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  1. 大田区議会 2019-12-02
    令和 1年12月  こども文教委員会−12月02日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 1年12月  こども文教委員会−12月02日-01号令和 1年12月  こども文教委員会 令和元年12月2日                午前10時00分開会 ○田村 委員長 ただいまからこども文教委員会を開会いたします。  本日の審査予定について申し上げます。  前回の委員会で確認させていただきましたとおり、本日は、付託議案の討論・採決、そして、新規に付託されました請願の取扱いを決定いたします。  その後、前回報告のあった所管事務報告についての質疑を行いたいと思います。  委員並びに理事者の皆様のご協力をお願いいたします。  まず、本委員会に付託されました議案の審査を行います。  第101号議案 大田区特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例ほか2件を一括して議題といたします。  質疑は前回行っておりますが、本日はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 それでは、3件全ての議案の質疑を終結いたします。  これより討論を行います。  討論は3件の議案を一括して、大会派から順次お願いいたします。  なお、会派名は略称とさせていただきます。  では、自民からお願いいたします。 ◆渡司 委員 自由民主党大田区民連合は、第101号議案 大田区特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例及び第102号議案 大田区家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきまして、それぞれの条例が従う基準の改正に伴う一部改正であり、賛成をいたします。  次に、第112号議案 大田区立図書館指定管理者の指定について賛成といたします。
     平成30年4月に報告されました「大田区立図書館の今後のあり方について」によりますと、平成19年度より大田図書館を除く区立図書館指定管理となり、その後、蔵書数、貸し出し数ともに順調に伸びてきております。  さらに、指定管理以降は時代の要請に応え、休館日を月に1日程度にする、特別整理期間を短縮する、駅に近い2館の閉館時間を20時まで伸ばすなど、区民の利便性に配慮した運営をしていただいております。  そのほかにも、インターネット検索機能自主企画事業の充実、地域との連携も進んできております。  さらに、平成27年度からは、区立学校図書館87校との連携も始まり、学校図書館の活用にも大きな支えとなっていただいております。  司書の配置に関しましては、直営でありました平成17年度と比較いたしますと、169人増、6.3倍にもなり、レファレンス体制が格段に向上をしております。  今後も知の発信拠点として、また、利用者の快適な居場所、憩いの場としてさらなる図書館の機能の充実を期待し、賛成とさせていただきます。 ○田村 委員長 次に、公明お願いします。 ◆田島 委員 大田区議会公明党は、ただいま上程されました第101号議案 大田区特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例及び第102号議案 大田区家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について賛成いたします。  二つの議案とも、条例が従う府令、省令が改正されたことを受けての条例の改正とのことで、特に第101号議案では、改正点の一つに、利用者負担額として徴収できるものとして副食費を追加したものの、大田区においては副食費を徴収しない取扱いはそのままに変更しないとのことですので、反対の理由はありません。  なお、卒園後の受け皿など、課題に関しましては、保護者が安心して預けられる保育サービス構築の観点から、引き続き取り組んでいただきたいことを要望いたします。  続きまして、第112号議案 大田区立図書館指定管理者の指定についてに対しましても賛成いたします。  選考基準を明確に、かつ詳細に定めた上で、公認会計士など専門的な外部委員も含まれる選考委員会で厳正に選考したことを評価いたします。  選考した結果、いずれの事業者も配点の7割を超える高い評価を得られたとのことであり、区民に身近な図書館として期待が持てます。  区立図書館における指定管理者制度は、平成19年の導入から本年で13年目を迎え、民間活力利用者サービスのさらなる向上と経費の効率的な運用を一定の水準で実現し、定着したと考えます。  教育委員会が平成30年4月に取りまとめた「大田区立図書館の今後のあり方について」で、今後、目指すとしている図書館資料の充実と魅力ある新しい図書館サービスの充実、居心地のよい空間づくりに向け、これからの5年間に各事業者が持ち味を発揮し、利用者サービスのさらなる向上に資するよう、大田区が積極的にかかわっていくことを要望いたします。 ○田村 委員長 続いて、共産お願いします。 ◆清水 委員 日本共産党大田区議団は、第101号議案 大田区特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について反対をいたします。  反対の理由は、今回の条例改正は国の子ども・子育て支援法の改正によるものです。3歳から5歳児の幼児教育の無償化は、不公平で格差を広げる消費税の増税とセットで行うこととなっており、出費がかさむ子育て世代を直撃するということの引きかえで無償化をやるというやり方は大問題です。