羅して計画されていますとありましたが、コロナ感染症に対応した国の指針が出されれば、それに従うということでした。新しい生活様式は、コロナ後に当たり前になるのではないでしょうか。国の指針待ちでは、施設の完成後に大改修が必要になり、後に区民の大切な税金が多大に出費することになりかねません。今のうちに手を打ってこそ、最小の経費で最大の効果が期待できます。  よって、採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、令和、お願いします。 ◆三沢 委員 令和大田区議団は、2第100号 大田区児童相談所開設に向けての計画の見直しを求める陳情は、不採択を求めます。  大田区児童相談所は、感染拡大防止の観点も取り入れた計画であることが、理事者見解にありました。そうはいっても、今回の新型コロナウイルスによる生活様式の一変までは想定していなかったと思います。ついては、子どもの権利を擁護するために可能な限り配慮することを求め、本陳情につきましては、不採択を求めます。 ○勝亦 委員長 次に、エール、お願いします。 ◆北澤 委員 エールおおた区議団は、2第100号 大田区児童相談所開設に向けての計画の見直しを求める陳情の不採択を希望いたします。  児童相談所開設にあたっては、既に国の基準に従って感染症にも対応できる設計になっていること、今後さらに新しい生活様式に対応した指針が示されても、それにも柔軟に対応していけるという理事者見解にあったことをもって、不採択を希望いたします。 ○勝亦 委員長 それでは、意見が分かれましたので、これより採決を行います。  本件につきましては、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○勝亦 委員長 賛成者少数であります。よって、2第100号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  本日は、以上で請願・陳情の審査を終了とし、審査事件を継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て継続審査要求書を提出することに、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、調査事件を一括して上程をいたします。  新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、理事者の説明を最小限とし、質疑時間を確保するため、資料の事前配信を通常よりも早め、資料の事前読み込みを徹底しております。そのため、本日は、資料の理事者説明は省略とさせていただきます。  また、臨時出席説明員の方は、質疑等の対応終了後、順次ご退席をお願いいたします。  それでは、まず、補正予算案について、委員の皆様から質疑をお願いいたします。  よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、補正予算案については、以上で終了いたします。  次に、所管事務報告の質疑を行います。質疑は部局ごと、資料番号順に行います。  それでは、まず、教育委員会、こども家庭部共通の資料について、質疑をお願いいたします。 ◆清水 委員 学校の対応について伺います。まず、修学旅行と運動会について、どのような状況になるのかを教えてください。 ◎岩ア 指導課長 修学旅行につきましては、現在、2学期以降に変更をして、現在調整をしているところでございます。  運動会につきましては、各学校ごとに児童数、生徒数や学校の規模も違いますので、学校ごとに運用を工夫してできるところからやるという形で、今学校で調整をしているところでございます。 ◆清水 委員 運動会については、各学校の状況を勘案してということで、やりなさいとか、やらなくてもいいとか、そういうことではなくて、各学校に任せているということでよろしいですか。 ◎岩ア 指導課長 感染予防のリスク、三密を防ぐ状況を確認した上で、学校ごとに学習指導要領の趣旨、体育運動的行事の趣旨にのっとって、それぞれの活動をしていただくということにしております。 ◆清水 委員 くれぐれも学校の状況に応じて、いろいろ履修等、授業時間も厳しい状況ということですので、無理のないようにお願いします。  それから、東京都のほうから職員の加配についてのお話があるということを、本会議のほうでご答弁があったかと思いますが、新しい学校形態になるわけですけれども、職員の加配については、今日ご説明があるところではなくて、新たな加配についてどのような報告になっているのでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 職員加配のうちの講師の時数につきましては、教育活動再開に伴って、講師時数を必要に応じて学校のほうから希望してとることができるということで、学校のほうから頂いた要望をもとに、講師時数が後から配当される場合があるということでございます。 ◆清水 委員 やはり、3か月もの休校があった後の学校再開ですから、一人ひとりの子どもによっては、不安でなかなか授業についていけないという子どももいらっしゃるやもしれませんので、その辺にどう寄り添うかということですけれども、教育委員会としては、教職員の体制については、どのように考えておられますか。 ◎岩ア 指導課長 学校の状況を適切に判断しながら、学校のほうで現在必要なもの、教育活動を進めていく上で必要なことについて、学校の状況等勘案しながら取り組んでいきたいと思います。 ◆末安 委員 学校の対応についてということで、中止を決定した行事ということで、様々な行事が中止されまして、大変生徒の立場になれば、本来であれば思い出が築かれる大事な行事というのができなくなる、これはやむを得ないところでもあるのですけれども、ぜひ、こういう年だったからしようがないということで諦めの気持ちになってしまうのではなくて、こういったときだからこそ、何かできるような、例えば、生徒主体で何か考えて一つの行事とか何かをつくってみるとか、そういったところの、この年だからこそやれたという思い出づくりなども検討していただきたいなと。  忙しい中で本当に難しい要望ではあろうかと思いますけれども、そういったところについては、もし何かお考えがあるようでしたら、お聞かせいただきたいと思います。 ◎岩ア 指導課長 今回中止をした行事の多くが、連合の行事、要するに学校だけの裁量では決まらない、連合の行事について、どうしても学校裁量ではできないところがありますので決定させていただきました。  