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  1. 大田区議会 2014-07-14
    平成26年 7月  スポーツ・観光推進特別委員会−07月14日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成26年 7月  スポーツ観光推進特別委員会−07月14日-01号平成26年 7月  スポーツ観光推進特別委員会 平成26年7月14日                午前10時00分開会 ○馬橋 委員長 ただいまから、スポーツ観光推進特別委員会を開会いたします。  まずはじめに、継続調査事件を一括して上程いたします。  まず、前回の委員会におきまして、保留答弁といたしました件について、理事者から答弁をお願いいたします。 ◎青木 観光課長 前回の当委員会の中におきまして、川崎市との連携というお話の中で、委員長から、川崎市の組織の体制であるとか、観光の予算の規模についてご質問をいただきました。その件について、今回改めてお答えさせていただきます。  川崎市の観光振興行政の体制でございますけれども、組織といたしましては、経済労働局産業振興部の中に商業観光課が設置をされてございます。商業観光課では、商業振興施策の推進をはじめ、観光施策の推進とあわせて所管をしているという状況でございまして、観光施策に関しましては、商業観光課の中に担当課長を設置されていて、その担当課長が実務を所管しているという体制でございます。その課長を含めまして、5人の体制で職務にあたっているという状況でございます。  予算に関しましては、商業観光課の中で観光振興担当の所管する総予算は、1億5,412万8,000円余りと聞いてございます。 ○馬橋 委員長 前回の大田区の観光予算を受けて、お隣の連携している川崎市の予算と、またその取り組みの体制については、どのようなものなのかという質疑に対しての保留答弁だったのですが、この件について何か委員の皆様、質疑はございますでしょうか。  では、なければ、継続調査事件報告をお願いいたします。 ◎飯嶋 国際都市・多文化共生推進課長 私のほうから、観光・国際都市部資料番号1番に基づきまして、ご報告させていただきます。中国厦門(アモイ)市代表団の大田区訪問についてでございます。  中華人民共和国厦門市のほうから、代表団6名が来日をいたしまして、大田区を訪問する予定でございます。  訪問の目的は、日本における地域コミュニティ自治や運営を学び、中国の地域組織の育成・運営に役立てるためとお伺いをしております。  今回の訪問団の招へい元は、一般財団法人自治体国際化協会でございまして、そちらの財団のほうから地域力の先進的自治体として大田区のほうで受け入れていただけないかというご相談がありまして、今回、訪問の運びとなったものでございます。  訪問の日時は、8月5日、火曜日の午前10時から正午までを予定しております。  会場は、大田区の本庁舎で行います。  訪問団員でございますが、厦門市の党の委員会副書記(副市長級)を団長とする6名が参ります。  訪問の内容でございますけれども、表敬訪問のほかに、地域力推進課による自治会・町会と行政との連携施策のレクチャー及び自治会・町会関係者の方にもお越しいただいて、意見交換も考えております。
     そのほかといたしまして、今回、訪問団に対しまして、大田区の地域力、またしっかりとおもてなしもいたしまして、それにあわせて大田区の産業力等もしっかりPRをする中で、国際都市おおたの存在感を示していきたいと考えております。 ◎青木 観光課長 それでは、観光・国際都市部資料番号2番から順次、ご報告をさせていただきます。まず、資料番号2番、インバウンド誘致事業教育旅行受入について)でございます。  前回の当委員会におきまして、6月に2校ほど小学生が大田区のほうに来訪されるということをご報告させていただきました。今日の委員会でその内容についてご報告させていただくという件がこちらでございます。  6月16日に、台湾の小学校から赤松小学校のほうに56名ほど来訪されました。その様子は、下のほうの写真をご用意させていただいているとおりでございますが、赤松小学校の生徒と台湾の江翠(こうすい)小学校の小学生がそれぞれ歓迎セレモニーでありますとか、給食の体験、日本の昔遊びの体験などを通じて交流をしたところでございます。  裏面をごらんください。香港の小学校のほうでございますが、6月20日に大田区立羽田小学校のほうに訪問をされました。香港のアワ レディ オブ カトリック小学校というところでございます。  40名ほどの児童の方がいらっしゃって、羽田小学校のほうも同様に歓迎セレモニー文化交流給食体験等をしたところでありますが、羽田のほうはおみこしの体験というところで、地域の方にご協力いただきながら、そういった日本文化の体験等もしたというところでございました。  両校には、私どものほうの来〜る大田区大使のOBの方も含めて、台湾出身の来〜る大田区大使、中国出身の来〜る大田区大使が、通訳であったりとか交流のお手伝いというところでそれぞれ3名ずつ参加をさせていただいたということもございましたので、あわせてご報告を申し上げます。  次でございます。資料番号3でございますが、おおた博in羽田空港〜OTA EXPO〜でございます。  こちらのほうは、前回口頭で申し上げたところでございますけれども、その後、皆様のほうには資料をそれぞれお手元のほうに配付をさせていただいたと記憶しております。日本空港ビルデングが主催のおおた博in羽田空港でございます。  6月28日から7月4日にかけまして、羽田空港国内線の第2ターミナルビルの5階のフライトデッキトーキョーというところで約3万人の方にご来場いただき、おおた博in羽田空港を実施されたところでございます。日本空港ビルデングのほうからご報告がありましたので、今日、この場でご報告させていただくところでございます。  概要といたしましては、下町ボブスレーの展示、NHK連続テレビ小説「花子とアン」の関連のパネルの展示、6月28日の土曜日に限りましては、村岡花子氏の子役時代を演じた方のトークショーもあわせて行われました。  それから、村岡花子氏の関連の展示でありますとか、おおたの逸品と申し上げますが、今回の村岡花子氏の関連も含めてそういったものの販売ということ、伝統工芸のワークショップということも行われたところでございます。実際に、当日の模様は裏面のほうに写真でお示しをしておりますので、ご参考にしていただければと存じます。  資料番号4でございます。大田区・川崎市との観光連携事業についてでございます。こちらのほうも、前回、私のほうで事業概要をご説明させていただく中で、昨年の産業連携の一環として今年、大田区と川崎市とで観光連携事業を進めていくところで、三つほど進めていきますというお話をさせていただいたところでございますが、具体的な話が出てまいりましたので、ご報告申し上げる次第でございます。  一つ目、旧東海道の魅力掘り起こし事業といたしまして、ウォーキングイベントを10月18日の土曜日に実施をする予定にしてございます。約1,500名の方にご参加いただくということを想定しながら、大田区から川崎市の旧東海道沿いを歩いていただくというイベントでございます。こちらのほうは、あわせまして旧東海道をテーマにしたマップも作成していく予定にしてございます。  裏面をごらんください。2番目といたしまして、呑み手形キャンペーン、これは仮称でございますが、呑み手形キャンペーンということも実施をしていきたいと考えてございます。こちらのほうは、現在の予定で申し上げますと、9月1日から11月30日の約3か月間、川崎・大田区内の居酒屋をテーマとして各15店舗ほどにご参加いただいて、キャンペーンを実施して大田・川崎のほうに誘客をしていこうというイベントでございます。こちらのほうは、今現在、川崎市ともどのように進めていくのかということを詳細を検討している最中でございます。  3番目が、お土産品の開発のプロジェクトでございます。こちらのほうは、今回の大田区・川崎市の連携を記念いたしまして、大田区・川崎市の魅力・資源を生かしたお土産品をそれぞれ開発していこうというところでございますが、大田区・川崎市をあわせた魅力を発信もしていこうというところでございまして、今回、学生とか外国人などのアイデアをもとに川崎・大田のお土産品の開発というものを進めていこうというところで、今現在、ワークショップを進めつつあるというところでございますので、また詳細が決まってまいりましたら、こちらのほうはまた別途ご報告させていただきたいと思っております。  次、資料番号5でございます。大田区「花子とアン」推進委員会関連の事業でございます。「花子とアン」に関しましては、今現在、NHKのほうで放送がされておりますけれども、今週から大田区大森のほうにストーリーの中でもやってくるということを聞いているところでございますが、大田区「花子とアン」推進委員会といたしましても、今後、そこにありますような事業を進めてまいりたいと考えておりますので、ご報告させていただく次第でございます。  1番と2番は、9月13日に池上会館及び大田文化の森で「花子とアン」に関連したシンポジウムでありますとか、フェスタというものを実施していきたいと考えておりまして、現在進めさせていただいているところでございます。  3番、「花子とアン」最終回を見る会に関しましては、第1回を見る会というものも実施をいたしましたが、9月27日に「花子とアン」が最終回を迎える予定でございますので、それを実施する予定でございます。  教育委員会との連携というところでは、英語で話そう! in OTAの開催、こちらのほうは区内の中学生に公募をして、英語のスピーチ大会のようなことを実施しようというところで今、企画を進めているところでございます。  それから、「花子とアン」にちなんだ読書活動の推進でございますが、読書感想文の募集というところで、教育委員会のほうが主体になって小学5・6年生、中学生を対象に、村岡花子氏関連の図書を読んだ感想文を募集していくということも今、進めているところでございます。  B「村岡花子」訳本の特設コーナーの設置というのは、こちらのほうは各学校の図書室の一画に、村岡花子さんの訳本の特設コーナーをそれぞれつくりまして、その特設コーナーの装飾でありますとか、設置の状況というものに各校でそれぞれ取り組んでいただいて、実際の取り組みの状況を写真に撮って作品展のようなことを各校で実施していこうということで、こちらのほうも教育委員会のほうで進めさせていただいているところでございます。  5番でございますが、商店街等の連携でございますけれども、現在も大森地区の商店街を中心に、フラッグであるとか、のぼり旗、デジタルサイネージ等によるPR活動を実施しているところでございますが、今週末あたりから大森駅のアトレ大森の中で展示イベントを実施することにしてございます。アトレの中の5階だったと思いますが、飲食店のリニューアルを今しておりまして、そこの一画のイベントコーナーで「花子とアン」に関連する展示のイベントを実施する予定になっております。  それから、アトレ大森のほうでは、横断幕、懸垂幕の掲示の予定も今後、進めさせていただいているところでございます。  それから、大森スイーツ散歩と書いてありますが、「赤毛のアン」をイメージした和菓子でありますとか、洋菓子等を実際に製造販売をしている方々が統一して、一体感あるPRをしていこうという取り組みというのも、こちらの産業振興課とも協力をしながら、現在進めさせていただいているところでございます。  もう1枚見ていただきますと、パイプオルガンコンサート実施報告がございます。こちらのほうは、6月14日の土曜日に3時から4時半というところで、大森めぐみ教会パイプオルガンコンサートを実施いたしました。  当日も何名かの委員の方がいらっしゃいました。本当にありがとうございました。こちらのほうは、実際に募集が180名というところでございましたけれども、応募が291通、1人1枚で2名まで申し込めたというところがございましたので、492名の応募総数がございまして、当日参加者は関係者を含めますと200名の方にご参加をいただいたというところでございます。  