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  1. 江東区議会 2021-06-18
    2021-06-18 令和3年文教委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1               午前9時59分 開会     ◎開会の宣告 ◯委員長  おはようございます。ただいまから、文教委員会を開会いたします。  ────────────────────────────────────     ◎委員長挨拶 2 ◯委員長  本日は、改選後初の委員会でありますので、一言御挨拶を申し上げます。  御承知のとおり、去る第1回区議会臨時会におきまして、正副委員長互選の結果、委員長には私が、副委員長には中嶋雅樹委員が選出され、就任することとなりました。  委員会審査に当たりましては、誠意をもって適正な運営を図ってまいりたいと存じますので、委員各位はもとより、理事者におかれましても、特段の御協力をいただきますよう、お願いを申し上げます。  簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。  ────────────────────────────────────     ◎副議長挨拶 3 ◯委員長  続きまして、副議長から御挨拶を願います。 4 ◯磯野繁夫副議長  おはようございます。副議長の磯野繁夫でございます。  文教委員会は、未来を担うこどもの学習環境の整備や学力の向上に関わる重要な委員会でございます。  各委員におかれましては、板津委員長、中嶋副委員長の下、活発な御議論をいただき、本区発展のため御尽力をいただきたいと存じます。  私も、副議長といたしまして、榎本議長を補佐し、円満な議会運営に誠心誠意努力してまいる所存でございます。  どうぞよろしくお願いいたします。  ────────────────────────────────────     ◎委員席の了承 5 ◯委員長  初めに、本委員会の委員席につきましては、現在御着席のとおりで御了承願います。
     ────────────────────────────────────     ◎出席理事者の紹介・所管事項の説明 6 ◯委員長  次に、本委員会の出席理事者及び所管事項につきましては、それぞれ一覧表をタブレットに掲載しておりますので、御参照願います。  ────────────────────────────────────     ◎委員会進行について 7 ◯委員長  これより委員会審査に入りたいと存じますが、ここで本日の委員会の進行について申し上げます。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、理事者からの説明及び答弁につきましては、簡潔に行うことにより、会議時間の短縮化に努めていただきますよう、よろしくお願いいたします。  また、委員各位におかれましても、特段の御配慮をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。  ────────────────────────────────────     ◎議題1 議案第27号 江東区奨学資金貸付金の返還請求に関する民事訴訟                の提起について 8 ◯委員長  それでは、議題1「議案第27号 江東区奨学資金貸付金の返還請求に関する民事訴訟の提起について」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 9 ◯庶務課長  それでは、議案第27号 江東区奨学資金貸付金の返還請求に関する民事訴訟の提起について御説明いたします。資料1を御覧ください。  初めに、1番の江東区奨学資金貸付金について御説明します。  この制度は、生計上の理由で高等学校などへの就学が困難な江東区在住の生徒に対し、奨学資金を貸し付けるもので、昭和33年度の発足以来、これまで3,712人に貸し付けし、その総額は18億6万7,000円となっております。  一方で、滞納もございまして、令和3年3月末現在、滞納件数は58件、滞納金額は1,621万1,000円となっております。  次に、2番でございます。平成27年4月に施行された私債権の管理に関する条例に基づいて、滞納案件について適切な処理をするため、専門性のある弁護士事務所に対して、回収等の委託業務を開始したところでございます。  まず、(1)番の委託の実績です。ここには、委託を開始した平成27年度から令和2年度までの実績をお示ししております。委託件数合計243件のうち、完納が129件、分納合意が59件で、合計188件が回収案件となっております。一方で、未回収案件は55件で、うち債権を放棄したものが33件、そのほか督促などを継続している案件が22件となっております。  次に、3番の返還請求に関する民事訴訟の提起についてです。  まず、(1)番にありますように、訴訟を提起する予定の債権は1件で、訴訟物の価額は48万5,000円です。こちらは弁護士事務所に委託をしておりますが、再三の督促、催告を行い、到達しているにもかかわらず連絡もなく、その結果、弁護士事務所から訴訟提起やむなしとの御判断をいただいております。  次に、(2)番の訴訟提起を行うメリットでございます。訴訟を提起することで和解となり、返還に至る可能性が高いこと、そして経済状況が明らかになれば、分納または返還猶予などの措置が取れる可能性があるということです。  御参考になりますが、令和2年度は9件の訴訟を提起しているところでございますが、現時点で6件が完納、または分納の合意に至っており、残り3件は分納に向けて交渉中となっております。  恐れ入りますが、2ページ目を御覧ください。  (3)番のスケジュールになります。本件御決定をいただき、7月区議会定例会で御議決いただければ、その後、訴えを提起し、判決に基づく債務名義を取得する予定でございます。  私からの説明は以上でございます。本件につきまして、よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願い申し上げます。 10 ◯委員長  本案について、質疑を願います。 11 ◯赤羽目民雄委員  おはようございます。本議案についてですけども、奨学資金の返還請求に関する民事訴訟の提起についてですが、今回、滞納者お1人の方、連絡が取れないということで、対象にして民事訴訟を提起されるということなんですけども、具体的にいつまで連絡が取れていたのか。今コロナ禍で、経済的な状況等も検討されたのかどうかというのを伺いたいと思います。  それから、この奨学資金の貸付条例第7条で、貸付けを受けた人が、災害、疾病、その他特別な事由のため奨学資金の返還が困難と認められるときは、返還金の全部または一部免除、それから猶予することができるという規定がされておりますけども、その中で、その他特別な事由というのはどういう場合を想定しているのか。それと、どういう根拠に基づいてこれが措置できるのか伺います。 12 ◯庶務課長  それでは、まず、今回訴訟を提起する相手方の連絡の状況でございますが、令和2年の9月の段階で弁護士事務所に委託をしてございまして、そのときに一旦応答がございましたが、その後、10月以降連絡がございません。その後、繰り返し督促、催告を行っているところでございますが、一向に連絡が取れていないという状況でございます。そのため、今回訴訟を提起させていただいているというところでございます。  あと、コロナにおける経済状況を勘案しているかどうかということにつきましては、やはり経済状況というものは、実際にこの相手方の経済状況がどういうふうになっているか、これをしっかり確認した上で判断する必要があるのかなと。ですので、コロナ禍におきます経済状況というのは、当然、我々も十分しんしゃくする予定でございますが、今回、そういうお話もできなかったというところでございます。  次に、免除でございますが、こちらは私債権の管理に関する条例というところで免除の規定がございまして、無資力ですとか、これに近い状況にあるというような方については、状況によって免除をするというような規定がございます。ただ、こちらにつきましても、先ほどちょっと申し上げましたように、御面談等々をさせていただいてお話し合い、こういった機会があれば、そういう状況が確認できると思います。ただ、そういうこともございませんでしたので、今回訴訟を提起させていただいているという状況になってございます。  以上でございます。 13 ◯赤羽目民雄委員  今の御答弁で、昨年9月までは弁護士さんを通じて連絡が取れていたと。ということは、全く連絡、コンタクトが取れていなかったということではないと思うんですね。コロナの影響もありますし、相談とか応対、それから返済が難しくなったのではないかというふうにも考えられます。  それと今答弁にもあったとおり、コロナ禍は、私は特別な事由に当たると思いますし、今そういう支援策を区として様々、取り組まれているときです。先行き不透明な中、少なくともやっぱり訴訟を提起する時期は見送ることができたと思います。それから、議案にあるとおり、滞納者の住所も分かっているのですから、教育委員会が直接、どういった状況にあるのか確認できたとも思いますし、訴訟提起以前のところでもっと対応できることがあったというふうに考えます。滞納整理の業務に当たって、これは弁護士さんに委託せず区が行うべきだと、そもそものところで私は考えています。奨学金の返済が若者を苦しめていると社会問題になっているときに、こういう形で滞納整理をやるべきでないと思います。この議案には反対いたします。 14 ◯山本香代子委員  この取組は何年かもう始まっているんですが、もともとこれ、普通に考えて、借りたお金は返すということになりますので、いろいろ御事情があるでしょう。例えば、本当に少額でも、本当に長い返済期間になっちゃうかもしれないけども、返していくとか、そういったところもいろいろ借りた方が考えていかなければいけないと思います。  いろいろ先ほど意見がありましたけども、昨年の9月まで連絡が取れていて、連絡が取れていないから今度はこういった専門家に任せるんじゃなくて教育委員会がという話がありましたが、そうじゃなくて、逆にこういったことは専門家に任せてやっていただくのが私はよろしいかと思いますので、このことに関しては賛成です。 15 ◯白岩忠夫委員  ちょっと私のほうから1点お聞きしたいんですけど、保証人の状況等というところで訴訟提起とありますけど、保証人さんに関係する返済というかな、あるいは裁判になるのは何件ぐらいあるんですかね。 16 ◯庶務課長  まず、保証人に関する状況でございますが、今回の保証人の方につきましても、当然連絡が取れていないということでございまして、同様に連帯保証人でございますので、まずこの方については、同様の連絡が取れていない、応答がないということで今回、本件を扱ってございます。  このような状況があるのかということにつきましては、今回、訴訟の提起の中での、これまで令和2年度、資料の1の1ページのところで、昨年度、訴訟提起9件、提起させていただいたところでございますが、このうち、連帯保証人等々への対応もしてございますが、やはり同様に、全ての方について支払いのほうを拒んでいるというようなところでございます。  以上でございます。 17 ◯白岩忠夫委員  先ほど、住所が分からないとか、連絡が取れていないとか、保証人さんもともに分からないんですか。 18 ◯庶務課長  連帯保証人についても、昨年度と、それから今年度の方につきましては、連帯保証人の方の居所、住所は判明してございます。連絡はいただいていないというところでございます。  以上でございます。 19 ◯関根友子委員  賛成の立場からでございます。  本区のほうでも本当に努力してきたわけですけれども、連絡が取れなくなった状況の中で、過去にもこの9件の訴訟提起案件があって、いい形で和解とか返還とかという結果を得られていますので、今回も適切な処理を実施するためには、やはりこの債権の訴訟のほうは有効だと思っております。  先ほどお話があったコロナ禍でというのも、この訴訟の中で、結果の中で考慮されるものと思っておりますので、賛成させていただきます。 20 ◯委員長  ほかによろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) 21 ◯委員長  本案については、既に反対の意見が出ておりますので、これより挙手により採決をいたします。  お諮りいたします。  本案について、区長提案のとおり可決することに賛成の委員は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 22 ◯委員長  賛成多数であります。  よって、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────      ◎議題2 議案第40号 江東区立図書館条例の一部を改正する条例 23 ◯委員長  次に、議題2「議案第40号 江東区立図書館条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 24 ◯江東図書館長  それでは、資料2、江東区立図書館条例の一部を改正する条例を御覧ください。  1、改正の理由でございますが、白河こどもとしょかんを移転し、新たに江東区立こどもプラザ図書館を設置するため、御審議いただくものであります。  2、改正の概要についてでございますが、(1)江東区立こどもプラザ図書館の名称及び位置について、新たに規定いたします。また、深川図書館の分館である白河こどもとしょかんが、こどもプラザ図書館へ移転することに伴い、(2)といたしまして、分館の運営に関する規定を削除いたします。  具体的な条例の変更箇所につきましては、3、新旧対照表にあるとおり、2ページ及び3ページにある江東区立図書館条例新旧対照表を御参照ください。  また、4、施行日につきましては、教育委員会規則で定める日から施行することとしております。  説明は以上となります。 25 ◯委員長  本案について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 26 ◯委員長  お諮りいたします。  本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 27 ◯委員長  御異議がございませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項10 江東きっずクラブの状況について 28 ◯委員長  続きまして、陳情審査に入ります。  なお、本日は当初委員会でありますので、審査に当たりましては、理事者の説明と不明な点の質疑を中心に行うことといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 29 ◯委員長  御異議がございませんので、さよう取り計らいます。  これから審査いたします陳情につきましては、報告事項10と密接な関係があることから、ここで審査順序を変更し、まず、報告事項10の報告を聴取し、その後、陳情審査に入りたいと存じます。  それでは、報告事項10「江東きっずクラブの状況について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 30 ◯地域教育課長  資料13をお願いいたします。毎年御報告をしてございます江東きっずクラブの5月1日現在の状況についてでございます。  まず、A登録の状況でございますけれども、こちらは小学校及び義務教育学校全46校で実施をしてございますが、表の最下段に記載のとおり、合計で6,507名となってございます。  次に、2ページ、3ページでございますけれども、学童クラブ機能を備えるB登録、こちらについて、学校内及び学校外クラブの登録状況を記載してございます。3ページ中段には、学校内、学校外を合わせましたB登録全体の合計数を載せてございます。5月1日現在で4,223名、前年から128名の増となったものです。  報告は以上です。 31 ◯委員長  本件に関する不明な点の質疑につきましては、この後の陳情審査の際、併せてお願いいたします。  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題3 1陳情第10号 江東区放課後こどもプランの拡充を求める陳情                 (継)           (同趣旨の陳情外1件 1陳情第20号)     ◎議題9 1陳情第45号 江東区放課後こどもプランの拡充を求める陳情                 (継) 32 ◯委員長  次に、これから審査いたします議題3「1陳情第10号外1件」及び議題9「1陳情第45号」の2件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  理事者から、一括説明を願います。 33 ◯地域教育課長  資料3の1ページを御覧願います。  陳情の趣旨につきましては、学童クラブ、きっずクラブにつきまして、受入れや専用のスペース確保など、記載の8項目について区に働きかけを求めるというものでございます。審査の経過及び概要については、記載のとおりとなってございます。  放課後こどもプランの拡充につきましては、従来より、就労家庭からの要望が多かった朝の受入れ時間の拡大であるとか、スポット延長制度の導入など、令和2年の4月から事業の拡充を図ってございまして、展開をしてきているところでございます。  昨年のこの時期、学校が臨時休業という事態になりまして、きっずクラブにつきましても、原則、利用休止の措置をいたしました。今年につきましても、現在、緊急事態宣言が延長されているというところで、6月20日までというようなところもございますけれども、やはりこの緊急事態宣言下におきましては、きっずクラブA登録はやむなく休止といたしました。
     保護者の就労等による留守家庭児童の放課後の居場所確保としてのB登録につきましては、一部に活動の制限はございましたけれども、様々な感染予防、感染拡大防止の対策を施すことで受入れを継続してまいりました。  8ページ、9ページになりますけれども、1陳情第45号について同様の記載をしてございます。  説明は以上でございます。 34 ◯委員長  本件について、報告事項10と併せて不明な点はございますか。 35 ◯赤羽目民雄委員  それでは、まず報告事項の資料を見させていただいて、民間の事業者が大分多くなってきたなというふうに印象を受けておりますけども、まず、運営主体の現状、区内のきっずクラブ、これは社会福祉法人ですとか、株式会社、委託しているところ、今どのくらいあるのでしょうか。  次に、陳情で基本的なところを伺いたいと思いますけども、保留児童ですけれども、きっずクラブB登録の保留児童数は全体で今何名ぐらいいるのか。それから、保留児童が生じているクラブ数はどのぐらいあるのか伺いたいと思います。 36 ◯地域教育課長  まず1つ目、民間委託事業者のお尋ねでございますけれども、現在、区内のほうできっずクラブの運営委託をしている事業者につきましては、全部で14事業者となってございます。こちらにつきましては、社会福祉法人は3事業者、株式につきましては9事業者ございます。あとNPO、公益財団法人、それぞれ1社ずつとなってございます。  学校内クラブ、全部で46クラブでございますけれども、こちらにつきましては、現在、公営が6、民営が40という状況になってございます。学校外クラブは18クラブございますけれども、このうち公営が7、民営は11という状況にございます。  続きまして、保留児のお尋ねでございましたけれども、今年度、5月1日現在の集計によりますと、現在、B登録の保留児は312名となってございます。  また、保留児童が生じているクラブ数のお尋ねでございましたけれども、こちらは学校内クラブで23クラブとなってございます。特に多い学校ということになりますと、扇橋小であるとか、元加賀、あとは第二亀戸小学校、こちらのほうが20名以上の保留児が出ているという状況にございます。  以上です。 37 ◯赤羽目民雄委員  民間の事業者が多くなってくる中で、この間も指摘してきましたが、職員の定着ですとか配置、これが適正になされているのかというのを、やっぱり区としてきちんと見ていく必要があると思います。これは要望しておきます。  それと、保留児対策ですけども、B登録の育成室の確保が困難とされるクラブの対策として、改修計画の中で、育成室確保に向け検討していくとのことなんですけども、例えば数矢小ですとか、計画がありますけども、具体的に進んでいるんでしょうか、確保は。伺います。 38 ◯地域教育課長  数矢小につきましては、今年度より、南砂の仮校舎をお借りしまして移転をして、工事に入っていくという状況でございますけれども、我々としては、教育機関全体の中で、このような保留児童の対策としては、学校の大規模修繕であるとか改築、このような機会を捉えて、可能な限り面積を確保していただきたいという要望の中で、学校施設課のほうで御尽力いただいているというところでございます。  今回、まだ詳細な設計のほうで、可能な限り広げていただきたいという御要望は私どもから出していますけれども、赤羽目委員も御承知のとおり、現在、少人数学級というような方向の中で、普通学級が足りないという状況もございますので、できる限りその辺の工夫の中でやっていただくという話で、今のところは御協力いただいているという状況でございます。  ですので、今後ハード面の整備につきましては、一朝一夕に解決しないというところもございますので、先ほども御説明しましたとおり、A登録の中でスポット延長の保育の拡充であるとか、その辺りで実際、運用面の中でカバーしていくというところも合わせ込んで保護者の理解を得ていきたい、このように考えてございます。  以上です。 39 ◯白岩忠夫委員  私のほうから運営面についてお聞きしたいんですけれど、父兄の方からちょっとお話があったんですけど、こどもにお弁当を食べさせたときに、こどもが箸を忘れていったら、手で食べろと言ったらしいんです。割り箸ぐらい用意してないんですかね。ちょっとそれが分からなくて、私も答えようがなかったんですけどね。一応、お聞きしてみますとは言ったんですけど、どうでしょうか。 40 ◯地域教育課長  割り箸を用意しているかどうかというのは、私どももちょっとそのような情報は得ていませんけれども、基本的にお弁当を持ってきたときに、箸を忘れて手で食べろというのは非常に問題がある指導であったかなというところは感じてございます。