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令和 元年 6月交通対策・地区整備特別委員会−06月19日-01号

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  1. 台東区議会 2019-06-19
    令和 元年 6月交通対策・地区整備特別委員会−06月19日-01号


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    令和 元年 6月交通対策地区整備特別委員会−06月19日-01号令和 元年 6月交通対策地区整備特別委員会 交通対策地区整備特別委員会会議録 1 開会年月日   令和元年6月19日(水) 2 開会場所    議会第3会議室 3 出 席 者   委員長 青 鹿 公 男    副委員長 鈴 木   昇   (13人)   委員  岡 田 勇一郎    委員   田 中 宏 篤           委員  掛 川 暁 生    委員   中 村 謙治郎           委員  石 川 義 弘    委員    森 喜美子           委員  松 尾 伸 子    委員   早 川 太 郎           委員  河 野 純之佐    委員   小 菅 千保子           議長  石 塚   猛 4 欠 席 者   (0人) 5 委員外議員   (0人)
    6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎           技監                    西 野   仁           都市づくり部長               伴   宣 久           都市づくり部参事              前 田 幹 生           都市計画課長         (都市づくり部参事 事務取扱)           計画調整課長                寺 田   茂           地域整備第一課長              浦 里 健太郎           地域整備第二課長              植 野   譲           地域整備第三課長              遠 藤 成 之           土木担当部長                武 田 光 一           交通対策課長                石 川 洋 二 7 議会事務局   事務局長      石 野 壽 一           事務局次長     吉 本 由 紀           議事調査係長    松 江 勇 樹           議会担当係長    鈴 木   陽           書  記      諏 訪 ゆかり 8 案件 特定事件について  ◎審議調査事項   案件第1 交通対策及び地区整備について  ◎理事者報告事項都市づくり部】   1.浅草橋駅周辺まちづくり検討について                      ……………………………資料1 計画調整課長   2.東上野四・五丁目地区まちづくりについて                      ………………………資料2 地域整備第一課長 【土木担当】   1.台東区循環バス「めぐりん」の実証実験について                      ……………………………資料3 交通対策課長  ◎行政視察について           午前10時00分開会 ○委員長(青鹿公男) ただいまから、交通対策地区整備特別委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日は、正副委員長就任後、初の委員会ですので、一言ご挨拶申し上げます。  こちらの委員会につきましては、いろいろなことを今までも対応いただいておりますが、この後2年間もスピード感をもっていろいろなものを改善していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。 ○副委員長(鈴木昇)よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 おはようございます。よろしくお願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、本委員会所属理事者の紹介があります。  副区長。 ◎荒川聡一郎 副区長 本委員会の部長級の理事者をご紹介いたします。  技監、西野仁。都市づくり部長、伴宣久。都市づくり部参事都市計画課長事務取扱、前田幹生。土木担当部長、武田光一。以上でございます。 ○委員長 都市づくり部長。 ◎伴宣久 都市づくり部長 本委員会の都市づくり部の課長級の理事者をご紹介いたします。  計画調整課長、寺田茂。地域整備第一課長、浦里健太郎地域整備第二課長、植野譲。地域整備第三課長、遠藤成之。交通対策課長、石川洋二。以上でございます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日は、卓上マイクのスイッチを必ず押してから、ご発言願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、理事者の方に申し上げます。  所管の部の報告事項が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。  また、報告事項のない部についても、ご退席いただいて結構です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。  本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。  それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 案件第1、交通対策及び地区整備についてを議題といたします。  本件について、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。  初めに、浅草橋駅周辺まちづくり検討について、計画調整課長、報告願います。  計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 それでは、浅草橋駅周辺まちづくり検討につきまして、ご報告いたします。資料1をごらんください。  初めに、項番1、JR浅草橋駅のバリアフリー化に係る経緯でございます。平成28年3月に駅西口の改札階とホーム階を結ぶエレベーターが整備されましたが、利用者の多い駅東口のバリアフリー化に対する地元からの要望は依然として強く、本区は平成28年度に駅東口のバリアフリー化の可能性についての調査をいたしました。また、その調査結果を踏まえまして、昨年度、駅周辺のまちづくり基礎調査を実施したところでございます。  項番2、これまでの調査内容と判明した課題についてでございます。初めに、(1)平成28年度に行った駅東口のバリアフリー化の検討では、駅東口のエスカレーターを設置する場合や隣接する民地にエレベーターを独立して建てる場合の検討などを行いましたが、土地、建物の複雑な権利関係、用地取得に伴う負担などの問題が明らかとなりまして、現況の駅舎の敷地内で解決するということは非常に難しいとの結論に至ってございます。そのため駅東口のバリアフリー化につきましては、交通結節点としての公共交通利便性向上や地域の活性化、回遊性向上などの検討を一体的に進めるというまちづくりの視点で実現を目指すこととしまして、そのための基礎的な調査に取り組むことといたしました。  次に、(2)昨年度行いましたまちづくり基礎調査の内容でございます。@調査の対象地区でございますが、浅草橋駅東口を中心に、浅草橋1・2丁目、柳橋1・2丁目の4町丁目としてございます。  恐れ入ります、別紙1の浅草橋駅周辺まちづくり基礎調査の概要版の1ページをごらんください。こちらに調査対象地区の地図を掲載してございます。この赤い枠でくくった範囲でございます。また、下段には、本地区につきましては、このたび改定しました都市計画マスタープランにおきましても拠点性の向上、まちづくり課題解決などの必要性が高い地区としまして、まちづくり推進重点地区として位置づけられている場所でございます。  資料にお戻りいただきまして、次に、Aの主な調査項目でございます。まず、対象区域内の基礎データの収集・調査・整理としまして、上位計画位置づけ土地利用の状況を、次に、まちの現況調査としまして、人口動態や店舗等の分布状況を、それから、課題の整理としまして、各視点の課題を抽出しまして、まちづくりの方向性のたたきとなる案をお示ししてございます。  資料の裏面をごらんください。B基礎調査で明らかになった主な課題についてでございます。まず、浅草橋駅東口のバリアフリー整備が進んでいないため、交通結節点と利便性、快適性が高い状況ではないこと、次に、駅前にめぐりんやタクシーが停留する交通広場観光案内所がないため、来街者のスムーズな回遊に影響があること、それから、隅田川沿いの遊歩道「隅田川テラス」の入り口が目立たないことや、江戸通り東側柳橋地区の高架下には店舗が少なく、人通りが少ないこと、最後に、河川の景観の魅力向上を図るための整備がなされていないことなどが課題として上げられてございます。  次に、Cまちづくりの方向性でございます。恐れ入ります、先ほどの別紙1、基礎調査の概要版の3ページをお開きください。このたびの基礎調査で明らかになった課題を踏まえまして、今般の浅草橋駅周辺のまちづくりの方向性の案をこちらのページの下段に示してございます。  今回の基礎調査の結果としましては、総括的に周辺地域とのつながりを生むまちの空間整備により、来街者の町なかの回遊行動や滞在を促す必要があるとの結論を位置づけてございます。また、具体的なまちづくりの方向性につきましては、下段の枠の中、1番から4番にお示しのとおり、駅を利用したくなる交通結節点バリアフリー整備や駅前のにぎわい空間の整備などの四つの視点からの案を記載させていただいてございます。  恐れ入ります。また資料にお戻りいただきまして、項番3、今後の取り組みについてでございます。