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2021-03-22 令和3年防災・まちづくり・交通対策特別委員会 名簿
2021-03-22 令和3年防災・まちづくり・交通対策特別委員会 本文

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  1. 江東区議会 2021-03-22
    2021-03-22 令和3年防災・まちづくり・交通対策特別委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                午前9時59分 開会     ◎開会の宣告 ◯委員長  おはようございます。ただいまから、防災・まちづくり交通対策特別委員会を開会いたします。  これより委員会審査に入りたいと存じますが、ここで本日の委員会進行について申し上げます。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、理事者からの説明及び答弁につきましては、簡潔に行うことにより、会議時間の短縮化に努めていただきますようお願いいたします。  また、委員各位におかれましても、特段の御配慮をいただきますよう、よろしくお願いいたします。  なお、案件説明及び答弁を終えた理事者におかれましては、順次、退室いただきますようお願いいたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題1 議案第15号 江東区地区計画の区域内における建築物の制限に関                する条例の一部を改正する条例 2 ◯委員長  それでは、議題1「議案第15号 江東区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 3 ◯建築課長  それでは、資料1のほうを御覧ください。  江東区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例でございます。  1、改正の理由でございます。  北砂三・四・五丁目地区地区計画の決定に伴い、当該地区計画の区域内における建築物の制限に関する事項について定めるものでございます。  2、改正の概要でございます。  別表2のほうに、この地区の、建築してはならない建築物、建築物の敷地面積の最低限度、垣又は柵の構造の制限について定めたものでございます。  そちらの詳細な改正の内容は、3番の新旧別表4ページ、5ページに記載しておりまして、基本的な都市計画の内容を反映しておるものでございます。  施行は、公布の日から施行いたします。
     私からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 4 ◯委員長  本案について、質疑を願います。 5 ◯正保幹雄委員  建築物の制限に関するこの当地区の条例、一部改正ですけれども、これには賛成をしたいというふうに思います。  それで、施行日は公布の日からということですけれども、具体的には何月何日を今予定を、想定をしているのか、その1点と、それから、建築物の敷地面積の最低限度を60平米としているんですけれども、この北砂三・四・五丁目地区の計画区域内に現在、敷地面積が60平米の建築物はどれだけあるのか。また、最近は見かけますと、この制限がかかることを見越して、60平米未満でも駆け込みで結構この間、建てられているというふうに思うんですけれども、それがどれだけあったのか、それをお伺いしたいというふうに思います。  それから、最後3つ目ですけども、この制限による防災上のまちづくりの効果、メリットは非常にあるというふうに思いますけれども、逆に住んでいる方々にとってのデメリット、これについてはどのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。 6 ◯建築課長  まず、最初の御質問の施行日のことでございますけれども、3月30日を予定しております。本会議議決後でございます。  あと、2つ目の御質問の、60平米以下はどれぐらいということなんですけども、基本的に60平米以下は675件ほどございます。大体全体の30%ほどを占めております。しかしながら、こちらのほうは、今現在60平米以下の敷地の方に対しては、そのままこれは適用されることはございませんので、その辺については大丈夫かと思います。  あと、駆け込みの需要なんですけれども、こちらのほうは、基本的には建築の敷地照会ということで回ってくるんですけども、ちょっと数的には駆け込みがどのぐらいかというのはちょっと分からないんですけども、大体年間この地区だと四、五十件ぐらいは建て替え等が出ています。特に60平米以下のものが今現在、物は既得権益として大丈夫ですので、駆け込みで何か増えたというようなことは特にはないかと思います。  あと、デメリットでございますけれども、基本的にこちらのほうは、住民の方の協議会から提案を受けたものからまちづくり方針をつくりまして、それに伴ってそれを担保するべく都市計画に定め、それを建築条例に定めるものでございますので、基本的にデメリットはないかと区としては考えておりますけれども、今後また、よりよいまちづくりを行うために、都市整備部を挙げて、より災害に強い不燃化のまちづくり、北砂のまちづくりをしていきたいと、そういったことで考えております。  以上でございます。 7 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 8 ◯委員長  お諮りいたします。  本案は区長提案のとおり可決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 9 ◯委員長  御異議ございませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題2 1陳情第50号 城東地区にコミュニティバスを走らせることを求                 める陳情(継)     ◎議題5 3陳情第10号 城東地域でのコミュニティバス運行に向け、住民の                 声を反映したよりよいものにするための陳情 10 ◯委員長  続きまして、陳情の審査に入ります。  これから審査いたします議題2「1陳情第50号」及び議題5「3陳情第10号」の2件は、ともに関連する陳情でありますので、これを一括議題といたします。  3陳情第10号につきましては、新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 11 ◯委員長  理事者から一括説明を願います。 12 ◯交通対策課長  では、1陳情第50号、城東地区にコミュニティバスを走らせることを求める陳情及び3陳情第10号、城東地域でのコミュニティバス運行に向け、住民の声を反映したよりよいものにするための陳情について、一括して御説明いたします。  まず、新規陳情である3陳情第10号についてです。大島地区の地理的状況ですが、東西の距離を約2.5キロ、南北の距離が約900メートルで、おおむね平たんな地域となっております。大島地区のほぼ中央に新大橋通りが東西にございまして、地下に都営新宿線が走ってございます。地区内には3つの駅がございます。また、南北方向には、都道である明治通り、丸八通り、番所橋通りがあり、新大橋通りを含め、都営バス網が形成されており、おおむね400メートル圏内にバス停や鉄道駅がある状況となってございます。  趣旨の1、2につきましては、江東高齢者医療センターや亀戸駅へのアクセスについては、都バスや都営地下鉄の乗り継ぎにより行くことができることとなってございます。  趣旨の3、4につきましては、本区では新たなコミュニティバスの計画はございません。このため現在、検討はしてございません。  続きまして、資料の説明をいたします。  さきの本委員会においても申し上げたことではございますが、本区としましては、区内のバス交通は都営バスを基軸として考えており、都営バスとの競合による減便や撤退のリスクを勘案しながら、都営バスの運行を充実させるべく取り組むことに変わりはございません。しかしながら、本委員会での御審議などの中で、コミュニティバスの導入についての議論が活発になっており、さらに交通不便地域に係るものにとどまらず、観光や地域振興の一環としてのコミュニティバスの導入や高齢者支援の観点からなど、多岐にわたっている状況を踏まえまして、課題を整理する必要もあることから、全庁的にコミュニティバス導入の要否を検討する必要があると考え、地域公共交通庁内検討委員会を立ち上げてございます。第2回の委員会を開催しておりますので、その内容を中心に御報告いたします。  なお、資料につきましては、なるべく客観的なデータに基づいた資料作成のほうを努めているところでございます。  では、資料2-1を御覧ください。  検討委員会での議論を整理するため、コミュニティバスの在り方について、主要論点をまとめました。  論点1では、陳情者は何を求めているのか、陳情内容と現状についてとし、交通不便、あるいはバス停までの距離や、陳情者や高齢者の皆様方の意識や思いなどについてどう考えていくのか。  論点2では、コミュニティバスの運行目的について、他区の運行目的や観光、福祉対策など、どう考えていくか。  論点3では、新たなコミュニティバスの要否について、コミュニティバスの運行で陳情内容や高齢者の方々の思いを満たすことができるのか、あるいはバスのルートやコストをどう考えるのか、これらの論点に沿うような形で議論を行ってございます。  次に、資料2-2を御覧ください。  これまで区で行っている各種調査の交通に関連する部分を主にまとめたものでございます。  1ページから3ページにかけて、鉄道駅、バス停の圏域について、鉄道駅圏を半径500メートル、バス停圏を半径200メートル、300メートル、400メートルで表したものです。バス停圏を200メートルとすると空白地帯がございますが、400メートルとすると、ほぼ空白地域がなくなることは分かります。  4ページから10ページにかけては、江東区高齢者生活実態調査結果をまとめてございます。  調査結果の概要として、15分程度歩くことのできる高齢者は、要介護、要支援を受けてない方で94.8%となっており、「外出を控えているか」については、全体で13.8%となっており、外出を控えている理由が、「交通手段がない」と回答した方は13.8%のうち3.9%となっており、理由としては8番目となってございます。  また、外出の際の移動手段としては、徒歩、バス、鉄道、自転車、タクシーの順となってございます。  続きまして、11ページから14ページにかけましては、江東区政世論調査の結果をまとめております。  区内の公共交通機関で不便や不満を感じることとして、「南北の移動」39.5%、「特に不便や不満は感じない」31.7%、「公共交通機関の混雑」31.5%となっております。  なお、砂町地区と大島地区についても、おおむね傾向は同様でございます。  15ページから16ページにかけては、江東区長期計画区民アンケート調査結果をまとめております。  区内の移動環境に対する区民の満足度について、区内を便利で快適に移動できるかとの問いに、区全体では59.6%の方が満足しており、砂町地区や大島地区においても、おおむね同様の傾向でございます。  次に、資料2-3を御覧ください。  コミュニティバスは、類似するバスを含め、23区中18区で運行しており、運行目的は主に交通不便対策となっております。  コミュニティバスに供される車両の一覧もお示ししてございます。様々な種類があり、本区のしおかぜは、2ページ上段の中型バスとなっております。サイズが大きくなると乗客の輸送能力は高まりますが、小回りが利かなくなり、道路環境による制限が大きくなってきます。  車両価格につきましては、一般的に2,500万円から3,000万円程度と、小さいから安くなるといったような状況ではございません。  次に、資料2-4を御覧ください。  コミュニティバスの運行に係る道路環境や経費についてです。  1ページを御覧ください。  バス等の運行可能な道路幅員は、小型バスでも4.66メートル、ワゴンタイプで4.1メートル以上必要なため、路側帯を含めた道路幅員は、おおむね最低でも6メートル以上は必要となるのではないかと考えてございます。  また、2ページには、現在運行しているしおかぜの経費に基づきまして、小型バスを利用した際のコミュニティバスの経費の試算を行いました。初期経費が約6,550万円、経常経費が約2,450万円、合計9,000万円の経費が少なくとも必要となってきます。  なお、この中には料金収入については考慮してございません。  最後に、参考2として、東京都市圏のパーソントリップ調査と区内の集計結果概要をおつけしております。  1ページには調査の概要を、2ページには東京圏と江東区の集計結果概要の比較を、14ページから17ページに砂町地区の特徴を、18ページから19ページにかけては、当該地区から出発してどの地域に行ったかの割合をお示ししてございます。後ほど御参照いただければと思います。  庁内検討会の中では、客観的なデータからは、不便であるとか、非常に困っているということはなかなか読み取りづらいという意見ですとか、高齢者の皆様にとっては、バスよりもタクシーなどの活用のほうがよいのではないかといった意見もございました。  また、観光振興などを目的とするコミュニティバスの運行については、現在、深川シャトルの乗客はやや伸び悩んでいるということもございましたが、今後の検討は、観光推進プラン改定の際の論点として取り上げたいといった意見もございます。  本委員会については、検討内容が多岐にわたっていることや、今回新たな陳情が提出されたことなどにより、今後さらに議論を深め、方向性を定めてまいりたいというふうに考えてございます。  また、福祉部との勉強会では、本委員会で出された御意見や庁内委員会の議論などの周知を行うとともに、福祉的な視点での高齢者の移動支援についてどのようなことができるかなど、検討を重ねているところでございます。本勉強会については、今後も継続的に行ってまいります。  説明は以上でございます。 13 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。 14 ◯米沢和裕委員  ありがとうございました。前回も委員会で発言をさせていただきましたけれども、役所内だけで検討して判断するのでなく、区民の皆さんの声を聞いて、まずはそこから始めてくれということで、早速素早くこういったアンケート調査もしていただいたことに感謝したいと思います。  それで、これ新しい陳情も出ておりますけども、こういったアンケート調査が出て、これからもんでいかなきゃならないということも考えると、陳情自体は新しい陳情もありますが、もう少し動きがあるんじゃないかなと、いいほうの動きがあるんじゃないかという期待をしたいと思います。ですので、私どもとしては継続審査ということでお願いしたいと思います。 15 ◯中村まさ子委員  今回、庁内の検討委員会ができて、それはよかったなと思うんですが、それでたくさん今日はデータというか資料を出していただいてあります。それを見てちょっと幾つかお伺いしたいのがあります。  まず、この資料を見ると、全体の印象ですけれども、区としてはコミュニティバスを走らせることについては、あまりニーズは高くないと判断しているという、そういうデータだなというふうに思ったんです。そういうエビデンスというか、データを並べている。意図的に並べているんじゃなくて、今までそういうデータが出ているということだと思うんですけれども、でも、この陳情を出した方たちは、それは大方6割とか7割の方はそうかもしれないけれども、やっぱりそれでは十分に外出できないという、そういう思いがあって陳情を出されているんだと思うんです。  それで、今、交通対策課長の御説明の中で、バスよりタクシーを使ったほうがいいんじゃないですかというのがあったんですけれども、それは料金の面からいってそれは無理という方はたくさんいらっしゃると思いますので、それは何というのかしら、解決方法にはならないと思っています。  それで質問なんですけれども、パーソントリップ調査を見てて、前回平成20年で今回30年のデータが出ていたんですが、ほとんど全ての年齢で外出が減っているというデータがあったので、それについては理由があるのかどうか。それを見ていろいろ考えて、例えば経済的な理由かな、貧困化が進んでいるせいか、あるいはネット環境が充実してきてあまり外出しなくても物が買えたり、映画が見られたりという、そういうことも関係しているのかなといろいろ想像したんですが、ほとんど全ての年代で減っているということについての理由をお聞きしたいというのが1つ。  それから、3陳情第10号のほうで、大島地域にコミュニティバスを走らせてくださいということなんですが、高齢者関係の調査のデータを見ますと、生活圏域別だったかな、大島地域って江東区の中で高齢化率が2番目に高いんです。そうすると、私もそうなんですけれども、高齢者人口が多いと。そうすると、陳情にあるように、例えば高齢者医療センター、順天堂の高齢者医療センターに行きたいという方も多いと思うんですけれども、東大島から確かにその高齢者医療センター行きのバスが出ていますけれども、本数は非常に少ないです。昼間はほとんどないです。朝の病院の予約の時間と診察が終わって帰ってくる午後の早めの時間は何本かあるんですけれども、それが非常に少ないというのがあります。でも、その時間を過ぎると乗る人も少ないんです。私が役所に来る時間はそのバスはほとんどないんですけれども、このほかに大島地域で高齢者医療センターを通る、あるいはそこに行くバスの路線が東大島駅から以外にあるのかどうかということ。  それから、バス停から400メートルの円を書くとほとんど空白地域なくなるって、データを見たら確かにそうなんです。400メートルの円を書けば、ほとんど全ての地域で400メートル以内にバス停があるということは分かるんですが、ただ、自分が行きたい方向のバス停なのかどうかというのもありますし、健常者は400メートルは苦にならないんですけども、そこを歩くのもなかなか難しい方もいらっしゃる。  今15分歩けるのが大丈夫だという人は94%いますっておっしゃったんですけれども、そうなのかなと思ったんですが、それでも歩くのがなかなか困難だという人がいて、でもタクシーを使うのも経済的には負担が大きいという人も確かにいらっしゃると思うんですが、何と言うか、そういう方のための手段というか、そういう人はしようがないと言うのかどうか、15分歩けないという人のための対応策というのは何かこれは考えているんでしょうか、伺います。 16 ◯交通対策課長  まず1点目の、外出減少の理由でございますが、中村委員お話しのとおり、こちらの東京都市圏交通計画協議会のほうでも、いろいろこの件に関して分析しているんですが、やはりネット販売などの充実ということが大きくて、買物とかにわざわざ行かなくても家に届くということが、まず大きな要因として一つあるんじゃないかと。  また、趣味のほうも多様化しておりまして、外に行って何か遊ぶというか、趣味のものを行うというよりも、家の中でできることも増えてきた、そういったものも結構要因としてはあるんじゃないかというような形で話のほうは出ております。  2番目の、大島地区で高齢化率が高いということで、確かにそのとおりでございます。  病院ルートですが、西大島の駅から亀23というルートがございまして、こちらのほうで高齢者医療センターのほうは行けるかと思います。ただ、こちらのほうも便数に関しましては、中村委員の御指摘のように、朝の予約時間帯と午後帰りの夕方の時間帯とか、そういったところは大体15分に1本、あるいは20分に1本ございますが、それ以外の時間帯、12時台から15時台にかけては1時間に1本程度と少なくはなってございますが、病院に行くタイミングに合わせてバスのほうは調整していただいているという形でございます。  