平成16年11月
都市整備委員会−11月17日-01号平成16年11月
都市整備委員会
平成16年11月17日
午前10時00分開会
○松原 委員長 これより
都市整備委員会を開会いたします。これより
継続審査事件に入ります。理事者の方で何か動きのあるものがありましたら報告願います。
何かございますか。ございませんか。
委員の皆さんからご意見ございますか。ございませんか。よろしいですか。では、なければ以上で
継続審査事件を一括して継続といたします。
これより
継続調査事件に入ります。
それでは理事者の報告を求めます。
◎水戸
道路公園課長 平成16年
TOKYO交通安全キャンペーンの実施につきまして、資料番号26によりご報告申し上げます。
この11月21日日曜日から30日火曜日までの10日間。東京都が中心となりまして、区市町村、警視庁、
運輸関係団体などが
交通安全キャンペーンを実施いたします。
キャンペーンの目的でございますが、「交通事故と渋滞のない東京」を目指して
都民一人ひとりの交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけるとともに、都民自身による道路環境の改善に向けた取り組みを推進することにより、年末に向けた交通事故及び渋滞防止の徹底を図るというものでございます。
キャンペーンの重点は3つございまして、1つは二輪車の
交通事故防止。2つ目は高齢者の
交通事故防止。そして3つ目が違法駐車対策の推進でございます。区の取り組みとしては11月21日号の区報に掲載するほか、
啓発用ポスターを掲示するとともに広報車による啓発活動を行う予定でございます。
交通安全キャンペーンの実施については以上でございます。
続きまして、
大久保坂児童公園の開園について資料番号27によりご報告申し上げます。
大久保坂児童公園は所在地、上池台5丁目17番10。面積は173平米。開園日は平成16年12月1日。名称や特徴については資料記載のとおりでございます。なお裏面には公園の平面図のイラストが記載してございます。児童公園の開園については以上でございます。
続きまして資料番号28によりまして、係留船の許可についてご報告申し上げます。
前回資料要求のございました、区内河川等における係留船の許可の内訳がこの資料番号28の一覧表でございます。ほとんどは
大田東地域行政センターの所管でございますが、一番最後のページのみ
大田北まちなみ整備課の所管でございます。係留船の許可の内訳については以上でございます。
最後ですけれども、
駅前放置自転車クリーンキャンペーンの駅頭啓発の実施結果について、資料番号29によりご報告申し上げます。
駅前放置自転車クリーンキャンペーンは10月22日から31日にわたって開催いたしました。それぞれの駅におきまして、
放置禁止区域に駐輪しようとしている人に対する駐輪場への誘導。そして
啓発用ティッシュの配布というような中身でございます。参加人数、それから当日の撤去台数については表のとおりでございます。
◎倉澤 住宅課長 それではお手元の資料番号30に基づき、区営住宅(あき家)・都営住宅(あき家地元割当)の応募状況について報告いたします。
募集戸数は区営住宅が15戸、都営住宅の地元割当が3戸でした。募集期間は記載のとおり10月18日から29日までで、応募状況は区営住宅あき家、これは15戸に対しまして1,302名の応募があり、倍率は86.8倍となっております。参考までに昨年は10戸でございまして、1,716名の応募がありました。また都営住宅のあき家地元割当ですが、3戸に対しまして戸数が少ないために平均倍率が358.6倍、このような高倍率になっております。昨年は10戸でございまして、1,592名の応募がございました。なお公開抽選でございますが、一昨日の午後、産業プラザで実施いたしまして、この抽選結果の発表については18日発送という予定でございます。
引き続き一番下の欄ですが、都民住宅の募集について報告いたします。募集期間は記載のとおりですので、区内の募集戸数等は現時点では判明しておりません。各議員の皆さん方には1日の早朝募集案内をメールボックスに投函させていただきますので、よろしくご享受のほどお願いいたします。
引き続き、裏面の
都営住宅地元割当募集戸数一覧表を見ていただきたいと思います。実は先ほど申しましたが、今回3戸という形で358.6倍というような高倍率となってしまった、この状況でございますが、まずここの表のように3戸、10戸、9戸、19戸、28戸、49戸、44戸というような形で従来は大多数かなりの地元割当がございました。これらの表のとおり非常に減少しているのが実態でございます。
特に、この都営住宅の地元割当、この内容について説明させていただきますが、この地元割当とは大田区内の在住者のみが申し込みできる住宅でございます。ところが現在各区においても移管住宅が増える中で、割当戸数がこのような形で減少しております。特に大田区の移管団地ですが、現在東京都から移管を受けたものが24団地962戸、こういう状況になっております。区営住宅全体では現在30団地1,198戸を管理しておりますが、この数は23区中最多となっております。
特に、本年3月1日に移管を受けました2団地、これは123戸移管を受けたのですが、移管を受けるに当たっては「過去2年間に応じてのあき家を入れないでほしい」ということを要望して移管を受けている、こんな状況もございます。
また4月1日に移管を受けた2団地につきましても、108戸受ける中で5戸のあき家を生じたまま移管を受けている。このような状況でして、計14戸移管によってあき家が生じたものを移管を受けている。移管をさせたと言いたいところでございますが、そういう状況でございます。特にこの移管のあき家関係については、前年あき家募集をいたしました補欠者、その方たちに入居していただいているのが現状でございます。
なお、下表で示させていただきましたが、都営住宅の一般住宅の応募状況をちょっと分析させていただいたところなのですが、大田区内の都営住宅に区内の在住者が申し込んだ状況を調査いたしました。ここで、2カ年にわたる調査でございますが、平均で86.9%の方が区内在住の方が大田区にあります都営住宅に申し込みをしている、こういう実態でございます。なお資料作成後、昨日夕方判明したところでございますが、今年5月の応募状況では90.1%の方が区内の方で占められている、こういう状況が大田区の地域特性があらわれていると思われます。
住宅課として、これらの現状からしまして、区民にとってのメリットは非常に少なくなって期待だけを現時点では負わせている、このような状況があるのではと、このように考えております。そこでこれらを踏まえまして、今後の地元割当の公募につきましては都営住宅の公募と一本化することで検討していきたいと考えております。一例でございますが、では一本化したときはどうなるのかと申しますと、今年10月18日から29日、先ほど報告しました都営住宅の地元割当、それから11月1日からやりました都営住宅の一般、これは都営住宅が10戸でございまして、地元割当が3戸です。これを合わせて13戸を一括して東京都の都営住宅の一本化という形で実施をしていただければと、このような考えを持っております。
なお、地元割当に対応するに当たりましては、大田区独自で
パンフレット等もつくります。抽選関係についてもすべて大田区で対応した上で、書類審査等で合格者だけを東京都に報告をいたしまして、その方が東京都の指示に従って入居する、こういう状況の制度ですので、先ほど申しました件数が少なくなった、それと合わせて非常に件数が少ないことに応募倍率が高くなったということで、今までは2回のチャンスがあったものが、もし一本化することによって1回、こういう形になってしまうことは事実生じますけれども、先ほど申しました一本化してもほとんど大田区民の方が申し込んでいるような状況ですので、そのような方向づけで現在検討させていただいているというような状況です。
なお口頭で申しわけありませんが資料がありませんが、
シルバーピア大森中の入居、これにつきましては内覧会を今月25日に実施いたしまして、12月1日から新しい方が入居していただくというような状況になっております。
◎横山
環境保全課長 私からは資料番号31をもちまして、平成15年度の大田区の
環境調査報告書を提出させていただきました。この
環境調査報告書でございますが、昨年度までは各
騒音振動調査報告書、
大気汚染調査報告書、
水質汚濁関係調査報告書という3本立てで別々につくっていたものでございますが、平成15年、昨年度から組織の見直しから組織の統合をいたしましたことで、今回の報告書から全部まとめて1冊という形でつくらせていただいているものでございます。
開いていただきまして、はじめにというところの一番下に書いてございます、区の報告書につきましては各調査の環境基準との比較を主に書いてございます。詳しいデータにつきましては
ホームページで御覧いただきたいと考えているところでございます。この
ホームページへの掲載でございますが、手続き上遅れておりまして、12月1日には皆さんに御覧いただけると思っております。それまでの間に必要な場合は環境保全課の方にお申し出いただければご提出できるというふうに思っております。
内容でございますが、もう1枚めくっていただきまして目次を御覧いただきますと、これまで別冊でつくられていたものを章立てとしまして1章が騒音・振動、2章が
大気汚染関係、3章が水質と
土壌汚染関係ということにさせていただいております。第1章の騒音・振動でございます。開いていただきますと自動車騒音に関するもの、第2節が鉄道騒音に関するもの、第3節が航空機騒音に関するものというふうに記載してございます。そこの中の2ページを開いていただきますと、区内で定点調査をしているものにつきましての環七通りの環境基準とそれから調査結果と要請限度。これは「これ以上音がひどい場合には何か手当てをしてください」というように私どもが警察や国土交通省の方に要請していく基準でございますが、それとの比較が書いてあるということでございます。