そのような情報が入り次第、適正に指導していきたいと考えてございます。  以上です。 41 ◯白岩忠夫委員  私も相談を受けたときに、聞いてびっくりしちゃって、そんなことないでしょうと言ったんですけど、現実にこどもが帰ってきて、手で食べろと言われたんだといって泣いたというので、ちょっとそれは指導としてよくないんじゃないかな、何か方法があったんじゃないかなと思う。もしそんなことがあるんだったら指導してもらいたいなと思って、ちょっとお話ししました。 42 ◯委員長  1回、そういうことがあったかどうか、ちょっと確認をしていただければと思いますので、よろしくお願いします。  ほかにございますか。よろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) 43 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 44 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項5 区立幼稚園のあり方に関する検討状況について 45 ◯委員長  次に、これから審査をいたします陳情につきましては、報告事項5と密接な関係があることから、ここで審査順序を変更し、まず、報告事項5の報告を聴取し、その後、陳情審査に入りたいと存じます。  それでは、報告事項5「区立幼稚園のあり方に関する検討状況について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 46 ◯学務課長  大変恐れ入りますけれども、資料8をお願いいたします。  1に記載のとおり、区立幼稚園につきましては、平成30年度に、今後のあり方に関する基本方針並びに実施計画を策定いたしましたが、園児数の急激な減少、また一方で、3歳児保育等への高いニーズも踏まえまして、見直しを早急に実施することといたしました。  見直しの重要な前提となります2の園児数の将来推計につきましては、4・5歳児の園児数を令和6年度は848人、令和11年度は505人へと下方修正を行いまして、本年第1回定例会の本委員会へ御報告を差し上げたところでございます。  3において、現時点の検討状況と方向性を御報告いたします。区立幼稚園あり方検討会における検討のほか、本件は、区の行財政改革計画の個別項目でもありますことから、行革部会への説明や私立幼稚園協会等との意見交換も行いつつ、具体的な見直し案の策定を進めているところです。  方針並びに計画には4つの項目がございますけれども、まず、(1)の3歳児保育及び預かり保育の実施については、待機児童数の推移や保護者ニーズを踏まえて、新たな実施ができないか検討を進めているところです。  (2)の認定こども園への転換につきましては、現計画におきまして、大島幼稚園を候補園としておりますけれども、当該地域においては、保育施設の定員、特に3歳以上の定員に空きが生じているなど、今後、認定こども園の設置認可が困難になってくることも想定されますので、園児数の動向等を考慮しながら、見直しの要否も含め、慎重に検討をしているところでございます。  次に、(3)の適正配置でございます。2の将来推計値から必要園数を算出いたしますと、令和6年度は15園程度、令和11年度は9園程度となります。これを踏まえて、さらなる対象園、そして廃園時期を検討しているところでございます。  また、(4)のとおり、私立幼稚園との連携を一層強化していく考えです。  今後の予定ですけれども、保育園へのニーズのシフトによりまして、また、新型コロナウイルス感染症の影響等もありまして、区立、私立を問わず、幼稚園を取り巻く環境が厳しさを増す中、私立幼稚園や各関係機関との協議、調整に、当初の予定よりも時間を要しておりますけれども、特に私立幼稚園につきましては、4月から5月にかけて全ての園を訪れ、見直しの方向性や支援の御要望について意見交換を行うなど、丁寧に理解を求めながら進めているところでございます。  検討の進捗につきましては、引き続き、本委員会へ報告を差し上げてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  説明は以上でございます。 47 ◯委員長  本件に関する不明な点の質疑につきましては、この後の陳情審査の際、併せてお願いをいたします。  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題4 1陳情第12号 幼稚園廃園計画の見直しを求める陳情(継)     ◎議題7 1陳情第22号 幼稚園廃園計画の中止を求める陳情(継)     ◎議題8 1陳情第40号 区立幼稚園4園の廃園計画の中止を求める陳情                 (継)     ◎議題10 1陳情第46号 幼稚園廃園計画の見直しを求める陳情(継)     ◎議題12 1陳情第55号 江東区立幼稚園の民営化をしないことと、3年保                 育の拡充を求める陳情(継)     ◎議題20 2陳情第42号 区立幼稚園全園における3年保育及び公設公営に                 よる大島幼稚園の認定こども園化の実施に関する                 陳情(継) 48 ◯委員長  次に、これから審査いたします議題4「1陳情第12号」、議題7「1陳情第22号」、議題8「1陳情第40号」、議題10「1陳情第46号」、議題12「1陳情第55号」及び議題20「2陳情第42号」の6件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  理事者から、一括説明を願います。 49 ◯学務課長  恐れ入りますが、資料3の、まず3ページ、6ページ、7ページ、10ページに記載の4件の陳情は、いずれも令和6年度末までに予定をされている区立幼稚園4園の廃園を中止してほしいというものでございます。  続きまして、13ページの1陳情第55号は、区立幼稚園の民営化を行わないことと、3年保育の全園での実施を求めるものです。  また、21ページの2陳情第42号につきましては、同じく3年保育の全園での実施と大島幼稚園の認定こども園化を公設公営で行うことを求める内容です。区立幼稚園の園児数は、将来推計を上回って減少傾向にあることから、既に計画をされております4園の廃園について見直す考えはございません。  また、基本方針に係る実施計画につきましては、さきに御報告したとおり、見直し後の将来推計値や保護者のニーズ等を踏まえながら、具体的な見直しの検討を進めているところです。  説明は以上でございます。 50 ◯委員長  本件について、報告事項5と併せて不明な点はございますか。 51 ◯関根友子委員  今の説明の中で、区立幼稚園のあり方検討会がございまして、4園の廃園ということが大きなテーマになっているかとは思うんですけれども、大島のほうは若干分かりましたが、私のエリアでちどり幼稚園というのがあって、この方向性、検討状況が分かれば、教えていただければと思います。 52 ◯学務課長  関根委員お尋ねのちどり幼稚園につきましては、平成30年度に策定をされました計画の中で、既に令和5年度末での廃園を決定しているものでございます。今回、見直しに当たりましては、既に廃園が決まっている4園に加え、将来推計値に基づいて、さらなる廃園を検討しているものでございます。ですので、ちどり幼稚園につきましては、現行のところ、予定どおりの計画で廃園を行う考えでございます。  以上でございます。 53 ◯関根友子委員  分かりました。このあり方検討会について、地域の方々が非常に心配して、ちどり幼稚園の後の部分で非常に地域の意見が多いものですから、また、これは要望ですけれども、そういう意向を踏まえて、すばらしい1つの施設が誕生できればなと思っております。要望でございます。  以上です。 54 ◯赤羽目民雄委員  私からも何点か伺いたいと思います。本件についてはこれまでも議論したところでありますけども、今説明を伺いまして、見直し後、令和11年度には9園程度になると説明がありました。今20園ですから、それが半分以下になってしまうということで、本当に驚きを隠せません。区立幼稚園は、幼児期の教育のセンターとしてやはり重要な役割がありますし、園児数が減っているからといってこれを減らしてしまうことは、子育て支援の基幹的な重要な役割が果たせなくなってしまうんじゃないかと思いますけども、この点、再度見解を伺いたいと思います。  それと、3歳児保育についてですけども、これについては新たに実施することを検討していくということでしたが、複数の陳情が提出されているとおり、やっぱり拡充してほしいと、全ての園で実施してほしいということですから、保護者の願いに応えるために、まず全園で実施して、保育ニーズを踏まえて幼稚園の廃園計画を見直していくべきだと思いますけれども、伺います。 55 ◯学務課長  区立幼稚園が幼児の教育のセンターとして、本区の就学前教育の充実や保幼小の連携、また地域の子育て支援にしっかりと取り組んでいくという役割は、今後さらに重要度を増していくと考えております。  一方で、こうした役割を、やはり将来的にわたって担っていくためには、適正な集団規模での保育を、その実践を積み上げていくという必要もございます。適正配置を行うことによって各園の活力を維持しまして、期待される役割をしっかりと果たしていくことが、現在検討している見直しの大きな目的でもあるというふうに認識しております。  続いて、3歳児保育につきましては、保護者アンケートにおきましても、高いニーズがあるというふうには把握をしておりますが、ただいま区立幼稚園児数が減少している中で、令和2年度から開始している2園のうち、豊洲幼稚園では、実際には募集の際に抽せんも行いましたけれども、その後、実際にはやめられる方もいらっしゃって、現在、既に豊洲幼稚園のほうは空きが出ている状況でもございます。保育所待機児童についても解消されつつある中、新たな実施に向けては、3年保育を多年にわたり担ってきた私立幼稚園の十分な理解を得る必要もございまして、ただいま慎重に協議あるいは検討を行っているところでございます。  以上でございます。 56 ◯赤羽目民雄委員  先ほど関根委員からもお話があったとおり、廃園が予定されている幼稚園の地域の方々から不安の声というのは私のところにも寄せられておりますし、それから今、廃園計画が示される中で、園児数が少ないところは、今度はうちが廃園の対象になるんじゃないかというようなことで、地域の中でそういうことが話になっていたりもします。計画の見直し案が、廃園、適正配置ありきじゃなくて、地域や保護者の声、これに真摯に向き合って、耳を傾けて、その上で幼稚園の在り方、教育委員会と地域と、それから専門家の意見も十分踏まえて検討していくべきだと要望しておきます。 57 ◯山本香代子委員  この適正配置の問題なんですけども、今回、今年度、4月で私もちょっと身近で感じたのは、まず、保育園の待機児解消に向けて、結構積極的に保育園の整備がされました。それによって、幼稚園に行こうか保育園かと迷っていた方、結構保育園に入れているんですね。また一方では、区立保育園に行こうかなと思っていた方が今度、私立保育園のほうを選んだりと。とにかくそういう意味では、待機児解消のためにたくさんつくったことはとてもよかったんですけど、それで結構幼稚園にいろいろ影響を及ぼしているんだなというふうに、これは実感しているところです。  今後、当然、人数が減った、減少したからということだけではなくて、全体、幼児教育を望んでいる親御さんもいらっしゃいますので、その辺十分丁寧にいろいろ、親御さんのお考えもしっかり酌み取っていただいて、適正に配置をしていかなければいけないのかなと思っております。  また、先ほど関根委員のほうから、跡利用の話がちょっと出ていましたけど、まずは現在、今通っていらっしゃるお子さんの幼児教育の環境をしっかり守っていただいて、今後これは継続的に、こどもの幼児教育もそうなんだけど、また、先ほど来話が出ております区立幼稚園の3歳児の保育、そういった意味で少し、こどもの減少に伴っていろいろ環境も変わってくると思うんですけども、そういったことを踏まえて、このことは継続審査していただきたいと思います。  以上です。 58 ◯釼先美彦委員  いろいろ御報告ありがとうございます。この問題はずっと、多くの陳情と環境が整っている現状との間でいろいろ議論があって、状況によって環境が違うということにもよるとは思うんですけども、まず、私立幼稚園との協議というところと調整というところが、我々には、どんな協議でどんな調整をしているのかというのがちょっと読めないところも実はありますし、保護者のニーズとしては、やはり区立幼稚園を求めるニーズは少なからず多い。  ただ、今までどおりの状況だと、数字的に今、御報告があったように、令和6年度から令和11年度にかけてはずっと半減していくという数値が出ているわけなんですけども、私立幼稚園も同じように、数字的には、どんどんどんどん落っこっているのかというと、そうでもないのかどうか分からないんですけども、全体の私立幼稚園、私学の方向性ということでは、やっぱりオリジナリティーだとかを持っているところもあるので、じゃあ児童が減らない幼稚園はあるのかと。そういうことで、じゃあ何が持ち味だったのかというと、やはりそこの幼稚園の伝統たる文化活動だとか、そういう環境の大きさだとかというところで持っていると思うんですね。  反対に、区立幼稚園ならではの、前に僕も一般質問で言っていますけれども、地元のつばめ幼稚園なんかは、園庭もあって身近な自然活動もよくやっているというところで、そこを求めるニーズというのはやっぱりあると思うんですね。  実は、3歳児保育の内容なんかを見ますと、3歳児の預かり保育の需要はすごく多くて、もっとキャパがあれば、もっと3歳児保育のほうがあると。あそこは園庭も大きいし、部屋も空いているということで、3歳児保育が増えているということですよね。だから、今後そういう、少なくなってしまう区立幼稚園であっても、園の持ち味というのがやっぱりあって、私立の大きな幼稚園でいっぱい園児がいて、何か兵隊さんのように同じことをやらされている幼稚園よりは、教育課程の中にある区立幼稚園の身近な優しい温かい教育を求めている親というのは結構いると思います。  もちろん、働いている方もいるかもしれないんですけども、今、フルで働かないで、週3日だけ少しアルバイトみたいなのをしていて、あとは、何とか区立幼稚園にこどもを通わせて迎えにも行けるんだという親は、必ずニーズはあるので、そこをどうやって区立幼稚園は大切にして、教育課程の中の温かい身近な幼稚園ということを生かしていくということに、9園にどんどんどんどん減ってしまうのかもしれないんだけども、そこをもうちょっと明確に区民の方にしていくことによって、区立幼稚園の在り方というのはあるんじゃないかなと思うんですけども、まずは聞きたいところは、この私立幼稚園との協議、調整というのがどういう形のものなのか。私立の持ち味を聞いて、いい方向に区立幼稚園をしようとしているのか、もっと人数的なもので、バランスを取ってここは生かしていかなくちゃいけないのかという何かドライな話をしているのか、その辺がちょっと読めないんですけども、そこをお聞きしたい。 59 ◯学務課長  私立幼稚園協会との協議、調整に関する御質問にお答えをいたします。  釼先委員お尋ねの2つの面が実はございまして、1つには、やはり多年にわたりまして、私立幼稚園が3年保育、区立幼稚園が2年保育という役割分担の中で実施をしてまいりましたものですから、区立幼稚園が3歳児保育をさらに多くの園で実施することについては、私立幼稚園といたしましては、その影響に対してかなり危機感を抱いている園もあるということでございます。これに関しては、こちらの考え方をお示ししながら、丁寧に理解を得ながら、歴史的な背景も踏まえて御理解を得ていく必要があると思っております。  実際、私立幼稚園のほうも、園児数は減少の傾向にございます。令和2年度、昨年度は、私立幼稚園全体で園児数が2,967人でございましたが、今年度は2,855人ということで、こちらも減少しております。コロナ禍の中、募集人数を絞ったようなところもございますので、全てが応募者数が減ったということではございませんけれども、全体数としてはやはり減っております。その中には、人気があって定員いっぱいという園もありますけれども、ここ数年、かなり空きが出てきているような園もあるというのが現状でございます。  実際、3歳児保育の実施について理解を得るだけではなくて、今回の見直しの中の項目にもございます私立幼稚園との連携。今後、区立幼稚園が数を減らしていかざるを得ない中で、やはり江東区全体の就学前教育をよりよいものとするには、区立幼稚園が、私立幼稚園や、あるいは保育園に対していろいろと働きかけを行っていく必要があると。まさにそれが区立幼稚園の今後の存在意義というふうに考えております。  ですので、協議の中では、今後、私立幼稚園が区立幼稚園からの働きかけで望むことなどもヒアリングをしておりまして、実際には、区立幼稚園から、現在、特別な支援が必要なお子さんや外国籍のこどもの受入れも多いものですから、そうしたこどもに対する保育の仕方とか、そういったものをお聞きしたいといったような御要望も実際受けているところでございます。  以上でございます。 60 ◯釼先美彦委員  御報告ありがとうございました。お互いが協調し合えたら、情報交換する場でもあるので、今のお話のように、区立で受け入れている状況を私立のほうに知っていただくということも、今御報告があって、いいことだなと思いました。  実際には、冒頭に話した私立幼稚園の危機感ということがあるんですけども、後ほど出てくる保幼小連携教育プログラムが一番新しく追加された就学前教育スタンダードに含めて、区立で小学校1年生に上がるまでのこどもたちへの教育課程ということで、区立幼稚園がやっていることをきちんと私立や保育園のほうにも伝達してもらって、就学前の教育がいかに大切かという。1年生が入ってくるときにあまりにもバランスが悪くなって、小学校の教育課程が大変だというのは皆さん御存じだと思うんですけども、そういう面では、区立幼稚園が情報発信して、協議、調整という言葉に今なっていますけども、情報やそういう教育ということを大切にしていただくように連携していただくということは本当にいいことだと思いました。  危機感という言葉が出たんだけど、需要はやっぱり3歳児保育や預かり保育というのが絶対に必要な状況なので、私立の危機感というのを、ともに一緒になって3歳児や預かり保育のほうをやっていけば、園児が減るとか減らないとかいうよりも、その需要があるということを、基本的なことを考えていただいて、区立幼稚園でも環境が整うところにはどんどん進めていただくことを要望させていただきたいと思いますので、引き続き検討のほうをお願いいたします。  以上です。 61 ◯さんのへあや委員  先ほど、豊洲幼稚園の3歳児保育のところで、年度途中でやめられた方もおられるという、空きが出たとお話があったかと思うんですけれども、この理由だったりとか、具体的な転園後の先とかというのは把握されておりますでしょうか。 62 ◯学務課長  今、さんのへ委員のお尋ねで、年度途中の退園というようなお話でしたが、実際には、抽せんで決まった後に辞退をされた方が多くて、4月当初に空きが出ているという状況でございます。理由につきましては、基本的には保育園が決まったのでといったことが最も多く、その次に、私立幼稚園のほうに決まりましたというところで、ほかの施設のほうに入園が決定したというのが基本的には辞退の理由になっております。  以上でございます。 63 ◯さんのへあや委員  ありがとうございます。私自身、3歳児をちょうど育てる親としての個人的な意見もあるんですけれども、やはり保育園にするのか幼稚園にするのかというのは非常に悩むところでありまして、私自身も、区立の幼稚園に通っていたこともあり、就学前に教育を受けられるということで、3歳児保育をぜひ利用したいという親は、私も含めて周りにたくさんいるという認識でいます。ただ、現実的に、保育園ではなくて幼稚園に通わせるということには働く親にとってはハードルがありまして、この文教委員会で協議できることではないんですけれども、例えば保育園じゃなくて幼稚園に、3歳児保育に通わせるとなったときに、いざ例えばこどもが体調を崩してしまったというときは、もし保育園に通わせていれば、江東区が運営している病児保育が利用できたりとか、そういったことができるんですけれども、ただ幼稚園になってしまうと、3歳児預かり保育を利用する際に、就労の有無というところは確認はされるんですけれども、実際に幼稚園に入ってしまうと、病児保育というのは利用できなくなってしまう、対象外になってしまうということですとか、本当に些細なことなんですけれども、働く親が3歳児保育を受けさせたいんだよね、でもちょっと難しいんだよねと思う場面が多々要素としてはあると思いますので、そういったハードルというところを考慮していただいて、少しずつ選択肢として、両親共働きでも通わせることができるんだよという、その要素というところをしっかりとニーズも踏まえて見ていただきたいなというところで、以上、要望とさせていただきます。 64 ◯委員長  ほかに。
