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  1. 大田区議会 2016-01-15
    平成28年 1月  こども文教委員会−01月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成28年 1月  こども文教委員会−01月15日-01号平成28年 1月  こども文教委員会 平成28年1月15日                午前10時00分開会 ○秋成 委員長 ただいまから、こども文教委員会を開会いたします。  継続調査事件を一括して上程いたします。  それでは、本日分の所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎菅野 指導課長 馬込第三小学校における通知表の紛失について、ご報告をいたします。資料はございません。  馬込第三小学校5年生担任40代の男性教員が、平成27年12月19日土曜日、午後9時42分ごろ、同校校長室において、同校長室内の鍵のかかる金庫から通知表ファイルを出して、2学期の通知表を同ファイルに入れていたところ、児童2名分の通知表ファイルがないことに気がつきました。  その後、2学期修業日の前日、12月24日まで校内をくまなく捜索をいたしましたが、残念ながら発見することができず、同日に2名の児童の保護者に謝罪と説明を行いました。そして3学期始業の1月8日に、学級の保護者に臨時保護者会の開催をお知らせし、1月13日の午後4時30分と午後6時30分の2回にわたり謝罪と説明をいたしました。  合わせて同日、区議会議員の皆様と各報道機関に情報提供をいたしました。翌1月14日の朝刊では、東京新聞と朝日新聞の2社が記事を掲載いたしました。現在、学校は管理体制を見直して、個人情報の管理の徹底を図っているところでございます。教育委員会といたしましては、関係児童や保護者の方に大きな不安を与えたことを遺憾に思うとともに、個人情報の適正な管理の徹底について、改めて学校に指導してまいります。  続きまして、第4回小学生駅伝大会について、ご報告いたします。教育委員会事務局資料1番をごらんください。  第4回小学生駅伝大会を12月26日土曜日、大田スタジアム特設コースにて開催することができました。委員の方をはじめ、多くの区議会議員の方々にも会場にお越しいただき応援をいただきましたことに、改めて御礼申し上げます。大会の準備や運営につきましては、小学校校長会をはじめ大田区教育研究会小学校体育研究部、並びに小学校養護部会の先生方に協力をいただきながら、体育会実行委員会の先生方と進めてまいりました。また、矢口中学校、南六郷中学校、大森第七中学校の陸上競技部の生徒には補助役員として協力をいただき、さらには大森第十中学校のチアリーディング部が応援で大会を盛り上げてくれました。  大会当日は、天候に恵まれるとともにスムーズな運営ができ、選手は大きな事故・けがもなく、これまでの練習の成果を存分に発揮することができたと考えています。各小学校では、小学生駅伝大会を機に全校で取り組んできたと伺っております。また本年度は、体力向上標語で多くの児童が参加していただき、来場された方々は、児童の作品から元気をもらったと話を伺いました。これまでの取り組みに対する児童への評価を各学校はし、今後の学校生活や体力向上に結びつけているところでございます。  今後は、今年度の反省をまとめ、次年度に生かしてまいります。なお、第7回中学生東京駅伝大会が、2月7日日曜日に調布市の味の素スタジアムにて開催をされます。既に11月7日から代表選手は大森第七中学校長、鶴貝団長、南六郷中学校長、菅原総監督をはじめとする先生方のご指導のもと、練習に励んでいるところでございます。委員の皆様にも応援を賜れば幸いでございます。 ◎佐藤 学校職員担当課長 資料番号の2番をごらんください。平成28年度、学校用務業務等委託事業者の選定について、ご報告させていただきます。  平成27年度から区立小中学校において学校用務業務等の委託を実施しておりますが、平成27年度に引き続き、平成28年度も新たに区立小中学校において学校用務業務等委託を実施するため、下記のとおり業務委託業者を選定いたしました。  28年度の委託募集について、学校名や選定の日程等を、昨年9月28日の当委員会でご報告をしております。選定の経過ですが、実施要領の公表を平成27年10月16日に行いました。募集内容の説明会を10月22日に実施し、この日から企画提案書類の受け付けを約1か月間の11月20日提出期限にし、この間、15の事業者から提案をいただきました。  第1回選定委員会を平成27年12月3日に行いまして、この選定委員会では一次審査として書類審査を行いました。この一次審査で提案いただきました15者から上位8者を次の面接審査、二次審査にあたる事業者として選定をいたしました。また合わせて、平成27年度委託事業者の継続契約推薦の可否についても審査をいたしました。第2回選定委員会を12月21日に開催し、8事業者の提案の内容等をヒアリングにより確認し、その結果、2番に掲げております4者について、業務委託候補者としての選定としました。  2番の平成28年度、新規委託候補者でございますが、1の東調布第三小学校と松仙小学校につきましては、事業者名、高橋工業株式会社、事業者住所は文京区湯島三丁目26番5号。2の多摩川小学校と矢口西小学校につきましては、事業者名、ソシオ株式会社、事業者住所、豊島区東池袋一丁目48番10号。3の大森東中学校と大森第八中学校につきましては、事業者名、協和産業株式会社、事業者住所、杉並区上井草二丁目19番20号。4の六郷中学校と南六郷中学校につきましては、事業者名、南信ビルサービス株式会社、事業者住所、大田区新蒲田二丁目16番8号。この4者について業務委託候補者として選定をいたしました。
     3番の業務委託期間でございますが、平成28年4月1日から平成29年3月31日まででございます。ただし、大田区プロポーザル方式実施ガイドラインに基づきまして、初年度を含め5年間は引き続き契約することができる期間とします。  なお、平成27年度委託開始事業者は、第1回選定委員会の審査の結果を受けて、平成28年度の委託契約を継続いたします。今後は、この業務委託候補者4者と予算議決を条件としまして、契約に向けた調整を進めさせていただきたいと考えております。 ◎岩田 教育センター所長 私からは資料番号3番、12月6日開催されました発達障がいシンポジウムの実施結果について、ご報告させていただきます。開催につきましては、9月28日の当委員会で報告させていただいたところでございます。  今年度は学齢期から青年期の支援を主なテーマとして、第一部の基調講演では信州大学教育学部教授の高橋先生に、第二部のシンポジウムでは高橋先生をコーディネーターとして聖進学院学院長の守矢先生、区立中学校の田中スクールカウンセラー、障がい者総合サポートセンター木伏就労支援調整係長、3名のシンポジストにより、この時期の重要な課題となります進路選択について、貴重なご意見とご報告をいただきました。  今回は302名の区民の方々にご参加をいただき、改めて区民の皆様の発達障がい支援の関心の高さを感じたところでございます。また、ご多忙中にもかかわらず、当委員会委員の皆様にも当日お越しいただきましたことを、この場をおかりして感謝申し上げます。なお、本件につきましては、本日開催の保健福祉委員会においても、ご報告させていただいております。 ◎後藤 子育て支援課長 それでは、こども家庭部報告1番の、昨年12月22日に開催されました、第3回大田区保育園・学童保育保育料検討委員会について、ご報告させていただきます。  当日の検討委員会には秋成委員長、塩野目副委員長、菅谷委員にもご出席賜りました。ありがとうございました。当日の会議資料につきましては、こども文教委員会の各委員の皆様にお届けしております。本日は第3回検討委員会での主な検討内容を、口頭にてご報告をさせていただきます。  初めに、11月19日に開催された第2回の検討委員会の主な内容について、事務局より確認させていただいた後、第2回の検討委員会でご意見いただきました、私立認可保育所における0歳児保育にかかわる運営費の内訳を、モデルケースとしてご説明いたしました。その際、菅谷委員から区立園との違いの大きな要因として、保育士の平均年齢があるのかといったご質問をいただきました。私立保育園保育士の平均年齢は、区として正確には押さえてはおりませんが、区立の保育士の平均年齢が47歳であります。これに比べては、かなり若い状況にあり、そのあたりも人件費総額に差が出ているものと考えているとお答えしております。  次に、これも前回、検討委員会でご意見いただいた認可保育所保育料学童保育保育料の収納状況について資料を作成し、ご説明いたしました。その際、秋成委員、これは検討委員会での名称で呼ばさせていただきます。秋成委員から、保育園保育料の収納率が99%を超えており、ほとんどの利用者がきちんと負担をしている中で、現行の保育料が応能負担に基づいて設定されていることからも、公平性の視点で一層の収納努力を図るべきだ。あわせてコンビニ収納など、利用者の利便性の向上について検討できないかとのご提案をいただきました。