目黒区議会 2023-11-27
令和 5年都市環境委員会(11月27日)
令和 5年
都市環境委員会(11月27日)
都市環境委員会
1 日 時 令和5年11月27日(月)
開会 午前 9時58分
散会 午後 1時51分
2 場 所 第三委員会室
3 出席者 委員長 田 島 けんじ 副委員長 岩 崎 ふみひろ
(8名)委 員 増 茂 しのぶ 委 員 金 井 ひろし
委 員 小 林 かなこ 委 員 坂 元 悠 紀
委 員 は ま よう子 委 員 吉 野 正 人
4 出席説明員 清 水 都市整備部長 佐 藤 参事(都市計画課長)
(8名)(
街づくり推進部長)
原 土木管理課長 久 能 道路公園課長
鵜 沼 住宅課長 渡 邊
木密地域整備課長
堀 内 環境清掃部長 松 下 参事(環境保全課長)
5 区議会事務局 小 川 議事・調査係長
(1名)
6 議 題
【議 案】
(1)議案第85号
目黒区立自転車等駐車場の指定管理者の指定について
(2)議案第86号 目黒区立公園の指定管理者の指定について
(3)議案第87号 目黒区営住宅の指定管理者の指定について
(4)議案第88号
目黒区立区民住宅の指定管理者の指定について
(5)議案第89号 目黒区
三田地区整備事業住宅の指定管理者の指定について
(6)議案第90号 目黒区
従前居住者用住宅の指定管理者の指定について
(7)議案第91号 目黒区エコプラザの指定管理者の指定について
【報告事項】
(1)工事報告(1件)について (資料あり)
(2)自由が丘駅周辺の公衆喫煙所の整備について (資料あり)
【情報提供】
(1)「補助第46号線相談窓口」統合のお知らせ (資料あり)
【その他】
(1)次回の委員会開催について
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○田島委員長 それでは、少し時間は早いんですけれども、ただいまから
都市環境委員会を開会いたします。
本日の署名委員は、岩崎副委員長、増茂委員にお願いいたします。
それでは、早速でございますけれども、議案の審査に入ります。
本日は議案が7件でございますので、よろしくお願いします。なお、そのほか、報告事項が2件、情報提供1件ございますが、本日全て終わってしまえば明日は中止という形になりますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【議 案】(1)議案第85号
目黒区立自転車等駐車場の指定管理者の指定について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○田島委員長 それでは、議案審査に入ります。
(1)議案第85号、
目黒区立自転車等駐車場の指定管理者の指定についてを議題に供します。
理事者から補足説明があれば受けます。
○
清水都市整備部長 それでは、私から議案第85号から第90号までにつきまして、こちらは令和5年7月12日の当委員会におきまして、選定方法について報告しているものです。
本日は、これらの議案の審査に当たりまして、まず私から6議案に共通する内容、こちらを補足説明いたします。その後、各議案ごとに私が説明したこと以外を各所管課長が補足説明いたしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
では、お手元の資料の
都市整備施設指定管理者の指定について、議案第85号から第90号までの共通事項に関わる補足説明のほうを御覧ください。
1のまず経緯等ですけれども、
指定管理者制度、これは区としては平成17年、
指定管理者制度活用の基本方針、これを制定し、平成18年度からこの制度を導入しているものです。
都市整備施設におきましても、今現在、平成31年4月から令和6年3月末までの今期の指定期間、これが間もなく終了するというときに来ております。そのため、先ほど申したように、この7月に本委員会において、都市整備施設の
指定管理者制度実施方針並びに募集要項案について御報告し、
次期指定管理者の選定をこのほど行ったものでございます。
2の対象施設です。
(1)
自転車等駐車場、こちらが議案第85号になります。それから、順番にポニー園、駒場公園茶室・和室、
駒場野公園デイキャンプ場、こちら3本を合わせて議案第86号になります。こちらは公園条例で一括で定めてるものですので、議案としては第86号で一本化しているものでございます。
次、(5)といたしまして、区営住宅等ということで御覧の4住宅があります。それぞれ、この4住宅ごとに条例を定めておりますので、こちらが第87号~第90号という形で、ただ内容としては一本の業者、指定管理者を選んでおりますので、4議案を一緒という形で御審査いただければと存じます。
続きまして、3の指定期間です。
令和6年4月1日から令和11年3月31日まで。
4、
指定管理者候補者の選定です。
原則、公募により選定を行っております。ただし、一部の施設、駒場公園茶室、和室と
駒場野公園デイキャンプ場、こちらにつきましては公募の特例で、今期の指定期間中の運営評価結果等から総括的な評価を行い、次年度の期間におきましても継続するものとして選定を行ったものです。
5の募集期間は、令和5年7月18日から8月16日までです。
次に、6の選定評価の方法です。
こちらは
指定管理者選定評価委員会を設置いたしまして、第一次評価及び第二次評価を行っております。
なお、この
選定評価委員会ですけれども、議案第85号補足説明資料の3ページを御覧ください。
その中段に
選定評価委員会の構成委員の氏名等、また肩書をお示ししてございます。全体として5名ということでございます。
最後に、かがみ文に戻っていただきまして、7、今後のスケジュールです。
12月の第4定で議決をいただきました後、指定管理者の指定、選定結果を公表してまいります。そして、来年の4月1日から指定管理業務を開始するものでございます。
私からの補足説明は以上です。
○田島委員長 ただいま、部長から指定管理者の指定についての共通事項の御説明がありましたけど、共通事項の説明の中での質疑はよろしいですね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは、一つずつ御説明を受ける形を取らせていただきます。
それでは、改めまして議案第85号の説明をお願いいたします。
○
原土木管理課長 それでは、土木管理課より議案第85号の補足説明をいたします。
議案第85号は、
区立自転車等駐車場、いわゆる駐輪場の指定管理者を指定する議案でございます。区内の駐輪場の管理区分を2分割いたしまして、それぞれで選定を行い、本議案では2つの管理区分、グループAとグループB、このそれぞれで別の指定管理者を指定するという内容となっております。
では、お手元の資料、
目黒区立自転車等駐車場の指定管理者の指定について、に沿って御説明いたします。御覧ください。
まず、項番1、指定管理者の概要です。
(1)施設の名称につきまして、記載のとおりとなってございますが、詳細については別紙1と書いてございますように、2枚めくっていただきますと一覧表となっているグループAの8駐輪場と、グループBの8駐輪場が表としてまとめてございます。これが指定管理を行う施設の一覧となってございます。
次に、1ページに戻りまして、1の(2)指定管理者ですが、グループAにつきましては
日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社、グループBについては
芝園開発株式会社でございます。
次に、項番2、募集結果でございますが、記載のとおりグループAには1団体、グループBに4団体、合計で5団体の応募がありました。
この管理グループの2分割の経緯について補足をいたします。
これまでは区全域に対して1事業者の募集を行っておりまして、4期連続で
日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社が選定されてきました。同社はICTの
管理システム等に強みを持ち、また駐輪場運営の豊富な経験を生かした施設運営を行ってきました。
一方では、既存の施設に特定の
ICT管理システム等が設置されているということで、他者が参入して管理継続するということに困難もありまして、それにより応募者が限定されることで選定における競争性に影響があると思われました。
そこで、今回の募集では、既存のシステムの導入率が高いグループAと、既存のシステムの導入率が低いグループBに分割して募集をすることで、実力のある複数事業者が参入しやすくなる環境をつくり、選定の競争性を保つことを期待しました。
今回の結果は、中途参入と競争性を期待したグループBに4者から新たな応募が得られ、高いノウハウを持つ事業者同士の提案が競われました。グループ分割の狙いは、このようにある程度実現できたと考えています。
補足が長くなりましたが、かがみの資料に戻りまして1ページ目の項番4、選定の概要でございます。
(1)評価基準でございますが、表のとおり第一次評価、第二次評価に分かれていますが、第一次評価は一番左の列、1、サービスの実施に関する事項、ページをめくっていただきまして、2、経営能力等に関する事項、3、経費・収入・本部管理経費に関する事項、4、施設の効用に関する事項、また第二次評価は1、プレゼンテーション及び質疑に関する事項と2、総合評価を評価項目といたしました。
ページを戻っていただきまして、1ページ目の一番右の列に配点が記してございます。記載のとおりでございますが、第一次評価のサービスの実施に関する事項は、評価委員1人につき70点、以下記載のとおりとなって、次のページに続いてございます。2ページ目の第二次評価の配点は、1人当たり計25点でございます。
次に、(2)評価結果でございますが、グループAの
日本コンピュータ・ダイナミクスが401点、表の一番下のほうになりますが、2ページの401点、グループBの
芝園開発株式会社が402点でございます。評価項目の細目別の点数については、別紙2、先ほどの別紙1のさらに裏のところについているところに総括表がございますので、こちらのとおりでございます。
次に、かがみ文3ページ目に戻りまして、(3)選定理由でございますが、グループAの選定では、第一次評価においてサービスに関する事項及び経営能力等が高く評価され、特に施設の設置目的を発揮することや業務の実績において高い評価を得ました。第二次評価でも、総合的に指定管理者として確実な事業運営、事業内容の向上が見込めると評価を得ました。ついては、この団体を
自転車等駐車場グループAの管理業務を遂行できる能力を有する団体として、指定管理者に選定いたしました。
また、その下にございますグループBの選定では、第一次評価の各項目が高く評価され、特にニーズ把握、活用ノウハウ、業務の実績が高い評価を得ました。第二次評価では、総合的に指定管理者として確実な事業運営、事業内容の向上が見込めるとの評価を得ました。ついては、
自転車等駐車場グループBの管理業務を遂行できる能力を有する団体として、指定管理者に選定いたしました。
最後に、項番の5、添付資料としまして選定した団体に関わる資料、記載のとおり団体の概要、定款、財務状況仮基本協定書を添付してございます。最初にグループAのこの資料4種類を添付して、その後でグループBの4種類を添付するという順となってございます。併せて御参照いただければと存じます。
補足説明は以上でございます。
○田島委員長 ただいま補足説明が終わりました。
議案第85号に対しまして、質疑を受けます。
○金井委員 おはようございます。詳しい御説明ありがとうございました。
私からは1点だけございまして、添付資料の中で基本協定書、ちょっとまだ全然読み切れてないんですけれども、この中に駐輪時間についてというのは記載があるのか、ないのかというのをちょっとまず1点お伺いしたいんですけれども、いかがでしょうか。
○
原土木管理課長 こちらの施設の開場している時間について、協定の中で定めてございます。
以上です。
○金井委員 その定めがある中で、私は以前この駐輪場の問題で、午後11時で閉まってしまうのを何とか24時間ないし終電が終わった後、午前1時ぐらいまで開けられるように、あるいは人がいなくても管理ができるような状態で全部並べたほうがいいんじゃないかという意見を出したんですけれども、その辺も改善されていくというふうに考えてよろしいでしょうか。
以上です。
○
原土木管理課長 以前の本委員会でも若干触れたかもしれませんが、各施設において、駐輪場の設置の際に地元の方との話合いですとか、それに基づいた時間設定をしているという関係から、全ての施設におきまして、例えば24時間にするだとか、そういうことはもともと考えていないというところがございます。例えば、学芸大学駅東口については現行どおりとする、祐天寺については24時間化を進める方向が検討できないか、そういった形で個別に、地区ごとに今後検討を行うことになります。
以上です。
○金井委員 ありがとうございます。祐天寺のほうは一歩進んだ感じにはなってきていることはよく分かったんですが、学芸大学駅東口の駐輪場というのは、やはりそこまでの住宅地じゃないということもありますし、それを今後進める考えがあるのかどうかだけ最後にお伺いいたします。
○
原土木管理課長 駐輪場の運営の点だけを焦点を当てて考えた場合には、24時間化によって、利用者の方あるいは運営上の収支などでメリットもあると存じますが、一方ではやはり近隣の、例えば住宅地などもある場所もございますし、そうではない商業の場所も含めて、かなりいろいろな御意見を頂戴している地区でもございます。
区としましては、いろいろな意見をしっかりと聞いて、その上で合意が図れるものかどうかということを検討の上で、今後のことを進めていきたいと考えています。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
○小林委員 課長からの補足説明を聞いていて、グループAとグループBの分け方、それから既存のシステムの導入率によって分けて、競争性を保つという意味で今回この新たな事業者が決まったということで、新しい業者が入って、この評価を見てみると期待が持てるのかなとは思っているところです。
それで、この補足資料のほうで、評価結果を見ててちょっと気になったんですが、今まで区の中の駐輪場をずっと管理してくださっていた事業者さんの、この3番の経費・収入・本部管理経費に関する事項の得点が一番低いんですね。ちょっとこれは点数で評価が一番低かったので、どこが悪いのかなと思って、この細かい別紙2をまた見てみると、この区の設定上限を守っているかというところの点数が低かった結果が出ています。
区の設定上限って、区の料金設定のことなんですかね。この点数が低かったところは、何が課題だったのかちょっと気になったので、その部分をどういうふうにこれから変えていけそうなのかというところがまず1点目お伺いしたいのと、それからこの委員会の中でも駐輪場についていろいろ新たな課題があって、大型の自転車だったり
