目黒区議会 2024-06-20
令和 6年都市環境委員会( 6月20日)
令和 6年
都市環境委員会( 6月20日)
都市環境委員会
1 日 時 令和6年6月20日(木)
開会 午前 9時58分
散会 午後 1時44分
2 場 所 第三委員会室
3 出席者 委員長 竹 村 ゆうい 副委員長 川 原 のぶあき
(8名)委 員 細 貝 悠 委 員 岸 大 介
委 員 山 村 ま い 委 員 斉 藤 優 子
委 員 上 田 あ や 委 員 佐 藤 昇
4 出席説明員 照 井
都市整備部長 濵 下 参事(
都市計画課長)
(14名)髙 橋
都市整備課長 原 土木管理課長
清 水
みどり土木政策課長 久 能 道路公園課長
林
道路公園サービス事務所長
鵜 沼 住宅課長
清 水
街づくり推進部長 小 林
地区整備課長
渡 邊
木密地域整備課長 堀 内 環境清掃部長
佐 藤 参事(環境保全課長) 細 野 参事(清掃事務所長)
5 区議会事務局 米 村 議事・調査係長
(1名)
6 議 題 都市計画、都市整備、環境保全、清掃事業及びリサイクルについて
【報告事項】
(1)
自由が丘東地区第一種市街地再開発事業に関する都市計画(原案の
案)について (資料あり)
(2)原町一丁目3番地区の街づくりの方向性について (資料あり)
(3)原町二丁目公園(仮称)整備に向けた取組について (資料あり)
(4)
呑川本流緑道リノベーション工事に向けた取組について (資料あり)
(5)令和6年春目黒川沿いの桜開花期間における取組結果について (資料あり)
【情報提供】
(1)「旧林愛作邸」の現位置保存について (資料あり)
(2)
土地売買等契約について (資料あり)
(3)
呑川増強幹線整備事業工事説明会等について (資料あり)
(4)令和6年度
目黒川止水板設置工事助成について (資料あり)
【その他】
(1)次回の委員会開催について
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○竹村委員長 おはようございます。
ただいまより
都市環境委員会を開会いたします。
本日の署名委員ですが、斉藤委員、上田委員にお願いいたします。
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【報告事項】(1)
自由が丘東地区第一種市街地再開発事業に関する都市計画(原案の案)について
――
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○竹村委員長 それでは、報告事項に入ります。
報告事項(1)
自由が丘東地区第一種市街地再開発事業に関する都市計画(原案の案)について、報告を受けます。
○
小林地区整備課長 それでは、
自由が丘東地区第一種市街地再開発事業に関する都市計画(原案の案)について御説明いたします。
この東地区の都市計画につきましては、4月の当委員会にて方向性を御報告しており、本日は取りまとめた原案の案について御説明するものでございますが、委員が代わられたことを踏まえ経緯などについて少し詳しく触れながら御説明したいと存じます。
初めに各地区の位置関係を御説明しますので、参考資料1を御覧ください。
参考資料1、図の中央、南北に走る道路が
都市計画道路補助127号線、東西に走る道路が補助46号線でして、将来的な道路の拡幅整備が都市計画として位置づけられています。また、市街地再開発事業に取り組んでいる地区としては、補助46号線に沿って左側の緑色の地区が駅前地区、中央の赤色の地区が一丁目29番地区、その右側のオレンジ色の地区が本日御説明する東地区でございます。
かがみ文にお戻りいただきまして、項番1、経緯等でございます。
自由が丘駅周辺地区では、地区計画や無電柱化などにより「居心地がよく歩きたくなる
まちなかづくり」に取り組んできました。一方、
都市計画道路が未整備であることによる歩行者と自動車の交錯や建物の老朽化、踏切による歩行者の回遊性の低下などが課題となっています。こうした課題を踏まえ、地元の
都市再生推進法人と連携し、市街地再開発事業に向けた支援など、駅周辺の
まちづくり活動に公民連携で取り組んでいます。
東地区では
都市計画道路の拡幅整備や駅前広場による歩行者の回遊性向上、建物の耐震化や不燃化による防災性の向上などを実現するため、権利者による準備組合を設立し、市街地再開発事業を活用した共同建て替えを目指し、公共貢献に資する基本計画を検討するなど協議を進めてきました。区は安全・安心なまちづくりや駅周辺のにぎわい創出と歩行者の回遊性の向上を目指し、この取組を支援してきました。
昨年12月と本年2月には準備組合が地域の意向を把握するため、住民説明会を実施し、4月には区へ
街づくり提案書を提出しました。
区はこの点を受けまして、本地区の安全で快適な
道路交通環境や防災性の向上、魅力と活力のある市街地拠点の形成を推進するため、都市計画の手続を進めてまいります。
これまでの主な経緯につきましては、記載のとおりです。
ここで提案書の内容について御説明いたしますので、参考資料2を御覧ください。
資料の左側、項番1と項番2については先ほど御説明した課題や主な経緯です。
項番3、上位計画の位置づけについては記載のとおりでして、こういった上位計画に基づきまして本地区の都市計画を提案されています。
右上の項番4(1)のまちの将来像については、「緑とにぎわいあふれる
ウォーカブルな市街地環境の創出」を目指すとしています。(2)の整備方針については、「『自由が丘が』つながる、新たな回遊 広場 商業の拠点」としまして、4つの方針を掲げています。
整備イメージとしては図に記載の6点でして、歩車分離による安全な幹線道路の確保や
歩行者ネットワークの強化、
駅前オープンスペースの創出と活用、駅前防災機能の強化と拡充、みどりのネットワークの創出、都市環境への配慮と駅前不足機能の確保としています。
2ページを御覧いただきまして、ここからは市街地再開発事業による具体的な地域貢献の取組が記載されています。
詳しい内容は割愛いたしますが、本地区の市街地再開発事業は
都市計画道路の拡幅整備や無電柱化をはじめ、
ウォーカブル空間の創出や不燃化された共同建築物の整備、緑化や広場といった公共施設の整備を一体的かつ総合的に実施することで、安全で快適な都市環境を創造するなど、安全・安心なまちづくりに資するものでございます。さらに新たに創出される
オープンスペースの利活用による区の歳入確保や防災拠点の形成、公衆喫煙所や公共トイレの整備など、行政課題の解消に資する地域貢献が提案されています。
お手数ですが、かがみ文にお戻りいただきまして、2ページの項番2、
自由が丘東地区の概況でございます。
場所と区域面積については先ほど御説明したとおりでして、権利者数は約90名の地区となっています。
次に、項番3、都市計画(原案の案)でございます。
このたび取りまとめた都市計画(原案の案)については、地区計画、
高度利用地区、市街地再開発事業、防火地域及び準防火地域の4種類でして、お手元には資料2~5として配付してございます。
本日は概要を御説明いたしますので、お手数ですが、資料1を御覧ください。
資料1の項番1、地区計画について、地区名、位置、面積は記載のとおりです。地区計画の目標については、土地の合理的かつ健全な高度利用や広域生活拠点にふさわしい複合市街地の形成、歩行者を中心とした快適な
交通ネットワークや
オープンスペースの形成とともに防災性の高い、緑とにぎわいあふれる
ウォーカブルな市街地環境の創出を目指します。
(1)地区計画の基本方針のうち、土地利用の方針については、商業・業務、都市型住宅等の都市機能の集積や地域に開かれた空地の形成と災害時の緊急活動の場としての環境整備、回遊性やにぎわい向上に資する機能を導入します。建築物等の整備の方針については、用途の制限や敷地面積の最低限度、壁面の位置の制限や工作物の設置制限、高さの最高限度や意匠の制限などを定めます。また、駅前に不足している
地域利用駐輪場、公共トイレ、公衆喫煙所を整備します。さらに防災機能の拡充や環境負荷の低減とともに連続的な緑化景観を形成します。
右上の(2)
地区整備計画のうち、地区施設の配置及び規模については、
ウォーカブルで魅力的な広域生活拠点を形成するため、表に記載した道路、多目的広場、公共空地を地区施設として定めます。下の地区施設図に記載のとおり、主に敷地周囲に道路や広場を位置づけることで、地区内外への回遊性の向上や周辺環境に配慮した憩いやにぎわいの空間を形成します。
2ページを御覧いただきまして、建築物等に関する事項、こちらについては先ほど御説明した方針に基づき①から⑥まで建築物等の制限を定めることで、周辺環境に配慮した複合市街地の形成と都市空間を実現します。
①は建築物の用途の制限でして、危険物の貯蔵施設や風俗営業店、
勝馬投票券販売所などを制限します。
②は敷地面積の最低限度でして、土地の高度利用を図るため、500平方メートルに制限します。
③は壁面の位置の制限でして、安全で快適な歩行環境を整備するため、4メートルに制限します。
④は壁面後退区域の工作物の設置制限でして、枠内に記載した門や塀などを制限することで歩行空間を確保します。
⑤は建築物等の高さの最高限度でして、駅前の市街地環境の改善を図り、良好な街並み景観の形成を目指し、95メートルに制限します。
⑥は建築物等の形態や色彩、意匠を制限することで、周辺環境との調和や良好な街並みの形成を図ります。
3ページを御覧いただきまして、項番2、
高度利用地区の目的については第一種市街地再開発事業の実施に伴い、容積率の最高限度や最低限度、建蔽率の最高限度、建築面積の最低限度などを定めます。
(1)区分としては図に記載のとおり、現在の用途地域の区域に基づきA~Cのゾーンに分けた上で、(2)に記載のとおり周辺地区とのバランスや都の指定方針に基づきそれぞれ150%ずつ緩和し、全体で加重平均約650%の容積率の最高限度を定めます。
右上の(3)~(5)についても同様に、都の指定方針などに基づきましてそれぞれ最高限度や最低限度を定めます。
(6)壁面の位置の制限については、地区計画と同様に4メートルに制限します。
4ページを御覧いただきまして、項番3、第一種市街地再開発事業の目的や公共施設の配置及び規模、こちらについてはこれまで御説明した地区計画や
高度利用地区と同様とした上で、(1)公共施設の配置及び規模については、
都市計画道路補助第46号線の拡幅整備についても位置づけております。
右上の(2)建築敷地の整備に関する計画については、敷地面積を約6,800平方メートルとし、道路境界線や鉄道用地から建物を後退させることで歩道状空地や広場空間を確保します。
(3)建築物の整備については、延べ面積は約6万2,000平方メートル、主要用途は商業・業務、住宅、駐車場とし、高さは95メートルとします。
(4)住宅建設の目標については、約250戸とします。
項番4、防火地域及び準防火地域については、目的に記載のとおり、市街地再開発事業の実施などに伴い都市防災上の観点から総合的に判断し、現在の準防火地域を防火地域に変更いたします。
このたび取りまとめた原案の案の概要については以上となりまして、詳細につきましては、後ほど資料2~5を御確認いただければと存じます。
お手数ですが、かがみ文にお戻りいただきまして、項番4、今後の予定でございます。
本日委員会で御報告した後、25日から原案の案の公表と意見募集を開始し、7月には住民説明会を実施いたします。こういった意見募集の結果などを踏まえながら、今後も都市計画手続を進めてまいります。
説明は以上でございます。
○竹村委員長 ありがとうございます。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○佐藤委員 先ほど権利者が90名ということがまずあります。
それと、昨日目黒区のSNSのYouTubeかな、高さ制限についてLINEに送られてきて、プッシュをして音声聞きながら、非常に聞きやすい声で、聞いていると誰でも分かるのかなという言葉で、専門用語というよりは分かりやすい説明がありました。それをお聞きして御意見等をというようなことでございました。
そこで、質問なんですけれども、90名の権利者の方から全員じゃないと思うんですけれども、そういう高度の制限だったり、いろいろな制限があります。1点高さについてということで、目黒区がかじを切りつつあるときにこの話が段階的に積み上げてきたのかなと思うんですけど、そこの経緯で95メートルに決まってきたそのプロセスというところを1点お伺いします。
○
小林地区整備課長 では、95メートルの高さに決定されたプロセスについてお答えいたします。
準備組合が設立されて以降、専門コンサルなどに委託を重ねながら地域の皆様がこの地区の自由が丘らしさ、そういったものをどういった形が一番地域の皆様、また周辺地域の皆様に認められるかというところについて議論を重ねてまいりました。
我々も支援させていただく中で、一つ大きなキーワードは東地区側につきましては現在駅前広場、そういった空間が不足しているということ、また細街路が密集している中で、もし地震等の発災した場合への円滑な移動動線、そういったものを確保することが重要ではないかと、そういった御意見が多かったというところでございます。
そういった中で、今回御提案の中には敷地の約50%、半分程度を公共空間に整備することで、特に地面の1階周りの多くの来街者がいらっしゃる自由が丘の回遊性のためにも1階部分は広く空間を地域の皆様に提供するとともに、1階部分の建物の面積が削れた分を高度利用して高く積んでいくという結果で今回の計画がまとまったというふうに聞いておりますので、高さ95メートルにつきましては周辺とのバランスを見ながら100メートルの手前、95メートルで収まったというところでございます。
以上でございます。
○佐藤委員 そうすると、今の御説明の中で自由が丘の多くの地区で再開発が並行して行われている中で、この東地区は東地区で今のお話を聞きますと街が目に浮かんで、そうだな、というふうに今聞いていたところですけれども、住んでいる方も当然災害が起きたときには大変な事態になるということで、今のお話、説明のようなことが進んできたのかなと思うんですけど、そのまま、ほかの地区との整合性というのもおかしなところになるので、それぞれでやっているとこなんですけど、その辺の考え方でこっちの地区とこっちの地区、違うのは当然理解してもらわなくちゃいけないでしょうし、理解するんでしょうけど、そういったお話合いがどんなふうにあったのかお伺いします。
○
小林地区整備課長 東地区の建物の高さ等に関する検討を進める中で、自由が丘のほかの周辺の開発との整合についてのプロセスについてお答えいたします。
先ほど御説明しましたとおり、東地区につきましては歩行者の回遊性向上に向けて敷地内に
ウォーカブルな空間となる空地、広場、そういったものを整備することから、規模感としては低層部分は一定の公共空間を確保するための施設規模を抑えつつ、周辺の用地については一定の高度利用によって整備する、そういった計画の方向性になっています。
このことは自由が丘で先行して市街地再開発事業を現在着工しています、一丁目29番地区、こちらのほうとも比較して、東地区は一丁目29番地区以上の公共空間を低層部分に創出しているということからも、建物の高さについては一丁目29番地区は60メートルなのですが、それより大きくなってくるというものが、ある程度方向性が見えてきたというところでございます。
その一方で容積率につきましても、一丁目29番地区は約850%という容積率に対しまして、今回の東地区は650%と低く抑えています。このことは周辺環境に配慮した施設計画にするということとともに風環境、日影、電波障害、景観計画にも配慮した計画、そういったところが前提にあったところから周辺環境と調和の取れた施設計画という形で今回提案があったというところでございます。
また、併せまして東地区は一丁目29番地区と比べまして自由が丘駅前の
ウォーカブル空間の創出、また将来的な東急大井町線・東横線の連続立体交差への寄与、また公衆喫煙所の整備、地域利用可能なトイレ、また
地域利用駐輪場、そういったものが一丁目29番地区を上回る公共貢献として予定されているところからもまた地域の調和、またニーズに応える計画となっているところでございます。
そういったところも全体として踏まえながら、また準備組合の主催した住民説明会におきましても地域の皆さんに情報を出しつつ、周囲との調和を図りながらこのたび提案いただいたというところを区としても受け止めながら都市計画を進めたいというところでございます。
以上でございます。
○佐藤委員 質疑したところについての答えはよく分かりました。
ちょっと違うところを聞くんですけど、緑とにぎわいあふれる
ウォーカブルな市街地環境の創出を目指す、多分この部屋にいる方はイメージがつくようなところだと思うんですけれども、
