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  1. 目黒区議会 2019-05-29
    令和元年都市環境委員会( 5月29日)


    取得元: 目黒区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    令和元年都市環境委員会( 5月29日)                都市環境委員会 1 日    時 令和元年5月29日(水)          開会 午前 9時58分          散会 午後 3時45分 2     所 第三委員会室 3 出席者    委員長   鴨志田 リ エ   副委員長  関   けんいち      (9名)委  員  かいでん 和 弘  委  員  川 端 しんじ          委  員  岸   大 介   委  員  梅 田 まさみ          委  員  松 嶋 祐一郎   委  員  河 野 陽 子          委  員  田 島 けんじ 4 欠席者      (0名)
    5 出席説明員  鈴 木 副区長         中 澤 都市整備部長     (18名)馬  参事都市計画課長)  櫻 田 都市整備課長          澤 田 土木管理課長      立 山 みどり土木政策課長          髙 橋 道路公園課長      清 水 道路公園サービス課長          照 井 建築課長        鵜 沼 住宅課長          清 水 街づくり推進部長    小 林 地区整備課長          林   木密地域整備課長    本 橋 環境清掃部長          佐 藤 参事(環境保全課長)  榊 原 清掃リサイクル課長          大 迫 清掃事務所長      渡 邊 放課後子ども対策課長 6 区議会事務局 中 野 局長          伴   議事・調査係長      (2名) 7 議    題 都市計画、都市整備、環境保全、清掃事業及びリサイクル等について   【報告事項】   (1)出席説明員の紹介について   (2)担当係長の紹介について   (3)原町一丁目7番・8番地区における街づくり及び共同化の進め方に      ついて                          (資料あり)   (4)自転車シェアリング事業の取組状況について         (資料あり)   (5)目黒川水質浄化対策の取組状況について           (資料あり)   (6)目黒区地域交通検討に係るアンケート調査の実施等について  (資料あり)   (7)工事報告(1件)について                 (資料あり)   (8)工事報告(2件)について                 (資料あり)   (9)平成31年春 目黒川沿いの桜開花期間における取組結果について                                   (資料あり)  (10)「マンション防災マニュアルの手引き」の改定について    (資料あり)  (11)マンション等の基礎調査の実施について           (資料あり)  (12)区営東が丘一丁目第2アパート集会所における東根第二学童保育ク      ラブ(仮称)の暫定整備及び運営について          (資料あり)  (13)令和元年度住宅用新エネルギー及び省エネルギー設備設置費助成事      業の実施について                     (資料あり)  (14)目黒区分別収集計画(第9期)について           (資料あり)   【情報提供】   (1)環状6号線 道路工事のお知らせについて          (資料あり)   (2)補助26号線 道路工事のお知らせについて         (資料あり)   (3)「東京におけるマンションの適正な管理の促進に関する条例」につ      いて                           (資料あり)   (4)羽田空港機能強化に関する情報発信拠点の開設について    (資料あり)   (5)羽田空港機能強化に関する住民説明会の開催について     (資料あり)   (6)区民との意見交換会(東京二十三区清掃一部事務組合開催)  (資料あり)   【その他】   (1)次回の委員会開催について ───────────────────────────────────────── ○鴨志田委員長  おはようございます。  令和第1回の初の都市環境委員会です。よろしくお願いいたします。  きょうは報告事項がすごく多いので、多少時間がかかると思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、今回初めてということで、副区長が各委員会を回っています。  署名委員には、ごめんなさい、関副委員長、梅田委員によろしくお願いいたします。  暫時休憩いたします。  (休憩) ○鴨志田委員長  それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(1)出席説明員の紹介について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  それでは、報告事項(1)出席説明員の紹介について。 ○鈴木副区長  それでは、都市環境委員会の出席説明員について御紹介させていただきたいと思います。  まず、副区長の鈴木勝でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  私のほうから、部長級職員を紹介させていただきたいと思います。  都市整備部長、中澤英作参事でございます。  街づくり推進部長、清水俊哉参事でございます。  環境清掃部長、本橋信也参事でございます。  都市計画課長の事務取扱をいたします馬場和昭参事でございます。  環境保全課長事務取扱をいたします佐藤欣哉参事でございます。  私のほうからは以上でございます。 ○中澤都市整備部長  それでは、私から都市整備部の課長級職員の出席説明員を紹介させていただきます。  都市整備課長、櫻田ゆかり副参事でございます。  土木管理課長、澤田雅之副参事でございます。  みどり土木政策課長、立山敬之副参事でございます。  道路公園課長、髙橋広副参事でございます。  道路公園サービス課長、清水誠副参事でございます。  建築課長、照井美奈子副参事でございます。  住宅課長、鵜沼富美子副参事でございます。  それでは、今回、組織改正もございましたので、後ほど若干補足説明をさせていただきます。  私からは以上でございます。 ○清水街づくり推進部長  それでは、私から街づくり推進部の課長級職員の出席説明員を紹介させていただきます。  地区整備課長、小林博副参事です。  木密地域整備課長、林恵子副参事です。  私からは以上です。 ○本橋環境清掃部長  私からは環境清掃部の課長級職員の出席説明員を紹介させていただきます。  清掃リサイクル課長、榊原元秋副参事でございます。  清掃事務所長、大迫忠義副参事でございます。  私からは以上でございます。 ○鴨志田委員長  それでは、報告事項(1)出席説明員紹介を終わります。  続きまして、報告事項(2)担当係長の紹介について、報告を受けます。  (「まだ来てない」と呼ぶ者あり) ○鴨志田委員長  来てない。じゃ、暫時休憩いたします。  (休憩) ○鴨志田委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(2)担当係長の紹介について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  続きまして、報告事項(2)担当係長の紹介について、報告を受けます。 ○中野区議会事務局長  それでは、私のほうから本委員会を担当いたします係長を紹介させていただきます。  伴真星議事・調査係長でございます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  報告事項(2)担当係長の紹介についてを終わります。  それでは、報告事項(3)原……  (「委員長、先ほどの、若干補足説明をさせていただいてよろしいでしょうか」と呼ぶ者あり)
    中澤都市整備部長  それでは、お手元にきょうの看板、都市環境委員会という看板なしの都市整備部の組織改正に伴う新組織の事務分担というのがございます。お手元に。  それは後ほどごらんいただきまして、若干補足でございますが、今回、行革計画30年から32年度、その中で、都市施設サービス、いわゆる道路・公園の関係のさらなる充実、複雑化、多様化する区民ニーズへの迅速な、的確な対応と、また最近多発しますゲリラ豪雨等の対応の機能強化を図るということで、そちらにございますように道路・公園・河川などを一括して管理する機能別の組織に再編してございます。  まずは、土木管理課は、道路・公園・河川などの管理、交通安全、自転車対策などを行っております。  みどり土木政策課は、主に計画部門でございますが、道路・公園・河川などの計画、新設改良、緑化推進、無電柱化などを行ってございます。  道路公園課につきましては、道路・公園・河川などの計画的な補修などを行ってございます。  道路公園サービス課は、道路・公園・河川などの維持管理、緊急対応でございまして、2つの、目黒と碑文谷に土木公園事務所がございますが、これの統括をしているものでございます。  予定では、これは特別委員会の日にも御報告をしておりますが、旧地震の学習館というのがちょうど中央町にございますが、そこの跡スペースということで、そこに、この道路公園サービス課を移転し、防災課が今そこにいますので、防災課と連携して震災時あるいはゲリラ豪雨等に緊急対応するということで考えてございます。  予定は、大体来年の令和2年4月から着工して、一部施設を改修しなきゃございませんので、令和3年1月には移転開設ということで、今、計画を考えているところでございます。  先ほどの補足説明ということで、以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(3)原町一丁目7番・8番地区における街づくり及び共同化の進め方について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  それでは、報告事項(3)原町一丁目7番・8番地区における街づくり及び共同化の進め方について、説明を受けます。 ○林木密地域整備課長  それでは、私から原町一丁目7番・8番地区における街づくり及び共同化の進め方について、報告いたします。  お手元の資料に沿って説明いたします。  まず、1の経緯等でございます。  原町一丁目7番・8番地区は、西小山の駅前北側に位置し、道路が狭く老朽建築物が密集して…… ○鴨志田委員長  済みません、もう少し声を大きくお願いいたします。 ○林木密地域整備課長  はい。木密地域でございます。  東京都不燃化10年プロジェクトの不燃化特区内に位置しておりまして、区では不燃化を進めております。また、駅前であることから、街の顔となる地区でもあり、西小山街づくり協議会や地元の町会・商店街からは、街の活性化について大きな期待が寄せられております。  資料左下の西小山周辺地図をごらんください。  原町一丁目7番・8番地区のうち、この斜線の部分について防災街区整備事業を活用した共同化を行うこととして、平成30年3月に原町一丁目7番・8番地区防災街区整備事業準備組合が設立され、その旨、昨年5月9日の当委員会に報告しております。  その後、平成31年4月19日、区は準備組合から街づくり提案書を受領したため、本日御報告するものでございます。  街づくり提案書の内容につきましては、「街づくり提案書」を資料1-1、その概要版を資料1-2として添付しておりますので、後ほどごらんください。  説明資料をめくっていただきまして、裏面にまいります。  裏面の2、街づくり提案の内容についてでございます。  街づくりの基本的な方向性についてでございますが、街づくり提案書では、この地区においては、防災街区整備事業を活用して、地権者の生活を保全しながら、本地区及び周辺の防災上、住環境上の課題解決と駅前のにぎわい形成に貢献するとされています。  その方策といたしまして、事業区域内を「共同化エリア」と「街なか賑わいエリア」に設定し、それぞれが互いに連携して特徴ある駅前環境を形成することで、不燃化の促進や商店街及び地域交流の活性化を実現していくとされています。  こちらの添付資料の2、街づくりの方向性というA4判の1枚のものをごらんください。  こちらにおおむねのエリア設定を図示しております。右側の青い点線で示した西小山駅前の部分が「共同化エリア」、左側の緑色の点線で示した部分が「街なか賑わいエリア」です。  (発言する者あり) ○林木密地域整備課長  済みません、添付資料の2のほうを皆様ごらんいただいておりますでしょうか。A4判のものでございます。添付資料の1-1、1-2の後ろについております。こちらの「街づくりの方向性」という資料をごらんください。  こちらにおおむねのエリア設定を図示しております。右側の青い点線で示した西小山駅前の部分が「共同化エリア」、左側の緑色の点線で示した部分が「街なか賑わいエリア」でございます。  「共同化エリア」は、地権者の皆さんが本事業の根幹となる共同化建物を建築するエリアで、地区の不燃化・耐震化とあわせて、地権者の住宅や店舗のほか、オープンスペースが整備されるものでございます。  「街なか賑わいエリア」についてでございますが、資料の中で緑色の着色部分が確認できるかと思いますけれども、こちらはUR都市機構の所有する土地でございます。このエリアの大部分をURが保有していることから、「街なか賑わいエリア」につきましてはURが主体となってにぎわい事業を行うこととして、URが平成30年12月にこのエリアを運営する事業者を選定しています。店舗のほか、オープンスペースを整備し、地域の活性化等に寄与することとされております。現在、にぎわい施設の整備工事が行われておりまして、7月には開業の予定と聞いております。  「街なか賑わいエリア」のにぎわい施設のイメージにつきましては、この資料2の下に写真が2枚ございますが、こういったイメージでございます。  また、「街なか賑わいエリア」全体のイメージは、その次につけております資料3をごらんください。  資料3のほうに、右上に「平成30年12月、UR都市機構×株式会社ピーエイ」と書いてあるA3判の資料がございます。こちらのほうにありますようなイメージが、にぎわい施設のイメージということになっております。  こちらの資料の中で、文字が左下のほうにちょっと青い字で書いてあるんですが、「クラフトヴィレッジ西小山」、これがにぎわい施設の名称ということで、URのほうで呼んでいる呼び方でございます。こちらが平成31年3月のプレオープン、同6月のグランドオープンを予定しています、と書いておりますけれども、これは平成30年12月の時点でこういう予定だったということで、今現在は7月に開業予定とURからは聞いております。  説明資料のほうに戻ります。  (2)の安全で快適な歩行空間についてでございます。  街づくり提案の中では、駅前の道路拡幅や歩道状空地の整備、無電柱化、植栽などによって地域の環境を向上させるとしています。  これまで御説明いたしました、街づくりの基本的な方向性などの街づくりの取り組みにつきましては、平成31年2月14日の本委員会で報告しているものでございます。  最後に、3の区と準備組合の今後の取り組みについてでございます。  この地区で防災街区整備事業を行っていくとする準備組合からの街づくり提案を受けまして、区は地域の防災性の向上等を進めていくため、関係法令等に基づき防災街区整備事業に関連する都市計画の手続を進めてまいります。  準備組合は、都市計画決定後に準備組合を設立し、所定の手続を経た後、令和……  (「事業組合と間違えてない」と呼ぶ者あり) ○林木密地域整備課長  失礼しました。準備組合は、都市計画決定後に事業組合を設立し、所定の手続を経た後、令和3年3月ごろに防災施設建築物として共同化建物の工事に着手する予定でございます。  資料の一番下の今後の主な予定の表の中にございますとおり、共同化建物は令和5年3月ごろにでき上がり、令和5年度中に事業組合が解散となる予定でございます。  説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。 ○田島委員  済みません、今、御説明いただきましてありがとうございました。  西小山の再開発と街づくりということで進めていかれているわけなんですが、前の委員会でもちょっとお聞きしていたんですが、武蔵小山が再開発して今現在進めていると。品川区という部分だと思うんですけれども、この西小山のほうは目黒区が大変関係しているということで、目黒区としても力を入れてやられていると思います。  完成がまだもう少しかかるということで、これから事業組合を設立して取り組んでいくということでございますが、大きくで結構なんですけれども、区のほうの、目黒区としてのイメージ、それからきょう初めての委員会の方もいらっしゃるんで、この木密地域との関係について、どんなふうな関連性があるのかも含めて御説明いただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○林木密地域整備課長  では、今の御質問にお答えいたします。  原町一丁目7番・8番地区につきましては、目黒区内の木密地域の中に位置しております。目黒区内の西小山駅周辺の目黒本町五丁目地区、それから原町一丁目・洗足一丁目地区、この2つの地区につきましては、目黒区が木密地域として不燃化特区に指定して、不燃化を進めている地域でございます。この原町一丁目7番・8番地区はまさにその不燃化特区の中に位置しているところでございます。  木密地域と申しますのは、木造の老朽化した建物が密集している地域ということでございまして、単独での建てかえというのがなかなか難しい、隣との距離が余りないような形で、ずっと木造の古い住宅がまさしく密集しているということで、単独での建てかえがなかなか難しいということで、できるだけ共同化で建物を建てかえていこうということが西小山の整備計画の中でも書かれているものでございます。  そうした中で行う事業ということで、これだけの大規模な共同化というのは、この地区のあたりではそうそうないことということで、これが一石を投ずる形でほかの地区にも波及していけばいいなというモデル的な取り組みと考えてございます。  防災街区整備事業といたしましては、目黒区内では本町五丁目に平成25年度に行っているものが1つございます。それの手法と同じ手法を用いました密集法に基づいて行う事業ということでございます。  区といたしましては、にこま通り商店街に面している重要な地区であり、また西小山の駅前ということでございますので、2つ目の防災街区整備事業を用いた事例ということで力を入れていきたいと考えてございます。  以上でございます。 ○田島委員  ちょっと整理する意味で、今、課長のほうから御答弁もありましたけども、やはりもともと西小山の、にこま商店街というかなりにぎやかな商店街があるんですけども、それとの整合性というか、この新しいにぎわいの街をつくっていくという部分での商店街との連携はうまくいっているという形でよろしいですか。ちょっとそこを、その関連をお聞きします。 ○林木密地域整備課長  商店街との関連ということでございます。  商店街のほうにもこの計画につきましては、「街なか賑わいエリア」とそれから「共同化エリア」と2つのエリア設定をして進めていくということにつきましてはお話をさせていただいているところでございます。商店街と「街なか賑わいエリア」、それと共同化建物のほうにも店舗が入る予定ですので、その店舗と、この3つが相まって西小山をもっと盛り上げていくと、活性化を図っていく、そういう計画であるということを説明させていただいておりまして、商店街のほうからも好意的に受けとめていただいております。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  よろしいですか。ほかに。 ○河野委員  ようやく事業組合ができて、これから一気に進んでいくんだなという感じでございます。この46号線も、この数年で道路の拡張が本町五丁目のほうからずっと来て、かなり町並みも変わってきたなという印象ですし、先ほども話がありましたとおり、本町五丁目の24番街区で一つシンボル的な取り組みをした後に、ここでまた大きく新しい取り組みができるということは非常に楽しみなこと、この街のにぎわい、あるいは安全創出という意味で非常に意義があると思うんですけれども、地元の皆様も、商店街ももちろん含めてですけれども、やはりもちろん木密ということで安全・防災ということも大事なところですけれども、にぎわいの創出というところに非常に期待をしているところが大きいと思います。大きくここは品川区との区界で、これは事業組合が今後進めていくことなので、区としてはサポート役という立場になっていくと思うんですけれども、品川区との区界ということで駅の向こう側にも一つ大きな商店街というか、品川区の街があるという中で、やはり広い視点でのまちづくりという意味で、品川区あるいは品川区の商店街との連携ということも非常に大事になっていくんじゃないかなというふうに私は考えております。  そういった意味で、この事業組合に対して品川区側との連携も含めた考え方をしていってほしいというような要望をぜひしていただきたいと考えておりますけれども、いかがでしょうか。 ○林木密地域整備課長  今の品川区との連携ということについて、お答えいたします。  品川区のほうにつきましては、まず、こういった事業をやるということにつきましては、品川区のほうに情報提供をしているところでございます。また、商店街との連携につきましても、今後、まず目黒区の中でにぎわい施設と、それから、にこま通り商店街と、共同化の建物の中の店舗、こういったものの連携がうまくいってにぎわいが出てきて、それから品川区のほうに広げていくのかなとイメージ的には考えているところでございますけれども、当然、駅を挟んでの区界ということで、品川区と隣接しているものでございますし、西小山の駅の原町一丁目側のほうにも一部品川区の部分がありまして、そちらの商店街さんもありますので、当然連携をしながら全体として商店街のにぎわいというものについて寄与していくべきだと考えております。  その手法につきまして、また今後地元等の準備組合、それからそれが事業組合に変わってからの事業組合、商店街、それからURのやるにぎわい施設、こういったものと連携していきたいと考えております。  以上でございます。 ○河野委員  地元の方の声を聞いていますと、やはりこれからその街をつくっていく若い人たちの声であるとかの中に、品川区とぜひ一緒にやりながら街をつくっていきたいという声も出てきていると私は認識していますので、こちらをつくってから品川区の連携というのではなく、やはりここをつくっていく、事業組合がつくっていく中で、やはり連携して何かをしてつくるということではなくって、街づくりという視点で品川区との連携というのをちょっと意識していっていただけると、より地元の声も形にできていくんじゃないかなと思うんですけども、その辺どのようにお考えでしょうか。 ○林木密地域整備課長  今の御質問にお答えいたします。  品川区との連携につきまして、地元の声がぜひそうした形でやりたいという声があるということでございましたら、そういった形で進めてまいりたいと思います。  ちょっと私のほうでは、そこまでまだ把握していなかったということがございましたので、先ほど、まず目黒区側からというお話をさせていただきましたけれども、実際に地元がもう今の段階から品川区も含めてという要望をお持ちということであれば、当然地元の意見を入れながらやっていこうと思っております。  以上です。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。 ○梅田委員  御説明ありがとうございます。  木密地域対策について、少しお伺いしたいと思います。  防災街区整備事業をされるということは一石を投ずるということで、非常に効果が高いかなというふうに期待しております。  ただし、最近の災害への関心、あと建物の倒壊、災害後の通電火災ということが非常に大きな課題となっている中で、個別の住宅対応というのも推進していかなくてはいけないと考えておりますが、今年度はどのように対策を立てていらっしゃいますでしょうか。 ○林木密地域整備課長  今の御質問にお答えいたします。  今年度の方策につきましては、この4月の当委員会のほうにも御報告をさせていただいております。今現在、区のほうでは助成事業を行っておりますので、その助成事業を引き続き行っていくということでございます。  具体的な助成事業についてでございますが、具体的には個別建てかえ費の助成、それからこれは戸建て住宅が戸建て住宅に建てかわる場合の助成でございます。それから、戸建て住宅が何戸か集まって共同住宅に建てかえる場合の助成、あるいは専門家の派遣、これは例えば税金のことだったり相続のことだったり、いろいろ御相談に乗るような専門家というのが派遣できるような制度がございますので、そうした専門家の派遣、それから老朽建築物の除却、こういったものを行っているところでございます。  事業といたしましては、不燃化特区助成事業というものと、それから補助46号線沿道で行っております都市防災不燃化促進事業というものを中心として進めているところでございます。  昨年度の実績でございますけれども、お待たせいたし申しわけございません。昨年度の助成の実績でございますけれども、不燃化特区の助成につきましては、専門家の派遣が原町一丁目・洗足一丁目地区、目黒本町五丁目地区を合わせまして1件、除却につきましては7件、個別建てかえにつきましては5件の助成をしているところでございます。これは例年おおむねこの程度の助成を毎年してきているところでございます。  以上でございます。 ○梅田委員  ありがとうございました。  実績については、やや一般的には少ないかなというような印象があるんですけれども、これは全て対象家屋からの申し出ということで、何か積極的に区からそれぞれの家庭に対して回るということは、ホームページだったりとか、広告、あとは区政だよりとかだけでお知らせしているということで…… ○鴨志田委員長  梅田委員、これに関してはまた後日の委員会でやると思うので、ちょっと大き過ぎちゃうので、ちょっと、的をこの地域に絞っていただくとよろしいかなと。 ○梅田委員  では、結構です。ありがとうございました。 ○鴨志田委員長  何か答弁があるようでしたら、どうぞ。 ○林木密地域整備課長  周知の方法でございますけれども、戸別訪問というのを行っておりまして、老朽建築物にお住まいの方にポスティングや、それから訪問によって、こういった助成があるということにつきまして周知をしているところでございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。 ○かいでん委員  御説明いただきましてありがとうございました。  西小山駅っていうのは私の地元でもありますので、にぎわいづくり、ぜひ推進していっていただきたいなと思っておりますが、その上で3点お伺いさせていただきます。
