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2020-12-11 令和2年高齢者支援・介護保険制度特別委員会 名簿
2020-12-11 令和2年高齢者支援・介護保険制度特別委員会 本文

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  1. 江東区議会 2020-12-11
    2020-12-11 令和2年高齢者支援・介護保険制度特別委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                午前9時58分 開会     ◎開会の宣告 ◯委員長  おはようございます。ただいまから、高齢者支援介護保険制度特別委員会を開会いたします。  これより、委員会審査に入りたいと存じますが、ここで、本日の委員会進行について申し上げます。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、理事者からの説明及び答弁につきましては、簡潔に行うことにより、会議時間の短縮化に努めていただきますよう、よろしくお願いいたします。  また、委員各位におかれましても、特段の御配慮をいただきますよう、よろしくお願いいたします。  なお、案件説明及び答弁を終えた理事者におかれましては、順次退出いただきますよう、お願いいたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題1 議案第116号 江東区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営                 の基準に関する条例の一部を改正する条例 2 ◯委員長  それでは、議題1「議案第116号 江東区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 3 ◯福祉課長  資料1を御覧願います。  まず、1の改正の理由でございます。前回の委員会で概要を御報告いたしましたが、居宅介護支援事業所管理者要件に係る厚生労働省令の規定が改正されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。  2、改正の概要は、居宅介護支援事業所管理者要件である主任介護支援専門員の確保が、不測の事態により著しく困難である等やむを得ない場合は、管理者を介護支援専門員とすることができる規定を加えるとともに、管理者要件の適用を猶予する経過措置を定めるものであります。  施行期日は令和3年4月1日とし、管理者要件の適用猶予に係る改正規定は公布の日からとしております。  4、新旧対照表につきましては、次ページ以降のとおりでございます。後ほど御参照ください。  説明は以上です。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願いいたします。 4 ◯委員長  本案について、質疑を願います。 5 ◯赤羽目民雄委員  おはようございます。本件についてですけども、これは2018年の報酬改定のときに、指定居宅介護支援事業所の管理者は主任ケアマネとするとなって、その経過措置で2021年を見通したときにやはり確保が難しいということで、今回、猶予期間が設けられたと思うんですけども、その後、主任ケアマネにきちんと移行できるのか。取得できないと居宅介護支援事業所が運営できなくなってしまうんですけども、区内にはまだ37事業所で主任ケアマネがいない状況だというのは前回委員会でもありましたけども、ケアマネさんが主任ケアマネになる際に、区のほうでの支援事業というのはあるのでしょうか。
     それから、国や都からの支援とか、今回のこの制度改正で特段の動きがあれば教えてください。 6 ◯福祉課長  主任ケアマネになるための支援ということでございますが、まず、主任ケアマネになるためには研修を受ける必要がございます。こちらの研修につきましては、東京都が実施をしてございますが、平成29年度までは年1回の開催であったところ、平成30年度以降は年2回ということで、回数を増やしているところでございます。  また、こちらの研修を受けるための受講料は5万円強というふうになっているところでございますが、ハローワークに申請をすることによりまして、給付金が約4割支給されることになっております。  区といたしましては、主任ケアマネの研修を受ける際の推薦というものを行っているところでございます。推薦という業務を円滑に行うとともに、様々な機会を通じまして、事業者の方々に管理者、主任ケアマネをつけるような努力をいただくということで働きかけを行ってまいりたいと存じます。 7 ◯赤羽目民雄委員  推薦するということなんですけども、そのことによるメリットというのはどういうことがあるんでしょうか。遅滞なく申請ができるようになるということなのか、それとも別の支援事業が活用できるようになるということなのか。区は働きかけるというだけじゃなくて、5万円の補助、これは区としても何らかの形で支援するなど、資格取得に対する支援事業をぜひやっていただきたいと要望したいと思いますけど、1点お答えください。 8 ◯福祉課長  主任ケアマネの研修を受講できるかどうかという部分についてですけれども、従前におきましては、区が要件を定めて、推薦をして、東京都が決定をするということだったんですけれども、過去5年で1回だけ推薦をしたんですけれども、定員をオーバーしてしまったということで、受講できないという事態がございました。  しかしながら、平成30年度以降、年2回に増やしたということで、そのようなことはございませんし、また、主任ケアマネということになると、ケアマネの方々の指導を行うということでございますので、歴が5年ということだけではなく、それ以外のところも含めての推薦というものを東京都に求められていると認識をしております。  それで、先ほどお伝えしたとおりで、ハローワークのことについてお話をいたしましたが、区独自の支援策につきましては、今後の検討課題と考えております。 9 ◯委員長  区の支援によるメリットについて、答弁をお願いします。 10 ◯福祉課長  他のこれまでの経歴等も踏まえた形で推薦をするので、主任ケアマネさんになる方々の質の担保を図るということで、一定の効果があるというふうに認識をしております。 11 ◯酒井なつみ委員  改正することに関して反対というものではありませんが、質問させていただきます。確保が著しく困難等やむを得ない理由とはどのようなものか、また、管理者要件の確認方法と頻度はどのように行うか伺います。 12 ◯福祉課長  まず、1点目の、確保が著しく困難な場合ということでございますが、不測の事態により主任介護支援専門員を管理者とすることができなくなった場合につきましては、保険者である区が個別に判断を行うこととなります。ただし、国のほうで主な例ということで挙げられているものが、管理者の死亡、長期療養等の問題の発生、あるいは、急な退職や転居となっているところでございます。  また、管理者が主任ケアマネになっているかどうかの確認ということでございますが、平成30年度以降、主任ケアマネであることが要件となって以来、私ども年に1回調査を行わせていただいているところでございます。その調査の際には、きちんと経過措置等、いつまではということを踏まえて、管理者要件についてもお伝えをし、期限内に確保していただきたいということでお伝えをしているところでございます。  また、そのほかにも様々な機会を捉えまして、私どもとしても管理者に主任ケアマネをつけていただきたいということをお話ししていきたいと存じます。 13 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 14 ◯委員長  お諮りいたします。  本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 15 ◯委員長  御異議ございませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題2 1陳情第18号 長寿サポートセンターに関する陳情(継) 16 ◯委員長  続きまして、陳情審査に入ります。  議題2「1陳情第18号」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 17 ◯地域ケア推進課長  本件陳情に関しまして、前回開催の本委員会から、特段の状況の変化等はございません。  以上でございます。 18 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 19 ◯赤羽目民雄委員  本陳情ですけども、前回の委員会で、人口増が予想される臨海部については増設も検討していくという答弁だったんですけども、臨海部に限らず、後で報告がありますけども、高齢者の人口増というのは考えられるわけで、将来的に今の体制をどういうふうに拡充していこうと考えているのか伺いたいと思います。  今、コロナ禍の下で、長寿サポートセンターの皆さん、本当に一生懸命、高齢者の方に寄り添って支援していただいていると思っておりますけども、その中で、区が捉えている課題があったら教えていただきたいと思います。 20 ◯地域ケア推進課長  長寿サポートセンターの人口増による対応ということでございます。こちらにつきましては、当面の間、増加が著しい地域であれば、職員の1名増ないし2名増という形で、まだ基準はできておりませんが、その辺を検討していきたいと考えてございます。  また、長寿サポートセンターの職員から見た課題につきましては、コロナ禍におきましていろいろ制限がある中で、高齢者の方々が外出を控えているとか、認知機能が低下していくとか、運動機能が低下していくとか、そういった状態が表れてきているということを、私ども、長寿サポートセンターのほうから伺っております。  以上でございます。 