そして、3点目、高齢者の方でやはりなかなか400メートル歩きづらいという方、この辺につきましては、やはりこの庁内委員会の中や、あと福祉部との勉強会の中でも、そういった方々はやはり今後高齢化が進むと増えてくるということも考えて、どういうふうにケアしていくかというのは考えていかなきゃいけない課題だというふうには認識してございます。  以上でございます。 17 ◯中村まさ子委員  パーソントリップ調査の結果については、ネットが要因だろうということは分かりました。  それで、大島のほうの陳情なんですけれども、西大島のほうで亀23が高齢者医療センターのほうに行くと。もう一つは、私が住んでいるすぐ目の前ですが、東大島から高齢者医療センターのバスがある。そうすると、その間、大島って東西に長いので、西大島と東大島の間の大島、丸八通り周辺の人たちはどっちに行くにしてもそれなりの距離があるんです。そうすると、丸八通りに通れば、そういう方たちにとっては西大島なり東大島なりに行かなくても済むということがあるので、できればですけれども、どのくらいニーズがあるかどうかというのは分からないんですが、西大島と東大島にあるからそれを使ってくださいというと、ちょっとつらいという方が実際にはいらっしゃるだろうなと思います。今後それを検討していく必要はあると思うんです。  それで、これは私が個人的なつながりで東京都の交通局の人と話をしていたことがあるんですが、江東区でこういう陳情が出ているんですよねという話をしたんですが、そうしたら、江東区でそういう必然性があればコミュニティバスもオーケーじゃないですかと。多少路線がダブっても区がやるというのであれば、どうぞという感じの話だったんですね、これは別に公式な話ではなくて。江東区としては、前回もあったと思うんですけれども、都の交通局とどういう話をこの間してきたのかというのもちょっと伺いたいですね。それをお願いします。 18 ◯交通対策課長  交通局とどのような連携というか調整という形かと思うんですけども、先日、ダイヤ改正の関係もございましたので、私のほうでも交通局のほうに出向きまして、緊急事態宣言の最中ではあったんですが、これは重要な課題だというふうに考えておりますのでお伺いしました。  その際に、いろいろなお話をさせていただく中で、やはりコミュニティバスのこの陳情の話もしまして、確かにコミュニティバスを江東区に限らず、自治体さんのほうで通すならどうぞ、それはどうぞなんですが、そうすれば、当然その近くを通っている路線は減便ないし廃止ということは当然やりますということを、きっぱりと話をされてしまったという事実はございます。  以上でございます。 19 ◯中村まさ子委員  これは継続で審査をしていきたいというふうに思うんですが、できればせっかく区も庁内の検討委員会をつくったので、前向きに実現する方向でぜひ検討を区のほうも進めていただきたいと思います。 20 ◯委員長  ほかにございますか。 21 ◯佐竹としこ委員  今回これだけの資料を示していただきまして、まず、本当によかったなと思います。これずっと確認したときに、前回の委員会のときに、1月にもう一度検討会を行って、今年度中には一定の方向性を示したいという、そういう答弁があったかと思います。ですけど、今説明を伺いますと、それだけではなく、これだけのものを持ってこれからも検討会を続けていきながら行っていくということでいいのかどうか、1点目。  それから、もう一つが、資料2-3のところに、他区のコミュニティバスの運行についてというところがありまして、23区中18区がコミュニティバスを運行していると。その中で、うち3区はコミュニティバスとして位置づけていないという言葉があります。この3区を見ますと、福祉・交通弱者対策というところになっているんですが、このコミュニティバスとして位置づけていないという意味をちょっと説明していただければと思うんですが、お願いいたします。 22 ◯交通対策課長  まず、委員会の方向性でございますが、先ほど冒頭の説明でもお話ししましたが、現在庁内検討委員会では論点整理を行い、検討を行ってございます。一定の方向性については、なるべく早く出したいというふうには考えてございますが、新規陳情が出されたこともあり、また、今回の本委員会で委員各位から出された御意見なども参考に、改めて検討のほうは続けてまいりたいというふうに考えてございます。  また、このコミュニティバスの運行目的についてでございますが、基本的にコミュニティバスはやはり交通不便対策というところが多いんでございますけども、交通不便対策と、福祉とか交通弱者対策というのが全然違うかといえば、それは大きく変わらない部分もございます。ただ、区によっては交通不便地域対策と言わず、福祉・交通弱者対策という言い方でまとめているというところもあるというのが現実でございます。  以上でございます。 23 ◯佐竹としこ委員  コミュニティバスと言ってないということで捉えていいんでしょうか。それはいいです。  今後また、今新しい陳情も出されましたし、これだけの資料を出していただきましたのでしっかりと論点を。今まで私が発言してきた内容を振り返ってみると、交通不便というよりも、福祉とか交通弱者の対策ということで自分としては発言してきたかなというようなことを思っております。ですから、そういうことも含めて、今後高齢化社会になってどういう手段が大事なのか、このコミュニティバスに合わせてなんですが、前向きに検討していただくことをまず要望いたします。そして、これは、今回のは継続でお願いしたいと思います。 24 ◯おおやね匠委員  ちょっと発言するかどうか迷ったんですけども、せっかくの機会なんでちょっと発言をさせていただきたいと思います。  私、深川なんですけれども、今回城東のコミュニティバスの陳情ということで、賛成の見地から応援の意見をさせていただきたいと思うんですけど、深川地域は、潮見駅を中心に2ルートありまして、辰巳ルートと木場ルートがあります。使っている車両というのは、交通対策課長さんの御説明にありましたように、ちょうど大きな都バスを3分の2ぐらいぶった切ったようなバスなんです。そのバスが運行していて、ちょっと間違ったら訂正していただきたいんですけど、たしか都バスに整備・運行を委託しているんですよね。そういった関係で365日運行しています。
     それで、ちょうど三、四年前だったかな、事故がありまして、それは運転手さんが悪いわけではなかったんですけれども、どんとぶつかってめちゃめちゃになってしまったんですね。ちょうど三ツ目通りのえこっくるのあのあたりかな。それで、そこでちょうど車検もあって新たなバスを買おうということになりまして、時の交通対策課長さん、私のところに御説明いただきまして、そのとき私、同じ買うんだったら小さなバスを2台買って、1台のバスで今運行していますけれども、それが2ルートですから2掛ける2で4ルートになるんじゃないのということで、それで江東区内、足りないところ、交通不便地域、やったらどうだというようなアイデアを申し上げたんです。  今回、御説明を聞くと、小型バス2台、車体を使うということになっているんですけど、これ区の方針が変わったのかどうか。私、そのときかなり調べ上げて交通対策課長さんに、時の交通対策課長さんに申し上げたんですよ、地域の声も拾って。ちょっとそれ、変わったのかどうか、それをちょっと教えてください。 25 ◯交通対策課長  現在、区のしおかぜについては、都と協定を結んで運行していただいて、おおやね委員御指摘のように、整備から運行まで都の交通局のほうでお願いしているところでございます。事故の後、今回の中型バスとして運行させていただいているところでございます。  今回なぜ資料の中で2台になっているかということでございますが、これは2台にするというわけではなくて、例えば城東地域をもしバスとして通るんであれば、中型バスですと車両の関係で通れないことが明確だと考えています、都バスとかぶらないような路線を引くとしたらということなんですけども。そうした際、今現在、なぜしおかぜが1台で賄っていけるかと申しますと、交通局と協定を結んでいるおかげで、点検ですとか車検、あるいは何か不具合が出たときには、都バスのほうを代替バスとして代車として回していただいているんです。そういったことがあるので、1台体制でやっていけているということがございます。これは費用的にも非常に区のほうとしてはメリットでございます。  ただ、もし小型バスとか、そういったものになりますと、東京都のほうと、小型バスを持っていないということもございますので、代替が利かないので、もしこれが矮小路というんですか、そういう狭いところを通すのであって小型になると代車の可能性も考えてやはり2台程度は持っていないといけない、そういう試算でございますので、我々の基本姿勢には全く変化はございません。  以上でございます。 26 ◯おおやね匠委員  分かりました、安心しました、変わっていないということで。  そうですよね。実際おとといぐらいだったかな、おとといぐらいはしおかぜ号ではなくて、白いしおかぜ号ではなくて、緑色の都バスが走っていましたよ、おととい。何か車検なんだか分からないですけど、あれって思ったんです。都バスと非常に連携を取って運行されていると思います。  ですから、私これ賛成なんですよ、小型バス2台というのは。これ前、四、五年前に私申し上げて非常にこれは賛成でありまして、いいと思います。ですから、1回こういう、どうなるか分かりません、いい方向に進めばいいと思うんですけども、こういう公共交通機関、公共交通ルート、バスというのは1回決まると多分10年、20年変わらないんですよね。だから、そのバスがどうだとか、タイムテーブルがどうだとか、路線がどうだとか、ですから、今回こういうこの委員会でいろんな話を詰めて、行政のほうもしっかりやっていただいていると思いますので、1回決まったら10年、20年変わりませんので、やはり何というのかな、最大公約数を取るというか、そういうことでぜひ前向きに考えていただきたいと思います。  以上です。 27 ◯さんのへあや委員  ちょっと別の視点からお伺いさせていただきたいんですが、先日、警察署のほうで、江東区内で現在どういった交通事故が発生しやすいかというお話を伺ってきたときに、やはり高齢者の方が自転車に乗ることで単独事故ですとか、軽く接触事故が起きてしまうということが増えているというお話を伺ってまいりました。今回のコミュニティバスにちょっと関連してなんですけれども、お年寄りの方はそういった事故が起きてしまって骨折などをしてしまうと、非常に介護度にも大きな影響がありますし、やはりそういった事故は防ぎたいと。ただ、御高齢の方に、じゃ外に出るなというのは非常に酷な話なので、こういったやはり交通手段を充実させる、自転車以外の交通手段を充実させることによって、そういった事故防止の観点から、なるべく自転車を利用しないように、ただ外には出れるようにという意味合いで、事故防止の観点からもこういったコミュニティバスの導入をぜひ検討していただきたいと思いますので、ちょっとこの大島地区でどのような事故が発生しているかというところも含めて、次回御調査をぜひいただきたいなと、自転車事故がどのように起きているかと。コミュニティバスを導入することによって何かしら防げるものがあるかというところを、ぜひ御検討いただきたいなと思います。 28 ◯委員長  御意見でよろしいですね。ほかにございますか。 29 ◯正保幹雄委員  ぜひ城東地域に、また江東区にコミュニティバスを走らせていただきたいというふうに強く思っているところです。コミバスで七福神めぐりとか、いろいろ楽しいですね、観光も含めて楽しい企画があれば、江東区全体が非常に前向きな方向で明るいいいまちになるんじゃないかなというふうに願っているところです。  それで、やっぱり高齢化がどんどん本区でも進行していますし、今後も増加していくことは間違いないわけで、やはり高齢者の移動手段の確保ということに向けた対策が必要だなというふうに思います。  それで、この既存の調査報告書の中でも、見ますと、例えば令和元年度の区政世論調査、区内の公共交通機関で不便や不満を感じることはありますかということなんです、問うていますけれども、実は全世代が南北の移動というのが大体一番なんです。ところが、女性で70歳以上になりますと、南北の移動から逆転をしまして区内公共施設への移動と、この不便を感じているというふうにあるんです、調査結果で。それで、若い人はいいですけれども、やっぱり75、80を越えて元気に外出をするという方も、だんだん膝が痛くなり腰が曲がり痛くなるということで、元気に買物も歩いて行きたいんだけれども、なかなかそれが困難になってきているというようなことが、実生活でも見てとれるんですけれども、実はやっぱりこういった方のまず移動手段をどう確保するかというのが課題になっているというふうに思います。そういう点では、コミュニティバス、コースもありますけれども、コミュニティバスを走らせると。  移動距離については、調査資料にもありますように、例えば砂町地域ですと、歩いて砂町の圏内に移動するというのが高齢者の大体6割ぐらいなんです。なので、やっぱり近場でそういう公共交通、移動手段、支援がしてほしいというのがあると思うんです。  それで、前回の委員会でも言いましたけれども、先ほど15分歩けますよということなんです。それで、大体15分っていいますと、1分間に高齢者は60メートルから70メートルぐらいというふうに言われているんです。そうすると、15分歩くと約1キロは歩けますよというふうに言っているんですけど、実際問題そんなに歩けないんですよね。また、買物して荷物を持ったりすると、やっぱり腰を下ろしたいしバスにも乗りたいということなので、やっぱりそういう面では、内閣府の調査でも、自宅から駅やバスまでの許容距離ということは、大体5分未満が70歳以上の2割ということや、それから歩行可能距離ということで、国交省の調査でも、無理なく休まずに歩ける距離、大都市圏で100メートルまでとする人が75歳以上は17%、それから300メートルまでとする人が75歳以上の24%という調査結果も出ていますけれども、先ほどは400メートルを歩けばバス停圏、半径400メートルでカバーできるんだというふうに説明がありましたけれども、ちょっと半径400メートルではなかなかバス停まで遠いと言わざるを得ません。  それで、陳情の中で、砂町からの方々は高齢者医療センターに通院をすると。そうすると、北砂一丁目や二丁目の一部の地域は、小名木川小学校のほうまで歩いてバスに乗らないと高齢者医療センターまで行けないと。500メートルあるんですよ、これが。ですから、やはり高齢者の移動手段の確保というふうに考えたときには、やはりそういうきめ細かな交通網、モビリティーをやはり考えていく必要があるんじゃないかなというふうに思いますけど、そういう点ちょっと考えをお伺いしたいと。 30 ◯交通対策課長  本区においても、大島・砂町地域とも高齢化率が高くなっているということもございます。高齢化が進む中で、区民の移動手段の確保につながるより細やかな交通網の整備というのは大事な視点かと思いますので、本区としても課題として考えているところでございます。  以上です。 31 ◯正保幹雄委員  ぜひ検討していただきたいんですけれども、やっぱりコミュニティバスの需要があるのかどうかというのは、やっぱりそういう需要調査は直接直球で調査をするということじゃないと、様々な調査がありますけども、これはコミュニティバスの直接な調査じゃありませんので、それをぜひ需要調査を区として検討する上で最低必要だと思うんですけども、この調査については検討されているのかどうかという点と、やっぱり他区のコミュニティバスの走行状況の資料もいただきましたけれども、以前は交通不便地域をカバーするためのコミュニティバスというのが主流で、14区ということで多いんですけど、最近ではIKEBUSみたいに観光振興、地域振興でバスを走らせるという自治体も出てきています。そういう面では、観光のほうも、高齢者の移動手段、それに加えて地域の活性化、これも江東区にとっては非常に重要じゃないかなというふうに思うんですけれども、それはどういうふうに考えるか。  それから、陳情はコミュニティバスですけれども、区の長期計画では、やはり地下鉄8号線の延伸に加えて交通網の新たな調査研究というふうになっていますけど、区はどういうものを考えているのか分からないんです。陳情は区民の方々からコミュニティバスをということですけど、区としてはどういうモビリティーを検討されているのか、ちょっとそういうビジョンについてお示しいただきたいというふうに思います。 32 ◯交通対策課長  コミバスに特化した調査の検討についてでございますが、庁内委員会の中でも、今回出された既存の調査報告の中では、なかなかこのコミバスに特化した調査をすることにやはり経費がかかりますので、こちらの経費をかけるのはこれだけ見ると難しいんじゃないかということがございますので、今のところ検討のほうは行っておりません。  ただ、高齢者の生活実態調査、今回出させていただいていますが、今年度行った調査におきましては、我々のほうでちょっと福祉部のほうと話をさせていただいて、新たな設問を設けさせていただいて、その中には日常的な外出時に交通手段、電車、バス等がない、また、少ないことで生活に支障を来すことがありますかというような形の質問を追加で入れさせていただいているところでございます。  観光の分野につきましては、新たな観光推進プランを策定する、そういった中でこの部分については論点としていくというようなことが、委員会の中でもお話として出てきております。  8号線に加えて新たな交通網とか、江東区の交通計画とかについてでございますが、本区におきましては、やはり都バス40系統、1日2,000便以上の都内最大のバスネットワークが形成されてございますので、こちらのほうを充実、あるいは減便されないように我々のほうでは充実を目指していく、そういうふうに考えてございます。  以上でございます。 33 ◯正保幹雄委員  都バスは幹線道路しか走らないですし、時間帯によってはゼロ本の運行もありますから、やはり高齢化社会にふさわしい、新しい移動手段の確保ということと、あとは商店街を含めてやっぱり大変寂しくなってきています。やはり人の移動という点では、ぜひコミュニティバスを走らせるという方向でさらに深掘りをしていっていただきたいと要望します。 34 ◯鬼頭たつや委員  私からは、先ほどおおやね委員が言いました、私は深川の門前仲町の人間なんですけど、深川には全然バスが走ってないんですよね、門仲には。65歳以上70歳って、やっぱり高齢者医療センターに行くバスが1本もないということを、私も、非常に不便を感じております。そして皆さんの声を聞くと、台東区は走っているわ、中央区は走っているよ、江東区は何で深川に来ないのという声が大きいんですけど、その点1点、深川にも走らせてほしいと思います。 35 ◯福馬恵美子委員  このメンバーでのこの委員会は今日が最後になるのかなと思いながら、コミュニティバスの陳情というのはずっと以前から出て、区の担当の答弁というのはやらないというのがあって、それはどういうふうに統制を持たせるかという感じでずっと議論を聞いていたんですけれども、やはり走らすという視点で、走らすにはどうしたらいいかという視点で、もう1回ちょっと考え直していただきたいと思うんです。  資料2-1、コミュニティバスのあり方についての主要論点にしても、これを見ると、この後どう考えるか、それはもう必要ないというような考えにならざるを得ないような論点整理なんですよね。  新たなコミュニティバスの要否についても、ルートやコスト等をどう考えるか。コストを今回初めて出されましたけれども、初期投資はあってもランニングコストとしては1年間に2,500万円なんですね。これも2台をフルに人件費も入れてだと想定されていると思うんですけれども、その2,500万円が江東区の予算の中でどういう位置づけになるか。そして、高齢者の人の生活の潤いの場としてコミュニティバスが何を与えるかというところの視点で、私はもう一度、考え直していただきたいと思うんです。  12月10日の防まちのときに、土木部長が、具体的な検討ができてこなかったので課題を解決するための検討をしたいということだったんですけれども、今回の報告にも庁内の検討委員会の結論は出されていない。非常に残念な思いで今回の委員会を迎えました。  