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  1. 大田区議会 2019-09-18
    令和 1年 9月  まちづくり環境委員会-09月18日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 1年 9月  まちづくり環境委員会-09月18日-01号令和 1年 9月  まちづくり環境委員会 令和元年9月18日                午前10時00分開会 ○高山 委員長 ただいまから、まちづくり環境委員会を開会いたします。  本日は、付託議案の討論及び採決を行い、その後、補正予算、未来プラン進捗状況報告について説明及び質疑を行います。  続いて、昨日報告のあった所管事務報告について質疑を行いたいと思いますので、委員並びに理事者の皆様のご協力をお願いいたします。  これから本委員会に付託されました4件の議案の審査を行います。  まず、第85号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  昨日の保留答弁について、理事者から答弁願います。 ◎石井 公園施設担当課長 昨日、第85号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部改正についてをご説明させていただきましたが、質疑の中で答弁を保留させていただいた内容がございましたので、初めにご説明をさせていただきます。  使用料算定についてでございますが、建設費用と維持管理費用をもとに、同種の施設との均衡も図りながら、利用者にも適正な負担をいただくよう算定したものですと答弁をさせていただいておりましたが、この建設費用等の内容、算定内容につきまして改めてご説明をさせていただきます。  現在、全庁的に統一された使用料算定の考え方があり、森ケ崎公園サッカー場についてはこの考え方に基づき使用料を算定いたしました。項目ごとに経費を計上し、施設管理として委託料を、減価償却費として建設費用及び維持管理費用として、利用者が直接便益を受ける人工芝、防球ネット観客席設置工事費等を計上し、使用料の算定基礎としております。それぞれ算出した経費を現時点で想定される利用時間数で割り、1時間当たりの実経費を算定しております。  施設の選択制と公共性を考慮し、利用者負担割合は50%としております。算定した使用料に0.5を掛けたものが今回条例で提案させていただいております1時間当たり4,000円の使用料となってございます。  同種の施設でございますが、江東区の新砂運動場は東京都下水道局砂水再生センターに設置されており、森ケ崎公園との類似性がございます。サッカー場日本サッカー協会公式コートの広さであり、全天候型人工芝で整備していることもほぼ同様の仕様となっております。平成29年8月に設置されていると聞いております。  使用料が異なっておりますが、森ケ崎公園の施工の条件、使用料の算定基礎として計上しております観客席の工事の規模などが影響していると考えられます。また、区内団体と区外団体との使用料の差の有無、ナイター施設の運用の考え方などの違いも考えられます。  大田スタジアムについてでございますが、平成30年9月の地域産業委員会での所管部の答弁及び所管部からのヒアリングの結果、森ケ崎公園サッカー場と同等の考え方で使用料を算出したところ、改修前の使用料と比べ大幅な増額となることから、平成27年に行政施設の使用料を全庁的に見直した際にとられた激変緩和措置として、額改定は25%を上限とするとしていたことを引き合いに、現行6,000円を7,500円に改定したとの情報を得ております。  大田スタジアムは同種の施設の改修であり、森ケ崎公園サッカー場は土の運動場を改修し、仕様が大幅に異なるサッカー場を新設していることから、使用料も新規設定としている点で使用料の差が生じていると考えられます。 ◎大田 基盤工事担当課長 昨日の照明施設の設置の答弁につきまして、訂正をさせていただきます。  1、下水道局施設との関係を詳細に確認したところ、協定の関係上、夜間閉鎖の公園となっているため、下水道局との協議課題があります。
     2、当該公園は住宅地に近接しており、夜間の運営には地元住民との合意などの課題があります。  3、下水道施設の構造から大規模な施設工事が必要となります。  以上により、照明施設の設置は困難となっております。 ○高山 委員長 委員の皆様、よろしいでしょうか。  質疑があればお願いします。 ◆馬橋 委員 昨日いろいろと質疑をさせていただいて、今日、保留答弁という形で改めていろいろお調べいただいて、本当にありがとうございます。  照明の件は、今は置いておいて、江東区のほうもお調べいただいてということですけれど、私としては昨日冒頭に申し上げたように、もともとこの計画では森ケ崎の運動場をサッカー場に改修する際に、横に、芝生だったエリアを少年用のサッカーコートとしてフットサル場3面、くっつければ少年用サッカーコート1面という形で、追加で整備をしていただいた部分に関しては本当に感謝をしております。  ただ、昨日も言ったように、今の算定基準で25%以内の上限で大田スタジアムはやられたということで、森ケ崎に関しては施設としては運動場がサッカー場にかわったという部分で、新設という考え方だというお話ですけれど、やっている内容としてはそんなに大きくは変わらないというか、当然クオリティーはものすごく上がっていると思います。  そういう中で、今まで使用料が700円台だったものが、時間4,000円に上がるということで、割合でいえば600%くらい上がるんですよね。だからその辺が地域でこれまでここを使ってきた区民の方々からすると、やはり激変という部分は否めないのかなと正直思っています。  もう一つ、今日聞きたかったのが、今まで運動場だったときに、サッカーだけではなくてラグビーとかも使っていたと思うのですけれど、今後はどういう形で使用するのか、サッカー場に変わったことによってサッカーのみの仕様に変わるのですか。 ◎石井 公園施設担当課長 基本的には今回サッカー場ということで整備しておりますので、まず、サッカーの使用を優先という形になるかと思います。 ◆馬橋 委員 昨日ご答弁いただいた内容で、一つ今日聞こうと思ったのが、うぐいすネットに載せて貸し出しをされると思うのですけれど、この間サッカー場ができると、河川敷も含めてですけれど、大田区のサッカー協会にある程度投げてというか、サッカー協会がやっている、例えば区長杯とかいろいろな大会があって、割と週末は少年利用用に確保をしてもらうというケースがあったと思うのですけれど、今回ここに関しては基本的には全部うぐいすネットに載せるという形ですか。 ◎石井 公園施設担当課長 委員ご指摘のとおり、基本的にはうぐいすネットで運用させていただくことになります。 ◆野呂 委員 昨日の質問に対していろいろ調査をしてくださって、ご答弁いただいたのですけれども、スタジアム使用料設定の経過も所管に問い合わせたかと思うのですけれども、改修費を乗せると大変高い使用料となるために25%の激変緩和ということで7,500円に抑えた。  ちょうど平成28年議会に大田区の施設の使用料を17年ぶりに改定しましょうということで、全庁的に計上したときに、やはり統一したお考えをきちんと示してくださったんですよね。そして引き上げるもの、あるいはあまりにも多く使用料を取り過ぎていたために引き下げた施設など、様々ございました。  私は、受益者負担という考えには、若干考えたのですけれども、明確な指針だったので、それでも賛成をいたしました。  今回、スタジアムについては激変緩和措置をとって、サッカー場は新設というお考えでやられたということですけれども、それはこれまでもあそこを使っていたわけですから、人工芝ではなかったかもしれないけれども、区民には理解いただけるのかなということを私は思いました。  あと、あの当時の考えとして、一時的な経費で大規模改修工事費工事請負費維持管理費の対象外として積算したのですよね。そして使用料を算定したのです。そこまで明確に区は示して、そして区民の理解を得る。引き上げるということは多くの区民の反対の声もあるので、だけどきちんと区の方針はこうですよということを示して、議会にも示して使用料の設定をしたんです。  だから、それでは賛成しようと思って私は賛成しましたけれども、何か今回の新設というお考えの中で、私には素直にすとんと落ちるような聞こえ方はしないなという感じと、1時間750円だったものが、4,000円ということの基本的な使用料金が示されたときの区民の驚きというのでしょうか、ここまでしなくてはいけないのかという。  税金をどう使うかということも含めて、あのとき対象外にした体育館や、それから大森スポーツセンターや、それからスタジアムも含めて、あと公園の運動場等も含めて、あのときの使用料の改定には入れませんでしたけれども、今、全庁的な考えがあるとおっしゃいましたけれども、それでいけば、どんどん今回の基準をもとに一層高くなってしまうという懸念は消えないなということを、今聞いて感じました。  一つだけ、新設というお考えで本当によろしいのでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 今まで運動場という形で使っていたもので、今回公式のサッカーコートとして整備するというところでは新設という考え方をしております。 ◎大田 基盤工事担当課長 工事の中身から説明をさせていただきますけれども、今回日本サッカー協会の公認のレベルの人工芝をはったサッカー場を採用しておりまして、かつ素材についても遮熱性のものを採用しまして、熱を低減するもの、それから透水性もすぐれて雨の後もすぐ回復してプレーができる、そういうところも考えた上でのサッカー場施設の建設でございますので、新設として考えております。 ◆野呂 委員 品川でも全面人工芝で同様の施設がありますけれど、やはり2時間で4,000円でしたか、そういう施設がありますけれども、今23区の中でどんどんそういったものが増えている。  今回、私たちに議案を提示したときに、森ケ崎公園の運動場を新設ということではなくて、改修するということでご説明がありましたし、その点はやはりもう少し、これから様々な施設の使用料の見直しを、区は4年に1回行っていくということを平成28年に示していましたから、その都度行われるかと思うのですけれども、やはりきちんと説明の根拠として示せる統一的なものをもう一度吟味していただければなと私は感じました。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 先ほどの馬橋委員のご質問に補足してご説明させていただきます。  こちらのフットサル場につきまして、少年サッカー場として全面で、特に休日は使用してございます。  その中で、サッカー協会ラグビーフットボール協会とで時間を分け合って、少年のラグビーもこちらの少年サッカー場で行っております。  あと、こちらの新しくなるサッカー場でございますけれども、こちらは公式のサッカー場として整備いたしますが、半面ずつ、少年サッカー場2面としても使用できるような形態で整備してございます。  