江東区議会 2019-12-11
2019-12-11 令和元年防災・まちづくり・交通対策特別委員会 本文
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時00分 開会
◎開会の宣告
◯委員長 おはようございます。ただいまから、防災・
まちづくり・
交通対策特別委員会を開会いたします。
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◎議題1 議案第104号 江東区
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を
改正する条例
2
◯委員長 それでは早速、
委員会審査に入ります。
議題の1「議案第104号 江東区
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
3
◯福祉課長 議題1について、御説明します。恐れ入りますが、資料1をごらん願います。
まず、1、改正の理由です。
災害弔慰金の支給等に関する法律及び同
法施行令が一部改正されたことに伴いまして、
災害援護資金に係る所要の
規定整備を行うため、条例の一部改正を行うものでございます。
なお、
災害援護資金とは、都内で1以上の
市区町村に
災害救助法が適用となった災害により、療養に1カ月以上要する世帯主の負傷や住居の半壊以上の被害等のあった世帯の世帯主に対して、生活の立て直しのための資金を貸し付けるものでございます。
次に2、改正の概要です。
災害援護資金に係る法律及び政令の
準用規定につきまして、以下のとおり改正を行います。
(1)、償還金の
支払猶予は、これまで政令に規定しておりましたが、このたびの改正により法律に引き上げられたこと等に伴い、規定を整備いたします。
次に、
償還免除でございますが、法改正により条番号が繰り下がるとともに、政令に規定していた内容が法律に引き上げられたこともございまして、規定の整備を行うものでございます。
なお、法改正によりまして、
償還免除を受けられる要件として、
破産手続開始の決定及び
再生手続開始の決定を受けたときが加えられております。
次に、報告等でございますが、こちらは法改正により新設されたものでございます。償還金の
支払猶予や
償還免除をするか否かを判断するために、
市区町村は
借受人等に収入等の状況について報告を求めること、または官公署に対して資料の提供等を求めることができることとなりました。このことに伴い、本条文を引用するため
規定整備を行います。
次に、施行日につきましては公布日としております。
条例の
新旧対照表につきましては、次ページのとおりでございます。
説明は以上となります。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願い申し上げます。
4
◯委員長 本案について、質疑を願います。
5 ◯甚野ゆずる委員 念のため、確認させていただきます。報告等のところで、官公署に対し必要な資料の提供等を求めることができるという規定が新設されていますけども、これ具体的にはどんなイメージを持てばいいのか、その点だけ確認をさせてください。
6
◯福祉課長 償還免除、あるいは
支払猶予を判断するに当たりまして、収入等の把握が必要になるということで、税情報ですとか、あるいは
年金情報ですとか、そういったところで所得がわかるもの、あるいは
固定資産関係の
課税台帳等ということで、所得、資産のわかるものについてということを想定しているところでございます。
7 ◯甚野ゆずる委員 わかりました。議案については、規定の整備でありますので賛成させていただきます。
以上です。
8
◯委員長 お諮りいたします。
本案は、
区長提案のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
9
◯委員長 御異議ございませんので、本案は
区長提案のとおり可決することに決しました。
なお、その旨を議長宛てに報告いたします。
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◎議題2 1陳情第50号
城東地区に
コミュニティバスを走らせることを求
める陳情(継)
10
◯委員長 続きまして、
陳情審査に入ります。
議題の2「1陳情第50号」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
11
◯交通対策課長 議題2について、御説明いたします。資料はございません。
前回の委員会以降、状況に変化はございません。
以上でございます。
12
◯委員長 本件について、質疑を願います。
13
◯正保幹雄委員 本陳情については、
前回委員会でも御答弁の中で、
コミュニティバスを含めて調査研究すると。それから、交通局と競合等もあって、都バスとの競合等もあって、交通局と意見交換をするなどと御答弁されていましたけれども、それ以降の状況についてお伺いをしたいと思います。
14
◯交通対策課長 それ以降ということでございますが、
もろもろ資料などを収集して、例えば、池袋の
コミバスですとか、グリーンスローモビリティですとか、研究はしております。また、
NPO法人や
社会福祉法人が
事業主体となった、車移動の
サービス提供者と利用者のマッチングを行った予約制の
有償サービスといった事例もいろいろ、ネット上でございますが、研究しているところでございます。
交通対策課としましては、交通局の都バス、それが主軸となったネットワークとなっておりますので、それを一番に考えながら、それを有効活用することを考えながら、ほかに持続可能な方策ということで方策を検討したいと思っております。
以上です。
15
◯正保幹雄委員 私、
交通不便地域の
移動手段の解消に加えて
地域振興、また、
文化観光など、地域の
魅力アップにもつながる
まちづくりの視点からも、また、オリンピックのレガシーという点を捉えても、この
城東地域、また、
区内全域を見ても、
コミュニティバスの必要性というのは大きいというふうに思っています。ぜひ、全庁的に検討、全庁的な
検討事項として取り上げていただきたいというふうに思いますけども、そのお考えが1つと。
それから、やっぱり
地域振興という点では、
白岩委員長、今御答弁がありました
まちづくりとして池袋の
イケバス、
コミュニティバスも大変好評ということで報道もされています。また、本区でも
南部地域にはしおかぜ号が走っていて、結構お客さんも乗って非常に好評を得ているというような実態もあります。それで、ぜひこの
コミュニティバスについて、そういう
イケバスだとかというところで、ちょっと委員会としてもぜひ行ってみて実際試乗するなど、やっぱりこの
コミュニティバスを含めて当委員会でも
まちづくりに資する、そういう他区の先進的な事例については、視察をしていくということも考えていただきたいと思いますけれども、これは委員長のほうに要望したいと思いますけども、委員長のお考えもお伺いしたいと思います。
区のほう、お願いします。
16
◯委員長 交通対策課長のほうから、何か初めの件でありますか。
17
◯交通対策課長 池袋のバスは
皆様御存じのとおり、
消滅都市に指定されて、区長さんが危機感を持って、周りから人を呼び込むための文化の発信、
あと観光のためのバスということで、ちょっと目的が我々とちょっと方向性が違うのかなと思いますが、1つのアイデアとして見る価値はあると思っております。
全庁的な検討といたしましては、今後、理事者の中で検討したいと思います。
以上です。
18
◯委員長 委員長としてというお話があったんで、この前、正副
委員長打ち合わせのときもこの話を議題に上げて、視察に行けないものかということで今理事者のほうで、やっぱりほかの行政があるものですから、池袋さんのほうの状態、あるいはそれにかなわないときはそれに類似できるかどうか今研究していただいているということで、もしできるようでしたら委員会を開いて皆さんにお諮りしたいと思います。
きょうのところはそんなことでとめといてもらったらと。
19
◯正保幹雄委員 ぜひ、視察等も御検討いただきたいと思います。
それで、今
交通対策課長の答弁の中で、
コミュニティバスについては、我々の考えている方向と違うんだというような御答弁がありました。そうしますと、私が先ほど言いました
文化観光やその地域の
魅力アップにつなげていけるような、そういう
コミュニティバスという視点からもぜひ検討してほしいということを申し上げましたけれども、それはあれですか、考え方というのは区は改めてどういう考えなんでしょうか。
文化観光や、そういう
地域振興に資するという点での御検討というのは考えの方向が違うんでしょうか、お伺いします。
20
◯交通対策課長 コミバスのしおかぜを導入したときの経緯としましては、
交通不便地域の解消ということで、この一事例が江東区の実績でございますけれども、縦横に都バスが張りめぐらされているので、
交通移動に対しては十分かなという認識を今のところ持っております。それを一歩進んだ
観光振興という視点では、今後の検討になるかと思っております。
以上です。
21 ◯甚野ゆずる委員 きょうこの後、
都市マスの改定の御報告をいただくと思うんですけども、この
都市マスの中で部門別の
まちづくり方針の中で、やっぱり交通、取り上げられていると思いますが、当然この部分で連携をされていらっしゃると思うんですけども、今の全庁的なみたいな話も同様ですけれども、この点についてどんな連携というか、整合性を図っていくのかという点についてだけお答えいただければと思います。
22
◯都市計画課長 後ほどまた、
都市マスの御報告申し上げますが、
都市マスの中で
交通部門がございまして、その中で地下鉄のみならずバスとか、そういった
交通機関のあり方、今後の方向性について、
都市マスは20年後を思考した計画ですので、その中でまた検討させていただきたいと考えております。
以上です。
23
◯委員長 本件は
継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
24
◯委員長 御異議ございませんので、本件は
継続審査といたします。
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◎議題3 1陳情第58号の2 江東区の
南北交通網の一刻も早い整備、暫定的
な
都営バスの
運行本数大幅増加に係る陳情(継)
25
◯委員長 議題の3「1陳情第58号の2」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
26
◯地下鉄8号線
事業推進担当課長 議題の3につきましては、前回の委員会以降、特段の変化はございません。
簡単でございますが、以上でございます。
27
◯委員長 本件について、質疑を願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
28
◯委員長 本件は
継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
29
◯委員長 御異議ございませんので、本件は
継続審査といたします。
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◎
報告事項1
令和元年台風被害にかかる
被災自治体への支援について
30
◯委員長 続きまして、
報告事項に入ります。
報告事項1「
令和元年台風被害にかかる
被災自治体への支援について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
31
◯総務課長 それでは、
報告事項1について御説明いたします。資料2をお願いいたします。
令和元年台風15号、19号及び10月24日からの大雨に伴う災害に対して甚大な被害が発生した千葉県、ほかの
被災自治体に対して支援を行っております。本日は、その内容を御報告いたします。
まず、1、
災害見舞金の贈呈であります。台風15号により被災した千葉県に対し50万円、台風19号及び10月24日からの大雨により被災した岩手県など14都県に対し50万円、合わせて100万円を日本赤十字社を経由してお届けいたしました。
2ページをお願いいたします。
2の
災害支援物資の輸送についてです。台風10号の
被災地支援として、千葉県
市町村長会からの要請に基づきまして、9月14日に東金市へ
ブルーシート2,000枚、芝山町へ
ブルーシート500枚、木更津市へ土のう2,000枚を支援いたしました。
次に、3の職員の派遣についてです。
まず、台風15号の
被災地支援として、9月24日から10月2日まで2名を君津市へ派遣し、
り災証明発行に関する業務を支援いたしました。
また、引き続き、10月8日から16日まで1名を派遣予定でありましたが、台風19号接近のため、10月11日に一時帰宅、14日に再派遣しております。
また、
災害廃棄物収集運搬業務の支援として、9月28日から10月1日まで3名、10月1日から5日まで3名、10月7日から10日まで3名を、館山市へ派遣いたしました。
3ページをお願いいたします。次に、台風19号及び10月24日からの大雨による
被災地支援として、10月23日から30日まで、また、10月31日から11月7日まで、11月7日から22日まで、それぞれ1名を福島県川俣町へ派遣し、
り災証明発行に関する業務を支援いたしました。
また、
災害廃棄物収集運搬業務支援として、10月31日から11月7日まで1名を茨城県大子町へ、10月7日から14日まで1名を栃木県栃木市へ、11月15日から21日まで1名を茂原市へ、11月18日から22日まで3名を大子町へそれぞれ派遣いたしました。
なお、本件につきましては、12月2日開催の
企画総務委員会においても御報告をしております。
簡単ですが、御報告は以上でございます。
32
