台東区議会 2021-03-12
令和 3年 予算特別委員会-03月12日-01号
令和 3年
予算特別委員会-03月12日-01号令和 3年
予算特別委員会
予算特別委員会会議録
(
教育費~特別会計)
1 開会年月日 令和3年3月12日(金)
2 開会場所 議会第1会議室
3 出 席 者 委員長 望 月 元 美 副委員長 堀 越 秀 生
(17人) 委員 拝 野 健 委員 松 村 智 成
委員 掛 川 暁 生 委員 中 村 謙治郎
委員 石 川 義 弘 委員 河 井 一 晃
委員 松 尾 伸 子 委員 寺 田 晃
委員 鈴 木 昇 委員 伊 藤 延 子
委員 早 川 太 郎 委員 太 田 雅 久
委員 青 柳 雅 之 委員 小 菅 千保子
議長 石 塚 猛
4 欠 席 者
(0人)
5 委員外議員
(0人)
6 出席理事者 区長 服 部 征 夫
副区長 荒 川 聡一郎
教育長 矢 下 薫
企画財政部長 田 中 充
企画課長 越 智 浩 史
経営改革担当課長 植 野 譲
財政課長 関 井 隆 人
情報政策課長 川 田 崇 彰
情報システム課長 落 合 亨
用地・
施設活用担当部長 梶 靖 彦
用地・
施設活用担当課長 河 野 友 和
総務部長 野 村 武 治
総務部参事 前 田 幹 生
総務課長 (総務部参事 事務取扱)
人事課長 伊 東 孝 之
広報課長 川 口 卓 志
経理課長 鈴 木 慎 也
施設課長 反 町 英 典
人権・
男女共同参画課長 三 澤 一 樹
危機管理室長 内 田 円
危機・
災害対策課長 飯 田 辰 徳
区民課長 川 島 俊 二
くらしの相談課長 松 原 秀 樹
税務課長 宇 野 妥
子育て・
若者支援課長 飯 野 秀 則
福祉部長 原 嶋 伸 夫
福祉部参事 雨 宮 真一郎
福祉課長 (福祉部参事 事務取扱)
高齢福祉課長 福 田 健 一
介護予防・
地域支援課長 立 石 淑 子
介護保険課長 吉 田 美弥子
障害福祉課長 田 渕 俊 樹
松が谷福祉会館長 古 屋 和 世
健康部長 齋 藤 美奈子
台東保健所長 小 竹 桃 子
新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 中 沢 陽 一
健康部参事 吹 澤 孝 行
健康課長 柿 沼 浩 一
国民健康保険課長 大 網 紀 恵
生活衛生課長 (健康部参事 事務取扱)
保健予防課長 加 藤 麻衣子
保健サービス課長 水 田 渉 子
建築課長 松 﨑 晴 生
住宅課長 清 水 良 登
公園課長 村 松 有 希
会計管理室長 吉 田 美 生
教育委員会事務局次長 酒 井 ま り
教育委員会事務局庶務課長 佐々木 洋 人
教育委員会事務局学務課長 福 田 兼 一
教育委員会事務局児童保育課長 横 倉 亨
教育委員会事務局放課後対策担当課長 西 山 あゆみ
教育委員会事務局指導課長 瀧 田 健 二
教育委員会事務局教育改革担当課長 倉 島 敬 和
教育支援館長 (
教育改革担当課長 兼務)
教育委員会事務局生涯学習課長
久木田 太 郎
教育委員会事務局スポーツ振興課長 櫻 井 洋 二
中央図書館長 田 畑 俊 典
監査事務局長 石 野 壽 一
7 議会事務局 事務局長 箱 﨑 正 夫
事務局次長 吉 本 由 紀
議事調査係長 松 江 勇 樹
議会担当係長 鈴 木 陽
書記 野 口 文 子
書記 大 黒 俊 介
書記 田 中 奈津子
午前10時00分開会
○委員長(望月元美) ただいまから、
予算特別委員会を開会いたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、区長から挨拶があります。
◎服部征夫 区長 おはようございます。よろしくお願いします。
○委員長 それでは、審議に入らせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 第8款、教育費については、項ごとに審議いたします。
第1項、教育総務費について、ご審議願います。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。
最初に、290ページの14番、
帰宅困難者対策について伺います。
ちょっとその前に一言だけ。去年から今年にかけて、もう
本当コロナ禍で、どこの部署の皆さんもご苦労いただきましたけれども、本当に教育委員会の皆様には大事な次の子供たちの命を守っていただくという現場で本当にご苦労いただき、また、ご配慮いただき、恐らく人数的にも陽性者が少なく済んだのではないかなというふうに思っています。そういう意味で、本当に感謝いたします。ありがとうございます。
質問に入らせていただきます。この帰宅困難者のところで、水、食料等備蓄ということでありますが、特に小学校の高学年、また、中学校の女子につきましては、やはり災害という異常時の中で突然生理になってしまうというようなことも考えられます。ただ、子供たちは年齢的にも比較的生理の周期が不安定ですので、自分で用意してずっと持って歩いているということもなかなか考えにくい。そういう中で、できましたら、そんなに量的には多くないとは思いますけれども、生理用品の備蓄ということもご検討いただきたいなというふうに思っています。今、最近、危機・災害対策課でドラッグストアと結んでいただいた協定の中に、恐らくそれも入っているとは思うんですけれども、ただ、やはり今必要という品物ですので、やはりなかなか来るのを待っているというわけにもいきませんし、できれば、その辺、ご検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 現在、小・中学校で備蓄しているものは、先ほど委員お話ありましたとおり、食料、飲料水、それとアルミ毛布という形になっております。年度ごとに計画的に買い換えなども行っております。どんなものが備蓄として必要なのかは、ただいまのご意見なども踏まえて、教育委員会としても考えてまいりたいと思っております。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 よろしくお願いいたします。
今生理用品だけ言いましたけれど、下着も併せてよろしくお願いいたします。
それから、2つ目が291ページ……。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 今、生理用品の備蓄とかもこれから検討していくということなので、ぜひ危機・災害対策課とともに考えていただいて、どういうものが必要なのかというのは検討していただきたいなと思います。
それで、一つお伺いしたいのですけれども、食料品備蓄をされているというのが今報告もありました。その中で、
アレルギー対策というのはどういうふうに考えているのかなとお聞きしたいのですけれども、備蓄品、ここ最近は
アレルギー対策が取られている災害用の食品の備蓄ができるものもそんなに値段が高くなくなってきたなというふうに私自身感じているのですけれども、今、食料品の備蓄というところで、
アレルギー対策というかな、その辺はどのぐらい備蓄していて、何割ぐらい保管をするという何かルールなどあるのか教えてください。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 食料につきましては、小・中学校、幼稚園、保育園とありまして、種類としてはアルファ米、クラッカー、おかゆを備蓄しているところでございます。今の委員ご指摘の
アレルギー対応の備蓄につきましては、施設の種類やただいまの品目により異なりますけれども、児童・生徒、園児数全体の3%から10%を備蓄しているというような状況でございます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 3%から1割弱というふうに捉えて、数字で見ますけれども、どのぐらいの子供たちがアレルギーを持っているのか分かりませんけれども、先日、
東日本大震災のことではありませんけれども、アレルギーを持っている人は食べても死んでしまう、食べなくても死んでしまうという状況が生まれてしまうのだということがありましたので、ぜひそういう視点でも検討していただいて、総体的なところを考えていただきたいなということを要望として伝えます。以上です。
○委員長 小菅委員、戻します、どうぞ。
◆小菅千保子 委員 291ページの19番の(6)副校長補佐の配置ということで、今回、予算的には恐らく3名分の人件費なのかなと思いますが、3校に配置していただきました。それについての目的と、また、人選の基準について教えてください。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 目的についてでございますが、副校長の業務負担を軽減するため、副校長の業務を支援する人材を配置するというものでございます。人材に関しましては、元教員、あるいは
管理職経験者、それから元事務職員などの人材の中から、教育委員会で面接を行いまして、学校に配置しております。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 非常に今、副校長先生も中間管理職ということで、本当に課題の多い中でのお立場で、お一人でいろいろ管理運営しなければならないという中にあっては、やはり、また、経験年数にもよるかとは思うんですけれども、それでも業務内容が増えてきている中で、大事な施策だと思っていますが、今後についてはどういうふうな展開をされるのか、お考えございますか。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 こちらの事業でございますが、都のモデル事業でございまして、今回の3校というのは、希望のあった学校ということになります。次年度に関しても、既に募集が行われておりまして、希望がありまして、都から認められれば、もしかしたら増えるということも予想されます。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 大事な施策ですので、また引き続きよろしくお願いいたします。
それから、次の質問に移りますが、293ページの幼児の
体力向上支援について、特にこの
スポーツ専門指導員派遣についてお伺いします。
まず、この予算の内訳と、それから
スポーツ専門指導員の派遣の目的と内容について、まず教えてください。
○委員長
教育支援館長。
◎倉島敬和
教育支援館長 スポーツ専門指導員派遣につきましては、教育支援館で所管しております。予算の内訳でございますが、447万円でございます。そして、実施目的でございますが、幼児の
基礎体力向上と教育・保育に関わる教職員の指導力向上を図るため、区立の幼稚園、保育園、こども園に対して、幼児期の体力向上に関して必要な知識があって、適切な指導の能力を持つ
スポーツ指導員を民間委託により派遣しているものでございます。実施回数でございますが、各園、年間7回ずつ派遣をしておりまして、全園合わせますと年間で161回の派遣となります。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 ありがとうございます。従前からやはりこのような子供の体力に関しては、私は本当に力を入れて、皆さんに特に取り組んでいただきたいということはお願いさせていただいていますが、今年、去年はコロナ禍という状況もありましたけれども、その辺については実施されたのでしょうか。
○委員長
教育支援館長。
◎倉島敬和
教育支援館長 学校園が閉じている期間がございました。そのときは、業者には派遣をしないということで遠慮させていただいていますので、実施回数は若干少ないということでございます。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 今特にコロナ禍で、今おっしゃったように、お休みの時期もありましたし、総体的にやはり人と触れる時期を皆さん、親御さんも意識して避けているということもあって、どうしても体力の落ち込みがいつもよりは少し気になる時期だと思うんですね。そういう中で、この取組は非常に大事ですので、今後もぜひよろしくお願いいたします。先々、先生が力がついてきて、そういう面での能力もまた先生方もしっかりつけていただくということも、日常生活の中で活かされてくると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
○委員長
教育支援館長。
◎倉島敬和
教育支援館長 すみません、一部訂正をお願いいたします。予算額、少し私、読み間違えてしまいました。457万円でございます。失礼いたしました。訂正をよろしくお願いします。
◆小菅千保子 委員 ありがとうございます。
○委員長 拝野委員。
◆拝野健 委員 おはようございます。
教育支援費、293ページの部分で質問させていただきます。
総合学力調査について、昨年、
新型コロナウイルス感染症のガイドラインの中で、一旦、全国、東京都及び台東区は中止した後、11月のときにその部分は削除されまして、台東区の
総合学力調査については、学校でやるのか、もしくは家庭でやるのかというのを学校ごとに判断して実施したと聞いております。今年は予算からそれがなくなっているのですが、今年実施しない、予算立てをしなかった理由を改めてお聞かせください。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 まず、今年度に関してですが、予定では令和2年4月20日に実施計画でございましたが、今、委員がお話しのとおり、
新型コロナウイルス感染症に係る臨時休業の影響を受けまして、今年度に関しては、学校で実施するものと、それから、家庭で実施を課題として行うというものを学校が選んでやる形にしております。
アンケート調査というものも例年やっているのですが、こちらは、今年度に関しては実施しないということになります。次年度に関しましては、現在、全国の
総合学力調査は行われるということは聞いております。それから、都の調査は内容が大きく変わるというような情報がございまして、改めてその状況を確認した上で、本区でどんな調査が必要かというのは今後研究が必要だと考えております。
○委員長 拝野委員。
◆拝野健 委員 ありがとうございます。
まず、今までの流れでいうと、恐らく、国でやるやつ、都でやるやつとはまた別の部分で、台東区で補完して、
総合学力調査という形だったので、東京都がやらないから、区がやらないというのは、様子を見ながらでも区は区でやれたのかなと少し思っております。その上でですけれども、台東区の学力調査、例年一人一人の学力の伸びの部分を把握する方法になっていたのでしょうか。また、学力以外に、自制心や自己効力感、肯定感といった非認知能力の調査はしていたのでしょうか、お聞かせください。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 まず、学力調査の内容ですけれども、学習内容の定着度を領域ごとにはかる
ペーパーテストで行っております。
アンケート調査につきましては、児童・生徒に関しては家庭での生活の様子等を把握する用紙による調査ということで、この中には、質問の中に自己肯定感に関わるような質問もあるというふうに認識しております。保護者に関しては、家庭でのしつけや教育に対する考え方等を把握する用紙による調査というふうになっておりました。
○委員長 拝野委員。
◆拝野健 委員 ありがとうございます。今伺ったとおり、調査内容としては、定着度をはかるということになっているみたいです。これについては、この後、総括質問でやらせていただきます。ありがとうございます。
○委員長 中村委員。
◆中村謙治郎 委員 290ページの7番、
オリンピック・
パラリンピック教育の推進のところでお伺いいたします。本来ならば、昨年の
オリンピック・
パラリンピック大会で区内の幼・小・中学校の子供たちが大会を現地で直接観戦する
学校連携観戦プログラムというのが計画されていたと思います。今年の大会では、その辺り、今どうなっているのか、何か情報が入っていたら教えてください。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 現時点ですが、幼稚園及び小・中学校においては、今年度予定していた競技を観戦する予定でございます。ただし、今後、観客数の制限等に関する
大会組織委員会の決定に従い、実施の有無について判断していくということになります。
○委員長 中村委員。
◆中村謙治郎 委員 ありがとうございます。
そうすると、やはり希望していた学校も当然見られない生徒たちが出てくると思いますが、今年、このコロナ禍でマスクをした状態で集団で移動することのリスクであったり、また、夏場、熱中症になるリスクなどもあって、辞退をする学校も出てくるかもしれませんが、そういったときにぜひ、まだ検討はされていないと思うんですけれども、本来だったら観戦する日に子供たちが教室に集まって、教室でモニターを見て、みんなで一喜一憂するという、そういったぜひ大会の思い出を一生の思い出として残せるような臨機応変な対応をお願いしたいと思います。要望でお願いします。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 私、関連で質問させていただきますが、令和元年など、非常にたくさんの、今の観戦すること以外にも、各学校にアスリートが来たりして、非常な盛り上がりをしていました。私も何度か協力して、選手を送り込んだりもしたのですけれども、今は少し一瞬、燃え尽き感に浸ってしまって。やはりせっかくですから、もう一度盛り上げる意味で、子供たちにもしっかりといろいろな形で機運醸成を図っていっていただきたいと思っています。コロナ禍が終わるまで待とうというよりも、リモートでもそういった選手たちとの
コミュニケーションは取れると思うんで、そんなこともしていきながらやっていただきたいと思います。今年度の取組、計画などがありましたら、教えてください。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 まず、今年度ですが、やはり台東区の目指す児童・生徒像の実現に向けて、5つの視点で、スポーツ、健康、国際理解、おもてなし、志、
ユニバーサルマナーに基づいて、
オリンピック・
パラリンピック教育を今年度もできる限り推進してまいりました。特別に新しいことに取り組むよりは、通常の教育活動に
オリンピック・
パラリンピックに関わる教材を活用したり、価値づけをしたり、充実を図ってまいりました。また、アスリートを招聘しての競技体験ができる段階では、実施しましたが、現在の
緊急事態宣言下では、リモートで行える場合には、行ったという報告書も上がってきております。以上でございます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 引き続き頑張っていただきたいと思います。
それから、2問目ですが、291ページ、指導課運営、小菅委員が今お話ししたのは、副校長補佐ですけれども、全体的に、これは確認ですが、人員の確保のために台東区が一般募集をしていますよね。そちらを確認させてください。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 まず、
教育活動アシスタントの
学習指導ボランティアや理科支援員は学校で募集をしておりますが、その他の職は
会計年度任用職員のため、公募で募集しております。さらに、東京都が設立した
一般財団法人東京学校支援機構、TEPROでも人材募集の登録を行っているため、こちらとの連携による人材確保もしております。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 その中で、学校独自で募集をしても構わないという項目はありますか。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 いずれに関しても、もし学校で人材がいるということであれば、教育委員会にご紹介をいただいて、登録を行うという形になります。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 東京都に登録するわけ。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 区の教育委員会に。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 区の教育委員会ね。はい、分かりました。
それで、一部、学校で募集をしたのだけれど、勝手に募集をしてはいけないというような手紙が来たというのがありました。何かの勘違いでしょうけれどね。手続を踏めば、それでいいわけですね。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 TEPROの登録に関しましては、年度の途中から、東京都に登録していただきたいということがありましたので、重複しないために、一応学校ではなく、教育委員会に情報をくださいというお話をさせていただきました。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 分かりました。学校によっては、非常に地域との
