大田区議会 > 2018-04-13 >
平成30年 4月  地域産業委員会−04月13日-01号

ツイート シェア
  1. 大田区議会 2018-04-13
    平成30年 4月  地域産業委員会−04月13日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年 4月  地域産業委員会−04月13日-01号平成30年 4月  地域産業委員会 平成30年4月13日                午前10時03分開会 ○松本 委員長 ただいまから、地域産業委員会を開会いたします。  継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎近藤 地域力推進課長 私からは、資料番号27番、平成30年度地域力推進部管理職名簿についてご報告をさせていただきます。  4月1日付の人事異動に伴い、今年度はご覧のメンバーで取り組んでまいります。常時出席者でございますが、地域力推進部長地域力推進課長、特別出張所の幹事所長1名の3名でございます。 ◎武藤 区民協働担当課長 私からは、資料番号28番、平成30年度地域力応援基金助成についてご報告申し上げます。  区民の方、事業者の皆様から寄附金を積み立てた地域力応援基金でございますが、こちらのほう、福祉、環境、まちづくりなど、区民を対象として公益性が認められ、区民参加により広く社会貢献につながる非営利事業に対して助成金を交付するものでございます。今年度、平成30年度に実施する事業の報告でございます。  まず初めに、スタートアップ助成、こちらのほうは平成29年度に実施していた事業の継続分でございます。7事業ございまして合計で154万円、こちらのほうは設立後間もない団体、大体5年以内の団体に対して助成をするものでございます。  次に、ステップアップ助成でございますが、新規として8事業、こちらのほうは昨年度、平成29年の12月の地域産業委員会にご報告をさせていただきましたが、8事業、856万円。また、平成29年度実施の事業、継続事業3事業、433万円につきまして、今年度実施をいたします。こちらのほうは、設立からおおむね3年以上の団体で、すでに行われている地域課題の解決のため、取り組みを発展させる事業に対して助成するものでございます。  ジャンプアップ助成でございますが、こちらは平成29年度に引き続きまして、1事業、140万円でございます。区から提示しましたテーマ、六郷地域中高生コミュニティ事業に対して助成をするものでございます。  合計といたしましては19事業、1,583万円でございます。実施団体、また交付決定額、事業名につきましては別紙でつけさせていただきましたので、後ほどご覧いただければと思います。  2番目、平成30年度実施スタートアップ助成事業の募集についてでございます。事業内容については、前年度と変更はございません。  助成期間でございますが、平成30年4月1日から平成31年2月28日の間に実施する事業でございます。  募集の期間でございますが、4月16日、月曜日から、27日、金曜日まででございます。  区民に対しての説明会ですが、4月16日、月曜日、午後6時半から本庁舎の2階の会議室で実施をする予定でございます。  募集に関しては4月1日号の区報、またホームページで周知をさせていただいております。
    ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 私からは、資料番号29番の蒲田西特別出張所一時移転等に関する説明会の開催についてご報告させていただきます。  蒲田西特別出張所は、平成29年11月15日の本委員会で報告させていただきました蒲田西特別出張所改築計画に基づき、大田都税事務所1階へ一時移転いたします。このたび移転のスケジュールがまとまりましたので、蒲田西特別出張所改築計画を含む一時移転等に関する住民説明会を開催いたします。  第1回は5月10日、木曜日、午後6時半から、第2回目は5月12日、土曜日、午前10時から、ともに蒲田西特別出張所3階にあります会議室で開催いたします。なお、一時移転先での業務開始日は平成30年7月30日、月曜日を予定しております。  続きまして、資料番号30番の旧大田区民センター音楽ホールグランドピアノの寄贈についてご報告させていただきます。  平成30年3月31日に閉館しました旧大田区民センター音楽ホールにありますグランドピアノ2台について、ミャンマー連邦共和国国立交響楽団に寄贈いたします。寄贈の経緯といたしましては、区で当該ピアノの活用方法を検討していたところ、ミャンマー国立交響楽団から区へ受贈の申し出があり、これに応える形としたものです。  当該グランドピアノは2台ともコンサート用であり、学校に設置しているグランドピアノよりも大きく、また1台は昭和45年製と老朽化しております。このため、旧大田区民センターを閉館した後、区施設等において有効活用することが難しく、受贈の申し出を受け入れ、当該グランドピアノ2台をミャンマー国立交響楽団へ寄贈することにいたしました。  大田区で長年親しまれたグランドピアノを厳しい経済状況にあるミャンマー連邦共和国音楽教育活動に役立てることで、国際都市おおたを推進するとともに、ミャンマー連邦共和国の文化振興及び音楽水準の向上に寄与することを目的としております。  寄贈するのは、ヤマハ平成2年製のフルコンサートグランドピアノ1台、ヤマハ昭和45年製のセミコンサートグランドピアノ1台、その他椅子などの附属品でございます。  寄贈先は、ミャンマー連邦共和国情報省に属します、ミャンマー国立交響楽団、設置場所はミャンマー国営放送局ヤンゴン支局内にあります、ミャンマー国立交響楽団練習ホールです。  寄贈に係る費用については、旧大田区民センター音楽ホールからの搬出費用、設置場所までの輸送料、関税に関する費用等、全て受贈申出者側で負担することとなり、区の負担は一切ございません。 ◎吉川 観光課長 私からは、資料50番、平成30年度観光・国際都市部管理職名簿をご報告させていただきます。私ども、この16名の体制で30年度行わせていただこうと思っております。よろしくお願いいたします。  なお、本委員会の常時出席は、観光・国際都市部長、国際都市・多文化共生推進課長と私、観光課長で行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎布施 文化振興課長 私からは、6点まとめてご報告させていただきます。なお、本日机上配付資料といたしまして、大田区文化振興のためのアンケート調査報告書の本編と概要版及び大田区文化振興協会情報誌と各種催しのチラシを配付させていただいております。  それでは、まず初めに、大田区文化振興のためのアンケート調査報告について報告させていただきます。観光・国際都市部資料51番をご覧願います。  調査の目的は、今年度予定している「大田区文化振興プラン」の改定に際して、区民並びに区内で活動する団体に対してアンケート調査を行い、文化施策や施設のニーズを把握し、より充実したプランを作成するため実施させていただきました。  調査の方法は、平成29年12月20日から平成30年1月16日の間で、区民、団体向けにそれぞれ郵送により実施させていただきました。回収率は、区民が38.8%、団体が77%でございます。  アンケートの主な結果につきましては、資料の3に記載のとおりでございますが、区民向け調査では、「文化・芸術に関心がある」と回答した方は86%でした。また、過去1年間で文化・芸術を鑑賞したかったができなかったと答えた方の理由としては、「時間がなかった」、「情報を知る機会がなかった」、「催しの時間帯に合わなかった」が挙げられました。施設の認知度調査においては、特に記念館の認知度が低い結果となっております。  団体向け調査では、区民や地域に向けた活動をしている団体が74%でした。また、団体が今後やってみたい活動として、「大田区文化祭などの文化・芸術事業への参加」、「高齢者・障害者福祉施設内で実施する事業への協力」が多く挙げられていました。そのほか、それぞれ記載のとおりのご意見がございました。  文化振興プランの改訂に向けての今後のスケジュールでございますが、資料の4に記載のとおり、5月、7月、9月に大田区文化振興推進協議会を行い、12月にパブリックコメントを実施し、来年1月に再度協議会を行い、3月に文化振興プランを改訂させていただく予定でございます。  次に、資料52番、公益財団法人大田文化振興協会、副理事長の就任についてでございます。  平成30年3月29日に開催された、公益財団法人大田文化振興協会の理事会において、新役員といたしまして副理事長に津村正純氏が選任されました。任期は4月1日から平成31年5月31日まででございます。  次に、資料53番、おおたの文化フェアin GRANDUOの実施報告についてでございます。  平成30年2月28日から3月13日まで、グランデュオ蒲田において実施いたしました。2月28日から3月6日までは伝統工芸士による工芸品の制作実演、3月7日から13日までは区内文化施設の紹介を行いました。また、3月10日、11日は伝統工芸士によるワークショップを行い、そのほか伝統工芸品の展示、人間国宝、本阿彌光洲氏のパネル展示等も実施いたしました。  来場者は、約3万人でございます。  本事業の総括といたしましては、JR東日本商業開発株式会社による会場提供等のご協力のもと、来場者には大田区の伝統工芸を中心とした文化を身近に感じていただき、前半の伝統工芸士による工芸品の制作実演では、今年度認定させていただきました伝統工芸士の方を含め18名の工芸士の方にご協力をいただき、ふだん触れる機会の少ない伝統工芸のすばらしさをPRさせていただきました。  また、今年度新たに子ども向けに伝統工芸士によるワークショップを2日間実施し、幅広い世代に伝統工芸を体験できる機会を提供し、各日約200名の子どもたちが参加し、大変好評でございました。そのほか、記載のとおりでございます。  なお、裏面には事業の一部を写真で紹介させていただいております。  次に、資料54番、「おおた和の祭典」実施報告についてでございます。  平成30年3月21日に大田区民プラザで実施いたしました。来場者数は、約3,000人でございます。資料4に記載のとおり、区内7団体の協力のもと、子どもたちによる長唄三味線・日本舞踊、人間国宝・米川文子先生のことの調べなどの鑑賞、華道展示、また茶道、書道、邦楽などの体験ワークショップなどを実施させていただきました。  本事業の総括といたしましては、多様な日本の伝統文化、芸能に親しむことを目的に実施し、特に次世代を担う子どもたちへの日本文化の継承や外国人へ日本の魅力を伝える機会となるよう実施させていただきました。当日はあいにくの雪混じりの天気ではございましたが、外国人参加者を含め多くの方にご来場をいただきました。資料の8にはアンケートの集計結果を載せさせていただきました。  次に、資料55番、「洗足池 春宵の響」の開催についてでございます。  第24回目となります本年は、5月16日、水曜日、午後6時30分から8時まで、洗足池の「池月橋」で実施させていただく予定でございます。なお、雨天時は同日の午後7時から8時30分まで区立大森第六中学校の体育館で実施させていただく予定でございます。  出演者は、笛の福原徹様、ほか謡の小早川様、囃子の福原様、ピアノの中川様など記載させていただいております皆様にご出演いただく予定でございます。  近年、外国人を含む多くの方々にご来場いただいておりますが、本年も日本の伝統芸能の魅力を体験いただきたいと考えております。また、本年は江戸無血開城後150年という節目の年であり、勝海舟の残した詩に曲をつけて演奏するなど、(仮称)勝海舟記念館の開館に向けた気運醸成を図りたいと考えております。  なお、東京2020参画プログラムの公認事業として位置づけて実施させていただく予定でございます。  最後になりますが、資料56番、大田区平和都市宣言記念式典「花火の祭典」の開催についてでございます。  本年も、例年どおり8月15日に実施させていただきます。内容は、アトラクション、平和記念式典、花火の打ち上げでございます。  協賛金の募集につきましては、5月11日号の区報で広報させていただきます。なお、昨年度協賛いただきました方には、5月上旬にお知らせを送付させていただく予定でございます。 ◎五ノ井 観光・国際都市部副参事〔文化施設担当〕 私からは、4点ご報告をさせていただきます。  まず資料番号57番、(仮称)勝海舟記念館展示制作業務委託プロポーザル選定結果についてをご説明いたします。当選定は、記念館内部の展示制作業務を受託する事業者について、公募型プロポーザル方式により選定をしたものでございます。  まず、1番目、応募事業者数は1事業者でございました。  2番目、選定のスケジュールでございますが、本年1月26日から2月13日まで公募を行いまして、3月1日に選定委員会を開催し、受託候補事業者を3月8日に決定をいたしました。  3番目の選定方法でございますが、選定委員会におきまして、第1次審査及び第2次審査を実施し、それぞれの配点が基準点を満たしたため、受託候補者として選定いたしました。  4番目の選定理由としましては、同事業者は文化財建造物を活用した展示制作の実績を十分に有していることや、展示についての最新の技術を用いて、魅力的にわかりやすい展示が期待できるなど本整備事業の基本方針に沿った展示制作が期待できるため、選定をいたしました。  次ページに行きまして、5番目、受託候補事業者は、株式会社トータルメディア開発研究所でございます。  