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平成21年 5月  都市・環境委員会-05月13日-01号
平成21年 5月  こども文教委員会-05月13日-01号

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  1. 大田区議会 2009-05-13
    平成21年 5月  こども文教委員会-05月13日-01号


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    平成21年 5月  こども文教委員会-05月13日-01号平成21年 5月  こども文教委員会 平成21年5月13日                午前10時00分開会 ○大森 委員長 ただいまから、こども文教委員会を開会いたします。  継続調査事件を一括して上程いたします。  各部の所管事務について、理事者の報告を求めます。 ◎薄根 教育改革担当課長 私からは、3点ご報告をさせていただきます。  お手元の資料番号1をごらんくださいませ。第5回教育懇談会の報告でございます。  4月14日火曜日、午後6時から約1時間、本庁舎2階で開催いたしました。20名の委員のうち欠席は3名、傍聴の方はいらっしゃいませんでした。会議の進行はお手元の次第のとおりでございます。  この会議は、教育懇談会として最後の会議でございました。第4回までの会議でいただきましたご意見を、大田区新教育プランについての意見のまとめとして最終的な形にしたものをお配りいたしました。資料にお配りしてございますが、6ページまでの各アクションプランへの意見のまとめは、3月3日の当委員会におきまして第4回教育懇談会のご報告の際、資料としてお配りしたものと同じものでございます。これに第4回教育懇談会での学校支援地域本部に関するご意見を、7ページから9ページに追加をさせていただきまして、また、冒頭に座長の言葉をいただいてまとめたものが本日の資料でございます。  教育委員会としましては、これらのご意見を参考にしながら、おおた教育振興プランの素案を策定してまいりました。次第に基づき、この会議ではおおた教育振興プランの素案の内容のご説明、それから今後の予定をご説明いたしまして会議を閉じました。議事録等につきましては大田区ホームページに掲載してございます。  次に、2点目でございます。大田区教育目標(素案)及びおおた教育振興プラン(素案)の区民説明会についてご報告をいたします。資料番号2をごらんください。  4月21日火曜日、午後6時から8時、本庁舎2階の会議室で開催いたしました。4月1日号の区報で大きくPRをさせていただきましたので、どのくらいの方が関心を持ってきてくださるのかと期待をしておりました。保育や手話通訳要約筆記などのご要望はございませんでした。あいにく当日はお天気が悪かったのですが男性10名、女性8名の計18名の方がご参加くださいました。教育長のあいさつ、データで見る大田区教育の現状、教育目標、おおた教育振興プラン(素案)の内容の説明の後、質疑応答を行いました。資料番号2は、質疑応答の内容の要旨でございます。  3点目は、おおた教育振興プラン(素案)、パブリックコメントの結果について口頭で報告をさせていただきます。  4月15日から5月7日の日程で意見を募集いたしました。素案の冊子は特別出張所、図書館、本庁舎2階の区政情報コーナー、6階の教育総務課の窓口に置き、手にとってごらんいただけるようにいたしました。また、大田区ホームページにも掲載をいたしました。その結果、この中には団体も含みますが、13名の方から52件のご意見をいただきました。現在、回答等につきまして整理中でございます。 ◎内野 教育総務部副参事 私からは、2点について口頭でご報告を申し上げます。  1点目は、平成21年度教科書採択についてでございます。平成22、23年度に使用いたします中学校教科用図書、以後、中学校教科書と申し上げさせていただきます、の採択についてご説明いたします。今年度は、前回平成17年度に採択いたしました中学校教科書の使用が4年目を迎えるため、法令に基づき採択を実施するものであります。  今回は、現行の学習指導要領に基づく最後の教科書採択にあたります。中学校は平成24年度より新しい教科書を使用いたしますことから、今回採択いたします中学校教科書使用年度は平成22、23年度の2年間になります。  平成17年度の教科書採択時における検定図書に加え、この度は新たに検定を経た教科書が、社会の歴史分野において1社追加されました。今年度、採択といたしました全種目の採択を行いますが、このような状況をかんがみまして、教育委員会としては社会の歴史的分野のみ資料作成委員会を立ち上げ、その他の種目や分野については、前回、平成17年度採択時の調査資料を使用し、区民意見学校意見を加えて調査委員会が報告書をまとめる予定でございます。このまとめました報告書を踏まえ、教育委員会定例会において審議を行い、教科書を採択してまいります。なお採択は、法令に基づき8月31日までに実施いたします。
     2点目でございます。2点目は馬込小学校USBメモリーの紛失についてでございます。  まことに残念なご報告でございますが、この度、個人情報を保存しましたUSBメモリーを紛失する事故が発生いたしました。指導課からは、これまでも再三にわたり個人情報の厳正な管理について学校を指導してきているところでございますが、再び個人情報紛失事故が発生いたしましたことについて、極めて遺憾であると事態を重く受けとめております。  まず初めに、事故の概要についてご説明いたします。発生日時は平成21年4月19日、日曜日、午後2時から2時20分ぐらいの間に発生いたしました。紛失者は馬込小学校の25歳の女性教諭でございます。発生場所JR大森駅の改札を出たところから同駅西口のバス乗り場の間でございます。保存されている個人情報でございますが、担任をしております2年2組の児童32人の児童名簿、そして同学級の緊急連絡網のデータでございます。発生後の同教諭の対応といたしましては、駅やバス停、その間の駅通路や歩道等を捜索いたしましたが発見することができないため、大森駅東口の交番に遺失物の届け出を提出いたしました。  また、学校の対応といたしましては、4月22日水曜日に当該学級臨時保護者会を開催し、校長及び担任が保護者に謝罪をするとともに説明を行い、再発防止信頼回復に全力を尽くす旨を話されました。教育委員会では個人情報の保護を徹底するためにも全教諭にノートパソコンを配備し、私物のUSBメモリーは学校のシステムに適合したもの以外は使用できなくなる整備を進めていた折にこの事故が発生いたしました。  この度の事故では、許可なく私物のUSBメモリーを使用していた上に、管理職の許可なく個人情報を持ち出しておりました。今回の事故を受けて校長会とも協議し、年度当初にあたりこれまでの全区的な取り組みを、教員一人ひとりに徹底を図るため、他地区からの転入教諭を主な対象とした、個人情報の適切な取扱いについての研修会を、小中に分かれ、地区ごとのブロックにおいて実施いたしました。また指導課では、全校、全教員が個人情報の適切な取扱いについての認識を確実なものとするために、管理職が全教員一人ひとりに対し直接確認をし、指導課に報告を求めているところでございます。今回の事故につきまして、関係諸機関とりわけ当該学級保護者、児童、地域の皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことをおわび申し上げます。 ◎榎田 社会教育課長 私のほうから、資料番号第3号に基づきまして第58回大田区子どもガーデンパーティー参加者数についてご報告いたします。  資料にございますように、4月26日日曜日に平和島会場ほか計10会場で開催されました。当日は明け方まで雨が続きましたが、好天に恵まれて多くの会場で多数の参加者でにぎわいました。参加者数は、上段が昨年度の人数、下段が今回の人数でございます。合計参加者数は4万9,576名となり、昨年よりも若干の増となりました。これは雨の関係でグラウンドが使えず、平和島会場萩中会場雨天プログラムとなったためでございます。資料には雨のところにマルがしてございます。特に萩中会場では3ヶ所を予定していた会場が萩中小学校の1カ所のみとなりまして、今年の人数が4,243名となったのが影響いたしました。委員の皆様にはご多忙の中、会場に足を運んでいただき、また、スタッフとしてご協力いただきありがとうございました。  また、資料ございませんが、あわせてガーデンパーティーの前日、25日の土曜日に開催されましたオリンピックムーブメントの野球イベントでございますが、あいにくの大雨となりまして少年野球教室親善野球の試合がまことに残念ながら中止となりました。ただ、大雨にかかわらず、来場された皆様のために急きょトークイベントに切替えまして、萩本欽一氏に雨の中、野球のアトラクションも交えて1時間以上トークを行っていただきました。 ◎近藤 保育サービス課長 それでは、私のほうから3点ほどご報告をさせていただきます。  まず、こども家庭部資料番号1をごらんいただきたいと存じます。4月1日現在の認可保育園保育所入所状況の年度別・年齢別の表をお配りをさせていただいてございます。右のほうの、21年度の数字をごらんいただきたいと存じます。  まず定員でございますが8,452という数字でございます。対前年比で53名分ほど定員が増加しております。これは先月ご視察いただきました久が原ハーモニー保育園、ここが新たに開園いたしておりますので、合計で78園になったところでございます。8,452名になったというものでございます。  在籍児数でございますが、8,247という数字でございまして、対前年比で65名の増加を図ってございます。申請児数でございます。21年度2,307ございまして、前年比248名ほど延びてございます。それから4月の入園児数でございます。1,724名でございまして、対前年比で97名の増。待機児数でございます、314名でございました。対前年比で72名の増加でございます。  調整をしている最中で、21年度の見込みで報道されていたところによれば100名ぐらいという見込みでございましたのですが、結果として72名、対前年比で増えたという結果でございました。  欠員の数は205でございまして、上の定員から在籍児数を引いた数が205ということでございます。