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  1. 大田区議会 2019-02-22
    平成31年 2月  まちづくり環境委員会-02月22日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成31年 2月  まちづくり環境委員会-02月22日-01号平成31年 2月  まちづくり環境委員会 平成31年2月22日                午前10時00分開会 ○深川 委員長 ただいまから、まちづくり環境委員会を開会いたします。  まず初めに、本委員会における、今定例会中の審査予定についてお諮りいたします。  本日は、まず、付託議案4件の審査として提出者説明及び質疑を行い、その後、新規付託分の陳情審査として、陳情に対する理事者見解及び質疑を行います。続いて、継続分の陳情についての状況変化等をお伺いいたします。  続いて、補正予算を除く所管事務報告のうち、タブレット型端末に配信してございます、まちづくり環境委員会付託議案、陳情審査及び所管事務報告事項のとおり、本日分の3件について、理事者からの説明及び質疑を行います。  そして、次回委員会開催予定である、25日に付託議案の討論及び採決、新規付託分の陳情の取扱いの決定をいたします。  そして、補正予算の説明及び質疑を行った後、25日とした所管事務報告12件の説明及び質疑を行いたいと思います。  委員並びに理事者の皆様の協力をお願いいたします。  ただいまから、本委員会に付託されました4件の議案審査を行います。タブレット型端末に配信してございます、まちづくり環境委員会付託議案、陳情審査及び所管事務報告事項をご覧ください。効率的な審査を行うために、付託議案の表に記載の上程順(案)のとおり審査を進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  第15号議案 大田区特別区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例、第16号議案 大田区公共物管理条例の一部を改正する条例、第17号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例及び第18号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の4件を一括して議題といたします。  理事者の説明を求めます。 ◎武藤 道路公園課長 私からは、第15号議案から第18号議案に関しまして、一括で説明をさせていただきます。タブレット内の都市基盤整備部資料32をご覧ください。大田区特別区道路占用料等徴収条例の一部改正についてでございます。  概要でございますが、道路占用料算定の基礎となっている固定資産税評価額が平成30年度に評価替されたことに伴い、評価替後の額を適正に反映させる必要があるため、道路占用料の改定をするものでございます。なお、評価替につきましては、3年に1度、特別区同時で変更を行っております。  改定する条項につきましては、第2条第1項の規定による別表の占用料の額でございます。次ページ以降、新旧対照表を添付させていただいております。  占用物件といたしましては、電柱、水道管など数が多いため、対照表をご確認いただければと思っております。
     占用料全項目について、おおむね1割程度、金額が増加しております。  施行年月日は、平成31年4月1日でございます。  続きまして、都市基盤整備部資料33をご覧ください。大田区公共物管理条例の一部を改正する条例についてでございます。  本条例は、道路として認定されていない、通路や水路などを管理するためのものでございます。特別区道と同様、占用物がございます。改定も3年に1度、実施をしているものでございます。  概要につきましては、先ほどの道路占用料改定の考え方と同一でございます。次ページ以降に、こちらも道路占用料と同等の新旧対照表を添付しております。  施行年月日は、平成31年4月1日でございます。  続きまして、都市基盤整備部資料34をご覧ください。大田区立公園条例の一部改正についてでございます。  概要でございますが、1点目でございます。道路占用料算定と同様で固定資産税評価額が平成30年に評価替えされたことに伴い、評価替え後の額を適正に反映させる必要があるため、公園占用料を改定するものでございます。なお、公園占用料も3年に1度、特別区同時で変更を行っていることに関しましては、第15号議案と考え方は同じでございます。  施行日は、平成31年4月1日でございます。  2点目でございます、南雪谷五丁目10番14号にある、区立水神公園の増設部に多目的室を新設するため、使用料等を定めるものでございます。資料下に案内図を添付しております。  区立東調布公園に隣接した箇所となっております。次ページに施設平面図を添付しております。赤枠点線内が増設部、休憩所と記載されている箇所に多目的室がございます。休憩所平面図に多目的室及び多目的使用用のトイレ、こちらが今回、使用料を設定する箇所及び公園利用者がどなたでも利用できる、だれでもトイレという構成になってございます。  施行日は、平成31年4月15日となっております。  3点目でございます。河川敷駐車場使用料徴収単位を1回から1日に改めるなど、規定の整備でございます。  こちらは、平成31年4月1日となっております。  改正する条項につきましては、次ページ以降に新旧対照表を添付させていただいているとおりでございます。改正箇所につきましては、下線等で表記をしております。  また、新規といたしまして、先ほど、水神公園の使用料について、午前1,500円、午後2,000円の設定をさせていただいております。午前につきましては9時から12時、午後につきましては13時から16時でございます。変更については占用料が主でございますが、下線部をご覧ください。道路公共物管理の各条例と同様、おおむね1割程度、金額が増加してございます。  続きまして、都市基盤整備部資料35番をご覧ください。大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例でございます。  本条例は、大田区立の下水道関連施設等に設置された公園に関する条例でございます。このたび、区立森ケ崎公園に有料施設としてフットサル場、駐車場、シャワー室を新設するため、使用料を定めるものでございます。  資料下に案内図を添付しております。ご確認いただければと思います。  次ページをご覧ください。森ケ崎公園平面図をご覧いただければと思います。着色部分でございますが、今回、新規で料金を設定する箇所でございます。  改正する条項につきましては、次ページ以降の新旧対照表のとおりでございます。改定箇所には、公園条例と同じでございますが、下線等で表記をしております。新規といたしまして、先ほどのフットサルにつきまして、区内、区外利用者、平日、休日で料金は異なりますが、2,000円から8,000円の料金の設定。駐車場については、最大の自動車でございますが、30分300円、一般の自動車でございますが、30分100円の設定を考えております。シャワーにつきまして、1回5分以内、100円という設定をしております。なお、こちらの設定に関しましては、他の同様の施設と料金は同額でございます。  施行日は、平成31年4月1日となっております。 ○深川 委員長 それでは、質疑をお願いいたします。 ◆奈須 委員 一つ一つ伺っていきたいと思います。  特別区道の占用料なのですけれども、この間の過去の実績です、年間にどのぐらいの徴収額があり、どのような利用の場合に道路占用を認めてきたかということについて教えていただけますか。 ◎武藤 道路公園課長 過去の実績でございますが、平成29年度道路占用料の徴収に関しましては、24億4,300万円の徴収がございました。  あと、どのような占用物をというのに関しましてですけれども、こちらに関しまして、道路法の第32条に基づきまして、電柱や電線、変圧塔、水管、下水道管、ガス管、鉄道、軌道及びそれらに類する施設、歩廊、雪よけ、その他これらに類する施設、地下街、地下室、通路、浄化槽、その他これらに類する施設、露店、商品置き場等に類する施設等々を含めまして、道路法の占用の許可の物件に基づきまして、占用料を徴収しているものでございます。 ◆奈須 委員 公共物管理条例とも、多分連動している話かなと思うのですけれども、29年だけの答弁だったのですが、今のどのような使い方をさせているかというので言いますと、電柱のような固定されているものと、今おっしゃっていたような露店のような一時的に使わせるもの、例えば私がちょっとバザーをやりたいから公園を使わせてなんていう場合とかの、大きく分けると二つに分かれるのかなと思うのですけれども、固定的に使われているものと、それからそれ以外のものとで、それぞれ利用の金額であったりとか変化が知りたいのですけれども、昨今はどうなっているのでしょうか、増えているとか減っているとか。 ◎武藤 道路公園課長 増減に関しまして、今、特別区道の延長がどんどん増えている状況ではございますが、基本的には、あまり増減に関して変化はないのかなという認識をしております。  また、委員ご指摘の露店等に関しましても、突発的に増えるというものではございませんので、ある程度一定の収入が得られているものなのかと認識をしております。 ◆奈須 委員 何が聞きたいかというと、今回、結構な割合ですよね、私もびっくりしたのですけど。例えばこの別表でいうと、一番上が6,930円に対して7,970円と、1,000円以上上がるわけです、今1割というご答弁もあったのですけど。  最終的に、これは誰が払うのかなと思ったのです。そうすると、今おっしゃっているように、電柱であったりということになると、これ電力会社なのです。電力会社は総括原価方式ということで、かかった費用については、全て電気代に乗せているわけです。だから、これ上がっても、電気代だから電気会社のことだけではなくて、私たちがその分を負担するわけです。そういう認識のもとに、この値上げというか、徴収額は引き上げているということでよろしいわけですか。 ◎武藤 道路公園課長 料金の改定に関しましては、先ほど説明させていただきました、固定資産税評価額の評価替えに合わせて3年に1度、特別区を含めて全体で行っているものでございます。また、料金の設定等に関しまして、前回の改定の際に、そのまま公共料金に転嫁されているということではございませんでしたので、今回の料金改定に関しましても、社会的な影響はないものなのかなと考えております。 ◆奈須 委員 それは多分正しくなくて、電気代の設定というのは、かかったコストを料金で負担するというのが基本ですから、それについては、私たちは何らかの形で電気料金で払っているはずなのです。結果として、値上げされているかされていないかというのは、ほかの要因もありますから、それは上っていないから、別に今回の固定資産税の引き上げ分を、電気を使っている人が負担していないというのは、それは多分ただの見かけ上の問題だけであって、それは構造上違うと思うのです、料金の設定の話として。  あと、もう一つ伺いたいのですけど、これは固定資産税の評価額が変わると、必ず引き上げなくてはいけないものなのか、それから23区は一律で引き上げているのか、23区は一律の金額で引き上げなければならないのか、この三つについてお伺いできますか。 ◎武藤 道路公園課長 今回の改定につきまして、3年に1度実施をしているものでございますので、毎年の評価額というよりも、今回は平成30年の評価額を採用したものでございます。  2点目につきましては、各特別区も含めて一律かというものに関しましては、私ども、都心区と言われている箇所及びその他の箇所につきましての料金を設定しておりますのが、実情でございます。  なお、料金の設定に関しましては、各特別区の自治体の個別の事項によりますので、私どもといたしましては、特別区で設定された評価額に基づきまして料金を設定しているものでございます。 ◆奈須 委員 わからなかったのだけれども。個別のものだから、各区が上げたり上げなかったりしていいのか、特別区で一体でやらなくてはいけないから、特別区で都心区とその他の区には分かれるけれども、それぞれについて課長会か何かわかりませんけれども、そういう23区の協議の場があって、そこの中で一律の金額で行こうねということでやっているのか、どちらなのですか。一律の金額というか、引き上げ幅みたいなものですよね。固定資産税については、その土地土地で違いますから、多分場所によって微妙に違うわけですよね、今回のも公園が位置している。  ただ、引き上げ幅であったりとかということについては、23区が足並みをそろえているのでしょうか、それとも大田区独自の判断として、大田区民には今回これ道路占用料を引き上げるのは、例えば区民が公園の利用が最近が多いからちょっとやめておこうとか、そういう判断はできるものなのか、できないものなのかを伺わせていただけますか。 ◎武藤 道路公園課長 料金の設定に関しましては、特別区ということでございますので、道路が一体として東京にございますので、23区同時で占用料等につきましては改定を行っております。  なお、料金につきましては、各地目等を含めて23区の平均の地代におきまして、その中の計算に基づきまして料金を改定しているところでございます。 ◆奈須 委員 すみません、細かくて。ちょっと今の説明がわからなかった。23区の平均を求めてというのがわからなかったのですけど。 ◎武藤 道路公園課長 23区の平均につきましては、商業の地目、宅地の地目等々の道路価格を設定いたしまして、その中で23区として平均の地代を設定しているものでございます。 ○深川 委員長 違うのですよ。平均の価格をそのままぽんと乗っけるのか、23区、要するに都心区以外のところは共通なのかと聞いているから、そこを答弁してください。 ◎武藤 道路公園課長 大変失礼いたしました。23区共通のものでございます。平均の地目を定めておりますので、その中の計算式に基づきまして、23区の共通単価で各占用料等を含めた計算を行っているところでございます。 ○深川 委員長 そうすると、上げ率のパーセンテージは同じということですか。 ◎武藤 道路公園課長 上げ率のパーセンテージにつきましては、各占用物件によって、もろもろ若干誤差はございますが、おおむね10%から20%程度の中で料金を設定しているものでございます。 ○深川 委員長 23区の中は都心区と、それ以外のところに分かれているでしょう。それ以外のところの区なわけです、うちは都心区ではないから。そこの、要するに多少の誤差は地目によって違うとか、それは事情があるので、それを言っているのではなくて、その伸び率、上げ率のパーセンテージが、都心区を除いた周辺区が、例えば品川区とか、世田谷区とかというのと大田区が同じパーセンテージで上げているのか、それとも、うちは5%だけど、品川区は10%で、隣の世田谷区は20%でと、そういうぶれがあるのか、それともおおむね5%ぐらいとか、おおむね10%ぐらいとか、ほぼほぼ同じというのかはどちらなのですかと聞いているのですけど。 ◎武藤 道路公園課長 大変失礼いたしました。上げ率につきましては、23区含めて、近隣区と全く同じでございます。 ○深川 委員長 同じパーセンテージだということですね。 ◎武藤 道路公園課長 はい。 ◆田島 委員 今回のこの改定によりまして、区の歳入というのはどれほど増えるのか、それをちょっと教えていただけますか。 ◎武藤 道路公園課長 このたび改定をいたしますことによりまして、おおむね2億6,000万円ほど増収を見込んでおります。 ◆清水 委員 17号議案の水神公園の多目的室の利用料金の根拠を、すみません、先ほどもご説明あったと思うのですけど、もう一度ご説明ください。 ◎武藤 道路公園課長 今回の使用料でございますが、建設費ですとか維持管理費及び他の施設の均衡等々を総合的に考慮して、算出をしているものでございます。 ◆清水 委員 使用料を決めるときに建設費を入れて考えるということは、公共施設としてどうなのかと考えているのですが、ずっと区は、使う人が益を得るから受益者負担だという言い方をされているのですが、例えば水道料金だとか、そういうものを多少考えるということはまだ理解できるのですが、建設費、ここが非常に土地の高いところではないかと思うのですけれども、そういったことなども考えて使用料金を決めるというのが、ちょっと疑義を感じるのですが、この建設費を使用料の根拠に入れ込むという考えは、区として、これはどこでも考えているのですか。 ◎武藤 道路公園課長 施設の利用料に関しましては、利用者に負担をいただかなければいけないということで、施設のサービスの公共性と市場性、情勢等々で鑑みまして、施設の整備費等を含めまして、利用料の算定を入れているものでございます。 ◆清水 委員 建設費は幾らかかったのですか。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 建設費でございますけれども、1億1,400万円余が休憩所の建設費でございます。 ◆清水 委員 それと多目的室の使い方として、東糀谷の防災公園と並んで書いてあるのですが、東糀谷の防災公園では3,000円、この水神公園では1,500円、2,000円、これは広さの違いですか。東糀谷の防災公園は、東京都のほうから財調というのですか、それが入って、ほとんど持ち出しはプラス・マイナスゼロだと聞いているのですが、どういう根拠で。 ◎武藤 道路公園課長 利用料の設定に関しましては、近隣の雪谷文化センター等々をはじめ、各施設の利用料金等を鑑みまして、設定をさせていただいているものでございます。 ◆清水 委員 ですから、使用料金を決める根拠に建設費を入れるというのは、区民からはなかなか納得できない、理解を得られないと思っています。公共施設ですよね、ここは。それで間違いなのか、もう1回確認をさせてください。公共施設というのは区民の税金でつくった施設で、誰でも使えるようにするわけですから、その根拠に建設費を入れるというのは、ちょっと私としては賛成できないのですが、再度、ここは公共施設で誰でも使えて、この1億1,000万円は区民の税金で使われたということでよろしいのか、確認をお願いします。 ◎武藤 道路公園課長 はい。こちらの施設につきましては、公共施設でございます。 ◆田島 委員 この公園が夜間は使えないようになっているのですけれども、その経緯というのは、どういった経緯でこれは使えないようになっているのでしょう。水神公園です。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 建設にあたりましては、これまで住民の方々、当初ですけれども、公園をつくる際にも近隣の方々からいろいろな意見をいただきながらつくっているのですけれども、その際に、やはり治安の関係ですとか、その辺のところも心配だというお声もありまして、夜間閉鎖という対応をさせていただいております。 ◆田島 委員 それで、今回この夜間、この多目的室、新しくできる多目的室も夜間は使えないという状況になるかと思うのですけれども、夜間使えない状況が、この使用料に何か影響というのが出ているものなのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 夜間の使用に関しましては、この利用料金等の設定には影響はございません。 ◆奈須 委員 まず、この維持管理というのは、誰が行うのですか。 ◎武藤 道路公園課長 維持管理に関しましては、都市基盤整備部調布地域基盤整備事務所で担当して実施をするものでございます。 ◆奈須 委員 うぐいすネットには入るのでしょうか、入らないのでしょうか。入る場合、入らない場合の基準についてもお願いします。 ◎武藤 道路公園課長 まず、この施設のうぐいすにつきましては、今回入ってございません。こちらの休憩所を建設するにあたりまして、地域からいただいた要望の中で、多目的室につきまして、住宅街に位置しており、駐車場もないので、地元の方が使いたいという強い要望がございました。背景でございますが、こちらにつきましては、近隣にございますが、雪谷文化センターの利用率が非常に高い状況でございまして、他の地域からもバス等の利便性がいいことも原因があるかもしれませんが、地元の方々が利用したくても難しいという状況がございました。そのため広く区民の皆様の利用が可能なうぐいすネットには公開せず、近隣に常在する管理事務所にて利用料金を行う形でオープンとすることとしているものでございます。  なお、ほかの施設等々に関しましても、うぐいす等々に入れてない場所につきましても、近隣の皆さん、いろいろ話をさせていただいている中で、うぐいすに載せる載せないを含めては、部として判断をしているところでございます。 ◆奈須 委員 極めて乱暴な言い方をすると、今のご答弁だと、地域の人が地域の中だけで使いたい施設なので、オープンになっているうぐいすに載せずに、地域の中の人たちが使えるような施設にしたいと聞こえてしまうのですけど。その是非はともかくとして、それが公共の施設になるのかなと。場合によっては、地域の人が使える施設というのがあるとするなら、同様のものを各地域にこれから設置していく必要があるのかなと思うのですけど、そこら辺のところはどうなのでしょう。  この公園というのは、たしか経緯を言えば、いい建物だからといって買ったの、これ。保存するべきとてもいい洋館なので買いますと言って買ってみたら、あらびっくり建築基準法違反で、このままでは改修できないしとか何か耐震がとか、買った後にいろいろなことが出てきて、では解体して、何か建物をつくりましょうとなって、大損害です。すごい高い買い物をしたわけ。  ふたを開けてみたら、大田区民は全員使えずに地域の人だけと、公園だったら誰でも使えるようにするべきだと思うし、仮に地域の方たちにより使いやすい施設をつくるのであれば、大田区として各町丁目別にこういった施設を今後買って、整備していく予定があるとかいうのだったらいいと思うのですけど、そこら辺が非常に維持管理方法であったり、位置づけというのが曖昧で、公平性を保つべき行政としては、ちょっとどうなのかなというところがあるのですけど、そこら辺はちゃんと検討されて、こういう結果になっているのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 繰り返しになりますが、こちらにつきましては近隣の皆様方の要望等をお聞きした中で、多目的室につきまして、地元の方々がより使用しやすいようにということで要望を受けているもので、現在の形態になっているものでございます。 ◆奈須 委員 これ、例えば田園調布せせらぎ公園でも、今文化施設の建設が始まりましたというか、始まろうとしているというか、ここでもどうなるのだろうと気になりますよね。では、ここも地域の皆さんがご要望を言えば、地域限定の、田園調布の人がより使いやすいものになってしまうのかなとか。そうなると、いや、私の住んでいる北千束はどうなのだろうとか、あるいはいろいろなところがありますよね、久が原はどうなのだろうとか。いろいろな地域でいろいろな人たちが、何だあの地域にはこういうものがあるのだったら、うちにはということになると思うのです。  今答弁いただけてないのは、今後そういうものは各地域につくる予定があるのですか。今言っていた地域のご要望で、地域の人たちがより使いやすい施設というのは。 ◎武藤 道路公園課長 今現在、私どもで計画しているものにつきましては、こういった、このたび改正させていただきます水神公園のみでございます。その他につきまして、今、需要等を含めまして、まだ物件として出てきているものではございませんので、今のところ、そのような計画はありません。 ◆奈須 委員 同じ視点で、今度、第18号議案の下水道関連施設公園の場合なのですけど、これはうぐいすネットには載るのですか。 ◎武藤 道路公園課長 森ケ崎のフットサル場につきましては、うぐいすネットで運用することを予定しております。 ◆奈須 委員 あと、ここに出ている使用料なのですけれども、自動車については上限のようなお話をなさっていたと思うのですけれども、この料金の書き方が非常に曖昧なのですが、実際にこの料金で徴収するものと、上限として定めているものが、この書き方だとわからないのですけど。どれが上限を定めていて、どれが実際に区民の皆様から徴収する料金になっていますか。 ◎武藤 道路公園課長 30分300円という上限につきましては、バスですとか大型の車両を想定してございます。皆様から、今回駐車場をオープンすることによって徴収させていただく額につきましては、普通自動車を想定しておりまして、30分100円の料金設定を考えてございます。 ◆奈須 委員 だから上限の場合には、上限と書くべきだと思うのです。そうではないと、結局いつの間にか普通乗用車も300円で徴収することができてしまうわけ、この使用料の書き方だと。大田区は、今この条例の中に条例で設定している使用料と実際に区民の皆さんからいただく使用料をここに記載している場合と、二つのパターンがあるのです。非常に、議会としての議決の判断がわかりにくいわけ。  だから、例えばこの駐車場の使用料も将来値上がりすることを見込んで、1,000円と書くこともできてしまうわけ、上限だったら。今は300円でもらっておきますからという書き方ができるのです。これ指定管理者の制度のPFIの中で、このように変わったのです、上限を定めたら、事業者と行政の間で料金を自由に設定できると変わったわけ。それの準備をまるでしているかのような感じで、ここの条例の中に曖昧な記載をするというのは、よくないと思う。議会に何を求めているのかがわかりにくいので、ここは300円ではなく上限300円で、現在のところは、例えば「普通自動車については」、「バスについては」としたほうがいいのではないかと思うのですけど、いかがですか。 ◎武藤 道路公園課長 公園等を含めての駐車場につきましては、私どもで大田区立公園駐車場管理規則の中で、各個別の駐車場の料金を個別に設定をさせているものでございます。この中で、今回答弁をさせていただきました、普通自動車等を含めて30分100円という表記をさせていただいている次第でございます。  30分300円につきましては、バス等の利用を想定してございます。 ◆清水 委員 すみません、今バスの話が出たのですが、平面図を見ると、バス置き場はとても、これ。この公園平面図は下側が大森一中ですから、大森一中の正門のところを左に曲がって、また曲がって、そしてこの平面図の下が東京都の下水道局で大きな水路になっているわけですから、曲がりくねって駐車場に上がっていくと。そうすると、バスを置く場所がないと思うのですが、バスはどこに置くのですか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 こちらの条例につきましては、大田区の公園のある駐車場全体の料金を定める300円という上限でございまして、こちらの森ケ崎公園の駐車場は、構造的にちょっと大型車が入れない構造でございます。ですので、こちらの公園につきましては、普通車を想定した駐車場となってございます。 ◆清水 委員 普通車しかとめられないのだったら、この大田区例規集のところにある、第15章にある大田区立下水道関連施設公園等の条例のことを今やっているわけですから、ここは100円となると思うのですが、どうでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 今答弁をさせていただきましたとおりで、駐車場につきましては大森第一中の裏側から入っていくスロープの中で有料駐車場をオープンするものでございますが、森ケ崎に関しましては、ほかにスロープ等々という入り口がございます。そういった、今後、森ケ崎の運用に関しまして、どのような運用になるかにつきまして、なかなか不明瞭な点もございますので、万が一スロープ等に大型の特殊な車両がとまる際も含めまして料金の設定をさせているところでございます。 ◆清水 委員 条例ですから、ちゃんと説明してもらわないと困ります。不明瞭な点があるとか、今課長がおっしゃったそのスロープというのは、この森ケ崎公園平面図の左側にある入り口のところに上がってくるスロープのことを言うと思うのですけども、そこに大型バスなんかが置かれたら、利用者は非常に大変だと思うのです。坂道ですから危ないと思うのですけれども。おまけに出入り口のところを、以前に陳情もあった遺体置き場がある、そういう狭い区道ですけれど、そこを大型バスが入ってきて、そのスロープの途中にバスをとめるなんていうことが設定されているとしたら、ちょっと問題だと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 スロープのところにつきまして、大型のバスもそうですが、マイクロのバスですとか、バスの種類もいろいろございますので、そういった中で、今後、森ケ崎の運用に関しまして、スロープ等々に臨時でとめる場合につきまして、あくまでも設定をしている中身でございます。ですので、通常、今回オープンいたします新設駐車場に関しましての30分100円については、これは変更はございません。 ◆清水 委員 答弁がちょっと曖昧過ぎて、臨時でとめることもあるかもしれない、そのときはバスだから300円をとるかもしれない。だけども、今説明してくださっている新設駐車場は普通車しか利用できない、これではちょっと区の条例改正の説明になってないと思うのですが、これやり直すことはできないのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 こちらに関しましても、大田区立公園駐車場管理規則の中で個別の設定をさせているところでございます。そういった中で公園条例につきましても、30分300円という料金設定を条例でしておりますので、同じように今回の下水道関連施設につきましても、30分300円ということで改正を予定したいと考えております。 ◆清水 委員 何度も言いますけれども、そういう条例があるからこれでやるといったって、この公園に関することについて条例をつくるわけですから、そのような条例をもってくるというのは、やはり非常に私はやり直すべきだと思っています。  引き続き、この森ケ崎公園について伺いますけど、よろしいでしょうか、委員長。 ○深川 委員長 はい、どうぞ。 ◆清水 委員 この森ケ崎公園は、区立下水道関連施設公園ということで、大田区内に森ケ崎公園、海老取川公園、東糀谷あおぞら公園、南三堤公園、夫婦橋親水公園、この規定された公園についての条例なのですが、この間、この森ケ崎公園は非常にいい公園ということで、近隣の方からも、それからサッカー、テニス等をしている方からも喜ばれている公園で、今回、公式試合ができるように200席の観覧席まで設けるということで、それで駐車場等が増えると、それからシャワー室もつけると、このように機能がどんどんレベルアップしているということは、一方でいえば喜ばれるのですけれど、例えばこのフットサル場をつくるにあたって、子どもが喜んでいた子ども用のアスレチック場だとか、そういったところがどんどん変わってきているのです。近隣の人からは、賛否両論あります。だから、ちょっとそれにかかわる条例なので、ちゃんと見せていただきたいし、大事な条例だと思って発言をしているのですが。
     そもそものところなのですが、この公園、今、使用料金の設定があるのですが、そもそもここは12月29日から1月3日は休園なのですよね、それは変わらないのでしょうか。まず、その変わらない理由について教えてください。 ◎武藤 道路公園課長 今回、新しく整備いたしましても、休園日等々についての変更はございません。また、年末年始等々を含めまして、この森ケ崎に限らず、整備等々を含めて利用状況を勘案いたしまして、今回の年末年始につきましては、休園を設定してございます。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 森ケ崎公園につきましては、地域の要望等がございまして、お正月につきましては特別に入れるような措置をとらせていただいてございました。ただ、今年度につきましては、こちらの工事の関係で閉鎖せざるを得ないということで、地域の皆様にご説明をした上で、今年度につきましては、新年の初日の出等を森ケ崎公園でご覧になることは、ちょっとできなかったということでございます。  来年度につきましては、来年度予定をしておりますサッカー場の改修工事等の状況等がございますので、まだ決まっておりませんけれども、地域のニーズ等を踏まえまして、検討してまいりたいと考えております。 ◆清水 委員 ほかの公園は年末年始休園なんていうのはないわけですよね、区立の公園で。この森ケ崎、海老取川、東糀谷あおぞら公園だけ12月29日から翌年1月3日まで休園と。それは、ここに書いてある下水道関連施設の上にあるからということですよね。この下水道関連施設の管轄の東京都等が、12月29日から1月3日まで職員が休んでいるから安全対策等がとれないからということで年末年始休みだという説明を、以前受けたことがあるのですが、それでよろしいかどうか確認をさせてください。  (「知っているのに」と呼ぶ者あり) ◎武藤 道路公園課長 まず、森ケ崎に関しましては閉鎖公園でございますので、管理者等々を含めていろいろ話をしているところで、下の下水道を含めて話をしているところでございます。年末年始等々を含めまして、体制の問題ですとか様々な要因がございますので、閉鎖をしているところでございます。 ◆清水 委員 今、知っているのに何で聞くのかと言いましたけれども、これだけ区がお金をかけまして多くの方に使ってもらいたいと、駐車場も整備しますといろいろやっているのだったら、それこそ年末年始、孫たちが来たときとか、そういうときに使いたいという人たちの声を聞いてもらっていると、私はお願いをずっとしているのですけど。全然されてないので、ぜひその関連施設のところと話し合いをして、まさに年末年始こそ開放をして、これだけ使用料をとることについては私たちは反対ですけれども、使うという、そういう努力をしていただけたかどうかをもう一つ伺いたいのですが、いかがでしょうか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 すみません、先ほど委員がおっしゃったとおり、無人の状態では公園を使わせないでほしいということは、公園開設時に、東京都下水道局のほうからも区のほうにご要望をいただいているところでございます。開園するとなると、やはり管理者を置かなければならないということで、コストもかかりますし、公園を運営する会社の社員等の負担も増えるという形もございます。ニーズも聞きながら、そういうコストとの兼ね合いも考えて、研究課題とさせていただきたいと思います。 ◆清水 委員 研究をしていただきたいと思います。森ケ崎公園は指定管理でしたか、委託していますよね、たしか造園会社に委託して、管理等をやってもらって、今おっしゃったように、初日の出のときの開放のときは、そこの方がわざわざ来てくれていると、そして喜ばれてうれしいと言ってらっしゃいます。  この平面図のところの右下のところが展望台のようになっていて、羽田空港から飛行機が飛び立つのと初日の出が一緒に写るということで、大田区のいろいろなものに写真が使われていたりしているので、大変初日の出は喜ばれているのですけれども、その時間帯だけですので、ぜひその点についてはニーズを聞いていただいて、研究をしていただきたいと思います。  それから、庭球場、運動場、フットサル場の、この使用の時間なのですが、この規則によりますと、4月から9月が午前7時半から午後6時まで、10月から翌年3月が7時半から午後4時半までとなっているのですけれども、ここに使用料のところに、平日、土曜、日曜、休日とあるのですけれども、時間はこの別表4のままということでしょうか。これについて、例えば庭球場、運動場、フットサルのほうに夜間のライトとか、そういうのをつけて、少し試合が延びたりしても使えるとかいう工夫はされなかったのでしょうか、お願いします。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 夜間の利用というお話を今いただいたところなのですけれども、当然ですけれども、夜間という形になりますと、近隣の方々、声等が漏れますので、そういった対応というのも必要になりますし、また、今回は下水道施設ということもありまして、ふたの上に施設が乗っかっていることもありまして、構造上の問題というところもございます。そういったものを考慮しながら、必要に応じて夜間照明等、必要であればやっていくのかなというところでございます。 ◆清水 委員 ということは、照明等はないということですか。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 現在は、照明はございません。 ◆清水 委員 何度もしつこく森ケ崎公園のことを聞いていますけれども、非常に森ケ崎公園は喜ばれている公園で、近所の保育園の子どもたちや小学生たちが訪れたり、それから近くの病院の患者様が、リハビリでこの公園を一周できたらリハビリの卒業だみたいな感じで、非常に喜んで使っておられる公園なのです。その公園に駐車場とか大型バスがスロープにつくだとか、それから子どもたちの使えるところが狭くなるとかということで、いろいろなご意見がありますので、ぜひしっかり聞いていただきたいと思うのが、この条例の別な意味で。  それで、使用料については、先ほど言いましたように、ここは公共施設で区民の税金でつくっているところですので、この使用料の設定については、共産党区議団としては賛成はできないというところです。 ◆田島 委員 またちょっと駐車場の話になってしまうのですけれども、この森ケ崎の公園のほうは、ちょっと公共交通のアクセスの関係で、本当に車を使われる方が多いので、駐車場を整備していただいて、ありがたいなと思います。  この前もちょっと公園を見にいったら、やはりテニスをされていらっしゃる方とか、結構利用者、大変多くいらっしゃるということで、さっきの公式のサイズに広げるということの整備もありまして、今後さらに、この利用者が増えていくと予想されていくのですけれども、利用する際に、先ほどの、ちょっといろいろ話があった、大型車が結構出入りすることになるのかなということは考えられるのですが、ただスペース上の問題があって、そこら辺というのは予約制とか、何か、運用上何か考えていらっしゃるのでしょうか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 今の田島委員がご懸念いただいているとおり、これから駐車場のニーズが高まってくるものと考えております。