各校で行う行事につきましては、教育委員会の基本的な考え方としても、地域の特色等を踏まえること、また教育課程編成の方針としても、学校の特色を大切にして、各校種の学校行事を編成すると言っておりますので、学習だけでなく、いわゆる特別活動等についても学校のほうで十分に配慮した上で教育活動を進めていただくように、お話ししているところでございます。 ◆末安 委員 ぜひ学校の特性、また学校ごとの判断でおやりになっていくとは思いますけれども、そういった中でもいろいろなアイデアが生まれてくると思うのです。そういったところも、ぜひ教育委員会主体になって情報共有を図っていただいて、これからの全体的ないい方向に持っていけるようにご尽力いただきたいなということだけ要望しておきます。 ◆北澤 委員 少ない日数の中でやりくりを考えるのは大変なことだと思うのですけれども、中止をした行事の中に職場体験活動というのがありますけれども、これは本当に子どもにとっては大きな体験みたいで、学校を出た後の自分の理想像を描いたりだとか、社会に出ることへの期待だとか、責任だとか、様々な心情を養うことができると聞いたので、これがなくなってしまうということは、とても大きなことだと思うのですけれども、例えば、職業人を学校に招いて話を聞くなど、代替案みたいなことを考えられないのでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 職場体験につきましては、受入れ業者の受入れの難しさ等もありまして、今回やむなく中止の判断をさせていただきましたが、学校ごとに職業人の方をお呼びして等の講演会等は、考えていくようにしているところでございます。 ◆北澤 委員 実際、現場に行っての体験に勝るものはないとは思うのですけれども、ぜひ直に職業人の話を聞く場をつくってほしいということを、各学校に要望していただきたいなと思います。  それから、もう一つですけど、これからサーモグラフィーを取り入れるということなのですけれども、具体的には、学校に登校してからどういう時間帯にやって、どういう対処をするのか。例えば、熱がどのぐらいあったら帰らせるとか、そういう状況、これからの環境づくり、サーモグラフィーをめぐる、その辺を教えていただきたいと思います。 ◎柳沢 学務課長 サーモグラフィーの導入につきましては、現時点では、登校時に、まず各ご家庭で検温の上、健康観察カード、こちらを学校に持参していただいております。検温のし忘れ、または体調不良を訴えた方につきましては、非接触型の体温計で検温を行って、熱がない場合については、そのまま教室に入るという対応をとっております。  ただ、この後、学校の通常再開とした場合については、児童・生徒が一斉にたくさん登校してくることになりますので、導入時期にもよりますけれども、一つの使用方法としましては、登校時にサーモグラフィーを使いまして、児童・生徒の発熱状況を確認すると。そちらでは、色で熱があるかどうか確認できるとともに、36度何分とかと具体的な数字も、1人1秒程度ですぐ計測できますので、それを登校時に随時登校する中で確認をしていって、もし発熱の可能性がある児童・生徒がいた場合につきましては、別室に移動をした上で検温をして、もし発熱状況が確認されましたら、保護者に引き取り等をして対応いただくという使い方を考えております。 ◆北澤 委員 では、熱があるということは分かるけれども、別室でもう1回熱を測るということは、それほど正確ではないというものなのですか。 ◎柳沢 学務課長 機種の性能等もございますけれども、現時点で区が購入を考えている機種の中では、温度の誤差という部分では、0.5度程度の誤差があるというところでは記載がございます。ですので、大まかな体温の状況を確認した後に、きちんともう一度検温をすると考えております。 ◆北澤 委員 これは子どもだけではなくて、教職員にもするということですよね。教職員は、朝出勤したときに、1人1分ぐらいぴっぴっとやるわけですか。 ◎柳沢 学務課長 現時点では、児童・生徒に検温をお願いしておりますけれども、教職員についても、基本的には出勤前に検温等をしているところでございます。  ですので、今後導入の後は、今回の登校時のみにかかわらず、例えば各学校の行事であったり、保護者会等、多くの方が学校に来館されるときに使うということも想定されますし、学校に登校後、行事等で体育館等式典に移動する途中においても再度使用するなど、様々な活用方法があるとは考えております。 ◆大橋 委員 確認で教えてください。22日、月曜日から通常登校になるということで、本当に今まで経験したことのないコロナウイルス感染症対策で、各学校もいろいろなご苦労をされていると思うのですが、22日から通常、今までは午前午後で分かれて分散登校でしたが、踏み切る理由といいますか、裏づけといいますか、どういった理由で通常登校に22日からなるのか、その辺をお聞かせ願えますか。 ◎岩ア 指導課長 東京都の感染状況等を踏まえた上での結論でございます。 ◆大橋 委員 東京都の感染状況を踏まえた上での判断。もう少し。これを今、区民が聞いて、どう思いますか。 ◎玉川 教育総務部長 区では、東邦大学の感染症の専門家とする先生に、コロナ感染症に関する対策も含めて、いろいろアドバイスを受ける、そんな機会を持っております。それで、その場におきまして、私のほうから、学校における子どもたちの感染症のリスクの考え方、あるいはその対策についてのアドバイスを求めたことが数週間前にあったのです。  それで、委員の皆様もご案内かと思いますけれども、子どもの感染リスクと大人の感染リスクというのは、これまでの臨床事例からすると、子どもは低いということなのです。少なくとも、学校でのクラスターが発生するという事例は、これまでほとんどないと。北九州で一部見られましたけれども、それは限定的なケースであろうということで、子どもの感染リスクというものも、一つ勘案しました。  それから、今、指導課長が答弁しましたけれど、東京都においては、せんだって東京アラートが解除されて、それで緩和に対するレベルも3に上げられたということもあります。  それから、もう一つは、23区の中での通常登校に向けた動きも参考にさせてもらいまして、早いところでは、今週から通常登校に移行しているところもあります。全てではないのですけれども、そのような状況を総合的に勘案して、区としては、22日から通常登校と。