当日は、オルガニスト、井上圭子氏のオルガン演奏をはじめ、フリーアナウンサーの勝田香子さんの朗読ということを含めまして、1時間半のパイプオルガンコンサートが無事終了したところでございます。  最後に、資料番号6、大田区と株式会社ぐるびとのパートナーシップ協定についてでございます。  前回の委員会の中でも事業概要をご説明していく中で、民間企業と連携した情報発信取り組みというところで、観光サポーターを募集し、株式会社ぐるなびが用意をしている「ぐるたび」というサイトの中で情報発信をしていきますというお話をさせていただいたと記憶しております。  その観光サポーターに関しましては、136名の方の応募がございました。募集定員は当初100名としておりましたが、やってみたい、やる気があるという方々でございますし、情報発信をしていくにあたっては、サポーターの方が多いというほうが、より多くの情報発信、広がりというものを出していくことが可能だと考えておりますので、136名の方になるべくやっていただきたいというところで、現在、中身を精査しているところでございます。  精査というのは、中にはこれからメールをとりますでありますとか、まだメールアドレス等を持っていないけれども、やる気があるのでやりたいという方がいらっしゃいましたので、そういった方には別途ご説明させていただきながら、サポーターになっていただくという手続を今、進めているところでございます。  そういった中で、今、お手元にあります株式会社ぐるびとのパートナーシップ協定でございますが、未来プラン後期の5年後の目指す姿にも掲げております、新たな来訪者の大田区への誘致、大田区ならではのおもてなしを展開していくためには、大田区の地域・観光資源の発掘と国内外における、さらなる情報発信の強化というものが必要であると考えているところでございます。  観光サポーターも、その一環でもちろん実施をしていくところでございますけれども、今回、株式会社ぐるびとパートナーシップ協定を結びまして、観光サポーターだけではなくて、さらなる多面的な情報発信の展開ということを進めていきたいということで、そちらにありますような協定を結ばせていただいて、情報発信に努めていきたいと考えているところでございます。  協定における連携事項といたしましては、そこにあります六つほどを今、想定して、実際に進めているところでございまして、首都圏への情報発信、首都圏以外の海外への情報発信、「食」に関する総合的な調査研究及び情報提供、「食」及び「観光」における統計把握(マーケティングなど)、区内の食文化並びに飲食産業の活性化のための企画に関すること、地域経済活性化及び大田区への愛着心の醸成につながるような取り組みに関すること、あとはその他必要なことということもございますが、以上が協定における連携事項の中身でございます。  具体的には、大田区の「食」をテーマとした特設ページの開設でありますとか、おもてなしインバウンドセミナーを企画し実施をしていくでありますとか、諸外国の食文化や食習慣(例えばハラル)についての知る講座の企画を実施していくでありますとか、情報発信者の育成というのは観光サポーターをはじめ情報発信者というものをさらに増やして育成もしていくという、こういった情報発信を中心とした具体的な取り組み案というものを今後、具体策として進めていければと考えているところでございます。  こちらに関しましては、7月18日の金曜日、午後3時45分から協定の締結式及び記者会見を実施させていただくところでございます。7月18日までは、こちらのほうは公表等はしないというところでございますけれども、今回、当委員会におきましては、事前に情報提供をさせていただくというところで、今日ご報告させていただいた次第でございます。 ◎星 社会教育課長 私からは、教育委員会事務局資料1番になります。スポーツ健康都市宣言記念事業「第1回おおたスポーツ健康フェスタ」の実施結果についてご報告いたします。  7月5日、土曜日に9時から3時までということで、大田区総合体育館のほうで実施いたしました。参加者数は、2,800人でございました。  主な内容といたしましては、スポーツ健康都市宣言文の朗読、こちらをゲストであります朝原氏、区長、議長、教育委員会委員長をはじめとして、朗読をしたということでございます。  続きまして、北京オリンピックの陸上男子100m×4、リレー銅メダリストの朝原氏によるトークショーと走り方教室を実施いたしました。  裏面をごらんいただきたいのですが、メインアリーナサブアリーナをメインにほかの健康体育室も利用したということでございます。親子で体操、ユニバーサルスポーツ体験キッズダンス等、20に及ぶスポーツ健康プログラムを実施いたしました。写真のように、皆さんの参加が得られたということでございます。  一番最後の下の、その他の右側の写真でございますが、こちらは観光情報コーナーの中で「歓喜の白路」という店舗の方が「赤毛のアン」の衣装を着て、「赤毛のアン」の関係のPRも兼ねて店舗を展開したということでございます。  続きまして、大田区総合体育館の8月のイベント大会スケジュールということでございます。資料番号2になります。  こちらも、例年例月のとおりのスケジュールということになります。まず3日の1行目になりますけれども、全国選抜社会人選手権東日本少年選手権(日本拳法)がございます。  それから、8、9、10日ということになりますけれども、関東中学校バスケットボール大会を予定してございます。  それから、18日から22日、全国高等学校定時制通信体育大会第24回バスケットボール大会になります。こちらが開催をされるということでございます。  最後に、27日から31日までは、全日本ユースフットサル大会が予定されているということでございます。 ○馬橋 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いします。  まずはじめに、厦門の大田区訪問について、質疑はございますでしょうか。 ◆菅谷 委員 この厦門市からの6名が来日されたということですけれども、厦門市というとどのくらいの規模の市なのかわかりますか。 ◎飯嶋 国際都市・多文化共生推進課長 資料によりますと、373万人の人口規模と聞いております。中国の5大経済特区の一つの市として位置づけられております。 ◆菅谷 委員 今年の予算の中でも、さまざまな観光施策としても、それから外国の人たちの受け入れということで予定されているところなのですけれども、年間のスケジュール、大田区に外国の方々の受け入れということでは、突然話が持ち上がってくることはそんなにないと思うのですけれども、スケジュール的にはどのくらい来るのかと、そういったところはわかりますか。 ◎飯嶋 国際都市・多文化共生推進課長 通常来る訪問団につきましては、常任委員会のほうで報告をしておるのですが、こちらの特別委員会のほうではどちらかというと、突然来る、予定をしていない訪問団について報告を申し上げております。この厦門も、急に1か月ぐらい前に決まった話でございまして、前回報告いたしましたタイの訪問団についても急きょ決まったものでございます。  それは、急きょ要請があってこちらのほうで受け入れるパターンがよくございます。それ以外に、例えば産業経済部のほうは産業の分野でいろいろと交流しておりますけれども、それ以外の突然来る訪問団について、こちらの特別委員会のほうで報告させていただいております。 ◆菅谷 委員 突然という厦門市の訪問ということなのですけれども、373万人の都市でもあるし、大田区と交流していくというところでありますけれども、観光の施策として決定するときにはどのようなところを力点として置かれるのか、その辺では何か考えがありますか。 ◎飯嶋 国際都市・多文化共生推進課長 今回、厦門市のほうから地域力ということでご要望がありまして、こちらにてお受けをいたしましたけれども、大田区は地域力だけではございませんで、産業力、また観光もいろいろございますので、ぜひそういうのもあわせてしっかりとPRをしていきたいと考えております。 ◆菅谷 委員 突然このように来訪ということになりますと、予算的なものについては当初組んでいらっしゃらないと思うのですけれども、予算的なものについてはどのくらいなのか。  それと、来訪された場合は、これからいろいろな計画も町会・自治会との懇談とか、さまざまにされていると思いますけれども、大田区で泊まったり、そういった観光を見るという計画はあるのか、その2点について教えてください。 ◎飯嶋 国際都市・多文化共生推進課長 予算につきまして、交流事業費という中でこういうイレギュラーの訪問者に対する予算をある程度組んでございます。ただ、やはり内容的には懇談が主ですので、若干のお土産ぐらいはご提供いたしますが、それ以外の予算は特には考えてございません。  自治会・町会につきましても、地域力推進課のほうからお願いいたしまして、お話をいただける連合会長にお越しいただいてお話をした協定でございます。  宿泊につきましては、こちらのほうとしては、ぜひ大田区内で泊まっていただきたいという要望があったのですが、この訪問団はフランスからそのまま日本のほうに入ってくるということで、事前に品川プリンスホテルを予約しておりまして、大田区の宿泊ということは希望がかなわなかったのですが、懇談が終わった後に大田区でちゃんと昼食をとって、お金を出していただくということは強く要望しております。 ◆菅谷 委員 通常、計画を持って大田区を訪問される外国の方々と、突然ということがあるということですけれども、来た後の大田区の評価や、その後、大田区との交流が広がった実績についてはいかがですか。 ◎飯嶋 国際都市・多文化共生推進課長 今回の厦門市は初めてでございますので、今後、ぜひこれを機会に交流ができればと思っております。例えば、前回報告させていただきましたタイにつきましては、前々回に訪問を受ける中で、また今回も訪問したいということもございました。  ぜひ、こちらの国際都市・多文化共生推進課としても、こういう一つ一つの縁を大事にして、少しでも大田区に関心を持っていただいて、またいろいろな意味で産業交流でありますとか、教育交流、その縁でつながるようにしたいと思っております。  特に、先ほど観光課長からも報告させていただきましたけれども、教育旅行ということで大分広がりが出ていますので、ぜひそういうところにもつなげていきたいと考えてございます。 ○馬橋 委員長 そのほかよろしいでしょうか。  では、観光課のほうに移ります。2番から6番まで一括して質疑をお願いします。 ◆秋成 委員 2番のインバウンド誘致事業教育旅行受入について)なのですけれども、東京都観光財団からの依頼で、区では小学校校長会で希望を募ったということなのですけれども、例えばこういった希望を募集したときに結構、学校から手が挙がるものでしょうか。 ◎青木 観光課長 もちろん学校のほうの都合にもよりますので、その都度なのですけれども、今回は2校と申しますか、このような形で決まったと聞いております。どれぐらい手が挙がったのかというか、その後、調整をしていただいてこの2校になったというところです。  それ以前にも、昨年12月と1月にシンガポールからもございましたが、何校かいつも手は挙がるのですけれども、このときも何校かから手が挙がってその都度、日程でありますとか、学校の状況とかというところで調整をさせていただいて決めさせていただくと、そのような状況でございます。 ◆秋成 委員 例えば、もっと手が挙がれば今回、ちょうど学校の予定もいろいろあると思うのですけれども、いろいろな行事とか、予定の調整が合えば増えた可能性もあるということでしょうか。 ◎青木 観光課長 東京観光財団のほうからの依頼というのは、今回この2件の依頼がとりあえずございました。その2件についてお話をさせていただいたということです。  東京観光財団のほうは、いつもこういった仲立ちというか、教育旅行の仲介ということをしております。