ですので、大きな大会等で少年サッカー場3面として合わせて使用することもできますので、区の少年サッカー大会等少年サッカー場3面として利用する場合も想定してございます。 ◆馬橋 委員 いいことだと思うのですけれども、後で討論でも言おうと思っていたのですけれど、昭和島二丁目公園にフットサル場を3面整備していただいて、そこも今、少年利用という形で週末おさえさせてもらって、多分やっていると思いますけれど、平日の、あそこも要は1面4,000円で、3面大人が使おうとすると1万2,000円かかるんですよね。  昨日もちょっと申し上げたのですが、サッカーの場合は1時間では終わらないので、当然2時間借りるとなると2万4,000円という形で。  前に別の案件で利用率を教えていただいたときに、平日、日中夜間も含めて10%台くらいの利用率だった記憶があるんです。週末とかは全然別ですけれど、また夜間もちょっと高かったりするのですけれど、というのを考えると今回の森ケ崎が今後運用していく中で、どういった形になるのかはあれですが、利用率に応じて区民の方に使ってもらわないと意味がないので、使用料の算定については随時、柔軟に対応をしてもらえるのかどうかというところがすごく気になっています。  これ、討論にしようと思ったのですけれど、もしお答えいただけるのであればそこを。昨日、深川委員もおしゃっていましたけれど、これで決まりということではなくて、柔軟にご対応をいただけるという考え方でよろしいのでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 柔軟にといいますか、改定をするとか、しないとかということではなく、適正な形での検討はさせていただきたいと思っております。 ◆馬橋 委員 私もいろいろな方から、今回この件に関しても、ヒアリングを区民の方にさせていただいて、どこまで真実かというのはあれですけれど、要はこのサッカー場に関しても基本的に日曜日は協会で少年利用も含めておさえるという話は聞いています。土曜日に関しても、学校開放以外の土曜日は協会で使うと。そうすると、基本的に一般の利用は平日しかないんですね。ここ夜間ないので、平日と月に2回の土曜という形になると、非常に利用としても限られてくるのかなと私は考えていまして、その中でさらに利用料が高いという形になると、余計に使用も低くなってくるのかなと。  せっかく2億幾らかけてやっていただいても、やはり大田区民が使えなかったらあまり意味がないし、かつ、昨日も言ったのですけれど、バスが入れて国際規格のピッチでロングパイルの人工芝になっていて、客席もあって、すごいみるスポーツができるかというと、プロスポーツがそこに入ってこられるような環境にもなっていないということで、区民の方に使ってもらうのであれば、そこまで質を上げて利用料をめちゃめちゃ高くしなくてもよかったのかなと正直思ってしまうんですよね、ありがたいのですけれど。  だからその辺を、これは討論で言おうと思っていたのですけれど、利用料に関しては利用率に応じて考えてほしいなと思っています。  すみません、ちょっと討論のようになってしまいましたけれど。 ○高山 委員長 いろいろご意見あると思いますけれども、ご意見は後ほど皆さん討論の中でお願いをするとして、今の保留の答弁に対する質疑はいかがですか。もうよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では、以上で理事者からの保留答弁を終わります。  その他の質疑は前回行っておりますのでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 本案につきましては、修正案が福井委員から大田区議会会議規則第71条に基づき提出され、皆様には既に配付させていただきました。  この際、修正案もあわせて議題といたします。  提出者の説明を求めます。 ◆福井 委員 第85号議案の修正案を提出させていただきました。  質疑等を含めて、やはり利用料の問題が大きな課題になっていると考えてこの案を提出しています。  具体的には利用料1回1時間以内、平日2,000円、土日、休日が4,000円ということで修正案を提出させていただきました。  調べた結果、サッカー場の使用料としては、やはり23区で一番高いという状況がありますので、他の区、ほかのサッカー場の使用料と同様として区民が利用しやすい環境を整えるためにこの修正案を提出しました。よろしくお願いいたします。 ○高山 委員長 委員の皆様、質疑があればお願いいたします。 ◆深川 委員 今、福井委員からお話があったのですが、2,000円の根拠、3,000円でない理由を教えてください。 ◆福井 委員 ほかの区を調べた結果、サッカー場としては1,700円とか、2,000円、品川では、フットサルでは2時間で1,400円、目黒ではサッカー、2時間で1,900円、北区ではフットサルですけれども2時間で2,440円。こういった金額になっているので、やはりもっと下げたかったのですが、フットサル場が現在、大田区では2時間で4,000円になっているので、だから1時間で2,000円になっているので、これと同じ額にいたしました。フットサルと同じ額に合わせたということです。  根拠は、フットサルと同じレベルに引き下げたということです。だから、3,000円でなく2,000円にしたということです。 ◆野呂 委員 今、他区の使用料について、それをもとにということでございました。  私も調べているので、その使用料についてはわかっていますけれども、他区と比較しただけで、ほかの根拠というのはないのですか。 ◆福井 委員 まず、23区調べた中で、やはり高いということがわかったので、他区と比較して修正しています。 ◆野呂 委員 私、区が提出した1時間4,000円というのは本当に高いと思いますし、私の意見としては、そこまで引き上げることはやめたほうがいいという考えです。  ただ、他区と比較するということだけではなくて、今回、人工芝でもっと使いやすいサッカー場にするという、そうしたことも使用料を見直すときは、一つの根拠は確かにあると思うのですね。それは全然加味されなかったのですか。  つまり、他区と比較するということだけで、そのほかの2,000円の根拠についてはご検討されなかったのかということです。 ○高山 委員長 他区と比較した以外に、この金額の根拠はほかにはありますかという質問です。 ◆福井 委員 今、言われたように他区と比較して同様の金額にということなので、他区と比較したということです。  そういうことではないのかな。 ◆岸田 委員 サッカー、他区と比較してということですけれども、なぜフットサル等の値段は下げないのか。  フットサルの値段も、やはりよそと比較してということで修正を出してもいいのかなという感じがするのですけれども、いかがでしょうか。 ◆福井 委員 おっしゃるとおり、フットサルも高いんですよね。  ですから、本来はフットサルも合わせて出すのがベターですが、今回、出された案に対して修正をしたので、今後検討して4定、1定含めて、フットサルの金額は引き下げていきたいという方針、考え方を持っていますので、今回は出された案に対しての修正なので、フットサルについては今後、検討課題で引き下げる提案も考えています。 ◆岸田 委員 せっかく修正するのなら一緒に出したほうがということもいろいろ考えていただきたいとは思いますけれども、面積からするとサッカーフットサルは、私はあまりよくわからないのだけれど、フットサルのほうが狭いんでしょう。人数も少ないし、やはり金額的にはえらい上がってしまうような感覚があるので、ぜひそういうのも考えて、せっかくやるのなら出していただきたいなと思うのですけれど、いかがでしょうか。 ◆福井 委員 おっしゃるとおりだと思うので、私も、フットサルの金額も高いと思っていますから、今後、検討課題として前向きに検討したいと思います。 ○高山 委員長 ほかはいかがでしょうか。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、第85号議案及び修正案の質疑を終結いたします。  次に、第84号議案 羽田地区防災街整備地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例ほか2件を一括して議題といたします。  質疑は前回行っておりますので、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、以上で議案に対する全ての質疑を終結いたします。  これから討論を行います。  討論は、第85号議案の修正案も含め、全議案を一括して、大会派から順次お願いいたします。  なお、会派名は略称とさせていただきます。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆深川 委員 自由民主党大田区民連合は、第85号議案に賛成、修正案に反対、第84号議案に賛成、第86号議案、第87号議案に賛成いたします。  理由を申し述べます。  第85号議案につきましては、昨日、また、本日の質疑の中で、様々に課題があるということも認識をいたしました。また、あわせて機能更新という形で、土から人工芝にということで通気性がよくなったり、雨の翌日の回復といった観点からも大いに評価できるところであります。  平成27年に行政施設の使用料を全庁的に見直したという発言がございましたが、これからの大田区においてスポーツ振興の観点から、もう一度見直す場合があり得るという答弁もいただいているところでございます。  今後はスポーツ振興の観点からどのような形で利用料を設定することによって、多くの区民の方々の健康増進、そして運動機能の向上につながるかどうかをしっかりと判断していただきたいと思います。  また、修正案につきましては、他区との比較ということでございましたが、このサッカー場についてはなかなか他区との比較が難しいというのも現状であるように認識をしたわけであります。単に建設費等を考えずに他区との比較だけということでは、賛成しかねるということであります。  続いて、第84号議案につきましては、昨日答弁をいただきましたように、羽田地区で長らく議論をされてきた内容に沿ったこの建築物についての制限に関する条例改正であります。しっかりとこの羽田地区の防災の振興、防災の促進というものを引き続き努力していただきたいと要望させていただきたいと思います。  続いて、第86号議案、第87号議案につきましては、区議会の我が会派からも長らく喫煙マナー、そして清潔で美しい大田区をつくる条例の改正について議論をさせていただいたところであります。  たばこを吸わない人たちの権利、権限というものも当然ですが、吸う人たちにもどのような形でマナーを守ってもらえるか、そういった観点で、この条例につきましては賛成をいたします。 ○高山 委員長 続いて、公明お願いします。 ◆大橋 委員 大田区議会公明党は第85号議案原案に賛成、第85号議案修正案に反対、第84号議案、第86号議案、第87号議案に賛成をいたします。  若干意見を述べさせていただきます。  第85号議案は、長年多くの区民の皆様からご要望があり、我が会派としても要望し、取り組み続けてまいりましたサッカー場の設置であり、とても高く評価をいたします。  ただ、使用料について周辺区に比べても料金が高い状況であり危惧をいたしますが、理事者の説明から、他区類似施設と比べても施工条件、また、観客席の設置などやむを得ない状況と判断し原案に賛成し、修正案には反対といたします。  要望ですが、今後利用者負担が少しでも軽減されるよう研究し、検討もお願いをいたします。  第84号議案は、木造密集地域の防災性の向上、避難所の避難路の安全性の強化など、道路等の基盤整備と建物の不燃化を促進し、災害に強く安全で安心して住み続けられるための整備に向けた条例であり賛成をいたします。  第86号議案は、清潔で美しい大田区をつくる条例の中から、受動喫煙防止を目的として屋外喫煙マナー等に関して新たに条例制定するものです。喫煙禁止重点対策地区における喫煙及び吸い殻投棄に関して、助言、勧告を経ず、指導から過料の罰則が科せられることで即効性が期待できます。  今後はこの喫煙禁止重点対策地区を拡大するとともに、この条例が真に実効性がある条例の運用となるようよろしくお願いをいたします。  また、喫煙者が減少してはいるものの、たばこ税は平成30年度決算でも48億円を超えています。受動喫煙を防止する観点からも、喫煙所の整備を加速していただくことを要望いたします。