まず、(1)今年度の実施予定の内容でございますが、都市計画プランにおきまして、本地区がまちづくり推進重点地区位置づけられたことや、先ほどご説明しました基礎調査で示された課題等を踏まえまして、これらの課題を解決するための調査、また、地元関係者機運醸成、それから鉄道事業者などとの調整、そしてまちづくりの方向性の具体的な整理などを進めてまいりたいと考えてございます。  次に、(2)今後のスケジュール検討スケジュールでございます。昨年度の基礎調査で整理したまちづくりの方向性の案をベースとしまして、今年度の調査で地元の皆様のご意向を取り入れることにしまして、またそれに基づいて具体化をしまして、地元のまちづくり機運醸成を図っていきたいと考えてございます。また、来年度以降につきましては、地元の皆様との勉強会などを開催することによりまして、まちづくり協議会など、まちづくりを検討するための地元組織の設立に結びつけてまいりたいと考えてございます。そして、その暁には、地元の皆様とまちづくりの方向性を定め、具体的なまちづくりに向けたビジョン等のまちの将来像を検討していきたいと考えてございます。  項番4、補正予算額の案でございますが、歳出としまして396万円を計上させていただいてございます。  なお、別紙2には調査結果の詳細内容を記載した報告書の抜粋版、添付してございますので、後ほどごらんいただければと存じます。  説明は以上でございます。よろしくお願いします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 ご質問というよりも、本当にやっとここまでこぎつけてきたかなという印象です。平成12年に交通バリアフリー法ができて、平成13年から実はこの浅草橋のバリアフリー化というのは声を地域で上げています。我が党も陳情をさせていただいたり、取り組ませていただいたところですけれども、やはり駅舎の特殊な構造のため、また後からホームをつけたというさまざまな経緯があって、やはりほかの駅とは違う課題がたくさんある、そんなところが現実で、やっと今回、この協議会に向けてまちづくりの検討が始まるということですので、もうそこに大きく期待をして、本当に地域の方、浅草橋地域柳橋地域の皆さん、本当に浅草橋駅を利用しやすい駅にということで、もうそれは悲願になっています。  そういう中で、都営浅草線があって、羽田にも成田にも非常にアクセスのいい、ちょうど中間地点、またある意味では浅草の玄関口ということで、位置的にも価値のある地域だと思うんですね。そういう中で、やはりこの地元の組織、協議会を立ち上げるのもなかなか大変かとは思いますけれども、でも本当にまちの声を吸い上げていただいて、よりよいものをつくっていくためには、やはり多くの方にかかわっていただいて、いろいろな視点を持っていく中で初めて見えてくるし、動いてくるんではないかなというふうに期待をしておりますので、なかなか協議会を立ち上げるまでも大変かとは思いますけれども、本当にこつこつと地道に担当課長はお得意であると思いますので、そこに期待をして、本当にバリアフリーが一日も早く進むように願っております。  一つだけ伺いたいのが、必要な情報をこれから集めていくということなんですけれど、何か手法は考えていらっしゃるんでしょうか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 今回、基礎調査でお示ししているデータや方向性というのは、あくまでも区で持ち合わせるデータ、客観的なデータに基づいた方向性という形を示してございます。  今、一つここで課題となっているのは、地域の方のご意向、そこがまだ見えていない中の今回の報告でございます。そういったことから、まずは、浅草橋、この地域では当然住民の方、あと、事業者の方、あと来街者も相当来ていますので、こういった方がまちに対してどのような考えを持っているか、またどういった希望なり課題を持っているか、そういったところを受けとめて、それをまたこの今回の報告書で示した内容と精査をして、またそこで多分新たな課題が出てくると思います。そういった情報を仕入れないとまちづくりは進まないと思いますので、そういったところで今後力を入れていきたいとそのように考えてございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 何かこういう方法でやりますというようなのはあるんですか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 すみません、方法としましては、先ほどの住民の方、来街者、事業者、そういった方にアンケート調査、まずアンケート調査で広く情報を仕入れつつ、あとは個別に具体的にヒアリング等をしていきたいと、今年度考えてございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 大変だと思いますが、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 そのほか。  河野委員。 ◆河野純之佐 委員 浅草橋駅の件なんですが、私も南部の地域で活動させていただいている関係もありまして、もう20年ぐらい前からかな、やはりバリアフリーの関係で千葉支社に何度も地元の皆さんと陳情書を持ってね、お願いに行ったり、新宿の本社のほうにも行かせていただいて、それで先ほども報告があったように、平成28年、やっと西口のエレベーターが設置できたということで、徐々にではあるんですけれども、駅のバリアフリー化が進んでいるということで、それについては本当に努力に対して評価をしたいなというふうに思っております。  それで、まず、何点か質問させていただきたいんですが、バリアフリーで西口にエレベーターが設置できたということで、鉄道駅に関してのバリアフリーに関する法律の改正があったんではないかなと私、思うんですね。主たる駅だとバリアフリーの推進、そういうものがどんどん進んでいるんではないかなというふうに思うんですけれど、法律的な部分も含めて、今の現状の浅草橋の駅というのは、どういうような位置づけというか、法律に満たされているかどうかとか、その辺のことについてちょっとお伺いしたいんですが。
    ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 バリアフリー上、この浅草橋駅の位置づけでございますが、法律上は最低限のまず義務としまして、駅舎に対して一つのルートをバリアフリーで通路を整えるということがあります。それにつきましては、西口に28年にエレベーター設置をしていますんで、法的にはそこは満たしてございます。  ただ、さらに推奨するものとして、やはり駅舎というのは結構複雑な出入り口ありますので、アクセスが。そういったところで、複数ルートバリアフリーのルートを設けることが望ましいというような、そのような努力義務的なものがございまして、そこについて今後、この浅草橋駅についてはそういう解決、どのようにしていくかと、そういう課題を抱えているというふうに考えてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 今の浅草橋の駅というのは、都営浅草線の地下鉄との結束ということもあって、かなりやはり乗降客もふえていると思いますので、ぜひ法律にのっとったような形で、複数箇所でのバリアフリー化をぜひ私はやはりこれからも進めていっていただきたいなというふうに思っております。それについては、もうJRの見解というのはどういうような、今、意見なり意気込みなり、そういうものがあるのか聞きたいんですけれども。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 JRの千葉支社とはこれまで何度も区と協議を重ねてきていまして、私もこの課長に就任してから5月に入って、千葉支社にお話しに行きました。やはり東口の利用者というのは全体の7割、3割が西口、7割が東口の乗降客というか、利用されていますので、そういったことでバリアフリーというのは課題として認識はしてございます。  ただ、28年度の調査で、なかなか技術的に難しいところがございまして、こういったまちづくりの視点から今後検討していきたいというふうにこちらからもお話しさせていただきまして、今後、そういった協議しながら進めていこうという、今、そういった話はしてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 ぜひその辺も進めていっていただきたいなというふうに思っております。  それと、この浅草橋駅のまちづくりの視点でこれから進めていこうというのは大いに結構なことなんですが、浅草橋の駅の周辺には幾つかの、かなり商店とかあるんですが、あそこは商店街というようなそういうような組織もなくて、なかなかまち全体をまとめていこうというような機運がなかなか今までなかったわけなんですけれども、今後、どういうような団体及び、あとは地域を含めてやっていこうとするのか、その辺のちょっと構成の中身みたいなものがもしわかれば教えていただきたいんですが。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 まさに議員ご指摘の、住民の方は町会を通していろいろとそういった協力というのはなかなかしやすいと思うんですけれど、なかなかその事業者については、商店街、そういったものもない中で、どのようにこのまちに入っていこうかというのは今検討しているところでございます。一つの考えとしては、幾つかの事業者もいろいろな、幾つかの業種にカテゴリーが分かれますので、そういったところをその業種ごとに具体的にヒアリングをしながら、そういったまちづくりの活動にご協力いただけるかどうか、そういった話をこれからしていきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 観光連盟もありますし、町会の方たちも含めてぜひいい形で組織を、協議会をつくっていっていただきたいというふうに思っております。  もう1点は、駅周辺のまちづくりということになりますと、駅のバリアフリーだけを達成するという意味合いではなくて、駅全体のことも視野に入れながら、あと地域まちづくりということを考えると、浅草橋の駅のあの周辺を見ると、非常に狭隘な地域であったり、例えば工事をするのにもなかなか難しいような状況なので、例えばもう抜本的な提案なんですが、隅田川の上に駅舎をつくるぐらいな発想はどうかなと私、実は思っているんですけれど、川の上にああいう駅舎があるというのは、例えば法律的な部分で何か問題があるのかないのか、ちょっとその辺のことについてお伺いしたいんですが。