ウォーカブルという言葉が最初のうちは補足で説明をしてあげるほうが、中心的な単語になるかと思うので、誰もが親しんでもらうのに
ウォーカブル一つ分からないと、入り口で何か自分と違うというか、誰でもそうだと思うんですね、一つ単語が分からないと全体的にぼやけてしまう。そうならないような工夫も必要かなという感想を持ったので、その点についてお伺いします。
○
小林地区整備課長 ウォーカブルについての区民の皆様への御理解と認知の仕方というところで御回答させていただきます。
御質疑にありましたとおり、
ウォーカブルというのは国交省が進めている考え方の造語でございまして、なかなか
ウォーカブルという言葉は大分使い古されてきた感はあると我々も認識しております。
これから
住民説明会等に入ってまいりますが、その際には
ウォーカブルという考え方についてもしっかり地域の皆様には御説明する上で、実は自由が丘で一昨年度策定した
自由が丘未来ビジョン、これは地域の皆様とまとめた計画なんですが、その中でも当初我々は
ウォーカブルな空間にしようと言ったんですが、まさに御質疑ありましたとおり地域の皆さんが
ウォーカブルはちょっと分からないということがありまして、漢字で「楽しく」「歩く」と書いて「楽歩地区」という言い方はどうだということを地域からネーミングいただきましたので、楽歩地区の考え方もこちらに入れたりしております。分かりやすい言葉も使いながら住民説明会で御説明したいというふうに存じます。
以上でございます。
○竹村委員長 佐藤委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○斉藤委員 この東地区におきましては、住民説明会は7月16日というふうになっておりますけれども、この間、住民説明会がある前からもいろいろこの東地区におきましても、権利を持つ方々からの話、いろいろあったと思うんですけれども、地域で御商売されている方は今までだったら観光の人たち、地元の人たちが歩けばすぐここには何の店があってとか、あと行きつけの店とか、長く老舗でやっていたお店とか、いろいろあったと思うんですけれども、そういう方々はどこへ行ってしまうのかということが1点と、
あと周辺地区の方々でもこの地域の店舗を愛用されている方々がたくさんいて、その辺の皆さんの声というのがどんなものがあるのか、説明会がある前でも何か声はあると思いますので、その辺お聞かせいただければと思います。
○
小林地区整備課長 2点にわたる御質問に順次お答えいたします。
かがみ文の2ページ、項番4、今後の予定のところを御覧いただければと存じます。
今後の予定でございますが、まだ大分先でございますが、令和8年度には市街地再開発組合というものを今の準備組合から東京都が認可して本組合が設立されます。その後令和9年度には
権利変換計画の認可というものがなされる予定で記載してございます。
この
権利変換計画というのは何かと申しますと、市街地再開発事業は
都市計画道路の拡幅整備と同じように
都市計画事業でございまして、この地区内に権利をお持ちの皆様が新しく整備される施設建築物、建物の中に新たにどこに床を取るかとか、もしくは床を取らずに地区外に転出するとか、そういったことをお決めになるのがこの令和9年度の
権利変換計画の認可というところになってございます。
現在地元の準備組合としては権利者の皆さんの合意形成を進めていく中で、ある程度建物のボリューム感と事業性というところはお示しながら、将来的にはこれぐらいの床が取れるんじゃなかろうかというところまで御提示しているというふうに聞いておるところでございますが、現在社会情勢によりまして建設物価の高騰、また今後補助金が例えば目減りするリスクなんかもいろいろあると思いますので、まずは都市計画決定した中でこれから実施設計等を組合の中で深めていく中で、どういったところに権利変換されるかというところは今後詰めていくところと認識しておりますので、これから準備組合の検討を我々も支援しながら、現在営まれている方、そういった方の生活再建のための市街地再開発事業と我々も認識しておりますので、しっかりそういったものが実現できるように支援したいというふうに考えているところでございます。
また、2点目の御質問、地域の皆様の声でございますが、準備組合が設立されましてから地区内の方々が定期的に協議を重ねている中で、我々も支援しながらいろいろな声を聞いているところでございます。また、個別に権利者の皆様から目黒区のほうにも相談に乗ってほしいという声も聞きながら我々も対応させていただいたところでございます。
現在の同意率でございますが、権利者約90名のうち事業を推進することに同意している方は約82名、約91%の方が事業の推進にはもう既に同意されていると聞いてございます。残りの約10%の方につきましては、直近に意向が確認できていない方もありましたり、また法人の方の御意向もあったりとか、本組合になってから加入したいということを聞いておりまして、都市計画については基本的には反対する方はいないというふうに聞いてございますので、まずは都市計画をしっかり区として策定させていただいた後に、施設建築物の設計等に入っていく中で、皆様の建物の権利変換、どこに床を取るか、そういうことについてしっかりと組合の中で検討されていくものと認識しております。
様々な声が寄せられておりまして、再開発事業に対して初めての方というのも非常に多い地区でございますので、いろいろな御不安の声が届いておりますが、そういった方々を真摯に受け止めながら丁寧に対応して今後も進めていきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○斉藤委員 説明ありがとうございました。
特に土地の権利を持っておられる方は、土地から床に権利が変わってしまって財産は目減りしていくわけでありまして、こういう古くてなじみのあるまちづくりというのは新宿のゴールデン街みたいに、古くてもそこの整備をすることによって観光客だったり人の流れだったりということが今逆にそういったところがはやっているというふうなことを考えますと、
ウォーカブルであったとしても味わいがなければ人は集まってこないということで、その辺の皆様への説明なんかも、ただきれいになればいいというような説明ではなく、どうやって愛着のある、味わいのあるまちづくりをしていくのかという、下目黒のまちづくりのああいった話合いというのは本当に重要だなというふうに思っておりまして、住民説明会というのも例えば日程が決まっているわけですけれども、参加できない人たちに対して何かそういったフォローみたいなのは検討しているかどうか、ちょっと分かれば教えてください。
○
小林地区整備課長 では、1点目の質問からまずお答えいたしまして、まず自由が丘らしさのところ、特にまさに委員の御指摘、御質疑にありましたとおりと我々も認識しております。
市街地再開発事業を実施する中で、私ども地区整備課としても自由が丘の新たなにぎわい、そして魅力化のためにも市街地再開発があると認識しているところでございます。防災性の向上、そういったところももちろんございますが、自由が丘は目黒区を代表する商業集積地でございますので、今再びの自由が丘となるように地域の皆さんがいろいろなアイデアを出し合いながら、専門コンサルの意見も聞きながら今取組を進めております。
なので、今昭和レトロというところもかなり世間ではやっているところもありまして、美観街を残して雰囲気を残したらいいんじゃないかという声も出ているというふうに我々も認識しておりますので、これから建物の中身を検討していく中で、この地区として目指す自由が丘らしさというものがこれからどんどん深度化されて、地域の皆様にも、そして訪れる来街者の多くの皆様にも愛されるような、そういった整備になることを願って取組を進めていきますので、我々もしっかりそこを目指して支援したいというふうに考えているところでございます。
また、お尋ねの住民説明会につきましても、地元が、準備組合が実施した住民説明会につきましては、かなり多くの方がいらっしゃっていると聞いてございますので、我々も住民説明会につきましては、しっかりした周知を行いながら開催したいというふうに考えているところでございます。地区内の皆様には、約120名の方になりますが、しっかり郵送したりですとか、あと自由が丘は全体76ヘクタールの方々に約8,500戸、
住民説明会等の意見募集についてもチラシをポスティングするとともに、区報7月1日号からの周知を皮切りに、目黒区ウェブサイトでも6月21日から公表、またYouTubeを活用して、説明会に参加せずともYouTubeの動画を見れば説明会に来なくても内容が確認できて意見を募集できる、そういったところも今段取りを組んでいるところでございます。
また、区の公式X、LINE、そういったものの活用、また公営掲示板への貼付け、また地域への周知、これは地域の活動団体等へも我々のほうで出ていきまして、住民説明会で意見募集にぜひ御意見くださいというふうに広く区民の声を聞きながら、この都市計画を進めていきたいと考えているところでございますので、もし住民説明会に参加せずともYouTubeなどを御覧いただければ内容が全部分かるようにしてありますので、その後意見募集に参加いただければと思います。
以上でございます。
○竹村委員長 斉藤委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○岸委員 何点かちょっと伺いたいなと思いました。
ちょっと見ない間に本当にすばらしい計画が結構進むんだななんて思って、いろいろ拝見しておりましたけれども、ここの1の29地区と東地区の計画をする上でどうしても外せないのは東急さんとの関わり合いなんだと思ってるんです。
先ほどの一番最初の御説明を伺っていると、ここには補助46号線の整備計画もありますし、プラス車泣かせの立体交差もありますから、そこに関しては将来的に宿題なんだよというふうに僕には聞こえたんですけれども、この辺に関しては東急さんなんかとはどのような話合いといいますか、一緒の方向性を向けているのかということについて1点伺いたいのと、あと周りの二子玉とか武蔵小杉ですとか渋谷とか、魅力的な街が周りにぽんぽんできている中で、どうしても自由が丘が地盤沈下していたみたいな言われようがあったわけですが、それを解消していくためにいろいろな企画を仕掛けをしているんだという、そういう認識でありますし、同じく魅力のある街をつくっていかなきゃいけないということは理解はしているんですけれども、同様にいろいろな側面から判断事をしていかなきゃいけないと思うんですね。
そんな中で今指摘した街と違うのは、幹線道路とここは接してないところが自由が丘の弱いところであったりとかしますし、だから補助46号とかにもつながるわけなんですけれども、学園通り、自由通りがあるとはいえどもその辺の難しさをどのように考えているのかということと、あと最後もう一個、このエリアは上が今度集合住宅になるんですか。
となると、言われているのは駐車場の足りなさというのもあって、同じく地域住民、周辺住民からすると、車での移動というか自由が丘の入り込みと出るという動線というのも考えていただいて、もちろん考えているんだとは思いますけれども、その辺について車社会としての将来の位置づけをどのように思っているのかというところまで、すみません、漠然としているんですが、伺えればと思います。
○
小林地区整備課長 では、大きく3点にわたる御質問に順次お答えいたしたいと思います。
まず、東急株式会社との関わり合い、特に東急グループとの関わり合いでございますが、御質疑にありましたとおり、自由が丘は東急電鉄が乗り入れている駅があっての街というところがありますので、我々も東急グループともしっかり話を進めながら進めているところでございます。
例えば今回の東地区につきましては、かがみ文の1ページ、これまでの経緯のところに記載してございますが、今回の市街地再開発事業、地域の皆様の検討を支える事業協力者につきましては東急株式会社、それと三菱地所株式会社という2社が事業協力者として入っておりますので、東急株式会社のエッセンスもしっかり検討の中に反映されてございます。
それが参考資料2の2ページのまさに取組10のところでございますが、将来的な東急東横線、また大井町線の立体交差のことも視野に入れながら、線路ぎりぎりまで建物を建ててしまいますと、将来的に鉄道を例えば、上げる、下げるといった場合には鉄道近接まで建物を建ててしまいますと工事ができない形になりますので、ある程度線路の横に空間が必要になってございます。なので、今回の提案としては6メートルもしくは8メートルという形で線路から空間を取ることで、そういった将来的な街づくりについても寄与することが御提案されているところでございます。
例えば鉄道を立体化する場合にはその周辺の用地取得ですとか、それの交渉というものはかなりの年数、または事業費もかかってくるところ、市街地再開発の公共貢献としてこういう御提案をいただけたところは、我々としてもありがたいと考えているところで認識しているところでございます。
併せまして2点目と絡むのですが、東急との立体交差の方向性につきましてでございます。
資料が飛び飛びで恐縮ですが、参考資料1の右上を御覧いただければと存じます。
資料1の右上、東急大井町線・東横線のところの枠の中に記載しているとおり、令和5年4月には自由が丘駅周辺地区都市基盤整備構想、こちらを区が策定いたしました。これは何かと申しますと、委員から御質疑がありましたとおり自由が丘は昔から大きく3点の課題の解消について地域から御要望が届いております。
1つ目は建物の老朽化対策をしてほしいということ、2つ目は
都市計画道路拡幅整備をしっかりとして歩行者が安全な道路を造ってほしいということ、そして3点目は開かずの踏切を解消する。この大きく3つの課題がこれまでも自由が丘の皆さんからお声が届いているところです。
この都市基盤整備構想の中では市街地、道路、鉄道の三位一体の街づくりを進めるということを大きな方向性としまして、区として自由が丘の街づくりに取り組むということをメインのターゲットとしてございます。そのために、まず市街地再開発事業をしっかり進めることで建物の老朽化を解消しつつ、
都市計画道路をしっかりと広げていく、それと将来的な鉄道立体化を見据えた計画も併せてやっていくと、この3点セットで進めていく中で今回の東地区はその3つを包含した計画となっているところでございます。
また、令和6年4月から地域の皆さんからの踏切解消連絡会が設立されるなど、地域も声が上がっておりまして、現在目黒区、世田谷区、東急電鉄、あと東急株式会社と一緒に自由が丘駅周辺、あと世田谷区も含めた鉄道立体化に向けた調査検討、こういったものを今進めているところでございますので、自由が丘の拠点の街づくりと併せながら広域的な鉄道立体化についてもしっかり民間、公民連携の街づくりを取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
最後に駐車場の問題でございます。
参考資料1の左下、自由が丘駅周辺駐車場地域ルールと書いてございます。
これにつきましては令和4年度から検討を進めておりまして、今年度の4月から駐車場地域ルールは既に運用を開始してございます。
これは何かと申しますと、例えば現在新宿、渋谷、池袋、銀座、そういった都内有数の商業集積地におきまして既にこの駐車場地域ルールは実装されてございます。委員の御認識にもあると思いますが、そういった商業集積地のところにおきましては市街地再開発、またそれに似たような大きなビルが複数建ってございます。そうなると、そのビルの中にはある程度大きな駐車場を東京都の駐車場で附置しなきゃならないというジレンマがございます。つまり人を多く集める商業ビルを建てたい一方で、そのまま駐車場を整備すると車も多く呼び寄せてしまう、そういった街になります。
例えば渋谷、新宿の目抜き通り、または歩行者の回遊する道路沿いに駐車場が乱立しますと、人だけではなく車も呼び込むことになり交通渋滞、または車と歩行者の事故、そういったものが散見されることになる可能性がありますので、既にそういった商業集積地についてはこういった駐車場地域ルールを設けまして、ビルの中に設置する駐車の台数をまず低減する、またはビルにつけなきゃいけない駐車場を目抜き通りなり、裏の道路に駐車場を飛ばす、そういったことができるようなルールが既に実装されてございます。
今年度から自由が丘につきましてもこのルールを実装しましたので、例えばこの再開発に求められる附置義務駐車場について台数の低減などもしっかり見据えながら整備し、または自由が丘のほかの地区での建物の個々の建て替えの際に附置義務が必要になった場合にはその駐車場をこの再開発に飛ばす、そういったことをすることによって自由が丘の中に車が入り込まない。ただ、一方でお車で来る買物客もいらっしゃるので、そういった方にはここの駐車場に止めてくださいというふうに道路ごとのめり張りをしっかりつくりながら、自由が丘の