これは現在、半数ずつ分けての登校を、一斉登校という意味合いでございます。ただし、22日の1週間は午前中のみの登校で、給食をとって下校してもらうということで、児童・生徒のもろもろの負担というものもしんしゃくしまして、そのような措置をとらせていただいたということでございます。 ◆大橋 委員 ご丁寧な説明、ありがとうございます。あと、実際まだ予断は許さない状況ですが、実際に今度通常登校になって、学校でのコロナ対策としては、どういった配慮ある対策をとられるのか。距離を保つとか、その辺をどういうふうに教育委員会としてはお考えでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 まず、授業においては、児童・生徒の間隔を、1メートルを目安に学級内で最大限の間隔をとるよう座席配置をすること。また、給食においても、可能な限り隣の席の間隔を確保して、感染防止の徹底を務めること。また、それぞれの各学習の内容につきましても、注意すべきところ、例えば音楽でのリコーダーや鍵盤ハーモニカの演奏等について、注意を払った上で、できるだけ対面しないですとか、間隔をあけた中で行うこと。さらには、教室の出入り等での消毒ですとか、うがい、手洗いの励行等を努めて感染予防を図った上で、学校を再開するということでございます。 ◆三沢 委員 移動教室も中止になったということなのですけれども、修学旅行よりも、何か伊豆高原も長野県の休養村とうぶも、施設の中でいろいろなことが割とできるかなと思っていて、寝食を共にして、共同作業を一緒にして、かけがえのない経験ができるのかなと思うと、寂しいなという思いもあるのですが、どのような背景でこの決定に至ったのかを教えていただけますでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 移動教室につきましては、まずはバスでの移動のリスクのことも考えた上で、あと様々なリスクを考えた上ですが。あと、全校が一律に行っていくということが、なかなか難しくなってきている。2学期以降で全ての日程をそろえて行うということが、なかなか難しいというところがありまして、やむなく判断したところでございます。 ◆三沢 委員 その話ですと、修学旅行も一緒かなと思ったりするのですが、修学旅行は中学生で人数も少ないから、割と日程的な余裕があるから、まだ実施の余地を残しているという理解でよろしいですか。 ◎岩ア 指導課長 そのとおりでございます。 ◆北澤 委員 今回は本当に初めてのことだったので、やはり最大限リスクを軽減するということで、いろいろな対策が取られたのだと思うのですけれども、先ほどのお話からも、感染リスクは、実は子どものほうが低かったということがありましたし、この間のいろいろな研究で分かってきたこともあると思うのです。  でも、今回学校がとってきた措置というのが本当に適切だったのかどうかということは、検証する必要があるのではないかと思うのです。例えば、校庭開放は、2月、3月のうちはやっていましたよね、少しだけ午前中とか。でも、校庭開放は一切やめたということなのですけども。でも、学校で学童保育を受けていた子どもたちは校庭で遊んでいて、実は子どもたちは、やはりエネルギーの発散場所がなくて、公園の中で結構密集して遊んでいたみたいなところがあるので、それだったらむしろ校庭を開放して、近づかないようにしてエネルギーを発散させたほうがよかったのではないかという考え方もあって、六郷土手のゴルフの打ちっ放しの練習場は、大人がずらっと並んでゴルフの打ちっ放しをずっとやっていたのですけど、子どもはそういうことは許されない。  例えば、中にはパパがゴルフに行くと言ったときに、もう泣いて怒った子どもがいたという話も聞いたのですけど、確かにそうだなと思うのです。子どもの立場からすると、自分たちは外に出るなと言われて、大人は適当に遊ぶことができていたという状況もあるので。  今後やはりこういうことが起きたときに、何に気をつけて、どのようにエネルギーの発散をさせることが可能なのかということを、子どもの利益を考えて措置をとることが必要なのではないかなと思うのです。放課後デイサービスもやっていましたし、学童保育もやっていましたし、障がい者の施設もやっていたと思うのです。そういう中で、なぜ校庭だけが全く使えなかったのかということを、やはり科学的な説明ができるような形にしていくべきではないかと思いますけど、いかがでしょうか。  これまでのことを検証するということと、今後のことということで、何か方針というか方策というのはあるのでしょうか。 ◎玉川 教育総務部長 異例の事態に、この間向き合ったわけですので、振り返るという作業は必要だろうとは考えております。それで、3月、4月臨時休業させてもらったときのいろいろな施設の開放の在り方なのですけれど、今振り返ると、子どもの感染リスクが相対的に低いというのが分かりますけれど、あの当時、なかなかそういう知見というのが、一部にはあったかもしれませんけれど、それを裏づけというか確信が持てない中で、教育委員会としては、やはり子どもの感染リスクをいかに低減させるかという観点で考えざるを得なかった事情があります。  そういった点を振り返りつつ、今後また感染症拡大となったときに、全くどの種類の感染なのかという新たな問題にも向き合わなければなりませんので、これは非常に難しい問題であろうとは思いますけれども、少なくとも今後また振り返って、改善すべきは改善し、見直すべきところは見直すという作業は行いたいと思います。 ◆北澤 委員 今回は、本当になかなか確信が持てないというところで行動ができなかったということは、もう本当にそうだったのだろうなと思います。では、また今後どのようなことができるかということを考えていただきたいなと思います。  あと、この2、3か月で6キロ体重が増えたという小学生がいるということも聞いたので、やはり子どもの本当の健康面ということを考えたときに、では家の中でできる体操だとか、そういうことも含めて、いろいろな子どもの心身の成長に関わる効果ということを検証していただきたいなと思います。要望です。 ◆大森 委員 2点確認したいのですが、先ほど大橋委員の質問の中で答弁が、学校の教室の中の生徒たちの座席間を1メートルという話がありましたよね。学校によっては、生徒数が割合とゆったりして教室を使っているところもあれば、相当子どもの数が多くて、教室もいっぱいいっぱい使っているところも、学校によってはあると認識しているのですけど。