◆
黒沼 委員 要望ですが、
スマートワークも、それから
ワーク・
ライフ・
バランスも私どもとしては、今の政府が安上がりの労働力として市場に持っていこうとしているのを、本当のジェンダー平等とジェンダーギャップを克服するためには、
人権問題としてという意味では
犬伏委員と私、正反対で、この部署が頑張ることはいいことだと思うのです。
中小企業も
犬伏委員が言うのも非常にわかる。苦しんでいますから、毎日ね。
私たちはそういう意味でも、
中小企業で働く
労働者の賃金もアメリカに学んで、何でもアメリカのまねをする日本ですから、ヨーロッパに学んで、
中小企業予算の人件費部分を増やせばいいと思うのです。
社会保険関係も、日本の
中小企業支援は非常に低い。これも政府の予算として非常に少な過ぎる。そうすると、
犬伏委員の悩みもなくなってくると思う、
中小企業全体が。
その立場から、
人権問題としてギャップを克服するための、女性の置かれている二つの
状況、本当に男性並みに働こうと思うと、結婚、出産、育児というのを抱えていながら、男性並みに働くにはどうするのか。そのために諦めると低賃金でパートしかない、フルタイムでできない。
そうすると、男女平等、同一労働にならない、この度しがたい矛盾をこの
取り組みで解決していけるのかということでの
取り組みにしていただきたい。要望しておきます。
○
松原〔秀〕
委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松原〔秀〕
委員長 それでは、次に参ります。
資料番号3番、
大田区を離職した
管理職員の再
就職状況についてをご質疑願います。
◆奈須
委員 これ、
営利企業等とあるのですけど、
社会福祉法人は
営利企業ではないと思うのですが、対象範囲はどこになるのでしょうか。
◎須川
人事課長 営利企業などという言葉を使わせていただいておりますが、
営利企業と、それから非営利の法人という規定になっています。具体的には、国だとか、都、区だとかは、除かれますよというご認識をいただければと思います。
◆奈須
委員 そうすると、対象とする
事業者は、行政から一定の
事業であり、何かを受託できたりとか、関係性のあるところについてということになるわけですか。
◎須川
人事課長 区と特にかかわりのあるだけではなくて、就職すればかなり制限がかかりますよということでございます。
◆奈須
委員 そうすると、金銭的に何ら関係がなかったとしても、これからどうなるかもわかりませんし、全てということになるというご説明だと思うのですが、それについて、
報告に基づいてというのがあるのですが、これ、
報告しなかったりしてもいいのですか。だから、
報告はどのようにされる仕組みになっているのでしょうか、義務化とか。
◎須川
人事課長 この規制につきましては、毎年、退職をされる方々へのいろいろな手続に関する説明会というのがありまして、まずはそこでこういう規制がありますよという周知をします。特に
管理職につきましては、大体3月にやめるのですが、4月にお手紙を出しまして、こういう規制がありますと、2年以内に再就職をした場合には必ず区に
報告をしてください。なおかつ、それは公表することにしていますという承諾ももらうことにしております。
◆奈須
委員 現実に、何人ぐらいがこのルールに基づいて
管理職、
管理職以外、
報告が上がってきているのでしょうか。
◎須川
人事課長 これまでの
報告、まずは
報告をして公表するのは
管理職員のOBに限っています。というのは、区を離職した
管理職が
営利企業等に再就職し、
契約等での働きかけという趣旨からいって、そういう権力ということではないのですけど、影響力が高いと思われるという考え方で
管理職に限っているところです。
これまでに、今現在、規制がかかっている方というのは、今日お示しした方だけです。この前までは、既に2年を経過していまして、今日現在はこの方だけで、具体的には昨年はお一人、
委員会でご
報告させていただいて、一昨年は3人の方をご
報告させていただいております。そんな
状況です。
◆奈須
委員 大体わかりました。一つ、これはどうしろということでもないのですけど、感想というか、思ったのですが、今、いわゆる
管理職というお話があったのですが、係長クラスでも、やはり行政的な
制度についてはよくご存じということでは、そのノウハウを使ってビジネスを始めていて、結構問題になっていたりするようなビジネスもあると聞いています。
なかなか難しいのですけれども、公的な立場にあるものが、退職後に誰のために何をしていくかということについて、退職後までいろいろな求められるというのも大変なことだと思う反面、やはりそれが
社会的な影響を及ぼすというところでは、こういう法令があるのも当然のことかと思うのですが。
係長職が全くスルーでいいのかというと、そうでもないというのは、ちょっとこれは感想として、今後またいろいろな場面で出てくるかもしれないと思いますけれども、発言だけさせていただきます。