ウォーカブルな街づくりを目指していきたいというところでございます。
以上でございます。
○岸委員 どうもありがとうございました。
このエリアの開発に関わる方たちという視点も大事なんですけれども、自由が丘を利用する周りの、近隣の人たちが使い勝手のよい自由が丘という街の側面も私は大事だと思っていますので、その辺のところというか、その視点についてお願いしますというのは変なので、どのようなお考えをということを伺えればと思います。
○
小林地区整備課長 再度の御質疑にお答えいたします。
まさに委員の御質疑あったとおりと我々も認識するところでございます。
自由が丘は都内有数の商業集積地ではあるんですけれども、実は半径200メートルぐらいのコンパクトな商業集積地でございまして、自由が丘の商店街振興組合の皆様もよく言っておられますが、自由が丘の商売、商いというのは、このコンパクトな商業地の周囲に囲まれた良好な低層住宅地の皆様に支えられた商業集積地だということは常々自由が丘の振興組合の皆さんも申しておられます。
つまり周辺地域の皆様の日常のお買物、または飲食、そういった活動があって自由が丘の商業地は成り立っていますので、そういった方々にもしっかりと今後も使っていただける、そういった街を目指しつつ、一方で統計上自由が丘の売上げは年々低下気味でございますし、委員の御質疑にありましたとおり自由が丘の民間の調査機関のランキングなんかも魅力が大分低下しておりますので、一定の来街者の増加も見込みたいというところが我々もまた地元も思うところでございますので、引き続き地域の皆様に愛される街を目指しながら、新たな来街者を呼び込み、区の魅力の発信、または商業集積地としての活性化を目指していきたいというふうに認識しているところでございます。
以上でございます。
○竹村委員長 岸委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○川原副委員長 この参考資料2の2ページのところを拝見しているんですけれども、取組③の中で
ウォーカブルな空間を実現するということで
歩行者ネットワーク、この黄色の囲みになっていますけれども、建物の中に貫通通路が多分できると思うんですが、この色がオレンジ色なので、色が違うからあれかなと思うんですが、幅員を見ると2メートルから4メートル、延長が60メートルということであるんですが、これも歩行者専用のいわゆる人専用の貫通通路になるという認識でよろしいのかというのが1点、お聞きしたいのと、あと自由が丘は先ほども課長の答弁にありましたけれども、コンパクトな商業地域ということで、全体的には未来ビジョンにもありますように街歩きを楽しめるようにしていくということでございます。
これから様々、一丁目29もありますけれども、再開発がめじろ押しの中で、それぞれが面でできていきますけれども、全体で整合性を取っていかなきゃいけない、
ウォーカブルな街づくりを形成していかなきゃいけないと、ジェイ・スピリットさんが中心となって頑張っていただいていると思うんですが、その辺の整合性をどう図っていくのかというのを確認しておきたいと思います。
以上です。
○
小林地区整備課長 2点にわたる御質問に順次お答えいたします。
まず、参考資料2の裏面にございますとおり、貫通通路につきましては委員の御質疑にございました歩行者専用の貫通通路ということで今検討を進めております。
といいますのは、ちょうどこの貫通通路がある位置に今現在区道が走っているところでございます。この区道を廃止することで一まとまりの大きな共同建物ができるんですが、今現在朝の例えば通勤通学、または夜の帰宅時間帯に通る区民の皆さんも多いことと認識しておりますので、車が通る道路にはしないんですが、そういった歩行者の皆さんの通行機能はしっかり残したいということで、建物の中に南北に走る貫通通路をしっかり設けるということから準備組合の提案が出ているところでございます。
2点目の街歩きを楽しむところと全体、それぞれの再開発のつながりでございますが、こちらにつきましてはおっしゃるとおりでございまして、我々目黒区も各地区それぞれがばらばらな街は自由が丘らしくないという形になってしまいますので、その辺の整合性を取っていきたいというところでございます。
例えば自由が丘では街づくり会社ジェイ・スピリットが中心となりまして街並み形成指針という自由が丘全体の景観ですとか見え方、そういった意匠性についての活動をされておりまして、そこと再開発とのどういったマッチングをしていくかというところを今検討させていただくとともに、参考資料1の左上の枠に書いてございますが、自由が丘では自由が丘駅周辺地区のエリアプラットフォーム、自由が丘周辺の公と民の連携によるプラットフォームを策定しまして未来ビジョンに基づいた取組が進んでおります。
令和5年12月から自由が丘エリアプラットフォーム連絡調整会というものを定期的に開催しておりまして、ここの中には町会、住区住民会議、商店会、あと各再開発団体、もちろん街づくり会社、それと東急さんをはじめとした法人、そういった方々、つまり自由が丘で何か事業する場合に必要となるカウンターパートナーの皆さんに集まりいただきまして、そこで例えば一丁目29番地区の再開発の内容の共有、東地区の内容の共有、駅周辺地区の共有、またはイベントの共有、あと街づくり活動の共有をしっかりここで共有を図りながら、全体として統一感のある自由が丘を目指した取組を皆さんと意見交換しながら進めておりますので、引き続きこういった全体との調整をしながら個々の拠点づくりも進めていきたいというところでございます。
以上でございます。
○竹村委員長 川原副委員長の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○斉藤委員 すみません、さっき質問し忘れてしまったので、追加で1点お願いします。
この1の29地区とか東の地区のところに高い建物が建っていくわけでありますけれども、そういう中でビル風による風害対策というものもきちんと範囲を広く取って、こういう高さのものができたときにどういうビル風が吹くのかということもしっかり検証していかなければならないと思っています。
これは本当によくあることなんですけれども、ディベロッパーさんの抱える、風害、風に対する研究をしているところがあったとしても、あくまでもそれはディベロッパーにとって有利な数字を出すためのそういう寄りの研究所もありますので、きちんとした第三者機関に出していただくということと、今青葉台三丁目の住友不動産のビルなんかも、あの角度でなくてもう少し斜めにしたりとか角を円くしたりすれば、東側にある住宅にはあれだけのビル風の風害は起こらなかったというデータもございますので、今いろいろな自然災害なんかも多くなる中で通常とは違う風が吹き始めている中で、風がどこかに当たって剥離してしまいますと、
ウォーカブルと言いながらも歩いている人たちを危険にさらすようなそういう風が起こる可能性もありますので、そこはしっかりとデータを出して検証していただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。
○
小林地区整備課長 では、ビル風に関する御質問にお答えいたします。
委員の御質疑のとおりでございまして、ある程度大きな建物になりますとビル風、または先ほどお話ししましたように電波障害、また日影、そういった環境アセスメントの問題というのは区民の皆様からも御懸念の声が寄せられる。我々としても当然であると認識しているところでございます。
準備組合のほうにつきましても、風環境につきましてはもちろん今、委員からお話ありましたとおり机上の理論にはなりますが、コンピュータシミュレーションにて解析をしてございまして、現況と再開発後の風環境について風環境予測を実施した結果、植栽等の防風対策、様々な建物の形も工夫しながら、そういった対策を講じることで現況と同様に住宅地、低中層市街地に相当する風環境になる、そういった予測結果というのは届いているところでございます。
ただ、御質疑にありますとおり、これから建物の計画が都市計画の後に進んでいきますので、例えば意匠性、どんな外壁になるか、今お話にありましたとおり角が円いのか、四角いのか、段々になるのか、それによってまた変わってきますので、各設計の深度化とともにビル風の影響についてもしっかりと、もちろん日影もそうですし、そういったものを併せてしっかり検討するように、これは準備組合のほうに我々からもしっかりと既に申入れしておりますし、本日
都市環境委員会の委員からもそういうお声があったということは我々から準備組合にしっかりと申し伝えて、しっかり検討するようにということは伝えていきたいという認識でございます。
以上でございます。
○斉藤委員 ありがとうございました。
ビル風に関しての説明なんかも住民説明会ではされるかどうか、一応確認でお願いします。
○
小林地区整備課長 おっしゃったとおり、住民説明会でそういったところの御不安の声が出ると我々も認識しておりまして、準備組合が主催した住民説明会の中でもビル風、電波障害、日影、そういったものに対して資料を使って御説明しておりましたので、これはあくまでシミュレーションしたのは目黒区ではなくて準備組合でやっておりますので、準備組合の資料を使って、目黒区の住民説明会の中でも例えば準備組合がちゃんとこういった検討はされていますところはお答えできるように、今投影できるように用意しているところでございますので、そういう形で質問があれば御説明したいと考えております。
以上でございます。
○竹村委員長 斉藤委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○上田委員 2点教えてください。
参考資料2の後ろの2ページを今見ておりますが、1点目が取組⑤のところで駅前用地活用による区の歳入効果として「約300~400万円/年」ということで記載していただいております。これについてなのですが、どのような仕組みで歳入を得る予定なのか、また年300~400万円得られると試算をしている根拠について教えてください。それが1点目です。
次が取組⑨のところに書いてあります住宅機能導入による経済効果波及イメージというところで、住宅が純増で約240世帯というふうに記載していただいております。私もこの資料全体見まして、非常にわくわくするといいますか、自由が丘全体の価値が上がってとても人が増えていくのではないかなというふうに期待しています。
それはとてもいいことなんですけれども、例えばこのように世帯が増えてきますと、波及して私はどうしても学校とか、そういうところの影響が気になるんです。クラスの教室が足りるかなとか、学童がいっぱいになってしまわないかなとか、そういうところがすごい気になるんですが、それは担当のところ、部署と連携しながら進めていただいているという認識でよろしいでしょうか。
以上です。
○
小林地区整備課長 では、2点にわたる御質疑にお答えいたします。
まず、参考資料2の裏面、取組⑤のところでございます。
まず、こちらの経緯でございますが、先ほど他の委員の御質疑にお答えしましたとおり、敷地内の区道を廃止しまして、新たに区道に付け替えるというのはよくある形でございますが、東地区には駅前広場がないということも踏まえまして、今回区道を付け替えしまして、駅前広場を区も一部敷地として持つ形を考えております。
その持った駅前広場についても単に誰も使われない広場、殺風景なといいますか、にするのは非常にもったいないということもありまして、今現在の想定でございますが、建物が竣工した後、管理組合が建物とともにこの敷地内の
ウォーカブル空間も維持管理していくことになります。自由が丘は定期的にイベントも開催される街でございますし、今例えば大手町なんかの再開発で生まれた新たな空間を車を通すのではなくて、ベンチやにぎわいの空間を置いたり、またはWi-Fiステーションも置いたりとか、憩いの空間だったりイベントでアクティブに使うもの、ハンモックを置いたりとか、いろいろな楽しい空間の使い方があります。
なので、日常はそういった空間をこちらの広場で使っていただきながら、例えばイベントなんかでここにキッチンカーですとかオープンカフェなど出店した場合には、その場所代を恐らく管理組合のほうで管理していきますので、目黒区の広場を使った敷地の一部については、場所貸しした分の収益の一部を目黒区のほうにも歳入として入ると、つまり目黒区は新たに道路を造って、そこにランニングですね、維持管理経費とか歳出がかかってくるということをせずに、広場を持つんだけれども、維持管理は民間の企業にやってもらって維持管理費はかからない。さらにイベントで使った場合の歳入も区に入るということでプラスの効果があると認識しておりますので、こういったものを実現できるように取り組んでいきたいと考えるところでございます。
また、2点目、住宅が整備されることにより学校、あと保育園に関わる施設の負荷というところでございますが、こちらにつきましては御質疑にありましたとおり教育委員会所管、また子育て所管とも既に協議は済ませておりまして、確かに250戸という戸数ではあるんですが、将来的な予測を踏まえると、今現在の試算では学校、または保育園の児童数の教室数が必要とか、そういう負荷はかからないということで検討が来ておりますので、また引き続き検討の深度化と併せて、適宜そこら辺のところは学校、保育園にかかわらず例えばごみの件は環境清掃部とか、いろいろな所管と協議を進めながらこの都市計画まで来ておりますので、そういったところは適宜所管と協力しながら進めていきたいというところでございます。
以上でございます。
○竹村委員長 上田委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○岸委員 度々すみません。1件だけスケジュールだけ伺わせてください。
今資料2~5までいただいておりますけれども、これは原案の案ということで、いろいろな側面からなさっておるんですが、今後の予定で6月25日、都市計画原案の案の公表とあるんですが、この4つがこの都市計画と、そういう意味合いなのでしょうか、あるいは別にまた都市計画なるものの、そういうわけではなくて、となると、あともう一個10月頃に原案の報告ということになっていますが、これが10月までに原案に変わっていくんだという、そういう認識でいいのでしょうか。
○
小林地区整備課長 では、2点にわたる御質疑に順次お答えいたします。
かがみ文の2ページ、項番3、都市計画原案の案を御覧いただきますと、今回街づくり提案を踏まえまして、本地区に関する地区計画、
高度利用地区、市街地再開発事業、防火地域及び準防火地域に関する都市計画とあります。つまり4つの都市計画を今回決定する形になってございます。それぞれ内容によっては法律に基づいて必要な4つを整備しております。これは例えば中目黒のGTとかアトラスタワー、そういった再開発のときも地区計画と
高度利用地区と市街地再開発、そういった方でセットで一緒に都市計画しておりますので、一本でこの4つの都市計画を決定するものでございます。
次に、2点目のスケジュール感でございます。
都市計画原案の案につきましては、本日御報告した内容でございまして、
住民説明会等を踏まえて、次10月には原案という形なります。実はここからが初めて都市計画法に基づく手続になってございます。
都市計画法では都市計画の原案をまずお示しし、その次7年の2月に予定しています都市計画案、これは17条ですけれども、原案と案をお示しして意見募集して決定するというのが都市計画法に基づく手続でございますが、目黒区はより丁寧に都市計画の手続に行く前に、さらに原案の案という形で都市計画の前に一度ワンクッション置いて区民の皆さんからまず丁寧に御意見を聞いた上で、そこに大きな方向性に問題がなければ都市計画の手続に進むというステップを組んでおりますので、大きく3つのステップを組みながら進めていきたいというところでございます。
以上でございます。
○竹村委員長 岸委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○竹村委員長 ないようですので、報告事項(1)
自由が丘東地区第一種市街地再開発事業に関する都市計画(原案の案)についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(2)原町一丁目3番地区の街づくりの方向性について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○竹村委員長 続きまして報告事項(2)原町一丁目3番地区の街づくりの方向性について報告を受けます。
○渡邊
木密地域整備課長 それでは、原町一丁目3番地区の街づくりの方向性について御説明いたします。
項番1の経緯等でございます。
下の図のイメージを御覧いただきますと、道路と耐火等の建物で構成される延焼遮断帯の形成、そのために東京都が