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 河川の上の橋上の駅につきましては、河川法の占用許可、そこが一つポイントになろうかと思います。河川法の準則の中に占用許可基準というのがございまして、その中の占用施設の中に鉄道の橋梁というのがございます。その橋梁の中に駅が設置されたものを含むというような規定がございまして、その河川法の中ではそれは進言することは、可能性はあろうかと思います。実際、都内では、都営新宿線の旧中川にかかっている東大島という駅がございますが、それは多分そういった準則に基づいた形なのかなと思います。  ただ、そこに駅を持っていくとなると、いろいろと都営浅草線との接続がちょっと離れたりとか、お隣の両国の駅との距離感とか、そういったところは課題としてまた新たに出てくるのかなと思ってございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 私もいろいろとこの浅草橋の駅の周辺のことをずっと考えていくと、先ほどから言ったように、あの狭い中でこれからどのように展開したらいいのかなというふうにいろいろと考えあぐねていたんですよね。そんなことで私から突拍子もない提案かもわからないですけれども、一つにはそういうような駅をね、駅自体をどんと川の上にでも設置することによって、それで浅草橋駅エリアと両国エリアに回遊性ができるような、そういうような展開にもなると思いますし、例えば今言ったように、地下鉄とJRの駅が遠くなる。それは確かに遠くなるけれども、例えば地下道にしてね、動く歩道などをつけることによって広域的な活性化、そんなことも描けるんではないかなというふうに思っておりますので、これは私からの意見ということで聞いておいていただければありがたいと思います。 ○委員長 森委員。 ◆森喜美子 委員 一つお伺いしたいんですが、きのうも山形沖で大きな地震がございました。ここの江戸通りは交通のそういう意味では緊急輸送道路になっていて、そして、この浅草橋の駅というのも、私の記憶ではかなり古いなと。もちろん、耐震化などのそうした補強はされているとは思うんですが、そういう耐震性の面で、いや、ここどうなのかなというのが率直な疑問でございまして、その点、何かお感じになったことありますか、きのうの地震を受けて。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 この駅舎の建物につきましては、昭和38年に建築されているということで、築年数で51年以上たっているという建物でございます。  ただ、耐震の取り組みとしては、駅舎の補強工事を平成28年度に行っていまして、その耐震の基準というのはクリアしているというふうには私は認識してございます。  また、高架下のほうも今、高架のほうも耐震補強を今、随時行っていまして、まだもう少し時間はかかりますけれども、そちら、JRとしてもそういった取り組みをしているという状況でございます。 ○委員長 森委員。 ◆森喜美子 委員 まちづくりというのは、これは10年、20年かかる大きな仕事だと私も思っております。そういう意味では、まちの方々の合意だとかイメージづくりだとか、そういう基本的なことは地道にやっていかなくてはいけないだろうと思います。  しかし、ここはJRの駅舎という老朽化した駅舎と、それから、ここは国道ですよね、江戸通りはね。それで、さらにその下に都営地下鉄が走っているという構造から考えて、この駅舎をどうするのか、このままでいいのかどうなのかということも含めて、これは台東区だけのそうした地道な努力だけではなしに、JR、それから下を通っている都営地下鉄、あるいは国道、そうした総合的な観点から物事を進めていかないと、極めて小さな話になっていってしまうだろうと、そのように思っております。  そういう意味では、基本的な調査をしながら、そうした関係機関に働きかけていくということなしに、ここのまちづくりは進まないと思っているんですけれども、その辺のことはどのようにお考えでしょうか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 まさに委員ご指摘のとおり、ここの、まずまちづくりの大きな課題は駅舎のバリアフリーというのが大きい課題、それをまず解決しなくてはいけないというふうに考えてございます。平成29年には一度、JR、東京都と三者で協議をして、1回、そういった同じテーブルで協議しています。今回の、今年度の業務の中の、当然そこは重要な課題でございますので、また三者で協議をして、具体的にどういう駅舎のあり方、どういう整備か、具体的な検討をしていきたいと考えてございます。 ○委員長 森委員。 ◆森喜美子 委員 やはり駅舎の老朽化というのは一番のここはキーポイントになるのではないかと思います。そこにどうやって東京都だとか国だとか、いろいろな関係機関を巻き込んで地元との合意をなし遂げていくかということになろうかと思いますので、ぜひ早目にそうした機関との連携を密にとっていただきたいとお願いを申し上げておきます。以上です。 ○委員長 そのほか。  石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっと気になったことがあるんで。  実は、今、どこでもそうなんですが、駅舎のところへ行くとバリアフリーいう話があります。これバリアフリー法ということで、みんな歩きやすくしましょうよという話なんですが、私、主要駅のところでこのバリアフリーを突っ込んでいくことが果たしていいのかと思っています。というのは、やはり浅草にしても上野にしても、必要な駅はバリアフリーになって当たり前、そうではなくて、やはりあそこは1万人以上の人が乗りおりするわけですから、この1万人の人たちが乗りおりするのにどう利便性があるのかということであれば、これは逆に言うと、バリアフリーがあるかないかの話ではないんだと思います。  この辺を予算がとりやすいからバリアフリーの話をしていくということが一つありますが、根本的なところでは、やはりそこの人の流れだとかこういう話なんだと思うんですよ。下手にバリアフリーをつくってください、つくってくださいという話は今、森委員言ったように、早くできるかもしれない。ただ、できた後にこれを変えることというのは相当また大変になってしまうんではないかと思います。逆言うと、1年待ってでもいいから、やはり一つちゃんとしたルートができるということのほうが本来はまちづくりとしては必要なんではないかなというふうに私は考えているんですが、その辺どう思いますか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 確かにまちづくりの視点からいきますと、ある程度面的にそこの回遊、基盤のあり方、実際の建物のあり方、そういったところを整理をして、それで、では、そこにどういう拠点となるかとか、どういう出入り口が必要か、そういった方向性というのは示してまちづくりを進めていくというのがまず、それは基本だと思ってございます。  この浅草橋につきましては、直近の課題としては確かにバリアフリーというのはあるんですけれども、そこも当然重要な課題として認識しつつ、今回、報告したように、まちづくりの視点から、より使いやすい駅舎、そこにある程度の来街者が来て、たまりの空間、あといろいろな交通機関がございますので、タクシー、バス、そういったものがもっと合理的に使える、使いやすいまち、そういったところを視点に今後、検討していきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ぜひバリアフリーに特化した形ではなくて、全体的な中で話していただきたいと……           (「総合的にだね」と呼ぶ者あり) ◆石川義弘 委員 いうふうに思いますんで、よろしくお願いします。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 今、総合的にということでお話ありました。それはもう本当に当初から総合的にやっていただいていると、私は認識をしております。  それと、もう一つ、バリアフリーということで今石川委員もおっしゃいましたけれども、やはりそのバリアフリーの考え方の中にハード面だけの整備、もちろん目に見える形でのハード面の整備のバリアフリーが一番ありがたいんですが、ただ、現実問題として今この浅草橋は今、これから協議会を立ち上げる、それをまた協議を開始していくということで、恐らく5年でできれば本当にいいなという、5年以上かかるかもしれないなというふうに思っております。  そういう中で、今、10年とおっしゃいましたけれど、確かにそのぐらいかかるかもしれません。ただ、ただですね、現実にやはりこの地域の方が困っている、生活の足として困っている。私たちも、ちょっと個人的な話になりますけれど、やはりエレベーターがないために秋葉原までタクシーで行って乗るというようなことも実際、高齢者を抱えている家庭ではあります。また、障害のある方の家庭ではあります。でも、おかげさまで、28年にここにエレベーターができましたので、大分その辺は改善されたなというふうに実感はしております。  ただ、今これから数年かかるかもしれない、10年かかるかもしれない、そのバリアフリーに対して、きょう困っているんですよね。そこで、一つの考え方として、やはりソフト面でのバリアフリーのやり方というのもあると思うんです。例えば、お伊勢さんのところが、私たちも視察行ってまいりましたけれども、あそこの石畳の砂利の中を当然車椅子は押せないわけです。だけれども、そういうときにきちんとその方々を受け入れて、ソフト面でのバリアフリーをされて、障害のある方もともにお伊勢参りを本当に楽しむという言い方は失礼かもしれませんが、お伊勢参りをしていただく。そんなこともやっていらっしゃいますので、この検討会を立ち上げるということも大事なんですが、そこに向かうまでのプロセスとして、ぜひまたそういうソフト面でのバリアフリーという考え方をまずは、JRでもボタンを押せば職員が出てきてくれて、持ってくださったり、昇降機もついていますけれども、やはりそれだけではなくて、なかなかやはりボタンを押すというのは勇気が要るんですよね。