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  1. 目黒区議会 2018-11-29
    平成30年都市環境委員会(11月29日)


    取得元: 目黒区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成30年都市環境委員会(11月29日)                都市環境委員会 1 日    時 平成30年11月29日(木)          開会 午前10時00分          散会 午前11時26分 2 場    所 第三委員会室 3 出席者    委員長   吉 野 正 人   副委員長  小 林 かなこ      (8名)委  員  山 本 ひろこ   委  員  川 原 のぶあき          委  員  佐 藤 ゆたか   委  員  青 木 早 苗          委  員  森   美 彦   委  員  田 島 けんじ 4 欠席者      (0名) 5 出席説明員  中 澤 都市整備部長      橋 本 参事(都市計画課長
        (15名)立 山 都市整備課長      澤 田 道路管理課長          清 水 土木工事課長      櫻 田 みどりと公園課長          三 吉 建築課長        高 橋 住宅課長          清 水 街づくり推進部長    原   地区整備課長          林   木密地域整備課長    田 島 環境清掃部長          佐 藤 環境保全課長      秋 田 清掃リサイクル課長          大 迫 清掃事務所長 6 区議会事務局 藤 田 議事・調査係長      (1名) 7 議    題   【陳  情】   (1)陳情30第12号 羽田空港国際線増便計画見直しを求める陳情書                                     (継続)   【報告事項】   (1)目黒空家等対策計画素案について            (資料配付済)   【情報提供】   (1)羽田空港機能強化に関する住民説明会開催についてのお知らせ (資料あり)   【その他】   (1)次回の委員会開催について ───────────────────────────────────────── ○吉野委員長  おはようございます。  ただいまから都市環境委員会を開会いたします。  本日の署名委員には、山本委員青木委員にお願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【陳  情】(1)陳情30第12号 羽田空港国際線増便計画見直しを求める陳情書継続) 【情報提供】(1)羽田空港機能強化に関する住民説明会開催についてのお知らせ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  それでは、陳情審査に入ります。  (1)陳情30第12号、羽田空港国際線増便計画見直しを求める陳情書継続)を議題に供します。  また、情報提供(1)羽田空港機能強化に関する住民説明会開催についてのお知らせについては、本陳情関連がありますので、理事者より本陳情に関する補足説明を兼ねて、情報提供もあわせて受けます。 ○田島環境清掃部長  今、委員長から御説明ありましたけども、本日予定されております情報提供の案件が陳情審査関連すると思われますので、まず、この情報提供について、陳情審査の前に環境保全課長から説明させていただければと思います。よろしくお願いします。 ○佐藤環境保全課長  それでは、お手元の情報提供のほうの資料をごらんいただきたく存じます。  改めまして、羽田空港機能強化に関する住民説明会開催についてのお知らせでございます。右上に目黒区と囲みがございますとおり、これは国土交通省航空局のほうで目黒区向けとして作成した内容でございます。  今回につきましては、最初のリード文の2行目の後段、これまで国として4回のフェーズにわたる住民説明会開催してきたところでございますけど、2段落目、このたびさらなる情報提供という観点で、フェーズ5に当たります5回目の住民説明会開催、これについての内容お知らせでございます。  説明会の形式については、その下にございますオープンハウス型、その下の説明のとおり、それぞれの来場者の御関心にきめ細やかに対応する型ということで、国が実施している形でございますが、今回この形ということでございます。  また、会場の内容については、その2つ目黒丸記載のとおりでございます。  本区における開催会場・日時については、その下の2カ所、まず平成31年2月17日日曜日、13時からが田道住センター三田分室、これは1階のレクリエーションホールを予定してございます。それから、右側の2月18日月曜日、15時から、これは恵比寿ガーデンプレイスの中のこれも1階でございますけれど、ガーデンルーム、こちらで開催の予定ということでございます。  これについては、今回は国として週末に1回、それから、平日に1回、それで週末のほうは田道住区でございますが、来場者の方が来場しやすい時間帯という設定、それから、平日のほう、18日については、この新飛行経路が予定されているこの運用の時間に合わせた時間帯の設定、このように聞いているところでございます。  それで裏面に回っていただいて、改めてこのチラシ内容としては、これまでも公表されてまいりました新飛行経路の案が改めて載せてございます。目黒区については右側、南風のときということでございます。  それから、下のところを改めてもう一度、一覧として、これは開催日順にさまざまな自治体が多くある中で、ここの部分だけ抜粋でございますが、目黒区の入っている開催一覧、これが再掲されております。  説明については以上でございます。 ○吉野委員長  説明が終わりましたので、陳情及び情報提供について、あわせて質疑を受けます。 ○田島委員  ありがとうございます。  新しくというか、また再びといいますか、説明会をやっていただけるということで、特に三田地域でやっていただけるようでございますので、本当に住民の方にとってどんな形になるかと、行きやすいということでは大変ありがたいなと思っております。  まず、フェーズ4まで4回の説明会をやられてきたということでございますけど、ある程度の概要で結構ですが、どんな形でどんなふうに、そして、今度5回目に入るわけですけれども、この5回目は今までの4回と何か違う部分があるのかどうか、特筆するものがあれば、教えていただきたいと思います。  多分、オープンハウス型は今までもやってこられたと思うんですけれども、その辺ちょっと詳しく、わかる程度で結構です。国がやっていることですから、自治体が知り得ることは全てではないと思うんですけれども、感触としてつかんでいらっしゃると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○佐藤環境保全課長  改めまして、御質疑のとおりフェーズ1からフェーズ4までこれまで実施されてきまして、今度フェーズ5ということでございます。  まず一つ、本区に密接に関連するところとしましては、今回フェーズ5については、最も関連の高い三田地区を2カ所ということで場所の設定をしていただいておりますが、これまでフェーズ1については、これは三田地区に近い、目黒駅に近い、目黒区の勤労福祉会館でまず説明会を行ってございます。それから、2回目については、今度は総合庁舎レストランを使って実施しまして、3回目については、改めて三田地区田道住センター、こちらで行って、4回目、前回については、改めて総合庁舎レストランというふうに、私どもも区全体、それから、該当地域への説明、こういったところで参加の仕方がそれぞれ可能なように、場所をそういうふうに交互に設定して、これまで実施していただいてきた経緯ということが1点ございます。  