その都度、今回のケースだけではなくて、こんなお話もあります、あんなお話もありますというのを、東京観光財団が受けていて、先方の希望とかを調整をした上で、今回は羽田空港から近くて大田区をというご希望がありますよというお話でしたので、お受けしたというところでございます。  東京観光財団がどれぐらい全部でお申し込みが来ているのかというのは、私のほうでも今、聞いておりませんので、そこのほうはお答えしかねます。 ◆秋成 委員 わかりました。ありがとうございます。例えば、この内容の部分で歓迎セレモニーとあるのですけれども、やはり大田として国際都市おおたと掲げている中で、そのお子さんたちの外国への意識等が本当に広がっていくような部分だったのではないかと思うのですけれども、歓迎セレモニーは何かご挨拶とか歌とかという部分になるものでしょうか。 ◎青木 観光課長 今まさにおっしゃるようなものでございますけれども、挨拶があったりとか、学校で例えばアーチをつくって皆さんでお出迎えをするとかでありますとか、そのようなことを実施したというところでございます。 ◆秋成 委員 お子さんたちがそこで覚えた言葉とか、また歌というのは本当に大人になってもこれからいろいろな場面でさまざまいい方向につながっていくのかと思います。  また、ちょうど時期は同じ6月だったのですが、こういったものは今後も年度内に継続的にあるものなのでしょうか。 ◎青木 観光課長 まさに、そういうお話があれば我々のほうでも、今回のケースも東京観光財団のほうに報告をさせていただいております。  それから、各学校の状況も、その後の状況ということをヒアリングして、例えば受け入れていただいた学校の様子とかがどうだったのかということもヒアリングをした上で東京観光財団のほうに報告させていただきます。そうすると、今度はまた別なお申し出というのがある可能性があると聞いております。  ちなみに申し上げますと、昨年12月と今年1月にやりましたシンガポールの受け入れのほうは、実際にやった小学校とか、窓口になったところから、またぜひやりたいというところで今年度の受け入れというのはどのようにできるかどうかという打診が、もう既に来ております。 ◆秋成 委員 そのことで大田区の小学校、中学校もあるかもしれませんが、お子さんたちに国際化に向けての本当にいい経験となると思いますので、またぜひ今後も継続でお願いしたいと思います。 ◆伊藤 委員 今の教育旅行は、さっき言っていたように挨拶して、アーチつくってと、そんなものなのですか。教育に絡むものは何かメニューがないのですか。 ◎青木 観光課長 資料番号2のほうにもありましたけれども、先ほど歓迎セレモニーというところでお話をさせていただいたところでございまして、今回は給食を体験するとか、例えば日本の遊びを体験するということを子どもたち同士で行ったということもございました。  それから、台湾のほうの生徒によれば、演奏というのを一緒にしたということも聞いておりますので、さまざまなことを実施したという状況です。 ◆伊藤 委員 せっかくそうやってわざわざ来てくれているわけだから、教育の交流という本来の根本の目的をもうちょっと組み込むことというのは、いつ来ても同じようなメニューをつくって、マニュアルをつくっておくというか、学校だってそのたびに学校ごとに考えて何をやりましょうという部分もあっていいのだけれども、これはとりあえずいつもやってもらいましょうという教育の根本にかかわる部分というのが用意されているほうが手を挙げやすいのではないかと思うのだが、教育委員会はどう思うのですか。 ◎赤松 教育地域力・スポーツ推進担当部長〔教育総務部副参事〔文化・スポーツ調整担当〕〕 今回、香港と台湾の小学校に来校いただいた、それぞれの時間が昼間を挟んだ3時間の中でございますので、今、委員のおっしゃった教育に関する部分も限られた時間の中で、例えば内容を見ましても、授業参加という部分がございますので、やはり給食は昼を挟めば核となるものの一つとして、授業に参加してもらうというのも一つの核だろうと考えてございます。  もちろん、人数とか滞在する時間によって中身は変わってくると思いますが、教育の部分につきましては核となると思っております。 ◆伊藤 委員 このぐらいの人数だったらこういうことがメニューとしてありますよという、どこの学校へ行っても同じように体験できるある程度ベースになるマニュアルみたいなものがあるといいのかと思います。  シンガポールの子が来たとき、私、たまたまその現場に行ったのです。そうすると、学校側の受け入れが初めてなこともあるし、マニュアルもないし、何をしていいのかと本当に手探りなのです。そんな中で校長先生は一生懸命考えてくれて、例えば子どもがシンガポールの子どもに習字を教えるみたいなことがあって、シンガポールというのは漢字でこうやって書くのだよみたいなことを教えてあげたりという、本当にいい体験をさせてあげているのだけれども。  ただ、それが来てくれた子全部に行き渡るわけでもないし、時間的にどのくらいかかるのかというのも全くわからなくて、結構いいメニューの割にはとっちらかっていたのです。途中で体育館に集まれみたいな話になったり、例えば向こうの名産をお土産にくれたけれども、こっちからはあげるものがなかったとか、くれるのだったらこっちも用意しておかなければならないみたいな。向こうが20人来たらこっちは何百人いて、どうやってそういう交流をしようかとか。  やはり、そういうものはベースになるものを教育委員会で考えておいてあげて、あとは学校の特徴に合わせてそれをオリジナルにしてくださいということはいいと思うのだけれども、何もないでただ学校とか観光課もそうだけれども、全部丸投げだとせっかく来ているのに、十分に生かせていないのかという気がして、まだ最初だからしょうがない部分があるけれども、これから先、やはりそういうノウハウをためていって、最終的にはどこの学校へ行ってもすごくよかったという言われ方がいいと思っているのです。  それから、もう1個は、台湾の学校というのは言葉は何語なのですか。 ◎飯嶋 国際都市・多文化共生推進課長 標準語は北京語でございます。 ◆伊藤 委員 今、小学校で外国語教育というと英語なのです。英語オンリーなのです。そういう中に、英語圏ではないところから来るというのが若干、整合性がどうなのかという気はするのです。来たときだけ北京語を多分使うのですよね。そういうのは、交流でそれを覚える、だったらその学校は例えばうちの学校は特色として中国語をやっていこうみたいなのがあり得るのかどうか。  だから、ふだん外国語として、うちは中国語を結構重んじているので、そういうときはぜひうちに来てほしいとか、そういう何か特色の出し方みたいなものができるのではないかと思って。今は全部が英語をやろうとしているときなのに、それ以外の子どもが来て生徒自身が戸惑うのではないかというのがあるのだけれども、どうでしょうか。 ◎赤松 教育地域力・スポーツ推進担当部長〔教育総務部副参事〔文化・スポーツ調整担当〕〕 今回の受け入れの公募にあたりましては、一般的にはそれぞれ小学校の校長会等でこういった話がありますけれども、どうでしょうという形で調整をしながら受け入れてくるものだと考えております。  そういった中で、私も台湾の小学校の来訪については、先生から聞いただけで実際の場にはいなかったのですけれども、実際のところ、赤松小学校の子どもたちが、非常に流ちょうな中国語で歓迎の挨拶をして、向こうから来た人も、「おおっ」という感じで、かなり歓迎されているのだというどよめきが上がったということは聞いてございます。  確かに英語教育に力は入れてございますけれども、やはり国際都市という中では英語だけではなくて、そういった近隣のアジアも含めて親しくしていくという形が大田区のスタンスでもございますし、教育の現場にもあると思っております。
     今回につきましては、たまたま帰国子女的な方がいらっしゃって、一生懸命練習をして挨拶をして一生懸命やったのだということが向こうの子どもたちにも通じたということがあると思っております。  そういった中で、受け入れにつきましては、幅広い観点から今後これからも調整をしていくのかと思っているところでございます。 ◆福井 委員 2番のインバウンド誘致事業教育旅行受入について)なのですけれども、これは修学旅行も観点に入っているのですか、これから目指していこうという中には。 ◎青木 観光課長 いわゆる日本流で言う修学旅行という観点はもちろん入っています。 ◆福井 委員 そうすると、大田区として修学旅行生を受け入れるという方向性は今もって研究というのはされていますか。 ◎青木 観光課長 日本で言う修学旅行というか、修学旅行と教育旅行というのは明確な定義というのは私も持っているわけではありませんけれども、今回の教育旅行受け入れというのは、日本で言うといわゆる修学旅行に近いものだと認識はしています。 ◆福井 委員 修学旅行だと、かなりまとまった人数、またお金が落ちるわけなので、大田区として修学旅行生を迎え入れる体制づくりというのをこれからどうやって描く、研究していくのかと思うのですけれども。  ただ、泊まる場所だけ用意しても来ないと思うので、ものづくりの現場を見るという修学旅行の中の一つに組み込んでくれれば、そこで、では泊まりましょうとか、そういった方向にもなるのかという気がするのですけれども、これはこれから大田区として修学旅行生を受け入れる方向で検討していくことはあるのでしょうか。 ◎青木 観光課長 当然、教育旅行、今回、修学旅行でもいいのですが、そういったものを受け入れているというのは、今おっしゃったような方向性であることは間違いないと思っています。  要は、教育旅行をこうやって受け入れるということは、この方々が交流していただくというのはもちろんですけれども、今回も観光パンフレットとかをお配りして、情報の発信ということもしてございます。  本国に帰って以降、例えば家族の方とそういったお話をしていただく、また情報交換をしていただくということが今後の再度の大田区への来訪ということにもつながっていくと考えているところでございます。  ですから、本当に幅広い視点からこういったものの受け入れというものは進めていきたいと考えています。 ◆秋成 委員 今の部長のご答弁で、赤松小学校で帰国子女の方が中心となって流ちょうな挨拶をとあったのですけれども、例えばもしそういった方がいないときに、ここでいう観光大使の方のサポートとあるのですけれども、そういった部分はどのように、何か区でバックアップといいますか、そういった観光大使の役割等を含めて、当日までに何か前もって学校に何回か行かれてそういったところをやった経緯とかもあったのでしょうか。 ◎青木 観光課長 当然、今回も受け入れにあたっては、担当が何度も学校と打ち合わせをさせていただいた上でこのようなことを進めていきましょう、もしくはこういったところで大使に大田区を説明してもらいましょうということを、学校側とうまく連携をとりながら進めさせていただきました。  ですから、今、委員おっしゃったような、例えば中国語の課題であるとか、そういったものもケース・バイ・ケースでその都度受入の際の課題を解決しながら、進めていくのかと考えています。 ◆長野 委員 この子たちは、何泊、日本にいて、どこに泊まって、ほかにどのようなところに行ったのですか。 ◎青木 観光課長 台湾の方は、4泊5日と聞いてございます。ほかに行ったところは、成田空港に入って、例えば新勝寺のほうに行ったりとか、あと横浜のほうに行ったりとかと聞いてございます。最後は、東京ディズニーランドのほうに行ったと聞いてございます。  それから、香港のほうは、3泊4日と聞いてございまして、こちらのほうは、例えば東京未来科学館に行かれたりとか、スカイツリーに行ったりとか、やはりディズニーランドに行ったりということをしているというところでございます。 ◆長野 委員 どちらも、成田空港だったということですね。大田区に来られたというのは、どのタイミングなのでしょうか。 ◎青木 観光課長 台湾の4泊5日の方々は、1泊目を成田のホテルでお泊まりになって、その次の日に赤松小学校のほうにいらしていただいています。  それから、香港の方も、2日目に羽田小学校のほうにいらしているという状況です。 ◆長野 委員 多分、子どもたちは大所帯で来られて日本に滞在するということなので、いろいろな動きをするにしても、多分宿泊された場所は1か所でやられていると思うのですけれども、大田区でそれを受け入れるユースセンターとか、そういうのがあるのでしょうけれども、ホテルに泊まられたのですか。 ◎青木 観光課長 それぞれホテルでございます。1か所ではなくて、複数のホテルで泊まっています。 ◆長野 委員 これは、やはり受け入れる東京観光財団がそういうのをプロデュースしてやるのか、それとも向こう側の学校側がある程度行程を組んでホテルの場所まで決めてしまうのか、どういう行程の組み方をするのでしょうか。 ◎青木 観光課長 今回の行程の組み方の中身までは、個々には存じ上げておりませんが、一般論で申し上げると、やはり教育旅行、修学旅行ですので、本国の学校のほうでこういうところを行くと決めて来ると。その中のプログラムの中で、東京の学校と交流がしたいという情報が東京観光財団のほうに来ると。それにおいて、今回、大田区のほうに話があったので、受け入れのほうを実施したという流れです。 ◆長野 委員 どこからそういう話が来るかというのは事前には多分わからないと思うのですけれども、東京観光財団とうまくその辺はやりとりとどのような組み立ての仕方というのも教えてもらいながら、できるだけやはり大田区の羽田から特に来るようなところは泊まってもらえるような仕組みをぜひ今後取り組んでいってほしいと要望しておきます。 ◆勝亦 委員 私も資料番号2番なのですけれども、今回、東京観光財団から受け入れた小学校というのは、こういう事業は初めてなのですか。 ◎青木 観光課長 東京観光財団からの話があって受け入れたというのは、初めてのケースです。先ほど、昨年12月と今年1月に、昨年12月は中学校、今年1月は小学校2校に受け入れをしました。  こちらのほうは、シンガポールの旅行会社から直接私どものほうに話がございました。それは、昨年、ファムトリップといってシンガポールの旅行会社を大田区を案内するという下見ツアーのようなものがございました。それは昨年度の私どもの事業の中で実施をしたのですけれども、そこに来たシンガポールの旅行会社の方が大田区を訪問したいと考えていただいて、来たというケースもありました。  必ずしも東京観光財団からだけではなくて、直接来るというケースもゼロではないと考えておりますが、東京観光財団を介することによって、間のやりとりというのが非常にスムーズに行くということが今回ございましたので、できるだけ東京観光財団と連携をとりながら進めていければと思ってございます。 ◆勝亦 委員 では、今後もこういう形で十分あり得るということでしょうか。 ◎青木 観光課長 まさにおっしゃるとおりでございまして、今後もこういう形で進めていければと考えています。 ◆勝亦 委員 先ほどからも話が出ていましたけれども、赤松小学校羽田小学校は1回受け入れた実績があるので、また次もうまく受け入れやすいと思うのですが、マニュアル化というお話もありましたけれども、私もぜひそれを進めていただいて、学校の都合もあると思うのですが、子どもたちにとっては、やはり交流があったということで非常に自分たちの記憶に残って経験にもなると思うのです。  そういった意味では、マニュアル化をして区内の小中学校全部にそういった依頼があったときには、偏りがあることがなく満遍なくこういった交流ができるようなシステムをつくっていただきたいと思いますがどうでしょうか。 ◎青木 観光課長 教育委員会とも連携をとりながら、そのような方向になるように検討していきたいと考えています。 ◆伊藤 委員 香港のほうは、観光大使が中国出身と書いてあるけれども、中国出身で香港でいいのですか。 ◎青木 観光課長 香港出身というか、中国出身の方に今回はお願いをしたというところでございます。 ◆伊藤 委員 中国出身の人が香港のことはわかるのかという話で、言葉も含めて。 ◎青木 観光課長 今回に関しましては、香港出身というのか、確かに観光大使の中にいらっしゃらないので、今回、中国出身の方にやっていただいて、交流とか問題はなかったと聞いています。 ◆伊藤 委員 そういうことだから、何か観光大使に限らず香港出身、やはり香港から来たら香港の人でないと難しいものがあるのではないの、結構。向こうの人は特にそういう違和感を感じるのではないかというのと、訪問校の名前を括弧の中に片仮名で書く必要はあるかという、何か昭和の書き方だと。もうちょっと格好よくいこうと。要望でございます。 ○馬橋 委員長 今、順番になっているのでまとめてと申し上げましたが、一応、今の各委員の発言にもあったとおり、恐らくこれはほとんど総意に近いものがあると思うのですが、いわゆるマニュアル化というか、特に旅行諸費のパッケージ化されているものを日程の中にはめ込んでいくというパターンがすごく多いと思いますので、大田区としてこういったインバウンド事業、特に教育旅行受入について力を入れていくということであれば、ぜひこういった今回のケースを一つのモデルケースとして、パッケージ化をして教育委員会と観光課のほうでしっかりと連携をとっていただいて、大田区の教育旅行の受入について、さらに充実・発展をさせていっていただくことが望ましいのではないかと思います。ぜひ、検討を進めていただくようによろしくお願いいたします。  それでは、順番に、3番のおおた博in羽田空港〜OTA EXPO〜について、質疑をお願いします。  なければ、次は、4番の大田区・川崎市との観光連携事業について、委員の皆様のご質疑をお願いいたします。 ◆福井 委員 2点聞きたいのですが、裏面の呑み手形キャンペーンなのですけれども、これはレトロ・赤ちょうちんをイメージした店舗に呼びかけるということなので、基本的にはチェーン店ではないということでいいでしょうか。 ◎青木 観光課長 できる限り、大田区と川崎市の特徴のある店舗に実施をしていきたいとは考えています。 ◆福井 委員 というのは、大型の居酒屋チェーンだとどこへ行っても同じなので、変化がないのではないかという気がしたので聞いたのですけれども、できるだけという方向でよろしいのですね。  もう一つ、土産の開発プロジェクトの中に、川崎市側は学生プロモーターがいて、大田区の場合は来〜る大田区大使なのですけれども、大田区のほうの学生の声はどうやって吸い上げるか、例えば工学院と連携していこうかというのは、ちょっと見えないのですけれども、その辺はどのように考えていますか。 ◎青木 観光課長 今回、大田区・川崎市の連携したお土産品プロジェクトをやるにあたって、学生であるとか外国人の意見を吸い上げながらやっていこうとしたときに、川崎市のほうは、外国人の方の意見を吸い上げるというのはなかなか仕組みが厳しいという話がございました。  一方、川崎市のほうには、そこにありますように川崎市産業観光学生プロモーターという制度があって、その方々がいらっしゃるということでありましたので、それぞれ役割分担をしながら、それでは我々の大田区のほうは来〜る大田区大使の外国人の視点と、学生の視点のほうは川崎市のほうの視点を得て、両者がうまく融合しながらワークショップを実施していこうとさせていただいているところでございます。 ◆福井 委員 その担保として、大田区の学生の声はどのように反映するのかというのが、来〜る大田区大使ができると考えているのか、それとも川崎市のほうのプロモーターで一緒にやっていくからできるということなのか、もう1回、詳しく教えてください。 ◎青木 観光課長 今回、大田区から、では学生を出しましょうとか、川崎市から学生を出しましょうという話ではなくて、川崎市のほうは産業観光学生プロモーターの方が、これは当然、川崎だけではなくて、今回プロジェクト全体の例えばワークショップ、川崎で独立してワークショップをするわけではなくて、大田と川崎が一緒にワークショップをもちろんするわけですので、そこの中では川崎の産業観光学生プロモーターが大田区についても学習をしていただいてご意見をいただくということになる予定です。 ◆福井 委員 商品化するにあたって、研究とか、また試験的に進めるのですけれども、これはどこの予算でやるのですか、観光課ですか。 ◎青木 観光課長 観光課のほうの予算でやります。川崎市とそれぞれ分担をしながら進めています。 ◆福井 委員 研究開発するお金も一緒ですか。 ◎青木 観光課長 研究開発というか、このようなお土産をつくっていこうという、前段階の例えばワークショップをしたりとかというところは、私どものほうの予算でやっていく予定です。  ただ、具体的にどのようなものになるかということもありますので、例えば何か具体的にものをつくれるかどうか、発注をしてつくれるかどうかというのは、これは進めていく中で検討していきたいと思っています。 ◆長野 委員 川崎市産業観光学生プロモーターはどういうものですか。 ◎青木 観光課長 川崎市の方々が募集をして学生の方に川崎市の産業とか観光をPRしてもらおうというところで、学生の方を募集して4名ほどにこういった方になっていただいたり、その方々がさまざまな場面で川崎市の産業観光というものをPRしたりとか、こういったときにご意見を言ったりとかということでご活躍いただいていると聞いています。 ◆長野 委員 すごくおもしろそうだから、同じように大田区でもやりましょうよ。 ◎青木 観光課長 すぐにやりましょうというところで、私が今、やりますともお答えしにくいのですけれども、川崎市のほうでそういうことをやっていて、今回、産業観光を連携していく中で、まさに今、委員おっしゃったように、川崎市でこういうことをやっているので、こういった施策が有効である、もしくは今後も大田区にとっても非常に役立つということであれば、そこの連携の中で出てきた施策であるとか事業を我々のほうでも取り入れるべきかという点も含めて研究をしてまいりたいと思います。 ◆長野 委員 ぜひ、このプロモーターもそうですけれども、観光に関して川崎といろいろ手を組んでやる実験的なケースになるわけですから、何か向こうのいろいろなおもしろそうなこと、やっていることと効果を上げているようなことのノウハウをどんどん参考にして大田区でもまねするなり、発展させるなりして取り入れていってほしいと思います。そういう調査・研究の視点もぜひ持って、この事業を進めていってほしいと要望しようと思います。 ◆菅谷 委員 先ほどのインバウンドも、今回の川崎市との産業連携に関する基本協定締結に伴う連携事業の開発ということで、今年の新規事業ということですね。私たちがもらった資料の中にもあります。  今のお話の続きですけれども、お土産の開発プロジェクトということでは、それぞれが連携して地域資源等を素材として新たな商品を共同開発して販売につなげるプロジェクトということで、明確に書いてあるのですよね。中小企業や商店、学生、両自治体の関係者が参加することで自治体間交流と地元の魅力の再発見につなげますということなのですけれども、今の課長の話だと、例えば大田区で川崎と先ほど担当課長とか、担当課が5人体制とかお話が出ていましたけれども、きちんとした協定に基づいてプログラムができているのかと今思ったのですけれども、その点はどうなのですか。 ◎青木 観光課長 具体的には、本当にその都度話し合いをしながら、川崎市とは進めているところでございます。具体的には、このように連携をしていこうということが既に特別なメニューがあるわけではなくて、今回も共通の課題ということで旧東海道だとか、お土産品であるとかというものを、共通の課題ということでやっていきましょうというところで話し合ったところでありますので、あらかじめできているということではなくて、その都度話し合いながら進めているというところで、その情報交換というのは良好に進んでいると考えています。 ◆菅谷 委員 その話し合いの店舗とか、川崎との連携というところでは、いろいろ羽田の問題もありますけれども、何人ぐらいで、どのような仕組みでやっていらっしゃるのか、その辺を教えてください。 ◎青木 観光課長 観光の部分だけで申し上げますと、担当を置いて、川崎の担当、大田の担当同士がこれは本当に密接に連携をしています。  