右側にまいりますと、経年変化ということで平成11年からの傾向が書かれてございます。いずれの場所につきましても平成13年に一度下がってございますが、また14年、15年と音が大きくなってきていると申しますのは、13年度に多くの道路におきまして低騒音舗装がされて、その効果が出て下がってきたけれども、それが年を経るにつれて、その効果が減衰しているという状況をあらわしているものでございます。そのようにこの調査第2章の大気汚染では、また途中で青い紙を挟んでございますので、そこから後が大気汚染というふうに御覧いただければと思っております。
それで
前回ディーゼル車規制の結果報告ということで、各局で粒子状物質のデータが下がってきてはいるけれども詳しいことにつきましては、この報告書をもってということでお話したかと思います。
38ページを御覧いただきたいと思います。38ページの右側のグラフ「一般環境と道路沿道」というふうに書いてございます。真ん中のあたりには環境基準の達成状況ということで表をつくらせていただいております。まず右側の環境基準の達成状況でございますが、
一般環境測定局、これは5局ございますが、二酸化硫黄、それから内陸部の二酸化窒素については環境基準を達成するようになってございます。ただ、二酸化窒素につきましても道路沿道では相変わらず基準を超えておりますし、粒子状物質では効果は出ておりますが、基準まで達成するところまでは至っていないということでございます。
中身でございます。これの経年変化を左側のグラフで示してございますが、昭和56年当時から比べますと、一番上の方で丸ぽちで書いてありますのが非
メタン系炭化水素というものでございます。SPMのもとのものになるといいますか、オキシダントとなり得る原因でございます。そういうものなども昭和の時代に比べて、ここのところ急激に下がってきている。次がSPMです。SPMについても暫減していっている。特に13、14、15については、13年から14年については非常に落ちているけれども、15年についてはそれほど変わっていない、そういうような傾向が見られます。×印が二酸化窒素でございますが、
一般環境測定局についてはあまり変わらない形でずっと推移してきているということでございます。
1つ右肩上がりに伸びていますのがオキシダントでございまして、これは東京都の報告でもございますが、ここのところの温暖化とも合わせまして、非常に高くなってきているのが最近の傾向でございます。
一方、道路沿道の方を見ていただきますと、SPMにつきましては法律の規制、またここのところの
ディーゼル規制等によりまして昭和から比べますと、ここのところ非常に際立って低減してきているというのがおわかりになるかと思います。二酸化窒素につきましても、それほど目立ってございませんが、次第に落ちてきているということは、御覧いただけるかというふうに思っております。
この調査期間ですが、年度ごとでございますので、
ディーゼル規制の成果ということとは必ずしも期間が一致しません。それで1枚挟ませていただきましたのが
ディーゼル規制後の粒子状物質の濃度というのを御覧いただきたいというふうに思います。それで濃度のものを足してございますので、首をかしげられるかと思いますが、道路端それと一般環境とを加算したものでございまして、全体で粒子状物質が大田区内でどれだけ吐き出されているかといったことの経年変化というふうに御覧いただければと思っております。平成12年から暫時下がってきています。これは10月から9月という区間で切らせていただきましたので、平成15年10月に
ディーゼル規制が始まりましたけれども、それ以前からかなり下がってきているということが御覧いただけるかと思います。
これが区内の平均でございます。下段を見ていただきますと各測定局ごとの変化を御覧いただけるかと思います。棒グラフで一番右側の棒グラフが平成12年の10月から13年の9月まで。次の黒いのが13年の10月からの1年間。次のちょっと白っぽいのが14年からの1年間。そして一番右側の棒が15年からの1年間ということで、皮肉なことにというと何なのですけれども、
一般環境測定局の方はきれいに右肩下がりで落ちているのですけれども、沿道局におきましては必ずしも出ていないということで、各測定局では東京都などでは松原橋で25%、SPMについては下がりましたというご報告をいただいているところですけれども、大田区全体で見れば下がっておりますが、各局ではなかなかはっきりした数字は残念ながら出なかったという結果がございます。
ただ京浜島につきましては平成14年からの1年間と比べまして、15年からの1年間は際立って落ちてございます。逆に平成14年の10月から15年の9月までが前年度より高くなっている。これはやはり海底トンネルの通過により交通量がふえた影響が如実にあらわれ、またその後の東京湾岸につきましては大型トラックが多いということがございまして、
ディーゼル規制の効果が15年10月からのものが非常に落ちているということから、非常にこの
ディーゼル規制については効果が上がったということが示されているということでございます。
そのほかのところにつきましては御覧いただきまして、また私の方にご質問をいただければと思っております。
◎長谷
大田東地域行政センターまちなみ整備課長 自転車条例による大鳥居駅付近の
自転車放置禁止区域について、資料番号1番についてご説明をさせていただきます。大鳥居駅付近は京急電鉄の駐輪場しかないために、すべて条例10条による禁止区域であります。図の見方ですけれども左側が蒲田方面。右側が羽田空港の方面です。ちなみに真ん中の左右に行っているのは環状八号線を意味します。したがって北側が大森方面で、南側が川崎方面ということになって産業道路を意味しております。
この図なのですけれども、ブルーは現在の禁止区域をあらわしております。オレンジは12月1日より適用を予定している道路でございます。
今回適用をかけようとしておりますオレンジ色の道路でございますけれども、毎日100台前後の自転車やバイクが無秩序に置かれ粗大ごみ等も放置されています。そのためここの地主の方から対応を依頼されたということでございます。道路の現状は、現在は建築基準法上の
位置指定道路の私道でございます。こういう現状の中で対応策としては2つほど考えられまして、1つは
位置指定道路が現在はもう役割を果たしておりませんので、廃止をして私有地として管理するやり方が1つでございます。2つ目はこの
位置指定道路になったのが昭和34年ですから地主などは、私道はそのまま道路として使ってほしいと、しかし、この禁止区域を適用して放置自転車の対応をしてほしいと、2つの対応策がございます。
それで私どもとしては、今申し上げました後者のことで、ここを12月1日から禁止区域にすることによって対応していきたいというふうに思っています。手続きとしましては、この地主と
放置自転車等の取り扱いに関する協定書を結びます。次に近隣住民への説明を行います。さらには地元の町会、自治会、商店街、それと羽田のわがまちで説明をいたしますし、本日の委員会にご説明をする形で手続きを進めてまいりたいと思います。それが完了いたしましたならば、現場で事前予告看板の設置をいたしまして、そして次には警告看板を設置し、実際放置されている自転車について「12月1日より置かれません」ということの警告札を張ることによって、12月1日から実施をしてまいりたい、そういうふうに考えております。
◎室田
大田西地域行政センターまちなみ整備課長 私の方からは
地域行政センター資料番号2に基づきまして、東急が設置いたします洗足池駅駐輪場につきましてご報告させていただきます。
発端でございますが、昨年の11月に
雪谷地区自治会連合会の方から東急電鉄に対しまして、強く駅周辺に
自転車駐輪場を設置していただきたいと、そういった申し入れ書が東急電鉄の方になされたわけでございますが、それを受けるような形でこのたび東急電鉄の方から洗足池駅に東急電鉄が設置運営する駐輪場をつくる工事をしたいということで、説明がございました。
設置場所でございますが、裏面の資料を御覧いただきたいと思います。東急池上線の洗足池の下りホームの法面が現在ございまして、そこの法面を活用いたしまして平地にいたしまして、そこに駐輪場と変電所を設置したいということでございます。
それで駐輪場につきましては、約170台の自転車を置けるようにしたいということでご説明が来てございます。
使用方法につきましてはまだ確定はしておりませんが、一日貸しといいますか、当日利用者に対して有料で貸し出しをいたしますという予定だそうです。それで月利用の定期貸しは行わないということでございます。おおむね料金は、今のところ1日当たり100円というような予定でいるそうでございますが、さて実際に工事の日程でございますが、この法面の掘削等につきまして平成17年の1月から開始いたしまして、実際に平地ができまして、東急の駐輪場として供用開始できるのが平成18年度の夏ごろになるのではないかと、そういうような予定を立てているところでございます。
それでもう一度裏面の図面に戻っていただきたいのでございますが、駐輪場と書いてございます左側の道路上に現在大田区の登録制の駐輪場がございます。この工事等の影響によりまして、この登録制の駐輪場を移転させまして、上りホームと書いてございます下側に道路上の形体があるわけでございますが、これが東急電鉄の所有する土地でございまして、現在私道というような形になってございますが、大田区の登録駐輪場につきましては、来年の1月からこの私道の部分に移設させていただきたいということで現在、地元等と話を進めておるところでございます。
それから洗足池につきましては、おおむね放置自転車、あるいは
登録指定自転車、あるいは無料の区営の駐輪場等ありますが、最大時で約300台ほどが常時置かれているような状態でございますが、ここにございます東急電鉄がつくります駐輪場170台。それから大田区の登録駐輪場が約62台。それから無料の駐輪場が洗足池に渡ります中原街道をまたいでおります歩道橋の下にございますが、それらが約100台くらい止まれますので、若干まだ足りないかもしれませんが、おおむねの需要は満たしていくのかなと、そんなふうに思っておるところでございます。