だから、その辺でもう少し、下で体制がとりやすいような形をとっていただくとか、やはりその辺のことを具体的にはまずJRに申し入れをしていただければありがたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 よろしいですか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、東上野四・五丁目地区まちづくりについて、地域整備第一課長、報告願います。 ◎浦里健太郎 地域整備第一課長 それでは、都市づくり部2、東上野四・五丁目地区まちづくりについて、ご報告いたします。資料2をごらんください。  項番1、経緯は記載のとおりでございます。  項番2、地区計画についてです。恐れ入りますが、別紙をごらんください。地区計画の概要でございます。1ページには左に目標として、本地区の現況や特徴、ガイドラインに沿って公共公益施設の再編や大規模な敷地の機能更新などに合わせた段階的なまちづくりを進めていくことを記載してございます。  右に土地利用方針として、区域をA地区とB地区に区分し、A地区は公共公益施設の更新・再編の検討を行うゾーン、B地区は居住環境と商業業務機能が調和した土地利用を誘導するなど、それぞれの方針を記載してございます。  恐れ入りますが、裏面をごらんください。左側には、地区施設や建築物等の整備の方針、そして地区整備計画では、位置と面積、地区施設の配置及び規模をそれぞれ記載しています。また、右側の上には、建築物等に関する事項として、用途の制限を記載しています。性風俗関連特殊営業の用に供する建築物や倉庫業を営む倉庫などを制限いたします。また、A−1地区とA−2地区の1階部分、A−3地区の昭和通り、浅草通りに面する1階部分で住宅などの用に供する建築物の用途を制限します。  恐れ入りますが、別紙3ページをごらんください。資料上段は、土地利用方針です。区役所周辺のA地区全体では、公共公益施設の再編に合わせ、区民が集い、交流する機能の強化を図るとともに、避難、救援等の機能の確保を図る方針です。また、区役所西側の道路などの沿道では、歩道上空地の整備や建築物の壁面後退等により、歩行空間の拡充、快適化を図る方針です。青色部分のA−1地区では、土地の有効利用やエントランスにふさわしい公共空間の整備を図る方針です。赤色部分のA−2地区では、公共公益施設の再編等を図る方針です。オレンジ色部分のA−3地区のうち、昭和通り、浅草通り沿道では、にぎわいある空間や安全安心な歩行空間の連続性の確保を図る方針です。次に、黄色部分のB地区では、住宅、商業、業務機能の共存などを図る方針です。  資料の下段は、地区施設及び壁面の位置の制限をお示ししております。区画道路は安全で快適な道路空間を確保するため、地区施設として定めます。青色部分、区1のうち、旧下谷小学校西側の道路は、現行の6メートルを10メートルに拡幅し、紫色部分、区2は8メートルを10メートルに拡幅する計画です。次に、黄色部分、区3は、区画道路1号から2号を経由して浅草通りまで連続したものとするため、地区施設として定めます。次に、壁面の位置は歩行空間の拡充及び快適化を図るため、制限を定めます。緑色の点線の1号壁面線は区画道路1号及び2号の道路境界から2メートル、黄緑色の点線の2号壁面線は道路境界から4メートルに、それぞれ定めます。  恐れ入りますが、最初の資料にお戻りください。項番2、地区計画の(1)案の縦覧・意見書受け付けは記載のとおりでございます。  (2)都市計画審議会です。本年3月20日の審議会で承認する旨の答申をいただきました。また、附帯事項として、記載のとおりご意見をいただきました。  (3)3月22日に都市計画決定・告示をいたしました。  (4)条例改正です。本地区計画で定めた建築物の用途の制限や壁面の位置の制限を建築確認申請の審査対象とするため、東京都台東区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の改正案をあす開会の産業建設委員会でご審議いただきます。  項番3、まちづくりの実現に向けた取り組みです。(1)旧下谷小街区です。公共公益施設の再編などの方針の実現に向けて、上野警察署の移転を想定し、警視庁と協議を進めてまいります。  (2)エントランス街区です。業務、商業などの機能を誘導するほか、地区のエントランスにふさわしい公共空間の整備に向けて、関係地権者とまちづくりの情報を共有しつつ、機運醸成を図ってまいります。  項番4、今後のスケジュールです。警視庁との協議を深度化してまいります。  ご説明が長くなり恐縮です。どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  田中委員。 ◆田中宏篤 委員 すみません、ちょっと過去の経緯の部分で、自分、初選出なので大変恐縮なんですけれど、自分の中で一応ここの説明会、7月下旬に1回行って12月までの中で説明会2回行って、縦覧を1回行っているという認識でいるんですけれども、これで説明に関しては今までの流れというのは間違いないでしょうか。 ○委員長 地域整備第一課長。 ◎浦里健太郎 地域整備第一課長 委員おっしゃるとおりでございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 この中で、初め、いろいろなうわさでは出ていたと思うんですけれども、公式的に上野警察の移転を想定するというのは、多分この場が初めてという認識なんですけれども、それで間違っていないですか。 ○委員長 地域整備第一課長。 ◎浦里健太郎 地域整備第一課長 これまで、委員会の中で上野警察署についてはどうなっているんだといったご指摘をいただいてお答えさせていただいた場面がございました。本日、こちらから資料としてこういった記載をして報告するというのは初めてでございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 こちら、警視庁との協議が6月下旬からということなんですけれども、この上野警察をこちらに持ってくるという部分についての、今後、地元への正式な説明というか、通知、お知らせというのはどのような形でしていく予定でしょうか。 ○委員長 地域整備第一課長。 ◎浦里健太郎 地域整備第一課長 今後、まちづくりの情報を必要に応じて皆様と共有させていただきたいと思っておりまして、これまでも地区計画の策定やそういうときに合わせまして、説明会以外でも個別に回らせていただいたりしておりますので、その都度、必要な情報を皆様と共有させていただきたいと考えてございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ありがとうございます。議事録読ませていただいて、12月の特別委員会で木下委員からご指摘あったと思うんですけれども、具体的になったときにその都市計画策定の段階では出ていなかった声が、具体的に、では、ここに何が建つというのがわかってから多分いろいろ出てくる部分あろうかと思いますので、今までの経緯を見ていますと、非常に丁寧に地元の方へのご説明等をされているというふうに私自身認識しておりますので、特に、下谷小学校跡地の部分については審議会の中で附帯事項で出ていますけれど、今後、変な話、うちの会派の中でもこの捉え方について温度感の違いがあったりという部分がある中で、非常にこういったことをいろいろな意見がある中で進めていくというのは非常に大変だと思うんですけれども、恐らく重要になってくるのは、地元への都度都度の丁寧なご説明等だと思いますので、では、これ、この附帯事項をでは、どのレベル感で守れるかというのは、恐らく今後警視庁との協議の中で、警視庁もその建物の使い勝手の部分とかあって、どこまで努められるかというところというのは難しいところがあると思うんですけれども、今後もぜひ丁寧に説明していただいて、自信を持って進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長 そのほかないですか。  森委員。 ◆森喜美子 委員 ここで初めて警視庁との協議という言葉が出てきたんですが、警察署があちらに新しくつくられるということだと思うんですけれど、警視庁との協議については、例えば下谷警察署も仮移転をしてあちらにつくったんだけれど、非常に時間がかかるんですよね。普通、常識的にいって、こんなに時間かかるのかしらと、私などはちょっと疑問なんですが、やはりこういう、特に上野の場合は非常に人も多く集まる地域でもありますし、あまり建設に時間がかかるというのは、今の時代、考えられないんだけれど、これもう少し下谷警察レベルのやり方ではなくて、もう少しきちんと建築ができるようなやり方、それをもう申し入れてほしいなと思うんですが、そういう今までの体験を踏まえて、これから先も同じでいいのかどうなのか、区の考え方はどうなんですか。 ○委員長 地域整備第一課長。 ◎浦里健太郎 地域整備第一課長 今、委員おっしゃったとおりの私も同様の認識をしてございます。これまでも地区計画というルールをつくるに当たって、土地利用方針やこの内容について協議をさせていただいたと。大体聞いていますと、設計とその工事で都合6年程度というふうに聞いてございます。また、新下谷警察ですと、着工が28年の7月で、ことしの秋末ぐらいということで、やはり3年ぐらいはかかっているという現状ございます。  我々も今後、本格的に敷地の分割であったり、スケジュール感であったり、そういったことを協議してある程度のお約束をした上で進めていきたいというふうに考えておりますので、委員おっしゃる点も肝に銘じて、協議をして進めてまいりたいと思います。 ◆森喜美子 委員 よろしくお願いします。 ○委員長 そのほかありますか。  石川委員。 ◆石川義弘 委員 ここの東上野四丁目、五丁目、浦里さんにはすごい努力していただいてやっと本当にここまでまとまってきたのかなというふうに思って、ご苦労さんと言っておきたいなというふうに思います。  これからも浅草橋も含めてまちづくりがどんどん進んでいきます。上野の話を聞いたときに、一番私が難しかったと思ったのは、実は代替地関係だと思っています。個人のところを移転させていくということに相当な時間と交渉がかかっているような気がしています。これから浅草橋もやるにしても、やはり広いこの土地がなくなった以上は、やはりどっかにそういう代替地が必要になったり、駅舎との連絡通路をどこにとっていくのかという問題が起こったときに、ここでなくてはだめだという数字というのは必ず出てきます。これまちづくりだから、やはりしようがないと思うんです。  ただ、ここでなければだめだから、ここよこせと言って、これが本当にスムーズに進むのかなというと、こういうことというのは、私は土地に関してはあり得ないと思っています。そういう意味では、交渉期間が長ければ長いほど、ある程度ここが必要だからこれを買うんだというやり方というのは、ちょっと厳しいのかなというふうに思っていますので、やはり余裕を持ってある程度買っておくと。ある程度敷地としてその付近に用意をしておくということがなければ、実はこの辺が一番スムーズにいかないのではないかなというふうに思っていますんで、この辺は誰に聞けばいいかわからないですが、土地の購入に関してどのように考えているのか。 ○委員長 都市計画課長