では、具体的にどういう連携をしているかということですけれども、定期的に日を決めているわけではありませんけれども、必要に応じて、これは本当に頻繁に情報交換の場を設けて川崎市役所に行ったりとか、大田区のほうに来ていただいたりとかというところで、実際に事業を進めるにあたっての打ち合わせというのは非常に頻繁にやっているというところです。  今回の事業を進めるにあたっては、我々行政だけではなく、実際に進めるにあたっては業者のほうにも委託をしながら、例えば東海道ウォーキングをやるにあたっては、我々が全てスタッフとしてやるということではなくて、必要な部分においては業者に委託をするという形で進めているところでございます。 ◆菅谷 委員 委託でやっていっていると、3番の例えばお土産品の開発などについても、学生の力を借りたり、来〜る大使の力を借りたりというところで、練り上げてやっていくということなのでしょうけれども、やはり連携というところのせっかくやる内容が本当にこのお土産品が開発できるとか、こういうウォーキングイベントが実際、区民の興味を引いていくというところでは、もっと大きな視点があったらいいのにと思うのですけれども。  こういったもの、事業の狙いというところでもちゃんと書かれてはいるのですけれども、ここでは集客力とか、大田区と川崎市の共同銭湯のマップを作成して公衆浴場の確保、支援につなげますなども入っているのですけれども、その計画を人任せにしているのではないかと思うのです。そういった点はないですか。ちゃんと主導的には観光課がやっているというところでいいですね。 ◎青木 観光課長 そのとおりでございます。観光課のほうで、しっかりとやっているところでございます。 ◆菅谷 委員 これは1年の事業ですか。それとも、ずっと続いていく事業なのでしょうか。 ◎青木 観光課長 今、申し上げている事業というのは、今年度の事業というところでございますけれども、今年の状況を見ながらどの部分を続けていくのか、続けていかないのかというのは判断をしていきたいと思っています。 ◆勝亦 委員 資料4番の呑み手形キャンペーンなのですけれども、開催時期が3か月あって、大田区内と川崎市内、広いですよね。どういうスキームでやるのか、イメージがわかないのですけれども、どのような感じを考えているのですか。 ◎青木 観光課長 それぞれ、先ほど居酒屋と申し上げましたけれども、レトロ・赤ちょうちんといったテーマに沿いながら、15店舗ほどの居酒屋というか、そういう方にお声かけをさせていただくと。これは、先ほど申し上げた委託業者というのも含めてお声かけをさせていただきながら、進めていきたいと考えています。  そういった人たちに、これからの参加店舗の方との話し合いということになっていくと思うのですけれども、クーポンブックのようなものであるとか、紹介ブックのようなものの配布をこの期間にして、そちらのお店に行っていただくというところです。  そのお店に行っていただくということは、その地域にお客様に来ていただくということですので、お店だけではなくて回りのほうにも来ていただくということにつながっていくのではないかと考えているところです。 ◆勝亦 委員 例えば、蒲田とか大森とか川崎の駅前とかだと、交流してもあまり意味がないというか、何をしたいのかというのが意味がよくわからない部分とかがあって、例えばおおたの逸品ではないですけれども、名物となるような全国とは言わないけれども、そこの店の名物があるようなお店で発見してもらうとか。例えば、シャッター通りの商店街で1店舗だけ頑張ってやっているお店に交流してもらうとかね。何かそんなものがないと、今ある駅前の飲み屋さんとの交流では全然何か意味ないような気がするのですけれども、初めてのことなので、これから協議していくと思うのですが、その辺はどうでしょうか。 ◎青木 観光課長 今回、確かに川崎と大田というところが連携をして、例えば居酒屋ということを切り口に取り組みをしているというのを、それこそ赤ちょうちんみたいなものをつくったりとかフラッグ、どういうものになるかわかりませんけれども、のぼりをつくったりして掲げるということで、川崎と大田のエリアでそういう取り組みをしているのだということが、ある一定程度PRになっていくのではないかと考えていまして、15店舗ということであまたある店舗の中で、どれぐらい果たして見ていただけるのかというのかというのがもちろんあるのですけれども、それを掲げることによって、ふだんからその店を使っている方々、それから前を通る方々というのは、大田、川崎でそういった取り組みが進んだということが一定程度わかって、特定の店舗だけではなくて大田・川崎のPRにつながっていくと、考えています。 ◆勝亦 委員 まだ日にちがあるので、また今後、具体的に決まってくると思うので、また報告をお願いしたいと思います。 ◆菅谷 委員 今、観光連携事業についてなのですけれども、平成26年度の概要の中では、産業連携事業というところも川崎とあって、企業交流会という予算もついているのですけれども、そちらのほうは進んでいるのでしょうか。 ◎山本 産業振興課長 産業連携のほうは、この前、常任委員会のほうで報告させていただきました浴場との連携、それが既に進んでおります。  また、ものづくり関係も計画的な段階で進めていくところですが、まだ具体的にどういうことをやっていこうというところは計画が出ていないところでございます。 ◆菅谷 委員 これは本当に大田では活発なので、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。 ◆黒川 委員 感想なのですけれども、イベントをするときだけ会議体を開くということではなくて、やはりもっと定期的に川崎市の観光の方たちと話し合いをしていっていただきたいという感想を持ちました。 ○馬橋 委員長 副委員長も先ほど伺っていたのですが、呑み手形キャンペーンの件について、要は、川崎市と大田区とで人と物と金の交流をやりたいという、多分そういうことだと思うのですけれども、呑み食べ歩きイベント、食べ歩きというタイトルにしては橋を渡らなければいけないから少し遠いかという印象があります。  ちょっと不安なのが、9月1日からが開催時期ということなのですが、まだイメージした店舗に参加を呼びかける予定ということなので、今日が7月14日ですから、そうするとあと1か月半しかない中で、お店をこれから30店舗探して交渉して本の形にするのか、冊子の形にするのかを調整して、さらに構成をかけて校了して物ができ上がって売り出してとなると1か月半はかなりタイトではないかと思って、ちょっと不安になっています。  また、手形が500円で販売ということなのですが、これは何で販売をすることにしたのかというのが気になるのですけれども、単純に大田区と川崎市のお店にレトロな赤ちょうちんのお店に人を入れてあげたいということであれば、販売ではなくてもよかったのかと思うのですが。最近よくはやりでランチパスポートとか、結構、各地域でたしか1冊980円とかで売っていて、全部参加している加盟店のランチは500円ワンコインで食べられるというのがものすごい話題になっていて、最近、虎ノ門と新橋エリアでも1冊出たのですけれども、それを片手にランチをするサラリーマンやOLの方がものすごい増えているという話題があります。  そういったところとイメージがかぶるのかという気がするのですが、呑み手形キャンペーンについての進捗状況と、あとは先ほど来多分、皆さん聞いた目的とか、そういった部分だと思うのですが、その点をもう一度ご説明いただいてよろしいでしょうか。 ◎青木 観光課長 進捗状況については、9月に向けて今、店舗の選定であるとか、実際に先ほど申し上げたように何か共通のちょうちんだったり、フラッグだったりとかいうことをどのようにしていくのかとか、実際にチラシをどのようなデザインにしていくのかということも含めて、今、具体の話というのは進みつつあるという状況でございまして、9月に向けて具体の準備をしています。  ただ、今日この時点で、この店舗ですと申し上げるところまで個々の店舗についてはまだ決まっていないという状況です。今、デザインとかも含めて具体の検討作業に一応入っているというところですので、9月1日をめどに進めている最中でございます。  あと、実際、狙いというところですけれども、これは先ほど委員長もおっしゃっていただきましたけれども、川崎、大田が連携することによって、人の交流ということ、それから川崎、大田というところで、やはり共通というところで居酒屋というのが一つあるのではないのかということで、ここを共通の地域資源というところで連携して売り出していけないのかということをモデル的に実施をしたいというところです。  よく、まちバルとかということが盛んにあちこちで行われていると思いますけれども、特定のまちだけではなくて、多少離れておりますけれども、複数のまちが連携をしてまちバルのようなことをやっていくというのが今回、十分に意義があるのではないかと考えているところでございます。  大田、川崎に新たな顧客というのを呼び込めるように努力をしていきたいと考えています。 ○馬橋 委員長 9月1日が開催時期(予定)となっていますけれども、例えばこういうのは本をつくって売るとなると、本屋に置いたりとかすることもあり得るのですか。そうすると、本屋にも一応、売り込みをしないといけないとか、いろいろなスケジュール感が出てくると思うのですけれども、そのあたりがやはり不安だという気もするので、またこの件については、今、観光課長から具体的な話が進んでいますというご答弁もありましたので、ぜひ委員会でもしっかりとご報告をいただきながら、我々も意見をさせていただきたいと思っています。 ◆黒川 委員 大した話ではないのですけれども、最初の連携事業としてはこういう歩いたり、食べたりという事業でスタートするというのはいいと思うのですけれども、やはり本当の連携というのは、お互いのいい面、悪い面を語り合って、そのいい面をもっと伸ばして悪いところを補完し合うという、もっと緊張感のある話し合いをしていけば、もっといいイベントができるのかという気もしますので、もう少し語り合ってもっと実利のあるといいますか、お金の落ちるような地域活性化につながるようなイベントをしていただきたいと思います。感想です。 ○馬橋 委員長 5番の大田区「花子とアン」推進委員会の関連事業について、委員の皆様のご質疑をお願いします。 ◆秋成 委員 まず、教育委員会のところなのですが、4のAで、読書活動の推進のところで、課題図書、村岡花子氏関連図書とありますが、これは何か学校でこういった本があるというのをお子さんたちに紹介をされているものでしょうか。 ◎青木 観光課長 今、まさにおっしゃったように、村岡花子さんの関連図書というところで、例えば「赤毛のアン」については村岡花子さん訳本も各学校のほうで、ない学校もあったと聞いていますので、購入をするということも聞いておりますし、それ以外にも各学校で持っている本というものはあると聞いています。  それについては、この資料のB「村岡花子」訳本の特設コーナーと書いてありますが、各学校の図書室の中にそういう特設コーナーをつくって読んでいただくような取り組みをしていただくと聞いています。