私の方からは洗足池の駐輪場につきまして、以上のとおり報告させていただきます。
それから、本日南センターの
まちなみ整備課長が欠席でございますが、池上梅園の菊花展示会につきまして、私の方から報告をさせていただきます。
10月23日土曜日から11月7日日曜日まで池上梅園で菊花展示会が開催されました。今年は区民の方28名と小学校の方からの展示を含めまして、精魂を込めました菊が102鉢出品されました。秋の長雨も終わりまして、さわやかな気候となった池上梅園には、期間中、菊を観賞しに3,363人の方が訪れ園内は大変にぎわっておりました。
また休日には出品者みずから菊に関する相談員となりまして、菊の育て方や品種などの質問に応じる光景が見られました。
私の方では以上をもちまして報告を終わらせていただきます。
◎金子
建築調整課長 口頭で報告させていただきます。先日書面で予定していた代執行については延期したことをお知らせいたしました。代執行を延期した理由でございますが、まず建築主が誓約書を提出いたしまして自主撤去の意思を明らかにいたしました。ただし資金的な余裕がないということですので、撤去の時期につきましては猶予を与えました。また代執行の開始の前日の10月27日までに引越しをしまして、電気、ガス、水道を切断したことを確認いたしました。
このように代執行実施の予定の前に建築主が自主的に除却の意思を行動で示しましたので、代執行を延期することといたしました。
◎津田
建築審査課長 続きまして、口頭にてご報告させていただきます。
当委員会でご指摘いただいておりました田園調布旧
多摩川園ラケットクラブ跡地にある
宗教法人誠成公倫所有地内の
プレハブ建物について、調査結果をご報告させていただきます。
今月11日
教団側関係者立会いのもと、
建築審査課職員が
当該プレハブ建物の内外を点検調査いたしました。建物は鉄骨造2階建て、規模は7メートル×7メートル、49平米で、総2階98平米程度の規模となっておりました。使用状況でございますが、状況から判断いたしまして、1階は休憩室と思われます。2階は機材などから見まして敷地内の管理用の事務室と思われます。この建物は前回体育館を改修したときに使用した工事用の仮設の現場事務所でございました。
教団側関係者は2期工事用に残してあったと主張しておりましたが、本来建築工事に伴ってつくられた
仮設現場事務所は、それ自体は許可は必要ございませんが、工事終了後速やかに解体撤去すべきものであり、ましてや目的外の使用などは区として認めるわけにはいかないと相手側に伝えました。今後は相手の話を聞きながらではございますが、さらに指導を強め、自主的な使用停止と解体撤去を促していくつもりでございます。
○松原 委員長 委員の皆様から質疑等がございましたらお願いをいたします。
◆湯本 委員
資料ナンバー31の
環境調査報告書についてなのですけれども。38ページにダイオキシンですか、これを右肩上がりと言っていましたけれども、その減少自体は見て取れるのですけれども、どうしてそうなっているのかという分析というか、どういうふうに認識されているのか。
◎横山
環境保全課長 ダイオキシンでございます。光化学オキシダントでございます。それで理由でございますが、まず平均気温が徐々に高くなってきているということ、それからこれまで規制対象となってございませんでした、いわゆるVOCと言われている化学物質の中で、一部は規制されておるのですけれども、そうしたものが規制が緩やかなために大気中に非常に拡散されている。それが溜まってきている。地上から見ますとビンの中にあるものについては、非常にそこの中に入っておるのですけれども、地球も同じで成層圏と地表の間にあらゆる物質が空に飛んでいったときに、その中に溜まっていく状況が起きております。それが一方では地球温暖化のCO2ガスが溜まっていたとか、オゾンが破壊されるとかいろいろな問題が出ているのですけれども、そういうふうな非常にこれまでの20世紀のいろいろな作業の中で、そういうものが溜まってきている。そこに気温が上がってきていますので、オキシダントという物質が発生しやすい条件が生じてきている。そういうことの結果ということが想像されるということでございます。
それで、オキシダントというのが1つの物質だけではございませんで、そういう本当に物質活性の高い、目などに刺激を与えるもの全体を示してございますので、1つの物質の濃度が高くなったからオキシダント量全体として高くなるというものではないのです。メタンもそうなのですけれども、メタンだとかいろいろな、自動車の排ガスなどでいろいろなものが出されますが、そういうものがたくさん集まってきたその結果というふうにと考えていただければというふうに思います。
◆湯本 委員 あとこれと環境のことで関連しているのですけれども、たしか大森南のフシマン跡地でしたか、そこにダイオキシンの検出が見られたと議員の控え室の机上にそういう資料があったと思うのですけれども。それをちょっと伺いたいのですけれども。
◎横山
環境保全課長 大森南につきましては、フシマンではなくて大森南4丁目にダイオキシン類の中の1つであるコプラナーPCBというもので汚染された地域がございました。それにつきましては平成15年の3月までに土壌が汚染されていたのですけれども、全部そこからは除去いたしまして、今東海2丁目で保存してございます。ドラム缶約6,700本くらいのものでございますが。それにつきましてはたしか前回の委員会でご報告させていただいたと思うのですけれども、その土壌の中から対象物質であるPCBを分離する作業をいたしまして、分離したPCBについて中央防波堤の内側でPCBの分解施設というものが、平成17年度の11月ぐらいから稼動いたしますので、そちらの方で無害化していくというふうに今進んでございます。
それで、現在のところはPCBの分離施設を、土壌からPCBだけ取り除くPCBの分離施設というのですけれども、それを建てるための説明会を11月5日にしました。それで今年度中にその建屋を建てまして、来年の4月から分離作業を始めるという今状況になっております。
一方、フシマンの方でございますが、これは別の土壌汚染が発覚したのですけれども、それにつきましてもちょっと日にちは定かではないのですけれども、15年度中あるいは今年度にかかったかもしれませんけれども全部除去されておりまして、今はきれいな土に交換されてございます。ですから今そういうことで土壌汚染地域ではなくなってございます。
◆湯本 委員 あの辺一帯というのは工場地帯ですから、大体どこを掘っても土壌汚染はあるのかなという気はしないでもないのですけれども、だからその辺の、ひどいというかそれはあくまでもそういう現象がたくさん多発しているわけですから、ただそういう部分というのは、今のは推測に過ぎないのですけれども、区で把握しているのかどうかということと、例えばあの辺一帯が土壌汚染が大変ひどい場合というのは、やはり対策というのは講じていくのですか。建物が建っている以上は建て替えのときくらいではないのかなという気がしないでもないのですけれども。
◎横山
環境保全課長 土壌汚染につきましては、まず対象の有害物質というものが決められてございまして、そうした物質を使っている工場ないし事業所が工場をやめるときに、「やめます」という届出を出すのですけれども、そのときにはそこの土地が汚染されているかどうかの調査をしなさい。そして汚染されていたらそれを除却してきれいな土地にしなさいということが、これは東京都の環境確保条例という中で規定されてございます。今私どもそれの作業事務を行っているところでございます。これは大森南に限らず東京都全体について、そういうことをしていかなければならないということになってございます。
それでそうならないための環境保全化といいますか、大田区の施策でございますが、まずそうした物が土壌に至らないように工場の指導という中で、そうした有害物質の安全管理というものを指導しているところでございます。
◆犬伏 委員 呑川の係留許可船についてなのですけれども、私たしか、私が呑川に係留したいと思ったらどのような手続きが必要ですかということもあわせてお尋ねしたい。それから今止めていらっしゃる方は、どのような経緯で止めていらっしゃるのですかということも伺ったような気がするのですが、その点についてはいかがでしょうか。
◎長谷
大田東地域行政センターまちなみ整備課長 実は呑川は、河川はすべてそうなのですけれども、昭和42年に河川法が施行されました。それ以前に船は係留をしていたものですから、慣行的使用という言い方をするのですけれども、そのときに係留されていた船については、特例として許可をしております。しかし河川法が施行されたそれ以降につきましては法自体の中に、河川ですから川が流れるわけで、そこに止めるということをもともと想定しておりませんので、それ以降に許可を出したことはありません。これはお堀についてもそうでございます。したがって私どもの管内の呑川、あるいは海老取川は東京都でやっているわけですけれども、そのほかに北前堀とか南前堀、ここら付近のお堀につきましても河川法を準拠した条例を持っておりますけれども、そういった内容で一隻も許可をしたことはございません。
したがって、委員のおっしゃった手続きということなのですけれども、そういうものがもともとありませんので、書類が存在をしておりません。あるとすれば更新をする、一年に一度更新をさせておりますので、それに関する書類は持ち合わせておりますけれども、残念ながら新規に権利を与えることはやっておりませんので、ございません。
◆犬伏 委員 昭和42年というと今から37年くらい前になろうかと思うのですけれども、この更新というと相続ができたり、権利の移管。例えば私がどなたからかここに止める権利をお譲りいただいて更新ということが可能なのですか。
◎長谷
大田東地域行政センターまちなみ整備課長 わかりやすく言うと一身専属といいますか、そういう形で売買はできません。その方が亡くなられた場合には相続。このときのみ認めるということになっております。
