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2021-06-22 令和3年清掃港湾・臨海部対策特別委員会 名簿
2021-06-22 令和3年清掃港湾・臨海部対策特別委員会 本文

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  1. 江東区議会 2021-06-22
    2021-06-22 令和3年清掃港湾・臨海部対策特別委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前 9時59分 開会     ◎開会の宣告 ◯委員長  おはようございます。ただいまから、清掃港湾・臨海部対策特別委員会を開会いたします。  本日は、改選後初の委員会でありますので、一言御挨拶申し上げます。  御承知のとおり、去る第1回区議会臨時会におきまして、正副委員長互選の結果、委員長に私が、副委員長には徳永雅博委員が選出され、就任することとなりました。委員会審議に当たりましては、誠意を持って適正な運営を図ってまいりたいと存じますので、委員各位はもとより、理事者におかれましても、特段の御協力をいただきますようお願いいたします。  簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。  ────────────────────────────────────     ◎議長挨拶 2 ◯委員長  続きまして、議長から御挨拶願います。 3 ◯榎本雄一議長  おはようございます。先日の第1回区議会臨時会におきまして、議長に就任いたしました榎本雄一でございます。そして、磯野繁夫副議長でございます。  清掃港湾・臨海部対策特別委員会は、長い歴史と伝統を持ち、ごみ問題への対応や南部地域の開発に関わる大変重要な委員会でございます。  各委員におかれましては、重松委員長、徳永副委員長の下、活発な御議論をいただき、本区発展のため御尽力をいただきたいと存じます。  私も議長といたしまして、磯野副議長と力を合わせ、円満な議会運営に努力してまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  ────────────────────────────────────     ◎委員席の了承 4 ◯委員長  ありがとうございます。  初めに、本委員会の委員席につきましては、現在御着席のとおりで御了承願います。  ────────────────────────────────────     ◎出席理事者の紹介・付託事件及び解釈運用の説明 5 ◯委員長  次に、本委員会の出席理事者、付託事件及び解釈運用につきましては、それぞれ一覧表をタブレットに掲載しておりますので、御参照願います。
     ────────────────────────────────────     ◎委員会進行について 6 ◯委員長  これより委員会審査に入りたいと存じますが、ここで本日の委員会進行について申し上げます。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、理事者からの説明及び答弁につきましては、簡潔に行うことにより、会議時間の短縮化に努めていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。  また、委員各位におかれましても、特段の御配慮をいただきますよう、よろしくお願いいたします。  なお、案件説明及び答弁を終えた理事者におかれましては、順次退出いただきますようお願いいたします。  ────────────────────────────────────     ◎懸案事項1 清掃問題について     ◎懸案事項2 港湾・臨海部問題について 7 ◯委員長  それでは、初めに、懸案事項1及び2は、互いに関連がございますので、これを一括議題といたします。  理事者から、一括説明を願います。 8 ◯清掃リサイクル課長  それでは、懸案事項につきまして御説明をいたします。資料1を御覧願います。  1の清掃問題については私から、2の港湾・臨海部問題については港湾臨海部対策担当課長から御説明いたします。  なお、参考1の冊子「清掃港湾問題と江東区(資料編)43」ですが、昨年、本委員会に出されました資料等を取りまとめたものでございます。資料1、備考欄に該当するページ数が記載されておりますので、併せて御参照いただきたいと存じます。  それでは、1、清掃問題につきまして御説明をいたします。  (1)廃棄物埋立処分場に関する問題についてです。  ア、中央防波堤外側廃棄物埋立処分場建設の経過です。中央防波堤外側埋立地については、昭和52年10月から廃棄物の搬入・埋立てが開始されました。埋立竣工期限については、令和12年3月27日まで延伸がなされたところでございます。  次に、イ、新海面処分場建設の経過です。新海面処分場の整備につきましては、これまで本委員会及び都区協議会において、幾度となく協議を重ねてまいりました。  2ページをお願いいたします。  一連の協議の結果、平成7年11月、最終処分場がなければ23区区民の日常生活に重大な支障を来すことになることから、大局的見地に立ち、苦渋の決断により、大枠で了承するといたしました。  続きまして、ウ、新海面処分場「大枠了承」後の主な動きです。平成9年4月、新海面処分場Aブロックの埋立て協議から始まり、平成21年3月のGブロック協議に至るまで、埋立てを開始する前にはブロックごとに必ず本委員会と協議を行ってきており、協議が調ったものから順次埋立てを進めていくことが原則となっております。平成29年2月、廃棄物等の埋立処分計画の改定がなされ、計画期間については平成43年度、すなわち令和13年度までのものとなっております。  次に、(2)中間処理施設等に関する問題についてです。  まず、ア、新江東清掃工場建設の経過です。江東清掃工場に代わる新たな清掃工場建設として、平成4年4月に建て替え計画について了承したものでございます。  3ページを御覧願います。  新江東清掃工場は平成6年7月に着工、平成10年10月に本格稼働いたしました。  次に、イ、有明清掃工場建設の経過です。昭和63年3月、東京都が臨海副都心開発基本計画を公表し、有明清掃工場の建設が明らかになりました。その後、平成元年4月の都区協議会におきまして条件を付して設置を了承し、平成6年7月から暫定稼働が開始されました。平成29年6月から令和元年度にかけまして、プラント設備更新等の延命化工事を実施いたしたところでございます。有明清掃工場は、臨海副都心地域で発生するごみ処理を行い、管路収集としておりますが、臨海副都心開発の進展状況もあり、事業系ごみの搬入を行っております。毎年度、本区と清掃一部事務組合との間で操業協定を締結しており、令和3年3月には令和4年3月末までの稼働について了承したところでございます。  次に、ウ、その他の動きです。本区は、区議会と行政が一体となって、自区内処理と迷惑負担公平という2つの原則を踏まえた清掃事業の運営を主張し、清掃事業の移管前には、清掃工場などの施設整備計画については、本区と東京都の間で協議を続けてまいったところでございます。  4ページをお願いいたします。  平成15年8月、清掃一部事務組合は、新宿、中野、荒川の3地区の清掃工場を建設計画から除いた施設整備計画に変更いたしました。これは平成15年7月の区長会において、ごみ処理の効率化や多額の財政負担等を勘案し、工場のある区もない区も相互に協調・連携して、安定的な中間処理体制を確保することと、今、新たな清掃工場の必要性はないことが確認されたことを受けたものでございます。  また、廃プラスチックサーマルリサイクルについては、最終処分場の延命及び確保を検討する過程において実施することとなりましたが、平成17年10月、区長会において平成20年度を本格実施の時期とすることが確認されました。本区では、平成21年3月30日から容器包装プラスチックのリサイクルとともに、サーマルリサイクルを本格実施いたしました。  なお、清掃一部事務組合の動きといたしまして、直近では令和3年2月、「基本計画・実施計画」を策定、一般廃棄物処理基本計画を改定しております。  最後に、(3)負担是正に係る主な動きでございます。平成15年11月、区長会において、「中間処理は当分の間、清掃一部事務組合による共同処理が望ましいこと」「23区間に存在する中間処理に伴う様々なアンバランスの是正を検討すること」を確認いたしました。平成17年10月、本区としては、これまで本区が負わされてきた様々な迷惑負担の実態を他区にも正しく認識してもらうため、小冊子「ごみ問題と江東区」を発行。22区宛てに送付し、理解を求めてまいりました。  5ページをお願いいたします。  本区議会におきましても、平成18年5月、全会派による「東京23区のごみ問題を考える会」が立ち上がり、平成18年11月に区長会及び議長会に対し要請行動を行ったところです。こうした行動の結果、平成19年4月、副区長会において「解決に向けての骨太の方針」が了承され、最終的には平成20年3月、区長会において「清掃負担の公平・役割分担のあり方について」の合意決定がなされました。決定内容として、清掃工場のごみ処理量の平準化に向けて、一定の平準化が図られるまでの間、金銭による調整措置を一部例外的・限定的に導入するとされたところでございます。  平成20年5月以降、「負担の公平」の検証と具体的な算定方法等が区長会において検討、決定されてきましたが、令和2年11月の区長会におきましては、「負担の公平」の考え方が再確認されるとともに、新たな算定方式が定められ、また、23区共通のごみ減量目標とごみ減量に向けた方向性が共有され、今後より一層、23区が連携・協調して取組を進めていくことが方向づけられました。  清掃問題についての説明は以上でございます。 9 ◯港湾臨海部対策担当課長  それでは、引き続きまして、私から港湾・臨海部問題に関しまして御説明申し上げます。  6ページをお開き願います。  1、東京港及び埋立地の開発について、(1)東京港港湾計画及び埋立地開発要綱についてでございます。本区南部地域の先に広がる東京港は、首都圏4,000万人の生活と産業を支える物流拠点として機能しており、その護岸や埋立地の整備等につきましては、東京都港湾局が策定しています東京港港湾計画に基づいて行われております。この港湾計画の内容につきましては、概要欄の事業経過にありますとおり、本委員会において協議を行ってきております。  次に、7ページをお開き願います。  (2)埋立地開発事業実施計画についてでございます。これは、東京港周辺の埋立地の3年ごとの開発内容を定めるローリング計画となっており、直近の計画は令和3年1月の本委員会において意見を付して了承しているところでございます。  8ページをお開き願います。  (3)再開発移転等用地の開発についてでございます。ただいま御説明いたしました埋立地の開発の中でも、再開発移転等用地という土地利用区分がございます。これは、既成市街地における再開発事業の関係で移転せざるを得なくなってしまった事業者などの移転用地として活用する用地のことを指しております。  本区は長年、ごみ問題に取り組んできたこともあり、埋立地、とりわけこの再開発移転等用地については、都区間の基本的合意事項として、事業経過アに記載のとおり、再開発移転等用地の利用については都区協議の対象とし、協議の調ったものから実施に移すこととしております。これまでのところ、中段の処分実績の表にありますとおり、合計で301件、81.52ヘクタールの用地処分が実施されています。  9ページをお開き願います。  2、臨海副都心開発についてでございます。東京都から臨海副都心開発構想が提案された昭和61年以降、現在に至るまで、開発の見直しや様々な計画の策定などについては、事業経過に記載のとおり、長年にわたり本委員会において協議を行っております。  10ページをお開き願います。  都市の骨格がほぼ整った現在では、個々の街区ごとに開発を進めてきております。  11ページをお開き願います。  直近では、令和2年9月に東京国際クルーズターミナルが青海に開業いたしました。令和2年12月には、有明南G1区画コナミホールディングスが、またH区画にはテレビ朝日がそれぞれ進出事業予定者に決定いたしました。  12ページをお開き願います。  3、築地市場の豊洲地区への移転についてでございます。本件につきましては、事業経過の最下段に記載のとおり、平成23年7月に東京都副知事が、地下鉄8号線の整備について最大限の努力を傾注していく決意を表明したことなどを受けて、豊洲市場の整備について意見を付して了承いたしました。  13ページをお開き願います。  平成28年8月に都知事が、築地市場の豊洲市場への移転延期を発表し、その後、様々な紆余曲折があり、その都度、意見書などを提出したこともございました。そして、平成29年6月には、いわゆる基本方針が公表され、12月には移転日を平成30年10月11日と決定されました。  14ページをお開き願います。  移転日が決定したとはいえ、3つの約束事項については具体的な進展なしとして、平成30年3月に協議打切りとなっていたところ、5月に小池都知事が本区を来訪し、千客万来施設事業者から東京2020大会後の工事着工といった提案があった旨の説明があり、都としてもこれを受け入れる意向が示されました。  これについては事前の報告もなく、それまで都区間で積み上げてきた協議内容をほごにするようなものであり、こうした東京都のやり方に対し、本委員会においても移転延期を含む何らかの決議をすべきとの御意見もある中、6月には東京都副知事が来訪し、謝罪と今後の対応に係る決意表明がございました。この中で、平成30年度中を目途に、地下鉄8号線延伸のための事業スキームを構築する旨の言及があったことを受け、これまでにない踏み込んだ発言であったことから、開場に向けて大きく前進することとなりました。  7月には都知事が、いわゆる安全宣言を表明し、豊洲市場は平成30年10月11日に開場となりましたが、3つの約束事項に係る平成30年度末の都からの報告は、地下鉄8号線延伸の事業スキームについて都の考え方を述べたものにすぎなかったため、第2回から第4回定例会まで、都からの報告は受け付けないという極めて異例な事態となりました。  令和2年3月に1年ぶりに都からの報告を聴取し、質疑を再開して以降、立体駐車場の運用開始や千客万来施設の着工とともに、国において地下鉄ネットワークの在り方等に関する議論が開始された旨の御報告がございましたが、市場開場に当たっての約束はいまだ果たされておりません。本日は、後ほど現在の都区の協議状況について御説明いたします。  次に、15ページをお開き願います。4、臨海部におけるその他の開発についてでございます。ア、夢の島マリーナ計画、イ、辰巳二丁目土地利用計画、16ページのウ、新木場地区関係及び17ページのエ、豊洲埠頭地区の開発については、本委員会の中でそれぞれの開発に係る協議を東京都との間で行ってまいりました。  18ページをお開き願います。5、その他についてです。ア、中央防波堤埋立地の帰属についてでございます。平成28年3月の江東区長、大田区長の会談を踏まえ、両区の事務方で協議を重ねましたが、結論が得られず、平成29年7月には都の自治紛争処理委員による調停を申請するに至りました。同年10月には、自治紛争処理委員より受諾勧告を受け、区議会として受諾することとしたところ、大田区が不服として調停案不受諾の上、東京地方裁判所境界確定請求事件を提訴しました。  東京地方裁判所においては、平成30年1月から令和元年6月まで、計7回の口頭弁論を経て、同年9月には本区に約8割が帰属するものとした判決が下されました。これを両区が受け入れたことから、10月に同判決が確定し、長年にわたり続いてきた中央防波堤埋立地の帰属問題が終結することとなりました。  最後に、イ、スーパーエコタウンについてです。東京都のスーパーエコタウン事業のうち、中央防波堤内側埋立地に整備されているPCB処理施設産業廃棄物処理施設等について、本委員会において協議してまいりました。  以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。 10 ◯委員長  ありがとうございました。ただいま理事者から一括して説明を受けましたが、これはあくまでも経過報告であり、従来からそれぞれの項目について、その都度、所管委員会として十分審議を重ねてきております。  各委員におかれましては、ただいまの説明と配付いたしました冊子をよく御覧いただき、今後の参考にしていただきたいと存じます。よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) 11 ◯委員長  以上で懸案事項を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題1 2陳情第7号 東京都が江東区にカジノを誘致することに反対する                陳情(継)     ◎議題2 3陳情第29号 東京都に江東区青海地区へのIRカジノ誘致作業                 を中止することを求める陳情 12 ◯委員長  続きまして、議題に入ります。  初めに、陳情の審査でございますが、本日は当初委員会でありますので、審査に当たりましては、理事者の説明と不明な点の質疑を中心に行うことといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 13 ◯委員長  御異議ございませんので、さよう取り計らいます。  それでは、議題1「2陳情第7号」及び議題2「3陳情第29号」の2件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  なお、「3陳情第29号」につきましては、新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 14 ◯委員長  理事者から、一括説明を願います。 15 ◯港湾臨海部対策担当課長  それでは、陳情について御説明させていただきます。  まず、2陳情第7号についてでございます。資料2を御覧ください。  真ん中の審査概要にございますとおり、IRにつきましては、IR認定の申請主体となり得る東京都は、メリット・デメリットの両面について総合的に検討しているところでありまして、本区としては引き続き都の動向を注視してまいります。  