台東区議会 > 2019-10-09 >
令和 元年 決算特別委員会-10月09日-01号

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  1. 台東区議会 2019-10-09
    令和 元年 決算特別委員会-10月09日-01号


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    令和 元年 決算特別委員会-10月09日-01号令和 元年 決算特別委員会 決算特別委員会会議録 (文化観光費・産業経済費・土木費) 1 開会年月日   令和元年10月9日(水) 2 開会場所    第1会議室 3 出 席 者   委員長 和 泉 浩 司    副委員長 河 野 純之佐   (17人)   委員  岡 田 勇一郎    委員   鈴 木   純           委員  中 嶋   恵    委員   田 中 宏 篤           委員  山 口 銀次郎    委員   石 川 義 弘           委員  髙 森 喜美子    委員   松 尾 伸 子           委員  青 鹿 公 男    委員   村 上 浩一郎           委員  水 島 道 徳    委員   小 坂 義 久           委員  本 目 さ よ    委員   秋 間   洋           議長  石 塚   猛 4 欠 席 者   (0人)
    5 委員外議員   (0人) 6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎           教育長                   矢 下   薫           技監                    西 野   仁           企画財政部長                田 中   充           企画課長                  越 智 浩 史           経営改革担当課長              福 田 健 一           財政課長                  関 井 隆 人           情報システム課長              川 田 崇 彰           用地・施設活用担当部長           箱 﨑 正 夫           用地・施設活用担当課長           河 野 友 和           総務部長                  佐 藤 徳 久           総務部参事                 内 田   円           総務課長                  伊 東 孝 之           人事課長              (総務部参事 事務取扱)           広報課長                  横 倉   亨           経理課長                  鈴 木 慎 也           施設課長                  反 町 英 典           区民部長                  望 月   昇           区民部参事                 吉 田 美 生           区民課長                  川 島 俊 二           くらしの相談課長              落 合   亨           税務課長              (区民部参事 事務取扱)           収納課長                  依 田 幾 雄           子育て・若者支援課長            川 口 卓 志           文化産業観光部長              岡 田 和 平           文化振興課長                三 瓶 共 洋           観光課長                  平 林 正 明           文化産業観光部副参事            吉 田 美弥子           産業振興担当部長              梶   靖 彦           産業振興課長                上 野 守 代           障害福祉課長                田 渕 俊 樹           環境清掃部長                野 村 武 治           都市づくり部長               伴   宣 久           都市づくり部参事              前 田 幹 生           都市計画課長         (都市づくり部参事 事務取扱)           計画調整課長                寺 田   茂           地域整備第一課長              浦 里 健太郎           地域整備第二課長              植 野   譲           地域整備第三課長              遠 藤 成 之           建築課長                  松 﨑 晴 生           住宅課長                  飯 野 秀 則           土木担当部長                武 田 光 一           交通対策課長                石 川 洋 二           土木課長                  齋 藤   洋           公園課長                  原 島   悟           会計管理室長                吹 澤 孝 行           会計課長             (会計管理室長 事務取扱)           教育委員会事務局児童保育課長        佐々木 洋 人           教育委員会事務局指導課長          小 柴 憲 一           教育委員会事務局教育改革担当課長      倉 島 敬 和           教育支援館長           (教育改革担当課長 兼務)           監査事務局長                中 沢 陽 一           文化産業観光部副参事(産業振興事業団・事務局次長)                                 吉 江   司           文化産業観光部副参事(産業振興事業団・経営支援課長)                             (事務局次長 事務取扱) 7 議会事務局   事務局長      石 野 壽 一           事務局次長     吉 本 由 紀           議事調査係長    松 江 勇 樹           議会担当係長    鈴 木   陽           書  記      西 村 健 志           書  記      諏 訪 ゆかり           書  記      佐 藤 大 地           午前10時01分開会 ○委員長(和泉浩司) ただいまから、決算特別委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 おはようございます。よろしくお願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。  本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。  それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5款、文化観光費については、項ごとに審議いたします。  第1項、文化費について、ご審議願います。  青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 まず212ページ、(仮称)障害者アーツのところをご質問いたします。  昨年の旧東京音楽学校奏楽堂リニューアルオープンの記念イベントの一環としまして、障害者向けの音楽会を開催したと思っております。ただし、この15万円というのはちょっと少な過ぎるなと考えておりまして、あと、予算額は約160万円に対しまして執行率が9.4%となっておりますので、実施内容の説明をお願いいたします。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 まず、旧東京音楽学校奏楽堂の記念イベントでございますが、こちらは214ページの4の(2)旧東京音楽学校奏楽堂改修の中で実施しております。こちらから200万円ほど支出して実施したものでございます。  また、執行残の理由といたしましては、こちら障害者アーツの取り組み方針の策定に向けた検討委員会の設置、またそれに伴う会議費や学識経験者への報酬、さらに方針策定時における記念シンポジウムの開催などを考えていたところでございますが、障害者への芸術活動に熱心に取り組んでおりました、また学校教育の現場でも子供たちの文化教育に熱心に取り組んでいた東京藝術大学の教授の方がおりまして、その方といろいろ相談したり指示を仰いでいたわけなんですけれど、昨年9月に急死したことがございまして、そういった状況の中では検討委員会設置だとかシンポジウムの開催は事業遂行困難と判断して執行残となった次第でございます。 ○委員長 急逝ね。  青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 特に芸術の活動につきましては、アーティストの思い描くものをどう形にしていくかという部分もあると思いますので、特に中核を担っていた方の急逝という、いわば突発的な要因がありまして執行残が発生したことは理解いたしますが、その後の対応としてどう取り組んでまいりますでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 まず、取り組み方針の策定につきましては、今現在白紙の状態でございます。急逝された東京藝術大学の教授の方や、また独自に障害者へのアートイベントに取り組んでいる各文化施設がございまして、昨年度こういった方々とも意見交換してまいりました。強い要望といたしまして、各館でイベントは行っているけれど、自分たちのイベントの情報を障害者にどう伝えていいのかというところで苦慮していると。逆に行政としては、イベント自体は直営ではやっていないんですけれど、障害者の方や団体の方との接点があるというところで、そういった強みを生かせるような形で情報共有の場が欲しいということで、連絡会を立ち上げたらどうだろうかというようなお話がございまして、まず連絡会を立ち上げていきたいというところで考えてございます。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 最後にします。来年はオリパラの年でもございます。その後のレガシーという点においても、障害者アーツは重要な要素になると私も考えておりますので、関係者との連携を密にしまして、しっかり今後も取り組んでいただきたいと要望だけさせていただきます。 ○委員長 よろしいですね。 ◆青鹿公男 委員 はい。 ○委員長 ほかは。  松尾委員。
    ◆松尾伸子 委員 211ページの6番のステージ・コミッションの中で、ワークショップの実施ということで委託料という形で出ていますけれども、この30年度のワークショップはどんな内容で行われたんでしょうか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 ステージ・コミッションで行いましたワークショップの実績でございますが、30年度は芸楽祭との共同ワークショップで2回、2件4回でございます。1件目はショート演劇のワークショップで、平成30年11月10日と11月11日の2回で、参加者は33名でございました。2件目が音楽と美術とパフォーマンスをあわせたワークショップとなっておりまして、こちらは平成31年2月9日と2月10日、この2回で、参加者は36名となっております。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 参加者の年齢的な構成というのは、何か条件とかがあったんでしょうか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 まず、ショート演劇のワークショップですが、こちら2回やっておりますが、1回目が小学生ということで6歳から11歳、2回目は中学生、高校生、大学生ということで対象をしておりましたが、実際は余り大きな方はご参加がなかった状況でございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 このワークショップ、本当にぜひこれからも芸楽祭の中でやっていただけると思いますけれども、さまざまな形で、特にお子さん、そして中高生、若い方たちに積極的に参加していただける場としてはとても貴重な場であると思っておりますので、今後もさまざまな形で工夫していただいて、ぜひ積極的に進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 要望でいいですね。 ◆松尾伸子 委員 はい。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 212ページのたいとう文化発信プログラムについてお聞きいたします。  ウエブサイトの運営保守委託料等ということで164万8,849円となっています。このウエブサイトは、たいとう文化発信プログラムに基づいて構築していると思いますけれど、このウエブサイトの概要、特徴を教えてください。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 このウエブサイトでございますが、たいとう文化マルシェという名称で運用しております。これまで文化情報を一元的に発信する区のサイトがなかったということがあり、平成29年度に策定した文化発信プログラムに基づき構築したものでございます。  運営開始は平成30年3月ということになりますが、特徴といたしましては、区内の文化イベントや文化施設情報の紹介を初め、主催者がウエブサイト上でイベント登録できる仕組みとなっておりまして、区や芸術文化財団といった外郭団体だけではなく、民間事業者や個々の芸術家が区内で開催する文化イベント情報も掲載し、オール台東として民間のイベントも発信できるのが特徴となっております。  また、文化庁の文化情報プラットフォームとも情報連携しているため、マルシェにも掲載した場合にはそちらにも掲載されるといった仕組みになってございます。 ○委員長 小坂委員、これも委員会でホームページの統合というのも出ていますので、まとめてください。 ◆小坂義久 委員 ありがとうございます。  今委員長がおっしゃった文化・観光特別委員会で、文化専門ホームページについて統合すると、たいとう文化発信プログラムのウエブサイトに統合するという報告がありました。そのときの資料に、文化専門ホームページのアクセス数が30年度は約14万5,300件となっています。このたいとう文化発信プログラムのウエブサイトのアクセス数はどれくらいですか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 平成30年度のアクセス数は7万3,239件となってございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 まだ始まったばかりということでアクセス数が少ないんですけれど、そうしたサイトへの統合ということで問題はないんでしょうか。また、今後アクセス数の増加についてはどのように見込んでいるのかお聞かせください。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 統合先の文化マルシェですが、平成30年3月に開設ということで、年間を通じての情報発信は平成30年度が初めてという状況でございましたので、認知度という点からアクセス数が伸び悩んだのかなと考えております。ただ、今年度に至っては、8月までの実績でございますが、文化専門ホームページのほうが5万5,827件であるのに対しマルシェのほうは5万6,830件といった状況で、追いついてきている状況でございます。また、一元化することによって相乗効果も期待できるのかなと受けとめております。 ○委員長 小坂委員、そろそろまとめてください。 ◆小坂義久 委員 もうまとめます。本区のすばらしい文化の魅力、これ本当に知ってもらうために、やはり取っかかりとなる情報の発信が大変重要であると思います。こうしたアクセス数自体ということもしっかりと、最終的な目的ではないんですが、台東区を知ってもらう一つの目安であるために、またしっかり取り組んでいただきたいと要望しておきます。以上です。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 少し関連しますけれど、同じところです。文化芸術広報誌制作に当たって、よくいう庶民文化、こういうものは載っているんですか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 こちら「台東鳥瞰」と言われている冊子でございまして、平成30年度から発行を開始しております。年に2回の発行となっておりまして、第1号が台東区全般のいろいろな多様性があるといったところにスポットを当てた創刊号となっております。第2号が朝倉彫塑館ということと、今年度は第3号を発行しておりますが、下町の長屋とか、そういったところにスポットを当てた編集となってございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 文化と言われると、なかなか難しいというのが多いと思います。というのは、文化になるようなものは江戸時代のものから廃れてきているものは非常に多くて、これを現実どうしていくのかと、この辺が一つのテーマになっているんだと思います。これ、振興という中では、新しいものを振興していく、あるいは売れているものをそのままさらに拡大していくという拡大とともに、なくなりそうなものも残していくという操作も、これ大事だと思いますので、ぜひこの辺を含めて、田中委員がこちら向いてうなずいていた、植木市など危なくなってきていますんで、ぜひこういうところも含めて、どうやって発信していくのかよく考えておいてほしいと思います。これ総括質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。 ○委員長 あと、ほかありますか。  村上委員。 ◆村上浩一郎 委員 212ページの13番、(仮称)したまち文化・芸能事業の開催の中で、特に上野公園の噴水前で行われました映画祭でしょうか、あれについてちょっとお聞きしたいことがございます。 ○委員長 何を聞きたいのですか。 ◆村上浩一郎 委員 運営上大変、多々手が抜けていたようなところがたくさんありましたので、その辺をちょっとお聞きしたいなと思っていたんですが。 ○委員長 抜けていた、ご指摘はなんですか。 ◆村上浩一郎 委員 例えば外国人の方がお見えになっているのに英語の表記が全くなかったとか、それから救護用のテント、私が行ったときにはもう既に1人の方が横たわっていたと。それに対して看護師さんが1人しかいないと。たまたまあのときそれほど暑くなかったんですが、もしあれが高温で、熱中症でたくさんの方が倒れた場合、そういう場合どうするのか、そういうことをちょっとお聞きしたかったんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 今、村上委員がご意見いただいたものは、ことしのオープニングの映画のイベントのことですが、元年度の映画祭のことでということでのお答えになりますでしょうか。 ○委員長 年度が違う。 ◆村上浩一郎 委員 大変申しわけございません。勘違いしていました。大変失礼しました。 ○委員長 それでいいのですか。 ◆村上浩一郎 委員 はい、申しわけございません。大変失礼しました。 ○委員長 いいのですか。またいだっていいんだけれども。  髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 私は、214ページの旧東京音楽学校奏楽堂、この年度、きれいにリニューアルがされてオープンいたしました。大変に長年かかって工事を進めてまいりまして、そして本当に昔の面影をしっかりと残しながら新たな装置になったり、またパイプオルガンも復活したり、これはすばらしい音楽堂になったなと思っております。  そこで、古かったときにはいろいろと課題がありまして、それらも新しくなって解決されたんだろうなと思っているんですが、この音楽堂について、何か新たな課題があるとか、あるいは新しくなって好評だというようなこともあろうかと思いますが、そのあたり、感想はどのようなものが多いのかお聞かせください。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 奏楽堂につきましては、約5年半お休みをいただいて工事をいたしまして、大分きれいになってリニューアルしたところでございます。お客様も大変来ていただいておりまして、今のところ特段これといった新たな課題というものは生じていない状況でございます。きれいになりまして、ホールはオープンする前は騒音が外から入ってきてしまうというところで、大分その辺のご意見をいただいていたところがあったんですが、ホールの背面のところを二重窓にしたことで防音効果が上がったということで、音は大分気にならなくなったというようなことがメリットとして上がっております。  あと、座席ですが、座席は2時間、3時間のコンサートで座っておりますとお尻がしびれてしまうようなちょっとかたい椅子でございましたが、座面が41センチから50センチと幅が広がったことで大変座りやすくなったということでご好評いただいているところでございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 本当に中の音楽を聴く、そういうことについては充実したなと思います。  もう一つ、展示スペースがあるので、展示の内容については今後どのようにお考えなんでしょうか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 展示につきましては、現在も過去の経緯ですとか、あとは本居長世さんのものですとか日本の歌ですとか、そのようなことを展示させていただいていますが、あと、リニューアルに際しましてパイプオルガンのミニチュアを作成いたしまして、そちらを展示しております。それを展示することでふだんは見られない空気の流れとか、そういったものが見られたりですとか、あとは実際に、鍵盤少ないんですが、音を出してパイプオルガンを体験していただけるというようなところに今回着手して取り組んだところでございますので、今後もそういう奏楽堂をもっと知っていただけるような展示に努めてまいりたいと考えております。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 大変貴重な歴史的な、いわば日本の音楽の歴史をここが育んできているという部分でありますので、ぜひ多くの方に見ていただき、そして聞いていただけるような、そうした運営も頑張ってこれからもやっていただきたいと思っております。以上です。 ○委員長 あと、ほかありますか。           (発言する者なし) ○委員長 では、私から1点。かぶっているし、10年課題ですので、答弁できなかったらそのままで結構ですが、芸術文化財団の運営、ここですよね。私は10年前から言っている、直営と芸術文化財団の事業と、そのすみ分けの明確な線引きをすべきだろうというのを10年やっています。ここ3年お休みしていましたが、前の文化・観光特別委員会でご報告いただいたときに、9月を目途ぐらいにしてそろそろオーソライズされた答えが出ませんかとお伺いしていたと思いますが、何か出ましたか。出ていないなら答弁は結構です。  文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 和泉委員長からご意見をいただきまして、改めまして区、主に文化振興課で行う事業、それから芸術文化財団で行っている事業の目的とか経緯を踏まえて、今実際どういう目的でこれをやっているのかということで一度全部事業を出しまして、それで目的からもう1回振り分けるという作業を進めてまいりました。そして、まずその結果ですが、まず芸術文化事業についてですが、文化政策懇談会など区の文化政策の方向性を検討する事業は区のみが担っております。そして、次の四つの取り組みにおける事業は、基本的には芸術文化財団が実施しております。  まず一つ目は区民が文化に触れる機会を創出する事業、二つ目が伝統文化・芸能を継承、啓発する事業、三つ目が芸術家や文化の担い手を育成支援するための事業、四つ目は他団体との連携による文化事業でございます。  ただし、これらの取り組みの中でも、次の3点のようなあえて区が実施する理由がある事業は区が実施しております。1点目は台東区長賞のような区長の直接的関与が必要となる事業、2点目は上野の山文化ゾーンフェスティバルのような文化施策に係る検討のための会議体を運営する事業、3点目は第九公演のような区の関与が強い実行委員会事業などです。なお、芸術文化財団では、このほかに学芸員などの専門性を発揮した指定管理する各文化施設の特色や収蔵品を活用した展覧会やコンサートも実施しているところでございます。  