都市計画道路補助第46号線の整備、そして区がその沿道においてこの6月12日の当委員会で御報告しましたとおり、都市防災不燃化促進事業といった不燃化建て替えに対する支援など、東京都と連携協力し、道路整備と一体的に進める沿道まちづくりを展開してございます。
補助46号線沿道に位置する原町一丁目3番地区は、地区内に老朽建築物が多く存在し、災害時の延焼等が高い状況であり、また行き止まり道路や幅員の狭い通路が存在し、安全な避難路が確保できていない等の防災性の課題を多く抱えてございます。さらに補助第46号線整備に伴いまして発生する沿道地権者の残地は、場所によって面積が狭小という形になりまして、有効的な土地活用が困難な状況にあります。
こうした本地区での課題解決を図るため、これまで区では東京都の支援の下、本地区の土地所有者や建物所有者等への戸別訪問や懇談会などを実施して意向を把握するとともに、防災街づくりに関する勉強会を開催し、課題解決に向けた手法検討の支援などを実施してまいりました。
これらの経過を踏まえまして、令和6年4月に本地区の土地所有者等5名により密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律に基づく防災街区整備事業を活用した街づくりの推進を前提として防災街区整備事業準備組合設立に向けた発起人会が設立され、事業活用について検討が進められております。
2ページ目に参りまして、これまでのこの地区の経緯をお示ししてございます。
次に、項番2の敷地概要でございますが、3ページ目の別添資料を御覧いただきたいと思います。
地図の真ん中に原町一丁目3番地区がございます。西小山公園に隣接してございます。
本地区の南側に現在事業実施中の西小山駅前の原町一丁目7番・8番地区、本地区の東側には今回と同様、道路等整備と一体となった延焼遮断帯の形成の理由で実施された目黒本町五丁目24番地区が存在してございます。
2ページ目にお戻りいただきまして、項番3の街づくりの基本的な方向性でございますが、本地区の街づくりは基本的には木造住宅密集地域での活用が限られている防災街区整備事業の活用によりまして、土地を一体的・合理的に利用し、防災性の高い共同化建物を整備することで道路整備と一体となった延焼遮断帯の形成が図られ、本地区及び周辺の防災上、住環境上の課題解決に貢献するものでございます。
また、本地区は西小山街づくり整備計画の計画区域内に存在していまして、当該計画の施策の一つでございます生活再建等に向けた建て替えや共同化支援の施策推進にもつながり、さらに着々と進んでございます補助46号線整備と連動した共同化の早期実現を望む声も出てございます。区といたしましては、発起人会の活動をさらに支援しつつ、早期の準備組合の設立と共同化事業の実現に向けた支援に取り組んでまいります。
項番4の今後の主な予定でございますが、順調に活動が進めば8月に防災街区整備事業準備組合設立、10月以降に準備組合から
街づくり提案書の提出、その提案書を踏まえた都市計画決定を来年3月、令和7年9月に防災街区整備事業組合の設立、令和8年度以降は記載のとおりの予定となる予定です。
最後に4ページ目に参考としまして、東京都不燃化ポータルサイトに掲載されております都内で都市計画決定して事業化した防災街区整備事業の事例をお示ししてございます。
説明は以上です。
○竹村委員長 ありがとうございます。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○山村委員 知識がなくて単純な質問になってしまうんですけれども、この発起人会がない状態だと46号線の土地の部分というのは、今の土地の部分の沿道にいる方のほとんどが持っていかれてしまうので、結局沿道にいる方たちというのはその後土地を活用できないという問題が生じてしまう。個別でやっているとその後の土地の活用が難しいので、みんなでまとまることで、新しくその地域、一気に今あるものを全部なくして新しく建物を建てますよという、そういう理解でよろしいですか。
○渡邊
木密地域整備課長 山村委員おっしゃっていただいているとおりでございまして、非常に狭いところですと残った残地が7平米ぐらいしか残らない土地もございます。その裏に行き止まりの道路がございまして、それも街の課題として大きく考えていると、その地区の方々は考えていると、その道路の裏側の方々にも老朽建築物がありますので、そういった方にも声をかけて、それだったら一緒に課題解決が図れれば行き止まり道路も解消できますし、老朽建築物もこれは強制的なものになりますので、一気に解消ができると、そして1個の大きな共同化の建物を造ることでそこで皆さんが生活再建を図れる。なおかつ地域のいわゆる延焼を防止するような壁がそこの道路の脇にできるという形で、かなり街の課題解決だとか生活再建に図れるような事業ができるというものでございます。
以上です。
○山村委員 ありがとうございます。よく分かりました。
そうすると、一気に新しい大きなマンションが一つボンと建つようなイメージなのかなと思います。その場合の施工主とかというのはこれから決めていくことになるのでしょうか。
○渡邊
木密地域整備課長 ただいまの御質問、施工主も委員おっしゃっていただいたとおりこれからでございます。
先ほど申し上げましたとおり、まず発起人会というものができていまして、具体的な検討を進めてございます。今後、防災街区整備事業準備組合設立に向けて活動を行っていきますが、まずこの準備組合の活動にもお金がかかる状況になります。そういったときに目黒区は今度準備組合を設立するとこの準備組合に補助をすることはできませんので、自らお金を持ってこれるような状況をつくらなきゃいけない、そういったときに事業協力者といった方を見つけてくるという作業を伴います。
そういった方が本当にいるのかどうかという見極めを今している最中という形になりますので、そういった方が見つかってくればこの準備組合の活動が進んできて、今、委員おっしゃっていただいたような施工者をどうするのかとか、新しくできる保留床をどういうふうに販売したらいいのかというのが今後決まってくるというものでございます。
以上です。
○山村委員 ありがとうございます。
2つ質問させていただきます。
1点目は、最後の保留床というところを教えてください。
2点目は、もし協力事業主が現れなかった場合のその後のフローはどうなるのかなというところを教えていただければと思います。
○渡邊
木密地域整備課長 大変申し訳ありません。技術的な、テクニカルな言葉ばかり申し上げて申し訳ございません。
保留床と申しますのは、まずこの建物を造るに当たりましてある程度の大きさの建物ができます。そこにお住まいの方がまたそのままお住まい続けるのであればそれを権利床という形になります。残った建物のいわゆるお部屋が幾つか出てきますので、それを保留床と申しまして、それを別の方に買ってもらうというものになりますので、権利者以外の床が保留床になるというふうに御理解をいただきたいと存じます。
2点目の事業協力者がまず見つからなかった場合でございますけれども、なかなかこの活動を進めることは困難な形になってまいります。その際にこの事業協力者が見つかるような魅力的な計画がつくれるかどうかというものをまた引き続き発起人会などを通じて検討がなされていくのかなと思っているところでございます。
この事業協力者をしっかり見つけてきて、活動を進めていくというのがこの事業を進めていく上で非常に重要な点でございますので、そのような活動になってくるのかなということが今現状考えられるものでございます。
以上です。
○竹村委員長 山村委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○竹村委員長 ないようですので、報告事項(2)原町一丁目3番地区の街づくりの方向性についてを終わります。
――
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【情報提供】(2)
土地売買等契約について
――
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○竹村委員長 続きまして報告事項(3)に入るのですが、関連しておりますので、先に情報提供(2)を受けて、その後報告事項(3)に入りたいと思います。
まず、情報提供(2)
土地売買等契約について、情報提供を受けます。
○渡邊
木密地域整備課長 それでは、
土地売買等契約につきまして御説明申し上げます。
なお、本案件につきましては企画総務委員会で報告されてございます。また、取得に向けた取組につきましては令和5年5月8日の当委員会にて御報告させていただいております。
今回売買契約により取得した土地等につきましては、木造住宅密集地域整備事業の対象地域である目黒本町六丁目・原町地区にございまして、項番1に記載のとおり木密事業を活用して公園等整備用地として取得したものでございます。
項番2、取得用地等でございますが、所在は目黒区原町二丁目1137番の3及び4。住居表示で申しますと目黒区原町二丁目3番1号及び17号でございます。
資料の一番下に位置図をお示ししてございますが、黒塗りの部分でございます。
購入したのは土地建物でございまして、土地が公簿面積276.25平方メートル、建物が実測延べ床面積109.14平方メートルでございます。
項番3の契約金額でございますが、土地が2億6,190万円、建物等が587万3,423円、建物に残っている動産の移転や事務手続経費などの補償金が48万5,680円、合計2億6,825万9,103円でございます。
契約の相手方は項番4に記載のとおりでございまして、契約年月日は令和6年6月12日、区による購入でございます。
情報提供の説明は以上です。
○竹村委員長 ありがとうございます。
説明が終わりました。
この売買契約について質疑があればお受けしますが、よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○竹村委員長 ありがとうございます。
情報提供(2)
土地売買等契約についてを終わります。そのまま続けてまいります。
――
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【報告事項】(3)原町二丁目公園(仮称)整備に向けた取組について
――
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○竹村委員長 続きまして関連事項ですので、報告事項に戻りまして、(3)原町二丁目公園(仮称)整備に向けた取組について、報告を受けます。
○清水
みどり土木政策課長 それでは、原町二丁目公園(仮称)整備に向けた取組について御説明いたします。
まず、項番1の経緯等でございますが、先ほどの情報提供、前段の部分については記載のとおりでございます。
3段落目でございますけれども、令和6年度、今年度でございますけれども、近隣住民等を対象にアンケート調査を行うということと整備内容について取りまとめる検討会を開催して整備に向けた取組を進めていくというものでございます。
項番2の土地の概要については記載のとおりでございます。
恐れ入ります。裏面2ページ目を御覧ください。
項番3の公園整備に向けた基本的な考え方でございます。
(1)から(3)までの地域防災性の向上ですとか、ユニバーサルデザインによる施設整備、みどりの創出については基本的な公園を整備する際の基本的な考え方でございます。
ただ、一方で今回この(4)のところなんですが、交差点部の安全対策というのを基本的な考え方に入れております。
ここの場所、表面、案内図を見ていただきますと場所が洗足のバス通りに面していて、それで交差点部の角のところになるという状況がございます。そういったところを踏まえまして、交差点部での見通しの確保、また人だまり空間、人が滞留できるような施設整備を考えていきたいというふうに考えております。
項番4、今後の進め方でございますけれども、検討会3回開催を予定しております。
1回目の検討会ではゾーニング及び整備方針についての検討、2回目の検討会ではそれを基にイメージの平面図の案を提示してまた検討していくと、3回目の検討会でまとめた平面図、それとまとめたデータをVRで3Dデータを提示して整備計画案を取りまとめていきたいというふうに考えております。
項番5の今後の予定でございます。
検討会、記載の開催後、令和7年度に整備工事、開園をする予定としております。
説明は以上でございます。
○竹村委員長 ありがとうございます。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○斉藤委員 今後の予定のアンケートの実施のところなんですけれども、ニュースレターの配布というのはどのぐらいの範囲、何名ぐらいとか何戸ぐらいとかというふうに配る予定でしょうか、教えてください。
○清水
みどり土木政策課長 ニュースレターにつきましては、町会の掲示板ですとか住区内、住区センター内での提示、それと予定地の周辺、半径約150メートル、1,200世帯程度の配布を考えております。
以上です。
○斉藤委員 そうしますと、この1,200世帯以外でもアンケートは回答できるということでよろしいでしょうか。
あともう一点、第3回の検討会のところで平面図及びVRということですけれども、これはスクリーンでそういった立体のものを提示するというふうな解釈でよろしいでしょうか。
○清水
みどり土木政策課長 まず、1点目のアンケートでございますけれども、こちらは周辺のところへのポスティングと、あと第1回目の検討会を開催した際での意見、それとLoGoフォームによるアンケートも収集し、その結果を基に第2回目をやっていくということで考えております。これは広く意見を取るということで、どこからの意見は受け付けないとか、そういうものではございませんので、広く聞いてアンケートを取って意見集約をしていきたいというところでございます。
それと、2点目のVRですけれども、検討会の3回目に提示して3Dでイメージをしやすいように、今考えているのは検討会ではスクリーンでそれをプロジェクターとかで見せながら、VRですので、そこに自分が立ったようなイメージで、施設の配置や樹木の配置とかもそこに立ったような3Dのイメージで見せられると。検討会に参加できなかった方に対してもニュースレターにQRコードを載せますので、そのQRコードを読み込むとこういう公園になるのねというイメージが把握できるような形で進めていきたいというふうに考えております。
ほかにそういった意見については、ニュースレター等に担当の連絡先とかを載せていますので、意見等あれば丁寧に対応していきたいというふうに考えております。
以上です。
○竹村委員長 斉藤委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○細貝委員 こうやって土地を売ってもらって、緑を増やしていくというのは本当に大変すばらしいなと思います。毎回各委員会ごとに新しく売ってもらいましたみたいな報告が上がるぐらい活動されているんだなというのはすごく分かります。
そこで、2点お聞きしたいんですけど、どのように土地をこうやって売ってもらっているというんですか、その経緯があればどのようにやっているかというのがあればお聞かせいただきたいと思います。また、今後もこうやって増やしていく意向があるのかどうかお聞きしたいです。
以上です。
○渡邊
木密地域整備課長 まず、1点目のどのようにこのような経過になったのかという御質問でございますけれども、こちらの案件につきましては、目黒区のほうでまず街歩きというのでしょうか、させていただいたところです。我々職員とコンサルタントで回りまして、いわゆる古い建物があって、そこがどうやら不動産に売買されてないだろうというところにスポットを当てて声かけをさせていただいたという経過がございます。こういった活動はこの場所については令和2年ぐらいからスタートしているものでございます。そこで令和3年頃から直接的にお話、交渉をさせていただいたところでございます。そのような形で、今回この土地については購入まで至った経過でございます。
2点目、今後の公園用地取得に向けた考え方だと思いますけれども、今現状実施計画におきましては、この5年間で600平米を公園用地を取得しようという目標を立ててございます。
先ほど委員からおっしゃっていただいたとおり、ここ最近いろいろな形で御協力いただいていることもございまして、今回の土地も含めて令和4年から約960平米の取得をさせていただいている状況です。また、目黒本町五丁目のほうでは御寄附も頂いて、それを含めると1,230平米以上の土地を用地取得できている状況でございます。
今後でございますけれども、まだ現状我々所管課としては、例えば住区ごとで見ますと、原町住区ですと1人当たりの公園面積も0.3平米少々とか、区平均が1.75平米程度だったと思いますけれども、そういったものに全然届いてないということもございますし、木密事業でよく指標として使わせていただいています不燃領域率の上昇にもこれは寄与するものでございますので、引き続き目黒本町の五丁目なども含めて広範囲のところで用地取得に努めてまいりたい、そのように考えてございます。
