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令和 元年10月区民文教委員会-10月01日-01号

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  1. 台東区議会 2019-10-01
    令和 元年10月区民文教委員会-10月01日-01号


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    令和 元年10月区民文教委員会-10月01日-01号令和 元年10月区民文教委員会 区民文教委員会会議録 1 開会年月日   令和元年10月1日(火) 2 開会場所    議会第1会議室 3 出 席 者   委員長 水 島 道 徳    副委員長 望 月 元 美   (9人)    委員  田 中 宏 篤    委員   鈴 木   昇           委員  村 上 浩一郎    委員   小 坂 義 久           委員  本 目 さ よ    委員   太 田 雅 久           議長  石 塚   猛 4 欠 席 者   (0人) 5 委員外議員   (0人) 6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎
              教育長                   矢 下   薫           東京オリンピックパラリンピック担当課長  伊 東 孝 之           区民部長                  望 月   昇           区民部参事                 吉 田 美 生           区民課長                  川 島 俊 二           くらしの相談課長              落 合   亨           税務課長              (区民部参事 事務取扱)           収納課長                  依 田 幾 雄           戸籍住民サービス課長            段 塚 克 志           子育て・若者支援課長            川 口 卓 志           子ども家庭支援センター長          米 津 由 美           区民部副参事               (区民課長 兼務)           教育委員会事務局次長            酒 井 ま り           教育委員会事務局庶務課長          小 澤   隆           教育委員会事務局学務課長          福 田 兼 一           教育委員会事務局児童保育課長        佐々木 洋 人           教育委員会事務局放課後対策担当課長     西 山 あゆみ           教育委員会事務局指導課長          小 柴 憲 一           教育委員会事務局教育改革担当課長      倉 島 敬 和           教育支援館長           (教育改革担当課長 兼務)           教育委員会事務局生涯学習課長        久木田 太 郎           教育委員会事務局スポーツ振興課長      櫻 井 洋 二           中央図書館長                宇 野   妥 7 議会事務局   事務局長      石 野 壽 一           事務局次長     吉 本 由 紀           議事調査係長    松 江 勇 樹           書  記      髙 保 郁 子           書  記      佐 藤 大 地 8 案件  ◎審議調査事項   案件第1 第35号議案 東京都台東区幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関す               る条例の一部を改正する条例   案件第2 第36号議案 東京都台東区幼稚園教育職員の給与に関する条例等の一部を改               正する条例   案件第3 第37号議案 東京都台東区立小中学校等の学校医、学校歯科医及び学校薬剤               師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例   案件第4 第39号議案 東京都台東区印鑑条例の一部を改正する条例   案件第5 陳情元-24 区民館で東京2020大会をテレビ観戦できるようにすること               についての陳情(新付託)   案件第6 特定事件の継続調査について  ◎行政視察について  ◎理事者報告事項 【区民部】   1.補正予算について         …………………………………資料1 区民課長   2.「協働事業提案制度」に係る令和2年度実施事業について                      …………………………………資料2 区民課長   3.地方税共通納税システムの運用開始について                      …………………………………資料3 税務課長教育委員会】   1.補正予算について         …………………………………資料4 庶務課長   2.令和元年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について                      ……………………………事前資料1 庶務課長   3.令和2年度区立幼稚園及び認定こども園(短時間保育)園児募集について                      …………………………………資料5 学務課長   4.児童生徒の通学経路における点検の実施について                      …………………………………資料6 学務課長   5.令和2~5年度使用台東区立小学校教科用図書及び令和2年度使用台東区立中学校教     科用図書の採択結果について    …………………………………資料7 指導課長   6.令和元年度児童・生徒の活躍について                      …………………………………資料8 指導課長   7.令和元年度台東区総合学力調査結果について                      ……………………………事前資料2 指導課長   8.台東区学校教育ビジョンについて  …………………事前資料3 教育改革担当課長   9.学びのキャンパス台東アクションプランについて                      …………………事前資料4 教育改革担当課長  10.台東区子供読書活動推進計画について                      ……………………………資料9 中央図書館長           午前10時00分開会 ○委員長(水島道徳) ただいまから、区民文教委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 おはようございます。お願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日は、卓上マイクのスイッチを必ず押してから、ご発言願います。  また、理事者発言席を設けましたので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、理事者の方に申し上げます。  審議調査事項の終了後、所管の部の報告事項が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。また、報告事項のない部については、審議調査事項が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。  本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。  それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、案件第1、第35号議案、東京都台東区幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例及び案件第2、第36号議案、東京都台東区幼稚園教育職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の2議案は、関連する案件でありますので、一括して議題といたします。  それでは、第35号議案及び第36号議案について、理事者の説明を求めます。  指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 それでは、第35号議案、東京都台東区幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について、ご説明いたします。  本案は、令和2年4月1日施行の改正地方公務員法に基づき、臨時的に任用される幼稚園教育職員特別休暇について一部改正を行うものでございます。  新旧対照表をごらんください。改正地方公務員法に基づき臨時的に任用される職員は、リフレッシュ休暇の対象としないため、第17条の特別休暇に関する規定の整理を行うものでございます。  施行日は令和2年4月1日としております。  説明は以上でございます。よろしくご審議の上、可決賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 それでは、第36号議案、東京都台東区幼稚園教育職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について、ご説明させていただきます。  今回、3点の改正となります。恐れ入りますが、新旧対照表をごらんください。
     1点目は、成年被後見人等の人権の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の一部施行による地方公務員法の改正に伴う条例改正でございます。第27条及び第28条において期末手当、第30条において勤勉手当の規定改正を行うものでございます。現行では、地方公務員法第16条の欠格条項により失職した者は期末勤勉手当は支給はされませんが、成年被後見人の場合は、第27条などの規定により、期末勤勉手当が支給されると規定されております。今回の法改正によりまして、成年被後見人は欠格条項から削除され、失職者の例外規定の適用がなくなるため、条例改正を行うものでございます。  続きまして、2点目は、臨時的任用職員の昇給の適用除外についてでございます。改正案の第32条の3でございます。地方公務員法の改正により、臨時的任用職員は、職員の職に欠員が生じた場合に限定されるため、任用が最長1年となり、長期勤続を前提とした昇給にはなじまないため、適用除外となるものでございます。  最後の3点目は、元号改正に伴う文言整理でございます。恐れ入りますが、裏面の表の中の附則をごらんください。扶養手当に関する特例措置に関する規定につきまして、平成から令和に文言整理をしております。  この条例の施行日は、1点目の欠格条項改正による手当の改正については本年の12月14日、2点目の臨時的任用職員昇給適用除外については令和2年4月1日、3点目の元号改正については公布の日からとなります。  説明は以上でございます。よろしくご審議の上、可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。以上でございます。 ○委員長 それでは、第35号議案及び第36号議案について、ご審議願います。  鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 何点かお伺いしたいのですけれども、まず、幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の改正、この現行と改正案の内容で、内容が変わるということはわかるんですけれども、正規職員、非正規職員は、これはどこの範囲、臨時的任用職員と聞きましたけれど、どこまでの人と、差とかは出るんでしょうか。臨時的任用職員条例改正というふうに私受け取ったんですけれども、非正規職員とか正規職員との差というのはこれで埋まるんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 委員ご指摘のように、幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例については、臨時的任用職員に関するものでございます。臨時的任用職員については、職員に欠員が生じた場合に任用される職ということで、最長でも1年の勤務ということになっております。したがいまして、正規職員との比較ということよりも、その勤務体系からリフレッシュ休暇、すなわち満53歳、満42歳の休暇というものはなじまないということになります。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 臨時的任用職員、その1年未満とするという臨時的任用職員の立場の中で、妊娠、出産休暇等の休暇ありますけれども、妊娠、出産とかとなると年度をまたいでとかいうふうになるケースもなくはないと思っているんですけれど、その辺はどうなんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 年度をまたぐというよりも、1年、原則として、1回に限り6カ月の延長となりますので、その段階でその職員の職は終了するということになります。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 あとは、労働組合的なところになるので、雇用の継続というのはしっかりとやっていただきたいと思います。  それともう1点、これは別のところです。被後見人になった、この制度のことで何点かお伺いしたいのですけれども、これの制度での失職というものがなくなるというふうに話がありましたけれども、その中で、この改正に伴って職員が何か不利益になるような、例えば失職はしないということは解雇はないと思っているんですけれども、例えば配置転換であったり、その職員が希望しない何かというものが生じてしまうことはないのでしょうか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 今回は、地方公務員法改正ということで、あくまでも制度の中で失職という条項を外れたということで、任用について特に規定されたものではございませんので、そのようなこととは関係性がないというふうに考えております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 わかりました。もちろん被後見人になるというのはさまざまな要因があるんだとは思うんですけれども、やはり高次機能障害、何らかの事故とか病気などでそのようになって被後見人になる方というのは、これはこれから出てくるのかもしれないというふうに思っています。