コミュニケーションがよく取れているところが、台東区は全般的にそうですけれども、そういうところから意見をもらって登録すると、非常に密接しているし、いいのではないかと思うんで、ぜひそういった動きも力を入れてやってもらいたいと要望しておきます。以上。
○委員長 質問ないですね。ある方は手を挙げてくださいね。
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 まずは、294ページ、国際理解重点教育について伺います。ここの項目には、姉妹都市の訪問等が今まで計上されていたのですが、このご時世で当初予算からも外れてしまったと。この点については、ちょうど該当する学年だった子供たちのことを考えると、本当に残念な状況になってしまったなと思っています。その一方で、ここに書いてある幾つかのプログラムは、今年は実施していくのだという強い思いがあるようにも思っています。1番目の体験型英語学習施設利用、これは、有明にあるTGGという施設に赴いて行うという内容だと思っていますし、また、体験プログラム、これはイングリッシュサマースクールということで、これもまた特色のある楽しそうなプログラムだなと思っていますが、この辺りの実施に向けた取組について、少し伺いたいのですが。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 本来であれば、この2つの事業は今年度から新規事業という予定をしておりましたが、やはりこの
新型コロナウイルス感染症の影響で、残念ながら今年度は中止とさせていただきました。それを令和3年度は実施していきたいと考えております。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 実は、私たち会派でTGGに行ってきました。本当にいろいろなシーンが再現された部屋など、アミューズメント的なテーマパークのような施設でした。そこで実際、ホテルのフロントに座って会話をしたりとかいうことで、これはぜひ広げていきたいなという印象を私たちは持ちました。今回は学年一つということですし、今回も現地に行ってということで考えているようですが、またいろいろな影響でできなくなるのも怖いなと思っていまして、場合によっては、TGGのプログラムを各学校に持ってきて、そこでやったりとか、そのような取組も提供していると伺っていますので、その辺りも含めて、いろいろな困難はあるでしょうけれども、こういった機会はしっかりと進めていっていただきたいなということを要望しておきます。
もう1点伺っておきますが、これ、英語教育学習ではなくて、国際理解重点教育なんですね。たしか今までは共通の言語は英語だったかもしれませんが、デンマークなど、いろいろなところのあれを言っていましたよね。そういった意味では、国際理解ということにつながっていくのかなと思います。区民課で取った多文化のアンケートでは、分かる言語、これはもちろん英語が一番多くて約61%、ただ、その次に来るのがもう中国語で約50%以上になっています。あと、台東区で今までやってきた外国の方の割合、あるいは定住者の割合を考えると、国際理解という切り口でいけば、英語だけではなくなってきていると。その点は、どこかで意識をしながら、真の国際理解というのは何なのかというところは、英語だけではないのではないかなという疑問が若干生まれてきている部分がありますが、その点についていかがでしょうか。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 委員のご指摘については、今後、国際理解重点教育というところでやはり研究をしていきたいなと思っております。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 もちろん英語学習、これは大変重要だと思いますが、あえてこの国際理解重点教育というお題目でやっているからには、もう少し視野を広げる、あるいは、今台東区が置かれている状況というのも、区民課だったり、観光課だったり、いっぱいデータを持っていますから、その辺りのこともぜひとも意識していただきながら、本当の国際理解を進める子供たちの教育を進めていただきたい、このことを要望しておきます。
続きまして……。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 一つだけ、せっかくの機会なので。通常ですと、デンマークのグラズサックセ市と中学生の交流をやらせていただいているのですけれども、デンマークとのオンラインでの交流会等の可能性は検討とかはされたのでしょうか。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 検討はしておりませんが、デンマークのグラズサックセ市に、次年度については休止とさせていただきますという手紙を出したところ、2022年にできればまた再開したいですというような返信の内容をいただいております。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 せっかく積み重ねてきたものが、台東区では、報告会もやりながら、報告会は小学生の方にも見ていただきながら、これは本当に台東区のおいしいところというんですかね、残念ですよね、新型コロナウイルスに負けていますよね。できることをチャレンジして。通常ですと、限られたメンバーだけで交流というのはありますけれども、オンラインで結んだときに、たくさんの子供たちの心と心がつなげられるんですよね。できればそういうものを調べていただいて、できることならやり取りができればなと思っておりますので、要望でよろしくお願いいたします。以上です。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 寺田委員、ありがとうございます。コロナ禍のおかげでリモートのいろいろな可能性が広がっているのだなと思っていますが、その一環として、288ページになりますが、教育委員会の運営についてお聞かせいただきたいと思っています。
私、以前から区議会がこのように公開して、ウェブでも見られるようになった。その一環で、いつでもこの部屋は使えますから、教育委員会をはじめとするいろいろな審議会もこのシステムでオープンにしていったらどうかという提案をさせていただきました。それとはまた全く別の切り口だと思いますが、教育委員会がリモート会議を早々と始めていただいて、こちらはホームページにも出ているのですが、教育委員会自体がリモートをやったということです。その広がりというわけではないのですが、教育委員会のその他の会議にも若干広げていっているということを伺っていますので、その辺りの状況、あとは、傍聴者の皆さんの対応はどういう状況になっているのか、その辺りについてお聞かせください。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 昨年の7月に国から通知が来まして、オンライン会議システムを利用した教育委員会を開催できるということが示されました。本区におきましても、規則を整備いたしまして、教育委員会のオンライン開催をしたところでございます。そのほかも区民文教委員会でも答弁いたしましたが、校園長先生方との意見交換の場などもオンラインによって開催しているといったようなところがございます。また、教育委員会の傍聴でございますが、現時点では教育委員会を開催する部屋にモニターを置きまして、傍聴者の方はそちらに入室いただいて、モニターをご覧いただくということで対応をさせていただいております。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 ありがとうございます。
大きな進歩があったというところは評価したいところですが、この区議会のネット中継、始めたいろいろな経緯の中で、やはり一番大きかったのが、誰でもどこでも、あるいはリアルタイムに会議をご覧になっていただけるというところなんですね。教育委員会が始めたリモート会議は、教育委員の皆さんは、ご自宅なり、別の場所から見られますが、傍聴したい方は、わざわざ区役所に来ていただいて、その部屋から見るというのでは、新型コロナウイルス感染対策的にもかなりつじつまが合わないですし、あるいは、デジタルの社会の中で、リモート会議自体を閲覧可能にする技術というのは、そんなにハードルが高いことではないと思っておりますので、まずは、目的は何なのか、教育委員の皆さんを危険にさらさないというのが目的なら分かりますが、傍聴者の方も含めて、外出自粛の中で会議をしっかりとオープンに開会していくという視点を持っていただきたいと思います。
さらに、校園長会なども、台東区は若干狭い自治体ですから、毎回この本庁舎などに集まっていただくのは、そんなに負担ではない部分はあるかもしれませんが、やはり一部の校園長会だけではなくて、そうした会議にもリモートを広げていっていただく、あるいは公開のやり方を進めていっていただきたいと思っています。今教育委員会だけのことを申し上げましたが、ほかの会議も、結構このコロナ禍で中止にしたり、あるいは書面開催にしたりとかいうことで、会議本来の目的は何なのかというところを若干見失っているような部分があると思うんですよ。区議会は、こうした形でユーチューブのネット中継を始めて、もうすぐ10年になります。教育委員会もこのような取組を進めたということは高く評価したいと思います。それ以外のいろいろな審議会、諮問機関、そういったところもこうした取組をぜひ進めていく、そんなことを期待して、要望とさせていただきます。以上です。
○委員長 堀越副委員長、関連ですね。
◆堀越秀生 副委員長 今、青柳委員からもお話があった、教育委員について少し関連して質問させていただきます。
今、青柳委員が現状の教育委員会について、リモート会議の導入をはじめ、いろいろ様々な会議で努力されてきたことを評価されていると。それは、もう青柳委員含め、うちの会派、非常にすばらしいことだと評価させていただいております。また、この教育委員会で話されている内容、議事の内容について、議事録もホームページにきちんと公開していただけるようになりましたし、これは本当に今では当たり前のようですけれど、昨日、自分のちょっといろいろ昔のあれしていたら、教育委員会、それから政策会議の、昔は庁議ですよね、こちらの議事録を情報公開してくれということで、もう7回もしたんですね、前任期までに、一般質問や
予算特別委員会、決算特別委員会で。それで、今このような形で議事録も残していただき、話しているその議案も含めて、区民の皆さんが分かるように、細かく公表していただいたというのは非常に感謝いたしたいと思います。教育委員会は関係ないですけれど、あとは残るは政策会議、昔でいう庁議、これも同じくらい議事録を情報公開していただくと、これは行政にとって悪いことだけではなくて、そこで語られたことが公の証拠として明示されるわけだから、今国会にあるような、どういう経緯があってそうなったのか、どういう経緯があってその業者が選ばれたなど、このようなことに対する行政側の理論武装、エビデンスにもなるわけですよね。だから、そこで行政がきちんと公正公平に、このような議論が行われてきたということを明らかにすることが、教育委員会も政策会議も同じですけれど、行政を守ることになると思うんで、ぜひその辺はやっていただきたいということを少し前段で申し上げながら、教育委員会の委員の皆さんが会議される、この内容について、少し青柳委員に続いて質問したいのですが、教育委員会で話されている内容は、先ほどお話ししたとおり、ホームページでよく分かりました。
それで、もう時間も限られていると思うんで、直球でお聞きしますけれども、この20年ぐらいの間に、区の基本方針が示されて、適正規模適正配置も終わって、小学校、中学校の統廃合が行われて、時間がたちました。その中、服部区長、それから前区長のいろいろなご努力もあって、人口も15万2,000人まで落ち込んだところが、もう20万人を超えてくるという、もうトータルで5万人超えるぐらい人が増えてきて、それに伴ってお子さんも増えてきたという中で、また、台東区の中でもいろいろな地域の特性があって、南部、入谷、あるいは西浅草のあたりにマンションが建ち始め、今ではもう本当に南部、うちの台東区台東とか、蔵前や浅草橋にも高層のマンションが建つようになって、人口の偏在がいろいろ起こってきているという中で、教育委員会の中で、いろいろな項目で話し合われているのは分かるのですけれども、こういった人口の変化とか、それに伴ってお子さんが学校に通われる通学路でのいろいろ、事故の話が昨日も松村委員からお話がありましたけれど、交通事故の安全安心の観点や、ブロック塀のこともそうですけれど、そういった学校の通学区域におけるいろいろな人口の比率とか安全安心の問題とか、こういったことというのは、教育委員会の中でもう語られたような議事録が、私がちょっと全部見切れていないのかもしれないですけれど、ないんですけれど、これはやはり何か実際そういった、今言ったような学区域の在り方や人口動態も含めて、そういった議論というのは教育委員会で最近あったんですかね。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 安全対策ということであれば、例えば通学路の安全点検ですとか、保育園、幼稚園の周辺の安全点検、議会にも報告はさせていただいておりますけれど、そういった案件については、教育委員会でもご報告をさせていただいているところでございます。区域のことにつきましては、現時点では、そういった案件というのはないところでございますが、今後、必要であれば、案件として上がってくるというふうには考えております。
○委員長 堀越副委員長。
◆堀越秀生 副委員長 そういうことであると、例えば小学校の入学者数というのは、毎年議会にも報告されますし、中学校も報告されます。直近でいえば、去年の12月の第4回定例会で、中学校の選択された方のそれぞれの学校の人数というのも出てきまして、例えば御徒町台東中学校、これは148名の一応受入れ枠に対して218名の希望とか、上野中学校に至っても148名受け入れるところに227名と、非常に多くの方が希望されていると。その反対に、忍岡中学校などは148名枠があるところに93名、桜橋中学校は148名のところ43名希望された、やはり中学校も小学校同様、偏りが起きていると。これは、中学校は教育委員会の方針で、自由選択制というのがあると思うんですけれど、これは小学校のこの学区域とか小学校の在り方ということにも大きく影響しているのではないかと私は思うわけです。小学校についても、一時期特色ある学校づくりということで、特色をそれぞれ学校が出して、それぞれの魅力で区立小学校、中学校とはいいながら、皆さんが選んで行ける学校になるべく行けるようにということで来たわけですけれど、今小学校も中学校もこれだけ偏りが出てきていることに対しては、先ほど答弁で、必要があれば、あるいは問題があれば、また議論に上げていきたいということですけれども、今の段階では、この辺の偏りとか、そういったものは特に議論するところまでは必要ないのではないかというような認識でよろしいですか、教育委員会としては。
○委員長 学務課長。
◎福田兼一 学務課長 今中学校のお話もございました。中学校につきましては、選択制という形を取っておりまして、その中で、偏りがあるというご意見もございましたが、ここにつきましては、やはりそれぞれの学校のよさというものを皆さんにお伝えをして、こういった偏りがないように引き続き努力は続けていきたいと考えているところでございます。あとは、小学校についてですけれども、本区におきましては、人口の動向から考えまして、教室数の不足ですとか、そういった予想がされる学校につきましては、まず、区域外就学ですとか、指定校変更の制限、さらに対応が必要な場合には、特別教室を転用する等によって教室を確保する方法を基本として考えておりますので、現在、学区域の再編につきましては、これまで学校が培ってきました地域との関係や歴史的経緯を十分に尊重する必要があるとともに、保護者、学校、地域への影響が大きいことを勘案しますと、慎重な対応が必要であると考えているところでございます。
○委員長 堀越副委員長。
◆堀越秀生 副委員長 もうまとめますね。今1問目、2問目ときついことを言いましたけれど、この小学校の中で、私立小学校ももちろんあるわけで、区立小学校の基本的な役割としては、やはりなるべく公平公正に、また、ひとしく小学生に対して教育を与えるというところがこの公立小学校の大きな役割でもあると思うんですが、そのような中で、実際、小学校においては、学区域に住んでいる方の割合からすると入学者数が少ないところとか、学区域に住んでいる生徒さんからすると異常に生徒数が多いところとか、公立小学校にあってそういう状態が出ているわけです。これはこれで、先ほど言ったように特色ある学校づくりの効果、結果だったかもしれないのですけれど、やはり公立小学校だから、これは
予算特別委員会で言っていいのか分からないですけれど、それぞれ親御さんがあの学校に行くと、そういう受験の風土があるとか、あの学校に行くと、資源回収があって大変だからとか、いろいろ選択の理由を考えると、区域の外の小学校に行かれる方には、いろいろなそういうことを私たちも仄聞しているわけですね。そういう中で、なるべくこういったものを皆さんの希望は理解しながらも是正していくというか、やはりならしていくというのが、もう20年たって、そろそろ私は必要ではないかと思うんですよ。
ここで、ちょっと行政側が言いづらいことを言うと、多分行政は、例えば町会やPTAの経験者などから、例えば台東区の場合、昔は下谷区、浅草区、お祭りでいっても神社で分かれていて、それぞれ村意識というか、東京都の中にあっても、そういう地域の意識というのがいろいろあって、そこに根づいた学区域編成をやはりしていかなければいけないのではないかということで、これ行政はすごく配慮していただいていると思います。我々議員もそういう問題に直面するけれども、あえて私は言いますけれど、もうそういうことにこだわる人たちもだんだん少なくなってきているのではないかなと思います、台東区は。
だから、この偏りがこれだけあると、やはりそういった町会のこととか、昔の文化がどうしたという、そういう大人のエゴで、エゴと言ってはいけないか、いろいろなほかの理由で、地域の理由で、学区域を考えるのではなくて、もっと子供の通学域の安心安全とか、適正な公立小学校のエリアなど、そういったものを考慮して学区域というのを見直していかなければいけないのではないかなと私は思っているので、これで要望というか、意見だけ言わせていただきますが、今後もぜひその辺のところを議論していきたいと思うんで、よろしくお願いいたします。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 今、副委員長の後で、大変発言がちょっと難しいところであります。まして、今ご発言の学区域に関しましては、私も議員にならせていただく前からずっと考えていたので、むしろ関連でも入りたいぐらいですが、今回は発言を控えて、通告の内容でお話しさせていただきたいと思います。
292ページの、先日、区民文教委員会でもご報告がありました学校園等情報配信システムについて少しお話しさせていただきたいと思います。
予算内訳などは、区民文教委員会の中で当委員会の本目議員から質問をさせていただき、ご回答いただいており、また、5月になってからの運用というのは、報告は出ておりましたが、新年度、例えば4月からの特に小学校1年生とか、中学校1年生、新入学生の情報配信についての対応というのはどうなっているのか、報告ありましたか。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 所管委員会でもご答弁させていただきましたけれども、新しいシステムを導入することになります。まだシステムは今選定しており、今後決まっていくことになります。決定いたしましたら、丁寧に対応していきたいと考えております。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 ありがとうございます。
実際、今回の情報配信システムに関しまして、ちょっと耳が痛いところからお話しさせていただきますと、現在在学されている保護者の方々、まして新入学の方々に対してのお手紙配付の中で、やはり年度始めにない時点で、かなり痛いという声は聞いています。また、特に新1年生に関しては、やはり特に一番最初の子供がいるおうちですと、なかなかお話を子供がきちんと持って帰ってくるのかどうかや、紙のお手紙だけで大丈夫なのか、いろいろ心配もあるという声は聞いてはおります。また、そういった心配事とはまた別に、中学校に関しましては、7校それぞれでPTAがメール配信業者と契約を行っておりまして、PTAの会長たちからも、この来年度の更新はどうしたらいいのだろうかというご相談もありました。