    ◎前田幹生 都市計画課長 用地の取得につきましては、なかなか都市づくり部のほうでお答えするというのは非常に厳しいところもあるんですけれども、やはりまちづくりを進める上では、そうした、やはり委員ご指摘のとおり、用地の確保というのは非常にいろいろな施設の再編ですとか、そうしたことを進めていく上では重要なポイントになってくるというのは重々承知をしているところでございます。  そういったまちづくり都市計画マスタープランも新たに定めておりますので、このまちづくりを進めていく上で必要な敷地等の確保については、その敷地等の取得を担当しているセクションとのしっかり連携をとりながら、必要な用地については確保をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 まちづくりだけではなくて、やはりいろいろなことを聞くとあったらいいねいう話というのは、多々いろいろな部署から出てきています。実は、どうしてもこれを使う方針がないと買えないということも聞いています。  ただ、現実問題とすると、災害のことを考えたり、それからそこの仮設住宅のことを考えたりすると、やはり台東区内というのはそういうものが少ないのかなというふうに思っていますので、ぜひ、ある程度余裕を持って買っておくという必要は片方であるのかなと。バブルがあって潰れたということもありますんで、慎重に買わなくてはいけないというのは片方でありますが、やはり買っておく必要性があるということもあると思いますので、この辺、ぜひ検討していただけるといいなというふうに思っていますので、要望しておきます。 ○委員長 はい、要望で。  鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 一、二点お伺いしますけれども、この東上野四・五丁目のまちづくりに当たっての地権者の数、教えていただきたいんです。企業系が何件とか、あと個人名義が何件とか、あったら教えてください。 ○委員長 地域整備第一課長。 ◎浦里健太郎 地域整備第一課長 都市計画法第16条のときに皆様に説明会のご案内をさせていただいております。そのときの件数ですが、土地建物をお持ちの方は586人でございます。うち、法人の方は約60名という状況でございます。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 法人60ですか。そういう意味では、地権者は520を超えて個人地権者がいますので、その点でちょっとお伺いをしていきたいんですけれども、この再編で大きく再編されるのはA−1地区だと私自身認識はしているんですけれども、これから再編をしていくに当たって、地権者へいずれかのタイミングでこういう状況がありますので、ここの土地を出て、一旦別に転居していただきたいという説明をしていくと思うんですけれども、その辺でもう予定ありきで、もうお尻がいつだからもういついつまでに出ていってくださいねというようなやり方をしないと思いますけれども、その点はどうでしょうか。 ○委員長 地域整備第一課長。 ◎浦里健太郎 地域整備第一課長 こういった大勢の地権者がいらっしゃる地区でございます。今後、A地区のA−1地区、いわゆるエントランス街区といったところでのまちづくり機運醸成が今後課題になってございます。これまでも勉強会を通じて地権者の方に通知を申し上げ、説明をさせていただいておりますので、今後もこういった機会を捉えて、議会の情報やまちづくりの動きというものを皆様にお知らせし、また、皆様の不安とかそういったものをこちらでお答えしていくといったことで、機運を高めていきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 そういう意味では、一人一人の個人地権者に対しての説明と対応、しっかりやっていただきたい。とにかく地上げ屋ではないんですから、もう出ていけというのはないようにしていただきたい。よろしくお願いいたします。 ○委員長 よろしいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、台東区循環バス「めぐりん」の実証実験について、交通対策課長、報告願います。 ◎石川洋二 交通対策課長 それでは、ご説明いたします。資料3をごらんください。  項番の1、実証実験の現状です。恐れ入りますが、別紙1をあわせてごらんください。(1)運行状況です。北めぐりん(浅草回り)はオレンジ色点線のとおり、北部地域から直接台東病院に向かっていたルートをダイヤ乱れの緩和のため、北部地域から三ノ輪駅を経由し、台東病院に向かう1周所要時間にゆとりを持たせたルートに変更したことにより、おおむねダイヤどおりに運行できております。  南めぐりんは、緑色の点線のとおり、柳橋地区への延伸と台東区役所を起点とした8の字ルート変更を行いましたが、こちらもダイヤどおりに運行されております。  一方、東西めぐりんは茶色の点線のとおり、上野公園経由と根岸経由の交互運行、日医大病院方面へのルート変更を行いましたが、行楽シーズンにおける来街者の増加などにより上野公園周辺などで道路混雑が生じており、午後を中心にダイヤの乱れが発生しております。  (2)利用者からの意見です。北めぐりんの浅草回り・根岸回り、南めぐりんについてはおおむねよい評価をいただいております。一方、東西めぐりんにつきましては、高低差のある谷中地域において、坂上にお住まいの高齢者などにより、三崎坂上り運行を再開してほしいとの意見をいただいております。  項番の2、東西めぐりんのルート変更です。恐れ入ります、別紙2をあわせてごらんください。(1)変更目的です。主要な病院への通院利便性向上など本実証実験の目的を維持しながら、高低差のある谷中地域において高齢者などの移動に対応するため、実施するものでございます。  (2)変更内容(案)でございます。現在、休止しております東西めぐりんの三崎坂上りルートの一部を再開し、濃い色の実線のとおり、上野公園経由は三崎坂往復ルートに、茶色の実線のとおり、根岸経由は現行と同様、日医大附属病院回りのルートとして運行いたします。  (3)変更時期でございます。本年8月から9月ごろの開始を目指しております。  項番の3、今後の予定です。本年6月24日に地域公共交通会議を開催し、内容を報告した後、7月より区民や来街者に周知してまいりたいと考えております。  なお、変更後の状況については、適宜委員会にご報告してまいります。  説明は以上でございます。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  早川委員。 ◆早川太郎 委員 交通対策、初めて委員会に入らせていただくので、ちょっと基本的なことも含めて2点質問させていただきたいなと思っているんですけれど、先ほど来というか、理事者からいろいろ実証実験で北めぐりんも三ノ輪経由、途中で変えたりとかして台東病院通るようになって、2パターンになってすごく便利になったりとか、南めぐりんに関しても柳橋分院を含めて柳橋方面通って、ある種便利になったりとか、ただ、便利になった人もいれば不便になった人もいるんだろうと思っていて、今回、そういう声を受けて当然めぐりんのルート変更というのが報告されているんだと思っているんですけれど、今までも実証実験いろいろと行われて、第4回定例会で今言っていたような変更があったりとかしていたんですけれど、この別紙1にそれぞれの実証実験、北めぐりん、南めぐりん、東西めぐりんの実証実験の目的みたいなことが書いてあるんですけれど、これ本当にそもそもの質問で申しわけないんですが、実証実験を最初始めようとしたときの目的というのは何だったのか、ちょっと改めて教えてほしいんですけれど。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 平成30年第1回定例会、交通対策地区整備特別委員会において、めぐりんの運行の見直しの基本的な考え方を当委員会にご報告しております。  内容でございますけれども、まず、基本理念としましては、区内の交通機能の充実を図り、区民や来街者の移動を支援するとともに、誰もが気楽に便利に愛着を持って利用できるようにするとしております。  見直しの視点でございますけれども、まず、区民の目線におきましては、高齢者等の通院や買い物などの外出時の利便性向上、利用に当たっての不安やストレスの解消をするための定時運行の確保。来街者目線でいきますと、観光名所をスムーズに回れるようにするための回遊性の向上、安心、快適に移動できるようにするための利用しやすさの向上。区全体の視点としまして、地域の活性化、交通基盤の充実、事業費の抑制を図るとしております。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 今、そもそも論をお話聞いたんですけれど、高齢者の通院の確保という意味で、それこそ実証実験含めていろいろめぐりんのルートを、ぐるーりめぐりんもできたことによって、いろいろな病院が、区内のいろいろな方々が行きやすくなったというのが前に比べてあったんだと思います。  それで、前回の実証実験の中で、日医大も通れるようなルートの実証実験をしていて、実は、北部のほうの方々、日医大に通っている方というのは結構いて、ここの実証実験できたことによって、めぐりん使って行けるようになったということだったと思うんですね。ただ、そうはいっても20分間隔の東西めぐりんの中で両方向になっているので、行きはそれこそ40分間隔。