21 ◯赤羽目民雄委員  本当に今、様々な困難を抱えている中で、寄り添う体制の強化ということでは、増設、これをやはり基本にしていただきたいんですけども、これまでにも私、申し上げてきましたが、サテライト方式というのも一つ検討していただきたいと思いますけども、その辺についての考え方をお答えください。 22 ◯地域ケア推進課長  サテライトということでございますが、その辺につきましては、どの辺が有効なのかということも踏まえまして、現段階におきましては検討課題と考えてございます。  以上でございます。 23 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 24 ◯委員長  本件は、継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 25 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題3 1陳情第51号の2 介護保険障害者支援用レンタル車椅子の改                  善を求める陳情(継) 26 ◯委員長  次に、議題3「1陳情第51号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 27 ◯介護保険課長  それでは、私から御説明いたします。  1陳情第51号の2、レンタル車椅子について、オーダーメードに対応できるよう働きかけを求める陳情ですが、こちらにつきましては、前回から特段の変更はございません。  私からは以上でございます。 28 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 29 ◯川北直人委員  これまでの委員会でこの陳情審査が出ている状況の確認なんですけれども、レンタル車椅子の車輪部分の改造等を求められている中で、まず1つは、製造元に確認をしていただいて、安全面や技術面でオーダーメードはなかなか難しいという御報告が、以前の委員会であったかと思います。  それと、所管課は違いますが、障害者施策課のほうで、当該陳情者の方に障害福祉サービス移動サービス等の情報提供をしていただいて、そちらを利用されて、直近では移動の困難に伴う相談事は以前と比べてなくなっているというのも厚生委員会のほうで確認をさせていただきましたが、そのような状況だということでよろしいかどうかの確認をさせていただきたいと思います。 30 ◯介護保険課長  ただいま川北委員からありました状況において確認しているところでございます。  以上でございます。 31 ◯川北直人委員  厚生委員会のほうでも主張させていただきましたが、1年近く議論をしている中で、本件陳情につきましては、一定程度の結論も見えているのかなというところと、また、今確認したとおり、移動に伴う困難な状況が、他のサービスを利用することで、改善されているような状況も確認できておりますので、高齢者支援介護保険制度特別委員会のほうに出されておりますこの陳情につきましても、正副委員長のほうで陳情の取下げも含めて、一度陳情者の方に状況の確認をしていただければと思います。  以上です。 32 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 33 ◯委員長  ただいま、川北委員から陳情者への意向確認に関する提案がございましたので、本件につきましては、意向確認に係る対応方法につきまして、正副委員長で協議することとし、本日のところは継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 34 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題4 2陳情第2号 ケアプランの有料化は行わないよう求める決議をす                ることを求める陳情(継) 35 ◯委員長  次に、議題4「2陳情第2号」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 36 ◯介護保険課長  それでは、私から御説明いたします。2陳情第2号、ケアプランの有料化は行わないよう求める決議をすることを求める陳情につきましては、前回から特段の変更はございません。  私からの説明は以上でございます。 37 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 38 ◯委員長  本件は、継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 39 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題5 2陳情第27号 枝川一丁目の空き都有地に特別養護老人ホームを                 新設するとともに、誰もが安心して利用できるよう                 に介護施設利用料の大幅な軽減を求める陳情(継) 40 ◯委員長  次に、議題5「2陳情第27号」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 41 ◯長寿応援課長  本件陳情につきましては、前回開催の本委員会から、特段の状況の変化等はございません。  以上です。 42 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 43 ◯赤羽目民雄委員  枝川一丁目の空き都有地についてですけども、この土地は、私、都市開発のほうに聞いてみましたところ、この再開発移転予定地になっている地域ですけども、網がかかっているわけではないと、ほかに活用方法があれば検討の余地はあるということだったんですけども、今、特養増設に向けて、長計でも3か所整備するとなっていて、適地だと思いますので、所管のほうの長寿応援課、福祉のほうから声を上げるべきだと思いますけども、その辺いかがでしょうか。 44 ◯長寿応援課長  当該土地におきましては、これまで本委員会にて報告している状況から変化はありません。区といたしましては、引き続き、東京都と活用ができる可能性のある土地につきまして協議を続け、特養の整備の推進に努めてまいりたいと考えてございます。 45 ◯赤羽目民雄委員  この枝川一丁目の土地は、活用できる土地ではないという認識なんでしょうか。東京都のほうも江東区から相談があれば、それに応じるというふうに言っているんですけども、ぜひ協議をしていただきたいと。当然、現状もしっかりと把握されていると思うんですけども、今後の見通しとしても、土地確保としてはこの土地は有効だと思うんですけども、いかがでしょうか。 46 ◯長寿応援課長  私のほうでも東京都に確認しましたが、この該当土地につきましては、これまでの委員会で申し上げましたとおり、今のところ具体的な用途は決まっていないが、今後利用する可能性があるため、現時点で区に貸し出す予定はないという状況に変わりはないということで認識してございます。  ですので、特養の整備につきましては、繰り返しになりますが、ほかの都有地の活用におきましても、東京都に申し入れ、協議を続けているところでございますし、そういう活動をしながら、今後も引き続き、特養の整備の推進に努めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 47 ◯赤羽目民雄委員  ほかの都有地についても協議しているというんですけども、ここで具体的に示せる都有地があるなら、ぜひ教えていただきたいんです。例えば、ここにこういう整備する予定があるからこの土地は次回以降とか、今協議しないんだという具体策が何も示されていないので、その辺、陳情者の方にもきちんと説明してあげたいので、説明をお願いします。 48 ◯長寿応援課長  具体的にこの土地だと示せるものは今の段階ではありませんけれども、ただ、都有地の活用については、東京都と協議を進めているところでございますし、都有地以外の公有地等の活用も今後はもちろん検討して、整備に向けた推進に努めていきたいと考えてございます。  以上です。 49 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 50 ◯委員長  本件は、継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 51 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題6 2陳情第31号の5 江東区の全公共施設の使用料2割値上げ実施の                  中止を求める陳情(継)