それから、今回については、改めて国のほうでこの平日、それから休日、先ほど御説明したような時間帯も含めて、回数をふやしてやりたいということでございまして、今回については5回目、それから、実施の時期もより近づいてきたということも含めて、三田地区を選定して実施するということでございます。  改めてオープンハウス型については、これは国として主催するところ、来場者がいつでも自由に来れるところ、それから、対応については職員がついたということで、きめ細やかに対応するということで、これまでもこれでやってきた中身、これを5回についても同じ形をとるというふうに聞いてございまして、そこについてはそういう御説明、これまでどおりではございますが、今回もオープンハウス型ということでございます。  改めて本区としては、特に関連のある地区で複数回ということ、それから、時間設定もそういった配慮をということを聞いておりますので、私どもこれでまず開催をしていただいて、丁寧な対応をしていただきたい、こういうスタンスで今回開催お知らせするところでございます。  以上でございます。 ○田島委員  その今までの説明会にどの程度の参加者があったかというのは、捉えていたら教えていただきたいと思います。やはりどの程度関心があるのかどうかということが大事だと思います。  で、陳情者陳情文を読んでみますと、陳情の理由の2番のところに説明会のことも書いてあると思います。基本的には説明会でもう少しきちっと説明してくれということと、ほかの落下物等のことも書いてありますけれども、その辺について、もし今度の説明会説明があるようならば、ただ、この文章を読みますと、落下物を100%なくすのは不可能と説明があったということなんですけれども、これ当然のことで、これを見ていると、日本全国に飛行機が飛べなくなるような書き方だと思いますので、あんまりそこは強調する部分ではないんじゃないかなということも思っております。  29年度には2,900万近くの外客が日本に来てますし、そういった部分ではいたし方ない部分もあるのかなという気もいたしますので、基本的に参加者関心度といいますか、がある程度わかるような形だと思いますんで、参加者の数をお知らせください。 ○佐藤環境保全課長  それでは、少し詳細でございますが、第1フェーズからでございます。  まず、第1フェーズについては、全体で6,009名の参加者の中で、目黒駅の周辺目黒区での実施については176名でございました。  それから、第2フェーズにつきましては、全体5,122名という公表の中で、これは総合庁舎、中目黒周辺ということで147名でございます。  それから、第3フェーズについては、全体2,336名の中で、今度は目黒周辺三田地区ということで185名ということでございます。  それから、前回第4フェーズ、本年2月でございますが、こちら全体3,403名の中で、総合庁舎140名、現段階での実績はこのように国のほうで公表してございます。  1点目、以上でございます。  それから、2点目の落下物のところの含めて、ちょっと済みません、最初の御質疑のときに私も答弁を漏らしてしまいましたが、今回第5フェーズについては、もともとの内容の検討として、これまでさまざま説明会においても出された御意見・御質疑等を踏まえて、新しい内容情報提供したいということで、国のほうも先日報道発表してございます。  その中では一つ、御指摘のとおり落下物についての検討、これについては、さきに国が示した落下物対策総合パッケージ、この陳情のほうにも御紹介ございますけれど、これの取り組み進捗状況、こういった中身も今回第5フェーズで新たに情報提供を行うというふうに報道発表がされてございまして、内容については、これは国のほうで説明会でする内容という認識でございますが、こういった報道発表がされているところでございます。  それから、改めて落下物、御質疑のとおり、国としての姿勢であったり考え方については、私どもが把握している範囲では、第196回の国会において参議院のほうで、やはりそういった質疑がある中で、当時の、30年、ことしの6月4日の議事録でございますけれど、国務大臣としましては、航空機からの落下物に対する懸念や不安の払拭を図るべく、法令の改正も含めてこの総合パッケージ内容を着実に実施することによって、ゼロを目指して最大限取り組んでまいるというような答弁をされている。目黒区としての認識もこの答弁という状況でございます。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  田島委員質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○佐藤委員  ようやく第5フェーズで、この一番、地元の地域というか、三田で2カ所行っていただくことになりましたが、なかなか地域住民で知らない人がまだ、いまだに多いと思うんですが、この説明会周知対策として、このチラシ三田町会とか、下目黒一丁目とか、その周辺にも配るんでしょうか。それとも新聞折り込みだけでしょうか。それとも掲示板とか回覧板だけでしょうか。教えていただけますでしょうか。  以上です。 ○佐藤環境保全課長  御質疑につきましては、まず、本日情報提供させていただいた中で、実施に際してはまだ大分日にち、年明け2月ということでございますので、これについてはまず、本日の情報提供をもって、この後、国のほうから別途これまでも発行されているお知らせチラシということで、ニュースレターの新しいものが来ますので、まず、最初にこのニュースレターホームページで公表し、各施設に配布等を考えてございます。この中に第5フェーズ内容は入っているということで。  それから、本日のこの情報提供資料については、区議会様への情報提供向けとして別途国がつくったものでございますが、改めて住民配布用チラシがこの後届きますので、段階的に次はこのチラシが届いた際、御質疑にあったところもございますけれど、このチラシ配布については、特にこれまでも取り組んできました三田地区の関係9町会様に対しまして、町会回覧を別途お願いするという形で、より近い地域は確実に周知がされるようにという観点で、9町会様へは回覧も含めて配布をしてまいりたい、そのように考えています。  それから、本日のこの第5フェーズ内容については、この後第3段階目としては1月25日号のめぐろ区報、こちらにも周知、これは大分近くなってきたので、さらにもう一度区全体にという観点で、こういったように段階的に周知を含めまして、今回改めて御質疑のとおり、より周知を徹底する、この観点で、さまざま工夫して取り組んでまいりたい、このように考えてございます。  以上でございます。 ○佐藤委員  ありがとうございます。  あと、たしか9月か10月に電車の中でPRというか周知もされたと思うんですが、そういう形での周知方法というのは、聞いておられるんでしょうか。通勤、通学でやはりなかなかそういう掲示板とか見られない方もいらっしゃいますので、もし国のほうでそういうのがないようだったら、前回みたいにそういうのを周知していただきたいと。やっぱり全く知らないというのはまずいわけですから、しっかりと周知をしていただいて、この説明会オープンハウスに来ていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。どうでしょうか。  以上です。 ○佐藤環境保全課長  御質疑の点については、私ども認識をしているところでございます。  