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令和 2年 9月交通対策・地区整備特別委員会-09月29日-01号

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  1. 台東区議会 2020-09-29
    令和 2年 9月交通対策・地区整備特別委員会-09月29日-01号


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    令和 2年 9月交通対策地区整備特別委員会-09月29日-01号令和 2年 9月交通対策地区整備特別委員会 交通対策地区整備特別委員会会議録 1 開会年月日   令和2年9月29日(火) 2 開会場所    議会第1会議室 3 出 席 者   委員長 青 鹿 公 男    副委員長 鈴 木   昇   (13人)   委員  岡 田 勇一郎    委員   田 中 宏 篤           委員  掛 川 暁 生    委員   中 村 謙治郎           委員  石 川 義 弘    委員   髙 森 喜美子           委員  松 尾 伸 子    委員   早 川 太 郎           委員  河 野 純之佐    委員   小 菅 千保子           議長  石 塚   猛 4 欠 席 者   (0人) 5 委員外議員   (0人)
    6 出席理事者   副区長                   荒 川 聡一郎           技監                    藤 岡 啓太郎           都市づくり部長               伴   宣 久           都市づくり部参事              渡 部 行 房           都市計画課長                浦 里 健太郎           計画調整課長                寺 田   茂           地域整備第一課長           (都市計画課長 兼務)           地域整備第二課長              井 上 知 美           地域整備第三課長              遠 藤 成 之           都市づくり部副参事             西 田 拓 泰           都市づくり部副参事             堀   次 郎           土木担当部長                武 田 光 一           交通対策課長                三 瓶 共 洋 7 議会事務局   事務局長      箱 﨑 正 夫           事務局次長     吉 本 由 紀           議事調査係長    松 江 勇 樹           書記        野 口 文 子           書記        諏 訪 ゆかり           書記        池 田 道 則 8 案件   案件第1 交通対策及び地区整備について  ◎理事者報告事項都市づくり部】   1.浅草橋周辺まちづくり検討結果について                      ……………………資料1 都市づくり部副参事   2.東上野四・五丁目地区まちづくりについて                      ………………………資料2 地域整備第一課長   3.谷中地区における景観誘導策検討状況について                      ………………………資料3 地域整備第三課長 【土木担当】   1.令和元年度駐車場利用実績について                      ……………………………資料4 交通対策課長   2.観光バス対策進捗状況について  ……………………………資料5 交通対策課長           午前10時00分開会 ○委員長青鹿公男) ただいまから、交通対策地区整備特別委員会を開会いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 本日は、卓上マイクのスイッチを必ず押してから、ご発言願います。  また、理事者発言席を設けましたので、よろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、理事者の方に申し上げます。  所管の部の報告事項が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 それでは、審議に入らせていただきます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 案件第1、交通対策及び地区整備についてを議題といたします。  本件について、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。  初めに、浅草橋周辺まちづくり検討結果について、都市づくり部副参事、報告願います。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 それでは、浅草橋周辺まちづくり検討結果についてご報告させていただきます。  資料1をご覧ください。初めに、項番1、これまでの経緯及び本検討の趣旨でございます。平成30年度に実施しました浅草橋周辺まちづくり基礎調査において示した下記記載方向性(案)を踏まえまして、今回、地元へのアンケートヒアリングなどを行った上で、まちづくり方向性を具体化しております。  項番2、令和元年度の検討結果でございます。  ご説明の前に、検討対象地区でございますが、恐れ入りますが、別紙、概要版の1ページをご覧いただけますでしょうか。左図の赤い枠でくくった駅を中心とした四丁目が対象範囲となっております。  資料1にお戻りいただきまして、(1)アンケートヒアリング結果でございます。アンケートにつきましては、当該エリアの住民、事業者、来街者の方々に対して実施しました。住みやすさ、経営のしやすさにつきましては、主に交通利便性の高さから、住民、事業者ともに住みやすい、経営しやすいという回答が9割を超えており、現在のまちのイメージについても、同じく交通利便性の高いまちという回答が大半を占めております。将来期待するまちのイメージにつきましては、住民、事業者の方、共通して、災害に強い安全・安心なまち、個別には、住民の方は、生活利便性の高いまち、事業者からは、安全に楽しく歩けるまちが期待されております。また、来街者からは、歴史、文化やものづくりを感じるまちづくりといったことが期待されております。そして早急に着手を望む項目としましては、バリアフリーの整備・誘導が最も多い結果となりました。  下段、ヒアリングにつきましては、地元町会などに対して実施しており、隅田川沿いの整備を評価する声ですとか災害に対する不安、今後のまちづくり協議会などの設立を望む声がありました。  資料2ページをご覧ください。(2)調査結果及び課題でございます。今回のアンケートヒアリング結果などを踏まえまして主に記載の項目を調査した上で、大きく4つの課題を抽出しております。  まず、①駅周辺の拠点性についてでございます。駅施設については、駅単体でのバリアフリー化は課題が多いものの、駅周辺の建物を見ますと、まだ低未利用なエリアもあり、今後は駅周辺の開発等々に合わせたバリアフリー設備整備や、商業施設の誘導などが課題と考えます。  次に、②地域のにぎわいについてです。道路空間高架下空間水辺空間につきましては、一定のハード整備は完了しているものの、いずれも十分なにぎわいがあるということは言えないため、さらなる活用が課題と考えております。  そして、③生活・住環境でございます。ヒアリングでもありましたように、地域の総人口が増加していることですとか、空地や緑が少ないことを踏まえますと、今後、一層生活・住環境を整備していくことも課題であると考えております。  