対前年比から見れば若干でございますが少なくなってございますけれども、まだ欠員があるという状況については、今後も適切な事務を進めていく中で、ここら辺の改善を図ってまいりたいと。かように考えているところでございます。  続きまして、資料番号2でございます。待機児の解消に向けた緊急な取り組みについてということをペーパーでお配りをさせていただいてございます。今ほど申し上げました314名の待機児の解消に向けた緊急な取り組みといたしまして、こども家庭部で今現在考えている案でございます。まだ全庁でオーソライズされているわけではございませんですが、このような方向で仕事を進めていきたいということで本日ご報告をさせていただくものでございます。  まずは、待機児の解消でございますが、区役所の中で対策本部を設置したいと、かように考えているところでございます。副区長を本部長といたしまして部局間の効果的・横断的な連携のもとに、緊急に講ずるべき待機児解消策を推進していこうというものでございます。そのもとに、連絡会議を設置いたしまして、本部長が指示する個別課題について検討してまいりたいと、かように考えてございます。事務局は、私のところで保育サービス課が担ってまいりたいと、かように考えているところでございます。  この待機児解消対策本部での、どんなことをそれでは検討するのかということでございますが、ここに書かれた7項目、まだそのほかにもあるのかもしれませんが、このようなことが考えられるということで記載をさせていただいているものでございます。認証保育所の開設の誘致でございますとか、グループ保育室の開設の準備ですとか、あるいは家庭福祉員へのバックアップ体制をもう少しこういうふうにしたほうがいいのではないかという検討をこのような形でしていきたいと考えているところでございます。資料番号2については以上でございます。  それから、資料番号3について3点目のご報告をさせていただきます。  3点目は裁判員に選任された方が、保育・育児をしている就学前児童及び小学校1年生から3年生児童への支援体制についてでございます。今月21日から裁判員制度が始まるわけでございますけれども、就学前の児童及び小学1年生から3年生の児童を保育・育児している区民の方が、裁判員として選任された際に安心して活動できるよう支援するものでございます。選任された方が日中に保育・育児している児童について、ほかに保育・育児する方がいない場合に緊急一時保育または学童保育でお預かりしようと、このようにしたいと考えているところでございます。就学前児童を保育している家庭への支援につきましては、区内にある1歳から小学校就学前の児童、緊急一時保育の枠を活用してまいりたいと思っております。民間委託園、山王と中央八丁目保育園でございますが、そこでは生後57日からお預かりすることが可能でございます。費用は無料といたしたいと考えてございます。それから小学1年生から3年生児童を保育・育児している家庭への支援ということで、学童保育事業でお預かりしようというものでございます。これも同じく費用を無料としたいと計画しております。  区民の皆様への周知の方法については、区報の記事ですとかホームページで掲載をするところでございますが、同様に高齢者の方ですとか障害をお持ちの方々のご家庭ということもございますので、保健福祉部とお話をさせていただいてございます。健康福祉委員会で報告後に保健福祉部と速やかに連携を取りまして、区民にお知らせをしてまいりたい、かように考えているところでございます。 ◎市野 こども家庭部副参事〔施設担当〕 私からは2点ご報告を申し上げます。  大森東特別出張所・森が崎保育園改築計画における工期スケジュールの変更についてでございますが、資料番号4番をごらんいただきたいと存じます。  大森東特別出張所・森が崎保育園改築計画につきましては、平成20年1月の当委員会におきましてご報告したところでございます。また途中経過につきましては、平成20年7月の当委員会におきましてご報告させていただきました。  事業の概要でございますが、大森東特別出張所は現在の場所から大森南四丁目9番、米山跡地の西側約1,000平米の土地に移設することとなります。森が崎保育園につきましては、平成20年度末に大森第四小学校敷地内の大森第四幼稚園が廃園となりましたので、幼稚園舎を解体した後に仮設保育園を建設し仮移転いたします。現出張所と保育園移転終了後、これら施設の解体を行い、森が崎保育園の建設を予定しております。  工期スケジュールを変更する理由でございますが、大森東特別出張所及び工業用地開発支援事業建設予定地、大森南四丁目9番をボーリング調査したところ、アスベストを含有する物質が発見されたことから、その対策を行う必要が生じたためでございます。森が崎保育園につきましては、大森東特別出張所の移転後に工事開始となるため、竣工は平成24年度となる見込みでございます。  平成21年6月8日月曜日、午後6時30分から、大森南四丁目工場アパートの多目的室におきまして地元説明会を開催し、改築計画に関する説明をする予定でございます。今後もこの計画につきまして、地元の皆様や保育園・学校の関係者などの方々に十分説明し、ご理解とご協力をいただきながら進めてまいりたいと考えてございます。  なおこの件につきましては、総務財政委員会、地域・産業委員会でもご説明する予定でございます。  続きまして、入新井保育園改築計画につきまして口頭でご報告を申し上げます。  入新井保育園改築計画につきましては、平成20年12月の当委員会においてご報告したところでございます。本日は説明会の開催につきましてご報告させていただくものです。計画の内容でございますが、中央二丁目の文化の森前の区所有地仮設園舎を建設し、平成22年度に仮移転し、その後現在の園舎を解体し新園舎の建設を予定してございます。竣工は平成23年度となる見込みでございます。  平成21年5月20日水曜日、午後6時30分から、新井宿集会室におきまして地元説明会を実施し、計画の内容を説明いたします。今後もこの計画につきまして、地域の住民の方々や保育園関係者などの方々に十分なご説明をし、ご理解とご協力を得ながら計画を進めてまいりたいと考えてございます。 ○大森 委員長 それでは、質疑に入ろうと思いますが、教育委員会から先にやりましょう。 ◆犬伏 委員 まずは、おおた教育振興プラン区民説明会ですが、お尋ねしたところによりますと、100名分ぐらいの資料とスペースを用意されていたということですが、残念ながら20名という、大田区の人口それから大田区の学校数からすると1校から1人も来ていないような状況というのは非常に残念だったと思うのですけれど、区報は拝見したのですけれど、それ以外に各学校のPTAであるとか地域にはどういうふうに広報されたのですか。 ◎薄根 教育改革担当課長 PRにつきましては、今おっしゃいましたように区報それからホームページ、それから各特別出張所、図書館、本庁舎2階の情報コーナー等でチラシでご案内をいたしました。個別に学校に対してのご案内等はいたしておりませんが、校長会、副校長会等でご案内をしております。 ◆犬伏 委員 教育長講演会などですと、各学校に無理やり動員をかけて、無理やりという言い方は失礼だけれど、実際に無理やり動員をかけて、PTAの役員以上(10名以上)出席しろということで、満席というストーリーをいつもおつくりになるわけだけれど、教育長の講演なんか無理やり動員しなくてもいいわけで、こういうときこそ、場合によっては幅広い意見を伺うためにも、各学校に対して何名程度のご出席をいただけないかと。結果としてある程度の強制を伴ってしまうのだけれども、幅広い意見は出てくるわけですよ。20名の方の意見を聞いて区民の声を聞いたなどという、取ってつけたような言いわけ的な会であるとすれば、これは本来の趣旨ではないと思うのですよ。今後は何回かおやりになるおつもりですか。 ◎薄根 教育改革担当課長 素案を策定するまでの段階で、教育懇談会からご意見をお伺いしてまいりました。懇談会の委員の中には各PTAの小中学校の代表の方も入っていらっしゃいます。それからパブリックコメントの期間を3週間以上ということで4月15日から5月7日まで取ってございますので、ご意見を伺うチャンスは説明会だけではなかったと思っております。  今後、プランが確定した段階で、本ができた段階では以前にもお話しましたとおり、概要版を各家庭の分お配りしましてPRに努めてまいります。その予定でございます。 ◆犬伏 委員 そうすると、もうこの説明会というのはこれっきりではないということですよね。いいです、そういうことですよね。  これは、大田の教育にはビジョンがないと長らく言われてきて、やっとというか、下手ほめしている意見もありましたけれども、さほどとは思わないです。それにしてもせっかくつくられたものを、1人でも多い区民の方に周知をして、そして区民の方がどのようにお考えになったかという、住民参加という意味でも区民説明会はそれこそ特別出張所ごとにやっても、お忙しいだろうけれども、罰は当たらないと思うのですよ。ホームページに出しました、区報に出しました、結果として20名しか来なかったからこれでいいだろうという、ほかにも機会がありますよというのは、失礼な言い方をするとちょっと乱暴なのかなと。区民の意識が低いというところもあるかもしれないのだけれど。残念だったのは100冊もあんな立派なものをおつくりになって、願わくばもうちょっと。  やはり人間って意見を持ってこいというと、声の大きい人、例えば議長会要望事項を出そうったって共産党しか出して来ないような。共産党がすばらしいと言っているのですよ。声の大きい人は言ってくるのですよ、パブリックコメントを。私みたいに気の弱い人はなかなか言えないわけです。なるべく対面で言える雰囲気、それもなるべく小さな、選挙の候補者なんてミニ集会って好きではないですか。いっぱいでやるよりも小さな集会のほうが意見交換ができるのですよ。もしお気持ちがあれば小さな会をもうちょっと開いていただければと、これはお願いをしておくところであります。  教科書採択についてお尋ねをいたしますが、前回の採択のときに区役所が人間の輪で囲まれたり、右から左まで乱闘事件があったり大変騒がしかったわけでありますけれど、今回は新しい歴史教科書をつくる会が内部分裂をいたしまして。内部分裂をしたもう1派が新しい教科書をつくったという。けんかするのはそこではないだろうと思うのですけれど。前回それから前々回と教育委員会の採択の定例会を傍聴させていただいて、あまりにも出来レース、あまりにもシナリオどおりで大笑いをしてしまったのですが。