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2020-10-19 令和2年防災・まちづくり・交通対策特別委員会 名簿
2020-10-19 令和2年防災・まちづくり・交通対策特別委員会 本文

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  1. 江東区議会 2020-10-19
    2020-10-19 令和2年防災・まちづくり・交通対策特別委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前100分 開会     ◎開会の宣告 ◯委員長  おはようございます。ただいまから、防災・まちづくり・交通対策特別委員会を開会いたします。  これより委員会審査に入りたいと存じますが、ここで、本日の委員会進行について申し上げます。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、理事者からの説明及び答弁につきましては、簡潔に行うことにより、会議時間の短縮化に努めていただきますよう、よろしくお願いいたします。  また、委員各位におかれましても、特段の御配慮をいただきますよう、よろしくお願いいたします。  なお、案件説明及び答弁を終えた理事者におかれましては、順次退出いただきますようお願いいたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題1 1陳情第50号 城東地区にコミュニティバスを走らせることを求                 める陳情(継) 2 ◯委員長  それでは、議題1「1陳情第50号」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 3 ◯交通対策課長  本件陳情につきましては、前回の委員会から状況に大きな変化はございません。  以上でございます。 4 ◯委員長  本件につきまして、質疑を願います。 5 ◯鬼頭たつや委員  城東地区のコミュニティバスを走らせるということは、非常に観光施策としていいと思います。これからやっぱり観光でバスを使っていただきたいと思います。  それで、その流れで深川にもこういったコミュニティバスを走らせてほしいと思うんですけど、それを要望いたします。どうぞ答弁をお願いいたします。 6 ◯交通対策課長  観光施策としてのシャトルバスの運行等についてでございますが、現在の本区においては森下駅と、あと日本科学未来館を結ぶ深川シャトルというものが走ってございます。こちらは土・日・祝日の運行でございますが、一応こういった形でバスのほうは走らせております。  なお、観光につきましては観光セクションのほうで、区の観光部署のほうで、観光推進プランなども含めながら、検討のほうはしていきたいというふうに考えています。  以上でございます。
    7 ◯鬼頭たつや委員  やっぱり観光に対しては、今、森下という御答弁がありました。やっぱり門前仲町とか有明、そして豊洲のほうにもバスを走らせてほしいと思います。  以上です。 8 ◯福馬恵美子委員  城東地区にコミュニティバスをというのは我々議員も、そして、こういう陳情もずっと長年にわたって、区民からの要望あるいは議員からの要望があるんですけれども、答弁がいつも全く前向きではないというふうに思いますけれども、コミュニティバスをどういうふうに区としては、位置づけていらっしゃるか。ここに書かれているように、都営バスがあるからという答弁の中で、都営バスが走ってないところの地域の人の利便性をどのように考えているか、まず、お尋ねします。 9 ◯交通対策課長  コミュニティバスにつきましてですが、まず、しおかぜにつきましては、交通不便地域の解消を目的として、設置、運行のほうをさせていただいております。  また、都営バスにつきましては、基本的に江東区には都バス40系統、おおよそ1日2,000便以上の都内最大級の都バスネットワークが形成されてございまして、こちらのほうで、こういった形もありまして区内のバス交通としては、都バスを基軸とするという形で考えてございます。  以上でございます。 10 ◯福馬恵美子委員  不便地域の解消ということを言われましたけれども、交通対策課長、全ての江東区の幹線道路に都バスが走っているというふうに理解をされているんですか。都バスの運行本数だけを言われて、その不便地域がないというふうに理解されているんですか、お答えください。 11 ◯交通対策課長  江東区のほうでは、明確に交通不便地域がどういうものであるかというのは、定義づけというのはまだされてないところでございますが、おおむね縦横に交通、バスのほうの路線、あるいは鉄道の路線が通っているというふうに考えてございます。  以上です。 12 ◯福馬恵美子委員  全く地域を全て理解されてないんだろうなというふうな思いがいたします。高齢者になればなるほど公共施設あるいは一般の外出にも、公的なバスというのは非常に利便性の高い乗り物なんですね。  ここに書かれているように、もう少し前向きに江東区の高齢者施策の一環として、コミュニティバスを走らす、あるいは先ほど鬼頭委員が発言したように、観光行政の一環として、バスを運行する、コミュニティバスを運行するという姿勢というのは必要だと思うんですね。  長年このコミュニティバスの陳情や、議員発言の答弁を聞いていましても、私から見たらやる気は全く感じられない。そうではなくやはりもう少し地域の中に入って、お年寄りの声を聞く、あるいは観光行政をどうするかという前向きな行動と、このコミュニティバスを結びつけた施策が必要と思いますが、いかがでしょうか。 13 ◯交通対策課長  今、福馬委員のおっしゃるように、高齢化が進む中で、区民の方々の移動手段の確保、あるいはより細かな交通手段の確保というのは、やはり大事な視点だと思いますし、考え方だというふうに考えてございます。  そういったことも含めまして、私ども今、高齢者にとってどういった交通手段が求められるのか、あるいは何が適しているのかということは課題というふうに考えてございまして、先月でございますが、福祉部門のほう、地域ケア推進課などと共同で勉強会のほうをさせていただいていて、これは地域の方々にとってどんな移動手段がいいのかとか、そういったことを勉強するという形で、今、そういったものを立ち上げているところでございます。  以上でございます。 14 ◯福馬恵美子委員  最初の答弁で、そういう答弁があれば、また、議論が変わってくるんでしょうけれども、本当にコミュニティバスというのは、ただ単に、地域に走らせるということの一番大切なことは、高齢者の移動手段なんですよね。  利便性の確保というのは、これから高齢社会を迎える上で、本当に最重要課題だと思います。福祉部門とそういう話合いを、勉強会をされたということは一歩進んでいくんだろうなと期待するわけですけれども、今後その移動手段、高齢者の移動手段について、今1回勉強会されたわけですよね。今後の進め方、それがどういうスケジュールで進めていこうとされているか、お示しください。 15 ◯交通対策課長  こちらの勉強会でございますが、まだ現在始まったばかりということでございますが、現状やはり今、課題の洗い出しですとか意見交換、福祉的な視点に立ったものの意見ですとか、交通対策部門からの意見とかそういったものを出しております。  今後、研究のほうは深めていきたいところでございますが、スケジュールに関しましてですが、結論という形ではないのかもしれませんが、方向性あるいは考え方というのは、できれば今年度中にはその勉強会の中では出していきたいと思っていますが、当然いろいろなことを考えなければならないと考えておりますので、ちょっと時間が若干かかってしまうかもしれません。  以上でございます。 16 ◯福馬恵美子委員  今、課題の洗い出し、あるいは方向性や考え方を、今年度中にまとめていきたいと。いつまでというのはなかなか言えないっておっしゃいましたし、私もそれは理解します。しかしながら、そういうことの課題や問題点や方向性や考え方を示すというのは非常に大切な視点だと思いますので、今後、勉強会が実りあるものになるよう期待して質問を終わります。 17 ◯佐竹としこ委員  私も城東地域の議員として、福馬委員の今の御意見に賛同いたします。それに付け加えてなんですが、今町場を歩いてみますと、シルバーパスを多く使って、本当に9月とか更新時期になりますと、様々な御意見とか、また相談を受けるわけですけれども、このシルバーパスがどのぐらい使われているかも調べるのも大事かなと思います。  また観光、今言われました。それから、生活のためのとありましたけれども、高齢者にとっては通院のためのということもありますので、そこも含めて調査研究するときの資料とか議題とか、そういうふうにしていただければ、また、本当にどれだけ必要かということが分かってくると思いますので、それは要望いたします。 18 ◯委員長  要望でよろしいですか。  ほかに御意見は。 19 ◯正保幹雄委員  私も城東地域の一議員として、コミュニティバスをぜひ走らせてほしいと、これは、陳情は城東地域ということでありますけども、鬼頭委員のお話がありましたように、深川含めて全区的な交通ネットワークも、今後の江東区のまちづくりの方向として、ぜひコミュニティバスを縦横に走らせるというふうにしてほしいと思います。それは出されていますように、通院や買物を含めた日常生活の住民の皆様の移動手段であり、そしてまた観光、文化、地域振興など、まちづくりの活性化という視点では本当に今大事なバス事業、交通政策だというふうに思います。  区のほうも長期計画に位置づけられていますこの交通ネットワークですね。その検討や研究ということで位置づけられております。  それで、今年3月の時点では、パーソントリップ調査によって、区民の移動実態をつかんで、そして区政世論調査の結果を踏まえて、東京都のほうにコミュニティバスの運行についてぶつけてみたいと。そして、そのために運行ルートの要望を検討材料としたいので、ぜひお寄せいただきたいと、こういうような御答弁がありました。  これについては、この時点から検討は前へ進んでいるのか、進んでないのか、ちょっとその状況を改めてお伺いしたいと思います。 20 ◯交通対策課長  パーソントリップ調査の結果というのが、前回の委員会でも御報告いたしましたが、需要数が減っているという形になってございます。今までと違うような結果も出ているということがございまして、また、こちらのほうのパーソントリップ調査につきましては、今後、東京都都市圏交通計画協議会において、そういったことの状況も踏まえながら、また、さらなる詳しい取りまとめという報告書が上がってくるはずでございますので、そちらのほうは確認しながら、研究のほうはしていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 21 ◯正保幹雄委員  それで、パーソントリップ調査ですとかこれまでの区民の意識調査は、コミュニティバスを走らせるのかどうか、また、江東区内の交通網、ネットワークがどうあるべきかというようなところまで、具体的なものではないんですよね。いつもここで止まっているわけです。  今、福馬委員のほうから、佐竹委員のほうからも、高齢者に実際入ってお話を伺ったり要望を聞くべきだというふうにありましたけれども、私は、この間の答弁では、全区的な検討課題であり、このしかるべきタイミングで、しかるべきところで検討をしていきたいというような答弁がありました。  そうであるならば、その検討する際の基礎資料として、やはり区民のニーズ調査を、意識調査をこのコミュニティバス交通網、これに焦点を当てて、ぜひ実施をして検討する際の基礎資料、具体的な役立つ検討資料としての調査は、区としてきちっとやるべきだというふうに思いますけれども、その点ちょっとどのように考えているのか。それがないとどうもその空中戦で、しかるべきときにしかるべきタイミングでというふうになってしまう。全然その前が見えないんですよね。ちょっとそのところを御答弁いただきたいと思います。 22 ◯交通対策課長  こういったコミュニティバスに限らず、地域の公共交通網に関して、なかなかやはり観光部門とか地域振興、あるいは高齢者対策といった幅が広くなったりとか、対象のほうがちょっと違ってきたりとかする部分がございます。そういった中でも、観光につきましてはやはり観光推進プランなどと関連しながら、そちらのほうは区の当然他部署の職員も入っておりますし、そちらの学識経験者も加えております。そちらのほうでまず議論させていただきたいと考えています。  ただ、福祉のほうにつきましても先ほどお話ししました勉強会を立ち上げてございますので、まず、そちらのほうでしっかりとした勉強あるいは研究のほうはさせていただきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 23 ◯正保幹雄委員  全庁的に検討するということですから、観光部署がどうだとか、福祉部署がどうだとか、これありますけれども、統括的に一枚岩でやっぱり検討していく、検討会を立ち上げていくということが大事だというふうに思いますけども、その点ね、お伺いしたいと思います。 24 ◯交通対策課長  今、御答弁させていただいたとおり、まずは観光分野については、観光のプランの中で、福祉につきましても、そういった勉強会などの中で研究のほうをまずは取り組んでいきたいというふうに考えています。  以上でございます。 25 ◯正保幹雄委員  江東区の交通政策、この交通ネットワークの政策がやっぱりないんですよね。これを全庁的に、この分野でもっと深めていって、今後、江東区の中で地下鉄8号線だけじゃなくて関連をするネットワーク、連携、交通網全体がどうあるべきなのか、どう進んでいくのかと。これをやはりきちっと検討会の中でも、まずは対処のところからも検討して、その中で、コミュニティバスをどう位置づけていくかと。こういう考えで進めるべきだというふうに思います。  もう一度そういう点でのお考えですね。そうでないと、毎回同じような答弁でこれ以上進まないというふうになってしまいますけれども、しかし、必要性や要望は非常に根強いものがあるわけですから、そのところの考え方の基本について、再度お願いいたします。 26 ◯交通対策課長  正保委員の先ほどからの御質問の中にもございましたとおり、江東区の区政世論調査の中では、区内の公共交通機関の不便に感じること、南北移動あるいは公共交通機関の混雑ということが上位を占めている状況でもございます。まずは地下鉄8号線に力を注ぎ、その中で今後どうすべきか、検討のほうは進めていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 27 ◯米沢和裕委員  私も城東なものだから、ちょっと一言だけ言わせていただきますけども、確かに言っていることは分かるんですよ、交通対策課長の。ただ現実に、あそこに住んでみて思うのは、明治通りも丸八通りもバスが通っていますよということなんだけど、じゃあ丸八通りからさらに東に行くと、これもうタクシーすら通ってないんですよ、本当に。だから向こうのほうで何か会合とかあると、行きはタクシーで行けるんだけど、行きはよいよい、帰りは怖いで、もうタクシー全然つかまらないですよ。相当歩いて大通りまで出ないと、つかまらないという現状がある。  それで、今まで皆さん言ってたことはまさにそのとおりで、私もこれ必要なことだと思っておりますので、ぜひ進めていただきたいと思います。  それで、昨今問題になっている高齢者ドライバーの免許返納だとか、こういった時代になったときに、ますますこういった交通手段というのは、重要になってくると思うんです。ですから、その辺についてまずどういった考えなのか、お聞かせください。 28 ◯交通対策課長  高齢化が進み、免許の返納などそういったものも進んでいく中での、地域での公共交通機関、そういったものだと思うんですが、現在いわゆる日本版のMaaSですとか、そういったICTを活用しながら、既存の公共交通機関の有効活用、そういったものも研究がかなり進んできている部分もございますので、そういったところも我々研究、あるいは検討のほうを進めていきたいというふうには考えてございます。  以上でございます。 29 ◯米沢和裕委員  検討会だとか研究会だとか、それは十分やっていただきたいんですけども、あくまでも机上の論理じゃなくて、役所の人たちだけで進めていくのではなく、ぜひそういった地元の人たちの調査をしっかりとしてもらって、もう5年、10年なんてあっという間に来ますからね。さらに、高齢者は増えるわけですから、ぜひ前向きに、これありきでちょっといろいろ会議も進めていただければと思いますけど、それについてもう一度。 30 ◯交通対策課長  今現在様々な、今後いろいろなところで研究、あるいは検討、議論をさせていただきながら、検討のほうは進めていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 31 ◯米沢和裕委員  最後に改めて、私どもとしてもコミュニティバス、ぜひ走らせていただきたいということを強く要望しておきます。 32 ◯おおやね匠委員  私、深川なんですけれども、私は分かるんですよね、交通対策課長がおっしゃっていること、非常に分かるんです。どう分かるかというと、やっぱり8号線が、この交通ネットワークの喫緊の課題であるということを、私は本当にそこを中心でなければならないなと思います。  ただ、やはりこういった陳情が出た以上は、これを考えないといけないという部分なんですけど、私は恐らくこの陳情の裏には、やはりこの財政的なものがあると思うんですね。ちなみに100円バスが、しおかぜ号が潮見駅を中心に2系統走っておりますけれども、非常に、以前委員会でも、赤字が出ているというようなお話を聞きました。  私は思ったので、そのときもお伝えをしたんですけれども、やはりそこで何かラッピングバスとか、そういったことで何かこう財政的にも、何かプラスになる方向で考えるべきじゃないかなと思うんですけども、確かに1,000万円の赤字で、それは1,000万円稼げませんよ。ところが、少しでも、500万でも何でもこのラッピングによって稼げるんじゃないかなと、私、何回かアイデアを出したんですけれども、全く進んでないと。  確かにそのときに、枝小の小学生の皆さんが描いた絵をね、ラッピングしますとか中に掲げますとかいった、それも非常にいいんですけども、財政的にそれでプラスにならないわけですから、そしたらやはり今、来年のオリンピックに向けて、何かオリンピックに関連したものが、ラッピング、こうあるんじゃないかなと思うんですけれども、これは別に答えは必要ないので、私はそういう思いを引き続きしております。 33 ◯委員長  御意見ということで。 34 ◯中村まさ子委員  6月のこの委員会で陳情審査があったときに、このコミュニティバスを考えるときに、区内の交通網を考えるときに都バスが基軸で、コミュニティバスをつくったら、競合して減便されると困るというという御説明があったんですね。それは昔からもう多分10年、20年前から、江東区内に都バスの路線を増やしてくれとかコミュニティバスをつくってくれという意見や陳情がずっと出ていたんですが、基本的にそれをつくって、都バスの減便があると困りますというのがずっとあったと思うんですね。東京都についてそれは、コミュニティバスと都バスの減便に関して協議をしたのか、したことがあるのかどうか。  それから、そのときの委員会でもお聞きしたと思うんですけれども、都内には、コミュニティバスが有名な場所、結構ありますよね。杉並だとか台東区だったかな、にもありますし、それで実際に都バスが減便されたのかどうかって分かりますかって、この前もお聞きしたような気がするんですけれども、それが実際にあるのかどうか。  それから、その場合に都バスの停留所を使うという前提なのか、しおかぜ号はどうなるか、ちょっと詳しいことは分からないんですが、その辺をお聞きしたいと思います。 35 ◯交通対策課長  都の交通局は基本的には限られた車両ですとか人員を活用して、都内のバス需要に応えていくということで、ある程度需要が減れば、そこは減らして違うところに充てるとか、そういったようなのが基本姿勢としてございます。  やはり我々も例えばしおかぜを違うところに延ばすとか、そういったことを研究していたことは車両の入替え時に当然あるんですが、そのときにやはり都に確認したところ、やはり重複する部分に関しては当然、既存路線のバスの時刻表に関しては調整の対象になるというような話はいただいております。  