そのようなこともぜひ丁寧に対応していただきたいなと思いまして、このメール配信システムというのは、ベテラン議員さんの方たちも皆さんご存じだと思いますが、平成23年か平成24年ぐらいから、当時の東泉小学校の校長先生が最初に、学校のところにカードリーダー、ぴっとやる安心伝書鳩というものから始まりまして、ただ、そのメール配信の中に広告が含まれるということで学校では契約できないということで、PTAが代わりに契約させていただいていたという経緯があり、そこから数年たち、実は予算がかかるようになりましただとか、いろいろ問題があって、実はPTAからも子供たちの安心安全の安全ではないけれども、安心の一役を担うのは我々保護者もそうだけれども、やはり教育委員会にもぜひ考えてもらいたいというので、常々お願いをしてきたという経緯もございます。
今回、このような形で、メール配信システムと登下校メールというのは若干別のシステムにはなりましたけれども、やはりここまでたどり着いていただいたというのは、非常に高く評価したいなと。むしろ、PTAの言葉でいうと、本当にありがとうございますという感謝の気持ちを伝えてほしいということは、これまで関わってきた方たちから聞いております。今回、答弁は庶務課長にはなっていますが、これまでは、恐らく指導課のところでいろいろやっていただいたのも重々分かっています。今後もぜひこれだけにとどまらず、教育に邁進していただければなというふうに思い、話を終わります。以上です。
○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。
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○委員長 第2項、小学校費について、ご審議願います。
松尾委員。
◆松尾伸子 委員 296ページのところで2点伺います。
一つは、(5)の小学校施設保全のところです。学校トイレ洋式化等改修工事ということで、この等の中には何が含まれているでしょうか、教えてください。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 令和3年度は、こちらにも掲載のとおり、谷中小学校と田原小学校で工事を実施予定でございます。谷中小学校では、便器の洋式化だけではなくて、長尺シートによる床の乾式化、個室の扉改修ですとか、ブース内の内装工事などを予定していると、そういったことが等という形になっております。
○委員長 松尾委員。
◆松尾伸子 委員 床の乾式化ということも本当にいいことであるというふうに思っております。やはりトイレの感染対策ということがとても大切でありますので、ちょっと細かいことを言って大変恐縮ですけれども、水洗のところの感染対策が一番大事だということで、庁舎内のトイレもそうですけれども、個室から出てきて手を洗うときに、一番最初に触るところが石けんの液体を出すボタンです。そこが一番汚れるところであると思っておりまして、本来はそこから非接触にしていただきたいなという気持ちはとてもありますけれども、そういう感染対策、これから内容的には、もし決められるようなところがありましたら、ご検討いただければと思います。要望です。
2点目ですけれども、ここの中に、令和2年度にありました小学校の図書環境整備というところが事業の見直しということで、中学校もそうですが、削減されております。これは図書の購入の部分であるというふうに思っておりますけれども、ここの部分は、本当に図書教育ということでは、お子さんたち、生徒さんたちにとっては、大切な1年間、成長が著しいときに、今ある本を大切に読んでいくのも大事ですけれども、新しい情報という意味でも、また知識を本当に増やしていく大切な時期に、その図書購入の費用を削ってしまうという、やはりとても私はショックを受けておりまして、本当にその教育の部分で大事な肝を予算削っていただきたくなかったなという思いでいっぱいであります。その点、どのようにお考えか、お聞かせいただけますでしょうか。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 今回の予算編成の中で、教育委員会におきましても、全ての事業について検証、見直しを実施したところでございます。その結果、小・中学校におきましては、全校で蔵書数、冊数が文部科学省が設定している学校図書標準を超えていることから、図書購入を一旦休止したというものでございます。教育委員会といたしましては、児童・生徒の国語力の向上を図り、情操教育効果を高めるため、現在の図書室にある図書を十分に活用していくとともに、図書館の団体貸出しなども利用して、児童・生徒が読書に親しむ機会の確保に努めていきたいと考えております。
○委員長 松尾委員。
◆松尾伸子 委員 今現在、学校図書館には図書教諭の配置をしていただいて、そして、司書の方も回っていただいているようなところでありまして、本当に本になれ親しむということは大変重要なことであることは教育委員会の皆様、重々承知していただいているところで、そこを削らなければならなかったという部分では、皆様も本当に憂慮されているとは思いますけれども、やはり私個人としては、もうどこを削らなくても、そこは教育に関する図書の重要性を本当に認識した中で削っていただきたくなかったなということだけ、意見としては言わせていただきたいと思います。以上です。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 これは教育委員会の子供に対する暴挙ですよ。中央図書館の本の予算のところでも聞きますけれども、課長の答弁の中で、今、区内で持っている、中央図書館も含めたところでやり取りをするので、補完ができるというのと、全国での標準数を超えているから、それでよしとしたいというようなことですけれども、まず、新刊が出るというのは、やはり子供たちの情操教育を育んでもらうために、様々な作者の人たちが本を作り、新たなる知識を入れるということが本にはあるべきものだというふうに私自身は思っています。そういう意味では、もうこんなに削るなんていうのは、あり得ないことです。今後、次年度、学校では全く本は買えない状況になってしまうのですか、そこだけ教えてください。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 予算でいいますと、学校の維持運営のところで消耗品という費目もございますので、もしどうしても買う必要があるということであれば、そういったところから買うことは可能かとは考えております。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 学校の消耗品の費用の中で買っても大丈夫だといっても、学校の消耗品そのものもいろいろ工夫をして、セロハンテープ一つにしても単価1円安いのはどこのお店だというのを、事務の先生たちが探して購入しているぐらいの消耗品の金額ですから、買いたいものを通常に買えるという状況ではないということは十分理解していると思うんです。そういう意味では、子供たちにこれから、来年度、この予算はきっと通ってしまうのでしょうから、学校図書は買わないという方向で進んでしまうのでしょうけれども、ぜひ今ある本を、司書さんの回数も減るようですけれども、今ある本で十分、情操教育に資するもの、国語力がつくようなもの、そして、今コロナ禍の中で、外出をなるべく控えましょうと言っている中で、おうちに帰ってきて本を読むという、ぜひそういう体制を整えていただきたいなと思いますけれど、その辺はどうでしょうか。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 今年度につきましては、ただいま答弁で申し上げましたとおり、一旦休止とさせていただきました。ただ、やはり図書の重要性と本に親しむことの重要性ということは教育委員会としても認識しておりますので、今後、来年度以降、また財政状況も踏まえながら、教育委員会としての対応も考えていきたいと思っております。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 財政状況のというところではなくて、学校図書というのは、もう本当に重要なものなんです。子供たちが一番最初に本に触れるというのは、もちろん生まれて、おうちの中に本があれば、それに触れるし、幼稚園や保育園の中で、それで触れていく。それで、年代とともに読むものが変わってきて、知識をたくさん吸収できるというものが本であって、もちろん今インターネットで何とかブックとかいうのがあって、それを見ればいいではないかという意見もきっとどこからか出てくるかもしれませんけれども、学校図書というのは、非常に重要なもので、もちろん授業が嫌だと思ったときに図書室に行って、司書さんと一緒に本を読むというのもそれも一つの教育なんです。そういう意味では、もう学校図書を、購入費をなくすというのは、もうあり得ずに、もう途中で復活するというぐらいの気概を持っていただきたいと思いますけれど、その点はどうでしょうか。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 図書の冊数につきましては、先ほど申し上げましたとおり、十分な冊数はあるとは考えておりますので、図書、質、どういった本が重要なのかというのもあります。既存の本を十分に活用しながら対応していきたいと考えております。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 ここでどれだけほえても、所管課がそういうお気持ちでは、なかなか子供たちへの教育というのが伸びていかなくなってしまうのではないかと非常に危惧するところでございます。区の財政が、財政がと各議員も言いますけれども、まだまだ台東区には潤沢にありますから、多少財政の中でやりくりをして、ぜひ教育委員会という部門の教育への投資というのは十分にしていただきたいなというところをここでは要望として伝えます。以上です。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 鈴木委員がかなりほえていただいたので、私は、ちょっと会派からぜひ聞いてくれということで、聞かせていただきます。関連です。298ページの小学校読書活動推進の司書派遣です。
先ほどもあったように、週2回から週1回に変わったということで、各学校、それぞれクラスの数も違う、堀越副委員長からもございましたように、規模も人数も違うという中で、一律1回になるということで、司書さんと接する機会とか、いろいろ教えてもらう機会が減っていきます。そういった回数が減っていくことは、やはり私の会派の人たち、皆危惧しております。その辺りについて、今後この1回がずっと1回なのか、それとも、今後、これは本当に今年だけの措置なのか、その辺を教えてください。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 今、委員がお話しのとおり、これまでは小学校で週2日、中学校で週1日の配置でございましたが、令和3年度は小・中学校ともに週1回の配置とさせていただきます。図書館司書についても事業縮小となりますが、読書環境の整備や本に親しむ活動の提案実施等により、子供たちの読書率は向上してきておりまして、さらに今年度の状況を見て、やはり令和4年度に向けて司書についてどうすべきかというのは研究していきたいなと思っております。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 ありがとうございます。私などもそうですが、皆さん、多くの方が人生で本当にこの本に出会えてよかったとか、人生を決めるような1冊になったとか、やはり本にはすごい力があると、私も鈴木委員と松尾委員と同じように思っております。もうどの本に出会うか。本屋さんに行っても、よく最近はポップでいろいろなこういった本がありますよというのを書いてあって、この本読んでみたいというふうな、中学校などもいろいろポップなどがあって、私が行ったのは御徒町台東中学校ですけれど、この本はこうだというものが書いていて、そうなのかな、ちょっと読んでみたいなという関心が湧くようなポップがありましたけれども、やはりそういったどの本に出会うかということで、この司書さんはすごく大切な役割を担っているなと。ましてや、本の数が、新刊が削られていく中で、もっともっと重要になってくるのだろうなと思っております。引き続き本当にこの辺りはご検討ください。
(「関連、関連」と呼ぶ者あり)
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 今、河井委員から会派でという話がありまして、私たち、お隣の港区の議員さんから、司書業務を変えたらこんなによくなったよというような情報提供がございまして、それで、私たち会派のメンバーで、自分のエリアの学校の学校図書の状況、あるいは司書さんの活用の状況を調べさせていただいたんですね。その上で、もうその段階からなぜか1人になるという情報も現場に伝わっていて、学校長によっては、これは本当に困ると。私たち、司書さんというのは休み時間とか放課後に行ったときに本を紹介してくれる程度のお仕事をされているのかと思ったら、もう完全に授業の中に組み込まれて司書さんと一緒に授業をやっているというような感じですね。
これも国語だけではなくて、例えば理科のときの調べ学習で、図書室に行ってというような勉強の方法が根づいてきていると。そんな中で、例えば3クラスあったら、3時間費やすわけですよね。それで、今まで2人、週2回来ていたのが1回になってしまったら、その図書学習自体がもう成り立たなくなってしまうんだよと、あるいは、特定の学年しかできなくなってしまうという言葉を聞いてきました。ですので、うわさでは減るということがあったのでしょうが、そうした学校現場の声が上がれば、教育長をはじめとして、この程度の予算をまさか削ってくるとは思っていませんでした。学校図書の購入自体までやめてしまうと、蔵書が規定数達していたとしても、その図書館の図書というのは、みんなが見るから、徐々に劣化していくんですよ。ということは、定期的に新しい図書を補充していかなかったら、やはりよくないというのは、それは誰でも分かるし、中央図書館もそうでしょう。教育長、どうしてこれに抵抗しなかったのですか。教育予算、いろいろな予算あると思いますけれども、少なくとも子供が直接関わるこれだけは断固として削らないぞというぐらいの意地を教育委員会のトップとして見せていただきたかったですよ。実際、蓋を開けたら、私、共産党に乗るわけではないですけれど、いろいろな部分が増額されて、4階のところは1億円ぐらいの解体費用が乗っかっているわけです。そこは、何を優先順位にするかと考えたら、台東区全体のバランス、これで壊れてしまいますよ。何で子供のために週2回来ていた司書さん、これは500万円ですよ。確かに最低賃金で、それはこのぐらいしかいかないのかも分からないですけれど、その辺りはしっかりブロックできたのではないかと思います。ここだけは譲らないぞと。今、指導課長、答弁していますけれど、この2人だって相当頑張ったと思いますよ。ここだけは削らないでほしいという声を、現場の声を上げたのではないですか。何でこのような直接教育の部分を削らなければいけないのか、そこは、本当に疑問なんですけれど、もしよかったら教育長答えてください。今答えられないのでしたら、次長は手が挙がっている。
○委員長
教育委員会事務局次長。
◎酒井まり
教育委員会事務局次長 ただいま委員の皆様から様々なご意見をいただいております。今回の予算につきましては、私どもも依命通達を見て、必要なところに教育委員会として、基本的にICTにもお金がかかる、学校の大規模改修等にも非常に予算がかかるという中で、一つ一つの事業を、庶務課長が答弁しましたように、検証をいたしました。その中で、今ご指摘のようなことはございますけれども、基本的には水準が保てるところはどこなのかというのを見ながら、見直しをしていったというところでございます。そしてまた、必要なものについては、
新型コロナウイルス感染症対応等についてもかさみますので、そういったことで、一つ一つ見ながら、苦渋の決断をしたということでご理解をいただければと思います。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 次長まで、そのようにいい子にならなくていいですよ。もうここは、教育委員会挙げて、やはり子供たちの図書環境ぐらい守っていきたいのだと。議会、協力してくださいと。そのぐらい言ってくれれば、大分動くのだと思いますけれどね。今後の取組をしっかり見ていますので、あと、自民党さんさえ賛成すれば、これはもうみんなで、予算はそのままだとしても、きっと違う対応が取られるのだというふうに思います。つなぐプロジェクトさんもそうか、思いますので、その辺りは、本当に学校現場の子供たちが直接接する図書、あるいは図書に関わる司書さんのたった数百万円の予算を削っていくというのは、幾らコロナ禍で財政が厳しくても、そこは触ってはいけなかったところだと思いますし、全体の予算に比べたら、ばんばん使っているところがあるのに、何で教育委員会は依命通達に反発しないで、こんなところまで手を突っ込んだのか、その辺りは本当に残念だと思っています。
○委員長 小学校費で、ほかにございませんか。
太田委員。
◆太田雅久 委員 一つだけ、中学校費と一緒にやりたいと思いますが、296ページと中学校費305ページのICT教育の推進というところで、区民文教委員会でもいろいろお話がありました。現場のいろいろな話を聞きますと、何でもそうですが、導入時が大変だったということでありましたが、その辺の話は聞いていますでしょうか。
○委員長
教育改革担当課長。
◎倉島敬和
教育改革担当課長 ICTの加速化ということで、今回は多くの端末機器等が学校に導入されております。当然、短期間で先生方がこれまでに経験のないような状況になりますので、教育委員会といたしましても、年間を通じて、毎月の定例校長会で進捗状況を報告するとともに、見通しが持てるように、早め早めの情報提供を行って、サポートしてまいりました。
実際に学校ごとに導入していく中で、委員おっしゃるとおり、学校の先生方は大変だったと思います。私どもは学校ごとに担当職員を決めて、導入前、導入中、導入後、一定の期間、継続的に校長先生や副校長先生、そして、ICTの担当の先生と連絡を密にしながら進めてまいりました。それが今年度でございます。実際導入したときに、学校ごとに3回の研修を実施したわけですけれども、実際私も可能な限りその研修会に立会いをしまして、先生方の様子を見ました。先生方は、端末の操作の仕方とか、今回のネットワークの環境の理解、そして、端末の中に入っております学習に資するアプリケーションの操作の仕方、学習のどの場面でそのアプリケーションが使えるのか、実際に体験をしながら、とても前向きに学んでいる姿がございました。
毎回研修の後に質問コーナーというところを設けたのですが、その場面で各学校、不安や運用の仕方に対する質問を多数いただき、私も担当職員もそうですけれども、先生方の不安が解消できる具体的な事例を示しながらサポートしてまいりました。現在、実際使っている中で、先生方、戸惑う場面、当然ございますので、ICT支援員、もう既に運用は始まっておりますし、ヘルプデスクも進めております。今後も利活用が恐らく進んでいく中で、まだ見えていないような課題とか悩みとか、当然出てくると私たちは考えておりますので、今後も各学校の状況を把握しながら、学校内の格差、あとは学校間の格差が生じないように、支援を続けていきたいというふうに考えております。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 質問していないところまで、質問できないぐらいの答弁していただいて、ありがとうございました。
それよりも何よりも、まず、タブレットに名前を貼ること自体が大変だったという話もありました。それから、今言った、学年によっていろいろありましたけれどね、1年生はまだまだ大変ですけれど。先ほどの研修会は、学校独自でもやっているそうで、大変もうレベルアップし、教育委員会の研修会も大変助かったという話をしていました。問題は、今持って帰って、自分の家のインターネットにつながるかどうかというところを確かめながら、一生懸命やっていると。そこで、ルーターがないというところで、そのルーターの貸出しをお願いしているのですが、なかなかそこがスムーズにいっていないようなところがあるようです。そのような話は聞いていますか。
○委員長
教育改革担当課長。
◎倉島敬和