             (同趣旨の陳情外1件 2陳情第32号の5)     ◎議題7 2陳情第33号の5 江東区の全公共施設の使用料2割値上げ実施の                  中止を求める陳情(継) 52 ◯委員長  次に、これから審査いたします、議題6「2陳情第31号の5外1件」及び議題7「2陳情第33号の5」の2件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  本陳情2件につきましては、前回の委員会において、陳情者に取下げの意向を確認するとのまとめになっておりました。そこで、事務局から連絡いたさせましたところ、2陳情第31号の5外1件につきましては、取下申請書が提出されました。また、2陳情第33号の5につきましては、代表者変更届及び取下申請書が提出されましたので、事務局よりそれぞれ朗読及び報告を願います。              (事務局朗読及び報告) 53 ◯委員長  本陳情2件については、取下げを了承いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 54 ◯委員長  御異議ございませんので、本陳情2件については取下げを了承いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題8 2陳情第40号の4 新型コロナウイルス感染拡大防止のための情報                  公開とPCR検査の実施に関する陳情(継)     ◎議題9 2陳情第45号の3 新型コロナウイルス感染者再拡大防止のための                  検査体制強化を求める陳情(継)     ◎議題10 2陳情第46号の3 エッセンシャルワーカーズなどへのPCR検査                  体制の強化を求める陳情(継) 55 ◯委員長  次に、これから審査いたします、議題8「2陳情第40号の4」、議題9「2陳情第45号の3」及び議題10「2陳情第46号の3」の3件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  理事者から、一括説明を願います。 56 ◯福祉課長  私からは、区のPCR検査に係る補助事業の動向につきまして、御説明をさせていただきます。  まず、第3回定例会において御可決いただきました補正予算に基づき、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設及び認知症対応型共同生活介護の新規入所者がPCR検査を受ける経費に関する補助事業を創設いたしました。昨日現在で、対象施設の約9割の事業所等から実施の意向を確認しているところでございます。  次に、今定例会に補正予算の議案を提出しておりますが、感染による重症化リスクが高い高齢者が集団を形成する通所介護事業所等の職員、利用者がPCR検査を受ける経費に関する補助事業を実施する予定でございます。  回数につきましては、年度内で1回、補助単価は3万円を上限としております。  説明は以上です。 57 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。 58 ◯赤羽目民雄委員  今まだ新型コロナウイルス感染が拡大して、昨日も過去最多を更新しているときで、そういう中で、PCR検査の拡大をされるということなんですけども、その中で、今、区内の80の医療機関で検査ができるということなんですけども、今回のこの補助事業を活用してPCR検査、これで、医療機関との連携はどうなっているのでしょうか。  それから、連日、私たちのところに高齢者施設の陽性者の報告があるんですけども、現在の感染状況を報告いただきたいと思います。  それと、これからすぐ年末年始に入るんですけども、休みの間、介護施設で陽性者が出た場合はどのような対応をされるのか。区のほうの検査体制というのは休みの間どうなるのか。その辺、教えてください。 59 ◯福祉課長  まず、1点目が医療機関との連携ということでございますが、今回の定例会で提案をさせていただいています補助事業につきましては、検査体制として、医療機関及び検査機関ということで考えているところでございます。区内の医療機関に対しましては、医師会を通じまして事業の協力をお願いしたところでございます。  また、医療機関のみでは多くの検査を行うことは難しいというふうに認識をしたところから、私どものほうで検査機関の公募をかけまして、そちらの情報につきまして、各事業所に御案内をしたいと考えているところでございます。  2点目の感染状況ということでございますが、高齢介護事業所におけます感染者の発生状況ということでいいますと、21事業所等で延べ105人の方の感染が発生をしているところでございます。  それで、休暇中ということでございますが、私どもといたしましては、連絡を受け次第、対応してまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 60 ◯健康部次長  年末年始の保健所の体制でございますけども、ローテーションを組みまして、職員は保健所に詰める予定でございます。陽性者、患者等の御相談については、東京都のほうで365日24時間体制でコールセンターを設けておりますので、基本的にはそちら、あるいは、年末年始で開設されるかかりつけ医等を通して保健所のほうに陽性者の連絡がありましたら、通常の対応のとおり、患者の搬送等々を保健所のほうでやってまいる予定でございます。  以上でございます。 61 ◯赤羽目民雄委員  高齢者の感染リスクは高く、しかも、重症化のリスクが高い施設が今回対象になっている中では、通所・入所施設に加えて、訪問介護の事業所も対象にすべきだと思いますけども、東京都や国のほうではそうした拡大の動きというのはあるのでしょうか。また、区独自にでも取り組むべきではないかと思うんですけども、幅広く検査を行うという視点に立つならば、ぜひやるべきだというふうに思います。  それから、年末年始の対応ですけども、確認なんですけど、正月三が日も含めて、保健所のPCRセンターも開設されて、通常どおり検査が受けられる状況だということなんでしょうか。  それと、医療機関の紹介といっても、年末年始はお休みされるところも多いと思うんですけども、そうした中でいうと、特別な体制というか対応、年末特別体制というのは考えていらっしゃるのか伺いたいと思います。  それとあと、105人の感染が報告されておりますけども、1施設で5人以上の方が陽性の場合、クラスターと言われていますけども、区内ではクラスターの発生という状況にあるんでしょうか、伺います。 62 ◯健康部次長  年末年始の区のPCRセンターの状況でございますけども、現段階では、年末に1回、年始に1回、PCRセンターを開設予定でございます。こちらは、現状もそうですけれども、基本的には、濃厚接触者の方を中心に対応させていただいているところでございます。一般的な方については、今、医療機関が中心になって、検査を行っていただいてございます。  年末年始の医療機関の体制でございますけども、こちらは東京都が都内の医療機関に対して、今、開設を要請している段階でございます。  以上でございます。 63 ◯福祉課長  今回御提案させていただいている補助事業につきましては、通所ですとかショートステイ、グループホーム、特養等を除く入所施設を対象としたところでございます。  こちらの理由といたしましては、施設内に食堂ですとか、リビングですとか、レクリエーションスペースといった共有スペースがある場合には、集団感染等が起こる可能性が高いということで、そのような対象にしたということでございます。  また、こちらの対象につきましては、東京都の補助制度におきましてもこのようになっているということで、今年度につきましては、今お話ししたような形での補助事業を実施したいと考えているところでございます。  来年度のPCR検査に関する事業につきましては、国や都の動向、新型コロナウイルスの感染状況、その他のものを総合的に勘案して、今後検討していきたいと考えております。 64 ◯委員長  区内のクラスター発生状況についてもお願いします。 65 ◯福祉課長  申し訳ございません。5人以上陽性者が発生した事業所ということでございますが、高齢介護のほうでお話をさせていただくと、6つの事業所等が5人以上出たところでございます。 66 ◯赤羽目民雄委員  クラスターが6つの事業所で発生したというんですけども、そこの対策というのはどういうふうに対応されているんでしょうか。  具体的にどういう事業所がクラスターとなっているのか。例えば、入所施設でない施設、通所施設でクラスターが発生した場合、対応が困難じゃないかと思うんですけども、独り暮らしの高齢者の方とか、支援が必要な方にどういうふうに対応されているのか。区内でもクラスターが発生している状況であれば、幅広く検査を行うべきだというふうに思います。  そういった意味では、PCRセンター、年末1回、それから、年明け1回ということなんですけど、具体的にはいつを想定されているのか。今の状況からいえば、年末年始1回ずつでは少ないんじゃないかと思うんですけども、医療機関との連携では、東京都から医療機関に働きかけているということなんですけども、区としても働きかけを行い、そしてまた、区内で診察時間とか検査が受けられるかどうかというのを把握して案内をすることも、年末年始にとっては重要なことじゃないかと。今のコロナ禍、感染が拡大する中では特に重要なことだと思うんですけども、その辺、伺います。 67 ◯福祉課長  多数の方が陽性になったときの対応ということでございますが、まず、通所施設におきましては、施設を休業するというのが一般的なやり方でございます。休業する通所事業所におきましては、利用者の方を担当するケアマネジャーに連絡をしていただきます。それで、ケアマネジャーが代替サービスが必要かどうかを判断して、必要と判断すれば、サービス提供事業所の確保を行うというところでございます。  また、入所施設におきましては、分離ということを行った上で、濃厚接触等になっていない者がケアに当たるということで対応しているところでございます。  以上です。 68 ◯健康部次長  年末年始の医療体制でございますけども、通常、長期の休日が続く場合には、東京都のほうで各医療機関に対して当番制で開設をお願いしているところでございますけども、今年の年末年始については、加えてさらなる開設を、今、東京都のほうは要請していると。  区の対応でございますが、休日診療については、例年どおり開設する予定でございます。休日診療の中で、発熱者等の対応については、東京都のほうで把握している医療機関につなげてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 69 ◯委員長  赤羽目委員、まとめてください。 70 ◯赤羽目民雄委員  まとめます。答弁漏れがあったので伺いたいんですけど、6つの事業所でクラスターですけど、その施設の内訳を教えてください。  それと、区民への周知はどうなっているのか。  それから、年末年始の対応についても、ホームページや区報等で区民にお知らせすべきだと思うんですけども、診察可能な検査が受けられる医療機関等も含めて案内すべきだと思いますけども、その辺をお伺いします。 71 ◯健康部次長  区民への周知でございます。