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
33
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
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◎
報告事項2
被災者支援の状況について
34
◯委員長 次に、
報告事項の2「
被災者支援の状況について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
35
◯被災者支援担当課長 それでは、
報告事項2、
被災者支援の状況について、御報告申し上げます。
恐れ入りますが、資料3をごらんください。
項目1、
江東区内の
被災者受け入れ状況についてですが、
令和元年10月末現在の
江東区内の
被災者数は、243世帯495人となっております。また、前回の本委員会で報告されました8月末に比べますと、マイナス4世帯6名の減になってございます。
恐れ入りますが、資料の2ページの別表をごらんください。
こちらの表は、避難元の県及び
市町村別の世帯数と人数でございます。一覧の上段、福島県のいわき市から飯舘村につきましては、
東日本大震災における
原子力発電所の事故による
避難準備に関する特例法、
原発避難者特例法に指定されている市町村で、10の市町村の204世帯421人がこの特例法の対象となっております。
国家公務員宿舎東雲住宅の
入居状況でございますが、181世帯359名となっております。
また、表の右下には、本年11月1日現在の
区立幼稚園、小中学校への通園・
通学者数を記載しております。
お手数ですが、表面、1ページにお戻り願います。
項目2、被災者への主な
支援状況でございます。10月26、27日と、
区立若洲公園キャンプ場において行われる
公園イベントがあり、6組18名が招待されております。
また、
選挙管理委員会によります
東雲住宅内での
臨時不在者投票所の設置を行いました。対象となりました選挙は、
福島県議会一般選挙でございます。開設日は11月6日、7日の2日間。時間は、9時から午後5時とし、東雲1階集会所に開設し、2日間で3名の方が投票されました。
11月17日は、
清澄庭園大正記念館で行われました
広域避難者2019深秋ほっこり交流会を後援いたしました。
最後に、項目3、今後の対応についてでございます。発災から8年9カ月を経て、被災地での復興は着実に進んでおりますが、本区にはいまなお多くの方が
避難生活を余儀なくされています。福島県の富岡町、浪江町及び飯舘村については、年度末に
供与期間終了を控えている中など、被災者を取り巻く環境は変化しています。本区としても、被災者のそれぞれに置かれた状況に寄り添いながら、被災各県、東京都、
社会福祉協議会と連携し、できる限りの支援を続けてまいります。
報告は以上でございます。
36
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
37
◯正保幹雄委員 本区に、
国家公務員宿舎東雲住宅を中心に、まだまだたくさんの方が避難を余儀なくされています。それで、区は避難者の置かれた状況に寄り添いながら、連携をしながらできる限りの支援を継続していくということで、この間、取り組まれていることは非常に評価をしたいなというふうに思っているところです。
それで、今、福島県は、この東雲の国家公務員宿舎に住む避難者の方に対して住宅の明け渡し、そしてまた、明け渡しまでの賃料を払いなさいということで、裁判への訴えというものをしているというふうに聞いています、検討されているというふうに今聞いています。
やはり、長期の避難をされて健康を害している方だとか、また、公営住宅に10回以上応募してもなかなか当たらないとか、次に住む家がないとか、さまざまな個別の事情がありますけれども、ぜひ、そしてまた、基準の家賃の2倍の家賃も請求をされているというような状況で大変な状況にありますけれども、住宅、生活、被災県で対応されてもいますけれども、江東区として、そういう住まいの問題や生活の問題、暮らしの問題についても、できる限りの支援を引き続き継続をしていってほしいというふうに思いますけれども、その点区の考え、スタンスを改めてお聞きしたいと。
できる限りの支援ということですけれども、今後どれだけの支援が新たにできるのか、また検討されているのか、その点お伺いしたいと思います。
38
◯被災者支援担当課長 福島県議会で10月3日、自主避難者の公務員宿舎入居者に退去を求める提訴議案が可決されたことは、確認はしております。区としても、引き続き情報収集に努めるとともに注視してまいります。
また、まだ被災者、住まわれている方、それぞれ各家庭等、御事情がございますので、個別に相談等参りました場合は、東京都、あるいは被災県と連携しながら丁寧に取り組んでいきたいと思います。
以上です。
39
◯正保幹雄委員 ぜひ丁寧にやってほしいんですけども、その江東区にさまざまな相談が来ているというふうに思うんですけども、そういう点の状況についてもお伺いをしたいと思います。
40
◯被災者支援担当課長 私どものほう区に直接電話、あるいは窓口に来られる方はそんなには多くはございません。保健師さん等の巡回相談等でいろいろ状況を確認しながら行っているところでございます。ただ、なかなか会ってお話しできないとか、留守がちなこともありますので、そちらも丁寧にお話を聞きながら、それぞれ事情を抱えていらっしゃるような形なので、先ほども申しましたが、個別個別で丁寧に対応していきたいと思います。
以上です。
41
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
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◎
報告事項3
令和元年台風19号への対応について
42
◯委員長 次に、
報告事項の3「
令和元年台風19号への対応について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
43 ◯防災課長 それでは、資料4についてです。
これは台風19号への対応や影響について、11月19日に各会派の幹事長を中心にお時間をいただき、議会に報告した内容を改めて本委員会に報告するものでございます。
また、台風直後の10月15日の本委員会におきましても、台風への対応について御報告しておりますので、今回はその後の状況や課題等について、御報告させていただきます。
恐れ入ります、1の対応の流れについては、ほぼ先日御報告したとおりでございます。
恐れ入ります、次ページに参りまして、2の気象状況をごらんください。最終的に本区の南砂、それから荒川・砂町水辺公園においては、大きな水面上昇というのは見られなかったものの、荒川下流の洪水の目安となる北区の岩淵水門、こちらの観測所では、観測史上3番目となる7.17メートルまで水面の上昇が観測されております。
また、岩淵水門につきましては、堤防が低く川幅の狭い隅田川に向かう流れを、水門を閉じることで水量調整し、洪水の発生を防いだということも、今回報道等で取り上げられているところでございます。
次、3につきましては、被害状況等記載してございます。上から4つ目の丸、構造物被害につきましては、11月15日時点でり災証明の区への申請が24軒、また昨日の12月10日時点では27軒ございました。1軒の半壊を除きまして、残り一部損壊となるような状態のものとなっております。
また、恐れ入ります、参考資料のほうをごらんください。横のものでございます。こちら、今回の台風対応と課題及び対応の方向性について、取りまとめたものでございます。
例えば、避難勧告等の情報伝達では、防災行政無線が聞こえづらかったことに課題が残りましたが、今後、さまざまな複数メディアで重層的に発信を行うとともに、区からさまざまなな方法で情報発信しているということの区民の方への周知、こちらのほうを高めていく必要を感じてございます。
また、その他避難所の開設時期や職員の参集体制など、さまざまな項目において御意見を区議会、また区民の方からいただいておりまして、今後整理し、取りまとめてまいります。
説明は以上でございます。
44
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
45 ◯やしきだ綾香委員 参考の資料なんですけれども、今回の対応、課題、対応の方向性というふうに3つに分かれております。この課題につきまして、いろいろな区民の方からも御意見があったというふうに今の御説明の中にありましたが、区民の方だけではなくて、この課題というのを全体的にどういった形で行政として取りまとめて、会議か何かをなさってこういった課題というのが浮き上がってきたのでしょうか、改めてそちらを伺います。
あと、対応の方向性についてなんですけれども、多くのものが今後検討していくというような内容になっておりますが、大体どれぐらいの時期をめどとしてこの方向性をきちんと検討され、今後報告が上がるのか、そちらも伺いたいと思います。
以上です。
46 ◯防災課長 2点ございました。
まず、この課題の集約の方法等についてでございます。今やしきだ委員のお話にもございましたとおり、区民の方からも、区長の手紙ほかでさまざまな意見をいただいておりまして、そちらのほうで挙げられていた部分がまずは1つ。
それから、台風の直後に、避難所等への参集をお願いしました災害協力隊へのアンケートというのを今回行いまして、そちらの中でいろいろな御意見等もいただいている部分も、こちらのほうの課題の集積につきましては、参考にさせていただいております。
また、区役所として、各課、避難所の業務等に従事した職員からのアンケート、それから各課、部課におきまして、それぞれ災害対応に当たるときに役割を持っておりますが、そちらの視点、もしくはほかのところ、全体のところに関してどのような点に視点があったかというところもアンケート集約というのを行いまして、それら4つを集めて課題の集約というのを行ったところでございます。
また、対応の方向性とその内容についてまとめる時期でございます。こちらのほう、特に物理的な手段を伴うものについては、できるだけ早い段階で出していきたいというふうに思っておりまして、1つのめどとしては、やはり年度末までにはまとめていきたいと思っているんですが、片や、例えば避難情報の避難勧告等について、どのように自治体が気象情報と関連させて出していくかについては、今回、東京都等でも、台風19号の対応検証の中で、新しいワーキンググループ等を立ち上げて検討するというふうに予定しておりまして、そちらのほうにも今後参加する予定になっております。
ですので、全体に都や国の検討として新たにスタートしているものもございますので、そちらとの調整等を図りつつやっていく部分と、本区として対応できる部分と、それぞれについて、できるだけ速やかに行っていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
47 ◯やしきだ綾香委員 今後、国との調整が必要な部分は、国と調整しながら進めていっていただきたいです。
そしてまた、御答弁にもありましたけれども、災害は本当に、今回19号への対応についてという
報告事項でありますが、台風だけでなく災害は何がいつ起こるかわからない、何が起こるかわからないというような状況で、いつということもわからないんですよね。だから、なるべく早く区で検討できることはきちんと分析をし、次に生かしていただきたいと思います。要望にとどめます。
以上です。
48
◯正保幹雄委員 19号の対応については、10項目を超える項目、また今回の区の対応や課題、対応の方向性について、細かく資料としていただいています。全部とは言わないけれども、ほぼ区民の声や議会の声も網羅され、今後の対応についての検討の方向もお示しされたかなというふうに思っています。
それで、江戸川区のことで恐縮なんですけれども、江戸川区のホームページを見ますと、今度のこのような巨大な台風がまたやってくる可能性がありますと。台風19号から見えることということで、19号に対する区の対応について丁寧にホームページで説明をされています。それで、こういう機になぜその対策が必要なのか、区民にどういうことをしてもらいたいのかということを、その地理的な条件も含めて丁寧に説明をされています。そして、ぜひハザードマップをいま一度読んでいただいて、水害が起こったらどうなるか、命を守るためにどうしたらいいのかということを、このタイミングで広報しています。
ぜひこの対応、課題を含めて、今後の対応も含めて、最終的なものじゃなくて、その経過も区民と一緒にその災害の対策、水害の対策を進めていくという立場で、こういう江戸川区のことも参考にしながら、区民と一緒になって災害対策を強めていったらどうかというふうに思いますけれども、区の基本的な考え方をお聞かせいただきたいと思います。
49 ◯防災課長 区の考え方、ホームページ等に周知をしていってはどうかということなんですが、例えば区長の手紙等いただいたものに関しまして、区の考え方については、今現在もホームページ等で御回答のほうは掲載しているところでございます。
その他、区としての台風への対応、それから住民の方々に求める行動等につきましては、現在作成しております洪水・高潮のハザードマップ等の周知の中で、全体的にまた区民に働きかけをしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
50
◯正保幹雄委員 災害の19号の対応を機に、ぜひ災害対策の意識を醸成するということで、区民を巻き込んで対応していただきたいというふうに思います。
