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  1. 大田区議会 2019-02-25
    平成31年 2月  まちづくり環境委員会-02月25日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成31年 2月  まちづくり環境委員会-02月25日-01号平成31年 2月  まちづくり環境委員会 平成31年2月25日                午前10時00分開会 ○深川 委員長 ただいまから、まちづくり環境委員会を開会いたします。  本日は、付託議案の討論及び採決、新規付託分の陳情の取扱いの決定を行い、その後、補正予算の説明及び質疑を行います。  続いて、本日分の所管事務報告について理事者からの報告及び質疑を行いたいと思います。  委員並びに理事者の皆様のご協力をお願いいたします。  ただいまから、本委員会に付託されました4件の議案の審査を行います。  第15号議案 大田区特別区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例ほか3件を一括して議題といたします。  質疑は、前回行っておりますので、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 それでは、4件全ての議案の質疑を終結いたします。  これから討論を行います。  討論は、4件の議案を一括して、大会派から順次お願いいたします。会派名は、略称とさせていただきます。  それでは、自民からお願いします。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、ただいま上程されました議案、15、16、17、18号に対して、賛成をいたします。  この際、若干の意見を述べさせていただきます。  第15号議案 大田区特別区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例について、賛成をいたします。  本条例の改正について、理事者より、道路占用料算定の基礎となっている固定資産税評価額が平成30年度に評価替えされたことに伴い、評価替え後の額を適正に反映させる必要があるため道路占用料を改定するもの、評価替えにつきましては、3年に一度特別区同時で変更を行っていることが理事者より説明がありました。
     東京都の地価が上昇傾向の中、道路空間の価格も上昇することは想定できる範囲内と認識しております。その中で、道路占用料の上昇分を各企業者に負担を求めることも理解ができます。特別区同時の値上げについても、道路の連続性の観点から、適正と思われます。  以上のことから、本議案について賛成いたしますが、今後も固定資産税評価額の変動に注視をしていただき、適正な価格設定を求めます。  続きまして、第16号議案 大田区公共物管理条例の一部を改正する条例について賛成をいたします。  本条例は、道路として認定されていない通路や水路などを管理するためのものであり、特別区道と同様、占用物があり、改定も3年に一度実施しているとの説明が理事者からありました。第15号議案の考え方と16号議案が同じ点については理解できるものであります。また、大田区道との連続性との観点からも改正は必要であると考えます。  以上のことから、本議案について賛成をいたしますが、15号議案と同じく、今後も固定資産税評価額の変動に注視をしていただき、適正な価格設定を求めます。  続きまして、第17号議案 大田区公園条例の一部を改正する条例について賛成をいたします。  本条例の改定について、理事者より道路占用料算定と同様で、固定資産税評価額が平成30年度に評価替えされたことに伴い、評価替え後の額を適正に反映させる必要があるため、公園占用料の改定をするもの、公園占用料も3年に一度特別区同時で変更を行っていることとなっております。南雪谷五丁目10番14号にある区立水神公園の増設部に多目的室を新設するために、使用料等を定めるものであります。  また、河川敷駐車場の利用料の徴収単位を1回から1日に改めるなど、規定の整備について発言がありました。公園占用料については、第15号、第16号議案と考え方は一緒であり、理解ができるものであります。区立水神公園の使用料について、午前1,500円、午後2,000円の利用料についても、受益者負担の考えから利用料を求めることは他の施設も同様でございますので、無料とならないことは理解ができます。  規定整備に関して特段の意見はございません。  以上のことから、本議案について賛成をいたしますが、水神公園の建設にあたり、地域の皆様と話を進めながら進めてきたことと思います。どの施設も同じかと思いますが、公園施設は、特に地域の理解が必要なものです。地域の理解がなければ、区民の理解も得られないと感じております。今後も、地域と連携をしながら、施設運営をしていただきたいと思います。  続きまして、第18号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、賛成をいたします。  理事者より、本条例は、大田区立下水道関連施設等に設置された公園に関する条例で、このたび区立森ケ崎公園有料施設として、フットサル場、駐車場、シャワー室を新設するため、使用料等を定めるものと説明がありました。新規で開設するフットサル場の料金は、平日・休日等異なりますが、駐車料金、シャワーについても、17号議案でも述べましたが、受益者負担の考え方は理解できるものであります。料金についてもほかの施設と同様の料金設定ですので、利用に関して違和感はないものと思っています。  以上のことから、本議案については賛成いたしますが、水神公園同様、地域と連携しながら施設運営をしていただきたいと思います。 ○深川 委員長 続いて、公明、お願いします。 ◆田島 委員 大田区議会公明党は、ただいま上程されました第15、16、17、18号、全議案について賛成とし、この際若干の意見を申し述べます。  第15号議案 大田区特別区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例及び第16号議案 大田区公共物管理条例の一部を改正する条例は、3年に一度の固定資産税評価額評価替えに伴う使用料の改定であり、特段異議を唱えるものではありません。  なお、言わずもがなのことではありますが、区は占用者に対して工作物等の適正な管理や、不法な占用物に対する指導など、厳正に行っていただきたいことを申し添えておきます。  第17号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例は、固定資産税評価替えに伴う占用料の改定と、水神公園の多目的室新設に伴い使用料を定めること、河川敷駐車場使用料徴収単位を1回から1日に改めるなど、数点にわたる改正のため、それぞれへの見解が分かれるところではありますが、大枠として、公共施設の区民利用の利便性向上につながることであり、賛成いたします。  なお、公共施設に使用料を課すことに反対の意見を述べられる方もいらっしゃいますが、使用料は、同等の民間施設を利用するより、各段に低い料金が設定されております。また、公共施設は建設費だけではなく、維持管理にも税金が投入されております。しかし、区有施設は全ての区民が同じように使用するわけではありません。施設を利用する区民とそうではない区民との公平性の点から言えば、利用者に使用料をご負担いただくことは妥当だと考えます。  こうした点も踏まえて、施設の利用方法や利用状況なども考慮した適正な使用料の改定、設定を要望いたします。  第18号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、森ケ崎公園の設備が更新され、新たな魅力が創出されたことは喜ばしいことと受けとめます。とはいえ、駐車場の運用など、懸念があることは否めません。森ケ崎公園については、下水道施設という本来の施設目的もあります。今後の運用については、さらに詳細に検討していただきたいと申し添えておきます。 ○深川 委員長 続いて、共産、お願いします。 ◆清水 委員 日本共産党大田区議団は、第15号議案 大田区特別区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例、第16号議案 大田区公共物管理条例の一部を改正する条例に賛成いたします。  今回の改正は、3年に一度の固定資産税評価替えによるもので、23区統一とのことです。道路上や通路、水路上の電柱、電線、変圧器等は、インフラを支える重要なものです。区長が許可しています。しかし、家の玄関前や狭い道路にある電柱は、時として安全を脅かすものにもなります。占用料が入ってくるからよしとせず、絶えず、区民の安心・安全の立場をとっていただくことを申し添えさせていただきます。  第17号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例には反対いたします。  公園内の占用料徴収については、15、16号と同様ですが、反対の理由は、新たに水神公園の多目的室の使用料を加えることについてです。  現在区内の公共施設は足りない、借りられない、使用料が高い、マイク等の備品が不具合などの要望が上がっております。水神公園に新たな多目的室が設置されたことは喜ばしいことですが、午前1,500円、午後2,000円の使用料の設定については、他の施設と比べた、さらに1億1,000万円余かかった建設費や維持管理費を考慮したとの説明でしたが、区が従来から言っている受益者負担の原則として、使用する人が益を得るので使用料を払うのは当然とした施策は見直すべきと考えます。誰もが等しく利用できるのが、公共施設です。区は、より広く多くの区民が利用できるようにすべきと考えます。  次に、第18号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は反対します。  反対の理由は、森ケ崎公園に新たにフットサル場、駐車場、シャワー室を設置し、使用料を徴収するための条例改正だからです。  森ケ崎公園は、近隣住民だけではなく、保育園児、小学生の遠足、リハビリ、治療中の近隣の病院の入院中の方々、また、サッカー、テニスの愛好家の皆さんなど、区内外から多くの方々に利用されています。スポーツ健康都市おおたを象徴するエリアとして区が税金を投入して整備を進めていますが、子どもたちが喜んでいたアスレチック場や、幼児が遊んでいた広場が狭まり、広々とした芝生の運動場は、公式試合もでき、観覧席は200席もあるサッカー場に、さらに大森一中正面脇から入り、スロープを上り、噴水広場横に駐車場が整備されます。近隣で違法駐車がなくなることはよいことですが、交通量が増え、狭くて行きどまりの道路が多い地域での交通安全対策が必要になります。  さらに、駐車場使用料は300円となっていますが、普通車は1台30分で100円である、バス等の利用の場合300円という説明は整合性がなく、普通自動車が今後300円になってしまうのかと思われてしまいます。  また、バスは、この地域の道路状況から考えますと大変危険です。再検討を求めます。森ケ崎公園をもっと利用してもらい、喜ばれる公園にするには、年末年始も開園できるよう、関係者との調整をしていただくこと、また、正面前で依然として事業を続けている大田区まちづくり条例に現状では違反している遺体保管業者への指導を強めることなど、健康づくり、スポーツに親しみ、楽しさを感じる公園になるよう強く要望します。 ○深川 委員長 続いて、民主。 ◆松原〔元〕 委員 おおた国民民主党は、ただいま上程されました15号から18号全ての議案に対しまして、賛成をいたします。  15号及び16号に関しましては、3年に一度特別区同時に改定される固定資産税評価額評価替えに伴うものでありまして、特段反対理由等はございません。  また、第17号議案 大田区立公園条例の一部の改正に関しましては、多目的室の新設に伴う使用料を定めるものでありまして、これも同様に反対の理由はございません。  第18号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部の改正に関しましても、区立森ケ崎公園有料施設を追加することによる規定の整備をするものでありますので、反対理由等はございません。 ○深川 委員長 続いて、フェア民。 ◆奈須 委員 フェアな民主主義、奈須利江です。  第15号議案 大田区特別区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例、第16号議案 大田区公共物管理条例の一部を改正する条例、第17号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例、第18号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に反対いたします。  反対の立場から討論いたします。  第15号議案、第16号議案、第17号議案は、固定資産税評価額の3年に一度の評価替えに伴う料金改定です。この改定に伴い、道路や道路として認定されていない通路、公園などの電柱や工作物、広告ほかの占用における占用料や使用料を引き上げる改定をするものです。固定資産税評価替えに伴い、おおむね1割程度の料金の引き上げになっています。これらの料金は電気料金など、区民がものを買う際に、価格に転嫁されたり、みずから公園や道路などを使用する場合に負担することになります。固定資産税評価替えに伴い23区域を二つに分け、それぞれ同程度の割合で引き上げていますが、大田区は、他区に連動し引き上げの提案をしたことはわかりますが、そもそも固定資産税評価替えに伴い1割程度も引き上げられることは妥当でしょうか。東京都固定資産税評価審議会の議事録を読むと、全国の固定資産税評価替えに伴う平成30年度の固定資産税収見込みは、土地でプラス2.5%、725億円、建物でマイナス1.0%で、369億円の微減になっています。  一方、特別区の宅地の評価額は14.6%の上昇で、これが、今回の道路占用料などの引き上げ提案の根拠になっているものと思います。特に固定資産税評価の中でも、田、畑、山林はほぼ変わりませんが、宅地の中でも特別区の上昇割合が大きくなっていて、都心部の評価が高いため、それが東京都と全体の引き上げ幅を押し上げる形になっています。しかし、固定資産の評価額が変われば、税負担が変わり、ものの値段も変わります。家賃が上がれば、そこで売るものの価格も上がります。東京都の最低賃金は985円で、平成29年の958円から27円引き上げていますが、上げ幅から見れば、2.8%にすぎず、固定資産税の特別区の14.6%には大きく足りません。  しかし、固定資産税引き上げは、家賃、運賃などあらゆる分野に影響を及ぼします。仮に政府の雇用政策が功を奏しているとしても、こうした固定資産税評価替えは、最低賃金の上昇による恩恵を目減りさせるだけでなく、場合によっては、負担の増で、可処分所得を減らす区民もいるはずです。大田区が、固定資産税評価替えに伴う道路占用料や、公共物管理条例の占用料などを引き上げれば、物価の上昇を招くことになりますし、公園等の使用料を引き上げれば、可処分所得に余裕のある区民しか大田区の公園施設を使用できないことになるかもしれません。そもそも都心の貴重な自然空間である公園は、原則、誰もが無料で使用できるようにすべきで、昨今ここに施設を建設し、料金を支払わなければ使えない施設を増やしていますが、誰もが使える公園の公共性の観点から見れば、問題があります。使用している人といない人の応益負担の考えは、市場原理であり、公園の有料施設をいたずらに増やすことも、考え直して整理すべきだと思います。しかも、公の施設でありながら、うぐいすネットで使える、使えないなど、管理運営方法が一律でない上、管理運営方法の合理的な違いの説明もできていません。合理的な説明なく、水神公園地域住民専用の施設に位置づけることは、そもそも公の施設のあり方として問題です。  少なくとも、こうした地域住民限定の施設が、大田区民全体に、計画的に配置されることを前提に進められるならまだしも、そうした計画どころか、地域住民限定の施設の問題性さえ認識できていないことが、そもそも行政としてあってはならないことだと思います。  しかも、森ケ崎公園大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部改正で、施設使用における区長の優遇を認める改正になっています。公益上の目的で公園施設の使用を許せば、営利目的の事業者を優遇して施設を使わせることも可能で、公の施設を区長の必要以上の裁量権のもと、使用の承認権を与えることは、行政権の私物化になるおそれがあり問題です。  また、今回の改正ではありませんが、公園施設の使用料は上限を定めるもので、規則にこれを委ねています。