○
松原〔秀〕
委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松原〔秀〕
委員長 では、次に参ります。
資料番号4番について、お願いいたします。
◆
黒沼 委員 報告番号6なのですが、
大田区外の業者との
契約ですが、
大田区内の業者にならなかったかという、何か経過はございますか。
◎鈴木
経理管財課長 こちら、先ほどのご説明でも申し上げましたが、こちらの設備につきましては建物の設置時にメーカーで設置をしていただいている業者でございまして、この間、保守点検、メンテナンスのほうも継続してやっていただいている
事業者でございます。
今回、こちらの大型の交換
工事などを行うには、技術的な要素等も含めまして、こちらで
契約しないとできないということで、
地方自治法施行令第167条の2の第1項第2号の規定に基づいて
随意契約を締結させていただいたものでございます。
○
松原〔秀〕
委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松原〔秀〕
委員長 それでは、次に参ります。
資料番号5番につきまして、土地の取得について。
◆
黒沼 委員 今の方針をお聞きしたいのですけど、以前、環8の蒲田警察の横に公園があって、その裏の駐車場を売りに出されたときに、公園を拡張するのに関係する土地を買いますよと。増やしませんけどという言い方でしたが、そのときは買いませんでした。これ、拡張に値していると思うのですけど、今、公園を拡大していく方針はどのようになっているのですか。
◎鈴木
経理管財課長 経理管財課としては、
事業課のほうで必要があって取得がされるということになっておりまして、その手続について取得した場合に、こちらの
委員会のほうでご
報告させていただいているということでございまして、今回は、都市基盤整備部のほうで公園用地として拡幅用地として活用ができるということで、売り主からの意向もございまして、今回、取得に至ったということでございますので、今回のことについては、そういう経緯で取得したということでご
報告でございます。
◆
黒沼 委員 私は、大変いいことだと思う立場で言っているので、大いにこれはやってもらいたい。ただ、昔、そうならなかったときがあるので、その時々によって変わらないでもらいたいと。拡張は、うんとやってもらいたいと、要望だけしておきます。
○
松原〔秀〕
委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松原〔秀〕
委員長 よろしいですか。
では、続きまして、次に、
事業概要以外の
区民部からの
報告に対しましてご質疑をお願いいたします。
資料番号2番です。
◆
黒沼 委員 質疑ではなくて意見でいいですか。
○
松原〔秀〕
委員長 どうぞ。
◆
黒沼 委員 意見、一つだけ。
区民の視点に立ったサービスの提供のところに、
区民に信頼される窓口を目指してさらに正確、迅速、丁寧と。
(「それは違うではないのか」と呼ぶ者あり)
○
松原〔秀〕
委員長 事業概要のことではない。
◆
黒沼 委員 だから、質問しないと言っているのよ。
○
松原〔秀〕
委員長 事業概要以外と申し上げたのです。
◆
黒沼 委員 だから、質問以外で、意見で良いですかと、良いと
委員長は言ったではないですか。
○
松原〔秀〕
委員長 今、議題にしているのは、
区民部から
事業以外の
区民部の
報告に対して、こちらの
資料についてと申し上げました。
◆
黒沼 委員 では、その他で聞きます。わかりました。
○
松原〔秀〕
委員長 もう1回、戻します。先ほど、ご
報告がありました
収納状況につきまして、ご質疑お願いいたします。
◆奈須
委員 特別区民税が
上昇傾向というのは、これは人口が増えているからという理解をしているのですけれども、たしか補正予算の中でも最終補正のところで人口が増えたと思うのですけれども、そういう理解でよろしいのでしょうか。
◎青木
納税課長 特別区民税の収入額が増えているというのは、まず
調定額が本当に大きくなってきているということもございます。
委員おっしゃるとおり、人口増等の影響により
調定額が増えていること、それから、
収納率も上がってきているということで、
収入済額が増えているということでございます。
◆奈須
委員 一方で、
国民健康保険料のほうは、減ってしまっているという、ここについての分析は、どのようにしていらっしゃるのでしょうか。
◎牧井
国保年金課長 国民健康保険は、年々被保険者数が減っております。ここ最近の傾向ですと、年大体5%ぐらい減少しております。その影響が一番大きいと分析しております。
◆奈須
委員 国民健康保険に入っている被保険者数が減ると、他の健康保険でその方たちは吸収されるのでしょうか。されているかどうかの把握はできているのですか。
◎牧井
国保年金課長 国民健康保険を資格喪失する理由、もちろん後期高齢者医療