     以上、大田区議会公明党の態度表明といたします。 ○高山 委員長 共産お願いします。 ◆福井 委員 日本共産党大田区議団は第85号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は賛成をいたします。しかし、問題点があります。それは利用料です。そのために修正案を提出いたしました。  質疑の中で使用料の設定についての説明がありました。建設費、改修費も含まれるとのことでした。そのため、平日1時間4,000円、土日祝日では8,000円、うぐいすネットで2時間単位で借りるために、1回2時間の利用では平日が8,000円、土日祝日は1万6,000円となり、サッカー場使用料としては23区で一番高い設定となっています。ほかの区では、例えば品川区では2時間3,000円、世田谷区では1,860円、渋谷区では2,700円となっています。利用料は維持費、管理費のみにとどめ、建設費、改修費を上乗せすべきではありません。  大田区ではスポーツ健康都市宣言を行っています。スポーツしよう、みんな心も体も元気にしようと呼びかけている中で、23区で一番高い利用料はこの考え方に反していると考えています。  この修正案をぜひ採択していただいて、利用料を引き下げてスポーツを楽しめる環境づくりを求めます。  第84号議案 羽田地区防災街整備地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例は賛成をいたします。  羽田地域の木造密集地域の防災性の向上を図るために今回の条例が出されました。羽田地域の現状を考えると必要なことだと考えます。  今回、質疑の中で、土地収用法を適用せず、住民との合意の上で進めていくことが確認できました。引き続き丁寧な説明で住民合意をしていただくよう要望いたします。  第86号議案 大田区屋外における喫煙マナー等に関する条例、第87号議案 清潔で美しい大田区をつくる条例の一部を改正する条例は賛成をいたします。  受動喫煙を受けている人が肺がんになるリスクは、受けていない人の1.3倍です。同様のり患リスクは脳卒中で1.3倍、SIDSで4.7倍とされております。受動喫煙を原因とする国内の死亡者は毎年1万5,000人。交通事故死の4倍に上ります。厚生労働省の研究によれば、受動喫煙で肺がん、脳血管疾患を誘発されたことによる超過医療費は年間3,000億円を超えています。受動喫煙をなくし、非喫煙者の健康を守るためにも、健康増進法の改正も必要だと考えます。  今回のこの条例は、果たすべき役割が大きいと思います。この条例の中で、過料1万円以下があり、指導、罰則、過料の流れを明確にし、マナー向上の啓発に努めることを求めます。  今回、喫煙禁止重点対策地域の指定を増やすことも検討されているとの回答もありました。区民の意見をぜひ聞いて対策をしていただくよう要望いたします。 ○高山 委員長 続いて、令和お願いします。 ◆須藤 委員 令和大田区議団は、ただいま上程されました第84号議案に賛成、第85号議案原案賛成、修正案反対です。第86号議案は賛成です。第87号議案も賛成です。  第85号議案に対して、ちょっと意見を言わせていただきます。  多くの区民の声を聞くことでサッカー場の要望が多いことに気づかされました。建設費、維持管理費のことを考えますと、ある程度の使用者負担はいたし方ないと思っております。使用料に関してはまだまだ検討の余地はあると思いますが、まず、スポーツ振興の観点から、サッカー場の数をもっと増やすことを考えていただけたらと思います。 ○高山 委員長 続いて、緑お願いします。 ◆野呂 委員 大田区議会緑の党は、第85号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部については反対いたします。  修正案については、使用料について1時間2,000円と利用しやすい料金ですけれども、他区との比較だけで出すというその根拠について、いささか懸念がありますので、私は退席をいたします。  この際、意見を述べます。  大田区は、平成28年、受益者負担の適正化に向けた施設使用料の見直しを議会に示し、その後、条例改正を行いました。その算定方法の中心は使用料算定基準の明確化であり、施設使用料を統一的な基準で算定するというものでした。  さらに、激変緩和措置を講ずるとして、現行額と比較して25%を超える増減となる場合は、25%を上限額とする激変緩和措置を講じました。そのとき、スタジアムや公園附属施設については、必ずしもこの考えにはなじまないとしましたが、それでも改修費約25億円のスタジアムが2時間7,500円の使用料、サッカー場が1時間4,000円、2時間で8,000円と、あの広いスタジアムより大変高いのです。  先ほどのご説明で、統一した基準があるということでございました。そしてスタジアムの使用料については、この適正化の直後であり、激変緩和を講じたということでございましたけれども、区民の皆様にとっては使用料というそのものが提示されて、激変緩和を講じたかどうかはなかなか理解されずに数字がひとり歩きします。  サッカー場については、これまで1時間760円でしたから、一挙に5.2倍の使用料です。中学生以下の方たちが使用するときは無料と対策は講じられていますけれども、大田区は、平成24年、スポーツを通じて健康で豊かに暮らし、まちがにぎわいと活力を増していくことを願い、スポーツ健康都市宣言を行いました。その前提は、収入や所得に左右されることなく公共施設を誰でも利用できる環境整備であり、その上での健康づくりです。  サッカー場の建設は、前西野区政のときから区民が待ち望んでいたことであり、私自身も大賛成ですけれども、一挙に5倍も使用料を上げるということに本当に大きな懸念があります。  また、前回の適正化のとき、維持管理費の中に工事請負費や大規模改修工事費を含みませんでしたけれども、もう一度大田区全庁を上げて、こうした公園やスポーツ施設等の使用料の算定の基準を示していただきたいと考えます。  続いて、第84号議案、そして第86号議案、第87号議案については、いずれも賛成します。  意見を一言述べます。  第84号議案は、羽田地区は区内でも火災の危険性が高く、平成23年から地域の方々による防災まちづくりの会において、地域の再整備について検討、議論を重ねてきた長い歴史があります。ようやく地区計画を決定し、5月に執行。そして、今回新たに区域内の建造物に関する制限など、防災性の向上のための条例が提案されました。  区域内3,814区画があり、そのうち100平米を超える区画が1,758区画とご報告がございましたけれども、羽田地域の歴史とこれまでの区民の生活を考えたとき、こうした方々に親切に寄り添い、そして丁寧な説明と対応をしていく中で、いいまちづくりができるよう、賛成いたします。  続いて、第86号議案 大田区屋外における喫煙マナー等に関する条例です。  この条例には64名、265件のパブリックコメントが寄せられ、区民の関心の高さが示されました。  たばこの健康への影響が示されている中、今回の条例では、他の区民にたばこの煙を吸わせることのないよう努めること、公共の場所での歩きたばこやポイ捨ての禁止、公園での喫煙等の禁止などが盛り込まれました。今後、区長が特に喫煙マナーを守る必要があるとして指定する地区について、現在、蒲田東西をはじめ、大森、雑色、京急蒲田、大岡山の5か所を検討中とのことですが、大田区は23区で最も広い区域で、この指定地区が明確に示されることを望みます。  また、昨年度たばこ税の収入は48億円でした。たばこの6割が税金という高負担のため、たばこ税を納めてくださっている喫煙者に対しても分煙環境の整備、喫煙場所についてもしっかりと整備し、ポイ捨てを減らすため、その数についても十分今後の検討を待ちたいと思います。  条例制定後はその周知を徹底すること。特に公園を利用する乳幼児への安全対策を求めます。  第87号議案については、環境美化審議会の委員を学識経験者だけではなく、幅広く意見を聞くために新たな委員も加えるということで、区内全体の利益を第一に考え提言できる方を選定してくださることを願い、賛成といたします。 ○高山 委員長 無所属お願いします。 ◆馬橋 委員 大田無所属の会は、ただいま上程されました第85号議案の原案に賛成し、修正案に反対をします。  第84号議案、それから第86号議案、第87号議案にも賛成をいたします。  この際、若干意見を申し上げたいと思います。  第85号議案に関しては昨日来、今日の保留答弁も含めて非常に様々な情報を教えていただきながら質疑をさせていただきました。  やはり今日の課長の答弁でもあったとおり、大田区としてしっかりとした算定基準にのっとって使用料金を算定していただいているということでございますが、昨日の答弁にありましたとおり、やはり他区の施設との比較というのも一つ検討材料に入っているということでした。これはサッカー場だけでなくて、どんなスポーツ施設もそうだと思うのですが、ほかの施設との比較というのは非常に難しいと思います。立地条件だったり、それから、その施設のクオリティーだったり、全く同じというものはありませんので。  そういう中で、やはり大田区が今回これを整備した主眼である区民のスポーツ増進という目的を達成するためには、実態に即した料金設定をする必要はあると感じています。  その中で、今回、大田スタジアムの件も引き合いに出てまいりましたが、激変緩和という、いわゆる区の裁量で区の負担分を決められるような状況があるのであれば、これは使用率などに応じて、実態に即した利用料の改定をぜひ継続して検討していただきたいと思っています。  修正案に関してですが、私自身は他区との比較、他施設との比較というのは非常に重要な観点だと思っていますが、逆に時間2,000円ということでありますが、この2,000円というのはちょっと安過ぎるかなと。なぜかというと、例えば河川敷のいわゆるクレーのグラウンドなんかだと使用料は大体1,500円前後ですから、そこと2億数千万円かけてやったこのサッカー場との利用料がほとんど足並みがそろってしまうと、またそこは少し違うかなとも思っています。  