先ほど申しましたように、東京都のほうで365日24時間体制のコールセンターを設けてございますので、基本的にはこちらのほうに御相談いただくように区報で周知する、あるいは、ホームページで周知してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 72 ◯福祉課長  5名以上の陽性者が出たサービス種別の内訳ということでございますが、特養が1、グループホームが1、通所系が4となっているところでございます。  区民への周知につきましては、プレスで発表しているということと、区のホームページに掲載することで周知をしているところです。 73 ◯川北直人委員  まず、状況をお聞かせいただきたいと思うんですが、連日、コロナ対応におきましては、本当に感謝を申し上げます。  行政が行っている行政検査を進めていただいている中で、今、唾液による安価なPCR検査を民間事業者等が駅前等で広げられております。御自身がいろいろ仕事をする、どこかに出かけるということの安全を確認するために、完全自己負担でやられているわけですが、そこで陽性という反応が出た場合には、当然、医療機関を受診してない中での判定ですので、厚労大臣もその場合はすぐに保健所に連絡を入れてくれとか、医療機関を受診してくれということで、そちら側の件数が増えてくると、陽性反応が出た方々の問合せなり、対応というのが増えてくるのではないかというふうに思います。この辺、江東区内では、現状、そういった形での問合せなり、受診を求める声というのは出ているのかどうか、お聞かせください。 74 ◯健康部次長  現状でございますけども、江東区保健所に関しましては、そういった簡易な検査で陽性でしたという御相談は今のところございません。 75 ◯川北直人委員  ありがとうございます。ただでさえ、すごく相談者も増えている中で、社会的な検査が増えていくと、当然、その分の負担というものも現場にはかかってくるんだろうと思いますので、その辺はぜひ、我々も注視をしておきたいと思います。  その中で、今回、補正予算で、陳情者の方々の願意に全て沿った形とは言えないまでも、区として社会的検査を実施するということが補正予算で決まり、本会議での議決を待っている状況でありますけれども、委員長、副委員長にはぜひ、この補正予算成立が前提ですけれども、成立後には速やかに陳情者の方に区の新たな取組を御説明いただいた上で、陳情の願意に一部沿う部分もあるかと思いますので、陳情の整理といいますか、出し直しなり取下げも含めて、陳情者と接触していただければというふうに要望したいと思います。 76 ◯新島つねお委員  先ほどの説明の中で、新規入所者のPCR検査ですけども、9割の事業所が実施の意向を示されたということですけども、実際、補正予算が決まってかなりたちますよね。実施状況というのはどうなんでしょうか。 77 ◯福祉課長  検査を実際に受けた方ということでございますが、こちらにつきましては、今のところ26人ということで聞いているところでございます。 78 ◯新島つねお委員  これは新規入所者ですから、新規に入ったときに調べるということで、今、26人ということですけれども、結果は全て陰性だったんですか。 79 ◯福祉課長  直接的には伺ってございませんが、陽性が出たときに保健所から情報が来るんですけれども、その情報が来ていないということで陰性であると、あるいは、まだ結果が出ていないものというふうに認識をしております。 80 ◯新島つねお委員  新規入所者ではなくて、今度新たに15日の本会議の補正6号ですね。全ての職員さん、入所者さんを調べるわけですよね。ここの実施、来年になっちゃうと思うんですけど、そこら辺の検査をしましたと、結果というのは、この委員会等に報告をしていただけるんでしょうか。 81 ◯福祉課長  第1回定例会の委員会におきまして報告することにつきまして、検討させていただきたいと存じます。 82 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 83 ◯委員長  本件は、一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 84 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題11 2陳情第58号 介護保険料を引き下げるなど、一層の介護保険の充                 実を求める陳情 85 ◯委員長  次に、議題11「2陳情第58号」を議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 86 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 87 ◯介護保険課長  それでは、議題11、2陳情第58号につきまして、御説明をいたします。  陳情の件名、受理年月日、趣旨等につきましては、事務局説明のとおりでございます。  内容は3点ありまして、(1)は、介護保険料を設定するに当たって、江東区の安定化基金や積立金の取崩し、一般会計からも介護保険会計に補助を行い、値下げをすることですが、今後の後期高齢者人口の増加に伴い、介護サービス需要も増加する見込みでございます。介護保険制度を持続的に維持するためには、高齢者の方に一定の負担を求めることが必要であり、今後の介護サービスの給付増を考えますと、保険料の上昇を避けるということは困難な状況ですが、これまで同様に、介護給付費準備基金を有効に活用しまして負担軽減を図ってまいります。  一般会計からの財源投入につきましては、区民全体のための貴重な財源であり、被保険者の負担すべき介護保険料を結果として若い世代に負担させることにつながりまして、給付に応じた負担の関係が不明確になることから、現在考えておりません。  (2)につきましては、要支援から要介護へと移行した総合事業の利用者につきまして、これまでどおり、総合事業のサービスから介護保険事業のサービスに移行させるべきとの趣旨でございます。  現在、総合事業のサービス利用に当たっては、要支援1・2及びチェックリストの該当者のみを対象としておりますが、弾力化は、総合事業の利用者が要支援から要介護になった際に自治体の判断により引き続き総合事業の利用を可能とすることができること、そして、サービス価格の上限についても各自治体にて定めることができるものとするもので、令和2年10月に規則の一部を改正する省令が発出されております。  区といたしましては、介護予防型通所及び訪問、こちらはサービスA、元気アップトレーニング、元気アップ訪問、こちらはサービスC、本区で事業化していない移動支援サービス、こちらはサービスD、こちら3つを除きましたご近所ミニデイ、サービスB、こちらサービスBの利用者の弾力化につきまして、今後、国から示される予定であるガイドライン等の内容を待ち、検討してまいりたいと考えております。  (3)につきましては、特別養護老人ホームの待機者をなくすための施設整備についてでございます。特別養護老人ホームの整備につきましては、長期計画において、令和6年度までに新規に1施設、令和11年度までにさらに2施設の整備を計画しております。また、老朽化した区内特養につきましては、現在2施設が施設規模を拡大しての移転整備を計画しており、令和4年度には2施設合わせて164床の増床となる予定となっております。これらの計画の着実な実施により、待機者の解消に向けた施設整備を進めていきたいと考えております。  また、高齢者グループリビングについて記載がございますが、独立した生活に不安を抱える高齢者の方が、お互いの協力の下、生活をしていく住宅施設であると認識しておりますが、現状では法的、公的な、制度的な位置付けがないため、まずは調査研究していきたいと考えております。  当陳情につきましての説明は以上でございます。 88 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 89 ◯赤羽目民雄委員  介護保険料については、今回の本会議一般質問でも我が会派から態度を表明しました。介護保険料は、今、コロナ禍の下、暮らしが大変なときに引上げは絶対に避けるべきだという立場です。  そのためにも安定化基金の繰入れが重要になってくると思うんですけども、前回の委員会で、この第4回定例会ではある程度の方向を示すというふうに言っていたんですけども、基金の総額というのはどのぐらいになる見通しなのか。前回は26億円ほど基金から繰り入れれば値上げは避けられたんですけども、今回、高齢者の人口や給付増などはあるにしても、同じぐらいの金額を繰り入れれば値上げは避けられるんじゃないかというふうに思うんですけども、区の見解を伺いたい。
     それから、弾力化についてですけども、今、説明があったとおり、他団体の動向を見守って検討していくということなんですけども、この他団体というのはどういう団体をいうのか、また、どんな動きがあるのか、まずそこを伺います。 90 ◯介護保険課長  基金の繰入れという部分で、残高の見込みというお話がまずあったと思ったんですけども、そちらについては、令和元年度末で39.8億円という状況でございます。これにつきまして、あくまで現在の見込みでございますが、恐らく同程度の基金は確保できるのではないかと見込んでいるところでございます。  当然、そこの使い方の考え方ということになりますが、低廉な保険料というものを常に意識して算定に当たっていますので、そのような考え方の下、繰入れについては行っていきたいと検討しているところでございます。  赤羽目委員から26億円という発言がございましたけども、給付額が今回どの程度膨らんでいくか、また、介護報酬改定というものが行われますので、それに沿った給付の幅というのが見えてきますので、そこを考え、検討しながら、どの程度入れるかということを考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 91 ◯委員長  他団体の内容と動きについてお願いします。 92 ◯介護保険課長  この弾力化についてですが、どの事業という部分と、あと、先進的に動いている団体もあるところでございますので、その辺を参考にしたいと考えているところでございます。