制度に移る方もいらっしゃいますけれども、今、一番多いのは、
社会保険とか、他の保険に移る方が
一番多くなってございます。
◆奈須
委員 他の保険の数と、国民健康保険だったり、後期高齢者医療保険の被保険者の数というのは、
大田区では経年変化というのは出せるのですか。
◎牧井
国保年金課長 他の
社会保険等についての詳細な数は把握してございません。
◆奈須
委員 私も前に調べようと思って、数を出すのが難しいということでは伺っているのですけれども、結局、国民健康保険が減ることと、他の
社会保険にいきますよという理由だけはわかっても、実際に
社会保険を受けている人がどのぐらいいるのかという数字がないので、一方で無保険者が増えていないかなというのがとても心配なのですね。そういうデータとかも出せるようにしていかないといけないのではないかと思うのですが、
大田区としてはそういう把握はできているのでしょうか。
◎牧井
国保年金課長 無保険者の把握は、なかなか難しいところがございますので、
大田区としても現在、正確なところは把握できていない
状況です。
◆奈須
委員 今、正確なというお話もあったので、ぜひ今度、いろいろ勉強させていただきたいとは思うのですけれども、やはり本当に、月並みな言い方ですけれども、所得が減る、各保険料負担が大きくなる、可処分所得が減るという中で、では、実際に医療を受けるときに医療費が払えるかといったら、払えそうにもないような人は、そもそも、保険料を払っても無駄ということはないですけど、負担が大きくなるばかりという形で、無保険者というのも、そもそも払えないとか、そういう
状況もすごく心配で、やはり今の
区民の
状況を知っていくためにも、本当にどれだけの方たちがしっかりとこの
社会保険に加入しているかという
状況は把握していくべきではないかと、これは意見として申し述べておきます。
◆
黒沼 委員 要望で結構ですが、
区民税が増えているのですけど、私らが議員になったことでいくと600億円だったものが700億円、100億円ぐらい増えている。非常にいいことだと思うのですけど、そういう意味で、区の位置づけとしてはシティマネジメントに関しても、財政の健全性を維持しているということでいいのでしょうか。
◎梅崎 財政課長
委員お話しのとおり、財政の健全性は維持していると考えております。
◆
黒沼 委員 後でいいのです。
事業概要のところで、そういう書き方をしないで、厳しい財政
状況が続く中と書かれているのです。今の答弁と全然違うので統一したほうがいいと思う。要望しておきます。
○
松原〔秀〕
委員長 ご要望でいいですか。
◆
黒沼 委員 ばらばらで何が本当かわからない。
○
松原〔秀〕
委員長 書き方についてのご要望ですね。
ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松原〔秀〕
委員長 それでは、終了とさせていただきたいのですが、先ほどの
黒沼委員の、その他ということで、簡潔に1問だけ。
◆
黒沼 委員 丁寧ではないと思うところが一つありまして、税に関して窓口に相談に行ったとき、本当に納めようしない、法を守らない人なのか、納めたくても納められない
状況なのかということがあって、一つは相続したときなのです。未納者が相続して、それをやめたいときは相続を放棄してもいいのですけど、お父さんの仕事を続けたいと思ったときに、相続すると負も相続するものですが、そのとき立ち上げたときに、5万円なら納められますよという努力するわけですよ。
でも、区は2年間で全部返せという立場にある関係上、だめだと、15万円納めないと差し押さえると。実際、差し押さえたのもあるのですが、それが丁寧なのでしょうかということで、丁寧とはどういう意味ですか。
○
松原〔秀〕
委員長 丁寧という言葉の意味ですか。
◆
黒沼 委員 はい。
○
松原〔秀〕
委員長 では、簡潔にご答弁願います。
◎青木
納税課長 丁寧にというのは、どういった意味かというご質問でございますが、納税者の方の財産調査等も得まして、資力をよく見た上で、ご相談に乗りながら、納付可能な金額を決めていくということでございます。
◆
黒沼 委員 今の答弁、大変いい答弁でした。納付可能な金額を決めていくということを承って、ありがとうございました。結構です。
◆奈須
委員 都市計画マスタープランの改定の作業が始まったということで、先日、傍聴したのですけれども、そこの中の
委員の方のご発言の中で、これまでの都市計画マスタープランは割と絵に描いた餅と言われるような抽象的な発言も多かったのですが、数値目標を入れたらどうかとかという発言があったのと、あと、前回の東京都の都市計画マスタープランの中身を見ていますと、都市の施設としての具体的な表記が非常に多かったのです。