さらに、保育士基準を満たない認可外施設が対象になることは、保育の質、子どもの命にかかわる問題と考えます。  無償化に伴い、副食費は利用者負担として徴収できるものとするという、できる規定を条例化し、大田区は徴収しないと明確にしていても、条例に書き込まれていませんので、区民、保護者の不安は消えません。  代替保育の実施と、3歳の壁といわれる3歳児の待機児解消のための小規模保育所の卒園後の受け皿である連携施設の確保は大変重要な施策です。  大田区は令和2年末までに進めると言っていますけれども、条例では確保の猶予期間を5年から10年に延長するとし、さらに、連携施設認可保育所でなく、企業主導型保育施設認可外施設も追加するとしています。企業主導型保育施設認可外施設は保育士の配置は認可保育園の半分以下でいいとなっており、自治体は設置、監査に関与しません。保育の質の面で大問題です。  保育士基準に満たない施設で発生した、二度と起きてはならない痛ましい園児の死亡事故を忘れてはなりません。  区は指導検査の対象外の施設でも、保育の質の確保のために力を尽くすと説明していますが、体制はあるのか、責任はどこがとるのかなど、条例では明らかになっていません。  第102号議案 大田区家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について反対をいたします。  条例の改正の主な部分は、第101号議案の条例改正と同様に、家庭的保育事業代替保育の実施と卒園後の受け皿の連携協力を行うものに企業主導型保育施設認可外施設を追加し、家庭的保育事業の食事に関することの自園調理の原則の特例として、外部搬入の事業者の拡大と猶予期間を10年間に延長するとしています。第101号議案と同様に保育の質の確保が懸念されます。  企業指導型保育施設をめぐる問題が噴出しております。  所管する内閣府の検査では、本年3月までに8万6,000人分の施設への助成が決定されましたが、定員割れや保育士の給与未払いなど、閉園などで、約1割が事業をやめたことが明らかになっており、政府自身も質の確保が十分でなかったと認めざるを得なくなっています。  内閣府が設置した検証委員会も、3月に改善案をまとめています。  今、国がやるべきことは、問題だらけ企業主導型保育施設待機児対策の受け皿にするのではなくて、公立保育園の民営化をやめ、認可保育園の増設と保育士不足の原因である低賃金、長時間、過密労働などの改善です。  国による法改正だからとせず十分に検証すべきであり、条例改正はまだすべきでないと考え、第101号議案、第102号議案の条例改正に反対をいたします。  続きまして、第112号議案 大田区立図書館指定管理者の指定について反対をいたします。  指定管理者制の自治体としてのメリットは継続性、サービスの向上、民間事業者ノウハウや人材のネットワークの活用、コスト削減専門知識、利用者の満足度が上がるなどと言われておりますが、事業者側にとっては図書館法で利益を得ることはできませんので、株式会社にとっていかに利益を得るかといえば、委託費のうちの経費削減、多くは人件費を削減することになります。  官製ワーキングプアといわれている低賃金の問題があります。公務員の司書と指定管理者制度のもとでの司書の賃金の格差は歴然です。  また、今回、四つの図書館において事業者が変わりますが、職員の雇用が継続できることを要件としているとのことですが、指定管理者制度は事業の継続はできても、労働者の安定した雇用は確保できません。  公募が決まった事業者は、選定調査員が安全に施設を運営できるか、良好な経営状況であるか評価したとの報告でしたが、今回、新たに3施設増え、合計4施設の指定公募となった株式会社ヴィアックスは、報道によりますと、名古屋市立図書館指定管理者として運営にあたっており、本年5月に社員が不祥事を起こしています。  東京都外で起きたことや、個人の問題として選定の際は問題にならなかったとのことですが、十分な検証がなされたのか不安が残ります。  以上、第112号議案に反対の討論といたします。 ○田村 委員長 続けて、令和お願いいたします。 ◆松原〔元〕 委員 令和大田区議団は、ただいま上程されました第101号議案及び102号議案に関しまして賛成をいたします。  それぞれ、本条例が従う基準の改正に伴うものでありまして、反対理由はございません。  また、第112号議案 大田区立図書館指定管理者の指定についてに関しましても、賛成をいたします。  こちらに関しても反対理由はないのですが、選考基準に関して、点数の基準が少しわかりかねる点と、また、前回の選考時と若干基準が異なるように感じますので、わかりやすく、また、比較しやすい選考のあり方を少し考えていただければと思います。 ○田村 委員長 続けて、立憲お願いします。 ◆小川 委員 立憲民主党大田区議団は、第101号議案、第102号議案いずれも賛成とさせていただきます。  第101号議案 大田区特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、第102号議案 大田区家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、代替保育が認可のみだったのが、小規模保育所事業内保育事業所も追加され、卒園後の受け皿も企業主導型保育施設や区の補助する認可外保育施設も追加されます。また、連携施設を拡大したり、食事の外部搬入も可能にすることなどで、できるだけたくさんの保育への参加を広げていこうとするものです。  これまで小規模の連携施設の確保が大変だったのが、これで保育の幅も増えると思います。  そして、区では副食費を徴収しないため、安心して子どもたちを預けられる選択肢も増えていくのではないかという点から賛成とさせていただきます。  