そういったゆったりしているところは可能かなと思うのですけど、かなりマンモス校なんかでは、そういったことになり得るということの見通しが立ってのさっきの話だったのですか。 ◎岩ア 指導課長 いわゆるマンモス校と言われる学校で実際に40人の机を配置したときの距離を測っていただいて、おおむね1メートルでいけたと。多少、縦のほうについては、もうぎりぎりまでというところはあるのですけれども、おおむね1メートルの間隔はとれたという確証のもとに、ただ最大の間隔をとるということを目安にしてもらっているところでございます。 ◆大森 委員 では、今のお話は分かりました。  あと、もう1点なのですけど、前年度の中で、我々区議会側も区の対策本部、コロナの感染対策本部とともに、議会側もいろいろな情報を集めながら、対策を一応議論してきた経緯がありますけど、その中で我々が感じていることは、なかなかやはり区独自の情報というのが、そうやってやっていても、なかなか区が出してこない。全部東京都ですからとやっていた。  そういった意味合いでは、子どもたちが大田区の中でどこで感染の事案が出たのかということの、そういったことがあまり細かな情報が取得できなかったのです。それが非常に、やはりこれから守っていくためにも、学校の学区域のことであるとか、そういった地域周辺の情報が得られるような環境の中で、ぜひとも教育委員会が学校に与える情報などもしっかり把握しながらやっていってもらえることが非常に、ぜひそうしてもらいたいなと思うのですけど、そこら辺については可能なのですか。どう情報を得るような形に、今なり得ているのか。なり得てなければ、これからそうしようとするのかというのを、気になるところなのですけれども、そこら辺はどうですか。 ◎政木 教育総務課長 今、大森委員の質問にもございましたとおり、区のほうでしっかり対応を決めるにあたっては、保健所等ともしっかりと連携をしながら対策を決めて、先ほどお話に出ていた、議会側のコロナ対策本部のほうにも情報共有をしながらやってまいりました。  今の現状、状況というものも、しっかり最新の情報、文科省からこういう通知が出ているであるとか、今このような感染がリスクがあるよというところの情報は、適宜学校のほうにもお伝えをさせていただきながら、何かあればこちらのほうにもご相談をということで対応をとってきたというところでございます。  これから、また状況として、学校を通常に戻していくということになれば、さらにそういった情報の提供であるとか、アンテナの張り方というのが重要になってくると思いますので、今後、教育長の本会議の答弁でもございましたけれども、学校、それから区、それから議会の皆様にもお話を伺いながらしっかりと対策を組んでいきたいと、そのように思っております。 ◆清水 委員 学校の対応について、つけ加えて質問をしたいのですが、今、委員からもお話があったように、体重の減少等が心配されて、増えたのも心配だし、減ったのも心配なのですけど、それ以外に、ゲームをやり過ぎて視力がとか、生活習慣が乱れて虫歯がとかというのがあるのですけど。ここに中止を決定した行事のところには、そういう健診等が書かれてないのですけれども、通常行われている小中学校の健診等は、予定どおり全て行われるということで、やはり健診も結構時間がかかって、学校の教育時間に入り込んでしまうと思っているのですが、何より大事にしていただきたいと思っております。そういった児童・生徒の身体的変化についても、教育委員会がしっかりつかんでいただきたいのですが、健診等の日程はどんなふうになっているのか、教えてください。 ◎柳沢 学務課長 健診等につきましては、こちらについては、法令で、本来ですと令和2年度につきましては、6月30日までに実施しなくてはいけないという定めがございますけれども、今回につきましては、コロナ感染症の影響があるということで、令和2年度中に実施をするということで、国から通知も出ているところでございます。  区としましては、現在まだ学校が再開して間もない、まだ分散登校期間中であることを鑑みて、2学期以降に各種の健康診断を実施する方向で、現在様々調整をしているところでございます。 ◆清水 委員 法的な定めがあるものなので、やらなくてはいけないのですけど、2学期以降ですと心配だなというのはあるのですが、それは仕方ないことだとは思いつつも、児童・生徒の健康状態は常に気を配っていただいて、言うのはすごい、学校の授業の中で行うのを早くやれというのはつらいですけれども、なるべく健康状態の把握に努めていただきますよう、よろしくお願いします。 ◆杉山 委員 学校への手指消毒とか、そういう消毒の体制についてお聞きしたいのですけれども、現在、各学校にどのような消毒液が、どのぐらい配置されているのかと。 ◎柳沢 学務課長 手指消毒のアルコールや清掃用の薬剤の配布等についてでございますが、6月の学校再開を前に、各学校に手指消毒アルコールを数本、あとは清掃用の次亜塩素酸水については18リットル、各校に配付をしてございます。  基本的には、それぞれのものについては、各学校でも購入するべき予算配当をしているところでございますので、各学校でも購入いただいております。ただ、手指消毒アルコールにつきましては、これは市場で大変物が不足しているという状況にございますので、これは手指消毒アルコールに頼らず、石けん等による手洗いの徹底、こういったものも各学校、また児童・生徒にも徹底をお願いしているところでございます。 ◆杉山 委員 手指消毒はアルコールでということで、あとの消毒液は次亜塩素酸水を薄めて、希釈して使うということになると思うのですけれども、そうすると、1回それを布巾にしみ込ませて、机とか椅子とか拭いていく、すぐ拭いた後に、今度真水の布巾なんかで2回掃除をしないと、なかなか子どもに対してこの液が強いですから、そういうことを行っているという。先生方の要望では、やはりアルコール消毒で、非常に不足しているということであるのですけれども、先生方の負担を軽減するためにも、入手できればアルコールのほうを推奨していただきたいなと思います。要望として挙げておきます。 ◆北澤 委員 今は、学校は遅れた授業のことだとか、行事のやりくりだとか、感染予防のことだとか、やることがいっぱいで大変な状況だとは思うのですけど、やはり、子どもの心に向き合うということがとても大事なことだと思うのですけど、やはりこの3か月、子どもたちが学校との、先生と特に関係を持てなかったということは、すごく大きなことだと思うのです。