具体的に今ここでどこかというのはございませんが、サービスBを実施するに当たって、いろいろな団体を見て、検討がさらに進んでいるという部分があれば、その部分を参考にしていきたいところでございます。 93 ◯赤羽目民雄委員  まず、介護保険料についてですけども、基金が約40億円、これからどのぐらい繰り入れるかということなんですけども、値上げを抑える、値上げをさせないだけの財源は十分にあるというふうに思うんです。ぜひ、保険料を引き上げないということで、基金の活用を図っていただきたいと思います。  それと、前回の改定時には、低所得世帯の保険料の負担軽減が図られました。次期の保険料改定に当たって、国のほうの動きはあるんでしょうか。  それと、保険料の多段階化というのも検討すべき課題じゃないかと思うんですけども、今の検討状況を伺いたいと思います。  また、総合事業の弾力化、対象の拡大ですけども、今の説明はよく分からない。先進的な団体の取組とかちょっと曖昧、抽象的だなと。総合事業は低い報酬、担い手不足が深刻な中で、必要なサービスの安定した提供ができないというふうに思うんです。特に、要介護の人が総合事業、しかもサービスBと、ボランティアの方が主体となる総合事業に移行されるとなると、認知症などの専門的なケアが受けられないなど、必要な介護が受けられなくなってしまうと思うんです。  これは要介護の人を介護保険の対象から外す道になるもので、国のほうも要介護1から5、全ての人を総合事業に移すことを検討していると言っている中で、弾力化をして道をつくるということは、今、検討中ということですけども、検討しないで、引き続き、介護保険で必要な生活援助ないし必要なサービスを提供するように対応していただきたいと思います。 94 ◯介護保険課長  まず、介護保険料のほうの話で、低所得者対策ということで、国の動きというお話があったと思うんですけども、そちらにつきましては、現時点では新たな動きとか考えについては聞いていない状況です。ただし、引き続き、消費税引上げに伴う低所得者の保険料軽減措置は行っていきたいと考えてございます。  あと、多段階化についてでございますが、江東区の保険料についてなんですけども、合計所得400万円から1,000万円程度、中から高所得者といった方々の保険料率、保険料の基準額に掛ける率、こちらは23区の中でも結構高いほうということもありまして、また、23区の中でも低所得者については低廉な保険料となっている現状がございますので、そちらを考慮しながら検討してまいりたいと考えているところでございます。  総合事業につきましては、サービスBのほうが実際の実施の検討課題になっているところでございますが、これから国からガイドラインが示されますので、それに沿って、また検討していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 95 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 96 ◯委員長  本件は、継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 97 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項1 介護基盤施設の整備状況について 98 ◯委員長  続きまして、報告事項に入ります。  報告事項1「介護基盤施設の整備状況について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 99 ◯長寿応援課長  報告事項1、介護基盤施設の整備状況についてを説明いたします。資料2を御覧ください。  認知症高齢者グループホームの整備計画について報告いたします。  名称は、(仮称)ライブラリ北砂でございます。  設置者は、大和ハウス工業株式会社です。  3の運営事業者ですが、株式会社リビングプラットフォームケアとなってございます。この運営事業者でございますが、区内での運営実績はありませんが、都内6か所にて認知症高齢者グループホームを運営してございます。  計画地は、江東区北砂一丁目でございます。  定員は、27名(3ユニット)となってございます。  スケジュールですが、先月より着工し、来年7月に開設予定でございます。  なお、この施設は、区内認知症高齢者グループホームの21か所目の施設となります。  私からの説明は以上です。 100 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 101 ◯赤羽目民雄委員  認知症グループホームの整備がされると21か所目。今、特養ホームの待機者は1,400名ということなんですけど、認知症グループホームの待機者というのは何名いらっしゃるんでしょうか、伺います。 102 ◯長寿応援課長  今年の6月末現在の数字ですが、52名となっております。ただし、グループホームにつきましては施設ごとの受付となっておりますので、待機者が重複してカウントされている場合もございます。  以上です。 103 ◯赤羽目民雄委員  重複して数えられているかもしれないということなんですけども、グループホームは、長計では毎年1か所ずつ整備されると思うんですけども、今後の整備の見通しというのはもう立っているんでしょうか。  それと、認知症グループホームは料金体系が高額で、申し込んでも料金的に入りづらいという相談も寄せられているんですけども、料金体系について把握されているんでしょうか、伺います。 104 ◯長寿応援課長  整備の見通しということなんですけれども、令和2年度からの長計におきましては、毎年度2施設の整備を図る計画となっております。今年は1施設、既に開設したものがあり、今着工しているのが来年に向けて1施設ということになっております。目標達成に向けて、今後も引き続き、グループホームの整備については推進していきたいと考えてございます。  以上です。 105 ◯委員長  料金体系の把握については。 106 ◯長寿応援課長  失礼しました。北砂ホームの料金体系につきましては、これから事業者指定を受ける予定ですので、まだ確定しておりません。  以上です。 107 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 108 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項2 江東区高齢者地域包括ケア計画(中間のまとめ案)について 109 ◯委員長  次に、報告事項2「江東区高齢者地域包括ケア計画(中間のまとめ案)について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 110 ◯地域ケア推進課長  それでは、報告事項2、江東区高齢者地域包括ケア計画(中間のまとめ案)について、御報告いたします。お手数ですが、資料3を御覧ください。  1の中間のまとめ案(参考)の主なポイントについてでございます。全体といたしましては、地域包括ケアシステムの実現と区政の施策や介護保険事業がつながっていることをイメージしやすいように構成を整理いたしてございます。お手数ですが、これからは別添の参考と一緒に御覧いただきたいと思います。  (1)ですが、この計画の根幹となります地域包括ケアシステムの概念について、参考の4ページ及び5ページにまとめております。  (2)になりますが、参考の6ページにおいて、地域共生社会と地域包括ケアシステムの関わりについて記載しております。具体的には、地域共生社会を、制度・分野ごとの「縦割り」やサービスの「支え手」「受け手」という関係を超えて、みんなで「つながり」や「支え合い」の仕組みをつくっていくことで、誰もが排除されることのない社会を目指すものと定義いたしまして、「地域包括ケアシステム」はその実現のための「システム」や「仕組み」になることを説明してございます。  参考の11ページ及び12ページには、(3)の計画の位置づけについて記載してございます。令和3年度中に策定が予定されております地域における高齢者の福祉、障害者の福祉、児童の福祉及びその他の福祉に関し、共通的な事項を掲載する地域福祉計画の下位計画の位置づけになることを記載してございます。  (4)の地域包括ケアシステムの段階的な構築につきましては、参考の13ページになりますが、現行計画の第7期は基盤整備期に該当してございます。現在策定中の第8期計画を地域展開期、そして、第9期は成熟期と位置づけ、それぞれの期に応じたスマイルストーンを記載してございます。  (5)の、高齢化の現状と将来推計についてですが、参考の21ページから25ページに記載してございます。  (6)の令和元年度、令和7年度、令和22年度の比較についてでございます。参考の26ページに記載してございますが、令和7年度は団塊の世代が75歳以上になり、また、令和22年度は総人口、現役世代人口が減少する中で、団塊ジュニア世代が65歳以上となるということで、高齢者人口がさらに増加することが見込まれております。  (7)の高齢者生活実態等調査の結果についてでございます。本調査の結果につきましては、第2回定例会における当委員会にて御報告してございますが、参考の27ページから32ページにかけて、今後の課題と取組方針の参考となりそうな調査項目及び結果について、一部を抜粋し、掲載してございます。  (8)の在宅介護実態調査の結果につきましても、第2回定例会における当委員会で御報告しておりますが、参考の33ページ及び34ページにかけて、今後の課題と取組方針の参考となりそうな調査項目及び結果について、抜粋、掲載してございます。  (9)の圏域ごとの高齢者数やサービス資源等の記載についてでございます。参考の35ページから42ページまでに掲載してございます。これまでは、区全体で高齢者数やサービス資源等を記載しておりましたが、第8期では、各圏域、これは各長寿サポートセンターの範囲ということになりますが、それごとに記載してございます。  次に、(10)長寿サポートセンターヒアリング結果についてでございます。