• 新空港線(/)
ツイート シェア
  1. 大田区議会 2019-09-20
    令和 1年 9月  交通臨海部活性化特別委員会-09月20日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 1年 9月  交通臨海部活性化特別委員会-09月20日-01号令和 1年 9月  交通臨海部活性化特別委員会 令和元年9月20日                午前10時00分開会 ○犬伏 委員長 ただいまから、交通臨海部活性化特別委員会を開会いたします。  初めに、本日の審査予定についてお諮りいたします。  タブレット型端末に配信しております案件一覧のとおり、本日はまず、付託議案1件の理事者説明及び質疑を行った後、討論及び採決を行います。  続いて、未来プラン進捗状況について説明及び質疑、所管事務報告の説明及び質疑を行いたいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、そのように進めさせていただきます。  それでは、本委員会に付託されました1件の議案の審査を行います。  第89号議案 大田区自転車等放置防止及び自転車等駐車場整備に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 私からは、都市基盤整備部資料番号6番、第89号議案としてご提出しております、大田区自転車等放置防止及び自転車等駐車場整備に関する条例の一部改正についてをご説明させていただきます。  1の概要につきましては、3点ございます。  1点目でございます。自転車利用者の責務としまして、次のア及びイの二つを加えるものでございます。  一つ目のアでは、自転車盗難を防止するために、施錠などの適切な措置を講じること。  二つ目のイでは、イヤホン携帯電話の使用など、いわゆる、ながら運転の防止を含む道路交通法関係法令を遵守することでございます。  2点目です。先ほどの道路交通法関係法令を遵守することに伴いまして、名称を、大田区自転車等適正利用及び自転車等駐車場整備に関する条例に改めます。  3点目です。その他規定を整備します。
     2の改正内容は、次のページ以降の新旧対照表をご覧ください。  3の施行日は公布の日となりますが、アの自転車盗難の防止に関しましては、区民への周知、関係機関との調整を踏まえまして、施行日は令和2年1月1日としております。  なお、次のページ以降の新旧対照表は、施行日が異なる関係から、二つに分けております。  まず、公布の日から施行につきましては、条例の題名、目的、区長の責務、道路交通法関係法令などを追加、あるいは修正してございます。  次のページの、令和2年1月1日からの施行につきましては、自転車施錠義務の内容となっております。  また、第37条の協議会の組織におきましては、委嘱日が異なることとなる委員について、任期満了日をそろえられるようにするため、委員の任期を2年から2年以内に変更しております。 ○犬伏 委員長 委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆松本 委員 まず、本区の自転車事故でありますけれども、平成29年から2年連続で増加しておりまして、平成30年で600件と、死者数が0人から4人に増加という状況でありますけれども、どういう傾向があるのか、また、その自転車事故の対策とその周知についてはどう取り組んでいるのかお尋ねをいたします。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 1点目の、死者数が0人から4人に増加という傾向でございますけれども、こちらにつきましては、一例として、平成28年と30年を比較しました。自転車事故件数の年齢別でございますが、60歳代が54件から、30年は86件ということで、プラス32件増加。そして、70歳代が68件から130件への増加、プラス62件の増加、高齢者の自転車事故が多いという傾向がございます。  あわせて、ハンドルのブレーキ操作の不適切というものも比較して約10倍に増えていると、そういう傾向がございます。  2点目の、自転車の事故の対策とその周知につきましては、区報など広報媒体を利用しまして広報活動を行ってございますけれども、春と秋の交通安全運動街頭指導や啓発を行っているところでございます。 ◆松本 委員 安全教育について、どう取り組んでいるのかというところを教えてください。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 安全教育につきましては、中学生のスケアード・ストレイト方式の教育、それから、子どもに対しては交通安全だよりを配布して啓発してございます。  高齢者に対しましては、町会対抗自転車教室のほか、交通安全集会などによって、自転車安全教育に取り組んでいるところでございます。 ◆松本 委員 東京都では、自転車利用者損害賠償保険の加入について、今回の定例会で加入努力を促す規定から義務化へ条例を改正しており、それが来年の春から施行される予定となっていますが、大田区としては今回、この東京都の動向を見据えて、今回はこの条例にこの損害保険の加入の義務化については触れておりませんでしたけれども、同じ23区の中でも、豊島区では都内で初めて自転車利用者損害保険の加入を義務づける条例が10月より施行されるわけですけれども、このことについて何か見解があればお知らせください。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 豊島区では、自転車保険の加入の義務化をするということで、東京都に先駆けて施行されることになってございます。  区としましても、今年5月に開催されました東京都の専門家会議、これは自転車の安全で適切な利用の促進に向けた専門会議を傍聴しまして、その中で議論の内容をもとに、今回、方向性を定めたところでございます。  今後、区としましても、都条例の保険加入義務化の規定を区民の皆様に周知していただくことで、5割強となっている区民の保険の加入率の向上に努めていきたいと考えてございます。 ◆松本 委員 東京都でも、こういった義務化となりましたけれども、区としてより一層、区民の方に損害保険の加入を促進させていくという、そういう対策が必要だと思うのですけれども、この促進の大田区としての取り組みというのが何かありましたらお知らせください。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 具体的に、今後、いろいろ検討しているところがありますけれども、大田区としましては、自転車利用者に向けて、自転車の保険の加入を積極的に呼びかけていく必要がありまして、今後は東京都、それから、関係団体民間企業等の連携も視野に入れながら、より実行性のある施策を検討してまいりたいと考えてございます。 ○犬伏 委員長 よろしいですか。 ◆菅谷 委員 まず、この条例のときに、なぜ施行日がこうやって二つになるのかなという、今、お話があって、公布の日から施行、第1条はということと、第2条は令和2年1月1日からということで。  こう違ったのは、今、説明があったかもしれないですけど、どちらかに合わせて整えるということはできなかったんでしょうか。  公布の日からというと、より早くこっちからしていくというのか、それともその辺、それはどういう考えなのでしょうか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 まず、法令遵守のながら運転等の防止につきましては、道交法で記載されている、いわば、今まで区民の皆様、それから、都民の皆様がやっているものでございまして、当たり前のことでございます。  一方、自転車の盗難、こちらにつきましては、やはり大田区内の関係する警察署の協力があって成り立つものでございますので、その辺の調整期間として数か月あけているところでございます。 ◆菅谷 委員 では、これから警察との関係等は図っていくという、その前でのこの条例の提案ということですね。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 全体の4警察署については、今後の調整となってございます。 ◆菅谷 委員 ホームページを見ますと、6月26日の更新のところで、30年に大田区内で発生した自転車盗難件数は2,146件であり、都内で2番目に多い発生件数となっていると。そのうち58%に鍵がかかっていないということで、こんなに今、多いんだということを思ったところです。  それで、やむを得ないということもあると思うのですけれども、都内で一番はどこなのかというのも聞きたいのと、この盗難件数がこんなに増えているという状況については、鍵を2か所かけることが効果的ですとか、自宅の中だからと安心せずに鍵をかけましょうとかありますけれども、自宅での盗難数というのはどれぐらいなのかわかりますか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 まず、大田区の盗難の件数でございますが、これは平成30年になりますけれども、こちらは2,146件ということで、都内では2位となってございます。それから、平成30年は世田谷区が2,358件の1位となってございます。  それから、住宅につきましては、住宅のパーセンテージが一番多くて、住宅、次いで道路、そして、駐輪場の順番となってございます。 ◆菅谷 委員 警察とも連携したり、原因とか考えていらっしゃると思いますけれども、自宅の中まで入って盗んでいく、ごめんなさい、盗むと言っていいのか、そういった、持っていくということは本当にマナーの問題なのか、酔っ払ってそういうことするのか、どういうことが理由というのはわかりますか。