◆犬伏 委員 わかりました。できれば早くプレジャーボートをどこかに一カ所に集められるようなところができればいいなと要望しておきます。
それから大鳥居のこの禁止区域なのですが、糀谷それから雑色あたりについては都市計画決定された、雑色はまだ都市決定されていないですね。糀谷は都市決定された立体交差事業の駐輪場がございますから、行く行くは放置自転車もなくなるだろうということが予想されるのですけれど、大鳥居についてはもう地下化が終わってしまっていますので、これ以上都市計画決定の駐輪場というのは今現在存在しないわけですが、京急のこの線路上の駐輪場の現在の状況、それから周辺の放置自転車の状況というのはどんな感じなのでしょうか。
◎長谷
大田東地域行政センターまちなみ整備課長 すみません。今日現在ちょっと、今手元に資料を持っていませんので、次回の委員会で報告させていただけますでしょうか。
◆犬伏 委員 区長も最近やっと。やっというとまた怒られてしまうと思うのだけれど、やっと放置自転車は撤去ではだめだというふうにお考えを改めていただいたようなのですね。それで確かにこの私有地の放置自転車というのは、けしからんことですから禁止区域に入れるのはまことに結構なことなのですけれども、ただ、ここを禁止区域に入れるとまたどこか違う道を見つけてきてそこにこの車両は行くわけで、撤去されるから乗ってこられないかというとまた乗ってきてしまうわけですよ。ですからこの京急の駐輪場の現在、例えば満車であればやはり何とかしていかなければいけない。そうするとこれも東京都とか嫌がるのですけれども、道路拡幅の場所が大鳥居の駅前、城南信用金庫の前あたりかなり広くあるのです。ここを当面、暫定使用ということで船も暫定的に今とめさせているわけですから、自転車も暫定的にあそこの拡幅の部分を暫定駐輪場ということで開放するなりの工夫をしていかないと、撤去では本当にいたちごっこになってしまうと思うので、あそこら辺の拡幅の部分というのは可能性はないですか。暫定駐輪場として。
◎長谷
大田東地域行政センターまちなみ整備課長 今委員のおっしゃった内容で申し上げれば、京急の駐輪場をその東もしておりまして、空いているのです。それで私どもの方の詳しい資料ではありませんけれども目算としましては、そこに駐輪場を私どもがあえて設けなくても駐輪スペースはあるというふうに理解をしています。そういう方向に誘導はしているものの、やはり先ほど申し上げました、このオレンジのところが私有地で禁止区域ではなかったために、そこに置いているというようなことがあります。できれば私どもの方も民ではなくて、官の方で駐輪場を設置をしたいというふうには考えておりますけれども、なかなか種地が見つからないものですから、今のところ対応策は取れていないという状況でございます。
◆犬伏 委員 京急の駐輪場というのはこの図でいきますと思い切り左側になりますので、今の追加する区域の方たちからすると相当遠回りをしなければいかんということで、朝のこの遠回りというのは心理的に非常に抵抗が強いので、できればいろいろな法規制とかあると思うのですけれども、官同士で東京都と大田区ですから暫定利用ができるようになればいいなというふうに思っておりますので、研究してみてください。
最後に1つ伺いますが、大久保坂の児童公園なのですが、これは所有はどこですか。どういう事情で公園になったのかを教えていただきたいと思うのですが。
◎水戸
道路公園課長 公園は開発行為に伴うもので、区に帰属するというふうに聞いてございます。
◆犬伏 委員 ということは、たしかゴルフ練習場だったでしょうか。17と書いてある所のこの広いところの開発行為に伴って提供公園みたいな形で区がいただいてきたと、こういうふうに理解してよろしいですか。
◎水戸
道路公園課長 分譲マンション、共同住宅を建設したことに伴って提供を受けた公園だと聞いております。
◆古山 委員 環境のこともちょっとお聞きしたいのです。とりあえず区営住宅と都営住宅のことなのですけれども、毎回ずっとこの募集の戸数が少なくなってきています。それで今回も1戸となると、「え、1戸しか空いてないの」と「申し込んでもこれじゃ当たらないわね」という今は宝くじを当たるよりも、都営住宅や区営住宅が当たらないというふうになってきています。それでいろいろ先ほどちょっと改善策もお話になっていらっしゃったのですけれども、いずれにしてもわずか1戸でも申し込む方がすごい358倍と多いわけです。この入っている方たちが例えば所得審査で出ていくとか、出ていく方が少ないということも1つはあるわけです。東京都はこれから都営住宅はつくらないという中で、結局パイが少ないわけです。そういうようなことで実際生活が大変で、出ていく数も少ないということなのでしょうか。その辺の実態を教えていただきたい。なかなか戸数がデータで毎年ふえていかないのです。その辺はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
◎倉澤 住宅課長 確かに委員ご指摘いただくとおりの中の居住者もおります。と申しますのは収入超過者。この人たちは出ていく努力義務が義務づけられていて退去義務ではございません。ただし高額所得者になりますと、これは退去命令に従って退去。これについては当然高額所得審査会を開きまして退去命令。ただし大田区の場合、11年に1回この高額所得審査会を開きまして、実際に退去命令を出す前にご本人が出ていっていただいた、こういう実態がございます。今の現在の公営住宅法の中では高額所得になったから「即出てください」、3年間の収入超過者で初めて高額所得者になりまして、それで出ていく。ただし現状、実態といたしましては、一番収入の多い若い方が実際に高額所得審査会を開くとか何とかとなったときに、結婚だとか外部に出ていってしまう。こういう状況になりますと前年度の収入に応じて所得基準が決まりますので、一回転出してしまったものをまたさかのぼって「高いのではないか」という、こういう制度ができない、このような実態ですので、なかなか出ていっていただくという方向の分は常に私ども都民住宅だとか、それから公団等の募集があるたびにすべて案内をしています。ただし、それに準じてくれている方は非常に少ない。こんなのが実態と同時に数が少なくなって私ども期待したのは、ぜひちょっと報告したいと思うのは三宅島。三宅島で現在避難されている方が、最終的には3月末あるいは延期されて5月末までに帰島される、こんな状況の中で大田区の都営住宅に入居している方は1世帯だけなのです。もっともっと多いかと思って空き家も当然これ以降出るのではないかと期待をしておったところなのですが、都営住宅の大田区の三宅島は1世帯というこんな状況がございまして、非常に住宅の確保というより空き家の、先ほど申しましたが移管を受けるに当たってはぜひとも空き家募集をしないでくださいよ。大田区になってから大田区の区営住宅の空き家で募集をさせてもらう、これを粘り強くやっておりまして先ほど申しました231戸、今年の3月、4月で受けるに当たっても14戸空かせて獲得した。獲得という言葉は失礼に当たりますが、そういう粘り強い交渉もしながら区営住宅は区営住宅、都営住宅は都営住宅の役割分担を明確にした上で、確かに先ほど私自身も2回チャンスがある、それで過去の例ですが、これは大田区の分しかわかりませんけれども、12年度に地元割当28戸。28戸の中でそれで大田区の区営住宅もやったのですが、たまたま同一人物が1回だけ、この年度に初めて当たった。それ以外は全部、1回の抽選で2回チャンスがあるからといって公募をして当たったという方は、この12年度の1名だけ。こんな状況が実態でございます。
◆河津 委員 地下鉄の湧水が呑川に注入されるという話は今工事が進んでいるのか。そして進んでいればいつごろできるのか。そして、その毎時でも毎分でもいいのですけれども、何リットルの水が注入されるのか、ちょっとお尋ねしたいのですが。
◎水戸
道路公園課長 地下鉄の西馬込の湧水を梅園を経由して呑川の方に放流するという計画がございます。現在、東京都と最終的な詰めを行っておりまして、できれば年度内に工事を行いたいというふうに思っております。湧水の量でございますけれども、1日に約110から170立米の量が予定されております。
◆河津 委員 現況から1日に170立米というと、河川の中の水質の浄化にどういう影響が出る量ですか。
◎水戸
道路公園課長 河川に対してどの程度の効果があるか。あるいはどういう程度の改善状況になるかという資料は今持ち合わせておりません。
◆河津 委員 ぜひやはり区民が納得できるように、170立米の水を注ぐことによってどういう変化があるということをやはり確認しておきたいと思うのですけれども、その方の研究をぜひ行政側でしてください。
それと先ほど違反工事の撤去がガス電気水道を全部止めたということですけれど、実態は残っているというと、やはり周りから見た人たちは途中まで取り壊し命令を出して、そしてそれを挙行直前に本人の申し立てがあったから今止めているという形で、いつまでやらなかったら、またこうなりますという形までやっているとは今聞けなかったのだけれども、外から見るとやはり建て得だと、物置などに使えば電気水道ガスがなくても全然使用することは問題ないし、外から見た目のやはり形骸をそのままにしておいたのではまずいと私は思うのですけれども、いつまで本人がやらなかったら行政の司直の手が入るのか、あるいはそのままでやるという意思さえ言っていればずるずるとそういう形になってしまうのか、その辺の決意のほどを確認したい。
◎金子
建築調整課長 いつまでというのは誓約書に書かせております。ただいつまでというのは、その内容については監察の機密に属するということで、ここでいつまでというのは申し上げられません。申しわけありません。
◆河津 委員 それがいつまでということを秘密事項に当たるということだと、区民はそのことについては蚊帳の外になることだけれども、これ無関心ではいられないのですよ。それでは、それをどういう形で納得させますか。
◎金子
建築調整課長 今後も誓約書に基づきまして指導を続けて撤去させていきたいというふうに考えております。
