目黒区議会 2020-02-12
令和 2年文教・子ども委員会( 2月12日)
令和 2年文教・子ども委員会( 2月12日)
文教・子ども委員会
1 日 時 令和2年2月12日(水)
開会 午前10時00分
散会 午後 2時07分
2 場 所 第四委員会室
3 出席者 委員長 吉 野 正 人 副委員長 いその 弘 三
(9名)委 員 白 川 愛 委 員 橋 本 しょうへい
委 員 芋 川 ゆうき 委 員 いいじま 和 代
委 員 西 村 ち ほ 委 員 たぞえ 麻 友
委 員 武 藤 まさひろ
4 欠席者
(0名)
5 出席説明員 関 根 教育長 長 崎
子育て支援部長
(
18名)篠 﨑
子育て支援課長 渡 邊
放課後子ども対策課長
松 尾
子ども家庭課長 後 藤 保育課長
(
児童相談所設置調整課長)
大 塚 保育計画課長 藤 原
保育施設整備課長
秋 丸 教育次長 山野井 教育政策課長
(
学校統合推進課長)
今 村
学校ICT課長 濵 下 学校運営課長
鹿 戸
学校施設計画課長 竹 花 教育指導課長
酒 井 教育支援課長 千 葉 生涯学習課長
増 田
八雲中央図書館長 原 施設課長
6 区議会事務局 橋 本 議事・調査係長
(
1名)
7 議 題 学校教育、社会教育及び子育て支援等について
【報告事項】
(
1)令和元
年度目黒区立学校(園)における四者による学校(園)評価
アンケートの実施結果等について (資料あり)
(2)目黒区
特別支援教育推進計画(第四次)改定案について (資料あり)
(3)令和2年成人の日のつどい実施結果について (資料あり)
(4)木造二天王立像の目黒区指定文化財への指定について (資料あり)
(5)緑が丘図書館の天井材の落下について (資料あり)
(6)ほ・ねっと ひろばの相談時間等の変更について (資料あり)
(7)令和2年4月
区内認可保育所等入所申込状況について (資料あり)
(8)令和2年度賃貸物件等による
認可保育所開設事業者公募に係る選定
結果について(目黒三丁目外2件) (資料あり)
【情報提供】
(
1)インフルエンザ等による学級閉鎖等の状況について (資料あり)
(2)「台風接近・通過及び積雪に伴う気象警報発表時の対応について」
の改定について (資料あり)
(3)民事訴訟の提起について (資料あり)
【資料配付】
(
1)第
11回中学生「東京駅伝」大会の実施結果について
(2)めぐろ
シティカレッジ受講案内・募集要項
【その他】
(
1)次回の委員会開催について
─────────────────────────────────────────
○吉野委員長 おはようございます。
ただいまから文教・子ども委員会を開会いたします。
本日の署名委員には、たぞえ委員、武藤委員にお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(
1)令和元
年度目黒区立学校(園)における四者による学校(園)評価ア
ンケートの実施結果等について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○吉野委員長 では、報告事項に入ります。
(
1)令和元
年度目黒区立学校(園)における四者による学校(園)
評価アンケートの実施結果等について報告を受けます。
○
竹花教育指導課長 それでは、私から令和元
年度目黒区立学校(園)における四者による学校(園)
評価アンケートの実施結果等について御報告いたします。
資料は、かがみ文と別紙、参考資料、合わせて合計23ページの構成となってございます。
これまで共通の
アンケート項目を用いた
学校評価アンケートは、小・中学校において実施してまいりましたけれども、本年度より、幼稚園・こども園につきましても共通の
アンケート項目を用いた園評価を開始いたしましたので、本日は学校と園の両方の実施結果について御報告をいたします。
まず、項番
1、学校(園)
評価アンケートの目的でございますが、これには2点ございまして、1つは、学校(園)評価を行う際の客観的な資料の一部として活用すること、そしてもう一つは、学校及び園と保護者等とのコミュニケーション・ツールとして、開かれた学校(園)づくりを推進することとしてございます。
項番2、実施期間、また項番3、実施対象については、記載のとおりでございます。
項番4、学校(園)
評価アンケート項目、共通設問については、こちらまた後ほど御説明をさせていただきます。
項目5、基準となる選択肢ですが、保護者及び地域の方に関しては、AからDの4段階、そして、Eに「判断できない 分からない」という選択肢を設けてございます。
また、小学校低学年におきましては、「よくあてはまる」か「あまりあてはまらない」の2択でございますが、高学年以上と教職員は、同じように4段階の評価としてございます。
それでは、3ページに進みまして、別紙
1を御覧いただきたいと思います。
こちらは、
アンケート項目と共通設問の内容についてでございます。
項目は、各学校の共通として
17項目、それぞれ保護者、小学校児童の低学年、小学校の高学年、中学生、そして裏面に進んでいただきまして、地域の方、教職員の質問というふうになっております。それぞれ表現は対象者に合わせて若干変えて行っているところでございます。
また、5ページ、こちらにつきましては、幼稚園・こども園の
評価アンケートの項目になります。
各園の共通設問として
17項目設定し、小・中学校と同様に、保護者、地域の方、教職員と質問の表現を対象者に合わせて若干変更を加えて実施をいたしました。
おめくりいただきまして、7ページ、別紙2を御覧ください。
こちらは、小学校のアンケート結果の概要でございます。
まず表の見方を御説明させていただきますと、各設問について、回答者別に肯定的回答の割合を昨年度との比較で掲載したものでございます。設問名の右側、網かけの欄が令和元年度、そのまま右に平成30年度の結果、そして2か年の差という形で掲載をしてございます。
なお、差のポイントを表す数字の手前にある黒三角のマークでございますが、こちらは前年度より低下したということを意味しているものでございます。
また、この表の一番下のほうにまた表がございますが、その下の部分にあります項目数を表す表、こちらは、極めて満足であると考える90%以上、また満足と言える80%以上と、それ未満の3つに分けた項目数とその前年度比、そして、さらにその下には、満足度がどの程度変化したかを表す指標として、前年度よりもポイントが上昇した項目数、そして下降した項目数をそれぞれ掲載してございます。
この小学校の結果についてでございますが、全体を通して見ますと、昨年比で、設問項目
17項目ございますが、それに対して保護者、児童、地域、教職員の回答項目、これは全部合わせますと63項目ございますが、このうち前年度を上回った項目が合計43で、全体の約7割に当たります。昨年度より4ポイント以上の差がある項目については、数値の下に下線を引いておりまして、表の右側、教職員の設問5、教育活動全体の充実に関するものと、設問
11、学習・生活規律に関するものが昨年度を4ポイント以上上回っております。
また、右から2番目の地域の方を対象とした設問3、教職員の対応については昨年度を4ポイント以上下回っておりますが、その他の設問については昨年度との差に大きな変化はなく、ほぼ昨年度と同程度、もしくはそれを上回る高い数値で推移してございます。
また、肯定的評価8割以上という視点で見ますと、保護者の設問
14、小・中連携教育が7
1.9%と8割を下回っておりますが、この項目を除いた全ての設問と項目で回答者の8割以上が肯定的に捉えているという状況でございました。
続いて、おめくりいただきまして、裏面、中学校でございます。
昨年度と比べて、全体を見ますと、設問項目
17に対して、下の表を御覧いただきますと、回答項目合計53項目ございますが、前年度を上回った設問が合計24、下回った設問が合計27というふうになってございます。5ポイント以上上回ったものについては、下線を引いております右側の教職員の設問
13、事件・事故等の防止の取組が該当いたします。5ポイント以上下回った設問は、右から2番目の地域を対象とした設問で、下線を引いております設問5、設問
11、また教職員対象の設問6、また設問8、こちらの4点がございました。
肯定的評価8割以上という視点で見ますと、保護者の3つの設問、こちら保護者の欄の設問8、
13、
14、地域の設問
11、教職員の設問
17で8割を下回った状況でございました。
続いて、9ページを御覧ください。
こちらは、本年度から実施をしております幼稚園・こども園の結果の概要でございます。
設問項目
17に対して、回答項目は合計4
1項目ございますが、下の表のように、このうち
1項目を除いた全ての項目で90%を上回っており、いずれも高い数値ということになりました。
続きまして、おめくりいただきまして、
11ページ以降に、参考資料として、保護者と児童・生徒による
学校評価アンケート結果の推移等、こちらを掲載してございます。
こちらは、四者による
学校評価アンケート結果の
10年間の推移を資料として作成をしたところでございます。
1ページに2設問ずつ掲載してございます。表の上段は設問の内容、表の左には、上から小学校保護者、中学校保護者、小学校高学年、中学校生徒というふうになってございます。
なお、おめくりいただいて、
12ページの右側の設問4など、児童・生徒を対象に行っていない設問については、地域もしくは教職員の回答を参考として掲載してございます。
全体といたしましては、
小・中学校ともに、保護者と児童・生徒は肯定的評価が高い状況で微増しているという傾向がございます。また、中学校におきましては、改善している項目が多くございまして、生徒の肯定的評価の中で、特にグラフの濃い網かけの部分の十分達成しているに着目をしますと、
10年前と比較して、約25ポイントから35ポイント大きく改善している項目が6項目ございました。
この6項目といいますのは、例えば
12ページの左下のように、黒い囲みにしているものが該当いたします。こちらの設問3、教職員の対応、こちらが改善しているというものでございますが、そのほかに、おめくりいただきまして
14ページ、設問7、心の教育、こちらの項目は33.8ポイントと最も増加している項目となります。その隣、設問8、学習指導等、またさらにおめくりいただきまして、
16ページの設問
11、学習・生活規律、またその隣の設問
12、安全教育、また
17ページ、設問
13、事件・事故等の防止、このような6項目について改善の傾向が見られてございます。
17ページ、設問
14のところを御覧いただきたいのですが、こちらは本年度の小学校の設問で、保護者の肯定的回答が8割を下回っているという項目でございます。
例年肯定的評価の割合が他の設問に比べて低い設問でございますが、小学校のほうを見ますと、長期的な推移で見てみますと、徐々に肯定的評価の割合が増えてきているというふうにこちらとしては分析してございます。
お進みいただきまして、最後に、一番最後の資料につけてございます、23ページのA3判の参考資料3を御覧いただきたいと思います。
学校評価の流れについて掲載してございますが、既に各学校(園)では、本アンケート結果を分析し、ほかの資料とともに、図の中央にございます自己評価をそれぞれ進めているところでございます。その後、2月にかけて図の上部に示しております
学校評価委員会を開催し、
学校関係者評価を実施いたします。その際、学校におきましては、前に戻りますが、
19ページから2
1ページにつけてございます学校評価のまとめシート、こちらを用いて本年度の学校評価をまとめ、
学校評価検討委員の意見を踏まえて、次年度の教育課程の編成、改善について記載をするものでございます。
これらのまとめの内容を踏まえて、2月中旬までには令和2年度の教育課程の案を編成していく運びとなります。また、3月中にはこのまとめシートを各学校のホームページにも掲載する予定でございます。
それでは、かがみ文の裏面の2ページにお戻りいただきまして、項番7、学校(園)
評価アンケートの結果の活用、こちらについては、今御説明申し上げたとおりでございます。
今後の予定でございますが、本日の報告の後、別紙2に当たる区全体の結果の概要について、目黒区のホームページに公表していく予定でございます。
報告は以上でございます。
○吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○武藤委員 まず、この実施対象の方なんですけども、児童・生徒、保護者、地域の方、教職員で、これは全ての児童、保護者で、地域の方は具体的に、多分町会とか住区だと思うんですが、具体的にちょっとその辺の方のどういった方なのか、また人数が分かれば教えてください。
それと、これは、多分、今課長が説明したとおり、学校のほうでもいろいろ自己評価をするので、学校別のこのアンケートは教職員全ての方がこれは分かるということでよろしいんでしょうか。
以上2点です。
○
竹花教育指導課長 こちら、児童・生徒につきましては全員を対象としておりまして、また教職員についても全員を対象としております。また、保護者についても全員を対象としてアンケートを配布し、回答を得ているところでございます。こちら地域の方につきましては、学校評議員も初め、学校に関係している皆さん、例えば学校に近い保育園に関係する方ですとか、また
地域教育懇談会の委員の皆さんとか、それぞれ学校で声をかけて、地域の方にも幅広く意見を頂いているところでございます。
地域の方の回答数ですけれども、こちらは、昨年度は200でございましたが、それぞれ学校で地域の方の回答していただく人数を、たくさん頂こうということで、今年は225名に合計として増加しているところでございます。
2点目の学校別のアンケート結果ですが、学校別のアンケート結果もこちらは作成し、各学校に配付をしております。各学校では、そのアンケート結果を分析し、来年度の教育課程の編成に生かしているところでございまして、学校では全ての教員がこちらの結果を把握しているというところでございます。
以上でございます。
○武藤委員 ありがとうございます。
まず、学校別で、学校は学校で、学校のそのアンケート結果を見てやるんですけども、学校によって差がどのくらいあるのか。多分教育委員会のほうで、そういった学校の部分として、もし差があるならば、どういった指導等をされるのかということがまず
1点と、あとこの中身で、
学校評価アンケートの結果の概要で、肯定的なパーセンテージが小学校、中学校と出ているんですけども、この中で、保護者と教職員の非常に、保護者のほうは、例えば7番、小学校、心の教育ですと、86%に対して、教職員のほうが96%と、非常に差があるんですね。そこを詳しく見ると、子どもたちはある程度肯定的が高いんですけども、この心の教育、学校指導等、また情報の発信、これが小学校、中学校においても、保護者と教職員とに結構差があるんですけれども、こういったことは前からずっとこういった形になっているのか。また、こういった差についてどのようにお考えなのか伺います。
以上です。
○
竹花教育指導課長 こちら、学校に対してどのような指導を行っているかと、
1点目に関してでございますが、こちら、
学校評価アンケートを各学校に配付をし、それぞれ分析をしていただいているものでございます。そして、分析をした内容については、校長のほうもきちんと分析をし、教育長、教育次長、指導課長のほうにもこの分析結果をどのように受け止めて、どのように改善していくかというものを聞き取っているところでございます。また、それに対しても指導、助言を行ってございます。
さらには、こちら、学校評価の結果を受けて、どのように教育課程を編成していくのかということにつきましては、あしたから次年度の教育課程の相談日ということで、指導主事がそれぞれの学校に対して指導、助言を行うという日を設定してございます。それぞれ各学校が学校評価を受けて、どのように来年度の教育課程に組み込んでいくのか、一つ一つ丁寧に指導主事が聞き取りを行いながら、必要に応じて指導、助言を行っていくということを取り組んでいくところでございます。
また、2点目の保護者と教員の肯定的な回答に乖離があるのではないかという点についてでございます。
こちらについても、各学校のほうにはこの結果は行っておりますので、
自分たち教職員のほうで肯定的な回答をしたという項目でも、やはり保護者の方に十分に伝わっていない、また保護者の方からは十分ではないという御意見を頂いているということをきちんと学校のほうでも認識をし、それについてさらにどのように改善していくのか、それは学校でそれぞれ考えているというところでございます。
教職員のほうが高いという傾向につきましては、やはり教職員としては、こういった指導に力を入れて頑張ったというところを自分で評価をしているところだと思いますけれども、やはりそれをきちんと保護者の方に伝えていくということが必要になっていくかと思います。今御指摘があった心の教育と、あと情報の発信というところもありましたが、情報の発信というところも重要であるなと、そういう意味では重要であるというふうに考えてございます。
以上でございます。
○武藤委員 最後になんですが、今言われた、要するに先生と保護者とのこのあれですね。特に小学校の場合、この差が大きいと、やっぱり小学校、区立はなあ、みたいな保護者の方の御判断になるようなところがあるんではないかなと思いますので、見てみますと、やはり子どもたちもある程度肯定的の意見が高いので、それも踏まえて、やはり保護者にその辺をうまく伝えられればなというふうに思いますが、お伺いします。
あと、最後のこの教員の働き方改革については、小学校83%ですか、それで中学校は75%と、非常に数値は決して高くない。働いている方は非常にやはりなかなか改善できていないんじゃないかなというふうなことがございますが、これについても伺います。
以上です。
○
竹花教育指導課長 今委員がおっしゃったように、保護者と教職員の肯定的な回答の割合の乖離の件でございますけれども、保護者に対しても、児童の肯定的な回答が高いんですよという、こういったことも含めてきちんと学校のほうで説明をし、また必要な改善については、きちんとその声を受け止めて、学校のほうで改善をしていくと、そういった取組を毎年行っていくということが大事であるというふうに考えてございます。
2点目でございますけれども、働き方改革、こちらのほうについては、例えば小学校のほうでは肯定的な回答が8割は超えているというものの、まだ83.7%と、2割近い方がまだちょっと十分ではないというふうに考えている状況はこちらとしても認識もしております。
働き方改革は、教育委員会としても働き方