分析されていますか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 具体的には、自宅の中でとられる原因というのはわかりかねるのですけれども、データ的には特に若い方、10代、20代の方が非常に被害に遭われているということもございますので、その辺はうちも交通安全教育の中でしっかりと、自転車の盗難の防止についても周知を図っていきたいと思ってございます。 ◆菅谷 委員 最後にします。  この4条の4のところの、今度、新しく加わるところです。自転車利用者イヤホン携帯電話等を使用しながら、または、ということで、ながら運転の禁止、法令を遵守しなければならないということでありますが、ここのイヤホンのところに、今、ハンズフリー、車の運転の中などで手を離したり、携帯とか使ってはいけないから、ハンズフリーのヘッドホンですか、耳にこうかけているものがあると思うのですけど、それもそのところに、イヤホンという中に入るのかどうか教えてください。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 道路交通法の第71条で規定はしてございますけれども、あくまで自転車を利用するときの適正な運転というものが記載されているんですね。  大きくとらえれば、どういう解釈だってあると思うのですけれども、私が思うのは、運転に支障があるものは、道路交通法罰則規定になり得る可能性もあるのではないかと思っています。 ◆菅谷 委員 ということは、それも対象になるかもしれないということですね。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 条例の中ではイヤホン携帯電話等、それから、傘等ございまして、様々なながら運転というものがあると思います。  飲み物を持ちながらもございますので、そういう解釈であると私は認識しています。 ○犬伏 委員長 よろしいですか。 ◆野呂 委員 盗難防止等で、こういう条例が出てきたことは本当によかったなと思っています。  私も事務所のところに置いておいたら、盗まれてしまって。恐らく、おうちへ帰るのに、うちは駅前だったので、距離がある方は帰りちょっと失敬ということが多いんですと、これは警察の方が、話していましたけど。  せっかくこの施錠をするということで、こういう条例を設けて、鍵もプロにかかったら簡単にあけられる鍵と、難しい鍵があるとお聞きしているんですね。  ですから、U字ですごく頑丈な鍵とか、それからケーブルロック式というんですか、鍵の種類で、今、普通に自転車についているものだと簡単に、こうあけられてしまうということだったので、何かそういうことも、せっかく条例ができた後は、区民の方に啓発するということもとても大事なのかなということと、あと、先ほど松本委員が丁寧に保険のお話を質問されていましたけれど、自動車保険に加入されている方、あるいは傷害保険に加入されている方の中で、その自転車の分をカバーするものがあったように思うのです。車でも。  そういったことを知らないで、単独の自転車保険に入る方もいらっしゃるかと思うので、そういうことも丁寧に教えてあげたらいいのかなと思うのですけれども、その点はどうなのでしょうか。調べていらっしゃいますか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 1点目の鍵の件につきましては、U字ロック等が非常に効果的だと思うのですけれども、区としましても、平成25年から鍵のU字ロック化、あるいはツーロック化ということで、こちらについては区民に周知、ポスター等をつくってやっているところでございます。  あわせて、様々なイベントを通して、その辺の鍵の2重のロックを徹底して、周知していきたいと思っています。  それから、2点目の保険につきましては、委員おっしゃるとおり、やはり一般的な自動車保険の特約であったりとか、あるいは火災保険の特約とか、様々なものがあります。  実際、区民の方も、何気なく入っていて実は特約がついていたとか、そういうのもございますので、この辺は東京都でパンフレットを作成しまして、しっかりと保険の加入、それが入っています、入っていませんかとか、そういう模式的にやるような、そういうものをつくると聞いていますので、そちらで区民にも啓発できると思っています。 ◆野呂 委員 あと、先日のまちづくり環境委員会で、たばこの条例が可決されたのですけど、その中に、自転車を乗りながらのたばこ、これはだめだということで、その1項が入って、これ、とてもよかったなと思うんです。  こちらでは入っていないですけれども、これリンクして周知するということが、規制されているものはこういったものもあるということで、多くの方たちに知らせるということは非常に、今回同時にこれが提案されていたので、とても時期的にもよかったかなと捉えているので、その辺は区民へ啓発するということも踏まえながら、しっかり取り組んでいくということが大事かと思うので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆荒尾 委員 盗難についてお尋ねしたいんですけれども、条例案の3条の2で、区長は広報及び啓発、施策と実施に努めなければならないとありますけれども。  警視庁のホームページ、先ほど課長もお話しされていましたけれども、盗難被害に遭われた場所というのが、住宅、道路、駐輪場の順番になっていて、そのうち無施錠、鍵をかけていない自転車が盗まれた割合というのが大体約6割あるということで、そのうち4割は鍵をかけていても盗まれているということだと思うのですけれども。  先ほど課長もおっしゃっていたダブルロックというのは、これ盗難防止に一番有効な方法だといわれているそうです。  足立区で何年か前に、自転車盗難防止ということで、ワンチャリツーロックという言い方でダブルロックの推奨をしていたのですけれども、ゆるキャラを使って、歌の歌詞の中にワンチャリツーロックということを入れたりとかしていて、子どもたちにも交通安全教育とか、そういうので有効かなと思っているのですけれども。  広報啓発をする上で、大田区は、はねぴょんというキャラクターもいますし、そういうキャラクターを使っての啓発、ダブルロック推奨、言い方はダブルロックだったり、足立区みたいにワンチャリツーロックみたいな言い方とかいろいろとあると思うのですけれども、そういう方法というのも今後、この条例も案を出してきたわけですし、対策としてそういう方法というのも、大田区として検討しているかどうかということを教えていただけますか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 やはり盗難防止を行う上で、啓発、目につく、そういうポスターであったりとか、チラシ、それから、あるいはどこもやっていないようなそういった施策というのは非常に大事だと思うのですけれども、その辺は警察としっかり連携して、何が有効なのかというものを踏まえながら、一緒にやっていきたいと思っています。 ◆荒尾 委員 警察とも連携しながら、ぜひわかりやすい、こう目立つような形での啓発で、入り込みやすい、頭に残りやすいような、そういうPRだったり、広報というのを、ぜひとも検討していただけますようよろしくお願いします。 ◆高山 委員 これは大きく二つ、道交法関係法令を遵守ということで、携帯電話とかイヤホンとか傘とか、本当に、さっき松本委員からも質問があったように、事故につながったり、そういったことにもなりかねないので、この条例が制定されたら、しっかりと周知していただきたいと思いますけれども。  ただ、個人的に、鍵をかけないといけないことを条例化するというのは、すごく違和感があって、では泥棒が多いから家に鍵をかけなさいとかいうのを条例化するのですかとか、置き引きが多いから貴重品は肌身離さず持っていなさいというのを、わざわざ条例で制定しないといけないのかと思ったりもするのですけれども。  他区で、こういったことを条例化して明文化しているところはどのぐらいあるのかとか、その辺わかれば教えていただけますか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 まず、全国初で制定されたのが草津市でございまして、それから、23区に限っていいますと、足立区と葛飾区が既に盗難防止義務化に動いています。  今、委員からのお話のとおり、なかなか当たり前のことだというお話がございましたけれども、一例を挙げると、足立区で条例改正後、自転車盗難件数の減少率が約28%です。葛飾区も同様に約20%ということで、非常に、条例化を積極的にPRすることで、区民に浸透して効果が得られるのではないかと思ってございます。 ◆高山 委員 今、例があって、実際にそうやって取り組んでいるところは効果が上がっているということで、ある意味、やむを得ないのかなという部分もあります。そういうのが多いからということで、残念な気持ちもありますけれども。  そうやって効果が上がっているところを参考にしながら、大田区でも条例化していくということですので、盗難防止につながるように啓発をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○犬伏 委員長 ほかに。 ◆松原〔元〕 委員 お伺いをいたします。  私も人生この方、大田区で3回ほど自転車を失っている者としては、大変大切なことだなと。  施錠等々の条例化等ありますが、これに関して全く反対等はないのですが、1点気になるところがございまして、イヤホン携帯電話等のながらの規定の条例の新設というところなのですが、以前、少し前に、難聴の方々の機器、今、線のない耳にはめるだけのイヤホンがすごく混同されて、誤解なのですが、大変悲しい思いをした方が多かったと、今も継続されているのかもしれませんが、聞きまして。  