これに対しては、さらなる収納対策として、今後は差し押さえを視野に入れ取り組むことを考えている。また、区民税や国民健康保険料で実施しているコンビニ収納について、保育料における収納効果とシステム導入に伴う手数料等の経費といったメリット、デメリットを踏まえ、検討していきたいとお答えしております。  次に、学童保育事業につきまして、運営費と利用者負担の現状についてご説明いたしました。ここでは岡委員から低所得世帯の減免制度のあり方として、非課税世帯のひとり親世帯は免除になるのに対して、二人親世帯は3,000円減額の月額1,000円となっている点が非合理とのご意見をいただきました。ひとり親世帯は、世帯収入といった側面だけでなく、子育てに関してさまざまなハンディキャップがあることを勘案しての現行制度であるとのお考えをお答えしております。  次に、保育料見直しの視点ごとに出た主な意見といたしまして、塩野目委員から0から2歳の約3分の2が保育園を利用していない在宅子育て家庭の児童である現状に対して、公平性の視点で保育園利用者在宅子育て家庭との公平性も検討すべきである。見直しによる増収となった場合は、地域の全ての子育て支援の充実を図ってほしい。認可保育園においても、在宅子育て支援について、今まで以上に積極的に取り組んでほしい。また、受益と負担の関係性の視点からは、0歳児に係る運営費は、面積や保育士の配置基準などが1、2歳児と大きく異なることから、運営費が高額となっている。0歳児の保育料、別立てとしてはいかがか。さらに少子化対策の視点から、まずは二人目の対策が必要である。現在、第2子の減額率は5割となっているが、さらに大きくしてはいかがとのご意見をいただきました。  また秋成委員からは、公平性の視点で今まで以上に応能負担を徹底してほしい。特に低所得者層へ配慮し、非課税均等割世帯については、さらに低減すべきである。また新たな視点として、子どもの貧困という視点が必要と感じる。低所得世帯において、婚姻歴のない母子家庭の階層認定にあたり、寡婦控除相当な扱いを、検討をしてほしいとのご意見をいただきました。  また菅谷委員からは、貧困について区民の状態をしっかり捉えて議論しなければ、少子化対策にならないのではないか。保育サービスを受益の面だけで捉えると、高額となってしまう。子どもたちは将来の大田区を担う人材であり、その親は大田区に税金を納めて頑張っている。これらを応援する保育であるべきだとのご意見をいただきました。このほか、政府が来年度から低所得世帯における多子減免に係る年齢制限を撤廃する方針であるとの新聞報道がございましたので、この部分をご紹介させていただきました。  以上が、第3回検討委員会で議論いただいた主な内容であります。次回、第4回検討委員会は平成28年2月2日午後7時から消費者生活センター2階、大集会室。また第5回は28年3月23日午後7時から区役所本庁舎2階の会議室で開催いたします。  続きまして、こども家庭部の報告2番、西六郷三丁目マンション開発における公益施設等の設置についてをご報告させていただきます。資料はこども家庭部資料1番をごらんください。  本件は、西六郷三丁目の元グリコ工場の跡地で、マンション開発にかかわり、区が地域力を生かした大田区まちづくり条例及び大田区開発指導要綱に基づき、開発事業者である野村不動産株式会社と協議を進め、このたび地元要望等を踏まえた公益施設等を設置することとなったものであります。条例が施行されて、ファミリータイプ600戸を超える大規模なマンション開発において、初めて地元要望等を踏まえた公益施設等の設置が実現できる事例であるため、今回委員会に対して、初めてご報告するものでございます。  このマンション開発でありますが、資料の物件概要にありますようにJR京浜東北線の西側に接する約2万3,575平方メートルという大規模な敷地での集団住宅建設事業であります。西側敷地に地上14階、東側敷地に15階建ての総戸数632戸の大規模共同住宅が計画されております。この敷地につきましては、当初、区は公共用地としての取得を目指しておりましたが取得には至らず、その後、開発事業者と協議を進め、地元要望等を踏まえた公益施設等の設置及び自治会等の設立などについて盛り込んだ、地域力を生かした大田区まちづくり条例に関する協定書を平成27年2月に締結しております。その後も引き続き協議を進め、設置する施設の詳細を定めた施設協定書を27年12月に締結したところでございます。  資料の裏面をごらんください。  設置する公益施設でありますが、初めに地元要望が大きい医療施設として、区が賃貸した物件を医療事業者に転貸し、診療所を設置する予定となっております。大規模災害発生時には、この施設前のスペースに、状況に応じて緊急医療救護所を開設することも考えております。  次に、地域包括支援センター機能を有する福祉施設を設置いたします。こちらは、区が建物を賃貸し、福祉事業者に運営等を委託する予定でございます。そして、区が無償で建物を使用貸借し、非常食や防災備品などを保管する地域防災倉庫を設置いたします。  次に、子ども関連で60人規模予定の私立認可保育所と、子育て支援施設としてアフタースクール、これは小学生を対象とした学習塾機能を持った民間預かり施設であります。これらが設置されます。いずれも民間事業者が運営を行う予定であります。  このほか、地域開放型のマンション付設の集会室や公園と同等の機能を有する広場を設置いたします。  6番の集会室でありますが、地域の方や大田区に拠点を置く公益的な活動を行う団体につきましては、有料で使用できます。また、マンション住民以外も利用できる広場は、大規模災害時の一時避難所としても機能するよう、防災井戸を設置いたします。なお、西側敷地で整備する地域防災倉庫子育て支援施設は、平成29年の2月に建物が竣工し、3月末の引き渡しの後に内装工事を行います。  東側敷地で整備する施設につきましては、29年の6月に建物が竣工し、9月末の引き渡しの後に内装工事を行うスケジュールとなっております。また、こちらのマンションにつきましては、事業者によりますと2月の下旬から販売が開始される予定とのことであります。本件につきましては、関連する総務財政、地域・産業、保健福祉、こども文教、都市整備の各委員会におきまして、同様の内容で報告させております。 ◎浜口 保育サービス課長 こども家庭部資料番号2番、保育園における給食調理業務委託について、ご報告申し上げます。  給食調理の業務につきましては、「保育園における給食調理業務委託の推進方針」に基づき、平成14年度から業務委託を進めているところでございます。このたび、平成28年4月からの給食調理委託2園について、事業者を選定いたしました。  選定の経過でございますが、公募期間としては平成27年8月28日から9月18日まで。13の事業者が、応募がございました。一次選考は27年の10月9日、こちらは書類選考で5事業者まで選考を絞ってございます。二次選考でございますが、27年の11月24日、これは一次選考で選ばれた事業者に対してのヒアリング選考を行ってございます。最終的な選定は27年12月11日、選定委員会において2事業者を選考したということでございます。  選考して委託の対象となった事業者でございますが、大森東一丁目保育園については、法人名は株式会社藤江、所在地が東京都墨田区両国一丁目10番7号。糀谷保育園については、法人名が株式会社レパスト、所在地は東京都中央区銀座七丁目13番8号でございます。  今後の予定でございますが、28年、今月の下旬には保護者説明会を行います。また3月中旬、下旬と業務引き継ぎ等行いながら、その中で試食会等も行いながら円滑な引き継ぎを行っていく予定でございます。  続きまして、こども家庭部資料3番、私立保育所「おひさま保育園」の運営主体の変更についてのご報告でございます。  「おひさま保育園」については、旧区立多摩川幼稚園の園舎を改修し、平成13年4月1日から私立の認可保育所として運営をされてきたところでございます。このたび、現運営法人から事業規模縮小の意向を受けたため、経営主体の変更を区としても進めてまいる予定でございます。  この「おひさま保育園」の概要でございますが、設置者は社会福祉法人の行道福祉会、定員は80名、内訳は資料のとおりとなってございます。所在地は大田区矢口三丁目34番12号でございます。現法人による運営期間でございますが、平成30年の3月31日までを予定してございます。新法人による運営開始時期は、平成30年4月1日からを予定しているところでございます。新運営法人の選定については、公募をして選定をしていく予定でございます。  今後の主なスケジュールでございますが、運営法人の公募選定を28年の4月から9月に行いまして、その後、28年10月から30年3月まで東京都へのさまざまな手続、それから法人間の引き継ぎを行ってまいります。新法人による運営開始は30年の4月と予定してございます。 ◎岡本 待機児担当課長 私からは、こども家庭部資料番号4番に沿いまして、大田区民間建物(土地)の一括借り上げによる保育所整備事業に係る保育所運営候補事業者の選定について、ご報告させていただきます。  最初に、待機児解消に向けた取り組みといたしまして、保育所整備の緊急性が高い地域において、区が土地・建物を借り受け、保育所の整備を行う大田区民間建物(土地)の一括借り上げによる保育所整備事業を実施しているところでございます。