ぜひ、働く人が働きやすい環境の中で、もちろんその方の適正な能力に合った職場というところは必要だと思うんですけれども、そういうことがないように十分注意していただきたいと思います。以上です。 ○委員長 よろしいですか。           (「了承」と呼ぶ者あり) ○委員長 これより採決いたします。  第35号議案及び第36号議案の2議案について、一括して採決いたします。  本案については、いずれも原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本案については、いずれも原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第3、第37号議案、東京都台東区立小中学校等の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について、理事者の説明を求めます。  学務課長。 ◎福田兼一 学務課長 それでは、第37号議案、東京都台東区立小中学校等の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。  本条例は、学校医等公務災害補償に関する補償の範囲、金額及び支給方法、その他補償に関し必要な事項を定めることを目的として制定したものでございます。  台東区の条例改正に当たりましては、東京都の条例を準用して改正を行っているところでございます。今回ご審議いただきます内容は、本年6月26日に公布され、同日付で施行されました東京都の都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部改正に準じ、学校医等の公務災害に関する介護補償の限度額につきまして、区の条例の一部改正を行うものでございます。  それでは、新旧対照表をごらんください。改正の1点目といたしまして、新旧対照表第12条第2項の介護補償の限度額を都条例の改正に倣い、増額改定するものでございます。  2点目といたしまして、2ページ目の下段、備考にございます医師としての経験年数とみなす規定のうち、大学、または専門学校の部分につきまして、専門職大学の前期課程を修了した場合を追加するものでございます。  3点目は、改正条例の施行期日及び経過措置についてでございます。施行日につきましては公布の日からとし、経過措置として平成31年4月1日以降に事由が発生したものについて適用することといたします。  その他、都条例に合わせ、引用条文の整理を行っております。  なお、平成14年度に東京都からこの事務が移管されて以来、台東区では本条例による公務災害補償を受けられた学校医等はおりません。  説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長 それでは、本案について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これより採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第4、第39号議案、東京都台東区印鑑条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について、理事者の説明を求めます。  戸籍住民サービス課長。 ◎段塚克志 戸籍住民サービス課長 それでは、第39号議案、東京都台東区印鑑条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。  平成30年10月1日、区民文教委員会でご報告したとおり、国は、女性があらゆる分野で活躍できるための取り組みを一層推進するため、女性活躍加速のための重点方針2016を策定いたしました。その取り組みの一つとしまして、旧氏の通称としての使用の拡大という目標が掲げられ、住民票等に旧氏が記載できるようになりました。この改正は、国の法律であります住民基本台帳法施行令の改正に伴い、印鑑の登録事務における記載事項に旧氏を追加するためのものでございます。  新旧対照表をごらんください。記載事項について規定している第7条第1項第1号、第8条第1項第3号及び第15条第1項第5号に旧氏を追加し、あわせて所要の文言整理をしております。これにより、住民基本台帳に申請により旧氏併記をした人につきましては、印鑑登録証明書に旧氏を記載することができるようになります。  この改正規定は、令和元年11月5日からの施行を予定しております。  私からの説明は以上でございます。よろしくご審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長 それでは、本案についてご審議願います。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 幾つかお伺いさせてください。  一つは、旧氏が幾つもある場合、幾つも併記ができるのかというところと、あと、これは国の制度、国の方針によって自治体で多分システム改築とかそういったこともしているかと思うんですが、それに伴って、どれぐらいお金がかかっているのか、そのうち国はもちろん全部出してくれていると思いたいんですが、どれぐらい出してくれているのか、そのあたりについてお願いします。 ○委員長 戸籍住民サービス課長。 ◎段塚克志 戸籍住民サービス課長 まず、1点目の旧氏を幾つか選択できるというお話につきましては、まず、初めて記載する場合につきましては、二つ以上とかいろいろ人によって旧氏がいろいろとあると思いますので、その中から一つを選べるということでございます。  今度、旧氏を変更する場合は、基本的に直前に使用していた氏ということに選択することができるということになっております。  2点目の経費の部分についてです。経費は平成29年度から発生しておりまして、本年度まで3カ年度、合計で3,842万円、システム改修費として計上しております。ご質問にあった国からの補助金につきましては、平成29年度と30年度につきましては全額補助金が執行されておりますが、今年度につきましては補助金がゼロということで、全体としては43%の補助率ということになっております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ありがとうございます。43%しか出してもらえていないということなんですが、今年度はなぜ国は出してくれないのかとか、理由はわかりますか。 ○委員長 戸籍住民サービス課長。 ◎段塚克志 戸籍住民サービス課長 この制度改正につきましては、当初、30年度執行の予定だったというふうに聞いております。それが今年度まで延びたことで、国のほうで予算化されていなかったということで一応説明としては聞いております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 国の都合といったら何ですけれども、国が改正をして自治体にやれと言っているものを、区の持ち出しがこれだけあるというのは、これは実態レベルに合っていないというのももちろん行政側も把握していると思いますので、これは国のほうでも後から出してくれというのはなかなか難しいんだと思うんですけれども、ぜひ今後、こういうことがないように、実態レベルはこうだというのをしっかりと国に働きかけていただきたいのと、あと、旧姓が使えるようになる、また、追記できるようになるということで、旧姓利用している方の利便性は上がるのかなとは思うんですが、一方で、今も旧姓併記をしてある書類とかを見せたとしても、例えば台東区内の庁舎で行う手続が旧姓ではできなかったりとか、ほかの自治体ではもっと難易度が高かったりとか、そういった話も聞いていますので、例えば、私がTSマークを申請したときとかも旧姓で領収書をとってしまうと使えないとか、そういったこともありますので、ぜひ区内で全部、できれば旧姓利用全てができるようにしていただきたいと思うんですけれど、そういった方向に進めていただきたいと思うんですけれど、そのあたりはいかがでしょうか。 ○委員長 戸籍住民サービス課長。 ◎段塚克志 戸籍住民サービス課長 その辺につきましては、委員ご要望の部分も含めまして、庁内でさまざまな検討が必要かと思います。庁内の各種手続やその処理状況について、今申し上げたように確認が必要であるというふうに考えておりますので、関係部署と協議をしていきたいというふうには考えております。 ○委員長 いいですか。  これより採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議がありませんので、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第5、陳情元-24、区民館で東京2020大会をテレビ観戦できるようにすることについての陳情を議題といたします。  本件は新たに付託されたものであります。  事務局次長に陳情の趣旨を報告させます。           (吉本議会事務局次長報告) ○委員長 それでは、本件についてご審議願います。  田中委員。 ◆田中宏篤 委員 今、ラグビーのワールドカップでも世間が盛り上がっている中で、このパブリックビューイングという形で見るその盛り上がりというのは、非常に私も理解できますし、友人と見たりということをしております。  なので、この陳情の内容としてお気持ちは重々理解できる部分はあるんですけれども、ちょっと、ただ、思いをはせると、やはり区民館の利用目的等を鑑みたときに、例えば日常利用に関しての今までオリンピック期間中ではないときの通常使用に対してちょっと影響が出てしまったりだとか、例えばパブリックビューイングにしても、台東区で今回のように大きなものをやるのかは、これからの部分だと思いますけれども、結構町なかでお店等でみんなで盛り上がろうということも行っておりますし、そういったところで十分できており、区民館の利用によって、従来の区民館の利用者に対する利便性が損なわれたりというところを危惧すると、すごくみんなで盛り上がりたいという気持ちは重々承知しながらも、なかなか区民館でやるというのは難しいのかなというふうに考えておりまして、我が会派としては、こちらの陳情に関しては、ちょっと大変残念な部分はありますが、不採択にさせていただきたいかなと思っております。 ○委員長 村上委員。 ◆村上浩一郎 委員 ただいま、田中委員のお話もありましたように、区の政策と重複する部分、それから区民館等になりますと法令等の問題も生じるかなというふうに考えておりますので、都民ファーストの会としましても、不採択でお願いいたします。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 担当課にちょっと一つお伺いしたいんですけれども、区民館の1室を使ってテレビを置いて、不特定多数の人が出入りをして見るというのは、今の区民館の条例とかルール的にはできるものなんですか。 ○委員長 区民課長。 ◎川島俊二 区民課長 今の区民館の利用の制限の中に、不特定多数の方が利用するというような方については利用制限をかけさせていただいておりますので、今回のご提案の、区民館を開いて自由にというのは、今の利用の目的からはちょっと逸脱しているかなというふうに考えているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 区民館の会議室については、今、稼働率などもずっと議論がされているところではありますけれども、やはり大勢の人たちが、孤立を、1人でテレビを見るよりも大勢の方でテレビを見るということのほうが楽しいだろうという、そのパブリックビューイング的な、街角街頭テレビ的なところの部分は十分わかります。  今の区民館の使い方のルールからいえばなかなか難しいだろうというふうに思いますし、この内容については継続して審議していただくことを主張いたします。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 今、各委員からもお話あったように、法律的な部分で、消防法の観点ということもあるし、基本的にやはり不特定多数の方が今使用することに関して、やはりなかなか難しいというところもありますから、これはもう不採択でよろしくお願いします。 ○委員長 よろしいですか。  自民党さん。 ◆望月元美 副委員長 先ほど来、委員の皆様がおっしゃったように、やはりなかなか区民館の開放という形では、今、難しいというお話もいただきましたので、うちの会派も不採択でお願いいたします。
    ○委員長 つなぐプロジェクトさんは。 ◆本目さよ 委員 同じです。 ○委員長 鈴木委員、継続でよろしいでしょうか。 ◆鈴木昇 委員 継続で。 ○委員長 継続で、はい。  これより採決いたします。  本件については継続審査を求める意見と採決を求める意見がありますので、まず、継続審査の可否について挙手により採決いたします。  それでは、本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。           (賛成者挙手) ○委員長 挙手少数であります。よって、本件は継続審査としないことに決定いたしました。  それでは次に、採択することについて賛成の方の挙手を求めますが、挙手少数の場合、本件は不採択となります。  これより採決いたします。  本件について、採択することに賛成の方の挙手を求めます。           (賛成者挙手) ○委員長 挙手がありませんでした。よって、本件は不採択することに決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第6、特定事件の継続調査についてを議題といたします。  おはかりいたします。  本委員会の特定事件については、議長に閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本委員会の特定事件の継続調査については、そのように決定いたしました。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、本委員会の行政視察について申し上げます。  初めに、視察日程については、諸般の事情を勘案し、お手元の資料のとおり決定させていただきたいと思います。  次に、視察都市及び視察テーマについては、お手元にお配りいたしました資料のとおり、正副委員長案を作成いたしましたが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、そのように決定いたしました。  なお、お尋ねしたい事項と視察日程の詳細については、決まり次第ご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で案件の審議を終了いたしましたので、事務局次長に委員会報告書を朗読させます。  なお、年月日、委員長名、議長名及び陳情者の住所、氏名の朗読については省略いたします。           (吉本議会事務局次長朗読) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。  なお、同じ所管からの報告については、一括して聴取いたします。  また、補正予算については、報告を聴取するのみで質疑は行いませんので、よろしくお願いいたします。  