あと、昨日の議論でもありましたが、ほかのスポーツ施設との比較も含めて、あまり安過ぎるとこれはよくないのかなと思っております。ですので、今回に関しては大変申しわけありませんが、反対といたします。  第86号議案に関してですが、国や東京都の動きに準じて大田区も今回、具体化した条例だと思っています。  何より大切なのは、この条例をつくって終わりではなくて、昨日も質疑させていただきましたが、喫煙者の方をはじめ、加えて事業者の方にもしっかりとした周知と広報がなされてこれが実体化していくことが非常に大事だと思っています。ぜひよろしくお願いします。  第87号議案に関しては、今回新たに学識経験者のみではないメンバーを入れるということで、様々な広い立場、広い見聞を持った方から今回の意見をいただけるような仕組みづくりをしっかりと進めていただくこと要望して、賛成といたします。 ○高山 委員長 続いて、都民ファお願いします。 ◆奥本 委員 大田区議会都民ファーストの会は、第85号議案に賛成、修正案に反対、第84号議案賛成、第86号議案賛成、第87号議案に賛成の立場から討論をさせていただきます。  第85号議案は、日本サッカー協会公式コートの仕様になっている。また、河川敷とは違い人工芝である。中学生以下は無料、使用料に関しては今後使用状況を見ながら改善の余地はあるとの点から、使用料を定めたこの条例の改正に賛成いたします。  第84号議案は、この地区は長い間、防災上改善が必要とされてきた区域で、ようやく整備計画が形になったことを大変うれしく思います。羽田地区は羽田空港跡地整備事業も行われていることから、この地域の継続的発展につながると思い賛成いたします。  第86号議案は、努力義務から大きく前進し、禁止するという表現を盛り込んだこの条例は高く評価できるものだと思います。昨日のご答弁でも大田区の公園は全て喫煙を禁止する、園内に灰皿や喫煙所は置かない、看板に禁止事項を明記するなどのご説明がありました。また、今後、喫煙所を置く際はできる限り閉鎖型にするとのこと、路上喫煙禁止地区も、蒲田駅以外に大森駅東口、大岡山駅、雑色駅、京急蒲田駅などに増やしていく予定であること、商店街や町会など地域の方が希望すれば路上喫煙禁止地区を指定することができることなどから、この条例の制定によって大田区のたばこ対策は大きく前進することができると期待しています。  今後も社会の変化に柔軟に対応し、環境美化審議会などで審議を進め、区民の健康を守るために喫煙マナーへの前向きな取り組みを期待しています。賛成いたします。  第87号議案は、第86号議案の条例制定によるものなので同様に賛成いたします。 ○高山 委員長 以上で討論を終結いたします。  それでは、これから採決を行います。  まず、第85号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に対する修正案を採決いたします。  (野呂委員 棄権) ○高山 委員長 福井委員から提出された修正案に賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○高山 委員長 賛成者少数であります。よって、本修正案は否決されました。  (野呂委員 入室) ○高山 委員長 次に、第85号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の採決を行います。  本案を原案どおり決定することに賛成の方は挙手願います。  (賛成者挙手) ○高山 委員長 賛成者多数であります。よって、第85号議案は原案どおり決定いたしました。  次に、第84号議案 羽田地区防災街整備地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例、第86号議案 大田区屋外における喫煙マナー等に関する条例及び第87号議案 清潔で美しい大田区をつくる条例の一部を改正する条例の3件の議案を一括して採決いたします。  本案を原案どおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 ご異議なしと認めます。よって、第84号議案、第86号議案及び第87号議案は、いずれも原案どおり決定いたしました。  以上で、付託議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長及び理事に一任ということでよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  それでは、まず、補正予算について、理事者から一括して説明をお願いいたします。 ◎保下 都市基盤管理課長 私からは、都市基盤整備部関連の補正予算3件についてご説明申し上げます。  タブレットの、本会議第3回定例会、議案のフォルダの中の事項別明細書をご覧ください。ページ数は30、31ページでございます。本会議第3回定例会、議案のフォルダでございます。ページ数30ページ、31ページをお開きください。  まず、総務費、観光国際費、スポーツ振興費の区立水泳場管理運営費における減額についてでございます。  都市公園法改正により、公園及び公園施設における公民連携手法の幅が広がりました。区では区内15か所の拠点公園における利活用方策及び整備管理運営指針の検討を行うため、拠点公園における公民連携推進基礎調査委託を実施してまいりました。  この調査結果から、平和島公園内の水泳場は公民連携手法の活用の可能性も踏まえ、改修工事基本計画を策定すべき施設として考えてございます。そのため、施設の魅力と集客力を高めるための基本計画を策定するために、より高度で専門的な提案が必要と判断し、業者選定方法をプロポーザル方式に変更いたしました。  今後、プロポーザル方式に入念な準備を要することから、基本計画策定業務委託の委託期間を令和2年1月から令和2年9月までと見込み、債務負担行為を設定いたします。そのため、前払金相当額を除いた1,532万6,000円の減額補正を行います。債務負担期間は令和2年度、限度額は1,532万6,000円でございます。  次に、44ページ、45ページをお開きください。  土木費、道路橋梁費、道路新設改良費の橋梁の耐震整備の減額についてでございます。  横須賀線にかかる跨線橋である八橋の耐震補強工事に先立ち、舗装の有害物質の含有について調査したところ、鉛の含有が認められました。このため、工程計画の見直しが必要となり、JR東日本と協議を行った結果、吊り足場の設置により可能な限り作業の効率化を図ることで総事業費の変更なく工期の延伸が必要となりました。  これに伴い、当初予算を全額減額し、債務負担行為を新設設定するため補正予算を要求するものでございます。なお、債務負担期間は令和2年度、限度額は2億46万2,000円でございます。  次に、46ページ、47ページをお開きください。  同じく土木費、河川費、河川維持費の河川維持管理の減額についてでございます。  呑川高濃度酸素水浄化施設設置工事は東京都の事務処理特例条例に基づきまして、区の管理河川で実施している呑川の水質改善対策の一事業でございます。平成29年度から令和元年度までの3か年の計画で本工事を行い、本年度は浄化施設本体の設置工事を行って全体工事を完成させる予定となっておりました。本工事につきましては、2度の入札を行いましたが不成立となり、いまだ工事着手に至っていない状況でございます。  本工事の完了が予定より遅延することは呑川の水質改善対策事業に影響を及ぼすことから、再度入札を実施して早期に着手し完了する必要がございます。  工期が確保できないことから債務負担を新規設定し、工事に係る前払金を除いた額を減額補正するものでございます。債務負担期間は令和2年度、限度額は2億3,595万7,000円でございます。債務負担行為の補正につきましては、52ページ、53ページにお示してございます。 ◎丸山 環境計画課長 私からは環境清掃部における一般会計補正予算(第3次)についてご説明をいたします。  最初に、大田区一般会計補正予算(第3次)事項別明細書の48、49ページをご覧ください。  補正の概要としましては、(仮称)多摩川清掃事務所の建設に関しまして、3億7,449万6,000円を歳出において減額補正とし、債務負担行為を補正するものでございます。  環境清掃費、清掃管理費、清掃事務所施設建設費における今回の補正額でございますが、3億7,449万6,000円の減額となってございまして、補正後の金額が1億4,094万円でございます。補正の理由でございますが、8月15日の委員会でご報告をさせていただきましたとおり、(仮称)多摩川清掃事務所の建設におきましては、今年の平成31年1月までの取り壊し工事終了後に新築工事を開始して、来年の令和2年1月に竣工予定でございました。しかし、取り壊し工事中に地中障害物が発見されたことから、その調査及び撤去に時間を要することとなりまして、令和2年9月まで工期が大幅に延長されたことに伴い、予算を減額するものでございます。  次に、ページを戻っていただきまして24、25ページをご覧ください。  歳出減額に伴いまして、歳入としての都支出金、都補助金の環境清掃費補助金669万5,000円を減額するとともに、下になりますけれども特別区債、環境清掃債、清掃施設建設費3億5,000万円を減額させていただきます。
     次に、52、53ページをご覧ください。  債務負担行為の補正でございます。一番下になりますけれども令和元年度、令和2年度にかけて3億5,023万1,000円を限度に新設をするものでございます。 ○高山 委員長 では、まず、ただいまの補正予算の説明について質疑があればお願いいたします。 ◆野呂 委員 呑川のところで、入札ができなかった、入札不調に終わったということですけれども、これは今後の見通しとしてはいかがですか。この間の雨でも大分、またにおいがしていました。 ◎大田 基盤工事担当課長 今度は第4回定例会で審議をいただく予定で、今、早急にできるような体制で動いております。 ◆野呂 委員 それは見通しとしては、どうにかなるということですか。 ◎大田 基盤工事担当課長 いろいろ関係業者から見積もり等もいただいておりますので、その辺の見通しはできるものと考えております。 ◎保下 都市基盤管理課長 今回、債務負担行為を設定させていただきまして、やはり適正な工期を確保することによりまして、適正な入札を進めてまいりたいと考えております。 ○高山 委員長 ほか、いかがでしょうか。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では、続いて、未来プランの進捗状況について、理事者から説明をお願いいたします。 ◎榊原 都市計画課長 それでは、私から各部共通資料2番、おおた未来プラン10年(後期)に掲げる主な事業の進捗状況についてご報告させていただきます。  平成30年度決算の説明資料であります主要施策の成果は、おおた未来プラン10年の進捗状況報告書も兼ねておることから、本委員会におきまして平成30年度末現在の未来プラン全体の進捗状況及び本委員会が所管する事業のうち、進捗に遅れのあるものについてご説明させていただきます。  なお、ほかの委員会におきましても、それぞれの所管事務にかかわる部分につきまして同様の方法でご報告させていただいております。  