それで、具体的に何点かお伺いしたいんですけれども、今回の19号では、防災行政無線が聞こえなかったという声が非常に多かったのです。それで、なかなか防災行政無線は、高い建物や何かができて、低層の人たちにとって暴風雨じゃなくても通常からなかなか聞こえないという状況のもとで、台風の中でさらに聞き取りにくい、聞きづらい、聞こえないというような声が非常に多かったと思いますけれども、はたまた江戸川区の旧中川沿いでは広報車で大きな音量で流して、この地域はどこが避難所ですということなどを広報していたというふうに聞いています。
ですから、スマートフォンやパソコンも持っていない方たち、高齢者ですね、特に高齢者の方々にとって、やはりあらゆる情報発信の重層化の一つだというふうに区はおっしゃっていますけれども、やっぱり一つとして、その周知、発信の、情報発信の一つとして、やっぱり広報車も必要だろうというふうに思いますけれども、1つ伺います。
それからもう一つは、資料の中で、台風19号に伴う避難状況ということで各避難施設と避難者数が、12日午後8時現在で数が出ている資料をいただいています。それで、ここには避難所スタッフ、この区職員、また学校職員等の、そういう数は示されていませんけれども、避難所派遣職員数については、やっぱりアンバランスがあって、運営上もこの派遣職員の配置についてはやっぱり支障が出ていたんじゃないかなというふうに思いますけれども、その職員配置のあり方について、区の考え方について伺いたいと思います。
51 ◯防災課長 まず、防災行政無線が聞こえなかったところに関しての広報車の活用というものでございます。広報車に関しましては、かなり狭いエリアを対象とした周知方法としては、それなりの効果はあるものと考えますが、一方で、これは3.11の
東日本大震災のときに、いろいろ廃棄物等の周知に広報車を用いたことございますが、防災行政無線の場合とほとんど同じで、何か言いながら通っていったんだけれども聞き取れなかったというような問い合わせがかなり区に殺到すると、そういうようなところで、情報の伝達手段としてはやはり、効果に関しましては問題もあるものというふうに認識をしております。
それから、避難状況に関しましては、各学校、基本的には災害情報連絡員と避難所配置職員のほうに参集をかけた後に、学校等の連絡を受けて追加スタッフをお送りしたところ、そのほか全体的に3人ずつのスタッフをお送りしておりまして、避難所23カ所で言いますと、学校スタッフが47人、区のスタッフが150人というふうに、それなりの数の人間が避難所のほうには配置されているところでございます。
ただ一方で、参集体制等につきまして、今回、やはり当日の参集となったことによって、例えば学校のスタッフ、もしくはそこの割り当てのスタッフが参集できなかった学校等もございますので、そちらは職員の参集体制であったりとか、そういう部分のところでの検討の対象というふうに考えてございます。
以上でございます。
52
◯正保幹雄委員 この広報車ですけれども、今、御答弁ありましたように、狭いエリアの周知についての方法としては効果があるというふうに言われました。それで、今回のこの水害の避難勧告については、まず、2時に堤防に近い地域を優先して、この狭いエリアに避難勧告を発令されたわけです。一番危険が予想される地域ですけども、私はこういうところほど細かく広報車を走らせるということが必要になってくるというふうに思いますけれども、区の防災計画上、広報車の活動の位置づけというのはどういうふうになっていますでしょうか、お伺いします。
それからもう一つは、私は、職員配置のアンバランス、あり方についてお伺いしたんですけれども、例えば今回の23カ所の避難所ですね、小中学校の開設された避難所では、23カ所のうち7カ所の学校では、学校の職員さんは1人もいなかったというふうに聞いています、確認しています。それで、しかし一方では、学校の職員が1人から多いところで7名ですね、いらっしゃると、駆けつけていらっしゃると。それから、区のほうも、例えば避難者が多いところも少ないところも、それに関係なく職員が配置されているというような状況にもありました。
例えば、第二大島小学校は、避難者が147名いらっしゃいましたけれども、学校関係の職員で7名、区の職員が5名。しかし、例えば砂町中学校のように、避難者は300名ほどいらっしゃいましたけれども、学校の職員はいない、それから区の職員は3名ということで、やっぱり避難者の数に比例をした職員の配置になっていなかったというような現状があります。
間際の職員の参集だったり、派遣職員の土曜日の要請ということで、そういう状況も起きたんだろうと思いますけれども、そういう点のそのアンバランスの配置が、避難所運営上、なかなか大変な状況に今後もなる可能性があると思いますけれども、ちょっとその対応についてどのように考えているのか、お伺いをしたいと思います。
53 ◯防災課長 広報車に関する再度の御質問でございますが、広報車に関しまして、先ほどのところの答弁の中で漏れている点がございました。広報車の放送に関しましては、あくまでも車からの放送ということで、例えば室内の防音性によって聞こえづらい部分であったり、あるいは今回の台風で、防災行政無線が抱えていたのと同質の問題、要は暴風雨だったり、外の音によって音の伝達性がかなり損なわれるという問題というのを同様に持っております。ですので、そういう意味で今回の風雨が強い中にあって広報車が効果的に活用できたかということについては、疑問を持っているところでございます。
それともう一つ、その位置づけに関しましては、やはり東日本の後の広報車による周知等も考えたときに、やはり住民の方への伝達面については、問題の少なからずあるものというふうに考えておりますので、完全に否定するものではございませんが、優先順位の高いものというふうには位置づけてございません。
それから、避難状況に関しまして、各学校についてスタッフ数に差があるところがございます。避難者数によって追加のスタッフの要請等を学校から受けて、可能な範囲で学校に追加のスタッフ等を送ったところもございますが、一方で、暴風雨が強くなっている中で、追加のスタッフの配置というのも限界があったところでございます。
ですので、まずはスタッフの考え方としましては、避難所を開設する時点で、できるだけどこも均等に近い形で人が配置できるような参集体制であったりとか、開設の準備のところでの体制だったりとか、そういうところから検討して、きちんと検討していく必要があるものというふうに認識してございます。
以上でございます。
54
◯正保幹雄委員 最初にも言いましたように、今回防災無線が聞こえなかった、聞こえづらかったということで、住民の方の不安が相当やっぱりありました。区の今の課長さんの答弁は、ちょっと否定して申しわけないんですけれども、防災行政無線に物理的に聞こえない、そういうところに問題があるんだと、課題があるんだというふうにおっしゃったけれども、やっぱり防災行政無線を聞こえるように改善していくと、研究していくというふうに言わないと、まず第1は防災無線ですよね、行政無線。やっぱりこれが1つの大きな周知のツールになっているわけですね、発信になっていると。やっぱりこれは、きちっとやってほしいということなんですね。
それとあわせて、広報車がどうだということで対峙させて言っていますけども、それは1つの情報の発信の重層化の一つということで、広報車を走らせるということで、これもやっぱり必要になってくると思うんだけど、後で調べたら区には今、広報車がないんですよね、1台も。災害時のときに走らせる位置づけの広報車は1台もないと。だから、走らせたくても走らせられないというのが現状なんですね。
しかし、災害はいつ起きるかわかりません。だから、青パトだとか、青パトの契約もそのようにはなってないというふうに聞いています。なぜなら、災害上、あれは防犯ですから。だから災害上も青パトを使えるような契約にするとか、さまざまなことを検討され、また、広報車も1つの大きな広報の手段ということで、ぜひ検討していただきたいと思いますけども、改めてどうでしょうか。
55
◯委員長 委員長のほうから正保委員に申し上げますけど、この問題は今、課題を一つ一つ精査していただかなきゃいけないということで、
報告事項なので要望ということできょうのところとどめてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。よろしいですね。
56 ◯甚野ゆずる委員 1点だけ。先週の文教委員会でもこの点というか、避難所に関しては質疑がされたように伺っています。教育委員会としての考え方というか、総括というか、そうした質疑がなされたというふうに伺っていますけども、当然そのあたりは連携をされていらっしゃると思うんですけれども、そうした学校現場の、本当に現場、その避難所に参集された先生方とか、校長先生を初め先生方のお声というか、今回のことを受けたいろんな思いがきっとおありになったんだろうと思うんですけども、そのあたり当然やっていらっしゃると思いますけども、どういう形でその集約というかヒアリングをされていらっしゃるか。このあたりについて、1点だけ確認させていただきたいと思います。
57 ◯庶務課長 一応防災対策の所管は危機管理室ですので、あくまでも教育委員会の立場での意見ということで御承知おきいただきたいと思います。
あの後、校長会、園長会のほうからもさまざまな御意見いただきまして、校長会の率直な意見としては、要は避難所に指定されなかった学校でも、住民さんが来て避難所を開かないのかとかというところで混乱があったというようなお話を聞いています。
総じて申し上げると、避難所開設に際してうまくいった例としましては、地域町会・自治会の自主防災組織の協力があった学校は、スムーズに避難所運営ができたというような報告も上がってございます。これは、学校避難所運営協力本部など年に一、二回開催しておりまして、こうしたところの事前の検討だとか訓練だとかが功を奏したものというふうに考えております。
今後も、学校や役所に職員がいない夜間や休日での発災、こうしたものをリアルに捉えて、この本部での検討とか、役所全庁挙げてこうした対策に取り組んでいく必要があるのかなということで、学校での現場の意見を取りまとめて防災課のほうに情報提供し、今後、改善の方向で検討していこうということで提言をしたところでございます。
以上でございます。
58 ◯甚野ゆずる委員 御答弁いただいたとおりであります。この台風、避難所運営、避難所開設以降に、まさに運営協力本部連絡会を開かれる地域もあろうと思いますし、それは緊急に開くのか、定例として開くのかは別にして、またそこからさまざまな声がきっと上がってくると思いますので、その点についてもぜひヒアリングをしていただいて、吸い上げていただいて、防災課としっかりと連携をとっていただきたいというふうに思います。
以上です。
59
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
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◎
報告事項4
令和元年度江東区総合防災訓練実施結果について
60
◯委員長 次に、
報告事項の4「
令和元年度江東区総合防災訓練実施結果について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
61 ◯防災課長 それでは、恐れ入ります、資料5をごらんください。
本年度の江東区総合防災訓練は、2の(1)のとおり、木場公園を会場とした防災関係機関訓練では約1,500名の参加、また、(2)の地域訓練では、第二亀戸中学校での訓練が雨で縮小開催になったこと、また、深川一中で予定していた訓練が台風19号により中止となったことがございまして、最終的に計3回、合計1,900名の参加となっております。
3の訓練総括ですが、今年度の訓練の中では、特に7月から9月の訓練で熱中症対策に注力をいたしたところでございます。
木場公園の訓練では、全体の訓練時間の短縮のために、関係機関の救助訓練などを同時進行型に変更したり、あるいは地域訓練においては、水分の補給を会場内の複数箇所でできるように、冷やしたペットボトル等を、いわゆるどぶ漬けのスタイルで提供したりといたしました。
そのほか、昨年度実施して好評であった竹中工務店によるVR体験コーナーを、今年度枝川小学校の会場で実施したり、あるいは同じく枝川小の会場につきましては、小学生に実行委員会のお手伝いというのを募集してみたところ、50人以上の申し込みがあり、多くの小学生にスタッフとして参加していただいたなどというところが、今年度の新たな取り組みでございます。
恐れ入ります、次項をごらんくださいませ。訓練参加団体につきましては、4のとおり合計52団体となっております。
説明は以上でございます。
62
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
63
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
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◎
報告事項5 江東区都市計画マスタープランの改定について
64
◯委員長 次に、
報告事項の5「江東区都市計画マスタープランの改定について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
65
◯都市計画課長 それでは、資料6-1をごらんください。
まず、
都市マス改定の目的でございますが、都市計画マスタープランは本区の長期的かつ体系的な
まちづくりの方針でございます。
このたび、区民へのアンケート結果や調査資料等を参考として、学識経験者、公募区民等の策定会議、あるいは庁内検討を経まして、基本方針の素案を策定いたしました。
恐れ入りますが、資料6-2をごらんください。
全体の体系になります。第1章から第5章までが、今年度の検討内容で基本方針となってございます。3章は
まちづくりの将来像、4章は将来都市構造となります。5章は部門別