今後、Park-PFIなどの手法により、事業者に公の施設、公園などを使わせることになれば、企業と行政が議決なく、議会の関与なく、使用料を引き上げることも可能になります。条例に定める料金が妥当であるかの厳しいチェックも必要で、いたずらに幅を持たせ、高目の料金設定にしてはならないことも申し添えます。  以上の理由をもって反対といたします。 ○深川 委員長 以上で、討論を終結いたします。  それでは、第17号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例及び第18号議案大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の2件の議案を一括して採決いたします。  本案を原案どおり決定することに賛成の方は、挙手を願います。  (賛成者挙手) ○深川 委員長 賛成者多数であります。  よって、第17号議案、第18号議案は、いずれも原案どおり決定いたしました。  次に、第15号議案 大田区特別区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例及び第16号議案 大田区公共物管理条例の一部を改正する条例の2件の議案を一括して採決いたします。  本案を原案どおり決定することに賛成の方は、挙手を願います。  (賛成者挙手) ○深川 委員長 賛成者多数であります。  よって、第15号議案及び16号議案はいずれも原案どおり決定いたしました。  以上で、付託議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長及び理事に一任ということでよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 そのようにさせていただきます。  次に、審査事件を一括して上程いたします。  本委員会に新たに付託された4件の陳情について、取扱いを決定してまいりたいと思います。  それでは、まず、31第3号 電線、電柱、トランスの移設又は削減に関する陳情の審査に入ります。  質疑は、前回行っておりますので、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 それでは、各会派に取扱いを伺います。大会派からお願いいたします。  自民。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、31第3号 電線、電柱、トランスの移設又は削減に関する陳情について、不採択を主張いたします。  ここで若干の意見を述べさせていただきます。  陳情書の陳情者が健康被害を訴えていることに関しては、ご苦労をなさっていることは理解ができます。ですが、理事者の見解として、区道上に設置をされている電気設備等は法令等の基準に適合し、道路管理者の許可を得た公益上必要なものであるとともに、健康被害との因果関係が現状では認められない状況で、道路管理者電気設備の管理者に改善等の命令をすることは困難であることは、そのとおりでございます。  また、健康被害を訴えられた方の状況把握や事実確認等を行うとの発言もございました。陳情者は、トランス等が原因と述べている状況であれば、電気設備の管理者である東京電力パワーグリッド株式会社へ引き続き対応をお願いすることが妥当と考え、不採択を主張いたします。 ○深川 委員長 次に、公明お願いします。 ◆田島 委員 大田区議会公明党は、31第3号 電線、電柱、トランスの移設又は削減に関する陳情について、不採択を求めます。  区内には、数え切れないほどの多数の電線、トランスが設置されております。現代の生活に電気は欠かせないものであり、電気を供給するために、一定の間隔で電線やトランスが多数設置されてまいりました。陳情者の地域も一定量の電線やトランスが設置されておりますが、陳情者の申し出を受けて行われた東京電力の調査などでも、体調不良の原因を特定できていないとのことです。原因がはっきりしないため、議会として、体調不良の原因を電線やトランスであると断定して対応することは困難であることから、不採択を求めます。  なお、医学的エビデンスは不明ですが、電磁波過敏症に悩む方もいらっしゃることを伺ったことがあります。区には、今後も相談があった場合は、陳情者に寄り添った対応を要望いたします。 ○深川 委員長 続いて、共産。 ◆清水 委員 日本共産党大田区議団は、陳情31第3号 電線、電柱、トランスの移設又は削減に関する陳情について、採択を求めます。  陳情者の家族全員の苦しみについて、因果関係は不明とは言い切れません。陳情者の苦しみに寄り添うことが何より大事と考えます。電柱、電線、トランスは、公共物として設置を区長が許可しています。区としての責任も生じてきます。引き続き、設置者である東電、KDDI、イッツコムに対応をするよう指導することを求めます。  さらに、区が力を入れている地域である田園調布せせらぎ公園、緑の縁側をコンセプトにしている整備を進めている地域ですが、景観からの観点からも、電柱の無電柱化についても検討が必要と考えます。 ○深川 委員長 続いて、民主。 ◆松原〔元〕 委員 おおた国民民主党は、ただいま上程されました31第3号 電線、電柱、トランスの移設又は削減に関する陳情に関しまして、不採択を主張いたします。  本陳情提出者が訴える自宅における諸事情は、大変ご不幸なことであると考えます。区は、関係機関に対しまして、電線やトランスの位置変更など、陳情者が求める対応は可能であるとは考えますが、陳情者が訴えられている諸症状が本当にそれらに起因しているか不確かであります。本陳情の陳情不採択はやむなしであると考えます。 ○深川 委員長 続いて、フェア民。 ◆奈須 委員 31第3号 電線、電柱、トランスの移設又は削減に関する陳情に採択を主張いたします。  目に見えず、因果関係の立証が難しいものは対応が遅れ、被害が重大、深刻化しがちです。しかし、電磁波や低周波の基準値は、海外では日本より低く、しかも日本では予防原則の立場はとっていません。大田区は、設置状況についても、事業者の設置は許可していますが、どの程度電磁波等の影響が大きくなってきているかも把握できていない状況です。日本においても予防原則の立場をとるべきであり、少なくとも住民に最も身近な大田区は、住民に寄り添い、地方分権の視点で対応すべきで、採択をすべきと考えます。 ○深川 委員長 それでは、これより採決を行います。  採決の際は、採択に賛成の方の挙手を願います。挙手されない場合は不採択に賛成とみなしますので、ご注意願います。  本件につきまして、採択することに賛成の方は挙手をお願いします。  (賛成者挙手) ○深川 委員長 賛成者少数であります。  よって、31第3号は不採択とすべきものと決定いたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 そのようにいたします。  次に、31第6号 柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の東京再生可能エネルギー計画要望書提出を求める陳情の審査に入ります。  質疑は前回行っていますので、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり)
    ○深川 委員長 それでは、各会派に取扱いを伺います。  自民。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、31第6号 柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の東京再生可能エネルギー計画要望書提出を求める陳情に対し、不採択を主張いたします。  福島第一原発の事故は、周辺住民への被害はもちろん、国や電力会社などに甚大な損害をもたらしました。一方、再生可能エネルギーの導入を進めるにあたっては、コストや安定性等の課題があり、日本経済への影響もございます。現在は、エネルギー供給技術革新等の模索は続けられている中で、エネルギー政策については、現時点での結論を出すことは難しいと考えます。また、東京都の計画を50%という目標に改定することは国のエネルギー政策にも影響を与えるもので、無責任に賛同できるものではございません。  東京都は、脱炭素社会の実現に向け努力をしており、今の目標を着実に進めていくことが大切であると考えます。  よって、本陳情は、不採択を主張いたします。 ○深川 委員長 続いて、公明。 ◆田島 委員 大田区議会公明党は、31第6号 柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の東京再生可能エネルギー計画要望書提出を求める陳情について、不採択を求めます。  地球温暖化を防止し、持続可能な社会を構築していく上で、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーの比率を高めていくことは重要です。  2030年に実現を目指す再生可能エネルギーの水準は、国が電源構成比率22から24%、EUは32%に引き上げる目標を発表しております。都の目標は国を上回り、EUと同一水準を目指すものです。しかしながら、足元を見てみると、都の2016年の実績値は12.1%とのことであることから、残りの10年間で30%を達成するのはハードルが高く、それを50%に引き上げるのは、かなり難しいと言わざるを得ません。まずは、30%の目標をしっかりと達成することが求められます。  以上の理由から、不採択を求めます。  なお、陳情者は、脱炭素社会を目指し、再生可能エネルギーの啓発、普及に努められておられる上での本陳情であると拝察いたします。我々も一人ひとりの意識啓発が、非常に重要であると認識しております。  区においては、引き続き再生可能エネルギーの導入や省エネルギーを進めるとともに、区民や区内事業者への啓発も強力に進めていただきたいことを要望いたします。 ○深川 委員長 続いて、共産。 ◆清水 委員 日本共産党大田区議団は、陳情31第6号 柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の東京再生可能エネルギー計画要望書提出を求める陳情は、採択を求めます。  委員会の質疑の中で、自然再生エネルギーについてのデメリットが説明され、再生エネルギーの電力利用割合を50%への目標値は、実現不可能ではないか等の意見が出されました。しかし、福島原発事故の終息の見込みは立っておらす、かかる費用も膨大となる見込みです。放射能に汚染された地域には帰れず、3万人を超える方々がいまだに避難生活をされています。  人類と原発は共存できず、安倍政権の原発輸出による経済政策は、今、どの国でも凍結となっています。柏崎刈羽原発地元の人々は、再稼働に慎重です。大量の電力消費地の東京都は、原発に頼らない政策をもつことが重要です。  省エネ、再生エネルギーの設備投資は、光熱費を減らして、設備投資メンテナンス費を増やして、お金が地域を回る高循環経済にも大きく寄与します。世界で、今、化石燃料ゼロに向けた温暖化対策、エネルギー対策が動き出しています。  地域で、計画的にこの準備を開始し、そして地域で温暖化エネルギー対策をこれまでとは異なるレベルで進めるためにも、政策で後押しする必要があります。東京都に対して、2016年策定された計画を見直す際に、さらに脱炭素に向けた政策を明確にし、推進のため具体的な施策をするよう、大田区議会として求めていくことは重要と考えます。  陳情を採択すべきです。 ○深川 委員長 続いて、民主。 ◆松原〔元〕 委員 おおた国民民主党は、ただいま上程されました31第6号 柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の東京再生可能エネルギー計画要望書提出を求める陳情に関しまして、不採択を主張いたします。  陳情者の再生可能エネルギー導入を促進すべきであるという、その思いには共感するところであります。また、現在東京都もその環境整備に着手しており、電源構成率における再生エネルギー主電源化目標を2030年までの30%という目標は国のそれを上回るものであります。  本件を進めるためには、経済分野等様々考慮すべき事案が多々あります。崇高な理念のみでは推し進めることはできない事案であると考えます。明確な数字目標の要望をされた本陳情には、賛成をいたしかねます。 ○深川 委員長 フェア民。 ◆奈須 委員 31第6号 柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の東京再生可能エネルギー計画要望書提出を求める陳情に、採択を主張いたします。  原発事故から8年が経過しようとしています。原発事故で、私たちは、放射能の被害や大きなシステムが持つ脆弱性について学んだはずですが、それが薄れてきています。特に経済利益を求める力は、東京一極集中で、より大きな利益を上げようとしますが、既に東京はそこで暮らす私たちが、人間らしく暮らせる限界を超えています。それは、エネルギーを地域内でつくり出すことができず、福島や柏崎刈羽原発に委ねてきたことにもあらわれていますし、エネルギーだけでなく、水も食料も、そして防災上の安全も東京のキャパシティーを超えています。  私たちは、自然の循環の中で無理をせず、負荷を与えずに生きていけるだけの範囲内で暮らすべきで、都市のキャパシティーを知るべきです。そのためにも持続可能な循環型経済を目指すべきで、まず取り組まなければならないのは、一旦事故を起こせば莫大な費用負担を生じ、安全が壊されてしまう原発への依存を可能な限り速やかに減らすことです。  そのためにも、陳情者の訴えはそのとおりで、採択を主張いたします。 ○深川 委員長 これより採決を行います。  なお、採決の際は、採択に賛成の方の挙手を願います。  本件につきまして、採択することに賛成の方は挙手を願います。  (賛成者挙手) ○深川 委員長 賛成者少数であります。  よって、31第6号は、不採択すべきものと決定いたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 そのようにさせていただきます。  次に、31第13号 蒲田駅東口ロータリー内タクシープール及び道路についての陳情の審査に入ります。  質疑は前回行っておりますので、よろしいでしょうか。  それでは、各会派に取扱いを伺います。  自民。 ◆湯本 委員 ただいま上程されました、31第13号 蒲田駅東口ロータリー内タクシープール及び道路についての陳情について、自由民主党大田区民連合は継続を主張いたします。  JR蒲田駅は陳情資料のとおり、羽田空港に一番近いターミナル駅であり、大田区の中心拠点であることから、にぎわいのある交通結節点としての駅前広場を目指すことが重要です。  陳情理由のタクシーや一般車両の安全走行の確保については、区としても考慮している一方で、初動期整備であり、限られた空間の中で適切な配置を目指しているということや、これまでに駅前広場検討の中で、地域や交通事業者を含む関係者と協議を積み重ね、地域の皆様からも一定のご理解を得ているといった経緯のご説明がありました。また、理事者の見解の中では、まだ案の段階であり、今後も交通流動や利便性の向上の観点から、引き続き関係機関と協議していくとの発言もございました。  この駅前広場整備は都市計画事業であり、許可権者や交通管理者等、様々な関係者がそれぞれの立場で意見を言われていると思いますが、事業主体である大田区は、そうした意見を取りまとめ、現状よりも安全で、誰もが利用しやすい駅前広場となることを期待し、見守っていく必要があるため、本件は継続とさせていただきます。 ○深川 委員長 続いて、公明。 ◆田島 委員 大田区議会公明党は、31第13号 蒲田駅東口ロータリー内タクシープール及び道路についての陳情について、継続を求めます。  本陳情は、蒲田駅東口駅前広場初動期整備デザイン基本プランが示す計画平面図に対する実際に車両を運転している方の意見として、重いものと認識しております。  ただ、同基本プランは案であり、今後、蒲田都市づくり推進会議の東口駅前広場検討部会で検討が進められるとのことであり、推移を見守る必要があることから、継続を求めます。  なお、当該ロータリーは交通量が多い場所でもあることから、引き続き、安全を最優先とした整備を進めることを要望いたします。 ○深川 委員長 続いて、共産。 ◆清水 委員 日本共産党大田区議団は、陳情30第13号 蒲田駅東口ロータリー内タクシープール及び道路についての陳情の採択を求めます。  本年1月に公表されたJR蒲田駅東口広場計画案のタクシープールと道路について、毎日何回も使用する現場のタクシー労働者からの陳情は、大変重いものがあります。何より安全を第一に大田区の提案図を見てくれたということです。  区の説明は、タクシー業界からも十分意見を聞いたとされていましたが、現場の声は十分に届いていなかったということになります。  また、警察との話し合いも十分なされていたとのことですが、違法駐車対策が優先されたのではないかと危惧されます。