改革実行プログラムに基づいて進めているところでございますが、さらにまた学校のほうでもそれぞれの会議の精選であったり、また働く時間帯の工夫とか、また仕事の効率化ということで、各学校でこれからも工夫を進めていく必要があるというふうに考えてございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○たぞえ委員 質問の前に、こういうアンケートの結果だと、報告を聞きながらと、ほかの委員の方の質疑を聞きながら考えるので、ちょっと重複する質問があるかもしれないんですけども、御容赦ください。
まず
1点目なんですけど、アンケート、これは記名式でしたっけ、その確認がまず
1点と、あともう
1点が、今後の予定で、全体の結果を目黒区
教育委員会ホームページにて公表なんですけど、今ちょっと質疑でもあったような気がするんですけど、各学校(園)ではその自己評価を行いとあるんですけど、各学校(園)の結果は、各学校(園)のホームページにて公表されるんでしょうか。
あと、ちょっと評価ではなくて、このアンケートを実施するに当たっての事務作業について聞きたいんですけれども、たしか回答者が手書きのアンケートだったように記憶をしているんですけれども、その手書きのアンケートの回収はもちろん各学校だと思うんですけれども、その各学校の集計は各学校でやっているのか、それとも教育委員会で一括して担っているのかを伺います。
以上です。
○
竹花教育指導課長 まず、
1点目、アンケートの記名の件でございますけれども、基本的には無記名で取っているものでございます。もし記名してもよいというふうな保護者がいらっしゃったら、記名してもよいということで、必ず記名しなければいけないという形では取ってございません。
また、2番、今後の予定のところで、結果について各学校で公表をどのようにして行っていくのかということにつきましては、先ほど御説明をさせていただいた
19ページから2
1ページまでつけてございます学校評価のまとめ、このシートを各学校で公表していくというものでございます。
3点目、アンケートの集計の事務作業の件でございますが、それぞれアンケートは手書きのアンケートを教育指導課のほうでまとめて、こちらのほうに集めまして、それを集計業者のほうに委託をし、業者のほうで集計をしていただいていると、そしてその結果をデータとして教育委員会及び、また各学校にも配付をしているという流れで進めているところでございます。
以上でございます。
○たぞえ委員 まず、
1点目と2点目に関連してなんですけども、やはりアンケートでかなり抽象的なことを聞くと、そんなに悪いという評価はつきにくいと思います。大体おおむね満足といったところが丸がつきやすいのかなと思います。
やっぱり注目していただきたいのは、評価の厳しかった方。結構悪い評価をつけるのって勇気が要るんですよね。学校がいろいろ取り組んでいただいているのも理解はしているんですけれども、一方で、そういった学校になじめる子が多いのかなと思っています。なので、その子どもがなじんでいるというところじゃなくて、やっぱり今の学校がつらい、難しいという子たちの声をもっと拾い上げてもらいたいなと思っています。
なので、もし、例えばですけれども、個別に詳しいヒアリングをさせてもらえるんだったらぜひお願いしますというか、アンケートって、取ると、その後が大事なので、ぜひもっとここを深掘りしたいというところがあれば深掘りできるような仕組みを検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうかというのが
1点。
あと、細かい話で恐縮ですけれども、3点目の業者に委託している費用だけ伺いたいです。
以上です。
○
竹花教育指導課長 1点目の御質問に対してでございますけれども、こちら、やはり保護者の中には学校にもうちょっといろんなことを細かく伝えたいという保護者もいらっしゃるというのはこちらとしても認識してございます。その中で、その
評価アンケートの中には自由記述という欄も設けてございますので、自由記述も見ながら、各学校で課題を把握して、それに対して取り組んでいくということが必要であると、実際、学校でもそのように対応しているところでございます。
無記名式で出されたものについては、確かにどの方がそのような考えを持っていたのかというのはちょっと分かりにくいところはございますが、名前を書いていただいた方についてはすぐに対応ができますので、それぞれ対応していくということができると思います。無記名式の方にも、直接的な対応はできないかもしれませんけれども、そういった声があるという認識の下で、各学級での運営改善ということに努めていく必要があるというふうに考えてございます。
また、2点目、集計の業者委託の費用の件でございますが、
学校評価アンケート入力委託として
154万円、令和元年度予算で行っているというものでございます。
○たぞえ委員 2点目のほうだけ最後に伺いたいんですけれども、AI-OCRとかRPAを使って、事務作業をRPA化しているという事業が目黒区の中でも行っていただいています。
154万円が高いか安いかということを言いたいわけではなくて、先生の業務の効率化といったところを、最近午前5時間制とかでも申し上げましたけど、子どもに対応させるのも1つですけれども、先生方の内部のほうでの改革も取り組んでいただきたいと思っています。
これは業者に頼んでいるから先生の負担はかからないとおっしゃるかもしれないんですけれども、そうではなくて、取り組んでもらえる事業、私は今ちょっと探しているところなので、ぜひこういった事務を、内製化しろと言っているわけではないんですけど、どうにか自動化できる事務の効率化を進んでやっていただきたいところですけれども、いかがでしょうか。
○秋丸教育次長 御指摘の点につきましては、私どもも区全体の中でそういった取組が行われているということは承知しております。ただ、学校においてどういった形でその取組ができるのかというのは、今後の大きな研究課題かなと思っておりますので、区の取組も注視しながら、学校として働き方改革にもつながる取組だと思っておりますので、これができるかどうか分かりませんけども、どのような形ができるか研究してまいりたいと思っております。
以上です。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○いいじま委員 済みません、このアンケートによって、大分学校側も教師もすごく真剣に取り組んできて、本当に肯定的にこの評価がどんどん上がってきているのはすごいいいことだなと思っています。皆さんの御苦労をしっかり認めていくべきところはあるんですが、その細かいところなんですけども、8ページの中学校のところのアンケートの教職員の方の6番の教育目標と8番の学習指導等が下がっていると思います。すごく気になるところなんです。すごく大事なところなので、これ、なぜか、そこを詳しくお伺いいたします。
○
竹花教育指導課長 こちら、教職員の評価がなぜ下がったのかということにつきましては、校長先生のヒアリングの中でもそれぞれ聞き取っているところではございます。聞き取りの中では、教職員の意識が高まってきているというふうに捉えている校長も多くおります。特に学習指導等につきましては、これから新学習指導要領に進むに当たって、主体的、対話的な授業が展開できているのかということで、学校のほうでもそういった授業改善を管理職のほうから教員に伝えて進めていくようにと伝えているところですが、なかなかそこに至っていない、何か自分自身の取組に、反省したといいますか、もうちょっと頑張らなくちゃいけないという教員も増えてきているということで下がっているというふうにこちらとしても捉えております。
また、教育目標についても、新しいこの学習指導要領の考え方の中で、どのように教育目標を理解して進めていかなくちゃいけないのか、やはりそういったところも含めて、教員の意識が高まった表れの一つではないかなというふうにこちらとしては捉えてございます。
以上でございます。
○いいじま委員 やっぱりこの教育目標だったり、教育指導は今すごく変わるところだなというところを皆さんも感じていると思うんですけれども、SDGsという、そこら辺からの教育目標が変わってくるところかなと思います。副教材を中学校で使っているかどうか。SDGsの副教材が出ているという話を聞いたんですけども、ちょっとそこ、分かりますでしょうか。
○
竹花教育指導課長 SDGsの副教材というのは、区としては特に発行してないので、こちらとしてちょっと認識していないところもございますが、SDGsも含めて、様々な教育資料というのが文部科学省や東京都のほうからも出されておりますので、そういったものを活用しながら授業改善に進めていくというところの中で、これからも進めていかなくちゃいけないという教員の意識が高まっているというふうに考えてございます。
以上でございます。
○いいじま委員 先日、五本木小学校でSDGsの研究発表があったんですけども、あれ、すごくよくて、やっぱりこういうふうに教育って指導の仕方とか教育目標が変わっていくんだなとすごく私も実感をしたんですけども、そこら辺を今後どこまで広げていく予定かどうかお伺いいたします、最後に。
○
竹花教育指導課長 委員御指摘のとおり、SDGsに関しては、五本木小学校で先日研究発表会を行って、そのSDGsの視点の中で、その授業の中でどのような取組ができるのかということで、こちらは東京都の研究指定を受けて、2年間のうちの
1年目の中間発表というものでございましたが、こういった研究発表をそれぞれの学校が参観しておりますので、そういった参観者のほうから各学校のほうに還元をしていただいて、自分の学校の中でどのように生かしていくのかというのを検討していくというところを進めているところでございます。
また、中学校について、指定はございませんけれども、五本木小学校のほうの研究発表を参観した中学校の先生もいらっしゃいますし、また東京都全体では中学校でのSDGsの研究も取り組んでおりまして、こちらの案内も区の教育委員会のほうからもしておりますので、そういったところに出かけていって研究を進めていくというふうな状況でございます。そういったSDGsの視点も含めて、様々な視点がありますけれども、新しい指導要領の中で、どういうふうに教育目標を設定し、どういうふうに学習指導に生かしていくのかと、これからも重要な課題であるというふうに考えてございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○西村委員 集計についてお伺いしたいんですけれども、先ほど実施対象の児童・生徒、保護者、教職員は全員で、地域の方が225名というふうにおっしゃったんですけれども、これは無記名ということもあって、回収というのがどれぐらいできていての、例えば教職員だったら全員集まっているのかなと思うんですけれども、保護者の方の全員というのも全員ちゃんと集まっているのかというのと、地域の方というのは、何名に送って、何名集まったというところの225名なんでしょうか。
○
竹花教育指導課長 まず、保護者、児童、教職員に関してですけれども、回収率としては、保護者につきましては小学校では88.6%、中学校では8
1.3%という回収率でございました。また、児童・生徒につきましては、長期欠席等を除いてほとんど全ての児童・生徒に対して行い、回収をしているという状況でございます。教職員も同じように、病休等の休職している教員を除いて全て回収をしているというところでございます。
地域につきましては、先ほど武藤委員からの御質問の中で回答させていただいたものにもちょっと誤りがありまして、ここで再度訂正をさせていただき、お答えをさせていただきますと、地域の回収数でございますが、先ほど武藤委員の御質問のところで、昨年度200人から225人に増えたという回答をさせていただきましたが、これは中学校のみの数値でございまして、小学校につきましては、389人から478人に増えたというものでございます。こちらについては、何枚渡して何枚回収できたかという数値を持っておりませんので、回収数という形で増えているということでこちらとしては把握しているところでございます。
以上でございます。
○西村委員 地域の方のは分かりました。保護者のほうですけれども、80%台ということで、そうすると、ちょっとその表、表といいますか、アンケートの結果が、返ってきた保護者の方からのいい評価が8割、9割というところだと、返ってきてない方というのを含めるとと考えますと、ちょっとそこの御意見という感じ方も伺いたいところですし、逆に教育に対してあまり興味がない保護者も含まれるのではないかというような懸念もあるんで、そちらの回収できてない方の御意見の聞き取りだったりとか、今後に向けた取組といいますか、そちらのほうを伺います。
○
竹花教育指導課長 こちら、保護者に対しての
学校評価アンケートの協力の依頼というところは、各学校でそれぞれ工夫をして行っているところでございます。学校としても、また教育委員会としても、できるだけたくさんの保護者の方に回答いただきたいというところではございますが、なかなか全員の回収には至っていないという現状がございます。原因等については様々考えられるところでございますけれども、今申し上げましたように、できるだけたくさんの保護者の方に回答いただきたいということを引き続き協力をお願いしていくという形で進めていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○吉野委員長 武藤委員、数字が訂正になりましたけれども、よろしいですか。
○武藤委員 はい。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○白川委員 済みません、ちょっと重複する部分はあるんですけれども、地域の方のところで、これは、割合的に、7ページ、8ページの結果を見ると、結構地域の方からの御意見、厳しめな御意見が多いかなと思うんですね。特に教職員の対応だったりとか、その辺りがちょっと気になるんですけれども、この地域の方というのは、先ほど御答弁いただいたときには、近隣保育園の関係者でしたりとか、あとはその懇談会のメンバーということだったんですけれども、住区とか町会の方も当然含まれているのかどうか。
先ほどの御答弁で明言はされていなかったので、そこをもう一度確認させていただきたいのと、あと、これ、小学校と中学校でこの回答者数に結構な開きが、225と478ということで、あるんですけれども、こちら、重複されている方というんでしょうか、同じ当然地域にお住まいなので、小学校のほうでも回答されている、中学校のほうでも回答されているという方もいらっしゃるとは思うんですけれども、その辺の重複率みたいなパーセンテージをもし把握しているんであれば教えていただきたい。
それと、厳しめな御意見を頂いているので、具体的に何か教職員の方と地域の方で、何かトラブルじゃないですけれども、そういうことがあったとかいう例がもし把握されているんであればお伺いしたいと思います。お願いいたします。
○
竹花教育指導課長 地域の方、どこまで声をかけているのかという、先ほど最初に申し上げたもののほかに、今委員からお話のあった住区の方とか町会の方とか、それぞれ学校でそれぞれお願いをして進めているので、全ての学校で住区・町会の方もやっているかどうかは分かりませんけれども、広く学校のほうで呼びかけております。そういった点で、各学校で工夫して、できるだけたくさんの地域の学校に関係する方、地域の方に回答いただけるようにお願いをしているところでございます。
一方で、たくさん地域の方からの回答を頂いたことによって、肯定的な評価が下がってしまうというところはございます。それは、「分からない」という部分ですね。E評価の「分からない」という部分の回答が多くなってしまったために、肯定的な評価が下がってしまっているというところはございます。ですので、地域の方にも学校の状況について広く伝えていくということも今後必要になってくるのかな、そういったことも大切にしていかなくちゃいけないのかなということでこちらとしても認識をしてございます。
また、地域の方の回答数ですが、先ほど申し上げた小学校478名、中学校225名というのは、こちらは全校合わせての数値でございますので、小学校のほうは学校数が多い分、多くなっているというものでございます。
また、地域関係で重複している場合もございますので、小学校と中学校両方に回答している方も中にはいらっしゃいます。それぞれ例えばどの方が重複しているのかというところまでについては、教育委員会としては把握してございません。
以上でございます。
○白川委員 ありがとうございます。
これ、大体学校区で何名ぐらいというのが決まっているのかというのと、あと、全てに送っているわけではなくて、これはどなたにお送りするかというのを学校側にお任せしているということでよろしいですか。済みません、確認になりますが。
○
竹花教育指導課長 学校で様々、例えば学校だよりを送っている地域の方とか、それぞれ様々でございますので、そういった方にもお願いしていますので、それぞれ学校のほうでどなたにお願いするのかというのはお任せをしているところでございます。
また、人数についても、特にこちらで指定はしてございませんけれども、できるだけ多くの方に地域の方から御意見を頂くようにお願いをしているところでございます。
以上でございます。
○白川委員 特に
1学区ごとに大体の数を決めていないということになると、かなり回答、その回収率に差が出てきてしまうんじゃないかと思うんですけど、その辺はうまく調整はできているんでしょうか。
○
竹花教育指導課長 各学校で一律的に何名以上とかというふうな形ではお願いしているものではなく、できるだけ多くの方にという形で学校から協力を依頼しているということで、何人というふうに決めてはございません。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○芋川委員 細かく3つ聞きたいと思います。
1つ目、8ページの中学校のほうのアンケート結果(概要)で、先ほどの委員からも、地域の部分から厳しい数字が出ているということでしたが、それは、「分からない」というのが一定数あることによって、結果としては低減してしまうということだったんですけれども、特にここで聞きたいのは、
11番の学習・生活規律のところで、「分からない」が増えたということで下がるのは一定数あるとしても、それ以上にほかの数字と見ても下がり過ぎているということで、これ、どういった要因があるのか、把握しているのであれば教えてください。
2つ目、ちょっとページ超えちゃうんですけども、7ページの小学校のほうのアンケートの保護者、
14番、小・中連携教育。これ、設問を見ると、学校は9年を見越して計画をしているのかどうか、プランがあるのかどうかということに対して、保護者の意見が、結果としては絶対数値として70%程度と、減ってはいるけれども、低い数字で推移しているのかなということがあるんですが、これのどういう要因なのかというかを把握されているのか、分かったら教えてください。
最後3つ目が、また8ページの