8号線以外の交通網の調査、検討というのが入っているんですけど、これが何を指すのかというのが長計でも示されていないということに問題があるんではないかと思うんですけれども、いつまでに検討をしてどういうスタンスで検討をして結論を出されようとしているか、これからの流れと、先ほど聞きました在り方の新たなコミュニティバスの要否についてのこの2つ、これをどういうふうに検討されるか、この2点お尋ねします。 36 ◯交通対策課長  本区の交通網につきましては、やはり地下鉄8号線の進捗なども考えながら、こちらのほうは検討をすべき問題だというふうに考えてございます。  ただ、このコミュニティバスの要否について、今、庁内検討委員会で検討のほうをさせていただいておりますが、やはり今回も委員各位から、前回委員会、前々回も含めまして様々な御意見をいただいてございますので、なるべくフラットな意見、議論ができるよう、我々としても客観的なデータに基づいた資料を出させていただいて、その中で話を進めているというふうに考えてございますので、今後についても慎重に進めていきたいと思います。  以上でございます。 37 ◯福馬恵美子委員  今聞いて慎重に検討していきたいと、なかなか結論が出てこないんではないかと思いますが、この間のこの委員会の発言は、ほとんど全ての方がコミュニティバス、城東に走らせてほしいということだったと思うんです。一部門仲もということであるんですけれども、なぜこれだけみんなが同じように賛成をしているかというと、地域の声を聞くと、やはり小さなバスでもいいから利便性を高めるためのコミュニティバスが城東にもほしいねという、その一言なんですですね。ですから、フラットにいろいろ検討するとか言いながらも、運行目的をどうするかとか、要否についてとか、こういう理屈づけじゃなく、本当にどうすれば走らせられるか、そのことでもう一度視点を変えた検討委員会を行って、なるべく早く、慎重に審議をすることも大切ですけれども、結論を出して、まずどうするか、どうするつもりかということを示していただきたいと思います。これ以上答弁を求めても駄目なので、そのことはしっかりと認識していただいて、今後進めて早急に結論を出していただきたいと思います。よろしくお願いします。 38 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 39 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 40 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題3 1陳情第58号の2 江東区の南北交通網の一刻も早い整備、暫定的                  な都営バスの運行本数大幅増加に係る陳情(継) 41 ◯委員長  次に、議題3「1陳情第58号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 42 ◯地下鉄8号線事業推進担当課長  本件陳情、趣旨の1と3につきましては、地下鉄8号線関連でございます。  地下鉄8号線関係につきましては、前回委員会以降の動きでございますが、1月20日に正副議長、委員の皆様には使送にて事前にお知らせをさせていただきましたが、国土交通省の交通政策審議会鉄道部会に、東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等に関する小委員会が設置されまして、1月22日にはその第1回会議が、また2月18日には第2回会議が開催されたところでございます。  この小委員会では、今後の地下鉄ネットワークと東京メトロが果たすべき役割及びその役割を踏まえた株式売却の在り方についてなどが諮問されており、夏頃には答申が出る予定でございます。  また、この審議会の設置に当たりましては、東京都の小池知事は、赤羽国土交通大臣に会見し、地下鉄8号線延伸の事業主体の選定等についての課題解決を直接要請したところです。  3月26日の清掃港湾・臨海部対策特別委員会で東京都の報告を受ける予定でございます。  私からは以上でございます。 43 ◯交通対策課長  趣旨の2につきましては、前回委員会から大きな変化はございません。  以上でございます。 44 ◯委員長  本件について、質疑を願います。よろしいでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 45 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 46 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題4 3陳情第4号 JR総武線亀戸駅「東口」にエレベーター設置を求                める陳情 47 ◯委員長  次に、議題4「3陳情第4号」を議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 48 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 49 ◯交通対策課長  本陳情の趣旨につきましては、今の事務局の説明のとおりでございます。  JR亀戸駅東口につきましては、駅の東側の京葉道路側にあり、陳情内容にあるとおり、エレベーターやエスカレーターはなく、駅ホームの東側から階段で地上部分につながってございます。改めてJR東日本に現在の状況を問い合わせたところ、現在JR東日本では1ルート目のバリアフリーを進めており、千葉支社管内に1ルート目が確保されてない駅もあるため、このため国の方針に従って今後も1ルートの整備を進めるとのことでございます。  また、亀戸駅東口にエレベーターの設置についての計画、あるいはその見解について確認したところ、亀戸駅については、北口にエレベーターを整備済みであるため、東口の計画はないとのことでございました。  本区といたしましては、亀戸駅東口にエレベーターが設置されるということは、高齢者や障害者をはじめ、多くの方々の利便性が高まることであると考えておりますので、今後も様々な機会を捉えて要望を伝えてまいりたいというふうに考えてございます。  説明は以上です。 50 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 51 ◯中村まさ子委員  この東口にエレベーターなりエスカレーターを設置してほしいという陳情は初めてではなくて、かなり、10年以上前かなと思いますけれども、やっぱり出されているんですね、結構。それで、もし御記憶でしたら、以前も同じ、ほとんど同じ陳情があったんですが、無理ですよということで今できてないのだと思うんですけれども、どういう結果だったのかということをお聞きしたい。  それから、東口の前に、サンストリートの跡地に今、巨大マンションが建っていますよね。あれ、当初2,000戸だったんですか、千何百戸かの予定です。それが完成すると、東口の利用者の増加はどのくらいと見込まれているのかということ。  それから、今も御説明にありましたけど、高齢者や障害者、あるいはベビーカーなんかを使っている方たちは、東口のあの階段、なかなか上がるのは難しいので、多分北口に回っていらっしゃるんだと思うんですが、あの亀戸駅北口と東口ってかなり距離があるんです。遠回りすると、多分足の悪い方だと5分じゃ済まない時間がかかると思うんですが、大変遠いんですが、そういう利用者の現状というのは把握できているんでしょうか、伺います。 52 ◯事務局次長  それでは、ただいま御質問いただきましたもののうち、過去に同趣旨の陳情があってその取扱いがどうだったのかということで、事務局のほうから御説明いたします。  過去、同趣旨の陳情といたしまして、平成26年でございますが、26陳情第24号として、JR亀戸駅東口のバリアフリー化に関する陳情が提出されております。こちら、趣旨につきましては、同じくJR亀戸駅東口にエレベーター及びエスカレーターを設置するように関係機関に働きかけてくださいという趣旨のものでございます。  こちらの審査経過でございますが、平成26年の第3回定例会の防災・まちづくり・南北交通対策特別委員会に付託され、審査を行った後、平成27年の第1回定例会での同委員会において採択されたところでございます。  採択されたときの状況といたしましては、議会としても要望活動を行っていくべきということでのまとめになってございます。  こちらですけども、平成27年第1回、その採択後ですけれども、実際に要望活動というのは、この後、改選が行われました関係もありまして、実際に議会としての活動は行っていないというようなことで確認をしております。  経過につきましては、以上でございます。 53 ◯交通対策課長  東口のサンストリート跡地のマンションの関係で、利用者の方の見込みということでございますが、こちらもJRのほうに確認をさせていただきました。令和4年3月予定で、おおむね1,000戸弱の戸数があるということを伝えてございますが、開発があることは承知しているということでございまして、ただ、利用客がどの程度増加するかはまだ見えていない状況であるということ、そして、利用動向の変化を見極めて対応させていただくというような回答を得ております。  また、東口に来られた高齢者の方、ベビーカーをお持ちの方に関しましては、JRとしては、北口のほうに回っていただいているという現状がございます。人数等については把握してございません。  以上です。 54 ◯中村まさ子委員  平成27年に採択して要望活動しようじゃないかということになったけど、していないと。選挙でメンバーが変わったこともあってしていないということで、議会側がちょっと、やろうと言ったことをやってなかったということもあるということが分かりました。これはぜひ、今年度は今日が最後なんですけれども、委員会として引き継いでいただきたいなというふうに思います。  それで、JRのほうがまだ、駅の利用者の増加、見えていないということでそうだと思うんですが、朝、通勤時間帯に会社に行くために利用する方は、車椅子とか、非常に高齢者の方とか、障害のある方はほとんどいらっしゃらないと思うんですけども、ラッシュアワー時には一層混雑はひどくなるのかなと思いますが、それは別の対応が必要ということですね。  障害者とか、車椅子とかベビーカーの方は北口に回っていただいているというJRの対応なんですが、本当にさっきも言いましたけれども遠いんですよね。ですから、議会としても行政としてもやはりJRに対して、考えるとあそこにエレベーターをつけるのはなかなかちょっと場所的にも大変そうなんですが、エスカレーターだったら検討できないかなと思うんです。東大島駅も、私がしょっちゅう使っているんですけど、最初のうちはエスカレーターがなかったんですけど、階段に割合幅があったので、その3分の1ぐらいはエスカレーター用にして、後からエスカレーターをつけたんですよね。ですから、それもエスカレーターでも検討していただきたいということを、行政からも議会からもJRに働きかける必要があるかなと思います。意見です。 55 ◯米沢和裕委員  ちょっと勉強不足で申し訳ないんですけど、ちょっと教えてほしいのは、今1ルート化を進めていると。これどういうことなの。もう文字どおり1ルートで進めているのか、これがどういう計画で進んでいるのか。もっと言えば、それが終わればこの件は前向きに動いてくるのか、その辺ちょっと教えてください。 56 ◯交通対策課長  まず、1ルートについてでございますが、基本的には、ホーム階から地上までエレベーターなどで移動できるルートということで、主にイメージとしては、車椅子の方が支障なくホームまで行けるルートというのはバリアフリールートというふうに考えてございまして、それが最低でも1つの駅で1つのルート、1ルートといわゆるお話ししているんですが、そのルートを確保すべきという形で、バリアフリー法に基づく基本方針で国のほうから出ているものでございます。  今後でございますが、現在、国レベルでは、いわゆるこの1ルートという段差解消につきましては、おおむね92%程度は解消しているということもございます。  基本目標の次期目標として、令和3年度から5年間ということで、新しいのが設定されることになっていますが、その辺については、大規模な鉄道駅については、当該駅及び周辺の状況とか、駅の利用状況を含めて、可能な限りバリアフリールートを複数化、それを進めていくというような国の方針はございます。ただ、これに亀戸駅が該当するかどうかというのは、ちょっとなかなか現状では難しい、まだ難しいのかなって、実際のところはというふうには考えてございますが、1ルートが進めば次は複数ルートという形で考えているような状況でございます。  以上です。 57 ◯米沢和裕委員  そもそも東口自体がすごい古いんですよね。だから、改修ということも含めて、この陳情、成立してくるのかなと思うんですけど、さっき中村委員からも言われたように、あそこ北口に行くのは相当遠くて、さっきのコミュニティバスの話とかぶるんだけど、やっぱり高齢者が歩くというのは非常に大変なことだと思うんですよ。その南北を結ぶ通路みたいのが真ん中ぐらいに入ってれば、それはどうぞ北口に回ってくださいという話になるんだけど、多分亀戸の場合は、それは正直言って北口に回ってくださいというのは無理な話ですから、ほかの駅とはちょっと事情が違うんだと思いますから、ぜひ強くJRにはその辺の事情もしっかり言ってもらって口説いていただきたいなと思います。  以上です。 58 ◯正保幹雄委員  バリアフリー法では、やっぱり鉄道事業者もそうですけれども、区としても段差解消に努める、こういう責務があるわけですから、ぜひ改めてこの東口のエレベーター設置を含めた段差解消については、積極的に今後申し入れていくというふうにしてほしいというふうに思います。  それで、やっぱりエレベーター、そしてエスカレーターを増設することによって、亀戸駅は遠回りせず移動経路が大幅に短縮できるということになりますから、ぜひそういう方向で関係機関と進めていってほしいというふうに思います。  それで関係機関というふうに言っていますけれども、これは具体的にどういう関係機関にどういうような要望をしていくんでしょうか。 59 ◯交通対策課長  以前の陳情の件ですとか、区議会のほうの決算審査、あるいは一般質問の中でもこういった御要望とかお話、よく出てくるかと思いますが、我々としては、その都度、JR東日本に対して、こちらを所管する千葉支社のほうに要望のほうをお伝えしているところでございます。
     以上です。 60 ◯中嶋雅樹委員  私からは、いろいろ、委員の皆さんからなかなか難しい。エレベーター、あるいはエスカレーター、ピンポイントで攻めるよりも、周辺環境を含めて、亀戸駅舎の改修とかという意見というのは地元から出るとか、あるいはこれまであったとかというのはないんでしょうか。 61 ◯交通対策課長  私としては、特に駅舎の改修等は聞いてございません。  以上です。 62 ◯中嶋雅樹委員  一つそういった方法、今、私の地元の南砂町駅舎を改修しております、大胆にそういう考え方もあるなというふうに思いますので、一つ頭の隅に置いていただきたいというふうに要望いたします。 63 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 64 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 65 ◯委員長  御異議ありませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項1 都営団地の建替計画について 66 ◯委員長  続きまして、報告事項に入ります。  報告事項1「都営団地の建替計画について」を議題といたします。  本件につきまして、東京都の職員が見えておりますので、これより入室いただきます。                (東京都職員入室) 67 ◯委員長  東京都の理事者から、出席者の御紹介をお願いいたします。               (東京都職員自己紹介) 68 ◯委員長  本件について、東京都の職員の方から報告を願います。 69 ◯都・再編利活用推進担当課長  それでは、江東区都営辰巳一丁目団地(第3-1期)建替計画につきまして、説明をさせていただきます。  辰巳一丁目団地の建て替え計画につきましては、現在第2期の工事を進めているところでございますが、このたび、第3-1期の建て替え計画を取りまとめましたので、御報告をさせていただきます。  お手元の資料3-1の1ページを御覧ください。  1、計画地でございますが、住居表示は、江東区辰巳一丁目3番でございます。  敷地面積でございますが、団地全体で約13万9,000平方メートル。今回説明いたします第3-1期の敷地面積は、このうち約1万2,130平方メートルとなっております。  3ページを御覧いただけますでしょうか。こちらは案内図でございます。  今回の計画、第3-1期のエリアを濃い赤色で示しております。  戻りまして、また1ページのほうを御覧いただけますでしょうか。  2、団地全体の概要でございます。本団地は、昭和42年度から昭和44年度にかけて建設された元の棟数87棟、総戸数3,326戸の大規模団地であり、建築後50年以上の経過が進んでおります。  同じく1ページの3、建替前の状況(第3-1期建替区域)でございますが、既存の16号棟から22号棟の7棟、いずれも5階建てでございまして、計250戸となっております。  今後、令和4年度、春より解体工事を始めまして、その後、第3-1期の本体工事に着手していきたいと考えております。  なお、参考までに5ページを御覧いただけますでしょうか。  建て替え前の既存住棟の配置図を準備させていただきました。  引き続き、1ページにお戻りいただけますでしょうか。  4の建替計画の概要(第3-1期建替区域・予定)を御覧ください。  計画建物の構造は鉄筋コンクリート構造、規模は11階建て、または13階建てとなっております。  戸数は約450戸。  付属施設といたしまして、駐車場、自転車置場、ごみ置場、太陽光発電設備などがございます。  具体的な配置計画図を4ページにお示ししておりますので、御覧いただけますでしょうか。  今回、第3-1期の区域は赤線で囲っているところでございます。北側にE棟、F棟を配置し、南東側にG棟を配置しております。  敷地内は可能な限り緑化に努め、団地の通路を整備し、駐車場、自転車置場、ごみ置場など、通路に面して配置することで利便性や安全性に配慮しております。  最後に、今後のスケジュールでございます。2ページにお戻りいただけますでしょうか。  5、団地全体の建替スケジュール(予定)となっております。こちらを御覧ください。おかげさまで、第1期392戸につきましては、平成29年度に完了いたしました。現在工事中の第2期でございますが、第2-1期が令和4年度の完成、第2-2期が、それより少し早い令和3年度の完成予定となっております。  今回説明させていただいております第3-1期でございますが、第2期完成後の令和4年度から8年度の事業期間を見込んでおります。  なお、第3-2期以降につきましては、現在計画スケジュールを検討しているところであり、来年度以降に改めて御報告をさせていただきたいと考えております。  また、参考までに6ページを御覧いただけますでしょうか。  6ページに現段階での最新の建替計画図を、また、次のページの7ページには、第2期計画当時の建替計画図をつけさせていただきました。以前は埠頭の北に8階建ての住棟を1棟計画しておりましたが、周辺への影響などを考慮させていただいた結果、階数を一部見直すなどの措置を行いまして、450戸という戸数を変えることなく見直しを行うことができました。全体としてはすっきりとしたシンプルな配置計画という形になっております。  さらに、第1期、第2期の説明でも提示させていただきました古い辰巳団地の状況といたしまして、建て替え前の配置図を8ページに入れさせていただきました。  また、土地利用構想図を9ページにつけさせていただいております。この9ページの土地利用構想図では、都営団地を北側に集約いたしまして、将来のまちの再生と発展をにらみ、有楽町線辰巳駅前にまとまった創出用地を生み出していくことを計画しております。  