以上のような
サイン整備に関する基本的な基準を設けました。
◎佐藤
経営管理部参事〔
総務課長〕 私のほうからは、
工事請負契約報告一覧という資料につきましてご報告を申し上げたいと思います。本来ですと、所管の
経理管財課長がご報告申し上げるのですが、所用のために欠席しておりますので、私から報告をさせていただきます。
本日の
報告案件でございますけれども、お手元の資料にございますように、全部で5件でございます。内容はすべて旧
幼稚園舎をフレンドリーおおたの
事業用ということで改修する工事となっております。
入札方法につきましては、すべて
制限つき一般競争入札ということで、
電子入札により行っております。
主な
資格要件といたしましては、
共同格付A・
Bランクで、かつ
区内実績を有する者ということでございまして、対象としては17社ございました。すべて
電子入札で実施したものでございます。
まず
報告番号1、1枚目の上半分のところでございますが、
松仙小学校の旧
幼稚園舎改修工事でございます。これにつきましては9社が入札に参加をいたしました。
株式会社荒井組が6,982万5,000円で落札をいたしました。
予定価格が7,607万2,000円ということでございましたので、
落札率につきましては91.8%となってございます。そのページの下半分でございます。
報告番号2番、
西六郷小学校旧
幼稚園舎改修工事でございます。こちらも9社が入札に参加をいたしまして、
志眞建設株式会社が、6,636万円で落札をしたものでございます。
電子入札で2回実施をいたしましたが、
予定価格の6,644万円に達しなかったというために、不
落随契となったものでございます。
2枚目でございます。
報告番号3番でございます。
新宿小学校旧
幼稚園舎改修工事でございます。これにつきましては5社が入札に参加をいたしまして、
小川建設株式会社が6,510万円で落札をいたしました。
予定価格が7,605万5,000円でございましたので、
落札率は85.6%となってございます。
報告番号4番でございます。
萩中小学校旧
幼稚園舎改修工事でございます。これは6社が入札に参加をいたしまして、
サンユー建設株式会社が6,499万5,000円で落札をいたしました。
予定価格が6,546万円でございましたので、
落札率は99.2%というふうになっております。
5件目でございます。
報告番号5、
梅田小学校旧
幼稚園舎改修工事でございます。こちらは8社が入札に参加をいたしまして、
株式会社阿部工務店が6,368万2,500円で落札したものでございます。本件も入札におきましては、
予定価格6,369万円を超えていましたので、不
落随契となったものでございます。
4ページ目以降は、それぞれの工事の
入札経過調書を参考につけさせていただきました。
◎直井
資産活用担当課長 私のほうからは、土地の取得をいたしましたので、お手元の資料に基づきまして報告をさせていただきます。
所在が田園調布一丁目56番1。地積が190.67平米でございます。
契約締結日が21年7月22日でございます。
取得価格が9,533万5,000円でございます。
取得目的は
自転車駐輪場として取得をいたしました。なお、この土地の自転車の
収容台数は138台、及び今年度において工事を始めまして、平成22年、来年の4月に使用を開始する予定だと聞いております。
◎中山
施設管理課長 私からは2件ご報告させていただきます。
まずはじめに、本
庁舎外壁装飾金物改修その他工事についてでございます。来月から
本庁舎正面の
装飾金物を改修するという工事を予定してございますので、ご報告をさせていただきます。
工事の理由でございますけれども、昨年の12月5日、強風雨の中、庁舎の
中央外壁に取り付けられておりました
装飾金物の一部が落下いたしました。幸い事故には至らなかったのですけれども、そのようなことが起きたということで、当日は
応急措置をとりまして、後日詳細な点検を行い、同様な部材については取り外しを行ったところでございます。その後、その詳細な点検に基づいて検討した結果、抜本的に
装飾金物全体を取り外そうという方針を決めまして、その工事を行うことにしたというものでございます。
工事の概要でございますけれども、正面の
装飾金物につきましては、大田区の紋章も含めまして一たんすべて撤去いたします。そして新たな大田区の紋章と
大田区役所の文字、
英語表記とあわせてですけれども設置をいたします。その工事にあたりましては、
正面玄関付近を中心としまして、足場を屋上の高さまでずっとかけるということになりますので、工事中は庁舎前の通路につきましては通行にご不便をおかけすることになります。
工事の予定ですけれども、3番のところに記載してございますとおり、おおむね3カ月程度かかるものと考えてございます。
工事のイメージ図ということで4番目のところに記載してございます。
正面入り口のところ、
前面道路から階段を上がって
正面玄関に入ってくるわけですけれども、平場のところがほぼ足場で埋まる形になってしまいます。当然正面の1階部分、玄関は入れるように空間はつくりますけれども、先ほど言いましたように平場の部分、通行ができなくなりますので、階段の部分の手すりを一部撤去して、そこを経由して通行していただくというような形になります。車いすですとか体の不自由な方については一次的に庁舎内を回っていただくなり、あるいは
道路側を通行していただくということで案内、あるいは
誘導員を設置して、安全な工事を進めていきたいと考えております。
本庁舎の外壁の
装飾金物改修につきましては以上でございます。
続きまして、もう1点。平成19年度
耐震診断結果の修正についてでございます。平成19年度の
耐震診断結果につきましては、昨年の10月17日の当
委員会でご報告したところでございますけれども、まことに申し訳ございません。数値に誤りがあることがわかりましたので、修正のご報告をさせていただきます。
お手元の表のうち中ほど、太線内が訂正前の数値となっておりまして、右側の太線内が訂正後の数字でございます。枠を塗りつぶした部分が修正のあった部分ということになります。いずれも最終結果を固めるまでに一覧表を何度か修正してございまして、
最終確認がちょっと不十分なまま公表してしまったというものでございます。この結果を踏まえて、今後の
耐震改修に支障のないように取り組んでまいりたいと思います。大変申し訳ございませんでした。
○湯本
委員長 それでは、委員の皆さんの質疑をお願いいたします。
◆和田 委員
本庁舎の
外壁装飾金物改修についてなのですけれども、これは取り外すということになったのですけれども、検討された結果こういうふうに
撤去工事を行うとなったということなのですけれども、落下した理由というのは、何か特別な理由とかあるのでしょうか。
◎中山
施設管理課長 箱型の金物があるのですけれども、その表面を覆っている
カバー、その
カバーがビスでとめられているわけなのですけれども、どうも経年の中で雨が中に染み込んできたのか、どうもビスがさびてやせ細って、それで何らかの
きっかけ、そのとき強風が吹いていましたので、そういうのが
きっかけとなって落下したと考えております。
◆和田 委員 本当にけが人がなくてよかったと思うのですけれども、また新たに大田区の紋章をつけるということなのですが、今度は別な方法でやられるのですか。
◎中山
施設管理課長 基本的に
装飾金物が以前の
桃源社ビル時代につけられていた、正面に金色の大きな円と、それからそこからずっと上に伸びて行く真っ直ぐのラインと、それから上の方に半月状についているものがあるのですけれども、それが平成9年ですかね、
桃源社ビルができたときからついていると。それで、大田区の
マークにつきましては、その後
区役所がこちらに移転するときに、そこに新たにはめ込んだという状況になっています。
金物自体は外壁、
石張りになっておりますけれども、そういうところに、もとの
鉄骨部分に取りつける形で埋め込むような形になって、それで石とあわせてついている形なのです。
今回は先ほど言いました部分を全部撤去いたしまして、上の方はとにかくもう全部
石張り等で復旧するということで、その部分は全部取ります。今回付けるのはあくまで大田区
マークだけということで。それについては当然、もととなります
鉄骨部分のほうに緊結してまいります。逆にそれはもう一つの大田区
マークという箱文字みたいなものを直接取り付けますので、今回落っこちたのは、箱型のものにさらにプレートをかぶせたようなものでしたので、
緊結状態はより上がると思っております。
◆和田 委員 大田区の
マークだけにするというお話を初めて伺ったのですが、