最後に、④防災性の向上についてです。アンケートヒアリングを通じてご意見の多かった災害への不安につきましても、引き続き取り組むべき課題と考えます。  続きまして、まちづくり方向性につきまして、お手数ですが、別紙1、最後の12ページをご覧いただいてもよろしいでしょうか。浅草橋周辺まちづくり検討結果(概要版)の4つのまちづくり方向性(案)という12ページの資料でございます。これまでご説明した課題を踏まえ方向性としまして、4つ上げさせていただきました。  まず、(1)駅周辺におけるさらなる拠点性の向上でございます。駅のバリアフリー化や駅周辺における生活利便施設の導入などを推進することで、拠点性向上を図っていきたいと考えております。  (2)まちの回遊性を高めるにぎわいの創出です。道路空間高架下空間等を利用してにぎわいを創出し、回遊性の向上を図ってまいります。  (3)潤いのある魅力的な生活・住環境の形成でございます。住宅の増加に対応した歩行者空間の充実など、さらに快適で魅力的な都心居住を実現します。  最後に、(4)安全・安心に生活・回遊できる防災機能の充実です。東京都が進めるスーパー堤防整備など、防災性向上に向けた取組を引き続き実施してまいります。  お手数ですが、資料1、3ページにお戻りいただいてよろしいでしょうか。今後の進め方になります。本検討結果を基に、今後は、さらに地元のニーズに即したまちづくりを展開していく必要があることから、鉄道事業者等関係機関との協議を継続しつつ、まちづくり勉強会等を通じて地元のまちづくりに対する機運醸成を図りながら、区民の皆様や事業者等の多様な主体によるまちづくりを推進してまいります。  ご報告は以上になります。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 ご報告ありがとうございます。  まず、要望というか、意見として申し上げさせていただきたいと思います。  まず、2ページの公共施設整備状況のところでも書いていただいていますが、浅草橋公園のみということなんですが、ここは昔から浅草見附ということで、皆さんご存じのとおり本当にこの浅草の入り口としてあるわけですが、やはりそういう一つのブランド、それからこの浅草橋一丁目、二丁目、柳橋一丁目、二丁目ということで、もともとそれぞれ特徴のあるブランドの地域です。そこの地域に今お住まいの方々が、また、利用されている方々が一番望んでいるのが、やはり先ほど報告があったように、東口のバリアフリー化、それと景観、あと回遊性ですよね。そういうものを望んでいらっしゃるという中で、1つは、JR千葉支社に対して強くお願いしたいなと思うのは、構造的に難しいということはよく分かっていますが、やはり今これだけいろいろな技術が進んでくる中で、今、実際渋谷ですとか、様々なところで再開発がされて新しい技術がたくさん取り入れられている様子を拝見すると、絶対できなくはないなと。やはり御茶ノ水駅もいよいよバリアフリー整備がされて、残るは、もう浅草橋駅のみという非常に悔しい思いです。例えば、今もうこの浅草橋駅側の開発が難しいということであれば、やはり一体的に考えて、柳橋1丁目側の地域の沿線を使うことも一つは手ではないかなと。今、地上デッキですとか、いろいろな形の技術があると思いますので、やはりそこに一つ新たに向こうに駅舎というか、つくっていただいて、そことつなげてバリアフリー化をしていくというのも一つの手法ではないかなというふうには思っています。あくまで意見ですけれども、そういうこともぜひ提案しながら話を持っていっていただければありがたいなというふうに思っています。  もともと総武線の中でも、浅草橋駅は、ある意味、JR千葉支社の一番端っこなんですけれども、乗降客数からいったら、決してほかの駅に引けを取るものではないと思うんですね。やはり都営地下鉄浅草橋駅と、それからJRと、そういう結節点ということを考えていくと、いろいろな意味で、空港に行くのにも非常に便利なところですし、逆に来ていただくのにも非常に便利なところであるということを考えたときに、やはりあそこのバリアフリー化というのは、住んでいる人だけではない、利用者だけではなくて、来街者の方にとっても本当に必要なバリアフリー化だというふうに思っていますので、やはりその辺。それと、また今度、蔵前一丁目の地域に、新たに日本郵政不動産が3棟、大きな物流センターですとか、それからある本社が来ます。それと、あそこに住宅もできる、施設もできるということで、そういうことを考えますと、また利用客が一層回復してくることは間違いありません。そういうところで、JR千葉支社のほうに強くバリアフリー化の検討ということを、国でも恐らく難しい駅のバリアフリー化については予算を取っているはずなんですよね。だから、そういうものを利用していただいて、やはり新しい技術を用いて、ぜひバリアフリー化を進めていただきたいということをお願いしたいと思います。  それと、緑ですとか回遊性、そして防災機能というところがやはり問われてくると思いますが、この中にもありましたように、浅草橋の地域の建物は大分早く建てられた建物が多いのである意味成熟しているわけですが、やはり耐震化という問題もその中には隠れていると思います。そういう意味で、ぜひ区からは、沿道に緊急道路というところではあれですけれども、そういう耐震化のいろいろな様々な補助金ですとか制度もあると思うので、そういうものをやはり地域にしっかり再度周知を徹底していただいて、促進をしていただくということも区にはお願いをしたいと思います。  また、浅草橋と柳橋のこのブランドをしっかりと高めていく、そういう方向性で臨んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 浅草橋というエリアは、台東区の中の南部地域ですよね、まさに台東区にとってみたら南の玄関というような位置づけされるところだというふうに思っております。そういう意味では、今、委員からも発言がありましたように、駅のバリアフリー化というのは本当もう長年台東区も取り組んできたところですが、最近、台東区だけではなくて、浅草橋駅の周辺を見ると、私も意外と近いんで、こちらの中央区のほうも実はよく行ったりするんだけれども、馬喰町、小伝馬町、あそこのまちが随分やはり変わったんですね。あそこは、今までは繊維の問屋さんが非常に多かったのが、もう本当に今少なくなってしまって今マンションがすごいですよ。そんな関係で、今まで以上に中央区の人たちも、また、この近くは千代田区がありますから、ここ周辺にマンションが非常にやはり多くなっている関係で、中央区、千代田区、そして台東区と、この3つの区が連携してJRに再度申し込むとか、そのような形というのは、JRに少しでも動いてもらえるような起爆剤になるんではないかなというふうに思うんですけれども、その辺の考え方というのはいかがでしょうか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 今回の報告の中で、バリアフリー整備、非常に大きい課題かと思っております。今回この拠点性の向上という方向性を当区で方向性案という形で定めておりますけれども、今後、そういった隣接区とも共同に協議しながら、JRに必要に応じて働きかけていきたいなというふうに考えております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 ぜひ、私たちの台東区だけではなくて、そういう連携をした、本当にこれは区境のところですから、決して台東区だけの問題ではないというふうに私は認識していますので、ちょっとできればその辺の対応をお願いしたいというふうに思っております。  それと、防災性の部分にも関わるんですけれども、あと、地域のにぎわい、課題に上げられた部分なんですけれども、隅田川テラスが東京都等の協力できれいに整備されました。これを見ると、残念ながら隅田川と神田川、このちょうど一番の突端ですよね、柳橋の、そこのところが行き止まりになってしまっているんですね。