次に、3陳情第29号についてでございます。  趣旨1につきましては、先ほどの御説明と同様でございます。  趣旨2につきましては、区では現在、改定中の都市計画マスタープランにおいて、各地区ごとの魅力のさらなる増進に向け、ワークショップを開催するなど、区民の意見を踏まえ、地区別のまちづくり方針の策定に取り組んでいるところでございます。  説明は以上でございます。 16 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。 17 ◯大嵩崎かおり委員  この陳情では、デメリットばかりというふうに指摘をされています。私もそのとおりだと思うんですけれども、区として考えるデメリット、どういうことが考えられるかについて、改めて伺いたいと思います。  それから、国はカジノの申請期間、この間コロナの影響もあって9か月延ばして、2021年10月から2022年4月までとしているんですけれども、具体的な選定の手続はどういうふうになっていくのか。  それから今、全国では既に誘致を表明して動いている自治体もありますが、そこの動きについて、区としてつかんでいることがあれば報告をいただきたい。 18 ◯港湾臨海部対策担当課長  3点の御質問にお答えいたします。  まず、区としてのデメリットの考えということでございますが、IR整備法やそれに基づく国の基本方針において、例えば暴力団員や20歳未満の者のカジノへの入場禁止など、いわゆる犯罪発生といったリスクに対する予防措置、または青少年の健全育成のための施策及び措置を確実に実施ですとか、あとはギャンブル等依存症対策基本法に基づいて、ギャンブル依存というリスクに対する防止のための対策などを講じることが求められているところでございます。  なので、デメリットといたしましては、そういった犯罪発生ですとか青少年の育成、またギャンブル依存問題そういったところがあるのかと考えております。  続いてが、申請期間が9か月延長されたことに伴い、手続はどうなっていくのかという御質問についてでございます。  法定の手続といたしまして、昨年12月に国が基本方針の策定をいたしまして、その後、申請する自治体においては、まず実施方針の策定、続いて事業者の公募選定、その後、自治体と事業者の連名による区域整備計画の作成、そしてその計画の認定申請といったところが、自治体における手続となっております。  現在の全国の動きでございます。例えば横浜市ですとか大阪市が誘致を表明しているわけでございますが、それぞれ実施方針の策定を行っておりまして、現在、事業者の公募選定手続に入っているところでございます。正確には、ちょっと恐縮なんですけれども、基本的には今年の夏から秋にかけて事業者を選定していく予定だと認識しております。  以上でございます。 19 ◯大嵩崎かおり委員  今、この夏から事業者を選定していくということでありましたけれども、今、コロナ禍で世界のカジノ産業は壊滅的な打撃を受けているということなんですね。巨大な箱物施設で、たくさんお客さんを集めてカジノに勧誘して、そして収益を上げるというビジネスモデルが喪失をしているということです。コロナの影響で人を集められないと。その間にオンラインカジノ、ゲーミング産業がすごく進行して、本当にギャンブルをやりたい人はそちらのほうに集まっていると。
     ですので、巨大な施設、IR統合型リゾートをつくって人を集めるという必要がなくなってきていると。IR施設を中心とした地域経済活性化というビジネスモデルそのものが破綻をしているというのが実態だと思います。  それで今、区のほうも、デメリットについては暴力団組織が介入してくることですとか、あと青少年への悪影響、ギャンブル依存症の患者を増やしてしまうということを挙げておられました。カジノは負けた人がいて初めて成り立つ産業ですから、そういうデメリットがあるものを、いくら対策を取ったとしても、それを経済対策ということで誘致するなどというのは、やはり自治体がやるべき仕事ではないというふうに思っています。  それで、今、全国の動きなどもありますけども、横浜は7社のうち3社が撤退をしたそうです。和歌山も2社のうち1社は撤退と。長崎は5社のうち3社が一次審査を通過して、今、手続を進められているようですけれども、大阪も1社しか応募がないという状況だそうで、本当にこういう状況を見ると、カジノというものがそもそもビジネスとして成り立たないということで、撤退が相次いでいるというふうに思います。  それから、和歌山はとんでもないんですけれども、進出を予定していたマカオのサンシティグループの事業者がマネーロンダリングに関与したということで、カジノの監督機関から指摘を受けて、そういうこともあって撤退せざるを得なくなったようです。  ですから、こういう犯罪とも深く関わっているのがカジノだと思いますので、江東区として動向を注視していくということではなくて、カジノを江東区内に誘致するなどとんでもないということできちんと表明をすべきだと思います。江東区をギャンブルのまちにしていいのかということが問われていると思いますので、改めてその点を強く東京都に求めるべきだと思いますけれども、改めてお聞きしたいと思います。 20 ◯委員長  大嵩崎委員、内容の確認、不明な点にとどめていただければと思います。 21 ◯港湾臨海部対策担当課長  基本的には、東京都が検討中との姿勢に対する区としての考えという御質問かなと受け止めております。  IRについては、法律上整備計画を申請できるのは都道府県または政令市と定められております。申請主体となり得る東京都では、メリット・デメリットの両面について総合的に検討しているところでございます。また、現時点で候補地が具体的に示されている状況ではないことから、本区としては都の動向を注視していきたいと考えてございます。  以上でございます。 22 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 23 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題3 委員の派遣について 24 ◯委員長  次に、議題3「委員の派遣について」を議題といたします。  まず、本件について、事務局より説明を願います。 25 ◯事務局次長  ただいま議題になりました委員の派遣について御説明いたします。資料はございません。  委員会で視察等を実施する場合は、会議規則により委員会はあらかじめ議長に日時、場所等の承認を得なければならないとなっております。  しかし、議長の承認を得るためだけに、その都度、委員会を開会して、日時、場所等を決定した後に改めて視察を実施することは、スケジュール調整上困難な面がございます。  したがって、今後、本委員会で視察等を実施する場合は、あらかじめ議長の承認を得ることについて、委員長一任とすることと本日の委員会で決定していただきたいと存じます。  説明は以上でございます。 26 ◯委員長  事務局の説明は以上です。  お諮りいたします。本件につきましては、事務局説明のとおり、本職に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 27 ◯委員長  御異議ございませんので、さよう決定いたします。  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項1 有明及び新江東清掃工場の令和2年度搬入実績と令和3年度            搬入計画について 28 ◯委員長  続きまして、報告事項に入ります。  報告事項1「有明及び新江東清掃工場の令和2年度搬入実績と令和3年度搬入計画について」を議題といたします。  本件につきまして、東京二十三区清掃一部事務組合の職員が見えておりますので、これより入室いただきます。          (東京二十三区清掃一部事務組合職員入室) 29 ◯委員長  東京二十三区清掃一部事務組合の職員の方から、出席者の御紹介をお願いいたします。 30 ◯清掃一組・施設管理部長  東京二十三区清掃一部事務組合、施設管理部長の小林でございます。職員の紹介に先立ちまして、一言御挨拶させていただきます。  江東区議会の皆様におかれましては、日頃から当組合の事業につきまして御理解、御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。  本日は、昨年度と同様、有明及び新江東清掃工場の昨年度の搬入実績と今年度の搬入計画及び新型コロナウイルス感染症罹患者宿泊療養施設から排出される廃棄物の受入れ、以上2件について担当から御報告を申し上げます。  当組合におきましても、引き続き新型コロナウイルス感染症への対応、東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた影響など、様々な課題に対し、23区と連携を密にして、迅速かつ適切に事業運営を進めてまいる所存でございます。引き続き、御理解と御協力をお寄せいただきますようお願い申し上げます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。  最後に、本日の出席者の紹介をさせていただきます。     (東京二十三区清掃一部事務組合職員自己紹介・関係理事者紹介) 31 ◯委員長  それでは、本件について、東京二十三区清掃一部事務組合の職員の方から報告を願います。 32 ◯清掃一組・管理課長  管理課長の増谷でございます。私からは、有明及び新江東清掃工場の令和2年度搬入実績と令和3年度搬入計画について御説明させていただきます。資料3を御覧ください。  初めに、有明清掃工場から御説明いたします。  (1)令和2年度搬入実績でございます。事業系一般廃棄物の年間搬入量は8万7,513トン、1日当たりの搬入量は281トン、年間の搬入台数は5万9,305台でございました。管路収集につきましては、年間2,636トン、1日当たりの収集量は7トンでございます。令和2年度の搬入量合計は9万149トンになります。前年度搬入実績と比べ、11.7%、9,474トンの増でございました。この要因は、平成30年度から令和元年度まで延命化工事を行っておりましたので、その工事が終了し、令和2年度は通常稼働しておりますので、それに伴い搬入量が増加したことによるものでございます。  次に、(2)令和3年度搬入計画でございます。事業系一般廃棄物の搬入量は年間12万6,542トン、1日当たりの搬入量は408トンの計画でございます。年間の搬入台数は7万7,799台の見込みでございます。管路収集につきましては、年間3,869トン、1日当たりの収集量は11トンの計画でございます。以上の搬入量を合計いたしますと、有明清掃工場の令和3年度の年間搬入量は13万411トンを計画してございます。前年度計画量と比べ6.4%、7,841トンの増の計画です。  これは、令和2年9月に閉鎖した江戸川清掃工場建て替えの影響や、港清掃工場で延命化工事を実施するため、搬入計画が増えております。また、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、中央清掃工場が一定期間、搬入停止となることも影響しております。  続きまして、新江東清掃工場でございます。  (1)令和2年度搬入実績でございます。月曜日から土曜日までの平常作業日の年間搬入量でございますが、33万7,385トン、1日当たりの搬入量は1,085トン、年間搬入台数は24万3,814台でございました。日曜作業日の年間搬入量につきましては2万4,877トン、1日当たりの搬入量は498トン、年間搬入台数は1万6,036台でございました。令和2年度の搬入量合計は年間36万2,262トンとなりまして、前年度実績量に比べ11.1%、4万5,141トンの減でございます。  これは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、事業系一般廃棄物の搬入量が例年に比べ大きく減少したことが要因として挙げられます。  続きまして、2ページを御覧ください。(2)令和3年度搬入計画でございます。平常作業日は年間49万6,698トン、1日当たりの搬入量は1,602トンを計画してございます。年間搬入台数は33万6,375台の見込みでございます。日曜作業日の搬入量につきましては年間3万2,335トン、1日当たりの搬入量は660トンを計画してございます。年間搬入台数は1万7,349台の見込みでございます。搬入量合計は52万9,033トンを計画してございます。前年度計画量に比べ8.3%、4万528トンの増となってございます。  これは有明清掃工場と同様、江戸川清掃工場の建て替えや港清掃工場の延命化工事、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う中央清掃工場の搬入停止を踏まえた搬入計画でございます。こうした影響は、日曜搬入計画量を減らすなど、特定の工場に偏らないよう可能な限り23区全体に分散して調整しております。  両清掃工場の合計に移ります。(1)令和2年度搬入実績の合計は45万2,412トンで、前年の実績量に比べ7.3%、3万5,666トンの減でございます。  次に、(2)令和3年度搬入計画の合計は65万9,444トン、前年度計画量に比べ7.9%、4万8,369トンの増となってございます。  最後に、4、事業系一般廃棄物減少による調整停止についてでございます。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や在宅勤務が推奨される中、事業系一般廃棄物の搬入量が例年に比べ少ない状況が続いております。そのため、昨年度御報告した6月以降、本年5月までの間に有明清掃工場の炉の調整停止を行っております。停止の内容は、2号炉を本年1月22日から2月23日まででございます。  資料はこのほか、3ページに令和2年度工場別搬入実績、4ページに令和3年度有明及び新江東清掃工場の基本搬入計画(日量)、5ページに令和3年度基本搬入計画を添付してございます。令和3年度基本搬入計画につきましては、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、上期、下期と分けて策定しております。それぞれ後ほど御覧いただければと存じます。  また、例年でございますが、今年度のごみれぽ23を参考として机上配付させていただいております。こちらも後ほどお目通しいただければと存じます。  最後になりますが、当組合といたしましては、地元江東区をはじめ23区と連携し、円滑なごみの搬入と安全で安定的な焼却処理に努めるとともに、きめ細かな搬入調整に努めてまいります。引き続き、御理解と御支援のほどよろしくお願いいたします。  本件の説明は以上でございます。 33 ◯委員長  本件について、お聞きになりたい点はございますか。 34 ◯大嵩崎かおり委員  今の御説明の中で、コロナの影響で事業系一般廃棄物が減少して、その影響もあって、計画数から大きく減少しているというふうに思うんですけれども、ただ一方で、在宅ワークによって家庭系ごみは増えているんじゃないかと思うんですけれども、それよりも事業系ごみの減りのほうがはるかに大きくて、全体計画が大きく減っているというふうに見ればいいのか、その辺どういう状況なのか教えてください。 35 ◯清掃一組・管理課長  全体のごみ量について御説明をいたします。  令和2年度のごみ量ですが、区収集は、先ほど大嵩崎委員がおっしゃったように増えております。令和2年度は令和元年度に比べまして約3万トン、2%ほど増えてございます。一方、事業系ごみにつきましては、経済活動の低迷などありまして、かなり減っております。こちらは令和元年度と令和2年度を比べますと、約24万トン程度、25%の減となってございます。  こちらの区収集と持込みを合わせまして、全体のごみ量といたしましては、合計で大体8%程度の減ということで、事業系ごみの大きな落ち込みが新江東の減少につながっているところでございます。  以上でございます。 36 ◯大嵩崎かおり委員  コロナ禍が収まって経済活動が戻っていけば、これはまた通常に戻っていくことになるかとは思うんですけれども、これから江戸川の建て替えとか、港の延命化工事ですとか、その分についてはなるべく有明や新江東などに偏らないように分散してというお話だったんですけども、ただ、これからずっと建て替えとか、延命化工事なども続いていきますよね。そうすると、実際には一番大きい新江東にかなり頼らざるを得ない状況は続くと考えてよろしいんでしょうか。 37 ◯清掃一組・管理課長  現在、江戸川の建て替え、港の延命化、それからオリパラの中央清掃工場の停止ということで、新江東工場のほうには計画量をかなり増やさせていただいております。  この状況でございますが、港の延命化は今年度と来年度の2年間で終了いたします。また、中央清掃工場の搬入停止は今年度限りというところでございます。ただ、先ほど大嵩崎委員が御発言されましたとおり、今後も清掃工場の建て替え、延命化は続いてまいります。ただ、新江東清掃工場も延命化を計画しておりまして、令和7年から11年の4年間にかけまして延命化をする予定でございます。清掃工場の稼働状況全体を見ながら、清掃一組といたしまして23区の一般廃棄物が確実に焼却処理できるよう、今後も調整してまいりたいと考えております。  以上でございます。 38 ◯佐竹としこ委員  今説明いただきました。私はちょっと観点が違うんですが、ここで伺ってもいいか迷っているんですけど、清掃の職員の方たちは私たちの生活を守るために必死になって働いてくださっていると思います。今、ワクチンの接種が大分進められて、職域接種も進められているわけですけども、一組として職員の健康のために、またワクチン接種に対してはどのように取り組んでいるんでしょうか。伺います。 39 ◯清掃一組・管理課長  清掃一組では、ワクチンの職域接種につきましては、現在、実施に向けて検討しているところでございます。まだ実施するというところまでは至っておりません。  なお、廃棄物の処理施設、清掃工場などにおきます感染予防につきましては、国のほうから保護具であるとか、消毒のやり方であるとか、そういったことをガイドラインという形で示されておりまして、それにのっとって対応しているところでございます。  また、今年度に入ってから、清掃一組でも感染者が出ておるのでございますが、5名ということで、それほど感染拡大しているという状況ではないというふうに考えております。  