今後、この3条の2に区長が広報啓発を実施することを努めるとあるので、啓発の際にその点は留意をされるのかお伺いいたします。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 そちらにつきましては、所管部局とまず内容を確認しつつ、連携できるところは連携しながら努めていきたいと思っています。 ◆田村 委員 一つは、今回、自転車の利用に際して、イヤホン携帯電話を使用しながらのながら運転を禁止する。また、その禁止については、道路交通法の規定に準じて守ってくださいよということ、最後に、遵守という言葉がついています。努めるではなくて、遵守ということは、逸脱せずにしっかり守るということで課せるわけですから、守らなかった場合はどうするかということも一つ考えていかないといけないのかなと思うんですけど、この点についていかがですか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 委員おっしゃるように、遵守というのは非常に強い意味でもございますので、今後、啓発する中で、様々なご意見がございますので、その辺はしっかりと酌みながら、しっかりと区民に道交法関係法令の主旨を伝えていきたいと思っております。 ◆田村 委員 月に1回か2回か、蒲田地域庁舎の前で、交通安全協会の方々でしょうかね、腰にスピーカーをつけて、ながら運転をしている方々に一人ひとり声をかけているんですよね。そういうのも、やはり声をかけられたほうも、何かこう規制されるものがないので、素通りしていくんです。  だから、これがもし条例化されて、遵守しなければならないということになれば、そこに例えば道交法を司る警官が立って捕まえるとか、何か罰則みたいなものも賦課していかないと、何か意味が、有効的になっていかないのかなと感じるのですけども、いかがですか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 条例の罰則につきましては、罰則なしなのですけれども、条例の罰則と、あと、道交法の罰則、2重の罰則になるとそごが生じるところもございますので、その辺は勘案して、区の条例では罰則はなしと、今回はしてございます。 ◆田村 委員 ぜひ警察の方とタッグを組んで、取り締まりではなくて、啓発活動をしっかりしていただきたいなと思います。  それともう一つ、この4条の3項に、駅周辺に居住しまたは通勤、もしくは通学しているものが、通勤または通学等のために当該駅等の交通の手段として自転車等を利用することを自粛するように努めなければならないと書いてあるんですね。  自分の家から駅まで移動するのに自転車、もしくは原付等で移動して、駅から通勤、通学するのは当たり前かなと思うんですけども。  ここを素直に読むと、あなたたちは近いから自転車とか使わないで歩いていってちょうだいね。ある一定の距離から外の方々は駅まで自転車で行っていいよと、このように読みとれないかなと思うのですけども。  今回の条例の名目は、駐車場の整備についてということも入っているので、恐らくこの放置防止または自転車駐車場のキャパの問題等も鑑みてうたっているのかなと思うんですけれども。この辺の文言のずれというんですかね、捉え方の違いというのはないでしょうか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 第4条3項におきましては、委員おっしゃるように、自転車等を利用することを自粛するよう努めなければならないと規定しています。詳細は、規則で定めてございまして、600メートル以内の方々は自粛ということで、それ以上になると、優先的に自転車駐輪場優先承認を与える距離でございまして、これは委員おっしゃるとおり、自転車駐輪場のキャパの問題であったりとか、あるいは放置自転車につながるというのもございますので、そのように規定しているところでございます。 ◆野呂 委員 自転車を施錠していても盗難された場合、ほとんどがいろいろな場所に放置されて、大田区が回収して、平和島等産業道路の下とか、国道の下とかに置いていますね。  私も経験があるので、はがきが来て、でもその前に警察に盗難届けを出せば、保管料の3,000円でしたか、それを払わなくてもいいんですよね。それは徹底されていますか。  今回特に、施錠が条例になりますが。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 委員おっしゃるように、撤去日当日であれば、盗難届けを出せば、撤去料が無料になるということでございます。 ◆野呂 委員 今回、盗難防止するために施錠その他の適切な措置を講じなければならないと、ここまで規定するので、やはりその後のことも丁寧に区民の皆さんに周知すれば、早くに警察に届けて、本当に取りに行ったときに、どうして私が自分で、盗まれて取りに行かないといけないと思いつつ、その日のうちに届けなかったので私は払ったんですけど。警察に、後からだったと思うんです。だから、いやもうだめみたいなことを言われて、私が払うんですかといって、それでもちろん払って取ってとってきましたけれども。  区民の皆さんに、そういうことも適切に周知してあげれば、早目、早目で行動を起こされると思うので、よろしくお願いします。 ◆菅谷 委員 先ほど高山委員の話を聞いていて、そう思ったんですね。  自分自身も家のところにある自転車には鍵をかけないというか、人を疑わないというか、持って行かれないだろうなと思っているので、今度は義務ではないけど、こうしなければならないということで、そういう社会になってきたんだなとすごく残念に思うんですけど、この講じなければならないというところは、あれですか、鍵をすればいいということとか、それは自己責任という意味なのか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 講じなければならないというのは、努力義務ではなくて、自転車利用者の義務になります。 ◆菅谷 委員 それと、私もこの議案が出て、ホームページを見て、あ、こんなに盗難があるんだと気がついたので、やはりもっと区民が知っていれば、もっともっと対応ができているのかなと思うと、ここにも広報と啓発とあるので、その点もしながら、本当に安心安全なまち、もう少し人を信頼できるまちに何とかしていきたいと思いました。 ○犬伏 委員長 ほかによろしいですか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、質疑は以上で終結いたします。  これから討論を行います。  討論は大会派から順次お願いいたします。  なお、会派名は略称とさせていただきます。
     それでは、自民からお願いします。 ◆海老澤 委員 自由民主党大田区民連合は、第89号議案 大田区自転車等放置防止及び自転車等駐車場整備に関する条例の一部改正につい賛成いたします。  本条例の一部改正内容は、主に自転車利用者の責務を追加したものであり、個々の財産である自転車盗難防止を図る施錠義務自転車事故の減少につながる道路交通法関係法令の遵守に分けられ、区の自転車対策の課題に向けては必要な内容と捉えております。  区内の盗難被害の実情を踏まえ、所管部局盗難防止啓発に取り組んできたんですけれども、今後は、先ほどもありましたように、区内全域の警察と連携して、実行性のある盗難防止施策を展開していただいて、都内ワースト2位という部分を何とか脱却していただきたいなと思います。  また、道路交通法関係法令の遵守は自転車の利用をする中でごく当たり前のことと、いろいろな方からの質問にもありました。  さらなる注意喚起、啓発を徹底し、事故防止に努めることが極めて重要なことと考えております。  以上の理由により、自由民主党大田区議団は第89号議案に賛成いたします。 ○犬伏 委員長 公明お願いいたします。 ◆田村 委員 ただいま上程されました第89号議案 大田区自転車等放置防止及び自転車等駐車場整備に関する条例の一部改正について、大田区議会公明党は賛成を主張させていただきます。  この一部改正では、これまで規定のなかった危険運転のうち、ながら運転の禁止と、道路交通法遵守の明記、また、自転車の盗難を防止するための施錠、その他の適切な処置が明記されています。  ながら運転につきましては、近年、社会問題となっている事案でもあり、区内でも平成30年度は600件の自転車事故が報告されています。状況によっては、尊い命を奪ってしまうような大きな事故にもつながりかねない危険をはらんでいますので、今回の条例改正を契機に、区と、区内各警察署、各事業者、教育機関などとの連携をさらに強め、自転車等利用者への啓発の強化を望みます。  あわせて、自転車利用者への損害賠償保険への加入を促進していく必要性も鑑み、しっかりと対応くださいますよう要望いたします。  この条例の第1条では、区民の安全で快適な生活環境を維持し、向上させることを目的と位置づけておりますので、引き続き自転車環境の整備を推進くださるようお願い申し上げます。 ○犬伏 委員長 共産、お願いします。 ◆荒尾 委員 日本共産党大田区議団は、第89号議案 大田区自転車等放置防止及び自転車等駐車場整備に関する条例の一部を改正する条例について賛成します。  この条例案は、自転車利用者の責務として盗難防止の措置を講ずること、道路交通法関係法令遵守などを追加し、題名を、大田区自転車等適正利用及び自転車駐車場整備に関する条例に改めるものです。  自転車利用のマナーについては、傘差しやイヤホン、スマートフォンを利用しながらの危険な運転が後を絶たない中で、区として条例に定めて区民に法令遵守を促すことは重要だと考えます。