     1点目、まず無電柱化についてですが、無電柱化を行うとあるんですが、商店街自体はずっと続いていくわけですよね。ですから、どこまで無電柱化される計画なのか。また、令和5年には事業組合を解散されると思うんですけど、いつまでに無電柱化を進めていく、そういうような計画があれば教えていただきたいというのが1点目。  2点目が、まさにその令和5年度に事業組合解散とあるんですけれども、これはあれですよね、URの保有地の部分にその施設を建てる事業を令和5年までに終えるという理解でよろしいのか。ですから、この「街なか賑わいエリア」と「共同化エリア」のUR以外の地域について、どの程度交渉が進んでいて令和5年度までに整備が終わるような目算があるのかどうかっていうところ、これをお伺いしたいのが2点目。  3点目が、「街なか賑わいエリア」の中に広場をつくられる御予定があると思うんですけれども、実際に今も西小山駅前に駅前広場があると思いまして、そちらとの何か役割分担といいますか、なぜ近い地域に広場をもう一つつくる必要があるのか。町会のイベントをやるということで書かれていましたけれども、駅前広場じゃいけなかったのかということについてお伺いいたします。 ○林木密地域整備課長  では、今の3点の御質問についてお答えいたします。  まず、無電柱化についてでございます。  無電柱化につきましては、この事業の中で組合が行うものでございますので、この敷地の延長で行うということになっております。  この範囲でございますけれども、資料1-2の街づくり提案書の概要版のA3判のものをちょっとあけていただきたいと思います。  こちら、資料1-2のA3判のものでございますけれども、カラーで右下のほうに計画図というのがあるかと思います。こちらの計画図の赤い一点鎖線で囲っておりますところが今回の地権者たちが街づくり提案として出してきている区域でございます。ここには道路が一部分含まれているところがあると思います。右上のほうの補助30号線というのは中央部分まで。それから西小山駅前の水色に塗られている部分については、補助30号線からにこま通りまで。そして、にこま通りにつきましては、にこま通りの角の、駅前から次の角の広場と書いてあるところまで。そして東西連絡路につきましては、広場からこの敷地の前までということで、補助30号線までは延びていない部分でございます。この区域につきまして、準備組合が無電柱化を行うこととしている予定ということでございます。これが全て令和5年度までの事業組合解散までに行う予定でございます。  次に、URのにぎわい施設の部分のお話でございます。  その前に、済みません、ちょっと資料の訂正がございますので、訂正させていただきます。  資料の2のほうをちょっと出していただきたいと思います。  資料の2のカラーのA4判のところで、先ほど「共同化エリア」と「街なか賑わいエリア」の御説明を差し上げたところで、黒い太線で囲ってある部分が防災街区整備事業区域で、(予定)って書いてあるんですが、済みません、ちょっと、これの位置がずれておりまして、補助30号線が一部分、真ん中の今、御説明した補助30号線の一部分を無電柱化をやるんですけれども、その部分が含まれていない。それから、駅前通りも含まれていないということと、それからにこま通りが含まれていないとか、済みません。30号線から無電柱化で引き込んでくるので、ちょっと工事を、済みません。「街なか賑わいエリア」の、こちらの範囲はちょっと間違っておりますので、済みませんが、今、御説明差し上げた資料1-2のA3判の計画図のほうの範囲をごらんいただければと思います。この資料2につきましては、後ほど正しいものを差しかえさせていただきますので、申しわけありませんが、よろしくお願いいたします。  先ほどのURのところにつきまして、資料1-2のA3判のカラー判のほうをごらんいただきたいと思います。  こちらの真ん中に街づくりのイメージということで、「街なか賑わいエリア」と「共同化エリア」がそれぞれ緑の点線と青い点線で囲ってあるかと思います。こちらの「街なか賑わいエリア」の緑色で塗ってある部分がURの所有している部分でございます。URの所有している部分は一部「共同化エリア」のほうにも入っておりますけれども、これは防災街区整備事業の中で「街なか賑わいエリア」のほうにURの持っている土地を集約していくという形でございます。  そうした中で、まず「共同化エリア」につきましては、共同化の建物を建てます。「街なか賑わいエリア」につきましては、URがにぎわい施設といたしまして今もう工事をやっておりますが、2階建て程度のコンテナを並べたような、そういったものをつくりまして、その中で飲食を初めとした商業や、それから地元の方が例えば集会に使えるような、そういったスペースを設けていくというような予定でございます。  こういったことをやっていくということでございますので、「共同化エリア」のほうには大きい建物が建っていきますけれども、「街なか賑わいエリア」につきましては、10年間ほどはURが「街なか賑わい施設」をやるということでコンテナを並べた程度の2階建て程度の建物がいくものでございます。  共同化の事業につきましては、建物につきましては令和5年度に今のところ事業を終了というか、建物が建ち上がる予定でございます。「街なか賑わいエリア」につきましては、もっと早い時期に、先ほど7月に開業というお話をさせていただきましたけれども、防災街区整備事業として行うのですが、これは2階ぐらいしか建物が建ちませんので、早目にでき上がって、早く街づくりのにぎわい、街の活性化のほうに寄与したいということで早目にオープンというか、7月にオープンするということでございます。  その後なんですけれども、URにつきましては10年間ぐらいここの「街なか賑わいエリア」の事業を行っていく予定でございます。様子を見ながら今後どうしていくかということを考えていくということでございます。  次に、広場についてでございます。  「街なか賑わいエリア」のほうにも広場をつくる予定で、なぜ西小山駅前の駅前の広場ではだめだったのかというような御質問でございましたけれども、駅前の広場につきましては、あれは品川区の広場でございまして、なかなか目黒区側の広場ではないため、目黒区の商店街としてあそこで何かをやるというのが非常に難しいと聞いております。  そこで、目黒区側に何か商店街や町会がイベントをできるような広場的なスペースが欲しいということで、今回7番・8番地区のところに広場を計画しているものでございます。  以上でございます。 ○かいでん委員  ありがとうございました。  3点目の広場についてですけれども、まさにその品川区と目黒区で違うんだというお話でしたけれども、河野委員の御指摘されたとおり、そこの部分こそ品川区と一緒に話し合っていってやっていけば、広場をつくること自体は防災の観点からいいと思いますし、別に私は反対はしませんけれども、品川区の広場だけれども使わせてくださいとか、そういうような話し合いができたんじゃないかなというのは思っているので、今後とももうちょっと品川区と連携して行っていってほしいなという希望をお伝えさせていただきます。  以上です。 ○鴨志田委員長  質問は希望だったら、いかがでしょうか、で。 ○かいでん委員  いかがでしょうか。 ○林木密地域整備課長  今の御要望につきましては、品川区のほうにも伝えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。 ○松嶋委員  今回の木密地域の整備ということで、にぎわいを創出するということで、非常にそれはそれで地元地域の皆さんの要望なので重要なことだと思っております。  私は、木密の一番の目的は防災という観点からお聞きしたいんですけども、先ほどから広場のお話が出ておりまして、私どもは木密地域ではやっぱり一定の空地が必要であると、オープンスペースが重要であると、火災があったときに避難できるスペースということですけれども。今回この提案、計画を見させていただいて、イベントなどに活用できるオープンスペースと、駅前のにぎわいという観点で非常に強調がされておりました。  じゃ、防災の点ではどうなのかなということで、広場がどういうふうに、災害があったときに具体的に活用できるのかっていうような活用のイメージをお聞かせいただきたいのと、それからにぎわいスペースをつくって、イメージ図が資料としてありますけれども、非常に人の出入りとかがふえて、それはそれで地域の活性化でよいんですが、いざ地震とか火災ということになったときに車の出入りはどうなのかとか、駅前通りを拡幅するなんていうところも一定入っているんですけれども、緊急車両の出入りですね、こういうところもどういうふうに防災の観点からこの計画等を考えてらっしゃるのか、その点を伺いたいと思います。  以上。 ○林木密地域整備課長  では、今の御質問にお答えいたします。  広場のオープンスペースとして防災上どうなのかというような御質問でございますけれども、防災上非常に有効だということで、ここには広場をつくるということになっております。防災上必要だからつくるんですけども、当然にぎわいにも寄与しますよと、そういうことでございます。この中のつくりにつきましては、今後検討していくことになりますけれども、防災として有効な、なるべくオープンスペースを広くとるような形でつくっていったほうがいいんではないかと考えておりますが、今後それについては計画していくので、今の御意見を踏まえながら防災性の高いものということで考えていきたいと思っております。  提案書の内容につきましては、今後、区として庁内で検討してまいりますので、今の広場の内容につきましてもそういった形で庁内で今後検討していくものでございます。  また、次に、にぎわい施設について、人が大勢なのでどうなのかということなんですけれども、こちらのほうにつきましては商店街や町会等につきましてもにぎわい施設が来るということで人が大勢来るだろうということは予測しているところだということでございます。防災訓練等に力を入れていきたいと、私は聞いております。  また、緊急車両の出入りにつきまして、こちら駅前通り東につきまして、現在、幅員が4メートルございますけれども、緊急車両が出入りできるために街づくり提案の中で6メートルに拡幅したいというような案が出てきておりますので、そういった形で対応できるものと考えております。  以上でございます。 ○松嶋委員  広場をつくってにぎわいを創出していくというところで、全く否定するものではないんです。それで、そのせっかく広場がつくられるというところでは、大いにその地域の活性化なんですけれども、防災上の意味でいうと、その広場、イベントスペースでいろいろ、例えばテントを使ってそういう催し物をしてたりとかということで、そこが塞がっているような状況のときに、地震とか災害、火災はいつあるかわからないっていったときに、じゃ、どういうふうに、そのときにイベントは一回やめてそういうふうにするのかとかという、そういう地域とのイベントをする事業者とのそういう態勢とか、そういうきめ細かいところまできちっと詰めて災害に対応できるように、広場がちゃんと本来の目的を果たせるようにきちっとしていただきたいというふうに思っているんですけども、いかがでしょうか。  それから、緊急車両ですけども、道路の拡幅というのは、非常にここは狭いところですので大事な問題だと思っております。緊急車両の出入りの部分についてもイベントをしていたから塞がってたよということでは全く意味がないので、もちろんイベントのためのオープンスペースと、そして道路を広くしてっていう、にぎわいのところも大事なんですけども、そういう本当に必要な緊急車両の出入りとか、そういう部分できちっと何かあったときにちゃんと対応できるような態勢を、区として責任を持ってやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○林木密地域整備課長  今の御質問、御要望についてでございますけれども、準備組合が今後事業組合としてやっていくわけでございますので、準備組合のほうに伝えてまいりたいと思います。あくまでもこれは準備組合が街づくりとしてやっていきたいということで、自分たちの持っている敷地の中での話になってまいりますので、区のほうで責任を持って何かをやれるということではございませんので、こういう御要望があったということは準備組合のほうには伝えてまいります。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。 ○関副委員長  済みません、1点だけです。  西小山の駅の駅前でこうした形をつくっていくと。今、中央体育館の建設も進めていまして、リニューアルして、この駅の動線ということで考えると、この商店街を通行しながら中央体育館に行ってもらいたいなっていうのが地元の希望でもあります。  こうしたところから、結構そういった他のところから来て、駅の周辺の地域に住んでいる方はそこが広場っていうことで認識はされるんですけれども、そういった動線を通行しながらそこで買い物して帰ってもらうとか、そういったところの計画というのも非常に重要だっていうふうに思っているんですけれども、そういった観点で何か話し合いの中でそういった意見というのは出てこなかったんでしょうか。1点だけです。 ○林木密地域整備課長  今の御質問でございますが、地権者の方々は今の段階ではまだちょっとそういったところまで行っていないというところが実際のところでして、まず、街づくり提案書を取りまとめないと事業が先に進まないということで、まず、その作業をやってこられたと聞いております。  今後、具体的な建物の形状だったり、あるいはそういった商店街のほうを通っていただくような形にはどうしたらいいのかということを検討していくと聞いております。  以上でございます。 ○関副委員長  今も商店街があるんですけれども、駅の改札が商店街からちょっとずれたところにあって、30号線に近いところにあるものですから、中央体育館に向かう人というのはそっちのほうの30号線を通って行っちゃうパターンが結構多いんです。そういったこととあわせて、この「街なかエリア」ができたら、そこで右に曲がって30号にまた出ちゃうという、そういったことも考えられるかなっていうふうに、図面を見てみるとそういった感情が出てくるので、そういったところも気をつけながら商店街をなるべく遠くのほうまで行って、46号線、またそれ以上に行ってもらうとありがたいんですけれども、こういったところに大きな商店街があるんだということを認識していただくと、にぎわいっていうのがさらにアップしていくんじゃないかなというふうに思うので、そういったところも提案の中に含められたらというふうなことが希望的な観測であるんですけれども、そういったことについての御意見と要望をいただければありがたいかなと思います。  その辺について、もう1点だけお願いいたします。 ○林木密地域整備課長  商店街等のサイン計画のこと、サイン計画のようなものがあればというようなお話と受けとめました。  周辺の施設を意識したようなサイン計画につきましては、こちらのほうから申し入れはしようとは思いますけれども、地権者による建てかえでございますので、地権者のほうでそういったものをつけるかどうかというのを判断していくことになろうかと思います。ただ、そういう御要望があるということについては伝えていきたいと思います。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  ないようですので、報告事項(3)原町一丁目7番・8番地区における街づくり及び共同化の進め方についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(4)自転車シェアリング事業の取組状況について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、報告事項(4)自転車シェアリング事業の取組状況について、報告を受けます。 ○澤田土木管理課長  それでは、自転車シェアリング事業の取組状況について、御報告いたします。  まず、本日配付の資料でございますが、ホチキスどめのA4判の資料、それとパンフレットを2組用意してございます。  まず、自転車シェアリング事業とは何かということで、A4判のホチキスどめ資料を1枚おめくりいただきまして、資料1をごらんいただきたいと存じます。  まず、利用イメージでございます。  区内と区外を分けてございますが、区内を見ていただきますと、例えば公園ですとか、鉄道駅ですとか、コンビニエンスストアというところにサイクルポート、これは自転車を借りる、返す場所になりますが、こちらのサイクルポートから自転車を利用していただくと。区外って書いてございますが、目黒区のほかに、後ほど御説明いたしますが、近隣区9区に相互に乗り入れができると、9区のどのサイクルポートから借りても返してもいいという仕組みでございます。  下の利用手続の流れをごらんいただきたいと存じます。  まず、最初に、民間事業者のWEBサイトにアクセスしまして会員登録が必要になります。支払いにつきましてはクレジットカードまたはケータイ料金で支払いということでございます。  実際の利用に当たりましては、まず借りるということで、利用したいサイクルポートへ行く。必要な操作をしていただきまして、例えばお買い物とかどこかに用事があれば一時駐輪、駐輪場にとめていただくと。その後に、利用が終われば返却ということで、返却したいサイクルポートへ行きます。それで操作パネルを押して返却となります。  資料、お戻りいただきまして、1枚目をごらんいただきたいと存じます。  取り組み状況のまず1番、経緯でございます。  自転車活用推進法が施行されまして、国、東京都におきましては自転車活用推進計画が策定され、自転車の利活用が進められている状況でございます。  本区におきましては、放置自転車対策、回遊性確保、環境負荷の軽減、自転車走行の支援といった課題もございまして、それに加えまして東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催も視野に入れまして、本年1月から実証実験による事業を開始したところでございます。  本事業におきまして、先ほど御説明いたしましたが、千代田・中央・港・新宿・文京・江東・品川・大田・渋谷の9区に相互乗り入れができるものでございます。区内及び9区に整備しました「サイクルポート」と呼ぶ自転車を借りる、返す場所から電動アシスト自転車が利用でき、移動・回遊の交通手段として利用されている状況でございます。  2の事業運営等でございます。  運営方法でございますが、この事業は民間事業者への補助事業として行っております。区におきましては、事業主体として事業の導入に係る経費の負担及び事業の検証・評価を行います。民間事業者におきましては、利用料金等の収益により事業を運営しているものでございます。  (2)の事業経費等でございますが、30年度実績と令和元年度予算ということで記載してございます。30年度の導入経費につきましては、2,400万円余、その2分の1が東京都の補助を活用してございます。整備内容でございますが、サイクルポート11カ所、電動アシスト自転車85台を配置しております。本年度の予算でございますが、導入経費で2,700万円余、2分の1の都の補助を活用しております。整備内容でございますが、サイクルポート12カ所、電動アシスト自転車115台という整備でございます。  実証実験の実施期間でございますが、平成30年度から令和3年度までとしておりまして、事業の継続につきましては検証・評価の結果を踏まえ、令和3年度に判断することとしてございます。  資料をおめくりいただきたいと存じます。裏面でございます。  利用方法でございます。  利用イメージにつきましては、先ほど御説明させていただいたところでございます。  (2)利用手続の流れ・利用料金につきましては、先ほど説明させていただきましたが、利用料金は後ほど御説明いたします。  4、本事業の取り組み状況でございますが、本区の整備状況でございます。  今現在の整備状況でございますが、サイクルポート19カ所、電動アシスト自転車200台でございます。  恐れ入りますが、資料を1枚おめくりいただきまして、一番最後のページ、資料2をごらんいただきたいと存じます。  黒丸が区内におきますサイクルポートのおおむねの位置を示したものでございます。左側に19まで丸を振ってございますが、具体的にはこちらの場所にポートを整備している状況でございます。  説明資料の裏面に戻ります。  本区の利用状況でございますが、本年の3月31日現在でございます。1日の利用数でございますが、1日1台当たり約2回の利用状況でございます。主な行き先としまして、区内を初め、渋谷区・港区・品川区への利用がされているところでございます。  区民の登録数でございますが、3月31日現在で約4,500人でございます。  最後になりますが、10区の整備状況でございますが、サイクルポート数は全体で約670カ所、電動アシスト自転車が約7,500台整備されている状況でございます。  それと、先ほど御説明しましたパンフレットをごらんいただきたいと存じます。  厚手の「コミュニティサイクルポートマップ」をごらんいただきたいと存じます。  まずおめくりいただきまして、こちらに料金プラン、「コミュニティサイクルってなに」ということと料金プランが記載してございます。  おめくりいただきまして、2枚目が会員登録の手順でございます。こちらは後ほどごらんいただきたいと存じます。  おめくりいただきまして、3ページ目でございますが、利用方法でございます。左側が会員証を発行希望されれば、会員証の発行をいたしますので、会員証を利用して利用する場合、右側でございますが、会員証がなくても利用できますので、会員証を使用しないで利用する場合の説明でございます。  1枚飛ばしておめくりいただきますと、地図が出てまいります。こちらは千代田区の「コミュニティサイクルポートマップ」でございます。  以下、おめくりいただきますと、中央区・港区・新宿区・文京区・江東区・品川区・大田区・渋谷区のポート位置が示されてございます。  なお、スマートフォンからもこちらのポート位置を確認できますが、パンフレットではこのような形で利用者の方にお知らせしているところでございます。