以上でございます。 40 ◯委員長  よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 41 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項2 新型コロナウイルス感染症罹患者宿泊療養施設から排出され            る廃棄物の受入れについて 42 ◯委員長  続きまして、報告事項に入ります。  次に、報告事項2「新型コロナウイルス感染症罹患者宿泊療養施設から排出される廃棄物の受入れについて」を議題といたします。  本件につきまして、東京二十三区清掃一部事務組合の職員の方から報告を願います。 43 ◯清掃一組・管理課長  私から、新型コロナウイルス感染症罹患者宿泊療養施設から排出される廃棄物の受入れについて御説明いたします。資料4を御覧ください。  まず、1、受入れの経緯でございます。昨年4月、東京都は国の緊急事態宣言に応じて、医療供給体制対策として無症状感染者等の宿泊療養対応を行うこととなりました。  これに伴い、無症状感染者等の生活に係る廃棄物について、23区の清掃工場で事業系一般廃棄物として受入れ、焼却処理を行う旨、令和2年4月10日に東京都知事より特別区長会会長に依頼がありまして、同日の区長会役員会で了承されたものでございます。  続いて、2、受入対象物及び運搬方法です。受入れ対象物は、無症状感染者等の宿泊療養生活に係る廃棄物に限って受け入れております。これは法に定める感染性廃棄物には該当いたしませんが、収集運搬作業時の感染予防を目的として密閉性を高めることが必要なため、三重の袋に密閉して排出しております。  また、当該廃棄物の運搬方法は、主にコンテナで確実に袋に密閉された状態を維持して清掃工場で受け入れてございます。  続いて、3、清掃工場における受入状況でございます。本廃棄物の受入れは、原則として宿泊療養施設所在区の清掃工場で行っております。  続いて、2ページを御覧ください。令和3年5月30日までの搬入実績を表で示しました。表の一番下の欄のとおり、これまで383.32トンの廃棄物を受け入れ、焼却処理を行っております。詳細は後ほど御確認ください。  資料の説明は以上でございますが、清掃一組といたしましては、今後も23区民の衛生的な生活環境を維持するため、しっかりと役割を果たしてまいります。  本件の説明は以上でございます。 44 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 45 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  東京二十三区清掃一部事務組合の職員の方、お疲れさまでした。          (東京二十三区清掃一部事務組合職員退室)  ────────────────────────────────────     ◎報告事項3 JESCO東京PCB処理事業所における二次廃棄物の搬出            について 46 ◯委員長  次に、報告事項3「JESCO東京PCB処理事業所における二次廃棄物の搬出について」を議題といたします。
     本件につきましては、東京都の職員が見えておりますので、これより入室いただきます。                (東京都職員入室) 47 ◯委員長  東京都の職員の方から、出席者の御紹介をお願いいたします。 48 ◯都・調整担当部長  平素より、東京都の環境行政に御理解と御協力を賜りましてありがとうございます。  それでは、職員の紹介をさせていただきます。           (東京都職員自己紹介・関係理事者紹介) 49 ◯委員長  それでは、本件について東京都の職員の方から報告を願います。 50 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  JESCO東京PCB処理事業所における二次廃棄物の搬出について報告させていただきます。  1つ目は、二次廃棄物の追加でございます。当該事業所の操業以降、設備の修繕や補修、更新などで発生したコンクリートくず、PCB濃度が1キログラム当たり5,000ミリグラム以下の低濃度のものを、国が認定した無害化処理認定施設に新たに二次廃棄物として搬出するものでございます。排出量は1か月当たり30トン以下、1か月当たり6台以下などの運搬時取扱いなどに変更はございません。  2つ目です。コンデンサ素子中アルミの搬出先の変更でございます。これまではコンデンサ素子の中にあるアルミをIPA(イソプロピルアルコール)で洗浄を行い、PCB廃棄物として搬出してまいりましたが、洗浄後、IPAの臭いがしばらく残っており、そのため作業環境をよくするために臭気対策としてIPAでの洗浄作業を行わず、低濃度PCB廃棄物として無害化処理認定施設への搬出に変更するものでございます。令和3年度の想定で年間15トン程度を見込んでおります。  なお、アルミを含む低濃度PCB廃棄物の無害化処理認定施設への搬出量は、1か月当たり30トン以下、1か月当たり6台以下として、これまでの運用に変更はございません。  3つ目は、二次廃棄物等の処理委託先の追加になります。現状では群桐エコロ株式会社のみでございますが、今回、赤城鉱油株式会社を追加したいということです。所在地は、群馬県みどり市大間々町大間々1668番地になります。  2ページのとおり、運搬ルートは、最寄りのインターチェンジから首都高速道路を使用いたします。従来の二次廃棄物と同様に、首都高や高速を活用し、江東区内の通行を極力少なくするものでございます。  以上になります。 51 ◯委員長  本件について、お聞きになりたい点はございますか。 52 ◯大嵩崎かおり委員  1つは、コンデンサの処理の問題ですけども、無害化処理認定施設ではどのような処理が行われるのか、まずそこを伺いたいと思います。  それから、この間、処理の期限が決まっていて、国のほうもテレビなどで、倉庫に眠っているPCBありませんかということで呼びかけも行っていて、最近はちょっと見ないんですけれども、処理の状況がどういうふうになっているのか、スケジュールどおりに終了できるのかどうか、その点をお聞きしたい。  それから、最近、事故等については発生していないのか。以前は度々全国でも事故などが起こっていましたけれども、最近の状況についてどうなっているのか伺いたいと思います。 53 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  ただいまの御質問についてお答えいたします。  無害化処理認定施設での処理の中身については、焼却、溶融することによってスラグ化することになってございます。それで建設資材などに活用されるということでございます。  2点目は、JESCO東京事業所の処理の状況でございますが、現在まで順調に進んでおりまして、これまでのところ、高濃度のトランス、コンデンサは累計で約8万9,000台を処理しているということでございます。今後、令和4年度末を迎える計画的処理完了期限に向けて、関係機関と連携してPCB処理を進めているところでございます。  3点目になりますが、現在までのところ、当事業所におけるトラブル等については発生しておりませんが、もし発生した場合は、速やかに東京都並びに江東区のほうへ連絡が来るということになってございます。  以上、よろしくお願いします。 54 ◯大嵩崎かおり委員  今、中央防波堤の処理施設では順調で、これまで8万台処理しているということでした。江東区内の処理施設については重大事故は起きていないということですが、全国的な状況というのはどうなっているでしょうか。その点も分かれば、併せて教えていただきたいんですが。 55 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  現在までのところ、全国各JESCOの事業所においては順調に進んでいるところでございますが、今後も国とも連携して、その処理状況については把握していきたいというふうに考えてございます。 56 ◯米沢和裕委員  簡潔にお伺いします。まず、二次廃棄物の委託先が追加になった理由が1つ。  先ほども言いましたけども、PCBの処理状況を今お聞きしましたけども、まず当初委員会なので、その辺は前回いつ報告があったのかちょっと理解していませんけども、当初委員会ではこの辺についてはまず報告があってしかるべきかなと思うんですが、この辺についてどうでしょう。 57 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  まず、コンクリートくずについてでございますが、操業以降、事業所内ではつったコンクリートくずを今まで約16トン程度ためてまいりましたが、このたび無害化処理認定施設等の受入れ条件が整ったということで、搬出できることになりました。  2番目の報告についてでございますが、今後とも随時、機会があるごとに処理状況については報告してまいりたいと考えてございます。 58 ◯米沢和裕委員  順調に進んでいるから報告してないんだということで、そういうふうに安心はしているんですけど、当初委員会の一番最初のときだけは、委員も替わるわけですから、今後は説明だけはぜひしていただきたいと思っております。要望です。 59 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  東京都の職員の方、お疲れさまでした。                (東京都職員退室)  ────────────────────────────────────     ◎報告事項4 臨海副都心有明南地区地区計画の都市計画変更について(案) 60 ◯委員長  次に、報告事項4「臨海副都心有明南地区地区計画の都市計画変更について(案)」を議題といたします。  本件につきまして、東京都の職員が見えておりますので、これより入室いただきます。                (東京都職員入室) 61 ◯委員長  東京都の職員の方から、出席者の御紹介をお願いいたします。 62 ◯都・企画担当部長  江東区議会の皆様におかれましては、日頃から東京都の事業につきまして御理解、御協力を賜り、誠にありがとうございます。  東京都の出席者について御紹介をさせていただきます。           (東京都職員自己紹介・関係理事者紹介) 63 ◯委員長  本件について、東京都の職員の方から報告を願います。 64 ◯都・企画担当部長  私のほうから、報告事項4、臨海副都心有明南地区地区計画の都市計画変更について(案)の御説明を申し上げます。  本案は、昨年12月の公募により事業者が決定をいたしました有明南3区域H街区におけます、建物整備等に伴う都市計画変更でございまして、令和4年1月の都市計画決定を予定しているものでございます。  詳細につきましては、担当の課長より御説明申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 65 ◯都・建築施設計画担当課長  それでは、資料6、臨海副都心有明南地区地区計画の都市計画変更について説明いたします。  これは、再開発等促進区を定める地区計画という制度を活用いたしました都市計画変更手続の内容でございます。  2の経緯について御覧ください。有明南地区は、平成3年より段階的に開発整備を進めております。本案は、平成28年に臨海副都心まちづくりガイドラインを改定した後、昨年12月に公募により事業者が決定したH街区におけます建物整備に伴う都市計画変更でありまして、令和4年1月の都市計画決定を予定してございます。  次に、3の地区整備計画を既に都市計画決定している街区及び変更概要を御覧ください。これまでに地区整備計画を決定した街区を橙色で、今回、地区整備計画を策定するH街区を赤の斜線で示してございます。その下には施設の内容等を示しております。  続きまして、2ページから3ページを御覧ください。今回、都市計画変更する有明南地区の位置図、計画図でございます。3ページ下段からは変更概要でございます。ガイドライン変更に伴い文言を一部変更するとともに、5ページ上段のH街区では建築物の用途の制限などの地区整備計画を設定いたします。また、ほかの街区においても変更がありますが、これは建築基準法の一部改定に伴う項ずれを受け、変更するものでございます。  次に、6ページを御覧ください。建築計画の概要でございます。事業者はテレビ朝日になります。本計画は、臨海副都心のさらなるMICE機能強化とにぎわい創出に資するにぎわい・文化発信拠点の創造を開発目標としております。施設は、多目的ホール、イベント・エンターテインメントスペース、スタジオ・オフィスでございます。スケジュールといたしましては、都市計画の変更について、江東区及び東京都の都市計画審議会の議を経まして、着工は令和4年度、竣工は令和6年度を予定してございます。  7ページを御覧ください。外観イメージでございます。周辺地区と調和した高さとし、連続性のある景観形成を図ります。また、周辺の緑地、水辺環境に配慮した歩行者空間と連続的な緑の創出を図ってまいります。  最後に、8ページから10ページは、配置図、平面図、断面図を記載しております。低層部に多目的ホール、スタジオ・オフィス、高層部にイベント・エンターテインメントスペースを配置しております。  説明は以上でございます。 66 ◯委員長  本件について、お聞きになりたい点はございますか。 67 ◯大嵩崎かおり委員  今回、この地区計画の目標から住宅が除かれることになりました。実際つくられるのも住宅ではないということではあるんですけれども、そもそもここに住宅を入れていた考えというのは、どういうところがあったんでしょうか。当初、この臨海副都心は第2の副都心ということで開発が進められていきましたけれども、そのうち何でもありのまちにどんどんなっていってしまって、今のような形になっています。当初の考えというのは、どういうところから住宅というのをここに入れていたのか伺いたいと思います。  それから、今回、実際の計画を見てみますと、それこそ本当にいろいろな施設の内容になっています。イベント、それからフードコートなどもある。それから、オフィスもつくられるということになっているわけですけれども、駐車場台数が181台ということで、かなり少ないんじゃないかと思うんですよね。これについてどういうふうに考えているのか。それから、ここの集客数というのはどのぐらい見込んでいるのか、併せて伺いたいと思います。 68 ◯都・建築施設計画担当課長  今、大きく3点御質問いただいたかと思っております。  まず、当初のまちづくりの考え方についてでございますけど、臨海副都心につきましては職住学遊のバランスの取れたまちづくりをしていこうといった考え方に基づきまして、まちづくりを行ってまいりました。  しかし、実際問題といたしまして、平成28年のガイドラインの変更の際には、有明南地区ですとか青海地区から住宅を抜きまして、住宅につきましては有明北地区で集中的にといった形になっていたと認識しております。  続きまして、駐車場の台数の件でございます。181台では少ないのではないかといったお話かと思いますが、今回これにつきましては、まず附置義務につきまして163台といった数字になってございます。今回の建物につきましては、イベント・エンターテインメントスペースですとか、多目的ホールがございますが、こうしたところに来るお客様につきましては、実際、鉄道など公共機関を使って来ていただくことを想定してございます。その他商業施設もありますけど、こういったところに来るお客様につきましては部分的に車を使うことも想定してございますが、そこにつきましては最も集中する時間帯でも十分さばけるようにといったところで考えてございます。  集客数でございますが、想定数でございますけど、年間でイベント・エンターテイメントスペースにつきましては約400万人程度、多目的ホールにつきましては120万人程度を想定してございます。  以上でございます。 69 ◯大嵩崎かおり委員  附置義務が163台ということで、公共交通機関を使ってもらうんだというふうにおっしゃいますけれども、あまりにも少な過ぎるんじゃないかと思うんですよね。豊洲市場ではにぎわい施設をこれからやりますけれども、千客万来施設の業者がつくった駐車場台数が500を超えていますし、また新しく建てる建物の中にも駐車場スペースを取るということなんですよね。それに比べると、あまりにも少な過ぎるなというふうに思っています。  それで、国際展示場とかいろいろイベントをする際には、都営バスの有明自動車営業所がつくられた下側のところとか、あと防災護岸を臨時の駐車場として使っているわけですけれども、そういうところも引き続き、臨時の駐車場として使うことを想定しているんでしょうか。ちょっと離れていますけれども、あと水の広場公園、青海トンネルの通っているところですけども、そこも本来は緑地として整備をされるべきところなんですよね。さっき言った防災護岸は、そもそも防災護岸としての役割がありますから、そこを臨時の駐車場として使ってしまえば、いざというときに使えない可能性もありますし、本来、緑地として整備すべきところをずっと長年の間、臨時の駐車場として使っている。そういう状況というのは望ましくないと思うんですけれども、それについてはどう考えているんでしょうか。 70 ◯都・建築施設計画担当課長  今、臨時的な駐車場のことについてお話しいただきました。まず、今回の計画につきましては、イベントですとかそういう催物がある場合において、先ほどお話に上がりましたようなビッグサイトの臨時駐車場ですとか、J街区の駐車場につきましては利用することは考えてございません。もしビックサイトですとか、そういったところでのイベントがある場合には使われることを想定しておりますが、今回の計画では想定しないところでございます。  次の質問につきましては、担当の課長から説明いたします。 71 ◯都・臨海副都心用地販売担当課長  臨海副都心の駐車場の課題については、東京都としても重要な課題だというふうに認識しております。イベントの際には、交通機関等を利用していただくことを引き続きお願いするとともに、未処分地における臨時駐車場を開設いたしまして、その期間中の駐車場を確保できるように、こちらのほうも十分配慮して進めていきたいと考えております。 