デザイン的にもすっきりしていいのかなと思ったりしていますし。やはりいろいろなものがついていると、時間がたつにつれて、そういう支えているものが古くなったりなんかして、落下する度合いというのも高くなってくるのかなと思いますので、ぜひ今度は、落下して危険なことがないようにぜひお願いしたいなと思っています。
◆水井 委員 関連して、2、3聞きたいのですけども、
マークをつけてから何年ぐらいたっているのですか。
◎中山
施設管理課長 桃源社ビルができたのが平成4年です。それで、
マークがついたのが平成9年ということで、10年ちょっと、そのぐらいたっているということです。ですから
桃源社ビル時代のほうのものはもうかなりたっているということになります。
◆水井 委員 結局落ちたのは、その
マークの部分ですか。それとも
桃源社のときに工事をやったのが落ちたのか、どっちなのですか。
◎中山
施設管理課長 桃源社時代に設置したものでございます。
◆水井 委員 それにつけたのが落ちたと。
◎中山
施設管理課長 そのとおりです。
◆水井 委員
桃源社時代なら何とも言えないのですけれど、鉄のビスが、雨が入って細まったというのは非常にお粗末ですよ。普通鉄のビスは使わないです。ああいう
装飾金具には。だから、後からやった10年ちょっとしかたっていないものが落ちたということなら、これは私は、やはり徹底的にやったところも調べないといけないかなと思っています。だけど
桃源社のということなので、工事の内容とかそういうのもわかりませんから、そんなに追及する問題ではないけれど、でも区がやったもので、もしそんなことがあって10年もたたないうちにといったら、ここに
サイン計画なんて
基本計画、これからちゃんとやろうというときに、ああいうものはすぐ壊れるものではないですよ。40年、50年平気で持ちますから。それを考えてきっちり工事をやらせてもらいたいと。
◆大森 委員 従来から区が発注する工事等々も関連するかなとは思うのですけれども、大田区が
発注者としてそこで使う材質、今、
水井委員からもお話しがありましたけれど、材質の仕様というのですか、そういうのはきちっと区で把握しているのですか。何を使っているかという。それを指定するとか。そこら辺はどうなのですか。
◎中山
施設管理課長 当然、詳細な部分も含めて設計の中にうたい込んでまいります。民間の場合ですと、どちらかというとざっくりとした設計で、
あと施工者と
設計者が一体になって、工事しながら進めるというケースが多いと思うのですけれども、区の場合は
事前発注の、契約上の問題がございますので、当然詳細まで設計していないと、途中で変更ばかりということになってしまいますので、できるだけ詳細に設計をする中で指定をしていきたいと考えております。
◆藤原 委員 最初の報告にありました大田区
サイン基本計画。学校などの
避難場所は2年前ぐらいからか看板を作るということになったと思うのです。そうですよね。
◎後藤
政策担当課長 正確には確認させていただきますが、それは比較的新しい…。
◆藤原 委員 私も
防災委員のときに要求したら、そういうものは学校等にはつけましょうということで見本を見せてくれて、こういうものをつけたいと。
それで、今、割かし多いのは、駅前の街区
案内図というのが、全ての駅にあるのかどうかもわかりませんけれども、結構
派遣社員などが待ち合わせを駅でして、どこに自分が、会社に行くのか、働き場所に行くのかということで結構聞かれる場合も多いのですけれども、これはすべての駅には、街区の
案内板はそういう駅前にはあるのですか。
◎後藤
政策担当課長 大まかなところは確かについているのですが、かなりつけて古くなっておりまして、その後実は中身が現状に合っていないということもございます。箇所についてもすべてにあるかどうかということ、
あと内容についても、今後この計画の中で詳細に調査した上で整備してまいりたいと考えております。
◆藤原 委員 これでいくと22年度までに
活用方針の検討をするということなので、私はすべての駅につけていただきたいと。もちろん工場がなくなったりマンションができたりいろいろする関係もありますからね。10年ぐらいたつと相当変わっているということもあるのだと思うんですけれども、駅にあると非常に皆さん見て、そこで行き場所が、南に行くのか東に行くのかいろいろ、大鳥居駅なんかにもないものだから結構聞かれたりするんですけれども。お願いしたいというのが一つと。
あとラジオを聞いていましたら、コメディアンというんですか、
山田邦子さんという方が23区の中にも村があるのだといって、トークで。どこだと思って聞いていたらば大田区の
馬込文士村という村があると。23区の中に。非常にここは散歩しやすいということで、ラジオでいろいろ語っていたのですけれども。今ここはかなり整理されて、私はまだ全部歩いていないのですけれども、そうした歩く方向みたいなものはきちんと整備されているのですか。
馬込文士村。
◎後藤
政策担当課長 馬込文士村については、9ページに
地域資源の活用をめざした
サインのリニューアルということで、見本として出ているところです。整備は一応現状でしておるところですけれども、例えば駅からの
誘導性とか、あるいはこの表示、見本で見てもわかるように、かなり細かい情報が入っていると。これでよしとする人もいらっしゃいますけれども、なかなか細かくて見にくいというご意見もいただいているところです。
そういった意味も含めまして、今回この部分についても、いろいろな
ユニバーサルの
デザインとかを含めまして検討してまいります。
◆藤原 委員 各それぞれの
地域ごとに特色があると思うのです。歴史もあればいろいろな建物もあったりして。よく正月などは、
羽田七福神といって、かなり地図を持って、これは多分、
私鉄会社が用意したのだと思うのですけれども、回ってくるのですね。
だから、それぞれの地域に合ったもので整備していけば、本当にまちを歩くのに楽しいのではないかと思うし、今度観光の大田にするのであれば、余計そういうものが必要ではないかと思うので、そういう検討はされる、例えば
六郷地域とか、例えばですよ。
大森東地域とか、そういう
地域ごとに、特色ある回り方をできるような、散策の仕方ができるようなことというのは考えられるのですか。
◎後藤
政策担当課長 観光の視点で、7ページに出ておりますが、
観光案内サインの整備ということで、今検討、あるいは
基礎調査をしているところです。いろいろな大田区の中の
観光資源を
回遊性を踏まえて整備していきたいということで検討・調査してまいります。
◆冨田 委員
サイン基本計画ということで、これは非常に難しい課題ですよね。やってみると、実際問題はよかれと思ってやったら、区民からいろいろな意見が出てくるということもかなり予想されるというか、そんな気がしています。
これは例えば、東京都の
下水道局で、いわゆる
デザインの指針と違うものをつくってしまって、それを廃棄してということで、大きな問題になったことがありましたよね。そういうこともあらかじめ想定しておかなければいけないのかなと思うのですが、
サインというのはそこまできちっと規定してしまおうという、言い方はちょっと難しいのだけれど、その辺の
考え方はどういうふうに今考えていますか。
◎後藤
政策担当課長 今回の基本的な
考え方というところで、いろいろな文字の大きさであるとか、色の
使い方であるとか、あるいは
外国語表記であるとかということの基本的な基準を設けました。ただ、つける場所、あるいはその
サインの情報の内容によって、やはり、それは
そのものもので変えていかなければならないのかなと考えております。
ただ、道路上のものでありますと、いろいろな都道とか国道の関係で、かなり仕様が制限される場合があると聞いております。そのあたりは基準を守りながら、また今回の計画した区のほうの基準と整合を図りながら整備していくことになると思います。
◆冨田 委員 ちょっと心配なのは、既に今段階でも
統一性は別にしても、まちには標識だとか看板だとかも含めて、いわゆる区が設置したものも含めて、さまざまなものを示す看板のたぐいというのはたくさんあるわけですよね。それがある意味で、これは
多言語化、そしてまた色や何かにしても今までよりも目立つような形にしましょうと。当然目立たないとしょうがないので。だけど目立ち過ぎると逆に邪魔だねと、ごちゃごちゃし過ぎるねということもあり得ると思うのです。
それで、その辺の数の問題とかについても、しっかり検討していただきたいと思うのですが、まだこれは来年の話ですよね、最終的には。ですので、やればいいという話ではどうもないような気がするので、その辺についての
考え方をどういうふうに考えているのか教えていただけますか。
◎後藤
政策担当課長 確かに駅をおりて見ますと、