     説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。 ○河野委員  まだ1月からスタートした事業で、ここに3月31日現在の本区の利用状況、1日の利用数約2回、1台当たり1日2回、それから区民の登録数が4,500人ということなんですけども、この数字は当初区あるいは事業者が想定していた数字に対していいのか悪いのかというか、というところをちょっとお聞かせいただけますか。 ○澤田土木管理課長  シェアリングにつきまして、本区で初めて開始した事業でございまして、本区の地域特性は住宅地ということでございます。先行している9区につきましては、いろんな商業施設があったり、観光スポットがあったりと、利用状況は確認していたとおりでございますが、目黒区は住宅地なので全く未知数のところからスタートしておりまして、目標は特には設定してございませんでした。ただ、1日2回という利用は、当初は、国の全国平均ですと1日1台当たり0.7回っていう数字がございまして、目黒区2回ということはかなり全国平均に比べて高い数字でございますので、当初予定していた、想定はしていませんでしたが、当初予定よりもかなり利用されているものと認識してございます。  以上でございます。  (発言する者あり) ○澤田土木管理課長  4,500人。失礼しました。4,500人の登録数が今、ございますが、こちらも先ほどと、利用率と同じでございまして、未知数でございましたので、4,500人もの、というふうに認識しておりまして、かなりの登録をいただいているというふうに認識してございます。  以上でございます。 ○河野委員  スタートとしてはまずまずの反響なんだなという印象の御答弁だったと思うんですが、いろんな街の人の声を聞いていますと、いろんな使い方があるんだなというのをちょっと感じていまして、例えば、宅配のアルバイトの子が、自転車の宅配、今四角い箱を持って、固有名詞はだめなんで、あれなんですけれども、そういうもののアルバイトに利用しているとかというような活用があったり、そういう意味でも私たちが想定してなかった、私なんかが想定しなかったような利用の仕方があるんだなというふうに感じて、4,500人という登録も想定よりも多いということなんですけども、これからポート数をまたことしもふやしていくということで、来年オリンピック・パラリンピックもありますし、そういったことに向けて、やはり周知の点で区民の皆様にさらに周知をしていっていただけるとまた事業としても広がっていくのかなと思うんですけれども、その辺周知に関して、今後どのようにお考えか、お聞かせください。 ○澤田土木管理課長  先ほども1点目でお話しいたしましたが、なかなか想定できないところから事業をスタートしておりまして、利用者の方もどんな方が利用されるのかなと。最初予定しましたのが、区民の方を初め、目黒区に来訪者の方。それと、目黒区は坂道が多くございますので、電動アシストつき自転車で坂道を楽に上っていただければなというふうなことで導入いたしたものでございます。  また、今お話しいただきましたとおり、いろんな使い方がされておりまして、当然事業者は利用料金の収益で運営してまいりますので、お一人でも多く、いろんな多様な使い方をされていけば利用率が上がりますので、うれしいことでございますので、そういった使い方を、ぜひともいろんな使い方をお願いしたいというふうに考えております。  今後、今年度当初に計画数としましては20ポート、200台ということで、それ以上ちょっとふえておりますけども、自転車は200台でございますが、ポート数は若干それよりふえる計画予定でございます。今後全区的にまだ展開が必要だと考えてございますので、今後も予算の御審議をいただく中で、また要求もしてまいりたいと考えてございまして、区内全域にポートを広めるとともに、自転車も増車していきたいというふうに考えてございます。  その周知でございますが、月並みな言葉になりますが、めぐろ区報、ホームページ等での周知、それと事業者が、今、スマホっていう文化でございまして、そういったスマホを見ると、利用者の方もここにこういうのがあるんだということでわかりますので、運営事業者にはもう少しPRできる方法を工夫するようにっていうことで指示いたしまして、区民の皆様に広く浸透するように事業を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。 ○松嶋委員  自転車シェアリング事業の取り組みの報告がありまして、私、報告されるかなと思ったんですけど、さっきの委員の話でもありましたけども、利用の仕方で宅配サービスというところで使われてきているということです。お金を稼ぐためにそういう形で個人が登録して、あれはたしか個人事業主みたいな扱いになっていくんだと思うんですけども、そういう方が1件配達したら幾らということで収益を上げていると。そういうサービスが都内で今広がっている中で、こういう自転車シェアリングを活用して自分のお金儲けのために使おうということですね。  今、課長の答弁でありましたけれども、多様な使い方ということで、事業をやっている方は民間の会社ですから、いかに収益を上げるかっていうところが大きいと思うんですけれども、そういう使い方の部分で、目黒区としては一定税金を投入して、東京都の補助も使いながらやっているわけで、そういう使い方についてどういうふうに認識をされているのか。  本来の使い方は観光に使ったり、いろいろな区民の便利、足に使うというところで始まっている。そういうふうな想定をされてきているというふうに思いますので、区の説明でもそうでしたので、本当に多様な使い方が今広がっているという部分については、区としてどういうふうに考えているのか。最初の協定といいますか、会社との協定の中で、どういうふうな取り決めになっているのかというところも、あわせて伺えればと思います。  以上です。 ○澤田土木管理課長  今の委員のお尋ねでございますが、税金を投入しているけれども、個人事業主の方がそれを使って収益を上げている、それに対する区の見解という御質問かというふうに存じます。  区としましては、まず、自転車シェアリング事業というものが区民の皆様にどれだけ浸透するのかというのがなかなか見えない中でスタートしておりまして、先ほど私の御答弁の中ではいろんな使い方をしていただきたいというお話をいたしました。  確かに収益の問題があるかもしれませんが、今回の自転車シェアリング事業の目的につきましては、先ほども説明文の経緯のところでお話しいたしましたが、放置自転車対策、回遊性確保、環境負荷の軽減、自転車走行支援といった課題の解決に向けた対応でございます。例えば、事業主の方が自動車を使って営業される、これは当然排気ガスが出ますので、環境負荷がかかると。それが自転車に変わることによって、環境への配慮につながりますので、区としましてはいろんな区が抱えている課題への対応の一つでございますので、ぜひともこの事業は進めてまいりたいというふうに考えております。  それと、2点目でございますが、民間事業者との協定はどうなっているのかとお尋ねでございます。  特にどんな方が利用されるかということにつきましては、協定の内容には入ってございません。加えまして、先ほど申し上げましたとおり、10区で相互乗り入れができる環境を整えてございますので、その他の9区との協定の中でもそういった利用の制限といいますか、そういったことが入ってございませんので、それについては区としましては、先ほどの1点目と重なりますが、いろんな方に御利用いただきたいっていう趣旨でスタートしておりますので、御理解いただきたいと存じます。  以上でございます。 ○松嶋委員  区の見解はわかりました。本当に新しいサービスですので、いろんな使われ方があって、それがいいのか悪いのかっていう判断もよく検証していかなければいけないんじゃないかなというふうに思っております。  本当に、そういう宅配の仕方が今までは車だったけれども、いろんな自転車でやったりとか、もっと先に行くとアメリカなんかではドローンで配っているなんていうニュースも聞いたことがあるんですけども、そういうふうにいろいろ進んでくる中でどうしていくのかっていうことで、今回の自転車のシェアリング事業なんかでもそういう使われ方がしているんだなというのがあったので、区のほうに見解を聞いたんですけども。  実際にどういうふうに使われているのかというところでは、商業的に個人事業主の方が使っているケースとか、あるいは区民が本当に純粋に足として使っていることとか、そういうサービスというか、個人事業主で皆さんが働きたいということで、そっちのほうのニーズが、がっとふえてきたときに、自転車が使えないよというようなことになったときに、本来のシェアリングの事業って何なんだろうというような意見もやっぱり出てくると思うんです。そういうときに対応できるように、今のうちからどういう使われ方をしているのかと一定の分析が区のほうで必要なんじゃないかなということで、シェアリング事業をやっている会社ともちょっと聞き取りなんかもしながら、使われ方ですよね、そういう個人事業主の方が営利の目的で使っているのはどれぐらいなのかとか、ちょっとその辺を調べていく必要もあるんじゃないかなと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○澤田土木管理課長  3点目のお尋ねでございますが…… ○鴨志田委員長  課長、もう少し大きく。マイクに近づけるか。 ○澤田土木管理課長  3点目でございますが、この事業につきましてはドコモ・バイクシェアという民間事業者が事業を運営してございまして、いろんな会員のデータを収集してございます。例えば年代であったり、男女比であったり、あと登録される住所であったり、それとあと、先ほどこのパンフレットでも御説明いたしましたが、1枚目に1回会員と月額会員、1日パスという区分がございまして、多分事業で使われる方だと1回1回借りていると金額が高くなるので、想定でございますが、月額会員に入られているのかと推測します。それと、法人会員という区分もございます。そうしますと、民間事業者のほうがいろんなデータを収集してございますので、そういったデータを活用できるのかなと思います。  先ほど説明資料の2の(3)で御説明いたしましたが、今回実証実験として導入してございます。令和3年度までは実証実験期間としてございまして、この期間、検証・評価を行っていくこととしておりますので、この中で今、委員御指摘のところにつきましても検証しながら、目黒区にとっての自転車シェアリング事業がどのような事業展開がいいのかというところをちょっと検証しながら、この事業を進めてまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。 ○かいでん委員  御説明ありがとうございました。  2点お伺いさせていただきます。  1点目、本区の利用状況で1日の利用数が1日1台当たり2回という御説明をいただいたんですけれども、これは平均でならしてあると思うんですが、実際もうちょっと詳しいデータを教えていただきたくて、休日、例えばもう使えないまでに利用者数が多いのかとか、あとは春の目黒川沿いがもうぱんぱんでみたいな、そういうような詳細なデータがあればお聞かせいただきたい。これが1点目。  2点目が、こちらのパンフレット2点なんですけれども、こちらはドコモ・バイクシェアさんがつくっているものなのか。それに目黒区が何かしらの委託費なり、そういうものを出してつくっているのかということについて、お伺いさせてください。 ○澤田土木管理課長  利用状況に係る詳細な内容でございます。  目黒区における詳細な内容でございますが、まず、貸し出しが多いポートでございますが、こちらの資料の3枚目の資料2をあわせてごらんいただきたいと存じます。  こちらの左側に1から19までの番号を振ってございますが、まず、貸し出しが多いポートにつきましては、観音橋自転車置…… ○鴨志田委員長  番号で言ってくださる。 ○澤田土木管理課長  ⑥です。 ○鴨志田委員長  ⑥ね。 ○澤田土木管理課長  失礼しました。⑥観音橋自転車置、ごらんいただけますでしょうか。中目黒駅、総合庁舎のすぐ近くでございます。それと、8番区民センター公園でございます。それと、7番目黒川船入場、4番菅刈公園、5番東山公園北、これがこの順にちょっと申し上げますが、まず観音橋自転車置は1カ月当たり1,267回の利用でございます。区民センター公園は882回の利用、3月中の利用でございます。船入場715回、菅刈公園477回、東山公園北が416回という、利用状況となってございます。  あと、利用時間帯を見てみますと、平日と休日に区分させていただきますが、休日は午前7時から午後6時ぐらいまで、平均で約10回程度ございます。それと休日になりますとちょっと波がございまして、朝の11時ぐらいから始まりまして、16時ぐらいまでピークがありまして、10時が約12回ほど、15時が20回の利用ということでの利用状況となってございます。  それと、傾向でございますが、やっぱり雨天の日は利用率が低いです。あと、土日の晴れた日はやはりかなり利用回数が多くなっているという、そんな傾向がございます。  2点目でございますが、このパンフレットにつきましては補助事業として行っているということで御説明いたしましたが、導入費用の補助の中に入ってございまして、それで事業者がつくっていると。また不足してくれば、今度それは維持管理、運営経費の中で事業者が当然営業活動をしなければいけませんので、その中でつくっていくと…… ○鴨志田委員長  課長、もうちょっとマイクに近づけるか、ごめんなさい。 ○澤田土木管理課長  どの辺からしゃべればよろしいですか。 ○鴨志田委員長  いえ、今後大きくしていただければ。 ○澤田土木管理課長  そうですか。はい。 ○鴨志田委員長  末尾がちょっと聞こえにくかったりしますので。 ○澤田土木管理課長  そうですか、失礼しました。  パンフレットでございますが、事業の導入経費に入ってございまして、初期の中で一定部数つくってございます。不足すれば、事業運営、事業者が収益で事業運営してまいりますので、その中でパンフレットを増刷していくということでの経費の負担でございます。  以上でございます。 ○かいでん委員  ありがとうございます。  そうすると、導入経費でまず最初につくったときには、ある程度区から補助事業ということで出したと。今後は事業者が自主的につくるということの理解でよろしいでしょうか。  また、これは今、目黒区だけで独立してつくられていますけれども、これは今後一本化するようなお話っていうのは聞かれているでしょうか。お願いします。 ○澤田土木管理課長  委員がおっしゃっていただいたとおりでございまして、導入経費の中にパンフレットの当初作成部数が入ってございますので、あと、不足すれば事業者が収益の中で負担するということで御理解いただければと存じます。  あと、2点目でございますが、今現在この厚手の「コミュニティサイクルポート」を見ていただきますと、目黒区が入ってございません。何でだろうって皆さん疑問に思われると思うんですが、目黒区はまだ試験的に今、加入している状況でございまして、20ポート、200台を達成すると正式加入が認められておりまして、細かいんでございますが……  (「加入先は」と呼ぶ者あり) ○澤田土木管理課長  協議会でございます。10区の協議会でございます。  それで、この6月から正式加入ということになっておりまして、その暁には、このパンフレットの中に目黒区も入ってくるということで、この薄いものは当面目黒区バージョンでございまして、作成しておりまして、いずれこれはなくなって1冊に統合されるということでございます。  以上でございます。 ○かいでん委員  ありがとうございます。  私の考えとしては、今、見させていただいて、地図とそれからポートの場所が書いてあるんですけれども、それを使ってどこに行こうかっていうような観光情報なり、そういう情報が薄いのかなと思っていまして、こちら事業者側でつくるっていうことですので、余り口を出せないところかとは思うんですけれども、目黒区としてポートを使って、サイクルを使って、こういうところに行けますよというような情報発信、別に、このパンフじゃなくていいと思うんです。アプリなりウエブでもいいと思うんですけれども、そういうことをもっとやっていってほしいなと思うんですが、その取り組みはいかがでしょうか。 ○澤田土木管理課長  今、委員がおっしゃっていただいたとおり、このマップにつきましては9区で統一しているものでございまして、なかなか観光情報まで載せられる状況にはございません。  目黒区として目黒区内の観光をどのように発信していくというお尋ねでございますが、観光を担当する部署がございますので、そういった部署と今後連携しながら目黒区の名所につきましても御案内していきたいと考えてございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。 ○田島委員  今、るる、他の委員から質問がございましたから、このサイクルポート、区内の、これをやっぱりふやせばふやすほど利便性がよくなって区民サービスがよくなるわけなんで、それから周知という部分に関しましてもやっぱりサイクルポートをふやしていかなければならないとは思います。  この区内の設置場所を見ると、やっと南西のほうにもサイクルポートができて、私も何カ所か偶然に通りかかって、ここにもできたんだなという感覚でわかったんですけども、試乗会もやっていただいて、私でも目黒区内の坂でも乗れるなという部分もあったんで、このサイクルポートはふやしていっていただきたいんですが、予算の関係がありますよね。ただ、ほかの区を見てみると、目黒区はまだ試行という形で始めたばかりなんでしょうけれども、区側としてはどうなんですか。令和3年までが試行の期間ということで考えておられるみたいなんですけど、大体毎年同じぐらいの予算で1,300万円ぐらいですか、区の負担が、という形で進んでいくのか、それとももう少しふやしていくのか。今後いろいろ折衝しながら区の予算の中も見ながら進めていくということなんでしょうけれども、せっかくやり始めた部分で、これではやっぱりまだまだ認知度が上がらないとも思いますので。それからほかの9区を見てみるとかなり多いところも、区の広さも違いますので、同じには、とは思っていますけれども、区のほうの考え方とすると試行の間にはこれくらいまで進めていきますと。  それから、これは区の試行が終わった後、事業者自体が独自にふやしていくっていうところもあるんですか。それはほかの区においてどうだったのか。都と区の助成金、補助があって成り立つ事業なのか。それとも事業者自体が、なくても、最初だけはお力をかりますよと。その後は特にほかの熟成されましたほかの区では収益事業としてきちっとやっていっているのかどうか。  その2点、サイクルポートをどんな形で考えているのかというのと、他区の先進区といいますか、やっている区で収益事業として成り立っているのかどうか。その点だけわかる範囲で結構ですが、お伺いします。 ○澤田土木管理課長  まず、1点目でございますが、今現在、実施計画事業で進めてございまして、全体数としまして20ポート、200台を目指してございます。ただ、20ポート、200台はこの配付の資料2をごらんいただきますと、これでもうほぼ達成している状況でございまして、区の中央部にポートがない状況でございますので、やはり区民の方に、多くの区民の方に御利用いただくにはやはり満遍なくといいますか、区全体にポートを設置していくべきだというふうに所管としては考えてございまして、今後でございますが、増設していきたいと。具体的な数字はなかなかちょっと申し上げられませんが、今後、運営事業者と利用状況、あと行き先とか返却先っていうデータ、あとどこの会員の方、住所の方が登録されているとわかりますので、そういったデータを見ながら適地を探しながらポートを整備してまいりたいと。それにあわせまして、自転車も増設してまいりたいというふうに考えてございます。  2点目でございますが、今回の実施に当たりましては、さきの委員にも御説明いたしましたが、なかなか未知なところからスタートしておりまして、果たしてどれぐらい利用いただけるのかという状況がございましたので、20ポート、200台というところからスタートしたところでございますが、今後につきましては先ほどの1点目と重なりますが、増設、増車していきたいと考えてございます。  スタートに当たりましては、当然運営事業者が、収益、採算っていいますか、これが合わないと事業運営できません。目黒区単独というよりも、9区全体で収益がどうなのかと。9区全体同じ事業者でございますので、全体でどうなのかというところでの収益につながるのかなというふうに考えております。  10区で協議会を設けてございまして、その中で定期的な話し合いがございますので、民間事業者の収益がどうなのか、各区の事業の状態はどうなのかという、そういう話し合うはございますので、あとは民間事業者からも定期的に毎月の事業運営状況は報告されている状況でございますので、そういった中で事業の継続性については判断してまいりたいというふうに考えてございます。  先ほどの委員とも重なりますが、説明資料の1枚目に、2の(3)で実証実験として令和3年度までということで今回、実証実験期間としてございまして、その期間、検証・評価してまいるといった中で事業継続について判断していきたいというふうに考えてございます。  その令和3年度以降の話で、その収益の状況によって事業がどうなるのかっていうお話でございますが、目黒区としましては初期のきっかけといいますか、自転車シェアリングを目黒区に普及させたいということでスタートしてございまして、例えばの話、まだ推測の話になりますが、民間事業者がひとり立ちできる、区の補助がなくても事業運営ができるという運営状況になりましたら、それはそのときには事業者が単独で事業をやらせてというか、運営していってもいいのかなと考えてございますが、しかし、10区の協議会がございますので、その中でまたその詳細を詰めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○田島委員  今、御答弁の中で、10区の協議会ということで歩調を合わせながらということだったとお聞きしました。  それで、この今、先ほどもちょっとお聞きしたんですけれども、ある程度試行が終わって、これだけの台数というか、設置サイクルポートがあるところ、特に港区なんかは都心ということもあってかなりサイクルポートが多いようでございますけれども、こういった部分の数字という部分は、収益性というのはまだ把握は、目黒区としてはされてないということでしょうか。  それと、10区の協議会で一緒ということは、それはそれで私も認めるところではございますけれども、やはりその区その区によって、利用方法が随分違ってくるんじゃないかなと、地域性みたいな部分も出てくると思いますので、その辺はきちっと把握されまして使っていっていただきたいなと。特に、今先ほど御答弁の中で、北東と南西は大体設置もされていますけど、真ん中の部分が抜けていると。これは今後進めていっていただくわけなんでしょうけれども、やっぱり利用方法の中で、住宅のそば、お住まいのそばのところから交通結節点、駅ですとかバスの乗り場だとかっていう部分のことを考えながら計画を立てていかないと、区民サービスにはつながらないと思いますので、そういった部分も加味しながら、戦略性というか計画を持って進めてっていただきたいと思いますが、何しろ3年ぐらい、令和3年ぐらいまでやってみないと、いかんせん利用の部分の情報も取り入れられないでしょうから、多く情報を取り入れてやっていただきたいと思うんですが、その点についていかがでしょうか。 ○澤田土木管理課長  1点目でございますが、他区の収益状況につきましては、把握してございません。  (発言する者あり) ○澤田土木管理課長  3点目でございますが、委員がおっしゃっていただきましたとおり、多くの区民の方が便利に使っていただくには、やはり一番いいのは御自宅の前にポートがあって、そこから駅とかバス停に行けるというのが一番ベストでございますが、なかなかポートの用地確保をするというのがなかなか今、至難のわざでございまして、用地、例えばコンビニエンスストアさんとか、あいているところがあればお貸しいただけるとか、駅、東急電鉄さんのほうに高架下のスペースがあれば利用させていただきたいというのは交渉しているところでございますが、なかなか適地が見つからなくて、ポート数も伸びない状況でございます。  今後、民間事業者とともにポート数をふやしてまいりますが、そういった区民の方にとって利便性のある事業としてまいりたいと思いますので、委員からいただきました意見を参考に、今後民間事業者とともに運営してまいりたいと考えております。 ○中澤都市整備部長  ちょっと今の課長の答弁に補足させていただきますが、まず、整理いたしますと、今回のこのシェアリング事業、これにつきましては先ほど言ったように実施計画に掲げて200台と。20ポート、200台。先ほど、所管としては予算をつけてやっていきたいということでございます。  私どもとしましては、庁内の政策課題で今回来年度に向けて所管部としては上げていきたいと思っておりますが、やはり補助金もございますし、基本的にこれは東京都が、環境局ですかね、の補助で、それで半分補助しますよと。東京都さんも協議会等に入って情報共有していますので、どちらかというとオリンピックを想定した中でのインバウンドといいますか、いろんな方々の利便性ということでございますが、結果的に言うと、先ほどの事業者が使うと、これも使ってもらって結構でございます。とにかくその事業主が、要はそれによって経済がよくなれば、それはそれでいいことでございますので、あるいは環境負荷の低減にもなる。それはそれで、いろいろな条件を検証していくというのがございます。それは先ほど言ったような10区の協議会。やっと目黒区も入れてくれるということになりまして、条件がそろわないと入れないということでございます。  来年度に向けてはそういう形で、私どもとしてはこの利用率が結構いいと、あるいは事業者からはなかなか目黒はそういうニーズがあるのではないかということも伺っていますし、特に隣接する渋谷、港からは、目黒早くやってくれよというようなイメージもございましたので、やはりその関連性も含めて連携をしてやってくということでございますので、目黒区単独でやるっていうのは、これは多分、事業採算性が合わないと思いますので、やはり10区で連携してやるということが一番かなと思います。  計画性につきましては、今後そういう、はっきり言いますと東京都の予算、補助金、これはもう、はっきり言うと、ずっとくれよということをやっぱりお願いしていかなきゃいけないんですが、この都の補助が切れますと、やはり単費でやるというのはなかなか厳しい状況でございますが、最終的には今ドコモ・バイクシェアが今まではちょっと赤字だったという状況は聞いてございますが、今後もう黒字に転換するというふうなことで、社長さんから私はお伺いしていますので、それも状況を確認して、ただ、適切な、適度なバイクのポートと、バイクの台数がなければ、これは事業運営というのはなかなか、しょぼいっていいますか、言い方がよくないですが、余り投資をかけないで儲けようなんていうのはなかなか難しいですので、ある程度のその辺の適切な配置、全区展開、それをして、なおかつ区の利便性、後ほど地域交通という話のお話もさせていただきますけども、結局高齢者等がふえまして、あるいは坂道も多いということで、地域の足となるというのも一つの自転車シェアリングでございますし、あるいはポートの関係がございましたが、これもやはりポートを置く場所はなかなかございませんから、先ほど言ったバス停とかそういうお話につきまして、やはり地域の中で考える地域交通の中で一つのツールとして、自転車のアシスト自転車を活用するとか、あるいはそういうものをどうするか、これはまた別な視点での観点かなとは思ってございます。  いずれにしてもこれは利用促進でございますが、一方ではマナーが悪い。もう皆様も委員も御存じだと思いますけども、自転車のマナーが非常に悪い。信号も守らない、平気でスピードを出していくと、そういうこともございますので、やっぱりマナーの向上というのが大きな課題でございます。これも含めて、あわせて、総合的な自転車対策の推進を進めてまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○田島委員  部長から答弁いただきましたから、もうこれで結構なんですけど、部長の中で一つ、宅配事業者云々、使ってもらって結構ですという、私もそういうふうには思います。経済の活性化にもなりますから。ただ、選挙運動に使われたということもあるみたいですから、その辺は政治家のモラルに訴えて、やはり公共性の高いものですから、そこは注意していくという喚起は、委員会でございますので、あえてさせておいていただきたいと思います。  答弁は結構です。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。 ○関副委員長  先ほど部長のほうからも答弁の中であったんですけれども、来年オリンピックが来て、今、外国人観光客もすごく多く来られて、東京を目指して来られてる方が多くて、そういったところでこのサイクルポートというのが目黒区も入って、そういったところからさまざまな、目黒区内だけじゃなくて、いろんなところに観光地のほうに置きどころ、行ってくるというそういったところが活用できればいいかなというふうに思っているんですけれども、各区のほうで自転車の走行空間の整備を今やっておりまして、そういったところの道路の整備計画みたいなのとか、あと道路が整備されているよという地図ができていると思うんです。そういったところを結んで、そういった観光地、そうした結び、そういったところの地図の全体像、そういったところを結んでやっていければ、外国人、来られた観光客の方とか、国内の方々ですとか、そういった方々も多く御利用できるんじゃないかなという期待があるんですけれども、その辺についてはどうなんでしょうか。