                 (「なし」と呼ぶ者あり) 65 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 66 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題5 1陳情第16号 子育て支援の一環として小中学校給食費の助成を                 求める陳情(継)     ◎議題17 2陳情第35号 区立小中学校の給食費無償化に関する陳情(継)     ◎議題25 2陳情第50号 区立小中学校の給食費の無償化を求める陳情                 (継) 67 ◯委員長  次に、これから審査いたします議題5「1陳情第16号」、議題17「2陳情第35号」及び議題25「2陳情第50号」の3件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  理事者から、一括説明を願います。 68 ◯学務課長  3件の陳情のうち、まず、資料3の4ページ、1陳情第16号は、小中学校の給食費について、全額または半額でも助成をしてほしいというもの。また、18ページと26ページの2件の陳情につきましては、いずれも、給食費の無償化を求める内容です。  学校給食法におきまして、食材費は保護者の負担と定められていること、また受益者負担の観点からも、一律に助成を行う考えはございませんが、低所得者世帯につきましては、生活保護と就学援助の制度によりまして、全額を支給しているところです。助成の在り方につきましては、引き続き、国における議論や他自治体の動向を注視してまいります。  説明は以上でございます。 69 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。 70 ◯赤羽目民雄委員  今、新型コロナの影響で暮らしが厳しさを増す中、学校給食費の負担を軽減して保護者支援を行うという自治体が広がっております。教育委員会はこれまで議論の中で、江東区としては、ひとり親世帯については、他区よりも認定基準の引上げなど、独自に充実を図っているということでしたけども、多子世帯にとどまらず、支援する対象をもっと広げていくべきだと思います。  中でも、ひとり親世帯も大変ですけど、お子さんが多い多子世帯も給食費負担は非常に重いという声が私たちのところにも寄せられておりまして、今年度から北区は、多子世帯の給食費の補助を行う制度を始めましたけども、江東区としても多子世帯への配慮、支援というのは必要だと思いますけども、見解を伺いたいと思います。 71 ◯学務課長  令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少した世帯に対しましても、就学援助の追加の認定を行っておりまして、本年度もこれを引き続き実施していくことで、今お尋ねの多子世帯の経済的困難も含めて対応を図っていく考えでございます。  赤羽目委員の御質問のとおり、本区におきましては、ひとり親や障害者、失業世帯などについては、その家庭環境の厳しさに配慮いたしまして、認定基準を引き上げるなど、世帯の実情に応じた柔軟性の高い制度運用を行わせていただいているところですけれども、多子世帯に関しましては、収入の基準額に世帯の人数が反映していることもございますので、現時点で見直す考えはないところでございます。  以上でございます。 72 ◯委員長  ほかに、よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 73 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 74 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題6 1陳情第21号の2 保育園・幼稚園児童等の散歩や園外活動の安全                  を求める陳情(継) 75 ◯委員長  次に、議題6「1陳情第21号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 76 ◯指導室長  恐れ入ります、資料3の5ページを御覧ください。  本件につきましては、幼稚園は全園で毎月1回安全指導日を設け、こどもたちに安全指導等の指導を実施しております。園外活動を行う際には、事前に実地踏査を行い、安全の確認を行った上で実施をしております。引き続き、安全指導の徹底を図ってまいります。  以上でございます。 77 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。 78 ◯白岩忠夫委員  ちょっとお聞きしたいんですけど、これはここでお聞きするのがいいのかどうか分からないんですけど、安全面ということで。  この前、保育園のほうなんだけど、こどもを公園に連れていったときに、滑り台に2歳児の子が上がって、隙間から落っこちちゃったんですよね。1人で5人見ているから、ぱぱっと行かれたときに対応できなかったんだろうけど、そういうくぐり抜けられないような設備というか、滑り台とかそういう安全点検というのは、最近なされているんですかね。ちょっとお聞きします。 79 ◯委員長  ちょっとすみません、白岩委員、公園の施設の話なので。分かる方いらっしゃいます? お答えできる方いらっしゃいます?  ただ、私が聞き及んでいるところによると、全ての施設で安全面は、何年か前に事故があったときに確認はしているはずだとは思いますけど。 80 ◯白岩忠夫委員  私もそれは承知していて、ここで聞くべきかなと思ったんですけれど、一応安全面ということで、現実に2歳の子が滑り台の上のほうから滑り落ちちゃった、隙間があるから。だから、そういうものというのを考えたときに、ここで設備のことをやるんじゃないんだけれど、そちらのほうで要望的なこととか見直しがあったのかなということで、要望だけしておきますよ。よく分かっておりますけど。ここじゃなくもっと違うところで聞くべきだと思うんですけどね。すみません。 81 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 82 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 83 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題11 1陳情第49号 私立学童クラブへの補助金を江東区放課後こども                 プランに位置づいた事業としてふさわしい水準へ                 の改善を求める陳情(継) 84 ◯委員長  次に、議題11「1陳情第49号」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 85 ◯地域教育課長  恐れ入ります、資料3の11ページを御覧願います。  陳情の趣旨につきましては、本区の私立学童クラブに関しまして、補助対象の拡大であるとか、補助金の増額、職員配置の増員など、7項目について区に働きかけを求めるというものでございまして、審査経過及び概要については記載のとおりとなってございます。  私立学童クラブにつきましては、通常の運営費補助に加えまして、昨年度、臨時休所に対する支援であるとか、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けました消耗品費等、こちらを補正予算において計上しまして、支援策を講じてまいりました。現時点で補助金の拡大、拡充など、新たな補助制度の創設、こちらにつきましては、考えはございません。しかしながら、引き続き区として、現行制度の範囲内における補助、支援、こちらについては継続をしていく考えとしてございます。  以上です。 86 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。 87 ◯赤羽目民雄委員  本陳情についてですけども、私立学童を支援してほしいというもので、現在、区内に私立学童は2か所あります。きっずクラブの保留児の受皿として、こどもたちの安全な放課後の居場所として大事な役割を果たしていると思っています。  そこでまず、私立学童クラブの入会状況を伺いたいと思います。それから、陳情で、運営状況が非常に厳しいという声が記されているわけですけども、私立学童の運営状況についての区の認識、それから今、補助金を支給しているということだったんですけども、その金額についてお聞かせください。 88 ◯地域教育課長  区内の私立学童の数ですけど、現在3施設ございます。登録の状況でございますけれども、補助の対象は1年生から3年生の児童ということになってございますけれども、実際、6年生までお預かりをしているというところで、3施設合計で約200名ございます。多いクラブについては、100名以上のクラブもございますけれども、その他については、40名程度というような状況になってございます。  それから、補助金の関係ですけれども、区のほうとしましては、現在、運営費補助につきまして、基本的に私立学童については、保護者のほうの育成料、こちらで運営していくという前提はございますけれども、やはり大変厳しいという中で、区のほうの補助金については、大体運営費の5割程度が補助されているものというふうに認識をしてございます。今年度も、昨年に引き続き補助の申請がございまして、現在、3施設合計で約3,800万円程度の補助金を今回も計上し、交付決定をしたところでございます。  以上です。 89 ◯赤羽目民雄委員  2か所と言って、ごめんなさい。3か所でしたね。200名の方が利用されているということでした。運営に対する助成金についても分かりましたけども、それでは十分じゃないということで、支援してほしいということなんですけども、私立学童は運営が厳しくなると、保護者の方に負担をお願いして運営をしていかなくちゃいけなくなると。そこで保護者の負担がどんどんと増えて、公立の学童と比べて保育料が倍近くかかってしまうという状況があります。  保留児の受皿としても、先ほど申し上げたとおり、この重要な役割を担っておりますから、保護者の負担の軽減、それとこどもの安全な居場所の確保ということから、放課後こどもプランに明記された事業にふさわしい支援が必要と思いますけども、再度見解を伺いたいと思います。 90 ◯地域教育課長  陳情の趣旨にもありますとおり、運営費の補助、人件費が大きい部分を占めてございますけれども、東京都の最低賃金に合わせまして、令和2年の4月に単価のほうは上げてございます。ですので、この陳情の趣旨に沿った形では満たされているのかなという認識がございます。  ただ、引き続き、赤羽目委員、御指摘がありましたとおり、私立学童クラブにつきましては、ある部分において、B登録で保留児が発生している状況の中の、ある一定の補完的役割を果たしているという認識は持ってございますけれども、区の大きな流れとしては、学校内のきっずクラブ、全ての小学校、義務教育学校に整備をしてございますので、こちらに将来的には集約していきたいというところもございます。  学校で授業が終わりまして、放課後、移動の距離がなく、そのままその学校で放課後、安全な居場所というところで確保していくという部分につきましては、学校内クラブに集約していきたいという区の大きな考え方としてはございますので、場所の制限等もございますけれども、こちらは運営面の工夫であるとか、そこら辺も含めまして、全体的にこどもの安全に配慮した形で、放課後の居場所づくり、これを確保していきたい、このような考えに立ってございます。  以上です。 91 ◯委員長  ほかに、よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 92 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 93 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題13 1陳情第56号の2 発達障害者支援法に従い、こどもから成人まで                  の発達障害者を手厚く支援することを求める陳                  情(継) 94 ◯委員長  次に、議題13「1陳情第56号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 95 ◯教育支援課長  1陳情第56号の2につきましては、資料3の14ページを御覧いただければと存じます。  こちらは、発達障害者を手厚く支援することを求める陳情でございます。学校教育の場での徹底したサポートを求めるとともに、発達障害者で特別支援学級を希望する場合には、その希望を尊重してほしいという趣旨でございます。  今後につきましては、学習支援員等の配置など、サポート体制の充実に努めてまいります。また、こども一人一人の障害種別に応じて適切な支援を行える特別支援教室、特別支援学級、特別支援学校など、こういった様々な就学先への就学相談を今後も適切に進めてまいりたいと思います。  私からは以上でございます。 96 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 97 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 98 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題14 1陳情第57号 江東区における江東区立中等教育学校、高等学校                 の設置に係る陳情(継) 99 ◯委員長  次に、議題14「1陳情第57号」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 100 ◯庶務課長  では、1陳情第57号について御説明いたします。資料の15ページを御覧ください。  本件は、趣旨記載のとおり、区内に中等教育学校及び高等学校を新設して、区内の児童・生徒を優先的に受け入れ、多様な進学ニーズに対応できる高度な教育を提供するよう求めるものでございます。  本件に対する区の考えにつきましては、学校教育法、こちらでは市町村などの基礎的自治体は区域内に小中学校を設置するとされるなど、義務教育の設置が規定されていることから、区は基礎的自治体として義務教育を担うものというふうに解釈してございます。  また、高等教育は、都道府県単位の広域的議論が必要と考えておりますが、都内には様々な都立学校があり、生徒それぞれの特性やニーズに見合った高等教育を受ける機会が十分保障されていると認識しております。そのため、区が中等教育学校や高等学校などを設置する必要性は極めて低いと考えており、その予定もございません。  以上でございます。 101 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 102 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 103 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題15 1陳情第60号の2 保育の無償化・待機児童解消・保育士の処遇改                  善のための必要な措置を求める陳情(継) 104 ◯委員長  次に、議題15「1陳情第60号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 105 ◯学務課長  資料3、16ページを御覧願います。  本陳情の趣旨は、幼稚園において、全てのこどもの食材費を公費負担とすることを求めるものです。  給食の提供を義務としております保育園とは異なりまして、幼稚園では、各園の教育理念や経営方針によりまして、給食の有無、また実施している園でも回数や提供方法が様々であるなど、給食の位置づけが異なることから、公費負担を行う考えはございません。  ただし、低所得者世帯等に対しましては、食材費のうち、副食費を給付する事業を令和元年10月から実施しているところでございます。  以上でございます。 106 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 107 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 108 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題16 1陳情第68号の2 江東区内における不登校のこどもの居場所に関                  する陳情(継) 109 ◯委員長  次に、議題16「1陳情第68号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 110 ◯指導室長  恐れ入ります、資料3の17ページを御覧ください。  本件につきましては、江東区内における不登校のこどもの居場所に関する陳情でございます。  こちらにつきましては、各学校ではこどもたちが安心して学校生活を送れるよう、一人一人の状況を把握するとともに、スクールカウンセラーがこどもや保護者の悩みに対応するなど、組織的な相談体制を構築し、不登校の未然防止に努めております。  不登校のこどもたちには、スクールソーシャルワーカーが学校と家庭との連携、接続を図るだけでなく、関係機関との連携を進めるなど、個別の状況に応じた対応を丁寧に行っております。  教育委員会としましては、ブリッジスクールを開設し、不登校のこどもたちへの個別の学習指導、体験活動、相談活動を通して、学ぶことの大切さへの理解や自立心や社会性を身につけることを目的とした取組を行っております。  以上でございます。 111 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。 112 ◯山本香代子委員  今、実際何名ぐらい不登校の方はいらっしゃるんでしょうか。数字を教えてください。 113 ◯指導室長  不登校の状況ですけれども、昨年度につきましては、小学校が231名、中学校399名、合計630名の児童・生徒が不登校となっております。  以上です。 114 ◯山本香代子委員  そういっても、昨年度の数字なんですけども、ここに書いてある、今説明があった取組によって何人ぐらい不登校から、ちょっと大変だと思うけども、元の学校というか、戻って授業を受けられるようになったかどうかということなんですけど、コロナ禍にあって、オンラインの授業のときに、逆に不登校のお子さんは、学校には行けないけども、そういうことを通じて学習できたという声もあったかと思うんですけども、実際その630名いた児童・生徒がまずは何人ぐらい普通に戻れたかどうか、教えてください。 115 ◯指導室長  正確な数字は把握してございませんが、昨年度の学校復帰については、20名ほどと認識しております。  以上です。 116 ◯山本香代子委員  この20名というのは、児童なのか生徒なのか、その辺を教えてください。 117 ◯指導室長  児童・生徒に関しましては、児童も生徒も10名程度ということで確認しております。  以上です。 118 ◯山本香代子委員  小学生が10名ぐらいで、中学生が10名ということ。なかなかその630名の不登校に対して、いろいろやっていらっしゃるけども、学校に復帰できた人数はやっぱりまだ少ないですよね。だから、この取組、今ここに説明があった、例えばブリッジスクールであるとか、いろいろあるんだけども、もう少し、逆にもっと家庭環境の問題とかもいろいろ背景はいっぱいあると思うんですけども、また逆に、こどもたちが学校に復帰する際の学校側の体制とか、そういったところもちょっとどうなのかなというね。  なぜこんなことを聞くかというと、ここのところ、コロナ禍にあって、学校の行事、それこそ卒業式、入学式、学校の行事、全然行くことができない状況で、自分の地元の学校もどんな様子なんだろうというふうに、とてもとても気になっているところなので、その辺、もし分かる範囲で教えてください。 119 ◯指導室長  不登校の児童・生徒に対する関わりですけれども、まず、不登校の定義ですけども、年間30日以上欠席した児童・生徒を不登校というふうにしていますので、その中では、年間30日以上欠席はしているものの、それ以外は登校しているという場合においては、日常の相談活動とか、学校行事への参加とか、そういったものができている状態ですので、数を見ますとかなりのものがあると思いますが、大半はそういう状態になっております。  学校に通うことができず、ブリッジスクールにも通うことができない児童に対しては、スクールソーシャルワーカーなどが入って相談活動を行っている、そういう状況でございます。  以上です。 120 ◯教育長  委員の皆様方におかれましては、今、山本委員からありましたように、学校の現状がありまして、なかなか学校に行くことができないということで、御心配をいただいているところかなと思っております。  現状、私も学校を回らせていただいて、山本委員からどういう状況かというお話がありましたけれども、年度当初に、昨年度不登校だったお子様方も、多少学校に来ることができているという話は聞いています。完璧に全部が登校できているわけではないけれども、週に何回か来ることができていると。状況を聞きますと、1人1台のタブレットが入ったことで、それを活用しながらということで、先ほどオンラインの話もありましたが、そういったことであったりとか、少し状況が変わってきているところもあり、少しずつ学校に通えている子もいる。ただ、全てが学校復帰が図れているわけではなく、先ほど指導室長からもありましたけれども、復帰率というのは非常に高くはなっていないです。低い状況にはなっています。しかしながら、学校に戻ることだけが目的ではありませんので、一人一人に応じて、適切な対応をしていきたいなと思っています。  以上です。 121 ◯関根友子委員  ただいま教育長のほうからお話がありましたけど、1人1台のタブレットを配置することによって云々という話があったんですけれども、実際ブリッジスクール、非常に教育委員会のほうで力をここのところ入れてきた、コロナ禍であっても力を入れてきたのではないかなと思うんですけれども、人数的に活用されているこどもたち、これ人数的には増えているのでしょうか、減っているのでしょうか。 122 ◯指導室長  ブリッジスクールに通っている児童・生徒についてですけれども、昨年度は、小学生が24名、中学生が115名、合計139名が通室しております。昨年度、南砂教室を新たに開設したこともありまして、通室している児童・生徒については、増加している傾向にございます。  以上でございます。 123 ◯関根友子委員  ありがとうございます。今後のこのブリッジスクールへの教育委員会の取組みたいなものがあれば、少し伺いたいと思います。 124 ◯指導室長  今後の取組でございますけれども、先ほど申しました相談活動等を充実させるとともに、今年度からオンラインというか、デジタルを活用しましたスタディサプリを導入しております。不登校の児童・生徒への学習支援も充実させていきたいと思っております。  以上でございます。 125 ◯赤羽目民雄委員  今、不登校のお子さんが630名で、そのお子さんの居場所としてブリッジスクールが開設されていて、そこに139名のお子さんが通われているということで、差引き490名の方ですね。様々な困難を抱えて支援が必要だと思うんですけど、そういう方に対してはスクールソーシャルワーカーを派遣して対応しているということなんですけども、現在、区内にスクールソーシャルワーカーというのは何名配置されているんでしょうか、伺います。 126 ◯教育支援課長  今、お尋ねのありましたスクールソーシャルワーカーですが、私ども教育支援課に5名所属してございます。  以上でございます。 127 ◯赤羽目民雄委員  不登校のお子さんだけで490名。