17番、教員の働き方改革についての教職員の設問、これもやっぱり70%程度ということで、この設問を見ると、学校は、システムの活用や「チーム学校」云々についての意識とか、効率化・最適化を目指し取り組んでいるということで、そもそもこういったことに対して教職員の動向であったりとか、考えであったりとか、そういったことは抽出しているのかどうか、またその内容が分かったら教えてください。
以上、3つです。
○
竹花教育指導課長 まず、
1点目、中学校の地域からのアンケート結果で、学習・生活規律が低下しているという件でございますけれども、こちらとしても、それぞれの学校のほうではどういったことで低下が見られているのかという分析はしているところでございますけれども、様々な状況もございまして、例えば地域の方が学校に入って状況を見たクラスがちょっと学習・生活規律に課題があるというふうに考えた方は低い評価になると思いますし、また、やはり地域に幅広く声をかけているというところもあって、学校の中の様子までは分からないという地域の方も多いということでこっちが下がっているというふうに、下がった要因としてはそういったことが考えられるというふうに思ってございます。
2点目につきましては、小・中連携教育で7割程度になっているというところでございますが、こちらにつきましては、
17ページの資料を御覧いただきたいのですが、
17ページ、過去
10年間の中での推移を見ますと、例えば一番上の小学校保護者では、一番右側の「分からない」というところが多いために、7割にしかいっていないというところはございますけれども、年々少しずつ増加していると、理解を頂いているのかなというふうに考えてございます。
また、中学校のほうについても、「分からない」というところが、こちらのほうはだんだん少なくなっているという傾向がございますので、小・中連携についても、保護者の方への説明が学校のほうでもできてきているのかなというふうに考えてございます。いずれにしても、ちょっと低いところではございますけれども、こういった「分からない」という方を減らしていくということも大事なことだと思いますので、保護者の方に丁寧な説明がこれからも必要になってくるのかなというふうに思っております。
3点目、中学校における働き方改革のところで、まだ7割程度の状況があるということでございますが、やはり学校のほうでも働き方改革を進めているところでございますが、それぞれの個々の回答をしたアンケートで、肯定的ではない、否定的な回答をした先生方一人一人の考えというものは個々に把握しているものではないので、こちらのほうからちょっと読み取りにくいところはございますけれども、こちらとしても、この数値を見て、まだ働き方改革がこれからも進めていかなくちゃいけないという課題として捉えて、働き方改革の推進をこれからも行っていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○芋川委員 ありがとうございます。
それぞれ3つお答えいただきまして、まず1つ目なんですけれども、その「分からない」というのが一定数いるということで、それ以外に秩序ということに関して、多分地域の方も全くその生徒さんを見てなくて答えているわけではないと思うんですね、このアンケートに答えている人については。
それを考えると、やっぱりその原因として、何かしらその学校に秩序がないと思う。子どもたちの発言なのか、その状況なのかを見て答えていると思うんです。なので、ちょっとそこの部分、これ、数字としても一番下がっているのとともに、70%台前半ということで、ちょっと心配だなと思ったので、その後の行動についてもお考えいただければと思いますが、どうでしょうか。
2点目について、小・中の連携教育について、示せてないというのも1つ理由としてはあるのかなというのもあるんです。ずっと70%で、若干「分からない」というのが増えているということですけれども、それ自体を示せていない可能性もあるということで、そこもやはり考えてみてはというところで、再度いかがでしょうか。
最後、3つ目ですが、ここについては、教員の考え方というのも慎重に聞きながら対応していただければと思いますが、いかがでしょうか。
以上です。
○
竹花教育指導課長 1点目に関してですけれども、地域の方からの評価が低い原因として考えられることとして、確かに委員がおっしゃるように、その学校の生徒の状況を見て、ちょっと生活規律に、また学習規律に問題があるんじゃないかというふうに考えて回答したものの表れもあるというふうに、それぞれの学校の状況であると思います。
それぞれの学校のほうにも、地域の方からはそういった声はそれぞれ入っていると思われますので、それぞれの学校の実態に合わせて、それぞれ改善に向けた取組を進めていると、またそのように働きかけを行っていきたいというふうに思います。
また、2点目、小・中連携については、こちら、小・中連携子ども育成プランを作成して取組を行っておりますけれども、それについて、保護者の方にきちんともうちょっと広く啓発していくと、啓発といいますか、学校の取組を紹介していくということも必要であるというふうに考えてございます。
3点目、教員の働き方について、教員の意見をというところですけれども、教員の意見もこちらとしては様々聞きながら、働き方改革が進められるように、教育委員会の施策もそうですけれども、学校の中での取組の推進ということもこちらとして働きかけていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○橋本委員 3点伺います。
まず、
1点目なんですけれども、地域というところで、他の委員とちょっと重複するところがあるんですけれども、どういった方を選ぶかというところで、ちょっとばらつきがあるという状態では、ちょっと統計的には有意な数字に見えないのかなというふうなところがあります。今後なんですけれども、ある程度うまくいろいろな声を集められているところを水平展開していくとか、そういった方向では考えていないのか。今後の分母の部分、どのようにお考えか伺いたいと思います。これが
1点目です。
2点目なんですけれども、これも少し重複するところではありますが、特に8ページの中学校の
学校評価アンケートの結果を見ると、昨年度よりもマイナスになっているところが多くあるのかなと。その一方で、事件・事故等の防止というところが増えています。ここのところを見て、ちょっと何となくの感覚でしかないんですけれども、教員の方々、萎縮していたり、疲弊していたりしないか、少し不安になっております。
現場の状況、学校のことに関してはお詳しいと思いますので、どのように考えているのか。もちろん先ほどおっしゃっていたように、教育に関して意識が向上したからというのも仮説として成り立つとは思うんですけれども、その疲弊や萎縮、そういったところではどのようにお考えか伺いたいと思います。
また、3つ目なんですけれども、この参考資料
1というところで、
11ページ以降なんですが、済みません、これは、保護者、生徒、地域、教職員というふうな、その4つの、項目ごとに最大で4つずつ聞いていたものがあると思うんですが、この中で、なぜそれぞれ、場所によっては、小学校の保護者、中学校の保護者、小学校の高学年児童、中学校の生徒だったり、あとは、逆にですけれども、後半のほうになると、教員に聞いたところが出てきているけれども、ほかのところとちょっと違う、対象のところを抜き出しているのですけれども、この対象はどうやって選んで、この推移を載せているのか伺いたいと思います。
以上、3点お願いします。
○
竹花教育指導課長 1点目の地域の方に学校ごとにそれぞればらつきがあるのではないかということでございますが、地域の方については、学校が保護者や児童・生徒、教職員だけじゃなく、外部からの意見も幅広く、外部から意見を聞くことによって学校の改善に生かしていこうというもので取っているものでございます。できるだけたくさんの方に回答いただくということが必要であるというふうに考えて、各学校には、できるだけたくさんの方にお願いしますということで声をかけているところでございます。学校によって様々な地域の方への声かけの工夫がございましたので、そういった工夫について、ほかの学校にもお伝えしながら、それを共有しながら、地域の方からの回答も増やしていくと、そういったことも取組として行っていきたいというふうに考えてございます。
2点目、中学校の評価でマイナスが全体的に多いということでございますが、こちらは、保護者、生徒については全体的に高いんですが、教職員については全体的にマイナスが多いという傾向はございます。ただ、こちらにつきましても、やはり新学習指導要領も踏まえた時期で、一度やっぱり自分自身の指導をきちんと見つめるということが進んだという意味ではよいというふうにこちらとしては考えてございます。教員が萎縮してしまっているのではないかというふうには捉えておりませんので、先生方が前向きに新しい学習指導要領に対応した授業づくり、また学級経営ができるように、これからも支援をしていきたいというふうに思ってございます。
また、過去
10年間の推移の件でございますが、こちらは、先ほど御説明させていただいておりますけれども、小学校保護者、中学校保護者は全設問で行っておりますけれども、小学校の児童・生徒については行っていない設問もございますので、そこの設問に関しては、教職員や地域の回答を入れたというものでございます。
以上でございます。
○橋本委員 その3点目のところなんですけれども、具体的によくよく見ていくと、例えば中学校のところで数字が大きく下がってしまっていた6番の教育目標や8番の学習指導等といったところに関しては、教職員の方のところが、
13ページと
14ページですけれども、逆に載っていなくて、どのように変わっているのか、手元に数字等、あれば教えていただけたらと思います。
○
竹花教育指導課長 こちら、ちょっと手元には数値がございませんので、後ほどでよろしいでしょうかね。
○橋本委員 はい、お願いします。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○たぞえ委員 済みません、2回目の質問になるんですけれども、ちょっと質疑を聞いていてずっと考えていたことなんですけれども、各学校の評価結果は、学校評価のまとめとして公表されるということがいいのか、アンケートそのものを出すのがいいのかすごい考えていたんですけれども、今の質疑を聞いていて、例えば地域の方の評価が肯定的な評価が少し減ったというのが、やっぱり地域の方に広く聞くことの功罪があると思うんですけども、アンケートに答えてくださいということで、その地域の方とお話しするとか、学校のつながりが増えるということはいいことではあるんですけれども、やっぱり地域の方にも学校との関わりの濃淡があると思います。
やっぱりアンケートに答える前に、本当に学校の子どもと、何かこう悪い場面を見ると、どうしてもアンケートがそれに引きずられることもあります。その地域の方の評価が低いことを横へスライドしてみると、生徒だったり、保護者だったりがそんなに低いのかというと、そうでもない。
だから、アンケートというのは、網羅的に見られるというのはいいことなんですけども、やっぱりその時々の感情だったりとか、いろんな出会うシーンによって評価が異なるものです。なので、アンケートの細かな結果を出す必要はないのかなと。それは、やっぱり数字に踊らされるところがあるので、ここが低いじゃないかって突き詰められると、確かに数字上はそうなってしまうんですよね。なので、そういった背景があっての各学校の学校評価のまとめを公表するに至ったのか、アンケートのその細かな数字を公表しないことについての背景を伺いたいと思います。
以上です。
○
竹花教育指導課長 学校評価の結果につきましては、各学校で学校評価のまとめシートという形で行っております。このアンケート結果につきましては、学校評価のまとめシートの前段階で、学校評価のまとめシートを作る資料として活用しているものでございます。アンケート結果そのものを公表するということについては、その数字だけで学校間の序列とか、そういったものに使われるのも好ましいとは思いませんので、学校では、アンケートの結果も踏まえた事後評価として、どのように改善していくのかということを公表していくというふうにしているものでございます。
以上です。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○いその副委員長 今の委員の発言を聞いて、言わないでおこうと思ったんだけど、このアンケートの中身というのは、実際広く地域にという話をされているけど、僕も実際
10年前と今でアンケートが来ても全然書く内容って変わりますよね。保護者のときは、実態に近いことが内容は分かる。その中で具体的にアンケートを書いていくということができる部分もあるけど、例えば保護者じゃなくなって、一地域の住民になったとき、あんまりよく分かんないと。実際学校がどういう協力を求めているのかというのも分かんない中で、学校の評価について意見をしたり、アンケートに答えるという内容というのはあんまりなくなってくるんだよね、実際。僕だけじゃなくて、地域の人間も実際は分かんないよねという声が多いんですよ。
だから、何が言いたいかというと、このアンケートの方法自体を少し考えていったほうがいいのかなというふうに考えてはいたんですね。実際教育の部分に関しては、地域の人は分かんないですよ。逆に、そういう部分に突っ込んでこられても困るという部分もあると思うんですね。だから、開かれた学校というのは、言葉は簡単だけど、実際は難しいでしょう。
だから、具体的に地域の方にはどういうことを協力してほしいのか、どういうことを求めているのかということを具体的にやっぱり示していかないと、アンケートを取っても答えられないですよという意見がやっぱり1つや2つじゃなかった。そろそろやっぱりこういったアンケートの方法を見直しながら、もっと具体的にどういうふうに生かしていったらいいんだろうという方法を考えていく時期じゃないかなと思うんだけど、その辺は何か考えておられますか。
○
竹花教育指導課長 今、アンケートの方法も含めて、見直しをしていくことも必要ではないかということでございまして、2年に一度
学校評価検討委員会というのを教育指導課のほうで行っておりまして、学校評価の項目の内容等について改善を進めて、2年ごとに見直し、改善をするということを行っております。来年ちょうどその時期に当たるのですけれども、先ほどありましたように、地域の方に対してこのような項目でいいのか、またほかにどういう聞き方がいいのかということも含めて、これから検討できると思いますので、評価項目等については、今後も検討を進めていきたいというふうに思ってございます。
○いその副委員長 基本的にはそういうふうに進めていただくのが一番いいと思うんですけど、もう一つは、いわゆる保護者とか地域というのを一緒くたに、一気にアンケートを取っていくのが本当にいいのかどうかということもあると思うんですよ。地域の人も、さっきの委員がおっしゃったように、関わり方の濃淡というのは非常に大きいですよね。どうしても自分の立ち位置によって意見が大きく偏っちゃう場合もあるから、だから、そういうことをあんまり気にしちゃうと、基本的な学校の教育目標がぶれちゃうときもあるから、基本的にはやっぱり人間関係を地域と構築していくというほうが僕は具体的にはいい方法だと思うんですよね。広くアンケートを取って意見を集約していくというよりも、地域の場合は人間関係を構築していって、もう少し学校の中身も知っている方には広くどういう今気持ちを持っているかというのを集計していくということは、学校のこれからの進む道に対しては有効な手段かなと思うんですけど、どうですか。
○
竹花教育指導課長 今、副委員長がおっしゃったように、地域の方にこのアンケートを取ったものを、学校でやっぱりどう生かすかということが大事になってくると思いますので、そのアンケートの項目であったり、またどのような方を対象にしていったらいいのかも含めて、
学校評価検討委員会がありますので、そういったところも話題として検討を進めていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(
1)令和元
年度目黒区立学校(園)における四者による学校(園)
評価アンケートの実施結果等についてを終わります。
――
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【報告事項】(2)目黒区
特別支援教育推進計画(第四次)改定案について
――
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○吉野委員長 続きまして、(2)目黒区
特別支援教育推進計画(第四次)改定案について報告を受けます。
○酒井教育支援課長 それでは、目黒区
特別支援教育推進計画(第四次)改定案について御説明いたします。
本事案は昨年実施いたしました改定素案に対するパブリックコメントで頂いた御意見を踏まえて、このたび改定案を取りまとめましたので、本委員会に御報告させていただくものでございます。
配付の資料は、クリップを外していただきますと、かがみの資料
1枚のほか、別紙
1として改定案、別紙2は改定素案からの主な変更点、別紙3が改定素案に対するパブリックコメント実施結果の4点になります。
それでは、最初のかがみの資料を御覧いただきまして、
1、改定の経緯でございますが、現行計画が今年度末で終了となりますため、資料記載の国、東京都の動向を踏まえ、共生社会の実現に向け、全ての子どもが可能な限り共に学ぶことに配慮しつつ、一人一人の教育的ニーズに応じたきめ細やかな特別支援教育をさらに充実させるため、目黒区
特別支援教育推進計画の改定を行うことといたしました。
続いて、2の経過でございます。
令和元年10月9日開催の本委員会におきまして改定素案について御報告させていただいた後、10月25日から12月2日までパブリックコメントを実施し、改定案を取りまとめてまいりました。
次の3、改定案と4、主な変更点は後ほど御説明いたします。
一番下の5、パブリックコメントの実施結果についてにお進みいただいて、(
1)実施期間及び周知方法は資料記載のとおりでございます。
裏面をお開きいただき、(2)実施結果は別紙3により御説明いたしますので、資料に最後におつけしております別紙3を御覧ください。
別紙3、表紙を
1枚おめくりいただきまして、
1ページのパブリックコメントの概要は、実施期間、周知方法ともに記載のとおりでございます。
1枚おめくりいただきまして、2ページの2、パブリックコメントの集計結果の(
1)提出者数は、表のとおり、個人、団体、議会の計38でございました。この中には、複数の意見を提出された方もおられます。また、そのうちパブリックコメント期間中に開催した特別支援教育講演会と教育施策説明会での意見提出者は、右側の再掲の表のとおり5名おられました。