誘導サインのほかにいろいろな
禁止看板とかいろいろあるわけで、なかなか景観上は不快な思いをされるというのが現状だと思います。ただ、
禁止看板については当然
必要性があって、あるいは地域から要望があってつけるという場合もございます。いろいろな意味で、地域の方も含めながら検討していくことになると思います。
◆冨田 委員 地域は大変大事なのですけれども、大田区全体としての
統一性というのもある意味やはり必要なわけですよね。そこら辺と、感性が違うという
可能性が出てくるのではないかなと思うのですね。たくさん
案内看板や何かをつけてくれという、あるいは目立つようなものにしてくれというところと、そうでないところが出た場合の調整などは、やはりそれは地元と調整してという、基本的にはそういう
考え方でいいのですか。
◎後藤
政策担当課長 ちょっと一例を申し上げます。今回
観光サインのほうで、来週になると思いますが、
区民モニターを使って、蒲田駅と
あと大森駅周辺の
実態調査というか、
まち歩きをすると聞いております。区民の方の意見を聞きながら、まず基本的な計画を立てさせていただくと。
実施段階についても調整を図るような場面が出てくると考えております。
◆河津 委員 大田区
サイン基本計画の中の一つに、今、蒲田のコンコースを通って
区役所のほうへ来るときに、
グランデュオのほうに入らないでほしいという意思ありありの
サインが出ていますよね、床に。それで、ずっとエスカレーターのほうに通ってくださいよと書いてあるけど、知っている人はみんな真っ直ぐ
グランデュオの中を通っていっちゃうというのが実態なのだけど。
その辺のところを、もう実態は私自身も近道だから中を通っている者の一人ですが、出た後に、
大田区役所はすぐ右に曲がって突きあたりですよという表示を明らかに区民の人たちに見やすいような、わかりやすいような表示をやはり目の高さというより、下を向いて歩いてくるから、床につけていくというのをもっとわかりやすくしてあげないと、あの
グランデュオの思いというのを和らげることはできないかなという気がするのですが。ぜひこの
サイン基本計画の中に、
区役所本庁舎へ行く道はここですよということを、
グランドデザインとして、地面の
デザインとして配慮していただきたいのですが、いかが考えますか。
◎後藤
政策担当課長 今回、
本庁舎については、床に表示をさせていただいて、非常にわかりやすくなったということも聞いております。ただ、外のグランドの部分レベルでの表示ということについては、貴重な意見ということで検討させていただきます。
◆河津 委員 それと、
グランデュオの仕入れ、あるいは廃棄物のトラック等がたくさん入ってくるところなのですけれども、あそこのところは堂々と案内
デザインをして、通っていいよと言っていいのか、あるいはやはりぐるっとまたポストの方向に回って本来は行かなくてはだめなのか、アプリコのほうへ行ってから右に右に曲がっていかなければいけないのか、あそこのところは堂々と行っていい道なのですか。
◎荒井 経営担当課長 あそこの部分、仕入れの出入り口につきましては、たしかブロックが少し入っていると思うのですけれども、そこまではJRの土地になっています。暗黙の了解の中であそこを通行人が通っているという状態になっていますので、今のところそういう暗黙の通行帯になっているという状況だと思います。
◆河津 委員 確かにJRのしんちゅうの表示が、ここは私の土地よという自己主張の表示があります。その上を我々は通ってきているのだけど。そうすると、道路の下に公然と
大田区役所この道近道よみたいなものを書いたときに、
グランデュオ並びにJRを刺激しませんかということなのですよ。
◎荒井 経営担当課長 その部分につきましては、JRさんと協議をしながら、やれるかやれないかを含めて検討をしていきたいと思います。
◆河津 委員 要望だけ言っておきます。JRさんとも
グランデュオとも仲よくしていかなければならないのだけれど、将来のことを考えると、JR、
グランデュオの了解をとって、あそこはそういう表示をしていいですよという仲のいい、地域とシェイクハンドしているような様態をとりつつ、やはりあそこは通らせてもらっていたほうがいいかなと私は思いますので要望しておきます。
それはなぜかと言うと、今から10年前考えていたとおり、うちのこの建物の2階の横っ腹に穴をあけて、コンコースからじかに
区役所に入れるようにという希望を今も、行政側も、私たち区民も捨ててはいないと思うのです。だから、やはりそのことも踏まえると、ぜひそういう形で進めていってほしいなと思います。よろしくお願いします。
◆和田 委員 16ページに、障害者に配慮するというところがあるのですけれども、特にやっぱり視覚障害者の方がなかなか、この案内を丁寧にしてあげないといけないのかなと思うのです。今、庁舎の中でも、かなり大きく表示されて、本当に見やすく、高齢者の皆さんもわかりやすくなってきて、この一環なのかなと思っているのですけれども。
ここで音声応答とか、触る、触地図というのですか、こういうものをやっていこうということが出されているのですが、イメージとして、例えば、基本的には視覚に障害を持っていない方がわかるような場所にも、視覚障害者の方にもわかるようにしていくという、どこにでもということが基本だと思うのですけれども、特にこういうところはやりたいというものというのは挙げられているのですか。
◎後藤
政策担当課長 個別に具体的なものはまだできておりません。ただ、そういったものも今後
サイン整備の中で位置づけて検討してまいりたいということでございます。
◆和田 委員 なかなか難しい、点字ブロックなんかも今言われいてるのは、せっかくあるのに、そこに障害物があると、例えば放置自転車だとかそういうものがあって非常に怖いというようなお話を聞くのです。そうすると、せっかくつくったところに障害物を置かないようにしていくという、そこのほうもかなりやはり力を入れないといけないのかなという、それは駅前につきましてもそうですし、施設の前にしてもそうなのかなと思うんですけれども、この辺は一緒にやっていくということと、あとやはり区民のマナーもしっかり守ってもらうという点で、この
サインの
基本計画を進めるのと同時にその辺もやっていかなければいけないのかなと思っているのですが、何か特別な対策みたいなものというのは今のところはありますか。
◎後藤
政策担当課長 ユニバーサルデザインの
まちづくり基本計画というのを来年度策定予定です。障害者に限らずのことですけれども、障害者を中心に考えていかなくてはいけない部分が当然あると思っております。その啓発という意味も、大きな視点で
ユニバーサルデザインの
まちづくりのための普及啓発活動ということでテーマとして上がっていると聞いております。
○湯本
委員長 サインのことで伺いたいのですけれども、全部で1,500カ所ということですね。あればあったにこしたことはないのですけれども、絶えず意識するのはやはり費用面なのですね。限られた予算の中でどれだけできるのかと。効果的に配置をすることがやはり重要ですし、1,500カ所一気にということもできないので、当然取捨択一をしながら優先度を決めていくということが重要になってくると思いますが、この計画自体、1,500カ所全部やると費用は大体幾らぐらいかかると見積もっていますか。
◎後藤
政策担当課長 1,500カ所すべてをやるという計画では、まずないのです。新設のものもありますし、あるいは既存のものについて言えば、要するに破損した場合に修繕することは通常やっているところです。また、情報を更新しなければいけないというようなものについても、今回この基準に基づいてやるということです。
それで、では、現段階で総額どれぐらい見積もっているのかということですが、これについては、現時点で現状調査とかあるいは整備計画の策定段階でして、今後挙がってくる事業課からの予算化のときにその
必要性も勘案しながら査定していくということになります。
○湯本
委員長 具体的な話の一つで
本庁舎をとりあえずやりましたよね。あれは幾らかかっていますか。
◎中山
施設管理課長 本庁舎の
サイン工事につきましては、約2,640万円かかってございます。現在引き続き四つの地域庁舎の方を継続してやる予定ですけれども、そちらのほうでおおむね1,300万円ほどかかります。
○湯本
委員長 それは四つ全部でということですか。
◎中山
施設管理課長 そうです。
○湯本
委員長 これが高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだとは思うのですが、確かによくなったなとは思うけど、2,600万円かかったと言ったら周りがどう判断するかと、ここがポイントだと思うのですね。だからどの程度やるかですよね。どの程度やるのか、どこをやるのか、この判断、見極めをぜひ考えながら進めていっていただきたいなと思います。