どういうふうに関係を取り戻していくかということに、やはりこれから力を注いでいただきたい時期ではあるのですけど、やはり、その点での振り返りも必要だと思うのです。  というのは、1週間に1回必ず担任の先生から電話があって話ができたという家庭もあれば、ほとんど1回だけしか電話がなかった、しかもその電話はお母さんにかかってきて、お子さんは元気ですかと言って、ただそれだけで、元気ですと言ったらそれだけで終わってしまって、何で子どもにつないでくださいと言ってくれなかったのかと、お母さんはすごくショックを受けたと。そういう電話がたった1本あったという学校もありますし、様々だったので、やはりその点もしっかりと押さえて、やはり子どもとの信頼関係をどのようにつくるのか、特に臨時休業になった場合、どうすればよかったのかということを、しっかり振り返りをしていただきたいなと思うのです。  新聞報道では、15歳の人の自殺が何回か報道がありましたけど、やはり不安定、学校に行くのが怖いとか、様々な思いがあると思うのです。そういう中でどう支えていくかということは、とても大きな課題だと思いますので、要望と、あとこれから何か調査をするのか、その辺の対応みたいなこともお聞きしたいと思いますけど、いかがですか。 ◎岩ア 指導課長 今月、6月は「子どもの心サポート月間」ともともと銘打っており、メンタルヘルスチェック、子どもたちの心の学校調査を全員に、4年生以上全員に行うようにしております。これを早急に学校で行っていただいて、気になるお子さんには個人面談を行うように、学校には伝えております。  また、今年度より、小学校の3、4年生と、中学校はこれまでもやっているのですが、学級集団調査を行っておりますので、そちらのほうで学級内での子どもたちの様子等も学校で把握して、個別の対応を行うように指導をしているところでございます。 ◆北澤 委員 ただ、もうこれは4年生以上なので、やはり1、2、3年生の子どもたちも様々感じていることがあると思いますし、保護者にも様々な思いがあると思いますので、それを受け止めることが必要かと思うのですけど、それはいかがですか。 ◎岩ア 指導課長 メンタルヘルスチェックについては4年生以上なのですが、1年生からについても必ずアンケートを行うように、各校には伝えております。  保護者からのご意見については、できるだけ各校で把握するように努めているところでございますが、保護者会の設定がもう少し後になるかなというところは、三密の状況を見た上で行うようにしているところでございますので、そちらのほうで保護者の意見も聞けるような場をとっていくように、学校には伝えてまいります。
    ◆湯本 委員 冒頭の中で、やる行事、やらない行事の中で、やるのですかという確認、修学旅行、運動会と、清水委員からあったのです。正直言うと、中止を決定した行事と、その他というのは、やるやらないはまだ決まってないけれども、なるべくやれるように頑張りたいということで載せてないのだと、私は理解をしております。  ただ、一つ気になったのは、運動会について各校で対応という話がありましたよね。各校で対応ということは、やるところとやらないところが出ますということになるのですよね。何が言いたいかというと、大田区立の小学校、中学校ですよね。各現場に任せているように聞こえますけど、開催の可否の判断を各校の校長に委ねるという話になると、これは結構校長先生、現場は負担が大きいのではないですか。  仮にできないと判断したら、その人はどういう立場に置かれるのかなということを考えたときに、いや、そこは違うのではないのかなと少し思うのです。教育委員会において大田区の教育方針を決め、それについて現場でこういう形で運営をしてもらいたい、責任の最終的な所在は、ある意味で言えば、私は教育長にあるのだと思っています。そういう今状況だと思いますが、その点については、どうお考えになりますか。 ◎岩ア 指導課長 各学校の状況が、先ほども申したとおり、学校の規模、生徒数、人数もそうですし、校庭の規模等も違います。一律に教育委員会で可否の判断をすると、どうしても全校ができる設定を考えていくとなると、なかなか開催することが難しいところが出てくるところがありますので、各校ができる範囲のことを工夫していただく。それにもかかわらず難しいような状況であれば、やはり教育委員会として、三密を避けるですとか、そういう状況がとれないのであれば、やはり学校としても中止せざるを得ない。そのことについては、教育委員会としても、ご意見を聞きながら調整した上では、やはり中止もあり得ると。  ただ、できるところ、できる範囲で、例えば運動会という名前になるのかどうか。例えばスポーツ大会みたいな感じになるかもしれないですし、学年ごとの開催になるかもしれない。そういうことを考えながら、学校でできるところを判断していただくという意味でございます。 ◆湯本 委員 言いたいことは分かるし、やれるところはぜひやらせてあげたいという優しい気持ちは、すごくよく分かるのです。よく分かるけれども、では仮にやれないという判断をしたときに、その判断で、いやいややれるだろうという人が当然出てくるわけです。そういう状況に、学校の現場、特に学校長は置かれるのです。それが教育委員会として妥当な判断なのかということについて、私は、今ここで結論は求めないけれども、やはり考えてもらいたいです。必ず混乱を生みます。必ずジャッジをした者に対しては、絶対賛否がありますから、その賛否をどうさばくのかというのを校長に委ねるのですかということについては、非常に私は疑問を感じます。  ある意味で言えば、最高責任者ですよ、もうこの状況になったら。その方が、自分の責任においてこういう判断を下すのだと、これについては、みんなは納得してくれというしか収めようがないのではないかと私は思っています。  ある意味で言えば、教育長を指名したのは区長ですから、区長にまで及ぶ話なのかもしれないけど。ある意味で言えば、この危機対応は、そこまで腹くくってやらなかったら、それは区民の皆さんは納得しないです。こういう混乱を起こさないような収め方をしてもらいたいですが、ご意見がありましたらお聞かせください。 ◎玉川 教育総務部長 いろいろご心配いただいております。