    ◆秋成 委員 B番の訳本の特設コーナーは、全校でやっているものでしょうか。 ◎青木 観光課長 その予定だと聞いています。 ◆秋成 委員 わかりました。ちょうど、先ほど課長からも今週から大森へというお話があったのですけれども、村岡さんが大森にいらっしゃるときに、訳されたものも多いのだと思います。  お子さんにしてみれば、自分が例えば今まで読んだ本が実は村岡さんが訳したのだと思ったときに、例えば、本当にうれしい気持ちも、驚きもあると思うのですけれども、私も結構、絵本で今まで手にとって子どもに読んでいたような本が村岡さんの訳だったというのが何点かあったので、本当にびっくりしたのですけれども。  ちょうどNHKの普通の放送では8時から15分で、見ているお子さんがどれぐらいいるのかとは思うのですけれども、ただ、これから7、8、9月、あと3か月になったときに、夏休みに入って4週から5週はお子さんが見られる時間があると思いますので、例えば学校のこういった本があるとか言って紹介以外にも休みに入ってからも、何かいろいろな情報、手段を使って発信ができるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎青木 観光課長 各学校の取り組みというのは、私のほうでは把握しかねておりますので、お答えしかねますが、夏休みに入っても子どもたちに向かって、例えば村岡花子さんのこんな本があるよというのは、我々のほうでも学校向けにというところだけではなくて、子ども向けということだけではなくて、「花子とアン」に関連した村岡花子さんの展示というところで現在もやっているところでございますので、またホームページ等の充実というのを図っていったりとかする予定ですので、そういった中でまた観光課としても取り組みというのは進めていきたいとは思っています。 ◆秋成 委員 それから、甲府のほうでは、本当にだんだんいろいろな人が方言のまねをされたり使っている中で、またワインのことも含めてすごい盛り上がる形なのだと思うのですけれども。  また、大田は大田で本当に住まわれて訳されて、作品が残っているという部分もありますので、違った形で何かアプローチできるのかと思いますので、よろしくお願いします。要望です。 ◆福井 委員 関連なのですけれども、今、秋成委員が言ったところの読書活動の推進についてなのですが、ここだけいつからいつまでですよと期限が書いてないのです。これは決まっているのでしょうか。募集して、優秀賞ですよとか、何か発表するとか、そういったことがあるのか、教えてもらいたいのですが。 ◎青木 観光課長 これは夏休み中の募集ということになっておりまして、応募締め切りが9月1日というところで聞いてございます。各賞を用意すると聞いておりまして、私ども「花子とアン」推進委員会取り組みとしては、推進委員会委員長賞というのを出してほしいというところで連携をとる予定にしているところでございます。 ◆福井 委員 これを機に読書をしてもらうというのは、とてもいいことだと思うので、やはりやりますということで9月1日が期限ですということになると、一斉に本を借りにきますよね。図書館とか学校とか、本がないと読めないのですが、それは体制的に大丈夫なのですか。いいことをやるには、体制が整っていないとできないと思うのですけれども、今のところ足りているか、それとも増やす用意があるかというのはどうですか。 ◎青木 観光課長 いわゆる募集をするという形になっています。確かに、皆さんになるべく読んでいただきたいというのはあるのですけれども、どれぐらいの方が本当に読むのかというところは見えないところでもありますので、それはいろいろなところで借りていただいたりとか、ご購入いただいたりとかということで対応していただくのかと思います。例えば、学校の図書室で読みたいという方が、たくさんいたときに全部対応できるかということになると、その点については私のほうでは今お答えしかねるというところでございます。 ◎赤松 教育地域力・スポーツ推進担当部長〔教育総務部副参事〔文化・スポーツ調整担当〕〕 委員のご質問の学校の図書館において、みんな一斉に借りてくる可能性があるということで、極端な話、生徒の数分用意するかといったら、それは現実的に不可能な部分がございます。そういった意味で、聞いたところでございますが、やはりこういった本がありますよという紹介はできるということで、例えばほかの図書館で借りるとか、あるいは本屋で買うとか、そういった紹介も含めて行うという予定でございます。 ◆福井 委員 この関連事業については幾つかあって、これをきっかけに例えば英語で話そうということで英語に興味を持ってもらうとか、そういう事業が並んでいるのですけれども、以前に梅ちゃん先生推進委員会がありましたよね。私の印象では、喉元過ぎれば熱さを忘れるではないですけれども、何も残っていないのではないかという気がしているのです。  だから、やはりC番で例えばこれを機に英語に興味を持ってもらうとか、本を読むとか、そのようにしっかりとしたものをやっていただいたからには成果を出していただきたいのですけれども。  例えば、最終回を見る会というのも、「梅ちゃん先生」でもやりましたよね。それを踏まえて、今回はこのようにやりますという新たな取り組みとか、こういったことを加算してやっていきますとか、プラスの点や改良した点があったら教えてもらいたいのですが。 ◎青木 観光課長 確かに、最終回を見る会は「梅ちゃん先生」のときも実施をしました。あの際は、片岡鶴太郎さんが名誉工匠ということでいらしていただいて、一緒に見るというところで日本工学院をお借りしてというところでございました。  改良したのはどこかというところでございますけれども、今回、会場は今のところ新井宿会館というところを確保しているといった状況です。「梅ちゃん先生」のときは、500名規模の会場でございましたけれども、大森地区、特に村岡花子さんの関係の地区の中ということで考えておりまして、今のところ新井宿会館というところでございますので、規模という点においてはこのままいくとかなり小さくなるのかと考えております。  しかしながら、今回、今のところまだ詳細を教育委員会で詰めているわけではございませんが、読書感想文の表彰式のようなものは、最終回を見る会にできないかと考えているところでございますので、その点が前回とは違う点かと今のところ想定はしているところでございます。 ◆長野 委員 「花子とアン」の放送が終わった後は、何か大田区としては残るものはあるのでしょうか。 ◎青木 観光課長 今回の「花子とアン」というのは、村岡花子さんという実在の人物を今回モデルとして取り上げてるというところですので、村岡花子さんがそういう人物だったというところは番組が終わっても動かざる事実でございますので、村岡花子さんが住んでいた地区の文化、特に馬込文士村というところを今回も我々としてもPRしているところでございますが、さらにその部分はPRをしていきたいと思っているところでございます。  それから、PRの部分でございますけれども、例えば今、新井宿特別出張所の中にそういったコーナーができないかということも今後検討できればと考えているところでございます。 ◆長野 委員 「梅ちゃん先生」のときは、梅ちゃんが実在の人物ではなかったけれども、今回は村岡花子さんが実際の人物であるというところは大きな違いということで、それは今後、大田の観光資源にしていきたいというのは望ましいかどうか微妙なところではあるけれども、理解できるところなのですが。  「梅ちゃん先生」と「花子とアン」はかなり短い期間で大田区がNHKに取り上げられた2回で、どのくらい大田区は予算を使って、どのくらいの労力を払って、こういう行事をやったのか、大体のイメージでいいのですけれども、わかりますか。 ◎青木 観光課長 「梅ちゃん先生」のときは、推進委員会の予算というのがございまして、これは私の記憶の中で言うと、総額で1,700万円台だったと記憶しています。  今回の「花子とアン」に関しましては、推進委員会への予算という形では、それよりも少なくて、事業概要のほうにたしかあったと思うのですが、600万円台だったと思います。 ◆長野 委員 「梅ちゃん先生」と何でそんなに差が生じたのですか。 ◎青木 観光課長 確かに推進委員会への取り組みということであれば、予算のほうは一見少なくなっているのですけれども、今回、区の推進委員会の予算ということだけではなくて、地域の方などの取り組みというのが進むのではないかと考えておりまして、例えば地域のNPOの方であるとか、それぞれの活動の中で実際におやりになられているというところでの連携というものを進めさせていただいているところでございまして、この部分は推進委員会としてのお手伝いということを実際しておりますが、その部分は「梅ちゃん先生」のときと比べて少なくなっている。  「梅ちゃん先生」のときで特に多かったのは、日本工学院専門学校のところで展示をやりましたが、この展示の中で、NHKに実際にお借りして実施をいたしました。「梅ちゃん先生」のときにはセットの再現をさせていただいたと思いますが、ここの部分が非常に予算をとっていたところでございます。  今回、「花子とアン」に関しましては、NHKのほうでそういったご用意がほぼないと聞いていたところでございまして、その部分のところというのは「梅ちゃん先生」と比べて非常に少なくなっているとご理解いただければと思います。 ◆長野 委員 辛らつな伝え方になってしまったら申しわけないのですけれども、我々は大田区の区役所の行政として、また議会として盛り上げようと一生懸命やっていますし、「梅ちゃん先生」だったら蒲田の皆さんで「花子とアン」の番だったら入新井とか大森の皆さんが盛り上がって、すごくいいことだと思うのです。  我々調布地区は、少し離れたところから見ていると、どうも私たちから見ると何かNHKのドラマの宣伝を行政がやらさられているように見えてしまうのです。  何か、多分行政とは、地域としてはこれを使って何とか大田区の名前を世に広めていこう、存在感を示そうと努力しているのでしょうけれども、多分、渋谷のNHKから見れば大田区がドラマの宣伝を一生懸命やってくれているような見方をしているように見えるのですけれども、それはこの段階でどうのこうの言ってもという話ではあると思うのですけれども。NHKが非協力的に見えるし、うまく次のお金を落とす大田区の発信というのに「梅ちゃん先生」から見てつながっていない気がするのですね、「花子とアン」も。その辺の関係性や感覚について、どのようにお考えですか。 ◎青木 観光課長 決してNHKの番組を宣伝するために、もちろんやっているわけではなくて、大田区の地域の活性化、観光振興のほうにつなげようということで進めているところです。  NHKサイドとしても番組の宣伝というのは、NHKがやるものであって、NHK以外の方にやっていただくということではないとはっきりと言われておりますので、確かに番組そのものの宣伝というのを我々のほうがするというつもりは毛頭ないということでございます。  しかしながら、番組を契機としたという部分はもちろんございます。そういった意味で、例えば番組のポスターを活用したりということは事実としてありますので、そういった面においては、一見番組を宣伝しているのではないかと思われる部分というのはあるかもしれません。  しかしながら、番組を今回契機として、見た方に来ていただくという部分においては、やはり番組というのはつながりというものをそこに地域としても出しておくというところが重要かと思います。来ていただいた方が番組を見て来たら、全くそういうのがないねというところになると、どこにあるのだろうという話になりますので。  それは、やはり連続テレビ小説というところを少しは出していくということ、これは「梅ちゃん先生」のときもさせていただいたところです。  ただ、「花子とアン」に関しましては、それにも増して「梅ちゃん先生」のとき以上に、「梅ちゃん先生」のときはロゴマークというのも番組を使って商店街フラッグをつくったりしましたけれども、今回はそういうこともしておりませんので、今回は「梅ちゃん先生」に比してむしろNHKとの関係というのは、番組の宣伝につながらないような形で、地域のPRというものになるべく重視するような形で今、進めさせていただいております。 ◆長野 委員 何が言いたいかというと、終わった後につなげることを意識して、ここから最終回まで頑張ってほしいということなのです。終わるまで一生懸命やっているのだったら、我々の認識がどうであれ、結局やっていることはNHKが自分たちの予算で宣伝をやりますと口では言っていても、大田区が宣伝しているのは変わらない、事実としてそう見えてしまいますから、ぜひ終わった後に、「花子とアン」にせよ、「梅ちゃん先生」にせよ、やはり継続的に観光資源として使えるようにするためのことを、ここからあと2か月ちょっとですけれども、考えて次の段階を見据えた観光施策を資源に生かしていっていただきたいと思います。 ○馬橋 委員長 5番の「花子とアン」に関してはよろしいでしょうか。  