それと、もう一個は、必要なところに必要な情報がないなと感じるところは、さっきの河津委員の指摘もそうだったと思うのですけれど、私も一個感じるところがあって、空港からバスで蒲田駅へ来ると、降車場というのがアプリコの横ですよね。あそこをおりたら、知らない人はこれは一体どこなんだと、駅はどこなんだと。周りを見回してもどこにも駅らしいものが何もないと。こういうことが国際都市を標榜しようとしている大田区としていいのかというのは一つ疑問点なのですね。
実際に、これは私の大田区外に住んでいる友人から受けた苦情ですね。こういうことを進めていってもらいたいと思うのですけれど、これは答弁は結構ですのでやってください。
必要性は高いと思いますのでお願いいたします。
◆河津 委員 今から10年余前の、我々大田区議会や
本庁舎がここへ引っ越してきて、数年のうちに、1、2年のうちに、ブロックの黄色いラインを引いて、障害者の方のためのいい
案内板なのだろうと思うのですが点字ブロックが、御影石の、前のときの表示は、御影石の中にクロームの白金のものを織り込んだものを30センチ平方の中に4列ずっと縦の線が入っていて、だから今黄色い線が入っていて4列入っているので一緒なのだけど、その色が全部、まず黄色に変わったとき、一体ここは中国料理屋になってしまったのかなと思うばかりの感じ。要はああいう転換というのはあまり色彩感覚的に言ってよくないなと思うのですよ。
それは公の建物だから、道に準じてやらなければならないのという言葉もあるから、今まで一言もそのことについては言わないできたのだけれども。表示というのは、足の裏で、触感で触っていく、あるいは色で見ていくという点字ブロックの標識の中に、黄色でなくてはいけないというのがあったのでした。
◎後藤
政策担当課長 現時点で正確にはわからないのですが、基本的には区が施工するということで、黄色という制限、あるいは指定があるものだと思っておりますが、詳細について確認しておきます。
◆河津 委員 決まっているならばやむを得ないと思います。しかしながら、これから大田区の
デザイン化、
サインの
基本計画の中で、要は色彩が多く
デザイン、それから見た感覚で影響すると思いますので、その辺のことを配慮願いたいということでお願いしておきます。
次に、平成19年度の
耐震診断結果正誤表をいただきましたが、野辺山学園の宿泊棟の補強工事は進めておられますか。
◎中山
施設管理課長 はい、現在工事中でございます。
◆河津 委員 前回のときには質問をして、この野辺山学園はDランクなので、予算づけがされました。そしてこの夏休みにやっているのだろうなということで今、質問したのですが、やっているということなのですが、そのときは、食堂棟のところはBですから、まあまあ健全というランクだったと思うのでそのとおりになっているのですが、今度はCになって、食堂棟もやっているのですか。
◎中山
施設管理課長 食堂棟につきましては、宿泊棟工事の追加工事として行いたいということで、準備を教育
委員会のほうで進めております。
◆河津 委員 本当は正誤表などは見たくもないなという気がするのです。見て、今のご答弁を聞くと、やはりやらざるを得ないという形になってくると、どうしても現在の仕事で追加だとか、設計変更だとかという名のまた措置をとらなくてはならないというと、議会というのはいつもそのことでとやかく発言しがちです。どうかその件について、そう簡単に正誤表が出ないことを願っています。
◆大森 委員 19年度ということなのですけれど、前回の
委員会では20年度の診断結果一覧表というのを資料で提出いただいたのですけれど、これは以前に審査した数値のあらわし方をただ単に間違えたのか、その後また再検査したのか、これはどういうことなのでしょうか。
◎中山
施設管理課長 19年度分を今年に入りまして、所管別にたまたま再整理していたのです。そうしたら数値の誤りに気がつきまして、それでもう一度19年度分を再確認いたしまして、誤りがあったということで表のほうを、診断結果そのものはもちろんまとまっているわけですけれども、そちらからの転記といいますか、そちらが漏れていたりということがわかりましたので、今回大変申し訳ございませんでしたけれどもご報告させていただいたという次第でございます。
◆和田 委員 入札の工事契約の報告に関連してなのですけれども、辞退をされていらっしゃる企業さんが何件か出ているということがあるのですけれども、これは大田区ではないのですけれども、地方のほうで聞いた話なのですけれども、今、非常に公共事業が安いということで、例えばそこで働く方が最低賃金以下になってしまうという、そんなことも出ているということが話されまして、本会議でも
落札率が問題になってそういう質問をされた議員がいたと思うのですけれども、例えば、99%とか98%だからということで、私は問題にはならないと思うのです。
それで、積算をする仕事をしているという、設計価格を出すという仕事をされているという方の話を聞いたことがあるのですが、やはり
落札率は、どれだけ現場をしっかり見て積み上げていくかということによって、こちら側が、行政側が出された価格にどれだけ近くにいくかということについては、
落札率が高いから問題だということを言われると大変心外だという話を聞いたことがあるのですが、それはそれとして、
落札率との関係はそうなんですが。
今、本当に仕事が非常に少なくなってきている中で、やはり安くても受注をしていかなければいけないという企業も出てきているのではないかなというふうに、その辺を私はすごく心配をしているんです。
例えば辞退をされているところが出ているのは、どうしてもその値段ではもうやれないというようなところで辞退をされている方が、企業が多いのかなと思ったりするんですけども、この辺で、やはり区内の業者さんから、もっと今の現状を見た積算をしてもらいたいというか、安く安くというふうにしないで、実際にこれだけかかるのだというところで価格を設定してもらいたいというようなそういう声とかというものは上がらないものなのですか、これは。非常に難しいのかなと思うのですが。上げることそのものが。
◎森 総務担当部長 先ほどの積算の関係はそのとおりだと私は思っております。あらゆる場面で実は言いたいのですが、なかなか言う場面がないというのが実際です。実際に声として聞いているのは、現場説明、現説をやっていないのです。そういう意味で合わない。現場は見られないので、いわゆる談合防止の関係で現説をやっていないという関係で中を全部見れないものですから、ある程度わかると非常に近い数字が出てくるということでございます。それが最初のほうの話でございます。
それから、この辞退の関係でございますけれども、たしかこの前ですか、スライドの話を私ども報告を申し上げたと思うのですけれど、実際、資材が高騰したときにスライド制というのを導入いたしました。ですからこれは常に私ども非常に気にしているところでございますので、そういう声を本当にちゃんと耳に入れるようにしていきたいと考えております。
◆和田 委員 本当に今仕事をしても生活ができないような年収になっているということで、こういうふうに公共事業を請け負う会社で働いている人たちが、まじめに働いてもなかなか年収が増えないということで、新たに官製ワーキングプアというような言葉が、私たち何回か民間委託をされたときに、保育園とか福祉施設が民間委託をされて、そこで働いている人たちが本当に身分も不安定だし、それから年収も非常に低いということで、民間委託そのもの、指定管理者制度そのものが官製ワーキングプアを生み出すのではないかということで私たちは指摘をしてきたんですけれども。
また、こういう面で官製ワーキングプアが生まれることがないように、ぜひやはり区内企業の皆さんの実態をしっかりとつかんで、発注してただきたいなと思っています。今日はこれだけにしておきますけれども、一応要望しておきます。
◆藤原 委員 五つの幼稚園の改修ですけれど、この最高額と一番低い額で約600万円ぐらいの差があるのですけれども、契約の金額ですけれども、ただこのくらいの幅で五つの幼稚園というのはほとんど差がないのか、改修する中身というのはほとんど同じなのかどうか。私なんかは、例えばもっと安く上がるところともっとかかるところとあるのではないかと思うのですけれども、あまり差がないので、この辺はどうなんですか。我々は素人だからわからないのですけれども。
◎中山