教育改革担当課長 委員ご指摘のとおり、今学校では、準備が整った学校から家庭に持ち帰りの宿題というような形で練習を始めております。例えば家庭のWi-Fiにつないでみようとか、つなげたら学校のホームページを見てみよう等々でございます。その中で、実際につながらないというところは、先生方は想定しておりまして、そういう宿題をすることで、どの家庭環境で何かさらなる課題解決をしなければいけないのかというところを一つ一つのご家庭に対して情報を集めながら解消しているという状況でございます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 そうですね、想像できるのは、今子供たち、自分の部屋はみんな持っていますよね。特に高学年になれば、中学生もそうでしょうけれど。そうすると、家庭の中のリビングあたりではつながるのだけれど、自分の部屋だとつながらないという場合も中にはあると。だから、そういったところのルーターの貸出しに関しては、判断は学校でしょうけれど、あまり安易に貸すことも少し問題でしょうけれども、しっかりと学校で判断されたものに関しては、スムーズにルーターが現場に届くようなことも考えていただきたいと思っています。
それと、宿題で持って帰って、これはよその区の話です、もうかなりこなしているところですが、やはり自分の家へ帰ると、野放し状態だから、ユーチューブ、今日7時にゲームやろうみたいな約束をして、インターネットのゲームをやってしまうというようなことが問題になっている自治体もあるようです。それは、もうしっかりと学校側からの教育を徹底して、性善説でしょうけれど、このようなことは家庭ではしっかり見てあげてくださいというようなことをやってもらいたいと。その辺はどうでしょう。
○委員長
教育改革担当課長。
◎倉島敬和
教育改革担当課長 今回の端末は学習のための端末であるというところは、学校の先生、保護者には十分ご理解いただかなければならないというふうに考えております。そこで、教育委員会からは、子供たち向けのタブレットパソコンの活用ルールというものを策定し、各学校で指導資料として役立てていただいています。加えて、保護者に関しては、家庭に貸し出す際にご家庭でのご協力が不可欠であるということから、保護者向けの通知、そして、Wi-Fiのつなぎ方の方法等、様々なお願い事をお送りしまして、学校と家庭と協力しながら進めているというところでございます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 教育委員会で、どの学校がこのように使っているなど、この子がかなり使いこなしているというデータが全部分かるようになっているというお話もお聞きしました。例えば家庭で使ってしまうのも出てくるわけでしょうから、そういったところでしっかりチェック機能を果たしていただきたいと思っています。
それと、中学生、もうかなり使いこなしているようですが、やはり故障が多いらしいですね。やはりかなり無難にこなすということで。そういったことのメンテナンスに関してはもちろんでしょうが、しっかりやっているでしょうけれども、学校側からそういうメンテナンスに直接連絡をして修理するような流れでよろしいわけですね。
○委員長
教育改革担当課長。
◎倉島敬和
教育改革担当課長 機器の不具合、故障等に関しては、ヘルプデスクに連絡をして、そこから修理等の作業が入ります。修理している間、使えないということではございませんで、代替機をお子様には貸出しして、修理が終わったら、元の状態に戻すというような対応でございます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 まとめます。これは二宮金次郎さんが見たらびっくりするでしょうね、今の教育をね。ただ、せっかくやったわけですから、子供たちのやる気を引き出し、教育現場の効率性と、何よりも先生方の校務の改善になるように、そこまでしっかりいけるように、しっかりサポートしていただきたいと要望しておきます。以上です。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 今大体伺おうと思ったことは太田委員にも聞いていただいたので、今回、このタブレットの貸与ということで、大きくまた広がっていくなという可能性を今感じています。と申しますのは、多分もう取りかかっていただいているかと思いますが、いわゆる不登校の児童・生徒さんに対して、やはり1人1台タブレットを貸与していただけるということで、自宅においても一緒に授業を共有できるという、すごいチャンスがめぐってきたわけですよね。そういう意味で、今その辺の対応についてはどのようにお考えでしょうか。
○委員長
教育改革担当課長。
◎倉島敬和
教育改革担当課長 委員おっしゃるとおり、今回の端末、学校でも家庭でも当然使える端末でございます。学校に来られないお子様も当然端末は配布されますので、当然使うことはできます。具体的にもう対応が整っている学校においては、不登校のお子様とオンラインの朝の会というようなところでつないで、ご活用いただいているところでございます。ですので、このようないい事例については、他の学校にも広く進めて、より活用が進むようにサポートしていきたいなと思っております。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 非常にうれしいお話です。やはり行きたくても行けない、授業を受けたくてもなかなかそこまで足が向けられないという、本当に弱っているお子さんの心に寄り添える、そういう意味では、本当に誰一人取り残さないという、まさに教育の第一歩かなというふうに思っていますけれども、今後ともぜひ子供の希望の明かりになっていくような事業でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長 鈴木委員、関連ですか。
◆鈴木昇 委員 関連です。
ICT関連ですけれども、先ほど太田委員からの質問の中で、子供が使っているデータが把握できるというような言葉が出ましたけれども、具体的に、子供に貸与したパソコン、タブレットでどういうものを教育委員会がデータとしてつかめるのですか。このような時間帯にこのようなアプリを立ち上げていたか、例えばユーチューブを何時から何時から見ていたなど、もしくは、そのユーチューブの中身、何とかチャンネルまで見ていたと、どういうデータがパソコン上で把握ができてしまうものですか。
○委員長
教育改革担当課長。
◎倉島敬和
教育改革担当課長 全てが把握できるというものではございませんで、例えば端末に入っているアプリケーションソフトがどれだけ稼働したかという、いわゆるログです。稼働を何分間したというところが見えるというようなものでございます。ですので、ユーチューブのどのチャンネルの何を見たとか、そういうところを追うことは、残念ながら全くできないということでございます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 それならまだ安心しました。入っているアプリケーションの稼働時間とかが見られるという程度であれば、まだ理解はします。どこまで情報をつかんでしまうかという問題がありますので、聞かせていただきました。
それと、小菅委員からのオンラインの質問で、オンライン朝の会をつないだというふうに伺いましたけれども、そのつないだということは、ほかの学校にはどのように伝達をしているのか、少し教えてください。
○委員長
教育改革担当課長。
◎倉島敬和
教育改革担当課長 伝達の方法は複数ございまして、例えばICT支援員が週に1回、4校に1人の配置で巡回しておりますので、ICT支援員の横のネットワークの中で、このような事例とか、このような実践ができますということを伝えていくということ、または、校長会を通して、私からこのような学校がもう既にありますので、体制ができた学校から、どうぞおやりになってくださいというような促しでございます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 少しずつでも広がっていただきたいなと思いますけれども、今の段階で、オンライン授業でつないだご家庭があるということですけれども、学校側から情報を得ている中、または親御さんからの情報で結構ですけれども、今そのようなオンライン授業をやるのには、学校の教室内にどのようなものが足りないという認識はありますか。例えばカメラとか、そういうものは何かありますか。
○委員長
教育改革担当課長。
◎倉島敬和
教育改革担当課長 物に関して足りないものはございません。今回のタブレット端末にはカメラ機能・マイク機能はございます。一番大事なのは、各ご家庭と学校のご理解でございます。できる環境ではありますが、ご理解がない上で進めてしまいますと、ご家庭が丸見えになりますので、様々な配慮をした中で、ご理解が得られたならば、学校と家庭がつながる手段の一つとして選ばれたらやるということでございます。
○委員長 鈴木委員、こちら、区民文教委員会でご自身が出て聞かれていますよね。
◆鈴木昇 委員 大切なことですので、家庭との関係でのところは十分配慮していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。オンラインは以上です。
○委員長 堀越副委員長。
◆堀越秀生 副委員長 今のこのICTの教育について、太田委員がおっしゃったことも受けて、ちょっと要望だけ。
確かにいろいろな指針を出して、ご家庭にそのような使用基準とかをお知らせして、あと、セーフサーチですよね。これを社会通念上子供に与えてはいけない、恐らく18歳未満厳禁の分野のことなど、そこのところのセーフサーチをかけるのは大事なことだと思うんですけれど、基本的には自由に使わせてあげてほしいんですよ、私は。というのは、大人から考えると難しいかもしれないですけれど、彼らはこの機械をもう生まれたときから使っていく時代に生まれてきてしまったので、自由に使わせることによって、多分親が想像しなかった、先生が想像しなかった使い方をつくると思うんです。これ、世界に勝手につなげて、例えば身内で海外に住んでいる人がいたら、そこにつないでとか、そういうことで使ったりする子が出てきたりして、むしろどういう使い方をして、どういう問題が起きているのだということを、そちらの情報を教育委員会はぜひ拾ってもらって、子供からタブレットの利用方法を教わるぐらいの形でやっていかないと、本当に次の時代を生きる子供たちは、本当に恐ろしいほど、スマホの使い方だって、我々などもう全然追いつかないぐらいどんどん進んでいるけれど、それはやはり時代に必要なことだと思うんで、その辺、ぜひよろしくお願いしたいと、要望だけしておきます。
○委員長 小学校費で。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 298ページの15番、学力向上施策で、小学校英語活動の推進について伺います。
もう皆さんもご存じのように、2020年は教育指導要領、新学習指導要領が改訂された年です。その中で、特にこの英語教育については、一層充実を図っていくという、その方向性が示されたわけです。また、それも実施をしていくという年度ですけれども、残念ながら、来年度予算が減っているのと、ちょっと指導時間数が減っている。この辺についてちょっとお聞かせください。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 小・中学校に配置している外国人英語指導員、いわゆるALTは、あくまで担任や英語科教員による指導を補助する役割を担っております。指導者が教科書だけでなく、タブレット端末等のICT機器を活用することで、ALTを派遣した場合と同等程度の教育効果が期待できる環境が整いつつあることから、派遣時間数を減らしております。以上でございます。
(委員長退席、副委員長着席)
○副委員長(堀越秀生) 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 分かりました。タブレットの音も最近はかなり鮮明な発音が聞こえるのでしょうけれども、やはりいわゆる目の前に外国人がいて、目の色が違う、髪の色が違う、肌の色が違う、その人から聞く言葉という、そのニュアンスというんですかね、空気感というのか、それというのはすごく大事だと思うんですね。全くゼロになってしまったわけではないので、ぜひ今回決められたこの時間の中で、それぞれの学年で先生方が有効に活用していただきながら、その中でまたタブレットも活用しながら、ということで、むしろ外国人の指導者の先生にタブレットのここの部分を使うともっと有効ですよというようなこともあるかもしれませんので、そういうこともぜひ吸収していただきながら、さらにこの教育環境を整えていっていただきたい。子供たちが大人になる頃はもう当たり前の英語の環境になっていくと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○副委員長 いいですか。ほかに。
松村委員。
◆松村智成 委員 小学校費で2点あります。
まず、1番目、296ページ、周年記念校の件について、これは中学校費でも関わることで、305ページに浅草中学校が載っているのですが、その件で伺います。
今年度に関しましては、黒門小学校と富士小学校が周年行事を行ったと思いますが、開催日等は委員会報告がありましたが、実際現場の感じとしてはどういった状況だったでしょうか、たしか来賓等もなくやったと少し聞いていますが、いかがでしょうか。
○副委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 令和2年度におきましては、委員おっしゃった小学校2校と、あと、幼稚園でも3園実施しているところでございます。式典につきましては、台東区立学校園版感染症予防ガイドラインに基づいた感染症対策に努めるとともに、ご来賓の方につきましては、参列をご遠慮していただいたという形になっております。また、例年やっておりますけれども、校歌の斉唱ですとか、吹奏楽による演奏などは、感染リスクが高いことから、実施しないことといたしました。また、アトラクションにつきましても、事前に撮影したものを当日、上映するなど、感染症対策を徹底して式典を実施したところでございます。
○副委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 ありがとうございます。大分徹底して予防対策をしていただいていると。実は現場のほう、校長先生方からも、これまで要はクラスターと呼ばれるものが学校内で起こっていないというのはすごく評価しているという声は聞いてはおりますが、実は今、学校現場の中では、全てなしというので徹底している気持ちも分かるけれども、やはりその場で非常に困るのが、例えばゲストティーチャーだとか、あと、外部講師、もしくは、例えば地域の文化を学ぶときの近隣の方のお招きすらできていないというような状態で困っていると聞いています。実際、これから先、恐らく校長会やPTA連合会からも要望の声は上がってくると思いますけれども、ぜひ、今確かに感染者が学校内で広がっていないというような評価をしつつも、やはりそういった部分を少し配慮していただきながら、緩和と申しますか、見直しを少し求めていきたいのですが、それを聞いてしまっても平気ですか。
○副委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 周年式典ということでよろしいでしょうか。
◆松村智成 委員 それも含めて、そうですね、はい。
○副委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 今後、コロナ禍の状況がどうなるかということになると思っておりますが、その状況によりまして、そういった、先ほど申し上げました式典の内容の変更ですとか、そういったところは改めて検討していきたいと考えております。
○副委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 ありがとうございます。私も台東区の歌を大きな声で歌うのが大好きなので、ぜひ頑張っていただきたいなというのが1点と、あと、もう1点よろしいですか。
○副委員長 はい、続けてどうぞ。
◆松村智成 委員 ここに関して、小学校費全般で少しお話しさせていただきます。通告であります7番目の中学校費も含めた形でお話しさせていただきますと、今回、皆さんが先ほども例えば図書関連の話とか、先ほど拝野委員おっしゃった
総合学力調査等、予算書になくなった内容がたくさん、多岐にわたりありました。学校現場の中では、それに悲痛の声というのは、また私どももかなりいただいておりまして、そういった件を含めて、今回、総括質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。以上です。
(副委員長退席、委員長着席)
○委員長 石川委員。
◆石川義弘 委員 昨日、実は公園のことでやらせていただいたのですが、今日、ここの小学校のことで続きをちょっとやらせていただこうかなと思っています。
またあの後、いろいろ調べさせてもらったのですが、復興小学校に隣接する復興公園と復旧公園と、実はありました。これが台東区内に16か所実はありました。その中で、境界線をまたいで別々に造ってあるところが15か所。田原小学校と、実は今の駒形中学校のところに山伏公園があると思うんですが、これが共有した形で使われていました。その後、駒形中学校に関しては中学校に格上げされましたので、敷地交換をしたりなどして、ここは今、正常な状態で使われるという形になっていますが、田原小学校のみ、実はこのまま残された気配が強いです。
その後、1955年頃、実は海難事故が大分多発しました。例えば宇高連絡船が沈んで何百人亡くなったり、津市で女子高校生か、中学生かな、水泳訓練中、三十何人亡くなったりしています。このときに、実は急遽プールを造るようなことが大分持ち上がったみたいです。このときに、プールを公園敷地内に造っていましたが、実はその後、建て替えなどでプールの場所を変えたりしていて、今現在はもう1回公園地に戻っているというところも大分あります。
いろいろ文を読んでいくと、やはり学校の運営に対して、ここの復興小公園ないし復旧小公園というのは非常に影響されてきたというふうに書いてあります。やはり当然そうかなというふうに思っています。もともと、できたのがそういう理由でできていますので、やはりそうなのかなというふうには思っています。
それで、田原小学校みたいに、実はオーバーラップして使われているところが、今の世の中変わってきてしまっています。私たちがまだ若い頃はと言ったらあれですが、昔は小学校に入るのは、意外と比較的自由に出入りさせていただいていました。そういう形の小学校だったのですが、世の中の変遷とともに、やはりチェックしなければ入れないという形を取らざるを得ないような時代になってきています。そういう中では、オーバーラップしている公園に関しては、非常に公園地を自由に使うこともできなければ、校庭自体も自由に使うことができないということで、非常に難しい使い方になってきているのかなというふうに思います。
時代が時代ですから、ここから先、またどういうふうに変わっていくか分からないのですが、ある意味、学校が自由に使えることが前提になっているほうが実は私はいいと思っていますので、このような狭小のところの公園に関しては、やはり何らかの手を打って、校庭関係をもう少し広く取って、ある程度自由に使わせてあげるというのがいいのかなというふうに思っています。特に今、RC構造でみんな造ってありますのでなかなか壊れはしないのですが、これから複合施設や何かとして一括して使ったり、いろいろ小学校を使っていこうと思うときに、公園地があると、なかなか条件が厳しくてできないと思いますので、ぜひこの辺は、すぐとは言わないです、100年たってこの状態ですから、以後、100年たってもいいので、ぜひこの辺をきれいにしていったほうがいいのかなというふうには思っていますので、難しい話なしに。少し勉強しましたから。一言ありますか。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 昨日の公園費でもお話がありましたが、公園地を校庭などとして占有している学校があることは、教育委員会としても承知しているところでございます。委員ご提案の、公園地を学校の敷地にするということになりますと、都市公園法によりまして、近隣に代わるべき、同じ規模の公園の設置が必要になることですとか、区の公園の条例でも、区民1人当たりの公園敷地面積の標準を5平方メートル以上にしているということで、いろいろな課題がございます。
学校によっては、1,000平米以上を占有しているというところもございまして、近隣に1,000平米を超える土地を新たに確保することは、現在の状況では大変困難であるというふうに考えておりますので、なかなか実現は難しい状況にあるというふうに考えております。
○委員長 石川委員。