    中澤都市整備部長  副委員長から部長の答弁という言葉がありましたので、私のほうからちょっとお答えさせていただきますが、まず、来訪者の方々の関係で、結構最近伺っていますのは、割と外国の方々が例えば渋谷とか目黒駅とかあったときに、そこから1時間でちょっと行ける距離で何か見たいなとかというのが割と多いというのは聞いています。例えば、東横線、副都心線。東横線でちょっと来て、1時間程度で帰れるようなところ、例えば祐天寺もありますし、中目黒の付近もございますし、そういう自由が丘のところもございます。そうした中でのPRというのは結構あるし、意外とそういうニーズが多いというのは聞いてございます。  この自転車シェアリングだけには限らないですが、とりあえずそうした視点も含めて当然やっていく必要があるかなとは思ってございます。いずれにしても副委員長がおっしゃった内容も踏まえて取り組みを進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ないようですので、報告事項(4)自転車シェアリング事業の取組状況についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(5)目黒川水質浄化対策の取組状況について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、報告事項(5)目黒川水質浄化対策の取組状況について、報告を受けます。 ○立山みどり土木政策課長  それでは、目黒川水質浄化対策の取組状況につきまして、御説明いたします。  まず、1点目、経緯等でございます。  目黒川の河川環境整備につきましては、これまで東京都、また目黒川流域の品川区、世田谷区と連携しながら、親水、流量、水質、治水等の対策を進めてきたところでございます。その中でも、親水や治水、流量につきましては、沿川の親水施設整備や護岸の改修、落合水再生センターからの高度処理水の送水等が行われているところでございます。  水質につきましては、高度処理水の送水等によりまして、一定程度改善されているところではございますが、悪臭や白濁化等について区民から要望も多く受けている状況でございます。これまで区では、平成21年度から23年度にかけまして太鼓橋下流にある悪臭や白濁化の原因となる貧酸素層を解消するため、高濃度酸素水の実験を品川区と合同で行いまして、さらには平成28年、29年度に水深が浅い区域の臭気対策として、河床の泥土の改善を目的とした実験を行ってきたところでございます。  平成30年度につきましては、これら過年度の実験データを踏まえまして、目黒川における臭気発生原因の詳細調査を実施するとともに、悪臭や白濁化の原因が顕著な船入場から下流域での水質浄化対策を進めるため、平成30年2月に東京都・品川区・世田谷区・目黒区の関係部署で構成し設置いたしました目黒川水質浄化対策評価委員会におきまして、総合的に評価した結果、高濃度酸素水の供給を最善策として取りまとめたところでございます。  令和元年度につきましては、高濃度酸素水供給実施に向けた検討会を立ち上げ、目黒川の水質浄化対策を進めていくこととしているところでございます。  では、次に、2点目、30年度の取り組み状況でございます。  別紙のA3判のカラー刷りのものが2枚ございます。こちらをごらんいただければと存じます。  平成30年度目黒川水質浄化対策検討報告書の概要版でございます。  1ページの左面の上、1、目黒川の状況でございます。  2段落目に記載のとおり、昭和40年代のころと比較しますと、下水道の普及や先ほど説明いたしました高度処理水の送水によりまして、一定の改善をしてございますが、気温が上昇する春から夏ごろにかけましては、写真のような水面が緑色になる現象や白濁化、悪臭への苦情が多く寄せられてございます。  この要因としまして、図1、下の図でございますが、左側のように晴天時や雨の弱い場合は、雨水や汚水の全てが下水道の処理施設へ送水されているところですが、右の図のように、強い雨の場合、一定量を超えると堰を越えまして、河川等に放流される仕組みとなってございます。これが合流式の特徴でございますが、この汚濁水の流入によりまして汚濁物が川底に堆積して、潮の干満による海水流入の影響などにより、悪臭や白濁化が起こるものでございます。  次に、2の現地調査による悪臭発生のメカニズム把握でございます。  水質浄化対策を検討するに当たりまして、悪臭及び白濁化が生じるメカニズムを明らかにした上で、適切に評価する必要があるということでございまして、図2に目黒川の河床縦断図がございます。太鼓橋の下流側で急に水深が2メーターから3メーターほど深くなる段差がございまして、潮の干満の影響を受けて、汚濁物がこの深いところに堆積して臭気などの発生源になっている状況でございます。そこで、昨年の5月から10月にかけまして、図3のとおり、調査範囲は潮の干満の影響を受ける船入場橋から品川区の市場橋までの区間でございますが、水質や臭気調査、硫化水素等の調査などを実施したところでございます。  この調査結果をもとに、深さによる水質の分布と、悪臭・白濁化発生メカニズムを御説明いたします。  まず、2の1、深さによる水質の分布でございます。  紙面の右側の図4のグラフで御説明させていただきますが、グラフの縦軸が水深、横軸が溶存酸素量、これは「DO」でございます。また、濁度、濁りぐあいです。また、塩分濃度等の値を示してございます。  それぞれ表層、中層、底層の状況から言えることを御説明いたしますが、表層付近は上流から下水の再生水、高度処理水の放流によりまして溶存酸素、「DO」が多く、また塩分は低い淡水層を形成している状況でございます。一方で、一番下のほう、底層は下流から流入していきます海水の影響で、塩分が高い、また酸素分が少ない貧酸素層を形成しておりまして、目黒川の潮の影響を受ける感潮区間は二層化しているというのがわかるところでございます。  また、その中間層、グラフの横の写真を見ていただきますと、濁りぐあい、濁度が他の層に比べて、もう見た目でも濁っている状況がわかる状況でございます。この濁っている層が白濁化の原因と考えられます。  また、底層の水には多くの硫化物が含まれていまして、臭気指数、右側の表でございますが、指数が34ということで、目黒区の排水基準値26を大きく上回っている、強い刺激臭を放つという状況でございます。  次に、紙面の右の2の2、悪臭・白濁化のメカニズムでございます。  図5をごらんください。  左側が大潮の満潮時の状況で、右側が大潮の干潮時でございます。それぞれ図の上のところで断面がございまして、下がそのときの濁りぐあい、濁度の状況を示してございます。左の図を見ていただきますと、満潮時には水中に酸素がない底層水が、太鼓橋上流の水深が浅い部分に乗り上げてきている状況がございます。また、これが潮が引く干潮時には、右の図のように底層水が水面に露出してくるという状況がございます。このように、悪臭の発生原因は、硫化物を多量に含みました底層水が、主に大潮の干潮時に表層へ露出するのが原因であるということがわかってきたところでございます。  また、白濁化につきましては、酸素が豊富な表層水と硫化物を大量に含みました底層水がまじるときに、硫黄コロイドというものが右の図のように主に干潮時に表層部にあらわれるということで見られるというところでございます。  これらのメカニズムを把握した上で水質浄化対策として評価した結果が、2ページ目になります。  まず、3の水質浄化対策の評価といたしまして、これまで検討結果及び実験結果、他の河川における水質浄化事例等を整理しまして、目黒川に適用可能な水質浄化対策を抽出して評価しています。  表1の上段、水色の網かけの部分は、既存の対策として行っている再生水の導水や、河床しゅんせつ・河床の整正でございまして、これは短期的な対策として効果が期待できるということで継続して実施することとしています。  次に、表の中段、黄色く網がけした部分が短期的な対策として、過年度、浄化実験を実施した際に、河床に改善材を散布するもの、また目黒川の底層に高濃度酸素水を提供するもの、それと河床の地形を掘削しまして変形して急な段差をなくすという、そういうことも対策の一つとして考えて、一次評価をしてございます。  この一次評価をもとに、4の浄化対策による効果の評価といたしまして、水質予測シミュレーションを行いまして、二次評価を行っているところでございます。  このシミュレーションは、潮の干満の影響を受ける田楽橋付近から下流の水質が、それぞれの対策を実施した場合どのように変化するかというのを予測したものでございまして、右側の図6をごらんください。  左上が対策がないもの、その下が底質改善材、右上が高濃度酸素水、その下が河床の改変を実施した場合のシミュレーションになります。  濃い赤色が硫化物が多いところで、青色の濃い部分は硫化物が少ないということで、色の変化をつけてございまして、表層への硫化物の露出が抑制できる効果を高い評価としてございます。その結果、高濃度酸素水につきまして、太鼓橋の下流域の貧酸素層に酸素を入れることで、硫化物の濃度が低下しまして表層に硫化物が余り出ないというところで、ちょうど白い点線が青いところと緑色のところにありますが、ここがちょうどふたをしてるような状況になっていると。ほかの対策につきましては、先ほどの干満の影響で表面に出てきてにおいが出てくるということがシミュレーションで見られたところでございます。  そういう結果で、5の評価結果でございますが、今後、目黒川で検討を進めてく水質改善対策につきましては、高濃度酸素水の供給が最善ということで評価をしたところでございます。  では、今後の6の実施内容でございます。  この中で、表2の悪臭等の実態調査を実施し、また浄化対策を立案し、今後の対策や実施方針の確認をしていくというところでございまして、その下に、具体的に目黒川水質浄化対策の進め方として、令和元年度、今年度計画の立案をしていく。対策として再生水の導水や河床の整正、これは既存の対策として引き続き計画を実行しながら、その下、高濃度酸素水について記載のとおりの予定で進めていきたい。令和4年度には高濃度酸素水について実行していきたいと考えているところでございます。  また、本来は一番下の下水道の対策、合流式下水道の改善というところが必要なところでございまして、これについては引き続き東京都に要請しながら改善をお願いしていくというところでございます。  では、表、かがみ文に戻りまして、3点目の取り組みでございますが、これは先ほど説明した内容でございまして、目黒川水質浄化対策検討会を設置いたしまして、取り組みを進めていきたい。  実施項目等については、先ほどと内容は同様でございます。  今後の予定につきましても、先ほどお話をした内容で取りまとめているものでございます。  説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  じゃ、質疑のほうは午後受けるということで、暫時休憩いたします。  再開は午後1時でよろしくお願いいたします。  (休憩) ○鴨志田委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  報告事項(5)目黒川水質浄化対策の取組状況についての質疑からお受けいたします。  質疑のほういかがですか。 ○かいでん委員  済みません。ありがとうございます。2点お伺いさせてください。  1点目。これ、今、合流式っていうことで、大雨が降った場合に、もう下水がそのまま目黒川へと流れていってしまうというような構図になっていると思うんですけれども、例えばこれの解決策として、その流れていくところに洗剤を使うですとか。今、自然由来の洗剤で、流しても大丈夫なもの、分解して包み込むと、バクテリアが分解してくれるような、水と二酸化炭素になるような、そういう洗剤があると思うんですけれども、そういうものを大雨のときだけ注入するというような解決策は御検討されているでしょうか。これが1点目。  2点目が、今回、高濃度酸素水を注入するということで、まあ、言い方が悪いですけれども、臭い物にふたをするというようなところで終えるのかなと思いまして、今後、長期的な取り組みで下水道対策を行っていってほしいなと思うんですが、この対策の進め方の表を見ていると、検討・実施ということで含みを持たせた書き方になっているんですが、今、実際に下水道対策について実施されていることがあるのかお聞かせください。 ○立山みどり土木政策課長  1点目、合流式下水道について、そこに流すものということでございますが、基本的に各御家庭の排水の問題でございますので、そこについては目黒区で対策をとるというような内容にはなってこないのかな。基本は下水道、川に入るまでは下水道の所管、下水道がどういうふうにするかというところでございます。要は汚水ですので、トイレの排水、また台所の排水、またお風呂の排水といろいろございます。そういうものについてどういうふうに処理をしていくのか。通常は、それが昔、処理と言っていましたが、今は水再生センターですけど、そこに行って、下水道局がそれを浄化して、それで高度処理水という形で目黒には落合から来ているわけでございます。そういう中で今回、大雨が降ったときだけ合流式ということで雨水がそこに入ってきて、はけ切れない水が一気に流れてくるという課題でございます。そこについては基本的には下水道局が対策を考えていくというところでございまして、2点目、合流式下水道の改善というところでは、今、例えば目黒区で言いますと、ちょうど東京音楽大学のところから菅刈公園の前まで、道路の下に実は大きい、合流改善ということで、初期雨水を直接川に流れないように、通常、従来は汚水と雨水が一気に目黒川に流れるものを1回ためるという貯留管がございます。貯留管が置けるところについては下水道局がそういう工事をやって、初期雨水が川に入らないようにというのをやってございますが、なかなかそういう工事ができる箇所、そういうものが一気にできるわけではございませんので、かなり費用もかかる対策を下水道局は下水道局として順次行っているというところでございます。  以上でございます。 ○かいでん委員  ありがとうございます。  まさにそういう貯水槽をつくるとなると、やっぱり場所と費用がかかるっていう問題は私もわかっていたので、そうしなくてもいいようにする1つの手段として洗剤を使うっていう案があるんじゃないかということでこの質問させていただきました。また今後検討されると、うれしいのですが、いかがでしょうか。 ○中澤都市整備部長  かいでん委員がおっしゃっている洗剤というのはどういうのを想定しているかわからないんですが、基本的に環境局で水にものを流しちゃいけないという基準がございますので、まず一定程度、私どもも底質改善ということで、例えばカキ殻とかマグネシウムとかいろいろやりましたけども、それは環境にいいものとしてやりましたが、基本的に、大体眉唾物が多いんですよ、水質改善というものが。みんな魔法の石とか、いろんないろいろ何か、いろんなところで使っていますが、基本的にはあくまでだまされるようなものも結構ありますので、私どもは、そういうのも含めて長年かけて評価委員会、東京都も入れて、専門のコンサルも入れて、品川、世田谷、それと関係部署ということでやった結果がこれでございますので、申しわけないですが、その検討はもうしないということでございます。  基本的には、高濃度酸素溶解水供給の仕組み、これについて、基本的に東京都がやる仕事でございますので、その東京都からお金を引っ張るために今、この取り組みをやっていると。過去に、平成24年のときも、あるいは平成28年度も、濱野区長さんと青木区長さんが副知事のところに行って要望をしても、しゅんせつやって終わりと。そういうことでございますので、抜本的な改善。対処療法とおっしゃいましたが、もう本当にそのとおりでございますが、やはりこれだけ桜の名所になった目黒川、マンションも建ってきまして、こんなところじゃなかった、リバーサイドに私マンション買ったのにと、何でこんな臭いのよと、いろんな御意見もいただいていますので、やはり区として、あるいはちょうど区界の町会さんからは長年、私に、前に高濃度やったじゃないか、あれが一番いいよという地域の声もありますので、ぜひ、この取り組みをしていきたいと思っております。  いずれにしても、区のお金ではできませんので、東京都からお金をいただくというような段取りを今進めていると。  ですので、先ほど、A3判の2ページ目の横の下にスケジュールがございますけども、これもおおむね東京都さんも入った中で、こんな形で段取りをして、最終的には令和4年度には、これ、品川さんも一緒に参加しないと意味がないので、品川さんと目黒で対応していくと。世田谷さんには、流域の6割の水を流していますから、目黒川に。世田谷、全部暗渠で、下水幹線になっていますので、世田谷のほうは水を出さないように、世田谷ダムという雨水利用のタンクがございますので、それを推進するようにと。きのうもその3区で、あるいは5区の関係の部長さん方とそういう会合を設けて確認をして、連携してやるとしたところでございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ないようですので、報告事項(5)目黒川水質浄化対策の取組状況についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(6)目黒区地域交通検討に係るアンケート調査の実施等について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、報告事項(6)目黒区地域交通検討に係るアンケート調査の実施等について報告を受けます。 ○立山みどり土木政策課長  では、目黒区地域交通検討に係るアンケート調査の実施等について御説明いたします。  なお、お断りしておきます。今回、都市環境委員会の開催が本日ということで、議会改選後しばらく議会、委員会がございませんでしたので、このアンケート調査、先行して一部実施させていただいておりますので、御了解を願いたいと思います。  では、内容の説明をいたします。  背景等でございます。  区内の公共交通につきましては、道路、路線バスが網羅されております。また、タクシー事業者も多く、比較的充足している一方、区道の平均幅員は約4.8メートルと狭い状況で、路線バス等は幹線道路等に限られている状況でございます。  平成30年12月に実施いたしました区政に対する意識調査では、暮らしやすいと感じる点として77.2%の方が「交通の便が良い」と回答している状況でございます。  こうした中、超高齢社会を迎え、高齢者からは、区内は坂が多く、バス停まで歩くことが辛い、長時間歩くことが困難など、日常生活で身近な移動手段を求める声が寄せられている状況もございます。  そこで、それぞれの地域の方々が日常の移動に関しましてどのような不便さを感じているのか現状を把握し、地域交通に係る新たな交通システムの方針をまとめるため、アンケート調査を実施するものでございます。  では、2のアンケート実施でございますが、裏面に資料1、アンケート調査について、がございます。目的は、地域ごとの課題や意向を把握して具体的な検討を行うための資料とするため実施するものでございまして、対象者の抽出方法につきましては、目黒区世論調査と同様に実施するものでございます。  2の調査概要でございますが、調査区域や対象は記載のとおりでございます。  (3)の標本数は5,500人、(4)調査方法は郵送による配布、回収でございます。  (5)の調査期間は5月17日から6月14日で、6月3日にはお礼と催促のはがきを送付することで回収率のアップを図りたいと考えてございます。  調査項目は記載の項目でございまして、資料2にアンケート調査票を添付してございます。こちらは後ほど目を通していただければと存じます。  では、表面に戻っていただきまして、今後の進め方でございますが、(1)令和元年度につきましては、昨年度行った先行自治体へのヒアリングをもとに、目黒区で導入可能な地域交通を検討するため、区民へのアンケート調査によりニーズを把握し、学識経験者等への聞き取りなどを行い、地域の交通手段を地域の力で実現していくことを基本として方針をまとめる予定でございます。  (2)の令和2年度以降の取り組みでございますが、モデル地区や支援策等を検討いたしまして、地域に適した交通手段の導入・支援の取り組みを進めたいと考えてございます。  4の今後の予定でございます。先ほど言いました5月17日から6月14日までがアンケートの期間でございます。その後、今年度につきましては、アンケートの分析等を行いまして、地域交通の方針をまとめる予定でございます。  令和2年度は、モデル地区や支援策の検討を行いまして、令和3年度以降、条件が合う地区があれば、実証実験等を行う予定でございます。  説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  課長、アンケート調査実施に至った議会との関係性もつけ加えて説明いただけますか。アンケート調査実施に至った議会との関係性についても説明をしてください。 ○立山みどり土木政策課長  申しわけございません。  平成30年3月の本会議におきまして、コミュニティバス等につきましての陳情がございまして、その陳情審査で、議会、本会議で、全会一致で陳情が採択された。陳情の内容につきましては、区内のコミュニティバス等の意向について、区民に広くアンケートをとって、それをもとに今後の検討を進めてほしいという、そういう趣旨の陳情がございまして、議会からのそういう趣旨採択も受けまして、目黒区として今回、このようなアンケート調査を開始したという状況でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございます。
    中澤都市整備部長  1点だけちょっと補足させてください。  私が、本会議で採択された後、御質問に対して答えたんですが、要は、コミュニティバス自体は無理ですよという話はしてございます。これはなぜかといいますと、幅員が狭いですので、平均幅員4.8ですので、バスはもう無理ですよと。そのほかの方式を考えていきましょうということでお話ししていますので、今回、そういう中での取り組みというふうには御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○鴨志田委員長  はい、ありがとうございました。  それでは、質問のほうをお受けいたします。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  それでは、ないようですので、報告事項(6)目黒区地域交通検討に係るアンケート調査の実施等についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(7)工事報告(1件)について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、報告事項(7)工事報告(1件)について報告を受けます。 ○立山みどり土木政策課長  では、工事報告を行います。  なお、本件につきましては、本日の企画総務委員会で契約報告がされる予定になってございますので、あわせて御報告いたします。  では、工事報告書でございます。  件名は河川維持工事(目黒川)その1でございます。  工事場所は、目黒二丁目8番先から中目黒二丁目3番先で、案内図の目黒川の斜線を引いている箇所、共済病院の前から目黒新橋にかけてでございます。  請負者、契約金額は記載のとおりでございます。  工事概要でございますが、施工中心延長が1,100メートルで、内容につきましては、河床整正が一式でございます。これは、先ほども浄化対策で御説明いたしておりますが、川底が1年たちますと、でこぼこができますので、そこを平らにならしまして水の流れをよくして、堆積物がたまらないような形にするというものでございます。  また2点目、しゅんせつが400立米でございます。これは、河床にたまっているヘドロ等をしゅんせつで吸い上げるというものでございます。  3点目、護岸洗浄でございますが、これは、護岸また護岸の基礎のところについておりますヘドロ等を洗浄して、においのもとをなくしていくという内容でございます。  工期につきましては、平成31年4月1日から令和元年9月11日の110日間でございます。  説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  それでは、質疑がないようですので、報告事項(7)工事報告(1件)についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(8)工事報告(2件)について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に(8)工事報告2件について報告を受けます。 ○髙橋道路公園課長  それでは、工事報告2件について御報告をさせていただきます。  項番1が道路維持工事(碑文谷一丁目)、項番2が道路維持工事(上目黒一丁目)になります。  1枚おめくりいただきまして、工事報告書です。  件名が、項番1が、道路維持工事(碑文谷一丁目)になります。  場所が、碑文谷一丁目6番先から目黒本町六丁目21番先になります。  請負者、請負金額については記載のとおりでございます。  工事概要でございますが、施工中心延長で248.8メートル。内容といたしましては、L形溝、街きょ補修、パイプ柵の設置、車道のアスコン舗装、歩道のアスコン舗装という内容でございます。  工期ですけれども、平成31年4月25日から令和元年7月26日の60日間でございます。  続いて、項番2でございます。道路維持工事(上目黒一丁目)でございます。  場所につきましては、上目黒一丁目9番先から12番先。  請負者、請負額につきましては記載のとおりでございます。  