このたび、当該事業の保育所運営法人を選定いたしました。  最初に、保育所の開設計画の概要でございますが、開設予定地は大田区仲池上一丁目8番6号でございます。最寄り駅は、都営浅草線西馬込駅から徒歩7分のところでございます。施設形態は私立の認可保育所を予定してございまして、開設の予定は29年4月1日でございます。  事業者運営法人の選定の経過でございますけれども、事業者の公募につきましては平成27年12月1日から10日まででございまして。12月15日から17日に応募法人の運営している施設の視察を実施いたしました。12月22日に事業者のヒアリング、そして選定委員会を開催いたしました。  選定した法人でございますけれども、株式会社ベネッセスタイルケアでございます。今後の予定といたしましては、平成28年3月までに区、土地所有者、保育所運営法人の3者で協議の上、保育所整備・運営計画を策定する予定でございます。  続きまして、資料番号5番に基づきまして、待機児解消に向けた取り組みについて、ご報告申し上げます。  待機児解消に向けた取り組みといたしまして、小規模保育所3施設の開設を計画いたしました。  1番目でございますけれども、施設名称が(仮称)ディルーカ保育園、蒲田園でございます。運営事業者はエージェント株式会社。場所は大田区新蒲田一丁目5番1号、最寄り駅がJR京浜東北線及び東急線の蒲田駅から徒歩5分のところでございます。開設予定は28年4月1日、定員は19名を予定してございまして、対象年齢は1歳児から2歳児でございます。  2番目でございますけれども、施設名称が、(仮称)キッズラボ西馬込園でございます。運営事業者は、キッズラボ株式会社。所在地でございますけれども、大田区西馬込二丁目35番3号。最寄り駅は都営浅草線西馬込駅から徒歩5分のところでございます。開設予定日は28年4月1日。定員の予定は16名、対象年齢は1歳児から2歳児まででございます。  3番目でございますけれども、施設名称が(仮称)保育ルームOhana梅屋敷駅前園でございます。運営事業者は、エルシーワークス株式会社。開設予定が平成28年4月1日。定員の予定は19名、対象年齢は1、2歳児でございます。開設予定地につきましては、京浜急行梅屋敷駅から徒歩1分のところでございます。  続きまして、資料番号6番に基づきまして、平成27年度の待機児解消に向けた保育施設の新規開設の状況について、ご報告申し上げます。  現在のところ認可保育所は3施設、認証保育所は2施設、小規模保育所は11施設、グループ保育室1施設の新規開設のほか、定期利用保育事業認可保育所内で2施設実施する予定でございます。  平成27年度の保育サービス定員の目標増加数は420名でございますが、この間の取り組みによりまして、目標を上回る定員増を図ることができる見込みでございます。なお、最終的な保育サービス定員増につきましては、既存保育施設の増員等も検討しているところでございますので、決まり次第、改めてご報告させていただきます。今後も引き続き、待機児解消に向け、全力で取り組んでまいりたいと考えてございます。 ○秋成 委員長 それでは、委員の皆様、まずは教育委員会からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆菅谷 委員 今、馬込第三小学校の、この通知表の紛失については、ご説明口頭であったのですけれども。保護者の方々からのご意見とか、そういったものについてはお聞きになっていますか。 ◎菅野 指導課長 いただいたご質問としましては、金庫に入っているものは何なのかとか。あと抜本的な改善策について、内部の人間関係には問題がないのかと。あと子どもたちには、これを話をしたか。また鍵の管理はどうなっているか。そして部外者の侵入の可能性、それから成績の処理の流れと、あと通知表について、1学期分は全て回収されたのかといったご質問をいただきまして、お答えしたところでございます。 ◆菅谷 委員 そういった疑問に対しては、一つ一つ説明されて納得されたということで、よろしいのでしょうか。 ◎菅野 指導課長 はい。学校長から一つ一つ丁寧にお答えをして、ご了解いただきました。 ◆菅谷 委員 私たち議員のところにも回ってきまして、今、報告を受けて、改めてこれは金庫の中にしまっておいたものがなくなっていたということで。もちろん、しまったときには全員分があったということを確認の上で、今回の事態になったということで、これは確実なのですよね。 ◎菅野 指導課長 しまったのは、担任がしまったということで。複数でそういったものを確認とかということは、これまでなされてはおりませんでした。担任がしまったという、その前提のもとで捜索もし、原因も特定しようとしましたが、紛失の原因については、いまだ特定できないところでございます。 ◆菅谷 委員 この中は、例えば誰かが通知表をつけるために置き忘れたとか、紛失したということではないなという、今、お話を聞きながら思って。やはりお母さんやお父さんから質問が出たように、職員関係とかいろいろなものがあるのか。それとも、もともとこの2名足りなかったのかと、そういったところもあると思うので。これは全体の管理体制になるということなのですけれども。その点で教育委員会として、学校長会などと相談されていることとか、改めて見直している点とかありましたら、教えてください。 ◎菅野 指導課長 個人情報を含め、また金銭等管理されている鍵のかかる金庫、その鍵の取扱いについては、厳正に、適正にということを改めてお願いをしているところでございます。 ◆菅谷 委員 改めてというところもありますけども、そういったものは校長会でいろいろな点検表とかつくって確認されていると思いますけれども。こういったことが起こることによって、学校間の職員の皆さんのお互いを疑い合うような関係になったりとか、子どもたちにも影響が及ぶというところまで影響すると思うので。やはり、しっかり保存の仕方とか、個人情報を守るというところでは、やはり大事なことなのだなと思いましたので、改めて教育委員会としても何かミスがなかったのかと、もう一度点検してもらい確認していただきたいと要望しておきます。 ◆広川 委員 今のところで関連なのですけれども。該当するお子さんには再発行という言い方が適正かどうかわかりませんけど、きちんとできているのですよね。 ◎菅野 指導課長 これは、全てコンピューターの中で成績表の処理をして、それを帳票印刷したものを通知表ファイルという中に、各学期ごとに入れていくというものでございますので。残念ながら紛失した1学期分については、当然そのデータが残っておりますので再度印刷をして、その通知表ファイルに入れて、児童のほうには2学期分と合わせてお渡しをしているところでございます。 ◆湯本 委員 この通知表絡みの紛失、または情報漏えいといったトラブルは、過去にもあったのでしょうか。 ◎菅野 指導課長 過去には、同様の事故は確かにございました。ただ、これまで漏えいするということは起きておりません。紛失はしましたが、その紛失されたものが第三者の手に渡って明らかになるということは、これまで起きてはおりません。 ◆湯本 委員 それは、そう願いたいだけの話で。それがそうかどうかというのは、断定は難しいと思います。その過去にあった事件というのは、どれぐらいの頻度で、どういった事例があったのか。わかる範囲で結構なので、教えていただけますか。 ◎菅野 指導課長 通知表の紛失については、19年度か20年度に1件、私の記憶の中では発生していると思います。 ◆湯本 委員 それ以外はないのですね。この19年度のときには、この事件を受けて、どう何を改善をしたのでしょうか。 ◎菅野 指導課長 それまでは、各担任がご自身の机のところで管理をされているとかという形だったのですが。そうした事故を受けて、鍵のかかる校長室内の金庫等に、児童生徒指導要録等を保管する鍵のかかる金庫に、預かった通知表については収納するという形になってございます。 ◆湯本 委員 その対策をとって、しばらくはなかったけれども、また起きてしまったと。そうなると、さらに今度どうするのという話が出てくると思いますけど、具体的には対応策というのは。 ◎菅野 指導課長 通常、その校長室等の鍵のかかる金庫の、その鍵については副校長が管理しておりますが。内部の人間が使う際には、その鍵の保管場所、副校長のどこの机のどの引き出しにというのは、皆、それを承知しておりまして、作業する際には、そこから持ち出すということが通常だったわけですが。今回のこうした件を受けまして、その鍵を貸し借りするについても厳重に管理職が管理して、立ち会う等の対応を行います。金庫の開閉につきましては。 ◆湯本 委員 そうすると、1クラス35人とか40人とかといて、その人数全部枚数があるかどうか、毎回出して入れるごとにチェックをするという、そういうことですか。それを副校長先生がやると。 ◎菅野 指導課長 副校長は、あくまでもその金庫の鍵を開け閉めするときに立ち会うという形で、中に入れる入れないについての確認というのは他の職員が、できれば複数でダブルチェックしながら確認をしていくという形になると思います。 ◆湯本 委員 恐らく、これ鍵の問題ではなくて、持ち出されたものがどう使われて、どう保管されて、どう戻されているのかと、そこがしっかりとチェックができていなければいけないのと。