行き止まり、いわゆる神田川があるから。まちの人たち、また、テラスを楽しむ人たちが柳橋のほうに出ようとする場合、一番この突端のところに出入口がないために、一度引き返さなくてはいけないと。これも、やはり今後のこのまちを活性化させるためには、私、大きな課題ではないかなというふうに思うんですけれども、この辺の課題を克服するという、そういう視点はいかがでしょうか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 委員ご指摘のとおり、隅田川テラスがここで分断されてしまっているということは、一つの課題かなというふうに考えております。こちらにつきましては、川辺の建物の開発ですとか更新に合わせて、テラスの突端から柳橋のまちのほうにアクセスできるように将来的になっていければいいかなというふうには考えておりますが、引き続き注視していきたいと考えております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 これは、私たちの台東区だけでは解決できる問題ではなくて、やはり東京都とか河川を管理しているところの協力がないとできないことだと思いますので、時間がかかりそうなんですけれども、その辺は、これ大きい課題ではないかなというふうに私は思っておりますので、ぜひ進めていっていただきたいというふうに思っております。  それと、ちょっと私、意外だなと思ったのは、今回の報告の2ページ目の一番下、まちを取り巻く動向の中で、スーパー堤防の整備とここに書いてあるんですね。スーパー堤防というのは、なかなか台東区のいわゆる隅田川沿いにおいてはあまりまだ整備がされていないんですけれども、この一帯の中でスーパー堤防の整備が考えられるという何か計画みたいなものはあるんでしょうか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 現在のところ計画があるという話は伺っておりませんが、今後、東京都、事業者に働きかける中で、可能性はあるかなというふうに考えております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 1つ、私、情報として、柳橋のエリアのところに、あれは東商センターだったかな、今そういう大きいビルがあって、そこの建て替えをするという話をちょっと聞いているんですね。もしかしたらそういうところが想定されるのかなというふうに思うんですけれども、もしスーパー堤防を進めるという話になると、あくまでもスーパー堤防を進めたいのは、やはりこれは国なんですか、それとも東京都なんですか、区なんですか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 基本的には東京都主体で進めておりますので、東京都が開発事業者の皆様にご協力いただきながら進めていくというのが基本的な考え方と考えております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 スーパー堤防をもし東京都主導で進めた場合、地権者とか、その周りの人たちのメリット的なものというのはどういうものが考えられるんでしょうか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 スーパー堤防に併せまして、例えば総合設計なども組み合わせまして、そこににぎわい施設のようなものが設置されれば、地域の住民の皆様、また、訪れる方々にとってもメリットになるというふうに考えております。 ○委員長 河野委員
    ◆河野純之佐 委員 分かりました。これについても、やはりかなり時間がかかることではないかなというふうに思います。そうすると、今回これからも浅草橋駅周辺のまちづくりを進めていただけるということは、これについては私も賛同はいたしますけれども、かなり時間がかかる問題で、やはり東京都とかJR、そういうところの動向なり考え方によって進めなくてはいけないことではないかなというふうに思うんで、一番初めに言ったように、台東区だけではなくて、近隣区との連携もぜひこれから進めていっていただきたいというふうにお願いいたします。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 簡単にちょっと聞きたいんですが、1ページ目の一番下のヒアリング結果抜粋と書いてあるんですが、その上に、ヒアリングを実施したところと書いてあるんですけれど、これはこのほかにあるんですか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 実施したところにつきましては、町会、観光連盟、そして各業界団体という形で、ここに記載した団体、以上でございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 今度は逆を言うと、浅草橋周辺まちづくり検討結果についての一番上の部分でにぎわいの空間の整備とか歩いてみたくなる歩行空間の整備とかいうときは、実は商店街形成というものが非常に大事なシステムだと思っています。浅草橋駅周辺のまちづくりを進めるに当たっても、この商店街の動きによって大分実は違ってくるのかなと。町会の人たち、また、会社の人たちが要望するよりは、やはり一番戻ってくる商店街の人たちが要望をかけていくというのは、実は非常に大事な操作なのかなと。  これは都市計画のほうの問題ではないんだとは思いますが、やはり浅草橋は、あれだけ店舗が増えて大きなお店もたくさんある、それから古いお店もたくさんありますよね。これが中心になってあそこにこれだけ開けてきているのに、商店街が形成されないというのはやはりちょっと問題なのかなというふうに思います。特に台東区内は、商店街自身がどんどん縮小されている場所と、それに伴って増えている場所と実は大分偏ってきている。でも全体的には広がっているところが商店街に入ってこないという形があるんで、区商店街連合会自身がどんどん小さくなってきていますので、この辺も含めて、あそこに商店街をつくることはきっと浅草橋駅に対しても影響力が大きくなると思うんで、ぜひその辺は別の活動の中でうまく進めていってほしいなと思いますので、どうですか、それは。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 委員ご指摘のとおり、当地域においては、法人格を持つ商店街がないというところも一つございます。その辺りも含めまして、今後まちづくりをする中で検討していきたいと考えております。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 回遊性を求めるとか、あるいは川のほうに人を引っ張っていくという世界の中では、店舗がなかったら何も意味がないということになりますし、そこで商売ができなければ、結局、逆を言うと回遊性も生まれてこないということになりますので、ぜひ、商店街との連携というのは必要なことになりますから、それを新たにやはり起こしていくことを一生懸命片方でやっていただきたいなというふうに思います。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 今日の報告の中で、今後、協議会を立ち上げていくということは理解をいたしました。やはりまちの人たちが声を出せる場、意見交換ができる場所というのは非常に必要だなというふうに思いますので、今後、協議会を立ち上げていくのに当たって、どのような方々がその協議会のメンバーとして構成していくのか、何か方向性とかあるんですか。今、石川委員から商店の話とかもありましたけれども、何かそういう方向性とかはございますか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 協議会の立ち上げに当たっては、時間がかかる認識ではございますけれども、町会の方々を中心にご相談させていただきながら、皆様と共に協議会設立に向けた検討を着実に進めたいと思っております。