• "臨時保護者会"(1/1)
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  1. 大田区議会 2019-08-15
    令和 1年 8月  こども文教委員会-08月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 1年 8月  こども文教委員会-08月15日-01号令和 1年 8月  こども文教委員会 令和元年8月15日                午前10時00分開会 ○田村 委員長 ただいまから、こども文教委員会を開会いたします。  継続調査事件を一括して上程をいたします。  初めに、おおた重点プログラムについて、理事者の説明をお願いいたします。 ◎杉山 教育総務課長 私からは、共通資料番号1番をご説明申し上げます。  なお、おおた重点プログラムについてのご説明は、関連する委員会において共通でご説明申し上げているものでございます。  では、資料1をご覧ください。まず概要でございます。今回お示しをいたしました、おおた重点プログラムは、平成21年度から30年度までに推進をしてまいりました、おおた未来プラン10年の総括を前提に、令和3年度をスタートとする新基本計画にしっかりとつなげ、計画的な行政運営の継続を図るために策定したものでございます。  平成31年度までが計画期間となっております実施計画を統合し、実施計画に掲載されている事業に新たに事業を追加し、策定した計画となってございます。  続きまして、2番の策定の視点でございます。本計画は、「地域力」と「国際都市」を中心に据え、いつまでも元気なスポーツ・健康・福祉のまちから、地域の歴史・文化・芸術を育む観光・国際都市など、六つの分野を重点的に推進する計画として策定してございます。  最後に、3番目の施策の体系でございます。本計画における施策の体系図でございます。基本構想で掲げる基本目標1から3と、それぞれの個別目標から今回、おおた重点プログラム18施策を設定し、それぞれの施策から117の事業へとひもづけを行っているところでございます。  1-2で本編をタブレットのほうに配信をさせていただいています。少し内容をご説明申し上げたいと思います。まず、こちらの本編につきましての構成でございます。第1章は総論として、策定方針や計画の前提、計画書の構成及び見方などについて掲載をさせていただき、第2章は各論として述べさせていただいているところでございます。本委員会に関係があります教育委員会、それからこども家庭部について簡単に申し上げさせていただきたいと思います。  まず、教育分野でございます。本編の34ページ、タブレットで申し上げますと、180分の40ページをご覧いただければと思います。こちらにICT教育の推進、国際理解教育の推進、学校教育環境の整備等、教育委員会の事業を並べさせていただいております。  また、本編の57ページ、こちらについては、図書館について掲載をさせていただいているところでございます。  教育委員会の事業につきましては、実施計画並びに6月に策定をいたしました、おおた教育ビジョンに掲げております事業を整理し、また連携、整合性を図った計画となっているところでございます。詳しくは、後ほどご覧いただければと思います。 ◎中村 子育て支援課長 続きまして、こども家庭部が所管する個別の事業計画についてご説明いたします。  こども家庭部所管事業は、全てで10事業となります。10事業につきまして、本日は実施計画から変更した事業を中心にご説明させていただきます。  まず、本編のページ、29ページでございますが、家庭的環境における保育の充実についてです。こちらは、実施計画では、家庭福祉員制度の充実としていた事業でございますが、今後の方向性として、現行の家庭福祉員制度の見直しや子ども・子育て支援法に基づく制度への移行を視野に入れることを踏まえ、事業名をお示しのように変更してございます。
     次に、本編30ページ、地域型保育所等の整備でございます。実施計画の中では、小規模保育所等の拡充としていた事業でございます。地域型保育として位置づけられている小規模保育事業定期利用保育事業などを取りまとめた事業名に変更しております。  次に、31ページ、在宅子育て支援事業等の拡充をご覧ください。こちらは、今回の重点プログラムから新規事業としたものでございます。今後は、在宅子育て世帯の支援をより一層推進していく必要があることから、一時預かり保育と子育てひろば地域子育て支援拠点を取り組み内容とする新規事業といたしました。  また、38ページでございます。(仮称)大田区子ども家庭総合支援センターの整備については、実施計画では児童相談所の設置としていた事業でございます。こちらは、平成30年3月に策定した児童相談所基本構想基本計画において、子ども家庭支援センターの相談機能と児童相談所の機能をあわせ持つ機能を整備することとしたため、事業名を変更してございます。 ○田村 委員長 それでは、ただいまご説明いただきました、おおた重点プログラムについて、委員の皆様から質疑をお願いいたします。 ◆清水 委員 今、ご説明のあった子育てのほうの児童館の一時預かりについて、在宅子育て支援事業の拡充ということで、今ご説明があったのですが、児童館は今まで学童保育等が小学校等に移って、その場所は今までどおり区立が運営をして、それから前回もご報告がありましたけれども、新しく職員も採用するというお話が進められていて、少し私としては期待をしているところなのですが、具体的に、児童館で令和元年は児童館が45館で、うち拠点が3館。そして、令和2年には45館で、うち支援拠点が45館。全部令和2年には児童館45館、支援拠点も45館と、こう書いてあるわけですけれども、その辺の具体的な進め方についてと、この児童館で預かる対象について、以前に委員会で説明があったと思うのですけれども、今日調べてきませんで、申しわけないのですけれども、どのような子どもを、どのように預かるのかということを説明してください。 ◎中村 子育て支援課長 まず初めに、お話がございました児童館の中での子育て支援拠点としての相談の充実でございますけれども、こちらは現状45の児童館において、相談事業は全館で実施しております。職員による、これは委託、それから直営を問わず実施しております。  ここで、令和元年3館となっておりますのは、相談に特化した児童館が2館ございます。大森東の一丁目、それから東糀谷、それから今度新たにできました志茂田のおおたっ子ひろばの中にございますこの機能でございます。こちらが3館です。  令和2年度45館と申し上げましたのは、この地域子育て支援拠点としての位置づけを明確にして、国の制度もこれによって運営されていることから、しっかりと明確な位置づけをして、全館で今行っている事業をより充実させていく、各月に事業を設けるですとか、国の制度に合致するような形で、もう一度事業をしっかりと充実させていくという意味で45館での実施でございます。ですので、3館以外が現在相談を受けていないとかというものではございません。予定としてはそういう形です。  あと、一時預かりについてでございますけれども、まず、一時預かりの事業は、保護者の保育負担の軽減を目的として、生後5か月から小学校入学前までの乳幼児を対象に時間単位で子どもを預かる事業となっております。