72 ◯大嵩崎かおり委員  公共用地、緑地として取っているところは駐車場のために取っているわけじゃないので、そこは本来の目的どおり、早期に緑地としての整備をすべきだと思いますし、有明防災護岸についても駐車場として使うということになると、いざというときにその機能を果たせなくなりますので、そういう使い方というのはやめるべきだということを改めて申し上げておきたいと思います。 73 ◯榎本雄一議長  1つだけ質問させてください。お台場のフジテレビ、有明のテレ朝ということになると思うんですけど、非常に大きな施設で、それから形状等を見ると、エンターテインメントスペース、それから屋上イベント広場というのがあるんですよね。屋上だから当然音が外に漏れる、何かやるとき。例えばテレビ局ですから、結構派手なことをやると思うんですよね。  この立地条件を見ると、西側にホテルがあって、北側に武蔵野大学があります。騒音等々については、これは近隣の今言った大学とかホテルと事前に協議をして、かつテレ朝に対して、屋上イベント広場の使い方等々については協議をしてあるんでしょうか。 74 ◯都・建築施設計画担当課長  今、イベント広場での騒音のことについてお話しいただきました。まだ実際、屋上イベント広場でどのようなイベントを行うかにつきましては、詳細は決まってございません。今後、計画が具体化していく中で、周辺のホテルさんですとか大学さん、こういったところとどういったものをしていくかといったことについて話合いがされるものと認識しております。 75 ◯榎本雄一議長  だから、事前に協議してないということですよね。今後、テレビ朝日さんが土地を取得しちゃえば、これは東京都の指導がどこまでいくかという問題につながるので、ここはぜひ慎重にホテル側、あるいは武蔵野大学側とも連携をしながら、テレ朝さんとよく協議をしてください。騒音って必ず問題になるから、要望だけしておきます。 76 ◯委員長  よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 77 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  東京都の職員の方、お疲れさまでした。                (東京都職員退室)  ────────────────────────────────────     ◎報告事項5 豊洲市場について 78 ◯委員長  次に、報告事項5「豊洲市場について」を議題といたします。  本件につきましては、まず区の理事者から資料7の内容について報告を願います。 79 ◯港湾臨海部対策担当課長  それでは、資料7、令和3年度第一回豊洲市場に係る都区連絡調整協議会についてを御覧ください。  令和3年6月11日に開催いたしまして、3つの協議事項について東京都から現状説明の後、質疑を行ったところでございます。都からは、千客万来施設の建築確認が下りたことに伴う設計内容や、「東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等に関する小委員会」における議論の内容について説明がございました。  それでは、各項目ごとに主なやり取りを御説明いたします。  (1)土壌汚染対策についてでございます。  まず、1つ目の囲みでございます。地下水質調査における専門家の評価にある「濃度が上昇傾向を示した」とはどのような内容かを確認したところ、モニタリングの測定値の比較であり、微増もあれば微減もあるが、全体的に見れば、大きく変化した傾向は確認できないと専門家は評価しているとの回答でございました。  2つ目の囲みになります。安全・安心の観点から、土壌汚染対策を含めた市場の状況を分かりやすく広報していただきたいと要望したところ、市場全体のPRの中で、区とも連携しながら、検討していきたいとの回答でございました。  3つ目の囲みになりますが、3月の委員会で報告のあった地下水位上昇抑制対策の試行について、工事の進捗状況と有効性に対する見解を確認したところ、本年7月中の完成に向けて工事を進めていて、完成後、有孔管による集水の状況をモニタリングし、有効性を確認していくとの回答でございました。  続いて、(2)千客万来施設事業等についてでございます。  1つ目の囲みでございます。設計内容について、おおむね事業者決定時点の提案内容に基づいているとのことだが、変更された部分はあるのか確認したところ、主な変更点としては、地下水管理システムの関係で地下2階から地下1階にした点と、全体の見直しの中でホテル棟の階数をワンフロア縮小した点、市場業者の事務所利用を想定した貸事務所をホテル棟に設置した点であるとの回答でした。  2つ目の囲みでございますが、建築確認後の工事の本格化に向けたスケジュールを確認したところ、都からは、建築確認の下付に伴い、現在、杭の製作に向けた準備に着手するなど順次進めており、引き続きスケジュールどおり開業できるよう事業者と調整していくとの回答がございました。  恐れ入ります、2ページを御覧ください。(3)交通対策について(地下鉄8号線の延伸)でございます。  まず、1つ目の囲みでございます。豊洲駅について、8号線用の線路をつぶしてホームを広げているのが現状であるが、技術的検討に関する勉強会の中で、豊洲駅の改良の必要性などについて検討を行う予定があるのかを確認しました。都からは、技術的検討に関する勉強会では、これまで本線部、東陽町駅、今回は住吉駅の検討を行ったとのことで、豊洲駅について次回検討を行うかは決まっていないが、国や東京メトロと相談しながら勉強会を進めていくとの回答でございました。  最後に、6月に予定される東京メトロの株主総会では有価証券報告書が示されるが、交通政策審議会の小委員会での議論が内容に反映されるかどうか確認したところ、都としては、株主総会において、東京メトロに対し、小委員会での議論を踏まえた対応を求めることを考えているとの回答がございました。  簡単ではございますが、説明は以上でございます。 80 ◯委員長  ただいま区の理事者から、豊洲市場に係る都区連絡調整協議会について報告がございました。その内容といたしましては、千客万来施設について建築確認が下りたことや、地下鉄8号線について国の「東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等に関する小委員会」が開催されたことなどであります。この間、新たな動きがあったことから、これより報告を聴取することといたします。  それでは、東京都の職員に入室いただきます。                (東京都職員入室)
    81 ◯委員長  東京都の職員の方から、出席者の御紹介をお願いいたします。 82 ◯都・管理部長  東京都中央卸売市場管理部長の松田でございます。職員紹介の前に、私から一言御挨拶させていただきます。  議長、委員長をはじめ、区議会の皆様におかれましては、手前どもの中央卸売市場の運営、特に豊洲市場の運営につきまして御理解、御協力、御指導いただきまして、誠にありがとうございます。  豊洲市場でございますが、もう御案内のとおり、昨年の秋にかなり集団的といいますか、コロナの陽性者が売場において出たという状況がございまして、そんな中、江東区さん、特に保健所さんの御指導をいただきながら、何とか結果的には抑え込むことができまして、市場運営に支障のない範囲でやってくることができたという状況がございます。いろいろありがとうございます。  取引、商売でございますけれども、豊洲市場は、御案内のとおりですが、ホテルですとか、レストランですとか、飲食店ですとか、そういった業務筋への取引が多い方々が多いということもございまして、非常に苦労されていると。数字的にも厳しい状況にあるといった状況でございます。  こうした中、私どもといたしましてはできる限りのことといいますか、使用料、そういった経費の関係の支払いの猶予であるとか繰延べに加えまして、江東区さんで創設していただきました食品卸等支援家賃給付金も御紹介をさせていただいて、かなりの御利用をいただいて、そんなこともいろいろやらせていただきながら、何とかここまでやっているという状況でございます。  今日、3つの課題といいますか、お約束といいますか、につきまして御説明をさせていただきに参りました。土壌汚染対策、にぎわい、そして交通問題8号線ということでございます。  とりわけ、にぎわいということで申し上げますと、千客万来施設、こちらにつきましてはやっとというふうに申し上げるのが正確だと思うんですけれども、これまで完成予想図として御覧いただいていたものが、具体的に事業者である万葉倶楽部のほうからこれでやりますという形で、正式な図面として東京都に対して提出をしてきましたので、そちらについて御報告をさせていただきたいと思ってございます。  そして交通対策、地下鉄8号線につきましては、1月の交通政策審議会鉄道部会の下に設置されました小委員会における関係者からのヒアリングであるとか論点整理、こういった状況、そして事業計画の深度化に向けました地下鉄8号線延伸の技術的検討に関する勉強会のこれまでの検討経過につきまして、都市整備局から御報告をさせていただきたいと思ってございます。  最後になりましたけれども、今回、若干ではございますが、手前どもの職員に人事異動がございましたけれども、これまでの江東区さんとの経緯、開場に至るまでに区議会の皆様にいろいろ御尽力いただいたこれまでの経過、そういったものはきちんと引継ぎまして、江東区さんとの関係はしっかりやらせていただく。その上で努力をさせていただいて、御理解、御協力をいただくように私ども精力的にやっていきたいと思ってございますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、職員の御紹介をさせていただきます。           (東京都職員自己紹介・関係理事者紹介) 83 ◯委員長  それでは、本日の豊洲市場に関する都からの報告事項について、東京都の職員の方から順次報告を願います。 84 ◯都・環境改善担当課長  土壌汚染対策につきまして、中央卸売市場事業部環境改善担当課長の松葉のほうから説明させていただきます。着座にて説明させていただきます。  まず、土壌汚染対策についてでございます。空気調査及び地下水質調査ですけれども、豊洲市場におきましては市場業務を行う地上部の安全を確保するために、定期的に空気調査、地下水質調査を実施してございます。  令和3年2月までに測定いたしました空気調査、地下水質調査の結果につきまして、今年の4月に専門家の評価をつけてプレス発表してございます。直近の4月の測定につきましては、5月にホームページにアップしてございます。  調査結果の概要でございます。1つ目の空気調査でございますけれども、建物1階、屋外、地下ピットの合計19か所におきまして、ベンゼン、シアン、水銀を毎月測定してございます。これまで直近も合わせまして、いずれの測定結果につきましても大気環境基準等に適合してございます。  続きまして、(2)の地下水質調査でございます。地下水質の調査につきましては、46か所測ってございまして、令和3年2月の結果をここで報告してございます。下の濃度確認モニタリングの最高濃度の推移を書かせていただきました。ベンゼンにつきましては1.1ミリグラム/リットルということで、約1年ちょっと同じような数値が続いてございます。シアンにつきましては、1.3ミリグラム/リットルでございまして、ヒ素については0.036でございます。  ここにアスタリスクの4がついてございますけれども、ヒ素につきましては全体確認モニタリングの井戸全てのところを合わせた中で、最高だったのが0.050、こちらが出ていますということでアスタリスクをつけてございます。  続きまして、2ページにいきまして専門家の評価の概要でございます。空気調査の結果ですけれども、建物1階、屋外、地下ピット、いずれの空気につきましても前回の調査の結果と同様に、科学的な視点から安全は確保された状態にあると考えられるという評価をいただいております。  地下水質の調査結果ですけども、濃度が上昇傾向を示した地点や低下傾向を示した地点もございますけれども、全体的に見れば、大きく汚染状況が変化した傾向は確認できないというふうに専門家から評価をいただいております。  土壌汚染対策については以上です。 85 ◯都・開発調整担当課長  続きまして、資料9の御説明をさせていただきます。千客万来施設事業等についてでございます。  (1)6街区の本体施設予定地につきましては、これまで万葉倶楽部はにぎわい創出に向けた提案時のコンセプトや施設規模を遵守しまして、施設整備について建築基準法に基づく諸手続の協議や調整などを進めてまいりました。このたび、4月30日付けで建築確認が下りまして、その後、万葉倶楽部が東京都に対しまして設計図書を提出いたしました。今後、施設建設を本格化させてまいります。  続きまして、2ページを御覧ください。  施設の概要といたしまして、コンセプト、施設の規模、機能について書かせていただいておりますが、おおむね事業者決定時点の提案内容に基づきまして設計がされております。  詳細につきましては、参考4の千客万来施設の図面等についてで御説明させていただきたいと思います。横長の資料を御覧ください。  まず、環状2号線側から見ましたパース図でございます。続いて、おめくりいただきまして、次が計画概要ですけれども、都市計画の概要、建築の概要、ゾーニングなどが示されております。右上のゾーニング図を御覧いただきますと、飲食店や物販店舗が集中します商業ゾーン、温泉や宿泊施設、また展望デッキや足湯のスペースがございます温泉施設・ホテルゾーン、青色で示されておりますイベントゾーン、そして1階と地下の部分の駐車場ゾーンという構成になっておりまして、当初の提案を踏襲されております。  おめくりいただきまして、続きまして、地下1階と1階の部分の図面になります。下のほうの図が地下1階の図になりますけれども、主に一般の駐車場、設備関係がございます。上の図の1階の部分には観光バスの駐車場ですとか、お祭り広場と書かれたイベントスペースが配置されております。  おめくりいただきまして、次は2階と3階の部分になります。2階には商業ゾーン、温泉施設ゾーンとともに、飲食や物販の店舗が並びます。3階には商業ゾーンで同じく店舗が並び、温泉施設ゾーンには温浴施設や客室が配置されております。  続いて、おめくりをいただきまして、4階から6階の部分になります。3階と同様に、それぞれ万葉倶楽部の温浴施設の中の客室ですとか食事どころ、浴室、ロッカー室などが配置されております。  おめくりいただきまして、最後になりますけれども、7階から9階、そして屋上の部分になります。いずれも万葉倶楽部の施設になりますが、8階の真ん中の図ですけれども、細長い展望デッキと書かれた部分がありまして、そこに足湯の施設もございますが、こちらは温浴施設にチェックインした利用者でなくとも誰でも無料で御利用ができる構造となっております。  図面については以上になります。  それでは、大変恐縮ですけれども、再度、資料9にお戻りいただきまして、(2)の5街区の駐車場棟について御説明いたします。令和2年5月から営業しておりまして、緊急事態宣言などによる事業環境への影響等も踏まえながら、今後も利便性の向上に向けた取組を継続してまいります。  続きまして、3ページを御覧ください。  千客万来施設事業用地における賑わい創出等についてでございます。5街区の場外マルシェ、江戸前場下町につきましては、昨年の1月に開業しまして、その後、一時休業しておりましたが、昨年6月以降は営業を再開しております。来場者につきましては、夏休みから秋にかけて増加しておりましたが、本年1月と4月に発出されました緊急事態宣言等の状況を受けまして、各テナントも営業時間の短縮等の対応を実施してきたところでございます。  さらに次の4ページには、参考としまして上段に配置図、下段にスケジュールを掲載させていただいております。  資料9の説明は以上でございます。 86 ◯都・交通企画課長  それでは、資料10を用いまして、交通対策のうち地下鉄8号線の状況について御報告させていただきます。  都は、平成31年3月の本特別委員会におきまして、都が考える事業スキームの概要を提示し、今後の都の取組への決意を示しております。また、提示した事業スキームの概要に基づきまして、これまで精力的に国や東京メトロなどとの調整を進めてきております。  そのような中、本年1月、国の交通政策審議会の下に新たな小委員会が設置され、地下鉄ネットワークの在り方等に関する議論が開始されております。4月、5月に開催された小委員会におきましては論点整理が進められておりまして、次回の小委員会ではこれまでの議論を踏まえた答申素案について議論される予定でございます。  また、国、東京メトロとともに立ち上げた「東京8号線延伸の技術的検討に関する勉強会」を先月開催いたしております。地下鉄8号線の延伸に伴い3路線が乗り入れる住吉駅について、乗換需要に対応した混雑緩和対策や本線接続の施工方法を検討しております。  地下鉄8号線の延伸は、東西線の混雑緩和はもとより、臨海地域のさらなる発展にも寄与する重要な路線でございます。今後も、地下鉄8号線の延伸を優先的に進めるべきという江東区の強い思いも踏まえまして、事業主体や費用負担の考え方などについて、審議会での議論と並行して関係者間でさらなる検討を進め、事業化に向けた協議、調整をさらに加速してまいります。  (1)鉄道の混雑緩和等に寄与する地下鉄8号線の延伸についてでございます。右側に東京圏の混雑率180%を超える区間の表がございますが、こちらにありますように東京メトロ東西線の木場駅から門前仲町駅の区間は、ピーク時における混雑率が199%となっておりまして、東京圏の主要区間における最混雑区間となってございます。  地下鉄8号線の延伸は、既存路線と結節して都心への利用者を環状方向に分散させるなど、東西線などの混雑緩和に寄与することが期待されております。  こうした中、都は本年3月、2030年に向けて取り組むべき戦略等を示した「『未来の東京』戦略」を策定しております。その中で地下鉄8号線の延伸につきまして、都として事業化に向けた協議、調整をさらに加速する路線であることを位置づけております。  恐れ入ります、2ページ目を御覧ください。  (2)事業スキームの概要と課題でございます。初めに、事業スキームの概要でございますが、地下鉄8号線の延伸につきましては、既存路線を含めた運行の観点や整備段階での技術的な観点から、都としては東京メトロによる整備・運行が合理的であると考えてございます。  