以上です。
○細貝委員 木密地域での緑を増やしていくというところに本当にすばらしいなと思います。
ほかのこの木密地域以外、この都の補助金とか、いろいろあると思うので、基本木密地域だと思うんですけれども、こうやって土地を買って緑を増やしていくという行為自体をほかの地域でも行う意向みたいのはあったりするのでしょうか。
○清水
みどり土木政策課長 木密地域以外での公園整備に向けた取組ということだと思います。
まず、土地を購入する際には特定財源とか国の補助ですとか東京都の補助等を考えながら購入していく必要がございます。今、国のほうで定められている公園面積の国費の補助でいきますと基本2ヘクタール以上、2ヘクタールというのは2万平方メートルからが基本となると。また1ヘクタールであっても防災公園として1ヘクタール整備するということであれば国費、国庫、国の補助を出しますよというような状況がございます。また、都市計画決定をしますと東京都都市計画交付金等の対象になってくるというところでございます。
そういった公園用地自体が今、目黒区内、そういった1ヘクタールを超える土地がなかなか出るような状況がないというところでございますけれども、そういった土地の動向等を今公園面積が先ほどもありましたけれども、区内1人当たりの公園面積が1.74平米ということで非常に少ない状況ございますので、そういった点も踏まえまして、土地の情報等を注視しながら公園整備に向けて頑張っていきたいというふうに考えております。
以上です。
○竹村委員長 細貝委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○川原副委員長 さっきの情報提供のところで聞いてもよかったんですが、こちらで聞いたほうがいいかなと思ってお聞きするんですけど、先ほどのように、街歩きをしながらということで御尽力いただく中で、こうやって木密地域の中で80坪を超える用地を取得できたのはよかったのかなというふうに思います。
それで、大体普通は更地渡しのケースが多いと思うんですが、建物ありで購入した理由というのは何かあったのでしょうか、現在お住みで多分移転をしなきゃいけないので、その期間を猶予を与えている部分があるのかなと思ったり推測するんですけど、6年度中に解体ということで、7年度がいわゆる公園の開園に向けての工事になっていくというふうに思いますけれども、コストを抑える意味ではできれば解体からそのまま流れで工事に入っていくのが一番いいのかなと思うんですが、その点のお考えをお聞きしておきたいと思います。
以上です。
○渡邊
木密地域整備課長 建物を更地で購入するのか建物つきで購入するのか、効率的なのは更地で購入したほうがいいんじゃないかという御質問でございますけれども、こちらの土地建物につきましては、あまり詳しくお話ししてしまうとあれなんですが、今お住まいになってない建物で空き家の状態の形になっています。非常に古い老朽建築物になってございますので、そういった意味では今回目黒区としても前回御説明申し上げたとおり助成制度なんかで除却を行ってございますけれども、今回の場合につきましては土地も購入させていただくという形なので、建物も引き受けて、これは建物の除却も補助金が出たりします。基本的には国費が2分の1、都費が4分の1という形で補助金を受けて、こういった建物のほうもちょっと今調整中で、該当するはずなんですが、そういった補助金も使いながらこういった老朽建築物を除却できるということもございます。
そういった意味では、こちらの土地所有者さんとの交渉もそういったことのメリットもお示ししながら、民間に売るのではなく、公のほうになるべく売っていただくような働きかけをこのような補助金を使って、制度設計があるわけですから、使って交渉をさせていただいたというものでございますので、確かに更地引渡しというのが簡素的なのかもしれませんけれども、交渉の上ではそういった補助金も活用した整備をしていかないとなかなかこういった交渉にたどり着かないということもございますので、そういったメリットを使いながら交渉させていただいたというものでございます。
以上です。
○川原副委員長 答弁漏れが一つあるかと思うんですが、いわゆる次の公園整備と連動させて、経費を、うちの目黒区のコストを減らすためには連続性があったほうがいいんじゃないかなというふうに思っていまして、7年度の予算で多分これから公園を整備するんですけど、6年度中解体なので、あまりタイムラグを空けず先に解体を終えておくというのも大事なんですが、連続性を持ったほうがいわゆる区のコストが先ほど助成金を使えるという話もあるんですけれども、コストが低下できるんじゃないかなと思いまして、その辺の考えだけ聞いておきたいと思います。
以上です。
○清水
みどり土木政策課長 解体工事からあまり間を空けずに公園工事整備に取りかかったほうが、ということだと思います。
そういう点もございますので、またなるべく早く早期にここのところの公園を整備するということが今建物がある状態で交差点の見通しが悪いようなところもありますので、なるべくそういった安全の視点から見ても、できるだけ早く公園として整備していく方向で検討会を今年度取り組んで、来年度になりますけれども、できるだけ早くそういった公園整備に取り組んでいきたいというふうに考えております。
以上です。
○竹村委員長 川原副委員長の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○佐藤委員 聞き漏らしたようなので、ちょっと確認を、再度なんですけど、土地を購入して建物が古いものでということと、あと助成が国が2分の1で都が4分の1というところの確認なんですが、ひっくるめてですか、土地はどうなのか、ちょっとそこのところを教えてください。
○渡邊
木密地域整備課長 大変失礼しました。
補助金の考え方でございますけれども、こちらに契約金額でお示しします土地建物補償金といったものについては、基本的には全て国費が2分の1、都費が4分の1、区費が4分の1という形になって、区費の部分が財調の算定になるという状況でございます。また、ちなみに整備のほうについても同様の補助という形です。
以上です。
○竹村委員長 よろしいですか。佐藤委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○竹村委員長 ないようですので、報告事項(3)原町二丁目公園(仮称)整備に向けた取組についてを終わります。
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【報告事項】(4)
呑川本流緑道リノベーション工事に向けた取組について
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○竹村委員長 続きまして報告事項(4)
呑川本流緑道リノベーション工事に向けた取組について、報告を受けます。
○清水
みどり土木政策課長 まず、項番1の経緯等でございます。
こちらの呑川本流緑道ですけれども、供用開始から47年経過しておりまして、桜の根上がりですとか各所に段差が生じているほか、大雨時には緑道内に降った雨水が道路側に流れ出ているという状況がございます。また、施設の老朽化が著しいということを踏まえて、現在実施計画に位置づけてバリアフリー化、雨水流出の抑制対策を行っているというところでございます。今年度でございますけれども、近隣の方々、また関係町会等に周知をし、あおぞら意見交換会を開催してこのリノベーションに向けた取組を行っていくというものでございます。
項番2のリノベーションに向けた基本的な考え方でございますけれども、まず1番目として施設のバリアフリー化、これは出入口ですとか園路等のバリアフリー化、また誰もが利用しやすい施設の整備を行うということ。また(2)の雨水流出対策ですけれども、大雨のときに道路へ雨水が流出しにくくなるように擁壁の補修ですとか、そこら辺の排水対策を検討していくというのが考え方でございます。
項番3のあおぞら意見交換会ですけれども、7月20日と7月24日、記載のところで実施します。内容は現地で説明のパネルを展示しまして、区の担当者が適宜説明、質問、回答などを行う形式で意見交換会を行います。今後の予定でございますけれども、記載のとおり、あおぞら意見交換会の後にその内容を取りまとめましてニュースレターを配布し、10月からリノベーション工事、3月からの供用開始を考えております。
恐れ入ります。2ページ目、裏面見ていただきたいんですけれども、あおぞら意見交換会をやる場所ですけれども、南側に宮前小学校がありまして、そのちょうど北側、真ん前のところであおぞら意見交換会をやるということで考えております。
説明は以上でございます。
○竹村委員長 ありがとうございます。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○山村委員 あおぞら意見交換会ということで、実際現地で住民の方を呼んで個別にお話するというので、とてもいいなと思うんですけれども、これは今までもこういうあおぞら意見交換会をやっていたことがあるのかと、今回こういうふうにあおぞら意見交換会をやることになったその経緯とか意図があれば教えていただきたいと思います。
○清水
みどり土木政策課長 まず、1点目のこれまでのあおぞら意見交換会をやってきたのかというところなんですけれども、昨年度ですけれども、油面公園のリノベーション工事を行った際に同じようにあおぞら意見交換会をやっております。どうしても会議室の中でやると現地のイメージが湧かない場合がありますし、どうしても声が大きい人の意見だけが通るような進め方というのはよろしくはないのかなというふうには区のほうでも感じておりまして、そこら辺現地を見ながら検討するということが大事だろうということで、昨年度もやっているところでございます。
2点目の意図ですけれども、先ほどもお話ししましたけれども、現地を見ながらでやるとイメージが湧きやすいとか、そういった会としても意見が言いやすい雰囲気、どうしても会議室だと特定の人ばかり一定、言っちゃうような状況も、そういう検討会もあった経験がありますので、なるたけ実際に利用されている方、また参加しやすいので、現地でやると。入退室自由なので、そういったところで広く意見を聞きたいという意図で進めてきているというところでございます。
以上です。
○山村委員 ありがとうございます。
今回パネルで説明しますというお話だったんですけれども、基本的には今後どうしていくかの説明がメインになってくるのかなと思うんですが、それと先ほどの声が小さい方の意見なんかも吸い上げていきたいというすてきな意見ありましたが、そういった住民の方からもいろいろな意見いただくかと思うんですけれども、ある程度そういったものも反映していかれる御意思があるのかどうかというのを一応確認させてください。
○清水
みどり土木政策課長 このあおぞら意見交換会ですけれども、パネルとしては整備の必要性ですとか各課の整備メニューとか、あと今後のスケジュールについてこういう必要性でやってくんですよという意見交換をやっていく形になります。
意見なんですけれども、その場で例えば言い忘れたことにつきましてもQRコードをパネルにつけてありますので、LoGoフォームでアンケートで意見をまた再提出することも可能ということで意見集約をしていきたいというふうに考えております。
以上です。
○竹村委員長 山村委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○斉藤委員 ちなみにこの7月20日と24日というふうに、あおぞら意見交換会の日程がありますけれども、雨が降った場合とかのそういった告知だったり中止だったり、その辺の連絡というのはどういうふうになっているか教えてください。
○清水
みどり土木政策課長 雨の場合ですけれども、基本は雨天でもあおぞら意見交換会はこの場所でやる予定にしています。パネルも雨にぬれても大丈夫なような形で作成して実施したいというふうに考えております。
以上です。
○斉藤委員 よっぽど雨風強い台風のような状況でなければそれは実施するということでよろしいですね。
○清水
みどり土木政策課長 そのとおりでございます。多少の雨ではやりたいというふうに考えております。
以上です。
○竹村委員長 斉藤委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○佐藤委員 今回延長約250メートルのこちらの緑道についてということで、これから整備内容を取りまとめていくというところですけど、おおよそ大枠で予算規模をどのぐらい考えているのかということと、これは緑道ということで上流、下流ですか、延長している部分も必要な箇所が今後予定をどのように考えているのか、いないのか、その辺について確認をいたします。
以上です。
○清水
みどり土木政策課長 まず、1点目の事業規模でございますけれども、設計自体はこれから意見交換をやった後に進めていくわけですけれども、おおよそ概算で約5,000万円前後になる見込みで考えております。
それと、緑道の今後の進め方ですけれども、呑川の本流緑道については一旦この世田谷の区境のところまでで終わりますけれども、ほかにも緑道は多々ありまして、ここを終わったら柿の木坂支流ですとか、そういった桜の根上がりとかで支障になっているようなところを順次これはやっていく考え方で今実施計画でも位置づけて進めていくことで考えております。
以上です。
○竹村委員長 佐藤委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○上田委員 これまでの経緯など、ちょっと無知なところもあるのですが、教えてください。
先ほどもちょっとお話に出たんですけれども、呑川本流緑道というのは世田谷区の深沢辺りから始まって3キロほどの長い緑道なわけなんですが、今回は八雲三丁目9番先の部分についてリノベーションされるということで、ここでいろいろ周囲の住民の方から意見をいただいてここの部分に反映させるというのは大賛成なんですけれども、それとそのほかの部分との整合性というのはどのように取られていく予定なのでしょうか、それが1点目です。
2つ目が先ほども今桜の話も出ましたが、桜の植樹計画とか植樹方法にも影響が出ると思っていまして、目黒区のサクラ再生実行計画と足並みをそろえる必要があると思いますが、この辺についても教えてください。
以上です。
○清水
みどり土木政策課長 まず、1点目のその他の緑道との整合性という御質疑かと思います。
ここの呑川本流緑道の今回工事する箇所の前は、この下流側のところを2スパン、4年度と5年度と。で、今回本流緑道は6年度を3期目の工事になるということで、4年度にオープンハウスで説明したときには今後4、5、6年度とこういうふうにやっていきますよというのを周知した上でこれまで進めてきたという経過がございます。
そういったこれまでの意見の中では、リノベーションは分かったんだけれども、桜の枝が大分こちらのほうに来ているので、ちょっと剪定してくれないかとか、そういうような御意見はいただいて、それも意見を聞きながら工事で対応できるところは対応してきたというところでございます。整合を図りながらやっていくというところでございます。
それと、2点目のサクラ再生実行計画との整合でございます。
委員言っていただいたとおり、ここの実行計画では世田谷区境の付近のエリアについては今後植え替えをする際にはコシノヒガンとかマメザクラ、オカメザクラ等に植え替えをしていくという計画になっております。健全な桜を切ってそういう植え替えをするという考えはございませんけれども、今回も今年度ここの呑川本流緑道は桜の樹木診断を行ってまいりますので、その状況も見ながら適切に実行計画に基づいて整合を図りながら進めていくという考えでございます。
以上です。
○竹村委員長 上田委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○岸委員 御報告ありがとうございます。
この本流だけではなくて、これから支流に向けても違うエリアでもやっていくという話を伺っています。そこに関しては、ここじゃなくて違うところですが、ボコボコしていてそこで転んだという話なんかをよく聞きますから、なるべく早いタイミングでどんどん進めていっていただきたいなというふうに思っております。
それで、あおぞら意見交換会をやるんだよということに関しては、このエリアに対してはどのような告知をなさっているのかな、せっかくだから告知なさってほしいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○清水