またあと具体的なバス、既存のバス路線への影響でございますが、改めて調査しますと、台東区では、実際にコミュニティバス運行に当たりまして、1路線平日43便あったところが、そこは重複しているというところで9便に減少させられてしまったというところ、あるいは運行区間で、重複しているところに関してはその運行区間の短縮、そういったところが実際にあるということ、また、他区においても、コミュニティバス運行後、調整という名の減便というのはされているというのが、実際にあるということがございます。  以上でございます。 36 ◯中村まさ子委員  実際に例えば台東区だと、1路線が43から9便にといって、非常に大幅に減らされて、それはそれでとても困る、その減らされた分が全部コミュニティバスでカバーできれば、住民にとっては都バスより安いですし、便利は便利になりますけれども、区の負担が非常に大きくなってくるということなんですが、その辺協議して、例えば重複するところは極力減らすとか、都バスがほとんど通ってないルートにコミュニティバスを走らせるような検討をすると。  私も東大島からここに来るのにはバス1本なんですけども、1時間に2本とか3本とか、通勤時間帯は4本ぐらいあるんですけども、非常に1本逃すともうそれこそタクシーしかないというような交通不便地域と言えば不便地域。東西はあります、新宿線がありますからいいんですけれども、そういうこのコミュニティバスという交通不便地域を解消するというのが、そもそもの存在理由というか目的ですので、そういう意味では、重複したから43を9便にするというような地域ではなくて、本当に交通不便、あるいは非常に都バスの本数の少ない地域に走らせていただきたいと思うんですが、需要が減れば都バスの便は調整という名で減便されますということなんですが、そこを何とか交渉でこの地域の需要を説得するということはできないんでしょうか。 37 ◯交通対策課長  現在区内を走っている都バスの路線のうち、これはおおむねなんですけども、約3割ぐらいが黒字で、7割程度赤字というふうに言われてございます。ただ、やはり黒字部分のいわゆるドル箱路線というような人気のある路線もございますし、委員の皆様や我々の要望等もある、あるいは歴史的な形もあるので、その部分がまだ保たれているところがあるということはございます。  以上でございます。 38 ◯中村まさ子委員  7割が赤字と言われると、それはそれで大変だろうなと思いますけれども、公共交通ですので、そこはある程度、税金を投じるということを前提で進めていっていただきたいと思います。要望です。 39 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 40 ◯委員長  委員各位から様々御意見出ておりますが、本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 41 ◯委員長  御異議がございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題2 1陳情第58号の2 江東区の南北交通網の一刻も早い整備、暫定的                  な都営バスの運行本数大幅増加に係る陳情(継) 42 ◯委員長  次に、議題2「1陳情第58号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 43 ◯地下鉄8号線事業推進担当課長  本件陳情につきまして、趣旨の1及び趣旨の3につきましては、前回委員会から特段の変化はございません。  以上でございます。 44 ◯交通対策課長  本件陳情趣旨2につきましても、前回の委員会から特段の変化はございません。  以上でございます。 45 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 46 ◯中村まさ子委員  8月の委員会で、国とメトロと都の勉強会が今年になって始まっていますという報告があって、その何回目かが9月にありましたよね。それで清掃港湾でも、ちょっと御報告があったと思うんですが、具体的に東陽町駅についての課題の抽出の必要性を確認したというふうに、この勉強会、ホームページで見ると書いてありました。  勉強会の報告は数行しかないので、中身は何かよく分からないんですが、メトロは後ろ向きだという、新線はつくらないという方針だそうですが、課題を抽出するということは、具体的に一歩踏み出したと考えていいんでしょうか。 47 ◯地下鉄8号線事業推進担当課長  今、中村委員からの御質問にお答えいたします。先般の清掃港湾委員会の東京都の報告の中では、主に2点、9月14日に行われた勉強会の中で、東陽町駅の検討ということで、豊洲、住吉については既に導入区間がありますが、東陽町については、地下鉄東西線の下に建設をしていく。それと大幅な乗換えの人員が予想されるので、そうしたものをスムーズにしていくために、今勉強会で検討をしているという御報告が1点。  それともう1点につきましては、コロナ禍にあっても、地下鉄8号線の必要意義については今までと変わらず、混雑緩和、あるいはそうした経済、流通のための交通機関として必要性を確認した、そういったところが勉強会の東京都の報告でございました。  以上でございます。 48 ◯中村まさ子委員  意義を確認した、あるいはこういう課題があるだろうということを確認したという段階で、事業の具体化に向けては、特に前進ということではないということでしょうか。 49 ◯地下鉄8号線事業推進担当課長  失礼いたしました。今回の報告の中では、やはり事業スキームについて進展が見られなかったということでございます。勉強会において、事業が実際に実施された場合、やはりそうした技術的検討を整備主体としては、やらなければいけないことがありますので、そうした部分についての成果は進んでいるというふうに認識しておりますが、事業スキームの進展そのものについては残念ながら進展がなく、今後も早急に事業スキームの構築を進めるよう要望が、各委員からもございました。  以上でございます。 50 ◯おおやね匠委員  ちょっと8号線の、今日から始まりますパネル展なんですけれど、今日朝通ったときに、担当課の皆様方がパネル展にポスターというんですかね、あれを貼っていらっしゃいました。10時からですよということで、もう始まって30分ぐらいたっていると思うんです。本庁舎の2階でですけれども、非常に細かい話で申し訳ないんですけど、もっと真ん中で開催できないかなと思うんですよね。  我々議会のほうに上っていく階段のところにありまして、あれは多分恐らく行政書士とか司法書士の先生方が時々あそこで質問を受け付けるようなところなんですけど、8号線ですからね、やはりこの2階の真ん中、よく保育園、幼稚園の何かいろいろ催し、何か展示をしているようなところ、真ん中にあれをすべきじゃなかったかなと、ちょっと遅いかもしれないですけど、私、そう思うんですけど、小林課長、どうなんですかね。すみません。 51 ◯地下鉄8号線事業推進担当課長  おおやね先生から、パネル展についての御質問でございます。  朝早くからありがとうございました。本日から11月の27日まで、区役所の2階ホールを皮切りに、沿線となる小松橋の出張所あるいは豊洲シビックセンターなどでパネル展を開催してまいります。  今、お尋ねのところでございますが、以前にはやはりお話しいただいたるーくるの斜め前の真ん中辺等でやったこともございます。ただ、今いろいろコロナ禍でのレイアウト等もございまして、また、今のエレベーター前ということでございますが、広報広聴課の情報コーナーの前ということでもあり、様々な資料の前でもございますので、なるべく多くの方にそこで見ていただきたいというふうに考えてございます。ありがとうございます。 52 ◯福馬恵美子委員  地下鉄8号線の件は、清掃港湾等でしっかりと議論がされているんで、私は趣旨の2で質問をさせていただきます。  オリンピックが来年度に延期をされるということで、ここに書かれている都営バスを地下鉄と同等に、約5分間隔でというふうに書かれておりますけれども、コロナ禍の中で、やはり豊洲の市場の利用というのが、一般の見学というのが中心になったり、あるいは豊洲に買い出しに行く方も少し減少しているというふうに聞いておりますけれども、現状は今、都バスがどういう形で運行されているか、今の状況をお示しください。
    53 ◯交通対策課長  こちら、東陽町駅から豊洲のほうまでつながるバスなんですけども、平日は片道43本、そして、土曜日が35本、そして、日曜、休日は58本程度というふうな形で運行をされてございます。  以上でございます。 54 ◯福馬恵美子委員  すみません、本数のみのお答えなんですけども、コロナの関係で変化があったか、そのことも併せてお示しください。乗っていらっしゃる数とか、そういうことで。 55 ◯交通対策課長  こちら、現在の数値というのがまだ出てきてない部分がございます。コロナ後の本数別の部分が、ちょっとその辺が取れないところでございます。ただ、全体として、交通局のほうに確認しましたところ、この路線の乗車率は高いものではないというふうに聞いてございます。それはコロナ前においてもです。  以上でございます。 56 ◯福馬恵美子委員  せっかく私たちも交通の利便性で、東陽町と豊洲を結ぶバス路線もと言った割には、乗車率が高くないというのはちょっと時間的なセッティングの問題か、その理由がそれぞれあると思うんですね。その辺をしっかりと江東区としても検証することが大事だと思うんです。  コロナ禍では、その状況を把握してないということですけれども、やはり東陽町と豊洲を結ぶというのが、今非常に求められているように私は思っておりますので、江東区として、それぞれのバスが現状どうなっているか。  8号線がたとえ今ゴーが出ても、まだ十二、三年という時間がかかるわけですね。その間東陽町と豊洲を結ぶバスというのが非常に大切になると思うんで、江東区として、それに対してどうするかということを前向きに捉えて、検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 57 ◯交通対策課長  東陽町-豊洲間のバスについて、まだ運行から年数がたってないということもあります。やはり周知不足というか、皆さんが知らないということもあるかと思います。  また、その便数がもっと多くなれば、逆に定時性というか、いつ行けば、いつもちょっと待てば通るとかそういったこともあるかというふうにも考えてございますので、我々機会あるたびに、こちらは、現状は少なくても増便できないかということは伝えているところでございます。  以上でございます。 58 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 59 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 60 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項1 被災者支援の状況について 61 ◯委員長  続きまして、報告事項に入ります。  報告事項1「被災者支援の状況について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 62 ◯被災者支援担当課長  それでは、報告事項1、被災者支援の状況について御報告を申し上げます。資料1を御覧ください。  項目1、江東区内の被災者受け入れ状況です。令和2年9月末現在、区内の避難者は125世帯229名となっております。前回の委員会で報告をした3月末現在からは、97世帯217名の減少となります。被災者の詳細につきましては、別表に記載をしております。  項目2、被災者への主な支援状況です。被災者を対象とした催物については、コロナ禍のため残念ながら行われておりません。新型コロナウイルス感染症対策のため、3月中旬から5月下旬まで実施を見送っていた、江東区社会福祉協議会が行う東雲サロン、戸別訪問、江東区保健所が行う健康相談、定期訪問は、6月から再開をいたしました。資料に6月から9月までの実績を記載しております。なお、訪問件数については、不在の際のポスティングも含めた件数であり、実際に面会をできたのは、記載の件数の15%強となっております。  裏面をお願いいたします。項目3、被災三県の応急仮設住宅供与期間延長の状況でございます。福島県富岡町、浪江町及び飯舘村については、令和2年3月末で供与期間が終了しましたが、令和3年3月までの1年間は特別の事情がある場合に、対象者を特定した上で行う特定延長となりました。大熊町及び双葉町については、令和4年3月末まで供与期間が延長されました。  岩手県、宮城県におきましても、被災の市町について、令和3年3月末までの特定延長となりました。  報告は以上でございます。 63 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 64 ◯正保幹雄委員  今報告がありましたように、区内の避難者が随分、97世帯217人、3月の報告時と比べても減っているということです。また、数値を見ますと国家公務員の東雲住宅でも97世帯219人いらっしゃったのが、今の時点で12世帯27人ということで、非常に極端にこの間、減ってきています。どのような事由によるものか、伺いたいと思います。 65 ◯被災者支援担当課長  御質問は、この3月から9月末までの間の減少の理由でございますけれども、これにつきましては、避難者が多かった富岡町、浪江町、それから飯舘村について、令和2年3月末で供与終了となったために、受給された方々が転居したというものでございます。 66 ◯正保幹雄委員  この転居をされた方というのは、様々な都営住宅、公営住宅だったり、民間の建物だったり、また、この福島のそれぞれのふるさとに帰られた方、様々あると思いますけども、ちょっとそういう事情ですね。  それと、例えば国家公務員の東雲住宅では12世帯27人いらっしゃるし、区内全体でも125世帯の方がいらっしゃいますけれども、それは今後、同じように減少をしていく状況なのか、それとも引き続きこの東雲の住宅のほうに住んでいたいというふうに言われているのか、伺いたいと。  それと、この受入れの児童・生徒、それから園児の数は、この3月時点と全く変わってないんですね。幼児1人、小学生16人、中学生12人と、ここはどのような状況にあるのか、どのように対応しているのか、伺いたいと思います。 67 ◯被災者支援担当課長  まず、区内にお住まいの避難者の方々が転居をされた原因、理由というところの詳細でございますけれども、1つは福島県のほうから、新たな人生設計を含めた住宅環境の提供等をしておりますので、そういったもろもろの個人の何といいますか、今後の生活を見直すということで転居したものが大半だというふうに聞いております。  よって区内の中で動いている方ももちろんいらっしゃいますけれども、福島に帰られた方、それから、福島に近いということで、茨城県のほうに新たに住居を求められた方等もいるというふうに聞いてございます。  一方で、東雲住宅をはじめ、区内の住宅に住んでいらっしゃった方で供与期間が終了したがために、新たに区内の民間のアパート、あるいは都立の住宅等に移られた方もいらっしゃいます。そこにつきましては、供与期間が終了したということで、新たな生活をスタートさせるための転居というふうに理解をしてございます。  次に、区内に所在をするこどもさんのことでございますけれども、先般の委員会で報告をいたしましたのは、その数字につきましては4月新年度に入ってからの数字でございますので、今回基本的には数字は変わってございません。こどもさんにつきましても、従前と同じように、区民と同様の様々なサポートをしてまいっているところでございます。  今、ちょうどインフルエンザの予防接種等のお話もございますけれども、これにつきましても、現在避難をされているこどもさんの所在する場所とか人数とかを把握して、そこにも漏れなく予防接種ができるような対応をするというようなことで、漏れないように目を配りながら、支援を進めているところでございます。  以上でございます。 68 ◯正保幹雄委員  この間の委員会で、保健所さんなどが戸別訪問をされているということで、保健所や社協や、そういうところの個別訪問の詳細については確認をして、今後の委員会で報告をしていきたいという答弁もありました。  ちょっとその点について、じかに健康相談含めて話を伺っているということですので、ちょっとその辺のところを、ちょっと御説明をいただきたいというふうに思います。  それで、もう東日本大震災、原発事故から9年以上が過ぎているわけですけれども、福島県の発表を見ると、福島県で見ると3万7,000人の方が県内外に避難をまだされているというふうになっています。  それで浪江町の津島での避難者を精神科医の方が調査をしたら、500人の大体48.4%の人がPTSDの症状と、非常に高い数値が出ていると。だから、自分のそういう思いを率直に語り合うような、そういう環境が必要だと指摘をされていますけれども、この間も保健所さんや精神科医の方々が御尽力をされていると思いますけれども、本区の避難者、生活されている方、いた方のその健康状態についてですけれども、そういう状況が江東区でもあったのかどうか、また、そういう方たちの状況について、生活再編支援拠点、福島県や東京都や社協さん、連携をしてきたと思いますけれども、具体的にどのように連携をされているのか。この移転の人たちの現在の状況から見て、ちょっと対応がどのようにされているのかという点について伺いたいと思います。 69 ◯被災者支援担当課長  御質問のありました様々な支援の状況でございますけれども、まず、保健所におきましては健康相談を主に実施をしておりまして、これにつきましては、様々な健康状態の把握のための面談等を行ってございます。  それでこういった中では、ふだんのお話の中から健康状態や健康に関わる生活状況を把握するということでございますけれども、話の中では、転倒してしまって、足を骨折したんだけれどもというような話だとか、御主人が認知症になって、どうやらちょっと外を徘回してしまったんだけれどもというような御相談、あるいは、また後ほど病気の状況を御説明いたしますけれども、かなり統合失調症で幻想、幻覚といいますか、そういった症状の出ている方がいらっしゃって、そういった方が妄想的なお話をしながら、症状というか、いろいろとお話をされるというようなところはございました。  それから、社協のほうでは、そういった病気とは関わらない一般的な生活の話をしていただいておりますけれども、特に、先回の委員会でもちょっとお話ししましたけれども、地元に残してきた土地や財産の状況をお話されたりとか、あるいは親族の話をされたりとか、あるいはここ、引っ越しのお話がございますので、引っ越しをする際の不安の話だとか、そういったところをいただいております。  それぞれいわゆるお話のところは、話を聞いてあげる、それから引っ越しのように問題がある、何か対応しなければいけないといったところは、福島県の生活拠点課の部分につなげてあげて、しっかりと住宅の確保ができるような道筋をつくってあげると、そのような対応をしているところでございます。  それから、健康被害、健康上問題を抱えている方の状況でございますが、毎月1回を基準にお医者さんが訪問をして、その状況を把握してございます。お医者さんは、定期的に健康状態を把握する必要があるという方を把握しておりまして、現在、3名の方がそういう状況にあるということで、やはり先ほどちょっと申し上げました統合失調症の方だとか、ちょっとメンタルで弱っている方、そういった方がいらっしゃいますので、そういった方々には定期的に面談をして、症状の状況を把握しているところでございます。  以上でございます。 70 ◯正保幹雄委員  そのような健康を害している方がいらっしゃるということで、そういう中で特定延長で措置もされていますけれども、ぜひこの転居や転出というふうになりますと、また、健康上、大きなダメージになるかと思いますけれども、区としてもぜひ関係機関と連携をしながら、引き続き今の局面で丁寧な支援、対応を改めて求めておきたいと思います。 71 ◯中村まさ子委員  前回に比べて半年で半減しているということで、その方たちが、どちらにいらっしゃったのかということについては、例えば今の御答弁だと、福島県からの住宅提供がある、あるいは茨城県に行った人もいると聞いているというふうにあったんですが、聞いているということは、これはきちんと把握はしていないということでしょうか。  確かに、江東区に住民票があるわけではないので、次の転居先というのを、江東区に報告する、あるいは江東区が把握する手だてというのはないのかもしれないんですが、いろいろなサービスを提供していますので、それらを通じてどこに移られたのか聞いているというレベルではなくて、把握できていないのかということが1つ。  