次に、スポーツ文化事業については、区は初心者に向けたスポーツ教室や区全体を対象とした大会などを実施し、基礎的なスポーツ実施のきっかけづくりを行っています。一方、芸術文化財団は、長年連携、協働してきた地域スポーツ団体との信頼関係を生かしてスポーツ振興を目的とする事業を行っております。  現在のところこのような振り分けとなっておりますが、状況の変化や課題が生じてきた場合には、事業主体についてもまた検討してまいります。 ○委員長 ありがとうございます。決して芸術文化財団を否定しているわけでも何でもなくて、たまに芸術文化財団のやっていた事業が直営になったり、直営だったのが芸術文化財団になったりしている経緯が今まであったものですから、説明責任を果たすためにもある程度一定の線引きは必要かと思っておりますので、よろしくお願いします。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第2項、観光費について、ご審議願います。  青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 こちらで、ちょっと費目としてはないんですが文化観光費ということで、ことしの初めにやっていましたアニメの「さらざんまい」についてちょっとお話をさせていただきます。  「さらざんまい」というやつをやっていまして、これがかっぱ橋道具街、そしてあと浅草、それとあと、浅草かっぱ橋本通りを実は実名で出しているアニメをやっておりまして、こちらが夜やっていたんですが、こちらのイベントというか、そこの聖地巡礼ではないんですけれど、すごい方々がいっぱい来まして、これも6月に行われた隅田公園で、台東区でつくっていただきました舞台探索マップという、こういう映像に出てきたところを全部マップに載せたやつを配るやつがあったんですが、隅田公園で2,000人が集まりまして、そのうちの1,000人が雨にもかかわらずかっぱ橋道具街のほうにまで来まして、そこでいろいろなものを見たり、写真撮ったり、物を買っていったりということがございました。  ちなみに、某肉屋さんでコロッケを売っているんですが、そのコロッケを食べている映像があるんですが、通常ですと本当に何十個しか売れないのが、その日だけは10倍ぐらい売れたりとか、実は経済効果としては私は非常に高いと考えております。  それ言うために言ったわけではないんですけれども、基本的に「さらざんまい」だけではなく、その前にも「三ツ星カラーズ」とかいろいろなものを、特に台東区はこの後もいろいろ、きのうもドラマでもやっていましたけれど、浅草、上野が結構出ているということがありまして、こういうものにつきまして制作会社などに対して今後台東区としてどのように働きかけをしていくのかをお伺いさせていただきます。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 今、委員が言われた事業につきましては、フィルム・コミッション事業の中でいろいろ、今アニメの話ですけれど、アニメの制作の支援をしましたり、またテレビ関係ではドラマ、またバラエティー番組ですとかも支援をしてございます。  今後も、こちらからこういうものをやったらどうですかというちょっと提案はできないんですけれども、制作会社、あるいはテレビ局からそういったお話があった場合は、積極的に受け入れて台東区のPR、また経済効果が生まれるようなものを支援していきたいと考えてございます。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 ぜひ積極的に制作会社にアピールしていっていただければと要望をさせていただきます。 ○委員長 アピールはできないんですよ。 ◆青鹿公男 委員 アピールはできないんですけれど、よろしくお願いいたします。 ○委員長 フィルム・コミッション関係は。  岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 フィルム・コミッションなんですけれども、過去の資料を見させていただくと、約1,200件くらい問い合わせが来て300件ちょっと決まっているということですが、台東区にはすごく魅力のあるものがたくさんありますし、日本の文化の発信という意味合いでも、多分もっともっと引き合いがあってもいいのかなと思ってはいるんですけれども、何か台東区だとこういうアクションができないとか、こういうものが道路が封鎖できないとか、何かいろいろな理由があると思うんですけれど、どういった理由でお断りすることが多いんでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 台東区フィルム・コミッションの相談件数、また支援件数は都内でも一番多いということで、今現在4名のスタッフでやってございます。それで、1,200件くらい相談があるうち実際の支援に結びつくのが300、400件程度なんですけれども、中にはちょっと台東区内で撮影が不可能とか、ちょっと内容が殺人事件ですとかマイナスのイメージになるようなものとか、そういったものもございまして、そういうものはちょっとお断りしている状況なんですけれども、なるべく受け入れるということでやった結果、350件程度というようなことでございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 ありがとうございます。ぜひ台東区、今みたいにちょっとイメージの悪くなるものは確かにあれなんですけれども、ぜひイメージが上がるものに関しては積極的に受け入れていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 答えられなかったらこれはいいんですけれども、いわゆるテレビコマーシャルを流す、例えば30秒で幾らというのがありますよね。フィルム・コミッションで例えば30秒、台東区の町並みとかを利用してあると。そういう点での、何というんですか、ちょっと私は余り好きな言葉ではないけれど費用対効果というの、その辺というのは計算されたことはあるんですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 今ご指摘の費用対効果なんですけれども、非常に算出は難しいところですけれども、テレビCMの放送料で換算しますと、大体1本15秒のCMにつきましては、ゴールデン枠で放送された場合、大体100万円から300万円程度1本でかかるということでございますんで、それから換算すると、換算はしていませんけれども、相当な額になるであろうというふうに想定しております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 やはりフィルム・コミッションの存在というのは相当でかいなというのは、ここまで来たら本当にこれはどうやって充実させていくか、支援していくかというのは金額の問題だけではなくて、やはり中身の問題も含めて大事な時期に来たのかなと、そのように思っています。以上です。
    ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 いろいろと日本国内でも頑張られて、そういうドラマとかCMとか多く本当に目にするところなんですけれども、海外からの相談とか、実際に撮影等で来られていると思うんですけれども、やはりこれからオリンピック・パラリンピックに向けて、海外の方からのそういう台東区に来て撮影をして国の中で発信してもらうということは本当に重要なことになってくると思うので、その点について、今どういう傾向で、どういう形で相談を受けて、実際にどういう撮影できているのかお教えください。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 ただいま海外からの引き合いということなんですけれども、30年度フィルム・コミッションが支援した作品数は、全体で394件ございます。そのうち海外作品の支援本数が63本ということで、かなりの部分を占めてございます。  それで、海外の誘致というようなことでございますけれども、平成29年度に4K映像で台東区内のいろいろな撮影できるところの映像を撮りまして、29年度末にさまざま、海外の日本大使館ですとか日本にある外国の大使館ですとか、あるいは海外の撮影支援者、そういったところに配布いたしました。その結果、徐々にその効果があらわれておりまして、ちなみに30年度新たに撮影支援を行った国は7カ国ございました。国名で挙げますと、スウェーデン、オランダ、ネパール、アルゼンチン、パキスタン、ニュージーランド、メキシコ、そのようなこともございまして、あと、大使館関係も配りましたので、オーストリアですとかイラクですとかロシア・ウラジオストクの日本大使館、あるいは総領事館のほうで、日本紹介イベントの際にその動画を使わせてくれというような引き合いもございました。また、在日の各国の大使館からもご紹介をいただいて、作品を支援しているということがございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 本当にフィルム・コミッションは、これは長年にわたって職員の皆さんが、担当者の皆さん、本当に土日も含めて時間の関係もあり、大変苦労しながら積み上げてきた結果がね、今ここに来て大きく広がっているんだなと思っております。やはり私どもも海外のそういう観光地のやつを見ると行きたいなと思ったりとか、そういう参考になる話もたくさんありますので、今後大使館からもオファーがあるということですので、さらにオリンピック・パラリンピック、今はラグビーでも日本が非常に注目されているところですので、この機会を捉えて、やはりオリンピック・パラリンピックの後にはどうしても観光でも沈む傾向があるということもありますんで、台東区はこういうものを利用しながら、さらにそれに耐えられるような体力をつけていっていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 フィルム・コミッションで1点ね。かつて私、指摘しました。映画見ていて、エンドロールに台東区フィルム・コミッションと出てきてうれしくて、でもどう考えてもどこにも出ていない。もう1回見ました、お金払って。そしたら、浅草の地下駐で殺人犯がカーチェイスで、そのシーンにだけ使われていたり、区長室のところに社長室というのをつけて、そういう映像のためだけにやってはいけないよと、フィルム・コミッションは。このまちをアピールするためにやらなければなという観点はいまだに持っていていただいていますよね。 ○副委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 ご指摘のとおり、少しだけしか取り上げられない場合もございます。それは台本を事前にいただくんですけれども、それが実際編集の際にカットされたりとかいうこともございます。ですけれども、海外への誘致もやってございますので、できれば世界中でヒットするような映画、ハリウッド映画等の誘致まで結びつくように努力していきたいと考えてございます。 ○委員長 そういう意味ではないんだからね。短い、長いを言っているのではなく、これ台東区の施設ではなくもいいだろうという、スタジオでやれよというのにまで人、金、物を使ってはいけないよという意味ですから、そこを履き違えないようにお願いします。  それとあと、素材提供は大変すばらしいです。私も何件かNHKでも何でも紹介して、花火の映像が欲しいとかいったときに、きれいに観光課が持っていていただいて、それをニュース映像とかに使っていただいていたりするんで、そこは誇らしいところだと思っていますということも言っておきます。  髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 観光地としての台東区というのをそうやってフィルム・コミッションでいろいろと出てくるというのは、それはそれですばらしいことなんだけれど、観光というのはある意味もう一面で、場所だけではなく物ですよね。例えばあそこに行ったらああいういいものがあるのかと、それは買ってみたいなと思うようなこととかね、あるいはそういうおいしい食べ物があるなら食べてみたいなとか、そういうのも大きな観光のファクターだと思うんですが、そういう物につながるような、あるいは食べる、あるいは事につながるようなコミッションというのはどうなんでしょうか。 ○委員長 先ほどの文化のところの発信だからな、これはもう終わってしまった項だけれど、答えられるなら答えてください。  観光課長。 ◎平林正明 観光課長 今の髙森委員のご質問ですけれども、フィルム・コミッション事業で支援する作品の中に、作品というか番組の中には、最近結構散歩ですとか旅番組がございます。よくバスで回っていっていろいろな店に寄っていくようなですね。そういうのは今言われたとおり、放送されると翌日から人が来るような即効性があるというか、そういった番組になっていまして、そういったお話には積極的に協力をさせていただいておりまして、今年度も上半期だけで6本、そういった番組、支援させていただいています。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 そういうのを例えば、技術力とかたくみのわざとか、そういう一見ぱっと見ただけではわからないようなそうしたものというのもいっぱいあるので、その辺のことも、何というのか、発信できたらもっといいのではないかなと。しかも、それは海外に向けるともっと効果的なのではないかなというふうな感じがしているので、何かそういうチャンスがあればぜひそうしたところまで発信していただければなと思うんですが。 ○委員長 これ前の項なんで、文化発信なんで、フィルム・コミッションではない。 ◆髙森喜美子 委員 ちょっと違う。 ○委員長 ちょっと違う。もう終わってしまったけれど、理事者の皆さんいらっしゃいますから、今の髙森委員のご指摘も頭の中に入れて、文化発信プログラムのほうで頑張ってください。でよろしいですか。 ◆髙森喜美子 委員 いいです。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 2点ひとつ聞きたいと思います。  まず、観光ボランティアのことを聞きたいと思います。ちょっとここの観光ボランティアですが、内容をもうちょっと詳しく教えていただけますか、委託料に関して。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 観光ボランティアガイドの委託料でございますけれども、観光ボランティアガイド運営委託料と外国人観光案内通訳等謝礼と分かれてございまして、上の観光ボランティアガイド運営委託料が台東区観光ボランティアの会ということで、そちらの会に区内の案内ですね、いろいろなツアーをお願いしていまして、それに関する委託料となってございます。もう一つ、下の外国人観光案内通訳等謝礼、これにつきましては、外国語で案内をしていただいています東京SGGクラブへお支払いしている謝礼でございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっとこれ、私ここのところ不勉強なんでちょっと聞きたいと思うんですが、今まで、前の観光センターのときも区民の人が観光ボランティアをやっていたと思うんですが、この人たちはどういう形になっているんですか、今。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 多分委員おっしゃっている方々も、引き続きこちらの新たな観光センターで活動をしていただいているという状況になっています。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 この人たちには、この中の委託料とかあれとかいうのは何か出ているんですか。それは出ていないのですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 台東区観光ボランティアの会という組織がございまして、皆さんそこに所属していただいて、その中で活動されているということでございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 わかりました。一生懸命頑張っている方もいるし、またここのところガイドさん、たくさんいろいろなところから、東京都からも来ているもんね。そんなところから来ているんで、ぜひ大事だと思いますんでしっかりやってほしいと思います。  それと、実はインバウンドに対する要は案内ですが、これに対して何かクレームみたいなものは来ていますか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 私のほうには、特にそういったことは聞こえてきてございません。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっとボランティアの中で、これ外国語対応は何カ国語対応になっているんですか、今。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 基本的に英語での対応となりますけれども、その人ができる言語があれば対応していただけるとなってございます。 ○委員長 把握していないということ、何カ国と言ってください。 ◎平林正明 観光課長 基本的には英語なんですけれども、ご要望があって対応ができるボランティアの方がいらっしゃれば、フランス語ですとか中国語、そういったことも対応していただいているということです。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 今のところ、私はちょっと気になっているんですよね、大分。実は今もう浅草に来ている人、その人たちばかりではなく、いろいろ、一遍の同じ時間帯に来ているということで、逆言うとどうにか対応はしていただけているんだと思うんですが、イスラム関係の人たちのハラールもやっていることですから、こういうところも含めてどうにかふやしていけたらいいなと思っています。  それと一緒に、実はこの人がこの間たしかそうだったと思うんですけれど、このガイドは英語しかしゃべれないと、あるいはこの人は中国語もしゃべれるんだというのはわからないんですよね、あれね、たしか。だからその辺も、ほかの区はどうやっているかわからないんですが、ある程度この人と話したらわかるんではないかというのを聞きやすいように何らかの形がとれるといいなと思っているんですけれども、前のときはこれ、差別的なものができるんでやりたくないと言っていたんですが、この辺ちょっと考えたほうがいいのではないかと思っていますんで、いろいろなところから来るようになってきていますから、これは要望として出しておきます。  もう一つ、浅草文化観光センターを聞きたいと思います。6階、7階の使用頻度はどのくらいになっていますか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 6階の多目的スペースにつきましては、通常時はDVDをモニターに、モニターというか前の、映しているわけなんですけれども、そのほかに実行委員会でやっていただいていますお座敷踊りですとか、あるいは東京都のアーツカウンシルの日本舞踊体験、あるいは長唄体験というものをやっていただいておりまして…… ○委員長 そんなことは聞いていないんです、利用率だけ聞いたんです。 ◎平林正明 観光課長 すみません、6階につきましては、年間75回、そういったイベントをしていただいています。それから、7階の展示ホールにつきましては、30年度は340日間、さまざまな展示等で使ってございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 さまざまな展示はいいんですが、どういうのは聞くのやめますかな。これちょっと一つは考えたほうがいいかなと思っています。  6階に関しては、今の話では逆言うと、やはりあいているときは非常に多いのかなと思います。人としては相当、せっかくあそこにあれだけの人が流れているんで、特にソフトの部分の文化体験というか、文化を見るというときには非常に使いやすいのではないかと思っています。そういう意味では、お座敷踊りやっていただけるようになったし、アーツカウンシルのほうで日本舞踊をやっていただけるようになったりはしているんですが、京都の弥生会館などでも実はお茶の会だとか、そういうものを1週間丸々埋めているということはあります。これも含めて、利用の方法とここのところのイベントとかそういうものの運営をもう少し浅草文化観光センター独自にやる必要があるんではないかなと、人任せにしておいて埋めていくというのはやはりなかなかつらいのかなと思っていますんで、この辺もできたら、せっかくの場所ですからうまく使っていただけるといいなと、要望にしておきます。 ○委員長 映像をやっていれば100%かもな、あそこ。踊り以外映像ですと、これも展示ですといえば。  ただ、あと1点ね、あれを立てる計画をするときの経緯を知る者として、浅草文化観光センターが囲い込むなという意見もあった。あそこでいっぱいいろいろなことをやるより、まちに出てもらってお金を落としてもらえ、これがセンターだという意見もあったというのを今ふと思い出しましたから、難しいとは思いますけれど努力してください。  中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 218ページの7番、インフォメーションボードの整備についてなんですけれども、観光案内板の公衆無線LANサービス利用等についてご質問です。  こちらのLANサービスは、えんじ色の看板の上にある高性能な無線のLANの設置ということだと思うんですけれども、アクセスポイントはどれぐらいありますでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 観光案内板に設置しておりますWi-Fiのアクセスポイントにつきましては、区内全体で30カ所整備してございます。アクセス数につきましては、その30カ所で年間101万5,000件ほどのアクセスがございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 30カ所101万件というところで、例えば一番多い場所ですね、30カ所のうちどちらになりますか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 アクセス数の上位でございますけれども、一番多いのはJR浅草橋駅の東口の観光案内板でございます。それが年間で約10万アクセスございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 JRの浅草橋が多い理由はご存じですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 ちょっとはっきり調べたわけではないんですけれども、上野、浅草あたりは非常にWi-Fiの電波がいろいろな種類が飛んでいるという状況がございます。浅草橋は若干少ないのかなと。それで、浅草橋駅をおりた外国人ですとか、そういった旅行者の方がWi-Fiつなぐと台東フリーWi-Fiにつながるという状況になっているのではないかというふうに推測しております。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。電波が錯綜してしまうということだと思うんですけれども、その場所の偏差というものはどのように考えていますか。場所の差があるではないですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 アクセス数が多いところと比較的少ないところとがあるのでございますけれども、一応観光案内板の設置箇所につきましては、駅からの重立った道路の交差点ですとか、そういったところに設置するというような指針に基づいて設置してございまして、そこにWi-Fiもできるところは設置していると。利用が多そうなところで設置して整備してまいりました。  ちなみに、浅草ですとか上野も利用は多いんですけれども、今言った浅草橋ですとか、4位には三ノ輪の大関横町の交差点の観光案内板というのも入っていますので、数の多い少ないはありますけれども、ある程度ご利用をしていただいているものと考えてございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。では今後の展開としてはデータの活用、例えば区としてビッグデータとかを観光課で購入されて、そういった検証とかいうのはされていらっしゃるんでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 公衆無線LANにつきましては、観光課は観光用のアクセスポイントの管理をしてございますけれど、全体を情報システム課がやってございますので、そういったとこも含めて連携していきたいと思っております。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 わかりました。ありがとうございます。ぜひそういった使い方の差がないようなバランスよい環境で設置を引き続きお願いできればと思います。ありがとうございます。 ○委員長 アクセス数はともかく、デジタルサイネージがない北部とか、そういうところもあるんだから、区全体のバランスを考えていただきたいと水島委員が言っています。  水島委員。 ◆水島道徳 委員 そうです、そのとおりです。言い当てていると思います、委員長。  私はSNSによる多言語観光情報発信についてちょっとお聞きしたいんですけれども、今年度もかなりの外国、英語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語、5カ国語でネイティブスタッフさんが発信して、ファン数が17万6,000人、5カ国合計ということで、やはり今こういうスマホとかそういうSNSによる情報を受けて、やはり日本に観光に来たときに一つの観光する材料として多くの方が利用しているんだと思います。  これについて、今どういう現状の中で、反応的にね、どういう反応が返ってきているか、ちょっとお聞きしたいんですけれど。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 SNSによる多言語情報発信につきましては、先ほどお話あったとおり、現在6言語で発信してございます。英語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語、それからことしの4月からベトナム語を発信してございます。反応というのは、いろいろお国柄がありますので、それに合わせた発信をネイティブスタッフの方にやっていただいています。ですから、全体的に好評というか、いい反応をしていただいているという状況になってございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 これ使っていたのは、フェイスブックですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 フェイスブックのページを利用してございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 本当にこれは広く広がって拡散していくことによって、台東区の観光の魅力を伝えていくすごく大きな材料だと思います。  このほか、今このように17万人、将来的には令和2年度には30万人まで目指そうということで、これはオリンピック・パラリンピックに向けて、そういう関心を持った方がより一層そういうネイティブスタッフの皆さんのやっているフェイスブックの関係のものに多くアクセスできるようになると思います。だけれども、今後やはりオリンピック・パラリンピックの後のことを考えてさまざまな、先ほどのフィルム・コミッションもそうですけれども、今インスタグラムとかそういう部分もこのような手法でやっていくと、今やはり写真とかスマホの映像を写真を撮ってやるというのは非常に多くなっているので、さらにそういうことも研究して、課題としてさらに進めていただきたいと要望しておきます。 ○委員長 あと、ございますか。  田中委員。