みどり土木政策課長 あおぞら意見交換会の周知ですけれども、先ほどの原町の公園の周知と同じように、町会・住区の掲示板等への周知と、あと特には今回沿道の方々、学校も含めてですけれども、工事に影響のある範囲、沿道の方々を中心に周知をして御意見をいただいていこうかなというふうに考えております。
以上です。
○竹村委員長 岸委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○竹村委員長 ないようですので、報告事項(4)
呑川本流緑道リノベーション工事に向けた取組についてを終わります。
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【報告事項】(5)令和6年春目黒川沿いの桜開花期間における取組結果について
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○竹村委員長 続きまして報告事項(5)令和6年春目黒川沿いの桜開花期間における取組結果について、報告を受けます。
○久能道路公園課長 それでは、令和6年春目黒川沿いの桜開花期間における取組結果について御説明させていただきます。
こちらの案件につきましては、本日の生活福祉委員会におきましても情報提供されておりますので、御報告いたします。
かがみ文、項番1の経緯等でございますが、例年桜開花期間中の目黒川沿いにおいては露店で販売された食品や飲料の空き容器等の区道や民有地への投棄、山手通りの人の横断、川沿いの区道における花見客と車の交錯、飲酒による夜間の騒音など様々な問題が生じております。これらの問題を解決するため商店街、町会・自治会、住区住民会議、目黒川に関する地域団体の方々と警察、消防など行政機関と東急電鉄で構成する目黒川桜開花期間安全対策協議会を設置し、毎年課題に向け様々な取組を行っているところでございます。
4段目になりまして、令和6年春については訪日外国人旅行客の増加など、経済及び社会動向や5年春の結果及び新型コロナウイルス感染症の類型が5類に移行されたことを踏まえ、安全対策協議会で課題の抽出や取組内容について検討を行い、実施いたしました。
項番2、桜の開花と中目黒駅の乗降客数でございますが、(1)東京地方の桜の開花でございますが、3月29日と、令和5年と比較して2週間ほど遅い開花となり、対策も長期化いたしました。(2)中目黒駅の1日当たりの最大乗降客数と期間中の乗降客数でございますが、4月6日の土曜日で20万1,000人、期間中の16日間の累計で見ますと233万人程度となっており昨年とほぼ横ばいとなっております。
項番3、令和6年春の主な取組結果でございます。
詳細についてはおめくりいただきまして、別紙を御覧ください。
各取組につきましては、(1)警備から4ページ目の(15)来街者の安全対策まで全部で15項目の安全対策を実施いたしました。また、各対策につきましては別紙の1ページの左上の四角の凡例にございますように継続、新規、強化、変更という形で分類し、まとめております。各対策の詳細については後ほど御覧ください。
かがみ文にお戻りいただきまして、項番3、これらの取組の結果、当初の想定より桜の開花が遅れ、対策が長期化したものの、目黒川やその周辺で大きなトラブルや事故はなく開花が終了いたしました。
その主な理由としましては、事前に警察や東急電鉄と協議・連携して警備を実施したことで、今回は中目黒駅に警察によるDJポリスや広報車による出動がございまして、誘導が行われたものでございます。また、ボンボリ・ライトアップにつきましては、昨年近隣騒音や雑踏対策に効果があったことから、消灯時間を前年に引き続き午後8時といたしました。地元や関係機関と連携し、合同パトロールを実施したことにつきましては、啓発プラカードにキャッチフレーズを掲げ広く注意喚起を行う活動に御協力をいただいております。
ここでごみ対策について別紙2ページの(5)出店者に対する協力依頼を御覧ください。
こちらのウとエが新規になりますが、ごみ箱の設置と他店のごみ回収も含め、今年度は出店者に対し依頼文書を送付いたしました。また、パトロールの際にはごみ箱を設置されていない出店者に対しましては再度依頼文書を手渡しいたしました。
3ページ目の(9)区道等の投棄ごみ対応でございますが、ごみの量が令和6年は9.8トンと昨年度比で3.48トン増となり過去最大となっております。一方でごみのリサイクルについても強化をしておりまして、中段にありますイ、ナカメエリアマネジメントによる地域活動により、船入場でリサイクルプラカップの使用を行い、回収する取組を行いました。また、ウ、エコステーションになりますが、毎年アトラスタワーのお祭りで行われており、リサイクルの取組として実績のある活動を今回は町会等の地域の方々に御協力をいただき、東急ストアと青葉台さくら苑でプラスチックごみを含めたリサイクルの分別回収を行いました。
ここでかがみ文にお戻りください。
かがみ文の2ページでございます。
項番4、令和7年春に向けた取組でございますが、今回の結果を踏まえ来訪客の分散化や誘導及び出店者へのごみ箱設置依頼の継続など、安全対策協議会において各取組を検証するとともに、課題や取組内容について引き続き検討していくことといたします。
項番5、今後の予定になります。
7月1日に第1回目黒川桜開花期間安全対策協議会を開催し、取組結果を報告した上で御意見をいただき、令和7年春に向けて取り組んでまいります。
説明については以上でございます。
○竹村委員長 ありがとうございます。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○斉藤委員 2点質問をしたいんですけれども、今回は大きなトラブルがなく開花の時期が終了したということでありますけれども、問題を解決するために商店街や町会・自治会、住区住民会議など様々な機関が構成する協議会を設置しているということでありますけれども、私のところにも桜の開花時期によって住民の暮らしが悪化するということで、本当に桜まつりをやめてほしいというような、生活の悪化がひどいというような意見もありまして、もちろん町会・自治会などに声をかけるのは簡単かもしれませんけれども、できればそれ以外の住んでおられる方の意見も聞くような、そういった取組はできないか伺います。
あともう一点ですけれども、パトロール、私も桜の開花が遅れてつぼみでほとんど咲いてないのにすごい人がいっぱいいるというのを拝見して、当然警備員の方はきちんと交通指導はしているんですけれども、結構な人数で海外の方がいらっしゃるので、日本語で立ち止まらないでくださいと言っても通じているのかなというのはすごく疑問を感じて、その辺の今後の英語表記だったり、いろいろな看板でも多言語というのもあるかもしれませんけれども、もうちょっと何かその辺の工夫なんかができないか、検討しているのかどうか、あれば教えてください。
○久能道路公園課長 近隣の意見を聞きながら反映できないかという話なんですけれども、安全対策協議会にはその地域を代表する商店街とか町会・自治会の方、あと住区住民会議の方等の御意見を伺いながら今回の対策には反映させていただいています。
地域の意見については、もちろん区民の声として苦情等をいただいていますので、それに対してこちらのほうも区のほうで集約し、協議会で報告をしながら、そういった地域の意見の声も含めながら協議会の中で整理して対策を講じてきたところでございます。
ということなので、地域の意見ももちろん反映した形でこの対策は行っております。また、個別の対応についてはそれぞれ実際行っておりますけれども、全体としてはそういった形で行っているということでございます。
雑踏の警備の際の外国人の英語表記の件につきましては、別紙の2ページ目を御覧ください。
今回マナー啓発等にキャッチフレーズ「めぐろの桜 keep グッドマナー」という広告を掲示しております。この広告でも英語表記を取り入れまして、外国の方でも分かりやすいようにマナーの啓発を行っているとともに、中目黒駅のデジタルサイネージで掲示させていただいたり、東急電鉄の車内アナウンスの際もそういった呼びかけを行っております。また、「さくらマナーMAP」がございますが、こちらについては日本語版と多言語版を御用意しておりまして、多言語版については訪日外国人も結構多く見られることから増刷を図っております。こういった形で外国人の方にも分かりやすい案内、マナー啓発に努めているところでございます。
私から以上でございます。
○斉藤委員 住民の皆さんの意見を伺っているということですけれども、声の大きい人の意見しかなかなか届いてないのかなというふうにちょっと思います。本当に幅広く意見を聞く、そういうことは取り組まれるべきだと思いますけれども、もう一度よろしくお願いします。
警備のことなんですけれども、当然看板とかには英語表記があるというのを知っています。だから、それはあったとしてもそれを守らない人たちがたくさんいる中で、その場の危険な状況を回避するために指導していくというときに、看板やチラシだけで足りるのかという、そういうふうなことで、今回は本当に観光バスで来ているような方々がたくさんいるんじゃないかなと、池尻のほうでも大分流れてきて、いつもだったら絶対この横断歩道がいっぱいになることは100%ないようなときでも桜がほとんど咲いていないけれども、横断歩道いっぱいに人が山手通りを渡るみたいな、ちょっと今まで見たことのない光景が広がっていまして、すごい危ないなというふうな状況もかなり確認してきました。特にあそこのスターバックスがあるところとかの人の流れというのはすごくたまって、車と人通りとぐちゃぐちゃな状況で危険だなと本当に感じています。
だから、その場、その場での対応というのもしていかなきゃいけないので、看板があっても読んでない人がいるからそういう状況が発生するわけでありまして、その辺の対応をもうちょっと踏み込んで考えていかなければならないのではないかなということで質問させていただいたんですけど、もう一度お願いします。
○久能道路公園課長 幅広く意見を聞くという形でございますが、こちらにつきましてはふだんからパトロールの際も含めて、区としては沿道の人が一番影響が大きいということで意見を聞いております。また、広報とかの対応も細かいところまで見て意見を取り入れているという形を取っております。
あと2点目の観光バスに対する対策でございますが、こちらのほうは別紙資料の3ページ目を御覧ください。
以前訪日外国人のツアー旅行客が平成31年度頃多く見られまして、山手通りとか駒沢通りに観光客のバスが縦列駐車して大勢訪れたことがございます。こういったことを踏まえまして、日本バス協会とか都道府県のバス協会にお花見ツアー等の企画を予定している旅行会社に依頼を行っております。それにつきましては、交通関係の法令の厳守及びマナーについてもごみを持ち帰るようにという形ですとか、必要によっては職員がそういったバスを見受けましたら啓発ビラをお渡ししてお話をさせていただいてきております。
これによりまして、今年度はそういったバスの数は大幅に減っている状況でした。パトロールしていましてもバスのマナーが大分改善されていまして、そういった大通りで訪れる客が大分減っているというふうにパトロールでは感じております。
こういった取組を地道ではありながら取り続けていくということが大切だというふうに考えてはおります。
私からは以上です。
○斉藤委員 もちろん桜の沿道の方たちが特に一番被害を受けているというのは当然のことだと思いますけれども、沿道以外の方たちも当然被害を受けている方たちもいまして、そういったものを含めて幅広く意見を聞くべきではないかというふうなつもりなんですけれども、沿道の方たち以外はあまりそういった意見を聞くような状況にはないというふうなことでよろしいでしょうか。
○久能道路公園課長 先ほどから申していますが、目黒川桜開花安全対策協議会にも住民を代表する方が来ていますので、そういった方にもお話を伺いながら地域の住民の意見、意向をどういった形でより取り入れていったらいいかということについては協議会の中でも今後話合いながら進めていきたいと思います。
私からは以上です。
○斉藤委員 もちろん町会・自治会とか住区住民会議の皆さんは、地域の皆さんの意見を取りまとめてきていると思いますけれども、こういうのに全然関わりのない方から私のところにそういう相談の内容も来ていますので、できればこういう町会・自治会や住区住民会議とはまた違った層の方たちにも意見を聞いてほしいということなんですけれども、それは難しいということでしょうか。
○照井
都市整備部長 これまで課長のほうから御答弁申し上げましたけれども、今年は非常に開花が遅くて、私も6日の土曜日には現地を見ましたけど、外国の方とか本当に非常に多い状況で、確かにバスで来なくても電車で来たりとか、今SNS等で日本の桜の状況を広く発信しているところを聞きつけて、非常に多くの方がいらっしゃったというところで、ざっと乗降客とか、そういうところを見ると若干確かに減ってはいますが、全体的に長い期間かなり多くの方がいらっしゃったというのは肌で感じているような状況でございます。
そういった中で、7月1日に協議会は実施いたしますが、様々な苦情等の意見もありましたので、そういった意見を今後どういうふうに取り入れていくのか、また本当のところ、そういった外国の方にどういうふうに注意ができるのか、そういったところも含めまして、今後区のほうで考えていきたいと思います。
以上です。
○竹村委員長 斉藤委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○岸委員 オーバーツーリズムが言われている昨今でございますけれども、目黒の桜というと最近本当に定番化してきていて、外国人だけじゃなくて地方に住んでいる人でも目黒で区議会議員やっているよとかと言いますと、目黒の桜、目黒のさんま、目黒の桜でしょうというぐらい一度目黒の本物の桜を見たい。本物の桜を目黒に見に来るというのはどうなのかと思うんですけれども、それぐらい脚光を浴びているもので観光資源になってきていますから、いろいろな意見があるのは承知していますけれども、ここに関してはオーバーツーリズムのトレンドは続くとは思いますけれども、ぜひここは大事にしていただきたいというふうに思っております。
それで、質問のほうなんですけれども、今年は開花が早いよ、早いよと言われていて、結果蓋を開けたら急に寒くなったりとかして、満開が4月4日と、すごい後ろ倒しになっちゃって、いろいろな街、いろいろな地域、いろいろな企業の担当者さんが悲鳴を上げているという話をいろいろなところで聞いています。全然違うじゃないか、全然遅いじゃないかというところでいろいろな悲鳴を聞いているんですけれども、そんな中でごみの問題とか、あとパトロールの問題というところはいろいろ課題はあったでしょうけれども、次につなげていただくためにはポイントとかもいろいろあると思うんですが、契約している、補助している交通誘導の方ですとかパトロールの方ですとかということを延長することというのは、したということは聞いてはおるんですけれども、何が言いたいかというと、4月4日が満開日なのにボンボリに関しては3月31日で終わっちゃったりとかしていて、せっかく満開で、さあ、桜のいい日本だぞというときにボンボリが消えているという、とても残念な事象が発生したということも聞いています。
そういう意味では、大きな事故がなかったということは本当に大事で次につながっていく、これまでの努力が肯定されたことだとは思うんですが、もうちょっとフレキシブルに契約だけじゃなくて、お金のかかるところだけじゃなくて、ホスピタリティとしてもう少しフレキシブルな感じで対応していただいてほしかったなというふうに私は思っていますが、その辺のことに関してどのようにお考えか、ちょっと伺いたいなと思います。
○久能道路公園課長 委員御指摘のとおり、今年2週間開花が遅れまして、こういった対策についていろいろ影響が出てきたところでございます。また、ボンボリにつきましては今年3月31日までという形で設定させていただきまして、これは開花が当然去年と同じように早く開花するということを想定して設定したものでございますが、この3月31日については地元から期間については御相談がありまして、またこれは都から補助金を受けていまして、その関係で3月31日とさせていただきました。
開花が遅れたことによって、もちろん区のほうにもボンボリの消灯については問合せ等かなりありまして、120件ある苦情のうち4割ほどがそういった問合せだった状況でございます。
しかしながら、これにつきましては警察や東急電鉄とも協議いたしまして、ボンボリについては点灯すると十分な警備体制が確保することは難しいと判断いたしまして、安全対策を最優先、韓国の梨泰院の例もありますので、安全対策を最優先としまして3月31日と当初の予定どおりとしております。
開花が早くなったことに伴って後ろ倒しにできないかという話ですが、これにつきましては安全対策など、できることと、準備をちゃんと前持ってやる対策など、開花する前じゃないとできないこと等ありますので、その辺についてはきちんと整理しながら今後対策を進めていきたいと思っております。