また、地下高速鉄道整備事業費補助、地下鉄補助でございますけども、こちらは都市鉄道利便増進事業費補助よりも有効であるというふうに考えてございます。  主な課題といたしまして、東京メトロは有価証券報告書におきまして、「今後は新線建設を行わない方針」としてございます。また、今後、新線建設に対する協力を求められる場合には「当社の経営に悪影響を及ぼさない範囲内において行う方針」としてございます。そのため、東京メトロによる整備に当たりましては、関係者と調整し、有価証券報告書の記載事項の変更などについて協議、調整をする必要がございます。  また、現在、東京メトロによる新線建設は、国の地下鉄補助の補助対象外となってございます。このため、地下鉄補助に係る要綱の改正を行う必要がございます。また、事業性を確保する上で前提としている補助の所要額につきましては、最大限確保していく必要がございます。  (3)地下鉄ネットワークの充実に関する国への要請でございます。都はこれまで、地下鉄8号線の課題解決に向けて関係者との協議、調整を精力的に進めてきております。そのような中、本年1月、国は交通政策審議会鉄道部会の下に、「東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等に関する小委員会」を新たに設置してございます。  国が小委員会の設置を公表しました1月20日、都は国に対しまして、地下鉄ネットワークの充実等に関する要請を行っております。この中で地下鉄8号線につきましては、事業主体の選定等の課題解決に向けた検討を要請しております。  恐れ入ります、3ページ目を御覧ください。  (4)交通政策審議会における議論でございます。この交通政策審議会の小委員会では、今後の地下鉄ネットワークの在り方や東京メトロが果たすべき役割などについて議論が行われております。委員は学識経験者等を中心に構成されておりまして、東京都都市整備局、私どもと東京メトロなどがオブザーバーとして参加してございます。  右側に小委員会における審議のスケジュール、内容等を記載してございます。第2回の小委員会では関係者のヒアリングを行っておりまして、この中で都は地下鉄8号線の意義や課題を説明するとともに、今後、東京メトロが果たすべき役割などについて、都としての考えをお示ししてございます。その後、4月、5月に開催された小委員会におきまして論点整理が進められておりまして、次回の小委員会ではこれまでの議論を踏まえた答申素案について議論される予定でございます。  下のほうに第2回のヒアリングにおける都の主な主張内容を記載してございます。地下鉄ネットワークの在り方のところでは、地下鉄8号線は東京メトロによる整備・運行が合理的であるなどとしてございます。  また、次の東京メトロが果たすべき役割のところにつきましては、東京が将来にわたり持続的に発展していくためには、地下鉄をはじめとする鉄道ネットワークのさらなる充実やサービスの向上が必要であり、それに向けては東京メトロが重要な役割を果たすなどとしてございます。  また、その下に8号線に関連した第3回、第4回での委員の主な意見を記載してございます。8号線は調査結果として示されている数値や、鉄道は環境負荷がより小さいという特性から相当有効な事業であると考えられる。既存のネットワークとの関連性などを踏まえると、東京メトロによる整備が適切ではないか。その場合、メトロの経営に悪影響を与えない観点からは公的支援が必要であり、地下鉄補助を適用することが適切ではないかと考えられるなどの意見をいただいております。  恐れ入ります、中ほどにお戻りいただきまして、今後、本小委員会は7月頃に答申案を取りまとめる予定としておりまして、都といたしましては本審議会での議論と並行して、引き続き国と東京都の実務者協議会の場なども活用しながら、課題解決に向けた協議、調整を主体的に進めていきたいと考えてございます。  恐れ入ります、4ページ目を御覧ください。(5)事業計画の深度化についてでございます。延伸計画の具体化に当たりましては、今後の沿線のまちづくりを踏まえながら、具体の構造などを関係者間でより精査していくことが重要でございます。  こうした観点から、東京メトロの地下鉄事業者としての専門的知見を活用して技術的検討を進めることを目的とした勉強会を国や東京メトロとともに昨年1月に立ち上げてございます。  これまで、駅部の建設計画としては東陽町駅の検討を深度化してまいりましたが、先月、第7回勉強会を開催いたしまして、既存路線に接続する住吉駅に関する駅施設計画等の検討を新たに行ってございます。  住吉駅の概要でございますが、1978年に都営新宿線、2003年に半蔵門線が開業しておりまして、今後、地下鉄8号線の延伸、乗り入れに伴いまして、3路線が乗り入れる計画となります。  この地下鉄8号線は、右下のところに現況の写真と将来のイメージを記載させていただいておりますが、地下3階、地下4階の半蔵門線の留置部を活用し、各階交互に発着することが想定されております。  このため、住吉駅におきまして大規模な改良は想定されておりませんが、地下鉄8号線の整備に向けては、乗換需要に対応した混雑緩和対策や本線接続の施工方法等について検討が必要となります。  まず、乗換需要に対応した混雑緩和対策についてでございます。下に住吉駅の断面図がございますが、現状の流動調査におきまして利用者の大きな滞留は確認されておりませんが、地下鉄8号線の整備に伴いまして、住吉駅の利用者の増加が見込まれます。一般的に朝ピーク時には、郊外方向から都心へ向かう利用者が多い傾向が確認できております。  そのため、乗換需要への対応の検討に当たりましては、先ほどお話ししました都営新宿線、半蔵門線が今乗り入れておりますが、都心へ向かう半蔵門線からの乗換動線や、都心へ向かう都営新宿線からの乗換動線に着目する必要がございます。  具体的には5ページ目以降に記載させていただいておりますが、まず都心へ向かう半蔵門線からの乗換動線の観点からは、地下3階の半蔵門線から4階の地下鉄8号線への乗換移動が大きく増加することが想定されます。このため、将来の需要に応じて地下3階と4階を結ぶ昇降設備の増設が、乗換え円滑化の観点からは効果的であることを確認してございます。  また、都心へ向かう都営新宿線からの乗換動線の観点からは、中ほどに現在の改札口の状況がございますが、現状での利用者が多い猿江改札におきまして、将来の需要に応じて改札機の増設が円滑化に効果的であることを確認してございます。  なお、これらの対策の実施の必要性につきましては、今後、需要予測に基づく流動シミュレーション等も踏まえながら、さらに検討を深度化していく必要がございます。  続きまして、5ページ下ほどにございます、本線接続の施工方法についてでございます。地下鉄の本線工事では、一般的にシールドマシンにより地中を掘り進めるシールド工法を採用することが一般的でございます。右下に写真がございます。これがシールドマシンの写真でございます。この丸い茶筒のようなマシンを、左側の図にございますように、地中横に掘り進むような形でトンネルを構築してまいります。この場合、この図の中にございますように、トンネルの始まりの部分、終わりの部分におきまして、シールドマシンの組立て・発進、あるいは到達・解体などを行うための空間として、立坑を構築する必要がございます。  恐れ入ります、6ページ目を御覧ください。  中ほどに住吉駅付近の平面図、断面図を記載させていただいております。住吉駅は、既に半蔵門線のトンネル、駅施設の躯体がございます。この駅施設、あるいは半蔵門線に近接したところで立坑を構築するということで、既設構造物との近接施工になることを確認してございます。当該箇所の近接施工の検討に当たりましては、既存路線、半蔵門線の列車運行の安全運行の確保などを前提に、周辺支障物の調査やそれを踏まえた施工方法についても深度化する必要があることを確認してございます。  最後になります。(6)今後の取組についてでございます。東京メトロによる整備・運行の可能性につきましては、引き続き関係者間で事業主体や費用負担の考え方などについて、審議会での議論と並行してさらなる検討を進めてまいります。  また、事業計画につきましては、東京メトロの地下鉄事業者としての専門的知見を活用しながら、引き続き技術的な検討を進め、確実に深度化を図ってまいります。  都といたしましては、地下鉄8号線の延伸を東西線の混雑緩和はもとより、臨海地域のさらなる発展にも寄与する重要な路線であると強く認識しております。今後も、都が提示した事業スキームの概要に基づき、関係者との協議、調整を最大限加速し、地下鉄8号線の延伸の実現に向けて全力で取り組んでまいります。  なお、7ページ以降には、今御説明しました内容の参考資料を添付させていただいております。  説明は以上になります。よろしくお願いします。 87 ◯委員長  東京都からの報告は以上となりますが、ここでお諮りいたします。  正午が迫ってきておりますので、ここで一旦、お昼の休憩とし、本件に関する質疑につきましては休憩後に行いたいと存じますが、よろしいでしょうか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 88 ◯委員長  御異議ございませんので、暫時休憩いたします。  なお、再開は12時40分といたします。               午前11時50分 休憩  ────────────────────────────────────               午後 0時40分 再開 89 ◯委員長  それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  報告事項5、「豊洲市場について」に関し、これより質疑を行いたいと存じますが、ここでお諮りいたします。  本件に関する質疑につきましては、まず地下鉄8号線関係、次に土壌汚染対策関係、最後に千客万来施設事業の順に3つに分けて行いたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 90 ◯委員長  御異議ございませんので、さよう取り計らいます。  それでは、まず地下鉄8号線関係について質疑を願います。 91 ◯佐藤信夫委員  まず、公共交通は東京都が主体となってやるものだということは誰でも認識していることですが、今、交通企画課長の報告の説明を聞いて、区と東京都は非常にかみ合ってきたなと。さらに、国も小さな歯車ではありますけども、かみ合ってきたのかなと、そんなふうに私は感じて聞き取っていました。  そこで、問題点は何といっても財源であり、技術的な問題であり、そしてまたメトロさんの有価証券報告書、この3つかなと、私はそんなふうに感じております。  そういった中で、せんだって行われた委員会で、初めて東京都さんのほうから、建設事業に当たっては東京メトロさんが望ましい、また、財源の補助を使ったほうがいいということなんですが、この点について東京都はどのように認識しているのか。さらに、これからどういう取組、戦略でいくのか、まずその点をお伺いいたします。 92 ◯都・都市基盤部長  ただいまの御質問につきまして、まず東京都の認識でございますが、事業主体につきましてはメトロが最適というふうに考えております。それに当たっては、当然国の補助事業の活用が必要だと考えております。  この間の国の交通政策審議会の小委員会、こちらでも第3回の委員会におきまして、東京メトロによる整備が適切ではないか、またメトロの経営への悪影響を与えない観点からは公的支援が必要であるという、委員の先生方からの御意見をいただいております。そういった意味では、東京都の主張、考えを委員会の中で御認識していただいているのかなと認識しております。  今後でございますが、7月の終わりぐらいになると思いますが、答申が出る予定でございます。その答申の中身は、メトロが事業主体となることが望ましい、公的支援も必要だというところが最終的に答申いただけますと、それを踏まえて事業スキームの構築、関係者と協議して、その先に進めていくというふうに考えてございます。  以上でございます。
    93 ◯佐藤信夫委員  その2点については歯車が合っているかと思いますが、引き続き、東京都からも精力的に活動していただきたいなと先に申し上げておきます。  そして今、審議会のこともちょっと出たんですが、7月中から7月の終わりに答申が出るのではないかという報告だったんですが、出た場合、速やかに周知する、報告する義務があると思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 94 ◯都・都市基盤部長  まず、審議会答申が出た場合、恐らく国のほうでプレス等々が行われることになると思います。あわせまして、都といたしましては区の担当部署を通じて、まずは皆様にお知らせするというのが、第1になるというふうに認識してございます。 95 ◯佐藤信夫委員  ぜひそれもきちんとした順序、報告事項を進めていただきたいと思います。  ここで過去のことに触れるつもりはございません。答申が出ましたら、改めて東京都でこの地下鉄8号線においての建設スケジュール、スキームが作成されるのではなかろうかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 96 ◯都・都市基盤部長  審議会答申が出た上でスケジュールがはっきりしてくるということは、そのとおりでございます。現在、審議会答申後の段取りについて、国等の関係者と現在並行して話をしているところでございますので、できるだけ速やかに次のステップにいければというふうに思っております。  ただ、審議会答申はあくまで答申でございまして、それは事業化ではございません。ということで、我々といたしましてはまだ気を抜かずに、最後までしっかり対応していきたいというふうに考えてございます。 97 ◯佐藤信夫委員  冒頭にも申し上げましたとおり、資金、財源、先ほどから説明があるように技術の面、そして東京メトロさんのお持ちになっている有価証券報告書、これも変えていかなくちゃいけない。  そういったことで、私は再三、江東区議会において、まず株の売却について、今後、協議されると私は信じておりますけども、これは段階があるかと思うんですね。出す場合には、せんだっても我が党のおおやね議員からも質問があったんですけども、新線をつくる前にはしちゃいけないのかなと。新線をつくるという段階で株の売却という話が出てくるのかなと。これ順序を間違えますと、若干違った方向になるかと私は考えていますが、その点はいかがでしょうか。 98 ◯都・都市基盤部長  株の件でございますが、同じく第3回の審議会で株の話も並行して進められているところでございます。  私どもとしては、審議会が開かれるタイミングで、本年1月ですけれども、国土交通大臣と知事のほうで会談いたしまして、国土交通大臣のほうから株についても頼むというようなお話がございました。知事といたしましては、審議会の答申を受けて検討してまいりますという形でお答えさせていただいたところでございます。  株と8号線の関係はなかなか難しいところがあるんですけれども、ただ、我々としては8号線を進めていく、それが最優先だと思っておりますので、その辺の順序は間違わないような形で進めていければと認識してございます。 99 ◯佐藤信夫委員  私のお尋ねが間違ったのかもしれませんけども、もちろん建設最優先ということは当たり前なことであって、協議の中でそういう順序の話も出てくるのではなかろうかなと。そういう意味合いで質問いたしました。先ほどから申し上げていますように、都と国が歯車がきちんと合っていないと方向性がずれる感がございますので、十分踏まえて、オブザーバーとして協議に臨んでいただきたいと思います。  最後に、地下鉄8号線は何といっても、江東区民の悲願じゃなくして、墨田、葛飾、松戸の市民までこれは願っているわけですよ。次のことまで考えて、山崎区長が舛添東京都知事時代、墨田、葛飾の区長、松戸の市長と出向いて要請活動しております。これが最初、豊洲から住吉ということで、合意の下に要請活動もしていただいています。そういったことも踏まえれば、本当に墨田区、最近、山本区長も大分意識が高くなって、様々な点で発言を頂戴しています。  江東区、墨田区、葛飾区もそうなんですが、松戸市も急激な人口増加になっています。以前から申し上げていますように、東西線の混雑緩和だけじゃなくして、新宿線、総武線、ましてや常磐線の混雑も、今日は表には出ていませんが、160から179と聞いております。やっぱり安全対策の一環、混雑緩和の対策ということで、ぜひこれはスピードを上げて、これからも委員会、また審議会に臨んでいただけますように力強く要請して質問を終わります。  以上です。 100 ◯板津道也委員  今、都市基盤部長さんのほうからお答えがあったように、いかにいい答申が出ても、それは我々が目指しているところでなくて、事業化をきっちり進めていくというのが、今、佐藤委員のほうからもありましたけど、我々江東区民、ひいては、私は逆の沿線のほうのお話をしますけど、江戸川の方だってこの混雑、困っていると思いますし、その先の浦安の方だって、東西線の混雑緩和の件は望んでいる部分があると思うんですね。  ですから、ぜひともそこの部分をしっかり、東西線の緩和、プラス我々が望んでいる南北線というものを包括的に考えていただきたいと思っています。  そこで、1つだけお伺いしますけど、答申後、それこそ東京都、メトロ、そして国交省、あとはやっぱり株を持っている財務省の理財局だと思うんですね。その部分のところで、事業スキームを構築するに当たってしっかり話し合っていって、どの補助金を使っていくのかとか、どういった形でスキームを構築していくのかという非常に難しい部分が出てくると思うんですけど、その辺のところを東京都としてはしっかりリーダーシップを取ってやっていただきたいと思っているんですけど、その辺のところ、今後どのようにお考えになられているのかお伺いをします。 101 ◯都・都市基盤部長  審議会で今回答申いただく内容としては、まずは事業主体、公的支援ということで補助制度が望ましいという形が出てくると認識してございます。あと、株の話でございますね。  今後、答申後、事業スキームを確立していく上で、まず事業主体、これメトロさんとした場合、まずメトロさんは当然、会社内で意思決定をする必要があると思っております。その際には、当然メトロさんは公的支援が必要だという認識だと思いますので、それに裏づけのある補助制度が必要になってくると思っております。