改めて今回、先ほど御答弁、区としての取り組みでございましたが、国としては先ほど前の委員の御答弁の際も申しましたとおり、報道発表の中で少し資料がついておりまして、新しい取り組みの中で周知についても、その中では初めて新聞折り込み、これを使ってチラシ配布するというような取り組みが新たに掲げられておりまして、こういったところも含めて国のほうも御質疑のとおり、より周知に努めたいということで、今考えているというふうに認識してございます。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  佐藤委員質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○森委員  羽田低空飛行計画の問題は、区民の暮らしと命にかかわる大問題だと思います。  1点目は、目黒区民への周知地元理解の現状についてです。  周知が全く不足していると。三田地域でも知らない人、いまだに多いというお話もありましたけれども、私もそう思っています。  今回、第5フェーズオープンハウス型説明会を2月17日、18日とやることになりました。お知らせが来たのは、目黒区に国から来たのはいつのことですか。段階を追って周知するということは、その限りでは理解できるんですけども、いち早くお知らせするということも大事だと。これまでも情報は早く拾うというようなお話もありましたので、その点との関係でどうでしょうか。 ○佐藤環境保全課長  御質疑のそのお知らせの時期については、これは先ほどから御答弁しています国の報道発表、これが11月20日に報道発表されましたので、その日に届いたということでございます。  それから、いち早くということで、御指摘のとおりと考えておりますので、さきも御答弁したとおり、まず、この後ニュースレターが同日のものがございますので、これをもう来週早々には配布の形をとらせていただきたいと考え、それから、ホームページにも12月5日に今の段階で予定でございますけれど、掲載をさせていただきたいと考えていますので、まず、本情報提供陳情審査をしていただいたことで、確認をしていただいたということで、早々にニュースレター配布していきたい、このように考えてございます。  以上でございます。 ○森委員  足立区のホームページにアクセスしたんですけれども、第5フェーズ説明会お知らせ、11月26日に更新して、いち早く手を打っているなと感心しました。  区報については、載せるに当たっては区議会、事前に確認得るというルールありますけども、こういったことについては早いほうがいいわけですから、できるだけ早くやっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。  それから、その2は、教室型説明会開催についてです。  一つは他区の状況について動きはありませんか。  それから、目黒区の関係ではどういう状況でしょうか。  以上。 ○佐藤環境保全課長  1点目につきましては、今さまざまな、他の区の御質疑でございましたけれど、詳細は御答弁いたしませんが、今回の第5フェーズについては来月の15日の品川区を皮切りに、順次各区・市で行われますので、そういった日程で私どもは2月ということもありますので、そういったことも含めて開催日とのバランスも考えながら、各区としてはそれは取り組みの日程を、その11月20日以降ではございますが、検討されているんであろう、そういう認識のもと、私ども先ほどのとおり12月5日をまず最速としまして、周知に努めてまいりたいと考えてございます。
     それから、教室型の説明会開催について、これまで御答弁さしあげてきたとおり、引き続き今、国と調整をしているところでございまして、これは基本的には区長から直接申し入れをさせていただいたことも含めて、実施の方向で検討している、そういう状況でございます。  改めて他区の状況、私どもさき陳情審査の際も含めて、部長からも御答弁したとおり、関連5区との連絡会というのは定期的にやってございまして、その中で、ある区であればそういった町会様、自治会様がかなり力を入れて説明をされているような区、あるいはその段階では区としての、そういった区のほうで国を招いた地域での説明会はまだ実施していない区、さまざまな状況がございまして、これは各区状況、それから、航路であったり便数であったりということも含めて状況がございますので、それは各区が必要に応じて検討している、そういった認識でございます。  以上でございます。 ○森委員  目黒区が国交省などにリンクを張って、全体状況お知らせすると。そのことも非常に大事です。足立の例では、そういう立場でどこにでも行けるような情報を広くアップしておりましたけれども、やはり情報については知らせる、周知がまだ不十分ということで、大事なことだと思っています。  教室型説明会開催についてですが、品川区では12月中に13カ所で教室型説明会開催すると。その方向でもう調整に入っているんですね。同じルートですので、やはり目黒区も立ちおくれてはならないというふうに思うんですけれども品川区の状況については、すぐに調査していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。その上で目黒区では三田地域で要望しておりますので、強く国に働きかけていただきたいと思うんですね。いかがでしょうか。  そのときに、私は品川のように13カ所とは言いませんけども区長懇談会並みに5地区と大会議室、6カ所でやってよという要望はしてもいいのではないかと思うんですが、いかがですか。  それから、港区で、みなとの空を守る会という団体つくって住民運動やっているんですけれども、そこがアンケート調査をしたそうなんですよ。港区の場合はC滑走路のほうですけどね。影響を受ける地域の方々に4万枚配付して、相当数戻ってきたと。6割以上が計画を知らなかったというんですよ。8割以上が計画中止をという声が出されたということなんですけど、目黒区の三田住民周知度について、区としてどういうふうに認識されていますでしょうか。 ○佐藤環境保全課長  まず1点目、情報提供の徹底については、もう繰り返しになりますが、今回の第5フェーズを起点にさせていただきまして、先ほど御答弁したような段階的なもの、改めてですが、まだ開催まで期間もございますので、早目に周知をしたきりで、その後忘れてしまうというようなこともないように、含めて、段階的に周知を徹底してまいりたい、このように存じます。  それから、2点目の他区の状況でございますが、これは私どもも含めて、この関連5区の中ではそれぞれ区の取り組みに変化があった場合には、情報共有という形をとってございますので、その中で他区の動きについては、これまでどおりでございますが、把握に努めてまいりたい、このように存じます。  それから、3点目の三田地区について、これは改めて繰り返しになりますが、実施に向けて調整中ということでございますので、これは確実な実施を目指して、現在調整をしているという状況でございます。  それから、その地域住民の方も含めた周知度ということで申せば、さきの今年度の区民と区長のまちづくり懇談会、この中では東部地区開催のときに、この羽田に関する御質問等もいただいた経緯もございますので、これは昨年もいただいてはございますが、そういったところも含めて、これまで区として、国として取り組んできた中では、一定の周知は図られているという認識のもと、改めて繰り返しになりますが、第5フェーズを起点とした上で、より周知の徹底に努めてまいりたい、このように存じます。  以上でございます。 ○森委員  早く周知すると忘れてしまうという言い方、ちょっと撤回していただきたいなと思うんですね。非常に暮らしかかっていますしね、命と健康、安全もかかっていますし、ちょっと問題な御答弁と思います。  それから、情報を自由に見られる展示を目黒区でというふうに思うんです。