電動キックボードの駐輪スペースの確保だったり、そういったことも事業者さんのほうに柔軟に対応していくようにということで、区からも、またこの委員会からも話が出ていました。
この新たな業者さんについては、そのあたり、既存の駐輪場の中で、そのニーズに応じたスペースの確保であるとか、そういったところについて、今どの程度協議が進んでいるのかをお伺いいたします。
また、もう1点、新たな業者さん、このBグループのほうのですね。もう既に
キャッシュレス決済が採用されてる駐車場もありますよね。祐天寺ですとか中根になりますけれども、そうすると既存の既にもう
キャッシュレス決済がシステムとしてもできているところに新たな業者さんが来るので、そのシステムの入替えになるのか引継ぎになるのか、どのような形でうまくつないでいけるのか、そのあたりはどういうふうに今調整が進んでいるのか。これは4月から業者さん変わるので、それにちゃんと間に合うような時系列での調整が進んでいるのかをお伺いしたいです。
以上です。
○
原土木管理課長 先に3点御質疑いただいたうちの2点目、3点目、キックボード及びキャッシュレスのほうから御回答いたします。
まず、今回令和5年度から6年度に移るに当たりまして事業者が2つに変わりますが、その際、キックボードの扱いについて現状と令和6年度以降どうなるかという形で御説明をいたしますと、現状は現在の指定管理者、
日本コンピュータ・ダイナミクス、通称NCDと呼ばれますが、こちらの自主的な取組によりまして、主な5つの駅のところで1つ以上の
電動キックボード対応の駐輪場を設置するというところまで進んでございます。これは令和5年10月から特定原付の扱いということで、正式に行っているというところでございます。
今後どうなるかということについてですが、区では
電動キックボードの今後の普及の程度についてはまだ見通せないところもあり、当面、各駅にまずは1か所以上の
電動キックボード受入れ駐輪場があるような体制づくりを目指してございます。
そして、令和6年4月以降については、指定管理者が2者に分かれますけれども、同様の体制を保てるように、新たな指定管理者とも調整を進めているというところでございます。
次に、
キャッシュレス決済について今後どうなるのかという点でございますけども、区は今回の募集に当たりまして、DXの推進を考慮するということをあらかじめ示しておりまして、事業者からもこれを受けて、
キャッシュレス決済の導入提案を受けているところです。令和6年度の上半期中には、駐輪場利用の
キャッシュレス化がほぼ全ての駐輪場で、これはA、Bを含めて、ほぼ全ての駐輪場で
キャッシュレス利用が可能となる予定です。1か所だけ例外があるのは、自由が丘駅南口の機械式駐輪場の特殊な仕様を使っているところだけ、すぐに
キャッシュレス対応ができないのですが、できる限りのことを進めていくという形で調整を行ってございます。
最後に、評価結果につきましてでございます。
こちらにつきましては、グループA、グループBともに同様の基準でもって評価をしてございますけれども、グループAにつきましては、高いノウハウに基づいたサービスを提供しているものが見られる反面で、会社利益を多く取っているというところが提案書からは読み取れました。収入の20%が利益の上限ということを定めているんですけれども、それについて各者がそれぞれの対応をする中で、こちらの
日本コンピュータ・ダイナミクスについては、利益についてこういう設定をしたというところで、評価したものが点数となったものです。
以上でございます。
○小林委員 ありがとうございます。
キャッシュレス決済が来年度からは比較的全区の駐輪場の中でも整備が進められていくということで、すごくこのサービス向上の面では、またこれも区としても強くやっていく決意が見られて、とても期待をしております。より多くの人にやはり使ってもらっていかないと、この施設についても存続の意義がどうなるかというふうになってくるとは思いますので、そこは引き続きやっていっていただきたいんですが。それと先ほどの評価結果については分かりました。
来年の4月から、この料金も6月の条例で上限が決められましたけども、そうするとこの新たな事業者も入って、それぞれの駐輪場で個々に料金が変わっていくことに、これからなりますよね。今後、4月なのであと半年しかないんですが、新たな料金に変わっていった場合のことも含めて、この利用料金というと、今どのような協議が進んでいるのかと、4月にもし急に変わるところが駐輪場の中にあった場合、その周知というのはいつぐらいからを考えていられるのか、それともしばらくは今のままで変わらないよということなのか、ちょっとそのあたりが気になったので、最後お伺いいたします。
○
原土木管理課長 利用料金につきましては、令和5年6月に条例が改正されまして、令和6年4月から改正された料金となります。現在は、選定されました指定管理者と区で、上限の範囲内での実際に幾らの利用料金とするのかについて協議を行っているところでございます。新しい利用料金については、令和6年1月中頃に決定する予定でございます。そして、周知については、2月1日からめぐろ区報2月1日号及び区ウェブサイト、SNS、それから各駐輪場での掲示などを使って行う予定でございます。
以上です。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○岩崎副委員長 まず、再委託の状況についてお伺いしますけれども、
日本コンピュータ・ダイナミクスは、これまで駐輪場の案内業務、
あとサイクルコンベアの保守点検、管理システムの保守点検、また機器の保守点検、現金回収や清掃、消防設備の点検など、再委託を行ってきましたけれども、この再委託の状況については変更はあるのかないのか、その辺と、また芝園開発のほうの再委託については、どのような計画になっているのかお伺いします。
以上です。
○
原土木管理課長 現在、A、B、2つの指定管理者と協議を行っているところではございますが、提案書などで見られる両者の基本的な考え方としましては、まず
日本コンピュータ・ダイナミクスについては、現在の再委託の体制について大きく変えるという考えは持っていないようです。委託といっても、当然ながら機器保守、警備、そのほかの人件費、もろもろございますけれども、そういったものについて考えは特に変えないと聞いてございます。
また、もう一者の芝園開発につきまして、駐輪場の様々な委託の中で、人件費の部分は大きく占めるわけでございますけれども、これは様々な自治体でも実績を持つこちらの事業者の考えとしては、直接雇用を事業者のほうでするという方針を今のところは聞いてございます。委託の中でスタッフのレベルアップというか、一定の質を維持してサービスを提供していく上で、そういった考えを基本的には持っているということを聞いておりますが、現在調整中ということではございますので、こちらは現在従事している方ですとか区民の方々について、優先的に雇用を行うかどうかというところで、今後協議を行うと聞いてございます。
以上です。
○岩崎副委員長 NCDのほうについては、駐輪場の現場の案内業務については、目黒区の
シルバー人材センターにこれまで委託をしてきたんですけれども、それに変更はないかということと、あと芝園開発のほうも、ほかの区で指定管理者の指定を受けて、その再委託先として
シルバー人材センターに委託をしているというような状況もありますけれども、先ほど芝園開発のほうについては直接雇用でというようなお話でしたが、この芝園開発についてはシルバーのほうに再委託する意向はないのかどうか、その辺はいかがでしょうか。
○
原土木管理課長 日本コンピュータ・ダイナミクスの人件費というか、スタッフの部分については、シルバーを現在採用している枠については、引き続き
シルバー人材センターを想定していると聞いてございます。
それから、芝園開発のほうにつきましては、あらかじめ募集の段階から、それを義務とするかどうかということについては、こちらのほうで検討を行った上で、事業者のそれぞれの考えに基づいて提案をしていただくという形で、今回芝園開発のほうからは、スタッフのレベルをしっかりと保つ様々な接遇だとか、いろいろな事例を踏まえたフィードバック、こういったものを基にしてスタッフの運営を行っていきたいと聞いていますので、そういった方針と併せて、今後どのようにするか検討してまいりたいと考えます。
以上です。
○岩崎副委員長 そうすると、芝園開発のほうについては、今後NCDのほうと同様に
シルバー人材センターの再委託ということも考えられるということだというふうに思いますけれども、この
シルバー人材センターとの関係ということでいえば、今年10月からインボイス制度が始まったことに伴い、特にNCDのほうは再委託ということで、これまで駐輪場の現場で会員が働いてきたという経過です。それで、この会員への配分金について、このインボイス制度の導入によって消費税の相当分が、仕入れ控除が認められなくなったために、配分金の中の消費税相当分を渡すことができなくなるということになりました。
配分金によって消費税相当分を控除した金額のみの支払いになっていくというような、そうした制度になっていますが、いろいろな
シルバー人材センターでこういうことも考慮して、
シルバー人材センター自身、その消費税分について、それを控除しないで、そのまま配分金として会員の方に渡すという措置を取っているシルバーもありますけれども、これは再委託を受ける目黒区のシルバーについて、配分金についてはどういう扱いになるのか、その辺をお伺いします。
以上です。
○
清水都市整備部長 今、副委員長のおっしゃられたような課題があるということは私どもも認識しておりますが、今回の件につきまして、目黒区の
シルバー人材センターのほうがどのような考え方を持っているか、そこまでは申し訳ございませんが、私どものほうでは確認しておりません。ただ、そのような質疑があったということは、ちょっと
シルバー人材センターのほうには伝えたいと思います。御了承いただければと存じます。
○岩崎副委員長 ちょっとこの部分については、目黒区のシルバーの意向によって、直接の再委託の契約というのは指定管理者側とシルバーの間で結ぶんですけども、もし目黒区が会員にはこれまでどおり消費税分も含めた配分金を出しますよということになると、やはりシルバーの持ち出しが増えてしまうということもあって、この指定管理者との契約にもやはり少なからぬ影響が及ぶというふうに思います。
そうなると、やっぱりその辺の状況がどうなるかということによって、再委託の高齢者雇用ということで雇用されているシルバーの方々の配分金、また生活状況などにも少なからぬ影響が及んでくるので、ここははっきりさせるべきところではないかなというふうに思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
○
清水都市整備部長 シルバー人材センターの役割とか、その運営については、当然区としても非常に重要なものだというふうに認識しております。今回、副委員長が指摘されたような課題があるということは、当然私どもの
シルバー人材センターと密接な関係のある所管については、そういうことについて当然検討してるんだろうと今私は想像するところでございます。
ここは本当に副委員長おっしゃられるように、今回の制度が変更になれば、当然そういう課題は出てくるという認識があると思いますので、その点については、私どものほうから所管にもそういう意見があったということをしっかり伝えて、適切な対応を求める声があったということでお伝えしてまいりたいと存じます。そのようなことで御了解いただければと思います。
以上でございます。
○岩崎副委員長 シルバーとの関係については、大至急はっきりさせていただきたいというふうに思います。2番目に利用料金制のことも出ましたけれども、条例に定める範囲で独立採算制の利用料金制を取っていて、先ほど来、競争性ということを頻繁に言われているんですけれども、今回グループAとグループBで、それぞれNCDと芝園開発が指定をされるということになった場合、利用料金制ですから、条例の範囲内であれば、指定管理者の判断で料金も設定することができます。この辺については、この2つの指定管理者に対して同じ利用料金を設定してもらうというような意向なのか、それとも競争性ということで、それはおのおのの指定管理者の判断でやってくれということにするのか、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。
以上です。
○
原土木管理課長 指定管理者の施設の利用料金については、条例で定める上限の範囲内で事業者が決めるものでございますが、これにつきましては自治法などでも定めがございますように、あくまでも区と指定管理者の協議の上で決定をしていくというものでございます。
現在は、まだ2つの指定管理者と協議中ということでございまして、具体的な金額が確定している段階ではございませんけれども、これが結果として必ずAとBで金額をそろえるという考え方なのではなくて、AとBで先ほどお話にありましたように、健全な競争性を発揮する結果、金額が変わり区民サービスに資することが起きる、これはいいことだと考えています。実際にどのような金額に決まるか、そしてそれに調整が必要かということは今後検討も必要かと考えていますが、区としてはそのように進めていきたいと考えます。
以上です。
○岩崎副委員長 そうすると、今後区との話合いの中では、うちはこういう金額で利用料金を設定します、こちらはこういう利用料金を設定しますというふうに違いが生まれる場合もあり得るということですよね。そうした場合、目黒区の区立の自転車等の駐車場ですから、区立の駐輪場の施設の中で利用料金に差が出てしまうということについては、これは区として、それは指定管理者の制度がそうだからということで容認するのか、それともやはりそこはそろえてほしいと、区内の中の駐輪場だからそろえてほしいという働きかけをするのか、その辺についてはいかがでしょうか。
以上です。
○
原土木管理課長 まず、利用料金の設定ですが、そもそもAの中で統一、Bの中で統一という形ではなくて、それぞれ駅への距離ですとか駐輪場の施設の状況、使いやすさ、利便性、そういったものによって料金の設定というのはかなり変わってくるだろうと考えております。また、事業者の健全な料金設定という意味では、そのニーズに合わせて変動させていくということも視野に入れているということで、我々もそのつもりでの協議をしております。
その上で、AとBでの差というよりも、各地域、各ゾーン、各施設においての差というものについては、あることがむしろ自然と考えておりますので、その上でAとBで何か非常に大きな程度の差が出るかというところについては、区として見ていきたいと思いますが、基本的には健全な競争性として、事業者の努力によって設定された利用料金については、その根拠をしっかりと聞いた上で、区としてそれを認めるかどうかということになります。
以上です。