まちづくり方針で、土地利用、道路・交通、住環境・健康、水辺と緑、景観・観光・交流、環境、安全・安心の7部門になってございます。6章は地区別の方針になりまして、来年度の検討予定でございます。
恐れ入りますが、資料6-3の基本方針(素案)をごらんください。
まず、第1章、改定の考え方でございます。
恐れ入りますが、5ページをごらんください。
目標年次、おおむね20年後といたします。
地域・地区区分、下の表でございますが、深川、城東、南部の3地域。さらに、深川、城東は南北、南部は東西分離区分いたしまして全体7地区で、今後、地区別の方針を策定してまいります。
6ページが参考に区分図になっておりますので、御確認ください。
続きまして、第2章
まちづくりの現況と課題になります。
恐れ入りますが、8ページをごらんください。
区全体の人口推計になります。こちらは、長期計画の将来人口推計をもとに作成しておりますが、2019年、現在51万8,000人が10年後には57万、20年後には約60万人を予測してございます。
続きまして、9ページをごらんください。
地域別の人口推計になります。10年後ですね、
南部地域、深川地域、城東北部は人口増加の予測ですが、城東南部において、一部でわずかに減少の予測となってございます。
課題といたしましては、人口増加、多様なニーズへの対応、また、今後の人口減への対応というものが考えられます。
恐れ入りますが、10ページをごらんください。
土地利用の状況になります。区内の土地利用ですが、用途地域の状況は、工業系の指定が多く、準工業が大半を占めております、半分を占めております。
一方、土地利用の現況については、近年、工業系の利用が減少し、住宅、商業、公共系が増加してございます。
恐れ入りますが、13ページをごらんください。
区内の地区計画・
まちづくり方針等の状況でございます。
南部地域のこれまでの地区計画に加えまして、
城東地域等で
まちづくり方針の策定が進んでございます。
課題といたしましては、的確な土地利用の規制・誘導、また、地域と一体となった協働の
まちづくりということが考えられます。
以下、道路・交通等の各部門ごとの現況と課題になってございます。
続きまして、第3章
まちづくりの将来像でございます。38ページをごらんください。
こちらの将来像につきましては、基本構想を踏まえまして、将来都市像を考える視点を設定いたしてございます。近年、都市政策や
まちづくりを取り巻く状況から、持続性とか防災、環境、あるいは江東区特異のレガシー等の課題について取り上げてございます。これをもとに目指すべき町の姿、5項目として、災害や環境変化に対する回復力の高い持続可能な町を含め、5項目を設定しておりまして、一番右になりますが、将来都市像として持続的に発展する共生都市というのを掲げてございます。
恐れ入りますが、次、第4章将来都市構造になります。43ページをごらんください。
都市構造の構成でございますが、大きくは駅を中心とした拠点(核)、そして公共交通等による軸、そして地域のゾーンの3つの部門からなります。
44ページをごらんください。
拠点(核)の考え方でございます。生活の拠点である地域核、そして、区外からも人を呼び込める機能のすぐれている広域核、そういった両方の機能を持っている都市核の3つの大きな拠点を定めてございます。
恐れ入りますが、45ページ将来都市構造の凡例と合わせて、46ページ構造図をごらんください。
拠点につきましては、東陽町ほか区内9カ所の都市核、そして
南部地域を中心に6カ所の広域核、そして、
城東地域中心に5カ所の地域核を設けてございます。
都市軸は、東西の東西線を中心とした東西軸と8号線予定延伸ルートを中心とした南北軸を設定してございます。その他は、先ほどのゾーンの設定になってございます。
恐れ入りますが、50ページをごらんください。
土地利用の大きな方向性として、現在の素案の段階でそれぞれの地域ごとの方向性を定めてございます。
深川地域につきましては、歴史と文化、多様な都市機能が調和する複合市街地。
城東地域は、良好な住環境の誘導を促進する複合市街地。
南部地域西については、高度な都市機能を集積し、新たな価値を創造する複合市街地。
南部東については、土地利用転換の誘導による快適でにぎわいのある複合市街地。
恐れ入りますが、51ページをごらんください。
湾岸地区につきましては、産業・物流機能、スポーツ・レクリエーションが調和する市街地、そして港湾・埠頭地区となってございます。
続きまして、第5章部門別
まちづくりの方針でございます。53ページをごらんください。
今回の基本方針では、取り組みの大きな項目と方針のみを示させていただいてございます。具体的な取り組みは現在検討中で、区民意見等も今後踏まえまして策定をしてまいります。
以下、各土地利用がまず最初の項目ですが、持続的に成長する多世代で多機能な複合都市、こういった形で、以下、各部門ごとに目標とする都市像、取組方針を記載してございます。
改定のポイントといたしましては、
南部地域だけでなく、深川・
城東地域の既成市街地でも
まちづくりが進展していること、そして活力・魅力ある発展を続ける持続的な
まちづくりを進めるためのマスタープランを目指したいと考えてございます。
恐れ入りますが、資料6-1の2ページにお戻りください。
今後の予定になります。今月12月21日からパブコメを実施いたしまして、今年度内に基本方針の取りまとめを予定してございます。来年度はワークショップ等で地区別方針を検討し、全体の
都市マス改定を行う予定でございます。
報告は以上でございます。
66
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
67 ◯星野博委員 人口推計なんですけどね、今後20年間の人口推計の信頼性というか根拠ね、なかなか難しいと思うんですけれども、城東南部がこれから人口が減っていくというようなこともありますけれども、私のところの近所を見るとマンションがばんばん建っちゃってね、果たして本当に減るのかなと。長い長期的な区の推計なんでしょうけども、やはりこれが基本になってくると思うんですけども、かつて区では、人口推計から出たんでしょうけども、学校の統廃合なんかを進めまして、ところが統廃合進行していく途中で児童がどんどんふえてきて、今になってみれば結果的に区の推計に過ちがあったということと、僕はそう思っています。
統廃合する必要のない学校が統廃合されて、結果的に児童数ふえちゃって収容できなくなってしまったという状況ができちゃったわけですよ。そういうことを考えると、これの人口推計の根拠となっているのはどうなのか、その辺、長いあれですからこれから修正もあるんだろうと思いますけれども、大丈夫なのかなとちょっと心配になるんですが、その辺どんなふうに思いましたか。
68
◯都市計画課長 今回の人口推計は
都市マス独自のものではなくて、今新長計の改定をしていると思いますが、そちらのほうを前提として使ってございます。ですから、人口の、例えばフレームというか上限を設けるものではなくて、確かに星野委員おっしゃるようにあくまでも予測ということになってございます。
根拠といたしましては、要は自然減、あるいは社会増減ですね、転入、転出、そういったもの、あるいは将来の開発予測とか、そういったものを踏まえて推計されていると思いますが、今後の
都市マスとしては10年、20年になりますので、その中で推計を踏まえまして的確な土地利用の規制とか誘導、あるいは都市計画だけでないさまざまな条例等のマンションの施策もございますし、そういったものを組み合わせて総合的に対応する必要があると考えてございます。
以上でございます。
69 ◯星野博委員 100%正確には予測できないが、これは僕もわかるんですけども、いろいろ町がどう発展していくかというのは、いろんな社会状況の中でやっぱり変わってくることもあると思うんですね。だから、やはり柔軟性を持ってひとつ対応していってくれたほうがいいんじゃないのかなと、何となくそんな感じがしますので、要望です。
70
◯正保幹雄委員 私も星野委員と同じ考えです。
城東地域、城東
南部地域については、活力ある町をつくろうということでみんな頑張っているわけですよね。それで、将来の人口推計はこのように減少するというふうになっています。それで、ただ、9ページでは、人口推計の課題のところに、城東
南部地域については、緩やかな人口減少に対応した
まちづくりが求められています。数字を見ても緩やかなんですね。そんなに大幅に落ち込んでないわけです。
ところが、41ページの将来の都市構造の基本的な考え方のところで、人口動態ということで書いてありますけども、今後、
城東地域の一部で人口が減少へ転じる予測と、こういうふうに言い切っているわけですね。ですから、これについてはやっぱりさまざまな状況があります。今言われたように自然減や、転入や転出や開発予測等あります。それで、この人口減少していくというのが、公共施設等の管理計画における基本的な人口予測の位置づけで、今後のこの
城東地域、城東
南部地域の公共施設等の更新等々ですね、改修についても大きな影響が出てくる、そういう基本中の基本の人口の推計なので、これについては、きちっとそのときそのときの最新の人口の予測に基づいてきちっと対応していってほしいというふうに思うのが1点です。それについて、いかがでしょうか。
それから、もう1点は、安心・安全という点で、31ページになりますけれども、ここで不燃化率ということで、建築面積ベースでは86.6%というふうになっています。これまでは区の考え方は、32ページ、33ページにもありますように、木造密集地域が本区にはまだまだ残っていると、これをやっぱり解消していくために防災特区の中でさまざまな事業もやられてきて、その根本的な位置づけとして不燃化領域率というのを都市計画上定めて、これがやっぱり70%以上あれば、引き上げれば、延焼による焼失のない町の実現が図れるんだということで進めてきました。
しかし、この都市計画マスタープランにはこういう不燃化領域率というような、一番本区にとって大事な今、事業の最中の、また今後も大事な、そういう点が記載がないですけども、そういう言葉も使われていませんけれども、そういうところはどのように考えられているのか、お伺いしたいと。
それから、もう一つですけども、37ページの
まちづくりの将来像の中に、つづり込みの2、将来都市像というのがあって、目指すべき江東区の町の姿、将来都市像が示されています。持続的に発展する共生都市というような言葉があります。それで、この中で、将来都市像を考える視点の中で、この先進技術を生かした都市課題の改善と、次ですけれども、都市システムの効率化、Society5.0とスマートシティというのが、今はやりの言葉がここに載っていますけれども、具体的にスマートシティだとかSociety5.0だとか、具体的にどういう都市というのがなかなかイメージが湧いてきませんけれども、区のほうはどういうふうな都市像をこれで描いているんでしょうか、伺います。
71
◯都市計画課長 3点の御質問でございます。
まず最初の、人口予測に基づく公共施設の適正な計画ということになりまして、現在、予測をもとに
都市マスのほうは組み立ててございますが、当然その都度の開発状況とか、そういうものも的確に把握しながら、そういった公共施設の地域の施設の計画というのは新長期計画の中でも検討されておりますが、的確に検討していくべきものであると考えてございます。
2点目の安心・安全のところの不燃化領域率ですが、こちらの指標が今こちらには使用していないんですが、確かに木密地域の指標になってございますので、今後、こちらは今、代表的な民間、あるいは公共セクターの不燃の状況をあらわすデータなんですが、そういったものも今後も基本方針を策定する中で必要な情報としては提示するなり、検討していきたいと思ってございます。
そして最後の、視点の中のスマートシティとかSociety5.0と、これ全国的な今、今後の
まちづくりというか、テーマになってございますが、例えばスマートシティですと、今豊洲のほうが国のほうのモデル地区に今年度指定されまして、これから取り組みが始まっていくと。これは、ビッグデータ等を利用して、交通、自動運転だけじゃなくて交通だったりとか、あとはいろんな買い物とか、そういった消費生活の利便性を向上することにもメニューがあると聞いてございますので、こういったものも踏まえながら、長期的な視点として取り上げてございます。
以上でございます。
72
◯正保幹雄委員 この人口の減少ですけれども、ぜひ都度ですね、実態をきちっと人口推計をしながら進めていってほしいと、都度ですね、そう思います。
それから、この9ページの表の中で、城東南部地区以外にここ10年間で人口が減少しているところがある、すると見込んでいるところがあるんです。それは、湾岸地区なんです。実際この南部とかありますけれども、この湾岸地区というは具体的にどういう町が入っているんでしょうか、この地区というのは。それで、この湾岸地区というのは今後どういうような開発が、何もないということなんでしょうか、ちょっとその点、教えていただきたいなというふうに思います。
それからもう一つは、さっき言い忘れましたけど、電柱の地中化が区道の全体を網羅をしていくような今後、計画が出ていますけれども、この都市計画マスタープランについては、それも大きな
まちづくりの影響を与えるというふうに思いますけど、その位置づけについてもお伺いしたいと思います。
73
◯都市計画課長 9ページの人口予測の中で湾岸地区ということでございますが、湾岸地区のエリアということでは地域区分がございます。済みません、5ページのところに地域区分を示してございまして、主に首都高の南の臨海副都心等の南側のエリアになってございまして、これ人口推計については、住民票のあるところということなので、この中でも居住ができる地区の人口の推計というふうに考えてございます。