補助制度につきましては、これは国土交通省だけで決める話ではございませんので、当然、財務省、これは理財局というよりは主計局になると思うんですけども、こちらとの話も必要になってくると思っております。  こういったことにつきましては、今後、例えばメトロの株主総会、こちらでしっかり答申を踏まえて真摯な対応をしていただきたい旨ですとか、そういったことを私どもとしては訴えます。また、今後、国との実務者協議会も控えてございますので、そういった中でも先ほどの補助金の話を訴えかけていきたいと思います。  そういったことは基本的には表の動きでございまして、これまで国やメトロさんとは内々でずっと並行して調整してきているわけでございますので、引き続き答申と並行して、こういった課題解決をできるだけ早い段階で図っていきたいと認識してございます。 102 ◯板津道也委員  ありがとうございます。答申後、今都市基盤部長さんがおっしゃったとおり、いかにスムーズに事業化の計画が示されていくのか。そしてまた副知事がいらして、事業スキームを提示すると言ってからもう2年3か月、4か月たっています。ですから、我々としては、早急な事業スキームの構築に向かって、その後、東京都さんがいかに汗をかいていただくのかが重要な部分だと思っていますので、その辺しっかりやっていただきたいと思います。終わります。 103 ◯大嵩崎かおり委員  この間、審議会の小委員会で論点整理が行われてきたということですけれども、この小委員会でも事業主体としてはメトロが最適だということですとか、それから地下鉄補助金等、補助の問題についても共通の問題意識が出されたというお話でした。  この間、この委員会でも事業主体の問題それから有価証券報告書の記載に関わる様々な問題点が指摘をされてきたわけですけれども、この論点整理に当たって、何か新しい問題点などが出ているんでしょうか。まず、その点について伺いたいと思います。 104 ◯都・都市基盤部長  この間、委員会自体は4回開かれております。第3回、第4回、4月、5月ですが、その中で論点整理が行われております。第3回目の論点整理で、先ほど申しましたメトロが事業主体になるのが適切ではないか、あと公的支援が必要ではないかという議論がなされたところでございます。  これに対しては、特に何か別の方向からの問題点が指摘されたとか、そういった状況にはございません。これまでの都ですとか国の話を踏まえて、先生方はきちんと理解して、御議論をいただいているのかなというふうに認識してございます。 105 ◯大嵩崎かおり委員  そうしますと、特に新しい問題点はこの中では出てこなかったという認識でよろしいんでしょうか。  それから、先ほどもこの答申が出てゴールではないんだと。事業化に向けて、これからも努力をしていくということでありますけれども、実際にこの答申の拘束力というのはどの程度あるのか。これまでも地下鉄8号線の整備は望ましいと言っていても、なかなか具体化されてこなかったところがあるんですけれども、今回もっと具体的に何が問題かということも議論されてきていますので、その点、どの程度拘束力があるというふうに見ているんでしょうか。 106 ◯都・都市基盤部長  2点御質問いただきました。1点目は、先ほどの新たな問題はないのかという認識でよいかというのは、そのとおりでございます。  どの程度拘束力を持つかでございますが、審議会、これは国の審議会でございまして、審議会が勝手に問題点を考えて、それについて答申するものではございません。少なくとも国のほうがまず諮問をするという形のものでございます。諮問して答申をいただくわけですが、国が答申しているわけですから、国としては当然それを配慮しながら、事業なり計画を進めていくという認識でございます。その審議会の答申の中では、例えば事業者の役割や地方公共団体の役割についても触れられるわけですから、そういった部分につきましては、私ども東京都としては真摯に受け止めて進めていくべきものというふうに答申については考えてございます。 107 ◯大嵩崎かおり委員  かなり具体的になってきていると思うんですけれども、一つ私が心配なのは事業費の問題です。それで、補助金などを入れたとしても、かなりのお金が必要になってくるかと思います。地下鉄8号線の延伸自体については、地域住民の長年の要求でもあるんですけれども、一方で、江東区として一体どれだけお金を入れるのかというところは、それはそれで大きな問題になってくるかと思うんですね。  本来、地下鉄など公共交通は、東京都なり公のところがしっかりと責任を持っていくべきもので、江東区が莫大な税金を投入しなければいけない、そうでなければできないというのは問題だと思うんですけれども、その点についてはどこの時点でどういうふうに具体化がされていくのか、その点どういうふうにお考えでしょうか。 108 ◯都・都市基盤部長  今おっしゃっていただいたように、財源の問題これは事業を進める上で非常に重要な問題でございます。  当然、まず補助事業はどういうスキームになるか、これが前提になりますけれども、現在、区さんでは基金を積立てていただいているという状況と伺っております。ですので、こういった部分の基金の活用、都としてはお願いしたいところではございますが、これにつきましては今後事業スキームがはっきりした段階で、区さんとの協議をさせていただければというふうに考えてございます。 109 ◯おおやね匠委員  私からはメトロ株の売却を中心にお尋ねをしたいんですけれども、まず今回の交政審の分科会、これは平成28年198号答申の合意形成を進めるべきとの答申を踏まえたネットワーク小委員会であって、まさにこの答申の着実な履行だというふうに思っています。私は本当にこの答申に期待をしているんですね。これまでにない以上に期待をしております。これはなぜか。これは抜本的な問題解決に向けた諮問が非常にすばらしい。この諮問がよければ答申が期待できるのは当然ですから、私は諮問がいいので、今回は非常に答申がいいのではないかと思っています。  もちろん皆様方も交政審の古賀会長への答申の文章を読んでいらっしゃると思うんですけれども、これ少しだけ言いますと、諮問理由の冒頭にメトロ株の売却の在り方を検討する必要があるとした上で、東京圏におけるネットワークを今日的視点から検討すると。これ今日的ですから、今日的が入っていますので、以前のメトロが新線を整備しないといった過去ではなくて、現状のコロナ禍でコロナ禍後の新しいネットワーク構築、その上でメトロの役割と株式売却を議論する必要があるという諮問なんですよね。我々が非常に待ち望んだ諮問でないかなと思います。諮問はそういう物すごいものだと思っています。  まず、株をお尋ねする前にちょっとお尋ねしたいのは、東京都は今回のネットワーク小委員会へ何を期待するのか。これを伺いたいと思います。100点満点の答申が出てくる。それは何なのか。もしお答えできればですけれども、それをお尋ねしたいと思います。  その上で、東京都がお持ちの株を売るのか売らないのか、それをお答えいただきたい。どのぐらい想定しているのか。現状で結構です。知事は言及されていますので、ぜひ都市基盤部長さんにどの程度売られるのか、どの程度想定されているのかというのをお聞きしたいと思うんですね。今まで東京都さんがおっしゃっていたのは、8号線と株の売却は別々だというふうに先ほどもおっしゃっていたんですけれども、ぜひ今回お答えいただきたいんですね。  一応申し上げますけれども、財務省理財局は東京地下鉄株式会社法と復興財源確保法の2法を踏まえて、可能な限り早期に売却準備を進め、適切な時期に売却するというふうに言っています。ですから、東京都さんのお考えをお伺いしたい。  あと、次に地下鉄補助についてもお尋ねしたいんですけれども、御説明ありましたように、御承知のように地下鉄補助は二、三年前まで我々が本当に一生懸命議論した利便増進法と違って、これは法律マターじゃないんですよね。補助を受ける側の対象変更の法改正は必要ない、国交省の一補助制度であると言って、先ほど御説明ありましたけれども、要綱を見ると、新線整備には使える対象となっていないということであります。  そうすると、これは法改正は必要ないとなると、国会が開いてないときでも要綱の変更ができるとなると、比較的これは自由に要綱改正できるんじゃないかなと思うんです。国交大臣からの交政審への諮問ですので、これは非常にできるんじゃないかなと私は思っていますけど、具体的にどうしていこうとするのか、その辺を教えていただきたいと思います。  あとは、これは先ほどお話があったので、あえて聞くんですけれども、今回の交政審で審議されている3路線のうちの一つで品川地下鉄、ほかの路線で申し訳ないんですけども、これは品川と白金高輪台を結ぶ結節路線ですけれども、私、いろいろ話をいろいろなところから聞くと、これはメトロ期待の整備路線と言われていますし、聞いています。  これはおかしな話で、これ新線なんですよね。メトロがつくりたいというものが新線であって、この整合性はどうなのかなと思います。私が違っていたら教えていただきたいんですけれども、8号線は新線だからなかなか難しいぞと。だけど、この品川地下鉄は新線だけれども、メトロがつくりたいと言っている。この整合性がもしお分かりになれば教えていただきたい。実際、一言言えば、これはリニア新幹線と結束していますよね。今回、静岡県知事選が絡んで、これはちょっと遅れぎみになるかなと思うんですけれども、いずれにしろ8号線と品川地下鉄。  私が聞きたいのは、東京都のお考えなんですけれども、着手・着工、8号線のほうが早いですよねということをお伺いしたいです。  以上です。 110 ◯都・都市基盤部長  複数の御質問いただきましてありがとうございます。  まず、審議会に我々が期待することでございます。今おっしゃられましたように、今回の審議会はまず地下鉄ネットワークの在り方、これは言っていただいた今日的視点からの地下鉄ネットワークの在り方でございます。その上でメトロの役割、その上での株の在り方というのが、審議会の今回の答申の骨になってくる部分だと思っております。  まず、地下鉄ネットワークにつきましては、今コロナ禍で乗客が減っている状況ではございますが、今後新しい生活やコロナが収まった場合、インバウンド、そういったような世界的な都市間競争を勝ち抜くためには、東京の本当に都心部の骨格となる地下鉄ネットワークの重要性はますます必要になってくると認識してございますので、こういった中でまず地下鉄ネットワークの重要性について審議いただいた上で、答申いただけるというふうに期待してございます。  その中でもメトロの役割、特に新線整備、ネットワーク整備に対するメトロさんの役割は引き続き必要になってくるという審議を現在いただいておりますので、メトロさんの重要性、これについても審議会の答申で言っていただけると期待しているところでございます。  その上で、株の在り方でございますが、第3回の小委員会で、株については株式の2分の1を売るのが適切ではないかということが考えられるという御意見が委員の中から出されているところでございます。都といたしましては、知事はまず審議会の答申を踏まえて検討してまいりたいというところまでしか言っておりません。なので、当然、今後メトロさんの事業を進めていく中では、株の問題は避けて通れないと認識してございますが、現段階では今日のこちらの委員会の中では、株の件については、すみません、引き続き検討してまいりたいというところで答弁させていただければと思っております。  あと、補助事業ですね。補助事業は確かに利便増進法とは違い、こちらは要綱で規定されるものだというふうに認識してございます。ただ、要綱を変えてもらわなきゃいけないという作業が当然国土交通省内でございまして、これは恐らくというか、先ほど申しましたように、財務省さんとの協議が必要になってくるというふうに認識しておりますので、国の中でのそういった協議、こういったものを我々としては実務者協議会の中でぜひ補助制度をつくっていただきたいということを改めて申し述べていく予定にしてございます。  それと、品川地下鉄の問題でございます。品川地下鉄につきましては、品川地下鉄は新線という言い方をしていますが、ネットワーク的には地下鉄南北線のネットワークの中に入ってくる路線になるというふうに認識してございます。そういった中で、リニア新幹線が2027年に今予定されているところを考えますと、品川地下鉄の整備についても検討していかなければいけないと考えてございます。メトロさんがやりたいかどうかというのはあるんですけれども、都としても交通政策上、必要な路線というふうに認識しております。ただ、まずは8号線というのが私どもの基本姿勢でございます。  以上でございます。 111 ◯おおやね匠委員  安心しました。品川地下鉄は大切だと思いますけれども、品川地下鉄は南北線の延伸と言ったんですが、8号線も有楽町線の延伸ですから、同じカテゴリーですよね。ですから、両方とも新線ですよ。ですから、ぜひその辺あれなんですよ。  あと、株売却の関係なんですけれども、これは答申を踏まえてというのは当然なんですけれども、今回のネットワーク小委員会の中で物すごい大きな議論の柱だと思うんです。なぜならば、メトロの体系が変わるわけですから、大きな巨大なるメトロが株の売却によって変わっていくというか、新聞の1面トップぐらいの大きな衝撃的なものだと思う。これは実際に答申を踏まえてからではないと思うんですよね。先ほどおっしゃっていましたけど、2分の1で3分の1という段階がありますけれども、株の売却は8号線の整備にすごい影響があると思いますので、私、こう申し上げているんですよね。  あと、もうちょっと株の話をさせていただくと、私もネットワーク小委員会が始まる前は、8号線と株は別々の問題だと思っていました。通常の場合はこういった株の売却益というのは東京都の一般会計に入れて、8号線の整備費用には直接的ではないという部分もありますし、今後、東京都さんは8号線用の予算をしっかり取っていただけるものだと今も信じておりますので、非常にあれだったんですけども、今回、株の話がいっぱい出ていますので、8号線と非常にリンクしているのかなと思っています。  なぜ株の話かと。もう一つ、先日、財務省が郵政株を2,500億円売ったんです。復興財源に充てるんですね。これは復興財源の4兆円を埋めるうちの、あと残り1兆円になったんですね。財務省としては、復興財源法の下、持ち株の売却を急ぎますと言っていますので、メトロ株もそれに乗って、財務省としては急ぎ売っていくのではないかなと思っています。  ちょっと長くなるので話をまとめますと、あとメトロの話をしたいんですけど、知事が国交大臣とのテレビ会議の際に、合理的ということを言われました。これメトロはどう思っているのか。東京都は打診をしたのかどうか。メトロ側にしてくださいね、事業主体になってくださいね、あるいは整備をしてくださいねということを言ったのかどうか。  あと、私が聞いたのは、メトロの山村社長が3月のインタビューでこうおっしゃった。都内のネットワークをさらに充実させ、コロナ後も首都に貢献する企業になりたいとおっしゃった。これは3月ですから、3月というとコロナ禍の、今もコロナ禍ですけども、コロナ禍に入った状態で、ネットワーク小委員会の議論も踏まえたメトロの社長さんのメッセージだと思うんですよね。  基本的にそういう状況ですから、私、言いたいのは、ネットワークの再構築の機運が高まっている今こそ実際に事業化がなされるのが、8号線はまた棚上げになってしまうと思っていまして、ちょっと質問をさせていただくんですけれども、最後、一つエッセンスだけ申し上げて、ちょっと分かりづらいかもしれないんですけど、メトロ株を早期に売却して、完全民営化する前提は堅持しつつも、メトロが新線を整備できる公的支援の必要性ということなんですけど、この整合性をどうお考えになっているか。先ほど都市基盤部長もそのことをおっしゃっていたんですけど、その整合性をどうお考えなのか。  以上で結構です。また次回にします。以上、質問です。 112 ◯都・都市基盤部長  非常に御示唆に富む質問ありがとうございます。それだけよく見ていただいているということは感謝したいと思います。本当にありがとうございます。  今いろいろお話しいただいて、メトロに言ったのかとか、山村社長の御認識も示していただきましたけれども、メトロが株を売ったときの事業との整合性につきましては、審議会で答申の議論をしていただく中で、整備を担保するためには公的関与が必要と。これは何かというと、メトロは一部公的な使命を負った組織でなければいけない。だから、完全民営化というところまでは、まだ新線を整備するに当たっては、そこまでなかなか難しいのではないかという審議会での議論だというふうに認識しております。その上で、株式を2分の1売るのが適切ではないかという意見が出ておりますので、まさにそこが整合性なのかなと都としては認識してございます。 113 ◯委員長  よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 114 ◯委員長  それでは、地下鉄8号線関係は以上として、次に移りたいと思います。  続いて、土壌汚染対策関係です。質疑のある方どうぞ。 115 ◯大嵩崎かおり委員  地下水質ですけれども、確認モニタリングにおけるヒ素の最高濃度は2月のときに0.036ということですが、全体モニタリング井戸も合わせた46か所の最高濃度は0.050ということで、この全体確認モニタリングのほうが高い値を示しているわけですけれども、これについてどのように分析をしているのか伺いたいと思います。 116 ◯都・環境改善担当課長  御質問ありがとうございます。先ほどのヒ素のところで、全体確認モニタリングのほうで高い濃度が出た理由ですけれども、地下水質におけるヒ素の濃度ですが、これについては18か所計測してございまして、このうち7か所が、濃度確認モニタリングとして濃度の高かったところの動向把握をしております。逆に全体確認モニタリング、こちらは各街区の動向把握としまして、これは11か所ということで、どちらかというと濃度確認モニタリングよりも全体確認のほうが1.5倍ほどもともと多かったということがございまして、これで実施してございます。  ヒ素につきましては、これまでも資料で、アスタリスクで1、2、3、4とございますけれども、全体確認モニタリングのほうで最高濃度が計測されたということもございます。  計測値、これについては上がったり下がったりすることがございますけれども、地下水管理システムを運用する中で、地下水の流動が生じたものと考えてございます。  