なくしてしまうということは、持ち出したときに、校外にそれを持ち出したということなのですかね。要は、持ち出された通知表はどう扱われたかという、そこが問題の肝のような気がするのですが、鍵の管理というよりは。 ◎菅野 指導課長 お渡しした通知表を、長期休養日が終わって回収をします。回収された通知表は、その鍵のかかる金庫に一括してしまいます。次に今学期、先ほど申し上げたように通知表というのは、今、各学期一枚の紙になっておりますけど、印刷したものをそのファイルに入れるに際しては、校長室の中で、この教員も作業しました。その際に不足が気がついたということですので、校外に持ち出したということはございません。 ◆湯本 委員 そうすると回収作業に不手際があったということなのですか。 ◎菅野 指導課長 この担任は回収に際して全員分回収したということを、ご自身が確認して、それを全員分、その校長室の金庫に入れたと言っております。その金庫に入れたものが、今学期、そこから出して今学期分の通知表を入れようとしたところ、そのファイルが2名分足りなかったということに気がついたということですので。どの時点で、その2名分が、その金庫の中から紛失したのかということについてが、これが今もって原因が特定できないというところでございます。 ◆湯本 委員 そうなると鍵の管理というよりは、都度都度、その通知表の取扱いをするたびに、通知表がきちんとあるかどうかのチェックをするといったことが必要な作業になってくると思うのですけども。これ鍵の対応をするということは、今回の問題解決だとか、この状況を改善するといったことにつながるとは、ちょっと思えないです。そういうことに対する改善というのは考えないのですか。 ◎菅野 指導課長 出し入れに際して、それが全てあるかないかという、その一覧表による点検等も当然必要だと考えています。 ◆湯本 委員 「も」というか、むしろそこが一番大事なところなのではないでしょうか。今のお話を伺っていると、鍵の管理がうんぬんというよりは、持ち出されたものが移動をするときに、それがどこかに誤って行ってしまったという話だと思いますから。問題の原因はそこにあるのだとすれば、移動するたびに、きちんとその枚数があるかどうかのチェックすると。それをやらない限りは、多分やったとしてもなくなっちゃったとしたら、足りませんでしたと、それがその時点で気づく、発見をする可能性が高まるのかもしれないけども。ただ、それぐらい緊張感を持って取り扱うものだよという部分も含めると、その作業が、ただでさえ忙しいところ、大変現場にご負担がまた増えて気の毒だと思いますが、でも、やっていただかない限り、これ何回も続けると何やっているのという話がまた出てきてしまうと思うので。問題がどこにあるのかというところにしっかり目を向けて、それに対してきちんと効果のある改善策を打ち出していただきたいと思います。これは要望で。 ◆金子 委員 学校用務業務等委託事業者の選定についてということで。この4者のうち、3者が大田区外の事業者になっていますけれど、これはそういうところもたくさん応募があったということなのでしょうか。 ◎佐藤 学校職員担当課長 先ほど申しましたように、15者から企画提案がございました。そのうち区内が、こちら今回入っていますところを含めまして、あと3者ほどあったと思います。あとほかのところは準区内であったり、全くの区外であったりという状況でございます。 ◆金子 委員 そうすると区内は15者のうち、この南信ビルサービスを含めて3者で、あとの12者は区外だったということですね。 ◎佐藤 学校職員担当課長 区内は全部で4者ほどご提案をいただいていたと思います。あと、先ほど区内以外というのは、準区内、いわゆる区内に支社・支店のあるところ6者、それから全くの区外5者ということで、都合15者ということでございます。 ◆金子 委員 それぞれ、この学校はご近所のようですよね。東調布第三小学校、松仙小学校と多摩川小学校と矢口西小学校も、まあ近いところだと思うのですが。このそれぞれ杉並区や豊島区、文京区からいらっしゃるということですか、それともこの事業者のほうの何か支社とか、大田区内に事業所があるということですか。 ◎佐藤 学校職員担当課長 こちらの本社のところで、区内以外は支社・支店等あるところではありません。ただ、こちらの事業者が従事する者を募集する際は、その学校の、なるべく近くから雇用のほうを考えているということでございます。 ◆金子 委員 すると、ご近所から来るような人を採用するということであれば、それも方法かなとは思いますが。これ学校用務で、学校の安全を守るためにある仕事だと思うのです。いろいろな授業中のこともそうですし、時間外、夜間のこともあるわけなので。こんなに遠いところから、もしくは何かあったときに連絡をとろうとしたら1時間、2時間かかりますよというところからの人が選ばれるというのは、何か不正常な感じがするというか、手間がかかる。それこそ、用務業務を委託するのもどうかとは思っているのですけれど、その辺で子どもたちの安全のところで、これでも大丈夫と考えられた根拠のようなものはあるのでしょうか。 ◎佐藤 学校職員担当課長 事業者については、よく学校のことを研究をして、しっかり調べて、その学校の動き、そういったものをかなりよく調べております。また、業務責任者等が巡回をしながら見ておりますことと、あと本社からのサポート体制もしっかりしているということで。学校環境、学校の子どもたちの環境のために、こちらの事業者は、よくその辺のしっかりした事業者であるということが確認されているということでございます。 ◆金子 委員 そうすると、これらの事業者は、既に大田区の学校用務業務委託などを、もう既にしていたりとか、他の区でやっていたりとかいうことを確認をして、その作業というか仕事の内容についても、よく教育委員会としては把握しているということなのですね。 ◎佐藤 学校職員担当課長 他区の事業者であっても、学校の学校用務業務等について既に実績があり、そこのところはしっかりと学校についての業務に対する姿勢、それなりのノウハウ、そういったスキルを持っているという形でございます。 ◆金子 委員 教育委員会が、そのように確認をしたということですね。それを伺っておきたいのですが。 ◎佐藤 学校職員担当課長 これは選定委員会でやってますので、学校長も含めた選定委員会の中でしっかりとそこを見きわめて、学校現場でしっかりやってくれるかどうかということを確認しながら選定されたものでございます。 ◆金子 委員 例えば、今、学校の中に、この委託業者の方々が出入りすることは、例えば給食も含めていろいろあるわけですよね。それで教員も、非常勤の方ですとかが来られると。そういうところで校長先生が知らない人が、ということがある可能性もありますので。この辺の安全と管理のところについては、一層管理職の方々には負担がかかるのではないかと思いますが、その辺は大丈夫なのですかね。 ◎佐藤 学校職員担当課長 その辺につきましては、しっかりとした業務責任者が週に1回、月数回、学校管理者、校長、副校長先生と打ち合わせ等をやりながらしっかりやりますので、その辺は大丈夫ということでございます。 ◆椿 委員 この用務員業務ですけど、今までは学校のほうでやっていらっしゃったということで、今回委託をやる。そのされてた方々というのは仕事がなくなるのか。そういったところのほうは、きちんとされていると思うのですけど。その人たちの雇用というか、そういったところをちょっと教えていただきたいと思います。その人、今までされていた人たちがどうなったのかという部分です。 ◎佐藤 学校職員担当課長 こちらの委託を進めることの目的でございますけれども、こちらの用務業務に携わる職員が退職不補充ということで、毎年20名前後退職をする、そこの部分を補うために1校当たり2.5人用務業務携わっておりますので、今回も8校程度、20人程度を埋めるべく委託をしていくということでございますので。学校の環境を継続して、良好な学校環境の維持というために委託をしていくというところでございます。 ◆森 委員 この業務委託をほかにすることによって、職を失うということはないということだったのですけども。今、現状として27年度、28年度と業務委託を開始して、ではそれは退職する方が出た学校から進めているということでよろしいですか。 ◎佐藤 学校職員担当課長 27年度から、こちらの委託は始めてますので。27年度8校、来年度28年度も8校。大体20人程度、毎年退職が予定されていまして、そこの部分を補うべく、毎年大体8校ずつ行っていくという予定ではございます。  こちらについて、まだ始まったばかりですので、今、こういった状況で進めている。また、状況の変化を見ながら、またそこの部分は考えていく、検討していく部分もございますが。当面は、この8校ずつ行っていく予定でございます。 ◆菅谷 委員 関連なのですけれども。この各学校に2グループを一つにしてでしたか、この委託をしていくということを前年度の委員会でもお話がありましたけれども。この高橋工業からソシオ株式会社、協和、それから南信ビルサービス、大体職種としては、そういう清掃とかを専門とされるところなのか、その内容を教えていただけますか。 ◎佐藤 学校職員担当課長 高橋工業、協和産業、南信ビルサービスについては、ビルの管理を専門とするところでございますが。