都営住宅の建て替え工事に当たりましては、周辺に小中学校などがあることから、引き続き、安全には十分注意をして工事を進めてまいります。  簡単ではございますが、都営辰巳一丁目団地(第3-1期建替計画)につきまして、説明は以上でございます。 70 ◯都・開発課長  引き続きまして、都営南砂五丁目団地(第1期)の建替計画につきまして、御説明をさせていただきます。  資料3-2の1ページを御覧ください。  計画地の住居表示につきましては、江東区南砂五丁目24番となっております。  敷地面積は、団地全体で約2万8,500平方メートル。そのうち、今回の第1期敷地面積が4,300平方メートルとなっております。  2の団地全体の概要を御覧ください。本団地につきましては、昭和43年に建設をされ、計15棟、総戸数716戸の団地でございます。建築後、50年以上が経過し、建物、設備ともに老朽化している状況でございます。  3ページの現況図を御覧ください。  団地全体の状況となっております。黒の一点斜線で囲ませていただいた範囲が、今回の敷地となっております。そのうち赤の実線で濃く四角く囲わせていただいた区域が、1・2・7・8号棟の部分でございますが、この部分が今回第1期工事ということで進めていきたいと思っている範囲でございます。団地全体といたしましては、4期にわたって順次建て替えを実施していく予定でございます。  1ページ目にお戻りください。  3の建替前の状況(第1期建替区域)でございます。既存の1・2・7・8号棟いずれも5階建て、計120戸の住戸があります。  4の建替計画の概要でございますが、第1期につきましては、鉄筋コンクリート造8階建て、約110戸の住戸を計画していきます。  4ページ目、第1期建替計画図を御覧ください。  先ほど赤い実線で囲ましていただきました範囲を抜き出した部分でございます。黒の一点斜線となっております。  今回の第1期区域につきましては、団地南西部分に丸八通り沿いの区域でございます。住棟A棟、1棟を配置してまいります。  駐車場、自転車置場、ごみ置場などを団地2通路に面して配置し、使いやすさにも配慮してまいります。  2期以降の計画につきましては、計画の段階ごとに順次報告をさせていただきたいと思います。  最後に、今後のスケジュールでございます。  1ページ目にお戻りください。  第1期は、令和5年度春頃から本体工事に着手したいと考えております。建て替え事業は、解体工事、建物建設で、1つの区域当たり約4年程度かかる予定でございます。敷地周辺に十分に注意し、安全に工事を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  簡単ではございますが、(仮称)都営南砂五丁目団地(第1期)の建替計画について、説明は以上となります。 71 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 72 ◯正保幹雄委員  都営南砂五丁目団地、私の地元なんですけれども、老朽化による建て替えで、今後1期から4期まで16年かけて建て替えをすると、長期にわたった建て替えになるというふうに思います。  それで、今説明がありまして、1・2・7・8号棟、5階建てを8階建てにすると。現在120戸ありますけれども、これが110戸に減らされるということです。これはきちんと確保してほしいと思います。現状、全体716戸の戸数がありますけれども、全体としてどのようにこの戸数の確保が考えられているのか、伺いたいと思います。  それからもう一つは、高層化をして集約をしますと、土地が創出される部分が出てくると思いますが、その創出される土地等にどのような公共施設を盛り込んでいこうというふうに考えているのか。  また、ここの第1期は8階ですけれども、全体、もう少し、今、構想がありますね、15号棟は、今の構想ですけれども、何階ですか、14階なんですけど、全体的にフラットな高さになるのか、また変化をつけていくのか、ちょっとそういうところも御説明いただければと思います。 73 ◯都・開発課長  ただいまの質問、3点ございました。回答させていただきます。  全体の事業につきましては、長期にわたるという状況もございますので、今後、社会情勢を見ながら検討していきたいと思っております。  戸数でございますが、今現状716戸でございます。団地全体といたしましては、同程度の戸数で計画をしていきたいと思っております。  2点目の質問でございます。創出用地が生み出されるかどうかというお話だったと思います。今回の団地につきましては、非常に接道条件等々があまりよろしくない敷地条件となっております。今回の同程度の団地数を確保するということになりますと、非常に団地数がメインとなっていく形になりますので、創出用地につきましては出ない状況になっております。しかしながら、公開スペース、公開空地、緑地など、敷地面積に対する大体3分の1程度は緑地になれるような、そんな計画を現在考えているところでございます。いずれにしても、長期にわたっての計画でございますので、全体の計画を見直しをかけながら進めてまいりたいと思います。  それと3番目の高層団地が、15号棟が高層というお話がありましたけれども、現在8階建ての高層団地となっております。そのほかは全部5階建ての中層団地という形になっておりますが、今回も団地ごとに階数が分かれるような状態と、あと周辺環境にも配慮した計画で進めていきたいと思っている次第でございます。  今後、詳細な設計に入ってまいりますので、その際に区の関係者の皆様と調整に入って進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上となります。 74 ◯正保幹雄委員  公共施設ですけれども、高齢者施設や保育園をはじめ、当然だと思いますけども、ぜひ設計に盛り込んでいってほしいというふうに思います。  それで、都営住宅はいつも倍率が高いんですけれども、これは同程度じゃなくて、この機会に、高層化する機会に少し増やすと、戸数を増やすという考えはないんでしょうか。  それから、もう一つは、都のほうはゼロメートル地帯ですから、水害時の緊急避難先で都営住宅の上層階に集会所等を設置することについては、地元区から要望があれば協議をされるのかどうか、また、そういう上層階に集会所や備蓄物資の置場だとか、そういう防災性を高めた住宅が求められていると思いますが、その考えをお聞かせいただきたいと思います。 75 ◯都・再編利活用推進担当課長  すみません、2点の御質問だったかと思いますが、お答えさせていただきます。  1つが都営住宅の戸数の増加でございますが、現在、東京都の方針といたしましては、東京の住宅数は量的に世帯数を今1割以上上回っております。加えて、中長期的にはまだこちらの江東区を含めまして世帯数が確実に減少していくと見込まれている状況でございます。  都営住宅につきましては、一度建設いたしますと長期にわたって管理をしていかなければならないという状況がございます。そうしたことから、都営住宅につきましては、現在、建て替えや改修など、今あるストックの維持、活用に重点を移しまして、供給戸数や管理戸数を維持していくという方針でございます。そのため、現在、都営住宅建て替えに伴っての戸数の増加ということは考えてはございません。  また、水害対策等につきましての都営住宅の対応でございます。都では、大規模な水害が発生した際、都営住宅を緊急避難先とすることに関して、江東区をはじめとした区部東部の9区と覚書を締結させていただいておりまして、地域住民の日頃の不安に対応させていただいております。  また、東京都では、都営住宅の上層階の空き家を緊急避難先として活用することなどを、地元の自治体の意向を踏まえ、対応させていただいております。  今後、江東区内の都営住宅につきましても、区の意向や要望を踏まえて対応をさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 76 ◯佐竹としこ委員  今、正保委員からも話がありましたけども、地元の議員からも多くの意見をいただいていまして、同じような要望をいただいております。そこに併せてなんですが、今の最後の答弁のところで災害時のところがありましたが、これは多くの要望があると思っていますので、それは申し上げたいと思います。  それからもう1点、空地へのことなんですが、今、あまりできないということだったと思うんですが、すごく高齢者が多い地域でもありますので、先ほど高齢者施設や保育施設という話がありましたけれども、何とか公共施設ができるように取り組んでいただければと要望いたします。  もう一つなんですけども、引っ越しされる方、その方たち、この話が今ここで出るということは、もう建て替えるみたいよって話が出てくると思うんです。そういった場合、地元にはどのように報告をするというか、説明をする予定でいるのか、その点ちょっと伺いたいと思います。 77 ◯都・開発課長  地元への説明ということの御質問だったと思います。この委員会付議後、まず居住者である団地の自治会のほうに御説明をしたいと思っております。その後、対象である団地の方々に移転説明会、周辺の関係にはその後になるかと思いますけども、近隣説明会という形を取っていく予定で現在考えております。  以上となります。 78 ◯佐竹としこ委員  こういう話はすぐに流れます。ですから、終了後でもいいですから、地元の団地の自治会長さんとかにはぜひお伝え願いたいと思うんです。自然にどんどん流れていって、うわさが立って不安をあおるよりも、そこでしっかりと自治会長さんが知っているということが大事だと思いますので、その点ぜひお願いしたいと思います。  ちょっと地元から話を聞いたところによりますと、この団地のこの地域はエレベーターが設置されて数年しかたってなかったように聞いているんですが、ということは、エレベーターを設置して数年でまた建て替えというのがもったいないんじゃないかと、そういう話も伺いました。建て替えはいいですよ、新しくなってきちんとなるのはいいんですが、全体的に見ますと今まで何か局が違ったんでしょうかね、建てるほうとそれから営繕のほうと。ですけど、今回見ますと、東京都住宅政策本部って新しくなったんでしょうか、そういうことによって連携もしっかり取れるんじゃないかなと期待しているんですが、しっかりと連携を取っていただいて、今後も何というかな、無駄がないようにというか、それでいてきちんと住宅に困る人がいないようにという、人口減少はもちろん分かりますが、都営住宅の申込みがあれだけ多いわけですから、そこも考慮に入れながら計画を立てていただきたいって、それは要望いたします。 79 ◯福馬恵美子委員  あそこの団地も本当に古い団地になって、都営住宅になっているんですけれども、今回、第1期が示されたわけですけれども、私はまず全体像を示して、それで今回は第1期分ですよというふうにしないと、さっき公開空地3割というふうに言われたんですけど、あそこは仙台堀川公園に東も南も接しているんです。そして、団地から大石邸のところへ出られるようになっているんです。ですから、散歩をするコースや、あるいは緑地というのはあの地域にはたくさんある地域なんです。したがいまして、これ15号棟まであるんですけれども、そこの全体をどういうふうにするかというのを絵を描いて、先ほどから出されている高齢者施設も含めてどういうふうな形になるか。  ここ、9号棟の南側に今、皆さんが集まる集会所があるんですけど、ちょっと不幸な出来事があってあまりきれいじゃない状況になっているんですけど、そういうところも含めて敷地全体でまず絵を描いていただいて、どこに空きができるんで、結構グラウンドというか、広場も広いんですね、あそこは。ですから、その辺をすべきではないかと思うんですけれども、こういう1・2・3・4期というのをそれぞれ別々にされている理由というのは、どういう考えで進められているんですか。
    80 ◯都・開発課長  全体の計画についての御質問でございます。  今回、資料現況図の中に、3ページの中に移転計画というふうに書かせていただいた範囲がございます。ちょっと字でしか書いてなくて申し訳ないんですが、これ、号棟数が書いてある範囲で、既存の号棟数が第1期、第2期、第3期、第4期になっていくというような、全体計画を書かせていただいております。  建て替え計画の全体計画というのは、当然この16年に向かっていくような計画になっておりますので、非常に長期にわたっているという状況がございまして、計画が変更になってしまう可能性が非常に高いというところで、今、現時点では避難関係の公開スペースを少しでも確保して緑地を設けることで、少しでもゆとりのある計画をしていきたいということをお示しさせていただいて進めているというのが現状でございます。  1期工事の話につきましては、先ほどエレベーターのお話もございましたが、実は2号棟と7号棟にエレベーターが設置されていない状況なんです。こちらどうしても1期工事で早い段階で建て替え計画をしていくことが、住民さんに非常にいいことじゃないかということで、今回1期を、スタートを切っていくということに示させていただきました。  以上となります。 81 ◯福馬恵美子委員  公開空地をつくって避難所ということを今答弁ありましたけれども、ここはゼロメーター地域で、水害、荒川の氾濫があれば必ず10メートルぐらい沈む場所なんです。ですから、先ほど佐竹委員からありましたように、上に避難所に類するもの、あるいは集会所等を上に上げてほしいという要望があると思うし、地域の方がいざというときにそこに垂直避難できるような考えというのは、今後必要な視点だと思うんです。  16年という長いスパンなので全体像が描けないということなんですが、ここは本当に高齢化率が非常に砂町でも高い地域となっておりますので、高齢者施設も含めてぜひ2期工事にそれを期待してよろしいんでしょうか。そうしないと、やはり不安だけが、自分たちの号棟は16年後かというような不安が出ますので、そうじゃなくこういう生活様式が描けるんだよというのを、全体像を示してあげるということは必要だと思うんですけど、もう一度、避難との関連で答弁をお願いします。 82 ◯都・開発課長  ただいまの御質問についてのお話でございますが、先ほど一番初めに御説明の中で、今回非常に団地数の多い戸数、御存じのとおり716戸ある現状の戸数を確保していくということになると、逆に都営住宅を建てるのでいっぱいいっぱいというような状況になっております。そういう状況の中でも緑地計画はしっかりと行いながら、公開スペースを、近隣の皆さんも使えるようなスペースの位置に設けて、何とか計画をしていきたいというふうに考えております。  避難できる、できないのお話でございますが、高層階のお話、先ほども再編利活用推進担当課長からもお話がありましたけども、区の要望があれば協議に応じていくということに東京都としてはしておりますので、その集会所等々の話につきましては、区のほうから要望があり次第、協議をしていくということにしていきたいと思っております。  以上となります。 83 ◯おおやね匠委員  私から、辰巳団地について何点かお伺いしたいんですけれども、これ9街区かどこかにある商店街、辰巳団地商店街は今後どうなるのかということと、それにリンクしているんですけども、その駅前のいわゆる複合市街地ゾーンにその商店街が移っていくというようなことを聞いていましたけれども、それはどうなっていくのかと。  私は、辰巳団地商店街のいわゆるおすし屋さんとか、そば屋さんとか、八百屋さんとか、私はしょっちゅう、これコロナ禍であまり行けなくなっちゃったんですけど、すし屋にはよく行っているんですよ。おやじがもう2代目で非常にうまくて、それが非常に心配でならないんですけれども、その辺をちょっと教えてください。 84 ◯都・再編利活用推進担当課長  すみません、2点の御質問。  1つが、辰巳団地の商店街でございますが、今後の建て替えの計画の中には現在まで入っておりません。ただ、今後の店舗の皆様の意向、それから辰巳団地全体の今後3期、4期という形で進めていく中でどうしていくかということは、ある程度、意向を確認させていただきながら進めていきたいというふうに考えております。  また、店舗の方たちが、今後引き続きこちらのほうで御商売のほうを御希望されているかどうかということも確認していかなければいけないかと思っています。それに合わせて団地の建て替えが進んでまいりますと、先ほど御説明したように、南側に大きな創出用地が出てまいります。こちらの辰巳のエリアでございますけれども、都心部に近くてアクセスも非常にいいということで、将来性、比較的高いポテンシャルを秘めた地域だと思っております。  こういった商店街、さらには今後のにぎわい等も含めて、どういうふうにまちづくりをしていくかということにつきましては、都庁内でもまちづくりを行っております関係部局、さらには今後、江東区の皆様とも少し議論を深めていって、計画をより高めていきたいというふうに考えております。 85 ◯おおやね匠委員  ありがとうございます。再編利活用推進担当課長さんのおっしゃった、分かるんですけれども、たしかというか2年ぐらい、私もちょっと絡んだんですけど、絡んだというかちょっとお手伝いをしたんですけども、おすし屋さんとか、おそば屋さんとか、八百屋さんとか、引き続きやっていきたいという御希望がありまして、それを都のほうに文書でお願いをした経緯があります。それで、まだ時期尚早だということの回答をいただいて、そうしたらいろんなお話で、駅前にショッピングアーケードみたいのができて、そこに何かスーパーマーケットとかファストフードができるんじゃないかということで、非常に何だよ、おれたちもうできないじゃないかというようなこともあったので、ぜひその辺の地元の声ですよね。あの方々は実際に、これできてから50年たっていますけど、50年住んでいるんですよ、あの人たち。ですから、ぜひ今までのそういう方々を大切にしたまちづくりをしていっていただきたいなと思います。  あともう一点、ちょっとこれは都の方ではないんですね、区のほうなんですけれども、1つこういう話がありまして。今、辰巳団地のほうで、古い団地のほうから新しいところに引っ越しをされた方が多くいらっしゃいます。何だろう、1期工事とかの方々なんですけれども、その方々がおっしゃるにはね、ちょっとあれなんですけど、洗濯物が干せないと、外に干せなくなっちゃったと、ベランダに。今までは日差しのいい辰巳団地のベランダで洗濯物を干していたと。ところが、新しいいわゆるきれいな辰巳団地が出来上がってからベランダに干すと怒られるんだと。これは区の条例で洗濯物を干しちゃいけないというようなことで、非常に厳しくなっているんですよということの相談をいただいたんです。私はそんなことを、ちゃんとお日様に干すべきじゃないかというようなことは言っているんですけど、確かに条例があるんですよ、外に干しちゃいけないという。でも、まさかこれ実際に辰巳団地の方々全員が、乾燥機を持っている人はあまり少ないですよね。プラス、やはり豪華けんらんなマンションとかではないんで、やはり外に干すというのが日本の文化じゃないかなと私は思うんですよね。やはり住みづらくなったらそういう辰巳団地もちょっとおかしいんじゃないかな、私、非常におかしいと思うんで、この辺ちょっとどなたに聞いていいのか分からないんで、そういう問題がございました。ぜひちょっとお答えいただきたいと思います。 86 ◯住宅課長  今の最後のベランダの洗濯物の件、この件についてお答えさせていただきます。  どの特定された住戸かちょっと分からないものですから、一般論としてお答えさせていただきますけども、低層というか、中層ぐらいの建物であればベランダは通常ついているかと思いますので、ベランダのところで干していただくということかと思います。ただし、ベランダの言ってみれば洗濯ざおというんですかね、そちらの位置のところだと思うんですけども、その位置が若干高いと、例えば景観上の話とか、そういった観点で、外に干しちゃ駄目ということではなくて、物干しざおの高さをもう少し下のところに移していただいて、景観上もう少し良好な形でお願いしますというようなことはございます。そういったことかと思いますので、ベランダに物を干しては駄目というような規制ではないのかなという認識でございます。  以上でございます。 