それから、都営住宅への申込み状況があまりない、さっきちらっとおっしゃったかな、ということなんですが、都営住宅の申込みであれば、江東区も把握できると思うんですが、その申込み状況が分かっていれば教えていただきたいと思います、まずそれを。 72 ◯被災者支援担当課長  まず、1つ目の質問でございますけれども、移転先の把握でございますが、一人一人の移転先を把握はしてございません。先ほど聞いているというふうに答弁申し上げましたのは、社会福祉協議会とかあるいは保健所のほうで、特に御本人と連携、連絡を取り合っている方がいらっしゃいまして、そういった方々は今度引っ越しをするんだけれど、どこどこに行くとか、そういったお話がございまして、そういった情報の中で福島県とか茨城県、あるいは区内の一般の住宅に移るというような話を聞きましたので、そのことを御答弁したところでございます。  2つ目の都営住宅の件ですけれども、申し訳ございません、現在把握をしてございません。  以上でございます。 73 ◯中村まさ子委員  保健所とかあるいはお医者さんとか社協の方とか、ある程度もう9年半たっているわけです。心を通じ合えた方とはもう例えば、帰還困難区域が解除されたから福島に戻るんだとか、あるいは茨城に行くんだとか都営住宅申し込んだとかというようなことは話すかもしれないけれども、でもそれも制度として、区のシステムとして把握できているわけではないということなんですね。それはぜひせっかく江東区に9年も暮らしていた方たちですので、江東区から出た後は知りませんよということではなくて、ちゃんと把握をしていただきたいなと思います。  それでこどものいる人は数字が変わってない、4月1日の数字だということですから、4月1日から現在まで、こどものいる人は全然動いてないわけですよね。つまりお子さんはもうここで9年育っているということは、そのお子さんにとっては江東区がふるさとみたいなものになっていると思うので、多分、こどもさんの友達の関係とかがもうしっかり地域で出来上がっているので、なかなか移転、福島に戻りにくいということもあると思うんですけれども、これはこどもさんのいる世帯は全然移転していない、引っ越ししていないということでいいんでしょうかね。そういう学校の関係、友達の関係で移転しないという道を選んだ人だということでいいんでしょうかね。  それから、都営住宅の申込み、把握してないということなんですが、都営住宅に申し込むと多分、江東区民になるのかなと思うんですが、その辺も、次回ちょっと把握して、お知らせいただきたいなと思っております。  今、社協とか保健所でこういう相談やっています。お医者さんがメンタルが不調な人を訪問していますというようなことだったんですが、この方たち例えば、高齢であれば介護保険とか、あるいはひとり親であれば児童扶養手当とか、その他医療とか江東区が提供しているサービスを使ってこられたと思うんです。  それを通じてどこに行かれたとか、そういうことは把握できないんでしょうか。 74 ◯被災者支援担当課長  まず、最初の移動の把握でございますけれども、冒頭、御報告の際に、実際に訪問をしても面会ができる方が約15%というふうに申し上げましたように、住んでいらっしゃる方には、中にはというか、どちらかというとその方が多いんですけれども、行政の接触をあまり好まない方というのがいらっしゃいます。  そういった方々は現実いらっしゃいまして、そういった方々が住民票を届けないで、移っているという状況でなかなか把握が難しい、把握が完全にできないというのが正直なところでございます。  それから2点目の、こどもの数が変わってないけれども、転居をしていたかどうかというところでございますけれども、こどもの数は、数字として変わってございませんけれども、申し訳ありません、区内で引っ越しをしているかどうかというところまではちょっと把握をしてございませんので、そういった意味では転居という、区内の転居という可能性はございます。  それから、都営住宅につきましては、中村委員からございましたように今後把握をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 75 ◯中村まさ子委員  区内転居だったらある程度分かると思うんですけど、介護とか児童扶養手当とか医療とか、そういうサービスを通じて分かるということはないんでしょうかということ。 76 ◯被災者支援担当課長  区内の各種サービスを通じて、移転先が分かるかどうかというところにつきましては、ちょっと研究をしてみたいというふうに考えております。  以上でございます。 77 ◯委員長  中村委員、まとめてください。 78 ◯中村まさ子委員  例えば介護保険を利用していれば、次のところに行ったときに引き続き介護保険を利用するわけで、今までどうだったかというやり取りがあると思うので、そこをぜひよろしくお願いします。 79 ◯中嶋雅樹委員  要望いたしますが、今後、我々もどんな災害に見舞われるか分からない。もしかすると江東区民が外の自治体に避難してって、預かっていただくような形というようなこともね、予想できますので、この蓄積された我が江東区のいろいろな情報ですとか、あるいは資料ですとか、しっかりと検証していただいて、この先のために、それを役立たせるということを希望はいたしませんけれども、ぜひ勉強しておいていただきたいなというふうな、これは希望であります。  以上です。 80 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 81 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項2 新型コロナウイルス感染症に対応した避難所の運営について 82 ◯委員長  次に、報告事項2「新型コロナウイルス感染症に対応した避難所の運営について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 83 ◯防災課長  それでは、新型コロナウイルス感染症に対応した避難所の運営について、資料2-1を御覧ください。  資料2-1のまず1番目になります。避難所における新型コロナウイルス感染症対策方針(概要)でございます。本方針につきましては、国及び東京都が策定したガイドラインに準拠する形で取りまとめを行ったところでございます。  恐れ入りますが、資料2-2を併せて御覧ください。  資料2-2で主な点を3点記載してございますけれども、主な内容といたしまして、まず1点目でございますが、避難所への受け入れにおける基本的な考え方でございますけれども、避難所におきましては、自宅療養者や濃厚接触者、また、せき、発熱等の症状がある方につきましては、一般避難者とは別に、それぞれ専用のスペースで受け入れる、いわゆるゾーニングが基本となってございます。  それから2点目の事前対策といたしましては、まず、在宅避難や垂直避難といった風水害や震災時に応じた避難行動と、避難所へ行く際のマスクや体温計等の持ち物について周知することとしております。  また、文化センター、スポーツセンターといった区施設の活用や、区立小中学校、義務教育学校を用いた拠点避難所においては、体育館のほか教室などの活用を検討することとしており、活用に当たっては、先ほど御説明いたしましたゾーニングの考え方ですとか避難所同士の適切な間隔の確保に配慮したレイアウトを検討することとなります。  それから、3点目の初動対応につきましては、避難所に検温、問診するスペースを設け、それぞれの受入れスペースに誘導することや、定期的な換気、清掃・消毒の実施、また、濃厚接触者等の健康観察に当たっては、保健所等と連携して行うこととしております。  なお、ただいま御説明いたしました内容の詳細につきましては、資料2-3として対策方針をお配りしてございますので、後ほど御覧いただければと存じます。  恐れ入りますが、資料2-1にお戻りいただきまして、2番目の新型コロナウイルス感染症に配慮した避難所運営訓練の実施でございます。同訓練につきましては、令和2年8月9日の日曜日9時より、第三砂町小学校において実施いたしました。  当日は、新型コロナウイルス感染症の感染状況を受けて、訓練時間を1時間短縮し、また参加者を減らし、訓練内容を受付訓練と設営訓練に絞って行いました。  受付訓練では、検温や体調確認の上、それぞれの避難スペースに案内するまでを実際に行い、また、設営訓練では、今般、適切な間隔確保のために導入する簡易型避難用テントや比較のための段ボールベッドの設営について、地元の災害協力隊等の方々を中心に行いました。参加者からは、大変参考になり、町会の結束もでき、災害に対する認識が高まったとの感想をいただいております。  次に、3番目の今後の取組でございますが、訓練での課題やノウハウについて検証し、今後、避難所運営マニュアル等の整備を行ってまいります。また、引き続き在宅避難の検討や、食料・衛生用品の備蓄、避難時の持参等、新型コロナウイルス感染症の感染防止に資する避難行動について、区民への周知を図ってまいります。  私からの説明は以上でございます。 84 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 85 ◯おおやね匠委員  コロナ禍であって、いまだコロナワクチンがまだない状況でのこういった複合災害における避難というのは非常に難しいと思いますし、困難な課題であろうと思います。  でも、今回のこの区の対策を見て非常に緻密で、非常に細部にわたってすばらしいものだと私は思います。ほかの自治体と比べても、かなりレベルが高いんじゃないかなと私は思っています。  あと、やはり資材ですよね。段ボールベッドや簡易なパーテーション、これは必ず喫緊に必要になってくると思うので、これは準備が必要なんじゃないかなと私は思っています。  非常にいいんですけれども、私はただ一つね、この先の話かもしれないんですけれども、一つちょっと課題になることがあると思うんですけども、去年ね、コロナ禍の状況で、政府がいわゆる複合災害、災害の危険度や住民の取るべき行動の指針で、警戒レベルを5段階に分けて、そのうちのレベル4の部分で、避難勧告と避難指示というのがありました。  非常に分かりづらいということで、おかしいんじゃないかというようなことを言われ、私も非常にそのとき勧告と指示はどう違うんだというような思いがありまして、結局、これは法改正のマターなんですけど、来年1月冒頭の国会で、政局にもよりますけれども、一応今のところ、国会冒頭で法改正が行われると。災害対策基本法の改正ということなんですけれども、これ実際私は思うんですが、その指針のときに混乱ができて、さらに、いわゆる本当の災害のときに混乱が生じないようにね、これしないといけないと思います。でも実際に、政府が出したって動くのは我々ですから、我々がきちんと地域の方々に伝えるという部分が一番大切だと思うんですけど、江東区におけるその対応、今後の対応というのはその辺どうお考えなのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 86 ◯防災課長  避難勧告と避難指示について、避難指示の一本化ということの御質問でございますけれども、現在、国におきまして避難勧告と避難指示について、今後避難指示に一本化するという方向で、来年1月からの通常国会で、災害対策基本法の審議が行われるという見通しにつきまして、私どもも把握しているところでございます。
     この避難情報に関する制度検討に関しましては、現在、国において検討が進められておりますけれども、一定の方向性が出た後に、年内には国から各自治体に情報提供があるものと認識してございます。  この改正が行われた際には勧告から指示ということで、より避難行動を明確化するニュアンスとなることから、区民ヘの事前の周知が重要と考えてございます。このため、今後法改正に併せて区報やホームページ等で、避難の考え方について改めてお示ししてまいります。  また、この法改正によりまして、避難行動の早期化も想定されますので、こうしたことにつきましては、現在気象庁ですとか荒川下流河川事務所のような関係所管と情報を密にしておりまして、そうしたところで早め早めのそうした情報というのを、区民の方に御提供できるような体制を構築してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 87 ◯おおやね匠委員  はい、分かりました。ありがとうございます。  実際もう災害のときは混乱するんですよね、実際に混乱しない災害の避難対策なんかないわけでありまして、しかもコロナ禍であるという部分であって、実際に避難をするとき混乱をするんですけど、その前段階でね、行政のいわゆるこうすべきだと、こうしてください、逃げてくださいというところで混乱を来すというのは本末転倒だと思いますし、やはり私は思うんですけど、やっぱり行政がね、ある程度地域の方々にアナウンスをすれば、地域の方々というのは、非常にそのとおりに行動すると、私はこう思うんですよね、やはり。ですから、その辺ところを、江東区はしっかりしていますので、よろしくお願いしたいと思います。  あとね、いわゆるコロナ禍のときの複合災害で、一番重要なのはね、何かというと、私は区からの情報発信だと思うんですよね。この情報発信、それでこの夏にハザードマップを皆さんにお配りしたということで、ハザードマップの配る、配らないというのは、いきさつはありますけれども、私は非常に有効的なものだと思います。  もちろん、先ほど防災課長さんのお話にありましたように、水害時には広域避難よりも垂直避難だということであって、その辺のところを周知すべきだと私はそう思いますし、実際私の地域の一応集会場にハザードマップ貼ったんです。それで皆さんにその危機的な、そういういわゆる災害対策の思いを共有してもらおうと思いまして貼っています。  ですから、区からもらったこの封筒をしまい込まないように、ぜひこう見てくださいというようなことをしています。  あともう1個、それはハザードマップなんですけど、防災ラジオね、これ九州豪雨で大変有効的であるということでニュースでも言われて、その前に本区ではもう予算も決まっていて、もうお配りするということを決まっていたんでありまして、非常にこの本区の区民の方々も、非常によかったなという、配られるんだということなんですけれども、現状、昨日、おとといの状況で、おとといは木場三丁目かな、昨日は塩浜二丁目の一部の方々が、このヤマトの宅急便で受け取っているわけですよ。たまたまそこに行ったら、「あれ、おおやねさん、何で持ってないの、まだ」みたいな感じになって、私は塩浜二丁目に住んでいるんですけど、まだ来てないんですよね。  現状でどういうふうになっているのか。これ、決算委員会でもありましたけど、決算委員会、ちょっと日にちがたっていますので、現状でどの程度の配布率でいつ全部配布が終わるのか、この点ちょっと分かれば教えていただきたいんですけど。 88 ◯防災課長  防災備蓄用ラジオの全戸配布の進捗状況でございます。  防災備蓄用ラジオの全戸配布につきましては、9月末時点で配達完了件数が12万5,999件となってございます。 89 ◯委員長  もう一度ごめんなさい、数字をゆっくりお願いします。 90 ◯防災課長  12万5,999件となってございます。配布地域につきましては、昨年の台風19号において、避難勧告の対象となった城東地域から配布を始めておりますが、深川地域につきましても、徐々に配布を始めておりまして、9月末時点で1万62件となってございます。  一方で、これから深川地域が本格化しますけれども、東陽地区ですとか富岡地区につきましては、まだ数十件単位となってございますので、こちらにつきましても今後配達、配布のほうを効率的に行っていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 91 ◯おおやね匠委員  分かりました。ぜひなるべく早くね、台風の時期もありますから、なるべくこうどうせ配布するんだったら早めにというほうがいいと思いますので、お願いをしたいと思います。  それで、私は思うんですけれども、やはり、あのときは補正の審議だった、補正の審議で、我々の同僚の、同じ会派の先輩の議員がまず最初に言ったのが、議員にはやはり最初にサンプルでもいいから配るべきなんじゃないのということを言っていました。私もそのときそう思いました。  やっぱりなぜならばね、手に取ってないと分からないんですよね、区民の方々に聞かれても。ですから、私はまだ持ってないし、こんな言われたって、何で持ってないの、何で持ってないのっていったってわけ分からないですよ、ないものはないんですからというので、やはり議員のこの44人の人はね、やっぱりそういう一応サンプルで配るべきなんじゃなかったかなと思います。  あと、冷感タオルだってそうですよ。冷感タオルだって75歳以上ですけれども、75歳以上の先生いますけれども、もうほとんど我々分からないんでありまして、各地域のお宅に行ってね、こうやって触ってみて、一応触れるわけですから、やはり同じこのいわゆる議会制のこの議員ですから、1回予算審議して通ればやはりその区で配布されたものをね、こうだという批評というか、勧めるというか、この使い方はこうだということを言うのが、私、議員のタスクじゃないかなと思いますので、やはり今後何か配るのあったらね、サンプルでいいので、議会にね、一応配っていただきたいなと思います。  いわゆる議員というのはやっぱりね、いわゆる営業マンですからね、行政のPRを兼ねて頑張るわけですから、ぜひお願いしたいと思います。これ要望です。 92 ◯委員長  よろしいですか。ほかに。 93 ◯さんのへあや委員  避難所運営に関して2点質問させていただきます。  1点目が、今年9月に九州地方を襲った台風10号において、西日本の8県116市町村において、少なくとも514か所の避難所において定員が超えてしまって、新たな受入れが不可能となってしまったというケースがありました。こちらのメインの理由としては、コロナ禍における避難所の収容力の低下が理由とされています。  1点目の質問なんですが、江東区においては、この地域によって避難所がやはり満員になってしまうというケース、こちらをどのくらい想定されているのか。  2点目は、多摩市においてはそういった状況を避けるために、避難所の混雑状況というのを公表する試みが行われています。このように避難所間における情報の共有体制ですとか、そういった情報が区民に対してどのように公表されるのかというところ、この2点、御回答をお願いいたします。 94 ◯防災課長  それでは、2点の質問にお答えいたします。  まず、避難所の収容力の想定でございますけれども、私どもといたしましても、今回コロナ禍においては適切な間隔確保ということが重要になってくると考えてございます。現在、そうした検証は進めているところでございますけれども、ざっくり数字で申し上げますと、例えば拠点避難所となる区立小中学校の体育館、体育館においては、通常でいけば350名以上、350から400名ぐらいの収容人数があるところ、今回そうした間隔を適切に確保するということによりまして、恐らく100名ぐらいに減ると、いわゆる3分の1ぐらいに減ってしまうという想定がございます。  このため、各避難所においてはこれまでよりも収容人数が落ちるということが想定されておりまして、現在文化センターですとかスポーツセンターといった施設を新たに活用するということ、それから、体育館のみならず区立小中学校、義務教育学校においては、教室の活用も検討するということで考えてございます。  それからもう1点目の避難所の混雑状況におきましては、現在江東区では、安全安心メールというもので、そうした情報等をお流しするということもしておりますけれども、この7月には、もう一つ、防災マップアプリというアプリも区では提供してございますけれども、その防災マップアプリのほうで安全安心メールと連携して、そうした中で、避難所の開設状況ですとか、それから、混雑状況等も今後表示をしていけるのではないかということで現在検討してございます。  以上でございます。 95 ◯さんのへあや委員  検討するとのことで分かりました。  やはり江東区民全員分の避難場所というのを、江東区が用意するのは非常に厳しいのではないかなと思っております。やはり不足しているのであれば、こういった収容力の低下で不足をしているのであれば、その旨というのを日頃から区民に対して、率直に公表すべきだと思いますし、在宅避難、垂直避難という言葉もありますけれども、こういったところを事前に区民の方がしっかり検討できるような情報発信というところ、強く江東区として責任を持って行うように要望させていただきます。  以上です。 96 ◯正保幹雄委員  具体的にちょっとお尋ねしたいんですけれども、三砂小学校においてコロナ禍における避難所運営訓練をされました。