こういった受付等、いろいろこういった作業に適した業務を行っているということでございます。ソシオ株式会社については、こちらの用務業務を専門としてやっている事業者でございます。 ◆菅谷 委員 そのビル管理で、一者だけが用務業務を専門というところで、何年かやってこられたところというところですけれども。大田区のこれまでの用務の仕事というのは、ただのビル管理とか受付の仕事だけではなくて、やはり子どもたちと接する中で子どもたちの特徴も知ってもらったりとか、子どもたちとの教育環境とかよくしていくという、そういったところもあったと思うのです。そのような教育的な観点から、やはりこの業務委託というのは、私たちもどうなのかというところでは、共産党としては業務委託ではなくて正規でしっかり採用していくべきだということを、ずっと求めてきているところです。  それとこの間、偽装請負とかが指摘されてきて、庁内の受付とかのところがありましたけれども。例えば、その日にたくさんの落ち葉が落ちていたとか、こういったところが壊れてしまったから直してほしいと。そのときには、誰が誰にこの命令を下すのかというか、その指令を行うのかというところを教えてください。 ◎佐藤 学校職員担当課長 まず最初、子どもへの接し方とかそういった教育的な配慮、確かに委員おっしゃるとおりでございます。そこの部分は、会社のほうでマナー研修とか、子どもは大人を先生と見ている部分もあるということで、会社のほうとしては、その辺はしっかりとお手本になるような形でやるというような、言葉遣いに注意しながらやったりということで、かなり研修、そういったもので注意をするということを聞いてございます。  それから、偽装請負というお話でございますが。業務の責任者を通じて学校の管理者とやりとりをしながら、そこの部分、そういった指示がある場合には、そういった管理者と業務の責任者を通じてやっていくということを徹底していく、そういうことでございます。
    ◆菅谷 委員 としますと、例えばこの大森第三小学校と松仙小学校で、ここにそれぞれの責任者が一人ずつ置かれるということですか、それともこの2校に一人を置くということなのでしょうか。 ◎佐藤 学校職員担当課長 基本的に、巡回で2校に一人の業務責任者を置くケースが多いようでございます。 ◆菅谷 委員 どう考えても、そのとき、わざわざ例えばほかの学校に、その責任者がいたときに、また電話して、そこからまたそのところにいる、そこに来ている職員といいますか、用務職の人にここをやってくれと。そういった本当に二重手間というか、そういったことが可能なのかと。直接、校長先生がここはこうしてほしいということをじかに言える、それをすると、今度偽装請負となって違反することになるので。区としては、そこをやっていると言えないと思いますけれども、これ本当に仕事として、そういったことがいいことなのかなと思いますけれども、そのところはどう考えますか。 ◎佐藤 学校職員担当課長 そこのところは、先ほども申し上げましたが、学校の管理者と綿密に打ち合わせをしながら業務責任者がやってますので、そこの部分はきっちり計画的な形で進められていると思いますので、そこは大丈夫と考えております。 ◆菅谷 委員 それと、私はやはり、その従事される方の研修もされると思いますけれども、やはりいろいろな仕事、やはりそれぞれが蓄積して、やはり子どもとのかかわりとか、そういう長年の経験の中で培うものもあるし。それから、今、言ったように偽装請負と疑われないようにされていると言いますけれども、やはり学校で必要なところはきちっと修理されたりとか、子どもとの関係がとられるということでは、やはりこの流れについては、もう1回検証もしっかりしながら行われたほうがいいと思います。  最後に、先ほど防災の部分も触れられましたけれども、今まで大体用務員という方は区内に住んでいる方も多かったりして、緊急、マル緊といいますか、そういう体制で何かあったときには一番にとんでくるという感じであったと思うのですけれども。そのような防災の部分からはどのように、今、取り組みをされているでしょうか。 ◎佐藤 学校職員担当課長 近くに、確かに住んでいるという方が、そこにお勤めになれば一番いいと思いますし。そのとき駆けつけられる体制、その会社の、先ほど言いましたサポート体制の中でもしっかり、そこは見ていくということでございますので。安全・安心な教育環境をつくる、その学校環境をつくるために会社としては最善を尽くすということでございます。 ◆渡司 委員 27年度に委託をされた学校に対して、その一年間の実績についてのヒアリングなども行っていただいて、これからの課題ですとか、これから学校との連携の取り方なども丁寧に聞き取っていただいて、現場がスムーズにいくようにしていただきたいということが一つと。  あと各学校のほうからとても好評なのですけれども、機動作業班というところがありまして。夏休みですとか、集中的に壁を塗るですとか、ワックスをかける、そういう作業をチームでやってきて、あっという間に仕上げてくださるという作業班が教育委員会のほうにいらっしゃると思うのですけれども。そういうチームで取り組む作業と、それから学校単校で取り組む作業の整理なども、この機会にしていただいて、その機動作業班などが、より集中的に機能するようなシステムもつくっていただければありがたいなと思っています。 ◆森 委員 なるべく近隣からの雇用をお願いしているということで、地域の中学校の用務員の中にも電動車椅子で通いながら、障がい者雇用の方であっても、本当に子どもたちと日々会話をとりながら学校施設の修繕や備品の修繕ですとか、草むしりなど、すごく頑張っていただいている方が見受けられるのですけれども。そういった障がい者雇用などについては、それは区直営だったからの行いなのでしょうか。 ◎佐藤 学校職員担当課長 区で職員を雇用するというときに、そういう障がい者の雇用はあったかと思います。また、事業者は事業者の考え方がございますので、それに従った雇用のあり方になろうかと思います。 ◆森 委員 教育現場の中でも子どもたちが、そういう心のバリアフリーの促進にも大変いい取り組みだと思うので、引き続きそういう業者にも働きかけていただきながら、雇用の場が広がるような取り組みもお願いしたいと思います、要望です。 ◆岸田 委員 提案書類を受け付けて審査するのでしょうけども。例えば、新規の業者というのは、こういうのは参入しづらいのでしょうか。 ◎佐藤 学校職員担当課長 今回は、こちら4者出てございますけども、1者、協和産業以外は新規になってございます。新規のところが頑張れば、それなりのいいものを提案してくれば、入ってくる可能性は高いと思います。 ◆岸田 委員 新規というのは、ほかで全然まるっきりやってない業者で、新たに参入しようということで、例えばこういうことに参入したいということは可能なのでしょうかということなのです。 ◎佐藤 学校職員担当課長 実際に、こちら教育委員会事務局のほうにご相談あった事業者、やはり初めてで、いろいろと相談はございましたので、それについて少しご指導申し上げながら応募をされているというところはございますので。全くの新規であっても、これからやっていきたいというところへのアドバイス等させていただいたりしています。 ◆岸田 委員 やはり、いろいろな方がいい提案をしていただいたら、それが入れるように。実績があるからだけではなくて、そういうことも、ぜひ考えてやっていただいているということなので、これからもよろしくお願いいたしたいと思います。 ◆森 委員 発達障がいのシンポジウム、302名と大変関心が高いことが会場でもうかがえたのですけれども、こちらは参加された方が教育者の立場から参加されている方であったのか、保護者の方が多かったのか、そのようなことは、区はどのように把握されていますでしょうか。 ◎岩田 教育センター所長 参加者の内訳は多い順に申し上げますと、ちょっと割合まではわからないのですが、本人、家族、支援者、一般区民、医療関係者、区の職員という順序だと聞いております。 ◆森 委員 ご本人の参加も大変多かったということは、学校からの呼びかけなどで参加をされていたのでしょうか。 ◎岩田 教育センター所長 この呼びかけは教育センターもそうですけれども、各学校、それから福祉部が主管でございますので、そちらのルートを通しての各団体へのご案内、あらゆるルートを通して広報したと思います。区報、それからホームページ、そういったものも活用してございます。チラシの媒体を活用してのPRもありましたので、かなり集中度は高かったのではないかなと思っております。 ◆広川 委員 これは参加者の方のアンケートとか、とられたのでしょうか。もしお声があれば。 ◎岩田 教育センター所長 アンケートをとってございます。回答数175名ということで、率では57.9%でございましたけれども、非常にシンポジウムの内容につきましては9割以上の方が参考になったと答えていただいております。また、開催日程のことにつきましても、日曜日がいいということで8割以上の方、時間帯も午後がよいということで9割、また開催時間につきましても適切というご意見が7割以上という状況でございました。  また、前回の反省から会場を広めに設定いたしまして、アプリコ地下の展示室と小ホールをつなげる形で広げさせていただきまして、その関係のご不満は一切ございませんでした。 ◆広川 委員 私も行かせていただいて、大変いい内容だったなと思ったのですけども。参加された後、やはり具体的に相談をしたいという方も出たのではないかなと、そう思われた方もいたのではないかなと思うのですが。そういったフォローみたいなものというのは、お声も含めて考えておられましたか。 ◎岩田 教育センター所長 委員のおっしゃるとおり、時間がもっと欲しかったとか、終わった後に質問する時間が欲しかったという意見もアンケートの中にございましたので。それに関しましては、退席した後に個別に聞かれている様子なども見受けられました。それ以外の部分については、所管のほうに問い合わせたのではないかと思っております。 ◆広川 委員 やはり何かを求めてこられる方が大変多いのではないかなという、今、何回目でしたか、3回目でしたか、4回目でしたか。やはりその都度、できれば内容もすごく充実しているし、どうしてもかかる時間もあるかと思うのですが。もしかしたら、その終わった後、ちょっと相談ブースみたいなのを設置して、より先に支援につなげられるような形も、今後考えられてもいいのではないかなと思いました。いかがでしょうか。 ◎岩田 教育センター所長 委員のご意見を踏まえまして、主管のほうに伝えていきます。 ◆渡司 委員 今回のシンポジウム、3セットと伺っていて。3年前が幼児期で、去年が学齢期で、今回、こういう就労を控えた方たちということで、一つの完結を見たと思うのですけれども。来年度以降、何かこういう方向にというものがございましたら、教えてください。 ◎岩田 教育センター所長 まだ現段階で次回をどうするかというところまでは至っておりませんで、これから適切に判断していきたいと考えております。 ◆菅谷 委員 私もちょうど後半部分、シンポジウムの手前から参加させていただいたので、その前にしっかりとしたお話がされていると思うのですけれども。発達障がいのお子さんたちが大学に向けて、きちっとした受け入れが整いつつあるということを、私もこの中では感じたのですけれども。そういう環境にないお子さんを含めて、もう少し広い視野で、やはり先ほどおっしゃったように相談もできるようなことを考えたほうもいいし。もう少しテーマ的にも、今度はそのような進学とか結びつかない、例えば中学校でも高校でも不登校にならざるを得ない環境にある子どもたちの問題なども含めて、そういった全面的な対応も必要なのではないかと思ったところと。若干、辛口で言いますと、そのシンポジストの先生が、すごく学校の、高校の教育をどういうふうにしていくかというときに、すごく何というか、今の通信教育とかそういったところにしか進めない子どもたちのところ、ちょっと、「やつら」みたいな発言をされていたのです、言葉的に、「やつら」と。そういった子どもたちがかわいくて言ってらしたのかもしれないのですけど、ちょっと私は違和感を覚えたところもあったので、先生方の選定にあたっては、すごく慎重にはなられるとは思いますけれども、いろいろなことがあっていいと思いますけれども、そういった感想を持ちました。 ○秋成 委員長 1点、資料1番の、この小学生の駅伝大会なのですが、私も初めて行かせていただきました。本当に、会場に6,000人を超える多くの方がいらっしゃってまして。この生徒たち、ランナーの生徒たちを見守る、この先生方の熱いまなざしですとか、その走り終えた生徒たちを抱きかかえながら激励する先生たちの姿を見まして、本当に感動の大会なのだなというのを、初めて拝見させていただきました。  また冊子も、生徒たちの写真ですとか、また標語というのですか、まとめられて本当にすばらしかったと思います。やはり4年後にオリンピックに向けてではないのですけれど、やはり多くの方にPRをしながら、本当にこの感動を、本当に間近で体験できる、このすばらしい大会だと思いますので、またぜひPRについても進めていただきたいとも感じました、意見です。  続きまして、こども家庭部について、質疑をお願いいたします。 ◆金子 委員 この西六郷三丁目マンション開発における、この公益施設等の設置についてというので。この置かれる公益施設等は、確かに区民の方々から要望のあったものですから、これはこれでよいところはあるのですけれども。ただ、この632世帯が入ってくる、その地域の変化みたいなところ、これは2月から販売が始まるということですけれども、多分子育て世代の人が相当来られるかなと思いますので、学区域、この説明会のときにも高畑小学校は既に満杯であると、西六郷小学校に行くのかなという話をちょっと言われているのを聞いたのですけれども。この学区域のことについては、今からちょっと考えておかなければいけないだろうと思うのですが、その辺はどのように考えておられますかね。 ◎森岡 学務課長 学区域につきましては、今後、六郷地域で児童生徒が増えるという見込みもございまして、高畑小学校については、指定校変更の受け入れについては一定の制限をしてございます。また、まだ販売開始されておりませんので正確な状況はわかりませんが、マンションができた後、どれぐらい来るのかというあらあらの予測でございますけれども、平成34年ごろまでは現在の高畑小学校の収容で大丈夫ではないかという予想はしてございます。ただそれ以降、どういう家族構成で入居されるのかというのはわかりませんので、そこら辺を見ながら学区域等については慎重に検討していきたいと考えてございます。 ◆金子 委員 保育園の60人という定員は、これは60人でしたっけ。これ、そうとは書いてないのですね。保育定員は60人程度を予定ということですが、今、この地域も大変待機児童が増えている地域ではあるのですが、この辺の見通しはどうでしょうか。 ◎岡本 待機児担当課長 六郷地区には今年度、小規模保育所を2施設整備したといったところもございます。また、この施設に新しくできる、この集団住宅の中にはそういった子育て世帯等の増加予想も踏まえて保育所の整備について要望して、こちらの300平方メートル程度の保育所の面積も確保してもらったというところでございます。今後、実際に入ってくる世帯の動向によって、保育ニーズが変わってくると思いますけれども、そういった状況を見きわめながら保育サービス定員の確保に努めてまいりたいと考えてございます。 ◆湯本 委員 これ、伺うとすると子育て関連のことしか伺えないのですよね。この施設全体のことについて伺ってもいいですか。というのは、これ何でいきなりこういう形になったのかというのを伺いたいです。すごくいい取り組みだなと思うのですけど。では同じような事例が出たら、そこでもこういう形をとってくれるのかなと思ってしまったりするのですが。その何をもって、こういう形をとって、それは何か基準のようなものがあるのかといったことについて、わかる範囲で結構なので。 ○秋成 委員長 お答えできる範囲で。 ◎後藤 子育て支援課長 開発指導要綱の中に一定規模のものについては協議ができるという規定が、そもそもはあるのですけれども。この土地については、当初、この大規模な土地が出てきたときに、区として公共施設として、この土地を取得したいという思いがあったのです。そういうことで、グリコとの間の協議をしていたようです。そんな中で、最終的にはこういった形の計画のほうに移って行ったわけですけれども、その中で開発指導要綱、あるいは地域力を生かした大田区のまちづくり条例等を使いまして、その規定に基づいて地元要望等を踏まえた公共施設の整備ができないかということで協議を始めたというのが、この資料のところの表面の主な経過というところから、ずっと入っております。ですから、同じようなケースがあれば、当然そういった手法をとらさせていただくと。ただ、この地域力を生かした大田区のまちづくり条例の施行が23年からなのですが、300戸以上のファミリーマンションタイプのマンションが今回初めてだったのです。それで、今回600戸ということで、こういった経緯のもとでさまざまな部局が関連したことになったものですから、議会に対して初めてご報告申し上げたということでございます。 ◆湯本 委員 300戸以上というのが一つの基準なのですね。この取り組み自体はすごくすばらしいものがあるけれども、こういうのが続発してきたらどうなるのだろうなと思ってみたり、その一方で、ここに入っている子育て、それから医療、福祉、保育、それから防災倉庫、これ全部整備すると、予算的に一体トータルで幾らかかるのだろうとか、さまざまなことを思ってしまうわけです。  地域要望があればかなえていきたいという気持ちはある中で、予算とその地域の実情と、区内のバランスを考えてさまざまな施策を実行に移しておられると思うのですが。その中で集合住宅が300戸以上だったら、こういったものができるよという話になってくると、これからこういうケースというのは増えていくのかなという思いで質問をさせていただきました。ちなみに子育て支援と保育所というのは、これでも経緯を見ていると、大田区のほうから買い取った業者に対してアプローチをかけてきたということですかね、そういうことではないですか。 ◎後藤 子育て支援課長 開発指導要綱をもう一度ご説明いたしますと、1,000戸以上で協議ができる、300戸以上で区が必要と認める場合は協議できるという、こんな規定がございまして、その中でも500戸以上のものについては、保育所、あるいは児童館ですね、こういったものの協議ができると。