以前たしかパネルがでかいと。2メートル掛ける2メートル掛ける2メートル、置き場がないよという議論があったと記憶しているんですよ。  それで、港区では、みなとパーク芝浦で10月15日から19日まで展示しています。足立区では、きのう見ましたら10月28日から11月2日まで展示していると。写真も出ていましたけれどもね、コンパクトになっていますし、これだったら目黒区でもできるのではないかというふうに感じましたんですが、目黒区でしかるべきところで展示をするということについては、いかがですか。  それから、先ほど出されていた5区連絡会情報交換しているという点についてなんですけど、開催状況はどういうふうになっていますでしょうか。それで、私の感じでは、もっともっと早く情報キャッチできるんじゃないかと。もう5区で集まっていますからね。関係区10何区でしたっけ、あるんですから、そういう情報も入ってくると思うんですよね。ちょっと機能しているのか、機能していると思うんですけど、機能させなくちゃいけないという立場で質問します。 ○田島環境清掃部長  まず1点目、早く知らせてしまうと忘れてしまうということにつきましては、早く知らせることは大事ですけども、やっぱり繰り返し知らせなきゃいけないという意味で、我々としてはそういう取り組みをしていきたいということで御理解いただければと思います。  それから、実際に展示というのがありまして、パネル、かなり大きいものが展示されているというのがあるんですけども、この辺はちょっと私も実際に文京区でやられた例を見に行きまして、かなり大きなパネルが何十枚も周りであるんですけども、あそこまで行くとかえって見にくい展示かなというふうに思います。目黒区でその展示をやるかどうかも含めて、例えばコンパクトな形で展示ができるかどうかというのは、ちょっとこれは国と相談をしていきたいというふうに考えます。  それから、5区連絡会ですけども、これは基本的には担当者がメールでやりとりすることが多いかなというふうに思います。実際に5区が会うというのは、そんなに年間何度もということではありません。ただ、我々としましては、それぞれの区がいろいろな立場でこの取り組みをしている中で、どこまで他区に情報提供ができるかというところもあろうかなというふうには思いますので、大事なことはすぐに情報交換をする中で、区として大事なところをしっかりと把握していくために、どういうふうにすればいいのかというところはこれからも検討していきたいし、情報については集めていきたいと考えております。  いずれにいたしましても、この羽田の問題に関しましては、前々から私がちょっとこの委員会でお話ししているとおり、目黒区だけで何か動くということもなかなか難しい。これは東京都のほうも、国のほうもいろいろと動きがこれからあるかと思いますけども、やっぱりそういった動きを注視しながら、区としても取り組みを進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○森委員  5区連絡会についてですけども、ことしはいつ開催したんでしょうか。次はいつごろの予定ですか。確かに目黒区だけで動くのは難しい側面があります。それはわかるんですけれども、だからこそ一緒になって密度を濃くやっていただきたいと思うんです。予定ではもう1年、2年切っているわけですからね、飛ぶまでね。ちょっと近づいていますから、ぜひ5区連絡会を機能させて活発にやっていただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。  騒音の問題なんですけども、この陳情にも一番は騒音だよと書いてあります。私もそう思うんですよね。環境基準もあるわけですけど、今回環境アセスメントやっていないと。飛行場をつくる、伊丹空港つくるときにはやったわけですけども、ルート変更だからやらなくていいという立場でやっていないと。だったら、環境基準に照らしてどうなのという点、そういったこともしっかり周知をしていただくということが大事だと思っています。  三田の上空600メートルぐらい上ですけども、水平距離で三田の上空は三角に飛び出ているところ、500メートル目黒区内通過するわけですけど、そこだけが何かこう、かなり焦点当てて動かれているような印象を受けるんですね。ところが、水平距離がほんの100メートルとか200とか、そういうところもいっぱいある。上目黒一丁目から青葉台一丁目、二丁目、三丁目、四丁目にかけては、かなりルートと接近している。前回何メートルぐらいあるんですかとお聞きしたんですけどね。もう、そこら辺、一番、三田だけじゃなくて、近いところでどのくらい水平距離近いんですか。  そういうことについても、しっかり周知もし、配慮して、それは目黒区民ですから、やっぱり区もしっかりやっていただきたいと思うんですね。いかがでしょうか。  問題は、もう生活できなくなっちゃうよと。こんなところで子育てできるのかと。そういう声もあるわけですよ、区民の中にね。健康被害が心配だと。沖縄のようではないから、あるいは横田周辺じゃないから、そこまでは健康被害ないんじゃないのみたいな、そういうことで最初から軽視していると、やっぱり大事なことが見落とされちゃう面もありますので、ぜひ騒音については、しっかり科学的知見を持って目黒区民説明するように、国に言っていただくということになりますけども、そういう立場でやっていただきたいと。  資産価値も、女性週刊誌じゃないけれども、すごい落ちると。買ってローンがあるけれども、もう売れないよと。お子さん抱えて御苦労されている人もいるわけですから、そういう面についても、ここは大事ではあるけれども、次の課題にはなりますが、周知も大事だと思います。いかがでしょうか。 ○佐藤環境保全課長  まず1点目、関連5区の連絡会については、今手元に詳細な日にちまでは持ってございませんが、今年度で申せば上半期に1回、それから、夏場に1回、今のところでは2回開催、集まる回数については2回ということで、これは各区やはり担当者も議会の日程等も含めまして、さまざま違いもございますので、部長から御答弁したように、通常は、状況の変化についてはメール、あるいは電話等で密にやりとりをする、そういった姿勢で臨んでいるところでございます。  それから、2点目については、改めてこれも国の11月20日の報道発表内容でございますが、この中で今回第5フェーズにおいては、この新経路予定からの側方の騒音の情報をシミュレーションで提示する、こういった新たな内容が盛り込まれておりまして、その中では一定の高さ、高度のところから側方に500メーターとか1,000メーター、1キロとか1,500メーターとか離れた際に、デシベルがどういうふうに変化するか、こういったことも含めてイメージができるように、機器を準備するというふうに報道発表されてございますので、私どもも最後は区民に対しての知見という御指摘でございますが、第5フェーズを通じて、私どももこういった詳細についてはきちんと把握してまいりたい、このように存じます。  以上でございます。 ○森委員  魔の11分についてです。  着陸3分、離陸8分、目黒区上空を着陸のとき三田上空を通って、離陸のときは旋回して目黒区を縦断すると。前回質問したのは、第4フェーズのオープンのときに、前やっていた説明が図面から落ちていて、目の前で環境保全課長が怒って、どうなんだって言って詰め寄っていましたけども、それはどうなったのかですね。確認していただいたのか。もし離陸後縦断するんだったら、もうバッテン型で目黒区中が非常に魔の11分に入るわけなんでしょう。離陸も着陸も入っているんでしょう。ちょっとそれも御答弁なかったものですから、時間もたっているし、調べられたんだったら、報告していただきたいと思うんですね。