その下の(2)分野別意見数では、表の中ほどの第3章の取組の方向Ⅰが、一番右端の割合で38.8%と最も多くなりました。
なお、この表の下の米印の一つの意見で複数の分野にわたる場合は、この表の該当分野それぞれでカウントしてございます。
次に、3ページのⅡ、パブリックコメントの内容と検討結果についての
1、パブリックコメント検討結果一覧の表は、全体で
105件となりました。各意見に対する検討結果を一番左端の列の
1番から8番までの番号で区分しております。
1の御意見の趣旨を踏まえて改定素案を修正しますは
16件となりましたが、このうち、文言整理に関する修正などを除いたものにつきましては、後ほど御説明申し上げます。
次の2の御意見の趣旨は計画改定素案で取り上げており、趣旨に沿って取り組みますは60件、3の計画には取り上げませんが、実施事業等の中で趣旨を踏まえて努力しますは9件、4の今後の検討・研究の課題としますは
14件、5の御意見の趣旨に沿うことは困難ですは6件でございました。
おめくりいただいて、4ページからは、改定素案に対する意見内容と検討結果でございます。
まず、4ページの表の見方のとおり、意見内容に対して、一番右端の列が検討結果(対応策)となっておりまして、右から2つ目の対応区分は、先ほど3ページの表で御覧いただきました
1番から8番までの番号を記載している列でございます。
ここでは、対応区分5、御意見の趣旨に沿うことは困難ですの6件について御覧いただきます。
まず、7ページをお開きいただきまして、一番下の
1008番の御意見を御覧ください。
知的障害のあるお子さんには、特別支援学級ではなく、通常の学級に在籍して、一部の科目は通級指導など、別で学ぶ環境を望むという御趣旨でございます。これに対して、本区では、国の施策の基本的な方向を踏まえ、全ての子どもが可能な限り共に学ぶことに配慮しつつ、一人一人の教育的ニーズに応じた連続性のある多様な学びの場を充実していくインクルーシブ教育システムを構築していくことを基本的な考え方としていくこと、また、通常の学級に在籍する場合は、現状では、通常の教育課程に基づいた指導を受けていただく必要があり、対応区分を5としております。
この後、特別支援学級などの多様な学びの場は認めないという御趣旨のため、対応区分が5となる御意見が3件続きます。
10ページをお開きいただきまして、
10ページの最後の
10
12番の御意見は、
11ページにお進みいただき、上から
10行目の段落の最後の文の同じ教室で共に育ち合う環境が必要というもの。
少し飛びまして、
19ページをお開きいただき、
19ページの
1022番の御意見は、第2段落冒頭で、通常の学級、特別支援学級と分けて交流の機会を設ける仕組みには反対というもの。
続いて、22ページをお開きいただきまして、22ページ、
1025番の御意見は、最後の第3段落冒頭の、今、特別支援学校や特別支援学級で行われている教育は工夫すれば通常の学級にいながらでもできますというものの3点でございました。
少し飛びまして、33ページをお開きいただき、33ページ、
103
1番、枝番の2、医療機関との連携に関して、発達障害を扱っている病院との連携では絶対にうまくいかないという御意見については、主治医や医療機関との連携は不可欠でございますため、対応区分は5としております。
最後に、37ページをお開きいただきまして、37ページ、2003番の枝番5でございます。
目黒区は、知的な遅れがある児童は、特別支援教室は利用できない、分ける教育になりがちとの御意見に対しては、東京都の制度である特別支援教室で知的障害のある児童・生徒を指導することは、現状としては、全都において認められておらず、対応区分は5としております。
続きまして、改定素案から改定案への主な変更点を、別紙2の主な変更点の対照表と別紙
1、改定案を併せて幾つか御覧いただきたいと存じます。
まず、別紙2、改定素案からの主な変更点をお出しいただきまして、2ページ、最後のナンバー9を御覧ください。
別紙2ページのナンバー9、パブリックコメントの御意見に沿いまして、別紙
1の改定案の7ページの現行計画の推進施策4の成果と今後の課題の最後の段落部分、別紙
1で申しますと、改定案の7ページ、右下隅、副籍制度による地域交流を充実と加筆しております。
続きまして、別紙2の主な変更点の3ページのナンバー
13を御覧ください。
子育て、就労などを含めた関係部局、関係機関との横の連携を教育委員会として積極的にするようにとのパブリックコメントの御意見に対しまして、御趣旨は改定素案に取り上げておりますが、連携先として御例示いただいた、発達障害支援拠点ぽるとが改定素案にイメージ図になかったため、別紙
1の改定案
11ページの左上の2つ目、障害福祉課から始まる四角囲みのとおり、追加修正をしております。
続きまして、別紙2、主な変更点の4ページ、中ほどのナンバー
18とナンバー
19を御覧ください。
交流の在り方は、学校に限らず、広く地域の中で交流が進むよう、様々な視点を持って取組を進めるべきとのパブリックコメントの御意見に沿って加筆しております。
恐れ入ります、別紙
1、改定案の
15ページをお開きいただきますと、上から3行目からの「心のバリアフリーの推進に取り組みます。」の前に、「学校・園、家庭、地域における」を挿入いたしまして、同じ
15ページの中ほど、現状・取組の必要性の丸印が並んでいる5つ目でございますが、「教職員、幼児・児童・生徒及びその保護者」の後に、「区民」を加えてございます。
続きまして、別紙2、主な変更点の5ページのナンバー23と24、次の6ページのナンバー25と27は、昨年11月
12日開催の本委員会におきまして、設置の進め方について御報告をいたしました自閉症・情緒障害特別支援学級の設置についてでございますが、1月25日には設置候補校の五本木小学校において保護者説明会を実施できましたので、時点修正をしております。
恐れ入ります、別紙
1の改定案の23ページをお開きいただけますでしょうか。
別紙
1、改定案の23ページをお開きいただきまして、一番下の表の最後の実施策を御覧いただきますと、五本木小学校の学校名と新規の表示、そして、3年度のところに設置という文字を加筆しております。
続きまして、別紙2、主な変更点の6ページのナンバー29は、表の左側の改定素案では、推進施策7を「就学後から卒業後までを見通した連携による支援体制の充実」としていたものを、就学後からではなく、就学前から卒業後までを見通した連携をとのパブリックコメントの御意見に沿って、この表の右側の変更後では、推進施策7、「卒業後までを見通した連携による支援体制の充実」とありますとおり、「就学後から」という部分を削除しております。
そのほか、別紙
1の改定案の最後の3ページ分でございます。別紙
1の改定案の49ページから5
1ページまで、計画検討委員会関連の資料を現行計画と同様、参考資料として加えてございます。
また、計画全文をユニバーサルデザインフォントにいたしまして、その中の用語解説の文字も9ポイントであったものを
10.5ポイントに大きくするなど、見やすさを改善いたしております。
それでは、恐れ入りますが、かがみの資料の裏面にお戻りください。
かがみの資料裏面、6、今後の予定でございます。
本日の御報告の後、教育委員会において3月に計画改定をいたしまして、めぐろ区報などにより周知を予定しております。
長くなりましたが、説明は以上でございます。
○吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○たぞえ委員
1点だけ伺います。
変更で、この改定案のP
11、この放課後等デイサービス事業所を枠外に持ってきて、ぽるとを入れていただいたという変更点があるんですけれども、それに対応して、同じく26ページになるんですけれども、(4)児童発達支援センター等とあるんですけれども、ここは児童発達支援センター等に放課後等デイサービス事業所が入っているという理解でよろしいんでしょうか。
というのは、釈迦に説法ですけれども、実は発達支援センターというか、児童発達支援自体は未就学児までが対象で、基本的には小学校、中学校になると放課後等デイサービス事業所になるので、なぜその明記がこっちではしっかりなされていないのかなというところが疑問なんですけれども、いかがでしょうか。
○酒井教育支援課長 お尋ねの26ページの(4)児童発達支援センター等の「等」は、そういったものは含まれております。この
11ページの表で、放課後等デイサービス事業所だけを改定素案から取り出して1つにしたというのは、健康福祉部障害福祉課からの御助言を頂いて、このように変えさせていただいたものでございます。
以上でございます。
○たぞえ委員 それに関連してなんですけど、27ページのほうにも、児童発達支援センター等の情報提供事業への教育委員会の参加とあるんですけれども、これも「等」なので、放課後等デイサービス事業所が入ってくる可能性もあるんでしょうか。
というのは、児童発達支援センターではなくて、やっぱり日頃からその小・中学校に通っているお子さんの状況をよく把握されている放課後等デイサービス事業所の参加は必須だと思っているんですけれども、いかがでしょうか。
○酒井教育支援課長 改定案の27ページの一番上の表のところだと存じますが、この児童発達支援センター等の情報提供事業への教育委員会の参加という実施策は、具体的には、3年ほど前から障害福祉課で所管しております発達応援マルシェというイベントが11月3日に、28、29年度とあったかと存じますが、それを今年度から9月に、土曜日に開催したと記憶しておりますが、国民の祝日ではないところで土曜日に開催しております。そういったところにも教育委員会として参加を正式にさせていただいて、これからもやっていこうということ。
それから、その中には、放課後等デイサービス事業者や療育の事業者もたくさんおいでになるので、そういった関係機関、関係施設と連携もできる、一体となって保護者の方への支援もできると、そのような考えでございました。
以上でございます。
○たぞえ委員 済みません、イメージがちょっと違ったので。
このかがみ文にあるようないろんな法改正があって、放課後等デイサービス事業所と学校が連携しなければならないというふうに強く変わってきました。ですが、これ、意外と放課後等デイサービス事業所は知らないんですね。要は学校のほうが連携していくという話にはなったんですけれども、放課後等デイサービス事業所のほうは、その通知が来ないので、あまり知られていないところではあります。
なので、今回は、学校側から放課後等デイサービス事業所に連携をお願いしていくことになると思うんですね。なので、ちょっとこの今の教育委員会の参加とあるんですけども、ここがどんどん学校が放課後等デイサービス事業所に連携を強めていくという形になっていくんでしょうか。
以上です。
○酒井教育支援課長 実際に学校現場では、児童・生徒の放課後、帰宅の時間帯に学校の門の前にたくさん放課後等デイサービスの送迎車のお車が並んだりしている状況でございますので、学校側はただいまも具体的な個別の例では連携を取っております。
そこで、平成30年5月だったと思いますけれども、厚生労働省と文部科学省と連名で、この連携を強めていくというような通知が発出されておりまして、障害福祉課からも、例えば合同校園長会の場で、相談支援事業所や放課後等デイサービス事業所を、名簿を作って、学校長、園長に配付するというようなこともやっておりますので、平成30年度以降、障害福祉課も意欲的にそういった情報発信をしております。それに対応して、教育委員会でも、先ほど申し上げたような発達応援マルシェなどのイベントにも正式に参加していこうと、そのような今状況でございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○橋本委員
1点伺います。
かがみ文のところで記載されているところですけれども、インクルーシブ教育システムの推進を国で掲げている一方で、最後の段落ですが、東京都教育委員会が、逆に発達障害教育推進計画というふうな形で、インクルーシブ教育をもっと進めてほしいというふうな切実な保護者の方のお願いがたくさん並んでいた一方で、今後そのインクルーシブ教育というのは、副籍制度での交流会のみにとどまっていきそうなのかなというふうな懸念をしております。
障害者の理解というのは、やっぱり小さなお子さんのうちに接することで進むはずだというふうな思いが私にもあるんですけれども、こういった特別支援学級を令和3年度に五本木小学校にも設置するとか、それから、昨年の10月9日にあった委員会の報告でも、特別支援教室の利用率が上がっているというふうなところもある中で、こういった障害を持っていらっしゃる方、お子さんが見えにくいところに追いやられていないかなというふうな印象を持っております。今後のところについては、教育委員会としてどのようにお考えかお伺いします。御教示ください。
○酒井教育支援課長 ただいまの御指摘いただいた点でございますが、確かにこの今回の改定案では、交流及び共同学習というのを一番大きく掲げて、心のバリアフリーというように見えなくもございません。それは、保護者の方から、特に特別支援学級や特別支援学校に在籍されているお子様の保護者の方から、その交流及び共同学習がまだまだだというような御意見があったために、そこを強調してはございます。
ただ、現実として、この改定案の3ページを御覧いただきたいんでございますが、3ページの中ほど、(2)区立小・中学校の通常の学級というところに、たくさん予算をお認めいただいてつけております特別支援教育支援員の配置状況がございます。ここの表で配置対象児童・生徒数は年々増加しておりまして、30年度末の数字でも児童・生徒合わせて587名、この児童・生徒は、通常の学級に在籍されている特別な支援を必要とするお子様ということになっております。特別支援学級や特別支援学校に在籍のお子様も大事にしますけども、通常の学級でも、学びの場として御希望に沿って努力していると、そんなような状況でございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○いいじま委員 パブリックコメント実施結果の45ページ、公明党としてもパブリックコメント何点か出させていただいたんですけども、300
1、確認を含めなんですけども、
1、2、3、4、これは対応区分
1と2、頂いたんですが、どこがどういう形で推進をしていくかと、修正があるかと、その2点お伺いいたします。
○酒井教育支援課長 この別紙3の45ページの300
1の枝番2番、これが対応区分
1番とされております。これは、主な変更点、別紙2で申しますと、ナンバー9に当たります。ナンバー9は、先ほども説明の中で触れさせていただきましたが、別紙2の2ページのナンバー9、一番下でございます。これは、現行計画の成果と課題のところに、「副籍制度」という言葉が入っておりません。それを充実していくようにということでございましたので、この言葉を加筆したというところでございます。はっきりと副籍制度は、交流及び共同学習だというような御指摘も他の個人の意見でもありましたので、こうした加筆をしております。
それから、同じ別紙3の45ページの300
1の枝番3、こちらも対応区分は
1番とさせていただいております。これは、別紙2、主な変更点のナンバー20でございます。ナンバー20は4ページになります。別紙2の4ページ、ナンバー20は一番下でございます。
これは、校長の啓発なども重要だということでございましたので、改定案では、
17ページに「管理職を含めた」という文言を加えさせていただいております。
以上でございます。
○いいじま委員 ありがとうございます。
これ、各団体の方のいろいろ御意見をお伺いしてのパブリックコメントを出させていただいたので、ぜひ進めていただきたいと思います。
その
1番と4番が区分2になっています。これの推進の仕方も教えていただければと思います。
○酒井教育支援課長 別紙3の45ページ、300
1の枝番
1は、これは、頂いた御意見では、現状のページのところに、教員研修のことが書かれてあったんですけれども、それは場所として不適当ではないかというふうに頂いた御意見でこちらも考えまして、それを各論のところの現状のところの分析に移動させていただいております。
それを表記したところは、改定案の20ページ、取組の方向の大きなⅡ番の現状・取組の必要性とあります。そこに丸印が5つございますが、この中で、通常の学級の教員に対する説明が4つ目の丸でございます。これをこれまでは最初のページのところにあったものをここに移して、この取組の方向の大きなⅡ番のところで掲げております様々な推進事業に生かしていきたいと、そのように考えております。
それから、2つ目の別紙3、パブリックコメントの実施結果の45ページの300
1の枝番4番、これにつきましては、心のバリアフリーは形がないだけに大変難しいが、目に見えないからこそ一番大事である、環境の整備を整えてほしいという御意見でございました。これは、これまで現行計画ですと、この部分は大きな柱の3つある中の2つ目に位置していたものを、今回の改定では、大きな柱の一番トップに持ってまいりまして、なおかつ、表紙を御覧いただきますと、「~心のバリアフリーをめざして~」という副題もつけましたので、これを高らかに掲げて今後努力していきたいと考えております。
以上でございます。
○吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(2)目黒区
特別支援教育推進計画(第四次)改定案についてを終わります。
――
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【報告事項】(3)令和2年成人の日のつどい実施結果について
――
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○吉野委員長 続きまして、(3)令和2年成人の日のつどい実施結果について報告を受けます。
○千葉生涯学習課長 まず初めに、委員長、副委員長を初め各委員の皆様におかれましては、1月
13日に開催いたしました成人の日のつどいに御臨席いただき、ありがとうございました。
当日は、天候にも恵まれ、式典、交流の時間とも予定どおり実施することができました。
それでは、令和2年成人の日のつどい実施結果について御報告申し上げます。
1、日時、2、会場、3、内容につきましては記載のとおりでございます。
4、当日の実績等の(
1)出席者数等でございます。
招待状送付人数は合計2,
183人、出席者数は
1,054人、出席率は48.3%、前年より0.5ポイント増加しております。
(2)イベント参加実績でございます。
ア、着崩れ直し、イ、写真撮影サービス、ウ、ありがとうポスト、いずれも前年より実績は増えてございます。
(3)アンケート実施結果でございますが、まず、ア、回収数は
128枚、イ、回収率は
12.