たくさんの教訓がありました。  それを踏まえて今後計画を、対応を進めていかれるというふうに思うんですけども、全体的にこの避難所の開設運営の訓練、マニュアルを作るだとか区民の周知というのがありますけれども、全体的にテンポ、スケジュールですね。それをいつまでに、どれだけのものをやっていくのかというのが、今回の中では見えてこないんですけども、ちょっとそこをね、お示しいただきたいということ。  それから、報告ありましたように、受付、検温だとか問診をする、また、濃厚接触者、発熱等の感染の疑いのある人は、専用スペースをつくって受け入れる。区分け、ゾーニングをするということなんですけれども、専用トイレまでするということなんですけども、拠点避難所できちっとその動線を確保できるのかどうか、全ての避難所でできるのかどうかと、それをちょっとお伺いしたいと。  それから、避難所のスペースで間隔を確保したりするなどのレイアウト、このレイアウトの検討というのは、誰がどの場所で決めていくのか、これをお伺いしたいと思います。 97 ◯防災課長  それでは、今後の対応に当たってのスケジュール感ということでございますけれども、まず区民に対しましては、既に9月1日の区報で防災の記事を載せさせていただいている中で、改めて在宅避難等の避難行動についての御検討ということで、お願いする記事を載せたところでございます。  それから、避難所の運営マニュアルの策定ということで、検討ということでやっておりますところですけれども、9月の中頃には、職員向けではございますけど、職員向けに避難所における対応マニュアルというものをお示しさせていただいております。  そちらにつきましては、今後も引き続きブラッシュアップを図るということで、現在各課各職員のほうから、いろいろ御意見をいただいているところですので、そうしたものを含めて、引き続きブラッシュアップのほうを努めていきたいというふうに考えてございます。  それから、2点目の専用、各避難所における専用スペース等の確保による動線の確保というところでございますけれども、こちらにつきましても、私どものほうで現在、拠点避難所69か所については、ある程度その動線というものはこういうものではないかということのレイアウトのシミュレーションを行っておるところでありますけれども、一部保健所、今現在保健所等とも連携しながら、その辺の確認を行っておりまして、なるべく動線を確保できるように努めているところでございます。ただ、各学校のレイアウトというのは当然異なりますので、できる限りそうした動線の確保というところで現在努めているところでございます。  それから、3点目の避難所のスペースレイアウトにつきましても、こちらも実は第三砂町小学校における避難所運営訓練は、日曜日8月9日に行いましたけども、その前日の8月8日に、第三砂町小学校の体育館において、避難用の簡易テントを50張り、張らせていただきまして、張る中でどのぐらいの間隔が確保できるのか。また、テント同士の間を2メートルほど保たないといけないんですけども、そうしたものが可能かどうかということの検証をいたしまして、おおむね小学校、中学校の体育館であれば、そうしたものも可能であろうということが記録できましたので、そうしたところを今後、各避難所のほうに展開していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 98 ◯正保幹雄委員  マニュアル、それからまたシミュレーション等、図上訓練は大事です。しかし、実際にコロナ禍の下で避難所を開設、運営するというような訓練をしなければ、これは実際使えないわけで、大変混乱をするわけですから、69か所あるこの拠点避難所における訓練、このスケジュールはきちんと立てて対応するということがやっぱり大事になってくると思います。その点。そういう点でのスケジュール感について、もう一度お願いします。  それから、拠点避難所でのこの動線の確保ですけども、拠点避難所でできる限りの動線の確保ということですけれども、これじゃ駄目だと思うんですね。やっぱり動線の確保は、全ての拠点避難所できちんとやっぱり確保すると。これができないと要するにもう混乱をするということをあらかじめ言っているようなものですから、これやっぱりこうきちっとしないと、ただでさえ三砂小での訓練の教訓では、受付のところでの混乱、ましてやコロナで受付のところで区分け、ゾーニングをするというふうになるわけですから、ちょっとそこはきちっとやっぱり確保するというのが、混乱を避けるために非常に大事だと思いますけども、できるだけじゃなくて、もうちょっともう1回答弁をお願いしたいというのと、もう一つは、このコロナ禍の下でのゾーニング、また、ペット同行避難の専用スペース、専用トイレ等々の設営ですけれども、これまで以上に設営には時間がかかるというふうに思いますけれども、その時間の問題、設営の。  これはこれまでの設営とコロナ禍でのこの対応の場合と、時間的にはどれだけ違うというふうに確認をされているんですか、お伺いします。 99 ◯防災課長  それでは、3点の御質問にお答えいたします。  まず、1点目の実際の避難所運営訓練の今後のスケジュールというところでございますけれども、今年度につきましては現在もう一回、どこかでできるかどうかというところについて検討しているところでございます。  基本的に避難所運営訓練については、学校を使用いたしますので、学校のスケジュール等とも併せて検討する必要がございますので、そうしたところについて、今調整を図っているところでございます。  それから、2点目の動線の確保ということは、正保委員のお話もございましたけれども、私どもとしてもできる限りということでやらせていただいております。一番問題となるのが、例えば自宅療養者の方ですとか濃厚接触者の方について、どの入り口から入れるかというところになります。一般の避難者とは別の入り口で入れないといけないということになるので、例えば学校で昇降口が複数あるところについては、それが可能なんですけども、昇降口が1方向ないし2方向ぐらいのところになってくると、なかなか難しくなってくると。  そうした場合、現在これも検討段階でございますけども、例えば1階の教室の外側にある窓を開けさせていただいて、そこから入れさせていただくですとか、それから、ふだんはいわゆる用務主事ですとか学校関係者のみが使うような通用口、狭い通用口があると思いますけど、そうしたところについても、使わせていただけないかどうかというところについて、今後学校等とも調整していきたいというふうに考えてございます。  それから、3番目の設営時間でございますけども、設営時間につきましては、こちらについても第三砂町小学校において、設営等を職員のほうでもやらせていただいたところですけども、恐らく今まで避難所設営というと、鍵を開ける、もしくは入り口を開けて、体育館を開けてそのまま入っていただくというのが基本だったと思うんですけども、先ほどお話ししたとおりテントの設営ですとか、それから、動線についての設営がありますので、恐らく短くとも半日はかかる、もしくはそれ以上かかるということも想定されてございます。  そのため今現在、避難所に派遣する職員のほか、災害協力隊等の協力を得ながら、なるべく早期に避難所を開設できるようにということで、検討してございます。  以上でございます。 100 ◯委員長  正保委員、まとめてください。 101 ◯正保幹雄委員  この後、今年度、もう1か所でできるか、訓練できるかどうかということですけど、これはやっぱりペースを上げて進めていってほしいというふうに思います。それから、動線の確保もなかなか図上で、シミュレーションで分からないところの対応が必ず求められていますので、現場と細かい対応をすぐやってほしいなということ。  それから、設営に短くても半日かかるということなんですね。これはちょっともっと短縮して、何とかならないかというのはちょっと大きな課題になってくるんじゃないかと思います。  昨年の台風19号のときには、避難所を開設できたところから、できるかどうかということで避難勧告を出すかどうかで、やっぱりこう、時間が遅くなってくるということです。このコロナ禍の下で設営に短くても半日かかる、それ以上かかるということになりますと、やはりこれは災害対応としては、私はまずいと。危険にさらされるということで、このタイムスケジュール、これについては設営ですぐやらなきゃいけないこと、そして、その後にやらなきゃいけない、ちょっとやっぱりこう、段階をもって、設営して受入態勢をつくっていくということが必要になるかと思いますけど、ちょっと最後にその点だけ、区はどういうふうに考え、対応されていこうというふうに考えられているのか、よろしくお願いします。 102 ◯防災課長  設営の段取り、段階ということでございますけれども、私どもも初動が大事だというふうに考えてございます。早めに関係機関から情報を取り、避難の必要性について判断をし、その後に避難所の設営ですとか避難勧告ということなので、初動ということで、まずは職員の態勢を確立し、すぐさま避難所のほうに配置をして、設営できるという態勢まで整えておくということが重要だと思っていますので、そうしたことを今後は目がけてやっていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 103 ◯福馬恵美子委員  るる聞いていましてね、区の対応というのが今中心に話し合われていると思うんです。  実際には学校避難所運営協力本部連絡会、これの機会を通じてというのは、ここの実施の最後に書かれておりますが、今、昨年19号の台風のときに避難所開設をしたところで、運営協力本部が開かれているんですね。  私も消防団長としてここに参加をしましたが、学校避難所運営協力本部、ここの責任者というのは一体どなたですか。 104 ◯防災課長  学校避難所運営協力本部の本部長といたしましては、学校長ということになってございます。  以上でございます。 105 ◯福馬恵美子委員  そうなんですよね。学校長というのがここにそのときの資料にきれいに書かれているんですけれども、学校長が全く理解をされていなかったというのは、この4月に交代、転任をされた校長だったんですね。非常に残念だったのは、そこに来られた防災課職員がマニュアルを読んで、8月9日に行った訓練のビデオを見てくださいと、52張りのテントを各学校に配置をしました。言われたことがそれくらいのことなんですね。  じゃあ一体、校長先生はどうやって、この避難所の運営、設置をすればいいのかというのが全く、私が議員でもあり、消防団の長い経験者の中で、どなたも発言されないからいろいろな質問をしたんですけれども、きちんとした回答はまず全くなかったんですね。1時間で連絡会が終わったんですけれども、こういう状況を区としてね、どのように把握をしているか。  防災課長とか危機管理室の責任者がこういう会議に出ないで、現場の声をどのように吸い上げようとされているのか、非常に心配になりました。私自身がそんなに発言することで、学校を脅すつもりもないし、誰かを責めるつもりもありません。今後どうするかということが非常に大事だと思うんですけれども、今、聞いてて初動が大切だ、あるいは職員の配置は考える、職員向け対応マニュアルを作った、そういう職員側、区側の行動はできても、実際の避難所でどういう展開をするかというのが見えてきません。  もう1か所訓練を考えているということですけれども、これではとても昨年でも遅れた避難所運営の開設がもっともっとできなくなる。このことをどういうふうに解決していくか、今後の方針をいま一度考えていただきたい、そのように思いますが、区のこれからのスケジュール、タイムスケジュールを含めてお示しください。  そして今、昨年、避難所を開設したところの運営協力本部の1年に1回学校で行われているこの会議、進捗状況とその中で見えてくる問題点、お示しください。 106 ◯防災課長  学校避難所運営協力本部の連絡会の状況、現状でございますけれども、私どもは9月に5校、防災課の職員のほうでも回らせていただきました。うち1校は私のほうで出向きまして、直接御意見を頂戴したところでございます。非常にそういう現場のお声というのは、厳しいものということで認識してございまして、避難の在り方ですとか避難所の運営、そうしたものについて、特にコロナ禍ということもありまして、かなりそうしたところでは、いろいろな御意見を頂戴しているというふうに聞いてございます。  そうした御意見を踏まえて、今後につきましては、私どもといたしましても、さらにこの学校避難所の運営連絡本部については、フォローといいましょうか、バックアップといいましょうか、そうしたことをやっていきたいというふうに考えてございまして、この後また10月、11月とこういう連絡会のほうが開かれるというふうに聞いてございますけども、なるべくそうした場に出向きまして、そうした情報等をいただきたいと思っております。  それから、学校長等とも連携を図るという意味におきましては、今後いろいろな機会、その転入の機会等も踏まえまして、含めまして教育委員会にも御相談しながら、そうした御説明等を行っていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 107 ◯委員長  答弁漏れは。 108 ◯防災課長  タイムスケジュールにつきましては、まずはこの10月、11月に行われる学校避難所運営協力本部の連絡会については、防災課の職員のほうでも出席させていただきまして、そうした御意見を頂戴したいと。そうしたことを含めて、今年度末にはなってしまうかもしれませんけども、改めて学校の御協力も得ながら、方向性のほうは出していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 109 ◯福馬恵美子委員  設置の在り方、運営の在り方、厳しい意見が出ているということなんですけどね、私が出たところはマニュアルどおりに人の配置がされているんです。マニュアルどおりにこれを説明されたんです。  でも、このことが本当にできるかどうかはどう検証するかということが、大事な点だと思うんです。消防団員もいらっしゃるんですけど、消防団員は、全く最初のこの避難所運営協力本部には協力できないということが団長通知でされているわけです。ですから、この中に名前がちゃんと入っているわけですね。その辺の問題点、これをね、もう少し的確につかんでほしい。そうしないと進んでいかないと思います。  私も、昨年の19号の避難所運営をされて、どんなことがお困りでしたかという質問を行いましたけれども、それに対する明確な答弁もありませんでしたし、その中で、何を住民が、避難をした人が何に困って、どうしなきゃいけないかという検証がそれぞれの学校でされているというものがなかった。非常に残念でしたけれども、避難所を開設した去年の11月、12月には、いろいろな問題点の洗い出しをして、どうするこうするという防災課の発信がありましたけれども、それがちょっと途切れているのかなというふうな思いがしますので、もう一度学校の避難所運営に関する仕組みの洗い出しをしていただきたい。そのことをどういうふうにされるかお示しいただきたい。  それで防災ラジオ、本当に私はよかったと思っているんです、いろいろ問題点もある。しかし、これ一斉テストをしましょうよ。  私、6月のときも一斉テストすべきだということを言いましたけれども、これ、あそこのFMラジオを江東区が買い取って、江東区枠でしている。月に1回でも、第1日曜日何時は江東区一斉テストをしますということを何回か繰り返すことで、せっかくこのお金をかけて配った、このラジオを生かす方法を考えなければいけないと思いますが、その点いかがですか、その2点。 110 ◯防災課長  それではまず、学校避難所運営連絡本部の在り方について改めて御答弁させていただきますけども、私どももこれまで台風19号の発生以降、いろいろな御意見、御指摘を頂戴しているところでございます。そうした中で、この学校避難所運営連絡本部というものを機能させるために、いま一度の再整理ということは必要だというふうに認識しておりまして、今後、引き続き御意見等はお伺いしながら、そうしたところを検証し、再定義というか、再検討を行っていきまいりたいというふうに考えてございます。  それから、防災備蓄用ラジオにつきまして、一斉テストというお話でございますけれども、こちらにつきましても、今後、レインボータウンFMと協議しながら、検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 111 ◯福馬恵美子委員  最後に要望させていただきます。区民から喜ばれる避難所、喜ばれるという言い方はちょっとおかしいですけれども、頼られる江東区になる。避難という一歩、そして、防災ラジオの一斉テストも含めて、やはりよかれと思って行政はするわけです。  区民もこの情報は自分の為になった、江東区民でよかったと、そういうふうにお互いが感じられる訓練をし、そして再整備をし、一斉テストをしていただくように要望いたします。 112 ◯佐竹としこ委員  今、種々質疑があったんですけれども、ちょっと違う観点から、資料2-1の一番最後に、区民への周知というところがあります。この区民への周知方法、これがすごく、周知が大事だと思うんですが、この方法と、また周知の内容はどのような内容を考えているのか。分かりやすくきちんと具体的な内容にしていかないと、皆さん、理解するには難しいと思いますので、そこのところが1点目。  それからもう一つ、この前、質問でもさせていただいたんですが、避難所はそもそも何かをしてもらうではなく、本当に私たちが一時的に共同生活をする場所だということを、本当に皆さんに理解していただいて、というのはこの前、昨年避難勧告があったときに、ここの避難所ではお水を配ってくれたとか、ここは何をしてくれたという声が聞かれました。  ちょっと残念だったんですが、逆の立場でいくとみんなが来るからということで、きっと夜も越すかもしれないということで、多くのおにぎりを持って参加した人もいたんですね。参加というか、避難された方もいるんですね。そういうことを考えたときに、感染対策もそうだし、個々でできること、自助、共助、公助とありますけれども、個々でできることも、避難所はそもそも本当に自分たちの命を守るために避難する場所なんだけれども、一時的な共同生活もしなくちゃならない場所なんだと、そのために何をするかという、そういう視点も入れた、そういう周知も大事ではないかなと思いました。  さっき、もう1件、在宅避難のお願いもしているということなんですが、在宅避難をしているときに、一番困ることというのはちょっと聞いたことあるんですけれども、情報が入ってこないんです。  というのは、避難所に行けばいろいろな情報がそこで分かるけれども、何が起こっていて、という情報が入ってこないということが一番困ったという話もありましたので、在宅避難したときに同じ情報がきちんと入るような手段、これも大事ではないかなと思いました。  それからもう1点が、福祉避難所ということでありましたけれども、この福祉避難所の在り方も、誰がそこに避難するのか。急に来ても困る場合もありますし、いろいろな福祉施設があると思いますので、例えば登録制にしていくとか、いざというときにとそういうふうにするとか、様々具体的なことを検討しなくてはならないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 113 ◯防災課長  それでは4点の質問にお答えいたします。  まず、1点目の今後の新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営について、区民への周知ということでございますけれども、9月1日の区報では、そうしたものを1面に掲載させていただきまして、周知を図ったところでございます。ただ、やはりスペース等限られてございますので、今後とも区報ですとかそれからホームページ、そうしたものを通じて、より分かりやすく、お示ししてまいりたいというふうに考えてございます。  特にやはり食料、水等につきましては、やはり3日分ということを従来、我々もお伝えしているところですので、そうしたものは確実に備蓄していただきたいということについては、引き続き周知をしてまいりたいというふうに考えてございます。  それから2点目の避難所についての捉え方ということでございますけども、佐竹委員御指摘のとおり、避難所というのは難を避ける場所と、難を避けるという意味で開設する場所ということでございますので、どうしても御家庭での過ごし方と比べまして居住性ですとか快適性というものは、当然それは二の次ということになってきてまいります。  そうしたところで居住性ですとか快適性というものを高めていただくという意味では、やはりその自助、御自分でそうしたものを準備していただくということが必要になってまいります。よく自助、共助、公助の割合でいきますと、自助が7割、共助が2割、公助は1割というふうに言われてございますので、そうしたその7割の部分というものを行っていただくということで、お願いできればというふうに考えてございます。