○岩崎副委員長 そうすると、グループAとグループBの間の競争ということだけでなくて、そのグループの中でも料金設定などをフレキシブルにして、いわゆる競争性ということで、競争性の原理の下で料金設定をしていくというようなことでよろしいわけですね。確認ですけれども。
○
原土木管理課長 ただいまお話がありましたように、グループの中でも料金設定を施設の状況、特性に合わせてきめ細かく決めていく、また時間単位でどれぐらい取るかというようなところまで踏み込んで今回は提案を受けているところですし、そういった事業者の姿勢をしっかりと区民サービスと放置自転車防止に役立てられるような形で、料金設定の中で取り組んでいきたいと思います。
以上です。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○坂元委員 すみません。この空き状況の管理のシステム、満空というのがあります。これ、このシステムが導入されている駐輪場とされていないところがあるんですが、この差はどこから来てるのかお伺いしたい。
○
原土木管理課長 満空Webというのは、御存じの方もいらっしゃるかとは思うのですけども、満車か空車かという情報について、区内の駐輪場のものについてウェブなどを通して見られる仕組みでございます。
現在、令和5年においても、NCDにおいて満空Webという形で、そういったシステムがございますけれども、これは令和6年度以降どうなるかということになりますと、グループAのNCD、グループBの芝園、いずれにおきましても、やはり満車か空車かということがしっかりと把握できて、それをウェブ上で確認できるシステムを構築する方向で、現在協議を進めているところです。
以上です。
○坂元委員 では、グループAのほうだけしか、このシステムが使えないとかではなくて、Bのほうも使える予定になっているということでよろしいですか。
○
原土木管理課長 グループAの事業者は現在グループBへ引き継ぐべき資料だとかの整理をしているところでありまして、それと同時にグループBも独自のノウハウを使って、どのようなシステムが使いやすいかと。ただ我々区が感じているところでは、AとBで極端な差もなく、しっかりと満車空車の情報が得られるようなシステムをどちらの事業者も用意している、そのような形で調整を進めているところです。
以上です。
○坂元委員 再度確認なんですが、システムは違うけれども、同様に満車か空車か分かるシステムができるということで、再確認をします。
○
原土木管理課長 お話しのとおり、システムは違うけれども、グループA、Bともにしっかり確認できる、そういったシステムになります。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
○増茂委員 既存のシステムが少ないグループBとして、新たに
芝園開発株式会社が指定管理者になったわけなんですけども、利用者の方にとって、そういったシステムの違いで変更点があって、戸惑ったりとかいうことがないようにお願いしたいんですけども、そのあたりどうなってるかということと、案内が必要でしたらいつ頃その案内をするということがありましたら教えてください。
○
原土木管理課長 システムの違いについては、指定管理者の使うそれぞれ独自のシステムがあるとはいいましても、利用者の方にとって、混乱がないように、そして、どちらかの地域で不足がないようにということで、区も考えているところです。
したがって、その使い勝手とかにつきましては、かなり細かい話にはなると思いますけれども、実際にそのシステムを使い始める、来年4月から新しい事業者になりますけれども、適宜その中で御案内をして、満車、空車、あるいは定期利用枠のエントリー、そういったものについてどのように操作を行えば、利用ができるのか、それがしっかりと伝わるように、そして地区にかかわらずそれが伝わるようにという形で、区としても努めてまいりたいと思います。
以上です。
○増茂委員 では、4月から変わりますということは、利用者の方には御案内できるということでよろしいですか。
○
原土木管理課長 お話のとおり、4月から変わりますという形で御案内をしてまいります。
以上です。
○田島委員長 いいですか。
それでは。
○はま委員 すみません。やはり私もそのグループAとグループBのシステムが違うというところが気になってまして、利用者にとってはグループAであるとかグループBの会社であるということは関係ない話なので、例えば最初にグループBを使っている利用者が、グループAの駐輪場に止めたいときに、例えばアプリとかを入れてて、違うアプリを入れなきゃいけないとか、そういったことになると困ると思うので、やっぱりその辺はなるべく統一したというか、システム自体が違っていたとしても、利用者にとっては使い勝手が同じであるほうがいいかと思うんですが、その辺を検討していただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。
○
原土木管理課長 グループA、Bでシステムの違いによって、使い勝手が違って混乱しないようにということは、私どももよく考えて取り組んでいます。2つのシステムが違うことは事実ですので、細かい点におきましてはどうしても違いは出るかもしれませんが、そこを何とか工夫して、同じことをやるのにこっちの駅ではグループBでこっちの駅ではグループAだが、ではどのようにすれば同じことができるかと、そういったことが親切に利用者の立場で分かるように御案内をしていきたいと思います。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは、意見・要望がございましたらば、これを受けます。
○金井委員 では、意見・要望いたします。
議案第85号、
目黒区立自転車等駐車場の指定管理者の指定について、本案はこれまでの駐輪場業務を整理し、料金等も民間に委ね、よりきめ細かなサービスを区民に提供できるものと捉えております。そこで、これまで多数の区民の方から求められている開場時間の平準化を進めていくことを求め、目黒区議会立憲民主党は議案第85号、
目黒区立自転車等駐車場の指定管理者の指定について賛成いたします。
○岩崎副委員長 本案に反対します。
今後5年間の
区立自転車等駐車場について、
日本コンピュータ・ダイナミクスと芝園開発の両者に指定管理者として管理を代行させるということでありますけれども、NCDは
シルバー人材センターに再委託をする計画です。芝園開発についても、シルバーへの委託の可能性もあります。
シルバー人材センターは、高齢者の雇用を促進するための区の外郭団体であり、区として配分金の問題など責任を持つべきです。しかし、区の答弁は、その辺がはっきりせず、高齢者の雇用促進と、生活維持という役割を軽んじるものでありました。
また、利用料金制の下で、各
自転車等駐車場の料金設定に違いが出てしまっては、区民が利用する
自転車等駐車場に差異が生まれてしまい、公平性が損なわれるおそれもあります。また、競争性を優先させ、事業者の利益優先になりやすい側面もあり、区民の意向が反映されるかという問題もあります。
よって、今回の指定管理者の指定には問題があり、反対します。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは、議事の都合により暫時休憩いたします。
(休憩)
○田島委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
それでは、採決に入ります。ただいま議題に供しました(1)議案第85号、
目黒区立自転車等駐車場の指定管理者の指定について、原案どおり可決すべきものと議決することに賛成の委員の挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
○田島委員長 ありがとうございます。
賛成多数と認め、本案につきましては、原案どおり可決すべきものと議決いたしました。
それでは(1)議案第85号、
目黒区立自転車等駐車場の指定管理者の指定についての審査を終了します。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【議 案】(2)議案第86号 目黒区立公園の指定管理者の指定について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○田島委員長 続きまして、(2)議案第86号、目黒区立公園の指定管理者の指定についてを議題に供します。
理事者から補足説明があれば受けます。
○久能道路公園課長 それでは、議案第86号の目黒区立公園の指定管理者の指定につきまして、ポニー園、駒場公園茶室、和室、駒場野公園デイキャンプの順で、一括して公園の施設ごとに補足説明させていただきます。
それでは、お手元の資料、目黒区立碑文谷公園「ポニー園」の指定管理者の指定についての資料を御覧ください。
まず、項番1の指定管理者の概要でございますが、(1)施設の名称は目黒区立碑文谷公園「ポニー園」でございます。
(2)の指定する団体は、公益財団法人ハーモニィセンターでございます。
次に、項番2、募集結果でございますが、応募者が記載のとおり1団体でございました。
項番4、選定の概要でございますが、(1)評価基準は表の記載のとおりで、第一次評価は1、サービスに関する事項、2、経営能力等に関する事項、2ページ目にまいりまして、3、施設の効用に関する事項、4、管理運営経費に関する事項を評価項目としました。第二次評価は、プレゼンテーション及び質疑に係る事項と総合評価を評価項目といたしました。
1ページにお戻りいただきまして、配点につきましては、配点欄の記載のとおりでございまして、それぞれの項目につきまして、合計した点が2ページ目になりまして、選定評価委員1人が最高215点を持ち点とし、管理運営経費の効率化につきまして、区が提示した参考金額に対する縮減率1%につき0.4ポイント、上限5ポイントとしております。また、第二次評価の配点につきましては、1人当たり25点を配点としております。
(2)評価結果でございますが、500満点中409点でございます。評価項目の細目別の得点につきましては、3枚目の別紙に掲げてございますので御覧ください。
次に、(3)選定理由でございますが、第一次評価においてサービスに関する事項及び経営能力等が高く評価され、特に障害者の自立支援に寄与する運営や、施設管理の運営のノウハウについて高い評価を得ました。
結果といたしまして、第一次評価と第二次評価を総合的に判断し、目黒区立碑文谷公園「ポニー園」の管理業務を遂行できる能力を有する団体として、指定管理者に選定いたしました。
なお、添付資料といたしまして団体の概要、定款、財務状況、仮基本協定書を添付しておりますので、併せて御参照いただきたいと存じます。
続きまして、2点目の施設でございます。
お手元の目黒区立駒場公園茶室、和室の指定管理者の指定についての資料を御覧いただきたいと存じます。
項番1、指定管理者の概要でございますが、(1)施設の名称は目黒区立駒場公園茶室、和室でございます。
(2)指定する団体ですが、目黒区
シルバー人材センターでございます。
項番2、選定方法でございますが、要綱に基づき設置した
選定評価委員会におきまして、評価の項目が①指定期間中の運営評価の結果の状況、②次期指定期間中の事業計画と収支予算計画の評価結果、それによりまして、継続による選定の適否を総合的に評価しているものでございます。
続きまして、項番3、選定の概要でございますが、指定期間中の運営評価結果の状況でございますが、これは7月の
都市環境委員会にお示ししてございますが、運営評価は76点、水準を超えているというものでございます。
2ページ目を御覧ください。
こちらには、指定期間中の事業計画等の評価ということでの結果でございますが、アの評価基準は表の記載のとおりで、1、サービスの実施に関する事項、2、経営能力等に関する事項、3、施設の効用に関する事項を評価項目といたしております。配点につきましては、評価委員が最高135点を持ち点としております。
イ、評価結果でございますが、72点で水準を超えているということでございます。評価結果の評価項目の内容の得点については、記載の表のとおりでございますので、御覧いただければと存じます。
続きまして、3ページの表、項番4、選定理由でございますが、指定期間中の運営評価の結果が水準を超えているという結果と、次期指定期間の事業計画等につきましても、これまでの実績を踏まえた施設の管理運営、利用者対応、利用者サービスの向上の提案などが高く評価されております。
以上のことから、総合的に判断しまして、現行の団体は指定管理者として妥当であり、継続による選定は適当であると評価した内容になります。
なお、添付資料といたしまして、団体の概要、定款、財務状況、仮基本協定書を添付しておりますので、併せて御参照していただきたいと存じます。
続きまして、次の施設でございますが、お手元の目黒区立
駒場野公園デイキャンプ場の指定管理者の指定についての資料を御覧いただきたいと存じます。
項番1、指定管理者の概要でございますが、(1)施設の名称は目黒区立
駒場野公園デイキャンプ場でございます。
(2)指定する団体は、目黒区
シルバー人材センターでございます。
項番2、選定方法でございますが、先ほどの駒場公園茶室、和室と同じでございます。
項番3、選定の概要についてでございますが、指定期間中の運営評価結果の状況については、運営評価の76点、水準を超えているというものでございます。
おめくりいただきまして、2ページ目を御覧ください。
(2)次期指定期間中の事業計画等の評価の結果でございますが、アの評価基準については先ほどと同様でございます。イとしまして評価結果でございます。72点で水準を超えているということでございます。評価項目の内容別の得点は記載の表のとおりでございます。
続きまして、3ページにまいりまして、項番4、選定理由でございますが、指定期間中の運営評価の結果の状況が、評価水準を超えているという結果と、次期指定期間中の事業計画等につきましても、これまでの実績を踏まえた運営方針や管理運営計画、利用者対応などが高く評価されたことを踏まえ、総合的に判断いたしまして、現行の団体は指定管理者として妥当であり、継続による選定は適当であると評価した内容となります。
なお、添付資料としまして仮基本協定書を添付しておりますので、併せて御参照していただければと存じます。
私からの説明は以上となります。
○田島委員長 それでは説明が終わりました。
質疑を受けますが、ポニー園、そして駒場公園茶室、和室、デイキャンプ、3つの一括で説明がありました。質疑はポニー園はポニー園で、それから駒場の茶室、和室、そしてデイキャンプ、どれを質疑するか、共通なら共通で結構ですから、言ってから質疑に入っていただいたほうが分かりやすいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは質疑を受けます。
○金井委員 説明ありがとうございました。