メンバーにつきましては、やはり町会の皆様を中心に、今回ヒアリングでもご協力いただいた各業界団体ですとか、まさに今、石川委員からもご提案のありました商店街の皆様などを想定しております。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 協議会等立ち上げ、非常に大変だと思うんです。それは、やはりそのまちをこれからどうしていこうかというのを核になって考えるというのは、非常に力も時間もかかることなので大変だと思うんですけれど、ぜひ、先ほど来出ているバリアフリー化、エレベーターの問題とかいうので、議会としては過去に陳情が上がってきていたわけですし、地域の方も、そういう視点で、あそこにエレベーターあったらいいよねと考えている方々がいらっしゃると思うんです。それをエレベーターという点ではなくて、少し面という、浅草橋エリアという面で見ていただけませんかという投げかけも含めて、協議会を早く立ち上げていろいろな議論を進めていただきたいなと思います。よろしくお願いします。以上です。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 すみません、1つお伺いいたします。  バリアフリー化が大きな課題になっている、つまり駅の上まで行くのがこのアンケートの中でも大きな要素になって、大きな課題だと。これは、確かに住民の人ももちろん交通機関を利用するんだけれど、地下鉄からJRに乗換えをする人、そういう人も大勢いるわけですよね。あるいはバスなどで浅草橋駅まで来て、それからJRに乗る、あるいは地下鉄に乗ると、そういういろいろな都心部であれば人の流れというのは考えられるので、このバリアフリー化を考えるときに、そうした人の流れというものが、どのぐらいの人が乗換えをする人で、どれぐらいの人が地域の中から交通機関を利用するために来ているのかとか、そういう基本的な調査というのはどうなんですか、やったんですか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 今回まちの方々のご意見などを伺っている中で、明確なデータというところ、流れのところの調査につきましては実施していないというところがございます。今後、まち全体でまさにそういったバリアフリー整備を考えていく中で、来街者を含めてどういった形で人が流れているのかというのは、必要に応じて調査、検討したいと考えております。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 でも、JRは自分のところの乗降客が何人ぐらいいるかということは把握していると思うんですよ。また、都営地下鉄でも、何人ぐらいそこで乗り降りしているか、乗降客を把握していると思うんだけれど、そういう情報交換というのは、それぞれの会社としているんですか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 今おっしゃった駅の乗降人員等につきましては、東京都、JRとともに情報交換はさせていただいております。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 そういう中で、それぞれの事業者の役割というのがあるだろうと思うんですよ、それだけの多くの人たちがね、そんなに少ない人数ではないですよ、これだけ都市部の極めて結束点的な重要な地域ですから。そういう意味では、そういう事業者の役割として、その利用者サービスの一環としても、このバリアフリー化というのは当然考えなくてはならない社会的使命だというふうに思うわけですよ。そこの住民の人たちとか、そういう人たちの要望というのは既にもう何十年も前から上がってきて分かっていることであって、むしろそうした事業者の責任、そこをもう少し明確にしていただいて、そしてどうするか、これからの展望、これを考えてもらわないことには、幾らまちづくり協議会をつくったとしても前に進んでいかないんではないかなと私は思うんですが、企業体としてのその責任、それはどのようにそれぞれの企業が思っているのか、把握していらっしゃいますか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎堀次郎 都市づくり部副参事 JR、東京都と協議する中で、このバリアフリー整備について課題認識というものは非常に持っているというふうに伺っております。しかしながら、現敷地でのバリアフリー化というのはいろいろな課題がありまして、なかなか難しいところがありますが、今後そういった課題、どうやって解決していくかということについて、区、そしてJR、東京都、三者で協議していきたいというふうに考えております。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 JRにしても東京都にしても、きちんと予算を取れば、国が応援をして、そしてこの課題を解決するというだけの、それだけの規模ですよ、言ってみれば。そこをやはりしっかりと認識していただいて、国が応援をして、そしてここのバリアフリーの問題をどうするかというところぐらいまで考えるようにならないと、ただ課題ですね、難しいですね、これだけでは、この話は進んでいかないんではないかと思っているんですね。ですので、しっかりとその辺のところも含めて協議を進めていただきたいとお願いしておきます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 今、髙森委員がおっしゃったように、以前やはりJRの本社のほうに辻代議士をはじめ望月議員と一緒に申入れに行ったことがあります。たしか区長も行かれたかな。やはり本当にその辺の一番企業体の責任というところを話していただきたいと思います。何より、交通バリアフリー法という法律が平成12年にできて、やはりあのときに鶯谷駅はすぐバリアフリー化がされたんですよ。ただ、台東区の浅草橋駅は、やはり構造上難しいということで、今に至ってしまっているということで、地域がもう本当にあそこがバリアフリー化するというのは、西口におかげさまでエレベーターがつきましたけれども、非常にちょっと乗りにくい乗換えのエレベーターでありますけれども、インバウンドのお客様が来ているときは、こんな大きなスーツケースを何人も持ってぞろぞろ歩いていて、あのエレベーターは1人乗ったら終わりだよねというぐらいのかわいいエレベーターなんですよね。でも地域の方はつけていただいたことについては本当に感謝していますが、繰り返しになって申し訳ありませんが、東口は、やはり結節点であるというところをしっかりもう1回JR千葉支社のほうにも訴えていただきたいですし、場合によっては私たち議員もしっかりとまた再度要請していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、東上野四・五丁目地区まちづくりについて、地域整備第一課長、報告願います。 ◎浦里健太郎 地域整備第一課長 それでは、都市づくり部報告事項2番、東上野四・五丁目地区まちづくりについてご報告いたします。  資料2をご覧ください。項番1、土地区画整理事業の状況です。現在のところ、区画道路の整備及び土地の有効利用を図るため、上野警察署と旧下谷小学校跡地を含む土地区画整理事業に向けた測量などの調査を進めているところでございます。  項番2、エントランス街区の整備に関する状況です。昨年度、業務、商業などの多様な機能の誘導や、にぎわいなどが育まれる広場の整備などについて関係地権者と共有してまいりました。今後も、新型コロナウイルス感染症対策を取った上で、事業手法の勉強など、まちづくり方向性を共有し、機運醸成を図ってまいります。  項番3、今後のスケジュールです。今後、測量などの調査結果に基づき土地区画整理事業の実施に向けた協議を進め、令和3年度以降の事業実施を目指してまいります。  