1点だけ確認なのですけれども、さっきの教育委員会読書感想文で、小学校5年生、6年生と中学生が対象というのは、これは特に別に宿題にするとか全員対象ではなくて、希望者の方を対象にするということで、よろしいでしょうか。 ◎青木 観光課長 そのとおりでございます。 ◆菅谷 委員 観光サポーターの件なのですけれども、136名は個人なのか、それとも観光まちづくり団体等も対象にされていたのですけれども、その団体も含んだ数なのか、教えてください。 ◎青木 観光課長 団体の方にも、もちろんお申し込みと、団体の役員の方であるとか、団体を代表してという方にお申し込みをいただいていますけれども、今後どのように情報発信をしていただくのかという点については、何々団体の誰々という形にするのか、何々団体という形にするのかというのは今後検討していきたいと思います。  136人というのは、団体の代表者とか、団体の方も含めてということ。例えば、ある特定のNPO団体という形ではなくて、NPO団体の誰々という形で今のところはお受けをしております。 ◆菅谷 委員 そうすれば、数えやすいと思うのですけれども、136のうち団体は幾つぐらいあるのか教えてください。 ◎青木 観光課長 私も詳細は一人ひとりのが今、手元にないものですから、申し上げられないのですけれども、幾つかとしか今のところは申し上げられないです。 ◆菅谷 委員 次回でもお願いしたいのと、それから、この事業概要で載っていたように、これから発信をしていくわけですけれども、それぞれが「食」、「観光」に大田の情報を発信するグルメと旅ということなのですけれども、そういったところではどのようなものを発信していくのか、そういう制約はあるのか、それともそれぞれ個人の情報発信を中心とするのかというところでは、いかがなのでしょうか。 ◎青木 観光課長 観光サポーターに関しては、もちろん個人の力量にもよるのですけれども、どのような情報を発信していくのかというのは、事前にこういう情報を発信するのは非常に効果的ですよとか、こんな情報を発信してください。また、一定のルール、例えばこういった情報を発信したらまずいという、そんなものを皆さんに知っていただくための講習会、研修会というか、そのようなものを実施した上で実際に情報発信というのを始めさせていただく予定にしていますので、そういった中で今おっしゃったような点も含めて皆さんに周知をしていく、もしくは学習していただくという形をとって進めていく予定です。 ◆菅谷 委員 あまり規制せず、自由にというところもあるし、本当にひどい内容だったらそれはやめなくてはいけないと思いますが、そういったところでは豊かなものになるのをすごく期待はするのです。  それと、株式会社ぐるなびが情報発信をかりてやると思うのですけれども、「ぐるなび」にした理由とか、それからまた、他区などでもそういった「ぐるなび」が利用されているのか、その点についてはどうでしょうか。 ◎青木 観光課長 大田の観光資源と申し上げますと、地域資源の中には飲食店、「食」ということも大きな比重を占めていると考えています。  大田の地域資源について今後も情報発信を強化していくときには、やはりネットでの情報発信というのが非常に大きな効果があるものであると考えておりまして、そういった中で、株式会社ぐるなびというのは「食」に関する情報発信のかなりの老舗というか、歴史もあり本当に皆さんに見ていただいているサイトを運営しているというところでございますので、ノウハウ、発信力もあると判断して、今回、「ぐるなび」とのこういうパートナーシップ協定、もしくは観光サポーターというところを進めているところでございます。  ほかに、例えば今回の観光サポーターというところにおいては、現在、「ぐるたび」というサイトで大田区の観光サポーター情報発信するのですけれども、同じように現在、町田市と高崎市が同じような似たような形で募集をしています。それぞれ名前は違います。観光大使といっているところもあれば、別な言い方をしていたような記憶もあります。  あと、パートナーシップ協定で申し上げると、熱海市が実際にしてございます。先ほどの観光サポーターに関して申し上げると、株式会社ぐるなびとの連携をした観光サポーターの「ぐるたび」での発信というのは大田区が第1号というところで、7月18日に発表させていただくということになる予定でございます。 ◆菅谷 委員 どのような発信がされるかということで期待はするところですが、この予算額270万円は、その多くが株式会社ぐるなびとの契約にかかわる予算なのでしょうか。 ◎青木 観光課長 前回の委員会でも申し上げましたが、観光サポーター育成事業のほうの予算として株式会社ぐるなびに250万円という予算でそれに税金がかかっているという枠組みでございます。今回のパートナーシップ協定を結ぶにあたっての、何か別途予算がかかるかという話等はございません。 ◆福井 委員 協定に基づいていろいろな事業をしますよね。これにかかるお金というのはどこから出ていますか。 ◎青木 観光課長 当然、費用がかからないでできる部分というのはございます。大田区の特集サイトをつくるというところを今回、新たな費用が発生しないでもできる部分でないかと「ぐるなび」と話し合いを今、進めているところですので、具体的にはその可能性があるということです。  ただ、個々、いろいろなところを企画をして進めていくときに、当然、新たな費用が発生する部分というのは出てくるかもしれません。それは、その都度、話し合いをしていくと。かつ、約束をしているわけではございませんので、それはその都度判断をしていくということになると考えています。 ◆福井 委員 年間予算を決めて取り組むのですけれども、この取り組みにインバウンドセミナーを企画とか、情報発信者の育成とか、いろいろな具体的にウエブ上だけではない作業をするわけですよね、案とは書いてあるけれども。予算があってこうやりましょうという枠を決めないと、その都度やりましょうと言ったら、観光課のお金がいっぱいかかって大変なのかと思うのですけれども、概算でこのようにというのはないのですか、企画して考えているのは。 ◎青木 観光課長 概算で、例えば今回、これぐらいなどという話があるわけではなくて、当然、新たな予算が発生するということであれば、それは予算の手続にのっとって、ではいつから始めましょう、来年度から始めましょうという部分もあるかと思います。  ただ、それはこの部分までは予算が発生しないというところでできるということがあれば、その分ははじめから進めておきましょうというところもあるわけですので、それは今後の取り組みの進め方によって判断していきたいと思います。 ◆長野 委員 非常にこれはすばらしい取り組みだと思っていて、ぜひこれは予算をかけて勢いをつけてやっていく価値のあることではないかと思うのです。観光課だけではなくて、産業振興課とか、地域力推進課とか、そっちのほうの予算も使ってもいいでしょうし、ぜひこのデジタル、ネット上の多分そういったノウハウは「ぐるなび」は日本で一番持っているかもしれないところですが、そういうところでいろいろ連携する中でノウハウをいろいろ学ばせていただくのは一つと思います。  やはり、多分今まで大田区がやってきた観光のやり方で、地べたでのぼりを立ててというのは、いろいろやってきているでしょうから、そういった今度はアナログのところで、まちまで広げていくというほうにお金をかけてもいいのではないかと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎青木 観光課長 具体的にどのように進めていくというのは、結んだ以上、効果的な事業の推進というところに結びついていかないと、これの意義がなかったともなりかねませんので、具体の取り組みというのはこれから個々に考えていきたいと思います。委員のおっしゃるような方向性で、そういうアナログの部分、ネットの部分、それ以外の本当にそれを融合したようなものというのはいろいろとあると思いますので、それを効果的な形になるように進めさせていただきたいと思います。 ◆長野 委員 本当に、若い人だったら、どこか食事をするときに調べる場合には必ずぐるなびを使う人だって多いですし、若い方に関しては「ぐるなび」はものすごい発信力があると思うので、ぜひ中高年の層だとか、またお年寄りだとかでもそういうのに、こういうのをやっているのだな、「ぐるなび」は使えないけれどもこういう取り組みが盛り上がっているとわかるような形、紙のチケットでもいいし、ポスターでもいいし、のぼり旗でもいいけれども、そういったまち全体がこういうことをやっているのだというので盛り上がるような方策をぜひ研究して考えていってほしいと思います。 ◆秋成 委員 関連して、おおた未来プラン10年の後期のところに、大田区の魅力ある名物というのが写真入りで159ページに出ておりました。羽根つき餃子があり、揚げパンがあって、葛餅があって載っているのですけれども、中でも大田汐焼きそばが出ておりました。  例えば、今回の「ぐるなび」のこの部分で、恐らくこういう羽根つき餃子や汐焼きそばが出てきそうかと思うのですけれども、こういう揚げパンとか葛餅みたいな、あと馬込三寸にんじんまんじゅうみたいなものも発信がされるものと考えてよろしいでしょうか。 ◎青木 観光課長 今回の取り組みの中で、大田区の例えば名物のようなものとか、そういったものは情報発信をしていきましょうというところで話をしておりますので、今おっしゃったような部分もその中に含まれる可能性があるのかとは思っております。  それとあともう一つ、先ほど申し上げた観光サポーターの方の情報発信という中で、観光サポーターの中にこういうのがあるということを知らない方もいらっしゃいますので、そういった方には例えば馬込三寸人参のこういった取り組みがあるよ、大田汐焼きそばというのがあるよということはあらかじめ情報提供していきたいと考えています。  そういたしますと、そういった方が情報発信を具体的にしていただくというのにもつながるかと考えています。 ◆秋成 委員 ただ、いつも区内の商店で若い世代の方とお話をする中で、例えばこういう魅力ある名物の中に今ここにないものをこういうところに持っていくには、ではどうすればいいのだと。どういう形で、例えばただ1店舗でつくっているものを名物だといっても、名物にならないと思うのです。  そういった大田で各この地域で大森でも蒲田でも調布でもみんなつくり始めているという、何かこういったものも必要なのかとはいろいろ考えるのですけれども、例えばこういった今回のぐるなびを通して、そういった何か新しい大田の名物というのが生まれる可能性ということに関して何か教えていただけますか。 ◎青木 観光課長 名物がどのような形で生まれていくのかということにもつながる話だと思うのですけれども、あらかじめ、非常に歴史があってそういったものが誰から見ても本当にここの土地の名物はこれだというものは、わかるようなものというものもあるかもしれませんし、昔はあったけれども今は埋もれているようなものというのもあれば、今はないのだけれども、これから新たに名物になるようなものという、そのような三つぐらいの類型があるとすると、それぞれ今回、情報発信をしていくことによって、誰が見てもというのは、それは名物ですからそれを情報発信することによって、名物だということが固まっていくということになるのだと思いますけれども。  過去からあったけれども、なかなか発掘されていないというものは、今回、やはり先ほどの観光サポーターとか、今回「ぐるなび」の取り組みの中で情報発信をしていくことで広まっていけば、それが名物だとなり得るのかと思っています。  まずは、観光サポーターでありますものが、こういった情報発信取り組みそのものが名物の発掘とか、名物の創造というものにもつながる取り組みかと考えています。 ◆秋成 委員 この間、どこか国を忘れてしまったのですが、どこかの国でたこ焼きの中に何か甘いものを入れて、それがすごいヒットして観光客が若い子も含めて来ているというのを見たときに、何だこんなものであればみんな考えが想像つくではないかと思ったのですけれども、またそういった若い方が何か新しいものを大田の名物にという気持ちで今、物をつくっていらっしゃるというところで、今回の「ぐるなび」の協定、そういった取り組みがいい方向に行くといいと思いました。 ○馬橋 委員長 最後、教育委員会のほうに移りたいと思います。スポーツ健康都市宣言記念事業スポーツ健康フェスタについて、ご質疑ありますでしょうか。 ◆黒川 委員 私も、当日、参加していまして、委員長も副委員長も役所の皆さんも大変だったと思うのですけれども、朝原さんはどれぐらいの費用がかかって来ているのでしょうか。 ◎赤松 教育地域力・スポーツ推進担当部長〔教育総務部副参事〔文化・スポーツ調整担当〕〕 この件につきましては、トータルでざっくりした金額で450万円の予算をとっておりまして、それはセレモニーの運営にかかわる委託業者もひっくるめて、あるいは備品とかそういったものをひっくるめてという形で、委託業者に一括でお願いしていると。そこで、委託業者のほうがある程度抱えているスポーツ選手のリストの中からピックアップをしながら、当然こちらも要望を入れながらという形なので、具体的に朝原さんに幾らというよりも、それもひっくるめてという契約でございます。 ○馬橋 委員長 次の大田区総合体育館における8月の主なイベントについて、委員の皆様のご質疑をお願いします。 ◆伊藤 委員 これは、すごくわかりやすくていいと思うのだけれども、同じ規模として大田スタジアムはどのようなものですか。 ◎星 社会教育課長 大田スタジアムのスケジュールということでしょうか。  所管のほうが都市基盤のほうになってございますので。 ◆伊藤 委員 社教ではないのだ。 ◎星 社会教育課長 はい。 ◆伊藤 委員 スポセンは。 ◎星 社会教育課長 大森スポーツセンターは、私どもの所管でございます。 ◆伊藤 委員 それは、こういうのはないの。 ◎星 社会教育課長 大森スポーツセンターのほうは、「みる」スポーツというところが強調されていなくて、区民のためのご利用にというところがメインになってございますので、スケジュールということになると、このようなスケジュール表にはなってこないということになります。こちらの委員会には、総合体育館スケジュールを提出している状況でございます。 ◆伊藤 委員 では、スタジアムのほうは都市基盤ですか、地域力推進ですか。 ○馬橋 委員長 都市基盤管理課です。 ◆伊藤 委員 そこにこれをつくってもらえばいいということですか。これを出してもらえばいいということですか。 ○馬橋 委員長 都市基盤管理課のほうで、こういった統計というのはとってらっしゃるかどうかというのは、今、この場ではわからないですか。 ◎星 社会教育課長 確認してみます。このような形で、スケジュール表ということでつくっているということはございません。 ○馬橋 委員長 そうですか。それは個別でよろしいですか。 ◆伊藤 委員 個別でいいけれども、これはいいことだから、大田スタジアムも同じようにつくって出してくれと。当然、必要なことだ、こういうのは。これも毎月出してくれるのでしょう。 ◎星 社会教育課長 総合体育館は、毎月出すということで。
    ◆伊藤 委員 スタジアムも毎月出してほしいと。みんなも望めば、委員会としてやってもらえる。 ○馬橋 委員長 それでは、委員会全体としての資料請求ということでよろしいでしょうか。  お諮りします。ただいま伊藤委員より大田スタジアムの資料を委員会全体としての資料請求にしたいとの発言がございましたが、いかがでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○馬橋 委員長 それでは、そのようにお願いいたします。  そのほか、この件に関してございませんでしょうか。  私も1点だけ、大田区の総合体育館は竣工して大分たつと思うのですが、こういった形で「する」スポーツと「みる」スポーツのバランスをとりながら、うまく指定管理者の方が頑張っていらっしゃると思うのですけれども、稼働率という部分と、いわゆる指定管理者のほうである程度しっかりと利益が上がっているのかどうかというのは、今、現段階ではどのような状況ですか。 ◎赤松 教育地域力・スポーツ推進担当部長〔教育総務部副参事〔文化・スポーツ調整担当〕〕 稼働率等につきましては、議員の皆様には近いところでは3月の予算特別委員会の際に、資料を一定程度お示ししたところでございますが、年に1回、大田の教育概要というものがございまして、できたばかりでございますので、そのあたりの中に、例えば大田区総合体育館、大森スポーツセンターもそうですけれども、メインアリーナの平成25年度については、利用コマ回数分の利用コマ数という形で、例えば利用率90.6%とか、そういった形で一覧表にしたものをお示しするということができると考えてございます。 ○馬橋 委員長 こういったスポーツ施設は、やはり今、どこの区もまだ足りていないような状況が続いていると思うのですが、ぜひ大田区でもさらなる充実を求めていきたいと思っています。今あるものでも、非常に高い稼働率で、かつ区民満足も高く、「みる」スポーツも「する」スポーツも充実しているというところで言えば、どんどん増やしていってもいいのかと思っていますので、ぜひご検討をよろしくお願いします。 ◆伊藤 委員 有料のイベントで、プロレスが17日にあると書いてあるけれども、このとき入場券はどこで売るのですか。当日、どこで売るの。場所はどこで売るの。 ◎星 社会教育課長 受付でということになると思いますが。 ◆伊藤 委員 受付はどこにあるの。 ◎星 社会教育課長 1階の会場の入り口のところです。 ◆伊藤 委員 最初のときから言っているのだけれども、有料のイベントで「みる」スポーツをやろうと言っているのに、入場券売り場というのがないのです。テーブルを出して、まさに受け付けをつくっているのです。そんなのおかしくないですか。「みる」スポーツを最初から目的にしているのに、入場料をとる予定にしているのに、その場所が用意されていないというのは、最初から言っているのに改善されていないのです。何かないの、ちゃんとしたお金をもらう場所が。 ◎星 社会教育課長 現在は、そういうボックスはございません。 ◆伊藤 委員 なくていいのですか。 ◎星 社会教育課長 ご意見をいただいて、検討させていただきたいと。 ◆伊藤 委員 2年前から検討しているのです。 ◎星 社会教育課長 引き続き、検討させていただきます。 ◆伊藤 委員 設計の段階から言っているのです。 ○馬橋 委員長 そういったご意見がありましたし、しっかりと本当に検討していただいて、こういった形で「みる」スポーツも非常に充実してきたところでもありますので、ぜひ、よろしくお願いしますということでよろしいでしょうか。 ◆海老澤 委員 今の入場券の話と関連してくると思うのですけれども、大田区民が体育館を使う場合には、社教団体に登録したら少し安く借りられるとか、区民だったら優先的に割引がきくとか、いろいろあったりして、「みる」スポーツの場合に、区民だったら何か割引券がもらえますとかいう「みる」スポーツに対しての取り組みだったりとか、特別扱いみたいなのは区民にはしているものはあるのですか。 ◎赤松 教育地域力・スポーツ推進担当部長〔教育総務部副参事〔文化・スポーツ調整担当〕〕 あくまで主催者側の考え方によります。例えば、バレーでもバスケでもこの大会については、大田区の中学生については無料券を一定程度のものを確保しますとか、ある程度の割引をしますというものもあれば、それ以外の大田区民だからといって特段の割引とかそういったものはなくて、あまねく同じ考え方でします。これは、あくまで主催者の考え方によります。 ◆海老澤 委員 ということは、少なからずそういう大田区の中学生だったら無料で見れますよとか、割引ですよとか、そういう区民に対しての働きかけはあるわけですよね。当然、全部というのは無理だと思いますから、利益を上げるためにやっているイベントも当然あり、主催者が安くできない事情もあるでしょうから。  だから、全部が全部ではないけれどもあるということですので、中学校の関東大会だったりとか、定時制高校の全国大会とかという子どもたちが絡んでくるスポーツイベントだったり大会があって、これが無料になっているのはすごくありがたいことなのですけれども、こういったものを地域の子どもたちにたくさん見せて、自分たちもここでやるのだとか、自分たちもこの大会に出るのだという意識を持たせることが、スポーツの底上げになるのだと思っているので。こういった学校行事と絡んでくるような大会などは、このように引き続き無料でやってもらえるように主催側というか、逆に大田区がそこに強く働きかけていただくような形で、子どもたちの一つのイベントとして大田区体育館を使うという思いを強くしてもらうためにやっていただければと思いますので、要望します。 ○馬橋 委員長 要望ということで。  本日の調査事件報告については、以上で質疑を終結いたします。  その他、何かございますでしょうか。  では、本日については、以上で継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、前回の委員会で提案をさせていただいた、調査事件の追加を議題とさせていただきたいと思います。  本委員会における調査事件として、お手元に配付をさせていただきました「スポーツ観光推進特別委員会調査事件(変更案)」のほうを見ていただきたいのですが、このとおりに4番目に「東京オリンピック・パラリンピックの推進について」を追加することにつきまして、前回会派に持ち帰りとさせていただきましたが、何か会派からご意見はありましたでしょうか。  今日、お手元にお配りをさせていただいております。  なければ、お諮りをさせていただきたいのですが、本委員会における調査事件として新たに「東京オリンピック・パラリンピックの推進について」を追加したいと思います。 ◆伊藤 委員 言葉として、オリンピック・パラリンピックの推進という言い方は正しいのかな。オリンピックの推進というのは正しいのかな。何か、中身はもちろん全然問題ないし、いいことだと、やらなければならないと思っているけれども。オリンピックの推進。 ◆海老澤 委員 オリンピック・パラリンピックを契機に何かをやるということだったら、推進になるかもしれないけれども、オリンピック・パラリンピックを推進という言葉になってしまうと。 ○馬橋 委員長 もう招致は決まっている中で、大田区としてこれをどういった形で生かしていくかという部分を、この委員会でいろいろとご報告をいただきながら、審議をしていければという部分なのですが。 ◆伊藤 委員 意味はよくわかるのだけれども。みんなが問題なければ。 ◆海老澤 委員 「推進」でなくて、「について」でもいいのかと。 ○馬橋 委員長 「東京オリンピック・パラリンピックについて」ということですね。 ◆海老澤 委員 だったらいろいろなことの質疑もできるし。「推進」とついてしまうと推進のことしかできないとなってしまうと。 ○馬橋 委員長 今、「東京オリンピック・パラリンピックについて」というご意見がありましたが、いかがでしょうか。 ◆伊藤 委員 ほかの項目も「まちづくりについて」とか、その程度だから。 ○馬橋 委員長 では、もう一度お諮りをさせていただきたいと思います。  本委員会におけるこの調査事件として新たに、「東京オリンピック・パラリンピックについて」を追加することにつきまして、ご異議ございませんでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○馬橋 委員長 ご異議なしと認めます。  それでは、本委員会における調査事件として新たに「東京オリンピック・パラリンピックについて」を追加する準備を進めてまいります。  次回の日程についてお諮りいたします。  次回の日程は、8月12日、火曜日、午前10時からとしたいと思いますがいかがでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○馬橋 委員長 それでは、そのように決定します。  以上で、スポーツ観光推進特別委員会を閉会いたします。                午後 0時10分閉会...