◆石川義弘 委員 実現が難しいので100年たっているのかなというふうに思っていますが、実はここに東京都台東区都市づくり部公園課が大分前に作った報告書があるのですが、これ、やはり同じようなことが書いてあります。難しいとは書いてあるのですが、公園は公園としての機能が、やはりさらに充実させる必要もあるということが書いてありますので、ぜひこの辺は努力して、少しでもいいから広げていってほしいなというふうに思っています。小学校のためにも、ぜひその辺含めて検討していっていただきたいなという希望だけ出しておきます。よろしくお願いします。
○委員長 ほかにございますか。
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 私からは、298ページの各種事業のところですね、5年生は霧ヶ峰学園、6年生は日光林間学園、そして4年生は岩井臨海学園への宿泊行事というのが定番であったのですが、私は岩井臨海学園推しの区議会議員としてこの間、二十数年間やってきましたが、元はといえば、二十数年前に鈴木茂さんという区議会議員さんから強烈に岩井臨海学園を廃止しろという発言があって、まだ1期生だった私がそこで盾突いて、そのときから岩井臨海学園の重要さ、あるいは周辺区がどういう活動をしてきたかも含めて、しっかりとウオッチしてきました。
今回は、
オリンピックということがあって、昨年の岩井臨海学園への宿泊行事は当初から延期というか、繰延べになっていたのですが、それが中止になり、いろいろあった中で7月、8月入ってからかな、ちょうど緊急事態の谷間に会派で私たち、岩井臨海学園にも行ってきました。いろいろ現状を見た上で、宿の皆さんからもお話を聞いてきた。これは前回も言ったかな。ということで、あとは、中学校もやっていたのですよね。ただ、これが数年前になくなったと。以前、教育委員をされていた前田先生にたまたまお会いして、前田先生も岩井臨海学園推し、遠泳大好きな先生でしたから、このお話をしたら、もう目くじらを立てたというか、顔が真っ赤になって怒って、何でやめたのだと、今から教育委員会に文句を言いに行くというぐらいの勢いでございまして、何しろ岩井臨海学園のいろいろな教育効果といいますか、伝統だけではない部分に思いを入れている方たちがいっぱいいらっしゃるという中で、これが2年続いてしまうと、岩井臨海学園以外の場所、あそこでのいろいろな活動ですとか、そういったノウハウみたいなものも大分変わってきてしまうのかなということを心配しています。もちろん新たな視点での岩井臨海学園の活用というのも出てくるのかも分かりませんが、
オリンピックが延期したことによって、2年連続違う場所に行くことについて、そして、さらにはその先どうしていくのかについて、その辺りについてのご見解、予定、議論等がございましたら、その内容についてお聞かせください。
○委員長 学務課長。
◎福田兼一 学務課長 委員おっしゃるとおり、岩井臨海学園への宿泊行事につきましては、今年度についても
新型コロナウイルス感染症対応や、あとは
オリンピックが予定されていたということで、別のところでの実施を予定していたというところでございます。
また、来年度につきましても、
オリンピック・
パラリンピックが開催されるということで、実施の時期、場所、活動内容を変更しまして、茨城県の常総市、水海道あすなろの里というところで実施させていただきたいと考えているところでございます。
今後の令和4年度以降につきましては、学校長が委員となっております夏季施設等運営委員会というものがございまして、その中でご意見を伺いながら検討して判断をしていきたいと考えているところでございます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 学校長の皆さんが決めていくというやり方も非常に民主的なやり方だと思いますが、当時、鈴木茂さんとの議論の中で分かったのは、学校現場はいろいろな活動をみんな嫌がっているといいます。最近は日焼けとかも嫌がる方が多いとか、あるいは宿泊の環境が、子供たちはよくても、私たちも現場を見てきましたが、なかなか大人の方たちが宿泊するような整った施設ではないなという感じはしましたが、やはり子供目線や、今まで培ってきた教育の効果みたいなことを考えると、引き続きやはり継続をすべきという教育委員会の判断があってもいいのかなというふうに思っています。
周辺も見てきました。保田からずっと館山まで、いろいろな学校の施設がやはり内房には集中していて、いまだに有名な進学校とか、あるいは都立学校とかはあそこでやっているのですね。そういったことを考えると、何か学校長の現場目線といいますか、短期的な目線で岩井臨海学園への宿泊行事自体が、面倒くさいとは言いませんけれども、ほかと比べていろいろ課題が多いということだけでこの長年続いたものがなくなってしまうのは、若干悲しいというか、残念な部分がありますので、確かに水質の問題、あるいは気候の問題、あるいは施設自体の問題も含めて、いろいろな課題はあると思いますが、先ほど寺田委員がグラズサックセ市に、
新型コロナウイルス感染症に負けるなという話があったので、そういった課題をしっかりと乗り越えて、子供たちに少しでもいい経験をさせていただく、そんな取組を台東区として続けていただきたいなということをしっかり要望しておきます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 常総市、今、青柳委員がおっしゃったように、今後、また校長会で検討するということですけれども、やはりこの各種行事のところでいったらば、小学校4年生で海に触れて、5年生で山に触れて、日光という浅草とつながりの深いところに触れてという、このような一連の流れがあるのかなと私自身は思っていました。ぜひ、常総市の場所も、あすなろの里も私、見てきましたけれども、設備的にも新しいし、いろいろな面で別の学習もできるなというふうに思いましたけれども、やはり水に触れる授業というのは大切だと思いますので、その辺、十分検討していただきたいなと、意見だけ言っておきます。以上です。
○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。
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○委員長 第3項、中学校費について、ご審議願います。
松尾委員。
◆松尾伸子 委員 305ページの各種事業の中ですね、306ページにわたって、やはり様々なオリエンテーションですとか、音楽発表会ですとか、様々な事業がなくなってしまいました。その中で、学習支援講座というものを令和2年度にやっていただいて、好評だったということも伺っているのですけれども、成果的にはどうだったのか教えていただけますでしょうか。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 学習支援講座については、参加した生徒に関しましては、非常に基礎的なものが身についたとか、そういった感想をいただいているところですが、今年度に関しては、やはり
新型コロナウイルス感染症の中で、できた時期もありましたが、特に最終の段階では、残念ながら実施できなかったということもございます。
○委員長 松尾委員。
◆松尾伸子 委員 令和3年度予算案の概要の中で、見直した事業の見直しの内容の文言で、学力向上推進ティーチャー等による対応に伴い、学習支援講座事業を終了と書いていただいているのですけれども、若干矛盾しているのかなというふうにも感じまして、コロナ禍だからこそ、今本当に学習的な部分では遅れている部分も、また不足している部分もあるのではないかというふうに想像できるわけです。学力推進ティーチャーの皆様も一生懸命やっていただいていると伺っておりますので、学校によっては、もともと塾講師に来ていただいて魅力ある授業としてやっていただいているところもあるし、好評いただいているということも聞いておりますけれども、やはり一番心配なのは、そういう遅れてしまっているお子さんたちのフォローを本当にしっかりとしていただきたいなということを、父兄の皆さんからもお声をいただいておりまして、様々、そういう不安をなくすような対策を、今もやっていただいていますが、より一層やっていただきたいということをお願いして、終わります。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 中学校費、4点あります。4点目は、先ほど小学校費で申し上げました総括質問の部分なので、ここは一回外させてもらって、全部で3つ聞きます。
まず305ページ、3番、部活動指導員等の配置について伺います。
今回、3,189万7,000円の予算で、昨年度が3,500万円で、延べ時間数が約1,000時間ほど、昨年度に比べて減になっておりますが、この辺りについて教えてください。
○委員長 庶務課長。
◎佐々木洋人 庶務課長 こちら、まず部活動指導員と外部指導員と掲載していると思いますが、今回、予算の減額のところでは、外部指導員につきまして、配置時間数の中で、今回の予算編成の見直しの中で実績を精査し、積算して約200万円減額したということになります。
そのほかにも、大きいところでいいますと、部活動指導員の通勤手当を実績に基づいて見直して、約130万円の減額というようなことになっております。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 ありがとうございます。
恐らく今年度の実績ベースなのかなというところは分かってはいたのですが、各学校、学校の特色として部活を大事にされているところなどもいろいろあります。確かに実績ベースでいけばこの数字になるのかもしれませんが、やはり新型コロナウイルス感染拡大が関わったことにより、部活動自体が今までどおり展開できないとか、それが学校の特色の一つであるところを大きく表すことができないというようなことがないように、来年度予算に関してはこれでもちろん私も承認はしますけれども、もし今後、状況が変わることがあれば、ここの部分もぜひ今後は見直していっていただきたいという要望がまず1点と、そのまま次の中学校費の質問へ行ってしまっていいですか。行きます。
次、306ページ、11番、進路指導の充実というのがあります。ここでお聞きします。
その中で、中学生進路フェアというのがあります。これは毎年、中学校PTA連合会と教育委員会と合同での事業ですけれども、毎年やっていますのが大体9月ぐらいですが、今年度の開催について、通常は、今までは産業貿易センターで大々的に、約150校近くの高校を招いて進路フェアを行っていたのですが、今年の開催についてはどのようにしたのか、お話しください。
○委員長 指導課長。
◎瀧田健二 指導課長 今年度に関しましては、
新型コロナウイルス感染症対策のため、実施とはせず、高校サイドから資料配付が可能なところは、各学校に資料配付をお願いしたところでございます。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 かしこまりました。
実際、その資料配付というのが、どこまで申し出た子たちに届いているのかというのは、正直、まだ分からない部分もあり、ましてや初めてのことですから、致し方ないのも理解はしますけれども、やはりこういった子供たちの進路に関わる部分に関しては、この事業は、ここに予算を載せていただいているということは、やっていただけるつもりはあるのだなというような認識はしておりますが、ぜひ、ぎりぎりまで様子を見ながら、ましてや中学校PTA連合会の皆さんと情報を密にしていただいて、極力開催できるように、それが台東区の公立中学校の子たちのためになりますので、ぜひお願いしたいと思います、というのが2点目の要望です。
3番目、305ページ、これは所管の区民文教委員会でやりました8番目、浅草中学校知的障害特別支援学級の設置ということでありましたが、これ少し大事なところなので、私からまたお聞きします。
先日の区民文教委員会で報告がありましたので、もちろん同じ内容にならないような質問をしたいと思いますが、今回のこの事業に関して、今後、学校やPTAの方々にどのような形でお知らせするのか、ざっくりと教えていただけますか。
○委員長 学務課長。
◎福田兼一 学務課長 今回の予算が確定した後に、対外的な周知を進めていきたいと考えておりまして、浅草中学校の保護者の皆様には、学校と調整をして、説明のお時間をいただいて丁寧に対応してまいりたいと考えております。その中で特別支援学級設置の意義ですとかインクルーシブ教育の重要性についてさらなる理解、啓発を図って、保護者の方々、生徒の方々が安心して新しい学級のスタートを迎えられるように進めていきたいと考えているところでございます。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 ありがとうございます。
いつも浅草小学校の話ばかりですが、実は私、おととしまでこの浅草中学校でもPTA会長をやらせていただいておりましたので、大変思い入れがあります。実際に私に届いているご意見やお話というのは、恐らく区民文教委員会の放送を見たのか、うわさか何かで聞いた方からのご意見ですが、どうやら勘違いだとか臆測がかなり広がってしまっております。それこそ区民文教委員会内で鈴木昇委員がおっしゃられていた心配事とかなり同じような形になっていまして、これから1年かけて教職員やPTA役員さんなどの保護者の皆様、地元町会長などの地域の皆様、あとは学校運営連絡協議会などとお話ししていかなければならないなと私は考えています。
現在のPTA会長は、私の本当に直接の一つ下の後輩でして、彼と話をしまして、再来年度に対象の子供たちが入学するときに、浅草中学校に特別支援学級を設置してくれてよかったと誰もが思ってくれる体制にして受け入れてあげようと約束してきました。そのためには我々が何をするべきかなど、本当に議論は尽きないのですが、浅草中学校の生徒たちの中には、初めて同年代の障害を持った方と触れ合う子供も恐らくいるでしょう。今から教職員の皆様や保護者の皆様、そして何より生徒たちが一丸となり準備すれば、心ない言葉や態度で人を傷つけるようなことは決してない学校です。自然に浅草中学校の仲間として過ごしてもらいたい、その一心でPTAさんたちは必ずお手伝いしてくれると思います。そのためには、先ほど課長からもいい答弁ありましたとおり、丁寧な説明や話合いが本当に必要だと思います。私も微力ながら頑張らせて、いや、精いっぱい頑張って協力したい、応援したいと思っています。
これには、一度変な形で伝わったものを直していくには、やはり課長の熱い気持ちだとか情熱だとかいうのも、ぜひお伝えしていただきたいなと。学務課長というのは、今日、ぱっと見ただけでも、ここにも4人、経験者が、名立たる方たちがいらっしゃいます。もうそれこそ学校に入るときには命がけで、精いっぱいな形で取り組んできていただいたと聞いております、歴代の方たちから。ぜひその熱い気持ちを持っていただきたいと思いますが、意気込みを聞かせていただけませんか。
○委員長 学務課長。
◎福田兼一 学務課長 確かにこれまで台東区では特別支援学級に対して、非常に長い間、丁寧に対応してきたというところがございます。やはり時代の流れもあって、障害のあるなしにかかわらず、同じ場所で学んでいくということの大切さも皆さんにご理解いただきながら、丁寧に進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆松村智成 委員 期待しております。ぜひよろしくお願いします。
○委員長 松村委員。よろしいですか。
◆松村智成 委員 以上。
○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。
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○委員長 第4項、校外施設費について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。
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○委員長 第5項、幼稚園費について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。
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○委員長 昼食時となりましたので、ここで休憩いたしたいと思います。
午後は1時に再開いたしますので、よろしくお願いいたします。
午前11時55分休憩
午後 1時00分再開
○委員長 ただいまから、
予算特別委員会を再開いたします。
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○委員長 第6項、児童保育費について、ご審議願います。
早川委員。
◆早川太郎 委員 ここ1件です。317ページ、保育所等における児童の安全対策のところで伺います。
新型コロナウイルス感染症対策事業補助について伺います。
今年度実施した補正予算の補助事業は、1園につき50万円の助成で、例えば延長保育などを行っている園に対して追加助成のような形で50万円の上乗せをしていましたが、利用した園ではどういうものに使われたのか教えてください。
○委員長 児童保育課長。
◎横倉亨 児童保育課長 補助事業を利用した園の補助金の使用内容につきましては、マスクや消毒液、体温計、液体石けん、ペーパータオルなどの感染拡大を防止するための消耗品の購入、また施設の消毒の経費です。また、職員が勤務時間外に消毒や清掃などを行った際の超過勤務手当の割増し賃金に利用されております。また、子供が密集することを防ぐため、机やパーティションなど、また換気するために必要な空気清浄機やサーキュレーターなど、備品等の購入にも利用されております。
○委員長 早川委員。
◆早川太郎 委員 もともと保育園は感染症の対策にはかなり気を遣っていて、対策にも力を入れている園が多かったと思うんですけれど、今回の新型コロナウイルスの感染拡大という状況の中、今までとは違った、さらなる対策の強化が求められていたのだと思います。区もガイドラインを作成して、そのガイドラインに沿った対応をしていただいていると思うんですけれども、規模の違いによって対策面での違いがあったかどうか、その辺についてちょっと教えてください。
○委員長 児童保育課長。
◎横倉亨 児童保育課長 感染症対策といたしましては、区立の保育園版ガイドラインでお示しはしておりますが、園内の消毒方法等では、規模による大きな違いはないというふうには考えてございます。
一方、今回の補助金の関係で、備品等の購入では、規模の大きい園は空気清浄機ですとか机などの備品を複数購入している園がございます。また、施設の消毒経費に充てるため、上限いっぱいに近い利用をしている園が多かったということになります。
対して、規模の小さい園につきましては、備品は少なくて済むという形と、マスクや消毒液を中心に利用されたという形で、上限まで利用しない園も、小さな園ではございます。以上でございます。
○委員長 早川委員。
◆早川太郎 委員 先ほど購入した内容などを聞いていると、やはり規模の小さい園、それこそ子供の数も少なくて面積も小さくて、なおかつ保育士さんの数も少ないところと大きいところでは、やはり使うものが違ってくるというか、量が変わってくるのかなとは思うんですが、決算特別委員会で、園の規模に合わせて助成すべきと要望していましたが、来年度の助成事業のスキーム、どこの補助事業で、補助率、助成の内容まで含めてちょっと教えてください。
○委員長 児童保育課長。
◎横倉亨 児童保育課長 今回の助成事業は、国の補助事業で、保育対策総合支援事業補助金を使用しております。補助基準額は、園の定数により、1施設当たり19人以下が30万円、20人以上59人以下が40万円、60人以上が50万円の上限となります。補助割合につきましては、国が2分の1、区が2分の1、10分の10、補助金を支給する予定でございます。補助対象につきましては、令和2年度と同様になっております。
○委員長 早川委員。
◆早川太郎 委員 本当に今回の助成事業は、規模によって金額が違うようなので、国も前回の課題点に対して改善してきたのかなと評価していますが、前回の補助事業では、規模の大きな園で追加助成が受けられずに、実施したかった対策とかを十分にできない園もあったかもしれないので、まだまだ新型コロナウイルスの感染拡大については気が抜けない状態が続いていくと思っています。保育園の感染対策については十分留意して、必要な対策が実施できるよう、例えば国の事業、まだ今後あるかもしれませんけれど、それを待たずに、そういうところを把握したら、区としてはしっかり対応していただきたいと、これは要望して終わります。以上です。
○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。