87 ◯おおやね匠委員  すみません、ありがとうございます。実際辰巳の方に訪問してお話をお伺いするときに、部屋の中にいっぱい干してあるんです。このコロナ禍ですよね。そんなんじゃ気持ちも滅入ってしまうんじゃないかなと思ったので質問したんですけども、分かりました、住宅課長さんのおっしゃるとおりに伝えておきたいと思います。ありがとうございます。 88 ◯中村まさ子委員  ちょっと違う観点からお聞きしたいんですが、せっかくこうやって大規模の建て替えも行われますし、今日は東京都の方が御説明にいらっしゃっているのでお聞きしたいんですが、辰巳団地のほうで、付属施設で太陽光発電の設備等と書いてあります。南砂は書いてないんですけど、多分同様だと思うんですが、せっかく建て替えるので、東京都としては、ZEBとかZEHって言っているんですけど、ゼロエネルギービルとかゼロエネルギーハウスという、なるべく再生可能エネルギーを使うとかという形での対応というのは考えていらっしゃるのかどうか、ちょっとお伺いします。 89 ◯都・開発課長  ただいまのZEB関係は再編エネルギー関係についての御質問かと思いますけれども、都営住宅につきましては、太陽光パネル、太陽光発電に関わる太陽光パネルはつけている状況でございます。大体3キロワットから5キロワットで、規模によっても変わるということになるかと思いますが、そういったものを設置しているということと、あとは省エネルギー関係に対して、LEDだったりとか、高効率性のある照明だったりとか、機器類ですか、そういったものを整備するということで、今の現状としては行っているというのが現状でございます。  売却関係とかも出てきたかと思いますけども、太陽光パネルにおける売却関係については、東部事務所としてはちょっと把握していないという状況になっています。  以上となります。 90 ◯中村まさ子委員  太陽光発電はとても再エネとしても使いやすいですし、いいと思いますけども、3キロワットから5キロワットだと規模としては小さいです。CO2削減効果もそれほど高くはないですね。ゼロエネルギービルとかゼロエネルギーハウスというのは、東京都がゼロエミッション計画を出して、2030年50%ですか、というふうにせっかく出しているので、これからつくる公共的な建築物に関しては、ぜひゼロエネルギービルを導入していただきたいというふうに思っています。  東京都が自治体の中でもエネルギー計画は先頭に立って結構旗振っているところがあって、応援はしているんですけれども、せっかく都営団地という大規模な建て替えがあるので、いいチャンスだと思いますので、ぜひこれは住宅局だけじゃない、環境局なり何なりと、総務局なのかもしれませんが、調整が必要かなと思いますけれども、ぜひそれを東京都として取り組んでいただきたいということを要望いたします。 91 ◯中嶋雅樹委員  私から1点。先ほど水害の話も出たんですけれども、城東地域の都営団地は割と表現すると狭苦しいところが多くて、敷地内通路も狭くて、南砂五丁目の団地も今、あの通路、ガードパイプとかいけ込んであって、駐車対策とかあるんだと思うんですけれども、火災のとき大型のはしご車とかがちゅうちょなく入れて、しかもこの棟にはここにはしご車がつけられるというような想定をしていただきたいなというふうに思います。多分、消防署隊の皆さんいろいろ苦労されています。火事場に行くと、バックでアプローチさせていたりとか、そういう光景を見ますので、ぜひこの点、城東の署と意見をいただいて、そういった方向からの対策も要望いたしたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 92 ◯委員長  御要望でよろしいですか。ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 93 ◯委員長  本件について、以上で終了いたします。  東京都の職員の方、お疲れさまでした。                (東京都職員退室) 94 ◯委員長  間もなく正午になりますので、休憩を取りたいと存じますが、いかがいたしましょうか。まだ報告事項が14件残っております。短い休憩にするか、長い休憩にするか。             (「長い休憩」と呼ぶ者あり) 95 ◯委員長  それでは、再開を午後1時として休憩にいたしたいと思います。お疲れさまでした。               午前11時57分 休憩  ────────────────────────────────────               午後 0時58分 再開 96 ◯委員長  それでは、委員会を再開いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項2 東日本大震災に伴う被災自治体への職員派遣について 97 ◯委員長  報告事項2「東日本大震災に伴う被災自治体への職員派遣について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 98 ◯職員課長  それでは、資料4を御覧ください。  令和3年度の被災自治体への職員派遣ですが、福島県伊達郡川俣町へ令和3年4月1日から令和4年3月31日までの1年間、一般事務1名が復興関連業務に従事します。  東日本大震災の発生から本年で10年がたちました。職員派遣の期限につきましては、当初、復興庁の設置期限である本年度末までを予定しておりました。今般、復興庁の設置期間が10年間延長されたことに伴い、福島県及び川俣町から、令和3年度についても、引き続き職員の派遣を希望する旨、御依頼がございました。区として検討した結果、川俣町につきましては、1年間の派遣延長を受託したところでございます。  なお、岩手県大槌町につきましては、当初の予定どおり派遣終了の了承を得ているところでございます。  説明は以上です。 99 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 100 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項3 被災者支援の状況について 101 ◯委員長  次に、報告事項3「被災者支援の状況について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 102 ◯被災者支援担当課長  それでは、被災者支援の状況について、御報告を申し上げます。  資料5を御覧ください。  項目1、江東区内の被災者受け入れ状況です。令和3年1月末現在、区内の避難者は、123世帯、219人となっております。前回の委員会での報告からは、世帯数は2世帯、人数は7人の減少となっております。  被災者の詳細につきましては、裏面の別表に記載をしております。  項目2、被災者への主な支援状況です。新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の影響で、社会福祉協議会及び保健所の支援が中心となっております。社会福祉協議会の支援のうち、東雲サロンは、10月下旬に行った後、開催されておりませんが、震災から10年目ということで、日頃御参加されている方に東雲サロン通信というパンフレットをお送りしております。  戸別訪問は、資料にありますように、30戸から40戸を訪問しております。その際、不在宅には、お困りの際に連絡をいただけるよう、不在宅票を置いております。保健所の定期訪問についても、月に三十数戸を訪問しております。  項目3、発災から10年目となる2021.3.11の本区の対応です。区内に避難されている世帯に対し、区長及び議長からお見舞いのメッセージを送付してございます。  報告は以上でございます。 103 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 104 ◯中村まさ子委員  震災から10年たったんですけれども、避難している方たちにとっては困難な状況は変わっていないというふうに思います。それで、コロナの影響もあって例年のようなイベントができてないんですが、社協も保健所もそれぞれ30件ぐらいの、三十数件訪問しているんですけれども、この方たちって大体かぶっているんですか、それとも全く別々の世帯というふうになっているんでしょうかということと、もう一つは、訪問したり相談を受けたりして、その内容ですね、傾向というのが分かったら教えてください。 105 ◯被災者支援担当課長  それぞれ社会福祉協議会と保健所が訪問している世帯がかぶっているかどうかということでございますけれども、現地におきまして社会福祉協議会と保健所が調整をし、状況によっては一緒に訪問しているところもございますので、そこはよく調整はされた上での訪問となってございます。  それから、健康の状態につきましてですけれども、資料にございますように健康相談を行っておりまして、11月から12月、1月、2月、それぞれ2名から3名の方が直接健康相談を受けているところでございます。そのほか、特に大きな健康上の問題がある方というのは、新しく見つかっていないところでございます。  以上でございます。 106 ◯中村まさ子委員  社協とそれから保健所が連携をしながら支援していただいているということで、それはよかったなと思っています。  もう10年たって、帰還困難区域だったのが解除されたりして、いろんな状況が変わっていて、そして例えば住宅の、みなし仮設住宅の無償提供という、もう何年か前から打ち切られたり、指定が解除されると打ち切られたりというふうに、今残っている人たちというのはなかなか大変な、困難な状況を抱えている人が多いと思いますので、ぜひ今後も社協と保健所と連携した支援をよろしくお願いいたします。 107 ◯佐竹としこ委員  この報告を見ますと、社協もそれから保健所も全戸訪問、また定期訪問と戸別訪問が1月で終わっているんですが、今後の予定はどうなっていますでしょうか。 108 ◯被災者支援担当課長  今後につきましても、月に1回、大体年間を通じまして全世帯を訪問できるような形で、それぞれ訪問を継続していく計画でございます。 109 ◯佐竹としこ委員  忘れられてない、忘れてないということが一番被災者の方には励みになると思いますので、とにかくいろんな状況もまた変わってくると思いますので、この戸別訪問、また定期訪問ですか、しっかり行っていただいて、支援のほうをよろしくお願いいたしたいと思います。 110 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 111 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項4 風水害時における区内公共施設の対応について 112 ◯委員長  次に、報告事項4「風水害時における区内公共施設の対応について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 113 ◯防災課長  それでは、資料6を御覧ください。  風水害時における区内公共施設の対応についてでございます。  初めに、1の検討の経緯でございます。令和元年10月に発生した台風第19号の際、区内公共施設の臨時休館等の検討、決定に当たり、時期や取りまとめ方法について課題がございました。こうしたことを踏まえ、今般、風水害時における区内公共施設の対応について、以下の2点を整理したものでございます。  まず、2に記載の、風水害時における区内公共施設の対応についてでございますが、風水害時には、区の災害対策本部において、区内公共施設の臨時休館等の対応を決定することといたしまして、施設を開設しなければならない特段の事情がある場合については、施設所管部よりその旨の報告を受けた上で可否を判断するということで、取りまとめさせていただければと考えてございます。  また、次の3に記載の、臨時休館等決定の時期でございますけれども、こちらにつきましては、風水害の要因となる台風・大型低気圧の気象情報、降雨情報ですとか、台風情報ですとか、それから荒川の水位情報、また公共交通機関の計画運休情報や、貸出施設の利用中止の周知等を勘案いたしまして、遅くとも台風・大型低気圧最接近日の2日前を目安として決定することといたしております。  資料の下段に、想定されるタイムラインをお示ししておりますが、これは令和元年の台風第19号の際のタイムラインを基に想定しており、台風・大型低気圧が最接近となる時間帯や気象状況により対応が前後することがありますので、あくまで想定ということでございます。  想定では、台風・大型低気圧最接近日3日前までには、気象情報や水位予測、公共交通機関運行状況等の情報収集を行うとともに、庁内にて施設所管部局による調整、協議を行います。その後、2日前には区災害対策本部を設置し、区内公共施設の臨時休館等の決定を行います。  以後、1日前には、施設の臨時休館等の準備を行うとともに、自主避難施設及び拠点避難所の開設準備を行い、当日には区内公共施設の臨時休館等の対応を行うとともに、自主避難施設及び拠点避難所を開設いたします。  令和元年の台風19号の際には、台風最接近1日前となる10月11日金曜日の16時半に災害対策本部を立ち上げ、区内公共施設の臨時休館等を決定いたしましたが、今回の想定ではもう1日早めることを目指しており、今後とも初動体制の確立に向け取り組んでまいります。  私からの説明は以上でございます。 114 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 115 ◯佐竹としこ委員  すみません、1点だけ確認をしたいと思うんですが、2番目の施設を開設しなければならない特段の事情がある場合にというのは、避難所とか、そういうことを想定しているんでしょうか。ちょっとどういう場合でしょうか。 116 ◯防災課長  この特段の事情ということでございますけれども、こちらにつきましては、そのままその館が開館し続けるということというよりは、一律で休館できない場合、同じタイミングで休館できない場合に当てはめるということになってございます。基本的には、各施設はそれぞれ役割と特色を持っていますので、一律により難い場合については、そうした事情を勘案するということですが、ただ、風水害のおそれが高まっている時点のことですので、なかなか施設それぞれの特色に応じた事情はあると思いますけども、最終的には閉めるという方向になろうかというふうに考えてございます。  以上でございます。 117 ◯福馬恵美子委員  拠点避難所の開設準備が1日前からということになりましたが、これはどこまでの準備を1日前にしようとされているんですか。 118 ◯防災課長  基本的には風水害時ということになりますので、要は水にぬれてはいけないような物品等が備蓄倉庫とかにある場合については、それをなるべく上の階のほうに上げるとか、そういったことの準備も含めて、1日前から行っていくということを想定してございます。  以上でございます。 119 ◯福馬恵美子委員  拠点避難所ですから学校も入りますけれども、学校の避難所開設にはいろんな役割分担を今されていると思いますけれども、そういう方たちへはどういう呼びかけをされるのか。
     それで、1日前にこういうふうにするということを、今回、対応を決めたということになると、今後どういうふうに地域の中で、地域の人を巻き込んだ、町会を巻き込んだ拠点避難所の開設準備をされるのか、その2点お示しください。 120 ◯防災課長  拠点避難所開設に当たっての役割分担ということと本件の絡みということでございますけれども、基本的に、やはり今回2日前に決めるということで、そこからのスタートということで、早め早めに、地域、学校にはこうした情報をお伝えして体制を整えていただくと。  学校では、現在、学校避難所運営協力本部がございますので、そうしたところのそれぞれの役割、学校、それから災害協力隊、地域の方々、そうしたところの対応というのを早めから取っていただくということを想定してございます。  また、こうした周知等につきましても、一斉情報配信システムですとか、もしくは我々のほうの持っているいろんな通信の連絡体制、そうしたもので行っていくとともに、今回こうしたことを今後やっていくということについても、改めてまた、新年度にあります学校避難所運営協力本部のほうで周知のほうを図っていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 121 ◯福馬恵美子委員  学校拠点避難所を開設するには、やはりそれぞれの役割分担を持った地域の人を巻き込んだ活動ということなんですけれども、来年度から1日前、あるいは2日前から準備をするということを、今までと制度が変わるということを地域に下ろしていく、伝えていくには時間ときめ細かな周知の徹底が必要だと思いますので、その辺は十分にゆとりを持って、そしてきめ細かく伝達作業をしていただくように強くお願いをしておきます。終わります。 122 ◯正保幹雄委員  若干重なりますけれども、ちょっと確認ですけれども、風水害時に災害協力隊に依頼をする行動については、この間、整理をしていくというふうになっていましたけれども、どのように整理をされているのかというのと、災害時の各協力隊へのこの情報伝達については、非常に大事になってきていると思いますけれども、これもどうしていくのかというのが課題として残っていた部分ですけれども、この点について御説明いただきたいと思います。 123 ◯防災課長  風水害時における災害対応というところで、2点でございます。  まず1点目、その役割分担の整理ということでございますけれども、学校避難所を開設するに当たりましては、当然、区の職員も派遣はいたしますけれども、あとは学校、それから災害協力隊の方の協力を得て円滑に避難所を開設するということを想定してございまして、そういう中では、今回、災害協力隊の方も引き続き、そうした役割を担っていただくということを考えてございます。  一方、こうした方々への情報の伝達ということでございますけども、これも台風19号の際の反省点といたしまして、なかなかぎりぎりのタイミングで情報を出すということの難しさがあったということから、なるべく早めにそうしたことを決め、動けるように時間的なリードタイムをとるということで、今回の整理とさせていただいております。  以上でございます。 124 ◯正保幹雄委員  何かちょっと、そうした役割を災害協力隊に担っていただくということは分かるんですけれども、具体的にどういう行動をしなきゃいけないのかと、お願いをするのかということはどうなんでしょうか。それはきちっと整理ができているんでしょうか。それがちょっと心配なんです。  それから、情報伝達については、私たちの持っている情報ツール等々ということですけど、現場ではどういうふうな対応をするのかというのは、ちょっと具体的によく分からないんですけど、情報伝達についても、ちょっともう少し具体的に説明いただけますでしょうか。 125 ◯防災課長  まず、1点目の整理の具体的な内容ということでございますけれども、これもやはり台風19号の際のことを念頭に置いてでございますが、この際に誰が避難所に一番早く駆けつけ、誰が一番早く開けるかということがあったかと思います。基本的には、災害情報連絡員という区の職員が派遣されて、それが一番早く行くということを想定してございますけれども、それにより難い場合は、地域の方々が一番早く来るということが想定されているということでございます。  今回、区といたしましては、なるべく早く、まず区の職員を派遣すると。区の職員を派遣したところで、災害協力隊の方と協力して開設準備に当たるということを想定してございます。  それから、2番目の情報伝達につきましては、今、災害協力隊には一斉急報システムというもので、区から災害協力隊の方々に災害情報等々を連絡するシステムがございますので、そうしたもの、それから電話連絡ですとか、ファクスとか、そういったものを含めて、いろんなツールを使って情報伝達に当たりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 126 ◯委員長  ほかによろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 127 ◯委員長  では、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項5 令和3年度江東区総合防災訓練の日程について 128 ◯委員長  次に、報告事項5「令和3年度江東区総合防災訓練の日程について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 129 ◯防災課長  それでは、資料7を御覧ください。  