以上でございます。 117 ◯大嵩崎かおり委員  濃度モニタリングが18か所、全体モニタリングが11か所で、全体モニタリングの箇所のほうが多いということと、それから地下水の流動によって検出をされたということです。改めてお伺いしたいんですけれども、この確認モニタリング井戸と全体モニタリング井戸の違いについて御説明をいただきたいと思います。 118 ◯都・環境改善担当課長  濃度確認モニタリングと全体確認モニタリングの実施でございますけれども、濃度確認モニタリング、先ほど箇所数があれですけども、ヒ素の濃度全体が18か所で、濃度確認が7か所、全体確認が11か所、合計で18か所でございますけれども、濃度確認モニタリングというのは、これまで観測していた第9回のモニタリングにおきまして、地下水の基準で5倍以上の濃度が検出された観測井戸を中心に観測井戸を選定してございます。  ただ、それだけですと豊洲の全体を測るというのはちょっと分かりにくい、ある場所に偏ってしまっているということもございますので、豊洲全体の位置のバランスを見て選定したものが全体確認モニタリングのほうでございます。それによって選定したものが、濃度確認が7か所、全体確認が11か所ということで、ヒ素については計測してございます。 119 ◯大嵩崎かおり委員  ヒ素については18か所ポイントがあって、確認モニタリングで7か所、全体では11か所ということですね。  確認モニタリングのポイントについては5倍を超える高濃度のところで、全体については偏りがないように位置のバランスを取って、言ってみれば念のためということなのかなと思うんですけれども、今回は全体モニタリングのほうで最高濃度が出たということですよね。先ほど、最初に御説明があったように地下水の流動ということですが、そうしますとこの間、濃度の高いところについては掘削除去もしてきたけれども、汚染が残されていると。さらに、それが地下水の流動によって、結局汚染が残されてしまっているわけだから、それが移動して、さらに全体に広がっているんじゃないかと懸念をされるんですけれども、その点についてはどういうふうに認識をしているのか。  専門家の評価では微増を示した地点もあれば、微減もある。全体的に見れば、大きく変化した傾向は確認できないと言っているそうですけれども、大きく変化した傾向というのは、ちっともよくなっていないということだと思うんですね。0.050というのは、この間のヒ素の資料を見てみますと、ヒ素では最高の値だと思うんですけれども、大きく変化した傾向を確認できないという状況なんでしょうか。 120 ◯都・環境改善担当課長  専門家からも、このような計測値の上下というものは、一般的にデータは様々な要因によりまして上下するものでございますので、複数回のデータを基に判断していくことが重要であるとお答えをいただいてございます。  全体に広がっているのではないかということでございますけれども、実際には同じようなところが同じように動いているところでございまして、実際に上がったところもあれば下がったところもあり、変わっていないところもあるということで、それが大体3割前後で動いているという形になりますので、多少微増微減というのはありますけれども、全体的に広がっているというふうには当たらないと考えております。 121 ◯大嵩崎かおり委員  微増微減といっても、今までで最高ですよね。それについてはどういうふうに考えているんですか。 122 ◯都・環境改善担当部長  ただいまのヒ素の上下ですけれども、今1か所、全体確認モニタリングで0.050ということで出ているんですが、前回からです、ここについては正直申し上げて若干上昇傾向です。  これについてはグラフも含めて、ホームページ等で御確認できるかと思いますけれども、これまでモニタリングをしている中で、前回と比べて若干上がった下がったというのもあるんですが、全体的なトレンドとしてある程度のレンジの中で上がったり下がったりというふうにしていくんですけれども、大きなトレンドで見ていきますと、今ヒ素で18か所モニタリングをしている中で、これまで計測を始めてから全体的に、今、微増ですけれども、上昇しているところが3か所で、下降しているところが6か所、それ以外はほぼ横ばいという状況ですが、先ほど環境改善担当課長が申し上げたように、専門家の方がおっしゃる桁が1つ上がったり1つ下がったりというのは大きな変化になるんですけれども、そういうことではないということで、専門家もそのような見解を示しているところでございまして、今後、我々も引き続きこうしたモニタリングをしながら、動向をしっかり確認していきたいと思っております。 123 ◯福馬恵美子委員  専門家の方の評価の概要も出されておりますけれども、モニタリングに対して専門家は、本当に専門家の人の言葉なんですね。これを誰に知らせるかということは、都民であり区民であるわけですね。  ですから、安全・安心の土壌汚染対策の現状というのをもう少し分かりやすく、この数字が何を意味しているか、あるいは土壌汚染対策は、豊洲市場の場合は地下水を飲んだりしないし、商品にも使ったりしないということも含めて、現状と課題とモニタリングの持つ意味、これをもう少し分かりやすく情報発信すべきだと思うんですけど、どのように考えていらっしゃいますか。 124 ◯都・環境改善担当課長  ありがとうございます。このように汚染状況がありますけれども、環境省の資料といたしまして「土壌汚染対策の仕組み」というパンフレットがございます。そのパンフレットの中には、土壌汚染に関する問題というのは、土壌汚染が存在すること自体ではなくて、土壌汚染に含まれる有害な物質が我々の体の中に入ってしまう、そうした経路が存在していることが問題であるというふうに書かれてございます。  そのパンフレットの中には、土壌汚染における環境のリスクというのを2つ定義してございまして、1つは地下水等経由の摂取リスク、もう一つは直接摂取するリスク、つまり水を飲んだりですとか利用したりとか、そういうことをする摂取リスクがあるのか。もう一つは、土が手について、それを口の中から入れてしまう摂取リスクがあるのかどうか、その2つを考えております。  この2点について、豊洲市場におきましては摂取リスクがあるかどうかでございますけれども、豊洲市場におきましては飲用井戸はございませんし、地下水の摂取リスクはございません。また、地上面の約4.5メートル上から土を全部入替え、もしくは洗浄しておりますので、さらにまた地上のところにアスファルトですとか、コンクリートで覆っておりますから、直接摂取のリスクもございません。これらの摂取経路が遮断されていますので、豊洲市場の安全は確保されていることとなります。  このような物理的な安全に加えまして、地上部、地下ピットの中の空気を毎月測定いたしまして、測定物質が環境基準以下になるように確認してございます。  引き続き、測定結果を全て公表いたしまして、正確な情報発信を行うことで、都民、地元江東区さん、それから事業者の理解と安全につなげてまいりたいと思っております。 125 ◯福馬恵美子委員  今言われたことが、ここの中でどこからも読み取れない。そういう思いをしました。  でも、1点、今の答弁ですごく引っかかるのは、土壌汚染は存在することが問題ではないって言われたんですね。存在することが問題だったんですよ、豊洲の場合。最初に豊洲市場をつくるときに、土壌汚染は完全に封じ込める、改善するということを東京都が約束されて、そこから話が進んできたという経過があるんですね。したがって、土壌汚染は存在することが問題なんですよ。  その上で、今の基準の中で何ができるか、どうすれば少しでも汚染が表面に出ないか、あるいはこのくらいのものなら人体に影響はないか、そういう分かりやすい広報が要ると言ったわけで、想定問答、私がしたような答弁だったんですけど、やはり汚染はある、それをどう改善するか、そのために何をしてきたか、これから何をするかというのが分かるようにしてください。専門知識のない私が分かるように広報をしていただきたいと思いますが、広報の在り方ということをどういうふうに捉えていらっしゃるか、もう一度答弁ください。 126 ◯都・環境改善担当部長  ただいまの福馬委員の御意見、本当にありがとうございます。  最初に御質問いただいた現状と課題、PRについてということで、再度私のほうから想定問答ではないお答えの仕方をさせていただきたいと思うんですけども、今、福馬委員のほうでおっしゃられたとおり、安全か安全でないかという科学的な見地でいけば、しっかり盛土もしておりますし、コンクリートで遮蔽もしているということで、物理的に十分安全でございます。  しかしながら、当初、東京都としては豊洲に市場を持ってくるときに、無害化をするというお約束をしたということで、封じ込めるのと無害化というのはレベルが全然違うんですけれども、非常に高い目標を我々は設定させていただいたんですけれども、現実として無害化ができないということで、無害化に代わる方策ということで現在取り組んでおります。  その一環の中でこうした様々なデータを毎月、また3か月に1回ということで測定して、お出しをしているところですけれども、今、福馬委員から御指摘をいただいたとおり、数字を並べて、科学者というか、専門家的な書き方で非常に私自身も分かりにくいんじゃないかと思いますので、今後、そういうところも引き続き、専門家の委員の皆様と、分かりやすくさせようとすることによって、間違って誤解を招いてしまうと、それはそれでよくないことだと思いますので、専門家の御意見も聞いたりしながら、ただ、我々はこれで安全でいいんだよということではなくて、そもそも高いレベルでやろう、無害化しようと思ったところができなかったという反省に立って、より分かりやすい安全・安心につながるような広報に努めていきたいと思っております。 127 ◯委員長  ほかにございますか。大丈夫ですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり) 128 ◯委員長  それでは、土壌汚染対策関係は以上といたします。  続いて、千客万来施設事業関係に移りたいと思います。質疑のある方はどうぞ。 129 ◯米沢和裕委員  図面が出てきたので着々とという感じなんですけども、図面を拝見させていただきました。ざっと店舗区画の部分を数えると100程度なんですけれども、これ当初提案のときは店舗数は170から280ということだったんですが、これについてはどういうことなのか。  それから、当初、そもそも市場を引っ張ってきて、すぐに千客万来施設をつくると言ったときに、誰もがイメージとしては築地の場外がこっちに来るというイメージだったんですが、これだけ遅れてくると、ちょっとした商業施設が来るのかなというイメージがどうしても出てしまって、今、ららぽーと豊洲とか大江戸温泉がある中で、また有明ガーデンが来て、どんどんお風呂が多くなってきた地域になってしまっているんですけども、そういったららぽーと豊洲とか有明ガーデンとの差別化についてどう考えているのか。ちょっと違う施設ですよという部分で。  それから、これだけ築地場外が現状としてブランド化をしてしまっている。安定して定着をしてしまっている中において千客万来施設が来たときに、その人たちをこっちに呼び寄せるときに大変な労力が今度出てくると思うんですよ。その辺については東京都知事も出張ってもらうことになるんでしょうが、その辺の東京都と事業者の話合い、この辺はどうなっているのか。  それから、一番心配しているのは万葉倶楽部、コロナ禍の中で観光関係とか、そういうところが相当なダメージを負っているというのはここだけじゃないと思うんですが、コロナ禍において万葉倶楽部の経営状態、今、どのような変化が起きているのか、それは心配ないのか、この4点お伺いします。 130 ◯都・開発調整担当課長  まず、御質問いただきました店舗数についてですけれども、今回提出させていただいた図面上では、店舗という文字を一つ一つ数え上げていきますと、そういった数になりますけれども、実際に聞いておりますのは、一つの区画を細かく間仕切りをしまして、複数の店舗が入居するということを想定しております。その上でまた柔軟にこうした対応ができるように、配管の敷設の仕方も工夫されていると聞いております。  店舗数につきましては、今後、テナントの利用状況等増減がありますため、現時点では確定はしていないんですけれども、今後、東京都としましても事業者に協力しながら、千客万来施設の開業に向けて取組を進めてまいりたいと考えております。  また、差別化についてですけれども、千客万来施設事業につきましては豊洲ならではの活気やにぎわい、そういったものを生み出していきたい。そして、豊洲市場本体とも連携しまして、地域のまちづくりや活性化にも貢献していく、そういった目的を基本協定書にも掲げておりますので、それを実行していきたいと考えております。そうしたことでテナントリーシングを進める中で、差別化を図りながら、開業に向けた取組を進めていきたいと考えております。  御質問の中でどうテナントを呼び寄せるかという、集客につきましては、様々なPRも実行していきますけれども、また交通対策につきましても十分な駐車場の確保ですとか、またゆりかもめ等とも連携をしました効果的な集客も行っていきたいと考えております。また、事業者と連携しまして、進めていきたいと考えております。  それから最後に、万葉倶楽部の経営状態につきましてですけれども、万葉倶楽部のほうも三度にわたる緊急事態宣言に伴いまして、直ちに企業存続に影響が出るという状態では全くないと聞いておりますけれども、本業の温浴施設、ホテル事業で顕著に売上げが減少しておりまして、厳しい状況にあると聞いております。  特に緊急事態措置が実施されていた都県における店舗におきましては、自治体からの要請に従っていただきまして、店舗を休業させるなどの厳しい状況ではございましたけれども、千客万来施設の施設建設の本格化に向けましては、既に部材の調達に向けた関係機関との協議等も進めておりまして、引き続き事業を確実に継続していくという方針には一切変更はありません。  東京都としましても、引き続き、事業者と連携しまして事業に取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 131 ◯米沢和裕委員  万葉倶楽部については、確かにほかの類似した業界の方たちは相当苦労しているので。ただ、話が話なので、これは必ずやってもらわなきゃいけない施設ですので、ぜひ様々な相談とか、支援とか、逆にしづらかったら、こちらから何か困ったことないかぐらいの気持ちで事に当たっていただければと思います。  それから、築地場外の今やっている方たちが、千客万来施設ができたときに来られるように一生懸命動いて、ずっと今まで言っているんですけども、これだけ期間が空いちゃったことによって、その辺の話合いというのは定期的にやっているのか。ほっといたらこのまま築地でいいやということになりかねないので、その辺の話合いというのは進んでいるのか、これだけもう一度お願いします。 132 ◯都・開発調整担当課長  テナントの募集に関してでございますけれども、今後、事業者のほうで千客万来施設の目的を踏まえまして、特に築地の場外の店舗の方々に対しましても出店の依頼をしていくことになると思いますけれども、現在、飲食業界全般、出店意欲に関しまして厳しい状況であるというのは全般的なところでございますけれども、ただ、事業者のほうはリサーチ活動も含めて継続的に活動しておりまして、引き続き、適切なタイミングを見て交渉していくと聞いております。 133 ◯都・管理部長  今、開発調整担当課長から御答弁させていただいたものに若干付け加えさせていただければと存じます。  今、米沢委員からのお話で、築地の場外の方々を連れてくるというのは、これは言ってみれば最大の命題であるというふうに認識してございます。コンセプトの段階から、築地の場外にあるようなものを豊洲においても実現させることによって、それを契機といたしまして、豊洲全体の新たなまちのにぎわいに結びつけていくんだということ、これは私どもがコンセプトとして掲げさせていただいたという経緯もございます。  そういったことは万葉倶楽部にはしっかりと伝えておりますし、今、開発調整担当課長が答弁したように、万葉倶楽部はそのところを頭に入れて場外の方へのお声がけであるとか、そういったこともやっているという報告は受けてございます。  その一方で、ちょっと別の観点からのお話をさせていただきますと、築地の場外の方々というのは、今とあっては観光客の方がたくさん訪れるということでにぎわっている部分がある反面、もともとの成り立ちということから申し上げますと、やはり築地という市場の間近にあって、市場で働いている方の様々なお仕事上の需要を満たすということで集積をしてきた経緯もあるというふうに聞いてございます。  今、米沢委員がおっしゃられたように、今離れてしまっている状態で、このまま固定されてしまうのではないかという御懸念、もちろんあろうかと思います。その一方で、私ども耳にしている部分におきましては、豊洲に移転をして、豊洲で仕事をしておりますので、市場の近くにあって、場外の方々が仕事をするということがやはり重要だという声も伺っております。その辺のところもよくよく私どももお手伝いをしながら、しっかり万葉倶楽部の集客といいますか、活動を私どももサポートしていくべきものと思っておりますし、そのようにさせていただきたいと思ってございます。 134 ◯米沢和裕委員  その辺は管理部長が一番よく分かっていらっしゃるので、安心してお任せをしたいと思いますけど、時間がない、もう迫っていますから。オリンピックだって1年延期になった、ああ、1年先かと思ったら、実はもう間近に迫っているぐらいの感じで、時間というのは本当に速いものですから、綿密なそういった打合せやら検討やらというのは密にぜひ進めていただきたいと思います。  以上です。 135 ◯福馬恵美子委員  万葉倶楽部をサポートしたいというのは、本当にそうしていただいて、千客万来施設を江東区に根づかせていただきたいと切に思います。  そして今回、質問は、5街区の場外マルシェの跡地利用についてどういうふうに考えられているかお尋ねします。 136 ◯都・開発調整担当課長  5街区の跡地活用につきましてですけれども、5街区につきましても千客万来施設事業としてにぎわいを創出していくという方針に変わりはございません。  