◆河津 委員 そうなりますと、私は毎回委員会の席で「その後どうなったか」ということを言わざるを得ないと思っておりますので、どうぞ今後の委員会については必ずお尋ねいたしますので、誠意ある回答で区民に示していただきたいと思います。
先ほど、ラケットクラブ跡地の件で約100平米というから30坪前後の建物になるわけだけれども、「目的外使用だからいけません」という形でおっしゃったということなのですが、あそこは準防火地域の網がかかっていて、使っているとすれば乙種の防火戸が必要になってくるはずなのだけれど、その辺は確認してこられましたか。
◎津田
建築審査課長 建物の細かい部分まではまだすべては調べ切っておりません。外壁は不燃材が張られているということは確認しております。
◆河津 委員 わざわざ現地まで行ったことならば、1階においては隣棟間隔の中心から3メーター×3メーターまでは乙種防火戸の指定があると、普通のときには強く厳しく行政指導をしておられるのに、違反建築に関して何もしてこないというのは、私はそういうところがちょっとおかしいと思う。
それと、今年の春先、実はこの件に関しては陳情が出ていましたよね。それで前委員会の方々から陳情が出ていたものをちょっと趣旨に沿わないと、現実に沿わないから取り下げることを要請すると委員長の方に話があって下げたという事実がありますよね。それについてはちょっと確認しておきますけれども間違いないですか。
◎津田
建築審査課長 前回取り下げられた理由でございますけれども、当時正式には建築審査の方には持ち込まれなかったということで、実態があいまいなままであったため、建設反対という陳情の趣旨に合わないということで取り下げられたと記憶してございます。
◆河津 委員 そこでお尋ねするのですけれど、今建てたのが工事現場の事務所として使っていたものを今目的外使用にして使っているという、そして次の第2期工事をやるために、この建物を残しているということを今おっしゃいましたよね。そうすると2期工事をやるための2期工事の話というのは、行政より民間の方に先に多く流れていたのですよ。「今度の建物をやりますよ」というのを出ていたから、彼はそのまま事務所として残していたという事実。それをまた目的外に使っていたということでしょう。そうすると行政側の方がその周辺住民よりニュースが遅いということではないですか。前の工事を新たに増築する計画があるということを周りの住民には、そのことは図面をもって記していたのですよ。だから住民の陳情は事実と違うから取り下げるようにという指導をしたか、あるいは委員会で決定したということは、住民の方は先に大きな建物を建てるということを知っていたから陳情が出ていたのですよ。その辺のところを行政側は事実カウンターのところまで図面が来なかったならば、事実と違うから取り下げるべきだという判断をなさったとすると、やはりちょっとその辺は違いませんか。あるいは委員会の中で出ていないからということであるとすると、実際は大きな建物を建てようとする意思が防いでたということを住民は察知していたと。ああいう陳情が私は出ていたと思います。
それでぜひそういうようなこともあって取り下げるというところまでしていた、この住民の陳情を私は、もう切れたことですからやむを得ないとしても、やはり今後の対応はもう少し慎重に委員会も行政側もニュースソースの把握に努めなければならないと思っています。その件についてはいかがでしょうか。
◎津田
建築審査課長 先ほどちょっと私の発言が不足しておりましたので、補足させていただきます。当初、平成14年の5月ごろだったと思いますけれども、建築審査の方に大規模な法堂の建設計画の相談がございました。そのときは8,000平米くらいあったというもので、これはとても大き過ぎて都市計画法の主旨に合わないということで断っておりました。その後やや規模を小さくしたものが出てきたと。1年くらいしてからだと思いますけれども。それがいろいろ地元の方に、プランも流れたということを記憶しております。それは実際には我が建築審査課の方には来なかったわけでございます。
そういう経過を踏まえまして当委員会で諮られた結果、実体があいまいではっきりしないということになりまして取り下げられたと記憶してございます。
◆河津 委員 まず、申し上げておきますけれども、この目的外使用の件についてはきちんと明確に次の委員会におきましてもどのような形で行政指導をして、その結果はどうなったかをお知らせいただきたいと思います。
それともう1つは、現在出ている500坪、約1,500平米の建物について、その後どのような流れになっているかお尋ねしたいです。
◎津田
建築審査課長 その後、特にその施設計画について新しい情報は入ってございません。
◆河津 委員 現在示されている500坪の建物について、前回も指摘をしたところですけれども、直下に湧水の管が約100ミリだか150ミリかわかりませんが、来ていますよね。その件について湧水の確保はできていないのではないかという危惧に関して、やはり速やかな、我々区民としては安心を得るような施策を施してほしいと思いますが、その件についていかがですか。
◆石田 まちづくり推進部長 膠着状態という状況でございます。そういう意味では当委員会でも意見をいただきましたし、我々も非常に重要な湧水の場所だと思っております。
まだ正式にお互いに交渉に入っているというか、話し合いに入っている段階ではございませんので、まだそこまで細かく詰めをするつもりもありません。だだし詰めていく場合については、そこは絶対に確保したいというふうに考えております。また当委員会への報告でございますが、非常に重要な内容を含んでいると思いますので逐次、適切な時期を見ながら報告を欠かさないようにしてまいりたいと思っております。
◆河津 委員 その件についてはよろしくお願いをいたします。
◆小原 委員 資料番号29。
駅前放置自転車クリーンキャンペーン駅頭の啓発の実施結果についてということなのですけれども、これ私らのことなのですけれども、11駅で実施したということなのだけれども、この目的は当然放置自転車を少なくするということが最大の目的だと思うのだけれども、この
キャンペーン中はともかく、このあと全部この11カ所を見なさいとは言わないけれど、特に多いようなところの後は見たりしたことはあるのですか。少しは結果が出ているとか出ていないとかという。ただ、その当日やっただけでは余り意味がないと思うのだけれども、どういう。
◎水戸
道路公園課長 今回はこの
キャンペーンの特に当日、ないしは冒頭の駅前での実施の状況の報告でございます。それで期間が終わった後については、今のところ特に報告の方はいただいてはおりません。
◆小原 委員 区の職員なんかも当然加わっているわけでしょう。だからさっき言ったように全部やりなさいとは言わないけれども、その後、例えばこの池上駅で10月22日に実施して、そのあと例えば今もう11月なわけでしょう。だから何となく減っているとか何とかという、そういうあれはわからないの。この日1日だけ、例えば1年に1回だけしかこれやらないわけ。ただ本当の啓発というだけの話なの。
◎伊藤 大田北地域行政センター
まちなみ整備課長 実はその後の経過を見るために放置状況を確認をしてございます。これは各センターごとにやっていると思います。私の範囲の池上、大森、平和島についてご報告をさせていただくならば、実は平成15年が約730台だったものが、大森駅につきましては520台に減ってございます。それから平和島駅につきましては、平成15年が155台ぐらいあったものが約30台に減ってございます。それから池上でございますけれども、実は105台だったものが130台にちょっとふえてしまっております。これはまたちょっと何らかの別な対策を取らないといけないということで考えておるところでございます。
◆小原 委員 要は、例えば大森駅だとか蒲田駅みたいなこういう大きいようなところは、駐輪場の絶対数が当然足りないわけです。だけど次に比較的多い池上駅だとか、平和島駅周辺の駐輪場の状況はどうなのですか。例えば池上の駅に、本門寺側ではない方に3階建てかなんかあるでしょう。あれはあるのだけれども、結局、上の方はほとんど使っていないという状況なのよね。だから蒲田辺みたいに本当に全部例えば入れたとしても、まるきり間に合わないというのと違って池上あたりだったらあるのだけど利用していないといういうことなのだよね。それはどうですか。池上駅と平和島駅の辺は。
◎伊藤 大田北地域行政センター
まちなみ整備課長 駐輪場の利用状況でございますが、今委員ご指摘のように、池上につきましては約450台入るところが半分ぐらいしか有効利用されてございません。これは私どもの大きな課題でございます。そのためにどういった条件ならば入っていただけるのか、その辺を実は地元の方々とお話をさせていただいて考えているところでございます。ちょっと池上についてはふえたということを申し上げましたけれども、そんなことが1つ気にしているのかなというふうに思います。
それから平和島でございますけれども、実は平和島につきましては1,000台以上の、国道の下にございます。これはほぼ満杯状況でございまして、そういった意味で平和島については150が約30に減ったということは、それなりの効果が上がったのかなと考えているところでございます。
◆小原 委員 要は池上駅でも立派なものをつくって、例えばあれは自分で全部3階まで持っていかなければいけないスタイルなの、それとも本当は1階なら1階に置いていって管理している人が上まで持っていってくれれば全然違うのだろうけれども。そうするとまた何人も人が必要だとかという、そういうあれが出てきてしまうのだけれども、もう本当に急いでいる場合には、それすらやらないのだよね。3階に持っていく時間がもったいないとかということになってしまうのだよね。
それとあと、ちょっとごめんなさい。ついでにここには出ていないのだけれども、千鳥町なんかも駐輪場ありますよね。あれなども結構私などが見たときに大分空いているところもあったけれども、ここには出ていないだから、千鳥町にはほとんど問題がないのだろうけれども、そういったような大森とか蒲田以外のこのある程度多いところは、この駐輪場の関係はやはり早急に調査して研究していっていただきたいというふうに思います。