初めに、区民部の補正予算について及び「協働事業提案制度」に係る令和2年度実施事業について、区民課長、報告願います。 ◎川島俊二 区民課長 それでは、報告事項1、区民部令和元年度一般会計予算第3回補正予算につきまして、ご説明いたします。  資料1をごらんください。まず1ページでございます。歳入予算の内訳でございます。歳入予算を1,911万8,000円増額いたしまして、補正後の区民部総額を254億8,694万3,000円といたします。上の表は、部内各課の内訳でございます。下の表が補正内容でございます。  子ども家庭支援センターでございます。次世代育成支援対策施設整備交付金の国庫補助金1,911万8,000円を計上するものでございます。これは日本堤子ども家庭支援センター改修工事に係る支出分に対する国庫補助金を歳入するものでございます。  資料裏面、2ページをごらんください。歳出予算の内訳でございます。歳出予算を6,022万6,000円増額いたしまして、補正後の区民部総額を57億3,101万円といたします。上の表が部内各課の内訳でございます。下の表が補正内容でございます。  まず、子育て・若者支援課でございます。国・都支出金返還金で1,546万7,000円の計上でございます。これは、子ども・子育て支援交付金及び母子生活支援施設費の実績額が30年度補助金交付額より低かったことによる返還金を計上するものでございます。  次に、子ども家庭支援センターでございます。日本堤子ども家庭支援センターの機能強化を図るための改修工事に係る経費といたしまして、4,475万9,000円を増額するものでございます。  3ページをごらんください。ただいまの改修工事に係る経費として、令和2年度の債務負担限度額1,460万9,000円でございます。  以上で区民部の令和元年度第3回補正予算についての説明を終わらせていただきます。  続きまして、報告事項2、「協働事業提案制度」に係る令和2年度実施事業につきましてご説明いたします。資料2をごらんください。  協働事業提案制度に基づき、NPO団体等からの提案、選定委員会による選定を行い、提案事業1件を令和2年度に実施することに決定いたしました。  項番1、令和2年度実施事業でございます。区設定テーマであります「孤立しがちな妊産婦の交流の場への誘い出し」における提案事業として、提案事業名「おやこ はじめて一歩 ~助産師によるみまもり訪問と小さな相談ひろば~」でございます。  提案内容は、第1に助産師による訪問として、母子保健事業により見守りが必要と判断された世帯への助産師による訪問及び交流の場への誘い出しでございます。第2に、とりこえサロンとして、体験・交流や助産師の個別相談、手遊びや絵本の読み聞かせを実施するものでございます。  提案団体は、公益社団法人日本助産師会でございます。なお、同法人は、台東区鳥越が主たる所在地でございます。  区支出予定額は189万円で、事業担当課は保健サービス課でございます。  項番2、選定経過でございます。台東区協働事業提案制度審査委員会による審査による選定をいたしました。審査委員の内訳は(1)のとおりの記載でございます。  裏面をごらんください。審査項目は、台東区協働指針の協働の原則を踏まえ、協働の必要性の区分で現状課題の認識など3項目、事業の実現性の区分で企画力など6項目で行いました。  1次審査でございますが、ご提案いただいた7団体から書類審査で5団体を選考いたしました。この5団体を対象に、第2次審査をプレゼンテーションと質疑応答を公開で実施いたしました。審査結果につきましては、別紙のとおりとなっておりますので、後ほどごらんください。  続きまして、項番3、スケジュールでございます。この後、実施団体と事業担当課で、来年度の事業実施に向けて協議をしてまいります。そして、事業開始後の令和2年9月に、事業の進捗状況の中間報告会を、令和3年度5月に成果報告会を行う予定です。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長 それでは、「協働事業提案制度」に係る令和2年度実施事業について、ご質問がありましたら、どうぞ。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 この協働事業提案制度、とてもいい制度だと思っています。今回、提案団体が日本助産師会さんだということで、せっかく区内にある貴重な、その日本の助産師会さんが活動していただいているので、そこと連携できるのはとてもいいことだなと、さらに連携深められていいことだなというふうに思っています。  ただ、ちょっと気になるのが、1次審査の結果表を見ると、そちらよりも上位の団体が、1次審査のほうではあって、2次審査のほうで1位、2位が入れかわっているというような状態なんですけれども、これは二つ、自由テーマは採択なしでしたが、この2番目の団体を自由テーマとして採択するというのは物理的に難しいものなんでしょうか。 ○委員長 区民課長。 ◎川島俊二 区民課長 こちらにつきましては、対象が孤立しがちな妊産婦という形で、対象が狭いということで、審査委員会の段階からこちらのほうの区の設定テーマから1団体というような形でさせていただいているというところでございます。  なお、自由テーマのほうにつきましては、今回、協働のそこまで必要性がないということで、審査委員会のほうではそのような結論で、今回は区設定テーマの1団体からという形の選定委員会の結果になったところでございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ありがとうございます。日本助産師会さんのご提案については、私もここに書いてある内容でしかわからないんですが、1次審査結果表にあるホームスタートということでいうと、全国的にもホームスタート事業をやっている自治体が多くあり、以前にも子育ての委員会の中でも岐阜のほうにたしか視察に行かせていただいたことがあったかと思います。とても外出がちょっと、みずから外に出づらいけれどということで、だけれど、グレーゾーン、虐待まではもちろん行かないみたいな、グレーゾーンのところの親御さんに寄り添える事業だというふうに思っていて、また、プロによる手と、あとボランティアさんによる手だと、若干違うのかな、ターゲットが違うのかなという気がしているんですね。なので、恐らく全ての人を助産師さんたちで見守ることはできないだろうなというふうに思っているので、せっかくだったら二つやればいいのになと、本当に心から思います。  ぜひ、ちょっと今後、ぜひホームスタート、台東区でも進めようという団体があるんだということだと思うので、ぜひここは連携していただきたいなと、今後どうしていくかというの、協働にするのか、そうではないのかみたいなところで連携していただきたいなと思います。 ○委員長 区民課長。 ◎川島俊二 区民課長 今回、採択団体については、区の事業としてやっていくんですけれども、採択されなかった団体にもそのような形で情報提供をして、いろいろな形で区の事業等に参加していただくような形にはなりますので、中間支援組織等で情報提供するなど行っていくところで、これは今回の団体だけに限らず、落選した団体、全てに対しても同じような対応をとっていくところでございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 中間支援組織が、今、ほかの区に比べて活発に活動しているかというと、私自身はちょっと足りないなというふうなことも思っているので、ちょっと不安ではあるんですけれども、ぜひこれ、ホームスタートは台東区でもやっていただきたいなと、これは、この団体かどうかとかではなくて、ホームスタートという事業自体をやっていただきたいなとは思っているので、これは落ちてしまったのは非常に残念です。  というところと、あと助産師さんたちが訪問をしていただけるということで、これは、一緒に交流の場への誘い出しをすること、行ってみませんかという、誘うだけではなくて、具体的に一緒に同行してくれるのがどうかというのを、ちょっと細かいんですけれども聞きたいんですが。例えば、多胎児、双子ちゃん、三つ子ちゃんだったりすると、1人でもう出かけられない、物理的に出かけるのが難しいから出かけられないんですという場合もよく聞くんですね。そういったときに、一緒にだっこして行ってくれるとか、ベビーカー畳むときに手伝ってくれるとか、そういったことがあるだけで出られるということもある気がするので、そのあたりはいかがでしょうか。 ○委員長 区民課長。 ◎川島俊二 区民課長 今の説明で申しましたとおり、これから来年の事業実施に向けて事業担当課と提案団体等が協議していきますので、そのような意見もお伝えして、そのような対応についても、当方から申し入れするような形で伝えるようにいたしますので。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 それでは、最後にします。そうしたら、ぜひ、多胎児支援という意味では、孤立しがちな妊産婦という意味では、多胎児の親御さんというのもとても大きいものと思いますので、ぜひそこを重点的にやっていただきたいと、これは強く要望して終わりにします。 ○委員長 ほかはよろしいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、地方税共通納税システムの運用開始について、税務課長、報告願います。 ◎吉田美生 税務課長 それでは、区民部報告事項3、地方税共通納税システムの運用開始についてをご説明させていただきます。  資料3をごらんください。初めに、項番1、概要でございます。これまで個人住民税の特別徴収義務者は、個人住民税をご納付していただくためには、金融機関の窓口で各自治体ごとの納付書によってご納付していただきました。このたび、地方税共同機構が運営するインターネットを利用した地方税共通納税システムを利用することによって電子納付が可能となったものです。  本システムは、全国一律での開始でございますが、台東区においても今年度システムを改修し、個人住民税のうち、特別徴収分及び退職所得分についての運用を開始するものでございます。  次に、項番2、特徴でございますが、まず、金融機関窓口に行くことなく、インターネットで納付手続が可能となること、そして、一度の手続で複数の地方公共団体への電子納付が可能となる点でございます。  次に、項番3、仕組みでございますが、恐れ入りますが、裏面をごらんください。本システムの仕組みを簡単にご説明させていただきます。図の左側にお示ししたように、お勤めの方の住民税を給料から天引きしていただいた会社等の特別徴収義務者は、本システムを運用する地方税共同機構のeLTAXというシステムにアクセスしまして、納付先の地方公共団体、納付税目、それから納付金額等を入力いたします。その情報は、特別徴収義務者のメーンバンクに伝えられ、実際の納付はそのメーンバンクから地方税共同機構の共通口座に納付されます。そして、その口座から各地方公共団体に入金され、例えば、図の右下の台東区の例で申し上げますと、入金額とeLTAXからの納付情報を突き合わせて、特別徴収義務者の納付を確認するものでございます。  簡単でございますが、仕組みの説明は以上でございます。  恐れ入りますが、資料の表面にお戻りください。次に、項番4、運用開始日でございますが、ちょうど本日、令和元年10月1日からでございます。  最後に、項番5、周知方法でございますが、現在、台東区で特別徴収している事業者等に対しまして、ことし、大体11月を考えておりますけれど、年内に送付する給報等の用紙にチラシを同封いたしますとともに、区のホームページ等での周知を図ってまいります。  報告事項の説明は以上でございます。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 こういうシステムというのは今のパソコンとかインターネットの社会の中では必要なんだろうなというふうに思うんですけれども、このシステムを開始するに当たって、個人事業主とかの小さな会社が改めて何かを負担しなくてはならない、もしくはパソコンを新たに購入しなければできないとか、インターネットの回線を新たに引かなくてはいけないとか、そういう事業主負担というのは何かあるんですか。 ○委員長 税務課長。 ◎吉田美生 税務課長 このシステムは、やはりインターネットを前提としていますので、大抵の会社にはそういうのがあるかと思いますけれども、もちろんないというところがありますと、ちゃんとこのシステムが使えないということがございますけれども、私どももちょっと想定しているのは、会社ではそういうネット環境にあれば、これは使えると。そして、また新たに何か手数料をご負担いただくとかそういうことも一切ございませんので、そういった意味での負担はほとんどないというふうに考えております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 多分、多くの企業はパソコンが導入されていて、それこそ電卓と帳簿だけで仕事をやっているという会社はかなり数は少ないんだろうなとは思うんですけれども、窓口というか、支払いについては、今までの紙ベースというのかな、銀行に出向いて支払いをするのと、これが併用というか、どちらかが選択できるという制度になっているということですよね。 ○委員長 税務課長。 ◎吉田美生 税務課長 このシステムは、こういうシステムを使えますということですので、もちろん銀行の窓口に行ってお払いいただいてもいいですし、これは月ごとにかえられますので、今月はインターネットで払おう、来月は窓口で払おうと、そういうのが自由に特別徴収義務者のほうの都合により変更できる、こういう手段もご用意させていただいたということでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 そういう選択肢がふえるということは十分いいことだと思います。  あとは、このインターネットを活用したというシステムだと、これは質問にはしませんけれども、フィッシングとか何とか詐欺とかいう、いわゆる同じようなサイトを使って振り込めば違うところにお金が行ってしまうという、そういうのもなくはないんだろうなというところをすごく私自身は危惧をしています。そういうところは、もちろん台東区だけでは何かできるわけではないと思いますけれど、行政挙げて詐欺まがいのサイト、もしくは詐欺そのもののサイトにアクセスがないような手だてというのは十分とっていただきたいなと、これは要望として伝えておきます。以上です。