施設管理課長 今回の工事は幼稚園の規模にいたしましても、改修内容にしましても、部屋の間仕切りをまるっきり、レイアウトを完全に変えるような工事ではなくて、主要な壁はいじらずに、その中の造作等を基本的にいじっていくような形での、若干レイアウトは変更ありますけれども、そんなような内容、それから面積規模とかを考えると、大体似たような金額になってきているということです。
あと、今回の
報告案件になっていないものも別にもございまして、それはもう規模がたまたま学校の教室内の部分だとか、そういうようなものについては若干違うものもございますけれども、たまたまここに出てきたのは似たような結果になったということで、積算のやり方は同じでございます。
◆藤原 委員 私も萩中幼稚園しか、この中では見ていないので、よその幼稚園がどうだったか、建物の中身の構造はわからないのですけれども、ほとんど構造的には幼稚園だから変わりないと。だからそこにかかる費用も600万円ぐらいの差があればすべて改修できるのだと。安心して子どもさんたちがあそこで過ごせるんだということですか。私はもう少し差があってもと思ったのですけれども、今の説明だとそういうことですね。
◎中山
施設管理課長 先ほど申し上げたとおりで、同じような規模で同じような改修を行った結果ということでございます。
◆岡元 委員 ちょっと教えていただきたいのですけれども、
新宿小学校と
松仙小学校の場合は、1回の入札で決まっていて、特に新宿なんかのほうは
予定価格と、札を入れられたところとすべて1,000万円以上の開きがあるんですけど。逆に言うと、先ほどおっしゃっていたように、あまり
予定価格と近過ぎるということがいつも問題になりますが、あまりに逆に開き過ぎているというのも。落札されたところが低いということは別に問題ないと思うのですけれども、すべてが低いとすると、1,000万円以上あるということは、逆に考えれば、そもそもの
予定価格が、積み上げが違ったのかなと、その松仙と新宿、特に新宿の方がそんなふうに感じるのですけど、いかがでしょうか。
◎森 総務担当部長 ちょっと所管課長がいないので、具体的な中身が、一般的なことでしたらお答えできるのですけれども、どうでしょうか。ちょっと私の見方からすると、そんなに違和感はないような入札経過かなととらえているものですから恐縮でございます。
◆岡元 委員 100万円、200万円というのは別に当たり前だけど、1,000万円違うと結構随分大きいかなという印象を受けたものですから。両面あると思うのです。低過ぎて、
予定価格が低くて実際に賃金が少なくなっているという問題もあるでしょうし、逆に言えば、この積算がもともと正しくなかったのかなという印象を。やはり1,000万円超えると違うって感じるかなというところでした。
◎森 総務担当部長 1,000万円、これは契約が大体6,000万円台ですので、そんなに、100万円ぐらいの違いかなというふうに、そういうふうに見ていたのです。
◆岡元 委員
予定価格は幾らでしたか。7,600万円とさっきおっしゃったと思ったのですけれど。100万円違いなら言いませんけれど。何か問題にしてしまった。幅があれば、7,600万円と、さっき聞き間違えでしょうか。
◎森 総務担当部長
予定価格との差ということでございますね。
◆岡元 委員 そうです。
◎森 総務担当部長 ちょっとこのあたりは具体的に中身として、例えば
幼稚園舎の広さとかそういうものもわかりませんし、ちょっとお答えはしづらいのですが、その積算の中で、多分こういう
落札率、こういう金額でも当然、当該業者ができるだろうと見て積算されたのかなとしか私のほうでは、現時点ではちょっとわからないというところです。
◆岡元 委員 いないからわからないのですね、それ以上ね。
○湯本
委員長 簡単に言うととれない、不落になるところもあれば、1,000万円以上低く落としているところもあるという、そういうことを言っているのですよ。
◆岡元 委員 そうですね。その1,000万円下げているところ、すべての入札のところが全部1,000万円も低いというのはそもそも、そうしたらその積算がどうなのかなと。少ない場合もそうですし、多い場合もそういうふうに、積算自体がどうなのかなということにつながるのでお話ししただけです。答えられない。担当者がいないのにすみません。
○湯本
委員長 なるべく該当者には今度から出てきてもらうようにするので。
◆大森 委員 今回は5校に付属している
幼稚園舎ということなのですけれど、全体では9園だったと思うのですよ。あとの残っているところというのは、同じようにフレンドリーの方向でいくようになっているのですか。
◎荒井 経営担当課長 今回5件のほかに、大森第四幼稚園と、千鳥幼稚園、羽田幼稚園、ほかに蒲田幼稚園というのがございます。大森第四幼稚園につきましては、平成20年度末に幼稚園を廃園後解体をして、森が崎保育園の改築の仮設用地として利用して、その後の更地については未定でございます。
また、千鳥幼稚園につきましては、やはり平成20年度中に廃園をした後に、鵜の木保育園を新設する予定でございます。
また、羽田幼稚園につきましては、フレンドリー事業の予定、また蒲田幼稚園につきましては、現在私立の保育園の改修の場所として使っているところでございますが、3月いっぱいでそれが終わりまして、4月以降につきましては、蒲田小学校の教育活動で利用すると聞いているところでございまして、基本的には外国語の教育に活用していくと聞いております。
◆大森 委員 先般待機児対策ということで、区のほうでも区長を中心にいろいろな、今後の問題として取り組むということが知らされてきたところですけれど、そういう意味合いではフレンドリーにするというのは、学校に通っている子どもたちに対する措置ということなのかなと思うので。その実質は、ここで言うことではないのかもしれないですけど、今後の計画として今フレンドリーということが大体4園の、全部が全部まだ決まっていないというお話もありましたけれど、一番何か、施設的に新設してつくらなくてもいいような、学校の用地の中にそういう建物、園舎があったということを踏まえると、待機児的な対策ということの中では、今、何か具体的な方策というのが、今日のこの報告とちょっと違ってしまうかもしれませんけれど、今ちょっと緊急でやらなければならないということもあったと思いますので、そこら辺のところの今の状況をもし聞かせていただければと思うのですけれど。
◎荒井 経営担当課長 待機児の解消につきましては、待機児解消の対策会議を設けて現在検討しているところでございますけれども、
方向性としましては、先ほども鵜の木保育園とかいろいろございましたけれども、改築時になるべく定員を増やすとかそういう方策、または今回、佐伯の土地を取得した場所に保育園を新設するとか、そういうことを考えている。またほかには、
共同保育等の既存の建物を利用しながらということも検討を今している。認証保育を増やすとか、そういうこと含めて検討しているところでございます。
◎鴨志田 企画財政課長 ただいま経営担当課長のほうから、区が取り組む内容について、効率的な視点からお答えを差し上げましたけれども、一部回答にありましたけれども、国の補正予算が通りまして、私立保育園に対する助成措置が拡充されております。
そういった内容を今区の中でも検討しておりまして、私立保育園が開園しやすいような助成事業、そういったものをただいま検討しております。その中には、認可保育園、認証保育所といったものを検討材料の中に入れて検討している最中でございます。
◆河津 委員 今の答弁の検討しているという認可保育園、認証保育所というのは、来年の4月以降までにはきちんとそういう検討の結果が出ると考えてよろしいですか。
◎鴨志田 企画財政課長 待機児対策につきましては緊急な課題と考えてございますので、直近の定例会に何らかの形で私どもの対策をお示しできるように検討を進めているところでございます。
◎中山
施設管理課長 先ほどの契約金額の絡みで、ちょっと私も所管していなくて資料だけぱらぱら見ていたのではっきりしなくて申し訳なかったのですけれど、基本的には幼稚園の規模がほぼ同じような工事なので、大体似たような金額になるということですけれども、現実にはやはり面積が当然違います。
それで改めて
新宿小学校の面積を確認しましたところ、ほかのところが大体400平米規模の改修面積なのですけれども、
新宿小学校のところにつきましては570平米ということで大きいということですので、先ほど全部一緒のような発言をしたのは訂正させていただきたいと思います。
○湯本
委員長 土地の取得のことについて伺いたいのですけれども、これは駐輪場としてということなのでしょうけれど、駐輪場用地の確保は、いろいろなところから要望が出ていると思うのです。特に、これもやはり優先順位というか、課題の深刻なところから手をつけていってもらいたいなという気が実はしているのですけれども、相手のあることだから話がまとまらないと買えないという、そういう視点もあるとは思うのですが、例えばこの多摩川駅の前というのは、違法駐輪というのはどれぐらいある場所なのですか。