また、歩行者環境の確保や植栽による緑の確保も強い要望であり、さらに近隣住民からの要望は一刻も早く完成してほしいということですが、安全が何より最優先されなくてはならないことは、異議がないことと思います。  区の提案は案であり、今後も十分、様々な意見を聞くとの説明でしたので、タクシー労働者、また、蒲田駅前まで通学、通勤で車で送り迎えをしている障がい者の家族の方々等々の意見を十分に聞いて、本陳情を採択して、安全な駅前ロータリーとなることを強く要望いたします。 ○深川 委員長 民主。 ◆松原〔元〕 委員 おおた国民民主党は、ただいま上程されました31第13 蒲田駅東口ロータリー内タクシープール及び道路についての陳情に関しまして、継続を主張いたします。  昨日の委員会からも、本計画はまだ案でありまして、議論の余地があるとのことでありました。東口ロータリーを業務上、常々利用する労働組合の方々のご意見も踏まえて、今後議論するべきであると考えます。 ○深川 委員長 フェア民。 ◆奈須 委員 フェアな民主主義、奈須利江です。  31第13号 蒲田駅東口ロータリー内タクシープール及び道路についての陳情について、採択を主張いたします。  陳情者の、蒲田駅ロータリーについては、駅から出た道路が現在三車線、対面する側が二車線。現状のままでお願いします。  2、当方「提案図」蒲田駅から横断歩道の手前、左側車線路上バスシェルターを「タクシー降車場」の路上表示と「障害者」の立て看板の設置をお願いするものです。  3、大田区提案図(案)には、タクシー乗り場には1台と記してありますが4台を求めます。  4、大田区提案図(案)にあるタクシープールの近くの緑地帯は造らないでください。  5、大田区提案図(案)排気施設「⑧」とタクシープール出口・バスが一時停止している右側を完全安全地帯とし道路の真ん中に排気施設を作らないよう求めます。  6、タクシープールの出口の改良を求めます。  その1から6のタクシー労働者の現場からの意見は、拝聴に値し、大田区は建設も含めた協議を行い、少なくとも現在のモデルが本当に安全か、できるだけ速やかに確認すべきです。指摘を見過ごし、万が一にも事故が起きれば、私たちは後悔し切れません。  採択すべきです。 ○深川 委員長 それでは、継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りいたします。  本件につきまして、継続することに賛成の方は挙手願います。  (賛成者挙手) ○深川 委員長 賛成者多数であります。  よって、31第13号は、継続審査と決定いたしました。  次に、31第17号 西六郷二丁目児童公園の出入り口の改善に関する陳情の審査に入ります。  質疑は前回行っておりますから、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 それでは、大会派順に伺います。  自民。 ◆湯本 委員 自由民主党大田区民連合は、31第17号 西六郷2丁目児童公園の出入り口の改善に関する陳情について、継続を主張いたします。  本陳情の趣旨は、西六郷二丁目児童公園の出入り口を車椅子の方も通ることができ、乳幼児が簡単に出入りできない、安全性を考慮した出入り口の改善ができない場合、出入りの位置をバス通りから離れたところへの設置の2点の改善要望でございます。  西六郷二丁目児童公園は西六郷二丁目の唯一の公園であり、だれでもトイレ、市民消火隊格納庫、消防団防災資機材格納庫、リサイクル倉庫、地下には防火水槽が設置されており、地域活動及び防災の拠点、区民の遊び場としても貴重な公園空間であります。  また、児童公園は、隣接する西二なかよし保育園の代替遊技場として利用されているとのことであります。不特定多数の区民と共存しながら利用されていると考えております。  当児童公園の出入り口については、公園利用の児童等の安全性を確保するため、北側の交通量が少ない区道部分側に設置しております、出入り口には車どめを設置をしております。子どもの飛び出しを防止するため、車椅子が通り抜けられる最低限の幅80センチの構造になっております。車どめには、公園利用者が飛び出さないために注意喚起看板を設置してございます。当児童公園は、不特定多数の区民が利用する施設であるため、現在の施設の構造は適切であると考えます。  また、児童公園の出入り口は、だれでもトイレへの動線や、緊急時の防火・防災資機材の出し入れ、また、防火水槽からの取水経路となっております。地域の唯一の都市公園として、複数の役割があるものと理解してございます。  幸い、児童公園は出入り口が1か所でございますので、保育園の遊戯場として使用される場合は、理事者から提案があったように、保育園運営社側で簡易な柵を設けるなど、保育園児が公園の外へ出ないよう工夫をすることが十分可能だと考えます。子どもは、未来の宝、夢をつなぐかけ橋であり、安心して子どもを産み育てることができる環境を、より一層整備していくことが大変重要であると考えております。  よって、我が会派は、保育園児が安心・安全な環境の公園で、伸び伸びと遊ぶことができるよう取り組みの経過を知る必要から、継続を主張させていただきます。 ○深川 委員長 公明。 ◆田島 委員 大田区議会公明党は、31第17号 西六郷2丁目児童公園の出入り口の改善に関する陳情について、継続を求めます。  代替園庭における、園児の安全確保の責任は第一義的に保育園が負うため、子どもを預かる保育園として、安全を確保したいとの心情は理解できます。  保育園独自に安全柵を設置することは可能であるとの理事者の見解と、陳情者の認識が異なることから、委員長から陳情者に取り下げを働きかけていただきたく、継続を求めます。  なお、安全柵を設置したから安全であるとは限らないため、引き続き、保育園には子どもの安全に注意を払っていただきたいことを申し添えます。 ○深川 委員長 共産。 ◆清水 委員 日本共産党大田区議団は、陳情31第17号 西六郷2丁目児童公園の出入り口の改善に関する陳情を採択することを求めます。  公園は地域の宝です。誰もが親しむことができ、誰もが利用でき、そして安心・安全でなければなりません。西六郷二丁目児童公園は2面が道路であるため、明るく見通しがよいという利点がありますが、道路は大変狭く、さらに交通量が多く、バスも通るとなると交通事故の対策が必要となってきます。この公園は、認可保育園である西二なかよし保育園の代替園庭となっているのであればなおさらのこと、安全対策は区の責任も出てきます。  陳情書によりますと、今までこの西二なかよし保育園が安全柵を置くことを求めていた経過について、保育園が独占しているように思われるので使用を控えてほしいという指導がされたと陳情書には書かれておりましたが、審議の中で、区は簡易な安全柵を保育園にお願いするとしていました。このことについては、安全柵を置けるということで、保育園にとっては一つ大きな変化だと思います。  しかし、この西六郷二丁目児童公園は、保育園の園児だけでなく地域の小さいお子さんも遊びに来ており、飛び出しもあったと陳情書には記されています。区が、安全な取りつけやすく簡易な柵を用意していただけるよう要望します。  また、先日、北糀谷中央公園西側の柵を見てきましたが、西六郷二丁目児童公園の出入り口の現状より安全な仕様になっているように感じました。ぜひ担当課で、子どもが飛び出しにくく、車椅子も通れる出入り口の検討をお願いし、採択を求めます。
    ○深川 委員長 民主。 ◆松原〔元〕 委員 おおた国民民主党は、31第17号 西六郷2丁目児童公園の出入り口の改善に関する陳情に関しまして、継続を主張いたします。  前回の委員会からも、現状、陳情提出者の望む安全性を考慮した出入り口の改善、またはバス通りから離れた位置への移設は困難であると考えます。しかし、園庭を有さない保育園が園児を公園に連れてくることはもはや日常であり、この安全管理には万全を期す必要があります。現状では対応が困難でありましても、今後、公園内の施設位置の変更などが行われる際には、より園児にとっての安全性を考慮した公園設計にしていただきたく、本陳情の継続を主張いたします。 ○深川 委員長 フェア民。 ◆奈須 委員 フェアな民主主義、奈須利江です。31第17号 西六郷2丁目児童公園の出入り口の改善に関する陳情について、採択を主張いたします。  この陳情は、西六郷二丁目児童公園の出入り口を車椅子の方も通ることができ、乳幼児が簡単に出入りできない安全性を考慮した出入り口に改善してください。出入り口を改善できない場合、出入り口の位置をバス通りから離れたところに設置してくださいということを求める陳情です。  規制緩和は、公園を保育園の園庭とすることを許してきました。大田区が代替園庭として認めている公園の安全性については、大田区が安全を確保する責任を持つのは当然で、何かあれば、公園管理者としての管理責任だけでなく、保育園の認可に伴う代替園庭の承認の責任も問われます。陳情者の訴えに対して、陳情者任せにすべきではなく、大田区が一日も早く対応すべきです。何かあっては遅過ぎます。  規制緩和はそれに伴うリスクを増大させますが、それを利用者に転嫁させることなく、安全を確保することを求め、採択を主張いたします。 ○深川 委員長 それでは、継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りいたします。  本件につきまして、継続することに賛成の方は挙手を願います。  (賛成者挙手) ○深川 委員長 賛成者多数であります。  よって、31第17号は、継続審査と決定いたしました。  以上で陳情の審査を終了し、審査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て、継続審査要求書を提出することに、ご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 そのようにさせていただきます。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  まず、補正予算について、理事者から一括して説明をお願いします。 ◎榊原 都市計画課長 それでは、平成30年度大田区一般会計補正予算(第四次)案について説明をさせていただきます。  まず資料についてですが、議案となってございますので、サイドブックスの大田区議会本会議平成31年第1回定例会議案等のフォルダをお開きください。  議案を選んでいただきまして、平成30年度大田区一般会計補正予算(第四次)の資料38ページから説明させていただきます。  まず歳入でございます。都市整備費補助金でございますが、国庫補助金の減額補正でございます。内訳が39ページにございますのでご覧ください。  都市整備費補助金で、2、都市防災総合推進事業費補助金、3、耐震診断・改修助成が減額となっておりますが、これは都市防災不燃化促進事業や耐震診断・改修助成などの事業において、当初の執行見込み件数の減及び助成対象事業の進捗の遅れ等によりまして、今年度の区の歳出が減額となることから、それに伴い見込んでいた国庫補助金を減額補正するものでございます。この事業の進捗につきましては、歳出のところでご説明させていただきます。  次に、都費補助金の減額補正でございます。42ページでございます。よろしいでしょうか。  6の都市整備費補助金でございます。この内訳につきましては、次ページの43ページにございまして、2、都市整備費補助金でございます。その説明の中に、1、都市防災不燃化促進事業、2、耐震診断・改修助成におきまして、国庫補助金と同様に区の歳出減に伴って都費補助金が減額となってございます。  次に、42ページの項、3都委託金、目、5都市整備費委託金でございます。  詳細は次ページの43ページにございまして、都市整備費委託金でございますが、耐震対策緊急促進事務費でございますけれども、平成30年度より東京都から耐震対策緊急促進事業に関する受付審査事務を区が受託することになったことに伴いまして、30万2,000円の委託費の歳入を計上させていただいたところでございます。  続きまして、44ページをご覧ください。目、8施設等収入でございます。補正額は73万5,000円となってございますが、詳細は次の45ページにございます上から6項目めの1、施設等利用者負担金でございます。これは、大森まちづくり推進施設管理負担金でございまして、平成30年7月から大森まちづくり推進施設を使用している国際都市おおた協会から光熱水費及び機械警備費を徴収することになったことによる歳入でございます。  次に、歳出における補正でございます。これ、ずっと飛びまして、90ページでございます。  目の2、都市整備費でございますが、補正額が5億5,016万6,000円の増額となってございます。  この内訳は91ページにございますが、主な項目を説明しますと、2の新空港線整備資金積立基金積立金でございます。現在、新空港線事業はその実現に向けまして、関係者間における合意形成が重要な局面を迎えており、実現に向けて区の決意を内外に示す必要があります。また、新年度の区の財政負担の低減を図るなどのことから、確実に新空港線整備にかかる資金を確保し、事業を滞りなく進めるために平成31年度予算計上分を前倒しして、今回の補正予算として10億円を計上したものでございます。  次に、4、都市防災不燃化促進事業の(1)都市防災不燃化促進事業でございますが、大森中・糀谷・蒲田地区におきまして、助成件数が当初見込みに届かなかったことや、羽田地区での事業導入の前提となる地区計画の導入が平成31年度にずれ込む予定となったことから減額となってございます。  主な項目の最後でございますが、5、耐震改修促進事業の(1)耐震診断・改修助成でございますが、当初見込んでおりました特定緊急輸送道路沿道建築物の助成対象物件の設計工事の完了時期が31年度以降にずれ込んだことなどによりまして、今年度の区の助成額が減額となってございます。  次に、90ページにお戻りいただきまして、下から2番目の目、3住宅費でございますが1,000万円の減額補正をさせていただいております。  内訳は、次ページの91ページにございますが、14、使用量及び賃借料でございまして、1、区営住宅管理費、(1)区営住宅耐震補強事業で、耐震補強事業におきまして契約落差が生じたこと、また、2、区民住宅管理費、(1)区民住宅の管理でも借り上げ型区民住宅プラムハイツ糀谷が早期返還になったことなどから、それぞれ減額補正させていただいたところでございます。  最後に、繰越明許費についてでございます。118ページをご覧ください。  事業名は、区営住宅管理費でございます。119ページに金額が記載されておりますが、本年度契約した工事管理業務の受託業者から前払い金辞退の申し出がありましたので、前払い金としてではなく、工事完了後、平成31年度に一括で支払いするために17万6,000円を繰り越しさせていただいております。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 それでは、私から空港まちづくり本部の第4次補正予算につきまして、補正予算事項別明細書に沿ってご説明を申し上げます。  まず、歳入のご説明でございます。事項別明細書、38、39ページをご覧ください。  国庫支出金、国庫補助金、都市整備費補助金におきまして、国際競争拠点都市整備事業が減額となっております。  理由といたしましては、羽田空港跡地土地区画整理事業補助金の支出が減額になったことに伴い、国庫補助金の歳入予算を減額補正するものでございます。  続きまして、事項別明細書42、43ページをご覧ください。都支出金、都補助金、都市整備費補助金におきまして、国際競争拠点都市整備事業が減額となります。  こちらも国庫補助金と同様に、羽田空港跡地土地区画整理事業補助金の支出が減額となったことに伴い、都補助金の歳入予算を減額補正するものでございます。  次に、同じく42ページ、43ページでございますが、財産収入、財産運用収入、財産貸付収入をご覧ください。こちらでは、各部合算した金額が掲載されておりますが、空港まちづくり本部の歳入といたしまして6,386万6,000円を計上しております。  こちらは、羽田空港跡地第1ゾーン第1期整備事業にかかる事業用地の貸し付けを昨年の9月28日から開始いたしておりますので、その収入を補正計上させていただいたものでございます。  続きまして、歳出の説明でございます。事項別明細書90ページ、91ページをご覧ください。都市整備費、都市整備費、空港費の羽田空港沖合展開跡地利用の推進について減額してございます。  理由といたしましては、UR都市機構が施工中でございます土地区画整理事業にかかる補助金を見込んでいたところでございますが、鉄軌道への影響低減に資する工事について鉄道事業者と協議・調整を行った結果、より効率的な方法への変更等が実現したことにより、支出の低減につながったものでございます。  