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○委員長 第7項、こども園費について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。
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○委員長 第8項、社会教育費について、ご審議願います。
太田委員。
◆太田雅久 委員 329ページ、23番、
オリンピック・
パラリンピック生涯学習講座ということで、前回行ったのが、基礎講座とかおもてなしの講座、歴史と地域特性の講座など、ちょっと硬めの講座でしたが、今回の講座の内容はどのような内容なのか教えていただけますか。
○委員長 生涯学習課長。
◎
久木田太郎 生涯学習課長 令和3年度につきましては、2講座の実施を予定させていただいているところです。
1講座につきましては、柔道をテーマにいたしまして、嘉納治五郎に関する講座を実施いたしまして、オリンピズムについて学んでいただく予定でございます。こちらの講座につきましては、
オリンピックの観戦チケットも用意いたしまして、講座の一環といたしまして観戦も実施したいと考えているところになります。
もう1講座につきましては、異文化理解のための学習講座を実施する予定でございます。異文化に関わる価値観や、文化の違いなどについて学んでいただく予定です。これらを通しまして大会の機運醸成に努めていきたいと考えております。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 かなり区長の意向が強いのではないかと思うんですけれどね。嘉納治五郎の精神をしっかりと受けて頑張っていただきたいというふうに思いますが、人数の規模とかはどのぐらいを予定していますか、第1講座のほうで。
○委員長 生涯学習課長。
◎
久木田太郎 生涯学習課長 今申し上げました柔道の講座につきましては、27名の定員を考えております。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 本当にこれは、すばらしい企画だと思いますので、もうちょっと増やしてほしいぐらいですけれどね。とにかくしっかりとやっていただきたいとお願いしておきます。以上です。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 328ページの7番、台東学びの広場について伺います。
去年の予算書から、ラーニングスクエアとか、消えているものもあるので、恐らく統合して形を変えて出していただいているのかなと思うんですけれども、これについてご説明をお願いします。
○委員長 生涯学習課長。
◎
久木田太郎 生涯学習課長 今回、既存事業の整理ですとか、新たな講座の実施によりまして、誰もが生涯を通じて自ら学習に取り組むための多様な学習講座との位置づけで、台東学びの広場を実施させていただく予定となっております。
具体的に申し上げますと、これまで実施しておりましたラーニングスクエア、そちらを一部整理いたしますとともに、時代に即した現代的・社会的課題を学ぶ現代課題講座、こちらを新たに実施することなどによりまして、区民の方の学びと活動の循環につなげてまいりたいと考えているところでございます。
○委員長 小菅委員、これは区民文教委員会でもやらせていただいていますので。
◆小菅千保子 委員 分かりました。すみません。
ますますこれからね、人生百年と言われる中で、必要な講座になってくると思いますので、よろしくお願いいたします。
それから、もう一つ。図書館費でちょっと伺います。
331ページですが、これはちょっと要望に近いのですけれども、以前から図書館に、ぜひ本の消毒機を置いてほしいということでお話しさせていただいています。幸い、中央図書館については、もう既に設置していただいているということですけれど、この活用状況はどんな状況でしょうか。
○委員長
中央図書館長。
◎田畑俊典
中央図書館長 図書館では、委員ご指摘のとおり、区内で最も利用者の多い中央図書館において、昨年7月より書籍消毒機1台を導入しておりまして、こちら、1日平均30回ほどの利用となっております。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 それが多いのかどうかというのはちょっとあれですけれども、この時期で、なかなか本を借りに来る方も、多少は足が鈍っているのかもしれないし、そういう中で、少しでも安全性ということを考えて利用されている方もいらっしゃるなと。1日30回というと、それなりにやはり使っていただいているなという感じがします。
恐らく、その効果については、なかなか新型コロナウイルスまでどうかということはあるかもしれませんが、不特定多数の方が利用する本という観点からいくと、少なからず効果はあるのではないかなというふうには思っています。
そこで、できれば石浜図書館や根岸図書館、また谷中分室、浅草橋分室というところでも、今後、ぜひ安心してご利用いただくために設置していただければなということを要望させていただきます。以上です。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 大きく2点伺います。
329ページ、文化財保護というのでお聞かせください。
本物に会えるまち台東区、昨日もお話しさせていただきました。やはり台東区というのは古くからの歴史のある地域だなというのを実感しております。今朝も7時回ったくらいに、本物に会える台東区谷中で、区長はハンチング帽子をかぶって運動していましたけれども、お会いをいたしました。そのような中では、文化財というのは、地域整備第三課の遠藤課長にも質問したときに、谷中には文化財に資するという、文化財とは言わないですけれども、資するものがあるんだ、調査をしているんだ、という報告も受けました。ちょっと私、不勉強で申し訳ないのですけれども、この文化財というものに指定されるときには、どのようなルールがあって、どのような手順を踏むとそのようなものになるのかというのをちょっと教えてください。
○委員長 生涯学習課長。
◎
久木田太郎 生涯学習課長 文化財の指定等の基準といたしましては、台東区区民文化財台帳登載及び指定基準というものがございます。そちらに基づき、指定等を行っているところではございますが、基準としましては、文化資料、重要と認められるものであるとか、学術的に価値のあるものといった大きなくくりでの基準となっているところでございます。
具体的な指定等につきましては、文化財保護審議会の中で、年度ごとに対象を選定していただいて、調査、議論をしていただいた上で判断いたします。調査の段階では、登録する上での所有者の同意というのも必要になってまいりますので、そちらも確認した上で、最終的に指定等を行っているという状況でございます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 細かなところなどを教えていただいて、本当にありがとうございます。
年度ごとに文化財保護審議会にかける前段としても様々な調査が必要だというのと、やはり、今伺った中で、所有者の意思というものが必要だという言葉を受けました。そのような意味では、台東区が旧坂本小学校を文化財に考えなかったというのは、区としての考え方だというのがもう明らかになったなというふうに思っています。陳情の中にもありましたけれども、様々な視点でこれからも見て、台東区内の大切な建物というのを文化財という視点で見ていただきたいなということだけ、要望とさせていただきます。
1つ目は以上で、2つ目、図書館費ですけれども、331ページ。図書館費も10%マイナスシーリングの指示の下、本当に1割カットという数字が上がってきました。学校図書のところで担当課長が、中央図書館との連携で子供たちが使う図書について不便、不具合がないようにはしていきたいという答弁をしましたけれども、この1割カットというのは、どういうものに影響が出るのか、ちょっと教えてください。
○委員長
中央図書館長。
◎田畑俊典
中央図書館長 新型コロナウイルス感染症の影響により財政が不透明な状況を踏まえまして、ただいま委員ご指摘いただきましたとおり、来年度の図書館における資料購入数は減少しております。
このことによる影響についてでございますけれども、図書館といたしましては、まず量は減少するというところはございますが、図書館専門員が中心となって、引き続き資料選定を行っていくということで、質を落とすことなく皆様の生涯学習に資する資料を収集してまいりたいと考えております。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 確かに、一つ一つの事業の中で1割カットは、なかなか難しいなというふうに思って、本来であれば購入するものが少なくなってしまうことで、区民が読む資料としての部分が減ってしまうけれども、司書さんたちに手伝ってもらいながら、別の視点でまた読みたい本を発掘しやすくしてくれるのだろうというふうに思っています。質を落とさないようにというのは、そういう意味だと思っております。
ただ、これも図書購入というのでいえば、実は町場の書店からの購入部分もありますので、そういうところにも影響を及ぼすのではないのかなとちょっと思っております。そこは産業の面になってしまうのであれでしょうけれども、そういう視点でも、やはり図書というものは教育や教養を高める一つのアイテムですので、ここも単純に減らさないでほしいなというふうに思っております。
それと、郷土資料を集めるというのもやはり図書行政の必要な仕事だと思いますけれども、1割カットというところで、その辺はどういう影響が出るか教えてください。
○委員長
中央図書館長。
◎田畑俊典
中央図書館長 ただいまご指摘いただきましたとおり、図書館では郷土・資料調査室、あるいは池波正太郎記念文庫ということで、一般図書以外にも専門的な図書を、貴重資料を購入しております。そちらにつきましても来年度は若干の減額をしておりますが、こういった貴重資料というものは、市場に出たタイミングで購入しないと手に入らないような資料という面もございます。その状況というのは予算額に関係なく、現在も変わらずになるのですけれども、購入するか否かの判断というところは、専門員とも相談しながらしっかりと見極めていきたいと考えております。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 今、館長がご答弁いただいたように、そのときのタイミングというのが、郷土資料などは特に、1点しかないというものがありますので、予算が削られてしまうと、そういうところにまた一つ、手が届かなくなってしまうのかなと、行政が保管すべき資料というのが、またどこかに流出してしまうのかなという心配はあります。ぜひ、図書館だけで資料収集ができる予算になるのか、区として一踏ん張りしなくてはいけないタイミングも出てくると思いますが、ぜひ、郷土資料というのは大切な文化財だと私は思いますので、整理、保存も含めて、していただきたいなと要望しておきます。以上です。
○委員長 早川委員。
◆早川太郎 委員 今、鈴木委員からもお話があって、先ほど、小学校費のところで各会派からもいろいろお話があって、あと、うちの会派も区民文教委員会のところで小学校とか中学校の図書に関してというお話をさせていただいていたのですが、先ほどの答弁の中でも、団体貸出しのところである程度補完をしていくみたいなお話があったんですけれども、図書館の団体貸出しは、要は二重貸出しの問題もあるので、なかなか学校で読むのは構わないけれども自宅に持って帰るというのはできないというのが今の状況だと思うんですけれど、確かに先ほどの議論の中では、新刊とかに関しては、なかなか学校で今回買えないというのであれば、その辺も踏まえてどうしていくかというのはちょっと考えていただきたいなと思っていますし、これを機会に、例えば子供たちの本を読む機会とか、その辺を充実していくというのであれば、図書館と学校図書館の今までやってきたルールとかもちょっと見直して、どううまくリンクして、その辺を充実していくかというところの視点も考えていただきたいなと思っているのですが、その辺はいかがでしょうか。
○委員長
中央図書館長。
◎田畑俊典
中央図書館長 ただいま委員からご指摘いただきました団体貸出し、こちらにつきましては、台東区内に住所があって、構成員10名以上の団体に対して100冊、30日まで借りられるという制度になっておりまして、現在、委員からもご指摘ありましたけれども、団体に貸し出すというスキームで我々は考えておりまして、ご提案いただいたような、団体からさらに貸し出すというところは課題も様々あるかと思っております。学校図書室とのリンクという点も踏まえまして、今後、検討していきたいなと考えております。
◆早川太郎 委員 結構です。
○委員長 ほかにありませんか。
松村委員。
◆松村智成 委員 社会教育費、2点ございます。
328ページ、5番、PTA指導者研修会についてちょっとお聞かせください。
これについては、昨年度予算より約1割の減ということですが、現在、この開催についてはどのような状況になっているのか教えてください。
○委員長 生涯学習課長。
◎
久木田太郎 生涯学習課長 PTA指導者研修会につきましては、令和2年度の状況といたしましては、大半のものが中止となっております。ただ、今年に入りまして、指導者、PTAの方に対して情報交換会をオンラインで実施させていただいた実績はございます。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 ありがとうございます。
次の6番にも関わってくることですが、やはり今、課長からも答弁ございましたが、オンライン開催というのは非常に今、キーになってくるところだと思います。なかなか人を集めて広くない会議室でどうこうというよりは、内容もそうですが、やはり今、大人も、要は保護者たちも勉強しなくてはならないと、以前から私、ずっと学校では言い続けていました。ぜひオンライン開催をベースとするならば、今まで対象だった人たちよりも、さらに幅を広げて、学ぶ機会があるのかなと思いますので、ぜひこのまま続けていただきたいなと思います。
もう1個続けていいですか。
○委員長 はい。
◆松村智成 委員 6番、家庭教育の振興のところの家庭教育学級について。これについても、今年の開催方法は、どんな感じだったか教えてください。
○委員長 生涯学習課長。
◎
久木田太郎 生涯学習課長 令和2年度の状況といたしましては、小・中学校の家庭教育学級につきましては、基本的には中止をさせていただいたところです。ただし、保育園を対象としました家庭教育学級につきましては、オンラインで実施させていただいたところでございます。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 ありがとうございます。
小・中学校の保護者も今後、やはりオンラインで見るというのは、非常にまたこれもキーになりまして、家庭教育学級は、私も何回か出させてもらって勉強させてもらっているのですけれども、自分がこうだと思っていたことが、意外に違ってたりすることがあります。ぜひ、今まで開催については、どうしても現場サイドでは多少の勘違いはあったのも聞いてはおりまして、というのが、実は講師を招いて会議室で話を聞くのが、どうしても平日昼間、学校がやっている間ということで、今はやはりダブルワークで働く方々が多い中で、平日に人を集めるというのもなかなか難しいというか、もうほぼ無理になってきているはずなんですね。ましてや年3回、たしか実施の話が来ていたと思うんですけれども、そういったことも、緩和という言い方が正しいかどうか分かりませんけれども、やはり動画を配信するということによって、今まで平日昼間だけ来ることができた方以上の人たちが見ることが可能になってくるであろうというふうに思いますので、せっかく保育園で実施したのであれば、それを参考に、各方面にもそれを広げていただいて、親の学ぶ機会もぜひ維持していただければなというふうに要望だけして終わります。以上で。
○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 第9項、社会体育費について、ご審議願います。
中村委員。
◆中村謙治郎 委員 337ページ、1番、リバーサイドスポーツセンターのところでお尋ねします。
今定例会の区民文教委員会での台東リバーサイドスポーツセンター陸上競技場大規模改修工事についての報告がありましたが、その際に触れられることがなかったので、確認をさせていただきます。
調べましたところ、平成30年第2回定例会の区民文教委員会で、台東リバーサイドスポーツセンター屋外施設整備の調査結果についてという報告があり、その際に、スーパー堤防整備を前提とした、陸上競技場をかさ上げすることで地下空間を広く活用することについての検討がなされていました。そして今回、令和3年度予算案において見直した事業の中で、リバーサイドスポーツセンター屋外施設整備事業が延期と記されていますので、この部分がいわゆるスーパー堤防整備につながる事業も延期になったと認識してよろしいのか、お聞きします。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 今回、陸上競技場の整備に当たりましては、スーパー堤防を含めたかさ上げについても検討を重ねてきた結果、大規模改修でいくということで現在進めているところでございます。
○委員長 中村委員。
◆中村謙治郎 委員 ありがとうございます。
いずれにしろ、今、もちろん検討はされていないということだというふうに認識いたしました。スーパー堤防の整備については、震災時における安全性の向上や良好な景観の形成など、これらは長期的な視点で考えても非常に重要なテーマだと思いますので、その辺りは総括質問をさせていただきます。以上です。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 私も、区民文教委員会で報告がありました大規模改修工事について、委員会とダブらないようにと思って準備をしたのですけれども、こちらにつきましては、台東区のスポーツの伝統、中心地、台東区の区民の皆さんはそのように認識していらっしゃっていて、大規模改修については注目されていると思います。今、
オリンピックを開催する、しないということでいろいろな意見が出ておりますけれども、私たちの世代は巨人の星とかタイガーマスク、それらを見ながら育ちまして、最近では水泳の池江選手とか、体操の内村選手とか、困難を克服して勝利している姿、また、
オリンピックで活躍する姿を見させていただきながら勇気と元気と活力をいただける大会だなというふうに認識しております。もちろん
新型コロナウイルス感染症を、ワクチン接種も含めて、抑えながら、何とか開催していただきたいなとは思ってはいるのですけれども、それらのことも含めまして、今回の大規模改修工事につきましては、我が会派では、予算要望といたしまして、7番、子育て支援、創造性、人間性豊かな教育、生涯学習社会の実現のために、の中の11番、スポーツ振興の中で、リバーサイドスポーツセンター陸上競技場大規模改修計画を、国が進めるスポーツ庁の要請政策にもあります官民連携のスタジアムアリーナ整備計画に改めることを提案させていただいておりましたが、区民文教委員会でこのように報告をいただきました。会派の幹事長も、関係団体の皆さんとか利用者の皆様の声を聞いていただきたいという要望をさせていただきまして、私の質問といたしましては、この予算年度、3年度、基本計画に対して、報告では4年度から始めるようなお話なので、3年度は何をされるのかなということと、それと併せまして、要望させていただいた声の聞き方ですけれども、可能でしたら、関係団体の皆さん、利用者の皆さん、少人数でもこの基本計画の聞き取りやアンケート等をできればやっていただきたいなという思いですけれど、いかがでしょうか。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 3年度ですけれども、4年度からの実施設計に向けまして、区民文教委員会の中でもご要望のありました各種関係団体、スポーツ団体ですね、3年前にも意見とかを聞いているのですけれども、また3年経過していますので、改めて定例会とかの機会を取って意見を聞いてまいります。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 この基本計画は、具体的に新たに準備していただいたものです。改めまして聞き直していただいて、台東区の全区民の皆さんが喜んでいただける新たな陸上競技場が誕生することを願って、よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 私は336ページ、3点お聞きします。