1%でございました。
恐れ入りますが、裏面を御覧ください。
アンケートの集計結果でございます。
①から⑧までの項目につきまして、「良かった」「普通」「良くなかった」「参加していない・知らない」のいずれかを選択していただいた数の内訳の表で、下の表はそれをグラフにしたものでございます。
園児の合唱は、昨年も「良かった」という評価が90%を超えております。
また、その他の項目で昨年と比較して変化が大きかったものは式典でございまして、「良かった」という評価が
15ポイント増加いたしました。
簡単ではございますが、説明は以上でございます。
○吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(3)令和2年成人の日のつどい実施結果についてを終わります。
――
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【報告事項】(4)木造二天王立像の目黒区指定文化財への指定について
――
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○吉野委員長 続きまして、(4)木造二天王立像の目黒区指定文化財への指定について報告を受けます。
○千葉生涯学習課長 それでは、木造二天王立像の目黒区指定文化財への指定につきまして御報告申し上げます。
1、経過でございます。
宗教法人祐天寺が所蔵いたします二天王立像につきましては、令和元年12月25日に開催いたしました第22期第
1回目黒区文化財保護審議会に諮問を行い、審議の結果、区指定文化財への指定が相当であるとの答申を受けました。
これを踏まえ、令和2年2月4日、第5回教育委員会定例会におきまして、目黒区文化財保護条例第4条第
1項の規定に基づき、目黒区指定文化財の指定の議決を受けたものでございます。
2、指定文化財の名称は、木造二天王立像。
3、目黒区文化財保護審議会の答申文は別紙
1のとおり。また、4、祐天寺仁王門二天王像調査報告書は別紙2のとおりでございます。
恐れ入りますが、別紙
1を御覧ください。
3、答申理由に記載がありますとおり、木造二天王立像の製作は、平安時代後期、
12世紀と見られ、東京都心部では類例の少ない古代彫刻であること。また、持国天・増長天の2躯ともによろいの表面が金鎖甲の彫り出しという中国彫刻からの影響が見られること。さらに、一方が魚体のすね当てをつけ、一方が長靴を履くという形式は、中国の図像の影響と見られますが、同時代の彫刻には類例がないことから、目黒区指定文化財に指定することが相当と判断されたものでございます。
恐れ入ります、別紙2、祐天寺仁王門二天王像調査報告書の8ページを御覧ください。
8ページは、二天王像のうちの一つ、持国天の全身正面の写真、また9ページは、持国天を両方向から撮影したものでございます。
10ページを御覧ください。
こちらは、増長天の全身正面、また
11ページは、増長天を4方向から撮影したものでございます。
12ページを御覧ください。
別紙
1の答申理由に記載がありました特徴といたしまして、まず上の持国天は長靴を履いており、また下の増長天は魚の形のすね当てをつけてございます。
また、
13ページを御覧いただきますと、こちらはいずれもよろいの表面が金鎖甲という鎖で編んで作った模様を彫り出して表現している写真でございます。
恐れ入りますが、かがみ文にお戻りいただきまして、5、根拠法令は別紙3のとおりでございまして、別紙3では、目黒区文化財指定基準と目黒区文化財保護条例の抜粋を記載してございます。
なお、その後ろに、参考資料といたしまして、これまで目黒区指定文化財として指定した一覧の表をつけてございます。後ほど御確認ください。
最後に、6、告示予定でございますが、令和2年2月20木曜日の予定でございます。
説明は以上でございます。
○吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○武藤委員 ありがとうございます。
あまりこの目黒区の文化財というのは見たことないんですけれども、実際、これ、こういうふうに指定された場合、区のほうから何か補助金的なものがあるんでしょうか。
それと、指定された場合に関して、これ、大体今、文化財一覧を見ると、お寺さんが多いんですけれども、こういった部分で、区民の方がこういったものを見られるのか、その辺ちょっと2点伺います。
○千葉生涯学習課長 まず、
1点目の補助金でございます。
区指定文化財に指定された場合は、目黒区指定文化財保護奨励金の支給がございます。このケースですと、
1年間で
1万円ということになっております。
また、このほか目黒区指定文化財保存事業費補助金というものもございます。こちらは、補助対象経費の2分の
1以内の額で、予算の範囲内で補助するというもので、何か修理が必要になった場合等の費用でございます。
続きまして、指定された場合の文化財ということですが、一応今こちらの祐天寺の二天王立像につきましては、非公開ということで伺っております。
以上でございます。
○武藤委員 そうすると、文化財になって、あと、これに関すると、ごめんなさい、ちょっと全部読んではあれですけども、売買的なものもできるんでしょうか。要するに、ほか、ないのかなと思いますけども、もしかしてそういった部分で売り買いの対象的なものはできるのか伺います。
○千葉生涯学習課長 一応区のほうには御相談は頂く形にはなりますが、売買はできるということにはなっております。
以上でございます。
○武藤委員 分かりました。区で持っている文化財ですので、建物とかは実際現場に行けば見られるんでしょうけども、絵画、彫刻、こういったものがあるので、何かしら写真等でホームページで公開するとか、そういったものができているのか。ある程度区民がこういったものが区としてあるんだよというのは認識ができればいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○千葉生涯学習課長 文化財につきましては、目黒区の文化財という冊子がございまして、一応そちらにこれまで指定された文化財については載ってございます。まだ来年度分ぐらい残部はございますので、次回発行する際に、こちらの二天王立像も掲載したいと考えております。
また、文化財係、歴史資料館として、リーフレットを毎年作っておりまして、一応3月に発行予定のものにこちらの紹介を載せてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(4)木造二天王立像の目黒区指定文化財への指定についてを終わります。
――
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【報告事項】(5)緑が丘図書館の天井材の落下について
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○吉野委員長 続きまして、(5)緑が丘図書館の天井材の落下について報告を受けます。
○千葉生涯学習課長 それでは、緑が丘図書館の天井材の落下につきまして御報告申し上げます。
1の経緯でございます。
令和2年2月
1日土曜日の午前9時45分頃、緑が丘文化会館本館
1階にございます緑が丘図書館で、図書検索端末機上の天井材が
1枚落下する事故が発生いたしました。幸い事故発生時に端末機の利用者はおりませんでしたので、人的な被害はございませんでした。
落下部分の端末機
1台を利用中止といたしまして、緑が丘文化会館館長及び施設管理委託会社職員が現場確認を行い、安全を確保した上で、2月2日日曜日まで施設運営を継続いたしました。
なお、本施設は、平成30年度に空調設備の全面改修に伴い、天井の全面改修を行っておりまして、当該部分もそのときに改修したものでございました。
2の応急的な対応でございますが、2月3日月曜日に総務部施設課職員と施工業者が点検を行いました結果、再度の落下の危険があると判断したため、2月4日火曜日に天井板のビス固定を応急対応として行いました。
恐れ入りますが、裏面を御覧ください。
上の写真は天井板が落下したときの状況でございます。また、下の写真は天井板にビス止めの施工を行った後の写真でございます。この写真では分かりにくいのですが、
1枚につき四、五か所ほどビスが止められております。
恐れ入りますが、表面にお戻りください。
3、落下の原因でございます。
一般的に天井材はビス等で固定されるものでありますが、今回落下した部分につきましては、可動式防煙垂れ壁という特殊な部分であったため、平成30年度に行った工事で接着工法を採用しており、その接着剤の粘着性が弱まって落下したものと思われます。
4、今後の対応でございます。
2月4日に応急対応を行いましたが、2月
18日に、より長期的に安全確保ができる方法での固定など、是正工事を行う予定でございます。応急対応と是正工事につきましては、瑕疵担保補償として施工者が行います。
なお、緑が丘図書館と同一工法の施設は、ほかにはございません。
説明は以上でございます。
○吉野委員長 ありがとうございます。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○芋川委員 今回事故が起きたけれども、人的な被害がなくてよかったと思います。
これ、ちなみになんですけれども、重さとかってどれくらいなのかというのもちょっと知りたいんですけれども、まずそこをちょっと教えてください、分かれば。
○原施設課長 重さについてお答えをいたします。
落ちた
1枚のものにつきましては、約500グラム、岩綿吸音板といいまして、音を吸い込むような比較的柔らかい素材でできた、穴ですとか空隙があるようなもののボードでございます。
以上です。
○芋川委員 今回の落下の原因になっています、その接着工法というもの、これは一般的なものなのかどうかというのも再度ちょっとお聞かせください。
以上です。
○原施設課長 接着工法についてお答えをいたします。
まず、接着工法自体は工法として適正な方法のうちの一つでございます。ただ、この部分につきましては、ほかの天井、大部分と異なりまして、下地が特殊となっておりまして、一般的にはビス等で固定ができる部分につきまして、この部分につきましては一般的な工法では施工が難しいことから、現場でいろいろな方法から選択をすることになります。昨年施工時につきましては、接着工法で施工しましたが、これは不適正な工法ではなく、工法としては適正なものでした。
○芋川委員 分かりました。
ちょっと最後になります。今回、可動式防煙垂れ壁という特殊な部分ということで、これ、可動式とあるんですけれども、この部分を使って、何か防煙に対して行うということだと思っているんですけれども、その内容をちょっと詳しく。今回、そのビス止め云々、また今後安全確保を求めて固定をしていくということですけれども、そういったものもどういった形になるかどうか、分かれば教えてください。あと、その瑕疵担保補償、ここもちょっと詳しく教えてください。
以上です。
○原施設課長 御質問にお答えをいたします。
まず、この垂れ壁につきまして御説明をいたします。
垂れ壁は、火災時に煙などが建物の中に充満、広がっていかないようにとするものでございまして、固定式のものは比較的よく見当たるものでございます。40センチ程度、天井から垂直に下りているものがあります。
しかし、可動式の垂れ壁については比較的まれな設備でございます。これは、火災が起きたときに、火災報知器と連動して、天井から下りてきて垂直になるという仕組みでございますが、意匠上の理由などがある場合を除くと、比較的限られたものでございます。
今回確認しましたところ、緑が丘以外の区の施設で使われている場所は、少なくはありましたが、めぐろ区民キャンパスや区民センター等では使用が確認できました。ただ、ここにつきましての天井の工法については、緑が丘と別の工法が用いられ、安全な状態であるということを点検いたしました。
最後に、瑕疵担保のことについてですが、工法の選択としましては、接着工法は適切なものではありましたけれども、結果として天井材が落ちたということになりますので、これはやはり不十分、十分な施工ではなかったということになります。そこで、今回瑕疵担保として、直接、通常のやり方ではないけれども、ビス止めによる固定が行えるように工夫を検討しまして、これによって固定をしたというものでございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(5)緑が丘図書館の天井材の落下についてを終わります。
議事の都合により暫時休憩いたします。再開は午後
1時。よろしくお願いいたします。
(休憩)
○吉野委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
報告事項の続きから行います。
――
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【報告事項】(6)ほ・ねっと ひろばの相談時間等の変更について
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○吉野委員長 報告事項(6)ほ・ねっとひろばの相談時間等の変更について報告を受けます。
○篠﨑
子育て支援課長 それでは、ほ・ねっとひろばの相談時間等の変更について御説明いたします。
まず、
1の経緯でございます。
ほ・ねっとひろばでは、子育て総合相談と権利擁護委員制度、それと子育てふれあいひろばの主にこの3つの事業を実施しているところでございますが、相談事業につきましては、その内容に応じましてより適切な関係機関につないでいるところでございます。
しかしながら、関係機関の受付窓口が午後5時で終了してしまうため、5時以降の相談では、結局適切な関係機関につなげることができないという状況になってございます。
さらに、権利擁護委員による相談等では、曜日によって受付時間が異なるため、区民にとって分かりやすい時間に整える必要があるという課題もございます。
こうした課題を解決し、関係機関との円滑な連携と相談事業の充実、あと、分かりやすさの向上を図るため、ほ・ねっとひろばの相談時間等の変更をこのたび行うことといたします。
2のほ・ねっとひろばの事業内容でございますが、ただいま説明しましたとおり、まず利用者支援事業、子育て総合相談といっておりますが、電話・来所による一般的な相談とか問合せに対しまして、ニーズに合わせた適切な関係機関等に案内とか助言をしていると。
(2)としまして、権利擁護委員制度、本区では「めぐろはあとねっと」という愛称でやっておりますが、いじめだとか虐待、そのほか子どもの権利侵害、こういった子どものことに対しまして子どもの身近な場で円滑かつ柔軟に解決するために、権利擁護相談員による相談と、あと臨床心理士と弁護士のいわゆる権利擁護委員ですね、相談員ではなく、による面談・助言をやってございます。
(3)として、子育てふれあいひろば事業をやっているというところでございます。
3の課題ですが、先ほどと重なりますけれども、まず(
1)の利用者支援事業におきましては、区の各種窓口が8時半から5時までとなっているため、5時以降の相談に対しては適切な関係機関につなぐことができないということでございます。
さらに、イとしまして、子ども家庭支援センターなどの子育てに関する各種窓口との連携に加えまして、今年度から子育て世代包括支援センターとして母子保健担当部署と連携をしているため、そういったことからも8時半から5時の時間帯の対応が必要となってきているというところでございます。
(2)の権利擁護委員制度でございますが、これは相談時間が曜日によって異なるということと、相談時間外である平日の午前中の電話の着信だとか、子育て総合相談のほうに電話がかかってくる場合もございまして、その場合には「めぐろはあとねっと」を紹介するケースも増えているといったところでございます。
さらに、専門的知識を持つ2人の権利擁護委員による面談は、月に各2回の予約制ということもございまして、相談員が事前にそういう前さばきをしまして、そこで権利擁護委員に取り次ぐというような形でやっているものが増えているというところでございます。
裏面にまいりまして、4の対応策及び理由ですが、こうした課題を解決するため、区民が利用しやすく気軽に相談できる窓口としまして、関係各部署との連携の一層の強化が重要であるというところから、関係部署の窓口時間に合わせるとともに、子どもの権利擁護委員制度の開設時間等を、曜日によって違うところを統一を行って、連携の強化とか相談支援の充実を図るというものでございます。
この表に記載のとおり、変更前、利用者支援事業である子育て相談事業につきましては、開設の月曜日から土曜日は変更ございませんが、相談時間につきましては、午前9時半から午後6時となっているものを午前8時半から午後5時までとすると。
権利擁護委員制度のほうでは、権利擁護相談員による相談は、現在、水曜日、金曜日、土曜日で、水曜、金曜が午後
1時から6時の5時間、土曜日につきましては午前
10時から午後4時の5時間で対応しているところを変更後は、水曜日から土曜日、木曜日を追加するということでございまして、午前
10時から午後5時の6時間開設するといったところでございます。
なお、権利擁護委員による面談は変更がございません。