私からは以上です。
○岸委員 本当に結構なんですけれども、桜は生ものですし、来る人も生ものですし、がゆえにこちらのフレキシビリティが問われるところでございますので、ぜひ反省を次に生かしていただきたいと思います。どう思いますか。
○久能道路公園課長 今年度の取組については、今年度の結果については安全対策協議会のほうで詳細に報告した上で、そういった委員からの御指摘も踏まえまして、今後の対応については協議して対策を取っていきたいと思っております。
私からは以上です。
○竹村委員長 岸委員の質疑を終わります。
質疑の途中ですが、議事の都合により暫時休憩といたします。
再開は13時です。
(休憩)
○竹村委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
報告事項(5)令和6年春目黒川沿いの桜開花時期における取組結果についての質疑の続きからまいります。
ほかに質疑はございますか。
○山村委員 私は目黒川沿いのところにずっと住んでおりまして、この目黒川、桜の時期になるすごい人になるということで、コロナの間はちょっと落ち着いていたんですけど、今年またさらに人が戻ってきたなというところでした。こういった人がたくさんいて、警備とかごみの処理とかすごく大変だったと思いますが、よく対応してくださったなというところでまずお礼を申し上げます。ありがとうございました。
ちょっと最初細かいところを質問させていただきます。2点ですね。
1点目としては、こういった対策結構大変だと思うんですけれども、この対策にどのくらいの費用をもともと見込んでいらしたのかというところと、あと今年桜の開花が2週間遅れたことで警備を増やしたりとかもされたのかなと思うんですけれども、どのくらい費用が増えたのかというところをまずお伺いします。
2点目として、目黒川沿いに出店される方は結構いるかと思うんですけど、出店されている方というのは区に許可を取って区にお金を払ったりするのかと、その辺りちょっと分からなかったので、教えていただければと思います。
○久能道路公園課長 御質問いただいた2点について御説明させていただきます。
まず、1点目でございますが、費用でございます。令和6年、今回の対策に関した費用が合計6,300万円ほどかかっております。令和5年春が6,000万円でしたので、約300万円ほど増額となっております。警備に関した費用でございますが、令和6年が3,900万円ほどで、昨年の令和5年が4,100万円ほどなので、逆に200万円程度下がっております。これは契約落差で入札した結果により落札額が下がったことによる金額が減ったというふうに結果としてはなっております。
2週間延びたこの金額にプラスですが、例えば一番分かりやすい例で言いますとごみの回収の費用がございまして、こちらの件が2週間延びたことによって区で川沿いのごみを回収しているんですけれども、これが朝から夜の22時まで巡回しながら回収しているという事例でございますと、こちらのほうが昨年が850万円に対して今年度が1,250万円ということで約400万円ほど増加しております。
警備の費用でございますが、今回警備で単純に増額になったのは、この期間に伴って期間を延長しておりまして、それに伴いまして当初の警備の費用より約590万円ほど増額になっております。
それと、出店者の件でございます。
これにつきましては、各出店者がそれぞれ沿道の土地の人に対して契約をして出店しておりまして、特に区で許可しているような形ではございません。もちろん区に対して出店に際してお金を支払うということもございません。
○山村委員 ありがとうございました。追加の質問3点あります。
まず、1点目は今回の御報告では桜の開花に合わせての御対応ということだったんですけれども、桜の時期に周りの商店街とか中目黒駅とかのお店に結構お客さんが来たりとか、そういった効果もあると思うんですね。そういった喜ばしい面、ポジティブな面というのももし測れたら面白いんじゃないかななんて思うんですけれども、所管は違うんですが、そういったほかの所管と連携して、そういったポジティブな面というのも見ていけると面白いなと思うんですが、いかがでしょうかというのが一つと。
あと2つ目、今ボンボリを20時までにしてくださっていますよね。それが昨年からで、そうすることで夜の騒音をかなり減らしてくださっていると、私も本当にそれは実感しておりまして、夜寝るときに結構人の声で寝れないなというので困っていたんですけど、ここ最近はそういったことも大分減りましたので、ぜひそれは継続していただきたいなと思いますので、来年以降のお考えについて伺いたいなというのと。あともう一つ、これも来年のことなんですけれども、桜の咲く時期は本当に読めないものだと思うんですね。今年なんかも予想よりも2週間ずれましたということなんですが、来年ももしかすると予想が結構ずれたりというところも出てくるかもしれないんですけれども、そういったこの時期だみたいな日程の捉え方というのは来年どのように考えているのか、この3つについて伺います。
○久能道路公園課長 1点目のまずお店が潤ってポジティブにということなんですけれども、沿川沿いに臨時の出店舗以外にももちろんお店がございます。そういったところは桜の開花期間、結構お客さんは増えています。ただ、一方でそういった雑踏の発生原因にもなってしまうので、区としてはお店の方には安全対策上滞留をつくらないような形でお客様を整理していただいたり、販売する際になるべく時間をかけないように協力していただくとか、そういったことはお願いしているところでございます。そういった安全あっての花見だというふうに考えていますので、区としてはそういった形で御協力のお願いをしているところでございます。
ボンボリについて20時までということで、これにつきましては当初はコロナ禍の影響もあって、電気代の関係もございまして始めた経緯もございますが、昨年、令和5年春からやってみて雑踏対策に効果があるということで、皆さんボンボリが20時に消えると次のお店に行こうという時間帯としてちょうどいいということもありましたのと、20時に終わると21時には中目黒駅のほうに戻られたりとかということで、警備の負担も軽減されるということと、周辺の沿道にお住まいの方も雑踏が夜遅くまで騒ぐというようなことも軽減されているということから、一定の効果があったというふうに考えております。これについては協議会の御意見を聞きながらにもなりますが、20時という形で続けていきたい方向で進めていきたいと思っております。
最後になりますが、桜の開花時期の予想につきましては、これは例年ウェザーニュースという民間気象予報会社に桜の開花時期を1月末、2月ぐらいから毎週のように確認を取って予想を立てております。その上で、今回桜の開花時期を予想して対策を講じてきたところでございますが、異常気象というか、どうしても不安定なところがありまして、なかなか開花の予想が当たらない、ずれちゃうことがあるかと思います。しかしながら、こういった気象会社の予想や気象庁の予想を確認しながら、安全対策が一番と区では考えておりますので、そこを基準に事前に安全対策は時間をかけながらでないとできないこともございますので、想定した期日に向かってやっていきたいというふうに考えております。
○清水
街づくり推進部長 若干補足させていただければと思います。
私昨年、一昨年と
都市整備部長をやっておりまして、目黒川の桜開花期間安全対策協議会の座長を務めておりましたので、過去の経緯も含めて若干補足説明させていただければと存じます。
今、委員の御質問の1点目、2点目なんですけれども、過去はボンボリはたしか昔は10時までだったんですよね。それを9時に短くして、雑踏が多少ともよくなったというのがあったんです。ただ、9時でも近隣にお住まいの方々から大変苦情があったというのがございました。そういう中で、地元の商店会の皆様に御理解いただいて8時にしたという経過がございます。
先ほどの集客効果という点で言えば、当然ですが、9時、10時までやっているほうが圧倒的に集客効果は高いんですね。ですので、令和6年の春を迎えるときも実は地元の商店会のほうからは、本当は何とか9時にしてくれないかみたいな話も内々にはあったんです。ただ、それは協議会で昨年の段階でも令和5年のときの状況を判断してそれは無理ですよと、全体の協議会でもそういう評価が出ていましたので、8時まででやってきたということで御理解いただいているところがございます。
そういう中で8時ということでやっております。それからあと皆さんよく御存じのように今渋谷ではハロウィンのときに来ないでくださいとなっていますよね。それから、先日の令和6年の渋谷の桜丘地区での夜間のボンボリのライトアップ、あれは予定の期間をもう1週間ぐらいやるはずだったのがあまりにもライトアップのボンボリなどを見に来る方が多くて、交通事故になりそうな状態で早めにやめてしまったという事情がございます。私どもは何といっても安全対策が最大の課題でございまして、このボンボリの時間を何時にするかというところが本当に大きな決め手になっているという評価をしております。
そのような点から考えますと、今、課長が申したとおりに現段階においてよほど特別な何かの施策が取れるのでしたらばそれは不可能ではないのかもしれませんけれども、現実にはもう一点付け加えますと、令和6年は警察のほうが機動隊の車両を3台出したんですね。これは今までなかったんです。どうも警察のほうで近年のいろいろな夜間の警備の状況を考えると増強しなければいけないという判断をしていただいたようなんです。そのぐらい今警備に関しては非常に難しくて、絶対的な安全が求められているという事情がございますので、その辺のところは十分お含みいただければというふうに存じます。
私今正式なポジションを外れておりますが、昨年、一昨年そのような立場でやっておりましたので、ちょっと追加で御説明させていただきました。
以上でございます。
○竹村委員長 山村委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○細貝委員 中目黒の桜は本当に続けてほしいなと思います。ただ、地域住民の方だったり、財源の問題でなかなか続けていくのが難しいかと思うんですけれども、持続可能な開催というのをぜひ今後も続けていただきたいんですけれども、それこそ先ほどおっしゃった渋谷でハロウィンのときに区長が来ないでくださいというふうにおっしゃいましたけど、今後目黒区で中止というんですか、来ないでくださいということは検討しているんですか。
○久能道路公園課長 そこまではまだ検討してなくて、そういった、あまりに人が集まって渋谷のように治安が乱れるというようなことがあって、桜の開花期間に対してイベントの中止を要請するなどということは今のところ検討は行っておりません。
○竹村委員長 細貝委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○上田委員 1点教えてください。
別紙の(1)警備のところに警備人数ということで、令和6年度は延べ821名というふうに記載していただいております。ということは23日間ありましたので、単純に割ると1日当たり35名程度の警備の方がいらっしゃったのかなというふうに思っています。この821名という警備の方の人数というのは、どういう理由でこの数字にされているのかというのを教えてください。
というのが雑踏事故が起こらないようにしなければいけないということで、この警備人数が適切であるかが気になっています。私もあまりよく分からないので、ちょっと調べてみたんですけど、人出が何人だったら何名の警備を入れなきゃいけないみたいな基準を探し出せなくて、この821名というのが適切であるのかどうかが分からなかったんです。
もともとのかがみ文のところを見ますと、1日の最大の中目黒駅の乗降者数ということで、今年度は4月6日が20万人以上いらっしゃったということで、かなりの人出だったので、それを35名の警備の方で雑踏事故予防がきちんとできるのかなというのが疑問でして、ここの根拠のところを教えてください。
以上です。
○久能道路公園課長 雑踏警備の件ですけれども、これにつきましては警備ということなので、目黒警察署の警備課と警備委託会社を交えて3者で話し合うとともに、東急電鉄も入れながら進めております。今回期間が延びて821名ということで、平均すると30名ということなんですけれども、この警備の配置については警察とちゃんと協議の上で配置計画をしていまして、例えば今回桜の開花が遅かったので、それまでの間というのはそこまで警備にかける必要はないなという判断の下に、毎日のように警察と話し合いながら警備の配置人数を変えております。
ただ、中目黒の駅前についてはどうしても横断歩道があって人が集まりやすい、人が横断して一番重要なところなので、そこについては人の体制、人数をあまり変えずに目黒川の配置人数を工夫するなどして、特に先ほど委員から御指摘いただきました4月の最初の週末については警備を増強するような形で配置させていただいております。
私から以上です。
○竹村委員長 上田委員の質疑を終わります。
(「
委員長、議事進行」と呼ぶ者あり)
○佐藤委員 ちょっと委員長にですけれども、以前委員会、本会議等パソコンの持込みができない時期がありました。議会運営委員会で検討した結果、持ち込むようになったんですが、それは申合せ事項に書いてあります。そのときには音のタイピングですとか等、非常に配慮してということが重要なのかなという部分が書かれているかなと思っています。非常に質疑と答弁が聞きにくい点があるので、その点について委員長に申入れします。
○竹村委員長 私のタイピングが耳障りだという、この距離の話のことを今おっしゃっているんですかね。どなたかというか、どこの音が発生源なのかというのを確認をしたいんですけど、私のということですね。
○佐藤委員 あなたのトントン、トントンがちょっと気になって聞き取りにくいということです。
○竹村委員長 それは大変失礼いたしました。音が出ないように善処いたしますので、改善を図りますので、また何かありましたらおっしゃっていただければと思います。ありがとうございます。
ほかに質疑はございますか。
○川原副委員長 では、とにかく自然を相手にする中で、今回開花時期がずれまして長期間に及びましたけれども、大きな事故がなく終わったということは、今回皆さん道路公園課を含めて都市整備部も、またごみの関係は環境清掃部も、今日お越しになっていますけれども、文化・交流だったり、産業・経済だったり、全所管をまたがって対応していただいたおかげだと思います。厚く御礼を申し上げたいなと私のほうからも思います。
細かい内容については現場でもお話しさせていただいたりとか、また7月1日には対策協議会でもお話があるので、そこでも多分いろいろな御意見が出ると思いますので、現場の声を聞いていただいて、来年の開花時期に向けて対応していただければと思います。
ちょっとさきの委員からもお話があったんですけど、予算の関係なんですが、これは多分令和5年度の予算で、当初予算で言うと警備とごみの回収とロープの柵等云々で大体6,300万円ぐらいだったんですね。先ほどのお話だと、多分実績が6,000万円だったのが今回6,300万円ぐらいかかったということで300万円ぐらい増えていますという認識を聞いたんだけど、本当にそうなのか。6,300万円がさらに300万円かかっているのかというのを確認したいなというふうに思います。
先ほどのごみの回収とか警備のプラスの分を聞くと、もうちょっと増えたんじゃないのかなというふうに思うので、そこだけ実績として予算に対してこれだけ増えていますというのをちょっとお答えいただければなというふうに思います。
現場にもたくさん、住民もそうでしょうし、周りの店舗からもそうですし、また観光に来られた方からも様々御意見があったと思います。これは痛しかゆしで安全の部分も考えると英断というか決断をしなきゃいけない部分もあったのかもしれませんが、一番多かったのがなぜ桜の時期に枝を切ったんだというのと、2つ目はいわゆる開花前にボンボリがついていても満開のときには消えているじゃないかと、こういうような苦情が一番多かったのかなと、私のところにもたくさんそのような苦情をいただきました。
先ほど来お話のありました東急電鉄さん、あるいは警察と現場の商店街を含めた皆さんとも協議の中で安全対策、電気をつけているとまた人が来るだろうということで、最終的には区長の判断でライトアップは3月末までというふうになりましたけれども、商店街のいわゆる東京都の補助の関係もあるというふうに思います。
現実的に一方で暗くなると足元が危ないので、たくさんの方が来ると転倒するということもないとも言い切れない。先ほどの事故の問題で言いますと、梨泰院のような事故が起こってしまうかもしれないと、そういうことを考えるとライトアップを本当はしたほうがよかったんじゃないかというお声もありました。それが現実的にお金で解決するものだったらできたのかなと思うんですけど、その辺はどうお考えなのかお聞きしたいと思います。