6番目、業務委託契約期間は、契約締結日から平成31年7月31日までとなっております。  続きまして、資料番号58番、(仮称)勝海舟記念館(旧清明文庫)に係る資料の購入についてでございます。  まず、1番目、資料の内容でございます。こちら書簡類につきましては160点、その他文書類が42点でございます。書簡類の中では、江戸無血開城に海舟とともに尽力した大久保一翁などがございます。その他文書類では、嘉永6年、1853年のペリー来航の際に海舟が幕府に提出した2通の上書をおさめた自筆草案などがございます。  2番目、購入金額は932万円で、3番目の資料収集評価委員会でございますが、3月22日に開催をいたしまして、学識経験者などの委員から資料収集に係る妥当性や評価額について審議し、契約に至りました。  次に、資料番号59番、馬池洗(まいせん)散歩「もっと知りたい勝海舟〜馬池洗で海舟に出会う〜」の実施報告についてでございます。  1番目、日時は平成30年3月24日、土曜日の午後1時から4時まで行いました。  2番目の当日のスケジュールでございますが、洗足池のボートハウス前に集合していただき、勝海舟夫妻の墓所、旧清明文庫など洗足池周辺を回った後に池上本門寺、馬込桜並木と行き、最後に郷土博物館を訪れるルートでございました。  3番目、内容としましては、馬池洗の魅力を、勝海舟をキーワードに体感していただくこと。各特別出張所の地域情報紙編集担当の方にご参加をいただきまして、見て、楽しんだ「馬池洗(まいせん)」や海舟の魅力を情報紙に掲載していただき、開館に向けた気運醸成を図ることが目的でございます。  4番目、総括としましては、当日は好天に恵まれ、16特別出張所、計29名の方にご参加をいただきました。参加者のアンケートでは、「本整備事業に期待をすること」で、「開館が楽しみである」というご意見を多数いただいております。また、他地区での編集委員の方が一同に集まる場がなかったので有意義であったというご意見もいただいているところでございます。  最後に、資料番号60番、郷土博物館等で開催している勝海舟の展示についてご説明させていただきます。  (仮称)勝海舟記念館の開館に向けまして気運醸成を図るため、郷土博物館及び山王草堂記念館におきまして、勝海舟に関する展示を実施しております。  まず、1番目、郷土博物館でございます。3階の第2展示室での展示に加えまして、1階ロビーでの展示を行っております。1階での展示では、勝海舟と西郷隆盛の繋がり等を展示しております。ちなみに1階での展示は5月20日までの予定でございます。  2番目、山王草堂記念館におきましては、「蘇峰と海舟コーナー」と題しまして、蘇峰の代表作でございます「近世日本国民史」の第68巻の原稿より蘇峰の海舟・西郷への思いをつづったものや、勝海舟の書簡を展示しております。こちらは、31年度までの予定でございます。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 私からは、観光・国際都市部資料61番、大田区スポーツ推進計画(改訂版)(案)に対する大田区区民意見公募手続きパブリックコメント)の実施結果等についてご報告させていただきます。まず、2月の委員会にて報告させていただきました計画案につきまして、パブリックコメントの実施結果を報告させていただきます。資料の1をご覧ください。  平成30年3月2日から16日までの2週間、実施をさせていただきまして、いただいた意見は11名、26件でございました。  意見の内訳としましては、スポーツ施設への提案が11件と一番多く、いずれも施設の区内への均等配置であるとか、多目的利用に関する意見でございました。次に多くいただいた意見としましては、スポーツを推進する体制の強化としまして8件、いずれも指導者育成の必要性についての意見でございました。その他、事業や検討体制、みるスポーツへの提案などとなっております。  内訳の6で本文への追加希望が1件ございました。具体的には、計画の14ページで、スポーツ健康都市宣言に関する説明を載せてございます。計画案では、宣言に沿った事業として、「区民スポーツ祭り」、それから「OTAウォーキング」の2事業を挙げてございましたが、毎年7月に実施してございます「スポーツ健康フェスタ」も記載すべきとの意見でございます。「スポーツ健康フェスタ」もスポーツ健康都市宣言記念事業として実施していることから、ご意見のとおり本文に反映をさせていただきました。  計画への意見反映はこの1件で、そのほかいただいた意見と、それに対する区の見解は、次ページに整理をさせていただいております。いずれも計画の第4章、施策の方向性で言及しているものでございますので、計画案の修正は行っておりませんが、今後検討の際に十分に参考にさせていただきたいと考えております。また、パブリックコメントの結果については区のホームページに公表をさせていただきます。  以上、パブリックコメントの実施を経まして、大田区スポーツ推進計画(改定版)を別添のとおり策定をさせていただきました。  なお、机上に本日配付をさせていただきました計画の中で表紙をめくっていただきますと、そこに正誤表を入れさせていただきました。計画の6ページと11ページで、いずれも印刷の段階でうまくちょっと印字がされず、四角という表示になっていることが判明しました。現在、印刷会社に原因究明をさせておりまして、解決次第、今月中をめどに刷り直しをさせるということで進めております。後日となりますが、修正後の計画が刷り上がりましたら、速やかに配付させていただきます。大変申しわけございません。  なお、タブレットにアップしました電子データにつきましては、修正はございません。  資料の1枚目にお戻りいただきまして、恐縮ですが、2番をご覧いただきますと、計画の内容としまして、計画期間は平成30年度からの5年間、閲覧等については記載のとおりとしてございます。 ◎小澤 産業振興課長 私からは、産業経済部資料39番、平成30年度産業経済部管理職名簿についてご報告をさせていただきます。4月1日付の人事異動に伴い、今年度は下記ご覧のとおりのメンバーで取り組んでまいります。なお、常時出席者でございますけれども、産業経済部長、そして私、産業振興課長の2名でございます。よろしくお願いを申し上げます。 ◎石川 工業振興担当課長 私からは、資料番号40番、地域未来投資促進法に基づく「東京都大田区基本計画」の国の同意についてご報告を申し上げます。  資料のほうで1、経緯とあります。地域未来投資促進法ですが、企業立地促進法の一部を改正する法律として、平成29年7月に施行されたものでございます。このたび、大田区と東京都は、同法に基づきまして、地域の特性を活用した事業の産み出す経済的波及効果に着目いたしまして、「東京都大田区基本計画」を策定しました。30年3月28日付で国から同意を得たところでございます。  資料2に基本計画のポイントを簡単にまとめてございます。こちらの計画では、地域の特性及びその活用戦略といたしまして、大田区の機械・金属加工関連産業の集積と羽田空港及びその周辺跡地のインフラという地域特性を活用し、成長ものづくり分野クールジャパン発信機能関連産業分野において、高い経済的波及効果をもたらすよう、事業の承認要件に盛り込んでおります。  これによりまして、地域外との取引で獲得した需要が、本区域に所在する事業間での取引を通じて地域内に波及し、好循環を生む状況を目指してまいります。  3の計画同意による効果でございます。今後、事業者が策定する事業計画を東京都が承認いたしますと、専門家による助言や設備投資に対する減税などをはじめ、国による各種の支援措置が受けられるようになるものでございます。なお、こちらの計画期間は平成34年度末日までとなっております。計画の概要につきましては、次のページに別紙をおつけしておりますので、後ほどご参考ください。 ◎臼井 産業交流担当課長 私からは、資料番号41番、42番、2点についてご報告をさせていただきます。  初めに、資料番号41番、こちらをご覧ください。大田区地方創生加速化交付金関連事業の実施についてご報告いたします。  1番、概要のところをご覧ください。急激な産業構造の変化に対して、区内の産業集積を維持するとともに、ネットワークを強化して提案型企業への転換を促進することにより、大田のものづくりを象徴する新たな産業の創造への取り組みを実現するために、これからご説明する二つの事業を実施いたしました。なお、この二つの事業は、平成28年度から実施しておりまして、本日は29年度の成果を中心にご報告をさせていただきます。  2番、IoTを活用した仲間まわしによる中小企業の生産性向上プロジェクト、こちらをご覧ください。そして(3)の成果、こちらをご説明させていただきます。  まず、@、コンソーシアムの構築。コンソーシアムとは、後ほど説明する二つのイノベーションを地域の企業の皆さんが自主的に運営する共同運営の主体、こちらをコンソーシアムと呼んでおりまして、こちら、コンソーシアムを構築する、支援をする業務になっております。  内容につきましては、試行運用に先立ち、ビジョン、ミッション、コンセプト、機能、ビジネスモデル(案)等を明らかにして、法人化を視野に入れた自主運営に必要な検討を行いました。  A、プロダクト・イノベーション、こちらは一つ一つの企業、企業の変革を促すための支援をプロダクト・イノベーションと呼んでおります。内容につきましては、提案型企業の行動パターンを分析し、最終製品や新規事業を創出できる企業への変革方法を資料化し、これらの情報を大田区へ適用する実現手段(案)を検討いたしました。  続きまして、B、プロセス・イノベーション。こちらは、IoT、ITを使いまして、効率的に仲間まわしをする、こちらの支援のことを指しております。内容につきましては、新たなプロジェクト型の仲間まわしでQCDを重視する管理手法、それを実現するIT−IoTの仕組みを明確化し、IT機器を導入して実際に実証実験を行いました。それによって進捗管理に効果があることが確認できました。イメージ図は下のところに示しておりますのでご覧ください。  続いて、2ページ目をご覧ください。3番、大田区プロトタイプセンター機能の実証プロジェクトでございます。こちらにつきましても、3番の成果をご報告させていただきます。  まず、@、大学のニーズと区内企業の技術シーズのマッチングによる新たな実験機器の試作開発。こちらは東工大のほうにご協力をいただきまして、大学内の試作品開発のニーズ、こちらを区内企業の力をかりて実際に試作品をつくるとともに、共同開発の必要な共同研究契約のひな型を整備いたしました。  A、区内企業と大学の協働によるものづくり。先ほどの説明と内容が一部重複しますけれども、東工大のほうにいろいろご協力をいただきまして、学生の参画も得ながら新たなニーズから新しいものをつくるためのデモを実施いたしました。  B、ものづくりによる地域課題の解決。こちらは、区民の方も一部ご協力をいただきまして、アイデアを出していただいたものを形にするといったようなワークショップを開催させていただきました。  そして、4番の効果検証をご覧ください。こちら、二つの事業は国からの交付金をいただいている関係で、検証委員会というものを開催しております。29年度の検証委員会につきましては、平成30年3月27日に開催をさせていただきました。その場で委員の方から出されました意見を総括いたしまして、(2)のところに記載しております。  今年度、複数の実証実験を進められたことについては評価に値する。今後、「IoTによる仲間まわし」とプロトタイプセンターの取り組みを一体化することで、より実効性のあるものになることが期待される。実現にあたっては、大手企業、大学などのニーズと、区内企業の持つシーズをマッチングさせる人材の確保が重要と考えると、このような意見をいただいたところでございます。  そして、5番をご覧ください。これらの評価やいただいた意見をもとに、30年度も引き続き事業のほうを継続させていただきます。  (1)番にありますとおり、IoTを活用した仲間まわしによる中小企業の生産性向上プロジェクト、こちらのほうを昨年度に引き続き、30年度も実施をさせていただきます。そしてプロトタイプセンターの業務につきましては、過去2年間の成果を踏まえまして、このIoTの事業の中でプロトタイプセンターの機能についてもあわせて検討をしていく、このように実施をしたいと考えております。  そして最後、その他として、このIoTを活用した事業のほうにつきましては、30年度につきましても、国からの交付金を受けることが決まっておりまして、特定財源の確保に努めたところでございます。 ◎臼井 連携推進担当課長 42番のほう、連携推進担当課長として説明をさせていただきます。資料のほうをご覧ください。  こちらは、2月15日の常任委員会でも途中経過報告をさせていただきました、車いすプロジェクトに関するご報告となっております。  1番の29年度開発製品のところをご覧ください。写真と言葉で29年度の成果のほうをご報告させていただきたいと思っております。  29年度の完成品としては、車いすバスケットボール用の車いすを、松永製作所という車いすメーカーとともに、区内の企業の10社、こちらが協力して、このような写真のような車いすのほうを完成いたしました。そして、区内企業が具体的にかかわった部分として、29年度開発内容といったところの文字の下にある写真、二つ掲げておりますけれども、このような部品、パーツのほうを、区内企業が中心となって開発いたしました。  具体的に言いますと、クランプと呼ばれる部分、パーツとパーツをつなぎ合わせる部分、金具でございます。そしてキャスター、小さなタイヤがついているところでございます。このあたりクランプについては、強さを求める選手がいらっしゃるということで、それに対応できるような開発、キャスターにつきましては、軽量化を求める要望ございましたので、これを実現したと。また、一部フレームにつきましても、一部ではございますけれども、加工等の技術を使いまして軽量化を実現いたしました。  クランプにつきましては、その強さを求める選手が5名いらっしゃったということで、協力いただいた5名の選手に試乗していただいたところ、4名の方から評価をいただいたと。キャスターにつきましては、10台を用意して10名の選手に試乗していただいたところ、7名の方から使いやすいという評価をいただいたところでございます。  また、今後の予定でございますけれども、これまで車いすの販売をしていた松永製作所、こちらが今回つくったものをベースに、「made in Ota Tokyo Model」こういった形で販売をしたいと、このようなことが、今検討が進められているところでございます。ロゴマークもつけて、大田の魅力を具体的に発信していくということで、製品化、販売時期等についてはまだですけれども、また、このあたり確定いたしましたらご報告をさせていただきます。  そして、これらの製品をより多くの方に経過を含めて知っていただくために、2番のところで記載いたしましたお披露目会を3月31日に行いました。このときは選手に実際に使用していただくとともに、制作にかかわった区内企業の方等にも参加をしていただいて、ボールをパスしてシュートするというデモンストレーションを行いまして、来場された皆さんにものづくりの点でもアピールをする、こういったことができたと感じております。 ◎丸山 環境計画課長 環境清掃部からの所管事務報告は8件ございます。なお、机上に黄色のパンフレット、はねぴょん省エネハンドブックを配付させていただいております。  私からは、資料番号31番から33番まで、3件のご報告をさせていただきます。