ご説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、谷中地区における景観誘導策検討状況について、地域整備第三課長、報告願います。 ◎遠藤成之 地域整備第三課長 それでは、谷中地区における景観誘導策検討状況についてご報告いたします。  資料3をご覧ください。項番1、昨年度の景観誘導策検討支援の結果です。(1)検討支援の目的についてです。谷中地区では、10月末に告示予定の谷中地区地区計画に定める建物建て替え時の基本的なルールのほかに、谷中らしい景観・建築物の価値基準や景観に関するルール等について、まちづくり協議会における検討を支援しております。  (2)主な検討内容です。昨年度は、ルールの検討といたしまして、景観形成ガイドラインの骨子を、また、建物の実態調査として、寺社等の経年建物の分布について調査いたしました。  (3)詳細につきまして、別紙、A3カラー2つ折りの概要版をご覧いただきたいと思います。  まず、1ページ目、下段をご覧ください。項番2をご覧ください。谷中地区まちづくり協議会の中に景観部会を新設していただき、昨年9月より月1回のペースで検討を進めていただいております。  次に、裏面の4ページをご覧ください。項番4、景観形成ガイドライン(骨子)の検討でございます。そこの概要にも記載いたしましたが、3行目、地区計画にてお示しをした建築物等の形態または色彩、その他意匠の制限について、より分かりやすく、区と地域住民と事業者がその考えを共有することを目的として、イメージイラスト等を利用しながら取りまとめたものでございます。  次に、建物の実態調査です。この概要版をお開きいただきまして、左側2ページ下、フロー図をご覧ください。平成13年度調査のフォローアップといたしまして、昨年度は青い寺社地内の経年建物について調査を行い、当初200件登録していたものが昨年度160件に減少していることを確認いたしました。同時に、同等の建築物が地区内に28件、工作物が31件新たにあることを把握し、合計219件のデータを収集したものでございます。また、上段の薄い赤色の一般住宅等の経年建物につきまして、同等のものを51件発見し、合計303件のデータを収集いたしました。  右側3ページは、調査結果を地図にプロットしたものでございます。旧吉田屋酒店や谷中霊園の入り口周辺だけでなく、地図の左下、谷中一丁目、四丁目、六丁目の寺社地内にも経年建物が多く現存することを確認いたしました。  恐れ入ります、A4縦の元の資料にお戻りください。項番2、今年度の検討状況でございます。(1)建築物の詳細調査といたしまして、これまでの調査結果を踏まえ、所有者や専門家の協力を得ながら、重要と考えられる建物の建築年代や様式などについて詳細調査を行います。  (2)景観形成ガイドライン(案)の検討といたしまして、ガイドラインの骨子を基に、さらに、地域住民へのアンケートなどの手法により広く意見を求めながら、ガイドライン(案)の検討を進めてまいります。  最後に、項番3、今後のスケジュールです。ガイドラインにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、今年度末までに中間のまとめを、来年度早々にパブリックコメント等を実施し、年度内にガイドラインの策定、運用開始をいたしたいと考えております。  ご報告は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  中村委員。 ◆中村謙治郎 委員 ちょっと質問ではないんですけれども、こちらの今、地域住民を対象に、全戸配布ですから約6,000名にアンケートをしているこのアンケート用紙、私も回答させていただきました。今、非常に谷中の景観部会の皆さんも含めて町会長の皆さんが、谷中の将来をどのようにしていきたいかということを真剣に考えている姿が見えるし、また、谷中の景観にはどういった特徴があるかということもよく分かるようなアンケート内容になっていて、僅か6問しかないアンケートなんですけれども、真剣に考えると非常に時間がかかるすばらしいアンケートになっているなというふうに思いました。  今回のアンケートもそうなんですけれども、ひとえに景観といっても、30年とか長く谷中に住んでいる方たちの景観に対する意識と、また、最近引っ越されてきた方々の景観に対する見え方とか感じ方というのは全く違うものがあって、また、今回6,000名へのこのアンケート結果というのは、どういった形で回答結果が反映されてくるのか、また、回収率も非常に興味があるところでございます。  また、このアンケートなんですけれども、年代別、地域別にも分かるようになっていますので、谷中の山の上と山の下の方のまた感覚の違いなども結果として出てくると思います。この貴重なアンケート結果を今後どのように反映していくかというのは、また景観部会で話し合われていくと思うんですけれども、ぜひ景観部会の目指している新しいものと古いものが調和の取れた谷中のイメージというものをできるような、すばらしいガイドラインが完成することを期待しておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 こちらの谷中のまちづくりにつきまして、私が議員にならせていただいてからいろいろ陳情が上がったりという流れがありまして、その中ですごく感じたことが、いろいろ賛否様々な意見が、様々な価値観がある中で、非常に難しいところを本当に区民の方々に寄り添って非常に丁寧にご対応いただけているなという部分を感じております。  その中で、今後のところで景観形成ガイドラインの部分というところが重要になっていくんだと思っておりますが、こちらについて、中間のまとめをこれから3月末に作成ということなんですけれど、その前に、また再度景観部会の中で集積して、いろいろな議論があるという認識で間違いないでしょうか。 ○委員長 地域整備第三課長。 ◎遠藤成之 地域整備第三課長 先ほどの繰り返しになってしまいますけれども、骨子につきまして部会の中で、いろいろアンケートですとか、そういった結果も踏まえて肉づけをして中間のまとめに仕上げていくというような考え方でございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ありがとうございます。その景観部会の話とかほかの方から、いろいろ私の場合、聞いているだけではあるんですけれども、非常にやはり皆さん熱意を持って取り組んでいらっしゃるというところで、そこに対して本当に丁寧に説明されていることにすごく強い敬意を表しておりますので、引き続き頑張っていただければと思います。以上です。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 先ほど中村委員から、このアンケートを6,000枚配って今後どのようにという話がありましたけれど、具体的には、集めた後、回収率が高まるようになっていただきたいなと思いますけれども、集めた後、その記載されているアンケートはどのように集計して景観部会として区民にフィードバックをしていくんですか。 ○委員長 地域整備第三課長。 ◎遠藤成之 地域整備第三課長 アンケートにつきましては、9月30日締めで地域の方にお願いをしているところでございます。月1回やっております部会のほうに、遅くとも11月の部会までには報告をいたしまして、また、区民の方へのフィードバック方法につきましても、ちょっと部会の方におはかりしながら、なるべく透明性の高い形で進めてまいりたいというふうに考えております。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 谷中のまちづくり協議会は区が主導ではなくて住民主導で進んでいることですので、その辺は十分やっていただきたいなと思います。  それと、今回の景観形成を検討することに当たって、この地域の建物の調査とかされていますけれども、何か外部のコンサルとか外部委託しているものがあるんでしょうか。