◆古山 委員 先ほどの
環境調査報告書の中なのですが、25ページです。大気汚染と悪臭防止対策なのですが、例えば私の地域は住工混在のところなのですが、その工場から出るいろいろな悪臭というのですか、シンナーとか、そういうことというのは地域住民にとって大変深刻な問題なわけなのです。毎日そこに住んでいるわけでして、そういう場合なのですけれども、ここで書いてある悪臭発生型事業所においては立ち入りをするということなのですが、その強制力というのはあるのかと、ここに必要に応じて改善の助言を行うということなのですが、助言程度なのか、改善に対しての強制力があるかどうかということと、それから臭気判定です。すごく感じ方というのは人によって違うわけです。住民によって「うちはそうでもないよ」「うちはひどいよ」というようなことがあったり、煙突のある場所で住んでいる住民の判断力も違ったりしますし、その辺のところはどのようにやっていらっしゃるか、もう少し詳しく教えていただけますか。
◎横山
環境保全課長 まず、こういう事業所立ち入りに対する強制力でございます。私どもは環境確保条例に基づいて指導等をやってございます。まず立ち入り権というのがそこでございます。そして、その工場なり作業所が環境基準なり、それから工場の排出基準というのがあるのですけれども、その基準を超えている場合は指導権によりまして、その基準以下に落とさせるというのが指導でございます。それは強制力がございます。それにつきましては、煙突から出る有害ガスだけではなくて、窓などから出るものも入りますので、敷地境界ではかった有害ガスの濃度ということになります。
一方、臭気でございます。これは確かに委員がおっしゃいますように、非常に人によって感じ方が違うということで、一応3人が最低基準なのですけれども、1つの検体を3人の人がかいでみまして、どんどん薄めていきまして何倍かに薄まったときに感じなくなった、それを何倍に薄めたときに感じなくなったということで感応型の検査をやっておりまして、それも基準がございます。例えば24倍程度だと思ったのですけれども、そこまで薄めたときに臭いを感じなければ、それは基準を満たしている。そこでもまだ感じるようでしたら、基準を満たしていないということで、そこで規制をかける、かけないということはございます。
今度、これは人間がやりますので、人によって格差があるということで、臭気判定の判定員になるというためには、やはり資格がございまして。資格といいますか、一定基準以上の濃度をかぎ分けられるという基準がございまして、そういう方々に判定をしていただいて行っているというのが現状でございます。ですから、ここからの事業所からの臭いがきついということで、私どものご報告をいただいたときから規制に入った場合にはそこでサンプリングをしまして、そのサンプルを調査しまして指導していくと。
それで基準以下の場合でございます。今度は必要に応じて改善の助言を行うということになるのですけれども、やはりそうは言っても臭うよとかいう話でございますので、そこら辺は事業者と申し立て者の間で、どこまで認容限度があるかということでお話いただいて、やはりこれだけの対策を取っていただいて、臭うものについては多少の我慢をしていただくということになってございます。
改善の助言でございますが、どういう方法で行うと改善ができるかということを私どもが提案させていただいているという状態でございます。
◆古山 委員 ここで立ち入り調査工場数がありますね。28工場ありまして、これはどういうふうに、何か地元からあったからかなのか、どういうふうに選ばれたかということと。それからこの判定員の資格を持っている人は区の職員なのか、委託をしているのか、ちょっとそのことだけで結構です。
◎横山
環境保全課長 立ち入り検査工場の28件でございます。対象物質を排出している工場というのが、私どもの方には工場をつくりますときに認可という手続きがございますので、ちょっと正確な数字を覚えていないのですが、区内に500数十事業所がございます。その中で、条例でそうした工場につきましては3年に1度現状報告をするということになってございますので、こちらから逆にそうした対象の工場につきましては調査に入っているという中での出てきた28件ということでございます。
それで500何件で何で28件なのかと言いますのは、立ち入りはしましても設備等で十分に対応できているものについては、あえて調査までは行わないということでございます。
それからもう1つ。臭気の判定員でございます。大田区の場合は従前から区民の方々にこういうことをやっていただくということで実施してございます。3年に1度臭気判定員を区民から募集いたしまして、検査をしまして一定以上の臭いをかぐ力を持つ人を確保してございます。その方々に一回の調査につきまして複数の方々にお願いして調査をしているということでございます。特段資格でお願いしているわけではございません。
◆古山 委員 そこの資格のところだけ、ちょっと気になるのですけれども、やはりここは臭いがこうだよというふうに区民に説明するときに、ではどういう人たちがやっているのかという説明をするときに「一般区民から募集してやったんだよ」ということで納得するかどうかということなのですが、その辺のところ先ほどきちっと判定員としての資格を持っているのだということでしたが、その辺のところをちょっと何かもう少し。
◎横山
環境保全課長 この臭気判定のことなのですけれども、次の27ページを御覧いただきたいと思います。四角で囲んだ中に臭気濃度と臭気指数という文字が書いてございまして。臭気濃度というのはある物質について何倍、希釈倍数をかけてというようなという感じで書いてございます。また臭気指数というのはこういうのがあるのですけれども。こういう形で数値を出すようにというふうに決まりましたのは、実は環境確保条例が改正されまして、公害防止条例のときではなくて、平成14年の4月以降、この形が公の方法として認められております。それまでは、ある物質の濃度によって全部規制していくというものでございました。それで大田区は以前から臭気でというものではなくて、物質の濃度による規制とこの臭気全体、臭いを感じる感覚を持った両方と併用してございましたので、臭気判定員というのを区民の方から募集して実施してまいりました。それで、平成14年のときにこれが公定法になりまして臭気判定士という公の資格でございます。そうした制度ができましたので、今後の予定でございますが、区民の方々からというのではなくて、臭気判定士の方に移していきたいというふうに考えているところでございます。区民による臭気判定員のお願いが3年に1度の契約でございますので、17年度まではこの方法で行っていく予定でございますが18年度からは臭気判定士という資格を持った方々にお願いをしていくというふうに計画しているところでございます。
◆湯本 委員 さっき放置自転車のことで平和島駅のことを触れられていましたけれども、30台に減ったというのは、もう一回説明してもらえますか。どういう状況で30台に減ったと認識しているのですか。
◎伊藤 大田北地域行政センター
まちなみ整備課長 実はこの比較の問題でございますが、30台に減ったというのは、平成5年の10月の時点と平成16年10月の
キャンペーンが終わった後の、いわば放置台数の比較を申し上げたわけでございます。その平成15年10月には約150台あったものが、平成16年10月
キャンペーンが終わった後でございますけれども、調査をしたところ30台に減ったという、こういう状況を確認したということでございます。
◆湯本 委員 注意していただきたいのは、放置をしている状況というのは日にちによってあの駅というのは大分違うのですよね。例えば競艇がある日、例えば買物をしている時間帯、晴れている日、雨の日、さまざまな状況があると思うのです。それから自転車の高架の下ですよね、あそこの下に駐輪場があるのはわかっているのですけども、それとそこが埋まったと同じくらい世帯数もふえているはずなのです。あそこマンションがたくさんふえていますから。そういう状況を見ると安易に30台に減ったなどということは、私はどうも思えないのですよね。もうちょっと緻密な検証の仕方をしていただきたいなと思うのですが、どう思いますか。
◎伊藤 大田北地域行政センター
まちなみ整備課長 今、委員ご指摘のように状況が日によって大分違う、その時間によっても違うということは十分承知しております。むしろ私ども平和島の地元の皆さん方と協議会をつくってございまして、一緒になってこの放置対策を進めているところでございますけれども、その中でむしろやはり土日の問題が非常に強く指摘をされております。そういった背景がありますので、実際にこれは実測をしたときのデータの比較ということだけでございまして、問題はこれで片づいたわけではありません。むしろ、これからもう少しきめの細かい対策が必要になってくるのかなと思っています。
◆湯本 委員 そのお答えを聞いて安心をしましたけれども、土曜、日曜、それから夕方ですよね。それから競艇場が開催されている日というのは、銀行がありますよね。銀行の前のあのスペース、あれ全部自転車になっているわけです。それで場合によると、自転車だけで駅の方に右側だけは通行できるけれども、左側は通行できないというそういう状況もありますし、銀行に入って出てきたら自転車が埋まっていて出られないという、そういう状況もあります。だからそのことを見ても、とてもあそこの放置自転車の台数が減ったという、そういう印象というのは私は受けていないので、なかなかスペースを確保しづらいのはわかっているのですけれども、何とかその辺は私も提案をしていきたいと思っていますので、認識の部分で減っているという認識を安易に持たないでいただいたいということを要望しておきます。
それともう一点、不法係留の話があったと思うのですけれども、前に大田区独自でできない、東京都の協議が必要だというお答えをいただいて、そのことを前々回でしたか、委員会で触れたところ、そのときの状況というのを「私は今わからない」というお答えをいただいたのですけれども、それから都と大田区との折衝の状況というのですか、現状でご理解いただいている分でいいので、ご報告いただければと思います。