     それから、3番目の在宅避難における情報入手の問題ということでございますけれども、こちらにつきましても拠点避難所は防災無線等があることから、情報が入りやすいというところがございますけども、現在、区でおいては、安全安心メールですとか、それから防災マップアプリ、そうしたものでの情報提供というのも進めてございまして、そうしたところで御提供できればと。  あと、ラジオですとかケーブルテレビとか、そうしたものも情報のツールとしてはございますので、区としてあらゆる情報ツールを使って、そうした災害情報をお届けしていきたいというふうに考えてございます。  それから最後、福祉避難所につきましては、基本的にはいわゆる一般の避難所で過ごされることが難しいと、配慮が必要であるという方について、福祉避難所のほうに移送するということになってございます。  こちらにつきましては、現在区に22か所、そうした福祉避難所というものを指定してございまして、そうした方々に対応できる態勢を取るということでございます。ただ、こうした実際の運営等の在り方については、現在、所管部署を含めて検討中でございますので、そうした際にしっかり対応ができるように、検討を続けてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 114 ◯佐竹としこ委員  ありがとうございました。区民への周知なんですが、きっと区報という話が出るなと思ったんですけども、その区報は大勢の方にです。ただ、本当に皆さんに知っていただくことと、あと運営側になったりとか様々、主体的に動かなくちゃならない人もいます。町会の役員さんとか、その方たちがしっかりと分からなくちゃならないときもあります。ですから、町会の方とか、また、災害協力隊の方とかにも、具体的な行動ができるようなそういう周知、考え方も、ぜひ内容の面でお願いしたいと思います。  それから、さっき自助、共助、公助で自助が7割ということだったんですが、災害によっては7割、全然できない場合もありますので、そこも含めて、いろいろ検討していただければと思います。  福祉避難所はこれからだと思いますので、本当に避難しなくちゃならない方が、きちんとその場所で避難できるようにという、そういう配慮をお願いしたいと思います。全部要望でいいです。 115 ◯中村まさ子委員  このコロナ禍に対応する避難所については、内閣府も通知を出していて、それに沿ったこの江東区も方針とかあるいは訓練の実施をしてこられたんだなというふうに思います。  それでお聞きしたかったのが、先ほどのやり取りで、小中学校の体育館が350人から400人の、今までだったら入れるところを、コロナがあるので100人程度にするということで、だからほかに教室とか文化センターとかスポーツセンターも使うんだということでした。  それで、つまり今までの体育館の3分の1とか4分の1しか入れられないと。教室や文化センター、スポーツセンター13施設で、間に合うのかどうかということなんです。多分コロナになるとゾーニングを、感染者、非感染者とかいろいろ細かく分けなきゃいけないんですけども、避難所も少人数で、多数の避難所が必要になってくると思うんですけれども、それで間に合うのかどうかということ。  当然、今まではそういうのが必要なかったけれども、避難所になれば、マスクとか消毒薬とかパーテーションとかあるいはテントだとかベッドだとか、段ボールベッドだとか、そういうものを備蓄しなければいけない。  そうするとそれへの対応、スペースだとか何か、それも検討しなくちゃいけないんですが、そういう検討がされているのかということ。  それから、今福祉避難所のお話が出て、22か所、指定しているということだったんですが、最近ちょっと聞いたので、こども福祉避難所というものも設置したほうがいいだろうという意見を耳にしたんですが、発達障害とかいろいろ知らないところ、たくさん人がいるところではいられないお子さんもいますので、大人だけじゃなくて、こども福祉避難所ということも、今後の検討に上らせていただきたいんですが、いかがでしょうか。 116 ◯防災課長  まず、1点目の避難所の収容能力についてでございますけれども、先ほどお話、御説明したとおりですが、拠点避難所においては恐らく3分の1程度に体育館の収容人数が減ってしまうということもありまして、区のほかの施設、文化センターとかスポーツセンターも含めて活用するということにさせていただいておりますけども、それでもやはり十分な数かと言われると、なかなか難しいところございまして、そういったことから区といたしましては、現在、在宅避難ということで、区民の方の8割は集合住宅にお住まいというデータもございますので、そうした中では、堅牢な集合住宅にお住まいの方については、そのまま御自宅にとどまっていただくということが1つ選択肢としては有力なのかなというふうに考えてございます。  それから2点目の避難所におけるマスク等の備蓄ということで、拠点避難所においても、これまで実はマスクの備蓄というのはなかったんですけども、今年度新型コロナの対応ということで補正予算を組ませていただいて、マスクの備蓄というところもやってございます。それからそのほか消毒液、あとそれから先ほどお話しした避難用簡易テントにつきましても、現在拠点避難所のほか、先ほどお話ししました文化センター、スポーツセンターの分も含めて、今調達のほうを進めているところでございます。  それから3点目の福祉避難所につきましては、そのこども福祉避難所という考え方もあるということでございますけれども、現在区のほうで指定している22か所の福祉避難所のうち、いわゆる都立の特別支援学校も入ってございまして、仮にそうした考え方というのを今後検討していくという上では、そうした特別支援学校さんの御協力というのも一つあろうかなというところでございます。  ただそこは全然まだ具体化されておりませんので、今後の研究課題というところになろうかと思います。  以上でございます。 117 ◯委員長  間もなく正午になりますが、本報告事項まで進めたいと思います。 118 ◯中村まさ子委員  少人数で、たくさんの避難所を確保しなければいけないと思いますので、そのパンクしないためには在宅避難を求めるということですので、これからいろいろ試行錯誤しなくちゃいけないと思いますけれども、先ほどどなたかの意見で出たように、在宅避難の場合はその情報伝達をきちんとどうするのかというのを事前にちゃんと計画をしておいていただきたいと思います。  それから、こども福祉避難所、特別支援学校が一つの候補に上がるということですけれども、なかなか距離もあったり、特別支援学校から遠かったりするとなかなか大変かなと。障害のあるお子さん、情緒の課題のあるお子さんには、なかなか大変なこともあると思いますので、今後の課題ということですので、ぜひ次の災害時の要支援者の問題とも絡むんですけれども、大人の福祉避難所と併せてこども福祉避難所も検討してください。  以上です。 119 ◯中嶋雅樹委員  また要望させていただきますが、今日はこうしてたくさんの御意見が出そろいましたけれども、災害時一番、何が大事なのかというのは、体験したり考えたりすると、情報の提供であるとかその収集であるとかというのも大切なんですけども、一番大事なのは決断だというふうに私は思っているんですよ。  災害時にはいろいろな立場の方がいる、避難の皆さんを受け入れる方、あるいは避難をしていく方、そうした皆さんがどこで何を決断するかというところで、人間は割と決断をすると動けるんですよね。ですから、決断への手引きみたいな、というのを考えていただければなというふうに思います。  これはね、なかなか難しいことだと思いますよ。ただ、決断をする、攻めていく決断もあれば、引く決断だってあるわけですから、それをしっかりしておかなければ、二次災害というようなことも考えられるので、いかに決断をするかというところを、行政の立場からしてどんな答えが出るのか考えていただきたい。要望です。 120 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  現在正午を回り、昼休みの時間になってまいりました。長い休憩か短めの休憩か。まだ、報告が5つ残っておりますので、それでは、お昼休憩を取りまして、再開を1時としたいと思います。お疲れさまでした。              午後 1分 休憩  ────────────────────────────────────              午後 時59分 再開 121 ◯委員長  それでは、再開いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項3 水害時の避難行動要支援者への避難支援について 122 ◯委員長  次に、報告事項3「水害時の避難行動要支援者への避難支援について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 123 ◯福祉課長  資料3を御覧ください。まず、1の検討の経緯につきましては、昨年の台風19号の際、避難勧告前に避難情報の発令等がなかったこと、また、災害協力隊等の避難支援者の役割が、具体的に定まっていなかったことにより、高齢者、障害者等の災害時に自ら避難することが困難な方に対し、効果的な支援ができなかったという課題があったことから、次のとおり整理をしたものでございます。  2、水害時の避難支援についてです。(1)自主避難施設の早期開設です。避難に時間を要する避難行動要支援者が円滑に避難準備できるよう、気象庁等の関係機関の情報等に基づき、可能な限り早期に自主避難施設の開設を決定し、準備が整い次第、開設することといたします。  なお避難に当たっては、今般の新型コロナウイルス感染症の影響も踏まえまして、在宅避難や縁故避難についても働きかけを行ってまいります。  次に(2)情報伝達です。表に記載の支援者が、水害が発生するおそれのある大型台風の接近が予測される場合等に、避難行動要支援者へ注意喚起をしていただき、また、避難準備・高齢者等避難開始発令時には、各避難施設の開設状況等について、情報伝達していただくこととしております。  なお、介護サービス事業者等に対しましても、当該事業所の利用者に対して、可能な範囲で同様の情報伝達をしていただくようお願いをしているところでございます。  次のページを御覧ください。(3)避難支援です。こちらも記載のとおり、避難所への避難の際、災害協力隊が支援者となり、要支援者の避難所等への避難支援をしていただくよう要請することとしております。こちらも情報伝達と同様に、介護サービス事業者等に対し、可能な範囲での協力をお願いしております。  最後に3、個別計画です。こちらは災害協力隊が避難行動要支援者を訪問するなどして作成する一人一人の避難支援計画のことでございます。令和3年度より、(1)に記載のとおり作成対象者の見直しを行うとともに、(2)にありますとおり、個別計画の様式を見直し、避難支援に必要な項目を追加することとしております。  なお、令和2年度は現行様式で個別計画を作成していただきますが、現行様式にあるメモ欄を活用して、同様の情報を記載していただくということをお願いしてまいりたいと考えております。  これらの支援内容の整理、見直しを行うことにより、今後も、水害時の避難行動要支援者への円滑な支援が実施できるよう、地域による支援体制の構築に努めてまいります。  以上でございます。 124 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 125 ◯さんのへあや委員  自主避難施設の早期開設というところで、避難に当たっては自宅での安全確保が可能な場合には、自宅避難をお願いするというふうにあるんですけれども、これは誰が誰に働きかけて、誰が判断するのかというところがちょっと分かりにくいので、そこを教えていただきたいのと、実際に、この避難行動要支援者の定義の中に、自ら避難することが困難でというところがあるんですけれども、必要な情報をまず迅速に把握できるかというところも課題になってくるかと思うんですけれども、この要件になってくるかと思うんですが、実際にハザードマップが全戸配布された際に、盲目の方に、私、ハザードマップの点字化が難しくても、せめてブックレットは点字化をしてしっかり情報をお伝えすべきじゃないかというのを、ずっと提案させていただいているんですけれども、そういったところをしっかり情報発信をした上で、この自宅避難ができる、できないという判断が可能になってくると思いますので、ちょっとその点字化というところも1点お願いしたいのと、また、追加でちょっと恐縮なんですけれども、この避難行動要支援者の中に、外国人の対応というのが入っているのかどうか。  去年の台風19号の際に、やはりこの外国語対応の情報発信というところが非常に課題になったかなと思っておりまして、実際になかなか英訳でそういった情報が出なかったものですから、私自ら英語で、自宅にいる方は3階以上に逃げてくださいというふうに情報発信したところ、うちが2階までしかないんだけど、どうしたらいいかというやっぱり英語で、そういうのが返ってきたりして、そういう対応に追われたという記憶があります。  今回福祉に関することなので、ちょっとここに入ってこないかもしれないんですけれども、そういった外国人の方、さらには妊婦さんですとか、いろいろな方がこの要支援者というところに入ってくるかなと思いますので、ちょっと定義の再度確認というところをお願いします。 126 ◯防災課長  それでは、3点の御質問にお答えいたします。まず、在宅避難をされる際の御判断ということになりますけれども、今回区のほうではハザードマップを全戸配布させていただいています。そうした区のほうとしては、御判断いただく材料は御提供しているということになります。  実際にその要支援者のどなたが判断するかという、基本的には御本人ということになりますけども、御本人での判断が難しいという場合は介助者等の判断により、そうした避難行動を決めていっていただくものというふうに認識してございます。  それから2点目のハザードマップの点字化につきましては、現在そうしたそのニーズ等も、把握をしないといけないというところもありますので、そうしたことは今後研究課題ということでさせていただければというふうに考えてございます。  それから3点目の外国人の方ですとか、それから妊婦の方ですとか、そうした方の、いわゆる要配慮者という方の定義ということでございますけれども、要支援者と要配慮者とちょっと言葉があるんですが、今回こちら要支援者ということですが、要支援者は基本的にやはり、より積極的な支援が必要な方というふうに考えてございまして、今回、お一人では要は避難ができない方ですとか、避難される際に介助が必要な方というのがこの要支援者に当たると思われます。  一方で、要配慮者というのは、それよりは避難の際の助力というのは、そこまでではないかもしれないけども、配慮が必要な方ということで、外国人の方ですとか、それから妊婦の方というのが、そうした要配慮者のほうに含まれるというふうに考えておりまして、ただ、いずれにいたしましても、こうした方々については、何らかの行政からの支援というのは必要だということは認識してございますので、そうした方々に応じた、支援の在り方ということにつきまして、今後とも検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 127 ◯さんのへあや委員  点字化の点について、自身で判断が難しい場合は介助者の判断に任せるということで、さらに点字化に関しては研究課題というふうにおっしゃっていただいたんですけれども、実際に盲目の方にお話を聞かせていただくと、やっぱりそういったものが手元にあるだけで安心感が違うと。江東区として、発行している区報なども点字化を積極的に行っているのであれば、何でこの点字化を行うこと、ハザードマップの点字化が研究課題となってしまうのか。実際に必要、ぜひあったら欲しいですという声があるので、そういったものを待つのではなくて積極的に拾い上げていって実現していただきたいなと強く要望いたします。  以上です。 128 ◯佐竹としこ委員  2点質問します。2ページ目の避難支援のところで、タクシーと車両運送事業者の配車センター等の連絡先を区のホームページに掲載ということなんですが、どういうところを考えていらっしゃるのか。協定を結ばれたりしているとは思うんですが、そこをちょっと確認したいと思います。  2点目は、個別計画なんですけど、令和3年度より以下の見直しを行うということで、これすごく大事なことだと思うんですが、どのような方法でされる予定なのか。 129 ◯福祉課長  まず1点目のタクシー等の配車をお願いする連絡先でございますが、タクシーの協会がございまして、そちらのほうに確認を取り、区のホームページにリンクを張るということについて御同意をいただいたということで、そちらについて載せさせていただいているということでございます。  また、個別計画の見直しでございます。こちら令和3年度からとしておりますが、こちらにつきましては、やはり災害協力隊の方々にお願いをして、作成していただいているということがございます。こちらにつきましては、やはり隊の御理解をいただくということが大切でございますので、順番に周知を図って、御理解をいただいてということで、令和3年度からこのような形でお願いをしたいというふうに考えているところでございます。 130 ◯佐竹としこ委員  分かりました。タクシーの協会ということなんですが、実は先ほどのコミュニティバスにもつながるんですが、私がいる地域で配車センターに電話を、とにかく普通に通らないので、配車センターに電話をするんですが、通常でもつかまりません。近くにおりませんとかなんですね。これ災害時にそれがきちんと通用するのかなというのがすごく懸念されるんですが、どういう協定を結ばれているのか、ちょっと不安を感じます。  それが1点、もう一度、お答え願いたいと思うんですが、あと、これ決算のときも質問した内容とリンクするのかなと思うんですが、協力隊の方々が見直しをするわけですけれども、これしっかりと様々な協力がなければ駄目なわけですから、しっかりと、どうしたらいいのか分からないですけど、なかなかそういうのって見直し進まないと思うんですけども、なぜ必要なのかとか併せながら周知しながら、極力きちんと進むようにこれは要望いたします。取組の方法とかよく考えてお願いしたいと思います。ちょっとタクシーの件だけお願いします。 131 ◯福祉課長  タクシーの協会との関係でございますが、協定については締結してございません。ホームページにリンクを張らせていただくということで、御同意をいただいて載せているというところでございます。また、災害時にタクシーの確保が難しいということは、私どもも承知をしておりますが、タクシーにつきましては予約ということもできます。台風におきましては、数日前に接近してくるという情報があるので、確実にということであれば御予約をいただきたいというふうに考えております。 132 ◯佐竹としこ委員  分かりました。リンクを張るということなんですが、リンクの張り方、予定してて、一般の人、きちんとそこに書いてあれば、いざというときにそこに頼めばいいんだなというふうに考える人もいるかもしれませんので、そこのところはコメントをつけるなり、上手にリンクを張っていただきたいと思いますので、要望いたします。 133 ◯正保幹雄委員  円滑な支援が、行動が求められているというふうに思いますが、ちょっと報告を聞いて、災害協力隊のこの果たす役割というのは、随分大きいものがあるなというふうに率直に思いました。  台風19号のときに、私の地元の北砂七丁目の民生・児童委員の方が、要支援者のお宅へも2回も3回も、六砂小学校ですよということで声かけて、そして、その高齢者が近所の人と一緒になって避難をされたということで、その民生・児童委員の方は、北砂の災害協力隊の担当の副会長で重要なポストにいるわけですね。ですから、災害協力隊の隊員の方というのは、ちょっと本当にこういうふうに動けるのかなというふうに率直に思いました。  それで災害協力隊のない地域は現状どのぐらいあるのか、それから協力隊があっても、人員体制が確保できてないところもあると思うんです。人員体制というのは、どれだけ確保が必要なのかという、そういう基準ですね、これが大町会、小町会いろいろありますけど、どれだけの人員ですね、やっぱりそろえるべきなのか。  