ただ、今回の変更がなければ20分間隔だったのが今回の変更で帰り、上野のほう、区役所のほうに来るやつが40分間隔になってしまうということなのかなと。やはり1時間に1本ぐらいだとなかなかちょっと不便だなと思っていて、だからといって、年間2億ぐらい、めぐりんはかかっていますから、なかなかそうはいっても増便するというのもなかなか厳しいのかなとは思っています。  今回の三崎坂の上りルートというのも、それは地元の方々からしてみれば、下りだけあって上りがなくなるというのは結構きついというのも思うし、だから、そういう意味ではもっともな声で、この変更とかいうのは全然いいことだと思っているんですけれど、やはり日医大を含めて区内全域の方々から経由して行けるというのは、もうちょっとふやしてもらえるとありがたいかなと、利便性も上がってくるかな。その辺、実証実験中でもあるので、その辺をどう両方を共存させていくかというのはなかなか難しい問題だなというのは十分わかっているんですけれど、やはり今後の台東区の交通対策でアイデアマンの石川課長ですから、その辺、何かいいアイデアとかを今後出していただけるのかなとも期待していまして、その辺、何とか考えてほしいなという要望が1点。  さらに、この別紙1見ていただいてもわかるんですが、かなり今回の実証実験やっていることによって、ルートがすごく複雑になってきていて、なかなか利用している方々もどのルートをどう使っていいかとかいうのがわかりにくくなっている。さらに、そのルートが複雑化したことによって、めぐりんの時刻表はあるんですけれど、連結も視野に入れてなので、時刻表全体出ているんで、小さくなってしまって結構わかりにくいという部分もあって、その辺の対応についてもきっと何か考えていらっしゃるんだなと思っているんですが、その辺はどうなんでしょうかね。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 社会実験開始後、やはりそのようなご意見を多数聞いております。そんな中で、やはり目的地まで最適なルートを検索できるというところでは、企業名はお話しできませんけれど、地図アプリの事業者と今年度末に運用が開始できるかどうかも含めて今、検討をしているところでございます。  なお、今、今回ルートを変更することによって、根岸ルートと公園の中を通るルート、そこがまた逆に帰ってくるルートがまた二つに分かれてしまうというところでは、そこのやはりわかりやすさを少し出していかなければいけないだろうなということでは、まず、車体の側面板のところに電光掲示板があるんですけれども、そちらでの徹底と、あと車内放送の改善、それから停車時の運転士のアナウンス、それからやはり運転士が一番道を聞かれますので、そこで丁寧な対応をしていけるように、今は改善を図る予定でございます。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 その辺もしっかり対応していってくれるのかなと。なおかつ、地図アプリ、会社名言えませんがという話だったんですが、その地図アプリに本当に今秋、秋ですか。うまくできたらすごく便利になるんだろうなと思っていて、私も例えば知らない土地とかに行ったときに、どこか目的地があった場合、その地図アプリにぴっと入れると、幾つかのパターンの交通機関を含めてこういうルートがあるんですと出てきて、すごく便利に使えているんですね。そういう方というのはすごく多いんではないかと思っていて、それが本当に便利になるし、例えば区民の方々もそれがうまいことできれば、区内でどこ行くときに、めぐりんが早いのか、そうではないのかというのもわかるので、ある種、こういう形で行けばというのが一目瞭然になるので、使い勝手もすごくよくなるんだと思うんですが、逆にこれは区民の方だけではなくて、来街者の方々にとってもむちゃくちゃ便利な形になるので、そうなると、来街者の方々の、いいことなんですけれど、利用がすごくふえてくる可能性があると。そうなったときに、逆に、来街者がふえ過ぎてしまって、区民の方が乗りたいときに乗れなくなってしまうということも場合によってはあり得てしまう可能性もあって、なかなか難しい問題だと思うんですが、ちょっとその辺も頭の中に入れながらやっていただきたいなということだけ申し述べておきます。以上です。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 この今回のめぐりんの実証実験について、北めぐりん、南めぐりんに関しましては、本当に改善、さまざまされていくだろうということで、地域の皆様からも喜んでいただいているというお声を伺っていると聞いていますけれども、東西めぐりんに関しまして、やはり先ほどからもお話ありましたけれども、病院めぐりんということで通院の利便性を図るという実証実験の目的でございますけれども、それも大変重要な区内の、区民の皆様にとっては大切な足でございまして、さまざま今お話があったように、これからも改善していただきたいと思うんですけれども、やはり谷中地域の皆様にとりましては、特に住民の皆様が本当に三崎坂下から戻ってこないという、その点が本当に皆様の生活の足を突然奪ってしまうような形になって、本当に大変ご心配をおかけしたということも事実でございまして、この点に関しまして、私自身も本当に一日も早く戻るような経路が何とか進まないかなというふうにも思っておりました。  今回、変更時期、早めていただけるようなお話も伺っていますので、本当によかったなと思っているんですが、一日のこの三崎坂の往復のルートに関しまして、実際、ご利用していただいている方たちにとって、実感として一日にどのぐらいの便が戻ってくる間隔になるんでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 今現在、平日でいきますと、谷中に行っているルートにつきましては今38便走っていますので、その半分ということで約19便が戻ってくるイメージでございます。休日については、43便、ちょっと奇数ですので、それが22なのか21なのかは今後ダイヤを決めていく中で決まってくるものと思われます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 これだけ戻ってくるということは、大変に地域の皆様、本当に助かると思います。これがお盆の時期もございますので、やはりお墓参り等も大変客数もふえてくると思いますし、来街者もふえてくるということで、ぜひ一日も早くその変更がなされることを希望いたします、要望いたします。  また、特にこれまで谷中地域というのは本当に坂の上と下と、本当に回遊していただく、また高齢者のひとり暮らしの方がお買い物するにしても大変不便な地域でございまして、買い物難民というものが台東区の中でも本当に起こっているという、そういう地域でございますので、皆様の地域からもご意見がさまざま出ているかと思います。大名時計の横の急な坂をどうするかとか、通せるのかとか、谷中防災コミュニティセンターの前の通りや朝倉彫塑館の前の通りがめぐりん通せないのかというようなご要望、そのほかもたくさん細かくご意見等出て、私も伺っているところでございますが、その辺の実際問題、通せるのかという可能性としてはいかがなんでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 今回のルート変更につきましては、これまで区長ふれあい懇談会等で区長にさまざまなご意見をいただいてきたところとか、いろいろなご意見をいただいた中では、やはり大名時計のところについても朝倉彫塑館の通りについても、我々の中では検討してまいりました。やはり、残念なことに道路が広くない。コミュニティバスを通すにつきましては、やはり安全が最優先になりますので、そういった視点から、やはり警視庁さんのほうでそこについては難しいというよりは無理だというふうなご意見もいただいているところでございます。  また、やはり大名時計までは行かないにしても、ちょっと個人であれなんですが、澤の屋さんのところを右折するというルートも検討はさせていただいたんですが、やはりあれ一方通行で、逆行なもんですから、そこも我々のほうで警視庁さんに再三再四お願いに行ってまいったんですが、そこも絶対だめだという中で、今回のルートを決めさせていただいたものでございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 わかりました。そういうさまざまな道が通れないというその状況等も、交通の部分で警察さんとの兼ね合いですとか、また、谷中の景観的には本当に高い建物がなくて、全体が低い状態の中で、めぐりん自体もやはり高さがありますし、大きい、あのめぐりんでも大きく感じるというまちの景観でございますので、やはり、今後ですけれども、私自身もずっと考えておりまして、谷中の地域、やはり来街者が下も上も回遊していただく、特に朝倉彫塑館の通りや谷中防災コミュニティセンターの前の通りもゆっくり歩いていただく。新しい、たくさんお店ができているので、本当に休憩しながら歩いていただいて、もうぜひ谷中を本当に満喫していただきたいなという思いがありますし、また、先ほどから申し上げている高齢者の皆様の今後、どんどん高齢者の皆様がふえていくわけですし、お買い物、通院ということで本当にさまざま不便とご不安がございますので、私も一緒にちょっと考えていきますので、ぜひ新たな交通の可能性というものも模索していきながら、本当に一緒にちょっと谷中地域回遊できるような、ゆっくりと歩いていただける、そういうゆっくりとした交通機関の模索を今後一緒にやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。要望として申し上げます。 ○委員長 中村委員。 ◆中村謙治郎 委員 私もこの初めての定例会で交通対策地区整備特別委員会に初めて出させていただいたので、変更ルートするに当たってのまず、経緯をちょっとお聞きしたいなというふうに思っております。具体的には、その地域の方々、どの地域のエリアの方々にヒアリングをして、どういった方々にどのぐらいの人数、どのぐらいの期間ヒアリングをしてこの変更のルートをするに至ったのかということをまずお聞きしたいと思います。  私も地元、谷中の方からのご意見というのが非常に多く届いている中で、圧倒的に便利に感じている方々というのは余り意見を申さないと思うんですけれども、やはり不便に、便利だったものが不便になったという声はすごく大になって私にも届いてきております。  