◎水戸
道路公園課長 その後、特にいつどういう状況で撤去を開始するとか、そういうような情報は得ておりません。
◆湯本 委員 いや、撤去をするどうこうではなくて、受け皿整備を考えていくという話で本会議でお答えをいただいて、そのことについては積極的に都と協議を進めていくというお答えをいただいているのですが。そのことについて伺っているのですが。状況の進展というのは一年以上過ぎているのですけれども、ありましたか。
◎水戸
道路公園課長 特に、その質問を受けてお答えしたことについて、具体的に東京都と協議したということは特に聞いておりません。
◆湯本 委員 役職が変わられて間もないということもあるのでしょうけれども、本気で不法係留対策というのを行っていく気があるのかなという疑問を持ってしまうのですよね。大田区だけでできないのであったら、東京都ときちっと話をしていかなければいけないというのは、これはだれの目に見ても明らかでありますし、せめて東京都との協議をする前に、まず大田区としてどこにだったら受け皿を整備できるという場所の模索ですよね。そういうことぐらいはやっていってもらいたいなと思うのですけれども、そういうことは行っているですかね。
◎水戸
道路公園課長 特に、不法係留船の対策につきましては、現在道路公園課で検討しているということはございません。
◆湯本 委員 それではこの問題は別に放置しておいてもいいという認識なのですかね。散々テレビで報道されていますけれども。大した問題意識を持っていないということですかね。
◆石田 まちづくり推進部長 不法係留の対策につきましては、空港の関係もあるのですけれども、海老取川のところに仮置き場を設置しようという動きで今進んでおります。そういう意味ではそれで全部おさまるのかどうかも慎重に検討しないといけないのですけれども、それと空港との関連で、できれば親水護岸の整備もあわせてという思いもありまして、両方うまく進められればなということで、今努力しているところでございます。
◆湯本 委員 「努力しているところでございます」と今お答えいただきましたけれども、大分部長と課長ではニュアンスが違うなという気がしています。
私の感じる印象。これを見てもそうですけれども呑川と内川、それから公共溝渠ですよね。この部分2つ合わせて全部一カ所にまとめるというのはなかなか厳しいのでは、大分でかい規模になりますから。そう考えると2カ所、3カ所と必要になってくるのかなと思っています。そのための第一段階として、1つまずきちっと整理をつけていくということが大事だと思っているのですけれども。これ東京都とも話し合わない、大田区としても場所の検討もしていない、何も手がついていない状況ですよね。これはやはりこの問題を私大田区の汚点の1つだと思っていますので、やはり早急にきちっと前向きにというか、真剣に考えてもらいたいのですね。何もやっていないということは、本当に仕事何をなさっているのかなと思ってしまっても、しようがない。区民の方にそう言われてもしようがないのかなと、そんな印象を受けていますので、その部分はしっかりやってください。お願いします。
◆犬伏 委員 区長が区民の床の間とおっしゃった蒲田駅の駅前でありますけれども、不法な看板が最近目立っておりまして、年間約2,000万円のお金を使って、これを撤去されているわけでありますけれども、東口のタクシー乗り場に私よく酔っ払うとあそこを使うわけですけれども、タクシー乗り場にイオンという
英会話学校の看板が堂々とここ2カ月くらいくっついている。エスカレーター降りてくると目の前に見えるのです。たばこを吸ってはいけないという看板より大きく見えるのです。いつ区で小さなシールを張って、「撤去しなさいよ」と警告のシールありますね、いつお張りになるのかなと楽しみに待っておりましたら、ついに張らないので、私15日が委員会の日だと思って、15日に言ってしまおうと思って、イオンの本社に電話をしました。「都市整備委員の犬伏と申します。何かのお間違えだと思いますが、外していただけませんか。」と本社に言いましたら、大変ご丁寧な対応で「大変、ご無礼いたしました。何かの手違いだと思います。本日12時までに撤去いたします。」ということで撤去されたのです。まだ大田区許可といういかがわしい番号のついた街路看板とかいっぱいあそこにぶら下がっているのです。こういうものを撤去するときに、やれ財産権の問題であるとか、いろいろな問題があるのですけれども、電話一本10円で撤去できるのです。あんな区長が床の間とおっしゃったところに2カ月近くも不法な看板があって、電話一本で撤去できるのに、やはり電話一本はきっと忙しくて大変なのですね。どんなふうにお考え、今日南の
まちなみ整備課長はそれを察して逃げてしまったのかもしれないのですけれども、どなたかこういうときは、法律が絡んでやはり電話一本しないのですか。
◎室田
大田西地域行政センターまちなみ整備課長 通常道路監察という仕事をやっている職員がございまして、道路パトロールカー等で区内、管轄内の各所を回りまして気がついた都度、例えば電柱等につり下げているような広告、それらにつきましては発見次第すぐ撤去しております。それからいわゆる設置するような大きな広告物につきましては、区道等にかかる部分につきましては、当然ながら区の許可を得た上で設置しているわけでございますが、それ以外のものにつきまして、発見したものにつきましては早速設置者に対しまして、撤去の要請とかあるいは指導とか行っていくということでございます。一応、違法広告物につきましての流れとしては、そのような形でやっておるところでございます。
◆犬伏 委員 ということは蒲田駅の東口は5,800人の職員が毎日あそこを行ったり来たりしているのですけれども、だれも気がつかなかったし、2カ月間道路監察もしなかったし、というふうに理解しておけばいいわけですよね。わかりました。
今、街路看板には大田区許可何号とか書いてあるのです。だれが許可したのか知らないですけれども、許可していないと思うのですけれども。あれを例えば、私がこの委員会を終わって外しにいくと、法律に何か抵触しますか。
◎室田
大田西地域行政センターまちなみ整備課長 業者の方が不法に区の許可なく設置しましたものにつきまして、基本的には、基本といいますか、いわゆる広告を撤去できるのは、現在行政ということになっておりますので、一応、私ども撤去したものを即捨てるわけではございませんで、置き場に置いて保管していくというような形になります。
正直なところ、今委員がおっしゃったように、地元の方でそういった電柱にございます広告物を撤去したいんだというような声がございます。ただ、その際にやはり区の職員なりが一緒にいないと、トラブルになった際に何の権限でといったような場合、非常に民間、例えば町会の美化活動の一環として取るような場合におきましても、非常にトラブルになった場合に、取る根拠というのがやはりきちんとしておりませんので、それは区の役割ということになっております。
◆犬伏 委員 先ほどの10円ではないですが、手続きはあるでしょうけれども、気がついたら電話して「外してよ」と言えば向こうは外すのですよ。確信犯なのですから。それから蒲田の駅前に「大田区許可何号」などという汚い看板が出ていると、区長がおっしゃる床の間にみっともないですから、早く外してしまってください。
それからもう1つ、みっともない看板が出ているのですけれども、羽田ボランティア推進の会の「大田区に成りかわり10月1日からたばこを捨てちゃいけないよ」と最近では、池上線の蒲田駅からちょっと池上に通ったところにも、大きな看板が同じように出ていまして、とても広告効果があるのですけれども、あれも同様にそういう意味では不法看板ですよね。やっていることはいいことなのですけれども、不法ですよね。そうするとこれも本来撤去しなくてはいけないのですよ。あの板だけ相手に言って借りてあげますから、あそこに「大田区に成りかわり」などというみっともないのを床の間に、もう2カ月近いでしょう。お役所の方は張られているのを不名誉だとか思わないのですか。恥ずかしいとか。思ったらあれをやはり撤去するなり、あそこにお役所で「ありがとうございます。区役所に成りかわりというのは勘弁してくださいよ」と張るとか。ボランティア推進の会の方は、声が大きいから恐くて言えないのかもわかりませんけれども、その辺はどうなのですか。
◎横山
環境保全課長 私も委員と同様に感じております。当該者の方に趣旨は非常によくわかるけれどもというお話はさせていただいてはございます。ただ、その効果がないまま、本日まで至っているということでございます。
◆犬伏 委員 やはり懸垂幕をあの看板に格好が悪いものですからおつくりになっているのですけれども、やはりあの場所はすごく効果がありますよね。それから東急線のあの電車から見えるところ、ちょうど遅くなったところで見えるところ、西口公園のところですね、駐輪場のこちら側のところにも非常に目立つ看板が立って、非常にいいところに立てられたと思うので、あそこに大した金額ではないですから、コピーでぱうちっこしているだけですから、蒲田清掃事務所にぱうちっこありますから、できれば「大田区役所に成りかわり」というのは本当にみっともないことです。区役所が仕事をしていないということをあそこに書かれてしまっているわけではないですか。あれはやはり大田区に勤務するもののプライドとして、あそこは外していただいて、あの板はありがたくお譲りいただいて、区でつけましょうよ。だめですか。
◎横山
環境保全課長 検討させていただきます。
◆都野 委員
環境調査報告書の内容について伺いたいのですけれども。17ページのヘリコプター騒音のところなのですけれども、ここの調査期間が平成15年10月から12月にかけてということで、ちょうど1年ぐらい前のデータだと思うのですけれども、これは今年になってからはどのような調査を行われているのでしょうか。伺いたいと思います。
◎横山