◎直井
資産活用担当課長 私ども聞いた話ではございますけれども、約200台ほどのものが近所にあるとは聞いております。
○湯本
委員長 これは全駅課題があるところは、これから全部買っていくのですか。これは一体どういう計画でこういうふうにやっていっているのか、いつも腑に落ちないなと実は思っているところがあって、例えば違法駐輪が1日に1,000台とかカウントされているところがありますよね。そういうところと、どっちも課題ではあるのだけれども、ただ深刻度から言ったら1,000台びっしりとまってしまって人も通れない、車も通れない、緊急車両も通れない、そういう状況に駅前がなってしまっているところの対応のほうが優先順位としては高いのかなという気が私はしてしまうのですよね。緊急度から言うと。
こういう格好で、まとまったところから買っていきますという話をすると、課題の重点度合いというのですか、それよりもまずまとまったところから買うというやり方をしていって、お金の部分は本当に大丈夫なのですかという気がいつもしているのですよ。そういう検討とか計画というのはあまりないのですか。
◎鴨志田 企画財政課長 来年度のお示ししている当初予算におきまして、一定程度土地の取得予算というものをお示しをしてございます。ただ、この多摩川のところもそうですけれども、私どものところで交渉を進めていく中で、その年度急にまとまって土地が買えるということがございますので、そういった場合には補正予算の対応、
取得目的によっては土地開発公社による対応という取得にならざるを得ません。
委員長がおっしゃいました、例えば大森駅と多摩川とどちらが優先なのかとのお話かと思いますけれども、例えば大森駅は大森駅のほうでもちろん土地を探す、もしくは対策を検討しているということがございますけれども、なかなか実際に土地が出てこないというところもございまして、私どものほうでは、土地が出てきた物件については、それが非常に有効に活用できるというものについては、取得する方向で交渉にその都度入っているというところでございます。
○湯本
委員長 言わんとしていることはわかるのですけれど、だから簡単に言うと、さっきの
サインの話もそうなのですけれど、役所の中に行政マンが2,000人ぐらいいるのですか、
本庁舎。いるにもかかわらず、あれば便利だけど
サインが必要なのかと、そこが判断の基準になってくると思うのです。トイレも
サインがついていれば便利だけど、別にあれがなくたってトイレが今まであるということはわかっていたし、それで用が足りていたと。私なんかはちょっと若干思ってしまうところもあって、そのお金を、だったら本当に必要なところに回すべきなのではないのと私は感じてしまうところが若干あるのですね。
だから、そういうこととこれも同じだと思うのですけれども、限られた財源の中で優先順位をつけて何を先にやっていくべきなのかということが、すごく重要だと思うのです。ここの土地を買ったことがだめだと言っているわけではないのですけれども、駅前で全部困っているところは、土地をこれから取得して駐輪場にしていくのですかという話になったときに、どう整理をつけていかれるのかなというのが非常に危惧をしているところです。
特に大森、蒲田の駅前、JRの前というのですか、もうあれは10年以上ずっと言い続けていますよね。違法駐輪の話。抜本的な解決というのはいまだに、
きっかけもいまだにできていないような気が私はしてしまうのですけれど、そんなことないよという顔をしている方も何人か今いらっしゃいましたが。きちんと計画的に、それからあとは政策判断ですよね、これはね。どこを手をつけるべきなのか。画一的ではなくて、その辺のところをきちんとちょっと考えてもらいたいなと思います。
それで、この土地取得もそうなのですけれど、最近土地取得が非常に目立つのですね。その中でさっきお金の話をしましたけれど、やはり財政状況にこれから税収が落ち込むのではないかという予測はされる中で非常に危惧している部分がありまして、5年前と比べて、今の大田区の財政状況というのはどういう状況に変わっているのかお伺いしたいのですが。
◎鴨志田 企画財政課長 5年前と現在というところで、なかなか私どものほうでも比較する数値が難しかったのですけれども、土地の取得に限らず、区の財政面ということで言いますと、5年前も現在も非常に健全な財政状況にあると言っていいのかと思います。
昨年度になりますけれども、20年度の健全化比率というものを
総務財政委員会でもご報告しましたけれども、大田区の場合には実質赤字比率ですとか連結実質赤字比率、将来負担比率、これについても黒字、要は、総務省等が求めております赤字再建団体等には全くほど遠い健全な財政運営がされているという報告をしてございます。20年度の分析についてはまだこれからでございますけれども、おおむね同様の結果が出てくるのかと想定をしてございます。
土地の売買の問題で言いますと、15年当時とそれから現在と、なかなか経済の動向が違っておりまして、現在のように景気が落ち込んでいるときには、逆に土地が取得しやすいといったような面も出てきているのかと思います。
いずれにしましても、その都度実質比につきましては大体毎年度黒字になってございますので、財政的には十分健全な運営がされていると判断しております。
○湯本
委員長 私が聞きたいのは、黒字か赤字かというところだけの判断ではなくて、5年前と比べて、では黒字だったら、その黒字分がどれぐらいの割合なのかということと、それから黒字か赤字かだけではなくて、今後、当然長期的にやっていかなければいけない計画というのがあるわけですよね。それも含めて大田区の財政状況というのは、5年前も決して景気はよくなかったと思うのです。
その中で、たしかあのときは、コストカットをするための提案が行政側からたくさんなされていた時代だと思うのですけれど、それに比べると、最近そういう話よりは比較的お金を使う話の方がたくさん目につくような気がしているのですけれど、そういうことも含めてどういう状況になっているのかをお伺いをしたいなと思っているのですが。資料が出なければ、また今度でもいいのですが、そこはやはり我々が知っておかなければいけないところなのかなと思うので、ぜひ資料をいただきたいなと。
◎鴨志田 企画財政課長 16年度と20年度を比較しますと、16年度は単年度収支で9億円の黒字でございました。20年度が8,000万円程度の黒字かなと。これは単年度収支でございますけれども。委員がおっしゃっておられるような財政運営の中身につきましては、なかなか形式的にお金で、数字で出てくるもの以外の部分、例えば個々の事業のあり方であるとか、個々の事業の見直しといったものも含めて、どういった支出を切り詰めて歳入を増やしていくかということになってくるわけですが、最近は土地などを含めて購入するものが多いというご指摘ではございますけれども、たまたま金額の張るような土地を取得したような事例はございますけれども、特に過去の例を比較して見ますと、最近土地を購入する量が格段に多いといったことにはなってございません。
◎森 総務担当部長 たまたま資料が手元にあったのでお話しします。
17年度の区債現在高というのが924億円、それで基金が17年度が442億円。ですから500億円弱ぐらいの借金があると。21年度については、私の手元の資料では、基金が1,050億円、借金が600億円と。これだけの開きがある。赤字から黒字、大きな貯金が出ていると私は認識しておりますので、ちょっと数字が出ないのでちょっと答えさせていただきました。
○湯本
委員長 すみません、これでやめにしますけれど、私の感覚で言うと、私が初当選して入ってきたころは、比較的緊縮財政というイメージが強かったので、切れるものを切って、なるべく経常経費を落としてむだな出費をしないと。税収がそれから増えていくということも景気動向から言ってなかなか見込めないという状況の中で、財政運営を行ってきたという記憶は非常にあります。
最近そういうことというのは、比較的人が減るということもないでしょうし、何かをやめて新たに予算をほかに回せるような工夫をしたり、そういう話というのはあまり聞かないような気がするのです。むしろ人を増やしていったり、仕事を、ポストをたくさん増やしていったり、当然必要なことなのですけど体育館の建て替えなんかもそうでしょうし、もうお金のかかることがたくさんあるなと。
今後もやはりそういうお金がかかることをたくさんやっていかなければいけないところもあるのでしょうけれども、さっきの話とこれはつながるのですけれど、どこで線を引いて調整をとっていくかということだと思っています。