    ◆田中宏篤 委員 インフォメーションボードの、私はLANではなく看板の部分でちょっとお伺いしたいんですけれども、多言語化対応いろいろされているんですけれども、看板が都の管理と区の管理とかで違うということで、前に何回か、2カ所ぐらい指摘させていただいたんですけれども、施設名称の英語表記が都と区の案内板で異なっていたりとか、ちょっとスペルミスとかも若干あったりというところを指摘一度したことがあるんですけれども、即対応いただいたということで問題なかったんですが、この辺、外国語表記の施設名称の都と区における統一した名前とかの検証というのは、現状どういう形になっているんでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 東京都の案内板が53基ございまして、そちらも定期的に表示の看板の、何というんですか、新しくする更新作業を行うことがありまして、そのときには内容チェックが区に回ってくるというようなことで、その際にはチェックをさせていただいたりもしているんですけれども、ちょっとご指摘のように表記が違っているということもございますので、今後もさらにそういったところはきちんと見て、直せるものは直していきたいと思っております。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 英語表記になるとなかなかややこしかったりもするので、その辺をうまく統一してやっていただければと思います。以上です。 ○委員長 よろしいですね。  水島委員。 ◆水島道徳 委員 もう一つで。おもてなしの人づくりについてお聞きしたいと思います。  この年度138人参加者数ということで、昨年と同等な人数の参加だったと思います。一応事務事業評価のシート見ると目標値500人ということで、ちょっとそこには届かなくて残念だなと思いますけれども、今これからオリンピック・パラリンピックへ向けてのさまざまな外国人の、今浅草・上野地域は多くの外国人が訪れているので、非常にそういう対応、さまざまな外国人のニーズを知りたい業者の方やお店の方、たくさんいらっしゃると思います。  おもてなしについては、やはりそういう経験の方が講師となってやっていただいているということなんですけれども、実際これ第1回目が19名、第2回目が38名と、英語の部分で。実践編になってくると17名、11名と人数が減ってしまうんですけれども、それについてはどういう傾向があるんでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 ご指摘の実践編でございますけれども、実践編は実際にまちに出て外国人に話しかけたりとか案内をしたりということでございまして、大勢で行ってというわけにもいきませんので、大体定員を10名程度に抑えて実施していることから、こういった人数になってございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 そのような課題というかね、大勢で行けないという実態もあるということで、今回目標値500人という設定において、やはりそういうことの懸念、本来はもっとそういう回数をふやせば実践編でもたくさん行けたのか、それともそれをすることはできなかったのか、そこについてはどうでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 おもてなし講習会も大分続けてきているわけなんですけれども、6年前に東京2020大会が決定した際には、非常に皆さんおもてなしブームといいますか、そういったことで参加者が非常に100名を超えるとか、そういったことであったんですけれども、そのブームがちょっと落ちつきまして、言葉としておもてなしというのは定着はしたんですけれども、実際に参加者がちょっと減少しているという現状はございます。  ただし、来年に向けてやはり盛り返しが必要だと考えてございまして、今年度はテーマをLGBTツーリズムですとか、あるいはスタディーツアーと、海外からの修学旅行とか、そういった新たなテーマへも踏み込んで実施をしておりまして、こういったことで機運の醸成に努めていきたいと思ってございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 本当に今LGBTについてもということで、広くそういう分野に対して台東区がやはりおもてなしの心というものの心意気というか思いを出せるような、こういう講習会、研修会にしていただきたいと思います。  それと、ちょっとおもてなしという部分でここで合うかどうかわからないんですけれども、やはり外国人の観光客の方が今たくさん来ている中でちょっと耳にする部分では、報道では余りされていないのかな、またあれなんですけれども、こういう観光客が来て高額な金額を請求されたりとか、お店に入って、そういう被害というものも多々ほかの地域ではあるとは聞いているんですけれども、うちの台東区についてはそういう現状とか把握はしているんでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 ちょっとその辺につきましては、はっきりとは把握してございません。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 今後、逆に言うとね、外国人の方が万引きをしてという被害というのも多くあるということですので、そういうおもてなしの部分も含めて、観光、お店の方の対応、外国人の行動に対してのことも逆にお店の方に、業者の方に教育できるような、そういう案件も含めて展開をしていっていただきたいなと要望しておきます。 ○委員長 要望でいいですね。  議長。 ◆石塚猛 議長 おもてなしでさ、水島委員ベテランなんだから、大体人数少ないというんだったら、私たち32名が入れば倍になるではないか。一番必要なのは私たちではないの、おもてなしの気持ち。そう思いませんかね、皆さん。 ○委員長 という議長からのご提案ありましたんで、各よろしくお願いをいたします。  私、オーバーツーリズムについて、自分の委員会でも聞きましたけれど、きょういろいろ話を聞いてみて改めて、観光課は人を集めるアクセルですからね。ただ、それが区民に影響をするのをどう食いとめるかというのは区民課とかよその所管だから、アクセルはアクセルでべた踏みでもいいですけれど、ほかの所管と連携をしながらうまくやってください。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。  第5款、文化観光費について、審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6款、産業経済費について、ご審議願います。  中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 産業経済費、雇用支援と若者と女性のための就業支援のところ、222ページなんですけれども、前回の定例会でも、若者と女性のための就業支援については私たちが就任前も議論がなされたみたいなんですけれども、支援の金額が大きくて支援の人数も少数ですし、この問題は日本が抱える大変大きな問題で、我が党も公約として取り組んでいますので質問させていただきます。  この支援は都との連携で行われているみたいなんですけれども、現状では今後も引き続き行われますでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 これまでも委員会でもご報告させていただいたとおり、東京都の計画事業としては3年間ということで、本年度の事業終了ということを考えてございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 ありがとうございます、3年間ということで。新たな支援策とかの実施というのは、予定ございますでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 現在実施しております事業の課題を整理した上で、新たな事業を展開していきたいと考えてございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。就業支援につきましては了解しました。  要望としてなんですけれども、政府が掲げる本格的なプログラムでは、就職氷河期世代が抱える固有の課題、希望する就業とのギャップだったりですとか実社会での経験不足などが今後の人材のニーズというのを踏まえつつ、個々の人の状況に応じた支援とかにより同世代の活躍の場というのがさらに広げられるように、地域ごとに対象者を把握した上で具体的な数値目標を立てて3年間集中的に取り組むということなんですけれども、台東区としても政府の地域ごとということなので、就業希望者のギャップの実情を把握して、この課題に積極的に取り組むように要望だけしておきます。 ○委員長 よろしいですか。関連。  松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 若者と女性のための就業支援ということに関しましては、公明党の会派としても区長に提出させていただいている予算要望の中で、やはり横の連携ということが離職防止の策ということで大切であると思っておりまして、要望としても区主催で新入社員の交流会を含む人材定着のフォローアップ研修ということを実施してくださいという要望させていただいておりまして、ぜひ横の連携、また同期のきずなというものを区主体でしっかりとそういう場をつくっていただいて、そして離職防止の本当に策を進めていただきたいなと思いますので、このことをこの中でぜひ一生懸命やっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 いいですね。 ◆松尾伸子 委員 要望で。 ○委員長 若者と女性の支援とかいう観点はずっとあるんですけれど、高齢者の男性の支援についてもたまには考えていただきたい。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 225ページの商店街振興対策です。この中で、この年度から始まった商店街活性化アドバイザー、これ実績6団体、ヒアリング調査型派遣30団体とありますけれども、この6団体ですけれども、これはどこでどの団体であるのかと、それで何回くらい訪問してどんなアドバイスや、あるいは支援事業の活用を行ったのかと、この辺についてお伺いします。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 6団体全て近隣型商店街でございます。アサヒ商店街、いろは会商店街、千束通り商店街、浅草北部ことぶき商店会、谷中銀座商店街、池二商栄会の6団体でございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 そのもう一つは内容ですね、どういうアドバイス、あるいは支援が。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 失礼いたしました。内容につきましては、どの団体がどれということは控えさせていただきたいですが、全体としてはどのようにイベント集客を図るか、商店街の魅力を深掘りしていくかということですとか、私どもとしては一番最初のスタートの年度でございましたので、役員や理事の皆様との信頼関係構築、こういったものになるよう、4回から12回、8カ月間で通わせていただいたという実績でございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 この事業は非常に大事な事業だなと思っています。もう一つ、このページの一番上にある活性化計画策定支援というのがどちらかというと観光型、広域型商店街を対象にして、ただ、こちらの金額は1件当たり二百数十万円とかね、物すごく大きいわけですよ。率直言ったら相当自立できている、そういう商店街への支援をこれだけの金額やりながらね、先ほどあった名前の出た商店街というのは本当に皆さんの一番身近なところで地域、福祉に貢献して、まちづくりに貢献している商店です。そういう点では、先ほどの訪問回数とかは頑張られてやられているなと思いましたけれども、これ一つ20万円――10万円、20万円なのかな、平均すると。これ全部6で割っていいのかどうかわからないですけれども、ただ、広域型商店街の活性化計画策定に比べるとやはりこれは残念ながら見劣りするという点で、私はこれはやはりグレードアップをしていく必要があると。そのかなめは、私は率直に言うと区の職員が商店街に徹底して入り込むということというのが結論なんです。  ただ、やはりこれは相当な認識の改革が必要だと思っています。一つは、区長が我が党の一般質問でプレミアム付商品券、これが地域消費の下支えをするという答弁があったんですね。ところが、近隣型商店街でどれだけ商店で商品券扱いの登録になったかというと、私たちも訪問して示したとおり、大体85%が近隣型の商店ではない、私たちはそう思っています。大体多くても2割ぐらいが地域型で、ほとんどが集中して上野周辺とかそんなところの観光型、広域型の商店、こういうところが、あるいは大手、こういうところがスーパーも含めて扱っていると。  ですから、私はプレミアム付商品券の認識だけでも、やはり近隣型商店街の今の状況からしたら、なぜあれが商品券が地域消費の下支えするのか、これはどうなんですか。 ○委員長 これ入り口までは産業建設委員会でやっていますけれど、あれの後の結果とかもありますので、それも踏まえてどれだけふえて、どういった形でそういう考えになったかというのをご答弁いただけますか。  産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 産業建設委員会で報告させていただきました後、取扱店舗は491店舗までふえてございます。そのほとんどという部分で、皆様、消費者がお使いになる日用品、食料品、こういったものを扱う店舗で構成されているというものでございます。  先ほど委員から下支えにどうつながるのかというご質問がございましたが、今回は商品券は全て区内で消費していただくというものでございますので、使っていただいた分が全て区内に今還元されていくということで取扱店を広く募集をさせていただいたところです。ただ、これの期間はあくまでも来年の3月までという事業でございましたため、経営者のご判断で、その期間の間でいろいろな事業登録をして参加するということにご負担を感じた店舗もあったのかなと考えてございます。  消費者側から見れば、そういった区内で消費をしていただくということでの下支えになる事業として、商品券をできるだけ多くの方に使っていただけるよう事業を進めてまいりたいと考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 消費喚起を否定しているわけではないんですね。ただ、おととし大手スーパーが北部地域に出店しましたけれど、そこで1,000円使うのと、あそこも共通商品券やっていますよ、アサヒ商店街で1,000円使うのでは下支えの効果違うでしょう。経済効果は全然違う。あそこのスーパーで働いている従業員は台東区民もいると思うけれども…… ○委員長 いっぱいいる。私も行ったけれど。 ◆秋間洋 委員 うん、いると思うけれども、しかし、相当なそれは売上利益から経常利益から計算された賃金の中でです。しかし、あそこのアサヒ商店街で使う1,000円というのは、そこのまず商店主、あるいは家族従業者、そこに行きますよ。それは悪いけれども、経済効果は比べ物になんない、下支えという点では。そこに地域型商店街の、近隣型商店街の大事なところがあるわけでしょう。ですから、私はそこのところでね、下支えという感覚は違うなということ、意見はまず申し上げておきたいと思います。  あと、先ほどフィルム・コミッションでありました、近隣型商店街結構撮られているんですよ、フィルム・コミッションで。たくさん撮られています、佐竹商店街もおかず横町だって何度も使われていて、おかず横町の赤いちょうちんは、非常にあれは景観というのかな、すばらしいですよ。ただ、これは課長のところではないけれども、ところが、おかず横町に2棟でかいマンションが建ってしまった。これは率直言ったら、撮り方によっては物すごく景観を悪化させるわけですね。そういう点では、近隣型商店街というのを本当に守ろうとしたら、全庁を挙げてやらないとだめなんだ、これは。  それで、私はこの前の一般質問でもうちの伊藤区議も言いましたけれども、やはり近隣型商店街の再生というのは、これは地域福祉とともにあるということなんですよ。ここは徹底して全ての施策と商店街を結びつけていく。幾つか結びついてきていましたよ。観点も、魅力ある商店街育成支援の中でね。ただ、実践は1件だけ、花の辻商店街だけでした。ですから、そういう点では、あそこはお休みどころという形でやって、どれだけお休みどころになったかわかりません、私は。しかし、これは田中委員のところではないですけれど、しかし、でもね、ああいうチャレンジは必要なんですよ。というのは、高齢者や子供たちの居場所、障害者の居場所というものが今、地域の中に、商店街の中にあるということは大事なんですから。そういう点では、こういうこの支援というのは、まだそういう角度では一回しか行われていない。もう何年間かやられていません。  ですから、そういう点では、それに加えてあと環境、これは環境もありますね。あと防災、こういう角度での商店街の政策との結びつけ方というのは非常に大事だと思うんです。本当に発災時に水を供給する、ここの商店街のここの場所に行けば必ずあるよと。この間、あと環境の問題でいえば、はかり売りをするお茶屋さんの問題を私言いましたけれども、商店街の中にそういうところがあるというのはね、物すごく大事なことだと思います。  最後、結論ですけれども、先ほど最初に申し上げたように、区の職員が徹底して入り込む、あるいは産業振興事業団の職員でもいいですよ。やはりね、これはアドバイザーで12回派遣するのは大事ですけれど、しかしやはり継続性という点で、あと区のほかの施策とも結びつけていくという点では、やはり職員が直接入り込んでコーディネーターになる、2年、3年続けてなっていくという、区の職員の政策能力だって鍛えられるわけで、そういう点では、そのような観点、商店街づくりの中で福祉や防災や環境、そういうところ、子育て、教育、こういうところの観点で職員が入り込むという、そういう転換というのかな、考え方の。そういうのというのはないんですか。 ○委員長 先ほどのアドバイザーのこと、かぶってしまうから、全庁的にというから答えられるの一部かもしれないけれど、そこの部分だけ答弁してください。ご意見はご意見として真摯に受けとめながら。  産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 私ども産業振興課で商店街を振興している職員につきましては、各役員会等にもお顔を出させていただいて、現在抱えている課題ですとかこれから進めたい内容についてのご相談ですとか、そういったものは承って、これまでも今も承っているところでございます。引き続き続けてまいりたいと思います。  また、一つ踏み込まれた部分につきましては、まずたくさんの地域課題を商店街で解決していただきたいという部分もございますが、商店街にも皆様のご事情というのがございますので、お話を聞きながら、また経営者という面も皆様ございますので、それはやはり区役所の職員にはお話しできない部分も多うございます。こういった部分については、産業振興事業団、あるいは今回派遣しております専門アドバイザーとタッグを組んで進めてまいりたい、そのように考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 消費税の増税が10月1日からなりました。これね、私どれだけの増税になるのかといったらまだわかりませんよ、率直に言って。だけれども、少なくとも5%から8%になって、東京上野税務署、浅草税務署、この両方に納税する台東区の事業者の納税額というのは、2013年、これはちょうど5%から8%になる前の年でいうと、これは1,023億円。それで、2016年、これは5%から8%になった翌年ですけれども、これは1,593億円ですよ。つまり、率直に言ったら、台東区の一般会計が5%の時代、特別会計含めた全部が今ぐらいと。今度10%でさらにふえますよ。もしかしたら2,000億円近くに行くと思う。これは、台東区の巨大な財政というものを支えているぐらいの、そのぐらいのこれが地域の方たちからの納税、税務署のかわりに事業者の方たちが本当に真面目に集めて納税するという、こうなっているわけでしょう。ですから、そういう点では、その中でも一番地域の経済を下支えする、先ほどの1,000円で本当に200円になるのか、地域に還流するお金が、それとも800円になるのか。ここはね、本当に大きな違いですから。近隣型商店街は本当に最後の最後のところに来ていると私は思っています。先ほど出た商店街、名前が出た商店街、どこだって苦しんでいる商店街ばかりではないですか。やはりね、そこのところというのは、これ地域のコミュニティの本当に大事な役割を果たしてきた近隣型商店街というのは特別な対策をとらないと、本当に壊滅的で終わっています。そこのところを強調して、何としても職員を本当に直接入り込ませても立て直していくという、そのぐらいの気概が欲しいということを申し上げておきます。 ○委員長 最後はご意見でいいですね。 ◆秋間洋 委員 はい。 ○委員長 うちの近所の商店街を心配していただいて、ありがとうございます。  青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 同じく、私も近隣型商店街出身なので、こちらでお話をさせていただきます。  今、秋間委員からあった商店街活性化アドバイザーの下、13番目、商店街個店魅力向上支援、こちらについては委員会の中でもご説明いただきましたが、各店舗が持つ自慢の一品やサービスを冊子にしたりホームページに出したりというのもございます。あとは、店主が無料で消費者に対して講義を開くまちゼミ等をやられていると思いますが、そのほかどんな支援をされたのか、ぜひ具体的に教えていただけますでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 本事業については、大きく2点事業を実施いたしました。今委員からご説明のあったとおり、まず自慢の一品を紹介する小冊子による発信事業でございます。こちらは「商店街がもっと楽しくなる!おもしろガイド台東にこまる」という名称で、第1号がおかず横丁、第2号が佐竹商店街という形で発行させていただきました。  この発行物につきましては、周辺の皆様が商店街を使っていただきたいということで、作成したものをポスティングして、皆様のポストにお入れして商店街を知っていただくという事業で実施いたしました。  二つ目は、得する街のゼミナール、いわゆるまちゼミと言われるものでございます。既に北部の商店街がまちゼミに取り組んでおりますが、南側の地域にはございませんでしたので、今回まちゼミを進めております講師の方をお呼びいたしまして、まずどのようにまちゼミを進めていくのか、また実際まちゼミに参加するという決めた方についてはどんな準備をしたらいいのか、まちゼミが終わった後にどのような反省があるのか次につなげていこう、こういったセミナーも込みでまちゼミをことしの1月に募集をいたしまして、2月1日から28日の1カ月間、南側のおかず横丁、佐竹商店街、末広会商店街エリアの3商店街エリアで実施させていただきました。数としてはまだまだ小さい数ではございましたが、この8月に第2回目を実施しております。今ちょうど最後の部分をやっているところではございますが、店舗数も多くなってきましたので、こういった支援で北部、南部それぞれ近隣型商店街を知っていただく取り組みを進めてまいりたい、そのように考えてございます。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 今お話ありました「にこまる」という冊子、非常にできがよくて、ぜひ皆さんにも見ていただきたいと思っております。  台東区の産業振興計画の中で、区が優先的に実施する五つの重点プロジェクトの一つが近隣型商店街活性化プロジェクトになっておりますので、ぜひ推進していただきたいと強く要望させて終わらせていただきます。 ○委員長 ほかにありますか。  岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 225ページの商店街振興対策ですが、7番目、商店街空き店舗活用支援ということで、家賃の助成件数9件、改修費用助成が2件ということですが、3年間の家賃補助が出る助成だと認識しております。また、一部家と店舗を切り分けないと貸せないという方の改修費用の助成と認識しているんですが、ちょっと数がそんなに多くないなと感じておりまして、今の先ほど来の話の中でも、商店街が歯抜け状態ではないですけれども、どんどん店舗が空き店舗になっている中で、これだけしか件数が出ていない、しかも執行率がそんなに高くないという現状の中で、ホームページを調べますと家賃補助の今対象、たった今現在だと4件アップされているんですけれども、この件数をふやす弊害になっていることというのは何かあるんでしょうか。