今後の将来ですけども、主には港湾地域でございますので港湾の計画になっていて、港湾施設とか物流とか、そういった機能が当然果たしているところが大部分でございますので、今後そういった東京の物流の拠点ということで国際的な役割もふえていくんじゃないかと。土地利用の転換の誘導とか、必要に応じたそういうこともまた地域の発展に応じて検討していくと考えてございます。
もう1点、無電柱化の位置づけ。無電柱化につきましては、1つは、今後また
交通部門の中でも道路、歩行者空間の充実。要は車中心でなくて人間中心、歩道を広げるだけじゃなくていろんなあり方があると思いますので、その中の一つの位置づけということと、あとは防災上の観点ということと、さまざまな観点があると思いますので、それについてまた今後、部門別の検討の中でももう少し検討を深めていきたいと考えてございます。
74 ◯にしがき誠委員 委員会運営についてちょっと1点要望なんですけど、御答弁いただく中で、例えばパブコメとか
都市マスとかってあると思うんですけども、ぜひ委員会、議事録へ残る大事な御答弁ですから正式名称でお答えいただきたいと思います。我々議員はちょっと質疑をできるだけ簡略化したいということで、例えば
都市マスとかって質問しますけども、その理事者の答弁では、
都市マスって言ったら、都市計画マスタープランについてとか、ぜひ一般の方が議事録見たときに何かわからないと、これだめなわけですよ、委員会の議事録ですから。
ぜひね、民間では専門用語を使わないというのがこれ当たり前なんですね。ぜひその辺もね、ちょっと本委員会のみならず、全庁的な御要望として御意見だけ、委員会運営についてちょっと申し上げておきますので、よろしくお願いします。
75 ◯甚野ゆずる委員 きょうのところはまだ基本方針の素案でもありますので、1点だけ確認したいと思います、お聞きしたいと思います。
将来都市構造の中で、今の現行の
都市マス、都市計画マスタープランの中で地域核となっているところが、一部その都市核になったり広域核になったりということで、新しい都市計画マスタープランは御検討されていらっしゃるようでありますが、この広域核というのがちょっとよくわからないので、具体的にどういうイメージを持っていらっしゃるのか。
それこそ先ほどからお話があるように、その人口推計とか、今後の開発動向とか、ごらんになられた上で、その地域核ではなくて広域核というワードというか言葉を、表現をされていらっしゃるんだろうなということは、もちろん想像できるんですけれども、具体的にはどういうイメージをこの6つの、特に南部地区、東西の南部地区、それと湾岸地区だと思いますが、今の時点でイメージしていらっしゃるのか、その点だけお聞きしたいと思います。
76
◯都市計画課長 今の御質問の補足する資料といたしまして、資料6-3の42ページをごらんいただければと思います。
この中で、42ページの(5)、基本的方針のところで、公益性、地域性というふうに記載させていただいておりますが、拠点を考える上で、公益性という観点では、区外の人を区内に呼び込む交通利便とか交流機能が集積していると。一方で、地域性については、区民の生活機能、生活拠点、生活利便とか交流を示す指標というふうに捉えてございまして、具体的には広域核、
南部地域ですので、住民の方もいらっしゃいますが、区外からビジネス、観光等を含めて、多くいらっしゃる展示場だったりとか商業施設だったりとか、あるいは今後はクルーズターミナルとか、臨海副都心のいろんな施設等を含めて、そういった機能をイメージして今回設定してございます。
以上でございます。
77 ◯甚野ゆずる委員 42ページを読ませていただいてもちょっとよくわからなかったので、それで質問したんですけれども、今後、当然書き込まれていく中でこのあたりもより具体的にイメージできるように、10年、20年先の広域核がどういうふうに江東区にとって非常に大きな影響を持つということで多分広域核というふうにされていらっしゃると思うので、そのあたりの書き込みを今後またチェックをさせていただきたいと思っています。よろしくお願いします。
以上です。
78
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
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◎
報告事項6 東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針の策定
について
79
◯委員長 次に、
報告事項の6「東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針の策定について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
80
◯都市計画課長 それでは、
報告事項6になります。恐れ入りますが、資料7-1をごらんください。
本方針は、平成28年3月に策定された東京における都市計画道路の整備方針(第四次計画)で、必要性が確認された路線のうち、優先整備路線として選定されなかった路線約535キロについて、計画を存続するか変更するか、その必要性を検証したものです。
本方針は29年度から検討が行われまして、東京都、区を交えて検討したところ、本年11月に策定されたものを本日お示しさせていただきます。
2番目の具体的な検証項目になります。以下の4項目が検証項目となってございまして、恐れ入りますが、資料7-2をごらんください。資料7-2の2ページ、第3章具体的な検証項目のところをごらんください。
こちらに記載してございますが、主に1番として、概成道路における拡幅整備の有効性の検証。そして、2番目が交差部の交差方式等の検証、立体交差や交差点の拡幅について、あるいは支線のあり方。
恐れ入りますが、3ページをごらんください。
続きまして、橋詰の考え方。そして、計画重複というのは道路と公園の重複等。あるいは、4番目が地域的な道路に関する検証、こういった項目で検証を行ってございます。
恐れ入りますが、資料7-3をごらんください。
今回、計画変更の中で
江東区内の5つの路線になります。図面の中で赤字の地点になってございます。
初めに、概-1でございますが、こちらは亀戸になりまして、蔵前橋通りの亀戸四丁目交差点から西へ延長約110メートルの部分を1メートル拡幅予定ですが、こちらについて現道合わせ、拡幅を取りやめとなってございます。
次に、概-5でございます。清澄通りですが、赤く着色された延長約500メートルの部分について、25メートルから8メートル拡幅して33メートルに拡幅する予定ですが、拡幅を取りやめとなっております。
そして、次に交-1でございます。新大橋通り、清澄通りの交差点。森下の交差点になりまして、新大橋通りは27から30に、清澄通りは25から28メートルにそれぞれ3メートル拡幅予定ですが、取りやめとなっております。
次に、支-1です。亀戸になりまして、丸八通りと蔵前橋通りを結ぶ路線で、延長130メートル、現況約4メートルの道路を8メートル拡幅予定ですが、拡幅取りやめとなっております。
それぞれの拡幅取りやめとなった理由ですが、現在の交通状況や今後の交通動向、現行の道路構造令などを勘案したものでございます。
最後に橋-3でございます。永代通りの沢海橋の橋台敷の一部について、拡幅予定から取りやめとなってございます。将来の橋梁のかけかえ用地ですが、これ以上拡幅ないとの判断によるものです。
恐れ入りますが、資料7-1の2ページにお戻りください。
今後の予定になります。計画変更予定の路線について、こちらは都内全般でございますが、今後それぞれ東京都と調整の上、必要な都市計画を来年度以降行っていく予定となってございます。
報告は以上でございます。
81
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
82
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
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◎
報告事項7 新砂二・三丁目
まちづくり連絡会設立について
83
◯委員長 次に、
報告事項の7「新砂二・三丁目
まちづくり連絡会設立について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
84 ◯
まちづくり推進課長 それでは、私から、
報告事項7について御説明いたします。恐れ入ります、資料8をごらんください。
現在、新砂二・三丁目のIHI砂町工場跡地の開発が検討されているところであります。開発に当たり、にぎわい施設や塩浜通りと丸八通りを結ぶ道路の整備が検討されております。本道路は、本区の都市計画マスタープランに記載のあります検討が必要な道路と位置づけているものと合致するものであります。また、日曹橋交差点の渋滞緩和に寄与するということが記載されております。
一方、道路整備や開発に伴い、周辺環境の変化が生じることが想定されます。そのため、資料中ほどの地図中、赤い枠内にお住まいの方々や企業、関係機関からなる新砂二・三丁目
まちづくり連絡会を立ち上げ、町の適切なあり方等について意見を頂戴し、検討する場としてまいります。
報告は以上となります。
85
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
86
◯正保幹雄委員 今、渋滞解消と、日曹橋交差点の渋滞解消にもなるということを言われました。そうしますと、この新たな新設道路をつくることで新たな渋滞になる箇所も出てくるんじゃないかなと。相対的に大型車両がこの地域全体でふえることになるんじゃないかなというふうに思いますけど、その点どうなのかと。
それから、その開発手法ですけども、どういったものが考えられるのかということですね、それをお伺いをしたいと。
それから、それに関連して、この道路の新設については、ここの先進的物流ゾーンのこの地権者さんですね。大体佐川さんとIHIさんが所有をしている土地だというふうに思いますけれども、新設道路については、その地権者さんの土地を道路に提供するような形の開発になるんでしょうか、その点お伺いしたいと思います。
87 ◯
まちづくり推進課長 正保委員からの3点の質問に対して、お答えいたします。
まず、新設道路について新たな渋滞が起こるのではないかということですが、これについては、需要予測等々を行いまして、警察等とも協議の上、そのようなことがないような形で努めていくというふうに聞いてございます。
2点目、整備の手法ですが、既存の土地の用途にある容積率等々内で行うというふうに聞いてございます。
3点目、新設の道路の土地の関係ですが、基本的にIHIさんの土地となりますので、そこを利用してやるという形で現在調整を進めているところでございます。
以上です。
88
◯正保幹雄委員 既存の用途で開発をするということなので、再開発等ということではないということですけれども、しかし、それだったらなぜここ全体を
まちづくり方針の区域をつくって開発を進める必要があるんでしょうか。普通に考えると、このIHIさんの通常の用途での物流の建物、用途というふうになると思いますけれども、そういう点、
まちづくり方針をつくって全体的に開発していくという点についてのちょっとお考えですね、理由についてお示しいただきたいと思います。
89 ◯
まちづくり推進課長 なぜつくるのかということでございますが、先ほどもちょっと申し上げたとおりでありますが、やはり大きい大通りを結ぶ形の道路がつくられるということに対して、少なからずとも環境の変化があるということがある中では、やはり丁寧に皆さんにそこの部分をお伝えして、意見合意を図っていくということが必要であるということで、私ども、この
まちづくり連絡会については必要だというふうに判断してございます。
90 ◯星野博委員 今道路の話も出ましたけれども、これ非常に広大なところなんですよね。私も前からこのIHIからこのあたり、動いた場合、どんな形の町になるのかなというのはいろいろ興味を持っていたんですが、ここで新しい
まちづくりがここでこういった形で構想ができたという、これ江東区の中でもこれだけの広いところ、非常に興味持っています。
それで、道路なんですけども、今出ていましたけども、まず、開発するに当たって、これだけの開発をするのに道路は絶対これ必要です。明治通り、丸八通りからこの明治通りにつながるんですけども、この辺の利便性はものすごくこれ伸びますと私は思っています。それで、特に湾岸道路から今、
城東地区へ入ってくるこの明治通りというのは最大の幹線道路ですが、これがどんどんこれから混んでくるんですよ。それで、この日曹橋の交差点、ここが今もかなり渋滞になっていますけど、これからますます渋滞になると思います。ここで物流ゾーンができればトラックの出入りなんかすごく多くなりますから、この丸八通りの延伸というのは決定的なものになると思います。
いつも道路ができると反対する人がいるんですよね。私、本当にこれ腹立たしく思っています。この永代通りもかつてはるかに早くできる予定だったんですけども、これ一部の人が反対をしまして何十年っておくれました。我々地域の砂町の人間、どれだけこれ迷惑したか。つまらないことで、排気ガスがふえるとか、大型自動車が通ってどうのこうのって言いましたけども、ここの永代通りができたおかげで本当にこの辺発展したんですよ。
それで、この永代通り、それが結局何十年ですよ、これ、反対で延び延びになったのは。今度またここに道路が新しくできるということで、つまらないことでこの地域全体が発展するのが、道路ができるのが遅くなったり何かしたら何にもならない。だから、よくこれ計画を立てる、いいですけども、まず道路はしっかり重点的にやってくださいよ。丸八通り延伸するんで反対するなんていうのは、僕にはちょっとその神経はわかりません。それが1つ。
それから、これからちょっとこのイメージが僕はわからないんですけども、例えば先進的物流ゾーン、多分これトラックターミナルとかできるのかなと思うんですけども、それとか産業支援ゾーンとかね、にぎわい・交流ゾーンとかいろいろありますけれども、この辺のところ、大ざっぱでもいいんですけど詳しく教えてもらえたらと思います。