5年前が9億円という話で、昨年が8,000万円。単純にそれだけでは比較はできないのでしょうけれど、しかし本当にこういう格好でこれからも財政状況を健全なまま保っていけるのかという不安は、こういう世相ですから当然だれもが持ってしかるべきだと思うので、もうちょっと根拠を示して、こうだからこうですという説明をいただけると大変ありがたいのかなと思いました。これはできたらでいいので、資料としていただけると大変ありがたいです。
◎遠藤 経営管理部長
委員長からの要請でございますので、資料ということですので、できる限りご要望に沿って対応するようにしていきたいと考えてございますが、施策の進め方に対するご質問でございますけれども、国の動きを見ていますと、国のほうも構造改革路線から積極的な財政出動の施策を展開するということもあり得るように、自治体におきましても、それは社会の状況に応じまして、緊縮的に財政をしていかなければいけないということでの施策の展開をしていくことが必要だという場合もありますし、さらに社会状況の中で、行政需要が多くなれば、その需要に対して対応していかなければいけないということも出てまいります。
さらに新しい首長がかわりますと、当然国もそうですけれども、首相がかわればその首相の、トップの
考え方、施策の遂行ということの中で、その
考え方に基づいての計画を進めていくということがあろうかと思います。あろうかと思いますということではなくて、それが現実でございまして、当区政におきましても、基本構想を掲げまして、その基本構想に基づく
基本計画を策定して、それに基づいて具体的な方針を掲げて進めているという状況でございます。
そういう中で、ここ2年間は再生プランに基づいて、片方で詰めなければいけないところでは詰めますし、積極的に進めなければいけないところは進めているということの中で、特に今の区政が進めているのは地域力の向上、それと
国際化に対応する区政の内容をつくり上げようと、地域の状態をつくっていこうということの中で
基本計画を策定をさせていただいておりますし、福祉の面も、保育も含めてですけれど、保育も含めた福祉の内容につきましても、事業に障害者の施策の展開もそうですけれども、それらのことも含めまして、積極的な財政の、歳入をきちっと高めてですけれども、出すべきところは出していこうということでの
考え方で進めさせていただいているところでございます。
さらに
まちづくりにつきましても、今、具体的に見えた形ではなかなか出てはおりませんけれども、
まちづくりをさらに蒲田、大森も、今の自転車の土地の取得にも絡みますけれども、どのようにしていこうかということの中での調査も今しながら、計画も具体化していこうという状況でございますので。それらを進めますとさらに財政的には、財政支出をしていかなければいけないような事態になっていくのではないかなと考えてございます。
そういう意味では、やはりそれらを進めていくための財源を確保していかなくてはいけませんので、その辺も
基本計画の中では大まかなこの
基本計画を進めていくための財政的な計画というものも大まかにはしてございますけれども、
考え方として示させていただいているところでございますので、入るものがなければ出すものも出せないとは考えてございます。
そこで、組織面におきましても、今も具体的には予算編成の際に、今年度もそうですけど昨年もそうですが、ゼロベースですべて事務事業の見直しを行うように通知も出してございますし、新しい区民の皆さんからのご要望、それを行政需要として整理をしていくのであれば、新しい施策の展開をどんどん各部から上げてもらいたいということもお願いをしてございまして、それらの中で、健全な財政ができるように進めていきたいと思っているところです。
土地の取得についても、先ほど来、答弁させていただいているわけですけれども、これは非常に
委員長のご質問というか、ご意見についてごもっともで、特に、そういうふうにできればいいと思うところでございます。
ただ非常に難しいのは、土地が出てこなければ確保できませんので、出てきたところが安ければ買ったほうがいいではないかと。そういう事情ですね。駐輪場があれば駐輪場にしていかなければいけないということで、大森や蒲田が優先なのですが、その優先なところは土地がないよと。では、そこは優先的に考えているのだけれど、ほかのところが出てきました。安いので、買わなくていいのかといったら、買っておかないと高くなってしまうし、買っておいて整備したほうがいいのではないかという、こういう
考え方もございまして、その都度価格の問題だとか、そこの地域の皆さんのご要望だとか、さまざまなことを考慮しながら土地についても購入するかしないかということも検討しながら判断をさせていただいているということもございますので。委員の皆さんのご意見もお伺いしながら、適切な対応ができればと思ってございますので、よろしくご理解をいただければと思っている次第でございます。
○湯本
委員長 簡単に言うと、やっていることがだめだとか言っているわけではないです。やっていることはいいことだと思いますし、それで喜んでくれる住民がいるし、意味があるからやっているのだと私も思っています。
思っていますけれども、その限られた財源の中で行っていかなければならないと。その中で、判断をしていかなければいけないわけですね。その判断の基準がどこにあるのかということと、それから今ある財源、それを、その財政状況が今どうなっているのかと。当然さっき経営管理部長が言っていた話で、当然入りがなければ出せないという話もありますよね。入りの確保という話もありましたけども、では、その入りの動向はどうなっているのか。そういうことをもう一回確認をしておきたいなということです。
当然責任が我々にもありますから、きちんと知った上でそれがいいのかいけないのか、ときによっては、それはまた別の提案もしていかなければいけないのか、そういう把握をもう一回改めてこういう世相だからこそやっておかなければいけないなと思っておりますので。そういう意味で我々も認識をしておきたいので、なるべくわかりやすく財政状況を理解できるものを資料としていただきたいなと思っています。そういうことです。
◆和田 委員 今、区の財政、財源をどう使うかということが話題になっているのかなと思うのですが、私はちょっと
委員長の意見とは違うのですけれど、職員をやはり減らしていますよね。これは非常に減らしていると私は認識しております。これは数字できちっとあらわれておりますので。
それと、やはり財源は区民の大事な税金ですし、そういう点では大事に使っていくということは、財政が豊かであろうが、いつでもそれは求められると思うのです。
ただし、今、先ほど区債とそれから基金の数字が出されましたけれども、これだけ基金も増えてきているという点では、非常に今、財政が豊かだ、健全財政だと言われている中では、やはり今本当に必要なところに税金を使うということも、これもまた求められていると思うのです。くどくど言っても仕方がないですけれども、やはり保育園が足りない、それから特養ホームも足りないと言われていますから。
ただ私は本当に、10か年計画の中に特養ホームの建設が非常に貧弱だと思っています。今特養ホームに入りたいと待っていながら、毎年100人以上の方が亡くなっているわけですよね、1年間で。1カ月で10人以上亡くなっているわけですから、これは本当に急いでやらなければいけないのですけれども、やはり10か年計画の中にはそれに見合うような建設計画が入っていないと思います。だからどこに使うかというところだと思うのですよ。
そういう点では、ここで言わなくて本会議の中でも、今度、決算特別
委員会もありますから、そういう中で意見も述べるときもあるかと思うのですが、やはり必要なところには使うという、これが大事だと思うんです。答弁は求めませんので、意見として申し上げておきたいと思います。
◆藤原 委員 さっきのことと若干関連があるのですけれども、この待機児を減らせという問題で、大田区はこの7月15日に待機児解消本部をつくったということですよね。それで、こども文教
委員会では、例えば私立の認可保育所、これは鵜の木のドラッグストアのところに、そこを購入したのか借りるのかちょっとわかりませんけれども、60名の規模ですると。これは私たちも反対でありませんから、賛成していきますけれども。この待機児解消本部の本部長というのはだれになるんですか。
◎鴨志田 企画財政課長 野田副区長でございます。
◆藤原 委員 それで、専任の副参事を配していろいろやっていくという中の一つがこれだと思うのですね、いろいろね。
それでちょっと関連なのですけども、今非常勤職員の3時間、4時間というそういう職員がいると思うのですけれど、これは保育業務だと何人ぐらいいるのですか。わからなかったらいいし、わかれば。