どういうことかというと、A社、B社、C社、D社と教科書名がわからないようにアルファベットでつけるわけですけれど、教育委員がいらっしゃいますね。それでは次、国語の採択をいたしますというと、順番が大体決まっているのですが、だれかが必ず、私はA社の教科書はこういうところがいいと思いますと。それを受けてキャッチボールでどなたかが、私もそう思うのですよと言うと、いや私も実はそう思うのですよと。それ以外の反対意見が出ないのですよ。もう口火を切る人は1人ではないのです、必ずどなたかなのです。たまに若干ぶれる話をされる方もいるのですけれど、もう基本はA社まっしぐらなのです。教育長にお尋ねいたしますと、私どももその会社に決めていただいたらよろしいのではないかと思うのですけれど、というように、それではA社に決定いたしましょうって。見ていてちゃんちゃらおかしくて。これはまじめに意見を出して本当にこうなるのかと。もう事前にA社と決まっていて、前段の段階で、では今日はA社にしましょうと。ただし傍聴者がいるからやったふりをしましょうとしか思えない議論を毎回やっていらっしゃるのです。あれ、シナリオ事務局で書くのですか。 ◎内野 教育総務部副参事 事務局のほうでシナリオ等があるのではないかというご指摘ですが、そういったことはございません。また、ただいまのような受けとめ方をされたということは率直なご意見としてお聞きいたしました。  しかしながら、私ども事務局のほうでは、教育委員のご自宅に膨大な量の教科書を十分な時間をもってお届けして読み込んでいただいております。それから各社の資料等もごらんいただいておりますので、それなりの思いをもって、その種目ごと教科書について、これを採択したいという思いで教育委員会定例会に望まれている結果、それぞれの意見が特定の社に集中したりとか、という現象も起きるかもしれませんが、それは教育委員一人ひとりの思いで厳正に行われていると解釈しております。 ◆犬伏 委員 お役所の中は世の中の統計学的なこととは全く違って、入札なんかも予定価格の99.9%が毎回出ても全く不思議ではないとか、今みたいに5人の教育委員全員がA社がいいというような、普通の世の中ではあり得ないようなことが当たり前にあるという、本当に不思議なところだと思うのですけれど。せめて教育委員の皆さんにおっしゃっていただきたいのですけれど、傍聴者がいるのだから、議論をしたふりぐらいしろよと。見るからに出来レースというような、前回のような定例会をやるなら、定例会などやらないで、裏で決めてきましたと言ってしまったほうがいいのではないかと思うのです。公平でそして一部の偏向した勢力に左右されないような、右も左もですよ、公正な、大田区の子どもたちにいい教科書が採択されるようこれはお願いをしておきます。  最後に、USBメモリーですが、本当に先生というのはわからない人たちだと思うのですけれど、あれだけ言ってもまだやるという。しかられても、しかられても直さない人が子どもたちをしかれるのかという議論があるわけですけれど。残念ながら、今のこういう若い先生方というのはいい子ちゃんです。いい子ちゃんというのは小学校、中学校、高校といい成績を取って、そしてそれなりのいい大学に入って、大学を卒業して教員試験を、筆記試験をいい成績で合格して教員になった方たちですから、あまりしかられたことがないのではないのではないですかね。  だから世の中に出てしかられても、僕はいい子ちゃんだから、私はいい子ちゃんだからということでしかられなれていないし、しかられることの意義というのはわかっていない。だから自分たちも子どもたちをしかれないという、負のスパイラルが起きてしまうわけだけれど。  こういうしかられない子どもたちから大人になった先生たちに最も効くのは、テストで成績が悪くなることなのです。例えば通信簿の5が4に下がってしまって彼らは泣くわけです。90点を取っていたのが70点になると泣くわけなのです。では世の中に出て通信簿って何かと言ったら、勤務評定と賞与とか昇給なのです、人事評価なのです。もう徹底的に人事評価で、こういう何回言ってもわからない人はお仕置きをしなくてはだめなのです。おしりペンペンしなくてはだめなのです。どういうおしりペンペンするのですか、このUSBメモリーをなくした方は。 ◎内野 教育総務部副参事 本件につきましては、公務員としての服務事項に該当いたします。教育委員会としては適正に厳正に対処するとともに、東京都教育委員会等が対応しまして処分という厳正な処分を仰いでまいります。 ◆犬伏 委員 過去にもUSBメモリーをなくした、または個人情報を置き忘れたというケースがありましたけれど、そのときはどのような厳正な処分がされたのでしょうか。 ◎鈴村 指導課長 今の処分のご指摘でございますけれども、数件ございまして、戒告ですとか減給10分の1ですとかそういった処分でございました。 ◆犬伏 委員 戒告というのは、人事記録には載りますけれど、とりあえずは経済的デメリットはないわけでありまして。減給とかというのが非常に処分としては重いわけですけれど、また緊張感が出てきますので、国旗国家で立てなかった先生方が何度も処分があって、懲戒処分までいくとやめるのですよ。  ですから、今の話は置いておいても、やはりおしりペンペンは、二度としないぞという懲戒でありますから、甘い懲戒はだめです。服務事項でも、そんなのいいのではないかという服務事項と、これは絶対にしてはいけないという服務事項があるのですけれど、児童・生徒の個人情報の漏えいというのは絶対に二度とあってはいけない、二度とあってはいけないと言いながら二度、三度繰り返してしまうわけですから、二度とさせないためには服務事項を起こしたらこんな大変なことになるのだぞという。見せしめという言い方は悪いですけれども、やはりやってはいけないことをやったら厳罰に処していただきたい。これもお願いしておきます。 ◆菅谷 委員 先ほどの教科書採択についてですけれど、私は前回、すごく傍聴人の方も多くて、そういったことがわかっていたので、前の部長にお願いして傍聴席をもっと確保できるようにお部屋を変えられないかということを他の委員とも一緒に申し入れをして、部屋を他に取ってもらったりもして。そういったことの配慮を今度もお願いしたいということと、私自身もどういう審議が行われているかということで傍聴券、本当は区民に譲るべきだったかもしれませんけれども、当たったのでその内容を見てきたのですけれども、私は犬伏委員とはちょっと違って、そのコメント、コメントが、全員がそうですということではなくて、自分はこういうふうにこの教科書を思っていますよという発言をしっかりなさっているなということは感じました。その結果どのようになるかということはまたその採択の場所であるのですけれども、そういった思いで見ていました。  ですから、いろいろな意見があるのですけれども、やはり十分その前に各委員に送られているので、それを読みこなす期間と、それからそういったことの配慮はきちんとしたほうがいいと思ったのと。  もう一つは、私たち住民も行けるわけです。私は池上図書館の上の教育センターのところで見せてもらったり、その前は小学校の会議室に教科書を置いてあってそれを見に行ったのですけれども。今回どのぐらい場所を区民に公開するようにしていらっしゃるのでしょうか。 ◎鈴村 指導課長 今回ですけれども、6月9日から7月2日の間に、池上の教育センターで展示をしているという予定でございます。 ◆菅谷 委員 近くのところで見られる環境をつくっていくということでは、せめて前回のところをどうだったのかということも検討していただいて、もう少し回覧できる場所とか、それから期間も1カ月程度取っていらっしゃるのですけれども、そういった広報をしっかりしてもらって、もう一回見れる場所、そこについては検討をお願いしたいと思います。  あともう一つ、そのところで言いたいのは、教科書については週5日制に基づいて、教科書そのものが薄くなっているというか、内容的には全部網羅されているとなるのかもしれませんけれども、やはり確かな学力といわれている中で、その辺で教科書については十分な論議がされていくことが必要だということと、そういった制度についてももう少し、本当は国が決めなくてはいけないのですけれども、その辺を感じているところです。  もう一つ。この新教育プランについてなのですけれども、私もちょっと一部しか行けなかったのですけれども、区民説明会に少し参加させていただきました。さっき委員がおっしゃったように、参加者が少なくてもったいないというのが感想です。せっかくの教育振興プランがつくられていて、地域力といいながら地域の人たちに関心を持ってもらうためには、もっともう少し教育委員会としても手を尽くすということが必要だということと、さっき6ページから7ページを加えたという学校支援地域本部ですね、これについても、この意見がさまざまに書かれているのですけれども、いつも町会の役員とか青少対とか、そういった人たちが中心になって任務だけがいっぱい増えていくということにならないような、学校が中心で進んでいくようなことになっていってほしいと思うのですけれども。この学校支援地域本部に関しては、全校でこのことを実現していくという体制にしていくのでしょうか。 ◎薄根 教育改革担当課長 学校支援地域本部につきましては、担当部長が前にいらっしゃいますので部長のほうからお答えいただくのが本当はいいのかと思うのですが、プラン上では計画がございます。  アクションプランの5番目の、地域とともに歩む学校プランの中で年次計画がございまして、(仮称)スクールサポート大田でございますが、今年度検討しまして22年度にモデル実施、23年度には3校、24年度からは10校ということで、いずれは全校で行ってまいりたいという計画になってございます。 ◆菅谷 委員 この学校支援地域本部に関して、最終的に22年からモデル実施校ということでつくられていくということなのですけれども、例えば選び方とかそういったものについてはどのようなことを予定していらっしゃるのですか。いろいろなモデル校って、例えば国語の授業とかいろいろなことでモデル校をあちこちでやっていらっしゃるのですけれども、一番やりやすい学校とかそういった性質なのか、どういった方向性で考えていらっしゃるのか。どうなのですか。 ◎金子 教育地域力推進担当部長 今、検討会を内部で立ち上げておりまして、そしてどういうあり方が大田区としていいか、他区の事例を参考にしたり、今の学校の実情を見てまいりながらモデル校を選定してまいりたいと、そう考えております。 ◆菅谷 委員 モデル校の選定にあたって、また地域の実態も加味されると思うのですけれども、やはり教職員とかそれから学校の子どもたちが主役になるよう、それといろいろな部分でも、ここの意見の中でもあるのですけれども、例えば人生のキャリア教育とかそういうものを入れたほうがいいとかいろいろな意見もありましたけれども、その地域に適した地域本部にしてもらいたいし。杉並でしたか、何とか塾とかやって、お金をかけてやっているのですけれども、やはりそうではなくて平等的にこういう地域本部がつくられて、そして学校教育が豊かになるようにぜひ持ってもらいたいと思います。 ◆木村 委員 USBの紛失の関係ですけれども、ちょっとお尋ねしたいのは、本庁舎の行政系のシステムと、それから学事のシステムというのは、これはシステムは全く別個、独立して学事システムというのがあるのでしょうか。 ◎小泉 学務課長 現時点では別でございます。 ◆木村 委員 それは、別にするというのは、別にしなければいけない何か法律とか規則とかがあって別にしているのか、理由は何でしょう。 ◎小泉 学務課長 システム的には、今、本庁舎内にサーバー系のシステムが入ってございますけれども、基本的にはそれとはつながっておりませんで、別個の学校内でのLANだけの設定になっております。今後どういった連携を図っていくかというのは副参事が来ておりますので、そちらのほうで検討がされると思っております。 ◆木村 委員 そういうのは、要するに行政系のほうはシステムの専門家というか担当部署があってきちんと管理がされているという、一応そういう建前になっていると思うのです。ところが学事系のシステムのほうは、学事課長がシステムの専門家であるかどうか知らないのですけれども、教育委員会の中にそのシステム専門家というのはいらっしゃらないのではないかと思うのですけれども、その辺はどうなのでしょう。 ◎小泉 学務課長 担当の副参事が今年からついておりますので、その辺について検討しております。 ◆木村 委員 ちょうど大田区情報システムにおける監査結果報告書というのが出ていますよね。その中に152ぺージから学事システムについての監査結果というのが、10ページぐらいでしょうかあるのですけれども。今、機器を入れかえて何か追加のものも加えて新しくしたようですけれども、そのことについても前のシステムについての検証を全くせずに導入しているからということが指摘をされていたり、最後、機密性について書かれているのですけれども、十分な情報セキュリティ対策が実施されているか確認できないということが書かれていたり。つまり、システムを導入してそれをきちんと管理しますよという体制が全くないということを指摘されていると思うのです。  だから、そんな体制の中に、幾らシステムを導入してもそれは魂は入らないわけですから、幾らでもずるずるとザルのごとく回数、問題は起こってくるのだろうと思いますし、またそれを悪用する者からしてみれば、こんな簡単な、容易に進入できる、いたずらできるシステムはないということになりかねないと思うのですけれども。  そんな中で、要するに私が言いたいのは、先ほど犬伏委員からも指摘はありました。教員の皆さんがなぜ決めを破ってでもやるのだという話がありますけれども、実際に仕事があってそれをこなさなければならないという状況は現実としてあるわけです。その責任を教員、現場に全部押しつけるというのは私は理屈は全く合っていなくて。管理する側に責任があって。もしこれ、こういう問題があって責任を問うというのであれば教育委員会が責任を取るべき問題であって。システムをきちんと管理する、そして安全に運営をする。その運営の指示に従った使い方をしていれば教員は安心してそれが使えるという、安心をまず現場に与えなかったら、こんなシステムなんか導入しないほうがいいのではないかと思うのです。だから仕事はしなくてはいけない、安心して仕事をしたい、仕事をしてください、安全にやってくださいというシステムをまず構築するということが第一だと思うのですけれども。  そんな意味で、監査報告なんていうのは、随分やわらかく表現はされているけれども、全くなっていないということを指摘していると思うのですけれども、これどのように受けとめて改善を。 ◎小泉 学務課長 学事システムにつきましては、最新ではございませんので、数年前に更新をしてございます。そういった関係から、本庁の今のいろいろなサーバー系のシステムに比べましてセキュリティは確かに劣っております。  そういったことから、ご指摘をいただきましたので、今後は情報システム課等とも協議をいたしまして対応を考えていきたいと思っております。 ◆渡部 委員 今のUSBの件ですけれども、先ほどの報告で4月19日になくされたということは日曜日ですよね。というのは学校から持ち出してその帰り等ではないということで。これは自宅に一たん帰ってどういう経路でなくしたのか。もう1点はUSBだけなくしたのか、財布がらみでなくしたのか、かばんがらみでなくしたのか。我々も持っていますよね。ポケットから大体すべりようがない限りはなくならないのだけれども、そこら辺の経過はどうなのですか。 ◎内野 教育総務部副参事 まず、ご質問の当日の教諭の経路等につきましてですが、日曜日でございますので勤務等の関係はないのでございますが、たまたま所用でJRの蒲田の駅から京浜東北線に乗りまして、馬込小学校でございますので大森駅で下車してバスに乗ろうとして。そして学校に何らかの用事を足しにバスに乗りたかったようなのです。向かう先は馬込小学校だったという、そういったいきさつがございます。  それともう1点ですけれども、USBメモリーだけ落下とかそういったことではございませんで、本人は大事なものという認識があって、判断が適切かどうかという議論はありますけれども、Suicaの定期券を入れてあるファスナーつきの定期券入れというのがあるのです。そこに小銭等入れるのではなくて、USBメモリーを収納して大事に持っていたということでございまして、改札をSuicaで出た後にそれがかばん等に入らないで落下等したのではないかと思われております。 ◆渡部 委員 ということは、そういったSuica等の重要なカード類というのが一切出てきていないとなっているのですね、今のところは。カード類等は当然もちろん警察とかセキュリティの関係者に届け出するのでしょうけれども。USBの場合は、例えば外に落ちた場合に、雨とかそういったのにかかった場合には使えなくなるのですかあれは、どうなのですか。 ◎内野 教育総務部副参事 USBメモリーはデリケートな電子素材だと思うのですが、ただ、ソケットの部分は露出しておりますけれども、本体についてはプラスティックの何か個体で固められていると思うのです。そのことについては専門的な見地では申し上げられませんけれども、このことで内容のデータ等について、紛失物はまだ戻ってきておりませんけれども、データの漏えい等、流失とかそういったことについては全くそういった情報はございません。 ◆金子 委員 この教育振興プラン説明会に18人だったということで、それはなかなかこういう時間に来られなかったのかということも思うのですが、今度のこの教育振興プランでは家庭の役割というのをすごく重視しているわけです。家庭をどう支援するかというので、いろいろなことが書かれているのですけれども。今、小学校1年生の家族というのは本当に深刻なのです。実は私のところでも1人小学校に入ったのですけれども、小学1年の壁というのがあると聞いて、何のことかと思っていたのですが、それは子どもさんが大変なのではないのです。親御さんが子どもを支援するために学校から配って来られるものを、本当に逐一注視して見つけて、一個も漏れがないようにというので本当に緊張しているのです。月曜日の朝なんか大変なものです。毎日来るお手紙、週に一遍来る学級通信のようなものも、あれしなさい、これしなさいということがずっと書かれていて、もうこんなに大変なのかと。教科書をもらってきたら名前をつけるのにこんなに目が見えなくなるほど小さいあれを貼らされるわけです。  親御さんが大変で小学1年になったところで、それまで働いていた仕事を正規職員だったのをパートにしたりとか、とにかく帰ってくる時間にはいなくてはということになって、そういう状況の中で壁を親御さんが乗り越えられなかったら、もうそれこそ大変と思うのですけれども。そんなに大変な状況の中で、学級通信を見ると恐怖新聞だと言っていて、何か先生が一生懸命書いて、それこそ今の時代USBメモリーなんかで取り込んだり、デジカメで取り込んだ写真なんかも出てきて親切ですよ、よくわかります、学校の状況が。だけども、教職員にかかる負担というのは、親もさりながら先生にはものすごいものがあるのではないかということを見るたびに感じるのです。  そこで、説明会に親御さんが来なかったけれども、この教育というのはお子さんと保護者の協力がなければ成り立たない営みです。そういう中で、説明会はこれで終わりということになりますと、もう少し。  ただこれを見て何か意見を言いなさいよと言われて、そうですかといって言える人というのはそんなに多くはないと思うのです。ただ話を聞いている間に、そういえばこういうことかとわかったりすることもあると思いますので、やはり小さい単位で、区で1回やりましたよ。皆さん方はいつもそういう形で仕事をしていらっしゃるから、あまり自分たちの説明の姿勢みたいなものをときには感じられないかもしれませんけれども、介護保険のときもそうでしたが前のほうに30人から40人ぐらいぎっしり詰めて、入って来る人、皆さん見ていらっしゃるわけです。そこにいすが例えば50とか60とかあっても、そこに入っていくのってなかなか勇気がいります。意見も言いなさいということになったら、なかなかこれはよほどのわかっている人でないとなかなか行けないだろうという感じがするのです。しかもそれは教育にかかわる問題ですので、それこそ20代の若い親御さんもあるわけですから、その人たちがどうこれを受けとめて、子どもの教育にどのように役立てていくのかというところでは、先ほど概要版で配りますという話だったのですけれども、今、子どもの抱えている困難さが教育の進め方にあったとしたら、なかなかその原因がどこなのかというのがわからなくて、いろいろ探してみたらどうもこれだったらしいとなっては一大事ですので、保護者の協力を得ることについて、教育委員会は特別の配慮と努力をすべきだと思います。  