このことに伴いまして、歳入でもご説明させていただきました特定財源、国庫補助金、都補助金に一般財源の減額分等を加え、1億2,711万5,000円を減額補正するものでございます。また、歳入でご説明いたしました財産収入、財産運用収入、財産貸付収入にかかる空港まちづくり本部の歳入4,386万6,000円につきましては、羽田空港対策積立基金積立金に繰り入れさせていただくものでございます。 ◎保下 都市基盤管理課長 私からは、都市基盤整備部第4次補正予算についてご説明申し上げます。  まず、歳入についてでございます。事項別明細書の38ページ、39ページをお開きください。国庫支出金、国庫補助金、土木費補助金の道路橋梁費補助金において減額、公園費補助金において増額となります。  主な理由といたしましては、補助線街路第38号線の整備をはじめ、国庫補助対象事業について補助金の申請額に対し内示額が下回ったこと、またがけ地及びブロック塀の緊急整備について補助金の申請予定であることから、補正するものでございます。  次に、40、41ページをご覧ください。一番下の行をご覧ください。  都支出金、都補助金、土木費補助金の道路橋梁費補助金、土木管理費補助金、公園費補助金について、それぞれ増額でございます。これは、知的調査事業において、内示額が予定を下回ったことで一部減額がありましたが、桜のプロムナード散策路サイン整備の事業において補助額が増額したことや、自転車交通安全教育について補助金に該当したことなどによるものでございます。  次に、42、43ページをご覧ください。中ほどの行、不動産売払収入につきまして、普通財産の土地の売り払いが生じたことが増額でございます。  次に、44、45ページをご覧ください。上から3段目、土木費受託収入について減額となります。これは、下水道局との協議の結果、公共下水道整備の設計委託範囲が減少したことによるものでございます。  次に、雑入、その他について増額となります。これは、自転車保管所整備が助成金事業に該当したことなどによるものでございます。  歳入については以上でございます。  少し飛びまして、次、歳出に移りたいと思います。82ページ、83ページをお開きください。  土木費、土木管理費、土木総務費の大森駅エスカレーター新設・改良について減額となります。これは、大森駅東口エスカレーター更新工事を実施する予定でございましたが、工事支障範囲にある各店舗との営業補償契約締結に向けた事務が長期化した結果、年度内に工事協定を締結することが困難となり、それに要する負担金が減額するものでございます。  次に、交通安全対策費、自転車など駐車場の整備、維持管理につきましては、契約落差による減額でございます。  次に、84、85ページをお開きください。道路橋梁費、道路橋梁総務費の道路台帳整備事業について、契約落差による減額でございます。  次に、道路維持費の道路等維持補修についても減額でございます。主な理由は、自転車走行環境整備設計委託につきまして、29年度までの実績を踏まえ、交通量調査の箇所数及び図面作成内容の見直しを行うことで、経費の削減を図ったものでございます。  次に、道路新設改良費におきましては減額でございます。主な理由としまして、都市計画道路の整備と大岡山駅周辺地区の整備では、用地取得に関し、土地収用法による採決を想定し予算計上しておりましたが、現在、任意売買契約締結に向け折衝中であること及び契約締結に至ったことが要因でございます。  桜のプロムナード散策路整備や臨海部散策路整備におきまして、関係機関等の協議の結果、整備の一部を31年度に見送るため減額補正するものでございます。  次に、橋梁新設改良費におきまして、減額でございます。主な理由としまして、天空橋耐震補強工事におきまして、補強工事に加え景観工事を想定しておりましたが、地元調整の結果、景観工事を行わないことになったため、減額補正するものでございます。  次に街路照明費につきましては、契約落差による減額でございます。  続きまして、下水道受託事業費は、先ほど申し上げた歳入予算の減額と同じ理由で減額でございます。  続きまして、86ページ、87ページをお開きください。河川費、河川維持費は減額でございます。これは、呑川高濃度酸素水浄化施設設置工事につきまして、工程上の制限などから機械設備工事を31年度に見送るため、減額するものでございます。  続きまして、88ページ、89ページをお開きください。公園費、公園管理費の公園などの維持管理について増額でございます。これは、公園内におけるがけ地及びブロック塀について緊急整備を実施するものでございます。なお、後ほど繰越明許費でご説明しますが、この予算は繰越明許費とあわせて行うものでございます。  次に、公園新設改良費は、公園改良工事による契約落差による減額でございます。  歳出についての説明は以上でございます。  続きまして114、115ページをお開きください。  繰越明許費の主な理由について説明させていただきます。総務費、観光国際費、大田スタジアムの維持管理でございますが、施設改修工事について、受注者からの前払い金及び中間前払い金請求がなかったことから繰越明許といたしました。  次に、116、117ページをお開きください。土木費、土木管理費、鉄道駅エスカレーター維持管理でございますが、部品交換工事を予定しておりました蒲田駅東口及び西口エスカレーターにおいて、工事協定先から30年度中に工事に必要な部品の確保ができない旨の申し入れがあったことから、繰越明許といたしました。  次に、道路橋梁費、都市計画道路の整備でございますが、補助線街路第44号線の電線共同溝整備工事におきまして、受注者から中間前払い金の請求がなかったことから繰越明許といたしました。  次に、大岡山駅周辺地区の整備につきましては、企業者側から今年度中の工事完成が難しいとの申し入れがあり、工期を延伸するため繰越明許といたしました。  次に、臨海部散策路の整備では、南前堀におきまして、埋め立て、締切護岸整備を進めているところでございますが、整備箇所の上空を占用しております首都高速1号線におきまして、首都高速株式会社による施設工事を実施しており、相互調整しながら同時に工事を進めているところでございます。  現在、首都高速の工事に遅れが生じており、区の工事につきましても年度内完了が厳しいことから、繰越明許といたしました。  次に、道路橋梁費、橋梁の耐震整備でございます。現在、整備を進めております西三跨線人道橋ほか2橋の耐震補強整備におきまして、整備箇所が新幹線と在来線の走行区間であることから、境界幅員の施工は両者の立ち会いが必要となってまいります。天候や事故などの要因により必要な期間の確保ができないおそれがあることから、繰越明許となってございます。  また、三ツ木橋かけかえ工事の詳細設計委託におきましては、道路橋の設計基準が改定されたことを受けまして、特殊構造をした三ツ木橋の設計が年度内に完了しないために繰越明許といたしました。  続きまして、118、119ページをご覧ください。河川費、河川維持管理でございますが、呑川高濃度酸素水浄化施設設置工事につきまして、東日本旅客鉄道株式会社との近接工事協議の手続に時間を要したことから、繰越明許といたしました。  次に、公園費、公園等の維持管理でございますが、公園内におけるがけ地及びブロック塀緊急整備について、国庫補助金の30年度補正予算に対応するものとして、31年度にかけ緊急整備を実施するため、繰越明許といたしました。  次に、公園費、公園の新設、拡張でございますが、大森東水辺スポーツ広場ビーチバレー場の防音マット設置工事や田園調布せせらぎ公園の改良工事におきまして、年度内に工事が終わらないおそれがあることから、繰越明許とさせていただいてございます。 ◎丸山 環境計画課長 私から、環境清掃部の第4次補正予算についてご説明を申し上げます。  まず、歳入でございます。事項別明細書の38、39ページをお開きください。  国庫支出金、国庫補助金、都市整備費補助金におきまして、次ページの39ページの住宅防音工事費が減額となります。  主な理由といたしましては、住宅騒音防止工事等の助成予算を減額補正するのに伴い、国庫補助金の歳入予算を1,000万円減額補正するものでございます。こちらにつきましては、次の歳出であわせてご説明をさせていただきます。  90ページ、91ページをお開きください。都市整備費、都市整備費、空港費の航空機による住宅騒音防止工事費等の助成について減額をしております。  こちらの理由といたしましては、住宅騒音防止工事における空気調和機更新工事におきまして、申請世帯数と単価が想定数を下回ったため、2,000万円を減額補正するものでございます。  続きまして、飛びますけれども、118ページ、119ページをお開きください。こちらのほうは、繰越明許費の主な理由についてご説明をいたします。  118ページの下のほうでございます。環境清掃費、環境保全費でございますけれども、環境美化対策のうち、公衆喫煙所の改修につきまして、現在、今年度中の完成を目指しまして、蒲田駅東口前の公衆喫煙所と大森北一丁目5番地先、いわゆる大森駅三角広場の喫煙所の改修を行っておりますが、工期が年度末となってございまして、パーテーションパネルの需要がひっ迫し納品が遅くなる可能性があることと、天候等により数日の遅れでも工事完了が平成30年度を超えることも想定されるために、繰越明許とさせていただいております。  次に、その下でございますが、環境清掃費、清掃管理費、一般廃棄物処理基本計画等の策定のうち、災害廃棄物処理計画につきまして、今年度は基本的なフレームの構築まで到達しまして中間報告としてまとめ、来年度はこの中間報告を踏まえ、計画策定時期を平成31年末まで延期し、より具体的かつ実効性ある計画を策定することといたしましたために、繰越明許とさせていただいております。  次に、120ページでございます。環境清掃費、清掃管理費、許可・指導業務のうち、元号改正に伴う事業用大規模建築物管理システムの改修につきまして、当初は平成31年3月までに新元号が発表されることを前提としまして委託料を計上しておりましたけれども、発表が4月以降に延期となったことによりまして、平成31年度契約とさせていただくために繰越明許とさせていただいております。 ○深川 委員長 それでは、補正予算について、一括して質疑を行いたいと思います。  質疑があればどうぞ。よろしいですか。 ◆湯本 委員 先ほどから伺っていて、蒲田の東西のエスカレーターであったり、それから大森の公衆喫煙所であったり、この部品の調達ができなくて目標達成に至らないという状況というのは、社会状況的にやむを得ない状況という理解ができる一方で、これが頻発してしまうと、ちょっと行政計画上、これはどうなのだという話は他方でやはりあると思うのですけれども、その辺についてはどういう見解なのでしょうか。 ◎保下 都市基盤管理課長 蒲田のエスカレーターの更新につきましては、JRに工事をお願いしてやっている関係上、今回部品の調達が厳しいという報告を受けた際に、繰越明許の中でしっかり対応するということで、そこはしっかり今後、部品の調達も含め精度を高め、進行の管理をお願いしているという状況でございます。 ◆湯本 委員 大田区単独ではなくて、ほかとのかかわりがある中で事業を進めていかざるを得ない状況の中でこういうことが発生しているという受けとめ方でいいということですね。  大森駅のパネルはどうなのですか、公衆喫煙所の。
    ◎長谷川 環境対策課長 パネルについても、工事の発注がかなり急だったということもございまして、あと、ポリカーボネート板の需給の、いわゆる需要が多くなって、急な工事になかなか対応できないというのでございますが、現段階では、何とかぎりぎり間に合う、間に合わないという状況になっておりまして、天候等で工事が遅れた場合に来年度になってしまうので、今回、繰越明許をお願いしているという形で、現在のところも年度内完成を目指していることに変わりはございません。 ◆湯本 委員 蒲田のエスカレーターに関して言うならば、安全性は大丈夫なのという心配が当然、直さなければいけないということは問題意識は持っているのだけれども、それが追いつかないという状況になると、利用者からすれば当然そういう懸念というか、心配が出てくると思うので、やはりなるべく迅速にできるような形をとっていただいて、ご努力されていて、なかなかしんどい状況が、区の内部の努力だけではどうにもできないという状況があるというのが今確認できたから、やむを得ないのかなとは思うのですけれども、なるべくそういったことも、もう今回のことで、私たちの見込みよりも意外とずれ込む可能性があるという感覚をどこかで持ちながら計画を立てていったり、周りに対する周知をしたりということまでやっていかなければいけないのかなという感想というか、実感を持ちましたので、今後はそこら辺もうまく織り込みながら計画をつくっていただきたいなと思います。  公衆喫煙所については、多分、これは今、東京都がこういう形、国と一緒に受動喫煙の話が起き始めて、各自治体みんな一斉に取り組み始めていたりするので、そういった意味で調達が困難になっているのかなということは想定できますけれども、この間もお話ししましたが、大森の三角地帯に今灰皿を置いてあるのでしたよね、あれね。あそこの状況というのは、ちょっと看過できないようなぐらい、非常に清掃状況が行き届かないというか、ルールがやはり守られていないということなのだと思うのです。あれは、一刻も早く中心角である大森の駅前としては、あまりふさわしい状況ではないのかなと私は思っているし、これを見たときに、何て汚いまちなのだと、率直な感想、知らない人が見たら思うと思うのですよ。  だから、そういった意味では、パネルの調達ができなかったということなのだけれども、やはりこれは迅速にやってもらいたいなという思いがある中で、ちょっと触れさせていただきました。何か、コメントをいただけるようでしたら。 ◎長谷川 環境対策課長 ちなみに、大森駅の通称なのですが、東口三角広場というのは、先週2月18日から工事を開始しております。また、蒲田も、今日ご覧になるとわかりますが、土曜日、2月23日から工事を開始しております。  先ほども申しましたように、ポリカー板の調達が非常に厳しかったのですが、何とか年度内完成を目指して、今努力しているところでございます。 ◆湯本 委員 あと、大森駅のエスカレーターなのですけれども、営業補償というのは、これはどういうことなのでしょうか。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 大森駅のエスカレーターにつきましては、都市基盤整備部とまちづくり推進部のほうで協力して、今やっている事業となっています。  営業補償については、まち部のほうが中心になって今やっているのですけれども、基本的に、今現在、上りエスカレーターしかないものを、下りエスカレーター、上りエスカレーター、今二人乗り、横に二人並べる形になっているのですが、上り、下りをつけるかわりに一人乗り用になるという形で、今計画しています。それを二つつけることによって幅が広がりますので、その幅分、構造躯体を改修しなければならないと、その改修をするにあたって、当然今現在入っている店舗に対して、休業しなければいけないとか部分的休業しないといけないという部分が出てきますので、それに対する補償費を考えています。 ◆湯本 委員 これも、本当に大森駅利用される方は非常に心待ちにしている状況の中で、見通しみたいなものというのは立っているのでしょうか、今後の展開というか。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 今、JRとアトレ。あと、そこに入っているたな子のほうと、鋭意交渉している最中です。今のところ範囲関係、影響範囲までやっと出てきたところで、その影響範囲に対して、本当にそこまで必要かどうか、区域が変わることによって補償費も相当変わってきますので、その辺を今、各店舗も含めて洗い出しているという最中です。 ◆奈須 委員 積立金のところでちゃんと聞いていなかったので、確認させていただきたいのですが、前倒しで積み立てますとご説明をどなたかがなさったのですけれども、これはどういう意味でしょうか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 平成30年度当初予算として、10億円を基金の積み立てで計上してございます。年度の途中を超える時点で重要な局面を迎えていると説明させていただいています。具体的には、東京都との費用負担の話でございます。  ここで、我々としても協議を進捗させるために、区の決意を示すために前倒し、当初、来年度当初予算で計上する毎年10億円を積み立てているものについて、今年度補正で、前倒しで計上しているというものでございます。 ◆奈須 委員 これは、そうすると31年度予算では積み立てないということなのかというのが1点と、今回積み立てずに、来年度積み立てた場合に財政上どういう変化が生じるのかというのが1点と、もう1点は、区の決意を内外に示すと言ったのですけれども、これは誰に示すということなのですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 まず最初の基金についてでございますけれども、平成30年度、まず積み立てなかった場合というところで説明させていただきますが、当然、今の時点で仮にでございますけれども、事業の進捗が進んでいるという状況ですので、前倒しをしているところでございまして、仮にというお話としては、我々としてはお答えできないというところでございます。  そして、毎年10億円、来年度についての補正についても、当初予算には計上してございませんので。当初予算に計上してございませんけれども、今後の状況の変化によりまして、その積み立ての取扱いの検討を、可能性等を否定するものではございません。  あともう一つ、内外というのが、具体的に申し上げますと、区民の皆様と関係者、対外的な関係者、東京都、あと鉄道事業者でございます。 ◆奈須 委員 一般的に、基金の積み立てというのは計画的に行うというのが原則であり、余ったから積み立てちゃおうとか、そういう種類のものではないと思うのです。しかも、期の途中で補正予算で積み立てるかもしれないし、わからないというのは、これはもう、今予算を提案する時点なのに、とりあえずこう言って予算を提案していけばいいのだというパフォーマンス的な予算を示していて、その後でいろいろ変えるのだという、そういう印象を持ってしまうのですけれども、どうなんですか。今、予算をお願いする時点で、これは補正予算でどうにでもするのだから、また今10億円積み立てていて、当初予算に積み立てていないけど、期の途中で何億だって積み立てる必要があれば積み立てるしということになると、基金そのものの計画性って何なんだろうと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 委員がおっしゃるとおり、基金というのは計画的に積み立てるものが基本だと考えております。それと、その年度の途中での状況の変化にも適切に対応していくということも必要でございますので、今の協議の進捗状況をもちまして、前倒しという判断をしたものでございます。 ◆奈須 委員 ここからは私の考えになりますから、あれなのですけれども。最終補正なのですよね、これって。その例えば、途中の今後の年度末までにおける様々な要因が状況の変化に伴い、やはり今積み立てておくことが必要だというのと、もうこれ使い残した場合には、半額が使途の定まらない財政調整基金、残りは翌年度、次年度に繰り越しということで、いずれにしても使途は福祉であったり、教育であったり、あるいはこういった土木だったり、建設だったりと何でも使えるお金のはずが、今回の最終補正でこういう積み立てをすると、言ってみればこの10億円と6,000万円はお金に色がついてしまうことになるわけですよ。このあたりの考え方というのは、私は今まで、去年とかおととしくらいはしていたかもしれないけど、私は、長い、大田区の予算編成の考え方の中では、こういう最終補正のあり方というのは、極めて違和感のあるやり方だなと思うのですけど、何がこのように変えさせてしまったのですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 当初の補正、今の時点での補正の中で余剰金等がございます。おっしゃるとおり、余剰金については、2分の1については財政基金のほうに繰り入れるというやり方が慣例でございますけれども、あくまでも今回の基金については、協議の進捗状況をもって前倒しをするという判断でございますので、その現在の区の財政の余剰金等の関係で、最終的にはこのような補正の形で整っているのは、財政との協議の上でございます。 ◆奈須 委員 これも、もう一つ別の要素として、区長は三期でやめると言ったけれども次も立候補すると。で、区の決意って何って、区の区長選挙におけるパフォーマンスなのですかって。区民の財産をこの最終補正において、当初予算で示すならともかく、こういう使い方というのはいかがなものかなという感想を私は持ちましたけれども、いろいろな考え方の討論については、また本会議場でやりたいと思います。 ○深川 委員長 では、補正予算は以上にします。  次に、本日分の12件の所管事務報告について、一括して理事者から説明をお願いします。 ◎鎌田 まちづくり推進部副参事〔審査担当〕 私からは、建築基準法の一部改正についてご説明させていただきます。  国は、建築規制の一層の合理化を推進するために、平成30年6月に建築基準法の一部を改正する法律を公布しました。以下、改正の概要をご説明いたします。  まず(1)の用途規制の特例許可手続の合理化についてです。大田区では、用途規制により、建築できる用途と建築できない用途が、用途地域として各地域に定められています。その用途地域で建築できない用途の建物を建てる際には、特定行政庁である区長の許可が必要となります。その際には、建築審査会の同意が必要となります。今回の改正で、政令で定める日常に必要な建築物で、省令に定める必要な措置が講じられているものについて許可をする場合、建築審査会の同意が不要になります。  次に、(2)の一時的に他の用途に転用する場合の制限の緩和についてです。現行の制度では、仮設建築物はプレハブ等の新築が前提で、既存建物の一時的な転用に対する規定がありませんでした。今回の改正で、既存建築物を一時的に他の用途に転用する場合、新築等の仮設建築物と同様に一部の規制を緩和する制度を導入します。現行の規定に倣って、通常の転用については1年を存続期間の期限とし、特別の必要があり、公益上やむを得ない場合については建築審査会の同意を得て、使用上必要と認める転用期間が可能となります。  なお、今回の改正に伴い、大田区手数料条例を一部改正し、新たな手数料を定めます。 ◎保下 都市基盤管理課長 私からは、資料番号36番、平成30年度呑川水質浄化対策研究会報告書についてご報告申し上げます。  本報告書の39ページをお開きください。概要版での説明となります。平成30年度の取り組みのまとめのページをご覧いただきたいと思います。  呑川水質浄化対策研究会は、東京都建設局、下水道局、環境局、目黒区、世田谷区、大田区により構成されており、呑川の水質悪化や悪臭の防止に向け河川対策、下水道対策など総合的な水質浄化対策を検討、研究し、具体的な施策を推進することを目的としてございます。  左上をご覧いただきたいと思います。高濃度酸素水浄化施設設置でございますが、1時間に300トンの高濃度酸素水を河川内に放流する計画としてございます。今年度は、浄化施設の建屋と放流管の工事を行っており、来年度の装置稼働を目指してまいります。  次の項目をご覧いただきたいと思います。スカム発生抑制装置でございますが、これまで2基を稼働し水質改善に取り組んでおりましたが、1基につきましては平成30年1月に老朽化が著しく撤去を行い、現在更新した1基のみの稼働でございます。  次の項目をご覧ください。河床整正工事でございますが、平成28年度から31年度まで実施する計画となってございます。今年度はバックホウによる掘削を行っており、橋りょうの桁下につきましては、ポンプしゅんせつ船で、並行して丁寧に作業を行ってございます。  次に、右の貯留施設による合流改善事業でございます。こちらにつきましては、降雨初期に特に汚れた下水を貯留し、放流される汚濁負荷を軽減させる対策でございます。具体的には、東調布公園に立坑を設置いたしまして、シールド工法にて3本の貯留管を整備する計画となってございます。現在、図のピンク色のルートの整備に向け、施工ヤードの面積や公園の代替施設などにつきまして設計を行っているという状況でございます。  以上、平成30年度の取り組みの概要となってございます。  右下のほうに、各対策のスケジュールをお示ししているという状況でございます。 ◎武藤 道路公園課長 私からは、都市基盤整備部資料番号37、東糀谷第一公園の区域変更について説明させていただきます。  東糀谷第一公園の区域変更図についてでございます。タブレット内の都市基盤整備部資料37をご覧ください。  都営東糀谷六丁目アパートの建替事業の実施に伴い、都有地の使用許可を受けている区立東糀谷第一公園の一部を廃止する必要があるので、資料下にございます案内図内の緑の網掛け部分を廃止し、区域変更を行うものでございます。  位置につきましては、東糀谷六丁目8番30号、9番8号でございます。  ページをおめくりいただきたいと思います。現況図、将来計画図を別紙で添付をさせていただいております。現況図、将来計画図とも赤枠点線内、右斜め下をご覧ください。建て替えに関しましては、現況の3号棟、4号棟から始まるため、1期建替事業として公園の区画が含まれる箇所、東糀谷六丁目9番8号の部分でございますが、廃止をするものでございます。  次に、東糀谷六丁目8番30号の区画、赤枠内、左斜め下部分でございますが、2期の建替事業として平成32年(2020年)以降となりますが、同区画についても廃止するものでございます。  全体の建替計画に合わせて、将来計画図に楕円で示している箇所に同等規模の公園ができるよう、東京都と調整を行っているところでございます。 ◎柞木 地域基盤整備第一課長 私からは、都市基盤整備部資料番号38番、佐伯山緑地の増設部開園についてご説明申し上げます。  まず、大田区中央五丁目30番15号に位置する区立佐伯山緑地についてですが、既に開園している部分は、都市計画法に基づき平成21年に都市計画決定をしたものでございます。その後、区は、既に開園している佐伯山緑地に隣接する旧佐伯栄養専門学校の跡地を平成27年11月に新たに取得ができたため、平成28年3月に都市計画変更を行いました。  区は、区の貴重な残存緑地を保全していくとともに、区民の自然のふれあいの場として活用していただくことを目的に都市計画緑地を整備し、当該跡地に緑地を増設する工事を行っているところでございます。  供用開始日は、資料記載のとおり、平成31年4月1日を予定しております。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 私から都市基盤整備部資料39番、みなさん児童公園の開園について説明させていただきます。  本公園は、大田区立六郷保育園、大田区立六郷図書館の建て替え工事に伴い、平成30年度に公園の位置を変更し、平成31年4月1日に区立みなさん児童公園として新たに開園いたします。  なお、旧南六郷三丁目公園はこの建て替えに伴いまして、廃園してございます。  公園の位置は、資料下部の案内図にお示ししてございます。住所は、南六郷三丁目10番1号、公園の面積は970平米でございます。  次のページには、公園の平面図をつけてございますので、ご覧いただければと思います。  続きまして、都市基盤整備部資料40番、蒲田本町一丁目公園の一部供用停止についてご説明させていただきます。  区立蒲田本町一丁目公園は、独立行政法人都市再生機構の所有地を借りて設置している公園でございます。  公園の位置は、資料の案内図にお示ししているとおりでございます。住所は、大田区蒲田本町一丁目1番5号でございます。  このたび、独立行政法人都市再生機構において、蒲田一丁目団地内の屋外環境整備工事として駐車場の修繕、通路の洗浄、汚水管修繕、植栽整備などを実施することとなり、この工事の作業ヤードとして使用するため、資料次ページの平面図の青色の部分、公園面積4,223.12平米のうち、640平米を供用停止いたします。  一部供用を停止する期間は、平成31年3月1日から平成31年(2019年)12月28日までの予定でございます。  続きまして、都市基盤整備部資料41番、(仮称)多摩川親水緑地の開園についてご説明させていただきます。  (仮称)多摩川親水緑地は、資料の案内図のとおり羽田空港二丁目地内で整備された緑地でございます。  次のページの資料平面図でその位置関係を説明させていただきます。(仮称)多摩川親水緑地の北側には、都市計画道路、環状8号線が走り、南側には多摩川を臨むことができる、いわゆる羽田空港跡地第2ゾーンに位置する緑地でございます。  この(仮称)多摩川親水緑地ですが、国土交通省が整備する多摩川防潮堤の上部を利用して整備を進めてきた緑地でございまして、平成29年2月13日に都市計画決定、6月23日に東京都から都市計画事業認可を受けてございます。  事業認可延長は約1.1キロメートルとなっており、このうち上流側の約0.8キロメートル区間を先行する形で設計工事を進めてまいりました。  このたび、平成31年4月1日供用開始いたしますのは、上流側の約0.8キロメートル、面積にいたしますと1万1,711.85平方メートルでございます。  多摩川と身近に触れ合える散策路となることはもちろん、パーゴラやベンチなどの休憩施設や、展望ができるテラスとともに四季を感じる植栽も整備いたしました。 ◎保下 都市基盤管理課長 私からは、都市基盤整備部資料番号42番、平成31年2月9日の雪に伴う対応についてご報告いたします。  1、気象情報でございます。2月9日、土曜日、5時48分、大雪注意報が発令されました。  2、大田区除雪態勢でございます。除雪本部を2月9日、土曜日、11時に本部態勢を設置いたしました。解除したのは14時でございます。  (2)除雪態勢の配備人員でございます。合計123名の態勢でございます。まちづくり推進部、また、防災危機管理課の応援を受けながら除雪本部を設置いたしました。  3、活動状況でございます。区民への注意喚起、また、気象情報の収集、また、区内のパトロールなどを実施いたしました。  4、区民への情報提供でございます。ホームページ、ツイッター、区民安全・安心メールなどを活用させていただきました。  5、被害状況は、被害なしでございます。  また、除雪本部を午後2時に解除したのですけれども、夕方まで雪がぱらつく状況がございましたので、地域基盤整備第一課長、地域基盤整備第二課長におきまして、夕方まで待機をしたという状況でございます。 ◎長谷川 環境対策課長 私からは、環境清掃部資料26番、「多摩川河川敷清掃活動」についてご報告申し上げます。  1番、「多摩川河川敷清掃活動~グリーンアクションたまがわ~について」でございますが、貴重な自然を残す多摩川河川敷を歩きながらごみを拾い、自然環境への理解と関心を深め、自然を大切にする心を育てることを目的として実施する予定でございます。  実施日時でございます。本年は、5月26日、日曜日、午前10時から正午ということで予定をします。  実施場所は、南六郷三丁目地先の六郷橋緑地から本羽田三丁目地先の大師橋緑地、こちらまでの約2キロになります。  ゴール地点では、セレモニー及びパネル展示を行う予定でございます。  参考にコース地図をお示ししてございます。こちらは、平成28年度と同じコースになります。  周知方法、区報、統合ポスター、ホームページ、それからチラシの配布ということで進めてまいりたいと考えているところでございます。 ◎喜多 清掃事業課長 私からは、2点ご報告させていただきます。  まず、環境清掃部資料番号27番をご覧ください。  平成31年度可燃ごみ収集業務の新規委託計画についてご報告させていただきます。  可燃ごみの収集につきましては、平成29年度から本年度にかけて大森清掃事務所所管の約半分の地域で委託を実施しているところでございます。  来年度は、4月1日、月曜日から、資料にございますとおり、調布清掃事務所の所管の一部の地域に可燃ごみ収集業務の委託を拡大する予定としております。  委託先は、本年度に引き続きまして、一般財団法人大田区環境公社を予定しております。  排出される区民の皆様には、収集職員がブルーの作業服を着た直営職員からグリーンの作業服を着た公社職員に変わること以外、何らいつもと変わりはございません。  今後とも清潔な生活環境の保全と公衆衛生の向上を目指し、安定的で持続可能なごみ収集体制を構築してまいります。  続きまして、資料番号28番、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」の終了についてご報告いたします。  使用済小型電子機器等由来の貴金属を用いて入賞メダルを製作し、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の気運醸成を図るとともに、使用済小型電子機器等の再資源化の促進により、資源循環型社会の構築を推進するため、区は、平成29年5月から本プロジェクトに参画してまいりました。  このたび、主催者である公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会がメダル製作に必要な金属量を確保できる見通しとなったため、本プロジェクトを終了するということですので、区も本プロジェクトへの協力を終了いたします。  プロジェクト終了期日は、平成31年3月31日、日曜日でございます。  組織委員会が公表しておりますプロジェクトの進捗状況は資料のとおりで、昨年10月末までの見込みで、金は目標値の93.7%、銀は目標値の85.4%、銅におきましては昨年6月までに100%を達成しているとのことでございます。  プロジェクト参画期間中における大田区での回収量は、本年1月末までの参考推計値で、金で約0.7キログラム、銀で約2.6キログラム、銅で約430.5キログラム程度となっております。  今後につきましては、プロジェクトは終了いたしますが、区の小型家電リサイクル事業における区施設42か所の拠点回収、粗大ごみ及び不燃ごみからのピックアップ回収は継続して実施いたします。区民の皆様の本プロジェクトへの協力成果をアピールし、引き続き区の清掃事業にご理解とご協力をいただくことで、ごみの減量と限りある資源を有効に活用することのできる資源循環のまちの実現を目指してまいります。 ◎菅野 環境清掃部副参事〔施設調整担当〕 環境清掃部資料29をご覧いただきたいと思います。大田区災害廃棄物処理計画中間報告についてでございます。  まず、1の計画策定の目的でございます。自然災害時における災害廃棄物を適正・迅速に処理し、早期の復旧・復興に資するとともに、区民の生活環境の保全・公衆衛生を確保する目的で策定するものでございます。  今年度中の計画策定を予定しておりましたが、今回、中間報告としてまとめることといたしました。