それから、2つ目には、民生委員が確保されていない地域、これどれだけあるのか。それから、先ほど災害協力隊が避難所開設には少なくとも半日以上かかるということで、前もってその早めに初動態勢で、コロナ禍の下では避難所開設運営をするということの中で、ちょっとこれだけの情報伝達等にかかるような、そういうその態勢が本当にできるのかどうかという点。  それからもう一つは、個別計画は誰が作成をするのか、誰が更新をしていくのか、これについてお伺いしたいと思います。 134 ◯防災課長  まず、災害協力隊のないところというところになりますけれども、基本的にはやはりいわゆる大規模なマンションが建って、ただ、そこにいわゆる町会・自治会のようなコミュニティが存在しないようなところということで、臨海部が多い傾向にあるということは承知してございます。  そうしたところも含めまして、現在災害協力隊の結隊に向けて、私どもも随時相談のほうは受けてございまして、なるべくその災害協力隊が結成されるような形で、促してまいりたいというふうに考えてございます。  それから、災害協力隊の人員の基準ということですが、特に何人以上というものはございません。基本的には、災害協力隊の中でのできる限りの人員体制ということになります。災害協力隊、基本的にはボランティアということになりますので、区のほうから強制といいましょうか、そうしたことで進めるものではございませんので、あくまでも災害協力隊の自主的な運営の中で決まってくるものというふうに認識してございます。  それから、避難所運営においても先ほどお話あったとおり、今回コロナ禍においては、早めに避難所を開けるというところもございますので、そうしたところについては、早めに区としても、避難所の開設等の初動を確保することによって、設営の時間というものをなるべく多く取れるようにしていきたいというふうに考えてございます。  それから個別計画を誰がつくるのかというところにつきましては、基本的には御本人、それから、介助者等いらっしゃる場合はそういう御家族とか介助者の方と、それから、災害協力隊等訪問した人が一緒になってつくると。その際には一応そうした形で、内容の確認等も行うということになってございます。  以上でございます。 135 ◯福祉課長  民生委員の欠員状況でございますが、民生委員、主任児童委員を含めまして、327の定数のところ現在281名となっております。 136 ◯正保幹雄委員  それで災害協力隊に何でもかんでもやっぱり任せる、やっぱりこれ、ちょっと過重負担になるんです。今言われたボランティアだと、できる限りと、何人ということはないということなんですけれども、ここはもう少し現実的に検討をやっぱり要する、検討する必要があるというふうに思うんですよね。  災害協力隊はもう高齢化もしています。なかなか気持ちはあっても、指揮する人が多くて、実際になかなか動けないというのが現実なんです。ですから、ぜひこれ計画はいいことですから、災害協力隊の現状把握、また民生・児童委員の方、それからこの支援サポートセンターや何かのそういう事業所、こういうところともう少しちょっとこのことに対して協議をする、そういう場を設けてもう少しちょっと具体的に要望を聞いて、支援体制をつくるべきだと思いますけど、ちょっとそういうところでの今後の取組についてのお考えを伺いたいと思います。 137 ◯福祉課長  確かに支援者の方々、本当に可能な範囲とは言いつつ、やはり重いお仕事をボランティアという形でお願いしていると認識しているところでございます。そのようなことも含めまして、今回これまでの支援者に加えまして、介護サービス事業者等につきましても可能な範囲でのお願いというのをしているところでございます。  こちらにつきましても、介護事業者の方々とお話合いをしていって、御理解を深めていただくように努めてまいりたいと考えているところでございます。 138 ◯福馬恵美子委員  今、災害協力隊の高齢化という発言がありましたが、本当に高齢化しているんじゃないかなと。同じメンバーの方が長年頑張っていらっしゃる姿を見ております。ぜひ災害協力隊の役割が、災害ということで日常的な防災力の向上、地域の防災力の向上から災害時に主役になっているということが、どこまで実現できるかと思っております。  今、答弁に高齢化もあるし、いろいろな役割があるということをおっしゃっておりましたので、ぜひ災害協力隊だけではなく、先ほどの避難所運営の職員の、江東区に住んでいる職員の方々への働きかけ、そういうのを含めて地域で発信していくべきだと思いますが、その点と、そして、個別計画の件なんですけれども、作成対象者、これはどれぐらいを見込んで、その100%の人がここに参加をしていただいて、計画を立てられたらいいんですけど、そういうことは個人情報の問題もありますので、現状について、どれくらいの割合、作成していらっしゃるのか、その2点お願いします。 139 ◯防災課長  まず、1点目の災害協力隊の役割等について、大変だということで今後区の職員がということでございますけども、現在、区内に在住している区の職員につきましては、避難所において災害情報連絡員ということで位置づけて、その災害情報連絡員に任命して、避難所運営に当たってもらうということで、やっているところでございます。  今後、区内の職員を含めた職員の動員ということにつきましては、いわゆる事業継続計画、BCMと申しますけども、そちらとの兼ね合いもございますので、そうした中で、まずその災害時に何を優先すべきかということを改めて検討して、今後はそうした避難所運営体制等も考えていきたいというふうに考えてございます。  個別計画につきましては、現在5割、51%ほどは作成をしているところでございますけれども、現状まだ半分はできてないということで、こちらにつきましても、今回のこの見直しを図ることによって、災害協力隊の方の負担を減らすとともに、支援が必要な方についての援助を行ってまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 140 ◯福馬恵美子委員  どれくらいの人がいて、その51%なのかもう1回をお示しください。  ここに避難の支援の方法、垂直、水平、(3)に書かれておりますけれども、これも災害協力隊なんですね。その前の情報伝達者にも災害協力隊ということが入っているんですね。自らの御家族も守らなきゃいけない、あるいは町会運営にも協力しなきゃいけないという災害協力隊の人に過度の仕事を求めるのはどうかなと思います。  それで、様式の見直しは結構なんですけれども、本当にこのことをちゃんと今51%の人が作っていると。令和3年度から見直しをしながら、相手があることなんで、そして、災害協力隊などの訪問を、同行訪問してくださる人の理解も得て、それから順次、見直しをするというふうにおっしゃっておりますけれども、やはり対象者は避難をするときに支援が必要な人なんですね。どれぐらいのスパンで見直していくか、あるいはもう一度作り替えるということも、非常に個人の身体的な能力の変化が大きいわけですから、その辺をどういうふうなタイムスケジュールで今後進められるか、お示しください。 141 ◯防災課長  失礼いたしました。先ほどすみません、避難行動要支援者の件、ちょっと人数の件だけをまずお話しさせていただきます。  令和元年の7月1日現在で、避難行動要支援者については4万2,327人。そのうち個別計画の作成に御同意されている方というのが1万8,106人で、そのうちで個別計画を作成済みの方が9,304人ということで、作成率が51.39%となってございます。  福馬委員御指摘のとおり、こうした方々については、年ごとに状況も変わってまいります。また、その家族構成等も変わってくるというふうに予想されてございます。そうした中で、どういう形で見直しを図っていくかということでございますけども、まずは令和3年度にこうした形で見直しを図り、その中で、またそこの個別計画の対象となる人数等についても改めて検証を行っていき、ちょっとめどは申し上げられませんけれども、ここ数年の中でそうしたことについては検証を図り、改めて対応を図っていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 142 ◯福馬恵美子委員  本当に4万人以上いらっしゃって、作成されている人が約9,000人ということで、本当にこれを見ると、自分の命を守るときにどうしてほしいかというきちんとした意思表示をされている人なわけです。  しかしながら、助けること、あるいは避難所まで連れて行く人、災害協力隊や地域の方やボランティアに頼っているということなので、避難をさせる、協力をする人をもう少し広めていく。先ほど職員もちょっと考えたいというふうな前向きの答弁ではありませんでしたけれども、例えば江東区に住んでいらっしゃる公務員の方、他区にお勤めの方、あるいは他区の学校の教師として勤めていらっしゃる方、そういう方もちゃんと掘り起こしていけば地域の中で活動してくださると思うんですね。そういうことを含めて要支援の人をどういうふうに支援をするかという枠を広めていくべきだと思いますが、最後にその点をどう考え、どう進めていかれるか、お示しください。 143 ◯防災課長  今後の避難の支援の在り方ということでございますけども、福馬委員の御発言にございますとおり、区内のそうした公の職に就いている方についてというのも1案ではあろうかと思いますけども、一方で、こうした方々は任命権ですとか発令権といった別の問題がありますので、そうしたところについては、なお研究が必要だろうというふうに認識しております。  私どもといたしましては、区の職員を含め、また、学校職員、それから、地域の災害協力隊の方々、それから福祉事業者、介護事業者、そうした方たちとどういう形で支援ができるかということについては、引き続き検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。
    144 ◯中村まさ子委員  個別計画についてですけれども、今、51%の方が策定済みだということなんですが、資料の3の個別計画のところで、辞退者を対象外とするというふうに書いてあるんですが、半分、49%の方の中で辞退するとか、あるいはそういう接触そのものも拒否するという方が、どのくらいいらっしゃるのかなというのがあります。  どんな支援でもサービスでも、こちらから手を差し伸べても、手を払いのける方もいらっしゃるんですけれども、この個別計画、残りの49%の中でそういう方がいらっしゃるのかどうかということ。  それから、これは要支援者の避難支援についてなんですが、要介護とか要支援の高齢者、そういう方たちに対して災害時のケアプランみたいなものは、日常的には必要ないんですが、いつ起きるか分かりませんので、災害時ケアプランみたいなことを取り組むことも必要かなと思うんですが、それについては、そこは福祉分野と防災分野と連携をしないといけないと思うんですが、その災害時ケアに特化したケアプランというのはどうなのか、認識をお伺いしたい。  それから、介護事業者の協力も求めると、可能な範囲で連絡することを介護事業者に働きかけるとあるんですけれども、介護事業所はただでさえ人手不足という中で、それができたらとてもいいと思うんです。  私もこの夏、親の介護で介護事業者とか訪問介護とか、使えるサービス全部使わせていただいてとてもありがたかったんですが、現場の方は大変な状態だというのもよく分かりました。  そんな中で、こういう連絡をするということが、介護事業者のさらなる負担にならないかなという心配もちょっと感じるんですが、その辺はいかがでしょうか。 145 ◯防災課長  それでは、1点目の個別計画の辞退者等のお話でございます。すみません、辞退者については、ちょっと残りの49%ということになりますけども、その詳細の人数というのは現在把握してございません。ただ、聞いているお話ですと、個別計画をつくる、つくらないの基になる、いわゆる個人情報の共有に同意された方であっても、その後災害協力隊もボランティアでありますけど、基本的には区から依頼を受けてきている方ということになりますので、なかなかその区の関係者が来るのがあまりよろしくないとお考えになって、受け付けないという方もいらっしゃるですとか、もしくはオートロックがついているマンションにお住まいの方ですと、そうしたことでやはり実際に作成に当たって、訪問してもなかなか出ていただけないという事情があるということは聞いてございます。  以上でございます。 146 ◯福祉課長  私から2点の御質問にお答えをいたします。  まず1点目、要介護者等について災害時のケアプランを作成してはというお尋ねでございますが、今回の介護事業所へのお願いの中で、サービス担当者会議等におきまして、災害時の対応等について話し合っていただきたいという形でお願いをしているところでございます。  それで2点目でございます。事業者等に協力を求めるということについて、さらなる負担となるのではないかということでございます。当然のことながら、現在の事業にさらに付加するというものでございますので、御苦労があるというふうに認識しております。しかしながら、業界団体等の方とお話をさせていただいたときに、可能な範囲で御協力いただけるということでお話をいただいたので、そのような依頼をしたところでございます。  以上です。 147 ◯中村まさ子委員  本当に要介護者を抱えている世帯というのはなかなか大変だと思うんですが、サービス担当者会議で話し合ってほしいと要望したということなんですが、サ担の会議では、なかなか区が話し合ってねというだけだと、なかなか厳しいのかなというふうに思いますので、ぜひそこは区がやはり関与して進めていっていただきたい。  それから、介護事業者への負担も福祉人材の確保と併せて、現場の方たちがまたどんどん新しい仕事、やらなきゃいけないことが増えてきますので、そこはきちんと区が見て、支援をしていただきたいなと思います。それが結局区民の支援につながりますので、そういうことで要望をいたします。 148 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 149 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項4 都市計画区域マスタープランについて(東京都市計画都市計            画区域の整備、開発及び保全の方針の変更について) 150 ◯委員長  次に、報告事項4「都市計画区域マスタープランについて(東京都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更について)」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 151 ◯都市計画課長  恐れ入ります、資料4を御覧ください。  都市計画法第6条の2に基づきます、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針は、通常、都市計画区域マスタープランまたは区域マスと言われておりますが、この方針は、東京都が策定するものでございまして、今回改定に際しまして、各市町村に対して意見を求めているものでございます。  1の経緯、2の概要につきましては、第2回定例会本委員会にて説明させていただいた事項となってございます。  2ページを御覧ください。  3の江東区内に関係する主な変更箇所です。(1)広域的なレベルの都市構造です。添付いたしました参考の1、区域マスの原案では、5ページと10ページとなります。  広域的なレベルの都市構造につきましては、図にもございますように江東区内は中枢広域拠点域と国際ビジネス交流ゾーンに位置づけられております。1)の中枢広域拠点域はおおむね環状7号線の内側の区域となります。国際的なビジネスや交流機能などの複合機能を有する中核的な拠点形成などが、将来像となっております。  5)の国際ビジネス交流ゾーンでは、極めて鉄道網が充実し、グローバルビジネスの業務拠点形成などが将来像となっております。  続きまして、3ページ、(2)拠点ネットワークの充実・強化、原案では8ページ以降となります。区域マスの上位計画に当たります都市づくりのグランドデザインでは、これまでの都心、副都心などの拠点の考え方を再編させ、地域のポテンシャルを最大限に発揮させるため、中核的な拠点と活力とにぎわいの拠点などを位置づけ、地域の特性に応じた都市機能の集積を図っていくとされております。  中核的な拠点は、これまでの都心、副都心であった拠点、区内では亀戸、有明、青海のこれまでの副都心が中核的な拠点として位置づけられております。  活力とにぎわいの拠点は、都市機能の集積状況を踏まえまして、鉄道乗車人数、年間1,600万人以上の駅周辺等を新たに拠点として位置づけております。区内には森下・清澄白河、住吉、門前仲町、東陽町、新木場、豊洲の6か所が新たに位置づけられております。  続きまして、4ページ、(3)特色ある地域の将来像、原案では74ページ以降となります。国際ビジネス交流ゾーンでは、有明・青海地域と豊洲地域の2つの地域の将来像が記載されております。  5ページの豊洲地域では、上から3つ目になりますが、駅周辺では地下鉄8号線延伸による交通結節点機能強化を見据え、業務、商業、居住、教育などの機能が集積されるなどにより、拠点性の高い複合市街地の形成が主な将来像として記載がございます。  5ページの下段から7ページにある東部(荒川以西)では、亀戸、門前仲町、東陽町など10の地域の将来像が記載されております。亀戸は、都内の東部中枢業務機能を支える拠点、門前仲町は、歴史や水辺を生かした回遊性の向上、東陽町は、地下鉄8号線延伸等による都市基盤の整備など、各地域の特色を生かした拠点形成が主な将来像として記載されております。  こちらに記載されている区内の地域につきましては、先ほど説明させていただきました中核的な拠点、活力とにぎわいの拠点のほかに、駅周辺において都市計画事業を行っている地域、または大規模な土地利用転換が見込まれる地域などがあります。  恐れ入ります、7ページを御覧ください。  4のこれまでの経緯と今後の予定についてです。今後の予定です。江東区都市計画審議会の意見を踏まえながら、都の意見照会に併せて、区としての意見を回答してまいります。  その後、来年2月に東京都の都市計画審議会に諮問され、3月に都市計画決定が予定されているところです。  説明は以上となります。 152 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 153 ◯正保幹雄委員  4ページの特色ある地域の将来像(中枢広域拠点域)、国際ビジネス交流ゾーンという地域の将来像ということで、有明・青海が示されています。  本区の長期計画、令和2年度から11年度までの長期計画において、臨海部のまちづくりを重点プロジェクトに掲げ、推進をするというふうになっています。それで、臨海部でスポーツ、観光、MICE等によるにぎわいの創出ということが掲げられています。  それで9月10日に、青海の東京国際クルーズターミナル、これが開業をされています。それで海外から多くの観光客を誘致すると、そういう観光施策を活用すると同時にそのMICE等を誘致していくというような長計のこのプロジェクトです。  それで、この青海の国際クルーズターミナルで、このクルーズ船が入港をしているのか、それで今後の予定どうなってくるのか。本区の観光施策と密接に関わっていると思うんです。  それから、このMICE等の誘致ですけれども、これの見通しですね、どのように進んでいるのか。まず、ちょっとまちづくりとの関係でその点をお伺いしたいと思います。 154 ◯港湾臨海部対策担当課長  まず1点目の国際クルーズターミナルの入港予定というところでございます。東京国際クルーズターミナルは先月、9月10日に開業いたしました。開業したものの今のところクルーズ客船の寄港の予定はございません。これはコロナの感染拡大に伴いまして、世界的にクルーズがストップしている、そういったことが理由になってございます。  先月、国土交通省のほうで、クルーズ専用港におけるコロナ対策、こういったものの中間の取りまとめが行われまして、まずは国内クルーズからの再開を目指していると、そういった状況でございます。  また、MICEの誘致についてでございます。MICEについては、多くのビジネス客が来訪するということで、地域経済への貢献、こういったところが期待されているところでございます。現在、MICEの誘致について具体的に何かというところはございませんけれども、引き続き都と連携して、こういった地域経済に貢献する臨海部のまちづくり、こういったところを進めていきたいと考えてございます。  以上でございます。 