それでは、資料に沿いましてご説明させていただきます。  まず初めに、1、昨年度からの変更点でございます。  平成30年度は未来プランの総仕上げの年度であったことから、実施計画の新規掲載事業など未来プランには未掲載でございますが、目指す姿の実現に寄与する48の取り組みについて大田区事務事業進行管理規則に基づく進行管理の結果を踏まえまして、AまたはBの判定区分により進捗状況をお示しさせていただいております。  次に、2、主な事業の進捗状況についてでございます。  未来プラン事業と未来プラン(後期)策定後に新たに開始した事業は合わせて183ございますが、このうち平成29年度までに未来プランとしての取り組みを終えた1事業、これは京急連立に関連するアクセス道路、京急蒲田東口駅前広場の整備の事業でございまして、これが完了したことから、この1事業を除いて182の事業について平成30年度は取り組みを進めてまいりました。この182の事業を構成する取り組みのうち、未来プラン(後期)に掲載されている平成30年度、382件について4段階の基準を設け進捗状況を判定してございます。  判定結果は、プランのとおりの進捗があった3の判定が365件、全体の約9割でございます。また、プランを上回る進捗となる4が6件。プランに軽微な遅れ・変更があった2が2件。進捗に重大な遅れ又は大幅な変更があった1が9件となってございます。  また、未来プラン策定後に新たに開始した事業など、未来プランに掲載されていない取り組み48件につきましては、計画どおりの進捗があったAの判定が47件、遅れ・変更があるBが1件となってございます。  次のページをおめくりいただきまして、まちづくり環境委員会が所管する主な事業の進捗状況の概要についてでございます。  現在、この3番には遅れのあったものだけ掲示してございますが、まちづくり環境委員会が所管する主な事業について、まちづくり推進部が12事業、都市基盤整備部が22事業、環境清掃部が7事業、空港まちづくり本部が3事業の合計44事業が該当してございます。その中でこの3番に掲載しておるのは、未来プラン事業に掲載している取り組みのうち、進捗状況の評価が2または1となっている取り組み3件でございます。  未来プランに掲載されていない取り組みのうち、進捗状況の評価がBとなった取り組みはございませんでしたので、この三つの遅れのある事業について説明させていただきます。  まず、まちづくり推進部が所管する2-1-2新空港線の整備推進でございますが、平成30年度主な主要施策の成果の75ページに記載してございますけれども、関係者合意に向け、区、東京都、鉄道事業者で昨年度も数多くの協議を実施しておるところですが、合意形成に至らなかったため、引き続き次年度に協議を進め、整備主体設立を目指していくということで2になっているところでございます。  続きまして、3-2-1(仮称)おおたエコプラザを拠点とした環境活動の展開でございます。これにつきましては、139ページに記載してございますが、その抜粋としましてご説明させていただきます。  環境学習等の場として調整検討してきた2か所の施設、空家活用事業研究施設シェアスペースたまがわ、佐伯山緑地の蔵について、施設の設計・整備に関しては、空家については平成30年4月から供用開始しまして、環境団体2団体が打ち合わせ等で述べ11回の利用がありました。蔵については、平成30年度整備工事契約について応札業者がなく入札不調となりまして、平成30年度中の整備が困難となったことで、1とさせていただいております。  事業内容の立案・開設の準備に関してでございますが、空家活用事業研究施設については、消防法に基づく設置基準等の理由により、当初想定していた活用が困難となりました。そのため、関係団体には事前準備や打ち合わせ等に活用してもらうよう周知をしてございます。蔵につきましては、記載内容が先ほどと重複して恐縮ではございますが、入札不調により整備が困難となったことから、今後エコプラザのあり方について再検討をすることとして1①、主に自らの責に帰すべき事由により、進捗に遅れ・変更が生じたと評価をしてございます。  最後、4、区民への公表でございます。主要施策の成果につきましては、決算のご認定をいただいた後、速やかにホームページで公表するとともに、区政情報コーナー、特別出張所、図書館等での閲覧を開始させていただきます。  また、区報10月21日号におきまして、公表する旨のお知らせを行う予定となってございます。  なお、それぞれの取り組みに関する詳細につきましては、主要施策の成果の中で後ほどご確認いただければと存じます。 ○高山 委員長 それでは、ただいまの報告について質疑があればお願いいたします。  未来プランはよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 次に、昨日報告のありました所管事務報告について質疑を行います。  質疑は、部ごとに行います。  まず、まちづくり推進部からの報告について、質疑ありましたらお願いいたします。  昨日説明していただいた生産緑地、都市防災不燃化促進事業、それから区有地を活用した共同化事業に関する等価交換の件、この3件になります。 ◆馬橋 委員 今日の報告にも多々あったと思うのですけれど、資料番号30番の件ですが、等価交換の締結についてということで、これはちょっと後学までにという部分もあるのですけれど、大田区が所有するこの土地と、要は等価交換しますということで、結構よく聞く、議案としてあがってくるのが、いざ工事してみたら中に埋設物がありましたとか、土壌改良の必要がありますとかというのを結構よく耳にするのですけれど、今回もし、ふたを開けてみて、工事を今後、令和元年10月から、たしか大田区が最後だというお話も昨日あったと思うのですけれど、やりますとなったときに工事をしてみたら地中に埋設物がありましたとか、土壌改良の必要が出てきましたとなった場合の瑕疵担保責任というのは大田区にあるのですか。 ◎大木 都市開発課長 工事が始まってから、特に地中で予期せぬことが起こるというのは往々にしてございまして、その場合の、例えば区が持っていた土地がそこに起因をするような障害であった場合には、それに対して区が事業の中で改善費用を負担するということが全くないということではございません。  ただ、事業、工事に関する責任は基本的には、一義的には事業者である日鉄興和不動産が負いますので、その事業の中でどう対応していくのか。その対応に応じて、それは原因者が誰なのかというところによって区の負担が後々出てくる可能性がないとは言い切れないと今、現時点では認識をしております。 ◆馬橋 委員 今回、大田区の持っているのが10億3,800万円余で、事業協力者の財産は10億2,000万円ということで、これ算定したと思うのですけれど、契約上、多分これからだと思うのですけれど、もうやっているのかわからないですけれど、要はもう今ある状態で取りかえましょうという、等価交換というのが私はよくわかっていないのですけれど、取りかえて、その後何かあったら、もう取りかえたのだからそちらでやってという契約形態になるのか。それとも、区の土地は何もない状況で10億3,800万円だから、何か出てきてやることにしたら、もう絶対区だよという、その線引きは結構ずばっと切れているものですか。 ◎大木 都市開発課長 先ほど申し上げたとおりで、出てくる内容によって、もともとの所有者に起因をするもの、また、工事の中で対応しなければいけないものというのが変わってくると認識をしてございますので、今のご質問の線引きが明確にできるのかというところについては、その起こり得る事象によって変わってくるという状況でございます。 ◆馬橋 委員 今回、あすと商店街の方向に面しているところで、新しい施設の中に大田区の施設がということでいいとは思うのですけれど、等価交換した後でそういうのが出てきて、本当は残り1,817万7,000円もらえると思っていたのが2,000万円ぐらいかかってしまって、お金を払わなくてはいけなくなってしまったみたいな、そういうケースもあるのかなと思って聞いてみました。  あと、もう一つが、池上の駅の上のときもそうだったのですけれど、基本的にいつも若干の違和感を覚えるのが、大田区の施設について、用途について調整中ということで、割と個人的な感覚だと、場所を借りるときはこういうことをやりたいから場所を借りようというパターンが多いと思うのですけれど、とりあえず場所だけとっておいて、何をやるかはこれから決めるみたいなパターンが結構、行政にはあるような気がするのですけれど、このやり方は割と普通ですか。 ◎大木 都市開発課長 これもケースバイケースだと思うのですけれども、当初から明確な目的があって施設を建築するという場合ももちろんございますし、今回のようにそのときの必要な区の施策、状況に応じて活用を考えていくというやり方もございます。  ここの地区の場合は、もともとあった土地を地域の皆さんが行う事業に参画することで床に置きかえるということが大前提としてございまして、新たに、例えばここで床を何もないところで買ったのであれば、何に使うのかわからないのに何で買うんだというお話になるのかもしれないですけれども、ここについては、もともとあった土地を地域のまちづくりに資する事業として、この共同建て替えの中に区が参画して、そこに資産価値としてしっかりと、区としては継続して所有し続けるということが、まず大前提でございます。  そこの活用については、現在様々な候補の機能を調整している最中でございますので、これについては、また決定次第、議会の皆様にはご報告をさせていただきたいと考えています。 ◆馬橋 委員 ぜひいろいろと教えていただきたいなと思うのですけれど。  単純に、大田区として持っていた10億円余りの財産を、等価交換という形でこの建物の床にかえるという考え方ですけれど、よくある考え方としては、10億使って何をするかという、いわゆるその費用対効果とよく言われると思うのですけれど、そういう部分の考え方も必要かなと思っていて。例えばこれやった後かなり広いスペースだと思うのですけれど、ないとは思うのですけれど、全然決まらなくて、ただの集会室になってしまいましたみたいな。そうすると、10億かけてここに集会室ですかといった、そういうのも、現段階ではわかっていないというところが、何か若干の不安も覚えてしまう部分もあるのかなと。  だから、やはり10億かけて取得する床ですから、大田区民に資する、10億円かけてこういうものができてよかったよねというものにしてほしいなとは思います。要望です。 ◆深川 委員 今、馬橋委員から、池上駅のという話があったのですけれど、池上駅は大田区で保留床を持っていないので、今の話は池上駅ではないということだけ、よろしくお願いします。 ◆野呂 委員 共同化事業がずっと議論をされてきて、大田区が持っている土地約250坪ですか、この823平米ということで。そして、床が今回922平米で、あまり知識がないですけれども、素朴な考えでは、土地というものの価値と建物の床では全然違うように感じるのですけれど。  大田区が持ったまま何かをできるということはなかったということですね。素朴な疑問。土地を持って、Luzとかそうだったではないですか。  