区民が快適に自転車を利用できる環境をさらに向上させる上でも、本条例案は意義あるものと考え賛成します。  また、要望として、盗難について、区はダブルロックの推進を実施していますが、十分に浸透しているとは言えない状況です。利用者の責務としても当然ですが、区として盗難に最も有効なダブルロックの推奨を、警察などとの連携を含めてさらに強めることを申し述べておきます。 ○犬伏 委員長 令和。 ◆松原〔元〕 委員 令和大田区議団は、ただいま上程されました第89号議案 大田区自転車等放置防止及び自転車等駐車場整備に関する条例の一部改正に関しまして賛成をいたします。  ただいまの議論からも、反対理由等は全くございません。本条例の改正を機に、ながら運転、危険運転が減り、また、放置自転車や盗難が減ることを祈念いたします。 ○犬伏 委員長 立憲、お願いいたします。 ◆平野 委員 立憲民主党大田区議団は、第89号議案 大田区自転車等放置防止及び自転車等駐車場整備に関する条例の一部を改正する条例について賛成いたします。  この際、若干意見を述べさせていただきます。  この第89号議案は、自転車利用者の責務として施錠等の盗難を防止するための適切な措置を講ずること、道路交通法関係法令を遵守することとあり、必要なものと考えています。  平成30年の大田区の交通事故発生件数は1,445件と、前年に対して97件増加しており、死者10名、負傷者1,628名となり、前年に対して死者は7名、負傷者は122名増加しています。事故発生件数及び負傷者数は平成16年以降毎年減少していましたが、2年連続で増加となりました。死者を当事者別に見ると、歩行者が1人、自転車が4人、自動二輪車が5人となっています。また、当事者別発生件数を見ると、普通乗用車が830件と一番多く、2番目が自転車で650件になっています。  こういった交通事故全体に対する自転車事故の割合が多いという現状を鑑み、区としても中学生を対象に、自転車安全教育や各管轄警察署による自転車安全教室などを実施して、交通安全への意識啓発を進めておられると思います。  また、大田区は平成30年に自転車盗難認知件数が都内で2番目に多い区となっており、これに対し、関係機関と連携し啓発活動をはじめとする対策も行っています。  この条例改正により、一層区民の皆様へ自転車の安全利用を促進するため、また、盗難防止を注意喚起するための施策、広報啓発の実施を努めていただければと思い、賛成いたします。 ○犬伏 委員長 緑、お願いします。 ◆野呂 委員 大田区議会緑の党は、第89号議案 大田区自転車等放置防止及び自転車等駐車場整備に関する条例の一部を改正する条例について賛成いたします。  エコで快適な乗り物の自転車ですけれども、近年、その自転車にかかわる様々な事故や盗難が後を絶ちません。運転中の携帯電話使用など、ながら運転の禁止や、そして施錠など対策を講じて事故を防ぎ、盗難を防ぐことは喫緊の課題です。  このたび、そうした規定を整備し、道路交通法を遵守するため、題名の改正とともに様々な規定を整備することに賛成いたします。 ○犬伏 委員長 それでは、以上で討論を終結いたします。  それでは、これから採決を行います。  本案を原案どおり決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 ご異議なしと認めます。よって、第89号議案は原案どおり決定いたしました。  以上で付託議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長及び理事にご一任いただくということでよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  まず、平成30年度「おおた未来プラン10年(後期)」進捗状況報告について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎遠藤 公共交通企画担当課長 私からは、おおた未来プラン10年(後期)に掲げる主な事業の進捗状況についてご報告させていただきます。  資料番号9番をご覧ください。  平成30年度決算の説明資料であります主要施策の成果は、おおた未来プラン10年の進捗状況報告書も兼ねておりますことから、本委員会におきましては、30年度末現在の未来プラン全体の進捗状況及び本委員会が所管する事業のうち、進捗に遅れのあるものについてご説明をいたします。  なお、本冊子につきましてはサイドブックスに配信してございまして、保存場所は本会議の中の令和元年度第3回定例会の議案等のフォルダに入ってございます。なお、他の委員会におきましても、それぞれの所管事務にかかわる部分について、同様の方法でご報告をさせていただいております。  それでは、資料9に従いましてご説明させていただきます。  まず初めに、1番、昨年度からの変更点でございます。  平成30年度は未来プランの総仕上げの年度であったことから、実施計画の新規掲載事業など、未来プランには未掲載ですが、目指す姿の実現に寄与する48の取り組みについて、大田区事務事業進行管理規則に基づく進行管理の結果を踏まえ、AまたはBの判定区分により進捗状況をお示ししてございます。  続きまして2番、主な事業の進捗状況についてでございます。  未来プラン事業と未来プラン(後期)策定後に新たに開始した事業は合わせて183ございますが、このうち平成29年度までに未来プランとしての取り組みを終えた1事業を除く182の事業について、平成30年は取り組みを進めてまいりました。  この182の事業を構成する取り組みのうち、未来プラン(後期)に掲載しております30年度382件について、4段階の基準を設けて進捗状況を判定してございます。  判定結果はこちらにございますとおり、プランどおりの進捗があった、この3の判定が365件で全体の約9割となっております。また、プランを上回る進捗となる4が6件、プランに軽微な遅れ・変更があった2が2件、進捗に重大な遅れ又は大幅な変更があった1が9件となりました。  また、未来プラン策定後に新たに開始した事業など、未来プランに掲載されていない取り組み48件につきましては、計画どおりの進捗があったAの判定が47件、遅れ、変更があるBが1件となってございます。  本報告書は全常任委員会、また、必要に応じて特別委員会におきましても報告をするものでございます。  続きまして、交通臨海部活性化特別委員会が所管する主な事業の進捗状況の概要について、遅れのある事業について説明いたします。  所管する主な事業は9事業でございます。  このうち、未来プラン事業に掲載されている取り組みのうち、進捗状況の評価が2または1となった取り組みについては1件、未来プランに掲載されていない取り組みのうち、進捗状況の評価がB評価となった取り組みは0件でございます。  その理由について、引き続きご説明させていただきます。  3、進捗に遅れのある取り組み一覧をご覧ください。  まちづくり推進部が所管する事業名、新空港線の整備推進。取り組み名が、関係者との協議及び事業推進でございます。  平成30年度主要施策の成果の75ページにございます。  ここでは関係者合意に向けて、区、東京都、鉄道事業者で昨年度も数多くの協議を実施いたしましたが、合意形成に至らなかったため、引き続き次年度に協議を進め、整備主体設立を目指していくということで、2になってございます。  しかしながら、基金を昨年度積み立てておりますので、執行率は91.73%となっております。  最後に、4番でございます。  区民等への公表でございますが、主要施策の成果につきましては、決算のご認定をいただいた後、速やかにホームページで公表するとともに、区政情報コーナー、特別出張所、図書館等での閲覧を開始いたします。また、区報の10月21日号において公表する旨のお知らせを行う予定となっております。  また、それぞれの取り組みに関する詳細につきましては、主要施策の成果の中で後ほど確認いただければと存じます。  資料9に関する説明は以上でございます。 ○犬伏 委員長 それでは委員の皆様、ただいまの説明についての質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 進捗の遅れがあるということで、軽微な遅れ、変更があった場合の2に該当するのが、新空港線の整備推進ということなんですけれども、平成30年度での取り組みの中で、関係者合意に向けて区と東京都と費用負担割合、あと都市計画事業への位置づけの協議を実施したということで、合計で19回協議を実施したということなんですけれども、この鉄道事業者というのはどこなのか教えていただけますか。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 鉄道事業者は、この30年度は東急電鉄と協議をしております。 ◆荒尾 委員 その他の鉄道事業者とはやっていない、東急電鉄だけということですね。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 そのとおりでございます。 ◆荒尾 委員 補助対象の事業範囲についての一定の整理も図られたとあるんですけれども、補助対象の事業範囲というのはどういうものなのかというのを、言える範囲でいいのですけれども教えていただけますか。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 補助対象範囲というのは、都市鉄道利便増進法で使われる今回の京急蒲田から矢口渡間の整備についての補助対象範囲でございます。 ◆荒尾 委員 一定の整理というのは、その矢口渡と京急蒲田までの間でそれが図られたということなんですけれども、それから先というのはどういう状況なんですか。大鳥居のほうまでの計画というのは。