    ○委員長 産業振興課長、端的にお願いします。 ◎上野守代 産業振興課長 予定件数5件で進めておりまして、今年度継続件数のうち1店舗、店舗閉められてしまったということでの件数減ということになり、計画どおりに進めているところでございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 ありがとうございます。計画どおり進んでいるならいいなと思うんですが、私のちょっと聞いた話によりますと、商店街の中で店舗を借りたいんだけれども、そこに何度も借りたいと言いに行ってもなかなか貸してくれないと。そういったような現状がある中で、やはり家と店舗を分けるというところがネックになっているのかなと思いまして、そこをぜひもっと啓発していただけたらありがたいなと要望しておきます。  それと、もう1点お願いします。228ページの中小企業融資(2)の利子及び信用保証料補助というところですが、これ本当に助かっていると中小企業の仲間、私も中小企業の経営者として本当に助かっているとお聞きしています。  しかも、今景気が上向きなのにもかかわらず、どんどん仕入れですとか、景気が上向きになればなるほど仕入れなどにお金が必要になって、一時的に資金が必要になるという会社がふえていると聞いております。ただ、せっかくこの予算あるにもかかわらず補助実績の残が出ているという中で、それを知らずに借りていないという中小企業の経営者も見受けられております。  現状で、普通銀行、信用金庫、信組、政府系などで補助をしていると思うんですが、その中で一番少ない、あっせんが少ないのはどの業態になるんでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 業者により補助が実行できるできないということはないのかなと考えてございます。台東区が行っているこの科目につきましては利息を補助するというものでございますので、融資そのものの実行の決定は金融機関、あるいは保証協会、そういったところの審査機関によるところだと考えてございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 ありがとうございます。ちょっとうまく伝え切れなかったかもしれないんですけれども、これ自体は補助ということで本当に助かっているという話ですが、もっともっとあっせんできるような仕組み、例えば信金さんなどはよく回ってきて、借りませんか借りませんかとやるんですけれど、普通銀行さんはなかなかそういうのがないんですよね。普通銀行さんとのおつき合いが多いところというのは、そこに借りませんかと来ないので……           (「積極的に・・・・」と呼ぶ者あり) ◆岡田勇一郎 委員 そうなんです、積極性がちょっと足りないんで、ぜひ残が残らないように、いっぱい中小企業に補助をしていただけたらなと思っています。以上です。 ○委員長 要望でいいですね。 ◆岡田勇一郎 委員 はい。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 商店街振興でいいと思うんですが、というよりも商店街振興にも入っていないと言ったほうがいいのかもしれないです。実は最近、夜のまちづくりだとかそういう話としては、あるいは夜の観光とかいう話は聞くんですけれど、予定どおり宿泊者数は相当ふえてきて、夜になっても雷門の中には人がいるし、観音様の中にも人がいるという状況になってきています。ところが、入っていないお店がたくさんあるというのが逆の形として起こっていると。もちろんチェーン店などは相当入っているみたいですが、田中委員の周りのお店などは入っていないところはたくさんあるというところがたくさん見受けられます。  実は、この辺ちょっと問題があると思っているんですが、お店によっては、特に夜の活性化のお店というのは商店街の中にも意外と入りづらくて、商店街になぜ入りづらいかというと、今の商店街のあれとしては一つの街路を中心にしているということで、通りを中心にした商店街になっています。ところが、商店街の一本裏に入るとお店がたくさんあるのに、これは一応対象ではないという感じになっております。また、そういう飲み屋さん含めて食品衛生協会とか料飲組合というのは、これ保健所担当になっていますので、一つのまとまりとして考えられるということがないようです。この中では、もうそろそろ実をとり始めなければいけないんだと思うところがあるので、各お店が少しはもうかってほしいという気持ちを私はしています。  そういう意味では、観光事業もっともっと頑張って夜のお客さんを集めてもらわなければいけないんですが、それと一緒に、商店の人たちもどういう努力をして集めてくるのかこの辺をやっていかなければいけないと思っているんですが、夜のことに関して、この辺の振興対策とかアドバイザーとか、この辺というのは何かあるんですか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 商店街としての取り組みというのはなかなか難しゅうございますが、一つ一つの個店が自分たちの販路拡大、集客向上、こういったもの、あるいは何かの経営転換、こういったものの経営相談につきましては、現在小島にあります中小企業振興センターにおいて業種を問わずご相談させていただいております。まずは商工相談をご利用いただいて、経営課題、こういったものを明確にしていただいて、必要な補助、例えば融資、それぞれの専門家につながっていくような支援、底支えをしたいと、そのように考えてございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 今、例えば千束通りなどは、昼間イベントをやって昼間のお客さん集めて、昼間の店舗に関してはどうにかしていきたいというのはよくわかる話で、各商店街もそれはそれなりにやっているんだと思います。ところが、夜になるとみんなお店は閉まってしまうということで、夜にそこに向かって人を集めてくるという操作を商店街がそれを積極的にやるということは、なかなか今のところは来ていないのかなと思っています。  先ほど委員長から話があったように、場所によってはやはりそういうところも含めて考えているという実は商店街もあると聞いていますが、もう少し何らかの形でそういう夜のまちの活性化をするに当たっては、どうしてもその辺考えざるを得ないんではないかなと思っていますので、これは要望だけでとしておきます。よろしくお願いします。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 224ページの産業振興費の産業振興事業団運営の中で、小規模事業者事業承継支援について伺わせていただきます。  事業者承継支援、この制度自体は、事業自体は国よりもちょっと早くやっているんですかね。その中で計画策定相談支援回数、昨年度だと36回という形でやられて、助成の件数に至った7件、この数字にどういった理由、7件だった理由というのをちょっと教えていただきたいんですけれど、まずは。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 7件の内訳でございますが、その中で内容といたしましては……。すみません、ごめんなさい。 ○委員長 このぐらいの数字、すぐ出せるようにしときなさいよ。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 申しわけありません。その中身にいたしましては、7件につきましては食料品の事業者ですとか、そういった部分につきまして相談件数を受け付けております。  その7件につきましては、1件が、業種としては高度実験装置であったりとか運送業、あとオリジナル製品の発送とか、そういったものについての事業承継計画となってございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 ちょっと私の聞き方が悪かったです。ごめんなさい。36回から7件になったというところの理由がちょっと知りたかったんです、すみません。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 すみません、説明が悪くて申しわけありません。この事業承継計画につきましては、中小企業診断士が計画をつくるに当たって、各事業所に赴いて、大体平均五、六回ずつ事業承継計画をつくるに当たっての相談を行っております。その関係で7件ですが、承継をつくるに当たっての訪問回数ということでは36件ということになってございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 あと事業承継が産業振興計画にも課題としてあったんですけれど、スムーズに進んでいる業種と承継が進んでいない業種だったり、あと廃業した数とか昨年度どのぐらいあったのかとか、わかる範囲で教えていただければと思います。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 事業団といたしましては、小規模事業の事業承継につきまして、今事業承継計画をつくって事業承継に取り組んでいるところなんですけれども、うまくいっている業種というのは、やはりちょっとなかなか統計をとっていないので難しいんですけれども、ご相談が多いのはやはり製造業とかの部分でございます。ただ、製造業のところもかなり進んでいるかというと、なかなか難しい状況もございまして、そのときはやはりいろいろ必要に応じて事業承継に係るビジネス支援ネットワークを活用しましてご紹介をしているといった状況でございます。  廃業につきましても、その件数につきましては、すみません、正直どれくらい進んでいるかというのはちょっと今お持ちしておりません。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 昨年の第2回定例会で会派の髙森委員が質問を区長にさせていただいていて、そのとき区長から、専門コーディネーターによる、先ほども発言の中にありましたけれど、事業者訪問、セミナー等も行っていて、また普及啓発にも努めていくという答弁をいただいていまして、その後は今どういった努力をされているのか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 その周知につきましては、いろいろ事業承継の重要性をしっかり周知していきたいなと考えております。まずビジネス支援ネットワーク、30年度につきましては、そこを結ぶ関係機関ですね、3弁護士会であったりとか日本公認会計士協会様、あと東京商工会議所様と連携してセミナーを2回実施いたしました。さらには、台東区のチャレンジ企業というチラシもつくっておりまして、そういったものに具体的な事業承継の事例を掲載しておりまして、そういったものをお持ちしまして、専門コーディネーター等を通じて周知を図っているところでございます。  また、さらに先日、8月29日に開催したんですが、ビジネス交流フェスタにおいても中小企業振興公社の事業承継とか経営相談の相談員の方がいらっしゃいますので、事業承継の大切さを伝えるとともに、うちの事業団の事業承継の取り組みについてもご紹介させていただいております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 起業される方だとか受け継ぐ方とかいうのは、廃業のことを初めに考えてどこまでどれだけやっている方がいるかというのはちょっとわからないんですけれど、廃業の場合が、何というんでしょう、従業員の雇用だったりだとか、あるいは取引先の部分であらゆる処理、費用も発生するので、事業自体は非常に大事な、中身もすごくいいものだと思うので、これはぜひこれからも続けて努力していただいて、できれば拡大していっていただきたいと思います。要望です。ありがとうございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 223ページの海外プロモーション推進についてお伺いさせていただきます。  Food&Hotel Thailand 2018なんですけれども、こちらの来場者数の、何というか、属性というか、来場された方の属性という部分と、あと、ことしの来場者数、商談支援件数の集計がもし完了していたら、そこも含めてお伺いしたいんですけれども。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 出展させていただいた展示会につきましては、いわゆるビジネス商談会というものでございますので、今回ホテル・宿泊業の方々が使われる備品ですとか日用雑貨、そういったものの展示会ということもございましたため、宿泊業のバイヤーですとか、調度品を置かれる、クリーニング、食料品、こういったものの関係するところにお訪ねいただいたというものでございます。  申しわけありません。2点目について、もう一度お聞かせいただけたら。 ◆田中宏篤 委員 今年度の来場者数とかの、決算特別委員会なのでちょっと外れてしまうんですけれども、今年度のもし最終的な来場者数等が集計出ているようでしたら、あと商談支援件数ですね、教えていただきたいなと。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 商談件数と契約件数につきましては、先月終了した事業でございまして、まだ商談件数というのは出てございませんので、今後また出たところでご案内したいと思います。  来場者につきましては、概算でということでございますが、主催者から3万1,769名で昨年よりも約2,000人増となってございます。すみません、これは会場全体の数字でございます。台東区ブースにつきましては3,208人ということでございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 我々会派で視察させていただいて、大変いい内容だと思っておりまして、ただ、ちょっと1点、今の答弁で、基本的にビジネスパーソンのみという話だったんですけれど、たしか最終日はBtoCの個人の対象のオープン日で、そちらのほうで日本文化に興味を持って来られた方とかもいると思ったんですが、ほとんどがビジネスパーソンというご答弁でしたけれど、その認識でよろしいでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 委員のご指摘のとおり、最終日は一般の来場者が入れると、見られるというものでございます。私ども商談の部分とインバウンド、台東区の商品を知っていただきたいということでございますので、申しわけございません、そのような認識でございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 この事業ですね、本当に実際に行ったところ、非常ににぎわいがあって多数の方が来場いただいていて、また展示の内容も非常にすばらしいと感じました。それで、さらにこちらはあくまでも海外プロモーションの推進ということで、最終的に形に結びつかないと、出展されている企業の方々がやはり海外に進出するというところが最終目標、そのための推進ということで、そこを区がしっかり支援して商談等を行っているというところも非常にすばらしいと思いました。  こちらについて、また今回商談件数のところで、その後の商談した後のフォローアップとかいうのは、成約に至っているだとかいうウオッチングですね、というのはされているんでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 この事業は個店支援という部分も含んでございますので、産業振興事業団とともに実施をしております。一つ一つの事業者によって売れるもの、まだ製作をしていく段階のもの、あるいは卸売として卸していくという業態の違いもございますので、それぞれの個別の支援にあわせて必要な支援機関、例えばジェトロですとか東京都中小企業振興公社の国際部分のところのお力をかりて、それぞれの進み、歩みのスピードに合わせて支援を行っているところでございます。 ○委員長 田中委員、まとめてください、そろそろ。 ◆田中宏篤 委員 まとめます。  ありがとうございます。こちら非常に我々としてもすばらしい事業だと思っておりますので、今後、例えば出展した企業様のニーズをアンケート等で例えばほかの国等も考えてほしいとか、いろいろな多分要望出てくると思うんですけれども、その要望を捉えてさらに推進していただければと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長 要望でいいですね。 ◆田中宏篤 委員 はい。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 一つだけ伺います、せっかくなので。  江戸下町伝統工芸館がリニューアルされましたね、この年。大変明るくなりまして、それから映像的にも大変見やすくなったと。このリニューアルについて、よかった点、またそれから効果の点で、何かあれば教えてください。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 まず、館内の設備といたしましては、バリアフリーにも対応できるようエレベーターがついたというのは、機能的に非常に大きなところでございます。また、デジタルサイネージをつくりましたことで、皆様のディスプレーを動画で今まで収録しましたDVDを流したり、あと議会からもご要望があったとおり、災害時に多言語で例えば情報にアクセスできるような周知ができる、こういったものもデジタルサイネージ、電源があればというところでございますが、活用できるような仕組みになったところが非常に大きな点かなと思います。  また、利用者にとりましても、展示品の光度と明るさとかもかなり違ってまいりましたので、より美しく工芸品を見ていただけるようになったかと考えてございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 せっかくすばらしい中身も、来た方にしか見てもらえないというのも何か私はもったいないような気がするので、この情報をうまく発信する方法というのは考えていらっしゃいますか。つまり、インターネットだとか、あるいは観光業の人たちにこういうところがあって例えばこういうすばらしいものがあるよという伝統工芸の中身をご紹介するとか、何かもう一歩、江戸下町伝統工芸館があることプラスさらなる発信というのを考えたほうがいいのではないかと思うんだけれど、その点はどうですか。 ○委員長 先ほどと同じですけれど、ひとつよろしくお願いします。  産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 この後の事業に伝統工芸産業の情報発信という事業を持ってございます。こちらについては、いろいろSNS、特にインスタグラムのフォロワー数が少ないというご指摘もいただいているところでございますが、区内で活躍されている職人の皆様の作業風景ですとか工程といったものももう既に収録が全部終わりまして、準備が整ったという状況でございます。こういったものを観光ですとか文化ですとか、そういったものにも活用していただけるよう調整させていただきたいと思います。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 この館のリニューアルによって、地域に何かいい影響というのはありましたか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 今年度は、いろいろまだオープンしたばかりということで、まだ計画の段階で実行には移ってございませんが、商店街の皆様と安心安全という面で一緒に避難訓練ですとか、そういったものをしていきたいですとか、お互い、ひさご通りと協力してイベントを盛り上げていこうとか、そういったようなことで地域に根差したもの、あと、ここを拠点に回遊性を高めていきたいとも考えてございますので、現在工房めぐりのツアーですとか、江戸創業事業所ではガイドツアーを来月実施させていただきます。ここの集合場所、解散場所、こういったものでも活用していきたいなと考えてございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 ありがとうございます。いろいろやっていただいているのはわかりました。もう少し民間事業者も巻き込んだ形で何かできればなというのもご提案させていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 貴重な提案ですので、よろしくお願いします。  河野副委員長。 ◆河野純之佐 副委員長 223ページ、区長肝いりのやはり産業フェアを聞いておかなくてはいけないなと思いまして。産業フェアについては、今年度は予算というか決算額3,100万円で、その前の年度が約2,700万円の費用だったと思うんですが、予算も決算も増額になりまして、この年度での効果、そういうものをまずお伺いしたいんですけれども。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 産業フェアは、台東区内の中小企業を広くPRする、国内外に向けてPRするということを目的に実施しております。30年度については第3回目ということで、第1回、第2回それぞれ出てきた課題を実行委員の皆様と意見を交換しながら改善を図ってきたところでございます。  大きな効果といたしましては、1回目は初めて皆様が出られるということだったので、まだどういう状況かわかりませんでした。第3回目、特にことしも第4回目の募集を終わったところでございますが、初めて展示会にチャレンジをしたいといった小さなまだ規模の企業者さんたちが集まっていただいています。また、総合展ということでいろいろな業者さんが一堂に会するというところで、横のつながりをつくるチャンスにつながればと考えてございます。まだまだ課題はありまして、いろいろ調整をしていかなければならないと思いますが、こういう一堂に会す展示会を通じてできることというところを、いいところを探しながら、そこを伸ばしていけるよう、事業は進めてまいりたいと考えてございます。 ○委員長 河野副委員長。 ◆河野純之佐 副委員長 私も1回目、2回目、3回目、ずっと見させていただいていて、私の知り合いの事業者の方も参加はしたんですけれども、残念ながらこの2日間でそちらの企業が求めているものがなかなか得られなかったと。そうであるならば、それぞれの業界の展示会とかあるではないですか。例えば晴海とかね、メッセでやるとか、そういったほうがかなり集客も多いですし、最終的には商売に結びつくなというご意見もあった、そんなようなこともあったんですけれども、ことしも第4回目、たしか10月31日、11月1日と2日間行われるわけなんですけれども、今回は4回目の特徴的なものはどういうものがあるんでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 来年のオリンピック・パラリンピックの開催に向けて、国外に台東区のいい商品、区内の企業さんをPRしていきたいということで、特に中国語圏の皆様の来場が予想されますので、中国語のインフルエンサーを会場内にお呼びいたしまして、生中継を計画しているところでございます。国外に向けた発信が今回の特徴の一つでございます。 ○委員長 河野副委員長。