利用の状況を注意深く見ながら、また、主な利用団体であるサッカー協会等とよくコミュニケーションをとりながら、例えば試合等で大勢来る場合につきましては、チームで1チーム1台とか2台におさめてもらうように工夫をいただくとか、そういった様々な工夫をしながら、スペース的にはこういう施設の上につくられた公園で、やたら面積を広げるというわけにもいきませんので、そういった様々な工夫を行いながら、適切な運営を心がけてまいりたいと考えてございます。 ◎保下 都市基盤管理課長 地域ニーズを把握するために、これまで部といたしまして、大田区サッカー協会、大田区ラグビーフットボール協会と2回の説明会を行いながら、運用面についての話し合いを行っているという状況でございます。 ◆田島 委員 それで、そういった大型車両などが出入りするとかとなると、この公園の周辺の道路は狭い道路が多いですので、ちょっとそこら辺の交通の安全の関係も配慮に入れながら、その辺、そういった団体と順次協議を進めていただきたいと思います。 ◆奈須 委員 この下水道関連施設公園の管理運営方法は、どうなるのですか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 こちらの公園につきましては、糀谷・羽田地域基盤管理事務所のほうで責任を持って管理を行い、業務委託によって、事業者のほうで委託業務として管理運営を行っていただくことになってございます。 ◆奈須 委員 それは、現在も委託をしていて、そのまま委託で行うということでよろしいのでしょうか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 現在も委託を行ってございます。そのとおりでございます。 ◆奈須 委員 今回の条例改正の中の第10条中、有料施設を有料で使用させる公園の施設となっているのです。これ何となく、主語が大田区が民間の事業者に有料で使用させると読めるし、ここの2番です、区長は、前項の承認に有料施設の管理のため必要な範囲内で条件を付すことができるとなると、これが今後、例えばPark―PFIであったりとか、あるいは指定管理は、でも条例の中に、これ指定管理ができると入っていないのですけれども、ただ、例えば13条の2においても、第11条の規定は、有料施設以外の公園の施設で区長の指定するものの使用について準用するとか、あるいは16条の2のところには、区が行政または公益上の目的で公園の施設を使用し、または公園を占用する場合と、区長が特に必要と認める場合については、公園を占用し、若しくは占用させることができる規定になっているので、このあたりを考えると、管理運営方法がかなり変わるのかなという気がしているのですが、あえて一番最初のところに戻って、10条中の有料施設を有料で使用させる公園の施設とかえることによる、実態的な変化はどう変わるのですか、ここは。 ◎武藤 道路公園課長 今回、新たに有料施設の整理をさせていただく中で運用することになりますが、実態的なものに関しましては変化はございません。 ◆奈須 委員 変わらないのだったら同じ文言でいいのです。今も有料施設ということで庭球場と運動場となっているのだから、ここにフットサル場と駐車場とシャワー室と加えればいいのです。それを、あえて有料施設という文言を、有料で使用させる公園の施設と変えているとしたら、これは実態として何かが変わるから文言を変えているのではないですか。それについてわからないとすると、これ、誰が変えようと言ったのですか、この文言は。 ◎武藤 道路公園課長 今回の下水道関連施設の条例に関しまして、新規でフットサル場等を含めて整備をし、有料として新たに設けるものでございますので、条例の中にも新たに文言等々を加えさせていただいたものでございます。 ◆奈須 委員 すみません、ちゃんと質問を聞いてください。今の条文の第10条に庭球場と運動場とあるのですから、ここの1、2に加えて、3、4、5のフットサル場と駐車場とシャワー室を加えれば、それでいいのです。それを、あえて条文の中にある有料施設というのを、有料で使用させる公園の施設と変えているのです。それは私が変えているのではなくて、皆さんが提案しているわけ。提案しているにもかかわらず、変わらないと言っているのです。変わらないのだったら同じ文言でいいのです。それをあえて変えているのはなぜですかと言っているのに、変わらないと言っているということは、これは誰がこの条文を変えようとしているのですか、どこかのコンサルか何かに、この文を入れてくれと言われたから変えているのですか。だから、よくわからないのですか。それは怖いです、こういうの。有料施設を有料で使用させる公園の施設というのは、これ民間のところに管理運営をすることを前提にしているように読めます。  (「もう以前からもホームページにある」と呼ぶ者あり) ◆奈須 委員 でも、これ10条は違うのだよ、有料施設となっている。 ◎保下 都市基盤管理課長 新旧対照表をご覧いただきたいと思います。旧のところに、第10条では有料施設を設けると書いてありましたが、今回の条例改正によりまして、有料施設の文言整理をさせていただきまして、有料施設をよりわかりやすく、有料で使用させる公園の施設と説明を加えさせていただきました。 ◆奈須 委員 誰が誰に有料で使用させるのですか。 ◎武藤 道路公園課長 施設管理者が、利用者に施設を有料として貸し出すものでございます。 ◆奈須 委員 区民に対して有料で使用をさせるという言葉を使うのですか、大田区は、大田区の施設について。公園以外のところもそうなっていますか、有料で使用させるとなっているのですか、保育園もいろいろな施設が。そこを確認させてください。 ◎武藤 道路公園課長 すみません、先ほどの訂正をさせていただきたいと思います。区民はもちろんそうなのですけど、区外からの利用者もございますので、利用者に使用をさせるということでございます。 ◆奈須 委員 それと加えて、管理運営方法については委託と言っているのですけれども、区長が指定するものについてとか、あるいは区長が特に必要と認める場合の占用とあるのですが、これはどんなものを想定しているのですか。 ◎武藤 道路公園課長 区長が特に認めるもの等に関しましては、私どもの他の部局等々を含めての、スポーツ等を含めての公益的な利用等を含めて、そういったものを想定してございます。 ◆奈須 委員 公益的というのは、どういうことですか。営利目的は公益的なのですか。 ◎武藤 道路公園課長 各スポーツの部局等々ですとか、様々な、私ども内部の部局等で事業として実施するものに関しまして、利用等を含めての想定をしてございます。 ◆奈須 委員 そうすると、大田区が事業として行う場合には、公益的な目的であるという想定ということでよろしいわけですか、区長が特に必要と認める場合についても。 ◎武藤 道路公園課長 公益的な事業等を含めて、私どもが特に認める場合ということについて想定してございます。 ◆奈須 委員 だから大田区が行う事業についてを公益的と、公益上の目的ということで言っているということでいいわけですね、確認です。 ◎武藤 道路公園課長 すみません、大田区もそうですけれども、他の団体、例えば東京都ですとか国等を含めて、多分我々を含めた行政体を含めて、そういう公益的な団体が使うものに関しましては想定しているという中身でございます。 ◆奈須 委員 すみません、そうすると最初に話が戻ってしまうのですけど、公益的な団体といったら民間の事業者も含まれて、営利目的の企業も入るのではないですかと聞いているのですけど、そこで大田区というご答弁になったから確認になってしまったのですけど、営利目的でも使わせるということですか。 ◎武藤 道路公園課長 営利目的等々に関しましては、例えば撮影等もございますので、そういったことを含めて占用の中で徴収をしながら認めていく中身でございます。 ◆奈須 委員 そこについては、要件であったりとかということ、あるいは料金の徴収であったりということについても、今回の条例改正の中でちゃんと想定をされていたり、どこかに基準が書かれていたりするのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 森ケ崎等々を含めた下水道施設に関しましての徴収に関しましては、定めてございます。 ◆奈須 委員 営利目的についてということですね。 ◎武藤 道路公園課長 各公園を使いたい占用される方につきまして、営利の目的もございますので、そういった場合につきまして料金の徴収はしているところでございます。 ○深川 委員長 よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 では、質疑は以上とします。  本日は継続とし、討論・採決は次回に行いたいと思います。  次に、審査事件を一括して上程し、請願・陳情の審査を行います。本委員会には、新たに4件の陳情が付託されました。  それでは、まず、31第3号 電線、電柱、トランスの移設又は削減に関する陳情の審査に入ります。  原本を回覧いたします。  (原本回覧) ○深川 委員長 なお、審査時間を考慮し、書記の朗読は省略いたします。  理事者の見解をお願いします。 ◎武藤 道路公園課長 私からは、31第3号 電線、電柱、トランスの移設又は削減に関する陳情について説明させていただきます。都市基盤整備部資料31-3をご覧ください。  現状の位置図及び写真でございます。区立田園調布富士見会館周辺の電線、電柱、トランスの位置関係を示してございます。設備といたしましては、東京電力、KDDI、イッツコム等が、電線を含めて占用している状況でございます。  電力設備の影響における健康被害でございますが、WHO世界保健機関の見解といたしましては、電力設備から発生する電磁波などについては、国際的なガイドラインを守っていれば、人体に影響はないとしております。電磁波の規制値につきましても、電気設備等に関する技術基準を定める省令の2011年の改正によりまして、国際的ガイドライン値は200マイクロテスラとしてございます。東京電力のホームページで公表している資料によりますと、一般的な配電線の下の地表1メートルの高さの場所での電磁波は0.5マイクロテスラ程度でございまして、これは電気掃除機から発生する電磁波とほぼ同程度となってございます。  当該箇所を東京電力パワーグリッド株式会社が測定した電磁波の測定結果につきましては、規定値を大幅に下がっていることを陳情者の方も確認している状況でございます。  したがって、今回の健康の被害につきまして、どのような電気設備が関係しているか、現状では特定ができない状況でございます。  私どもといたしまして、区道上に設置されている電気設備等は、おおむね基準に適合し、道路管理者の許可を受けた公益上必要なものであるとともに、健康被害との因果関係が現状では認められない状況で、道路管理者として電気設備の管理者に改善等の命令をすることは困難であるところでございます。しかし、現に健康被害を訴えられている方がいらっしゃる状況でございますので、区といたしましても、健康被害を訴えられた方の状況や事実確認を行い、電気設備の管理者である東京電力パワーグリッド株式会社に、引き続き対応をお願いしたいと考えております。 ○深川 委員長 では、質疑があれば、どうぞ。 ◆奈須 委員 そんなに詳しくはないのですけれども、私はリニアのこともやっているので、電磁波のことは、いろいろな場面でいろいろな専門家の方からも伺うのですが、国際的な基準といっても、その基準が守られていれば安全ということではなくて、それ以下にしなさいねという目安みたいなのです。だから、それを守っていれば大丈夫ということにはどうもならないようだというのは、いろいろな方から伺っているので、ああそうなのかと思ったのです。  そうなると、では海外では、どういう基準で運用しているのかなと思うわけで、特に日本の場合には予防原則というのがないので、今の答弁にもあったように、もう有害だという因果関係が認められない限りは、使ってしまう。だから疑わしきは使わないというのが、多くの国がやっていることなので、例えば遺伝子組み換えの食品というのはどうなのだろうというものの因果関係はわからないけど、新しいものだから、やはり何十年か使ってみて、それで本当に安全だったら使わないことにしようみたいなことが、できるかできないかということだと思うのです。日本の場合には、それがなかなかできなくて、グレーなままに進んでいって。でも、本当に圧倒的にだめになって、ようやく使うのをやめようねとなる。だから、そこら辺のことを考えると、この陳情者がすごく心配してらっしゃるのというのは、よくわかるのです。日本の制度上の、やはりそれは私は欠陥だと思っているのです。  だから、本当は、疑いのあるものについては、なるべく厳しい基準を置きながら、少しずつ、このぐらい大丈夫だね、ではもういいかなという感じがいいと思うのです。  そこで、繰り返しになるのですけど、国際的な基準はどうなっているのか、おわかりになりますか。 ◎武藤 道路公園課長 電気設備に関する技術指針を定める省令2011年度改定に国際的ガイドライン値の200マイクロテスラに規定されてございます。 ◆奈須 委員 だから、それは一つのそういう機関の基準であって、各国の基準ではないわけ、国際基準なのです。そういう一つの機関がそのように言っているだけで、日本はその基準がとても大きいから、これを使っておけば大丈夫的な雰囲気になるから、これを使っておこうみたいな感じがあるわけ。すみません、私はそのように理解している。  だからそうではない、各国には、それよりも厳しい基準があり、その基準とはちょっと離れてしまうのだけど、例えば諸外国では、スマホなんかは子どもの脳が固まってないうちは使わせるのやめようねみたいなことを、実際にやっているような国もあると。そういう中で日本はそういう基準もないから、どうもそういう海外に比べると、海外ではなくて、そういう国です。いろいろな国があって、そういう国と比べると、基準がどうも甘いのかなと思うとすると、それぞれ外国ではどういう基準をとっているのかなというのが気になるのですけど。 ○深川 委員長 これ、陳情の審査なので、聞いても答えられるかどうかというのはあれなので、奈須委員のほうから、これはこのようになっているのでどう思いますかというのだったら答えられるのだけど、世界の状況がどうなっていますかと言われても、これ役所の提出条例ではないので、そこについて研究しているわけではなくて、今武藤課長が説明したのが、一般的に区としてはこのように考えられるという参考意見なので、これは。ここを一つずつ突っ込まれても、答弁はできないと思いますので、意見とこの陳情を採択するのかしないのかという我々にかかっている部分なので、我々の中で判断できるように議論をしていただきたいと思います。 ◆奈須 委員 伺って、行政もわからないように、各国には、それぞれ国際的なICP、ごめんなさい、ちょっとわからなくて。そういう基準があったり、WHOの基準があったりするわけですが、それ以上に厳しい基準を持っている国に比べれば、日本はまだこういった分野については、ちょっと後進的というか、まだまだ対策が遅れているのかなと思うのです。  それに加えて、やはりこれは個人差もとても大きいと思うのです。とても敏感な方もいれば、そうでない方もいる。とてもこういう電磁波においても強い方もいるとすると、やはり敏感な方のこういう体調のことというのは、やはり事業者に対しても、例えばたまたま集中してしまうことで影響が多いようなところもあるのであれば、もう大田区として事業者に対して説明をさせるとか、あるいは新しい移設で集中してしまうようなところについては、できるだけそういったことを避けるような工夫ができたらいいのかなと思うのですけど、現実には、こういういろいろな電線だとか、電話だとかというものの設置については規制はなくて、ほぼ申請されれば、そのまま認めてしまっている状況なのでしょうか、基地局とか。 ◎武藤 道路公園課長 電柱等々につきましては、基準に基づけば、占用というのは認めている状況でございますが、電柱の設置に関しましても、特に道路上といいましても、民地の家の接近している箇所でございますので、設置箇所につきましては、近隣の方々とよく調整をしながら設置をするように指導はしてございます。 ◎保下 都市基盤管理課長 日本におきましても電磁波につきましては、世界的な機関でございますWHOの国際的なガイドラインに基づきまして、日本の電気設備に関する技術基準を定める省令で2011年に改正を行いまして、基準値を定めているという状況でございます。 ◆清水 委員 今、課長のご答弁では、管理者に移設等の命令を出すのは困難であると、そのようにおっしゃいましたが、先ほど条例のところで出た、大田区公共物管理条例においては、この電柱や電線や変圧塔などを占有するときは、区長に申請して、区長が許可を出しているということになっていますので、この管理者に命令を出すのは困難と言い切ることについて、やや不安があるのですが、このように電柱やトランスをここに設置することを許可したのは区長だということになっていますけど、それでよろしいですよね。 ◎武藤 道路公園課長 はい。私どもが占用を許可して、電柱等が立っている状況でございます。 ◆清水 委員 先ほども、その電磁波の影響というのは個人差があるというお話もありましたけれども、私たちは、政治は一番弱いところを大事にするのが政治だと思っていますから、そういう症状が出て苦労をして、もう何年も我慢して、陳情を初めて出したという方の思いというのは、もう本当に痛烈に感じますし、大事にしなくてはいけないと思うのですけれど、この電柱の騒音等のことを調べていたら、いろいろな事例がいっぱい出てきまして、移設をしたと、移設をさせてもらえたという事例もいっぱいあったのです。それで今、狭いところにある電柱とか、私どものところでも何件か安全上移設してもらったりしている電柱なんかも幾つもあるので、道路が狭くて危険だというのと同じように、この電柱のことによって、幾ら騒音等が基準以下だといっても、苦労をしている人がいる限り、移転をお願いするということは、区として私は可能だと思っているのですが、やはり困難なのでしょうか。再度、お願いします。 ◎武藤 道路公園課長 今、電気設備等につきまして、私どものほうで因果関係等を含めまして、確認をできないのが現状でございます。そういった状況でございますので、例えば私どもといたしまして、道路管理者として交通に支障があるという場合には、電柱の移設等を含めて命令として移設をする場合がございますが、今回、因果関係等を含めて明確でない中で各占用者に移設をするということを命令するのは、困難な状況でございます。 ◆清水 委員 その因果関係をどうやって証明をするかというところで、先ほど来の騒音のレベルを調べたり、電磁波を調べたりしているのでしょうけれども、本当にこの方の思いをちゃんと聞いていただいて、引き続き対応をお願いしたいと、先ほど区としては引き続き、この対応について東電やKDDIやイッツコムですか、そこに対応をお願いしたいと区は言っているわけですから、そこのところはちゃんとやってもらいたいと思います。  無電柱化にするのが一番電柱の被害、様々な被害は改善できるだろうと思うのですけれども、羽田のバス通り等は無電柱化しますし、オリンピックの関係で無電柱化する地域もありますから、オリンピックを最優先なのか、羽田にいらっしゃるお客様の風景をよくするのを最優先ということですけれど、このような方がいらっしゃる限り、その地域での無電柱化も、一つ視野に入れて考えることも大事ではないかと思います。  