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 今回の答申におかれまして、進めるべきとされている多摩川から京急蒲田間のエリアについて、今回関係者間で協議を進めているところでございます。  その京急蒲田から先については、引き続き関係者協議をしなければならないということで、まずは、あくまでも京急蒲田までをつなげる必要があるということで、まず、そちらを優先的に話し合っているところでございますので、その先については今お話し合いはしていないということでございます。 ◆荒尾 委員 あと、整備主体の設立ということで、今、区はやっているわけですけれども、勉強会をこの間、合計で7回やっているということで、資金調達関連で3回、会社設立関連で4回やっているということなのですが、この勉強会というのはどういう人たちが参加してやっているのでしょうか。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 こちらの勉強会でございますが、第三セクターを立ち上げるために必要な資金調達のやり方ということで、銀行関係者の方からヒアリングを受けたりしていただいております。  また、会社設立につきましては第三セクターということで、大田区または関係する東急電鉄と勉強会をさせていただいているところでございます。 ◆荒尾 委員 先ほどの課長の説明で、執行率は91%ということで、これは基金への積立ということが大きいんですけれども、この整備主体の設置の予算というのを組んでいるわけで、1億8,000万円予算を組んでいますけれども、これがまた平成30年度も執行率ゼロという状況です。  こういう状況だと、また来年度も1億8,000万円、予算を立てるということになるのかなと思うんですけれども、2年連続で執行率ゼロとこの費用がなっているので、ある程度、期限だったり、ゴールできましたよとなった場合にはもうそれでOKなんだと思うんですけれども、そうならなかった場合にはある程度のめどつけておいたほうが、予算を組む上で必要だと思うんですけれども、その辺はどう考えていますか。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 協議の進捗状況がありますので、それを、いわゆる最後の終わりを決めるというのはなかなか難しいと考えてございます。 ◆荒尾 委員 額が結構大きいので、億を超えている額なので、それが、もう予算は組んだけれども整備主体ができなかったから、今回、今年もまた執行率ゼロでした。また次の年もとなってしまうと、こういう予算を立てても全く使えないということだとしたら、これがずっと続くとなると、区民は、何なんだと思ってしまうわけですよね。  だから、そこのところは、ある程度期限をつくるのは難しいとおっしゃっていましたけれども、区民が納得できるような形で事業を進めることだったり、あとは予算を組むことについても考えていただきたいと要望します。 ◆菅谷 委員 ちょっと決算と関係してお尋ねしますけれども、ここの20億213万6,569円、この主な内訳を教えていただきたいんですけど。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 平成30年度の決算概要説明書に記載されていると思いますので、そちらをご確認ください。 ◆菅谷 委員 今、持ってきているんです。  それで、この中を見ると、新空港線整備資金積立基金積立金、このうち決算額が、支出済額が20億173万7,008円と、それから新空港線整備積立設立の支出額が0円でした。予算計上は1億8,000万円ありますけどね。それで新空港線整備促進事業ということで、予算は50万円余ありますけども、決算額は、39万円余と。  これを計算すると、おっしゃったように、見ればわかると今おっしゃったので見てまいりました。  この額になっているんですけれども、この中で例えば担当者数12回とか、課長級5回とか部長級2回、計19回、これはどこに決算として入るのか、それぞれの金額を教えてもらいたいと思いまして、この説明にあたって。 ○犬伏 委員長 菅谷委員、決算につきましては、今後、決算特別委員会を設置した上で、詳細にわたって審査をいたしますので、今日はこの未来プランの内容についての質疑にしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◆菅谷 委員 これ、内容ではないですか。  決算のところでやれということなんですけど、では、わかりました。  執行率91.73%というところで、判定が2ですよね。この91.73%の執行率はどういったことで、計算上わかったら教えていただきたい。  100%にするにはここの整備主体、ここの1億8,000万円が使われれば100%ということなのですか。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 決算資料の282ページの14番、15番、16番を足していただきまして、そのうちの今言った15番、整備主体設立で1億8,000万円がゼロになってございます。
     また、16番の新空港線整備促進事業で、予算額が51万5,606円のうち、支出額が39万9,561円となってございますので、その不足分を足していただくと100%になるということでございます。 ◆菅谷 委員 では、プランということなので、あと、例えば執行率が91.7%ですごく高いなと思うんだけど、あとの例えば77ページ、この未来プランのほかの執行率80.89%だけれども、3の評価であったりAの評価だったりあるので、そういったところと執行率との関係のこの違いというところ、そこのところをどう事業の内容で図っていくのか、その辺をお願いいたします。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 今回の執行率91.73%になったのは、もともとの金額が20億円と大きいというところのうち、執行率、できなかったのが1億8,000万円ということでございますので、そこで10%欠けているというところでございます。  しかしながら、私どもの求めているのは、関係者協議の合意でございます。その合意ができていないということで、あくまでも進捗状況は2になっているということでございますので、執行率が高い低いではなくて、あくまでも進み具合を今回進捗状況で示させていただいたというところでございます。 ◆菅谷 委員 それぞれ、各常任委員会でもいろいろな文章のつくり方とか成り立ちは審議されたと思うんですけど、見ていてやはり、素人、私もなかなか読み取れなかった部分もありますし、これが区民に公開されたときにどんなふうに理解できるかなと思いますと、やはりもっと説明責任を果たすという意味で、丁寧に公表したほうがいいかなということを思いました。  意見です。 ◆野呂 委員 私もこの評価が、進捗状況が2で執行率91%というのは、決算というのは、そういった具体的な説明をきちんと押さえないと難しいなと。  例えば介護のところだと100%の執行率で、それで評価が進捗状況3とかあるわけなんですね。だから100%でも3なのかと思いますし、非常にこれは難しい。  ただ、今、課長が合意ができていないために2だと。つまり、せめて合意ができれば3にはなるということなんですね、きっと。  その合意に向けての感触といったら、こんなところで聞いていいのかな、その点について区はどう考えているのか。区の、ずっと勉強してきたとか、協議をしてきたということがずっと続いている、その執行状況についてはこういう2という評価の中で、その辺はどうお考えになっているのかお聞かせください。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 今回の第3回定例会の質問の中で、代表の質問の中でもありましたが、今、最終段階を迎えているというところでございます。  私どもとしましては、あと一息だと考えてございますので、しかしながらこの合意ができていないということで2にしていると、もうあと一歩だと考えてございます。 ◆高山 委員 今、答弁の中で代表質問とありましたけれども、うちの会派でも代表質問でも、私も一般質問でもこの新空港線は質問させていただきました。  あと少しで都との費用負担割合、決着できそうだというか、あと少しということで、ぜひとも、さっきの荒尾委員の話でも、進捗状況2とは何事だと、何度も何度も予算を繰り越さないで今年度中に整備主体を設立すべきだという発言だったと私は受け取りましたけれども、ぜひとも今年度中に整備主体を設立して、次のステップに進めるようにしっかりと引き続き取り組んでいただきたいと要望いたします。 ◆荒尾 委員 私は、この新空港線を整備主体、早くつくってくれということは一言も言っていませんので、それだけ申し上げておきます。  そういう立場で、さっきの質問をしていません。 ○犬伏 委員長 ほかによろしいですか。  未来プランについては以上で終結をいたします。  続いて、所管事務報告について一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎遠藤 公共交通企画担当課長 私からは4件ございます。報告させていただきます。  まず、エイトライナー促進協議会第26回理事会・総会についてご報告いたします。  資料番号10番をご覧ください。  7月16日の交通臨海部活性化特別委員会で報告させていただきましたが、今年度はエイトライナー促進協議会理事会・総会を開催せず、幹事会の議決が理事会・総会の議決とみなされることとなりました。  7月26日に幹事会が開催されまして、議案どおりに議決されました。その議決内容がこちらの報告内容でございます。  