令和3年度江東区総合防災訓練の日程についてでございます。  初めに、1の訓練の目的でございますが、区民の生命、身体及び財産を災害から保護する上で、江東区地域防災計画の習熟を図るとともに、区民及び地域の自助・共助による地域防災力の向上と防災意識の高揚を図ること、また、江東区及び防災機関の即応力と連携の強化による災害対応力の向上を目的としてございます。  次に、2の新型コロナウイルス感染症対策についてでございますが、こちらにつきましては、国及び都のイベント等開催要件などを踏まえまして、感染状況を見極めつつ、参加者の健康と安全を第一に感染症対策を検討してまいります。  次に、3の東京2020オリンピック・パラリンピック大会との調整についてでございますが、令和3年度の防災訓練の実施に当たり、東京2020オリンピック・パラリンピック大会開催に伴う防災関係機関の大会警戒勤務との調整が必要となるため、今回、地域訓練につきましては、従来の、深川、城東各地区2会場の計4会場から、深川、城東各地区1会場の2会場での実施といたします。  次に、4の日時・場所でございますが、まず(1)の防災関係機関訓練につきましては、令和3年の11月7日日曜日の9時より、都立木場公園多目的広場にて実施いたします。  また、(2)の地域訓練でございますが、深川地区につきましては、1)の10月10日日曜日9時より辰巳小学校にて実施いたします。  なお、実施に当たっては、近隣の辰巳中学校に割り振られている災害協力隊との合同開催となります。  また、城東地区につきましては、2)の11月21日日曜日9時より、小名木川小学校にて実施いたします。  なお、こちらも近隣の第四砂町中学校に割り振られている災害協力隊との合同開催となります。  最後に、5の令和2年度江東区総合防災訓練(深川第一中学校会場)の中止についてでございますが、今年度、地域訓練として、令和3年3月14日の日曜日、深川第一中学校にて開催を予定しておりましたけれども、新型コロナウイルス感染症の影響に鑑み、学校や各災害協力隊で構成する実行委員会と協議の上、中止といたしました。  なお、深川第一中学校での地域訓練につきましては、今般、地域の方々からいただいた御意見を踏まえ、令和4年度以降の開催を改めて検討してまいります。  私からの説明は以上でございます。 130 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 131 ◯福馬恵美子委員  地域訓練についてですけれども、訓練実行委員会により運営するということですが、具体的にどういうメンバーで、そのためにどういうことを検討されるか、それについてお答えください。 132 ◯防災課長  こちらの実行委員会につきましては、基本的には学校、災害協力隊、それから地域の方々ということで構成されておりまして、そうした中で訓練内容ですとか、それから訓練の参加人数等について検討しているところでございます。  今年度につきましては、とりわけ新型コロナウイルス感染症の影響から、参加人数の絞り込みですとか、それから訓練時間の短縮等、いろいろと検討していただいているところでございます。  以上でございます。 133 ◯福馬恵美子委員  学校、災害協力隊、町会ということなんですけれども、コロナの中で昨年行われた第三砂町小学校での訓練、避難訓練ですね、このことを含めて、この訓練実行委員会に区の行政としての関わり、そしてどういうふうに進めていくか、再度お尋ねします。 134 ◯防災課長  区の関わりということでございますけれども、当然、実行委員会には区も事務局として参加をいたしまして、その中で訓練メニュー等の検討を行うというものでございますけども、今回、第三砂町小学校で開催いたしました新型コロナウイルスに対応した避難所運営訓練の成果につきましても、こうした実行委員会で御説明申し上げておりまして、今回中止となりましたけれども、深川第一中学校におきましても、第三砂町小学校と同様の避難所運営訓練を行うということで、検討を進めていったところでございました。  以上でございます。 135 ◯福馬恵美子委員  この地域訓練なんですけれども、避難所を開設することが主の目的なのか、コロナ禍における分散避難的な視点を地域訓練の主眼に置くのかということで、地域や災害協力隊、学校の動きが変わってくると思うんですけれども、これはどちらに主眼を置いてされるんですか。中途半端なことするよりも、目的をしっかり把握していただいてしたほうが、私は効果が上がると思うんですけど、その辺についての考え、お示しください。 136 ◯防災課長  地域訓練の目的でございますけれども、福馬委員御指摘のとおり、やはり訓練の目的というのは明確なもので行うということが前提になってくるかと思います。そうした中で、従来の地域訓練というのはいわゆる総花的なものという、各メニューいろいろと多くやっているというところがあったんですけども、やはりこのコロナ禍の影響もありまして、今年度、それから来年度につきましても、その訓練の目的を絞り込むと。具体的には、コロナ禍においてどういう形で避難所を運営していくのかというところに特化した訓練というのが、地域訓練では必要になってくるかと考えてございますので、そうしたテーマで進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 137 ◯佐竹としこ委員  すみません、今、福馬委員からも話があったんですが、目的、今分かりました。ただ、訓練というのは、今までもそうですが、多くの方にしっかりと災害時の自分の行動とか全て分かっていただくための訓練でもあるかなと思うんです。そういった場合、先ほどの説明の中で、今回はコロナ禍において人数の絞り込みとか、内容の云々という話があったんですけども、絞り込んだ分、それに参加できなかった方、それ以外の方にどういう周知というか、どういう訓練の場面を提供していくかということも重要な課題ではないかと思っています。ですから、これ、今後の訓練の在り方、集合だけではなくて、例えば区の木場公園で今もあったと思うんですが、レインボータウンFMとか、それからケーブルテレビとか、そういう情報を発信したりとか、様々な方法もあると思いますので、多くの方に区の訓練の様子を知っていただくという方法も考えていただきたいって思うんですが、いかがでしょうか。 138 ◯防災課長  佐竹委員御指摘のとおり、訓練の内容をどういう形で周知するかということで、やはり参加していただくことが一番いいんですけども、このコロナ禍においてはどうしても参加人数が絞られてしまうということになりますので、今御指摘いただいたとおりですけれども、区が有する媒体といいましょうか、ケーブルテレビですとか、それからコミュニティFMですとか、そうしたところの情報媒体も通じて周知を図るということも併せまして、いろいろな手段で周知していく方法というのを考えてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 139 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 140 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項6 江東区都市計画マスタープラン地区別ワークショップについ            て 141 ◯委員長  次に、報告事項6「江東区都市計画マスタープラン地区別ワークショップについて」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 142 ◯都市計画課長  資料8を御覧ください。  1の都市計画マスタープランの策定状況についてです。新型コロナウイルス感染症の影響に伴いまして、都市計画マスタープランの策定時期につきましては、1年間延期してきたところでございます。このため、今年度につきましては、昨年度策定いたしましたまちづくり基本方針につきまして、感染症がまちづくりに与える影響、また、住宅マスタープランとの統合など、検証、見直しを行ってまいりました。  令和3年度におきましては、各地区におきまして、区民等が参加するワークショップを開催し、新たに地区別まちづくり方針を作成し、先ほどのまちづくり基本方針と併せて都市計画マスタープランとして策定してまいります。  2の地区別ワークショップについてでございます。  (1)の目的についてです。地区別ワークショップは、区民等の意見等を地区別まちづくり方針に反映させることを目的としており、ワークショップでは自由で闊達な、また、未来的な思考に富んだ多くの意見、提案を引き出せるよう努めてまいります。  (2)委員構成です。ワークショップに参加するメンバーは、公募委員、町会関係者、商工会議所など、住んでいる人、働いている人及びまちづくり団体などの活動をしている人により構成し、全体として約80名の方の参加を予定しており、そのうち公募委員につきましては24名となっております。各地区の委員の数につきましては表に記載しておりますが、委員につきましては、地区によってまだ若干の空きがございまして、参加していただける方をただいま募っているところでございます。  (3)開催予定でございます。4月に第1回地区別ワークショップを開催し、5月から7月にかけて第2回から第4回の地区別ワークショップを開催し、10月に全体発表会を開催する予定です。  説明は以上となります。 143 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 144 ◯おおやね匠委員  この都市マスですけれども、今回の都市マス、本当に非常に重要だと思います。今回、何回も申し上げていますけれども、この都市マスで新駅拠点という新たな概念が生まれています。ですから、いわゆる新駅拠点から地域核に行って、広域核ということで、新駅拠点、言うまでもないんですけれども、これ8号線の新駅でありまして、1年間コロナ禍でできなかった都市マスのワークショップができるようになったということなんですけれども、都市マスのワークショップともう一つは先ほど、先ほどの陳情のとき私、申し上げてもよかったんですが、先ほどの陳情の際の説明でも、いわゆる交政審の今回の交通部会の答申が今年の7月に出ると。ですから、7月に答申が出て、そしてこの地区別ワークショップの全体発表会が10月にあるということで、非常にこの2つが8号線への事業着手へ向けての言わば後ろ楯というのかな、ものすごいいい大きなものになると思うんですよね。ですから、これを8号線としてどう結びつけるかというので、私は非常に、この都市マスというのは非常に重要だと思うんですけれども、区としてその辺の都市マスと交政審と8号線、これどうリンクづけてお考えなのか、その辺をお伺いしたいと思います。 145 ◯都市計画課長  都市計画マスタープランを策定していく中では、8号線、長期計画における重要課題でございますので、第一におきまして、私どももその8号線のまちづくりにつきましてはしっかりと、先ほどの答申の内容、また地区の声を十分反映できるように、まずは門戸を広げて耳を大きくして、まず意見を聞きながらしっかりとまとめていきたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 146 ◯おおやね匠委員  そうですね、じっくりと聞いていただきたいと思うんですけど、これ地域の方々が、特に8号線の新駅拠点としては南部地区の東地区の方々から、委員から、多分いろんな御意見が出ると思うんですよね。その意見の中にいわゆる8号線の拠点としてのまちづくり、これ本当あえて言えば、いろんなまちづくりがありますけれども、いろんなまちづくりを、拠点、拠点をしても、8号線に勝てるまちづくりってないですよね、絶対に。ですから、今回ぜひ、我々の江東区には地下鉄8号線事業推進担当課長さんと都市計画課長さんと、そして地下鉄8号線事業推進担当部長さんがいらっしゃいますので、やはりそれを東京都のほうにがっちりスクラムを組んでやるしかないと思うんですよね。ですから、ぜひその点、この7月の交政審の答申と10月のワークショップの全体発表会と、これ非常に重要ですのでよろしくお願いいたします。 147 ◯正保幹雄委員  今、おおやね委員からも、8号線延伸が本区の最重要課題ということで、8号線中心のまちづくりというふうに言われましたけれども、それにしては地区別の委員数のアンバランスが甚だしくて、やっぱり多くの区民の皆さんから意見をいただいて反映をするということを考えると、今言われた南部地区の東ですとか南部地域、これがやっぱり公募委員が1人だとか、全体的なメンバーの数も深川や城東に比べたら半分なんです。だから、これについてはまだ枠があるということですけれども、もう少し多くの、公募委員を含めて多くの人に参加をいただいてマスタープランに反映をするというふうなことが大事だというふうにも思っていますけど、そういう点いかがお考え、どういう手だてを打たれるんでしょうか、伺います。 148 ◯都市計画課長  地区別の委員数のばらつきでございますけれども、こちらの公募委員等につきましては、昨年度公募した委員を全て採用させていただいているところでございますけれども、まだまだちょっと足りない部分がございます。そういった公募の方々を通じてできる限り人を紹介していただくなり、または、町会等の推薦等をいただきながら、不足する人数については穴埋めをしていきたいというふうに考えているところでございます。引き続き、委員につきましては、地区のバランス等を考慮して人数を検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 149 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 150 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項7 建築基準法第51条ただし書の規定に基づく許可について 151 ◯委員長  次に、報告事項7「建築基準法第51条ただし書の規定に基づく許可について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 152 ◯都市計画課長  資料9を御覧ください。  1の経緯でございます。建築基準法第51条では、廃棄物処理施設を建築する場合は、都市計画においてその敷地の位置が決定しているもの、または、ただし書の規定により、知事が都市計画審議会の議を得て許可したものとされております。  本件につきましては、このただし書の規定により都知事が許可するに当たり、本区に対して意見照会がなされたため、本区都市計画審議会に付議し、回答するものでございます。  2の概要、(1)広陽サービス株式会社新木場リサイクルセンターについてです。  新木場リサイクルセンターの位置ですが、新木場四丁目5番21号。東京メトロの車両基地の西側であり、用途地域は工業専用地域となります。  新木場リサイクルセンターでは、平成31年より、産業廃棄物である廃プラスチックの破砕処理を建築基準法の許可を要しない6トン以下で、また、木くず、瓦礫の破砕処理を5トン以下で行ってまいりました。  同社は稼働時間を延長することにより、産業廃棄物は社会的にリサイクルの処理の需要が見込まれることから、処理量の増量、また一般廃棄物は行政からの受入れを視野に、新たに一般廃棄物処理を計画しております。  今回の申請におきまして、1日当たり産業廃棄物は廃プラスチック類14.49トンに増量して破砕処理することになります。  一般廃棄物は廃プラスチック類14.49トン、木くず11.13トン、ガラスくず26.40トン、混合14.37トンなど、破砕処理することになります。  現在ある建築物の概要につきましては、敷地面積が1,500.01平方メートル、建築面積は899.92平方メートル、延べ面積は1,184.17平方メートルとなります。  恐れ入ります、参考の3、2ページを御覧ください。  稼働時間は、これまでの午前8時30分から17時30分を24時間の稼働に変更いたします。それに伴う車両台数は、1日当たり搬入車両は小型車3トン車で20台から60台に、搬出車両は6台から38台に変更されます。  なお、先ほどの処理能力及び車両台数につきましては、繁忙期の数字となってございます。  恐れ入ります、資料9の1ページ、中段の表にお戻りください。  スケジュールについてでございます。令和3年8月に施設稼働を予定しているところでございます。  続きまして(2)株式会社共同土木東京中間処理工場です。  恐れ入ります、2ページを御覧ください。  株式会社共同土木東京中間処理工場の位置でございますが、新砂三丁目11番31号、砂町水再生センターの西側であり、用途地域は工業専用地域となります。
     共同土木は、主に都内の建設工事現場で発生した建設系産業廃棄物を受け入れ、破砕、圧縮、梱包などの中間処理を行っております。東京中間処理工場では、平成16年に許可を受け、産業廃棄物の処理を行っていた前の業者から、共同土木は、土地、施設、設備を購入し、平成22年より事業を継承しております。  同社は、今回老朽化した機器の更新により、処理量の増量と、粉じん対策用に屋外作業場の屋根の設置、計量事務所の新設を計画しております。  今回の申請におきまして、1日当たりの廃プラスチック類は540トン、木くずは848トン、瓦礫類は2,714トンに増量して破砕処理をすることになります。  建築物の概要は、敷地面積が8,566.7平方メートル、合計の建築面積は4,433.01平方メートル、延べ面積は7,328.32平方メールとなります。  恐れ入ります、参考の4、2ページを御覧ください。  東京中間処理工場の稼働時間でございます。こちらは、通常期は午前7時から20時、繁忙期は24時間の稼働となっております。車両台数は、1日当たり搬入車両は、中型車4トン車で130台から200台に、搬出車両は大型車20台から40台と変更されます。  なお、処理能力及び車両台数は繁忙期の数値となってございます。  恐れ入ります、資料9の2ページにお戻りください。  今後のスケジュールでございます。令和3年10月に工事に着手し、令和4年6月に施設の稼働を予定しております。  続きまして、3の今後の予定です。3月26日、今週の金曜日に開催予定の江東区都市計画審議会に付議し、東京都に対し意見を回答し、本年5月に東京都の都市計画審議会に付議される予定となっております。  私からの説明は以上となります。 153 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 154 ◯中村まさ子委員  これは東京都が区に意見照会をしたということで、区としては区の都計審に付議をするという手続についての御報告なんですけども、ちょっとお聞きしたいのが、まず広陽サービスの説明の中で、行政からの一般産業廃棄物の受入れを視野に入れていると、で、拡大するんだというお話だったんですが、そういう予定というか計画を江東区は持っているのかどうかということ。  それから、量を見ると、かなり2倍、3倍の受入れ量になるんですけれども、この辺は工業専用地域ということで住宅はないと思うんですが、特に環境アセスなんかはする必要はないということで、やるとすれば東京都になるのかと思うんですが、それは必要がないんでしょうか。かなり受入れ量が増えるということは、当然、搬入の車両も大幅に増加するということなんですが、この地域は工業専用地域ですけれども、多分どこか通ってくるときには江東区内を通ってくると思うんですが、その通過地区への影響というのはないんでしょうか、伺います。 155 ◯都市計画課長  新木場の広陽サービスの件でございますけども、一般廃棄物の受入れを視野にというのは、最近、廃プラスチック類の処理につきましては、一般廃棄物扱いのものも民間事業者で一部中間処理をするということがございますので、そういう事業展開を視野にというふうに聞いているところでございます。  