この区役所の周りは電柱がないですから、皆さんが役所に来るときは、そういうのは気にならないかもしれませんけれど、この電柱にトランスが一つだけではなく二つあるところとか、家の玄関の真ん前にあるとか、その電柱を支えるためにもう1本の電柱があるとか、電柱問題は区内で至るところにあるので、そこには真摯に区のほうも対応をしていただきたいと思います。 ◆田島 委員 陳情者がずっとこの3年間、ずっと体調を崩されたりとかして、ちょっと結構お悩みというか、というところで陳情を上げられたということで、なかなか先ほどからあった個人差もあるということなので、ちょっとなかなか難しいお話かなと思っているのですけれども、この地域のほかの居住者からの申し出というのは、何かあるのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 私どもと東京電力を含めて、近隣の方々からこのような陳情があったという報告は受けてございません。 ◆田島 委員 そうしたら、この資料には電気設備の数はあるのですけれども、経年劣化というか、劣化の状況というか、トランスとか電線を含めたそこら辺というのは、東電とかは何か調査をしているのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 この機械設備等に関しまして、今回の陳情者の方に、東京電力といたしましても機械の測定等を行っておりますので、当然、機械のメンテナンス等を含めても、全部確認している状況だと聞いております。 ◆田島 委員 わかりました。陳情者は、この電柱とかトランスということを原因と捉えているのですけれども、何かほかの原因とかというのは考えられないものなのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 この近隣につきまして、田園調布富士見会館の下に多摩川線と、あと東急東横線、目黒線等を含めまして、電車等々も走っておりますので、現地等によりましたら、多少電車の音が聞こえるというのは事実でございます。ただ、今回お訴えになっている方は東京電力の機器だということでおっしゃられておりますので、これに電車が原因ですとか、そういったことは聞いていない状況でございます。こちらに関しましても、今、体調を崩されているということに関しましても、何が原因か等を含めて因果関係はまだわからない実情でございますので、一概に何が、別の要因等は様々あると思いますが、今その原因につきまして、ちょっと特定ができないというのが実情でございます。 ◆松原〔元〕 委員 すみません、こういった家の中にいてもキンキンとしたうなり声が聞こえるというのは、私も結構経験があるものでありまして、家族の中で何か私だけが聞こえたりとか、ここは家族皆さんが聞かれているということで、実際に経験してない人からすると、何だそれなのですけど、実際起こり得ることであると思うのです。というか、実際私は経験があるので、大変だなと思って今読ませていただいたのですが。  これの引っ越しをして、新築をして、3年間我慢をされたということでありまして、であるならば、この3年間ここの電話線、電線等々が、このタイミングで増設されて、そこから頭痛が始まったとか、そのような具体的な訴えというのはなかったのですか。確認はされていないですか。 ○深川 委員長 具体的なというか、要するに増設されたとかということがあるかというのはわかりますか。 ◆松原〔元〕 委員 この時期に増設されて、そこから頭痛がひどくなったとか、そういう具体的な。 ◎武藤 道路公園課長 今、陳情者の方の3年間といった中で、新たに何か設備が追加されたですとか、そういうことは聞いてはございません。 ◆湯本 委員 大変苦しまれているという部分については、本当に心配でありますし、お気の毒だなと思いますが、大田区として、特段集中しているという環境ではないという理解でよろしいのですよね。例えば、Wi-Fiだとか電線、トランスが、この方はすごく私の家のところに集中しているとおっしゃっているけど、客観的に見て、そういう環境ではないというのが今の実態であると、これを確認したいのですけど、そういう理解でいいですか。
    ◎武藤 道路公園課長 こちらには、陳情者の方のお宅を含めまして、交差点等の場所でございますので、必要な場所には電柱が立つのはやむを得ないのかなという状況でございます。ほかの場所につきましても、ここが特段集中して電柱が立っているという状況では、私どもは認識してございません。 ◆湯本 委員 この方は、多分悩まれている中で、その電線等々が健康被害の原因だという特定をされているけども、この場所が特段そういう特殊な場所ではないということであれば、ほかのところに行っても同じ症状が出ることも想像ができたりするのですけども、この因果関係についてはわからないということなのだけども、本当にこれだけが原因なのかと。多分自分が感じているということは、何らかの原因があるからぐあいが悪くなっているのだと思うのですけども、このトランスだとかのこの環境が、果たしてその健康との因果関係がある、ほかの可能性もあるのではないかといったことについては、区のほうから相談を受けたときに、そのようなご説明だとか、そういったことをしたことはあるのですか。 ◎武藤 道路公園課長 今回の陳情者の方が、以前、私どもに別のルートで陳情をされたことがございました。その際にも、何か冷蔵庫ですとかを家の中でも切っているですとか、そういった状況だということを、その方がおっしゃられていたと、うちの担当から確認をしている状況がございます。この場所を含めまして、特段ほかの場所に比べて電線類が多いとか、そういう状況でもございません。ただ、訴えてらっしゃる陳情者の方は、トランスが原因なのではないかということでございますので、東京電力株式会社が家等を訪問いたしまして、数値等を含めて確認をしておりますが、なかなかその中ででも数値が低いのは認識はされておる状況でございますが、やはり因果関係を含めては、まだわからないという状況でございます。 ◆湯本 委員 最後に確認をしたいのですけど、これ以外の原因で体調不良が引き起こっているということについても、いろいろこの陳情者は原因究明をされたけども、結果これなのではないかというところにたどり着いたという理解でいいのですか。 ◎武藤 道路公園課長 家の様々な器具ですとかを含めて、陳情者が確認をされたということで、私どもはそういう認識をしてございます。 ◆奈須 委員 先ほど、民地にも近いからと言ったのです、公道ではあるけれども民地にも近いから、設置をするときには近隣と調整をするなどと、業者に対して言っているということなのですが。これは必ず、例えばお宅の家の前に1本電線が増えますよとか、トランスを設置しますよというのは、近隣の人に言うことになっているのですか。私の経験上、何か言われたことがなくて、たまたま私の家の前は設置されてないのかもしれないのですけど、現実どうなのでしょう。それをやったほうが好ましいけど、やらなくてもいい的な感じなのですか。 ◎武藤 道路公園課長 今、委員ご指摘の電柱等の調整事項につきましては、今電柱等インフラの機能更新等を含めまして、様々な場所で電柱の建て替え等々を含めて行っております。そういった中で、電柱の位置等が若干ですが移動する場合等々もございます。そういった中で、近隣の皆様方とよく調整をしながら、電柱を含めて事業を進めてくださいと、私どもは指導をしている状況でございます。 ◆奈須 委員 電柱がそこにあったら、その電柱と電柱の間にわたる電線が増えるのは、全然問題ないということだし、トランスが乗っていない電柱にトランスが乗っても、それは近隣に対して説明をしなくていいということですか。 ◎武藤 道路公園課長 特段、そのトランス、一個別の中で、実際にそれがあったこともわからないという方も中にはいらっしゃるようでございますが、建柱に関しましては丁寧な説明をするようにということで、私どもは指導をしている状況でございます。全部が全部、必ずしも義務といった中でやっているものではございません。 ◆奈須 委員 そうすると、やってくださいねと行政が言っても、現実には、紙切れが1枚ぴらっと入っていて、何かいつの間にか設置されていたけれども、あれは何だ、このトランスのことだったのだとか、電線が増えてしまったのだとかというのは、気がつかない方もいらっしゃるということのようにお伺いできたわけです。  だとすると、もうちょっとそのあたりを、やはりちゃんとやってあげないと、どんどん増えていっちゃう。それはもう景観の問題としてもそうなのですけど、こうやって実際に健康のことでおっしゃるような方がいるのであれば、なおさら、やはりちゃんとそこのところは協議をする必要があるのかなと思うのです。  ちょっと話が飛躍してしまうかもしれないけど、ごみ置き場が、今ほとんどそういう状態ですよね。おとなしくしている人のところには、いつの間にかどんどんいろいろな人がごみを捨てるようになって、ごみ置き場が山のようになるみたいな。それも大田区がちゃんと、その協議というところの義務づけが曖昧になっているわけ。やはり行政としてできることはやったほうがいいのではないかなと思うのですけど、そこら辺はどうなのですか。もうちょっと業者に対して、ここは説明したとチェックをしていくとか、そういうことはできないのですか。 ◎榊原 都市計画課長 電柱の設置につきましては、そのほかの要因に街路灯を添架するとか、そういうこともございまして、設置するときに近隣の方にお断りをしないと、後々トラブルになっているようなケースが非常に多いことから、行政としては毎回指導をしております。 ◆奈須 委員 電柱はそうだなというのは確認したの。だけど、電柱と電柱の間に電線が増えるときとか、それから既に電柱があるけれども、そこにはトランスが乗っていなかったけれども、新たにトランスを乗せるとかとなると、それはもう近隣の住民の方には言わなくても、紙をぴらっと1枚入れても説明したことになり、それで進んでしまっているから、気がつかないうちに、いつの間にかちょっと影響が大きくなって困ってらっしゃる方もいるのかなと思うと、もうちょっと業者が丁寧に説明したということを確認できる体制を、大田区としてもつくったらどうなのかなと思ったのですけど。 ◎榊原 都市計画課長 ですから、先ほど答弁をしましたが、今まで寄せられている苦情が電柱の建柱とか、添架する街路灯で光が家に差し込むという陳情が多く寄せられていることに対して、指導しております。今後、そのような電線の増える、トランスが置かれるということで苦情が多く寄せられるようであれば、検討をする余地はあるかなと思います。 ◆奈須 委員 多分問題は、電線が3本から4本になったことに気がつかない、トランスが設置されていることに気がつかない、でもトランスがあっちに設置され、こっちに設置され、電線が3本から4本になって、初めて気がついたなんていう、体調に不調が生じて、気がついたなんていうこともあるかもしれないなと思うわけ。1個1個そんな風景を見て、線が1本増えたとか、あそこのトランスが増えたなんて、そんな上ばかり見て歩いているわけでもないですから。そこのところは事業者から行政は話をもらうのだったら、そこで一言、ちゃんと近隣住民に話をしたのかどうかということの確認の書類を出させるとかいうことぐらいしてもいいのかなと思ったわけです。どうですか。 ◎武藤 道路公園課長 トランスですとか電線につきまして、先ほど答弁で述べさせていただきました、健康被害等々についての因果関係というのが認められていない状況でございます。こういった中で、道路上につきましての電線が3本から4本といったことにつきまして、これを個別具体的に何か指導ということに関しましては、占用者であります各企業者に責任を持ってやっていただきたいと思いますが、設置をするにあたりまして、先ほど榊原が答弁したとおりでございますが、電柱には様々な添架物等々について設置をしている状況でございます。こういったことを含めまして、近隣の皆様方に丁寧な説明をしていくように、私ども指導をしてまいりたいと考えてございます。 ◆奈須 委員 後からの京浜急行の加算運賃の報告もあるのかもしれないのですけど、行政というのは、事業者に対して指導ができたから価値があったのです、これまで。ところが、今はもう行政が事業者に対して遠慮している時代。行政のにらみがきかなくなっている時代といってもいいかもしれない。だから、どんどん経済の力のほうが強くなってしまって、住民が弱くなる、行政が弱くなるから、もう住民も弱くなるわけ。 ○深川 委員長 奈須委員、どんどん陳情から離れていっているので、その他になってからやってください。 ◆奈須 委員 だから、こういうところでちゃんと、事業者に対してきちんと言う姿勢というのが必要だと思うのです、私は。それがないと、本当に皆さんの価値なんて、どんどんなくなっていくと思います。  私の敷地の上に東京電力の電線があるのです。ここの電線を架けかえたいと言ったので、嫌だと言ったら、その後もう全然来なくなっちゃったわよ。ここのうちの人はうるさそうだから、電線を架けかえてもらえないと思ったら、そこからどうやってこっそり架けかえようかって考えているのではないかと思うのですけど、それが業者です。もう1回ちゃんと説明してちょうだいと、担当は誰なのだか名前を出してちょうだいと、いや、うちは下請ですからと言われました。こんなものです。だから、やはりそれに対して区民を守るというのは、やはり業者と直接接する行政だと思うので、そこはちょっと考えていただきたいなと、これは要望をしておきます。 ◆広川 委員 大変この陳情者の方のお気持ちを酌み取らなくてはならないのかなと思っているので、ちょっと確認なのですが、先ほど言われておりました、おうちの中の電磁波を発するであろうというものは、全部とめて生活をされておられる上で、こういう状況が続いているとおっしゃってらっしゃるのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 陳情者の方は、全ての電気というものではないというのは聞いてございます。主立ったものということで、先ほどの冷蔵庫ですとか、そういったものが原因なのではないのかなということで、とめているということを発言されたと聞いております。  あと、Wi-Fiにつきましても、使うときだけ電源を入れているという状況だということでございます。 ◆広川 委員 例えば、全く電線とかもない、トランスとかもない、こういう言い方はあれですけど、山の中とかそういうところに行かれたら、症状は出られないということなのでしょうか。 ◎武藤 道路公園課長 陳情者の方、こちらに引っ越しをされてから症状が出たということでございますので、その方が、例えばどこにどういったときにというところまでは、私どもでそこまで状況は確認できていないところでございます。 ○深川 委員長 では、本日は継続とし、次回、各会派の取扱いを含めたご意見を伺いますので、よろしくお願いします。  次に、31第6号 柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の東京再生可能エネルギー計画の要望書提出を求める陳情の審査に入ります。  原本を回覧いたします。  (原本回覧) ○深川 委員長 なお、審査時間を考慮し、書記の朗読は省略いたします。  理事者の見解をお願いします。 ◎丸山 環境計画課長 それでは、私からは、31第6号 柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の東京再生可能エネルギー計画の要望書提出を求める陳情について、ご説明をいたします。  本陳情の趣旨は、東京都が柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の東京再生可能エネルギー計画をつくるよう、区議会としまして東京都に要望書の提出を求めるものでございます。  具体的には、1としまして、再生可能エネルギー推進を軸としたエネルギー政策の推進としまして、①東京の再エネの電気利用割合について、現行の環境基本計画の目標値、2030年30%を前倒しで実現するよう努力すること、2020年アクションプラン改定時に環境基本計画を改定し、目標値50%とすること。②再エネを促進する自治体、民間団体の支援。  2としまして、エネルギー効率化が第一のエネルギー源となる政策の推進としまして、①事業所の省エネの推進、②民間部門・公共部門の創エネ、省エネ、断熱化の推進を挙げております。  続きまして、エネルギーに関する国の計画、そして東京都の計画及び取り組み状況についてご説明をさせていただきます。  まず国でございます。2018年の4月に、経済産業省が2050年に向けた国の長期エネルギーに関する提言をまとめております。その中で脱炭素化を目指し、再生可能エネルギーについては、経済的に自立した主力電源とすることが明記されております。また、原子力発電については、依存度低減を目指しつつも、実用段階にある脱炭素化の選択肢としての有用性を担保するということが記載されております。  上記の提言を反映した形で、2018年7月に閣議決定されました、第5次エネルギー基本計画におきましては、2030年のエネルギーミックスについて、電源構成率において再エネの主力電源化を目指すとしておりまして、再エネの比率を2016年の14.5%から2030年までに22から24%に高めるとしております。  次に、東京都の計画及び取り組み状況といたしましては、まず、東京都は2016年3月に策定しました環境基本計画におきまして、電力の大消費地としての責務を踏まえ、都内の再エネによる電力利用割合の目標について、2020年までに15%程度、2024年までに20%程度、2030年までに国の目標を上回る30%程度に高めるとしております。  なお、再エネの利用割合の実績についてでございますが、2016年度において約12.1%となってございます。また、再エネの中でも地域に偏りがない太陽エネルギーを中心に据えて、個人、法人を問わず、多様な再エネの利用拡大の取り組みを積極的に進めることとしております。  なお、小池都知事になりまして、2017年から2020年までの4年間を計画期間としました2020年に向けた実行プラン、これは正式には「都民ファーストでつくる新しい東京、2020年に向けた実行プラン」というものを策定しておりまして、この中で、都の環境基本計画で設定しました同様の目標を掲げているところでございます。  次に、東京都の再エネを促進する自治体、民間団体への都の支援策でございます。区市町村が公共施設に地産地消型の再エネ設備を導入する際の補助や、ソーラー屋根台帳、地中熱ポテンシャルマップの公開などを行っているところでございます。  また、民間事業者が実施します自家消費型再エネ発電設備、再エネ熱利用設備導入への補助も行っているところでございます。  次に、省エネの推進、エネルギー利用の効率化等に関する取り組み策といたしまして、まず、大規模事業所対策としましてはキャップ・アンド・トレード制度、中小企業対策といたしましては温暖化対策報告書制度、省エネ診断、省エネ設備導入等、助成事業などを行っております。また、家庭向けには、蓄電池、エネファーム、太陽熱利用機器等の設置補助のほか、省エネアドバイザー制度、家庭向けエコ講師派遣などを行っているところでございます。  