また、そういった細かい規定になっております。そんな中で、今回600戸ということで、保育所については区のほうと協議を進めてきたわけです。  それで、これは今、こちらについては、要するに事業者がこの施設を借りて、それで私立の認可保育所ですから、これは認可しなくてはいけないので、これは区との協議になります。そういった意味で、中身については協議をさせていただきますけれども、運営から何から事業者がやられると。ただし一定の補助的なものは、当然ほかのところでやるものと同じような形では、区としては支援させていただくことになると思います。 ◆湯本 委員 主な経過の7月28日のところを見ると、区のほうから要望書を送達となっているので、区からアプローチをかけたかのような印象を受けるのですが、そういうことではないということですか。 ◎後藤 子育て支援課長 保育所については、まさに先ほど委員からご質問ありましたが、お子さんが増えるだろうと予想されますので。こちらについては、これは実を言うと双方でという思いがありまして、協議の最初の場から、保育所については協議の案件としては挙がっておりました。 ◆湯本 委員 これマンション売る側からすれば、付加価値たくさんついて売りやすいから、非常に渡りに船ではないですけども、ありがたい話だと思うのです。逆に言えば、区からすれば、子どもが増え過ぎちゃったときに、受け入れられる受け皿がないといった状況では困るわけですから。そういったこともお互いにとってウィンウィンの関係ができ上がっていて、なかなかうまい仕組みだなと思いながら拝見をしていました。よく勉強させていただいて、今後こういうケースがあった場合には、区としても、その規模があれば何らかの影響が出てくるから、それに対する対応も含めて協議を、やはりしていきたいというスタンスのように思えますので、またそういう動きがあったときには、情報をなるべく早く入れたいなと思いました。 ◆広川 委員 同じ施設についてなのですけども。上のほうの医療施設、福祉施設等については、区が建物を賃借しとありますが、この保育所については民立民営と。区は、いわゆる補助金という形で支援するということですか。 ◎岡本 待機児担当課長 委員ご指摘のとおりですね、民立民営での整備です。区の補助といたしましては、内装工事費等、一般のテナント型の認可保育所に対する整備保証等を実施する予定でございます。 ◆広川 委員 ここの事業者については、どういう形で募集するのですか。 ◎岡本 待機児担当課長 現在、候補事業者と協議を進めておりまして、現在、選定に向けて、今、動いているところでございます。 ◆広川 委員 では、民立民営とは言いながら、中身とかいろいろなものについては、という形になるのですかね。いわゆる、その設備、基準はあると思うのですけれども。それをやるのは、やはり事業者さんがされるわけですよね。そうすると、今、公募をされているのか、もう一度説明をお願いします。 ◎岡本 待機児担当課長 ちょっともう1回説明いたします。今、事業者につきましては、こちらの開発事業者との、この開発計画の中から事業提案、保育事業者から区のほうに受けているところでございまして。その提案がしっかりとした、認可保育所として適切かどうかを、今、区としてよく調べて、区のやってほしい保育内容等について、今、事業者と相談をしているという段階でございます。 ◆広川 委員 要するに区としては、こういうところにこういうキャパの施設を設置することが決まりましたと。ついては事業所を、今、募集しています。こういったことをやってくれる事業者を募集しているという、そういうことなのですか。 ◎後藤 子育て支援課長 先ほど申し上げたとおり、当初からマンション業者からも、ここには保育施設が必要であるということで、事業者は、逆に言うと、もう候補者を見つけてきています。我々は、できれば区としては、こういう形でやってほしいということを協議しながら、ここの300平方メートルを使って保育の内容を、これから詰めていくと。ですから、事業者を募集するわけでもなく、もうある程度候補のある事業者とは、これから話を詰めていく、これ認可事業なので、都が認可します。区は、その中身をチェックする、実質的に区がチェックするということで、今、協議を進めているということでございます。 ◆菅谷 委員 この「おひさま保育園」の運営主体の変更というところで。「おひさま保育園」といいますと、前回O−111のことなどもありました園で、今、思いを寄せているのですけれども。そのことが関連してなのか、今回、多分もう一か所運営されていたと思いますけれども。ここを、事業所を縮小するために、この行道福祉会はやめていくということですよね。その辺、もう一度説明をお願いします。 ◎浜口 保育サービス課長 今のご質問にありましたO−111の件については、区のほうとしても把握をしてございます。また、これに対しては現法人が誠意を持って対応していると報告を受けてございます。ただ、今回の事業規模の縮小と、その件についての関係については、法人の経営上の問題、また実際に在園している児童・保護者の影響も鑑みまして、この場での言及は控えさせていただきたいと存じます。 ◆菅谷 委員 それを聞くと、より説明していただきたいなと思うぐらいのものなのですけど。それだけ社会的な問題にもなりましたし、それからその保育園での運営のあり方とか、そのいろいろな細菌や雑菌の問題とか、この大田区でも審議がされたところなのですけれども。その当時の保護者の方との、この園が変わってしまうことによって、これからのつながりとか、その人たちの受けとめとか、そういったところがどうなっていくのかということが心配なのですけれども。そのことについては、何か把握されていますか。 ◎浜口 保育サービス課長 ただいまのご質問に関しましても、これはプライバシーのこともございますので、この場での言及は控えさせていただきたいと存じます。 ◆菅谷 委員 これからの、このように突然、また経営方針とかいろいろな問題を含めて縮小せざるを得ないというのがあったと思いますけれども。区としては、このところについて、何か提案して、今後も運営できるようにとか、それから何か応援する体制とか、そういったことはとられたのですか。もう、仕方がないという判断でこのようになったのかというところで、いかがでしょうか。 ◎浜口 保育サービス課長 今回、事業規模縮小の意向につきましては、さまざまなヒアリングをした結果、まず在園しているこの園児に対して、あるいは保護者に対して安定した保育の環境を今後も提供していくと、そういう観点で経営主体を変えるのがやむなしという判断は、区としてはしたところでございます。 ○秋成 委員長 ちょっと委員長から一言。やはり、菅谷委員の今のお話ですとか、またご答弁ありましたけれども、やはりこの過去の問題につきまして、またこの責任についてのさまざまお話あると思いますが。やはり、この親御さんの思いもあると思いますし、また今、在園されている園児たちの、これからの継続のことについてもあると思います。やはり、このよりよい29年度、30年度の運営主体の移行について、この変更について、やはり区がどのようにかかわっていくかということも、やはり一番これが大事なのかなと思います。この委員会としても、これからの、この経営については、やはり見守っていくということで考えていきたいと考えているところではございます。 ◆菅谷 委員 委員長のお話もありましたけれども。私たちも、その責任問題とかそういったことは別個として、一つの保育園が、運営がうまくいかなくなったというところについては、やはり心を痛めるし、もっと何か努力が必要だったのではないかということも思いますが。これまでお子さんが「おひさま保育園」に行って、人生が変わってしまったということもあるわけです。そういったこともあるし、それから今、通っている在園児のお子さんに対しても、今、職員の方々も一生懸命仕事をされてきたわけです。そういったところでは、職員の方々が、そのことについてしっかりとゴーサインが出されたのか、またそれから、その保護者の皆さん方には、これからどうやって運営主体が変わっていくのだというところでは、説明をきちっとされているのかどうかというところなどが、少し心配なのですけれど。その点について、お話ができるようなところあれば言ってもらって、やはり大田区の保育がしっかりできるようにと思っていますので、その点から、もし答弁いただければお願いします。 ◎浜口 保育サービス課長 本日の、この場での報告が、まず公になる最初の第一歩でございます。この委員会の報告を経た後、園のほうでは保護者、また従業員に対して、一つ一つ丁寧な説明をしていくと、そのように聞いているところでございます。 ◆菅谷 委員 まだこれからです。だから区としてしっかり、この両者に入って、かじ取りもしていただきたいし、混乱がないようにしていただきたいと思います。 ◆森 委員 今あったように、本当に混乱のないような引き継ぎが望まれるのですけれども。今、お勤めになっている保育士については、この法人の職員ということなのか、今後も引き続き勤務はしていただけるのか、それはどのようになっていますか。 ◎浜口 保育サービス課長 現在の、この「おひさま保育園」には、施設長が1名、保育士は17名等勤務してございますけれども。現在の職員については、あくまでも現法人の職員ということになります。