    ○委員長 よろしいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、教育委員会の補正予算について及び令和元年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について、庶務課長、報告願います。 ◎小澤隆 庶務課長 それでは、教育委員会に係る補正予算について、ご説明させていただきます。  資料4をごらんください。初めに、歳入でございます。1,436万4,000円増額し、補正後の額を53億2,760万4,000円といたします。  2ページをごらんください。歳入の課別内訳でございます。まず、学務課は、諸収入、雑入、雑入で、保育関係補助金返還金を34万6,000円増額いたします。次に、児童保育課で、諸収入、雑入、雑入で、保育関係補助金返還金を1,401万8,000円増額いたします。  3ページをごらんください。歳出でございます。1億4,268万7,000円増額し、補正後の額を201億1,302万8,000円といたします。  次に、課別内訳でございます。下の表をごらんください。児童保育課では、国・都支出金返還金を1億4,268万7,000円増額いたします。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。  続きまして、令和元年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価についてご説明をさせていただきます。  事前資料1をごらんください。まず、この点検及び評価でございますが、教育行政をより効果的・効率的に推進することを目的として、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づいて実施しているものでございます。  項番3、対象とした事務でございます。昨年度から4年間をかけまして、教育委員会が策定をしております学びのキャンパス台東アクションプランの平成28年度から30年度版、生涯学習推進プラン及びスポーツ振興基本計画の三つの計画のうち、教育委員会以外の事業を除く全ての事業について評価を行うことにいたしました。  今年度については、学びのキャンパス台東アクションプランの施策目標Ⅱ「新たな価値を創造する人材を養成する」、施策目標Ⅲ「多様な学習機会と学びの環境の充実を図る」及び施策目標Ⅳ「絆づくりと活力ある学校園共同社会を創造する」を対象に、138事業について点検及び評価を行いました。  項番4、点検及び評価の方法でございます。教育施策総括シート及び教育事業評価シートを用いて点検及び評価を行った上で、3名の学識経験者の方のご意見をいただきました。  2ページをごらんください。項番5、点検及び評価の結果でございます。5ページの施策等一覧にお示しをしておりますが、評価は、A、達成率が100%以上、B、達成率が50%から100%未満、C、達成率50%未満となっており、Aが112事業、Bが26事業、Cはございませんでした。報告書の本編を事前に送付させていただいておりますので、本日は、2ページからの取り組み結果によりご説明をさせていただきます。  まず、施策目標Ⅱ「新たな価値を創造する人材を養成する」の施策方向5「将来への夢と希望を育むこころざしの育成」では、国際理解教育の推進について1事業について目標に達しないものがあり、課題として、中学校英語発表会実施の周知が不足していたことが上げられます。  施策方向6「勤労観を育て社会の期待に応える人材の養成」では、将来の生き方を考える教育の推進について、進路指導・キャリア教育の充実を、働き方改革の一環として研修計画の見直しを行ったため、研修会の実施回数が目標に達しておりませんでした。  施策方向7「伝統と共に生きる豊かな感性の醸成」では、地元の文化に触れ、愛着と誇りを育む教育の推進について、図書館AVライブラリーの古い資料の除籍を進めたため、資料数が目標に達しませんでした。  施策方向8「社会に貢献する責任感の育成」では、人と人とのきずなづくりの推進について、2事業において計画目標に達しないものがあり、世代間交流・地域交流事業が実施可能な学校園が立地条件や教育カリキュラムなどにより、実施の可否が異なることなどが課題となっております。  3ページをごらんください。施策目標Ⅲ「多様な学習機会と学びの環境の充実を図る」の施策方向9「すべての子供たちが安心して学べる教育環境づくりの推進」では、特別支援教育の推進や健康課題に対する取り組みの充実について、6事業において計画目標に達しないものがあり、就学支援シートの活用や副籍事業の実施率、生活習慣病予防健診の受診率などが課題となっております。  施策方向10「様々な家庭・子供へのきめ細やかな支援」では、家庭への支援やセーフティネットの仕組みづくりについて、3事業において計画目標に達しないものがあり、病児・病後児保育の事業周知やこどもクラブ、児童館の待機児童解消などが課題となっております。  施策方向11「教員・保育士の資質・能力の向上と教員が子供に向き合う環境づくりの推進」では、教員・保育士の資質・能力の向上について、3事業において計画目標に達しないものがあり、普通救命講習の受講者数、優秀教員奨励の団体表彰の推薦がないことなどが課題となっております。  施策方向12「安心・安全な教育環境整備の推進」では、安心安全な施設整備の充実について、3事業において計画目標に達しないものがあり、学校安全ボランティアやこども110番の登録件数などが課題となっております。  4ページをごらんください。施策目標Ⅳ「絆づくりと活力ある学校園共同社会を創造する」の施策方向13「保護者・地域の期待に応える学校園づくりの推進」では、全ての事業において計画目標を達成しております。  施策方向14「学校園間の接続や連携の推進」では、学校園と家庭との連携の重視や幼稚園・保育園・こども園の連携の促進について、2事業において計画目標に達しないものがあり、中学校での地域ふれあい給食の実施方法や幼児教育共通カリキュラムの実践事例の検証の対象学年を絞ったことなどによるものでございます。  施策方向15「社会全体の教育力の向上」では、学校園・家庭・地域・社会が連携した教育活動の推進や共同社会の拠点としての学校園の整備について、4事業において計画目標に達しないものがあり、親と子の読み聞かせ講演会の開催や、学校開放の使用件数が目標値に達しなかったことなどによるものでございます。  施策方向16「自律的な学校園経営の実現」では、全ての事業において、計画目標を達成しております。  5ページから6ページにかけまして、各施策ごとの評価を一覧として掲載させていただいております。  恐れ入りますが、7ページをごらんください。学識経験者の方のご意見でございます。  まず、尾木先生からは、施策目標Ⅱの全般では、台東区の発展を根底に置き、養成する人材としての子供像を明確にして事業の充実を図ろうとする基本姿勢を把握することができ、成果と課題を的確に把握しながら、各施策の一層の充実を図ろうとしていることがうかがえる。  個別事業では「将来の生き方を考える教育の推進」については、自分のよさやすぐれている点をどのように把握し、それを将来の生き方にどうつなげていくかということは小・中学校の教育における重要な課題であり、小・中学校の連携を重視して効果的に事業展開がなされていることを評価したい。  8ページをごらんください。施策目標Ⅲ、全般では、事業の目標や重点を明確にした上で、取り組み内容の趣旨の把握に立って創意を生かし、その実績について成果と課題を把握し、施策の一層の充実を目指そうという姿勢が認められた。  個別事業では、「子供の問題に対する仕組みづくり」について、子供の抱える問題が多様化しているという実態があるだけに、さらに必要とされる事業やその内容に検討を加えることの必要性を指摘したい。  9ページをごらんください。施策目標Ⅳの全般では、台東区の実態、特色などを的確に把握し、それぞれの事業の目標、重点を明確にした上で、取り組み内容を点検評価し、その評価結果を生かし、事業内容の一層の充実を目指そうとしている姿勢が把握できた。  個別事業では、「幼稚園・保育園・こども園の連携の促進」について、成果として「実態を理解するとともに、教員の交流を深めることができた」とあり、既に最も難しいところを乗り越えているので、さらに連携を強化し、今後も進化を図ることが期待されるとのご意見をいただきました。  10ページをごらんください。前田先生からは、施策目標Ⅱの全般では、グローバル社会を生きる人の基盤に国の伝統的な文化や感性を身につけることが重要だとする意思が表れていて納得できる。この部分の濃密さが台東区の地域特性であり、台東区教育施策の特色となる。  個別事業では、小学校3年生からの小学校英語科の導入について、現在、移行期間として比較的円滑に指導が行われているようであるが、学校によっては英語の時間を捻出する工面をしていると聞くこともあり、的確な現状把握に基づく各学校への対応と指導助言を期待したい。  11ページをごらんください。施策目標Ⅲの全般では、全ての区民と子供たちに目を向けて、教育施策を組み立てていることを心強く思い、着実に事業に当たっているのも推しはかれる。  個別事業では、「特別支援教育の推進」の各事業はどれも意義が大きい。「個別指導計画に基づく教育の推進」のように、具現化して堅実に実施するには、手間の煩雑さが推察されるものもあり、対応を受ける幼児、児童・生徒や家庭のために形骸化することなく漸進をしてほしい。  12ページをごらんください。施策目標Ⅳの全般では、学校教育に限らず、公共、民間にこだわらず、多様な教育機関が連携して教育に当たるべしということであろう。  個別事業では、「「連携の日」を通じた相互理解の促進」について、年齢による心身の発達の違いや、それに伴った教育内容や方法の違いなど、共通にある根幹の内容についての相互理解は可能であり、事業の意義は大きく、形骸化することなく創意工夫されることを期待しているとのご意見をいただきました。  13ページをごらんください。有村先生からは、施策目標Ⅱの全般では、夢と希望、勤労観、感性、責任感の四つは、次代の人材育成に重要な視点であり、これに台東区の教育施策の安定と先見を学ぶことができる。こころざし教育の実際が子供個々の学びの力と社会的責任感の涵養に資することを期待する。  個別事業では、施策方向7は、学びのキャンパスの具体化そのものであり、その成果について、何らかの形で調査できるとよい。特に、能や狂言の鑑賞、学生による部活動指導、美意識・礼節の継承、歴史・文化検定、民話の普及などは、子供の人格の形成上極めて有益と考える。  14ページをごらんください。施策目標Ⅲの全般では、今求められているものは、そこにかかわる子供たちに次代を生きる変革の主体者であるとの自覚を育む未来志向の施策展開であり、より確かで密度の濃い、共同エイジェンシーの成熟度によってさらに強化されると言え、これらの施策が子供の健康度の高さに資することを期待する。  個別事業では、「多様な教育への支援」について、学校園での教員などの支援体制が充実しており、指導主事や講師などの関与が効果的に作用している。また、日本語が必要な子供の支援体制には、今後も一層の緊急性と継続性が求められる。  15ページをごらんください。施策目標の全般では、台東区の温かなきずなと魅力的な文化の創造が子供の存在と共同社会のありさまを豊かにしており、今後、より一層の改善を図る意味で、本来の教育機能を問う視点からの事業の見直しをしたいところであり、各施策の着実な実効性が子供個々の生きるエネルギーに資することを願っている。  個別事業では、「保護者・地域の期待に応える学校園づくりの推進」について、各学校単位の推進状況を相互理解し合い、高め合う場をアレンジすることも大切であり、事業のマンネリ化の防止や創造的運営の起爆剤になると考えるとのご意見をいただきました。  このたびの結果や、学識経験者のご意見を踏まえまして、学びの台東アクションプランの策定に生かしていくとともに、引き続き取り組みの充実に努めてまいりたいと考えているところでございます。  大変長くなりましたが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 それでは、令和元年度教育に関する事務の管理及び執行状況の点検及び評価について、ご質問がありましたら、どうぞ。  田中委員。 ◆田中宏篤 委員 まず、私、議員になりまして、お恥ずかしながら今まで、なるまで、こういったアクションプランですとか目を通したことがなく、今回のこの報告書を読ませていただいて、非常にきめ細やかに管理、精査されているということに驚きまして、本当に私自身、台東区で教育を受けてきた身として、また、めいやおいが小学校に通い、自分の娘がこれから小学校に通う親としての身からも、本当に心から感謝申し上げたいというふうに思っております。  その中、ちょっと、ただこう読んでいる中で、何点かちょっと気になる点がありましたんで、ご質問させていただきたいんですけれども、まず、Ⅱ-5-(1)-2のこころざし教育の推進……。           (発言する者あり) ◆田中宏篤 委員 ああ、ごめんなさい、15ページですね。15ページのところにありますこころざし教育副読本の活用の部分と、同じく29ページのところに、社会科副読本の配付というところがあるんですが、ちょっとここの評価で気になったのが、担当課評価はA、「新版 こころざし高く」を全児童・生徒に配付したというふうにありまして、同じく29ページに関しても、副読本が配付されているため、評価がAという形になっているんですが、アクションプランを見たところ、配付のほかに講師派遣というところが最初のこころざしの部分にはありまして、あと、社会科のほうの副読本の29ページには、その目標のところに配付と活用というふうに書いてあったんですね。それで見て、これを全校生徒に配付したので、評価がAというところが気になったんですけれど、こちらは講師派遣の部分と活用実績みたいなところというのはどのようになっているか、わかりますか。 ○委員長 教育支援館長。 ◎倉島敬和 教育支援館長 こころざし教育につきましての講師派遣と申しますのは、5歳児を対象に教育支援館で行っておりますかけはし懇談会というものがございます。そちらに出向きまして、本区のこころざし教育について広くご案内をして、一緒に台東区の子供たちを育てていきましょうというような意識啓発をしているところでございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 わかりました。ありがとうございます。  ちょっと今、具体的個別一つ一つについて言うという話ではなくて、ちょっと自分が気になった点として、一つの、これなのかなというふうに思ってお伺いさせていただいた次第なんですけれども、非常に、私自身も以前会社にいたときに、会社の業績評価だとか人事評価等を行っていて、この評価の難しさというのは非常に大変だなと思うところがありまして、例えば営業成績とか明確に数値化できる部分であれば非常に評価しやすい部分であるんですけれども、なかなかこういった教育の部分というのは数値化しづらい部分もある中で、とはいえ、こう評価をつけなくてはいけないという中で、ちょっと言い方悪いですけれども、半ば強引に数値化したりとか、評価をA、B、Cでつけているというようなところを非常に読んでいて感じまして、例えば、今の部分でA評価になっているんですけれども、英語の部分ですね。参加者が目標に達しなかったからB評価とか、例えば、一例を挙げれば、今回A評価になっているんですけれども、中学生海外短期留学派遣のところで、ページ数で言うと17ページの上段ですね。