国に聞けばわかることですから、すぐに。  魔の11分の間に実際には大変な事故につながるようなことが、この陳情資料に半年間に227件報告されていると。これ小っちゃい字で私びっくりして、前回も言いましたけど、これはね。もう何回も言いたいほどびっくりしたんですよ。さらに増便するというんでしょ。整備士不足、他の会派からも前回出ていましたけども、これ背景だと。オリ・パラ後、さらに増便をするんだと。観光立国の観点から、首相も断言しているわけですよ。そういう状況の中で、大丈夫かなと。いわゆるその問題について、背景としてお聞きしています。さっきのことはいかがでしょうか。  それから、落下物について、先ほどの委員がこういう陳情の書き方じゃ、全国どこでも、どこにも飛ばせないことになるよみたいな話されていましたけども、飛ばすなと言っているんじゃなくて、私の読み取りでは、やっぱり命と安全を守っていくと。そのために落下物の事故を未然に防ぐ、少なくする、国もゼロにすると言っているんでしょ。そういう立場ですよ。それを詰めていかなきゃいけない、技術的にもあるいはソフト的にもですね。その点で、今度報告もあるようですけども、第5フェーズで。  直近の話で言えば、落下物については去年の11月5日からことしの10月31日まで、1年間に全国で397件あったと、落下物が。日本の全国どこかしら1日1個落っこってる。その中には大小ありますから、KLMのパネルですね、ルートから2キロ離れたところにブーメランのように飛んでって、ぐさっと車に突き刺さったと。ドライバーからたかだか1メートルあったかみたいなところに突き刺さったと。そういうことが実際起きている背景としても、もう毎日毎日落ちているという中で、この問題を詰めていかなきゃいけないと思っています。人に当たったら死亡する、人命を犠牲にするという点で、これゆるがせにできないと思うんですよ。  そういう意味で、この点もしっかり政府に、航空局に、目黒区も情報を引き出しながら情報を区民にお知らせしていただきたいと。高いところ飛んでも、落下物は同じですからね。ましてや2キロ離れているとなると、A滑走路とC滑走路の間1.5キロだと、この委員会でも答弁していただいているわけで、それ結局C滑走路のルートのものだって、ブーメランのように目黒に飛んでくるということもあるわけでしょう。だから、そういう立場でちょっと情報提供を強化していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。  最後に、横田区域との関係で、航空機が通過する日米間の調整をしていると。あれはもう、だから飛ばせないんだよなんていううわさも広まっちゃっていて、ああそうか、だめなんだみたいなうわさが何かこうじわじわ広がっちゃっていて、何かひとり歩きしているような気がするので、正確な情報をつかんで、やはりそれも周知していただきたい、それはいかがですか。  以上。 ○佐藤環境保全課長  1点目、2点目は相互に関連がございましたので、改めて、さきにも御質疑いただいた離陸については、こちらは第4フェーズ資料のとおり御答弁しましたとおり、そしてきょうの情報提供の裏面についても、この右側の南風のときのA滑走路の経路、中、白抜きでございますけど、これが案ということで限定で示されていることから、着陸のみということで、これは改めて確認をしたところでございます。  それから、落下物の対策については、先ほど大臣のほうの答弁も御紹介しましたとおり、それから、さきの御質疑の中で御答弁して、今回進捗を第5フェーズで国が説明する、こういった中身、私どももきちんと把握をした上で、さきと重なりますけれど、きちんと内容は把握してまいりたい、このように考えてございます。  それから、横田区域の件については、さまざま報道もされているところは認識してございます。これについては、一つ正確なという点で申せば、11月13日付で国交省大臣、石井大臣の定例的な記者会見の中で、改めて記者からその質問がされています。それについては、大臣のお答えもホームページ上出ておりますが、大臣が、私が聞いている範囲ではという発言でございますけれど、2020年のオリンピック・パラリンピックに間に合うような形で、羽田空港について都心を通過する新たな飛行ルートを設定し、年間発着回数を3.9万回増加させるということで、今新しく飛行ルートになる地域住民の方に説明会等を重ねているところでありますので、引き続きしっかりと御理解をいただきながら、当初の目的・目標・スケジュールどおりにできるように、我々国交省としてはしっかりと努めていきたいと考えていますという答弁でございますので、私どもこういう認識でございます。  以上でございます。 ○吉野委員長  最後、もう時間ですので、お願いします。 ○森委員  着陸のみだと。離陸はその意味合いなんですけど、離陸では目黒上空を通らないという認識でいいんでしょうか。 ○佐藤環境保全課長  もちろん案ということでございますが、本日の資料裏面に示されているとおり、南風時の着陸、このように案が出されている認識でございます。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  森委員質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○山本委員  済みません、1点だけお伺いします。  これ、お問い合わせ先、国交省のコールセンターみたいになっているんですけど、目黒区にはどの程度の質問、要望、苦情等々が寄せられているんでしょうか。 ○佐藤環境保全課長  1点、今年度ここまでの状況で申しますと、常に私ども環境保全課の窓口でもニュースレター配布し、それから、さきに本委員会に報告しました羽田の見学会、限定の抽せんではございましたが、この開催チラシ等も案内しているところでございます。  これまで具体的には、数は少のうございますが、そういったチラシをごらんになった上で、お問い合わせをされた方、そういった方は存じておりますけれど、基本的には数としては本当に少ない状況で、基本的には国に聞いていただく、私どもに入ったとしても、国のほうを紹介しますので、そういった意味ではしっかりした統計ではございませんが、区に対してということは、ほぼないという状況でございます。  以上でございます。 ○吉野委員長  山本委員質疑を終わります。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉野委員長  ないようですので、質疑を終わります。  議事の都合により、暫時休憩いたします。  (休憩) ○吉野委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  ただいま議題に供しました陳情30第12号、羽田空港国際線増便計画見直しを求める陳情書継続)につきましては、引き続き調査研究を要するため、閉会中の継続審査とすることに賛成の委員の挙手をお願いいたします。  〔賛成者挙手〕 ○吉野委員長  賛成多数と認め、本陳情につきましては閉会中の継続審査といたします。  以上をもちまして、(1)陳情30第12号、羽田空港国際線増便計画見直しを求める陳情書継続)、及び情報提供(1)羽田空港機能強化に関する住民説明会開催についてのお知らせを終わります。  以上で、陳情審査及び情報提供を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(1)目黒空家等対策計画素案について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  次に、報告事項(1)目黒空家等対策計画素案についてにつきまして、報告を受けます。 ○立山都市整備課長  では、目黒空家等対策計画素案についてを御説明いたします。  