現在、5街区におきましては、江戸前場下町が営業しておりまして、千客万来施設が開業するまでの間、にぎわいを創出していく予定になっております。今後、千客万来施設の開業後における5街区の事業用地の取扱いにつきましては、現時点では未定でございますけれども、現在営業中の江戸前場下町、6街区に開業予定の千客万来施設の運営状況、また周辺地域の状況等も考慮しながら、改めて実効性のある活用方法やコンセプトについて、地元の江東区様などの理解を得ながら検討してまいりたいと考えております。 137 ◯福馬恵美子委員  もう分かっているんですよね、万葉倶楽部がスタートすると。そして、今言われた5街区の場外マルシェ、そこまでだという、それでその次が全く白紙なわけですね。これっておかしくないですか。今から準備をして、様々な検討をしてコンセプトを決めて、それで広く理解を求めて次に進まなければ、万葉倶楽部ができてから、その状況を見ながらといったら、また1年、2年すぐたちますよ。今からすべきだと思うんですけども、いかがですか。 138 ◯都・渉外調整担当部長  5街区につきましても、千客万来施設ということで、様々な方の来場があってにぎわうということで考えてございますが、例えば6街区で今やっているものにつきましてもコンセプトは決まっておるんですが、実際に稼働しましてどんな形で営業されるかとか、あとは人の流れですとか、そういったことも考慮することは大事かなということは考えてございます。  ただ、福馬委員おっしゃったように、開業後の状況というのも一つの参考状況であるんですが、ただ、今の江戸前場下町の実績ですとか、周りの開発の状況もございますので、そういったことを含めて引き続き検討してまいりたいと考えてございまして、状況後ということじゃなくて、引き続き5街区の跡についても検討してまいりたいと考えてございます。 139 ◯福馬恵美子委員  並行して、様々な視点から検討していただきたい。そうしないと、ちょっと距離がありますよね。駐車場もあって、江戸前場下町が入っている場所と万葉倶楽部さんが入るのがちょっと離れているから、東京都がどういう施設にしたいかというものがないといろいろな検討ってできないんじゃないですか。こういうものをつくりたい、あるいはこういうものを考えたいというコンセプトはいつまでにできますか。 140 ◯都・渉外調整担当部長  5街区の活用の仕方でございますが、必ずしも施設ということに限定ではなくて、例えば6街区と同じような施設をつくってもしようがない部分もございます。なので、どういったやり方がいいかという部分もありますし、ソフトの面、ハードの面、様々な検討の課題もあると思いますので、東京都だけで決めるということもできませんので、いろいろな関係者の方の御意見を参考にしながら、引き続き検討してまいりたいと考えてございます。 141 ◯小嶋和芳委員  千客万来施設につきましては、4月30日に確認申請が下りたということで、いよいよこれから本格的になると期待が大きくなっております。  そこで、まず2点伺いますが、1点目は、参考4の2ページ目にございます建築概要を見ますと、シャトルバスの駐車スペースが2台あります。万葉倶楽部はシャトルバスを運行するのかどうか、またどのようなルートを考えているのか伺います。 142 ◯都・開発調整担当課長  計画概要にございます、シャトルバスの記載でございますけれども、シャトルバスにつきましては来場者の交通の利便性ですとか、そういったものに配慮する観点から、万葉倶楽部によりますと、近隣の駅などと千客万来施設を結ぶ交通手段として万葉倶楽部が計画しているものでございます。どの駅と当該施設を結ぶかといったことにつきましては、現在調整中と聞いております。 143 ◯小嶋和芳委員  分かりました。有明、豊洲をはじめ、区内を結ぶシャトルバスの運行は非常に回遊性の向上につながるし、地域の貢献にもつながりますので、ぜひとも実現していただきたいと思います。  2点目が、同じページの右上のほうにございますが、ゾーニング図を見ますと、2階部分のゆりかもめの市場前駅の歩行者デッキと接続しています。同じく接続する隣の清水建設のホテル・オフィスビルでは屋根を重ねるような形で、駅から雨にぬれずに施設へ入るようになっています。千客万来施設では、駅から雨にぬれずに入れる設計となっているのかどうか伺います。 144 ◯都・開発調整担当課長  ゆりかもめの駅から雨にぬれずに施設まで行けるかという御質問ですけれども、利用者の利便性ですとか効果的な集客の観点から、最寄り駅から雨にぬれない施設への動線というのは大変重要だと考えております。  今後、事業者に対しまして、建築基準法ですとか、建築主事からの指導内容を踏まえつつ、こうした動線の確保ができるかどうかについて検討するように調整を図っていきたいと考えております。 145 ◯小嶋和芳委員  分かりました。オープンルームで江戸の町並みを再現というコンセプトは否定しないものですが、一方で、雨の日の回遊性を考慮することも重要だと考えますので、ぜひとも実現していただきたいと思います。  以上です。 146 ◯佐竹としこ委員  今、市場関係のことで様々ずっと報告事項として私たちは報告をいただいて、質疑があったわけですけども、そもそも市場を開場してからもうすぐ3年になります。また、この3つの約束をしてから10年になるわけなんですね。  そうすると、理事者の人もどんどん替わってくると思いますし、都市整備局の方はもう帰られたから言えないんですけども、その当時の約束は自治体間の約束であって、また大きく言えば区民との約束なわけですね。私たち議員は区民から負託を受けて、ここの場にいるわけですから、それをしっかりと聞こうと思って取り組んでいるつもりなんですが、都の方々も約束をしたことの報告なんだということをしっかりと心に刻んで、それでここに臨んでいただきたい。私が言うのは変なんですけども、今回ずっと聞いていて感じました。ぜひ都市整備局の方にも伝えていただきたいと思います。これは約束事の報告なんだということを心に刻んでいただきたい。それを強く要望したいと思います。 147 ◯都・管理部長  今、佐竹委員の御意見をお聞きしまして、非常に重く受け止めさせていただいてございます。都市整備局の職員にもしっかりとお伝えさせていただきたいというふうに思ってございます。  今、佐竹委員からお話がございました3つの約束ということで申し上げますと、平成23年7月ですか、そこをある種起点といいますか、その3つの約束があって、当時アセスの受入れだったと思いますが、江東区さんに決断をしていただいたということから事が起きているということは十分認識しております。  これは単に私がその当時から市場に在籍したからということではなくて、今日ここにいる職員全員がそういったことをしっかり受け止めて、まさにこれは今までの経緯そのものであって、江東区さんとの関係がいかに大事かということも含めて、しっかり対応しなければならないということにつきまして、中央卸売市場の職員全員がそこのところはしっかりと胸に刻んで対応させていただくということを、しっかりとお約束させていただきたいと思ってございます。 148 ◯委員長  よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 149 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  東京都の職員の方、お疲れさまでした。                (東京都職員退室)  ────────────────────────────────────     ◎報告事項6 「(仮称)新砂総合資源循環センター建設事業」環境影響評            価書案に係る区長意見の提出について 150 ◯委員長  次に、報告事項6「『(仮称)新砂総合資源循環センター建設事業』環境影響評価書案に係る区長意見の提出について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 151 ◯温暖化対策課長  それでは、資料11を御覧ください。  本事業につきましては、令和元年6月の本委員会において調査計画書に係る区長意見の提出を報告しており、今回はその次の段階である評価書案に対し、1、概要にありますように、都知事から意見の照会があったものでございます。  意見の提出に当たりましては、区長より江東区環境審議会に諮問し、その答申を踏まえ、江東区長意見を提出いたしましたので、内容につき、本日御報告いたします。  次に、2、評価書案の名称、3、事業者は記載のとおりです。  次に、4、事業概略についてです。本事業は、計画地において稼働中の改質固化処理プラント、そして計画地南側近隣において稼働中の廃水処理プラントの更新を目的に、計画地において改質固化処理プラントの建て替えと廃水処理プラントの新設を行うものでございます。事業の種類は廃棄物処理施設の設置で、プラントの規模、処理能力につきましては記載のとおりです。また、本事業の計画地位置図、それに施設配置計画図を5、6ページに掲載しておりますので、後ほど御参照ください。  次に、2ページを御覧ください。  5、江東区長意見の提出に至るスケジュールです。令和3年2月15日の都知事からの意見照会後、区長から環境審議会へ諮問があり、さらに環境審議会から学識経験者で構成する専門委員会へ付託されました。専門委員会から庁内意見を加味した回答を環境審議会へ上げ、環境審議会から区長へ答申、これを踏まえ、区長意見を4月14日に提出いたしました。  次に、6、江東区長意見についてです。3ページを御覧ください。  都知事宛てに提出した江東区長意見でございます。大気汚染、悪臭、土壌汚染など様々な項目にわたっております。4ページ、温室効果ガスにおいては、CO2排出につき、より一層の削減に努めることや、省エネルギー対策の具体化などを示すよう求めております。  最後に6ページを御覧ください。  参考として、都条例に基づく環境影響評価手続きの概要をお示ししました。本事業では、まず調査計画書については、令和元年5月13日に区長意見を提出いたしました。次の評価書案につきましては、今回御報告のとおりです。次は見解書、評価書の公示・縦覧となり、見解書につきましては本日より開始されたところでございます。  説明は以上でございます。 152 ◯委員長  本件について、お聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 153 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項7 令和2年度ごみ量について 154 ◯委員長  次に、報告事項7「令和2年度ごみ量について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 155 ◯清掃リサイクル課長  それでは、資料12をお願いいたします。  本区及び特別区の令和2年度のごみ量が確定いたしましたので、御報告いたします。  初めに、1、江東区のごみ量でございます。表を御覧願います。ごみ量構成比の欄、左側、令和2年度のごみ量でございますが、区収集は9万3,237.35トン、前年度比1.8%の増となっております。内訳でございますが、可燃ごみが8万8,537.98トン、前年度比2.32%の増、不燃ごみにつきましては全量資源化の実施によりゼロとなっておりますため、下の表に不燃資源化として別途量を記載しております。  管路収集は1,131.05トン、前年度比32.18%の減、粗大ごみが3,568.32トン、前年度比6.05%の増となっております。  その下、持込(臨時)とありますのは、収集運搬許可業者が収集いたしました、臨時に受け付けした事業系ごみでございます。1,352.87トンで、前年度比12.43%の減となっております。  合計9万4,590.22トン、前年度比で1,479.96トン、率にして1.59%の増となったところでございます。  ごみ量の増減要因でございますが、可燃、粗大の増は、人口増約4,400人の影響もございますが、新型コロナウイルス感染症対策による緊急事態宣言に伴う外出自粛等の影響、また事業系ごみが主であります管路、また事業所から排出されました臨時持込みごみの減少につきましても、新型コロナウイルス感染対策に伴う事業活動の縮小等の影響と考えてございます。  下のグラフにつきましては、平成25年度以降のごみ量の推移を示したものでございます。  次のページをお願いいたします。  2、特別区全体のごみ量でございます。こちらは先ほど一部事務組合の報告、また質疑等でも出されましたが、全体では255万9,812.52トン、前年度比7.46%の減、区収集は182万1,458.85トン、前年度比2.21%の増でございます。持込みごみにつきましては73万8,353.67トンで、前年度比24.98%の減となっております。  こちらも下のグラフにつきまして、平成25年度以降のごみ量の推移を示したものでございます。  説明は以上でございます。 156 ◯委員長  本件について、お聞きになりたい点はございますか。 157 ◯河野清史委員  粗大ごみは増加傾向にあるかなと思っているんですけど、区民の方から何回かお問合せがありまして、予約がなかなか取りづらいという話が何件かあったんですが、その後、改善がされたのかお伺いしたいと思います。 158 ◯清掃リサイクル課長  粗大の受付センターの受け付け状況でございます。例年この4月、5月、粗大の受け付けが皆さん殺到する関係で、なかなか電話がつながりにくいという御連絡、御苦情をいただいているところでございます。  今年度も全体として粗大も増えているというところで、なかなかつながりにくいという御連絡、御苦情をいただくところでございます。こちらのほう、受け付けを委託しております東京都環境公社にも連絡いたしまして、そちらの応答率を上げるように努力してほしいということで、コールセンターの対応等についてもお願いしているところでございます。  現時点でもまだ若干つながりにくいということで、なかなかお申込みが多いところもありますけれども、引き続きそちらの推移を受け止めて、こちらとしてもなるべくつながりやすい、区民の利便性になるようにということで努めていきたいと考えてございます。  以上でございます。 159 ◯大嵩崎かおり委員  今の粗大ごみの話は私も聞いていて、区営住宅の建て替えで粗大ごみを出そうと思ったら、何か月も先になってしまって困ったという話がありましたので、その点についてはぜひ改善をお願いしたいというふうに思います。  それから、不燃資源化なんですけれども、令和元年度と比べて2年度は13.36%増えているということで、これはどういうところで増えているのかお聞きをします。 160 ◯清掃リサイクル課長  不燃ごみ13.36%ということでの増加の原因でございます。こちらにつきましても、やはり家庭から出るものでございますので、自粛と在宅が多くなったということでお片づけをされる方が増えたですとか、そういう影響があるのかなと考えています。月別の収集量の傾向を見ますと、令和2年4月からの緊急事態宣言の際、4月、5月、それから6月について、例年に対比して大きな量が出ておりますことから、やはりそういった影響が大きいのかなというふうに見ております。  また、不燃ごみ自体が、全体として母数が可燃ごみよりも小さいものですから、一時多量に出ると、数字として増減の割合が大きく出てしまう傾向が一つあるのかなと思ってございます。  以上です。
    161 ◯大嵩崎かおり委員  これは不燃ごみの中で資源化できるものの量が増えているということで、出された中の資源化率が増えているということではないということですか。ちょっと確認してください。 162 ◯清掃リサイクル課長  こちらはあくまでも不燃ごみとして出されたものの量でございまして、実際のところ、出された不燃ごみについては全量資源化という形で行われておりますので、こちらが事実上資源という形でされたということで御理解いただければと思います。  以上です。 163 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎協議事項1 令和4年度東京都に対する要望事項について 164 ◯委員長  続きまして、協議事項に入ります。  協議事項1「令和4年度東京都に対する要望事項について」を議題といたします。  初めに、要望事項の取扱いについて事務局から説明を願います。 165 ◯事務局次長  それでは、東京都に対する要望事項の取扱いについて御説明申し上げます。  都要望の実施につきましては、委員会の権限でございますので、今年度本委員会で都要望を行うかどうかは、この委員会で御協議をいただくことになります。また、都要望を行う場合においては、要望事項の内容の協議、また東京都への提出についても委員会で実施していただくことになります。  なお、23区共通の事項につきましては、特別区議会議長会を通じて行っていることから、委員会での要望は本区特有の事項に限って行うこととなってございます。  なお、当委員会におきましては、審議の中で、あるいは都区協議会等の中で、その都度東京都に対し要望を出していることから、改めて要望活動をすることはないということで、これまで実施をしていないところでございます。  説明は以上でございます。 166 ◯委員長  本年度はどのような取扱いとするか御協議願います。              (「一任」と呼ぶ者あり) 167 ◯委員長  一任ということをいただきましたので、委員長としては要望する事項について特段御意見がないことから、本委員会としては都要望を行わないことといたします。  以上で協議事項を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 168 ◯委員長  本日予定されておりました案件は全て終了いたしました。  閉会に当たりまして一言申し上げます。  今回、千客万来施設及び地下鉄8号線について、約束の履行に向けて少し期待の持てる報告がございましたが、依然として安心できるような状況ではございません。引き続き、区と区議会が一体となって全力で取り組んでまいりたいと存じます。  委員の皆様におかれましても、引き続きの御協力、御尽力をお願い申し上げ、本日の委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。               午後2時09分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...