参考の43ページ、44ページになりますが、長寿サポートセンターのヒアリング結果を分析し、日常生活圏域ごとのケアシステムの進捗や課題等を記載し、計画の対応方針に取り込んでおります。  (11)の計画の基本理念・基本目標についてでございます。参考の47ページになりますが、第8期計画は地域包括ケアシステムの地域展開期との位置づけもあり、第8期計画の基本理念は第7期計画の基本理念を継承しており、基本目標につきましても同じく継承いたしてございます。  (12)の基本施策ごとの課題と取組方針についてでございます。参考の49ページから54ページに記載しておりますが、基本目標と基本施策、基本事業の結びつきを、1ページ前の48ページとなりますが、体系図として表し、より分かりやすくいたしております。また、それぞれの基本事業について、課題を整理いたしまして、取組の方向性を示したことにより、どのようなことを行うのか、より具体的に分かるようにいたしております。  (13)の計画の成果指標と基本目標ごとの個別指標の設定についてでございます。参考の55ページに記載しておりますが、第7期計画では、理念の達成状況及び計画全体を確認する指標を定め、毎年実施しております介護予防・日常生活圏域ニーズ調査に質問を設け、計画の点検、評価を実施しております。第8期計画では、基本理念に加えまして、基本目標にも指標を設定いたしました。このことにより、計画のどの部分に力を入れるべきかなどが、目標の達成に向け、より詳細に分かるようになるものと考えてございます。  (14)の計画を補完する取り組みについてでございます。参考の57ページから61ページに記載しておりますが、国の基本指針により記載が求められている事項や各事業を包括する取組、事業化が難しい取組など、本計画を補完する取組といたしまして、総合事業や高齢者福祉施設の役割、新型コロナウイルス感染症対策など、計画を推進していく上で重要な取組を記載してございます。  (16)でございますが、介護保険事業の現状・見込量等についてでございます。参考の111ページから123ページに記載しておりますが、介護保険制度の仕組みや安定的な介護サービスの提供、介護サービス量の見込みについて記載してございます。介護保険料につきましては、今後国が示す報酬改定やその他の条件が決まり次第確定し、公表いたします。  2のパブリックコメントの実施についてでございますが、実施期間、周知方法、中間のまとめ案の閲覧場所等については、記載のとおりとなってございます。  3になります。計画に関する説明の放送についてでございます。第7期計画では、12月上旬から中旬にかけて、区内6か所の会場にて、区民説明会を兼ねた講演会を実施いたしましたが、第8期では、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、区政情報番組「江東ワイドスクエア」による放送を12月6日から7日間行い、その後、YouTubeにて放送内容の配信を行う予定でございます。  4の今後のスケジュールにつきましては、記載のとおりといたしております。  最後になりますが、中間のまとめ案の中で使用されている数値や空欄につきましては、今後、最新のものに変更する予定でございます。  説明は以上でございます。 111 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 112 ◯酒井なつみ委員  たくさんあるので恐縮ですが、5点質問させていただきます。  今回の計画では、人口や高齢化率などの人口統計、医療・介護資源などが、区の日常生活圏域ごとの地域情報としてまとめられております。これまでの計画では初めてとのことで、課題を把握すること、実態を把握するために大切なまとめであったと思います。御苦労さまでした。  これにより城東南の高齢者数や高齢化率はともに区内最多となっているにもかかわらず、医療や介護の資源が少ないことが明らかになっております。この計画の42ページに地域による偏りについてと記載がありますけれども、これは計画にどのように表れているかというところが1点。  2点目が、認知症に関する支援についてですが、44ページに、認知症サポーター養成講座によって、サポーターは現在1万9,144人養成されていると存じますが、認知症の方を早期発見・早期対応につなげるための地域の担い手として期待ができますけれども、活躍できる場はどのような場があるのか、取組と今後の予定を伺います。  3点目は、80ページにあります、福祉サービス向上委員会運営事業について伺います。高齢者や障害者福祉サービスに関する解決困難な苦情や相談事例について、専門的立場で委員から助言を得て解決の一助とし、サービスの向上を図るという事業内容ですが、需要の高まりに対応していくために重要な事業と考えておりますが、こちらの委員会開催は前期の計画と同様、年に1回のままとなっております。年に1回では少ないと感じますけれども、見解と今後の予定について伺います。  4点目は、81ページから82ページに記載のある、介護基盤の整備について伺います。  特定施設入居者生活介護事業と、認知症高齢者グループホーム整備事業について伺います。こちらは両施設とも、前期の計画では、計画期間の3年間で4施設ずつ整備、誘導するものとされておりました。しかし、現状では、1施設ずつ整備しているという状況になっております。未整備となった要因と今後の見込みを伺います。  今回の計画では、先ほど申し上げたとおり、地域の情報をまとめましたので、事業者にとって整備のヒントになる情報だと考えております。区内の地域情報を事業所さんへも積極的に公表し、不足している地域に誘導できるよう工夫していただければと考えております。  5点目は、介護給付の適正化についてです。89ページに記載があります、ケアプラン点検について伺います。  居宅介護支援事業所に対し、東京都のケアマネジメントの質の向上ガイドラインに沿ってケアプラン点検を行う事業ですが、先ほど報告にもありましたけれども、主任ケアマネの配置がされていない事業所がまだ区内にたくさんあったりとか、区内には81事業所がありますので、25件というのは少ない数字だなというふうに感じました。  また、質の向上や介護給付の適正化に向けても大切な事業だと考えておりますので、実施件数を増やすべきと考えております。今後の見込みと拡充の考えについて伺います。  以上5点、よろしくお願いします。 113 ◯地域ケア推進課長  私のほうから3点御説明させていただきます。  まず、医療資源の偏在ということでございますが、確かに酒井委員御指摘のとおり、数字的には偏りがあるように見えます。そこにつきましては、医療、介護とも、現在においては、訪問診療や訪問介護で賄っているところでございます。今後の見通しにつきましては、設立については難しいと思っておりますが、できる限りいろいろな機関と情報連携をしながら、進めてまいりたいと考えてございます。  そして、認知症サポーターについてでございます。  まず、どのような活躍の場があるのかという御質問でございますが、こちらの認知症サポーターにつきましては、主に半分以上は企業の方がサポーターとなってございまして、どちらかといいますと、今、企業のイメージアップのために使われている部分もございます。その他一般の方につきましては、地域での緩やかな見守りということでございまして、例えば、高齢者の方が町なかで徘回していた場合、声かけをしていただくなり、そういった緩やかな見守りということで御活躍いただいているのかなと思ってございます。  また、チームオレンジにつきましては、現在、このチームオレンジの設置に向けて研修を実施しておりまして、令和3年度に設置予定になってございます。ですから、数字上ゼロ、空欄になってございます。  そして、認知症サポーターについては、できればこのチームオレンジの中で活躍していただければと存じております。  そして、福祉サービス向上委員会運営事業につきましては、平成26年度までは年2回開催してございました。平成27年度から年1回となりましたが、事例を募集してもなかなか出てこないということと、また、それなりのスキルアップが図られてきたということで、現場サイドで問題が解決しているケースが多々見受けられる。  今回、年に1回のままでは足りないんじゃないかということですが、実際、この委員会そのものが、弁護士、司法書士、医師、社会福祉士と4職種の専門家が集まるところですので、各長寿サポートセンターもほかの手段等によって何とか現場で解決できているといったことでございまして、令和元年度は1件、令和2年度は今現在2件ということで、恐らくこの傾向は今後も続くのかなと予想してございます。  以上でございます。 114 ◯長寿応援課長  私のほうからは、特定施設入居者生活介護事業、有料老人ホーム等の事業と認知症高齢者グループホーム整備事業につきまして、7期の計画では目標に対して実績が少なかったのではないかということと、あと、今後の整備の見通しはという御質問だったと思うんですけども、その2点についてお答えいたします。  まず、有料老人ホームにつきましては、確かに7期の期間中には整備実績はありませんでしたけれども、ただし、相談は受けておりまして、工事期間の関係もありまして、7期の期間中には整備は完成しなかったんですが、今のところ、令和4年度と5年度にそれぞれ1施設ずつ整備される予定となってございます。