こういった行事をどう扱うか突き詰めていくと、教育委員会、そこの長である教育長ということになろうかと思いますけれども、指導課長が申し上げたとおり、行事をやる際に、学校のいろいろな事情、規模等によって、個別具体の中で判断せざるを得ないというのも、一つ教育委員会の判断なのですけれど、その判断を学校長がする際に、私どもとしては、ぜひ教育委員会にも相談してくださいと、一緒に考えていきましょうと、こういうスタンスでおりますので、決して現場に責任を丸投げするのではなくて、現場の悩みもきちんと受け止めながら個々の課題について対応していきたい、このように進めていきたいと思います。 ◆湯本 委員 時間が長くなっているので、これでやめますけれども、申し訳ないけれども、おっしゃっていることはよく分かるけれども、現場は多分そんな整理では、整理がつけられないと思います。保護者の立場からすれば、当然言いますから、いろいろ。それを受けて、反対派、賛成派のはざまに立って、どうするのだと突き詰められるのです。結論は、教育委員会と一緒に相談をして出したとしても、結果、それに対して受け止めるのは学校長です。何であんた中止したのだ、何であんたやったのだと、やった結果、出たらどうするのだと、実際出てしまったらどうするのまで含めて。  そういう状況であるということを踏まえて、どう整理をつけて、どう運営をしていくのか。ここについて、これはみんな見ていますから、みんなの共感と納得を得られるような、やはり運営や判断、それからここにももう一言つけ加えたいなら、やはり指針ですよ。みんなが可視化できる、この状況だったらやる、こういう状況だったら中止をする、こういうふうに見える判断ができる軸というものを、これは大阪でもやって大変多くの人の共感を生みましたけれども、やはりそういうのを示していく必要というのはどこかにあるのだと思います。これは意見として述べさせていただきます。 ◆長野 委員 1件だけ、夏季休業だったか冬季休業か、長期の休業中に、いろいろ学校でやる施設保全の作業があると思うのです。例えば清掃とか、塗装だとか補修だとか。そういったものというのは、今回はかなり期間が短くなるということと、特に学校ごとで業者と打合せをしていると思うのですけれども、もう業者がそれに急に対応ができるかというと、なかなかその人員を確保するのは難しいと思うのですけど、その辺の整理というのは、ある程度区のほうでも、教育委員会のほうで少し統制をとってあげるとか、業者との意見のまずリサーチをしておくとか、そういった整理をしておかないと、早い者勝ちになってできなくなる学校というのが出てくる可能性があると思うのですが、その辺はいかがお考えでしょうか。 ◎鈴木 教育施設担当課長 夏季休業が短くなる想定のもと、もう5月の段階から施設保全課とは工事の調整に入ってございます。夏休みが実際2週間となってしまいますので、音の出る工事で若干計画どおりに行かないものが発生してございますが、工事につきましては、基本的に予算取りしたものから順次遂行できるように進行しているところでございます。 ◆長野 委員 土日だとか、場合によって、作業の内容によるのでしょうけど、学校をやりながらできるものだとか、そんな少しイレギュラーが出るかもしれないですけれども、うまく配慮をしてあげるように教育委員会で仕切りをとってあげるのが、学校側としても望ましいのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○勝亦 委員長 では、それでは次、教育委員会の所管事務報告で、資料番号1、2、3、三つについて、質疑をお願いいたします。 ◆三沢 委員 在籍者数で大きな変更、増えたり減ったりという、そこだけ何かもし特徴があったら、かいつまんで教えていただけると助かります。 ◎柳沢 学務課長 学校ごとに大きな増減というところはございませんけれども、今回で言いますと、昨年の第6学年が4,770名であった一方、今年の新入学児童が5,031人ということで、全体的に増があったというところがございますけれども、各学校で大きく増減があったというのは、特徴的には捉えられておりません。 ○勝亦 委員長 では次に、資料番号、教育委員会4番で質疑はありますか。  よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 次に、教育委員会資料番号5番。 ◆清水 委員 資料5番の教科用図書採択日程の変更についてということですけれども、変更したところをご説明願えないでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 変更箇所は1点でございます。7月の教育委員会定例会の日程が、コロナウイルス感染症対策の関係によりまして、21日、火曜日に変更になりました。この日は、調査委員会からの報告をする予定となっております。 ◆清水 委員 教科書の展示についてなのですが、区民対象が本庁舎3階と池上会館と大森第二中学校、教員対象が御園中学校となっていますけれども、三密を避けるということと、教科書を見るときに、みんなが、なめて見る人はいないとは思いますけれども、そういった対策は立てておられるのかということと、ここにはそれぞれの会場、1セットずつしかないのかということを教えてください。 ◎岩ア 指導課長 感染症対策としまして、手指消毒用の消毒薬を置いていることと、今回、池上会館のほうの会場を3階の科学室と広い会場に変更をして調整しているところでございます。受付のほうで検温をしているかどうかということを確認もさせていただいているところでございます。  セット数については、これまでと同様、1セットずつでございます。 ◆清水 委員 大田区に来るセット数は決まっているということで、教育委員の皆様にお渡ししということで、私はいつも各学校に何とか回してほしいということを言うのですけど、そういうことはできないということを、いつもご答弁されているのですが、それでも少しでも多くということで、教育委員の皆様が見終わった、審査し終わったなどという場合があれば、少しセットをほかの方にということができるかどうか教えてください。 ◎岩ア 指導課長 採択のために必要な調査・研究を行っているところでございますので、調査に最善を尽くしていただくのが最優先だと考えております。 ◆清水 委員 何とか多くの方に見てもらう手だてができたらなと、いつも思っております。  教育委員会の定例会、それから8月11、12、13日の臨時会と採択審議については、通年傍聴ができるということで、会場等も広いアプリコの地下とか設定されているのですけど、今回もそういう状況なのか教えてください。 ◎岩ア 指導課長 できるだけ広い会場で、傍聴がとれるような形で現在進めているところでございます。 ○勝亦 委員長 よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、続きまして、こども家庭部資料番号1番と2番について、質疑をお願いいたします。 ◆北澤 委員 2番の母子生活支援施設ですけれども、これから募集するということですよね。何年も、この大洋社はなさっているのですか。 ◎増田 こども家庭部副参事〔放課後居場所づくり担当〕 この大洋社につきましては、平成5年からコスモス苑のほうを受託していただいております。ひまわり苑については、平成10年から受託していただいております。 ◆北澤 委員 今の状況として、コロナの影響でかなり厳しい困窮世帯というのが生まれてきていると思うのですけど、定員というか、どういう状況か、もしお分かりだったら教えてください。 ◎増田 こども家庭部副参事〔放課後居場所づくり担当〕 相談件数につきましては、昨年度の平均より今年度の4月の相談件数は若干減少しているということを、福祉部のほうに確認してございます。  入居世帯数につきましては、例年とそれほど変わりなく現在も入居していただいている状況が続いております。 ○勝亦 委員長 ほかは、よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、続いて、こども家庭部の資料番号3、4、5、6で質疑をお願いいたします。 ◆清水 委員 資料番号4番の令和2年4月1日現在の待機児童の状況について伺いたいのですが、この待機児童数のカウントは、いわゆる国基準ということで、たしか第1次申込みのときの不承諾数と、第2次申込みのときの不承諾数等からこの数字に、それぞれのところに保育先を見つけたりとか、育休を延長したりとかして、この数字になっているのだと思うのですけれども。第1次、第2次の不承諾数が今、分かれば教えてもらえますか。 ◎津本 保育サービス課長 せんだって、委員会のほうで報告はさせてもらっておりますけれども、令和2年度の申請者数に対して、保留者数は1,313人でございます。 ◆清水 委員 保留者数が1,313人おられて、カウントする待機児童数が35人ということですけれども、そのことについて少し説明をしていただけますか。先ほどお話ししたように、育休を延長した人がどのぐらいおられるかとか教えてください。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 待機児童が35名ということで、先ほど申し上げました不承諾者数の方から、国のほうで定めました基準に基づいて、それらから除外した理由でございますけれども、やはり一番多いのが育休の延長でございます。2番目に多いのが、認証等の保育所に内定したという方が、次いで多い状況でございます。 ◆清水 委員 1,313人が35人ということですから、それぞれの事情を抱えた上で、こういう数字になったのだと思うのですけれども、また来年度、そういった方々が認可保育園の申込みをされるという可能性があると思うのですが、この間の認可保育園を増設するご努力をされて、国の基準で見ても、平成31年と比べてかなり大きく減っているわけで、努力は本当に評価します。  しかし、区長はゼロにすると公約されていましたので、その点については、ゼロにならなかったということについては、区はどのようにお考えですか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 この4月に向けましても、待機児童解消に向けて取り組んできていたところですけれども、残念ながら35名ということで待機児がいる状況でございました。内訳としましては、やはり区内に潜在しているような状況でございます。そういったところを踏まえまして、来年度に向け、令和3年4月1日に向けて、待機児童が解消されるように、また今年も引き続き保育定員を拡充しまして、取り組んでまいりたいと考えております。 ◆清水 委員 ゼロにするというのを1年延長して、そして令和2年度4月1日の結果ということになっているわけで、大変残念だなと思っております。  そして、この間の様々な不況、消費税増税とか、コロナももちろんそうですけれども、私の友人では、ようやく第1希望に入れたのだけど会社を解雇されたとかということで、また一からやり直しなんて方も出ていますので、この数字だけで見るのではなく、現在の大田区の認可保育園に入りたい方々の動向などもしっかりと調査していただきながら、待機児ゼロに向けて努力していただきたいということだけ、今日は意見を述べます。 ◆大森 委員 確認しておきたいのですけど、資料番号5番の認可保育園の開設の計画の中で、前も話題になったかなと思うのですけど、園庭のないところが結構開設されている中で、近くの公園を代替えの園庭とするということで、説明を今日まで受けてきているのですけれど。基準というのか、例えば、今この資料の南馬込のグローバルキッズ馬込園というのが、南馬込一丁目10の12というところの、これに対する代替えのたぬき山公園は、新幹線の高架橋、これを越えて向こう側に行くというのは、道路の形も図面で見ると非常に入り組んでいて、真っすぐその道路も高架の下を抜けそうもないような感じにあるところで、これを園庭として代替えで、この距離とこの環境でどうなのと思うのです。  それと、あともう一つが、やはり遠いなと思うのが、新蒲田二丁目の矢口渡駅の近く、駅近はいいのですけど、園庭が非常に遠いなと。ごめんなさい、ここは近くなるのだね、ここはいいです。  その基準について、もう1回、どういう基準のもとにこういうふうに受け止めているのかを、聞いておきたいのですけど。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 代替園庭の基準につきましては、東京都のほうで、児童がまず安全に通えるということと、おおむね徒歩で5分程度のところが望ましいというところがございまして、そういったものを参考にしながら、私どものほうで、最終的には事業者側の決めることでございますけれども、そういったものに基づきまして、私どものほうとしましては、その事業者等にご案内、アドバイスを差し上げているところでございます。  先ほど、委員のご質問のありました、グローバルキッズ馬込園でございますけれども、こちらは地図上は分かりづらいのですけれども、この幹線道路はありますけれども、幹線の下を行くということではなくて、高架の上の一般の住宅街の道路を通って、こちらのたぬき山公園に至るということで確認をしております。 ◆大森 委員 そうすると、今の、おおむね5分程度が目安になっているというのは、ここもそれがクリアできるという、そういうことですか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 5分といったところ、そういったところを、あれば望ましいと考えているところでございますが、実際の設置する場所が、やはりそれ以上、10分以内程度には収まりたいと思っているのですけれども、そういったところで、できる限り近いところで、なおかつトイレと水飲み場がある公園ということで事業者のほうにはご案内を差し上げているところでございます。 ◆北澤 委員 私も、公園についてはすごく問題意識を持っているのですけども、この基準が、広さの基準もないのですよね。だからすごく小さな公園でも代替園庭として認められていると聞いたのですけど、今は基準があるのですか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 東京都のほうで基準がございまして、2歳児以上で1人当たり3.3平方メートル、これを確保するというものがございます。 ◆北澤 委員 では、その基準にあった公園を探して、そこを代替園庭とすることなのですね。  あと、やはり公園にある遊具は、小学生高学年が遊ぶような遊具しかないような公園があっても、そこを代替園庭にしているところもあって、第三者評価か何かのときに注意されたのだけれども、でもいたし方ないと保育園が言っていたところがあるのですけど。やはりそういうことも含めて、乳幼児にふさわしい公園なのかどうかをやはり確認をして、大田区なりの基準もつくっていく必要があると思うのですけど、何かその辺の方向性は。これだけどんどん保育園ができているのに、やはり環境が乏しいところも出てくる可能性がとても高いと思うのですけど、いかがですか。 ◎津本 保育サービス課長 これまで私立保育園が非常に増えている中で、大田区としては、将来18拠点園という形でございますけれども、今、区立園の部分の中では、地域連携という形で区立園の園庭を使っていただくということもございます。月1回、地域連携の会議を、私立保育園を含めた形で連携会議を、今はコロナ禍で設けておりませんけれども、そういった形で月1回会議を設ける中で、区立園の連携会議の中で、私立保育園の部分については、区立園の園庭を使っていただくということをご案内しております。 ◆北澤 委員 そうですね、何かしら工夫をするといいかと思います。世田谷などは、これは行政の縦割りでなかなか難しいとは思うのですけれども、空き家、もう廃屋みたいなところを、区民に呼びかけて園庭を求めているので、もし使ってない土地があったら提供してくださいということで。撤去費用に対して補助を出すかどうかは覚えてないのですけど、そういうふうに区民に呼びかけて、使える土地があったら園庭用として貸してくださいということを呼びかけているので、そういう方法も今後は考えていただきたいなと思います。要望です。 ◆大橋 委員 待機児童の取り組みなのですが、本当に行政の取り組みによりまして、本当にご努力をいただいて、もう前に比べたら待機児童が本当に減ったことを高く評価をさせていただきます。ありがとうございます。  ただ、現実まだ待機児童はいらっしゃって、特に0、1、2歳、私のもとにも相談が、希望するところにやはり行けないということでご相談が来ておりますが、この辺の具体的な取り組み、どのようにお考えでしょうか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 待機児童、やはり0、1、2歳が多いといったところで、まずは認可保育園の整備を中心に進めていくところでございますが、小規模事業の保育所というものもございます。こちらにつきましては、1歳、2歳児を保育しているところでございますけれども、来年の4月1日から小規模の保育所事業所、全部で25施設がございますけれども、それら全てにおきまして3歳以降の連携園というものを、既存の私立保育園等の優先枠も含めまして確保をしているところでございますので、そういったところで、小規模保育事業所につきましてもより安心して利用できる環境が整ってまいりますので、そういったことも含めまして、特に低年齢児の待機児童解消に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆大橋 委員 ぜひよろしくお願いいたします。先ほど、連携園というお話が出ました。確かに連携園は安心でありますが、中には、いろいろお仕事の現場やいろいろなご都合によって、連携園ではない違う場所の保育園を求める保護者の方もいらっしゃいます。そういったところも配慮ある取り組みをしていただきたいと思いますので、これは要望でお願いいたします。  それから、あともう一つ、コロナウイルスの影響で非常に困窮しているご家庭もあって、また保育園を希望される方も増える可能性もなくはないと思いますので、その辺も重々よく見ながら、またご対応をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、もう一つ、保育園、このコロナ対策でマスクと消毒液、区のほうからも提供していただいていて、本当に現場としては助かっているというお声をお聞きします。引き続き、やはりマスクと消毒液、予算がかかりますが、ぜひ提供を続けていただきたいと思いますが、その辺いかがでしょうか。 ◎早田 保育サービス推進担当課長 区立園におきましては区のほうで準備をする、私立園におきましては各事業者が運営費として受託している資金の中で準備するというのが基本でございますが、区のほうで取りまとめて大量にマスク等が確保できた場合には、施設の人数に応じて配付してきて、これまでもしてきております。今後につきましても、機会あるごとに提供していきたいと考えてございます。 ◆大橋 委員 ぜひ、よろしくお願いいたします。 ○勝亦 委員長 それでは、本日は、以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て特定事件継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会日程ですが、7月15日、水曜日、午前10時から開会したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で、こども文教委員会を閉会いたします。                午後 0時39分閉会...