だけれども、今回はあくまでも残るのは床だけなので、土地が全部、等価交換で大田区のものではなくなるというのは非常に大きいのかなとは思ったのですけれども。  実質的に2階部分のフロアですよね、あとはエレベーター等なので。それが10億ということで、922平米で10億とは、90平米のマンション、大体10戸ですか、それでと考えたら、それは非常に10億円というのは高いと思うのですけれども。  もちろん、これまでの議論を踏まえて、審議会も経てやっていることですけれども、この点はやはり、大田区の財産としての価値というのは本当に等価交換という考えでいいのですか。私の中では土地がとても大事で、将来にわたってこうして大田区の貴重な土地がなくなっていくというのは、ちょっと残念な気もするのですけれども。 ◎大木 都市開発課長 大田区で所有をする、いわゆる不動産ですね。土地や建物についてはどのような活用をするのか。それは土地であれば土地としての活用の方法がございますし、床、フロアという考え方ではフロアとしての使い方がございます。  今回は再開発事業用地ということで、平成13年に土地開発公社が取得をして、その後、大田区が買い戻している土地ですけれども、地域のまちづくりに資するためにこの土地を活用していくというのが当初の取得目的、大前提の目的でございました。  以前、ご報告もさせていただきましたけれども、駅前の再開発事業での仮設店舗用地として活用した後に、今回新たに、この該当するエリアの地権者の皆さんが共同建て替えを考える上で、区も一緒に参画をしてくれないかと。そのほうが地域にとってより望ましい共同建て替えになるということでご提案をいただいて、区としても地域のまちづくりに資する事業であるという判断から、今回、共同化事業に参画するという形に、経緯としては、なってきてございます。  ですので、確かに土地として持っていれば土地としての使い方がある、床として持っていれば床としての使い方がございますので、それについてはどちらがいいのか、悪いのかということではないと思うのですけれども、今回、議案でも出させていただきましたが、区の施策に活用するフロアとして、ここの施設については、区が土地から床に置きかえてそこをしっかりと使っていくと判断をしているところでございます。 ◆野呂 委員 区の施策に活用をするフロアも、どういうものに活用するかは、まだご報告はないですよね。全庁的に考えて、決めていますか。まだですか。 ◎大木 都市開発課長 まだ正式な決定ということではしてございませんので、調整中ということになるのですけれども、昨年の11月のこの委員会でも一部触れさせていただきましたが、一つの使い方の候補、考え方としては、国際都市おおたの施策を展開していくような、国際交流の拠点という使い方を一つの候補として、現在調整をしているところでございます。 ◆野呂 委員 本会議でもご質問がありまして、答弁をされていましたよね。  その場合、京急蒲田駅の中に観光センターがありますけれど、もし確定した場合、あれは撤去するということですか。 ◎大木 都市開発課長 京急蒲田の中の観光情報センターのことだと思うのですけれども、観光情報センターは京急蒲田駅で事業展開について、いろいろ評価はあるかもしれませんけれども、あの位置でしっかりとインバウンドの方々、地域の皆さんというよりも、日本を訪れる方々や、東京に訪れる方々に対する情報発信の場として使われていると。  それと、国際交流の拠点ということが当然ながら連動をして動くと、所管は一つ考えているところがあるのは事実でございます。  ただ、それを最終的に一つにまとめるのか、それとも別々に運用をしながら事業展開をしていくのかというところについては、最終的には所管である観光・国際都市部が、その使い方をするのであればどうするかというところは判断をしていくことになりますので、今、一義的に我々まちづくり推進部でその観光情報センターを撤去するのか、しないのかというところについては、わからないというのが正直なお答えになります。 ◆野呂 委員 国際都市を掲げる大田区で、4年前にセンターを立ち上げましたけれども、今の場所がなかなか見えにくいので、もっと中心部にというお考えは当然あるかと思うのですけれども、micsが蒲田にありまして、そのmicsをどうするのかということが、もしそういったときには出てきますよね。  本来的には、ここの場所をどう使うのかということが、やはりきちっとあって、その上で、その床を、とても広い922平米ですから、広い床なので。区民に示していくということが、この等価交換をする上でも非常に前提として大事になってくる。それならば理解を得るとか、Luzと違って議案に付すわけですから、そういうことがとても大事かなと思って、私は言ったので。  micsも含めて様々影響してくるので、きちんとした方向性を示した上での等価交換ということが重要ではないかなと私は思っています。 ○高山 委員長 意見ということでよろしいですかね。 ◆馬橋 委員 先ほど、私、間違えて池上駅の上のという話をしたのですが、記憶違いで、羽田にある三井不動産のインダストリアルパーク羽田、ここがたしか大田区が保留床を持っていて、当初議案が出たとき、たしか大田区としてはまだ使用用途が決まっていないけれど、保留床として床を取得しますというお話があったという記憶のもと、先ほどのお話をさせていただきましたので、訂正をさせていただきたいと思います。すみません。  あわせて、もう1点だけ質問をしていいですか。  今、野呂委員からいろいろとご発言あったのですけれど、今回、日鉄興和不動産から、大体こういう複合ビルを建てるときは、ある程度、要はその不動産の価値を高めるために、中に入れるお店とかも結構厳選すると思うんですよ。  例えばアパレル入れるにしても、飲食入れるにしても、結構コンセプトがあるではないですか。2階部分のほぼ全部、階段部分を除いて全部ですれけど、何か大田区として、このようなものを入れてくださいみたいなことは言われないのですか。区が勝手に全部決めていい床になっているのですか。 ◎大木 都市開発課長 大規模な商業用途を持つビルの開発、例えば再開発事業なんかもそうですけれども、そういった場合には、商業施設の中を、より魅力を高めるために、いわゆるテナントミックスではないですけれども、一定の方針のもとでこういったテナントを入れていこうということを、運営事業者が、先導という言い方が正しいか、先んじて考えていくということは、もちろんございます。  ただ、今回のこの場所については、商店街側に面する1階部分のテナントというか、商業床も含めて、こちらのテナントを決めていくのは、一義的には地権者に委ねられています。事業者である日鉄興和不動産で、そこにどういうテナントを入れてくださいということを何かお示しをしているということは、我々は聞いてございません。  同じように、2階の床についても、公共が使う床ということで日鉄興和不動産とは確認をしていまして、そこにビル全体の価値を高めるためにどういう施設でなければいけないという申し入れを受けているということはございません。 ◆馬橋 委員 あと、例えば分割して施設を入れるとかという考え方もあるのですか。  というのが、例えば今これだけ待機児問題とかと言われているではないですか。だからそれを大田区の区営施設ではなくて、例えば保育所を入れるとか、要は分けて、何か国際交流施設と、これとこれとみたいな考え方もあるのですか。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 今、いろいろ公共施設に関するご質問をいただきましたけれども、区の施設に何を入れるかということに関しましては、公共施設全体の回しの中で、全庁的に考えるものでございますので、私どもまちづくり推進部がご答弁差し上げるのは、ちょっと限界があるのかなと考えております。 ◆馬橋 委員 いろいろな考え、全庁的な考え方の中でということですけれど、やはり単純に10億円の土地を手放して10億円分の床を手にするということなので、それに見合ったものを入れてもらうというのが区民の方にとってはすごく開示しやすいし、わかりやすいのかなと思うので、その点ぜひいろいろとご検討いただければと思います。 ○高山 委員長 ほかありますか。 ◆福井 委員 資料30番で聞きたいのですが、この10億円ですね。契約の概要の交換価格(第3条)のところ10億2,000万円ということで、それが2階の部分でそれが922平米ですよと書いてあるんですが、これまだ実際に建っていないですよね。建っていない部分について10億円の価値があるというのはどう証明をされて、判断をされたのですか。 ◎大木 都市開発課長 ここの部分につきましては、既に建築確認が終わっていまして、詳細な図面ができております。その図面も踏まえて、建物全体の価値、それから建設費用とか、そういうことも全部含めて、そういった価値を算出して、その中で2階の床の部分については、こういった価値ですよということを一般的には算定しています。  今回の10億2,000万円という額の妥当性につきましては、財産価格審議会で評定された額を基準にして設定をしてございますので、これについては、いわゆる事業者の言い値とか、区が勝手に決めた額ということではなくて、第三者機関による評価に基づいて価格を決定しているということでございます。 ◆福井 委員 土地がもともと823平米あって、しかし13階建ての2階部分の922平米と。土地が823平米あったのに、13階建ての2階とこれが一緒だよというのが、私は甚だ疑問なのですが、第三者を入れて決めたということで、正当性の話をされているのですが。  私たちの党は、やはりこういった問題はいかがなものかと考えるのですが、今、課長から建築確認をということで話をされたのですが、私もある方から情報をいただいて、建築確認が取れているということで情報提供をいただいたのですが、ここに見ると、令和元年に事業協力者と等価交換の仮契約をしますよと、8月にあるんですよね。この資料の中、一番下に。8月に等価交換の仮契約をしますよということなので、出されているのは大田区の建築審査課で、6月10日に受け付けしているんですよね。  そうすると、もともと、まだ大田区の土地のものが建築確認取れるのかと。この日鉄興和不動産がということがあるのですけれど、だから、まだ土地交換していないのに、相手の土地で建築確認が取れるのかということですけれど、これ一般的にどう考えたらいいですか。 ◎大木 都市開発課長 すみません、私、建築審査課長ではないので、そこの確定的なお答えは難しいとは思うのですけれども、土地の所有者うんぬんというのは、私の認識ではその建築確認を行う行為については、直接的には影響しないと。  例えばその土地に建物を建てることを、建築計画することを自分の土地、所有の土地でなければ建築確認を申請できないということは、たしか基準法には載っていないので、それは申請としてはできると。  ただ、当然ながら、そこに実際に建物を建てる工事を行うとか、そういった区が今持っている土地に対して具体的な制限がかかってくる場合には、制約がかかってくる場合には、それは当然、所有者である区の了解なり、そういう将来的な交換の契約なりというのができていないと、それは実際の工事には着手できないと考えますけれども、建築確認申請については、現時点で実際におりていますし、それについては手続的には何ら問題がないものかなと考えます。 ◆福井 委員 法的には、そういう説明をいただいたのですが、ただ、一般的に自分の土地ではないものについて、そこで建築確認をとってやりますよというのが、やはりちゃんとこういう契約してからやるべきではないかと考える、道義的にと思うのですけれど、仮契約ですから、今回議会で否決された場合というのは、この仮契約の文書の中に入っていますか。 ◎大木 都市開発課長 仮契約の中で当然、議会で議決をいただけなかった場合は、仮契約自体は失効すると書いてございます。 ◆福井 委員 課長、一般論でいいのですけれど、やはり土地が自分の持ち物ではないのに先にやって準備してしまうというのが、私は一般的にはおかしいのではないかと思うのだけれど、それは考え方の差異ですか。 ◎大木 都市開発課長 今回の等価交換の議案は、しっかりとした建築の図面に基づいて面積を確定して、その面積に対する価値をしっかりと評価して、その額を確定した上で議会の皆様にご審議をお願いしているという状態ですので、それが例えば基本計画レベルの、いわゆるポンチ絵みたいなもので面積を確定するわけには当然いきませんので、確認申請をしっかりととったもので、最終的な面積、今回の交換面積である922.73平方メートルですね。これを確定して、それに対する価値として10億2,000万円という評価をして、正式に議案として提出をさせていただいているものです。  あくまでも、今回、等価交換契約を結ばせていただくために議案として提出させていただくのに、しっかりとした根拠のある数字をもとにしてお出しさせていただくために、建築確認についても事前に事業者で行っているというものです。  こういった作業を行っていきますよということについては、今回は等価交換の仮契約と本契約という形になりますけれども、その前に、資料の中にもございますが、平成30年の11月の段階で事業協力に関する基本協定、これを大田区と日鉄興和不動産で締結をしておりますので、その中でこういった事業について、こういう形で進めていきましょうということをしっかりと確認してございます。  ですので、事業者が区の土地に勝手に絵を描いたということではなくて、そういった手続きをしていくことを事前に確認した上で行っている手続きでございます。
    ◆福井 委員 確認ですけれど、等価交換契約をするために必要だということでこの建築確認はされたという考え方でいいですか。  そうしないと、金額の額が確定しないではないかと今、お話されたから。 ◎大木 都市開発課長 等価交換契約をするために建築確認を行ったというのは、タイミングとしては、今回はそういうタイミングになります。  ただ、建築確認は当然ながら建物を建てる上で必要な行為ですので、確認申請を当然行っているということですけれども、タイミング的には面積をしっかりと確定するために、等価交換契約の後ではなくて、契約の前に建築確認が申請をされて、それがおりているという状況になっています。 ◆福井 委員 金額を確定するためには、今言った建築確認をしっかりやらないと価格の価値というのが確定できないからと理解したのですけれど、それでいいですか。 ◎大木 都市開発課長 価格ももちろんそうですけれども、それを導き出すための面積ですね。土地の面積はもう測量でわかっていますから、交換する建物の面積をしっかりと出すために、これは確認申請図面に基づく面積として、今回922.73平方メートルというものを出させていただいていると。そのために、基本計画レベルの図面ではなくて、しっかりとした確認申請の図面を使っているという状況です。 ○高山 委員長 ほかありますか。 ◆野呂 委員 今、福井委員が持っていた資料で、既に4月には日本建築センターに出されていたんですね。そして、6月に大田区の建築審査会に出しているということで。  要は、先ほど来ずっとこの間、協定書を結んできたということですけれども、その協定書を結んだということについては、この委員会にはご報告があったのですか。私は前の委員会の委員ではなかったので。それはどうだったのですか。 ◎大木 都市開発課長 昨年の11月15日の当委員会でご報告申し上げております。 ◆野呂 委員 そのときは、今後、等価交換ということで、この事業者に、日鉄興和にこの建築をということはもう決まっていたのですね。 ◎大木 都市開発課長 昨年の11月のご報告は、日鉄興和不動産とこの等価交換方式による共同建て替え事業をやっていきましょうということを確認した内容でございますので、最終的な等価交換の条件ですとか、そういった詳細については今回、議案として出させていただいているものですけれども、等価交換事業方式による共同建て替え事業をほかの地権者の皆さんと一緒に、日鉄興和不動産を事業協力者としてやっていくということを前提に、事業の検討を深めましょうということを、この11月の段階で確認をして、委員会でご報告をさせていただいているものです。 ◆野呂 委員 等価交換という、十分に審議して、果たしてこの土地と床と交換をしてもいいのかと。確かに、地域のまちづくりということはとても大事なので、ほかのやり方はなかったのかなということも1点では思いながら、この議案を見ていました。  ただ、こういう形で、もう既に水面下で設計も全て終了して、全部図面もできてしまっていて、あと議会で議決を受ければもうすっと進むということが、まだ大田区の土地なわけですから。いかにこれまで協議をしてきたといえども、そういうことが行われているということは、何かもう議案は議決されるという前提ですかね。  そういったことなのか、よくわからないですけれども、でもこういったことがあるということは、いささか驚きとともに、やはり議決とは何なのだろうとか、そういうことを思いながらこれを、詳しい図面もついていますから、見させていただいた状況です。 ◆深川 委員 私、昨年度、当委員会の委員長だったので、申し上げたいのですけれど。  去年の委員会資料をご覧いただければ、そこに明確に書かれていますし、区としても、平成31年度以降に等価交換契約を区と協力事業者でやりますということは、昨年の委員会報告をされているので、それをもってこの計画のとおり進めていくというのは、行政としては至極当然だし、今、大木課長から答弁あったように、金額算定についても、例えば、この当時の建築面積、約1,088平米とか、その約というところで、たかだか1平米、されど1平米で、やはりそれに財産という部分がありますから、そこはしっかりと確定させた上で、我々が議決案件として議決に付してこないと、約ということで、すみません100平米違いましたというわけにはいかないと思いますし、今、申し上げたように昨年のこの委員会の中で、この件については委員長として議論を進めさせていただいた部分があるので、その部分についてはしっかりと議事録を読んでいただきたいと思います。要望です。 ○高山 委員長 ほかも含めて質疑いかがですか。 ◆岸田 委員 資料の28番の生産緑地、ちょっと教えていただきたいのですけれども。新規として西嶺町地内ということですけれども、これは区から、こういうのはどうですかということでこちらの持ち主にお話しして、その持ち主が生産緑地にしたということでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 生産緑地につきましては、所管が産業経済部でございまして、そちらに確認したところによりますと、農地を持っている方々と連絡を取り合っておりまして、今回、指定下限面積を300平米に下げたというようなことから、そういう方々にヒアリングをかけて、それで希望があって追加したと確認してございます。 ◆岸田 委員 500平米から300平米に下げたということで、やはり緑とか土の土地を大切にしようということで、いろいろな、例えば緑化とか雨水が浸透するようにということで、これからそういう方向性で多分下げてきているのだろうと思うんです。宅地というか、都市化にならないようなということで。  そうすると、これからさらにそういうことを広めていこうという考え方が国にもあるのだろうと思いますし、区にもある。さらにもっと広げていくという方向性でしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 生産緑地の位置づけを広げていくのかというご質問ですが、先ほど申し上げましたが、区内の農地をお持ちの方々は、JAとかを通しまして産業経済部が常に連絡を取り合っていまして、それで情報を逐次提供しておるところでございます。したがいまして、今回の300平米も、今、委員がおっしゃったように、農地を緑化の一つとして確保しようという取り組みでございまして、法改正などの情報がありましたら、そういう方々にお知らせをして、なるべく確保できるような方法で動いております。 ◆岡元 委員 300平米以下でも、追加の場合は、この中馬込三丁目と鵜の木三丁目は認められるというか、もともとの当初の面積と含めていくということで。  ただ、30年の縛りというのは、新たに追加になった部分も当初の面積と合わせた形で、当初の2022年問題というところで、一緒に20年の縛りになるのでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 税制優遇等のこともありまして、現在、生産緑地に指定した場合には30年間の営農義務が生じてございます。  それで、当初の生産緑地につきましては、平成4年と平成5年に申請されておりまして、そのときに都市計画に指定をしてございます。  今回追加したものにつきましては、今年度都市計画変更をする予定ですので、指定日は今年度、指定されてから30年というふうにまた制約がかかるということで、別々になってございます。 ◆岡元 委員 その30年のタイミングで特定生産緑地に指定するかどうかとなると思うのですけれど、その場合、追加の部分は一緒に含まれるのでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 少し複雑な話になりますが、最低面積、今回300平米に緩和しましたので、300平米に満たないものにつきましては、追加したものに関しましても、追加したもとの緑地が生産緑地として位置づけられない場合には、それに合わせて生産緑地という位置づけがなくなります。  300平米を超えたもののみ、追加したときに独立して、そういう制約、30年間の税制優遇等が受けられるということでございます。 ○高山 委員長 先ほど、指定されてから30年という、その部分3年とか5年で終わってしまうということも当初のところをどうするかによってあり得るという。今の質問はそういうことですよね。 ◎榊原 都市計画課長 ですので、大もとの追加する前の当初面積の部分が、営農できないような理由があった場合には、それに合わせて300平米に満たない追加した部分も解除になります。 ◆野呂 委員 生産緑地がこうやって増えていくと、前回の条例の改正でいろいろ議論がございましたけれど、500平米から300平米にということで。でも、その結果こうして新規の方が増えていくというのは本当によかったなと私は思って。  また、特にこの嶺町のエリアというのは、その他も含めて緑の多いところで、大田区に残された貴重な場所なので、こうしたものはどんどん広報しながら、特別保全緑地のことも合わせて広報して、できる限り緑地が残っていくような手だてを、まちづくり推進部の方たちには頑張っていただきたいと思います。