そのことについてはどうでしょうか。このプランはできたらそれで終わりということではありませんし、このあと実際に年度を追って検証していくわけですよね。そこら辺についてはどうですか。 ◎薄根 教育改革担当課長 恐らく教育委員会としまして、このようなプランをつくるにあたりまして、教育懇談会を設けて広く皆様のご意見を伺ったり、この委員会で小まめに報告をしたり、あるいは説明会を設けたりパブリックコメントを行うというのは初めての経験でございますので、経験がないものですから、どれぐらい来ていただけるかとか、どの程度小まめにしなければならないという経験がなかったもので、100人ぐらい来ていただくことを想定してやりましたけれども、結果としてこうなったということでございます。広く皆様に周知していかなければいけないということは、今後も心にとめて考えてまいりたいと思います。 ◆金子 委員 どう進めていくかというところでは、大がかりにしないで学校区単位とかそういうことで小まめにやっていかれるということをされてはどうかと。部長が渋い顔をされましたが。そこのところ、教育委員会がこう考えますよということを、お互いにキャッチボールでやりとりをしていかなければ充実していかないと思いますし、それにこれで次代を担う大田区の子どもたちですから、ぜひそこのところは心にとめられて、実際に行動もされるようにということでお願いをしておきます。 ○大森 委員長 それでは教育のほうよろしいですか。  それでは、こども家庭部のほうの質疑に入りたいと思います。 ◆犬伏 委員 平成21年度の保育所の入所状況についてですが、これを見ますとどこにお客さんがいて、どこに商品が余っているのかと。失礼な言い方ですけれど待機児はお客さんと、余っている欠員児は商品と、こういう見方をしてみるのがマーケティングという考え方でよろしいのではないかと思うのです。平成20年度の待機児を見てみますと、0歳から2歳までが199名。これが今年度は294名と大幅に増えているのです。反対に3歳、4歳、5歳、昨年度平成20年度の待機児は43名。今年度は20名、半減しているのです。つまり特徴としては0歳から2歳は1.5倍ぐらい待機児が増えているのだけれど、3、4、5歳は半分以下にお客さんが減ってしまっていると。では欠員児はどうかと言いますと、平成19年度は3歳、4歳、5歳93名空いていました。昨年は124名空いていました。だんだん空きが増えるのです。今年度はというともっと欠員が増えてしまったのですね。151名分空いているのです。つまり0歳から2歳のお客さんはどんどん増えている、3歳から5歳の商品は売れ残ってしまっているという。こういうニーズと商品供給のずれが出ているのです。  そこでお伺いしたいのですが、今年度の0歳、2歳、お客さんは294名、今、商品を買いたくて仕方がない。この商品がどのぐらいあるかというと、0歳から2歳の欠員児は54名分しかないのです。ざっと地域的なことを無視すると240名分の商品が足らないのです。ところが3歳から4歳、5歳の待機児は20名、商品を買いたがっているお客さんは20名。商品は棚に151名分あるのです。そうすると131名分の商品が余ってしまう。こういうアンバランスがあるのです。  であるとすれば、さまざまな制約はあるでしょうか、ここ3年間を見ても3歳、4歳、5歳は毎年欠員が増加傾向であります。それも相当数、2けたの増加傾向であるとしたら、ここのところの商品が余るというマーケティングリサーチの結果が出てくるわけです。そうしたら、この商品を0歳から2歳のお客さんに転売できないかと考えるのが民間の流通の常識なのです。それは保育士の数であるとか、床面積であるとかさまざまな法的規制があるのですが、それはもう緊急避難的にこういう状況ですから、この商品をお客さんがいるのだから、そっちのお客さんに分けてあげるということはできないのですか。 ◎近藤 保育サービス課長 一方で保育施設が足りない、一方で保育施設が余っているという、こういう不均衡を是正をするのにうまい方法はないのだろうかと、こういうお話だと思いますが。毎年毎年、園を変わっていただくということが可能であるならば、それは恐らくできるのだと思います。しかしながら、1歳で入れば5歳、卒園するまで同じところとご希望される区民の方がほとんどでございますから、どうしても偏在をしてしまう。これは避けて通れないことかと。しかし新しく入りたいという方がいらして、そこの行きたい地域はだめなのだけれども、空いている地域になったらいいという、そこのうまく需要と供給のバランスが取れれば大変ありがたいわけでございますが、大田区非常に広うございますので、交通事情等々の関係からこのようになるのかと思ってございます。  しかし、実務の中でそれがうまく調整できていくように、それは需要と供給の区民の方のご意向と入るタイミングというものが非常に大事ですので、そこは慎重にというより丁寧な仕事を重ねていくことによって、欠員数の提言というものが実施できるのかと私は考えてございます。 ◆犬伏 委員 確かに、デパートの商品ならいいけどスーパーはやだよとか、消費者のニーズもさまざまですから、商品があるから買ってくれるかというと、そういうこともあるわけです。ところが、この表をいただいた17年から21年までの、3歳から5歳の欠員児数を毎年見ていると、確実に3歳から5歳は余りものが出てくるのです、余るのです。とすれば、これは年度ごとにころころ変わるものではなくて、傾向として3歳から5歳の、地域的なこともあるかもしれないですけれども、保育ニーズは減っているのだと見れると思うのです。とすれば、この部分をお客さんの0歳から2歳に振りわけて、またはマンパワーも残るわけです。これだけ欠員があるということは保育士がそれだけ余剰人員が出てくるわけですから、その方たちをお客さんのいる地域であるとか、お客さんのいる年齢層にあわせて再配置というのを早急に考える、ハードの部分の問題がありますね、増床しなければいけないという。それも含めて、次の解消対策本部の中で増床について検討されるようですけれども、これは恒常的な現象だということはここ過去5年間で見えていますから。これはもう考え直したほうがいいのではないかと思うのですがいかがですか。 ◎近藤 保育サービス課長 ご意見を参考にさせていただきたいと存じますが、どうしても各年齢層に同じ数だけというのですか、人数がいらっしゃれば提言していくことの何かの要因というのもわかるのだと思いますけれども、どうしてもその年によって出生されている数の違いもありますので、そこらへんを十分に勘案をしながらご指摘の点についても検討を加えてまいりたいと考えてございます。 ◆犬伏 委員 それはここで5年分あるわけですから、5年前の0歳児は、今、間違いなく5歳になっているのだけれど、5歳児の欠員は増えていますから、それはちょっとそうでもないと、統計的に減っていると思うので。  それから、対策本部、大変結構な取り組みであると思いますが、お役所のこういう本部とか何かを見るときに、一番欠落しているのはいつまでに絶対やるぞという目標管理がいつもないのです。こういうことを検討していたら何かやったことになるのではないかと。私たち一生懸命やったのだけれども、結果として何もできなかった、ごめんなさいという、そういう結論が結構いろいろな対策で出てくるのです。これいつまでにやるという、期限の目標というのをつくられるお気持ちはあるのですか。 ◎近藤 保育サービス課長 目標がないと、どういうふうにどこまでやるのかということで、当然に目標を定めていくつもりでございます。今日314名の待機児数ということをこの委員会で報告をさせていただき、その解消策に向けた取り組みというのもこども家庭部としては、やはり真摯にいかなければいけないというその思いから、ペーパーにして本日ご提出させていただいたわけでございますが、報告の中で冒頭申し上げました、まだ全庁としてオーソライズされてございません。ですから単年度でやるべきこと、それから2年かけてやるべきことなのか。それからおおた未来プランもございますので、そこら辺との兼ね合いの中で、緊急プランと言っていますから2年ぐらいかと思ってございますけれども、そこら辺も十分に関係者と協議を重ねていきながら、期限をきちんと決めてお示しをしていくものを示していく。こんなふうにやっていかなければいけないと思っています。 ◆犬伏 委員 ぜひ、どこぞの課で10年後に不登校を各中学校1人減らしますという夢のない夢プランをつくらないで、この対策本部待機児数をゼロにしますと、それは大変なことはわかります。わかるのだけれども、やはり夢というのはそういうことだと思うのです。ぜひゼロにするという目標を掲げて、政府も待機児ゼロ政策を出していますので頑張っていただくことと。もう一つは、ここにこういうことを検討していきますという7つの検討事項があるのですが、どうしてもお役所がイニシアチブを取ってやると時間もかかるし予算をつけるのも大変だし、それから、ではビジネスベースでコマーシャルベースでやるとなると、子育て支援というのはなかなか商売にならないわけです、マンパワーが必要だから。