併せて、子育てふれあいひろばについても変更はございません。
なお、相談時間以外の対応につきましては、現在も6時を過ぎればこういった対応をしているところでございますが、ほ・ねっとひろばにおけるメール相談や東京都が実施する各種相談事業、記載の相談事業を案内してございます。
5の変更時期でございますが、令和2年4月
1日からで、6の周知でございますが、めぐろ区報及びホームページで周知する。
7の今後のスケジュールですが、2月中旬以降、区民向けに周知を行い、令和2年4月
1日から施行するという内容でございます。
簡単ではございますが、説明は以上でございます。
○吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○武藤委員 6時を5時というふうになってるんですけども、もともと5時は5時だった、ほかの役所の部分は。6時にしたのは、結局5時から6時で、遅い人たち用の考えで9時半から6時にされたんじゃないかと思うんですけど、それ、いやいや、9時半からですよね、前回は、相談時間はね、ということだったんですよね。
別に何かほかが変わったわけじゃなくて、要するに遅い人たち用の対応として当初から9時半から6時というのにされていて、それで変えるということは、今の説明によると、ほかのが5時以降はやってないからという理由なんですけども、5時以降は以前からもやってないわけで、変わったわけじゃないので、何か非常にその辺の説明が若干いかがなものかみたいなものがあるんですけども、要するに5時から6時はそんなにないんですか、その相談が。
そういったものがあれば、またなるのと、あと、相談時間以外の対応で、6時以降も今までどおりとなってますけども、これは何か録音か何かでそういったあれを御案内しているようになるんでしょうか。
以上2点です。
○篠﨑
子育て支援課長 まず、この権利擁護委員のほうの相談のほうですけれども、これは、もともとこれを立ち上げたときには、区役所の旧庁舎でやりまして、そこで立ち上げたんですけども、そのときは8時半から5時という形でやってました。その後、上目黒住区センターに移って、そちらでこういう相談を行うようにしたんですが、そのときに児童館の開設時間が9時半から5時ということで、そこでその時間に変えたんですね。
また、上目黒住区センター児童館から今度は総合庁舎の別館に戻ってくるときに、その辺りの検討をしたんですが、そのときには現行の9時半-6時が知られているということで、そのまま引き続きそういうふうにしたということでございます。
なお、2点目の件数でございますけども、年間にしますと、30年度の実績ですが、大体24件ぐらい、ですから月に平均しますと2件ぐらいが5時以降の相談件数といったところでございます。
そして、6時以降ですけれども、これは留守番電話とか電話案内はしてございませんので、そこについては「めぐろホッ!とブック」だとか、そういう啓発用、周知用のもので案内しているという内容でございます。
○武藤委員 分かりました。そういった経過があるということで、それは納得させていただいたんですけども、この時間外の対応は、そうすると、誰かいるわけではない。そうすると、ここに案内というのは、何か機械で自動的にされているんですか。それをちょっと確認したいんですけど。
○篠﨑
子育て支援課長 電話の留守電対応でこの時間帯はこちらへということではなくて、あらかじめいろいろなそういう周知のパンフレットだとか、そういったところで、こういう相談もありますよというところで御案内しているというだけでございます。
○武藤委員 確認ですけども、そうすると、時間外に電話をかけても誰も出ないということでよろしいんですか。
○篠﨑
子育て支援課長 はい。委員のおっしゃるとおりでございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○たぞえ委員 今の質疑に関連してなんですけど、前から疑問だったんですけれども、役所って、いつ電話しても鳴りっ放しなんじゃないかという疑問があって、たまに外線でいろんなところにお電話をちょっとしてしまうんですけれども、たまに取っていただけるんですよね。でも、ほとんど取ってもらえないので、それは確かにもう5時
15分とか半とかを過ぎてるしなと思うんですけど、留守番電話にならない機能なんでしょうか。
○篠﨑
子育て支援課長 現在設置されているものにつきましては、確かに留守番電話にならない機能のものが設置されてございます。
以上でございます。
○たぞえ委員 留守電機能をつけるのは大変でしょうか。
○篠﨑
子育て支援課長 技術的にどうのということではなくて、機器を設置すれば留守電機能はつけられるというふうに考えてございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(6)ほ・ねっとひろばの相談時間等の変更についてを終わります。
――
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【報告事項】(7)令和2年4月
区内認可保育所等入所申込状況について
――
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○吉野委員長 続きまして、(7)令和2年4月
区内認可保育所等入所申込状況について報告を受けます。
○後藤保育課長 それでは、令和2年4月
区内認可保育所等入所申込状況について御報告いたします。
この4月の認可保育所等の入所につきましては、昨年12月
10日を期限としまして申込みを受け付けまして、今月7日に一次の内定者を発表したところでございます。本日はその申込状況につきまして、施設別、年齢別に御報告するものでございます。
人数ですが、第一希望に書かれている施設でカウントをしております。例えば、申込みの際に
10の施設を希望した場合ですけれども、例えば駒場保育園を第一希望としている場合には、その駒場保育園でカウントをしております。
資料は
1ページ、2ページが認可保育園、3ページがそれ以外の認定こども園、小規模、事業所内保育施設等でございます。
4ページ、最後のページが全体の申込者数等の記載となってございます。
恐れ入ります。2ページを御覧いただきまして、こちらは認可保育所への申込みの合計数ですけれども、上の表の右下、2,
159人となっております。こちらの参考として記載しております一番下の小さい表ですけれども、昨年度の2,257人と比べますと98人の減となってございます。
3ページにまいりまして、こちらが認定こども園、小規模保育施設、家庭福祉員等でございます。
4ページですけれども、こちらの数字ですね、表の一番上の合計欄ですが、こちらの2,207人というのが一次選考の申込者の合計数になります。この2,207人の申込者に対しまして一次の内定者数、その2つ下の欄ですけれども、こちらが
1,668人となっております。この内定者数ですが、昨年度と比較しまして
18人の増ということでございます。
なお、下の注釈の2番、こちらは第一希望の保育園ですけれども、これは区外の認可保育園にした方もいらっしゃいまして、そういった方が3名いらっしゃいました。その3名は、この申込者の合計には加えてはおりません。
申込みの年齢別の傾向としましては、ゼロ歳、
1歳はほぼ横ばい、昨年度と比較して横ばい、2歳児は
100名以上の大幅な減、3歳以上児は微減といった状況でございます。
今後についてでございますが、2月
14日、今週の金曜日ですけれども、こちらが二次の利用調整の申込みの締切りになっております。3月3日火曜日が二次の利用調整の発表となってございます。
説明は以上でございます。
○吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○たぞえ委員 質問の前に、通知が発送されたあたりにいろんなお声を頂いてます。区民の方からは、本当にありがとうございますという声を頂いたんですけど、私が建てたわけではないので、本当に区の皆さんに建てていただいたと思っておりますので、ありがとうございますと、まずお伝えしたいと思います。
ちょっと気になる傾向なんですけれども、以前から辞退の方が多かったりだとか、あとすごくつらいのが、何で私は内定が出たんですかといったお声があるやに聞いております。今年のそういった声、あと、辞退数が今の時点で分かれば、ちょっと年齢別に、もし分かれば伺いたいと思います。
あと、4ページに記載いただきました第一希望園が区外認可保育園の3名の方、これは、これ
1園しか書いていないということなんでしょうか、まず伺います。
○後藤保育課長 それでは、まず内定の辞退者数ですけれども、2月
10日月曜日の時点で約80名の内定辞退が出ております。今後この内定辞退者数は日を追うごとに増えていくものかと思いますけれども、現時点では80名という数で把握してございます。
2点目の区外の申込みをしているこの3名の方がほかの保育園を希望しているかどうかというところなんですけれども、今ちょっとその方がどういった申込みをしているかというのは手元に資料がございませんけれども、区外
1園のみということはないのかなと思いますけれども、済みません、ちょっと資料がないので何とも答えられません。
以上でございます。
○たぞえ委員 ちょっと80名も辞退が月曜日の時点で出てらっしゃるということで、本当に何ででしょうと。私も内定が出るのがうれしいことだと思っていたんですけれども、お子さんと離れるのがやっぱりつらいという方がいらっしゃることも理解はしていますが、これも数字になってくると、どうしても例えば人気園では本当に倍率が上がって、逆に人気園に向けて希望を出すといった、要は不承諾が欲しくてやっているという話も本当にささやかれているんですけれども、ちょっと悩ましいの、これを辞退されると、結局会社には、不承諾じゃなかったから育休の延長の理由にはなりにくいと思うんですけど、もし御存じだったら、内定を辞退して育休を延長する方々はできるものなのか、ちょっと背景を教えていただきたいのと、もう一つが、第一希望園に区外の認可保育所を書かれているということは、これは、目黒区の場合は郵送での受け付けはしていないですよね。なので、窓口で提出なので、防げないのか。
今回もちょっとやっぱり自分が書いたことでミスがあったということで、すごく後悔されている方がいらっしゃるんですけども、窓口が混むのは承知しているんですけど、なるべくその内容が合ってるのか。やっぱり記載内容にちょっと不備があった場合は御連絡いただくことにはなってると思うんですけれども、どの程度までその不備を御指摘いただけるのかをちょっと伺いたいと思います。
以上です。
○後藤保育課長 まず、
1点目の育児休業の件でございますけれども、委員御指摘のとおり、育児休業を延長するためには、保育園に入れなかったという、要は預けたいんだけどもやむを得ず育児休業を延長しますよということを証明するための不承諾通知というのが必要になります。ただ、内定が出た方というのはその不承諾通知を持っていないので、内定を辞退しただけでは育児休業の、要は給付金の受給対象になるかどうかというところが問題になるんですけれども、それは受給の対象にはならないということになります。どうしても不承諾通知というのが必要になってまいります。
ですので、もしかしたら内定辞退をした上で、二次の利用調整で人気のあるところに申し込んで不承諾通知を手に入れる、という言い方はちょっとあれですけれども、そういった方もいらっしゃるのかもしれないとは思います。
ただ、個別に事情は細かくは聴かないので、そこまでちょっと分かりかねます。
2点目の書類の不備ですけれども、例えば勤務証明書の中に育児休業の期間の記載がないとか、そういった申込みの根幹に関わるような部分につきましては、こちらからお電話を差し上げたりして、また郵送等で連絡を取って、そこを是正していくということをしております。
第一希望園を間違えて区外の園を書いた方がいらっしゃったということでしょうかね。窓口におきましては、園の申込みの仕方であるとか、その辺は細かくお話しさせていただいて、間違いのないようにはやってございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○芋川委員 まず、これの結果を受けて、今後のことも確認しておきたいんですけれども、今後2月
14日に向けて第二次の選考等が、結果も、申込みがあって、出てくるということですけれども、待機児等々にカウントされていくという中で、その流れをちょっともう一度確認しておきたくて、この後の状況というか、どういうふうにまた申し込まれて、辞退者のところの枠が出たり等も含めて、また入所できるかどうかが二次で決まっていくと思うんですけども、そういった展望というか、待機児の部分に関してどのように推察しているかというところをまず教えてください。ちょっとそこを、済みません、聞かせてください。
○後藤保育課長 今後の流れでございますけれども、まず先ほど申し上げた2月
10日の時点で辞退届が出ている分につきましては、これは二次の利用調整の空きとして取扱いをいたします。それ以降に出てきた内定辞退につきましては、基本的には5月以降の入所の空きということで取扱いをいたします。
その確定した二次の空きに対してまして、二次の利用調整の申込みが2月
14日の期限になっております。そこでまた再度、希望園等を見ながら利用調整を行いまして、3月3日ですね、ここで二次の最終的な内定者、また不承諾者というのがここで確定をいたします。
その不承諾者、そこで確定した不承諾者の中から国や東京都の通知に基づいて待機児童をカウントしていくことになるんですけれども、例えば区が補助金を出している施設に入所している児童であるとか、またほかに入れる園があるのに
1園しか希望してなくて待機している方とか、そういった待機児童にカウントしないという方が何人かいらっしゃいますので、その方たちを最終的な不承諾者の中から引いて、待機児童を確定していくと、そんな流れになります。
今現在の空きの状況であるとか、その辺から考えていきますと、恐らく待機児童としては今度の4月で解消される見込みだと考えてございます。
以上でございます。
○芋川委員 はい、分かりました。
窓口にお申込みに来られてるその御両親の方々、一次の申込みのときにもずらっとやっぱりいて、その状況は何となく見てたんですけれども、実際に窓口で対応しているときに、例えば仕事の兼ね合いで育休を延長するということが本当の目的だけれども、それをもって申込みをしているような状況とか、それは仕組みがそうなっているから、それをやるために申込みをしているという行動にもつながってると思うんですけれども、そういった、その中には本当に入らないと自分が仕事に戻りたくても戻れない状況があって、それが退職に追い込まれてしまう方や、もう一方の方々もいるということで、その状況とかを窓口で聴いたとしても、それがどうにかできるわけではないですけれども、そういった、その状況まで推察して、そのお申込み自体を受けているのか、それとも結局申込みはその流れですから、申込みされて、機械的にそれをやって、点数、ポイント等で機械的にやっていくという、こういった方法しか、今後のことについても何か難しい状況だと思うんですけれども、そこら辺の考えとかというのがもしあれば、聞かせてもらっていいでしょうか。
○後藤保育課長 窓口での聞き取りの中で、例えば育児休業の延長のために申し込むというお話も実際には耳にすることはあると聞いております。ほかの区では、育児休業のために申し込むんだという、何かそんなチェック欄みたいなものも作ってるようなところもあるとは聞いてはいるんですけれども、ただ、実際にそういうチェック欄を設けるといったことも検討も必要かなとは思ったことがあるんですけれども、ただ、そこにチェックがあって、そういった方を選考から外したときに、後々、いや、私はチェックしてないという、窓口の中で言われたときには、もうそこはリカバリーできないので、そこはもう機械的に、育児休業を取るためであっても、申し込んでいる方は、ほかの申込者と同じように選考会議の中で内定を出していくといった流れでやっております。今後もそのやり方については、今のところ変更する予定はございません。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○武藤委員 確かに本当にたくさん保育園を造っていただいたので、非常に相談件数が個人的には少なくなっているのは事実でございます。
ちょっと今確認なんですけども、この表で、例えばゼロ歳児、2ページの認可の合計に、入所可能数は579名で申込者数が709名で、約
130名、これは
130名足りないということでいいのかと思うんですけども、ゼロ歳児で見ると、例えば小規模保育施設に関しては57名逆に余ってるというようなことで、先ほどの課長のですと、これと辞退を調整すれば、4月にはこの
130名はなくなるというような考え方でいいんでしょうか。
○後藤保育課長 今委員御指摘のとおり、認可保育園のほうを見ますと
130名足りないような状況がございますけれども、保育施設全体で見れば、そこまでの不足はない状況でありまして、内定の辞退も恐らく今後増えていくかと思います。昨年度は結果的に内定の辞退というのが
140名程度出ておりますので、そういったことを考えれば、4月
1日時点では国の定義にいう待機児童というのは解消する見込みだと考えてございます。