続きまして、第112号議案 大田区立図書館指定管理者の指定についても賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  この指定管理者の選出に関しては、前回の委員会後、大田図書館長に話を伺ったところ、かなり細分化された評価と、アイデアが記載された図書館運営企画が提出されていることが確認できました。  したがいまして、各図書館が個々で特色あるものになっていき、専門知識の必要な分野をお任せできることと思います。  区民の方々が楽しく集える施設になっていくことを望みつつ、賛成とさせていただきます。 ○田村 委員長 以上で討論を終結いたします。  それでは、採決を行います。  第101号議案 大田区特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、第102号議案 大田区家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例及び第112号議案 大田区立図書館指定管理者の指定について、以上3件の議案を一括して採決いたします。  本案を原案どおり決定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○田村 委員長 賛成者多数であります。よって、第101号議案、第102号議案及び第112号議案は、いずれも原案どおり決定いたしました。  以上で付託議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長及び理事に一任ということでよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、審査事件を一括して上程します。  それでは、元第104号 すべての子どもがすこやかにそだつ大田区をめざす為の請願の審査に入ります。  本請願に対する質疑は前回行っておりますが、本日はよろしいでしょうか。 ◆秋成 委員 この元第104号 すべての子どもがすこやかにそだつ大田区をめざす為の請願につきまして、前回の委員会でもお聞きしたのですが、改めてお伺いをさせていただきます。  この中で、紹介議員菅谷議員とのことでありますが、同じ会派の清水委員荒尾委員に伺ってもよろしいでしょうか。  例えばこの予算、どれぐらい予算がかかるか算出はしておられるか、お聞きでしょうか。 ◆清水 委員 聞いておりません。 ◆秋成 委員 では、お伺いしたいのですが、区のほうでこのような部分で何か算出されておられます情報はありますでしょうか、教えてください。 ◎間 保育サービス推進担当課長 0歳から2歳の課税世帯、これが今、無償化の対象にはなっていないわけですが、こちらにつきましても無償化するとなりますと、現在、保護者から徴収している保育料、これが全て区の負担という形になります。認可園で申しますと、ざっくり年間で20億円ほどかかるとことになります。  さらに、加えて、認可外保育施設につきましても、保育の必要性の認定がとれているということで、一定の要件が満たされれば、こちらについても無償化の対象となるというところでございまして、保育の上限額の4万2,000円までを補助するという前提までいきますと、さらにおよそ1億円近くがプラスされるということになろうかと思いますので、合わせて約21億円ほど区の負担が増えるかというふうに考えております。 ◆秋成 委員 わかりました。  改めて共産にお伺いしたいのですが、多分、財源についても特にお話は伺ってないですね。 ◆清水 委員 伺っておりません。 ○田村 委員長 よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 質疑を終結いたします。  それでは、各会派に取扱いをお伺いいたします。  発言は大会派から順次お願いします。  なお、会派名は略称とさせていただきます。  では、自民からお願いいたします。 ◆渡司 委員 自由民主党大田区民連合は、元第104号 すべての子どもがすこやかにそだつ大田区をめざす為の請願につきまして、反対を主張いたします。  大田区では、学識経験者区議会議員保育サービス事業関係者、区民で構成されます大田区保育園・学童保育保育料検討委員会におきまして、公平性、受益と負担の関係性、少子化、子どもの貧困対策、保育の質の確保の五つの視点から保育料のあり方について検討を重ね、保育料の見直しをしてまいりました。  それらの議論も踏まえ、本請願の0歳からの保育の無償化については、願意にそいがたく反対とさせていただきます。  陳情の趣旨1に対します請願理由にあります0から2歳児の保育料が高く、家計の負担感も大きくなり、子どもたちの発達する権利を保障する考えとはかけ離れてしまうとのことですが、保育に欠ける子どもたちを保育園に預けることは親の権利であり、子どもの権利と同義ではないと考えます。  また、趣旨2の職員の処遇改善についてですが、平成29年度厚生労働省雇用動向調査では、保育士に限らず全職種の転職、離職の理由の最も多いものは定年ですが、それを除きますと、職場の人間関係労働条件、給料と続きます。  何らかの不満や事情があるからこそ離職を考えるわけであり、転職や離職を理由に現状での保育士の処遇改善を求める状況にはないと思います。また、区は努力している中、直ちに保育所職員のみの処遇改善を優先的に図る状況にもないというふうに考えます。  趣旨3につきましても、今後も家庭で子育てをしているご家庭、幼稚園を希望されるご家庭などへの配慮も含め、多様化する保護者の価値観やニーズに寄り添った子育て環境整備を要望し、本請願には反対とさせていただきます。 ○田村 委員長 続いて、公明お願いします。 ◆秋成 委員 元第104号 すべての子どもがすこやかにそだつ大田区をめざす為の請願につきまして、大田区議会公明党は不採択を求めます。  まず、この請願の趣旨にある保育の1番、保育の無償化を0歳から5歳児までに広げてほしいというこの請願趣旨ですが、やはり今回のこの幼児教育無償化につきましては、教育費に関する支援が主と考えます。大田区としては、これまで国の制度をきちんと進めてきた形であると思われます。保育に関しましては、現時点で一定の配慮がされていると捉えております。  2の配置基準を上回る保育士を増やしてほしいとの趣旨ですが、大田区としても国の基準を超えて配慮を促している状況であります。あわせて処遇改善につきましても、キャリアアップへの補助金や保育士応援制度保育士宿舎借り上げなどこれまでも上乗せを行ってきた状況があります。  3の認可保育所への希望に対し、全て入所できるよう保育園増設を求めるというこの趣旨ですが、大田区として施設整備を進めてくる中、入所申し込み時に、前回の委員会でもご説明いただきました2,561名の定員増、今年度だけでも4月の24園プラス、6月に1園を開設し、今年だけで850名の拡張を目指し準備を進めている状況もございます。あわせて、多様化する声にも応えてきていると感じております。  また、先ほども質問しましたけれども、今回のこの保育の無償化を0歳から5歳児全て拡大となったときを考えますと、これを実現した場合、認可保育所、また、認可外保育施設と合わせて区の負担が21億円ほどとなる持ち出し、負担増となるということで予算をどのように確保していくかは課題だなと感じます。  請願趣旨の、先ほどの1番から3番で述べた理由からも含めて、大田区議会公明党は不採択を求めたいと思います。 ○田村 委員長 続いて、共産お願いします。 ◆荒尾 委員 日本共産党大田区議団は、元第104号 すべての子どもがすこやかにそだつ大田区をめざす為の請願について採択を求めます。  この請願には計9,069筆もの署名が添えられています。まず、これだけ多くの人がこの請願の趣旨に賛同し、よりよい保育の充実を求めていることを区は重く受けとめる必要があります。  まず、趣旨1について、保育無償化の対象を現在の3歳から5歳から、0から5歳までの拡充を求めています。10月からの幼児教育の無償化が実施をされていますが、このこと自体は保護者の方々から歓迎をされていますし、区が法外援護で副食費を全額補助し保護者の負担をなくしていることは評価できます。  しかし、0から2歳は特に保育料が高い上に、保護者負担も重くなることは請願の理由にも述べられています。
     0から2歳児は子どもを生み、育てる最初の段階で、特に第1子の場合は不安や戸惑いも多く、待機児童数もこの年代で特に多い状況です。本来であるならば、ここにこそ手厚い支援が求められているのであり、本来の子育て支援にかなうものと考えます。  区は今回の保育の無償化は、幼児教育の保障という考えを示していますが、請願理由にもあるように、0から2歳が住民税非課税世帯以外が無償化の対象外になっていることは、子どもの権利条約の四つの柱の一つ、育つ権利の保障の考えからもかけ離れています。等しく子どもたちの成長を支える上でも、0から2歳児も無償化の対象とすべきです。  趣旨2について、配置基準を上回る保育士の増配と全ての保育職員への処遇改善を求めるものです。  現在、保育を取り巻く現状は大変厳しいものがあります。保育士の賃金が他の産業との比較で、平均で約10万円ほど安いことは以前から指摘をされています。また、保育時間の長時間化もあり、保育の現場での努力も限界に来ている状況です。  各保育園では保育士募集の告知が大変目立っております。どの園でも保育士確保は死活問題であり、保育の質を維持し、子どもたちの発達を支える上でも処遇改善のさらなる拡充が求められます。  区は「おおた ほいく・ぽーと」の運営や、私立保育園連合会とハローワークとの協同で実施している保育園就職フェア就職支援をしていますが、人材確保に大きな成果を上げているとはいえない状況です。さらなる支援が必要です。  また、全ての保育職員への処遇改善については、保育はチームで実施するもの、他職種連携の上に成り立っていることを理解する必要があります。  保育士をはじめ、調理師、栄養士、看護師、事務職員などの職種が保育の現場で働いています。10月からの保育無償化によって事務職員の業務量が激増しているとも言われていて、大変重い負担となっています。退職をせざるを得なくなる人もいて、他の職種の人が事務作業を兼任しているという事例も報告されています。  現在、区は独自の支援策、保育士応援手当と都が実施している家賃助成などによって保育士の処遇改善に努めているとしています。区は例外的措置として、他の職種を対象にする考えはないという立場を変えていませんが、その考えは現場の実情とかけ離れていると言わざるを得ません。保育士以外にも処遇改善応援手当を拡充すべきです。  趣旨3について、保育園の増園、増設を求めるものです。  今でも認可保育園入園不承諾数が1,500人前後と大田区の待機児童解消への道は大変厳しい状況です。  おおた重点プログラムでは、2019年度は認可保育園新規開設16か所、定員850名増を掲げていますが、2020年度は新規開設、定員増について拡充としているのみで、具体的に待機児解消のための目標が定められていません。  保護者の皆さんの一番のニーズは認可保育園に子どもを入園させることであり、そのニーズを充足させるためにも認可保育園増設は喫緊の課題です。しかし、定員850名の拡充だけでは、毎年1,000人を超える不承諾数をカバーすることができません。実際の認可保育園不承諾数に見合った増設計画に改めるべきです。  認可園に入れるか入れないかで、多くの保護者の皆さんは不安な思いを抱いています。