     やはり松原区長が言われている、地域力をこういうところには大いに活用して、こういうときこそ地域の力に頼ってボランティアに近い形で、空き店舗を使っていただくなり、公共施設を活用していただくなりして地域の力を引き出す取り組みが求められると思いますので、これも研究していただくようお願いをしておきます。 ◆永井 委員 今、話を聞いていて心配しているのは、一生懸命するのだということは言っているのだけれど、お金が幾らぐらいかかるのだということは、全然計算していないのですか。 ◎近藤 保育サービス課長 費用についてでございますけれども、例えば認証の誘致に一つ例を挙げさせていただきますと、本年度の予算では1カ所当たり3,000万円の開設事務経費と試算してございまして、そこら辺のことをベースにしながら関係費用がかかっていくのかと思ってございます。  それから、あとはどうしてもマンパワーを確保していこうとすると人件費がかかっていく。この辺が非常に大きいのかと思ってございますし、それから認証保育所だけではなくて別な保育施設を確保するにしても、民間の建物、あるいは用地を確保していくためには主要の経費がかかっていくと思ってございますので、かなりの金額が必要になってくるだろうと考えてございます。まだ細かなところまでの、細かなところというよりは子細なところでの経費を計上して、関係部署に相談している段階ではまだございません。 ◆永井 委員 今、例えば0歳から全部面倒を見るのだという、担当としての意欲はわかるのですね。ただ、大田区全体を見たときに、うちの子どもは3歳までは自分で見るのだということを考えたときに、親として、預けない子どもの親に対して、これは担当者ではなく、部長とかもっと区長ぐらいに聞いてみたいのだけれど、そういうことを考えながらことを進めていかなければおかしいだろうということなのだけれども、これは担当が答えていいのかな。 ◎近藤 保育サービス課長 確かに、均衡ある施策というのでしょうか、公平性という観点から見てもどこらへんまでやるのかとかなり政策的なことになってこようかと思っておりますが。おっしゃられることを十分にそんたくをして政策選択をしていかなければならないと私は思っております。 ◆永井 委員 あえて聞いておくけれども、0歳児に対して、区としてあるいは国がらみで、建物の費用は別にしても人件費もろもろどのぐらいかかっているという計算をしているのですか。1人の子どもを預かるのに。 ◎柿本 子育て支援課長 かつて保育園の1人当たりの経費について算定したときがございます。0歳児に関しましてはお1人当たり月額で50万円ほどかかってございます。 ◆永井 委員 要は、預けたいという子どもの親に対してはそこまで金をかけているのだという。逆にその子どもたちの親は月どのぐらい稼いでいるのだという、そういうことまで担当は考えないのですか、行政としては。言われればそのまま全部言いなりになって預かるのだという。税金の使い方としておかしいなと議員としては思っているのがずっとあるので、そういう点については部長どう考えますか。 ◎伊藤 こども家庭部長 今、永井委員からご指摘がございまして、確かに0歳について保育需要は少子化という形で推移していることは事実でございます。ただし保育需要は相当増えてきているということで、想定をいたしますと今後も大田区として約1,000ぐらい増える可能性があるという、これは大まかな試算でございますけれど、そういったものがございます。また国としては総務省のほうの関係でもワークライフバランスとか、それから女性の社会的進出について応援をするという方向もございます。さまざまな子どもの育成、また区としての応援といいますか、サービスといいますか。そういったものを進めていかなければならないだろうと思っております。  また、それぞれの家庭で確かに見ている方もございます。それは決して否定するものではございませんが、現状を見ながら進めてまいりたいと考えているところでございます。 ◆永井 委員 これはもう、担当に物を言っても仕方ないとは思ってはいるのだけれども、議会あるいは議員として、税金の使い方のありようをもう一回検証するべきだと私は思っているのです。だったらば保育園に預ける親は結構だと、しかし預けない親がいるのだったら、その親に対してもきちんと預けなければ毎月あなたに10万円あげますよという、そのぐらいのことがあってもいいような気がしているですよ。そういうことについてはあなたに言っても仕方ないのかな。考えたことはないのかな。 ◎伊藤 こども家庭部長 今、委員からご提案がございました。それにつきましてはなかなか難しいのかと思ってはございますが、議会と区との両輪で行政を進めているところでございますので、それを受けとめまして、どういう形になろうかということについてはちょっとここでは申し上げられませんが、ご意見として受けとめさせていただきたいと思います。 ◆荒川 委員 そういう考え方もあるのだろうけれど、私は、例えば大田区全体に18の特別出張所があって、財源を18等分とはいわないけれども、人口比率でもってその財源を投下していくべきであると、こう考える。そうすると六郷というのは一番人口が多い。六郷ってこの委員会の中で一番多いのですよ。金子委員がそうでしょう、犬伏委員がそうでしょう、私がそうでしょう、影響力の強い議長がそうでしょう。六郷を地盤にしている人たち。それを考えて、この森が崎の保育園、これができ上がるのは平成24年だというの。六郷の保育園それから六郷の図書館、これは併設ですよ。もう私が区議会議員になってからずっと言っているわけですよ、22年間。要するに六郷の話は全く聞いてくれないのですよ、結果的に。財源をどこへ投下するべきなのかを考えていただかないと。だって教育委員会のほうでいけば、前任の平山課長が六郷で自転車に乗っていた、あなたどこに行くのと言ったら、委員が図書館というから行くのではないですかと言われたのですよ。六郷の図書館を見に行くというのですよ、学務課長が自転車に乗って。それ以後、何もうんともなければ、すんともないではないの。  だから政権が変わったのだから、やればいいのですよそういうことを。前のときはだめだったのだろうけど、与党も野党もみんなやってくれと言っているのだから。要するに六郷の図書館というのはこっちで聞いてくれよ、年寄りが行かれないのですよ、階段で。障害者が行けないのですよ、階段で。エレベーターをつけてくれ、エスカレーターをつけてくれと言っても下に保育園があるからだめだって言うのですよ、今までの結論は。そうすると保育園の問題になるわけですよ。そうすると今の位置ではだめですよという話になる。  この建物自体が老朽化しているのだから、一日も早く新しく大改築するべきであるというのは基本的な考え方であっていいはずなのです。森が崎が平成24年でしょう、私もう区議会議員やめてるのですよ、それ。ということは六郷はそのあとの話に具体的になってくるかどうか。悲しいですね。以上感想です。 ◆金子 委員 この待機児数の中で、1歳児の152人というのは、これはもう断然多いのですけれども、去年の入所児も、このとき1歳児がなかなか入れなかったと。1歳児が最も多く待機児として残ったのですけれども、それは育児休業明けと関係があるのではないかということで、この152人の中に育児休業を取っていて入れなかった人というのはいるのですか。 ◎近藤 保育サービス課長 申しわけございません。ちょっとそこまでの細かい資料は、今、持ってございませんのでお答えできません。 ◎柿本 子育て支援課長 育児休業、確かにそういったものがあろうかと思います。ただし私の知る範囲でございますが、ここ2、3年、大田区の0歳児の人口数というのはちょっと増えております。たしか各歳別人口で、就学前の児童数は大体5,000人前後で推移してきたかと思いますが、この2、3年の0歳児の人口が、たしか5,300ぐらいにいっているかという記憶がございます。共働き就業者の割合を50%ぐらいで見ますと、保育ニーズとしては150人ぐらい、それだけで増えるということもございますので、そうしたところの影響というのは出てきているのかと考えておるところでございます。 ◆金子 委員 一人の人が保育園に希望する、第1希望の保育園に入れなかったと。その人は区立の保育士なのですけれども、22点だというのです、保育入所のするポイントとしては。22というともう絶対入れると本人は思っていらしたようなのです。第2希望の保育園には入れたのですけれども、なぜ入れなかったのかというので、そこのところぜひ理由を知りたいと。なぜならパートの人が入っていたと。私は専門職を持っていて、しかも保育園で働く人ですから、それこそ保育するための人が実際に復職できなかったら一大事ではありませんか。どうしてかと理由を聞いたら、同じポイントの人がもう1人いて、確かにその人はパートの人だったそうですが、所得の少ない人に入っていただくということにしましたと言われたのです。  そんなことを言われたら、例えばワークライフバランスとかいろいろありますけれども、子どもが小さいうちは頑張って育児休業を取って収入も減るわけで、減るところで育てるわけです。それでいよいよ復職しようとしたら、今度はパートの人が優先をされるとなったら、おちおち取れませんよね。だけども産休明けから0歳児で働くというのも本当に大変です。ですから、育児休業は取りなさいと国が進めている事業でもあるわけですから、この育児休業明けの人が保育園に入れなかったとしたら一大事だと思うのです。  そこのところで、この152人中育児休業を取っていたけれども、復職できなくてやむなく退職した事例があったらそれこそ大問題ですから、その人たちが一体何人いるのかということは報告をしていただきたいと。今後この育児休業明けの人たちについての対策というのは、今までと同じにあったら、必ず今のご説明ですとこの辺は積み残しが毎年出るということになりそうではありませんか。その対策はどのように取られるのか、お聞きします。 ◎近藤 保育サービス課長 育児休業明けで1歳児を抱えていらっしゃる保護者の方が非常に多くて、待機児として150人という数字が上がっているものだと理解をいたしております。その方が、22点の方がすべてなのかというと、そこまではちょっと把握してございません。恐らくそうではないと思ってございますが。いずれにしても、22点という方が入れないという状況はいかがなものかという認識は強く持っております。そのために解消に向けた緊急プランというものを幾つか用意をしながら、その解消に向けて努めていかなければならないと、このように考えているところでございます。 ◆金子 委員 そこで、待機児解消に向けた緊急な取り組みについてというところで、この対策本部ができたのはいいことだと思うのですが、この中で幾つかわからないことが、グループ保育室というのは、一体どういうイメージで考えられているのかなということが一つと、それから、区有地・公共施設の転用・活用について、この中でもっとも早くできそうなのは、私は⑤の区有地・公共施設の転用・活用だと思うのです。そこのところ、どういう見通しで、待機児解消対策本部でやる仕事として挙げられている、グループ保育室の開設のどういうものを考えられているのかというのと、この5番目の区有地・公共施設の転用・活用というのは、私は最も一番早くできることではないかと考えるのです。それと保育士を採用することだと考えるのですが、そのことについてどうですか。 ◎近藤 保育サービス課長 2点についてお話がございましたので。まず一つ目のグループ保育室はどんなイメージなのかというお話でございます。  グループ保育室は、おおむね10人か20人ぐらいの子どもさんをお預かりするようなことなのかということを想定しておりますが、面積的にはマンションの一室ぐらいの面積があれば足りるかと考えてございます。そのようなスケールで考えてございます。ここで書かせていただきましたように、認可外の保育施設というイメージでお考えいただければ幸いでございます。  