以上です。
○武藤委員 そうすると、それだけ、逆に言えばゼロ歳児に関しても昨年よりも若干減ってたりしてます。
1歳児はほとんど変わらず、2歳児は減ってるということでございますので、ある意味で子どものピークをいつに設定するかはありますけども、今後はこれ以上増えないんではないのかなということも逆に考えられると、認可保育園のほうをこれだけ増やしましたので、小規模に関してはやはり、どうしてもやはり小規模は2歳までですので、皆さんは認可保育園にされるということで、今回の小規模から、2歳から3歳に入られる方に関しては、これは認可保育園のほうで23区は余ってるということですので、全く全ての小規模の卒園の方は認可保育園に行けたということでよろしいんでしょうか。
○後藤保育課長 小規模保育施設を含めて、認証保育所もそうなんですけれども、年齢制限のある施設で2歳で卒園する方というのは、今回選考の対象となった方が75人おります。そのうち内定が出ている方というのが67名ということになっております。残りの方なんですけれども、ちょっと内容を見てみると、希望園が
1園であるとか、こういった限定的な申込みをされている方ですので、園を選ばなければどこかには入園できるような、そんな状況にはございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○橋本委員
1点伺います。
済みません。ちょっと仕組みがよく分かっていないところで、恐縮なんですけれども、3歳児、4歳児、5歳児のところになると、逆に今度は施設が余っていて、経営状況は悪化しないのかなというふうなところを懸念しております。というのも、もちろん売上げといいますか、施設にとってみれば、入ってくるお金が少なくなってしまうと、サービスが悪化したりしてしまうのかなというふうに懸念をしているんですけれども、そこの4歳児、5歳児のところにお子さんが入所可能な数、いろいろ施設の土地なり、それから人なりを準備していると、もちろんお金はかかると思いますけれども、そこに対して施設で思っていたよりも人が来ないことで、経営が悪化したりするということはないのでしょうか。お願いします。
○後藤保育課長 委員御指摘のとおり、特に4歳、5歳ですけれども、空きが目立つような状況がございます。こちらの新しく開設する園につきましては、やはり開設当初はゼロ歳、
1歳、2歳は埋まるんですけど、4歳、5歳はなかなか埋まらないという状況がございまして、ただ、この空きにつきましては、年度を経るに従って持ち上がってまいりますので、ゼロ歳、
1歳、2歳と、そういうのは将来的には埋まっていくような、そんな状況にございます。
ただ、そういった中で、経営的にというお話もございましたけれども、4歳、5歳で空きが出てる、その状況があるのであれば、例えば一時保育であるとか、定期利用保育であるとか、違った形の保育のお願いというか、こちらから御提案を差し上げているところではございますが、ただ、なかなか人材確保の面から難しいという面もございますけれども、当初このような空きが出るというのは、事業者のほうも織り込み済みで参入してまいりますので、そこは問題ないかと考えてございます。
以上です。
○吉野委員長 ほかにございますか。
○たぞえ委員 意外と質問がないので、済みません。
小規模保育施設と家庭福祉員(保育ママ)の空きなんですけれども、私も落ちましたと言われたときに、なぜにこちらに希望を書いてくださらないのかというのがすごく悩ましいんですね。たまに会話がかみ合わないんですけど、そもそも存在を御存じないといったところで、例えばなんですけど、極端な話、保育の案内の中でまずこっちを先に紹介するだとか、本当によさも、ちょっと感覚になるので書きにくいところではあるんですけれども、小規模保育施設もゼロ歳、
1歳、2歳ですごくアットホームな環境で、家庭福祉員なんて、本当に近所のおばちゃんというか、自分のおばあちゃんかのように育ててくれるというところで、すごくいいところもあるんですけど、結局大きくなってからやっぱり転園したくなるだとか、あとは、もう小規模保育施設については、もう御存じのとおり連携が少ないといったところもあって、なかなか選んでいただきにくい。なんですけど、今後の御案内でもできればお願いしたいことなんですけど、一度認可保育園に入らないと、その後も認可保育園に入りづらいです。
というのは、例えば認可外保育施設に早くお預けになってる方はいいんですけれども、結局受託認定日が早い方から入れるので、認可保育園で、自分の入れたい認可に入れられなかったから育休を延長しますというのはいいんですけども、それはゼロ歳でやったときに、
1歳になったときにまた入りにくいという状況になっていくので、認可外保育施設に押さえているんですか、そうでなければ
1歳になったときにさらに入りにくいですよというような、その認可保育園に入れないループに入っていかないように、ちょっと見通しをお伝えしていただきたいです。
私も、ゼロ歳で申し込んだほうが絶対入りやすいですというのは、もう数字でお示ししてはいるので、御納得いただけた方はゼロ歳でも申し込んでるし、
1歳で入れなかったとしても、やっぱりあのときそう言われたけれども、どうしても
1歳で申し込みたかったから納得していますということで、やっぱり見通しをお伝えするとすごく納得いただけるので、理想を押し通すのであってもいいんですけど、そうなったときの今後をしっかり二次審査に向けてお伝えいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○後藤保育課長 認可保育園入園の見通しということですけれども、委員御指摘のとおり、やはり一番入りやすいのがゼロ歳の4月というのが、これが一番入りやすい時期で、あと、今であれば新規開設園ですね、これは年齢を問わず定員が丸々空きますので、そういった情報は窓口においても、ゼロ歳が入りやすいですよ、また新規園を書いたほうがいいですよという形で御案内はしております。
例えば
1歳の方で、もう既にある園しか書いてない方とか、もしくはゼロ歳、要は
1歳まで入園を待とうだとか、そういった方につきましても、これまでも、一番入りやすいのはゼロ歳の4月、また新規園を書いたほうがいい、それは繰り返し窓口のほうでも御説明しておりますが、ただ、打つアピールの仕方として、もうちょっと分かりやすいものというか、やり方もあると思いますので、今後はその点も含めて周知を図ってまいります。
ちなみに小規模保育施設ですけれども、連携園がなかなかないような状況で敬遠する方もいらっしゃいますけれども、これにつきましても窓口で、今の状況であれば卒園後の保育園の入所については特に問題がないということも、この4月の入園の申込みに向けましては、まとめて説明してまいりました。
あと、ホームページもちょっとなかなか小規模にたどり着くまで分かりづらいというお話がありましたので、そこも先日改善したところでございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(7)令和2年4月
区内認可保育所等入所申込状況についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(8)令和2年度賃貸物件等による
認可保育所開設事業者公募に係る選定結
果について(目黒三丁目外2件)
――
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○吉野委員長 続きまして、(8)令和2年度賃貸物件等による
認可保育所開設事業者公募に係る選定結果について(目黒三丁目外2件)について報告を受けます。
○藤原
保育施設整備課長 令和2年度賃貸物件等による認可保育所開設事業者の公募に係る選定結果につきましては、昨年9月
11日から東部地区を中心とした地域において3施設の募集を行っているところですが、このたび3件の選定を行いましたので、御報告をするものでございます。
それでは、資料に沿って御説明いたします。
1件目、(仮称)キッズガーデン目黒でございます。
(
1)経過について申し上げます。
昨年12月26日に事業者より提案書の提出がございまして、賃貸物件等による認可保育所開設事業者選定委員会による書類審査と運営園の視察、ヒアリングを行った後、2月3日に候補事業者として選定をいたしました。
(2)施設位置について申し上げます。
資料を3枚おめくりいただきまして、別紙
1の位置図を御覧ください。
目黒三丁目
1番でございまして、山手通り沿いにございますバス停「田道小学校入口」から目黒通り方面へ徒歩
1分ほどの場所、また目黒駅からは徒歩
13分程度の場所でございます。
園庭がありませんので、目黒区民センター公園を代替遊戯場として認可申請を行う予定です。
鉄骨鉄筋コンクリート造8階建てビルの2階部分を保育所とする計画で、フロアを借り受けた事業者が保育所としての内装整備を行うものでございます。
1枚おめくりいただきまして、A3横使いの平明図を御覧ください。
こちらはビルの
1階部分でございます。
接道としては、図面下、方角としては東側に山手通りがございます。この図面では2階に設置する保育所から2つの避難経路を確認することができます。
もう一枚おめくりいただき、こちらが保育所の設計内容でございます。
ゼロ歳から5歳の保育室や事務室、調理室等をワンフロアで完結する設計となっております。
恐れ入ります。一旦資料の
1枚目にお戻りいただきまして、(3)延床面積は4
14.8平米、(4)定員は、ゼロ歳児からの60人で、年齢別の定員は記載のとおりでございます。
(5)開設時期は、令和2年12月の予定でございます。
(6)開設事業者は、品川区に本社がございます株式会社Kids Smile Projectでございまして、(7)認可保育所43園の運営実績があり、うち2園は区内で運営してございます。
(8)施設設計案につきましては、先ほど御説明しましたとおりです。
(9)評価結果ですが、合計が3,378点、得点率にいたしますと62%でございます。
裏面にまいりまして、(
10)選定方法ですが、応募がございました開設提案について、書類審査及び運営園の視察とヒアリングによる審査を行いました。本件で視察した園は、区内にございますキッズガーデン中目黒でございます。
(
11)選定委員会委員は、資料記載のとおりでございます。
(
12)今後の予定でございますが、3月中旬の東京都児童福祉審議会の意見聴取後に計画承認を受けます。6月中旬から事業者による内装工事が行われ、11月の認可手続を経て、12月に開設する計画でございます。
2件目にまいりまして、(仮称)さくらさくみらい下目黒でございます。
(
1)経過について申し上げます。
こちらは12月27日に提案書の提出がございまして、書類審査と運営園の視察、ヒアリングを行い、2月3日に候補事業者として選定をいたしました。
(2)施設位置について申し上げます。
資料を5枚おめくりいただきまして、別紙2の位置図を御覧ください。
下目黒三丁目
17番でございまして、目黒不動尊の仁王門に向かって左側にございます、現状が駐車場である場所での整備計画でございます。不動前駅から徒歩8分程度の場所となります。
園庭はありませんので、こちらは林試の森公園を代替遊戯場として認可申請を行う予定です。
土地所有者が鉄骨造3階建ての物件を新築し、この建物の
1階と2階のそれぞれ一部を借り受けた事業者が保育所としての内装整備を行うものです。
1枚おめくりいただきまして、A3横使いの平面図を御覧ください。
こちらは、図面上、北側と図面右、東側と図面下、南側の3つの接道がございます。
1階にゼロ歳児・
1歳児保育室や調理室、事務室等を設け、
1枚おめくりいただきまして、2階に2歳から5歳の保育室を設ける計画です。
恐縮ですが、資料
1枚目の裏面にお戻りいただきまして、(3)延床面積は527.5平米、(4)定員は、ゼロ歳児からの60人で、年齢別の定員は記載のとおりでございます。
(5)開設時期は、令和3年1月の予定でございます。
次のページにまいります。
(6)開設事業者は、千代田区に本社がございます株式会社さくらさくみらいでございまして、(7)認可保育所47園の運営実績があるうち、5園は区内で運営してございます。
(8)施設設計案につきましては、先ほど御説明いたしましたとおりです。
(9)評価結果ですが、評価点の合計が4,505点、得点率にいたしますと68.9%でございます。
なお、この評価点の合計を比較いたしますと、
1件目のキッズガーデン目黒は、本件と比べて合計点が低くなってございます。これは選定視察の際に、選定委員6名のうちの
1名が急遽事情により参加できなくなってしまったことにより、5名の委員による評価点となったことによるものでございます。
なお、選定に際しましては、委員6名の合議により選定の判断を行ったものでございます。
続きまして、(
10)選定方法は、先ほどと同様です。
なお、視察した園は、品川区にございますさくらさくみらい武蔵小山でございます。
(
11)選定委員会委員は、資料記載のとおりで、(
12)今後の予定でございますが、3月中旬に東京都児童福祉審議会の意見聴取後に計画承認を受け、5月上旬に躯体工事の着工後、8月上旬から事業者による内装工事が行われ、12月の認可手続を経て、来年1月に開設の計画でございます。
資料4ページ目、3件目にまいりまして、(仮称)みらいく下目黒園でございます。
(
1)経過について、こちらも12月27日に事業者より提案書の提出がございまして、2月3日に候補事業者として選定をしたものでございます。
(2)施設位置について申し上げます。
恐れ入ります。7枚おめくりいただきまして、別紙3の位置図を御覧ください。
下目黒三丁目6番でございまして、こちらも山手通りに近く、バス停「不動尊参道」から徒歩
1分ほどの西側、また不動前駅からは徒歩8分程度の場所で、現状はアパートとなってございます。
園庭はありませんので、不動公園を代替遊戯場として認可申請を行う予定です。
本件は、土地所有者が鉄骨造3階建ての保育専用物件を新築し、この建物を借り受けた事業者が保育所として内装整備を行う計画です。
1枚おめくりいただきまして、A3横使いの平面図を御覧ください。
こちらは、図面右、東側と図面下、南側の2方向の接道がございます。
1階には、事務室とゼロ歳児室と
1歳児室があります。
1枚おめくりいただきまして、2階に2歳児室と3歳児室を設ける計画です。
もう一枚おめくりいただきまして、3階に4歳と5歳児室、また厨房を設ける計画でございます。
恐れ入ります。資料2枚目裏面にお戻りいただきまして、(3)延床面積は4
18.44平米、(4)定員は、ゼロ歳児からの60人で、年齢別の定員は記載のとおりでございます。
(5)開設時期は、令和3年4月の予定でございます。
(6)開設事業者は、埼玉県狭山市に本社がございます株式会社第一住宅でございまして、(7)認可保育所
12園の運営実績がございます。なお、本年4月に区内に
1園の開設を予定しております。
(8)施設設計案につきましては、先ほどの御説明いたしたとおりです。
(9)評価結果ですが、評価点の合計が3,608点、得点率にいたしますと66.2%でございまして、本件も5名の委員による評価点となっております。
(
10)選定方法は
1件目と同様です。
なお、視察した園は、練馬区にございますみらいく中村橋園でございます。
(
11)選定委員会委員は、資料記載のとおりで、(
12)今後の予定でございますが、4月中旬に東京都児童福祉審議会の意見聴取後に計画承認を受け、7月上旬に躯体工事の着工があり、10月中旬から事業者による内装工事が行われ、3月の認可手続を経て、来年4月に開設の計画でございます。
御説明は以上となります。
○吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○たぞえ委員
1点だけ。不足してる東部地区に向けて新規、しかも年度途中にも開設していただけるということで、非常にありがたく思っています。
ちょっと定員のつけ方、毎度のことなんですけれども、先ほどの質疑でも、やっぱりゼロ歳が一番入りやすいですよということではあるんですけれども、それによって、やっぱりゼロ歳で泣く泣く預け始める方も結構多いです。私も、本当に入りたいんだったら、やっぱりゼロ歳、要は育休を切り上げてくださいと、すごく酷なことを毎回アドバイスしています。
やっぱりこの傾斜のつけ方だと、6人ゼロ歳が埋まったときに、やっぱり
1歳になると4人しか新しく入れないですよね。だから、これが
1歳の待機児童を生んでいる一つの要因だと思っています。
先ほどの一次申請の結果を見ても、結局今回は新規園がこれだけ多いからこそ
1歳の枠が山ほどあるというすばらしい状況になっていますが、やっぱり心配するのは来年度です。今、新規園をこれだけ造っていただいてはいるんですけども、今年度のような状況まで行く見込みなんでしょうか。それとも、それはそれ、これはこれなんでしょうか。この
1歳の次年度に向けての見込みを伺いたいと思います。
○大塚保育計画課長 次年度の
1歳の部分の見込みでございますけれども、この賃貸型の物件ですと、スペースに制約がある中、一方でゼロ歳を少なくして
1歳の定員を確保したいという思いもございますが、ゼロ歳の定員をあまりに減らしてしまうと、運営費の面で不利な部分が出てきてしまうということもありますので、なかなか賃貸の部分で