先日、この報告会があって、私、聞きに行ってきたんですけれども、私のときはマンリー市、今だとグラズサックセ市に生徒を派遣しているというところで話を聞きに行ったのを、ずっと当時から思っていたんですけれども、非常にすばらしい事業だなというふうに思っている中で、ただ、この目標設定を見たときに事業報告の参加者数200名というのが目標設定になっていて、では、例えばこれ、前年度参加人数が200名上回ったからA評価になっていますけれども、では、仮にこれが200名下回ってしまったら、せっかくのこの事業、すばらしいことをやっていて、派遣している、その報告会の内容だけで本当すばらしいと感じる部分が単純に人数を200名下回ってしまったからB評価になるとかいう、あくまでそれも一例なんですけれども、さまざまなところに正直、あれという、ちょっと違和感を覚える部分があるんですが、このアクションプランに関して、また、アクションプランの事業の中でも方向性にがっちりとはまるものと、ちょっと言い方が語弊があるかもしれないですけれども、その事業ごとにおいて軽重というのがあると思うんですね、重点的に。もちろん、全部大事な事業だとは思うんですけれども、そういった部分の各事業の方向性に合致するかの軽重ですとか、それぞれのその評価指数の妥当性だとか、そういった部分に関してちょっとどのようにお考えなのか、お伺いできればなと。ちょっと概念的な質問で担当部署もどこになるか、大変恐縮なんですけれども、ちょっとそういった部分に関してどのようにお感じになっているのかというのをお聞かせいただきたいなと思うんですが。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 委員からお話がありましたとおり、なかなか教育の分野において計画目標を数値化するというのは、正直言って困難なところがあります。ただ、一方、我々、事業を進めていくに当たっては、やはり目標を設定した上での事業展開というのがやはり、それぞれの成果を見るにおいてはやはり重要だというふうに考えております。  この評価の方法については、ある意味、ちょっと全庁的な基準の中で行っているものでございますので、そこの部分についてなかなか教育のところとうまくかみ合うところと、なかなか、かみ合わないという言葉は、ちょっと表現が適切かどうかあれなんですけれども、そういったところがあるのも事実ではございますが、またこれから学びのキャンパス台東アクションプランであるとか、あるいは教育関係の計画の中でよりわかりやすく計画目標を設定して、その達成に向けて事業展開するということは重要だというふうに考えておりますので、ご理解賜ればと思っております。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ありがとうございます。本当にこの評価、先ほどおっしゃっていたように、非常に難しい部分がありまして、では、例えばこの項目でAが幾つだった、Bが幾つだったという、これのみにフォーカスして一喜一憂するものでもないと思っておりますし、また、各事業の重要、例えば、これはアクションプラン設定のときの話になるんでしょうけれども、例えば重点プランを幾つか置くだとかいうようなやり方もあるのかなというふうに思いますので、今後これから教育ビジョンの策定等の後にまたアクションプランへの落とし込み等あると思いますので、そういった部分でそういったところまで、なかなか難しいところでありますけれども、ご考慮いただければというふうに感じました。以上で。 ○委員長 教育支援館長。 ◎倉島敬和 教育支援館長 1点、訂正をお願いします。先ほど、小学校へのかけはし懇談会のご説明のところで、5歳児で終わってしまいましたが、5歳児のいる保護者の方々にこころざし教育のことについてご案内をして、一緒に子育てをしていきましょうという話でございます。失礼いたしました。訂正いたします。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 今、田中委員から非常にすばらしいというか、そのとおり、評価、Aだからどうなのという形ではなくて、確かに一つの目標ということで数値的な目標というのは大事だと思うんですけれども、Aが幾つだから、Bが幾つだからということではなくて、教育の目的というのは人づくりがやはり本当に根本なので、こうした、確かに評価ということに関して、我々も数字的な部分を追いかけて、やはりそこのところも評価するときもありますけれど、やはり具体的には教育ということを、そこを大きく見てやっていかなくてはいけないなというふうに思います。  そこで、施策方向6の勤労観を育て社会の期待に応える人材の養成ということで……。           (「ページ数」と呼ぶ者あり) ◆小坂義久 委員 10ページね、教育施策総括シート。ここで働き方改革というのが出てきます。一環としてということで、ページ数でいいますと、23ページ、進路指導・キャリア教育の充実。ここではこのことに触れているんですが、もう1点ありまして、59ページの特別支援教育コーディネーター研修会ということで、この2点が働き方改革の一環として、研修計画の見直しを図るというふうにあります。常々、校務事務の改善ということは、我々議会も教育委員会に要望しておりまして、本当に小学校、中学校の先生方のハードスケジュール、時間外勤務の多さというのは、もう本当にこれは何とか改善してほしいということで、常々さまざまな機会を通じて意見を申し述べてまいりました。そういう形で、この働き方改革ということで、教育委員会も学校現場でこういう形で着手しているというのは、これは評価いたします。  ただ、その中で、この働き方改革の一環で今回このような形で、すみません、評価させていただいてBランクということなんですが、ほかにも働き方改革ということで、一般の、例えば研修会、ほかの研修会等には影響がなかったのかどうかというところがちょっとよく見えないんです、わからないんです。ですから、そこのところが何でこの二つの研修会だけがいわゆる見直しを図った、働き方改革の一環で見直しを図ったのか、ほかの研修会に関してはそういうことをする必要がなかったのかというところがちょっとわからない。ここちょっと教えてください。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 。  昨年度、台東区の働き方改革のプランを策定いたしましたが、その中で、やれることはすぐにやるということで昨年度取り組んでいたところでございます。  委員ご指摘の二つの研修の回数が減らせたということにつきましては、見ていくと、この研修については、学校の中で校長から指導すればできる内容だというようなものであったり、あるいはほかの課でやっている視察と、これは重複しているからそちらのほうにかえることができるであろうということでできたのがこの2事例でございます。  ほかの研修会についてでございますが、もちろん、プランの中でありますように、教員の出張回数の削減のところで、研修会の質を落とさずに回数を減らしていくということに取り組もうとは思ったんですが、ほかの研修会につきましては、なかなかほかのものと抱き合わせるとか減らすとかいうことができずに、ほかの研修についてはそのまま維持という形になっております。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 別に研修を減らせと言っているわけではなくて、今回、その評価の基準がよくわからなかったんで、ちょっとその辺のところ、確認してみたことであります。  そこでちょっと、これ要望なんですけれど、働き方改革ということで、以前誰か質問したかもしれないですが、例えば、校務事務をしっかり改善していく、そういう事務作業を減らしていくということは、これは本当に常々、学校現場で努力していただきたいし、努力していると思います。ただ、その流れで、今まで学校で行っていた伝統行事があると思うんですね。いろいろな伝統行事があって、その伝統行事というのは、やはりなかなか一朝一夕でできるものではない。継続して何年も何十年もその当時の学校のPTAの方とか、先生方、また地域の方の協力を得てやってきた行事というのがあると思うんですね。そうした行事等の、例えば時間を短縮したりとか、また、ちょっとそういった行事について減らしていこうとかいうふうなこともちらっとやはり耳に入っているんですね。  ですから、それはどうなのかなと思うんです。例えば、当然見直ししていく、今まで10年、20年この行事やってきたから、やはり見直しする必要あるわね、改善する必要あるわねと、これはわかるんですよ。ただ、その見直しの仕方、改善の仕方、この辺のところをやはりもっと丁寧にやっていただく必要性があるのかなというふうに思います。  ちょっとそういった働き方改革の一環ということで、ちょっとそういうことがあるというような話をちらっと聞いたもので、これをちょっときょう、この機会を通じて要望させていただきます。よろしくお願いします。 ○委員長 副委員長。 ◆望月元美 副委員長 今回の報告書見させていただいて、一つ一つの取り組みをしっかりとしていただいているという評価がわかるような内容になっていると思いますが、1点だけお聞かせください。  49ページの子供の生活習慣病予防対策についてなんですが、この実績を見ますと、小学校4年生67.4%、中学1年生47.4%、この事業に関しては、多分平成20年度からもう始まって、約10年余りになっていると思います。その中で、やはりなかなか受診率が大体中学1年生が40%台になっていると思うんですが、今回、特に有村先生もご意見の中でもこの事業についてお話しされていますが、実際に今後、これ内容と、その事業を行うに当たっての課題なり、それなりにその後の展望とかをお聞かせいただけますでしょうか。 ○委員長 学務課長。 ◎福田兼一 学務課長 副委員長がおっしゃるとおり、本事業につきましては平成20年から実施しているものでございまして、受診率の向上を目指して実施をしてまいりましたが、残念ながら目標達成にまでは至っていないというところでございます。  今回、今年度策定の行政計画策定に合わせまして、小・中学校の養護教諭の方ですとか、あとは地区の医師会に所属する医師のアドバイス等をいただきまして、受診者増加に向けた改善と適切な目標値の設定等を検討させていただいております。  改善内容の一部をお伝えさせていただきますと、本年度より受診希望票の廃止ということで、これまで4月上旬に配布をしていた受診希望票、その希望した方のみに受診票をお配りしていたんですけれども、今年度より対象者、小学校4年生、中学校1年生の全児童に受診票を配布したということがございます。また、受診勧奨及び健康診断時期の変更ということで、7月上旬に保護者会等の機会を捉えまして、保護者への受診勧奨を行って、その直後に受診できるように、開始時期を7月20日に変更させていただいた。そして、オリジナルリーフレットの作成ということで、台東区における小児生活習慣病の受診状況等を踏まえまして、予防健診の必要性が理解しやすいオリジナルのリーフレット等を作成し、配布させていただいた等がございます。  これらの改善によりまして取り組みを進め、さらなる受診率の向上を目指してまいるところでございます。 ○委員長 副委員長。 ◆望月元美 副委員長 やはりこの小学校4年生の時期は特に、子供たちの成長期に入ると思います。やはり、私たちの子供のころと比べて、今の子供たちの成長は早いと思うんですね。  やはり、こういう意味では、今の内容を変えていただいて、今まで希望受診だったものを全員配布していただいて、多くの方に周知していただくというのは大変いいことだと思っております。  やはり、先ほど来、評価はBなんですけれども、それがいいか悪いかというのも、この事業に関してはやはり多くの子供たちに少しでも受診していただいて、早くから生活習慣病の予防に充てていただきたいというのがすごくありますので、特に、それとあと、来年度、それから今年度に関しては、先ほど来ちょっとありました、受診率の目標値を多分低くしていると思うんですけれども、それは先ほどの医師会とかの先生方のご意見も含めてということでよろしいんでしょうか。 ○委員長 学務課長。 ◎福田兼一 学務課長 そういった第三者のご意見ですとか、あとは庁内的にももう目標値を、当然、この事業については100%を目指していくというのが本来だとは思うんですけれども、余りにも高い目標値を立てて達成できないものをずっと続けていくのか、それともきちんと現実的に改善して達成できる目標を立てて、まずはそこを達成して、引き続き受診率の向上を目指すといったさまざまな意見を踏まえて、こういった目標設定にさせていただいております。 ○委員長 副委員長。 ◆望月元美 副委員長 では、今年度からこういう内容、周知の仕方等変えていただいたので、期待しております。以上です。
    ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、令和2年度区立幼稚園及び認定こども園(短時間保育)園児募集について及び児童生徒の通学経路における点検の実施について、学務課長、報告願います。 ◎福田兼一 学務課長 それでは、令和2年度区立幼稚園及び認定こども園(短時間保育)園児募集について、ご説明させていただきます。  資料5をごらんください。区立幼稚園10園、認定こども園3園の短時間保育における来年度4月入園の園児募集でございます。  項番1、募集概要につきましては、例年どおりのスケジュールでございます。11月1日より、各幼稚園、こども園におきまして募集案内・入園申込書を配布し、募集を開始いたします。募集スケジュールにつきましては、資料の裏面にフロー図をお示ししておりますので、後ほどご確認いただければと存じます。  資料表面に戻りまして、項番2、募集見込み数でございます。資料の表は、幼稚園、こども園の定員から兄弟関係や4歳、5歳児につきましては持ち上がりを勘案いたしまして、募集見込み数を算出しております。令和2年度につきましては、幼稚園が424名、こども園が65名の計489名となっております。  表の下に例年どおり注意書きを2点記載させていただいております。1点目は、幼児人口増加に伴う暫定的な措置といたしまして、今年度につきましても台桜幼稚園、石浜橋場こども園を除きます11園で、3歳児の定員を2名ずつ増員いたします。2点目は、現3歳児、4歳児に兄弟が在園する場合は、優先して入園予定者といたします。この場合、兄弟優先により入園予定者のいる園は、3歳児の定員について25名を上限に定員を調整してまいります。  説明は以上でございます。  続きまして、児童生徒の通学経路における点検の実施について、ご説明いたします。  資料6をごらんください。項番1、経緯でございます。本年5月に大津市で、集団で歩道を通行中の園児らが巻き込まれる交通事故が発生したことを受け、関係閣僚会議において、未就学児を中心とした子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保に係る対策を講じることとされました。そこでは、小・中学校は対象となっておりませんが、交通安全の観点による関係機関との合同点検を行い、児童・生徒の安全の確保に取り組むことといたします。  項番2、実施対象は、区立小学校、中学校でございます。  項番3、実施内容についてでございます。まず(1)のとおり、各学校は、交通安全の観点から、危険があると認められる箇所を抽出して、教育委員会に報告いたします。次に、(2)のとおり、教育委員会は、学校、道路管理者及び地元警察署等の関係機関と合同点検を実施いたします。