    ◆河野純之佐 副委員長 わかりました。意気込みは伝わってきましたので、ぜひ私も楽しみにしていきたいと思います。  それと、あともう1点だけ、226ページのものづくりのまちPR事業助成、ここに絡んでくるんですが、台東区内の南部地域というのは、商店街がないんですね。ないというか、おかず横丁と佐竹商店街があるくらいで商店街自体は非常に少ない地域で、そういう背景もありまして、モノマチのイベントが非常に好評になっているんです。そのおかげで台東区の南部地域がぽつぽつとね、なかなか特徴のあるお店が多くなりまして、それでかなり平日もお客さんが来ていると。モノマチのイベントやったときには、やはりかなりお客さんも来ていただいて地域が潤っていると。私、何軒かのお店の方などとよく話すんですが、やはり総体的に共通しているのは、やはり若い起業家の方が多くて、やはりかなり勉強もしているし、チャレンジ精神も非常に旺盛だという部分があるんですね。そういう部分を聞くと、例えば区のいわゆる産業振興課とか産業の担当部署の皆さんとの情報交換とか、そのようなものがやはりあって、そういうところからいい点を例えばまた区内の事業者の団体だとか組合に水平展開もできるんではないかなと思うんですけれども、その辺の関係づくり、連携というんですかね、そういうものというのはあるんでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 台東区では、二つの創業支援施設を持ってございます。こちらでは、毎月のように入居者ミーティングといったこともございます。特に必要とされる皆様への情報提供ということで、産業振興事業団の職員が出向いて情報をお伝えしたり、またそちらでご要望があるような意見ですとか、こういったものの吸い上げ等も行ってございます。こういったものを見ながら、若手経営者の皆様、台東区内で起業、創業される希望者の方をふやしていきたい、そのように考えてございます。 ○委員長 何かちょっとかみ合っていません。  河野副委員長。 ◆河野純之佐 副委員長 私が言いたかったのは、モノマチに参加しているお店の方たちが全てというわけではなくも、今やはり南部地域でいろいろと活躍して、また注目を浴びているお店は何店かあると思うんですよね。そういう方たちとの情報交換を区の担当の部署の人たちとまずは連携をしたりすることがやはり必要ではないかと。そういうものを今度台東区内のほかのいろいろと組合だとかそういう事業者の人たちに対しても水平展開ができないかという、そのような質問なんですけれど。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 答弁が、答えが違っておりまして、申しわけございません。水平展開については、各事業所、産業団体とのつながりは当然産業振興課のほうでございますので、台東区内に創業、起業された皆様とそういった団体を結んでいくようなつながりについては、私どもももう少し勉強させていただいて、情報共有ができるように検討してまいります。 ○委員長 河野副委員長。 ◆河野純之佐 副委員長 成功例はね、非常にやはり得るものがあると思いますので、ぜひその辺を工夫して活用して展開していければいいのではないかなと要望だけしておきます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 今のにちょっと触発されてしまって、すみません。私は、南部地域だけではなくて、入谷、松が谷、西浅草、この辺もなかなかのお店が出てきていると思うんですね。南部地域は私も地元ですから、本当にかわいいお店がたくさんあると思いますので、それで、ただ一つの課題だったのが、台東デザイナーズビレッジが従来からまちを支えてきた製造業や製造卸の皆さんとの、あそこの場所で交流できるようなスペース、どうしても入居者のために日常的には閉鎖管理しなくてはいけない部分と、あと、だけれども公開日だけではなくて、いつでもやはり入れるようなスペースを求めていたわけですね。これなどについては具体的になってきているのかどうか、これについてお聞きします。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 産業振興計画の中にも記載させていただきましたが、小島にあります中小企業振興センターについては、その機能充実についても検討していくことになってございます。私どもの施設も経年劣化がございまして、大規模修繕の検討もしなければいけない施設でございますので、この中で今、秋間委員からもお話がありました、過去の委員の皆様からもご意見がありましたとおり、できるだけ区内の中小企業の皆様に使っていただける施設として検討してまいりたいと思います。 ○委員長 よろしいですね。  産業フェアがポスターをおととい、東京メトロ銀座線、新橋3番出口、並木通り方面のところにべたべたと張ってあって、ほかのポスターよりも際立っていました。大変努力されているなと、新橋で拝見するとですね。今月末の成功を心よりお祈りを申し上げておきます。  以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 昼食時となりましたので、ここで休憩いたしたいと思います。午後は、1時に再開いたしますので、よろしくお願いいたします。           午前11時58分休憩           午後 1時00分再開 ○委員長 ただいまから、決算特別委員会を再開いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 理事者の皆さんに申し上げますが、質問者の意図をお酌み取りの上、的確にご答弁をいただきますようにあわせてお願いを申し上げますので、どうぞよろしくお願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第7款、土木費については、項ごとに審議いたします。  第1項、土木管理費について、ご審議願います。  田中委員。 ◆田中宏篤 委員 231ページ及び232ページの自転車駐車場運営及び放置自転車対策について質問させていただきます。  歳入のときにも触れたんですけれども、今後シェアサイクル、事業としてお金がかかっていないんですけれども、ハローサイクリングの推進部分で駐輪場、ステーション数を100カ所までふやしていくということはお伺いしているんですけれども、ここのなかなか民間事業なのでどこまで関与できるかという問題はあるにしても、やはり区としてここを支援していくという中でここの利用促進を今回どのように図ったか、また今後どのように図ったかというところをお伺いさせていただきます。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 現在、タウンサイクル事業につきましては、レンタサイクルからシェアサイクルに移行できるかというものを令和3年3月まで実証実験をさせていただいているところでございます。PRにつきましては、窓口でのパンフレット配布、あとホームページの掲載を行っておりますが、今後事業者とも協議の上、PR活動を行ってまいりたいと。  なお、先日の歳入でもお答えさせていただきましたとおり、やはりポート数が足りないと利便性がまだまだ向上しませんので、まずは区としてはポートをふやしていきたいというところに特化していきたいと思っております。 ○委員長 田中委員、そういうことだから、まとめてください。 ◆田中宏篤 委員 まとめます。  放置自転車対策のところで指導員の配置というところで、この指導員が放置自転車の部分、注意されているというところで、ただ、放置自転車を減らす上でも、この普及というのはすごく有効かなと思っておりまして、例えばこの指導員にこういったハローサイクリングの資料を持たせて、代替措置としてこういうサービスがあるんだよということをお伝えするとか、当然ステーション数をふやすことも重要なんですけれども、そういった形で実際に放置している方々に放置をしないような形で代替案として提示していくということも非常に重要かなと思いますので、もしここに関してはそういったことが可能であれば、ぜひ促進も進めていきたいなという要望させていただきます。 ○委員長 要望でいいですね。 ◆田中宏篤 委員 はい。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 231ページの自転車駐車場運営に関してですが、本当にいろいろと対策をしていただいて徐々に自転車駐車場はふえていて、過去の質問においても田原町が足りないんではないかとかいろいろな質問が出ていたと思います。しかし、やはり台東区、狭い区でございまして、特に便利な区だからこそ自転車での動きが多いのかなと思っておりまして、最近何件かお聞きしたんですけれど、自転車駐車場に自転車を駐輪して、来たときにいっぱいだったときに、お金を入れてその自転車を出して自分の自転車を入れるという事案が出て、その自転車が放置自転車として持っていかれてしまったという話を聞いたんですね。その事案を私は聞いたときに、あれは確かに鍵かけずに入れたらとられてしまうよと書いてあるではないですか。その事案を聞いたときに、整備がまだ追いついていないからこそで、持っていかれてしまうと5,000円取られるわけですよね。1時間半以内だったら無料ですので、ボタンを押せば外せてしまいますので。そのような事案が発生していることについて、どのようなご認識がありますでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。その事案も把握しているかも含めて。 ◎石川洋二 交通対策課長 大変申しわけございません。ちょっとその事案についてはまだ、きょう初めてお聞きしたというところでございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 ありがとうございます。私、実は4人からその相談を受けて、持っていかれてしまったという。そのうち、ちなみにそのうちの3件は稲荷町です。70台しかなくて、私先ほども昼間見に行ったんですけれど、あいている箇所は1カ所しかなかったです。それにもかかわらず、周りに置いてあるという状況は、朝の段階で全て埋まってしまっていると予測されるんですけれども、それで放置自転車として持っていかれてしまうと5,000円取られてしまうと。それに対して、一度だけ区に苦情を入れたとお一方が言っていたので、認知されているかなと思ったんですけれども。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 大変申しわけございません。把握しておりません。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 そのような事案が発生しているということで、ちょっと何らかの対策、私もちょっと対策方法が思いつかなかったのであれなんですけれども、何らかの対策をしてさしあげないと、区民は安心してとめているにもかかわらず、その自転車が外されて夕方帰ったら自転車がないというようなことになってしまうのは問題かなと思っております。 ○委員長 交通対策課長、ご意見を踏まえて、ちょっと課内で検討してみてください。  岡田委員、よろしいですか、それで。 ◆岡田勇一郎 委員 はい。 ○委員長 あと、ほかは。  水島委員。 ◆水島道徳 委員 230ページの自転車走行空間整備というところで、自転車、昨年に続き、自転車の利便性、使い勝手がよく、道路交通法の関係も変わって車道を走るというところで、走行の空間の整備をしてきたところであります。  今年度は、千束通り、地方橋通り、奥浅草浅草寺町通り、金杉通りと進めてきたわけですけれども、確かに自転車の走行空間をつくること、台東区は10キロ平方メートルの小さい面積で、自転車で台東区どこでも行けるような環境でありますけれども、また自転車につきましては、ある程度ストーリー性を持ってやっていくのも大事だなと思います。特に今、観光客の皆さんがやはり自転車も使ったりする傾向もあると思いますので、そういう通りの空間を整備するに当たって、そういう観光を回れるような、そういうルートづくりというのは考えてやられているでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 こちらの走行空間整備につきましては、まず駅の近く、あるいは観光地の近く、そういったところをつなぐ大きな道路を主体にまず整備させていただいております。ただ、そういったところにつきましては既存の駐車場が今整備されていますので、そこにつきましては警視庁さんとお話をさせていただいて、そちらを撤去していただきながら進めているといったところでございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 これからやはり自転車で回る観光というのもすごく大事な部分だと思いますので、ぜひ進めていただきたいと思います。  それで、自転車の走行ということなんで、最近は電動アシスト自転車が大分普及しておりますけれども、うちにも1台あって、速度をはかるとやはり20キロちょっと軽々と出てしまうんですけれども、やはり最近電動アシスト自転車によって事故とかそういうことが起きると、やはりかなり重傷化、自転車と人とか自転車と自転車でもそうなんですけれども、そういう重傷的な事案というものも起きると思うんですけれども、それについては何か把握しているでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 電動アシストにつきましては、普及してきて台数も多くなっているということは把握しております。それに伴って、今委員のご発言のとおり、事故が重傷化しているといったところも認識しているところでございます。こういったところがありますので、区ではやはりTSマーク、保険の加入というところでは十分重点的に対策をとっているといったところで、またあと、ルール、マナーですね、そういったところもやはり重要かとは思いますので、講習会の回数をふやす、小学校、あるいは中学校での講習会等でそういった啓発を行っているといったところでございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 本当に今、子供さんを乗せている自転車も結構電動アシストの自転車が多くて、やはりスピードも出ますし、また事故となれば運転手をしている人だけではなくやはり子供にも大きな被害が出ると思いますので、交通安全に面に関しては徹底して指導していただきたいと思います。以上です。 ○委員長 TSマークの促進については一般質問でも質問も出ていますので、どうぞ積極的にやってください。  鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 234ページ、11番の観光バス駐車対策です。私、4年間前期で委員長やらせていただいて、課長も4年間一緒にやらせていただいて、この予約システムと乗降場所のセットで稼働を前期でさせていただきました。区民の方からいろいろと声も、運転手のどういったことを言っているかという話もちょっと伺っているんですが、これ一応モデルとして参考にさせていただいたのが奈良県のほうでよろしかったと思うんですけれど、またちょっとことしの夏ごろから動きがあったみたいなんですけれど、奈良県の状況というのはどういった形で捉えているか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 今委員ご発言のとおり、台東区の予約システムは、奈良公園さんの予約システムをモデルにしてつくってきた経緯はございます。もともと奈良公園の中の駐車場の一角に乗降場を整備して、そこを予約させて使うと。ただ、予約していない車についてもそこを使わせるといった利用勝手だったんですが、昨年の8月からそこに乗降場の施設を整備したことから、完全予約制という形に移行しております。完全予約制になりますと当然当日入庫もできませんので、そういったところから、今奈良公園さんのところではそこの利用勝手が悪くて、周辺の駐車場に結構あふれているといったところは聞いているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 今、私などが話を聞いているのが、区民の方からちょっと厳しくやり過ぎだと。当初このシステムができたときは結構喜んでいただいた方とかも、もちろん当時の委員も含めて地元のご協力があって、私も課長も、何でしょうか、一緒に場所を探したりとかやらせていただいた上で、ちょっとこれが落ちついてくるとまたそういうご意見もあったり、運転手さんもいろいろと意見があるみたいですけれど、ただ、今回完全予約制ということで、最初のモデルとしても奈良県に勉強させていただいた。今回も失敗例にはなってしまうのかもしれないんですけれど、これはまねしてはいけないよという形になって勉強になったのかもしれないですけれど、ただ、これから国策のほうでクルーズ船等お客さんを、訪日客を呼び込む国のほうとしても政策として掲げているので、これからまたさらにふえていくのは確実な状況であるので、どういった形でいいのかというバランスも含めてやっていただきたいと思います。  何でしょう、予約システムの稼働率という部分でも、前回29年度より下がっているかもしれません、ただ、所管の委員会でもバスの台数がどのくらい来ているかというのももちろんわかっているんですけれど、安全安心のために、これはまた金額的にはそういった部分のためにはもっとかけてもいい部分もあると思うので、またこれからしっかりと精を出して頑張っていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 要望でいいんですね。  あと、ほかは。大丈夫ですか。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第2項、道路橋りょう費について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 二つご質問をさせていただきます。  238、240、242ページなどの道路や道路改良、あるいは街路灯の維持、インフラの維持についてです。この間の異常な暴風雨や強い台風などで、本当に大変な被害がインフラで出ています。それで、今台東区は、公共施設の長寿命化や、あるいは計画に基づいた、インフラも含めた整備計画を進めているわけですが、これのいわゆる昨今の非常に荒い天候というか、こういう暴風だとか、その辺に対応したいわゆる基準の見直しだとか、あるいは整備の方針についての見直し検討だとか、そのような計画というのはあるのかどうかと。あと、これに対して台東会とか公共企業体との会議がありますけれども、このようなところでそういうところも含めて対策を進めるべきではないかということについて、お伺いしたいと思います。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 暴風雨のみというか、暴風雨に対応したという観点でのインフラ整備の方針につきましては、現在のところはまだ検討しておりません。  それから、公益企業も含めた対応ということでございますけれども、例えば暴風雨の対応につきましては区だけでできるものではございませんで、例えば水害への対策につきましては東京都の下水道局との連携が重要でありまして、これまでも情報共有を図りながら進めてきたというところでございます。また、先日の台風では電柱が倒壊しまして、電気、通信に大規模な障害が起こりました。私どもも現在、東京電力やNTTに対して、原因等を確認しているというところでございます。  なお、区では区と警察、それから公益企業者で構成する道路工事調整協議会を実施しておりまして、この場を使いまして暴風雨への対策につきましても各企業者と連携しながら進めてまいりたいと考えております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。環境・安全安心特別委員会でもちょっと申し上げたところです。  239ページ、私道舗装助成ですけれども、この年度、下水道管の改修工事の費用負担ができなくて私道舗装助成が成り立たなかった、頓挫したというようなケースはないかということでありますが、ここはいかがですか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 区が私道助成のご相談を受けた場所につきまして、最終的に整備をするところまで至らなかったケースというのはございます。ただ、原因が区が助成する際に必要な要件となります私道の沿道住民全員の合意とか、それから地主さんの承諾が得られなかったということが主な原因だと考えられておりますけれども、例えば地元の合意形成が負担金によるものかどうかにつきましては、私どもは把握してございません。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 この年度ということではないんですけれども、時々、先ほどの地元の沿道の全員合意というのがとれない最大の要因というのが、やはり負担の問題というのがあるんですね。今までだったらその人の分はほかの人で割ってでもやってしまおうかというようなところがあったんですけれど、最近やはりどうしても年金生活だけで暮らされている方がふえていて、やはりそういう点ではそういうところでほかの方の負担まで割ってもできないというケースが実はありました。そういう点では、やはり私道舗装助成ですね、現在舗装の部分は10分の10、下水の改修工事の部分が1割負担と、相当な負担を区はやっているわけですけれども、しかし、やはり生活保護受給者や、あるいは住民税非課税の高齢者など、そういうところの負担というのは何か見込んだ対策というのを考えていないのか、その辺についてはいかがでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 今委員おっしゃるとおりで、舗装は全額、それから排水設備につきましても10分の9まで区が負担するということになっております。私道の下水道管は私有財産になりますので、今以上の助成については今のところ考えてございません。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 この問題は、もう一つはね、谷中地域など特にそうですけれど、20メートルの長さですよね。あそこの要件などの問題もありますので、ぜひ、特にそのように残されたところというのは高齢者が住んでいる地域というのが多いということもありますので、ご検討をお願いしたいと。