私からはポニー園で1件なんですが、2ページ目の(2)評価結果のうち第一次評価から4、管理運営経費に関する事項で、こちらは20点満点のうち4.8とあるんですけれども、何か随分厳しめな数字に見えるんですけれども、これって大体以前もこういう数字なんでしょうか、また、どういうことでこういう数字になっていくのかというのをちょっと説明いただきたいと思います。
以上です。
○久能道路公園課長 前回のときの評価としては、この評価がなくて、今回評価として管理運営経費に関する事項というのを入れているんですけれども、点数については、すみません、こういう結果になって……。
○
清水都市整備部長 経費につきましてはもともと全ての項目が、5段階評価なんですけども、3というのが標準なんです。ですから、提示されてる金額に対して、その金額の範囲内であれば、まず3なんです。ですから、ほかの項目は、私どもが考える平均よりも、例えば障害のある子どもたちに対して非常に配慮されてるなというふうに思えば、5とかという高い評価がつくので、高い点数がつくんです。
ただ、あくまでもこの管理運営経費関係については、もともとの提示の金額内であれば平均の3という形になるんです。
ただ、それに対して実はもっと価格を下げましょうとかという形で、価格を今度下げてくると、それは逆に、区の支出が減るわけですから、プラスという評価になって4とか5というのがつくような部分になってます。
ですので、まずその管理運営費に関する金額に関しては、そういう仕組みがあるので、先ほどの自転車のほうもそうなんですけど、予算の範囲内だと標準になってしまうので、必然的に真ん中の数字がつくという仕組みになってます。
それともう1点なんですけども、これも以前からこの制度、指定管理の中で、よりよい提案で金額を下げるとか、そういったようなものは高く評価するようになるといったようなことが、様々な質疑の中で出ていたことがございます。またこの評価委員会の中でも、やはりコストについてもよりいい提案があるかないかというのを評価をちゃんとしようというような意見がありました。
そういう中で、実際のところ、これは一方でポニー園、皆様よく現状を御存じだと思いますけれども、大変職員を割いて、非常に熱心にやってるかなあというのが私の感想なんですが、そうなってまいりますと、なかなか金額を、見直すという提案は難しくて、むしろこういうことをやってあげたい、こういうことやってあげたい、ああいうことをやってあげたいというような内容ばかりになるんですね。
ですので、必然的にこの参考金額の見直しといったような観点から見た場合に点数は上がりにくいかなというところが、このような各委員の評価になったというふうに御理解いただければと存じます。
私から以上でございます。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○はま委員 私のほうからは、茶室、和室の指定管理者についてと、あとデイキャンプの指定管理者についてなんですが、両方とも
シルバー人材センターということで、やはり私も評価結果のところで、1の(4)の①が、利用者ニーズを的確に捉え、施設の改善につなげる内容かというところが28点で、結構低いなと思いました。
これ、シルバーの方のほうから、こういったニーズがあるので、ここをぜひ改善してほしいというふうに、区のほうに訴えたとしてもなかなかその予算がないので厳しいですというようなことで、なかなか実現に至らないところとかもあるのかなというふうに思ったりするんですけれども、区としては、シルバーの方とかから、こういうふうに改善してほしいというような要望があったときに、なるべく応えていきたいというような姿勢というか、そういったお考えはあるのかなというところをちょっとお聞きしたいです。
○久能道路公園課長 確かに委員がおっしゃられるとおりで、
シルバー人材センターとは定期的に、月1回とか、ちゃんと連絡調整会というのも設けておりまして、駒場公園の茶室、和室については、東京都なんかとも、連携を取りながらやっております。
シルバー独自で、できる範囲というのはやっぱり限られてるものがありますので、区のほうで予算の範囲で、シルバーのガイドボランティア等の係る部分について、今ですと例えばIT関係のARを利用した仮想現実というものがありまして、和館の施設の一部を仮想の空間の中で再現するという技術を使って、そういったサービスを区のほうでも、シルバーと連携を取りながら、こういったものが、ガイドボランティアするに当たって有効なんじゃないかという形で、お互い協議しながら、区のほうとしても、そういった環境の整備に努めております。
○はま委員 ありがとうございます。
施設の改善につなげるという内容というのが、なかなか予算の関係などもあったりして難しいかなというふうに思ったりするんですけれども、今ARを使った、そういった新しい取組などもされているということで、シルバーの実際に働かれる方はやっぱり高齢者の方などが多いと思うので、高齢者の方が新しい技術であるとか新しい仕組みを習得するのは難しいところもあると思うので、シルバーの中で研修体制であったりだとか、知識の定着であったりとか、そういったことをしっかり取り組んでいただきたいなというふうに思うんですが、その辺いかがでしょうか。
○久能道路公園課長 この辺につきましては、ボランティア団体とか、シルバーさんとか、いろんな意見を聞きまして、使いやすく分かりやすいという形で、例えばQRコード等を、読み込むだけで表示できるような工夫をしたり等しておりますし、コンテンツ、内容につきましても、その辺についてはよく相談をしながら、より利用者に分かりやすいサービスに努めてまいりたいと思います。
○田島委員長 ほかに。
○増茂委員 デイキャンプ場についてお伺いします。
指定期間中の運営評価結果の状況で、総合的に判断して継続ということで
シルバー人材センターなんですけれども、ほかに公募しないで
シルバー人材センターに指定するメリットとか理由がありましたら教えていただきたいと思います。
○久能道路公園課長 デイキャンプ場に
シルバー人材センターを指定するメリットということなんですけれども、駒場野公園につきましては、施設のところが自然観察舎や各種公園の活動団体等との連携において、
シルバー人材センターと長年築き上げてきた信頼関係と、あとやっぱり、ボランティアとの関係が大分蓄積されておりますので、そういった点で、デイキャンプにおきましても、そういった団体との調整。また利用者のサービスにおいて、火起こしの補助等を行う際にですね、高齢者ならではのちょっとした配慮をしながらサービスしていただけるというところが、メリットであるかなというふうに私ども考えております。
○増茂委員 そういった高齢者の方のきめ細やかなサービスとか、そういったことは理解できます。それに一生懸命やっていらっしゃる、活動されている会員の方なのかなということも想像できます。
ただ、デイキャンプに関して7月にもほかの委員から意見が出ましたけども、新しい試みとか、そういったものも必要なんじゃないかなというのがありまして、今後のことなんですけれども、
シルバー人材センターに、こういったことをやってはいかがかとかいうような提案をしていくような可能性はあるのかどうか、お聞きしたいです。
○久能道路公園課長
駒場野公園デイキャンプ場なんですけれども、ちょっと公園の施設の成り立ちもあるんですけれども、青少年育成という考え方からできた経緯と、あと地元の意見を参考に、意見を聞きながら造ってきた施設の経緯等ございまして、アウトドア施設というよりは、青少年に自然を楽しみながら野外活動していただくという目的で運営している状況でございます。
施設の運営の方法につきましては、
シルバー人材センターさんとも利用者にとって使いやすい施設、分かりやすい施設というのは常に連絡を取り合っておりますので、その辺を踏まえながら、今後、よりよい施設として、運営していくために協議を続けながら、進めてまいりたいと考えております。
私から以上です。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○岩崎副委員長 茶室、和室、デイキャンプ場のところなんですけども、
シルバー人材センター、公募の特例ということで引き続き継続という提案です。
先ほども課長がおっしゃったとおり、シルバーとの築き上げてきた信頼関係があるということや、高齢者の方々ならではの知恵も大いに生かしていくというようなこと、あと高齢者の雇用を確保していくというような観点もあって、公募の特例ということにしたというふうに思います。
実際に、これまでの報告を聞いても、大変勉強をされているとか、あるいは講座なども開いている、資料の研究もされているというようなことで、非常に努力もされているということで、大切にしていただけたらなというふうに思っているんですが、だからこそ、ちょっとさっきの質疑にもあったように、配分金の問題というのは、やはりきちんと整理をしていただきたいし、やはりそれだけの努力をされているからこそ、しっかりした配分金も保障していくというようなことが必要だと思うんですが、ここは区が直接指定をする指定管理者なので、当然、配分金の問題を含め、指定管理料などの問題についても、今後どうするかということはシルバーとの間では出てくると思うんですが、その辺、配分金の問題含め、指定管理料の問題含め、シルバーとどういう折衝などをしていかれるのか、その辺をお聞きします。
以上です。
○久能道路公園課長 先ほどの配分金の件につきましても、この施設だけではなくて、全体的な話もありますので、他の施設と同様に併せて考えていきたいというふうに思っております。
シルバー人材センターとも、今後とも密に連携を図りながら事業を進めてまいりたいと考えております。
私から以上です。
○岩崎副委員長 先ほど申し上げたように、例えば目黒の
シルバー人材センターの配分金の問題で、配分金の確保のために、シルバーの本部が、その分を会員に補償するといった場合、やはり指定管理料などについても、これまでのとおりということにはいかないだろうというふうには思いますが、その辺の見通しなどについては、どのようにお考えになっているかということもお聞きしたいと思います。
以上です。
○
清水都市整備部長 この件につきましては先ほど御答弁申し上げたとおり、同じ答えになってまいります。全体に関わる課題ですので、しっかり共有して、内部として検討してまいりたいと存じます。
以上でございます。
○田島委員長 いいですね。
ほかに。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは意見・要望を受けます。
○岩崎副委員長 本案に賛成します。
ポニー園は、ハーモニィセンターが長年にわたり指定管理者を務め、ボランティアの人や障害者と共に力を入れ、動物の飼育供給体制も確保し、福祉、子育てに寄与する部分も非常に大きいものがあります。公契約条例の適用業者でもあり、さらに、従業者への待遇改善を望みます。
駒場公園の茶室、和室及び
駒場野公園デイキャンプ場については、
シルバー人材センターの会員が来館者への対応をはじめ、自主的に資料の研究や勉強会などを実施し、スキル向上に努めています。こうした努力を後押しするためにも、会員への配分金がしっかり確保されるよう要望します。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 よろしいですか。
それでは暫時休憩させていただきます。
(休憩)
○田島委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
それでは、採決に入ります。ただいま議題に供しました(2)議案第86号、目黒区立公園の指定管理者の指定について、原案どおり可決すべきものと議決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 御異議なしと認め、本案につきましては原案どおり可決すべきものと議決いたしました。
それでは(2)議案第86号、目黒区立公園の指定管理者の指定についての審査を終了します。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【議 案】(3)議案第87号 目黒区営住宅の指定管理者の指定について
(4)議案第88号
目黒区立区民住宅の指定管理者の指定について
(5)議案第89号 目黒区
三田地区整備事業住宅の指定管理者の指定について
(6)議案第90号 目黒区
従前居住者用住宅の指定管理者の指定について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○田島委員長 (3)議案第87号、目黒区営住宅の指定管理者の指定について、(4)議案第88号、
目黒区立区民住宅の指定管理者の指定について、(5)議案第89号、目黒区
三田地区整備事業住宅の指定管理者の指定について、(6)議案第90号、目黒区
従前居住者用住宅の指定管理者の指定について、一括して議題に供します。理事者から補足説明があれば4議案について一括して説明を受けます。
○鵜沼住宅課長 それでは補足説明させていただきます。
御手元の資料、目黒区営住宅等の指定管理者の指定について、議案第87号から第90号の補足資料を御覧ください。
こちらの4議案につきましては、施設が住宅の管理ということで一括して、指定管理者の募集を行いましたので、同一の団体を指定管理者とする議案となっております。
対象施設、項番1でございますが指定管理者の概要でございます。対象施設は、ア~エに記載の住宅で、詳細につきましては別紙1のとおりでございます。
(2)の指定する団体でございますが、株式会社東急コミュニティーでございます。
次の項番2、募集結果でございますが、応募者が記載のとおり1団体でございました。
続きまして、項番4、選定の概要でございますが、評価基準につきましては記載のとおりで、第一次評価につきましては、1、サービスに関する事項、2、経営能力等に関する事項、3、管理運営経費に関する事項、また、裏面にまいりまして、第二次評価につきましては、プレゼンテーション及び質疑に係る事項と総合評価を評価項目といたしました。
前のページ、1ページにお戻りいただきまして、配点につきましては、配点欄に記載のとおりで、第一次評価のサービスに関する事項、経営能力等に関する事項につきましては、選定評価委員1人が最高120点を持ち点といたしまして、管理運営経費の効率化につきましては、区が提示した参考金額に対する縮減率1%につき0.5ポイント加点し、上限7ポイントとしております。
2ページを御覧ください。
第二次評価の配点につきましては1人当たり25点でございます。次の(2)の評価結果は合計点380点、評価項目の細目別の得点につきましては、3枚目にございます別紙2に掲げてございます。
次に、(3)選定理由でございますが、こちらのほうは第一次評価においてサービスに関する事項、それから、経営能力等が高く評価されまして、特に、運営方針、業務実績等の管理を安定的に行う能力と危機管理体制の項目が高い評価を得ております。結果、第一次評価と第二次評価を総合的に判断し、区営住宅等の管理業務を遂行できる能力を有する団体として、
指定管理者候補者に選定いたしました。