91 ◯
まちづくり推進課長 それでは、1点目の心強い御意見ありがとうございました。
2点目の各ゾーンでの開発なんですが、基本的に先進的物流ゾーンにつきましては、機能の高度化、要するにロジスティック関係でやっぱり最新鋭の技術を使ったような物流施設の導入を図るというふうに聞いてございます。
産業支援ゾーンにつきましては、産業支援、流通機能の都心の中核企業を支援するような機能といったものを図っていくというふうに聞いてございます。
にぎわいにつきましては、地域の方々や来街者の都市生活をサポートするような憩いの場所を設置するというふうに聞いてございます。
以上です。
92
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎
報告事項8 民間集合住宅等の建設計画について
93
◯委員長 次に、
報告事項の8「民間集合住宅等の建設計画について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
94 ◯住宅課長 それでは、
報告事項8について御説明いたします。
資料9のほうをごらんください。
1、対象規模となります。議会への報告となるものにつきましては記載のとおりで、江東区マンション等の建設に関する条例に基づき、区と事業者の間で協定が締結され、さらに現地に建築計画のお知らせという標識が設置されたものが報告の対象となってございます。
2、報告の物件ですけれども、今回は14件ありますけれども、その中で戸数の多い4番と11番のマンションにつきまして、御説明いたします。
それでは、11ページのほうをごらんいただきたいと思います。
計画名は、(仮称)北砂三丁目計画で、建設地は北砂三丁目4番です。
計画の内容ですが、地上14階建て、世帯用住戸183戸の分譲マンションとなります。
12ページのほうをごらんください。
赤い線で囲んでいる部分が計画地となってございます。
13ページをごらん願います。
こちら配置図となります。黄色く塗られた部分に歩道状空地を、緑色に塗られた部分に緑地を、ピンク色に塗られた部分に認可保育所を設ける計画となってございます。
続きまして、32ページのほうをごらん願います。
計画名は、(仮称)江東区東砂七丁目計画で、建設地は東砂七丁目10番です。
計画の概要ですが、地上15階、世帯用住戸348戸の分譲マンションとなってございます。
33ページをごらん願います。
赤い線で囲んで表示した部分が計画地となってございます。
34ページをごらん願います。
こちらは配置図となります。黄色く塗られた部分に歩道状空地を、緑色に塗られた部分に緑地を、ピンク色に塗られた部分に認可保育所を設ける計画となってございます。
簡単ですが、報告は以上となります。
95
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
96 ◯にしがき誠委員 この間の正副でちょっと要望しましたけど、認可保育所の件、ちょっとしっかりとこの場で説明してください。
97 ◯住宅課長 こちら、今回の先ほど御説明しました4番と11番のマンションにつきましては、認可保育所のほうが整備予定とされていますけれども、こちらにつきましては、公共施設整備協力金が当然対象となってございますけれども、今回、保育所の整備に当たりましては、相殺の対象となってございます。
金額については、これから鑑定等していきますので、金額については今後という形になりますけれども、対象になっているというところございます。
済みません、よろしくお願いいたします。
98
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎
報告事項9 北砂三・四・五丁目地区公共施設整備について
◎
報告事項10 北砂三・四・五丁目地区地区計画の導入について
99
◯委員長 次に、これから聴取いたします
報告事項の9「北砂三・四・五丁目地区公共施設整備について」及び
報告事項の10「北砂三・四・五丁目地区地区計画の導入について」の2件につきましては、ともに関連する報告でありますので、これを一括議題といたします。
理事者から、一括して報告を願います。
100 ◯地域整備課長 それでは最初に、
報告事項の9を説明させていただきます。恐れ入ります、資料の10をごらんください。
1の防災生活道路整備。(1)、計画説明会の実施についてでございます。
整備対象路線に赤いラインで表示している優先整備路線の事業計画全体にかかわる説明会を、地区内全住民を対象といたしまして、記載及び参考の2-1、2のとおり開催してまいりました。
次に移ります。(2)、1号線現況測量の説明会の実施についてです。優先整備路線の1号線におきます整備の進め方、現況測量の着手に関する説明会を、沿道住民等を対象といたしまして記載の、また、参考の2-3、参考の2-4のとおり開催してまいりました。
別添にございます参考の資料につきましては、後ほど御参照ください。
恐れ入ります、2ページをごらんください。
(3)、今後の取組み予定でございます。優先整備路線1号線におきましては、拡幅する道路線形の案を確定いたしまして、来年2月ごろになりますが、道路線形案の説明会を開催し、この説明会での意見を十分踏まえまして、6月以降に道路線形決定説明会を開催していく予定でございます。
次に、(4)、損失補償基準の策定についてでございます。道路拡幅の用地を取得する上で、公平性の観点に基づき、損失補償基準を策定してまいります。
策定に当たりましては、不動産鑑定士、補償業務管理士など、専門的な知識、経験を有する方の意見を聴取してまいります。
(5)、江東区土地開発公社の活用です。本事業における用地の取得につきましては、1軒ずつ個別に交渉していくことになりますので、売買契約の時期が不確定となり、通常の予算措置での対応が困難となりますので、そのため江東区土地開発公社を活用して用地取得等をしてまいります。公社の活用メリットは、国等の補助金を不足なく充当できることが挙げられます。
恐れ入ります、3ページをごらんください。
2の広場(公園)の整備についてでございます。地区内の防災性の向上、または住環境の改善に向けた不燃化小規模空地の用地の取得につきましては、UR都市機構に先行取得していただき、予算化した後、URから区が取得してまいります。
第3回定例会で補正した予算により、今後区が取得する用地の概要について御報告させていただきます。
(1)、不燃化小規模空地1号地の場所は、北砂四丁目34番4号。面積は約119平方メートルで、来年度、児童遊園として整備し、管理していく予定でございます。
次に、(2)、不燃化小規模空地2号地の場所でございます。北砂四丁目38番8号。面積は約42平方メートルとなります。
こちらの2号地につきましては、砂町銀座商店街沿道に位置いたしますので、商店街の活性化に向けた活用などを目指し、来年度は実証実験を商店街振興組合と連携して行い、友好的な活用、管理方法を検討してまいります。
以上で
報告事項9の説明となります。
続きまして、
報告事項の10を説明いたします。恐れ入ります、資料11をごらんください。
本地区では、これまで地区計画の導入に向けまして、説明会、アンケート調査をそれぞれ2回ずつ開催して実施してきたところでございます。
まちづくりのルールといたしまして、防災生活道路や公園などを地区施設として位置づけること、また建物の用途制限など、6つのルールについて検討を進めてまいりましたが、今後は早期に導入すべきルールと段階的に導入すべきルールに分けて、こちらのゴシック文字で表記してございます早期に導入すべきルールについては、来年度の地区計画の法定手続を進めていく予定でございます。
それでは、早期に導入を検討している1の地区計画の概要について、説明させていただきます。
(1)、地区計画の目標については、記載のとおりでございます。
(2)、土地利用の方針でございます。Aの住宅地区、Bの複合住宅地区など、5つの土地利用区分を示してございます。
恐れ入ります、2ページをごらんください。
(3)、地区施設の整備の方針です。区画道路の地区施設には、オレンジ色で表示しています避難に有効な幅員4メートル以上の防災生活道路を位置づけてございます。公園広場等の地区施設には、緑色で表示している既存の北砂公園など、公園、児童遊園を位置づけてございます。
主要生活道路でございますけれども、青い点線で表示している幅員6メートル以上の防災生活道路となりますが、現在実施してございます防災生活道路整備事業の進捗、または沿道地権者等の合意形成の状況を十分鑑みまして、今回は構想路線として段階的な導入を検討してまいります。
続きまして、(4)、建築物等の整備の方針です。
アの用途の制限は2種類ございます。1つ目は、風営法第2条第6項に規定する店舗型性風俗特殊営業の用途で、対象地区は、先ほどの1ページにございますの土地利用区分の全てとなりますが、現行の用途規制で制限されている地区も含んでございます。
2つ目でございます。ギャンブル関連施設の用途で、対象地区は土地利用区分のB、複合住宅地区となりますが、Aの住宅地区につきましては、現行の用途規制で既に制限がされてございます。
恐れ入ります、3ページをごらんください。
イの敷地面積の最低限度は、敷地の細分化の防止のために敷地面積の最低限度を60平方メートルに制限するもので、対象地区は全ての土地利用区分となります。
続きまして、ウの垣又はさくの構造制限でございますが、こちらにつきましては、全ての土地利用区分で対象としてございます。
なお、参考の3に、地区計画素案の図書を添付しておりますので、後ほど御参照ください。
続きまして、2の今後の予定についてでございます。来年の2月になりますが、地区計画素案の説明会、アンケートを実施してまいります。アンケートの配布方式につきましては、これまでのポスティング方式から郵便方式に変更いたしまして、回収率の向上に努めてまいります。
来年7月をめどに、都市計画法第16条の原案の縦覧、8月には17条の案の縦覧、10月に都市計画審議会に諮問し、都市計画決定後、令和3年3月に建築基準法に基づく建築制限条例の改正を目指してございます。
説明は以上となります。
101
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
102 ◯星野博委員 この地区の整備計画、ちょっと形が出てきたのかなというふうに感じました。この道路の優先路線見まして、私もこの地区、よくわかって全てのところを把握していますけれども、これ赤い線で塗られたところは、これ道路が拡幅されると、やっぱりこのところは相当まず変わると思います。やっぱりまず、私、道路をしっかりと整備するというのは一番必要かなと思いますね。だから、そういった意味では、優先的にこれしっかりとやっていただきたいなと。それで、だんだんこの計画がみんなに見えてくるんじゃないのかなと思います。
それと、地区計画の網をかけるとき、その住宅のその面積とか、いろいろな話出ましたけども、ちょっと高さ制限の網が僕は見えなかったんですけども、大体こういう密集地域で、例えば突然4階建ての建物ができたとかね、5階建てとかというと、そこでいろいろもめごとが起きるわけですから、この際、僕は高さ制限を地区計画の中でつくってしまったほうがいいのかなと思ったんですけれども、その辺いかがでしょうか。
103 ◯地域整備課長 2点目の地区計画の高さの制限等についてでございますけれども、本地区につきましては、道路が非常に狭い上に、現行の建築基準法における道路車線制限の中でかなり低く抑えられるというのが特徴となります。もし高い建物等につきまして、例えば4階建て、5階建てが建てられる立地のところにつきましては、現行の容積率の制限の中でかなり300%という容積率を持っていますので、それを規制するということになりますので、これはもう少し地区の方々の意見等を十分踏まえて導入を検討していきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
104 ◯星野博委員 こういった住宅、非常に密集地域での地区計画って、私、江東区で初めてだと思うんですよ。それで、これ1つのこれからの手本みたいになると思うんでね。その高さ制限についても、もう思い切ってつけてしまうとかね、それぐらいのことを考えてもいいんじゃないのかなと思うんですね。これから、僕はずっと見てて、密集地域に突如ビルが建たないという話ですけれども、いろんな中で、できたときにつくるという計画が持ち上がったときに、やはりいろんな住民の反対運動とかね、確かに住民にすれば突然町並みの中にぼんとでっかいのが建ったらいろいろ問題が出るんですよね。
だから、やっぱり厳しいかもしれないけれども、住民合意がないと地区計画は無理なんですけれども、その辺、でもやっぱり住民の福祉につながる結果的にはものですから、この地域のことを考えたら、ちょっと考えられたらやってほしいなというふうに思っています。要望で結構です。
105
◯正保幹雄委員 私も星野委員と同じように、これは高さ制限ね、住宅密集地域、それは規制すればいいなというふうに思います。要望しておきます。
それで、1つ、細分化の防止を先行させてということで、それはそれで防災・
まちづくりにとって必要だなというふうに思っています。
それで今回、
令和元年度は1号路線に関する整備ということです。それで、住民の説明会でも御意見がありましたように、道路から幅30メートルの範囲の関係者の方に、地権者の方に、860名いらっしゃると、案内をしたんだけれども、実際参加されたのは10名と。そして、資料にあるような意見もいただいたということで、参加者から随分少ないんじゃないかというような声も出ています。これについては、なかなかこれまでの、これに関した説明会でも、全体説明会、こういう個別の説明会でもなかなか参加者がうまく集まらないということですけれども、状況ですけれども、ちょっとこれについて、もっとやっぱり参加されて周知をして協力いただくという点では、どのように対応をさらにされていくのかという点です。お伺いします。