     2、中間報告に至った経過でございます。庁内の災対各部局を構成員とする庁内検討会を開催してまいりました。後ほど説明いたしますが、実際の災害時に策定する災害廃棄物処理実行計画の基本的なフレームはまとまりつつあるところでございます。今後は、残された課題のさらなる深度化を図る必要があるため、庁内において継続して検討することとし、今年度は中間報告とさせていただくことになりました。  残された課題としましては、仮置場等の整備、災害時の協定締結事業者と区における発災時の体制、災害時のごみの分別方法や排出方法などの周知等がございます。  特に仮置き場につきましては、東京湾北部地震が発生した場合、東京都の想定では、区内で災害廃棄物が一時的に約440万トン発生すると見込まれ、そのための仮置き場が、最大で約58ヘクタール必要となります。これは、東京ドームに換算すると約12個分でございます。仮置き場の広さとしましては、国の指針で、分別や搬入搬出のため約30平米以上が好ましいとされているところでございます。しかし、区内で仮置き場として使える場所を精査しますと、公園緑地の合計はかなり少なくなってございます。一方で、多摩川の河川敷は約72ヘクタールございますけれども、国土交通省京浜河川事務所に出向いて相談させていただきましたが、河川の治水に影響があるということで、難しいとの回答でございます。都立公園も同様でございます。したがって、今後はさらに面積を絞って公園や緑地等を候補にした上で、実際に仮置き場として使用可能かどうかの判断や、公園以外の仮置き場を検討してまいります。  また、加えて災害廃棄物発生を抑制する施策としまして、区では耐震化の推進や木密地域の改修を目指した災害に強いまちづくりに取り組んでいるところでございます。  3としまして、中間報告の概要についてでございます。別紙のとおりでございますので、1枚おめくりください。A3の横判でございます。  まず左側でございます。災害廃棄物の基本的な処理方針でございます。廃棄物のリサイクルを推進、経済性の重視など8項目を掲げてございます。  2番目、体制の確立と情報共有では、災対環境清掃部を中心に庁内の災対各部と連携を図り、迅速な処理体制を目指します。また、区民やボランティア等との情報提供も、災害時には非常に重要な課題となってございます。  3でございます。災害時においても、通常の生活から発生する家庭ごみ、それと避難所から発生する避難所ごみ、仮設トイレなどのし尿の処理対策をまとめる予定でございます。  4番です。発生した災害の状況に応じて災害廃棄物処理実行計画を策定すること。また、水害での廃棄物は地震災害と性質が異なるため、その対応方法を表記してまいります。  右の表は、発災から3年後を目標に処理を行った場合の廃棄物の種類ごとの発生時期、処理期間を図であらわしたものでございます。処理期間はおおむね3年としておりますが、これまでの東日本大震災、また、熊本地震などから、おおむね3年の期間が必要であろうという予測でございます。したがって、可能な限り早く処理を完了させることが必要となります。  最後、5とまして、本計画の職員への周知、訓練を実施し、平時から庁内の連携を強化、また、被害想定の変更や過去の災害時の対策などを参考に、適宜計画を見直すこととします。  また1枚お戻りいただきまして、4でございます。平成31年度の取組みでございますが、この中間報告の課題を庁内で共有し、引き続き検討会を開催した上で、平成31年度(2019年度)末までに計画を策定する予定でございます。 ○深川 委員長 それでは、部ごとに一つずつ質疑を行っていきたいと思いますので、まず最初に、まちづくり推進部資料41番の建築基準法の一部改正について質疑があればどうぞ。よろしいですか。 ◆奈須 委員 これはとても大きな変化なのかなと思うのですけれども、この政令で定めるものとか省令で定めるものがよくわからないので、建築審査会の同意が不要になるものがどのようなものかがわからないのですけれども、今後の改正が行われると、審査会の同意なしに用途地域を超えた建築が可能になるものがあると読み取れるのですが、どのくらい、いわゆる用途を超えて、いろいろなものが建てられるようになるのですか。かなり大きい、多岐にわたるのでしょうか。 ◎鎌田 まちづくり推進部副参事〔審査担当〕 まず用途規制の許可の内容なのですが、政令と省令のほうはまだ交付されておりません。ですが、国の説明によりますと、小売の店舗、それから自動車修理工場、給食センターというものがたとえで挙がっておりました。  まず、どの程度の大きな変化かということですが、以前からあります用途変更の許可の実績についてですが、年間1件あるかないか程度の大田区内の実績になってございます。今回の改正で、また新たに許可の申請が出てくるかどうかというと、その程度の規模感でございます。 ◆奈須 委員 全く何がどう変わるかがわからないので、ごめんなさい、規模感もよくわからないのですけれども、例えば、今まで住居専用の地域があったり、商業があったりということで用途が分かれていますよね。別の用途であってもというか、ある用途があったときに、そこの用途には建てられないものであっても、建築審査会に建てられるものというのが制限列挙されているのが現状ということなのですか。 ◎鎌田 まちづくり推進部副参事〔審査担当〕 内容として、制限列挙されているものではありません。今回の政令、省令で限定して列挙するような形になると思われますが、その内容については、今申し上げたとおり、3施設が説明会ではそ上に挙がっておりましたが、明日、国交省の省令、政令に関する説明会が午後から開催される予定になっております。 ◆奈須 委員 私は、この間の様々な規制緩和、特に建築の規制緩和ということでいうと、やはりたくさんの混乱を住民の生活環境に与えてしまっているなと思うので、これによって新しく地域に建てたいと思っていた人が建てられるようになったというのは、建てる人にとってはいいことなのかもしれませんけれども、その周辺にお住まいの皆さんにとっては、あれって、この地域には、例えば自動車修理工場はつくってはいけなかったはずなのに、うちの隣は自動車修理工場かとか、ちょっとうるさいとかということが起きないかなという心配があるのですけれども、それについても、そうすると、明日の国の説明を聞かないと大田区はわからないし、仮にそれを見て大田区民の暮らしにちょっと影響を及ぼすなという場合にも、大田区としては、これは嫌だとか、何か別の条例であったりとかルールで対抗するということはできないのですか。 ◎鎌田 まちづくり推進部副参事〔審査担当〕 基本的な考え方としては、法律の改正でございます。国の所管する事項でございますので、細かい改正内容につきましては、その内容を踏まえて大田区に対してどういった内容が必要かどうか検討しながら、明日の説明会を踏まえて適正に対応していきたいと思っております。 ◆奈須 委員 そうしましたら、私もこれ以上、お互いに何がどうなるのかというのがわからないのですけれども、ぜひ明日の国の説明を十分に聞いていただきまして、この後の報告のほうが私は大切だと思うのです。そこの部分はお願いしたいと思いますが、いかがですか。 ◎鎌田 まちづくり推進部副参事〔審査担当〕 委員の意見は意見として受けとめまして、適正に対応していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆奈須 委員 意見は意見ではないでしょう。だって、改正があると言っているのに、中身がわからないけれども、何だか知らないけど国が改正しますからと報告しておいて、国の説明があって、こういう説明でこう変わりましたという報告がないというのは、これは報告としていかがなものですか。そういうのでいいと思っているのですか。 ○深川 委員長 別に報告しないと言っているわけではないので。 ◆奈須 委員 だったら、報告してねと言っているのだから、それについて答えてください。 ◎鎌田 まちづくり推進部副参事〔審査担当〕 では、明日の改正の内容を踏まえてご報告を差し上げるようにいたします。 ○深川 委員長 まず、今、内容についてわからないという部分なので、とりあえず投げ込みで対応してもらって、どのようになったかというのがわかった時点で。明日の説明を聞いただけで、すぐに全部のそれが答えられるかどうかもわからないから、その時期がいつという話ではなくて、動きがあったものについては報告するというのは、今までどおりの対応なので、特段、言質を取ってどうのこうのという筋でもないと思いますが、報告は当然していただけるものと考えております。  では、続いて、都市基盤整備部に行きます。  資料36番、呑川からどうぞ。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 では、資料37番、東糀谷第一公園。 ◆清水 委員 この東糀谷公園のことについては、隣にある都営東糀谷六丁目アパートの改築が大きくかかわってくるということで、ちょっと東京都のほうの説明が、なかなか地域住民に伝わっていないみたいで、特に将来計画図にある1期建て替え事業のところの、ここに3号棟、4号棟があったのですが、この3号棟、4号棟の方は2月中に引っ越しをされているのですけれども、大変急な説明で大混乱というか、高齢者が多いので体調を崩す人まで出ているような、そんな事態になっているというのがこの東糀谷都営住宅の建て替えなのですが、第一公園はそれに伴う区域変更ということでよろしいのですよね。 ◎武藤 道路公園課長 はい、委員ご指摘のとおりでございます。 ◆清水 委員 わかりました。  そうしますと、この区立東糀谷第一公園の網掛けの部分は、桜の名所として、大田区も花見の推薦公園みたいなことで区民の皆さんにお知らせしていた大変すばらしい桜の名所で、ご近所、家族連れ、それから、近所の町工場の職人たちが集まって花見を楽しんでいたところなのですけれども、今、この補助線が拡幅されることによって、一列桜が全部切られてしまって非常にみんながっかりしているのですが、そうすると、これによりますと、この桜の名所も、全て2期建て替え予定ということで、都営アパートの7号棟がこちらに来るのかわかりませんけれどもこの桜の名所もなくなるということでよろしいのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 都営住宅の建て替えに関しましては、地域と調整をしながら、可能な部分は極力残していくという計画を聞いております。 ◆清水 委員 都営アパートの建て替えは東京都の責任でやっていただくわけなのですけれども、なるべく区の宝である公園を、桜の名所を何とか残して建て替え計画をやっていただけないかのような意見は区のほうから出されたのかどうか教えてください。 ◎武藤 道路公園課長 公園の整備につきましても、東京都が今、計画の段階からも区も関与いたしまして、桜を含めた地域の要望もございますので、取り入れられるよう努力をしてまいりたいと考えております。 ◆清水 委員 結果は、区の要望は入らなかったわけですよね。この公園に2期建て替え予定地になるというわけですから。  都営住宅が老朽化しているので一刻も早く建て替えをしなくてはいけないというのは、これは住んでいる方も合意しているわけだし、いつ大震災が起きるかわからないので、その辺はいたし方ないし、早くやってもらいたいのですけれども、建て替えの予定の進め方については、区がどれほどここの公園が区民にとって大事だから残してほしいのか言ってくださったのかなというのが、ちょっと区民の皆さんから出ておりますので、今、意見を述べました。  ちょっと東京都の都営住宅の建て替えの方向というか、やり方がちょっと乱暴過ぎて、もう少し利用者や周辺にも丁寧に説明していただきたい。  この将来計画図の下側は首都高速道路が走っているわけで、下側に行けば行くほど、首都高速道路の騒音がひどくなるのです。だから、できましたら、新しい都営住宅も少しそちらから離れたような形でやってもらいたいなという声を聞いていました。  それと、ちょっとこの関係がありまして、この補助38号線なのですが、今、拡幅工事が進んでいて、この下側は、今、大田区が目玉で進めているインダストリアルパークで、三井不動産の倉庫とANAの研修センターがこの羽田旭橋の下側にできるわけで、交通量が心配されているのですけれども。この35号線は相互通行になって交通量が増えることが心配されているのですが、信号等の整備や、それから、いつ相互通行になるのか教えていただけますか。 ◎浦瀬 建設工事課長 交通量の調査に関しては、三井不動産の、委員おっしゃられたインダストリアルパークとANAの研修センターがそれぞれ、ANAの研修センターは3月、三井不動産のほうは6月オープンになりますけれども、それらがオープンになって車両の交通量などが実際に増えてくる秋口に交通量調査をやって、今後の整備に反映していこうと考えております。その結果、警視庁協議を経て、いつごろ相互通行になるのか、信号がつくのかというところは、その協議を経て検討していくことを地元のほうにも説明しております。 ◆清水 委員 質問を最後にしますけれども、この一部廃止した部分と同等の公園を、今、都営アパート7号棟、1階には区立保育園があるところに同等の公園をつくるということですけれども、その同等の公園をつくる費用等は東京都からしっかり出るのでしょうか。ちょっと最後に確認をさせてください。 ◎武藤 道路公園課長 最終的な費用につきましては、東京都の負担で公園整備が行われるものと認識してございます。 ◆田島 委員 今の説明の中で、同等程度の広さということなのですけれども、この見取り図で見ると、若干この公園予定地にあっているのか、ちょっと今よりは狭いのかなという感じが、私の錯覚かもしれないのですけれども、そこら辺の説明は東京都のほうから何かあったのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 東京都の協議の中で、同等規模の面積がとれるように現在調整しているところでございます。私の作図が下手でございまして、楕円が若干小さ目になっておりますが、この場所に同等規模の公園ができるイメージということでご認識いただければと思っております。 ◆奈須 委員 今の公園面積のところは、私もすごく心配なので確認してください。後で報告されている公園も含めてそうなのですけれども、大田区でも、過去にもそうですけれども、大体廃止してなくなってしまって、同じぐらいの面積を確保するといっても、かなり激減していますよね、公園の面積が。だから、やはりそのように一旦廃止するということはすごく問題があると思うのです。見えなくなってしまうから。だから、ここのところは、やはりきちんと、ここまで図面ができているのですから、東京都には確認していただきたいです。  その上で、ちょっとこれは、私も建築の専門家ではないからわからないのですけれども、このあたりの地図を見ると、南側に首都高が走っているので多分少し高くなっていて、その南側にクロネコのクロノゲートがある場所なのかなと思うのです。そうすると、南側に割と大きな建物や道路があるのにもかかわらず、この計画が、今までだと公園部分が緩衝帯のようになっていたのに、南側にぐっと寄って建物が来るというのは、これ、私からすると建物的には悪い設計なのです。やはり南側に公園部分をあけたほうが、居住空間としてはずっと暮らしやすいと思うのに、何でこんな建て替え方にしてしまっているのかなというのがすごく疑問です。  これは、やはり都営住宅にお住まいの方の居住性というものを考えた場合に、こんな計画でいいのかなと思うので、ここについては、何で東京都がこんなやり方をしているのか聞いてください。まるで何か、本当に土地ころがしみたいにあちこち順番にやって、経済性だ何だということでやっているように思いますけれども、それとはやはり違うのかなと思います。  