学校になかなか復帰できない、それから家庭の養育状況などいろいろな困難がある中で、児童・生徒、園児を含めると3万3,000人でしょう。その中で5名というのはやっぱりまだ少ないんじゃないかなと。今、こどもたち、ストレスを抱えている中で、よりきめ細やかに支援するためには、やっぱりスクールソーシャルワーカーの増員、それも含めてサポート体制というのはもっと拡充していくべきだと思うんですけども、今後の見通しについて伺いたいと思います。 128 ◯教育支援課長  スクールソーシャルワーカーにつきましては、学校だけでは対応困難なケース、こちらにつきまして、学校の問題解決能力を高める観点から、様々な査定、アセスメントを行っておる状況でございます。  今御指摘もありましたが、こどもを取り巻く環境の問題、福祉の視点からアプローチをする役割を担っている大切な職でございます。これまでも学校の状況に対応すべく適宜配置を進めてまいったところではありますけれども、今後も学校、またこどもたち、家庭のニーズも見極めながら、必要な配置を検討してまいりたいと思います。  私からは以上でございます。 129 ◯中嶋雅樹委員  すみません、タブレットのことをちょっと聞かせてください。  先ほどの教育長のお答えの中で、タブレット導入を見て変化がありというように私、受け取ったんですけれども、具体的にはどのような場面でタブレットの使用をして、そして教育委員会としてはどんなことを感じているのか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 130 ◯指導室長  タブレットの活用についてですけれども、現在、1人1台端末が配備されているところでありまして、家庭学習においても、オンラインのドリル等を活用して、今後、より充実させていこうと考えております。  また、コロナの感染症対策による自宅待機等については、オンラインを活用した学習であるとか、またオンラインを介した課題のやり取りであるとか、そういったことを今行っている状況でございます。  以上でございます。 131 ◯中嶋雅樹委員  始まったばかり、いろいろ試行錯誤の最中であろうかと思いますけれども、登校できる生徒・児童ももちろんそうでありますけども、学校に通うことができない児童・生徒にとりましては、これは1つの大きなきっかけだと思いますので、どうぞ丁寧に、教育現場、非常にこれに対応するのは難しいことがたくさんだと思っておりますけれども、ぜひ、たくさんの皆さんの力を結集して、いい結果が得られるように期待しております。要望いたします。 132 ◯釼先美彦委員  ありがとうございます。現場の力があって、不登校の子たちが少しでも少なくなって戻ってきてくれることを願っているんですけども、以前、校長先生なんかが、特に中学校で多いと思うんですけども、校長室のほうで一生懸命教えてもらって、予備軍というか、不登校の予備軍たちを助けていただいた例というのは結構あったと思うんですけども、このコロナ禍になってしまって2年目になって、たまたま校長先生や担任の先生たちが家に訪問したりということができなくなってきた、環境が悪い状況になってしまったことや、学校現場、今、大変に感染防止のほうに重点的に取られてしまって、不登校のこどもたちの御自宅に訪問したりとか、その予備軍と言われている子たちと一緒になって勉強を面倒見てあげている、以前は校長先生や副校長の努力というのがあったと思うんだけども、そういうことが今ちょっとできなくなってきているところがあって、やはりブリッジスクールのニーズがどんどんどんどん、そっちに追いやっているわけではないんだろうけども、ブリッジスクールの先生たちは、以前校長先生だった方々が多くて、今までやっていたことがそのままブリッジスクールで、一生懸命こどもたちを愛し、一生懸命育てているというイメージがあるんですけども、その辺のコロナによってもっともっと増員してしまった要因というのは多々あると思うんですけども、要は現場というか、校長先生をはじめ、非常に予備軍を助けていた経緯というのは今はもうほとんどないのか、それともまた現場としては努力しているのか、その辺をちょっとお聞きしたいなと思うんですけど、どうでしょう。 133 ◯指導室長  学校での支援においてですけれども、家庭訪問等につきましては、必要に応じて、感染症対策を取りながらですけれども、実施している状況でございます。  また、校長室で支援ということがありましたけれども、登校できた際には、別室で学習支援等、これも感染症対策を行った上で実施している状況でございます。 134 ◯釼先美彦委員  ありがとうございます。ブリッジに行っているこどもたちは、本当に学校になじめない子たちというのは非常に多くて、それじゃなく、学校に何とか行けるんだけども、クラスでのちょっとしたいじめをきっかけにクラスとなじめなくても、学校は行きたいというこどももいるわけで、非常に現場の努力は大変だと思いますけども、引き続き、校長先生をはじめ、先生たちの御努力に努めていただきたいことを切に願うところです。頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 135 ◯白岩忠夫委員  皆さんからいろいろなお話があったので、私のほうで1点確認したいことが。コロナ禍で約2年間の中に、不登校のこどもたちに何か新しい傾向というかそういうものが生じたのか。また、それに対する対応というものをどうなされてきたのか。経緯をちょっと教えていただきたいと思います。 136 ◯指導室長  コロナ禍での変化等についてですが、コロナの感染不安から登校を見合せている児童・生徒については出席停止扱いとなっておりますので、欠席の範囲には含まれておりません。それを加えても、30日以上欠席した場合は不登校としてカウントされますが、そこの影響については、ちょっと今の状態では把握できていない状況です。 137 ◯白岩忠夫委員  今、把握できていないということですけど、短い期間でしたら私も質問しなかったんですけど、もう約2年ですよね、このコロナの問題が生じてから。だから、その間にこどもの変化というものは必ずあったんじゃないかと思うんですけど。30日以内だったらカウントしないとなると、コロナに関しては不登校に直接的なものの変化というのは生じていないと解釈してよろしいんでしょうか。 138 ◯指導室長  当然のことながら、コロナの不安から不登校になるケースもございますので、そういったことにならないように、学校としては支援をしてまいりたいと考えております。  以上です。 139 ◯委員長  私から1ついいですか。  この490名、ブリッジスクールへ行っていない子たちで、それって、要は30日以上休んでいれば不登校というふうにカテゴライズすると今おっしゃっていたんだけど、これ例えば、30日と60日の子と90日休んでいる子では全く状態が違うと思うんですけど、そういう分析というのは指導室のほうでしているんですかね。 140 ◯指導室長  今の欠席の状況、段階ですけれども、それについては、毎年、問題行動調査で不登校の欠席日数等は把握しておりますので、それに応じた個別の対応を、その状況に応じて指導してまいります。 141 ◯教育長  ずっと不登校の状況を見てまいりましたので、私のほうから少しお話しさせていただきますけど、実は江東区は、国や都がやっている調査と別に、毎月、不登校については、各校から定期的に報告をいただいているところであります。  今、委員長御心配の30日なのか60日なのか90日なのかということですけれども、要するに全く登校していないこども、それから、そうではなくて30日をちょっと超えてしまったこども、これは全く状況が違います。例えば、病気がちで毎月ちょっとずつ休んでいても30日を超えてしまうことというのはあるんですね。それと違って、全く来ていない子というのは状況が全く違いますので、そういったところにつきましては、先ほどのソーシャルワーカーもありますが、毎月報告をいただいている不登校のこどもたちの状況を教育委員会内で会議を開いて検討しております。それぞれについて状況を報告し合いながら、適切に、これはスクールソーシャルワーカーが関わったほうがいいだろうということとか、学校からいただいた情報を基に動いているところであります。  先ほど白岩委員からもありましたけれども、このコロナ禍の状況というのは、やはりこどもたちには大きな影響があるだろうと我々は認識しています。先ほど来あるように、学校行事ができなかったとか、異学年の交流が図れないとか、様々なところがございます。今までこどもが活躍できていた場面ができない。それぞれのお子さんのよさが発揮できない場面もあるだろうと思っています。そういったところも含めて丁寧に見守りをしているところでありますし、先ほどあった1人1台の端末ですけれども、よさについても、実は使い始めてみて各学校からいただいているよさとしては、このコロナ禍でこどもたち、積極的に発言をしたり、グループ活動ができないとかというところはありますけれども、今回新しく入れましたタブレットの様々なアプリケーションを使いますと、こどもたち同士のやり取りが、机を動かさなくてもアプリケーションの中でできるということがあります。  そうすると、実は今まで人前で発言するのが苦手だったお子さんが、それによって発言ができるようになると。そういうことで、学校に行くと恥ずかしいな、意見を言うのがちょっと気になるなというお子さんも、それによってフォローできることもあるという部分で、取り組み始めてから学校としては、様々なよさにも気づいているというところがありますので、総合的にこのコロナ禍をどう乗り越えていくかというのは教育委員会としてしっかり学校と連携しながら進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上です。 142 ◯委員長  ありがとうございました。  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 143 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題18 2陳情第40号の3 新型コロナウイルス感染拡大防止のための情報                  公開とPCR検査の実施に関する陳情(継)     ◎議題19 2陳情第41号の2 新型コロナウイルス感染時における情報公開等                  の陳情(継)     ◎議題21 2陳情第45号の2 新型コロナウイルス感染者再拡大防止のための                  検査体制強化を求める陳情(継)     ◎議題22 2陳情第46号の2 エッセンシャルワーカーズなどへのPCR検査                  体制の強化を求める陳情(継)     ◎議題23 2陳情第47号 江東区立小中学校のコロナ対策についての陳情                 (継)     ◎議題24 2陳情第49号 江東区立の小中学校における新型コロナウイルス                 感染症対策についての陳情(継) 144 ◯委員長  次に、これから審査いたします議題18「2陳情第40号の3」、議題19「2陳情第41号の2」、議題21「2陳情第45号の2」、議題22「2陳情第46号の2」、議題23「2陳情第47号」及び議題24「2陳情第49号」の6件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。
     なお、2陳情第47号につきましては、前回の委員会において、陳情者に陳情の取扱い等について意向を確認するとのまとめになっておりました。そこで事務局から連絡をいたさせましたところ、代表者変更届及び取下申請書が提出されましたので、事務局より報告及び朗読を願います。              (事務局報告及び朗読) 145 ◯委員長  2陳情第47号については、取下げを了承いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 146 ◯委員長  御異議がございませんので、2陳情第47号については、取下げを了承いたします。  理事者から、順次説明を願います。 147 ◯庶務課長  それでは、議題18、2陳情第40号の3ほか4件につきましては、それぞれ19ページ、20ページ、22ページ、23ページ、24ページにございます。これらの内容は関係課が複数にまたがるものですから、このうち、PCR検査の実施に関する陳情につきましては、ともに共通するものとして、まずは本職が一括して区の考え方をお伝えいたします。  陳情者はいずれも、新型コロナウイルス感染症に係るPCR検査に関して、濃厚接触者以外の教職員やきっずクラブ職員など、学校関係者全体に対して、社会的PCR検査として定期的に実施するよう求めるものでございますが、現状として、職員や生徒・児童、これは日々、学校と家庭を行き来している中で、家庭内感染症などが増加している実態を踏まえると、かなりの頻度で検査をしないと検査効果の実効性が担保できないと考えてございます。  そのため、教育委員会では、現時点では、保健所の指導及び連携の下、積極的疫学調査に基づく濃厚接触者を特定して、その特定者に対するPCR検査を行うということが、感染症拡大の防止に効果が高いと認識してございます。  また、日々の感染予防対策として、教育委員会が定めるガイドラインなどに基づいて、児童・生徒のみならず、教職員などに対する感染症予防の項目も定めて、この内容に沿って日々教育活動を行っております。  このようなことから、現時点では、全ての学校関係者を対象とした社会的PCR検査の予定はございませんが、陳情者が求める対応につきましては、これまでと同様、今後も引き続き、国や都の動向を注視してまいりたいと存じます。  私からは以上でございます。 148 ◯地域教育課長  資料3の22ページをお願いいたします。  2陳情第45号の2のうち、趣旨の5に関しましては、地域教育課のほうから御説明をさせていただきます。  陳情の趣旨につきましては、3密を避けた安心した教育、こどもの居場所の確保が実施できる環境を整えるための法令改正や設置基準の改善について意見書提出を求めるというものでございます。  江東きっずクラブにおける新型コロナウイルス感染症の拡大防止につきましては、手洗い、うがい等の徹底であるとか、遊具類の消毒、清掃等の衛生対策、3密回避のためのテーブル着席時にはこどもたちに適切な間隔を取るよう指導することや、パーテーションの利用など、施設ごとに対策を講じ、運営をしているところでございます。よって、直ちに法令改正や設置基準の見直しを求める考えはございません。  以上です。 149 ◯指導室長  私からは、2陳情第49号、江東区立の小中学校における新型コロナウイルス感染症対策についての陳情の趣旨3、4、5についてお答えをさせていただきます。24ページを恐れ入ります、御覧ください。  まず、3ですが、こちらは登校しなくてもオンライン授業を選択できるよう体制を整えるとともに、フォローできる仕組みを充実させることについてでございます。本区におきましては、オンラインで学習ができる環境については、1人1台端末やモバイルルーターの配布により、全家庭で接続できる体制が整っております。  また、新型コロナウイルス感染症等によって自宅待機等が必要になった際には、この情報端末を活用しまして、オンラインによる学習やドリル学習などを確実に進め、こどもたちの学びを止めない取組をしております。  不登校等により学校に登校できない状況にあるこどもたちに対しても、オンライン配信ができる環境にありますので、保護者等と十分に話し合いながら個別に対応してまいります。  なお、1人1台の情報端末の活用について補足させていただきますが、今年度は全ての学校を推進校に指定し、授業や家庭学習において各校で工夫しながら取組を進めておるところです。具体的には、先ほどお話ししました感染症対策のオンライン学習に加え、日常の授業においては、インターネットによる調べ学習や動画視聴による理解、写真・動画機能を使った学習の記録、画面共有による意見交換等、様々な場面で活用が図られております。  8月末までには普通教室、特別教室に高速無線LANが整備されるため、各学校での一層の活用が図られると考えております。つきましては、新型コロナウイルス感染症の状況も踏まえつつ、文教委員の皆様による学校視察も検討してまいりたいと考えております。  続いて、4、感染症対策により負担が増している教職員に対して、通常以上の配置を行うことについてです。こちらにつきましては、各校の学校規模に応じてスクールサポートスタッフを配置し、教員の授業準備や片づけ、印刷、電話対応等に当たっております。また、副校長補佐を配置するなどして、教員の負担軽減を図っているところです。  続いて、5は、感染症防止対策として1クラス当たりの人数を減らせるよう、少人数学級を進めることについてです。本区におきましては、全校に学びスタンダード強化講師を配置し、少人数指導やチーム・ティーチングによる指導を行っております。また、教員の配置数につきましては、都の教職員定数配置基準により定められております。少人数学級の実現につきましては、特別区の教育長会からも提言を行っており、今後も動向を注視してまいりたいと思っております。  以上でございます。 150 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。 151 ◯赤羽目民雄委員  私から、まずPCR検査の実施についてですけども、やはり今、新型コロナ感染症がまだまだ収束しない中でワクチン接種が始まりましたけども、それと同時に検査を拡充して、コロナは無症状の人が感染を広げている特徴があることから、やっぱり実施すべきだと思っています。  家庭内感染が増加しているということだったんですけども、今ウイルスの主流が変異株になって、この変異株は感染力が強くてこどもにも感染を広げていると。先日、区内の保育所でもクラスターが発生して報告されておりますし、感染拡大を防ぐ、そういう意味では、PCR検査を大規模に実施することが必要だと思います。  定期的にやらないと効果が担保できないということだったんですけど、今、障害者施設、それから高齢者施設で定期的、頻回なPCR検査が行われていて、福祉部のほうでは、集団感染の抑止に一定効果があるというふうに評価されているんですね。今、その変異株が広がる中で感染拡大を防ぐと、こどもの命と教職員の皆さんの健康と命を守るというところでは、やっぱりPCR検査、社会的検査実施、これは一定感染が落ち着いている今、拡充をして、感染拡大抑止に区として取り組むべきだと思いますけども、再度伺いたいと思います。  それと、学校のコロナ対策として、少人数学級、これも大事だと思います。来年度、3年生が35人学級となると。その後は順次、4年生、5年生と進んでいくことになると聞いておりますが、当然、クラス数も増加していくことになります。後の報告事項でも、学校の収容対策で説明があると思いますけども、教室の確保の見通しというのはどうなっているのか。  それと、当然、少人数学級拡充で教職員の確保も必要となってくると思うんですけども、その辺も併せて伺いたいと思います。 152 ◯庶務課長  それでは、私からはPCR検査の考え方について、それからあと、さらに教室の確保に関する考え方について、2点についてお答えさせていただきます。  まず最初に、PCR検査につきましては、赤羽目委員御指摘のとおり、変異株、感染力が非常に強いと言われております。それから、社会的なPCR検査、これ自体は教育委員会といたしましても、否定するものではございませんが、仮に全教職員を対象とした場合、学校職員、さらにきっずの職員、それから会計年度任用職員等々、多々おりまして、全教職員合わせますと3,000人以上ございます。  一方で、こういう方に対して、現在の医療体制を考慮しつつ仮に検査をするとなると、1日三、四十人ぐらい、学校のスケジュールに合わせて行った場合に、三、四十人程度というのが現実的なのかなと。そうすると、全職員に対して行うということについて、どの程度定期的にできるかということについては、ちょっと疑問が生じてございます。そういった意味から、現在行っております積極的疫学調査、それから学校で定めているガイドライン、これに沿って今現在行っているところでございますが、今のところ、幸いにして重大な事態には発展していないという現状もございますので、現時点ではやはり、現状の対応を継続していきたいと考えているところでございます。  それから、さらに収容対策の関係として、今後の教室の見通しということについて御質問がございましたけど、こちらは後ほど報告事項でもお答えさせていただきますが、今年5月1日現在の児童数を基礎として、将来児童数を推計した結果、必要教室を見越した収容対策の検討が必要となる学校については、小学校は12校、中学校は2校、そして義務教育学校の全課程が該当すると見込んでございます。  以上でございます。 153 ◯指導室長  教員数の増加についてですけれども、この増加につきましては、次年度の学級数の見込みを提出しまして、それに基づいて東京都の配置基準に沿った形で教員配置がなされるため、学級数の増加に伴って教員が不足してしまうということはないと認識しております。  以上でございます。 154 ◯赤羽目民雄委員  まず、検査についてですけども、庶務課長さんの答弁で、幸いにして今のところ重大な事態にはなっていないということなんですけど、でもやっぱり先ほど申し上げたとおり、変異株が非常に感染力が強いと。全国的には、学校現場でもクラスターが発生している状況があると。今までの対策では、陽性者が出てから対応になるということで、それが1つの火種になって感染を広げていってしまうという危険は拭えないと思うんです。学校現場で感染拡大を抑えるというところでは、まだワクチンが一般の方は受けられない状況にある今は、PCR検査と同時にやっていく必要があるんだと思います。  それから、国や都の動向を注視していくということでしたけども、国や都も検査拡充の方向を示しているわけです。この間も補助事業でこどもの施設も対象にして、国のほうも、こどもの施設について検査、手を挙げてほしいということで求めています。そういう状況から言えば、江東区としても、学校現場で感染拡大をさせないというところで、PCR検査は、ぜひ今この状況の中で拡充していくべきだと思います。  それから、35人学級、教室数、保護者の多くの願いですから、今後の見通しもしっかり推計を立てて取り組んでいただきたいと。先生の確保も東京都のほうで措置されるということなんですけど、全国でこれは取組があるわけで、その中で教員の不足というのが、働き方改革も含めて求められているところですから、現状をきちんとつかんで、必要な対策についてはしっかりと都のほうに求めると。