これは、事業概要の中に条件等お示ししておりますが、児童館で今実施しているのが萩中児童館でございます。保護者の方の事情は様々ありまして、通院ですとか、冠婚葬祭、その他リフレッシュも含めて、保護者の方にご利用いただくものでございます。萩中児童館2階の一時預かりルームでお預かりしております。区内在住で生後5か月から学校入学前の乳幼児をお預かりしているものです。 ◆清水 委員 あと、一時預かりは児童館でやると、全部の児童館でやるという方針ではないということで、萩中児童館のみということです。それで、45館の児童館の相談事業に伴うものですけれども、具体的な、何というのですか、私も東糀谷児童館をよく通るのですけれど、例えばベビーカーがずらっとすごくたくさん並んでいて、これはもし災害時のときちょっと心配だなとか、そういう今までの学童保育中心の児童館、一般児童ももちろん来ていましたけれども、そういう児童館と相談事業や、そういう地域の乳幼児のお母さんたちが利用するとシフトしているということですけれども、それに伴うハード的な面の整備はどのようになるのか教えてください。 ◎中村 子育て支援課長 現状児童館は、今、委員ご指摘のとおり、学童保育をやって、小学生がたくさん訪れるという、そういう児童館の想定だったので、駐輪場ですとか、バギーの置き場所ですとか、そういったことは非常に環境的に十分でないという認識がございます。今、工夫の可能な限りなのですけれども、自転車置き場を多少広くできるところはないかとか、そういった形で広げている施設の改修などは順次予算要求しながら進めています。  ただ、ご指摘にありましたように、自転車でお越しいただく場所、それから乳母車の置き場所、また天候にもよるのですけれども、そういったところに非常にご不便をおかけしているという認識がございます。可能なところから取り組みを進めていきたいと思っております。 ◆清水 委員 やはり、こうやって具体的に計画を見直したり、拡充したりしていっているわけですから、それに伴う具体的な整備等のいわゆる予算がかかったりとか、人手がかかったりとかすると思いますので、もちろんそれはやるということを前提に計画を私たちに発表していただいていると思いますので、その辺は十分よろしくお願いします。 ◆荒尾 委員 30ページの地域型保育所等の整備のところをお尋ねします。小規模保育等地域型保育所と位置づけられていますけれども、小規模保育連携施設をつくらなければいけないということが法律で定められていると思うのですけれども、それが令和元年度、2年度まで期限があったと思うのですけれども、いつまでに連携施設をつくらなければいけないのか、ちょっと確認でお願いします。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 当初、国のほうは、連携施設の整備を委員のおっしゃったとおり、令和2年度末までにということでしたが、なかなかいろいろな課題があって進まない自治体が多いという中で、5年間延長すると国は示してきております。  ただ、大田区はその5年を待たずして、今現在、まだ連携先が決まっていない事業者に対し、連携施設をマッチングさせるように、区が間に入って、今整備を進めているところでございます。 ◆荒尾 委員 5年延長されたということで、どうなるのかなとちょっと気になっていたところなのですけれども、でも大田区としては引き続き連携施設をつくるようにということで、事業者に指導しているということは理解できました。  1、2歳児を対象にしているので、ニーズはあるとは思うのですけれども、ただ、そうなると、連携施設もつくらなければいけないと期限が決められてはいますけれども、認可保育園を今すごく大田区は努力して増やしていますけれども、それでもやはり小規模保育というのは、必要なものなのか、それとも今後は必要なくなるものなのかと、どう捉えているのかというのを教えていただけますか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 今年度の待機児童数116名の内訳を見ていただいても、3歳以上は待機児童は0なのですが、やはりまだ0、1、2歳は待機児がいるという現状の中で、やはり小規模保育所の果たす役割というものは、必要なものであるとは考えております。  ただ、一方で、2歳までしか入れないということで、なかなか保護者の方からいろいろなお声をいただいている中で、連携施設をしっかりと設けることで、保護者の方も安心して小規模保育所に預けられるという環境整備を区として進めていきたいと考えております。 ◆荒尾 委員 そうすると、やはり連携施設の整備というのは急がれるかなと思いますので、ぜひそこのところは、3歳の壁というのも一時期言われましたけれども、それもなくなるように、よろしくお願いいたします。  あと、7番、33ページの保育園の改築・改修のところなのですが、大森西と南馬込の改築の整備に検討と推進とあるのですけれども、大森西保育園はこらぼの複合施設に入るということで、南馬込も複合化という形でしたでしょうか、ちょっと確認でお願いします。 ◎中村 子育て支援課長 馬込地区の整備にあたりましては、まだ全体像として全て着実にこの後いつのタイミングでという、大森西ほど具体的な状況にはなっておりません。 ◆荒尾 委員 新しくなるというのはすごくいいことではあるのですけれども、ただ、複合化によってこれまでの園庭の面積だったり、プールの面積というのが小さくならないようにということをどうしても心配するのですよね。やはり、子どもたちの成長のためにも、園庭の面積だったり、園全体の広いスペースの確保というのは大事だと思いますので、ぜひそこのところは、子どもの成長を考える立場で改築等を検討していただきたいということを要望します。 ◆清水 委員 この改築なのですけど、新蒲田保育園大森西保育園南馬込保育園は築何年ですか。 ◎中村 子育て支援課長 まず、大森西保育園ですが、開園は昭和45年10月でございます。新蒲田保育園は昭和45年12月でございます。南馬込、昭和42年9月でございます。いずれも開園の時期でございます。 ◆清水 委員 改築というのは、ここにもありますように、公共施設等管理計画の中でやっていくのだと思うのですけれども、いずれも築49年ぐらい。計画では60年ぐらいとなっていたと思うのですけれども、特に大森西については、改築はしていると聞いていて、大森西保育園は改築しているのだけれども、複合化ということで改築計画になっている。老朽化プラス複合化ということで、いろいろと状況がそれぞれ違っているのか、もし大森西保育園複合化計画がなければ、改築する必要がないのではないかなということがあるのと、後から大森北六丁目保育園の民立民営の委託の話もありまして、ちょっとこの公共施設の建て替え等改築計画について、区はどう考えるのかなと思って伺っているのですけれども、今、荒尾委員もお話ししたように、大森西保育園は老朽化よりも複合化計画が出ているからということで、確認していいのか。それから、新蒲田と南馬込については、この複合計画はなく、その場所で改築するのか、ご説明いただきたいのですが。 ◎中村 子育て支援課長 総合的な複合施設の全体の計画につきましては、お話にありますようにそれぞれの地域の様々な整備計画の中で、適地、それから適材、その土地が見つかり、かつその周辺にある施設を将来に向かってどうやって運用していくかと、そういうことが検討された上で、時期を見ながら進めているものと考えておりますので、今、大森西保育園につきましては、おっしゃるように全て建物が全く使えなくなっているという状況ではないと承知しております。  