     また、認知症高齢者グループホームにつきましては、先ほどの報告とも関係してくるんですけれども、7期の期間中に、来年2月に開設される施設を含めて、2施設の整備がされているところでございます。今後につきましては、長計により各年度2施設の整備を計画しておりますが、物件の確保等々いろいろ難しい面はありますけれども、目標達成に向けて整備を推進していきたいと考えてございます。  以上です。 115 ◯福祉課長  ケアプラン点検についてでございます。現在、ケアマネジメントの質の向上のために、リ・アセスメント支援シートを使ってケアプラン点検を行ってございます。  こちらにつきましては、まず、要介護者の状況を把握し、そこから困り事を導き出し、そのことに対する御意向を伺い、ニーズは何かということで、それで現在提供しているサービスとそのニーズが合致しているかというところを、ある意味、ケアマネさんそのものにそこの作業を行っていただくということで、気づきを促すということでやっているところでございます。  こちらにつきまして、これまでの間、主任ケアマネを対象に行ってきたんですけれども、知識のある方にこれを受けていただき、この情報を事業所内で共有していただくということで、事業所内のケアマネジメントの質の向上を図ってきたところでございます。  それで、こちらは今言ったような形でのケアプラン点検になりますので、本区の会計年度任用職員のケアマネの資格を有する者が、こちらに当たらせていただいております。実地指導を行いながらのケアプランということでございますので、こちらはまた、事前に書類を出していただいて、読み込み、面談を行い、その後、つくり直したケアプランの確認を行うということをしていることから、今2人でやっているのですけれども、月2回が限界というふうに考えているところでございます。  したがいまして、回数につきましては、これ以上の拡大は難しいと考えております。 116 ◯委員長  介護給付の適正化については、答弁はどなたでしょうか。 117 ◯福祉課長  すみません。ケアプラン点検での適正化ということにつきましては、今言ったような形でケアプランの見直しを行っていただくことで、適正なケアプランにすることにより、適正化が図られると認識しているということでございます。そのほかには当然、ケアプラン点検とは別ですけれども、実地指導のほうは行っているところです。  以上です。 118 ◯酒井なつみ委員  介護基盤の整備に関しましては、前年度の目標が残念ながら達成できていないということは重く受け止めていただきまして、次期計画では達成できるように努力していただければと思います。よろしくお願いします。  ケアプランの点検に関しましては、主任ケアマネ管理者要件がまだ達成されていない事業所があるということを踏まえると、拡充も検討していただければと思いますので、要望させていただきます。  以上です。 119 ◯赤羽目民雄委員  私からは、事業所及び介護者への支援に関して伺いたいと思いますけども、この中で、高い介護サービスのニーズを満たすため、さらなる人材育成が求められているというのを課題として挙げられておりますけども、介護の現場からは、職員さんの確保、定着が難しいという声が上がっているんですけども、介護サービスのニーズを満たすためには、人材確保の支援の視点がこの計画の中に盛り込まれるべきだと思うんです。現場の声も十分に聞いて策定されていると思うんですけども、区として今の現状をどう認識されていて、この間の事業をどう評価して、次期計画にどう反映させたのかというところを伺いたいと思います。  それと、介護スタッフの養成研修で、令和元年度は145人の方が修了したということなんですけども、実際に養成研修を受けた方が介護の現場でどのぐらいお仕事をされているのか、把握されているんでしょうか。令和2年度の現状と併せて伺います。 120 ◯長寿応援課長  まず、人材確保策ですけれども、介護事業所等からも、介護人員の不足について厳しい状況にあるという声が上がっていることは認識してございます。  ですので、本委員会等でも御説明しましたけれども、定着を図るために、今年度から、例えば、外国人のスタッフを採用する事業所も増えてきたため、日本語教室だったり、あるいは、実務者研修の補助金を新たに開始したりと、新規採用のみならず、人材が定着するということも介護スタッフの確保には大切なことだと認識しておりますので、その辺の事業を開始しているところでございます。その辺の人材確保についても、もちろんこの計画においては重要な点であるということを認識の上、進めているところでございます。  それで、介護スタッフの養成研修の独自研修のほうですけれども、令和元年度でいいますと、修了者数が145人いましたけれども、修了したうち、実際に就労した数は18名ということでございます。今年度は、今、集計中でございます。前年度の比較でいいますと、平成30年度は140名修了したうち、就労者数は20名と、2名減っておりますけれども、毎年20名前後の就労者数がおります。しかし、決して多い人数ではないと思っていますので、今後も引き続き、スタッフ研修の周知、PR等を進め、就労者数に結びつけるようにしていきたいと思います。  以上です。 121 ◯矢次浩二委員  私からは、長寿サポートセンターについてお尋ねしたいんですけれども、現状、長寿サポートセンターは体制整備が行われているという、先ほど、そういう説明もありました。職員等の機能強化という部分で、職員の増の検討なんかもされているということであります。  13センターから21センターという形で、高齢者人口5,000人弱に対し1センター、これは着実に適正配置が進められているという認識でおります。そして、この計画の中では、第9期、令和6年度以降からセンターの拡充計画もしっかり進めていくということになっております。  そこでちょっとお尋ねしたいんですが、43ページに長寿サポートセンターのヒアリングの結果というのがあるんですけれども、この中でちょっと気になるのが、そもそもセンターの認知度が不足している地域があるというところがあります。これは一体どういう意味なのかというところと、これに対して、今後、具体的な取組としてどんなことを行っていくのか、区の考えをお伺いします。 122 ◯地域ケア推進課長  矢次委員の御質問にお答えいたします。  長寿サポートセンターの認知、認識ということでございますが、地域によっては高齢者の方、または、その手前の方、そういった方々たちに認知されているというのは、私どもとして数値上出ていますが、ただ、その地域ごとによっては、全く、長寿サポートセンターそのものが分からないといったところもございます。  そういったところもありますので、今現在、周知活動に力を注いでいるところなんですが、現在やっておりますのが、区報の内側のところに細長いテロップみたいのがございまして、高齢者に関する相談は長寿サポートセンターへといったことを掲載したり、また、今後、予定なんですが、21の長寿サポートセンターに、こんなことをやっていますよという形で、パネル展、例えば、エレベーターホールの前にパネルを設置しまして、そういったことをやっていきたい。または、これは事業者にもちょっと御協力をいただくんですが、事業者がお持ちの車に、そんな大きくはないんですが、マグネットタイプのもので、「高齢者等の御相談は長寿サポートセンターへ」というものを貼っていただくなど、そういった協力を求めながら、周知については進めていっております。  以上でございます。 123 ◯矢次浩二委員  関係している方々には、当然、非常に周知されている部分があるんだろうというふうに思います。区報なんかは広く一般の方々も知り得るわけですから、一定のスペースを取ってPRしていただければと、これは要望しておきます。 124 ◯千葉早希恵委員  こちらでは地域での支え合いというのが大きなテーマになってくるかと思いますが、現役世代は働き手として外で働いているので、時間が限られて、支える側にはなかなかなれないというところで、現役を引退された元気な高齢者の方たちがボランティアで高齢者を支えているというのが現状だと思います。  先ほどお話に出ていたサービスBのミニデイでも高齢者の方が活躍されていますが、今、17団体あるということなんですが、ここでも、続けていくのが厳しい、難しいというお話も伺います。そこで、そういったボランティアを担っている方たちが情報交換をする場として、社協カフェを活用されているというふうに感じました。そういった方たちを支える施策というのは考えられていますでしょうか、伺います。 125 ◯長寿応援課長  社協カフェを行っている方を支えるような策はということですかね。そのことについては、まだ具体的な施策はありませんけれども、社協と連携をしながら検討していきたいと考えます。  以上です。 126 ◯千葉早希恵委員  すみません。ちょっと質問がまとめられていなかったんですが、例えば、地域で活躍されている体操の指導の方であったり、ミニデイを実際にやっている方たちが社協カフェに来て、生活支援コーディネーターに困難事例の相談とかをされているかと思います。そのときに、月に1回であったり2か月に1回という場では足りないかなと思っています。そこで、常設した情報提供の場があると、ボランティアの方たちがやりやすいのではないかというふうに感じています。  そういったことで、生活支援コーディネーターの役割はとても大きいと感じていまして、要望になるんですが、生活支援コーディネーターが常駐するような場所を設けるという計画はありますでしょうか、伺います。 127 ◯長寿応援課長  今のところ、生活支援コーディネーターが常駐するという具体的な計画はありませんけれども、生活支援コーディネーターについては、下町支え合い会議だったり、そういった定例の会議がありますので、そういうところでそういった事例の情報交換とか、情報の共有を進めていきたいと考えます。  以上です。 128 ◯川北直人委員  1点だけ、認知症のことについて伺いたいんですが、以前も本会議等の質問や、また、会派としても様々要求をさせていただいておりますけれども、まずは、軽度認知機能障害をいかに早期に発見するかというのが、様々な施策を展開する上でも非常に重要だということについては、区の認識としても同様に受け取っていただいているというふうに、過去の御答弁で確認をさせていただいているんですが、今回、この計画をつくるに当たって、認知症の方、あるいは、軽度認知機能障害の方を早期に発見していくことについての新たな取組というのは何かあるんでしょうか。まず、その点を確認します。 129 ◯地域ケア推進課長  認知症の早期発見の新たな取組ということについて、お答えさせていただきます。  現段階で、はっきり、こういったものという、具体的なものをお示しすることは難しいんですが、国が、認知症に関しまして、いわゆる認知症検診ですか、そちらのほうに補助を出すというお話がございますので、その辺、早い段階でちょっと検討してまいりたいといったところでございます。 