国のほうにも財政措置等を求めて、拡充をしていただきたいと要望します。 155 ◯委員長  ほかに。 156 ◯赤羽目民雄委員  委員長にお諮り願います。本会議質問での制限解除、これをお願いしたいと思います。 157 ◯委員長  赤羽目委員からいただきました御意見につきましては、本件に関する質疑が終了しましたら、協議をすることといたします。  ほかにございませんか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 158 ◯委員長  それでは、赤羽目委員の御意見にありました一般質問における質問事項の制限解除につきまして、各委員の御意見を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 159 ◯委員長  それでは、本件に関する内容については、一般質問ができるよう、議長宛て申し入れたいと存じますが、よろしいですか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 160 ◯委員長  御異議がございませんので、本件に関して一般質問ができるよう、議長宛て申し入れます。  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 161 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題26 3陳情第1号の2 発達障害児支援に関する陳情(継) 162 ◯委員長  次に、議題26「3陳情第1号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 163 ◯教育支援課長  3陳情第1号の2につきましては、資料3の27ページを御覧いただければと存じます。  こちらは、発達障害児支援に際しまして、作業療法士や心理士の活用、また児童本人、保護者と学校が納得できる就学支援に関する陳情でございます。  5の作業療法士の巡回について、現状予定はございませんが、教育支援課に所属する心理士の巡回や、各園・学校に配置しておりますスクールカウンセラーを活用するなどして、一人一人の支援の在り方につきまして、学校、園と連携を図ってまいりたい、そのように考えてございます。  また、8の就学時健診において発達上の特性がある場合や、保護者に不安感がある場合につきましては、就学相談につなげるなど、医師との面談を含め、本人、保護者の思いを十分聞き取りながら、適切な就学相談、また支援を進めてまいりたいと存じます。  私からは以上でございます。 164 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 165 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 166 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題27 3陳情第14号 辰巳中学校入学に関する陳情 167 ◯委員長  次に、議題27「3陳情第14号」を議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 168 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 169 ◯学務課長  本陳情の趣旨ですけれども、学校選択制度によって、他の学区域から辰巳小学校、第二辰巳小学校に入学した児童については、中学校入学時に無抽せんで辰巳中学校へ入学できるよう制度の改正を求める内容です。  陳情提出の理由といたしまして、近接する有明小学校の場合は、抽せんなしの特例で有明中学校を選択、入学できることを挙げられているわけですけれども、この有明小中学校の特例は、当校が小中連携教育を実践する統一型施設であることを鑑みまして、有明西学園の開校と併せ、平成30年度から新たに設けたものでありまして、これ以外の学校に同様の特例を設定する考えはないところでございます。  以上でございます。 170 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。 171 ◯さんのへあや委員  ちょっと確認させていただきたいんですが、前回の文教委員会で報告された学校選択制度の進捗状況では、辰巳中学校の補欠残数は5名と伺っています。後ほど多分、報告が改めてあると思うんですけれども、ここから変更点がもしあれば教えていただけますでしょうか。 172 ◯学務課長  令和3年度、新1年生の学校選択制度の辰巳中の結果でございますけれども、前回の委員会で報告させていただいた5人という補欠残の数字で間違いございません。変更ございませんので、よろしくお願いいたします。 173 ◯さんのへあや委員  ありがとうございます。学校選択制というところとちょっと視点がずれてしまうかもしれないんですが、湾岸地域って非常に大型車両が多く通る道がありまして、学区域ですとか住宅街と隣接しているという特徴もあり、小学校も中学校も安全に通学できるかという視点でも、適切な学区域、その収容対策というところも含めて検討する必要があるのかなと考えています。  陳情者の方もそうだと思うんですけれども、住所が辰巳小中の学区域外であったとしても、車の通らない、また傾斜が少ない辰巳桜橋などを使用して通学が可能となることから、かなり利便性と安全性は高いのかなというふうに捉えています。なので、こういった様々な事情を鑑みた上での学校制度の検討というところを行っていくべきなのかなと考えています。  以上、要望です。 174 ◯委員長  ほかにございませんか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 175 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 176 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題28 3陳情第15号 オンライン授業の早期実施を含めた「登校選択                 制」導入を求める陳情 177 ◯委員長  次に、議題28「3陳情第15号」を議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 178 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 179 ◯指導室長  本件につきましては、オンライン授業の早期実施を含めた登校選択制導入を求める陳情でございます。趣旨が3つありまして、順に説明いたします。  まず、1の児童・生徒に学校への登校が難しい事情がある場合、自宅や他の教室等の施設からオンライン授業を受けられるようにすることですが、このことにつきましては、先ほども申し上げたとおり、オンラインで学習ができる環境については、1人1台の情報端末の配布、必要な家庭へのモバイルルーターの貸与により、全家庭等で接続できる体制が整っております。オンライン授業は、これまでも感染症対策等により、自宅待機等になった児童・生徒に対して実施してきているところでございます。  続いて2、緊急事態下や災害時、また心身の不調等で登校が難しい場合、遠隔での受講を選択可能とし、出席と認めることですが、緊急事態下や災害時に臨時休校となった際でも、通信環境に障害がなければ、オンライン上での学習ができる環境は整っております。コロナ感染の不安や感染予防のため登校できない場合は、保護者の意見を十分聞きながら、校長が適切に判断できるということになっております。それで欠席にはせず、出席停止扱いができるということになっております。  続いて3、登校せずにオンライン等で授業を受けた場合でも、成績や指導等で不利益な取扱いをしないようにすることですが、教科の特性にもよりますが、日頃の課題の確認やオンライン授業に加え、定期考査等を受けることにより成績をつけることは可能と考えますので、家庭との連携も含め、個別に対応してまいります。
     以上でございます。 180 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。 181 ◯赤羽目民雄委員  先日、基礎疾患があるため、コロナの感染不安から自主休校しているというお子さんの保護者からお話を伺ってきました。その方は学校から与えられたプリントなどを自宅で取り組んで勉強してきたと。しかし、通知表の成績がつかなかったというふうに聞いているんです。今、指導室長さんの説明だと、成績はつけることは可能だということだったんですけども、現状としてつかなかったという状況がありました。オンライン授業等の対応ですとか、それからプリントで実際に勉強しているんですから、そういうので評価する。それから、テストとか、そのお子さんの状況を様々な形で把握して、成績をつけていくべきだと考えますけど、見解を伺います。 182 ◯指導室長  成績の件ですけれども、学校としましても、登校できない児童・生徒に対しましては、プリントで課題を提出するなどして、できるだけ評価するよう努めているところですが、それでも評価要素が不足している場合は、各教科や観点別に評価するのではなく、記述による評価を行うなどの対応をしております。  また、美術や技術、音楽、体育などの実技系の教科につきましては、評価することが難しい場合がございます。1人1台の情報端末の活用により、課題の提出といったこともできるようになりましたので、可能な限りそういった場合にも評価できるよう努めてまいります。  以上でございます。 183 ◯委員長  間もなく正午となりますが、区切りのいいところ、委員の派遣についてまでを終了してから休憩を取りたいと思いますので、御了承願います。 184 ◯赤羽目民雄委員  成績がつかないという今の状況は、やっぱりこども、それから保護者にとっても非常に傷つくことになってしまうんじゃないかと思うんです。実際に保護者の方からもそういう声が寄せられました。一生懸命頑張って家庭で勉強しているのに成績がつかないということでしたので、成績をつけることは可能だということですので、しっかりと対応していただきたいと思います。  それから、オンライン授業を実施できる環境にあると伺いましたけども、先ほどお話を伺った保護者の方から、その保護者の方のクラスはオンライン授業を実施してもらったんだけども、ほかのクラスにやっぱり自主休校しているお子さんがいるクラスは、そういうオンラインの授業について対応してもらえなかったと。こうやって校内でも、その実施に差があるという現状があると伺っていますけども、それがもっと広く見た場合、学校間での差もやっぱり生じているんじゃないかと思います。教育機会の均等、こどもの学びの保障という点でやっぱり問題があるんじゃないかと思いますけども、これは教育委員会、学校現場の判断に任せるんじゃなくて、状況を確認して、必要な支援を行っていくべきだと思いますけども、伺います。 185 ◯指導室長  オンライン授業については、現在、感染症対策により自宅待機等となった場合に行っておりますので、通常の対面授業ができている場合は、まだその機会がないといった状況もございます。ただ、一斉に臨時休校となる事態にも備えて、オンライン授業ができる体制については、ICT支援員を活用した校内研修等により進めております。  教育委員会としましても、研修のほか、オンラインマガジンを発行し、各校の優れた取組や具体的な操作の方法とかを紹介して広げることで、学校間での差が生じないよう支援しております。また、オンラインの導入ガイドを作成しまして、この時期までにこのようなことが行えるようにといった一定の基準も設けておりますので、これを基に、各学校での支援を行ってまいります。  以上でございます。 186 ◯赤羽目民雄委員  支援を行っている、オンラインマガジンの発行というのは分かったんですけど、まず教育委員会として、学校間とかクラス単位での実施状況とかというのは把握されていて、そこに差が生じているという認識には立っているんでしょうか。 187 ◯指導室長  学級で自宅待機等になった際には、学習計画表を教育委員会に各学校から提出させて、その計画と実施状況については把握しているところでございます。  以上でございます。 188 ◯さんのへあや委員  現時点で、感染症に対する不安、例えば御家族や自身に基礎疾患があるなどの理由で自主的に登校を控えている、もしくは自主休校している児童・生徒が江東区立小中学校においてどれだけいるのかどうか、把握されていたらその人数をお示しください。 189 ◯指導室長  今お尋ねの、コロナ感染の不安等から登校していない児童・生徒のお尋ねですけれども、4月から、コロナ感染の不安から全く登校を控えている、全て欠席というか、出席停止となっている児童・生徒は6名おりまして、あとは数日から30日程度登校を控えた児童・生徒も含めると、全体では約30名ほどになります。  以上でございます。 190 ◯さんのへあや委員  ありがとうございます。追加での質問になるんですけれども、この自主休校されている生徒に対してオンラインでの学習支援を行っていると。こちらの定義なんですけれども、陳情者の方は、授業のライブ配信ということを望まれているんですが、スタディサプリや教材などを利用して各個人で授業を進めるというのが江東区が今行っているオンライン授業の定義なのか、この陳情者の方の依頼のように、授業のライブ配信という形で学習支援を行っているのかどうか、この現状をお聞かせください。 191 ◯指導室長  スタディサプリ等を活用しているのか、それともライブ配信をしているのかというようなことですけども、各児童・生徒の実態に応じてその状況は変わると思いますが、先ほどもお話ししましたとおり、4月から1人1台の情報端末が配備されていますので、ライブ配信ということは可能になっております。また、臨時休校の際には、実際にライブ配信を行いまして授業を行っておりますので、こういった児童・生徒に対しても対応はできると考えております。  以上でございます。 192 ◯委員長  ほかに。              (「なし」と呼ぶ者あり) 193 ◯委員長  私からも一言いいですか。  じゃあ、できるところとできないところがあるということなんですかね。先ほどの赤羽目委員の質問だと、ちょっとかみ合わないところがあったので。要は、親御さんと生徒さんがそれを望んでおられるにもかかわらず、隣のクラスないしはほかのクラス、同じ学校だと思うんですけど、それがやられていないところがあって、もう一方、やってくれる先生がいらっしゃるという、今の現状だとそういうことが実際起こっちゃっているということなんですかね。その辺までは認識していない? 分かる範囲でいいです。 194 ◯指導室長  実際にそういう報告がされているということは認識しております。ですので、どの学校でも、どのクラスでも、オンライン授業が可能な状況になるために、必要な支援は引き続き継続して行ってまいりたいと考えております。  以上です。 195 ◯委員長  ぜひお願いします。  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 196 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題29 3陳情第21号 小中学校の女子トイレ個室に生理用品の設置を求                 める陳情 197 ◯委員長  次に、議題29「3陳情第21号」を議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 198 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 199 ◯学務課長  本陳情ですけれども、小中学校の女子トイレの個室にトイレットペーパーと同様に、生理用品を設置してほしいというものでございますが、区立学校では、現在、保健室に生理用品を常備いたしまして、申出のあった児童・生徒に直接渡しております。学齢期のこどもが生理用品を確保できないといったことの背景には、家庭の経済的な事情以外に、ネグレクトや心身の問題が存在している可能性も考えられ、養護教諭等が、家庭であったり心身の状況もつぶさに聞き取るなど、きめ細かに対応を行っているところでございます。  トイレの個室に生理用品を設置することは、こどもたちが気兼ねなく手に取れるという利点はあるものの、相談や支援の必要性を把握しづらくなってしまうのではないかという懸念もございますため、今後、先行自治体の事例等も参考にしながら、こどもの気持ちに寄り添った、よりよい設置の在り方を学校現場とともに検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 200 ◯委員長  本件について、不明な点はございますか。 201 ◯山本香代子委員  この陳情なんですけども、経済状況のことで節約のために買えないということなんだけども、節約のために買ってくれないのは、これは親ということだと思うんですね。小学校、中学校の、私の経験からすると、自分のお小遣いで生理用品を買った記憶は全くないので、そうなるとこの陳情は、ここの文章もちょっと私は納得いかないところがたくさんあって、そこと、学務課長から今説明のあった経済状況のことで買えないお子さんというのが、なかなか私の中では見当たらないんですけども。  保健室にいつも用意されているのは私も知っているんですが、この部分でいくと、保健室に生理用品をもらいに行くことは負担が大きいと書いてあるんだけども、保健室に取りに行くお子さんもいらっしゃるし、あと、お友達同士で、忘れてきちゃったと言うと、友達同士で対応したり、それぞれいろいろな対応をしているんですね。  それで、女子トイレの個室に生理用品を設置するようというんだけども、そうなっちゃうと、自分はもし生理になっても、もう学校には持っていかなくていいよねというのは、こどもから大人になっていく中で、当然その後、中学生活が終わったら高校生活って、当然、自分でそういったのを用意していって、鮮血とかそういった汚れてしまったりするということを気にしながら大人になっていくというふうに、何かそういったこともあって、女子トイレに置くこと、女子トイレの個室に置くのもいかがなものかなと。  今日、初回なので、私の中では質問としては、保健室に取りに行くことに抵抗があるということをこちらはおっしゃっているけど、現実どうでしょうか。 202 ◯学務課長  気兼ねして取りに来られないといった件数を、実際に統計を取ることは難しいんですけれども、学校では、実際に生理用品が確保できていないときに、保健室に来やすいような環境づくりについては努めているというふうに考えております。  以上でございます。 203 ◯山本香代子委員  そうだと思います。それでやっていただいていると思います。先ほど、この問題、経済状況の問題で買えない方と、逆にネグレクトとかそういった心身の状況とか、あとやっぱりちょっと相談しにくいのは、お父さんにはちょっと相談しにくい、父子家庭とかだとちょっと相談しにくいかなというところもあるので、そういったところをちゃんと学校で養護さんがしっかりその辺、ケアをしていただくようにお願いしたいと思います。  以上です。 204 ◯関根友子委員  この陳情は、生理用品の配備についてということで、場所をということでございますけれども、一言ですね、今年のこの生理用品については、3月4日に、若い女性の任意団体が「みんなの生理」ということで、インターネットで調査が始まったことが報道されまして、このような取り上げになったわけです。  我が会派としましてもすぐに、この結果が5人に1人ということの衝撃を受けまして、いろいろ調べて、先ほど学務課長が言ってくれたそういう背景があるということと非常に大事な問題であったことから、3月に国会で我が会派で取り上げさせていただきまして、そして、すぐにまた都議会でも取り上げて、実は都議会のほうでは、9月から全ての東京都の都立の高校に、女子トイレに生理用品が配備されることになったわけでございます。  本区においても、私たち全会派で、また私たち公明党もですけれども、要望して、また一般質問等々でこの生理用品について質問をさせていただいて、パルシティと社協で配布をさせていただいて、その状況も私たち議員は大体どのぐらいかとか、もう聞いているわけですけれども、小学校、中学校でもということで、本区のほうでは、質問とか私たちの議員の中で、保健室でというそういう回答が出ておりまして、本当によかったなと私も思っています。  ここでちょっとお聞きしたいのが、既に区でもこの件は検討をされているんですけれども、他区の状況と、また本区の考えについてお伺いしたいと思います。 205 ◯学務課長  このことにつきましては、特別区学務課長会におきましても、共通のテーマとして情報交換を行っているところでございます。その中で実際に取り組んでいる事例といたしましては、品川区が4月から、防災備蓄の生理用品を小学校4年生以上のトイレに備えつけているということで、1か月程度で4分の1程度が実際使われたということで、ニーズはあるのかなというようなお話を聞いています。  また、直近では、江戸川区で6月下旬から配備をすると聞いていまして、これらの自治体の状況も実際に聞いていきたいなと思っておりますが、先ほど申し上げましたとおり、児童・生徒の相談支援の必要性の把握こそが重要であって、あとは、やはり気兼ねなく生理用品を保健室なりどこかに取りに来られるということこそが重要であると考えておりますので、校長会、あるいは養護教諭会ときちんと議論して、意見交換しながら、よりよい方法を考えていきたいと考えております。  以上でございます。 206 ◯さんのへあや委員  このコロナ禍において、生理の貧困が話題となって、様々な自治体や民間施設において生理用品を無償で配布、配置する取組が進められているかと思います。  本区では、今年の4月5日より、防災備蓄用生理用品の配布を男女共同参画推進センター並びに社会福祉協議会にて実施されています。昨日の時点での配布状況を参考までに伺ったところ、男女共同参画推進センターでは、108パック中29パックが配布済み、社会福祉協議会では、72パック中33パックが配布済みという状況でした。いずれも30代から40代の女性が御本人、あるいはもしかしたらお子さん用に引き取られているのかもしれないという推測が立てられています。  そもそも江東区のこのような取組は、生理用品とともに、支援先、相談先などの一覧の配布を行うことで、生理の貧困の背景にある女性の経済的課題への支援というところを目的としています。  