工事概要につきましては、施工中心延長が142.9メートル、L形溝が56.3メートル、街きょ補修が30.7メートル、車道アスコン舗装が730平米、歩道アスコンが17平米、そして自転車ナビマークが11カ所の設置と。  工期でございますけれども、平成31年4月26日から令和元年7月29日の60日間となってございます。  説明については以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  それでは、(8)報告事項2件についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(9)平成31年春 目黒川沿いの桜開花期間における取組結果について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に(9)平成31年春目黒川沿いの桜開花期間における取組結果について報告を受けます。 ○髙橋道路公園課長  それでは、平成31年春目黒川沿いの桜開花期間における取組結果について御報告を申し上げます。  項番1の経緯等でございますけれども、目黒川沿いにつきましては、花見の名所として広く紹介をされているところでございます。特に中目黒駅から上流では、桜の枝が川面に広がり、橋から川面が眺められるなど、川沿いの区道を回遊する花見が定着しているところでございます。  一方で、区道脇に並ぶ露店で販売された飲食物の空き容器が区道や民有地内に投棄されるごみなど、問題も抱えているところでございます。  これらの問題を解決するため、平成24年12月に「目黒川桜まつり等運営協議会」を商店会・住区・町会等と、警察・区などの行政機関及び東急電鉄によって組織をしまして、毎年問題を整理し、課題解決に向けたさまざまな取り組みを実施してございます。  項番2でございます。桜の開花と各駅の乗降客数ということで、(1)の開花でございますけれども、ことしは3月21日ということで、昨年より4日ほど遅かったという状況です。  (2)の1日当たりの最大乗降客数ですけれども、こちらにつきましては中目黒駅になりますが、3月31日日曜日に25万6,000人ということで、昨年より1万4,000人ふえております。また、開花期間でございますけれども、3月23日から4月7日の16日間で、約311万人と、昨年より約18万人ふえた状況でございました。  項番3です。主な取り組み内容ですけれども、(1)でパトロールの実施。  パトロールにつきましては、合同パトロール・安全、区パトロール、そして青パトによるパトロールをそれぞれ実施してございます。  1枚おめくりいただきまして、(2)です。警備ですけれども、雑踏警備ということで、アの目黒警察による警備とイの警備業者による警備ということで、警備業者につきましては目黒区のほうで実施をしているものでございます。  警備業者による警備の配置日でございますけれども、3月23日の土曜日から4月10日水曜日までの19日間。場所につきましては、中目黒駅周辺から目黒川沿いと。警備人数につきましては記載のとおりで、ことしは、続いてのウですけれども、深夜の巡回警備ということで、夜間や深夜にお酒を飲んで騒いでいるというような苦情もございまして、それに対して対応するということで、今回初めて深夜の巡回警備を実施いたしました。2名体制で、20時から翌5時までということで19日間実施をしてございます。  (3)の飲食物提供者に対する監視指導ですけれども、屋台等、川沿いで飲食物を販売するお店に対して実地指導してございます。指導日につきましては3月22日から4月9日、指導件数が128件でございました。  (4)の出店者対策として、今春ですけれども、初めて出店する業者さん、店舗に対して説明会を実施いたしました。開催の日時、場所につきましては記載のとおりで、参加店舗が5店舗という状況でございました。課題を共有して、気持ちよい花見をみんなでつくっていこうということで実施をしているところでございます。  済みません。今、説明会と申し上げましたけれども、内容としては意見交換会ということで実施をしてございます。  続いて、イの連絡先の収集ですけれども、出店舗に対して、こういった課題を共有するために、連絡先の収集を今回実施いたしまして、36件で連絡先の情報収集ができました。これについては来春に生かすような形で考えてございます。  (5)の仮設トイレの設置ですけれども、3月18日から4月14日、場所については菅刈公園、船入場、東急線の高架下、西郷山公園という場所で設置をしてございます。  (6)の花見のマナー啓発ですけれども、アの啓発ビラ「目黒川さくらMAP2019」は、めぐろ観光まちづくり協会が作成をし、配布をしてございます。部数等については記載のとおりでございます。  次のページに行っていただきまして、エのその他です。ホームページ、ツイッター等で情報発信するとともに、花見客の分散化を図るということで、3段目ですけれども、「MEGURO緑道さくらMAP2019」を作成いたしまして、呑川であるとか立会川の緑道の桜並木を紹介いたしました。  (7)の区道等の投棄ごみ対応です。昨年も投棄ごみに対する苦情が約3割ということでかなり占めてございましたので、こちらについては対策の強化を図ったところでございます。  エですけれども、「ポイ捨てごみ回収の強化」ということで、今春は夜間23時まで、委託業者による巡回をし、ごみの回収を実施したところでございます。  オですけれども、搬出量、ごみの量でございます。(イ)で、全体で5.52トンという状況でございました。この下段につきましては昨年度の状況でございます。前年比ですけれども、前年比が合計で3.84トンふえているという状況で、ごみについては回収の量がふえて、ただ、街の中はごみの散乱はかなり減ったということで、区民の声でもきれいな街だったというふうな声をいただいているところでございます。  (8)の観光バスの駐車対応ですけれども、従来、関東地方のバス協会に対して周知をしたところですけれども、47都道府県に対して今回は実施をしてございます。交通法規の遵守、またはマナーの啓発ということで、区長名でそれぞれ文書を発出したところでございます。  (9)の誘導掲示板等の設置です。アの目黒川沿いの道路への順路看板の設置ですけれども、警察のほうからの指導もございまして、人の流れをなるべくつくったほうがいいということで、車と対面するような反時計回りに通行するよう看板を設置し、警備員による誘導等をあわせて実施したところです。  イの池尻大橋駅への誘導ということで、乗降客の分散ということで、池尻大橋駅への誘導表示を実施いたしました。  ウの宴会禁止看板等の設置については、記載の数を設置したところでございます。  (10)の植栽帯へのロープ設置、おめくりいただきましてアです。目黒橋から宝来橋の区間、約1,000メートルにロープ柵を設置し、植栽帯への入り込み防止等の周知を図ったところです。  イですけれども、目黒川田道街かど公園の閉鎖ということで、こちらについては、ここの川沿いに少し「街かど公園」が接しているものですから、そこで宴会がされるというような苦情もございまして、今回は閉鎖をしたところでございます。  (11)現地連絡所の設置ということで、イですけれども、合流点遊び場に上記の3月23日から4月7日の日付で現地連絡所を設置いたしました。待機者としては、区職員と地域の方が連携して実施をしたものでございます。  (12)の合流点遊び場の開放時間の延長ということで、こちらにつきましても、本部設置をしている合流点遊び場ですけれども、通常、17時に広場については閉鎖をするところですけれども、上記の3月23日から4月7日までの間は、夜8時、20時まで開放、実施をしました。  項番4の今後の対応でございます。  今回は、来街者の安全を確保するために、警察と、委託をした警備会社による交通整理・誘導を行いました。また、食品衛生に関する監視指導、仮設トイレ等、今御報告した内容を実施したところでございます。  今後ですけれども、協議会を開催し、団体間で情報共有の強化を図って、役割分担を明確化し、必要な対策を進めていきたいと。令和2年春の開花期間の必要な対策を今後も講じていくということで考えているところでございます。  説明については以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。 ○松嶋委員  年々、名所になってきまして、桜の開花期間は大変な人出だということなんですけれども、人数が多くなってくるに従って対策ということで年々強化されて、充実してきていると思います。今回報告された中身も、取り組み内容ということでは12の、本当にきめ細かくいろいろ御苦労をいただいて、協議会の中でやっていただいたんだなということで感謝をしたいと思っております。  協議会の中で役割分担が必要だということなんですけれども、金銭的にも大変な予算がかかっているんじゃないか。警備の人員とか、ごみの回収なんかでも一定お金がかかることだと思うんですけど、どういうふうにこの協議会の中で負担をやっているのかなというのがちょっと聞きたいと思いましたので、伺います。  それから、ことし、平成31年の取り組み結果ということで、実際、重大な事故があったとかというのは聞いていませんけれども、どうだったのか。何か問題がなかったのかどうかも含めて伺いたいと思います。  以上です。 ○髙橋道路公園課長  対策協議会で毎年、課題について話し合いをしまして、それぞれ役割を分担しながら対策は進めてございます。それでそれぞれの、例えば中目黒商店街、駅前商店街であれば、お祭りのときに警備をするとか、それぞれの役割の中で実施をしていただいてございます。また、東急電鉄についても、電車の中で分散化するような車内放送していただくとか、パンフレットをつくっていただくとか、そういった役割で実施をしていただいているところでございます。  それぞれの団体でどの程度費用がかかっているかというのは把握してございませんけれども、協力しながら実施がされているというふうに考えてございます。  区のほうとしては、警備委託とかごみの撤去等をしてございますので、それの費用については、おおむねですけれども、警備費用については4,000万円弱、またごみの撤去等については400万円強、またトイレの設置についても400万円強というような金額でございます。これについては、今後、決算に向けて精査をしてまいります。  続いて、2番目の御質問ですけれども、今回の桜開花期間中における重大な事故等の発生についてですけれども、警備の効果等もあって、人の流れ、また中目黒駅前の横断の流れについては、かなりスムーズに流れていたかなと思ってございます。この警備をやる前は、中目黒駅前の交差点で人が渡り切れなくて非常に危険な状況だったと。渋滞も発生して、五反田のほうまで車が並んだというような状況から考えると、かなり改善された効果があるかなというふうに思ってございます。特に警察のほうからも、重大な事故というような報告はいただいてございませんので、こういった取り組みをさらに続けていく必要があるかというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○松嶋委員  ありがとうございます。  具体的に区の負担のところで金額とかも今お示しをいただいたんですけれども、区で一定の負担をするっていうのは、当然、区民の安心・安全守るという意味では必要なことだと思うんですが、協議会の中でどういうふうな役割分担していくかっていうので明確にこうです、ああですというのが決まっていないような印象も受けたんですけども、とりわけお金の負担というところについて、うちはこれをやりますとか一定の、例えば東急の事業者としては、交通の部分はやりますけども、お金のところについては目黒区さんがやってくださいよとかっていうような、そういう具体的な取り決めとか協議というのが、されているのかどうかをちょっと確認したいと思います。
    ○髙橋道路公園課長  今、委員のほうからお話がございました東急電鉄のほうですけれども、基本的には東急電鉄としては、電車の運行をスムーズにしていくというのがまず大きな役割だと思います。そこの中で各駅の安全対策が特に問題になってきますので、中目黒駅で警備員を配置したり、職員を増員したりして、中目黒駅での安全対策を担っていただいています。そのほかに、先ほど申し上げましたように、駅利用の分散化について取り組みを進めていただいているということで、東急との役割分担としてはそういう形なのかなというふうに思っています。  また、PRもしていただいていますので、そういったところの役割もさらに確認しながら充実をさせていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○松嶋委員  その点についての役割分担はよくわかるんですけども、いろいろ区としてお金がかかって、予算も組んでやっているわけですけども、協議体として一定のお金がかかっている部分で、おのおの持ち分でやっているということなんですけども、本当に目黒区としてこういう持ち分でやるっていう部分では、いろいろ協議があってなされていることなのか、いろんな協議の中身まとめて、そういう文書とかをつくってやっているのか、あるいは、なあなあといいますか、大体のところでこうですねというふうに決まっているのか、その辺だけちょっと確認しておきたかったので。警備に4,000万とか、仮設トイレとかごみとか、いろんな部分でお金がかかっているので、その部分の一定の負担割合っていうか、そういうところの取り決めみたいなのはあるのかなと思ったので、その辺を確認したかったんですけど。 ○中澤都市整備部長  私は、運営協議会の座長をやっておりますので、今のお話は、私のほうから答弁させていただきますが、まず、地元の方々はお祭りをやっています。桜まつり。これは土日。例えば中目黒の商店街さんであれば、ことしは6、7日だったかな、土日でやっていますけども、いわゆる各商店街さん、あるいは町会さんも、大体土日、土曜日とか日曜日でやってらっしゃいます。これは個別にやっていますけども、それは単発でやられると困るよということでその情報も入れて、その辺のマネジメントもみんなで共有しましょうねということになっています。  それと問題、区が何で支出するか。これは道路でございます、今お話しした部分。この道路は、交通管理者が警察で、道路管理者が区でございますので、そこで事故があった場合は区の過失になります。管理瑕疵になりますので。当然、そうした意味もあって区としては支出をしていると。警備に。  やはり一定程度、区の桜がこんなに有名になって、私も31日でしたか、日曜日があるときに、上一東町会の前なんてもうすごい状態で、歩くに歩けなくて、ちょっと動くのに何十分かかるというような感じで、それを皆さん、さすがに、目黒川に来る方はマナーが割といいのか、事故もなく取り組みができたかなと思っております。  基本的に言うと、そういう運営協議会。警察は警察で雑踏警備をやりますので、今回、警察も相当力を入れてくれまして、やっております。東急もしっかり誘導とか、あるいは、東急の場合はどうしても、上のホームが狭いですので、中目黒駅は。ですので、その辺で、特にメトロで人が倒れて、ひかれて亡くなったこともありますので、メトロには早くホームドアつけろという話も個人的にはしていますけれども。個人的じゃないですね、区として。  ですので、今お話ししたように、先ほど言ったように、お祭りではないんです、これ。桜開花期間中の区としての取り組みになりますから、桜が川沿いにきれいになって満開になると。それをうまい具合に交通管理者と道路管理者が誘導し、事故のないようにするためにお金を支出しているというのが現状でございます。  以前、「噂の東京マガジン」に出て、うそ八百言われた。うそ八百でもないけど、ほとんどの、9割方、私らが言った内容は全然出してくれなかったということで、非常に地元も怒っているんですが。要は、非常にちゃんとした取り組みやっている中で、ある一定程度、開花期間中の特にごみの関係があったもんですから、今回は道路上のごみですので、区のほうも力を入れたと。あと、やはり近隣の方から相当苦情が出ていますので、これを何とか改善するためにということで夜間の警備も入れて、うるさくしないようにという話もしています。私も4月5日、9時以降に、私も外の警備行きまして、いろいろとお声かけをしまして、桜の花見は9時までですよというチラシもありまして、それで看板もつけて、大々的にこういう横断幕もやって、9時までですよと。みんなで帰りましょうねという話も誘導もしました。そうしたら、皆さん割と従ってくれまして、宴会をやっていた人も、理由を説明すると、やめていただいたということもございます。あと、ごみも少なかったです、今回は。これ、非常に地域の方からも評価を受けています。  まあ、いずれにしても、安全・安心の観点で区としてはやっています。生安パトロールも出ていますし、そういう観点でやっていますので、必要な経費。  ちょっと言い忘れましたが、一番、さっきの「噂の東京マガジン」ですけど、店舗が1年間の賃料を稼いじゃうということを言っていました。それで私は、店舗の情報を入れて、そこからごみの経費とか、例えばごみ袋を買ってもらうとか、そういう方策がないかということを今、関係部署、これは全庁挙げてやっていますので、ぜひその辺は取り組んでいきたいと思っています。役割分担の明確化、特にごみですね、その辺の対策は練っていきたいと思っております。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。 ○かいでん委員  ありがとうございます。1点だけお伺いします。  苦情について、前年度との件数の比較、行っていらっしゃいますでしょうか。 ○髙橋道路公園課長  苦情の総件数でございますけれども、昨年度は123件でございました。今年度は113件という状況でございます。  先ほど少し申し上げましたけども、昨年度、ごみの苦情が3割あったというお話申し上げましたけども、昨年が38件あったところが、ことしは15件というような状況でございます。  ことしは少し多かったのがその他ということで、分類としては宴会とか屋台とか落とし物等に分類しているんですけども、それに当てはまらない相談事とか、そういった苦情、お問い合わせ等が少しふえているというような状況でございました。  以上です。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑は。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ないようですので、(9)平成31年春目黒川沿いの桜開花期間における取組結果について終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(10)「マンション防災マニュアルの手引き」の改定について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に(10)「マンション防災マニュアルの手引き」の改定について報告を受けます。 ○鵜沼住宅課長  「マンション防災マニュアルの手引き」の改定について御説明させていただきます。  お手元の資料をごらんください。  項番1の経緯等でございます。  この防災マニュアルの手引については、東日本大震災の後、マンションの防災力の強化の必要性が高まり、目黒区住宅・街づくりセンターが作成したものでございます。この住宅・街づくりセンターが平成24年度末に廃止されたため、目黒区が引き継いでおります。  マンションにつきましては、戸建て住宅とは違ったマンション特有の揺れですとか、被害に特徴がございます。これらを踏まえた防災対策が重要となりますので、個々のマンションで防災対策としてマニュアルを作成していただくために、作成の際に参考として活用していただくよう、このマニュアルを作成しております。  前回改定、平成26年8月に改定しておりますけれども、この改定から4年以上経過しておりますので、首都直下地震など大震災発生時の留意点、それから共同住宅の防災対策の考え方など、現状に即した内容の見直しを今回行っております。こちらのほう、ことしの4月に改定を行っております。  次に、項番2の改定の概要でございます。  過去の大規模震災におきましては、排水管の事故や通電火災、揺れがとまった後に、ブレーカーを落としていないために、停電が復帰して火災が起きていると。そういった二次災害が発生していますので、その防災対策の必要性や具体的な対策方法を記載してございます。  具体的には、お手数でございますが、こちらのほう、別紙で防災マニュアルをつけさせていただいておりますので、こちらをごらんください。  7ページの下から2つ目に囲んであります四角のところをごらんください。  マンションの特徴に応じてということで、管理人が不在の時間が多いマンション、それからワンルームマンション、大規模マンション、タワーマンション、それぞれのマンションの特徴に応じた対策を記載してございます。  また、10ページをごらんください。目黒区の防災情報について、防災行動マニュアル、それから避難行動要支援者名簿などの説明をわかりやすく個別に記載してございます。  最初の資料にお戻りください。  項番3の周知方法でございます。  本手引は、目黒区ホームページに4月5日から掲載してございます。ダウンロードが可能でございます。また、お手元の資料と添付しております防災マニュアルの原本でございますけれども、こちらのほうは、区政情報コーナー、それから住宅課の窓口で配布をしております。  今後、この情報につきましては区報のほうにも掲載予定でございます。  私からの説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。 ○河野委員  済みません、非常に初歩的な質問で申しわけないんですが、このマニュアルを配布というか作成して、対象は、管理人さんがいるマンションとか管理組合があるとか、賃貸、それからいろいろあると思うんですけれども、要するに、いわゆるマンションと言われるもの全てに対応している形になっているのかどうかというところだけちょっと1点お聞かせください。 ○鵜沼住宅課長  こちらのほうのマンションのマニュアルでございますけれども、基本的には、賃貸のほうのマンションであれば、管理組合というよりは賃貸のオーナーさんのほうでこういったような対策とかをとられていると思うんですけれども、自治組合とかがもしそこであれば、そういったところでも活用していただきたいというふうには考えてございます。また、基本的には分譲マンションのほうの管理組合さん、自治会などでこちらのほう、そういった防災対策をということで、このマニュアルを活用していただければというふうに考えてございます。そういったところの方々を対象にマニュアルのほうの手引という形でつくらせていただいているところでございます。  以上でございます。 ○河野委員  そうすると、このマニュアルは特にこちらから配布をするとか、こういうものが区として用意されていますよというのは、ホームページってさっきおっしゃっていましたけれども、積極的にこちらからアプローチというか、配布なりこういうのがあるよということをされているのかいないのかというのをちょっとお聞かせください。 ○鵜沼住宅課長  積極的にということであれば、これから防災の時期、シーズンも来ておりますので、防災課とともにこちらのほうのマンションの防災については広めていきたいというふうに考えてございます。また、今後、区報のほうにも載せて、一層PRのほうはしていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑は。 ○田島委員  済みません。私も今、マンションに居住をしている1人なんですけれども、なかなか、こういうものがあるというのが区の中で知られてない状況ということと、それから、区のほうとしては、どの程度、これが目黒区のマンションの中でつくられているかというのを把握されているかどうか。まあ、調べようもないんでしょうけれども。  あと、もう一つ大事なところが、目黒区のつくっている総合防災計画の中で位置づけは、されているんだと思うんですけども、やはり、今、防災組織って、基本的には町会単位でつくられている形が多いと思うんです。その中にマンションがどのような形で入っていくかっていうのは、この中で出ているかどうか。  その2点、済みません、お伺いしたいと思います。 ○鵜沼住宅課長  今の委員の御質問でございます。まず、こちらのアピールについては足りないということですので、今後進めてまいりたいと考えているところでございます。  2点目の、どれほどのマンションでこのマニュアルというか防災マニュアルをつくっているかというところなんですけれども、こちらのほう、おっしゃるとおり、把握できておりません。また、管理組合がないようなマンションもございますので、今後、そういったところに対しての積極的な投げかけですか、そういったものも考えていきたいというふうに思っております。  3点目の町会単位でというようなことでございますけれども、マニュアルの作成につきましては、マンションの個別の防災対策。例えばでございます、申しわけございません。また、先ほどのマニュアルのほうをごらんいただきたいと思います。  こちらの8ページの一番下の枠で囲っているところをごらんください。マンションに特化したものとして、セキュリティーシステムの停止時の防犯対策、こういったものを決めてください、こういったことを考えてくださいというようなことを、マニュアルをつくったときに入れていただきたいと。  それともう一つ、7ページの一番上でございます。管理規約の見直し。救助作業が始まった場合に、救助工具を入れてどんな形で活動されていくかといったときの事前に取り決めですね。どなたがこれをやるかとか、そういったことを管理組合を通して決めていただきたいというようなものでございます。  それと、また飛んでしまって申しわけないんですけれども、8ページの上から2番目でございます。エレベーターの使用制限です。マニュアルの中にこういったことも入れてくださいということで注意点ということで書かせていただいておりますけれども、エレベーターの使用、余震などに対しての、閉じ込められてしまいますので、そういった危険もありますというようなことをマニュアルの中で、マンションに住んでいらっしゃる居住者の皆様にこういったことをお知らせしてほしいということでこのマニュアルをつくっているところでございます。  