     あともう1点、この問題で、この決算年度にこういう事例が2件続いたんですね。鳥越と浅草橋ですけれども。ああいう古い時代からできてまちが形成されているところというのは、自分が土地を所有して町並みの自分たちの家の裏方を出し合って、ずっと露地を共有して出し合って下水管を入れるという、こういうやり方でまちができてきました。そういう点では、そういう私有地を共有し合っている裏露地が、この間のマンション建設等によってマンションディベロッパーがある人の部分を買ってしまうということになると、そこにフェンスを立ててしまうわけですね。そうすると、共用している部分の真上にフェンスができるもんですから、結局今まで両方で出し合っていた土地が分断されて、下の下水の維持が脅かされたという事例がありました。1件は何とか解決できたんですけれども、もう1件は訴訟になっているという事例なんですね。  そういう点では、これ中高層建築物の相談が一番最初に多分住宅課に行くと思うんですけれど、そういうときにディベロッパー等に、ここの土地というのはこういう履歴というかね、あるいはこういう権利関係、無形だけれども、謄本には出てきませんけれども、でもこのようにコミュニティの中で使われてきた土地であるという履歴というのかな、そのようなものというのを知らせるということはできないんですか。そうすると、ディベロッパーもそれを承知で購入するということになる。購入した後、相談に来るというケースが多いのかもしれないけれど、それについても事前に知っておくというだけでも相当違うと思うんですが、これについてはいかがですか。 ○委員長 都市計画課長。 ◎前田幹生 都市計画課長 土地利用の観点ということで、私からちょっとお答えをさせていただきます。  いわゆるディベロッパーが中高層建築物を建築する目的で土地を取得するという行為自体を区が把握するというのは、なかなか難しいというところがまず1点ございます。また、委員ご指摘のような私有地が共用されているという実態の有無についても、区としては明確に把握しているわけではございませんので、なかなかそういった対応については厳しいのかなと考えております。  ただ、委員から今ご指摘がございました共用下水道の問題等について改修が必要になる、そのような場合には、先ほどの私道舗装助成の基準に適合していれば助成することも可能でございますので、個別にご相談いただければと考えております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 一つ解決した事例というのは、そこのディベロッパーに出させたんですよね、工事費をね。そのような形でするというのは話し合いでできることですけれども、しかし、それでももう1件は訴訟になっていますから、そういう点ではなかなかこれについて、そうですね、何とか知恵を事前に出せないかなという、ちょっと私も考えてみますけれども、ぜひまた問題提起していきたいと思います。以上です。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 私は239ページ、電線類地中化モデル実施についてご質問させていただきます。ここは二つちょっとまたがるんですけれども、まず電線類地中化のところは、当初馬道通りと、あとかっぱ橋本通りのところでやるということで、馬道通りは既に終わっておりまして、今かっぱ橋本通りのところが、一応当初の予定では平成31年のオリンピックの前までにというお話で今進んでいると思われます。ここについての今のスケジュール感、どのような進捗ぐあいかを教えていただけますでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 かっぱ橋本通りにつきましては、ようやく電柱、電線の撤去工事が終了しまして、現在最後の仕上げとなります道路の復旧と、それから歩道のバリアフリー化工事をあわせて実施しているところでございます。年度内の完了に向けて、引き続き工事を進めてまいりたいと考えております。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 ぜひ進めていただきたいと。特にかっぱ橋本通りのところにつきましては、1車線のところで結構細かく商店がある中で、土木課の皆さんが商店街の理事会にも何回も顔を出していただきまして、本当にいろいろな調整をしていただいてここまで来れたと思っております。ここについては、商店街からも感謝のお話をいただいております。ぜひちょっとこの後も進めていただきたいというのと、あと、電線類地中化につきましては、基本的には今、先ほども秋間委員からもございました災害対策という面からも重要だと考えておりますので、電線類地中化につきまして、総括質問をさせていただこうと思っております。 ○委員長 あともう1点ありましたね。 ◆青鹿公男 委員 あとは、無電柱化推進検討調査というのがありまして、ここについては今浅草の中を調査していると伺っております。ここについても調査の結果とか、まだ今調査中と私は思っているんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 無電柱化推進検討調査につきましては、浅草と谷中を対象として今行っております。調査につきましては大体結論が出ているんですが、今後整備に向けまして、今地域の皆様に整備の内容とか、それから実際工事をするとなると長期間にわたること、あるいは騒音、交通問題等いろいろありますので、そういったことを含めて意見交換とか説明会をしているところでございます。 ○委員長 青鹿委員、いいですね。 ◆青鹿公男 委員 はい、よくわかりました。よろしくお願いいたします。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 239ページの(2)安全・安心な道づくりですが、平成30年の第2回定例会で青鹿委員がご質問されているんですが、北上野や松が谷あたりから上野公園に向けて歩くときの両大師橋についてです。両大師橋の歩道は大変狭く、また裏側のS字の道路に関しても、かなり暗くて人通りが少ないため不安であるというような声を私も聞いています。そのときに、ニーズを十分反映させながら新しい構築に向けて検討してまいりますという答弁があったんですけれども、その後はどのような状況でしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 両大師橋の通りではなくて、あそこの入谷口通りになりますか。岩倉高校の前といいますか。 ◆岡田勇一郎 委員 両大師橋です。 ◎齋藤洋 土木課長 両大師橋は都道になりますので…… ◆岡田勇一郎 委員 脇のこういうところです。 ◎齋藤洋 土木課長 スロープのところですか。 ◆岡田勇一郎 委員 はい。 ◎齋藤洋 土木課長 それも東京都の管轄になりますので、ちょっと内容を確認して、東京都と調整したいと思います。 ◆岡田勇一郎 委員 わかりました。ありがとうございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 二つ伺います。一つは、238ページの区道街路樹現況ということで、さまざまな植種がありますけれども、背の低い植物ですとかプランターに入っているような花のものを使って歩道のガードレールのところにひっかけるような形で花を育てているというものが、近隣の隣接区で荒川区ですとかよく最近見かけるようになりまして、つる性のものですとかあるんですけれども、区民の皆さんからそういう形ではできないんでしょうかという話もありまして、そのことについて、そういうのが可能であるか伺いたいんですけれども。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 ご質問の件につきましては、道路の植樹帯の付近ですとか、歩道と車道の間のガードレールのそばですとか、ガードレールそのものに花を植えるものをつけていただくというようなことかと思いますが、まずは条件といたしまして、歩道の歩行者ですとか車道の車両の通行に影響がないような配置の仕方をしなければならないということと、あと、樹木と違いまして、花の場合ですと頻繁な水やりが必要になりますので、沿道の住民の皆様の強いご協力が必要だというところがございます。その上で、その道路が区道であれば道路管理者で我々区ですが、都道、国道の場合は東京都や国の協力が必要になる、そういった状況がございます。  また、他区で同様の事業をほかの道路で実施しているようなケースもございますので、そういったものについては地域の皆様の強いご協力が得られるという前提で、実施に向けて検討することは可能でございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 ちょっとお声があったのが根岸あたりなんですけれどもね、そういう協力したいという方たちもいらっしゃるということで、またそういうご相談等もあるかと思いますので、対応をしていただければと要望させていただきます。  あと、二つ目が239ページの安全・安心な道づくりの中の歩道バリアフリー化について伺いたいんですけれども、インターロッキングブロックという形での歩道の補整というのが随分年数がたっておりまして、さまざまなでこぼこになっているようなところも見受けられるようになりまして、当初の施工の仕方とまた現在のやり方が若干変わってきているんではないかなと思っているんですが、地域の皆さんからそういうさまざまな苦情も寄せられておりまして、特にちょっと私のほうでは、金曽木通りから金曽木小学校に行く方向の区道に対して、とてもでこぼこで歩きづらい、つまずいてしまったり、あと植樹されているところの段差も危ないとか、さまざまなちょっとお声をたくさん伺いますので、要するに植樹帯の植わっているところの段差と、また道全体を土木課だとか公園課だとかとまたがらないで、しっかり一つの道としてきちんとした形で見直して補整していただけるような方向性で考えていただけないかなと思っているんですけれども、その点についていかがでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 インターロッキングブロックの凹凸の件ですが、ただいま場所も教えていただきましたので、至急場所を確認しまして対応させていただければと思います。  また、公園課との関係なんですけれども、道路を点検した場合に、土木課の舗装だけで直せるものと、それから公園課の樹木をどうにかいじらないと対応できないもの、いろいろあるんですけれども、もちろん公園課の対応も必要な場合には相談して対応してまいります。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 いずれにしても、インターロッキングブロックというものが区全体に補整されている中での老朽化がやはりちょっと気になってまいりますので、その点については全体的に区内全体的にちょっと考えていただけるように要望させていただきます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 241ページの上野駅前歩行者専用道等の維持管理について伺います。  これ、ペデストリアンデッキのことを言っているんだと思うんですが、あそこにフラワーポットがあって、そこに花が植わっているのは結構ですが、その花の選定なんですけれどね、何か地味な花が寒い時期に植わっているようなことがありますと、せっかく植わっている花がよく見えないんですよね。それで、やはり結構人が、上野の駅前ですし、上野の駅のイメージ、それにもつながってくるので、もう少し何とかなりませんかと思うことがあるんですね。しかも、花の心プロジェクトをやっておりますとかとこうやってプレートがついているんですよ。看板施策の一つであるならば、むしろもう少し花の選定についても気を使ってもらいたいなと思うんだけれど、どんな感じですか、その点は。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 ペデストリアンデッキのフラワーポットにつきましては、公園課といたしましては適切に管理をしているところでございますが、今の委員のご指摘もございましたので、再度現場の状況を見直して、必要な対応を図り、適切に対応してまいりたいと考えております。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 よろしくお願いします。  もう一つは、あそこにショーケースがあって、あのショーケースの中もちょっとね、どうなのといつも思いながら見ているんだけれど、あのショーケースはどうなんですか、あれ。 ○委員長 これは産業振興課。ここの所管ではないですが、産業振興課長、的確に短目にお願いしますね。質問の趣旨を捉えて。 ◎上野守代 産業振興課長 委員のご指摘を受けまして、内容について検討して適切に対応してまいりたいと思います。 ○委員長 もういいですね。 ◆髙森喜美子 委員 よろしくお願いします。 ○委員長 では、よろしいですか、ここは。           (発言する者なし) ○委員長 秋間委員からもお話ありましたし、大変災害が多いときであります。今週末も大きな台風の襲来が予想されています。くれぐれも職員の皆様方には、待機もあるでしょうし、緊急な出動もあると思いますが、ご自身の安全をしっかり守って区民の皆さんのために働いていただきたいと思いますが、せっかく議員が今半分以上おりますんで、どのような体制をとって頑張りたいかというのが土木の観点であるならば、答弁いただければ――答弁というか、皆さんに教えていただければ。  土木担当部長。 ◎武田光一 土木担当部長 台風19号につきましての対応でございますが、もう既に2回ほど内部では会合を開かせていただきまして、今、スピードが少し若干速目に来ておりますので、土曜日のお昼には体制を整えて職場で必要な人材を待機させるという対応をしたいと思っております。ただ、まだもう少し東側に若干それていくと被害規模というのも、被害というか大きさがちょっと弱まる可能性もありますので、それによっては人員を少し整理するなど、適材適所で対応してまいりたいと思っております。 ○委員長 くれぐれも気をつけてお願いします。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第3項、河川費について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第4項、公園費について、ご審議願います。  田中委員。 ◆田中宏篤 委員 246ページの部分で、特色ある公園の整備というところですけれども、整備にかかった費用が入っておりますが、御徒町公園の改造工事につきまして、ミスト遊具が設置された、その際の費用と認識しております。ここで、利用データや、もしアンケート的なものがありましたら、どんな反応がお寄せいただいているのかというところをお伺いしたいんですけれども。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 こちらの御徒町公園の改造工事におきまして、委員ご指摘のとおりミスト遊具を4基設置させていただいております。その際の利用状況等、今年度8月に調査しようとしたんですが、なかなか今年度の8月、酷暑のため公園の利用者が少なかったために利用調査をするに足るほどの利用者がいなかったということで、かわりに9月に公園利用者の方34名で、サンプル数としては少ないのですが、参考程度にアンケートをさせていただいてございます。そちらの結果につきましては、ミスト遊具があることを知っているという方が約62%、ミスト遊具を使いたいという方が63%、ミスト遊具が暑さ対策に効果があったかどうかということは34%というような結果が出てございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ありがとうございます。  夏の暑い時期だったので利用データがとれなかったというのは、このミスト遊具自体、私見てきて、非常にいいものだなと思ったんですけれども、涼をとれるという趣旨がある中で暑いから来られないというと、またちょっとさらに検討が必要なのかなと思います。第2回定例会で一般質問をさせていただいたので深くは言いませんけれども、水を使った遊具につきまして、再度検討をお願いしたいなということをまず上げさせていただきます。  あと続いて、さわやかトイレ整備の部分なんですけれども、区内43公園あるうち、この行政計画で現状で終わった箇所、さわやかトイレ整備が完了した公園というのはどれくらいございますでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 公園の現在トイレのある公園の数が43公園で、43トイレございます。そのうち、さわやかトイレの整備方針が出た後に整備が終わったトイレの数が19カ所でございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 先日、私立幼稚園のPTA連合会との懇談会の際にも、ちょっとトイレの改修の要望というのは非常に上がっておりまして、私の地元であります富士公園ですとか待乳山聖天公園につきましても、結構男女兼用であったりとか、あとはいわゆる丸見え状態であったりとかいうところ、そういったところ多々あると思いますので、これから順次改修していくことだとは思いますけれども、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。以上です。 ○委員長 関連、松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 私も私立幼稚園のお母さんから伺った件で、公園の中のおトイレが、男性用には小便器と大便器があるにもかかわらず、女性用のトイレはだれでもトイレと兼用されてしまって女性用トイレ専門がないという、そういう公園のトイレが幾つかあると。そうしますと、いわゆる不公平だということですね。要するに女性用をお子さんが使用する際にも、やはり親御さんが使う際に、だれでもトイレが大人の方が使っていて、もしくは、例えばタクシーの休憩の運転手さんが使っているだとか、誰でも使っていいのでだれでもトイレなんですが、いざというときにすぐに使えないということを経験されているという話も伺いました。それはやはり男性用があって、女性用があって、だれでもトイレも必要なんですが、公園の面積から見て割合として決まっているところで、その制約の中でしなければならないものなので、今後の中で、やはり男性用と女性用ときちんと建屋分けてつくっていただいて、面積が狭いのであれば、男性用のトイレも一つにするとか、さまざま工夫していただけるといいなと思ったんですけれども、いかがでしょうか。 ○委員長 答弁できますか。  公園課長。 ◎原島悟 公園課長 公園のトイレの改築の考え方ということでお答えさせていただきますと、松尾委員から今ご指摘がございましたとおり、現状でこれからトイレを改築するという検討をするときには、基本的には男女別で、プラスだれでもトイレというところを基本に考えます。今、松尾委員からのご指摘にもございましたが、公園には建築面積の制限というものがございますので、その許す範囲で理想型を目指して、それがかなわない場合には利用状況に応じて、それぞれ減らすところは減らして改築するという考え方で進めてまいります。 ○委員長 松尾委員、いいですよね。 ◆松尾伸子 委員 ええ、公園内ですので、制約がある中での話ですので、その配慮をぜひ取り入れていただきたいということを要望させていただくとともに、トイレ、他区や他市の状況では、ここで公園費の中で言うことではないのでやめますが、おトイレに関してはいろいろさまざまな自治体の例もありますので、いろいろと取り入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 トイレに関連してなんですけれども、公園のトイレに関してです。公園のトイレなんですけれど、最近だれでもトイレが本当にふえて、私はいいのかなと思っています。ただ、やはり海外でもいろいろと事例が起きていますけれども、だれでもトイレを使うことによって、例えば子供が連れ去られるとか、女の子にいたずらするとか、都内でも実は先々月起こっているんですね。どんなに対策してもなかなか難しいところではあるんですけれども、そういった対策に対して、区の公共トイレに関しては、防犯性能としてどのようにしていらっしゃいますでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 だれでもトイレと鍵のかかるところにつきましては、だれでもトイレでは、そういった犯罪の対応ということだけではなく、中で緊急時に外からわかるような仕組みというのは整備してございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 ボタンのことですよね。あのボタンも押せなかったら意味がないですし、変な話ですけれど、危険なトイレは入りやすくて見えにくいトイレとよく言われるんですけれど、そういった部分で危険なトイレを優先的に防犯対策をしていっていただけないかなという要望です。 ○委員長 ちょっと何かもうちょっとまとめてくれるといいけれど、また次にお願いします。前後してしまうから。  公園課長。 ◎原島悟 公園課長 ちょっとそのトイレの防犯対策につきましては、今後、委員ご指摘のとおり、研究の余地が当然あると考えてございます。また、それ以外にも、公園内には例えば防犯カメラを設置してあったり、あとは巡回警備員といって、1日に6回、4時間置きに警備員の巡回をさせたりしてございますので、そういったところと地域の皆様の目で複合的に安全性を高めてまいりたいと考えてございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 私もさわやかトイレ整備のところで、石浜公園のトイレの改築工事設計委託というところで、今、建物壊して新たなトイレを建築中です。デザインについては、もうすばらしい発想で、平賀源内のエレキテルの箱の形で、完成してみないと何とも言えないんですけれども、絵を見る限りでは、白に青地でしたか、青地柄ですよね。そういう意味では、さわやかトイレという意味ではすごくきれいな形のトイレにはなると思います。やはりここの部分では、大きい項目には特色ある公園整備ということで、まさにその特色ある公園というような考え方の一つの中に地元の平賀源内さんの墓がありますこの地域において、このエレキテルの箱型のトイレを決定したんだと思うんですけれども、そこで、トイレはもうそういう形でいい、本当にあの小さい面積の中で効率的な、形ばかりでなくて中身のあるものを変えてくれるということですごく期待しております。  そういう意味では、せっかくそういうエレキテルの箱のトイレをつくったわけですから、やはり周りの外装も、平賀源内さんとそれに合わせるわけではないけれども、何らかのコンセプトで公園整備というものをやってくれるのではないのかなと思うんですよね。だから、そういう面では、せっかくそういう発想のもと、奇抜とは言いませんけれども、地元のそういう資源を利用したトイレづくりというものに着手したわけですから、公園のもの自体もやはり少し考えてほしいと思うんですけれども、そういう将来の設計、公園整備にはお金がかかるし、いろいろな予算のこともかかったり、耐用年数のこともあるんですけれども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
    ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 今委員からご指摘いただきました公園整備につきましては、こちらの成果説明書にもございますとおり、特色ある公園の整備というところで進めさせていただいておりまして、地域の歴史性、地域性ですとか、あと、利用される方、特に小さいお子様を持つ保護者の方のご意見ですとか、あと、地域の町会の方のご意見等をお聞きして、子育てですとか、あとは、防災というような視点も含めて、さまざまな角度から検討して公園の整備を進めてまいるというのが、この特色ある公園の整備でございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 それはよく理解しております。だから、そういう面では、せっかくそういう発想のもとのトイレの整備をしたわけですから、全てエレキテル、平賀源内でやるというのは、また別の話として、それに見合うような石浜公園の整備もさらに進めていっていただきたいと思います。 ○委員長 いいですね。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5項、建築費について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 248ページ、建築調整です。この年度の相談受理件数が443件となっています。これは恐らくここ数年では最高の相談受理件数になったと思いますけれども、その内訳はどうなっているのかと。初回相談は誰か、あと、相談内容などについて教えていただきたいと思います。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 相談の受理件数の内訳でございますけれども、主なものでございますけれども、建築主との交渉方法や経過報告の相談が93件、工事危害や騒音、震動の相談が89件、それから建築主の説明不十分や心配事の相談が59件、それから日照や環境悪化の相談が55件という形になってございます。  それで、初回の相談者ということでございますけれども、やはり近隣住民の方が287件となっておりまして、相談内容は、先ほど申し上げた建築主との交渉方法とか、工事危害、騒音、震動、こういった相談を多く受けているという状況でございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 この間のこの資料をずっとひもといてみますと、この年度443件のうち93件が相手方との交渉結果問題とか、あと、59件がやはり建築側とのやはり交渉ごとなんですよね。そうなると、その前年の年と比べて格段にこの部分が割合多くなって、前年というのは、361件のうち、それに類するなと感じるのが大体60件くらいですから、群を抜いてやはり建築会社とのトラブルが熾烈になっているという、この実態があらわれたんだろうなと思います。そういう点で、やはり紛争予防条例の強化、強化というのはどういう形でやるかというのは、なかなか悩ましいところがありますけれども、これについて必要なんだろうなと。私は、やはり住民との関係で一方的な工事の進め方するところは企業名を公表するというのが、これがもうかねてから言っていることなんで、それはご検討いただきたいと思います。  それと、もう一つ多いのが、やはりその前からの前段があったケースが多いんですね。これはもう圧倒的にその前の構造物、これの解体でめちゃくちゃな解体の騒音と震動で、それでまず不信が起きて、それがもう工事の次につながっていくというのが圧倒的に多い。これに対しては、台東区は対応をずっとしてきたわけで、環境課で要綱をつくって、解体時から近隣に説明をするようにというような形で進んできました。これはいいことであります。ただ、やはり要綱であるということ、あと、説明の拘束力というのが、やはりこの建築行政に比べれば弱いという面は否めないということで、できればやはり解体時から一体の一貫性のある、解体後、何するかというのが分かれている場合もあるから一律ではないですけれども、しかし、解体時からの一体の流れというのをやはり何とかもう少し紛争予防条例の拡大というか、範囲のカテゴリーを何とかそのようなことはできないんでしょうかね。その辺について、いかがでしょうか。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 解体時から建築まで一体的な紛争予防条例みたいなものができないかというところでございますけれども、解体した後にすぐ建築するケースがあれば、更地になったりとか駐車場にするケース等もございます。また、解体と建築の施工主、こういった方も異なっているという状況もございますので、今時点では、一体的な流れの条例というのは少し難しいかなと考えております。しかし、建築物の解体時や新築のときに騒音など住民の方がご心配になって相談に来るケースも多々ございますので、今後も解体を担当しています環境課と連携を密にして対応してまいりたいと考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 環境課がすぐ飛んでいって頑張ってくれている姿はわかっていますので、その辺はあれですが、その次のトラブルに必ずつながるということで、よろしくお願いしたいと思います。  あと、もう一つが、やはりこの紛争予防条例ですけれども、これがなかなかどこまで拘束力という点でも悩ましいんですが、特に最近多いのが、やはり事前に示すデータで義務づけられているのが日照と電波なんですよね。ただ、最近物すごく心配されているのが風害なんですね。これは、なおかつ最近、強風、暴風雨という問題があるだけに、さまざま風の予想というのはなかなか不確定だとかいろいろなことありますけれども、やはり風のシミュレーションもつくる側に何かしらの形で入れて近隣の方たちに示す、そういうことはできないんでしょうか。