1歳の定員を大きくというのも難しいという現状もございます。
一方で、来年度でございますけれども、上目黒跡地の保育園ですとか、それから東山二丁目国有地、東山保育園跡地の保育園なども国公有地で開設いたします。こういった国公有地の開設の中では、ゼロ歳から
1歳の定員差を大きく取ってございます。特に東山の2園につきましては、本園、分園という形で一体で運営することによって、片方のみに6人のゼロ歳児を設定しているという状況で、ゼロ歳から
1歳の定員はかなり、2
1名だったと思うんですけども、大きく段差が取れてるという状況もございますので、そういった工夫を今後とも続けていきたいと思います。
以上でございます。
○たぞえ委員 ゼロ歳をあまりに少なくすると運営費がといったところは、もう頭が痛いんですけれども、その事業者さんにもこの保護者の状況をしっかりお伝えしていただきたくて、保育が必要な子どもにさせてますよという、要は、本当は親御さんが
1歳まで見たいとおっしゃる方が多いんですけど、やっぱり保育園がゼロ歳をどうしてもというか、いい面もいっぱいあるんです。親子で分離して、またお互いすっきりして過ごせるというのがあるんですけど、やっぱり事業者さんにそこの点を強く言っていただきたいんですけど、いかがでしょうか。
○大塚保育計画課長 なかなか、定員につきましては、公募の中で事業者と私どものほうで、定員の設定について、行って話合いはするところなんではございますが、なかなか必ずゼロ歳を小さくしてというところを無理に事業者にというところも難しい、経営判断という部分もございますので、なかなか難しい部分もあるのかなというふうに考えているところです。
以上です。
○吉野委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(8)令和2年度賃貸物件等による
認可保育所開設事業者公募に係る選定結果について(目黒三丁目外2件)についてを終わります。
以上で報告事項を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【情報提供】(
1)インフルエンザ等による学級閉鎖等の状況について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○吉野委員長 次に、情報提供(
1)インフルエンザ等による学級閉鎖等の状況について情報提供を受けます。
○濵下学校運営課長 それでは、インフルエンザ等による学級閉鎖等の状況について情報提供いたします。
今シーズンですが、都内、区内ともに例年より流行していないという状況でございますけれども、今回は、前回情報提供をした以降の状況でございまして、資料記載のとおり、太枠番号
17から2
1までの5件、4校、5学級でございまして、対応、期間、対象等は資料記載のとおりでございます。
説明は以上です。
○吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○西村委員 ニュースで、今新型コロナウイルス感染症がはやっている影響で、手洗いとかマスクが、結構皆さんが気をつけてるせいか、インフルエンザがどうも減少傾向にあるというような話を耳にしたんですけれども、実際、1月に入ってからの蔓延というか、はやりというのは、今年は少ない傾向にあるのかということと、学校で特に気をつけましょうねというような指導を特にしているような状況はあるのでしょうか。
以上です。
○濵下学校運営課長 まず、今年の傾向ということですけれども、例年大体1月、2月にこの流行のピークが参りまして、例年定点当たり、
1医療機関になるんですけれども、30を超えると警報レベルとなるんですけども、今年は、大体区内も都内も1月以降、大体
10前後で推移をしている、注意報レベルというような状況でございまして、全国もちょっとそれより高いぐらいということで、全国的に見ても、やはりインフルエンザの流行については、今年は、例年と比較すると流行していないというような傾向があるのかなというふうに思ってございます。
それから、2点目のインフルエンザ予防に関しての子どもたちへの注意喚起というところですけども、これは毎年インフルエンザがはやる前に、大体9月下旬から10月下旬までには学校のほうに、手洗い、うがい、それから換気ですとか、そういったことに対して子どもたちへの周知、それから学校の対応については、毎年教育委員会としても通知をしてますので、その辺のところは学校においてもしっかりやっていただいているというふうには存じております。
以上でございます。
○西村委員 めぐろパーシモンホールでの合唱コンクール、学校の、小学校だったり中学校だったりがやるときに、子どもたちがみんなマスクをつけていたことがあって、あれって以前からやっていたのかというのと、あと、ほかにも例えば体育館にみんなで集会だったり、集まるときに、マスクをするようにというようなことには今なっているのでしょうか。
○
竹花教育指導課長 マスクを一律で行うとかということについては、その学校ごとの感染の状況というか、それを見ながら学校のほうで判断して、させているという場合があります。例えば、大勢が集まるそういった恒例の行事のときに、学校全体でその特定の学校がみんなでマスクをして行きましょうとか、そういった指導の中で行うということももちろんございますし、もちろんそれぞれの各学校での集会とか、また何か全校朝会とか、そういった場面で一斉にマスクをしましょうと、はやってきた場合ですけどね、そういった指導を行うという場合がございます。
以上です。
○吉野委員長 よろしいですか。
○たぞえ委員 議事進行の書き方としてふさわしいかちょっと分からないんですけど、今の質疑で、新型コロナウイルス感染症がはやっているというふうに最初言われてたと思うんですけども、感染拡大を防ぐ、はやってはいないんじゃないかと思って……。
(「コロナが……」「議事進行は委員長だから。取扱いをどうするかだけ。訂正があるんだったら訂正をしていただいて」と呼ぶ者あり)
○吉野委員長 西村委員、訂正はありますか。
○西村委員 私は何というふうに表現したか忘れた。世界中で新型コロナウイルス感染症が取り上げられた……。
(「言いたいことは分かるんだけど」と呼ぶ者あり)
○吉野委員長 だから、はやっているということじゃないということですよね。
○西村委員 流行してるという意味ということではないということですよね。
(「社会問題化しているけども、みたいなことに訂正するのか・」と呼ぶ者あり)
○西村委員 それは訂正します。
○吉野委員長 そのような形で訂正をするということで、はい。
よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○吉野委員長 はい。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(
1)インフルエンザ等による学級閉鎖等の状況についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【情報提供】(2)「台風接近・通過及び積雪に伴う気象警報発表時の対応について」の改定について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○吉野委員長 続きまして、(2)「台風接近・通過及び積雪に伴う気象警報発表時の対応について」の改定について情報提供を受けます。
○
竹花教育指導課長 「台風接近・通過及び積雪に伴う気象警報発表時の対応について」の改定についてということで、情報提供させていただきます。
資料の9ページ以降に参考資料として添付しておりますが、これまで台風接近・通過及び積雪の際には、この資料の9ページ以降につけてある対応基準で対応してきたところでございます。
今回、令和元年9月9日の台風
15号の接近・通過の際には、計画運休の影響による登校時間の変更等、これまでの対応基準に示されていない対応を余儀なくされた学校(園)がございましたので、これまでの対応基準を改定し、より一層幼児・児童・生徒の安全を確保するということで改定をしたところでございます。
かがみ文をおめくりいただきまして、別紙
1、3ページにつけているものが改定版でございます。
主な変更点について御説明をさせていただきます。
変更点につきましては下線を引いてありますけれども、補足説明をさせていただきますと、項番
1、台風に対する対応基準の対応の考え方というところでございます。
これまで前日の対応については示しておりませんでしたが、警報等の発表が予想される前日の正午までに当日の対応を決定することといたしました。
また、前日の正午までに対応を決定することが難しい状況の場合には、これまでどおり当日の朝に判断するということになりますけれども、項番
1の(
1)登校(園)時に警報等が発表されている場合の対応についての表の左側の判断時刻を御覧いただきまして、これまで判断時刻を当日午前7時としておりましたが、当日の対応に余裕を持たせるために、午前6時の時点で判断すると改定をしたところです。
また、表の下のほうを御覧いただきますと、新たに計画運休が発表された時点という対応を記載しております。計画運休が発表された場合には、教職員の人員確保が困難になり、幼児・児童・生徒の安全確保に支障を来すことがある可能性もあることから、午前
10時までに運転開始予定の場合は午後
1時の登校、午前
10時まで運転開始予定がない場合は臨時休業という対応とすることといたしました。
5ページには大雪に対する対応基準がございますが、これも先ほどの3ページの項番
1、台風に対する対応基準に準じて変更してございます。
補足説明は以上でございます。
○吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○橋本委員 ちょっと確認なんですけれども、台風や、あと大雪等のどちらにもありますが、この判断時刻の発表された時点というのは、これは前日の段階でということなんでしょうか。例えばですけれども、当日の昼ぐらいに発表された場合には、その後に運転開始とか、そういった事態になっていないので、うまくイメージできていないので、ちょっと詳細を教えていただけたらと思います。
○
竹花教育指導課長 発表された時点につきましては、7ページの別紙2を御覧いただくと分かりやすいのでございますが、別紙2にありますように、前日から当日にかけて計画運休が発表されるという場合を想定しております。この発表された時点で、計画運休が発表されたらこのような対応をするということでまとめてございます。
以上でございます。
○吉野委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(2)「台風接近・通過及び積雪に伴う気象警報発表時の対応について」の改定についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【情報提供】(3)民事訴訟の提起について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○吉野委員長 続きまして、(3)民事訴訟の提起について情報提供を受けます。
○篠﨑
子育て支援課長 それでは、民事訴訟の提起について情報提供をいたします。
本件は、子育て支援課にて実施してございます目黒区奨学資金貸付金に関するものでございますが、滞納対策課へ移管しまして、民事訴訟の提起を実施したものでございます。
滞納対策課が本件につきまして、本日の生活福祉委員会に報告いたしておりますので、本委員会におきましては、私のほうから情報提供させていただくものでございます。
なお、本件の債務者とは滞納対策課で複数回、納付相談や納付の約束を行っておりましたが、いずれも不履行となったため、滞納整理を進める観点から訴訟提起に至ってございます。判決等による債務名義を取得後も、極力債務者による自主納付での回収を目指す予定でございますが、それでもなお納付にいかない場合には、強制執行も検討せざるを得ないといったところでございます。
それでは、資料の説明に入ります。
まず、項番
1でございますが、これまでの経緯でございます。
経緯としましては、資料記載のとおりでございますが、子育て支援課から滞納対策課へ移管しました目黒区奨学資金貸付金について、弁護士へ委託等による交渉を経て、令和2年1月29日付で東京簡易裁判所へ民事訴訟の提起を行ったものでございます。
続きまして、項番2の訴訟事件名等でございますが、これにつきましては記載のとおりでございます。
3の請求の趣旨でございますが、滞納額が、これは元金が37万円、(2)としまして、令和2年1月29日時点での確定違約金の9万円余、そして(3)の期間で当該年率の金員と(4)の訴訟費用、この4点について支払えとの判決と仮執行の宣言を求めるものでございます。
項番4ですが、請求の原因としましては、(
1)のとおり貸付契約の事項がございまして、具体的には、アの貸付期間、イの貸付金額、ウの返済方法、裏面にまいりまして、エの利息、オの違約金、こういったものを貸付契約の中で定めてございます。
また、(2)は連帯保証人の連帯保証に関する記載でございます。
こうした契約の下で貸付けを行いましたけれども、(3)、(4)に記載のとおり、督促等にもかかわらず、貸付金
128万円のうち32万円を支払ったのみであり、現時点での滞納額が37万円、それと違約金との支払いを求めるものでございます。
なお、貸付金
128万円のうち32万円が支払い済みでございまして、37万円が滞納となってございます。残りの59万円に関しましては、まだ支払い期限が到達してございませんので、これについては請求の対象ではないといったところでございます。
本来でございますと、滞納があって今後も期限どおりの支払いが見込めない場合には、期限未到来部分についても一括請求するところでございますけれども、本件貸付金は平成
19年4月に貸付けを開始してございまして、貸付け当時の目黒区奨学資金に関する条例では、期限未到来のものを一括請求することが、そういう規定がございませんので、できないものでした。
そのため、本件については滞納額のみの請求となりまして、期限未到来の59万につきましては現時点では請求はできませんが、連絡が取れず、滞納解消が見込まれないこと、何度も不履行となっていること、今後さらに滞納額が増えることが予想されることから、滞納解消と今後期限が到来するものについて期限内に支払いをしていただくためにも、今回訴訟提起を行ったものでございます。
項番5のその他ですけれども、本件は、滞納対策課にて専決処分により訴訟手続を実施したため、情報提供を行ったものでございますが、最後に今後の予定でございますけれども、訴えの提起について専決処分を行いましたので、今後、滞納対策課が地方自治法第
180条第2項の規定に基づき、第
1回定例会におきまして、これは議会運営委員会になりますが、専決処分の報告を資料配付といった形で行います。
簡単ではございますが、説明は以上でございます。
○吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉野委員長 ないようですので、(3)民事訴訟の提起についてを終わります。
以上で情報提供を終わります。
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【資料配付】(
1)第
11回中学生「東京駅伝」大会の実施結果について
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○吉野委員長 次に、資料配付です。
(
1)第
11回中学生「東京駅伝」大会の実施結果について、こちらはお手元に資料がございますので、御確認ください。
よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○吉野委員長 それでは、(
1)第
11回中学生「東京駅伝」大会の実施結果についてを終わります。
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【資料配付】(2)めぐろ
シティカレッジ受講案内・募集要項
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○吉野委員長 続きまして、(2)めぐろ
シティカレッジ受講案内・募集要項についてでございますけれども、こちらも既に募集が始まっているということで、資料がございますので、御確認をお願いいたします。
よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○吉野委員長 それでは、(2)めぐろ
シティカレッジ受講案内・募集要項についてを終わります。
以上で資料配付を終わります。
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【その他】(
1)次回の委員会開催について
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○吉野委員長 次に、その他(
1)次回の委員会開催については、2月26日水曜日、午前
10時から開会いたします。
以上で本日の委員会を散会いたします。
お疲れさまでした。...