まず、資料でございますが、かがみ文と資料1の素案の本編、それに資料2としてA3判の2枚の概要版がございます。そして参考資料として、空家等対策審議会からの答申文をつけてございます。  では、御説明をいたします。  まず1点目、経緯でございますが、空き家につきましては、全国的に今問題となっていると。空き家対策の特別措置法が施行されまして、区としては平成28年度に空き家等の実態調査を実施し、区内の建物の1.6%に当たる664棟が空き家の可能性が高いと判明したところでございます。  平成29年度は、空き家の市場流動性等を把握するため、動向調査を実施しまして、664棟のうち約3割に当たります193棟について、空き家の状態から改善が見られたというところでございます。  このように目黒区では空き家率は少なく、流動性も高いなど、空き家が近隣へ著しい悪影響を与える問題は、現在のところ起きてはおりませんが、苦情や相談の件数は多くなっているところでございます。  このような目黒区の特性を踏まえまして、平成30年度空家等対策計画を策定することといたしまして、空家等対策審議会からの答申を踏まえまして、今回素案を策定したところでございます。  なお、審議会からの答申文は、後ほど見ていただければと存じます。  主な経緯につきましては、記載のとおりでございます。  2点目の計画の基本理念でございますが、審議会からの答申に基づきまして「みんなでまもる」ということで、「区民をまもる、暮らしをまもる、家をまもる、地域をまもる」としてございます。この理念に至った考え方といたしましては、記載のとおり目黒区の空き家につきましては、地域の資産と捉え、区民の暮らしを守り、思い出のある家を守り、住環境を守る取り組みとして位置づけているところでございます。  3の計画素案の概要でございますが、資料2の概要版で御説明をさせていただきたいと存じます。A3判の資料2をお開きいただければと思います。  まず1枚目、第1章、目黒区空家等対策計画とはでございますが、1の背景と目的は先ほど経緯でも触れたところでございます。目黒区でも空き家が地域住民の生活に影響を及ぼしている状況が見られることから、計画を策定するものでございます。  計画の位置づけは、特別措置法に基づくものでございます。  計画期間でございますが、平成31年度から平成40年度までの10年間といたしまして、必要に応じ、見直しを行うものでございます。  計画区域は、目黒区全域でございます。  5の対象とする空き家につきましては、空き家の定義を記載してございます。ここについては、説明は省略させていただきます。  第2章、中ほどでございますが、目黒区の空き家等の現状と課題でございます。  1の目黒区の空き家等を取り巻く現状でございますが、23区の中で目黒区は空き家は少ない状況でございますが、その下のほう、高齢者世帯の増加に伴いまして、空き家が発生する可能性が高いことを示してございます。  しかしながら、目黒区は定住意向が高く、転入増の傾向がございます。また、建物につきましては、住宅の割合が高いなど、空き家の流動性が高い状況を示してございます。  2の調査結果から見た空き家の現状でございますが、これは先ほど経緯で説明したとおりでございますので、説明は省略させていただきます。  3のこれまでの区の取り組みでございます。平成29年度、空き家に関しましては窓口を一本化いたしまして、年間に受けた相談件数が86件でございます。近隣からの苦情・相談が64件、この苦情・相談対象の空き家の約70%以上が、直前まで高齢者の単身居住であったことなどが現状と課題というところで整理してございます。  右側の4といたしまして、空き家等対策を進める上での主な課題をまとめてございます。  (1)所有者・権利者関係者等に関することでございますが、高齢者単身世帯の増加に伴い、空き家発生の可能性が高まること、また、財産処分の協議や手続が難しいというようなことで、対処できていない状況で空き家が発生しているという状況がございます。  また、借地の場合はさまざまな問題が生じることがございます。  また、空き家に関する意識や情報不足により、適切な管理が行われていないということを課題として挙げてございます。  また、福祉や相続に関する所管や専門家が連携する必要があるということを挙げてございます。  (2)の不動産市場の流通等に関することでございますが、戸建て住宅につきましては、既存住宅、いわゆる中古住宅でございますが、これを活用するよりも、建て直し、新築というのが主流で、既存住宅を適正に管理して不動産市場に流通するという動きが低いということ。また、住宅に限らない福祉や子育て等の需要がありますが、法令上安全基準等を満たすことの困難性、また、空き家所有者の意識が低いというようなことが課題として挙げられます。また、各種の助成制度の周知等の課題も挙げてございます。  (3)の土地・建物に関することでございます。条件の悪い立地の空き家等の問題。また、改修等の際の安全性の確保の問題。地域特性などハード面で課題があること。また、所有者へ働きかけるための接点の持ち方とか、固定資産税の特例を受けるために空き家のままにしているという状況。また、専門家の相談体制など制度面の課題もございます。  (4)そのほかの課題として、空き家問題は個々に背景が複雑で異なるということがございます。また、目黒区の空き家は流動的なために、実態をどのように継続的に把握するかという課題がございます。また、近隣のつながりが徐々に希薄になりますと、近隣からの情報や協力が得がたくなってくる。また、個別対応のノウハウの蓄積などの課題も挙げてございます。  2枚目にまいりまして、第3章、こちらからが計画のその部分でございますが、空き家等対策の基本的な考え方といたしまして、基本理念としては「みんなでまもる」ということで、先ほど御説明したとおりでございます。
     次に、基本目標として目黒区型空き家等対策の推進といたしまして、多様な連携で区民に寄り添い、個別状況に応じた改善策を図ることで、区民の生活と財産を守り、目黒区の魅力ある住環境を保全するとしてございます。  次に、基本方針でございます。これにつきましては、建物の状況を縦軸に示してございまして、まだ所有者が居住している、空き家になっていない段階から、空き家になって次第に放置されて管理不全になっていく、最後には除却という流れで建物の状態を示してございまして、この流れに応じまして、基本方針1を空き家等の予防と適正管理、基本方針2を空き家等の利活用、基本方針3を空き家等の除却としているところでございます。  第4章、右側の部分でございますが、空き家等対策に関する取り組み・施策でございます。  まず、基本方針1に対応する施策として4つ項目を設定してございまして、(1)所有者への情報周知・啓発、(2)福祉部門との連携強化により高齢者単身世帯など、所有者に寄り添った支援により、空き家発生等への予防を行うということ、また、(3)として既存住宅の性能向上や改修の支援を行う、(4)といたしまして適切な管理を支援することで、管理不全空き家の発生予防を行うものでございます。  基本方針2に対応する施策といたしまして、(1)目黒らしい空き家の利活用のあり方を検討する、(2)改修に際し安全性の啓発を行い、目黒らしい空き家の利活用等を検討し、まちの魅力を高めるということ、(3)公共的利活用や土地利用についても情報収集いたしまして、福祉の向上や地域に貢献できる取り組みにつないでいくということでございます。また、(4)空き家等の跡地活用について検討するということにしてございます。  基本方針3につきましては、(1)状態の悪い管理不全空き家等への対応策を挙げてございます。