それと、もし外部委託とかコンサルが入っているのであれば、どのような内容をそのコンサルなどに委託をされているのか、ちょっと教えてください。 ○委員長 地域整備第三課長。 ◎遠藤成之 地域整備第三課長 谷中地区におきます景観誘導策の検討でございますが、これは平成30年度に引き続き2年目、今年で3年目になるものでございます。コンサルに委託をしているところでございますが、本区や他自治体において景観計画やガイドラインの検討支援に実績のあるコンサルを選定しているところでございます。コンサルに委託をしている内容につきましては、経年建物の調査であったり、あるいは制度や事例の収集、また、景観部会の運営、検討の支援を委託しているところでございます。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 分かりました。外部の力、そういうコンサルというか、企業体のノウハウというのを活用しながらやることは決して悪いことではないんですけれども、コンサルの主導でコンサルの論法で最終的な着地点というのがないようにしていただきたいなと思います。これからそのアンケートも含めて住民アンケートを基にした部会で話合いをするという話でしたけれども、今、景観部会や、区がこのように考えていますよという中で、地域へのフィールドワーク、例えば、今まで調査をした建物の中で特徴ある建物はこういう建物がありましたよみたいなフィールドワークであったり、こういう街並みをつくっていこうというグループディスカッションができるようなワークショップみたいなのは、何か今後考えていらっしゃるんですか。 ○委員長 地域整備第三課長。 ◎遠藤成之 地域整備第三課長 今年度、景観形成ガイドライン案の検討を進めていく中で、地域の皆さんの声を取り込んでいこうということで、景観部会の委員さんたちからもご発議をいただいているところでございます。事例としましては、今アンケートをやっているところでございます。当初は、委員ご指摘のとおり、ワークショップであったり、まち歩きであったりということを計画していたんですけれども、ちょっと新型コロナウイルス感染症の関係がございまして、今新型コロナウイルス感染症の様子も見ながら、なるべく広く地域の方のご意見を取り込めるようにやっていきたいというふうに考えております。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 本当に谷中のまちというのはお寺さんも多くて、そのまちの静けさとか地域の安心感とか谷中の歴史観とかいう、そういうまち空間そのものというのを感じ取った中で景観というものを議論していただきたいなというふうに思っているんですけれども、もちろんこれはまちづくり協議会の景観部会が主導でやっていることなんですけれども、地域整備第三課としては、その空間とか街並みとかいうのではどう評価していこうとかいうのは、何か考え等はお持ちなんですか。 ○委員長 地域整備第三課長。 ◎遠藤成之 地域整備第三課長 今、委員からご指摘をいただいた内容でございます。地域整備第三課としましても、これまでの地区計画を検討している中で、地域の方から様々なご意見をいただいているところでございます。単純に色だけとか見た目だけということではないものにまとめてまいりたいというふうに考えているところでございますが、先ほどの繰り返しになりますけれども、概要版の4ページにも記載させていただいているところでございますが、谷中地区の歴史的な経緯であったり、地形であったり、あるいは住まわれている方の気質のようなものも広く要素としては取り込んでございますので、これをガイドラインに反映できるように努力してまいりたいという考え方でございます。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 ガイドラインをつくることが目的ではなくて、谷中のまちを今の形も含めて住みやすくて、そして歴史的価値観があるものというのを、しっかりとそれを押さえたガイドラインにしていただきたいなと思うし、多分ガイドラインなので、建物を建てる人に、こういうルールでお願いしますねというお願いになってしまうのかなと思うんですけれど、ぜひ区として、建築申請とか、そういう住宅の相談とかが上がってきたときには、住民の意匠というものをしっかりと酌んだ形にしていただきたいというのも、これはやはり役所だったらできることだと思いますので、そういうところを十分庁舎の中でも議論していただいて、区としてバックアップできるもので、地域として考えていくものというのを混在させながら検討していただければと思います。以上です。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 地域の方たちが真剣にこのまちづくりに取り組んでいただいているということで、本当に敬意を表する次第でございます。そういう景観部会の中で、様々、谷中の方たちは谷中らしさということを本当に大切にされていて、建物の価値とかそういうものを大事にする方もいらっしゃいますし、また、皆さんの住まい方、暮らし方という、また、商いの仕方ということを本当に自由にできるような、そういう地域でもあるということで私は認識をしておりますので、やはり皆様から出た、そういう自由に本当に皆さんで谷中の地域のことを考えて一枚岩でやっていけるような形で進んでいくんだと思いますので、その皆様のご意見をしっかり、各委員からも様々ご意見ありましたけれども、一つ一つガイドラインの中に本当に反映して、そしてよりよいものにしていただきたいなということをもう切に要望させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、令和元年度駐車場利用実績について、交通対策課長、報告願います。 ◎三瓶共洋 交通対策課長 それでは、ご報告いたします。  資料4をご覧ください。項番1の雷門地下駐車場です。まず自動車です。延べ駐車台数は16万8,203台で、前年度に比べ9,492台の減、利用率は38.8%で、前年度に比べ1.7%の減となっております。一方で、月別定期利用台数は564台で、前年度比82台の増となっております。次に、自動二輪車です。延べ駐車台数は6,603台で、前年度に比べ171台の増、利用率は43.1%で、前年度に比べ1.2%の減となっております。収支は8,509万1,851円の黒字で、前年度に比べ、料金収入の減少と設備改修の実績増に伴い1,131万2,117円の減となっております。  なお、令和2年度4月から7月の4か月間の実績としては、自動車は、延べ駐車台数は2万9,852台で、前年度同期間に比べ2万6,914台の減、利用率は20.3%で、前年度同期間に比べ19.1%の減となっております。自動二輪車については、延べ駐車台数は1,826台で、前年度同期間に比べ465台の減、利用率は32.4%で、前年度に比べ13.6%の減となっております。利用者が大きく減少している原因については、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛によることが主な原因と考えております。  次に、項番2の上野中央通り地下駐車場についてです。延べ駐車台数は13万2,764台で、前年度に比べ1万6,685台の減、利用率は17.6%で、前年度に比べ1.6%の減となっております。月別定期利用台数は335台で、前年度比22台の増となっています。収支は4,553万4,433円の赤字で、前年度に比べ料金収入の減や精算機などの管制機器入替え委託料の増に伴い、6,493万1,161円の減となっております。