130 ◯川北直人委員  ありがとうございます。御答弁の中でも、検診についての研究というのは今後深めていきたいという御答弁がありましたので、ぜひ、その点進めていただきたいというふうに思います。  様々、認知症予防のプログラムを無料で提供していたり、また、民間では有料で提供するという場面が非常に多くなってきているんですが、特に、行政がやっている無料で提供しているものというのは、今のところ、認知機能に障害があるのかどうかという判定はせずに、言葉は悪いんですが、やみくもにといいますか、誰でも彼でもという形での提供体制になっているのでは、事業の効果としては検証できないことでしょうし、その前の判定が重要だということは再三申し上げておりますので、今、御答弁にありました検診のことであったり、また、様々な機関で、タッチパネル式で比較的簡単に軽度認知機能障害があるかどうか判定できるシステム等も開発されていますので、この早期発見については、さらに踏み込んだ施策になるように強く要望しておきたいと思います。  以上です。 131 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 132 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項3 高齢者施設等における新型コロナウイルス感染症の発生にか            かる職員相互応援について 133 ◯委員長  次に、報告事項3「高齢者施設等における新型コロナウイルス感染症の発生にかかる職員相互応援について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 134 ◯地域ケア推進課長  高齢者施設等における新型コロナウイルス感染症の発生にかかる職員相互応援について、御説明させていただきます。資料4を御覧ください。  高齢者施設等における新型コロナウイルスに関しましては、1の基本的な考え方でお示ししてございます。区内高齢者施設等におきまして新型コロナウイルス感染症が発生した場合、職員が感染もしくは濃厚接触者となった場合、介護の業務に従事できなくなることによって、いわゆる介護崩壊とならないよう、異なる施設間で職員を派遣するものとしてございます。  2の対象施設でございます。区内にございます特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、認知症対応型共同生活介護事業所など、いわゆる入所系の施設ということになってございます。  3の制度概要でございます。まず、この制度に賛同する施設と区が職員派遣に係る覚書を締結いたします。次に、区は覚書を締結した施設の名簿を作成いたします。  実際、感染が発生した場合なんですが、発生した施設内や法人内で対応が困難であれば、感染症発生施設は区へ相互応援の要請をすることになってございます。区は、要請を受けましたら、名簿に記載されている施設へ相互応援の協力を依頼し、依頼を受けた施設は派遣する職員の人選をいたしまして、その結果を区へ報告いただく。区は感染症発生施設へ応援協力施設名等を伝えまして、その後、派遣元施設と派遣受入施設との間で、派遣期間や勤務時間等に関する協定を締結いたしまして、職員を派遣することとなってございます。  2ページにつきましては、この応援スキームをイメージで表したものですので、後ほど御覧いただければと思います。  以上で説明を終わります。 135 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 136 ◯赤羽目民雄委員  今、コロナ禍の下、この体制は本当に重要だというふうに思っているんですけども、これは既に入所系の施設には打診されている状況で、もうこの体制が組まれていて、万が一、先ほど報告があったとおり、クラスター等になった場合には動ける状況にあるんでしょうか。  それともう一つは、年末年始、区に相談があったときの対応というのは、相互応援のときの区が果たすべき役割というのはしっかりできるんでしょうか。その辺を伺います。 137 ◯地域ケア推進課長  現在すぐに動けるのかという御質問でございます。現在、全66施設中23施設がこの覚書の締結をしてございまして、この23の施設の中であれば対応できると考えてございます。それぞれ相互応援の下の精神で動きますので、お互いさまということでやらせていただければと思ってございます。  また、年末年始の対応でございますが、こちらのほうはなかなか難しいということもありまして、今、検討しているところでございます。  以上です。 138 ◯赤羽目民雄委員  早く検討していただきたいというふうに思います、年末年始の対応ですね。  それから、23施設で、残りの施設についてもこれから働きかけていって、輪を広げていく方向であるというのを確認させてください。 139 ◯地域ケア推進課長  残りの施設につきましても、このタイミングじゃないと駄目だと拒んでいるわけではございませんので、積極的に声かけをいたしまして、その時点で入りたいということであれば、私どもは喜んで受け入れていきますので、先生方ももしそういった施設がございましたら、ひとつ御協力をお願いいたしたいと思います。  以上でございます。 140 ◯酒井なつみ委員  まず、この相互応援制度の創設のいきさつを伺いたいと思います。区内事業者さんからの悲痛なお声があったのか、または、政府や都からの通知や指示などがあったのか。そして、この制度に必要な人員や予算はあるのか、伺いたいと思います。 141 ◯地域ケア推進課長  まず、いきさつについてでございますが、御存じのとおり、区内でかなり大規模なクラスターが特別養護老人ホームで発生したということで、たまたまその施設は法人が大きかった関係で、グループ内で何とか対応できたところでございます。  ただ、大きい法人だからこそ対応できたものでございまして、これが小さい法人だった場合、そういった対応ができないということがその時点で明らかになりましたので、これは早急にそういった応援体制をつくらなくていけないということで、区自らの発想でこういったものに着手したと。  また、先進自治体といたしまして、お隣の江戸川区が若干早くこういったシステムを完成しましたので、そちらのほうを参考とさせていただいてございます。  あと、人員体制につきましては、私ども区につきましては、現行の職員の中で、総合調整の中でできますので、何ら費用等はかからないところでございます。  以上でございます。 142 ◯酒井なつみ委員  各事業者さんも、ぎりぎりの人員の中で、頑張って働いてくださっていると思います。実際、応援がかかったときに派遣できるかというのはすごく難しい問題だなと思っておりまして、発生した場合、規模にもよるかとは思いますけれど、どのくらいの人員や日数を想定されているのか。また、どうしても対応できないという場合の公的な制度も求められるのではないかと思いますけれども、その点いかがでしょうか、伺います。 143 ◯地域ケア推進課長  まず、人員の関係でございます。現在、23施設でございますので、例えば、1か所お手伝いいただきたいということであれば、残りの22施設ということになりますので、1施設22人ということであれば、多少なりとも余裕が出てくるのかなと。ただ、これが複数の施設で発生した場合は、かなり厳しいかなと存じてございます。また、そういった場合、どうするのかといったことにつきましては、東京都のほうでも同じような派遣スキームをつくっておりますので、そちらが最後のとりでかなと考えてございます。  また、日数につきましては、クラスター等が発生しておおむね2週間を原則としてございます。ただ、クラスターがちょっと長引くようであれば、延長ということも協議の上でできますし、逆に短縮ということもできる制度になってございます。  以上でございます。 144 ◯福祉部長  若干補足させていただきます。まず、派遣の人員ですけれども、こちらのほうからお願いするのは、派遣する施設、それぞれ1人ずつ出していただきたいという形で考えてございます。  それから、そういう派遣ができない場合の制度という御質問がございましたけれども、今回の事業については、東京都の補助制度というものがございまして、例えば、派遣することによって職員が足りなくなったときに人材派遣をお願いするとか、いろいろそういったことについて、東京都のほうが、10分の10、補助を出すような制度がもう既にできてございます。  そういったものも活用いたしまして、例えば、応援の職員を派遣できなかったとしても、感染が起きた施設で急遽、人材派遣を確保するとか、そういったことの対応は可能でございますので、それについても既に事業者のほうには周知を図っているところでございます。  以上でございます。 145 ◯酒井なつみ委員  実際に派遣した例は現在まだないというふうに聞いておりますけれども、実際に発生した場合はもしかしたら芋づる式に長期化するかもしれませんし、様々、想定できると思います。年末年始の運用なども課題があるかと思いますので、進めていきながら、必要なときには公的な制度を活用して支援していただければと思います。要望して終わります。 146 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 147 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 148 ◯委員長  本日予定されておりました案件は、全て終了いたしました。  ここで委員長から一言申し上げます。  既に各委員にはお知らせしているとおり、閉会中に委員会を開催したいと思っております。そこで、正副委員長で調整した結果、1月21日、木曜日、午前10時から開催いたしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。               午前11時38分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...