これは要望です。 ○高山 委員長 ほかいかがでしょう。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では、続いて、都市基盤整備部からの説明に対して、質疑があればお願いします。 ◆馬橋 委員 資料番号16番の台風15号に伴う対応についてということで、この日、本当に恐怖を覚える風と、私は地元で消防団にも入っているのですけれど、消防団も団本部を持っているところは、たくさん消防団員がいますけれど、水防第二態勢でつめて、緊急時に備えろという形でやっていましたが、本当に役所の皆様といいますか、緊急の対応をしていただいた皆様に心から感謝を申し上げたいと思っています。  本当に大変な中、雪谷の特別出張所も、自主避難場所として夜中も開けていただきまして、たしか2名、雪谷に避難をしてきた方がいらっしゃったと、出張所長から聞きました。  私の住んでいる管内でいえば、一番大きな神社の社務所の目の前のものすごい大きな木が倒れてしまって、これ本当に家の方に倒れていたら、もう家はぺしゃんこにつぶれていただろうなという。たまたま、ないほうへ倒れたからよかったのですけれど。  今回、被害状況も書いていただいていますが、まずは対応に感謝を申し上げるとともに、被害に遭われた方、区内にたくさんいらっしゃると思うので、継続した救いの手をぜひ差し伸べていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ◆須藤 委員 大田区は比較的早く情報を、自分も次の日、9日に区役所に来まして、都市基盤と危機管理室で早目に情報をあげて、かなり正確な情報が自分も大田ケーブルテレビを通じて入手できたのですけれど、ちょっと1点、気になるところがあるのですけれど、定例会の1日目で大田区長が言っていたことと、これに書いてあることが違って、大田区長は浸水被害が125件あると書いてあるのですけれど、資料では全ての被害合計で125件なのですけれど、どちらが正しいのかなと。 ◎保下 都市基盤管理課長 現在も、9日の17時現在の数値となってございまして、物的被害としましては125件、浸水のみですと9件でございます。  現在もまだ動いているという状況で、やはり地域の特別出張所などに寄せられた声などを、また1件1件、現在いますこちらの3部で連携しながら、まち部はがけ、また、飛来ごみにつきましては環境清掃部、都市基盤管理課につきましては全体の統括ということで、今も態勢をとりながらやっているという状況でございます。 ◆須藤 委員 また最新の被害状況がわかったら教えてほしいと思います。  多分、浸水被害、実際はもっと多かったと思うし、家屋の一部損壊も結構あったと思うんですね。だから、どのぐらい上がってくるかは別として、もし最新のものがあったら教えてください。  あと、多分、区長が言っていたのは、明らかに床上浸水が125件と言っていたので、それは訂正したほうがよろしいかと思います。 ○高山 委員長 それは後ほど確認をしていただきたいと思います。  ほかに。 ◆野呂 委員 私も、馬橋委員がおっしゃっていましたけど、本当にこの水防態勢でお疲れさまだったなと思いました。  私の住んでいる矢口一丁目は、夜中の4時に600件が停電になりまして、就寝中に急に明かりが、部屋の電気がついて、それからぱっと消えたので、停電だなとわかって全部つけたらだめだったのですけれども。それでも朝8時には復旧したのでよかったのですけれどね。やはり停電の大変さをしみじみと感じ、この区内の被害だけではなくて、館山さざなみ学校も大変な状況でしたので、そこにも職員を派遣して、今、支援していらっしゃるということをお聞きしておりますので、本当にまだ今月中かかるのでしょうかね。ガラスも壊れたり、子どもたちも大田区へ帰ってきていますし、そうした支援もこれから本当によろしくお願いしたいと思います。  あと、地元のラーメン屋さんの看板が落ちてしまったり、ビニールの看板が破けてしまったり、結構大変だったんですね。だから、都市というのは意外と弱い、こうした状況に弱いということで、やはり今回、千葉県からは自治体の市区町村、自治体に支援の要請が昨日から届いていると思うんですよね。それで大田区も緊急に物資を届けたり、頑張っていらっしゃるかと思うのですけれども、やはり区民の皆さんも倒木とか浸水とかで大変だったと思うので、本当にこれからもよろしくお願いしたいと思います。  あと、土のうですね。土のうの備えというのですか、千葉では全く足りなくて困ってしまっているという状況だったのですけれど。大田区では随時不足分は買い足して補給を充足していっているかと思うのですけれど、その辺はどうなっていらっしゃいますか。 ◎保下 都市基盤管理課長 私ども、土のう袋につきましては、各現場で必要数は十分保管しているという状況でございます。  今回、千葉県の被害に対しましても、特別区長会から、やはり各区の在庫状況の調査依頼がございました。大田区は現在2,200袋の土のう袋を支給できるよう、今現在、準備はもうしてあるという状況でございます。 ○高山 委員長 ほかいかがですか。 ◆福井 委員 1点だけ教えてください。  資料番号16番の後ろにあるのですが、区民等への注意喚起で、河川敷居住者へ避難喚起をしましたよということで、具体的にこういった人たちはどこに避難をするかというのを教えてください。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 河川の方々につきましては、多摩川緑地事務所を開放しておりまして、そちらに避難していただくよう指導しております。 ◆福井 委員 実際に、今回のケースだと何人避難されたというのはわかりますか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 0人でございます。 ○高山 委員長 ほかに。 ◆奥本 委員 資料番号15に関して質問していいですか。  監査結果が並んでいるのですけれども、12ページのナンバー12、13、15、16、17、21、この6件全部ふれあいパーク活動に関する報告があげられています。その内容も、これ読んでいると本当にひどくて、何でこんなことが野放しにされていたのかなという。保育園の子どもたちよりもゲートボールで優先的に使われていたとか、あと、平日21日中17日間、午前8時から11時の間、ゲートボールの使用がされていたとか。あと、区の許可なく勝手に看板を掲示していたとか、かなりひどいなと思うんですね。  こういう問題が浮上している限り、ふれあいパーク活動自体をもう一度しっかり考えなければいけないのかなと思いまして、この措置状況を見ていても、本当に点検活動を実施しますとか、実現に努めますとか、指導を行いますとかという、現状の制度をそんなに変えるつもりはないのかなという印象を受けました。  なので、例えば利用規則をもう少し厳しくするとか、問題がある団体は除名したりとか、活動支援金を渡さないなどの罰則も必要だと思うのですけれども、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 今、委員ご指摘のとおり、かなり監査内容については、ちょっとひどい例もありました。  今回、こういった要綱ですとか、現在決めております内容で、まず、指導であったり、あるいは点検であったりを行いまして、その後、必要に応じてそういった要綱ですとか、決まりについて改定等を検討していこうと考えてございます。 ◆奥本 委員 わかりました。  あと1点ですけれども、よく区内の公園が汚いのでもっと清掃してほしいとか、汚くて子どもを遊ばせられないというご意見も伺うんですね。確かに私も犬の散歩とかでうろうろするのですけれど、ごみがいつも散乱しているというところもあったり、大田区の公園は全体的に清掃がされていないなという印象を受けることも多いです。  公園の清掃をふれあいパーク活動の地域の人で行っているようですけれども、どのくらいの頻度で清掃をしているとか、清掃の報告というのはどのように受けていらっしゃいますか。  また、区ではふれあいパーク活動とは別に、公園の清掃というのはどのくらいの頻度で行っていらっしゃいますでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 ふれあいパーク活動の活動報告につきましては、ファックス等で各事務所に、毎日ではないですけれど、1週間単位でファックス等が届きまして、活動状況を含めて確認をしている状況でございます。  また、ふれあいパーク活動につきましては、清掃等を入れながら美化に努めているところでございます。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 ふれあいパーク以外の公園の清掃委託ですけれども、各地区地域基盤整備第一課・第二課ともに、清掃委託業務というものを発注してございます。一般的な公園につきましては、おおむね週1回行けるような形で清掃は入ってございます。 ◆野呂 委員 私はふれあいパーク活動をしているので、やはり樹木、どんな落ち葉があるかでお掃除の仕方が結構大変で、きれいにできるときと、難しいときと、樹木によって随分違うのですけれども。なかなか大変なときと、今は高齢者の方は早目に起きてお掃除をしてくださっているのでとても助かっているのですけれども。  やはり土に触れる機会が少なくなっているので、区民のそうした自主的な活動というのはとてもいいことだなと思いながらしています。  この監査の中で一つだけ、トイレですけれど、トイレの数と、トイレの形式の内訳の合計値が相違していたという指摘がございました。統一を図りましたと書いているのですけれど。  あと1点、区民の方から、オリンピックを目前として、公園のトイレの清掃について、もう少しきれいにできないかというご意見をいただいていまして、何か所かを持ち回りで、バイク便でお掃除に回って、本当に頑張っていらっしゃるのですけれども、やはり急いでいるために水をばーっと流しながら終わってしまうということと、あと、トイレの形状ですよね。小さい便器だとどうしても汚れがついてしまうのですね。だから、少しトイレのつくりも今後検討していって、使いやすい形が必要なのではないかなと、トイレのお掃除をしていて感じるのですけれども。  その辺は、今後、訪日客もたくさん増えていく中で、公園のトイレとか、やはり美化という点では特にご配慮を願いたいと思うんです。トイレの清掃をしている方が1人で何か所の公園を回っているのかということは、これはいかがですか。わかりますでしょうか。 ○高山 委員長 件数ということですか、1日に何か所行っているか。答えられますか。  では、後ほど個別にご報告いただければと思います。  ほかいかがですか。よろしいですか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会日程について確認いたします。  次回の委員会は、9月26日、木曜日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上でまちづくり環境委員会を閉会いたします。                午前11時58分閉会...