それから、区有地公共施設の転用活用でございますけれども、区有地や公共施設はそれぞれの目的があって確保しているものでございますから、そこに多少なりのゆとりがあれば、保育施設として臨時にでも、極端なことを言えばプレハブでも建てて、プレハブの技術もかなり高度化しているようでございますけれども、そのようなことでもしながら、保育施設としての区民の方にご提供ができればよろしいのかと思ってございます。  それから、保育士の採用とかというお話がございましたけれども、基本的なスタンスとしては、非常に多様な保育事業者の方もいらっしゃいますし、地域の方もいらっしゃいます。そういう方々との協力、協働しながら、適切な対応をしていくことがいいのではないかと私は考えてございます。 ◆金子 委員 公共施設の転用というところでは、区立幼稚園を一つは建て替え用に蒲田第一保育園でしたか、そこに使うという、先ほど第一幼稚園をどうとかというのがありましたけれども、森が崎の。その点であと、それでもあと七つあるわけですが、そこら辺はどうなのですか。 ◎柿本 子育て支援課長 今、委員がおっしゃったような方法で、蒲田小学校であるとか第一の場合は建て替え用の一時施設として使うわけでございますけれども、一般的な区立幼稚園舎、学校敷地内にございます。学校敷地内の教育施設という形で使われておりますので、児童福祉施設として使うというのは非常に法的にも困難ではないかと。そういったことから区立幼稚園廃園後の活用につきましては、学童保育、あくまでも教育関連の学童保育という形で、フレンドリーという形で利用の用途を決定したところでございます。 ◆荒川 委員 いわゆる、緊急の対応だからプレハブでもと課長は言われたけれども、我々小学校のときに二部教室というのを体験しているのです。戦後間もないころの話だから、それは緊急避難的に授業を受けたわけ。プレハブというのも緊急であるから、そういう考え方もありますねと10年でも100年でもたってしまう。すぐしなくてはだめなんだ、すぐやる。親御さんは、今、困っているのだから。だからここの学校はこうしましょうか、ああしましょうか、ああじゃない、こうじゃないと言っているうちに時間は経過してしまうから、親は大変なのですよ、実態というのは。それはもうここに箇条書きして、こんな話いいでしょうと我々を説得する材料で並べるのではなくて、具体化するためにすぐ手を打つ形としてこの項目は挙がっているのだなという理解をしていますから、すぐに手を打ってください。お願いします。 ◆菅谷 委員 今すぐやるということは賛成です。  それと、私、予算のことでさっき話が出たのですけれど、例えば国なんかも待機児ゼロ作戦が出されて、子ども未来プランとか描かれたり、都のほうも区が手を挙げればという、そういった動きはどうなのですか。 ◎近藤 保育サービス課長 国のほうも、安心こども基金で、緊急で今年度、来年度基金に増資をしていただいて、東京都分として100億円以上の基金を活用できると聞いてございます。東京都もそれらに歩調を合わせて、認証保育所の誘致ですとかそれらについても、手厚くという言い方もおかしいですけれども、そういう制度として準備をしていると聞いてございますので、それらを活用しながら今日の保育需要に対する事業者にも積極的に活用できるようPRをしていきたいと考えてございます。 ◆菅谷 委員 ぜひできるところは活用して、それと私も今度第2次でも募集、正規の職員で働いていらっしゃる方なのですけれども、その2次も殺到して、なかなか1歳児に申し込んでいるのだけれども厳しいのではないかというお話を伺ったときに、その人もまた認証保育所を見に行ったのだけれど、やはり保育内容とかで本当に心配だということと、担当の人も言ったのですけれども、大体認証保育0、1、2ぐらい。多くて2歳ぐらいまでですかね、大体0、1の小規模になっているので、その後の先を考えるとどうなのかということもあって、本当に将来的に5歳までを見通したものをちゃんと認可でつくる方向で考えてもらいたいのと、もう1点聞きたいのですけれども、2001年から新定義ということで、待機児は例えば認証とかに入ったらそれはカウントしないということで、この314という数が出ていると思うのですけれども、旧定義で認可保育園に入りたいと申し込んでいて入れなかった数というのは幾らになるのでしょうか。 ◎近藤 保育サービス課長 お手元の資料番号1を見ていただきまして、申請児数が2,307名ということでございます。それから入園児数が1,724名でございます。その差が旧定義でいうところの待機児583名でございます。 ◆菅谷 委員 583ですか。600人ぐらいの方々が本当であれば認可保育園に入りたいという数で、以前だったらカウントしていた数ということで、さっき部長が言っていましたけれども、ますます今の景気の状況の中で働かなければならないという若い世代が増えているということを実感しているので、それに伴って先ほどから出ているように緊急に待機児解消に対して対策を取ることが必要だと思っているのです。  それともう一つですけれども、昨年4月1日の前年度のこども文教委員会のときの待機児の数として、資料として出されたものを前委員からもらっていたのですけれども、今は行政センターとは言いませんけれども、東西南北で待機児の数が違うわけです。そういった資料というか、東西南北でどのぐらいの待機児の数、それをちょっと教えてもらいたいのですが。 ◎近藤 保育サービス課長 まず、大森、調布、蒲田、糀谷という分け方でさせていただきたいと存じますが、大森地域でございますけれども待機児数が105でございます。それから調布地域でございますが、地域庁舎のおおむねの管内というご理解を賜りたいと思いますが104でございます。蒲田地域でございますが77。糀谷、羽田地域でございますが28。合わせまして314ということでございます。 ◆渡部 委員 待機児解消に向けた取組みの件ですけれども、3番目に保育ママ、家庭福祉員バックアップ体制づくりというのが出ておりますけれども、まず今回、資料1番で出ておりますけれども、保育ママの場合には0、1。2歳になったらもうだめですよということだと思います。そうするとこの4月入園児数0、1歳で1,242人おりますけれども、保育ママは何人カウントされているのかと思って。 ◎近藤 保育サービス課長 今、お尋ねの点、入園児数の中には保育ママは入ってございません。認可保育園に入られた78園のところの入園児数でございます。 ◆渡部 委員 この家庭福祉員バックアップ体制づくりなのですが、確か今年というか、条件を緩和して年齢を引き上げたとかという話がありますけれども。もうちょっとこれを緩和をして年齢65歳まではOKですよとか、二階に上がったらだめですよとか、いろいろな規制がありましたよね。これをもっと緩和すればもっと増えるのではないかと思うのです。そういった面でも待機児童を減らしてもらいたいと思います。要望しておきます。 ○大森 委員長 1点だけ聞きたいのですけれども、緊急の取組みの7番のところの、事業所内保育所の整備促進というのは、これはあくまでも事業所内保育所というのは民間企業に対してのイメージですか。 ◎近藤 保育サービス課長 さようでございまして、私が事例として承知いたしておりますのは、三井物産でしたでしょうか、あるいは事業所内保育所と厳密に言えるかどうかわかりませんが、ヤクルトですとか。そんなところで事業所内で自社の社員を主に対象にして保育をするというのが事業所の中でございます。それが、かつては自社の社員の子どもが5割以上あれば国からお金が出たりとか、そういう仕組みだったわけですが、ここを少し勘案をしながら、地域にも開放していきましょうという動きが経済界の中でもございますので、そういうような協力をちょうだいしながら、大田区も事業所が多くございますので、中小が連携をしていくとかという中で、いろいろな可能性があるのではないかと、こういうこととして考えてございます。 ○大森 委員長 その他どうぞ。 ◆犬伏 委員 時間もあれなので、2点あります。  1つは、再三懸念をしておりました大田区の総合体育館の入札が、いよいよ来週実施をされるわけでありますが、建設工事については、たまげることにスーパーゼネコンが一切手を挙げずに、その下のゼネコン3社を冠とした区内、準区内4社のJV、3グループが手を挙げたわけでありますが、議会関係者が入っているJVも二つあるわけですけれど。その中で、ちまたには既に落札業者が決まっているという、あくまで噂が流れているのですけれど、今回のこのJVの組み方、出資割合が45%という冠が非常に低い出資割合でスーパーゼネコンが嫌ったのかもしれないのですが、なおかつ2番手、3番手に地元業者で経審900点以上という、だれが聞いても、あの会社とあの会社とあの会社とわかってしまうようなJVの組み方をした結果、こうなってしまったと思うのですが。あくまで噂であってほしいと信じているのですが。どうも体育館は某JVに決まったらしいよという話は教育委員会のほうに来ているのですか。 ◎榎田 社会教育課長 私の知る範囲では、そのような情報は入っておりません。 ◆犬伏 委員 これから18日の前日に向かって、さまざまな情報がまちを飛び交うことだと思うのですけれど、何度も申し上げているように、民間では、たまげるようなぴったりな数字が、役所では適正な競争の結果でありますなんていうあれで出てくるのですけれども、今回ロアリミットが85%に設定されていますから、85%にぎりぎりに来たところが間違いなくチャンピオンなのだろうということで、せめて教育委員会だけは、適正な競争を未来に憂いのないような入札を行っていただきたい、これはお願いをしておきます。  それから、何度も言っているのですけれども大田区の中学校の5段階の評価です。まだ公開の決定をいただいていないのですが、東京都はさっさと出してくれたのですけれども、大田区はまだ審査中で結果が出ていないのですけれど。これを見るとすごくおもしろいのですけれども、笑ってしまうのだけれど。これ絶対評価、相対評価の時代は5は7%、4は24%だったか決まっていたわけですけれども、今はもう絶対評価だから何%でもいいと言っているくせに、例えば大森地区のある中学校、国語10.7%、社会10%、数学10%、理科10.7%、英語12.1%、平均10.7%と。つまり10%の小数点以下まで割合が一緒なのです。これは役所っていうのはやはりすごいですよね。生徒のそれぞれの絶対評価にしたらみんな一緒だったという、各教科とも。  