(2)で特定空き家への対応でございますが、これにつきましては、特定空き家、現在目黒区では、ございませんが、法の規制に基づく対応方法、その手順を示しているところでございます。特定空き家が発生したときにどういう対応をしていくかというのを、ここだけ非常に、具体的に書き込んでございます。  最後に、下のほうに横長で、第5章、計画の実現に向けた総合的な取り組みを示してございます。  1は継続的な実態調査が必要ということでございます。実態調査、実態を継続的に把握する必要があるので、体制を、そういう調査や巡回活動等の体制をとっていくということでございます。  2の相談体制の確立と充実ということで、相談体制を充実していくというところでございます。  3の連携体制の強化でございます。空き家については、さまざまな所管、また関係機関と連携して取り組む必要があるということで、連携の体制を強化するということで記載してございます。  全体の概要は以上でございまして、最初のかがみ文に戻っていただきまして、計画期間は先ほど説明したとおり平成31年度から平成40年度の10年間でございます。  (2)の基本目標、それと裏面の(3)基本方針は、概要で説明したとおりでございます。  4点目、今後の予定でございます。きのうもお断りしましたが、パブリックコメント、本日から実施しまして、31年1月10日まででございます。その後、1月中に計画案を取りまとめまして、2月には都市環境委員会へ報告いたしまして、今年度中に計画を策定する予定でございます。  説明は以上でございます。 ○吉野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○川原委員  ありがとうございます。  私も一般質問等で、また会派等も要望等をしてきて、空き家等の実態調査を平成28年度に実施をされまして、目黒区自体は報告にもありますように、空き家自体が少ないと。また、その所有者に対してアンケート等をしている中でも、自己利用を考えているということで、なかなか利活用という部分には進まないというふうな感じに受け取れましたんですけども、やはり既存のこういったストックを、やっぱり地価の高い目黒区、また、そういった敷地の少ない目黒区にとっては、今の行政課題を解決するには、我々はやっぱり利活用を進めたいなというふうに考えていまして、今回の計画素案、非常に、一読させていただきましたけれども、よくまとまってるなと思います。  会派意見で細かいことはパブリックコメント等で出させていただきたいと思いますので、大変我々もまちを歩いていますと、特にこの震災等、ことし自然災害が多かったので、空き家の塀等を見まして危ないなと感じたこともありますし、また、実際に空き家の御相談等もふえているという現状も私どもも承っているところでございますが、やはり一元化で29年から窓口ができまして、大変私どもも助かっているといいますか、本当に小まめにやっていただいているので、敬意を表したいなというふうに思うところでございますけれども、ちょうど今、1年強たったところで、ここにもありますけど、苦情・相談対応いろいろ解決したということで70件というふうにありますけども、実際その窓口ができてさまざま相談を受ける中で、トピックス的に何か、ここには書かれていないですけれども、例えばこういうふうに、例えば行政課題につながるような利用につながる話に進みそうなものがあるとか、もしあればちょっと参考にお示しいただきたいと思うので、その点教えていただければと思います。  以上です。 ○立山都市整備課長  なかなか空き家の実際の御相談等を受けますと、説明の中でも個別でいろいろケースが違うというところがございます。  幾つかトピックス的なところでいきますと、そういう内容を盛り込んでいるところもございますが、例えば、一つは借地の空き家で、余り皆さん認識を持っていらっしゃらないと、借地の権利者が実はもう施設に入所されていると、そのお子さんとかお孫さんがそこの権利を自分が持っているという意識がないまま、近隣から相談等あって、除却しようとされると、それで借地権がなくなってしまうという、そういう課題も一つあるのがわかってきます。  そういう意味では、ここで個人の財産を守るというところでは、安易に借地を除却すると、その方の財産をなくしてしまうという側面もあるので、個別で対応していく必要があるなというところがございます。  あと、ちょっと変わったケースでは、空き家を放置しておくと、今、報道等でも問題だということで、解体業者さんが営業で、だめですよと、ちゃんと壊さなければいけませんよということで、言われて壊そうとして、その親族の方の1人がちょっとおかしいなということで問い合わせをされて、いやいや、区として特定空き家以外はそういう指導はまだしませんよという話。そういうちょっときちんと、やはり情報が伝わっていないというところがあるかなと。  それと、多分区の空き家の計画、あちこちの自治体でやっている中で、目黒区、多分唯一計画に入れているかなというのは、目黒区民の方で今目黒に住んでいらっしゃるんですけど、空き家を地方、自分の田舎に空き家を持っていらっしゃると、そういう相談体制、そういう必要もあるんじゃないかというのが審議会の中でちょっと話があって、計画にのせていたんですが。実は御相談で某地方の市から督促状といいますか、要は特定空き家のもう手続の書類が淡々と送られてきて、本人はびっくりして怖いから逆にあけてもいないという、それでどんどん事態が進んでいて、最後にかなり進んだ勧告等のものが来て、相談があったという、そういうことで目黒区民の空き家に対するサービスという意味では、ちゃんと行って、制度を説明して、きちっと対応してくださいという御説明してるとか、そういうかなり変わったところでは、そんな話もございます。  一応、幾つかということで。 ○川原委員  いろんな例を示していただきました。ありがとうございます。  その中で先ほどありました借地、今この中にも書かれているんですけど、結構借地が目黒は多いのが特徴だということで、住宅地が全体の目黒区の面積でいうと8割ぐらいが住宅系の用途地域であるということでしたけども、借地権というか借地の、やっぱりお寺さんが多いのでそういう借地が多いのかなというふうに思うんですが、どれぐらいかって、もしわかれば、大体ざっくりわかれば教えていただきたいのと、そういう仕事してましたもんで、済みません、私も専門的な者でございますのであれですが、もしわかればということが一つ。あとやっぱりそういう部分でいうと、本当に専門性の部分が非常に必要になってくる。ただ、マンパワーといいますか、やっぱり区だけで解決できないものもあるので、やっぱり連携が必要だということで、さまざまな機関との連携というのも書かれているのであれですけれども、具体的に今実際窓口として対応される中で、どういった機関と具体的な連携が進んでいるものがあれば、お示しいただきたいと思います。  以上です。 ○立山都市整備課長  まず、区内の借地の割合という、ちょっとそこについては、私どもも把握まではしてございません。相談を受ける中でいろいろ聞くと、そういうケースが幾つかあるというところで、そういう課題もあるというところで記載してございます。  また、審議会でもやはりそういう課題があるというのは、宅建なり不動産業界の方からもそういう御指摘等は受けております。  それと、専門性があるということで、マンパワー的な連携というところでございます。今私どものところに担当の係長職がございますが、そこで全てできるわけではございません。窓口として一本化して、情報を整理してそれぞれ必要な所管に必要な対応をお願いすると。ただ投げるだけではなくて、窓口で状況を整理して、どれをどういうふうに対応していくかというところでございます。  本編の49ページに、そういうさまざまな連携という中で、目黒区の体制の表をつくってございます。