     まず、資料番号31番、平成30年度環境清掃部管理職名簿をご覧ください。新年度の環境清掃部の組織体制でございます。今年度はご覧のとおり、環境清掃部長を含む4名の新任管理職を含みます、9名の管理職で環境保全事業及び清掃事業を推進してまいります。何とぞよろしくお願い申し上げます。  次に、資料番号32番でございます。地球温暖化防止講演会「教えて、依田さん!未来の地球はどうなるの?」の開催についてでございます。こちらのほうは、6月の環境月間に開催します地球温暖化防止講演会となります。本事業は、平成28年度から地球温暖化防止に関する気運の醸成と取組の推進を目的に開催しておりまして、今年度で3回目ということになります。  1の日時でございます、平成30年6月16日、土曜日、午前10時半から12時までの時間でございます。  会場としましては、東京工科大学・日本工学院専門学校、3号館の大講義室でございます。  講師でございますが、お天気キャスターの依田司氏にご講演をいただくこととしております。依田氏につきましては大田区のご出身ということでございまして、テレビ朝日の平日の朝、また土曜日の夜のお天気コーナーを長年担当しておりまして、区民の皆様にもなじみが深いことから、講師のほうをお願いさせていただきました。  4番の対象でございますが、区内在住、在勤、在学の方でございます。定員は300名でございます。  内容につきましては、講演時間90分のうち、1から3の項目についてご講演いただきます。  応募方法につきましては、はがきまたは電子申請でございます。締切は6月1日でございます。  周知方法につきましては、区報5月11日号、統合ポスター(5月号)、区ホームページほかで行っております。  続きまして、資料番号33番でございます。大田区役所エコオフィス推進プラン(第5次)策定支援業務委託事業者の選定結果についてでございます。  本件は、2月の地域産業委員会でご報告いたしました、大田区役所エコオフィス推進プラン(第5次)策定支援業務委託の事業者選定結果についてでございます。本プランについては、地球温暖化対策推進法によりまして、策定が義務づけられております区の業務から発生する温室効果ガスの排出削減に関する計画でございまして。今回、本プランを1年前倒しで策定することといたしまして、策定支援業者の選定をさせていただきました。  前倒しの理由でございますけれども、現プランは第4次のプランでございますが、平成27年度から31年度までの5年間を計画期間としております。4次計画は、国の旧計画に即して策定しているために、削減目標は国の現在の基準を下回っているため改定が必要であることと、また区の取り組みを一層強固に推進するために、1年前倒しで第5次の計画を策定することといたしました。  資料の2番目の選定経過でございます。2月15日、木曜日に募集要項を公表しまして、2月15日から3月7日まで募集をいたしました。その結果、参加申し込みは6事業者からご応募いただきました。第1次審査にて4事業者に絞り込みまして、3月28日に第2次最終審査を実施いたしました。  3の選定の基準でございます。こちらのほうは、まず要件審査としまして、計画策定実績のあることと、その次に第1次の評価項目としましては、実施方法、調査・分析能力などでございまして、2次審査につきましてはプレゼンを行っております。  その結果、アセス株式会社東京事務所を選定いたしました。  選定の理由でございますが、いずれの事業者からもなかなかよいご提案をいただきましたけれども、特に豊富な地方公共団体実行計画の策定実績、また、おおた未来プランや区の環境基本計画を読み込んで、区の現状や課題、特性を踏まえた提案内容が評価されまして、こちらのアセス株式会社を契約候補事業者として選定をいたしました。  続きまして、机上に配付させていただきましたパンフレット、はねぴょんの省エネハンドブックのご説明をさせていただきます。  こちらのハンドブックは、今年3月に作成いたしました。区では、昨年3月に大田区環境基本計画(後期)を策定しまして、新たな温室効果ガス排出削減目標を定めました。この目標を達成するためには、区民の皆様の日々の省エネ行動の積み重ねが不可欠でございまして、本パンフレットは区のイベント等で配布することによりまして、区民の皆様のライフスタイルを省エネ型行動様式へ転換を促していくことを目的とさせていただいております。作成部数は2,000部でございます。また、ホームページでも公開をしております。 ◎菅野 環境清掃部副参事〔施設調整担当〕 私からは、資料34番の(仮称)大田区災害廃棄物処理計画策定支援業務委託事業者の選定結果についてご報告申し上げます。  本件につきましては、2月15日の本委員会で委託について報告いたしましたが、その選定結果についてまとまりましたので、報告するものでございます。  目的としましては、大規模災害時に発生が見込まれる災害廃棄物(がれき、ごみ、し尿等)等の適切な処理、再利用などについての対応を定める「(仮称)大田区災害廃棄物処理計画」の策定を委託する事業者を選定したものでございます。  選定の経過でございます。公募期間は、平成30年2月16日から3月6日までといたしました。(3)の選定委員会を平成30年3月29日に開催をしたところでございます。  3としまして、参加申し込みは5社ございました。  4の審査内容でございます。(1)要件審査とともに、(2)評価項目としまして、書類審査と第2次審査としてプレゼンテーション、ヒアリングを実施いたしました。  その結果、5、選定結果でございます。事業者名は、パシフィックコンサルタンツ株式会社を選定したところでございます。  6、選定理由でございます。多くの自治体の災害廃棄物処理計画の策定経験があるというところでございますが、特に大田区、東京都における清掃事業の特殊性、収集は大田区が行っている、中間処理は清掃一部事務組合で行っている、最終処分は東京都が行っている、こういう特殊性を特に認識しているということと、大田区の土地の利用性、利用の多様性ですね、住宅地区、商業地区、工業地区等を踏まえた計画の策定を行うというところを高く評価をしたところでございます。  なお、この委員会報告後に契約をする運びとなってございます。 ◎長谷川 環境対策課長 私からは、環境清掃部資料35番から38番の4件についてご報告申し上げます。  まず、資料番号35番でございます。喫煙等防止巡回パトロール地区の拡大についてということで、まず目的でございますが、記載してありますように、蒲田駅・京急蒲田駅周辺の喫煙マナーのさらなる向上を図り、吸殻のポイ捨てや歩行喫煙のない清潔で美しいまちづくりを目指してまいります。  また、東京2020オリンピック・パラリンピックを控え、羽田空港の玄関口である蒲田駅や京急蒲田駅周辺を最重要地区として環境美化を更に推進してまいります。  実施内容でございます。まず、現状でございますが、昨年6月から業務委託により蒲田駅の路上喫煙禁止地区において、平日週5日、正午から午後9時まで巡回指導員によるパトロールを実施しているところでございましたが、今回、業務委託によって、巡回パトロール地区を蒲田駅・京急蒲田駅周辺の商店街、飲食店街を中心に拡大いたしまして、年末年始を除く359日、土日・祝日もということでございますが、正午から午後9時までの実施にしていくものでございます。  重点地区につきましては、3の図にお示ししたとおりでございます。  続きまして、資料番号36番、春の大田区クリーンキャンペーンの実施についてご報告申し上げます。  まず、概要でございます。区と地域、事業者等が協力し、区内各駅で放置自転車の防止と喫煙マナーの向上を図る啓発活動を実施するものでございます。放置自転車のない安全で美しいまちと、ポイ捨て・歩きたばこのない清潔で快適な地球環境を目指してまいります。  なお、平成28年度からこの事業、都市基盤整備部と環境清掃部でそれぞれ実施していたものを統合して実施しているものでございます。  キャンペーン期間でございますが、5月16日から24日まで。実施方法は、各駅前について、のぼり旗や横断幕等を設置し、放置自転車防止と喫煙マナー啓発用ティッシュの配布等を行って、安全で清潔なまちづくりについて呼びかけてまいります。  キャンペーンの日程、4番の表にお示ししたとおりでございますが、米印で表の下にありますように、今までいずれも午前中に実施をしておりましたが、今回、開始時間を午後2時に変更をしております。これは特に放置自転車、こちらのほうの時間帯別の調査をしたところ、お昼から夕方、特に夕方自転車の台数が多いという、そういったことがわかりましたので、今回、午後に実施をしてみてということで考えてございます。  前年度実績につきましては、ここに記載したとおりでございます。  今のクリーンキャンペーンの実施につきましては、4月17日の交通臨海部活性化特別委員会でも報告を予定してございます。  続きまして、資料番号37番、「おおたの名木選」の指定についてでございます。  1、目的でございますが、区内の巨木やシンボルツリーなど、まちの魅力となっていく、後世に残したいみどりを「おおたの名木選」として選定するものでございます。  平成29年度の実績ということで、29年度は「総合部門」の名木を公募いたしました。公募状況でございますが、公募期間、平成29年6月1日から8月31日まで。応募件数は、21件ございました。内訳は樹木16件、並木2件、対象外3件ということで、その選定及び指定でございますが、おおたの名木選選定委員会において選考いたしまして、企業や寺社の樹木8件を「おおたの名木選」として指定させていただきました。  今後の予定でございますが、区ホームページへの掲載をはじめといたしまして、パンフレット等を作成しまして、周知をしてまいりたいと考えてございます。  また、これまでの指定実績として、平成27年度(公園部門)17本、平成28年度(街路樹・公共施設部門)は7件ということで、3か年にわたって名木選、合計32件を選定したところでございます。  別紙に29年度、8件の選定した樹木、さらには参考資料として27年度、28年度、こちらの選定した樹木、樹林等について資料として添付させていただいております。  続きまして、資料番号38番、大気汚染自動車排出ガス測定局の新設についてご報告申し上げます。  新設の理由でございます。東京オリンピック・パラリンピックを控え、交通量の増大が想定される羽田地域に測定局がなかったため、新たに環状八号線沿道に自動車排出ガス測定局を設置するものでございます。  設置場所ですが、大田区羽田五丁目5番ということで、環八通りから羽田空港へ向かって、稲荷橋に分岐のちょうど三角になっているところに設置を予定しております。  測定の項目でございますが、二酸化窒素、一酸化窒素、浮遊粒子状物質、それから風向、風速と。  運用開始でございますが、11月1日を予定しておりますが、6月ごろから工事を開始する予定でございます。  区内の大気汚染常時監視体制でございますが、こちら別紙をご覧いただければと思います。区のほうで現在1番にありますように、一般環境を測定する一般局として5局、それから自動車排出ガス測定局として、今回の羽田を加えて4局、合計9局の測定局で監視を続けてまいりたいと考えているところでございます。 ○松本 委員長 それでは、委員の皆様、地域力推進部の報告に対する質疑、これから始めたいと思います。  では初めに、地域力応援基金助成事業について。ありましたら。 ◆北澤 委員 こういう助成金をもらって、地域が活性化するのはとても重要だと思うのですけれども、やはり、特に継続性がとても大事と考えられるものがあると思うのですけれども、特にこのジャンプアップの中高生コミュニティ事業はとても大事だと思うのです。