5番でございますが、添付資料といたしましては、他の施設と同様でございますので、記載のとおりでございます。併せて御参照していただければと存じます。
補足説明は以上でございます。
○田島委員長 補足説明が終わりました。
この一括説明に関しましても、第87号から第90号までございます。議案番号を言っていただいて個別の質疑の場合は、議案番号を言って質疑をしていただきたいと思います。共通の場合は共通ということでお願いいたします。
質疑を受けます。
○金井委員 これは議案全体の話で、先ほどの質疑と同様なんですが、2ページ目、管理運営経費の効率化、これ、ゼロ点で前回はなかった、今回、こういうふうに項目が出されて、先ほどの部長の答弁でいえば、これはもう評価のしようがないというか、区の財政に寄与すれば、サービスの低下を免れないみたいな説明だったと思うんですけれども、そもそもこの項目を設ける意味ってあるんでしょうか。これ、恐らくこのまま5年後また委託管理していったときに同じような質疑があるような気がしてならないんですが、そこについてはいかがでしょうか。
○鵜沼住宅課長 ただいまの金井委員の御質疑でございますが、こちら経費に関する評価につきましては、毎年やっております評価においてもやはり経営能力という形で、どれだけサービスを落とさずに経費を縮減できたかというところが着目点としてございます。
また、今回これゼロポイントというのは、区が提示した金額と同等のもので、縮減率が1%未満になっておりますので、プラスの点数がなかったというものでございます。
また、先ほど金井委員から御指摘ありましたように、これを評価項目に入れているのはいかがかということなんですけれども、やはり施設管理を行うに当たっては、どれだけ経費の削減ができるかというところもやはり着目点として、また、それらを行うに当たって人件費を減らすのではなくて、自己努力というような、DXであったりいろいろなところをシンプルな形にするだとか、企業努力をどれだけされているのかということも着眼点とするということで含めているものでございます。
私からは以上でございます。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○はま委員 私からは、議案第87号の区営住宅に関する質疑なんですけれども、この区営住宅に住まわれていらっしゃる方は、概してちょっと生活環境が厳しかったりですとか、高齢者の方が多かったりすると思うんですけれども、特に、長年住まわれていらっしゃる方が、これまで以上に高齢になっていって、例えば区営住宅のお掃除などは自主管理などでされていらっしゃるかと思うんですけれども、そういった今までできていたことが、ちょっと困難になってきてしまっているというような状況が、御相談とかでもあったりするんですけれども、区営住宅に住まわれている方が高齢化されているということで、これまでの指定管理でやってきた委託の業者さんに、委託している内容をそのままでは対応できないような内容なども今後増えてくるのかなと思ってまして、そういったときに、住まわれている方の意向に全て応えるというのはなかなか難しいかと思うんですが、ただ委託業者の方のところに居住者の方から連絡が来たときに、すぐに折り返し連絡をしてもらうとか、すぐに検討するとか、すぐに対応するとか、そういった利用者の方、住まわれている方が安心できるような対応をぜひ、委託業者の指定管理者に、今後依頼したりとか、区のほうから指導していただくようなことをお願いしたいと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
○鵜沼住宅課長 ただいまの御質疑でございますが、指定管理者にはやはり区民の方の対応、居住者の方の対応につきましては、スピーディーに、なおかつ適切に対応するようにと、日頃からお願いをしているところでございます。
また、高齢者の方が増えてまいりましたので、なかなかいろいろなことで御相談を受ける機会も多くなっておりますので、今まで以上に、より適切に対応するように指定管理者には伝えてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○田島委員長 はま委員の質疑を終わります。
ほかに。よろしいですか。
○岩崎副委員長 区営住宅のところです。
今の委員からも、高齢化が進んでいるというお話も出ましたけれども、やっぱりどんどん、高齢化と、あとひとり暮らしのお年寄りの方々も多くなってきているなという感触はあります。それで、例えばひとり住まいの高齢者対策として、これは直接、福祉部門の担当なんですが、非常通報装置とか、生活リズムセンサーなどの働きかけ、あるいは福祉部局、それから包括支援センターなどと指定管理者との間の連携関係といいますか、そういう全体的な見守り体制というのはどうなっているのかということについて1点お伺いいたします。
2点目は、災害時の対応、対策ですね、防災対策ですけれども、やはり団地自体が高齢化してきて、なかなか防災訓練などの参加率なども大変になってきているという話も、聞きますけれども、そうした災害時の対応を見越したことについては、指定管理者からは、どのような働きかけがあるのかということが2点目。
3点目は、共有部分の共益費などについては、自主的に、お住まいになっている方が、当番を決めて、集金をされているというような実態もありますけれども、中には、思ったように払ってくれないみたいな苦情の声なども出ているという話も聞きますけれども、そうしたいろいろな問題点なんかについても、指定管理者としていろいろ対応はされていると思うんですが、その辺の状況などについてどうなのかという、以上3点についてお聞きします。
以上です。
○鵜沼住宅課長 まず岩崎委員の第1点目の御質疑でございます。
高齢者の見守りにつきましては、御質疑の中にもございましたように、福祉部門と連携しているところでございます。
また各住戸に関しまして、そういったサービス、それから高齢者のひとり暮らし登録、そういったものをしていただくような形で、回覧板というんですかね、御案内みたいな形でチラシなどに掲載したり、いろいろな方法で指定管理者からお知らせしているところでございます。
また、それとは別でございますが、高齢者の方につきましては、単身高齢者の孤独死防止というような形で指定管理者が、各住戸で80歳以上の方については、各戸訪問というようなことをしております。こちらのほうはちょっとコロナ禍であったので、なかなかできないというところもありました。それに替わって、通報システムであったり、24時間の非常時間の対応という、指定管理者が独自でやっている、通報ではないんですけれども、御相談窓口、電話などをやっているところでございます。
今後につきましても、この高齢者の見守りにつきましては指定管理者のほうも、力を入れてやっていくということでございますので、私どもも協力して、対応していきたいと考えているところでございます。
2番目の災害対策でございます。
こちらのほうはやはり高齢者の方に対しての、安全の確保が第一でございますので各住宅において、避難訓練というのを実施するような形で、1年に1回必ず最低限、そういう避難行動についての訓練を行うようになっているところでございます。
ただ、それだけでは、やはりなかなか不安もあるというようなこともありますので、今後につきましては防災課など、それから危機管理のほうとも併せまして高齢者の方の災害対策につきましてはチラシ等、何かしらの形で配っていけるようなものがあれば、今後指定管理者と協議してまいりたいというふうに考えているところでございます。
共益費につきましては、こちらは民民の形というよりは、御自身が住まわれている住宅内のことではございますけれども、指定管理者、様々なところで同じような公営住宅等の指定管理をしているところもありますので、そういったところのノウハウを生かしていきながら、共益費についてはいろいろな対応ができるのかなというふうに、私どものほうは期待しているところでございます。
私からは以上でございます。
○岩崎副委員長 区営住宅について特に今後も超高齢化が進んでいくというふうに思われるので、そういう見守りは非常に必要になっていくと思うんですが、各団地ごとについて、例えばなかなか高齢の方が多いですから難しいのかもしれないんですが、自治組織というか、そういうものの組織というものについては把握されているのか、あるいは、そういうところに対して、指定管理者からの働きかけというのは、あるのかないのか、その辺についてもお伺いします。
以上です。
○鵜沼住宅課長 各団地についての自主組織については、住宅課のほうでも把握しておりますし、指定管理者のほうでも把握しております。またそういったところへの働きかけにつきましては、各住宅個別での対応もしているところでございます。
以上でございます。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは意見・要望を、各議案ごとに聞いてまいります。
まず、(3)議案第87号、目黒区営住宅の指定管理者の指定について、意見・要望はございますか。
○岩崎副委員長 区営住宅は公営住宅法に明記されているように、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、または、転貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とした住宅です。
したがって、賃貸住宅の提供ということにとどまらず、空き室募集や入退去に伴う事務、計画修繕、個別改善、小規模修繕などの改修事業や住環境保全事業、使用料の徴収や納付相談などに関わる業務、居住者の相談や苦情対応、さらに、入居者の孤立死防止のための
訪問調査や災害時の対応など、その業務は大変多岐にわたるものです。しかも、入居申込者の申請書類をはじめ収入報告書や減免申請書の取扱い、受付、提出書類の内容審査など、区民の個人情報の取扱いも多岐にわたっています。自力で住まいを確保することが難しい低所得者や高齢者、障害者、ひとり親家庭など、住宅の確保に特に配慮が必要な区民が増えている中で、区営住宅の一層の供給も必要になっています。
このように、住まいの問題は住宅部局だけでなく、福祉部局も含めた総合対策が必要になっている中で、とりわけ福祉の増進に寄与することを掲げている区営住宅の管理業務は、指定管理者ではなく、区直営で行うべきであります。
よって、本案に反対します。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
〔「なし」と呼び者あり〕
○田島委員長 よろしいですか。
それでは暫時休憩いたします。
(休憩)
○田島委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
(3)議案第87号、目黒区営住宅の指定管理者の指定について、原案どおり可決すべきものと議決することに賛成の委員の挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
○田島委員長 賛成多数と認め、本案につきましては原案どおり可決すべきものと議決いたしました。
続きまして(4)議案第88号、
目黒区立区民住宅の指定管理者の指定について、意見・要望がございましたらばこれを受けます。
○岩崎副委員長 区民住宅は、国の特定優良賃貸住宅制度に基づいた中堅所得者向けの賃貸住宅であり、生活の安定と福祉の増進、区民の定住化を目的とした制度とされてきました。しかし、傾斜家賃であり、空き室も多く、区はこの間、借り上げ型の区民住宅について、20年の契約期間を終え次第、再契約を行わない措置を取ってきました。
また、区直営の区民住宅についても、区営住宅などに転用するなどの措置を始めています。
特優賃制度に基づく区民住宅が果たして生活の安定や区民の定住化に寄与してきたのか検証が必要です。
区民住宅の今後をはじめ、公的な住宅の在り方の整理が必要であり、指定管理ではなく、直営での管理に戻すべきであり、本案に反対します。
○田島委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 暫時休憩いたします。
(休憩)
○田島委員長 それでは委員会を再開いたします。
(4)議案第88号、
目黒区立区民住宅の指定管理者の指定について、原案どおり可決すべきものと議決することに賛成の委員の挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
○田島委員長 賛成多数と認め、本案につきましては、原案どおり可決すべきものと議決いたしました。
続きまして(5)議案第89号、目黒区
三田地区整備事業住宅の指定管理者の指定についての意見・要望がありましたらこれを受けます。
○岩崎副委員長
三田地区整備事業住宅は、道路整備事業の施行に伴って住宅を失うことにより住宅に困窮して困窮する者に対して提供する住宅です。三田地区整備事業が終了している下で、区は今後の整備事業住宅の在り方について、地域の方々との話合いの経過を考慮し、整理をして、今後についての対応をしていくという方向を示し、実際に用途変更もしてきました。
今後の公的な住宅の在り方について、整備事業住宅含め、全般的に整理が必要になっている中では、指定管理者の下で、民間事業者に管理を任せるのではなく、直営の管理に戻すべきであり、よって、本案に反対します。
○田島委員長 ほかに意見・要望があればこれを受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは暫時休憩させていただきます。
(休憩)
○田島委員長 委員会を再開いたします。
(5)議案第89号、目黒区
三田地区整備事業住宅の指定管理者の指定について、原案どおり可決すべきものと議決することに賛成の委員の挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
○田島委員長 ありがとうございます。
賛成多数と認め、本案につきましては、原案どおり可決すべきものと議決いたしました。
(6)議案第90号、目黒区
従前居住者用住宅の指定管理者の指定について、意見・要望があれば受けます。
○岩崎副委員長 従前居住者住宅は老朽化した木造の建築物などが集中して立地している地区において行う住宅市街地総合整備事業や、東京都の防災密集地域総合整備事業、不燃化推進特定整備事業、その他の建て替えの促進、居住環境の整備などを行う事業によって、住宅を失う方の対策のための賃貸住宅です。この間も補助46号線の整備に伴う事業で入居する方もいるなど、区の街づくり事業と密接に関わる住宅でもあります。そうした性格を持つ公的な住宅であり、
指定管理者制度による民間事業者の管理ではなく、直営で管理をすべきであり、本案に反対します。
○田島委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 よろしいですか。
それでは委員会を暫時休憩いたします。
(休憩)
○田島委員長 委員会を再開いたします。
(6)議案第90号、目黒区