ただ、大森西地区全体の整備の中で、今後将来に向かって、大きな土地ですとか、そういう代替に適した時期は今であるという判断から総合的な計画として進んでいるものと認識しております。南馬込保育園につきましては、具体的にはやはりそれぞれの整備の中で、時期を見ながら進めているという状況かと思いますので、複合化か単体かというのは、現状まだ確定していないという状況でございます。  新蒲田は、大田区民センターの改築、施設の建て直し、それによりまして、大森西地区全体の中の動きなどもありまして、今、時期としては、新しくできるところに新たにもう一度入るという形で位置づけられております。 ◆清水 委員 そうすると、この計画の7の区立保育園の改築・改修の推進というところに、耐震診断の結果に基づく耐震改修や老朽化した保育園の改築・改修など計画的に進め、良質な環境を整備しますと、こう書いてあるところに入っているので、ちょっと質問をさせていただいたわけですけれども、特に今、大森西保育園については、改築もしているし、問題なく保育事業が行われていると伺っておりますので、先ほど荒尾委員がおっしゃったように、羽田保育園の場合はプールがなくなったり、園庭が狭くなったり、体育館はできたけれども、ほかの施設とのタイムシェアということで、保育の環境として様々な意見が出ていますので、ちょっとここが耐震診断に基づく改築計画なのか、複合計画に伴う移動だったり、改築だったりというのが一緒になっているとちょっとわかりにくいというか、区の姿勢が見えなかったので質問をしているわけですけれども。私の意見としては、やはり老朽化や耐震診断のもとで、一刻も早く改築しなければいけないというのは重々わかっていますけれども、そうではない場合でも、複合計画のほうを優先して建て替えるということが幾つか区で出ていますので、それについて一緒の項目で計画を区民に発表することについては、いかがかなという意見を持っておりました。要望させていただきます。 ◆松原〔元〕 委員 31ページの在宅子育て支援事業等のところなのですが、児童館の子育てひろば事業について機能強化をというところなのですが、既にお決まりでしたら、もう少し詳しく教えていただければと思います。 ◎中村 子育て支援課長 機能強化と申し上げましたのは、今、児童館はよくホームページなどで様々な事業を公表して事業を実施しております。これは、ご参加いただいた皆さんのご意見ですとか、再開を望むとか、いろいろなご意見をいただきながら進めているものでございますけれども、まずプログラムの回数とか、そういったものを安定的に毎月、それから年間を通して、複数回実施していくというそういう環境をつくることで、この枠組みで言っております地域子育て支援拠点としての位置づけを明確にするということになります。これによりまして、副次的には財源も一定程度確保できますので、そういった事業を明確にして、これまでのように今までやってきた事業だからやるとか、そういった形ではなく、しっかりと位置づけをして進めていきたいという、計画に見合うものとして進めていきたいということから明示させていただいたものでございます。 ◆秋成 委員 58ページの図書館なのですけれども、今回また令和元年、2年と区内3館、入新井、下丸子駅前特設コーナーとありますが、これは区が指定しているものなのでしょうか。それとも、各館の独自の自発的なものなのでしょうか。 ◎中平 大田図書館長 区が指定したこともありますし、手を挙げてきたところで、3館、三つの特色をもった特設コーナーというものを設けさせたという経過はございます。 ◆秋成 委員 では、その中で、例えばいろいろな関係団体とか、区のほうも関連していろいろな相談業務とか、あとそういった区のいろいろな連携ができると思うのですが、やはりそういった意味では、利用がアップをしていると思ってよろしいのでしょうか。 ◎中平 大田図書館長 特に、蒲田駅前の介護事業とかに関しては、非常に利用者が多いと聞いております。申し訳ありません。今、実績の数字は手元にないのですが、やはり特設コーナーを設けたことによって、そこの目的に来られる方というのは非常に増えていると聞いております。 ◆秋成 委員 では、今後何かこういったコーナーが増えていく可能性というのは、ないものなのでしょうか。いろいろな分野にわたって、広がっていくことはないのかなと思うのですけども、どうでしょうか。 ◎中平 大田図書館長 ただいま指定管理者の選定をし直しているところで、今の現時点での指定管理者の中で、特設コーナーというところの新たな提案というのは、今のところは出ていない状況ですが、好評であることも考えると、これから特設コーナーも再検討ということを考えていきたいなと思います。 ◆秋成 委員 最後に、たしか昔、分担で所蔵している、今でも残っていると思うのですが、またそういったものとは違った形で今展開していると思います。また、もともと持っていた分担している所蔵を生かし切れていないのではないかなという点もちょっと感じるのですけれども、また今後こういった部分で地域の方がまた違った形でその館を利用しながら、展開していただいているこの特設コーナーの中身と連携していけると思いますので、また新たな形で展開を要望したいと思います。 ◆荒尾 委員 同じく図書館のところですけれども、学校図書館との連携とあるのですが、今区が進めている区立図書館学校図書館との連携はどういうものがあるのかというのと、あと今後、どう展開していくのかということを教えていただけますか。 ◎中平 大田図書館長 現在は、学校図書館支援という形で1校につき70時間という時間を地域図書館の割振りによって、各学校に出張して、その時間数を支援していくというのが、学校支援という形で行われております。基本は、この70時間というのは、今後も続けていくというところで、今進めているところでございます。読書学習司書が全校に配置されたこともありまして、さらに連携を深めて、いろいろな展開を考えていきたいとは思っております。 ◆荒尾 委員 今後の展開というのは、まだ検討中ということですか。 ◎中平 大田図書館長 具体的な、どのような方策をとっていくかというところまでは至っておりませんが、既に例示として始めているモデル事業等になるものも聞いておりますので、そういったところをさらに充実させていけたらいいかなとは思っております。 ◆小川 委員 36ページの国際理解教育の点について、全然知識がなくて申しわけないのですが、ネイティブの先生がいらっしゃるのは、小学校で月に1回とかでしょうか。その辺を教えていただきたいのと、あとやはりいろいろな国の方のいろいろな英語があると思うので、ちょっとその辺を教えていただけますでしょうか。どのような形で派遣されているのか。 ◎岩﨑 指導課長 ALTですね、ネイティブの方ですけども、小学校1、2年生が各学級8時間。3、4年生が25時間。小学校5、6年生が現在は40時間で、中学校が10時間と、それぞれのクラスに業者委託をしておりまして、ALTの方、ネイティブスピーカーが授業に入って指導するという形で行っています。 ◆小川 委員 そうすると、業者委託なので、どういう先生が来ているかというのは、こちらでは全然わからないというか、大田区では全然どの国のどういう先生ということは入らないということでしょうか。 ◎岩﨑 指導課長 基本的には、英語をネイティブとしている方を派遣する形と思っています。 ◆小川 委員 国が気になるというか、いろいろなイングリッシュ、シングリッシュといって、インドとか、シンガポールとか、大分発音とかが違って、特に小学校とかは音で覚えるので、どういう形で、例えば小学校は特にイギリスの英語をしゃべる人にしているとか、そういうことではなく、もう本当に業者委託でやっておられますでしょうか。 ◎岩﨑 指導課長 ある程度、ネイティブスピーカーの、要するに英語を母語としている方を中心に行っていますので、多少の、確かにブリティッシュイングリッシュのみとはしていませんが、基本的には英語のスピーキングがしっかりとできる方を派遣していく形で行っています。 ◆小川 委員 わかりました。英語が特に今迷走していまして、大学入試自体がこれは別に国の問題だと思うのですけれど、大学入試がTOEICが撤退したり、ちょっと迷走していて、先生方も大変だと思うのですよね。小学校で英語は始まったものの、それがどこまで続くか。私も自分がやっていた経験上、あまり小さいときにやった人のほうが、なかなか伸び悩む部分もあるのですね。なので、そういうところも考えると、きちんとした音で入れるという意味では、小さいほうがよりすばらしい英語になるのですけれどもというので、また考えていきたいと思うので、いろいろと教えてください。お願いします。 ○田村 委員長 それでは、「おおた重点プログラム」についての質疑はよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 次に、本日の所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎岩﨑 指導課長 私からは、令和2年度使用教科用図書採択の結果について3点ご報告いたします。  1点目は、資料、令和2年度使用大田区立小学校教科用図書採択についてをご覧ください。  まず、採択までの経緯を報告いたします。教科用図書採択は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律に基づき、大田区教科用図書採択要綱に沿って行いました。  学識経験者3名、学校関係者3名、区民代表3名で組織された教科用図書調査委員会を5月13日、7月1日、7月9日に開催いたしました。  教職経験が豊かで、教育研究に実績がある教員で組織された資料作成委員会の調査研究や区民意見、学校意見を踏まえ、報告書をまとめたものを7月23日の教育委員会定例会で調査委員会の江森利公委員長、また伊藤均副委員長が報告し、8月7日の教育委員会定例会、また8日の教育委員会臨時会で審議し、13種目58種類299点の中から、資料のとおり採択をいたしました。  次に、2点目は、令和2年度使用大田区立中学校の教科用図書についてです。大田区立教科用図書採択要綱第13条に基づき、中学校においては、新学習指導要領が令和3年度に全面実施される前の令和2年度のみ使用する教科用図書を、現行使っているものと同様のものを採択いたしました。  3点目は、学校教育法附則第9条の規定に基づき、例年どおり令和2年度使用特別支援学級教科用図書も採択しております。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 私から、こども家庭部所管事項を2件続けて報告させていただきます。  まず、こども家庭部資料番号1番をご覧ください。令和3年度区立保育園の民営化等に伴う事業者募集について報告させていただきます。令和3年4月1日に民営化予定の区立保育園並びに民営化しております事業者を変更する保育園の運営事業者を募集するという報告でございます。  対象となる施設でございますが、区立東六郷保育園、区立東糀谷保育園、私立大森北六丁目保育園の3園でございます。  募集方法はプロポーザル方式により公募いたします。事業者の応募資格でございますが、東京都内及び近県において、認可保育所の運営実績を有する法人とさせていただいております。事業者選定委員会を設置いたしまして、その委員会の中で、審査、選定をいたします。  選定のスケジュールはこちらに記載のとおりでございまして、本委員会報告後、8月下旬よりホームページ等で募集を始めまして、第1次選定委員会を11月上旬、第2次選定委員会を12月上旬に行いまして、令和2年1月上旬には事業者を決定いたしまして、2月には保護者等に報告する予定となってございます。  続きまして、こども家庭部資料番号2番をご覧ください。私立認可保育所の開設計画についての報告でございます。  こちらは、令和2年6月1日に開設を予定しております、(仮称)にじいろ保育園西六郷の報告でございます。  運営事業者がライクアカデミー株式会社、所在地が西六郷三丁目26番、下の地図に記載のところでございます。建物の構造が鉄骨造2階建ての専用の施設となってございます。代替園庭を西六郷三丁目公園に指定しておりまして、定員構成がここに記載のとおり64名を予定してございます。定員につきましては、現時点の予定となっておりまして、今後開催されます子ども・子育て会議において審議いただき、決定させていただく予定となっております。 ○田村 委員長 それでは、まず教育委員会からの報告に対する委員の皆様からの質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 教科書の採択についてですけれども、新しい来年度の小学校の教科書が決まったということなのですが、調査委員会で区民意見だったり、学校からの意見というのがいろいろと出たと思うのですけれども、言える範囲でいいのですが、特にどういった意見が出たのか、言える範囲でいいのですけれども、もし言えたら教えていただけますか。 ◎岩﨑 指導課長 区民からは様々な意見をいただいておりまして、本当に、体裁、色彩ですとか、紙質の話ですとか、それから内容について等いろいろなことについて、本当に様々いただいているところでございます。 ◆荒尾 委員 学校からも意見があったと思うのですけれども、学校からの意見ではどんなものがありましたか。 ◎岩﨑 指導課長 先生方からは、それぞれの教科書の特色について、出版社によって、教科書の内容、構成の特色等がそれぞれ違いますので、それぞれについて、こちらのほうがよりこの部分は教えやすいのではないかとか、こちらのほうが見やすいのではないかみたいなご意見はたくさんいただいております。 ◆荒尾 委員 区民の皆さんと、あと現場で活用する先生方、学校とは意見がいろいろとあるとは思って、それを取りまとめて結論を出すというのはなかなか大変な作業だとは思うのですけれども、学校から意見が多数あった教科書というのも聞いておりまして、今回の採択と、あと学校側が主張したものと異なっていた教科というのが3教科だけで、それ以外は大体学校側と、あと今回の教育委員会と意見は一致したような印象を受けてはいるのですけれども、先生方はやはり子どもたちに何をどう教えたいかとか、やはり使いやすさとか、あと中身についてというのは、本当にじっくりと考えて、こうした結論を出されたと思います。私も教育委員会の傍聴に行きまして、採択の様子を見ていたのですけれども、本当に大変な時間を費やして議論をしてということで決めたということは、本当に大変な作業だったとは思います。