これは、だから東京都に確認していただきたいので、ぜひそれを確認して、またご説明をいただきたいです。公園面積と、それから、建て替わった後の都営住宅が本当にお住まいの皆さんにとっていいものになるのかどうかということ。  その上で、私はずっと東京都とアスベストのことをやってきています。大田区も、この間、土曜日にアスベストで東京新聞に掲載されて、ひどい指導をしていたと私は思っているのですけれども、大田区もちょっと最近ひどいのだけれども、東京都はもっとひどくて、違法な、飛散させるような建築をこれまでも何回もやってきています。大田区においても工事がとまって、住宅供給公社は業者から損害賠償請求までされています。違法な工事をしているにもかかわらず、それを改善できなくて、結局工事をとめて、その住宅供給公社がだめだった、URか、違うか、ごめんなさい、だめだったのですけど、でも、そもそも発注主の東京都のアスベストに対する認識と対策はすごくひどいと思うのです。  この都営住宅を、今、建て替えようとしているわけですけれども、アスベストはあるのかないのか、対策はちゃんととられるのかどうかについては確認できていますか。 ◎武藤 道路公園課長 東京都への申し入れに関しましては、公園の面積が同等規模がとれるように引き続き協議をしてまいりたいと考えてございます。  建て替え等に関しましても、ここの場所はまず都有地であることもそうですが、建て替えのスピード感等を含めて、東京都も工程を考えていると聞いております。引き続き、委員ご懸念のものにつきましても、東京都と協議を重ねてまいりたいと考えてございます。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 公園面積のほうは、先ほど武藤課長のほうが言われたとおりなのですが、アパートの建て替えのほうの考え方として聞いていますのが、今、1期工事について、3号棟、4号棟については、そこの1期工事をやるために別の場所に移動してもらっているということになっているのですが、それ以降については、1期工事の場所にできたアパートにそのまま次の2期工事に移るときとかの部分の人が移ってもらって、それで空地をつくってから、また2期工事、3期工事のほうに進むという形で聞いているので、内部の中で、極力ほかの場所に移転しないような形の計画を心がけてやっていますということで聞いております。ですから、その関係上、どうしても公園側のほうに1回つくるという形にはなっていますが、確かに委員おっしゃられるように、南側のほうは高層棟等が建っているのですけれども、こちら、高速から上のところについては、たしか準工業地域になっていますので、当然、日陰の規制関係もかかってくることになっていますので、それ以上の日陰については、南側のほうが高くなっていたとしても、日陰については考慮されているということで考えております。 ◆奈須 委員 私も、これまでにもスーパーリフォームなどで、やはりどうしても都営住宅は高齢の方がお住まいなので、その工事期間どうするか、住みながら改修するのか、別のところに行っていただいた上で快適な住環境を確保するのかというところは、すごく難しい問題であるのは理解していますが、一方で、URだとか都営住宅はすごく空いているのです。何でこんなに空けているのというぐらい空き住戸があります。だから、お元気な方で、少し生活環境が変わっても大丈夫だよという方については、お入りいただくところは考えればあると思うのです。  先ほどスピード感を持ってと言ったのですけれども、この建てる上での半年、1年というのは、確かに高齢者にとって、もとに戻りたいというお気持ちを配慮すれば重要な問題でもあるかもしれませんが、でき上がれば、50年、場合によっては100年という長もちをさせて、大切に使っていく、私たち都民の財産なわけですから、そこのところは慎重にお願いしたいなと思います。  アスベストの問題については、東京都は、過去にはうそもついていますし、ちゃんとした説明もできていないというのを、私はいやというほど体験しているので、ここのところは、ぜひ、やって失敗した、間違えた、飛散させてしまったということがないように、確実に説明を、やはり設計図書も含めて求めた上で工事の着工はお願いしたいと要望しておきます。 ○深川 委員長 ほか。  では、資料38番、佐伯山。 ◆奈須 委員 私、今、大田区の公園に大注目で、公園の木を切って建物を建ててしまうというのがすごくトレンドになっているみたいで、大田区が。私が公園の木を切って建物を建てているよと言ったら、いろいろなところから、ここも切っています、ここも切っていますと、続々とご連絡をいただくのですけれども、今回の佐伯山については、大田区は木を何本切って、新たに何本植樹をして、こういった公園整備をするのでしょうか。木については、できるだけ切らない、残すような配慮は行われたのでしょうか。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 佐伯山の樹木の関係でございますけれども、今回行いました工事につきましては、平面部分の工事であったものですから伐採等は発生しなかったのですけれども、昨年度にがけ地の部分、要はがけ地が崩れてきてしまうと困るということもございまして、がけ地の部分の工事を実施させていただきました。その際に、やはりちょっと危険性ということがございまして、29本の樹木を伐採させていただきました。ただ、補植といたしまして、平成30年度に200本程度の樹木を補植しているところではございます。 ◆奈須 委員 私も、あのあたりを歩いてみたら、ちょっと風景が大幅に変わってしまっていて、びっくりしたのです。やはりあそこは緑を残すはずだったのに、伐採して植えるとなると、何となくもう人工のお庭みたいになるので、できるだけ守ってほしいという気持ちもありますが、計画の中で本当に真にやむを得ないものなのか、できるだけ守るという努力をした上でやって、それで植樹をしていくかというのは十分に考えていただきたいと思うのですが、今行われつつあって、区民の皆さんが心配している田園調布せせらぎ公園であったり平和島公園であったりも含めて、樹木に対する大田区の考え方はどうなのでしょうか、今後。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 当然でございますけれども、公園というところでございますので、むやみやたらに樹木を切るというところではございません。ただ、やはり公園をつくる上でやむを得ず伐採するところはございます。また、可能な限り移植を行うですとか、そういったところも配慮しながら公園施設の魅力を高めていきたいというところで考えているところでございます。 ◆奈須 委員 ぜひ、たしか5年ぐらい前に、鵜の木の奇跡の森とかいって新聞でもとても取り上げられた、低木を合わせると5,000本の木を切ってしまったといって、たしか直径10センチぐらいだと200何十本って木を、あれ、500本だ。それで、高木、2メートル以上の木だと200何本、木を切ってしまったというのがあって、大田区として土地を取得しようと思ったら、とても高いから買うことができなかったので守れませんでした、残念ですと、たしか新聞にコメントが出ていました。  民地の緑については、確かに難しいところもあると思うのですけれども、今、私は、大田区の公園も、そういう民間のディベロッパーの開発の対象のように、何か低地のところで、平たいし、木を切ってしまえば建物をつくれるみたいな感じで、田園調布のせせらぎ公園なんかも、今あるところにクラブハウスで建て替えれば、もうちょっと木が残せたのかなというところまで木を切っていますし、富士見会館の下なんかも、こんな私では抱えられないぐらいの木までピンクのリボンを貼りつけて、もうこれ切るよという計画があって、ほかの木はぐるりんとリボンを巻いているのに、大きな木だけは通りから見えないように裏側にこっそりリボンをつけているようなのは、とても姑息だと思います。  だから、やはりそうやって、誰にもちゃんと堂々と示せるような形で計画は進めるべきだと思いますし、特にあそこは国分寺崖線なので、真下の平地の部分について、国分寺崖線の緑だとは、自然林だと言えない部分もあるかもしれませんけれども、特に富士見会館の近くのあたりなんかは、かなり樹齢の長い年月を経ている木もありますので、そこら辺も含めてきちんと考えていただきたいなと。これは要望しておきます。 ○深川 委員長 では、続いて、資料39番、みなさん公園。 ◆奈須 委員 これなんですけれども、これがさっき何で私が都営アパートのところで、本当に同規模なのと言ったかというと、これ、もとの面積を覚えていますか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 もとあった南六郷三丁目公園の面積は、1837.16平米でございました。 ◆奈須 委員 それで、今回、これが970平米になってしまうということではないですか。違いますか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 新たに設置する公園の面積は970平米でございます。 ◆奈須 委員 そうすると、これ、すごい激減なのです。  こうやって一旦廃止してしまって新たにつくると、きれいな公園もできるし、よかったなと思うのだけれども、実際に面積で比較してみると、とても小さくなってしまうというのは今回がたしか初めてではなくて、去年だかおととしもあって、私は、ちょっと確認せずに議会で発言する場を逃してしまったのですけれども、やはりこういうものも、公園面積を含めて、ただでさえ公園内の木を切ってしまおうとか、公園の面積そのものまで小さくしてしまおうというのは、せっかくこれまで守ってきた公園なのにもったいないなと思うのですけれども、これはどうしてこんなに減ってしまうのですか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 減った分の面積は、保育園と図書館の敷地面積の増加分に充てているところでございます。区は、行政需要全体を見て、そのように判断したものと理解しているところでございます。 ◆奈須 委員 だからといって、公園の面積を減らしていいというものではないと思うのです、私は。もっと言えば、例えば大森の駅前の一等地のLuzのところは、大田区の土地なのに民間にあれを貸しているのですよ、50年間定借で。行政需要というのだったら、あそこで行政需要をちゃんと満たしなさいと私は思うわけ。そういう土地はたくさんありますよ。  公園というのは、3分の2以上の同意の特別議決を要する公の施設です。どちらがいいとかそういうことではなくて、やはりとても重みのある施設だと思うのです。そこのところを行政需要だからということで安易に減らしてしまうというのは、やはり私は、努力としてもっとちゃんとした努力をするべきだったのではないのかなと。ぎりぎりの努力をした上でのこの選択だったと言えるのでしょうか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 都市基盤整備部といたしましては、公園の重要性というのはきっちりと主張した上で、大田区全体としてぎりぎりの決断として、こういう決断だったと理解しているところでございます。 ◆奈須 委員 部局をまたがる問題なので、皆さんにそこまで、いろいろ本当に、公園のことも私もさんざん言っていますけれども、管理して守っていらっしゃる皆さんが一番緑の大切さだとか、これまで守ってきた努力というものを肌で感じていらっしゃるので、おつらいのだろうなと思う場面もありますけれども、私としては、やはりそうは言いつつも、もっと区民の思いというものをしっかりと実現していただきたいと思いますので、ここの部分について半分が減ってしまったというのは、いかがなものなのかなと。  特に、昨今こうやって、民営化によって営利企業が保育の事業に参入するという時代になりますと、こういった土地を民間事業者が使って保育事業をするとなると、補助金の金額は、自分で土地を仕込んで建物を建てた業者と同じで、利益率の高い業者が出てくるという、非常にアンバランスで不公平な事業の形態にもなってきますので、それを皆さんに言うのはちょっと酷なのですけれども、そういうところに公園が使われるというのはどうなのかなと。ぜひ公園を守るというところでは頑張っていただきたいなと。これは、私のエールを送っておきたいと思います。 ○深川 委員長 みなさん公園、よろしいですか。  続いて、資料40番、蒲田本町一丁目。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 資料41番、多摩川親水緑地。 ◆松原〔元〕 委員 ここの新しい緑地が開園するということなのですが、私の記憶が正しければ、かなり夜なんかは人通りの少ない地域であったかなと記憶しているのですが、管理等々は、これは大丈夫なのでしょうか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 現在は人通りが少ない状況ではございますけれども、公園内には園内灯をつけて、適切な照度も確保しているところでございますし、区と東京航空局との協議に基づきまして、防犯カメラも今回は7か所設置しているという状況もございます。  区は、利用者の安全の確保に向けては、今後も引き続き取り組んでまいりたいと考えてございます。 ◆奈須 委員 これは、大田区の公園になるのですか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 この親水緑地は、大田区の公園条例が適用される公園でございます。 ◆奈須 委員 これが東京都がみずから整備をして、緑地なのか公園なのか管理をするという考え方は。例えば面積が小さいとか何か理由があってできなかったのでしょうか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 こちらの緑地につきましては、当初の計画段階から区が緑地として整備をしていくということで整備をしたと理解しているところでございます。 ◆奈須 委員 ここの下は堤防として東京都が整備することになっていて、私は、何かすごく違和感があるのは、確かに緑地なのかもしれないですけれども、私の計算が間違っていたらすみません、面積を、だから、1万1,711平米を、たしか長さ0.8キロメートルとおっしゃっていたのだけれども、これは長さ0.8キロメートルなのかな、800メートルで割ると、幅が15メートルにも満たない、言ってみれば細い通路なのです。こういう整備のし方もあるかなとは思いますけれども、下をどうせ東京都がやるのだったら、一緒に東京都が整備をして管理をするというのが、私は合理的なのかなと思うのですけれども、そこは、何で大田区がやらなければならないのですか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 こちらの公園につきましては、防潮堤を整備したのは東京都ではなく、国が整備してございます。防潮堤につきましては、空港機能を主に高潮から守るということを目的に整備したというところでございます。  区といたしましては、この新しくできます多摩川沿いの水際線を活用した良好な景観を創出し、快適で魅力あふれる親水ネットワークを形成するということを目指しまして、区として緑地を整備したと理解してございます。 ◆奈須 委員 私としては、防潮堤を整備したついでに、大田区民のために国が自分のお金で整備をしてくれたら、独自の財源を使わなくて済んだのかなという気持ちがあります。  一方で、そうすると、この緑地の整備については、国や東京都の補助金は出ているのですか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 防潮堤そのものは国が整備しているところでございます。公園の緑地の整備につきましては区のほうで整備しているところで、国費等は入っていないと聞いてございます。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 本事業でございますけれども、都市計画緑地ということでの整備になってございますので、都市計画事業として、東京都のほうからお金を都市計画交付金としていただくという事業にはなってございます。