環境保全課長 本年度につきましては、調布地区も羽田地区も11月に入ってからやってございます。ただ羽田地区が実は先週行ったのですが、3日間行いまして、実は5基しかヘリコプターが飛ばなかったということがございまして、それだけではちょっと調査の内容としては不足ということで、また別途の日を設けて再度調査をしたいと考えているところでございます。現在考えられますのが新潟の中越の地震によりまして、今実を言いますと、ヘリコプターが警察とか新聞社の特定の事業者に限られてございますので、もしかしたらそちらの方の応援に行って飛んでいないのかなという推測をしてございますので、少ないときでは、次のページを見ていただきますとわかりますように、結構本数を調査して経路を検証しているところでございますので、ある一定度の本数を調査したいと考えてございますので、今週いっぱい行っておりますが、その本数によりましては、再度また年が明けてからも調査したいというふうに考えているところです。
◆都野 委員 この回数なのですけれども、これは例えば調布地区であれば5日間。羽田地区であれば3日間。すべての発着について網羅しているわけではないですよね。例えば夜の回とか、そういうのは入っていないわけですよね。4時半まで。
◎横山
環境保全課長 そこに書いてございます、毎日10時から16時30分ということで。多くのヘリコプターは有視界飛行をしております関係上、日のある時間という形で調査させていただいています。それでもう1点の理由が、この調査ですが経路を測定するために双眼鏡を使いまして、双眼鏡にレーザーで経路をはかるのを出しておりますので、その調査そのものが夜になりますと飛行物体の確認をできないという事実がございますので、調査時間がこの時間になっているということです。
◆都野 委員 この調査は昨年10月から12月ということなのですけれども、私の感覚では今年の春ぐらいから調布地区の上空に急にヘリコプターの音が目立つようになりまして、ほとんどのヘリコプターが有視界飛行ということなのですけれども、中には夜真っ暗になってから、最近では5時半過ぎると真っ暗になってしまうのですけれども、5時半以降7時台でもヘリコプターの音が確認できることがあります。もっとも高い建築物の上の端から300メートルの高度は保って飛行しなくてはいけないという規則があるようなのですけれども、調布地区は高い建物自体が余りないので、非常に地表に近く感じられて、最近は地元の方からも「どうもヘリコプターの音が目立つ」というふうにも言われているのですが、現在調査中ということであれば、しっかりと厳密に調査をしていただきたいと思います。どうも何か飛行回数自体がふえているような感じもするのです。よろしくお願いいたします。
◆藤原 委員 資料番号の26号、交通安全。その10月の段階で区の交通安全が起されましたよね。大田区の交通安全運動の実施についてというのがありましたよね。これと今回の発表されたもので1番、2番が同じ項目なのですけれども、改めてこの交通安全というのは、歩行者や二輪車の方のマナーが守られていなくて事故が多いのか、それとも車の運転の方の技術や違反があって起きるのか、この辺で重点というのはこうなっているのですけれども、前回の報告では池上小あたりで非常にふえたという死亡のこともありましたけれども、結局はこの高齢者、それから二輪車のルールを守っていないというところを重視しようというのですか、中身としては。
◎水戸
道路公園課長 特に交通事故の原因で、どちらの方に原因があるというところになりますと、資料などでは当事者のうちどちらの方がどちらかと言えば割合が高いという程度のものくらいしかなくて、はっきりしたところがなかなか言いにくいのですけれども。現象としては二輪車、そして高齢者、これらの絡む事故が多いということで、今回も重点の中に入っているということでございます。
◆藤原 委員 例えば道路を横断する場合でも信号や横断歩道があるところを無視して「まだ車が来ないから、今のうちに渡ってしまえ」とそういう形で高齢者の方とか二輪車の方の事故が多いのか。それともきちんとそれは守っているけれども、それでも事故が多いのか、この辺についての調査というのはあるのですか。
◎水戸
道路公園課長 具体的な事故の状況についての資料はございませんけれども、前回特に池上署の管内で死亡事故が多いということをご報告いたしましたが、その中身は横断歩道でないところをたしか高齢者の方が横断をされて、死亡に至ったという事例があったということでございます。
◆藤原 委員 あと今回一般的なニュースでは、携帯電話の問題が盛んになりましたけれども、これは別に全国的にやっているから重点ではなくて、全国重点としての東京都や大田区ではそういうことではないということですか。
◎水戸
道路公園課長 今回は、この
TOKYO交通安全キャンペーンは、東京都中心としたものでございますけれども。今お話がございました携帯電話等の使用に係るものは、道交法の改正に伴って、この11月から取り扱いが変わった罰則ができたというものでございますので、配布する東京都でつくったパンフレットなどには、そういう道交法改正の要点なども記載してございます。
◆藤原 委員 あと係留問題で、今何人方から質問もありましたけれども、改めて先ほど部長も話があったのですけれども、海老取川の羽田空港側でいけば整備場のあるモノレール駅。対岸の方でいけば、今鹿島リースが持っているのですかね、昔の大谷重工のそのところの東側に不法船をそこに一時置いておくということになるのだろうと思うのですけれども、環境調査の今日の発表されたことでも、海老取川は昔からの漁師町のそういう面影も残っていると言われているのですけれども、そこに何船くらい置けるのですか。
◎水戸
道路公園課長 東京都の方から説明を受けている中身でございますけれども、計画としては103隻を係留予定していると。そういう施設の建設を予定しているというふうに聞いてございます。
◆藤原 委員 そうすると、今現在、東糀谷6丁目都営住宅やポンプ場があるその地先の、今東京都の警戒船というのですかね、それから一般の工事をするための警戒船とかあります。あれ何隻止まっています。私は非常に少ない、20か30隻でかなりのスペースを取っているのですけれども、これが今言った103隻ということになりますと、相当の量だと思うのですけれども。これは素人考えですからあれですけれども、その辺は今ポンプ場のところに止められているのは何隻あるのですか。
◎長谷
大田東地域行政センターまちなみ整備課長 あれは正式に許可を受けている係留施設でして、ざっと数えて12,3隻あったと思います。それで藤原委員がおっしゃっている不法係留船の数ですけれども、呑川のこれは平成16年の4月の段階ですけれども、不法係留船としては85隻を私どもの方では確認をしております。
◆藤原 委員 そうすると、これは仮の一時的な置き場なのか。それともずっとここに不法係留船を置くのか、これはどうなのですか。例えば仮でまたどこかに別に新たにそういうものを設置するのかどうかです。それはどうなのですか。
◎水戸
道路公園課長 間接的に聞いている話でございますが、位置づけとしては暫定的なものだというふうに聞いてございます。ただ、その暫定というのが期間がかなり長い期間だというふうにも、別の当事者以外のところからもそのような話を聞いたこともございます。
◆藤原 委員 今日時間がないからあれですけれども、東京都から警視庁が持っていた東糀谷の4丁目の昔の早川鉄鋼、今警視庁が持っているのですけれども、この土地は警視庁から正式に東京都の方で運転免許試験場はつくらないということになったというのですけれども、これについては大田区として何か今後アプローチをしていくということは考えているのですか。東京都の方に大田区の中でこういうものをつくってもらいたいとか案はあるのですか。
◎石井 都市開発課長 警視庁があそこに今まで計画しておった運転試験場を持ってくるということはしないという話は、前回の議会の中でも報告があったと思いますが、まだ東京都全体として、どのようにしていいかという方向性が決まっていないと聞いております。その中でその方向性が来た中で、私どもも検討はしていきたいと考えております。
◆藤原 委員 東京都が持っているから、もちろん簡単に大田区がこう決めたからこうしろといかないと思うのですけれども、積極的に大田区としての利用というものの意見を上げていくべきだと思うのです。これは区長か助役かわかりませんが、部長か。
実は11月7日の日に委員長も参加されていますけれども、糀谷の地域で6会場で3,406人が集まって防火訓練をやったのです。その前もあそこの跡地を使って、相当のたくさんの方が集まって、東京消防庁も来たりしてやっているのです。まちを上げてやはり防災問題、災害問題を取り組んでいるのですけれども、やはり二度とないそういう広い土地ですから、なるべくそういうものに、町会の皆さんも参加してできるようなそういう空地というのはなかなか少なくて、例えば蒲田消防庁でやる場合だと荏原製作所の会社の中の敷地を借りて訓練するとかいろいろなそういうことをやるわけですよね。だからそういうことも含めて、私はどうするかはやはり住民の人たちの意見だと思うのですけれども、一つは声を上げていくということは東京都がもちろん持っていますけれども、それは必要ではないかと思っているので、今後委員会でもそういう問題を提起しますけれども、ぜひ検討していただいて、都の方に意見が出せるなら出していただきたいと、こんなものをまちの中で思っていますよと。
○松原 委員長 要望ですね。よろしいですね。
以上をもちまして、
継続調査事件を一括して継続といたします。
次回の日程についてお諮りいたします。次回は、第4定例会中の12月2日木曜日午前10時からです。いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○松原 委員長 ではよろしくお願いします。
委員の皆様から、ほかに何かご発言がございますか。
◆田口 委員 一つだけ。申しわけないけれど、ご自分の仕事はもっと活発的にやってください。これはお願いします。
○松原 委員長 ほかになければ、以上で
都市整備委員会を閉会いたします。
午後12時05分閉会...