今まで大田区は、中高生の居場所がないということが課題だったと思うのですけれども、それに対して中高生に向けての活動を大田区が支援するということになると思うのですけれども。これについては、その継続性というのは、どのように見られているのか教えてください。 ◎武藤 区民協働担当課長 今、委員のほうからご質問がございました事業の継続性ということなのですけれども、昨年度、初めて六郷の地域力推進センターを利用して、ユースコミュニティのほうが地区に根差した活動をしていただきました。今年度につきましては、地元の中学校、また工科高校、あとは地元の町会と連携をした、地域にいろいろボランティアなどをした活動をしております。引き続きまして、助成金としては2か年ということなのですけれども、今年度、地域の中で引き続き活動できるような支援をしてまいりたいと考えております。 ◆北澤 委員 ぜひ、やはりそこでつながった若者が、ずっと関係性をもっていけるような形にしていただきたいと思うのですけど。昨年はユースコミュニティだったということなのですけども、ユースコミュニティは2か年で助成金が終わって、その後はどうでしょうか。 ◎武藤 区民協働担当課長 昨年度も同様のユースコミュニティでございまして、その2か年、助成金の中では事業を実施いたします。 ◆北澤 委員 あとは、この助成金頼みではない形で、地域で活動が展開されるということが必要だと思うのですけど、やはりその助成金が一つの呼び水になって、ずっとつながっていくということも必要だと思うので、助成金が枯渇しないような形が必要だと思うのですけど、この基金は、今残高はどのぐらいで、その基金がずっとなくならないように寄附を集める仕方は、どのようにしていますでしょうか。 ◎武藤 区民協働担当課長 基金の残額でございますが、3月31日現在、1億3,221万円余でございます。収入に関しても、年間かなり多い年、少ない年あるのですけれども、ホームページや、またオーちゃんネットでの広報、あとは、デジタルサイネージでの定期的な広報をしております。引き続きまして、事業の実施とともに収入の確保、基金への区民からの一般の募金というのも引き続き力を入れてまいりたいと考えております。 ◆北澤 委員 ホームページでの周知というのは、どのような、ぱっとホームページを見たらわかるような形になっているのですか、それとも探していかないと出てこない。 ◎武藤 区民協働担当課長 区のホームページの大きなところの目立つところの掲示ということではないのですけれども、区民協働の中で周知ということと、あとオーちゃんネットの中で定期的に周知をさせていただいております。 ◆北澤 委員 なかなか大田区のホームページが見やすいかどうかということでは議論があるところなのですけど、やはり今、寄附をしたいと思った人たちがぱっとわかる形になっていると、本当にしやすいと思うので、ホームページを出たところに、すぐ大田区への寄附というバナーがあって、そこからたどり着けるようなわかりやすい仕組みを考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎武藤 区民協働担当課長 今、委員ご指摘のとおり、事業の実施というのは、基金の残高を増やしていくというか、やはり金額の裏づけが必要な部分になってくると思いますので、そういった努力につきましては引き続き実施してまいりたいと思います。 ◆黒沼 委員 この交付決定するまでに1次審査の書類と2次審査の面接があるかと思うのですが、それで合計で決まるということです。できれば、これらのところに1次審査が何点、2次審査が面接何点、合計幾らというものが知りたいのですけど、主にどのようになっているのでしょうか。 ◎武藤 区民協働担当課長 今回お示しさせていただきましたのは、昨年度、平成29年の12月に、例えばステップアップの新規でございますと、12月の委員会で既にご報告をさせている部分でございます。  また、継続事業につきましては、平成29年度に実施しました事業を、継続の意向調査を行いまして、申請、また面接、途中経過の中間の確認を実施して、審査の結果、継続事業として認定をしております。 ◆黒沼 委員 ちょっとホームページを見てみたら、2011年のでした、随分前なのですけれども、こういうことが書いてありました。この申請をした方が司法書士の方だったのか、それで面接時間は全部で15分、最初の5分が事前にもらった応答の部分、それ以外の時間は4名の審査員からの質疑に答えます。時間については、大田区の担当者が残り何分というプレートを掲げ、教えてくれました。ラウンドガールみたいな感じです。5分間という時間はとても短く、多少ぐたぐた感は否めませんでした。申請書の内容だけでは届けられなかった思いを届けられたかな。4名の審査員からは否定的な質問はありましたが、この新しい取り組みに全体的に好意的な感じでした。やはり最初の申請書類が重要なのでしょうねという、こういう感想を書かれたのを見たものですから、この書類の位置づけと面接の位置づけとで、主に傾向としてはどうやって決まるのかな、ちょっと聞きたくて、お聞きしたのです。どうでしょうか。 ◎武藤 区民協働担当課長 事業を募集した際には申請書を出していただきまして、その中で事業の目的であったりとか、目標、事業内容、計画、また予算の部分を出していただいております。その中で、団体から主にPRしたい事業、書き切れないことについてプレゼンテーションを行いまして、資料からは読み取りにくいところ、確認したいところにつきまして、各委員のほうからそれぞれご質問、また団体のほうから回答ということで面接審査のほうを行っているかと思います。 ◆黒沼 委員 もう一つ聞きたかったのは、審査員は結構変わるのですか、それとも最初から一貫して同じ方か。ちょっとホームページを見たら探し切れなかったのですけど。あと審査員の肩書は庁舎内だけの人なのか、それとも外部からあるか、ちょっと教えてください。 ◎武藤 区民協働担当課長 審査員の内訳でございますが、それぞれスタートアップ、ステップアップ、事業ごとによって審査員が変わっております。ただ、学識経験者の、今ですと、明治大学の教授の先生、また区職員につきましては固定となりまして、一般公募の区民の方が、それぞれ助成金ごとで割り振りをさせていただいて、広く公平に事業内容を審査できるように努めております。 ◆黒沼 委員 要望ですけど、こういうのは結構、経験が物を言うかと思うときに、なるべくこれらの方々が1年過ぎて、それでどうなったか見ながら、総括しながら次に生かしていくということで、より公平性が保たれて、より効果的に、より税金の使い方が費用対効果が出てくるということを判断できる経験というものが必要かと思うのですけど、それを重視していらっしゃると思うのですが、その位置づけはどうでしょうか。 ◎武藤 区民協働担当課長 それぞれ一般の区民公募の方ですけれども、主には地域活動、また区民のボランティア活動などをこれまで、現在の委員ですけれども、いろいろな活動をされている方が選定をされております。 ◆黒沼 委員 要望ですが、ぜひこれらの方々が一層効果的に、また意欲的に頑張れるよう、励んでいただきたいと思います。要望です。 ◆椿 委員 これも要望なのですけど、昨年、区の事業者、団体の方々といろいろお話しした中で、書類がかなりやはり多かったと。大事な税金ですから、それは当然と思いますけど、できるだけ少なく済むようなことがあるのであれば、そうしていただければ助かるという区民の方からお話を伺いましたので、よろしくお願いします。 ○松本 委員長 それでは、蒲西関係。 ◆黒沼 委員 本会議でも要望したのですが、より徹底した説明と進め方をしてもらいたいと。今回2回なので、特に夜間を位置づけていただいたことは、その配慮があったのかと思うのですが、どう努力して、こう位置づけられたのでしょうか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 なるべく多くの区民の方にご説明のほうをきちんと届けたいというところがございまして、平日夜間というところの時間設定をさせていただいたところでございます。 ◆黒沼 委員 今後ともやりながらも、もしさらなる要望が出てきた場合には、可能な限り対応してこれから進めていただく、要望しておきます。よろしくお願いします。 ◆高山 委員 ピアノなのですけれども、ミャンマーのほうに寄贈されるということで、知り合いのピアノの先生からも、ここのピアノはすごく結構いいピアノなので、音楽ホールが取り壊しになった後も使っていただければなどという話も聞いたことがあるのですけれども、引き続き有効に活用していただけるということで、すごくいいと思うのですけれども、何でミャンマーなのかという説明はあまりなかったと思うのですけれども、その辺のつながりというか、ここに行くことになった経緯みたいなのを改めて教えていただければと思うのですけれども。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 ミャンマーの寄贈に関しましては、区へ三度の要請があった形になります。一つ目が、大田区のハイドン室内管弦楽団ということで、区政功労などにも演奏いただいているような室内管弦楽団なのですけれども、そちらのほうが大田区民センターの音楽ホールを何度もお使いいただいている団体でございまして、そちらの団体の指揮者を務めていた方、山本氏、そちらの方が今、ミャンマー国立交響楽団の音楽ディレクターという立場でご活躍なさっております。そのミャンマーの現状、そちらを大田区のハイドン室内管弦楽団のメンバーの方がお聞きいただいて、その状況から、ぜひピアノの活用先がもし区のほうで有効な活用というところが図れないのであれば、寄贈いただけないかというところが一つ目のお願いでございました。  二つ目のお願いが、ミャンマー大使館のほうで行われたレセプションにおきまして、ミャンマー大使のほうから直接大田区長のほうへ、文化振興に係る支援のほうがお願いできないかというお願いがあったところでございます。  三度目のお願いとしまして、ミャンマー国立交響楽団のディレクターの方から書面で大田区のほうへ、ぜひグランドピアノのほうを寄贈いただきたいということで、三度のお願いがあったもので、それに対して応える形での今回の寄贈に至ったところでございます。 ◆高山 委員 かかわりについては、よくわかりました。そういう経緯でいくというのであれば、全然いいと思うのですけれども、ただ、大きいピアノを運ぶのは結構大変だと、買ったほうが安いのではないかというぐらいだと思うのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 ミャンマーのほうは、なかなかピアノの購入先というのもないという形でございまして、購入する場合も海外からの輸送になると聞いております。ですので、今回に関しましては、輸送という形にはなりますけれども、購入という形ではなく寄贈のほうがミャンマーにとっては経済的な負担が少ないというところはございます。 ◆北澤 委員 関連です。やはり、こうやって有効活用ができるというのはとてもいいことだと思うのですけれども、この間、たまたま区民センターに行ったときに、銅版の彫刻みたいなのが残っていて、中の人に聞いたら、これはそのまま廃棄するみたいだという話を聞いたのですけど、もちろん大きいからとてももらいたいという人はいないかもしれないのですけど、何か使えそうなものだとか、芸術的なものをちょっとどこかに知らせて、欲しい人はいませんかみたいな形で、運ぶのも欲しい人が運んでくださいみたいな形で、もしかしたらどこかで有効活用するということがあるのではないかと思ったので、その辺をご検討いただければと思ったのと。  もう一つ思い出したのですけれども、区民センターの壁が落ちたそうなのですね。保育園はまだあそこでやっているのですね。でも、たまたまそのときには、保育園の子どもたちは中にいたそうなので、誰もけがしなかったのですけど、壁が落ちたので、もしそこの下に子どもがいたら大変なことになっていたので、やはり老朽化の、きっと限界だったと思うのですけど、工事が始まるからということで、ある意味、これは使わないから安心と思っていたかもしれないのですけど、やはりそこでまだ活動している部分的なものがあれば、本当に気をつけなければいけないと思うのですけど。今後、そうやって一辺にみんないなくなってから工事をするというのではない形の、徐々に移動しながらというのがあると思うのですけど、その辺、よくよく気をつけていただきたいなと思うのですけど、その辺、区民プラザの工事の。 ○松本 委員長 区民センターだよ。 ◆北澤 委員 区民センターの壁が落ちて、その後の後始末みたいな何かご存じですか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 壁の剥離につきましては、緊急対応ということで、園のほうにつきましては園庭のほうの使用を一時中止して、至急対応したところでございます。  また、区民センターのほうにつきましても、そういった部分がないか確認をして、剥離部分につきましては至急対応させていただいたところでございます。  今は閉館しておりますので、立ち入り等についても立入禁止の部分を設けたり等して、危険がないように配慮しているところでございます。 ◆北澤 委員 よろしくお願いいたします。今後も工事が増えると思うので、慎重にやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○松本 委員長 続いて、観光・国際都市部のほうからの質疑をお願いいたします。  初めに、文化振興関係、アンケート。 ◆黒沼 委員 一つ要望なのです。委員長にも提案なのですけど、事前に資料を渡される資料は今、タブレットなのですけど、今日、来てみたら机上に配付されておりました。私、しようがないので、もう一度打ち出して見てきたのですけれども、こういう分厚いものとか、非常に概要等はこれができているのだったら一緒に、タブレットとは別に違った考え方はIoTとかで。 ○松本 委員長 ICTだから。 ◆黒沼 委員 ICT関係会議に提案することも含めてですが、ちょっと提案をまずしておきます。  その上に立ちまして、とてもいいアンケートだったと思いますけど、ただ、皮肉なことに、区民センターがとてもよく、このアンケートで役割を果たしたし、区民に活用されているし、とてもこのアンケートをさっと見た感じでは、今さらなのですけど、失ってはならない施設だったなと思います。全部見てみると。  ですから、この区民センターを論議するときに、もっと早くこの資料ができ上がっていれば、もっと思い直して、この大事のものをレリーフもそうなのですけど、ピアノもそうなのですが、何とかならないかと、理事者も考えたのではないかと、まず最初に申し上げておきたいと思います。ぜひ、区の財産を大事にしてもらって、今後とも慎重に取扱いを進めていただけるとありがたいというのが一つです。  もう一つ、ここのデータでいくと、82ページのところに自由回答のところが始まっているのですけれども、とてもいい内容がありまして、おおた区報等を拝読し、多くの活動をされていると感心いたします。参加したいと思うイベントも多くありますが、仕事を持っていると時間が限られ現状ではほとんど参加することができません。残念ですが、区報等を楽しみにしております。今後のご活躍を期待しております。参加できる日を楽しみに今は仕事に励みたいと思います。女性、50歳代、関心があるということで、随所にこういう期待される声が載っています。