155 ◯正保幹雄委員  MICEですね、今、具体的に何をということはないということですけれども、本区の重点プロジェクトですよね。これは本区が中心となって、この誘致をされるんだと。それでプロジェクトに入っているんだと思いますけれども、ちょっと今後どういうふうにこのMICEを誘致するのかちょっと見えてこないんですけれども、これはコロナの関係だけではなくて、どういう見通しになるのか、見通しはあるのか全くないのかという点を再度お伺いしたいのと、ここの将来像には、有明・青海、MICE機能、質の高い複合空間ということで、実はIRだとかカジノの記述はこの中に一切ありません。  しかし、東京都は、国のIR、カジノを中核とする統合型リゾートですけども、この誘致の意向の調査を受けて、今検討中というふうになっています。都の港湾局もIR事業者とこの間何回も会っていますし、実際、青海地区のサウンディング調査を官民でやって、その官民の提案の中にもIRが含まれているというような状況になっています。  ですから、このMICE機能ですけれども、私はこのMICE機能はいいと思うんです。これは発展するような機能だと思うんですけれども、ここにIRもカジノもつけるというようなまちづくりは、私は様々なやっぱり負の問題があるというふうに思いますけれども、ギャンブル依存症はじめ、地域経済にとっても利にならないというふうに思いますけれども、こういうところの区のこのまちづくりの考え方ですけれども、伺っておきたいと思います。 156 ◯港湾臨海部対策担当課長  2点の御質問にお答えいたします。  MICEの誘致の見通しということですけれども、まず、今、コロナ禍にある状況でございまして、また、それに伴ってオリンピック・パラリンピックの大会延期等もございました。  こういったところで、今現状として具体的に何かというところではないというようなところでございます。ただ、引き続き、区としても、東京都におけるそういった動向というのは、注視していきたいというふうに考えてございます。  また、IR、カジノの記載が当然長期計画、江東区の長期計画にはございませんけれども、東京都は検討中としていることに関連してございます。日本のIR整備法、そこでは日本型IRというのを制度づけておりまして、IRを整備するに当たっては、MICE施設、国際会議場、国際展示場、こういったものを整備することが義務づけられております。  一方で、今も東京ビッグサイトですとか、そういったMICE施設ございますけれども、これは単体で整備されているものでございます。MICE機能を持たせる、MICEを整備するというところがイコールでIRを整備する、そういったことではございませんで、区としてはMICE機能、こういったところを誘致していく、こういったところを長期計画のほうに記載させていただいた、そういったところでございます。  以上でございます。 157 ◯正保幹雄委員  今、MICEイコールIRじゃないと、区としてMICEの誘致に努めるということですよね。私はもうそういう姿勢をぜひ貫いていってほしいというふうに思うんです。間違ってもこのカジノの誘致に協力しないでほしいというふうにお願いしたいと思います。  それと東京都のこの原案、参考資料2、これも今原案のほうですかね。それでちょっと見ますと、今進んでいる大島の三丁目の駅前開発だとか、いろいろここに入っています。私は都市計画の今の開発事業を見ると、マンション事業がやっぱり中心となっている。そして、なおかつ超高層化をしていると。  前回の当委員会でも報告がありましたけども、門前仲町や森下や清澄白河や新木場かな、そういうところが容積率800%というところまで使えると。それは交通広場的空間を取ることで容積率アップ、そのためにその開発の事業の面積もどんどん広がるというような状況になっています。  それで、やっぱりそこに引き続き住み続ける、また、御商売をされるという方が、やはり零細権利者がその場を離れざるを得ないというような実態にあります。私、超高層化、それから超過密の集積のまちづくりが、本当に住みよいまちづくりかなというふうに思うんですけれども、実際の開発の情勢ですよね。本当にそういう機運が出て、あってそれで開発をする、そしてこの計画に入れられているのかというのがちょっと疑問なんです。そういう点についてのお考え、お聞かせいただきたいと思います。 158 ◯都市計画課長  東京における再開発の進め方等についてでございますけれども、これまで正保委員がおっしゃるとおり、共同住宅を中心に高層化のマンションが建てられているのは実際でございます。そのためそれを造って容積率を緩和していくに当たりましては、足元である下の空間、1階部分の低層についてはかなり広場状空地だとか、先ほど言われました交通広場を設けて、その部分の容積率を上乗せしていって、高層化していったというのが現状でございます。  今後のこの区域マスタープランの中では、地域の特性を十分把握して、そのポテンシャルを生かしながら地域に合った、見合った開発を進めていくというのがございますので、今後につきましても、開発事業者等々の機運を十分察知して、その方向性を区域マスタープランと、または江東区の都市計画マスタープランとすり合わせながら、計画について検討をさせていただければと思っております。  以上でございます。 159 ◯委員長  正保委員、まとめてください。 160 ◯正保幹雄委員  今、大島三丁目の開発でも高さの問題が随分住民の方から出されています。もっと低くしてほしい、もっと高ければ高いほどいいんじゃないか、こういう様々な意見が高さについてもあります。私、都市計画のマスタープランの中では、容積率もそうですけれども、この高さについてもやはり一定のラインが必要じゃないかと。今後必要になってくるし、現実的にも必要だというふうに思いますけれども、そういう点の検討をされているのかどうか、最後に伺います。 161 ◯都市計画課長  正保委員御指摘の絶対高さと言われる高さ制限でございますけれども、現実今のところは、絶対高さ制限というのは具体的に東京一面でかけているところはございません。部分的に地区計画をかけて、絶対高さを制限するということはございますが、ただ、今のまちづくりの進め方としては、建物を細くして天空率、いわゆる天空、空が見える率を増やしていくということが都市計画上求められていますので、高さというよりは、その空を見上げたときに、青空が見える天空率というもので、開発動向を進めているというのが現状でございます。  今後もその方向性というのは、踏襲していくのかなというふうに思われているところでございます。  以上でございます。 162 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 163 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項5 都市再開発の方針について(東京都市計画都市再開発の方針            の変更について) 164 ◯委員長  次に、報告事項5「都市再開発の方針について(東京都市計画都市再開発の方針の変更について)」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 165 ◯都市計画課長  恐れ入ります、資料5を御覧ください。都市計画法第7条の2に基づきます都市再開発の方針につきましては、東京都が策定するもので、今回改定に際しまして各市町村に対し、意見を求めているものでございます。  1の経緯、2の概要、3の見直し方針につきましては、第2回定例会本委員会において説明させていただいた内容となってございます。  恐れ入ります、参考の2の2ページを御覧ください。都市再開発方針の附図となります。  こちらに記載している赤い斜線で記してございます再開発促進地区につきましては、現在臨海部では、豊洲地区、東雲地区、臨海副都心地区など、既成市街地におきましては亀戸六丁目地区、大島三丁目地区、北砂地区など全部で11地区が指定されております。  青いハッチングの誘導地区につきましては、現在、門前仲町・越中島地区、新木場地区など、9地区が指定されているところでございます。  恐れ入ります、資料5にお戻りください。2ページの4の江東区に関係する主な変更箇所についてでございます。  最初に(1)の再開発促進地区の変更箇所についてです。木場地区は木場公園の整備、三ツ目通りの拡幅など、公共施設整備事業や不燃化などの都市防災不燃化促進事業の完了に伴いまして、地区指定の廃止による変更です。  北砂地区は、地区の一部の区域、北砂三、五丁目の一部と南砂五丁目において、不燃領域率70%に到達し、一部事業の完了に伴う区域の変更です。  豊洲地区及び東京都心・臨海地域では、都市施設等の整備の方針の記載が、また全地区におきまして、都市づくりビジョンから都市づくりのグランドデザインの移行に伴います位置づけが、それぞれ記載のとおり変更されております。  なお、先ほどの参考の2に新旧対照表を添付しておりますので、後ほど御参照ください。  続きまして、3ページ、(2)の誘導地区の変更箇所です。  誘導地区につきましては、門前仲町地区が新たに誘導地区として位置づけられております。門前仲町地区の方針につきましては、鉄道及び主要幹線道路の結接点である門前仲町駅周辺の商業・業務・交流機能の集積が記載されております。区といたしましても、駅周辺の建物の老朽化に伴い、地域における機運の高まりによっては、大規模な開発が進行する可能性が高く、また、駅周辺は都市計画マスタープランにおいて都市核として位置づけられており、区としてのまちづくりの方向性などを検討するべき地区として考えているところでございます。こちらも参考の2に添付しておりますので、後ほど御参照ください。  次に、5のこれまでの経緯と今後の予定です。  今後の予定は、江東区都市計画審議会の審議を踏まえまして、都からの意見照会に併せて区としての意見を回答してまいります。その後、来年2月に東京都の都市計画審議会に諮問され、3月に都市計画が決定する予定となっております。  説明は以上となります。 166 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 167 ◯鬼頭たつや委員  私からは、門前仲町駅前の地区、市街地開発ということで何点かお聞きしたいと思います。  これは今、門前仲町の交差点、東京三菱UFJがありまして、非常に裏側ですか、古い建物があったりなかなか開発が進まないんですけど、都バスを誘致しようとか、いいホテルを入れようとか、非常にうまいことを言われている現状なんですけど、その辺はそれでお祭り広場を造ろうとか、おみこし置いてお祭り広場を造ろうとか、そういったことは計画されているんですけど、ちょっとそのことに対してお答えをお願いいたします。 168 ◯都市計画課長  門前仲町で起きています、駅周辺で起きている開発の動向でございますけれども、開発の地権者等集まりまして、勉強会または協議会等をつくられて、準備委員会まで進んでいるというのは把握しているところでございます。しかしながら、私どもが先ほど申し上げましたけども、地域の機運は感じているものの、どのような方向性を持っていくのか、どうしていくのかというのはまだ方向性を定めているところでございません。  ですので、今、都市計画マスタープランの見直しの中で、地区別のまちづくり方針等々を策定していく中で、地域の皆様方の意見や、または地区の課題等、十分把握した上でどの方向性を区として示すのかということで、今回この位置づけも、そういった意味の位置づけをつけていって、区として検討を開始していくということだというふうに認識しているところでございます。 169 ◯鬼頭たつや委員  あとはやっぱり地元として、やっぱりこれは富岡八幡宮、お不動様、永代寺というやっぱり歴史がある地区なんで、または観光拠点としていい建物を造ってほしいと思います。非常に地域から、いつやんの、まだ、もう8年たっているよ、オリンピック終わって誰が設計するの、三菱地所、非常にそういった言葉が多くなっておりますから、今後の都市、まちづくりですか、マスタープランを含めて早く早く、どんどんどんどん進めていってほしいと思います。
     以上です。要望です。 170 ◯正保幹雄委員  門前仲町地区が新規で指定をされています。この図面で見るように、相当広いんですね。それで商業だけではなくて、周辺はちょっと民家もあるし、地権者が相当やっぱり広範囲に広がっている中でのこういう大規模な市街地再開発ということなんですよね。  これは随分やっぱり課題もあろうかと思うんですよね。早くという声も鬼頭委員からありましたけれども、もう既に令和2年の10月下旬に東京都からの意見照会があって、12月には17条縦覧になるというようなことなんですね。これが防まちの委員会では最後の議論になるというふうになると思うんですけど、ちょっとそういう課題、やっぱりちょっと見通しがどうなのかと。  先ほど言った800%の話もこれに通じますけれども、ちょっとそういう点、お聞かせいただきたいと思います。 171 ◯都市計画課長  今回新たに指定を予定されているのは門前仲町地区でございますけど、指定したのが誘導地区という地区で、再開発促進地区より1つ落ちた地区となっております。この地区に関しましては広く取って、この部分の中でどこかで再開発が起きるんではないかということを察知しているところでございまして、この地区全部、この黄色いところ全て、黒く囲んでいるところが全て再開発の地区というわけではなく、この中から、先ほどの附図もございましたけど、かなり広く取っているところもございますので、この中で機運が高まって、区の方針または、事業者または地権者等の意見が区との調整において、再開発の地区が定まってくるんじゃないかなというふうに思っているところでございますが、現在のところでは、まだまだその地区の指定、これが再開発促進地区という隣のページにあるような地区のところまでは、事業化するエリアとしては、定めてないところが現状でございます。 172 ◯正保幹雄委員  やっぱり開発の地域の機運をどうつくり出していくのかというのが課題ではあるということですけれども、やっぱり私、この下町のいいコミュニティがつくられている門前仲町の町、これをやっぱりどう新たな装いとして、また伝統が引き続きつながっていくのか、継承されていくのかという点では、まちづくりにとっても、私は十分住民の方がどういう町をつくっていくのかという、一緒になってビジョンを考えていく、そういうところにやっぱり相当時間もきちっと費やしてもらって、たくさんの方の意見を取り入れた上でどういう町にしていくのかというのを進めていってほしいなというふうに思いますけど、その点、お考えをお示しください。 173 ◯都市計画課長  今後のまちづくりの進め方でございますけれども、今後につきましては、都市計画マスタープランの地区別まちづくり方針というものを、地区のワークショップを開催しながら、意見を聞きながら策定していきます。  また、それ以降でございますけれども、具体的な事業計画が出てくるのであるならば、ほかの地区でもやっているように、そこの事業に特化したまちづくり方針というのを、地区の皆様方の意見を聞きながら、また策定していき、まず、大きくエリアを設定し、だんだん絞っていくという形で、課題の抽出等々をしながら開発を進めていくような状況でございます。  以上でございます。 174 ◯中村まさ子委員  これは変更があったということで御報告があったんですが、東京都の都市マスと整合性を図るためということだと思うんですが、これ、変更のあった地区ではなくて、私が住んでいる亀大小の地区のことについてちょっと伺います。  この参考の2の2ページのところで、江1、亀戸・大島・小松川地区は既定になっているんですが、例えば北砂地区だともう終わったところは黒くなって廃止というふうになっているんですが、亀大小も10年ぐらい前には、開発事業としては終了しましたという報告がこの委員会、そのときはちょっと名前が違っていたんですけども、委員会で報告されました。今、ここはどういう扱いになっているのかということをお聞きしたいのが1つ。  それと8月に公聴会をやったということなんですが、そこでいろいろな専門家とか利害関係のある方の意見を聞いたということだと思うんですが、その公聴会での主な意見を教えてください。 175 ◯都市計画課長  御指摘ありました亀大小でございますけれども、現在まだ事業の最終的な清算が終わっていないというところで、事業中というふうに聞いてございます。また、ほぼほぼ形は出来上がっていますけれども、今後この地区で、木場公園もそうだったんですけれども、ある程度事業完了してから、今後どのような動向になっていくのか、開発がされていくのかというのを少し注視しながら、もしそこにもう少し、別の事業が起きるのであるならば地区指定の解除を延長していくような形を取っているところでございます。  2点目の公聴会でございますけれども、公聴会は公述人が17名おりまして、開発に対しまして意見が、区域マス等に対しまして意見がございましたけれども、意見の内容といたしましては、先ほど来ありますような大規模な開発等については自粛すべきじゃないか、また、経済優先は止めるべきだというような、具体的な意見等がございました。ただ、江東区に関する具体的な意見というのはございませんでした。  以上でございます。 176 ◯中村まさ子委員  亀大小はまだ清算が終わっていないというところもあると。それから、別の事業がもし今後あるならば、地区指定の解除は延ばしますということですね。環境問題としては、まだ六価クロム問題というのが依然として続いて、解決しておりませんので、ここは江東区もぜひきちんと関与して、見張っていっていただきたいと思います。  それから、公聴会では、特に江東区に限った意見がないということですが、大規模開発ですので、例えば地域の経済とか地価の変動に大きな影響を与えるということで、経済最優先にならないように、江東区の場合もきちんと取り組んでいっていく必要があるなというふうに思います。  意見です。 177 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項6 新砂二・三丁目地区まちづくり方針(案)の策定について 178 ◯委員長  次に、報告事項6「新砂二・三丁目地区まちづくり方針(案)の策定について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 179 ◯まちづくり推進課長  報告事項6、新砂二・三丁目地区まちづくり方針(案)の策定について御説明申し上げます。  まず、本方針案の策定経緯について簡単に御説明申し上げます。新砂二・三丁目地区におきましては、IHI砂町工場跡地の開発を契機といたしまして、良好なまちづくりへの誘導を図るため、地域住民や企業、関係機関等からなる新砂二・三丁目地区まちづくり連絡会のほうを設置いたしまして、3回の連絡会と住民説明会の開催を経まして、このたびまちづくりの方針、将来像等をお示ししました新砂二・三丁目地区まちづくり方針案を取りまとめたところでございます。  なお、本方針案につきましては、参考の3にて全文で提出してございますが、本日は資料6の概要版にて説明させていただきます。  それでは、恐れ入りますが、資料6を御覧ください。  まず、本方針案の対象地区でございますが、ページの中ほど右側の地図にあります赤線に囲まれた新砂二・三丁目地区が対象地区になります。  本方針案の位置づけでございますが、ページ左下の青色のチャートのとおり、都市計画マスタープランを補完する地区レベルの指針となってございます。  恐れ入ります、2ページを御覧ください。本地区の特徴と課題についてでございます。日曹橋交差点等の渋滞や水面へのアクセスルートの欠如などが挙げられてございます。  次に、まちづくりの目標と将来像についてです。先ほど申し上げました課題等を踏まえまして、本地区では3つのまちづくりの目標を掲げ、将来像といたしまして、商業、業務、物流、医療、住宅等の多様な都市機能が調和する、水とみどりの潤いあるまちというふうに設定をいたしました。  これを基に策定された土地利用の方針が3ページになります。まず、薄い青色で塗られた幹線道路に囲まれたエリアを先進的物流ゾーンといたしました。このゾーンを中心といたしまして、その南側、図の下側になりますが、産業支援ゾーンといたしまして、産業や流通機能を支援していく機能の導入を図ることとしております。また、その東側、図の右側にございますが、憩い・交流ゾーンといたしまして、水辺空間と一体的な豊かなオープンスペースを整備するゾーンというふうにいたしました。  次に、4ページを御覧ください。  こちらが道路・交通における公共施設等の整備方針となります。新設道路の整備や区道の拡幅、歩行者ネットワーク等の整備をうたってございます。  