これは生活に直結する深刻な問題であり、本来やらなくてもいい保活に多くの労力と時間を費やすことは精神的にも大きな負担となります。希望する全ての子どもたちが安心して認可保育園に入園できるよう、区は保育環境整備とあわせ認可保育園増設をさらに進めるべきであり、本請願の採択を求めます。 ○田村 委員長 続いて、令和お願いします。 ◆松原〔元〕 委員 令和大田区議団は、ただいま上程されました元第104号 すべての子どもがすこやかにそだつ大田区をめざす為の請願に関しまして、不採択を主張いたします。  こちら趣旨の1に関しましては、0歳から2歳児の課税世帯に関しても無償化を言っていることだと理解しておりますが、応分負担の原則からこれは甘受すべきであると考える次第であります。  また、趣旨2の前段に関しましては既に達成されており、これ以上の基準強化は現実的でないと考えます。また、後段に関しましては当会派としても議論がございましたが、現在の保育士の方々だけへの支援だけでは保育園運営が厳しいということは理解をいたします。  趣旨3に関しまして、この間区は認可保育園の増設を継続して行ってきたと理解をしております。また、来年度に向けても保育サービス定員を増やすため、増設を予定しているとのことであります。  入りきらなかったお子さんらを保育ママやベビーシッターといった他の制度ですくい上げていくことも、この請願者の申し述べるように安心して成長・発達できる環境の実現に寄与するものであると私は考える次第であります。  総じて、本請願趣旨の全てに賛意を示すことができないため、不採択を主張いたします。 ○田村 委員長 続いて、立憲お願いします。 ◆小川 委員 ただいま上程されました元第104号 すべての子どもがすこやかにそだつ大田区をめざす為の請願につきまして、国の政策で10月より実施されております保育無償化ですが、保育士の処遇が上がらない中、耳あたりのいい小手先の無償化にはそもそも賛成しておりません。したがって、2の処遇改善、ここの部分をお願いしたい、限られた財源の中、まずは日々激務をこなす保育士の処遇改善を望むところでございます。先にそちらに財源を回してほしいと望むものでございます。  しかし、1の無償化に伴い、さらに0歳から2歳の無償化ということですが、この財源が限られている中でなかなか難しいのではないかと。  区では既に保護者から食費の徴収をしないということで支援をしていると思われます。そうしますと、この1番のところの0歳から5歳となると、財源がかなりひっ迫され、そうすると保育士不足がまたさらに上がるのではないかと。まずは、私どもは保育士の処遇を改善していただきたいと思っております。  全部が賛成できないので、立憲民主党大田区議団としましては、この請願については不採択でお願いいたします。 ○田村 委員長 それでは、これより採決を行います。  なお、採決の際は、採択に賛成の方の挙手を求めます。  挙手されない場合は、不採択に賛成とみなしますのでご注意をお願いいたします。  本件につきまして、採択することに賛成の方は挙手をお願いします。  (賛成者挙手) ○田村 委員長 賛成者少数であります。元第104号は不採択とすべきものと決定いたしました。  理由はいかがいたしましょうか。願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 本日は、以上で請願の審査を終了いたします。  次に、調査事件を一括して上程いたします。 ○田村 委員長 それでは、前回、理事者から説明のありました所管事務報告について質疑を行います。  まず、教育委員会、こども家庭部共通の報告に対する質疑を委員の皆様からお願いをいたします。  出雲放課後ひろば事業について。 ◆田島 委員 今回のこの選考に関しては、保護者の意見などはこちらのほうは伺った上で行ったのでしょうか。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 10月25日の金曜日ですけども、4事業者が保護者の前で提案の内容について説明をしたところでございます。 ◆田島 委員 そちらのほうには、その保護者からのご意見とかそういうのは何かございましたでしょうか。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 一番大きかったのが、学校と日々どういう連携をしていくかというところですね。  やはり、子どもの様子がやはり保護者の方は一番気になりますから、学校とどういう情報連携をしていくかというところがかなり質問として出されておりました。 ◆田島 委員 そうですね、今やはり子どもを狙った事件なども大変多くなっているということで、当然、保護者の方はかなり心配だというところもあるかと思いますけれども、今後も安全、安心にお子様を預けていただけるようなサービスの提供を事業者にしっかりと求めてチェックしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆清水 委員 幾つか伺いますけど、公募期間が令和元年の10月1日から同年10月3日という3日間だったのですが、こういう短い公募期間で行うということは、今、大田区は普通、このような期間の決まりというのはあるのでしょうか。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 9月に委員会で報告をさせていただいているのですけども、まず、募集要項で9月2日から10月3日までという形と、あと、募集要項に対する質問、それから、施設見学会等やっておりますので、9月の資料をご覧いただければと思います。  あくまでも前段があって、最終的な提出が3日間という形でお考えいただければと思います。 ◆清水 委員 私が聞きたいのは、この公募期間について何か決まりのようなものがあるのでしょうか。