そんな中で、先ほど早川委員からも松尾委員からもありましたので、三崎坂を上る、おりてからまた戻ってくるというルートを、もう当然、今までと同じ数にしてほしいという意見がもちろん地元の意見として現実として今ございます。私がちょっと懸念しているのは、きのうもちょうど実家の前のバス停なんですけれども、ある地元の方が立っていらっしゃって、おはようございます、どうしたんですかと言ったら、もう20分来ないと言うんですね。やはり東西めぐりん、本当にダイヤの乱れが目立っていて、年々観光バスもふえてきて、私の池之端とか谷中エリアのバスは本当におくれるようになったなというふうに痛感しているんです。  その辺のダイヤの乱れの解消を今後どのように考えられて、どういった対策があるのかとか、例えば、あと地元の方のこれもご意見なんですけれども、東西めぐりんを東と西に二つに分けられないのかとか、今、1周80分のものを40分、40分にして2台ずつにするということは可能なのかとか、谷中の方々がそのまま浅草に行かれる方の利用者数、ちょっと私わかりかねますが、実際、どのぐらい多いのかなというところもちょっと疑問に思ったりもします。  そしたら、谷中エリアは谷中エリアだけで運行するようなめぐりんが、西めぐりんというのがあってもいいのかなというのも実際に考えたりしますし、その辺も含めて、東西めぐりんのダイヤの乱れの解消、また、これからそのルートの、三崎坂のルートを戻すということをちょっとお考えなのか、お聞きしたいと思います。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 まず、今回のルートの選定につきましては、平成28年にこれはめぐりん全体的に乗降調査、例えばどこの停留所でどれだけ乗ったのか、おりたのか、そういったものを3カ月間実施させていただいております。その乗降状況をもとに、これは区全体の問題ですので、区全体に無作為抽出でアンケートを実施しております。そちらの中で、いろいろな意見を吸い上げながら今回のルートを決めてきたというふうになって、2点目が東西のおくれについてでございますけれど、本当にこれは大変申しわけない状況が続いていると思っております。  こちらにつきましては、言いわけめいたことを言うのもなんなんですけれども、やはりスムーズな乗降ができていないとか、そういった状況も踏まえて、ある程度スムーズな乗降ができるものを前提にダイヤを組み上げてきましたので、そこでのひずみが出て、今の現状の。1周、やはり2分から3分、今はおくれているということで、午後の便になるとそれが積み上がってしまうといって、現状とすれば30分強のおくれが出てしまっているといったところです。  今回のルート改正に伴って、そこについては今、運行事業者と協議を重ねておりまして、そこの部分について、改善する方向で今取り組んでおりますので、これが8月か9月か、戻ったときに、そこをまず、またそこの実験という形の中で入れさせていただきたいと思います。  続いて、東西を分けられるかという話でございますけれども、もともと北めぐりんも根岸と浅草が一緒に走っていた。やはり先ほど言った乗降調査をやった結果、あそこについては1対3、要は、根岸のほうが1に対して浅草が3という使われ方をしていたので、そもそも根岸と浅草を行っている人も、今、委員ご指摘のとおり、余り多くないという実態もわかりましたので、それで社会実験として分断してやってみようといったところ、逆に根岸のほうが薄くなったにもかかわらず、余りご不満の声が上がってこないといったところもありましたので、そこは今後の考え方、当然、今、浅草と谷中がつながっているのかというと、ほかのめぐりんと比べて東西めぐりんについては観光客も少し乗っておりますので、その人たちのことも少し考えながら、進めていかないといけないのかな。  ただ、やはり全体としては、我々としては区民の足として確保していきたいという考え方を持っておりますので、そこの部分については、まだまだこれからの課題だとは認識しております。 ○委員長 中村委員。 ◆中村謙治郎 委員 ありがとうございます。そういった乗降調査をされるというのは非常に大切だと思いますし、これからも続けていただきたいと思うんですけれども、その乗降調査以外にでもこれからもしルートの変更をする検討をするに当たっては、できればもっともっと地域、地元住民の方々のヒアリングを含めて、皆様のご意見をぜひとも聞いていただきたいなというふうに思います。  そういって、区民の皆さんが快適に安心して時間も気にすることなく利用できるのが、それが本当にめぐりんのよさだというふうに思っていますので、ぜひともこれから地域の皆様の声をできるだけ多く吸い上げていただけるように、要望させていただきます。お願いします。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 今回のこの実験については了承したいなというふうに思うんですが、そもそもこういう見直しの機会のときに、やはり事業費の抑制という視点がありますよね。今現状、このめぐりんというのは、どのぐらいの年間の事業費なのか、まずそれを教えていただきたいんですが。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 運行負担金という形の中で、事業者にはお払いしていますので、そのお支払い額でよろしいでしょうか。 ◆河野純之佐 委員 はい。 ◎石川洋二 交通対策課長 約1億7,000万円ほど、運行事業費としてはお支払いしているという現状がございます。  あと、毎年、例えば車両を購入したりする場合には、ことしはないんですけれども昨年度は4台購入しておりますので、昨年度はプラス1億円かかっているとか、そういった経費の増減はございますけれども、平均的には運行経費として負担している分については1億7,000万円強でございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 今回、この実証実験をやって、そのとおりこれ進めるとしたら、事業費というのは今後どうなるんですか。上がるんですか、それとも下がるんですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 今、現状のまま、これは今回の実験の中では車両台数、あるいは運行している台数については増を見込みませんでしたので、そのままの数字でいけるものと今考えております。ただ、今後、今回の実験でもそうなんですけれども、そこの部分についてをどのように対応するかによっては、多少の変化は出てくる可能性はあります。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 そもそもめぐりんのスタートはやはり地域における交通不便地域の解消という大きな目標があったと思うんですよね。当然、やはり区民の利便性を上げるというのは、大変重要なことであって、先ほどから皆さんからいろいろとタイムテーブルどおりになっていないとか、いろいろなご要望とか出てくるんですけれども、これ全て対応していったら、なかなかやはり事業費との絡みも考えると、非常に厳しいなというふうに私思います。  このコミュニティバスというのは、23区の中でほかの区もやっております。ほかのコミュニティバスというのは、それなりに事業費がかなり抑制されたところもありますし、プラスを出している自治体もありますので、今後、その辺の事業費との兼ね合いもよく考えながら私は進めていっていただきたいというふうに要望だけしておきます。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 何点も聞かせていただきます。  まず、コミュニティバスの意義、先ほど河野委員からも交通困難者への対応ということが出ましたけれども、過去の委員会の中での答弁でも交通困難者への対応とか、交通の不便な地域の解消という答弁がありましたけれども、今もその考えはお変わりはないんでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 めぐりんの運行につきましては、平成9年度から取り組みをさせていただいております。その時点の考え方としては、やはり、台東区につきましては公共交通の整備の水準は高いものの、やはり高齢者の増加、あるいは一部の地域で整備水準が一部足りていないというところがございますので、そんな潜在的なところを補うための交通体系を見直す必要があることから、めぐりんを走らせております。  ただ、このめぐりんを走らせてもう15年たって、台東区の現状も変わってきたというところで今回の社会実験に取り組ませていただいている。その取り組みの考え方が先ほど早川委員にご答弁させていただいた内容でございます。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 高齢者の方たちがふえていた、そういう時期も確かにございましたんで、そういう方たちからの声もたくさんあって、このコミュニティバスが生まれたのも知っています。  今回、このルート実証実験をするに当たって、実証実験をした後、区役所にはどういう、特に谷中の三崎坂のところも含めて、どういう意見が上がってきているのか、教えてください。 ○委員長 交通対策課長