1ページ送っていただきますと、議案の内容についてご覧いただけます。  平成30年度の活動実績報告、歳入・歳出決算報告と、令和元年度事業計画、歳入・歳出予算でございます。  3ページほど送っていただきますと、平成30年度都区連絡検討報告及び今後の進め方についてのカラーの資料になってございます。  こちらの資料の内容としましては、今回パーソントリップ調査をもとに交通流動を詳細に分析いたしまして、区部環状公共交通の需要特性を把握いたしました。  具体的には、検討対象の9区の内々流動の分布、9区から都心への内外流動の分布、9区から後背地への内外流動の分布の三つに分けて、移動手段と移動目的について把握してございます。  この結果を受けまして、今年度は交通流動を分析して需要特性を把握いたします。  具体的には地域内容の拠点、既存施設や将来計画による物流変化の可能性も含めての拠点と、想定される結節駅に着目して交通流動の分析を行って、需要特性を把握してまいります。  エイトライナー促進協議会第26回理事会・総会についての報告は以上でございます。  続きまして、京急蒲田駅のホームドア運用開始についてでございます。  資料番号11番をご覧ください。  今年の6月から工事を行っておりました京急蒲田駅の本線ホーム側3番、6番線ホームのホームドア設置工事が完了し、8月9日から使用を開始してございます。  今後、普通列車の停車する2番線、5番線ホームへは今年度中に固定柵を設置する予定とのことです。  空港線側の1番、4番線ホームについては、4月21日に既に使用を開始してございます。  参考資料といたしまして、現時点の区内駅のバリアフリー化の状況の一覧を添付いたしましたので、後ほどご覧ください。  京急蒲田駅のホームドア使用開始については以上でございます。  続きまして、JR大森駅のホームドア使用開始についてご報告いたします。  資料番号12番をご覧ください。  大森駅につきましては、昨年度から設置工事を行っておりましたが、9月23日、来週月曜日から使用を開始いたします。  なお、同じく区が工事を行っていますJR蒲田駅につきましては、今年の11月ごろの使用開始予定と聞いてございます。  JR大森駅のホームドアの使用開始については以上でございます。  続きまして、京急空港線の新たな企画乗車券について報告をいたします。  資料番号13番をご覧ください。  京急電鉄から空港線利用者向けの新たな企画乗車券、羽田みらいきっぷを10月1日から発売するというものでございます。  こちらの資料の左下にございますとおり、この切符の対象区間は、京急空港線の天空橋駅、穴守稲荷駅、大鳥居駅、糀谷駅から都営線、京成線、北総線に乗り継ぐ各駅間の双方向が対象となります。  1ページおめくりいただきたいと思います。  この切符の詳細でございます。  乗車券の内容については、ただいまお話をしました四つの駅と、都営浅草線、三田線、新宿線、大江戸線各駅、京成線各駅、北総線各駅間の双方向に有効な片道割引乗車券でございます。  発売駅は、京急線の糀谷、大鳥居、穴守稲荷、天空橋の4駅のみでございます。  有効期間は、発行日から3か月のうち任意の1日でございます。  発売額については、この下の表のとおりでございます。  仕様としては、紙の切符となります。裏が磁気の切符ではございません。紙の切符でございます。  その他については、紙券のため、利用するときは係員のいる改札を利用するということでございます。  この企画乗車券が発売される背景をご説明いたします。  こちらの右のページをご覧いただきたいと思います。  10月1日以降の空港線に係る運賃についてでございます。  二つの要素がございまして、まず一つは、加算運賃についてでございます。  空港線については、平成10年から徴収されている加算運賃が、10月1日から、170円から120円引き下げられて50円になります。  もう一つの要素といたしまして、空港連絡特殊割引でございます。こちらは下の表をご覧ください。この割引はこれまでもあったものでございます。  こちらは羽田空港と都営線及びその先、成田空港と羽田空港間、京急線各駅と成田空港間、それぞれを乗り継ぐ場合の運賃を割り引くものでございます。  割引額についてはこの下の表でございまして、羽田空港国内線ターミナル、国際線ターミナルから都営線各駅相互間、都営線経由で他社線まで乗車する場合は大人が60円割引、子どもは30円でございます。  羽田空港の駅と成田空港の駅、相互間を利用する場合は、大人が90円の割引。  京急線各駅から成田空港については、60円の割引でございます。  こちらについて、定期では割り引くものではございません。  次ページをご覧いただきたいと思います。  この二つの要素のうち、空港連絡特殊割引で割り引いていた区間について、10月1日から、この一つ目の加算運賃引き下げの要素が加わり、さらに下がることになります。この結果、空港線の一部の駅から都営線方面へ乗り継ぐ場合、距離の長い区間が距離の短い区間よりも運賃が安くなる事象が発生いたします。  具体的にこの例を①、②で書いてございます。  都営浅草線の日本橋駅まで行く場合の例でございます。  ①ですが、空港線の四つの駅から日本橋まで行く場合、適用運賃は10月1日以降、470円になります。  ②ですけれども、羽田空港国際線ターミナルから日本橋駅まで行きますと、ここに空港連絡特殊割引の60円が適用されますので460円となりまして、1駅長い区間乗っているのにもかかわらず、10円安くなるというものでございます。  これまでは加算運賃が170円加わっていたのでこのような事象は起きておりませんでした。今回の羽田みらいきっぷを利用することで、この日本橋までは450円となるということで、1の区間を20円安く利用できて、お得にご利用できるという切符でございます。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 私から1点ご報告がございます。  まちづくり推進部、資料ナンバー14番をご覧ください。  こちらは、鉄道とまちづくりに関する講演会の開催のご案内でございます。  日時は、令和元年12月19日、15時からでございます。  場所は、大田区民ホールアプリコ地下1階展示室でございます。  講演者は、日本大学特任教授であり、今回の交通政策審議会答申第198号の策定メンバーでもありました岸井教授にご講演をいただくこととなってございます。  詳細の経歴については、資料の講師紹介のところをご覧ください。  主催は、今回は大田区で行います。共催に、大田区新空港線「蒲蒲線」整備促進区民協議会で行わせていただきます。  区民促進協議会は、平成28年度開催後、約3年間開催しておりませんでした。この3年間の間、都と区の間で協議を重ねてきましたが、ご報告できる進展状況がなかったため、開催しておりませんでした。  しかしながら現在、都区の協議も最終段階となり、新空港線の実現が見えてきた今、標記の題でご講演をいただき、区民の皆様の機運醸成を図りたいと考え開催するものでございます。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 私からは、まちづくり推進部資料番号15番、舟運定期航路化に向けたプレ運航イベント開催について報告いたします。  1の目的をご覧ください。  平成28年度から平成30年度までの社会実験を踏まえて、民間事業者による舟運の定期航路の実現に向けて取り組んでいます。令和元年度の定期航路を目指していることから、定期航路を周知し、機運を盛り上げ、利用定着に向けてプレ運航イベントをOTAふれあいフェスタにあわせて実施いたします。  2のプレ運航イベント実施概要をご覧ください。  日程は11月2日、3日。定員は各便26名。料金は1,000円。小学生は500円、未就学児は無料としております。  運航ダイヤは2日が6便、3日が5便で行いたいと考えております。  事業者は、株式会社東京湾クルージングが行います。  予約は東京舟旅という舟運の専門サイトや大田区のホームページに掲載し、東京舟旅という専門サイトで10月1日から予約を開始する予定でいます。  周知活動は、事業者がビラを作成し、フェスタ会場で配布いたします。  次に、右上をご覧ください。イベントでの運航ルートです。  大森ふるさとの浜辺公園船着場を出発し、京浜島を周回し、羽田空港を間近に見ることができるコースとなっています。  最終便の第5便目につきましては、利用者のニーズを把握する必要から、都心方面へのコース設定としています。  3の今後の展開です。右側下をご覧ください。  令和元年度は、民間事業者による定期航路化に向けた許可取得、定期航路化を予定しております。  令和2年度は、舟運の利用定着、利用促進に向けて民間事業者と連携して検討していく予定でいます。  定期航路化された際のコース案は、右側の表のとおりとなっております。