一つは、ジュニア駅伝大会。昨年、残念ながら間に合わなくてできませんでした。今年はどうなるか分かりませんが、そのときに、毎年参加しているメンバーの中からいろいろ意見をいただいて、課長のところにも話をしに行きました。ジュニア駅伝ができないのであれば、何か代わりの競技をしてもらえないかという要望が出てきた。だけれど、あの状況ですから、ほかにもできなかった。でも、あの中で、例えば世田谷区の駒沢
オリンピック公園のグラウンドを使ったりしながら駅伝大会を幾つかやった事実があるんですね。台東区は間に合いませんでしたが、今からそれも想定しながら、代替競技も一緒に並行して進めていって、駄目だったらこのような形でやりましょうということを今から進めていってもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 ジュニア駅伝大会、例年12月に開催しておりまして、今年こそはできるかなということで、希望は持っているところでございます。それが中止になった場合でもやった場合でも、今年新たにジュニア向けとして、パラスポーツのボッチャの大会を予定しております。予定でございます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 少しかすったのだけれど、そうではなくて、ランニングの大会をお願いしたいということ。例えば駅伝でなくとも、トラックの中でやるとか、規模を縮小して。ランナーはボッチャはあまりやらないです。だから、できればランニングの、ボッチャもやるけれど、それよりもランニングの大会をどこかで、違う形で並行して進めていっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 申し訳ございませんでした。
ジュニア100メートル走とかも別事業でやっておりますので、そういったちょっと工夫をしながら考えていきたいと思います。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 ぜひお願いします。
ボッチャもいいですよね、私もやりましたけれど。進めていっていただきたいと思います。
それから、13番のアスリートから学ぶLet’s Enjoyスポーツ。こちら4月なんで、どうでしょうかね。課長のご意見を伺いたい。開催できるかどうか。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 現時点では、当然感染対策を徹底した上で実施していくように準備を進めているところでございます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 ところで、こちら、またリーチ・マイケル選手とか、目玉の選手はいらっしゃるのですか。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 今回は、東京2020大会の100日前イベントということで、従来より拡充して、デラックス版で考えております。
ラグビーにつきましては、2011年の日本代表の選手だったタウファ統悦氏が指導に当たる予定でございます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 ラグビーだけではなくて、ほかにもあるのだけれど、ぜひやっていただきたい。
それで、これも希望ですけれど、100日前にこだわらずに、もしものことがありますから、50日前でもいいと思うんですよ。ですから、そういうところにスライドできるような体制は難しいでしょうが、何かしら考えて、本物に会える、スポーツ選手に会える、すばらしい機会なんで、ぜひ、ちょっと無理な話ししましたけれど、よろしくお願いしたいと思います。
それからもう一つ。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○委員長 関連ですか。
河井委員。
◆河井一晃 委員 すみません。全く逆の通告を出していたので。
私は、このアスリートから学ぶLet’s Enjoyスポーツ、ちょっと開催できるのかなというふうに感じております。台東区ではいろいろなイベントについて区の感染症ガイドラインによって基準を定めていると思いますけれども、このガイドラインに沿っても、これは果たして実行できるのかできないのか。区民のイベントは一応、今まだ開催できる状態ではないという呼びかけをしておりますよね。その辺りはどうですか。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 現在は緊急事態宣言中でございますので、当然イベント等はやっていない状況でございます。ただ、4月29日を予定しているのですけれども、その時点、日々変化がございますので、状況を見極めながら実施の判断というのはしていこうかと考えております。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 ありがとうございます。
例えば、高齢者のワクチンもまだ、その頃にはまだ届いていないという状況もあります。3月21日までの下げ止まりという今の現状もあります。参加する人はやはり待っているだろうなというふうに私も思っております。ただ、リスクが高いのと、今までこのような形で様々な事業が、やる、やるといって延期になった、中止になったということがございます。私は本当に開催したいと思っていますが、本当に、どういう基準で、どこの段階で中止を発表するのか、そこを1点、最後にお聞かせください。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 先ほどと同様ですけれども、やはり見極めをしながらですけれども、今回、
新型コロナウイルス感染症の影響というのはきっとあるだろうなというのはもともと想定しておりましたので、人気種目については事前に申し込んでいただいて、密を避けるために抽せんにしようと思っています。それを、当たりですよとか外れですよという判断は、7日から10日ぐらい前までにはしていきたいと考えております。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 ありがとうございます。少しぎりぎりまで待ちたいという気持ちもありながら、結局、世間ではいろいろな、本当に気を引き締めようとか、気の緩みとか、いろいろな言葉を使われていますけれど、恐らく4月29日の段階で新型コロナウイルスの感染者はゼロになっていないと思います。ただ、感染者数なのか何なのか、いろいろな基準はあるとは思うんですが、やはり早めに決断していただかないと、また、本当にずっと同じことを繰り返しているなというふうに私は思っております。ただ、開催してほしいという気持ちはあります。以上です。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 だから、感染対策をみんなで頑張ろうということですね。
アメリカの選手も今日、日本に来る
オリンピックの代表選手が熱望しているという話をいただいて、来ることが決定いたしました。アメリカに並んで、あとの国も恐らく右へ倣えで、皆さんも来る方向だと思いますので、しっかりとした対策を取ってやっていきたいというふうに思っています。
次、14番、障害者スポーツ普及促進ということで、体験会、水泳教室と、シッティングバレー、これは一昨年、台東区で世界大会をやりまして、女子が見事に銅メダルということで、そのプレゼンターを石塚議長がやったということで、劇的な、すばらしい場面だったのですが、私も、このときに初めて直接、障害者の方に相対していろいろな話を聞きました。本当に感動した。例えば、先ほど出ましたけれど、
オリンピック・
パラリンピックの教育推進事業の中に、ぜひ、前回もあったのですが、オリンピアン、パラリンピアンの、特にパラリンピアンの方との、このような競技をやりますよという、それも大事だけれど、その人の人生の背景を知ってから見ると、競技の見え方が全く違う。ぜひそういう体験をしてもらいたいというふうに思っているところでありますが、今回の障害者スポーツ普及促進、どんなことをテーマにやるのか教えてください。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 今回、シッティングバレーボール、3回目を予定しているのですけれども、日本パラバレーボール協会と協議をしているのですけれども、4月の段階で、今年の開催の可否を決定していこうということで、現在話し合っているところでございます。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員
オリンピック前にできないですよね、日程は。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 予定としては、6月の後半を予定しております。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 ぜひ、限られたスペースですけれど、多くの方に見ていただいて、本番でもしやるようなら、そこにも皆さんで応援に行けるような体制ができれば、本当にすばらしい。先ほどの柔道と同じように、現場の試合を見て、本大会、
パラリンピック大会のときに現場で本物を見てもらいたいと思っていますので、よろしくお願いします。以上です。
○委員長 早川委員。
◆早川太郎 委員 337ページ、清島温水プールのところで伺わせていただきます。
本当に今年度は、コロナ禍の影響でスポーツ、運動に関わるものをかなり中止されてしまったりとかしていて、なかなか運動をする機会というのが限られてきている中で、実は昨年の
予算特別委員会の中で話が出たベビースイミングに関しては、今回、感染症対策とかもしっかりしながら実施されたと思っているのですけれど、その辺の実施概要と利用者の反応はどうだったのか教えてください。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 今回、ベビースイミングを初めてやらせていただきましたが、子供に水に親しんでもらうということを目標としまして、生後4か月から3歳までの乳幼児を対象とした、ワンクール6回の水泳教室でございます。
参加者からのご意見でございますが、とてもよかったというのがほとんどです。一部、6回ありますので、少し都合によって行けなかったところの振替をしてくれると、なおいいよねというような意見もございました。
○委員長 早川委員。
◆早川太郎 委員 この事業、近隣の区でやっているところもあって、今まで台東区はなかったので、本当に台東区でぜひ実施してほしいというような声も結構あって、さらに利用者の声を直接聞いたのですけれど、本当に喜んでいました。また、今回利用できなかった方からも、参加したかったとの声も多数聞いています。
今、台東区の子育て世帯の方々、保育園の入園状況にもリンクするように、ダブルインカムの方が大分増えていて、平日開催だけだと、参加したくてもできないとの声もいただいています。来年度以降、その辺のニーズに対応したやり方も、ぜひ検討していただきたいと思うんですが、その辺いかがでしょうか。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 土日のニーズは高いと私どもも認識しているところでございます。ただ、今、コロナ禍で利用者の人数制限をしておりますので、その収束状況を見ながら考えていきたいと思っております。
○委員長 早川委員。
◆早川太郎 委員 よろしくお願いします。以上です。
○委員長 松尾委員。
◆松尾伸子 委員 336ページ、12番の幼児運動教室ですけれども、少しだけ予算が増えておりまして、その内容と現在の使用状況を教えてください。
○委員長 スポーツ振興課長。
◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 予算が増えている部分ですが、今年度、柳北スポーツプラザで体育館の天井を工事している関係で、半年分、幼児運動教室を休止しております。来年は、その工事が終わりますので、その分戻っているという感じになります。
状況でございますが、人気の事業でございますので、変わらず盛況であるというようなことでございます。
○委員長 松尾委員。
◆松尾伸子 委員 以前も申し上げたのですけれども、やはり好評の事業で、以前からお母さんたちからの要望が多かったもので、喜ばれているということで、地域の偏在という観点では、西部地域が、谷中も含めて、やはり身近にあっていただきたいなということで、今後、将来的な話ですけれども、そういう用地なども探し、模索していただきながら、ぜひ実現させていただきたいなということを要望させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。
第8款、教育費について、審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。
理事者が席を交代いたしますので、少々お待ちください。
(理事者、席を交代)
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 第9款、諸支出金について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。
本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 第10款、予備費について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。
本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 以上で、歳出全部の審議を終了いたしましたので、歳出について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、歳出については、仮決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 これから、特別会計の審議に入りますが、審議方法については、各特別会計ごとに歳入・歳出を一括して審議、仮決定することで、既に、ご了承いただいておりますので、よろしくお願いいたします。
令和3年度東京都台東区国民健康保険事業会計予算について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 国民健康保険事業会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、国民健康保険事業会計予算については、仮決定いたしました。
――
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○委員長 令和3年度東京都台東区後期高齢者医療会計予算について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 後期高齢者医療会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、後期高齢者医療会計予算については、仮決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 令和3年度東京都台東区介護保険会計予算について、ご審議願います。
伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 205ページから216ページということで、介護サービス等諸費、全体についてお伺いいたします。
この基本的な考え方で見ますと、今後5年間は後期高齢者が増えるということですので、介護保険の認定者数も増え、介護サービス給付費が増えるというのは必然的だと思います。そのような中で、介護サービス自体が、高齢者も増えるわけですから、この台東区においてしっかり間に合うのかどうかというところをちょっとお聞かせください。
といいますのは、この間、独り暮らしの高齢者の方が、朝4時から5時頃が起きたりするときかと思うんですけれど、室内転倒を繰り返したと。そのような場合に、近所でヘルパーさんに入っていた方が友人としてという形で介護に入ったけれど、頻回になるとそれもできない、いわゆる共助の部分ですけれど、ケアプランにしっかり入れてもらおうということでご相談したのですけれど、結局夜間型の介護サービスがなかったということで、なかなかうまく入らないという状況があったということなども聞いているんですね。そのような中で、介護サービスはたくさんあるわけですけれども、台東区としての介護サービスはどうでしょうか、間に合うのかどうか、どの辺が不足するか教えてください。
○委員長
介護保険課長。
◎吉田美弥子
介護保険課長 区内の介護サービスが必要量を満たしているかということのご質問でよろしいでしょうか。
全体的にはおおむね足りているという認識です。ただ、令和元年度に実施いたしました高齢者実態調査の事業者調査において、ケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所に、区内で不足していると感じるサービスはありますかという質問をしており、夜間対応型訪問介護、それから定期巡回・随時対応型訪問介護看護、この2つのサービスで4割以上の事業所が不足していると感じると回答されており、ここについては不足していると認識しております。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 そうですね、そういう形で、かなり少ないのかと。それについては、事業者がそういう採算性の合うものとか、そういうものに対しては介護サービス事業に乗り出してきますけれども、そうでないところにはなかなか手が出せない状況もあるのではないかと。
もう一つ、ヘルパーさんの不足などについてはいかがでしょうか。
○委員長
介護保険課長。
◎吉田美弥子
介護保険課長 やはりこの同じ調査の中で、訪問介護につきましても足りないというお声は出ております。ただ、割合としては、この2つのサービスよりは少ないといった状況でございます。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 はい、分かりました。
今回、コロナ禍のこともあり、もう本当にヘルパーさんたちも大変な中で、ヘルパーさん自身も高齢者が多いという、そういう中で頑張ってこられているのですが、やはり本当に不足している、そのことに対して、今回特に夜間型とか巡回型ですね、そこについては、区としてはどのようにその辺を補填するとか、そういうことはどうでしょうか。考えていますか。
○委員長
介護保険課長。
◎吉田美弥子
介護保険課長 まず、夜間対応型訪問介護につきましては、先ほど委員もおっしゃられたとおり、ある程度の利用者がいないと経営が困難であるというふうに聞いております。過去、本区で開設されたことが3回ほどありましたが、いずれも撤退されており、本区で事業展開するのはなかなか難しいと感じております。ただし、本年4月から人員基準が改定されて、オペレーター配置基準などが緩和されることになりましたので、それによって参入が進んでくれることを期待しているところです。
また、定期巡回・随時対応型訪問介護看護につきましては、サービスの特徴への理解が十分には進んでおらず、需要につながらないということもあり、この調査の時点では、区内に事業所がありませんでした。ただ、その後、令和2年3月に1か所開設されまして、徐々に定期巡回サービスが浸透してきているとも聞いております。区でもさらなる周知に努めるとともに、第8期介護保険事業計画の期間内には新たな事業所指定を推進してまいります。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 そうですね、このような形で必要かなというふうには思うんです。それで、定期巡回・随時対応型というのは、台東区として、まだ始まって間もないこともありますけれども、ケアマネジャーさんの立場からいいますと、本当にタイムリーに入ってもらうことなども大変だということなども伺っております。事業所が増えれば、それだけそのような皆さんの需要に応えることができるのかもしれないのですけれど、やはり不足をしている、そのような状況の中では、ぜひとも台東区としての責任を果たすといいますか、そういう意味では、社会福祉事業団なども含めて、しっかりと検討していただきたいというふうに思いますけれども、その辺はいかがですか。今、台東区の社会福祉事業団がありますよね。そういうところへの働きかけというか、呼びかけもしっかり行いながら進めていくということなどはいかがでしょうか。提案したいと思います。
○委員長
介護保険課長。
◎吉田美弥子