策定の中では、各種の計画との整合性という話もありましたが、そういった数値目標を入れたらどうかとか、具体的なことも書き込んだらいいのではないかという、仮に改定が行われているとすると、単なる各計画との整合性だけではなく、いわゆる財政的な裏づけというのもないと、今回の都市計画マスタープランの改定というのは、難しくなるのかと思ったのですけれども、そのあたりについては都市計画マスタープランの
委員の発言などについての情報交換というか、できているのでしょうか。
◎山田
企画課長 今、
奈須委員のほうから都市計画マスタープランの改定につきましての幾つかのご質問がございましたが、私どものほうは、
企画経営部という立場で申し上げますと、やはり全庁の連携というか、横軸を打った区政というのを実現、展開していくということで、常に動いている部局でございます。
したがいまして、他部局で計画をつくるという場合には、当然、私どものほうの
企画経営部のほうと緊密な連携をとりながら、当然、当該部局と基本となる、昨年で言えば、未来プランのような
基本計画との整合性は当然でございますが、それ以外にもその他の部局の計画との整合性ですとか、また、
委員からお話しがありました、絵に描いた餅にならないようにということで、財政につきましては財政当局のほうでいろいろ先々のことまで把握はしますが、やはりこういったご時世でございますので、見通すのも困難な
状況でございますので、そういったところにつきましては、実施計画なども使いながら、予算の裏づけに基づいてお示しできる範囲は、
区民の方にも公表するとともに、庁内の計画の策定にあたっての連携というのはしっかりととっているところでございます。
○
松原〔秀〕
委員長 奈須委員、簡潔に。
◆奈須
委員 この間の計画の策定で言えば、都市計画マスタープランの改定なしに、都市づくりビジョンをつくってしまって、現場の中での
委員の発言の中でも、都市づくりビジョンとの整合性はどうなのかというのは、都市づくりビジョンの計画の策定のときに、都市計画マスタープランと整合性はどうなのでしょうかという発言がありながら、都市づくりビジョンをつくってしまったわけですね。
今度は、その都市づくりビジョンと、もう1回都市計画マスタープランを改定して、都市計画マスタープランを整合性をとっていきましょうということになりますので、やはり、かなり具体的な問題も含まれていくと私は傍聴していて拝聴しておりましたので、ぜひそのあたりは計画としての整合性に加えて、財政的なものもぜひ裏づけをとりながらの改定という作業に加わっていただきたいと、これは要望しておきます。
◎青木
納税課長 先ほどの答弁の補足ということで説明させていただきます。納付可能な額ということで申し上げましたけれども、その納付可能な額というのは、納税者の方が納付可能といって決める額ということではなく、こちらのほうで法令に基づいて決められた期間内に納められる金額の中で、こちらのほうで判断していくということになります。
◆
黒沼 委員 ここの進め方ですけど、
事業概要というのは、ちゃんと論議すべきだと思います。憲法ですよ、そういう意味でいけば。そのことが正しいかどうかを議会がチェックする立場で、よりよいものにしていく関係のときに、根本的なものを論議しないなどというのは、議会としていかがなものかと、
委員長としても考えていただきたい。副
委員長も
委員長を補佐する立場ですからよく論議して、今後、
委員会らしい
委員会にしていくためには、
事業概要というのはきちんと論議すべきだと思います。
○
松原〔秀〕
委員長 ご意見として承っておきます。
◆奈須
委員 私も
事業概要について、個々の細かい一つ一つまで、どこまでここでやるかというのは、確かにあると思うのですけれども、例えば私は区長の
トップマネジメントという言葉が出てきたのも、今回の
事業概要が初めてなのです。
ちょっとさかのぼってみても、予算だとかという中で使われてきた言葉で、これがどう今後の
大田区政の中でというところでは、とても気になることもありますし、やはり
事業概要について議論すべきではないかと思います。
○
松原〔秀〕
委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、
継続調査事件を一括して継続といたします。
次に、継続審査事件を一括して上程いたします。
継続分の陳情につきまして、
状況の変化等はございますでしょうか。
◎中澤
総務課長 状況の変化等はございません。
○
松原〔秀〕
委員長 委員の皆さん、いかがでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松原〔秀〕
委員長 それでは、継続分の陳情につきましては、一括して継続といたします。
最後に、次回の
委員会日程についてですが、次回は、8月15日、木曜日、午前10時からの開会でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
松原〔秀〕
委員長 では、そのようにさせていただきます。
以上で、
総務財政委員会を閉会いたします。
午前11時01分閉会...