それから、来年2月に線形を、今も現況の測量をしているんですね、その進捗状況についてどうなのか。来年の2月に線形の説明会をされて、4月以降には決めていくということです。
それで、今回のその1号線の整備ですけれども、拡幅部の部分、それから新設する部分があります。それで、密集市街地の防災性の向上のために、そういう目的で考えると、1号線の計画拡幅部は6メートルの幅員の計画ですけれども、今既に4.9メートルから5.3メートルの道路があると。場合によっては、5.4メートルのところもあると。それで、そうするとわずか1メートルとか、70センチから1メートルぐらい既存の拡幅をするということと同時に、一番この1号路線の問題になっているのは、この道路を90メートル延伸をして明治通りまでつなげる道路をつくれるかどうかということが、その防災、町の骨格道路となるべき防災道路としての一番の大事な点がこの道路の役割があるというふうに思うんですけれども、その道路を新設するためにこの所有者から道路用地として提供されることが必要だし、その交渉も進めていると思いますけれども、その状況について現状どうなのか、お伺いしたいと思います。
106 ◯地域整備課長 2点の質問でございます。説明会の状況と、あと道路整備に関する進捗状況でございますが、まず、1点目の説明会の状況でございますけれども、こちらにつきましては、正保委員がおっしゃられたとおり、周知はすれどもなかなか来ていただけないという状況が続いている状況でございます。そのために私ども、説明会のフォローアップといたしまして、1軒1軒回るなど、あとペーパーを入れるなど、1号線につきましては、現況測量の説明会の後には戸別訪問もさせていただいて、説明をさせていただいて周知を図ってきているところでございます。
このような拡幅だとか権利に関する事業に関しての説明会への出席の度合いにつきまして、他区等の意見をいただいたんですけれど、やはり最初の計画説明会とか測量説明会にはほとんど来ませんと。そのうち、やはり自分の土地の用地の取得だとかというのがかかわってくると、徐々に住民等が必ず説明会に来るようになりますので、ちょっとそういった状況も踏まえまして、今後は説明会の回数も含めて検討させていただければというふうに考えているところでございます。
続いて、1号線の新設部の道路の用地の交渉の状況でございますけれども、まず、先ほどの説明にもありましたけど、線形案を決めてございませんので、具体的に地権者等とまず個別の交渉というのはしてございませんけれども、今、現況測量の説明をさせてくれということをお話ししていく中では、各地権者と個別に交渉させていただいておりますが、なかなか苦戦している状況でございますので、今後も理解をいただくように説明を、説明、周知については、徹底して行っていきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
107
◯正保幹雄委員 明治通りまで延伸をする、この新設する道路ですけど、苦戦をしているということなんです。これは今に始まったことじゃなくて、あそこに大きな地主さんがいらっしゃって、なかなかこれまでも防災上ということで道路の話も出ていました。しかし、なかなかうまくいってこなかったというのが現状です。
そうすると、区道の行きどまり道路がそのままの状態になって、わずか何十センチか拡幅して6メートル道路ができて、それでもこの整備計画が目的に合致をしてという、1号線ですから、これを1つの基盤にしてほか広げていくというふうにはなかなか、ちょっと見通しがないなという感じがしていますけれども、それでもこの道路の拡幅については進めていくのかどうか。
それから、この1号線は
令和元年度、それから2号、5号線については令和2年度着手し、7号については、令和3年からこの計画に沿ってスケジュールとして説明をしていくということですけれども、道路の整備の用地の買収については、話し合いを行って合意を得られる方から整備を行う、強制的な用地取得はしませんということなんですけれども、この線形、都市計画に基づく道路の指定計画ですけれども、この合意されたかどうか関係なくスケジュールどおり地区計画で道路の位置を決めていくのかどうかと、その確認です。
それから、もう一つは、今その道路法に基づいて区が公共整備の方式で拡幅部分は買いますよと、区が、お金出して購入しますということですけれども、実際、地区計画、将来地区計画において、道路が位置も指定をされて、法に基づく計画道路、地区計画の道路というふうに将来なったときに、将来そこをセットバックをして建てましょうと、新しく建てかえましょうという住民の方がいらっしゃると思うんですけども、その場合ですね、道路部分に提供をする、セットバックした部分ですね、これについては区は購入をしてもらえるのかどうかという点について、伺いたいと思います。
108 ◯地域整備課長 3点の質問でございます。
1点目が、道路拡幅を今後、新設部を含めてもなかなか難しい中で進めていくのかという区の見解でございますけれど、やはりこの地区の防災性の向上には道路拡幅、あとは新設、貫通させる道路は必要だというふうに認識してございますので、道路拡幅整備、または新設道路につきましては、1号線だけではなく2号、5号、7号、この優先整備路線を中心にまずは進めていきたいというふうに思ってございます。その中でいろいろな御意見をいただきながら、地権者と十分交渉していきたいというふうに考えているところでございます。
2点目の、優先整備路線1号線において、道路整備事業、都市の地区計画との、地区施設化としての関連でございますけれど、やはり地区計画で定めますとそこに規制がかかってまいります。それを入れる前に、道路整備事業をさせていただいてございます。ですので、その中でしっかり道路整備について十分理解をいただいて、その上で地区計画として道路の位置を定めていくということで、今回地区計画では、この防災生活道路の全てにつきまして、6メートルのものにつきましては、段階的に導入すべき地区施設として位置づけてございまして、地域の方々と合意形成を図りながら、段階的に地区計画の導入も含めて検討していきたいと考えているところでございます。
続きまして、道路法に基づく公共整備型と規制誘導型に変更した場合に、用地の取得等の保障はしてくれるのかという御質問でございますけれど、こちらにつきましては、現在のところまだ、公共整備型から規制・誘導型、いわゆる地区計画で制限するということについてまだ、段階的に、検討してございませんのでその区域の用地を取得するかどうかについて、区がするかについてはまだ今のところは検討してございませんが、他の区の事例などを見ながらも今後検証、検討していきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
109
◯正保幹雄委員 公共型の道路整備計画については、平成で言えば41年までですね。10年間はこの公共型でやりましょうというようなことで、当初計画的にはそれを打ち出しているわけですね。今度、地区整備型に、地域型に変更するというふうになるとちょっとね、今、今後検討というふうになっていますけれども、ちょっとそれがどうなのかということですね。今この10年間で早くやっちゃったほうがいいかな、その後でも、セットバックのときでもいいかなと、さまざまな考えが出てくると思いますけれども、その点、そういう点では早くこうするというふうに出したほうがいいのかなというふうに思います。
それと、段階的に進めていくというふうに言われましたけれども、1号路線が途中で、整備の途中、それから2号、5号、7号もそれぞれ令和3年、4年と続いていくわけですから、一気に期を同じくしてこの計画の優先道路の部分については、あっちもこっちもそういう状況、住民との状況になっていく。なかなかやっぱり整理がつかないで、進めるほうとしてはうまく整理について進められないんじゃないかなと、同時多発だなというような感じを受けますけども、そういうところの事業の進め方、整理というのはどういうふうにされていくんでしょうか。
────────────────────────────────────
110
◯委員長 間もなく正午になりますが、このまま委員会審議を続けたいと存じますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
111
◯委員長 それでは、審議を続けます。
────────────────────────────────────
112 ◯地域整備課長 1号線から始まって2号、5号、7号と進めていく中で、虫食いの状態の中で整備が進んでいくんじゃないかという御質問でございますけれど、やはり今回、1軒ずつ個別に交渉していくということでございますので、そういう状況は把握、理解した上でこの整備事業を進めていくということでございます。
たとえ、全路線が拡幅されなくても、1軒部分でも、多少でも広がればその防災性の向上につながるというふうに確信はしてございます。また、それが1軒でもできれば、2軒、3軒と隣の方も協力していただけるという効果も期待してございますので、まずは、1号線は一番非常に難しい部分ではあるんですけれども、着手させていただき、令和2年以降、2号線、5号線、7号線と着手していって、1軒ずつ交渉、理解していただく方のところからまずは拡幅整備させていただいて、進めていくという方法で進めさせていただきたいと考えているところでございます。
以上です。
113 ◯甚野ゆずる委員 北砂三・四・五丁目地区についてはよくわかりました。ほかの地区が一体どうなっているのかというのを、これもちょっと機会を捉えてぜひ御報告をいただきたいなというふうに思っています。
つまり亀戸、東砂、北砂、大島といった地域でありますけども、これちょっと正副委員長にも御要望させていただきたいと思います。ちょっと機会を捉えて、ぜひこの北砂三・四・五のモデルケースを推し進めていこうとしている地域が今どうなっているのかというのを、どこかでまた御報告いただければと思っています。御要望させていただきます。
114 ◯千葉早希恵委員 説明会の開催についてなんですが、以前砂町銀座通りでURが行った
まちづくりの説明会では、学生が参加していたりとか模型があったりで、私が行ったときには人の出入りも多くてかなり活気があったように感じたんですが、そのとき当然この地区の住人に限らずいたと思うんですが、この地区の住人の方がどのぐらいそこに足を運ばれたかということは把握はされているんでしょうか、1点お伺いします。
115 ◯地域整備課長 千葉委員今御指摘の7月に開催、7月だったと思います、模型展示イベント。これUR都市機構さんと、あと芝浦工業大学、あと私ども区と三者で開催させていただいたイベントでございます。こちらについては、将来の砂町銀座商店街はどのようにあるべきなのかということを、模型を使ってみんなで意見を聞くという会でございましたので、比較的説明会とは違って入りやすい雰囲気をつくってきたので集客はされたと思います。延べの人数では300人以上、2日間で来て意見等をいただいたというところでございます。
あと、この地区でございますけれども、この地区には
まちづくりニュースというのを1号から18号までまいてございます。これ全住宅の約6,000戸、あと地区外地権者600を入れまして6,600に、定期的でございますけれども、年に3回から4回、
まちづくりニュースを流して、
まちづくりの状況については報告させていただいてございます。その上で、こういう節目節目で何か計画ができる、または計画をつくりたいというときには、計画の説明会、または測量の説明会、先ほどの説明会をさせていただいて、直接関係する方々を呼んで説明会をさせていただいているところでございますので、引き続き、この北砂三・四・五丁目地区を含めましては、丁寧な説明等を、周知を図っていき、理解度については、十分上げて理解されるように努力は続けていきたいというふうに考えているところございます。
以上でございます。
116
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎
報告事項11 大島三丁目1番地地区市街地再開発事業について
117
◯委員長 次に、
報告事項の11「大島三丁目1番地地区市街地再開発事業について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
118 ◯地域整備課長 恐れ入ります、資料12をごらんください。
大島三丁目1番地区におきましては、これまで地権者などによりまして再開発事業の検討が進められてございました。平成27年度には再開発事業の準備組合が計画説明会を開催し、参考の4にあるような建物の高さや公共事業としての市街地再開発事業など、多くの意見が寄せられてきたところでございます。
それでは、最初に1の、本地区の概要について説明させていただきます。
本地区でございます、太い一点斜線で囲われた部分が本地区の区域となります。細い一点斜線で囲われた羅漢寺、ウィルテラスの敷地は区域から外れまして、面積は約1.4ヘクタールとなります。
地権者の数でございます。一般地権者35名、法人地権者10名、合計45名となります。
事業協力者でございます。一般財団法人首都圏不燃建築公社のほか野村不動産、三菱レジデンスで構成されてございます。
恐れ入ります、2ページをごらんください。
(2)の経緯でございます。上から3段目、平成24年度でございます。大島三丁目1番地区、本地区でございますけれども、再開発の準備組合が設立されてございます。
平成27年度でございます。こちらにつきましては、準備組合が先ほど説明させていただいた計画説明会をしたところでございます。区といたしましては、この説明会と、あと西大島地域、駅の周辺での