ただ、やはり一区民としても、子どもたちがどういった教科書で学ぶのかというのは、大変興味もありますし、やはり健やかな成長であったり、子どもの教育のことを考えた教科書を今後も大田区として選んで使っていただきたいということを要望いたします。 ○田村 委員長 教育委員会はよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 では、続いて、こども家庭部からの報告に対する委員の皆様からの質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 今回、三つの保育園の事業者の募集ということなのですけれども、上の二つは区立園の民営化に伴うものですけれども、三つ目の私立の大森北六丁目保育園は既に民営化されている保育園の事業者の募集ということなのですけれども、今回、この大森北六丁目保育園の事業者の募集をすることになった経緯を教えていただけますか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 こちらは、現在大森北六丁目保育園は社会福祉法人島田福祉会というところが運営している保育園、私立園でございます。こちらですけれども、建物は区が所有しています。土地、建物ともに今、区の所有で、これを貸し出して、運営を行う法人にお願いしているというところでございました。  建物自体は昭和59年に竣工しておりますので、区が考える耐用年数にはまだまだ築33年程度でございますので、区としてはまだ改築の必要はないと考えておったところでございますけれども、運営法人のほうから、日々の改修に費用がかかることもあり、また自分たちが理想とする保育、これを行っていくためには、この園舎を自分たちの費用で建て替えて、土地は区のものですけども、その上に現在の園舎を取り壊して、新しい園舎を自分たちが保育しやすい、理想とする保育のための園舎を建て替えたいという申し出がございました。  これにつきまして、いろいろと区のほうでも検討しました結果、建て替え自体は事業者のほうで費用負担でやるということでありますので、区が引き続きこちらを所有して、改築の年度を待って改修するよりも、コスト面でも非常にメリットがあるだろうということ、あとは、今の運営法人が理想の保育のために建て替えを非常に強く要望されてきたというところもございますので、区のほうで検討した結果、建て替えはそれもよいだろうということで考えたところでございます。  ですが、建て替えにあたりまして、地歴調査を一度したところ、ここに以前東京電力の変電所があったというところがわかりまして、そうしますと、一般的にですけれども、変電所の設備があったというところには、地中に有害物質といいましょうか、PCBが発見される可能性が高いと一般的には考えられているというところから、もしこの改築をする場合に、取り壊した後でないと、今現園舎が建っているところというのは、地質の調査ができないものですから、一旦解体した後に、きちんと土壌調査を改めて行う必要があると。ここで万が一PCB等の有害物質が出てきた場合には、さらに土壌の入れかえ等々で、またその期間が延びてしまうということで、最長で2年程度は工期が延長される可能性があるということでご説明を差し上げたところでございます。  そうしますと、現運営法人の島田福祉会の考えでは、非常に計画が流動的で確定できないというところから、そうしますと期間的に自分たちが考える建て替え計画というものにのってこないということであれば、改築はちょっと諦めようと。ただし、改築を諦めて、現在の園舎で保育を続けるということは、選択肢として自分たちの理想とする保育ができないということから、2年後の令和2年度末をもって、大森北六丁目保育園の運営からは辞退したいという話がございまして、それで今回、後継の事業者の募集というところにつながってきたという経緯でございます。 ◆荒尾 委員 大森北六丁目の保育園は、平成19年にこの島田福祉会がこの保育園を運営しているということで、保育園としては移管してから6年から10年を目途にして、園舎の建て替えを想定していたということだったようなのですけれども、それを受けて、同じく民間に移管された北嶺町保育園と合わせて、大森北六丁目の保育園の建て替えをしたら、北嶺の保育園の建て替えをするということを想定していたようなのです。  平成28年に大田区に対して、ちょうど移管してから10年たって、平成28年に建て替えの希望を提示して、対応を求めてきたということで、平成29年に法人の福祉計画で園舎建て替えを盛り込んで、先ほど課長がお話しされたように承認をしたということだったのですけれども、この間、回答がなかったということで、再度この島田福祉会が大田区に対して確認をしたところ、先ほど課長がお話しされたようなことを説明されましたけれども、やはりこの間、時間がかかったということを法人のほうは言っているのですけれども、なぜ回答までに時間がかかったのかということを教えていただけますか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 こちらにつきましては、庁内でしかるべき検討をするのに必要な時間であったというところでございまして、例えば、区のまだ資産価値のある建物、これは新耐震基準に基づいて建てられた建物で、まだ十分に耐用年数があるという中で、これは当然区民の財産というところでございますので、そういったまだ十分価値が残っているものについて、果たして取り壊すというのはどうだろうといったあたりのところで、特に庁内のほうで判断するのに時間がかかりまして、こういったことになった、これだけの期間がかかったというところでございます。 ◆荒尾 委員 建物は大田区の建物でありますので、財産保全上の問題とか、そういうことで時間がかかったと法人に対してはそう回答されているのですけれども、それも含めて、それプラス地歴調査で変電設備の件が出てきたということが判明したわけですけれども、この島田福祉会に大森北六丁目保育園が民間移管された当初から、もう建て替えを考えますよということは法人のほうからは区に対して伝えられていたのでしょうか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 民営化当初にそういった話は聞いておりませんでした。 ◆荒尾 委員 島田福祉会のほうは、経年劣化を認識していたということを、この平成19年に民間委託したときに認識をしているようなのですけども、考えていますよとか、相談とか、そういうものも全くなかったということですか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 民営化にあたりまして、園を引き渡す際には、きちんと施設整備の担当の部署が現地を確認し、民営化で引き渡すのに必要な改修というものを行った上で渡しますので、我々としてはそこは問題ないと判断しておりましたし、その時点では、法人側からもそういった提示なり、提言なりというものがあったわけではございません。 ◆荒尾 委員 そうしますと、その10年後に建て替えを希望するというのは、初めて大田区に言ってきたということになるのでしょうか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 そのとおりでございます。 ◆荒尾 委員 島田福祉会も経年劣化を認識していた、その上で、この運営を引き受けたということになるのですけれども、もしそうだったら、経年劣化があって、ちょっと将来的につくりかえたいなという希望があれば、早い段階での対応もできたのかなと、こうした経過を見ると思うところではあるのですけれども、今後、こうしたケースが民間に移管した区立の保育園で起こる可能性もあると思うのですけれども、そうした場合に今後どういった対応をとるのかということを、大田区の考えとして教えていただけますか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 これにつきましては、やはり園舎の現状であったり、その老朽化の度合いであったりとか、あるいは先ほども申し上げた土地の具合であったりとか、あるいは財産管理の話であったりとか、あるいは建て替えに係る費用の話であったりとか、どれだけ補助が使えるのかとか、そういったもろもろのケースを想定しなければいけませんので、一律にこうだということはなかなか申し上げられないところでございまして、案件が個別に出てまいりましたら、その都度検討していきたいと考えております。 ◆荒尾 委員 大田区としては、区の建築物になるので、その耐用年数は大体60年と考えているのですよね。その60年の間は問題なく使えるということでいいのですよね。その60年に満たない建物については、やはりこうしたケースも起こり得るというのは十分考えられると思うのですよ。なので、今後もこうした建て替えをしたいと言ってきた事業者がいた場合に、どう対応するのかというのは、やはりきちんと整備の方針だったり、あとどうしていくのかということをしっかりと区の立場というのですか、それを明確にして、スムーズに事が運ぶようにしていただきたいと思います。 ◆清水 委員 今、私は大森北六丁目保育園保護者各位ということで、昨年12月8日付けの島田福祉会の理事長のお名前で保護者に出された今後の運営についてというホームページに載っていたものを見ているのですけれども、今のお話では、ちょっと島田福祉会と大田区では大きなそごがあるように感じます。  その保護者への文書の中には、まず第一として平成19年に運営に関するときに園舎の建て替えを想定していると、移管後6年から10年を目途として、経年劣化があるから法人の長期的な計画に盛り込んでいたと。これが区に通じていなかったということがちょっと非常に今びっくりしています。こういうことは、区としっかりと話し合いをして、ここには確認されていたと載っておりますが、先ほど課長はそういうことはなかったと。初めてお話を聞いたのが、平成28年だとおっしゃっていましたので、ちょっと心配になります。  まず、とにかく区立の民営化をする場合も、今回民立民営をされた保育園を民営化する場合も、とにかく先生から、調理師から、全ての職員が総取りかえになるわけで、それに伴う子どもの不安は大変大きくて、初めて区立保育園を民営化した際の様々な問題も出てきて、それらを受けて区は十分な引き継ぎ期間を設けるとか、丁寧にやっていくということで進めてこられたわけですよね。  そして、今回の大森北六丁目保育園の運営に対して、まず保護者からどうなるのですかという不安の声が上がって、この島田福祉会の説明会の説明内容を見ても、なかなか理解ができないと。先生たちは一生懸命やってくれていてありがたいのだけれども、先生たちは大丈夫なのか、子どもたちは大丈夫なのか、それから現在の経年劣化についてですけれども、やはりこれはまだ築年数が浅い、先ほどの改築計画の保育園に比べたら浅いのですけれども、ちょっと子どもたちが通ったら危険な場所もあるということも聞いておりますので、先ほどは整備の担当部署がしっかりと見ているから問題ないと判断しているというけれども、保育園のほうからは、問題があると言っていたというところでも、ちょっとすれ違いがあるのではないかなと思って、すごく心配をしています。
     土壌問題が最も大きな問題で、その間の仮園舎を借りる期間だとか、そういったことに大きな費用がかかるということで、今回島田福祉会は改築もしながら、民営化をして、この保育園の事業者として責任を持ってやっていくことができないとなっていますけど、先ほどの荒尾委員との繰り返しにならないようにしたいのですけれど、例えば、このように工期が長引くであろうということが予想されているときに、プレハブ園舎等のかかる費用等を区が援助するということは全くできないのでしょうか。そのできない理由をちょっと教えてください。 ◎間 保育サービス推進担当課長 このお話を運営法人島田福祉会にお話を差し上げるときに、工期が延びる可能性があるといった部分について、仮園舎であったり、仮園舎を建てるための土地の部分であったり、区としてもできるだけ負担が軽減できるような工夫はさせていただきたいということで、申し上げたところではございます。しかしながら、そのお答えとしましては、費用の問題ももちろんあるのだけども、そうではなくて、それよりも自分たちの理想とする保育に行き着くまでに期間が延びてしまうのは、それは承服でき得ないというところで、お返事をいただいたものでございます。 ◆清水 委員 そもそものところでいいますと、建物は区のものであると。土地も区のものであると。区のものである土地に土壌等の問題が出てきたときは、そこの費用は区がやると。それで間違いないと思うのですけれども、そういうこともちゃんと区がやりますよといっても、工期が延びることが一番の原因だということですね。わかりました。  それで、そもそものところですけれども、島田福祉会がみずからの費用で建物を改築した場合は、改築された建物はやはり区のものということですか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 建物につきましては、運営法人の所有ということになります。 ◆清水 委員 そうすると、そもそもの土地建物は区の所有として運用をお願いした契約のあり方というのは、その時点で変わるということでよろしいのですか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 土地をお貸しして、建物はご自身の建物として運用していただくという形で変わってくるということになると思います。 ◆清水 委員 そういう場合、民営化された保育園は、区に土地代だとか、年間お支払いしていますけれども、そういったものが大きく変わるということですか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 土地に係る賃借料をいただくということになりますので、金額としては変わってくると思います。 ◆清水 委員 これから新たに民営化に伴う事業者を募集するということですけれども、私どもは区立の保育園の民営化には様々な原因で反対をしています。それは、先ほどお話ししているように、どうしても運営された事業者は様々なコストの関係で、どうしても働く保育士の賃金確保が難しくなって、区立保育園の保育士よりも低賃金になる可能性がある。そうなった場合に、やはり人件費が大きく変わってきて、保育士の採用が困難だというところもあったりとかしていますので、様々な面で民営化についてはとどまるべきだという判断を区には要望しているのですけれども、それでも引き続き続けていって、民営化された園で、今回こういう民立民営の保育園がまた新たに事業者を募集するということに至ったというのは、大田区の今進めている保育行政にとって、非常に大きいものだと思います。  