点検の結果を踏まえ、(3)のとおり、対策案を作成し、(4)のとおり、対策を実施してまいります。  最後に、項番4、実施時期でございます。各校による危険箇所の抽出は10月中旬までに行います。その後、12月初旬までに関係機関による合同点検を実施し、年内をめどに対策案を作成し、対策の実施をしてまいります。また、点検の結果がまとまりましたら、本委員会にて報告を予定しております。  説明は以上でございます。 ○委員長 初めに、令和2年度区立幼稚園及び認定こども園(短時間保育)の園児募集について、ご質問がありましたら、どうぞ。  田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ちょっと1点お伺いしたいんですけれど、この園児募集の際に、ごめんなさい、ちょっと不勉強で恐縮なんですけれども、例えば、なぜこども園(短時間保育)、ここのこども園を選ばれたかというか希望されたか、この幼稚園を希望されたかのような、簡単なアンケート的なものというか、アンケートというか申込書の中にその辺の理由とかいうのを記載するような箇所はあるんでしょうか。 ○委員長 学務課長。 ◎福田兼一 学務課長 現在のところ、そういった申込用紙にアンケートを含めているということはございません。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 わかりました。  今回の募集は、10月1日から幼保無償化が施行されて初めての園児募集になるので、子供たちがどういう動きをするのかというのが、多分今までと結構違った部分というのが出てくると思うので、そういったところでなぜ区立幼稚園を選んだか、なぜこども園の短時間保育を選んだかというところで、その辺の分析をする上で結構実は必要なんではないかなというふうに若干思ったんですけれど、そこを、では、例えばこの無償化が始まって何かこう変化というか、どういうところを想定されている感じですかね。 ○委員長 学務課長。 ◎福田兼一 学務課長 実際、やはり、以前もお答えさせていただいたかと思うんですけれども、無償化による影響がどうなるかというところは予想はつかないところというのが正直なところではございます。ただ、しかしながら、本年度策定いたしました次世代育成に関するニーズ調査でも、例えば保育園とほぼ同数のニーズとして幼稚園も50%の方が利用したいというようなご意見もございましたので、ニーズとしては高い状況はあるのかなとは思っていますが、引き続きニーズの動向については見定めていきたいと考えております。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ありがとうございます。別にここでやらなくてはいけないという話ではないと思うんですけれども、申し込みの理由とかいうのはすごく、今後の施策、どうしていくかという部分においても参考になると思うので、ちょっとそういったやり方ももしあれだったら検討していただければなというところです。以上です。 ○委員長 ほかよろしいですか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、児童生徒の通学経路における点検の実施について、ご質問がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、令和2~5年度使用台東区立小学校教科用図書及び令和2年度使用台東区立中学校教科用図書の採択結果について、令和元年度児童・生徒の活躍について及び令和元年度台東区総合学力調査結果について、指導課長、報告願います。 ◎小柴憲一 指導課長 それでは、まず、報告事項の5番、令和2~5年度使用台東区立小学校教科用図書及び令和2年度使用台東区立中学校教科用図書の採択結果について、ご報告いたします。資料は7でございます。  最初に、小学校の教科用図書についてです。新学習指導要領の改訂に合わせて、昨年度、文部科学省における教科書検定が行われ、今年度、全教科種目について採択を行いました。台東区教育委員会では、台東区立学校教科用図書採択要綱に沿って採択事務を進め、教科書の採択は8月21日水曜日の定例教育委員会において審議が行われ、結果は配付させていただいた資料のとおりとなりました。  次に、裏面をごらんください。中学校の教科用図書についてでございます。現在、台東区立中学校で使用している教科用図書は、平成27年度に採択され、今年度で4年目となりますので、今年度「特別の教科 道徳」以外の教科書について新たに採択を行うこととなっておりました。ただし、昨年度の文部科学省における教科書検定において、新たな図書の申請がなかったため、平成26年度当時の検定合格図書の中から、当時の調査研究委員会から提出された報告書及び各中学校の4年間の使用実績に基づき、採択を行いました。  採択の結果ですが、全教科種目において、現在使用している教科書が引き続き採択されました。  なお、来年度は新学習指導要領の全面実施に伴い、再び中学校の全ての教科書について採択を行いますので、今回の中学校の採択によって使用する期間は1年間となります。  小学校、中学校の採択結果ともに、既に台東区のホームページで公開をしておりますが、広報たいとうの10月5日号に掲載する予定でございます。  本件についての報告は以上でございます。  続きまして、報告事項6、令和元年度児童・生徒の活躍について、ご報告いたします。資料8でございます。  本件は、この夏に児童・生徒が文化的活動、体育的活動において都大会、東京都大会や関東ブロック大会、全国大会等において活躍した結果についてまとめたものでございます。両面にわたりまして、さまざまな記録等を記載させていただいており、一つ一つについてはご説明はいたしませんが、児童・生徒たちが勉強以外などで取り組んでいる得意分野において修めた成果として紹介をさせていただきます。  なお、これらの活躍につきましては、各校において表彰されたり、学校だよりで紹介されたりするなどして、当該児童・生徒にとって自己肯定感を高める機会となっております。  本件についての説明は以上でございます。  続きまして、報告事項7番、本年4月に実施いたしました令和元年度台東区総合学力調査結果について、ご報告いたします。  なお、本調査により測定できる学力でございますが、学力の中でも特定の一部であるということをご承知おきください。  事前資料2でございます。対象学年、実施日時、調査内容等につきましては、記載のとおりです。  四角の中、項番4の備考に記載いたしましたが、小学校6学年及び中学校3学年の国語、算数・数学、英語につきましては文部科学省が実施している全国学力・学習状況調査の結果を記載いたしましたので、その欄は網かけにしております。また、文部科学省の調査における調査は、昨年度まで、A、主に知識に関する問題、B、主に活用に関する問題となっておりましたが、今年度より、知識と活用を一体的に問う形に変更されましたので、A、Bという区別はしてございません。  まず、表の構成についてご説明いたします。それぞれの年度につきまして、左から、区の平均正答率、全国の平均正答率、そして、区と全国の平均正答率の差となっており、黒三角は下回っているということをあらわしております。また、同集団の平成30、29年度の結果もあわせて右側にお示ししております。  なお、表の中の斜線部は学力調査を実施していない学年、教科を示しております。  それでは、小・中学校別に調査結果の今年度の概要と、昨年度からの変容についてご説明いたします。  まず、小学校の今年度の概要についてです。第5学年の理科を除く学年、教科において、全国平均を上回る結果となっております。  続いて、昨年度からの変容についてご説明いたしますので、30年度の全国平均の差、そして今年度の全国平均との差の左右を比較してごらんください。第5学年の国語は、30年度は全国平均よりもプラス2.7ポイントとなっておりました。今年度、全国平均よりもプラス0.2ポイントとなっているため、全国との差においては、昨年度と比べ2.5ポイントの低下があったということになります。同様の見方をしていただきまして、算数は全国との差において、昨年度と比べ2.4ポイントの低下が見られました。  第6学年の国語は0.4ポイント、社会は2.0ポイント、算数は1.1ポイント、それぞれ向上が見られました。そして、本区の課題でございました理科ですが、昨年度のマイナス4.4から、今年度はプラスの1.9と、6.3ポイントの向上が見られました。  裏面をごらんください。中学校の今年度の概要についてでございます。今年度、第1、第2学年の数学と第3学年の英語において全国平均を上回る結果となりましたが、その他の教科については、全国平均を下回っております。  昨年度の第1学年、つまり、今年度の第2学年の入学時は、上から二つ目の表の中央に記載しておりますが、全教科全国平均をマイナス0.7、マイナス3.2、マイナス1.7と下回っていただけでなく、下回り方も大きかったと考えられますが、今年度の第1学年、上の表の左側ですが、この第1学年のスタートは、昨年度の先ほど申し上げたところと比較すると、良好ではないかなというふうに考えております。  続いて、昨年度からの変容でございます。まず、第2学年の国語は、全国との差において、昨年度と比べ0.2ポイントの低下が見られましたが、社会は0.5ポイント、数学は4.9ポイント、それぞれ向上が見られました。また、課題でありました理科は4.2ポイントの向上が見られ、全国平均に迫るまでの改善が見られております。  第3学年の全国との差は、国語は低下、社会は向上、数学は低下、理科は向上、英語は低下というふうに各教科によって異なっております。  中学校につきましては、依然として全国平均を下回っている教科が多いというのが現状でございますが、1年間の学習により、翌年度、半分以上の教科について向上という成果が見られております。指導課といたしましては、各校に対し、調査結果を分析する際は、経年比較により、同一集団が1年後にどうなったかについて分析するとともに、全体だけではなく、児童・生徒個々の課題についても分析した上で、授業改善推進プランを作成するよう指導しているところでございます。  次に、桃色の冊子のほうに移りまして、児童・生徒に対する質問紙調査の結果について、学力調査結果との関連とともにご説明いたします。  恐れ入りますが、まず、桃色の報告書の3ページをお開きいただき、グラフの見方についてご説明いたします。  グラフの見方ですが、学力調査の結果を上位から成績順に均等になるように4階層に分け、上位から4分の1がA層、次の4分の1がB層としておりますので、一番上の帯グラフが最上位層ということになります。この後、児童・生徒の生活実態と学力調査の関係を示した集計結果をもとに、特に注目すべき点を取り上げて考察を述べさせていただきますが、必ずしも因果関係があるというわけではなく、傾向が見られるとしてご理解ください。  では、まず53ページをごらんください。本や新聞を読む頻度と学力についてでございます。全ての学年で、毎日している、あるいは週に三、四回していると答えた読書頻度の高い児童・生徒は、学力の上位層に多く位置している傾向が見られます。興味関心を持った社会的事象について、本や新聞から情報を得たり、日常的に活字になれ親しんだりしていることが学力向上につながるのではないかと推測されます。  続きまして、77ページをごらんください。学習習慣と学力についてでございます。テストで間違えた問題をやり直すことについてですが、小学校第4学年、さらに、おめくりいただきますと中学校第1学年では、テストで間違えた問題をやり直している頻度が高い児童・生徒は学力上位層に多く位置している傾向が見られ、その他の学年についても若干そのような傾向は見られております。正解か不正解か、あるいは点数といった結果だけを見るのではなく、なぜ不正解だったのか、どうすれば正解になるのかという解に至る過程を追求しようとする学習意欲が学力向上につながっているのではないかと推測されます。  続いて、83ページをごらんください。自分で計画を立てて学習をしていることについてでございます。次の84ページにかけて、計画的に学習に取り組んでいる児童・生徒が学力上位層に多く位置している傾向が見られます。やりたいことはたくさんありますが、それを我慢する忍耐力、あるいは自分の行動について順序を考える計画力が物事を遂行する上で大切だということは言うまでもありませんが、児童・生徒に関しましても今は遊びを我慢して学習に取り組もうとか、課題は早目に終わらせようといった忍耐力や計画力を身につけさせることも学力を向上させる上で大切なのではないかと推測されます。  これらの質問紙調査の結果から、社会的事象に興味関心を持たせ、主体的なかかわりを促すこと、疑問に対して納得のいくまで追求させること、忍耐力や計画力を身につけて物事を遂行しようとする態度を養うことが、学力向上のための要素の一つではないかとも考えられます。これらは、学校だけで、あるいは家庭だけでなし得ることではございません。学校教育の充実はもとより、家庭教育の重要性についても改めて啓発するように各校に指導してまいります。  96ページからは、保護者の意識の集計結果となっておりますが、106ページをごらんください。106ページから、下段のグラフを、107ページの下段、108ページの下段というふうに下段のグラフを見ていっていただきたいのですが、保護者に対して、テレビを見る時間やゲームをする時間を制限しているかを聞いたその結果で、106ページの小学校第4学年から108ページの中学校第1学年までは、時間の使い方について保護者が一定の制限を与えている児童・生徒は、学力上位層に多く位置していることがわかります。つまり、時間の使い方を初めとした生活の仕方については、保護者がある程度の制限、すなわち関与することが学力の向上に有効なのかもしれないと考えられます。  しかし、109ページの中学校第2学年になりますと、その傾向がやや崩れてまいります。子供の成長に伴って、保護者による制限、あるいは保護者の関与だけではなく、自主性や主体性を高めていくことも重要になってくるのではないかと推測されます。  最後ですが、118ページをごらんください。携帯電話やスマートフォンの使い方についてでございます。118ページの上段のグラフは、児童・生徒に家の人とルールを決めているかを尋ねた結果です。一方、1枚めくりまして、121ページの上段のグラフをごらんください。こちらは、保護者に、子供とルールを決めているかを尋ねた結果となっております。先ほどの118ページのグラフの4年生を見ると、家の人とルールを決めていると回答した児童は49.6%となっておりますが、一方で、121ページのグラフを見ると、子供とルールを決めていると回答した保護者は56.1%となっております。つまり、保護者がルールを決めていると思っているほどまでは児童は思っていないということになります。これは、全ての学年に当てはまる傾向でございまして、特に中学校第2学年では、生徒と保護者の認識の乖離が最も大きくなっております。  今の両ページの下段は、子供はルールを守っている、親にとってはルールを守らせているという質問の結果でございますが、こちらについても同様の乖離が見られます。保護者が子供にルールを守らせていると認識している以上に、児童・生徒はルールを守っていると認識しているという結果となっております。  