先ほどの委員のお話の防災対策としてのマニュアルとはまたちょっと観点が違っておりまして、個別、建物そのもののマニュアルといったものの作成をこちらのほう、手引としてつくっているところでございます。  以上でございます。 ○田島委員  わかりました。  ただ、住宅課として各個々のマンションのためにこういったものがありますよということだと思うんですけれども、これと、要するに危機管理室である、目黒の防災対策っていいますか、基本的に防災の部分に関しては危機管理室のほうから出てくる部分だと思うんですけども、それと、こういうものがありますよというのを防災のほうに連携をとっているのかどうか。それで積極的に、そちらのほうからも各マンションのほうに防災組織をつくってくださいよと。つくるためにはこういったいい手引がありますよというのを発信していただくと、個々のマンションも今、町会の加入が非常に手薄といいますか、問題になっている部分もありますし、マンションとしても町会の一部だと思いますし、コミュニティーを形成していく上では大事な連携にもなると思うので、その辺、住宅課と防災課との連携を今後深めていっていただきたいと思うんですが、それについていかがでしょう。 ○鵜沼住宅課長  委員がおっしゃるとおり、防災課との協力はもう進んでやっているところでございます。防災訓練だとかいろいろな場面でこちらの手引については、マンションを対象に行うようなものがもしあれば、そちらのほうでは協調してやっていただきたいというふうに考えてございます。  また、防災特集を今後、区報でもやっていくと思うんですけれども、そのときにマンション防災マニュアルがありますよというようなこともお知らせしていきたいというふうに考えて、今、防災課とは連携をとっているところでございます。  以上でございます。 ○田島委員  ありがとうございます。ぜひ進めていっていただきたいんですけれども、今、コミュニティーをどういうふうに形成していくかということと、そのためにはかなり防災を絡めたコミュニティーの形成というのは、東日本の震災以降、大変大きな部分となっています。実際、区のほうから、所管が変わっちゃうのでなかなかやりにくいんだと思うんですけども、ぜひ所管の壁を越えて、防災訓練の際には、マンションのこういう手引がありますよと。ぜひマンションの管理組合の方にも防災訓練に出てきてくださいよというような働きかけをしていただくと。これは住宅課がやることではないと思います、はっきり言って。防災訓練をやる町会等の単位だと思うんですけれども、多分、町会長さんも知らないんですよね。知ってはいても、なかなか活用ができないということだと思いますので、ぜひ一歩進んで連携を図っていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ○中澤都市整備部長  委員がおっしゃることはもっともでございまして、区としてもコミュニティーの基本的な考え方というのをまとめて、具体的な取り組みも今進めているところでございます。例えばマンションを建てるときには、そういう連絡員をつけて、町会に加入するようなとか、地域への反映とか、いろいろございます。今はただ既存のマンションのことも多分言われているのかと思いますので、いずれにしても、例えば今、防災課あるいは防災課長は特に土日、結構そういうところに、町会さんに出ておりますので、ぜひ、そういう防災課と連携する、危機管理室と連携する。先ほども申しましたように、道路公園サービスの機能は防災センターに行って連携すると。  まあ、いずれにしても、今後、委員がおっしゃったような視点で、あるいはコミュニティーの関係もございます。これは非常に難しいところもありますが、いずれにしても情報発信は大事ですので、そこを中心に、まずは取り組んでいきたいと思ってございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかにございますか。 ○松嶋委員  私もマンションに住んでおりますが、このマニュアルがあるということを知らなくて、こういうすばらしいものがあるんだというのをきょう改めて知ったんですけれども、管理組合の総会なんかにも毎回出ますが、こういう話は全然ないなというのはあります。せっかくこういういいものがあるんであれば、また改定されたということであれば、区内のマンションに積極的に働きかけていくということが必要じゃないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。  管理組合もいろんな形態がありまして、自主的にやっているところもあれば、業者に委託しているところがあって、私のところなんかで言うと、業者が入って、事務局のような仕事は全部、その業者がやっているんですけども、一定、業者であれば、いろんな管理組合を業務として扱っているっていうところで、総会の議事録つくったりとか、いろんな仕事をして、議題をこういうふうにまとめたりして、管理組合の会長に承認もらってやるということだと思うんですけども、そういう管理会社にこういうものがありますよということで、大手だったら多分、区内のマンションをたくさん扱っているんじゃないかなと思うので、そういう業者にも区として働きかけて、マンションの防災力を高めていくということが必要じゃないかなと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○鵜沼住宅課長  委員のおっしゃるとおり、今後広めていくというところで区としては考えておりますので、個別のマンションに配布というのはなかなか難しいところでございます。管理組合があるなしは外見からはちょっとわかりづらいところもございますので、その辺は先ほど防災のほうと協力してということで、マンションのほうの防災訓練などがあったときには、こういったものがあるということをアピールしていきたいというふうには考えております。  それから、管理会社のほうのお話でございますけれども、実は、管理会社さんのほうがこういうところにとても興味を持っていらして、こういったところの御質問とかもいただいているところでございますので、ホームページ、区報とかで積極的に活用してアピールしていきたいというふうに考えてございます。また、そういった業界の方と私どものほうの宅建のほうの業界だとかいろいろなところ等ございますので、そういった席には、こういうような資料があるということは逐次アピールしていきたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑は。よろしいですか。 ○梅田委員  いろいろとありがとうございます。私も2年ぐらい前から管理組合さん、管理会社さんから、こういったマンションの防災マニュアルというものの見本のようなものはないかというふうに言われまして、消防署や防災課、防災センターなどいろいろ回りましたけど、余りそういうものはないということで、今回、これを手にして、非常に驚いている次第でございます。なので、やはり連携はしていただきたいなというところ。  それから、できれば、管理組合さんたちが欲しいのは、どうやったら最終的に自分たちのマンションに合った手引ができるかというところなので、これを見ながら何か書き込めるようなひな形のようなものをつけていただけければ非常にありがたいなと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○鵜沼住宅課長  委員が今おっしゃいました、今後、消防とかにもぜひともこういったものがあるというようなことはお知らせしていきたいというふうに考えてございます。  また、今お話しいただいた書き込めるものというものも、次の改定に向けまして、ぜひとも検討させていただきたいというふうに思っております。貴重な御意見ありがとうございました。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑は。 ○河野委員  ごめんなさい、再度で申しわけないです。  そもそも、このマニュアルを何で住宅課が作成するという経緯になっているのか。何で防災課じゃないのかなっていう素朴な疑問なんですけれども。  これを見ると、目黒区住宅・街づくりセンターの事業をそのまま引き継いだという形なのかなというところなんですけれども、ちょっとそこだけ。今、連携、連携という話が出てきたんですけれども、極端な話ですけれども、こうやって探してもないとかっていう状況を聞くと、防災課が一括して担当してもいいんじゃないかなと。話を聞いていて素朴な疑問なので、済みません、そこだけ確認させてください。 ○鵜沼住宅課長  最初にちょっと御説明させていただきましたけれども、目黒区の住宅・街づくりセンターというところが最初にこちらのほうのマニュアルを作成しているところでございます。住宅・街づくりセンターというところは、マンションだけではなくて住宅の施策等につきまして、全般におきまして事業を行っていたところでございますので、こちらの事業は住宅課のほうで引き継ぐということで、このマニュアルも一緒に引き継いだというのが経過でございます。  マンション施策につきましては、全般的に今、住宅課において事業としてやっておりますので、そういった意味合いからも、このマニュアルについてはマンション施策の一環としてマニュアルの手引ということで、こちらで引き継いでやっているところでございます。  御意見として防災課のほうでということでございますけれども、防災課とは連携を強化しておりますので、ぜひともそちらのほうで御理解いただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  委員長からなんですけれども、全般的な皆さんの発言を聞いていると、結果的に連携がとれてないってことが明らかということと、もう一つ、マンションごとに書き込みシートがあったらいいということで、委員の意見に対して、次の改定で考えますと。じゃ、次の改定がいつなのかということがここの中に書かれてないので、それは早急に取り組むのかどうするのか、その辺をちょっと御答弁いただけたら。  (「済みません」と呼ぶ者あり) ○鴨志田委員長  もう終わっているのかと思った。失礼しました。 ○河野委員  再度いいですか。ごめんなさい。  事業として引き継いだからやっていくというのは、マンション施策についてというところはわかるんですが、仕組みとして、震災が起きたときの中心になっていく防災課がマンションなんかに対しても、逆に言うと、防災訓練なんか依頼されれば行ったりしているわけですから、そういうことを見ても、流れとしてはそうなのかもしれないけれども、改定をされたので、それをとやかく言うことはないんですけれども、防災課が今後作成を、あるいは運用を請け負っていくというのが、一つ流れとしていいんじゃないかなと思うんですけれども。そこだけお聞かせください、もう一回。 ○中澤都市整備部長  今、委員の中で、これまでの経過があってこういう形になっているというのと、1つは、マンションにつきましては、後ほどまた御説明しますが、マンションの調査を実施しているということで報告もさせていただきたいと思っておりますので。
     10年以上、前やったのが平成20年、19年度ですかね。20年度かな、マンションの調査は。かなりもうたっていますので、老朽化あるいは「二つの老い」と言いますね。建物も古くなるしということで、住んでいる方も高齢化していると。  防災課の観点ですが、防災課とは連携はとれていますので。とれているというのは、そもそも水防体制で、当然密接にかかわって仕事やっていますので。ただ、役割分担ということで、今、マンションの関係があるので、情報とかノウハウがあるので、住宅課でやっているということでございます。  まあ、いずれにしても、その部分今後どうするかというのは別段こだわるところじゃないですので、危機管理室とも協議していきますけども。ただ、やっぱり防災課、結構忙しいところありますので。大変なんですよ、防災課長も。去年までは住宅課長だったんですけども。ですので、十分連携はとれてございますので、その辺は御心配していただかなくて大丈夫かなと思っております。  マニュアルは、先ほど言ったひな形みたいの、どういうものがあるかどうかは、区にはないので、マンション管理士協会とかそういうのがあるので、ひな型があるかどうか、ちょっと調べてみたいと思います。もしあれば一緒に、手引ということで、これに合わせて入力してくださいということができれば本当はいいと思いますので。データ等があれば本当はいいかなと思いますので、それはちょっと調査していこうかなと思います。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございます。  ほかに御質疑は。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ないようですので、(10)「マンション防災マニュアルの手引き」の改定についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(11)マンション等の基礎調査の実施について 【情報提供】 (3)「東京におけるマンションの適正な管理の促進に関する条例」について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に(11)マンション等の基礎調査の実施について報告を受けます。 ○鵜沼住宅課長  マンションの基礎調査について御説明させていただきます。  今回ちょっと、御報告の、情報提供のほうで、項番のほうが…… ○鴨志田委員長  情報提供(3)ですね。 ○鵜沼住宅課長  情報提供の、はい、(3)の中に。 ○鴨志田委員長  それとあわせて見ていただくとわかりやすいと思うんです。 ○鵜沼住宅課長  それとあわせてちょっと御報告、情報提供のほうとあわせて御説明させていただきたいと思いますので。  A4判横のものでございます。資料でございます。 ○鴨志田委員長  こちらですね。情報提供(3)の・・・・・・ ○鵜沼住宅課長  よろしいでしょうか。  それでは、マンションの基礎調査についてでございます。  本件につきましては、項番1の経緯でございますけれども、東京においてマンションは、都民の主要な居住形態として広く普及しております。都市や地域社会を構成する重要な要素となっておりますので、近年、都内のマンションでは、建物の老朽化と居住者の高齢化、「二つの老い」が進行して、この現状を放置しておきますと管理不全に陥ってしまうマンションが増加してしまいます。居住環境はもとより、防災や防犯、衛生、景観など、生活環境や市街地環境など、居住環境全体に大きな影響を及ぼすというふうに考えて、懸念しているところでございます。  区におきましては、平成19年度にマンション等の基礎調査を実施しております。区内にあります分譲マンション、賃貸共同住宅、公営住宅、寮、宿舎など、建物の概要の情報を収集して整理しております。この調査から10年以上経過しておりますので、今回、マンションも多く建設されておりますし、建物の状況も大きく変化しているところでございます。そのため、マンション等の状況を最新化するために、データの最新化を図るために基礎調査を実施するものでございます。  なお、東京都におきましても、今申し上げましたマンションの建物の懸念、「二つの老い」というところを懸念しておりまして、このA4判横でございます、こちらのほうは東京都からの資料でございます。管理不全のマンションの増加を懸念しておりまして、東京におけるマンションの適正な管理の促進に関する条例を平成31年3月に制定してございます。  情報提供の資料の、A4横の2枚つづりになっておりますけれども、こちらに条例の目的、それから条例の主な内容というふうに書いてございますが、この条例につきましては、対象が区分所有法の改正前、現在の区分所有法が改正されたのは昭和58年でございますが、2ページをごらんいただくと、2ページの上から2つ目の四角のところでございます。区分所有法の改正前、昭和58年以前に建設されたマンションにつきましては、管理組合に関する明確な規定がありませんでしたので、今回、東京都が制定する条例に基づきまして、その管理状況、管理組合があるのか、自主的な管理組合が設立されているかなどの状況について令和2年4月、来年度から届け出を義務化するものでございます。それによってマンションの管理不全を予防していく趣旨のものでございます。細かい内容につきましては、後ほどごらんいただければというふうに存じます。  この都条例に基づく届け出に係る事務でございますけれども、一部、区のほうにも来ることが予定されておりまして、今、東京都と事務の内容などを協議しているところでございます。  次に、また資料にお戻りいただきまして、項番2の調査概要でございます。こちらのマンション等の基礎調査でございますけれども、調査対象としては、区内の階数が2階以上の分譲マンション、賃貸共同住宅、公営住宅、寮、宿舎などを特定して実施するところでございます。  調査方法につきましては、区の保有する資料だとか、それからインターネットなどで公開されております民間データ、それから国や東京都の公開資料を使って情報収集していくところでございます。立入調査、アンケート等については行わない予定でございます。  項番3の今後の予定でございます。本調査は、ことしの6月から12月に実施を予定してございます。調査がまとまりましたら、本委員会へ御報告を予定してございます。一応2月ごろというふうに予定しているところでございます。  私からの説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑を受けいたします。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ないようですので(11)マンション等の基礎調査の実施についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(12)区営東が丘一丁目第2アパート集会所における東根第二学童保育ク           ラブ(仮称)の暫定整備及び運営について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に(12)区営東が丘一丁目第2アパート集会所における東根第二学童保育クラブ(仮称)の暫定整備及び運営について、説明を受けます。 ○鵜沼住宅課長  それでは、区営東が丘一丁目第2アパート集会所における東根第二学童保育クラブ(仮称)の暫定整備及び運営について、御説明いたします。  なお、本件につきましては、本日の文教・子ども委員会において、放課後子ども対策課長から報告を行っているところでございます。また、本事業の学童クラブの所管は子育て支援部でございますけれども、目黒区では、子育て支援を区の重要課題として、部の連携をもって行っておりますので、本委員会でも御報告させていただくところでございます。  それでは、資料の説明をさせていただきます。  項番1の経緯でございますけれども、そもそもちょっと事前でございます。学童保育クラブについて御説明させていただきたいと思います。  学童保育クラブというのは、小学校1年生から3年生までを対象として、放課後などにお子さん方が家に帰っても、保護者の方が就労とか監護とか、あとお兄ちゃん、お姉ちゃんが就学などによって保育することができない保護者等にかわって保育する事業でございます。  この事業につきましては、目黒区学童保育事業の運営に関する条例に基づき実施しているところでございます。  東根小学校の学区域の学童保育クラブにつきましては、「目黒区人口・世帯数の予測」をもとに利用者の需要数を試算した結果、待機児童の発生が見込まれて、迅速に対応する必要があることから、昨年度、八雲小学校学区域とあわせて、賃貸物件等による民設民営学童保育クラブを開設する事業者を公募しましたところ、申請には至っておりませんでした。  子育て支援部におきまして、東根小学校でランドセルひろばを拡充する、放課後の居場所づくりを含む放課後子ども総合プランモデル事業の実施により、学童保育クラブ利用者の低減につながる可能性があるということは懸念していますものの、学童保育クラブ待機児童解消に向けて整備手法を見直し、早急に対応することとしたところでございます。  次に、項番2の暫定整備及び運営に向けた取り組み状況でございます。  経過で御説明いたしましたけれども待機児童が見込まれるため、昨年の10月以降、同学区域にある区有施設の中で、早急かつ予算をできる限り抑え、学童保育クラブ開設が可能な施設を所管課などで検討してまいりました。その中で、住宅課で所管しております区営東が丘一丁目第2アパートの集会所を活用して、学童保育クラブの運営ができないかということとなりました。  同アパートの自治会住民の方と意見交換会を実施いたしまして、その結果、ことし4月のアパート自治会の定例総会におきまして、集会所での学童保育クラブの運営について、約3年間の期限つきでの承諾が得られたところでございます。  次に、項番3の開設概要でございますけれども、所在地としては、下段の地図に記載のとおりでございます。  裏面をごらんいただけますでしょうか。  集会所を活用する期間は、先ほど申しました3年未満ということになりますので、令和元年の6月1日から令和4年4月30日までとして、日時は記載のとおりでございます。  必要となる施設整備等につきましては、エアコン、それからトイレの改修、倉庫設置などでございます。  運営につきましては、対象者は最初に御説明させていただきましたが、学童保育クラブ事業の対象者となる1年生から3年生、受け入れ予定人数は15名程度を予定してございます。  開始時期でございます。改修工事を行います。先ほど御説明させていただきましたが、エアコン設置だとかトイレの改修は、ちょっと時間がかかりますので、それが終了してから8月1日を予定してございます。  夏休み期間でございますけれども、朝8時15分から夕方6時15分まで。通常は、学校の下校時から夕方6時15分までが利用時間となります。委託事業者は、記載されております社会福祉法人白樺会でございます。  最後に、項番4でございます。今後の予定でございますが、6月にアパート自治会と集会所利用に関する覚書を締結し、改修工事に着手いたすところでございます。7月には工事を完了させて、8月1日に事業運営を開始するところでございます。  説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。 ○松嶋委員  基本的なことなんですけれども、東根第二学童ということで、第一というか、東が丘学童保育クラブのサテライトといいますか、もう一つ追加というか、そういう意味合いだと理解しているんですけれども、そもそもこの東が丘学童保育は区立で、委託でいいんでしょうか。そこをちょっと確認したいと思うんです。  それと、集会スペースを利用するということで、ここは私もよく知っているところなんですけれども、この集会のところを利用するということになりますと、集会所を利用していた区営アパートの皆さんのコミュニティーのスペースがなくなるという問題あるんで、その辺どういうふうにかわりとしては考えているのか。その2点です。 ○鴨志田委員長  松嶋委員、委託をどうのこうのというのは住宅課の範囲じゃない。  (「きょう来ております」と呼ぶ者あり) ○鴨志田委員長  わかりました。 ○鵜沼住宅課長  スペースの活用につきましては、自治会とも協議いたしまして、平日の一定の時間、午後の時間が主でございます。夏休み期間につきましては1日、月曜日から土曜日までは活用しておりますけれども、その時間帯については集会のスペースを使わないというようなことも確認しておりますし、暫定的というところで、期間も短いというところで、この学童クラブの運営に協力していただくということで住民の方々から御理解いただいたところでございます。  学童クラブの別のところについては担当課長が来ておりますので。 ○渡邊放課後子ども対策課長  まず1点目の御質問、東が丘及び東根学童保育クラブの運営の形態のお話でございましたけども、東根小学校につきましては、公設民営の委託を行っていると。東が丘学童保育クラブにつきましては民設民営の委託を行わさせていただいているという状況でございます。どちらも社会福祉法人の白樺会の運営によるものという状況でございます。  こちらの第二学童保育クラブにつきましては、先ほどおっしゃっていただいたように、サテライト的な学童保育クラブの色合いが強いかなというところでございますが、かなり学校の施設を活用している、いわゆるランドセルひろばを拡充する放課後の居場所づくりとの連携も必要になってきますので、白樺会のほうで委託をしていただいて、活動の内容など、保育の内容なども精査しながら保育をしていくという形を考えてございます。  以上でございます。 ○松嶋委員  一応、この整備については、自治会の総会、定例総会で了承が得られたということで、何回か提案をして、御説明、区のほうでしていただく中でこれが了承得られたんだというふうに思うんですけれども、代替のコミュニティスペースという意味では、自治会の皆さんから何ら要望があったのかどうか。それについて区としてはどういうふうに対応するのかというところを伺いたいと思います。  それから、学童の部分ですけれども、これは期限つきということで、2年、3年未満ですね。2年8カ月ですか、それぐらいの期間ということですけれども、その待機の状況というので、待機が出るということで今回整備するんだけれども、2年何カ月か後に待機がどうなっているのかというのは、私としてはふえていくんじゃないかなというふうに思うので、そういうふうに期限を区切ってするというところでは、本当の意味で待機児童解消という意味では大丈夫なのかというところあるんで、そこも確認したいと思います。 ○鵜沼住宅課長  区民の方の集会スペースの活用のところについては、今、御説明をさせていただいたとおり、あいた時間で区民の方々、自治会のほうの活動とかをしていただくということで御了解を得ております。それと、住民の方々からの御心配だとか御要望だとかというところでは、やはりお子さん方がいっぱい来るということで、声のこととかは若干心配とかもあったんですけれど、実は、あそこの教室の中では、学習機能を拡充するというようなことを考えており、窓をあけての活動ということがほとんどございません。ですので、エアコン等をつけさせていただいたりしているところでございますので、大きい運動会のような声がするとか、そういったようなこともございませんので、安心してお貸しいただけるというようなところで確認がとれているところでございます。  