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 風害の予測を業者にさせるというような縛りでございますけれども、実際に風害ということで若干ご心配になられてご相談に来るケースはございます。ただ、具体的に建物の形状とか周辺の状況、そういったものも勘案して、近隣の方が風害を心配してご相談した場合には、必要に応じて相手側の業者に対応していきたいと考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 大体近隣説明会の中で、この風のシミュレーションを出せと必ず言うんですよね。ところが、どこも間違いなく100%近く断ってくる。ところが、最近簡易な予測ができるのもある。ただ、あそこもこれから建ちそうではないですかとかといって、とにかくぼんぼん建ってしまう問題が最大のこの風の予測ができないような状況になるんですけれど、もう間違いなく言えるのは、壁面が高くなって広くなればなるほど風を受ける、これは帆船というかヨットと同じで、これはもう風害というのは間違いなく強くなることなんですから、これはもうどんなことでも高くなったり、壁面の面積が広がればそうなるわけで、そういう点では、そこについては、やはり今後検討していただきたいと思います。以上です。 ○委員長 河野副委員長。 ◆河野純之佐 副委員長 今の私も関連になるんですけれど、建築の調整なんですけれども、確かに私もこの年度、本当に住宅課の皆さんとか、環境課の皆さんに本当にいろいろとご足労というかご協力をいただいて、本当にまず感謝申し上げたいなと思っております。一時期はうちの町会だけで同時に7カ所の建築が行われて、もう本当に町会中も騒音と粉じんで大変な思いをしたくらいなんですけれども。  今お話があったように、全体の説明会をちゃんとやるところとか、解体の説明会をやる、それはまだいいほうですよね、まだいいほう。そういうことを知らない、いわゆる住民の方もちょっと勉強不足といえば勉強不足なんですけれども、なかなか自分のうちの隣が大きな建物が建てられるなどというのは何十年に1回なわけで、住民側からしてみたら、本当にびっくりするというか予備知識もなかなかないわけですよね。そういう中で、説明会もやらない、解体もいきなり壊しにかかってというような事例もあるんで、その辺は行政もしっかりまた指導していっていただきたい。  私、今回思うのは、先ほど相談の件数の中にやはり交渉方法について聞きに来たりとかするわけではないですか。ですから、区民の方がなかなか役所に来て、また、行政の方に指導を仰ぐというのは敷居が高い、そういう部分もあると思うんですよね。ですから、もう少し区民からの相談相手、いわゆる相談しやすいような環境づくりが必要ではないかなと私思うんですね。そういう意味で、紛争に関して、建築紛争の相談員さん、例えば建築士事務所の方を1週間に1回ぐらい来てもらうとか、そのような体制づくりなどはいかがかなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 区では、これまでも区が中立な立場に立ちまして、近隣の住民の方、建築主の方のご意見をよく聞きまして、争点を明確にして調整等の対応をとっているところでございます。しかし、先ほどお話がありましたように、建築主の住民への説明不足、こういったところも目立ってきておりまして、指導を強めているところでございます。  民間の相談員というお話ですけれども、実は他区で実施している例もお聞きしております。今後、副委員長のご提案かと思いますので、そういった先進区の状況も把握しまして研究をしてまいりたいと考えてございます。 ◆河野純之佐 副委員長 よろしくお願いします。 ○委員長 いいですね。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 ここで、公園課長から発言を求められておりますので、ご聴取ください。  公園課長。 ◎原島悟 公園課長 先ほど公園費をご審議いただいている中で、田中委員のご質問に対しまして、私から、御徒町公園の昨年度のミスト遊具の設置の基数を4基とお答えいたしましたが、3基の誤りでございました。失礼いたしました。 ○委員長 ありがとうございました。  ただいまの発言については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6項、都市整備費について、ご審議願います。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 252ページの循環バスめぐりんの運行について伺います。きのうからの多胎児関係のことで、めぐりんは双子用のベビーカーはそのまま畳まずに乗れるものでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 お乗りいただけます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ありがとうございます。実は区内の方から、都バスではよく断られるそうなんです。でも、めぐりんは乗れたという話を聞いていて、台東区、あれだけ小さいバスでも、畳んだりすれば、車椅子用のスペースとかに乗れるには乗れるんですね。それをちゃんと乗れるということでぜひ周知もお願いはしたいと思います。都バスも特にダブルバギー乗れないよとは書いていないけれども、断られるということもあるようなので、ぜひそのあたりもホームページとかにも、ダブルバギーでも乗れるよということも書いていただきたいなとは思いますが、本当に台東区のめぐりんはすばらしいなと思っております。以上です。 ○委員長 これだけ褒められたんだから、何かでアピールしたほうがいいですよ。都バスよりもめぐりんのほうがすごいと。  めぐりん関連。  山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 めぐりんについてなんですけれど、資料17を見ていただくとわかるんですけれども、この間、定期券の購入者数というのは毎年ふえておりまして、1万枚を突破しているんですね。こうやって定期券を買うという方は、ほぼほぼ間違いなく通勤、また通学に使う方だと思って、基本的に毎月買っていくものだと思うんですね。ですが、このめぐりんの定期、現状、1カ月定期というものしかないんですよ。会社がふだん遅くて、販売場所が限られている中で買いに行く時間を調整、毎月するのが結構大変だなどという意見をこの間聞いているんですけれども、他の公共交通機関であれば、3カ月の定期、6カ月という期間の定期というのがそれぞれあると思うんですけれども、利便性の向上のため、ぜひこのめぐりんにも3カ月や6カ月といった、他の公共交通機関と同様の長期間の定期券をつくるべきだと思われるんですけれど、それについてはどうでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 めぐりんは、ご存じのとおり、コミュニティバスとして、公共交通不便地域の解消等を図るため、各自治体が主体的に運行している乗り合いバスとなります。コミュニティバスの運行に当たっては、路線バスの運営に支障を来さないということが定められておりまして、そういったところから、地域公共交通会議等で民間のバス会社さん等も参加しながら、運行経費等については決めていくものでございます。そういった中で、今、23区の中でコミュニティバスを運行している区におかれましても、今、千代田区が福祉バスという性格のコミュニティバスの中では1カ月以外の定期券を持っておりますけれども、その他の自治体につきましては基本1カ月となっておりますので、今後、他の自治体の動向も注視しながら、進めていきたいと思っています。  あと、販売時間の延長の件だとは思いますけれども、こちらにつきましては、各販売所さんの営業時間の中でお願いしているものでございますので、ただ、文化観光センターが遅くて8時といったところではございます。やはり台東区につきましては、販売箇所、本当に日立さん頑張っていただいて結構とっていただいていて、文京区の倍もありますし、そういったところでは努力をしているというところだけはご理解いただきたいと思います。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 いろいろあると思いますが、やはりこの定期券の利用者がふえているということは、それだけ通勤、通学という面もあると思いますので、他区との比較しながら、他区がやっていないんだったら、むしろこちらが先進的になるようにして、ぜひとも前向きなご検討をお願いしていただきたいと思います。  あと、次なんですけれども、この間、めぐりん、バリアフリーなども気使って、車椅子の方なども含めて乗れるように一定の配慮はされていると思うんですけれど、車椅子の利用者から、ちょっと乗りづらい、確かに車体等が小さかったり、混雑の状況もあると思うんですけれど、乗りづらいなどという意見も聞いているんですけれども、区にはそういったご意見等は来ているでしょうか。また、車椅子の利用者がどれくらいめぐりんの乗車客の中にいるかというものの把握、それをしているでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 まず、めぐりんで車椅子の利用者の数でございますけれども、これは事業者からのヒアリングによるものでございますけれども、ぐるーりめぐりん、これは中型を使用している観点からかもしれませんが、特定の方が毎日3人の方が使っていただいているといった報告がございます。その他のめぐりん、これが委員ご指摘の小型車両を使っているものなんでございますけれども、こちらについては、1週間に不特定の方という形で3人の方がお使いいただいているといった実態がございます。車椅子利用者から利用しづらいといった声につきましては、今委員ご指摘のとおり、小型バスという性格上、あと、避難扉というんですかね、あれがちょっと後ろについているといったところから、通常でいけば、後ろから乗ってそのままのところにセットするといった方が、中型、大型は多いんでございますけれども、小型はどうしてもそういったところがとれないといったところから、構造上、どうしても運転手の後ろといったところからはなかなか利用しづらいのかなとは思いますけれども、これは、大変申しわけございません、小型バスの致命的な構造的なものでございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 小型バスの車体的欠点などもあると思いますが、ある程度実態も把握しておられるようですし、何か改善できる点があれば、今後も研究等を重ねていっていただきたいと思います。  最後に、東西めぐりんの三崎坂のルートの変更をしていただいたことに、区民から解決してくれて区に対して感謝しているとの声があると聞きました。しかし、日医大に行く方からは、坂を上るルートが欲しいと言われています。これは区として文京区のバス、B-ぐるは、日医大の坂を下って、不忍通りを北上してというルートになっているんですけれど、そのルート、こちらの方からしたら、坂を上るルートも欲しいという意見なんですね。それを、例えば文京区に対してのそういった申し入れというのをしたことはありますか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 台東区のめぐりんも一方通行で動いておりますので、文京区のB-ぐるも基本的には一方通行で動いていると認識しておりますし、昨年、ルートを変更する際、文京区ともいろいろ意見交換をさせていただいた中では、その考え方は変わらないと言っておりましたので、それでお答えさせていただきます。 ○委員長 もうこれ膨らませないでくださいね。  山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 はい、まとめます。他区のルートのことに口を出すのもあれなので、難しいとは思うんですけれど、近隣自治体との連携の強化をしていっていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 では、岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 バリアフリー対策についてお聞きいたします。  介護を営んでいた者として、そして、子育てをするパパとして、いろいろとバリアフリーの推進が進んでいることに関してとても喜ばしいと思っております。まだまだバリアフリーの推進を進めなければいけないところは散見するんですけれども、一つちょっと申し入れをしたい点が1点ございます。  介護で車椅子の方、それから子供を連れて外に出る方、バギーを引いていく子育ての保護者の皆様は、どこかの場所に行こうとするときに必ずルートを考えながら行っています。その中で、台東区のたいとうマップのバリアフリーマップをよく見る方が多いと思うんですけれども、ほかのバリアフリーの上野駅のバリアフリーの行き方とか、いろいろな方が出しているホームページがあるんですが、一応公式にはバリアフリーマップになっていて、その中で、例えば上野駅に行こうとしたときに銀座線に乗りたいというと、遠回りをしなければいけなかったりとか、細かいところが出ていないのがとても不便に感じています。ぜひバリアフリーを推進されてどんどんよくなってきていますので、この方面から上野駅のここに行くときにはこのように行くといいよと、一発でわかりやすいようなホームページやマップをつくっていけたらいいのかなと思っておりますので、要望させていただきます。 ○委員長 要望でいいのね。関連。  中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 バリアフリー関連で、252ページ、鉄道駅総合バリアフリー推進事業助成、JR御徒町駅ホーム柵等整備に対する助成のところなんですけれども、現在ホームドアの設置についてなんですけれども、国が3分の1、都が3分の1、区が3分の1を負担して設置していると思うんですけれども、現在台東区にある駅でホームドアの設置の進捗状況を教えていただけますでしょうか。いつまでに全ての駅が終わるかとかいう状況ですね。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 台東区内には、JR、私鉄、地下鉄の駅、全て23駅ございます。そのうち駅としてホームドアの整備が完了している、安全対策が完了しているものについては13駅ございます。それで、いつ全ての駅が完了するかというところは、まだ各鉄道事業者、いつ整備するというのは、具体的なスケジュールは示していないんですけれども、めどとして2025年までには、例えば上野駅はたくさんホームがあるんですけれども、そういったところは整備が終わってくるとか、鴬谷駅とか、そういったところが終わると、恐らく2025年には全て100%完備できるのかなと考えているところでございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。2025年までにはということで承知しました。  ちょっと要望としましては、鴬谷駅を利用している方とかからいろいろ意見聞いていて、台東区の住民ですね、利用頻度が大変多くて、急行とかも通過してしまったりですとか、視覚障害者の方、区民の安全を守るためにも最優先で設置をいただけるようにJRと協議を進めていただけますよう重ねてお願いいたします。 ○委員長 要望ですね。 ◆中嶋恵 委員 要望です。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 2025年というめどが見えたというのは、初めて聞いて、いいことだなと思いますが、その中に都営浅草線も入っているんですか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 都営浅草線につきましても、東京都の交通局の計画というプランがございまして、それで2023年までに都営浅草線の全ての駅は整備をすると打ち出してございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 京急とか京成とかとの関係があるんで、都営浅草線もなかなか課題が多いと聞いていたものですから、それが2023年というのは、非常に住民にとってはうれしい知らせだなと、私が知らなかっただけかもしれませんが、そのように思います。  あと、JR、あるいは私鉄、あるいはメトロですね。ホームドアの整備の助成について、どうも制度に違いがあるようなんですが、これについては、予算問題なんですが、これはちょっとどうなっているのかと。あと、本決算の金額についての費用負担ですね、御徒町ですけれど。これについて教えていただきたい。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 助成制度につきましては、まず、JRと私鉄につきましては、国と東京都で補助要綱がございまして、国が3分の1、事業者が3分の1、それで区が3分の1を負担していまして、その裏負担として都が6分の1を歳入して入ると、そういう仕組みになってございます。地下鉄は別途また助成のメニューがございまして、こちらは区の助成という形ではないんですけれども、国と都でちょっと中途半端な数字で、国が25%、東京都が28%、それで鉄道事業者が47%の割合で、それで助成を充てると、そういう制度メニューがございます。  それとあと、御徒町駅のホームドアの費用負担、こちらは決算時は平成30年度が8,393万5,000円という数字が区の支出がございますけれども、これは29年度から2カ年で整備をしている事業でございます。合計でいきますと、御徒町駅の全体の事業費からご説明しますと、全体で約3億円かかっています。そのうち区が3分の1なので、区が1億8万2,000円、同じく国がそれと同じ金額を負担している。ですから、事業者、区、国がそれぞれ1億8万2,000円ずつ負担していると、そういった数字になってございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 5,000万円が都から来るという形ですね。前に比べるとよくなったのかなと。これは本当にバリアフリー関係の、このホームドアだけではないですけれども、事業者負担というのが本当にばらばらで整備されていない時代が、私が議員になったころなどは本当にありました。でも、大分整備されてきたのかなという点でも、あと、きょうはめどがある程度示されたという点でもよかったなと思います。  あと、ホームドアではないんですけれども、バリアフリーです。 ○委員長 バリアフリー、秋間委員。 ◆秋間洋 委員 251ページのバリアフリーの推進です。浅草橋駅の東口バリアフリーですけれども、これは平成28年の調査、あと平成29年の基礎調査等を踏まえて、全体としてはまちづくりの中で位置づけて進めるという方針になってきたということです。これは理解できることなんです。ただ、平成28年のバリアフリー化検討の中で3課題、これが出されたわけです。この3課題というのは、まず第1が東口の階段へのエスカレーターを設置する場合、二つ目が隣接する民地にエレベーターを独立して建てる場合、三つ目が東口駅舎を建てかえる場合という、この三つの調査項目、つまりこれができれば東口のバリアフリーをまちづくりとは切り離して、ちょっと言葉は悪いですけれども、あそこ単体でできる可能性を模索した調査だったわけです。この28年度の調査で明らかになったこの3課題、これを今回まちづくり全体の中で位置づけて進める方針は、これはこれで大事ですが、独自に解決していくために、これをさらに研究、調整、そのようなものをしていくという、こういう考え方はないのか、そこについてはいかがですか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 先般の第2回定例会の交通対策・地区整備特別委員会でこの内容については報告してございますが、28年度の調査の結果は、やはり駅舎の構造、また、その土地所有、建物所有、そういった所有関係でなかなか駅舎の敷地内単独で改善することが困難という結論に至ってございます。これについてはJRとも協議して、そういった結論に至っています。そういったことで昨年度からまちづくりの視点、例えば隣接する道路などを含めた敷地設定でバリアフリー、駅舎のバリアフリー化ができるか、そういったことで昨年度から予算をいただいて検討を進めているところでございまして、鉄道事業者はJR、また東京都交通局、こちらは定期的に協議をしてございまして、その可能性というのを模索はしていきたいと思っていますけれども、ちょっとなかなか現実的ではないので、やはりより具体化するためにはまちづくりの視点から整備検討していく、必要ではないかと今進めているところでございます。
    ○委員長 秋間委員、報告があったらしいので、そろそろ。 ◆秋間洋 委員 そうですね、私、まちづくり全般に改修させてもらっては困るという意見を言っているんですね。というのは、技術も日進月歩ですから、日進月歩と言うと古いですか。急速にこういうバリアフリーの技術が、先ほどのエスカレーターの技術なども、たしかあれは構造物で突起物というか、そんなものができてできないというのがこの1番目の課題を妨げていた問題でしょう。これはもしかしたら技術改善できるかもしれないですから。  あと、三つ目で、東口の駅舎を建てかえる場合の検討というのも、東口駅舎の権利調整がですよ、これができれば、平成28年のときはあれだけの耐震補強工事やったわけですから、そういうことだって可能なわけです。  あと、もう一つは、隣接する民地にエレベーターを独立して建てると。これは隣接の民地を買収することができれば、お金かかりますけれどね。でも、これは可能なわけで、そういう点では、まちづくり全体があの中で進まないとあそこはちょっと難しいんだと、これを長期、先の先まで延ばさないで、やはり一つ一つこの3課題というのを検証していくというのかな、そのようなのは、ぜひ諦めないでやっていただきたいと。先ほど課長もそれを否定するつもりはないということなんで、お願いしたいと思います。  あと、最後ですけれども、今年度、前年度やった基礎調査がどうも行われているようですけれども、どこまで進んでいるのかと、まちづくりの方向性を具体化するということですが、この作業というのはどこまで今進んでいるんですか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 昨年度から引き継ぎ、今年度も作業してございますけれども、今年度その作業の目的は、地域の住民、また来街者、あとは事業者、店舗の事業者、そういった視点から地域における課題、また、皆様のご意向、こういったものを把握していきたいと思っていまして、そのため、それを踏まえまして、最終的には地域のまちづくりの機運を醸成していきたいと考えております。その作業として、今年度、まずアンケートの調査を住民の方、来街者、店舗など実施していくということで、その準備を今ほぼ終えていまして、これからアンケートに入っていきたいと思っています。また、ヒアリングについても、町会の皆様とか地元の事業者に個別に当たりましてヒアリングをしながら、年内にはアンケートの回収とか、そういったものを取りまとめて分析をしていきたいと考えております。 ○委員長 秋間委員、まとめてください。 ◆秋間洋 委員 大事な作業なんで、これを進めていくということと、あと、浅草橋はまちづくり協議会がない、残念なところ、まだ発足していないところなんで、住民の自主的なそういうまちづくりの機運高めるという点でも、ぜひ積極的に区が働きかけていただきたいということで終わります。 ○委員長 河野副委員長。 ◆河野純之佐 副委員長 今、私も区全体のバリアフリーの基本構想についてお伺いしたいということで、一部、秋間委員からも話があったんですけれども、これを今、策定中だということで、来年オリンピック・パラリンピックがあるし、今、台東区にもかなり外国の観光客の方たちがありますよね。ですから、やはり観光客の視点というものをバリアフリーの基本構想の中に入れるとか、あと、ユニバーサルデザイン、この視点というのは、バリアフリー基本計画の中に入れる予定があるのかどうか、その辺をちょっと聞きたいんですが。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 まず、副委員長からご指摘の観光客の対応、これはまさに現在今、バリアフリー協議会、それの下部組織という評価委員会というのをつくっておりまして、学経の先生からも、台東区の特徴としては、やはり特に外国人の観光客が多いので、そういったところのバリアフリーという取り組みが今後必要であるとご指摘受けておりまして、その辺は今後検討していきたいと思ってございます。  また、ユニバーサルデザインについては、やはり国とか世界的にもユニバーサル社会という理念的なものを掲げられてございますが、台東区、やはり既存の市街地をユニバーサルのまちづくりへと改善していくのは、なかなか難しいところではあるんですけれども、今回バリアフリーの基本構想を改定する際には、このユニバーサルデザインの部分についても当然強化をして、どこまでできるかこれから検討しますけれども、そういったものを構想の中には入れていきたいと考えてございます。 ○委員長 河野副委員長。 ◆河野純之佐 副委員長 ユニバーサルデザインというのは、当然求められるものかなと思うんですけれども、でもそうなってくると、ユニバーサルデザインとなると、全ての人がということなので、インフラのこのバリアフリーをやる中で非常に細かな作業というか、ものになってきてかなりのコストがかかってくるんではないかなと思いますので、最低でも公共機関の部分のところについては、そういう視点で入れていただきたい。  