以上です。
○久能道路公園課長 すみません、先ほどの6,300万円というのは実績になります。令和6年春に安全対策関係で執行した全ての所管の予算の実績が6,300万円という形になります。令和5年春の実績が6,000万円でその差額が約300万円という形になってございます。
2点目のボンボリのライトアップの件になります。
目黒川は川沿いにLED化された街路灯を既に配置しておりまして、目黒川沿いは全部LED化になっております。ここの路線については、その際に必要な照度は十分確保されている状況でございます。暗いというのは、ボンボリを消したらそれはボンボリの明るさだけはなくなるというのはあるんですけれども、目黒区としては歩行者に対しての必要な照度は確保されておるというふうに考えております。
以上でございます。
○川原副委員長 実績としては6,300万円で、令和5年の期間のときよりは、この期間が延長したことによって、警備が主なんでしょうけれども、300万円増えたと。
私も一般質問しましたけど、ずっと桜の来場者が多い、これは自然物ですから咲いている以上は皆さんこれからも来られると思います。そういった意味では、本当に一つは分散の対策、もう一つはこの僅か数週間、二、三週間の間に6,300万円も一財を使っているというのは考えなきゃいけないんじゃないかなと本当に思う。
だから、観光目的税という提案をさせていただきましたけど、目的税に限らず例えば店舗から分担金の負担とか、そういったことも考えられるんじゃないかなと思うので、それを本当に真剣に全庁挙げて考えていただきたいなと思います。そうじゃないと、住民の方は人がたくさん来ることによっての生活環境の、いわゆる迷惑もかかっているわけですし、あるいはごみの回収とかも増えているわけですから、そういったところを我々、いわゆる区民の税金で賄うというのは考え直していかなきゃいけないんじゃないかなと思いますので、その辺はしっかりと考えていただきたいと思います。
また、混雑回避については、今回テレビでもよく報道されていましたけど、同じように東京の千鳥ヶ淵がクローズアップされていましたけれども、AIカメラを使って、そこは千代田区観光協会がやっていたのかもしれないんだけど、いわゆる分散してほかのエリアの店舗に、同じく千代田区の中なんですけれども、ほかの店舗に誘導するような、そんなような工夫をされているというふうなことが紹介されていました。
今技術が発達しているので、そういったところもしっかり都市整備部が主管ではありますけれども、ほかの区の所管とも話し合って、そういったことも来年度に向けて研究をしていったほうがいいんじゃないかなというふうに思います。
桜が開花しないのに何で人が来るのだろうと私も歩いて見ていたら、どうも推し活の方が多いんですね。ボンボリに何とか君と書いてあるんですよ。川原のぶあき君とは書いてくれてないんですけど、何とか君のを見に来たという人がいらっしゃいました。そういう方が来ているんだなと、桜だけじゃないんだなというのもあったので、何かそういうようなものもうまく考えてうまく分散できるように、例えばそういった方々の芸能人、アイドルといいますか、そういう方々のこういうお店に行けば、例えば自由が丘にそういうお店があって、そこに行けば何とか君のグッズが買えるみたいな、うまく店舗とタイアップして、分散することも今の技術だったらできるんじゃないかなというふうに思いますので、その辺をまた来年度に向けて考えていただければと思います。その辺お考えを聞きたいと思います。
以上です。
○照井
都市整備部長 ただいま川原副委員長から2点御質問をいただきました。
副委員長おっしゃるように、やはり今年はコロナ後でかなりの人数がいらして、私どものほうとしても分散の対応とか、今おっしゃっていただいたような対応が非常に重要だというふうに考えています。一方で区の財産を使いながらこういうふうに警備費もかかっているというところにつきましては、この後また協議会はございますけれども、私どものほうの考えもまた話しつつ、警察とか、あとその他の省庁の考えもございます。また、協議会の方の御意見もたくさんあると思います。そういった中でできること、また来年に向けて非常に強化しなければいけないことを話し合いながら、区の一財も使っていますので、その辺はきっちり協議させていただきたいと思います。
また、今御提案ありましたいろいろな店舗の推し活のような話とか、ほかへの誘導みたいな話も、これは他所管もみんな加わりまして全庁的に考えていかなければいけない。目黒区内は本当に魅力があるところはまだまだございますので、桜のこともありますが、桜を踏まえてさらにほかのところに分散できるような取組、そういったものも今後考えていきたいと思います。ありがとうございます。
以上です。
○竹村委員長 よろしいですか。川原副委員長の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○竹村委員長 ないようですので、報告事項(5)令和6年春目黒川沿いの桜開花時期間における取組結果についてを終わります。
以上で報告事項を終わります。
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【情報提供】(1)「旧林愛作邸」の現位置保存について
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○竹村委員長 続きまして情報提供に入ります。
情報報提供(1)「旧林愛作邸」の現位置保存について、情報提供を受けます。
○髙橋
都市整備課長 それでは、「旧林愛作邸」の現位置保存について、世田谷区からお知らせがございましたので、情報提供をさせていただきます。
資料表面を見ていただきまして、後段の世田谷区といたしましてはということで、周辺住民の皆様と歴史的建造物である旧林愛作邸を御理解いただくとともに、保存のための方策について今後検討していきたいという趣旨でございました。
その下、見ていただきますと案内図がございまして、ちょうど駒沢公園の北側、駒澤大学の東側、目黒区との区境になりますが、ここに旧林愛作邸と書いてあります。これは敷地が約2万7,000平米ほどございますけれども、この中に旧林愛作邸があるということで、これの保存を世田谷区としては進めていきたいということでございました。
1枚おめくりいただきまして、別紙拡大図になります。
ちょうど白抜きの部分が「八星苑」と書いてございますけれども、これが敷地になります。範囲50メートルというのがこの範囲で地域の皆様にお知らせをまいて、いろいろ御意見を伺いながら街づくりを進めていきたいということで、ちょうどこの東側のほうが目黒区の所在になりますので、今回情報提供させていただくものでございます。
かがみ文の裏面御覧いただきますと、「フランク・ロイド・ライト」とは、ということで、この方はアメリカ合衆国生まれの建築家の方で、近代建築の3大巨匠と称される方ということです。下の真ん中辺に幾つか写真がございますけれども、このうち重要文化財の自由学園の明日館であるとか、重要文化財の旧山邑家住宅などが日本の中にはあるという状況でございます。
林愛作様という方ですけれども、この方は群馬県生まれで帝国ホテルの初の支配人という方だったそうです。帝国ホテルを建てるときにフランク・ロイド・ライトさんが設計士として来日し、そのときに林さんのお宅も併せて設計をしたという経緯だそうでございます。
今後についてですけれども、7月をめどに周辺住民の皆様に勉強会を開催していきたいということで、また開催日時は決まってないので、改めてお知らせをしますということでございました。
情報提供は以上でございます。
○竹村委員長 ありがとうございます。
説明が終わりました。
質疑があればお受けします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○竹村委員長 ないようですので、情報提供(1)「旧林愛作邸」の現位置保存についての情報提供を終わります。
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【情報提供】(3)
呑川増強幹線整備事業工事説明会等について
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○竹村委員長 続きまして(2)は先ほど終わりましたので、情報提供の(3)
呑川増強幹線整備事業工事説明会等について、情報提供を受けます。
○原土木管理課長 それでは、本件につきまして東京都下水道局から工事及び説明会の情報提供がございましたので、都の資料を使って概要の説明等させていただきます。
資料2枚、1枚目がA4の説明会お知らせ、2枚目がA3横長の資料となってございます。
まず、1枚目、A4の説明会のお知らせでございますが、本文2行目にございます、当局の浸水対策事業の一環として進めております呑川増強幹線事業につきましては、昨年10月、11月に説明会開催、シールド工事の掘進停止についてお知らせしました、というものです。
ここで少しだけ区のほうの補足を挟ませてもらいますと、昨年の説明会に先立って、8月の段階で当委員会の各委員には昨年段階での東京都の資料を情報提供、配付させていただいております。その中には事業の概要として記載があったこととして、今、呑川の緑道が地上にございましたけど、そのすぐ下に従来の下水道呑川幹線がある。ただ、シールドマシンのほうはそれよりもさらに深い大体約20メートルぐらいの部分をシールドマシンで横に掘っていく工事をして、それによって集中豪雨などの対策として下水道の流量の増強を図るという内容が書かれていました。そして、停止の状況とか進捗についても昨年の段階で東京都から説明を地域に行っていたというものです。
ここで今回の資料に戻りますが、このたび停止に関わる調査が完了しましたので、原因及び対策と今後の予定について御報告します。
ついては、ということで説明会の案内となります。
1、開催日時と2、開催場所は表記のとおりでございます。
3、シールド掘進停止の原因と対策は2枚目の資料に当たるものですが、なおこの1枚目のチラシは案としての資料となってございますけれども、これについては東京都下水道局で準備中でまだ地域には配布されてない段階と聞いております。今後各町会長、住区会長への説明を経てから地域に配布する予定ということで聞いております。よろしくお願いします。
それでは、2枚目のA3の停止の原因と対策についてというところで、こちらも都の工事の、都の資料ということで概要の構成の説明とさせていただきますが、左上の1、工事の現状は地図がございます。赤い部分のこのシールド掘削の工事全体は、東京工業大学から世田谷区の三島公園に向けて掘進しているところだったけれども、中根小学校、中根住区付近で停止しましたというような位置関係の資料です。
左下の2、調査結果はシールドマシンのスポークやリングの脱落というものを調査の結果特定できたということで、右上の3、原因と再発防止策ではこの原因についての修理及び再発防止の補強などについて書かれています。
そして、右下の4、今後の予定では現在令和6年度の6月でございますけど、バーチャートにありますように7月に住民説明会、8月から修理・補強という形で予定されているという内容です。
最後がお問合せ先となっています。
簡単ですが、資料説明を終わらせていただきます。
○竹村委員長 ありがとうございます。
説明が終わりましたので、質疑があればお受けします。
○岸委員 すみません、お疲れさまです。
この件、私地元なんですけれども、去年たしかもっと早いタイミングで止まっていたと思うんですけれども、
都市環境委員会のメンバーには御連絡されたということで、今お話を伺いましたが、かいわいに住んでいる地元の議員にも同じようなレベルで御連絡といいますか、御配慮いただけないものでしょうかということを思ったんです、去年。これを見ていただくと分かるんですが、大岡山なんですよ。私も大岡山なんですが、僕全然知らなくて。そう思うので、御配慮いただけないかなと思いますので、いかがでしょうか。
○原土木管理課長 昨年度の周知、失礼をいたしました。
今回は、まず議長に確認、御説明の上、こちらのほうにどのように周知していくかということで、今回皆様のほうに情報提供させてもらったということです。今後ともよろしくお願いいたします。
○竹村委員長 岸委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○竹村委員長 ないようですので、情報提供(3)
呑川増強幹線整備事業工事説明会等についてを終わります。
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【情報提供】(4)令和6年度目黒区止水板設置工事助成について
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○竹村委員長 続きまして情報提供(4)令和6年度目黒区止水板設置工事助成について、情報提供を受けます。
○久能道路公園課長 これから梅雨入りや台風の季節に入ってくることから、令和6年度目黒区止水板設置工事助成制度のビラについて御案内させていただきます。
助成制度の内容でございますが、記載にありますように台風やゲリラ豪雨などによる浸水を軽減するために、住宅や店舗及び事務所などに止水板等を設置する工事を行う者に対し、区が工事費の一部を助成する制度でございます。
助成対象となる工事でございますが、建築物の出入口等からの浸水を防ぐため、金属製の止水板の設置工事、または内外壁の止水工事や土間のコンクリートの打設工事が対象となります。
助成対象者になりますが、目黒区にある住宅や店舗、事務所の所有者と使用者になります。ただし、目黒区止水板設置工事助成要綱の制定以後に建築確認を受けた建築物のうち、記載の3項目に該当するものは対象外となります。
申請方法になります。
工事開始前に道路公園課補修調整係まで相談の上、申請書類の提出となります。
なお、予算範囲内で先着順で対応とさせていただきます。
助成金額でございますが、記載の表の区分によって違いがございまして、最大で100万円、止水板設置等工事に要した費用の4分の3を助成いたします。
最後になりますが、案内ビラは都市整備部の関係する各課の窓口や下水道局に置くとともに、水防・防災フェスタ、土のう配布時に配るなどの周知をしてまいります。
私からは以上でございます。
○竹村委員長 ありがとうございます。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○佐藤委員 予算の範囲内で先着順となりますって、いつからという部分では、令和6年4月1日以降に受けた、これは委員会報告後、直ちにということなんですか、確認をしたいと思います。
○久能道路公園課長 直ちにでございます。
以上でございます。
○竹村委員長 佐藤委員の質疑を終わります。
ほかに質疑ございませんか。
○斉藤委員 この助成制度の内容につきまして、ちょっと伺いたいんですけれども、これは目黒区独自なのか、例えば国とか都の補助が入ってのこの制度なのか、ちょっとその詳細を教えてください。
○久能道路公園課長 この制度自体は他区でもやっておりまして、23区で言いますと品川区、杉並区、北区、板橋区の4区で実施されております。それぞれ助成限度額等、違いがございますが、おおむね似たような制度でございます。
補助金でございますが、補助金は特になく、目黒区の一財で賄っております。
以上です。
○竹村委員長 斉藤委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
○上田委員 ちょっとさっき聞き漏らしてしまったような気がするんですけど、この制度はホームページ上では周知がされるのでしょうか。
以上です。
○久能道路公園課長 こちらについては、もちろんホームページ上でも周知をいたします。また、このチラシ等をそういった各関係のところに配置する予定でございます。
○竹村委員長 上田委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○竹村委員長 ないようですので、情報提供(4)令和6年度目黒区止水板設置工事助成について、情報提供を終わります。
以上で情報提供を終わります。
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【その他】(1)次回の委員会開催について
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○竹村委員長 続きましてその他です。
その他(1)次回の委員会開催ですが、明6月21日金曜日、10時から開会をいたします。
以上で本日の委員会を散会いたします。
お疲れさまでございました。...