今るる説明がありましたけれども、先ほど一番初めにお話ししたように、保護者、区民に対して、なぜこうなってしまったのかという不安感というか、不信感というか、そういったものが区に来るのではないかと思いますけれども、区は、保護者への説明は、全部島田福祉会がやっていて、区はかかわっていないのでしょうか。区は、どのように保護者にご説明をされるのでしょうか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 今回の事業移管に関しましては、区のほうももちろん法人と一緒に保護者説明会を行ったところでございます。まず、今回のようなこういった建て替えが必要だというお話をいただきながら、最終的には事業者変更になりましたという、先ほど申し上げたようなご説明を昨年の12月だったと思います。1回目のご説明として、保護者の皆様にさせていただきました。当然、区も、私自身もそこに行って、直接説明をしております。続いて、職員がどうなるのかといったご不安等々もその場で当然ご質問が出ましたし、これについては、今回プロポーザルで事業者を公募しますというご説明を、つい先月、7月20日、土曜日にやはり同じように保護者説明会ということで園に伺って、私のほうからさせていただきました。その際も、当然そういったご不安になっていらっしゃるご質問がございましたので、そこについては、基本的に運営法人がかわるということは、職員もかわるということになるということなので、どれだけの今の先生方が残ってくださるかはわからないけれども、もし今の職員の方が残りたいというご希望があって、新しい事業者との間でそういった待遇面のお話等にもなってきましょうし、条件が合えば、新しい法人のほうではそれを雇用するというお話がもしあれば、島田福祉会としては、それは職員の希望でもあるし、それはいたし方ないと。そこを断ってまで、島田福祉会の中で職員を引き続き別の園等々で活躍していただくような場をつくるということではなくて、大森北六丁目保育園に残りたいという方がいらっしゃれば、そこはその希望をできるだけかなえてあげたいという話。また仮に、全ての職員が入れかわる場合でも、島田福祉会としては、引き継ぎが終わった後、4月から新しい事業者が運営が始めた後であっても、必要であれば、今の職員が一定期間、新しい保育園に入って、引き継ぎをきちんと行うことも考えているというご説明も島田福祉会のほうからいただきました。  そういったことで、できるだけ丁寧にご説明さしあげたつもりですし、また保護者の方のご不安というのも払拭されたものと、私はその場の感触として持っております。 ◆清水 委員 丁寧に説明して、保護者の不安が払拭されたと区は思っているというところで、少し安心はしておりますけれども、あと職員のことについても、それぞれの職員のご希望がかなえられるようになっていくというところについても、少し安心ではありますけれども、こういったことがないように、保育のしおりを見て、希望する園を決めて、保護者はやってくるわけですよね。区立民営化の予定の園については、民営化の予定ですよと、こう書いてあるわけですよね。でも、この大森北六丁目保育園については、その予定も何もなく、そのまま希望して、保護者は保育園に入っているわけですから、島田福祉会のほうはずっと区に要望していたと言っていて、区は聞いていなかったと言っているというところに差がありますけれども、そういうことがなるべくなく、安定して保育をやっていただくよう、区は最大の努力をしてもらいたいのですね。  やはり、先生たちは子どもたち一人ひとりの成長を本当に我が事のように、赤ちゃんから小学校に入るまでということで、見続けてくれていますので、それが職員が変わったから、ちゃんと愛情を持たない、そういう意味ではないのですよ。ただ、こういう民営化が終わった保育園ならば、そういうことも期待している親御さんもいたわけですよね。先生たちの入れかわりもそんなに激しくないと。そういう点からも、今回保護者の期待を裏切っている結果になってしまっていますので、大変大きな問題だと思っております。  大森北六丁目保育園の次に、東糀谷保育園について聞きたいのですけど、東糀谷保育園は、これは都営住宅の1階にありまして、これは東糀谷六丁目都営住宅の建て替えが今進んでいますから、その建て替えに伴うものなのだと理解していいのか、まずここから教えてください。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 現在のこの募集につきましては、確かに都営住宅の建て替え計画は進んでおりますが、まだ都営住宅の中にある現在の東糀谷保育園を運営していただく事業者を募集するものでございます。 ◆清水 委員 この東糀谷保育園も区立保育園民営化の予定の中に入っていて、予定どおりということですか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 そのとおりでございます。 ◆清水 委員 この東糀谷保育園というのは、羽田空港に一番近い保育園でして、非常に近くに穴守稲荷駅等もありますけれども、歩けば15分以上かかりますし、産業道路等のバス停まで、バス停はありますけれども、蒲田行きのバス停しかありませんし、割と地理的には不便なところにあって、大田区の区立保育園の民営化にするまず一つの説明の基本のところに、駅に近くて便利で、需要が多いところから順次民営化していくという説明を昔受けたことがあるのですが、そういったところとはかなりかけ離れている地域にある保育園だと思うのですが、もう決まったものだから進めていくということなのでしょうか。その辺については見直し等をすることはなかったのでしょうか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 民営化を始めてから、様々なことを検討し、改善できるところは改善しながら民営化計画というものを作成してきましたので、その計画にのっとって、こちらの東糀谷保育園は民営化するというものでございます。 ◆清水 委員 今、この東糀谷六丁目都営住宅の建て替えについては、建物が古いので、アスベストの問題等が出ていまして、この保育園もアスベストの問題など一時あったのですが、東京都がしっかりと改修して、それから園庭にある土壌の有害物質もきれいにしていただいて、いろいろなことがありながら頑張ってやってくださっているのですけれども、この業者をここにありますように、募集期間、ホームページ、選定委員会等日程が、スケジュールがありますが、区は東京都の今の建物の中にあって、改修計画が進んでいるよという、その園の独自の特徴というか、そういったものもどのようにお知らせをするのでしょうか。ホームページを見ただけではなかなか事業者はその辺についてはわからないと思うのですけれども。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 ホームページ等で募集する際には、当然要綱等を定めて、きちんと事業者に情報提供いたします。その中に、まだ詳細については未定ですけれども、もう既に都営住宅の建て替え計画は始まっておりますので、その予定計画等は盛り込んで募集させていただきます。 ◆清水 委員 区立保育園の民営化については、繰り返しになりますが、区立保育園区立保育園のままでという、そういう日本共産党区議団の強い要望を絶えずお話ししておりますけれども、民営化に伴う働く人たちの賃金や労働条件の問題や、一時だけだと思っておられるかもしれませんけれども、4月に一気に新しい事業者に保育士たちが全部変わってしまうということへの園児、保護者への大きな負担というものがありますので、もう本当に見直しを引き続き強く求めたいと思っております。  それから、最後にもう1回、大森北六丁目保育園は事業者には建て替えをしてもらうのですか。それとも、今の園舎のままということで、先ほどの要綱ではないですけれども、事業者を選ぶのでしょうか。最後にそのことについて。 ◎間 保育サービス推進担当課長 建物の改修は区としてはまだ改修の必要はないと判断しておりますので、現在の建物で運営をしていただく事業者を選んでいきたいと考えております。また、先ほど今の園のほうで危険と考えている箇所がまだあるがというお話もいただきましたけれども、当然そこにつきましても話は聞いておりまして、現場の確認はしております。区としては、躯体にかかわるような大規模改修というものは責任を持って行わせていただくという、今切り分けというのでしょうか、そのようになっていまして、それ以外の日常の補修にかかわる部分については、事業者のほうでお願いしたいということで契約をしております。今回、島田福祉会が認識されている不具合の箇所というところは、これは大規模改修ではなく、日々の日常の補修の範囲だと考えております。 ◆清水 委員 土壌の件はどうなるのでしょう。 ◎間 保育サービス推進担当課長 土壌の件につきましては、今地面がむき出しになっている園庭部分ですとか、それから土が出ているところについて、あるいは入り口から園舎に入るまでのところですとか、コンクリートで固めていない部分については、試掘といいますか、簡易的に掘って調査を行いまして、そこについては有害物質が発見されませんでしたという報告も合わせて園と保護者の皆さんには説明させていただいておりますので、現状の運営においては、特段そこの問題はないと認識しております。 ◆田島 委員 今回、この民営化する区立園2園の、この民立民営と公立民営の扱いの違いの理由を教えていただけますでしょうか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 民立民営というのは、全く私立の保育園として事業者が運営するというものでございます。公立民営というのが区立保育園として、業務の委託をお願いして運営していただくというものの違いとなってございます。  東糀谷保育園が都営住宅の中にございまして、建物は東京都が管理するという関係から、東京都のほうが全くの私立としての保育園の運営は認めないということでしたので、区立の保育園として事業を委託して運営していただくという形になってございます。 ◆田島 委員 今回の民営化に伴って、事業者が決定した後というのは、大田区と事業者との間で何かしらの契約行為か、もしくは協定書を締結するとか、何かそういうものはあるのでしょうか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 私立の民立民営になりましても、協定書をきちんと取りかわしてございます。委託ですので、委託契約という形の協定を取りかわし、契約を取りかわすという形でございます。 ◆田島 委員 その中には、事業者側からの辞退というか、そういった場合の取り決めというのは何か項目としてあるのでしょうか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 事業を撤退する場合という項目で、きちんとそこには両方とも盛り込んでございます。具体的に何年という数字ではございませんが、きちんと十分な期間を設けて、区と協議することとうたってございます。 ◆田島 委員 これがスケジュールとしては、令和3年4月なので、ある程度の間をもって、かわるというところで、今回のこの私立園についても事業者を変えるという話だとは思うのですけれども、先ほど、気になったのは、建物の建て替えとか、そういったところの話とか、また都営住宅に入っている園で、今後建て替えが予定されているよというところとか、言った、言わないの話になる可能性があるので、そういったところは別項目できちんと協定書なり、契約書なりに盛り込んでおいたほうがいいのかなと思ったのですけれども、そこら辺は何か考えていらっしゃるのでしょうか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 東糀谷保育園につきましては、改築計画はございますので、そのことは盛り込んでございます。建て替えて、具体的な期間とか、詳細については東京都のほうがまだ決まっていないということで、そこは示せていませんが、こうなる予定だという形では盛り込んで、きちんとそこを理解した上で受けていただくようにさせていただきます。 ○田村 委員長 こども家庭部への質疑はよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 それでは、その他で報告があるということですので、理事者のほうから説明をお願いいたします。 ◎元木 教育総務部副参事〔教育地域力担当〕 私からは、出雲小学校放課後ひろば事業の事業者を変更することになりましたことについて、口頭にて報告をさせていただきます。  事業者変更の理由ですが、本年4月、出雲小学校放課後子ども教室の非常勤職員が萩中のマンションにおける強盗事件の容疑者として逮捕されました。この事態を受け、5月と7月に2回臨時保護者会を開催しました。また、この間ですけれども、6月には本件に関するアンケートを実施したところです。保護者からは、区や事業者の監督責任、事業者の変更等についての要望が出されました。このような状況から、今回事業者より、出雲小学校での事業辞退の申し出があり、区としても事業者変更はやむを得ないと判断したところです。つきましては、今後、次期事業者の選定に向けた募集手続を早急に進めてまいります。  なお、次期事業者の選考や今後のスケジュール等につきましては、改めて9月の委員会で報告を行う予定です。 ○田村 委員長 ただいまの口頭による報告について、何かご質疑があればお願いいたします。9月にまた改めて報告をいただけるということですので、またそのときでも構いませんけれども。今日は受けとめるということでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、行政視察に伴う委員派遣についてお諮りいたします。  本委員会におきましては、8月28日、水曜日から30日、金曜日までの日程で、秋田県雄勝地域振興局の「湯沢雄勝みらいデザインU-15について」ほか4項目の視察を予定しております。  つきましては、会議規則第76条の規定に基づき、委員派遣承認要請書を議長宛に提出することにご異議はありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたしました。  最後に、次回の委員会ですが、第3回定例会中の9月17日、火曜日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、こども文教委員会を閉会いたします。                午前11時19分閉会...