陳情の趣旨である小中学校の女子トイレ個室に生理用品を配置するということが、生理用品を入手することができない、あるいは親からもらえないというところのこどもを取り巻く虐待や貧困問題の本当の解決となるのか、そこの点を慎重に協議する必要があるかなというふうに捉えています。  一方で、地方自治体の責務として、児童福祉法第2条第3項に明記してあるように、地方公共団体は児童の保護者とともに児童を心身ともに健やかに育成する責任を負うと。つまり、保護者の子育てを支える区の責務をいかに考えるかという点についても協議する必要があるのかなと考えています。  現状を確認させていただきたいんですけれども、こういった視点を踏まえて、生理用品が買えない、買ってくれない、使い方や処理を教えてくれない親、保護者がいたときに、学校としていかにフォローしているのか。実際に把握されていて、どう対応しているのかというところの事例がもしあれば教えてください。もし、この場での回答が難しければ、次回でも大丈夫です。 207 ◯学務課長  生理用品の設置に係る現状の把握と今後の検討に資するため、全ての小中学校、義務教育学校に対して、生理用品の渡し方に関する調査を本年5月に実施済みでございます。その中で、今お尋ねのようなケースは、数はそれほど多くはありませんが、先ほど山本委員からの御発言にもありました、父子家庭において、こどもが初経を迎えたことを父親が把握していないといったようなケースが散見されました。その場合、こども自身が話しづらい内容を、養護教諭のほうから保護者に伝えたりといったような取組は実際に行われております。  以上でございます。 208 ◯委員長  よろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) 209 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 210 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題30 委員の派遣について 211 ◯委員長  次に、議題30「委員の派遣について」を議題といたします。  まず、本件について、事務局より説明を願います。 212 ◯事務局次長  ただいま議題となりました、委員の派遣について御説明いたします。資料はございません。  委員会で視察等を実施する場合は、会議規則により、委員会はあらかじめ議長に日時、場所等の承認を得なければならないとなっております。  しかし、議長の承認を得るためだけに、その都度、委員会を開会して、日時、場所等を決定した後に、改めて視察等を実施することは、スケジュール調整上困難な面がございます。  したがって、今後、本委員会で視察等を実施する場合は、あらかじめ、議長の承認を得ることについて、委員長一任とすることを本日の委員会で決定していただきたいと存じます。  説明は以上でございます。 213 ◯委員長  事務局の説明は以上です。  お諮りいたします。  本件につきましては、事務局説明のとおり、本職に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 214 ◯委員長  御異議がございませんので、さよう決定いたします。  以上で本件を終了いたします。  ここで休憩を取りたいと思います。トイレ休憩で、再開は12時半にしたいと思います。よろしくお願いいたします。               午後0時19分 休憩  ────────────────────────────────────               午後0時28分 再開 215 ◯委員長  休憩前に引き続き、委員会を始めます。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項1 新型コロナウイルス感染症にかかる区立学校園の対応について 216 ◯委員長  続きまして、報告事項に入ります。  報告事項1「新型コロナウイルス感染症にかかる区立学校園の対応について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 217 ◯教育委員会事務局次長  それでは、私から新型コロナウイルス感染症にかかる区立学校園の対応について御報告申し上げます。資料の4を御覧願います。  本資料は、令和2年度以降の新型コロナウイルス感染症にかかる学校運営に関しまして、教育委員会からの通知を時系列に掲載したものでございます。  2ページを御覧願います。2ページの下段に記載の3月4日の第21報までは、本年第1回定例会の本委員会で御報告いたしました内容となっており、今回は3月19日の第22報以降の通知につきまして追記を行っております。  3月19日の第22報では、1月8日からの緊急事態宣言が3月21日で解除となることに伴って、一部学習等の制限を解除し、感染症対策を徹底しながら、3月22日より通常運営を行う旨、通知を行いました。  3ページを御覧願います。3ページに記載がありますように、4月12日の第23報では、23区はまん延防止等重点措置の対象区域として適用を受けたことから、学習活動及び学校行事等について一部制限する旨の通知を、4月23日の第24報では、4月25日からの3度目の緊急事態宣言の発令を見据えて、飛沫感染の可能性が高い学習活動は行わないなどの感染症対策を徹底した学校運営について通知をいたしております。
     次に、学校園での新型コロナウイルス感染症の発生状況でございますが、6月15日現在、記載のとおりとなっており、最近の状況は、都内における感染状況の推移とほぼ同様の傾向で推移しているものと認識してございます。  なお、児童・生徒、教職員で感染者が発生した場合におきまして、感染の拡大を防ぐために、濃厚接触者が特定されるまでは、一時的に一定範囲の児童・生徒を対象に自宅待機の措置を取る必要がある場合もございますが、そのような場合も含めまして、保健所に協力をいただき、できるだけ速やかに、詳細かつ丁寧に濃厚接触者の特定を図ることで、学校運営の影響が最小限となるように努めております。また、濃厚接触者が特定された以降は、濃厚接触者に特定された児童・生徒以外は、通常どおりの授業を行っているところでございます。  私からの報告は以上でございます。 218 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 219 ◯赤羽目民雄委員  緊急事態宣言下では部活動が中止になって、4月に入学した1年生も楽しみにしていた部活動が行えない状態が今も続いていると思います。この間、教育長も、学校現場の異年齢の交流が取れなくなっていることが課題だというふうに認識を示されておりますけども、現状、この課題、今後どういうふうに克服していこうと考えているのか伺いたいと思います。  それと、今のシーズン、運動会、中学校では体育祭ですか、が多くの学校で実施されたと聞いています。中には秋に延期をした学校ですとか、それから感染症対策を取って全校で実施した学校など、対応は様々な状況だと聞いています。今後も、昨年は中止されたプールの授業、これも学校現場の判断だと聞いております。この間、コロナの一連に関して、学校行事について学校の判断というのが非常に多いし、校長先生の判断に委ねるところが多いし、判断し切れない行事も私はあると思うんです。  特に、今計画されておりますオリンピック・パラリンピックの学校連携観戦について、これは所管委員会ではありませんけども、やっぱり学校現場に関わる大事な問題ですので申し上げておきますけども、この学校連携観戦についても、都の教育委員会は、この競技観戦の実施については校長が判断することとしているんですね。大会組織委員会は、6月23日までにキャンセルを受け付けしているというふうに、もう来週に迫っているんですね。今、多くの保護者さんから皆さんのところにもお手紙が届いていると思いますけど、3万名を超える中止を求める署名がお手紙も添えて寄せられておりますし、感染のリスクとともに、熱中症などの危険も指摘されております。この熱中症対策で、都教育委員会と区教委が示しているのは、冷感タオルの配置というところで、それじゃやっぱり不十分で、こどもの健康を守るというところでは、これでは守れないと……。 220 ◯委員長  ちょっと待って。議事進行ですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) 221 ◯山本香代子委員  冒頭、所管委員会じゃないけどもというふうにおっしゃったけども、まさしく所管委員会じゃないので、この今言っている案件は、オリパラの推進特別委員会のほうの陳情でもあるんです。だから、そこら辺をちょっと、そこをすみ分けて、この委員会ではそちらの部分というのは、オリンピック・パラリンピック推進特別委員会のほうにお任せいただきたいと思います。そのようにしてください。 222 ◯委員長  赤羽目委員、おたくの会派からも議会運営委員会のメンバーがいらっしゃるので、そのときにこの件について何もおっしゃっていなかったんですよ。私も議会運営委員会の委員なので。すみませんけど、手短にお願いします。 223 ◯赤羽目民雄委員  この学校連携観戦については、命と健康を最優先に、区教育委員会として中止の決断をすべきというふうに強く要望しておきます。  以上です。 224 ◯さんのへあや委員  すみません、今、所管委員会の、所管事項じゃないということ……。 225 ◯委員長  あっ、前半のところの答えを。 226 ◯教育支援課長  私からは、冒頭御質問のありました現状の部活動について御報告申し上げたいと思います。  生徒の命であるとか、健康が大事であることは言うまでもございません。これまで本区におきましては、都の通知に準じた対応を取ってまいりました。また、その準じたというところでございますけれども、社会情勢もありますし、また区内の感染状況、こういったものも見てまいりました。その中で、区民の皆様、保護者の皆様からも、ぜひ部活動を推進してほしいということを求める御意見もあれば、また、慎重な対応を求める御意見、様々ございます。  そのような中で、現状におきましては、原則、部活動を中止とするとさせていただいておるところでございますが、ただ、大会が近いであるとか、またコンクールが近い、そういった状況においては、緊急事態宣言下であることもありますので、感染症対策を万全に徹底した上で、校長の判断により実施することができるとしておるところでございます。  また、先ほど御質問の中に、新1年生はどうなるのでしょうかというふうな御趣旨の御質問もあったところですけども、私どもまさにそこは課題であると考えておりまして、試合であるとかコンクールがまだ近づいていない部活が仮にあったといたしましても、まだ、例えばですけれども、1年生の方が、自分のスポーツあるいはポジションが決まらないであるとか、文化部であれば自分が担当する楽器が決まらないであるとか、そういうことでは、今後感染状況が落ち着いてきたときに、不利益になってしまってもいけませんので、ここも校長が判断した場合につきましては、最低限の活動ができるというところで、今、各学校には通知をさせていただいているところでございます。  部活動につきましては、以上でございます。 227 ◯指導室長  異年齢の活動というお話がありましたが、緊急事態宣言下では、学年を超えて一堂に会する行事等は行わないというふうにしております。そのため、オンラインを使って集会活動を行うなど、工夫した取組により異年齢との交流を行っております。  また、縦割り班等の小集団による活動については、密を避けるよう工夫して活動を行っておりますので、今後も方法を工夫することで異年齢の交流はできると考えております。  また、行事や活動についての考えですけれども、全て一律に中止とするのではなくて、感染症対策を十分に行い、工夫し、実施について検討をしていくのが望ましいと考えております。  運動会や水泳につきましても、感染症対策や具体的な実施の方法について示し、校長会、園長会とも共通理解した上で実施を検討してまいりました。実際に運動会、体育祭等をやってみて、やってくれてよかった、そういう意見もいただいていますし、また、密になった等の課題があった部分もありましたので、それについては共有し、次の実施に向けて改善が図れるようにしてまいります。  以上です。 228 ◯赤羽目民雄委員  部活動にしても学校行事にしても、やっぱり学校の校長の判断というところが非常に大きいと思うんですね。校長先生も、保護者とか地域の方とか様々な意見がある中で、判断し切れない部分があると思うんですよね。だからやっぱり、現状に教育委員会が、現場判断に委ねるんじゃなくて、教育委員会として一定指針を決めて、それで寄り添って支援をしていただきたいと要望して終わります。 229 ◯さんのへあや委員  先ほどの赤羽目委員の意見の中で、委員会の所管事項ではないからオリンピックやパラリンピック観戦、こどもたちの観戦についてはここでは協議しないというところで私も納得したんですけれども、1点だけ。区民の方、保護者の方が不安に感じて、江東区に対して問い合わせたときに、その返信というのが教育委員会の指導室長名義で届いたと。これって、この観戦に関しては教育委員会で所管はしているけれども、ここでは協議はしないという理解でよろしいですか。 230 ◯委員長  これは私から見解を述べさせていただくと、多分議長の下で、この陳情に対してどこの委員会に付託をするのかというのを決めた上で、議会運営委員会で諮っているわけですね。だから、そのときに、例えば皆さんの会派のほうから、ないしは申入れのところで、これは分割にしてやっていただきたいとか、そういった申入れを当然していただければ、こちらでも話すことはできるんですけども、その場で決まっちゃっているので、私、委員長とすれば、この場で協議をするということは、後で議長ないし、こちらに副議長もいらっしゃいますけど、注意を受けることになってしまいますので、私とすれば、あの場で言っていただければ何とかしようもありましたけど、今現状で言うと、この場でその件に関して理事者の皆さんからお答えをいただくということはちょっと致しかねるところがあります。すみません。 231 ◯さんのへあや委員  ありがとうございます。私自身、無所属議員で議会運営委員会のメンバーにはなれないので、ちょっとそういった協議には入れなかったので、念のため確認とさせていただきました。  以上です。 232 ◯中根たくや委員  私から1点お伺いしたいのが、第21報の令和3年度の修学旅行及び移動教室について、夏季休業日明け以降に延期というふうになっておりますけども、今、ワクチンの接種が進んでいる中で、様々な状況も今後変化してくると思いますが、保護者の方からすればどうなるんだろうという、やっぱり心配というか、ある中で、いつ頃、なかなか難しいのかもしれないんですけども、御判断される時期というのはどのように考えていらっしゃるのか、お伺いできたらと思います。 233 ◯指導室長  今、修学旅行及び移動教室について、いつ頃までに判断するのかということですけれども、周知のとおり、夏季休業明けに実施するということになっています。早い学校では、8月の末からスタートするという学校もありますので、実際、宿泊をするということになりますと、キャンセル料とかも発生しますので、それが発生する前辺りには決定をしていきたいというふうに判断しております。また、再延期等もできるのかどうかについても検討してまいります。  以上でございます。 234 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 235 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項2 江東区私債権の管理に関する条例に基づき放棄した債権の報            告について 236 ◯委員長  次に、報告事項2「江東区私債権の管理に関する条例に基づき放棄した債権の報告について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 237 ◯庶務課長  それでは、私から報告事項2について御説明いたします。資料の5を御覧ください。  まず、1番の債権放棄についてです。平成27年4月1日施行の江東区私債権の管理に関する条例第13条では、債権の放棄に関する規定を設けており、その条項のいずれかに該当する場合は、当該債権を放棄することができるとなってございます。  本件事案につきましては、同条第1項第2号「破産法の規定によりその責任を免れたとき」に該当する債権が1件、そして、同項第3号「消滅時効が完成したとき」に該当する債権が2件、合計3件の債権を放棄するものでございます。なお、この放棄につきましては、令和3年3月25日に開催した両副区長を正副の会長とした江東区私債権会議において審査する手続を経ております。  次に、2番の債権放棄の額等につきましては、合計3件ございまして、総額140万7,749円、放棄の決定日は令和3年3月31日でございます。  私からの説明は以上でございます。 238 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 239 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項3 学校施設の収容対策について 240 ◯委員長  次に、報告事項3「学校施設の収容対策について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 241 ◯庶務課長  それでは、報告事項の3を御説明します。資料の6を御覧ください。  冒頭の1ページ目と2ページ目、こちらは3ページ目以降に記載する具体的内容を集約したものになります。  そのため、先に3ページ目から説明いたします。恐れ入りますが、3ページ目を御覧ください。  見出しに、江東区マンション建設計画の事前届出等に関する条例第10条に定める施設状況の公表についてとございます。この条例は、一定規模のマンションを建設する場合は、事業者は土地取引を行う際に、区長にその内容を届け出なければならないと定めており、これを受けた形で、第10条では、マンション建設と公共施設の整備状況との整合を図るため、区は公共公益施設の状況を公表すると規定しておりますので、本件、説明するものでございます。  このページは、小学校における資料の状況を作成する上での前提条件ですとか、用語の説明を記載してございます。  まず、1番の児童数と2番のクラス数、こちらはいずれも令和3年5月1日現在の児童・クラス数から、特別支援学級の児童・クラス数を除いた数になります。  次に、3番の最大使用教室数の推計値とは、令和3年度から9年度までの児童数を将来推計した結果、必要と見込む最大の教室数でございます。児童推計の基礎データとして(1)から(3)を挙げておりますが、要約いたしますと、今年5月1日現在の住民基本台帳上の人口をベースに、それぞれの学区域内における児童の入学率や、今後のマンション開発などで新たに見込まれる児童数の増加を考慮して、現在、ゼロ歳の幼児が小学校に入学する6年後までの児童数を推計してございます。  次に、4番の利用可能教室数とは、各学校で受入れ可能なクラス数の目安でありまして、現に使用している教室に加えて、多目的教室など一部改修工事を行うことにより、普通教室として転用可能な教室の数を合計した数になります。  また、5番の受入状況とは、収容対策が既に決定している学校、または今回の推計により、今後収容の対策を検討する必要がある学校を示してございます。  では、恐れ入りますが、4ページ目、小学校の状況について御説明いたします。  表の左より学校名、児童数、クラス数を記載しておりまして、その右の列、最大使用教室数の推計値、これがその右の利用可能教室数を上回る学校は、収容対策が必要な学校とみなし、受入状況の欄に、黒丸もしくはアスタリスクを記載しております。この黒丸は既に収容対策が決定している学校で、アスタリスクは、今後収容対策が必要になると見込む学校、いわゆる収容対策校でございます。  まず、黒丸の学校は、現在、校舎の増築が進行中で、6番の数矢小、24番の二亀小が4年度に増築棟の供用を開始する予定です。  次に、アスタリスクの12の学校については、今後の児童推計を注視しつつ、必要に応じて教室の改修などハード面の整備を行う一方で、学校選択による受入れの抑制や休止など、ソフト面での収容対策も検討してまいります。  なお、18番の東雲小は、現時点では利用可能教室数に収まると見込んでおりますが、周辺地区において大規模マンション開発の懸念もあることから、この表では一応アスタリスクとしております。  恐れ入りますが、5ページ目を御覧ください。  こちらも、小学校と同様、中学校の資料を作成する上での前提条件となりますので、6ページ目の中学校の状況を御覧ください。  受入状況でアスタリスクとなっている5番、深川第五中、18番、砂町中が今後収容対策の検討が必要になると見込む学校で、小学校と同様、教室の改修等による対応や学校選択の受入れの抑制などの検討をしてまいります。  次の7ページ目は、義務教育学校についてですが、このページも同様に用語の整理となりますので、8ページを御覧ください。  義務教育学校の状況につきましては、上段の前期課程で教室不足が見込まれております。一方、後期課程は余裕がございます。そのため、前期、後期、合計としては充足すると見込んでおりますので、施設一体型のメリットを活用した収容対策を行ってまいります。  ここで恐れ入りますが、1ページ目にお戻りください。  このページは、先ほど御報告した小学校の状況のうち、収容対策が必要な黒丸とアスタリスクの学校を抜き出してまとめたもので、それぞれ収容対策の考え方を記載しております。  また、2ページ目につきましては、同様に中学校及び義務教育学校を抜き出してまとめたものになりますので、後ほど御覧ください。  私からの説明は以上になりますが、なお、本件と同趣旨の内容につきましては、6月24日開催の防災・まちづくり・交通対策特別委員会においても御説明する予定でございます。  以上でございます。 242 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 243 ◯赤羽目民雄委員  本件は毎年、本委員会にも報告されているもので、昨年度の資料と見比べて変更があった点について伺いたいと思います。  まず、扇橋小についてですけども、この間、近隣に大規模なマンションが建設されて、収容対策として公園に増築棟が建てられてきましたけども、今回、それでもなお教室が不足するという見通しなのか伺いたいと思います。  