児童・生徒の携帯電話やスマートフォンの使い方については、毎年指導課よりリーフレットを発行しておりますが、この児童・生徒と保護者の意識の乖離につきましては、次号で掲載してまいりたいと思います。  報告は以上でございます。 ○委員長 初めに、令和2~5年度使用台東区立小学校教科用図書及び令和2年度使用台東区立中学校教科用図書の採択結果について、ご質問がありましたら、どうぞ。  鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 教科書採択、私も教育委員会の定例会、傍聴させていただきました。  教科書採択のこと、何点かお伺いしたいんですけれども、今、発行者、発行している会社から何冊の見本としての教科書がおりてきているんでしょうか。何かこちらが、例えば、教育委員会側が10冊下さいと言えば10冊もらえるものなんですか。そもそもこの教科書採択をする前に、検定の通った教科書そのものが区に何冊おりてくるというのはルールとして決まりがあるんですか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 こちらで何冊必要かというものを報告して、その分が来ることになっています。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 あわせて、今、この教科書を閲覧している場所というのは、私、中央図書館の上のほうの階だけだという認識なんですけれども、その他でどこかここには置いてありますよという閲覧箇所はあるんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 教科書展示会は、委員ご指摘の生涯学習センター6階となっておりますので、そちらにだけとなっております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 それと、教科書閲覧の一定の期間閲覧ができる、あそこにも区民がその教科書を読んで、このような意見を、アンケートなのかな、意見書なのかな、そういうのを置く場所がありますけれども、その意見書というのは何か採択のときに参考にしたり、議論の土台にどのようにのせるんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 そのアンケートにつきましては、増刷りをいたしまして、採択をいたします教育委員の皆様に参考資料として配付しております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 教科書採択で、もちろん何社ものやつを物すごくボリュームのあるスペースを使いながら閲覧をするんですけれども、私もこの教科書採択のときにも見させていただきますけれども、やはり区民の人たちが意見を言って、それが増刷りをして採択をする教育委員に手渡されて、参考資料の一部分というふうになるんであれば、今、中央図書館だけで、6階だけで閲覧をしていますけれども、例えばある一定の期間ということになってしまうかもしれないけれども、その箇所をふやすというのは方法としては可能なんでしょうか。 ○委員長 教育支援館長。 ◎倉島敬和 教育支援館長 場所につきましては、委員ご指摘のとおり、6階というところでございます。幾つかのセットにつきましては、今、学校に定期的な期間おいて教員に対しては見ていただく、ただ、区民に対しては、おっしゃるとおり、1カ所しかございません。その点につきましては、何らか方法があるかどうかというところは協議をしていかなければならないのかなというふうに思っております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 もちろん、教科書採択するのが教育委員さんたちの役目なので、そこに区民の意見が100%反映しているというふうにはならないとは思うんですけれども、こういう教科書は採択してほしくないという意思表示が明らかにあるそういう意見書なども上がってくると思いますし、多くの人たちが、それこそ教科書を決める区民参加の一つというふうに考えるのであれば、もちろん、スペースをとるので、全学年、全教科で全会社というふうに入れるとかなりのスペースをとるので、単純にどこにでも、そこにでもと置けるものではないと思いますけれども、ぜひ今後、今まで生涯学習センターの6階でしかないけれども、どこどこの何々で閲覧が可能ですよというのも広げていくというのも、一つの区民が教育に参加をしていくというところで必要なのかなと思いますので、それは要望として伝えさせていただきます。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、令和元年度児童・生徒の活躍について、ご質問がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、令和元年度台東区総合学力調査結果について、ご質問がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、台東区学校教育ビジョンについて及び学びのキャンパス台東アクションプランについて、教育改革担当課長、報告願います。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 それでは、報告事項8、台東区学校教育ビジョンについて、事前資料3をごらんいただければと存じます。  まず、項番1、パブリックコメントの実施結果についてでございます。パブリックコメントにおきましては、(3)意見受付件数にありますように、12人の方から23件のご意見をいただきました。区としての考え方につきましては、資料の次にございます別表のとおりにまとめさせていただきました。区の文化や歴史、伝統を生かした教育や特別支援教育を初めとする多様なニーズを具現化する教育に関する要望など、本ビジョンへの関心と期待をお寄せいただいているところでございます。  なお、このたびのパブリックコメントを受けて、本ビジョンの最終案に反映させた箇所はございません。いずれのご意見につきましても既に中間のまとめに記載し、方向性を示しているものであると考えております。  項番2、「中間のまとめ」からの主な変更点についてでございます。5月24日の区民文教委員会にてご報告をした際にいただいたご意見を踏まえまして、資料の表のとおり、本ビジョンへの変更を行いました。表の左側が変更前、表の右側が変更後となっております。また、表の一番右側は別紙最終案の記載ページをお示ししてございます。  簡単にご説明を申し上げます。表の中の一つ目、グローバルに活躍する人材の育成についてでございますが、施策に関する説明が具体的過ぎるとのご指摘を受けました。ALTに「等」というところをつけ加えてございます。  表の中、二つ目、個人の性的指向や性自認に対する正しい理解と適切な配慮でございますが、保護者や本人、または本人と保護者など、申し出をするケースというのはさまざまあるとのご指摘から、当初は「保護者(や本人)」というような箇所の括弧を削除するとともに「本人やその保護者」と、表記の順を変更いたしました。  続きまして、三つ目でございます。家庭への支援についてですが、子育てに対する不安は入園・入学だけではないのではないかと、もっと幅広く記述いただきたいというご指摘を受けました。冒頭に「子供への養育やかかわり方に悩む保護者」というような文章を挿入し、2行目の「その不安」の部分に「孤立感」を加えさせていただいております。  四つ目でございます。働き方改革の推進でございますが、別のページに、台東区幼児共通カリキュラムちいさな芽に基づいてというような明記をしていることから、同じように、働き方改革の項目にもプランの名称を加筆させていただいております。  五つ目でございます。安全安心な施設・設備の充実でございます。「防犯ブザーの貸与」という表記が具体的過ぎるとのご指摘を受けまして、「防犯ブザー等の子供の安全に資する防犯器具の貸与」といたしました。  六つ目になります。教育行政の役割でございますが、本ビジョンにおいて、教育行政における家庭への支援について明確に記述いただきたいというご指摘がございました。これを受けまして、ごらんのとおり加筆したものでございます。  その他、細かい箇所につきましては、策定委員会等において微細な文言修正をいたしております。  続きまして、項番3、本ビジョン最終案につきましては、別紙の事前資料の冊子のとおりでございます。  項番4、今後のスケジュールについてでございます。本年11月に教員向けの報告会を実施するとともに、保護者・地域向け本ビジョンの概要を掲載したリーフレットを配布し、周知を図っていく予定でございます。  ご報告は以上でございます。  続きまして、報告事項9、学びのキャンパス台東アクションプランについて、ご報告いたします。こちらは事前資料4でございます。  まず、項番1、今年度の達成状況についてでございます。この状況につきましては、先ほどご報告いたしました新たな学校教育ビジョン策定の関係で、1年間延長した単年度版での達成状況でございまして、見込みとなります。見込みの数値でございます。  表の下をごらんいただければ、表の下から2段目でございますが、合計をごらんください。226の事業につきまして達成が203事業、半数以上達成が21事業、未達成が2事業でございました。達成と半数以上達成を合わせた達成率は99.1%となっております。なお、各事業の達成状況につきましては、別表横判になっているもののとおりでございます。  恐れ入ります、資料の裏側をごらんいただければと存じます。(3)番、達成した主な事業についてでございます。保護者向けの講演会や出前事業の実施など、保護者や子供に直接働きかける事業について、主なものを資料としてお示ししてございます。  また、(4)未達成な事業とその理由についてでございます。未達成であった二つの事業についてお示しをしてございます。いずれも参加者数や応募者数の増加が課題となっておりまして、実施内容等の周知の継続により充実を図っていく見込みでございます。  続きまして、項番2、学びのキャンパス台東アクションプランの策定状況についてでございます。このたび、新しく台東区学校教育ビジョン策定に伴いまして、改定内容を受けてアクションプランの策定検討会を現在設置し、検討しているところでございます。  (2)計画の体系につきましては、資料にございますとおり、新たな学校教育ビジョンが掲げる四つの施策目標により構成をしてございます。  (3)現行のアクションプランにない新たな施策内容といたしましては、個人の性的指向や性自認に対する正しい理解と適切な配慮及び働き方改革の推進でございます。  項番3、今後のスケジュールでございます。11月の教育委員会及び第4回定例会における区民文教委員会におきまして、アクションプランの中間まとめについてご報告を申し上げます。12月にパブリックコメントを実施し、教育委員会を経て、令和2年度の第1回定例会において最終案の報告を行うものでございます。  学びのキャンパス台東アクションプランについての報告は以上でございます。 ○委員長 初めに、台東区学校教育ビジョンについて、ご質問がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、学びのキャンパス台東アクションプランについて、ご質問がありましたら、どうぞ。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 まず、ここにも評価の基準という形で、先ほどの庶務課長からご報告のあった点検及び調査報告書、これからも評価の基準とありましたけれど、この評価の基準というのは、これは先ほどの庶務課長から報告のあった基準と同様という形で、まず、担当課がいわゆる評価したという形でよろしいんでしょうか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 委員ご指摘のとおりでございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 それで、ちょっとやはりこの全体に見て、わからないなというのがちょっと何点かありまして、まず、15ページの副籍事業の推進という事業があります。これが計画目標に対して見込みがこのような形で出ているんですが、目標、先ほどの評価の基準でいうと、評価、数値の100%達成となった場合、A、もしくはこれでいうと丸ですか、という形になっているんですが、これは数値は一応このとおり達成する見込みではあるんですけれど、三角になっているというところと、あと、同じく19ページなんですけれど、これは指導課の事業で、教育委員会の優秀教員奨励、これも先ほど庶務課長からご報告があった点検、報告に関しては、団体がなかったんですね。たしか個人の表彰があったんですけれど、団体の表彰がなかったということでBランクだったというふうには認識をしているんですけれど、今回、この数値目標だけ見た場合、数値目標達成しているんですね。にもかかわらず三角評価というところとか、ちょっとこう見ると、何点かやはりそういうのがあるんですね。ですから、この評価の基準というのもわからないです。  例えば、見込みだから、あくまで見込みだからもしかしたら達成できないので、三角にしているのかなというふうにうがった見方をするとそう見てしまうんですけれど、その辺のところはいかがでしょうか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 ご指摘ありがとうございます。この事業の見込み量とか目標というのが、とても毎年課題になっておりまして、ご指摘も受けているところでございます。現在、新たなアクションプランを策定するに当たって、今、各所管にお願いをしているのが、事業の中身もそうですし、いわゆる事業目標というところが適正なのかどうか、そういうところも新たに細かく見直しをしてくれというふうに今伝え、その検討会でお互いを見合って協議しているところでございます。この部分については、今後の新しいアクションプランのほうでなるべく改善を図ってまいりたいというふうに思っております。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 この3カ年計画の今策定中だと思うんですけれど、今回の策定状況ということで、先ほどご報告があった学校教育ビジョンの改定内容を受けて、計画体系も施策目標も変わっていくという流れの説明は先ほど受けました。  その中で、例えば今度新しくつくるこのアクションプランなんですが、今までのこのアクションプランの事業をいわゆる精査し、その中で、新しい事業の予定というのは今度の3カ年のアクションプランには予定はしているんでしょうか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 先ほどちょっと説明が十分でなかったかなと思いますが、本日の資料の裏目、項番2(3)でございます。新たな施策内容についてというところで、現行のビジョン、アクションプランにはなかったこの「個人の性的指向や性自認に対する正しい理解と適切な配慮」と「働き方改革の推進」にかかわる各所管の事業というところで連なってくるというふうに認識しております。