この事例、事例で公募期間等が、今、説明が事前にあったからということですけれども、この公募期間の考えについて伺いたいということです。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 こちらについては、指定管理者の募集の要項が決まっているのですけども、そちらを主に参考にさせていただいてスケジュールを組ませていただいたというところでございます。 ◆清水 委員 決まりに沿ってやっているということですから、この公募期間が3日間というような事例も今後もあるということで、区の決まりというのは、何日間というのはないということでよろしいのでしょうか。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 そのとき、そのときでというのはありますけども、あくまでも前段ですね、必ず事業者の方に施設見学会、それから、質問に対する回答等、そういったところを十分におきましてやっているという形でご理解いただければと思います。 ◆清水 委員 私が公募期間や説明のところでちょっとしつこく聞いてしまったのは、ある一定の事業者のみに偏らないでいただきたいという、公平にという観点で質問をいたしました。  この受託候補者になった東急キッズベースキャンプという事業者なのですが、これは今、区内で放課後ひろば事業等は何件ぐらいしてらっしゃるのでしょうか。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 放課後ひろば事業については8施設、それから、放課後こども教室単独型では1施設を行っているところです。 ◆清水 委員 大田区の中でもう既にいろいろな事業をやっているということで、ひとつ安心な事業者であるとは思いますけれども、所在地は世田谷区ということになっているということで、若干心配で伺いました。  それと選定事業者が変わるにあたっては説明がありました、大変な事件が起きたということですけれども、一つ心配なのがここで働く人の労働条件や処遇なのですが。  例えばトリプル、ダブルで仕事をせざるを得ないというような賃金体系が普通だというふうに聞いているのですが、ここで働く人たちの賃金や労働条件について教えてください。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 一番ご懸念なのが賃金というところだと思うのですけれども、出雲放課後ひろばは、運営事業委託経費見積書というものをまずご提出いただいて、人件費についても十分に妥当なのかどうかというようなところを我々としては審査をさせていただいているところでございます。 ◆清水 委員 非正規で時給で働いておられるのですか、それとも正社員として月額で働いているのですか。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 子ども教室のところでお答えしますと、非正規、非常勤の方は時給でございます。 ◆清水 委員 こども教室ではなくて、この放課後ひろばの、ここではどうでしょうか、出雲では。  今回、出雲放課後ひろば事業のことですので、この出雲放課後ひろば事業においての、この東急キッズベースキャンプで働いている人の労働条件、賃金でいきますと、時給なのか正社員なのかということを教えてください。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 基本は、リーダーとか管理者については正社員です。非常勤については時給等でという形にはなろうかと思います。 ◆清水 委員 非常勤の時給は幾らですか。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 東急キッズベースキャンプは、そこまでは確認しておりませんが、少なくとも最低賃金、東京都に定められたもの以上という形では聞いております。 ◆清水 委員 何度も申し上げてあまりいい話ではないんですけれども、そういう不祥事が起きての業者変更ということですので、できれば区としてもそういう働く人の賃金等の状況を把握していただきたい。最低賃金がもちろん守られていなかったらこれは大問題ですけれども、都の最低賃金で、時給でほかに仕事をしなければ暮らせないと思いますので。  区はしっかりと説明ですか、事業者にしっかりと聞いて、それで働く労働者の条件等も大丈夫だということで、この委託を候補者として決定して、保護者への説明会も済んだということですから、図書館のときもお話しさせていただきましたけれども、個人の問題で片づけられない問題もあると思いますので、その辺のところはしっかりと今後も把握をしていただくことを要望します。 ○田村 委員長 それでは、教育委員会からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 中学生の東京駅伝についてなんですけれども、これは調布市の、場所は調布市ですよね、味の素スタジアムの周辺のコースということになっているのですけれども。  この図だとコース書いてあるみたいなのですが、ちょっとわかりづらいなと思ったのですけれども、アミノバイタルフィールドというところからスタートして、ここに戻ってくるというコースになっているのでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 今年度につきましては、味の素スタジアムが使えないということで、周回コースを使うというふうな東京都の決定だそうです。 ◆荒尾 委員 これ、色分けされているのは男子と女子で距離も違いますので、その後コースもちょっと変わってくるということなのでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 ほぼ同じコースなのですけれども、距離として変わらせているということで、多少のコースの長さの違いはあります。 ◆田島 委員 一つ戻って、小学生駅伝のほうを伺いたいのですけれども、ちょっと教えていただきたいのですが、日程と場所についてですけれども、日程が12月26日という年末に押し迫ったような時期になぜやるのかというところと、あとは場所ですけれども、大田スタジアムでやる理由というか、その二つを教えていただいてよろしいでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 小学生駅伝は、スポーツ振興、児童の交流の場ということで、学期中にそれぞれ練習をして、学校のほうで啓発をしたその成果を出すということで、2学期の終わりというような形で今年度、設定しております。  それから、大田スタジアムにつきましても、1部、2部と分けてはおりますけれども、全校が集まって大会を行うことで、区民への啓発ということも含めて行うことで、大田スタジアムとさせていただきました。 ◆田島 委員 結構、小学生もかなり意気込みがすごくて、私の家の近くの萩中公園でも小学生が朝走っていて、何事かと思ったら、この駅伝のために走っているということなので、大分すごく子どもの体力向上にも資するものなのかなとは思っているのですけれども。  ただ、去年は大田スタジアムが改修工事のためにつばさ高校で行ったということで、実は去年は、結構タイムがすごく各校とも伸びたというところで、当然それは、つばさ高校の校庭がすばらしいトラックで走りやすかったというのもあったりとか。  また、もう一つ理由として言われていたのが、保護者とか学校関係者とか地域の方とか、応援に来ている方との距離がすごく近かったということで、子どもたちがそれを励みにして、頑張って走ったという、そういう理由もあるのではないかというふうに地域の方は分析しておりましたけれども。  そこら辺を考慮した上で、大田スタジアム、当然スタジアムは走るのにはあまり適していないのではないかなとは思うので、そこら辺は子どもの安全も配慮した、運営のほうもいろいろ改善していただきたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 子どもの安全については最優先に行っているところでございます。  大田スタジアムもスポーツができる場ということになっておりますので、そこと外側のコースを合わせて行うということで。  つばさ総合高等学校につきましては、フィールドのほうは走りやすい場面でしたが、それ以外の校内のほうも走るようなところがありましたので、その辺も考慮していきながら、また、前回の大会を踏まえた上で、今後、検討して、今年も大田スタジアムでやる上で、また今後、考えていくというような形で、より子どもたちが安全に、また、参加者の方々の機運が高まるような形で、今後も検討しながら進めていきたいと考えています。 ◆清水 委員 私、一つ心配なのが、交通手段のところで、会場へは公共交通機関または自転車でお越しくださいとなっているのですけど、自転車が心配なのですけれど、私も臨海斎場等に自転車で行くときに、平和島の駅のところを通っていくと、大変狭い部分と歩道橋のところがあって神経を使うのですが。  子どもさんたちが野球チームの帰りなどに、たくさんの子どもたちがずらっと来たりすると、うまくすれ違えないところもあったりするので、これだけ多くの子どもさんが自転車で行かれる方も多いと思いますので、安全対策について、このスタジアム内外だけではなく周辺というか、そういったところもちょっと配慮をしていただきたいと思うのですが、こども文教委員会で前回のことを調べないで来てしまったのですが、大田スタジアムでやるときは、自転車で来る方への安全配慮というのを区はどういうふうにしているのですか。 ◎岩ア 指導課長 スタジアムとスタジアムに入る部分のところについては職員、それから、PTAのご協力をいただきながらやっておりますが、それ以外のところについては、どこから来るというところもありますし、人数的なところもあるので、各校で事前に日ごろからの交通安全指導も含めて、大会に応援に来る子たちについては事前に各担任から指導をするような形で行っているところです。 ◆清水 委員 教育委員会はそれを確認しているのですか。 ◎岩ア 指導課長 大会の説明会の折に、その件についてもお話をさせていただいております。 ◆清水 委員 自転車事故等によるいろいろな心配も定例議会の本会議で多くの議員から出されておりましたけれども、本当に危険なんですね。体験、皆さんも自転車で行ってみるとおわかりだと思うのですが。  その辺は学校任せにするだけでなく、主催する教育委員会、区としても、行くまでの間も安全に行かれるように、さらなる指導をお願いして、事故のないようにお願いします。 ◆松原〔元〕 委員 小学生駅伝大会についてなのですが、私、これを伺ったことがないので質問するのは大変恐縮ですが、1部、2部ともに開会式から実際のスタートまで結構時間があるわけですが、内容としては開会宣言と挨拶と競技上の注意で、結構時間がかかってしまうものなのでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 実は、本戦の前にロードレースというような形で、補員の方たちのレースを行う部分の時間があるということでございます。 ◆松原〔元〕 委員 わかりました。ロードレースだと開会式の1時間5分後ということですよね。  特段これは、どこかしらのそういう挨拶合戦ではないですけど、本会より挨拶のほうが長くなるとか、そういうようなことではないわけですよね。 ◎岩ア 指導課長 時期も寒いので、できるだけ開会式のほうは短くしながらやるように注意しながら、配慮しながら行っているところです。 ○田村 委員長 私からも1点よろしいでしょうか。  コースですけど、何年か前にも質問したのですけど、男子の場合距離が長いですよね。そうするとスタジアム外に前回は出たと思うのですね。多分、このスタジアムを上から見た絵の左の上のほうからゲートから出て、外に出てまたUターンして帰ってくる。  たしかUターンのところで私が見たのは、転んじゃって膝をすりむいちゃった子どもがいたのですけど、コース的には今回も同じですか。 ◎岩ア 指導課長 3塁スタンドのこちら側を以前は通っていたんですが、今回は駐車場を借り切りまして、こちら側に走っていくような形でコースどりをしているところです。