それと次に、豊洲西小ですね。来年度増築棟の供用が開始され収容対策が図られると思うんですけども、それでも、再来年には教室が不足する、教室の改修等を検討するというふうになっていますけども、さらに増築棟ということも考えられるのか。  臨海地域は今後3万人の人口フレームを持っておりますし、豊洲地域だけじゃなくて、この臨海部はまだまだ収容対策が必要になってくるんじゃないかと思うんですけども、今後の推計をどういうふうに立てて見通していらっしゃるのか、対策について区の考えを伺います。 244 ◯庶務課長  御指摘の2校の学校、5番の扇橋小学校、それから8番の豊洲西小学校、こちらいずれも、扇橋小については7年度、豊洲西小は5年度について超過するというふうに、いわゆる収容対策校と新たに位置づけてございますけども、こちらにつきましては、やはりこれからここに、先ほど冒頭申し上げましたように、既存の多目的教室等の改修ですとか、それから必要に応じた学校選択の見直し、こういったようなことで一時的にはまず対応できるのかなと現時点では見込んでいるところでございます。  以上でございます。 245 ◯赤羽目民雄委員  扇橋小、既存の対応でできるということなんですけど、この増築棟は公園に建設されているんですが、地域の住民の方、地域の方との約束では、たしか10年の約束だったと思うんですけども、今回、収容対策で多目的教室の代替などで期間が長引くようなことにはならないようにすべきだと思うんですけども、その辺はどうなるか伺いたいと思います。  豊洲西小ですけども、多目的教室の変更などといっても、区の最大使用教室が42教室って、35人学級になったとしても、1,200人以上の区内最大級の大規模な学校になっちゃうと思うんですけども、区として、学校規模、クラス規模として大体何クラスが適正だと思っていらっしゃるんでしょうか、伺いたいと思います。 246 ◯庶務課長  まず、御指摘の扇橋小学校につきましては、こちらも御説明させていただいているとおり、令和7年度に超過する見込みでございます。ただ、この数字につきましては、やはり我々といたしましても、ある程度、一定程度の安全値というのを設定してございます。さらにその上での推計値ということと、それから、年度がこれから進んでいく中で、まだ具体的な青写真というものもこれからつかんでいくというような状況になりますので、引き続き、状況については注視してまいりたいというような対応を考えているところでございます。  それから、豊洲西小学校、42教室、大規模校と言われているところでございますが、学校規模の適正というものについては、やはりこれはその地域に応じて一定程度、弾力的に対応する必要があるのかなと。要は学校の規模に応じて、それぞれ必要な教育というものをしっかりこどもたちに施してあげる、こういったようなことが教育としては大切なのかなと考えてございますので、一概に大規模学校が、数が適正であるか否か、こういったことについては、数の面だけではなかなか図ることはできないのかなと考えているところでございます。  以上でございます。 247 ◯委員長  ほかに、よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 248 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項4 令和3年度新1・7年生の学校選択結果について 249 ◯委員長  次に、報告事項4「令和3年度新1・7年生の学校選択結果について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 250 ◯学務課長  それでは、資料7をお願いいたします。  例年、御報告を差し上げておりますけれども、1ページが小学校等、2ページが中学校等における令和3年度の学校選択結果となっております。表のつくりは共通でございますが、まず、左側に二重丸がついている学校、これは、希望者が受入れ可能人数を上回ったことから抽せんを実施した学校で、小学校、中学校ともに、22校ございました。  また、小学校のみ、黒いひし形がついている学校が8校ありますけれども、これらは、マンション急増等による収容対策上の理由から、上のお子さんが在学中か、通学区域内に転居が確実な場合以外は、原則、学校選択を受け付けない学校となっております。  小学校の合計欄を御覧ください。4月7日現在の入学者数は4,422名で、通学区域内からの入学者が3,774名、区域外からの入学者648名のうち、学校選択が627名で、右下の欄外に記載のとおり、学校選択割合は14.2%でした。また、最終繰上げでも希望の学校に入れなかった補欠残については51人となっております。
     2ページを御覧ください。中学校の入学者数は、合計欄のとおり2,809名で、通学区域内からの入学者が2,134名、区域外からの入学者が675名、このうち学校選択が662名で、右下の学校選択割合は23.6%でした。また、補欠残は74名となっております。  このうち、中学校の学校選択割合につきまして、例年、30%前後で推移をしておりましたところ、今回は23.8%と減少が見られております。これにつきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大を理由に、公共交通機関での通学を避けようとする意識が働いた結果ではないかというふうには分析をしているところでございますが、また来年度の状況を確認してまいります。  3ページは、5月1日現在の児童・生徒、園児数の一覧となりますので、後ほど御参照いただければと存じます。  報告は以上でございます。 251 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 252 ◯委員長  よろしいですか。以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項6 令和3年度江東区教育委員会研究協力校(園)等について 253 ◯委員長  次に、報告事項6「令和3年度江東区教育委員会研究協力校(園)等について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 254 ◯指導室長  それでは、恐れ入ります、資料9を御覧ください。  1は、江東区教育委員会研究指定の研究校でございます。令和2年度、昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、江東区教育委員会研究指定の研究発表は一切中止となっております。よって、今年度の指定校は、昨年度と同じ学校(園)となります。  まず、(1)ですけれども、令和元年、2年、3年度の研究協力校(園)で、今年度研究発表会を行います。  (2)は、今年度より新たに研究協力校(園)として決定した学校(園)です。令和4年度に研究発表を行います。  (4)は、心の教育を積極的に進める研究校です。  (5)は、江東区として取組を推進すべき教育課題について、研究を進める教育課題研究校(園)です。様々なテーマに基づいて行っております。  (3)の研究開発校、(4)の心の教育推進校と(5)の教育課題研究校は、文書発表等、年度末の研究主任研修会での口頭発表を行い、成果を全校(園)に周知してまいります。  (6)は、今年度より配布されます1人1台端末を活用したGIGAスクール構想の推進を目指した取組で、区内全校を指定し、取り組んでまいります。  裏面に参りまして、(7)以降は、東京都教育委員会の研究指定校です。  (7)、(8)は、人権尊重教育推進校で、今年度、辰巳中学校が研究発表を行います。平久小学校は、今年度新たに指定を受けました。  (9)は、コオーディネーショントレーニング実践研究校です。コオーディネーショントレーニングとは、運動の巧緻性、いわゆる動きの巧みさを向上させるトレーニングの一種であります。  続いて(10)は、オリンピック・パラリンピック教育推進校です。こちらは全校(園)が指定されており、オリンピック・パラリンピック教育の推進を目指しています。  (11)から(13)は、オリンピック・パラリンピック教育推進の一環となりますが、指定を受けた学校が取り組む内容となっております。  (14)は、学校と家庭の連携推進事業、亀高小学校、第二南砂中学校が指定されています。  これらの研究指定校の取組の成果を各校に広げていくとともに、本区の教育の充実に生かしてまいります。  説明は以上でございます。 255 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 256 ◯委員長  よろしいですか。以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項7 江東区保幼小連携教育プログラムの改訂について 257 ◯委員長  次に、報告事項7「江東区保幼小連携教育プログラムの改訂について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 258 ◯指導室長  それでは、江東区保幼小連携教育プログラムの改訂について御説明いたします。資料10を、恐れ入ります、御覧ください。  まず、1、目的です。幼稚園教育要領や学習指導要領の改訂、教育推進プラン・江東(第2期)の策定等を踏まえ、就学前教育スタンダードを含めたこうとう学びスタンダード(ネクストステージ)を柱として、幼児期の学び・育ちを、滑らかに、確実に小学校へつなぐためのプログラムとするため、改訂を行いました。  続きまして、次のページを御覧ください。  3、改訂の内容です。(1)、(2)につきましては、目的で申し上げたとおりです。  (3)ですが、従前、別冊としていた冊子について内容の充実を図り、本冊としました。ページ数でおよそ30ページの増となっております。  (4)から(7)になりますが、新規に、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿、就学前教育スタンダード、スタートカリキュラムKOTO方式、就学前教育(幼児期の教育)の指導計画例について記載しております。  それでは、参考1のリーフレットをお手に取っていただければと思います。恐れ入ります、左右に2回ずつお開きください。左から右に向かって、就学前教育から小学校教育への学び・育ちの接続に関する取組を示しました。上段の紺色の囲みは、保育者や小学校教員側の視点で指導力向上の取組について記載しています。  下段の水色の囲みは、こどもの学び・育ちについて、こうとう学びスタンダード(ネクストステージ)による接続を意識した取組の例を記載しております。  それでは、恐れ入ります、また資料10にお戻りいただいて、今後の活用についてお話しします。4のところです。  (1)就学前教育スタンダードの取組を、各就学前教育施設において創意工夫して実践する際の参考資料として活用してまいります。  (2)各就学前教育施設及び小学校において、スタンダード間のつながりなど、学び・育ちの連続・接続を意識した実践の参考資料として活用してまいります。  (3)年間2回実施している江東区連携教育の日において、幼児期、児童期、それぞれの学びや育ち、教育の方法等について共通理解する際の参考資料として活用してまいります。  (4)のスタートカリキュラムKOTO方式の充実のために、保育者、小学校教員がこどもの育ちや指導方法などについて共通理解したり、意見交換をしたりする際の参考資料として活用してまいります。  説明は以上です。 259 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 260 ◯中根たくや委員  この概要のリーフレットなどを見させていただいているんですけども、まず、この保幼小連携教育プログラムの基本的な考え方ということで、種別を問わず連携を深め、就学前教育から小学校以降の教育への学びの連続性を考慮した円滑な接続が可能となるよう、より実践的な取組を促すことを目的としており、連携に取り組む際の配慮というのも分かりやすく示されていると思います。  また、リーフレットのほうに、幼児と小学生の交流の活動の例も、まさに実践的な内容で、小学校から滑らかにつなげるというところの取組となっているのを本当に感じております。  ただ、コロナ禍ということで、行事が中止や縮小をせざるを得ない状況で、交流活動の実施も慎重になるなど難しいところもあると思いますけども、例えば交流活動の在り方など、本教育プログラムを柱にしながら、コロナ禍としての工夫というのか、そういったのが現在どのように検討されているのかというのがありましたら、お伺いいたします。 261 ◯指導室長  交流についてですが、このプログラムにつきましては、コロナ禍においての交流といった観点での改訂はしておりませんが、直接の交流だけではなくて、例えばオンラインでの交流であるとか、動画でのやり取り、または、今までも行ってきた手紙等でのやり取りや作品の鑑賞等、そういった交流の仕方は想定されますので、このプログラムに基づいて、交流につきましては工夫して実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 262 ◯中根たくや委員  ありがとうございます。まさにコロナ禍だからこそというところで新たなチャレンジもできるかと思います。こういったオンラインであるとか、また動画、そういったことも様々ぜひ連携いただきながら、価値的な取組が生まれるようにしていただけたらと思います。  また、実はコロナ禍で、こどもの学びや育ちも変化しているようだというお話をちょっとお聞きしまして、長年、小学校1年生の支援員をしている方の話によりますと、運動会前に体育の徒競走で、例年、児童全員のタイムを測るそうなんですけども、今年はかなり手間取ったということでした。やり方は例年と同じにもかかわらず、並んだ列を崩さないように待機することや、前の子を見て、まねをしてスタートの準備をするといったことが今年はなかなかできていないという状況があったようです。その方が言うには、毎年同じ説明をしていて、できなかったというのは今回、長い経験の中で初めてだったということをお聞きいたしました。  また、それを聞いた、今年我が子が小1になった支援員の方のお話もお聞きしたんですけども、やはり昨年度、コロナ禍でいろいろな幼稚園や保育園の行事が縮小とか中止だったということもあるのか、これまでは最終学年で経験して身につけていたようなものがなかなか身についていないまま小学校に入学してしまった児童が多い可能性はあるのではないかなということがございました。  こういったコロナ禍において、これまでのスタンダードというもの自体もちょっと変化しているところもあるのではないかなと思うのですが、そういった部分、どう認識されているというか、そういったところがあればお伺いいたします。 263 ◯指導室長  今御指摘のありました、1年生に入学してからの今までできていた取組がなかなか難しいというお話でしたが、まさに、コロナ禍での活動が制限されている中で十分な体験ができてこなかった、そういった部分も課題としてあると思います。  今年度、先ほども行事等の活動についてはお話ししましたが、できるだけ工夫をして、密を避けた取組、感染症対策を十分に取りながら様々な活動を体験させて、円滑な小学校への接続を行っていきたいというふうに努力してまいりたいと思います。  また、御指摘のスタンダードの変容等ですけれども、参考1の就学前教育スタンダードに書かれているように、内容としましては、具体的な活動を制限するのではなく、様々な活動の中でこのようなところが、必ず身につけるというのではなくて、望ましい姿として、このようなものを指標に掲げているものですので、これを見つつ、またコロナの活動の工夫を考えながら、工夫して実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 264 ◯中根たくや委員  ありがとうございます。ぜひそういった工夫などをお願いしたいと思います。  まさに今回のこの本教育プログラムで、連携というのは非常にポイントになってくるかなと思います。そういった連携によって、教育への学びの連続性、こういったものを考慮した円滑な接続、それはまさに先ほどの基本目的にありましたけれども、そういったところにつながってくるのではないかと考えます。ぜひこどもたちの健やかな成長のために、本教育プログラムを通じて、ぜひ積極的に連携をしていただきながら、様々チャレンジされることを期待しております。  以上です。 265 ◯釼先美彦委員  この連携教育というか、保幼小の連携が24年からというと、ちょうど今年で10年目になるわけですよね。最初、斬新的に小中の連携という形で始まって、初めて教育スタンダードが江東区で発表されたときを思い出しますと、すごいなと思いましたけども、これ、ネクストステージとして就学前教育スタンダードができて今年で3年目、非常に保幼小全部が連携してというのはすばらしい取組であることは間違いないです。ただ、幼稚園、保育園が入って年2回の取組ということですと、数としては非常に多い人たちが、昔は体育館でよくやっていましたけども、参加してのことで、情報が広がり過ぎてしまうんじゃないかというのは、僕は本当に客観的に見てもそう思います。  実は、縦線で、やはり改めて、有明西学園のように小中連携という形が教育課程でも非常に重要視されていることですし、私学では、6・3・3制じゃなくて、9年制という形で進めている私学も多い中で、やっぱり小中の連携というのは、義務教育の中では非常に大切な部分を担っているので、小中だけで連携教育を改めてやって、特に中学校単位じゃなくて地区単位、江東区では9地区の地域に分かれていて、青少年対策委員会なんかも同じような地区で分かれて、地域性によってやっぱり、南部地区や北部によっても違うし、城東地区と深川にしても、地域の違いもあっての、地域も絡んだ教育課程を目指しているという学校なので、改めて10年目が終わった今回、今年が令和3年なので、次のステップとして、保幼小連携ということ以外に、もう一つ、小中学校の連携という形で、地区別に連携教育というのをもう一回立て直すというか、やっぱり単位制というか、教科制になったり、一番大事な時期の、今、小学五、六年生が、もうほとんど昔で言うと中学校1年生みたいな形で、一番発達している過程が我々の時代とはまた違って、スピード感があって、非常に大切な時期だと私は思っています。  改めて、小中学校の連携ということをもう一つ重視して、ネクストステージの次のステージとして、小中だけでの地域別の連携教育というのを目指すことが大事だなというふうに実は思っているんですけど、それに関して考え方をちょっと教えてください。 266 ◯指導室長  保幼小連携教育プログラムに関して申しますと、情報が広がり過ぎるのではないかという御指摘がございました。実際、小学校に入学する児童を見ますと、様々な保育所等から入学してくるケースがございます。それはまとまって入学ではなくて、1人であるとかそういったところで、現在、入学してくる就学前の部分、そのところも多様化しているところでございます。そういった意味も含めて、改めて保幼小の連携を深めていこうということで改訂されましたので、そこの趣旨は御理解いただければと思います。  また、小中連携を強めていくというようなところですけれども、これについては、特別なプログラムは設定してございませんが、こうとう学びスタンダードの指導資料を活用した接続や、有明小学校、有明中学校、または有明西学園をはじめ、区内小中学校の連携教育の取組を共有することで、その充実につなげることができると考えておりますので、有明小学校、中学校の連携教育の成果、または有明西学園の成果を区内に広めることで、小中の連携接続を推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 267 ◯釼先美彦委員  それは学校側の考え方であって、有明の例というか、3校を広めていくと今、建前的に言うんだけども、やっぱり各地区の小中学校の地域特性を生かした連携教育というのが必要なんじゃないかと私は言っているのであって、そこに対しての答えが全然ないんだけども、地区ごとで、やはり亀戸地区、私で言うと小松橋地区とかそういうところで、各校の校長先生は校長会、小学校は小学校の校長会があるんだけども、小中の生活指導の先生や教科担任とかとの連携も必要なんじゃないかという具体的な話を今しているのに、そこに1つも答えが挙がっていないんだけど、その点に対してどうでしょうか。 268 ◯教育長  釼先委員から、ちょうど10年がたつということでお話をいただきました。私もこの連携教育プログラムの最初の立ち上げから、それから連携教育をつくるところからずっと見てまいりましたので、やはりある部分で総括していくことは必要だろうと思います。  釼先委員がおっしゃられたそれぞれの地区ごとのという部分は非常に大事だなと思っています。特に、青少年委員会とか、地区対とか、そういったところと我々も実はしっかり連携していこうということで、青少年委員会ともいろいろ話をさせていただいて、私も直接お話をさせていただく機会を持たせていただいたりしているところであります。  その中で、今釼先委員からお話のあった地区ごとのという部分ですけれども、現状、生活指導の部分では地区ごとの会を開いております。その中で、地区ごとの小中校長、それから生活指導主任、そして地域の方々に入っていただく、それをやっております。あわせて、それぞれの学校ごとにはなりますけれども、評議員会をやっているところで、実は評議員の方々も複数の学校に入られているところがありますので、それらの連携を進めている。そういったところを含めて、今後やはり近くの連携というのはしっかりしていく必要があるだろうと思います。  もう一点、小中のというところで言いますと、今回お示ししたのは保幼小なので、幼と保と小のところの接続になっているわけでございますけれども、実は今回、様々なところでちょっとずっとお話が出ていますが、1人1台の端末が入ったということでは、小中の連携は一層深めていく必要が出てきています。  今年度、実は小学校、中学校、これは幼稚園も含めてですけれども、水曜日の午後の研究会を同じ日に設定しようということを今年度から始めました。