    ◎石川洋二 交通対策課長 委員ご指摘のとおり、三崎坂の上りルートが、運行が休止されたことによって不便になったというご意見も含めて、あと、谷中の一部の地域から上野駅までの時間が長くなった、あるいはダイヤどおりに運行されていないといった苦情もありますけれども、一方で、根岸から上野桜木の保育園に登園しやすくなった、あるいは柳橋分院、日医大にアクセスがよくなって評価できる、あるいは根津周辺の住民の方からは、上野方面に行きやすくなったといったご意見もいただいているところでございます。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 苦情の中で、谷中、三崎坂を上るルートがなくなったことで、本当にまちの人は困っているんです。これはもう区長の事務所に何人の人が直談判に行ったか、もう区長に聞きたいぐらいです。もう本当に。  そんでね、この中で、まあ、それは区長、答弁できないですけれども、本当に谷中の坂の上に住んでいる人たち、これは高齢者だけではありません。障害を持った方もいます。子育て世代の方もいます。その方たちが日常の生活の中で非常に困っているのは、坂を上ってこないといけないというルートなんですよ。坂の上にはコンビニとファミレスと、買い物するところはそのぐらいです。坂の下に行かないと日常の買い物ができない、そういうエリアになってしまったんです、谷中は。  そこのところで、今先ほどの答弁の中で、便数の中で、約半分が戻るようになりますよという答弁ありましたけれども、1時間当たりでいうと、単純に2本なんですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 現状の今、間隔でいきますと、40分間隔ですので、1時間に1本、あるいは2本という形になります。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 1時間に1本ないしは2本が上るといったならば、日常の生活パターンから考えて、1時間1本、1回逃してしまったら時間帯によっては1時間待たなくてはいけないという状況が出ているわけではないですか。その点については、今後どのように、改善はしていこうという思いはあるんですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 今回の実験において、やはり高齢者の病院に通院という視点でいきますと、先ほど早川委員、あるいは松尾委員からも出ていましたとおり、日医大に通っているという実態も上がっております。ただ、うちでも今、事業者に、あそこの部分については1日どのぐらいの降車があるのかをカウントしていただいて、やはりまだ周知が余り足りていない現在でも多くの方が利用していただいているような実態がございますので、そういう実態と、今の谷中の実態を今後検討させていただきながら対応させていただきたいというふうに考えております。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 日医大に通っている方、私もつながりありましたのでお伺いしました。根岸の方です。めぐりんができて、このルートになってありがたかったと聞きました。今までどうやって通っていたのって聞いたらば、タクシーですと言いました。今まで1,500円強かかっていたところが100円と、タクシーで乗りかえて坂を上らなくてはいけないと。だから、そこをタクシー代は減ったけれども、ありがたかったけれども、まだまだ足りないんだよねという話を伺いました。  それで、日常の生活、これはもう通院ですからね、これはもう日常の生活の一部分ですけれども、日常の生活ですけれども、病院の通院というのはそういう毎日の日常ではないわけですよ。本来は毎日の日常のところに視点を上げていかないと、やはりそれは交通の利便性、生活の利便性というところは上がらないんですよ。本来は、今まであった4便全部を戻して、住民の声を聞くという体制はとらないんですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 先ほどもご答弁させていただきましたが、まだ社会実験の中で、今の日医大のところの乗降と、またいろいろな意見も来ておりますので、そちらも踏まえながら今後の対応を決めてまいりますので、現時点では今考えていないというところでございます。 ○委員長 鈴木副委員長。 ◆鈴木昇 副委員長 この案件については了承することはできません。そういう意味ではね、やはり……           (「できない・・・」と呼ぶ者あり) ◆鈴木昇 副委員長 いや、今、皆さんが、委員が、委員の中で全員の意見を吸い上げることが必要だという、私の主張に対してそんなことできないんではないかと、外野からのがやがありましたけれども、なるべくそれに近づけるような体制をとるというのが行政あるべき姿ではないんですか。これを強く、これは強く考えていただきたいと思いますよ。  やはりお金が1億7,000万円、約2億円かかる。2億円が台東区の収支の中でどれだけのウエートを占めているのか、これから決算委員会も含めてやっていきますけれども、必要なところに必要なお金を出すというのは当然のことなんですよ。そういう姿勢が今回のこの戻りというところでいったら、谷中地域だけではないですよ。観光に来た人たちも言っていましたよ。せっかく今まで上がれていたのが、お寺参りして、その後、上っていって、浅草方面に行くのがえれえ遠回りになってしまったなと。あるご高齢の方は、この実証実験を知らないでバスに乗ってしまって、お風呂屋の前から、あれと思ったら、池之端につれていかれてしまって、ずっと帰ってこれずに80分乗って、めぐりんで帰ってきたと。その方、よく頑張りましたねと声かけましたよ。  日常の生活の中ではね、本当に買い物に行って、両手に荷物を持って坂を上ってきているんですよ。途中のお寺さんの参道の山門で腰かけて休んでいるんですよ。そういう状況があるということをぜひ認識していただきたい。これから実証実験あって、1時間に一、二本戻します、その後、区民の声聞いて、どういうルートがいいのかというのを十分聞いていただきたい。来週の月曜日だったかな、交通対策の何か公聴会があると認識をしていますけれども、そういうところでも問題意識として持っていただいて、区民の声を聞かないとだめだということは申し伝えて、この件については、申しわけないですけれども、了承できません。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 非常に今回、病院めぐりんという一つの視点を持って、区民の利便性を非常に高める新ルートのこの実証実験をしていただいているなということにはまず感謝申し上げます。  中でも、この南部で柳橋のめぐりんの延伸につきましては、地元の望月さんも含めて、私たちも本当にいろいろなところから都度都度声をいただいて、もう離れ小島よね、私たちというのをさんざん言われましたけれども、今回も本当に皆さんから感謝の声はいただきます。非常に生活がね、時間で来るので、そこの時間に合わせて乗っていけば生活のリズムができてくるわけですから、そういう意味では非常に利便性が高まったという喜びの声をたくさんいただいておりますことをまずご報告させていただきたいと思います。  やはり、公共交通ですので、そういう意味においては、一人一人の利便性を高めるというの、もちろんなんですけれども、やはりバランスということも考えていく必要があると思います。やはり皆さんの大事な税収を使わせていただいている。その中でのこの公共交通であるということを踏まえて、しっかりと了承していきたいと思っております。以上です。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 この間ちょっと私、都バスに乗ったときに、旅行客が今非常に多いですよね。たまたまなんですけれども、私乗ったところが東京駅だったんですけれども、そのときにいわゆる旅行かばん、旅行のキャリーバッグ、それを持った旅行客が15人ぐらい一気に同じバスに乗ったんですね。そしたら、東京駅から蔵前までの間で、途中で乗ろうとしているお客さんが乗れないんですね、乗れない。今、そういうような、めぐりんに関してキャリーバッグのお客さんが乗ったばかりに満員になってしまって乗れないとか、そんなようなことは起きないんですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 今現在、苦情としては上がってきていない。実態としてはまだ把握していませんけれど、苦情としての件数としては上がってきていないというところでございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 現状はないということであれば、それはいいというか、問題なければいいんですけれども、今後そんなようなこともやはり想定しながら、そういうときのやはり対応についても考えておいたほうがいいんではないかなというふうに言っておきます。 ○委員長 それでは、いろいろな意見ございましたが、台東区循環バス「めぐりん」の今回の実証実験については、多くの会派の皆様のご了承をいただいておりますので、ただいまの報告については、ご了承願います。  理事者からの報告は、以上であります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、本委員会の行政視察について申し上げます。  第19期議会運営に関する申し合わせ事項により、特別委員会の宿泊を伴う視察については4年間で2回とするとされております。4特別委員会の委員長で協議を行った結果、本委員会は今年度に行政視察を実施することとなりました。  つきましては、本件について、議長に実施の申し入れをいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、そのように決定させていただきます。  なお、視察が許可されましたら、視察日程等について正副委員長にご一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、そのように決定させていただきます。  時期については、第3回定例会終了後、第4回定例会までの間に実施したいと思います。詳細については、決まり次第、ご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。  なお、ご意見等がございましたら、正副委員長までお寄せください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 案件第1、交通対策及び地区整備について、その他ご発言がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 おはかりいたします。案件第1、交通対策及び地区整備については、重要な案件でありますので、引き続き調査をすることに決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で、案件の審議を終了いたしましたので、事務局次長に委員会報告書を朗読させます。           (吉本議会事務局次長朗読) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、交通対策地区整備特別委員会を閉会いたします。           午前11時32分閉会...