私からは以上でございます。 ○渡邊放課後子ども対策課長  それでは、2点目の学童保育クラブ、2年8カ月程度でございますけれども、この運営に当たって、その後の展望ということでの御質問でございますが、私ども、東根小学校の児童数というのは、今後、大きくふえるということ、また大きく減るという想定はしてございません。したがいまして、同じような形で推移するのではないかというふうな見込みを持ってございます。ただ、先ほど申し上げましたとおり、東根小学校では、放課後子ども総合プランのモデル事業を行っている状況でございます。その中で、今、待機になっているお子さんが4月1日現在、19名おりますけども、そのお子様たちがランドセルひろばの拡充のほうで週5日間出席したり、週1回ってお子さんももちろんいます。そのお子さんは、その後、民間学童など、塾、習い事なども行きながら放課後の時間を過ごしているのかなと思ってございますが、そういった居場所も確保して、その充実も今後図っていこうというふうに考えてございますので、そういったあたりを少し、2年8カ月というお時間でございますけれども、頂戴した中で、先ほど委員がおっしゃったとおり、本設の学童保育クラブはやはりつくらなきゃいけないのかどうかも見きわめが必要になってくるのかなと思ってございます。そういった展望をしながら今後検討をしてまいりたいと思ってございます。  以上でございます。 ○松嶋委員  わかりました。  学童保育クラブの今後というところで、2年8カ月という時間の中で、よりよい学童保育の体制をこの東根の地域で構築していくというところだと思うんですけども、この2年8カ月っていう期限つきですけれども、なかなかうまくいかないようなところもあるかもわからないので、期限つきですけれども、もし、延長とかっていうようなところもケースとしてあるのかどうか。その辺だけ確認をしたいと思います。 ○渡邊放課後子ども対策課長  まず、期限につきましては、自治会の総会、また住民の方々と、ある程度期限を切って運営していただかないと、ずるずるこのまま運営されても困るよというお話もいただいたところでございますので、まずこうした期限を切って運営していこうと思ってございます。  ただ、意見交換の中には、これをきっかけにもっとコミュニティーが活性するんじゃないかと、子どもを通じて活性するんじゃないかという御意見もいただいて、そういったことが続くんであればその先も考えてもいいんじゃないかという御意見も頂戴しているところでございます。このあたりは我々がしっかりと、この学童保育クラブの運営を安定させていただいて、そういう声が出てくるときにはまた延長させていただくという可能性もあるかもしれませんけど、私どもとしては、まず、期限を切った上でこの学童保育クラブを運営していくという形で進めてまいりたいと思ってございます。  以上です。 ○鴨志田委員長  ほかに。 ○田島委員  まず、都市整備部長がいらっしゃいますので、この御英断。所管を越えて受け入れたと。やむにやむなくということでもあるんでしょうけど、役所の中ではなかなか、所管を越えて、ほかの施策を受け入れながら重要課題に対してしていただいたということには敬意を表するところでございます。  前から東根小学校の学童の部分に関しては、地域の方からもたくさんの御意見いただきながら、何とかならないかと。そして、場所もたしか探してきていたわけですけれども、なかなかやっていただけるという場所が見つからずに日にちだけが過ぎてきて、学童も困っていたというところもあるというのは地域の方から聞いて知っておりました。そういった意味では、緊急避難的ではあるんでしょうけど、2年8カ月という期間をもらいまして、こういった形で学童をつくっていただいたのも本当にありがたいことだと思っています。  ただ、さきの委員からも、今後のことについて懸念もありますし、ただ、これが1つの壁を取り除いてコミュニティーが形成されるということなら、本当によりよい形になっていくと思うんですけれども。  何を言いたいかっていうと、柔軟的に重要課題に関して区としては取り組んでいっていただきたい。これが、我々、議会から行政のほうに申し上げたいところなので、ぜひとも今後、期限つきだとか知恵を出しながら重要課題に、学童だけではなくて、所管を越えて何かできることがあれば、柔軟に取り組んでいただきたいということなので、これについて、大まかで結構でございますから、以下お伺いしときます。 ○中澤都市整備部長  いろいろ委員からもお褒めの言葉をいただきましてありがとうございます。柔軟といいますか、連携するというのは当たり前でして、それができてなければ、私が柔軟にさせるように、そこはしていかなきゃなと思ってございます。  ただ1点、子育て、待機児童対策については喫緊の課題でございますし、今、碑文谷公園の横の旧公園事務所の保育園の整備。これも最初、いろんな周辺の反対にあってございますが、やっと今になって、大体地元の方との接点が見えてきたということで、交通対策についても私ども、うちの関係する課が、課長が現場に数人行きまして、子育ての課長も行って、どういう対応したほうがいいかと。いわゆる、先ほど言ったように、自転車の走行が悪いお母様方がないようにするということ。それが非常に苦情の種でございますので。信号は守らない、一時停止も守らないではなく、守るようなモデル的な地域のモデル地区みたいな形になっていけばいいなとも思っています。碑文谷公園の旧公園事務所の跡地は。  ですので、いずれにしても、いろんな場面で、例えば危機管理もそうですし、子育て支援部もそうですし、健康福祉部、これは、住宅セーフティーネットの関係でございます、居住支援ですね。住宅要配慮者の関係は当然、福祉部門と連携しなきゃいけない。一方、うちの都市整備課でやっています空き家対策、これはもう全庁でやらなきゃいけない。あるいは、所有者不明土地法というのがもう昨年の11月に施行されていますけれども、所有者不明土地法も全庁でやらなきゃいけない。民泊もそうですし。そういう中で、連携して区としてもやってございますし、例えば政策決定会議の中でも区長のほうからも全庁でやるということでおっしゃっておりますので、今の御指摘・御意見等も踏まえまして改めて、令和元年度でございますので、頑張っていきたいと思います。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  ほかに御質疑は。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。
     ないようですので(12)区営東が丘一丁目第2アパート集会所における東根第二学童保育クラブ(仮称)の暫定整備及び運営についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(13)令和元年度住宅用新エネルギー及び省エネルギー設備設置費助成事業の実施について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に(13)令和元年度住宅用新エネルギー及び省エネルギー設備設置費助成事業の実施について、説明を受けます。 ○佐藤環境保全課長  それでは、資料に基づきまして御説明を差し上げます。  冒頭、説明に当たりまして、本事業の位置づけでございますが、こちら、地球温暖化対策の推進に関する法律、略称は温対法というふうに呼んでございますけれど、この法律に基づく規定のある地方公共団体、区としての温暖化対策の実行計画、このうち、区域全体に係る計画、目黒としてはこれを目黒区地球温暖化対策地域推進計画という名称で定めてございますが、この計画に位置づけて、毎年補助、助成をしている事業でございまして、平成21年度から開始して11年目に入るものでございます。  その上で、1番、目的については、今申した、成り立ちも含めて記載のとおり、二酸化炭素排出量の削減、区域全体、区全体でございますが、この設備の補助を通じまして促進していく、対策を進めてまいりたい、こういった事業でございます。  事業の中身については、2番の一覧表のとおり、(1)の総額は、今年度の年度当初予算額でございます。その上で内訳としては、種別についてはこちらに記載のとおり書いてございまして、その中で予算額の目安としては、右側におおむねの件数、補助額もこの額で決めてございますが、こういった内訳を持っているものでございます。  その上で、3番の申請対象については、(1)、こちらについては主にこの2行目のとおり、これから使う未使用の設備、これを対象とするところでございまして、2番については、集合住宅等の規定は記載のとおりでございます。  それから、めくっていただいて、(3)につきましては、こちらも未使用のものは(1)にございましたけれども、新たな補助を申請していただいた方を対象にするという記載でございます。  その上で4番の受け付けの期間につきましては、本日、本委員会に御報告の後、月明けの10日から年明け1月10日までを予定してございます。  先ほど、予算の内訳の目安を記載してございましたが、実際の受け付けについては先着順ということで、申請状況を見ながら、内訳については予算の範囲内で調整してまいるものでございます。  以下、5番の設備の設置時期、これにつきましては、昨年度の申し込み期間を1月末までとしていた関係から、歴年で、その後の年度前のものも申請が可能ということで、歴年で時期を設定するものでございます。  そういったものの区への提出の期限については、6番記載のとおりでございます。  改めて、周知については区報、ホームページ、それから各地区サービス事務所においての資料の配布等も含めて周知に努めてまいる予定でございます。  8番からは、昨年度の本事業の事業実施の実績でございまして、予算額は本年度と同額でございまして、(1)のとおり、実際の予算の内訳等も記載のとおりでございました。  実績については、(2)のとおり、実績額、補助額の総額は記載の額でございます。  それから、実際にそれぞれの設備について、内訳の実績については、太陽光発電以下、3ページ目にわたりまして記載のとおり。縦計は記載がございませんで、恐れ入りますが、合計147件ということでございました。  (3)は昨年度の募集期間。先ほど申したとおり、一度延長した上で、1月末で締め切っているところでございます。  以下、参考については、21年度の冒頭申した開始時期から昨年度末までの累計の補助件数、これについて参考に記載をしているところでございまして、こちらも縦計なくて恐れ入りますが、合計1,477件という実績でございます。  以下、4ページ以降は、改めて今年度の助成設備等の詳細、それから改めて助成金額等の詳細でございまして、こちらは6ページまでわたりますが、御参考ということで記載しているものでございます。  改めまして、区としての温暖化推進対策を進めていくに当たりまして、今年度もこの事業周知に努めながら、また推移等も分析しながら、次年度の検討も向けてもつなげてまいりたい、このように取り組んでまいります。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。 ○田島委員  今まで設置された件数を見ると、かなりの利用をされているんだなということがわかるところですけれども、基本的なことで、まだよく読み込んでないんでわからないんですが、太陽光発電システムを使って家庭用燃料電池システムと家庭用蓄電システムというのはあわせて申請できるかというのを1点お聞きします。  それから、マンションの共用部LED照明というのは、要するに1年だけでしょうか。それとも、大きいマンションなんかだと、何年かに分けてとかというのはできるんでしょうか。この2点お願いします。 ○佐藤環境保全課長  まず、1点目でございますが、おっしゃるとおり、例えば太陽光発電を新たに設備されるお宅につきましては、3行目にあります蓄電システム、こういったものもあわせて設備をされるお宅が多いというふうに伺っています。その上で、それぞれ設備別でございました場合には、初回に限って、あわせて申請いただくことも可能でございます。それから、一定あわせて申請いただいた場合には、1万円ほどの加算も考えておるところでございまして、できる限り組み合わせて、より効率的なものを普及させていただくというふうに取り組んでいるところでございます。  それから2点目につきましては、共用部のLEDについても、これは個人宅ではなくて、ちょっと冒頭、逆に御説明の補足として、個人宅の1棟1棟ではなくて、一定の規模をもって、できる限りスケールメリットをもって効果的にという意味での共用部のところでございますが、これについても基本的には通常の電灯からLEDにかえるときのタイミングで申請をいただくということでございまして、その部分については最初の切りかえの時期のみでございます。おっしゃるとおり、年度を例えば分けて、マンションの中でまた別のフロア、こういったものについては可能性がございまして、来たものについては確認した上でお受けするというものでございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ほかに御質疑は。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  ないようですので(13)令和元年度住宅用新エネルギー及び省エネルギー設備設置費助成事業の実施についてを終わります。  都合により暫時休憩いたします。再開は午後2時55分でお願いいたします。  (休憩) ○鴨志田委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。 ○佐藤環境保全課長  申しわけありません。先ほどの案件の御質疑の中で、マンションのLEDに対する補助のところの私の答弁、不足がございましたので、誤りも含めて訂正いたします。  御質疑のとおり、この申請期間の中で各フロアを分けて工事されるような場合には、当然、あわせて御申請をいただいた上で補助の対象になりますけれど、年度をまたがった場合については、そういった方と年度をまたがるようなケースとの場合で、毎年補助ということの不公平性がありますので、現段階では、年度をまたがった場合には新たなものとはみなさないということで、最初の年度のみ補助するという考え方でございます。申しわけありません。  以上でございます。 ○佐藤環境保全課長  説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ないようですので(13)令和元年度住宅用新エネルギー及び省エネルギー設備設置費助成事業の実施についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(14)目黒区分別収集計画(第9期)について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に(14)目黒区分別収集計画(第9期)について報告を受けます。 ○榊原清掃リサイクル課長  目黒区分別収集計画(第9期)について御報告いたします。  報告資料と別に計画の案をつけてございます。  分別収集計画は、容器包装リサイクル法に基づいて、区市町村が容器包装の分別収集を実施するに当たって策定する計画でございます。この計画は、容器包装廃棄物の排出量の見込みや種類などに関して定めることで、容器包装廃棄物の排出抑制や分別収集に努め、廃棄物資源の有効利用を図ることを目指すものです。  区市町村は、分別収集をするに当たっては、5年を1期とする分別収集計画を策定することとされており、3年ごとに見直すこととされています。計画策定に当たっては、分別収集計画量と実績値が乖離しないように、最新の情報を活用して作成してございます。  計画期間は、令和2年4月から令和7年3月までの5年間であり、現行の計画期間は、平成29年4月から平成34年、令和で申しますと4年の3月までとなっています。  次に、主な改定内容でございます。  恐れ入ります。添付している資料の1ページ目をごらんください。  計画策定の意義が記載されてございます。3段落目をごらんください。目黒区一般廃棄物処理基本計画においては、1人1日当たり約100グラムのごみ減量、リサイクル率を約32%に引き上げることを目標に掲げていることを改めて記載してございます。  1枚おめくりいただいて2ページ目をごらんください。  4に、この計画の対象となる容器包装廃棄物の品目を載せてございます。  恐れ入ります。報告資料に戻っていただきます。  容器包装廃棄物の排出量見込みですが、現行では、平成29年度から33年度までの排出量見込みを出しておりましたが、今回の計画案では、令和2年度から6年度までの排出量の見込みを出してございます。  次に、容器包装廃棄物の排出抑制を促進するための方策ですが、新たな追記事項として、子どもたちに対する環境学習の充実、清掃・リサイクル費用の公表に基づくコスト意識の醸成、1人1日100グラムのごみ減量の取り組み推進と、ごみ減量優良事例の共有化を今回加えてございます。  恐れ入ります。裏面をごらんください。  回収の対象としている容器包装廃棄物の種類ごとの回収見込み量でございます。先ほどと同様に、現行では29年度から33年度までの回収量見込みを出していましたが、今回の計画案では、令和2年度から令和6年度までの回収量の見込みを出しております。  報告資料表面に戻っていただきます。  最後に、今後の予定ですが、6月に最終決定後、東京都に提出する予定でございます。  報告は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。 ○田島委員  分別収集という部分が見直しをされるということで、分別方法としてはまず変わらないのかどうかということを。変わるようでしたら、ちょっと、要点だけでいいんですけれども、分別の仕方が変わることであるなら教えてほしいということと、それから、この計画案、9期の計画案が出てまいりまして、これはだんだんだんだん少なくなっていくということなんでしょうか。ぱっと見ると、そんなふうに見えるんですけど。プラスチックがちょっとふえるんですか。ちょっとここ、まだ読み込んでいませんが、要点としてこんな感じですということを教えていただければわかりやすいんではないかなと思いますが、いかがでしょうか。  以上です。 ○榊原清掃リサイクル課長  2点の御質問でございました。  1点目の分別方法でございますが、現行の方法と変更はございません。  2点目に、排出量、見込み量について少なくなっているというような御質問がございました。このことについて御説明申し上げたいと思います。  ちなみに、今回の容器包装廃棄物の排出量の見込みの仕方でございますが、一般廃棄物の排出量の実績、資源回収量の実績、それに可燃・不燃ごみに占める容器包装廃棄物の比率、こういった実績データと今後の人口推計を用いて容器包装廃棄物の全体の排出量を算出してございます。  前回、第8期計画を策定していた時分なんですけども、過去、平成21年度、このときにプラスチック、廃プラスチックですとかペットボトルの分別の仕方が変更されたわけですけども、平成21年度以降のごみ資源量の減少傾向を使って排出量を見込んでございます。第8期の計画を策定していたときよりも、今回、減少傾向が大きくなっていることから、今回、第9期の排出量が第8期の策定時と比べますと減ってございます。要は、簡単に申し上げますと、ごみ資源全体の排出量が減少傾向にあるということでございます。  次に、回収量の見込みでございますけども、この回収量をどのように見込んでいるのかということでございますが、これは、容器包装廃棄物の排出見込み量、このうち区によって分別収集が行われて、再商品化される量ということでございます。ですので、具体的には、可燃及び不燃ごみに実態としては容器包装廃棄物が若干まだ混入しているという状況がございますので、分別区分どおりに適正に排出されるであろう量、これを回収見込み量と想定してございます。ですので、排出見込み量と回収見込み量には若干差がございますけども、これは分別の不徹底などによって、可燃・不燃ごみに容器包廃棄物が混入することなどによってこの差が生じてきてございます。  回答は以上でございます。 ○田島委員  ちょっと、わかったようでわかんないような御答弁だったんですけど、全体的にごみが減るから、それに伴って数字は減るだろうというような計画というふうに認識しました。それでよければいいということ。  それからあと、この計画の背景というか目的は、やっぱりごみ減量を目指していくということが大きな目的であると思います。主な追記事項っていうところで、次世代を担う子どもたちに対する環境学習の充実とか、清掃・リサイクル経費の公表に基づくコスト意識の醸成とか、1人1日100グラムのごみ減量の取り組みを推進するというふうなことが書いてあります。こういったことをしながら、区としてはごみ減量に取り組んでいくんだという姿勢ということでよろしいでしょうか。  2点、済みません、お伺いしときます。 ○榊原清掃リサイクル課長  1点目の御質問でございます。全体的にごみ減量の傾向だからだというふうに御理解をされたということでございますが、そのとおりで結構でございます。  2点目でございます。そもそもこの容器包装リサイクルの目的でございますけども、家庭ごみの容積比で約6割、重量比で約二、三割という大きな割合を容器包装廃棄物が占めてございます。加えて、再生資源としての利用が可能でございますので、容器包装廃棄物の発生抑制と再資源化が必要ということでこの分別収集は行っておりますので、委員がおっしゃるように、ごみ減量が大きな目的ということで間違いございません。  それと、発生抑制を進める方策として、今回新たに環境学習の充実、コスト意識の醸成、こういったことを新たに追加させていただいてございますけれども、今までの発生抑制の方策に加えまして、幼少期から正しい知識・習慣を身につけていただけるような環境学習、あるいは区民の皆さんにもコスト意識を持っていただくことで、ごみの発生抑制・減量にさらにつなげていただくというようなことで、目黒区といたしましてもさらに積極的に発生抑制の方策を進めていきたいというふうに考えてございます。 ○本橋環境清掃部長  ちょっと補足させていただきます。  委員がおっしゃるとおり、区としてごみの減量、あと再資源化の促進というのを図っていかなければいけないということはそのとおりでございます。今回の計画でございますが、再度ということになりますが、もともとが容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進に関する法律、これに基づいて策定を義務づけられている計画でございます。これ自体は、どの程度の分別の量なのかとか、あとはどういったものを集めるのか、どの程度の量を集めていくのかっていうのを法の規定に基づいて計画にしろと。これ自体、実務的に主に使われるものですので、5年の計画ではございますが、3年ごとに改定をしろということで、今回改定をさせていただくものでございます。  おっしゃるとおり、区として再商品化等、ごみの減量に取り組んでいくのはそのとおりでございますけれども、若干、ほかの計画とは違いまして、これについてはこの法律に基づいて策定を義務づけられているというもので御理解いただければと存じます。  以上です。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。 ○かいでん委員  御説明いただきありがとうございます。2点確認させてください。  1点目、1枚紙の裏側に8期と9期の計画案が書かれているんですけれども、最新のごみの量の実績をお示しいただければと思います。それが1点目。  2点目が、今回の計画の目的のところで、1人1日当たり約100グラムのごみ減量及びリサイクル率を32%に引き上げる、これが令和7年度までということが目的とありますとおり、この一般廃棄物処理基本計画と、今回、令和6年度までの計画案ですけれども、これがきちんと整合性がとれているのか、確認をさせてください。 ○榊原清掃リサイクル課長  まず1点目、最新の回収実績ということでございますけども、最新の実績ということで申し上げますと、平成29年度の実績を申し上げたいと思いますけども、ごみの回収量としては、年間で5万2,801トンでございます。それと資源の回収量。これは容器包装廃棄物含めて、その他、小型家電だったりとか蛍光管だったり、全体になりますけども、1万8,745トン、ごみ資源の総合計で申し上げますと、7万1,546トンの実績でございます。  2点目でございます。一般廃棄物処理基本計画との整合性でございます。一般廃棄物処理基本計画では、先ほど申し上げましたとおり、1人1日当たりごみ量を約100グラム減量する、ごみ量を区全体で約1万トン減量する、それとリサイクル率を約32%に引き上げるという計画を一般廃棄物処理基本計画では掲げてございます。  報告資料のところで記載してございますけども、1人1日当たり100グラムのごみ減量ということに関しましては、ほぼ計画どおりの減量ができているというような状況でございます。  それと、リサイクル率、これを32%に引き上げるという目標を掲げてございますが、これについては現状では、平成27年度が27.3%、平成28年度は26.7%、平成29年度は26.2%というふうに推移してございまして、計画よりリサイクル率は若干下まわっている状況でございます。これは、1人当たりのごみ量は計画どおり減少してございますけれども、人口の増加によりまして、区全体のごみ量ですけども、当初の計画値よりも若干増加が見られること。また、資源のうち古紙回収量が減少傾向にあるということが影響しているというように考えてございます。  それと、委員がおっしゃった一般廃棄物処理計画と今回の排出量だったり回収量に整合性が見られるのかということでございますけども、先ほど部長のほうからも答弁ございましたように、これは極めて実務的な計画ということもございますので、実績値と乖離しないような最新の数値を用いた排出量及び回収量の見込み値を掲げてございますので、一般廃棄物処理基本計画に掲げているごみ量とぴったり一致するかということを申し上げますと、数字がそのまま整合しているということではございません。 ○かいでん委員  ありがとうございます。  再質問させてください。  私がお伺いしたかったのは、第8期、第9期と、この報告資料の裏面に書いてあるような、主としてアルミ製の容器から始まるそれぞれの回収量がもしデータとしてあるならば、これをお伺いしたいなと。