     なお、令和2年度4月から7月までの4か月間の実績としては、延べ駐車台数は2万5,831台で、前年度同期間に比べ1万8,449台の減、利用率は11.1%で、前年度同期間に比べ6.5%の減となっております。実績減の要因につきましては、雷門地下駐車場に同様です。  ご報告は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 雷門地下駐車場と上野中央通り地下駐車場ということで、上野中央通り地下駐車場のほうが4,100万円ほどの機械を入れてこれだけの赤字が出たということなんですが、機械を入れること自体と機械が便利になることはすごくいいことだとは思うんですが、これだけどんどん台数が減っているというのと、あと、24時間営業をやめていこうかという変更というのもあって、その辺の見通しはどう考えているのかなというふうに思うところがあります。  それが1つと、民業圧迫もいろいろあると思いますので、ずっと値段とか利便性ですとかいうのは、周りとうまく調和をしながらやってきているということは十分理解はしているんですけれども、このように急に機械を入れ替えるとかいうと、やはり区と業者とでのやり取りよりは、もう駐車場の民間委託みたいなものも一つ含め検討する必要性もあるんではないかなというふうに考えるんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎三瓶共洋 交通対策課長 まず、精算機器の入替えについては、耐用年数を迎えていたものですから、入れ替えると。その際には、交通系のIC機能も兼ね備えたものという形で入れ替えさせていただいております。  それと、あと、24時間営業の見直しということは、過去にそういった議論があったことは承知しています。現在のところ、そのときと状況が変わりまして、今、新型コロナウイルス感染症の関係で実績が非常に落ち込んでいるというような状況もある中で、また、定期利用者が増えているというところもあって、そういった方々の利便性を考えますと、現時点で24時間営業を見直すというところまでは考えは至っていないという状況でございます。  それと、民間委託につきましても、現在新型コロナウイルス感染症というところで、ある意味、非常事態を迎えている状況の中では、現状どおり、現状の管理運営の形式を維持していきたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 定期利用の数というのもあって、24時間営業はそのまま続けていただくということは、私は、もともと24時間営業を進めたほうがいいんではないかというふうに言っていたもんですからいいと思うんですけれども、新型コロナウイルス感染症でなかなか数も集まらないで、今後これから新型コロナウイルス感染症が終わった後に、また急激に伸びてくるだろうと予測すると、今、民間に委託することがいいのかどうかというのはちょっと難しいかもしれませんけれども、これだけ数が減っていて利用率が減っている中で、そういった方向性も一つ視野に入れながら進めておいたほうがいいのではないかなと思いますので、一つ意見として言わせていただきます。以上です。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 以前も申し上げたかと思うんですけれども、入場の際の待ち時間が長いという課題がちょっとあったかと思います。私自身も車で入場したときに体験して、3つレーンがA、B、Cとあって、その振り分け等のオペレーションの中で様々課題があるのかなというふうにちょっと感じました。やはり入場する入り口自体が狭くて急でというのもありまして、待たされるというところでとてもストレスを感じるということがあります。今コロナ禍で稼働率が下がっている中でありますけれども、今後また戻ってくることが期待されますので、また、その稼働率を上げていきたいということもありますので、そこのオペレーションの工夫というのをぜひやっていただきたいなと、見直しをできればしていったらいいんではないかなと思っているんですけれども、いかがでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎三瓶共洋 交通対策課長 上野中央通り地下駐車場の利用率、余り芳しくない状況がずっと続いていたわけなんですけれど、ただ、一定の時間帯に集中してしまって、そのときに列ができてしまうというような状況については認識しております。ご存じのとおりスロープを下りて車の待合があって、3つのレーンに振り分けるという係員がオペレーションしているという状況でございまして、構造的に改善を図るということは、もはやもう不可能でございまして、運用上、改善点があるかどうかについては、まず点検させていただいて、速やかに着手できることについては着手していきたいと、そういった改善を促していきたいというふうに考えております。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 ありがとうございます。ぜひ積極的に進めていただきたいと思います。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 先ほど岡田委員からも出て、このように出ていると。平成30年度の数字があって、令和元年度の数字があって、多分令和元年度も、今年に入ってから、年度ですから3月までなので、それこそ少し新型コロナウイルス感染症の話が出だしたときと、その前の数字だと違うし、もっと言うと、この参考で書いてある令和2年度の4月から7月期と四半期書いてありますけれど、私、車で割とよく走るので、何となく思うことは、4月とか緊急事態宣言下の5月は本当に車が少なくて、でもそれが6月になって7月になって、さらに8月、今もう9月の終わり近くなっていますけれど、大分交通量とかも変わってきているような気がしているんですね。これ分かればなんですけれど、今年度に入って4-7月の4か月で32.4%とか11.1%と書いてありますけれど、それこそ4月、5月と6月、7月をごっちゃにしている数字なので、数字で出ていれば教えてほしいし、出ていなければ感触でも結構なんですけれど、その辺の違いとかいうのはどんな感じだったんですかね。 ○委員長 交通対策課長。 ◎三瓶共洋 交通対策課長 今年度4月からの実績でございますが、雷門地下駐車場につきましては、4月が約3,600台と5月は約5,000台という状況です。上野中央通り地下駐車場については、4月が約4,600台と5月が約6,000台という状況でございますが、ともに7月にはもう9,000台を超えています。上野地下中央通り地下駐車場については約9,900台ということで、1万台に近づいてきていると。手元には8月もございまして、8月でございますと、雷門地下駐車場が約9,500台、上野中央通り地下駐車場が約1万1,500台というような回復傾向には傾いているのかなという状況でございます。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 区でやっている駐車場ですから、必ずしも利益を求めるためだけにやっているわけではなく、要は交通対策とか区民サービスとかいろいろな部分でやっている部分がある事業なので。ただ、そうはいっても、今後、区財政が厳しくなっていく中で、その辺がどのような数字に落ち着いていくかというところはしっかり注視していかなくてはいけないところだとは思っているんですけれど、今の話を聞くと、それこそ4、5月はやはりかなり厳しくて、そこの部分がこの4月から7月の数字に反映されてしまっているんだろうなと。ですので、もうちょっとしばらく見ていったほうがいいのかなということだけ、意見だけ述べさせていただきます。以上です。 ○委員長 中村委員。 ◆中村謙治郎 委員 上野中央通り地下駐車場のことなんですけれども、私も、昨日、実は管理事務所の方、所長はいらっしゃらなかったんで、担当の方にいろいろと話を聞いてきました。その中で、あそこは今、先ほど松尾委員からもありましたように、A、B、Cレーンとあって、ご利用される方は分かると思うんですけれど、一番手前のAレーンのところは、すごく鋭角に曲がらないと入りづらいレーンになっているんですね。だからBレーンとCレーンは入りやすくて、大きく車になるとBとCに誘導するような形で。ただ、平日でも土日でも、基本的にはコロナ禍前でも3レーンのうちの2レーンしか使っていないということなんです。