それから、例えば羽田・糀谷地区のある中学校、国語6.3%、数学6.3%、英語6.3%、音楽7.5%、美術7.5%、保健体育7.5%と。絶対評価というのはその子ができれば10%、20%になるのですよ、5が。ところがこの学校はどの教科も6.3%。それから技術系の科目は、どの科目も7.5%と。こんなことが統計学的にあるのですね、学校というところは。びっくりしたのですけれど、どう思われますか。これは各学校が適切に評価した結果、たまたま全科目同じ5の割合が出てしまったと、こういふうにおっしゃるのでしょうか。 ◎内野 教育総務部副参事 ただいまのお尋ねでございますけれども、一つの学校の中で教科間で分布状況が均一というか、似たような結果が出るということのお尋ねかと思いますけれども。これは生徒の実態の結果でございますので、その教科間の何かが誘因性とか、何か教科間での評点の出し方の考え方とか、そういったものが何か示されていることではないと思っています。あくまでも、子どもが到達度に対して頑張って、学習して頑張って達成した成果、その結果、5が何%となったにすぎないと考えております。 ◆犬伏 委員 副参事、お立場としてそういうしかないのだろうけど、コンマ小数点以下まで、主要5科目全部同じになるなんて民間の常識ではあり得ないです。これはある数字が示されて、これぐらいにしようと。そんなところでいきましょうといった結果がこうなっているとしか思えない。特徴的なのは、そういう学校は3が50%なのです。50.0%ですよ。日本人って寿司、松竹梅とあると大体竹を頼むという人種なのだけれども、3は半分ぐらいつけておこうかと、後はこれぐらいにしましょうと、恣意的にやったとしか思えないのです。だったら、そんなややこしいことはしないで、相対評価でやっていたほうがよっぽど先生の負担がないわけです。  何でこうなってしまうかというと、基準がいいかげんなのです。これぐらいに達したら5だというのだけれども、このぐらいの、これぐらいというのが教員によってさまざまに取れるものだから、1.6%から20%なんて広くなってしまうのですよ。かわいそうなのは子どもたちですよ。この数字で高等学校に行くのです、都立高校に。都立高校は技術系の科目は1.3倍にして、それ以外の5科は、そのままこれを3割見るか4割見るか学校によって違うけれど、少なくとも40%もこの5をつけた、4をつけた数字が都立高校の入試に影響するのです。それがこんないいかげんに、各生徒の努力の結果であります、各地域ごとの学校の指導の結果これだけ差がつきました、なんて。そうではないですよ。どうしていいかわからないから、それぞれの教員の独自性に任せる。または各学校ごとに6.9%にしましょうと。6.9といったのではなくて、何人にしましょうねといったら結果6.9になってしまったのだけれども。そういうことでは本当に困るので。だからこそこれを公開しましょうというのです。  全国学力検査の結果と合わせると、本当にこの学校は5がこれしか取れない子どもがいるのか、そうではなくて教員が、評価の仕方が悪かったのかわかるのです。だから公開しろと、どう思いますか。 ◎内野 教育総務部副参事 現時点で絶対評価という評価方法を取っています。かつては相対評価でありましたので、委員ご指摘のように5と1が7%、2と4が24%、3が38%という時代が結構長かったのです。今ご指摘のように、一つの学校の中で評定の分布がそろっているような状況が見受けられる。それは人数がありきで、結果的に%を出したら整ったというご指摘だったと思いますけれども。評価の出し方というのは学校ごとに定めるように指示をしておりまして、1学期のしかるべき保護者会とか進路説明会等で、本校はこのように評価・評定を出しますと。既に全校が実施をしております。  ただ、評価というのは基本的な考え方として、子どもや保護者がわかりやすく納得しやすいもの。俗に言いますと客観性と妥当性があるだろうかという検証が求められます。それについて、やはり保護者、区民感情としてこれはいかがなものかということについては貴重なご意見としてお受けしたいと思っております。ですから、評価・評定については子どもたちの日々の学習が適正に評価され、そして高校進学においても適正に扱われるようなものであるべきだと思っておりますので、今後、より精度の高いものを目指してまいりたいと思っております。 ○大森 委員長 それでは、質疑を終結します。  継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件に入ります。  理事者のほうで、何か状況変化等動きございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○大森 委員長 委員の皆様から何かございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○大森 委員長 特になければ審査を行わないこととします。一括して継続といたします。  続きまして、前回の委員会で議題といたしました、特別区議会、議長会への要望事項調査の件でございますが、取りまとめを行いましたところ、お手元に配付させていただきましたとおり、菅谷委員及び金子委員から要望事項書の提出がございました。次期委員会に申し送りをしたらどうかとのご提案がございました。  委員の皆様、取扱いをお願いいたします。大会派順から意見をお伺いします。  公明お願いします。 ◆渡部 委員 現実的に、我が地域のほうでも小学校、中学校でも大体30名以下になっております。それを細分化した場合にはもう10何名しかという状態になるし、教師も足りなくなるし、フレンドリー事業もできなくなりますから、ちょっと厳しいですねこれは。 ○大森 委員長 それでは大田自民。 ◆鈴木 委員 先日視察していただいたと思いますけれども、矢口西小学校では現実的に30名学級というのは不可能でございますので、これは今のところは無理ということでございます。 ○大森 委員長 自民お願いします。 ◆湯本 委員 これは、いろいろなことを、今、方針を出してやっている計画上、無理があるという判断で無理だろうという判断です。 ○大森 委員長 共産。 ◆菅谷 委員 私は、今、意見が出ましたけれども、無理だ無理だという方向で考えれば何事も無理になるわけで。ただ国がきちんと予算を配置すれば、その度に力を尽くしていくのではないでしょうか。2005年には文部科学大臣であった中山さんが、我が党の質問にやはり少人数学級が必要だということと、東京都以外はもう進めているわけです。全部30人学級という状況ではなくても1、2年生から小さな学級にしたりとか、いろいろな対応をしているわけですから、そういったことでは義務教育費の国庫負担の制度を、国そのものがなくしてしまったということがあるので、それを戻すことはもちろんなのですけれども、やはりきちんと豊かな教育を進めていくためには、30人学級実現のために制度をつくったり、東京都としても助成をしていくということは必要だし、それからその雇用の問題でもこれを充実させることが必要だと思っています。 ○大森 委員長 民主お願いします。 ◆木村 委員 これちょっとお尋ねをしてもいいのですか。30人以下学級と表題はなっているのですが、少人数学級ではいけないのでしょうか。民主党としては、少人数学級を要望することについては賛成をいたします。文言を替えていただくとなおいいかと思います。 ○大森 委員長 30人を少人数にしろと。では、一応、現行のままだと反対ということでいいですか。 ◆木村 委員 賛成でお願いします。 ○大森 委員長 改革お願いします。 ◆犬伏 委員 学級の人数が少なければ教員の目が行き届くというのはそのとおりなのですが、しかしながらそれよりも、現在進めている習熟度別学習、習熟度に応じてそれぞれの子どもたちが同じレベルの子たちと競い合うという仕組み、それからTTです。チームティーチング、加配教員。こういった制度を使って実態にあった仕組みをつくったほうが予算措置その他を考えて、またはハードの面で、さっき矢口の例もありましたけれども、ハードの面を考えても、何でもかんでも30人以下にすれば学習効果が上がるという考え方には到底納得はできません。 ○大森 委員長 本件につきましては、全会一致ではありませんので、次期委員会への申し送りはしないことにいたします。  では、本日をもちまして現在の構成メンバーでのこども文教委員会が最後となりますので、委員会を代表してごあいさつをさせていただきます。  あっという間の1年間だったと思いますが、先月も1日、朝の委員会そして午後の視察、その後は理事者を含めての懇談ということで、いろいろとおつき合いをいただきました。本当に熱心におつき合いをいただいたことを心から感謝を申し上げたいと思います。  この1年間、O-111の事故ですとか、また先ほどもちょっと質問にありましたけれども、学校の改築ですとか、それからそういうことをやりながら、それぞれ委員会として外へ出て区内の施設を視察に行かせていただいたりとか、いろいろと活発な活動を委員のご協力を得てできたかと思っております。副委員長をはじめとして委員の皆様方にも心から感謝を申し上げたいと思いますし、理事者の皆様方、本当にご苦労さまでございました。  また、次年度、新しいメンバーでこども文教委員会が発足し、また、論議していくと思いますけれども、どうか大田区の子どもたちの健やかな発育を願って、また、よりよい教育環境をつくっていただくためにご尽力いただけますことをお願い申し上げまして、委員長としてのあいさつにかえさせていただきます。どうもありがとうございました。  それでは、理事者を代表いたしまして、金澤教育総務部長からごあいさつをお願いいたします。 ◎金澤 教育総務部長 今期のこども文教委員会の閉会にあたりまして、理事者を代表して一言お礼を申し上げさせていただきたいと思います。  委員各位にあたりましては、一年間にわたりましてご指導・ご鞭撻をいただきましてありがとうございました。  社会の変化の中で、私どもにかかわる分野につきましても大きな変化の流れの中にあると思ってございます。私どもとしましても、その流れに遅れることのないように今後とも努力をしてまいりたいと思ってございます。  委員各位におかれましても、今後ともご指導いただけますようお願い申し上げまして、簡単でございますけれどもお礼のごあいさつとさせていただきます。  本当にどうもありがとうございました。 ○大森 委員長 以上でこども文教委員会を閉会いたします。                午前11時56分閉会...