それと、あと、ピクトグラム、あれなどはどのように考えているんですかね。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 ピクトグラムにつきましては、公共施設、民間の施設等、これまでもいろいろと設置はしてきてございます。ただ、今現時点でピクトグラムについての統一的な規格というのがなかなかこれまでなかったところ、JIS規格で新たにそういうのを打ち出されていまして、そういったものを今後公共施設も含めてどのようにそれを普及していくかというのも一つ課題としてありますので、その辺も今後検討させていただきたいと思います。 ○委員長 河野副委員長。 ◆河野純之佐 副委員長 ぜひこれからいろいろと専門家の知見だとか、そういうものと連携をしながら、ぜひいい計画にしていっていただきたいと要望だけしておきます。 ○委員長 よろしいですね。  石川委員。 ◆石川義弘 委員 251ページのまちづくりのところを聞かせていただきたいと思います。  おかげさまで、今回久しぶりにまちづくりの方法が少し変わってきて、地域整備第一課、第二課、第三課という番号の中でまちづくりがやられるようになっている、おかげさまで。ここの中では浅草は入っていないんですけれど、番号の中ではどこに入るかわからないんですけれど、入ってくるということで少し安心させていただきました。  そこで、少し見直しになっていると思いますのでちょっと聞きたいと思うんですが、この浅草地区観光まちづくり推進協議会の相談員派遣で15回来ているんですが、今これはどういう活動をしてどういうところに対してこの15回のものを送ったのか教えてください。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 こちらの浅草につきましては、目的は、もともと浅草地区においての観光まちづくりの方策を検討する、そういったことを目的として派遣をして、浅草地区の観光まちづくり推進協議会に相談員を派遣してございます。それで、今現在30年度は15回派遣をしてございますが、具体的な内容としましては、三つの3部会がその協議会の中にございまして、一つが、浅草駅周辺のバリアフリー、もう一つが、浅草六区地区の地区計画の推進、あとは、三つ目としては、舟運関係。こういった分野で活動しています。そこに相談員を派遣してございます。  30年度の実績としましては、一つは、六区の地区計画で幾つか建築の計画、建設が進んでございますが、そういった中の建築関係の事前協議、そういったところのアドバイスを行ったりとか、あとは、舟運関係でいくと、水辺のイベント等に対するアドバイス、または、六区のエリアマネジメント、道路の空間の使い方とかそういったところ、そういったところへのアドバイスを、そういったどちらかというとハードのまちづくりに近い観点で支援していると、そういう状況でございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 今、課長、最後言ってちょっとつらかったんではないかと思うんですけれど、ハードのまちづくりに関して、近いことでという話ですが、舟運のことなどはまちをつくるという意味ではあるのかもしれないんですけれど、どこをどうやっていじるのかといったら、なかなか難しい話なのかなと思います。また、逆言うと、六区の地区計画に関しては、これは進んでよかったなと思います。こういう形の中で地区計画を立てて新たな特殊なものをここにやっていいよと言われること自体は、これもいいことだと思っています。ただ、この辺を含めて、まちづくりと本当に言えるのかなと、実はクエスチョンを持っています。これは観光事業のほうで、ちゃんと観光の協議会だとかそういう中で話されるべきものが大分あるのではないのかなと思っていますので、ちゃんとしたまちづくりを進めていくに当たって、やはり全体的なまちづくりを見ていかなければいけないのではないかなと思いますので、せっかく地域整備第一課、第二課、第三課と番号をつけましたから、それなりにその辺の検討も含めて、壊すというんではなく、ちゃんと話ができるように少し移動を考える必要があるんではないかなと思いますので、この辺をお願いしときたいと思います。  駅のバリアフリーに関しては、これは逆言うと、ここは観光事業なのかなと思っています。また、バリアフリーということであると、実は浅草橋のほうはもうそうなんだと思うんですが、通常の使っている人の量の多さというのは、このバリアフリーという言葉の中でごまかされているような気がしてしようがないんですよね。バリアフリーといえば、当然のことながら、高齢者が使ったり、現実の中、子供の人が大変だと、あるいは荷物を云々ということでいくんでしょうけれども、それ以上に実は浅草の駅など大きな荷物を持ったインバウンドの人たちが上がりおりしているわけですよね。これを小さい箱の上がりおりだけを中心としたバリアフリーという形で話ししていいものかというと、ちょっと私は、これはラインが違うのかなと思っていますので、そういう意味でも、逆言うと、バリアフリーという言葉だけではなくちゃんとそういう意味では、このまちをどのようにしていくのかということが話していけるような、せっかく地域整備第一課、第二課、第三課と番号つけましたから、ぜひそのように進めていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 やはりちょっとまちづくり、確かに委員からご指摘の部分もございます。なかなかその多様な主体というかプレーヤーがやはりまちの中で活動していまして、それぞれの視点でやはりとにかく合理的に解決するのがいいのかどうかというのはありますけれども、その辺はこれから、例えば浅草におきましても、都市計画マスタープランの中で重点地区と位置づけて、これからまちづくりを仕掛けていこうと思ってございますので、このまちづくり相談員の派遣プラス、区としても地域のご意見をいただきながらまちづくり進めていきたいと考えてございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっと実はひっかかっているのは、ここだけではなく、実は、前のときに夜のまちづくりという形で浅草観光まちづくり協議会の中に入っていたんですね。実はこれがちょっとオーバーラップしているのと、本当にここで話していていいのかなと思った部分があって、そういう意味では、ちゃんと話せるべきところに話を持っていかないと、やはりせっかくよくなる方向があってもそこでとまっていってしまう。また、アドバイザーをどういう形で入れていくのかというのは必要なんだと思うんで、この辺ちょっともう一度、せっかく見直すんですから、少し見直していただけるといいなと要望しておきます。 ○委員長 要望でいいですよね。  もう大丈夫ですよね。  では、秋間委員。 ◆秋間洋 委員 まちづくりのお話が出て、そのかなめというのはやはり土地利用方針だと思うんですね。250ページ、都市計画マスタープラン策定であります。  私、第2回定例会のときの、代表質問で都市計画マスタープランの利用方針の問題についての意義を申し上げました。それは先ほど河野副委員長からもあったように、元蔵三町会で7棟と、あれ今、元浅草永住町会で4棟ぐらいやっているのではないですか。どこ行っても、もうとにかく建築だらけで、ホテルかマンションですよ。これが本当に住民が住み続けられてコミュニティがとれるまちになるのかという点で本当に不安を広げています。そういう点で、この都市計画マスタープランで、言問通り以南を都市型複合市街地という形で中高層の建築物の立地を誘導すると明確に書いたことというのは、私はこれは問題だなと。ただ、これについては、区長がそういう考え方らしいので仕方なくはないんですけれども、そういう考え方だとわかりました。ただ、既に開発がもうバブルの様相を呈しているこの地域では、まず、住環境と安全安心についての新たな不安ですね。あと、地域コミュニティについての後退の懸念が広がっていることは、もうほとんどの人が否定できないんではないんですか。少なくとも区議会議員やっていれば、そう感じますよ。このことについては、この都市計画マスタープランとの矛盾みたいなのは感じていないんですか、その辺いかがでしょうか。 ○副委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 ご指摘の部分の複合市街地の話につきましては、第2回定例会で区長答弁で申し上げたとおりでございますが、都市計画マスタープランの土地利用方針に沿った形で、ご指摘の言問通り以南については、マンション等の開発が進んでいるというのは我々も承知してございます。そういった中で、新たな住民の方も居住されている、増加されているという実態はあると認識してございます。  地域のコミュニティの維持、発展というのは、我々区としても、当然それは重要でございまして、それが結果として、地域の安全に寄与するものと考えてございまして、先般の第2回定例会の産業建設委員会で住宅課からも、マンションの実態調査、施策の推進、ご報告させていただきました。その中でやはり課題としては、地域コミュニティの形成と関係団体との連携というところがございまして、まず一つは、マンション内のコミュニティ、これをちゃんと構築しましょうということと、また、それを町会と連携をつなげていっている、そういった方針を示して、今後そういった施策を展開していきたいと考えてございます。今後関係課と連携しながら、地域コミュニティの構築、進めていきたいと考えてございます。 ○副委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 その辺は、やはり確かに地震に強い建物はできますよ。だけれども、逆に本当に見えない、目が行き届かない空間というのもたくさんつくる、声が、音が聞こえない空間もたくさんつくるという、こういう点では、音が聞こえないというのは、いい面と、逆に不安な面と両方あるわけで、その辺はやはり私はそういう、とにかくまちづくりに中高層を軸に考えていくという発想はもうやめたほうがいいんではないかなと思います。  あと、逆に都市型住宅地とした言問通り以北の地域、ここはこの間も空き家調整、あるいは1番空き家数が多い地域、あと、商店街の後退なども先ほどもありました。そういう点では、非常にまた新たな意味、違う意味で地域コミュニティが、これが大変な状況になっていると。こういう課題について、都市計画マスタープランの中ではどのようにしようとしているのか。つまり、どうも北部のところは回遊性とか、あるいは簡易宿所を建てかえだとか、これそのものは悪いことではないですけれども、しかし、現在住んでいる住民がいる、しかし、8階だとか10階だとかいう、あの地域、低層階が多い地域にぽこんぽこんと建って、そこが住民とのトラブルは非常に絶えないという、そういう流れがある中で、どういうまちにこの都市型住宅地というのはしていこうとしているのか、これについてはいかがですか。 ○副委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 ご指摘の、言問通り北部地域につきましては、土地利用方針では、確かに都市型住宅のエリアに指定してございます。これは定住促進を図っていって少し住環境を整えていきたいというのが将来の姿でございます。ただ、先ほどご指摘のとおり、この地域には空き家、空き店舗、こういったものが多数ございまして、これも第2回定例会委員会のほうで北部地域の活性化検討調査結果の中でデータ等はお示ししているところでございます。一つはそういったところで活性化を図っていく、それでまた定住を促進していきたいという区の考えがございまして、今後、民間による既存ストック、リノベーション型のまちづくりというような視点から進めていきたいと考えてございます。そういった中で、空き家、空き店舗、こういったものを活用したまちづくりを進めていきたいと。そのためにやはりまちづくりを担う人材育成が必要になろうかと思いますので、今後そういった施策事業を打ち出していきたいと考えているところでございます。 ○副委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 ぜひ今のリノベーション型のというのは、なかなか示唆に富んだ考え方だし、私はそういうまちづくりというのを一ついいなと思うんです。ただ、そこの本当に人材と、あと、住民参加というか、そのようなところをどこまで引き出せるかという問題はあると思います。あと補助制度も、やはり今の共同建てかえや安心建物ですか、こういうもののあるいは3世代とか、今あるメニューだけでは到底これは賄えない、そういう点でも政策的な誘導もぜひ検討していただきたいと思います。以上です。 ○副委員長 要望でいいですか。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○副委員長 第7項、住宅費について、ご審議願います。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 2点お伺いします。256ページの高齢者等住み替え居住支援ですが、これは立ち退きを受けた高齢者やひとり親、また障害者世帯に対して住の確保を目的とした事業ということで、大変必要な重要な事業だと感じております。まず、この相談者との相談体制はどのように行っているのか、そこをちょっとお伺いしたいと思います。 ○副委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 この高齢者等住み替え居住支援ということでございますけれども、やはりご自身の都合ではなく引っ越さなければいけないということで、住宅課の窓口にご相談に来ていただきまして、その際に礼金やら引っ越しにかかる費用、こういったところを補助させていただくというお話を差し上げると同時に、これは一番、家を探すというところも結構大変でございまして、賃貸保障機構さんの家探しサポート、そういったところもご案内差し上げて、実行に結びつけていくという状況でございます。 ○副委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 一応今年度10件の相談件数があったということですが、先ほどもいろいろとお話があったように、やはり例えばアパートに住んでいて、大家、または所有者の一応その都合というか、その辺のところでマンションに建てかわるとなった際に、やはり立ち退きをどうしても勧められるというケースが多々あると思うんですね。なので、私から考えるに当たって、この10件というのは、非常にまだまだ潜在的に多くいらっしゃるかなと思うんです、相談者数はね。ちょっとそれは一つ意見として言わせていただきたいと思うんですが、この30年度、先ほどお話があった賃貸保障機構の物件探しがなかなか難航したという、そういったお話を伺ったんですが、これはどういった内容ですか。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 やはり住みかえをなさる方のご希望、やはり自分が住んでいるエリアに長く住み続けたい、近くでの物件探し、そういったときになかなか物件が見当たらない、それから、ご自身が払える家賃ですね、そういった部分でなかなか自分のエリアで見つからない、こういったところが課題になっていると聞いてございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 私これ見て、昨年度とまた一昨年度と比較しても、相談件数が下がっているんですけれど、いわゆる助成件数はふえている。割合はすごく今年度よかったわけですよね。ですから、いろいろな意味で、今住宅課長がそのように答弁おっしゃったんですが、非常にこういう事業によって、私はもう相談件数がどんどんふえてくれば、そういった方は潜在的にいっぱいいると思いますので、まずどう相談に来ていただけるのかというところが、やはり重要かなと考えます。やはり地域における継続享受のつながりもつながって、住宅確保要配慮者に対するセーフティーネットにもなりますから、台東区にずっと引き続き住んでいただくためにも私は大変重要な事業だと思うんで、しっかりと充実させていただきたいことを要望いたします。 ○委員長 それでいいですね。 ◆小坂義久 委員 まだ1点。  次は、空き家活用モデル実施ですが、すみません、事務事業評価でちょっと見させていただきますと、やはり今年度ゼロということで、28年度、29年度もゼロという形になっております。まず、この事業の目的、内容、改めてお伺いします。そして、対象となる空き家数、今幾つあるのか。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 この事業の目的でございますけれども、空き家の利活用という視点が一つございます。また、その利活用を子育てに適した、子育て支援、そういった部分にも結びつけていきたいという、そういった形で定住促進を図っていくという二つの側面がございまして、今年の2月の段階での空き家でございますけれども、433件という状況を把握しているところでございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 433件の空き家ということで、これは利活用ができる空き家と認識していますけれど、例えば、その所有者からこの事業について相談が今年度はございましたか。もしあったとしたらどのような内容だったのか。 ○委員長 住宅課長、今年度。 ◎飯野秀則 住宅課長 今年度はまだでして、30年度につきましては、2件、事業者からの問い合わせというところはございました。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 内容は、どういった。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 具体的には、この制度の中身の問い合わせというような形で、実際にお使いになるというような状況ではなかったと伺ってございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 ありがとうございます、すみません。  やはりこの制度というか、所有者にとっても非常に何か難しい、ハードルの高い、そういう事業かなと思いますし、やはり賃貸物件として、また、市場に出すに当たっても耐震工事をやり、またリフォーム工事も必要になってくるということも伺っております。そのような問題もある、費用助成もあるが、それを活用するには非常に所有者の負担が大きい、また、登記等の問題もありますよね。  いずれにしろ、今後の展開として、今、子育てに適した住環境の創出ということでうたっていますけれど、やはりハードルが非常に今のままでは高いのではないかと感じます。ですから、対象を例えば、例えばですよ、子育てに特化せずもっと対象を広げていくとか、事業自体の抜本的な見直しが私は必要ではないかなと要望しておきますので、よろしくお願いします。 ○委員長 要望でいいですね。 ◆小坂義久 委員 はい、要望でいいです。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 今、小坂委員が言ったことは私も大賛成であります。あと、先ほど、計画調整課長から答弁があった、言問通り以北のいわゆる都市型住宅地という概念でやったところで、そこでのリノベーションだとか、あるいは定住促進ということをまた都市計画マスタープランで明確にしたわけですから、先ほど考え方を言ったわけですから、やはりもう政策に踏み込んでいくしかないではないですか。そういう点では、ここは空き家活用というのは、この地域の重大なテーマでもあるし、今後の区政の土地利用方針の中でも柱だということで、全く小坂委員と同感だと私は、多分これから確立されていくと思うんですね、そういう点では、先ほどの答弁では、確信しております。  あと、256ページ、マンション実態調査であります。この年度、本当に台東区政史上でも最大の規模のマンション調査が行われたと、これは本当に画期的で長い期間使って、しかも本当に丁寧な調査で、私も、全部読めていないです、申しわけない。概要版を読ませてもらいましたけれども、ただ特徴的なところを幾つか感じたことがあります。また、きょうはそれ言っても仕方ないんですが、ただ、これを今後どう活用していくかという点で、私はちょうど平成28年の第3回定例会だったと思うんですけれど、うちの鈴木昇議員が、この大体10年間ぐらいさかのぼって、いわゆるワンルームとファミリー型の供給の逆転現象、これを言って、これを何とか平準化させていくようなことが必要ではないかということで言ったら、区長の答弁で、このワンルームマンションの中高層マンションでの比率については、比率やあるいはワンルームマンション、今40平米でしたか、35平米でしたか。25平米か、ごめんなさい、25平米でした、ワンルームね、ごめんなさい。そういうカテゴリーも含めてちょっと検討するということで答弁があった。これについては、残念ながらこの2年以上放置されてきてしまったんですが、今度のマンション実態調査で、ぜひそちらの方向に踏み切っていただきたいと思うんですが、これについてはいかがでしょうか。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 集合住宅条例の家族向けの割合とか、住戸面積の基準に見直しということになると思いますけれども、昨年実施いたしましたマンション実態調査の結果に基づきまして、世帯と住戸面積などの関係性について分析を行ったところでございます。分析結果といたしましては、単身世帯はおおむねおよそ25平米から40平米の住戸に住んでいると。また、夫婦と子供世帯につきましては、おおよそ40平米以上の住戸に住んでいるといった傾向が見られております。また、一方で、必ずしも単身世帯の方が面積の狭い住戸に住んでいる、また、夫婦とお子様がいる世帯が小さい住戸に住まわれているというわけでもないんですね。ですから、単身イコール狭い住戸ということではないということが、またこの調査の中でもわかっているというところがございます。  このように、住まわれる方が、住む場所、さまざまな事情によりまして自由に選択しているというような状況もうかがえているというようなところはございます。集合住宅条例の見直しにつきましては、これらの状況も踏まえるとともに、今後のマンションの建設状況とか、人口の増加に伴う影響など、さまざまな視点を踏まえまして、引き続き検討させていただければと思っております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これはあの当時の区長答弁から後退したということですよ。というのは、ワンルームマンション、別にそれを全部否定するわけではないんです。高齢者のひとり住まいでは、今、率直に言って、生活保護で住まわれる方で、例えば住宅扶助の基準というのが、1階だったらいいけれど、あとはエレベーターがついていないとだめだと。エレベーターがつくと住宅扶助費が特例になるんですよね。そういうときにワンルームマンションというのは必要なんですよ。だからそれ全般を否定しているわけではないんです。ただ、都心部で駅に近いところで交通の便がいいところでワンルームたくさんできると。これはやはりとどちらかというと、非常に流動的な層、あるいは別に外国の方たちが定住していただくのは私はいいと思うんですが、しかし、やはり私たちがこのまちづくりの観点で、本当にではそういう25平米程度のところを供給していくことを今と同じように続けていっていいのかという点は、もうちょっと結果をクロス集計など、私はちょっと見せてもらいますけれども、それは今の課長の答弁はちょっと納得いかないという点では申し上げておきたいと。やはり一定の規制を踏み切るべきだということは申し上げておきたいと思います。以上です。 ○委員長 それでいいですか。  河野副委員長。 ◆河野純之佐 副委員長 このマンションの実態調査、私も本当にこれ台東区でも初めてのやつで、本当に今、台東区の行政の中でマンション対策というのは非常に重要な施策だと思っております。  それで、東京都でたしかマンションの管理条例だったかな、マンションに関する管理条例を制定されるというのをちょっと聞いているんですけれども、その辺がもし制定されたときを受けて、今後台東区の対応は何か変わってくるんでしょうか。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 東京都のマンション条例は、ことしの4月から施行はされているんですが、一部、来年の4月から昭和58年以前の旧耐震のマンションというようなところの届け出の制度がスタートをするというところでございます。その事務につきましても、4月以降、台東区に委譲されてくるということになってございます。 ○委員長 河野副委員長。 ◆河野純之佐 副委員長 ということは、今の話だと、昭和58年以降のやつは全て台東区内のマンションは届け出されるということでいいのかな。
    ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 そういうことでございます。 ○委員長 これでよろしいですか。よろしいですね。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。  第7款、土木費について、審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日の予定は以上で終了いたしました。  次回の委員会は、あす、午前10時に開会いたしますので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、決算特別委員会を閉会いたします。           午後 2時57分閉会...