車両の数も少し減ってきているということなんですけれども、昨日も実際にCレーンが工事していてAレーンとBレーンだけで運営していましたけれども、本当は、去年など花見の時期などは1日500台から600台以上になるときもあるぐらい上野中央通り地下駐車場は人気があるんですけれども、1日止めても上限2,000円という破格の値段でやっているというところということもありまして、今年は当然コロナ禍ということで今現状、車は少ないですけれども、今後、年末、上野に来る方や来年の花見の時期に期待したいというふうに思っているところで、ちょっと1つお聞きしたいのは、以前からずっと上野中央通り地下駐車場にある問題がありまして、駐車場に入るときの問題なんですけれども、上野駅側から入ってきて駐車場に入ろうとする車が、Uターンするような形で上野中央通りを横切って入る車両がいるわけですね。  ただ、警察に聞いても、これは交通違反ではなくて、気をつけて通行していただければいいということなんですけれども、やはりあの上野中央通りを横切ってUターンするように入るのは非常に危険だということで、地元の方々からは日々皆さんの心配というのは耳に入ってきます。そんな中で、台東区もホームページでは、上野中央通り地下駐車場に入るためには、春日通りから回ってきて入るようにというふうに案内があるんですけれども、なかなか道路上に標識を掲げるのは難しいと思うんですが、もうちょっと工夫をして、地下駐車場のホームページのトップ画面に赤字で、上野中央通りを右折しないで春日通りのほうから回ってきてくださいとかいう案内をしていただいて、できるだけ一台でも上野中央通りを横切って進入しないように工夫していただきたいというふうに思っているんですけれども、何か検討はされていますでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎三瓶共洋 交通対策課長 ただいま委員のご指摘の件については、長年の課題であったかというふうに認識をしております。まず、北側から来る車両については右折しないと入れないという状況もあるのですが、左車線から入る場合についても、例えば不忍池から曲がってすぐのところにあって、そこのまず視認性が悪いというような状況がありますので、まずそちらの左側から入りやすいところについては、そこの改善を図れるかどうか、都道でありますし、交通管理者であります警察などと今後ちょっと協議させていただいて、まずできるところから着手していきたいなというふうには考えてございます。 ○委員長 中村委員。 ◆中村謙治郎 委員 今後、遠方から来られる方たちなどは、区の駐車場のホームページを見て来られる方もいらっしゃると思うので、ぜひそのようにしていただいて、事故が起きないように、地元の方々は心配していますので、ホームページ上でも分かりやすい案内をしていただきたいと要望させていただきます。以上です。 ○委員長 掛川委員。 ◆掛川暁生 委員 すみません、雷門地下駐車場及び上野中央通り地下駐車場のホームページのサイトのほうなんですけれども、ちょっと更新が2010年10月22日ということの日付になっていまして、行政のチェックが入ったときには、なるべく更新の日付を変えていただくとか、あと、やはり区のウェブサイトがちょっと見づらいというような地域住民の方からのご意見があったので、こういった地下駐車場の写真などをもう少し分かりやすく数を増やしていただければという要望です。よろしくお願いします。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、観光バス対策進捗状況について、交通対策課長、報告願います。 ◎三瓶共洋 交通対策課長 それでは、ご報告いたします。  資料5をご覧ください。まず、項番1の駐車場利用状況についてです。令和元年度の利用実績としては、年間での利用台数が6万8,952台で、1日平均188台の観光バスが駐車場を利用しており、前年度比94%となっています。平成30年度の実績を下回った理由としては、新型コロナウイルス感染症の影響により、本年2月から観光バスの来訪が大幅に減少したことが上げられます。また、令和元年度の観光バス予約システムによる事前精算予約の割合は44.3%となっています。参考までに、今年度に入ってからの数値としては、4月から7月までの4か月間で利用台数が239台、1日当たりの平均で約2台の利用と、大幅な減少となっています。  次に、項番2の乗降場利用状況についてです。令和元年度の乗車場の1日当たりの平均利用台数は149台で、こちらも2月と3月の実績が前年度に比べ大幅に減少しており、対前年度比94.9%となっています。降車場についても、2月と3月の実績が前年度に比べ大幅に減少しておりますが、1日当たりの平均利用台数は193台と平成30年度と同じ台数となり、対前年度比100%でありました。今年度に入ってからは、乗車場、降車場ともに1日当たり平均1台の来訪となっています。  なお、ただいまご説明いたしましたとおり、新型コロナウイルス感染症の影響により来訪するバスが減少していることから、蔵前臨時観光バス待機場を今年の4月から、清川駐車場については9月から臨時休業とさせていただいております。  ご報告は以上です。よろしくお願いします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  田中委員。 ◆田中宏篤 委員 清川駐車場につきまして、閉鎖しているという話はお伺いしていたんですけれども、これによって台数のキャパシティの減少というのは大体何%減ぐらいになっているかというところは。 ○委員長 交通対策課長。 ◎三瓶共洋 交通対策課長 清川駐車場が18台の収容でございまして、今戸駐車場が23台、台東区民会館駐車場が13台ぐらいだったかと、すみません、ちょっと手元に資料がないもんですから。大体そのぐらいの割合となっております。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 この新型コロナウイルス感染症の状況でインバウンド需要が当面見込めない中で、急激にバスが回復することはないとは思うんですけれども、10月からGoToトラベルが東京においても始まって、どれぐらいの台数が増えるかというのはちょっとなかなか読みづらい部分なのかなというふうに思っています。なので、現状のところで清川駐車場を閉めている状態でGoToトラベルが始まっても賄えるとは思うんですけれども、とはいえ急激に観光業が立ち上がってくる可能性も考えられますので、そういったときに慌てて、なかなか想像しづらい部分ではあると思うんですけれども、またいっぱいになってしまうようなことがないように、そこについては事前準備というか、いつでも対応できるような体制を整えておいていただければと思います。以上です。 ○委員長 要望でいいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。  理事者からの報告は、以上であります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 案件第1、交通対策及び地区整備について、その他ご発言がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 おはかりいたします。  案件第1、交通対策及び地区整備については、重要な案件でありますので、引き続き調査をすることに決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 以上で、案件の審議を終了いたしましたので、事務局次長に委員会報告書を朗読させます。           (吉本議会事務局次長朗読) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 これをもちまして、交通対策地区整備特別委員会を閉会いたします。           午前11時10分閉会...