基本は苦情・相談等が多いところの所管、それと今回、福祉部門と連携強化していくというところを載せてございますので、そこを強化してございます。ここだけではなくて、さらにいろいろの所管との連携も必要とは考えてございますが、こういう体制で連携体制をつくっていきたい。また、それ以外の関係機関とも連携していくということで、計画にはのせてございます。  以上でございます。 ○吉野委員長  川原委員質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○森委員  今回、空家等対策審議会を2回開いて、専門部会は3回開いてという中で、答申を受けています。この間、目黒区、コンサルについてはどういう状況でしょうか。コンサル、どこまで仕事の範囲があるんでしょうか。  この中で福祉との連携も非常に強調されておりますが、居住支援協議会の議論というのは、審議会の中でも空き家の利活用とのかかわりで議論があったかに聞いているんですけれども、そのあたりの記述はどこかに書いてあるんでしょうか。  それから、固定資産税対策などでなかなか除却ができないという面があって、お金がある人だったら、「ま、いいか、じゃ、迷惑だから除却しよう」みたいな感じで決断する方もいらっしゃると思うんですけど、ただ、そのケースが親が持っているお家で、先ほども施設に入所したという例があったんですが、認知症で施設入所などされていると、動かせないですよね、法的にね。そういった法的な関係、弁護士によってはもう近隣迷惑だから、子どもの代が、親が判断能力なくても、除却するというところでは法に抵触しないんだという弁護士もいるんですけども、そういった解釈というか、ホームページに載っけたりとか、いろいろと相談して、個々で複雑だからケース・バイ・ケースだよというのが書いてありますけども、そうだと思うんですね。ただ、そういう、夜とか自分でいろいろとどうしようかなって思い悩んでいる人もいるでしょうから、ホームページに出したりとか、そういう整理ですね、いかがでしょうか。  苦情・相談も多くなっているということで、先ほどトピックス聞いて、非常にわかりやすかったんで、ああいうのがコンパクトにホームページあたりに載っていると、本当参考になるんじゃないかなと思うんですよね。それで、危険という点でも、例えば蜂が巣つくったと、近隣から迷惑だと、何とかしてよという電話も来て、どうしましょうみたいな話の人もいますし、いろんな相談があると思うんですね。そういったところの情報提供といいますかね、そういうことをこれからどういうふうにされるおつもりか。  いろんな課題がいっぱい見えてきています。だから、すごい参考になったんですが、来年度から、これ動かすわけでしょう。施策を進めるに当たって、予算要望なんかもされているのかなと思うんですけど、同時並行で。何か目玉みたいな、これから予算審議になりますからね、原案も出てきますから、これからね。余り踏み込めないと思うんですが、アバウトでちょっとそのあたりをお聞きしたいと思います。  以上です。 ○中澤都市整備部長  私から2点目の居住支援協議会の関係だけちょっとお答えします。  この資料の添付の7ページにございますこの名簿にございますが、私もこの審議会のメンバーでございます。私の記憶するところ、居住支援協議会というような話は出てございません。  以上でございます。 ○立山都市整備課長  では、まず1点目、コンサルについてということでございます。  今回、コンサルにつきましては、昨年度、動向調査をやっているコンサルに引き続き目黒区内の空き家の状態、非常に調査をして精通しているというところで、引き続きコンサルを活用してございます。  コンサルにつきましては、私ども事務局の補助という形でやってございまして、そういう状況、現場の空き家の状況もよく把握しているという中で、目黒区の実態の話、また、審議会からの御意見等を踏まえて、どういう対策をしていくといいのかという、できるだけ目黒区の実態に合った計画づくりの中で活用している状況でございます。  それと、最後の周知方法ホームページ等ということでございます。これから実際にこの計画ができていった後、ホームページ等で周知し、お知らせをしていく。計画の中でも情報をできるだけ発信して、空き家対策を予防の段階からやっていただきたいという計画にもなってございます。  どういう形でちょっとそこをわかりやすくするかというのは、今後工夫していきたいと。ただ、余り具体的にやると、個人情報的なところも微妙なところございますので、その辺は工夫してわかりやすい内容にしていきたいなと。  それと、この計画に沿いまして、一定程度何かできるような形で進めていきたいなとは考えてございます。できるだけ特に予防というところが今回、力を入れているところでございますので、そういうところで福祉部門とも連携しながら、どういう対応ができるか。それについては、現在検討を、具体的な対策としては検討しているところでございます。  以上でございます。 ○森委員  周知等については、個人情報に抵触しない範囲で、先ほどトピックス、とてもわかりやすかったものですから、あの範囲では個人情報に抵触しませんしね、Q&Aみたいな形でアップしていただけるとね、すごい参考になるかなと思いますので、いかがでしょうか。  それから、支援ですね。他の自治体に家財を持っている方の支援も含めまして、区内の方々の支援強化というのも課題だよと書いてありますけども、予算もかかるのかなと思うんですよね。そういうときに、今検討中であるというお話なんですけども、来年度からスタートするに当たって、初年度も大事ですから、これから、今編成中ですから、課題になると思うんで、ぜひ積極的に具体策を講じていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。  特にお金がかかることであっても、区民のためになりますから、具体策をぜひ入れていっていただきたいと思うんですが、その範囲でいかがでしょうか。 ○立山都市整備課長  最初、ホームページ周知のことにつきましては、そういう御指摘もありました。Q&A形式とか、ちょっとその辺はわかりやすい形で検討して、区民の方に理解していただきやすい形で周知をしていきたいと考えてございます。  また、支援の方法につきまして、これは本当に、今検討してございます。まずは少しずつやっていく中で、また変えていく必要があるのかなと。まだ、先ほど前年度86件ということで申しました。実は今年度、今までの段階でもう97件と、ことしは去年よりかなり件数またふえてございます。そういう中で、効果的な対応を随時考えていきたいとは思っています。やっぱり1個1個重ねていきますと、いろいろの課題、どういう対応したほうがいいのか等がよく見えてきておりますので、こういう計画に、まずは計画をつくって、その中で個別に対応していきたいと考えてございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  森委員質疑を終わります。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉野委員長  ないようですので、(1)目黒空家等対策計画素案についてを終わります。  以上で、報告事項を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【その他】(1)次回の委員会開催について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  次に、その他、(1)次回の委員会開催について、12月12日水曜日、午前10時からとなります。  以上で、本日の委員会を散会いたします。  大変にお疲れさまでございました。...