恐れ入ります、5ページを御覧ください。  こちらは水とみどりにおける公共施設等の整備方針となります。憩い・交流を生む水辺のオープンスペースの整備や、水とみどりのネットワークの形成をうたってございます。  恐れ入ります、6ページを御覧ください。  まちづくりの進め方、実現に向けてでございますが、まず、本方針で位置づけられたまちづくりの方向性を実現していくため、地区計画等の活用を考えてございます。また、本地区内でまちづくり事業を行われる際には、本方針を基に地域住民や事業者等と将来像を共有しながら開発を誘導して、地域の実情に即したまちづくりを推進してまいりたいというふうに考えてございます。  なお、今後のスケジュールでございますが、本年10月に本方針について広く周知のほうをいたしまして、また、御意見を賜るための住民説明会のほうも開催する予定でございます。11月には、第4回まちづくり連絡会のほうを開催いたしまして、12月には本方針を策定する予定でございます。  説明は以上になります。 180 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 181 ◯佐竹としこ委員  今回の第3回の連絡会、ちょっと参加させていただいたんですが、この説明があったときに、近くに消防署があるんですけれども、消防署の代表の方から、消防水利が、土地の状況を考えれば分かるんですが、ないということで、これから新しく道路ができるわけですから、そこにしっかりと消防水利をきちんと仮設というかね、設置していただけるようにという、そういう要望があったんですが、それに対して何かこう取り組んだこととか、また、何か必要なこととかあったら教えてください、伺います。 182 ◯まちづくり推進課長  消防水利の要望に関する御質問でございます。本開発の規模及び内容を踏まえますと、都市計画法の29条の開発許可制度が適用されることになるかと思います。この開発許可に係る手続では、公共施設管理者との同意・協議書を提出することとなってございまして、消防水利に関しましても消防署との協議が必要となってきます。このためこの協議により消防水利が必要となる場合には、消防用の貯水施設を配置することとなろうかと思います。  ですので、区といたしましても、この協議状況のほうを注視してまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 183 ◯佐竹としこ委員  ほかのところを見ますと、やっぱり道路に隣接したところに消火栓があったり、建物についたりとか様々されていますので、貯水槽も併せてそこのところもしっかりと、道路となると交通管理者になるんですか。警察とかもあると思うんですが、そこともしっかりと協議をして、いざというとき、あそこに道路ができれば、事故とかある可能性もありますので、しっかりとそこのところをお願いしたいと思います。  あと、多くの、何人かからというか聞くんですが、あそこに道路ができると、今まであそこの永代通りをずっと自転車で通るときに、永代通りを通って新砂に行くときに、明治通りとの交差点を左折してずっと歩道が狭いんですね。交通量も多いので、狭い歩道の中をずっと自転車で行くわけですが、今回新しく道路ができることによってすごく便利になったという、そういう喜びの声も聞いているんですが、それに併せてやはり自転車の安全対策というか安全の確保、これもしっかりと、これ、道路管理者、警察になると思うんですが、そこともよく協議をして、自転車がかなり新砂に行ったりとか、新砂というか木場に行ったりとか通ると思うんです。ですから、そういう面での自転車の安全確保もぜひお願いいたしたいと思います。要望でいいです。 184 ◯米沢和裕委員  これは非常にいいことでやっているんですけども、実は砂町水再生センターの手前ぐらいに、紅白の煙突があるんですよ。相当高い、古い。あれは何に使っているかというと、今は全く使ってないということで、そのだんだんこうやって開発が進んでいくと、新砂の土壌とかあったり、利用者があの辺を通るエリアなんですけども、災害、震災とかがあった場合にあれが倒れんじゃないかという心配をされている方が結構あの辺にはいらっしゃるんですね。これ分かりますかね。オレンジと白のしま模様になっている煙突なんですよ。  あれ、1つが15メートルとか20メートルぐらいあるのが10段ぐらいだから、相当高い煙突なんですけども、聞いたら、一切使われてないということなんですけども、こういった開発をするんであれば、ぜひそういったところも含めて、ちょっと場所はずれるかもしれませんけども、その辺も含めて検討すべきだと思うんですけども、分かりますかね。 185 ◯まちづくり推進課長  ただいまの御質問は煙突が倒れてきて危ない箇所があるというような御指摘でございますが、ちょっと今回まちづくり連絡会の中では、そういった議論等は出てきてないです。  ただ一方で、水辺を生かした防災というのはやってほしいという意見がございまして、今回まちづくり方針の中には盛り込んだという経緯はございますが、ちょっと煙突という話は出てきませんでしたが、それについては、ちょっと動向等は注視しながら、連絡会のほうを進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 186 ◯米沢和裕委員  声は上がってなかったっていうんですが、結局あれ何なのか分からないんですよ、要はみんな。何か使ってるのかなと思っているから、そういう話があまり出ないんだと思うんだけど、あれ何のって、私、1回調べたら、何も使ってないんですよ、昔の。相当高い煙突なので、そもそも何の煙突だったか分かりますか。答えられる。答えられないと思うんですよ、分からないんだもん。  だから、あれは何度も言うけども、全く使ってなくて、かなり古い。相当でかい煙突ですよ。老朽化しているわけだから、いざそういう災害が起きたときに倒れるんじゃないかって言っている人はいるんですよ。何とかしてくれという話ではないかもしんないけど、そういうことは。だからそこはちょっと調べて、そもそも何だったのかも調べてね、今現在使われてないわけだから、こういうのをやっていくんだったら、そういうのも含めたことも考えていかないと駄目だと思うんですよ。もう一度。 187 ◯都市計画課長  町にある煙突の老朽化の件でございますけれども、実態を把握しながら、またその持ち主等と調整しながら、安全な構造物として維持できるような方策、もしくは撤去も含めて指導できる範囲でお話を確認させていただきたいと思っております。  以上でございます。 188 ◯正保幹雄委員  この地区の再開発ですけれども、この地区の特徴と課題というのが、説明がありました。その中で、大きな課題で日曹橋の交差点の渋滞があると。今後のまちづくりの目標で、道路を造ってつなぐということで日曹橋の交差点混雑を緩和するということで、丸八通りと塩浜通りをつなぐ道路を整備ということなんですけれども、この道路なんですけれども、この交通混雑を緩和するということですけども、この物流倉庫が新しくできるということもあって、現在の主要地点の関連の対象となるところの現在の交通量や新しく物流倉庫ができるに当たってのトラック車両の発生量、そして、新たに丸八通りや塩浜通り、日曹橋も含めて、通過交通量がどういうふうに変化をしていくのか。日曹橋は減るかもしれないけども、新たにほかのところで交通量が増えていくようになるのかも含めて、車の動線もやっぱりきちっと丁寧に説明をする必要があると思うんです。  今までちょっといただいた中には、そういう交通の車両の動線等々についてはないんですね。参考3の13ページも図面はありますけれども、そういう説明が一切ないので、きちっと説明会については住民の方に説明もするし、議会のほうにもこういうことで緩和になりますよと、道路を造ることでこういうシミュレーションになっていますよというやつは、基本的にはきちっと報告をしていただきたいと思いますけども、それについてのお考えをお示しください。 189 ◯まちづくり推進課長  新設道路に伴います周辺への影響について、お答えいたします。  まず、本区の都市計画マスタープランのほうで、丸八通りの南側の延長線と塩浜通りの東側の延長戦が交差した区間を含めて、土地利用転換に併せて補完道路の整備が、検討が必要な区間というふうに指定しておりますが、その区間は今回の新設道路が計画されている道路と一致しているということでございまして、この道路整備によって、道路ネットワークのほうが形成されて、日曹橋交差点等の渋滞緩和に寄与するものと考えております。  また、開発事業者のほうでも、交通量推計をやってございまして、この推計するに当たっては当然、今回の開発で想定される発生交通量、そういったものを加味しながら推計しているわけでございますが、この交通量推計によれば、新設道路を整備した場合、日曹橋交差点を中心に永代通り、明治通りで道路の混雑度が緩和される効果というのが確認されてございます。これによって日曹橋交差点等の渋滞という課題が解決できるものと考えてございます。  一方で、この新設道路によって丸八通りと塩浜通りを結ぶということになりますので、丸八通りと塩浜通りに今度新たに交通が流入してくるということにはなろうかと思いますが、交通容量から見てもその辺は問題ないという結果となってございます。  このように、交通量の増加等含めた環境変化というのは生じるものと想定はしておりますが、引き続き交通管理者等々と交通対策、安全対策等について調整のほうをさせていただきたいというふうに考えてございます。  以上です。 190 ◯正保幹雄委員  抽象的で分かりません。シミュレーションしてこの渋滞緩和、混雑緩和が一応すると。まちづくり推進課長さんはそのシミュレーションが手元にあるんですか、確認をされたんでしょうか。また、丸八通り、塩浜通りについても、道路できるけど、この辺は問題ないと。どの辺が問題ないのか、ちょっとそれは数値をきちっと示さないと、そういうことで説明会なんかもこれまでされたんですか。今後そういう説明をしないうちに、12月にまちづくり方針決定と、策定というような運びをしようとしているんですか。 191 ◯まちづくり推進課長  今、推計のほうを開発事業者のほうがやっていまして、それは今、想定し得る開発の中で推定をしてございまして、今後警視庁と協議する中でいろいろ右左折の前提条件、変わると流れというのも結果に影響もございますので、今ちょっとここで具体的な数字というのは申し上げられませんが、それについては引き続き警視庁等含めて、ちょっと協議のほうを進めさせていただきたいというふうに考えてございます。 192 ◯正保幹雄委員  ちょっと全く逆さまなんですよね。住民説明会でこういうふうになりますよ、緩和されますよ、新たに道路これだけ発生しますよ、物流倉庫できますよというのはきちっと説明をしないと、どういう説明になるんですか。住民の方から説明求められると、今のような答弁になるんですかね。ちょっとやっぱり担当課としては、セオリーですよ、それは。開発するに当たって交通量どうなるのかというのは。それはやっぱりきちっと住民にも案を説明もするし、議会にも説明して、このまちづくりを策定したいというのが基本だと思いますよ。それはちょっと強く求めたいと思います。  これからもきちっとそれは出して、説明をしてほしいというふうに強く要望しておきます。 193 ◯中嶋雅樹委員  私も道路のことについてですが、ちょっと別角度であります。  今、南砂町駅周辺というのは駅自体が工事中であります。これも長年かかる、これからまだまだかかる。北側はみどり団地が、都営住宅がトータル10年ぐらいかけての再開発ということで工事中。新たにこの地域の大規模な開発ということで、地元ではやはり一日も早く落ち着いた南砂町を見たいというのは、大きな希望が出ておるわけでありますけれども、さて、この開発については、やはりその道路の線引きがイロハのイというふうに、これまで2回の一般質問でも区長さんからそういう答弁をいただきました。  一刻も早く道路の線引きをしていただいて、でないと接道をしている敷地の詳細について計画も滞ってしまう。建蔽率でありますとか容積率でありますとか、こういうことも求められない。でありますので、一刻も早く道路の線引きをというところではあるんですが、丸八通りの南端部分には都有地が存在しておりまして、その整備対象地域に都有地があるということで、若干その線引きに滞りが出ているのかなというようなこともちょっと感じられるので、その辺のスケジュール感もそうですが、今後どのような形で、都有地が払い下げられるのかというようなところについてもお聞かせいただければと思います。 194 ◯まちづくり推進課長  新設道路の北側の区道の拡幅に関する御質問でございます。  こちらは中嶋委員御指摘のとおり、都有地になってございまして、現在そこを所管しているのが都の財務局になってございまして、財務局のほうと調整のほうを今後どういうスケジュールで、どういった形で契約していくのかというところを、今ちょうど調整のほうを進めているところでございます。  当然、この用地買収によって道路整備のスケジュールというのは影響してくるというのは、非常に私としても早期に進めていかなきゃいけないというふうには感じていますので、引き続き東京都のほうと調整のほうを進めてまいりたいというふうに考えてございます。 195 ◯中嶋雅樹委員  すみません、スケジュール早くする、していただけるという考えは分かりますけれども、何かこう、滞る部分について何かありますかね。都との交渉に当たって、いかがでしょうか、分かる範囲で結構です。 196 ◯まちづくり推進課長  今、東京都のほうとその用地買収に関して調整している中で、今、1つ課題となってございますのが、東京都としては直接区に買収したいという考えがございます。一方で、今回の開発は民間による開発でございますので、その辺りの売買契約、どういう形で金銭の負担の考え方もどうやってやっていくのか、そういったところを今調整しなきゃいけないという状況になってまして、そういったところを今後進めて整理してまいりたいというふうに考えています。 197 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 198 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項7 民間集合住宅等の建設計画について 199 ◯委員長  次に、報告事項7「民間集合住宅等の建設計画について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 200 ◯住宅課長  それでは、報告事項7でございます。資料7をお願いいたします。  2の報告物件でございます。今回は8物件ございますけども、これまで同様、その中で住宅戸数の多い1番と5番について御説明をさせていただきます。  それでは、1番でございます。恐れ入ります、2ページをお開き願います。  計画名は(仮称)亀戸6丁目計画で、建設地は亀戸六丁目31番です。計画概要ですが、地上25階建て地下2階、ワンルーム用住戸162戸、世帯用住戸772戸、計934戸の分譲マンションとなります。  3ページを御覧願います。  赤線で囲んで表示した部分が計画地で、旧サンストリートの跡地の部分でございます。  4ページを御覧願います。  こちらは配置図となります。黄色く塗られた部分に公開スペースを、緑色に塗られた部分に緑地を設ける計画となってございます。また、住宅棟につきましては、図の左側に北、南と分かれ、両棟とも25階建てとなってございます。そのほか図の右下、隣地と記載され、ちょうど四角に切り取られている部分でございますけども、こちらは隣の第二亀戸小学校の増築用地等として提供を受けてございます。  続きまして5番でございます。資料の16ページをお開き願います。  計画名は(仮称)常盤一丁目計画で、建設地は常盤一丁目6番です。計画概要ですが、地上11階、世帯用住戸13戸、ワンルーム用住戸167戸の計180戸の賃貸マンションでございます。  17ページを御覧願います。赤線で囲んで表示した部分が計画地でございます。  18ページでございます。こちらは配置図でございます。黄色く塗られた部分に歩道状空地を、緑色に塗られた部分に緑地を設ける計画となってございます。  簡単ではございますけれども、報告は以上です。 201 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 202 ◯さんのへあや委員  すみません、参考までに教えていただきたいんですけれども、今回ワンルームがほとんどのマンションではあるのですが、今御紹介いただいたように大きなマンションが2つ、そのうちの1つに保育所が造られる計画になっています。  もう一つの常盤に建てられるこちらのマンションなんですけれども、店舗が入ると。去年、地域住民の方からお話を伺った限りですと、かなり保育待機者が多くて、保育所の要望が高い地域であったんですけれども、こういった計画が立てられるどの段階で、江東区として例えば保育所の併設をお願いする、依頼できるですとか、話が聞けるのかというのをちょっと教えていただきたいんですが。 203 ◯住宅課長  保育所の整備に関するお尋ねでございますが、保育所の整備に当たりましては、基本的にファミリー向けのマンションで協力金というのをいただいてございます。30戸以上になりますと戸当たり125万ということでいただいているんですけども、そうした関係上、事業者が保育所を整備していただいたお金と、区が本来もらうべき協力金とを相殺するというスキームで、保育所の整備をお願いすると。
     規模的には151戸以上の世帯用マンションについて、そのマンションごとの戸数がございますので、それに伴って協力金の金額が違ってくると。その協力金の見合いの中で、保育所を整備していくという流れでございます。  お尋ねの5番の常盤のマンションにつきましては、世帯用13戸ということでほぼワンルームということになりますので、協力金が発生しないと。したがって、区としてはその部分で協力金の相殺というルートでの保育所は求めていかないと、そういう流れでございます。  以上でございます。 204 ◯中村まさ子委員  私は逆にほとんどがワンルームだけというマンションなんですね。私が使っていた事務所のすぐ裏にやっぱり全戸ワンルームというマンションができて、住民の方たちが大変心配されて、日陰になるということもあるんですけれども、ワンルームマンションに対する心配というのはやっぱりどうしてもあるんです。騒音とかごみの出し方とか出入りのときの騒音とか。  それについてここにある幾つかのほとんどは全部ワンルームというマンション計画に対して、地元の方の声とか、あるいは調整が必要なところとかはないのかどうか伺います。 205 ◯住宅課長  ワンルームマンションについての御心配だというお尋ねでございますが、ワンルームマンションに限らず、世帯用マンションにおいてもということなんですけども、建設をする際には、必ず地域の町会の方たちに対して区域町会等報告ということで、事業者さんが必ず入って御要望、その内容は例えば町会の加入だったり今お尋ねのごみの出し方の問題だったり、マナーの問題、そういったいろいろございますけども、そういった要望を聞く機会を必ず設けるようにということで、条例上そういう仕組みがございます。そういった中で、地域の方の御要望を吸い上げて、その建設後の維持管理につなげるという仕組みはございます。  以上でございます。 206 ◯中村まさ子委員  そういう仕組みはあるんですけども、私が経験したワンルームマンションでは、地域の方が心配して、私にそういうのがすぐ裏にできるんだけど、何の説明もないんだよねって言ってきて、業者と連絡を取って説明会を開いてもらったということがあったんですね。影響を受ける範囲が狭かったんで、町会全体としては関わってなかったんですけども、一応そういう手続はあるということなので、これだけワンルームが増えて、本当にそこに全部すぐ埋まるのかどうかもちょっと分からないんですが、区としてもきちんと目を光らせておいていただきたいと思います。 207 ◯委員長  ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 208 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 209 ◯委員長  委員の皆様、闊達な御意見ありがとうございました。  本日予定されておりました案件は、全て終了いたしました。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。               午後2時37分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...