従前居住者用住宅の指定管理者の指定について、原案どおり可決すべきものと議決することに賛成の委員の挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
○田島委員長 ありがとうございます。
賛成多数と認め、本案につきましては、原案どおり可決すべきものと議決いたしました。
以上をもちまして、(3)議案第87号、目黒区営住宅の指定管理者の指定について、(4)議案第88号、
目黒区立区民住宅の指定管理者の指定について、(5)議案第89号、目黒区
三田地区整備事業住宅の指定管理者の指定について、(6)議案第90号、目黒区
従前居住者用住宅の指定管理者の指定についての審査を終了します。
○
清水都市整備部長 私、先ほど議案第86号のポニー園ところでちょっと1つ、答弁間違えたとこがございましたので、そこの訂正をお願いしたいと思って発言を許可いただければと思うんですが。
○田島委員長 部長どうぞ。
○
清水都市整備部長 先ほどポニー園のところで、委員から、管理運営経費に関する事項で、4.8点というのが低いではないかという御質疑ございました。その際、私、5段階評価の真ん中の3が標準でというふうにお答えしたんですが、管理運営経費につきましては、もともと区が参考として提示している金額、これの1%以上縮減した場合に、ゼロを基準にして加算されていくという方式を取っております。5段階評価の3が標準というのはほかの項目の部分でございまして、ちょっと私一瞬勘違いいたしておりました。
ゼロを基準にして、加算されていくという形になっておりますので、このポニー園につきましては4.8点、きっとですね、運営は大変な御努力をされている。先ほど申したとおりで、その上で、区が参考として提示したよりも1%以上の縮減も出してきているということでございます。
先ほどの金額の部分につきまして、私の答弁が誤っておりましたので、そのような形で、御答弁を再度させていただきたいと存じます。
以上でございます。
○田島委員長 答弁の訂正がありました。
よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【議 案】(7)議案第91号 目黒区エコプラザの指定管理者の指定について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○田島委員長 それでは続きまして(7)議案第91号、目黒区エコプラザの指定管理者の指定について、議題に供します。
○堀内環境清掃部長 それでは、議案第91号、こちらの補足説明をいたします。
お手元の目黒区エコプラザの指定管理者の指定についてを御覧ください。
目黒区エコプラザの
次期指定管理者の選定につきましては、当委員会におきまして、本年6月に、選定に当たっての基本的な考え方等を、翌7月に実施方針をもって御報告いたしましたとおり、現行の指定管理者を公募によらず、継続して選定することといたしました。
それでは1番、指定管理者の概要でございます。
指定する団体は現行管理者のエコライフめぐろ推進協会で、指定期間は令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間でございます。
次に、2、選定方法でございますが、要綱に基づき設置いたしました学識経験者等外部委員による、目黒区エコプラザ
指定管理者選定評価委員会において、指定期間中の運営評価結果の状況、次期指定期間の事業計画、収支予算計画の評価結果から、継続による選定の適否について、総括的に評価を行ったものでございます。
次に3、選定の概要でございます。
まず(1)指定期間中の運営評価結果の状況は、総合評価が85.2点で、十分水準を超えていたという評価でございました。
次に、(2)次期指定期間中の事業計画等の評価結果でございますが、まず、評価基準につきましては、アの表に記載のとおり、1つ目、事業の実施に関する事項、次のページを御覧ください。2つ目、管理運営に関する事項、3つ目、管理経費に係る経費縮減努力に関する事項の3項目となってございます。
イに評価結果を記載してございます。
評価点につきましては、各委員の平均点が100点満点に換算いたしまして、82.3点ということで、十分水準を超えていたという評価でございました。
次ページにまいりまして、こうした評価結果に基づきまして、4、選定理由でございます。令和4年度の運営評価結果及び、次期指定期間中の事業計画等がともに十分水準を超えていたということ。経営状況の安定、これまでの実績を総合的に判断して、継続による選定は適当であると評価したところでございます。
その下の表は、
選定評価委員会の委員名簿でございます。
最後に添付いたしました資料の一覧を掲載しております。
補足説明は以上です。
○田島委員長 ただいま補足説明が終わりました。
質疑を受けます。
○吉野委員 それでは、質疑させていただきます。
これ、公募の特例という形で指定はされてると思うんですけども、過去には多分公募も行われていたということは聞いていますが、この経緯についてもう一度確認をさせていただきたいと思います。
以上です。
○松下環境保全課長 公募の特例の経緯についてでございますが、基本的には先ほど部長のほうから補足説明させていただいたとおりでございますが、資料の3ページの4番、選定理由のところでございます。
こちらに該当するからということでございますが、もう少し詳しく御説明いたしますと、このエコライフめぐろ推進協会につきましては、平成18年から指定管理業務を導入いたしまして、実施しております。当初は、3年間の指定期間、その次以降が5年間の指定管理期間ということで、1回目、2回目につきましては、委員御指摘のとおり、公募いたしましたが、残念なからエコライフめぐろ推進協会のみの応募だったということがございます。それ以降、3期、4期、そして今回、5期という形で公募の特例を3回続けて適用しているというような状況がございます。
その理由でございますが、
指定管理者制度では、毎年度、委員による運営評価を行ってございまして、エコライフめぐろ推進協会におきましては、100点満点に換算いたしますと、おおむね80点程度と一定の評価を受けてございます。
また、運営評価委員から上げられました改善事項を基に改善を図ってございまして、オンライン講座ですとかの検討ですとか、若年層との連携など、新しい取組なんかにもチャレンジする姿勢が見受けられるというようなことでございまして、また、次期指定管理期間におきましては、2050年ゼロカーボンシティの実現に向けて、エコプラザの機能強化を図ることを予定してございますので、こういった、これまでの実績、ノウハウ、経験等を十分に生かせる、指定管理者というような認識で、今回公募の特例をさせていただいたという理解でございます。
以上でございます。
○吉野委員 それでは2点ほどお伺いします。
エコライフめぐろ推進協会に指定管理料とは別に、何か区から拠出している金額というものがあれば、教えていただきたいと思います。
あとは、運営協議会が開催されてると思うんですけども、これについては区議も出席して運営協議会が開催されているんですけど、これも、これについての経緯というんですかね、運営協議会に区議が出席するとか、そういった部分について、分かれば教えていただきたいと思います。
以上です。
○松下環境保全課長 ただいま委員から2点の御質疑いただきました。
まず1点目でございますが、目黒エコプラザについては、基本的に指定管理者であるエコライフめぐろ推進協会に、指定管理料という委託料として、今年度は2,700万円程度を予算計上しているということでございます。
また、このエコライフめぐろ推進協会につきましては、任意団体でございますが、環境活動に関して区の目標と一致した、そういう環境活動に資する団体というようなことで、こちら団体の助成金というような形での拠出金もございます。
また2点目のエコライフめぐろ推進協会の運営協議会についての導入の経緯でございますが、御指摘のように、区議会議員ですとか、学識経験者、区の教育委員会、小・中学校の校長先生ですとか、環境活動実践団体、また事業者の団体、公益事業者団体、公募委員の方から、現在18名のメンバーで構成しているというものでございます。
こちらにつきましては、やはり、正確な経緯というのは、御容赦いただければと思いますが、恐らく、協会自体が、先ほど申し上げましたように、広く環境にいい活動に資するというような活動の趣旨からして、こういうような幅広い層の皆様の委員さんに御参加いただいて構成されてると。そういう中で、会議の運営について協議いただいてるというようなことかと存じます。
以上でございます。
○吉野委員 分かりました。
やはりいろいろ経緯はあるということも分かりましたし、公募の特例ということも分かるんですけども、公平性の観点という部分において、今後は、ほかの業者にも周知をしっかり行って公募を行うということを検討していってはいかがかと思うんですけど、それについてのちょっと見解をお伺いしたいと思います。
○松下環境保全課長 委員御指摘のとおりかと存じます。
先ほども御紹介いたしましたが、平成18年から指定管理事業を行っておりまして、それで公募の特例が3回続けているというような状況でございます。それで、指定管理を導入した平成18年から、現在の状況というのはゼロカーボンシティの表明も区ではいたしましたし、状況の変化というのがあろうかと思います。
ですので、今後5年間の状況をさらに見極めながら、来期、次期ですね、指定管理者、候補者の選定につきましては、そういうような委員の御指摘も踏まえて検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
○田島委員長 すみません。議事の都合により暫時休憩いたします。
再開は1時ということでよろしくお願いします。
(休憩)
○田島委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
議案第91号、目黒区エコプラザの指定管理者の指定について質疑を受けます。
○小林委員 私からは1点だけお伺いしたいんですけれども、7月の委員会のときに、昨年度の運営評価委員会からの報告がありましたよね。そのときに委員さんからの指摘で、人材がちょっと足りないじゃないかというようなところが課題としてあったと思います。来年度からのまた新たな5年間の契約という中で、この点についてはどのように改善されていく予定なのか、1点だけ確認させてください。
○松下環境保全課長 人材の関係の御質疑でございますが、こちらにつきましては協会と話合いを設けまして、結果的には来年2名の増員というような形で予算要求、当初予算に計上していくというような予定でございます。
以上でございます。
○小林委員 ありがとうございます。
そうすると来年度からは、このエコプラザも環境学習の拠点として、区でも力を入れて推進していくということで、会議室から活動室になったりとか、いろいろな変化もある年になります。
その2名の方がやっぱり新たにできる活動室の中での講座だとか、展示だとか、啓発活動のほうにもやはり手厚く進めていくということでも2名ということになったんでしょうか。その理由だけ確認です。
○松下環境保全課長 委員御指摘のとおりでございまして、来年度は特にゼロカーボンシティの普及啓発に力を入れていかなければいけない年でございますので、ですのでそういったこれまでの課題を補完する意味の部分もございますが、それよりも今後、普及啓発に力を入れていくための2名というような理解でございます。
以上でございます。
○田島委員長 ほかに。
○岩崎副委員長 1点だけですけれども、気候危機と言われるような状況でもあり、地球温暖化防止対策など、力をより一層入れていかなきゃならないということなんですが、この協会と区との連絡体制などについてなんですけども、指定管理者なので通常の運営評価などもやっておられるんですけれど、そのほかに日常的に、あるいは定期的に協会と区との間でどのような連絡体制で環境対策を進めていくかという、その辺はどんな連絡体制なり打合せ体制なりになっているのか、その辺をお聞きします。
以上です。
○松下環境保全課長 協会は別館に事務局があるというような関係で、電話だけじゃなく、必要に応じて別館のほうにお邪魔するなどして事業の取組、施策の展開等々について話し合うことができる環境にございますので、そういった形で連絡体制については、これまでも、これからも密にして対応していきたいというふうな考えでございます。
以上でございます。
○田島委員長 ほかに。
○増茂委員 御説明いろいろありがとうございます。
エコプラザの環境学習室ができるということで、私たちも
都市環境委員会で、山形のほうに環境学習室を視察してきたんですけれども、出張講座ですとか、学校に出張したり、また町会とか自治会とかに出張したりというような活動も活発にされているようでしたが、エコライフめぐろ推進協会では、今後の活動としては、そういった活動も提案としてあったのかどうかということと、あと不用品の情報ですとか、情報室の図書室なんかがあまり活発に利用されていないような印象を受けるんですけれども、そのあたりのこととかはどういった提案があったのか、あれば教えていただきたいと思います。
○松下環境保全課長 環境活動室の関係でございますが、まず出張、私ども出前講座と呼んでいるんですけども、コロナ禍で一定程度、学校からの御依頼というのは減ってしまったところがございますが、ただ今年の5月に5類になったという関係もございまして、徐々に回復しているというような声は聞いてございます。ですので、引き続き来年度に向けても、学校からの要請に応じて出前講座をしっかり行っていきたいというふうには考えてございます。
また、図書室の部分、情報提供コーナーの部分の御指摘かと思いますが、こちらにつきましてもやはりコロナの関係での影響というのはあったというふうに聞いてございます。ですので、その辺のところ、アフターコロナといいますか、ウィズコロナといいますか、そういった形で今後またさらにそれを乗り越えて充実していく必要があるというふうなことで協会のほうからも聞いてございます。
以上でございます。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○金井委員 すみません、さきの委員に引き続いて関連しての質疑なんですけれども、2名の人員を追加するという答弁がありました。こちらは雇用形態というのはどんな感じで考えていらっしゃるのかというのをお伺いしたいです。
○松下環境保全課長 2名の人員増についての御質疑でございますが、こちらにつきましては、常勤じゃなくて非常勤の契約職員と申しますか、そういった2名というふうに聞いてございます。
以上でございます。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 ないようですから、意見・要望があればこれを受けます。
○吉野委員 めぐろの未来をつくる会は、議案第91号、目黒区エコプラザの指定管理者の指定について賛成する。