     要は、第9期の2年度の部分が明らかに第8期の計画のときよりも下がっている部分があったりとか、余りに数字が飛んでいるので、実績値が第8期の計画から大きく違ったのかなと思ったもので、これを質問させていただきました。  2点目の一般廃棄物処理基本計画との話ですけれども、今回、資源の分別の話だと思うので、そのまま一致するかどうかはあれなんですけれども、要は、この分別収集計画どおりに進んだとしても、先ほど実績値と乖離しないようなとおっしゃっていたとおり、一般廃棄物処理計画で定めている、1日100グラムの減少でしたり、あとリサイクル率で32%に引き上げられると。計画どおりにいった場合、この目標を達成できるとは必ずしも言えないという理解でよろしいでしょうか。 ○榊原清掃リサイクル課長  委員の御質問1点目について回答いたします。  報告資料裏面の第8期現行計画についての実績値ということでございますが、29年度についての実績は今お答えできますのでお答えしたいと思います。まず、アルミ製容器でございます。420トンの計画でございましたけども、回収の実績としては432トン。スチール製容器については、391トンの計画に対して381トン。無色のガラス製容器については、1,106トンに対して1,004トン。茶色のガラス製容器については、472トンの計画に対して463トン。その他の色のガラス製容器についてでございますが、1,395トンに対して1,365トン。主として紙製の容器であって、飲料を充填するためのものについては、10トンの計画に対して6トン。ダンボール製容器については、4,407トンに対して4,415トン。主としてポリエチレンテレフタレート製の容器、これはペットボトルのことでございますが、1,165トンに対して1,030トン。プラスチック製容器包装については、1,470トンに対して1,540トン。合計で申し上げますと、1万836トンに対しては1万639トンの回収実績となってございます。率で申し上げますと、98%程度の回収実績となってございます。  それと、2点目の質問でございます。分別収集の計画どおり実施できたとして、リサイクル率32%の達成が可能なのかどうかという御質問でございましたけども、この容器包装廃棄物の対象としている品目でございますけども、資源量全体を今回は分別収集計画の対象としている品目は、リサイクル率を算定するときの資源全体ではありませんで、その一部でございますので、この分別収集計画の計画どおりに数値が達成できるかということと、一般廃棄物処理計画で言うところのリサイクル率の到達ということとは必ずしも整合いたしません。 ○かいでん委員  ありがとうございます。  再々質問させていただきます。  29年度の実績値、今お伺いいたしまして、29年度から結局30年度、間に挟まっているので一概には言えないですけれども、令和2年度の目標値とやっぱり大きく離れていると。例えばアルミ製でしたら、432トンのところが、令和2年度には目標で409トンとなっていると。ここまで大きく下がる何か根拠といいますか、算定された根拠を教えていただければというのが1点目。  2点目ですが、今回の計画の部分は、容器包装廃棄物はあくまで一部ですというお答えでしたけれども、一部とはいえ、一般廃棄物処理基本計画の中に含まれるわけで、ですから、この計画をつくるときに、一般廃棄物処理基本計画の数字と整合性をとるために何か考慮されたのか。あくまでも実績ベースで、実績値と乖離しないように、もう事務的に算定されたものなのかっていう部分、お伺いいたします。 ○本橋環境清掃部長  今の2点でございます。  目標値と離れているというところでございますが、大きい理由を申し上げれば、表にまずは容器包装廃棄物の合計ということで、現行と計画案ということで数字を示させていただいています。端的に言いますと、全体のごみ量が計画よりも減っている。だからこそ、そこに含まれている資源、それから回収できる資源も減っていく、減っていかざるを得ないというような状況が反映しているというふうに、まず大きく捉えていただければ結構でございます。ここにすごく何か作為を働かせているなんていうことでは基本的にございません。  もう一つ。おっしゃるとおりで、例えば資源についても、今の一般廃棄物処理計画と毎年報告させていただいている数値と、ここで出している品目が違います。というのも、先ほども申し上げたように、法の規定に基づいて必要な品目をここでは挙げて、どちらかというと、容器包装をなりわいとしている業者の方々に、例えばどこからはどのぐらいの量が出るよというようなことをお知らせして、例えば事業の一助にしていただくというようなのも目的につくられているものですので、そういう意味では私どものこれとは少し中身が違ってくるということは御理解いただいた上で、ここで申し上げているというか、ここで目標としているものは、もともとつくったのが平成28年、そして目標としている年度が当時で言えば平成37年、令和で言えば7年というところでございます。先ほどもちょっと担当課長が申しましたが、1人当たりのごみ量は、見てみると、基本的には予定どおり、予定に近く、きちんと下がってきております。ただ、資源の量という意味でいけば、例えばごみ総量自体は下がってきているところがありますので、当時の予定よりもとれてないとかいうことはあります。  あとは、先ほど申し上げたようなリサイクル率、32%を目標にしております。これが達成できるのかっていう話も。確かに目標年度がもうちょっとございますので、我々、これに向けて本当に頑張っていかなければいけないというふうには思っております。ただ、あくまでも目標ということでございますので、結果はどうなるかわかりませんけれども、これに向けてきっちり取り組んでいきたいということで御理解いただければと思っております。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。 ○松嶋委員  1点だけ伺いたいんですけど、廃棄のプラスチック製の容器包装の問題で、ニュースなんかで今、廃棄のプラスチックの問題でいろいろ、環境の汚染があるとかっていうことで取りざたされているんです。私も廃棄物減量の審議会なんかに所属していたときにも、そこの座長の方が、廃棄のプラスチック製の容器包装のリサイクルの問題にいろいろ御意見があってお話しされたりしているんですけども、プラスチック製容器包装の分別というのがもはや成り立たないというようなニュースの報道を私も見たもんですから、きょう、こういう報告事項あるのでもうちょっと勉強してきたらよかったんですけども、うろ覚えなんですが、国際条約か何かができて、プラスチックの容器の包装、例えば中国へお願いして処分していたのができなくなると。そうなったときに業者がもう処理できないよというようなところで分別やめちゃおうかというようなことだったと思うんですけど、たしか。ニュースでそういうのを私が聞いた記憶があるんですが、そういう昨今のプラスチック製の容器包装、廃プラの問題について、分別どうなんだというところで区として何か、そういう今の状況の動きの中で見解があれば伺いたいんですけど。 ○本橋環境清掃部長  おっしゃるとおり、確かにここのところ話題になっている。新聞にもいろいろ出ております。おっしゃっているのはバーゼル条約の関係なんだと思います。ただ、ここのところ話題になっていて、例えば国内で飽和状態になっている、処理し切れないというのが新聞に載っていて、例えば一般家庭から集めているごみはどうなんだみたいなお話なんですが、あくまでも今話題になっておりますのは、いわゆる産業廃棄物に該当するプラスチック。例えば私どもが集めているのは一般廃棄物。家庭から出る廃プラについては一般廃棄物になります。今話題になっているのは、いわゆる事業者の方から出るプラスチックは産業廃棄物に分類される形になります。それが飽和しているという状況でございます。  ですので、今、私どもが集めている一般家庭から出る廃プラに関しましては、例えば目黒であれば、資源として回収して、資源として処理をしている。例えば区によっては、それをサーマルリサイクルとして回収している場面もありますけれども、それでもきちんと清掃工場に持ち込まれて処理がされていますので、今話題になっている産業廃棄物の廃プラ、飽和状態になっているよというのは、私どもの一般廃棄物の廃プラには当たらないということで御理解いただいて、まずは大丈夫でございます。  以上です。 ○松嶋委員  ありがとうございます。  産業廃棄物の部分で飽和になったときに、それを燃やしてしまうしかないと。熱のエネルギーとして回収していくのかどうかっていういろんな話が出てくると思うんですけども、じゃ、産業廃棄物ではそういうふうな処理をしていて、でも、家庭では一生懸命分けてやっているっていうのが、何か1つ矛盾みたいなのを感じ、ニュースなんか報道を聞くと、一般家庭で、主婦が家で一生懸命分けているときに、でも結局は産廃では大量に燃やしているのよね、みたいなところでそういうふうに思ってしまうようなところがあったら、分別が進んでいかないんじゃないかなという問題意識もあって伺ったんですけども、その辺はいかがですか。 ○本橋環境清掃部長  産廃のことですので、私どものコメントがなかなか難しいところではございます。ただ、産廃もこれまで、処理がされてきて、例えばそれが輸出をされていたっていう状況で、それも資源として輸出がされていた。ただ、受け入れ国のほうで、そういった廃プラについては受け入れないよということがあって輸出が滞ってきて、それを国内で処理せざるを得なくなった。では、それはどうしようかっていうお話として、緊急避難的なというようなのが国の言い方として新聞にも載っていましたけれども、そういう意味ではそれを燃やすっていうような方向も国としては出しておるようです。  必ずしもこれから先ずっとそうしていこうということを言っているようにはとれなくて、国としても緊急避難的に、一時的な今の状況をどうかしよう、どうしていこうかという形で言っているようには理解できるところです。ただ、大変申しわけないんですが、私どもが扱う一般廃棄物とは違う世界の話でございますので、私ども、一般廃棄物についてはきちんと処理して、整理をして対応していくということで対応しておりますので、御理解をいただければと思います。  以上です。 ○松嶋委員  最後ですけども、今回、分別収集計画で案が出ていますが、そういう新聞報道などもあって大きな話題になっているところですので、産廃と一般廃棄物とは全然違うという意見もあるかと思うんですが、そういう収集計画の中に、一つそういう部分も位置づけて、今の世界の条約とか、プラスチック廃棄物の問題っていうところで計画にちょっとは盛り込んだほうがいいんじゃないかなって私は思ったんですけど、その辺はいかがですか。 ○榊原清掃リサイクル課長  この分別収集計画ですけども、あくまでも対象となるのは、区が収集する一般廃棄物の中の容器包装廃棄物が対象となりますので、事業者が出すような産業廃棄物をこの計画の対象とするという位置づけになってございませんので、事業系の廃プラスチックについては、この計画の中に数値として盛り込むのは適当でないというふうに考えてございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑はございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ないようですので(14)目黒区分別収集計画(第9期)について終わります。  以上で報告事項を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(1)環状6号線道路工事のお知らせについて ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、情報提供(1)環状6号線道路工事のお知らせについて情報提供を受けます。 ○清水道路公園サービス課長  それでは、環状6号線道路工事のお知らせについて、2点、東京都から資料提供がありましたので、情報提供させていただきます。  まず、お手元の資料の道路工事のお知らせをごらんください。  紙面の2項目め、工事と場所と日時についてでございますが、工事件名は記載のとおりとなりまして、工事場所は、上目黒一丁目地内、りそな銀行がございますけれども、その角のところから上目黒三丁目地内、ちょうど中目黒GTの前のあたりまでの延長130メートルが施工範囲となります。  工事期間でございますが、令和元年6月上旬から9月上旬までの期間。施工時間につきましては、昼間作業及び夜間作業が記載の時間帯で予定され、工事内容にあります舗装工、街きょ工、中央分離帯、それと信号機の移設工が予定されております。  工事に関するお問い合わせ先につきましては、紙面の下段に記載のとおりでございます。  工事概要につきましては以上でございますが、若干補足をさせていただきますと、裏面の完成イメージ図をごらんください。  真ん中の段に完成後の標準断面図がございます。道路の総幅員が30メートルで、両側に5.75メートルの自転車・歩行者道が整備されるという内容になってございます。  下段のイメージパースを見ていただきますと、左側の断面図が青葉台一丁目の5差路、ちょうど上島珈琲店がございますけれども、そこのところから、北側のイメージ図になりまして、右側の断面図がその5差路の交差点から中目黒の駅までのイメージ図となります。  続きまして、道路照明工事のお知らせをごらんください。  紙面2項目め、工事の場所と日時についてですが、件名は記載のとおりでございまして、工事場所は青葉台一丁目地内、東山郵便局前から東山一丁目地内、先ほどの5差路までとなります。  工事期間でございますが、令和元年5月下旬から8月上旬までの期間。作業時間につきましては、記載の時間帯で夜間工事が予定されております。  内容は、道路照明施設を18基設置するというものでございます。  工事のお問い合わせ先は下段記載のとおりでございます。  裏面は先ほどの完成後のイメージ図と同じになります。  この2件の工事のお知らせにつきましては、関係する町会、商店街及び沿道の方々には、今後、東京都のほうで周知を図っていくというふうに聞いてございます。  情報提供は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。 ○田島委員  道路工事ということで、いつかやってもらわなきゃいけないんですが、2点。  ここの場所は、ふだんでも渋滞というか、車がなかなか、中目黒の駅の交差点で、車がすんなりとは動かないんですが、この工事期間中は渋滞予測というか、どの程度までどういう影響があるものかというのは、東京都のほうは何も言ってないんでしょうか。  それと同時にもう1点。道路面が拡幅をされるような気もしないではないんですが、やっぱり気になるのは、中目黒駅前の交差点です。非常に今でも道路の幅員が広いので、あそこで待たされながら渡り切れなかったりっていう部分があるみたいなんですが、その辺の改善策みたいなのは出てきているんでしょうか。  道路広くなるっていう部分は非常に大事なことだと思うんですけれども、やっぱり駅、それから特に桜の時期ですね。混雑は予想されるわけなんで、その辺は東京都のほうはどのように認識しているのか。わかる範囲で結構です。東京都の問題なので聞いている範囲で結構ですから、済みません、伺っておきます。 ○清水道路公園サービス課長  それでは、まず、1点目の工事期間中の渋滞予測ということでございますけれども、東京都のほうから聞いている範囲でございますけれども、一応工事の期間、時間帯、今回も夜間工事、昼間工事分けておりますけれども、これにつきましては、交通管理者である警察署と協議をしながら、作業する内容、時間帯を協議しながら決めているというふうに聞いてございます。  委員からお話がありましたように、交通量の関係もございますので、そこら辺も協議しながら工事内容を決めているというふうに聞いてございます。  それと、2点目の道路拡幅にかかわる影響でございますが、例えば中目黒の駅前の横断歩道のところ、桜の時期も渡り切れないような状況があるというようなお話もございました。これは桜の時期に限らず、今ある駅前の横断歩道の幅ですとかそこら辺につきましても警察署と。そういう状況を一番知っているのは警察署でございますので、そこら辺も踏まえて協議して幅を決めているというふうに聞いてございます。  以上でございます。 ○田島委員  交通管理者と協議してということでしょうけれども、利用するのは目黒区民であって、東京都民であるわけですから、やっぱりその辺の利便性をこの地域で考えるのは目黒区の仕事だとも思いますので、ぜひその問題点につきましては区のほうから東京都に上げていただいて、できるだけ渋滞の緩和だとか、それから交差点の渡りやすさだとかというのは区のほうから申し出ていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○清水道路公園サービス課長  委員からお話しいただきましたそうした渋滞ですとか交差点での渡りやすさ、そういった内容につきましては、区から東京都に申し入れていきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ないようですので、情報提供(1)環状6号線道路工事のお知らせについてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(2)補助26号線道路工事のお知らせについて ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、情報提供(2)補助26号線道路工事のお知らせについて、情報提供を受けます。 ○髙橋道路公園課長  それでは、補助26号線の道路工事のお知らせについて、東京都から情報提供がございましたので、チラシで御説明をさせていただきます。  電線共同溝及び排水管設置工事のお知らせというお知らせでございます。  こちらにつきましては補助26号線ということで、駒沢通りから目黒郵便局に抜ける、今、現道はございませんけれども、ここを都市計画道路、20メートルの幅で道路整備をしている事業でございます。ここが、今回、電線共同溝と排水管の設置工事をしますということで通知があったものでございます。  2つ目で、工事の場所と日時でございますけれども、件名については記載のとおりで、場所が五本木二丁目地内から中央町一丁目地内ということで、延長で449メートルの施工延長でございます。  工事の期間ですけれども、5月の中旬から令和2年の2月下旬の予定と。こちらについては昼間の工事で、9時から18時までということでございます。  工事内容については、電線共同溝の設置が延長440メートル、排水管の設置が356メートル、街きょ工が585メートルでございます。  お手数ですけど、裏面をごらんいただきたいと思います。  断面図で示されてございますけれども、標準断面で、道路計画幅員が20メートルでございます。ちょっと歩道の幅が入ってございませんけれども、基本的な構成としては、歩道の幅が5メートル、車道が10メートルの構成というふうに聞いてございます。ここの歩道の中に電線共同溝の設置、また排水管の設置、ここを今回整備しますということでございます。  済みません、表面に戻っていただきまして、連絡先、お問い合わせにつきましては記載のとおりでございまして、本チラシを沿道の区民また町会、住区等に今後配布をしていくというふうなことでございます。  情報提供は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。 ○田島委員  ちょっと確認なんですけど。済みません、私ばっかり。  これ、完成予定いつでしたっけ。 ○鴨志田委員長  道路全体で。 ○田島委員  ええ、道路全体。要するに開通予定ですか。目黒通りとつながるのは。 ○髙橋道路公園課長  今、補助26号線につきましては、平成19年9月から平成32年3月までの事業期間で事業を進めてございますけれども、まだ用地買収が全部終わってございません。今の最新の情報ですと、用地買収で約88%というふうに聞いてございますので、若干、事業期間としては今後まだ延びる可能性があるのかなというふうには思ってございます。当面、できるところから早目に整備をしていくっていう取り組みを東京都のほうで進めていますので、条件が整ったところからやっているというような状況だというふうに聞いてございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ないようですので、情報提供(2)補助26号線道路工事のお知らせについてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(4)羽田空港機能強化に関する情報発信拠点の開設について       (5)羽田空港機能強化に関する住民説明会の開催について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に(3)はもう説明を受けましたので(4)羽田空港機能強化に関する情報発信拠点の開設について情報提供を受けます。 ○佐藤環境保全課長  冒頭申しわけございません。その次の5点目と関連が密接でございますので。
    鴨志田委員長  ああ、(4)、(5)両方ということですね。 ○佐藤環境保全課長  済みません、あわせて御説明をさせていただきます。申しわけございません。 ○鴨志田委員長  はい。 ○佐藤環境保全課長  あわせて御説明させていただきます。  まず、情報発信拠点の開設ということで資料をごらんいただきたく存じます。  改めまして、これが周知用の国土交通省が作成したチラシでございまして、本日、これを情報提供の資料としてございます。記載のとおりの国の取り組みの中で、左側のとおり、総合庁舎1階の休憩コーナーの池側のスペースを活用いたしまして、記載の日時で、実際、9時から5時で展示いたしますが、初日の準備、それから最終日の撤去も含めて、記載のとおりの日時で展示を行うものでございます。  取り組みの紹介としましては、パネルについては国のホームページに出ておりまして、2月の第5フェーズでも使われたものを改めて展示いたしますことと、同じく第5フェーズで使いました資料一式を、記載のとおりのものを持ち帰りができるように配布するものでございます。  それから、写真、白黒で小型ですけれども、サウンドシミュレーター、これについては、ボタンで、高度であったり、それから直下からの速報の距離等を選んでいただいて、実際に流れるものは第5フェーズのときと同じでございますけど、大阪市の実際の映像が、伊丹空港近隣でございますが、こちらが流れた上で、ヘッドホンを通じて音を聞いていただく体験型ということでございます。  改めて、三田地域を中心に、区民の皆様への丁寧な説明の一環としまして、国が行うものについて、区のほうで場所を提供した上でとり行うということでございまして、引き続き取り組んでまいります。  それから次に、住民説明会の開催についての資料でございます。  こちらの経緯等について、1番のとおり改めて、最初の3行について、今申してきた国の取り組みの記載でございます。3行目の後段の、一方、本区としましても、これまで、今も申しました特に上空を飛行することになる三田地域、ここにおいて、国の第5フェーズまでのオープン型とは別に教室型の説明会の開催をこれまで要望してきたところでございます。特に区が代行して要望してきました地元の該当の、「このたび」以降に記載の町会、こちらと国との協議がこのたび調いまして、実施に至ったということでございます。  以下、開催日時、それから会場については記載のとおり。こちらは、該当町会様が管理するスペースということで、会場でございます。そのため、対象も町会の会員の皆様というふうになってございます。  内容については、これまでの国の説明について改めて町会の皆様に対して行うという予定でございまして、説明者は記載の国土交通省の担当職員。この周知については、町会会員向けに町会のほうで実施するということでございます。改めて、町会の支援の立場で区としてできることについては、詳細を今詰めながら、町会を支援していく、こういった考えでございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  ないようですので、情報提供(4)羽田空港機能強化に関する情報発信拠点の開設について、(5)羽田空港機能強化に関する住民説明会の開催についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(6)区民との意見交換会(東京二十三区清掃一部事務組合開催) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に(6)区民との意見交換会(東京二十三区清掃一部事務組合開催)について情報提供を受けます。 ○榊原清掃リサイクル課長  区民との意見交換会について情報提供いたします。  東京二十三区清掃一部事務組合が区民との意見交換を開催いたします。清掃一部事務組合では、事業運営に関して区民の理解を深めるため、区民との意見交換会を定期的に開催してございます。年間3回ほど開催してきており、区政会館や清掃工場などで実施されているものです。  今回は、建てかえ工事中ということもあり、目黒清掃工場の見学ということですので、情報提供をさせていただくものでございます。  この意見交換会は、清掃一部事務組合が独自に実施しているもので、区が開催を知りましたのが今月に入ってからですので、直前の情報提供となりました。  開催日程は6月6日木曜日、参加対象は、特別区内に在住、在勤、在学の者、特別区内の事業者、団体で、定員は30名。事前申し込み制となっておりまして、申し込み期間は本日までとなっております。  以上です。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  それでは、情報提供(6)区民との意見交換会を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【その他】(1)次回の委員会開催について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  以上で本委員会を散会いたします。  次回は6月12日水曜日、10時からですので、よろしくお願いいたします。  御苦労さまでした。...