陳情に対する区の見解でございます。本陳情の、原発の再稼働をとめるために東京都の再エネの利用割合の目標値の改定を求めるとの趣旨につきましては、エネルギー政策につきましては、国政、国策に属するものでございまして、国が総合的に判断するものであるため、見解を示す立場にはないと考えております。  なお、特別区区長会は、東京都への平成31年度予算に対する要望の中で、地球温暖化防止対策の推進が急務としまして、再生可能エネルギーの普及などの促進を要望しているところでございます。  区といたしましては、エネルギー政策につきましては、区民生活や区内の産業活動に影響があることから、今後、国や東京都のエネルギー計画等の動向を注視してまいりたいと考えているところでございます。 ○深川 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いします。 ◆奈須 委員 何の問題もなく、いいのではないかなと思ったのですけど。最後のところで、エネルギーは国策だからというお話もありましたけれども、どうなのでしょう、東京都というのは23区から見ると、23区域を広域自治体と見て、いわゆる都市計画の権限まで東京都が持っているわけです。そうすると、説明の中にもありましたけれど、やはり一大消費地として私たちが使っているこのエネルギーを、何とか施策の中で抑制していくことによって、最終的には脱炭素ということの目標を達成するというのは、まさにこの広域自治体として、あるいは1,300万人の人口を抱える東京都として行っていくべきことだなと思うわけなのですが、具体的に、東京都の中では、やはり環境局というのは、とてもすぐれた施策を過去にもたくさん出しているところなので、こういった陳情があると、かなり再生可能エネルギーのこういう計画というものに、とてもいい影響を与えるのではないかなと思うのですけど、そのあたりはどのように考えられますか、東京都の環境政策上。 ◎丸山 環境計画課長 陳情が出されて、東京都のほうがこれを認識するのかなとは思うのですけども、東京都の計画では、計画書の中に電力の大消費地としての責務を踏まえという文言を使っておりますので、ここら辺の意識は高いのかなと考えております。 ◆清水 委員 福島原発の収束の見込みもない中で、特に新潟県のこの柏崎周辺の人たちは、知事が新しく誕生したとしても再稼働については慎重だというのは、本当に3.11もうすぐその日が来ますけれども、原発周辺の人たちの思いや、これはもう本当に大変なものだと思います。  今、様々な支援策があるとご説明してくださいましたけれども、中小企業にしても、家庭にしても、そういう省エネをやろうにも、背に腹はかえられないというところがありますので、この支援策がもっと十分になってこなければ、努力にも限界があると思っております。  先ほど東京都の環境基本計画のお話がありましたけれども、2016年の3月以降、都知事がかわっても、都民ファーストの実行プランの中には同様の内容になっているけれど、東京都として環境基本計画をつくり直してはいないという確認でいいのか、すみません、そこだけ。 ◎丸山 環境計画課長 現在の東京都の環境基本計画は、2016年3月に策定された計画でございます。次期の計画策定については未定だと聞いております。 ◆清水 委員 そこについても、大田区としても、この一番の指標ですから、舛添前都知事のつくった環境基本計画ではなく、現都知事がその立場をそのままいくのか、それとももっと進めるのかということは、やはり都民に、23区に示してもらわなくてはいけないので、その辺のところはちゃんとするように、基本計画を現都知事でつくってもらいたいということを、区のほうからも。そうではないと、区としての省エネ政策も2016年のままになりますので、そもそもの一番の計画が今どうなっているのかというところがとても大事だと思います。そうしないと、この30%、この陳情者がおっしゃっているように、前倒しでしていただきたい都民の声や区民の声が届かないし、そういう支援策にはならないと思います。  ちょっといつもこの環境の問題で、いつも省エネで聞くのですが、羽田空港が大田区の4分の1あるのですけれど、羽田空港のCO2削減計画について、なかなかわかりにくいのですが、これから飛行機も便数も増やすと言っているし、国際ターミナルも広げると。どんどん羽田空港のところが大きくなってくるのですけど、羽田空港の省エネ対策については区はどのように聞いているのか、ちょっとこれを機会に教えてください。 ◎丸山 環境計画課長 大田区の環境基本計画というのを定めておりまして、2030年度に2012年度比で26%の温室効果ガスの削減を定めております。その中には、以前も羽田空港のCO2排出量について聞かれておりまして、その都度お答えさせていただいているのですけども。羽田空港の航空機からのCO2排出量については、区の温室効果ガス排出量の算定対象外という扱いでございます。 ◆清水 委員 対象外であるし、それからエネルギーは国策で、安倍政権は原発依存から脱してないので、本当に大田区から、東京都から、原発に頼らない再生可能エネルギーの計画、これを進めていただきたいというのは、この陳情者の思いと同じです、私の意見です。 ◆湯本 委員 これもう一度確認なのですが、国のエネルギー政策は、脱原発の方向に今、向いているのでしょうか、今どういう状況になっているのか教えてください。 ◎丸山 環境計画課長 私どものほうは、国の、先ほど説明をさせていただきました2050年に向けた国の長期エネルギーに関する提言とか、第5次のエネルギー基本計画で記載された表現をご紹介するというところにとどまるものですけれども、先ほども説明したように、2050年の長期エネルギーに関する提言の中では脱炭素化を目指し、再生可能エネルギーについては、経済的に自立した主力電源とすることが明記されておりますし、原子力発電については依存度低減を目指しつつも、実用段階にある脱炭素化の選択肢としての有用性を担保するということが記載されているということでございまして。第5次エネルギー基本計画については、2030年のエネルギーミックスでは、再生可能エネルギーの2030年までの電源構成率については、22から24%に高めるという記載があるというところで認識しております。 ◆湯本 委員 例えば、この東京として、このプランが実際に実行されたとすると、刈羽原発、これに今後頼らないようなエネルギーの活用が実社会の中できちんと具体化できるのかどうなのか。この辺について、わかる情報がありましたら教えてください。 ◎丸山 環境計画課長 それについては、私どもでは把握しておりません。 ◆湯本 委員 このことが求めている願意につながる動きとなるかどうかというのは、そうなると、なかなか確認ができないのかなということがわかりました。ただし、エネルギー効率の効率化、これを高めていくことや脱炭素、省エネ等々言っていることについて、私も特に異論があるものではありません。ただ、数値目標うんぬんかんぬんということに関しては、実現可能なのかどうなのか、実社会の中でそれが妥当なのかどうなのか、これはしっかりと精査して、判断をしなければいけないのかなと思いました。これは意見で結構です。 ◆田島 委員 再生可能エネルギーを陳情者は求めているのですけれども、この再生可能エネルギーのメリット、デメリットについて、ちょっと教えていただけますでしょうか。 ◎丸山 環境計画課長 メリットとしましては、環境に優しいというところで、地球に優しいという形になりますけど、地球温暖化の原因となります温室効果ガスを排出しないというところでございます。また、エネルギー自給率の向上ということで、日本はエネルギー自給率がかなり低いのですけども、再生可能エネルギーのエネルギーは、国内には無限に存在するというところでございます。  デメリットとしましては、発電コストが高いと言われておりまして。システムの導入や工事に多額のコストがかかる、他国と比較しても割高になっているというところが課題だと言われております。また、天候に左右されるというところがございまして、自然エネルギーなので季節や天候、時間帯によって発電量がまちまちで、安定的な供給が行えないというところがデメリットと言われているところでございます。 ◆田島 委員 そうすると、今、2016年の東京都の実績値が12.1%ということで、2030年に30%というのは、もうかなり高いハードルというか目標なのかなと思って。これをさらに50%に上げるというのは、現実的な数値なのかというところで、では、その50%にするためには何をすればいいのかというところ、かなり今オイルショックなどもあって、日本は省エネルギーがかなり産業部門でも進んでいて、運輸部門でも今進んでいるのですけれども、これを50%にするには、技術的に可能なのかなというところはちょっと思うのですけれども。理事者のほうは、どのような見解がありますでしょう。 ◎丸山 環境計画課長 今後の技術革新というか、技術がどのぐらい発展するかわかりませんが、それ次第なのかなと思いますけれど、この東京都の30%という数字は、国が2030年度にエネルギーミックスで再エネの割合を22から24%と記載をしているのに比べて、それを上回る数字であるということで、かなり積極的な数字なのかなと考えております。 ◆田島 委員 ただ、この陳情者がいう、この再生可能エネルギーが何を指しているのかというところにもよると思うのですけども、太陽光とか、風力とか、いろいろ水力とか、バイオマスとかいろいろある中で、この人口がひしめく東京都でどれだけの再生可能エネルギーがつくり出せるのかというのが、太陽光にしても太陽パネルを設置するとかにしても、その場所の制約とか、先ほどあった天候に左右されるというところが、ちょっと一番、電気を使う側としては、あと事業者にとっても、かなりのこれはデメリットになってしまうのかなというところで、そこら辺の技術革新というか、そういうのはこれからしっかりと見定めて、こういうこの目標を定めていかないといけないのではないのかなと思うのですけれども、今の大田区で、今やっている再生可能エネルギーの導入の取り組みというのは、何かされていらっしゃるのでしょうか。 ◎丸山 環境計画課長 大田区のほうも環境基本計画を定めておりまして、低炭素社会の構築という目標は掲げております。いわゆる地球温暖化対策となりまして、施策としましては、区民や事業者の皆様への省エネ行動の促進とか、また区役所みずからの率先行動、再生可能エネルギーの導入促進、また地球温暖化対策地域協議会などを組織しておりまして、区、区民、事業者の連携による地球温暖化対策に取り組んでいるところでございます。 ◆奈須 委員 東京都が目標を出している中で、さらにこれを進めるというのは、とても大切なことだと思うのですけれども、一方で、この温暖化の問題も加えてそうなのですけど、東京自体がさらに一極集中する中で、特に都心部はまだまだ人口が増える状況になっていて。こういう中で東京都としては、目標の達成についての何か見通しみたいなものは、中間の何か報告とか、そういうのはあるのですか、現時点で。 ◎丸山 環境計画課長 見通しというか再エネ導入量の実績割合が公表されておりまして、2012年が6%でございまして、13年が7.2、14年が8.7、15年が11.1、16年が直近で、先ほども紹介しましたように12.1%の利用割合ということでございまして、大体1.2%から1.5とか、そのぐらいのプラス、毎年1年ごとにプラスしているところでございます。 ◆奈須 委員 そうすると、あと14年で1.5とかだと、何となく目標には達成できるのかなという感じかなとも思うのですけど、そうはいいつつも、私は、やはり今後の東京都の環境的な問題で言うと、あまり楽観視はしてないのです。さらに一極集中が進んで、東京都の問題は、多分温暖化とか一口で言いますけど、都市化の問題だと思うので、そういう意味では、もっと都市化してしまう中で、いろいろな課題がある中で、改めて原発に頼らないということだとか、再生可能エネルギーということの導入を具体的にどうするかということについて考え直すというか、その基本的な根本的なことです。一極集中は本当にいいのだろうか、都市化というのをどうやって抑制していくのかということを考える上でも、こういう問題を東京都に対してもう一度考えてもらうために、意見書というのは効果的なのではないかなと、これは意見として述べておきます。 ○深川 委員長 それでは、本日は継続とし、次回、各会派の取扱いを含めたご意見を伺いますので、よろしくお願いします。  おおむね2時間がたちまして、トイレ休憩を5分ほど入れたいと思います。  では、暫時休憩とします。                午前11時51分休憩                午前11時58分再開 ○深川 委員長 それでは、再開をします。  次に、31第13号 蒲田駅東口ロータリー内タクシープール及び道路についての陳情の審査に入ります  原本を回覧いたします。  (原本回覧) ○深川 委員長 なお、審査時間を考慮し、書記の朗読は省略いたします。  理事者の見解をお願いします。 ◎大見 拠点まちづくり担当課長 31第13号 蒲田駅東口ロータリー内タクシープール及び道路についての陳情についてご説明いたします。  サイドブックスに図面を添付しておりますが、図中の範囲及び数字は、陳情の趣旨、理由の1から6の番号と対応しております。  趣旨について、簡単にご説明いたします。JR蒲田駅は、羽田の表玄関、また、京浜工業地帯にある人口72万人の中心地であり、安全とバリアフリー対策を十分に考慮した六つの交通施策について要望をしております。  1、蒲田駅駅前道路及び東側の道路は、現状の車線数でお願いしたい。2、バス停車場を1台なくし、「タクシー降車場」の設置と「障害者」の立て看板を設置していただきたい。3、タクシー乗り場は1台ではなく4台を希望する。4、タクシープール脇の緑地帯はつくらないでいただきたい。5、北と南の構造分離帯は、完全安全地帯としていただきたい。6、タクシープールの出口の改良を求めるでございます。  理由につきましては、別紙記載のとおりでございますが、最後に、公の催し事を行う際、タクシープールの開放を求めております。  所管課の見解を述べさせていただきます。蒲田駅東口の初動期整備は、蒲田駅周辺再編プロジェクトに基づき、暫定自転車駐車場の解消と放置自転車対策のために地下自転車駐車場を整備するほか、駅前の活性化や快適な歩行空間の創出や、バス、タクシーなどの整序化を図り、蒲田駅周辺の交通結節点機能の向上及び交通の円滑を図るために行うものです。  これまでも平成28年2月の都市計画変更決定の際は、蒲田都市づくり推進会議やバス、タクシーなどの関係事業者とも協議を重ねてきたところです。また、先日の1月15日のまちづくり環境委員会でも、蒲田駅東口駅前広場の初動期整備デザイン基本プラン(案)についてご報告いたしたところです。  それでは、陳情趣旨の番号順に見解を述べさせていただきます。1の駅前道路につきましては、交通管理者である警察との協議の中で違法駐車の観点及び車線数については、区間の前後で増減がないようにとの指導があり、現在の形になっております。駅の対面側の道路につきましては、同じく交通管理者である警察との協議の中で、違法駐車の観点及び車線数については、区間の前後で増減がないようにとの指導があり、2車線ではなく付加車線(ゼブラ)で対応しております。  また、停車の車両等が発生しても、追い越せるだけの幅員を確保しております。今後、大型車の通行などを想定し、スムーズな交通のための幅員確保に努めてまいります。  2の駅前に設置するバス停3台は、ポプラードの降車バス停3台を2台に集約することと、羽田空港行きのバス停1台のためのものであり、公共交通集約の観点から、1台をなくすことは難しいと考えております。  また、一般車両やタクシーの降車に関しては、警察協議の中で道路交通法上、違法駐車を招くことから、区画された特定の場所を設置できないとなっております。ただし、タクシー乗車場周辺に色分け等をして、降車可能なスペースが確保できるよう、警察と協議している状況でございます。  なお、緊急車両につきましては、警察協議の中で、専用の停車場所を設けるのではなく、そのときに停車可能な場所にとめることとなっております。  3の現在のタクシー待ちを解消するため、計画のタクシープール12台は、国の駅前広場計画指示に基づき、現況の交通量から算出しております。駅前広場のレイアウトにつきましては、これまでタクシー事業者、公益財団法人東京タクシーセンターなどと事前協議を行っております。また、お客様の多い場合は、地元や地域のタクシー業者などと連携しながら、実際の運用の中で対応していく必要があると考えてございます。  4のタクシープール周辺は、交通管理者と協議を行い、車線と構造分離した上で見通しが確保できる植栽計画としております。また、植栽に関しては、車両の見通しに配慮した検討を、今後も行っていきたいと考えております。  5は、交通管理者の指示により、ゼブラによる安全地帯の設置は困難でございます。待機設備は、車線と構造分離した上で見通しを確保できる配置としてございます。