あと、環境アセス云々の件でございますけれども、こちらにつきましては、今回変更したのが時間の変更でございます。8時間営業から24時間に変わったことによりまして、車両につきましては分散していくのかなということと、あと、先ほど言った環境アセスの件でございますけれども、今回廃掃法の第15条の施設の許可というものは取ってございます。そこにはミニアセスと言われる生活環境評価というものの評価をしなきゃいけないということになってございますが、その結果を私ども手に入れまして検討した結果、大きな振動、騒音等につきましては、大きな影響がないというような評価はされているところでございます。  以上でございます。 156 ◯環境保全課長  私のほうからは、車両の通行に伴う影響ということについて御説明させていただきます。この広陽サービスの今回の許可が通った場合には、この搬送経路が国道357号線、湾岸道路を使うということでございまして、それを使った場合の最大の交通量に与える広陽サービスの車両の寄与率というのが示されておりまして、0.4%というふうになってございます。国道357号線自体があまり人への影響もないということで、そういった意味から、この件につきましては特段問題ないというふうに、今のところ判断はしているところでございます。  以上です。 157 ◯中村まさ子委員  環境ミニアセスでも影響はないだろうと。それから、道路についても、湾岸道路ですか、0.4%増えるけど影響はないだろうということでしたので、住宅地でないということもあってあれなんですけど、江東区はこういう土地が多くて、産廃施設が結構集中するエリアでもありますので、もちろん建築基準法の手順に基づいての意見照会ですが、江東区の環境保全も視野に入れて、ぜひ区の都計審では検討していただきたいなと思っております。  以上です。 158 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 159 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項8 豊洲二・三丁目地区4-2街区開発計画について 160 ◯委員長  次に、報告事項8「豊洲二・三丁目地区4-2街区開発計画について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 161 ◯まちづくり推進課長  恐れ入りますが、資料10のほうを御覧ください。  本計画につきましては、事業者及び東京都等、関係者との協議を終えまして、おおむねの計画が固まりまして、都市計画手続が開始される段階となりましたので、今回御報告するというものでございます。  まず、1ページ、上段1の計画概要でございますが、事業者は株式会社IHI及び三菱地所株式会社でございます。  所在地は、上段右側の付近見取図の赤線で囲まれた箇所の豊洲の二丁目でございます。  次に、中段の建物概要でございますが、下段の晴海通り側から見たイメージパースにありますとおり、建物はA棟、B棟の2棟がございます。A棟につきましては、用途はオフィス、延べ床面積は約4万7,000平方メートルで、建物の高さ約100メートル、地上18階建てでございます。B棟につきましては、用途はオフィス、店舗、シェアオフィス及び企業寮でございまして、延べ床面積約9万平方メートル、建物の高さは約80メートルで地上15階建てでございます。  2ページを御覧ください。  2の本計画の整備方針についてでございます。  方針の1つ目、業務、産業支援、商業、居住等の機能集積による土地の高度利用といたしまして、下段の断面図にありますとおり、A棟にはオフィス、B棟にはオフィスのほかシェアオフィスや企業寮を整備することとしております。  方針の2つ目、周辺と連続する歩行者ネットワークの整備といたしまして、中段平面図の緑の太線の矢印になりますが、晴海通り沿いの歩行空間の整備による地上レベルでの歩行者ネットワークとともに、3街区から連続するデッキレベルでの歩行者ネットワークのほうも整備することとしてございます。  方針の3つ目でございますが、にぎわいや憩いを創出するイベント広場の整備といたしまして、中段の平面図のオレンジ色の部分になりますが、イベント利用が可能な地上デッキレベルの広場を整備することとしてございます。  3ページを御覧ください。  3の公共施設等の整備方針(案)についてでございます。先ほど2の本計画の整備方針で御説明しましたが、上段の平面図の黄色の部分になります晴海通り沿いには、幅員約5メートルの歩きやすい歩行者空間の整備をするとともに、ピンク色の部分になりますが、地区幹線道路4号沿いにおきましても、幅員約2.5メートルの歩行者空間を整備するものとなってございます。  恐れ入りますが、1ページにお戻りください。  1、計画概要のスケジュールについてでございます。今後、都市計画の手続のほうに入ってまいりまして、令和4年4月に着工、約3年の工事期間を経まして、令和7年3月末に竣工する予定でございます。  説明は以上になります。 162 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 163 ◯さんのへあや委員  2点ほどお伺いいたします。  こちらの該当の開発計画地区なんですけれども、もともと、商業業務系用地として、カフェ、子育て支援施設、また結婚式場などが建っていた場所になります。ただ、もともとは定期借地権で10年間ほどの暫定利用ということで契約があったかと思うんですけれども、今回こういった開発計画が立てられるに当たって、今回はそういった期間のほうを設けているのかどうか。  2点目が、同じ豊洲三丁目なんですけれども、芝浦工業大学が14階建ての建物を増設する際に、タワーマンションなんですけれども、やはり地域住民の方からかなり大きな反対の声が上がったりですとか、少し問題になった経緯がございます。  建物を、この資料10の1ページ目を見ると、下部のイラストのところでA棟の横、これ緑色になっているんですけれども、現在タワーマンションが建っております。こういった大きな建物が建つと住居からの景観が変わりますので、地域の住民の方への丁寧な説明ですとか、そういったものが必要になっているかと思うんですけれども、過去にあったそういった反対の運動を含めて、考慮して、今回も住民に対しては丁寧な説明が求められていくかなと思うんですけれども、その点どのようなふうに進めていく予定か、もしお分かりになったら教えてください。 164 ◯まちづくり推進課長  まず1点目の、今回の開発の期間みたいなものがあるかということでございますが、今回は恒久的な整備になりますので、そういった期間等はございません。  2点目の、隣のマンションへの影響についてでございますが、こちらについては、やはり芝浦の、先ほどさんのへ委員御指摘のそういった点は十分懸念しておりまして、事業者のほうに対しては、丁寧な説明をしていくようにということで求めているところでございます。引き続き、マンションの自治会側や事業者のほうと連携を取りながらやっていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 165 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 166 ◯委員長  なければ、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項9 豊洲グリーン・エコアイランド構想の改訂について 167 ◯委員長  次に、報告事項9「豊洲グリーン・エコアイランド構想の改訂について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 168 ◯まちづくり推進課長  恐れ入りますが、資料11を御覧ください。  まず、1の概要についてでございますが、本構想は、豊洲五丁目の一部及び六丁目全域を対象といたしまして、環境に最大限配慮したまちづくりの実現を目指すため、平成23年度に策定したものでございます。  構想の期間につきましては、中段の図にありますとおり、平成27年度までを始動期、その後の令和2年度までの5年間を概成期、それ以降を成熟期というふうにしているものでございます。  平成24年度には、地区の地権者等から成る豊洲地区まちづくり連絡会の部会といたしまして、豊洲地区環境まちづくり協議会のほうを設立いたしまして、本構想の実現に向けた体制づくりのほうを行いました。  また、平成25年度には、都市の低炭素化の促進に関する法律、いわゆるエコまち法に基づく低炭素まちづくり計画に位置づけるという計画改訂を行うなど、取組のほうを進めてきたところでございます。  今年度は概成期の最終年度となっておりますが、地区内の整備済み区域が約7割にとどまっており、概成している状況ではございません。そこで今回、概成期を延長し、構想全体の期間も延長することといたしました。  2の改訂内容についてでございますが、概成期は令和9年度までの7年間延長するとともに、低炭素まちづくり計画についても、同様に延長いたします。  3の改訂までの動きについてでございますが、本年2月に豊洲地区環境まちづくり協議会にて本改訂内容について協議した後、3月の豊洲地区まちづくり連絡会議におきまして、報告をしたところでございます。  4の今後の予定についてでございますが、本年4月に本区ホームページにて改訂版を掲載する予定でございます。  説明は以上でございます。 169 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 170 ◯正保幹雄委員  概成期を7年延長するということですけれども、豊洲グリーン・エコアイランド構想は、平成23年度以降は少し脚光を浴びていてインパクトもあったんですけれども、最近何かあまり聞かないんで、今回エコアイランド、こういう構想があったんだなというふうに再認識をしたんですけれども、そうしますと、これまで始動期が5年、これどういう整備をされてきたのか。それから概成期も5年計画だったんですけど、これがさらにそれ以上、5年が7年またさらに延びるということで、整備済みが7割ということで、今後7年間にわたって何をするのかと。それから、成熟期については何をするのか。計画がもう10年、15年の計画ですから、当初の計画とやっぱり随分変更せざるを得ないような状況の変化、情勢の変化もあろうかというふうに思いますけれども、ちょっとそういうこの構想の、ただ7年延長するということじゃなくて、その全体像がどうなっているのかを、中身的にもちょっときちっと御説明をいただけますでしょうか。 171 ◯まちづくり推進課長  3点の御質問だったかと思います。  まず、1点目の始動期のまとめということでございますが、こちらについては、始動期5年間のまとめとして、視点ごとの取組内容等について、平成29年7月にホームページのほうで掲載しているというところでございます。そこの中では、環境ロードマップということで、視点ごとの今後の取組の予定ですとか、あとは実現に向けた取組の施設事例の紹介といたしまして、例えば視点の1というところで緑環境というのがあるんですが、こういった環境が平成23年のときに緑化面積が1万5,300平米だったのが、平成27年には4万2,200平米になりましたとか、そういった実績のほうを取りまとめて公表したというところでございます。  2点目の、今後、概成期の7年間に何をしていくかというところでございますが、基本的には本構想の取組を継続していくという形になります。今回この本構想につきましては、環境まちづくり協議会というのがあって、その中で運用しているところでございます。そういったところで、いろいろ情報交換しながら共有し、適宜見直しを行っていくという、そういう仕組みとなっておりますので、概成期を7年間延ばしますけども、またその中でそういった枠組みの中で取組のほうを進めてまいるというところでございます。  それと、3点目の成熟期、何をするのかというところでございますが、こちらについては、この環境まちづくりの取組を持続可能な形で続けていくというためには、エリアマネジメントという仕組みが必要でないかと考えておりまして、そういったエリアマネジメントの仕組みを成熟期の前までにつくって、それで成熟期以降、そういったエリアマネジメントのほうで取組を回していくというようなことで考えてございます。  以上でございます。 172 ◯正保幹雄委員  そうすると、当初計画が15年あって、またさらにこれ7年延ばして、そうするとこれ単純に22年ということでいいんですか、この計画自体は。これ22年でそういう構想ということで事業を行っているんですけども、何かこうちょっと環境に最大限配慮したまちづくりというのは分かりますけれども、ちょっと具体的にどうなのかというのは、逐次何か報告をいただかないと。どこまで進捗してどうなのかと、急にぼんと出て7年延長というのはちょっとあまりにも、ちょっと大枠過ぎるんじゃないかなと思いますけど、そういう点については、今後の取組についてはもう少し当委員会含めて報告をしてほしいと思いますけど、そういう点はどうなんですか。 173 ◯まちづくり推進課長  それでは、今後どういった形でこの取組を公表していくかということでございますけども、本構想を策定してから今年が10年目ということで節目な年でもございますので、一応そういうこれまでの取組のところをまとめまして、また、ホームページ等で公表していくように考えているところでございます。  以上でございます。 174 ◯委員長  ほかよろしいでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 175 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項10 民間集合住宅等の建設計画について 176 ◯委員長  次に、報告事項10「民間集合住宅等の建設計画について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 177 ◯住宅課長  それでは、報告事項10について御報告いたします。  民間集合住宅等の建設計画、資料12でございます。  1ページの真ん中、表の部分、2の報告物件です。今回は7物件でございますが、これまで同様、その中で住宅戸数の多い1番と6番のマンションについて、御説明させていただきます。  1番でございます。恐れ入ります、2ページを御覧願います。  計画名は、(仮称)江東区大島2丁目計画で、建設地は大島二丁目2番です。  計画概要ですが、地上14階建て、世帯用178戸、うちゆとり住戸19戸、ワンルーム用住戸40戸の計218戸の分譲マンションとなっております。  3ページをお開き願います。  赤線で囲んで表示した部分が計画地でございます。  4ページを御覧願います。  こちらは配置図でございますが、黄色く塗られた部分に歩道上空地を、緑色に塗られた部分に緑地を設ける計画となってございます。  続きまして、6番目でございます。17ページをお開き願います。  計画名は、(仮称)江東区東陽五丁目計画で、建設地は東陽五丁目31番です。  計画概要ですが、地上12階、世帯用6戸、ワンルーム用住戸244戸の賃貸マンションでございます。  恐れ入ります、18ページをお開き願います。  赤線で囲んで表示した部分が計画地。19ページには、こちらは配置図でございますけども、黄色く塗られた部分に歩道上空地を、緑色に塗られた部分に緑地を設ける計画でございます。
     簡単ではございますけれども、報告は以上でございます。 178 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 179 ◯鬼頭たつや委員  すみません、私、古石場二丁目の計画について伺いたいと思います。  これみんなワンルームということで、賃貸ということですけど、もう今だんだん出来上がっているんですけど、これいつ頃竣工になるんですかね。お願いします、竣工の時期です。 180 ◯住宅課長  5番目の古石場二丁目計画のワンルームマンションでございますが、ページにいたしますと資料の14ページでございます。こちらの14ページの一番下、(7)工期予定というところがございまして、ここに記載のとおり、工事完成としては令和4年8月ということでございます。  以上でございます。 181 ◯鬼頭たつや委員  令和4年ということはあと1年ですけど、かなり前からこれは町会のほうに問合せがあって、この計画はいいと思うんですけど、できましたらやっぱし町会に入ってほしいとか、ごみの問題とか、そういった町の行事に参加してほしいということを言われていますので、そのほうのことをよろしくお願いします。要望です。 182 ◯正保幹雄委員  1番の大島2丁目計画ですけれども、その計画書の中に、計画概要のその他で地域用防災倉庫というのが設置されるということですけれども、これについてはマンション協力金制度における現物での協力なんでしょうか、または自分のマンションのところの活用する倉庫なんでしょうか、そういう点ですね。結構図面では面積があるように思いますけれども、大島二丁目ですかね、地域の災害協力隊が使うようなことも視野に入れた倉庫ということでいいんでしょうか。その点、もう少しちょっと詳しくお知らせください。 183 ◯住宅課長  大島二丁目の計画での防災倉庫の地域用防災倉庫の関係でございますけども、正保委員お尋ねのとおり、こちらにつきましては、協力金というお金ではなくて、こういう地域防災倉庫という現物でいただくということで協定を結んでございます。  次に、面積ということでございますが、222.5平米ということで今計画をしてございます。その運用についてでございますけども、当然、地域用の防災倉庫でございますので、お尋ねにありました災害協力隊とかの活用にも使っていただくような想定で考えているところでございます。  以上でございます。 184 ◯正保幹雄委員  分譲マンションですけれども、やっぱりこういう地域協力が非常に大事だというふうに思います。今後、マンション建設に当たっては、こういう公共施設の中でも特に地域用防災倉庫というのが、都の災害に資するものが非常にいいかなというふうに思います。  同時に、マンションで災害協力隊が1隊ぐらいできるような、地域と一緒に進めていけるような方向で、ぜひ支援もしていっていただきたいというふうに要望しておきます。 185 ◯中村まさ子委員  私も大島2丁目計画についてなんですけれども、この辺ちょっと知り合いが何軒か住んでいるところなんです。周辺、北側と東側は一戸建て、細かい一戸建てが密集しているんですけども、まず、ここはヒューレットパッカードとかLIXILとか、大きなビルがここ何年かでがっと建っている地域なんですが、その周りの戸建てに日影とか、それからビル風による風害とかというのは、当然、日影規制なんかはクリアしていると思うんですが、それについて地域の方たちの御心配というのはないのかどうかということ。  それともう一つは、これが世帯用が178戸なんですが、地元の学校、小学校だと一大小になると思うんですが、その収容対策に影響はないんでしょうか。 186 ◯住宅課長  今回、大島2丁目計画の建設に際して、日影等のそういった影響についての御心配ということでございますけども、当然、法律の範囲内、条例の範囲内ということで、周辺の方につきましては、そういった建設計画、その日影以外の部分も含めて、工事車両だとか騒音だとか、そういったことも含めて御説明をさしあげているということでございます。ですから、御心配はということでございますけども、必要な手続はしっかり取らせていただいているというふうに理解してございます。  以上です。 187 ◯庶務課長  では、収容対策の件でございます。こちらの大島二丁目につきましては、中村委員御指摘のとおり一大小でございますが、こちらは収容対策校でございますので、関係部局と調整いたしまして、毛利小学校のほうに学区域を変更すると、そういう予定で今現在調整しているところでございます。  以上でございます。 