介護保険課長 社会福祉事業団がこのサービスに参入するかどうかというところについては、区から指定管理で今お願いしている状況もありますので、自主的にそのサービスを社会福祉事業団としてやっていくということであれば、そちらはぜひともお願いしたいところではありますけれども、それを区が誘導するというところは、ちょっと違うのかなというふうに考えております。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 分かりました。そのような高齢者の需要があるということで、全体でも、ぜひとも検討していただきたいというふうに思います。ありがとうございます。
このサービスについては、やはり日本の介護保険が始まりまして、事業者任せ、任せという表現はよくないですかね、事業者の採算性の問題が一番多くなり、台東区でも具体的な撤退があるということですので、これらについては、介護保険制度全体の問題かとは思いますけれど、みんなで考えていく必要があるのかなというふうに考えております。
2つ目は、223ページですね、この特定入所者介護サービス費ということで、特別養護老人ホームなどに入る場合ですけれども、私は常々、年金でも入れる老人ホームをということで、追求してきました。そのような中で、食費や居住費の負担軽減策、または高額介護サービス費などの支給ということで、いろいろなことがされているところですけれども、今回、この予算を見ますと390万5,000円の減額となっているのですけれども、これについての理由をお聞かせください。
○委員長
介護保険課長。
◎吉田美弥子
介護保険課長 特定入所者介護サービス費の減額の理由でございますが、こちらは令和2年度の予算が、実績を基に見込んだところですけれども、多く見込み過ぎてしまったというところもございまして、令和3年度につきましても実績に基づいて見込んだところ、減額となったところでございます。
実際、利用者への給付の実績につきましては伸びているという状況でございます。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 ちょっと心配したんですよね、この減額という形については。次年度に向けて大きな問題かなと思ったのですけれど、実績ということですと、受け入れることができるのかなと。
けれども、今回、改定がありますよね。そのような中で、低所得者の方がこの利用をするに当たってですけれども、どのような内容が変更されているのか、また、どれぐらい負担増になるのか、その辺について教えてください。
○委員長
介護保険課長。
◎吉田美弥子
介護保険課長 こちらは、まだ正式には決定しておりませんが、対象者の要件と食費の負担限度額が令和3年8月から変更になる予定でございます。現行では所得段階が3段階に分かれておりますが、これまでの第3段階を2区分に分け、合計所得金額と年金収入額の合計が、①は80万円超120万円以下、それと②として120万円超になる予定です。施設入所者の食費の負担限度額は、第3段階の②が650円から1,360円になります。また、ショートステイでは、第2段階が390円から600円、第3段階①が650円から1,000円、第3段階②が650円から1,300円となる予定です。さらに、それぞれの段階ごとの預貯金などの資産要件も変わります。単身の場合の金額ですが、第1段階は1,000万円以下で今までと変わりありませんが、第2段階は650万円以下、第3段階は、①が550万円以下、第3段階②は500万円以下となる予定でございます。
このことの影響でございますが、所得基準や預貯金の資産要件が変わるということで、区分が変わってしまい、制度の対象とならなくなる方も生じる可能性はございますが、利用される方の所得ですとか資産を幾らお持ちかということは把握しにくいため、このことで特定入所者介護サービス費にどれくらいの影響が出るのかということを算出するのは難しい状況でございます。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 今言われましたように、かなりの影響が及ぶのではないかと。これだけ、食事代などは倍になりますから、このことで入所を控える方が出るのではないかというふうにも考えるわけですけれども、これを試算しますと、いわゆる年金の10万円から12万円ぐらいの方が一番、この高額のほうも合わせると高くなるのかなと思います。このほかにも、床屋さんや、美容師さんといいますか、このほかの自費の分などにも起こりますので、やはりこれらについてはもっと、国の制度なので、区としてはこれ以上やりようがないのだということかもしれませんけれど、しっかり見極めた上での救済策をしっかり取って、要するに、このことで本来必要な入所ができないということがないようにしていただきたいというふうに思います。
○委員長 要望でよろしいですか。
伊藤委員、次、どうぞ。
◆伊藤延子 委員 それで、1つだけ、希望を含めて言っておきます。やはりこれをやるときに、ケアマネジャーさんやご家族の納得というか、細かい説明をしっかりと行っていただくという、このことは引き続きお願いしたいと思います。
第3番目です。229ページ、包括的支援事業費ということですけれど、包括ケアシステムの中で住み続けられる、この台東区できちんと介護を受けながら人生を全うするというようなことは、非常に介護保険の中では大事なことだと思うのですけれど、そのような中でのケアマネジャーさんたちの役割、この包括ケアシステムをつくる要になったりするのかと思うのですけれども、この中で、229ページの1番、地域包括支援センターの運営というところでご質問いたします。
その中では、この一番下にケアマネジャー支援等ということがあるのですけれども、どのような形での支援を行っているかを教えてください。
○委員長 介護予防・
地域支援課長。
◎立石淑子 介護予防・
地域支援課長 ケアマネジャーさんへの支援のことにつきまして、ケアマネジメント支援や育成を目的とした取組を行っているところでございまして、具体的には、日常業務の中で困難ケースなどの相談に様々応じていただいておりますが、地域包括支援センター内の専門職同士が連携しながら相談業務に当たり、ケアマネジャーさんへの支援を行っているところでございます。また、場合によっては、地域ケア個別会議を活用いたしまして、個別ケースの課題について、地域や関係機関と共有しながら支援方法を検討し、課題解決につなげているところでございます。
また、育成につきましては、各地域包括支援センター単位などでケアマネジャーの集いというのを行ってございまして、困難事例の検討ですとか、区の情報や社会資源の活用方法などの情報交換などを行いながらスキルアップを図っているところでございます。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 本当に多岐にわたってこの地域包括支援センターの仕事があるわけですけれども、その中でのケアマネジャーさん、今回は虐待の問題とか感染対策の問題とか、いろいろなことも加わりまして、仕事も大分多岐になっているかと思うのです。そのような中で、やはりケアマネジャーさんがいつでも気軽に相談をしていく中では、この地域包括支援センターの中でのスキルアップというのは、どれぐらい区としては援助していくというか、どういう形でやっているのでしょうか。
○委員長 介護予防・
地域支援課長。
◎立石淑子 介護予防・
地域支援課長 こちらですと、私どもで基幹型の地域包括支援センターというところの機能も兼ね備えておりまして、そういうところでは後方支援といたしましては、法律相談を設定しておりますので、何か困難事例などで弁護士の先生にご相談したいケースなどがございましたら、こちらの利用をしていただいているとか、あとは、実際に虐待の問題とか、かなりの困難ケースですと、一緒に活動させていただいて、支援をさせていただいているところでございます。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 ケアマネジャーさんに伺いますと、やはり基幹型の地域包括支援センターでの相談とかがあるんですけれど、そこまで来てやるとか、具体的に困難事例の相談に乗るまでの準備とかがすごく大変だということや、スキルアップするための学習なども、本当にくたくたになるまで働いて、さらに自分の時間を使って学習などをしなくてはいけないということがあるわけですよね。ですので、やはりここに対して、区として一般財源からも、きちんと人材育成というところで出す形での仕組み、今、人材育成のところでスキルアップのための研修は出すという仕組みはありますけれど、日常的な研修などに対しての支援をする、要するに人的支援などを含めた支援をご検討というのはできないでしょうか。
○委員長 介護予防・
地域支援課長。
◎立石淑子 介護予防・
地域支援課長 地域包括支援センターにつきましては、様々な場面で我々と協同とか、連携しながら進めているところでございまして、あとは、7つ、地域包括支援センターがございますが、毎月1回、地域包括支援センター連絡会というのを行っておりまして、そういったところで情報共有とか、お困り事とかもお伺いしているところですので、そのようなところですぐ対応できるものはすぐ対応しておりますし、なかなか難しいということでしたら、一応経過を見ながら、必要に応じて対応していくということで考えております。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 本当にそれは大事なことですので、引き続きお願いしたいというふうに思います。この間のケアマネジャーの数が割合減っていると。要するに、新しくケアマネジャーになる試験を受ける人が減ったり、合格率も少ないという中で、これから先、本当にケアマネジャーさんが少なくなってしまうのではないかと。今回の介護報酬改定などの制度の改定を見ますと、今、一人のケアマネジャーさんが40人ですよね、受け持つのが。それが40人からプラス20人、60人まで受け持ってもいいというような制度が今回の改定の中で出てきているということで、これ以上ケアマネジャーさんを苛酷にしては、一人一人のケースに対してしっかり向き合ってケアプランをつくるということはできないのではないかと、こう思うわけですよ。だから、区としてしっかりそのようなところに対しての考えですかね、その辺もきっちり持っていただきたいと思うのですけれど、その辺に対してのお考えはあるでしょうか。
○委員長 介護予防・
地域支援課長。
◎立石淑子 介護予防・
地域支援課長 高齢者の方々への支援につきまして、やはりケアマネジャーさんの力というのはとても大事でして、我々としましては、いろいろな困難事例とか、そういった支援について、いろいろ地域包括支援センターと連携、またはその先のケアマネジャーさんとも連携を十分しながら、よりよい支援を行っていくよう努めてまいりたいというふうに考えております。
○委員長 伊藤委員。
◆伊藤延子 委員 まとめます。本当に今、介護の問題では、ヘルパーさんの不足、そして今、ケアマネジャーさんの不足、また市場の中に事業者さんが置かれているということで、やはりきちんと採算性を合わせるとか、いろいろな意味で、そのことがみんな介護保険料そのものを高める要因になってしまっているというのが今の介護保険だと思うんですね。そういう意味では、介護保険全体の検討、区でできることではありませんけれども、これらについてしっかりと考えていく必要があるのではないかということをまとめまして、私の質問を終わりといたします。
○委員長 介護保険会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、介護保険会計予算については、仮決定いたしました。
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○委員長 令和3年度東京都台東区老人保健施設会計予算について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 老人保健施設会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、老人保健施設会計予算については、仮決定いたしました。
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○委員長 令和3年度東京都台東区病院施設会計予算について、ご審議願います。
堀越副委員長。
◆堀越秀生 副委員長 お時間もありますので、質問はやめます。1点、これは一般会計で話せばよかったかもしれないですけれど、区長が昨年、年末の第4回定例会で答弁された台東病院の再編・統合の話です。こちら、区長の答弁としては、非常に心強いご答弁いただいてありがたいところですが、しかしながら、その後、国が、厚生労働省において改めて整理の上、通知するということをおっしゃっていて、まだ少し宙に浮いたところもあるのかなということもあったりして、4月1日から新しい年度も始まりますし、ぜひ、後ほどまた全体的な総括質問の中で今の現状を確認させていただいて、この厚生労働省が話していることが、この病院の開設や運営に関する許認可の問題に関わったり補助金の問題に関わってくるのか、全然関わらないのか、今後のことも含めて、ちょっと一度整理したいと思うので、よろしくお願いします。
○委員長 病院施設会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、病院施設会計予算については、仮決定いたしました。
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○委員長 次に、資料に基づく質疑を行いますが、ここでは、各款あるいは各会計にまたがる質問のみとさせていただきますので、ご協力をお願いいたします。
それでは、各資料についてご質問がありましたら、どうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 以上で資料に基づく質疑を終了いたします。
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○委員長 ここで、去る3月10日水曜日に鈴木昇委員から提出された、第6号議案、令和3年度東京都台東区一般会計予算に対する修正案及び第7号議案、令和3年度東京都台東区国民健康保険事業会計予算に対する修正案の審議に入らせていただきます。
第6号議案及び第7号議案の修正案については、関連する案件でありますので、一括して議題といたします。
それでは、第6号議案及び第7号議案の修正案について、提出者の説明を求めます。
鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 今回提出をいたしました日本共産党台東区議団として、第6号議案、令和3年度東京都台東区一般会計予算及び第7号議案、令和3年度東京都台東区国民健康保険事業会計予算の2議案に対する修正案を説明します。
まず、一般会計についてです。
お配りしてある修正案の1ページをご覧ください。区長提案予算、第1条第1項、一般会計予算の歳出歳入総額をそれぞれ1,063億円から1,078億5,237万5,000円に改めます。修正の款項の区分別内訳は、同条第2項、第1表、歳入歳出予算の一部を1から2ページのとおり改正するというものです。また、第2条の第2表、債務負担行為中、令和4年度の旧坂本小学校校舎解体工事費を削減します。
次に、国民健康保険事業会計です。
8ページをご覧ください。第1条第2項中、第1表、歳入歳出予算の歳入の款項区分の一部を資料の表のように修正します。歳入歳出予算総額は変わりません。
日本共産党区議団がこの修正案を提案した理由について申し上げます。
今、台東区民と区内事業者で働く人たちは、一昨年の消費税10%の増税に加え、
新型コロナウイルス感染症により大変な苦境にあります。これに対する国や都の感染拡大防止は自助努力のみ、国はGoTo事業で逆に感染を広げるなど、政治の無為無策、逆行による人災が重なり、区民は健康、暮らしと営業の苦しみと、先行きの見えない不安の真っただ中にあります。ところが、区長提案の来年度予算案は、171事業、12億3,000万円に及ぶ区民予算の削減、国民健康保険料と介護保険料の値上げなど、区民の苦境に全く寄り添っていません。一方、台東区の財政は、本年度を振り返っても十分な体力があります。500億円に迫る基金があります。区民の難局を打開するために、今こそ基金の活用をすべきという提案です。
次に、具体的な修正内容です。
修正案3ページ以降、修正に関する説明書をご覧ください。第1に、コロナ禍で苦境に立つ区民の暮らしと健康を守るために、約18億8,000万円の予算を投入します。感染症拡大を防ぐ要として、介護・福祉現場で働く従事者、教育・保育の教職員、保育士などに週1回のPCR検査を実施し、無症状感染者からの感染を未然に防ぎます。変異ウイルスが増えている中、重要な対策です。保健所の職員を5人増やし、検査、保護、追跡の体制を強化します。自宅待機のないよう、回復期に入った患者を、感染症病床から転院する患者の病床を区内に確保します。区内に療養できる宿泊施設を確保します。区内中小企業の営業を支援するため、資金繰りの支援の区融資を拡充、一時支援金対象外の事業者への給付金をつくります。台東区の地域経済にとって重要な観光産業が大変な苦境に立たされています。コロナ禍を乗り越え、再び活力を取り戻せるかどうか、歴史的な岐路にあると思います。コロナ禍の中、コロナ後を見据えた抜本的な観光振興と地域経済振興策を区民参加で策定、推進します。次は、芸術・文化に携わる人材の育成への給付を行います。高齢者と障害者、その家族と暮らしを支える介護・福祉関係の事業者への支援金を5倍に増やし、コロナ禍でも事業が継続できるよう支援します。高過ぎる国民健康保険料の原因となっている子供の均等割額をなくします。そのための国民健康保険事業会計の修正を併せて提案しました。独り親家庭への3万円の給付、出産分娩費用に10万円助成します。来年度ばっさり削られた小・中学校の図書費を復活します。
第2に、不要不急の歳出を3億3,000万円見直します。内容は、
オリンピック関連への予算を大幅に削減し、デジタル化関連の予算を平準化、先送りします。マイナンバーカードの普及を抑制します。復興小学校、旧坂本小学校校舎の解体工事を中止します。100年近くの歴史的建造物を専門家が惜しむ声が上がっている中で、壊すべきではありません。来年度、財政難を理由に計画されていた公共施設の改修を大幅に遅らせる中で、多額の費用を解体工事にかけるべきではありません。上野「文化の杜」新構想、上野の山文化ゾーンフェスティバル、世界文化遺産登録5周年記念事業、江戸から学ぶなど、コロナ禍の中で開催は見送るべきです。
第3に、歳入を増やす策です。公益大企業の道路占用料は、様々な減免措置を講じられ、区民や中小事業者の占用料より負担が軽くなっています。政策減免を一部見直せば、1億円程度の財源はすぐにできます。財政調整基金を17億7,000万円取り崩します。それでも令和3年度末、50億円以上、財政調整基金を残せます。区民がかつてない苦しみにあるときです。今使わずして、いつ使うのでしょうか。
日本共産党台東区議団の来年度予算修正案の説明は以上になります。
○委員長 鈴木委員、今、財政調整基金の数字、何と言いましたか。
◆鈴木昇 委員 財政調整基金、14億7,000万円。
○委員長 17億と言った気が。
◆鈴木昇 委員 14億、失礼しました。
○委員長 14億7,000万円に訂正しますか。
◆鈴木昇 委員 14億7,000万円。はい。読み間違えました。
○委員長 はい。よろしいですか。
それでは、第6号議案及び第7号議案の修正案について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 以上をもって、第6号議案及び第7号議案の修正案についての審議を終了させていただきます。
なお、本修正案の採決については、22日月曜日の総括質問終了後、原案の採決の前に行いますので、お含みおき願います。
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○委員長 本日の予定は以上であります。
次に、次回の委員会日程について申し上げます。
次回の委員会は、22日月曜日、午前10時から総括質問を行います。
なお、CATV議会放送の撮影のため、委員会室にカメラが入りますので、お含みおき願います。
発言通告の締切りは、17日水曜日、午前10時となっておりますので、よろしくお願いいたします。
発言通告書の作成に当たっては、発言通告の大きな項目ごとに答弁を求めるようになることをお含みおきください。
質問の順序は、発言通告書の提出順となります。また、会派ごとの持ち時間は、既にお配りした資料のとおりです。持ち時間には答弁時間は含まれません。
なお、念のため申し上げますが、質問に当たっては、総括質問の性格をご理解の上、単なる質疑や各会計の審議における質問の繰り返しにならないよう、ご協力のほど、お願い申し上げます。
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○委員長 これをもちまして、
予算特別委員会を閉会いたします。
午後 2時20分閉会...