     これに応えることで、これから調査報告に基づいて、ぜひ担当者はつくっていただきたいと、まず希望しておきます。  その上に立ってですけれども、60ページのところに、区に求める施策、問16につきまして、文化・芸術に対する関心や鑑賞行動の違いにかかわらず、「イベント等の情報発信の工夫」が最も多くなっていますということで、今も頑張っていることは重々評価されているのですけれども、ここの工夫が最も多くなっているということで、次の資料にもかかわるのですけど、文化振興協会に副理事長が配置されたということと、この文化振興協会のどこにこれから力を置いて進めようとしているのかということで、ここの点がとっても大事ではないかと思っているのですが、評価はどうでしょうか。 ◎布施 文化振興課長 まず、今回のアンケートにつきましては、現在、進めております大田文化振興プランの改定に基づきまして、検討する一つの材料として実施させていただいておりますので、またその中で内容の検討をさせていただきながら、あるいは今後行います事業にも参考にさせていただきながら、やらせていただければと思っています。  それから、副理事長につきましては、文化振興協会においては、これまで以上に地域や学校との連携を強化するため、運営体制の強化を図るとともに、理事長を補佐する副理事長職を必要とし、設置をさせていただいております。 ◆黒沼 委員 かなり抽象的で一般的な答弁なのですけれども、そう言われるとそうかなと思うのですが、30ページのところの、基本属性というところの円グラフがあって、非常に問23も問22もバランスのとれた区民の全体をつかめるデータかなと思うときに、なおさら、これはクロス集計になっているものですから、一般集計ではなくてクロス集計ということは、一方に物の必要性が縦にあって、横に区民の思いがあって、その動態がよくわかるようになるのがクロス集計だと思うのですけれども、なおさらこういう集計をやられたということは、最初の質問ともかかわるのですけれども、いっそ大事にして、このクロス集計が生きるようにしてもらえればありがたいと思うのですけど。  その点でいくと、24ページにきて、問16なのですが、今後、文化・芸術をさらに振興するために、大田区はどのようなことに取り組むとよいと思いますかということで、イベントの実施という、一番上の36.5%、それから、子どもの文化・芸術活動の支援が40.8%、次におもしろいのが、ものづくり技術・産業技術の活用やPRは36.9%、ぐっときて、イベント等の情報発信の工夫49.2%、これはきっとみんな知りたいのに知り得ないことの思いがあるのかと思うのですが、それで、まちなかで文化・芸術に触れる機会づくり38.5%、国際都市大田区にとっては、まちなかで触れるということが、最もこれから考えなければならない一つなのかなとは思いますが、この5点が結構大きいのですけれども、これがクロス集計との関係も含めて、ここにどういう、区としては、今のところ意見を持っておるかなということなのです。 ◎布施 文化振興課長 文化振興の今回のアンケートにつきましては、今後、文化振興推進協議会の中で検討を図りながら、またそれぞれのアンケート項目につきましての内容を検討しながら、今後、大田区の文化振興事業に対しまして、生かしていきたいと考えております。 ◆黒沼 委員 本当に大事にして頑張ってもらいたいと思うのですが、最後に、9ページのところで、鑑賞を選択した方が利用した施設について、区外の文化施設・場所が73.4%と最も多く、次いで区立の文化施設が49.8%、区内にある民間の施設が4.7%と続きますとあるのですけど、区外というのは、首都東京ですから、渋谷にしろ、六本木にしろ、新宿にしろ、世界に名だたる触れ合いたいものがあることはわかるのですが、これだけ区外が多いとなると、やはりそれでいいのかもしれませんが、区立の文化施設49.8%、結構大きくあるのですけど、これは一体何を意味するのか、施設が不足しているのか、それともイベントがもっと何か求められるものがあるのか、ほかに原因があるか、後日でもいいのですが、今、答えられれば。 ◎布施 文化振興課長 こちらにつきましても、今後、どのような形でこういう状況になっているかというのを検証・検討してまいりたいと考えております。 ○松本 委員長 それでは、これまで行われたイベントの開催の実施報告並びにこれから行われるイベントに関する何かありますか。 ◆大橋 委員 おおたの文化フェアですけれども、伝統工芸士による工芸品の制作実演ということ、非常にすばらしい取り組みであると思いますし、なかなかこういった目の前で工芸士の技術を見られるというのは非常に貴重な機会だと思いますけれども、行った上で、18名のご協力いただいた工芸士から何か今後のご要望とかご意見は挙がっていたりはするのでしょうか。 ◎布施 文化振興課長 現在、参加者に対しますアンケートというのは、やらせていただいておるのですが、工芸士の方とはまた今後、事業の催しを含めまして、今回2回目でございますので、また、次回以降に生かすように、今後しっかりと打ち合わせ等をさせていただければと思っております。 ◆大橋 委員 ぜひ、工芸士のお声もしっかりお聞きして取り組んでいただきたいと思います。要望でよろしくお願いいたします。 ◆伊藤 委員 勝関連の話なのだけど。 ○松本 委員長 では、勝関連で。 ◆伊藤 委員 さっきの建物の施設、展示の仕方だとか、山王草堂の展示だとか、あと、イベントだとか、そういうハード面の話ばっかりになってきているような気がするのだよね。やはり、それだけではなくて、それはそれでやらなければいけないことだけど、それだけではなくて、もう少し中身を知らしめる工夫がないのかなと。オープンまで何をするのかというところの中で、大田区と勝とのかかわり合いみたいなものをきちんと広められるような作業が今、やるべきなのではないかと思っている。  例えば、そういう時代背景などを含めて、その時代に勝がいて、それが勝と大田区がこういうかかわりがあったよということを子どもたちにも教えられるような、そういう短編映画をつくるとか、それで学校へ流してもらうとか、事前にそんな作業をやる中で、勝というものに関心を持ってもらう。大田区の中で関心を持ってもらうことが、この開館のときの成功につながるのではないかと思っている。  物をつくろうというほうにちょっと目が向き過ぎてしまっているようなところがあって、結局、文化ではなくて建物の何かレベルアップに行ってしまいがちだと思っているのですよ。  そうではなくて、本来、区民に対しては、やはり文化のほうを浸透させるべきなのだろうと。中身のほうを浸透させるべきなのだろうと思うので、少しやる作業の幅を広げてもらいたいと。  さっきのアンケートの中にも、文化とのかかわりが、鑑賞しましたか、見に行きましたかというところが真っ先に出てきているのだけど、必ずしもどこかへ行って何かを見ることが文化ではないと思っている。日ごろから、大田区の中に文化をどう浸透させるかということのほうが、振興プランにとっては必要ではないかと思っている。  さっきも別の報告にあったけど、まさにクールジャパンとして大田区で何を見せられるのかと、何を広められるのかというところすら、まだ見つかっていないのではないかと思っているのだ。その辺は、ぜひ取り組んでもらいたい、文化担当も含めて取り組んでもらいたいと思っている。捉え方をもう少しソフト面のほうに、心の部分を文化に広めてもらいたいと思っている。どうですかね。 ◎五ノ井 観光・国際都市部副参事〔文化施設担当〕 委員ご指摘のとおり、開館を来年の夏ごろを今、目指して今後、PRでございますとか、今回でございますと、先ほどご報告させていただきました郷土博物館とか山王草堂、そういったところも活用し、あとは、区報、ホームページでも、まずは開館の気運醸成に向けた展示の内容も勝海舟の人となりもわかるような形で、どんどん皆さんに興味を持っていただくような。そういったPRの強化をしてまいりたいと考えております。 ◆伊藤 委員 だから、行った人が興味を持つだけでなくて、まず、行こうとしなくてはいけないわけよ。行ってみたいと思わせなければいけないのだよ。中の展示をレベルアップさせるのの前に、まず、勝というのに興味を持ってもらわなくてはいけないのではないか。その辺の作業が、今、ない。区報だけではもたない。  例えば、文化振興協会が去年、コロッケの映画をつくったでしょう。コロッケというかコロッケ屋の映画を。 ○松本 委員長 そうではないよね。主人公が勤めているだけだから。 ◆伊藤 委員 みんながわかればいいかな。ああいうことが、本来はあの映画は勝に関連させるべきだった、タイミング的には。映画をどうせつくるならね。そうすれば、多分、区民の勝に対する周知度は、全然、上がったのではないかと思っているのだけど。  やはり、そういう周りからちゃんと何か気運を盛り上げていくということが、まずないと、中の設備が行ってみた人はおもしろかったですよになるのだったとしても、まだまだ広がらないのかなと。もうちょっと広げる、浸透させる努力もあわせて頼みたいと思っているのです。 ◎五ノ井 観光・国際都市部副参事〔文化施設担当〕 委員ご指摘のとおり、そういったところも全部含めて、まず手始めに今回は3月24日に行いました、馬池洗(まいせん)散歩と称した各特別出張所の編集委員の方に、持ち帰っていただいて記事を書いていただいて、洗足地区以外の方の部分も、海舟記念館を知っていただくというところを手始めにしっかりとやっていきたいと思っております。  あとは、知っていただくこともそうですし、実際に現地のほうでもちょうど今、工事のパネルがございますので、そういったところで中身がわかるようなものをしっかりPRをしてまいりたいと考えております。 ◆北澤 委員 関連なのですけれども、皆さんは勝海舟はお好きでしょうか。何か唐突みたいなのですけど、実はこの間、視察で墨田の北斎美術館に行ったときに、職員の説明を聞いたら、まず、葛飾北斎のことをみんなが魅力的だと感じるように、庁舎の中で勉強会をして、職員みんなが好きになって、これはやろうと一丸になってやったという話を聞いて、なるほどと思ったのですね。そういうのというのはいかがなのでしょうか。 ◎五ノ井 観光・国際都市部副参事〔文化施設担当〕 当然のごとく、勝海舟はしっかりと私も逆に尊敬をしておるところでございます。  4月から職員も増員をいたしまして、今回、買った資料、また、2年前に買った資料も含めて、今、区のほうでどういった資料が実際にあるのかというのを、資料を目の前にして勉強会というのも4月に入って1回行っております。  先ほど、ご案内させていただきました海舟の出世の契機になりました幕府の上申書、この自筆の控えが海舟の直筆ですね、これが手元に残っているというのは、かなりの大きな貴重な資料でございます。  そういったのを各職員がしっかり共有をし、それを先ほどのまた伊藤委員のお話もありましたけれども、区民の方にわかりやすく興味を持っていただくような、そういったPRにもつなげていきたいと考えております。 ◆北澤 委員 とても安心したというか、失礼しました。やはり、担当が特に情熱を持って取り組むということが大きく影響するのではないかなと思いました。 ◆三沢 委員 花火に戻るのですけれども、去年の花火、お昼どきの委員会のころだと、何かやるよみたい方向だったのが、多分2時か3時ぐらいに中止になって、かなりタイミング的に遅かったという記憶にあるのですけれども、やはり何とかみんなに花火を見ていただきたいという思いと、区民の安心・安全を守らなければいけないという、この何とも言えないバランスがあると思うのですけれども、そこら辺、何かウェザーニューズとかいろいろ契約をして、多分やるかやらないかというのは判断されていらっしゃるかと思うのですけれども、今年に関して、そこら辺はどういう形で進められるかは、もう決まっておりますでしょうか。 ◎町田 スポーツ・文化担当部長 例年、花火の開催で、それぞれ時期を設けて、いつの時点で挙行するのか、中止をするのかという時間の設定をしているのですね。まずは当日の12時に判断する時間があって、次に3時という時間があって、あと、お客様たちが来るのが4時ぐらいからぞくぞくと来るので、それ以降というのは、中止しなければならない、よほどの要因がある場合には、中止の判断をしているところです。  幸い、去年は3時という時間を基本的には最終にして、そこで通知をし、各部署あるいは駅、全てそういうお客様の目につくようなところ、それから広報、無線ですよね、ああいうものも使いまして、残念ながらですが、大田区としては適切に判断をしながら広報もしたと考えてございます。 ◆三沢 委員 そうすると、やはり最善の策を尽くして去年、そういう形になったということで、今回も、場合によっては3時の発表で中止になってしまうよということは、区民の安全を考えたら、これはしようがない部分もあるわけですよね。 ◎町田 スポーツ・文化担当部長 昨年、大田区の花火の後に世田谷と川崎が開催している花火がございました。あれが、夕方ぐらいまでずっと、やるということで、結局、集まった方に雷等が落ちるということで、けがをされた方がいらっしゃいました。その後、世田谷は、今年は10月に日にちを延期するという判断をしたようでございますけれども、大田区は平和の祭典ということで8月15日、その日にやるという象徴的な日として捉えているものですから8月15日ですが、やるやらないという判断は当然ながら天候もありますので、今年はそういうことはないとは思ってございますけれども、区民の安全というのを第一に考えながら、花火を開催したいと思っております。 ○松本 委員長 それでは、スポーツ関連、パブリックコメントについて。いいですかね。 ◆黒沼 委員 また分厚くて大変なのですけど、スポーツ推進計画、一番最初の、1.3、国の動向で、改めて確認なのですけど、スポーツ基本法とスポーツ庁の設置、これにはとてもすばらしい内容が書かれていて、スポーツ推進委員制度に改められたということがあって、その結果、ずっと流れていくのですけれども、するスポーツにいつもこだわるのですが、これに基づくと、第2章の4.3、大田区のスポーツ施策についてのところに、新スポーツ健康ゾーンの構想の認知度向上、これは認知度が弱いということと。  「するスポーツ」と「みるスポーツ」のバランスが取れた大田区総合体育館の利用促進という意味では、あれですか、どこを見ればいいのか教えてもらうだけでもいいのですけど、「するスポーツ」と「みるスポーツ」の割合、それから区外と区内の使用率等々がどこかに資料としてあるかなといったら、ちょっと見つからなかったので、それを教えてもらって、バランスが取れていないからこう書いてあるのかなという思いからなのですけど、そこら辺はどうでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 「みるスポーツ」「するスポーツ」についての割合というところにつきましては、具体的なアンケート等での数字というところで、パーセンテージというところは出てはいないのですけれども、実際に施設については特に総合体育館というところについては、4,000席という席を設けているところで、「みるスポーツ」ということも会場として使っていただくというところが現在も行われているというところと。  それから、「するスポーツ」をする場でもあるというところがございますので、その割合について、現在、使っていただいている中で課題があれば、その部分を改善していく、そして「みるスポーツ」も「するスポーツ」も充実していく、それを総合体育館だけではなかなか難しい部分もございますので、今回、新スポーツ健康ゾーンというゾーニングをさせていただいてございます。その中には、スポーツ施設が総合体育館だけではなくて、大森スポーツセンターであったりという形で、幾つかのスポーツ施設もございます。そういうところを「するスポーツ」として活用していただくことで、ゾーン全体でバランスを取っていくということを考えているということと、それから、あと、今後、実際に「するスポーツ」というところで場を確保していくというところについても、施策の方向性の中で述べておりますけれども、実際に民間の区内企業とか、そういうところの協力関係も含めて、そういうところの施設等も有効に活用させてもらうと。  それから、オープンスペースを活用する、公園や学校施設を有効活用していけるような、検討を進めていくということもお示しをさせていただいてございますので、総合体育館をはじめ、スポーツ施設の中で「みるスポーツ」「するスポーツ」というバランスについては、全体できちんとバランスを取っていく必要があるということで捉えているところでございます。 ◆黒沼 委員 ちょっとこの際、お聞きしておきたいのですけど、大田区総合体育館をつくるときに、私も当該委員会にそのときもいて、出た質問に、もし区内の人が使うには、あまりにも自転車置き場が少な過ぎるという提案で、どうも身近に使うレイアウトになっていないのではないかという話があったのですけど、その後、ずっと使ってみて、自転車置き場は一つのバロメーターになるのかと思うのですが、不自由なく使っているのか、それとも要望があるのかというのは、何か聞いていませんか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 現時点で、使うにあたって、不都合が生じているということについてのお声は、特にございません。 ◆黒沼 委員 あと、最後ですけど、第4章のところに、後から出てくるのもあるのですけど、2.2、スポーツものづくり産業の振興ということで、報告のありましたのは関連することもあるのですが、ここのところは本当にもっともっと力を入れてもらいたいところだと思うし、私も当日、31日の日に参加させてもらって、後で質問もしたいと思うのですけど、感動をしました。  ここのところは、位置づけはどうでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 まさに2の中の2.2、ものづくり産業の振興、スポーツを通じてというところ、これについては、前計画にはなかった部分というところで、位置づけております。新たに盛り込んだところというところでございます。  スポーツの力、スポーツの価値というものの広がりというものを踏まえての今回の計画の中に盛り込んだ内容でございますけれども、実際にスポーツを通じてこの計画そのものの考え方として、スポーツを通じてスポーツ施策の充実ということは当然のことなのですけれども、スポーツを通じて福祉であったり、健康であったり、産業振興であったりという様々な分野での課題というものの解決を目指していくのだというところを、基本的な考え方に据えておりますので、その中で、これを盛り込んでいるというところでございます。  先ほど、産業経済部からも報告があった競技用車椅子の開発というところも、一つの事例ということで捉えているところでございますし、我々観光・国際都市部と産業経済部で連携をさせていただいて、お披露目会というものも実施させていただいたという経緯もございます。  今後も、実際にスポーツをする方にとってのニーズというものがあると思います。そのニーズというか、要望ですね、要望の部分とそれを大田区の技術力で解決していくということの技術力、そこのマッチングを図っていけるような体制を庁内、それから庁外も含めて連携を図れるような体制を今後つくっていきたいという方向性でまとめさせていただいてございます。 ○松本 委員長 それでは、産業経済部、初めに資料番号40、工業振興担当関係。 ◆黒沼 委員 一言で言って、お聞きしたいのは、地域未来投資促進法は一体、目的は何でしょうか。 ◎石川 工業振興担当課長 別紙におつけしましたA4の横型の大田区における基本計画の概要というものがございますので、そちらがご参考になるかと思いますが、計画のポイントとしておりまして、成長ものづくり分野、クールジャパン等の文化産業事業の分野において、高い経済的な波及効果をもたらすようにすることによりまして、1社だけではなくて、共同開発をすることによって、周辺の大田区内の関連産業もともに、波及効果を得られるような好循環を生む状況を目指すものとしておるところでございます。 ◆黒沼 委員 そのとおりなのですけど、実際に大田区に照らしてみると、地域未来投資促進法というのは、いわゆる先端産業にかかわっていることの法律だと捉えています。  その関係でいくと、大田区と東京都が国との同意があったということなのですが、裏ページで見ると、横書きの、計画のポイントに、高い経済的波及効果をもたらすよう、地域外との取引で獲得した需要が本区域に所在する事業者間での取引を通じて地域内に波及して好循環を生む状況を目指すと書いてあるのですが、実際にこの内容を見てみると、まず経済的効果の目標のところに、1件当たり平均1億2,500万円かな、書いてありますが、それはたった5件なのですよ。何で、こんな、たったちっぽけな5件なのかな。ふざけているのではないかと思うぐらいの100件、500件、1,000件ならわかりますよ。  こんなことで大田区はもつのかと数字にまずあきれたのですけど、これは何でこんな数なのですか。 ◎石川 工業振興担当課長 この創出案件の5件以上というものは、国のほうで定めているものでございます。委員お話にありました高付加価値の増加分でございますけれども、全国各都道府県の中で設定しているものですけれども、東京都が一番高い付加価値増加分ということで、この金額を設定しておりますので、ハードルとしては非常に高いものだと考えているところでございます。  5件出せばよいというものではなくて、5件以上出すというところで目指しているものでございますので、その点をご理解いただければと思っております。 ◆黒沼 委員 そうすると、5、6年前につくった大田区の全数調査を含めて、それとの関連で、この経済的効果の目標は、大田区に生きてくると捉えているといっていいのでしょうか。 ◎石川 工業振興担当課長 一つの事業について、この高付加価値分ということですので、大田区内でそうした集積を生かして、そうした付加価値を生み出すというところでは期待しているところでございます。 ◆黒沼 委員 これ、直接の質問ではなかったのですけれども、かかわる質問で、こういうところに立ち向かっていかれる大田区の企業はどのくらいありますかと。工業フェアを含めてずっときたときに、大体、よくて100から数百だということだったのです。  ただ、たったそれだけですかというところに正確な答弁はないのですけれども、本当に気をつけていただきたいのは、ただ、これだけでいきますと、本当に大田区が持っているよさを失ってしまいかねないという技術集積というのは、次の資料にもかかわるのですけれども、よく見てもらって、今こそ必要な技術だと思っています。  それをただこれだけに絞ってしまうと、集中とでいってしまいますと、大事なものがしまったと思いかねない。そういうことにならないよう、ひとつお願いしておきたいということとともに、次の要件1のところでいくと、これもちょっとよくわからないのは、取引額10%増加、雇用者数7%又は1人増加。この1人は何なのですか。 ◎石川 工業振興担当課長 基本計画のほうで確認をいたしました1人増というところですけれども、促進区域、つまり大田区内に所属する事業者の雇用者数が開始年度比で7%以上、または1人以上増加することということでございます。 ◆黒沼 委員 この1人の数字が非常に首をかしげるのは、これで大田区が発展するかなという意味では、このことを始めたとして、将来、どこまでと見ているのですか。これでは未来はないではないですか。 ◎石川 工業振興担当課長 大田区内で1人以上雇用者数が増えればいいというものではありませんので、こちらのほうの増加数、雇用者数等について、各事業において、東京都が認めたものということになっておりますので、その事業によって変わってくるものでございます。  雇用者数のところも、零細企業で1人以上増加すればいいというものでもないですので、企業全体で見るものですから、そこの数字のところについて個別にまたご説明をさせていただきたいと思います。 ◆黒沼 委員 今日のところはこれ1枚ですので、計画のポイントのところに、今、読み上げた各分野において、クールジャパンも含めてなのですが、「高い経済的波及効果をもたらすよう」と、言葉はものすごく高いのですけれども、具体的な内容を見ると、非常に縮こまる。このギャップは一体何なのだという疑問が解けません。  もう少しいろいろな資料も含めて、こうこうこういうので高い経済波及効果をもたらすのです、クールジャパンが大田区にかかわるのです、この成長ものづくり分野でこう生きるのですと、内容をほかの委員の皆さんは全部わかっていらっしゃるかもしれませんが、私も含めてなるほどという資料を次回からも含めて、準備をお願いしたいのですけど、どうでしょうか。 ○松本 委員長 個別にやってもらってもいいのだけどね、黒沼委員に。 ◎石川 工業振興担当課長 基本計画の概要で、今回はおつけしておりますけれども、いろいろなご質問もおありだと思いますので、別途またご説明に上がります。 ○松本 委員長 いいですか、黒沼委員。 ◆黒沼 委員 はい。 ○松本 委員長 資料番号41。 ◆黒沼 委員 これもさっきのと深くかかわっているように感じるのですけれども、地方創生加速化交付金関連事業の実施ということなのですけれども、IoTを活用した仲間まわしによる中小企業の生産性向上プロジェクト。