目黒区エコプラザの指定管理者の指定については、平成18年度より4期にわたってエコライフめぐろ推進協会が指定され、次期で5期目となる。
過去には公募による選定もあったが、現在は公募の特例によりエコライフめぐろ推進協会が指定されている。
事業の実施に関する事項、管理運営に関する事項等における令和4年度の運営評価結果は、十分水準を超えていたという結果については認識しているところであるが、公平性の観点などから、公募の特例ではなく公募による指定管理者の指定を行うことが適当であると考える。
よって、今後は他の事業者へ公募を行うことをしっかりと周知した上で、公募での指定管理者選定を検討することを要望する。
以上です。
○田島委員長 ほかにありますか。
○岩崎副委員長 本案に賛成します。
エコライフめぐろ推進協会は、リサイクル推進協会の時代から長年にわたり活動し、また指定管理者として長年、施設を管理運営してきており、環境問題に真摯に取り組んでいます。
気候変動や地球温暖化の進行を食い止めていくなど、環境問題に対処していくため、引き続き講座の充実、若年層への働きかけを強めていくよう要望します。
以上です。
○田島委員長 ほかによろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 議事の都合により暫時休憩いたします。
(休憩)
○田島委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
(7)議案第91号、目黒区エコプラザ指定管理者の指定について、原案どおり可決すべきものと議決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 御異議なしと認め、本案につきましては原案どおり可決すべきものと議決いたしました。
以上で、(7)議案第91号、目黒区エコプラザの指定管理者の指定についての審査を終了します。ありがとうございます。
○久能道路公園課長 すみません、先ほどのちょっと訂正を。
○田島委員長 発言ですね。どうぞ。
○久能道路公園課長 すみません。先ほどの議案第86号の目黒区立公園の指定管理者の指定について、ちょっと私のほうから訂正をお願いします。
先ほど、委員から御質疑のありました管理運営経費に関する事項で、私のほうで、前回の評価のときには項目がなかったという発言をしてしまったんですけれど、実は項目がございまして、誤りでございます。失礼いたしました。それについて訂正させていただきます。
○田島委員長 その評価云々という話でしたっけ。
○久能道路公園課長 評価結果の4番の管理運営経費に関する事項について御質疑いただきまして、その際に私のほうで、前回の評価のときには項目がございませんでしたという回答をしてしまったんですけれども、それについては誤りで、ちゃんと平成30年度のときも評価項目として存在しておりました。申し訳ございませんでした。
○田島委員長 よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○田島委員長 よろしいですか、あと。
それでは、議案のほうはこれで終了させていただきます。
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【報告事項】(1)工事報告(1件)について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○田島委員長 報告事項にまいります。
報告事項の(1)工事報告(1件)について説明を求めます。
○久能道路公園課長 それでは、工事報告(1件)をさせていただきます。
なお、本案件の企画総務委員会における契約報告につきましては、次回の委員会での開催での報告となっております。
それでは、ページをおめくりいただきまして、工事報告書を御覧ください。
件名でございますが、目黒区立駒場野公園及び中目黒公園居場所づくり工事でございます。
場所でございますが、案内図に記載のとおり、駒場野公園と中目黒公園が工事場所になります。
本工事でございますが、公園を活動拠点として様々な人々が集い、憩いの場所となる居場所づくりを整備するものとして、老朽化した公園の休憩施設を更新するものでございます。
請負者、契約金額については、記載のとおりでございます。
工事の概要でございますが、ベンチや野外卓、手足洗い場を記載のとおり修繕及び設置するものでございます。
工期でございます。11月6日から翌年3月21日までの90日間でございます。
私からの説明は以上でございます。
○田島委員長 ただいま説明が終わりました。
質疑を受けます。
○金井委員 説明ありがとうございます。
ちょっとごめんなさい、細かい話なんですけれども、この公園にそれぞれベンチや何かを何基ずつ、内訳が分かるようでしたら教えてほしいです。
○久能道路公園課長 ベンチの内訳について御説明させていただきます。
まず、駒場野公園でございます。
ベンチの設置が全部で21基ありまして、内訳としまして通常のベンチ設置が14基、リフレッシュベンチといいまして、背もたれのちょっと緩やかなものが1基、テーブルつきベンチといいまして、ベンチのところにテーブル、袖机がついてるのが6基ということで合計21基です。
あと、中目黒公園なんですけれども、中目黒公園のベンチの修繕が14基で、かまどベンチ等が2基ということで、全部で16基という形になります。
以上でございます。
○田島委員長 よろしいですか。
あとほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは、報告事項の(1)工事報告を終わります。
――
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【報告事項】(2)自由が丘駅周辺の公衆喫煙所の整備について
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○田島委員長 (2)自由が丘駅周辺の公衆喫煙所の整備について報告を受けます。
○松下環境保全課長 それでは、自由が丘駅周辺の公衆喫煙所の整備につきまして御報告申し上げます。
1番の経緯でございますが、区では平成15年に環境美化を推進するため、いわゆるポイ捨て防止条例を制定いたしまして、自由が丘をはじめ、4駅周辺を路上喫煙禁止区域に指定いたしまして、公衆喫煙所を整備することにより、たばこを吸う人と吸わない人が共存できる環境整備に取り組んでまいりました。
特に、自由が丘駅周辺につきましては、公衆喫煙所の整備が必要でありながら、思うように整備が進まない状況が続いてございました。
そうした中、今年の7月に東急株式会社から、自社が所有する土地を地域貢献の一環として、公衆喫煙所整備に活用できないかとの打診があったことをきっかけといたしまして、区では公衆喫煙所の整備に向け具体的なプランを取りまとめ、地元商店会等への説明を行いましたところ、一定の理解を得ることができたところでございます。
このたび、東急株式会社と賃貸借契約を結んだところでございまして、土地の形状や周辺への影響に配慮いたしまして、トレーラー型の公衆喫煙所を来年の開設に向け整備していくものでございます。
なお、喫煙所につきましては、迷惑施設のイメージがございますので、付加価値による地域との調和を図る狙いから、公衆喫煙所の設置場所に多目的広場を併設いたしまして、地域の方々と様々な活用方法について協議しながら広場を運用していくものでございまして、公民連携による開かれた公衆喫煙所を目指す区内初の試みでございます。
2番の土地及び賃貸の概要でございますが、駅から数分の自由が丘二丁目のしらかば通りに面した面積約70平米の細長い土地でございまして、別紙には地図をおつけしておりますので、御参照いただければと存じます。
借地料につきましては、資料記載のとおりでございまして、期間は令和10年3月末までの約4年半でございます。
3番の公衆喫煙所の概要でございますが、土地の形状や道幅のほか、借地期間が4年半と限られてることなどを踏まえまして、移動可能なトレーラータイプ、約6名収容可能な大きさのものを予定してございます。
内装につきましては、難燃性のものを使用いたしまして、空気清浄機やエアコンを設置してまいります。
また、多目的広場の地面につきましては、自然土の舗装材で仕上げまして、環境に配慮してまいります。
4番の多目的広場につきましては、植栽やアートなど地域の意向を踏まえながら整備を進めまして、イベントの会場やアートの発表の場とするなど、地域の意向に沿うよう様々な活用方法を協議してまいります。
5番のセキュリティ対策等でございますが、恐れ入りますが、別紙の2番下半分のほうを、こちらは公衆喫煙所のイメージになってございますが、こちらを御覧になりながらお聞きいただければと存じますが、③の敷地の外周、緑の点線の箇所につきましては、高さ1.2メートル程度のフェンスを設置するとともに、入り口につきましては、④の蛇腹式の開閉可能なゲートを前面道路から1メートル程度セットバックした位置に設置いたしまして、毎日開錠と施錠を行ってまいります。
なお、防犯対策といたしまして、外灯及び防犯カメラを設置する予定でございます。
恐れ入ります。かがみ文の6番のほうを御覧いただきまして、運営・管理でございますが、トレーラー型喫煙所の整備後につきましては、トレーラーの扉及び敷地入り口のゲートを毎日開錠、施錠を行う必要がございますので、トレーラーの設置をはじめ、清掃、保守点検等を併せまして、事業者に委託して行う予定でございます。
最後に、7番、今後の予定でございますが、来月から外構工事に取りかかりまして、1月の下旬以降にトレーラー型喫煙所を設置し、公衆喫煙所として使用開始する予定でございます。また、多目的広場の整備につきましては、区民周知を行ってまいります。
説明は以上でございます。
○田島委員長 ただいま説明が終わりました。
質疑を受けます。
○小林委員 幾つかお伺いしたいと思いますけれども、まず今回、東急さんのほうからありがたいお申出があって、なかなか公衆喫煙所ができなかった自由が丘に、こうして一つ誕生したということは非常に喜ばしいことだと思いますが、期間が限られていると、4年半ぐらいということで、そうするとその間に、ここがなくなってしまうまでに新たな場所を、やっぱり区としても確保しなきゃいけないという課題からは逃れられないわけなんですけれども、ちょっと時間的な猶予はできたにしろ、今後の自由が丘の中での公衆喫煙所の整備についての新たな動きというか可能性というのは、今のところどのようになっているのかというのをまず1点お伺いしたいです。
それから、これは予算的には、目黒区としては土地をお借りするのとトレーラーを買うのと、あとセキュリティの部分の人件費ですかね、それぐらいで大体トータルでどれぐらいかかってくるんでしょうか。これは補正がかかるんでしょうかというのが2点目。
それから、これは新たに公衆喫煙所ができると、例えば既存の喫煙所のところに、ここは閉鎖しますとか、ここからここに移動しますというような案内を既存の場所に貼ったり掲示して、要するにそこを使ってた人たちがこれからどうする、どこに行ったらいいのかとか、ここがなくなるんだよとかというのを見れたと思うんですけど、今度は全く新しいところにできるので、そういった既存の場所でのお知らせというのはできないじゃないですか。
この周知も、区民の方にはウェブサイトや区報ということでありますけども、自由が丘ってたくさんの方が区外からも大勢いらっしゃるので、例えば駅の改札の近くとか、より目に触れるところにも何か掲示して、新たに公衆喫煙所ができましたというようなお知らせも必要ではないかと思うんですけれども、1月からということなので、ちょっと時間が迫ってはいるんですが、その点はどのようにお考えなのかというところです。
あと、すみません、細かくなりますが、これは毎日開錠と施錠をしますよね。これは何時から何時まで開ける、オープンの予定なのかお伺いします。
以上です。
○松下環境保全課長 ただいま4点にわたる質疑をいただきました。順番にお答えしてまいります。
まず、1つ目の期間が限られてるというところでございますが、こちらにつきましては資料にも記載しておりますが、状況の変化等がございまして、状況によっては期間の変更はあり得るというようなことでお話を聞いております。基本的には令和10年3月31日ということで、ただ延長等もあり得るというようなことです。
もし期間がもう切れて、それ以降、別の候補場所にトレーラーを移動して喫煙所を開設することになろうかと思いますが、それが自由が丘であるかどうかと、自由が丘の今後の予定ということでございますが、自由が丘駅周辺の喫煙所の整備につきましては、今年の7月に懸案だった屋外喫煙所の撤去をいたしまして、今現在パチンコ店の喫煙所のみと、収容人数がたしか6名だけになってます。ですので、これは今回このトレーラー型の喫煙所を整備したとしても、収容人数が6名ですので、それで自由が丘の喫煙所の問題が解決したというふうに私どもは全然思っておりません。
ですので、これまでもそうですが、それ以外の候補地というのは、直接交渉を今行っているところでございまして、まだまだ皆様には御連絡できない状況でございますが、できるだけ早くそういったお知らせができるような形で、詰めていきたいというふうに考えてございます。
2点目の経費の関係でございますが、こちらにつきましては、私どもは喫煙所の整備のための予算というのを年間で当初予算で計上しておりまして、そこから主に執行する予定で考えてございます。
そして、また東京都の包括補助制度というものがございまして、新たに整備する場合につきましては、2分の1補助が出ます。ですので、その東京都の包括補助の制度を活用しながら整備してまいるというような形で考えてございます。
維持管理の経費につきましては、御指摘のとおり、やはり喫煙所を開設しますと清掃を委託する、開錠、施錠を委託するという経費が新たに発生してございます。現時点では、他の事業から執行の予定のないものを流用するような形で考えてございますので、補正等は今後必要ないとは思いますが、月に維持管理を委託する上で、あと土地代も含めますと、50万円台の支出というのが必要になってくるだろうというふうな考えでございます。
また、3点目の利用する方へのお知らせ、これは大変重要な課題だと思ってまして、御指摘いただいたとおり、私どもも区報ですとか区の公式ウェブサイトだけでは難しい、やっぱり現地に近いところで周知活動を行っていかなければいけないと思っております。
ただ、そこがどこで、どういうふうな周知を行っていくかというところにつきましては、今まさに検討中でございまして、委員の御指摘を踏まえて、十分その辺は踏まえて詰めていきたいというふうに思ってます。
あと、最後に時間でございますが、現時点でいろいろな地域の会議等に御説明に参りまして、それが引き続き1回で終わることなく、継続して相談していきましょうという話になってます。そうした皆様からの意見も、もう少し長くしてほしい、飲食店を経営されてる方はもう少し遅くまでしてほしいとか、もう少し早くしてほしいとかということなんですが、基本的には今、区ではパチンコ店の営業時間、今現在自由が丘で営業しておりますが、10時~10時という形ですので、それを基本に皆様の声を聞きながら、今後調整していきたいというふうな考えでございます。