    ◆清水 委員 この場所は、羽田空港桟橋もありますけれども、殿町との橋がかかると思うのですが、平面ではなくて横から見ると、その橋はこの緑地公園のどのようになるのですか。上を橋がかかるのですか。 ○深川 委員長 前にパース図が出ていたのですよね、委員会に。委員会報告されていると思うので。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 この橋は、こういうまたぐような形でかかると聞いているところでございます。 ◆清水 委員 このちょうど多摩川親水緑地の空港側は、これから1,700室ですか、第2ゾーン計画としてホテルができるところですよね。そのホテルにあわせて環8等も整備され、そして、その後、ホテルから見える庭先みたいな形で、この緑地公園ができるのかなと思って、本当に区民のための公園なのか、空港のホテルに泊まられたり、その橋を渡る方々のための公園になるのかなんて思ってしまうのですが。先ほど来、ちょっと人通りが心配ではないかとか、安全だとか、そういうのを心配される声もありましたけれども、区民の皆さんがより使う公園に本当になるのかというのが、たまに散歩に行ったりするのは気持ちいいだろうなと思いますけれども、区としては、この親水緑地公園をどう多くの区民の方に来てもらうという方向をこれからするのか教えてください。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 今、この公園は工事中ではございますけれども、未完成の部分ではございますけれども、私も現地に行ってまいりました。非常に解放感を感じ、昼間の景観はもちろん、夜景も非常にすばらしい公園になるのではないかと。海の景色も見えて、羽田空港の絶好のロケーションになっている公園でもございます。また、多摩川の親水性を持たせた公園ということで、区内の公園としては非常に珍しい、ユニークな機能を持った公園でございます。こういった公園のすばらしさをいろいろな形でPRすることによって、多くの区民の方もお越しいただけるのではないかと考えてございます。 ◆清水 委員 本来だったら、第2ゾーンも全部大田区民に返ってくると信じていたわけですけれども、跡地ということで、それが、民間事業者が高い借り賃を払うということで大ホテル群ができるということで、それはそれとしてたくさんの経済効果にはなると思いつつ、大切な跡地がどんどん区民のところから離れていくような、離れていくということで不信に思っている方も大勢いらっしゃいます。  この多摩川親水緑地公園が本当に区民のものになるようにしていただきたいという要望だけ、今させていただきます。 ◆安藤 委員 ここをやはり、区民というのは羽田に住んでいる人たちも区民なのですけれども、基本的にまちの希望を、ここの防潮堤をつくるときから関与しておりまして、地元の方々が。その中で赤レンガを据えてくれとか、それから、ある程度散策ができる、そして、今お話があったように、非常に環境が今までの大田区の公園とは違ったイメージの公園であるということで、大変評価も高くと感じておりますので、これはぜひ皆さんも、一度見に行っていただきたいということをお願いしておきます。 ○深川 委員長 では、続いて、資料42番、雪の報告。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 では、続いて、環境清掃部。  資料26番、「多摩川河川敷清掃活動」について。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 続いて、資料27番、可燃ごみ収集業務。 ◆奈須 委員 可燃ごみの収集業務の委託については、始まってから時間が経過しているわけですが、成果というか、効果というのか、どのように評価していますか。 ◎喜多 清掃事業課長 特に直営職員に劣ることもなく、きちんと、以前、昨年度、大雪に見舞われたとき大変心配をしたのですけれども、そのときも、直営に劣らずきっちりと取り残しもせずに収集をして、きっちりとした作業を、仕事をしていると評価をしております。 ◆奈須 委員 そのあたりは、本当に皆さん努力をして、しかも現場の、いわゆる大田区の職員とのいろいろなノウハウの提供というか、そういうのもうまくいっているのではないかと思うのですが、一方で、同じ仕事しているのに処遇についてはかなり違いがあると聞いていて、そのあたりはどのように大田区は考えているのでしょうか。 ◎喜多 清掃事業課長 申しわけございません。その処遇のことについてという内部のことについては、すみません、ここでお答えするというのは、ちょっと私は控えさせていただきます。 ◆奈須 委員 全体の経費はどうなっていますか。 ◎喜多 清掃事業課長 経費というと予算でございますか。 ◆奈須 委員 決算はまだ出ていないのでしたっけ。だったら、予算でも構いません。いわゆる、同じ地域をこれまで直営でやっていたのと委託にした場合とで、どのぐらいのコストの変化が生じているのかというのは、どのように評価しているのでしょうか。 ◎喜多 清掃事業課長 平成29年度における予算規模は1億4,400万円で、平成30年度は2億2,500万円、平成31年度、今回予算を立てさせていただいているのが2億6,200万円となっております。  直営との比較というのは、直営に比べれば若干年齢層が若いという部分もありますので、非常に若い人たちに頑張っていただいていますので、そのことからすれば、経費的には少し下になっております。 ◆奈須 委員 私もそのようには聞いているのですけれども、問題は、給与のテーブルが、想定している年齢がとまってしまっていて、どんどん年齢が上がっていくにもかかわらず、それに伴って上がる給与テーブルになっていないということだと思うのです。そのあたりは、今は仮にいいとしても、将来、皆さんの年齢が上がっていった場合には、それに伴った処遇の改善をしていかないと、継続的な、せっかく今評価をなさっていたようないい仕事をしていただけなくて、常に採用を繰り返して、若年層の方しか現場では働いていただけない。そして、常に大田区の職員もそうした指導の部分についても、過剰な負担を強いることにもなってしまうと思うのですが、そのあたりについては、今後、給与テーブルについての変更であったり、加えたりということは考えているのでしょうか。 ◎喜多 清掃事業課長 申しわけございません。給与テーブルの改定等については財団内部のことですので、ちょっと申しわけございませんが検討するしないは、ここではお答えはできないと。 ◆奈須 委員 財団内部とは言っても、大田区が委託については考えたことであり、大田区がどのような形で委託をしていくかということは想定した上でやっていることであって、単に丸投げでやるのであれば、当初の説明とはかなり違うと思います。民間にやらせたのだから、民間のことだから関係ないというのであれば、民間の処遇がどうであったのかということの評価もできませんから、直営と民営化以降の成果の比較もできないわけですね。それをもって、財団は大田区ではないから関係ないということになると、大田区があえて第三セクターを設立して、その中で清掃の事業をお願いしているという意味も今度は薄れますから、完全民営化でも構わないではないかということにもなってしまいかねないと。そこは、やはり第三セクターとしてお願いしているということは、一定程度の区の関与のもとに、ある種の行政目的を達成しながら委託をしているということになるわけですから、今の答弁はちょっとおかしいのではないかなと思うのですが、しっかりと区の責任を果たすべきではないでしょうか。 ◎喜多 清掃事業課長 丸投げではないです。向こうが挙げてきた見積もりに従って、それが本当にその収集をお願いするエリアにとって予算的に適正かどうかの判断というのは、きっちりとこの部内でさせていただいておりまして、ただし、向こうの給与体系や服務等々のそういった規定、規則に対しては、向こうにもきっちりと理事会等々もございますので、それをこちらの行政が関与するというのは非常にできないことですので、その内部についての答弁は差し控えさせていただきたいと思います。 ◆奈須 委員 様々な視点からこの事業が継続的に、しかも安定的に供給できるのか。今日は最後のところには災害時の問題もあります。では、災害時にこういう委託で、直営ではなくて本当にできるのか、それはコストの面も含めてです。そういうこともあわせて考えれば、民間のことだからそこについては手が出せない、見えないということになるのであれば、もうその時点で直営のほうがいいと私は思いますので、そこは、いわゆる説明責任ですね、区民への説明責任が果たせているのかという視点で、ぜひ今後の委託の業務については点検をしていただきたいと思います。 ◆清水 委員 今、ブルーの制服がグリーンになっただけで、全く何も変わりませんと、この新規の収集地域の皆さんにはお知らせしているということですけれども、制服の色が変わっただけで、車両数だとか乗り込む人の人数だとか、そういうものは変わっていないという意味だと思うのですが、車両というのは環境公社の持ち物なのか聞きたいのですけれども。  なぜかというと、まちにいっぱい走っている清掃の車というのは、それぞれやはり持ち主がいて、非常に複雑になっていっているのですけれども、もう一度、私の聞きたいことは、このグリーンの制服を着ている人は、みんな環境公社の職員で、その車両は、全部環境公社の車両なのかということを教えてください。 ◎喜多 清掃事業課長 職員については環境公社の職員でございます。車両と運転手については、今現在、区も雇上会社、東京環境保全協会加盟の51社に委託をしておりますが、そのトラックがまいりますので、そのトラックの横に乗る職員が直営なのか公社の職員なのかという違いであって、ふだん走っているトラックと全く相違はございません。 ◆清水 委員 ということは、現在区がやっているように、車両と運転手はその会社の人で、隣に座っている人が、ブルーなのかグリーンなのかという違いだけで変わらないということですと、この環境公社にも、大田区と同じような車両と運転手を出している50何社の会社が関係しているということの確認でよろしいですね。 ◎喜多 清掃事業課長 そのとおりでございます。 ◆清水 委員 なぜこんなことをしつこく聞くかというと、本当にその会社会社で、先ほどほかの委員からもありましたように、処遇だとか給料だとかが変わっていたりとか、非常にそこで働いている人たちというのが、今、労働相談等も含めていろいろありますので心配しているのです。区民の皆さんにとっては何ら変わらないといっても、そこで働いている人たちの状況を区がちゃんと把握していなかったら、区民サービスも低下するおそれがあるよということで、先ほど委員からあったことは私も同意見ですので、その辺のところは、私の意見として述べさせていただきます。ごみの収集がしっかりと、区民サービスがちゃんとできるようにするには、そこで働いている人たちの状況をいろいろな会社のいろいろな人が働いているというのをやはり区は把握するべきだと、私は思います。意見です。 ◆奈須 委員 今の車両の話が出たのでちょっと確認なのですが、これまでパッカー車というのは、小型プレス車もそうですけれども、みんな大田区が購入していたものが、ある時期からリース契約になっていると思うのです。それで、大田区が購入していた車を雇上会社であったりというところがまた下取りというか、買っていただいてというのか、お使いになっているという状況が以前は見られたのですけれども、今、これはリース契約になってしまった場合に、終わったリースについては全く契約関係がないとすると、雇上会社の使っていらっしゃる車というのは、雇上会社の責任で調達するということになると、以前よりコストが高い車両の調達になったりはしないのでしょうか。 ◎喜多 清掃事業課長 すみません、そのあたりの雇上会社の車の調達については私も伺っていないのですが、別に新車ばかりが売っているわけではございませんので、中古もあるでしょうから、その辺のトラックは向こうの会社の事業で調達しているのではないかと思っています。ただ、後ろの巻き込む、プレスでも後ろの架装部分については、23区のきちっとした決まり、規定がありますので、そこでつくらないといけませんので、それなりの金額はかかっていると思います。 ◆奈須 委員 これまでだと、結局大田区が使っていて、それを今度どうするかという話になると、それをどこかに売却するとかということになると、相手方まで見える関係だったので、大田区が購入するということが雇上会社にこの車が行くのかということが見えていたわけですね。ところがリースになってしまうと、そこら辺で間に別の企業が入りますから見えにくくなっているので、ちょっと確認をさせていただきましたけれども、ありがとうございます。 ○深川 委員長 続いて、資料28番、都市鉱山。 ◆田島 委員 今回のこのプロジェクト、順調に回収が進んで終了ということなのですけれども、本当に、私たちが出したものがメダルになるということで、大変夢のあるプロジェクトだったと思うのですけれども。今回これが報告にある回収量については、このプロジェクトが始まってからの回収量になっているのですけれども、以前の回収量と比べるとどうでしょうか、以前よりは増えた形でしょうか。 ◎喜多 清掃事業課長 間違いなく増えてございます。 ◆田島 委員 そうすると、ちょっと心配するのが、このプロジェクト終了後ということになるのですけれども、今のご報告でもあったとおり、当然、今後も引き続き、小型家電、使用済みのものは回収していくということなのですけれども、ちょっと終了となってしまうと、回収も終わってしまうような勘違いをされてしまうかと思うので、そこは重々周知していただきたいと思います。 ○深川 委員長 よろしいですか。  では、最後、資料29番、災害廃棄物処理計画。 ◆奈須 委員 災害時の廃棄物というのは、本当に熊本の震災なんかでもそうですし、各地でいろいろご経験を聞いて勉強することもあるのですけれども、やはりそこにノウハウを持っている直営の職員というのがいないと結構難しいというか、逆に言うと、直営の職員がいたことによる迅速な対応ができたという部分もあったり、ある意味、民間だと新たな委託契約なり発注という作業が生じたりするようなこともあると思うのですが、この災害廃棄物の処理計画における、いわゆる運営主体というか、そういうものも含めた計画にはなっているのですか。そういうことにも対応できる。 ◎菅野 環境清掃部副参事〔施設調整担当〕 運営主体、区が処理責任を担うということはもちろんなのですけれども、やはり収集の車に関しましては、先ほど喜多のほうからも申し上げましたとおり、雇上車がメインになると思います。その雇上車の配車をしているのが清掃協議会になりますので、そちらのほうに配車をお願いすると。収集作業は直営なり公社で行うという形になります。 ◆奈須 委員 そこら辺については雇上の皆さんであったり、あるいは、場合によってはリサイクル協議会の皆さんということもあるかもしれないのですけれども、そのあたりとも、この部分については協議をしたりということはしていらっしゃるわけなのでしょうか。 ◎菅野 環境清掃部副参事〔施設調整担当〕 その辺を含めまして平成31年度(2019年度)、庁内でも協議をして、協議会とも協議をしてまいると。  23区でも、特別区の災害処理のガイドラインを設けておりますので、それに基づいて対応をしていくという形になってございます。 ◆奈須 委員 あと、私は災害廃棄物の処理といいますと、やはり東日本大震災における災害瓦れきの問題を思い浮かべるわけなのですけれども、水害による廃棄物は地震災害等と異なる対応を表記と書いてありますが、一方で、地震には津波がつきもので、そうなると、臨海部の大田区においては様々な有害物質であったりとか、処理においても、いろいろな対応が必要になってくると。安易に焼却することによる有害物の拡散みたいなものもあると思うのですが、そういった部分についても、この処理計画の中では想定しているのか、あるいは想定した計画をつくることになるのでしょうか。 ◎菅野 環境清掃部副参事〔施設調整担当〕 概要には盛り込んでおりませんが、当然、有害物質についても、きちんと法律にのっとった処理をするという記載をするようまとめているところでございます。 ◆奈須 委員 私は、様々な場面で環境アセスなんかも見るのですけれども、法令に従い適切に処理をします、対応しますという一文が多いです。でも、問題は、法令に従うのは当然のことであって、それはどうやったらできるのかを想定することこそがこの計画の意義だと思いますので、法令を守るのは皆様の基本的な最低限のベースであって、そこからどうするのか。  特に、私はやはり、今日の討論の中でも申し上げましたけれども、これだけ過密になっている東京における防災対策、災害対策、この廃棄物も含めて、かなり厳しい状況だと思っています。起きてしまった災害に対して後始末だけをするということではなく、やはりどうやってこの大勢が暮らす東京で快適に暮らせるのかというときの、やはり都市のキャパシティーということも今後は考えていかなくてはいけないかなと、これは、私の問題意識として申し述べさせていただきます。 ○深川 委員長 では、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て、特定事件継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会日程ですが、必要に応じて招集するということでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 そのようにさせていただきます。  以上で、まちづくり環境委員会を閉会いたします。                午後 0時45分閉会...