まちづくりの動向等を注視いたしまして、西大島駅周辺の機運の高まりを受けまして、平成29年、30年度にかけまして、地元住民等で構成いたします西大島地域
まちづくり協議会を設立させていただきまして、
まちづくり方針を策定してきたところでございます。
令和元年度、本年11月でございます。この
まちづくり方針に即した事業提案というものが準備組合から区に提出されてございますので、現在はその内容を確認しているところでございます。
続きまして、2の地域の課題及びゾーン別の方針についてです。
(2)の地域の課題は4つございます。1つ目は、歩行者通行空間、自転車通行空間の確保。2つ目は、商業施設の拡充。3つ目でございます、まちの核の育成。4つ目は、防災対策となってございます。
3ページをごらんください。
ゾーン別の方針でございます。これらの地域の課題におきまして、賑わい軸と言われる新大橋通り、明治通りのところでは、歩行者通行空間、自転車通行空間の確保、小規模広場の整備。また、駅周辺ゾーンでは、商業施設やサービス施設の集積。また、複合市街地ゾーンでは、災害路の拡幅、防災スペースの確保などが目指すべき方向、方針として掲げられているところでございます。
最後に、3番目になります。3の連絡調整組織の設置についてでございます。本事業のように、地域への影響が大きいと判断した事業につきましては、
まちづくり方針に基づきまして連絡調整組織を設置し、地域住民と事業者との調整を図りながら、
まちづくり方針に掲げる町の実現を目指してまいります。
本事業における連絡調整組織の構成でございます。アにございます再開発事業の準備組合、イの事業による影響を及ぼすおそれのある地域住民、ウの地元町会、商店会、
まちづくり協議会などの関係者と区を予定しているところでございます。
連絡調整組織の設置時期でございます。準備組合から先ほどお話をさせていただいた事業提案につきまして、
まちづくり方針、または区の施策との整合性を図り、確認した上で、事業提案として承諾した後に設置していく予定でございます。
説明は以上となります。
119
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
120
◯正保幹雄委員 大島三丁目1番地の地区開発計画については、これまでも平成27年から何度かにわたって説明会もされ、住民の皆さんの主な意見ということで、参考4にお示しいただいております。その中でさまざまな意見があるんですけれども、この建物の高さの問題、または地域貢献についての公共施設のどういう施設が必要かという点などなど、ここの課題と、
まちづくりの地域の課題というところに4つ書かれていますけれど、意見としてはそういうものが多かったです。それで、今度のゾーン別
まちづくり方針に基づく地域の課題、そのゾーン別の方針については、そういうことをクリアされて十分踏まえた計画として進められていくのかどうかというのが1点です。
もう1点は、ゾーン別の方針の中で、地域の課題の解決をということでにぎわい軸等あります。それで、駅周辺ゾーンというところで、総合区民センター等の公共施設等の更新の機会を捉えて、高齢者福祉施設、子育て支援施設について、地域ニーズに対応した機能更新を図ること云々と、こういうふうにあります。そうしますと、今度のこの大島三丁目1番地の向かい側には当然、区の総合区民センターがあって、当然更新の時期を迎えているわけですけれども、そうしますと、そこの1つの都市核に、今度新しいマスタープランが都市核にその部分がなるということもありますけれども、この総合区民センターの更新ということも含めて、区のほうではこの
まちづくりについて進めていくというような理解でよろしいんでしょうか、伺います。
121 ◯地域整備課長 先ほどの2点の質問でございます。1点目が、提案されている事業提案につきまして、この町の声を十分反映しているのかという御質問と、2点目でございます、総合区民センター等々を含めた駅周辺ゾーンにおける
まちづくりについてでございます。
1点目でございますが、まず、この提案されている事業提案につきましては、現在まだ確認作業をしている途中でございますけれども、この地域の、先ほどの説明会の地域の声を踏まえまして、いろいろ進めていく中で、28年、29年におきまして
まちづくり協議会を設立させていただき、
まちづくり方針を策定してきました。また、そこでは新たに協議会の会員から意見等をいただきまして、こういう町がいい、ああいう町がいいという意見をいただいた上で、方針を策定してきたところでございます。私どもはこの事業提案につきましては、この
まちづくり方針等に即したものになるように指導、調整はしていきたいというふうに考えているところでございます。
2点目の、総合区民センターを含めた駅周辺ゾーンにおける開発の動向でございますけれど、やはり開発といいますのは、まず、こういう
まちづくり方針でゾーン別の方針を打ち上げてございますので、それに即した
まちづくりを段階的にしていただくということが第一かなと思ってございますけれども、その個別の開発を連携してやっていくというような事業につきましては、やはり周りの動向等を含めて考えていかなければいけないというふうに認識はしておりますが、なかなか時期が合わない場合もございますので、まずはこの今、事業地権者等45名で進めているこの事業がこの町に必要なのかどうか、
まちづくり方針との整合性を確認した上で、整備事業の必要性を検討していきたいと考えているところでございます。区民センター等につきましては、今後の課題ではないかというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
122
◯正保幹雄委員 区民センターについては今後の課題だと、時期が合わない場合もあるということですけれども、再開発のこの手法ですけれども、これまで考えられていた保留床をつくってというような開発手法だとか、いろんな開発手法がありますけれども、そういった場合に、区もかかわる地権者でもあるということで、その建物の中にどういう公共施設を入れるのか。高齢者の施設を入れるのかとか、こどもの施設を入れるのかというようなことで、区の財政支出にもかかわってきますけれども、そういう点では、前回の検討の前の案のときにもさまざまありましたけど、そういう点はどのようにお考えなんでしょうか。
123 ◯地域整備課長 再開発の手法と公共施設のあり方等についてでございますけれども、今回、再開発の手法といたしましては、市街地再開発事業、法定事業で進めていくということでございます。
この事業につきましては、まず、地権者の土地を供出していただき、その上でそれを保留床として売却していくということでございます。当然これ公共事業に近い事業となりますので、公共施設等が入ってございますが、今回の計画の中では、この地区の中にある都税事務所、または城東保健相談所などがこのエリアの中に含まれてございますので、そういう公共施設については、現地で建てかえ等を含めて検討していくという状況でございます。
以上でございます。
124 ◯見山伸路委員 この市街地再開発事業なんですが、この概要のところで説明会ですか、この概要のところでもろもろ御意見をいただいている中で、この高さの話なんですが、この今回の報告ですと、この説明会だと、この50階という階数に対して高過ぎるんじゃないのと。実際私も近所住んでいますから、こういう御意見いただいていますし、実際うちも日照の問題がかかわるというお話も以前御報告受けていますし、やはりちょっとこの報告がなかったんですが、高さの話はまずどうなってるのかというのが1点目。
そして、そもそもの話に戻ってしまうかもしれないんですが、この
まちづくり方針に基づく連絡調整組織を設置されたときの構成されている方、ア、イ、ウ、エありますが、イのこの地域住民、事業により影響を及ぼすおそれのある地域住民。この定義、どういった方がこの影響を及ぼすおそれのある地域住民として参加をしているのか、具体的に教えてください。
125 ◯地域整備課長 2点の質問でございます。1点目の高さ、2点目が連絡調整組織の地域住民の参加についてでございます。
1点目の高さでございますが、提案された事業提案に基づき確認作業をしてございますけれども、高さについては、この地区に合わせた高度利用を推進するということも
まちづくり方針にも記載されてございますので、事業の成立性も含めまして、高さについては適切な高さであるかどうかの判断を今後していくかというふうに考えているところでございますので、今現在、高さについてはまだ発表できる状況ではございません。今後、精査した段階で、連絡調整組織の場の中で提案を、事業の提案については明らかになっていくという状況を検討してございます。
2点目でございます。連絡調整組織の参加者、特に地域住民の参加につきましてでございますけども、こちらにつきましては、できるだけ多くの方に参加していただきたいというふうには、私どもは思ってございます。また、この御意見、御要望を反映させていき、この地区にふさわしい町、施設となるような、考えているところでございますけれども、また、連絡調整組織を進めていく上で、この会の進め方、また会場だとかの都合もございますので、また物理的、時間的な要素も踏まえると、今後どうやって運営していくのかというのは、この地区で連絡調整組織を設置するのは初めてでございますので、ちょっとどういう影響を及ぼすのか、どの範囲を呼ぶのか、どういう方々、例えば多数応募の方がいた場合にはどうやってその方を選ぶのかということも含めまして、連絡調整組織の参加者については、今後の検討課題とさせていただきたいと思ってございます。
以上でございます。
126 ◯見山伸路委員 別に私、この再開発事業に対して、これを反対だって言っているわけじゃなくて、よくわからないまま進んでしまっているという印象を、かなりの声を聞きます。じゃ、今もろもろ、地域住民の方の声を拾うに当たり、いっぱい来たらどうしようとか、今地域整備課長、いろいろ御答弁されていましたが、やはり例えばある程度の計画でまだ高さがわからないとは言いながらも、数値とかが50階ぐらいとか、こうやって住民の方とかが知っているわけですから、例えば今ある計画、考えている中で、このお宅というのは影響を受けるだろうというのはもうある程度予想はついていると思うので早めに、何と言いますかね、この説明会等も丁寧に個別に、何丁目何番、ここはわかるわけですから、御案内をしていくというのは私は必要だと思います。それが1点目と。
2点目は、やっぱり高さがまだわからんと、現実、計画としてまだ出てきていないということなんですが、ぜひこれも公共事業としてかむというお話、先ほどされていましたので、この階数の問題、もちろん不動産デベロッパーさんのお立場もわかりますが、しかしながら、やはり住んでいる近隣の人間からすれば、突如として西大島の交差点に高層マンションが建つというのは、やはり違和感が私はあるので、ぜひ丁寧に地域住民の声を拾って精査していただくこと、これは強く要望します。
127 ◯甚野ゆずる委員 具体的なイメージというのはまだこれからなんだということなんだと思うんですけども、結局ですね。ただこれが、例えば連絡調整組織ができて事業提案が具体化してくると、見えてくると、例えば
都市マスへのこの地域の書き込み方とかが変わってくるんじゃないかなというふうにも考えるんですけども、その点についてはどのように今の時点で考えていらっしゃるのかということと、それと、その周辺の、例えば学校などの公共施設への影響というのも当然考えられ得ると思うんですけども、この点について当然連絡、調整していくことになるんだと思うんですけど、どうやって考えていらっしゃるのか、この2点だけ確認させてください。
128 ◯地域整備課長 甚野委員の2点の質問でございます。都市計画マスタープランへの記載と、あと学校への影響でございます。
1点目の都市計画マスタープランでございますが、現行の都市計画マスタープランにおきましても、この地区では居住、商業、業務の機能を中心とした高度利用を図るエリア、推進を進めるエリアとして位置づけられてございます。それに基づき事業計画が出されているかというふうに認識しているところでございますが、新たにつくる都市計画マスタープランでは、いろいろ具体的なことが記載、地区別の方針の中で記載されるのかどうかについては、今後の検討だというふうに認識しているところでございます。
2点目の、学校への影響でございますけれど、やはり規模等々、まだ、含めて検討していって、収容対策も検討しなきゃいけない状況でございますけれども、現在、庁内の中でそういったことも含めて、事業提案のベースでございますけれども、その辺を調整させていただいているところでございます。
ちょっと補足となりますけれども、先ほど言った連絡調整組織というのは、具体的に詳細な計画ではなくて、事業のまずは大きな骨格となるものをまず事業提案としてしていただいて、それからその事業提案の中に反映できることを反映した上で事業計画というのをつくっていくと。そこで初めて、事業計画の説明会という形をとらさせていただくということで、前回、平成27年のときにはいきなり事業計画の説明会から入りましたけど、その前段階、事業提案の説明会からさせていただいて、地域住民の声を十分反映して聞いていきたいというふうには考えているところでございます。
説明は以上でございます。
129
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
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◎閉会の宣告
130
◯委員長 本日予定されておりました案件は、全て終了いたしました。
これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。どうも御苦労さまでした。
午後0時23分 閉会
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