    谷田川 都市基盤計画調整担当課長 私のほうからは都市基盤整備部資料番号7番から10番の計4件のご報告がございます。  まず、資料番号7番、秋の大田区クリーンキャンペーンの実施についてのご報告です。  事業概要でございますが、駅前放置自転車防止及び喫煙マナーの向上を図るために、区内の各駅で啓発活動を実施し、安全で清潔な美しいまちを目指すものでございます。  キャンペーンの期間は10月22日から11月21日までの1か月です。駅前にのぼり旗や横断幕を設置するほか、ティッシュを自転車利用者、歩行者に配布しまして、地域、事業者とともに、安全で清潔なまちづくりを呼びかけ、区民の意識の向上につなげてまいります。  日程につきましては、10月24日の長原駅と下丸子駅を皮切りに、30日の蒲田駅まで区内7駅を実施いたします。  なお、この7駅のほか、11月には環境清掃部が喫煙マナーのキャンペーンを実施予定ですが、詳細な日程等は未定となってございます。  今後も、安全で美しく快適な地区環境の形成を目指し、啓発活動を継続してまいります。  次に、資料番号8番、令和元年度大田区交通安全のあらましについてのご報告です。  ページ数も多いので、要所を抜粋し、ご説明させていただきます。  まず、ページを2ページめくっていただきまして、目次です。大きく第1から第4の構成立てとなってございまして、第1は交通事故の発生状況、全国や東京都23区、そして大田区の交通事故の状況でございます。  1ページ目をご覧ください。  平成30年度の交通事故の発生状況の概況でございますが、全国の交通事故発生件数、負傷者数はいずれも減少し、14年連続の減少。一方、東京都内におきましては、発生件数、死者数、負傷者数のいずれも減少。大田区での発生件数は1,445件と、前年に対し97件増加、負傷者数は1,628人と、同様に122人増加。そして死者数は10人と、前年に対し7人の増加となりました。  特に、発生件数及び死傷者は平成16年以降、毎年、減少してございましたが、今回2年連続の増加ということです。  7ページをご覧ください。  大田区の交通事故における年齢層別死者数でございますが、働き世代の30代から50代につきましては、全体の約半数近くを占めているところでございます。  11ページをご覧ください。  事故の当事者から見た事故でございますが、普通自動車に関連する事故の件数が一番多いというところでございます。  14ページをご覧ください。  自転車事故の推移でございますが、今年度は自転車事故の件数が600件ということで、事故関与率は41.5%ということになってございます。  17ページ以降につきましては、交通安全の対策における各施策でございます。  次に、資料番号9番でございます。  こちらも重複するところがございますので、抜粋してご説明させていただきます。  平成28年から32年(2020年)までの第10次大田区交通安全計画を具現化したものでございまして、ページの左下でございますが、子どもの事故につきましては、死者数は27年から4年連続で0人を継続しているところでございます。  資料の右上でございます。一方、高齢者でございますが、29年比で95件増加しまして571件、死者数は0人から5人に増加ということでございます。  右下でございます。施策の概要でございます。  施策の概要、今年度は自転車の走行環境整備を継続します。また、自転車の盗難の防止に向けた取り組み、そして今、東京都が行ってございます自転車安全利用の指導員の実施をしているところでございます。  続きまして、資料番号最後でございます。10番、第2回大田区自転車活用推進委員会についてのご報告です。  資料左上、1としまして、第2回委員会の次第のとおり、先月8月2日に開催し、報告2件、議事3件について議論をいたしました。当資料につきましては、委員会資料の主な内容を抜粋したものとなってございます。  報告1につきましては、第1回のまとめ、そして第2回の協議につきまして、計画策定に向けた体系などを整理いたしました。  報告2では、現行の自転車利用総合計画で取り組んだ内容のほか、課題と対応策について報告しました。  次のページをご覧ください。  議事1としまして、計画策定段階からのプロセスでは、令和2年度の計画の策定を目指す中で、現在の駐車対策協議会との整合性や、区民や企業者との連携を図り、参加型の施策を検討としています。そして、計画策定後に記載される事柄の評価、目標を設定するものとしました。  続いて、次のページ、議事2、活用の基本方針と具体的な取り組みの検討においては、交通不便地域や臨海部へのアクセスなど公共交通を補う手段としまして、蒲田、大森、羽田の交通拠点から各地域への観光資源をめぐる手段として、そして健康づくりやサイクリングを楽しむツールなど様々な活用施策の方向性を議論しました。  その右のページ、議事3、自転車のアンケート調査の再設定は、第1回委員会で委員からのご指摘を踏まえましてアンケート内容を修正し、8月28日から9月10日まで無作為抽出で3,000通を配布いたしました。速報で、現在のところ806通、26.8%の回収率でございました。今後は貴重なアンケートの内容も参考にしてまいります。  最後のページでございます。委員の主な意見につきましては、左上の項目の2、中段から少し上でございますが、計画策定段階からの区民の参加型のプロセスにつきましては、⑤としまして、観光地への回遊について何を見てもらいたいかの検討を進め、アイデア出しをした上でのルートの検討等が必要というご意見ございました。  また、⑦におきましては、区で実施予定の健康ポイント事業と連携することで、自転車活用モニタリングにもつながるという意見がございました。  項目3、その下でございますが、活用の基本方針と具体的な取り組みの検討については、⑩としまして、空港臨海部の計画と連携して情報の共有が進められるとよいなど、様々な意見を頂戴しました。  そして次回、第3回目の委員会に向けまして、区民参加型の先行施策や具体的な施策の体系など、幅広く議論を深めてまいります。 ◎柞木 地域基盤整備第一課長 私からは、資料番号11番、(仮称)馬込坂下自転車等駐車場の開設についてご説明いたします。  まず、都営浅草線西馬込駅周辺の状況についてでございますが、現在この西馬込駅周辺部においては人口が増加しており、これに伴い自転車利用者も増加しております。  しかしながら、この西馬込駅周辺には区営西馬込駅前自転車駐車場が1か所のみ開設している状況でございます。そのため、現在での収容台数は約1,000台の需要に対し、505台となっているところから、大幅に不足している状況となっております。  こうした状況を受け、ここ数年におきましては新たな自転車駐車場の建設を求める要望メールが数多く寄せられているとともに、昨年度におきましては二度にわたり陳情が提出され、当委員会においてもご審議をいただいたところでございます。  この間、区といたしましては、自転車駐車場の建設地として民間用地を懸命に探し続けておりましたが、新規用地の確保という目標には長きにわたり至りませんでした。  そこで、昨年度からは自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律第5条2項の規定に基づき、それを根拠に公共交通事業者である東京都交通局に対し、適地の借用を要求し、そのための協議、交渉を本格的に重ねてまいりました。その結果、東京都交通局が所有している地下鉄通風口の用地の一部を、狭小ではありますが借用することで協議、調整がまとまったため、新たな自転車駐車場を設置させていただく運びとなりました。  資料の2、借用する土地の概要をご覧ください。  所在地は大田区西馬込一丁目19番先に位置する国道1号線馬込坂下歩道橋に隣接する場所でございます。都営浅草線西馬込駅からは約250メートルに位置し、徒歩約3分圏内。用地面積は26平方メートル規模となります。資料で赤く塗られている箇所でございます。  続いて、3、自転車駐車場の概要についてをご覧ください。  当施設の開設は、令和2年1月6日を予定しております。収容台数は15台。現在の自転車情勢に照らして、子育て世代が中心になっている利用台数の増加している電動自転車など大型化した自転車にも対応すべく、スライドラックを11台設置し、限られたスペースを最大限に生かしたレイアウトとしております。  また、利用料金につきましては、既存の西馬込駅前自転車駐車場と同じく、1日当たり100円の設定で始めてまいります。  このたび開設する自転車駐車場は、既存の西馬込駅前自転車駐車場の供用台数の不足を補完する意味合いが強い施設となりますため、区民の皆様に対し公平性を期すことから、15台の利用形態は全て一時利用としております。  区といたしましては、このたびの新規自転車駐車場の設置にとどまらず、今後も区民の皆様の需要に応えるべく、さらなる自転車駐車場の用地確保に向けて、引き続き粘り強い姿勢で取り組んでまいる所存でございます。 ○犬伏 委員長 それでは、委員の皆様、まずは、まちづくり推進部からの報告に対する質疑をお願いいたします。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、続きまして、都市基盤整備部からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 資料11番の西馬込駅の駐輪場についてなんですけれども、この間、東京都の交通局と交渉をして土地の確保ができたということで、15台分の駐輪場が設置されたということなんですけれども、この間いろいろな、複数回、多分交渉したと思うんですけれども、大体どのぐらい、何回ぐらいこの間交渉をしたのでしょうか。 ◎柞木 地域基盤整備第一課長 おおよそとなりますけれども、20回程度にわたると記憶しております。 ◆荒尾 委員 大変な労力があったと。本当に、そうした中でようやく駐輪場ができたということなんですけれども、収容台数が、この駐輪場ができたことで505台から520台になって、約1,000台の需要に対してはまだ480足りないという状況になっていますけれども、今後もこの交渉というのは続いていくとは思うのですが、その他の場所とかについては見通しというのは立っているのでしょうか。 ◎柞木 地域基盤整備第一課長 現在におきましては、明確なお答えはいただいておりません。  しかしながら、東京都の所管課長と協議を重ねている内容につきましては、今回お話しをさせていただきました馬込駅から西馬込駅の間のみならず、こちらの駅の利用者におきましては、上池台、それから池上など、西馬込駅から川崎方面におかれる利用者なども多いので、そちらのほうの用地のお願いを今強く重ねておりまして、それについての回答を待つとともに、こちらもただ待っているだけではなくて、定期的に月一度のペースで電話なり、お会いしたりするなどの打ち合わせを現在も重ねているところでございます。 ◆荒尾 委員 今回設置された場所というのが駅から250メートル離れているところで、徒歩では3分圏内ということなんですけれども、駐輪場の設置場所としてあまりにも離れ過ぎているとどうなのかというのもあると思うんですけれども、区として大体範囲どのぐらいまでという、駅から何メートルまでという考えはあると思うんですけれども、大体どのぐらいまでというのを考えて検討しているのでしょうか。 ◎柞木 地域基盤整備第一課長 およそ300メートル圏内ということで考えております。  これにつきましては、どの駅周辺でもございましても、やはりそれ以上離れてしまうとなかなか設置した意味がなくなってしまうというお声もいただいておりますので、これまでの長い経験値のもとではございますけれども、300メートルを超えないという中で設置の判断ということを基準と考えております。 ◆荒尾 委員 そうしますと、今回は馬込坂下ということで、第二京浜沿いの大きい道路沿いの場所ですけれども、駐輪場を設置する場所としては、こういう大きい道路沿いが理想的なのか、それとももっと中に入っていてもいいと考えているのか、どう考えているのでしょうか。 ◎柞木 地域基盤整備第一課長 現在の西馬込駅周辺の状況から考えますと、大きな道路にかかわらず、とにかくそれに適した用地があれば、たとえそれが小さい用地であっても、こつこつと建設を考えていきたいと考えております。 ◆荒尾 委員 利用者の皆さんからの要望も強くありますので、大変ご苦労なさっているとは思うんですけれども、引き続き東京都交通局との協議も今やっているということなので、引き続き住民の皆さんの要望でもありますこの駐輪場の設置、1,000台をカバーできるまで大変だとは思うんですけれども、ぜひともご努力いただいて、区民の皆さんの要望に応えられるようにしていただきたいと思っております。 ◆野呂 委員 本当にお疲れさまだと思うんですね。この鉄道を利用する方たちのために大田区がここまで頑張って、それでも15台ようやく確保というのは大変なことだと思うんですけど、ここの月極の抽せん、何か非常に倍率が高いとお聞きしているんですけど、どのくらい、4倍とか超えているんですかね。 ◎柞木 地域基盤整備第一課長 直近の平成31年度4月の期首のときですけれども、そのときの倍率が4.62倍でございます。  ちなみに、過去にさかのぼってみても、おおむね4倍前後という流れが続いている状況でございます。 ◆野呂 委員 4.62倍というのは大変なことで、そうしたら抽せんから漏れた方で8時には埋まっている状況だとお聞きしているので、皆さん競って我先にと1日利用のところを活用しないといけないと思って必死だと思うんですけど、それからあぶれた方は自転車をどこに置かれるのかなと心配になりました。  あと、ちょっと離れているんですけど、馬込駅の松原橋のところが結構そんなに、ここほど混雑していないみたいに聞くんですけども、大分離れているので大変ですけど、そちらに案内する方もいらっしゃると聞いたことがあるんですけど、そこも埋まっているんですか。 ◎柞木 地域基盤整備第一課長 収容率からすれば、ほぼ今100%ということで、決してあまっている状況ではないです。  ただ、現在の西馬込駅前の自転車駐車場のご案内としては、そのすぐ近くとなると1駅離れた馬込駅までございませんので、申しわけございませんがそちらの場所もご確認くださいというアナウンスをせざるを得ないという状況でございました。 ◆野呂 委員 これからも本当に大変だと思うんですけども、もっと東京都が用地も含めて検討してくださるように、何か議会としても後押ししてあげないといけないほど大変なのかなと思って、頑張ってほしいと思います。 ○犬伏 委員長 要望でよろしいですね。  ほかにありますか。 ◆菅谷 委員 この資料8番、交通安全のあらましで、先ほど議案のときに、都市基盤整備ということでよろしいでしょうか。  いろいろな意見、保険のこととか言われていたので、ちょっと聞きたいことは、先ほど30代から50代が、7ページのところで、半数を占めるというお話とか、前のページを見ますと、月別で3月とか忙しい時期、7月とか10月、時間とすると朝の8時から10時、10時から12時ぐらいも多いですね。それから午後4時ぐらいまでが多いという感じなのかなと思うんですけど、こういう30代から50代が半数を占めるというところでは何か特徴的なものとかあるんですか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 やはり働き世代の通勤、通学の方が事故に遭っている可能性が非常に高いということで、区としましても社会人向けの啓発というのも今進めているところでございます。 ◆菅谷 委員 働き盛りですし、家族を支えたりとか、いろいろ一番中心部分かなと思うんですけど、本当に負傷して大変な思いをされているのは。これは自転車とかそちらが多いんですか。それとも急いでいて、交通法を無視して渡ったりとか、そういったところで、傾向はどうなのでしょうか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 15ページの下にもございますが、自転車が第一当事者、つまり第一当事者というのは過失が重いか、または違反が同程度にあっては被害がより小さいほうの当事者ですけども、そちらについてはやはり自転車が21%を占めるということで、自転車事故につきましては、自転車が歩行者、あるいは自転車に追突するというのが非常に多いという傾向が出ています。  詳細につきましては、なかなか分析はこれからもしていかなければいけないのですけども、すみません、この程度しかわかりません。 ◆菅谷 委員 いろいろな計画をつくったり、そして、検討委員会とかやっていらっしゃると思うんですけど、本当に交通事故が減るように、何とか対策とやはり普及啓発。  先日、私も地元の中学校の、足立区で家族を亡くした方のお話を聞くという、そういった教室にも参加してきましたけれども、やはり人の命を大事にするという、そういう啓発とともに、教育と全体を見通してお願いしたいと思います。 ◆荒尾 委員 また資料11番の西馬込の自転車のところで1点。  今回、この新しい駐輪場が全部一時利用ということですけども、定期利用でも使えるようにという要望が、もしかしたら今後あると思うんですけども、そうなった場合、ある程度の規模だったり、大きなものにする必要があるのかなと思うんですけれども。  そうした要望とかが出てきた場合には、今も用地の確保とかで東京都と交渉しているとは思うんですけれども、そうした場合にはどういう対応を検討するのでしょうか。 ◎柞木 地域基盤整備第一課長 現在ございます505台の自転車駐車場につきましては、内訳が、定期利用が260台、一時利用が245台という内訳でございます。  先ほどご説明の中でも申し上げましたが、今後もそうですけれども、増設をしていく自転車駐車場につきましては、定期利用という部分も検討はいたしましたが、やはりそうなりますと、1年間利用できる方、利用できない方ということで、全く機会というものを失ってしまうというところは、私どもとしてはあまりいい選択ではないと理解しております。  これは、実は、調布地区で自転車駐車場が全般的に不足しているわけですけれども、そういったところの経験値からしても、あまりそれは区民の皆様からはいいお声をいただいていないという教訓が、もう大分、過去にございます。  そういったところを考えますと、大森地区で一番課題となっている西馬込につきましても同様の状態でございますので、やはり早くお越しになるという部分はまことに申しわけないところではございますけれども、機会の均等を保つという意味では、今後も一時利用を継続していくことが妥当だと理解しております。 ◆高山 委員 西馬込の駐輪場の件なんですけれども、たしか今年の1定でも陳情が出てきて、そうやってみんながつくってほしいと言っているところで、小さいながら、やっとこうやって見つけてくれて、ここが今度、開設になりますという説明をしていただいたので、また、これ小さくてどうとか、定期利用になったらどうとか、陳情のときにもちゃんと議論をしていることなので、そういうところをしっかりと振り返って見ていただいてから質問していただきたいと思います。  本当、区では問題意識を持って、いろいろなところを少しでも、小さいところでも、大きいところでも、何か自転車を置けるところがないかということで常に探していただいているという中で今回、こうやって1か所開設しますという報告をいただいているわけなので、これは本当にありがたいことだと思いますし、引き続き探して、開設に向けて取り組んでいただきたいと思います。 ◎久保 都市基盤整備部長 西馬込の自転車駐車場につきましては、抽選倍率が高いことから、今後も駐輪場確保に向けまして、適切な用地の確保に関しまして今後も努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○犬伏 委員長 よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 では、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会は10月16日、水曜日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。
     以上で交通臨海部活性化特別委員会を閉会いたします。                午前11時38分閉会...