     6のタクシープールからの出口は、環状8号線側からの交通を阻害しない形で交通管理者と協議を行い、現在の配置としております。ご提案の配置では、環状8号線側からの交通と対面する形となる点に加え、短い区間で2回の合流が連続しているため、交通に影響することが懸念されるところです。  その他、タクシープールでの公の催し事への開放については、商店街等から要望がある場合は、安全性や利便性を第一に考えながら、道路管理者や交通管理者などと今後研究していく必要があると考えております。  最後に、本計画広場は初動期整備であり、限られた空間の中で適切な配置となるように検討しております。今後も交通流動や利便性向上の観点から、引き続き関係機関と協議してまいりたいと考えてございます。 ○深川 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いします。 ◆大森 委員 先ほど、理事者の説明で警視庁協議という話がありましたが、もう既に蒲田の西口のほうは、駅前広場の整備が完了していると考えておりますけれども、その際のタクシーの客待ちの車が並ぶところでの、ドライバーの方から、ちょっと意見を聞かされたことがあったのですが、結局、縁石がそこに100ミリ立ち上がっているので、そこの列に入ってしまうと、無線が入っても抜け出せないということがありましたのですが、結局、たくさん車が並んでいても、近くで無線が入っても、そこから抜け出して、その無線に対応するということができないので、あの縁石は本当はフラットにしてもらいたいという話があったのですけど。この警視庁との協議の中では、縁石の高さですとか、そういうものも安全地帯の構造ですとか、そういったことも全てにおいて警視庁からの指示だとかそういうものは、このもともとの図面の中に反映されているのか。  また、地域とのいろいろと説明、理解を求めるということは、従前よりもずっとやってきてもらっていることなので、西口の方たちは、それで今現状のあり方でご理解いただいていると思っていますけども。東口においても、こういった形に至るところまで、順次いろいろと説明をしてもらいながら、町会や商店街の人たちが、こういった形になっていくことについては承知してもらっていることではないかなと思うのですけれど、そこら辺をちょっと確認したいなと思うのですが。 ◎大見 拠点まちづくり担当課長 まず、西口のタクシーの構造分離の話でございまして、西口は確かにそのような形になっておりますが、東口については、ああいった形にはならないとなっております。  それから、これまでの経緯を簡単に地元にどういった形で説明してきたというのを、ご説明させていただきたいと思うのですけども。平成24年7月30日より、蒲田都市づくり推進会議を開催いたしまして、これは地元の方とか、区議の方、それから有識者とかが入った会議なのですけども、その会議を11回開催いたしております。その間にはパブリックコメントを1回実施しておりますし、都市計画の変更の説明会も行ってございます。その間に、当然、関係事業者との協議も行ってございまして。その関係事業者というのは、例えば都知事、警視庁、JR東日本、バス、タクシーなどの交通事業者などの関係事業者との協議を経て、平成28年1月28日に都市計画審議会を開催し、平成28年2月5日に都市計画変更決定をして、現在に至っております。  また、この間、蒲田都市づくり推進会議、先ほどご説明したのですけど、その部会である各種交通事業者が参加する駅周辺交通調整部会というのを合計3回開催して、ここまで積み上げてきております。この駅周辺交通調整部会というのは、交通事業者、鉄道事業者、バス事業者、タクシー事業者、全てが入った部会を、この間、3回開催して、ここまで詰めてきているという状況でございます。 ◆大森 委員 平成24年よりずっと積み上げてきているという、今説明の中で、それぞれ関係機関とも調整をしてきているという中で、このたびそういったところのドライバーの直接、組合の方たちという、陳情者はそういう方たちなのかなと思うのですけれど、そこら辺のところの意見がどのようにもたらされ、また反映されてきたのかというところが、ちょっとあまりそういう意見が聞かされてなくて、また管理者側のほうの意見が多く法令にのっとって反映されてきたというところが、今説明の中で感じたところなのですけども、ただ、やはり地域の方たちの意見というのが、この間、ずっといろいろと私も聞かされている中では、今実際に大きく駅前のこの島の中の植え込みがあるのですけれども、この植え込みがもう取っ払われた、フラットになっている状態の絵になっているのですよね。ですからイベントをやるにしても、ここのフラットになったところのスペースが相当広くなるので、ですから、この陳情の中でもタクシープール、そこを開放という文言がちょっと見られましたけど、恐らく今までのところの状況を見ていても、そこの開放ということについては、商店街や、また、地域の方たちが希望、または期待するというところは多分ないのではないかなと思うところがあります。それは、先ほど申し上げたとおり、広場が広くなっているということなので。  いずれにしても、警視庁が相当、我々もいろいろと直接話をすることがあるのですけど、もう法令にのっとって、こうしてくれないとだめだという感じで、かなり限定的に意見が強く、こういった公道を整備するというところでは意見が出てくるということを踏まえると、なかなかちょっと難しいなと感じているところであります。いろいろとご意見はご意見として聞かせていただきましたけど、この陳情の文章も見せていただきましたけど、地域からは早くに整備していってほしいという、逆にそういった意見が強いということが、私が地元におりまして聞かされている地元の意見ということであろうかなと。まず、そこのところだけは、ちょっとお伝えしておきたいなと思います。 ◆清水 委員 1月に、この東口の案がこの委員会に出たときに、歩行者のところがすごく広くなって、それで植栽等も植え込みも増えて、たしかお客様をオリンピック・パラリンピックもあるのでお迎えすると、そういう蒲田のイメージをよくしていくという説明があったと思うのですが、やはり、そのときもすごく不安だったのは、タクシーに乗った人がどこでおりるのかと、おろしてもらえるのかと、蒲田駅に来た人が。このバスシェルターというのが2か所あるのだけれども、バスがとまってなければ、そこでおりられるのだろうけれども、先ほどは、何かおりる場所は色をつけてやるのだとおっしゃっていましたが、どう見ても乗るところは明らかなのですけれども、おりるところがわかりにくいのだけれども、先ほど、色をつけるのはどのあたりに色をつけると、おりる場所です。 ◎大見 拠点まちづくり担当課長 この図面はまだ案の段階で、いろいろ、今ちょっと協議しているところもございまして、基本的には、警視庁協議の中では、一般車両やタクシーの降車場については、道路交通法上、区画された特定の場所というのは設置できないのですけども、先ほど言ったとおり、タクシーの乗車場周辺には色分け等をして、降車可能なスペースが確保できるように今現在協議中でございますので、その辺はまだちょっと具体的にはどこということは、今は示してない状況です。 ◆清水 委員 この陳情は、実際に、ほぼ毎日何度も何度も、この蒲田駅でタクシーのお客さんを乗りおりさせている、そういう運転手たちから出ている陳情で、すごく重いものがあると思うのです。とにかく安全で事故のない駅前にしてほしいという思いで、項目、6項目出されているのですけれども、ここにありますように、高齢者や障がい者の方がタクシーからおりるときには3分から5分かかりますと、こうありますね。それ以外にも、大きな荷物をトランクに載せてとか、あと赤ちゃんのベビーカーとかを乗りおりしたりとかする人も、すごく時間がかかると思うのですが、ここに2車線しかなくて、バスのシェルターがあって、大丈夫かというところが非常に心配なのですが、先ほど来から、警察と十分に協議しているということですけれども、これからまだ検討課題だと今おっしゃいましたが、その安全については、警視庁も大丈夫だと言っているということでいいのですかね。 ◎浦瀬 建設工事課長 建設工事課で、この案に関して警視庁と協議を重ねております。その中で、今この計画にありますように、車線数を減らしても今の蒲田駅の車の数だとか、人の出入りとかを想定して、安全であると確認をとっております。  また、実際に車両が運行する際には、交通ルールをきちんと守っていただいて、停車だとか、違法駐車ではないようにするところに関しては、各地元の警察も協力していただくように要望もしているところでございます。 ◆清水 委員 先ほどの説明だと、違法駐車を何としても解消するのだと、そういうことが非常に強く感じたのです。だから、交通事故を起こしてしまったら、運転手の責任になるわけですから、本当にそんなことは絶対にないように、毎日ものすごい神経を使って運転されていると思うのですが。死角が必ず出るということも、ここにも書いてありましたし、渋滞の可能性もあるのではないかなと心配しています。  それで、この間もこの説明のときに、タクシープールをつくったから、環8のほうに、例えば区役所の前のコンビニとか、それから環8までずらっとタクシーが並んでいて、そういう事態は、このタクシープールをつくったからないのだと、渋滞を解消できるとおっしゃいましたけれども、どう見ても、本当に渋滞がこれで解消できるのか。環8のほうについてのことしかこの前は考えなかったのですが、この資料を見ますと、あやめ橋のほうにもつながる可能性が出ると、ここに矢印が書いてあるのですけれども、こういうことが、このタクシープールをつくることによって、それから車線を2車線しかつくらないことによって、できてしまうのではないかという懸念が出てきたのですが、警視庁は、このあやめ橋のほうの渋滞とかについては何もおっしゃってなかったのですか。 ◎浦瀬 建設工事課長 まず、違法駐車が今あるという状況に関して、車線数が、現在駅側が3車線で反対側は2車線なのですけども、そこは駅側は特に1車線は車がとめられてという状況もありますので、逆に車線数は減らしたほうがいいのではないか。ただし通過交通は、確保するような幅を確保していこうということで、今警視庁と協議しているところでございます。  あやめ橋のほうは、これは、ここの資料で言いますと、右側の破線で囲われているところが⑤番という陳情者の要望のところなのですけど、ここが現計画では植栽をつくって、ここに地下駐輪場の排気塔が来るのですけど、ここを陳情者の方は、車が実際あやめ橋のほうに行くときと、あとは駅をぐるっと回るときに、車がとまることもあるので、植栽とかではなくてフラットな形でとおっしゃっているのですけども、それに関しては、逆に環8のほうから、この矢印にもありますように、来る車両とぶつかる可能性もあることから、ここは構造を分離して、車がもう入れないようにということで、植栽にするような形で今考えております。 ◆清水 委員 私が、あやめ橋のほうまで渋滞がと言ったのは、このあやめ橋のほうからタクシー降車場のほうに向かって来る、そういうタクシーや区民の乗用車が渋滞するのではないかという意味で言ったのです。この駅前に行きたい乗用車やタクシーが、この駅前のところが2車線しかなくて、タクシープールから出てくるタクシーや、そういったところとの渋滞の心配はないですかということで、環8側のほうの渋滞はタクシープールで解除できるというお話がこの前あったのだけど、あやめ橋のほうから来るところも渋滞する可能性はないですかということを聞いたのです。 ◎大見 拠点まちづくり担当課長 このタクシープールの12台というのは、交通量調査に基づいて設定したものなので、当然、全てのタクシーがどこから入ってくるかというのもあるのですけど、全てのタクシーの量を勘案した上で、この台数が必要だということでございます。 ○深川 委員長 そのことを質問した訳ではないのですよね。 ◎榊原 都市計画課長 タクシーの停車する台数についても、今協議しているところでございますが、そのほかに、タクシーが現状でも環8まで並んでいる状況というのがございまして、今、清水委員がおっしゃったのは、そういう状況がある中で、このように交通島にタクシープールをつくっても、同じような列が今度はあやめ橋側に延びるのではないかという。 ○深川 委員長 違います。清水委員が言ったのは、あやめ橋方向から来た車が、降車場がこの南側のところだろうと今話が出ているのだけど、そこしかないと。そこにタクシーのお客さんを乗せた人たちが、要するに蒲田駅の駅前でおろす場所のポイントが少な過ぎると、それが渋滞して、資料の絵で言えば右側のほう、今の鳥久の弁当屋のあたりのほうに、あそこに並ぶのではないか、そういう懸念がないかという話を、今清水委員は言った。 ◆清水 委員 そもそも今まで3車線だった、いわゆる案のほうのところが、今2車線になって、バスシェルターがあって、タクシーの降車場というのは明記しないで、そしてタクシープールに向かうからのタクシーも、この2車線のところを通ってタクシープールに行くと。このあたりが混雑をすることで、あやめ橋方向から来るタクシーやら、乗用車やら、バスやらが、このあたりで渋滞しませんかという心配をしているということです。 ◎浦瀬 建設工事課長 車両の交通台数等を勘案して、その渋滞は起きないということを考えて、駅前広場は設定しております。 ◆清水 委員 すみません、長くなって申しわけないのですけど、今、資料の⑤のところの排気施設のところなのですが、⑤と同じように2か所ありますね、大森駅のバス乗り場の駅のほうと、この地図でいけば下のほうに2か所排気口というところがあって、緑色になっているのですけれども、この陳情者は、こういう道路の真ん中にタクシーだけではなく、車が通れないものがあるということについて心配をしていて、道路というのではなくて、いわゆるゼブラになるのですか、ゼブラのような安全地帯としておいていただきたいと。この緑の、要するに何か植栽をして、そこが排気口になるということは、安全上よくないのではないかということを、趣旨の5番で言ってらっしゃるのですけれども、この排気口、この緑の部分について、警視庁の方は道路の責任として安全だとおっしゃっているのですか。 ◎浦瀬 建設工事課長 逆に、これがないと、対面、要するに向かい側から来る、上側で言えばあやめ橋から来る車両、下側で言えば環8から来る車両とぶつかってしまうでしょうということで、この構造的な分離が必要だということで、警視庁からの指導で、ここは設けております。 ◆清水 委員 警視庁、警視庁と言われると答えにくいのですけども、例えば、路面にちゃんと指示を出すとか、そういうところはいっぱいありますよね。ですから、これはちょっと何かあったときに安全地帯として残しておいてほしいという、現場の、毎日何回も何回も通るタクシーの運転手が言っているということを、ぜひその警視庁の方に、まさか対面で衝突するなんていう道路をつくるわけはないと思いますけれども、お願いして、再度検討をしてもらいたいと思います。  それと最後になりますけれども、この計画は決定ではなく、先ほど来も言っているように、今様々な意見を聞いていると、ほかの委員からは、地元の皆さんは一刻も早くきれいな駅前にしてほしいという要望があるということですけれども、もちろんきれいで快適なのは見た目もいいのですけれど、安全に対して、この現場のタクシーの方からこういう声が出ているということは、やはりこのままにはできないと思いますので、今いろいろな意見を募集しているところだと、パブコメをやったといっても、そういうパブコメがあるということが、なかなか区民には伝わりにくい、ましてや毎日仕事をしている人には伝わりにくくて、意見を述べる機会がなかったのではないかと思いますので、ホームページに案が出たということでご覧になったのではないかと思いますけれども、その辺のところはまだ決定ではないということで、いろいろな意見を聞きながら、警視庁や都とも一緒に話ができると今の時点で思っていていいということでいいですよね、決定ではないと。 ◎大見 拠点まちづくり担当課長 おっしゃるとおりでございまして、まだこれはデザイン基本プラン(案)ということでございますので、今後も本庁舎で、例えばなのですけど、3月6、7、8日とVR動画の上映会などもして、広く区民の方に意見を求めたりする場もありますし、今後も交通流動や利便性の向上の観点から、関係機関と引き続き協議して、いろいろ検討をしていきたいなと考えてございます。 ◆清水 委員 今の交通量に伴って警視庁等と話し合いをして、タクシープールの台数だとか、車線を決めたということですけれども、今後、たくさんのお客さんに来てもらいたい、この東口の駅前をきれいにして、皆さんに喜んでもらいたいというのに立ってできているということは、今の交通量だけでは、やはり判断し切れない部分もあると思いますし、何よりも安全第一で検討をお願いします。 ◆湯本 委員 この大田ハイタク労働者協議会の皆さんが出された意見を聞いていて、それはそうだなと思う部分も、何点か私もなくはありません。先ほどから説明を聞いていると、警察からこのようにあるべきだと言われたことによって、こうなりましたという説明が多いのだけども、警察の目線としてはそれはそうなのだろうけども、利用をされる利用者の目線だとか、公共交通に関係している従事者の方の目線とか、それぞれ立場によってリクエストというのは異なってくると思うのです。ゆえに、警察からの指導がありましたからこうなりましたではなくて、そこも含めて、いろいろな人たちの利害をどう調整するかが、まさに大田区の腕の見せどころとなるのかなと、今の説明を聞いていて感じたところであります。  その中で、特に端的に今思っているのは、この図の⑥のタクシープールからの出口に植樹というのですか、木が植わることになっているけど、これは私も運転していて思うのですけど、そこに木があったからといって、ほっとするというわけでもないし、見通しが悪くなる要因としては、それはそうだなと思っていたり。  資料の左側、計画平面図の5番で囲んでいる⑧、これは排気口、排気施設でいいのですよね。例えば道路上にそういうものがあって、運転していてぶつかってしまったら被害が大きくなってしまうのではないのとかという心配もなくはないのかなと、私は率直に思ったりする。ないほうがいいのではないのかなという思いがあったり、置き場がないからここに置き込んだという、狭いスペースをどう活用するかという中でいろいろ苦慮をなさっている部分というのは、私もそう思うのですけども。そういったところを、ぱっと今見ただけでも、うーんと思う部分もなくはないなと思っております。  その中で、まだ案ということなので、先ほども言いましたけど、警察が言ったからこうだという話ではなくて、これをどうまとめていくのかというところについて、大田区の考えを、ぜひちょっと今聞かせていただきたいなと。 ◎大見 拠点まちづくり担当課長 今おっしゃったとおり、例えば今これは案ということでこちらに示しているのですけど、例えば植栽帯なども、今後詳細に高さとか、どういう樹種を植えるというのは、まだこれからの段階ですので、当然見やすいようにとか、そういった配慮はもちろんしていきたいと思いますし、先ほどから、従前からのちょっと繰り返しになってしまうのですけども、今後も関係機関と協議しながら、利便性が高い、それから安全性が高い広場にしていきたいと、そう考えてございます。 ◆湯本 委員 これ今、ここで言うべきかどうかわからないのですけども、特に植樹については、どこでもごみが捨てられて問題になっていたりするという、それ交通対策のほうでも課題になっていて、去年もたしか取り上げられていたりするので、大田区の立場としては、多分そういうこと、今までの蓄積の中で課題意識というのはたまってきている部分もあると思うので、遺憾なくそういう課題を、このまちづくりのプランの中で発揮をしていただきたいなと思いますので、これは意見として一言申し述べておきます。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 今お話がありましたとおり、駅前空間に関しては、様々なご要望がありまして、例えば、歩行者空間を広くしてくださいというご意見もあります。それから、交通機関をなるべく集約をして、便利な駅前にしてくださいという声もあります。それから、緑、これが大切なので、駅前も潤いの場として緑を増やしてほしいというご意見もあります。残念ながら、限られた空間ですので、全てのご意見を満たすことはできませんが、その中で何を優先するか。それで、例えば先ほど委員がおっしゃられた緑のお話も、我々グリーンプランの所管部局でもありますので、緑は増やしたいという思いもありながら、一方でそういった問題もあります、何せ狭いスペースですので。  そういうところを全部勘案して、優先事項を決めながら、それから地元の人と話をしていって、そこで意見を酌み取りながらやっていくという作業を続けていきたいと思っていますし、また、警察との協議も、警察が言ったから全てそうだということではなくて、利用される方々の声というのも届けていきたいと考えてございます。 ◆大森 委員 ちょっと確認したいのですが、今現状では、交通島の中のタクシープールはもちろん存在していないのですが、こういう構造にすると、業界の人たちは、このタクシーを歩道側のほうに数台は並ぶスペースはありそうだなと思うのですけども、それ以降に来る車両というのは、全部この客待ちの数台の列はつくれたとしても、ぐるっと環8や呑川、あやめ橋のほうから来た車は全てこの10数台そこそこ入る、客待ちの車が待機する、そこに入った車ではないと、ここには出てこられない、客待ちの車両として、ここには出てこられない、そういうルールになり得るのですか、このようにつくるとなると。並ばないという。 ◎大見 拠点まちづくり担当課長 タクシーの、さっき言った乗車場所は決めているのですけど、降車場所は違法駐車の観点から、なかなか表示できないということなのですけども、今後ちょっとそこら辺は、例えばタクシー協会とかと運用の中でルールを決めていって、どういった形でとめていくかという話は、運用の中でちょっと検討していきたいと考えております。 ◎保下 都市基盤管理課長 蒲田の駅前広場の整備につきましては、蒲田都市づくり推進会議という形で、関係事業者、また、地域の皆様の参画の中で行っているという状況でございます。やはり、こうした運用面の形態も変えてまいりますので、そうした情報を速やかに情報提供しながら、やはり運用面もしっかり理解していただきながら、今回ありましたように、タクシー事業者、またバス事業者に、やはり今後の運用に向けて準備も進めていただきたいと情報提供をさせていただきたいと考えております。 ◆田島 委員 今の事業者の話にもありましたけれども、今回のこの陳情は、実際にタクシーを運転していらっしゃる方の陳情ということなので、やはり重たいなと思っております。その中で、ちょっと一つわからないのが、陳情の趣旨の3番のタクシー乗り場1台を4台にしてほしいというところで、その下の理由のところに、東京のタクシーとバスの乗客数はほぼ同数ですと記載はされているのですけれども、東京の場合と今回の蒲田駅の東口の場合の乗客数というのは、これは調査というのはされていらっしゃるのでしょうか。 ◎大見 拠点まちづくり担当課長 当然、交通量調査をしておりまして、そういった数も当然把握しております。 ◆田島 委員 ということは、それも踏まえた上で、今回これは、タクシー乗り場は1台にしていると判断してよろしいのでしょうか。 ◎大見 拠点まちづくり担当課長 そういうことでございます。 ○深川 委員長 よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 それでは、本日は継続として、次回、各会派の取扱いを含めたご意見を伺いますので、よろしくお願いします。  次に、31第17号 西六郷2丁目児童公園の出入り口の改善に関する陳情の審査に入ります。  原本を回覧いたします。  (原本回覧) ○深川 委員長 なお、審査時間を考慮し、書記の朗読は省略いたします。  理事者の見解をお願いします。 ◎大田 地域基盤整備第二課長 私からは、31第17号 西六郷2丁目児童公園の出入り口の改善に関する陳情について、理事者見解を申し上げます。  本陳情の趣旨は、1、西六郷2丁目児童公園の出入り口を、車いすの方も通ることができ、乳幼児が簡単に出入りできない、安全性を考慮した出入り口に改善してください。  2、出入り口を改善できない場合、出入り口の位置をバス通りから離れたところに設置してください。2点の改善要望でございます。  資料の1ページ目、案内図をご覧ください。西六郷二丁目児童公園は、西六郷二丁目30番3号に位置しており、西六郷二丁目において唯一の区立公園であります。  下段の平面図をご覧ください。面積、475.90平方メートル、開設年月日は昭和50年12月です。公園設置施設としまして、複合遊具1基、砂場1基、ベンチ3基、だれでもトイレ1基、植栽、クスノキ、ケヤキ、ツツジ類などとなっています。  当児童公園の敷地に対して、北側と東側は区道に接しております。隣地西側は、西二なかよし保育園となっています。  まず、一つ目の陳情に対する見解を述べさせていただきます。西六郷二丁目児童公園は、隣接する西二なかよし保育園の代替遊戯場として利用されていると聞いております。また、平面図に記載しておりますが、当児童公園内には、だれでもトイレ、市民消火隊格納庫、消防団防災資機材格納庫、リサイクル倉庫、地下には防火水槽が設置されており、地域活動及び防災の拠点、区民の遊び場としても貴重な公園であります。当児童公園の出入り口については、2ページ目、写真①、⑤のように、公園利用の児童等の安全性を確保するため、北側の交通量が少ない区道側の見通しのよい位置に設置しております。  写真①、②をご覧ください。出入り口には車どめを設置しております。子どもの飛び出しを防止するとともに、車椅子が通り抜けられる構造になっています。車どめには、公園利用者が飛び出さないために注意喚起看板を設置しています。誰もが自由に出入りできる公園で、車椅子が出入りできる最低幅、80センチを確保しつつ、乳幼児が簡単に出入りできない構造の出入り口にすることは困難であると考えます。  2番の見解を述べさせていただきます。当児童公園の出入り口は、だれでもトイレへの動線や緊急時の防火、防災資機材の出し入れ、また防火水槽からの出水経路となっております。このことから、出入り口の位置の変更は困難であります。  写真⑤をご覧ください。防火水槽のマンホールの位置でございます。当児童公園は出入り口が一つのため、保育園児等が公園の外へ出ないよう目配りしやすい構造となっております。保育園児のご利用の際は、保育園運営側において、乳幼児の安全管理に万全を期していただく必要があると考えております。  例えば、保育園児の公園利用の際に、一般の公園利用者にご配慮いただきながら、出入り口に簡易な柵を置くなどの安全対策をとっていただくよう、お願いいたします。  理事者の見解は以上でございます。 ○深川 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いします。 ◆清水 委員 今、出入り口を変えるのは難しいので、この保育園の代替園庭なので、保育園の子どもが遊んでいるときは、簡易な柵を置いてくださいとおっしゃいましたけど、この陳情のところに、園児が遊んでいる間だけでも安全柵を置くのは、保育園が独占しているように思われるのではないかという理由でできないと言われたと書いてあるのですが、安全柵はよろしいということでいいのですか。 ◎大田 地域基盤整備第二課長 当児童公園に関しましては、不特定多数の区民の方が利用するということでの安全対策としては、問題ないかと考えております。 ○深川 委員長 柵を設置していいのか、いけないのかという質問です。 ◎大田 地域基盤整備第二課長 公園は不特定多数の区民が利用されますので、自由使用の範ちゅうで、保育園の代替遊戯場として利用は大いにしていただきたいと考えております。  その際、出入り口の安全管理は、人を配置したり、簡易な柵を置くなど、保育園側で対応していただきたいと考えております。 ○深川 委員長 ということは、柵を置いていいということですか。 ◎保下 都市基盤管理課長 以前にも相談を受けたことがございますが、その際には、保育園側の管理の中で、園児の安全対策で柵を置いていただいても結構ですと、区のほうで答えさせていただいてございます。 ◆清水 委員 では、一つ安全策として柵を置くのはいいということで、この陳情者にはご説明をしてください。  それと、保育園の子どもが遊ぶだけではなくて、いろいろな子どもが遊ぶわけで、そういうときも、親御さんがずっと見ているというのは、親御さんか誰かが見ているというのは大変だと思うのですけれども、その辺で、周辺の区民の皆さんからのご要望はなかったですか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 この公園ですけれども、先ほど説明にもありましたとおり、出入り口は1か所のみの公園に現在なっております。ということで、例えば公園の飛び出し等につきましては、一般の公園よりも目が、子どもに目配りがしやすいような構造になっているところでございます。  また、子どもが飛び出さないように、注意を促すような看板等も設置してございます。区としましても、定期的に公園の見回りを行ったりですとか、遊具の安全点検を行ったり、あるいは様々な安全に関する陳情を受けた場合には、最優先で対応するなど、本当に子どもたちが安全に利用できることにつきましては、細心の注意を図っているところでございます。  そういった様々な地域の要望を受けて、公園の安全の向上は常に図っているところでございます。 ◆清水 委員 この陳情では、小さい子ども、1歳児が前の道路に飛び出たことがあって、乳幼児が簡単に出られないように配慮してもらいたいということがあるので、ここの出入り口のところに、危険とかいろいろ書いてあっても、乳幼児は読めないわけですから、これでは安全対策にはならないと思うのですけれども。  この平面図を見ますと、少しでも公道のバス路線、特に西六郷二丁目のこのバス路線は非常に狭い路線で、バスもその分少し小さくなっていると聞いていますけれども、非常に危険なので、少しでもこの公道から離してほしいとなっているので、このリサイクル倉庫というのがあるところは、移動は難しいのでしょうか。このリサイクル倉庫のところと、バス通りから少しでも離すという意味では、ここに可能性があるのではないかと、この図面を見て思ったのですが。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 このリサイクル倉庫を移動して、公園出入り口をそこへ移してほしいということだというご意見でございますが、現在、公園の出入り口というのは、この防火水槽の取水経路等にもなっているわけなのです。ですので、例えばリサイクル倉庫の側に出入り口を設置するということによって、万が一の消火の際の作業に、やはり動線上問題が出たりですとか、あるいは、だれでもトイレまでの動線というのは、一直線に動線を設けることが望ましいと定められているところでございますけれども、そういったところの支障が出るなど、現在の公園の位置は、この公園の立地条件からは、現状の位置が最適の場所であると考えているところでございます。 ◆清水 委員 トイレはとても大事なのですけども、車椅子で、このだれでもトイレを利用する方は、この近くはやはり障がい者の施設とか多かったでしたか。この利用というのは、どのぐらいありますか。 ◎大田 地域基盤整備第二課長 具体的には、何人というのは把握しておりませんけれども、ちゃんと車椅子が通り抜けできて、トイレの利用をできる状況になっております。 ◆清水 委員 公園の要望は様々な形で、いつもいろいろなところがここに来て、今回は出入り口のことで、ほかの公園でも道路に面していて、出入り口の改善をお願いしたいという公園を幾つか私も相談を受けていますので、すごく重要だなと思っているのですが。  今趣旨の1が、安全に考慮した出入り口に改善してくださいというところで、この保育園が代替園庭として、保育という時間に子どもを遊ばせるときは、簡易な柵等をつくることは、安全対策をとることは区は拒まないということが一つあったので、その辺が陳情者の思いが若干酌むかなと思いますが。  公園の出入り口について、最新式の出入り口があるかどうかと思って私もいろいろ調べたのですが、なかなか車椅子も通れて、乳幼児が飛び出ししない出入り口というのは、今のところあまり区内にもないようなのですが、どこかにそういうのを改善しているなんていう事例を見たことはないですか。 ◎大田 地域基盤整備第二課長 今、バリアフリー法や東京都の福祉のまちづくり条例などにのっとりながら、出入り口等の幅、それから勾配を決めさせていただいております。当然、今回の中でいくと、車椅子が通るのであれば、1.2メートルほどの幅を確保するとか、そういう状況にもなるのですけれども、委員がおっしゃられる、両方を兼ねるような出入り口は、現在のところありません。 ◆清水 委員 全く無理というのではなくて、様々な観点からやってもらえたらいいなというのが、私の要望です。もう少し幅があって、少しSの字のようになるとか、そういうことができないかなと思いました。要望です。 ◆大森 委員 先ほどの、園のほうの管理のもとで柵を置くことは大丈夫だということで、そのようにもそもそも伝えてあったようなことの説明だったのですけど、ここを私は何回も通ってよく知っていますけど、割合と広いですよね、公園そのものが。広いのだけど、その割には、遊具がここの真ん中にどんとあるだけで、もうちょっと遊具をほかに設置してあげてもいいのかなと思うのですけど。  ちょっと提案なのだけど、この消防団の格納庫、これ入り口はここしかなくて、こんな奥に消防団の格納庫があるというのが、いかがかなと思うのだけど、これを砂場のほうに持っていって、幼児が遊ぶような環境がここにあるからいけないので、砂場を奥に持っていってしまったらいいのではないのかなと思うのだけど、それはどうなの、そういうのはできないの。 ◎大田 地域基盤整備第二課長 消防団とも確認しながら、検討をしてまいりたいと考えております。 ◆奈須 委員 これは代替の園庭と、先ほど答弁にもあったと思うのですけど、もしも何かあった場合に、今日本全国的に公園を園庭のかわりにしていいよとなっているわけなのですが、その場合の管理上の責任というのは、大田区にも生じるのですか。例えば保育課とか、それから公園を管理しているところとか、保育園とかで、この責任関係はどうなるのでしょう。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 公園管理者といたしましては、公園内で例えば事故が起きたということについては、代替遊戯場としての利用であっても、一般区民の利用であっても、公園管理に何か瑕疵があった場合につきましては、公園管理者が責任を負う形になります。あるいは、保育園なりに引率上の何らかの落ち度があった場合につきましては、保育園が管理責任を問われるということになると理解してございます。 ◆奈須 委員 そうなった場合、引率上の落ち度ということになると、保育の経緯の中で、公園を園庭にしていいよと言っているわけだから、その認可をしている大田区として、公園を園庭にする場合の引率であったり、公園内での管理上の人員配置までを含めて大田区が認めるということになると、大田区にも何らかの責任が生じるということになるのですか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 例えば、認可保育園には、保育定員に応じた保育士配置数というのが配置基準で定められているところでございます。大田区のほうでは、それ以外にもシルバーの方を対象にした保育補助員などを導入できるような形、手厚い人員配置を行っているところでございますので。代替遊戯場をご利用いただいている保育園はかなり増えているところでございますけれども、送迎も含めて安全に保育ができるような環境整備に、大田区として努めているところと、私どもとしては考えてございます。 ◆奈須 委員 いろいろご答弁はあるかもしれないけれども、代替園庭を使っているところと使っていないところで、では人員配置上の差があるかといったら、私はないと思うわけ。そうすると、やはりこれを認めている大田区としても、私はかなり無理があると思っているわけです。いろいろな意味で、この規制緩和の流れの中でどうなのかなという中で、やはり子どもの安全ということを考えた場合には、大田区としても何らかの配慮はするべきなのではないかなと思うと、確かに簡易な柵の工夫の中でできるような問題だったらいいというのもあるのかもしれませんけれども、これ先ほども委員の発言にもあったように、この保育園に限らず、あらゆる場所でこういうことが今後起きていくのかなと思うと、やはりここの問題については、大田区としても公園の管理課が認めたことではないにしても、今こうやって公園自体が保育園の代替園庭として認められているという状況の中で、どうやって子どもの安全を確保していくのかということは、やはり大きな課題だと思うのです。だから、そこのところは、やはり所管課とともに考えていく必要があるのではないかなと思うのですが、そういう視点での考えというのは、今なされているのですか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 今、委員がおっしゃったとおり、子どもの本当に安全・安心な利用ができるというのは、これは当然公園に求められる機能でありますし、現在も、先ほど申し上げたとおり、安全に関しましては細心の注意を行って、最優先での維持管理を行っているところでございます。委員がおっしゃったように、今、代替遊戯場としてのニーズも高まっているというところもありますので、そういった保育ですとか子育ての部署等とも連携して、安全な公園づくりに努めてまいりたいと考えてございます。
    ◆奈須 委員 ぜひその視点でいけば、自分で何とか工夫してよという、そういう問題ではなく、大田区としてどうやって子どもの安全を確保できるかということで、ぜひ考えていただきたいなと、これは要望しておきます。 ◎保下 都市基盤管理課長 現在、大田区では、保育サービス課と情報共有を図りながら、107の公園を代替園庭として使っていただいているという状況でございます。やはり、そうした中で日常の維持管理、また様々な危険性の情報交換、それと施設のあるべき姿など情報交換をしながら、やはりこうした代替園庭としての機能をしっかり確保してまいりたいと考えております。 ◆田島 委員 この公園については、この出入り口がバス通り側に近いとはいいながらも1か所しかないので、安全管理という面では、ほかの2か所とか複数出入り口があるところに比べれば、まだしやすいのかなと思います。  この公園について、代替園庭として使っているのは、この西二なかよし保育園だけでしょうか、おわかりになりますでしょうか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 現在のところ、この西二なかよし保育園だけでございます。 ◆田島 委員 ということは、先ほどの安全柵ということに関しても、では、この西二なかよし保育園のみに通知すれば、事足りるということになりますでしょうか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 代替園庭としてご利用をいただいているのは西二なかよし保育園だけですけれども、もしかしたらほかの保育園も代替園庭以外の保育園で遊びに行くということもあるかと思いますので、保育サービス課とも情報を共有してまいりたいと考えてございます。 ◆広川 委員 先ほど外に出られる園児の管理で大変というお話もありましたが、ここはちょっと所管ではないので、お聞きするのはどうかと思うのですが、認可保育園の1歳児の保育士の配置数なんてわからないですよね。 ○深川 委員長 認可保育園の保育士の配置数ですか。 ◆広川 委員 1歳児に対して。ちょっと所管ではないのですけど、例えば外に出るときに、何人対何人で保育士は行かれるのかとか、やはり年齢の高い子と1歳児では、やはり配置される人数は違うのではないかなと思うのです。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 以前、私、保育を所管したので覚えていたのですが、今ちょっと正確な数字はうろ覚えなので、間違った数字かもしれませんので差し控えますが、年齢に応じて手厚い、子どもが小さいほど、0歳、1歳、2歳、3歳と年齢が下に行くにつれ、保育士の配置というのは厚くなっておりますから、そういった意味では、目が届きやすいよう、目が行き届くような配置で保育士の配置基準というのは定められると理解してございます。 ◆広川 委員 すみません、ちょっと母親なので、いろいろこういうことには気になってしまうのですが。当然、お母さんが自分の子どもを連れていけば、一人とか自分の子どもの数だけご覧になると思うのですが、保育士というのはそういうわけにはいかない、保育園という機能上そうなるかと思うのです。