今後、新しい法人を公募により選定していきますけれども、そこと直接現在いる職員を継続して雇用するということは、この手続の中では保障はされていないところです。 ◆森 委員 子どもたちにとっても、本当に先生が途中で変わってしまったりすることに対する心のケアですとか。また、本当に保育士不足が区でも深刻な状況ですので、現法人と新しい事業者との連携の中で、区が本当に仲介をされる場においては、円滑な運営の引き継ぎと、また保育士に対しても、もし希望する方があったら継続的に雇用できるような体制がとれるのかどうかということも、また区として取り組んでいただきたいと思います。 ◆広川 委員 今回の報告、大変残念なことだとは思いますが。一法人なり、事業者なり、継続していくということは、やはり大変なことで、いわゆる経営数字的な採算のベースだけではなく、人が事業を引き継いでいくという、必ず経営者がいつか変わるわけですから、引き継いでいくという中で、どうしても継続できないというケースも、今後あり得ると思います。大田区の保育事業というのは、そういう意味では事業者が変わっても継続をきちんとできる、そこの体制が整っておくことが必要かなと、重要かなと考えますけど。その意味で、この「おひさま保育園」は唐突ではなく、ある程度きちんと区とも連携をとって、また次の法人にきちんと引き継げるような時間も持ちながら報告をされてきたのではないかなと思いますけども。今後、こういったケースも起こり得るかと思いますので、今後についてこういったケースがもしあった場合に、スムーズに対応していくための心構えというか、準備というか、そういったものについて、今回のことを通してですけども考えみたいなものはありますか。 ◎浜口 保育サービス課長 まず園の運営につきましては、私ども職員のほうも定期的にお邪魔をするなりして把握をしてございます。そういった流れの中で、やはり経営状況につきましても、逐一何か問題があれば相談を受けてございます。さまざまな手法といいますか、補助の形もありますので、可能なものはできるだけ使うように指導しながら、そういったものも駆使しながら経営がうまくいくような指導は、これは日々やっているところでございます。  今回のおひさまの例のように、やむを得ない場合が察知された場合も、できるだけ区のほうは一緒になってと考えております。一番考えないといけないのは、やはり在園児の保育環境をどう守るかと、そこに注力しまして、できる限りのことは区も支援をしながら進めていくと、そういう姿勢でございます。 ◆広川 委員 今後とも、しっかりとそういう形で進めていただければと思います。この「おひさま保育園」については、区立民営なのですかね。 ◎浜口 保育サービス課長 こちらは私立になります。私立の、認可の保育園になります。 ◆広川 委員 となると、ちょっと少々ここ古いところかなと思うのですが。次の事業者を見つけるにあたって、ちょっと課題的なものもありますでしょうか。 ◎浜口 保育サービス課長 まず、どのような事業者に公募いただくかと。ここも区立で民営化をやっていますので、そのような基準も参考にしながら、できるだけスムーズな引き継ぎができるということを視点に、今後検討していきたいと思っています。  また、園舎についても補修が必要なところは、できるだけ区のほうも支援をしながら補修をして。建物自体も例えば雨漏りがあれば、そういったものはきちんと事前に直すとか、そういったことをしながら円滑に引き継いでいけるように、今、取り組んでいるところでございます。 ◆広川 委員 こうなった場合に、少し保護者の方たちも、きれいになるならいいかとか、ちょっとした気持ちの受け入れるところのプラスアルファに、そういった部分も入るかなと思いますので。ちょっとイレギュラーかもしれませんけど、そういった配慮も含めて検討していただければなと思います。これは要望です。 ◆森 委員 今回、待機児童解消に向けた小規模保育所の開設について、3件挙げられているのですけれども。0歳児以降の、産休が終わった後の1歳児、2歳児の拡充ということで、拡充が図られているのは大変すばらしい事業であると期待をしているのですけれども。その後の3歳になった時点での待機児の状況や受け入れは十分と言えますでしょうか。 ◎岡本 待機児担当課長 委員ご指摘のとおり、小規模保育所は1歳児と2歳児を対象にした保育所であり、最も今、保育ニーズが高いのが1歳児と2歳児でございます。ただ、やはり3歳児以降というところの受け入れというのは、非常に区としても重要だと考えておりますので。全体の定員拡充状況を見きわめながら、保育サービス基盤の拡充に向けた取り組みの中で、スムーズな受け入れができるような定員を整備してまいりたいと考えてございます。 ◆森 委員 お母さん方にとっては、1歳でまず入るときに園探しに苦労して、また3歳児で受け入れ先を探すというのも大変なご苦労だとは思うので。ぜひ円滑な入園先の確保に向けてもご努力を、一層お願いいたします。 ◆金子 委員 この資料番号の4番の大田区民間建物(土地)の一括借り上げによる保育所整備事業に係るという、このことで。これは認可保育所というわけですが、以前の報告で、認証保育所の規模を大きくして認可保育園にするという報告があったように思うのですが。この認可保育園で全年齢のお子さんを預かれるようにするということも、私は追及する必要があるのではないかと思いますが。その点については、どうでしょうか。3歳児にもう一度保育園探しをしなければいけないというのも、小規模保育所も、ないよりはあったほうがいいですけれども。実際に保護者の負担は大変だろうと思うのですが、その辺について、何か具体的に働きかけをしていらっしゃるようなことはないのですか。 ◎岡本 待機児担当課長 区としましては、待機児解消に向けて多様な保育ニーズに対応するために、認可保育所だけでなく、今、委員のお話にあった認証保育所ですとか、小規模保育所、定期利用保育などの整備を進めているところでございます。小規模保育所の児童の3歳児等の受け入れ先でございますけれども、最近では幼稚園の預かり保育などをやっているところもございますので。そういったところを選ばれる保護者の方もいらっしゃいますし、ほかの認可保育所に移られる方と、さまざまなニーズがあります。そういったニーズも、きめ細かく捉えながら、私どもではハードの整備だけでなく、保育サービスアドバイザーが、そういう適切なアドバイスをするなど、そういったソフト面のサービスを踏まえながら適切なサービスが選択できるように支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。 ◆金子 委員 そこのところは、意見が分かれるところですけれど。認可保育園で待機児童を解消するというのは、取り組みとしては、私は一番無理がない取り組みになるだろうと思うのです。いろいろな小規模保育所とか、そういうなるべく規模を小さければたくさんつくれるかということになるかもしれませんが、やはり待機児童解消の一番の要というのは認可保育園だと思いますので。やはり、そこのところをいろいろニーズがあると言わないで、そこをこども家庭部としては追及していただきたいと、これは要望ですが。 ○秋成 委員長 では、質疑は以上でよろしいでしょうか。 ◆金子 委員 ほかの件で。以前に、学校の体育の運動会で、組体操でけがをするお子さんがいる。その中には、千葉のほうの事例で脊髄損傷を起こした例もあったということがあって、そんなに危ないことならやめてほしいというので。去年の秋口に、これは新聞などでかなり広く報道されていたのですが、そのときちょっと指導課長にお尋ねをしましたら、運動会が終わったあたりで、その教育委員会が通達を出したこととも合わせて、実際のお子さんの組体操によるけがの問題だとか、それについてちょっと報告をしていただきたいと思うのですが、その辺はどうでしょうか。 ◎菅野 指導課長 大きなけが等の事故は、発生しておりません。 ◆金子 委員 そのけがは、負傷した人が何人かあると伺っているのですけれども。小さいけがでも、組体操によるけがはなかったのかということをお尋ねしているのですけど。 ◎菅野 指導課長 今、手元に詳しい資料がございませんので、また改めてご報告させていただきます。 ○秋成 委員長 それでは、質疑は以上とし、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。  継続分の陳情について、状況変化、または、ご意見等はありませんか。  まず、理事者のほうは、いかがでしょうか。 ◎水井 教育総務課長 状況変化はございません。 ○秋成 委員長 委員の皆様もよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○秋成 委員長 では、継続審査事件について、一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会ですが、第1回定例会中の2月29日、月曜日、午前10時から開会したいと思いますが、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○秋成 委員長 では、そのようにさせていただきます。
     以上で、こども文教委員会を閉会いたします。                午前11時49分閉会...