そこのところで、小学校、中学校で研究の中身、授業の中身、それを交流していこうということも深めておりますので、さらに広く考えての地域ということについては、今後中学校の、それから小学校の校長とも連携しながら、必要性についても含めながら検討して、さらによりよい連携をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 269 ◯さんのへあや委員  すみません、参考までに教えていただきたいんですけれども、この江東区連携グループ一覧の中で、保育園の中に、企業主導型の保育園というところが対象には入っていないのかなというふうに感じているんですが、これ何か、管轄がちょっと違うので御存じなかったら恐縮なんですが、もし知っていたら状況を教えていただけますでしょうか。  企業主導型保育園、ゼロ歳から5歳まで受入れが可能な企業主導型の保育園というのが地域にあるんですけれども、見ている限りですと、この保育園の種別の中にそれが入っていなくて、これはもともと国が示している対象の中にそもそも入っていないのか、江東区が、企業主導型保育園はこのプログラムには入らないという判断をしているのか、もし御存じでしたらお願いします。 270 ◯委員長  答えられます?  ああ、そうか。河野課長、御存じでしたら。 271 ◯地域教育課長  企業主導型の保育園につきましては、基本的に大前提として、待機児解消ということで国が新たにつくったカテゴリーです。企業主導型の保育園に入れるのは、そこにお勤めになっている方が、ある部分定員枠があって、さらに地域枠という部分であると思うんですね。地域枠については、やはり居住している方なんかがあるのでそこの学校に行かれますけれども、それ以外の企業の枠ということになると、江東区の学校じゃないところに行かれることになりますので、その辺はまだ想定している中では、これをつくったときにはなかったと思う新たなカテゴリーですので、今後、企業主導型の中の地域枠については、やはりここの中でのみ込んでいく可能性は当然必要なのかなと思っていますので、その辺については、今後の課題になっていくのかなと思ってございます。  以上です。 272 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項8 江東区特別支援教育システム構築業務委託公募型プロポーザ            ルの選定結果について 273 ◯委員長  次に、報告事項8「江東区特別支援教育システム構築業務委託公募型プロポーザルの選定結果について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 274 ◯教育支援課長  それでは、江東区特別教育支援システム構築業務委託公募型プロポーザルの選定結果について、御報告申し上げます。資料の11を御覧ください。  御報告の前段で若干補足をさせていただきますと、教育支援課及び教育センターでは、教育相談や就学相談など様々な相談を保護者の皆様から受け付けております。これまでは、まず電話にて相談を受け付け、教育相談の担当、就学相談の担当などに仕分をして、それぞれがデータ管理等を行っておりました。ここでお示ししております特別支援教育システムとは、保護者の皆様からの相談の受付を、東京都の電子申請システムを利用してウェブ上でできるようにすることで、どこに相談したらいいのか分からない場合、まずここに登録すればいいという窓口のワンストップ化への第一歩、また、夜間や休日でも受付ができるようになるなど、区民へのサービス向上が図られることを主な目的としております。  加えて、これまで担当ごとに管理していた情報を一元管理できることなど、私どもの業務の効率化や精度の高い相談の実施にもつなげられるデータベースを中心としたシステムのことを指しております。  それでは、資料のほうに戻りますが、実施の目的ですが、先ほども若干触れさせていただきましたが、相談者からのニーズに応じた支援策や問題解決策を迅速に進めていくためのシステムを構築することが主な目的となってございます。  選定方法につきましては、2にお示ししておりますとおり、教育委員会事務局から、次長を含む5名の委員、また、江東区の情報に関する事務全般を所管しております情報システム課長から成る選定委員会を設置し、選定を実施してまいりました。  また、選定の経過につきましては、3にお示ししましたとおり、昨年度、3月4日に選定委員会を発足させました。以降、第1次審査であります企画書の審査、第2次審査でありますプレゼンテーション及びヒアリングを経まして、4月28日に受託候補者が決定した次第でございます。  選定結果につきましては、4にお示しいたしておりますとおり、株式会社アクトが選定されました。こちらは430点満点中の343点。少々分かりにくい状況でございますので、100点満点に換算いたしますと約79点となりますが、この点を獲得しておる状況でございます。  また、受託候補者の選定理由につきましては、本区の就学相談や教育相談に関する体制の理解度、また、本区が目指す特別支援教育システムに対する提案等、本区に対する企業としてのアピールポイントが評価された点がございます。  また、補足的な事象ではございますが、本事業者は多数の自治体にて類似のシステムの構築実績があり、安定した事業運営が期待できるところもその理由の一つとなってございます。  御報告は以上となります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
    275 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 276 ◯委員長  よろしいですか。以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項9 江東きっずクラブの指定管理者の選定手続きについて 277 ◯委員長  次に、報告事項9「江東きっずクラブの指定管理者の選定手続きについて」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 278 ◯地域教育課長  資料12をお願いいたします。  江東きっずクラブを併設いたします亀戸児童館につきましては、指定管理者制度による指定期間が令和3年度末、今年度末をもって満了となることから、今回再選定を行うこととするものです。  1の対象施設の名称でございますけれども、江東きっずクラブ亀戸児童館ということになります。所在地は記載のとおりでございます。  2の現在の指定管理者でございますけれども、社会福祉法人雲柱社が受託をしてございます。指定期間は、平成29年4月1日からの5年間となってございます。  3の選定方法でございますけれども、こちらにつきましては、公募による選定としてございまして、既に5月24日から公募を開始しており、本日が締切日となってございます。  4の今後の日程でございますけれども、8月には指定管理候補者の決定をいたしまして、第3回区議会定例会に議案として提出を予定してございます。令和4年3月には協定書を締結しまして、翌4月からの運営開始となるものでございます。本件につきましては、受託をする事業者、こちらについては、建物全体の指定管理業務を受託するということから、亀戸児童館の指定管理業務を受託するに当たりまして、きっずクラブ運営業務が仕様書の中に含まれる形で受託をするということになります。  児童館の所管につきましては、こども未来部こども家庭支援課となるものでございますので、こちらの議案については、厚生委員会での協議になるもの、第3回定例会にはこちらのほうに付託される、そのような予定となってございます。  説明は以上です。 279 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 280 ◯委員長  よろしいですか。以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項11 教育センター改修工事に伴う研修室貸し出しの休止等について 281 ◯委員長  次に、報告事項11「教育センター改修工事に伴う研修室貸し出しの休止等について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 282 ◯教育センター所長  まず初めに、教育センターの改修工事の実施そのものにつきましては、昨年の文教委員会におきまして報告をさせていただいているところでございます。  それでは、資料14を御覧ください。  こちらにお示しさせていただきましたとおり、教育センターの改修工事の期間につきましては、騒音や振動の発生、また利用者の方々の安全確保の観点から、研修室の貸出し及びコミュニティ広場の利用を休止させていただくことといたします。  工事期間につきましては、1にお示ししたとおりとなります。これは、定例会の議決を経てから本契約となりますので、議決日以降に工事の具体なことが進展してまいります。  なお、研修室の貸出し休止期間につきましては、2にお示ししたとおりでございます。  コミュニティ広場利用休止期間につきましては、3にお示ししたとおり、駐車場内の自然排煙部分のネット張替え工事期間中となります。こちらは工事の本契約締結後に業者との打合せとなりますので、本日現在はまだ未定の状況でございます。ただし、私ども担当レベルの、これはあくまで見通しとなりますが、年末以降の工事となるのではないか、そのように今見込んでいるところでございます。  なお、こちらの休止の周知方法につきましてですが、4にお示ししましたとおり、区報等を通じて行いますが、近隣住民の皆様には、業者によりお知らせをポスティングするなど、より丁寧に対応してまいる、そのような予定としてございます。  御報告は以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。 283 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 284 ◯委員長  よろしいですか。以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項12 江東区こどもプラザ、江東区住吉子ども家庭支援センター及            び江東区立こどもプラザ図書館の指定管理者の選定手続きに            ついて 285 ◯委員長  次に、報告事項12「江東区こどもプラザ、江東区住吉子ども家庭支援センター及び江東区立こどもプラザ図書館の指定管理者の選定手続きについて」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 286 ◯江東図書館長  資料15、江東区こどもプラザ、江東区住吉子ども家庭支援センター及び江東区立こどもプラザ図書館の指定管理者の選定手続きについてを御覧ください。  同施設につきましては、令和4年5月の開設を予定しており、指定管理者制度による管理運営を行うため、その選定手続について報告するものでございます。  同施設につきましては、1、施設の名称・施設所在地に記載の3施設の複合施設でありますが、江東区こどもプラザ、江東区住吉子ども家庭支援センターにつきましては、こども未来部所管、最下段の江東区立こどもプラザ図書館については、教育委員会所管の施設となってございます。  次に2、指定期間につきましては、令和4年5月1日から令和9年3月31日までの4年11か月としております。  3、選定方法につきましては、公募による選定としております。  また4、今後の日程につきましては、本年8月に指定管理候補者を決定し、10月の第3回区議会定例会で指定議決をいただくことができましたら、来年4月までに協定書を締結し、5月より運営開始という流れを予定してございます。  5、その他についてでございますが、同施設につきましては、3施設の複合施設であることから、優れた事業連携や施設全体としての円滑かつ効率的な管理運営を図るため、同一の指定管理者を選定いたします。  本件に関する報告は以上となります。 287 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 288 ◯委員長  よろしいですか。以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項13 令和3年度江東区立図書館サービス計画の策定について 289 ◯委員長  次に、報告事項13「令和3年度江東区立図書館サービス計画の策定について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 290 ◯江東図書館長  資料16を御覧ください。  1、サービス計画の目的でございますが、令和3年3月に、図書館サービスの在り方やその取組の方向性を明らかにするために策定した江東区立図書館経営方針に基づく各図書館の具体的な取組(事業)を取りまとめ、今回、令和3年度江東区立図書館サービス計画として策定をいたしました。  サービス計画の推進に当たりましては、PDCAサイクルを取り入れ、取組結果を評価し、次年度のサービス計画の内容に反映させることでサービス向上を図ってまいります。  次に、2、内容について御説明をさせていただきます。恐れ入りますが、別紙の令和3年度江東区立図書館サービス計画の2ページにあります2の位置づけを御覧ください。  本サービス計画の位置づけでございますが、図書館経営方針に基づく具体的な取組として策定したものでございます。  また、その下の3、計画期間のとおり、サービス計画につきましては、経営方針の計画期間中、単年度ごとに策定してまいります。  次に、3ページ、4ページを御覧ください。  こちらには3月に策定いたしました経営方針の骨格とその取組を記載しており、目指すべき図書館像の3つの柱と、それぞれの柱を支える重点項目を骨格とし、26の取組方針を記載しているところでございます。  続きまして、5ページをお開き願います。  こちらには、本サービス計画の見方についての例を載せております。ページの最上段の表には、経営方針に定めた26の取組とその取組概要を載せております。また、その下の表につきましては、各取組に対する具体的な取組内容として、全館で行う全館の取組及び各館における個別の取組をそれぞれ記載しているところでございます。  なお、6ページ以降につきましては、経営方針に定めた26の取組ごとに、図書館における具体的な取組内容、事業をそれぞれ掲載しております。  恐れ入りますが、資料16にお戻りください。資料16、3の計画期間についてでございますが、本サービス計画については、令和3年4月から令和4年3月までの1年度となってございます。  次に、4、スケジュールでございますが、9月に現年度のサービス計画の中間の進捗状況等の確認を行い、それらを基に、9月から12月にかけて次年度のサービスを検討し、翌1月から3月に次年度サービス計画を策定いたします。また、4月に現年度のサービス計画の最終評価を行う予定としております。毎年度、サービス計画における取組評価結果を評価し、次年度以降のサービス計画に反映させることで、サービス向上を図ってまいります。  説明は以上となります。 291 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 292 ◯赤羽目民雄委員  私から取組の1について伺いたいと思うんですけども、ちょっと不勉強なので教えてほしいんですが、利用者ニーズを踏まえたユニバーサルデザインの実現は分かるんですけど、このゾーニングの検討というのはどういうことなんでしょうか。  それと、南部地域の人口増加への対応策について検討するとして、豊洲図書館は、閲覧席の平等利用を目指し、時間管理制の導入など、閲覧席の適正利用に取り組みますとなっているんですが、これ今、現状どうなっているんでしょうか。やっぱり利用状況が多くて、時間管理制を導入しないと多くの人が利用できないような状況なんでしょうか。 293 ◯江東図書館長  まず、利用者ニーズを踏まえたゾーニングの検討ということについてお答えさせていただきます。  こちらのゾーニングの検討といたしましては、現在の図書館の内部の配置がこのままでいいのか、動線として使いやすいようにできるのかといったことを、改修を機に検討してまいりたいと思います。  また、豊洲図書館での閲覧席の状況についてでございますが、既に一部の閲覧席、9階の閲覧席につきましては、2時間を利用時間単位といたしまして、閲覧席を平等に使っていただくということで時間制を導入しているところでございます。現在、コロナの状況もありまして、閉館時間を8時までとしておりますので、現在については、1日を5回に分けて閲覧席の平等利用を図っているところでございます。  以上でございます。 294 ◯赤羽目民雄委員  ゾーニングはよく分かりました。閲覧席の平等利用なんですけど、2時間読書したらその席から動かなきゃいけないんですね。だから長く読書を楽しみたいと思った人にとっては、理解は得られているんでしょうかね。  それと、利用状況が多いというのは、やっぱりこの地域の人口増もあるんだと思うんですね。南部地域の図書環境の充実といえば、このサービス計画は5年間ですけど、先を見据えて図書館の増設というのも検討すべき課題だと思いますけど、その辺を伺います。 295 ◯江東図書館長  1点目の、閲覧席の時間制限について理解を得られているかということでございます。こちらにつきましては、かなり順番待ちをしている日もあるということで伺っておりますので、そちらについては、皆さん平等に使っていただくというところで御理解をいただければと思っております。  続きまして、2点目の南部地域における図書館の増設という点でございますが、南部地域の人口増加については、図書館としても認識しているところでございます。公共施設の整備につきましては、長期計画においても重点プロジェクトの一つである臨海部のまちづくりの中で、全庁的に検討を進めるということになっております。現時点では、南部地域における新たな図書館の整備計画はございませんが、今後、人口動態、区民ニーズ及び土地の開発状況等を注視しながら、整備方法も含め検討を進めてまいりたいと思います。  以上となります。 296 ◯赤羽目民雄委員  まとめますけども、平等利用を目指して時間管理制で順番待ちしている状況というんですけど、閲覧席を広げるというのは、今、施設状況からいって難しいんでしょうか。何かそこで文化センターとも連携して対応することってできないのかなと思って、伺います。 297 ◯江東図書館長  現在の閲覧席の状況ですが、コロナの状況下で、今閲覧席を間引きして提供しているところでございますので、ふだんの閲覧席よりも半分程度の席となっているところでございます。また、今後のコロナの状況を見ながら、皆さんに広く使っていただけるような形を取れないかということで、今後、豊洲図書館の閲覧席については検討を進めてまいりたいと思います。  以上です。 298 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 299 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。 ────────────────────────────────────     ◎報告事項14 教育センター改修工事に伴う東陽図書館の休館について 300 ◯委員長  次に、報告事項14「教育センター改修工事に伴う東陽図書館の休館について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 301 ◯江東図書館長  資料17、教育センター改修工事に伴う東陽図書館の休館についてを御覧ください。  1、工事内容ですが、空調設備・給排水設備の更新やトイレ改修等の長期計画に基づく小規模工事を実施するものでございます。  2、休館期間についてですが、東陽図書館については、令和3年10月から11月末までの2か月の期間中、約2週間の休館を予定しております。休館期間の具体的な日付につきましては、8月頃に決定する予定となってございます。  3、周知方法でございますが、江東区報・江東区ホームページ・図書館ホームページへの掲載、館内ポスターの掲示、チラシの配布等を行いまして、利用者に周知を進めてまいります。  4、その他でございますが、令和3年10月から11月末までの期間中、約2週間の休館期間を除いた期間につきましては、工事に伴いまして、書架や閲覧席等への立入りを制限いたしまして、予約資料の貸出しと返却業務のみを行う予定となってございます。  本件に関する説明は以上となります。 302 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 303 ◯委員長  よろしいですか。以上で本件を終了いたします。 ────────────────────────────────────
        ◎協議事項1 令和4年度東京都に対する要望事項について 304 ◯委員長  続きまして、協議事項に入ります。  協議事項1「令和4年度東京都に対する要望事項について」を議題といたします。  初めに、要望事項の取扱いについて、事務局から説明を願います。 305 ◯事務局次長  それでは、東京都に対する要望事項の取扱いについて御説明申し上げます。  まず、都への要望の実施は委員会の権限ですので、今年度、都要望を行うかどうかは、本委員会で御協議をお願いいたします。  都要望を行う場合、要望事項の内容の協議及び都の関係局への提出についても、委員会でしていただくことになります。  要望事項の提出時期ですが、都の来年度の予算編成に間に合うよう提出することとなっております。  なお、23区共通の事項につきましては、特別区議会議長会を通じて行っていることから、委員会での要望は、本区特有の事項に絞って要望することとなっております。昨年度、当委員会では本区特有のものがないということで、東京都への要望を実施しておりません。  説明は以上でございます。 306 ◯委員長  本年度はどのような取扱いにするか御協議を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 307 ◯委員長  なしでよろしいですか。  大方の意見が、要望する事項がないとのことでありますので、本委員会といたしましては、都要望を提出しないことといたします。  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 308 ◯委員長  本日予定されておりました案件は、全て終了いたしました。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。ありがとうございました。               午後1時43分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...