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 すみません、ここに書いてありますね。  先ほど、新しい事業ということで今、言わせていただいたんですけれど、例えばまた精査していろいろと改善して、この中でやめる事業みたいなものというのはこれ、計画というか、あるんですかね。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 教育は不易と流行でございまして、全て新しくビジョンとプランができたから変わるというものではございません。これまで培ってきた事業、大切にされている事業については、引き続き、もちろん、居続けられる場所は変わるかもしれないんですけれども、続くものと考えております。  加えて、逆に、時代の役目を終えたもの、または、よくよく検討したところ、二つの事業は似ているのではないかというところで統合するようなもの、もちろん新たに加えるようなものというところの中で、スクラップするようなものは今幾つか上がってきております。ただ、現段階で幾つをスクラップしますという確定までは至っていないのは、現在、庁内で検討会をしているからでございます。少なくとも、幾つか、10個近くになるかどうかわからないんですけれども、スクラップする中で新たにまた加わったりとか、位置づけが変わってさらに明確化されるというところの増減はあるというふうに考えております。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 次の第4回定例会の区民文教委員会では中間のまとめが報告されると思いますので、それをしっかり確認したいと思います。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 すみません、ちょっと小坂委員と重複してしまう、1点だけ、先ほどの部分と重複してしまう部分もあるんですけれども、数値目標と各所管と、その数値目標の内容の見直しというところも先ほどおっしゃっていたんですけれども、その数値目標の具体的な数値の設定だけではなくて、果たして数値目標に設定が妥当なのか、または、変な話、設定していないものでも設定したほうがいいものもあると思いますし、数値目標が設定されているんだけれども、果たして数値を見ることが正しいのかという部分もあると思うので、そういったところも含めてまたしっかりと検討していただければなという、一言だけ、すみません。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、台東区子供読書活動推進計画について、中央図書館長、報告願います。 ◎宇野妥 中央図書館長 それでは、台東区子供読書活動推進計画について、ご報告申し上げます。今回は、今年度までの第三期計画の達成状況及び第四期の子供読書活動推進計画の策定状況についてご報告するものでございます。  項番1、第三期計画の達成状況でございます。(1)評価の基準につきましては、記載のとおり、達成、半数以上達成、未達成の3分類で整理いたしております。  続きまして、項番1(2)計画事業の達成状況でございます。表の下から2番目の合計欄に記載しておりますが、全体で45事業のうち、達成が41事業、半数以上達成が4事業となっておりまして、未達成の事業はございません。  なお、半数以上達成としています4事業につきましては、事業や連絡会の開催等が目標に達していなかったものなどとなってございます。  なお、詳細については、別紙でお示ししております。恐れ入りますが、別途ごらんいただければと存じます。よろしくお願いいたします。  項番2番、第四期計画の策定状況についてでございます。(1)に記載しておりますとおり、これまで庁内においては検討委員会、作業部会を開催し検討しておりますほか、7月に開催いたしました意見交換会での意見聴取、また、前回計画策定時に実施しましたこども室、子供コーナーでの利用者アンケートに加えまして、このたび、区立幼稚園、保育園の保護者の方々を対象としたアンケートを実施したところでございます。  恐れ入ります、資料の裏面をごらんください。(2)第四期計画の体系案でございます。計画における体系案につきましては、第三期に引き続き、基本としております国の計画の体系に基づき、子供の成長段階や推進していく施策ごとに取り組んでいくものといたします。  項番3、今後のスケジュールでございます。本年区議会第4回定例会で中間のまとめをご報告した後、パブリックコメントを経まして、来年当初の区議会第1回定例会にて最終案をご報告する予定でございます。  簡単でございますが、説明は以上でございます。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 この1ページの最後のほうに、一番最後に、意見交換会において、学識経験者、公募区民等から意見を聴取したほか、保護者や利用者に対するアンケートを実施したとありますけれど、これらの意見やアンケートは、次の中間のまとめで報告ということでよろしいですか。 ○委員長 図書館長。 ◎宇野妥 中央図書館長 保護者のアンケート、アンケート結果につきましては中間のまとめのほうに掲載させていただく予定でございます。  意見交換会につきましては議事録を別途公開しておりますが、計画には直接載せないということにはなっております。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 先ほど、館長から、第四期計画体系案ということで、第三期計画に引き続き、国の計画に基づきという、ちょっとご説明があったんですけれど、この間、例えば、この子供の読書活動に関する国とか、及び東京都の動向、何か計画というのはあったんでしょうか。それともなかったんだろうか、ちょっとそこだけ教えてください。 ○委員長 中央図書館長。 ◎宇野妥 中央図書館長 国でも平成30年に第四次計画を策定いたしております。基本的には子供の成長段階に基づいてやっていくことと、このたび新たに強調されたことが、中高生というとあれですけれども、年代が上がるにつれてやはり読書率が低下する中で、友人同士のそういった誘い合えるイベントのようなものの開催というのを打ち出しておりまして、そういったことを今回強調はしているところでございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 国でも先ほど第四次計画が策定されたということで、恐らくこの第三次の読書活動推進計画でも国や東京都の計画等をしっかりあくまで踏まえて策定されたものだと思うんですが、今回、第四期の国の計画というのは、これは基づいて、ある程度踏まえてというところでよろしいですか。 ○委員長 中央図書館長。 ◎宇野妥 中央図書館長 このたび、第四期の計画については、十分考慮した上でそれに基づき、策定を今進めているところでございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 本当、今、活字離れというか、ある意味で、先ほどの学力調査の報告書の中でも、本当に1冊も読まないという、やはり児童・生徒も多い中、しっかりこういう計画をつくって推進を何とかしていきたいという方向性ではあると思うんですが、本当にいかんせんこうした活字離れをどう、やはりしっかりと区で、またいろいろな意味で、これは東京都も国も悩んでいることだと思うんですけれど、この計画をつくることによってそうした活字離れとかその辺のところがもう本当に少しずつでも解消されるよう、しっかり要望したいというふうに思います。  あと、図書館という、この役割ということも本当に今後、必要かな。いろいろな意味で、いろいろと各地方とか、先ほどの視察報告にもたしか図書館を見に行くというふうに思うんですけれど、本当に市民、区民の居場所、またじっくり長くいられるようなとか、そういった図書館というか、ちょっと話はずれるんだけれど、そういうこともせっかく館長がいますので、しっかりお互い視察をして、また新しい図書館づくりを頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 この推進計画の中の説明したところの幼稚園、保育園、こども園における読書活動の推進という四つの事業のことなんですけれども、これは公立だけを対象にしたものになっているんですか、それとも私立の幼稚園、保育園も対象に入っている事業なんですか。 ○委員長 中央図書館長。 ◎宇野妥 中央図書館長 アンケートの対象ということでよろしゅうございますか。 ◆鈴木昇 委員 ええ。 ◎宇野妥 中央図書館長 区立の幼稚園、保育園のみでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 先ほど小坂委員からも話ありましたけれども、このまた、桃色の冊子の本や新聞を読むというところでいったらば、区立だけではなくて、私立の子供たちにもやはりしっかり本を読む環境というのはこれはもう子供にはひとしく、本当に本に触れてほしい、新聞を読んでほしい、もちろん、その家庭環境上、新聞購読がなかなか経済的に難しいという家ももちろんこれはあります。でも、物がなければ、なかなか新聞を読んだり、本を読んだりというのができないという状況をやはりつくってはいけないためには、これ図書館というのが物すごく重要なポイントになると思います。谷中も分室ありますけれども、子供たちが、本当にあそこのスペースのところで土日は親子でごろごろ転がりながらでも本を読みながらという、いい環境もつくってありますけれど、まだまだやはり子供たちが本に触れられる、読めるというのが環境としてはまだもっと工夫が必要なのかなと思います。  今、公立の幼稚園とか小学校では、本の貸し借りで中央図書館とできているけれども、私立などは今、そういう本の貸し借りというので、私立保育園と中央図書館だけではないけれども、図書館との本のやりとりというのかな、貸し借りというものはされているんですか。 ○委員長 中央図書館長。 ◎宇野妥 中央図書館長 今、団体貸し出しという制度がございまして、まとまった本を一定期間お貸しする制度がございます。最近、私立保育園なども、例えば30年度ですと8カ所ほどご利用いただいていて、合計で2,000冊ぐらいはお借りいただいているところでございます。 ○委員長 鈴木委員
    ◆鈴木昇 委員 本当に、本を読むというのは、もちろんICT化というのは一つの方向では必要なものだし、今、デジタルブックとかいうので私も見たことはありますけれども、やはり手に触れて、目で読んで、そして本というもののにおいも私は大事なものだと思うんです。やはり五感で楽しむというのが本で、これが新しい本のにおいだ、古い本のにおいだ、旧仮名字体だとかね、そういうのも含めて、やはりいろいろなのを読むという環境を整えていくというのが子供読書活動の推進のやはり礎になくてはならないものだと思いますので、ぜひ今後の計画を立てるに当たっては、子供たちが本を読む、本を借りられるという環境を充実した計画を立てていただきたいなと強く要望いたします。以上です。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件表にはございませんが、スポーツ振興課長から報告がありますので、ご聴取願います。 ◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 それでは、ラグビーのイベントについて、口頭にてご報告させていただきます。  現在、ラグビーワールドカップの開催に伴い、世界のラグビーファンのみならず、ラグビーのクラブチームに所属する選手も多く来日しております。今回、台東区ラグビーフットボール協会全面協力のもと、ニュージーランド、ウェールズ、カナダ、アメリカの選手が約100人、それに日本選手を加えたラガーマンたちがそれぞれグループとなり、区内の小・中学校12校を訪れまして、ラグビーのデモンストレーションや体験会、また英会話による交流会を行っていただきます。  実施日は10月15日火曜日、現在、学校との最終調整を行っており、詳細が決まり次第、すぐに全議員の皆様に情報を周知させていただきます。視察受け入れ校として3校を予定しておりますので、もしお時間がございましたら、ごらんいただければと思います。  報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  太田委員。 ◆太田雅久 委員 本当、大変なご努力だったと思います。協会の名誉会長と副会長がいる前で大変恐縮ですが、今、課長からお話出ましたけれどね、しっかりと予定を立てて、区民文教委員会の人はもちろんだけれど、各議員の先生方に、ただ、ぺらっと置くんではなくて、気持ちを伝えて、ぜひ来てもらうように、強く推進してもらいたいと、それだけお願いします。以上です。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 これ、本当にすごいことだなと思うんですよ。実際のところ、本当ね、確かに4年に1回のワールドカップではない、一生に1回のワールドカップなんですよね。うたい文句があって、本当、アイルランド戦に勝って、本当に今盛り上がっているということなどもあって、前回、4年前は南アフリカ戦に勝ってブライトンの奇跡と言われているんですけれど、もう今、奇跡ではなく、必然になりましたよね。力説してもしようがない。すみません、もう皆さん、知っていることなんで。  まず、このきっかけというか、こういう機会を得られるということはすごいことだと思うんですけれど、淡々と言っているんですけれど、何でできたんですか。できた経緯というか、こういう形で今回、ウェールズとか、ニュージーランドとか、オールブラックス来るんでしょう。これすごいことですよね。これは台東区以外も、台東区だけですか。 ○委員長 スポーツ振興課長。 ◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 今回実現できたのは、ラグビーフットボール協会から提案があったから実現したということでございます。  また、学校は台東区内の小・中学校12校に加えまして、荒川区では1校を予定しております。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 すごいですね。本当にそれは楽しみ。よろしくお願いします。以上です。 ○委員長 よろしいですか。  本当に、期間がもう短いんで、学校との連絡や打ち合わせ等、さまざまなこともたくさんあると思いますけれども、やはり子供たちにとって本当に夢のような体験だと思いますので、頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。  ただいまの報告については、ご了承願います。  理事者からの報告は、以上であります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で、本日予定されたものは、全て終了いたしました。  その他、ご発言がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、区民文教委員会を閉会いたします。           午後 0時15分閉会...