    ○田村 委員長 ぜひけがのないように努めていただきたいと思います。 ◆海老澤 委員 今、お話があった補員のロードレースとかということもなのですけど、多分当たり前だとは思うのですけど、準備運動とか、そういう部分もしっかりとしておかないと、寒い時期ですから、幾ら小学生でも突然走ったらやっちゃいますので、そこはもうしっかりと運動させていただいてやっていただきたいと、足をけがしちゃいますからね。よろしくお願いいたします。強めにお願いしておきます。要望です。 ○田村 委員長 ほかよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 では、教育委員会の報告に対する質疑を終わります。  次に、こども家庭部からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 子ども・子育て会議ですけれども、口頭での報告が前回ありましたが、今回の会議では、(仮称)大田区子育て支援計画の準備稿が議論されたということですけれども、この準備稿、私もまだ読み切れていないので、子ども・子育て支援計画の量の見込みに関する意見についてお聞きしたいと思います。  3番のところの時間外保育事業のところでの意見で、延長保育のできる曜日を絞るとか、受け入れ時間をおくらせてトータル11時間にするなどはどうかという意見があるのですけれども、これについては区はどういう考えを持っているのかというのをお聞きしたいのですが。 ◎津本 保育サービス課長 現状、今、11時間保育所を運営しておりまして、区立の保育園の部分の直営の部分の中では1時間の延長、私立の、区立民営の部分については2時間の延長と3時間延長のところがありますけれども、現在のところ、それぞれの状況の部分については、十分延長保育の部分についてのニーズは満たしているというふうに考えております。 ◆荒尾 委員 延長保育のできる曜日を絞るという意見なのですけれども、これは1週間のうちに月水金とかいうような形で、限定するというようなことでこういう意見が出たのでしょうか。 ◎津本 保育サービス課長 実際、具体的な話としては出ておりませんで、その延長保育の部分の中でのそれぞれの偏った曜日といったところの部分を十分、分析する必要があるのではないかとしたところがございました。 ◆荒尾 委員 この時間外保育、延長保育ですけれども、トータルでの保育時間というのが年々長くなっている、保育時間の長期化、先ほども請願の討論でも述べましたけれども、現場で働いている人たちは本当にそれを実感していて、当然、子どもを見なきゃいけないということで、大変な努力をされているのですけれども。  ただ、保育時間が長くなることで親子と触れ合う時間というのがなくなったりということも心配される声もあるので、なかなか悩ましいかなと私自身も考えています。  保護者の人も仕事があるので、その仕事がなかなか長くて、長時間労働というのもずっと問題になっていますけれども、そこのところでなかなか難しい問題かなと思ったところです。  あと、次の4番の放課後児童健全育成事業についてですけれども、放課後子ども教室のことでの意見ですが、これは小学校1、2年生が35人学級、その1、2年生を中心にやっているということなのですけれども、その後、学校の中でやっている放課後子ども教室ができなくなるのではないかという意見が出ていますけれども。  放課後子ども教室自体は全児童対応での授業ということで必要なものだとは思っているのですけど、今の学校でこれをやることと、使える教室の問題であったり、あと学級編成についての大田区の考えというのを教えていただけますか。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 委員ご指摘のように、学級編成でございますけれども、放課後ひろば事業は非常に重要なことだと考えておりますので、できるだけ確保していきたいと考えているところです。 ◆荒尾 委員 今、学校の建て替えが進んでいますけれども、そういうことも考慮して、配慮しての建て替えということになっているのですよね、この放課後ひろば事業とか、こども教室をやるというのは。 ◎杉山 教育総務課長 学校の改築等をするときには将来的な推計も含めまして、それから、教室の需要なども含めまして考えておりますので、基本的には考慮の中に入ってございます。  補足ですけど、標準仕様というものもございますので、そういったところも含めて考えてございます。 ○田村 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て、特定事件継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 では、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会日程ですが、12月16日、月曜日、午前10時から開会いたしますのでよろしくお願いいたします。  以上でこども文教委員会を閉会いたします。                午前10時58分閉会...