以上でございます。
○小林委員 ありがとうございます。これから具体的なことを詰めていくということで分かりました。
それで、確かにまだ定員6人なので、喫煙される方にとっては、トレーラーができてもやはりすぐにいっぱいになっちゃうぐらい、もしかしたら最初は混むかもしれない、困難とか混雑も予想されると思うんです。
なので、開錠、施錠、清掃されるスタッフの方には、最初の何週間か分からないですけど、ちょっと混雑の状況を見ながら少し、例えば列の御案内とか何か、外で待ちながら、もう待ち切れずにそのまま吸うということもないような、何かそういった、ちょっと混雑緩和のようなことも少しお手伝いいただけるように、今後の協議の中でぜひとも伝えていっていただきたいんですけれども。やはり東急さんのこの期間に変更があるかもしれないということで、もしかしたらその前にもなるかもしれないし、後になるかもしれないということで、ここがずっと使えるというわけではないことは確かなので、やはり非常に多くの人が集まる場所なので、ぜひとも引き続きパチンコ店以外のところでも確保できるように、日々日々努力されてるとは思うんですが、なるべく加速をさせていただけたらと思いますが、その点について最後、一押しだけお伺いしたいと思います。
○松下環境保全課長 2点の御質疑をいただきまして、まず1点目でございますが、委員御指摘のとおりでございまして、私どももこのトレーラー型の喫煙所を設置する前に、それを選択する前に、実際に23区で導入してる区、具体的には新橋とかに見に行ったり、また渋谷のほうにも見に行ったりもしました。
実際に、そのときの光景といたしましては、そういう喫煙所に来てマナーを守って、ルールを守って吸っていただく方というのは、きちっと並んでいただきますし、その並んでる間に吸ってしまうというようなこともないというのは理解をいたしました。
ただ、今御指摘いただいたような、オープンの前に実際に並んでしまう状況があるのかどうかというのは、ちょっと想定をあまりしてなかったものでございますので、その部分につきましては、今回委員から御指摘いただきましたので、開設当初、一定の期間は、そういった近隣の皆様に迷惑のかからないような対応を取っていければというふうに考えてございます。
また、自由が丘はもとより、区内全域というようなことだろうと思いますが、やはり喫煙所自体が迷惑施設というイメージがどうしてもあると、区有地で候補地の確保がなかなか難しい、また民間のそういった御協力も、営業上のメリットがないですとか、そういうイメージが悪いというようなことで御協力もいただけない中で、やはり一定の付加価値をつけていかないと難しいのかなというふうに考えてございます。
ですので、今回は多目的広場といいますか、地域の皆様に御活用いただけるようなスペースということで御理解、御協力いただくようなことで進めておりますが、その場以外の場所につきましても何らかの付加価値をつけて、御協力いただけるような工夫をして進めていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○金井委員 御説明ありがとうございました。
私も以前、委員会で質疑はさせていただいたこともあります。今回これが報告で上がってきて、2点質疑があります。
まずは、1点目は賃料について、どのように決まっていったのか経緯を教えてほしいのが1点と、他の喫煙所ではこういった賃料が発生しているところがあるのか、ないのかというのをお伺いしたいと思います。
○松下環境保全課長 2点質疑をいただきました。
まず、1点目の土地の賃料、借地料の設定でございますが、こちらは東急株式会社様のほうから御提示されたのがこの金額でございまして、この金額の妥当性につきましては、私どもも資格のある不動産鑑定士のほうに妥当性の見解、助言をいただきまして、一定の水準だろうということで確認はしてございます。
また、2点目の他の賃料が発生してる喫煙所につきましては、ほかにはございません。
以上でございます。
○金井委員 ありがとうございました。
東急さんから提示された金額ということで、不動産鑑定士にも依頼し、妥当性をちゃんと担保されたということは分かりました。
この説明の中で、地域貢献の一環として活用できないかと言われて、東急さんから提示されたのが20万円で、何か価格交渉をされた経緯があったのか、ないのかというのがまず1点と、他の喫煙所で賃料が発生しているというのはないという御答弁をいただきまして、例えば学芸大学駅東口の本屋さんに併設されてる喫煙所というのは、本屋さんの御厚意によってそこが成り立ってるというふうに伺ったことがありまして、その他の民間の方から、やっぱりちょっと苦しいから何とか見てくれないかと言われたときには、何か改めて考えを区が示すことがあるのかどうかというのをお伺いしたいです。
○松下環境保全課長 まず、賃料の価格交渉の点でございますが、価格を設定する前に、当然前段階の話というのがございます。私どもも当然できるだけ安価な価格のほうがありがたいというようなことは、もちろん先方にも申し上げてまして、そういった中から提示された金額というようなことでございます。
ですので、実際には、この価格を提示された後に、何か価格を下げてくださいというような交渉というのは、特には行っていないというような状況でございます。ですので、言い方を変えますと、ある程度私どもで、あらかじめ想定された範囲内の額だったというようなことで御理解いただければと存じます。
また、学芸大学駅の喫煙所ということで例を出されましたけども、そちらにつきましては賃料といいますか、助成金というような形で支援をさせていただいてるというような対応を取ってるというようなことでございます。
以上です。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○はま委員 先ほどの御答弁の中で、まだ決定ではないけれども、オープンの時間を10時~10時ぐらいでということで考えていると。でもこれから地域の皆様とか、いろいろと検証しながらオープンの時間が決まっていくと思うんですが、ちょっと学芸大学駅などにいると、朝仕事に行く前に、電車に乗る前にたばこを吸っていたり、電車から降りた方がたばこを吸っていたり、結構早い時間に皆さん、一定の時間を吸えなかったのを、よし、ここでみたいな感じで吸われていたりするので、10時だとこれは印象なんですが、ちょっと遅いかなというイメージがありまして、そういったところもしっかりと検証して、オープンの時間を決めていっていただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○松下環境保全課長 委員御指摘のとおりでございまして、そうした御意見というのは、もう地域の町場の中でも、御説明した際に様々な御意見というのがございます。ですので、開設当初は10時~10時で開始したいというのが区の考えでございまして、そこから例えば利用者の声ですとか地域への混乱というのがもし生じた場合には、そこから微修正をしていくというような考えでいるところでございますが、そのあたりにつきましても、今後特に地域の皆様の声を酌み上げて、その時間には反映していきたいというふうに考えてございます。
○田島委員長 ほかに。
○岩崎副委員長 係る費用の件ですけれども、公衆喫煙所の整備場所のこの整備費というのは、目黒区が整備するので目黒区のお金でやると、都の補助金も先ほど包括補助で東京都から2分の1出るという話もありましたけれども、そういう助成金もありながら区が整備をすると。
月々の維持管理、それから借地料などで月50万円台の支出があるというようなお話でしたけれども、駅周辺の喫煙所の整備ということで、そこに東急の自由が丘駅という駅があることによって、その周辺を通行している方々に公衆喫煙場所を提供するということですから、先ほどいろいろ借地料については、不動産鑑定士の方などの助言ももらったということですけれども、やはりそういう駅があるためにその整備をするということですから、先ほど東急との価格交渉については、あまりとやかくとはやらなかったということですけれども、やはりもう少し交渉の余地というのはあるんじゃないかなというふうに思います。
地域貢献の一環ということで、ここに土地があるからというふうに提供を受けたんですけども、その辺は何度も言うようですが、駅がある上のという部分があるので、やはりそこはもう少し交渉の余地はあるのではないかなというふうに思うんですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。
以上です。
○松下環境保全課長 委員御指摘のとおり、交渉の余地があるのではないかという視点も、確かにあるのかなというふうに考えてございます。
一方で、東急株式会社といっても、いろんな部門に東急電鉄、東急というような形で、今回は電鉄ではなくて株式会社のほうでございますので、ただその辺の関係というのも、なかなか今の理論で十分攻められるのかなというところもあるかと思います。
ですので、私どもも価格につきましては、先ほど申し上げたように、一定の額の範囲内であればということを想定した上で提示をいただいて、さらに不動産鑑定士のほうの助言もいただいてるというような中で、妥当であろうというような形で契約に至ったということでございます。ですので先ほども少し申し上げましたが、できるだけ安価な賃料のほうが私どもとしてはありがたいんですが、ただそこは先方もあることでございますので、なかなか強くということは言えないというような理解でございます。
以上でございます。
○岩崎副委員長 駅前の整備事業は、こういう公衆喫煙所の整備ということに限らず、これまでも東急の駅前の自転車等の駐車場の整備ですとか、もっと大きなことでいえば立体交差事業など、いろいろ鉄道事業者と地方自治体が力を合わせてやっていく事業というのはあったんですけども、公民連携で進めるという方向性はそのとおりだというふうに思いますけれども、やはりいろいろな駅がある、人も集まってくるというようなところの事業だということなので、いろいろ強く出る、弱く出るみたいな話はあるかもしれないですけども、その辺については、区として言うべきことは言うというのは、もっとあってしかるべきではないかなというふうに思いますので、今後、環境清掃部のことでいえば、またこの駅前の公衆喫煙所というような話も出てくるかも、ほかの駅で、かもしれないですが、そこは行政として、やはりきちんと事業者に対して言うべきことは言うというような姿勢はあってもいいのではないかなというふうに思いますが、再度お伺いをいたします。
以上です。
○堀内環境清掃部長 今の御質疑について、私から答弁申し上げます。
副委員長がおっしゃるとおりの背景は確かにございます。ただ、今回は迷惑施設なんですね、完全に。それで、ここにたどり着くまでの課題というか問題がいっぱいあって、ここの土地を使えるという状況に持っていくというのが、非常に困難を極めているというような状況がございます。
そこの中で、例えばごりごりに価格交渉をして、もしそこで今回でいえば東急のほうが降りてしまうということになると、またゼロからの出発というような形になってしまうということがございます。
課長のほうからも答弁申し上げましたけども、うちのほうも言い値をそのまま受けたということではございませんで、最初に東急株式会社のほうから話があった後に、内々で不動産鑑定士を使って、どの程度の坪単価であれば妥当なのかというものをしっかりと下調べをして、その範疇の中でも比較的、低価格帯という表現が正しいかどうか分かりませんけれども、そういった類いの今回の提示でしたので、お受けしたというような経過がございます。
ですので、今回は自由が丘ということなんですけれども、当然副委員長おっしゃるとおり、ほかの整備事業に対して坪単価が独り歩きをするという可能性については、私は否定はできないと思います。
ただし、自由が丘につきましては、設置場所については本当に過去に苦労してきたという経過がございます。様々な付加価値をつけながら誘導を試みたのですけれども、なかなかうまくいかなかったと、こういう経過がありますので、今回の場合はしっかりと調査をした上で、この金額であれば、東急株式会社が当初申出のあったような地域貢献としての値段なんではないかなというような判断をして、ここまで計画を練り上げてきたということでございます。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは、報告事項(2)を終わります。
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【情報提供】(1)「補助第46号線相談窓口」統合のお知らせ
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○田島委員長 続きまして、情報提供(1)「補助第46号線相談窓口」統合のお知らせについて説明を受けます。
○渡邊
木密地域整備課長 それでは、「補助第46号線相談窓口」統合のお知らせについて情報提供いたします。
原町洗足地区の補助第46号線におきましては、東京都と連携して道路整備と一体的に進める沿道街づくりを実施し、関係権利者の生活再建に向けた支援を行いながら道路拡幅整備を進めるとともに、沿道の建物の不燃化を促進し、延焼遮断帯の形成を図っております。
その生活再建支援の一環としまして、東京都が平成27年6月に原町一丁目地内に相談窓口を設置し、移転先の物件情報の提供、再建プランや税金に関する相談などについて対応してきたところです。
このたび、補助第46号線の道路用地取得が進んだことに伴いまして、東京都から原町洗足地区の相談窓口を令和6年2月29日付で閉鎖し、相談機能を北区志茂地区の相談窓口へ統合する旨の情報提供がありました。
統合後の相談窓口は、資料記載のとおりでございまして、このお知らせを補助第46号線の関係権利者に配付すると聞いております。
なお、相談窓口は統合されてしまいますけども、区に問合せがあった際には、これまで同様、東京都へ適切につなげてまいります。
情報提供は以上です。
○田島委員長 ただいま情報提供が終わりました。
御質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは、情報提供(1)を終わります。
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【その他】(1)次回の委員会開催について
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○田島委員長 その他にまいります。
その他の(1)次回の委員会開催でございますが、明日は中止ということになりまして、12月13日水曜日、10時より
都市環境委員会を開催いたしますので、よろしくお願いします。
本日の委員会を散会します。どうもありがとうございました。...