なので、補助の方も、外に行くときは一緒に行っているというお話も伺っております。1歳児の方が飛び出したというお話をされましたが、1歳児のスピードから考えると、そこに追いつかなかったのかなと、逆にちょっとその辺に私は正直疑問を感じてしまいました。大きい子が飛び出したというのであれば、それは動きが追いつかなかったというのはわかると思うのですが、それで柵を置くことで万全を期したいとおっしゃる、園児を守りたいというお気持ちもわからないではないのですが、その辺の出入り口が1か所しかないところで、そういう事故が起こりかねないことがあったということに関しては、ちょっとある意味違った意味の注意点が必要なのかなと、正直、私はここの柵を置くか置かないかという以前で、ちょっと個人的な感想を持ってしまいました。  あと、逆に1か所しかないことのリスクというのも逆にあるのかなと。最近、不審者の問題もあったりして、不審者が入ったときに、どうやって逃げるのだろうなんて、逆に思ったりもしたのですが、ここでの場合に、ちょっともう1個つくれというのは、なかなか酷な話なのですけど、そういったことも代替園庭とかを使う場合には、何かいろいろ皆さんご心配の声もあるのかなとも思わないでもありませんでした。ちょっとこれは感想です。 ○深川 委員長 では、本日は継続として、次回、各会派の取扱いも含めた意見を伺います。  次に、本委員会の継続分の陳情である、29第18号 東京都建築安全条例に基づく長屋規制の見直しを求める陳情につきまして、1月15日の審議内容を踏まえ、本職から提出者に連絡をいたしましたので、ご報告をいたします。また、動きがあれば、別途報告をさせていただきます。  そのほか継続分の陳情で、状況変化はございますか。 ◎榊原 都市計画課長 状況の変化はございません。 ○深川 委員長 委員の皆様はよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 特になければ、審査は行わないこととし、本日の請願・陳情の審査は終了いたします。  審査事件を一括して継続といたします。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  補正予算を除く所管事務報告のうち、本日分としている3件について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎榊原 都市計画課長 それでは、私から、資料番号39番、42番を続けて説明させていただきます。  まず、資料番号39番をご覧ください。「第167回大田区都市計画審議会の報告について」をご報告させていただきます。  平成31年1月10日に開催されました、第167回大田区都市計画審議会において、東京都市計画用途地域の変更(東京都決定)について、東京都市計画高度地区の変更(大田区決定)について、東京都市計画防火地域及び準防火地域の変更(大田区決定)についての3議案についてご審議いただき、諮問のとおり定めることが適当であると答申を受けましたので、ご報告いたします。  議案の概要につきましては次ページに添付させていただいておりますが、平成30年10月15日に開催されましたまちづくり環境委員会にて報告した内容のとおりでございます。後ほど、ご覧いただきたいと思います。  今後の予定でございますが、3月6日に東京都が用途地域の変更について告示する予定でございまして、それに伴い、大田区においても大田区決定の高度地区、防火地域及び準防火地域について告示する予定でございます。  引き続き、資料番号42番、公民連携による地域課題解決についてをご説明させていただきます。  この資料は、本日の総務財政委員会においてもご説明させていただいております。資料の目的にもございますが、空き店舗等の遊休資産は、まちづくり推進部が所管している空家対策との連携が欠かせないことから、当委員会でご報告させていただくものでございます。  空き店舗等の遊休資産を活用したリノベーションまちづくり事業や、まちづくり人材の育成などにより、地域のさらなる活性化や新たな賑わいの創出を目指すこととしてございます。  事業の概要としましては、区内の公共交通機関と連携し、駅を中心とした地域の持続的な発展に向けたまちづくりを推進するということで、平成31年度予算案としまして、企画経営部から1,000万円を計上させていただいているところでございます。 ◎近江 地域整備担当課長 私からは、まちづくり推進部資料番号第40番、池上地区まちづくりグランドデザイン(案)についてご報告いたします。資料としましては、40番のものは概要版になっております。40番の別紙としまして本編も配信しておりますので、あわせてご確認ください。  まず、40番の概要版の1ページ目をご覧ください。まず、こちらのグランドデザインの策定の背景と目的ですが、池上地区は池上本門寺の門前町として寺町情緒あふれるまちなみを形成している一方で、古くから発展してきた市街地は課題も多くありまして、時代の変化に応じた改善や課題の解決が求められております。  そういった中、平成27年に地域住民が主体となり、まちの魅力と機能を図っていくことを目的とした、池上地区まちづくり協議会が発足しまして、協議会では様々なまちづくりの検討を住民主体で行い、平成30年に池上地区まちづくりガイドラインとして取りまとめ、大田区に提案をいただきました。  大田区は、地域のまちづくりの機運の高まり等を契機としまして、より魅力的で、よりよいまちの形成に向けた指針としまして、当グランドデザインを策定いたしております。  対象地区は図のとおり、池上特別出張所管内全体を対象としてございます。  1ページ目の右側をご覧いただけますでしょうか。地区の現況と課題でございます。  (1)地区の土地利用としましては、本門寺や周辺の寺社仏閣群がある地域、あるいは駅周辺、商業・業務施設が中心とした地域、またそれ以外の落ちついたまちなみが広がる住居地域の三つに分かれている状況かと思います。  (2)地区の基盤では、道路・交通、公園・緑地・河川、公共施設の現況と課題を記載してございます。  (3)地区の環境では、歴史・文化、安全・防災、商業・観光について記載してございます。  これらの地区の現況と課題を踏まえまして、まちづくりの課題を枠内の四つのように整理いたしました。課題1としましては、歴史・文化・自然資源等を守り、活かす魅力あるまちづくりをということ、課題2としましては、さらなるまちの活性化、課題3としましては、安全・安心・快適に暮らし、訪れることができる環境の確保、課題4としましては、住民、事業者、行政等が一体になり、協働でまちづくりを推進することとしてございます。  続きまして、2ページ目、裏面になりますが、そちらをご覧ください。こちらでは、地区の現況課題や区の上位計画、そういったものを踏まえまして、地区の将来像というものを、歴史・文化・自然を大切にし、にぎわいあふれ、区民や来街者が快適に過ごせるまちとして設定してございます。  そして、この将来像の実現や課題解決のために、4で示すような取り組みを行っていくことにしています。  取り組みとしては、(1)歴史・文化・自然との共生に向けた取り組みということで、池上本門寺の魅力を生かした景観整備を進めたり、公園、緑地、整備・保全を図るとともに、その利活用を検討していくということ。  (2)のにぎわいの創出に向けた取り組みとしては、池上駅周辺の商店街のにぎわい創出、あるいは各観光資源だとか観光拠点間の回遊を高めたり、新たな観光資源等の創出をしながら、まちの活性化を図っていくこと。  (3)の安全で快適な暮らしの確保に向けた取り組みとしては、安全・安心で快適に利用できる都市基盤の施設の整備を進めたり、災害に強く、安心して暮らせる良好な住環境の整備を進めてまいること。  そして、最後の4番では、協働で進めるまちづくりということで、地域力を生かし、良好な環境と活力あふれるまちづくりを進め、まちづくりを進めるにあたりましては、地域住民の方、事業者の方、行政等が協働して、まちづくりを進めるということにしてございます。  これらのようなまちづくりを進め、課題の解決、将来像を実現するにあたっては、5に記載してありますように、地域住民、まちづくり協議会、事業者、大田区などがお互いに信頼し合い、協働、連携、合意形成を図りながら取り組んでいくことが必要と考えてございます。  また、主な課題の取り組みとして、図のところに示すように、主に取り組むべき課題としましては、駅前の都市計画道路、公園緑地の利活用などを進めてまいりたいと考えてございます。  池上地区まちづくりグランドデザインの概要についての報告は、簡単ではございますが以上です。  詳細につきましては、当概要版とあわせて、本編もご確認いただければと存じます。  なお、参考の箇所に記載してありますとおり、当グランドデザインの説明会を2月26日、火曜日、18時半から、池上特別出張所の3階の会議室にて行います。  今後、グランドデザインの方向性に基づきまして、池上地区のまちづくりを計画的に進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○深川 委員長 では、質疑について順番にやっていきたいと思います。  まず、資料39番、都市計画審議会。先ほど課長のほうからありましたように、以前この委員会で報告された内容ですので、都計審の決定というところの部分について質疑があればどうぞ。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 では、資料42番、公民連携。 ◆奈須 委員 すみません、これは誰が何をするのかが全然わからないのですけれども、もう少し具体的に、空き店舗があった場合に誰が何をすることで、何がどうにぎわっていいのかというのを教えていただけますか。 ◎山田 企画課長 ただいま奈須委員のほうからご質問があった点につきまして、お答えさせていただきます。  まず冒頭でございますが、本事業につきましては、先ほど都市計画課長からもございましたように、広くまちづくりにかかわることから、企画経営部がまちづくり推進部と連携しながら取り組むものでございます。本事業の予算スキームが企画課で計上しておりますので、本日当職のほうが臨時出席をさせていただいているものでございます。  その上でのご質問でございますが、まず、これ事業主体といいますか、区が行う事業でございます。区と連携する、現時点で考えておりますのが沿線の鉄道事業者でございますが、その連携を通して、連携先である鉄道事業者が行う事業に対して区が支援を行うというものでございます。 ◆奈須 委員 すみません、全然、空き店舗とあるので、そこから確認したいのですけれども、空き店舗の所有者は誰なのでしょうか。  それで、空き店舗の所有者がいるとして、大田区は誰に対して何をするのかというのが、大田区は多分お金を、ここに1,000万円と書いてあるから、この1,000万円というお金を大田区が誰かにあげたり、補助金を出したりするのかなと思うのですけれども、その相手先は誰なのかがよくわからなくて、今の説明の中では鉄道事業者という人が出てくるのですけれども、ここら辺の関係は、もうちょっと具体的に教えていただけますか。 ◎山田 企画課長 まず、空き店舗でございますが、様々な事情があるかと拝察をします。その中で鉄道事業者が、やはり沿線に対してはかなりノウハウ、情報をお持ちでございますので、その鉄道事業者は空き店舗それぞれの事情を把握して、様々事情があると思いますが、そちらのほうと所有者の方、いろいろいると思いますけれども、そちらの方と接触をしながら、まちづくりに資する話に進んでまいれば、そちらのほうに対しての事業を区が支援していくというものでございます。 ◆奈須 委員 これは、税金投入を決めるのは鉄道事業者なのですか、大田区なのですか。しかも、その税金投入というか補助金、何か改修費だか何か出すのですか。そこら辺がよくわからないのですけれども、それのときの要件だとか条件というのはあるのでしょうか。  それで、空き店舗は個人の資産だと思うのですけれども、個人の資産に対して大田区がお金を出すのか、この鉄道事業者がお金を出すのか、財産形成にもつながるような問題について、何が区民の効果でこういうことをやっていくのかというか、ちょっと全然わからない、説明されればされるほどわからないのですけれども。 ◎山田 企画課長 まず、区の事業でございますので公費ということになりますが、その投入の是非につきましては、現在予算案で挙げておりますので、区議会のほうでご審議を賜りたいと思ってございます。  また、個人の資産に対してということでございますが、こちらの今の説明の中にもございましたように、空き店舗などにつきましては、とかくまちの中においてはマイナスなイメージもついて回る部分もございますが、見方を変えれば、まちを活性化させていく貴重な資源ということも考えられます。そういった部分にフォーカスをして、事業者が取り組んでいく事業に対して区が事業補助をするというものでございますので、その内容によりまして、原則、現在考えておりますが連携していくということでございますので、50%ずつ、半分ということで考えているところでございます。 ◆奈須 委員 基準のこともお話しいただけなかったし、これはやっていくとどんどん長くなってしまうのであれなのですけれども、公平性だとかということもあるし、空き家だとか空き店舗って数はすごくたくさんあるのです。確かに老朽化したものだと200から300ぐらいって、特定空家というのはそうですけれども、そうなると、数ある空き家の中から、誰のどんな空き家に対して税金を投入していくのか、それによって誰がどういいのかといったら、隣に二つ空き店舗があった場合にどちらに投入するのかとか、それによってどう活性化するのかって。商店街のうちのほとんど8割が空き家とか空き店舗になっているところについて、じゃあそれはちょっとさびしいねということで全部に税金投入していくのかとか、何かちょっとよくわからないのですよ。  一方で、じゃあ大田区は、空き家や空き店舗がこれ以上もう増えないようにするかというと、そうではなくて、今後もさらに、どんどんいろいろな建築は、開発は進んでいきますから、開発しているものは、それはこの借りたい人には選ばれたりするかもしれませんけれども、そういう競争力のないところは、どんどん空き家や空き店舗が増えていくわけですよね。結果として、そういうところに財産投入というか資産というか、税金が投入されるのであればいいけれども、結構にぎわいとなると、駅前の一等地で、黙っていても借り手がつくようなところに税金投入されるのだと、これって全体的な空き家や空き店舗対策としてどうなのかなとか、何かわからないことだらけという、その感想だけ言っておきます。 ◆清水 委員 平成31年度大田区予算案概要のところに、魅力あるまちづくりで、公民連携による地域課題解決というところがあって、区内の地域交通を担う鉄道事業者と連携してというところで1,000万円と書いてあって、もう一つ、交通事業者連携事業で、大田区はこれまで、どんと来い!幕末・明治プロジェクト、生活名所池上線全線祭り、おおたスイーツキャンペーンを行いましたと。こういうのに応援するというところで700万円と二つあるのですけれども、このご説明だと、この事業概要の68ページの事業者と連携したまちづくり1,000万円ということで、そのおおたスイーツキャンペーンとかの応援の700万円とは別ということでよろしいのですか。 ◎山田 企画課長 はい、そのとおりでございます。 ◆清水 委員 ということになると、交通事業者との公民連携の総予算は1,815万5,000円ということでよろしいのですか。 ◎山田 企画課長 ここについて載せてありますのは主な予算の事業ということでございますので、現時点ではそういった予算プレスの中では捉えることはできますが、今後連携の中で、今の額が全てということでは考えてございません。 ◆清水 委員 東急が池上線全線祭りをやったときに大変にぎやかで、お客さんも多くて、それを相乗効果として近くの商店街を応援するというのは700万円ですから、これには、この1,000万円は該当しないということでよろしいのですね。 ◎山田 企画課長 事業としては別になってございます。 ◆清水 委員 ということは、商店街の支援が700万円で、個店の空き店舗に連携したまちづくりが1,000万円ということで、この個店のほうの具体的な施策はこれからということでよろしいのですか。 ◎山田 企画課長 個店のほうにつきましては、所管のほうが商店ということで産業のほうになりますので、ちょっと当職のほうからは発言のほうは差し控えさせていただきたいと思います。 ◆清水 委員 先ほど委員からあったみたいに、空き店舗の遊休利用ということは、個店とは考えないのですか。 ◎山田 企画課長 現在、商い、商売をされているお店が個店という考え方もできますし、空き店舗というのは、実際にはそこが店舗として使われていないということもございますので、そちらのほうはしっかり分けながら、連携して進めてまいりたいと考えてございます。 ◆清水 委員 具体的な、先ほどから具体的具体的というお話がありましたけれども、交通機関と連携して、駅を中心とした空き店舗に何をするかということは、今ここでは具体的にはご説明できないということでよろしいのですか。 ◎山田 企画課長 ここで全ては、やはり今、予算案の審議をこれから受ける話でございますので、それを受けた後の話として仮定でお話をさせていただきますと、区と連携をする鉄道事業者のほうが、やはり沿線の情報、ノウハウ、まちづくり、いろいろたくさん情報を持ってございますので、そちらのほうの事業者の、いわゆる公民連携の肝の部分でございますお互いの強みを生かしてというところで、交通事業者のほうからの情報をいただきながら、区として適宜判断をして進めてまいりたいと考えてございます。 ◆大森 委員 公共交通機関と連携し、駅を中心とした地域となっているのですけれども、この駅を中心とした地域というのは、どこら辺の範囲をこれは言っているのですか。 ◎山田 企画課長 鉄道事業者、区内に多数駅を持ってございますので、それぞれの駅とはなるのですけれども、例えばの話ですけれども、現在進んでおります東急池上線の池上の駅舎の改築、あそこにつきましては、区の池上図書館が上層階に、直上に入るということにもなってございます。そういった、いわゆる地域のターミナル、コアとなる部分に公共施設を置くことによりまして、いわゆるこの事業の趣旨でございます地域の活性化、にぎわいを面的に進めていくという趣旨でございますので、個別具体なエリアというのは、今後いろいろ出てくるかと思ってございます。 ○深川 委員長 よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 続いて、資料40番、池上のまちづくりグランドデザイン(案)について。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 それでは、以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  次に、次回の委員会日程ですが、2月25日、月曜日、午前10時から開会いたします。  以上で、まちづくり環境委員会を閉会いたします。                午後 1時18分閉会...