◎後藤
政策担当課長 統計している計画書があるのですけど、今手元にございませんので、後ほど報告いたします。
◆藤原 委員 それでは、再任用の問題というのは、これはずっと前から要望が、働いていた人というのは要望があって、今本当に世界的にいろいろな意味で大変な時代だと言われているわけですよね。当然その非常勤職員もこの自治体のやはり保育に関わる仕事は業務を遂行していくためには必要不可欠にもなっているわけですよ。そういう人はもう要らないよというわけにはいかなくなってきているわけですよね。
そういう意味で、この4年で雇いどめとか、いろいろな形がされているのですけれども、この辺の改善の方向というのはあるんですか。
◎後藤
政策担当課長 現行では、非常勤職員は地公法第3条第3項ということで特別職ということで位置づけられております。それで、非常勤については1年間の任用ということで、基本的には1年間の勤務期間となっております。ただし、現行の区の基準では、4回まで更新できるということになっています。
また、1年間空けないと再度の公募に応募できないということになっておりますが、今現在、このあたりについて、先ほどの官製ワーキングプアとか社会状況もだんだん変わってきております。公のものについても、これは法的に要するに整備されていないところでございます。他の自治体とかの状況も踏まえまして、今検討している状況でございます。
◆藤原 委員 結構、区立の保育園の園長先生等に聞くと、非常に非常勤の職員でも頑張っていただいて、特に延長保育なんかで欠かせなくなってきていると。だからいちいち、4年たったらもう1年間休んでもらわなくても働いてもらいたいという声があるのですよね。だから今、雇用の拡大というのは国を挙げて言っているわけだよね。だからそういうものを含めて考えると、やはりこの辺は改善していく必要があるのではないかと思うので。
ぜひ今、課長の答弁で、そういう点で今後検討していくということですから、ちょっと検討していただいて、やはり働いている人が希望を持って、それから意欲が発揮できるような、そういう保育に携わる、特にそういう手に職を持っている方だから、こういう人のことを含めて考えていただきたいと思いますので、これは要望しておきますので、またあとで必要な場合に質問しますので。
◆大森 委員 土地の取得のことで田園調布の土地の平均的な坪単価というのですか、結構これは、平米50万円で、坪160そこそこ弱なのか、こういうことを考えると、かなり安く取得したということになるのですかね。
◎直井
資産活用担当課長 田園調布での平均の土地の価格というお話ですけれども、土地は場所場所によってだいぶ値段が違うというのは、委員ご存じのとおりだと思うのですけれども、この本件地に関しましてはだいぶお安く買えたのかと、私のほうは思っております。本当に田園調布の駅前ですと坪500万円とか600万円とかすごいお値段がしますけれども、この多摩川の駅前ですので、ここにしても相当お安いのかと思います。
◆大森 委員 ちなみに、となると、これは9,500万円ですけれど、本来であれば1億を優に超えるという、そういう土地になるのですか。
◎直井
資産活用担当課長 この土地に関しましては、2年ぐらい前には私どものほうに約2億円を超すお値段で買ってくれないかというお話がありました。その当時ではあまりにも高いので、私どもではちょっと手が出せませんということでご返事を差し上げた記憶がございます。補正でも、これは第2回定例会でご審議をいただいてご了解をいただいたんですけれども、1億2,000万円ほどのお値段で補正の予算を通していただきました。実際に買ったのは9,500万円で買えたということで、比較的安い値段で買えたと私どもは思っております。
○湯本
委員長 若干触れていいですか。安いから買えてよかったとか、そういう判断ではないと思うのです。高くても必要なところを買わなければいけないという判断も一方であろうかと思うので、その
必要性の問題が、必要だから買ったって、そういうことなのでしょうけれど。
何を言わんとしているのかというのは、課題が困難であったとしても、取得が難しくても、では例えばその買う価格が上がれば売るというところだって当然あり得るわけで、これはもう市場の原理として。そういうところに対して、できるだけ集中して予算を使ってもらいたいという、そうしないと、この分厚い壁をぶち破れないよという、そういうことが言いたいわけで、それが政策判断でしょうということを言っているわけで、安いから、高いからとかそういう議論ではないと思っています。必要なものが安く買えたのはいいことですけれどね。
◆藤原 委員
大田区役所に蒲田駅のほうから来ますと掲示板がありますね。庁舎の向かい側に。いろいろ公示されたものが張ってありますね。ここに張り出したものについて、間違いだったとかそういうことで途中で直すということが何件ぐらいあるんですか。わからなければわからないでいいけれど。
◎佐藤
経営管理部参事〔
総務課長〕 今年の4月に
総務課長に着任いたしましたけれども、それから後、今日まで間違っていたので直しましたというのは、ちょっと記憶にございません。
◆藤原 委員 私は相談を受けまして、住民票の消除というのですか、消す、これのことで、第19号様式ですね、大田区公示586職権ということで、住民票の、この方は消しますよと張られたのですね。私はおかしいなと思って、その方を知っていたものだから、何で消されたのだろうと思ったらば、そこの会社の寮に住んでいた方で、社長さんの意向で、この方は住んでいないのだよ。郵便物もいつ届けても返ってきてしまうというこのことで消されてしまったということがあるのです。実際に調べたら、そうではなかったということがわかって、最近これが、戻しますよということになったのですけども。
これが簡単に
大田区役所ではできるのですか。相手からの届出があれば、この方は住んでいないよと言われた場合に、言った方の意見に従って行動して、この方はもう住んでいないんだなということで張り出すのですか。私は相手方を確認してからだと思っているのですけれども。
◎佐藤
経営管理部参事〔
総務課長〕 住民登録の職権消除といった問題かと思われます。例えば、どなたかからそういった申し出があったような場合、そういったときには特別出張所のほうで現地を十分に確認をいたしまして、実態を確認した上で、実態に即した対応をすると対応しているところでございます。
◆藤原 委員 だから、それで、確認してそうしたんでしょうと言うのです。張り出したのでしょう。公然と区民の前に、この方はここに住んでいませんよということでされたのですよ。しかし、調べたらそうではないと、もとに戻すということになるのだから、これは責任がどうなるのかということを私はお伺いしたいのですよ。こんなことが簡単に、人権問題として許されないし、こういうことがあってよいのかということで、きちんとこういう場合には、やはり申し出た方とそこに住んでいた方の両方を調べて対処するのが当たり前ではないかと思うのだけれど、その辺そういうことはしないのですか。そのことを聞きたいのです。片方から言われたから動いたのでしょう、区のほうでは。
◎遠藤 経営管理部長 大変申し訳ございませんが、私どものほうで事実の内容について把握をしてございませんので、ここで委員からのご質問でございますが、それが適当だったのか間違っていたのか、あるいは今後どのようにしていったらいいのかということを答弁するというようなことができかねるような状況ですので、必要があるのであれば、所管の
委員会のほうから状況を把握した上で、またご答弁をさせていただく機会がありましたらしたいと思ってございます。
◆藤原 委員 私がだから言っているのは、両方から聞くべきではないかということを言っているのであって、何かそのやりとりはいいのですよ。
○湯本
委員長 調べるからと。
◆藤原 委員 だから私は後で、個人的には聞きますけども、そういうことではないかなと思って。皆さんの
考え方を聞いているのです。片方から訴えられて、もうこの人は住んでいないと決めてしまうのか、それともそうでなくて、もう片方の方に対して調べて、両方ともそうだなと思ったときに、そういうことが起きるのではないかと思っているから言っているのですよ。だと思うのですよ。
○湯本
委員長 だから藤原委員、ちゃんと事実を調べて、後で話を、対応をするという話を今してくれていますから。
◆藤原 委員 違うのです。
考え方を聞いているのです。
考え方を言ってくれればいいのです。一方だけではないだろうということを言っているのです。
◎遠藤 経営管理部長 その点も含めまして、ご報告させていただくようにしたいと思います。