188 ◯中村まさ子委員  まず、日影とかは、当然、法に抵触するような計画は立てるはずはないんですが、でも、法に抵触していません、基準値も超えていませんって、だからもう我慢してくださいというのは、ちょっと納得できないという方もいらっしゃるのかなと思います。建築紛争問題っていつもそうなんですけれども、そこはぜひ、きっと私の知り合いの家は午前中は日が当たらなくなるだろうなと思ってこの図を見ているんですが、十分に対応していただきたいと思います。  それから、小学校は一大小じゃなくて毛利小のほうにも御案内するということで、それを前提で、御承知でマンションを買って入ってこられると思うので、それはそれで手だてがあればいいとは思いますので、十分配慮して進めてください。 189 ◯米沢和裕委員  ちょっと気になるんですけども、最近ワンルームが大分多くなったような印象をどうしても私は持つんですよね。それで、やっぱりさっきも言っていましたけど、世帯で入ってくるんだったら町会に入ってくださいとか、そういう何となく地域としてのウエルカムな部分もあるんだけども、ワンルームってやっぱりその地元の人からすると非常に不安な要素ってあるんですよ。やっぱり最近ちょっとワンルームのマンションの建設、増えてきたなという、私自身はそういう印象持っているんだけど、このニーズって何でかというのは捉えているんですかね。 190 ◯住宅課長  ワンルームマンションのニーズの調査ということで、精緻な調査をしているわけではないので、私どものほうで一般的な事業者とのヒアリング等を経由した回答ということになりますけども、やはり本区の地域的な、地理的なというんですかね、都心部に近い割にはお家賃が比較的お安いと。ある民間の調査によりますと、都心部に比べまして、本区の同じ条件でのワンルームの部屋ですと約3割ぐらい安いというようなことも聞いてございます。そういった価格面だとか、あと併せて本区はやはり定住志向が強いという、そういった魅力あふれるという、そういった観点から事業者サイド、そしてそこにお住まいになられる方にしてみれば、そういった要望はまだ比較的高いのかなというふうに認識してございます。  以上でございます。 191 ◯米沢和裕委員  そのワンルームでも賃貸と分譲があるんですけど、ここ数年のそれの割合というのは捉えているんですかね。やっぱりその中で分譲ということになると、そういう特定の方が投資のために買って貸すとかいうこともあるんだけど、その辺の割合というのはどんな感じなんでしょうか。 192 ◯住宅課長  ワンルームマンションにおける賃貸、分譲の割合ということでございますけども、大変恐縮ではございますけれども、そちらの精緻な数字は持っていませんけども、私どもの認識といたしましては、賃貸のワンルームマンションが多いだろうというような認識は持ってございます。  あと併せて、分譲のマンションを投資目的で買われる方がどれくらいということだと思うんですけども、私どもとしましては、現状の私ども住宅課の窓口では、建設をする際の建物のハード的な指導が主なところになってございます。したがいまして、令和3年度にマンションの実態調査というのを予定してございますけども、そういった調査の中で、米沢委員の御質問のようなことも含めまして調査をさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 193 ◯さんのへあや委員  東陽五丁目計画についてお伺いいたします。かなりこれは私の杞憂であってほしいんですけれども、この江東区役所のちょうど向かいあたりに建てられるということで、ちょうどこの江東区役所の上に電波塔が立っているかと思います。この電波塔から防災ラジオに通じるレインボータウンFMさんの情報が発信される、情報源が発信されているかと思うんですけれども、このラジオがやはり聞き取りにくい地域というところを調査していくと、どうしても電波塔から対角線上に何か頑丈な建物が建っていたりですとか、背の高い建物が建っていると聞こえづらいというお声を頂戴しています。  今回12階建て以上ということで、詳しい高さというところが分からないんですけれども、このマンションが、そういった観点から見て、ラジオ電波、電波塔から発せられるラジオ電波に影響があるかどうか、地域住民の方、どうしてもラジオ電波塔から近ければ近い、さらに高い建物になってくると影響を及ぼしてしまうということがあるので、ちょっと防災課長が今いらっしゃらないのであれなんですけれども、そういったところの確認が取れているかどうかというのをちょっとお聞きしたいです。 194 ◯住宅課長  6番目の江東区東陽五丁目計画でございます。この計画概要の中では建物階数、地上12階というふうに出てございますけども、高さといたしましては36.81メーターでございます。12階建てのマンションが、厳密には申し上げられませんけども、東陽町の駅前のところを御覧いただくとお分かりだと思うんですけども、12階建てのマンションがそれと比べて比較して高いかと、比較の話になってしまいますけども、そういう意味におきましてはそうとも言い切れないという認識でございますので、御心配のラジオの電波ということにつきましては、私の認識では、影響はそれほど出てこないというふうに考えてございます。  以上でございます。 195 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 196 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項11 江東区耐震改修促進計画の改定について 197 ◯委員長  次に、報告事項11「江東区耐震改修促進計画の改定について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 198 ◯建築調整課長  それでは、報告事項の11、江東区耐震改修促進計画の改定について、御報告します。  恐れ入りますが、資料13を御覧願います。  1の改定理由についてですが、平成20年3月に策定した本計画は、平成27年3月に改定し、令和2年度までの目標を定め耐震化を進めてまいりました。今般、国の基本方針を受け、上位計画である東京都耐震改修促進計画が改定されることとなり、都の目標と整合させ、改定を実施するものでございます。  2の計画期間は、令和3年度から令和7年度までとしてございます。  3の改定内容ですが、まず(1)住宅の耐震化目標につきまして、平成25年度末の81%の現状に対し、令和2年度末に95%の目標を設定してございましたが、令和元年度末の現状は92%でございました。これに対し、令和7年度末は耐震性が不十分の住宅をおおむね解消することを目標としてございます。  次に、多数の者が利用する民間特定建築物につきましては、平成25年度末の86%の現状に対し、令和2年度末に95%の目標を設定してございましたが、令和元年度末の現状は90%でございました。これに対し、令和7年度末は引き続き95%を目標としてございます。  4の改定期日につきましては、令和3年3月31日としてございます。  それでは、恐れ入ります、参考5を御覧願います。  住宅の耐震化の現状と目標につきましては、6ページから8ページに記載しており、国や都が示した推計方法により算定した現状の住宅全体の耐震化率は92%で、その中でもマンションにつきましては97%となってございます。これを令和7年度末までに、都の計画と併せ、耐震性が不十分な住宅をおおむね解消するとしてございます。  次に、多数の者が利用する一定規模以上の建築物である民間特定建築物の耐震化の現状と目標につきましては、10ページから12ページに記載しており、建築基準法の定期報告台帳を基に、現状は耐震化率が90%と推計してございます。この目標につきましても、都の計画に併せ、引き続き令和7年度末までに95%以上としてございます。  これら耐震化の目標を達成していくために、重点的に取り組むべき施策として、民間建築物耐震促進事業のほか、関連施策等を21ページ以降に記載してございますので、後ほど御参照いただきますよう、お願い申し上げます。  私からの報告は以上でございます。 199 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 200 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項12 不燃化推進特定整備地区(不燃化特区)制度の延伸について 201 ◯委員長  次に、報告事項12「不燃化推進特定整備地区(不燃化特区)制度の延伸について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 202 ◯地域整備課長  では、私からは、報告事項12、不燃化推進特定整備地区(不燃化特区)制度の延伸について、御説明いたします。  恐れ入ります、資料14を御覧ください。  区では、北砂三・四・五丁目地区において、平成26年度から東京都の実施する木密地域不燃化10年プロジェクトに基づく不燃化特区制度を活用し、地域の防災性の向上に取り組んでまいりました。  不燃化特区制度は令和2年度で終了の予定でありましたが、都から令和7年度まで延伸することが示されました。これを受けまして、区では不燃化特区制度の延伸に係る手続を行っており、令和3年度以降も引き続き、木造住宅密集地域の解消に向けて不燃化まちづくりを推進してまいります。  1の経緯については、記載のとおりでございます。  2の事業内容及び実施体制についてです。令和3年度以降もこれまでの事業を継続いたします。また、事業実施体制の確保に向けて、独立行政法人都市再生機構と株式会社URリンケージ及び公益財団法人東京都都市づくり公社と、事業期間の延長を含む変更協定を締結いたしました。  主な事業内容ですが、専門家派遣支援、建て替え促進支援。次から2ページを御覧ください。老朽建築物除却支援、現地相談ステーション管理・運営支援、老朽建築物からの住み替え助成支援、北砂三・四・五丁目地区まちづくり協議会の支援、防災生活道路の整備など、現在と同様な事業を継続してまいります。  3の今後のスケジュールでございます。令和3年3月に東京都において、不燃化推進特定整備地区制度及び補助金交付要綱の改正が行われます。令和3年4月に東京都より不燃化特区の再指定及び指定通知書を受理する予定です。その後、地区内の住民、権利者に対しまして、事業説明会を開催する予定でございます。  私からは以上でございます。 203 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 204 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項13 排水機場耐震補強工事の延伸について 205 ◯委員長  次に、報告事項13「排水機場耐震補強工事の延伸について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 206 ◯河川公園課長  私から、排水機場耐震補強工事の延伸について、御報告いたします。  恐れ入りますが、資料15を御覧ください。  まず、1の工事の延伸についてです。東京都建設局は、平成24年12月に策定した東部低地帯の河川施設整備計画に基づき、将来にわたり想定される最大級の地震が発生した場合においても、水門、排水機場の機能を保持し、津波等による浸水を防止するため、河川施設の耐震補強工事を進めております。本区に隣接する小名木川排水機場及び木下川排水機場の耐震補強工事につきましても、平成28年より工事が進められており、本年1月に完了する予定でした。ところが、木下川排水機場の工事が本年12月まで延伸することになりました。  2、延伸の理由につきましては、資料記載のとおり、工事に当たって閉め切る必要のある樋管ゲートが故障により閉まらなくなり、その修理に期間を要したためであります。  3、工事の延伸による影響についてです。水位低下整備河川の水位は、A.P.マイナス1メートルに保たれております。現在、木下川排水機場の工事が継続されているため、台風の接近や大雨注意報等が発令された場合、事前に水位を30センチ下げて川の増水に備えておりますが、大雨が持続した場合、高水敷や散歩道が冠水する可能性があります。  なお、平成28年の工事着手より現在までの間、冠水した事例はございません。  次に、4、本区の対策についてです。  まず、(1)のとおり、東京都に対し工事進行管理の徹底、早期の工事完了を申し入れました。  また、(2)以降の対策につきましては、平成28年の工事着手前より継続しております。  区ホームページ等で周知を図り、対象河川周辺への看板設置や職員による水位監視の強化を進めてまいります。  最後に5、その他です。今回の排水機場耐震補強工事対象2か所のうち、もう一つの小名木川排水機場については、昨年10月に完了しており、昨年より安全度は向上しております。  次に、2ページへお進みください。  案内図を添付しております。今回の報告事項に関わる木下川排水機場の位置及び対象河川を2ミリ程度の太線で表しております。  なお、図面右下、小名木川排水機場につきましては、先ほど申しましたが、令和2年10月に耐震補強工事は完了しています。  私からの報告は以上でございます。 207 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 208 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項14 区内バス路線の変更について 209 ◯委員長  次に、報告事項14「区内バス路線の変更について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 210 ◯交通対策課長  では、資料16を御覧ください。  今回の変更内容としましては、系統移管に伴う見直しとダイヤ改正となります。  まず、1)から3)の3系統につきましては、有明営業所への系統移管に伴う見直しとなっています。海01は若干の増便となりますが、その他錦13と門19の2系統は、若干の減便となってございます。4)から6)につきましては、便数は変わらず、ダイヤ改正のみが行われます。改正はいずれも4月1日の改正予定となってございます。  報告は以上でございます。
    211 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 212 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項15 東京2020大会開催に伴うコミュニティバスしおかぜの運行に            ついて 213 ◯委員長  次に、報告事項15「東京2020大会開催に伴うコミュニティバスしおかぜの運行について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 214 ◯交通対策課長  では、資料17を御覧ください。  東京2020大会開催の交通規制により、コミュニティバスしおかぜの運行ルートの一部が6月28日から9月20日まで通行止めとなります。この期間中、潮見駅から辰巳駅方面のルートについて、迂回運行を行う予定でございます。  なお、一部停留所の休止を伴いますが、運行本数と運行ダイヤに関しましては、変更しない予定でございます。  こちら資料の図を御覧ください。赤の斜線、漣橋南詰から港湾住宅前までのルートがセキュアペリメーターゾーン内となりまして通行止めとなります。この区間が走行できなくなります。このため、青色で示した迂回ルートを走行いたします。通行止め手前を右折し、三ツ目通りを左折、国道手前でUターンして既存ルートに戻ります。通行止めに伴いまして、漣橋南詰めの停留所をあけぼの住宅前に仮移設し、港湾住宅前停留所は、期間中、休止となります。  なお、これらの変更につきましては、昨年、大会延期前に地元町会や住宅に御説明をしているところでございますが、改めて御説明をさせていただきます。また、今後、区報、ホームページ、各停留所やバス車内で周知してまいります。  説明は以上でございます。 215 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 216 ◯おおやね匠委員  改めて御報告をいただいたということで、私も知っていたんですけども、改めてこれ報告で上がったのでちょっと私もお伺いしたいんですけれど、これアクアティクスセンターとキャンプ場、ドッグランのこの間の道、これが通行止めになりますよね。通行止めになるのは分かるんですけれども、港湾住宅の前のバス停がなくなっちゃうんですよね、これ全く。そうすると、港湾住宅にお住まいの人は乗ったり降りたりするときに、これは通行止めのここを歩いて行けないんじゃないですかね、これ、多分恐らくセキュリティーが厳しくて。ですから、ぐるっと回らないといけないということになると、これあえてなくさなくてもあけぼの住宅の方々は、この漣橋のこの少し北に行ったほうに改めてバス停がある程度置かれると。港湾住宅の人は行くとなるとどこで乗るかということになっちゃうんですけど、やっぱり三ツ目通りの港湾住宅側に1つ仮にこれは置いたほうがやっぱりいいんじゃないかなと改めて今思うんですけど、その点どうでしょうか。 217 ◯交通対策課長  おおやね委員御指摘のように、アクアティクスセンター周辺につきましては、セキュアペリメーターの関係もございまして、立ち入れなくなってしまうって期間がございます。このため、港湾住宅前の方々に対しては誠に御不便をおかけするんですが、辰巳駅前など、こちらのほうのバス停留所を使っていただきたいというふうに考えてございます。  また、このルート等につきましても、交通局などと調整をしてこのように決定のほうをさせていただいたところで、また、港湾住宅前のほうに関しましても、説明を行って御理解はいただいているところではないかというふうに考えてございます。  以上です。 218 ◯おおやね匠委員  御理解いただいているというか、やっぱり地域の人って言える人と言えない人があるんですよね。行政側から言われても、うん、困ったわということで終わっちゃう人がいて、ちょっと現状を申し上げますと、辰巳団地の方とか港湾住宅の方、あけぼのの方もそうなんですけども、アクアティクスセンターがこんなに近いのに何で我々、チケットも何もなくて何もないじゃないかと、見にも行けないじゃないのという、そういう不満というのかな、そういう声もものすごい多々あるんですよ。ですから、区の政策として、オリンピックだからこれをなくして、一時的にオリンピックの期間中このバス停なくしますよというよりも、移動するというのかな、三ツ目通り側に移転をしましたといった、そういう地域に寄り添った政策と言えばよくある言葉だけど、そういうことをしたほうが私はいいんじゃないかなと思うんですけど、どうなんすかね、ちょっとすみません。 219 ◯交通対策課長  おっしゃるとおり、地域住民の方には多大なる御迷惑をおかけする部分ではございます。しかしながら、こちらのほうのやはり道路の交通状況とか、様々な部分を勘案しまして、今回の路線ルートの変更というふうなことをさせていただいておりますので、今回は誠に申し訳ないんですけども、このように御理解いただきたいというふうに考えてございます。  以上です。 220 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 221 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 222 ◯委員長  本日予定されておりました案件は全て終了いたしましたが、この際、委員長から視察に関して一言申し上げたいと思います。  先般の本委員会において、視察に関する提案をいたしましたが、現在も新型コロナウイルスの影響は続いており、実施は困難な状況であります。つきましては、今年度の委員会視察については、実施を見送ることといたしましたので、御報告いたします。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。                午後2時32分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...