一番下の段の絵で、私も予算特別委員会で言わせてもらったのですけれども、一般的に言うと、三千数百の生き残った企業の中での50%に相当する3人以下の大田区のすぐれた町工場の、技術を持っている技術集積の人たちについて、一番欠けているのがカラーのところの依頼を受ける、この役割が私はないと思っているのです。  そうすると、カラーのネクタイを締めている人物の能力を持っている企業というのは大田区に幾つぐらいあるのか。これはどうでしょうか。 ◎臼井 産業交流担当課長 具体的な数字については把握しておりませんが、我々はこのコンソーシアムの構築、先ほど説明したコンソーシアムの構築の部分を区内企業の皆様、主体的にかかわっていただくことで、今、委員がご指摘していただいた機能の強化、こちらのほうを図りたいと考えております。 ◆黒沼 委員 IoTの一番の特徴は、まだ勉強不足でもあるのですけれども、全てをコンピューターでつなげて、そして末端のところもコンピューターの装置を備えて、全ての在庫の管理や人材の掌握を含めて一瞬にしてわかると。  全体を効率よく、無駄なく運営していくというものだと思いますけど、それでいいのでしょうか。 ◎臼井 産業交流担当課長 IoTにつきましては、今、様々な形で導入がされております。委員がお話しした点も含めてIoTです。それを全て今回導入するのか、全て同時期に導入するのかということではございませんので、我々としては大田区の特性である仲間まわし、このネットワークを強化するため、それを維持して集積を守るためのネットワーク、そこにIoTを導入しようと考えております。 ◆黒沼 委員 取り組むことには別に異議はないのですけれども、これだけを考えていると、できるところはやっていくのですが、資金的にも相当大変です。IoTのセットというか、するところはね。そうすると、大田区の金融制度のあり方、融資制度のあり方を含めて、ありとあらゆることを考えていって、失った高い技術を守り切るという覚悟がないと進められないと思います。  その点での、一つ覚悟をしてもらいながらですけれども、成果のところのコンソーシアムの構築は説明したとおり、AとBを合わせた企業連合、資本連合とのことだということは今、説明を受けたのですけれども、プロダクト・イノベーションと、プロセス・イノベーションは、括弧で日本語で書いてあるとおり、企業変革と効率的な仲間まわしの支援ということで、今まで大田区にあったのは、主にプロセス・イノベーションだと思うのですね。  これは何かというと、お互いが連携し合って、ない技術をお互いに協力し合って、大手からの依頼を受けて全てをつくり上げる。これは、待ちの企業と言われている、待ち、ウェイティングですね、あったのですが、このプロダクト・イノベーションというのは、後ろのニーズとシーズにもかかわってくるのですけど、ニーズは大田区はものすごく得意だと思うのですよ。何でも売っている、これはプロセス・イノベーションが生きてきたからだと。  だけど、シーズということと、プロダクト・イノベーションは、まだこれからだと思っています。 ◆伊藤 委員 何を言っているのかわからないよ。 ◆黒沼 委員 わからないでしょう。難しいですよ、これ。 ◆伊藤 委員 自分が理解していないのですよ。 ◆黒沼 委員 いや、しているのですよ。 ◆伊藤 委員 していないから言っているんだよ。 ◆黒沼 委員 先を見越して、シーズというのはね。 ◆伊藤 委員 もうちょっと考えてからしゃべってください。 ◆黒沼 委員 いや、書いてあるからだよ、シーズというのは先を見越して、自分たちが技術と能力を持って開発して、それを市場に回す。これが多分、プロダクト・イノベーションとシーズだと思うのです。  これを突然、委員会に持ってきて、理事者も果たして飲み込んでいるのだろうかと不安になったのですよ。もう少し、具体的に説明をお願いしたい。それでいいのかどうかですね。 ◎臼井 産業交流担当課長 先ほど、委員の中のご説明の中にもございましたが、IoTのツール手段をコストをかけて導入するだけではうまく効果が出ないだろうということは、我々2年間の検討成果の中で、十分把握してきました。  そのために、このプロダクト・イノベーション(企業変革支援)ということで、企業の方々が新しい技術を導入して、自分たちの企業をさらに成長させようというところを促そうと、それと、IoTの機器のツールの導入、プロセス・イノベーションを並行して導入しようというものが、今回のご報告した内容でございます。 ◆黒沼 委員 この実証実験を2年間、何社で行ったのか、後で教えてもらいたいと思いますが、それと関連して、裏ページのところのプロトタイプセンターをつくるということですよね。プロトタイプというのは、私の認識では、システム開発の初期の段階で試作品センターでいいのかなと思います。
     試作品そのものは、頼まれれば図面のないものでもつくり上げるという経験を大田区は持っているので、これからもできると思います。これは、IoTがなくてもできるのですよ。だけど、今の場合は、それが消えていくわけですよ、援助がないために。失っていいのかということがあると、このプロトタイプを打ち出す以上、そこのところを認識してもらってもらいたいのと、ここのところに書いてある、区の特性を生かしたものづくりプラットフォームを整備するための核として、プロトタイピング機能の提供等を行う施設を検討すると。これは東京都もやろうとしているようですけれども、このときに、業務内容が1、2、3、4があって、成果のところの、大学のニーズと区内企業の技術シーズのマッチングによる新たな実験機器等の試作開発ということですから、私は、逆に大学のほうがシーズではないかと思っています。  だけど、区内企業の技術シーズは、この前、南六郷のある会社に行って、大田区産業振興協会の新製品・新技術開発支援事業の支援を受けた会社の機械を見てきました。その社長が言うには、これからはシーズだということで、いろいろ教えてもらって、より認識を深くしたところですけれども、この技術シーズを持っている会社はそんなに大田区にないのではないか。  これをどう思っているのか、ニーズは試され済みですから、ここのところをどう思っているのでしょうか。 ◎臼井 産業交流担当課長 我々の中には、技術シーズを持っている企業は、正確な数は把握しておりませんが、区内企業の中に幾つか存在するということで認識しております。  この技術シーズを持ったところを窓口にして、そこから実際につくるときには、大田区の得意の仲間まわしということで、高度な技術を持ったところの参画を経て、技術シーズを持った1社ではなくて、あくまでもネットワークでこの大学のニーズに対応していくと、このようなことができるであろうと考えて進めております。 ◆黒沼 委員 もし、これを始めるとすれば、私は直ちにこの目的を持った調査が必要だと思います。大田区内でどういう会社がどういう位置づけでここに応えることのできる会社が存在しているのか、その点の認識はどうでしょうか。 ◎臼井 産業交流担当課長 我々としては、既に産業振興協会を含めて、区内の企業の情報をある程度、把握していると認識しております。この中で、高い技術シーズを持っている企業についても、同様に把握していると認識しております。  この中で調査を重ねて、これまでもいろいろ調査を行ってきているところですが、ただの調査を行うのではなく、実際の案件を取ってきて、実際に仕事として受けていただいて、それができるのかどうか、そのような実証を具体的なゴールを見据えた実証実験、こういったことを今、続けてきておりましたし、今後も続けて、それをできるだけ早く具現化したいと、このように考えております。 ◆黒沼 委員 ボブスレーなどは、シーズの典型だと思うのですよ。しかし、車椅子のことはニーズの典型だと思うのですよ。  私、車椅子で感心したのは、今日、写真のあった、後でもあれですけど、3か所のところで、全部輸入品だったのだそうです、今まで。あの会社は、今まで東京都の江東区ぐらいしかかかわっていなくて、そこではできなくて、東京都から大田区ならあるかもしれないよと言われて、大田区に来て、できたわけです。しかも、ものすごいスピードの完成ですよね。こんなに早くできるということは、短納期に応えられる大田区のニーズがあるということですよ。  そこのところをどう生かすかということと、このシーズはもっと努力が必要だ、ボブスレーを含めて。あと、まだ生まれていないのだもの、なかなか。  そういう意味でいくと、ここに書かれた成果のところ、(3)のことを書いた以上、本当に決意して取り組むのだと思いますので、1、2、3ということで、これからのことだと思います。また委員会としても、ちょっと今度、変わってしまうからあれなのですけど、本当は東工大の機械システム開発プロジェクトなどは視察したほうがいいのではないか。ただ、今度、任期が変わってしまうと、今日、話してもあれだよね。次回に。  これは、理事者に聞くのですが、視察に行くこともできるのですか。このプロジェクトチーム、東工大でどういうことをやっているか。 ◎臼井 産業交流担当課長 東京工業大学の中には、ラボということで、様々な3Dプリンターをはじめ、ちょうど試作研究開発を先生たち、そして生徒たちができるようなスペースを持っていらっしゃいます。  今回も、その場所を提供させていただいて、我々のほうの事業にもご協力をいただきました。視察できるかできないかというご質問に対しては、できるであろうとお答えをさせていただきます。 ◆黒沼 委員 今年度、この委員会のすばらしい委員長の提案もあって、松永製作所を見てこられたということの視察できたという、委員長の歴史に残る視察の中身であると思うのですけれども。  引き続き、委員長が委員長を続けるかどうかわかりませんが、この東工大も、プロジェクトも見てもいいことかなと、もし、引き継がれれば、継続をお願いして、大田区の産経部がこれだけのことを書いてやる以上、委員会としても視察する必要はあるかと思いますので、委員長、どうでしょうか。 ○松本 委員長 黒沼委員の会派の中で、引きついでいただくということで。 ◆黒沼 委員 では、そういうことで、まずね。  最後にお聞きしますけれども、平成30年度の展開で、区内企業がIoT技術を活用し、集積する企業間で各工程を分担して製造を行う「仲間まわし」の生産性向上を図ることで、取引拡大を目指すとあるのですけれども、具体的にどこでどこの企業という目安はあるのですか。 ◎臼井 産業交流担当課長 昨年度、1年間で事業を実施してきた中で、区内企業20社の方にご協力をいただいたところでございます。そういった企業の方からも、また、引き続き、これ、続けるのだよねというお声もいただいておりますので、今後、より拡大をさせていきたいと考えております。 ◆北澤 委員 関連なのですけれども、やはりこれは専門的なことでしょうし、大田区の技術が何か地域の課題を解決していくことにつながればいいなと思うのですけれども、2ページの大田区プロトタイプセンター機能の実証プロジェクトの成果のところの一番下に、区民からのアイデア発掘のためのワークショップを開催とあるのですけれども、これは具体的にどういうことなのでしょうか。 ◎臼井 産業交流担当課長 こちら、委託事業の中で、実施したものでございます。区民からアイデアを出していただいたものを形にするという経験の場がもしあれば、そこに区民の方がどのような参画をして、それがものづくりのまち大田にどのような影響、効果を与えるのだろうかという仮説を立てて。委託事業でしたので、ごく小規模でしたが、区民の方にご協力をいただいて、アイデアを出していただいて、それを形にするという体験をしていただいた、それを今回、このワークショップを開催という表現をさせていただいたところです。 ◆北澤 委員 では、実証実験ではないけど、一つのモデル的なものだったということですね。  こういうのは、なかなかおもしろいと思って、大田区は町工場の自治体だと言われるけれども、やはり一般区民にとってはなかなか接触の機会がないと思いますので、こうやってアイデアを募集して、それが形になるというのは、こういうことを追求していくとおもしろいのではないかと思います。よろしくお願いします。 ○松本 委員長 それでは、資料番号42番、車椅子の関係。 ◆黒沼 委員 改めて、今、とにかく、短納期に耐えてオリンピックに間に合うようにという松永製作所の期待に応えたというところを、産経部がもっともっとアピールして発信してもらって、大田区の技術はまだそこに役割を果たすことはできるという点をやって、こんな技術であれでしょう、ボブスレーにかかわった数十社のうち、今度の6社でしたか、ボブスレーにかかわった会社がやってくれたと、これは間違いないですか。これでいいですか。 ◎臼井 連携推進担当課長 10社のうち、ボブスレーにかかわった企業も多く参画をしていただいているところでございます。 ◆黒沼 委員 そうすると、その会社は、シーズでいってもニーズでいっても、両方とも応えることができたという、それは世界に発信できると思うのですよ。そのことは、大田区の役割だと思うのです。産経部の役割だと思うのですね。その点をどう生かしていくかは、考えはあるでしょうか。 ◎臼井 連携推進担当課長 こちらにつきましては、平成30年度も引き続き、開発のほうを進めたいと考えております。  先ほどの説明でもございましたとおり、専用ロゴマークをつくって販売するという予定もございます。  また、平成30年度の開発につきましては、昨年度と異なる部分の、また選手のニーズに対して応えようということで、別の部分の開発もしようと、このような話も出ております。  こうした取り組みが進むことによって、より発信する魅力のある情報が生まれてくると思いますので、その情報が生まれたときに、前後にきちんと広報等をできればと考えています。 ◆黒沼 委員 もう一つ驚いたのが、全部オーダーメイドだったのですよね、一つ一つ。一番、右側のフレームは、足の長い人、背の高い人に基づいて、このフレームは、この写真は縦型なのですけど、もっと背の低い人の場合、横型にして二つつくられておりました。それも両方とも強度に耐えられる内容だったということが一つと。  この真ん中のキャスターは、これ、皆さんわかるように、細いのと幅の広いのがあって、これがまたオーダーメイドでつくったというのを聞いて、材質もまた違うのですよ。だから、このニーズはすごいと思うのですよね。  そういうところに三つ写真を入れてくださったというには、全てそこら辺のよさを理解してのことだと思いますので、ひとつ、今日を出発にして、このノウハウを本当に生かして次、医療技術にも、それから私どもが思うのは、秋田や鳥取等の銀行関係とも契約しているので、農業関係の機器。  昨日、調べてきたら、農業関係も全部ドイツに独占されているのですよね。日本の技術はかなわない、ここに大田区の技術をもし持ち込んだら勝てるのではないかな。今回、椅子が全部国産になるわけでしょう。そうすると、農業でも勝てるし、東日本大震災の水産加工でもさびなくて軽くて役に立つということでも、勝てると思うし、そうすると、自然エネルギーにも生かせるし、医療にも生かせるし、飛行機にも生かせるし。 ◆安藤 委員 内容のポイントがずれないようにしといてください。 ◆黒沼 委員 農業にも生かせるので、このところのニーズ、シーズを、ぜひそれに生かして頑張ってもらいたいということです。 ○松本 委員長 産経部、よろしいですか。  では、続いて、環境清掃部、資料番号32。 ◆椿 委員 このイベントですけど、去年はさわれる地球儀とかですかね。 ○松本 委員長 それは、一昨年だよ。 ◆椿 委員 一昨年。何回目でしょうかね。 ○松本 委員長 3回目。 ◆椿 委員 3回目。  去年の入場者数は何名でした。 ◎丸山 環境計画課長 320名でございました。 ◆椿 委員 その中で、親子という、そういったところもターゲットにあったと思うのですけど、どれぐらい、何組というのは難しいですが、何割ぐらい来られていたような。 ◎丸山 環境計画課長 その数字については、今、つかんでおりません。後ほど、またご教示させていただきます。 ◆椿 委員 やはり、こういったのは親子でそういったところに参加して、考えてやっていくというのも一つの大きなポイントと思うのですが、そういったところに対する仕掛けとかはございますか。 ◎丸山 環境計画課長 今回の6月のこのイベントにつきましては、区報等、またホームページで周知させていただくというところですけれども、これ以外にも親子を対象とした地球温暖化防止の啓発の行事というのはいろいろありまして、例えば夏休みにはバス見学会等を実施しておりますので、1年を通じた啓発イベントを取り組んでまいりたいと思っております。 ◆椿 委員 では、これはどういった方々をターゲットにされているというのは。 ◎丸山 環境計画課長 児童・生徒、学生から大人までということで、ターゲットを考えております。 ◆北澤 委員 やはり、地球温暖化ということはみんなで考えていかなくてはならなくて、この講演会を催すということは、区民に一緒になって頑張りましょうという啓発だと思うのですけど、大田区が取り組んでいるということも、示すことによって、大田区も頑張っているのだから、私たちも家で頑張ろうみたいなことになると思うのですけど。  例えば、大田区の中では、大きなこれまで地球温暖化対策のことで変革させてきたことはあるのでしょうか。例えば、電力は再生可能エネルギーに、世田谷などはやっていますよ、自然エネルギーから調達しているとかを始めたと聞いたのですけど、大田区は電力とかはどこで買っているのでしょうか。 ◎丸山 環境計画課長 ちょっと詳しい把握はしていないのですが、電力自由化に伴って、いろいろな購入先を、実際に購入し始めているとは聞いているのですが、申しわけありません。 ◆北澤 委員 では、ぜひ具体的に教えていただければと思います。お願いします。 ○松本 委員長 続いて、33番。 ◆椿 委員 6番のアセスがいろいろ区の現状とか、課題とか、特性というところを踏まえた部分というところで、本区の主な課題というのをどのようにおっしゃっていましたか。 ◎丸山 環境計画課長 課題というか、今回、策定にあたって、業者の支援をいただきたい点としましては、区施設のエネルギー消費量の現状分析、これは無駄がないかどうかを調べたいということと、もう一つは、区内の区施設の10施設ほどの省エネ診断と申しまして、これはエネルギーをどのような利用実態があるのかというところを把握・分析してもらいたいということ。  また、あとは区施設における再生可能エネルギー、主に太陽光発電なのですけれども、どこまでこれを導入可能かどうかというところを調査・分析していただきたいというところをポイントとしまして、選定作業をさせていただきました。  要は、国の補助金を使って、やる計画ですから、国のここら辺は指定の策定項目でございます。大田区としては、ここら辺を計画に載っけていきたいというところで、この辺の支援の能力のある業者を選ばせていただいたというところでございます。 ◆椿 委員 今、私が聞いたのは、大田区の再生可能エネルギーについての課題を答えていただいたということでよろしいのでしょうか。 ◎丸山 環境計画課長 大田区を含めてどこの自治体も、やはり例えば区役所の施設、いろいろな出先も含めた施設から、温室効果ガスの削減を目指していますので、それをいかに減らすかというところをどう取り組むかというところを考えていくという計画です。そこら辺をつくり上げていただくための支援の事業者ということです。 ◆椿 委員 わかりました。これは、大田区に特化したような課題という意味合いの課題という表現ではないということですね。 ◎丸山 環境計画課長 もちろん、大田区がどういう数値を定めるかというところでお願いするものでございますので、他自治体の数字に合わせるのではなくて、大田区がどこまでできるかというところを見きわめていくというものでございます。 ◆椿 委員 今後の大田区の将来像ですけど、当然、空港跡地とか、いろいろ総合開発するようなところがあって、そこに対するような意見とかございましたか。 ◎丸山 環境計画課長 プロポーザルにあたりまして、やはり申し込みの事業者には、大田区の課題とか、大田区独自の取組項目とかを提案していただいておりますけれども、こちらの採用した業者は、大田区の未来プランとか環境基本計画をかなり読み込んでいただいて、大田区に即した中身を提示していただいたところを評価させていただいたところでございます。 ◆椿 委員 では、完成を楽しみに待っています。 ○松本 委員長 資料番号34番。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 資料番号35番。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 資料番号36番。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 37番。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 38番、よろしいですか。 ◆北澤 委員 はねぴょんの省エネハンドブックでいいですか。  さっきの関連ですけど、大田区が電力をどこから買うのというのも、とてもそれを区民に知らせるということは意味があると思うのですけれども、例えば大田区の中の企業、今、企業も地球温暖化対策に力を入れている企業があって、投資先の企業をどこにするといったときに、取り組んでいるところに投資をするとか、そういう動きもあると聞いたことがあって、例えば大田区の中の企業でも、リコーとかはとても取り組んでいるということを聞いたことがあるのですけど。区内の企業がどのように取り組んでいるかとか、たくさんの企業が取り組んでいるのだという、公民連携でこのように取り組んでいるのだということを区民に見せていくということも必要だと思うのですけれども、何かそういう大田区の事業者がそういう取り組みをしていて、表彰ではないですけれども、何か登録されているとか、何かそういうことの情報はご存じですか。 ◎丸山 環境計画課長 今の時点では、私のほうではそういった取り組みについて、調査不足で情報は把握していないのですけれども、後ほどお調べしてご提示させていただきたいと思います。 ◆北澤 委員 ぜひ、やはり区民としても誇らしいと思うのですね、区内にこんなに温室効果ガスのために努力している企業があるということ。例えば、町工場でもそれに対応するいろいろな機械をつくっているとか、高性能なボイラーをつくっているとか、何かそういう地球温暖化対策にかかわるいろいろな取り組みというものをまとめて見せるような機会があると、区民もうれしいし、自分もやろうという気になると思うので、ぜひそういう情報収集と周知をしていただきたいと思います。要望です。 ○松本 委員長 ほかに。 ◆黒沼 委員 その他、一ついいですか。 ○松本 委員長 どういう関係ですか。 ◆黒沼 委員 産経部に一言。 ○松本 委員長 では、どうぞ。 ◆黒沼 委員 今回の人事異動、一番、私などは産経部は激しかったのかと思うのですけど、産業振興協会にウエートがすごく大きくなったなとイメージを持ちました。そうすると、振興協会の動きを一々把握しないと、産経部の動きが多分、わからなくなってくる気がします。  それで、電話して、予算が決定して議会も終わったので、産経部の予算書を直ちに欲しいと言ったら、まだ決まっていませんと言うのですよ。決まっていないのに動けるのですかと聞いたら、何か言葉がつまっていて、ほかの振興協会も文化もそうなのですけど、殊さら産業振興協会がこれだけの巨大になると、振興協会がきちんとして、区民にも、議員にも見えるようになることが必要かなと思って、一刻も早く予算書と事業概要を欲しいと言ったら、まだできていませんというので、では見えないのではないですか。  職員構成も早く知りたいと言ったら、はっきりした回答をもらえなかったので、いつごろ手に入るかというか、公表されるかというのはわかりますか。 ◎小澤 産業振興課長 今、委員お話の件については、産業経済部ではなくて産業振興協会のお話ということだと思いますけれども、産業振興協会も4月に評議員を含めた理事会を開いて、年度の事業内容等を決定するということで、まだ決まっていないというよりは、決定を経てから公表したいということでございましたので、その後にまた公表させていただきたいと思っております。 ○松本 委員長 黒沼委員、それ、個別にやってもらったほうがいいのではないかな。 ◆黒沼 委員 いやいや、もう13日ですよ。約半月過ぎているのです。 ○松本 委員長 まだ、理事会をやっていないのでしょう。 ◆黒沼 委員 だから、何でやらないのかですよ。早くやらないと、議会が終わったら、決定しておいて1週間後ぐらいでやってしまわないと、予算執行できないではないですか。そのことを言っておきます。 ○松本 委員長 振興協会の話だから、それは。 ◆黒沼 委員 いや、それは産経部がやらなければいけないのだ。 ○松本 委員長 では、本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程します。
     継続分の陳情について、状況変化はございますでしょうか。 ◎近藤 地域力推進課長 継続分の陳情につきまして、29第25号 一般社団法人田園調布会運営に関する陳情につきまして、若干の状況の変化がありましたのでご報告いたします。  去る3月25日に臨時総会が開催され、新理事15名が承認され、新理事のうちから1月24日の理事会で選出された新会長が再選されたとのことでございます。  そのほかの陳情については、状況の変化はございません。 ○松本 委員長 委員の皆様、よろしいですね。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 特になければ、審査は行わないこととし、継続審査事件を一括して継続といたします。  次に、各委員の机上に配付をいたしました、特別区議会議長会の要望事項の調査について申し上げます。  例年、特別区議会議長会から議長宛てに、国及び東京都に対する予算等の要望事項の調査がございます。平成29年度は、4月20日に照会通知があり、6月19日が回答期限となっておりました。  本件については、現委員会において要望事項を取りまとめ、結果を次期委員会の委員長宛て、申し送りをしたいと考えております。  つきましては、要望事項がございましたら、お手元に配付の「議長会要望事項調査票」により、次回の委員会開催日の3開庁日前までに、委員長あるいは担当書記までご提出をお願いいたします。  要望事項があった場合には、次回の委員会でご協議いただきまして、全会派一致で賛同の得られた要望事項のみ、次期委員長に申し送りをしたいと思いますので、ご了承願います。よろしくお願いいたします。  最後に、次回の委員会日程についてでございますが、5月15日、火曜日、午前10時から開会いたしたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 そのようにさせていただきます。  つきましては、先ほどの議長会要望事項がある場合には、5月10日、木曜日までに委員長または担当書記までご提出くださいますよう、よろしくお願いをいたします。  以上で、地域産業委員会を閉会といたします。                午後 0時21分閉会...